林紀子 参議院議員
15期国会発言一覧

林紀子[参]在籍期 : |15期|-16期-18期-19期
林紀子[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは林紀子参議院議員の15期(1989/07/23〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は15期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(参議院15期)

 期間中、参議院本会議での発言なし。
林紀子[参]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(参議院15期)

林紀子[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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第116回国会(1989/09/28〜1989/12/16)

第116回国会 社会労働委員会 第6号(1989/12/05、15期、日本共産党)

○林紀子君 来年は原爆が投下されて四十五年目を迎えます。私は広島に住み、被爆者の心を国会に反映することを訴えてまいりましたが、被爆者の平均年齢が六十歳を超え、被爆者援護法の制定が急務になっている今、被爆者団体の期待にこたえて野党六会派が共同して本法案が提出されたことは大きな喜びです。発議者の皆様、本当に御苦労さまでございました。日本共産党も早期成立を目指して奮闘することをまず表明いたします。  ことし日本原水爆被害者団体協議会が出版した「あの日の証言」には、親、兄弟、親戚のすさまじい最期をみとり、十八歳で一人残されて病気と闘いながら痛苦の四十年を生きてきた女性、倒れて燃える家に助けを求める二人……

第116回国会 農林水産委員会 第2号(1989/11/17、15期、日本共産党)

○林紀子君 私も米の問題を御質問したいんですが、私は米の自由化問題を中心に御質問させていただきます。  きょうまでガットの非公式閣僚会議が開かれ、昨日は農水省も参加されたわけですが、さらに今月の二十七日、二十八日の農業交渉グループ会合では日本政府としての提案をする予定と言われております。米の自由化を迫るショック提案と言われるアメリカの提案にどういう態度をとるのか、日本政府の提案がどういうものになるのかなどはこれからの我が国の米と農業、食料を守る上で大変重要な意味を持っていると思います。  そこで第一に、アメリカの提案についてお伺いしたいと思いますが、アメリカの提案では、日本の米などの自由化を要……

第116回国会 農林水産委員会 第3号(1989/11/21、15期、日本共産党)

○林紀子君 私は、時間の関係もありますので山本参考人と半田参考人に伺わせていただきたいと思います。  まず山本参考人にお伺いいたしますが、先ほど意見の中で林業を取り巻く状況は極めて厳しいというお話がありました。こういう危機的な状況になった原因といいますのは、外国産の木材の輸入急増によって国産材の価格が低迷していること、また木材の需要不振の中でも輸入木材がシェアを高めていること、こういうことが広く言われているわけですけれども、こういう状態にある林業を立て直すことこそ山村の活性化にとって大事ではないかと考えます。都市の住民のニーズにこたえて森林を健全なレクリェーションの場として活用することは当然必……

第116回国会 農林水産委員会 第4号(1989/11/28、15期、日本共産党)

○林紀子君 私は、法案そのものの質問に先立って、一般論としてゴルフ場の開発と農薬汚染の問題についてお伺いしたいと思います。  まず林野庁にお伺いいたします。昨年の林地開発許可面積のうち、ゴルフ場は何へクタールで、全体の許可面積に占める割合というのは何%ぐらいだったかということをお答えしていただきたいと思います。
【次の発言】 この四年間の推移を見ましても、ゴルフ場は四・二倍にもなっております。四年前の昭和五十九年には農用地の造成がトップで、林地開発の二八%を占めており、ゴルフ場は二位で二〇%でしたから、六三%になったということは、いかにゴルフ場開発ブームが熱狂的であるかということを林地開発許可……

第116回国会 農林水産委員会 第5号(1989/12/05、15期、日本共産党)

○林紀子君 私は、まず厚生省に輸入ポテトの農薬残留問題についてお伺いしたいと思いますが、子供たちの大好物であるフライドポテトから、残留農薬が検出されている問題についてお聞きしたいと思います。  私は先日、北海道の十勝の畑作地帯にお邪魔する機会がありました。ちょうどジャガイモの収穫期で、ポテトハーベスターというものに私も同乗させていただきまして、機械で収穫をしながら選別をする、そういう実態も拝見してまいりました。私がお訪ねいたしましたお宅は、兄弟二家族で四十五ヘクタールの畑作を行っている。ジャガイモ、ビート、麦、それに現金収入ということでブロッコリー畑七ヘクタールを行っているというお宅でしたけれ……

第116回国会 農林水産委員会 第6号(1989/12/12、15期、日本共産党)

○林紀子君 政府は、公的年金制度を一九九五年に一元化することを目指して地ならし的改正を行おうとしています。中でも、支給開始年齢の延伸とか財政調整を行おうとしています。そして、農林年金の掛金の大幅な引き上げを前提にしている。先ほど井川参考人のお話にもありましたけれども、来年度からは千分の三十値上げをしようとしている、労働者側の負担は千分の十五、一・五%のアップということになると思うわけです。今年度の賃上げを上回る年金の掛金のアップ率ということで、労働組合の方もこれを指摘しておりますけれども、こういう掛金の大幅な値上げということは許せないということをまず申し上げておきたいと思います。  さて、農協……


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第118回国会(1990/02/27〜1990/06/26)

第118回国会 災害対策特別委員会 第閉会後1号(1990/07/31、15期、日本共産党)

○林紀子君 私は、今回の災害で亡くなられた方々の御冥福をお祈りするとともに、被災された方々に心からまず初めにお見舞いを申し上げたいと思います。  まず、国土庁長官にお伺いいたします。  建設省では、これまで二回全国の河川を総点検しておりますね。一回目は昭和四十九年で、このときは河川の管理施設と工作物が対象で、建設省が予算委員会に提出した資料によりますと、対策を必要とする箇所数は合計九千百四十三カ所、このうち昭和六十三年度までに対策を実施した箇所数は六千三百六十五、およそ十五年たっても改修率はおよそ七〇%というところです。また、二回目は昭和五十一年で、このときは河川の堤防危険箇所が対象で、対策を……

第118回国会 災害対策特別委員会 第閉会後2号(1990/10/09、15期、日本共産党)

○林紀子君 私は、まず今回の台風十九号、二十号、秋雨前線の被害によりまして亡くなられた方方にお悔やみを申し上げるとともに、被害に遭われた皆様方に心からお見舞いを申し上げます。  日本共産党といたしましても、調査団を組みまして奄美大島、岡山県に調査に入りました。私は岡山県に参りましたが、邑久郡の牛窓町では海に面した一面のキャベツ畑は山からの土砂で埋まっておりました。田中町長は、農作物は全滅に近い、数億円の被害だ、また邑久町の木村町長は、四百五十町歩がまるで黄河のように水につかってしまった、五億円の減収になると、それぞれ訴えていらっしゃいました。一刻も早い激甚災害の指定と災害復旧をお願いしたいと思……

第118回国会 災害対策特別委員会 第4号(1990/06/13、15期、日本共産党)

○林紀子君 私は、具体的な問題も含めまして、リゾート法について質問をいたします。  総合保養地域整備法、いわゆるリゾート法が施行され、現在全国で二十一道府県の基本構想が承認されている。これにより五兆六千九百億円をかけて三百三十万ヘクタールが開発される。また、現在、基本構想が申請されているのが三県、三十九万ヘクタール。そのほかに、主務省庁に基礎調査報告書を提出しているのが十六府県、二百五十八万ヘクタール。これを全部合わせますと何と国土面積の二〇%近くにもなるということです。  リゾート法の目的には、「良好な自然条件を有する土地を含む相当規模の地域である等の要件を備えた地域について、国民が余暇等を……

第118回国会 農林水産委員会 第1号(1990/03/26、15期、日本共産党)

○林紀子君 今回の法改正の特徴の一つは、中山間地域活性化資金を創設することであり、また農水省の来年度予算案の重点項目の一つとして中山間地域活性化対策を掲げ、幾つかの新規事業を組むなど、本格的な施策を進めようとしているものであると思います。  中山間地域の大きな特徴は、洪水や土砂の流出を防止することや、緑、水、大気を保全することにあります。一九八〇年の農水省の試算でも、農用地や森林が果たす水資源の涵養や土砂流出防止など、公益的な機能は、金額に換算すれば総額三十六兆六千二百億円にも及んでいます。こうした点から、リゾート開発などに便乗して乱開発による国土の荒廃や環境を悪化させることなく、中山間地の農……

第118回国会 農林水産委員会 第閉会後1号(1990/07/05、15期、日本共産党)

○林紀子君 生産者米価は食管制度に定めるとおり、農民には再生産の保障、そして消費者には家計の安定を基本として決定すべきだと考えます。ところが、食糧庁は二年産米から価格形成の場を開設しようとしています。この自主流通米の価格形成の場の開設は、食管制度が農民に再生産の保障を定めた生産者米価算定のあり方を否定し、生産者米価を引き下げようとするものではないでしょうか。これは、私だけがこう言っているのではありません。四月に出された自主流通米の価格形成の場検討会の報告は、昨年五月に、農政審議会企画部会第一小委員会の提言を受けてまとめられたものです。この第一小委員会の座長である内村良英氏は、昨年の七月ある食糧……

第118回国会 農林水産委員会 第2号(1990/03/29、15期、日本共産党)

○林紀子君 きのう牛肉の安定価格の引き下げが諮問されました。またきょうは、加工原料乳保証価格の引き下げが諮問されました。畜産農家の実態を無視して一層赤字経営を押しつける引き下げ諮問に強く抗議し、まず私は撤回を求めたいと思います。  諮問についてはほかの委員からも質問がされましたので重複を避けたいと思いますが、特に指摘しておきたいのは、農家にとっての賃金とも言うべき家族労働費が大変低く評価されていることです。加工原料乳の保証価格の試算で使っている北海道の製造業五人規模以上の労賃、これは先ほどは推定だということが明らかになりましたけれども、これを一〇〇とすると全国平均賃金は一三六に当たります。です……

第118回国会 農林水産委員会 第閉会後2号(1990/08/03、15期、日本共産党)

○林紀子君 五カ国農相会議への大臣の御出席、御奮闘、御苦労さまでございました。  今回の五カ国農相会議の結果概要につきましては農水省から資料をいただきましたが、これによりますと、アメリカのヤイター農務長官は日本の世論の動向について、日本の世論も変わりつつある、また日本の世論調査について完全自給の支持は下がっているのではないか、このように二回も発言しておりますね。これに対して大臣は、世論調査については、そのやり方にもよるが農業を守っていくという国民の考え方に変わりはないと反論していらっしゃいます。確かに最近相次いで発表された世論調査を見ますと、先ほどの同僚委員の発言にもありましたように、米の輸入……

第118回国会 農林水産委員会 第3号(1990/03/30、15期、日本共産党)

○林紀子君 今回の糖価安定法の改正は、砂糖調製品の輸入自由化に原因があるということですので、私はこの輸入自由化の問題を中心にお伺いしたいと思います。  一九八八年二月のガット・パネルの報告に基づく日米協議で、農産物の十二品目のとりあえずの決着が図られました。その際、脱脂粉乳など乳製品とでん粉は代償措置をとって自由化しませんでしたが、ことし自由化交渉が予定されております。大臣は、二十八日の衆議院農水委員会での我が党の藤田議員が、日米交渉に当たって乳製品の自由化はしないという明確な立場を明らかにしてほしいと質問したのに対しまして、こうお答えになりました。酪農の実情を踏まえ、土地利用型農業を基軸とし……

第118回国会 農林水産委員会 第閉会後3号(1990/09/27、15期、日本共産党)

○林紀子君 日本共産党議員団は、九月十一日に 海部総理あてに米の輸入自由化阻止に関する三項目の申し入れを行いまして、その申し入れ書は山本農水大臣にお渡しをいたしました。その三項目といいますのは、「九月末に予定されている日米首脳会談において、コメの輸入自由化問題を協議しないこと」。二番目に、「選挙公約や国会決議をまもり、コメの輸入自由化阻止のために全力を尽くすこと」。三番目、「ウルグアイ・ラウンドでのEC孤立化のためのコメ問題の日米決着路線に同調せず、コメ問題をガット協議から外すこと」、以上の三項目ですけれども、農水大臣から総理にお伝えいただけたと思いますが、総理はこの三項目についてどのような見……

第118回国会 農林水産委員会 第4号(1990/04/19、15期、日本共産党)

○林紀子君 きょうは、どうも大変参考人の皆さんありがとうございます。質問する時間が限られておりまして、皆さんに御質問できないので大変申しわけありません。  まず、田代参考人にお伺いしたいんですが、今の日本の農政の先行き不安、日本の農業に対してこれから先どういう面で展望を持てるのかという大変大きな、根本的な話なんですが、そこをお伺いしたいと思うわけです。  といいますのは、基金が発行していらっしゃる「のうねん」百五号には、昭和六十二年の基金の未加入者のアンケート、どうして基金に加入しないかという調査をした結果を載せておりますのでそれを見せていただきましたが、農業の将来が不安である、だからこの年金……

第118回国会 農林水産委員会 第5号(1990/04/24、15期、日本共産党)

○林紀子君 私はまず初めに、年金制度の維持発展にとって大変重要な未加入者の加入促進について質問したいと思います。  農業者年金基金では、昭和五十六年度から未加入者の加入促進を業務の最重要課題として取り組んできました。しかし、新規加入者数はここ数年来減少傾向にありまして、昭和六十三年度には目標三万人に対して一万六千二百十四人、達成率は五四%にとどまっています。 一方未加入者数は、昭和六十三年十月現在十五万九千九百十五人で、未加入者に対する新規加入者の割合は一〇・一%にすぎません。そして、未加入者のうち当然加入すべき者が五万九百六十五人、後継者は九万六千七百六十八人もいるということです。農業者年金……

第118回国会 農林水産委員会 第7号(1990/05/29、15期、日本共産党)

○林紀子君 私は、まず法案の質問に先立ちまして、米の市場開放問題について一問お伺いしたいと思います。  山本農水大臣あてに、アメリカのヤイター農務長官から抗議の書簡がきのうの午後届いたということは、午前中のお答えにありました。内容は新聞報道にほぼ同じだということでしたので、私も新聞報道を改めて見ましたけれども、このヤイター農務長官の書簡全文というものが、二十一日の日に時事の配信でワシントンから配信されているわけです。この内容を見ますと、「あなたの発言を聞くと、日本はラウンドを通じ、米市場を開放する用意がないようだ。」、「日本は米市場を絶対に自由化しないと言明しているが、これは日本政府がラウンド……

第118回国会 農林水産委員会 第8号(1990/06/01、15期、日本共産党)

○林紀子君 私はまず、具体的な問題ですが、他用途利用米の主食転用についてお伺いしたいと思います。  食糧庁では、一九八七年度より全農を通じまして、他用途利用米の新米を政府持ち越しの古米と交換する形で主食用に売り渡しをしておりますね。他用途利用米と政府古米の交換は、本来政府米として買い上げなければならない主食米を、農民の犠牲のもとでおよそ半値で調達するものと言わなければならないと思います。こうした他用途利用米と政府米の交換の過程で、六十三年産米の場合差益が出たとされておりますけれども、どうして差益が出たのか、その経過をまず御説明いただきたいと思います。

第118回国会 農林水産委員会 第9号(1990/06/14、15期、日本共産党)

○林紀子君 私は、先日東京都日野市を訪ねまして市民農園と都市農業のあり方、特に学校給食に新鮮で安価なもの、身近に生産された地元野菜を供給しているという現場を見てまいりました。今まで、いろいろ他の委員の方々が質問なさいましたけれども、重なる部分もあるかと思いますが、私もぜひお聞きしたいと思います。  世田谷は、大分大きな規模でこの市民農園というのをやっているというお話でした。私が見てまいりました日野市では、以前七カ所の市民農園がありましたが、現在は五カ所になっている。二年契約で二百九十区画、一区画の面積はおよそ二十平方メートル。しかし、ここでも希望者が大変多くて競争率は三倍前後という話でした。で……

第118回国会 農林水産委員会 第10号(1990/06/19、15期、日本共産党)

○林紀子君 私は、今までの論議の中でも何人かの委員の方が米の輸入自由化の問題について質問をなさいましたが、米の輸入自由化問題を私も質問させていただきます。  五月二十九日の当委員会で私は、アメリカのヤイター農務長官から抗議の書簡がきのうの午後届いたという大臣の答弁を受けまして、ヤイター農務長官に返書を出すのか、出すとすればいつまでに出すのかということをお伺いいたしました。そこで、私は本日、いつ出すのかということを伺いたいと思いましたが、けさの記者会見で既に大臣の方から、ヤイター農務長官に返書を出したということを発表なさったということを伺いましたので、これはもう既に出されたわけですね。また、その……

第118回国会 予算委員会 第16号(1990/05/30、15期、日本共産党)

○林紀子君 五月十五日、国の責任のもとに初めての原爆死没者調査が発表されました。今回の調査で新たに一万一千九百二十九人の死没者が確認されました。広島では五千五百五十一人ですが、戦後四十年にしてまだこれだけの新たな死者がわかったことは、原爆の破壊力のすさまじさを改めて示していると思います。  そこでお伺いいたしますが、今回の調査で原爆死没者の全容が解明されたとお考えでしょうか。
【次の発言】 それでは、政府として死没者はどのくらいに上ると推定しているでしょうか。特に昭和二十年末までに亡くなった方ほどのくらいと推定しておりますでしょうか。広島、長崎それぞれについてお答えいただきたいと思います。


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第119回国会(1990/10/12〜1990/11/10)

第119回国会 農林水産委員会 第1号(1990/11/01、15期、日本共産党)

○林紀子君 私は前回の農水委員会で、日本の自動車企業がアメリカで、日本の農業は閉鎖的だからけしからぬ、こういうキャンペーンを行ったり、アメリカの輸入推進グループの農業団体に資金援助を行っていたという事実を取り上げました。ところが、この間こうした事実がさらに裏づけられるような出来事が報道されております。  先ほども御紹介がありましたけれども、九月の下旬から訪米した熊本県農協青壮年部協議会に対し、RMA、全米精米業者協会のデビッド・グレーブス会長が米の市場開放について、「一年も前から日本の経済団体の代表、レストラン経営者から、応援するから自由化を働きかけてほしいと言われている」などと答え、農協の代……

第119回国会 農林水産委員会 第閉会後1号(1990/11/22、15期、日本共産党)

○林紀子君 私はまず緊急な問題ですので、転作大豆の被害について質問させていただきます。  富山、石川など北陸地方を中心に転作作物として奨励されている大豆は、高温障害、台風そして長雨で収穫が皆無に近いなどかつてなく大きな被害となっています。私は十九日、二十日の両日、金沢、富山で被災農家や農協の方々などから話を聞きまして、選別場なども見てまいりました。  そしてまず一つは、北陸で栽培しているエンレイ種について既に農協などでは種子の確保に対して助成措置を講じたり、無料配付することを決めているところもありますが、来年も転作作物として生産できるよう種子の確保に全力を挙げていただきたいということです。  ……


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第120回国会(1990/12/10〜1991/05/08)

第120回国会 決算委員会 第閉会後1号(1991/05/21、15期、日本共産党)

○林紀子君 私は、信楽高原鉄道の事故について質問をしたいと思います。  信楽高原鉄道とJR西日本の列車正面衝突事故は、鉄道の事故史上まれに見る大惨事となりました。亡くなられた皆様方に私は心から哀悼の意を表すと同時に、けがをなさった方々が一日も早く回復なさるよう、心からお見舞いを申し上げます。  この事故は、国鉄の分割・民営化の中で不採算路線は切り捨てられ、自治体を中心とした第三セクター方式で運営せざるを得なかった、厳しい経営基盤のもとに安全対策上手抜かりがあった、そこに事故の大きな原因があった、大もとの原因があったということは明らかです。今回の信楽高原鐵道につきましても、保安担当者はたった二人……

第120回国会 決算委員会 第2号(1991/04/22、15期、日本共産党)

○林紀子君 私は、市街地での土木工事における公衆災害防止策についてお伺いしたいと思います。  三月の十四日、広島市では工事中の新交通システムの橋げた落下事故が起こりまして、二十三人の方々が死傷いたしました。先週の土曜日には広島市で合同慰霊祭も行われましたし、遺族会もつくられました。私は改めて亡くなられた十四名の方々に心から御冥福をお祈りするとともに、けがをされた方々の一日も早い全快を願っております。  犠牲者の一人の弟さんは、葬儀のときにこういうふうにおっしゃっております。雨も雪も空から降るが、兄の場合は死が空から降ってきた。ただ悔しゅうございます。こう言って絶句したということです。私も事故発……

第120回国会 決算委員会 第閉会後4号(1991/06/04、15期、日本共産党)

○林紀子君 私は、まず厚生省にお伺いしたいと思います。  原爆被爆者対策についてですが、被爆者に支給されている諸手当の所得制限が今年度から改善されましたが、どのように改善されたか、簡潔に御説明いただきたいと思います。
【次の発言】 今の御説明で、九九%の人が受けられる、四人世帯で年収一千六百九十万円以下の家庭ではほぼ受けられる、こういうふうに手当を受けられる方がふえるのは大変結構なことなんですけれども、所得制限があるために、手当を受ける人たちは毎年所得証明の提出が必要なわけですね。この手続というのは、高齢化している被爆者には大変大きな負担になっております。厚生省としては、このことにかんがみてい……

第120回国会 決算委員会 第閉会後7号(1991/06/19、15期、日本共産党)

○林紀子君 私も引き続き外務大臣に御質問したいと思います。  ロンドン・サミットを前に、七月の十一日にアメリカ・メーン州のブッシュ大統領の別荘で日米首脳会談が開かれ、ここでは米の問題が主要議題になるのではないかと報道されております。今までもアメリカがウェーバー条項や農業補助金を、またECが可変課徴金などを譲歩すれば、日本も米の輸入自由化で譲歩せざるを得ないというような意見も出されておりましたけれども、今まで三度国会で決議されたものは決してこういう内容のものではないはずですね。国会決議を体して米は国内産で自給するという、この従来からの政府の外交方針に変わりはないのかどうか、まずお伺いしたいと思い……

第120回国会 決算委員会 第閉会後9号(1991/06/27、15期、日本共産党)

○林紀子君 私は、まず雲仙岳の噴火災害に対する対策についてからお聞きしたいと思います。  雲仙岳の噴火はまだ予断を許さないという状況で、警戒区域に立入禁止という状況はまだこれから十五日間は続くということが報道されております。災害が長期化する中で、農林漁業の被害も深刻化しております。灰が降る中で、何とか農業も続けていこうということで、ちょうど田植えの時期ということもありまして田植えも行われているということですが、火山灰による土壌の酸性化、これを防止するために何とか対策がとれないものかと思うわけですが、もちろん警戒区域の中には立ち入りはできませんけれども、その周辺部分で農業が続けられるように、この……

第120回国会 災害対策特別委員会 第閉会後1号(1991/06/18、15期、日本共産党)

○林紀子君 私は、今回の災害で亡くなられた方々の御冥福をお祈りするとともに、被災された方々、また避難を余儀なくされている方々に心からお見舞いを申し上げます。  まず私は、報道関係者等の労災給付について、労働省にお伺いしたいと思います。  私も、以前民間放送でしばらくの間働いていたこともありますので、今回カメラマンを初め多くの報道関係者が犠牲となられたことはとても人ごととは思えません。被災関係者の中から天災地変だから労災保険が給付されないのではないかという心配の声が出されております。しかし、火砕流は既に五月の二十六日に発生しており、今回犠牲となられた方々は業務として取材などに従事していた。ですか……

第120回国会 農林水産委員会 第閉会後1号(1991/07/04、15期、日本共産党)

○林紀子君 今の話の続きになるかと思いますが、イーグルバーガー・アメリカ国務副長官が在日アメリカ大使館あてに米の部分開放ではだめだ、あくまで関税化だということを文書で求めてきている。我が国の一部には、部分自由化を受け入れれば米を守れるという意見もいろいろ出ているわけですけれども、今回のこの文書というのは、アメリカは米の部分自由化を求めているのではなくて、あくまで関税化で全面自由化だということを求めているという何よりの証拠だと思うわけです。ですから、今大臣からも再度お話がありましたけれども、ぜひ日米首脳会談に総理が出かける前に、またサミットに出かける前に、部分自由化はもちろんだめ、関税化ももちろ……

第120回国会 農林水産委員会 第2号(1991/02/21、15期、日本共産党)

○林紀子君 私はガット・ウルグアイ・ラウンドの問題、特に米の問題をめぐりまして大臣に最初にお伺いしたいと思います。  大臣、就任後いろいろなところで記者会見に臨んだりマスコミに報道をされているわけですけれども、一月六日の記者会見では、「コメでは主張すべきことを堂々と主張している」とお話しになっていらっしゃいますし、また一月十二日に地元入りした新潟市では、日本人が安心していられるのは、主食の米を自給しているからだというふうに記者会見でお答えになっていると報じられています。しかし、一月二十二日の地方農政局長会議では、「「失敗を恐れて問題を先に延ばすことは、ひとまずの安心感を与えるだけだ。きびしくし……

第120回国会 農林水産委員会 第4号(1991/03/26、15期、日本共産党)

○林紀子君 私は初めに、緊急でしかも重要な問題として、二十一日に行われましたブッシュ・中山会談でのブッシュ大統領の発言をめぐって、大臣にお伺いしたいと思います。  ブッシュ大統領は、アメリカの議会に対日不満があるが、それは貿易問題であると指摘、九一年国際食品・飲料展で米国産米が撤去された問題について、非常に残念であると強い不快感を表明して日本の対応を批判した、こういうふうに伝えられております。しかし、幕張メッセの国際食品・飲料展でのアメリカの米展示問題といいますのは、先ほど大臣の方からもお話がありましたけれども、昨年から大きな問題であった。そして、食糧庁は食管法違反であることを開催前からアメリ……

第120回国会 農林水産委員会 第5号(1991/03/28、15期、日本共産党)

○林紀子君 きょうは本当にお忙しい中を参考人の皆さんありがとうございました。  日本共産党の林紀子と申しますが、私の質問時間は非常に限られておりますので、全部の皆様方に御質問できませんことをお許しいただきたいと思います。  まず正木参考人にお伺いしたいと思いますが、今回の法改正で同意徴集手続というのが非常に簡素化される、三分の二の皆さんの署名、押印というのが今度は九分の四の組合員の同意を集めればいいということになるんでしょうか。これで本当に組合員の権利が十分保護されるのかどうか、そ の辺についてどうお考えかというのをお聞かせいただきたいと思います。

第120回国会 農林水産委員会 第6号(1991/04/09、15期、日本共産党)

○林紀子君 ただいま細谷理事からの質問もありましたが、日米首脳会談での米協議について、大変重要なことですので、私も質問をさせていただきます。  ブッシュ大統領は米問題について、先ほど外務省からもお話がありましたが、難しい問題であることは承知しているが、ウルグアイ・ラウンド成功のため協力してもらいたいと述べたということです。しかし、この発言は米の市場の早期開放を要求したものだと考えざるを得ません。これに対して総理は、アメリカもEC、日本もそれぞれ困難な問題を抱えている。それらの問題も含めてウルグアイ・ラウンドの中で解決すべく努力していきたいと述べたということです。  しかし、ウルグアイ・ラウンド……

第120回国会 農林水産委員会 第7号(1991/04/12、15期、日本共産党)

○林紀子君 私は国有林野事業改善特別措置法についてまず質問させていただきます。  今回の改正では、累積債務と経常事業部門を区分する、ここが目玉だということを何度も聞かせていただいたわけですが、これは私たち日本共産党も八七年の改正のときに修正案を出しまして、その一つの大きな柱として長期資金の債務については棚上げし別途処理する、そのために要する財源は一般会計から繰り入れる、こういうことを主張しておりました。ですから、このように今回区分けをしたということは遅きに失したとは思いますけれども、やはりこういう方向でしかなかったんだということでは評価ができるわけですけれども、私はこれを見まして、一般会計から……

第120回国会 農林水産委員会 第8号(1991/04/18、15期、日本共産党)

○林紀子君 参考人の皆様、本当にありがとうございます。私も、もっともっと短時間なものですから初めに質問をさせていただきますのでよろしくお願いいたします。  まず岸町長さんにお伺いしたいと思いますが、人工林というのが五五%ある町だというふうにお伺いいたしましたが、これから伐採時期を迎えるということですし、八十年の長伐期施業ということでいろいろ努力をなさっているということですが、輸入材の価格とはどうしても競合すると思うわけです。こういう木材価格の低下に対してどのような対応をされているのか、また後継者の問題、通年雇用ができるように町としてどのような努力をなさっているのか、国への率直な御要望も含めてお……

第120回国会 農林水産委員会 第9号(1991/04/23、15期、日本共産党)

○林紀子君 食品流通構造改善促進法は食品流通の基礎法とも言える法律だと思います。それだけにこの法律で、農水大臣は、食品流通審議会の意見を聞いて構造改善基本方針を定めなければならないとなっておりますけれども、審議会がいかに民主的に運営されるかが基本方針の内容を決定することになりますし、将来の食品流通に大きく影響を与えることになると思います。  本法案が大手スーパーへの支援になり、中小小売店の切り捨てに拍車をかけるというようなことはなってはなりません。また、卸売市場の機能の高度化が中央卸売市場への集中につながり、これまた地方卸売市場の切り捨てにつながることでは、生産地、農林漁業振興にとってマイナス……

第120回国会 農林水産委員会 第10号(1991/04/24、15期、日本共産党)

○林紀子君 参考人の皆様にはお忙しい中ありがとうございます。  まず渡邊参考人に三点ほどお伺いしたいと思いますが、先ほど佐藤参考人から、強い馬づくりは人づくりだというお話がありましたが、厩務員など競馬を大もとで支えている労働者の労災事故、これが大変高いということを聞きました。競馬共助会の調べでも、労災発生の頻度をあらわす度数率、美浦、栗東両トレーニングセンターの平均で、一九八九年の数字を見せていただきましたが、三二・五五。労災が多いと言われている建設業でも二・三九ということですから、十五倍だということなんです。ここ数年間見てみても一向に減少しない。この労災事故をなくすためにどのような手だてをし……

第120回国会 農林水産委員会 第11号(1991/04/25、15期、日本共産党)

○林紀子君 今回の法改正に当たっては、競馬の公正確保ということが非常に大きくうたわれておりまして、これは大変重要なことだと思います。しかし、今までの実情を見ますと、きのうの参考人質問でも例を挙げさせていただきましたが、昨年の六月には、大井競馬場を舞台に地方競馬のトップクラスの騎手が、自分が出走するレースの前に勝敗の予想を暴力団員を通じて客に情報を流して現金を受け取ったということで、競馬法違反で逮捕されているという事件がありました。また、その前、一九八八年の四月には、船橋競馬場に厩舎を持つ調教師が暴力団と深いかかわりのある主犯格の男に加担して食品会社を脅迫していた。さらに、この調教師はこの暴力団……


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第121回国会(1991/08/05〜1991/10/04)

第121回国会 決算委員会 第2号(1991/09/25、15期、日本共産党)

○林紀子君 私は、NTT東京電報センターの問題について、お伺いしたいと思います。  きょうは参考人といたしましてNTTの風木電報事業本部長さんに来ていただいておりますので早速お伺いしたいと思いますが、東京電報センターでは最近派遣会社から常時労働者が派遣をされて仕事をしているということですが、どのような派遣会社から常時何名の派遣労働者を入れて、その派遣労働者はどのような業務に当たっているのかということを、まずお聞かせいただきたいと思います。
【次の発言】 まず、基本的なことを教えていただきたいのですけれども、今受け付け業務をなさっているというお話ですが、電報を受け付ける際にはどういうような機械を……

第121回国会 災害対策特別委員会 第閉会後1号(1991/10/21、15期、日本共産党)

○林紀子君 私はまず、今回の台風でお亡くなりになられた方々、被害に遭われた方々に心からお見舞いを申し上げます。  先ほどの御報告でも今回は風台風で電力関係の被害が大変大きかったというお話ですが、私は長期停電と送電線の塩害対策ということについてまずお伺いいたします。  広島県では台風十九号の通過に伴って大規模な停電が起こりました。そして、これが復旧したかに思えた三十日には、二次災害として塩害による再度の停電に見舞われました。病院や交通機関もまたポンプが使えないために水まで出なくなる。生鮮食料品店では冷凍ケースが使えない。新聞は「ハイテク無残」と書きましたが、銀行や郵便局のオンラインシステムもあっ……

第121回国会 災害対策特別委員会 第4号(1991/09/18、15期、日本共産党)

○林紀子君 私は、まず財源対策についてお聞きしたいと思います。  これは決して手続の問題ではなくて、どの水準まで政府の対策がとられているのか、それを見る上で大変根本的、決定的なことだと思うのでお伺いしたいと思うわけです。  政府の二十一分野九十項目にわたる救済対策のうち、まず、地元の長崎県、島原市、深江町ではどれだけの経費を既に支出しているのか、各省庁にわたってお伺いしたいと思うわけですが、時間の限りがありますので、厚生省にお伺いいたします。  災害救助法などによる炊き出し代、応急仮設住宅の設置、体育館などの避難施設の経費等々あると思うわけですが、これは地元ではどれだけ支出をしているか、そして……

第121回国会 農林水産委員会 第閉会後1号(1991/10/17、15期、日本共産党)

○林紀子君 私は、今回の一連の台風で被災された農家の皆様方、また林業、漁業にかかわる皆様方にまず心からお見舞いを申し上げます。  午前中からの論議の中で、先ほど青森ではついに自殺者も出たというお話を聞きまして大変心が痛みますが、南の方では、果樹の中では特にミカンに大きな被害が出ました。その影響は九州、四国、中国へと広い範囲に及んでおります。私の住んでおります広島では、豊田郡豊町、ここは昔から大長ミカンというおいしいミカンの島として有名なところですが、ここも大変な被害を受けまして、十月の三日にここを訪れたときにはもう島全体が茶褐色に見える。ミカンの島が、そのミカンの木がすべて塩害で火にあぶられた……

第121回国会 農林水産委員会 第2号(1991/09/26、15期、日本共産党)

○林紀子君 私は、本日は養蚕問題に限って質問をさせていただきたいと思います。  最近の生糸価格はキロ当たり一万一千円台まで下落して、養蚕農家が手にする繭価格はキロ千七百円程度となり、農水省が発表しております三千四百七十円という生産費のおよそ半分にも満たない水準となっています。こういうことから、養蚕農家はもちろんのこと、蚕糸業者、製糸業者など関連業者にも大きな影響を及ぼしているのが実態です。  私は先日、日本一の養蚕県である群馬県に参りまして、養蚕農家や製糸業者、県養連の方々と懇談をいたしました。また、前橋の乾繭取引所も視察してまいりましたが、きのう群馬県では晩秋蚕の仮渡金を千七百円と、昨年比五……


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第122回国会(1991/11/05〜1991/12/21)

第122回国会 農林水産委員会 第1号(1991/12/03、15期、日本共産党)

○林紀子君 私は、まずガット・ウルグアイ・ラウンドをめぐって御質問させていただきます。  十一月二十一日の八カ国次官級協議でダンケル事務局長から作業ペーパーが提示され、その中で包括的関税化が明示されたと言われています。そして、二十六日には農業交渉グループの三十六カ国の非公式会合が開かれ、続いて二十八日には公式会合が開かれ、この作業ペーパーについてそれぞれの意見が表明されたということになるわけです。  そこで、この包括的関税化について異議を唱えたり、反対している国は我が国のほかに十四カ国あるというのは午前中の経済局長の御答弁にありましたけれども、今まで日本のマスコミでは例外なき関税化を受け入れな……

第122回国会 農林水産委員会 第2号(1991/12/19、15期、日本共産党)

○林紀子君 ガット・ウルグアイ・ラウンドはいよいよ最終局面になりました。今一番重要なことは、政府が国民に約束したこと、つまり三度の国会決議を体して米は国内産で完全に自給するというこれまでの基本方針を最後の最後まで堅持するかどうか、こういうことではないかと思います。大詰めを迎えた今、改めて大臣の決意をお聞きしたいと思います。  三点にわたってお聞きいたしますが、まず、二十日にドンケル事務局長から示される合意案、これは裁定案という形になるのではないかということが今までの論議の中で交わされましたけれども、ここに例外なき関税化ということが明示されても大臣の決意は変わらないと思いますが、いかがですか。


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第123回国会(1992/01/24〜1992/06/21)

第123回国会 災害対策特別委員会 第3号(1992/03/06、15期、日本共産党)

○林紀子君 私は、雲仙・普賢岳の土石流対策を聞きたいと思いましたが、今までにお答えがございましたので、次の具体的なお話を聞かせていただきます。  昨年の十二月十三日に長崎県の避難施設緊急整備計画が総理大臣の承認で決定されたということですが、この中のヘリコプターの離着陸用広場の建設、島原市では建設予定地を土石流などの危険からほかの場所に変更したいという意向だということを聞いております。  この避難施設緊急整備計画の変更、これまでも桜島や阿蘇の場合には行われたことがあるということですが、ヘリコプターの離着陸用の広場の変更、場所とともに事業費の問題も絡んでまいりますが、こういうことは認められると思い……

第123回国会 農林水産委員会 第1号(1992/02/28、15期、日本共産党)

○林紀子君 ドンケル最終案に基づく国内保護削減率と国別表ですが、先ほどもこれは提出する時期はよく見きわめなければならないとか、来週中には提出をするというお話もありましたが、この内容についてお聞きしたいと思います。  ドンケル最終案では、国内支持の削減は、AMSによって、いわゆる青の政策を除いて一九九三年から九九年までに二〇%削減するように求められているわけですね。どのような品目をリストに入れるのかということでは、一昨年のオファーで示した十品目に野菜、果実を加えて十二品目にするということは、これは新聞でも報道されておりますが、これでよろしいわけですね。

第123回国会 農林水産委員会 第2号(1992/03/12、15期、日本共産党)

○林紀子君 私は、まずアメリカ産米の展示問題についてお伺いしたいと思います。  在日アメリカ大使館のパーカー農務担当公使は、九日の農水省内での記者会見で、来月、四月十四日から十六日に東京で開催されるグレート・アメリカン・フード・ショーにアメリカ産米を展示する意向だと発表したと伝えられております。アメリカ産米の展示をめぐりましては、昨年三月の千葉・幕張メッセに展示を強行したことから、食管法違反だとして撤去を求めた日本側との間で外交問題にまで大きく発展しました。そして、昨年の三月十三日には、農民運動全国連合会などが千葉県警に米国米協議会を食管法違反で告発しております。  警察庁にお伺いいたしますが……

第123回国会 農林水産委員会 第3号(1992/03/26、15期、日本共産党)

○林紀子君 酪農経営は急激に悪化しているという事態につきましては、先ほど来いろいろお話がありました。ぬれ子や乳廃牛の大暴落、その最大の原因は昨年四月の牛肉自由化であったことは明らかだと思います。政府は、牛肉自由化を決定した際、畜産農家には迷惑をかけないと言って国内措置を決めました。しかし、現在、自殺者が出るほど非常に大きな影響を与えております。  私は最近、北海道の酪農家の方にお話を伺いました。その中で、もし負債の償還を入れなければ、それが全くなければまあ何とかやっていけるような状況だ。しかし、負債の償還を入れるともう全くの大赤字でどうにもならない。しくじったらそのとき考えよう、見通しはないけ……

第123回国会 農林水産委員会 第4号(1992/03/27、15期、日本共産党)

○林紀子君 私は広島県に住んでおりますが、広島県は松林の面積が全国一で、しかも瀬戸内海沿岸部を中心に松くい虫被害が大変大きい場所だということですので、川尻町の野呂山という山の上まで行って現地調査をしてまいりました。県の担当職員の方々や川尻町の町長さんなどにも大変御協力をいただきました。また、筑波にある森林総研で研究者の方々からお話を聞くこともできました。  そこで、こうした調査などをもとにいたしまして質問をさせていただきます。  まず初めに、この特別措置法が制定されてから十五年経過した現時点で、これまでの対策をどのように見るのかということです。  一つの意見として、岩波新書から「日本農薬事情」……

第123回国会 農林水産委員会 第5号(1992/04/07、15期、日本共産党)

○林紀子君 私は、まずアメリカ産米の展示問題についてお伺いしたいと思います。  食糧庁は四月一日、この十四日から十六日に東京品川のホテルで開催されますグレート・アメリカン・フード・ショーに、幾つかの条件をつけてではありますけれども、アメリカ産米の展示を許可しましたね。しかし、このアメリカ大使館主催のグレート・アメリカン・フード・ショーはどこから見ても商業目的だとしか言いようがない、こういう展示会ではないかと思うんです。  百四十の食にかかわるアメリカのメーカーや日本代理店、農業団体がここに出展をする。出展する食品、農産物は二千種以上である。そして、この展示会はトレードショーで、その場で日本人バ……

第123回国会 農林水産委員会 第6号(1992/04/16、15期、日本共産党)

○林紀子君 私はまず緊急な問題ですので、グレート・アメリカン・フード・ショーの問題について伺いたいと思います。  四月七日のこの委員会で私はこの問題を取り上げましたけれども、おとといから始まりましたこのグレート・アメリカン・フード・ショー、二日目のきのうの夜、新高輪プリンスホテルで食品関係の業者、輸入業者、ジェトロ、報道関係者、およそ千人を集めてレセプションを行ったということです。会場ではカリフォルニア米でつくられたたる酒の鏡開きから始まりまして、開会直前までは調理関係者は日本のモチ米だと言い張っていたそうですけれども、いざ本番になりましたら司会者がわざわざ大声で本日はアメリカ産のモチ米を使っ……

第123回国会 農林水産委員会 第7号(1992/04/23、15期、日本共産党)

○林紀子君 きょうは、参考人の皆様には、貴重な御意見をお聞かせいただきまして、ありがとうございます。私に与えられている時間が十分間とますます少なくなっておりますので、申しわけありませんが、全部の参考人の方に御質問できないことをお許しいただきたいと思います。  私も初めにそれぞれ御質問させていただきますので、後ほど順次お答えいただけたらと思います。  まず竹内参考人ですが、今、刈田委員から質問がございましたが、獣医師の卒後教育、生涯教育ですが、先ほど竹内先生が挙げられた二番目の現在の開業獣医師、それに対する講習会ですね、受講率が非常に悪いというようなことも伺っているわけですが、そうした問題に対す……

第123回国会 農林水産委員会 第8号(1992/04/24、15期、日本共産党)

○林紀子君 私は、まず大臣にお伺いしたいと思います。  それは、どうして四十三年ぶりに今この獣医師法が改正なのかということです。日本獣医師会は一九六〇年代の初めから長年にわたって現行の獣医師法の改正を要望してきたと伝えられております。例えば、昭和五十四年には独自に改正委員会を設置して検討され、獣医師法の改正案並びに獣医療法案というのを明らかにした。また、昭和五十七年には十項目に及ぶ改正要望をまとめ、平成元年の全国大会では改正要望の決議もされております。また、日本小動物獣医師会も昨年の十二月に獣医師法の改正案を明らかにしてまいりました。  こうした経過の中で、農水省はどうして獣医師法の改正案、獣……

第123回国会 農林水産委員会 第9号(1992/05/12、15期、日本共産党)

○林紀子君 私は、日本共産党を代表して、獣医療法案に対し修正の動議を提出いたします。  その内容は、今お手元に配付されております案文のとおりです。その趣旨と提案理由について、以下御説明申し上げます。  まず第一に、診療施設の構造設備に関しては、すべて省令にゆだねるのではなく、施設名を法案。に明記しています。その理由は、診療施設の構造設備が省令に定める基準に適合しない場合には、開設者もしくは管理者に対して、都道府県知事が使用を制限、禁止し、または修繕、改築の命令を行うことができることから、新たな設備投資を強いられ、経営上過大な負担となるおそれがあるからであります。したがって、診療施設名を明記し、……

第123回国会 農林水産委員会 第10号(1992/05/14、15期、日本共産党)

○林紀子君 農協の広域合併問題についていろいろ論議が行われておりますけれども、私も市町村という行政単位を超えた農協の広域合併について質問していきたいと思います。  一九九〇年度現在で三千五百七十四総合農協のうち、一四・二%に当たる五百八農協が既に広域合併したものであり、二十一世紀までに系統農協では一千農協を目指すという方針を立てましたが、昨年十月の全国大会以降も見直しが進んでいるということです。資料をいただきまして、それを拝見いたしましたら、ことしの四月一日現在、既に三千二百九十四農協になり、どれくらいの数にしていくのかという計画は、全国で七百七十四にしていく、そういう計画だという数字を見せて……

第123回国会 農林水産委員会 第12号(1992/06/18、15期、日本共産党)

○林紀子君 私も、農水省がさきにまとめました「新しい食料・農業・農村政策の方向」、いわゆる新政策の問題と米価との問題について大臣にお伺いしたいと思います。  この新政策の中では大変な問題が示されているのではないかと思うわけですが、「望ましい稲作経営の展望」、いただきました文書で十三ページに書かれておりますが、経営規模は個別経営体では十ヘクタールから二十ヘクタール程度に拡大すること、こういうことを明らかにしているわけです。  私は今広島県に住んでおりますが、例えば中・四国農政局管内、大変ここは平場が少なくて中山間地が圧倒的なところですけれども、この新政策で言われているような十ヘクタールから二十ヘ……


林紀子[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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データ更新日:2022/12/18

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