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藤山愛一郎 衆議院議員
「本会議発言」(全期間)

藤山愛一郎[衆]活動記録 : トップ選挙結果 | 本会議発言 | 委員会統計発言一覧議員立法質問主意書

本会議発言歴代TOP500(衆)
177位

本会議発言(政府役職)歴代TOP50(衆)
42位
28期TOP10
6位
30期TOP25
15位
28期(政府)TOP5
2位
29期(政府)TOP25
14位
30期(政府)TOP10
10位

藤山愛一郎衆議院議員の在職時の本会議での質疑や答弁などの発言についてまとめています。発言回数、発言文字数、発言時の役職、立場、各発言の冒頭部分の内容の一覧が掲載されています。
 委員会や各種会議での発言等については委員会統計発言一覧のページを参照してください。
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ページ更新日:2024/02/08
データ入手日:2023/12/26

■発言統計  ■発言時役職  ■発言一覧


本会議発言統計(衆議院)

総合

在籍期
 
発言
順位
文字数
順位
 

28期
(1958/05/22〜)
発言数
22回
6位
発言文字数
48247文字
6位
TOP10

29期
(1960/11/20〜)
発言数
11回
22位
発言文字数
13583文字
78位

30期
(1963/11/21〜)
発言数
21回
13位
発言文字数
29492文字
15位
TOP25

31期
(1967/01/29〜)
発言数
0回
-
発言文字数
0文字
-

32期
(1969/12/27〜)
発言数
0回
-
発言文字数
0文字
-

33期
(1972/12/10〜)
発言数
0回
-
発言文字数
0文字
-


衆議院在籍時通算
発言数
54回
99位
発言文字数
91322文字
177位
TOP500

※「発言」は発言が記録された本会議の数、「文字数」は発言として記録された文字の総数を示しています。


役職別

在籍期
議会役職
発言回数 発言文字数 順位
政府役職
非役職

28期
議会
0回
0文字
-
政府
22回
48247文字
2位
TOP5
非役職
0回
0文字
-

29期
議会
0回
0文字
-
政府
11回
13583文字
14位
TOP25
非役職
0回
0文字
-

30期
議会
0回
0文字
-
政府
21回
29492文字
10位
TOP10
非役職
0回
0文字
-

31期
議会
0回
0文字
-
政府
0回
0文字
-
非役職
0回
0文字
-

32期
議会
0回
0文字
-
政府
0回
0文字
-
非役職
0回
0文字
-

33期
議会
0回
0文字
-
政府
0回
0文字
-
非役職
0回
0文字
-


通算
議会
0回
0文字
-
政府
54回
91322文字
42位
TOP50
非役職
0回
0文字
2586位

※「議会役職」は議長、副議長など国会の役職、「政府役職」は大臣などの内閣、政府関係の役職が記録に付されていた場合を集計し、「非役職」は議会役職、政府役職いずれでもない場合を集計しています。


本会議発言時役職(衆議院)

28期
外務大臣政府、第29回国会)

29期
経済企画庁長官政府、第39回国会)

30期
経済企画庁長官政府、第49回国会)

※国会会期は各選挙期中で最初にその役職での発言が記録された会期を示しています。


本会議発言一覧(衆議院)

28期(1958/05/22〜)

第29回国会 衆議院本会議 第5号(1958/06/18、28期、自由民主党)【政府役職:外務大臣】

○国務大臣(藤山愛一郎君) ILO条約のことについての御質問でありますが、本年二月から三月にジュネーヴで開かれました第百三十八回ILOの理事会におきまして、今後、結社の自由に関する各国の実情の調査をして、それを定期的に理事会に報告し、その理事会の報告を総会において審査するという事務局長案が採択をされました。ただ、今回の場合におきましては、まだ日本に実情調査部が来るとも決定しておりませんし、また、総会の議案にそういう種類のものが載っておりません。(拍手)     〔国務大臣寺尾豊君登壇]
【次の発言】 日中貿易の問題につきましては、ただいま通産大臣が貿易の見地からも言われましたように、日本といた……

第30回国会 衆議院本会議 第2号(1958/09/30、28期、自由民主党)【政府役職:外務大臣】

○国務大臣(藤山愛一郎君) 第二次岸内閣の成立に伴いまして、私は再び外務大臣に就任いたしましたので、今後におけるわが外交の進路を定めます上からも、わが国と最も深い関係にある米国を訪問し、日米間の基本問題に関して意見の交換を行うことを適当と考え、また、この機会に国連その他において常に協力的な関係にあるカナダよりの招待を受けることといたしまして、今般ワシントン及びオタワを訪問いたしました。  カナダにおきましては、ディーフェンベーカー首相を初め、スミス外相、フレミング蔵相及びチャーチル通産相と会談をいたし、現在の国際情勢に関し率直な意見の交換を行うことができました。  この会談におきましては、国連……

第30回国会 衆議院本会議 第3号(1958/10/01、28期、自由民主党)【政府役職:外務大臣】

○国務大臣(藤山愛一郎君) 安保条約の改訂の精神と趣旨につきましては、すでに総理から説明があったと思います。私は、その総理大臣の趣旨にのっとりまして、先般ダレス長官とこの問題について会談をいたしたわけでございます。ただいま勝間田君の御指摘のような点は、すでに十分ダレス氏に話をしておりますから、御安心いただきたいと思います。(拍手)  ただいまワルシャワにおいて行われております米中会談の結果、国連に持ち込むことを主張するのが、何か悪いようなお話でありまして、むしろ、米中外相会談を開くことに日本が努力したらどうだという御質問のように承わったわけでありますが、今日、米中会談がワルシャワにおいて開かれ……

第31回国会 衆議院本会議 第9号(1959/01/27、28期、自由民主党)【政府役職:外務大臣】

○国務大臣(藤山愛一郎君) 第三十一回通常国会の再開に際しまして、政府の外交方針を明らかにいたしたいと思います。  過去一カ年間の国際情勢を顧みますれば、戦後久しきにわたる東西両陣営の対立は、根本的には何ら緩和しておりませんし、世界は依然として、東西両陣営の力の均衡によって平和が保たれている状態であります。他方、その間における科学技術の急速な進歩発展は、ついに、人類がその活動を宇宙に広げる可能性をも予想せしめるに至ったのでありますが、同時に、大量破壊兵器の発達は、もし一たび人類がその進路を誤まって、かくも発展した科学技術を乱用するに至りますれば、人類の破滅をもたらす危険性をも招来しているのであ……

第31回国会 衆議院本会議 第10号(1959/01/28、28期、自由民主党)【政府役職:外務大臣】

○国務大臣(藤山愛一郎君) 核実験の禁止、核兵器の禁止、これらの問題につきましては、わが国といたしましては、被害国としての一人としても、国民の総意をもちまして、絶えずこれを主張して参ってきたわけであります。幸いにして、最近のジュネーヴにおきます国際会議におきましては、一般軍縮問題と切り離して、ソ連と英米の間に話し合いが進行するようになりつつありますのは、わが国の主張に近づいてきておるわけでありまして、将来これが結果を得ますことを私どもは待望し、かつ、その促進についてできるだけの努力を払つて参りたいと思っております。なお、平和利用を進めて参りますことは大いにやつて参らなければならぬことでありまし……

第31回国会 衆議院本会議 第11号(1959/01/29、28期、自由民主党)【政府役職:外務大臣】

○国務大臣(藤山愛一郎君) 北鮮帰国の問題につきましては、政府は、居住選択の自由という国際通念に基きましてこれを処理したい考えのもとに、ただいまその具体的方法を検討いたしておりますので、いずれその処置を決定いたすことにいたしたいと思います。  それから、ただいまお話のありましたフェドレンコ大使の暴行事件でありますが、私も、新聞を見まして驚きまして儀典長を直ちにソ連大使館に、事実の調査と並びにお見舞にやりましてそのときに留守をいたしております大使館員の儀典長に対するあいさつは、一時間ほど前にフェドレンコ大使から電話がかかってきて、新聞紙上等に出ておる報道のようなことはないのであるから、かえつて外……

第31回国会 衆議院本会議 第20号(1959/02/27、28期、自由民主党)【政府役職:外務大臣】

○国務大臣(藤山愛一郎君) ルバング島の密林の中に二人のわれらの同胞がおりますことは、まことに悲惨であり、残念でありまして、何といたしましてもこれを救出しなければならないことは、当然、故国におりますわれわれの義務だと考えます。政府は、今日までも数回救出の作業をいたしましたが、まだ目的を貫徹いたしておりませんことは、まことに残念であります。今後、なお一そうフィリピン政府の協力を得まして、一日も早く、生きてこれらの方々が故国に帰還されるように、われわれは最善の努力を尽して参りたいと存じております。  なお、その他の諸国におられます未帰還の方々の調査等につきましても、関係各国の十分な御支持をこの際あ……

第31回国会 衆議院本会議 第28号(1959/03/24、28期、自由民主党)【政府役職:外務大臣】

○国務大臣(藤山愛一郎君) 総理の御答弁のありました以外に、私に対する御質問は、賠償の金額等につきましての決定はどういう工合にして基礎的に考えてきたのかということだと思います。もちろん、賠償のことでありますから、その損害につきましては、人的、物的、もしくは、戦争中の、経済的と申しますか、無償で徴発したというような場合における損害、また、精神的な損害というものも考慮しなければならぬことは当然だと思います。ただ、日本といたしましても、賠償を支払います場合には、各国との賠償の額というものも考慮に入れなければなりませんし、また、日本の国力というものも考えのうちに入れて参らなければならぬと思います。従い……

第31回国会 衆議院本会議 第33号(1959/03/31、28期、自由民主党)【政府役職:外務大臣】

○国務大臣(藤山愛一郎君) 総理大臣並びに法務大臣の御答弁されました通りの見解に立っておりますので、私といたしましては、外交交渉を中絶することは考えておりません。(拍手)

第32回国会 衆議院本会議 第6号(1959/07/01、28期、自由民主党)【政府役職:外務大臣】

○国務大臣(藤山愛一郎君) 市会第二十三号は、ただいまお話のありましたように、五月十八日に公布されたわけでありまして、一九五五年発布されました百四十四号、その後にいろいろ追加されましたり修正されましたりした条文を一括して、今度は布令二十三号として出したわけであります。そうして、その内容につきましては、ただいま御指摘のありましたように、強化されたところもございますけれども、また同時に、被告人保護の点については、被告人の立場を十分擁護するようにいたしております。また、出版物は、従来許可制でございましたのを届出制にすることになっておりますので、そういう点もございます。そこで、五月十八日に出ました後、……

第33回国会 衆議院本会議 第3号(1959/10/28、28期、自由民主党)【政府役職:外務大臣】

○国務大臣(藤山愛一郎君) 本臨時国会の開会に際し、わが国の当面する外交上の諸問題と、これに対処いたします所信を明らかにいたしたいと存じます。  私は、本年九月初旬、国連総会に出席のため渡米いたしたのでありますが、ほぼ時を同じゅういたしましてフルシチョフ・ソ連首相の訪米が行なわれましたので、その直後に親しくハーター米国務長官とも会談をいたし、国際情勢全般とともに、今後の日米両国の関係につきましても、同長官と隔意ない意見の交換を行なうことができたのであります。  すでに本年初頭の通常国会に際しても明らかにいたしましたごとく、私は、わが外交の基調として、あくまでも平和外交を旨とし、このため国際問題……

第33回国会 衆議院本会議 第4号(1959/10/29、28期、自由民主党)【政府役職:外務大臣】

○国務大臣(藤山愛一郎君) ベトナムの賠償が、統一後は二重払いにならないかということでありますが、ベトナムの賠償は、統一後は当然統一政府に引き継がれるわけであります。二重払いにならないと存じております。また、それがベトナム全国民の利益になることでありますから、ベトナム統一に影響を及ぼすことはないと考えております。従って、現在撤回をする意図はございません。  日中国交の問題につきましては、先般の国会におきましても、機会があれば大使級会談を開きたいということを申しておりますが、しかしながら、現在の中共は非常に高姿勢であることは、皆さん御承知の通りであります。過去において、ユーゴに対しまして高い姿勢……

第33回国会 衆議院本会議 第5号(1959/10/30、28期、自由民主党)【政府役職:外務大臣】

○国務大臣(藤山愛一郎君) 去る五月十三日にサイゴンにおきまして、わが国とベトナム共和国の全権委員の間で署名いたされました日本国とベトナム共和国との間の賠償協定及び借款に関する協定の締結について御承認を求めるの件に関し、趣旨の説明をいたします。  ベトナムは、昭和二十六年九月にサンフランシスコにおいて平和条約に署名し、翌昭和二十七年六月には同条約の批准書を寄託いたしました。この平和条約の第十四条に基づいて、わが国がベトナムに対し賠償支払いの義務を負うこととなったことは、御承知の通りであります。よって、わが国といたしましては、べトナムとの賠償問題の解決をはかり、もって戦後のアジアにおける平和外交……

第33回国会 衆議院本会議 第6号(1959/11/10、28期、自由民主党)【政府役職:外務大臣】

○国務大臣(藤山愛一郎君) 日米安全保障条約改正交渉に関する現在までの経緯に関して御報告いたします。  安全保障条約の改正は、日米間の多年にわたる重要懸案でありましたが、一昨年六月、岸総理とアイゼンハワー大統領との会談において、当時の共同声明が明らかにしております通り、安全保障に関する諸問題を検討するため、日米安全保障委員会が設置されることとなり、この委員会は、同時に、安全保障の分野における日米関係を両国の国民の必要及び願望に適合するよら調整することを考慮する任務を与えられ、ここに安全保障条約改正への道が開かれたことは、御承知の通りであります。  自来、条約改正の問題に関し、日米間に非公式に意……

第33回国会 衆議院本会議 第12号(1959/11/27、28期、自由民主党)【政府役職:外務大臣】

○国務大臣(藤山愛一郎君) ただいまの御質問は、ほとんど御意見だと存じておりますけれども、御質問の部分は、全部、総理と同じように、私は外務委員会に出て答弁をいたしておりまして、同じ質問を受けておりますので、速記録をどうぞお読みいただきたいと思います。ただ、本日、それで触れておりません問題は、カンボジアが今日賠償を要求しておるということでございますけれども、そういうことはございません。  なお、英国作家グリーンの「おとなしいアメリカ人」という本を読んでおりません。  なお、私が委員会におきまして御説明申し上げましたことがおわかりにならないようでございます。先ほど、高田富之君の御発言がありまして、……

第33回国会 衆議院本会議 第14号(1959/12/01、28期、自由民主党)【政府役職:外務大臣】

○国務大臣(藤山愛一郎君) お答えいたします。  今回の飛行機は、アメリカの航空宇宙局の飛行機でございますけれども、海外におきましては、米軍の管理下に、その援助のもとに気象観測をいたしておるものでありまして、民間航空機ではございません。従いまして、ただいま御指摘のように、国籍表示の問題がございますが、御承知の通り、民間航空機につきましてはICAOの条約によりまして国籍表示することになっておりますけれども、同条約におきましても、国の飛行機についてはこれを除外されております。また、一九二二年十二月に、お話のありましたように、ヘーグにおきまして、六ヵ国が寄りまして、戦時法規の委員会におきまして、この……

第33回国会 衆議院本会議 第19号(1959/12/16、28期、自由民主党)【政府役職:外務大臣】

○国務大臣(藤山愛一郎君) 在日米軍の域外出動について、交換公文で事前協議と書いてあるが、事前同意にすべきではないか、という御意見でございますが、私どもといたしましては、協議が成立いたすためには同意が必要でありまして、その上に立って協議が成立するのでありますから、当然こういう了解のもとに仕事をいたしておるのでありまして、現在の通り事前協議で適当であると考えております。  また、吉田・アチソン交換公文は、朝鮮事変に関する限りにおいて有効であることむろんでございまして、それは国連軍協定を通じてみましても明らかでございます。従って、朝鮮事変が終了いたしますれば自然にこの交換公文は終わりますけれども、……

第34回国会 衆議院本会議 第3号(1960/02/01、28期、自由民主党)【政府役職:外務大臣】

○国務大臣(藤山愛一郎君) 第三十四回通常国会の開会に際し、外交方針に関する政府の所信を明らかにいたします。  最近における米ソ両国首脳の会談以来、東西間の緊張緩和のための努力の道が開かれましたことは、世界平和を念願とするわが国といたしましても、衷心歓迎するところであります。一歩を誤れば人類は滅亡のほかない今日、平和の保障なくしては、われわれは絶えざる不安におびえるほかないのでありまして、核兵器の唯一の被害者たるわが国外交の基調は、あくまでも絶対の平和を求めることにあるのであります。(拍手)しかし、現在なお欧州におけるベルリン問題を初め、アジア各地においても最近一連の憂慮すべき事態が発生してお……

第34回国会 衆議院本会議 第4号(1960/02/02、28期、自由民主党)【政府役職:外務大臣】

○国務大臣(藤山愛一郎君) 水谷議員の御質問、特に外交の問題につきましては、総理が確信を持って十分御答弁になりましたので、実は私の答弁を申し上げる余地はほとんどないと思うのでありますが、ただ、私の名前を特に指摘されまして言われました御質問の中で、事前協議の問題につきましては、御承知の通り、総理が言われました通り、協議が成立するためには意見の一致を見なければならぬこと、これ当然でございます。特に、今回の条約におきまして、事前に協議するという、「事前」という字を用いましたのは、この同意を前提とすること、もちろんなのでありまして、その意味から申しまして、われわれが同意しない以上は、この条約に違反して……

第34回国会 衆議院本会議 第5号(1960/02/03、28期、自由民主党)【政府役職:外務大臣】

○国務大臣(藤山愛一郎君) 総理がすでに御質問の三点について答弁をしておられますので、ごく簡単に申し上げたいと存じます。  ソ連の覚書に対するわれわれの意見を申し述べる回答は、数日中にこれを出したいと思っております。今日、ソ連が平和を望み、あるいは共存ということを言っておりますけれども、今日、世界のそうした目的を達成するためには、単に軍縮ばかりではだめなんでありまして、内政不干渉、また国際信義を守るということがなければ、ほんとうの平和と共存の道は得られないのであります。(拍手)その立場に立ちまして、ソ連にわれわれの意見を覚書として提出するつもりでおります。  なお、外交の基本構想につきましては……

第34回国会 衆議院本会議 第6号(1960/02/09、28期、自由民主党)【政府役職:外務大臣】

○国務大臣(藤山愛一郎君) 去る一月十九日にワシントンにおいて署名いたしました日本国とアメリカ合衆国との間の相互協力及び安全保障条約、及び、日本国とアメリカ合衆国との間の相互協力及び安全保障条約第六条に基づく施設及び区域並びに日本国における合衆国軍隊の地位に関する協定の締結について御承認を求めるの件に関し、趣旨の御説明をいたします。  安全保障条約の改正は、歴代内閣の重要な外交上の懸案でありましたが、昭和三十二年、岸総理とアイゼンハワー大統領との会談によりこれが改正の端緒が開かれ、さらに、昭和三十三年九月、私が故ダレス国務長官に対し改正交渉の開始を正式に申し入れ、同十月、これが改正の交渉を開始……

第34回国会 衆議院本会議 第22号(1960/04/15、28期、自由民主党)【政府役職:外務大臣】

○国務大臣(藤山愛一郎君) 私に対する御質問は、日米通商航海条約第十八条第一項に触れておらないかということでございますけれども、第十八条第一項は、御承知の通り、両国にありますカルテル協定等がもし通商に悪影響を及ぼした場合には、お互いに、一方からの要請によりまして協議をするということになっておりますので、これに触れておりません。元来、輸出入取引法は、輸出入の秩序を確立するものでありまして、現にその運用適正を得ておりますので、日米両国相互の貿易の健全な発展に資するところが多いのでございまして、アメリカ側もその点は十分認めております。  なお、外国との条約その他取りきめに違反するおそれのありますよう……


29期(1960/11/20〜)

第39回国会 衆議院本会議 第4号(1961/09/29、29期、自由民主党)【政府役職:経済企画庁長官】

○国務大臣(藤山愛一郎君) 私は、七月に企画庁長官の仕事をいたして以来、閣内において総理を補佐するために私が申した主張あるいは意見というものの一連をお聞きいただきますれば、成田君の質問に対する私のお答えとなろうかと思います。(拍手)

第39回国会 衆議院本会議 第5号(1961/09/30、29期、自由民主党)【政府役職:経済企画庁長官】

○国務大臣(藤山愛一郎君) 物価騰貴につきまして、御承知の通り、四・七%の上昇を見ましたことは、経済成長の段階におきましても、また国民生活の中におきましても、非常に重要な問題だとわれわれは考えております。従いまして、政府といたしまして、これに対して十分な対策を講ずるということはむろんでございまして、一般的な物価の運営につきましても、需給の関係を十分に調節して、そのために起こる物価値上がりというものは当然打開して参らなければならぬと思います。また、そのためには臨時的な措置等を講じて、そうしてその緊急事態を切り抜けて参る、あるいは木材等の関係におきまして打ちましたような諸般の手、あるいは緊急輸入と……

第39回国会 衆議院本会議 第16号(1961/10/27、29期、自由民主党)【政府役職:経済企画庁長官】

○国務大臣(藤山愛一郎君) 自由主義経済社会におきます株式というものは、民間経済活動の総合的な指標として現われてくるわけでありまして、政府の施策をどう受け取っておるかという一つの見方が、株価の上に反映してくると思います。従いまして、われわれといたしましては、株価の騰落というものに対しては、民間経済活動がどう動きつつあるかということを終始十分注意をして参らなければならず、それによって、ある場合には押えても参らなければなりませんし、また、沈滞した場合には刺激を与えていかなければならぬのでありまして、安定的に株価が進んで参ることが一番大事なことだと思います。私どもは、今回の事態に対して緊急的な金融措……

第40回国会 衆議院本会議 第3号(1961/12/22、29期、自由民主党)【政府役職:経済企画庁長官】

○国務大臣(藤山愛一郎君) 私に対する御質問は物価問題のようでございます。  そこで、物価問題というのは非常に重要な問題であること申すまでもございませんし、特に、来年度の経済の見通しにおきまして、消費者物価について二・八%の増を見込まざるを得なかったのは、私としても実ははなはだ残念に思うわけでございますが、しかし、これをどうしてもこの範囲内にとめて、本年のように見通しが著しく違わないように努力して参らなければならぬ、こう考えておるのでございます。  そこで、われわれといたしましては、この範囲内にできるだけやって参りますためには、諸般の政策がこの物価問題に相当広範に関係して参らなければならぬので……

第40回国会 衆議院本会議 第5号(1962/01/19、29期、自由民主党)【政府役職:経済企画庁長官】

○国務大臣(藤山愛一郎君) 私は、当面する内外の経済情勢とこれに対処いたしまする所信を明らかにいたしたいと存じます。  最近の経済情勢を見ますと、昨年来実施してきました景気調整策の効果がようやく経済の各分野に浸透しつつあり、卸売物価は全般に軟化し、出荷の停滞並びに製品在庫の増大傾向が現われ始め、民間企業の投資態度にも慎重さがうかがわれるようになって参りました。このように国内経済が落ちつきを取り戻すに従いまして、国際収支面では、輸出入信用状収支はかなりの黒字を示すようになって参りましたが、経常収支は、依然としてなお多額の赤字となっている実情であり、従って、国際収支の均衡回復には、なお相当の期間を……

第40回国会 衆議院本会議 第7号(1962/01/24、29期、自由民主党)【政府役職:経済企画庁長官】

○国務大臣(藤山愛一郎君) 物価の問題は本年度の非常に大きな経済問題でございまして、外貨の、国際収支を合わせる問題とあわせて、私は政府としても重大に考えて参らなければならぬ問題だと思っております。また、それによりまして国際収支の問題についても影響を受ける場合があろうかと思います。従って、これを十分に取り組んで参りますことが一つの課題だと考えておりまして、今後全力をあげてこの問題に対処して参りたいと思っております。ただ、物価の問題は、御承知の通り、今日短期的に消費者物価の動向に対して十分な施策を講じますと同時に、長期的な施策の上に立って物価問題を考えてみませんと、将来の経済成長の段階においても、……

第40回国会 衆議院本会議 第9号(1962/02/06、29期、自由民主党)【政府役職:経済企画庁長官】

○国務大臣(藤山愛一郎君) 新産業都市建設促進法案の提案理由とその要旨を御説明申し上げます。  わが国の経済が近時目ざましい発展を遂げつつあることは御承知の通りでありますが、今後引き続いて安定した経済成長を維持するためには、なお解決すべき幾多の課題をかかえているのであります。  なかんずく、京浜、阪神等の既成の大工業地帯における人口及び産業の過度の集中は、いわゆる過大都市化の問題として、工業用水の枯渇や地盤沈下等、生産面への弊害のみならず、住宅難、交通難等の生活面にまで深刻な弊害を惹起しつつあり、また、既成工業地帯へのこの集中傾向は、同時にそれ以外の地域との間にいわゆる地域格差を生ぜしめる原因……

第40回国会 衆議院本会議 第23号(1962/03/13、29期、自由民主党)【政府役職:経済企画庁長官】

○国務大臣(藤山愛一郎君) エネルギーの総合計画が必要であることは申すまでもございません。従いまして、所得倍増計画におきましても、昭和四十五年度を目途としてエネルギーの計画が策定されておるのでございます。なお、参考としては、付属資料ではございますけれども、エネルギー小委員会におきまして五十五年度までの数字をある程度参考に算出をいたしております。こまかい点は委員会等で申し上げたいと思います。  こういうことで、水力あるいは石炭、石油という関係におきますエネルギーの数的な分野におきます総合的なある程度の予想はされておりますが、同時に、それらのものがそういう変化をしていきます過程におきまする石炭の位……

第40回国会 衆議院本会議 第37号(1962/04/17、29期、自由民主党)【政府役職:経済企画庁長官】

○国務大臣(藤山愛一郎君) 産業が発達して参りますために、各般の施策が必要であることは申すまでもございませんが、産業の種類によりましては、大規模な形態を持たなければ運営できない産業もございますし、また、中小の形態をもちまして運営されることが適切な産業もございます。従いまして、政府といたしましては、大規模、中小あわせてそれぞれ十分その基礎が確立して参りますような助成方策を講じて参りますことが必要でございまして、従いまして、その方策が並行して進んで参るようにやって参りますために、中小企業の基本的な方策の一つの憲法が御提案になりましたことは、私ども喜びにたえないところでございます。従いまして、こうい……

第40回国会 衆議院本会議 第39号(1962/04/20、29期、自由民主党)【政府役職:経済企画庁長官】

○国務大臣(藤山愛一郎君) 今日直面いたしております経済の状況というものは、非常に重要な段階にあることは申すまでもございません。従いまして、政府も昨年総合対策を立てましてこの事態に対処して、これを無事に乗り切るべく努力をいたしておるのでございますが、しかし、その効果というものは、必ずしもまだ十分現われてきておらぬのも現実の事態でございまして、従って、九月の総合政策というものをゆるめることなしに十分努力をいたしまして、そうして経済の安定をはかって参らなければならぬ段階だと思います。今日、十二月危機が過ぎ、あるいは三月危機が過ぎたと申しましても、表面の静穏の状態にかかわりませず、裏面の経済界の状態……

第40回国会 衆議院本会議 第41号(1962/04/26、29期、自由民主党)【政府役職:経済企画庁長官】

○国務大臣(藤山愛一郎君) ただいま御可決になりました近畿圏整備に関する御決議につきましては、政府といたしましても、その御趣旨に沿いまして努力をいたし、実現して参りたいと考えております。(拍手)


30期(1963/11/21〜)

第49回国会 衆議院本会議 第4号(1965/08/03、30期、自由民主党)【政府役職:経済企画庁長官】

○国務大臣(藤山愛一郎君) 私に対する御質問は、物価問題と消費者米価の値上げの問題についてお尋ねがありましたので、その点についてお答え申し上げます。  今日の物価問題は、これは非常にむずかしい問題であることは申すまでもございません。これは、普通の状態から申せば、不景気であれば物価は低落する、これが普通の状況だと思います。しかるに、不景気であるにもかかわらず物価が上がっておるというのはなぜかといえば、これは構造上の問題から来ておるのでございまして、私は、今日の不況も、また今日の物価問題も、過去における高度の成長というものが、一部産業の高度成長を見ましたけれども、それにつり合って、中小企業なり、あ……

第50回国会 衆議院本会議 第3号(1965/10/13、30期、自由民主党)【政府役職:経済企画庁長官】

○国務大臣(藤山愛一郎君) 私は、当面する内外の経済情勢と、これに対処する所信を明らかにいたしまして、国民各位の御理解と御協力を得たいと存じます。  最近のわが国経済を見ますと、輸出は引き続き好編を持続しておりますし、また、株式や商品の一部には、このところ一高一低ながらも市況立ち直りの気配がうかがわれますが、他方、個人消費の伸びの鈍化、設備投資の沈滞などから、依然、国内需要は伸び悩み、産業活動も横ばいぎみに推移しております。したがって、一時のような深刻な不安感は薄らいできているものの、景気はなお停滞の域を脱したとは言いがたい状況にあると思われます。  政府は、先般来、不況の早期回復をはかります……

第50回国会 衆議院本会議 第5号(1965/10/16、30期、自由民主党)【政府役職:経済企画庁長官】

○国務大臣(藤山愛一郎君) 物価の問題についてお答え申し上げたいと思います。  ただいま原さんから御指摘になりましたように、消費者物価は年度初頭予想いたしました四・五%ははるかに上回っておりまして、先ほど総理が述べられました八月七・五%、全都市平均でございます。ところが、全国では八月までしか統計がございませんけれども、東京都の消費者物価指数を見ますと、九月は八・七%、これはむろん台風その他の影響が野菜等にあると思いますので、著しく高騰したと思いますけれども、しかし、この数字が示すように、われわれは、消費者物価のこの高騰につきましては、なみなみならぬ心配をいたしておるのでございまして、何としても……

第51回国会 衆議院本会議 第1号(1965/12/20、30期、自由民主党)【政府役職:経済企画庁長官】

○国務大臣(藤山愛一郎君) アジア開発銀行本店が日本に来ませんことは、私も代表として参りましたので、まことに遺憾に思うわけでございますが、平素われわれは、やはりアジア外交を考えます上において、日本がアジアの一員であるということを口に言いながら、必ずしも十分なお世話をしてなかったのじゃないかという反省を持つものでございます。アジアの各国はそれぞれ独立を達成すべく苦悶の努力をいたしておるのでございまして、その裏打ちとして、経済開発が必須の条件でございます。したがって、アジア各国におきますいわゆる唯一の先進国である日本は、もっとあたたかい気持ちをもって、そうして具体的に――これは金額の大小だとは私は……

第51回国会 衆議院本会議 第2号(1965/12/21、30期、自由民主党)【政府役職:経済企画庁長官】

○国務大臣(藤山愛一郎君) ただいま物価の問題と中小企業との関係についての御質問がございました。  消費者物価の問題につきましては、一般勤労者と同じように中小企業に影響することは、これは当然でございます。ただ、御指摘の点は、おそらく卸売り物価あるいは貨物輸送中の経費の増額その他等々の問題だと思います。国鉄あるいは郵便料金等を上げますことによりまして、中小企業の活動に影響があることはもちろんでございますけれども、その影響は必ずしも大きなものとは私ども考えておりません。むしろ、中小企業の対策としては、根本的に、今日高度成長の陰にあって十分な近代化も合理化も生産性の向上もできなかった中小企業が、その……

第51回国会 衆議院本会議 第7号(1965/12/28、30期、自由民主党)【政府役職:経済企画庁長官】

○国務大臣(藤山愛一郎君) 野間君の御質問に対してお答えを申し上げます。  今回の国鉄の運賃値上げがどの程度に物価に響くかということでございますが、大体CPIに対して〇・三二%とわれわれは推測いたしております。貨物に対しましての影響というものは、御承知のとおり、貨物には数千数百の種類がございまして、それから卸、小売り等の段階におきます影響を指数として出してまいりますことは、ほとんど不可能に近いものでございますが、先ほど運輸大臣が言われましたように、貨物の面に対する影響というのは、比較的数字的には少ないものではないかと思います。  それから、四十一年の物価を三%台に押えるということが朝日ジャーナ……

第51回国会 衆議院本会議 第10号(1966/01/28、30期、自由民主党)【政府役職:経済企画庁長官】

○国務大臣(藤山愛一郎君) 私は、当面する経済情勢と、これに対処する所信を明らかにいたしまして、国民各位の御理解と御協力とを得たいと存じております。  顧みますと、昨年は、従来にない深刻な不況に終始し、しかも、その中にありまして依然消費者物価は上昇を続け、企業にとりましても、また家計の面でも、まことに苦しい一年でございました。しかし、本年の経済は、昨年の暗い経済の延長であってはならないのであります。  私は、昭和四十一年の経済運営の目標を、次の三点に置き、これに積極的に取り組んでまいる所存でございます。  第一は、不況は一刻も早く克服し、第二は、消費者物価をすみやかに安定させ、第三には、わが国……

第51回国会 衆議院本会議 第13号(1966/02/02、30期、自由民主党)【政府役職:経済企画庁長官】

○国務大臣(藤山愛一郎君) 御答弁申し上げます。  長期展望に立った見通しを、中期経済計画を廃棄した以上当然つくるべきじゃないか、つくらないのかという御質問だと思います。私どもは、中期経済計画を廃棄することによって、将来五、六年の期間の経済運営、財政運営その他を見通して、一つの運営指針としての計画をつくってまいりたいということで、ただいま準備をいたしております。ただ、今回つくります計画は、企画庁がかねて統計を改善する作業の中で新推計を集めてまいったので、今回は、その新推計によってこれをつくってまいりたい、こう考えております。そうして、できました上は、過去のような計画よりも、むしろ今後の運営の指……

第51回国会 衆議院本会議 第19号(1966/02/25、30期、自由民主党)【政府役職:経済企画庁長官】

○国務大臣(藤山愛一郎君) 所得税減税と企業減税の乗数効果はどういうことであろうかという御質問でございます。  乗数効果を正確に出しますことは、見方によってたいへん違っております。したがって、かりに過去の傾向をとりまして、過去の数字の上に立って試算をいたしてみますにしても、専門家によっていろいろ乗数効果が違ってまいります。たとえばある人は、個人が〇・九だ、そうして法人が一・六だ。またある専門家は、個人が〇・六だ、そして法人が二・四だ、こういうような試算をする人もございます。しかし、過去のデータでこれを判断いたしますことは、私は、本年の場合には相当危険があるのではないかと思います。と申しますのは……

第51回国会 衆議院本会議 第21号(1966/03/03、30期、自由民主党)【政府役職:経済企画庁長官】

○国務大臣(藤山愛一郎君) お答え申し上げます。  物品税の減税につきましては、今回、御指摘のように、相当多くの種目にわたっておりますので、これが小売り段階において、最終消費者にこの減税の全額が免税されてまいりますれば、非常に消費者生活において有効であり、かつ、今日の一般的物価の高騰の際において適当な処置だと思いますので、私どもは大いに歓迎をいたしております。ただ、残念ではございますが、CPIに対する影響というものは、ごくわずかでございまして、計算も困難でございますので、私どもはいたしておりません。  それから、物価対策の特別機関をつくったらどうかという御意見でございますが、私ども企画庁に、消……

第51回国会 衆議院本会議 第24号(1966/03/08、30期、自由民主党)【政府役職:経済企画庁長官】

○国務大臣(藤山愛一郎君) お答え申し上げます。  国土総合開発計画の中で、森林資源の問題は重要でございますし、ことに土地利用の区分ということが計画に盛られなければなりません。したがって、森林につきましては、林野庁で二十六年から森林資源の調査をやっておられますけれども、経企庁におきましても、国土調査法に基づきまして、土地の分類調査を三十六年から始めました。まだ始めたばかりでございますから、八百平方キロから千平方キロと、毎年やっておりますので、今後これを続けてやってまいりたいと思います。(拍手)

第51回国会 衆議院本会議 第25号(1966/03/10、30期、自由民主党)【政府役職:経済企画庁長官】

○国務大臣(藤山愛一郎君) 私に対する御質問は、海外協力基金がどういうふうに海外鉱山に対して投資したかという御質問でございました。  投資しましたものは、いま通産大臣が言われましたペルーのチャピー銅鉱山へ十億一千五百万円の融資契約をいたしまして、現在二億二千九百万円の貸し付けをすでにいたしております。そのほかに探鉱調在費の融資という項目がございまして、これでもっていままでいたしたものは、ボリビアのカランガス、ギリシャのスクリーエス、チリのコプーチャ、チリのサンサムエル銅鉱山、こういうものがございまして、これはいずれも採鉱をしてみましたところが、起業をいたしますのに適当でない、あるいは採鉱の途中……

第51回国会 衆議院本会議 第26号(1966/03/11、30期、自由民主党)【政府役職:経済企画庁長官】

○国務大臣(藤山愛一郎君) 海外経済協力の問題は、非常にむずかしい問題でございます。ただいまDACの問題の御質問がございましたが、DACにおいて援助条件の緩和の決議がありまして、これに日本も賛成をいたしましたし、また、日本もたびたび国際会議に出まして、国民所得の一%に達するように努力しようと言っておりますので、われわれも、非常に困難ではございますが、その線に向かって努力をしていかなければ、国際関係の上においては立場が困るのではないかと思います。ただし、DACの決議の中においても、今日著しく厳重な条件をもって貸している国が急にこういうものを達成できないときには、三年間でどの程度のことまでできるの……

第51回国会 衆議院本会議 第28号(1966/03/17、30期、自由民主党)【政府役職:経済企画庁長官】

○国務大臣(藤山愛一郎君) 郵便料金の値上げにつきましては、十二月の九日に郵政審議会からの答申が郵政省に出まして、私どもそれ以来郵政省とともに検討をいたしたわけでございます。しかし、御承知のとおり、郵便料金は三十六年に若干の手直しを小部分いたしただけで、十四年間、今日まで据え置きでございます。今後も、今日の経済発展の状況から見まして、必ずしも料金の収入が非常に多くなろうとは考えられません。したがって、赤字が累積することになりますので、これを今日ある程度料金の引き上げによりまして補てんいたしますことは、やむを得ないことだと思います。特に、先ほど来お話がございましたように、郵便経費の中の七〇%が人……

第51回国会 衆議院本会議 第38号(1966/04/08、30期、自由民主党)【政府役職:経済企画庁長官】

○国務大臣(藤山愛一郎君) 中期経済計画をどうしてやめたかというお話でございますが、御承知のとおり、中期経済計画で想定しておりました事態と違った事態が現出しておりまして、公債政策の導入であるとか、あるいは消費者物価の異常な高騰であるとか、あるいは不況から立ち上がりをしなければならぬ、こういうような基礎的な問題が変わってきております。したがって、これら政策の上に立ちましてそうして新たな経済計画を立てますことが、より実情に適した、今後の均衡ある成長をもたらす指針となると思います。したがいまして、私どもは、中期経済計画を破棄いたしまして、新たなる経済計画をつくって、そうして均衡ある成長の指針といたし……

第51回国会 衆議院本会議 第41号(1966/04/15、30期、自由民主党)【政府役職:経済企画庁長官】

○国務大臣(藤山愛一郎君) マニラにおけるアジア開発銀行の設立会議におきまして、日本に本店誘致ができなかったことはまことに遺憾でございますが、その原因を要約してみますると、三つほどに言えると思います。  一つは、先ほど椎名外務大臣が言われましたように、日本は本店所在地をもらうのであって、私も、総裁は資金を運用する借り入れ国側の実情に即した国の方が出るのが適当ではないかということを各国代表に申しましたけれども、しかし、やはり本店をとったあと日本に総裁がいくのじゃないかというような心配がみなぎっておったことは事実でございます。  それから第二は、この会議にあたりまして、私ども今後考えなければなりま……

第51回国会 衆議院本会議 第42号(1966/04/19、30期、自由民主党)【政府役職:経済企画庁長官】

○国務大臣(藤山愛一郎君) 消費者物価の問題を扱います上において、野菜の価格の安定ということは非常に重要な問題でございます。したがいまして、野菜の出荷、供給と消費とを適合させ、かつ価格の安定をはかりますことは根本的に緊要な基礎的な問題でございますが、同時に、生産者のためにも消費者のためにも、中間経費ができるだけ削減されることが望ましいことは当然でございます。したがいまして、野菜価格の安定と同時に流通機構の改善をはかってまいらなければならぬと思います。したがいまして、本法律とあわせて、われわれは、行政施策として、中央卸売り市場の整備でございまするとか、あるいは取引自体の内容の改善でございますると……

第51回国会 衆議院本会議 第43号(1966/04/21、30期、自由民主党)【政府役職:経済企画庁長官】

○国務大臣(藤山愛一郎君) お答え申し上げます。  第一の質問は、物価に及ぼす影響から、これをやめるわけにはいかないかという御質問でございます。私どもは、今回の郵便料金の値上げをはじめといたしまして、一連の国鉄、私鉄等の問題につきましては、物価問題等も考慮いたしまして、十分内容を審査いたしますし、また、その物価に対する影響も勘案いたしまして、今日、案をつくりまして、そうして時期等につきましてもできるだけの考慮を払いまして、影響を最大限に回避し、しかも、その上に立って来年度の物価の上昇を押えていくという考えのもとに計画を立てておりますので、今日、私といたしましては、総理に対して、値上げを取りやめ……

第51回国会 衆議院本会議 第44号(1966/04/22、30期、自由民主党)【政府役職:経済企画庁長官】

○国務大臣(藤山愛一郎君) 経済見通しをつくります場合に、当然経済発展の一つの要因としての労働政策が十分に織り込まれなければならぬことはもちろんでございまして、その意味において、私どもは、今後見通しをつくります場合に、今回の雇用対策法等につきまして十分にその趣旨に応じ、経済の実態と調和しながら見通しをつくってまいるつもりでございます。  なお、わが国の将来にわたります労働力の完全雇用という問題につきましては、やはり企業がそれぞれの位置におきまして正当な発達を遂げてまいりますことによって達せられる道が開かれると思います。したがいまして、われわれ安定成長を庶幾しております者から申せば、企業間の格差……

第51回国会 衆議院本会議 第66号(1966/06/21、30期、自由民主党)【政府役職:経済企画庁長官】

○国務大臣(藤山愛一郎君) 三十七年に作成されました全国総合開発計画は、御承知のように漸次進んではまいってきておりますが、お話がございましたように・公害の問題でありますとか、あるいは地方財政の困難の問題でございますとか、そうした問題が出てきておりますので、われわれもこれに対して再検討の必要がございます。したがって、経済審議会の地域部会におきまして、望ましい地域社会のあり方等について検討をいたしておりますので、それらを含めまして、今後総合開発計画について再検討をいたしてみたいと考えております。  なお、国土総合開発法が二十五年に制定以来、地域開発の立法がたくさん出てまいりました。したがって、その……

第52回国会 衆議院本会議 第4号(1966/07/14、30期、自由民主党)【政府役職:経済企画庁長官】

○国務大臣(藤山愛一郎君) 私に対する御質問は二つあると思います。  一つは、物価対策上、根本的に管理価格と通貨の増発抑制に対してメスを入れなければいかぬが、それはどう思うかという御質問だと思います。公正な競争によりまして妥当な価格を形成していくということが、自由主義経済の中で非常に重要でございまして、その意味において、管理価格の問題は十分われわれも留意をいたしまして、そしてこれの改善をはかってまいらなければなりませんけれども、今日管理価格の実態を調べてみますと、多くは中小企業もしくは流通業関係の管理価格が多いのでございまして、それらに対しましては、やはり行政的に十分捕捉いたしていきまする方策……


※このページのデータは国会会議録検索システムで公開されている情報を元に作成しています。

ページ更新日:2024/02/08
データ入手日:2023/12/26

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