このページでは井上和久衆議院議員の38期(1986/07/06〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は38期国会活動統計で確認できます。
○井上和久君 私は、公明党・国民会議を代表して、ただいま議題となりました老人保健法等の一部を改正する法律案並びに自由民主党提出の同法修正案に対し、ともに反対の立場で討論を行うものであります。(拍手) 健康は国民生活の基本的条件であり、生きがいはその健康な体によって得られるものであります。我が国の高齢化は、世界に例を見ないスピードで進んでおります。国民の間には、高齢化が進むにつれて、長い人生を有意義にかつ安心して過ごせるだろうか等、老後の健康、生活不安が増大しております。そして悲しむべきは、独居老人、寝たきりや障害老人、さらには介護疲れなどにまつわる自殺や殺人などの事件が多発しておることであり……
○井上和久君 私は、公明党・国民会議を代表して、防衛庁設置法及び自衛隊法の一部を改正する法律案に対する反対の討論を行うものであります。(拍手) 新しい世紀を目前にした今、文明的レベルで世界が大きく劇的に大転換してきました。それは、一国のシステムを根底から変えるという五十年、百年規模の改革に匹敵する多国間、地域ブロック間の変容であり、とりわけ社会主義諸国が急速に民主化へ動き出し、新しい秩序を求めてさま変わりする転換の時代に突入したと言えます。 振り返れば、二年前の一九八七年十二月、ワシントンにおける米ソ首脳会談でINF全廃条約が調印されたときから、世界はニューデタントの時代へと回転を始めまし……
○井上(和)委員 私は初めて質問をさせていただきます。素朴でありますし、また細かい問題もお伺いしますし、直接的なことを聞くようになろうかと思いますが、どうか大臣初め皆さんの前向きで誠実な御答弁を心からお願いをする次第でございます。 今や我が国が経済的に大国となりまして、物の豊かさあるいは生活の利便性、こういう面におきまして世界の注目を集めておるところでございます。反面経済大国、生活は小国、社会資本のおくれなどを指摘する声もございます。なかんずく心身に障害がある方あるいは子供、また老人など自分で自分の幸せをつかみにくい方々が幸せになる、これが政治の大きな課題であると私は思います。最大多数の最大……
○井上(和)委員 本国会におきましても重要な問題でございます防衛費の対GNP比一%枠突破という問題についてお伺いをいたしたいと思います。
円高、売上税の廃案、こういうことがありましたら六十二年度の防衛関係費は一%枠の以内に実質はなるのじゃなかろうか、こういうふうに思うわけでありますが、六十二年度防衛費は補正で修正をされてもなお一%枠を突破するのかどうか、この見通しについて長官にお尋ねをいたします。
【次の発言】 三兆五千百七十四億円、それで〇・〇〇四の部分というのが百三十四億円と言われておりました。それで、売上税の部分というのはそのうちで百十六億円であろう、こういうふうに私どもは承知をしてお……
○井上(和)委員 まず初めに、行政改革についてお尋ねをいたしたいと思います。 政府の社会経済情勢の変化に対応した適切かつ合理的な行政の実現をということで、第二次臨調を発足させまして、五次にわたる答申を受け、その答申を達成させるために行革審を設置をいたしました。さらに、行政改革推進の態勢をつくるためにこのほど新行革審をスタートさせたのであります。 臨調答申、行革審あるいは新行革審設置、こういう流れの中にありまして、政府が行ってきた行政改革というものは「増税なき財政再建」を目指しているということでありますが、その点におきまして、我々が知る範囲におきましては、決して骨にまで達するような行政改革と……
○井上(和)委員 きのうのマスコミ報道によりますと、防衛庁は洋上防空構想についての中間報告をまとめたということが発表になっております。
ここで、まずその報告の内容をお教えをいただきたいと思います。
【次の発言】 そこで、具体的に来年度の予算案の中へこの中間報告の内容というものが入ってくるだろうと思うのですが、どういうものが入りましょうか。
【次の発言】 次に、ココムの問題につきまして若干お伺いをいたしたいと思います。
ココムについて、日本がこれにより積極的な役割を果たすようになってきているということは御案内のとおりでございますが、特に外交体制の改善等の中での具体策というのが示されたわけです……
○井上(和)委員 現在の先端技術の発達に伴いまして、一般物資と軍事用というその区別が大変難しい時代になったというふうなことが現実にあろうと思いますが、その中におきまして軍事機密という問題についてお尋ねをいたしたいと思います。 これはココムの問題において特にそうでありますが、輸出の承認を得ようとする場合に、軍事機密だからという理由で却下されたりできなくなる、こういうふうになりますと、これはひとり共産圏と貿易をしている企業ばかりではありませんで、西側や中立国へ輸出業務をしておる商社とかあるいは貿易会社全体にとりましてもこの軍事機密ということが大変問題になってくるでありましょうし、同時に、理由がわ……
○井上(和)委員 私は、公明党・国民会議を代表して、防衛庁設置法及び自衛隊法の一部を改正する法律案に対する反対の討論を行うものであります。 我が国は本年、戦争放棄、恒久平和主義を明示した世界に類例のない平和憲法の施行四十周年を迎えました。しかしながら、「戦後政治の総決算を標榜する中曽根内閣は、あからさまにこの平和憲法を空洞化していく政策を浮かび上がらせ、無理やり国民に押しつけようとしております。 その端的なあらわれが、とどまることを知らない我が国の防衛費の拡大であります。六十二年度予算で、これまでの国民的コンセンサスとして定着してきたGNP比一%枠の平和のあかしとしての歯どめを破棄し、軍事……
○井上(和)委員 私は愛媛県から選出をされた者でありまして、今話題になっておりますオレンジ、牛肉の自由化問題というのは特に大事な問題であります。つい先日も生産者と消費者の大会というのが行われまして、四千名に余る皆さんがお集まりになりまして、この自由化を断固阻止しようというような大会が開かれました。また私、いろいろと農家の庭先で皆様のお話も何軒かお伺いをしてまいりました。そういうことを総合いたしますと、本当に今ミカン農家の方々の生活は大変な状況にありまして、この皆さん方の自由化問題に対する認識というものは、想像を絶するような本当にすごいものを私も感じておるわけであります。 先ほどからの御議論を……
○井上(和)委員 初めに官房長官にお尋ねをいたしたいと思います。 我が国は、戦後四十余年を経まして、国民の懸命な努力によりまして世界で一、二を争うような経済大国と言われるようにまで発展をいたしてまいりました。しかしながら、さきの大戦におきまして三百十万人に及ぶ国民、あるいはアジアにおいては二千万人にも及ぶというとうとい命が失われました。 経済大国であるとかあるいは四十余年が過ぎたといいましても、この大戦の傷跡は物心ともにわたりまして今なおいえていないというのが現状であるというふうに私は思います。戦争のために傷つき、あるいは家族を失い、さらには生活基盤を喪失したこういういわゆる戦争犠牲者の多……
○井上(和)委員 初めに、五月三日からハワイで開かれました第十八回の日米安全保障事務レベル協議についてお伺いをしたいと思います。 先ほど来の御議論を伺っておりまして、新聞等で発表されまして、また大きな見出しになっておることというのが、どうも聞いておりますとそんなではなかったという雰囲気のお話になっておるような感じがいたしますが、国民の皆さんはどうしてもそちらの方を受けとめる方が強いんじゃないかと思います。そういうふうな意味から、ぜひ今回の会合においての目的並びに協議の概要等につきまして、少々時間をとっても結構ですから、しっかりと言うてもらいたいと思います。
○井上(和)委員 官房長官にお尋ねをいたしたいと思います。 私は、さきの総選挙におきまして国民の皆様の御支援をいただき、議席を与えてもらったわけでありますが、議員の一年生といたしましてこの一年数カ月過ごしました。その中での率直な感想というものを述べたいと思うのですが、何といいましても、まず国会の場を初めといたしまして、ここで話される言葉というのが非常に難しい言葉あるいは一般では使われていないというような言葉を非常に多く耳にいたします。今まで地元に帰りましていろいろな機会を通じましてお話をいたしましても、役所で使われている言葉というのはわかりにくいというのが国民の皆さんの声でもあろうというふう……
○井上(和)委員 ただいまお話がございましたように、人事院が今回、一般職国家公務員の給与の改定、あるいは土曜閉庁に伴う代休制度の導入、完全週休二日制の実施早期実現などを柱とした勧告をなされました。まず初めに、私は完全週休二日制についてお伺いいたしたいと思います。 政府は、対外貿易摩擦の緩和あるいは内需拡大という面から、労働時間の短縮ということについて鋭意取り組んでおられます。特に四月からの法改正によりまして、労働時間を週四十時間、当面四十六時間、こういうふうに短縮を進めておられます。また四週六休制、隔週週休二日制というのですか、これも導入をされております。こういうふうに鋭意取り組んでおられる……
○井上(和)委員 防衛二法につきまして、防衛白書を中心といたしまして、種々の点につきましてお伺いをいたしたいと思います。 まず、八八年版の防衛白書でありますが、「国民と自衛隊」あるいは「国民の防衛意識」というところがございまして、「安全保障政策に関する国民的合意は、国の平和と安全を保つための基盤であり、国民の国を守る気概や防衛に対する国民の理解と支持があって初めて国の防衛が全うされる。」こういうふうな書き出しで始まりまして、この項の最後の方にも、「国の平和と安全を全うするためには、国民一人一人が国の防衛の重要性をよく認識し、国を愛し、これを守ろうとする気概を持つことが何よりも重要である。この……
○井上(和)委員 私は、公明党・国民会議を代表して、防衛庁設置法及び自衛隊法の一部を改正する法律案に対する反対の討論を行うものであります。 この一九八八年は、ソ連における八八年国防費の据え置きやアメリカの国防費の三年連続の実質減、なかんずく、INF全廃条約の実施など、軍縮への歴史的第一歩を歩み始めた画期的な年と言えます。 軍縮は非現実的であるという今までのタブーを打ち破り、初めての核軍縮を実らせたこのINF全廃条約は、世界の多くの人々に軍拡よりも軍縮推進への期待を高めました。 我が国においても今日、次は西太平洋を初めとした海の核軍縮を推進しようとの世論が広がっております。 しかし、先月……
○井上(和)委員 国を初めといたしまして地方自治体におきまして、行政事務を行うために電子計算機、すなわちコンピューターが導入されまして既に二十年以上になるわけであります。個人情報の件数が、総務庁からお聞きしておるだけでも六十二年一月現在で十五省庁に十二億件という驚くべき量の個人情報が行政機関に収集をされ、管理をされているのであります。多くの国民は、こうしたコンピューターによる個人情報の管理というものが進むにつれまして、国は一体自分についてのどのような情報を持っておるのであろうか、あるいはその内容に間違いはないのであろうか、またどういう目的のために使われるのであろうか、こういうふうな不安を持って……
○井上(和)委員 初めに、去る六日に総理府が発表いたしました公務員に関する世論調査の結果につきまして若干の質問をいたしたいと思います。 この世諭調査の中には、公務員の週休二日制についてや給料についてなど、あらゆる角度からの設問がございます。本日の議題となっております土曜閉庁につきましては後ほどお伺いをいたしたいと思いますが、まず、この調査の中で私が一番気になる点というのが、今の公務員に欠けている点という項目がございまして、この質問では、今の公務員に欠けていると思われるものは何でしょうか、この中から幾つでもお答えください、こういうふうな質問でございました。その回答結果を見てみますと、公務員に欠……
○井上(和)委員 初めに、文部省にお尋ねをいたしたいと思います。
リクルートコスモス株の譲渡の疑惑ということで大変問題になっております高石前文部事務次官に関しましてお尋ねをいたしたいと思いますが、高石氏は今年六月に文部省を退官なさっておるということでございます。まず、この高石氏の退職金は幾らであったのか、お伺いをいたしたいと思います。
【次の発言】 プライバシーであるということでございますが、これについての議論は差し控えるといたしまして、何年勤められましたか。これはいいでしょう。
【次の発言】 それでは総務庁にお聞きをいたしたいと思います。
高石氏のような方の場合、これだったらいいと思うの……
○井上(和)委員 質問に先立ちまして、去る一月七日崩御なされました昭和天皇に対しまして衷心より哀悼の意をあらわすものでございます。
さて、まず、今回政府が提出をされました昭和天皇の大喪の礼の行われる日を休日とする法律案に関連をいたしまして、二、三点お伺いをしておきたいと思います。
二月二十四日、大喪の礼が行われます当日の進行計画というものにつきまして、詳細にお教えいただきたいと思います。
【次の発言】 皇室行事であります葬場殿の儀が行われるわけでありますが、総理大臣はもちろん出席をされるということだと思います。それで、もしされるとするときに、公人という立場で出席をされるのだ、こう理解してよ……
○井上(和)委員 大変お忙しい中官房長官にお越しをいただいておりますので、初めにお伺いをいたしたいと思います。 小渕官房長官、御就任以来本当に御苦労続きでございまして、大変心労をお察しするものでありますが、今、日本の国民の政治に対する不信というものは大きなものがあり、またこれをいかにして回復するかということが大変な問題であると思うわけでありまして、ぜひこういう場を通じまして前向きの御答弁をいただきたいし、そういう姿勢をお示し願いたいと思うのであります。 元官房長官の藤波代議士が起訴をされました。また、元我が党の議員でありました池田克也代議士も起訴をされたのであります。私は、このリクルート事……
○井上(和)委員 人事院勧告というのは、言うまでもなく国家公務員の労働基本権の制約に対する代償措置であります。民間では、ほとんどがベースアップあるいは給与改定というのが春から夏にかけて行われております。そういう意味で、先ほども議論ございましたように、早く実施をされることが大事だというふうに思います。ともかくも、全国五十数万の公務員の生活に直接関係するものであります。速やかに完全実施されるべきであると考えます。臨時国会の時期がまだ明確ではございませんが、臨時国会召集後には速やかに人事院勧告に伴う関連法案を提出されるようお願いいたしたいと思いますとともに、ぜひこれを完全実施をしてもらいたいと思いま……
○井上(和)委員 一人の人間の命は地球より重いという有名な言葉がございますが、ちょうど昨日、我が国初の生体部分肝臓移植の手術が島根医大で行われました。きょうは、各新聞の見出しを見ましても、「父と子生命つないだ」とか「子を救うギリギリの選択」、こういうふうな大きな活字が躍っております。これにつきまして、いろいろと報道されておりますところによりますと、専門家の御意見におきましても、危惧される面があるという意見の方もおられますし、また、大変すばらしいことだというふうに言われる方もあるわけでありまして、ともかくこの親子が元気になられることを私は心から願うのでありますが、それはそれといたしまして、このこ……
○井上(和)委員 防衛庁設置法及び自衛隊法の一部を改正する法律案並びにこれに関連する問題につきまして、若干質問をいたしたいと思います。 ちょうど昨夜でございましたが、スイスで軍備が要るかどうかという国民投票が行われたというようなことがテレビで報道されておりました。それで、三五・何%かが要らない派だったというような結果だと思います。これにつきましてコメントがございまして、予想外にこれは高かったということであります。これは現在話題となっております東欧等の動き、こういう事柄が、そのスイス国民の中へ影響を与えておるのじゃないかというふうなことが実は取り上げられておったと思うわけであります。 そこで……
○井上(和)委員 給与法に関連をいたしまして、若干御質問いたしたいと思います。 日本人は働き過ぎである、こういうことを海外からも特に言われております。この働き過ぎということが原因になりまして、過労死が最近社会問題となっておると思います。時代的な流れといいましょうか、技術革新あるいは国際競争、さらには経済的な動き、構造変化、こんなものが原因となりまして、残業過多による長時間労働あるいは深夜労働、さらには休日勤務など、それに加えまして人間関係とか肉体的、精神的に大変重要な事柄が累積をいたしまして、そのあげくが過労死だというふうな結果を生むわけでありますし、同時に、過労死に至らないにしましても、ま……
○井上(和)委員 総理にお越しをいただいておりますので、私は初めに平成二年度予算についてお伺いをいたしたいと思います。
これは防衛費にも大きくかかわる問題でもございます。そこで、政府予算案というのは本年じゅうに決定をされるのか、それとも来年に越されるのか、これについて総理のお考えを伺いたいと思います。
【次の発言】 平成二年度予算案の編成作業が今進んでおるということでありますが、これは消費税の見直しによる予算編成になりますか、そのあたりをお教えいただきたいと思います。
【次の発言】 予算についてでありますが、国民の審判を受けてからだというような意見も新聞投書なんかにありましたり、いろいろな意……
○井上(和)分科員 農林水産大臣にいろいろな点でお伺いをいたしたいと思います。 三月八日、きのう、全国農林漁業者総決起大会というのが九段で開催をされまして、全国の代表の皆さんがお越しになっておりまして、牛肉、オレンジ等農産物の輸入自由化阻止に向かいまして熱心に、また悲壮感さえ漂うような、大変厳しい決起大会を開催になっておられます。 我が国の食糧自給率というものが三二%まで低下をいたしておりまして、これは先進国の中では最低であります。この二月に総理府が世論調査をいたしまして、国民の七割以上が基礎食糧について国内の自給を望んでいるということが明らかになったと言われております。国内自給の安定、こ……
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