質問内容現在の運転免許証保有者数は、約七千二百万人である。とりわけ若年層の取得が急増している。さらに、平成十一年における交通事故死者数は九千五人にもなる。人命救助の視点から、運転免許証に血液型の表示がされていれば、救急救命士等の迅速なる処置も可能になる。
よって以下の質問を行う。
一 運転免許証に血液型を表示すれば、救急救命士、医療関係者が処置にあたり医療効果をあげることができると思うが、見解を明らか…
答弁内容一及び二について
患者への輸血の要否及びその実施方法を医師が決定する場合には、当該決定前に必ず血液学的検査と共に血液型の検査等を実施しているところであり、運転免許証に運転免許を受けた者の血液型を表示することとしても、医療上の有効性は低いものと考えている。
また、都道府県公安委員会が、運転免許証の交付又は更新に当たり、運転免許を受けた者の血液型を正確に把握することは困難である。
以上のことから…