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渡辺美智雄 衆議院議員
「本会議発言」(全期間)

渡辺美智雄[衆]活動記録 : トップ選挙結果 | 本会議発言 | 委員会統計発言一覧議員立法質問主意書

本会議発言歴代TOP100(衆)
61位

本会議発言(政府役職)歴代TOP50(衆)
30位
34期TOP25
12位
36期TOP5
4位
37期TOP50
41位
38期TOP25
17位
39期TOP25
23位
34期(政府)TOP10
6位
36期(政府)TOP5
3位
37期(政府)TOP25
16位
39期(政府)TOP10
9位
38期(非役職)TOP10
7位

渡辺美智雄衆議院議員の在職時の本会議での質疑や答弁などの発言についてまとめています。発言回数、発言文字数、発言時の役職、立場、各発言の冒頭部分の内容の一覧が掲載されています。
 委員会や各種会議での発言等については委員会統計発言一覧のページを参照してください。
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ページ更新日:2024/02/08
データ入手日:2023/12/26

■発言統計  ■発言時役職  ■発言一覧


本会議発言統計(衆議院)

総合

在籍期
 
発言
順位
文字数
順位
 

30期
(1963/11/21〜)
発言数
1回
212位
発言文字数
4255文字
214位

31期
(1967/01/29〜)
発言数
5回
67位
発言文字数
6809文字
194位

32期
(1969/12/27〜)
発言数
0回
-
発言文字数
0文字
-

33期
(1972/12/10〜)
発言数
3回
114位
発言文字数
7524文字
147位

34期
(1976/12/05〜)
発言数
6回
33位
発言文字数
29365文字
12位
TOP25

35期
(1979/10/07〜)
発言数
0回
-
発言文字数
0文字
-

36期
(1980/06/22〜)
発言数
24回
7位
発言文字数
97326文字
4位
TOP5

37期
(1983/12/18〜)
発言数
8回
23位
発言文字数
9948文字
41位
TOP50

38期
(1986/07/06〜)
発言数
2回
109位
発言文字数
23456文字
17位
TOP25

39期
(1990/02/18〜)
発言数
5回
59位
発言文字数
21765文字
23位
TOP25

40期
(1993/07/18〜)
発言数
0回
-
発言文字数
0文字
-


衆議院在籍時通算
発言数
54回
99位
発言文字数
200448文字
61位
TOP100

※「発言」は発言が記録された本会議の数、「文字数」は発言として記録された文字の総数を示しています。


役職別

在籍期
議会役職
発言回数 発言文字数 順位
政府役職
非役職

30期
議会
0回
0文字
-
政府
0回
0文字
-
非役職
1回
4255文字
182位

31期
議会
0回
0文字
-
政府
0回
0文字
-
非役職
5回
6809文字
164位

32期
議会
0回
0文字
-
政府
0回
0文字
-
非役職
0回
0文字
-

33期
議会
0回
0文字
-
政府
0回
0文字
-
非役職
3回
7524文字
123位

34期
議会
0回
0文字
-
政府
6回
29365文字
6位
TOP10
非役職
0回
0文字
-

35期
議会
0回
0文字
-
政府
0回
0文字
-
非役職
0回
0文字
-

36期
議会
0回
0文字
-
政府
24回
97326文字
3位
TOP5
非役職
0回
0文字
-

37期
議会
0回
0文字
-
政府
8回
9948文字
16位
TOP25
非役職
0回
0文字
-

38期
議会
0回
0文字
-
政府
0回
0文字
-
非役職
2回
23456文字
7位
TOP10

39期
議会
0回
0文字
-
政府
5回
21765文字
9位
TOP10
非役職
0回
0文字
-

40期
議会
0回
0文字
-
政府
0回
0文字
-
非役職
0回
0文字
-


通算
議会
0回
0文字
-
政府
43回
158404文字
30位
TOP50
非役職
11回
42044文字
342位

※「議会役職」は議長、副議長など国会の役職、「政府役職」は大臣などの内閣、政府関係の役職が記録に付されていた場合を集計し、「非役職」は議会役職、政府役職いずれでもない場合を集計しています。


本会議発言時役職(衆議院)

34期
厚生大臣政府、第80回国会)
農林水産大臣政府、第87回国会)

36期
大蔵大臣政府、第93回国会)

37期
通商産業大臣政府、第104回国会)

39期
外務大臣政府、第122回国会)

※国会会期は各選挙期中で最初にその役職での発言が記録された会期を示しています。


本会議発言一覧(衆議院)

30期(1963/11/21〜)

第52回国会 衆議院本会議 第5号(1966/07/22、30期、自由民主党)

○渡辺美智雄君 私は、自由民主党を代表して、去る七月八日、栃木県黒磯町新木野俣用水隧道工事に起きました一酸化炭素による大量中毒死傷事件について、総理大臣並びに関係大臣に対し質問を行なうものであります。  まず、質問に入る前に、泣いても泣き切れない二十五名の他界せられた方々とその遺族に対して、つつしんで衷心から哀悼の意を表するものでございます。(拍手)また、かろうじて一命を取りとめたとは申せ、いまだ病床に呻吟をして、後遺症におののいておる罹災者の方々に対し、これまた心からお見舞い申し上げるものでございます。(拍手)  さて、いさいは新聞、テレビ等で御承知かと思いますので、簡潔に事故の概要を参考に……


31期(1967/01/29〜)

第58回国会 衆議院本会議 第20号(1968/04/04、31期、自由民主党)

○渡辺美智雄君 ただいま議題となりました所得税法の一部を改正する法律案外三法律案につきまして、大蔵委員会における審査の経過の概要並びに結果を御報告申し上げます。  まず、所得税法の一部を改正する法律案について申し上げます。  この法律案は、まず第一に、夫婦及び子三人の給与所得者の課税最低限を十万円程度引き上げて約八十三万円とするため、各種人的控除をそれぞれ一万円引き上げるとともに、給与所得控除の見高限度額を六万円引き上げることといたしました。一方、これに関連して、最低税率を〇・五%引き上げて九・五%にすることといたしております。  第二に、母子世帯、身体障害者等についての所得控除の引き上げを行……

第58回国会 衆議院本会議 第27号(1968/04/23、31期、自由民主党)

○渡辺美智雄君 ただいま議題となりました地方自治法第百五十六条第六項の規定に基づき、税務署の設置に潤し承認を求めるの件につきまして、大蔵委員会における審査の経過並びに結果を御報告申し上げます。  最近、都会地の税務署におきましては、管内の納税者、課税物件等の大幅な増加に伴い、事務量が過大となり、納税者に対するサービス及び税務の執行等の面で円滑を欠くおそれを生じてきております。本件は、このような事情に対処して、札幌国税局管内に札幌西税務署を、名古屋国税局管内に千種税務署をそれぞれ設置し、もって納税者の利便と税務行政の円滑な運営をはかろうとするものであります。  本件につきましては、去る四月十九日……

第58回国会 衆議院本会議 第31号(1968/05/09、31期、自由民主党)

○渡辺美智雄君 ただいま議題となりました国有林野事業特別会計法の一部を改正する法律案につきまして、大蔵委員会における審査の経過並びに結果を御報告申し上げます。  本案は、国有林野事業特別会計に属する特別積立金引当資金につきまして、現行制度では、同引当資金は林業の振興その他の財源に充てるものとして一般会計に繰り入れる場合に限り予算の定めるところにより使用できることとされております。これを今回改正して、森林開発公団の行なう水源林造成事業の所要資金を継続的かつ安定的に確保するため、当分の間、まずこの特別会計から森林開発公団へ直接出資するための財源として優先的に使用することとしようとするものであります……

第58回国会 衆議院本会議 第35号(1968/05/17、31期、自由民主党)

○渡辺美智雄君 ただいま議題となりました共済年金改定関係の二法律案につきまして、大蔵委員会における審査の経過並びに結果を御報告申し上げます。  これらの法律案は、別途今国会に提出され、すでに衆参両院を通過いたしました恩給法等の一部を改正する法律案による恩給の額の改定措置に準じまして、国家公務員及び公共企業体職員の既裁定の共済年金の引き上げ等を行なおうとするものであります。  次に、そのおもな内容を申し上げます。  まず、いわゆる旧令及び旧法に基づく退職年金等の額につきましては、昭和四十二年度において、恩給における改定措置に準じて、年金額算定の基礎となる俸給を、原則として一〇%、六十五歳以上の年……

第61回国会 衆議院本会議 第34号(1969/05/08、31期、自由民主党)

○渡辺美智雄君 ただいま議題となりました二法律案につきまして、大蔵委員会における審査の経過並びに結果を御報告申し上げます。  まず、石炭対策特別会計法の一部を改正する法律案について申し上げます。  御承知のとおり、政府においては、最近における石炭鉱業の状況にかんがみ、さらに石炭鉱業の整備の円滑化及び再建整備の促進をはかるなどのため、別途今国会において石炭鉱業合理化臨時措置法の一部を改正する法律案、及び石炭鉱業再建整備臨時措置法の一部を改正する法律案等の関係法案を提出いたしましたが、本案は、これらの措置に伴い石炭対策特別会計法についても次のような改正を行なおうとするものであります。  すなわち、……


33期(1972/12/10〜)

第71回国会 衆議院本会議 第12号(1973/03/01、33期、自由民主党)

○渡辺美智雄君 私は、自由民主党を代表して、ただいまより、商品騰貴、土地、株式等の買い占め、価格の上昇に関し、総理、大蔵、通産「農林各大臣に対し緊急質問をいたします。(拍手)  天然資源の少ない日本において、国民所得を増大し、近代的で豊かな国民生活を行なわしめるためには、いままで高度経済の成長と輸出の増大は欠くべからざるものであり、今日の繁栄の基礎をなしてきたことは何人も否定することはできません。  しかしながら、最近における生活用品、ことに大豆、えさ、木材、毛糸等の高騰、土地、株式等の値上がりは著しいものがあり、国民をインフレ的不安に追い込み、さらにインフレ傾向に拍車をかけるような事態に発展……

第78回国会 衆議院本会議 第7号(1976/10/15、33期、自由民主党)

○渡辺美智雄君 ただいま議題となりました在外公館の名称及び位置並びに在外公館に勤務する外務公務員の給与に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、内閣委員会における審査の経過並びに結果を御報告申し上げます。  本案は、先般のベトナム社会主義共和国の成立に伴い、同国に在ベトナム日本国大使館を設置するとともに、同大使館に勤務する外務公務員の在勤基本手当の基準額を定めること等、所要の措置を講じようとするものであります。  本案は、十月八日本委員会に付託され、十月十二日政府より提案理由の説明を聴取し、慎重に審査を行い、十月十四日質疑を終了、討論もなく、採決の結果、全会一致をもって原案のとおり可決す……

第78回国会 衆議院本会議 第10号(1976/10/28、33期、自由民主党)

○渡辺美智雄君 ただいま議題となりました四法律案につきまして、内閣委員会における審査の経過並びに結果を御報告申し上げます。  まず、一般職の職員の給与に関する法律の一部を改正する法律案は、本年八月十日付の人事院勧告に基づいて、全俸給表の全俸給月額、医師の初任給調整手当、扶養手当、住居手当、通勤手当、宿日直手当の額の改定並びに期末、勤勉手当の支給割合の引き下げを勧告どおり四月一日から実施しようとするものであります。  次に、特別職の職員の給与に関する法律及び沖繩国際海洋博覧会政府代表の設置に関する臨時措置法の一部を改正する法律案並びに防衛庁職員給与法の一部を改正する法律案の二法律案は、一般職の職……


34期(1976/12/05〜)

第80回国会 衆議院本会議 第4号(1977/02/04、34期、自由民主党)【政府役職:厚生大臣】

○国務大臣(渡辺美智雄君) お答えをいたします。  先ほどの御質問は、好不況によって社会保障費が伸び縮みをするというような場当たりはいけない、こういう御指摘でございますが、予算編成前は大変実は心配をされたのです。今度の予算で、大変金もないし、八兆円も借金しなければならぬ、そういうときですから、予算の二〇%も占めておる厚生予算がかなり圧迫されるんじゃないか。社会保障の予算の大部分は厚生省が預かっております。したがって、かなり圧迫されるんじゃないかといって陳情団の方もみんな心配をした。ところが、予算が編成されてみるというと、圧迫どころか、実はうんと伸びておるということで、陳情団の方も、まあ各界の代……

第80回国会 衆議院本会議 第17号(1977/04/12、34期、自由民主党)【政府役職:厚生大臣】

○国務大臣(渡辺美智雄君) 国鉄共済年金の問題につきましては、総理大臣及び運輸大臣からそれぞれ御答弁があったとおりでございまして、非常に逼迫しておるように承知をいたしております。  御承知のとおり、年金制度はその歴史が違います、みんな所管が違うというようなところで、あるところは五十五歳から支給するところもあれば、六十歳、六十五歳のところもあれば、また実際、国の負担率も異なるし、いろいろ財政事情も違う、成熟度も違うというようなことで、まちまちでございますが、これを放置しておくというと似たようなことになりかねない。  そういうような点から、これはやはり年金制度全体の問題として、総理大臣からお答えい……

第80回国会 衆議院本会議 第18号(1977/04/14、34期、自由民主党)【政府役職:厚生大臣】

○国務大臣(渡辺美智雄君) 健康保険法及び船員保険法の一部を改正する法律案について、その趣旨を御説明申し上げます。  医療保険制度につきましては、昭和四十八年の改正により大幅な給付改善と保険財政の健全化のための諸施策が講ぜられ、また、昭和五十一年には社会経済情勢の変動に対応したスライド的な改正が行われたところであります。  しかしながら、医療保険をめぐる諸情勢は一層の厳しさを加え、各制度ともその財政状況は逐年悪化の傾向にあります。保険料収入については、かつてのような大幅な伸びが期待できない反面、医療の高度化、人口構造の老齢化の進展等により、保険給付費は今後も増加の傾向を示すものと思われます。 ……

第87回国会 衆議院本会議 第3号(1979/01/29、34期、自由民主党)【政府役職:農林水産大臣】

○国務大臣(渡辺美智雄君) 私に対しましては十三問ございます。非常に長いものですから、総理大臣のうち、そのうち四問、私がかわって答えさしてもらいます。最初から一問、二問、三問は総理にかわってお答えをいたします。簡単に、わかりやすく、時間も経過しておりますので、簡潔にお答えをします。  まず第一問でございますが、わが国の自給率が年々減っていって、そうして心配だ、これは本当にそれで大丈夫なんかね、輸入の方は確保できるのかねと、一言に言えばそういう御質問であります。  これに対しましては、自給率が減ると申しましても、御承知のとおり、米は余っておる、野菜、大根も、全部ほとんど一〇〇%大丈夫だ、鶏も余っ……

第87回国会 衆議院本会議 第11号(1979/03/01、34期、自由民主党)【政府役職:農林水産大臣】

○国務大臣(渡辺美智雄君) 答弁いたします。  葉たばこ耕作が日本農業の中でどういうような位置づけをされておるか、こういうような御答弁でございますが、葉たばこの耕作は、われわれとしては非常に重要な農産物と考えております。これは農林省の直接の所管ではございませんが、何と申しましても、葉たばこの総生産額というのは、五十一年度で見ると約二千三百四十七億円。これは、畑の作物の中ではこれが最大なんです。面積から申しますと、大体葉たばこは六万三千ヘクタール。大豆の十二万七千とか、バレイショの十三万一千よりは少ないけれども、金額に至ってははるかに葉たばこの生産高の方が多い。バレイショの約二倍、それからお茶の……

第87回国会 衆議院本会議 第30号(1979/05/31、34期、自由民主党)【政府役職:農林水産大臣】

○国務大臣(渡辺美智雄君) 農業、林業及び漁業の各昭和五十三年度年次報告並びに昭和五十四年度において講じようとするそれぞれの施策につきまして、その概要を御説明申し上げます。  第一に、農業について申し上げます。  最近、農業をめぐる諸条件が大きく変化する中で、農業就業人口の減少率は著しく鈍化し、若い農業就業者が増加する傾向が見られます。  農業生産は、畜産等を中心に増大しておりますが、米、ミカンは過剰基調にあり、その他多くの農産物の需給が緩和しております。他方、麦、大豆、飼料作物等は需要に対して生産が不足する状況にあります。  昭和五十三年度には、水田利用再編対策が行われ、麦、大豆、飼料作物等……


36期(1980/06/22〜)

第93回国会 衆議院本会議 第4号(1980/10/06、36期、自由民主党)【政府役職:大蔵大臣】

○国務大臣(渡辺美智雄君) お答えを申し上げます。  現在のような状態では税の自然増収も多く見込めないのではないか、したがって、政府は来年国債を二兆円減額すると言っておるが、果たしてできますかね、こういうことであります。  現実の問題といたしまして、ことしの税の収入状況、これをずっと調べておるんですが、いままでのところは非常に順調に入っております。しかし、まだ予算全体の三割程度でありますから、これから先どうなるかということについてははっきりしたことは申し上げられませんが、われわれは、予算を組んでおく以上はやはり景気の後退があってはならない、そのために、物価を抑制しながら景気にも十分配慮をする。……

第93回国会 衆議院本会議 第5号(1980/10/07、36期、自由民主党)【政府役職:大蔵大臣】

○国務大臣(渡辺美智雄君) 簡潔にお答えをいたします。  ただいま浅井議員から、国民に、サービスを低下をさせるか、それがいやなら増税か、どっちかと迫っておる、そんなことでは国民の理解は得られないんじゃないかという御指摘でございます。  私は、もともと政府というのは税金で、一部税外収入がございますが、経費を賄う、これは原則でございます。  問題は、昭和四十九年に約十五兆あった税収が、昭和五十年に約二兆円減りました。世界的な不況ですからどんと減った。税収が減ったのですから、そのときまでに進めてきたいろいろな事業や、社会保障でも何でも、その分どんと落とせば赤字はできなかったわけでございます。  した……

第93回国会 衆議院本会議 第13号(1980/11/07、36期、自由民主党)【政府役職:大蔵大臣】

○国務大臣(渡辺美智雄君) 昭和五十三年度の一般会計歳入歳出決算、特別会計歳入歳出決算、国税収納金整理資金受払計算書及び政府関係機関決算書につきまして、その大要を御説明申し上げます。  昭和五十三年度予算は、昭和五十三年四月四日に成立いたしました。  この予算は、財政の節度維持にも配意しつつ、民需の動向を踏まえ、内需の振興のため財政が積極的な役割りを果たす必要があるとの基本的な考え方に立って、臨時異例の財政運営を行うこととして編成されたものであります。  さらに、その後における経済情勢等にかんがみ、公共事業関係費、文教・社会福祉施設等整備費、構造不況業種・中小企業等特別対策費等の追加を行うほか……

第94回国会 衆議院本会議 第2号(1981/01/26、36期、自由民主党)【政府役職:大蔵大臣】

○国務大臣(渡辺美智雄君) ここに、昭和五十六年度予算の御審議をお願いするに当たりまして、その大綱を御説明申し上げ、あわせて当面の財政金融政策の基本的な考え方について、私の所信を申し上げさせていただきます。  昭和五十六年度予算は財政再建元年予算であります。前年度予算で第一歩を踏み出した財政再建をさらに一段と進めて、本格的な軌道に乗せることができたと考えております。  顧みれば、第一次石油危機後の停滞する経済の中で、景気の回復と国民生活の安定を図るため、わが国財政は、あえて大量の公債の発行という非常手段によって主導的な役割りを果たし、わが国経済を高度成長から安定成長へ円滑に移行させる土で、世界……

第94回国会 衆議院本会議 第3号(1981/01/28、36期、自由民主党)【政府役職:大蔵大臣】

○国務大臣(渡辺美智雄君) 非常にたくさんな御質問がございますが、時間の関係もありますから、簡潔にやらしていただきます。  一つは、パート婦人の給与費等控除の最低保障額、これを百万円にしろ、こういうわけでございますが、御承知のとおり、主婦で配偶者控除を受けながら、所得があってもそれは非課税にしろという話でございますから、そう大きくはなかなかできない。そこで、現在は御承知のとおり七十万、それを今回は諸事情を考えて七十九万円、ちょうど基礎控除と同じだけにする、こういうことにしたわけであります。  それから、その次は、源泉徴収分、補正予算で六千八百四十億円の所得税の自然増収があった、それで、これは何……

第94回国会 衆議院本会議 第4号(1981/01/29、36期、自由民主党)【政府役職:大蔵大臣】

○国務大臣(渡辺美智雄君) 簡単にやらしていただきます。  大体、大蔵省関係のことも総理大臣が逐一答えてありますので、特別に追加するようなものもありません。  ただ、問題は、非常に非現実的で、とても実行不可能なようなものが多いということであります。(拍手)たとえばプレミアムの問題にしても、プレミアムの課税は、自分の資本に課税しろというお話でございまして、残念ながら、私の知っている限り、アメリカもイギリスもドイツもフランスも、どこでも実行はいたしておりません。  以上でございます。(拍手)

第94回国会 衆議院本会議 第6号(1981/02/12、36期、自由民主党)【政府役職:大蔵大臣】

○国務大臣(渡辺美智雄君) 酒税法の一部を改正する法律案につきまして、その趣旨を御説明申し上げます。  わが国の財政は、現在、特例公債を含む大量の国債発行に依存せざるを得ない状態にありますが、こうした状況から一刻も早く脱却をして、財政の対応力を回復しておくことがぜひとも必要であります。  このような考え方に立って、昭和五十六年度予算におきましては、公債発行額を、前年度当初予算よりもさらに二兆円減額することとし、自然増収を優先的にこれに充てることといたしました。これを受けまして、歳出面におきましては思い切った節減合理化を図ったところでありますが、福祉、文教等の行政水準を維持するためには、なお相当……

第94回国会 衆議院本会議 第7号(1981/02/19、36期、自由民主党)【政府役職:大蔵大臣】

○国務大臣(渡辺美智雄君) 所得税法の一部を改正する法律案、法人税法の一部を改正する法律案及び租税特別措置法の一部を改正する法律案につきまして、その趣旨を御説明申し上げます。  初めに、所得税法の一部を改正する法律案につきまして申し上げます。  所得税につきましては、最近における社会情勢の変化等に対応して所得税制の整備合理化を行うことといたしております。  まず、家計を助ける主婦などに対する配慮といたしまして、控除対象配偶者などの所得要件につきまして、給与所得等に係る所得限度額を現行の二十万円から二十九万円に引き上げるとともに、父子家庭のための措置として、妻と死別し、または離婚した者のうち一定……

第94回国会 衆議院本会議 第8号(1981/02/26、36期、自由民主党)【政府役職:大蔵大臣】

○国務大臣(渡辺美智雄君) 松本議員にお答えをいたします。  まず、一つは、今度法人税を二%上げるのだから一%ぐらいは地方に戻せ、こういう御趣旨であります。  しかし、これは結果的に言うと大体そんなふうに近くなるのです。御承知のとおり、法人税の今回の増収は、おおよそ六千億円を考えておりますが、交付税というのは三二%ですから大体それの三分の一ですね。したがって、二千億円弱が回ります。国の方へは四千億円しか残らない。それから、地方の増収の方は、交付税で二千億円まずいただく。それから、この法人税が上がりますと、法人住民税法人税割というのが、自動的にこれは上がってしまう。それで六百五十億円、平年度にし……

第94回国会 衆議院本会議 第12号(1981/03/24、36期、自由民主党)【政府役職:大蔵大臣】

○国務大臣(渡辺美智雄君) 財政運営に必要な財源の確保を図るための特別措置に関する法律案の趣旨を御説明申し上げます。  御承知のとおり、わが国財政は、第一次石油危機後の停滞する経済の中で、あえて大量の公債の発行を行い、わが国経済を安定成長へ円滑に移行させる上で、大いなる成果を上げてまいりました。反面、わが国の財政収支は巨額の赤字に陥り、いまだに特例公債を含む大量の公債に依存せざるを得ない状況が続いております。  このため、財政は、社会経済情勢の変化に対応した新たな施策を講ずる力を失い、また、公債残高の累増は、経済金融政策の円滑な運営に大きな影響を及ぼすに至っております。  いまや、一刻も早く財……

第94回国会 衆議院本会議 第14号(1981/03/27、36期、自由民主党)【政府役職:大蔵大臣】

○国務大臣(渡辺美智雄君) お答えいたします。  公団の団地建設に伴う関連公共公益施設、それに対する助成問題でございますが、全額国庫で補助しろというのですけれども、これは御無理なことでございまして、現在も、地方公共団体、開発業者の負担を軽減するために助成を行っております。最初は三百億ぐらいだったものがだんだんふえて、去年、五十五年度が九百億、五十六年が一千億、それだけやっておるわけでございますから、これ以上と申しましても、このような財政難の折でございますから、御理解をいただきたいと存じます。  その次は、公団が民間の資金を借りておるが、全部財投で肩がわりをしなさい。  これは公団と申しましても……

第94回国会 衆議院本会議 第16号(1981/04/07、36期、自由民主党)【政府役職:大蔵大臣】

○国務大臣(渡辺美智雄君) お答えをいたします。  原爆被爆者の所得制限、これは国家補償というなら全部撤廃しろ、こういうことでございます。  しかし、原爆の被爆者と言ってもいろいろ障害の程度が実はございまして、これらにつきましては原爆被爆者基本問題懇談会、これの御意見を徴しまして決めておるところでございます。  ただいま厚生大臣からお話があったように、近距離被爆等によって受けた重症な方、こういうような方等につきましては、原爆小頭症患者あるいは医療特別手当をもらっている方、これはもう青天井で所得制限なしということにしたわけでございます。  そのほか、ともかく原爆に関係はありますが、かつて原爆症の……

第94回国会 衆議院本会議 第17号(1981/04/10、36期、自由民主党)【政府役職:大蔵大臣】

○国務大臣(渡辺美智雄君) お答えをいたします。  財政再建と年金の将来における給付水準という話でございますが、御承知のとおり、わが国の人口も高齢化をし、非常に年金需要がこれからますますふえてくるということは事実でございます。  しかしながら、代表的な年金である厚生年金について見ますると、現在の給付水準をそのまま維持していくとすれば、昭和八十五年には保険料が三〇%を超える、いまの三倍以上の保険料になる。月給の三割の保険料ということは、これは大変な出来事なんでございます。  したがって、恐らくこれは、そうすれば年金制度は成り立たないということになる可能性がある。したがって、将来の若い世代、まあ、……

第94回国会 衆議院本会議 第19号(1981/04/17、36期、自由民主党)【政府役職:大蔵大臣】

○国務大臣(渡辺美智雄君) お答えいたします。  不正経理防止のために企業の情報のディスクロージャーをさらに強化せよ。  私は、証券取引法による上場会社の企業内容の開示制度ということは、投資者保護の観点から非常に大事なことだと思っております。だから有価証券報告書の提出を義務づけをしておって、それを公表もいたしておるような次第でございます。しかも、その書類については、公認会計士の厳重な監査を経るということに、すでになっております。  大蔵省としては、従来から、公認会計士が不正経理について厳正な監査を行うよう指導してきておるところでございます。今回、上場会社でなくとも、商法の改正によって、これらの……

第94回国会 衆議院本会議 第21号(1981/04/23、36期、自由民主党)【政府役職:大蔵大臣】

○国務大臣(渡辺美智雄君) 行革に関連をして農林関係の補助金を削減されるのではないか。農業は一次産業で非常に重要だから十分配慮をしろ、こういう御趣旨と存じます。  補助金の削減、削減というよりも合理化削減、それは別に農林水産関係でなくて全体の問題でございます。農林水産関係が非常に重要な業種であることは当然わかっておりますので、その中でもすでに目的を果たしたもの、あるいはこういう御時世だから、こういうときにはもう御遠慮いただかざるを得ないかというようなもの等、それぞれ各省庁にあるわけでございまして、厳しい財政事情の折、農林水産大臣と十分に相談をいたしてやらせていただきます。(拍手)

第94回国会 衆議院本会議 第22号(1981/04/24、36期、自由民主党)【政府役職:大蔵大臣】

○国務大臣(渡辺美智雄君) 銀行法案、中小企業金融制度等の整備改善のための相互銀行法、信用金庫法等の一部を改正する法律案及び証券取引法の一部を改正する法律案につきまして、その趣旨を御説明申し上げます。  初めに、銀行法案につきまして申し上げます。  わが国経済の安定成長への移行に伴う金融構造の変化等、銀行をめぐる経済社会情勢の変化は著しいものがあります。このような変化に対応して銀行の健全経営の一層の確保を図るとともに、国民経済的、社会的に要請される銀行の機能の適切な発揮に資するよう、銀行制度の整備改善を図ることが必要となっております。  このような状況を踏まえ、金融制度調査会は昭和五十年以降四……

第94回国会 衆議院本会議 第25号(1981/05/15、36期、自由民主党)【政府役職:大蔵大臣】

○国務大臣(渡辺美智雄君) 逼迫した財政事情のもとで共同声明をどう受けとめておるか。  これは、総理からいまもお話がございましたように、従来からのわが国の立場を確認したものでありまして、これによってわが国が新たな特別な負担を負うということは考えておりません。  また、いずれにいたしましても、今後の防衛関係費の規模等につきましては、これは日本が自主的に決定すべき問題でございます。五十七年度の予算編成に当たりましては、防衛費だからといって特別な扱いをすることなく、「防衛計画の大綱」に従って、経済事情、財政事情、こういうものも勘案をいたしまして、他の諸政策との調和を図りながら、防衛力の着実な整備を図……

第95回国会 衆議院本会議 第6号(1981/10/06、36期、自由民主党)【政府役職:大蔵大臣】

○国務大臣(渡辺美智雄君) お答えをいたします。  一つには、八十二兆円に及ぼうとする公債の残高、これはだれがつくったんだ、どういう役に立ったんだという御趣旨でございます。  これはもうすでに中山議員が御指摘されたとおりでございます。一言申し上げますと、たとえば昭和五十五年の三月末で約七十兆円の国債残高がありますが、そのうち四十一兆が建設国債、二十九兆が赤字国債、こうなっております。しかしながら、これは第一次石油ショック以来、世界じゅう不景気と失業に悩んでいるさなか、日本でもそうなっては困るということで、国が、税金が上がらないから借金をして、公共事業を大幅にやって失業者を救ってきたという事実が……

第95回国会 衆議院本会議 第9号(1981/11/10、36期、自由民主党)【政府役職:大蔵大臣】

○国務大臣(渡辺美智雄君) お答えいたします。  P3C導入に関して、外部からの不当な働きかけによって決まったものではないか。だから、その疑惑解明をするまでP3Cの購入はやめろという御意見でございますが、私といたしましては、これは防衛庁があくまで専門的な観点から費用対効果等を考慮して、純粋に防衛上の見地に立って決められたものである、かように理解をいたしております。したがって、P3Cの購入については中止する考えはございません。  なお、五十七年度予算におけるP3Cの調達については、現在進めている予算編成作業の中で、導入を決めた五十二年十二月の閣議了解の趣旨に従って、慎重にその取り扱いを検討してま……

第96回国会 衆議院本会議 第2号(1982/01/25、36期、自由民主党)【政府役職:大蔵大臣】

○国務大臣(渡辺美智雄君) ここに、昭和五十七年度予算の御審議をお願いするに当たり、その大綱を御説明申し上げ、あわせて当面の財政金融政策の基本的な考え方について、私の所信を申し上げたいと存じます。  現在、欧米先進国の多くは、依然として二けたのインフレと、それに近い大量の失業に苦しむ等、経済面できわめて困難な事態に直面いたしております。特に、失業の増大は治安の悪化を招き、国民生活を不安に陥れています。  一方、わが国の経済は、世界のほぼ一割を占めるに至り、また、物価の上昇率は四%程度と先進諸国の中で最も鎮静化し、失業率も二%台と最低となっております。  そもそも政治の要諦は、平和で豊かな安定し……

第96回国会 衆議院本会議 第7号(1982/02/19、36期、自由民主党)【政府役職:大蔵大臣】

○国務大臣(渡辺美智雄君) 法人税法の一部を改正する法律案及び租税特別措置法の一部を改正する法律案につきまして、その趣旨を御説明申し上げます。  初めに、法人税法の一部を改正する法律案につきまして申し上げます。  法人税につきましては、最近における社会経済情勢の推移及び現下の厳しい財政事情に顧み、法人税制の整備合理化を行うことといたしております。  まず、法人税の延納制度について、縮減の措置を講ずることといたしております。  また、適格退職年金契約の範囲に、全国共済農業協同組合連合会が締結する生命共済契約を加えることといたしております。  次に、租税特別措置法の一部を改正する法律案につきまして……

第96回国会 衆議院本会議 第8号(1982/02/23、36期、自由民主党)【政府役職:大蔵大臣】

○国務大臣(渡辺美智雄君) 地方交付税は本来地方の固有財源かという性格論の問題ですが、ただいま総理の答弁のとおりでございます。  第二番目、五十八年度さらに地方交付税の削減をするつもりか。これは国と地方は車の両輪でございまして、地方が法人税収入等が非常に落ち込んだ、少ないというときには、国債を発行してまでも地方の財源のために国が手当てをしたこともございます。ことしなどは逆に、国の財政事情が非常に苦しいという状態のために、地方からお手伝いを受けておるわけでございます。目下、地方交付税を削減する考えは持っておりませんが、いずれにしても、国、地方というものは敵対関係じゃございませんから、お互いに車の……

第96回国会 衆議院本会議 第9号(1982/02/25、36期、自由民主党)【政府役職:大蔵大臣】

○国務大臣(渡辺美智雄君) 昭和五十七年度の公債の発行の特例に関する法律案の趣旨を御説明申し上げます。  御承知のとおり、わが国財政は、現在なお大量の公債に依存せざるを得ない状況にあります。このような財政の状況にかんがみ、長期的な経済の安定的発展と国民生活の安定に資するため、できるだけ早く財政の公債依存体質からの脱却を図り、高齢化の進展等将来における社会経済情勢の推移に弾力的に対応し得るよう財政の再建を進めていくことが最も緊急かつ重要な課題となっております。  昭和五十七年度予算は、このような観点から、何よりも行財政の徹底した合理化、効率化によって財政再建を進めるべきであるとの世論がつとに高ま……

第96回国会 衆議院本会議 第26号(1982/06/21、36期、自由民主党)【政府役職:大蔵大臣】

○国務大臣(渡辺美智雄君) お答えをいたします。  通告はたくさんあったのですが、時間の関係で割愛されたようでございますので、一つだけお答えを申し上げます。  一つは、歳入欠陥問題でございますが、この問題について、どうして見通しがうまくいかないのか、責任はどうするのだというお話でございます。御承知のとおり、五十六年度の税収見積もりというものにつきましては、当初三十二兆円程度のものを見込んだわけでありまして、御承知のとおり、この当時は旧ベース、つまり四十五年基準の経済見通しで名目で九・一、五十年基準で八・〇、こういうふうなことを土台にいたしまして、そこにいろいろ多少のことはやるわけではありますが……


37期(1983/12/18〜)

第104回国会 衆議院本会議 第3号(1986/01/29、37期、自由民主党・新自由国民連合)【政府役職:通商産業大臣】

○国務大臣(渡辺美智雄君) このたび通商産業大臣に任命をされました。どうぞよろしくお願いをいたします。(拍手)  まず、円高に伴う中小企業対策をどうするかということでございますが、この件につきましては、総理大臣からお答えがございましたので、省略をさせていただきます。これに補足をいたしてまいりたいと存じます。  事業転換の円滑化を図るために、信用保険、それから税制の特例を盛り込んだ特定中小企業者事業転換対策等臨時措置法、こういう法律を今国会にできるだけ早い時期に提出をいたしますので、これもよろしくお願いを申し上げます。  それから、下請代金の支払遅延等防止法を改正して、もっと下請対策を抜本的に強……

第104回国会 衆議院本会議 第7号(1986/02/20、37期、自由民主党・自由国民会議)【政府役職:通商産業大臣】

○国務大臣(渡辺美智雄君) 円高差益の還元に取り組む通産省の具体的方針いかんということでありますが、基本的には、ただいま総理が答弁をしたとおりでございますから、重複を避けまして、多少それに補足的に説明をいたします。  これから関係者、審議会の意見等を聞いて決めていくわけですが、検討に当たっての基本的な方針といたしましては、まず、差益の一部は、現行料金制度のひずみの是正を中心に還元してはどうかと思っています。残りにつきましては、すぐこれは三月に締め切りますから、五月決算、課税もございますし、残りについては課税後、内部留保の積み立てに充て、これを内需拡大のための設備投資の積み増し等に活用することが……

第104回国会 衆議院本会議 第10号(1986/03/06、37期、自由民主党・自由国民会議)【政府役職:通商産業大臣】

○国務大臣(渡辺美智雄君) 私の、三月一日、福岡市における発言中、一部について軽率なものであったと、深く反省をいたしております。  今後は、このようなことのないよう、十分に心に戒めてまいります。

第104回国会 衆議院本会議 第15号(1986/03/28、37期、自由民主党・自由国民会議)【政府役職:通商産業大臣】

○国務大臣(渡辺美智雄君) ただいま議題となりました消費生活用製品安全法等の一部を改正する法律案につきまして、その趣旨を御説明申し上げます。  行政の分野における民間能力の一層の活用及び発揮を図るとともに、行政事務の簡素合理化を進めることは、行政改革を進める上においての重要な課題であります。かかる見地から、臨時行政調査会最終答申及びこれを受けた行政改革の推進に関する閣議決定において、特殊法人及び認可法人について、その経営の自立化、活性化を図るとともに、国等が行っている試験事務の民間団体への委譲を行うこととされており、特殊法人の自立化、活性化については、昨年十二月二十八日の閣議決定においても、所……

第104回国会 衆議院本会議 第17号(1986/04/03、37期、自由民主党・自由国民会議)【政府役職:通商産業大臣】

○国務大臣(渡辺美智雄君) 中小企業の緊急対策についてお答えをいたします。  円高によって輸出入面などで影響を受けている中小企業者につきましては、特定中小企業者事業転換対策等臨時措置法の活用によって、その万全を期してまいりたいと存じます。また、下請中小企業については、下請代金支払遅延等防止法の厳正な運用を図り、それから先般、下請等中小企業対策推進本部を設置をいたしましたから、それらを通じまして下請中小企業からの苦情及び相談の受け付け、処理を行っているところであります。さらに、下請中小企業に不当なしわ寄せをしないように親事業者、団体等に対し指導通達を発するなど、指導の強化を図っておるところであり……

第104回国会 衆議院本会議 第21号(1986/04/17、37期、自由民主党・新自由国民連合)【政府役職:通商産業大臣】

○国務大臣(渡辺美智雄君) ただいま議題となりました特定商品等の預託等取引契約に関する法律案につきまして、その趣旨を御説明申し上げます。  豊田商事に端を発したいわゆる現物まがい商法による消費者の被害が昨年来大きな社会問題となり、同種の被害の再発防止対策の必要性が指摘されてまいりました。  これにつきましては、関係六省庁間の検討結果を踏まえ、産業構造審議会に諮問し、三月十一日に答申を得たところであります。答申では、悪質な取引については実質的に禁止の効果を持ち、消費者被害の再発防止が図れるような立法措置を講ずるべきであると指摘しております。  この法律案は、この答申の趣旨に沿って、特定商品等の預……

第104回国会 衆議院本会議 第23号(1986/04/22、37期、自由民主党・自由国民会議)【政府役職:通商産業大臣】

○国務大臣(渡辺美智雄君) お答えをいたします。  日米首脳会談でお話のあったという構造調整協議会設置についての、具体的にどうするんだということでございますが、これは、現下の対米バランスの問題等について、両国の構造的な問題などいろいろ認識を一致させるための話し合いをやっていこうというように考えております。  それから、この協議会の場をつくるについて、通産、大蔵は難色を示したと言われるがどうだということですが、これは、こういう問題は話し合いの過程でいろいろな議論があることは事実でございますが、最終的に意見の一致を見ているということであります。  それから、市場分野別の協議を新しくどうやっていくか……

第104回国会 衆議院本会議 第28号(1986/05/13、37期、自由民主党・自由国民会議)【政府役職:通商産業大臣】

○国務大臣(渡辺美智雄君) フィリピンに輸出した丸紅の保険の引き受けとか保険金支払い内容、それを示せというお話でございますが、全体の問題につきましては、小川議員にはちゃんと申し上げております。フィリピンに対して、例えば、昭和六十年は千九百五十の件数があって、引受保険金額が二百四十九億円である、あるいは六十年の責任残高が千九百三十四億円あるとか、あるいは支払った保険金は百十九件で百六十七億円だというようなことは、ちゃんとお示しをいたしました。しかしながら、その中身について、どこの会社が幾らというようなことは、保険や何かでも、どこのだれそれさんは幾ら加入しているかという発表は、私的な問題でございま……


38期(1986/07/06〜)

第112回国会 衆議院本会議 第3号(1988/01/27、38期、自由民主党)

○渡辺美智雄君 私は、自由民主党を代表して、竹下総理の施政方針演説に対し、質問を行います。(拍手)  まず最初に、政治姿勢について伺います。  「十年たったら竹下さん」の歌を私が聞かせてもらったのは岸内閣のときでした。それから三十年の歳月が過ぎ、その風雪に耐えて竹下さんはついに目的を果たされました。総理になろうとしていたときに比べ、その責任の重大さに、今さら身の引き締まる思いがしておると思います。それはそのはずです。あなたの一言半句にマスコミはついて回るし、また、国民の運命がかかっておるわけです。ダントツ第一党である我が党の総裁が、国会において内閣総理大臣に指名されます。中曽根総理は、党内投票……

第114回国会 衆議院本会議 第4号(1989/02/13、38期、自由民主党)

○渡辺美智雄君 私は、自由民主党を代表して、竹下総理の施政方針演説に対し質問をいたします。  質問に先立ち、崩御あらせられた昭和天皇の御遺徳をしのび、謹んで哀悼の意を表します。  皇太子明仁親王殿下が皇位を継承になり、元号は平成と改められました。私は、新天皇陛下の御心を体し、新元号に示された精神のもと、国民の負託にこたえ、その責任を全うしていくことをお約束申し上げます。(拍手)  竹下総理が初めて施政方針演説をされたちょうど一年前、私はこの壇上から竹下総理に質問をいたしました。低い支持率を上げるのはやさしいが、高い支持率を維持し、さらにこれを上げるというのは非常に難しいことです、総理は支持率を……


39期(1990/02/18〜)

第122回国会 衆議院本会議 第3号(1991/11/11、39期、自由民主党)【政府役職:外務大臣】

○国務大臣(渡辺美智雄君) 石田議員から対ソ支援、北方四島についての基本的な考え方の質問がございました。  結論から先に申し上げますと、総理大臣の答弁で尽きておりますということでございます。  しかし、それでは不親切だというお話がありましょうからちょっとつけ加えさせていただきますが、御承知のように、四十数年間日ソ間に平和条約がないということは、まことに不自然、異常なことだと思います。全く近くて遠い国であります。それではいけないということで、問題は、向こうはもう、領土問題は長い間解決済み、こちらは領土問題を解決しなければ、それは平和条約は結べない、あるいは経済協力もできないという、長い間やってき……

第123回国会 衆議院本会議 第1号(1992/01/24、39期、自由民主党)【政府役職:外務大臣】

○国務大臣(渡辺美智雄君) 第百二十三回国会が開かれるに当たり、我が国の外交の基本方針につき所信を申し述べます。  国際社会は今日、世界史上にほとんど例を見ない、大きな変革を経験しつつあります。東欧諸国に続いてソ連においても、共産主義体制は崩壊し、ソ連邦は今や存在しておりません。東西間の冷戦は終わり、多くの国々が、民主主義と市場経済の導入に取り組んでいます。その一方で、西欧諸国は、統合に向かって協力を深めつつあります。  アジア・太平洋地域でも、国家関係が、政治体制の違いを乗り越えて正常化しつつあり、経済面で市場原理に基づいた改革、開放が進められています。カンボジアや朝鮮半島においては、和解と……

第123回国会 衆議院本会議 第7号(1992/03/03、39期、自由民主党)【政府役職:外務大臣】

○国務大臣(渡辺美智雄君) 総理大臣の答弁で大体網羅されておりますが、多少補足をいたしたいと存じます。  米軍基地の縮小の問題の中で、特に那覇港の港湾施設を初めとして返還の大変強い要望があること、また、県道百四号線の実弾射撃訓練等を、いろいろなことでやめてほしいというような御要求があることは十分承知をいたしております。しかし、沖縄の米軍施設、区域の円滑な安定的な使用を確保していくということは、これまた重要なことでございますので、沖縄県民の御理解と御協力がぜひとも必要でございます。しかしながら、そういう要求もございますので、なるべく地元への配慮ということについてはきめ細かくやっていただきたいとい……

第126回国会 衆議院本会議 第1号(1993/01/22、39期、自由民主党)【政府役職:外務大臣】

○国務大臣(渡辺美智雄君) 第百二十六回国会が開会されるに当たり、我が国の外交の基本方針について所信を申し述べます。  まず、国際情勢認識について申し上げます。  国際社会は、古い秩序が急速に瓦解しましたが、これにかわる新たな秩序の構築が間に合わず、なお、そのはっきりとした姿が見えない状況にあります。世界は、歴史の転換期に特有な不透明で流動的な時代を迎えており、平和を享受するにはまだまだ遠い状態にあります。  さきの湾岸危機や、旧ユーゴスラビア、ソマリアでの今日の悲惨な内戦や飢餓の状態は、このような時代を象徴する出来事であります。これまで抑えられていた宗教、民族、領土問題等の対立や紛争、抗争が……

第126回国会 衆議院本会議 第3号(1993/01/26、39期、自由民主党)【政府役職:外務大臣】

○国務大臣(渡辺美智雄君) お答えいたします。  ODAの予算が非常にふえたが、ODAを実行する上においては、軍事費をたくさん使うようなところには援助しない、そういうようなことで、平和原則の基準というものをつくったらどうですかと。私は、考え方は賛成です。賛成ですが、実際は難しい。  と申しますのは、国によってやはり他国の軍事的脅威というのが違いますから。かつての韓国がかなり多額の軍事費をかけざるを得なかった、だからこれはODAの対象外だとはなかなか言えないし、イラクの場合、イラクの周りの国ですね、軍事費が三%、四%かかったから、これは援助の対象外だとなかなか言い切れない。しかしながら、考え方と……


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ページ更新日:2024/02/08
データ入手日:2023/12/26

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