宮城タマヨ 参議院議員
3期国会発言一覧

宮城タマヨ[参]在籍期 : 1期- 2期-| 3期|- 4期
宮城タマヨ[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは宮城タマヨ参議院議員の3期(1953/04/24〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は3期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(参議院3期)

宮城タマヨ[参]本会議発言(全期間)
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第19回国会(1953/12/10〜1954/06/15)

第19回国会 参議院本会議 第38号(1954/04/23、3期、緑風会)

○宮城タマヨ君 先ず初めに決議案を朗読いたします。   法務大臣の検事総長に対する指揮権発動に関し内閣に警告するの決議案   検事総長が自由党幹事長である国会議員の逮捕請求許可の請訓をなしたのに対して、法務大臣が「法律的性格と重要法案の審議の現状に鑑み、特別例外的事情にある」との理由に基き指揮権を発動してこれをおさえたことは、検察庁法第十四条の不当な運用と認める。   議員の逮捕許諾と法案審議の関係は、国会の決すべき問題であつて、政府今回の措置は、国民関心の的である被疑事実に対し、累次の言明に反して検察権の行使を制約し、捜査を困難ならしめ、延いては国民の疑惑を深め政治の信用を失墜せしめることと……


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第24回国会(1955/12/20〜1956/06/03)

第24回国会 参議院本会議 第45号(1956/05/09、3期、緑風会)

○宮城タマヨ君 ただいま提案されました売春防止法案に対しまして、前議員の質疑と重複しないように、総理大臣、法務大臣、文部大臣に二、三の質問をいたしたいと存じます。  第二国会で政府提出の売春等処罰法案が廃案になりまして以来、実に幾多の経緯を経まして、今日までとうとう日の目を見ないで参りました売春対策の法案が、やっと今回おそまきながら売春防止法案の名を打ちまして、ここに政府が提出いたしまして、つい先刻、鳩山総理はこの法案に対しまして、必ず成立を約束するという発言をしていただきましたことは非常な喜びでございます。しかしこの法案の内容自体につきましては、私は全体的には決して満足し得るものではございま……

宮城タマヨ[参]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(参議院3期)

宮城タマヨ[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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第16回国会(1953/05/18〜1953/08/10)

第16回国会 法務委員会 第1号(1953/05/22、3期、緑風会)

○宮城タマヨ君 理事の数は三名として、その互選の方法は成規の手続を省略いたしまして委員長において指名せられますことの動議を提出いたします。

第16回国会 法務委員会 第2号(1953/05/28、3期、緑風会)

○宮城タマヨ君 それに私も連関して質問いたしたいのでございますが、この少年院法の第二十一条の規定は、先ほど政府委員からも説明ございましたように、もう何年間か、その間に何回か特例的な措置がされておりますのでございますが、それでこの二カ月間延長いたしまして、実際にそれだけの措置がとれるかどうかということは私も非常に心配しているのでございます。若し又延ばさなければならないというような問題が起るようでございましたら、ここを何とか二カ月を延長しても差支えないのじやないかというように考えておりますので、重ねて質問いたします。
【次の発言】 この代用鑑別所が、それではその期限が参りましたときには、確かに子供……

第16回国会 法務委員会 第3号(1953/06/24、3期、緑風会)

○宮城タマヨ君 検察及び裁判の運営等に関します調査のために、当委員会委員亀田、赤松、宮城三委員らは静岡及び山梨の両県に派遣せられることになりました。よつて調査対象を具体的に売春関係、裁判及び少年審判事件の処理状況、公安関係の調査並びに刑務所及び少年鑑別所の視察の四項目に限定し、去る六月三日より三日間右両県に出張いたし、それぞれの項目について調査を遂げたのでございます。調査に当りましては、右四項目のうち、特に売春関係の調査に重点を置きまりした。それは静岡、山梨両県下にまたがります冨士山麓が現在駐留米軍の演習地となつておりますために、そのキヤンプをめぐつて米兵相手の売春が行われており、最近特に世間……

第16回国会 法務委員会 第6号(1953/07/01、3期、緑風会)

○宮城タマヨ君 法務大臣に二、三質問をいたしたいと思います。  今も政府委員の説明にありましたように、第二国会に売春等処罰法案が提案されたのでございますが、これは衆議院では審議未了になりましたのでございます。そのときにその主な理由として私どもが伺つておりますことは、今もちよつと説明の中に加えられましたように、生活安定、生活の更生ということが非常に問題になつたようでございます。勿論これはこの根本問題といたしまして、民生の安定、それから教育の問題、道義の高揚といつたような、そういう問題をおきまして、どうしても解決のつきませんことは勿論でございますけれども、それにつきまして第二国会以来政府は労働省、……

第16回国会 法務委員会 第13号(1953/07/15、3期、緑風会)

○宮城タマヨ君 少年法及び少年院法の一部を改正する法律案について、少し伺いたいと思います。この法案は、随分長い間もう問題になつておりますので、大抵言い尽したと思つておりますが、矯正局長にちつとお伺いいたしたいのでございますが、医療少年院におきまして、男女を分離する施設がある場合には、必ずしも別個の、男子と女子と区別する必要がないことになつておりますでございますが、実際においては、どういうこの男女を分離する設備ができておりますでございましようか。
【次の発言】 その点はわかりましたが、中でちらちら女の子が男一男の子が女を見るというようなことはございますでございましようね。全然隔離されているといつ……

第16回国会 法務委員会 第14号(1953/07/16、3期、緑風会)

○宮城タマヨ君 刑法等の一部を改正する法律案によりまして、私どもが長い間待ち願つておりました成人保護観察制度が確立しようとしておりますので、非常に喜んでおります。従来ならば実刑を科されておりました者が、裁判所は安心して刑の執行猶予をし、そして保護観察を附するということは、この被告人の非常に有利になることでございます。その点を有難く思つておるのでございますが、ここに少しの疑問を持つておりますから保護局長にお伺いしたいと思います。この改正法案によりますれば、裁判所は刑執行猶予を言い渡すときに判事の裁量によりまして保護観察に付することができることになつておりますが、その判事の裁量によりということが判……

第16回国会 法務委員会 第15号(1953/07/17、3期、緑風会)【議会役職】

○理事(宮城タマヨ君) 有難うございます。  次に東京地方裁判所判事栗本一夫参考人にお願い申上げます。

第16回国会 法務委員会 第20号(1953/07/23、3期、緑風会)

○宮城タマヨ君 刑事訴訟法の一部を改正する法律案につきまして、私は少年の問題につきましてこれはこの改正案が審議されますときにお考え頂いたかどうか、二、三点について伺いたいと思つております。第八十九条の権利保釈を除外する事由について第四号の「被告人が多衆共同して罪を犯したものであるとき。」という規定でございますが、これを少年に適用しないような特例でも設けるということは必要はございませんでしようか。と申しますのは、昨年のメーデー事件のときのような、これは一例でございますけれども、少年でございますというと、附和雷同いたしましてやつてしまつたというような者につきましても権利保釈が許されないという場合は……

第16回国会 法務委員会 第23号(1953/07/27、3期、緑風会)

○宮城タマヨ君 刑事訴訟法の一部を改正する法律案が随分長い回数を重ねて審議されております間、今法務大臣にも伺いたいと思つておりましたのでございますが、ずつと審議されておりまして、逐条説明などを聞き、逐条的に審議されております間に私の感じましたことは、どうも少年に対しまする問題が考えられないでこの法案を作成されたのじやないかというような感じなのでございます。実はこの間団藤参考人に私が一、二の点について質問いたしたのでございますが、あの少年法に対しましても、権威者であられるかたでさへも、私の質問に対してその問題をうつかりしておつたが、併しこの問題は重大問題で引続き自分が研究しているけれども、もつと……

第16回国会 法務委員会 第26号(1953/07/30、3期、緑風会)

○宮城タマヨ君 ちよつとお伺いいたしますが、少年法によつて保護処分を受けました少年の保護観察、それから犯罪少年の執行猶予に対する保護観察、それから大人につきましては、仮出獄者に対する保護観察というものが長い間なされておりますが、その成績は如何でございましよう。
【次の発言】 そうするとこの少年のことは別にいたしましても、成人に対しまして今までに行われておる保護観察の成績が非常にいいというように承知してよろしうございますね。
【次の発言】 実は成人の保護観察制度というのは、犯罪対策につきましては宣告猶予に行く一つの段階で、非常に意義があるというふうに考えておるわけでございますが、そこで今まで執行……

第16回国会 法務委員会 第27号(1953/07/31、3期、緑風会)

○宮城タマヨ君 法務大臣に御苦労をお願いいたしまして少しお尋ねいたしたいと思つております。今度の刑法等の一部を改正する法律案に盛られておりますことによつて、つまり成年の成人保護観察制度の確立をされようといたしておりますことは、私どももう長い間待ち望んでおります制度が確立いたされようとしておりますことで、実にこれは犯罪対策に対しましての格段な進歩と申しましようか、すばらしいことでございますので、非常に私ども喜んでおるのでございます。勿論申すまでもなく今まで犯罪少年或いは保護少年に対しましても、保護処分により、子供に対しましては観察制度が確立いたしておりましたし、又大人に対しましては、仮出獄者に対……

第16回国会 法務委員会 第29号(1953/08/04、3期、緑風会)

○宮城タマヨ君 私は緑風会を代表いたしまして述べますのでございます。今回の刑法等の一部を改正する法律案につきまして衆議院のほうから、刑法等の一部を改正する法律案の一部を次のように改正するという第一条中の第二十五条の二第一項前段の改正規定を削り、附則中、第二項を削り、第三項を第二項とするというこの衆議院の修正部分を除きます政府提出の原案とこの衆議院の修正案全部につきまして緑風会は賛成いたしますものでございます。  その理由といたしましては、この一部を改正する法律案に盛られております一番重要な点と考えますものは成人保護観察制度でございまして、これはこの犯罪対策に対しまして実に格段の進歩をいたしてお……


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第17回国会(1953/10/29〜1953/11/07)

第17回国会 法務委員会 第1号(1953/10/30、3期、緑風会)

○宮城タマヨ君 北海道への議員派遣報告を申上げます。  赤松、三橋、宮城の三委員は第十六国会の閉会中、検察及び裁判の運営等に関する調査のため、北海道に派遣せられることになりました。そこで私たち三人は及川調査員、小島法制局参事を帯同し、売春問題、特に最近条例を改正して売春行為自体を処罰するこことした札幌市及び売春を公認するような条例を作ろうとして世間の注目を浴びた千歳町における売春の実態並びにその取締の現況などを調査することにいたしまして、去る九月十三日より六日間、札幌市及び千歳町に出張したのであります。  調査は順調に進みまして、予定通り所期の目的を達して帰京することができたのでございますが、……

第17回国会 法務委員会 第閉会後1号(1953/11/19、3期、緑風会)

○宮城タマヨ君 委員長、一応説明を聞いてからですか。
【次の発言】 私は與謝野局長と防犯のほうのかたに二、三お伺いしたいのですが、與謝野局長には、性病予防法の第十一条の発動の検診なり、それから一斉検診の結果を見ますると、だんだん罹病率が下つておりますのでございますが、これはその原因はどこにございますか、御説明を願います。
【次の発言】 よくわかりました。次にはこの性病予防につきましてはやはり警察の協力が要ることは勿論でございますが、その協力は十分できておりましようか。或いはその点につきまして何か御意見がございましたら伺いたいと思います。

第17回国会 法務委員会 第2号(1953/10/31、3期、緑風会)

○宮城タマヨ君 ちよつとお伺い申しますけれども、簡易裁判所が二ケ所になつておりますが、従前はどうなつておりましたのでしようか。
【次の発言】 刑事と民事の事件数が大体わかつておりますか。又あとで材料が出ますならばよろしうございますが……。
【次の発言】 簡易裁判所だけでは少年事件、家事事件ができないように伺つておりますのですが、そうでございますね。
【次の発言】 設置されることになつておりますね。
【次の発言】 その点を案じまして、伺つたわけなのです。


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第18回国会(1953/11/30〜1953/12/08)

第18回国会 法務委員会 第1号(1953/12/02、3期、緑風会)

○宮城タマヨ君 矯正局長が見えておりますからちよつと伺いたいのでございますが、私自身は新聞によつての知識でございますが、鑑別所を拘置所に置くとか、それから管区の廃止、それからこの矯正局に保護局を吸収しようとかいうようなことをちよつと見たようでございますが、これは何か根拠がございますのですか。
【次の発言】 それではよろしうございますが、今度の機構改革のこの問題の中にこういうものがとり入れられますとしますのなら、この三つとも非常に重大問題でございますので、私ども勉強してかからなければならないと思います。そこでちよつと質問いたしましたのですが、安心いたしました。

第18回国会 法務委員会 第2号(1953/12/03、3期、緑風会)

○宮城タマヨ君 判検事の報酬や俸給の増額についての問題に関連いたしまして、私ちよつと官舎のことについて伺いたいと思つております。焼けました判検事に対しての官舎はもう大抵でき上つておりましようか。
【次の発言】 判事のほうは大変整つているように伺つたのでありますが、検察陣のほうはこれは仕事の性質上どうしても義務的にでも官舎に入らなければ、検察の運営が十分にならないというその性質上、判事の官舎も必要でございますが、もつと早く整わなければならないように考えておりますのですが、それがまだ検事正及び次席検事の官舎も整つておりませんということは大変遺憾に思つておりますが、仕事の運営について差障りがあるとい……

第18回国会 法務委員会 第5号(1953/12/07、3期、緑風会)

○宮城タマヨ君 明日の法務委員会に、私売春対策につきまして、法務大臣と文部大臣にちよつと質問したいと思いますが、然るべくお願いいたします。

第18回国会 法務委員会 第6号(1953/12/08、3期、緑風会)

○宮城タマヨ君 連日で大変お疲れでいらつしやいます文部大臣にお出ましを願いまして、甚だ恐れ入つているのでございます。今日は売春対策の問題につきまして文教の第一責任者でいらつしやいます大臣に、二、三点質問いたしたいと存じております。実はこの売春問題につきましては、例の東大の矢内原先生が今年の春に卒業の訓示かなんかの中に、日本を一番破壊するものは原爆よりも売春婦であるということを卒業生に懇々とお諭しになつて、この問題を非常に重大視していらつしやることを教えられておるのでございますが、矢内原先生のお言葉を借りるまでもなく、これは純潔教育、道徳教育すべて文部関係の問題が基礎をなしておりますので、以前も……


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第19回国会(1953/12/10〜1954/06/15)

第19回国会 法務委員会 第2号(1954/02/12、3期、緑風会)

○宮城タマヨ君 ちよつとお伺いいたしますが、初めの予算の説明書の五頁のところでございますが、二の項目で裁判官、司法修習生、裁判所書記官その他の職員の人格の向上、その他のために二億八千五百六十三万九千円というものが計上されておりますが、これは最高裁判所にだけ計上されておるというのは、こういうお仕事は最高だけでなさるのでございますか。
【次の発言】 それからこの歳出予算額の事項、別の第八のところでございますが、家庭裁判所の整備に必要な経費というところの説明によりますと、これは家庭裁判所の医務室費等ということでございますが、これは家庭事件についての新たな経費でございますか。

第19回国会 法務委員会 第閉会後2号(1954/09/14、3期、緑風会)

○宮城タマヨ君 家庭裁判所のことにつきまして、ちよつと伺いたいのであります。地方裁判所から家庭裁判所を独立さしたいということは、かねがねいろいろ問題にしておりますが、まだなおそのことは十分できていないと思つておりますが、現状はいかがなんでございましようか、独立いたしましたのは幾県くらいございましようか、ちよつと伺いたい。
【次の発言】 所長を別にし、庁舎を別にするということは、結局この事件の取扱を独立したものにするという意味で非常に私大事だと思つております。それで地方に行つてみますというと、まだまだ家庭裁判所のほうの事件いうのは全く地方裁判所のほうの附属事件みたように取り扱われておりますところ……

第19回国会 法務委員会 第3号(1954/02/18、3期、緑風会)

○宮城タマヨ君 私も、法律問題じやございませんが、伺いたいことは、交通事件を度々重ねるような者がありますね。そういう人に対しましてのこの精神鑑定とか、或いは知能検査と申しますか、そういう何か仕組はございますんですか。
【次の発言】 私今申しましたのは、運転手に不適任なものがある……。
【次の発言】 それは交通違反についてただ刑手問題だけでなくて、もつと親切に考えれば度々こんなことをするのは、どつか欠陥があるのじやないかということをどうしても法務省関係で一つタッチして頂きたいというような気持もございますので、若し資料がございましたら後日にお願いいたします。

第19回国会 法務委員会 第閉会後3号(1954/09/15、3期、緑風会)

○宮城タマヨ君 ちよつと希望がございます。各地ともいらつしやいましたところで、若しできましたら家庭裁判所、少年院、鑑別所といつたようなものをちよつと御覧頂きたいと思つておりますことを付加え願えないでしようか。

第19回国会 法務委員会 第閉会後4号(1954/09/16、3期、緑風会)

○宮城タマヨ君 緑風会の時間はもうなくなりましたね。よろしゆうございましようか、小さいことを……。
【次の発言】 小原大臣に一点だけお伺いしたいと存じます。今年の八月二十八日の検事長会同におきまして、法務大臣のごあいさつがございましたのでございますが、そのときのごあいさつの言葉を、新聞だけでなくて、これは法務省からいただいたので、確かだと思つておりますが、その中に、ちよつと途中からでございますが、「私が司法部を去つたのは昭和十一年三月でありまして、今頃再び現職に就任するなどとは夢にも思つていなかつたのでありますが、偶々例の指揮権発動に関連して色々の問題が発生した為、吉田総理大臣より此の際私に事……

第19回国会 法務委員会 第閉会後5号(1954/09/17、3期、緑風会)

○宮城タマヨ君 ちよつと五分ほど……。犬養元法相にちよつとお伺いいたしますが、私はけさ少し遅刻して参りましたし、また法律案については、ずぶのしろうとでございますので、失礼の点があるかもしれませんが、先ほど私の聞きましたことが間違いでございませんでしたら、この検察庁法第十四条を発動することは、次官なり刑事局長は反対であつたというように仰せになつたと思いますが、その点をもう一度はつきりしていただきたいことと、それからどういう理由をもつて事務当局は反対をいたしましたかということについて伺いたいと思います。
【次の発言】 なれていらつしやる事務当局がそうでないほうがいいというのに、そうなさつたというこ……

第19回国会 法務委員会 第閉会後6号(1954/09/18、3期、緑風会)

○宮城タマヨ君 私は誠に法律にはうといのでございますが、二、三お尋ね申上げたいと思つております。あの大きい造船疑獄を中心にいたしましての今回の検察庁のお働らきに対しましては、国民ひとしく感謝を申上げ信頼をおき、そうして大きい期待を持つてこの結末を待つておりましたときに、実に、私どもから申しますと、あの検察庁法の十四条の実は乱用といいますか、悪用といいますか、この強権を発動されましたことによつてもろくも、この信念を持つてやられました事件が頻挫を来たしたということに対しましては、私はもう国民こぞつて失望したと申しましようか、その結果検察庁に対するまたいろいろな非難も出て参つておりますということにつ……

第19回国会 法務委員会 第閉会後7号(1954/10/16、3期、緑風会)

○宮城タマヨ君 今日の事件でございますけれども、二十日が多分、これは第一、第二もそう長くかからないと思いますが、午後ということにきめておおきになつたほうが、かえつて政府の出席を求めるのに都合よかろうと思いますが、いかがでございましようか。
【次の発言】 いえ、私の申しますのは、今日の反民主主義活動対策協議会についての、これは日にちをきめておおきになるのが、政府の出席を求めるのに都合がいいのではないかという意味です。それで、それならば二十日が、二つの案件は午前中で多分済むだろうと思うから、二十日として予定しておおきになるほうがかえつていいのではないかという考えを申し上げたのです。

第19回国会 法務委員会 第8号(1954/03/11、3期、緑風会)

○宮城タマヨ君 交通と件即決裁判手続法案につきまして、二、三質問したいと思つております。この手続法の中に、少年事件はどういうふうに取扱われておりますでしようか。
【次の発言】 家庭裁判所の事件を調べてみますと、大抵どこの裁判所でも事件の過半数は、不開始不処分が多いのでございます。又少年事件として不開始不処分ということは大変問題がございますので、その内容をよく調べてみますというと、道路交通違反が多いということでございます。そこでこの即決裁判手続法をいろいろお考えになりますときに、何かこの少年に対しまして特別簡易な何と申しますか、簡易に処置する、つまり即決裁判というようなことでございませんで、非常……

第19回国会 法務委員会 第9号(1954/03/16、3期、緑風会)

○宮城タマヨ君 その前に私は保護局長に少し資料の要求をしたいのでございますが。
【次の発言】 保護局長に対しまして私は資料をお願いしたいのでございますが、実はこの保護観察につきましては、随分いい成績が上つておりますが、それにはケース研究などというようなことも大変近頃盛んになつておりますけれども、そのケース研究の結果でございますね、まあ悪くなつたことでなくて、よくなつたケース研究のその過程と結果というものがはつきり現われているものがございましようか。統計という意味じやありません。個々の事実について、ケース研究の結果が明らかになつておりますものがあつたら頂きたいということ。  それかいま一つは、今……

第19回国会 法務委員会 第閉会後10号(1954/10/20、3期、緑風会)

○宮城タマヨ君 局長に対する質問は、また後の機会にいたしたいと思います。
【次の発言】 常々誠にむずかしい責任の重いお仕事に携わつていただいております院長方にまずお礼を申し上げます。今日は時間のございます限り率直なお伺いをし、またありのままの状態のお答えを願つておきます。  第一番に私の伺いたいことは、院長の権限について何かお考えのことがございますと思いますが、その院長の権限についてどうぞどなたからでも腹蔵なく、ふだんお考えになつておりますこと、つまり院長の権限がどういうところが不足だとか、あるいは法律的にも、また実務の上からもいろいろおありだろうと思つておりますから、その点について徳先生から……

第19回国会 法務委員会 第11号(1954/03/25、3期、緑風会)

○宮城タマヨ君 それでは只今の御報告を申上げます。羽仁、宮城両委員は昭和二十九年三月十七日の議決によりまして、出入国管理、特に韓国人の強制送還の基準及び収容所における処遇等に関する実情調査のために長崎県に派遣せられましたが、同月十八日堀専門員及び植木参事を帯同して西下し、長崎県大村市に参り、大村入国管理事務所及び大村入国者収容所において調査を遂げ、同月二十二日帰京いたしました。ここにその調査の結果の概要を報告いたします。  今回の派遣の目的は、出入国管理特に韓国人の強制送還の基準及び収容所におきまする処遇についての苦情に関し、緊急に長崎県下における現地の実情調査を行い、以て外国人登録法の一部を……

第19回国会 法務委員会 第12号(1954/03/29、3期、緑風会)

○宮城タマヨ君 私は前回の委員会に欠席いたしましたので、重複いたしますかも知れませんけれども、今の検察審査会のことについてちよつと伺いたいのでございますが、それは今問題になつておりますのは、事務当局の人員の整理の問題なんでございますが、私はかねがねこの検察審査会というものの運営について非常に根本的の不審を持つておりますので、むしろこれは裁判所関係に伺つたほうがいいかとも思つておりますが、一応この検察審査会のこういう制度が置かれまして、検事の不起訴処分に対しまする一応の国民の苦情の申立てができますということは、民主的に大変取扱いとしたらいいと思いますけれども、今日の実際の運営につきましてはそのこ……

第19回国会 法務委員会 第閉会後12号(1954/11/02、3期、緑風会)

○宮城タマヨ君 私は神田参考人にちよつと伺いたい。昨年来手配していらつしやるというその犯罪の、皆さんの言葉を借りれば、高度な重要な犯罪だということをおつしやつていらつしやるのでございますが、そういう高度な重要な犯罪の捜査が、いかに困難か御苦労さまだと思つておりますが、それでございましたら、どうも私腑に落ちないことがございます。それはこの委員長あての報告書を見ますと、ここのところにこういうことが……この秘聴器を使つたということがいかにも正々堂々でないというように私は感じるのでございます。しかも前述のように一週間に一回程度使用することとして秘聴器のこと……、従つてその秘聴器はそのつど持帰つていたも……

第19回国会 法務委員会 第13号(1954/03/30、3期、緑風会)

○宮城タマヨ君 私は刑法の一部を改正する法律案と、それから執行猶予者保護観察法案の両案につきまして区別することができない点が多いので、同時に質問いたしたいと思つております。質問いたします前に、先だつて保護局に材料を要求いたしましたら、大変丁寧にめんどくさい材料をちやんと御提出下さいまして有難うございました。これによりましても保護観察の仕事はかなりの程度まで行き渡つておりまして、非常に成績が上つておるということの一端が窮われるので非常に嬉しく存じました。  それから両案につきましてちよつと伺いたいことの第一は、再度目の執行猶予にしましても、初度目の執行猶予にいたしましても、非常に大事なことは、遵……

第19回国会 法務委員会 第閉会後13号(1954/11/04、3期、緑風会)

○宮城タマヨ君 ちよつと関連して質問します。私しろうとでございますかよくわかりませんが、この盗聴器が全国的に三、四十とさつきおつしやつたようでございますが、これは捜査にぜひ必要なものだという前提で置きますならば、これで足りるというお考えでございましようか、どうでございましようか。その三、四十とおつしやるはどういうわけで配られたのか、買い求めたというのでございましようか。そこがちよつとわかりませんので、おつしやつて下さい。
【次の発言】 そうすると、それは各警察でてんでんばらばらに求めておりますということなんでございますか。その地下活動する筋のところ持つて行くということなんでございますか、私しろ……

第19回国会 法務委員会 第14号(1954/03/31、3期、緑風会)

○宮城タマヨ君 この両案につきましては、私は感激を以て賛成いたします。私ども長い間待ち望んでおりました初度目の執行猶予者に対しましての保護観察を付けられるということは、これは実に多くの人たち、たとえ犯罪者と申しましても、国家の救いの手を延べ、一つの大きい刑事政策から申しましても、画期的な段階だと存じて非常に喜ぶことでございますが、特に犯罪少年に対しまして、この保護政策によつて将来ある少年たちが如何に救われますかということについて、非常に喜んでおる次第でございます。  ただ、ここに問題がございますのは、現在政府の説明等を総合いたしまして、保護司の人員の点、それからその保護司の保護に対しますところ……

第19回国会 法務委員会 第16号(1954/04/08、3期、緑風会)

○宮城タマヨ君 私誠に素人でございますが、菊井先生のやはり三百九十九条のところの問題でございますが、私やはり素人といたしましても、これは被告に対して非常に不利ではないかというように考えるのでございます。先ほど先生の御説明を伺つておりましたら、原審の判事がその事件を扱えば、もうすつかり事件の内容を知つておるので、処理する上に非常に便利だからということもあるとおつしやつたのでございますけれども、裁判が、そうして三審制のある精神から申しましても、やはり新らしい判事が取扱うというところで初めて被告のためにも利益がある場合が多いと思うんです。それはその意味におきまして、先生、学者として一体裁判の精神とい……

第19回国会 法務委員会 第17号(1954/04/09、3期、緑風会)

○宮城タマヨ君 裁判所法の一部を改正する法律案の家事調査官と少年調査官との統合についての問題について家庭局長に数点伺いたいと思つております。この家庭裁判所の家事調査官と少年調査官が統合されまして一体となりますということは、これは理論上から申しましたら適当なことでございまして、むしろそうなるのが本当だと思つておりますのでございますが、これは実際の間順になりましたらどうかという点について私は心配をしておりますのでございます。それは非行少年の調査をいたします上に家庭問題は勿論重大でございますし、又家事裁判の上でその調査をいたしますと、やはりそういう問題が起るような家庭についての少年問題というものも自……

第19回国会 法務委員会 第19号(1954/04/15、3期、緑風会)

○宮城タマヨ君 人権擁護局長のお話と総監のお話を伺いまして、非常に私は違つた気持がするのです。それで警視総監のお話を伺いましてみますと、何も悪いことはないので、まあ私聞いたところでは、それで何も悪いことのないものをなぜお詫びに連れていらつしやつたり、それから本人を処罰なさつたりなさるのだろうかということが私不思議で、少くともまあ警察官というものは、言つてみれば本当に政治の末端で、その人たちが正しいことをしておりますときに、そう私は頭を下げて歩く必要がないと思うのです。それで、だけれども私はここにおかしいことが二、三あるので伺いたいのでございますが、防犯のために戸閉りのことなんかを注意に行つたと……

第19回国会 法務委員会 第37号(1954/05/15、3期、緑風会)

○宮城タマヨ君 刑事局長見えておりましようか。……法務大臣のお疲れのところを甚だ恐れ入りますのでございますが、実は売春等処罰法案が衆議院のほうに議員提案として出て参りましたものでございますから、そうでございませんでも一度新らしい法務大臣に是非伺いたいと思つておりました折でございますので、今日お願い申上げましたような次第でございます。私この衆議院に議員提案としてこういうものが突如として出て参りましたことについて、ちよつと驚きましたのでございますが、これは恐らく政府のほうの提案が本国会にもなされないというようなところからではないかと私は推察いたしておりますのでございますが、もうこの法案について衆議……

第19回国会 法務委員会 第41号(1954/05/20、3期、緑風会)

○宮城タマヨ君 総理の御健康が国会にお出ましになられないようでございましたらともかく、隣の部屋までお出ましになつておりまするので、それをこの重要法案がこちらにかかつておるのでございますから、如何にも大変軽視されたような感じがいたしますのでございますが、どうでございましよう。緒方大臣、こちらの二時間というのも煎じ詰めて、時間を短くすることにいたして頂ければ、ちよつとでもお寄り願うようなお取計らいは願えないものでしようか。

第19回国会 法務委員会 第49号(1954/05/29、3期、緑風会)【議会役職】

○理事(宮城タマヨ君) どなたか……、ちよつと速記をとめて下さい。


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第20回国会(1954/11/30〜1954/12/09)

第20回国会 法務委員会 第1号(1954/12/02、3期、緑風会)

○宮城タマヨ君 あの、事務当局のほうで調査なさいました資料さつそく御配布願いたいと思います。


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第21回国会(1954/12/10〜1955/01/24)

第21回国会 法務委員会 第1号(1954/12/15、3期、緑風会)【議会役職】

○理事(宮城タマヨ君) ただいまより委員会を開きます。  本日は高橋委員長がお休みでございますので、委員長から御指名によりまして、私が委員長代理をさせていただきます。  ただいまから議事に入りたいと存じますが、本日は理事補欠互選の件、及び調査承認要求に関する件の二件につきまして御相談申し上げる予定でございます。  まず理事補欠互選の件につきましてお諮りいたします。理事の亀田得治君が前会国会末に委員を辞任されましたので、理事に一名欠員を生じております。ただいまからこの補欠互選を行いますが、互選の方法は成規の手続を省略して、便宜その指名を委員長に御一任願うことにして御異議ございませんでしようか。


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第22回国会(1955/03/18〜1955/07/30)

第22回国会 法務委員会 第3号(1955/05/19、3期、緑風会)

○宮城タマヨ君 その前に少年院法の一部改正の資料をちょっとお願いしたいのでございますが……。今出ております資料に追加していただきたいのは、少年院の在院者数、二十七年以降はございますが、終戦直後から一つ願いたい。少年院の在院者数、それから逃走者数もそれに従ってお願いしたい。それから少年刑務所の在所者と逃走者、それと手錠の問題に関係いたしますが、少年院の現在の収容者のうち、ヒロポン中毒で犯罪をいたしました者の数、そしてできればその研罪状態をお願いしたい。

第22回国会 法務委員会 第4号(1955/05/25、3期、緑風会)

○宮城タマヨ君 ちょっと伺いますけれども、五億幾らの営繕費ですね、よく見ればわかるかもしれませんが、これは家庭裁判所の方の新設も入っておりますか。
【次の発言】 幾箇所くらい。

第22回国会 法務委員会 第5号(1955/06/09、3期、緑風会)

○宮城タマヨ君 今日から予算も参議院の方に始まっておりますのに、お忙がしい中をお出まし願いまして、大へんありがたく、まずお礼申し上げます。  法務大臣に対しましていろいろ御所見を伺いたいと思っておりますが、少しこまかいことも入るかもしれませんが、お許し願います。  本年の五月十三日に参議院の本会議におきまして、藤原氏の売春対策に対しまするところの質問に、法務大臣がお答えになっております。この速記録によりまして、法務大臣の売春対策に対しての御意見はほぼわかっておりますでございますが、もう一ぺん私からも一つ伺って、念を押しておきたいと存じますのでございます。  きのうきょうの新聞によりますと、ある……

第22回国会 法務委員会 第6号(1955/06/14、3期、緑風会)

○宮城タマヨ君 少年院法の一部を改正につきまして、法案についての質疑もたくさんございますけれども、その前にちょうどいい機会でございますから、少年院法、少年法などにつきまして、私はこの法律の精神についての根本問題を大臣に対して少し伺いたいと思っておりますが、まだ大臣の御出席はございませんから、矯正局長、保護局長、両局長に少し伺いたいことがございます。ことしの三月二十日でございますか、産業経済新聞に非常に詳しく出ておりましたあの河内特別少年院の事件でございますが、あれはほんとうの真相はどういうことでございましたでしょうか。新聞などによりますと、職員が少年に対しまして暴行、それから凌辱、傷害、そうし……

第22回国会 法務委員会 第7号(1955/06/21、3期、緑風会)

○宮城タマヨ君 ただいま問題になりました少年院法の一部改正につきまして、前段の死傷者に対する手当金についてのことは、後日の委員会に回したいと思っております。きょうは連戻状のこととそれからあわせて手錠の問題等を少し法律的に伺ってみたいと思っております。この前者条文に入ります前の一般的の質問をいたしまして、これもまだ最後まで済んでおりませんのでございますが、いろいろな都合上、きょうはじかにこちらに入って伺いたいと思っております。この政府の法律案に対します提案理由を見ますというと、これはまことに時宜に適しました納得のできることなんでございますが、ここにもございますように、逃走者を連れ戻す場合の措置を……

第22回国会 法務委員会 第9号(1955/06/27、3期、緑風会)

○宮城タマヨ君 お忙しい大臣に御出席お願いいたしましてありがとうございます。ただいま少年院法の一部改正が当法務委員会にかかっておりますが、これは少年法並びに少年院法の精神からいろいろ考えますときに、非常に根本問題にも触れなければならないような重大問題が私はあるように考えるものでございますから、お忙しいところをまげて御出席を願いましたような次第でございます。  実は、最近世間を騒がせますような少年院からの集団逃走もございますし、また年令が満二十才まで引き上げられましたという関係もありまして、少年院に送られております少年の犯罪行為が、非常に子供と思われませんようなものもございますし、ことにそういう……

第22回国会 法務委員会 第10号(1955/06/28、3期、緑風会)

○宮城タマヨ君 初めに意見をお述べ下さいました佐藤判事も、この少年院法の精神を非常によく理解していらっしゃる、その判事であればこそ、法律の解釈問題や少年の処遇問題、それから制度の問題についていろいろ伺いたいのでございますが、それはあと回しにいたしまして、三人の少年院長に小さい問題ばかりのようなことでございますがお伺いいたします。最初に徳院長にお伺いいたしたいのでございますが、それは教育の場面である少年院がだんだん拘禁施設を必要としているので、少年の取扱いが非常にむずかしくなったというお話しでございましたが、それは年令の引き上げ、その他少年の質に関して、だんだん拘禁しなければならないというように……

第22回国会 法務委員会 第12号(1955/07/01、3期、緑風会)【議会役職】

○理事(宮城タマヨ君) これより法務委員会を開会いたします。  まず出入国管理令の一部を改正する法律案を議題に供します。本案につきまして御質疑のおありの方は順次御発言を願います。

第22回国会 法務委員会 第13号(1955/07/04、3期、緑風会)

○宮城タマヨ君 大体事件の経過はわかりましてございますが、初めに医者が診断いたしましたときに誤診であったといたしますと、そういう場合には、本件はまだわかりませんけれども、誤診であったというような場合、あるいはその診断する方法が非常に疎漏であったというような場合はどういうことになっておるのでございましょうか。その意味は、この金という人の保護者あるいは家族がどういう状態か存じませんけれども、何か文句を、保護者や家族たちから抗議を言われるような手段でもちゃんと備えられでおるのでございますか。
【次の発言】 こういう種類の事件をときどき新聞なんかで見ますけれども、大体今度起りましたような囚人を殺したと……

第22回国会 法務委員会 第14号(1955/07/08、3期、緑風会)【議会役職】

○理事(宮城タマヨ君) 小野さんに……。

第22回国会 法務委員会 第16号(1955/07/15、3期、緑風会)

○宮城タマヨ君 新しい局長を迎えまして、前局長が中途でおかわりになりましたことは大へん残念でございますけれども、この新しい局長は少年法及び少年院法に対しましての権威者でもあられますし、かっては少年審判所長として、名所長として私ども尊敬しておりましたお方でございますので、今度の少年院法の一部改正につきまして、これはほんとうに今も一松先生がおっしゃったように、大事な子供の問題でございまするから、この子供をいかにしてよくするかという点について私どもは考えます以外には、他意はないこともよく新しい局長におわかりになっていることと思っておりますので、この法案を審議していきます上に私は大へん喜びを持っており……

第22回国会 法務委員会 第17号(1955/07/18、3期、緑風会)

○宮城タマヨ君 今の赤松委員の質疑の関連のようなことでございますが、今まで手錠をはめておったということの法規上のもとは、少年院処遇規則のたしかこれは第七十六条「暴行又は自殺の虞がある在院者に対しては、これを防止するため、適当な措置を講ずることができる。」この「適当な措置」ということが手錠になってきているのでございましょうか。そうでございますね。ところが、今私はこの統計表を見まして、暴行、自殺、自傷行為というこの項目にあげられました人員が、非常に多いということに驚きました。そうして、ことに初等の者、中等の者でも、こういうことがあるということ、それからまた護送にいたしましても、中等少年院が、一番子……

第22回国会 法務委員会 第18号(1955/07/19、3期、緑風会)

○宮城タマヨ君 瀬川先生は長年の間、この種の婦人を数え切れないほどたくさんお救いいただきまして、私どもとしても感謝いたしております。そこできょうの御発言の中に、今回の法案はもう一刻を争う、もうすぐさま通すようにという御意見をさっき伺ったと思っております。その一刻を争う早さをもって通せとおっしゃるそのことを、私は宗教家の立場ということよりも、長年の間この施設を、婦人を救済して下さいました、保護更生の施設を運営しておいでになりましたその結果といたしましての御意見もあるだろうと思っておりますが、この施設をもって確かに救い、そうして更生活をさせ得るというその点を具体的に伺いたいのでございますが、時間が……

第22回国会 法務委員会 第19号(1955/07/21、3期、緑風会)

○宮城タマヨ君 お忙しいところをおそれ入りましたが、責任をもってお答え願いたいとお願い申し上げておきます。  一体昔から法務省の行刑局は、これは特殊扱いをされておりましたように伺っております。その行刑局は今度矯正局に変りまして、その中にこの虞犯少年、犯罪少年を含んでおりますところの少年院が、矯正局の管轄内に入っております。ところがこれはどうも大蔵省で非常に認識が不足のように私ども思っておりまして、いろいろな困った問題が出てきておりますので、今日は一つはっきりお答えを願いたいと思います。それは少年たちが非常にまま子扱いされているのじゃないかということ、つまりいい子でございませんから、まあどうして……

第22回国会 法務委員会 第21号(1955/07/27、3期、緑風会)

○宮城タマヨ君 ちょっと一点だけ伺います。今の誘拐罪のあの検事の求刑とそれから判決の刑ですね。それが大体わかっておりますか。それから執行猶予されているような件数なんかわかっておりますか。
【次の発言】 文部大臣に当委員会におでまし願うようにお願いしましてから数カ月でございます。いろいろ伺いたいことがたくさんございますが、時間がございませんから売春等処罰法案に関しての御意見はまたの折に譲りたいと思っております。ただ一、二点伺いたいことは、文部省が性に対します教育について、その根本精神はどこにお置きになっておるかということでございます。それは以前は家庭教育でも学校教育でもその通りでございますが、女……


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第23回国会(1955/11/22〜1955/12/16)

第23回国会 法務委員会 第2号(1955/12/08、3期、緑風会)

○宮城タマヨ君 牧野さんが法務大臣におなり下さいまして、私一番うれしいことは、長い間問題になっております売春等処罰法案が今度こそものになるのじゃないかという非常な期待を持っておるからでございます。それで今日お伺いいたしたいことの一点、それは、売春対策の審議会が今度できるそうでございますが、これは私ども初めから願っていたことでございます。協議会でなしに審議会でいくべきだということは、願っておったのでございますけれども、あの当時非常に急いでおりますために、まあ協議会でもいいと思っておりましたが、今度その審議会ができまして、協議会で提出された答申案をもとにして、りっぱな法案を提案なさるということで、……

第23回国会 法務委員会 第3号(1955/12/15、3期、緑風会)【議会役職】

○理事(宮城タマヨ君) 他に御発言がなければ、委員会はこれをもって散会いたします。    午後四時四十九分散会


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第24回国会(1955/12/20〜1956/06/03)

第24回国会 法務委員会 第1号(1955/12/20、3期、緑風会)

○宮城タマヨ君 ちょっと小林さんに伺いたいのでございますけれども、何か検察に関する問題、検事長や検事総長とおっしゃったのでございますか。予算じゃないのでございましょう。
【次の発言】 私は小林委員のおっしゃることはもっともだと思いますが、もしそういうふうにして各局長をお呼び下さるようでしたら、各委員からも質問したい点をみんなで相談するか、あるいは集めてもらうかしてと思っております。私も質問したいことがたくさんございます。

第24回国会 法務委員会 第2号(1956/01/31、3期、緑風会)

○宮城タマヨ君 これは法務委員会の有志ということに限定しますとね、どうでしょうか。
【次の発言】 この問題は人権擁護の問題に関する大きいことだと思いますから、幸いに当委員会に検察裁判の運営に関する調査の継続審査の項目がありますから、それによってさっそく調査をするような手配をしていただきたいと私は思います。

第24回国会 法務委員会 第3号(1956/02/16、3期、緑風会)

○宮城タマヨ君 ちょっと法務大臣にお願い申し上げておきたいことが一、二点ございます。法務大臣はもうたびたび法務行政は文化行政にかわらなくちゃならぬということをおっしゃっていらっしゃいますので、私はその点非常にありがたいと思っております。だんだんお話を伺っておりますというとあまりよ過ぎて、私なんかも拘置所へ一ぺん参りたいような気にもなるような感じでございますが、私はまだそこまでいくのには実にほど遠しのことで、ことにあの少年法、少年院法を長年いじっております上から一つ申し上げたいと思いますことは、先ほど羽仁委員からオーブン・プリズンのお話がございましたが、これは世界的の趨勢からいたしましても議論の……

第24回国会 法務委員会 第4号(1956/02/21、3期、緑風会)

○宮城タマヨ君 この衆議院の修正点につきまして、高橋法務委員長にちょっとお伺いしたいのです。先ほど御説明の中に、いろいろ調査してみたところが、家庭裁判所の審判で定められた義務の履行状況を調査したり、義務者に対してその義務の履行を勧告するということは不適当な場合があるとおっしゃったんですが、その場合というのはどういう場合なんですか。
【次の発言】 いま一つ伺いたいのでございますが、この「権利者の申出があるときは、」というこの修正なさった点でございますが、今まで実際女、子供が泣き寝入りをしているというような場合が非常に多かったと思います。それで審判や調停できめられましたことの履行を確保することは、……

第24回国会 法務委員会 第7号(1956/03/01、3期、緑風会)

○宮城タマヨ君 五人の参考人の先生方から、この私どもが家事審判法案を審議いたしますにつきまして、大へんいい参考になります事柄をお述べいただきましてありがとうございました。私はことにこの上伺いたいと思っておりますことは、皆様方からもたびたび出ました弱いところの権利者の権利の主張を保護してやらなければならぬという立場に立ちまして、ことに私は問題にしたいと思いますことは、これが母である権利者、その連れております子供というものは、言ってみればこれは国家が義務として保護してやらなければならない弱い子供なんでございます。そこで私が伺いたいことは、子供を中心にして皆様方のお取扱いになっておりますそのケース・……

第24回国会 法務委員会 第8号(1956/03/12、3期、緑風会)

○宮城タマヨ君 法制局長にお出まし願いましてありがとうございますが、この前問題になりました点につきまして、私欠席しておりましたので、重ねてお伺いすることになってはなはだ失礼でございますがお許し願いたいと思っております。それは今度の家事審判法の一部を改正する法律案で第十五条の二、第十五条の三の字句の問題でございますが、両方ともその最後の方に使ってございます言葉に、十五条の二は「義務者に対して、その義務の履行を勧告することができる。」、第十五条の三は「義務者に対し、相当の期限を定めてその義務の履行をなすべきことを命ずることができる。」、この「ことができる」ということの解釈なんでございますが、この前……

第24回国会 法務委員会 第13号(1956/04/10、3期、緑風会)

○宮城タマヨ君 ちょっと政府当局に伺いますが、この少年の年令をもう一ぺん……。さっきおっしゃったんでございますかしら。浜田は幾才でございますか。
【次の発言】 年は大体わかりませんか。
【次の発言】 みんな少年ですね。
【次の発言】 この事件は非常に重大問題として私どもは扱わなければならないと思っておりますが、ことにこの四人がことごとく少年でございますというところに、もうこれは非常に大きい問題として取り扱っていただきたいと思っておりますわけです。それで私の伺いたいことは、まあ警察は無理も言うだろうし、ときに子供ならおどしも言いまして、まあ拷問という言葉が適当かどうかわかりませんが、拷問にいかな……

第24回国会 法務委員会 第16号(1956/04/18、3期、緑風会)

○宮城タマヨ君 私は緑風会を代表いたしまして、本法案に対しまして修正案を提出いたしたいと存じます。  まず案文を朗読いたします。    家事審判法の一部を改正する法律案の一部を次のように改正する   第十五条に三条を加える改正規定のうち第十五条の二中「権利者の申出があるときは、」を削る。  次にその修正の理由を御説明申し上げます。  家事事件の特性にかんがみまして、審判及び調停で定められました義務の履行を確保するためには、権利者の申し出を待つことなく、家庭裁判所として進んで義務の履行状況を調査し、またこの履行を勧告することができる建前とする必要がございます。家事債務の権利者は大多数が婦人で、特……

第24回国会 法務委員会 第17号(1956/04/24、3期、緑風会)

○宮城タマヨ君 一番初めに伺いたいのは、佐藤久夫とそれから、事件の証人たちは、この事件以前に交渉があったかないかというような調査をなさっておりませんでしょうか。これは警察でも検察でもどちらでもよろしゅうございますが。
【次の発言】 いや、そこは大事なところで、なかったかと思うのでなく、その点をお突きにはならなかったのですか。ふだんからの交友関係があったのかどうか。
【次の発言】 なかった。それから、この傷害致死という罪名は、警察から検察庁に送るときにおつけになったのですか、警察の方に伺います。
【次の発言】 それから、今度検察庁から家庭裁判所に送られるときはどうなりましたか、罪名は。

第24回国会 法務委員会 第19号(1956/05/15、3期、緑風会)【議会役職】

○理事(宮城タマヨ君) 休憩前に引き続き委員会を再開いたします。  委員長が御都合で午後出席ができませんので、私がかわって委員長の職務を行いたいと思います。  なお、法務大臣の本委員会御出席の要求をしておりましたが、少しおからだが悪いそうで、明後日出席するからよろしくというおことずけがございました。  それでは売春防止法案を議題に供します。政府から提案理由の説明をお願いいたします。
【次の発言】 ありがとうございました。
【次の発言】 審議の中途でございますが、委員の変更について御報告いたします。本日付をもって菊川孝夫さんが辞任され、その補欠として藤原道子さんが選任されたした。以上御報告申し上……

第24回国会 法務委員会 第21号(1956/05/18、3期、緑風会)

○宮城タマヨ君 ちょっと連関して伺いますが、今問題になっているこの婦人相談員でございますが、どうして婦人といって婦人だけになさるのでございますか。それは対象が婦人だという意味でございますか。
【次の発言】 ところが実際の保護司の活動なんか見ておりますと、これは婦人が婦人に当るということも必要な場合もございますけれども、そういう意味からいいますというと、今度の相手が婦人でございますから婦人相談員というのは、まことに私いいと思いますが、しかしこの種の相談にのるというだけでなくて、根本の、これは就職の問題が非常に大きい点だと思っております。そういう場合に、私はやはりりっぱな職場を持っておるというよう……

第24回国会 法務委員会 第24号(1956/05/31、3期、緑風会)

○宮城タマヨ君 法務大臣のおいでを願いまして御無理ではないかと心配しながら、ちょっと時間をちょうだいしたいと思います。  この京都地方検察庁におきます犯人誤人の事件は、ことに四人の少年の問題でございますが、世間が非常にやかましく騒ぎ立てて、この事件の結末につきましてはおそらく国民全体が非常な注視をいたしておるような次第でございます。(拍手)そこで、どういうふうな結末になさろうとしておいででございますか。またなさっておるのでございましょうか。昨日の各新聞、ことに私が詳しく読みましたのは読売新聞でございますが、もうそれぞれのお手配ができたように報道いたしておりますが、いかがでございましょうか、ちょ……


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各種会議発言一覧(参議院3期)

宮城タマヨ[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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第16回国会(1953/05/18〜1953/08/10)

第16回国会 法務委員会売春対策に関する小委員会 第閉会後1号(1953/09/28、3期、緑風会)

○宮城タマヨ君 政府委員にちよつとお尋ねします。先ほど売春婦を取締りますこの立法につきまして、保安処分乃至保護処分にしようという方向に今非常に重点を置いて考えておるという御説明でございましたが、その内容をちよつとお洩らせ頂きたいと思います。
【次の発言】 それなれば伺いますが、いずれ保護処分と申しましても、いわゆる少年法に盛つておりますところのあの保護処分のような取扱いにとおつしやるのでございましようか。
【次の発言】 この第二国会に政府がお出しになりました法案なり、又前国会に私どもが提案しました売春等取締法案、まああれが完全ではございませんけれども、ああいうものを骨子といたしまして、それに併……


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第24回国会(1955/12/20〜1956/06/03)

第24回国会 内閣・法務委員会連合審査会 第1号(1956/02/28、3期、緑風会)

○宮城タマヨ君 今日私は政府に対してお礼を申し上げたり、またほんとうは総理大臣に伺いたい点もたくさんございましたのでございますが、御出席がございませんのでそれぞれの方にお伺い申し上げたいと思っております。  まずお礼申し上げますのは、一昨年この売春対策協議会ができますときに、私どもはこぞって売春対策審議会を作っていただきたいということを念願いたしました。つまり法律の上に立つところの強固な委員会を立てて、それこそ緊急を要するところの売春問題について、一日も早く法的措置をしていただきたいという念願からでございました。それが昨年の九月二日に協議会の方の答申案が出まして、協議会はそこで幕を閉じて、新た……

第24回国会 法務委員会公聴会 第1号(1956/03/15、3期、緑風会)【議会役職】

○理事(宮城タマヨ君) ありがとうございました。
【次の発言】 次に日本ビルディング協会連合会の会長、宮田正男君からお願い申し上げます。
【次の発言】 ありがとうございました。
【次の発言】 次は、横浜市中区接収解除跡地処理第二地区委員長の岩本鉄次郎さんにお願いいたします。
【次の発言】 ありがとうございました。
【次の発言】 次は、芝浦土地株式会社取締役社長原信次郎さんにお願いいたします。
【次の発言】 ありがとうございました。
【次の発言】 次は、全国接収借地借家復権期成同盟会長山田新之助氏にお願いいたします。
【次の発言】 ありがとうございました。

第24回国会 法務委員会公聴会 第2号(1956/05/10、3期、緑風会)

○宮城タマヨ君 小崎先生と磯部先生に一点ずつお伺い申し上げます。小崎先生は先ほど悪いことをすれば悪い結果があると、この考えでおっしゃったのでございますが、これは刑法で言いますと応報刑の結果になるのじゃないか。人を殺せば殺されるぞという、あの私の受け取り方がまずいのでございましょうけれども、その悪いことをすれば必ず悪い結果になるぞということから、死刑廃止のその途中のところ、要点だけちょっと教えていただきたいと思います。
【次の発言】 わかりました。磯部先生に。
【次の発言】 磯部先生に一点だけお伺いいたしたいのでございますが、その前に一言お礼を申し上げたいと思うのです。死刑廃止の論を唱えます者に……

第24回国会 法務委員会公聴会 第3号(1956/05/11、3期、緑風会)

○宮城タマヨ君 正木先生にちょっとお伺いします。  先生が仙台の死刑囚のために刑務所にテニスの道具をおやりになりましたその直後に、私もその死刑囚に会うために仙台の刑務所をたずねたのでございます。そのときにちょうどとてもお天気がいい日で、死刑囚たちみんなが外に出ましてテニスしていたのでございます。その様子を見まして大へん私は喜んでありがたいと思ったのでございますが、そのときに死刑囚が、正木先生が最後まで体を大事にせいよとおっしゃった、それでこうして運動もしておりますということを言っておりましたが、その意味がきょうの先生の御説明でようやくわかりまして非常に私は喜ぶものでございます。それはお礼を申し……



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データ更新日:2022/12/18

宮城タマヨ[参]在籍期 : 1期- 2期-| 3期|- 4期
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