平林剛 参議院議員
4期国会発言一覧

平林剛[参]在籍期 : 3期-| 4期|- 5期
平林剛[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは平林剛参議院議員の4期(1956/07/08〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は4期国会活動統計で確認できます。

■本会議へ ■委員会へ ■各種会議へ

本会議発言一覧(参議院4期)

平林剛[参]本会議発言(全期間)
3期-| 4期|- 5期
第26回国会(1956/12/20〜1957/05/19)

第26回国会 参議院本会議 第7号(1957/02/15、4期、日本社会党)

○平林剛君 私は日本社会党を代表して、二月十三日、この本会議において提案説明のあった所得税法の一部を改正する法律案及び法人税法の一部を改正する法律案に対し、その問題点を指摘しつつ、岸総理大臣臨時代理、池田大蔵大臣に対し、責任ある答弁を求めようとするものであります。  まず、私が政府提案の減税政策に関し、質疑を試みる基本的な考えを明らかにしておくことといたします。私は、政府が施政方針の演説においても、国民に対する宣伝においても、いわゆる一千億減税と一千億の積極財政を表看板にして、これは仁徳天皇以来の大減税である、これだけの減税は、いわば明治維新以来初めてだと誇大に吹聴しておりますのは、危険なイン……


■ページ上部へ

第28回国会(1957/12/20〜1958/04/25)

第28回国会 参議院本会議 第28号(1958/04/25、4期、日本社会党)

○平林剛君 私は、日本社会党を代表し、日本労働協会法案に関し、中間報告を求める動議に対し、反対の討論を行おうとするものであります。(拍手)  反対理由の第一は、中間報告を求める動議は、国民に公約した国会正常化を破る行為で、多数議席を利用した、不当な措置であるからであります。第二十八国会は、明日に予定せる国会解散を前にし、重要法案もほぼ順調に進みまして、今、岸内閣が今日まで、国民の意思を問わず、民主主義のルールを無視した政権担当にかじりついた行為と、国民生活と日本経済を混乱に導いた政策の失敗を、主権者たる国民の判断を求めようとするときに、一体何のために、日本労働協会法案を、この深夜の国会で中間報……


■ページ上部へ

第31回国会(1958/12/10〜1959/05/02)

第31回国会 参議院本会議 第16号(1959/03/13、4期、日本社会党)

○平林剛君 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま議題となりました接収貴金属等の処理に関する法律案に対し、その性格と、法律案提出の背景に幾多の疑念があることを指摘しながら、ここに断固として反対する理由を明らかにしようとするものであります。  この法律案は、戦後、連合国占領軍によって接収された貴金属とダイヤモンドなど時価にして七百三十億円を、接収された元の所有者に公平適正に返還するとの建前で処理しようとしておるのでありますが、第一の問題は、この結果、少数の法人と個人が不当な恩恵を受けようとしている点でありまして、不公平にして不当なる措置と言わなければなりません。今日までの審査の結果、一般会……

平林剛[参]本会議発言(全期間)
3期-| 4期|- 5期

■ページ上部へ

委員会発言一覧(参議院4期)

平林剛[参]委員会統計発言一覧(全期間)
3期-| 4期|- 5期
第25回国会(1956/11/12〜1956/12/13)

第25回国会 大蔵委員会 第3号(1956/11/30、4期、日本社会党)

○平林剛君 ちょっと……。きょうの二つの法律案については、次回になお保留したい質疑がありますから、きょうのだけだということに了解しておきます。  それで、私、次回に専売事業の運営等に関しまして、日本専売公社総裁の出席を求めて、見解を伺いたいと思いますから、委員長においてその旨よろしく取り計らっていただくようにお願いいたします。
【次の発言】 もう一つ、一万円札の発行の問題につきまして、本委員会でも昨年から議論がありまして、これは国民生活に及ぼす影響も大へん大きいわけであります。最近も銀行懇談会や、あるいは一般の世論等におきましても関心が深まっておりますから、当委員会としても、この際、政府の委員……

第25回国会 大蔵委員会 第4号(1956/12/03、4期、日本社会党)

○平林剛君 きょうは一万円紙幣の問題で大蔵大臣に質疑がありましたが、おいでになりませんから、初めに大衆たばこの販売制限政策に関して専売公社総裁に若干お尋ねをしたいと思います。  最近たばこの小売屋さんから新生やバットなどのいわゆる下級品が姿を消しておる、特に地方へ参りますと、一般の国民層が新生を買いにきても新生がない。そこで仕方ないから「いこい」や光を買って帰る。そういう買い方ができない人はそのまま帰ってしまう。このことから、多くたばこを愛好しておる国民の中で、どうも呼出公社は安いたばこを売り惜しんでおる、そして高いたばこを押し付けているという声になってきておることは、総裁においても御承知であ……

第25回国会 大蔵委員会 第6号(1956/12/05、4期、日本社会党)

○平林剛君 資料の要求だけしておきますが、提案者というよりも政府の方から出してもらいたいと思っておりますが、最近の租税収入の状況、特に自然増がわかるようなものを委員会に提出していただきたいと思います、来年三月末までの推定を含めて。

第25回国会 大蔵委員会 第7号(1956/12/06、4期、日本社会党)

○平林剛君 今お話しになっていますけれども、二つの問題点があるんですよ。一つは、葉タバコの材料について、さっき椿委員が心配をされたように、あなたの説明だと、何年か後には新生やバットの材料がなくなっちまうことになるんでしょう。それにもかかわらず、専売公社の葉タバコの耕作面積の中においては、必ずしも下級たばこの産地がどんどんふえていくというような政策がとられず、全般的に減反の方向にいっておる。そういうことになれば、昨日来から総裁の方から新生、バットの増大についても努力をしたいと、こう言っていることと逆になってくるわけです。そこに政策の矛盾があるわけですよ。われわれとしては、新生、バットを要望してい……

第25回国会 大蔵委員会 第8号(1956/12/11、4期、日本社会党)

○平林剛君 今の御説明で少し足りない点があったのです。所得税と法人税、印紙収入などが昨年の同期と比較してふえている理由はどこにあるのか、その点をちょっとお伺いしたいと思います。
【次の発言】 概略、今の御説明でわかりましたが、自然増というのは、そうすると大体現在の見込みでは本年度約五百億円くらい、そういうふうに今お話を聞いたのですが、さらに税目に区分けすると、どういう方面に多い見込みか、その点をおわかりになっておればお示しを願いたいと思います。
【次の発言】 その自然増は本年度五百億、来年度一千億は確実にある。なお、十一月ごろの見込みにおいて、昨年の同期から比較してくればまだある程度ある、今の……


■ページ上部へ

第26回国会(1956/12/20〜1957/05/19)

第26回国会 大蔵委員会 第閉会後1号(1957/06/28、4期、日本社会党)

○平林剛君 議事進行について。大蔵大臣はこの委員会に見えますか。その点委員長においてはっきり来られる時間等を考えまして適当に議事進行をお願いしたいと思うのです。
【次の発言】 午前中、政府の方から国際収支の関係について若干の説明がありまして、昨年の秋から赤字が出て、昨年の末で十四億、この一月から四月までさらに三億ドル、五月で九千七百万ドルと、こういう工合に収支の面で悪化の状態が続いて参ったという御説明があったわけでございます。きょういただいた資料を見ましても、輸入の先行きを示す輸入信用状の設定から見ますと、赤字はまだ当分続くのではないだろうか、こういうことが想像されるわけであります。最近政府か……

第26回国会 大蔵委員会 第2号(1956/12/24、4期、日本社会党)

○平林剛君 ちょっとお尋ねしますが、臨時税制調査会は、まあ閣議できめられて、それに基いて設置をされた委員会でありますが、この委員会における政府の役割、それはどの程度あったものか、そういう点について御説明を願っておきたいと思います。
【次の発言】 私も新聞の報ずるところによって、大体主税局長も大いに今までの体験を生かし、お考えを述べられて、大へんに今度の臨時税制調査会に対しては御協力をなさったという記事は読みました。そういう意味では政府の方針あるいは政府の考え方というものも、大体十分議論を尽されたものと理解をしてよいと思うのでありますけれども、この結論、が総括的にいって、事務当局としては大体妥当……

第26回国会 大蔵委員会 第閉会後2号(1957/09/11、4期、日本社会党)

○平林剛君 今の江田委員の質問に関連してお尋ねをしますが、あなたに答えてもらいたいのは、審議会で検討して、新しい各等級の値段が変更になったわけであります。当初諮問をされた公社の案を、答申をされて変更になった。三等、四等、五等等において十円ずつ上った、その差ですね。予算上で一つ説明してもらいたい。つまり三等、四等、五等等において、それぞれ十円ずつ価格を変えた結果、専売公社は幾らの予算増になったのか、こういうことを数字で示してもらいたいと思います。同時にこれは共葉巻による労力に対し、昨年までは若干の援助費を出しておった、それが廃止をせられたわけであります。去年その共葉巻に対する労力報償として与えて……

第26回国会 大蔵委員会 第閉会後3号(1957/09/12、4期、日本社会党)

○平林剛君 私からは、昭和三十二年度における税収の見込みについて、政府の見通しをきょうはお尋ねしておきたいと思います。  最近の金融引き締めその他によりまして経済界にいろいろ変動がございます。そのために、今後の税収見込みがどうなるだろうかということは、私ども関心を寄せておるところであります。同時に、政府が明年度の予算をいち早くその大綱だけにいたしましても検討を始めている段階でありますが、その前提として税収がどうなるかということの見きわめが大事なことは言うまでもありません。大蔵大臣として、今年度における税収の見込みをどういうふうに立てられておるか、その点を一つ最初にお尋ねをいたしたいと思います。

第26回国会 大蔵委員会 第4号(1957/02/14、4期、日本社会党)

○平林剛君 今御説明がありまして少し触れられておりましたけれども、この法律が昨年の十二月三十一日で切れておった。当時は臨時国会、通常国会もあったわけです。もっと早くこの法律が提出をされてよかったのではないか。臨博税制調査会の審議が継続されていたということはわかりますけれども、少し政府としては手落ちがあったのではないかと思える。なぜこういうふうに中間を置かなければならなかったのか、その点をもう少し詳しく説明をしていただきたいと思います。
【次の発言】 今の国税当局はそうでなくても忙しいときです。それにもかかわらず、いろいろな事情があったにしても、こういう結果になって、このために手続もよけい煩瑣な……

第26回国会 大蔵委員会 第閉会後4号(1957/10/02、4期、日本社会党)

○平林剛君 今自己輸入の制度に関連して、専売公社としては、この再開は、戦前にはあったけれども、あまり賛成しなかったのだ、しかし政府の方針であるからこれに従った、しかも専売公社はそれにとやかくいう権能はないというお答えがありましたけれども、専売公社は日本専売公社法によって経営をしておられるのでしょう。専売公社法には、はっきり専売公社は塩専売法やたばこ専売法に基いて国の専売事業を行う機関になっているわけです。法律に基いて、やはりこの問題については専売公社が一番発言権を強くしてがんばらなければならん点じゃないですか。特に自己輸入の制度について、私は塩専売法の建前からいっても大きな疑問を感じておる。塩……

第26回国会 大蔵委員会 第7号(1957/02/28、4期、日本社会党)

○平林剛君 この政府貸付金の償還に関して、ただいま御説明のような法律が提出をされたのでありますが、少し疑問に思いますのは、昨年度までは貸付金の償還の期限を延期してもらいたいという法律が出され、今回は大体借りたものは返すのだという建前に立って、この法律案が提出をされておるのであります。今までの国鉄の事情について私は詳しくはありませんけれども、印象としては今回の運賃法が改正をされる、それによって政府貸付金の償還についても誠意のあるところを示そう、こう感ぜられるのでありまするけれども、昨年の考えとことしの考えがこういうふうに変ってきた事情について少し御説明をしていただきたいと思います。

第26回国会 大蔵委員会 第10号(1957/03/07、4期、日本社会党)

○平林剛君 今の栗山委員の資料要求のほかに、私少し補足しておきますが、北海道開発の五カ年計画、また先の国会で議論せられたときに、五カ年計画がしっかり立っていないのに、北海道開発公庫が発足したわけであります。それから九カ月たったわけでありますから、当然北海道開発に関する五カ年計画はこまかく立てられているものと思いますから、この際提出を願いたい。  同時に、栗山委員がお話になったように、東北地方の開発計画については、先回国会でも大へん批判のあったところでありますから、今度は十分御準備ができておることと思いますから、それについても、その意味で出してもらいたいと思っております。これがないようでは、法律……

第26回国会 大蔵委員会 第12号(1957/03/13、4期、日本社会党)

○平林剛君 ただいま議題となりましたたばこ専売法の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由を御説明申し上げます。  現在、たばこの専売事業は、たばこ専売法に基いて実施されているのでありますが、たばこ専売法による現行専売制度の建前は、すでに御承知の通り、たばこの生産過程のうち、公社の直営するのはその製造事業に限定することとし、たばこの耕作は公社がみずからこれをなさず、国民をしてこれをなさしめるのを原則としているのであります。  しかして、専売事業の目的を達成するため、これに対しましては、種々の制限を設け、国家が広範囲において、たばこの耕作に関与することとといたしておるのであります。すなわ……

第26回国会 大蔵委員会 第13号(1957/03/15、4期、日本社会党)

○平林剛君 この法律案については提案説明があっただけで、まだこまかいことの説明がありませんでしたから、二、三お尋ねをいたしたいと思うのであります。  第一に、昭和三十一年三月現在の国民貯蓄組合によるところの預金総額が八千二百億円になっていると説明がありましたけれども、この機会に全金融機関の預金総額の詳細について知りたいと思います。できれば金融機関ごとに分けて御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 この銀行の預金総額三兆八千百二十五億円というのは、今租税特別措置法の方で問題になっております、いわゆる名義貸しというようなものも含まれておるのですか、おらないのですか。

第26回国会 大蔵委員会 第14号(1957/03/20、4期、日本社会党)

○平林剛君 所得税法の第六十一条に関連してお尋ねをいたします。先の委員会で、この新たに、業務に関連して他人のために名義人として配当所得の支払いを受ける者の当該配当所得についても支払い調書を出すということに関連をして資料を要求しておいたわけであります。まだ御提出になっておりませんが、その後どうなっておりますか。まず最初にそれについてお尋ねをいたします。
【次の発言】 これは大体この名義貸しそのものがなかなかつかみにくものですから、完全なものの資料の提出は困難だと思いますが、私は今、これは理財局や主税局の関係から聞いたのですけれども、大づかみではありますけれども、何かこれに関する資料があると、それ……

第26回国会 大蔵委員会 第16号(1957/03/25、4期、日本社会党)

○平林剛君 私は大蔵大臣に対して先回質疑を残しておりました点をきょうはもっとこまかくお聞きしたいと思います。それは所得税法第六十一条関係の、いわゆる名義人の支払い調書を提出する限度額についてであります。先回、大臣にこの点をお尋ねいたしましたところ、まだ政府の考えがまとまっておらない。下僚において検討中であるから、まとまったら、いずれ考えをきめる。そういう趣旨のお答えがありました。そのあとで主税局長とこの問題について若干の質疑を行いましたところ、大体きょうあたり政府の検討した結論がまとまるというお話しがあったのであります。そこで政府の検討した結論がまとまったかどうか。各界から注目されておる点であ……

第26回国会 大蔵委員会 第17号(1957/03/26、4期、日本社会党)

○平林剛君 関連して。今大矢委員の人格のない法人についていろいろ御質問があって、これが一群肝心なところだと思うのです。これがはっきりしないというと、あとのことはなかなか審議が進まない。結局法人でない社団というものの定義があるいは規定というものがきまらないで、法律をただきめてしまうということになりますというと、今日までの税法上の疑問が生まれてしまう。従来われわれが、一般の国民が税金を取り立てられるには、法律に基いて税を取られる。そういうのが租税法定主義というわけですが、ところが今度はその法律の中に抽象的な、法人でない社団ということを、ただ人格のない法人というような抽象的なことでいくことになります……

第26回国会 大蔵委員会 第18号(1957/03/27、4期、日本社会党)

○平林剛君 私はこの法律案について反対をいたします。反対の理由を簡単に申し上げます。  この法律案について私は質疑を省略しましたのは、何回も繰り返して政府に要望してきておる補助金の整理合理化について、もうあとは政府の方で具体的に実行に移し、もっと努力して補助金の整理合理化を検討し、早く結論をつける、こういうことだけに尽きるからであります。元来昭和二十九年の春、政府の方では、いわゆる一兆円予算、権衡予算ということで、補助金の整理を行いましたけれども、大へんそれがずさんで、急場のがれの整理が行われました。中には整理すべきでないものも整理をする。また中には当然整理しなければならぬものも残してある。こ……

第26回国会 大蔵委員会 第19号(1957/03/28、4期、日本社会党)

○平林剛君 大蔵大臣に最初お答えを願いたいことは、所得税法第六十一条のいわゆる名義貸しの支払調書の提出限度額についてであります。これは再三催促申し上げておったのであります。大体私の意見では、限度額をきめることも適当ではない、しかし先般大臣の御見解があったように、諸般の事情を考えて、限度額を定めるにしても、それは国民一般が納骨できる限度でなければならぬ、しこうして、これをいつまでも延ばしておるということはよくないから、すみやかに委員会にもその考え方を明らかにしてほしいということを要望しておいたわけであります。三月も末になりまして、大体証券金融業界に与える影響なども相当すでに権利落ちもしたことでも……

第26回国会 大蔵委員会 第20号(1957/03/29、4期、日本社会党)

○平林剛君 最初に法律の形についてちょっとお尋ねをしますが、税関部長ではどうも困るのですがまあいいでしょう。どうも関税定率法の一部を改正する法律案だの、関税定率法の一部を改正する法律の一部を改正する法律案、ああいうのはほんとうにわれわれ困る、ときどきこれはもうどっちだったかなということになってしまって、一つ忘れてしまったり、書類に閉じ込むときにも困るし、大体物事を判断する場合にも、私はなかなか判断がしにくいことがあるのじゃないか、これはどうして一つにまとめないのですか。何か特別な理由があるのですか。これは税関部長に聞いてもわからないでしょうか、あなたは答弁をするつもりでそこに座ったのだから、一……

第26回国会 大蔵委員会 第21号(1957/03/30、4期、日本社会党)

○平林剛君 あなたがさっきお話しになった中で、法律論としては一応筋を通してお話ししたが、いろいろ政策上のこともあってこういうことの措置をとったと、こうお話しになったんですが、その答弁の中で、たとえば減税をもう少しやったらどうかというような声がある。そういうことをやろうと思えばできないことはないのだというような意味のことをおっしゃられたように思ったのですが、そうですが。
【次の発言】 これは結局、昭和三十一年度に政府が考えていたより、税金の自然増収がたくさんあった。それでこれをみすみす剰余金に回してしまうのはどうも分別のないことだ。こういう機会だから何かやろう。こういうことが動機だと私は思うので……

第26回国会 大蔵委員会 第24号(1957/04/02、4期、日本社会党)

○平林剛君 大矢委員が、関連質問の他の委員につぶされておるから、基本的な質問をやっておる御本人が座を立っちゃった。これはやっぱり少し考えてもらわなければならぬことだと思います。それでちょうどいないから、わたしも一つ二つ関連質問をします。(笑声)  希望を申し上げておきますが、あとで一つ大矢委員に本格的な質問をしてもらうことにして、(「だれでも本格的に質問しているんだよ」と呼ぶ者あり)そこで大蔵大臣にお尋ねしますけれども、最初の揮発油税の税率を考えられたときから、衆議院の段階において、第一次修正、第二次修正、そして第三次修正があって、とどのつまりは五千三百円だ、しかるにこれだけ変化があったにかか……

第26回国会 大蔵委員会 第26号(1957/04/05、4期、日本社会党)

○平林剛君 私は社会党を代表して、ただいま杉山君から提出をされた修正案に対して、賛成の討論を行いたいと思うのであります。  今日まで政府から提出をせられてきました揮発油税法案、地方道路税法案について、いろいろと審議を加えて参りましたけれども、私どもとしては、この政府提案に対しても、また、この二つの法律案が議会において審議中の段階におきましても、政府がとられた態度はまことに遺憾に存じておるわけであります。その一つは、院議を非常に軽視をしておるということであります。揮発油税につきましては、今日でも一キロリットルに対して一万一千円、地方道路税を含めると一力三千円という高い負担になっておる現状でありま……

第26回国会 大蔵委員会 第29号(1957/04/16、4期、日本社会党)

○平林剛君 さっき天田委員からお尋ねがありましたけれども、過誤払いが起きてくる本質的な原因について私まだ釈然としないものがあるのです。とにかく一年間に二億三千六百万円といえば、かなり大きな額になる。パーセントは非常に少いように見えますけれども金額としては多い。今これに対する責任の問題がありましたけれども、一体過誤払いがこういうふうに起きてくる根本的な理由はどこにあるでしょうか。
【次の発言】 そこで私は政務次官の今のお答えは少し的を射ていない。私は、過誤払いが起きる根本的な理由は支払い機構の点にあるのじゃないだろうか。ただ官吏の怠惰とか、それから過失とかということでなく、それでは何ともなし得な……

第26回国会 大蔵委員会 第30号(1957/04/18、4期、日本社会党)

○平林剛君 私は、ただいま議題となりました法律案に関連をする具体的な問題について、政府当局から意見を聞きたいと思います。  私のお尋ねいたしたいのは、東京都内江戸川区の小岩一丁目、旧陸軍高射砲陣地跡の土地、六万坪の土地と建物の所有権に関する疑問であります。この問題の土地は、元陸軍の高射砲陣地を構築した地域で、小岩一丁目、上篠崎町などの一部で、約六万坪といわれております。そして、終戦後今日まで、この土地と建物をめぐって紛争と疑問が続いているということであります。私の得た資料によりますと、この土地と旧兵舎が、終戦とともにいろいろな形で処分をされ、また戦災で住居を焼失した困窮者が昭和二十一年一月、当……

第26回国会 大蔵委員会 第31号(1957/04/19、4期、日本社会党)

○平林剛君 今、横須賀、呉、佐世保、舞鶴の旧軍港市を平和産業、港湾都市として再出発させるために、旧軍港市の転換法が制定をされておる。そこにも旧軍港市の国有財産の処理審議会があるので、この法律できめる地方審議会とどういう関係になるかの経緯をお答えになったわけでありますけれども、どうしてこの法律にそのことを明確にすることができなかったのでしょうか。今の説明だと、特別法と一般法とで区分をされておって、特別法であるから当然優先的に運営される、こういうお答えがありましたが、一般法の中にそれを明記することがなぜできなかったか。私は聞くところによると、大蔵省部内においても、どうも旧軍港市の転換法に対する審議……

第26回国会 大蔵委員会 第33号(1957/04/25、4期、日本社会党)

○平林剛君 私は社会党を代表して、北海道開発公庫法の一部を改正する法律案に対して基本的な不満を持っておりますが、諸般の事情から見て賛成をするものであります。しかし賛成をする機会に若干の意見を付して、政府当局に対して猛省を促したいと思います。  第一は、北海道開発公庫法の一部を改正する法律案は、政府が国土総合開発の計画に対する企画性の欠除を示すものだと思うのであります。未開発地域に対する総合的な計画が進まぬので、地域的にとりあえず実施するために、北海道の開発計画は十分練られないまま北海道開発公庫が出発をしたのであります。これに対して昨年の議会におきましては峻烈な批判をしたにもかかわらず、今回の提……

第26回国会 大蔵委員会 第34号(1957/04/26、4期、日本社会党)

○平林剛君 私は国有財産法の一部を改正する法律案と国有財産特別措置法の一部を改正する法神業、まとめてお尋ねをしたいと思います。最初に順序が逆になりますが、国有財産特例措置法の一部を改正する法律案について、先般駒沢の実地検証を行いましたときに、一つ、二つお答えを願って、もう少しこの法律の内容を承知いたしたいと思っておりましたから、そのことについてお尋ねをいたします。  駒沢の現地視察をいたしましたときは、大へんけっこうな構想だと思いました。ただあのような場所がその他にどの程度あるだろうか、こういうことを感じたわけであります。先ほど大矢委員からお尋ねがありましように、あなたは全国に相当あると言われ……

第26回国会 大蔵委員会 第36号(1957/05/13、4期、日本社会党)

○平林剛君 私は専売公社の塩脳部長に、四国の香川県の下笠居の塩田、それから坂出周辺の塩田等におきまして、流下式の枝条架による塩害問題についてお尋ねしたいと思うのであります。私、先般四国の香川県に参りまして実際にその実情を見て参ったのでありますが、最近製塩方法が変って流下式になりましてから、その付近一帯に対していわゆる塩害問題が発生しているわけであります。これは新しい製塩方法によって海水をだんだんに落下させながら塩分を濃化させていくというやり方のために、海岸の風が強く吹くというとそれが近所に飛んでいってしまう。そうして付近の果樹園が荒廃をする。果樹もせっかく実っても落ちてしまう。その他農作物にも……

第26回国会 大蔵委員会 第37号(1957/05/14、4期、日本社会党)

○平林剛君 この二つの法律案については、いろいろ今日まで質疑が続けられて参りましたので、私は、最終的な意味で二、三の点をお尋ねしておきたいと思います。  一つは、国の庁舎等の使用調整等に関する特別措置法案は、結局、私どもが批判をすれば、特定庁舎等特殊整備計画のないままに庁舎等調整審議会にすべてをまかせることになりまして、今後の実行について、議会としてどの程度責任を持ったらいいかという点に不安があると思います。それから今日まで政府の方から提出をされました資料についてもきわめて不十分でありまして、実行上にまだかなりの疑問を残しておるわけであります。  そこで私がお尋ねいたしたいのは、この批判にこた……

第26回国会 大蔵委員会 第38号(1957/05/15、4期、日本社会党)

○平林剛君 更級さんに二つばかりお尋ねをしたいと思います。あなたの御意見をお聞きいたしますと、たばこ耕作組合法の第八条の事業に関連をして、農協との業務と競合する点があるので、この点について無用な摩擦、競合をせないように努力してもらいたい、こういう御趣旨であったと思うのです。私はそこで、さらに突っ込んだ御意見をお聞きしたいのは、競合することによって、農民の立場から見ると、たばこ耕作者の立場から見ると、一体どういう損失があるのか。肥料のあっせん、肥料の購入、あるいは資材の共同購入、こういうことをたばこ耕作組合がやる、また農協もやる。この二つの競合の結果、農民の側からいえば、たばこ耕作者の側からいえ……

第26回国会 大蔵委員会 第39号(1957/05/16、4期、日本社会党)

○平林剛君 この臨時通貨法にからんで最初にお尋ねをいたしたい点は、この法律案の成立を望んでいる団体が私のところへしばしば陳情に来られます。ぜひ一つ今度の議会で臨時通貨法を通してもらいたい、こういう要望が造幣局の職員の側から強く行われておりまして、私もその角度からこの法律についていろいろ検討したこともあります。これらの諸君の希望は、もし今回百円銀貨の鋳造がないと、造幣局の仕事がなくなってしまう。だからぜひ一つ、造幣局の仕事がなくなってしまえば、工場閉鎖あるいは首切りというような問題に発展をしてくるおそれがあるから、何とかして通過成立さしてもらいたいものだ、こう言われておるわけでありまして、百円銀……

第26回国会 大蔵委員会 第40号(1957/05/17、4期、日本社会党)

○平林剛君 今の池田大蔵大臣の発言で、私、なるほどなあと納得する点が一つあったわけであります。経済情勢に対応して、金利を引き上げるということよりも、むしろ準備預金制度ということの活用で調整をはかる、こういうお考えが率直に述べられた。私も最近の経済事情を見ておりますというと、今回政府が御提出になった準備預金制度に関する法律案のようなものはこれはどうしても必要だ、そういう意味では腹の中で賛成をしておるものであります。そこでこの機会に、時間も十分ありませんけれども、私がかねがね疑問に思っておりました政府の金融政策についてのことをお尋ねしたいと思います。この間、日銀の金利政策が発表されて、私もそれをし……

第26回国会 大蔵委員会 第41号(1957/05/18、4期、日本社会党)

○平林剛君 私は臨時通貨法の一部を改正する法律案についてお尋ねをいたしたいと思います。初めに事務当局の方から予備的なことを、知識を得ておきたいと思います。先般お尋ねをした続きでありますから、そのつもりでお聞きとりを願いたいと思います。  この通貨法によって百円銀貨が国民の通貨として発行されることになっておるわけでありますが、その銀貨一枚の目方は何グラムになるのですか。それから直径は何ミリですか。銀貨の大きさは何ミリにする御計画でありますか。この点について事務当局の方からお答えを願いたいと思います。
【次の発言】 今まで試験的に鋳造しているものがありますか。それは目方は何グラムになっており、直径……

第26回国会 予算委員会 第25号(1957/05/08、4期、日本社会党)

○平林剛君 関連。今この委員会で審議をされておる予算補正が通過をすれば、そのまま裁定問題については解決するという御説明でありましたけれども、私はその点はもう少し慎重に御検討をなさる必要があるのじゃないか。こういう事例は初めてのことでありますし、与党、野党にかかわらず、労働問題の紛争解決に当って少しでも傷がないようにする、その取扱いは、今のような御説明だけでは私は納得ができないものがあるわけであります。なぜかといえば、今度の予算補正の解釈についてはまだ大きな解釈の相違がある、それから疑義がある。こういう疑義が十分尽されない間に、通過をしたからといってそのまま裁定問題が消滅するということは私はない……

第26回国会 予算委員会 第27号(1957/05/10、4期、日本社会党)

○平林剛君 今度の処分問題に関連し、また仲裁裁定の処理をめぐって、政府の方には少しも責任がない、あるいは経営者の方には少しも反省する余地がないなどという答弁は、私は納得できない。(「ずうずうしすぎる」と呼ぶ者あり)少くとも今回の春闘に当って、あるいは仲裁裁定の取扱いをめぐって、政府は三つの責任を負わなきゃならぬ。一つは仲裁裁定を完全に実施することです。これがなかったならば、政府はいばって、法に照らして労働組合の幹部を処分するなんということは言えないはずです。だから私は、少くとも政府は仲裁裁定についてはこれを完全に実施をする責任がある。これについては後ほど私はお尋ねしますけれども、少くともこれを……

第26回国会 予算委員会 第28号(1957/05/11、4期、日本社会党)

○平林剛君 私は今回の春闘の処分と仲裁裁定の取扱いの問題に関連をして、主として総理大臣にお尋ねいたしたいと思うのです。  昨日岡田委員から、春闘処分に対する政府の責任の追及がありました。これに対する総理のお答えは、また政府関係者の答弁は、私にとって大へん遺憾なお答えがあったのであります。本日は公共企業体の職員が、朝からこの政府の態度に対する抗議の集会を始めている。もし政府にこの事態について賢明な処置と反省がない限り、紛争は拡大していくのではないか、こう思うのであります。春闘処分は、結局政府の労働運動に対する弾圧、挑戦として、総評を初めとする労働者は受け取るに違いない。そうしてこの処分反対の戦い……

第26回国会 予算委員会 第29号(1957/05/13、4期、日本社会党)

○平林剛君 藤林委員長は、今度の公共企業体の紛争に当って、大へん御苦労なさった上に、さらに議会にたびたびおいでになって、仲裁裁定の解釈にりきいろいろ御意見をお聞かせ願いまして、大へん御苦労なことと存じます。きょうは実は、先般来から政府と野党との間に、仲裁裁定の解釈をめぐって、対立がございます。そこで、この対立点について、仲裁裁定をお出しになった委員会の御見解をお伺いし、紛争を円満に解決したい、こういう趣旨でお答えを願いたいと思っておるわけであります。  政府は今日まで仲裁裁定については誠意をもってこれを尊重してきたと、こういうお答えがありました。しかして、誠意をもって尊重するということは、裁定……


■ページ上部へ

第27回国会(1957/11/01〜1957/11/14)

第27回国会 大蔵委員会 第3号(1957/11/11、4期、日本社会党)

○平林剛君 この輸出所得の特別控除制度は、昭和二十八年に創設されたものだと御説明がありましたが、提案理由にありますように、輸出の振興をはかる措置だと聞いたのでありますが、創設されてから今日まで、提案の趣旨が具体的にどういうふうに現わされているか、それぞれの理由通りに生かされているとすれば、このような特例が今後も考えられていいと思うのでありますが、果して具体的にそれが説明できるだろうか、そういうことにつきましてこの機会に御説明を願っておきたいと思います。
【次の発言】 この輸出所得の特別控除制度の効果を具体的に確認をすることが大へん困難であるということは私もわかるのでありますけれども、とにかく、……

第27回国会 大蔵委員会 第4号(1957/11/12、4期、日本社会党)

○平林剛君 大蔵大臣が見えましたから、ただいまの法律案につきまして若干質問をいたしたいと思います。  最初に大蔵大臣にお尋ねいたしますが、政府には輸出振興政策としてどういうものがあるか、所管大臣ではありませんけれども、大蔵大臣として政府の枢要な地位におられるわけでありますから、輸出振興政策の概要について御説明を願いたいと思います。なぜ私がこんなことを申し上げるかというと、ただいま提案されている法律案は、輸出振興のための措置であると説明をされておるわけであります。しかし私どもが今議会でこの法律案を検討いたしてみますと、輸出所得の特別控除制度は昭和二十八年に創設されましてから何回か拡充をされて、今……

第27回国会 大蔵委員会 第5号(1957/11/13、4期、日本社会党)

○平林剛君 昨日私の質問に対して大蔵大臣と通産大臣の答弁が若干の食い違いがございました。昨日の理事会におきましても、このことについては、あらためて政府の方から説明を求めるということになっておりますから、この機会に通産大臣からその点についてあらためてはっきりしたお答えをお聞きし、それをもって今後の議事を進行していただきたい、こう思います。
【次の発言】 私は租税特別措置法等の一部に改正する法律案に対し、社会党を代表して若干の要望意見を付し賛成をいたします。  初めに、この法律案に対する批判を録第五号申し上げますと、第一には、政府の輸出振興政策において今日までの質疑応答の中ではその根本策に見るべき……


■ページ上部へ

第28回国会(1957/12/20〜1958/04/25)

第28回国会 大蔵委員会 第閉会後2号(1958/06/09、4期、日本社会党)

○平林剛君 私はこまかい数字を説明されればもっとはっきりする問題があると思いますが、大づかみに今度の大衆酒値上げで一番疑問に感じているのは、先般四月のときは清酒二級であれば約二円程度、あるいは合成であれば五円程度という話で、減税と同時に値上げをさしてもらいたいという話が政府からあった。これは議会で結局差しとめることになったわけでありますけれども、今度は政府の値上げをしようとする幅は、その当時から見ると二倍以上になっている、それぞれですね。これはちっともわからないんですよ。先ほどくどくどと国税庁の間税部長が説明した数字に二つあるのか、それとも同じやつを、選挙前は清酒二級であれは二円程度で、選挙が……

第28回国会 大蔵委員会 第3号(1958/02/13、4期、日本社会党)

○平林剛君 江田委員が強調されましたように、根本問題については、いずれ機会をあらためて政府の責任者からお尋ねをするつもりでありますけれども、同僚の大蔵委員の諸賢に対しても、この事情を認識していただくために私は若干の質疑をいたします。  私としては、政府がさきの国会に提出をしたたばこ専売法を一たん引っ込めて、そしてあらためてこの委員会に新しい法律案として提出をしてきたことは、今までの政府の態度から見て、一歩前進であるからその点においては了としておるわけであります。しかし、それは政府が一歩前進したのではなくて、今までの専売法が明治三十七年に作られてから、あまりにも古い思想と観念で規定をされておるこ……

第28回国会 大蔵委員会 第4号(1958/02/18、4期、日本社会党)

○平林剛君 国税庁の長倉に若干お尋ねいたしたいことは、日本経済新聞にも掲載されておりますが、二月十二日に大阪国税局の岡田某が警察によって逮捕されたという事件がございます。新聞の報ずるところによりますと、まだ明確を欠いておりますけれども、徴税行政に対する疑問、あるいは逮捕理由に対する疑問が生じて参りましたので、この点についてあなたの方の見解を聞きたいと思うわけであります。この逮捕事件についてのこまかいことについて、何か警察当局からあなたの方に御連絡があったかどうか、これが一つ。それからこの逮捕の理由は、新聞紙の報ずるところによると、所得額査定の基準となる効率表と、標準率表を外部に示したことが秘密……

第28回国会 大蔵委員会 第5号(1958/02/20、4期、日本社会党)

○平林剛君 今、国税庁長官から政府の見解か説明されましたけれども、私としてはこれは納得できない。所得税算定の基準となる効率表、標準率表の委員会に対する提出は、むしろ当然のことであって、今のようなお答えでは、われわれとしても引き下るわけにいきません。特に先回私が指摘したように、効率表や標準率表を中心にしているいわゆる秘密行政は、現行税法の建前に反している。自主申告制度と根本的に反するのじゃないだろうか。昨年の議会でも、お知らせ制度を廃止するときに議論をした趣旨でも、こういうことが存在すること自体がむしろおかしいという趣旨は了解されてあるはずだと私は思うのであります。一昨日も指摘したように、効率表……

第28回国会 大蔵委員会 第6号(1958/02/21、4期、日本社会党)

○平林剛君 この法律は、毎年々々ここ二回か三回続けて提出されてきておるのですが、毎年同じようなことを繰り返すのですけれども、何かこの措置が特に必要であるとするならば、もっと長い目で見てどうするというようなお考えはあるんですか、あるいは、今説明されたように、ことしだけである、来年はどうするのだということになるのですか。この点がどうも毎回同じように提案をされてくるので、政府もしっかり長い目で臨時特例でないようなことを考える必要があるなら考える、そうでなければ、別途の合理的な解決をはかるべきで、こういう点をもう少し説明をしておいていただきたい。

第28回国会 大蔵委員会 第7号(1958/02/27、4期、日本社会党)

○平林剛君 たばこ専売法の一部を改正する法律案につきましては、先般政府の責任者である大蔵大臣と質疑応答をいたしまして、今後の取扱いについては私ども了承はいたしましたが、本日は若干の質疑を行いまして、今後の検討の資料にいたしたいと存じますから、簡単に各点について政府側の見解をお尋ねしておきたいと思います。  そこで第一の問題は、第五条に加える法律用語として、今回、政府はたばこの値段を定める場合に「生産費及び物価その他の経済事情を参酌して、耕作者が適正な対価を得ることができるように定めなければならない」、こう提案をされておりますが、この点について私どもが前に結論を出しました「再生産を確保する」とい……

第28回国会 大蔵委員会 第8号(1958/02/28、4期、日本社会党)

○平林剛君 ちょっと。今大矢委員が道路上で拾ってきた資料に基いて、全部あなたにそれをしゃべらせれば公開したと同じことになるのだな。それで全部税明すれば、効率炎の率までについて質問していけば、率の説明をしなければならぬようになってくる。そういうことになってくると、これは私らが全部しゃべらせることになってしまう。そこで私はあなたの今までの答弁、政府側の答弁から聞いていっても、委員会に提出をしてはいかぬという法律的根拠がちっとも明確になっていないのだね。法律的根拠がどこにあって、あなた方が私らにこんな手間をかけているのか、法律的根拠を一つ示してもらいたい、あまり手間をかけないで。

第28回国会 大蔵委員会 第9号(1958/03/04、4期、日本社会党)

○平林剛君 この標準率表と効率表の提出については、私から要求をしたものでありますけれども、本日その大体のものが出されましたが、当局の方からは何か説明はないのですか。
【次の発言】 まず最初に申し上げておきますが、大体私がこの標準率表とか、効率表を要求してから、大まかなことを説明するまで幾日かかっていると思いますか、議員の要求に対してだね。われわれは先般来から主張していたように、審査する必要があるから提出をしなさいということに対して、   席今日までそのあらましについても説明をしない、こういうことではあなた方の徴税行政についていろいろな誤解も生むし、秘密行政という批判も受ける結果になる。国税庁長……

第28回国会 大蔵委員会 第10号(1958/03/06、4期、日本社会党)

○平林剛君 この法律案の提案説明を前の国会で受けて、だいぶん古い話になったので、今すぐ、説明を聞いても具体的な質疑ということははなはだ困難に感じますから、きょうは若干の資料の要求をいたしておきまして、後日この資料の提出がございましたならば、その際に政府と質疑を行いたいと思います。  そこで、ただいま御説明のありました中で、今後の審議に必要なものとして、第一にはこの接収の法律的性格を検討するために、先ほど御説明のあったポーレー大使の公式な言明、それから極東委員会対日貿易十六原則の内容、国際法規における関係、これらを一つ文書にして御提出を願いたい。  それから第二に、管理中占領軍がとられた措置のこ……

第28回国会 大蔵委員会 第12号(1958/03/11、4期、日本社会党)

○平林剛君 今、栗山委員の議事進行についてはいずれ政府から提出をされた考え方に基きまして理事会でも検討いたしたいと思います。そこで今議題になっておる法律案は継続審議の案件でありますが、予算執行には直接関係のない法律だと存じますが、内容が重要でありますから、慎重な審議を行いたい。その審議にまだ若干必要な資料が欠けておりますから、本日私からは引き続き政府に対して資料の要求を行いたいと思います。昭和三十一年の十月一日東京地方裁判所民事部に弁護士の永井元という人が国を相手にして銀、地金返還請求の訴訟を起しておられます。その後この地裁の審議も進められたと思いますが、この人の要求は銀の地金一万八千百五十三……

第28回国会 大蔵委員会 第13号(1958/03/12、4期、日本社会党)

○平林剛君 私は税金の問題について若干お尋ねをしようと思っておりましたが、今栗山委員から大事な点については質問がございましたから、簡単に、時間もありませんから、大臣の所見をお聞きしたいと思います。  最初に、私は政治を行う場合に、やはり一般の国民にわかりやすい政治が行われなきゃならぬ。そういう意味で、この大蔵委員会に籍をおきまして、今日までいろいろな仕事に携わって参りましたけれども、この委員会の法律案が非常に多過ぎる。大へん他の常任委員会に比べましてどうも法律案が多過ぎるし、法律案の内容は比較的数字が多くて難解でございます。そういう意味で、私はこの委員会に入ってからでも、一般の国民が一体大蔵委……

第28回国会 大蔵委員会 第14号(1958/03/13、4期、日本社会党)

○平林剛君 たばこの新製品を発売するにあたって承認を求めておるわけでありますが、「ホープ」でございますね、これはただいまの御説明をお聞きいたしましても、フィルター付の紙巻たばこが最近なぜ世界的に流行するかについてのうわさは下火になりましたけれども、私の承知しておるのでは、大へんアメリカはたばこを吸う人に肺ガンが多く、そこでその肺ガンにおそれをなしている国民が、その被告を少くするためにフィルター付で防止をしよう、こういうことで、アメリカ等においては非常な流行を来たしておると承知いたしておるわけであります。提案理由の説明の中にもありますように、国内においても強い発売の、要望があったと思いますけれど……

第28回国会 大蔵委員会 第15号(1958/03/18、4期、日本社会党)

○平林剛君 この法律案についてこまかい説明がありませんね、もう少し現在の国債の状況あるいは整理の進み工合等につきまして概括でけっこうでありますから御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 総額五千八百十九億、大まかの御説明がありましたけれども、もっとこまかいことを私ども知りたいわけであります。内国債の内容、外国債の内容、借入金の内容・・、ここで御説明してもなかなか私どもわかりにくいから、わかる程度に御説明を願って、あとは資料で一つ出してもらいたい。  それからもう一つは、一体これだけの内国債、外国債の返還は総合的にどんなふうにして返していくのか、今返していく方法については、制度についてはわか……

第28回国会 大蔵委員会 第16号(1958/03/19、4期、日本社会党)

○平林剛君 ただいま議題となった法律案の中で、合衆国軍隊の構成員等の用に供するため免税で輸入されておる物品、その物品にはどういうものがあるか、かなり多岐にわたることは承知いたしておりますが、概略おもなる物品について御説明を願いたい。  第二に、もし年間これらに課税されるとしたらどの程度の総額になるか。全般的なことを把握するため、課税額としてその総額が幾らになるかの御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 今説明になりました数字は、本来課税をされる税額として説明をされたのでございますか。その点が明瞭でありませんから、もう一度。
【次の発言】 もう一つお尋ねをいたしますが、この法律によりますと、……

第28回国会 大蔵委員会 第17号(1958/03/20、4期、日本社会党)

○平林剛君 私ども今審議の対象にしておるのは合衆国軍隊の構成員等の用に供するため免税で輸入された物品並びにその免税額、こういうことをお尋ねしているので、一般的なものを全部含めてというのではなくて、この法律に関係のあるものに限ってお尋ねしているわけでございます。もう一度先ほど大矢委員の質問の趣旨通りにお答えを願いたいと思います。
【次の発言】 関連して。今事前に話し合うという根拠で、免税で輸入することを認めた理由というのは、さっき言ったような行政協定だけれども、かなりはっきりしているのじゃないですか。たとえば軍で必要な場合とか、これはまああまりこちらからいろいろ文句をつけるわけにはいきませんけれ……

第28回国会 大蔵委員会 第20号(1958/03/26、4期、日本社会党)

○平林剛君 本日は総裁か専売公社の責任者にもおいでを願うようにお話をしておいたのでありますが、とりあえず専売監理官に若干最終的質問を行います。  第一は、たばこ耕作審議会の委員の選任の方法についてであります。先回私もこの点についてお尋ねをいたしておきましたが、監理官の答弁は、これに対して耕作者を代表する委員については耕作団体の推選する者をこれに充てるというお話がございました。ただそこで若干疑問に思いますのは、今回その構成数の半数程度が耕作者の代表として選任をせられるわけでありますが、そのとき耕作者団体が、九名であれば、四名を推選をしてきてそれをそのまま認めるか、かりに今検討されておるような十一……

第28回国会 大蔵委員会 第23号(1958/03/29、4期、日本社会党)

○平林剛君 酒税法に対する質疑は私どもまだ十分にしておりませんから、参議院の大蔵委員会として政府のとった態度が妥当であるかどうかについてはまだわかりません。わかりませんが、大体今のお話をお聞きすると、どうも衆議院の大蔵委員会でつけた付帯決議に対して政府は実質的にこれを尊重しておらない、あるいにそれに沿うた態度をきめておらない。こういうことだけは明らかであります。私どもとしてはそのために重要な所得税法を初め、各関係税法の質疑ができないということはまことに遺憾に存じます。それで今白井政務次官が何と答弁しようと、あなたの態度を衆議院は認めていない。いいですか。衆議院は政府の態度を認めておらないわけで……

第28回国会 大蔵委員会 第24号(1958/03/31、4期、日本社会党)

○平林剛君 関連。今大矢さんの質問に対して、今後この自然増収というのはあまり大きなものを考えることはできない、もちろん経済の伸長があればこれは別でありますけれども、そうでない限りは自然増収に対して大きな見込みを立てることは困難だというお話しがありました。先ほど減税についての基本的態度をお尋ねしたそのときは、財源があるときに減税をするというのが政府の一貫した考えだ、経済の伸長がない限り財源の余裕はないように思うというお答えもあったわけであります。そうすると、私は政府のただいまの言明は、将来の展望に立って、ここしばらく減税ができないという結論に一足飛びにはいかないけれども、そろいうことになっていく……

第28回国会 大蔵委員会 第25号(1958/04/03、4期、日本社会党)

○平林剛君 私は先般、酒税法にからんで、ビール製造業者に関する疑問を発しておきました。私の疑問とするのは、ビール会社が、二月分の酒税について、その申告を行う場合に、約二〇%の脱税を行なっているのではないかという疑いであります。しかも、それだけではなくて、その脱税と思わしきものについて、国税局の方から指示がいっているのではないかという疑いについて、質問を留保いたしておきました。本日は、それを、その事実を確かめるために、長官あるいは関係者にお尋ねをいたします。  そこで、まず最初に、先般要求しておきましたビール会社別の庫出石数、それから二月分の課税石数、この二つについて、資料の要求をいたしておきま……

第28回国会 大蔵委員会 第26号(1958/04/08、4期、日本社会党)

○平林剛君 四月三日の大蔵委員会で、ビール会社の確定申告数に誤りがあるということを指摘いたしましてから、その後当局の説明をいろいろ検討しましたが、なお幾つかの疑問があるわけで、本日はその疑問点について確めて参りたいと思いますから、そのつもりでお答えを願いたいと思います。  最初に、この問題の発展は、三月七日国税局からビールの工場のある各税務署に対して電話指示がいったところから問題が起きたのでありまして、この電話指示については、先回の委員会でまさしくさような電話の指示をした、誤り伝えられたか、あるいはそれが何か別の理由であるか、それは別にいたしまして、とにかく電話の指示をしたことについては間税部……

第28回国会 大蔵委員会 第27号(1958/04/10、4期、日本社会党)

○平林剛君 私は、ただいま議題となったたばこ耕作組合法案に対しまして若干質疑を行います。  その前に、このたばこ耕作組合法が議会に提出せられましてから、衆議院においては、社会党並びに自由民主党か慎重に審議をなさった結果、先回御説明があったようにおおむね妥当な修正をせられた。その努力に対しましては感謝を申し上げておるのであります。ただその修正過程におきまして若干二、三将来において検討すべき問題かあるように存じますから、その点について提案者から御説明をお願いいたしたいと、こう思うのであります。  最初の一つは、この法律案の制定の理由の大きな理由は、たばこ耕作者の経済的社会的地位の向上をはかるという……

第28回国会 大蔵委員会 第28号(1958/04/15、4期、日本社会党)

○平林剛君 外国為替及び外国貿易管理法についていろいろ研究をしてみたのでありますが、専門外のことで、なかなかよくわからぬ。ただ今回の一部改正の法律案に限定することでなくて、全般の法律から若干政府当局の見解を聞いておきたいのでありますが、本法は昭和二十四年に制定されたもので、当時と現在とでは国の外貨の保有高も違うし、貿易量も違っているし、私の聞くところでは、本法は原則として全面的禁止の建前をとり、多くを政令や省令、告示、通牒で緩和しているという話を聞いたのであります。それこれいろいろ考えてみますというと、この際、法律全般についても根本的改正を行う必要があるのではないかという意見などもございまして……

第28回国会 大蔵委員会 第33号(1958/04/24、4期、日本社会党)

○平林剛君 相続税法の改正につきましては、課税方式の変更や控除額の引き上げあるいは税率の引き下げ等による税負担の軽減や、遺産の分割の状況による税負担の不権衡の是正など、いろいろの改正点が加えられておりまして、私ども各般にわたっていろいろお尋ねをいたしたいところでありますが、本会議のベルも鳴りましたから、今回衆議院で改正になった点だけをとりあえず簡単にお尋ねをしておきたいと思います。  衆議院の大蔵委員会において修正をせられましたものは、妻の相続税に対する控除の修正であるという御説明がございました。具体的には第十九条の二の、配偶控除の金額を政府提出では「三分の一」とありましたのを「二分の一に相当……


■ページ上部へ

第29回国会(1958/06/10〜1958/07/08)

第29回国会 社会労働委員会 第閉会後4号(1958/09/18、4期、日本社会党)

○平林剛君 私は、ただいま議題となった専売公社の労働問題に関して、公社当局からその事情をお尋ねをいたしたいと思うのです。本日の中心は、高松地方局に起きた、いわゆる機械化政策から起きる労使の紛争についてでありますが、それらを取り扱う公社の労務政策について、私も専売公社の労働組合に長い間関係をしておりましたから、どうも妥当でないところがあるように思います。最近、専売公社の労務政策は、原さんが中心になって行なっておられるようでありますけれども、まだ、あなたは専売公社のことについて明るくない。私は、少くとも専売公社の労働問題については十年以上の経験を持っておるから、あなたのやっていることがいいか悪いか……

第29回国会 大蔵委員会 第閉会後1号(1958/07/31、4期、日本社会党)

○平林剛君 若干専売事業の運営についてお尋ねをいたしたい件がございますから、初めにさきの国会で成立をいたしましたたばこ耕作組合法、これはなかなか国会においても議論の多かったことでございますが、その後この法律に基いて新たな耕作者の団体が再組織をされていっておるものと思うのであります。そこで、この新しい耕作団体の切りかえが、具体的にはどのように実施に移されているか、これを初めに専売公社の方から御説明をいただきまして、その状況に基きまして質疑を行いたいと思いますから、委員長において公社側の説明を求めるようにお取り計らいを願いたいと思います。

第29回国会 大蔵委員会 第2号(1958/06/20、4期、日本社会党)

○平林剛君 資料の要求については、なお検討いたしまして次回行いたいと思います。ただ、この際、委員長にお願いをいたしておきますが、今回の特別国会は、大蔵委員会における法律案が最も重要な法律案として政府が提出いたしておるところでありまして、従来の国会と比較するとその提出数も比較的少ないことになっております。そこで、私どもかねがね主張いたしておりましたが、委員会の審議においては、なるべく担当大臣が出席をされて責任ある審議を行うということが望ましいと思うわけであります。幸い今回は法律案も少ないのでありますから、私どもとしては、委員会の審議には必ず大蔵大臣が出席をされて、そうしてわれわれの審議に応ずるこ……

第29回国会 大蔵委員会 第閉会後2号(1958/08/01、4期、日本社会党)

○平林剛君 外務省の答えの前にもう一度端的にお尋ねするのですが、三十一億五千万ドルの輸出目標について、おそらく今後の国際情勢その他から判断をして、修正をしなければならぬことになるのではないか。そして政府も当初の目標については、中国貿易の途絶あるいは国際経済全般の悪化のために、これは目標を引き下げざるを得たかったということにお話が出てくるのではないか。そのときにこの中近東の情勢も影響いたしまして、なんということを、一つの理由として上げるほどの、現在はわが国の経済に与える実損というものはない、こういうふうに判断していいかどうかということを私は端的に聞いたわけです。将来、おそらく政府が貿易の状況につ……

第29回国会 大蔵委員会 第3号(1958/06/24、4期、日本社会党)

○平林剛君 ただいまの資料のことで、私もお願いをいたしたいと思います。それはインドネシアの焦げつきが結局一億七千六百九十一万ドル、これになるまでの経過ですね。当初昭和二十七年四月現在では六千万ドルだけしがなかったのに、その後、一年を経ることに、七千二百万ドル、あるいは一億六千二百万ドル、一億七千七百万ドル。そして結論をつけるときには、一億七千六百九十一万ドルと経過をしてきたわけであります。しかし、現在まで、いろいろ会議録その他で承知いたしたところによりますと、その結論だけしか出ていないのです。この結論は、結局、わが国からの輸出と先方の国からの輸入の差がただいま列記した数字になったわけであります……

第29回国会 大蔵委員会 第閉会後3号(1958/09/25、4期、日本社会党)

○平林剛君 私は、もう時間もだいぶ経過しましたから、次の機会に必要な資料を若干要求しておきたいと思います。臨時国会も間近でありますから、なるべく早くそろえていただきたいとお願いをいたします。  金融関係の資料は、一つは、全国銀行のオーバー・ローンの推移、もう一つは、全国銀行の貸出の状況と大企業会社と中小企業金融の額及び比率、それから預金及び貸出金利の推移、また全国銀行の有価証券保有状況、次には、全国銀行の預金の推移状況、全国銀行の自己資本の充実に関する資料、それから銀行の資産の活動性に関する資料、銀行の収益性に関する資料、銀行のコストに関する資料、それから最後に、これは金融関係とは別ですが、東……

第29回国会 大蔵委員会 第4号(1958/06/27、4期、日本社会党)

○平林剛君 ただいま政務次官からお話がありましたけれども、そういうやり方は左ことに適当ではない。私は了承できません、そういうことは。当委員会は、本日は大蔵大臣から財政金融全般について意見を聞くことになって、午前十時にこの委員会に御出席願うことになっていた。それは、法律案を成立させるために、衆参両院それぞれ都合があるかもしれませんけれども、やはり当委員会に十時までに出てきて、そしてわれわれに必要な説明を行い質疑に答えるというのが建前でなければならない。今、私ども、理事会でも相談しておりましたけれども、衆議院の大蔵委員会が開かれたのは、十時少くとも四十分か五十分程度である。少くとも、四十分でも五十……

第29回国会 大蔵委員会 第5号(1958/07/02、4期、日本社会党)

○平林剛君 大蔵大臣に対し、財政金融全般について若干の質問をいたしたいと思いますが、その前に、大蔵委員を代表して大蔵大臣に遺憾の意を表しておきたいと思います。大蔵委員長は大へんお気持が湖のように広いものでありますから、冒頭あなたに対し御注意を申し上げませんでしたけれども、大臣が就任以来、この委員会に呪われましたのはきょうで二回目であります。第一回はきわめて簡単なごあいさつ、それ以来、私どもはこの委員会こそ財政金融全般について新しい大臣のお考えをお尋ねする唯一の場所であると考えておりましたが、本日に至るまで御出席がございませんでした。私どもとしては、与党の理事委員とお話をいたしまして、先月の二十……

第29回国会 大蔵委員会 第7号(1958/07/04、4期、日本社会党)

○平林剛君 今回の特別国会は、本日をもって会期が終ることになっておるわけであります。重要な法律案として経済基盤強化のための資金及び特別の法人の基金に関する法律案が提出をされまして、きょうじゅうにもし終了しなければ審議未了ということに相なる。しかるに、ただいまこまかい説明はありましたが、政府側の出席がございません。関係大臣は一人として出席なさっておらない。これはまさしく政府が今開期中にこの法律案を成立させるという御意思をなくしてしまったか、させる意思がないかという判断をせざるを得ない。私ども質問をいたしたくとも、これでは質問ができません。委員長は関係大臣の出席を求めるか、あるいは質問は後刻に譲る……

第29回国会 大蔵委員会 第8号(1958/07/05、4期、日本社会党)

○平林剛君 今の栗山委員の要求は、委員長がその責任において交渉することも当然の措置でありますが、大蔵大臣は一体、やはり積極的にこれは最高責任者から出席をしてその説明をするというお約束をする義務が私はあると思う。前回のお答えと栗山委員が指摘をしたこのこととはかなり違っておる、少くとも政府の態度に積極的な意思が見えるように思いますから、あなたも一つこの機会に、それでは政府の考えを明らかにするから、総理も出席するように努力するということを、あなたからも一つ約束をしていただきたい。

第29回国会 大蔵委員会 第9号(1958/07/07、4期、日本社会党)

○平林剛君 私は総州大臣がこの委員会においでになった趣旨に基いて、二、三お尋ねをいたしたいと思うのであります。  一つは、先ほど、栗山委員の質問に対して、九月の中旬ごろ臨時国会を召集したい、会期の点についても、あるいはその議会に提案をなさる大体の構想についてもお話がございました。そこで、先ほど来無責任な幹事長がいたり、どうも総理の、あるいは総裁としての統制以外の発言を自由になさっているので、私は総理大臣に対して疑問を持つのではありませんけれども、きょうあなたがそういう希望を持っておるというお話は、これは総裁としての所信であるか、それとも総理大臣として、閣議において各閣僚にもその構想をお話しにな……

第29回国会 大蔵委員会 第10号(1958/07/08、4期、日本社会党)

○平林剛君 私は、昨日質問を続行中の外国為替資金特別会計法の一部を改正する法律案について質疑を行います。昨日このインドネシアの焦げつき債権を為替資金の損失として全額整理することは、結局政府の輸出政策の失敗であり、それを国民の負担に肩がわりさせることだ、その結果政府は国民一人当りにすると幾らの損害を与えたか、こういう質問に対し、政府当局からは、国民一人に対して六百一十八円の損害を与えた、こういう答弁があったのであります。これは聞きっぱしにすると大へん重大な答弁であり、また関係大臣も幾人かおられたにかかわらず、一言もこのことについて触れず、その後の質疑が続けられたことは、私は政府の国民に対してとる……


■ページ上部へ

第30回国会(1958/09/29〜1958/12/07)

第30回国会 大蔵委員会 第3号(1958/10/21、4期、日本社会党)

○平林剛君 ただいまの問題は、これは本論から少しはずれたのですけれども、重大な内容を含んでおりますから、やはり委員長においても善処する必要がある。先ほど栗山委員が指摘されたように、公務員としては政治的に中立でなければならぬという原則をはずれた事実が報道せられているわけであります。これは事実でない。先ほども副総裁のお話を聞きますと、新聞に間違ったことがときどき報道されるし、言わないことが報道されて迷惑を受けている。こうなりますと、新聞が誤まりなんだということで、これは日本の有数な機関紙に対して、副総裁のただいままでの御意見は大へん独善的なことになる。副総裁も、ぜひそのことはお取り消しになる必要が……

第30回国会 大蔵委員会 第4号(1958/10/28、4期、日本社会党)

○平林剛君 私は一つだけこの機会にお尋ねしておきたいことがあります。それは、四国の高松市の下笠居地区周辺における塩害の問題と、塩専売法の解釈について、この機会にお尋ねしておきたいと思います。  御承知のように、四国の沿岸におきましては、専売公社の塩製造方法が流下式枝条架架設の製造方法に変りましてから、この地域周辺に塩の害が起りまして、果樹園、農地その他一般市民の生活におきましても、影響を受けているのであります。昨年、私はこの委員会でこれに関する専売公社の対策をお尋ねいたしたのでありますが、今日に至ってもなお解決しておらない。これは結局、塩専売法に対する公社の考え方がやはり影響しているのではない……

第30回国会 大蔵委員会 第5号(1958/11/04、4期、日本社会党)

○平林剛君 接収貴金属等の処理に関する法律案は、今日まで政府から何回か提案をされておるのでありますが、本臨時国会に提出をされた法律案は、従来の法律案と比較検討いたしますと、一カ所だけ相違する点がございます。あるいは前の委員会で御説明があったかもしれませんが、付則第七項に、「大蔵大臣は、政令で定めるところにより、連合国占領軍から政府に引き渡された第二条第三項各号に掲げるもののうち、昭和二十七年四月二十八日からこの法律の施行の日の前日までの間に返還したものの明細を、この法律の施行後すみやかに、公告しなければならない。」とあります。付則第七項が特に追加されているのでありますが、この条項を特別に添加し……


■ページ上部へ

第31回国会(1958/12/10〜1959/05/02)

第31回国会 大蔵委員会 第3号(1958/12/18、4期、日本社会党)

○平林剛君 外貨債の発行の問題が検討され始めましたのは、政府の説明によりましても、一萬田大蔵大臣の時代でありました。そのときのねらいは、一部新聞紙におきましても報道されたように、東南アジアに日本が借款を与えて市場の確保をはかろうとする場合、国際収支の上に現われるマイナスを補おうとするものである、こう見られておったのであります。従って、その額も、一説には五億ドルというような大幅な額を期待しておったようでありますけれども、今回政府から提案をされましたものは、昭和三十三年度において三千万ドル、百八億円、しかも、その目的は電源開発事業等の推進をはかるためと、かなり性格が異なっておるように感ぜられるので……

第31回国会 大蔵委員会 第4号(1958/12/19、4期、日本社会党)

○平林剛君 専売の労働政策について、私もたくさん質問がある。今、椿委員が指摘をされたように、専売公社の八月以来のやり方については、専売行政全般を検討いたしまして、まことに憂慮にたえません。そこで、あなたに対してこれから何時間でも質問を続けなければならぬわけでありますけれども、お話によると、公社の方でも今までの総決算をするという意味で、労使双方話し合いを進める段階に来ていると言われます。これからすぐ団体交渉が始まるのですか。もしそういう気がまえで、この委員会、あるいは衆議院の大蔵、社労等でも要望されておりますように、すみやかに解決をするために交渉したいというならば、私はこれ以上質問は続けない。特……

第31回国会 大蔵委員会 第6号(1959/02/12、4期、日本社会党)

○平林剛君 ただいま議題になった法律と直接関連はありませんけれども、この機会にお尋ねをいたしておきたいと思います。先般、私と土田國太郎議員の両名が、大分県、宮崎県の経済事情視察に参りましてその際に特に税務関係当局から要望された事項で、この法律にも若干関係したことがございますから、お尋ねをいたしたいと思います。  その一つは、租税特別措置法の第三十条の山林所得の概算についてでありますが、その経費率を適用する場合に確定申告書にその旨を記載することになっておりますが、期限後の申告書に記載をしても、経費率を適用することができるようになっておる。これはどうも適当でないから、経費率の適用は提出期限までに来……

第31回国会 大蔵委員会 第7号(1959/02/17、4期、日本社会党)

○平林剛君 私は、先般のこの法律案審議に際しまして、資料を要求をいたしておいたのであります。それは四件ありまして、第一は、接収貴金属の中で民間の所有権を侵害しないとみなされるものがどれだけあるか。政府の御答弁によりますと、若干ある、あるいは少からぬ数量があると答えておりましたが、後にこれを推計で提出をするという答弁をいたしております。従って、この資料の御提出がないようでありますが、どうなっているか。  第二は、同じく私から要求いたしたものでありますが、敗戦の結果、わが国が旧連合国に支払つた賠償の総額についてただしたのに対して、資料の持ち合せがないから後に答弁すると言つたままになっております。こ……

第31回国会 大蔵委員会 第8号(1959/02/19、4期、日本社会党)

○平林剛君 私も二つばかり参考人の御意見をお聞きしたいと思うのでありますが、今議題になっておる法律案の成立によって、一般の投資家に与える影響は一体どうなのか、それが一つであります。  ただいまお話がありましたように、日本経済の体質改善は行われなければならぬ。資本構成の正常でないこと、自己資本と借入金の比率などをいろいろ考えてみましても、これは何とか解決せねばならぬ。しかも、お話のように、自律的に、自分でも自主的にそれをやらなければならない。ところが、この解決のためには、増資をするとかあるいは長期の社債を発行せねばならぬ。しかるに、今回のような措置になりますと、体質改善の目標たるべき方向に対して……

第31回国会 大蔵委員会 第9号(1959/02/24、4期、日本社会党)

○平林剛君 ただいま議題となった法律と最近の株高との関係についてお尋ねをいたしたいと思います。先般、当委員会に参考人をお呼びして御意見を聞きましたところ、最近の株高に対してもこの法律は一つの影響を持つことになろうというお話でございました。しかし、最近、株式市場にブームが来ているのは、いろいろな理由があると思いますけれども、私は、まだ、この法律が何か関係あって株高を押えるような役割を果すということについて、ぴんとこなかったわけであります。そこで、提案者側の政府の方から、一体どういう関係が生ずるかという点について、御説明をいただきたいと思います。

第31回国会 大蔵委員会 第10号(1959/02/26、4期、日本社会党)

○平林剛君 きよう、私は黙つているつもりでいたけれども、今、土田理事とそれから山本理事の発言に対して答弁をしたことに不服な点がありますから、関連して質問をいたしておきます。  先ほど、民法上の取扱いからこの法律案を見たとき、民法上の取扱いにしたならばどういう不合理が出るかということに対する御説明がありました。質問の設定がそこにあったのでありますから、答弁も限られたものと思いますけれども、あたかも、政府当局の説明は、少数の所有権者に対して、裁判所における処理困難の理由を説明をされて、法律の合理性を述べられたのでありますが、私は、この問題の全般的な見地から立って、なぜ政府が少数の所有者だけに特に親……

第31回国会 大蔵委員会 第11号(1959/02/27、4期、日本社会党)

○平林剛君 ちょうどいい機会でありますから、私も大蔵大臣に若干お尋ねをしておきたいと思います。全般的な経済政策につきましては、いずれまた予算委員会でこまかくお尋ねする機会もあると思いますから、きょうはその予備的な知識を得るという意味で、大臣の所見を承わっておきたいと思います。  最初、一度、大蔵委員会に来られてこういう話をしたとき、聞いてみたいと思っていたことがあるのです。それは、昨年の臨時国会で補正予算を提出したときから、政府、特に大蔵大臣が、日本経済の体質改善という言葉をしきりに使い始めた。まあ今経済政策を議論すると、必ずこの体質改善論というのがだれの品からも出てくるわけです。一体体質改善……

第31回国会 大蔵委員会 第13号(1959/03/05、4期、日本社会党)

○平林剛君 それじゃ、私は、本格的質問はまたあとでやりますから、きょうは事務的なことを、調べていてちょっと疑問に思ったものがありますから、お伺いをしておきます。それは、接収貴金属の保管については、現在あなたの方でおやりになっておるわけでありますが、その総額が、今までの資料では七百三十億六千八百万円となっておったのであります。このことはあとで聞きますけれども、私の聞きたいのは、平和条約の発効によって日本政府に返還をされた以前において、占領軍が略奪品として認めてそちらで処分をしてしまったものがございましたね。この資料を前にいただいて、私も、たとえば金塊とか、ダイヤモンドとか、銀貨、銀塊その他の貴金……

第31回国会 大蔵委員会 第15号(1959/03/10、4期、日本社会党)

○平林剛君 接収貴金属等の処理に関する法律案は、御承知のように、その第一回目の政府案が昭和二十八年十二月から開催された国会に提出をせられたのであります。それから今日まで約五カ年、五回にわたって継続審議、審議未了という形になっております。その間、この法律案は今日までずっと同じ内容の法律案になっております。一部変ったところはあります。それは付則がつけられまして、政府が百円銀貨の地金に使うたときや、今後予想されておるIMF等の出資金に使えるような措置を、使っても差しつかえないような備えを法案の中につけ加えられただけでありまして、ずっと同じ内容のように私は記憶しておるのでありますが、何かはかに変ったと……

第31回国会 大蔵委員会 第16号(1959/03/13、4期、日本社会党)

○平林剛君 この二つの法律は、国と国との条約になっているわけですから、こういうことを進めるときに、やはり国家としてこういう条約を結んだ方がお互いに望ましいことはわかっておるけれども、多少相手国によっては利害が違ってくるような場合がある。この二つの国とのバランスにおいてはわが国はどういう立場に立つかということを、これは結局税額の比較になるんですが、その点を一つ伺いたい。
【次の発言】 まあお話のように、国と国とがこういう条約を結ぶときは、やはりある点で一致点を見出さないと歩み寄ることが困難である。そこにまあ外交というものがあると思いますが、この二つの問題については、たとえば船舶についての免税措置……

第31回国会 大蔵委員会 第18号(1959/03/19、4期、日本社会党)

○平林剛君 輸入糖の関税を含めた価格、幾らですか。
【次の発言】 国内で砂糖が販売されるときは、幾らになっておるのですか。
【次の発言】 私の初めの質問は、現地で買い入れるときの価格です。それは幾らかということです。今の七十一円というのは、国内で販売されるときの価格でしょう。外国で買い付けるときはどのくらいか。
【次の発言】 比較できるように答えてもらいたいのだな。ちょっと血のめぐりをよくさせなければいかぬと思うので……。
【次の発言】 これは相手国、輸入する国によって違うけれども、買付のときは十九円合四十銭で国内で販売されるときは七十一円になる、こういうふうに理解していいのですか。

第31回国会 大蔵委員会 第22号(1959/03/27、4期、日本社会党)

○平林剛君 まず最初に、私は租税特別措置法についてお尋ねをいたしたいと思います。きのうの委員会で租税特別措置による減収額試算資料の御説明がございましてなお、租税特別措置による国家の減収額は九百九十億円に達するという御説明があったのであります。租税特別措置は大へん国民から批判を受けておる法律案でありましてしかも、その数が大へん巨大であるということは、私どもとしても重要視しておるわけであります。  そこで、この九百九十億円ですが、これは同時に、県民税や、市町村その他の地方団体にいろいろなはね返りがあるわけです。私は、今までただ九百九十億ということだけでございましたけれども、地方全般にはね返った場合……

第31回国会 大蔵委員会 第23号(1959/03/30、4期、日本社会党)

○平林剛君 国会が最高の審議機関として、政府の提案する法律案を修正することは、国民の代表として許された行為であることは私認めます。しかし、衆議院の大蔵委員会において、問題の多い物品税法の改正に当り、特別にゴルフとか弾丸等について手直としたという政治的な意味ということは、これはやはり重大な問題だ。私は、今お話しのようなゴルフなどが、製造課税のものを小売課税にすることの利害、お話のような脱税防止だとかいうようなことは、これはもっと慎重に検討してみなければ、ただいますぐにお話を聞いただけで議論をすることは差し控えますけれども、少くとも今回の物品税法の改正を政府が提案をしたときは、各方面の意見を相当聞……

第31回国会 大蔵委員会 第24号(1959/03/31、4期、日本社会党)

○平林剛君 最初に、小野参考人にお尋ねします。今回の揮発油税の増徴について、政府の考えは、これは道路をよくする、あるいは、先ほどお述べになりましたように、税率が諸外国と比べて低いということ、また、先般も揮発油税を増徴したけれども、今回においても影響は微々たるものだというようなお話が述べられました。しかし、もう一つ政府は理由があるのではないか。これは先般も資料を調べてみますと、自動車業者の利益率、それが全産業と比較して高い、これはなかなか有力な考え方になっておるように見受けるのでありますが、たとえば、全産業が昭和三十一年上期にあげた利益率は三・九三%、下期で四・三九%である。昭和三十二年の上期に……

第31回国会 大蔵委員会 第25号(1959/04/07、4期、日本社会党)

○平林剛君 大蔵大臣が他の委員会に出席することについては、委員長と理事の打合会で了承しておりますから、あまり時間をとらないで、少し小酒井議員の質問に関連してお尋ねをいたしたいと思います。  さっきからの基本的な考え方についての質疑応答では、あげ足をとるわけじゃありませんけれども、大蔵大臣の答えは答弁になっていないのです。たとえば、自民党の公約を無視をしている結果になっているのじゃないかという指摘ですね、揮発油に対する課税は若干引き上げるけれども、別途これと同額程度の額を一般財源から支出するということと反しているのではないかという質問に対して、大蔵大臣は、この申し合せば、一般財源をしぼるという意……

第31回国会 大蔵委員会 第26号(1959/04/08、4期、日本社会党)

○平林剛君 私は、ただいま議題となりました物品税法の一部を改正する法律案に対し、社会党を代表して、反対の討論をいたしたいと思います。  反対の第一の理由は、現行物品税法は依然として戦時中における遺物であるという点であります。その内容におきましても、なお大衆課税的な性格を含み、国民生活に与える影響も少くありません。私ども社会党は、現行法の根本的性格を改めるために、物品税を廃止して、新たに奢侈品税を創設することが適当であると考えまして、今日まで政府に全面的な検討を要求して参ったのであります。しかるに、今回の改正案には、この国民的な要求を参酌した考えが含まれておらない。反対をする理由であります。  ……

第31回国会 大蔵委員会 第27号(1959/04/28、4期、日本社会党)

○平林剛君 この法律案の審議に入る前に、先般の委員会で私どもが政府に要求した資料の提出がまだないのでありますが、われわれもしばらく議会を留守にしておったので、手元に届いておるのかどうかよくわかりませんが、委員会でお願いをした資料の提出がどうなっておるのか、これをまず最初に一つ確かめておきたいと思います。
【次の発言】 ちょっと速記をとめて。
【次の発言】 連合国財産の返還等に伴う損失の処理等に関する法律案の具体的内容はこれからお尋ねしますが、その前に、現在でもこれと同じような事案が残っておる、国際的紛争の案件として残っておる問題が二つあると、こういう提案理由の説明になっておるわけでありますけれ……

第31回国会 予算委員会 第12号(1959/03/17、4期、日本社会党)

○平林剛君 ごく最近、東京のある新聞が、上野の不忍池周辺に、都心の新球場建設、いわゆる屋根付の球場を建てる計画が進められていることを報じております。この中心人物は、元大毎オリオンズの黒崎貞治郎氏、及びこれにタイ・アップする人たちでありまして、正力松太郎氏の新宿球場の構想を押えてこれが実現することは、大へん野球ファンの関心を呼んでおると、その実現が決定的な話として書かれておるのであります。私は、このことに関連をいたしまして、国有財産の処理をめぐる国民に知られざる予算、官僚だけが知っている予算につきまして、質疑を行うことにいたします。  大蔵大臣は、国有財産法第七条によりまして、国有財産の総轄をす……


平林剛[参]委員会統計発言一覧(全期間)
3期-| 4期|- 5期

■ページ上部へ

各種会議発言一覧(参議院4期)

平林剛[参]委員会統計発言一覧(全期間)
3期-| 4期|- 5期
第26回国会(1956/12/20〜1957/05/19)

第26回国会 大蔵委員会公聴会 第1号(1957/03/19、4期、日本社会党)

○平林剛君 先ほど先生のお話を聞きまして、大へん課税の仕方が大衆課税的な方向になっておるというお話がございました。主として面接税を中心にお話しになったのでありますけれども、全般的に見ましても、私は社会党の立場から見て、どうも政府の租税制度というものが大衆課税的になっている。結局、税制調査会においても、たとえば、租税特別措置法のような、税制を破った経済政策が強くなり過ぎて、その結果が、一部の人たちからの課税を免除してしまって、大衆に振りかかってきておる、こういう見解を持っておるわけであります。特に直接税につきましては、これはまあそれほどでないにいたしましても、先ほど先生がおあげになった数字から見……


■ページ上部へ

第28回国会(1957/12/20〜1958/04/25)

第28回国会 社会労働・大蔵委員会連合審査会 第1号(1958/04/23、4期、日本社会党)

○平林剛君 全労働協会を発足させるということは、政府が自分でやるというのは適当でないというような御答弁をなされましたが、その意味で民間の中における一つの機関として設けたい、そういう趣旨のようにお聞きしたのでありますが、そうだとすると、この法律案の中に、労働大臣がいろいろな権限を持って、いろいろな監督上必要な命令を出すことができるという根拠は、一体どういうところから出てくるんですか、今のお話は。この法律案で労働大臣が監督をするということになっておりますれば、形を変えて民間でやらせることになりまして、今の御説明の趣旨とは全く反しているのではないだろうか、こう理解されるのでありますが、その点を一つ明……

第28回国会 商工・大蔵委員会連合審査会 第1号(1958/03/27、4期、日本社会党)

○平林剛君 私、少し角度を変えてお尋ねをしたいと思うのでありますが、企業合理化促進法の一部を改正する法律案の中身を読んでみますというと、租税特別措置法の中で規定すべきものがすべてであります。今回提案をされているものは、ほとんどその事務手続を定めたようなものでありまして、わざわざ、こういう法律案を提案をする理由が、重要性がどのくらいあるのかということに疑問を感ずるのであります。わざわざ、こういう法律案を提案をしてきた理由というのは、一体どこにあるのか、まず、その疑問についてお尋ねをいたしたいと思います。
【次の発言】 合理化促進法の法律としての目的、あるいは政治的な意味というものはよくわかります……


■ページ上部へ

第31回国会(1958/12/10〜1959/05/02)

第31回国会 予算委員会第四分科会 第4号(1959/03/26、4期、日本社会党)

○平林剛君 私は、予算総則の第九条と第十七条、それから第二十六条の解釈について、政府当局からお答えいただきたいと思います。  ただいま指摘をした各条に、「特別の給与」という言葉が出ていますが、特別の給与とは何ですか。
【次の発言】 専門家でなければだめだろう……。私はきのうから、三十四年度政府関係機関予算の予算総則をお尋ねすると連絡をしておいたんです。
【次の発言】 質問できません。
【次の発言】 私は、昭和三十四年度政府関係機関予算、この予算総則について質問しますけれども、だれが答弁に当りますか。主計局長、あなたにお尋ねします。  この予算総則第九条、第十七条、第二十六条、それらの条項に「特……



平林剛[参]委員会統計発言一覧(全期間)
3期-| 4期|- 5期

■ページ上部へ

■本会議へ ■委員会へ ■各種会議へ

※このページのデータは国会会議録検索システム参議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2022/12/18

平林剛[参]在籍期 : 3期-| 4期|- 5期
平林剛[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

 4期在籍の他の議員はこちら→ 4期参議院議員(五十音順)  4期参議院議員(選挙区順)  4期参議院統計



当サイト運営者の新刊のお知らせ
菅原琢『データ分析読解の技術』(中公新書ラクレ756)

【内容紹介】「データ分析ブーム」がもたらしたのは、怪しい“分析らしきもの”と、それに基づいた誤解や偏見……。本書では、「問題」「解説」を通して、データ分析の失敗例を紹介しながら、データを正しく読み解くための実践的な視点や方法、また、思考に役立つ基礎的な知識やコツを紹介していく。誤った分析をしないため、騙されないための、基本的・実践的な読解と思考の方法とは――。