武藤常介 参議院議員
3期国会発言一覧

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武藤常介[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは武藤常介参議院議員の3期(1953/04/24〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は3期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(参議院3期)

武藤常介[参]本会議発言(全期間)
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第18回国会(1953/11/30〜1953/12/08)

第18回国会 参議院本会議 第6号(1953/12/08、3期、改進党)

○武藤常介君 私は改進党を代表して、昭和二十八年度補正第二次予算ほか二件に対しまて、衆議院送付の原案に反対するものであります。(拍手)  次にその理由を簡単に申述べます。我が国現下の重要課題は、経済の安定、通貨価値の維持であります。然るに現在の国家財政は年々膨脹に膨脹を重ね、物価は高騰し、貨幣価値はますます下落し、政府は、総理大臣を初め、大蔵大臣は、最近、口を開けば、通貨価値の維持、インフレの抑制を唱えているのであります。然るに今回提案せられましたところの予算案を検討すれば、インフレの要因を多分に含み、自立経済を打立てねばならぬ折柄、誠に以て驚きに堪えない次第であります。本補正予算は、公務員の……

武藤常介[参]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(参議院3期)

武藤常介[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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第16回国会(1953/05/18〜1953/08/10)

第16回国会 水害地緊急対策特別委員会 第10号(1953/07/13、3期、改進党)

○武藤常介君 只今対策本部長、国務大臣のお話を伺いまして、非常にこの復旧のためには熱意を持たれておるということは誠に私ども意を強うする者でございます。  私は只今から伺いたいのは中小企業者、商業、工業等の中小業者が今回の水害によつて受けたところの被害は想像以上のものがあるようでございますが、往々にしてこうした方面はどうも顧られないというようなことがあるのでありますが、先般来から通商産業委員会におきましては、いろいろとこの方面の研究を重ねて参つたのでありますが、只今県のほうからの御要望があり、これに対しまして、大野国務大臣の御答弁が失礼ではあるが、何だかぴんと来ていないようなお話でございます。そ……

第16回国会 水害地緊急対策特別委員会 第20号(1953/07/29、3期、改進党)

○武藤常介君 先方の衆議院の小委員会との折衝の経過を申上げます。先般本委員会並びに小委員会におきまして決定いたしましたところの申合せ事項、又法律案の要項、この二つが決定されておつたのでありまするが、先ず第一にこの法律案といたしまして基金の補助、それから第二の損失補償、この二件の問題を衆議院のほうと折衝いたしましたが、衆議院のほうでもやはりこれと同じようなことを大体決定いたしまして、大蔵省並びに企業庁のほうに交渉いたしましたところが、それは到底容れることができないからこれの代案を以てしてくれと、こういうことになりまして、むしろ衆議院のほうではその代案を以て我々参議院の小委員会において懇談をされた……

第16回国会 水害地緊急対策特別委員会 第21号(1953/07/30、3期、改進党)

○武藤常介君 昨日委員会ではありますまいが、理事、小委員長の会の際に申上げまして、大体御承知と思いますが、その後変化はございません、御了承願います。
【次の発言】 私は本案は、すでに懇談会並びに両院の打合会等におきまして、十分質疑を尽した件でございまするから、この際、質疑討論を省略いたしまして、直ちに採決に入らんことを動議として提出いたします。

第16回国会 水害地緊急対策特別委員会 第23号(1953/08/03、3期、改進党)

○武藤常介君 只今衆議院のほうから送付になりました水害地域の、大水害による被害小企業者に対する資金の融通の問題ですが、この法案は、趣旨は非常によろしいのですが、なお法案としてこれを提案するのには、相当疑問の点もありまするので、今少しこれは文章を明確を期するようなところもあろうと思います。それでなおこの問題は、先に通産委員会において問題となりました関係もありまするので、通産委員会のほうにもお諮りをしたいと考えるのです。かような次第でありますので、これを早速確定するということは見合わして頂きたいと考えます。  このほか競輪の問題等は、只今委員長のおつしやる通りで結構でございます。

第16回国会 水害地緊急対策特別委員会 第25号(1953/08/06、3期、改進党)

○武藤常介君 本案については、被害小企業者の利子の負担を軽減してやる妥当、適切な案と存じまして賛成するものでありますが、法文の中に若干不明瞭な点があるのと、そのほか二、三の点について修正を要すると存じます。  今修正案文を朗読いたしますから、御賛成を賜りたいと存じます。    昭和二十八年六月及び七月における大水害による被害小企業者に対する資金の融通に関する特別措置法案に対する修正案昭和二十八年六月及び七月における大水害による被害小企業者に対する資金の融通に関する特別措置法案の一部を次のように修正する。   第二条第一項中「事業者」の下に「(常時使用する従業員の数が三十人(商業又はサービスを主……

第16回国会 通商産業委員会 第12号(1953/07/10、3期、改進党)

○武藤常介君 関連ですが、只今法的基礎の話がありましたが、私はこの問題は非常に法的基礎のできたことは我我が多年考えておりましたことと一致するもので大変喜ばしい次第ですが、只今お話によりますと保証協会のほうでは保証するが金融機関でなかなか融資しない。これに関連いたしまして相当の調査費がかかるのですね。どうかすると多くは零細な業者がこれに頼る、ところが銀行の利息、これに保証費、調査費というと相当の金利になつて非常に困難を感ずる。法制化したついでにいま少し業者が恵まれるような方法はないでしようかね。
【次の発言】 調査費を政府のほうで補助するということになりますれば非常に結構なんですが、只今お話があ……

第16回国会 通商産業委員会 第19号(1953/07/25、3期、改進党)

○武藤常介君 私は本案に賛成いたすものであります。只今委員諸君から大分附帯決議に類するような討論がありまして、これらには私も皆賛成でございます。ただこの論議中に、今回の大水害に際してこの公庫の発動を十分にするようにどいうような各位からの要望がありましたが、それは私も極めて同感でございます。併しながら本案の出発というものは、多少の災害は見越して出たところの案でありましようが、かかる大災害を予想しないところの案ではないかと、こういうふうに考えるときに、この大災害にのみこの活動を向けますならば、本案の対象とするところの全国の業者は非常にこれに報いられないというような結果になるであろうと思います。でご……

第16回国会 予算委員会 第6号(1953/06/29、3期、改進党)

○武藤常介君 改進党を代表いたしまて、すでに出ました問題に関連がありまするが、委員会におきまして、総理大臣からじつくり実はお伺いいたしたいと考える次第でございます。  現在の日本の根本的な病弊とでも申しますか、国民が真剣に国の将来に対して考えるというような精神が非常に今乏しくなつて来ておるようであります。これは敗戦という事実、又その後の占領、これらが長く続きまして、国民が依頼心ばかり強くなつて来た。こういうことにも原因がありましようが、これには政府の態度が非常に私は関係があると思うのであります。例えば政府は安全保障条約において、防衛力、自衛力の漸増ということを約束してありまするが、これに対しま……

第16回国会 予算委員会 第7号(1953/06/30、3期、改進党)

○武藤常介君 緊急の問題でありまするが、このたびの北九州の豪雨によるところの被害は極めて甚大でありまして、さぞ被害者はお困りだろうと遥かにお察し申上げる次第でございます。これにつきまして、それの対策上で二、三お伺いいたしたいと思うのでありまするが、先ず以て農林大臣にお伺いいたします。  今度の災害につきまして、議院の調査団はまだ戻つて参りません。併しながら政府としては大体今日までの機雷の状況がすでにおわかりかと存じます。随分洪水はあるのでありますが、稲作その他作物の盛んな時期の洪水は極めて少うございまして、こういう場合の農業に及ぼすところの影響は極めて大なるものと存ずるのでありまするが、これら……

第16回国会 予算委員会 第21号(1953/07/23、3期、改進党)

○武藤常介君 私は総理大臣にお伺いいたしたいのであります。問題は教育に関する問題でありまするが、根本的な問題でありますので特にお願いしたいと思います。  政府は資本蓄積や合理化による経済の再建を非常に強調いたしておりまするが、これは目下としては当然なことと私は考えます。併し私の見るところでは物質的な面や目先の効果ばかり余り考えておりますると、今後二十年先、又は三十年の将来を考えるときに、現在の新らしくやつたところの設備機械、或いは新らしいところの技術、こういうものはその二、三十年先には役に立たないものになつてしまうであろうと私は思うのであります。そのときに施策として残るものはやはり教育だけであ……


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第17回国会(1953/10/29〜1953/11/07)

第17回国会 通商産業委員会 第1号(1953/10/30、3期、改進党)

○武藤常介君 只今質疑応答を伺つておりまするというと、なかなか、折角の金庫も趣旨が徹底しないところがあるのではないかというようなことも想像されるのでありまするが、さりとて我々はどの程度にこの趣旨が徹底し運用されておるか、実際にわはかりませんから、各県別にでも……、各金融機関というと秘密に付すということがあるかも知れませんが、各県ごとの実績だけでも、何か表でも頂載すれば大変参考になると思います。
【次の発言】 只今の長官の御答弁ですが、これは極めて簡単だろうと私は思う。府県別に調べるということは、只今の件数にしても約二百件ですから、極めてまだ件数が少いのですから、その調査は簡単にできようと思いま……

第17回国会 通商産業委員会 第4号(1953/11/06、3期、改進党)

○武藤常介君 只今この問題が保留になりましたようですが、御承知のように茨城東の炭鉱方面は現在非常に不況に見舞われておるし、それに今度の問題の出発は、伺うというと、会社側の企業の合理化に出発しておる、こういうことが請願書に書いてありますので、どうか今後十分慎重に御研究をお願いすることを要望いたしておきます。


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第18回国会(1953/11/30〜1953/12/08)

第18回国会 予算委員会 第4号(1953/12/07、3期、改進党)

○武藤常介君 私は改進党の立場から大蔵大臣に先ずお伺いしたいと存ずるのであります。  先に我が党が衆議院におきまして修正予算を提出いたしましたがこれは否決いたされました。併しその狙いは国際競争にたち遅れたところの日本経済を先ず安定させ更に進んで世界水準に追いつこうと、それがためにはどうしなければならないかということを真剣に考えましてそしてあの修正予算を提案いたしたのであります。政府がとつておるところの方法とはその方法においては違いまするが、その目標はやはり同じだろうと思います。併しながら、政府がとつておりまするところの方法によりましては、どうもいつこの転換ができるか殆んど目当がつかない。もとも……

第18回国会 予算委員会 第5号(1953/12/08、3期、改進党)

○武藤常介君 私は簡単に総理大臣にお伺いいたしたいと存じます。我が国の現状は、自衛軍の問題、又これにまして財政の問題等で極めて重要な場面に際会いたしております。このときに当りまして、総理大臣は党員の獲得ということが最も大切である、即ちこれが政局の安定であると思召しになつたんでありまするか、現実的に種々なる方策を講じて党員の獲得に努力をいたしております。私も政界の安定ということにつきましては考えを同じくするものでありまするけれどもが、又総理が非常に御熱心にこうしたことをおやりになつておることを、側から見ておりまして、実は涙ぐましく感ずるところもあるのであります。併しながら民主政治の根本は、多数の……


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第19回国会(1953/12/10〜1954/06/15)

第19回国会 通商産業委員会 第閉会後9号(1954/09/18、3期、改進党)

○武藤常介君 只今小坂総裁からの運営の方針につきまして伺いましたが、私は至極結構であると伺つておりましたが、たまたまその際電気の料金の値上げの問題につきまして現在の設備の状態ではそう料金も上げなくてもよかつたのであろうと、けれどもが将来を見越して料金を値上げしたというように思つておるが、これは面白くないのではないかと、こういうふうに仰せられたように存ずるのでありますが、そういうことでございましたか。
【次の発言】 只今その問題はわかりましたが、そのお話のうちに従来の設備資金というものは極めて安かつたのであるが、将来は非常に、一キロ二十万ですか、というような多額を要すると、こういうふうなこともお……

第19回国会 通商産業委員会 第11号(1954/02/19、3期、改進党)

○武藤常介君 私は中小企業金融公庫の件について二、三お尋ねしたいと思うのです。中小企業金融公庫ができましたことは、中小企業者の待望のことが実現したのでありまして、丁度いわゆる旱天に慈雨を見るということでありましようが、その実施の結果が、どうも余り思わしくない、こういうふうな点があります。どういう点であつたと申しますならば、この貸出の取扱が銀行に委託されておりますので、その銀行の性格等によりまして非常に差異がありまして、丁度昨年実施されました。十一月になりまして九月から十月までの統計を徴しましたときに、企業庁長官は、これは銀行の信用の程度によつて枠がきまるのであるからして、機密に属する。こういう……

第19回国会 通商産業委員会 第閉会後11号(1954/10/13、3期、改進党)

○武藤常介君 この協同組合の保険事業の問題ですが、山手さんの案では衆議院のほうの保険金額が制限なし、それから一方は十万円以下となつておるのです。今日の貨幣価値から言つて、十万というのはいわゆる業者の儀礼的の見舞程度で、共済という名前を付けるとすれば、少くとも五十万円以下であるとか百万円以下であるとかでないと意義をなさんと思うのでございますが、これは如何でございますか。
【次の発言】 そうすると、十万以下の制限を作るというのは、条文を一応見ないとわからないのですけれども、こういう制限の必要がないのじやないですかね。
【次の発言】 大体了解いたしました。なおあとのことは後日に譲ることにいたします。

第19回国会 通商産業委員会 第18号(1954/03/09、3期、改進党)

○武藤常介君 それに関連して……。只今豊田委員さんから大分この問題で御質問がありましたが、先般愛知通産大臣に私が質問を申上げたところが、国民金融公庫は一般的な、まあ役所的な金融機関であるが、中小企業金融公庫のほうは全くそれと違つて中小企業者のために作つたのであるからと、こういうふうな御意見でありまして、これによると大体国民金融公庫よりも中小企業金融公庫のほうが額にしても将来大体多額な金融をする、こういうふうな御気分のお話を承わりましたが、只今その結果は一方は二十万円であるし、一方は十万円であるということになりますと、その御趣旨と実際に現われたものが反対になつておる。こういうことであるとやはりこ……

第19回国会 通商産業委員会 第20号(1954/03/16、3期、改進党)

○武藤常介君 改進党を代表いたしまして、本案に賛成いたします。簡単に理由を申述べます。本案は、提出の御説明の通り、貿易の振興を目指しての案でありまして、その間只今各党が、本案を実施するに当りまして十分注意しなければならんことに対しまして、或いは質疑において、或いは只今の討論において述べられましたが、私も全くその点が心配でありますので、どうぞ十分なる注意を以て本目的に十分成果を挙げられるようにお願いをいたしまして、本案に賛成いたします。

第19回国会 通商産業委員会 第25号(1954/03/29、3期、改進党)

○武藤常介君 改進党を代表して本案に賛成いたします。前々にも質問のときに述べておきましたが、今回は資金が増額にはなりましたが、中小企業者の要望をこの額では到底満たすことはできない。殊に又政府の方針によりまして今回の緊縮政策になりまするというと、この方面が又非常に利用されるようになるだろうと思いまするし、今度の改正案によりまして又非常にこの利用する業者の種類も殖えるし、法活用の範囲内が非常に複雑になつております、従つて今後はどうしてもこの額は五割乃至或いは倍くらいに増額する必要があろうと、こう思いましてこの機会に希望を申述べまして、本案に賛成いたす次第であります。

第19回国会 通商産業委員会 第27号(1954/03/31、3期、改進党)

○武藤常介君 改進党を代表して賛成の意を表する次第であります。簡単に申上げます。本法案は民生の安定上、経済方面から見ても重要な法案であります。従つて今日までの電気と併せて一つの法律化によつたものが今度新たになつたことは当然なことと存じます。なお自由党その他縁風会、社会党左派の諸君からもこまそれと御注意がありましたが、私もそれらは全く同感であります。  殊にこの地域の独占という問題につきましては、法文としてはやはり独占は面白くないと私も考えております。併しながら、これを実際施行に当りましてはなかなかこれは問題を生ずるところでありますので、これが施行に当りましては十分地方的に紛争のないように留意さ……

第19回国会 通商産業委員会 第47号(1954/05/26、3期、改進党)

○武藤常介君 只今のところでは競輪の許可されてあるところは全国的には偏頗な形になつているようでありますが、もともと競輪ということは社会風教の方面から見て相当考えねばならんと考えるのでありますが、今度この財源が地方府県の収入になるというようなことになれば改めて考え直す必要はないかと思うのですが、その点如何でございましようか。

第19回国会 通商産業委員会 第48号(1954/05/27、3期、改進党)

○武藤常介君 只今小林君から大分御質問がありましたが、それに関連して考えられる一、二の問題を伺いたいと思うのでありますが、今度許可制になるということになりますると、メーカーのほうは一種の権利を得たというような形に見られがちでありまして、従つて発注するほうも又種々なる部品の納入の方面も、いずれも相当の信用を以てこれに当るわけになるのでありましようが、又一面余り一定の限度において許可するということは、この方面の技術の進歩を却つて阻害するようなことにもなりはせんか、即ち新たに有力な企業者がここに現われるというようなことの場合に許可の問題から躊躇するというようなことがありはせんか、こういうことを伺いた……

第19回国会 通商産業委員会 第49号(1954/05/28、3期、改進党)

○武藤常介君 私は改進党を代表して本案に賛成いたします。理由を簡単に申述べます。本法案は、一面肥料の価格の安定という方面から見ると、一応そういうふうに見られますけれども、一面において目前にダンピングを継続いたしておりまするので、一般の市場価格もこれ又不安定なものでありまするので、その赤字の将来填補ということ、いわゆる企業合理化ということがこれと関連をとりまして必ずしもこの価格が固定されるのではありませんからして、いつ、如何なるときに需要者にその赤字が知らず知らずの間に転嫁されて来るかということを実は心配されるのでありまするが、とにもかくにも今ここに来ましては如何ともなしがたい状態であります。こ……

第19回国会 通商産業委員会 第50号(1954/05/29、3期、改進党)

○武藤常介君 私は改進党を代表して、只今高橋君の提案された修正案並びにこれを除いた原案に賛成いたし、なお豊田君の附帯決議に賛成するものであります。実は我が党でも本案に賛成すべきか、或いは反対すべきかというので非常に議論がやかましかつたのであります。併しながら審議中の情勢に見るように、今年一年だけであるというので止むを得ず賛成しようということになつたのでありまするが、簡単に理由を申述べたいと存じます。  本来競輪は、我々が平素非常に反対しておつたのであります。競輪が社会風教のために非常な悪影響を及ぼすということは、これは衆目の認めるところであります。併し又現実の姿としては、競輪の信者も相当多いの……

第19回国会 補助金等の臨時特例等に関する法律案特別委員会 第16号(1954/04/09、3期、改進党)

○武藤常介君 只今同僚の委員から大分御質問がありまして、政府当局も御答弁に非常に困つておるようでございますが、私つらつら考えてみまするのに、一体この法案そのものがやはり根本的にそうした様相を帯びておると考えるのであります。つまり政府の財政計画というものががつちりしていないということがこういうふうになつて来ておる、例えば昨年教育の国庫負担の半額を富裕県には交付しないというので、二回かに亘りましてこれの臨時措置によりまして打切りを出したのでございましたが、それが流れてしまつた。だんだん新聞等を見まするというと、これも政府内部において何大臣は熱がなかつたとか、何とかいうようなことも見えておりましたが……

第19回国会 予算委員会 第16号(1954/03/18、3期、日本民主党)

○武藤常介君 私は、文部大臣に少しお伺いいたしたいのでありまするが、教育の本旨に鑑みまして、殊に中、小学校の教育は、身心の発達途上にある青少年をして素直にすくすくと個性を伸ばせることが最も重要であると存ずるのであります。従つて、その教育者も又これにふさわしいものでないといけないと存ずるのであります。即ち学理的にのみ片寄つたり、或いは理想的に極端に偏したりするのは好まざるところであります。この点からして、今回、政府が提案されておりまするところの教育の三法案は、肯かれないでもありません。併しながら戦後の国民は、占領下において、一方においては極端に自由放任主義に禍いされ、而も現実の生活においては非常……


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第20回国会(1954/11/30〜1954/12/09)

第20回国会 予算委員会 第4号(1954/12/06、3期、日本民主党)

○武藤常介君 私は日本民主党を代表いたしまして只今議題となつておりまするところの補正三案につきまして賛成の意を表する次第であります。これにつきまして、二、三の意見を申述べて、賛成いたします。  本補正予算は、本年度発生の災害復旧を先ず第一と考えねばならんのでありまするが、災害復旧の最も効果的なるものは可及的速かに復旧するということでございます。然るに通常国会までぎりぎりのところまで遷延いたしましたことは、災害復旧という緊急条件をないがしろにしたことであると、これは誠に遺憾な次第でございます。  次に大蔵大臣の説明によれば、財政の健全化の推進ということでありまするが、既定経費よりも三百億も節減が……


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第22回国会(1955/03/18〜1955/07/30)

第22回国会 建設委員会 第14号(1955/06/21、3期、日本民主党)

○武藤常介君 私は民主党を代表いたしまして、簡単に賛成の討論をいたします。  水防法が実施せられましてから水防に対する認識が一段と強調されまして、今日重要な施政に対する部面を占めて参りましたが、これが実施いたしてみまするというと、やはり改正の必要を生じまして、その改正が本案によって現われたので、私は本法案の提出は当然なことと存じます。実施に当りましては中央気象台ならびに報道機関等と密接なる連絡をとりまして実施されますと同時に、報償その他の規定等この法の精神を十分に生かして、水防法の一段と完備を期されんことを切望いたします。これをもって賛成の討論といたします。

第22回国会 建設委員会 第18号(1955/07/05、3期、日本民主党)

○武藤常介君 私は日本民主党を代表いたしまして、ただいま議題となっております日本住宅公団法案に賛成の意を表するものであります。  現内閣が最も重要なるべきものとして取り上げた国民生活の安定上、勤労者住宅の充足、これは国民の重大問題としておる問題でありまするが、現内閣はここに見るところがありまして、これが充足のためにあらゆる努力を払い、あらゆる方策を講じて案出したものが、この日本住宅公団法であります。戦後十年になりまするが、まだ住宅の不足は三百万戸になんなんとするということでありまするが、その後あるいは公営住宅あるいは住宅金融公庫によりまして、住宅の充足に努めて参ったのではありまするが、これらを……

第22回国会 建設委員会 第21号(1955/07/14、3期、日本民主党)

○武藤常介君 地方の実情は大体、事務所を設置してあるのは土建業の兼業者がほとんど大部分です。ところが、県にもよりましょうが、私の県のごときは、大体大工、これがほとんど二級建築士の免状を取っているのですが、こういうものに新たにこの事務所を設置させるということになれば、相当そこに余分な経費もかかり、なお非常に手続やなにかがおっくうになるというようね関係で、建築士の進んでこれをやるというような人が少くなる。その結果、地方心々の建築者に多少の不便を来たさしめるというようなととがあるのじゃないかと思うのですが、その点はいかがでございますか。
【次の発言】 公務員は他の業務をすることは法によって禁じられて……

第22回国会 建設委員会 第25号(1955/07/26、3期、日本民主党)

○武藤常介君 久慈川は普通の河川と違って、激流で、一たん洪水があると、単なる作物が浸水するとかいうんじゃなく、土壌全部が押し流されるというような非常な特殊の状態にある川で、それで毎洪水ごとにずいぶん家屋も流失しておるんですが、すでに二十年になんなんとする状態におきまして、まだ四割程度しかいかぬらしいのですが、こういうものは改修をすればするほどに、直接に利益があがるんですから、いま少し重点的にこういう方面に力を入れたらどうかと思うんですが、当局の御意見はいかがです。
【次の発言】 これは何ですな、いわゆる県の事情によって、道路は必ずしも一般的でありませんから、そこへ持ってきて、だんだん大きくなっ……

第22回国会 建設委員会 第29号(1955/07/30、3期、日本民主党)

○武藤常介君 私はただいまの石原君の動議に賛成いたします。

第22回国会 予算委員会 第39号(1955/07/01、3期、日本民主党)

○武藤常介君 私は日本民主党を代表して、ただいま議題となっております昭和三十年度一般会計予算案ほか二案に対し、賛成するものであります。以下簡単に討論いたします。  本原案は、わが党内閣の手になったもので、これに民主、自由両党の共同修正を加えたものでありますが、その根本においては原案の精神が貫ぬかれておるものであります。この予算編成の基本とした経済政策の基本方針は、次第に本格化しつつある経済の正常化と輸出の好調とを維持しつつ堅実な速度で国民経済の拡大と国民生活の向上を達成し、特需に依存せぬ国際収支の均衡の上に経済自立の実をあげるにあるのであります。言葉をかえれば、放漫と引き締めの無用な動揺、攪乱……


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第23回国会(1955/11/22〜1955/12/16)

第23回国会 建設委員会 第3号(1955/12/13、3期、自由民主党)

○武藤常介君 ただいま皆さん方の御質疑の間に、剰余金がどうしても出る、消化し切れない、こういうふうな話なんでありますが、ソ連や中共あたりを視察して帰った人のお話によりますと、何をおいても重点的に建設事業はやっておる。ところが、日本においてはどうしても地方赤字を補てんするのに、重点的に建設事業を削る、こういうことになると、大へん話しは変のようですが、ソ連、中共が建設事業を重点的にやるというのに、こっちは対照的に反対の方向に進んでおるのではないか。こういうふうに私は考えまして、建設委員の一員として、非常に不満に存じておるものですが、いま少し日本の建設事業に根本的な考えをおいて、何が何でも、予算が来……

第23回国会 予算委員会 第6号(1955/12/14、3期、自由民主党)

○武藤常介君 私は大蔵大臣、自治庁長官のお二人にお伺いしたいと思います。現内閣は近く税制の改革をもくろんでいるということでありまするが、占領政策によってゆがめられたところの税制を改革するということは当然過ぎるほど当然であろうと思います。なお現在の国情も当時とは相当変っておりますので私は当然なさねばならぬことであろうと、こう考えるのでありまするが、この税制改革に対しての方針、主眼につきましてどういうふうな方面でいたされますか、きわめて簡単にお伺いしたいと思います。
【次の発言】 ただいまの改革の方針の大蔵大臣の説明は私はまことに満足するものであります。  まず私は第一に改革の主眼としては減税に重……


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第24回国会(1955/12/20〜1956/06/03)

第24回国会 建設委員会 第26号(1956/04/24、3期、自由民主党)【政府役職】

○武藤常介君 途中から質問しても要領を得ないと思うんですが、これは重大な問題ですから、二、三お伺いしたいと思いますが、たとえば某工事がありまして入札した場合、そのときにその入札が採択されるかされないかということは、どういうふうなことによって決定されるのですか。入札した場合に、入札が落札になるかならないかということを、どういうことによって決定するのです。
【次の発言】 従来ともそれは変りはないわけですか。
【次の発言】 何か今度問題になっているのは、いわゆる最低価格の設定ですね、それはどういうふうにして決定するんですか。今まできめているのは最高の場合ですね。最低の線というのは何によって決定するん……

第24回国会 社会労働委員会 第10号(1956/02/23、3期、自由民主党)【政府役職】

○政府委員(武藤常介君) 今回政務次官に就任いたしました私が武藤常介でございます。もとより私は浅学非才でありまして、ことに労働行政政務につきましては、全くのしろうとでございまして、果してこの任務、ことに最近の情勢下におきましてその任務を全うし得ますかどうか、きわめて心もとなく存じておるような次第なんでございますが、駑馬にむち打ちまして一生懸命勉強いたして参る考えでございます。どうか各位におかせられましても御指導、御鞭撻を賜わらんことを切にお願い申し上げまして、私のごあいさつにかえる次第でございます。

第24回国会 社会労働委員会 第19号(1956/03/29、3期、自由民主党)【政府役職】

○政府委員(武藤常介君) ただいま山本先生の御質問でありますが、もちろん政府はある程度の責任を負うことは同様でありましょうが、今度五人にしましたことに対して、あるいは一方に偏しはしないかというような御質問がありまして、これに対しまして労政局長から再三お答え申し上げましたが、今度は御承知のように、次の条項におきまして、給与準則あるいは給与総額等に関しましても、今までと違った扱いにまで進めてゆきたい、こう委員会の決議を、政府もなるべく実行しなければならぬような義務的なもののように持ってゆこうというような条項にし、従ってこれらの調査あるいは準備等も完全にいたしておかなければならぬ、こうところから出た……

第24回国会 社会労働委員会 第29号(1956/04/28、3期、自由民主党)【政府役職】

○政府委員(武藤常介君) ただいま相馬先生の御質問でありますが、御承知のように、この問題は、政府としては、なかなか負担が容易でないので、相当問題として研究されたのでありまするが、呉市のごときところに対しては、特別の事情があるからどうか全額の支給をというので、労働省としては予算の要求をいたしたのであります。やはり何と申しましても、その工事なら工事をやるということ、その仕事自体はその地元に残るのであるからということで、五分の四ということに決定されたのであります。
【次の発言】 私からもちょっと……。  一応そういうことになっておりましたが、問題が問題であり、事情が事情でありますので、五分の四でどう……

第24回国会 社会労働委員会 第39号(1956/05/24、3期、自由民主党)【政府役職】

○政府委員(武藤常介君) ただいま山本先生の御質問でございますが、やはり基準法に示されておるところと、今度のこの労働保険審査官及び労働保険審査会、これの内容が企図するところが同じなものですから、この方に大体それを統一したようなことになっております。
【次の発言】 ただいまの御質問でございますが、基準法の改正は、御意見の通りでございます。

第24回国会 内閣委員会 第8号(1956/02/23、3期、自由民主党)【政府役職】

○政府委員(武藤常介君) 私からかわって御説明申し上げます。  ただいま議題となりました、労働省設置法等の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由を御説明申し上げます。  今回の改正の要旨は、労働者の福祉の向上をはかる目的をもって、労災補償の事務を整備しその円滑な遂行を期するために、労働省労働基準局に労災補償部を設置し、また、労働衛生に関する専門的調査研究を行うために、労働省の附属機関として労働衛生研究所を設置することでありますが、あわせて特殊技能試験審議会についてはすでにその設置の目的を達成したのでこれを廃止することとし、これらを一括して改正案として提案いたした次第であります。  まず……


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第19回国会(1953/12/10〜1954/06/15)

第19回国会 予算委員会第二分科会 第2号(1954/03/25、3期、改進党)

○武藤常介君 二、三お伺いいたしたいと思うのですが、改修事業の工事費が昨年の災害によりまして天引になりまして、本年は又緊縮予算ということで天引になつたようですが、この河川の改修は全国的にあらゆる仕事をしなければならんでしようが、河川によりまして緩急の差がおのずからあろうと思うのですが、ここの所にもう少し金を出すと非常に効力を発するというようなことが、相当地方によりましても見受けられるのですが、こういうものをやはり一般的に削減したのでは、非常に食糧増産その他から不経済ではないかと考えているのですが、これに関しまして建設省はどういうふうなお考えでございますか。


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第24回国会(1955/12/20〜1956/06/03)

第24回国会 予算委員会第四分科会 第1号(1956/03/19、3期、自由民主党)【政府役職】

○政府委員(武藤常介君) 前年度は私も建設委員として、ただいま湯山委員が申されたように、非常に施行、実施に当りまして困難を感じておったのでありましたが、御承知のように、本年は特別失対のほかに緊急就労対策というものができまして、その扱いには相当本年は、昨年のような困難は打開されようと考えております。ただいま御心配の失業者でない者を失業者になぞらって、そうして工事をするというようなことはほとんどなく、大体各安定所の実際登録されておる失業者を調査いたしまして、それになるべく該当するような仕事を与えていくというようなことにしておりますので、大した心配はなかろうと思いますが……。



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※このページのデータは国会会議録検索システム参議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2022/12/18

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