伊藤顕道 参議院議員
4期国会発言一覧

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伊藤顕道[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは伊藤顕道参議院議員の4期(1956/07/08〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は4期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(参議院4期)

伊藤顕道[参]本会議発言(全期間)
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第28回国会(1957/12/20〜1958/04/25)

第28回国会 参議院本会議 第19号(1958/04/04、4期、日本社会党)

○伊藤顕道君 私は、この際、ソ連の核実験中止宣言に伴う政府の態度についての緊急質問の動議を提出いたします。
【次の発言】 私は、日本社会党を代表し、ソ連の核実験中止宣言に伴う政府の態度について、岸総理及び関係閣僚に質問をいたすものであります。  まず、核兵器実験停止の問題でありますが、現在ただいま、原水爆禁止と軍縮とは最も大きな国際問題の一つとなっておるのであります。申し上げるまでもなく、日本は広島、長崎、ビキニと三度にわたる原水爆ただ一つの被災国であり、しかもなお、現に太平洋上における米、英、シベリアにおけるソ連の原水爆実験に悩まされているのであります。私どもは、原水爆保有国たる米、ソ、英の……

伊藤顕道[参]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(参議院4期)

伊藤顕道[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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第25回国会(1956/11/12〜1956/12/13)

第25回国会 内閣委員会 第2号(1956/11/22、4期、日本社会党)

○伊藤顕道君 人事院の考え方を確かめたいのですが、これを先ほどから説明を聞いておりますと、地方公務員と国家公務員を比較して、国家公務員が低い。それからまた、今度の措置によると、国家公務員の中で地位の高いものは非常に有利で、地位の低いものは非常に不利なのです。こういう一連の傾向は、まさしく組合内部の分裂を策しておる、そういうふうに私ども受け取られるわけです。さらにまた大きな問題は、先ほど総裁が六十九億今度は国家が財政を必要とする、六十九億でつっておいて、その実何年かすると逆に非常に低位になる。現行で行った方がたとえば三年先きにははるかに有利になるわけです。ところが、現在ただいま六十九億でつってお……

第25回国会 内閣委員会 第3号(1956/11/27、4期、日本社会党)

○伊藤顕道君 御承知のように、地方公務員と国家公務員は、従来、給与についても、また年末手当等についても、公平の原則で措置してきたわけであります。ところが、今の永岡委員から指摘のあったように、国家公務員は、今回校長と助教諭を除いておるということは、近い将来に地方公務員が勧告によって実施される場合、校長と助教諭については全然措置ができないわけですね。そういう点についてどういうふうに考えておるのか、今の説明では納得できないわけです。その点をわかるようにして御説明いただきたいと思います。
【次の発言】 理論としては一応わかるようですが、大へん親切味のない措置だということを私指摘したいのです。今までは、……

第25回国会 内閣委員会 第4号(1956/11/29、4期、日本社会党)

○伊藤顕道君 大臣は二言目には検討中とか考慮中という言葉をよく承わるわけですが、人事院の総裁が勧告したのは七月十六日です。で、総裁もできるだけすみやかにということは繰り返し言っておるわけです。そこで七月十六日を起点としてできるだけすみやかにということは、その後開かれる最初の国会、言いかえますと今度の臨時国会を意味しておるということははっきりしておると思うのです。しかもこの勧告は、今説明を待つまでもなく、俸給表の改訂であって、はなはだ私どもとしてはふんまんがある。しかも人事院の一一%民間より低いということを確認しておりながら三年間も放置した、そういう人事として非常につつましやかな勧告であろうと思……

第25回国会 内閣委員会 第5号(1956/11/30、4期、日本社会党)

○伊藤顕道君 ちょっと関連して、三十年一度の繰り越しが五億とさっき言っておりましたねその三十年度の成立予算経費は、幾らのうち五億余っているということですか。
【次の発言】 話題を変えまして、次に六飛行場個々の一つ一つの坪数、それと滑走路の長さ、これを現在どれどれで、拡張予定でどのくらいか、そういうふうに明細に承わりたいのです。
【次の発言】 この説明を聞いておりますと、この勧告案が大へん有利のように一応は受け取れるのですが、しさいに検討しますと、次のようなことが言えると思うのです。で、お言葉のように頭打ちワク外昇給の是正と、そういう観点から、現行十五階級をですね、職員の給与を七段階に分けたわけ……

第25回国会 内閣委員会 第8号(1956/12/11、4期、日本社会党)

○伊藤顕道君 そのことに関連して。今聞いておると、人件費の節約等と、正面大へん聞えがいいのですがね。これは、人件費の節約ということは、各省それぞれ欠員が相当あると思うのですが、今後欠員を補充しないで、そしてそれをしぼり出してこれに充てる、そういうことになると思うのです。そうすることによって、一人々々の労働は一そう過重な負担となるわけですね。そういうことまでしてこの法律を改正して、実質的には与えない、空手形ということになるのですね。そういうことについてどういうふうに考えておるのか。ただ表面だけ糊塗して、実質的には結局一人々々の労働の過重な負担であるということにならざるを得ないのですね。それ以外に……

第25回国会 内閣委員会 第9号(1956/12/12、4期、日本社会党)

○伊藤顕道君 管理庁設置法の第二条に、所掌事務の範囲と権限がありますね。その一つの例をとりまして、第二条の第十一号に、「各行政機関の業務の実施状況を監察し、必要な勧告を行うこと。」と、この勧告を受けた各行政機関は、この勧告に対してどの程度の拘束がありますか。
【次の発言】 そうしますと、その勧告の場合、第二条に、所掌事務の範囲が十三号にわたってあげてありますね。それはみんな同じようなことが言えるわけですね、この各項目について。
【次の発言】 そうですね。今、私が十一号をとって御説明願ったんですけれども、今御回答あったようなことは各項目を通じてのことですね、御答弁は。

第25回国会 内閣委員会 第10号(1956/12/13、4期、日本社会党)

○伊藤顕道君 この改正案を拝見いたしますと、初任給の改訂はないわけですけれども、実質的には初任給の面が改正されておると、そういう点は了解できるわけですが、いろいろ問題点があると思うのです。その一つは、予算措置が非常に不明確である。この点はどういうふうにお考えですか、お伺いいたします。
【次の発言】 小中校で大体これをもし実施するとなると、適用者大体十一万ぐらいあるのです。概算ですがね。大体それくらいあると思うのです。ところが、それの基本給だけで十二億ぐらい必要だと思うのですね。そういうふうに、相当に予算が必要になってくるわけです。にもかかわらず、今お尋ねしたように、そういう大事な点が何ら規定さ……


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第26回国会(1956/12/20〜1957/05/19)

第26回国会 内閣委員会 第3号(1957/02/07、4期、日本社会党)

○伊藤顕道君 ちょっと伺いますが、かりにただいま警察当局が言われますように、調査を昼夜兼行でやっておる、そうおっしゃるのですが、私どもお見受けするところ、まだまだ不徹底のような気がするのです。申し上げるまでもなく行政協定の第十七条第六項ですか、これにはもう演習地に対する日本の司法警察権の行使ができる、と明確になっているわけです。そういう点で合法的に調査は十分できるわけなのです、その決意さえあれば。米軍に遠慮することなく徹底的に追及する、地元民の納得するような合法的な結果を一刻も早く出していただきたいと思うのですが、その点について伺いたいのです。

第26回国会 内閣委員会 第閉会後3号(1957/08/12、4期、日本社会党)

○伊藤顕道君 関連して。その問題について、岸総理が渡米前後二回にわたって私どもの要請に応じなかったということについては、これは永岡委員から詳細あったのですが、これは非常に大きな問題だと思います。国会の審議を軽視するという点のそしりは免れないと思う。そこで、とりあえず明日もあることでございますので、当委員会の総意として、強力に一つ委員長から岸総理に申し入れていただいて、一つこの悪例を断っていただきたい。ぜひ明日は、たとい一時間でも二時間でも、出席するように、強力に一つ申し入れていただきたいということをお願いします。
【次の発言】 総裁に二つ三つお伺いいたします。人事院のこのたびの職種別民間給与の……

第26回国会 内閣委員会 第4号(1957/02/12、4期、日本社会党)

○伊藤顕道君 石井長官にお伺いいたしますけれども、去る二月九日に、それまでの資料をもととして、検察庁に送検したのだと、そういうことですか。
【次の発言】 それに関係のことを聞きたいと思うのですが、その前の日、二月八日群馬県の県警本部で、幹部の方が夜を徹して慎重審議せられ、その送検されるための罪名の決定についていろいろ協議せられた。そこで、結論的には、薬莢をばらまいて招き寄せたというような点が一つと、それからねらい撃ちした事実がある、こういうような根拠から、こういう点を総合して、殺人罪という罪名で、二月九日の朝、前橋地検に送検したと、そういうふうに承わっておるのですけれども、ここまではよく納得で……

第26回国会 内閣委員会 第閉会後4号(1957/08/16、4期、日本社会党)

○伊藤顕道君 私は、国防会議の決定事項に関連して、二、三総理にお伺いいたします。  防衛庁設置法の国防会議の項を見ますと、第四十二条ですか、内閣総理大臣は、国防の基本方針とか防衛計画、防衛産業の大綱、こういうようなことについて国防会議に諮らなければならない、こういうふうに決定しておると思いますが、この今の防衛計画については、前に一部決定せられたようでありますけれども、まだ年次計画については、決定を見ていないように伺っておるわけであります。果してまだ決定していないのかどうか。もし決定していないとすれば、この段階でまだできていないということは、総理として怠慢のそしりを免かれぬじゃないかと、こういう……

第26回国会 内閣委員会 第5号(1957/03/05、4期、日本社会党)

○伊藤顕道君 雇用審議会設置法案の関係資料を提出していただきたい。
【次の発言】 関連。今までのをお聞きしておりますと、責任の所在の点で、今、田畑委員から指摘があったわけで、すが、たとえば、こういう点に手落ちがあったように考えられるのです。大体日没後に、もう視界が暗くなって非常に条件が悪かったということであれば――立川基地から美保基地へこれは直行したわけですね。そういたしますれば、日没前に着陸できるような時間を選んでなぜ立川基地を出発しなかったか、そういうようなことも一つあげられるわけですね。それと、先ほど美保基地の実情について、大体美保基地では通常西風が多く吹く。従って束へ回っていつも着陸す……

第26回国会 内閣委員会 第閉会後5号(1957/09/11、4期、日本社会党)

○伊藤顕道君 それでは第二班の調査報告を申し上げます。藤田委員長、大谷理事、私の三名は内閣委員会の決定に基きまして、去る六月十七日より二十三日までの七日間、広島、愛媛両県下の陸上及び海上自衛隊及び国の出先機関の業務運営並びに公務員の新給与制度に関する現地の実情等について調査いたして参りました。視察先を申し上げますと、広島県下におきましては広島県庁、下関入国管理事務所広島港出張所、広島管区監察局、陸上自衛隊海田市駐屯地業務隊、呉調達局、呉市役所、海上自衛隊呉地方総監部、愛媛県下におきましては愛媛県庁、愛媛地方監察局、農林省愛媛統計調査事務所であります。  以下調査の概要を御報告申し上げます。  ……

第26回国会 内閣委員会 第6号(1957/03/07、4期、日本社会党)

○伊藤顕道君 内閣委員会の委員長及び理事打合せの結果に基きまして、二月十四日に亀田委員長外大谷、上原、竹下、荒木、伊藤の五委員は、群馬県相馬ケ原の米軍演習場内において、一月三十日発生した米兵の日本婦人射殺事件を調査するため、現地を視察して参りました。  私どもは、まず、熊谷市にある米軍籠原キャンプへ参りまして、レスター・J・チェース副司令官と会見し、本事件に関する米軍の地元現地部隊の見解をただした後、群馬県警察本部、前橋地方検察庁当局より、日米合同調査の状況や、犯罪容疑の点などについて現在の状況を聴取し、引き続き現場を実地に視察いたしました。  なお、現場調査の後、引き続いて相馬村中学校におい……

第26回国会 内閣委員会 第7号(1957/03/08、4期、日本社会党)

○伊藤顕道君 関連して長官にお伺いいたしますが、この問題は自衛隊法の以下申し上げる個条にも相当関連が深いと思うのです。第五十六条ですね、職務遂行の義務がここに明記してありまするが、読んでみますと、「隊員は、法令に従い、誠実にその職務を遂行するものとし、」、ここからが非常に大事な問題だと思いますが、「職務上の危険若しくは責任を回避し、又は上官の許可を受けないで職務を離れてはならない。」、そこで問題になるのは職務上の危険ですね。今この法文に当てはめますと、行軍隊中にあって目的地へ達する、それまでが職務になるわけですね、隊員から見ますと。そこで身に耐えられないそういう苦しさをもしのんでどうしても、そ……

第26回国会 内閣委員会 第9号(1957/03/15、4期、日本社会党)

○伊藤顕道君 重複を避けて一つ、二つお伺いをしたいと思いますが、先ほど田畑委員から、今度の処分について、上に軽く下に重過ぎる、そういう意味の指摘があったのでありますが、そのことに関連して防衛庁の設置法第十二条を見ますと、「自衛隊の行動の基本に関すること。」が明記してあるわけです。それから同じく十三条には、「職員の教育訓練の基本に関すること。」と、そういう面もあって、今回の処分が現場の責任のみに追及が向けられて、自衛隊の幹部にはあまり軽過ぎているということと、さらに私のお伺いしたい点は、防衛庁自体に何ら責任がないのか、そういうことなんです。これは長官にお伺いするのが一番いいんですけれども、今おり……

第26回国会 内閣委員会 第12号(1957/03/26、4期、日本社会党)

○伊藤顕道君 この原案によりますと、予算定員ですね、これには増減がないわけですね。一応増減がないと言われておるわけですけれども、局長はふえるわけでございますね。局長がふえますと、実質的には職務内容もふえると思うのですが。そうなりますと、結局定員と予算に増減がないということとにらみ合せて、そこに無理がくると思うのですが、その点はどうなんですか。
【次の発言】 私も定員、予算の増加に賛成するものじゃないのですけれども、ただ、そこにこういうふうなことで非常に無理がきはせぬかと、そういう点を伺いましたのです。  それから、原案の考え方によりますと、実際問題として、アジアと中近東の問題ですね、それからま……

第26回国会 内閣委員会 第13号(1957/03/28、4期、日本社会党)

○伊藤顕道君 大臣に、産業開発青年隊について二、三お伺いしたいと思います。一点は、この青年隊員を建設事業に積極的に導入するというふうになっておるようでありますが、約一千万に上ろうという不完全失業者に対してはどのようにお考えであるのか、その点をまず伺いたい。
【次の発言】 この就労の具体案は、切地方建設局に一任されておるわけですか、その点伺いたい。
【次の発言】 分掌規程というものがございますね。この分掌規程によって、先ほど来秋山委員から数々の御指摘があったように、従来からも監督不行き届きのゆえをもっていろいろ不正事件が起きておったと思うのです、今まで。こういうことに対してどういうふうにお考えに……

第26回国会 内閣委員会 第14号(1957/03/29、4期、日本社会党)

○伊藤顕道君 共済組合について、参考人に、数点について伺いたいと思います。どなたでもけっこうでありますので、お答えいただきたいと思います。  まず、共済制度は、公務員に対する唯一の社会保障制度であるわけで、これも私どもよくわかりますが、また、公務員が受けることのできる権利でもあると、そういうふうに考えます。そこで、この制度のあり方は、公務員の生活権にもかかわる重大な問題であるにもかかわらず、案外組合員が無関心である。こういう点については、もちろん政府に責任があることはもう明白ですが、同時に、このような点について、組合員に対する、組合としても、今までいろいろな点で、啓蒙が足りなかったのではないか……

第26回国会 内閣委員会 第16号(1957/04/03、4期、日本社会党)

○伊藤顕道君 斎藤さんにお伺いしますが、最初定員の振りかえということについてお伺いしたいのです。定員の振りかえは、文部省ではここ二、三年来、昨年もそうでございましたが、ことしも毎年約三百名ほどの事務職員を減らしてその数だけ教官の方に振りかえておる。そういうことを聞いておるのですがね。たとえばそういうことによって、事務職員の中へ入っておる守衛さんの任務なんかも二十四時間勤務が週に大体三日もあるというようなことを、実際の例として聞いておるわけです。二十四時間勤務が三日もある。これは定員を減らされた関係だろうと思いますが、これでは人権無視もはなはだしいと思われる労働強化で、とてもこういうことは考えら……

第26回国会 内閣委員会 第17号(1957/04/04、4期、日本社会党)

○伊藤顕道君 伊丹飛行場の返還に関連して二、三お伺いしたいと思うのですが、例のあの相馬ケ原の演習地を初めとして、全国には演習地の一部分的に全く使われていない不用地が相当あるように聞いておるのですけれども、調達庁は全国的な実態を調査したものでもございますかどうか。まずそれをお伺いしたいと思います
【次の発言】 もしございますればけっこうなんですが、ない場合には一つ早急にその実態を調査していただきたい。御承知のように相馬ケ原では現地の農民は、よく長官も御承知のように、相当熱心に、たとい一部分でもいいから戻していただきたいということを叫び続けておるわけですね。そういう実情にかんがみて、今後一つ米軍に……

第26回国会 内閣委員会 第18号(1957/04/05、4期、日本社会党)

○伊藤顕道君 これは所管の大臣にお伺いするのが至当だと思いますけれども、見えておりませんからお伺いしますが、大体公務員の実態を見ますと、相当年数勤めて、相当の年令になれば、多くはほとんど勧奨がなくともやめたいと思っておると思う。ところが現存の程度の退職手当、もしくはまた現在の恩給の程度では、老後非常に生活に不安感が強いので、真にやむなく老躯にむち打って勤務を続けていると思う。そういう実態が非常に多いわけです。そういうようなととから、たとえばここで関係のあるのは退職手当てですが、こういう点について、もっと根本的に改正して、そしてここにもうたってある新陳代謝を旺盛にする、そういうような線に沿うよう……

第26回国会 内閣委員会 第20号(1957/04/11、4期、日本社会党)

○伊藤顕道君 これを見ますと、日ソ国交回復に伴う新事態に対処するため、稚内港、根室港、酒田港及び敦賀港に、それぞれ入国管理事務所の出張所を設けるということでございますけれども、これは避難港とか、あるいは貿易上の理由がこれに考えられておるのですか。その点お伺いしたいのです。
【次の発言】 次に、警備官を派遣するということになるのですが、そういう点から防衛庁法とか、自衛隊法との改正から、何か関連しておるのじゃないでしょうか。それには関係ございませんか。
【次の発言】 今まで、中国地方における治安関係の機関としては、広島が中心になっておつたと思うのです。ところが、今まで広島とかは出張所になっておつて……

第26回国会 内閣委員会 第21号(1957/04/16、4期、日本社会党)

○伊藤顕道君 官房長に伺いますが、前年度からの繰越金ですね、これを二百数十億ほどあるというふうに伺つておるのですが、さらにこの二百数十億については今年中に使い切るということをアメリカに約束しておると、そういうことを承知しておるのですけれども、そこで、この二百数十億ではちょっと把握しにくいので、正確な二百何十億かということを具体的に承わりたい。  それと、この二百数十億については、どういう方面に使われておるか、そういうことをまずお伺いしたい。
【次の発言】 その契約済みとか、契約予定の面に使われているのでしょうか、それ、具体的にわかつていないのですか。

第26回国会 内閣委員会 第25号(1957/04/24、4期、日本社会党)

○伊藤顕道君 総理に数点についてお伺い申します。  岸総理は、去る十六日衆議院の法務委員会で、沖縄の施政権返還について努力すると、こういう意味の御決意がありましたので、私どもとしては、明るい希望を持っておるわけですが、近く総理には渡米せられて、この点についても交渉も重ねられることと思いますけれども、アメリカ側が簡単に返還しようとはお考えられないのであります。そこで、よほどの不退転の気魄をもって、粘り強く交渉を重ねられて、たとえ一挙に解決し得ないとしても、このことを断念するということは許されないことでありますので、一つ、たとえその一部分、たとえば教育行政権とか、あるいはまた交通の自由、こういうよ……

第26回国会 内閣委員会 第27号(1957/04/26、4期、日本社会党)

○伊藤顕道君 ただいま議題となりました国家公務員共済組合法の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由並びにその要旨について御説明申し上げます。  公務員の共済組合制度は、公務員及びその扶養家族の生活安定のため寄与するところが多くまたわが国、社会保険制度推進に果す役割は、きわめて大きいのであります。しかしながら、本制度には、なお改善を要すべき点があり、また、最近の経済情勢の推移に伴い、これが是正を要する点も多いのであります。  かような実情にかんがみまして、とりあえず公務員の日常生活における疾病、災害等に上る不時の出費に対する最低の補てんを行うために、新たに短期給付について付加給付制度を……

第26回国会 内閣委員会 第28号(1957/05/07、4期、日本社会党)

○伊藤顕道君 時間がないそうですから、一点だけ問題を集約してお尋ねいたします。総理の先般の言明と、本日の御答弁を伺っておりますと、少くとも核兵器については、根本的に大きな食い違いがあるということを認めざるを得ないわけです。いやしくも一国の総理である、権威ある総理が、一たん国会で答弁されたことを、あとで曲げて解釈されるというようなことは、きわめて遺憾とするところであります。そこで、もし岸総理が、きわめてあいまいな政府の統一解釈を、これを認めて、みずから核兵器は持たないという道義的立場をくずしたならば、このままでアメリカに行かれるということは非常に危険だと思うわけです。さらにまた、日ごろから原水爆……

第26回国会 内閣委員会 第31号(1957/05/11、4期、日本社会党)

○伊藤顕道君 まず、技能労務者関係についてお伺いしますが、この新しい給与法案を見ますと、現行の俸給表を相当細分化しておるということがうかがわれるわけです。それで賃金による身分差を強く打ち出しておることがはっきり察知できるわけです。たとえば技能労務者の例を一つ引いて見ますと、技能労務者を優遇するというようなことを表現しておりますけれども、実際には筋肉労務者を冷遇しておることがこの表から伺われるわけです。表面は行政職俸給表の第二表にこれを入れて、外面は着物を着せて改善したというふうに見せかけておりますけれども、中味は依然として改善されていないわけです。まず伺いたいのは、どういうわけでこういう筋肉労……

第26回国会 内閣委員会 第32号(1957/05/13、4期、日本社会党)

○伊藤顕道君 教育職員について文部省にお尋ねしますが、この教育職俸給表を見ますと、行政職俸給表の職階系列に無理に合せるために、たとえば第二表、第三表では校長、教諭助教諭、また第一表では学長、教授、助教授、こういうふうに等級区分を設けているわけですね。それは、はなはだ職務の実態を無視した見方と言わなければならぬわけで、一表、二表、三表とも、それぞれこの等級区分を廃止することが適当であろう、こういうふうに私どもは考えるわけですが、これに対する見解を伺いたいと思いす。
【次の発言】 伺いますと、現行の制度はそうなっておるから、これを踏襲したということでありますけれども、これはもう俸給炎の改正のわけで……

第26回国会 内閣委員会 第33号(1957/05/14、4期、日本社会党)

○伊藤顕道君 関連。人事院の方では、養護学級はあるが、養護学校はないということですが、公立の養護学校、現実にありますよ。たとえば、一例を申し上げますと、群馬県の太田市に、結核の児童を学ばせながら、学習しながら療養するために、県立の、太田に養護学校が現実にあるわけです。もちろん養護学級は、学校によって一学級とか二学級当然ありますが、人事院がないというのは、それは当らないと思う。現実にそういう養護学校があるわけです。であるから、そこに養護教諭もおるし、また養護教諭は、養護学校だけでなしに、養護学級の設置せられておる学校にもむろんおるわけですからね。そういうわけで、ないということは言えないと思う。現……

第26回国会 内閣委員会 第36号(1957/05/17、4期、日本社会党)

○伊藤顕道君 文部省へお伺いしますが、現在小中学校の教員の構成を見ますと、今まで短大卒が割合に多かったわけですね。ところが二十八年学制改革以後は、次第に新大卒が相当ふえてきておる。そうしてこの傾向は今後ますます強くなってくると思うのです。短大が減って新大がふえる。で、従来の実情から言いますと、教育職俸給表の第三表の二等級ですね、すなわち教諭の標準学歴が短大になっておったということも、従来の実情から言えば考えられますけれども、今後は新大が相当占めておりますし、その傾向はまあ相当顕著になってきておる、こういう現状から、今後早急にこの標準学歴は現在短大のものを新大にいたすことが非常に至当であろうと、……


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第27回国会(1957/11/01〜1957/11/14)

第27回国会 内閣委員会 第2号(1957/11/05、4期、日本社会党)

○伊藤顕道君 長官に国の防衛に関連して二、三お伺いいたします。  まず御承知のようにICBM等がソ連においてはすでに兵器として完成されましたし、またアメリカにおいてもこれが実験等に成功しておる段階にきておるわけですが、そうした戦略兵器の出現によって、国防の基本方針とか、あるいは防衛整備計画が国際情勢の上から見ても、はなはだしく、ずれてきたように考えられるわけですが、この問題に対して長官はどのようにお考えになっておるか。まずお伺いいたします。
【次の発言】 それでは具体的にお伺いしますが、今問題になっているICBM等が、日本の大都市とか主要工業地区に撃ち込まれた、そういうような場合には、瞬間的に……

第27回国会 内閣委員会 第4号(1957/11/07、4期、日本社会党)

○伊藤顕道君 関連で、情勢の変化と言われておりますけれどもね。燃料公社や原子力研究所に近接すれば、必ずそのウラン物質で支障を来たすのであろうということは、あらかじめわからなかったのですか。
【次の発言】 そういう事態も、前の−国会で私承知しておったのです。また、現地についても、私が行って、よく知っておるんですが、それでは、原子力研究所だけに隣接したらいささかの支障もないということなのですか。燃料公社が新たにできたため・に、それからの障害を生ずる、そういう結果になるんですか。

第27回国会 内閣委員会 第7号(1957/11/12、4期、日本社会党)

○伊藤顕道君 関連して。この付帯決議に関連して、これを読んで見ますと、今まで何ら具体的な措置がとられていないことはきわめて遺憾である。そこで政府は、すみやかにここにありまするように、抜本的な解決をはかって、各行政機関の定員配置の適正をはからなければならぬ。そこへ定員法の改正とか、いろいろ説明ありましたけれども、ここでいう抜本的な措置ということについて、次官はどういう構想を持っておられるか、それを承わりたい。
【次の発言】 政務次官は、詳細については担当の方が云々でございまするけれども、抜本的な方策という、そういう大綱について、政務次官が何ら構想がないということはないと思う。政務次官としてはどの……

第27回国会 内閣委員会 第8号(1957/11/13、4期、日本社会党)

○伊藤顕道君 岡部管理局長にお伺いしますが、先ほど常勤的非常勤は二万八千と言われましたけれども、これは公共事業だけだと思います。その他各省庁間に、相当常勤的非常勤職員がおるのではないかと思うんですが、そういう員数を明確にお願いしたいんです。
【次の発言】 ごくわずかと言われるんですが、実際当ってみますと、相当あるように各省庁の関係者から伺っておるんです。ごく少数といっても、大体どの見当でありますか、大よそ。また、ここでおわかりにならぬければ、即刻一つ資料を出していただきたいと思うんですが。
【次の発言】 自治庁長官がお見えになりましたので、地方公務員の年末手当の件で二、三お伺いしたいと思います……

第27回国会 内閣委員会 第9号(1957/11/14、4期、日本社会党)

○伊藤顕道君 昨日に引き続いて、地方公務員の期末手当について、中島自治政務次官にお伺いしたいと思います。昨日郡長官は、地方公務員の期末手当については、別に予算措置をしないでも、既決の予算内で心配なくできる、赤字県も二、三あるけれども、それすら短期融資の必要もない。けれども短期融資の準備だけはしてある、何ら心配は要らぬ。こういうふうなことで涼しい顔をしておられたわけですけれども、地方財政の窮状を余りにも身近に感じておる私どもとしては、なかなか納得できないわけです。そこで、まず現在再建団体、あるいは赤字県、こういうものが幾つあって、そこはまずどこかということをお伺いしたいと思います。


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第28回国会(1957/12/20〜1958/04/25)

第28回国会 内閣委員会 第閉会後1号(1958/05/30、4期、日本社会党)

○伊藤顕道君 ただいま人事局長からその後の調査の概要について承わっておったわけですが、なお、私どもの調査の結果と食い違う点もさらにあるわけです。で、この点については、さらに私どもとしても調査を進めて、今後機会を見てお尋ねしたいと思います。そういう点だけを一つここで明確にしておきたいと思います。

第28回国会 内閣委員会 第3号(1958/02/18、4期、日本社会党)

○伊藤顕道君 ただいま御提案のありました法律案の審議に当って、次の資料の提出を、なるべくすみやかに当委員会に御提出をお願いいたしたいと思います。  その第一は、自衛隊の配備状況、これは装備を含めた配備でございます。自衛隊の配備状況に関する資料。これを三つに分けますと、一は現在の陸海空自衛隊の配備状況、その二は三十三年度の配備予定、それからその三といたしましては、三十三年度以後の計画があればその状況、これが第一であります。  それから第二については、米軍撤退に伴う自衛計画の変更状況、これを一つお願いしたい。  それから第三には、レーダー返還と今後の使用計画について。  それから第四といたしまして……

第28回国会 内閣委員会 第5号(1958/02/27、4期、日本社会党)

○伊藤顕道君 各省の統計調査の年度計画について、行管で総合的な検討をして大蔵省に折衝して、それで予算を決定したと、そういうことであると思いますが、そこで各省の統計の実態はどうなっておるか、それからこれがいかに利用されておるか、そういう点について、まずお伺いしたいと思います。
【次の発言】 特に行管監察部で林野庁関係の国有林払い下げについていろいろ問題があるわけで、実情の把握について、そこでこういう問題があちこちにあると思うのですけれども、省庁内とか省庁間で、利用度とか総合的検討の場合、いかなる観点に立ってこれを決定されておるか、そういう点についてお伺いしたいと思います。

第28回国会 内閣委員会 第6号(1958/02/28、4期、日本社会党)

○伊藤顕道君 本法案の審議に必要な、今申し上げます資料の提出をお願いしたいと思います。各省庁の常勤的非常勤等のいわゆる定員外職員の、以下五項目に分けますが、勤続年数別と職種別、それと日給別、学歴別、採用条件別、この五項目に分けて、各省庁のをなるべくすみやかに御提出をお願いいたします。
【次の発言】 東南アジアの開発基金の構想が前に発表になったおけですが、これも構想倒れになって、結局、輸出入銀行に五十億ですか設置したということでありますけれども、この五十億の使途について、概要でけっこうですが、その具体的な構想を承わりたい。
【次の発言】 世界経済が不況になっておる折から、輸出目標額を三十一億五千……

第28回国会 内閣委員会 第7号(1958/03/04、4期、日本社会党)

○伊藤顕道君 統計法の内容について二、三お伺いいたしますが、十六条に「指定統計調査の結果は、速やかにこれを公表しなければならない」。そこまではよくわかるのですが、「但し、行政管理庁長官の承認を得た場合には、これを公表しないことができる。」、ここに問題があろうと思うのですね。いかなる場合に公表しないことができるのか。言いかえると、長官はいかなる場合に公表しないでよろしいという承認を与えるのか。これはもう長官の独断でやるのか、あるいは内規、基準のようなものがあるのか、ないのか、その点について。
【次の発言】 なおありますけれども、次回に保留しておきます。

第28回国会 内閣委員会 第8号(1958/03/06、4期、日本社会党)

○伊藤顕道君 この前も十六条についてお伺いしたのですが、次官の関係でその意を得なかったのですが、引き続いてこの前の、統計の結果をすみやかに公表しなければならぬ、ただし長官が承認を与えればよろしい、そういうことについてはほとんどないというお答えであった。ほとんどないということは、ごく一部にはあるという意味にもとれるわけですが、そういう事例が今までありましたか。
【次の発言】 今後もしあるとすれば、国の機密事項、そういうことについて公表をどうしてもできない、そういうことを予想してこういう条例ができたと、そういう意味ですね。
【次の発言】 それから公安関係についての統計を作られておると思うのですが、……

第28回国会 内閣委員会 第9号(1958/03/07、4期、日本社会党)

○伊藤顕道君 お伺いいたしますが、御承知のように、第四次の日中貿易交渉は、五日に妥結調印したわけでありまするので、日中輸出入組合を中心として、貿易業界では、貿易が飛躍的に拡大する見込みであるというふうにいって、非常に張り切っているわけでありますが、その問題について、通産省としてはどのように考えておられますか、お伺いしたいと思います。
【次の発言】 新聞の報道によりますと、年間取引額が片道三千五百万ポンドと思いますが、このことを、本年度輸出三十一億五千万ドル、それから輸入が三十二億ドル、こういう目標であるわけですが、この目標に比較して、日本貿易のこのような構想に比較して、あまりにも少いわけですが……

第28回国会 内閣委員会 第10号(1958/03/11、4期、日本社会党)

○伊藤顕道君 時間の関係で、質問は留保して、資料の提出をお願いしたいと思うのですが、通産省に航空機製造の許可の権限があると思うのですが、そこで民間機と軍用機別に、まず種類別、年度別、製造会社別、数量、こういう一覧表をほしいと思うのですが。
【次の発言】 そうです。それと、同じく武器製造事業の許可権もあるだろうと思うのですね。従って、それに伴う今申し上げたように種類別、年度別にして、また会社名、製造量ですね、そういう一覧表を一つお願いしたいと思います。以上、二件について。
【次の発言】 先ほど資料の提出二つをお願いしたわけですけれども、追加して、金額をそれぞれに入れていただきたいということをお願……

第28回国会 内閣委員会 第11号(1958/03/13、4期、日本社会党)

○伊藤顕道君 政務次官に若干質問いたしますが、御承知のように、中小企業は潜在失業者のたまり場所になっておるわけですが、この現状に対してどのような手が打たれておるのか、まずお伺いしたいと思います。
【次の発言】 百貨店の進出とか、また外国資本の進出を食いとめたり、また大企業の中小企業に対する不公正な取引を是正するために、どのような手が打たれておりますか。
【次の発言】 一応対策を御説明いただいたわけですが、私どもとしては、今関係してくる百貨店法とか下請関係法、外資法、こういう法律自体に問題があろうと思うのです。そこで、こういう点は一つぜひ緊急に法改正を考えていただきたいと考えているわけですけれど……

第28回国会 内閣委員会 第15号(1958/03/25、4期、日本社会党)

○伊藤顕道君 通産大臣に二、三お伺いしたいと思いますが、御承知のように、中小企業対策費としては、もっぱら国民金融公庫とか、あるいは中小企業金融公庫ないしは商工中金、こういう所に対する財政投融資、そういうことにたよっておるわけでありますけれども、最も重要な中小企業の合理化、近代化のための費用はきわめて少いと思うのですが、そこで、とうてい現状では合理化、近代化ということは実施困難だと思うわけです。この点について大臣はいかように考えられますか、まずお伺いしておきたいと思います。
【次の発言】 いろいろ御説明があったわけですが、私としては、特に中小企業の合理化、近代化のための予算を大幅に増額するという……

第28回国会 内閣委員会 第18号(1958/04/01、4期、日本社会党)

○伊藤顕道君 前回に引き続いて、人絹、絹について、大臣に二、三お伺いしたいと思います。  御承知のように、絹とか人絹織物は、戦前、朝鮮、中共――今の中共ですね、そういう方面に相当多量出ておったわけです。こういう実情にかんがみて、この際経済開発促進強化をはかって、こういうような地域に何とか輸出貿易を強化して貿易を促進することが非常に大事ではなかろうか、そういうふうに考えておるわけですが、大臣はこの問題についてどのようにお考えになりますか。
【次の発言】 例の問題になっております日中貿易協定について、政府はいまだに同意を与えていないようでありますが、いつどのような形で同意を与えようとしておるのか、……

第28回国会 内閣委員会 第21号(1958/04/04、4期、日本社会党)

○伊藤顕道君 まず、皇室経済法について二、三お伺いしたいと思います。  第八条を見ますと、皇室経済会議について、議員八人で組織するとして、それぞれ特定な人があげられておるわけですが、同じこの第九条を見ますと、「予備議員八人を置く。」という項があります。さらに、第十一条第二項では、大蔵大臣たる議員の予備議員は大蔵事務次官、それから会計検査院長たる議員の予備議員は総理の指定する会計検査院の官吏と、特に二つの職名についてだけ予備議員をここで特定な方を設けておりますけれども、他の方方の予備議員については別に特段のきめがないようです。これはどういうわけですか、まずその点をお伺いしておきたい。

第28回国会 内閣委員会 第23号(1958/04/09、4期、日本社会党)

○伊藤顕道君 私は、現在防衛上の問題になっておりますることについて、二、三、防衛庁長官にお伺いしたいと思います。  まず、次期の主力戦闘機についてでありますが、これは御承知のように、一昨年来の懸案であったようでございます。防衛庁では最近、米グラマン航空機の例のスーパー・タイガーですか、これを採用することに大体きまって、明日の国防会議において正式に決定されると、そういうような報道がなされておるわけですが、そこでお伺いしたいのは、米国でもこのスーパー・タイガーというような新鋭機はまだ二機くらいしか試作がされていない、こういうように聞いておるのです。そういうようなものを選定せられた理由を、まずお伺い……

第28回国会 内閣委員会 第24号(1958/04/10、4期、日本社会党)

○伊藤顕道君 昨日に続いて、防衛関係について二、三質問申し上げたいと思います。  政府の第一次防衛力整備計画は、こういうミサイル時代に入りまして再検討を要するものではないか、こういう意見が各方面から強く出ているわけでこういう意見に対して、防衛庁の統一した見解があろうと思いますが、  その面について、まず長官の御見解を伺いたいと思います。
【次の発言】 防衛庁が国防政策とか防衛力の整備増強を急いでいるというような、そういう情勢の中で、今申し上げた第一次防衛力整備計画に続く次の計画が当然打ち出されなければならぬ、そういうふうに常識としても考えられるわけです。そこで、もちろん、現在の段階でまだ結論を……

第28回国会 内閣委員会 第25号(1958/04/11、4期、日本社会党)

○伊藤顕道君 国家公務員共済組合法案について、大蔵省に若干質問を行います。  まず最初に、国家公務員の共済組合の制度については、政府当局はこれを一体どのようなものとして解釈しているのか、質疑に入る前にまずこの点を何っておきたいと思います。
【次の発言】 どういうふうに解釈しているか、解しているか。
【次の発言】 人事の管理的性格が非常に強く入っているように思うのですけれども、これはこの共済組合法が社会保険として期待される運営の民主化とか、あるいはまた、生活をできるだけ保障する給付額を設定する、こういうことから、たとえば労務の管理、これは人事の面も含めてですが、こういう制度全体を規定することにな……

第28回国会 内閣委員会 第27号(1958/04/15、4期、日本社会党)

○伊藤顕道君 防衛庁の予算に関連して、長官に二、三お伺いしたいと思いますが、まず会計検査院の決算報告によりますと、基本調査の不徹底から、計画ズレとか不要物の購入等にいろいろな面が発生して、不都合を来たしておるというような意味の報告があるわけです。この点については現在是正されておるかどうか、この点、まずお伺いしておきます。
【次の発言】 たとえば、警備艦の建造については大体順調に進んでおるけれども、搭載武器等の購入についてはおくれがちであって、いわゆる警備艦と搭載武器とがちぐはぐで、並行していない、こういうきらいがあるようにうかがわれるわけですが、その点についてはどうです。

第28回国会 内閣委員会 第28号(1958/04/16、4期、日本社会党)

○伊藤顕道君 それでは、大蔵省にお伺いいたしますが、給与課長、責任ある答弁はできますか、それをまずもってお伺いしたい。
【次の発言】 大蔵省にまずお伺いしますが、去る十一日の当委員会で、大蔵省に対して資料を要求したわけです。特に資料の中でも、政令案と財源計算件については、この資料がないと審議が非常に困難であるわけです。従って、賛否の態度も決定しかねる。そういう大事な資料であるので、早急に御提出いただきたいということを特にお願いしたわけです。その資料の提出がないと、審議できないわけです。いまだに御提出がないので、即刻出していただかぬと審議ができない。即刻出していただきたいと思いますが、いかがです……

第28回国会 内閣委員会 第29号(1958/04/17、4期、日本社会党)

○伊藤顕道君 本法案に関連して、大蔵大臣に三、三お伺いしたいと思います。時間の関係で、ごく要点だけを簡単に、簡明にお尋ねしますので、要領よくお答えいただきたいと思います。  まず、組合の設立についてでありますが、現行法では、御承知のように、国庫から報酬を受ける職員で各省各庁それぞれに組合を設置しておる、これは御承知の通りでありますが、本法案の第三条を見ますと、「各省各庁ごとに、その所属の職員をもって組織する国家公務員共済組合を設ける。」、これを見ますと、行政組織上における行政機関との結びつきが非常に強く出ておる、そういうふうに感じられるわけです。組合の性格が、現行法とこの法案とによって、非常に……

第28回国会 内閣委員会 第30号(1958/04/18、4期、日本社会党)

○伊藤顕道君 防衛の基本方針である憲法第九条の解釈を中心にして、二、三、総理にお伺いしたいと思います。  鳩山元首相は、たしか三十年の七月二十五日であったと思いますが、当時の参議院の内閣委員会で、自衛のためならば必要にして最小限度の防衛力を持ってもいい、こういうふうに答弁しておられるわけです。このことに関して岸総理は、昨年の五月七日の当参議院内閣委員会で、自衞のためならば必要にして最小限度の戦力を持ってもいい、こういう意味の答弁をなさっておるわけです。そこで、このことに関する限り、憲法第九条の解釈は両者同じであると考えられますが、この点、どのような見解を持っておられますか、まずもってお伺いした……

第28回国会 内閣委員会 第31号(1958/04/21、4期、日本社会党)

○伊藤顕道君 ただいまの沖繩の施政権の問題に関連して、一点だけお伺いしたいと思います。  岸総理はしばしば、沖繩の施政権返還については従来も努力してきたし、今後も努力すると言明せられておるわけです。一方、核兵器の国内持ち込みについても、極力これを排除する、そう言っておられるわけですが、このことは明確に矛盾しておるんではないかと思うのですが、この点をはっきり所見を伺いたいと思います。
【次の発言】 そうです。
【次の発言】 もし、かりに沖繩の施政権が返還されたと考えるならば、沖繩には当然に核兵器は持ち込めないわけですね。返還されたならば、沖繩に核兵器は持ち込まれないことになるわけです。ところが、……

第28回国会 内閣委員会 第32号(1958/04/22、4期、日本社会党)

○伊藤顕道君 私はただいま田畑委員が御指摘になりました満州国官吏、それにも関連のある元満鉄社員の処遇について二、三総理にお伺いしたいと思います。元満鉄社員を国家公務員とみなして恩給法とか、あるいは戦傷病者戦没者遺族等援護法、これを適用するお考えがあるかないか、まずこの点をお伺いしたいと思います。
【次の発言】 元満鉄の特殊使命とか、立場等については、あなたもかつての満州国で新京におられたわけで、よく理解しておられると思う。私も元満州に満二十年ほどおりましたので、満鉄の特殊使命とか、立場についてはよく理解しておるつもりです。そういうことから、ぜひこの際、元満鉄を当然に国家機関とみなすべきであると……

第28回国会 内閣委員会 第33号(1958/04/23、4期、日本社会党)

○伊藤顕道君 長官に二、三お伺いいたします。  この表によりまして一覧いたしますと、傷病年金と増加恩給については階級差をなくしておるわけです。そこで特にこの増加恩給の第一項症を例にとって申し上げると、これは一律に大将も兵も十七万一千円ということになりますね。ところが、本人が死亡いたしますと、これは公務扶助料に切りかえられるわけですね。公務扶助料に切りかえられて、兵の場合には五万三千二百五十円、大体増加恩給の三分の一くらいになるわけですね。ところが、逆に大将の場合には二十万五千七百円というふうに、相当増額されるわけです。そこで、遺族間に、せっかく本人の場合には階級差をなくしておって、本人がなくな……

第28回国会 内閣委員会 第34号(1958/04/24、4期、日本社会党)

○伊藤顕道君 総理に二、三お伺いしたいと思います。  まず、核兵器の持ち込みについてお尋ねいたします。総理は、原水爆は憲法違反だが、小型核兵器については、憲法と関係なく、人道上許せないから持たない、こういうふうにしばしば言っておられるわけであります。そこでこの際、小型核兵器は憲法違反なのかどうか、この際しっかりと確認しておきたいと思います。まずこの点をお伺いいたします。
【次の発言】 総理は人道上許せないから持たないということをしばしば言っておられるわけであります。そこで、人道上許せないということなら、これは憲法違反でなければならない、この核兵器に限らず、憲法が人道上許せないようなことを認める……

第28回国会 内閣委員会 第35号(1958/04/25、4期、日本社会党)

○伊藤顕道君 長官に、二点ほどお伺いします。経済五カ年計画と本年度の経済計画の大綱との関連、これは概要でけっこうです。
【次の発言】 いま一点、同じく経済五カ年計画と、防衛産業との関連を。


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第29回国会(1958/06/10〜1958/07/08)

第29回国会 内閣委員会 第2号(1958/06/23、4期、日本社会党)

○伊藤顕道君 関連。今の矢嶋委員から質疑のあった常勤的非常勤ですね、そのほか休職者とか停職者、こういうものまでがこの組合員から除外されているかに聞いているのですが、もしそうだとすると、前国会で衆議院の、いわゆる今お話しのあった付帯決議を完全に無視している、そういう結果になろうと思うのですが、そういうことはないと思いますが、念のためお伺いしておきたいと思います。
【次の発言】 岸本給与課長にお伺いしておきますが、前国会末期の当委員会で、御承知のように、政令と、それと財源計算書の提出方を再三にわたってお願いいたしたわけです。特に岸本給与課長からは確約があったわけです。ところが、国会が終って、もう特……

第29回国会 内閣委員会 第3号(1958/06/30、4期、日本社会党)

○伊藤顕道君 柳士長の公務災害の認定の問題について、長官並びに山本人事局長にお伺いしたいと思いますが、これは前国会の四月二十四日と記憶しておりますが、私はこの問題について前長官にお伺いいたしましたところ、これは人権問題にからむ大事な問題であるので、至急現地に調査員を派遣したい、あるいはまた、報告書によって至急調査いたしたい。その結果が、五月三十日の山本人事局長の措置説明となっていると思うのであります。この説明については、非常に大事な問題に食い違いがあるわけで、これからお伺いしたいと思いますが、まず長官にお伺いしたい点は、この問題については当然に、前長官からあなたに引き継ぎがあったと思います。そ……

第29回国会 内閣委員会 第閉会後3号(1958/09/26、4期、日本社会党)

○伊藤顕道君 当内閣委員会の決定に基きまして、八月四日より九日までの六日間、青森及び秋田の両県下にある国の出先機関の行政運営の実情を調査し、あわせて両県庁において人事行政等につき調査して参りました。なお、竹下理事も私と同道の予定でしたが、急に健康を害されまして参加ができませんでした。  視察先は青森県庁、青森海上保安部、水産庁十和田湖孵化場、秋田県庁、秋田営林局及び秋田食糧事務所等でありました。以下、視察の結果について簡単に御報告申し上げます。  ます、青森県庁及び秋田県庁については、調査事項が共通しておりますので、便宜、一括して申し上げます。調査事項は、主として給与関係と定員外職員の問題であ……


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第30回国会(1958/09/29〜1958/12/07)

第30回国会 内閣委員会 第1号(1958/09/29、4期、日本社会党)

○伊藤顕道君 長官お急ぎのようですから、ごく簡単にお伺いしますが、次期戦闘機種については時間がかかりますので、それに入る前に、きょうは現在の主力戦闘機であるF―86Fについて一つ二つお伺いしますが、前の委員からも繰り返しお話しのあったように、このF―86Fについては三百機計画されているわけです。現在百何機しかできていないと思う、その点を明確にまずお伺いしたいと思う、百何機であるかということを。かりに百といたしますれば残りまだ二百機あるわけです。このように現在約三分の一程度しかできない現段階で、もうすでに世の中はミサイル時代に入って予備的な性格になってしまった、旧式になってしまった、こういうこと……

第30回国会 内閣委員会 第2号(1958/10/06、4期、日本社会党)

○伊藤顕道君 防衛長官に新戦闘機機種について二、三お伺いしておきます。この新戦闘機の生産に、少く見積って一千億かかると仮定いたしますと、実際ははるかによけいかかると思いますが、そうだとすると、赤ちゃんからおじいさん、おばあさんを含めて九千万一人々々が千百十一円、こういう負担をしなければならない。こういう巨額な金を使って新戦闘機を作るということになりますと、まずどうしても考えなければならないのは、この新戦闘機が第一戦に配置になるまでには大体少くも四、五年かかる。そのころには、現在でもすでに台湾でアメリカがサイドワインダーを使っておる、そういう報道を聞いておる。もうすでに誘導弾時代に入ろうとしてお……

第30回国会 内閣委員会 第4号(1958/10/21、4期、日本社会党)

○伊藤顕道君 関連。今の問題ですが、前に次期戦闘機の選定についてもこの資料を防衛庁からいただいたわけなんですが、これにもF11F―1F、それにカッコして98J―11というふうに、しごくあいまいにぼかしているのですね。こういうところにも不明瞭な点が、あっちこっち見受けられるわけです。そこで今、八木委員から指摘になった点ですが、防衛庁がいわゆる国防会議に出したのは、F11F―1Fの資料だと思うのですね。そうなんでしょう。その点まず確めておきたい。
【次の発言】 それの改良型だという意味なんですね。ところが、ただ単なる改良型でなしに、これは中身が違っておるわけです。全然別個のものではないかと思うわけ……

第30回国会 内閣委員会 第5号(1958/10/23、4期、日本社会党)

○伊藤顕道君 佐薙説明員に二、三お伺いしますが、昨年の五月防衛庁の要請で、在日米軍事顧問団から新戦闘機種について説明が行われたと思うのです。F―100、102、103、104、105、106とN―156Fと、こういうふうな機種についていろいろ説明があり、結論としてF―104Aが日本の防空に最適であろう、そういうふうになったと聞いておる、その点の真相を一つまず承わりたい。
【次の発言】 そのときの防衛庁側の出席者は当時の増原次長、それとあなたも出ているわけですね、そういう方であったと思うのですが、そのほかにどういう方が出たか。それから顧問団側としては、空軍部長のハーディ准将以下数名が出られた、こ……

第30回国会 内閣委員会 第10号(1958/11/04、4期、日本社会党)

○伊藤顕道君 まず、被扶養者についてお伺いいたしますが、新旧それぞれ比較して見ますと、一見新法の方が被扶養者の範囲を拡大したかに見えるわけですが、よく見ますと、旧法の方が、どなたが見ても明瞭のように、被扶養者の範囲が広いわけです。その根拠は、旧法については同一世帯という制限があるだけですが、新法については、同一世帯であってさらに三親等内の親族、こういう制約がついてきたわけですね。そこで、結論的には結局被扶養者の範囲を狭めたということで、既得権の侵害になろうと思う。むしろ改悪ではないか、この点を明確に伺いたいと思うのです。
【次の発言】 御説明ではございますけれども、結局一世帯であれば、今までは……


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第31回国会(1958/12/10〜1959/05/02)

第31回国会 議院運営委員会 第16号(1959/02/27、4期、日本社会党)

○伊藤顕道君 官房長官に一、二お伺いしますが、先ほどからお話になっておりますように、矢嶋氏の質問の要旨は、こういうようにF68Fジェット戦闘機四十五機を返還するという非常に重大な問題である。同様に藤田氏の質問も、国民年金という非常に重要な案件であったわけですね。ところが、当日総理並びに所管大臣である大蔵大臣も欠席せられたということについては、これは予算委員会の出席で真にやむを得なかった事情であった、その点を責めようとはいたしませんけれども、しかしそういう事態の中で、総理なり大蔵大臣は当然、予算委員会終了後、本日の本会議でどのような質問があったかということについては、総理の立場から、また大蔵大臣……

第31回国会 内閣委員会 第3号(1958/12/19、4期、日本社会党)

○伊藤顕道君 防衛問題について二、三岸総理にお伺いいたします。まず、次期主力戦闘機選定の時期は、一体いつごろになるのか。今、矢嶋委員からも御指摘がございましたが、これが決定しないと、今後の防衛計画が立たないと思う。この点について総理の見解を明確にしていただきたいと思います。
【次の発言】 次にグラマンF11F、これについては試作機は二機しかないわけです。一機はエンジン故障で、一機は大破と、うしろものですところが、防衛庁が実際に買おうとしておるのはG―98J―11ということになっておる。従ってこれについては一機の試作もない。試作もないから実験も一回もやっていない。こういう致命的な難点のあるものを……

第31回国会 内閣委員会 第4号(1958/12/23、4期、日本社会党)

○伊藤顕道君 大臣に二、三お伺いしますが、公共企業体の付加給付について、前国会で一部質問しかけたわけですが、引き続きそのことでお伺いしたいと思います。  これは第二十八国会での国家公務員共済組合法の改正に際して、衆議院においての修正がなされて付加給付をすることができるようになったわけですが、三十一条の二に、結局「組合は、運営規則の定めるところにより、前条各号に掲げる給付にあわせて、これに準ずる短期給付を行うことができる。」と、ここで国家公務員共済組合法の改正に伴って、これも公企体共済組合は付加給付をすることができるというふうになったわけですね。ここではっきりしたわけですか、そこでその後公企体共……

第31回国会 内閣委員会 第6号(1959/02/12、4期、日本社会党)

○伊藤顕道君 この法案について二、三お伺いしたいと思いますが、日本学術会議は、この法案の前の法案が出されましたときには、相当強い反対の態度を、また意見を示しておったわけです。その意見については、私どもも幾つかの共鳴点を持っておったわけでございますが、この学術会議の意見を前の法案にどのように取り入れたか、具体的に承わりたいと思うのです。
【次の発言】 この科学技術会議の構成を見ますと、総理が議長で、以下議員には大蔵、文部とか、経済企画庁長官、科学技術庁長官、それと日本学術会議の会長が今御説明のように入っているわけですが、最後の「科学技術に関してすぐれた識見を有する者」これは総理が三名任命すること……

第31回国会 内閣委員会 第7号(1959/02/13、4期、日本社会党)

○伊藤顕道君 時間があまりありませんので、ごく簡単に二、三の問題についてお伺いしたいと思います。憲法上の規定を変更する権限は、憲法九十六条によって国会にのみある。こういう根拠から、私どもは調査会を政府が設置することには、強く反対し続けてきたわけであります。ところが、私が申し上げるまでもなく、前の暁の国会で政府与党は社会党の空巣をねらうような形でこの法案を強引に成立させたと、こういう経緯があるわけです。憲法のどこを根拠にして内閣にこういう機関を設置されたのか、その根拠を明確にしていただきたい。
【次の発言】 主権市民の憲法のある国で、憲法上の問題に対して政府が法律をもって関与する、こういうことは……

第31回国会 内閣委員会 第8号(1959/02/19、4期、日本社会党)

○伊藤顕道君 防衛予算に関連して、二、三長官にお伺いしたいと思います。昨年十一月二十八日の閣議で、従来アメリカから供与を受けておったF―86F百七十九機のうちで、とりあえず四十五機の返還を決定したわけです。ところが不思議なことに、その当時私どもはそういう事実を知るよしもなかった。というのは、防衛庁はこれをひた隠しに隠して、部内に籍口令をしいておった。どういう根拠でこれを秘密にされたか、何か法的根拠があったわけですか。この点を明確にしていただきたいと思います。
【次の発言】 ただいまの点ですね、百七十九機アメリカからF―86Fの供与を受けておった。そのうち四十五機をアメリカに返還する。そういう、……

第31回国会 内閣委員会 第10号(1959/03/06、4期、日本社会党)

○伊藤顕道君 政務次官に二、三お伺いしたいと思いますが、昨年の十月と記憶しておりますか、行政審議会が答申を出しておりますが、それを見ますと、最近行政事務の激増に伴って、行政機構がだんだん複雑になり、拡大される傾向が強い。そういうことになると、結局国民の負担も増すという結果になって、はなはだ遺憾である、そこでなるべく行政機構については簡素化すべきである、そういう意味の答申が出されておると思うのですか、こういうことに対してどのようにお考えになりますか。
【次の発言】 同じく行政者議会の答申の中に、新しい行政事務の処理についても、機構の新設は極力これを避けて、既存の機構を改組活用によってこれを処理す……

第31回国会 内閣委員会 第11号(1959/03/10、4期、日本社会党)

○伊藤顕道君 ただいま議題となりました国務大臣の私企業等への関与の制限に関する法律案につきまして、提案者を代表いたしまして、その提案の理由を御説明申し上げます。  この法律案の目的とするところは、官紀の振粛にあるのでございます。内閣総理大臣その他の国務大臣は、わが国の行政府におきまして最高の重責にありまして、その政治的活動が、わが国の商業、工業、金融業等の私企業には申すに及ばず、私企業以外の事業にも有形、無形の影響を及ばすことは言を待たないところであります。もし、これらの人々が、これらの事業に関与いたしておりました場合には、その公正なる職務を遂行する上に世上の疑惑を招くおそれが多分に予想される……

第31回国会 内閣委員会 第12号(1959/03/12、4期、日本社会党)

○伊藤顕道君 林航空局長に、二、三お伺いしますが、あなたの方から出していただいた参考資料を拝見したわけですが、それについて二、三お伺いします。  まず、三ページに、その表を見ますと、民間航空機の中で畿録した飛行機が昭和三十三年で計百五十機となっておりますが、登録してないものもあるのですか。特にここに発録したものとしてありますが……。
【次の発言】 この百五十機の中で、外国から輸入したものと国産もあると思うのですが、それは割合はどのくらいですか。輸入したもの何機、国産何機、概数でけっこうです。
【次の発言】 ごく少数ということでありますが、百五十機と明確に出ておりますから、何機なら何機、それだけ……

第31回国会 内閣委員会 第13号(1959/03/17、4期、日本社会党)

○伊藤顕道君 前回に引き続いて、二、三お伺いしたいと思いますが、青少年の不良化とか、あるいは犯罪防止の対策の一環として、今回法務研修所を廃して、新たに法務総合研究所を設けようとしておるわけですが、そのための予算を見ますと、来年度の予算に約七千百万円が組まれておるわけなんですが、この程度の予算で、法務省が言うておる抜本的な対策が講ぜられるとは、私どもは考えられないのですが、この点は大臣としてはどのようにお考えですか。
【次の発言】 犯罪防止とか不良化防止、このことについては、私どもその必要性は十分認めておるわけです。ただ、総合研究所を設ける理由として、犯罪ないしは不良化防止の抜本的な対策を打ち立……

第31回国会 内閣委員会 第14号(1959/03/19、4期、日本社会党)

○伊藤顕道君 大臣に、婦人補導院について二、三お伺いしたいと思いますが、これは売春防止法の第十七条の規定によって補導処分に付された者を更生させるための施設と、こういうことは承知しておるわけですが、全国に東京、大阪、福岡と三カ所しかこの施設がないようなんですが、一方、こういう対象になる特殊婦人については、全国に相当多いわけですが、あまりにも三カ所ということではなかなか目的が達成できないと思いますが、これは今後増置する御意図であるのかどうか、そういうような点、お伺いしたいと思います。
【次の発言】 この婦人補導院法は昨年の制定でその第一条によって作られたと思うのですが、従って、できたばかりなので、……

第31回国会 内閣委員会 第15号(1959/03/24、4期、日本社会党)

○伊藤顕道君 総理府設置法のうちで皇居造営審議会に関連して、二、三宮内庁並びに総理府総務副長官にお伺いしたいと思いますが、皇居造営について、位置とか、あるいは構造、あるいは予算、こういうような一応の目途をつけて、そして審議会に諮ろうとするのか、全然白紙で審議会の審議に付そうとするのか、その点まずお伺いしたい。
【次の発言】 今審議中とのことでございますが、大体位置については、おおよそどういう位置をお考えですか。
【次の発言】 なお、構造とか様式等についても、大よそお考えは進んでおると思うのですが、まだ最終決定にはならないにしても、現在までどういう構造、あるいは様式を考えておられるか、そういう点……

第31回国会 内閣委員会 第16号(1959/03/26、4期、日本社会党)

○伊藤顕道君 長官に二、三お伺いしたいと思いますが、原子力とか人工衛星、あるいはオートメーション、こういうふうに、最近における科学の進歩は、まことにめまぐるしいものがあるわけですが、これに対して政府としてもいろいろお考えになっていると思いますが、特にまあアメリカとかソ連は別として、他の先進国に比べても、非常におくれておるのが現状であろうと思いますが、そこで、よほど政府としては抜本的な対策を講じられない限り、ますますその較差がひどくなると思いますが、その点について長官としてはどういうふうにお考えになりますか。
【次の発言】 次に、昭和三十四年度において政府が実施すべき新政策の重点、こういう点をご……

第31回国会 内閣委員会 第17号(1959/03/31、4期、日本社会党)

○伊藤顕道君 私は、大蔵省と防衛庁に対しまして、群馬の大泉キャンプ並びに飛行場に関連した問題で二、三お伺いをしたいと思います。従って、それぞれの立場で責任ある御答弁をお願いしたいと思います。  現在御承知のように群馬県では県をあげて、また太田市をあげて、さらにまた周辺の町村特に地元の大泉では、大泉地区の例のキャンプ並びに附属飛行場のの返還に関して、例の首都整備法ですか、首都圏整備法に基いて、ぜひその施設を民間産業に転用してもらいたい。間違っても防衛庁の施設として使うようなことは断じてないようにというそういう強い意向をこめて、今各関係省庁にお願いしておると思いますが、この問題について大蔵省並びに……

第31回国会 内閣委員会 第18号(1959/04/07、4期、日本社会党)

○伊藤顕道君 今の青年の家の行政機関のしから見た性格ですが、どうも明確でないのですが、これは大体文部省の附属機関になるのですか、そういう点をはっきり……。
【次の発言】 この青年の家の訓練を見ますと、団体宿泊訓練こういうことがあげられておる。この団体宿泊訓練の目標というのは、一体どういうものですか。
【次の発言】 この内容を見ますと、健全な青年の育成というまことにりつぱな内容になっておりますが、健全な青年の育成というこういう美名にかくれて、先ほど横川委員も指摘されたように、戦前のような団体訓練の強化がねらいである、そういうにおいがどうもいたすのでありますが、この点を明確にしていただきたいと思い……

第31回国会 内閣委員会 第19号(1959/04/08、4期、日本社会党)

○伊藤顕道君 総理府に二、三お伺いしたいと思いますが、昨年の十二月十五日に行政審議会が答申をされておりますが、その内容を見ますと、いろいろ総理府に対して該当する面があるわけですが、その一つに、なるべくすみやかに任務々完了して廃止することを適当とする、こういうものの中に、特殊上じょう地帯対策審議会、それと離島振興対策審議会、さらに台風常襲地帯対策審議会、これらのものはいずれもすみやかに、なるべくすみやかに任務を終了して廃止することを適当とする、こういう同じ政府の機関である行政審議会からそういう答申がなされておるわけです。これを受けて総理府としていかような措置をお考えか、ここに明確な態度をお聞きし……


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データ更新日:2022/12/18

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