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千葉信 参議院議員
「本会議発言」(全期間)

千葉信[参]活動記録 : トップ選挙結果 | 本会議発言 | 委員会統計発言一覧質問主意書

千葉信参議院議員の在職時の本会議での質疑や答弁などの発言に関してまとめています。発言回数、発言文字数、発言時の役職、立場、各発言の冒頭部分の内容が掲載されています。
 委員会や各種会議での発言等については委員会統計発言一覧のページを参照してください。
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■発言統計  ■発言時役職  ■発言一覧


本会議発言統計(参議院)

在籍期
発言
文字数
議会役職
政府役職



11回
28661文字

 (うち議会役職
0回
0文字

 (うち政府役職
0回
0文字

27回
81456文字

 (うち議会役職
0回
0文字

 (うち政府役職
0回
0文字

7回
19454文字

 (うち議会役職
0回
0文字

 (うち政府役職
0回
0文字

15回
70403文字

 (うち議会役職
0回
0文字

 (うち政府役職
0回
0文字

0回
0文字

 (うち議会役職
0回
0文字

 (うち政府役職
0回
0文字

0回
0文字

 (うち議会役職
0回
0文字

 (うち政府役職
0回
0文字



参議院在籍時通算
60回
199974文字

 (うち議会役職
0回
0文字

 (うち政府役職
0回
0文字

※「議会役職」は議長、副議長など国会の役職、「政府役職」は大臣などの内閣、政府関係の役職が記録に付されていた場合を集計しています。


本会議発言時役職(参議院)

 在職時に参議院本会議での議会役職、政府役職の立場からの発言なし。

本会議発言一覧(参議院)

1期(1947/04/20〜)

第3回国会 参議院本会議 第15号(1948/11/26、1期、無所属懇談会)

○千葉信君 私は只今議題となりました寒冷地手当及び暖房用燃料手当支給促進に関する決議案につきまして提案の趣旨を御説明申上げたいと存じます。先ず最初決議案を朗読させて頂きます。    決議案   本院は、冬期における窮迫せる生活を救済するため、寒冷地帶居住官公廳職員に対し特別手当並びに北海道居住同職員に対し、暖房用燃料手当を支給するの要ありと認める。よつて政府はこれが補正予算を計上し、本國会に速かに提出せられんことを要望する   右決議する。  以上でございます  この寒冷地の官公吏に対する手当並びに燃料手当は、昨年度も本國会を通過いたしまして実施せられたことは、すでに御承知の通りでございます。……

第4回国会 参議院本会議 第10号(1948/12/12、1期、無所属懇談会)

○千葉信君 (「賛成討論もやれよ」「よく分るように話してやつて呉れ」と呼ぶ者あり)私は只今議題となりました公共企業体労働関係法案に対し、労働者農民党を含む無所属懇談会を代表いたしまして、ここに反対の意見を表明するものでございます。  敗戰以來三年、日本における労働運動は、その國内民主化と併せて、自己階級の福祉は同時に社会公共の中に保障せらるべきであるという確信を以て展開されて來たのでございます。資本家階級と、その買弁的立場をとる人々は、殊更に悪意に満ちた歪曲を以て労働運動の行過ぎを宣傳し、公共の福祉を乱るかのごとき言説を流布して來た。労働組合が常にどの如何なる爭議においても労働関係法の枠内に行……

第5回国会 参議院本会議 第20号(1949/04/28、1期、無所属懇談会)

○千葉信君 私は、只今議題となりました郵便法等の一部を改正する法律案に対し、無所属懇談会を代表いたしまして反対の意見を表明するものでございます。  反対いたしまする理由の第一点は、今次値上げの直接原因である郵政部門の独立採算制そのものが、從來の実驗に徴しましても計画的にも何ら自信も目算も立つておらないものだということが明白であるからでございます。このことは從來の常任委員会の質疑にもこれを窺い知ることができるばかりでなく、逓信省当局自体においても、電氣通信部門は独立採算が可能であるけれども、郵政部門はこれが不可能であり、二省分割後は当然一般会計からの若干の繰入れを計算に入れたものであるということ……

第5回国会 参議院本会議 第29号(1949/05/18、1期、無所属懇談会)

○千葉信君 只今議題となりました簡易生命保險及び郵便年金積立金の運用に関する決議案の趣旨を御説明申上げます。  先ず決議案を朗読いたします。    簡易生命保險及び郵便年金積立金の運用に関する決議   簡易生命保險及び郵便年金積立金の運用は、両事業の創始以來、その本質に鑑み、資金の地方還元、加入者の福利増進を第一義として、事業経営主体たる逓信省によつて行われて來たのである。然るに、現在本積立金は大部分大藏省預金部資金に編入運用されているために、事業の円滑な運営に阻害し、また地方公共團体等にあつては低利資金の融通を受けるに多大の不便を感じ、地方財政の運用に円滑をかいている状況であつて、本積立金の……

第5回国会 参議院本会議 第31号(1949/05/22、1期、無所属懇談会)

○千葉信君 私は只今上程になりました労働組合法案並びに労働関係調整法の一部を改正する法律案に対し、無所属懇談会を代表いたしまして反対の意見を表明するものでございます。  政府は本法施行三年有半の経驗に鑑みて本改正案を提案するものであると言うが、その経驗とは何か、飽くまでも日経連等の一部の資本家の買弁的立場に立つての経驗であり、本改正案は、政府の発表以來数次に亘つて修正を余儀なくされた事実、及び公聽会等における決定的惡評に鑑みても、輿論が背を向けていることは今や明白である。日本民主化にとつて頗る重大な影響を有するかくのごとき法律の改正に当つては、よろしく愼重に輿論の動向を省察して、可能な限り國民……

第6回国会 参議院本会議 第2号(1949/10/26、1期、無所属懇談会)

○千葉信君 本員は只今の羽生三七君の動議に賛成いたします。
【次の発言】 本員は内村議員の緊急質問に関する動議に賛成いたします。

第7回国会 参議院本会議 第32号(1950/03/24、1期、労働者農民党)

○千葉信君 本員はこの際、簡易保險郵便年金積立金の運用問題に関して緊急質問をすることの動議を提出いたします。
【次の発言】 簡易保險郵便年金積立金の運用に関する問題は刻下の非常に緊急な問題でございますので、関係各大臣に御質問申上げる次第でございます。  簡易保險、郵便年金の積立金は、戰時中より引続き大蔵省預金部において運用せられて参つたのでございますが、これを事業所管省であるところの郵政省に復元すべきであるという意見につきましては、第一国会以来愼重検討の結果、その主張が正当且つ必要であるばかりでなく、これを実行に移しても何ら差支ないという結論に到達いたしまして、第五国会において衆参両院共全会一……

第7回国会 参議院本会議 第35号(1950/03/31、1期、労働者農民党)

○千葉信君 私は只今上程になりました修正案に対しまして、労農党を代表して賛成意見を表明するものでございます。  そもそも本修正案の提案趣旨は、委員会における宇都宮登君の説明にもありまする通り、原案は理不盡だとは思うが、時間的にも、又客観情勢の展望からも、俄かに否決し去ることが必ずしも最善の方途ではなく、むしろ多少時日を藉しても最も適当な解決を望むというためのものでございまして、かかる意味における修正動議の趣旨には全く敬服すべき筋合があり、遅疑逡巡すべき如何なる理由もないところでございまして、ここに私は、はつきりと賛成の意思を表明するゆえんがあるのでございます。ただ併し、押して私が今日明らかにす……

第7回国会 参議院本会議 第36号(1950/04/01、1期、労働者農民党)

○千葉信君 私は只今上程になりました本案に対し、労農党を代表して反対の意見を表明いたします。  反対する理由の第一は、御承知のように三月三十一日まで実施されておりましたあの法律案に対して、昨日の本会議において満場一致七月三十一日までの延長を認めた諸君は、八月一日以降は当然に人事院勧告に副つて修正されなければならない、こういう意味における本院の全会一致の決議でございました。ところがその翌日、八月一日以降においては当然に修正されなければならないというその法律よりも、もつと悪い法律が本院に提案せられておる。先程の反対討論の諸君の意見の中にもございましたが、恐らく昨日までの法律よりももつと悪い法案に対……

第7回国会 参議院本会議 第45号(1950/04/24、1期、労働者農民党)

○千葉信君 私は労農党を代表いたしまして電波関係の三法案に対し反対の意見を表明いたします。  本案は、発達いたしました電波無線の現状に必ずしも適応し得ないところの従来の無線電信法に代つて、電波に対する法体系を確立、元来が国民のものであるところの電波をあまねく一般に開放して、公共の福祉を増進すると共に、併せて電波科学の向上発展を企図したものであり、その目的の限りにおいては、私はこれを諒とするものでありますが、併し仔細に本法案を検討いたしますると、必ずしも如上の目的を具現するために適切なるものでないばかりか、極言すれば、これは羊頭を掲げて狗肉をひさぐものであり、むしろ電波の開放は名ばかりであつて、……

第7回国会 参議院本会議 第48号(1950/04/29、1期、労働者農民党)

○千葉信君 公は只今上程になりました国家公務員の職階制に関する法律案に対し、労農党を代表いたしまして反対の意見を表明いたします。  反対いたしまする第一の理由は、本法案は国家公務員法第二十九條を事実上蹂躪しているという点でございます。御承知のごとく現行国家公務員法はマ書簡による修正において甚だしく歪曲せられ、殊に憲法第十四條に保障された政治的理由における行動の制限を初め、同じく第二十八條の団結する権利は、罷業権の剥奪によつてこれ又実際上労働権の否認と同様の悪法となつているのであります。にも拘わらず、若しも残された諸権利に対しても更に抑圧が加えられ、或いは又條文に関して公務員に不利な解釈が行われ……


2期(1950/06/04〜)

第8回国会 参議院本会議 第12号(1950/07/31、2期、労働者農民党)

○千葉信君 只今の須藤君の動議に賛成いたします。

第10回国会 参議院本会議 第2号(1950/12/16、2期、労働者農民党)

○千葉信君 私は労農党を代表して本案に反対をするものであります。(拍手)  去る一日の衆議院における公聽会で、前の大蔵省給與局長であつた今井一男君が次のように述べられておるのであります。若しも人事院の今度の勧告が民間賃金を標準としたものであるなら、少くとも一万二千円ぐらいが至当であつたはずだと、こう言つておるのであります。民間の現在における賃金指数、或いは八月におけるCPSの一二九という指数、それから本年一月におけるところの食糧四十二品目の一九三という指数、或いは又その地金商品が一九五という、殆んど二十三年七月に比べまして倍数に近い、こういう指数を考えますならば、私はこの今井一男君の言う一万二……

第10回国会 参議院本会議 第35号(1951/03/31、2期、労働者農民党)

○千葉信君 私は労働者農民党を代表いたしまして、本法案に反対の意見を表明するものでございます。  国家公務員等の退職手当に関する現行の法律は、過ぐる第七国会において、僅か二三日の期日を残す切羽詰まつた終末の二十五年の四月三十日に本人事委員会に付託せられ、十二分の審議を盡す余裕もなくして可決制定せられた経緯を持つものでございまして、今回も又前回同様法律の有効期限ぎりぎりに衆議院から送付せられて参つたものでございます。現在の法律を審議した第七国会における提案理由の説明によれば、昭和二十六年度以降においては退職手当に関する恒久的な制度が新たに制定実施されることとなつているので、従前の政令の規定をその……

第10回国会 参議院本会議 第40号(1951/05/11、2期、労働者農民党)

○千葉信君 私はこの際、給與ベース、地域給について緊急質問をすることの動議を提出いたします。
【次の発言】 私は、今日ますます窮乏のどん底に追い込まれつつある公務員論君の生活を、どうしてもこの際一般国民生活の水準に引上げることが刻下の緊要な問題であるばかりでなく、又、国としての行政能率全般にも至大な影響を及ぼす結果を憂え、ここに公務員給與の引上げ並びに地域給に関し、政府と特に人事院に対し緊急質問を試みる次第であります。  先ず第一に吉田首相に対して御質問申上げます。本年一月、休会明け国会において政府は次のごとき公約を国民に與えていることを想起せられたいのであります。即ち周東安本長官は、昭和二十……

第10回国会 参議院本会議 第42号(1951/05/18、2期、労働者農民党)

○千葉信君 私は労農党を代表いたしまして、只今上程になりました国家公務員災害補償法案に反対をするものであります。  反対いたしまする第一の理由は、本法案をつぶさに検討いたしました結果によりますと、單なる従来の関係諸法令の改廃統合に過ぎない。従つて先ほどの委員長報告にもありました通りに、労働基準法によりましたところの従来の災害補償の域から一歩も出ておらない立法がなされようとしておることでございます。申上げるまでもなく、労働基準法の場合におきましては、一般の労働者諸君は、その保有する争議権或いは団体交渉権を行使して、常に労働基準法の最低の線よりも遥かに有利な條件を約束されているのが現状でございます……

第10回国会 参議院本会議 第50号(1951/05/31、2期、労働者農民党)

○千葉信君 私はこの際、一般職の職員に対する地域給に関する緊急質問をすることの動議を提出いたします。
【次の発言】 私は、国家公務員の勤務地手当の問題に関し、先に政府側より提出を明言されておりました支給地域の区分の法案が会期終末を目前にした今日未だ国会に提出されていないために、全国各地の公務員諸君の士気を阻喪し、その間に政府に対する強い不信の念を招来しつつある現状に鑑み、この際、政府の責任ある答弁を求めるために、緊急質問を行わんとするものであります。  戰後の激しい経済的変動、諸物価の高騰により、諸般の制度も又これに応じて大幅の改訂を加えられつつある今日、ひとり公務員の地域給に関しては昭和二十……

第10回国会 参議院本会議 第51号(1951/06/02、2期、労働者農民党)

○千葉信君 私は只今のカニエ君の動議に賛成いたします。
【次の発言】 私は只今上程せられました現業職員の特別俸給表制定に関する各派共同提出決議案の提案理由を御説明申上げます。  先ず案文を朗読いたします。    現業職員の特別俸給表制定に関する決議案   郵政、電通、厚生、建設、農林等の現業職員は、現在一般職員と同一の俸給表を適用せられているが、現業は多く晝夜を分たず運行せらるる複雑な職務であり、且つ特殊の技能の習熟を要するため、職員が永く同一職務に従事することが必要である。   然るに現行制度は右特殊性に合致しないばかりでなく、同一職務に永く留まると級の昇格をしない限り給料が頭打ちとなり、現……

第10回国会 参議院本会議 第52号(1951/06/04、2期、労働者農民党)

○千葉信君 私は労農党を代表して、北海道開発法の一部を改正する法律案に反対をいたします。本法案は、仔細に検討いたしますると、形式上は一法律の改正案に過ぎないのでありまするけれども、実質的には單に北海道総合開発事業の執行方式の変化にとどまらずして、実に北海道における行政機構を根抵より覆えすものと断ぜざるを得ないのであります。(「その通り」と呼ぶ者あり)そもそも北海道におきましては、開発計画の進展と共に自治体が発達して来たものであり、今日においても依然として自治体たる北海道及び道内市町村行政の重要部分は開発計画の推進にあるのでありまして、これを除外したところの北海道における自治行政は全く考えられな……

第11回国会 参議院本会議 第3号(1951/08/18、2期、労働者農民党)

○千葉信君 私はこの際、給與ベース改訂に関して緊急質問をすることの動議を提出いたします。
【次の発言】 私はここに、公務員給與の改訂に関する勧告につき、労農党を代表して緊急質問をいたすものでございます。  私は、今度の国会が、成規の手続を以て要求された開催要求を殊更に無視して、山積している現下解決を迫られた多くの問題を無視して、單に全権承認のみに限定した政府の態度に痛憤を禁じ得ないものでありまするが、分けても、遷延を重ね来たつた公務員の給與べースを据置いて、公務員諸君が惨めな生活に喘いでいる実相に際会するごとに、今更ながら政府のこの問題に対する怠慢と人事院のだらしのない態度を糾彈せざるを得ない……

第12回国会 参議院本会議 第10号(1951/10/26、2期、労働者農民党)

○千葉信君 私はここに労農党を代表して、近く提出を予定される定員法、首切り問題に関する緊急質問を試みるものであります。  一体、行政整理、首切りなどというものがまじめに取上げられるためには、それをどうしてもやる必要があるという客観的な條件というものがなければならないし、又仕事の仕組が殊更に複雑化しているから、これを簡素化する必要があるとか、或いは仕事の割合に人が多過ぎるとか、或いは又国家予算の中における人件費の割合が過大であるとか、そういうことが先ず問題の提起されて来る前提でなければならないのであります。それから又こういうことをやるためには、それをやることができるような具体的な善後策なり或いは……

第12回国会 参議院本会議 第12号(1951/10/31、2期、労働者農民党)

○千葉信君 私は只今上程になりました料金の値上げに関する郵便法の一部を改正する法律案に反対を表明するものであります。「ベース・アツプをどうするのだ」と呼ぶ者あり)  反対する第一の理由は、根本において郵便事業に独立採算制をとるべきでないということであります。一通の葉書、一枚の新聞といえども、全国津々浦々の如何なる遠隔僻陬の地にもできるだけ早く配達に行かなければならないし、取集めにも又行かなければならないというような特別な公共事業は、その経費が赤字になるのはむしろ当然と言わなければならんのであります。即ち郵便料金のごときは、或る程度の国民負担の能力と、更に現状においては物価への影響等を考慮して一……

第12回国会 参議院本会議 第24号(1951/11/28、2期、労働者農民党)

○千葉信君 私は労農党を代表して、只今上程せられました三法案に対して反対いたします。  御承知のごとく、国家公務員の給與ベースにつきましては、昨年十二月人事院勧告にも達しない政府案による改訂が行われましたまますでに一年間を経過し、この間、生活費の半ばを占める主食の値上り、電気、ガス、交通費その他あらゆる物価の値上りにもかかわらず、公務員の給與は一月以来釘付けにせられたまま今日に至つておるのであります。この間、憲法に保障せられた団体交渉の権利さえ制限せられた国家公務員が最後の唯一の頼みとして待望した人事院の勧告が、遅れ駈せながらも本年八月に至つてやつと提出せられましたことも、すでに御承知の通りで……

第12回国会 参議院本会議 第26号(1951/11/30、2期、労働者農民党)

○千葉信君 私は只今上程に相成りました行政機関職員定員法の一部を改正する法律案の修正案に対して、労農党を代表して反対いたします。(「簡單に」と呼ぶ者あり)默れ。  反対いたしまする理由を申上げる前に、先ず第一に糾彈しなければならないのは、この法案を策定し上程するに当つての政府の不まじめ極まる態度についてであります。この政府が二十四年における行政整理に当つて、何と国民や国会に対して陳弁したか。「このたびはいろいろな事情から十分なる用意をするいとまがございませんでしたために、止むなく天引整理をやらざるを得なかつたが、今後は十分に行政機構の検討、事務簡素化を計画して、然る後、御納得が頂けるような、(……

第13回国会 参議院本会議 第3号(1951/12/15、2期、労働者農民党)

○千葉信君 私は国家公務員法等の一部を改正する法律案に関し、只今委員長の報告にもありました通り、修正議決せられました修正案に対し、労農党を代表して賛成の意見を表明するものであります。  先ず衆議院送付の原案について若干の検討を試みまするならば、その趣旨とするところは、委員長の報告にもありました通り、国家公務員法附則第十一條の規定に従い、国会職員の身分を従来の一般職より特別職に切替えることをその目的とするものでありまして、我々はその趣旨に対しては何ら反対の意見を差挟むものではございません。(「原案賛成」と呼ぶ者あり)むしろその目的とするところは極めて妥当なものであろうと賛意を表するものでございま……

第13回国会 参議院本会議 第8号(1952/01/28、2期、労働者農民党)

○千葉信君 私は労働者農民党を代表して質問をいたします。  先ず第一に申上げたいことは、首相は今度の施政方針演説においても、国民の最も聞かんとするところに触れず、ただ一般的、抽象的に、項目の羅列を以て当面を糊塗する不親切な態度に終始したということに遺憾の意を表したいのであります。このことについては、朝日新聞の「天声人語」においても、「チヤーチル氏やネール氏の議会演説が、日本とは縁の遠い異国のことでありながらも、我々の胸に訴える何ものかを持つているのに、日本の総理大臣の施政演説が日本国民の胸を打つものに乏しいとは、不可解なことであり、残念なことである」と評しております。(「その通り」と呼ぶ者あり……

第13回国会 参議院本会議 第15号(1952/02/20、2期、労働者農民党)

○千葉信君 私は只今の須藤君の動議に賛成いたします。

第13回国会 参議院本会議 第27号(1952/03/31、2期、労働者農民党)

○千葉信君 私は労農党を代表いたしまして、只今上程されました外務公務員法案に反対の意見を表明するものであります。  結論から先に申上げますれば、本法案は国家公務員法に定められた民主的な公務員制度に基本的な例外規定を設け、公務員制度の体系を紊乱し、人事院の権限を圧縮して、やがては、新憲法以前、即ち身分、利益等の公平なる保障を抹殺し、且つ無定量の勤務を要請せられた曾つての天皇の官吏を再現しようとするかに疑わざるを得ないものがあるのであります。即ち單なる国家公務員法の特例法としては余りにも基本的な例外規定が多く、例外規定というよりは、むしろ国家公務員法に矛盾し牴触する條項が随所に散見されるのでありま……

第13回国会 参議院本会議 第31号(1952/04/17、2期、労働者農民党)

○千葉信君 私は労農党を代表いたしまして、只今上程せられました在外公館に勤務する外務公務員の給與に関する法律案に対して反対いたします。  先ず反対理由といたしまして、本法案の中心である給與額について検討を加えますならば、その額は極めて多額でありまして、而もその額決定の根拠も基準も見出すことができないのであります。現在公務員の給與は、物価の趨勢、民間賃金、標準生計費等の状態から、国民の納得の行く合理性を要求されているのであります。然るに本法案によりますると、在勤俸の額については政府側より何ら納得の行く説明もなされず、曾つての封建時代と同じように、腰だめ式つかみ取りの給與の感が深いのであります。更……

第13回国会 参議院本会議 第39号(1952/05/14、2期、労働者農民党)

○千葉信君 私は労農党を代表して本法律案に反対いたします。反対する理由は、本法律案の内容をなしておりまする簡易保険の最高制限額が八万円では少な過ぎるものであつて、この程度の改正では甚だしく現状において不適当であるからであります。御承知のごとく簡易保險は、その契約数、その金額、その規模において、今や社会保障制度の一環として何人もこれを大きく評価せざるを得ない事業でございます。而も政府事業として後進国日本が世界にも比を見ない発展を遂げんとしていることは、社会保障制度の貧弱な日本においてたつた一つの誇り得べき事業なのであります。従つて我々は、この事業をして、真に合理的に、真に社会保障制度たるの実体を……

第13回国会 参議院本会議 第47号(1952/06/04、2期、労働者農民党)

○千葉信君 私は労農党を代表して本法案に反対いたします。  本法案は、只今の委員長報告にもありました通り、行政協定に伴い駐留軍の労務に服する者の身分、勤務條件等を規定するものでありまするが、この場合はいわゆる直接調達に基因するいろいろの悪影響から、例外措置として間接雇用とし、調達庁長官が法律上その給與や勤務條件等を決定するというのがその趣旨であります。併しながら、委員会における質疑によつても明らかなごとく、その調達庁長官の権限は、自己の責任と判定に基いて行われるのではなくて、單なる仲介者としての権限でしかないのであります。仲介者を長官にするということによつてこれは間接雇用だという形式がとられた……

第13回国会 参議院本会議 第48号(1952/06/06、2期、労働者農民党)

○千葉信君 私は労農党を代表いたしまして本案に反対いたします。勿論、私は両院協議委員諸君の連日の御努力に対しては敬意を表するにやぶさかではないのでありまするが、併しながら、この成案そのものは断じて賛同するわけには参らないのであります。  先ず第一にその理由としなければならないのは、成案の具体的な内容なるものが、両院協議委員の選任以前すでに政府の方針として我々が内交渉を受けたものと寸分変らないものだからであります。いや、むしろ「参議院の修正を尊重して」というのが、「修正の趣旨を斟酌して」と改められたことは、衆議院側、與党側の一歩前進であり、参議院側の一歩後退、譲歩だとさえ言い得るものであります。……

第13回国会 参議院本会議 第51号(1952/06/13、2期、労働者農民党)

○千葉信君 私は海上警備隊の職員の給與に関する法律案に対して反対いたします。(拍手)  基本的な反対理由から申上げますならば、もともとこの海上警備隊なるものの設置は、軍隊の創設であり、吉田首相流に言うところのいわゆる防衛力の漸増に籍口する戦力の保持だからであります。本院公聴会において自衛戦力は憲法違反ではないと放言した御用学者がおりますが、一体どこの世界に、攻撃のための戦力、侵略のための戰力を蓄わえると言う国がありましようか。世界のいずれの国でも、アメリカでも、ソ連でも、その他の如何なる国でも、侵略のための、攻撃のための軍備だと公言はしていないのであります。特に我々がここで銘記しなければならな……

第13回国会 参議院本会議 第65号(1952/07/09、2期、日本社会党(第四控室・左))

○千葉信君 私はこの際公務員の給與改訂等に関する緊急質問の動議を提出いたします。(「何のための議長だ」「こういう国会の運営に反対だよ」と呼ぶ者あり)
【次の発言】 この際、私は日本社会党第四控室を代表して、公務員給與の引上げ等に関して緊急質問をいたすものであります。  今日、日本における公務員諸君の待遇が不当に劣悪なものであることは、改めてここに申上げるまでもありません。一般の民間に比し三割以上も低位にあるということ、而もその引上げが常に手遅れの状態においてしか実現を見ないために、ますます窮乏の度が激しいこと、過労と栄養の関係から三十代、四十代の公務員から結核患者を続出しつつあるという特異な現……

第13回国会 参議院本会議 第66号(1952/07/11、2期、日本社会党(第四控室・左))

○千葉信君 私は日本社会党第四控室を代表して、日本電信電話公社法及び同施行法案に対する修正案並びに幾多不満の点を蔵しつつも同原案に賛成し、国際電気通信株式会社案に対しては、その修正案と共に反対の意見を表明いたします。  日本における電気通信の経営については国営によることが是か非であるかということについての論議は、勿論今日に始まつたことではありません。明治二十八年以来国会におきましてもしばしば問題になり、真劍に取上げられたところでありますが、併し、その都度、結論は常に現状にとどめることが最もよい方式であるということに落ち着いて参りました。然るに今日提案のごとき方針に政府が出て参つた最も大きな理由……

第15回国会 参議院本会議 第3号(1952/11/08、2期、日本社会党(第四控室・左))

○千葉信君 私は、この際、人事院勧告と給与ベース・アツプに関する緊急質問の動議を提出いたします。
【次の発言】 私は社会党第四控室を代表して、国及び地方公務員等の給与改訂について総理並びに関係閣僚に対してお尋ねいたすものであります。  第十四国会解散が抜打ち且つ非民主的な手続において行われ、更に又総選挙終了後、解決を迫られている内政外交上の重要問題を外に、吉田、鳩山首班争いと称する党内内紛に時を費し、ここに二カ月半に亘つて政治の空白を生ぜしめ、分けても政府が直接雇用者である全国二百万の公務員或いは準公務員諸君や、並びにその家族が解決を待ち望んだ給与の改善が、遂に今日まで放置されたことについては……

第15回国会 参議院本会議 第16号(1952/12/24、2期、日本社会党(第四控室・左))

○千葉信君 私は日本社会党第四控室を代表して、只今上程されておりまする三法案並びに修正案に反対し、特に一般職の職員の給与の法案に対しましては、八月一日、人事院より勧告されましたる勧告案の実施を強く主張するものであります。  反対いたしまする理由の第一は、基本的権利を主張することの限界に制限を加え、同時にその代償としてその保護機関、利益を擁護する機構の設置によつてその償いとする考え方に立つたものが人事院の勧告であり、勧告自体は、仲裁裁定等よりもその権威と比重において、より以上に使用者を拘束するものでなければなりません。そうでない場合は、この立法自体は、非民主的な立法に堕するほかはないということに……

第15回国会 参議院本会議 第22号(1953/02/04、2期、日本社会党(第四控室・左))

○千葉信君 私は日本社会党第四控室を代表して、政府の施政方針演説に対し、首相初め関係各閣僚に質問を試みるものであります。  吉田首相は今度の施政方針演説においても道義の高揚を説かれたのでありまするが、幾ら道義の高揚を叫ばれても、国民の先ず政治に対する信頼がなくしては、これを求めることはできません。外国機が領空の侵犯をしているという報道も、その成行きの重大さに国民が心を引かれているのを尻目に、首相初め与党が、挙げて党内派閥抗争、勢力争いに没頭しているのでありナす。外国機が領空を侵犯しているなどというのは、若し本当だというならば、これは昔、元寇前夜頻々と対馬海峡に外国船が現われたときにも匹敵いたし……


3期(1953/04/24〜)

第16回国会 参議院本会議 第26号(1953/07/24、3期、日本社会党(第四控室・左))

○千葉信君 私はこの際、人事院勧告に関する緊急質問の動議を提出いたします。
【次の発言】 私は、日本社会党第四控室を代表して、今回人事院より提出されました給与改訂の勧告に関連し、首相、蔵相並びに人事院総裁に対して質問を試みるものであります。  先ず浅井人事院総裁にお尋ねいたします。我々がこの問題を取上げるに当つて最も忿懣に堪えないことは、人事院がその提出時期に対して政治的考慮を加えたという点であります。昨年の勧告に当つては、五月現在における物価並びに民間給与等を基準として七月三十一日、国会終了ぎりぎりの段階において提出され、とかくの批判を受けたのであるが、併しそれでも基準となつた五月以降二カ月……

第18回国会 参議院本会議 第6号(1953/12/08、3期、日本社会党(第四控室・左))

○千葉信君 私は日本社会党第四控室を代表して、一般職給与法改正案ほか三案に対して反対の態度を表明するものであります。  改正案に対する主なる反対の第一の理由は、提案趣旨の説明にある、いわゆる人事院の勧告を尊重したものであるとの説明にもかかわらず、むしろ実質的には人事院の勧告を蹂躪し、加うるにその実施の時期さえも九カ月間のずれを見せ、甚だしく不利益な取扱をしている点であります。御承知のように人事院の勧告は、本年四月一日現在を以て一万五千四百八十円平均に切換をすべしという内容なのでありまして、これを政府は明年一月一日、これと同額の切換を行うというのでありまするから、四月から十二月までの規定に基く昇……

第19回国会 参議院本会議 第18号(1954/03/15、3期、日本社会党(第四控室・左))

○千葉信君 私は日本社会党を代表いたしまして、只今議題となりました政府機関職員定員法の一部を改正する法律案に対し、首相並びに関係閣僚に対して若干の質問をするものであります。  自由党内閣は、昭和二十四年以来今日まで大小とりまぜて実に九回に及ぶ定員法の制定、改正を行なつて来ておるのでありまするが、その目的とするいわゆる行政整理は、曾つてただの一度も成功したためしがないことは、あえて世評に待つまでもないところであります。  由来、行政整理の目的とするところは、それによつて人員の適正化を図り、国民負担の軽減を約束し、併せて行政機能の能率化を期待し得るものでなければなりません。この建前から言えば、毎年……

第19回国会 参議院本会議 第53号(1954/05/29、3期、日本社会党(第四控室・左))

○千葉信君 只今議題となりました京都府豊里村、福島県磐城市、愛媛県船木村、埼玉県西武町及び秋田県の地域給に関する請願五件につきまして、人事委員会における審査の結果を御報告申上げます。  これら五件の請願は、それぞれの地域における物価、生計費或いは市町村合併等の事情から、現行の支給割合を引上げ、又は新たに指定されたいとの要望であります。従来、この制度については合理的解決を図るために努力いたしておる次第もあり、委員会においては、これらの願意は、いずれもおおむね妥当なものであり、政府としては十分にこれを研究する必要ありと考え、所要の措置をできる限り速かに講ぜしめる必要があるものと認め、これを議院の会……

第24回国会 参議院本会議 第12号(1956/02/20、3期、日本社会党)

○千葉信君 私は日本社会党を代表して、ただいま提案されました憲法調査会法案に対し、首相並びに提案者にその疑義をたださんとするものであります。  鳩山首相は、口に友愛の精神を説かれる。しかし、鳩山内閣の施策に果して友愛の精神を見出すことができるか。政府はその防衛力の増強に当っても、国力の許す限度にこれを行う、果してそうであるか。今日経済の正常化が叫ばれ、企業の好転、貿易の黒字が謳歌されている一方において、国民生活はいかなる現状にあるでありましようか。国警本部の調査するところによりましても、二十九年度における国内の自殺者総数は二万九千七百九十四人、しかもその六割は、生活苦と病苦によるものであります……

第24回国会 参議院本会議 第25号(1956/03/26、3期、日本社会党)

○千葉信君 私は日本社会党を代表して本法案に反対いたします。  国民経済の自立と発展のため、立ちおくれたわが国の科学技術の振興が刻下喫緊の要務であることには、われわれも異存がありません。しかし原子力研究を頂点とするわが国の科学技術の行政が、もしもかつての科学技術院のごとく、それが独善に陥り、あるいは国民生活に寄与するよりも、その破壊に役立つがごとき角度の行政が行われる等に対しては、厳にこれを警戒し、あくまでも民主的に、公明に運営されるものでなければならないことも自明のことわりであります。そのためには科学技術庁の出発に当っては、その合理性、その民主性とともに、いやしくもその権限に明確さを欠いたり……

第24回国会 参議院本会議 第40号(1956/04/25、3期、日本社会党)

○千葉信君 私は、ただいま上程されました国家公務員等の旅費に関する法律の一部を改正する法律案に対し、日本社会党を代表して反対いたします。  反対の第一の理由は、提案の理由、すなわち改正の理由についてでございます。政府は、今回改正を必要とするに至った理由といたしまして、公務員が法律できめられて支給された旅費よりも下位の等級によって旅行しておることが多いからというのであります。しかしながら、その等級引き下げの根拠となった改正の唯一の理由に対し、その実証と実況に関する資料の提出を求められるに至って、ついに何らの資料も根拠もないというのでありますから、まことに不謹慎しごくであり、しかもその理由自体が、……


4期(1956/07/08〜)

第25回国会 参議院本会議 第6号(1956/11/19、4期、日本社会党)

○千葉信君 私はこの際、内政問題に関する緊急質問の動議を提出いたします。
【次の発言】 私はこの際、内政問題に関し、日本社会党を代表して、首相初め関係閣僚に若干の疑義をたださんとするものであります。  まず最初にお尋ねしたいことは、去る十七日、鳩山首相はわが党の岡田議員の質問に対して、政権授受については、私は社会党に譲る意思はない、鳩山内閣の延長ならば譲らなくてもよいと答えられました。私は、この答弁くらい不まじめで、しかも思い上った答弁はないと思う。二大政党対立の現在、内閣が辞職をすれば、反対党に政権を渡すのが、民主主義政治のルールであることは当然であるし、何人に政権を担当させるかは、国民の意……

第25回国会 参議院本会議 第7号(1956/11/26、4期、日本社会党)

○千葉信君 ただいま議題となりました性病予防法等の一部を改正する法律案、身体障害者福祉法等の一部を改正する法律案及び寄生虫病予防法の一部を改正する法律案の三法律案につきまして、社会労働委員会における審議の経過並びに結果を御報告申し上げます。  右、三法案は、いずれも第二十四回国会に提出されたのでありますが、十分に審議を尽すいとまがなかったため、継続審議に付せられた法律案でございます。  まず、性病予防法等の一部を改正する法律案について申し上げます。  性病予防法は、第二回国会において制定され、性病診療所費に対する国庫負担率は二分の一となっておりますが、第十九回国会において補助金等の臨時特例等に……

第25回国会 参議院本会議 第12号(1956/12/07、4期、日本社会党)

○千葉信君 私はこの際、先ほど安井君の提起されました動議について、藤田君の質問について行われた答弁の過程に、私とも社会労働委員会及び社会労働委員長の立場を故意に侮辱するがごとき発言のありました内容について、この際、事実を率直に申し上げて、一身上の弁解とする次第でございます。(拍手)  すなわち社会労働委員会における案件の、特にスト禁止法に関する質疑については渋滞をしていたということを、先ほど寺本君は言われました。与党の期待するがごとき渋滞が社会労働委員会の審議においてあったということを指摘されたのでございます。私は今回のスト禁止法の審議に当って、与党であろうと、緑風会であろうと、社会党であろう……

第25回国会 参議院本会議 第13号(1956/12/08、4期、日本社会党)

○千葉信君 ただいま議題となりました電気事業及び石炭鉱業における争議行為の方法の規制に関する法律附則第二項の規定により、同法を存続させるについて、国会の議決を戒めるの件の中間報告を行うのでありますが、与党諸君は、この瞬間に至るまで、果して委員長自身が報告を行うかどうかということについて、終始見通しに迷われ、あわてふためいた醜状は、今回の動議によっても暴露されております。そうして今この瞬間、ほっとしながら苦笑いを浮べているようだが、その与党席を前にして、私は激しい憤りと、あくまでも冷たい軽蔑の念を押し隠しながら、あえて、厳正公平な態度に終始しつつ、淡々とこの報告を行う覚悟であります。(拍手)  ……

第25回国会 参議院本会議 第16号(1956/12/13、4期、日本社会党)

○千葉信君 ただいま議題となりました医師等の免許及び試験の特例に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、社会労働委員会における審議の経過及び結果を御報告申し上げます。  御承知の通り、昭和二十八年三月以降の引揚者に対しましては、医師等の免許及び試験の特例に関する法律によって、従来とほぼ同様の特例措置を設けて来たのであります。この特例のうち、選考または特例試験による免許授与の措置は、昨年末をもって期限が切れ、国家試験の予備試験の受験資格を与える措置も、本年末をもって期限が切れることになっております。しかるに、日ソ交渉の妥結に伴いまして、なお当分の間は、ソ連または中共地区より引き揚げが行われ……

第26回国会 参議院本会議 第12号(1957/03/11、4期、日本社会党)

○千葉信君 ただいま議題となりました食品衛生法の一部を改正する法律案につきまして、社会労働委員会における審議の経過並びにその結果を御報告申し上げます。  本改正案は、去る第二十四回国会におきまして、政府より提出された法律案でありますが、自来、今国会に至るまで、本院において継続審査に付されていた法案であります。  まず、本法律案によるおもなる改正部分とその理由について申し述べます。  改正の第一点は、添加物の概念を明確にしようとしたことであります。近時、食品工業が飛躍的に発展したことに伴いまして、食品の製造の過程において添加使用されるものが、年とともに増加して参ったのでありますが、かかるものにつ……

第26回国会 参議院本会議 第22号(1957/03/31、4期、日本社会党)

○千葉信君 ただいま議題となりました健康保険法等の一部を改正する法律案、船員保険法の一部を改正する法律案及び厚生年金保険法の一部を改正する法律案につきまして、社会労働委員会  における審議の経過並びにその結果の概要を御報告申し上げます。   すでに御承知の通り、この三法案に  つきましては、去る第二十二及び第二十四国会におきまして、それぞれ一部改正法律案として提案されたのでありますが、いずれも審議未了となったの  であります。  まず、健康保険法等の一部を改正する法律案について申し上げます。   この改正法律案は、過ぐる第二十四国会において衆議院が修正されました部分を取り入れ、さらに一部負担金……

第26回国会 参議院本会議 第24号(1957/04/08、4期、日本社会党)

○千葉信君 ただいま議題となりました公衆衛生修学資金貸与法案外三件について、社会労働委員会における審議の経過並びにその結果を御報告申し上げます。  まず、公衆衛生修学資金貸与法案につきまして、提案の理由を御説明申し上げます。  公衆衛生行政の第一線機関である保健所の基幹職員ともいうべき医師及び歯科医師につきましては、その現在数は所要数を大幅に下回っている実情であります。かくては、結核予防を初めとする公衆衛生諸施策の実施に、また、ひいては医療保障制度全般の確立及び推進に重大な支障を生ずることが懸念されるのでありまして、この問題をより根本的に解決すべく、その一つの方法として、医学または歯学を専攻す……

第26回国会 参議院本会議 第28号(1957/04/22、4期、日本社会党)

○千葉信君 ただいま議題となりました児童福祉法の一部を改正する法律案及び自然公園法案につきまして、社会労働委員会における審議の経過並びにその結果を御報告申し上げます。  まず、児童福祉法の一部を改正する法律案について申し上げます。  今回改正しようとする要点の第一は、児童福祉施設の一種として新たに精神薄弱児通園施設を設け、これに必要な事項につき規定したことであります。精神薄弱の児童は、健来もっぱら児童福神施設の一つである精神薄弱児施設に入所させ、これをいわゆる二十四時間収容して、その保護指導を行なっていたのでありますが、今回さらにその対策の強化をばかるために、精神薄弱児中、通園可能な児童を日々……

第26回国会 参議院本会議 第30号(1957/04/26、4期、日本社会党)

○千葉信君 ただいま議題となりました旅館業法の一部を改正する法律案につきまして、社会労働委員会における審議の経過並びにその結果について御報告申し上げます。  旅館業に対する規制は、従来単に施設面についてのみ、しかも主として公衆衛生上の見地から行なってきたのでありますが、旅館業法の本来の性格から考え、特に最近は、一部の地域におきまして、教育上からも種々批判されるような事例も生じ、かたがた家庭の延長としての利用者の静穏なる宿泊をはかる上から、また、快適な生活環境を造成する上からも、旅館業に対しては、風俗的見地をも加味した規制を加える必要が生じたというのが、この法律案の提案理由であります。  改正案……

第26回国会 参議院本会議 第32号(1957/05/08、4期、日本社会党)

○千葉信君 ただいま議題となりました美容師法案につきまして、社会労働委員会における審議の経過並びにその結果を御報告申し上げます。  近年、美容業界の実態は、国民の保健衛生とともに、その技術的な分野もいよいよ高度な理論と知識とを必要とするに至ったのであります。現行の理容師美容師法において、美容業を理容業とともに一括処理することは、最近の実態からかんがみて、斯業の発展の上からも考慮を要し、また、保健衛生の立場からも幾多の不便が生ずる憂いなしとしないのであります。ことに、美容技術の範囲も、パーマネントを主体とした頭髪調整の段階から全身美容にまで進歩発展し、幾多の高級で複雑な成分を有する薬物の使用がひ……

第26回国会 参議院本会議 第37号(1957/05/17、4期、日本社会党)

○千葉信君 ただいま議題となりました引揚者給付金等支給法案につきまして、社会労働委員会における審議の経過並びに結果を御報告申し上げます。  まず、本法案提出の理由並びに法案の内容について説明いたします。  過般の大戦の終結により、きわめて多数の同胞がその生活の本拠とする外地から、ほとんど無一物になって引き揚げ、縁故の乏しい内地で生活の再建をはからねばならなかったのでありまして、内地の戦災者等に比較いたしましても、その再起更生にさらに大きな障害があったことは、あらためて申し上げるまでもないところであります。これら引揚者に対しましては、その実情にかんがみ、応急的な援護が行われるとともに、住宅の供与……

第30回国会 参議院本会議 第3号(1958/10/01、4期、日本社会党)

○千葉信君 私は、昨日行われました首相並びに外相の施政方針演説に対しまして、ここに日本社会党を代表して、若干の質問を試みるものであります。  まず私は、日米安保条約の問題について、政府の御所見をただしたいと思います。藤山外相は、九月十一日、ダレス長官との間に日米安保条約の改訂問題等について会談し、その共同発表で、「藤山外相は、安保取りきめを新時代に完全に適合するよう調整する目的で再検討することが得策であることを指摘した。両国政府は、この問題について、藤山外相の東京帰任後、外交経路を通じてさらに協議することに意見一致した」旨、報ぜられているのであります。私どもは、この日米安保条約の改訂という、わ……

第31回国会 参議院本会議 第12号(1959/02/13、4期、日本社会党)

○千葉信君 ただいま議題となりました科学技術会議設置法案外一件につきまして、内閣委員会における審議の経過並びに結果を御報告申し上げます。  まず科学技術会議設置法案について申し上げます。  政府が科学技術会議を設置する理由として説明するところによりますと、最近における世界の科学技術は著しい進歩を来たしているが、このようなときに際し、天賦の資源に恵まれないわが国が文化と経済の発展を期するがためには、科学技術の画期的な振興をはかるほかに方法がないことは明らかであるので、政府は、科学技術振興の国家的重要性を深く認識し、従来、科学技術振興の諸般の施策を推進し来たったが、従来の施策が、総合性という面にお……

第31回国会 参議院本会議 第20号(1959/03/27、4期、日本社会党)

○千葉信君 ただいま議題となりました科学技術庁設置法の一部を改正する法律案ほか一件につきまして、内閣委員会における審議の経過並びに結果を一御報告いたします。  まず、科学技術庁設置法の一部を改正する法律案について申し上げます。  科学技術庁の現在の機構が、科学技術に関する基本的かつ総合的な政策の企画立案という面では必ずしも十分とは考えられないので、これをよりよい体制に編成することにより、科学技術振興に関する政府の施策の遂行をさらに周密なものとするとともに、あわせて、科学技術会議の発足後、同会議の円滑な運営に資するため、また、これに加えて、現在ますます複雑膨大化する原子力行政に対処するため機構の……


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データ更新日:2022/12/09

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