このページでは竹村泰子衆議院議員の37期(1983/12/18〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は37期国会活動統計で確認できます。
○竹村泰子君 私は、日本社会党・護憲共同を代表して、ただいま提案されました児童扶養手当法の一部改正案に対し、総理、厚生大臣、自治大臣並びに労働大臣に質問をいたします。 総理ほか各大臣にはお子さんがいらっしゃいますね。総理にはかわいいお孫さんもいらっしゃいます。ですから、子供の健やかな成長をひたすらに願う親の気持ちがよくおわかりと思います。ところで、世の中には、不幸にして両親が協力して育てることのかなわぬ事情があり、父母のどちらかが苦しみや悩みと闘いながら働いて子供を育てている方が多くおられます。特にそのうち、離婚した夫婦の子供たちは、七〇%が母親のもとで育てられております。今回提案された改正……
○竹村泰子君 私は、日本社会党・護憲共同を代表して、ただいま提案されました国立病院等の再編成に伴う特別措置に関する法律案について質問をいたします。 総理、先日私は、この統廃合の対象となっている北海道小樽市にあります国立療養所小樽病院を訪ねてみました。この病院は、結核療養所及び脳卒中リハビリ施設並びに重症心身障害児施設という三つの機能を持っております。どれをとっても、地味な採算に合わない医療であります。このように、地方自治体や民間で病院経営上無理がある医療こそ、国が骨惜しみすることなく手をかすべきではないでしょうか。(拍手)また、北海道は御存じのとおり、冬の寒さが厳しいところであり、重度の障害……
○竹村委員 富士見病院事件と、それから児童扶養手当について質問させていただきます。 まず、一九八〇年にこの事件、富士見病院事件が発覚しましてから、被害者同盟が把握しました被害者の実態は、北野早苗が操作するMEの検査で、だれもが一様に子宮筋腫と卵巣膿腫の病名を告げられ、これに基づいて手術が行われたわけです。手術は、二十代後半以降、子供のある人は子宮、両卵巣全摘、子供のない人は卵巣整形と大別され、全摘者の平均年齢は三十五歳、他病院と比べ十歳若いとなっております。カルテ記載の子宮平均重量は百十九・六グラム、摘出の目安とされる二百グラムを大幅に下回っております。 この事件は、私たち女性にとりまして……
○竹村委員 富士見産婦人科病院事件のことが出ましたので、短く関連質問をさせていただきます。 厚生省は、今回の健保法一部改正について医療費のむだを省くとしきりに強調していらっしゃいますけれども、全く患者の責任ではない医療費のむだを省くのに患者の負担増をもってするというのは、余りにも便宜主義であり、片手落ちではないでしょうか。長期ビジョン、二十一世紀の医療を考えるという中でも、よい医療、安心して受けられる医療がこれまで以上に保障されて、初めて患者の負担増もやむを得ないかということになるのではないでしょうか。しかるに、医療被害の告発については、いつでも医師の裁量権を口実に突っ込んだ追及、監査をして……
○竹村委員 六月二十六日、本会議におきまして土井先生代表質問、七月三日、社労委員会におきまして金子先生質問がそれぞれありましたけれども、そこで問題となりました女性差別撤廃条約と機会均等法案の関連について詰めてみたいと思います。 人類の歴史は、近世から近代へ移りますとき、封建的な支配と抑圧から人間の解放を目指して市民革命が行われました。すべての人間が法の前に十等であることを確認し、すべての人間に基本的人権を保障することでありました。一七七六年のアメリカの独立宣言は、すべての人は平等につくられていると述べ、一七八九年のフランス革命の人権宣言は、人は自由かつ権利において平等な者として出生しかつ生存……
○竹村委員 身体障害者福祉法の一部を改正するに当たりまして、提案理由の説明に、一九八一年の国際障害者年の理念をこの福祉法に盛り込むと書いてございますね。その一九八一年長期行動計画というのが国際障害者年に当たって出されておりますね。我が国の今までの障害者運動との違いはどういうところでしょうか。
【次の発言】 それは、この福祉法の改正のどこに盛り込まれておりますでしょうか。具体的にお答えいただけますか。
【次の発言】 すなわち「完全参加と平等」ということですね。
その長期行動計画の中で、障害者の権利宣言はどういうふうにうたわれておりますでしょうか。長期行動計画というのが出されましたね、そちらにあ……
○竹村委員 今議題となっております条約について、与えられた時間内で質問させていただきますけれども、まずその前に、どうしても気になることが一つあるのです。これは女子差別撤廃条約とされましたね、なぜ女子という言葉を使ったのですか。
【次の発言】 最も適当であるというのは、何に照らして最も適当なんですか。
【次の発言】 この法律の趣旨、精神に即して、適当であると思われたというのですね。私は、訳し方としては最も不適当な言葉だと思うのですけれどもね。女性といういい言葉があるじゃないですか。なぜ、これを男子、女子というふうにお呼びになったのですか。
○竹村委員 私の地元であります札幌、仙台などで特に著しいスパイクタイヤの粉じんについてお伺いをいたします。 現在、二十三都道府県では何らかの形でスパイクタイヤの粉じんの被害に悩まされている現状があるわけでありますけれども、人体の影響被害についてまずお尋ねしたいと思います。 環境庁も昨年度から動物実験による生体影響調査を行っておられるわけですけれども、札幌鉄道病院の平賀洋明呼吸器内科医長、北里大学医学部の山科俊郎教授、そして仙台市医師会などがこれまでそれぞれの研究から生体への影響を明らかにしておられます。 私、ここに写真を持っておりますけれども、普通の犬はきれいな肺の色をしていますけれども……
○竹村委員 婦人の年金権について質問いたします。 ちょっとショッキングなことを申し上げますけれども、今回の政府案は、前提条件として一人一年金が徹底していないところに大きな問題があると思うわけです。夫婦がセットで一年金であるということです。 ちょっと申し上げますと、政府案では、正式な結婚をして子供が生まれる、夫婦は離婚しない、妻は外で働かない、これが基礎となっているのではないでしょうか。ところが、現実は反対なんですね。もうよく御存じと思いますけれども、正式に結婚しないで子供を産む方もたくさんおありになる、それから離婚は非常に増大している、女性はどんどん外で仕事を持っている。こういうところで、……
○竹村委員 児童扶養手当改正案を出しておられるわけですけれども、これはまれに見る悪法中の悪法ですね。離別母子のお母さんたち、それを支援する人たちがそう思うのはもちろんのことですけれども、法律の専門家から、日本弁護士会や、それから東京弁護士会の法律家からも激しい反対や抗議が出ております。また、初めは余り関心を持っていなかった人たちも、この政府案の内容を知りまして、恥ずかしげもなくよくこんなものを出してこられたものだとあきれ返っている内容であります。許さるべきことではないと思います。 この改正の背景となりましたものは、今金子議員の御質問にもありましたけれども、法案は、第二次臨時行政調査会の答申を……
○竹村委員 私は、日本社会党・護憲共同を代表いたしまして、修正案にも原案にも断固反対するものであります。 まず第一番目に、本来、児童の健全育成を目的に母子福祉年金の補完として発足したものでありますけれども、今回の改正案は、その年金的性格を放棄し、一般の社会福祉政策にすりかえるものであります。したがいまして、支給対象も、目的、第一条にあります児童の健全なる育成という目的が家庭の生活安定ということで家庭が対象となっております。これは断固納得できないところでございます。中央児童福祉審議会など公の審議会にもかけられず、法案がこういう安易なすりかえを行うということは、国会軽視でもあり、重大な問題である……
○竹村委員 派遣事業と女性労働者に焦点を当てて質問をさせていただきたいと思います。 政府案は登録型、常用雇用型双方を制度化しようとしているわけですね。双方についてさまざまな問題点があると私たちは思っておりますけれども、制度化された場合の影響など解明すべきことは非常に多い。しかし、今回は登録型について、そして女性労働者に焦点を定めて質問をさせていただきたいと思います。私は、労働問題はまだ駆け出しで、難しいことがたくさんありますので、どうぞ教えていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 登録型の場合、派遣労働者の九割以上が女性であるということは御存じと思います。これは「ジュリスト」な……
○竹村分科員 靖国神社公式参拝問題について質問いたします。 九月から検討を進めてこられました自民党の靖国神社問題に関する小委員会(奥野誠亮委員長)は、去る十一月二十四日内閣総理大臣による靖国神社への公式参拝は合憲であるとの見解をまとめ、自民党政調審議会の了解を得られました。小委員会は小と申しましても自民党衆参両議員四十六人で構成されており、その勉強会の講師も十二名の超一流の講師陣です。既に報道されていることですから実名で申し上げますが、江藤淳東京工業大学教授は、諸外国の例を引きながら、日本古来の習俗に基づく儀礼であるから公式参拝は推進する。田上穣治一橋大名誉教授は、信教の自由と政教分離は別で……
○竹村分科員 私は、きょう初めて質問いたしますので、どうぞよろしくお願いいたします。 ここに一人のお母さんを御紹介したいと思います。この方は、広島に住む本畝淑子さんという方です。この方の書かれた本の初めをちょっと読ませていただきます。 赤ちゃんが高い熱を出しました。お父さんもお母さんも、お姉ちゃんもお兄ちゃんも、みんなが心配して見守っていました。次の朝になったら、その幼な子は冷たくなって、二度とは笑わぬ人となってしまった、というのが、私たちの娘寿子(ひさこ)でございます。 昭和五十七年二月十九日、娘寿子は二歳八カ月という幼なさで帰らぬ人となってしまいました。 ほとんど病気などした……
※このページのデータは国会会議録検索システム、衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。