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池田恒雄 参議院議員
「質問主意書」(全期間)

池田恒雄[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧 | 質問主意書

このページでは、池田恒雄参議院議員が提出した質問主意書に関する情報をまとめています。質問主意書の提出数、質問主意書の件名、質問と政府からの答弁の冒頭部分を一覧にしています。質問と答弁については参議院ウェブサイトの本文に飛ぶことができます。


質問主意書提出本数(参議院)

在籍期提出数


1期(1947/04/20〜)29本


参議院在籍時通算29本



質問主意書・政府答弁書一覧(参議院)

1期(1947/04/20〜)

満洲開拓移住民に関する質問主意書

第1回国会 衆議院 質問主意書 第85号(1947/10/08提出、1期)
質問内容
第一、
旧満洲国成立以来、その農業の開発と、日本農村の経済更生施策と相並んで、いわゆる分村運動、満蒙開拓青少年義勇軍の訓練等によつて農村又はその他より満洲に対して開拓移住民を積極的に送出移住させていたのであつたが、これらの開拓移住民について左記の諸点を詳らかにされたい。
(1) 戦前戦時を通じて送出したる移住民の年次別員数
(2) 開拓移住民の送出当時の職業と年齢
(3) 開拓移住民の入植…
答弁内容
第一、
(1) 開拓民の送出は昭和七年以来昭和二十年まで十四年間集団、集合、分散開拓民を、又昭和十三年以来昭和二十年まで八年間青少年義勇軍を夫々継続送出して来た。而してこれが年次別送出員数については資料喪失のため詳細は不明であるが概ね第一年度−第五年度までは毎年三百戸乃至五百戸、第六年度−第十三年度は毎年四千戸乃至五千戸、第十四年度即ち昭和二十年度には一千戸計概ね五万戸、青少年義勇隊については毎…

米価算定方針に関する質問主意書

第1回国会 衆議院 質問主意書 第89号(1947/10/10提出、1期)
質問内容
第一、
最近の各新聞紙上に、米価算定について、経済安定本部は依然としてパリテイ方式を堅守するという趣が発表されている。しかるに一方平野農林大臣は農業委員会等において生産費を割らない米価というのが私の持論であるとその生産費主義を強調している。
米価問題は農政上の中心問題であるというだけではなく、供出問題の裏面は又米価問題であり、それは直ちに国民全体の食糧問題に連らなる。供出問題、食糧問題が国政の…
答弁内容
第一、米価の算定について閣僚間に若干の意見の相違があつたことは事実であるが、これは屡次に亘る閣議に於ける検討によつて調整され、結局に於て一致点を見出している。米価の如き重要問題に関して閣僚がそれぞれの所管乃至主張に基き真剣に意見を闘わすことは、私は民主主義政治の趣旨に副う所以であると考える。斯かる真剣な討議を通じて、はじめて国民全体の利福に合致する合理的な調製点が見出されるのであつて、現に米価問題…

麦類生産計画に関する質問主意書

第1回国会 衆議院 質問主意書 第106号(1947/10/25提出、1期)
質問内容
第一、昭和二十三年度産麦類の生産計画数量について、
(1) 大麦、小麦、裸麦、ビール麦、その他飼料用麦等の生産計画数量。
(2) 各種類別の生産計画数量はどのような関係にて按分されたか。
(3) 来年度麦類の生産計画と来年度の麦類の需給計画と食糧需給計画との関係。
第二、麦畑の作付計画はどのような方法で行われているか。
(1) 麦類の作付計画反別は地方別にどのように按分されているか。

答弁内容
昭和二十三年麦類生産計画は目下御審議を願つている「臨時農業生産調整法案」の主旨に則つて行政的措置として既に各地方別の作付面積の計画を定め割当を行つているが、生産数量及び供出数量については、同法に基く中央農業調整委員会の議を経て之を定める予定であつて未だ成案を得てない。御質問第二の(1)の地方別作付計画は、別紙(第一表)の通りであつて、右の作付計画は各県と充分打合せて割当を行つたのであるが種子の準備…

ワラ工品に対する報償肥料に関する質問主意書

第1回国会 衆議院 質問主意書 第107号(1947/10/25提出、1期)
質問内容
第一、
(1)ワラ工品の需給計画
(2)ワラ工品の統制機構
(3)ワラ工品の集荷と配給の実状
第二、
(1)ワラ工品に対する報償制度
(2)今日のワラ工品の報償物資はワラ工品の供出者全般に配給されていることは勿論であるが、ワラ工品の生産者中には農家にあらざるものがあり、この業者に対しても農民同様肥料等の農家必需品が配給されている。
殊にこの肥料はその業者には不要のもので業者はこれを農…
答弁内容
第一
(1)藁工品の統制機構
従来藁工品の統制は藁工品配給統制規則(農林省令)により藁工品の集荷は全国農業会の出荷指図により原則として市町村農業会を通じ都府県農業会をして集荷せしめ、これを全国農業会に出荷し、配給は全国農業会内に、全国農業会、府県集荷機関代表者又はその団体、都府県配給機関代表者、学識経験者等を以て組織する中央藁工品需給協議会を設置し、全国農業会の樹立する配給計画を審議し、その決…

農林大臣罷免に関する質問主意書

第1回国会 衆議院 質問主意書 第112号(1947/11/05提出、1期)
質問内容
(1) 先般の私の質問に対して首相は「閣僚がそれぞれの所管乃至主張に基き真剣に意見を斗わすことは、私は民主主義政治の趣旨に副う所以であると考える。斯かる真剣な討議を通じて、はじめて国民全体の利福に合致する合理的な調整点が見出されるのであつて、現に米価問題に於ても既に大局的見地に立つ解決に到達するに至つている。」(内閣参甲一〇二号一〇、二一参照)と答弁された。
なるほど米価問題の対立は一応調整され…
答弁内容
(一) 先般の質問主意書に対して私が「閣僚がそれぞれの所管乃至主張に基き真剣に意見を闘わすことは民主々義政治の趣旨に副う所以である」云々とお答えしたのは主として米価問題についてであり平野農相を罷免したのはその他の重要問題についてしばしば内閣の方針に反する言動があつたからである。
(二) 私は今後閣内の統一を確保し、政府施策の遂行に遺憾なからしむることを以て、私の責任を果す唯一の途であると考えてい…

満洲開拓移住民に関する質問主意書

第1回国会 衆議院 質問主意書 第123号(1947/11/15提出、1期)
質問内容
(質問第百二十三号)昭和二十二年十一月十九日配付
右の質問主意書を国会法第七十四条によつて提出する。
昭和二十二年十一月十五日
池田 恒雄      
参議院議長 松平 恒雄 殿
満洲開拓移住民に関する質問主意書(一〇、一四、内閣参甲九七号参照)
第一
(1) 農事振興会は閉鎖機関に指定されているというが、満洲移住協会も同様…
答弁内容
第一
(1) 閉鎖機関は昭和二十二年勅令第七四号閉鎖機関令第一条の規定によつて連合軍最高司令官の要求に基いて指定すべきものであるが今迄の処満洲移住協会については閉鎖指定の要求を聞いていない。
(2) 日本国民高等学校は終戦後名称変更を行つていないがその役員は更迭し教職員も教職員適格審査を得たものがこれに当つており教育内容においても教育基本法による新しい教育理念によつたものと思うがなおこの点につ…

農業所得税に関する質問主意書

第5回国会 衆議院 質問主意書 第9号(1949/02/12提出、1期)
質問内容
一、昭和二十二年秋の利根川を中心とする水害にさいし、
1 埼玉県北葛飾郡古川町その他数町村は、この水害のため全秋作を失つた。それで農家は農業共済金の交付をうけたのであるが、粕かべ税務署は、この共済金に対して課税したとのことである―これは同郡下の農業会関係者のいうところであるが、真相如何。
2 茨城県側も同様被害をうけており、殊に稻しき郡の霞ケ浦沿岸は夏の旱害と共に秋の長期冠水により甚だしい損害…
答弁内容
一 昭和二十二年秋の利根川を中心とする水害に際し、埼玉県粕壁税務署及び茨城県下税務署における課税の実情については、目下調査中であるから、調査終了次第速かに答弁致したい。なお、所得計算上、共済金は、これを収入金額に算入するのであるが、これは、必要経費又は損失を補填して、結局所得を生じないという趣旨により取り扱つているのである。
二 昭和二十三年秋の利根沿岸の水害等に際し、茨城県下税務署における農業…

土浦飛行場等に関する質問主意書

第5回国会 衆議院 質問主意書 第11号(1949/02/14提出、1期)
質問内容
一、茨城県土浦市、阿見町、木原村等に、いはゆる予科練その他著名巨大なる海軍の軍事施設があつた。
これらの軍事施設の終戦当時における状態を次のように説明されたい。
(1)軍事施設の種類、規模、装備
(2)土地、筆数、面積、利用状況
(3)建物、種類、棟数、坪数、利用状況
(4)軍事物資、種目、数量
二、右の軍事施設並に物資は終戦以来今日まで、どのように管理され、また処分され、利用されてい…
答弁内容
一、茨城県土浦市、阿見町、木原村等に所謂予科練その他著名巨大なる海軍の軍事施設の終戦当時における状況について。
甲、霞ケ浦海軍航空隊
所在 茨城県稲敷郡阿見町大字阿見
1 軍事施設の種類 海軍候補生等の養成
規  模  
土地 一、〇三六、〇七七坪
建物    二〇、〇二六坪
装  備
海軍候補生約三、〇〇〇名の養成に要する居住並に訓練施設にして戦斗装備なし。 …

食糧確保臨時措置法の運用に関する質問主意書

第5回国会 衆議院 質問主意書 第12号(1949/02/14提出、1期)
質問内容
一、昭和二十四年度の農業計画を説明されたい。
これと併せて、都道府県並びに市町村の農業計画について、いくつかの事例を説明されたい。
二、食糧確保臨時措置法によると、事前割当は、先づ市町村の農業調整委員会の議決を経て、公表をするということになつているが、この議決はいかなる時期に行うべきものか。
三、私が、最近関東、東北のいくつかの村についてみたところでは、
(1) 昨年度夏作については、五月…
答弁内容
一、昭和二十四年度の農業計画は次の通りである。
生産数量は米(雑穀を含む以下同じ)六七、七三二、二千石、麦(蚕、豌豆を含む以下同じ)一五、九三八、一米換算千石、甘しよ一、四九七、三一五千貫、馬鈴しよ六七八、六六〇千貫、農家保有数量は米三五、四〇三、五千石、麦八、四六九、三米換算千石、甘しよ七五四、〇四七千貫、馬鈴しよ三五四、四三九千貫、出供数量は米三二、三二八、七千石、麦七、四六八、八米換算千石…

農業所得税計算要領に関する質問主意書

第5回国会 衆議院 質問主意書 第14号(1949/02/21提出、1期)
質問内容
昨年七月七日大蔵省主税局から財務局宛出された文書「農業所得税計算要領」中左記のような事項について質問いたします。
一、この文書の中にある「所得標準率」ということは、どういうことか。
二、そして、この所得標準率によつて所得を計算する場合は、緑肥、籾穀、麦桿等を殆と農家の自家用に消費する地域については、これらを収入金額に見積らないとあるが、どういう勘定方法からこのような規定がなされたか。
三、緑…
答弁内容
一 所得標準率は、市町村又は大字等の地域内において、通常の農家(収穫、必要経費及び供出等の状況が通常の状態にある農家)又は農業経営の状況の類似した農家について調査した所得の基準である。
二 緑肥については、収入金額として計算するときは同額を必要経費とすることになるので、計算省略の意味で収入金額として計算しないのである。もみがら、麦わら等については、その交換価値が、皆無であるか、又は極めて僅少であ…

農業所得税に関する質問主意書

第5回国会 衆議院 質問主意書 第17号(1949/02/28提出、1期)
質問内容
一、私は二月十二日付質問第九号によつて四つの項目について質問した。
これに対し、二十三日付内閣参甲第一二号によつて政府の答弁を得たのであるが、一―二の項目については、実情調査の上回答するという答弁であるが、二―三の項目については答弁がない。
それで再度この質問書を提出する。
(1)咋年中、私、または私を含む農政研究会の代表が大蔵次官、その他の役人に農業所得税問題について何べんか会見している。…
答弁内容
一(1)田畑所得標準率の作成については、市区町村、各種農民団体、民間の農事精通者から適切な資料の提供を受ける方針のもとに、下館税務署においては、町村長、町村役場の税務主任及び農業協同組合長等にその内容を説明し、これに対する意見を聴いて決定をした。又、龍ケ崎税務署においては、町村役場の税務主任に対してその内容を説明し、土浦税務署においては、市町村長、市町村役場の税務主任及び農業協同組合長等にその内容…

地力調査に関する質問主意書

第5回国会 衆議院 質問主意書 第21号(1949/03/10提出、1期)
質問内容
一、昭和二十三年から、地力の一筆調査によつて、地力の等級を定め、事前に生産と供出の割当をすることとなつた。そしてそれが、昨年四―五月ごろ実際に施工されたことになつている。
ところで、昨年度の地力調査は切迫した必要に臨んで実施されたこと、またそのためにも調査技術が貧困であつたこと、それにまたいろいろの政治的な情実もからんで、調査の成績には、正しい答案が現れなかつた。このことは、第二国会において、私…
答弁内容
昭和二十三年産主要食糧の供出割当を行うた時は、現行の「食糧確保臨時措置法」が第一国会において審議未了となつたが、その主旨を汲み行政的措置として事前供出割当を行つた。
従来供出割当に対する批難の大多数が、市町村内の農家間において不均衡であるという事であつたのに鑑み、その事前割当を公平ならしめるための一資料として、先づ各市町村内各農家の耕地に付一筆毎に地力を調査して生産力が均衡のとれたものに仕上げる…

農業所得税更正決定に関する質問主意書

第5回国会 衆議院 質問主意書 第24号(1949/03/11提出、1期)
質問内容
一、昨年の三月にも大部分の農家が、所得税の更正決定通知をうけた。それで多くの農家は税務署にワイワイ押しかけ、いろいろ押し問答をして、その誤謬、誤算を訂正せしめていた。中には税務署員の暴言に圧倒されて泣く泣く無理な金を払つた人もあるということであつた。
この好しからざる事態をつくつた責任は押しかけた農民が悪いのではなくて、押しかけられた税務署が悪いのであつた。何故なら、更正決定通知について殆ど誤謬…
答弁内容
一 昭和二十三年分の農業所得に対する申告納税所得税については、各農家の所得の実情に即応する適正課税の実現を図るとともに、申告納税制度の健全な発達に資するため、たえず努力しているのであつて、本年は相当改善されたと確信しているが、まだ十分とは考えられないので、将来とも十分努力する。なお、高率の事故を犯した税務官吏が、もしありとすれば、実情を調査した上、必要に応じ適当の措置をとる。
二 農業所得に対す…

土浦飛行場等に関する質問主意書

第5回国会 衆議院 質問主意書 第25号(1949/03/15提出、1期)
質問内容
二月二十三日内閣参甲第一四号の右質問に対する答弁に対して、再度質問を提出する。
第一、霞ケ浦海軍航空隊
1 財団法人霞ケ浦農科大学
右大学使用中の土地四五、一五一坪の地目別面積と利用状況、その価格、賃料、並に建物一〇、〇〇〇坪の棟数、種類、価格賃料、利用状況、貸付けた土地、建物の目録
2 新日本食品工業株式会社
その使用中の土地二四、二四〇坪の地目別面積と利用状況、払下げ価格、並に四、〇…
答弁内容
第一、霞ケ浦海軍航空隊
1 財団法人霞ケ浦農科大学
a 土地
地目 元地目不明、引継当時は宅地
面積 四万五千百五十一坪
価格 台帳価格(三万六千百二十円八十銭)
賃料(貸付料)年額 六万七千七百二十七円七十一銭
b 建物
種類 事務所建、倉庫建、雑屋建
棟数 七十八棟
価格 台帳価格 二、八七七、二九六円一〇銭
賃料 貸付料(年額)六〇一、二三六円三九銭
利用状況
土地…

農業所得税に関する質問主意書

第5回国会 衆議院 質問主意書 第36号(1949/03/23提出、1期)
質問内容
農業所得税に関し三度質問を提起する。
一、田畑所得標準率は、「その適正妥当を期するため、市町村、各種農民団体、農事精通者の全部又は一部から適切な資料の提供を受け、特に真面目な関係団体の適切な意見は十分これを参考とするよう努めているわけである。」という答弁にもかかわらず、現地においては、十分にこの努力がなされていないという事実について、政府は果して現地税務署に対し強力なる指導を加えているかどうかを…
答弁内容
一 各税務署は、現地の事情に応じてできる限りの努力をいたしていると考える。茨城県下における関係税務署に対しては、去る三月二十六日さらに強力にその趣旨を指示した。なお、まじめな農業団体の提出した資料は、十分これを検討する方針である。
二 税務署は、適正な自主的申告が行われ、且つ、これにより申告納税制度が健全な発達をとげることを理念として執務している。申告の状況と税務署の事務分量の現状から見れば、理…

反税運動取締に関する質問主意書

第5回国会 衆議院 質問主意書 第37号(1949/03/24提出、1期)
質問内容
一、政府は反税運動取締について新聞等にいろいろ談話などを発表しているが、このさい、反税運動とはどのようなものか、政府の見解を具体的に発表されたい。
二、国家地方警察本部が、地方機関に対して反税運動取締り、または検挙について、何か指示を与えたというが、その内容を詳しく発表されたい。
三、国家地方警察本部は如何なる権限に基づいて、そのような行動綱領を制定し、且つこれを地方機関に指示したかを説明され…
答弁内容
一、反税運動の見解
所謂反税運動とは種々なる意味に用いられているようであるが、警察取締の対象となるのは反税行為の意味であつて、反税行為とは国税犯則取締法第二十二条の法益を侵害する行為及徴税を阻害する税務代理士法違反行為を云う。
即ち国税の納税義務者が為すべき課税標準の申告(申告の修正を含む)をしないよう、若は虚偽の申告をするよう、あるいは国税を納付しないようせん動する行為、又は税務官吏に国税の…

農業所得税納期の特例に関する質問主意書

第5回国会 衆議院 質問主意書 第49号(1949/04/04提出、1期)
質問内容
一、農業所得税の納期を八月と一月の二回にするようにしてもらいたいという意見が、農民並びに農民団体の間に有力になつているが、政府はこれらの意見に対して、どのような見解をもつているか、発表されたい。
(註―全く水田一毛作の地帯では年一回一月を希望している。)
二、右の質問主旨について、私が農民並びに農民団体等からうけとつた意見を参考までにいうと次のようである。
(1) 現行法規の特例は非実用的で…
答弁内容
農業所得者の所得税の納期を八月及び翌年一月とすることは、一般申告及び納期と異つてくるので、申告の説明、徴税等について執行上相当難点があり、兼営等の場合に納期等をいつに定めるべきかについても問題があるので、近く行われる税制の検討の際充分考究したい。また、第一期の申告及び納期についても現在のように前年の所得税の更正決定による納付が三月、四月に及ぶ実情においては、実際問題として考慮を要する点があるので、…

開拓事業に関する質問主意書

第5回国会 衆議院 質問主意書 第62号(1949/04/14提出、1期)
質問内容
一、農地開発営団による開拓その他、戦前における開拓政策並びに開拓の実績を説明されたい。
二、終戦後における緊急開拓その他による開拓政策並びに開拓成績を説明されたい。
三、開拓農業における農業生産の実績並びに農業経営の状態を説明されたい。
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答弁内容
一、戦前の開拓政策は、大正年代に開墾助成法が制定され、開墾に対する国庫助成がなされたのに始まる。当初は開墾事業に投下された資本に対する利子を国庫助成金によつて補給していたに留るが、昭和四年に同法が改正されて事業費元金の一部補給の趣旨に改められ、面積五町歩以上の開墾に対してその事業費の四割を助成して来た。昭和十六年には食糧自給の強化を図るという目的の下に農地開発営団が設立され、主要な開墾事業及び入植…

食糧確保臨時措置法の運用に関する質問主意書

第5回国会 衆議院 質問主意書 第63号(1949/04/14提出、1期)
質問内容
食糧確保臨時措置法の運用に関し、再度質問書を提出する。
一、昭和二十四年度の生産者別農業計画は、今年二月末日までに公表しなければならぬとの答弁であつたが、二月末日までに公表した町村は殆ど見当らないばかりか、三月末になつて公表されてないし、未だ公表してない村が沢山ある。このような事態に対し政府は如何なる措置をとるのか。
またこのように生産者別農業計画が遅れるのはどうした理由か。
二、多くの市町…
答弁内容
一、生産者別農業計画が未だ完了していない町村があることは御指摘の通りであつて、政府としても二月中旬以降しばしば、都道府県知事に対しても早急に個人別割当を完了するやう督励して来たし、今後も督励する積りである、尚生産者別割当があいまいとならない様二十四年産農業計画は必ず所定の文書によつて、市町村長から生産者に指示する様指導している(昭和二十四年三月十八日付二四食糧第一三一九号「昭和二十四年産主要食糧農…

開拓者に対する現物融資に関する質問主意書

第5回国会 衆議院 質問主意書 第66号(1949/04/15提出、1期)
質問内容
一、この現物融資なる制度はいつから施設されたのか。
二、現物融資の実績について説明されたい。
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答弁内容
一、開拓者融資金による現物斡旋の開始時期は、二十三年八月からである。
二、二十三年度三月末日までの実績は次の通りである。

農   具
イ 手 農 具
一一、六九二組
                 
手農具の内訳  開墾鍬、万能、根切斧、木割斧、鉈、鋸ホーレーキ、フオーク、シヤベル、土入器、押切
ロ 噴 霧 機
六、一一二台
        …

開拓協会に関する質問主意書

第5回国会 衆議院 質問主意書 第67号(1949/04/15提出、1期)
質問内容
一、開拓協会の沿革、組織、人事、事業、経費について説明されたい。
二、開拓協会の事業と政府事業との関係を説明されたい。
三、開拓協会の経費と政府予算との関係を説明されたい。
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答弁内容
一、開拓協会の沿革、組織、人事、事業経費について、
開拓協会は、昭和二十年十一月九日閣議決定「緊急開拓事業実施要領」中「本事業に関係を有する中央及び地方の各種団体等の協力を図るため協力団体を結成するものとす」の趣旨に基き、開拓関係諸団体の総力を結集して緊急開拓国策を急速且つ強力に推進し、食糧自給体制の確立及び新農村建設に寄与する目的を以て、昭和二十一年三月設立されたものである。
その組織は、当…

各種学校に関する質問主意書

第7回国会 衆議院 質問主意書 第17号(1950/01/17提出、1期)
質問内容
(1) 各種学校といわれる教育施設の普及状況を説明されたい。
(2) それらの学校は教育上どの程度に有益な又は有害な役割を果しているか。
(3) それらの教育施設の普及発達のため、政府は何かめんどうをみてやる政策をもつているかどうか。
(4) これらの学校の生徒は、普通の学校生徒と同様に政府の保護をうけているかどうか。
通学用の定期乗車券について、国鉄も私鉄も学割をしていないようだが、この…
答弁内容
一、昭和二十四年四月三十日現在で各種学校として和洋裁二、二一〇、簿記珠算一三二、語学八一、その他工業、家政、タイピスト、音楽等の各分野にわたり総数三、一七七校あり、教員総数は二三、六一一人、生徒総数は四三四、一四〇人である。(文部省調査普及局の調査による。)
二、和洋裁その他特殊な分野において相当の効果をあげているものもあると思う。
三、私立学校法第六十四条第四項の法人(通称準学校法人)によつ…

庶業所得税に関する質問主意書

第7回国会 衆議院 質問主意書 第18号(1950/01/25提出、1期)
質問内容
一、最近納税者に対して税務署よりつぎのような信書が送達されている。
「お知らせ」
昭和二四年分の貴殿の営業(庶業)所得の最終課税見込額は、税務署では○○、○○○円以上と見て居りますから、本月三十一日までに提出することになつている確定申告には、右の金額をもつて申告をなさるようお奨め致します。
もし特別の事情がなくて右の金額より少い申告をされた場合は、税務署ではやむを得ず二月上旬更正決定を行うこ…
答弁内容
一 「お知らせ」は納税者に対し其の便宜の為に、確定申告に当つての申告の大体の目安を示したものであつて、納税者が自己の正しい計算に基いた所得金額が「お知らせ」による課税見込所得金額と異るときは、その計算による所得金額によつて確定申告書を提出してさしつかえないものであつて、必ずしも「お知らせ」の課税見込所得金額による申告を必要とするものではない。
又「お知らせ」により通知された見込所得金額により、自…

畜産所得税に関する質問主意書

第7回国会 衆議院 質問主意書 第19号(1950/01/26提出、1期)
質問内容
一、畜産(といつても専業だけでなく、農家副業やその他家庭養けい、養兎を含む)に対する課税の要領を通観すると、毎年一定していないし、地方的にもいろいろであるが、政府の方針はどうなつているか。
二、昭和二十四年度確定申告において畜産に関する所得標準率を専業の場合と、副業の場合に分け、更にそれを牛(役、肉、乳)馬、めん羊(採毛、繁殖)山羊、にわとり(繁殖、採卵)兎、豚等に分け、それぞれの地方の代表的な…
答弁内容
一 畜産所得に対する所得税は、専業たると副業たるとを問わず所得税法の規定に従い、その年中の総収入金額よりその収入を得るために要した経費を控除した所得に対し課税を行つており、この方針は毎年一定している。
二 調査の上において回答する。
三 税法の規定するところに従い、公正妥当な課税を行うことに努めている。
四 収益を得る目的をもつて家畜を飼育し、採乳、採毛、採卵繁殖等その他これらに附随する事業…

農業統制に関する質問主意書

第7回国会 衆議院 質問主意書 第22号(1950/01/28提出、1期)
質問内容
一、今日までの農業統制発達の経緯を説明されたい。
二、この農業統制の発達と、農業生産、農民経済、農業経営の消長との関係を地帯別業態別の特徴に応じて説明されたい。
三、農業統制は次第に不要となり緩和―廃止されつつあるが、このような発展の方向に従つて、農業統制の緩和―廃止についていかなる計画をもつているか。
四、農業統制の緩和―廃止の方向の下に政府は農業生産並びに農業経営をいかなる方向に前進させ…
答弁内容
一、近年における農業統制の経緯は、色々の角度からみて、その詳細は複雑多岐にわたるので、その骨子のみを述べると次の通りである。
今日の農業統制は大正十年米穀法の制定に始まつたと考えることができる。米穀需給の調整を通じ農家経済を含む国民経済の安定を図るため、米穀需給調節特別会計が買入、売渡貯蔵することとしたのである。その後外地米の増産と昭和農業恐慌の時代を通じて米穀はいちじるしく供給過剰となつたため…

地方別農業計画に関する質問主意書

第7回国会 衆議院 質問主意書 第23号(1950/01/28提出、1期)
質問内容
一、昭和二十五年度の水稲に関する農業計画並びにその農業計画の地方別対策について政府の方針を明らかにされたい。
二、昭和二十五年度の陸稲、雑穀に関する地方別農業計画について政府の方針を明らかにされたい。
三、終戦以来、農林大臣の指定した雑穀並びに知事の指定した雑穀があるが、この間の経緯を明らかにし、次のことがらを説明されたい。
(1) それらの雑穀の地方別発達の消長
(2) それらの雑穀の地…
答弁内容
一、昭和二十五年度水稲に関する農業計画樹立に当つては肥料事情の好転もあり、水稲の生産は大体に於て戦前の水準に復元しているものと考えられるので、全国生産量をほぼ前年生産量と同じ程度にこれをおさえたが、地方別の最近の生産事情を考慮してこれを決定した。
水稲に於ける地方別対策としては、北海道に於ける温床苗代設置奨励施設、東北、北陸等水稲単作地帯に於ける保温折衷苗代設置奨励施設及び緑肥採種圃設置施設等が…

いも類統制に関する質問主意書

第7回国会 衆議院 質問主意書 第24号(1950/01/28提出、1期)
質問内容
一、昭和二十五年以降におけるさつまいも、じやがいもの統制に関して政府の方針を明らかにされたい。
二、右の方針に基いて、昭和二十五年度のいも類に関する農業計画について、いかなる企画並びに方針をもつているかを説明されたい。
三、今後のいも類に関する需給の展望並びにいも類の利用について説明されたい。
四、今日まで政府がいも類についてとつてきた品種の改良、栽培技術の改善、生産の奨励等の施策を説明され…
答弁内容
一、政府は二十五年産いも類については食糧管理特別会計の予算の範囲内で優良品種のものに限り一部政府買入を継続する方針である。その場合の買入予定数量は甘しよ二億七千万貫以内、馬鈴しよ一億三千万貫以内を予定している。
二、昭和二十五年度のいも類については食糧確保臨時措置法による農業計画の指示は行わず、目下新しい政府買入方式を研究中である。その具体的内容は食糧確保臨時措置法の定める割当手続に準じた手続に…

供米状況に関する質問主意書

第7回国会 衆議院 質問主意書 第40号(1950/02/15提出、1期)
質問内容
一、昭和二十四年産の米と雑穀の最近の地方別供出状況を説明されたい。
二、今年度供米不振の原因を地方別に詳しく説明されたい。
三、昨年度は一部保有農家にも割当てをして泣かせていた。これは改めるというわけであつたが、今年度にはそのような無理はないかどうかをあきらかにされたい。
四、昨年のいま時分、多数の町村においてその村割当量の帳尻を合せるため、供出後配給するという甘言をもつて、保有量を削つて供…
答弁内容
一、昭和二十四年産米(含雑穀)の最近に於ける地方別供出状況は別紙買入状況一覧表の通り
二、昭和二十四年産米の供出は作況の関係により収穫期が十日乃至十五日遅延したことと、収穫後の天候不良のため全般的に出遅れとなり、十月末現在二〇、七%(前年同期三二、四%)、十二月末現在七四、一%(前年同期八三、九%)であつた。その後北海道、東北、関東、北陸、東山、東海、近畿、中国の各地方は全般的に遅延を取り戻し本…

所得税徴収に関する質問主意書

第7回国会 衆議院 質問主意書 第56号(1950/04/17提出、1期)
質問内容
一、庶業所得税に関する再質問について
1 政府はさきの質問に対し、納税者が自己の正しい計算に基いた所得金額が「お知らせ」による課税見込所得金額と異るときは必ずしも「お知らせ」の課税見込所得金額による申告を必要とするものでないと答弁されたが、税務署はすでに貴殿の所得は○○万円以上であると断定し、それより少く申告すれば更生決定をやつて追徴金をとると告知しているのである。これを政府はどう解釈するか。 …
答弁内容
一 1 「お知らせ」の課税見込所得金額より低い申告をした場合においても、その申告に相当の理由がある場合においては、更正決定を行つていない。従つて追徴税は徴収していない。
2 自己に正確な記録がある場合は、その記録に基いた正しい計算と「お知らせ」による所得金額と比較対照ができ得ると考えられる。
3 「お知らせ」はその時までの調査による税務署の一応の目安を示したものがあるからそれと同額の所得金額を…

※このページのデータは参議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2022/12/13

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