このページでは三木武吉衆議院議員の26期(1953/04/19〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は26期国会活動統計で確認できます。
○三木(武)委員 私は自由党を代表しまして、主として吉田総理、木村長官に質疑をいたしたいと存じます。 前もつてお断り申し上げておきますが、昨日来私が質問をするということを発表いたしましたら、自由党の私どもの友人あるいは内閣に関係のある方方が繰返し繰返し、一体、三木は何の質問をするかと言うて、しきりに私の質問の要旨をお尋ねになりました。どうもおかしなことを聞きに来るものだと思いましたけれども、よくよく考えてみますると、前国会の予算委員会に河野君が、例の世間のいわゆる爆弾質問というものをやつた。総理も通産大臣も外務大臣もむろん大して意に介しておられなかつたのであろうけれども、私どもから見れば、何……
○三木(武)委員 私の質問いたしたと考えておりましたことは、今までの委員諸君の質問でも十分に尽されたようでございますから、これ以上蛇足を加えることは遠慮いたしますが、この機会に正力さんに一言お尋ねなり希望をしておきたいことは、私は常にこういうことを考えておる。日本人の知識というものは、それが科学であろうが、哲学であろうが、あるいは経済産業に対する心構えであろうが、決して世界水準よりは劣つておるとは思うておらないと考えております。ただ今日の日本の状態が、アメリカにはるかに及ばぬということになつておることは、種々なる原因がありますけれども、その大なる原因は、アメリカ人と日本人、あえてアメリカだけで……
○三木(武)委員 言い訳をするようでありますが、私は議員の職責上議場において質問をしたり討論をすることは、当然のことであるとは考えておりますが、とかくそういうことを好まない性格でございます。長い議員生活の間においてもそういう行為に出たことは、ほとんどないといつてもよいほど好んでおらないのであります。私がただいま質問いたそうと考えておる事柄については、私どもの友人の立場として、常に吉田総理大臣とひざを交えて話をしてみたら、必ず議論の一致をするところがあるのではないか。ずいぶん両方ともがんこだが、案外話がわかるのではないかというて、しばしば親切な友達は勧めてくれるのでございますが、またそうしようか……
○三木(武吉)委員 私は与えられたる時間がわずか十分とか十五分とかいうお話でございますから、理由を抜きにいたしまして、すべて結論的に吉田総理その他の閣僚諸君にお尋ねしてみたいと思います。 と申しまするのは、去る特別国会及び臨時国会の両度の予算委員会において、現段階の日本は、吉田総理の言葉をかりて申せば、占領政策の行き過ぎを是正しなければいけない、これによつて初めて日本の再建を軌道に乗せるんだという声明でございます。私をして言わしむれば、誤つたる占領政策は、独立後の日本としてはその振出しに返つて、日本らしい政治の軌道に乗せて再建に従事しなければならぬ、こういう考え方であつて、その趣旨においては……
○三木(武吉)委員 ただいま伺つておりますと、現在及び数年後の不景気、及び財政上の困難に備えるために、現在から経費の節約をしなければならぬという御議論、まことにごもつともであります。全面的に私は賛成でありますが、その節約の程度について、たいへん御遠慮なさつて、全経費を通じて大体五%というような御意見でございます。それは土屋君の御意見として一応伺つておくのでございまするが、こんなことではとうてい土屋君の心配せられておる点は満たされるものではない、かように私は考えております。だがそれにはそれといたしまして、土屋君の言われるそういう経費の節約をするには、並たいていの努力では、容易にはできない。時と場……
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