中村波男 参議院議員
7期国会発言一覧

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このページでは中村波男参議院議員の7期(1965/07/04〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は7期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(参議院7期)

中村波男[参]本会議発言(全期間)
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第51回国会(1965/12/20〜1966/06/27)

第51回国会 参議院本会議 第23号(1966/04/20、7期、日本社会党)

○中村波男君 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま農林大臣から趣旨説明のありました「入会林野等に係る権利関係の近代化の助長に関する法律案」について質問をいたすものでございます。  まず、最初に、入り会い権の本質について政府の見解をただしたいのであります。入り会いの利用状況は、今日においては、古典的な共同利用の形を残しているものは二三%にすぎず、他は、入り会い集団による直轄利用、権利者に配分する分割利用、契約によって権利者、無権利者の別なく利用させる契約利用等があります。これらの権利内容は、まことに複雑多岐にわたり、それだけに、この実態を完全にとらえることが最も重要でございます。さらに、……


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第58回国会(1967/12/27〜1968/06/03)

第58回国会 参議院本会議 第16号(1968/04/26、7期、日本社会党)

○中村波男君 私は、日本社会党を代表して、ただいま趣旨説明のありました農地法の一部を改正する法律案に対し、基本的な問題に焦点をしぼって質問をいたしたいと思うのであります。  農業基本法制定以来満七ヵ年たった今日、わが日本農業の現状を見てみますと、食糧自給率の年々の低下、裏作放棄の増大、農業労働力の減少などの質の低下は言わずもがな、政策がかねと太鼓で推奨した機械化も選択的拡大も、予期した成果をあげ得なかったのであります。しかるに政府は、農業労働力の他産業への流出と兼業化は進んではいるが、反面、農業の生産も伸びたとか、農業所得の伸びは勤労世帯の賃金を上回っているとか太平楽を並べ、また、経済を効率化……

第58回国会 参議院本会議 第19号(1968/05/10、7期、日本社会党)

○中村波男君 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま報告のありました、林業白書並びに昭和四十三年度において講じようとする林業施策につきまして、ごく基本的な問題にしぼって数点質問をいたしたいと思うのであります。  まず、総理にお伺いをいたします。  国内の木材生産は、ここ数年、完全に停滞しただけではなく、民間の造林は縮小の傾向にあり、このため木材需要の増大はあげて輸入に依存し、毎年非常な勢いで輸入が激増し、今日では輸入依存率は四割になんなんとし、輸入金額はチップを含めて総輸入の八・二%、三千五百億円と、石油に次ぐ第二位を占めるに至ったのであります。しかも、木材価格は急上昇し、物価上昇の大き……

中村波男[参]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(参議院7期)

中村波男[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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第50回国会(1965/10/05〜1965/12/13)

第50回国会 災害対策特別委員会 第2号(1965/10/19、7期、日本社会党)

○中村波男君 救援対策について、運輸大臣が出席をしておられたらお尋ねしようと思っておったのですが、ただいま松永さんから質問をされたのに関連しまして、簡単に御質問をしたいと思うわけでありますが、総務副長官が、今回の遭難事件については直ちに連絡をし、直ちに対策を立てたと、こうおっしゃった。さっきの御報告を見ますると、保安庁におきまして、八日の日に大型巡視船を現場へ急行させた。しかし、実際に大型巡視船が到着するのは十二日の午後であったと。御承知のように、遭難をしたというこの状況から言いまして、一刻を争う救難の問題だと思うのでありますが、そこで十日の日に自衛隊の飛行機なり軍艦が出動しておるのであります……

第50回国会 災害対策特別委員会 第3号(1965/10/29、7期、日本社会党)

○中村波男君 私は、建設大臣というよりも、政府の災害対策本部長としての瀬戸山さんに、治山治水の根本的な対策についてお伺いしたいと思うんでありますが、午前中の御答弁によりまして、自然と人間の戦いだと、しかし、それを解決するために、政府としては最善の努力をするんだと、そのために要する費用は一兆円にものぼるし、まあ十五年はかかるだろう、こういうお話でございましたが、もちろん、私たちとしても、三年や五年に根本的な解決を迫まるという、そういう立場ではございませんけれども、従来政府のこの種の計画というのが、計画どおり進んでおらないんじゃないか、計画は立つけれども、実際に事業予算等がついてこなかったと思うん……


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第51回国会(1965/12/20〜1966/06/27)

第51回国会 決算委員会 第3号(1966/02/04、7期、日本社会党)

○中村波男君 最初に、国立病院並びに療養所等の運営その他について質問をいたしたいと思うのでありますが、三十九年度の厚生白書によりますと、国立病院が、病床数が二万八千百、八十八施設。国立療養所が、いろいろございますが、百七十九施設あるように書かれておるのでございますが、私の見聞した範囲によりますと、これらの病院並びに療養所というのは、戦後の急造建築が多くて、耐火建築というものはほとんど見当たらないのではないかというふうに思うわけであります。極端なところでは、雨漏りがして、放置されているというような療養所等も相当あるように見るのでありますし、聞くのでありますが、まず最初に、これらの施設の構築物に対……

第51回国会 農林水産委員会 第3号(1965/12/28、7期、日本社会党)

○中村波男君 きのうから蚕糸事業団法等の提案説明並びに質疑討論を承っておりまして感じますことは、輸出はここ数年間糸価の大幅な変動によって極度の不振におちいっているとし、その弊害を除去するために、今回蚕糸事業団を設立されるのが一大理由であると思うのであります。政府は、昭和二十六年の十二月に、生糸の需要の増進と、繭の増強のために、繭糸価格の適正な水準における安定が必要であるということから、繭糸価格安定法を制定いたしました。さらに三十四年四月に、日本蚕繭事業団を発足さしたはずであります。皮肉なことには、繭糸安定法ができた翌年から、糸価が上昇し始めまして、三十七年、三十八年に大変動が起き、これが大きな……

第51回国会 農林水産委員会 第8号(1966/03/17、7期、日本社会党)

○中村波男君 私は林業と畜産について御質問申し上げたいと思っておるのでありますが、最初に林業問題について御質問を申し上げます。  林業白書の概説で、「林業は、国民経済の諸要請にこたえ、木材その他の林産物を安定的に供給するという経済的使命を有している。」、さらに森林は「林業の生産基盤であるに止まらず、国土の保全、保健休養等の公益的な機能を保有している。森林のこれらの機能の確保を図ることは国の任務である」と規定をいたしまして、さらに「林業経営の観点からも、この側面に十分考慮をはらうことが必要である。」と前置きをし、林業の動向とその問題点に入っておるのでありますが、その中で、「わが国の林業は重大な転……

第51回国会 農林水産委員会 第9号(1966/03/18、7期、日本社会党)

○中村波男君 昨日私の質問申し上げた印刷物の、需要の長期見通しの面積と、林業白書の面積の食い違いを御指摘申し上げたのに対し、いま長官から御答弁があったわけですが、まあこれ以上くどく追及いたしませんけれども、わが国の森林面積はという表現で、同じように書かれておるのでありまして、したがって、いまの御説明から判断をいたしますと、前に出された長期見通しの面積というのは、現実の森林であるけれども、林野の中から放牧地なり、あるいは採草地なり、その他農耕地というものが見込まれて引かれて出された、今度は実態としてはそのように動いておりませんから、ありのままの森林面積を出す、こういうふうに理解をいたしまして、今……

第51回国会 農林水産委員会 第10号(1966/03/22、7期、日本社会党)

○中村波男君 関連。いま川村委員の質問の経過から非常に私、問題を感じたわけでありますが、と申しますのは、最初に二万四千戸推定をいたしまして今日に至っておるわけでありますが、四十年度は二百五十戸予定といわれまするけれども、大体これが的確な四十年度の戸数だと考えますと、これから二カ年間に三千百戸程度希望者があるということを考えましても一万三千戸ぐらい。初めから考えますと相当大きな開きというものができておる。そこで、三十九年度に法改正をやって二カ年延長された戸数から見ますと、たいへんな実績があがっておらない。それは三十九年度の冷害ということを大きな理由にしておられますが、四十年度はそういう理由が付加……

第51回国会 農林水産委員会 第15号(1966/04/01、7期、日本社会党)

○中村波男君 きょうは食糧、特に米の需給関係を中心にしてお尋ねをいたしたいと思うのであります。  最初に私が考えますのは、農業基本法の底に流れておるものといたしまして、米麦等の主食政策は、米麦は輸入したほうが安くつく。さらに低開発地域への輸出を増大するためには、その見返りとして第一次産品、特に米の輸入というものをはかる必要があるという財界等の意向が反映いたしまして、したがって、米麦作の阻害、食糧の外国依存に政策の基本が置かれまして、まあそこから編み出されたのが農業構造改善政策であると私は見ておるのであります。しかるに、この構想は見事、率直な言い方をいたしますなら失敗をいたしました。一昨年から昨……

第51回国会 農林水産委員会 第16号(1966/04/12、7期、日本社会党)

○中村波男君 最初に、肉牛対策についてお伺いをしたいと思うのでありますが、昭和三十一年に二百七十万トンをピークにいたしまして、その後減る一方で、現在では二百万トンを大きく割りまして百八十八万トンぐらいでないかと思うのでありますが、平均十万トンずつ減ってきた。この結果の反対に、消費量は年々と伸びまして、三十八年には二十万四千トンでありましたのが、三十九年には二十三万トンになり、昨年はやや伸び悩みをしておるようでありまするけれども、それでも二十一万トンになっておるのじゃないかというふうに考えられるのであります。したがって、牛肉価格が上がりっぱなしで、東京の卸価格は三十四年の枝肉平均でまあ二百四十円……

第51回国会 農林水産委員会 第17号(1966/04/14、7期、日本社会党)

○中村波男君 ちょっと関連してお尋ねしたいと思うんですが、また私は私なりで機会を見ていろいろお尋ねをいたしますが、いま北條先生の質問を聞いておりまして、局長の御答弁は、今度の畜安法を改正して、牛肉の輸入を畜産振興事業団にやらせる、しかし、それは従来の日食協、商社等の輸入は何ら弊害がないし、支障がないから、従来ぐらいの実績はやらせるんだというお話であります。そこで、われわれが一時輸入をしたらどうかという考えを持ちますのは、流通の安定ということはどちらがやっても同じだと思うわけです。問題は価格安定をはかるという意味で、商社にまかせ、日食協のいままでのやり方を見ておると、これは不当な利益を得ておるん……

第51回国会 農林水産委員会 第22号(1966/04/27、7期、日本社会党)

○中村波男君 ちょっと関連で聞きますが、いま局長の話を聞きますと、代位弁済は大体一千万だ、これは事故率からいえば普通の商業の関係の金融ベースに比べて事故率は低いと思うのです。この事故率の低いのは、口うらの逆を言いますと、いままで厳選主義といいますか、全く返済能力の危険なものに貸さないために、実際には代位弁済が一千万で済んでおる。また、そこで今度信用保険協会をつくって補完制度を拡充することによって、いままで貸せなかったような人たちに貸せるようになるのだ、だから結果的には自己弁済する額がふえるのだ、そういうことも見込んでこの制度をお考えになっておるのかどうか、この点ちょっと含めて御答弁をいただきた……

第51回国会 農林水産委員会 第26号(1966/05/26、7期、日本社会党)

○中村波男君 畜安法の一部改正法律案の主要な内容の第一といたしましては、畜産振興事業団に輸入牛肉の買い入れ、売り渡しの業務を行なわせることにあると思うのであります。しかし、御説明を聞いてまいりますと、従来の実績どおりで、いわゆる日本食肉協議会に取り扱わせる、その残余の業務を畜産振興事業団に行なわせるということでありまして、法案にはそれらのことは何も記されておりませんけれども、運用の考え方としてはそういう方針のように承ったのであります。したがって、二元輸入、二元販売、二元売り渡しでありますが、本問題につきましては、先般の委員会において与党の温水議員からも、なぜ一元輸入をやらないのかという御質問が……

第51回国会 農林水産委員会 第27号(1966/05/27、7期、日本社会党)

○中村波男君 きょうは林野庁の、特に作業員の給与問題について質問を申し上げたいと思うわけでありますが、一昨日資料請求を申し上げまして、資料の配付をいただいたわけでありますが、簡単にその資料について関係官から御説明をいただきまして、それに基づいて質問を進めてまいりたいと、こう考えるわけであります。
【次の発言】 最初に、いま御説明をいただきました中で、四の、月給制職員と日給制職員の平均賃金の比較でありますが、この月給制職員の賃金というのは、これは実収賃金ではないかというふうに思うわけでありますが、どうなっておりますか。
【次の発言】 そこで、私がまずお伺いしたいのは、格づけ賃金というのがそれぞれ……

第51回国会 農林水産委員会 第31号(1966/06/09、7期、日本社会党)

○中村波男君 ちょっと、いまの局長の御答弁に関連しまして……。  出たり入ったりですでに御質問があったかとも思うのでありますが、いまの御答弁の中にも、法案の中にありますところの農村らしい農村というこの定義をどのようにおつけになっておるのか。具体的にはどういう地域を指すのか。また、その農村らしい農村というのが、これは市町村の数だけではばく然としておりましてつかみにくいのではないかと思いますが、該当面積あるいは市町村等でどれくらいあるのか。そういうものが調査済みだと思いますので、この際、ひとつお聞きしておきたい、こう思うわけです。
【次の発言】 いまの御説明で概念的には理解いたしますが、実態として……

第51回国会 農林水産委員会 第32号(1966/06/21、7期、日本社会党)

○中村波男君 久しぶりに大臣から熱弁をお聞きしたわけであります。大臣のビジョンについては、私はいろいろ議論がありますが、ここでそれを議論しようとはいたしません。関連でありますから、その中で気になることがありますので御質問しておきたいと思うのでありますが、今日の農業の関係の指導者が、農民にあらざる農民であるというお説に対しては同感であります。この中にも耳の痛い方もおられると思うのでありますが、そこで、農地管理事業団というものを今度発足されるにあたりまして、私はまた別の機会にいろいろお尋ねをする予定でおりますが、実質的な仕事をやりますのは市町村の農業委員会でありますから、したがって、屋上屋を架する……

第51回国会 農林水産委員会 第33号(1966/06/23、7期、日本社会党)

○中村波男君 いろいろ質問の用意をしたのでありますが、一昨日といまの北條委員の質問に対して、農林大臣の今後の農業のビジョンについてお聞かせをいただきましたので、北條委員の質問のあとを受けまして、関連してひとつ質問を進めてみたいと思うわけであります。  いまの御答弁の中に、あまりにもいま日本の農業が小さくかたまり過ぎた、これは私もそのとおりだと思うのでありますが、そこで、農基法には、二町五反、十年間に百万戸の農業をつくって、粗収入百万で農業所得六十万というような想定をされておったと思うのであります。  そこで、まず最初にお伺いをしたいのは、構造改善を今後進めておいでになる場合に、いわゆる農地の流……

第51回国会 農林水産委員会 第34号(1966/06/24、7期、日本社会党)

○中村波男君 私は、入会林野の近代化法の質問を申し上げますにあたりまして、最初に農林大臣に御質問をいたしたいと思うのでありますが、法案第一条の、目的を見ますと、「入会林野又は旧慣使用林野である土地の農林業上の利用を増進するため、」に近代化を行なうことを規定いたしておるのであります。「農林業上の利用」といってもいろいろあるのでありまして、たとえて申し上げますならば、植林、造林あるいは果樹、採草地、放牧地等々いろいろな利用法があるわけであります。したがって、近代化する場合には、権利者の合意、同意によって民主的に運営をはかるということについては賛成でありますし、当然そう行なわなければならないと思うん……

第51回国会 農林水産委員会 第35号(1966/06/27、7期、日本社会党)

○中村波男君 最初にお尋ねをしたいと思いますのは、提案理由の大きな柱でもあります。入り会い林野等が粗放に経営されておる、したがって、近代化することによって農林業に十分な活用をするんだ、こういうことがあげられておりますが、そこで入り会い林野が粗放になっておることは私も認めまするけれども、しからば一般林野、すなわち民有林との比較においてどれだけ粗放に流れておるかという資料等がありますならば、この機会に明らかにしていただきたい、こう思うわけであります。
【次の発言】 なるほど、いまの数字を一般林野に比較いたしますと、入り会い林野が粗放に流れているように思いますが、もともと入り会い林野というのは里山が……


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第52回国会(1966/07/11〜1966/07/30)

第52回国会 農林水産委員会 第閉会後2号(1966/10/25、7期、日本社会党)

○中村波男君 関連して。いま、矢山委員の質問、それに対する大沢さんの答弁を聞いておりまして、ブドウ糖機械だと確認をした。矢山さんは、実際ブドウ糖機械はそれは砂糖をつくる機械であってごまかされたのだと。こういうことになりますと、まず明らかにしなければならぬのは、確認をされたのが全くブドウ糖の機械であったかどうかということです。ブドウ糖の機械であったものを買うと称して買わなかったということになると、これは債権者としても全く詐欺でありペテンでありごまかしであるということになりますから、どなたが調査に行かれて現場として確認をされたのか。その確認のしかたが、全くこちらが機械の知識等がなくて、砂糖の機械を……

第52回国会 農林水産委員会 第閉会後4号(1966/11/01、7期、日本社会党)

○中村波男君 私は、本日は主として国有林の管理、運営についてお尋ねいたしたいと思うのでありますが、その前に、先般問題になりました、農地改革で買い上げましたところの農地の一部を旧地主に買収当時のいわゆる二円六十銭で売り戻すという問題が、世論の袋だたきにあいまして、大臣が検討中であるということでありますが、実際問題としては法と社会のいわゆる板ばさみになりまして、慎重審議に名をかりてこれをいつまでもほうっておくのではないか、実際問題として結論が出ないのではないか、そういう結果になりますと、結局従来行なわれておりましたように四千ヘクタールの当該農地がさみだれ売り渡しという形でうやむやのうちにそういう措……


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第55回国会(1967/02/15〜1967/07/21)

第55回国会 農林水産委員会 第2号(1967/03/30、7期、日本社会党)

○中村波男君 いまいろいろ質疑応答を聞いておりまして、どうも政府の態度がはっきりしていないように思うのでありますが、重ねてお尋ねいたしますが、牛乳を飲むということは栄養という立場で国民が飲むのではないかと思うわけでありますが、加工乳になれば、嗜好ということもありますし、牛乳以外の栄養といいますか、体にいいという立場で飲むのもあると思いますが、この問題が、矢山委員から提起されたのは、農家の生産費を無視した価格できめられようとしておる。また、今回値上げをするけれども、その値上げがどこに吸収されるかというならば、農家に全部が吸収されなくて、加工業者に配分されて、その結果としては消費者が二円の値上がり……

第55回国会 農林水産委員会 第5号(1967/05/17、7期、日本社会党)

○中村波男君 これは、昨年の五月、本委員会で私が取り上げて、林野庁長官並びに大臣に迫った問題でありますが、長官がその後おかわわりになったことは承知しておりますが、そのときにも、こういう実態があるから早急に実態調査をして、少なくとも生活保護基準を下回る、国の直ようする職員の賃金が低いというようなことは許されないことではないか、こういう立場で昨年相当論議をいたした問題でありますが、今日、そういう実態がまだ調査中であるとか、いま直ちに答弁のできないような実態というのは、全く怠慢というよりもわれわれの申し上げた意見に耳をかそうとしない林野庁の態度ではないかというふうに私は憤慨に似た気持ちで関連質問にい……

第55回国会 農林水産委員会 第8号(1967/05/30、7期、日本社会党)

○中村波男君 関連してお尋ねしたいと思うのでありますが、さっき村田委員の御質問に答えられた中で、局長みずからが、保証基準価格が低きに失する、こういうことをお認めになりまして、しかしながら、五年に一回くらい野菜等については大暴落がある、その周期がある、したがって、苦い経験があるという答弁をなされたのでありますが、その苦い経験があるということばの内容でありますが、出すほうから見る苦い経験と農民の生産する者の側から見る苦い経験とでは違いがあるのでありまして、利害が反対でありまして、その苦い経験とは何をさして言われたのか、まずそこから伺っていきたいと思います。

第55回国会 農林水産委員会 第9号(1967/06/01、7期、日本社会党)

○中村波男君 資料の要求をいたしておきたいと思うのでありますが、第一番は、大体法定害虫に対する資料はありますが、法定外の害虫の被害状況を、具体的には、年度別に種類別、被害石数、被害面積、できるだけ病虫別に出していただきたい。さらに、アメリカシロヒトリの被害状況等についても、ただいま申し上げましたような方法でお出しいただきたい、こう思うわけであります。  それから法案の題名は病害虫になっておりますが、森林等に対する病気の関係、そういうものに対する被害というものは全然資料にありません。また、どういうものがあるのか、そういう点について、法を読んでみましても、具体的には病のほうは全く考えられておらない……

第55回国会 農林水産委員会 第10号(1967/06/02、7期、日本社会党)

○中村波男君 本日は、鶏のニューカッスル病を中心にいたしまして、さらに畜産の防疫体制について質問をいたしたいと思うわけであります。  鶏の死病といわれておりますニューカッスル病は、昭和二十六年に埼玉、神奈川で発生をいたしましてから、毎年発生の高低はありまするけれども、ますます最近になりまして養鶏家に大脅威を与え、特に昨年ば関東地方を席巻いたしまして、いまや全国的に蔓延をいたしておるのであります。本年五月十六日の資料によりますと、発生羽数は百十七万二千六百八十九にのぼっておりまして、ニューカッスルのゼロ地帯といわれてその防疫体制の完備しておるということで高く評価されておりました岐阜県にも飛び火を……

第55回国会 農林水産委員会 第11号(1967/06/06、7期、日本社会党)

○中村波男君 今回、森林病害虫等防除法の一部改正を行ないまして、病害虫を駆除してその蔓延を防止しようとしていることにつきましては、私も賛意を表するものでありますが、その内容は、文字どおり、一部改正でありまして、これだけの改正ではたして所期の目的を十分果たすことができるかどうか、こういう点についていろいろな疑問を持っておりますので、ただいまから若干の質問を申し上げてみたい、こう思うわけであります。  第一の問題点といたしましては、本法案の改正の主要点が、防止策に終始しておりまして、すなわち、出た被害をどう防除するか、こういう対策でありまして、積極的な対策に欠けておるのではないかと思うのであります……

第55回国会 農林水産委員会 第17号(1967/06/20、7期、日本社会党)

○中村波男君 ただいま可決されました森林病害虫等防除法の一部を改正する法律案について、自由民主党、日本社会党、公明党、三党共同による附帯決議案を提出いたしますので、協賛同をお願いいたします。  案文を朗読いたします。    森林病害虫等防除法の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案)    政府は、本法の施行に当り、特に左記事項の実現に努力すべきである。     記  一、森林病害虫等の駆除予防に関する試験研究を充実強化して、効率的な駆除予防技術を速やかに確立すること。  二、すでに広範にまん延している森林病害虫等特に松くい虫については、できるだけ早期にその被害を終息せしめるよら総合対策を樹……

第55回国会 農林水産委員会 第19号(1967/06/27、7期、日本社会党)

○中村波男君 ちょっと関連して。  最初に山添参考人にお聞きしたいのでありますが、最近輸出のほうが少なくて輸入が多くなった、そのほんとうの原因は価格にあると思うのであります。問題は、需要が内需において上回っておるということから来る問題だというのでありますが、そこで、将来を考えます場合に、いま武内委員からも中国との競合を避けるような方策がないかというようなことも提起されましたが、しかし、私は、中国は何といっても社会主義の計画経済をやっておるのでありますから、内需というよりも、何と申しますか、貿易政策として、場合によっては日本と競合して輸出をどんどん伸ばしていく、いわゆる生産費というものが中心にな……

第55回国会 農林水産委員会 第20号(1967/06/29、7期、日本社会党)

○中村波男君 昨晩、米審の麦価等に関する答申も終わりました。政府としては、めでたしめでたしかもしれませんが、われわれとしては、予期しておったとはいいながら、大きな失望を持っておるのでありますが、そこで、きょうは、麦価と麦の生産対策について若干の質問を申し上げたいと考えております。  まず、最初に、政府は、大麦、裸麦の転換奨励金といたしまして昭和三十六年度予算で三十億円を計上いたしまして、小麦、飼料作物、なたね、てん菜等へ十二万町歩にわたる転換を積極的にはかるという政策を打ち出したのでありますが、結果的には、大・裸麦の作付は予期以上に減少をいたしましたけれども、それが転換に結びつかずに、私はこの……

第55回国会 農林水産委員会 第26号(1967/07/18、7期、日本社会党)

○中村波男君 ただいま、農林大臣から、当委員会として先週の金曜日、また土曜日に、農林水産常任委員会を開会して米価問題を中心に質問を行ないたいというので大臣に対しまして出席方を要請いたしたのでありますが、御出席がなくて二日間常任委員会が空転をいたしたことに対しまして釈明がなされ、なるほどことばの上では陳謝という表現があったのでありますが、私は、問題は、ただ単にこの場に臨みまして大臣が陳謝をされたから国会として了解、了承を与えることのできない重大ないきさつがあるというふうに考えておるのであります。  もともと、社会党といたしましては、米については、また麦も同じでありますが、国が統制をし、政府が価格……


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第56回国会(1967/07/27〜1967/08/18)

第56回国会 農林水産委員会 第閉会後2号(1967/10/24、7期、日本社会党)

○中村波男君 まず最初に食肉の流通対策、特に豚肉の問題について質問を若干いたしたいと思うのであります。四十一年の三月から畜産事業団が買いささえに出動いたしましたものの、一向に豚肉は低迷から抜け切らず、買い入れ数量は実に八十八万頭、約四万トンに達したと聞いておるのでありますが、皮肉なことには買い入れを中止した七月十五日の三日過ぎの十八日から東京食肉市場の卸売り価格一キロ当たり三百七十円と、前日より三十二円も高くなるという急上昇ぶりを示しまして、それ以後は連日上がり続けて、二十四日は東京市場開設以来の四百三十七円という高値を記録したのであります。この異常な値上がりを冷やしますために、当然の措置とし……


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第58回国会(1967/12/27〜1968/06/03)

第58回国会 災害対策特別委員会 第3号(1968/03/15、7期、日本社会党)

○中村波男君 関連。そのとおりだと思いますが、現在の制度は。そこで雪起こしの問題ですが、私も今度四国の災害調査に参加をしまして、従来の積雪寒冷地帯の雪起こしと違いまして、違うとは言いませんけれども、特にひどく実態としてありますのは、十年、十五年、二十年というような杉等が主でありますが、雪起こしをしなきゃならぬものはたくさんあるわけです。私のいままで承知しておるのは、この適用を八年までというふうに聞いておりますが、八年まででは不十分でありまして、十年、十五年というものにも適用する必要があるんではないかと思いますが、八年までというのは、私の承知しておるのは間違っておるかどうか、確認をしておきたいと……

第58回国会 農林水産委員会 第閉会後1号(1968/07/23、7期、日本社会党)

○中村波男君 関連。予定の時間がだいぶん経過しておりますし、関連でありますから簡単に一問だけお聞きをしておきたいと思うわけであります。が、さいぜんからの説明によりますと、ことしの米価算定の基本は昨年どおり生産費及び所得補償方式をとったと、しかしながら、が問題でありますが、需給事情を考えて二、三の手直しをした、こういう説明でありますし、内容を検討いたしましても、需給事情を勘案したということは昨年よりも計算上に生産農民が不利になるように、言いかえれば安くなるように算定をされたことは間違いございません。そこで私は、本年度の通常国会の冒頭に、農林大臣の所信表明のときにも、いわゆる政府の考えておりまする……

第58回国会 農林水産委員会 第4号(1968/03/28、7期、日本社会党)

○中村波男君 関連。渡辺先輩からいろいろな角度から質問されて、私がさらに尋ねる必要はないと思いますが、参事官の言っているいわゆるやめる場合に他の産業へ出るかどうかということを考えるならば、いまとっておられる賃金を採用したということでしょう。そのことを政策的にいえば、政府の揚げている所得格差を解消するというところに根拠を持たなければならぬわけでしょう。そうだとすると、主幹労働と付随労働とを分けるということについて、価格の評価の上に理論的にそれはそれで理屈はあると思います。しかし、解き方として、片方は主幹と付随労働と分けた資料がないから平均をとるというその平均をとったものを、今度は乳価の場合に主幹……

第58回国会 農林水産委員会 第5号(1968/04/04、7期、日本社会党)

○中村波男君 私は日本社会党を代表いたしまして、去る二月の二十九日の当委員会における西村農林大臣の農政に関する所信演説に対しまして質問をいたしたいと思うのであります。その所信演説をお伺いいたしますと、私は全く官僚的作文の域を出ておらない、実に平板で新鮮味も感じなかったと同時に、わが国の農業に対する認識が非常に甘いのではないかということを考えているのであります。もちろん大臣は就任早々でもございますし、みずから筆をとられたとも考えておりませんので、ただいまから若干の質問を申し上げまして、いわゆる西村農政の施政の方向というものを確かめてみたいと思うのであります。  まず大臣は冒頭で、「果樹、畜産等農……

第58回国会 農林水産委員会 第10号(1968/04/18、7期、日本社会党)

○中村波男君 一昨日の当委員会で鶴園委員から、また本日の委員会で川村委員から、森林施業計画認定制度の性格をどう位置づけるかという問題につきましていろいろ質問があったのでありますが、残念ながら私の疑問を解きほぐすほどの御答弁がいただけませんでしたので、若干見解をただしたいと思うのであります。  いまさら私が申し上げますまでもなく、森林がいかなる機能を持っておるかということにつきましては、林業の分野においてすでに定説のようなものがあるというふうに思うのであります。すなわち、土砂の流出防止、崩壊防止、防風、防砂、防石、水源涵養等の国土保全、国土保安的機能がその第一であります。第二は最近の都市化傾向に……

第58回国会 農林水産委員会 第11号(1968/04/23、7期、日本社会党)

○中村波男君 柳田参考人にお尋ねしたいと思うのでありますが、いま御意見を承りました中に、今回の総合資金制度は、信連の直貸しである。その制度としては認めるけれども、何としても生産基盤の中核とも言うべき農協がノータッチということについては一考を要するんではないか、そのような趣旨の御発言があったと思うのでありますが、そこで、農林漁業金融公庫のとっております貸し付け方法の中に、農協の転貸方式というのがあるわけでありますが、私が承知しておるところによりますと、四十一年末の融資総額が千二百六十八億円、そこで公庫が直貸ししておりますのは百八十四億円、その残りの千八十四億円のうちの三四%程度がいわゆる転貸方式……

第58回国会 農林水産委員会 第13号(1968/05/09、7期、日本社会党)

○中村波男君 この際、私から飲用原料乳の価格対策等に関する決議案を提案いたします。  本決議案は、自由民主党、日本社会党、公明党三党の共同提案によるものでございます。案文を朗読いたします。    飲用原料乳の価格対策等に関する決議(案)   現行価格制度のもとにおいては、加工原料乳  は、加工原料乳生産者補給金制度の発足により、その再生産を確保する制度が確立されている一方、飲用原料乳価格については、取引き当事者間の自由な価格形成によって適正な価格水準の形成を図ることとなっている。  しかし、飲用原料乳については、現状は、必らずしも所期の通りの価格形成が実現しがたい事情にあるので政府は、飲用原料……

第58回国会 農林水産委員会 第14号(1968/05/14、7期、日本社会党)

○中村波男君 最初に自治省にお尋ねいたしたいと思うのでありますが、四十年三月三十日の第四十八国会の本委員会におきまして、わが党の渡辺勘吉氏が競馬法の一部改正の提案に対します質問の中でお尋ねしたのに対しまして、政府委員である柴田護氏が答えておる議事録がここにあるわけでありますが、それによりますと「私が最初に申し上げましたように、その間の見通しが甘かったために、かような事態を招いたのでありまして、その点は財政当局者としては非常に深く責任を感じているわけでございます。したがいまして、幸いにこの措置が講ぜられました暁におきましては、期限の終期までに、計画的に責任を持って新法に移行できるように財政的な措……

第58回国会 農林水産委員会 第15号(1968/05/16、7期、日本社会党)

○中村波男君 局長の御説明を聞いておりまして、私納得がいかないわけであります。実は衆議院で議員立法として一部改正が行なわれたということを聞きましたときには、長い間畜産団体から強い要請がありました価格差撤廃の内容であるかというふうに考えておったわけでありますが、残念ながらこの法案は格差を縮める、実際には縮めるという作用がどれだけ政令その他で措置をされるか知りませんが、これ以上拡大を防ぐという、そういう点では法案の内容として一つの歯止めになるというふうに私は考えるのでありますが、そこで安定基準価格というものは、政策価格であると思うわけです。したがって、最低の水準をきめておるというふうに私は思うわけ……


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第58回国会(1967/12/27〜1968/06/03)

第58回国会 建設、農林水産委員会連合審査会 第1号(1968/05/10、7期、日本社会党)

○中村波男君 たいへん時間も経過しております。同僚先輩議員五人から相当質問がありましたので、数点落ち穂拾い的に質問をしてみたいと思うのでありますが、私は新都市計画法はベースヅーニングとして市街化区域と調整区域の二つに分けまして、今日どんどん進んでおりますスプロール化を押さえて健全な発展と秩序ある都市をつくろうというところにあると思うのであります。逆な見方をしておるのでありますが、市街化区域、調整区域をつくるということは簡単であります。言うことは簡単であります。そこで実態を見ますると、すでにスプロール化が進んでおりますから、それを区分するときに、実際問題としては市街化に編入してもらいたいという一……



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※このページのデータは国会会議録検索システム参議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2022/12/18

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