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森八三一 参議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

森八三一[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 質問主意書

このページでは森八三一参議院議員が委員会や各種会議で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。森八三一参議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。
 本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

■委員会発言一覧  ■各種会議発言一覧

委員会発言一覧(参議院)

2期(1950/06/04〜)

第8回国会 大蔵委員会 第2号(1950/07/18、2期、第一クラブ)

○森八三一君 理事の互選は成規の手続を省略いたしまして、委員長の指名に一任することの動議を提出いたします。

第8回国会 大蔵委員会 閉会後第5号(1950/10/23、2期、第一クラブ)

○森八三一君 旅費というのはどういうものですか。
【次の発言】 検察庁の旅費なんかも入つているわけですか。

第9回国会 大蔵委員会 第12号(1950/12/09、2期、第一クラブ)

○森八三一君 大体意見は出盡しておるようでありますが、所属しておる会派が違う関係上簡單に意見を申上げます。  私は原案に賛成するものであります。資本の蓄積が急務である我が国の現状において、現在の方法がより直接的に国民の各階層における資本の蓄積を促進するものであるという意味において、又現在の税負担があらゆる階層において堪え難い点にまで到達しておる現在において、できるだけ減税を速かに実行するということは、我々為政者のとるべき急務であると思いますが、この意味において、まだこの程度の減税では甚だ不十分であると思いますが、併し政府の労を多としまして、不満足ながら、この現在の段階においては、この程度の減税……

第10回国会 決算委員会 第4号(1951/02/12、2期、第一クラブ)

○森八三一君 四百九十五号につきまして、検査院のほうの一つお考えをお伺いいたしたいと思います。この問題は公定価格の改訂をめぐつて、特定の業者に対して不当の利益を與えたのではないかというような御指摘であるのでありまするが、公定価格の改訂については政府当局、関係当局が一番早期にその事情を御承知になるわけでありますので、この批難を逆に考えて見ますると、そういう事例は実際問題としては極めて僅少であろうと思いまするが、逆に公定価格が下がるというような場合には手持の食糧を早く処分をして、国に損害をかけないようにすべきではないかというような意図も含んでおる御指摘のようにも伺われるのでありまするが、若しそうい……

第10回国会 決算委員会 第6号(1951/02/16、2期、第一クラブ)

○森八三一君 五百二十六号について政府当局の御意見を伺います。検査院の御指摘はこの事の可否を御指摘になつたのではなくて経理の面についての御指摘と思います。只今御説明によりますと昭和二十四年度以降は、輸送を一切やめてしまつたという御説明があつたように承わつたのでありまするが、航海訓練のかたわら他日に備えて荷役等の実務を実習させるということの必要を痛感せられ、なおその当時における船腹の不足等の実情に鑑みましてこういう行為が行われたと思うのでありまして、それをやめてしまうということでは他日に備えて実習させるという点に欠ける点が起きて来るのではないかと考えられますことと、それから最近における海運界の実……

第10回国会 決算委員会 第7号(1951/02/19、2期、第一クラブ)

○森八三一君 五四九号につきましてお伺いいたします。五四九号の問題は政府の御説明がありましたように、その当時、非常に混乱をいたしておりました逓信省の重要な仕事を遂行するために、職員の給与関係を作為を以て支出したというようなことにつきましては非常に遺憾でございますが、その内容については了承したのであるというような御説明に承わつたのでありますが、若しそういうようなお考えであつたといたしますならば、検査院で指摘されました保安部だけにこういう事件があつたのでなくて、逓信省全体を通じて同様の問題があつたのではないかというふうに思われますのでありますが、他の部局におきましても同様な実情であつたのか、保安部……

第10回国会 決算委員会 第10号(1951/03/05、2期、第一クラブ)

○森八三一君 五百五十九号におきましては、これは只今郵政省のほうからの御説明によりますると、この所得税の未徴収額については、その後徴収をして整理をしたというお話でありまするが、その徴収整理をされましたのは、源泉課税をすべき当初の額だけであつたのか、延滞による関係における追加部分までも含めて処置をざれたのであるかどうか。これが一般会社民間等でありますれば、こういう事件が起きたときには、税務当局から極めて厳格な処置を受けておるのでありまするが、その関係をお伺いしたいと思います。  それから五百六十一号について報告されておる検査院の調書によりますると、この犯罪者からの回収金が極めて少額のように相成つ……

第10回国会 決算委員会 第11号(1951/03/07、2期、第一クラブ)

○森八三一君 四百四十号でございますが、お伺いいたしたいと思いますのは、検査院の御指摘に対しまして、印刷庁のお答えは、集荷の場所の関係から出荷の事情に相当の変化があつた。それから場外工場への製紙の割当量について契約をしたあとで、輸送ルートの変更があつたので、プールしたためにこういうような六百万円にも上る。結果においては過払いを生ずる非常に遺憾な結果が生れているというお話でありますが、大体みつまたにいたしましても、こうぞ、或いはパルプのようなものにいたしましても、殊にみつまたのようなものでありますれば、こんなに一朝一夕にすぐできるものではない。大体どの町村、或いはどの郡、若しくはどの駅を中心とし……

第10回国会 決算委員会 第12号(1951/03/12、2期、第一クラブ)

○森八三一君 今カニエ委員の資料の提出でありますが、途中から参りまして、どの程度までの内容までかわかりませんが、関係者だけの調査というのでなくて、関係者……退官等ありますれば、その後そのかたがどこに勤務しておるかということまで調査をした資料があればお出しを願いたい。
【次の発言】 こういう問題につきましては知識がありませんから、技術的に間違つておるかも知れませんが、先刻特調の御説明では、特別な工作施設はしなければならないというようなことで、需用電力の実費というものでは何か計算が取れないと、そこで或る程度特殊施設に対する損耗といいますか、よくわかりませんが、そういうものを附け加えたのだと、だから……

第10回国会 決算委員会 第15号(1951/03/19、2期、第一クラブ)

○森八三一君 先刻官房長官からもお話がありましたが、非常に終戦直後の混乱のときでありまして、二十三年度は比較的こういう事件が多かつたと思います。その後だんだん一般的な社会情勢も安定をして参りましたので、漸次減少はしておると思いますが、といつてこういうような不正事件が絶滅になるというような情勢ではありませんのでありまして、御心配になつていますように、何らかの方法によつてこれがあとを断つようにして行かなきやならん。そのために一つの方法としては、厳重な処罰を加えまして再びそういうような犯罪不正が起きないように、一罰百戒と申しますか、戒をとるということも一つの方法であると思いますが、長官もおつしやいま……

第10回国会 大蔵委員会 閉会後第1号(1951/07/24、2期、第一クラブ)

○森八三一君 調査に参りましたときに問題がたくさんありますが、主たる問題だけを御報告かたがた局長にお伺いしたいと思います。勤労控除の問題は、只今松永委員からもお話がありましたように、強い要望がございましたが、これは努めて社会政策的な見地からも考慮しで頂きたいと思います。同時に保險料の控除の問題でございますが、現在は二千円ということになつておりますが、これもやはり同様な見地から一万円程度に引上げるべきではないかと、安くなるほうは不賛成はございませんので、一般的なことでございますが、保險料の問題は、特にその他の要望事項と同様に考うべきではないので、特に考慮する余地があるというようにも思われますが、……

第10回国会 大蔵委員会 閉会後第3号(1951/08/08、2期、第一クラブ)

○森八三一君 只今小林委員から九州方面の御調査の結果、要望のあつたところの点について当局の御意見を伺われたのでありますが、私清沢委員と一緒に北海道のほうに参りまして、いろいろ調査をいたしました事項について御報告を申上げたいことがありますが、只今の問題に関連いたしまして一、二お伺いいたしたいと思います。  その一つは中小企業金融の問題であります。おおむねの府県に県内の施設として信用保証協会の制度があつて、これが相当活発に動いている県があることは御案内の通りであります。そこで今度の国策による保険制度とこの信用保証協会の関連ということでお伺いをいたしたいと思うのでありますが、中小企業者は非常に金融に……

第10回国会 大蔵委員会 第15号(1951/03/06、2期、第一クラブ)

○森八三一君 中小企業者、農民、漁業者などの経済振興を図りますことが非常に重要でありますことは、今更申上げるまでもありません。で、この問題に関連いたしまして、特に金融の円滑化、金融の疎通を図るということが、非常に重要であるということで、政府当局におきましても、いろいろの施策を進められておるのでありまして、今日の状態で十分であり、満足であるというわけではございませんが、いろいろの方途が講ぜられておるということは十分に私どもも了承し、認めるところでありますが、その一環といたしまして、特に商工中央金庫、農林中央金庫などに対しまして、先に政府が優先出資をされまして、債券発行の限度拡大に資せられたのであ……

第10回国会 大蔵委員会 第16号(1951/03/07、2期、第一クラブ)

○森八三一君 先刻の御説明によりまするというと、これらの資金は、入植者に対しましては公平、平等に貸付けをするというように承わつたのでありますが、それは勿論予算の範囲内で行われることになるのでありまして、そういたしますると、実際の営農なり住宅なり、それぞれの用途につきまして、所用とする実額と、貸付けをせられる額との間には開きがあるように思われるのであります。その実際の所用額と、この制度によつて貸付けを行われまする額の比率が大体どれくらいになつているのか。それからそれが非常に開きがありといたしますると、その不足部分というものは、一体どういう方法で調達をされておるのか、或いは入植している諸君は、非常……

第10回国会 大蔵委員会 第17号(1951/03/08、2期、第一クラブ)

○森八三一君 各條別の説明の際に、原則として担保をとる。その担保には物的の担保と人的の担保とある。こういうお話でありましたが、これは絶対的の條件としてお考えになつておりますか。必ずしも絶対的のものでないのかどうかということを先ずお伺いいたします。それから第三の点は、今大矢委員の御質問に対しまして、農林中央金庫、その他一般市中銀行を通じてこの貸出の趣旨に副うものについては委託をして取扱をせしめるというお話でありまするが、その場合の資金の限度は六十億ということに一応現在はなつておりますので、各取扱機関別に限度をきめておやりになるのか。各機関がそれぞれ申込を受けて、銀行が二割の負担を最後には持つ場合……

第10回国会 大蔵委員会 第19号(1951/03/12、2期、第一クラブ)

○森八三一君 この法律案によりますると、借入金の返済に関しまする必要な事項を、この次に召集される国会に提案をするということと、更に二十六年度中に返済の事務を開始するということと明記されておりまするので、一応臨時国会が年度中に約束ぜられておるようにも考えるのでありますが、特別委員長からお話がありましたように、この問題を中心にいたしましていろいろの問題が捲き起つておりますることでもあり、問題の性質上極めて急速に処理をすべき内容もあると思いまするし、双方考えまする場合に、すでに昭和二十四年度に法律が制定せられまして、数万件の審査も完了しておるというような事実を考えまする場合に、この国会も会期終了まで……

第10回国会 大蔵委員会 第22号(1951/03/15、2期、第一クラブ)

○森八三一君 先刻大蔵省の御説明によりますると、本法と現在の制度と変りまする点は、預金部預金法を廃止して新たに資金運用部資金法を制定したという形式的な一つの変化と、更に運用に関しまする運用先が拡大をせられたというような点が取上げられまする大きな点でありまして、実質的には大して現在のそのものと重要な変更はないというような御説明であつたと伺うのでありまするが、そういたしますれば、郵政関係からいろいろ陳情やら意見を述べられておりまするような問題を惹起することはなくして済むようにも思われるのでありまするか、どうか非常にこの問題が発表せられましてから大きな問題を捲き起しておるのでありまして、ただ形式的に……

第10回国会 大蔵委員会 第23号(1951/03/19、2期、第一クラブ)

○森八三一君 非常に小さい問題でありますが、農地改革の最後の仕上的な一つの考慮としまして、御承知の土地の交換分合を推進して行かなければ、更に一層生産を高めて行くということが、労力的にも関係いたしまして非常に困難であるということで、政府のほうもこの問題につきましては、かなり農林省を中心として積極的に推進をされておるという状況にあるのでございます。これは非常に細分化された農村の実情から申せば、非常に大切な問題だと思うのでございます。その場合に等価の交換のときには課税の対象にはなりませんのでありますが、不等価の交換の場合には、その超過部分に対して所得の課税があるというような話を聞くのでありますが、そ……

第10回国会 大蔵委員会 第28号(1951/03/27、2期、第一クラブ)

○森八三一君 本年の四月一日に公団が解散になりまして、清算に入る関係上、当然清算の費用が要ることは理解ができますが、剰余金予定額十四億をその一部に充てるというのでありますが、今政府のほうで立てておられまする清算経費というものにつきまして、大体の見込を伺いたいと思います。
【次の発言】 法律の九十九條によりまして開港の具体的な地域が規定されているわけでありますが、今度の改正に関連いたしまして別表が改正になつていると承知をいたすのでありますが、改正になりました……廃港になつたもの、それから新らしく指定せられたものありといたしますれば、それを具体的にお示し頂きたいと思います。  なお今度の法律が成立……

第10回国会 大蔵委員会 第32号(1951/03/31、2期、第一クラブ)

○森八三一君 杉山さんの附帶決議がありますが、あれはどうなさいますか。

第10回国会 大蔵委員会 第35号(1951/05/16、2期、第一クラブ)

○森八三一君 第一にお伺いしたいのは、中小企業の特に疎通の円滑を図りますことは非常に大切な問題であつて、いろいろ施策をやつておりますが、特に金庫につきまして将来格別に政府としましても保護、助成、発達を講じて行かなければならんと思いますが、その場合に、御説明によりますと、この金庫は営利をも目的としているというような御説明であつたのでありまするが、農業協同組合等の例に見まするごとく、特別に政府がこの制度の発達を図ります場合に、明確に営利をこの観念のうちに包蔵しておらないというような規定をすることが妥当のように思うのでありまするが、その点に関しまして特に営利をこの観念のうちに含めさせなければならんと……

第10回国会 大蔵委員会 第37号(1951/05/18、2期、第一クラブ)

○森八三一君 先刻の提案者の御説明によりまして、当初本法を構想せられたときの意図は十分わかりましたが、ここに具体的に現われておりまする條章から考えまして、既設の信用協同組合は施行法の三條の手続をとらなければならんという規定ではなくて、手続をとりますれば信用金庫に移り得るという規定と存じます。その場合は信用金庫に移りました場合と、従前の信用協同組合で現存しておつた場合と、事業上実質的にどういうような変革がございますか、お伺いしたいと思います。
【次の発言】 業務上の変化はお話のように極く特殊なものについてはございますが、本質的にはないといたしますと施行法の三條の手続をあえてとるというようなことに……

第10回国会 大蔵委員会 第38号(1951/05/21、2期、第一クラブ)

○森八三一君 先刻の御説明で非常に疑問に思いますのは、地方庁の監督である、帳簿も見ることができないというようなことで、監督が非常に徹底をしない憾みがある、大蔵省直属の監督であれば非常に精密な検査監督が徹底して、債権者等に対する十分な保護が行き届くというところで、残される信用協同組合と新らしく組織替えをいたしまする信用金庫とは相当の区別が考えられるというような御説明があつたように承わりつたのであリますが、若しそういう観念がこの改正と申しまするか、法律に含まれておるということになりますれば、これは残されて行く、この新らしい法律に適合いたしません信用協同組合は、その存立を根底から破壊されて行くという……

第10回国会 大蔵委員会 第41号(1951/05/25、2期、第一クラブ)

○森八三一君 信用金庫は、第一條によりまして「協同組織による」中小企業者に対する金融機関であるとはつきりいたしておりますが、そういう観点から考えますると、信用協同組合について中小企業等協同組合法に規定されておりまするように、剰余金の配当等については、当然非営利的な性格を発揮するために、制限せられるべきものと思われますが、金庫に制限を特に設けられておりませんのはどういう理由でありますか。
【次の発言】 信用金庫の行いまする業務は、この原案によりますれば、信用協同組合の場合と殆んど内容的には差異がない。本質的にも信用協同組合も信用金庫も協同組織による中小企業金融機関であるという点で本質も違つておら……

第11回国会 決算委員会 第1号(1951/08/17、2期、第一クラブ)

○森八三一君 決算委員会として付託されておる仕事の任務を達成するために、現地について十分調査をいたしますことの必要なことは異論はありませんが、ただ今御説明になつたような税の関係についての調査ということになりますると、参議院としては、私の承わつておるところでは予算委員会の関係におきましても、予算の関係からこういう問題について調査に御出張になつておる、大蔵委員会でも当然税の関係の立場において国税局、財務局、或いは税務署等についてこの調査を進めておる、決算委員会も角度は違いまするが、同様の内容の調査に出かけて行く。それがいずれも相手方が同じ国税局なり、財務局ということになるので、受ける側から見まする……

第12回国会 決算委員会 第2号(1951/10/19、2期、第一クラブ)

○森八三一君 只今のカニエ委員の動議に賛成いたします。

第12回国会 決算委員会 第6号(1951/11/08、2期、第一クラブ)

○森八三一君 (七)の分でお伺いしますが、検査院の報告によりますると、宮城刑務所の鴫原との間に立木の買受に関する契約ができておつたというように示されておるのであります。鴫原とその次の間にどういうことがあろうとも政府と関係があるのでございまして、鴫原との契約であれば鴫原に当然立木代金は支払つて然るべきものと思われますのに、全然実態はどうあろうとも形式的に全然関係のない人に金を支払うということが行われておるように只今の説明では伺えるのでありますが、かように理解してよろしいかどうか、これを先ず一点……。
【次の発言】 鴫原に小切手を切つて支払うということでありますれば、当然その際に鴫原から徴收すべき……

第12回国会 決算委員会 第7号(1951/11/15、2期、第一クラブ)

○森八三一君 この問題は委員会の決議に基いて委員長が要請をされておる事項であるので、委員長としては委員会にお諮りならなくても、非常に澁滞をしておることについては促進を常時おやり願うということにお願いいたしたいと思います。
【次の発言】 総括的な問題でお伺いしたいと思うのですが、二十四年度の検査院の決算報告により薮すると、徴收不足のものが一億八千万円是正され、源泉徴收の関係におきましても一億一千余万円が是正をされておるというような、非常に厖大な数字の報告があるのであります。これは只今汚職事件に関連して、長官からお話がありましたように、この仕事に携わつていらつしやいまする多数の職員の素質が十分でな……

第12回国会 大蔵委員会 第4号(1951/10/30、2期、第一クラブ)

○森八三一君 中小金融につきましては、非常に御努力になつておることは結構なことであります。更に拡充して頂きたいと思いますが、ここで一つお伺いいたしたいことは、まだ具体的に提案になつておりませんが、提案になりましても非常に問題が複雑でありますので、どういう結果が生れて来ますかは予測はできませんことでありますが、すでに政府の示されておるように、この際何がしかの行政整理が行われるという状態になろうと思うのであります。その場合に被整理者のうちには、恐らく相当数の受恩給者という部類が含まれると思うのであります。こういう人に対しましては、政府当局は相当力を入れて就職の斡旋等に尽力をするとおつしやつてはおり……

第12回国会 大蔵委員会 第5号(1951/11/01、2期、第一クラブ)

○森八三一君 今度の改正の関係で退職所得につきましては、他の所得と分類をして特例を設けられたという点忙つきましては、私どもかねての希望が一部通りましたことで非常に結構と思いますが、ただここで退職所得と申しましても、相当長年月就職いたしまして、本当に老後のために取得するような退職所得と、そうでないような意味における退職所得、内容にはいろいろあろうと思うのであります。そういう場合に今度の特例におきましては、一律の、一定の方法で計算をするというような建前になつておりますが、これは恐らくこういうような改正案を、お考えになる際には、一般の勤労者のようなもので相当長年月、二十年、三十年就職いたしまして、本……

第12回国会 大蔵委員会 第7号(1951/11/07、2期、第一クラブ)

○森八三一君 只今先生から税の捕捉歩合をもつと上げて行くということのためには、むしろ納税義務者の数を整理して行くというような方向に行くべきではないかというお言葉があつたと思いますが、観点を変えまして、そういうふうに仮定して、現在の社会情勢なり経済情勢からいたしまして、どの程度までの所得者が直接国税の負担者ではないというのか。その限界があるのか。額の点から申しますとどうお考えになつておりますかを一つお伺いしたいと思います。
【次の発言】 その次に法人税のことについてお話がありましたのでありまするが、そのお話の中に、個人事業所得の関係における政府の計算を例におとりになりまして、法人の中にもいろいろ……

第12回国会 大蔵委員会 第8号(1951/11/07、2期、第一クラブ)

○森八三一君 二、三の点について大臣の御所見を伺いたいと思います。その第一は、先日も主税局長にお尋ねしたことでありますが、最近の経済情勢、物価の値上り等に伴いまする生活の負担を今度の減税によつて吸収するというお話につきましては、非常に感謝をいたしまするのでありまするが、ただ従来課税を受けておつた人は今度の減税によつて吸収されんという結果になる。私はこれは間違いないと思いますが、今まで課税を受けておらなかつた階級、これはお出しになつておる諸般の報告によりましても相当多数存在をしております。そういう人は鉄道なり、その他の物価の改訂に伴う値上りというものをどこで吸収されるかということについて非常に不……

第12回国会 大蔵委員会 第13号(1951/11/14、2期、第一クラブ)

○森八三一君 條約局長に一点だけお伺いいたしますが、先刻の小林委員との質疑応答によりまして、條約局長のお気持は十分わかりましたが、今後結ばれるであろういろいろの協定につきましては、国民の権利義務に関するような問題には触れないというように十分に努力をし、そうあるべきであるということについては十分理解できますが、同時に又国会の予算なり法律の審議に関する権限には何らの掣肘が加わつて来るようなことはあり得ないというようなふうにお話になりました。一応理解はできるのでありまするが、そういうように考えて行きますると、この提案されておりまする補償法の中の百億というものについて国会の審議権が自由に発動をしてよろ……

第12回国会 大蔵委員会 第14号(1951/11/15、2期、第一クラブ)

○森八三一君 これを以て私打切りますが、企業庁長官もお聞きであつたと思うのですが、先ほど主税局長の答弁の中にもありましたように、昭和二十五年度の所得税制度の改正によりまして、御承知のごとく青色申告をするその際に、今のようないわば電力の不足のために非常に生産が落ちたというような事態を証明すべきものがあれば、その欠損分としてこれをみなすということをはつきり言つておるし、又法規にも出ておるんですから、あなたの企業の操業度の増進、資金の点、そういう点についての御心配、御配慮を願わなければなりませんが、一段とこういう面の折衝もして、幾分でもこういう災難と言いましようか、生産減退をした中小企業者に対して負……

第12回国会 大蔵委員会 第15号(1951/11/16、2期、第一クラブ)

○森八三一君 十九条で百億円というように会計年度の限度がきまつておりますが、恐らくこの法律が発効すれば請求権者は請求を行うと思いますが、その査定の結果が百億円を越えるというような事態が発生した場合における実際の支払順位はどうなつておりますか。

第12回国会 大蔵委員会 第16号(1951/11/17、2期、第一クラブ)

○森八三一君 私は以下申述べまする二、三の希望も附しまして、本法案に賛成をいたします。  その第一は、すでに小林委員からも御指摘がありましたし、木村、菊川委員からもお話があつた通りでありまして、この法律は平和條約の十五條に基礎をおいて制定をせられるということに相成つておるのでありまするが、審議の過程におきまして、政府当局も十分明らかにいたしました通り、すでに十五條におきましては国民の負担すべき経済的な限度について約束がなされておるのでありまして、政府委員もこのことに関する限りは明確に国会の審議を無視するような結果に相成るということを認めておるのであります。他面国会の審議については十分尊重すると……

第12回国会 大蔵委員会 第17号(1951/11/20、2期、第一クラブ)

○森八三一君 農業の共済保險といいますから、今いろいろ率の問題で御議論があつたのでありますが、この際一つ私はこの問題につきまして基本的な考え方をお伺いいたしたいと思います。と申上げますのは、農業の災害を補償するということが趣旨であるわけでありまして、結局野溝委員からもお話がありましたように、米麦等の主食を生産するということが日本の国情から考えまして如何に重要な問題であるかは、もう今更申上げるまでもございません。更にこれを拡大いたしまして、国内自給が完成するような程度にまで推し進めて行かなければならんという、極めて切迫した必要に追られておることも申述べる必要はないのであります。而も日本の農業は気……

第12回国会 大蔵委員会 第19号(1951/11/22、2期、第一クラブ)

○森八三一君 農林委員長にお伺いしますが、今の特別会計のほうにつきましては只今御説明がありまして、いずれ文書を以て御配付を願うということでありますのでお願いをいたしまするが、基本の繭糸価格安定法案のほうの修正が基礎に及んでおると思いますので、先刻司令部のほうに云々ということもあつたんでありますが、基本である繭糸価格安定法案の修正点についても同時に一つ参考としてお示しを願うことをお願いいたします。
【次の発言】 参考のために……。

第12回国会 大蔵委員会 第21号(1951/11/26、2期、第一クラブ)

○森八三一君 経済の自立を完成いたしますることにつきまして必要であるということは今更申上げるまでもないことであります。特にいよいよ平和條約の発効を控えましてこのことを急速に完成して行かなければならんということにつきましては、しばしば大臣も要請されている点でありまして、同感でありまするが、そのために置かれている国情から考えますると、特に農業生産の飛躍的な進展を図るということが非常に大切じやないかと、こう思うのであります。それに関連いたしましてお伺いいたすのでありますが、先日田村委員の物価政策に関する質問に対しまして大臣の御答弁は、米麦のような主食は非常に国民全般の生活にも関係のある重要な関係に置……

第12回国会 大蔵委員会 第22号(1951/11/27、2期、第一クラブ)

○森八三一君 私は提案されておりますこの法案には原案通り賛成をいたすのでありますが、ただ物品税全体を通しましてこの委員会でしばしば各委員から質問もあり当局からもそれぞれ御答弁があつたのでありますが、物品税の内容におきましては勿論当然我々首肯し得るものもありますが、中には大衆課税というような形においてこれを軽減すべき必要のあるものも多分にあるわけでありまして、当局におきましてもいろいろ御考慮願つておる答弁があつたのでありますが、当委員会におきましても請願陳情等につきましては、愼重に審査をいたしまして、それぞれ政府に意見を具申いたしておるのでありますが、これらの決定につきましては然るべく早急に当委……

第12回国会 大蔵委員会 第23号(1951/11/28、2期、第一クラブ)

○森八三一君 今の政府委員の答弁でありますが、起訴をされたときには本人は勤務をしないと、だから休職の処置をとる。そこで或る一定給與を減額するというのは当然であるというお話であつたように伺いますが、起訴をされたから勤務をしないということは絶対的なものではない。これは事例がたくさんあります。刑事事件によつて起訴をされましても、不拘束のままで起訴されており、通常の執務に堪え得るという場合は例証いたしますれば幾らでもあるので、そういうものを無理に休職せしめてしまうということは、その本人の精神的な打撃というものも非常に大きいと思うのであります。而もそれがまだ白とも黒とも決定をしておらないというときに、強……

第12回国会 大蔵委員会 第24号(1951/11/29、2期、第一クラブ)

○森八三一君 継続審査ということになりますれば、次の通常国会までの間に審査をして報告をする義務が発生するやに思つております。それですから今の予定通り参りますれば、明日で十二国会は終るのでありまして、そこで十三国会との間に審査をしたという形にならなければならんと思いますので、一日の日にでも継続審査を一通りやりまして、それで更に審議が済まなくて十三国会に入つて行くということにしなければ手続上困りはしないかと、こう思いますが。(「賛成」と呼ぶ者あり)

第13回国会 決算委員会 第2号(1951/12/13、2期、第一クラブ)

○森八三一君 一つ大蔵省にお伺いしたいのは、法務府の解釈は如何ようでも別にいたしまして、法務府に照会する前に大蔵省内部ではすでに同様の見解を持つておるというお話でございましたが、払下をするその払下条件に違反をした目的に使つておるという場合でも、そのまま契約を変更することは法的にできん、こういう見解を承知してよろしうございますか。
【次の発言】 先刻検査院の契約書に関する条項の御説明では、とにかく司令部の意向がどうあつたかなかつたか別問題で、政府と当事者との間に交わされた契約には客船には使用いたしません、使用してはならぬという条件が明確についておつたように伺つたのであります。そういう条件で払下を……

第13回国会 決算委員会 第6号(1952/02/13、2期、第一クラブ)

○森八三一君 今のお話で、前のカニエ委員の御質問と今長谷山委員の御質問に対するお答えが少し建つてお話になつておるように思うのでございますが、関連してもう一遍お伺いいたしますが、覚書によりますると自動車の売却代金は、それが七十万円に売れようと百万田に売れようと、成るべく高く売つてもらつて、その全額を特別調達庁に入れるということになつておると思うのでありますが、その売れたお金を更に利殖をして、運用をして、もつと多くして払うということについて了解をされたかどうか、その点を明確にお答え願いたいと思います。
【次の発言】 私の聞き方が惡いのかまだはつきりいたしませんが、覚書によりますればいろいろの物件が……

第13回国会 決算委員会 第9号(1952/02/22、2期、緑風会)

○森八三一君 今のカニエ委員の質問に関連いたしましてお尋ねしたいと思うのですが、或いは私今日出席が遅れましたので、御説明があつたとすればお許しを頂きたいと思いますが、建設部関係の事件も、研究所関係の事件もいずれも工事の年度としては二十五年度に端を発しておると存じまするのでありますが、それが昨年の秋頃になつて司直の手を煩わすというような事件に発展しておるわけでありますが、その間新聞記事として世間に現われて参りまするまでに、この建設部関係、神戸、下関、秋田の工事の関係、研究所の工事の関係等について内部監査を行われましたことがありましたのかなかつたのか。更に検査院におきましてこの会計検査をおやりにな……

第13回国会 決算委員会 第12号(1952/03/05、2期、緑風会)

○森八三一君 この五百五十六号の事件について、調査不十分で、こういう結果になつたというように報告されておりまするが、或る程度事業を遂行して、二十四年二月に予算が不足のために解約した当時には、事前における抽象的な調査ではなくて、すでに相当の事業が具体的に更質的に進行せられたわけでありますので、その成果というものについては十分わかつておつたはずだと思いますが、更にそれを四月になつて再契約し、而も更に工事分量、事業分量を増大して契約されたということは、一体どういうことなんだか、その辺のいきさつを十分御説明願いたい。
【次の発言】 私のお伺いしておるのは、一部それで了解しましたというのは追加した部分に……

第13回国会 決算委員会 第16号(1952/04/01、2期、緑風会)

○森八三一君 四百八号の問題でありますが、支払に当つてその査定が甘過ぎたという点が、まだ問題として残つておるということを、実地調査の結果指摘がされておるのでありますが、国が事業に対する請負代金を払うときに甘過ぎるとか、から過ぎるとかいうことの存在することは、実に不可思議なことに思いますが、一体この甘過ぎるということはどういう内容を持つておるのか、その実体を一つ御説明を願います。
【次の発言】 去年も問題になり、只今も御説明のあつた四百十七号のウオータープルーフイングでありますが、特調の実地調査のときの説明によりますと、横浜と仙台でこのものは使うのだ、それを大阪で購入したということでありまするが……

第13回国会 決算委員会 第17号(1952/04/17、2期、緑風会)

○森八三一君 四百二十八号の案件でありますが、冷蔵庫ほか八品目を売却することに決定をいたしまして、その代金徴收前に引渡しをしたというのでありまするが、その代金徴收前に現品を引渡しするに当りまして現地調査の報告によりますと、借用証というものを取つて渡したというのですが、これは一体売却が決定したものに対して借用証を取つて渡すという行為は、財産の処分に関しまする規定に照してどういうような規定に当てはめて取られたのか、その辺を御説明願いたいと思います。
【次の発言】 こういうような措置は実際これ一件だけであるのか、特調でこういう事件を扱われまする場合に、たまたま会計検査院が発見されたのはこれ一件である……

第13回国会 決算委員会 第20号(1952/05/07、2期、緑風会)

○森八三一君 カニエ委員の御発言に私も賛成でありまするが、一点伺つておきたいと思いますのは、検査院の御説明は、作業に要した費用は国庫の負担で全額認めたんだと、それが妥当か妥当でないかは別問題にして全額認めたと、だから松庫商店からこの附属書類によつて入つた金は国庫の收入にすべきだという御主張のように思いますが、そういうことでございますか。
【次の発言】 そこで検査院にお伺いしたいのは、八百五十万円というのは二千七百六十五トンに対する実際支出の作業費であると、それから四百九十三万円という額が出て来ておるのは、一万三千五百トンという数が基礎になつて出て来た数字だと、そこに基本的に元のスクラツプの数量……

第13回国会 決算委員会 第25号(1952/05/21、2期、緑風会)

○森八三一君 今郵政省の御説明で、払込む金と払出す金とを差引きしてネツトだけが上つておる、未計上ではない、未記載でもない。案質的には記載されておるんだということの意味はよくおかりました。わかりましたが、そういう計理では、私は郵政事業特別会計の計理形態というものを詳細に承知いたしませんので、了解いたしませんから間違つた質問を言うのかも知れませんが、計理の通念から行けば、これは差引きネツトを計上するということは、その事業の実質を物語らないということになるので、この計理としては非常にまずい計理だと思う。かようなことでは不正があつてもはつきりせんために非常に困難な問題が巻き起つて来るという危険があるよ……

第13回国会 決算委員会 第26号(1952/05/23、2期、緑風会)

○森八三一君 余り大きい問題ではありませんが、一応当局に御質問したいと思いますことは、例の財産税等の納付が非常に困難で、当時非常に物納があつたと思います。その後同様な納税の関係で、物納ということがしばしば行われていたと思いますが、そういう物納財産につきまして、どういうふうに整理が進んでおりますですか。又その処分についての御方針なりを一応伺つておきたいと思います。
【次の発言】 検査院の批難事項のなかにも見えておりますので御承知と思いますが、そういうような処分の場合、換価の場合に、特定の会社等を利用してその実施に当つておられる。これは役所のほうの機構なり或いは人的な整備の関係、そういうものの処分……

第13回国会 決算委員会 第27号(1952/05/27、2期、緑風会)

○森八三一君 非常に小さな問題ではありまするが、五百四号の場合において、四十万円を付掛けをして定員外に雇用した職員の給與等に流用した、この場合に不正流用の資金でありますので、被用者に対する給與の所得税等の処理がどうなつておるのか、恐らく不正の金でありますので、源泉控除等の措置は行われておらんのではないかと思います。
【次の発言】 源泉でそういう控除の措置が講ぜられ、所得税が税務署に納入されておるとすれば、こういう事件はその当時すでに明確になるべき筋合のように思いますが、その当時発見されなかつたというのはどういうところに基因しておるのか。

第13回国会 決算委員会 第29号(1952/06/04、2期、緑風会)

○森八三一君 検査院の山名次長に一つお伺いしたいのですが、総括的に指摘されておりますたばこ事業の第一の問題ですが、勿論公社の事業は国が行います専売の仕事であると申しましても、独立採算制をとつております企業体であるということ等の本質からいたしまして、その経営が経済的に効果を挙げて行くという線を十分に打出して行かなければならんということについてはお話の通りでありまして、殊にこの専売公社事業が国民の負担、生活に密着をしておるというような点から考えまして、お話の点は全く同感であると思いますが、それに関連していろいろ指摘されておつた製造数量が販売数量と比べて非常に多く、而も年度末殊高が大体二〇%程度にな……

第13回国会 決算委員会 第31号(1952/06/10、2期、緑風会)

○森八三一君 本件に関しましては、カニエ委員から詳細な御質問もあり、建設省、検査院からもそれぞれ詳細な御答弁があつたのでありまするが、検査院が批難し、指摘されております要点は、本件に関しまして、こういうような工事をやることがよろしいとかよろしくないとかということとか、或いはこの工事の結果、技術的にこれが非常に成功であつたとか、なかつたとかということを指摘されているのではなくて、災害復旧という観念から、これが逸脱して行われているということではないか。若し今後国費の使い方がこういうような考え方の下に進められて行くとすれば、それは法規なり規定なりに違反をするという結果を招来し、予算の執行にまずい結果……

第13回国会 決算委員会 第34号(1952/07/22、2期、緑風会)

○森八三一君 国鉄のほうにお尋ねするのでございますが、六百四十四、六百四十五との調定が遅れておるという点が第一点批難事項と思いますが、これはどういうわけで遅れたのか。現在の国有鉄道の人員配置の実情ではこの程度の調定が遅れておることは止むを得ない当然のこととして扱われておるのかどうか。  それから徴収時期は最近は四期に分けているというお話がありましたが、これは四期に分けることによつて一回の徴収金額は小さくはなるでありましようけれども、前段申上げますようなことになれば、結局合計して見ればやはり徴収の期間が遅れておるということと同様になつて行く、こう思うのでありますが、実情はどうなつているのか、この……

第13回国会 大蔵委員会 第3号(1951/12/13、2期、第一クラブ)

○森八三一君 議事進行について。非常に重要なものでございますので十分意を盡したいと思いますが、大蔵当局に対しましては質問することがしばしばあると思いますので、折角会計検査院長もお見えになつておりますから、この機会に会計検査院の見解を伺うというように御進行を願いたいと思います。(「賛成」と呼ぶ者あり)
【次の発言】 質疑じやなしに御見解を、継続費に対する見解を聞きたい。

第13回国会 大蔵委員会 第9号(1952/01/31、2期、第一クラブ)

○森八三一君 今の大臣の御説明で減額修正は可能である、増額についてはまだ保留されておりまするが、政府のほうは予算提出権があるのでございますから、一旦継続費を国会で議決いたしまして、それを次年度で政府が予算を提案する際に減額提案するという権限を與えられるかどうか。国会が修正することは可能であるという御答弁でございましたが、政府が積極的に、前国会で議決した年次割の次年度分を減らして提案をするということは可能かどうかという点をお聞きしたい。

第13回国会 大蔵委員会 第18号(1952/03/04、2期、緑風会)

○森八三一君 第十二国会に今度提案になりましたと同じような趣旨における税法の改正が行われておるのですが、その際の説明にありました言葉は、郵便料金、鉄道料金等いろいろ価格の改訂に伴いまして国民の負担が殖える。その殖える部分を放置することは民生を圧迫するので、税法の改正でこれを救済したいというような御説明かあつたと記憶いたします。そういうような御説明に関連いたしまして、その当時税を全然負担しておらん者は減価の処置が講ぜられましてもその恩典には浴し得ない。価格の改訂による負担の増だけはこれをどういうふうに救済して行くかという問題が非常に大き仏問題であるし、是非とも急速に解決をしなければならん問題であ……

第13回国会 大蔵委員会 第21号(1952/03/11、2期、緑風会)

○森八三一君 今木村委員の割増課税というのですか、割当課税と言いますか、そういうことに関連する問題でありますが、そういうような事実がないんだ、又そういうことがあれば当然納税者としては異議の申立てもできるのだから、法的にそういう措置をとらるべきであるというような御説明であつたのでありまするが、もう少し私は実際の実務をおやりになつておる職員の立場からお聞きしたいと思うのでありますが、まあ農村の課税の事例で申上げますと、水田は一反歩はどの程度の所得であるか、畑はどうだとか果樹園はどうだとか、或いは家畜はどうだとかいうような基準を一応その県なりその郡なりの、それぞれの農業関係の機関なり役場等と相談して……

第13回国会 大蔵委員会 第22号(1952/03/12、2期、緑風会)

○森八三一君 只今の御説明で砂糖の関係で先ず第一にお伺いしたいのでありますが、砂糖の関税と消費税の増徴を合して約七十億円程度の收入増を見込んでいるというようなお話がございましたが、そのうちこの関税につきまして数量的にはどの程度計算されておりまするか、それを先ず一つお伺いする次第であります。
【次の発言】 粗糖で四十万トン、その他の精製糖等において約十万トンが、本年三月までにすでに見越し輸入等もあるので、税の関係で計算になつている内容のものとしてはその一割引のものを計算をしているということになりますね。
【次の発言】 その次にお伺いいたしたいのは、本年の三月三十一日まで、前回の改正の際に関税率を……

第13回国会 大蔵委員会 第28号(1952/03/24、2期、緑風会)

○森八三一君 今の問題に関連しまして匿名供出と超過供出の区別をつけていらつしやる問題でございますが、これは十分愼重に御研究になつておると思いますが、日本の食糧事情の現況、特に根本さんが使節米を買いに行かれるというような現況から、たとえ少量でも自家保有米を割いて出してくれというのが国の要請だろうと思うのでありますが、その要請に応えて匿名供出があり超過供出がある、その匿名供出のほうはおり話のように然るべき措置を以つて課税の対象に差額をしない。超過供出はそういう御通牒が出ておらんということはどうしても私には納得ができないのでございますが、自家保有米を割いて匿名という名称を用いた場合には特典があり、超……

第13回国会 大蔵委員会 第30号(1952/03/26、2期、緑風会)

○森八三一君 只今の大蔵当局の御説明の砂糖の統制が廃止になると、おおむね小売価格が八十円くらいになるので、その程度であれば統制中における一般砂糖の配給価格に対比いたしまして、国民生活を圧迫するとか、国内における砂糖を原料とする各種の工業に重大な影響を與えないであろうというような前提に立たれまして、統制廃止後における海外の砂糖市況と対比して関税定率法を一部改正いたしまして、一〇%なり一五%の関税を高めて行くというような施策、更に砂糖消費税一千円を一千七百円にするということによつて、そういう結果が大体生まれるであろう、今度の衆議院の修正されましたものによると、二百五十円上る程度であるから大して影響……

第13回国会 大蔵委員会 第31号(1952/03/27、2期、緑風会)

○森八三一君 この同一人につきまして五万円という限度をきめたということの趣旨、それによつて生ずるであろう影響等につきましてどうお考えになつておるか御説明を願います。
【次の発言】 もう一つお伺いいたしたいのは、現地通貨表示金額を本邦通貨に換算をいたしましてそれの三割増しにする。その三割増という根拠はどこにおかれておるのか。
【次の発言】 そうしますと、現地通貨を本邦の通貨に換算をするという換算率は、いつの時期をとつて基準とされるのか。これは公館が借入れるときの基準で換算をするのか。その後貨幣価値の異動もありますので、現在の価値に換算してそれに三〇%、利息程度を付加えるということになるのか。その……

第13回国会 大蔵委員会 第34号(1952/03/31、2期、緑風会)

○森八三一君 農業共済再保險特別会計の問題につきましては、同様の措置がこの前の国会におきましても付議せられまして、その際に農業災害につきましては、日本の農業それ自体の本質から考えまして、私は殆んどその大部分が異常災害に属するものではないかというような考え方に立ちまして、災害補償法に基く共済組合の制度があるので、一応組合員の農民の掛金という問題が起るわけでありますが、本来的には全部政府が負担をして、農民の負担というような問題をなくするように考えるべきではないか。それが更に及んで米価等の問題にも及ぶわけであつて、建前上そういうようにいたしますことが妥当と思うような意見を申げたのでありまするが、それ……

第13回国会 大蔵委員会 第42号(1952/04/17、2期、緑風会)

○森八三一君 岡崎国務大臣に一点だけお伺いしたいと思いますが、それは行政協定の実施に伴いまして、いろいろな国内法の臨時特例に関する法律案が提案せられまして只今審議中になつておりますが、この大蔵委員会にも六つの法律案が出まして審議中であるわけでありまするが、先刻の御説明によりますると、これらの法律案はいずれも独立国家の立場に立つて必要な措置と考える、それを提案して審議を求めているという御説明であつたのでありますが、そこでお伺いいたしたいことは、今そういう問題が具体的に考えられておるということではありませんが、そういう立場に立つて提案をされておるということは当然であつて、そうだと思いますが、若しそ……

第13回国会 大蔵委員会 第45号(1952/04/22、2期、緑風会)

○森八三一君 今の質問に関連してお尋ねいたすのですが、業務遂行に支障ない範囲で員外貸付はできるというように拡大をするという、それに対して無條件で拡大をいたしますれば、却つて信用金庫本来の業務を遂行するのに支障を来たすような心配があるのではないか。そこでそういう心配があるとすれば、提案者といたしましてはコールと公共団体に対する貸付というように拡大する範囲を一応制限を考えておるのではなかろうか、そういうふうに内容を修正せられることも結構だろうというようなお話に……又あつたのであります。そこで銀行局にお伺いいたしたいのは、そういうような制限が若し仮に明確に規定されるように修正されるということになりま……

第13回国会 大蔵委員会 第48号(1952/05/08、2期、緑風会)

○森八三一君 塩専売法の一部改正につきまして、提案の理由を拝見いたしますると、特定の漁獲物の塩蔵用の塩を引下げて、塩蔵関係のこれらの食品を低廉なる価格で供給して、一般庶民大衆の生活の向上に資するということが目的になつているようでありまして、この措置によつてそういうような目的が実際的にも具体的にも達せられるということでありますれば非常に結構なことではありまするが、昨日波多野委員からも御質問がありましたように、現在政府が構想されている程度では、実際そういうような効果をもつて来るのかどうか、非常に疑問があるようにも思われるのでありますので、塩専売法の建前からいたしまして、そういうことが実際に言えるの……

第13回国会 大蔵委員会 第51号(1952/05/14、2期、緑風会)

○森八三一君 一点だけお伺いしたいと思うのですが、最近の一般庶民大衆、中小企業者は非常に金詰りで困つておるという実情はしばしば国会でも各委員から御発出苗があり、更にそういうことが国民金融公庫に対しまして非常に大きな期待を関係者が持つておるゆえんであり、それが具体的に金庫に資金の申込みが非常に多くなつておるという事実に現われておる、こう思うのでございます。そこでその希望に一歩でも二歩でも近寄つて行くということが好ましいと思います。ところが、これはしばしばおつしやいますように、資金量が如何にも少いので、心は焦つておつても実際の行動はそれに伴わんので非常に残念と思うというお話、非常にこれは御尤もと思……

第13回国会 大蔵委員会 第57号(1952/05/27、2期、緑風会)

○森八三一君 この措置によりまして政府と府県との間の関係は一応わかりますが、これは更に下部の市町村に関連を持つて来ているということになると思いますが、その場合に府県と市町村との関係はどういうふうに調整して行くのですか。その点をお伺いいたします。
【次の発言】 政府の指導方針は提案理由の説明にも述べられておりますので、よくお話の通り了承されますが、結局政府と府県との契約でありまするので、政府と府県の間はこれで解決いたしましても、政府の指導方針で指導されましても、関係の都道府県がその政府の指導方針通り実行しないという場合に、府県と市町村間におけるいろいろな問題が起きる。それを矯正するという途がある……

第13回国会 大蔵委員会 第58号(1952/05/28、2期、緑風会)

○森八三一君 私は、最近具体的に進行を見つつありまする一点についてお伺いをいたしたいと思います。それは先刻来いろいろ御質問がありまして、諸般の協定なんかで当然認められておるごとすら管理会等によつて制限をしておるということはおかしいじやないかというようなお話、非常に御尤もと思いますが、同時にそういうような協約なりその他で当然認められておる範囲のことでありましても、そのことによつて国内産業が圧迫されるとか、国民の生活水準が非常に危殆に瀕する、低下して行くというような問題については十分考慮されなければならんことであり、先刻局長のお話にもそういう点について触れた御答弁があつたようにも思うのであります。……

第13回国会 大蔵委員会 第66号(1952/06/12、2期、緑風会)

○森八三一君 お話がありましたように、塩は非常に大切な必需品であり、見方によつては国民の生命を繋ぐ貴重な資材でありますることは申すまでもありませんが、そこで、この食用塩を大体七十万トンというふうに見込んでおられるというのは、一体基礎はどういう計算で七十万トンという推定をされたのか、その内容を一つお話願いたい。
【次の発言】 過去の配給の実績等から積み上げて七十万トンというような実績が出ておるので、一応の国内確保量を七十万トンというふうに押えておるのだということになりますると、これは如何にもその見通しが極めて非科学的であつて、何としても確保しなければならんという目標として考えまするのには余りにも……

第13回国会 大蔵委員会 第69号(1952/06/18、2期、緑風会)

○森八三一君 各委員からいろいろ質疑がありましたので、一、二の点についてはつきりさしておきたいと思います。  私のお伺いいたしたいのはこの提案を見ました場合に、いろいろの外形上の法規の観点からこれを眺めた場合、更に他の農作物との均衡上の問題からこれを見た場合、いろいろ議論はあると思いまするが、とにかくたばこの耕作は主として山村地帯における零細農家の唯一の耕作物でありますので、その連中の非常に困難をしておる現在の経済事情を考えまするときに、この施策は非常に結構であり、速かに実施をいたしたいと存ずのではありまするが、この提案の趣旨に述べられてありまする、又法律の中にも書かれておりまする品質を向上し……

第13回国会 大蔵委員会 第70号(1952/06/19、2期、緑風会)

○森八三一君 昨日本案について質問の途中で散会になつたわけでありまするが、当初に申上げましたように、山村地帯において非常に零細な耕作者の主要な生産品でありますので、これが育成と申しまするか、更によりよく生産されるような方途を講ずる点においては極めて関心を持たなければならん問題であり、ここに提案されていることについては別に異議はありませんが、更にこの趣旨を徹底せしめるためには、御説明にございましたような植付検査が終了したあとでやるというようなことではまだ十分ではないのではないか、耕作反別がきまつたときに資金を出してやるというように、もつと資金を出すときを繰上げて早くやらなければ、この法律に示して……

第13回国会 大蔵委員会 第71号(1952/06/20、2期、緑風会)

○森八三一君 私は本案に賛成をするものでありますが、賛成に当りまして一言希望を申添えまして、その実現を強く要請いたすのであります。法案の審議の過程におきまして、塩は国民生活の上に欠くことのできないものであり、極端に考えまする場合には、或いは食糧以上に大切な生理的な関係からいたしまして役割を持つておるというようにも思われますのでありまして、さように考えて参りますると、如何なるときにおいても国民最低需要を絶対に確保しなければならんと存じまするのであります。つきましては、その数量を明確に把握されまして、その数量を確保するためには万難を排して積極的な施策が取進められなければならんと思いまするのでありま……

第13回国会 大蔵委員会 第77号(1952/07/28、2期、緑風会)

○森八三一君 最近非常に食糧事情が好転したというように言われておるのでありまするが、海外から仰いでおりまする、年によつて多少の増減はありまするが、三百万トン以上の供給があるということによつて、一応量的に最少限度の数量が確保せられておるという意味が、まあ食糧事情が非常に好転したということであろうと思うのでありますが、翻つてその内容を見ますれば、今申しまするように、相当多くの数量を海外から補給をされなければ安心ができない、かような事態を根本的に考えますると、必ずしも食糧事情が非常に都合よく順調に行つておるということではなくて、更に根本的に国内の増産を図つて行くという必要が痛感されると思うのでありま……

第13回国会 懲罰委員会 第4号(1952/07/24、2期、緑風会)

○森八三一君 ちよつともう一回。

第13回国会 農林委員会 第9号(1952/03/04、2期、緑風会)

○委員外議員(森八三一君) 山崎委員その他から詳細な御質問もあり、農林行政には特別に御精通になつておられます政務次官から非常に詳細な御説明までありましたし、貴重な時間でもありまするので、二、三の点について希望を述べて政務次官の御所見をお伺いしておきたいと思います。  最初に現在の食糧事情、更に非常時を考えますることはどうかと思いますが、そういうような場合を考える場合に、いもの持つ役割は非常に大切だからこのいもの生産増強については全力を挙げて善処をしたい。その一つとしていもの価格については、十分生産が可能であるがごとき姿にこれを対処して行きたいという御見解の表明がありまして、甚だ意を強くし、感謝……

第15回国会 大蔵委員会 第29号(1953/03/06、2期、緑風会)

○森八三一君 最近非常にたばこの売行きがよくなつておりますことは、又見ようによつていいか悪いか、いろいろ議論があると思いますが、そういうような情勢でありましても、なお且つ相当の外国たばこが間に流れておるというような状況でありますのは詐常に残念であると思います。こういうような状況を解消して行きますために、いろいろ公社としても御苦労を願つておるとは思いまするが、私考えまするのに、やはり外国たばこに比べて品質的にいいものを経済的に安くということでなければならん、これはまあ常識的にそうなると思うのでありますが、そこでその目的を達成いたします一つの重大な要素としては、原料である葉たばこの優秀なものが低廉……

第15回国会 大蔵委員会 第34号(1953/03/12、2期、緑風会)

○森八三一君 先日副総裁に質問をいたしたときに、そういう点については公社の事業の運営上十分考慮すると申しますか、善処をするというような御答弁があつたので、気分の上では一応了承したわけでありますが、実際予算というものを立てて仕事が進められて行く程過において、そういう善処ということがどういう形において行われるかという具体的な問題を一つお伺いしたいと思います。それは勿論益金は殆んど大部分が税金であるわけでありまするが、非常に多くの益金が上つておるということは、必らずしも税金だけではなくて総裁以下公社諸君の非常な努力に負うところがあるわけであると思いまするが、更にこの非常に好調な情勢を将来に向つて進め……

第15回国会 予算委員会 閉会後第2号(1953/03/20、2期、緑風会)

○森八三一君 私は以下申上げまする二、三の点につきまして政府に対しまして厳重な注意と留意を喚起いたしまして、只今議題となつておりまする予算案に対しまして政府原案に賛成いたすものであります。  去る十四日に衆議院は不信任を議決いたました。こういうようなことが起因となりまして総理を初め、閣僚各位におきましては非常に精神的な動揺を感じられておるように思われるのであります。昨日と本日の当委員会における質疑の状況を見ましても、そういうような模様が看取せられると思います。こういうようなことで政府首脳部が精神的な虚脱状態が若しあるといたしますれば、この空気はおのずから及んで多数の公務員に及んで行くものと思わ……

第15回国会 予算委員会 第9号(1952/12/06、2期、緑風会)

○森八三一君 只今決定いたしました四つの小委員会の委員長の互選の件でありまするが、これにつきましては、成規の手続を省略いたしまして、委員長において指名せられますることの動議を提出いたします。

第15回国会 予算委員会 第11号(1952/12/15、2期、緑風会)

○森八三一君 第四小委員会の審議の経過につきまして、簡単に御報告申上げます。  第四小委員会に付託せられました案件は、昭和二十七年度予算補正中、法務省、外務省、建設省及び自治庁の各関係予算に関するものでありました。  本委員会は、これら各省庁の関係予算につきまして、十二月九日から十二日まで四日間に亘り政府当局から説明を聞き、質疑を行なつたのでありますが、なおその間特に地方財政の重要性に鑑みまして、参考人として全国市長会代表宇都宮市長佐藤和三郎君並びに全国町村会代表の津田沼町長白鳥義三郎君の出席を求めまして、意見を聴取いたした次第であります。  以下簡単に本小委員会で問題になりました主なる点につ……

第15回国会 予算委員会 第16号(1952/12/21、2期、緑風会)

○森八三一君 給与の問題と地方財政の問題につきましては、いろいろ質疑がありましたので、対策の第三点でありまする中小企業の金融問題につきまして、大臣に一点だけお尋ねをいたしたいと思います。中小企業が日本の産業経済の上で果しておる役割が非常に大きいことは、大臣しばしばお話の通りでありまして、この中小企業の浮沈が日本経済の、産業の発展に非常に重大な関係を持つて参るわけでありますので、最近におけるこれが非常に沈滞しておる状況を、一刻も早く振興、打開をしなければならない。そのために金融の問題が非常に大きな問題に登場しておるわけであります。そこで示されておりまする案を見ますると、当面の応急対策と将来に向つ……

第15回国会 予算委員会 第18号(1952/12/23、2期、緑風会)

○森八三一君 私はこの際大蔵、農林、運輸の関係につきまして、数点の御質問をいたしまして所信をお尋ね申上げます。時間が大分遅くなつておりますので、要点だけ簡明に申上げましてお答えを頂きたいと思います。  最初に大蔵関係につきまして向井大臣の御所信を伺いたいと思います。いろいろ政府が施策を立てて進められて参りまする過程におきまして、まあ平たく申しますれば、勘でものを進めるとか、まあこのぐらいならばといつたような腰だめでいろいろな案が立つて行くということでは、必ずしも本当に国民の了解し、納得するような立派なものは打ち出されて来ないのではないかと思います。こういうような観点から、どうしても間違いのない……

第15回国会 予算委員会 第19号(1952/12/24、2期、緑風会)

○森八三一君 この際昨日決定されました小委員会の結果を報告いたしたいと思います。  昨日本委員会の決定に基きまして、設置せられました、衆議院の予算委員会におきまする付帯決議に関係いたしまして、公務員等の給与の政善に関する問題に関しまして小委員会は本日開会をいたしまして、直ちに委員長の互選を行いましたのち引続いて検討協議に入りました。その結果本問題の重要性に鑑みまして、政府の善処を要望する決議案を提出することを、共産党が態度を保留せられましたが、他の会派全員を以ちまして決定をいたしました次第であります。決定されました案を朗読いたします。    公務員等の給与改善に関する決議案   今回の補正予算……

第15回国会 予算委員会 第21号(1953/02/16、2期、緑風会)

○森八三一君 問題は非常に予算の審議に関連しまして重要な事項であると思います。今委員長のお話のように衆議院では決定されましたから、日数の関係もあるというわけでありまするし、予算委員会の建前上総合的に審査ができるということからいたしまして、連合審査の前例はあるようでございますが、如何かというような御意見もあるように思いますので、予算委員会として早急にこの問題を取上げて頂きまして、そこで何か一致する方向でもありますれば、それを予算委員会の意見として主管建設委員会のほうへ申入れをして建設委員会における審議の重要な資料にして頂くというようなことで御進行願うことも一つの方法だと思うのですが、如何でしよう……

第15回国会 予算委員会 第24号(1953/02/26、2期、緑風会)

○森八三一君 今の御説明に関連しまして資料を要求しておきます。肥料の生産方法によつて勿論違うと思いますが、その生産方法別に安定帯価格等について指示をされました基本的な調査として、当然生産費の御調査があると思いますので、生産費の調査の資料、結果を御提出頂きたいと思います。
【次の発言】 十二月十九日のこの委員会で、通産大臣に対する他の委員からの御質問に関連して、大臣は、速かに生産費の調査をするという答弁をされておるように記憶をいたしておりますが、その答弁に関連をして、その後どういうように進捗されたのか、今委員会を作つて、そつちのほうでやるんだということでは、この席で大臣から言明のありましたことと……

第15回国会 予算委員会 第28号(1953/03/04、2期、緑風会)

○森八三一君 今日の委員会は非常に開会の時間が遅れたとは言え、総理が御出席になつておりませんことは非常に残念であり、遺憾に思います。内村委員は先刻総理が御出席でなければ質問を展開して行くわけには参りかねるというような御発言もあつたわけでありますので、本日はこれを以て散会されんことの動議を出しますと共に、非常に二十八年度の予算は厖大な予算でありまして、ややともいたしますれば、この予算を通じて或いはインフレになるのではないかといつたような国民全体の心配もありまするような情勢でもありますので、本院としましては、十分に審議を尽さなければならんと思います。こういうようなことで御出席がないために審議の時間……

第15回国会 予算委員会 第29号(1953/03/05、2期、緑風会)

○森八三一君 関連質問で……只今の内村委員の御質問はあの当時あの附帯決議をいたしました趣旨を述べてお伺いになつておると存ずるのであります。と申上げますのは、この委員会で年末におおむね〇・二五に相当する公務員の給与を増額する、それについては取りあえず五十億の金融措置で当面を切り抜けて行くのであるが、他日それは財政措置を伴うというような結果にならなきやならん、その意味は平衡交付金等を増額するなりというような方法において、非常に枯渇している地方財政に圧迫を加えないような措置が当然講ぜられるべきであるというような意図を持つておつたわけであります。ところが今お話を聞きますると、すでに年末も経過いたしまし……

第15回国会 予算委員会 第37号(1953/03/14、2期、緑風会)

○森八三一君 重要法案関係の予算の審議に当りまして、主務大臣なり、当委員会の要求いたしまする関係の大臣が出席されませんことは非常に遺憾であります。と同時に、そういう姿では委員会の審議を進行して行くことは困難と思いますので、只今理事会のお話の報告があつたのでありますが、本日はこの程度で散会されたらと思います。なお今後審議の日数も非常に迫つておりまするわけでありますので、委員長におかれましては、委員会の要請する関係大臣の御出席につきまして十分督励せられまして、この委員会の審議に支障を来たしませんように御配慮を願いたいと考えるのであります。


3期(1953/04/24〜)

第16回国会 水産委員会 第4号(1953/06/17、3期、緑風会)

○森八三一君 形式的には証人ということがいいかも知れませんが、速記にも載りますし、一応今までの経過を聞くということでございますので、問題が紛糾すれば又その情勢によつて今後進展すると思いますから、取りあえずは参考人ということで御進行願つたらどうかと思います。

第16回国会 水産委員会 閉会後第7号(1953/10/21、3期、緑風会)

○森八三一君 今の問題にちよつと疑問を持つのですが、十四億幾らというものが和歌山から出て来ておる。水産関係の被害であるというので、この数字が基礎になつて水産関係の災害復旧に関する融資なり、補助というものの折衝が行われておる基礎資料にこれが使われておるといたしますれば、すでに災害復旧に関する予算の折衝に非常なアンバランスがあるということになるので、これは今御説明のように予算が通つたあとでこれを考慮するということは了解しました。予算を取るときにすでに問題が残されておる。それじやこれは非常に水産庁としては復旧に万全を期していないというようなふうに受取れるように思うのですが、これは一体どういうふうに解……

第16回国会 水産委員会 第10号(1953/07/02、3期、緑風会)

○森八三一君 私は只今提案されました本案に対しまして賛成をいたします。同時に秋山、松浦両委員から附帯決議として述べられました趣旨も全く同感でありますので、これにも併せて賛成いたします。

第16回国会 水産委員会 閉会後第10号(1953/10/27、3期、緑風会)

○森八三一君 今までのお話を聞いておりますと、結局日韓の会談というものはあなたの発言が取消されなければ再開の見込みはないというように私は受取つたのでございますが、そうするとその内容はどういうものであるのか十分検討しなければなりませんが、仮に当面する漁業の問題を解決して参りますために具体的な案というものができたといたしましても、それを提示するチヤンスというものは与えられないというようになつてしまうのではないか。だからこつちのほうでも了解ができ、向うも納得ができるであろうという仮にそういうような具体案というものが考えられたといたしましても、それを先方に伝えるというような公式な機会というものがめぐつ……

第16回国会 水産委員会 第17号(1953/08/03、3期、緑風会)

○森八三一君 今の秋山委員の御質問に関連してお伺いしますが、当然私は日本の領土が侵された場合には、日米の条約の条章に基いて日本の国土の防衛を積極的に要請しなければならんと思うのです。そういう態度をなぜおとりにならないのか、それをとることが非常に国際的にマイナスになるのか、或いはそういう要請をしたときに、その責務を条約上持つておるアメリカ側から、平和的な方法によつて先ず折衝しなさい、それが妥結せん場合にはというような話でもあつたのか、その辺のいきさつ、交渉は一体どうなつておるのでありますか。
【次の発言】 これは非常に大きい問題ですから、課長にお伺いすることは無理かも知れませんが、当面の事務当局……

第16回国会 予算委員会 第1号(1953/05/25、3期、緑風会)

○森八三一君 私は只今議題となりました理事の互選につきましては、成規の手続を省略いたしまして、委員長において指名せられんことの動議を提出いたします。

第16回国会 予算委員会 第3号(1953/05/29、3期、緑風会)

○森八三一君 私は只今審議に入つておりまする六月分の暫定予算に関連いたしまして総理に二つ三つの問題をお伺いをし、所信を承わりたいと思います。  その第一は、ここに提案をされておりまする暫定予算は六月一ヵ月分のものが提案をされておるのであります。ところがこの予算に関連をいたしまして、別途に提案をされておりまする法律案を見ますると、七月一ぱいまでの暫定的な措置を講じようというように相成つておるのであります。例えて申しますると、所得税の臨時措置に関する法律案とか、関税定率法に関する法律案とか、三月三十一日現在のものを五月一ぱいまでそのまま繰延べて参りました。それを更に七月一ぱいまでその姿のものを継続……

第16回国会 予算委員会 第4号(1953/05/30、3期、緑風会)

○森八三一君 昨日総理の質問に際しまして、只今も木村委員から御質問のございました暫定予算の性格についてお伺いをし、七月分を特に切り離してお考えになつておる考え方について承わつたのであります。その際の御答弁は、七月分については只今もお話ありましたように多少新政策を織り込んだようなもので考えて行きたい、それには昭和二十八年度の全体の予算を一応まとめてみないとはつきりしないので、そのとりまとめのついた上でそのうちから七月分だけを取り外して考えて行きたい。こういうような御答弁のように拝承いたしたのでありますが、そこでお伺いいたしたいことは、そうなつて参りますると、特に今朝来からもいろいろ論議のございま……

第16回国会 予算委員会 第6号(1953/06/29、3期、緑風会)

○森八三一君 大蔵大臣にお伺いいたします。  今朝総理に対しまして災得対策の問題について中山委員から御質問がありまして、目下関係の大臣を現地に派遣をして調査中であるというようなお答えであつたのでありますが、予算を主管せられる大蔵大臣として具体的にどういう構想を持つていらつしやるかお尋ねをいたしたいと存じますわけであります。この四月に凍霜害被害がありまして、かなり全国的に広範囲な被害がありました。そこで取りあえずの応急措置といたしまして、六月までの暫定予算に組まれておりまする災害対策の予備費から支出をいたしまして、当面の対策が進行中であるわけであります。その凍霜害の善後処理にいたしましても、一応……

第16回国会 予算委員会 第7号(1953/06/30、3期、緑風会)

○森八三一君 私は昨日大蔵大臣に対しまして、公務員等の夏季手当の問題に関しまして質問をいたしたのでありますが、その問題となつておりまする夏季手当増額のことは、昨日も申上げました通り人事院の勧告が十分に採用されておりませんから、号俸区分の均衡を失しておりまするので、是正すべしといたしまする我々の要請が不問に附されておりますることや、最近の一般的な経済事情や民間給与との関連を考慮して、近く行われるでありましよう人事院勧告に対する想像などが、あれこれ総合されまして提起されておることと存ずる次第でありまして、何らかの考慮を必要と思うのであります。大蔵大臣は六月暫定予算の審議の際はとくと考慮をすると答弁……

第16回国会 予算委員会 第22号(1953/07/24、3期、緑風会)

○森八三一君 この問題は、理事会で私が発言いたしましたことに皆様の御同意を願つたのでありますが、私の発言いたしました内容は木村委員の発言に関連して申上げたのでありまして、私の申上げた要旨は、三派間においてはそれぞれ話合いが交わされまして、意見は一つになつておるものと理解をいたしておりましたので、その代表のかたに来て頂くということで、質すという意味で、私は発言をいたしたのでありますので、自分の当時の心境を申上げておきます。

第16回国会 予算委員会 第25号(1953/07/27、3期、緑風会)

○森八三一君 私は若干の問題について大蔵大臣と農林大臣にお伺いをいたしたいと思います。  最初に大蔵大臣にお尋ねをいたしたいのでありますが、予算編成に当りましては、一つの基本的な態度がなければならんと考えます。そこで昭和二十八年度の予算を編成するに当りまして、しばしばこの委員会を通じ明確になつているところでありますが、政府はかねてから堅持され、主張されて参りました、いわゆる自由主義経済というような態度を以て臨んで来ている。一貫してこの方針で進まれておると拝承いたしております。最近における非常に変転をいたしておりまする国際的な情勢、特に朝鮮事変が新聞紙の伝えるところでは、本日休戦の調印が行われる……

第16回国会 予算委員会 第28号(1953/07/30、3期、緑風会)

○森八三一君 私は只今議題となつておりまする昭和二十八年度一般会計予算外二つの算案に対しまして、緑風会の議員総会の決定に基きまして、衆議院送付の案即ち政府提出原案に対しまし自由党、改進党、鳩山自由党三派の提案に基きまして修正せられました予算案に賛成する者であります。  私が修正されました本案に賛成いたしまするゆえんは、去る三月十四日、衆議院の解散に伴いまして、二十八年度の予算が不成立となり、四月から七月まで、御承知の通り四カ月間は暫定予算で進んで参つたために、国政の運行は勿論、独立の成果を挙げ、軟弱な日本経済の自立を達成するために、輸出貿易の振興を初めといたしまして、食糧の円内自給度の向上、公……

第17回国会 予算委員会 第2号(1953/11/04、3期、緑風会)

○森八三一君 時間の関係もありますので極く簡潔にお尋ねをいたしたいと思うのです。  昭和二十八年度の補正予算の提案に当りまして、我が国の経済情勢を観察いたしまするに、世界経済の基調と比較して多少インフレ的な傾向を示しているものと判断せざるを得ないと存じます。更にそういうことに関連いたしまして財政規模の圧縮に努める所存であるとか、或いは今後ともインフレの傾向を抑制するため万全の配慮を加えて参る考えでありますというように述べられております。私はこの基本的な態度については正しくそうでなけりやならんというように考えるのであります。といつてただ徒らに財政規模の圧縮をするということだけが能事ではございませ……

第17回国会 予算委員会 第5号(1953/11/07、3期、緑風会)

○森八三一君 私は緑風会の議員総会の決定に基きまして、只今議題となつておりまする昭和二十八年度補正予算案に対しまして、政府の提出原案に賛成をいたすものであります。  私どもが原案に賛成いたしまするゆえんは、去る六月、西日本を襲いました大水害を初めといたしまして、近畿地方の災害、更に今次の十三号台風などによりまして、多数の被災者はその日の生活にも難儀をしている、本当に未曽有の大災害と申すべきであります。その上に北海道や東北地方を中心といたしまして巻き起つておりまする冷害の惨状も又これ言語に絶するものがあると存ずるのであります。かような状態で、正に国土は荒廃の中に放置せられているというような状況で……

第18回国会 予算委員会 第2号(1953/12/05、3期、緑風会)

○森八三一君 もう一つ資料なんですが、二百二十億の営農資金の貸出の進行模様と、それから府県別にきめられたところは、府県別の配分の状況ですね、それを一つお願いしたいと思います。

第18回国会 予算委員会 第5号(1953/12/08、3期、緑風会)

○森八三一君 私は只今議題となつておりまする昭和二十八年度の第二次補正予算に対しまして、衆議院から送付せられました即ち政府提出の原案に賛成をするものであります。  ただ、この際一言申添えたいのは、提案せられました原案が、これで十分であつて、その中に織込まれておるいろいろの施策が非常に結構なものだというような意味で賛成をいたしておるのではございません。置かれておる現実のいろいろな情勢等を勘案いたしまして賛成を申上げておるのでありまして、以下申上げます諸点につきまして、今後政府の格別の御留意と善処を強く希望いたすものであります。  その第一は、吉田総理を初め、閣僚各位がこの議場を通じてしばしば強く……

第19回国会 水産委員会 第6号(1954/02/11、3期、緑風会)

○森八三一君 今の問題で、これは漁船保険の問題は遺憾に思つておりますが、そのほかに同様のものはたくさんあると思います。そこで、これは正式な委員会等で聞いたことではございませんが、何か同種のものについてはそれぞれ原局との間に法律改正の手続を進める、予算に合うようなふうに進めるということの措置を講ずるというようなことを言つておられるらしいが、そういうことが大蔵省と農林省との間に話があつたのかないのか、その辺はどうなつていますか。

第19回国会 水産委員会 第9号(1954/02/26、3期、緑風会)

○森八三一君 私も衆議院で修正されました案に賛成をいたします。ただ賛成をいたしますにつきまして、先刻から青山委員、千田委員から御発言のございましたような点については全く同感でありますので、今後そういうような点が抜本的に完備されますような方向に向つて措置されることを十分希望をいたします。同時に不満足ながらこの法案に賛成いたすのでありますが、折角この法案ができましても、対象となりまする諸君はいずれも経済的に極めて困難な零細な立場におる諸君でありますので、制度はできても実際資金が貸出になるというような手続等に移りますると、非常にそれが煩瑣であるために、実際の問題として効果を示して来ないというようなこ……

第19回国会 水産委員会 第11号(1954/03/11、3期、緑風会)

○森八三一君 水産庁長官にお伺いいたしますが、今青山委員からお尋ねがありましたが、海苔の輸入について形式的には通産省から農林省が協議を受けて、両者協議の上で決定されることはその通りだと思います。思いますが、その場合に青山委員からも衆議院の質疑応答の経過についてお話があつたように、実体的には農林省が主動権を握つておるのだということなのかどうか。形式的ではなくて、実体的に農林省の意見というものが決定権を持つておるか、そういうような扱いになつておるのかどうか、その辺を一つ先ずお伺いしたいと思います。
【次の発言】 そこで、この問題は非常に重要だから慎重に考究するという長官のお話で、抽象的には一応軽い……

第19回国会 水産委員会 第12号(1954/03/15、3期、緑風会)

○森八三一君 今の駆除について国費で助成をするということをいろいろ検討されたが結論が得られなかつたということは、それを駆除するについて確信の持てる的確な方法がないということでそうなつたのか、それを駆除することは当然受益者の負担というような観念から地元の協同組合が当然やるべきだという建前でそういう結論が出たのか、予算の関係で財政的に都合が悪くてそういう結論が出たのか、いろいろ研究したが適当な案が立たなかつたというその研究の過程において今申上げたようなことでどういうことが考えられてそういう結論が与えられたのか、その経過を一つ聞きたい。
【次の発言】 駆除に対する技術的なことについては対策がないわけ……

第19回国会 水産委員会 第17号(1954/04/03、3期、緑風会)

○森八三一君 今のお話でローカル的なものについては、できるだけその都道府県の責任で始末がなさるべきであるという基本的な考え方、地方公共団体というもののあり方、これは一応私了承できるが、そういう基本的な態度というものを推し進めて行くためには、中央、地方を通ずる財政の調整が完全に行われて、地方自治体というものが、そういうような基本原則に則つて事を運んで行けるような確実な財源というものがきつちりと与えられて、基礎問題が確立した上で、そういう議論がなされるとすれば、これは当然なことだと思いますが、今日のように地方自治体の財政上における税制上の問題も未解決であつて、地方自治体というものが確実な、自治体そ……

第19回国会 水産委員会 第18号(1954/04/05、3期、緑風会)

○森八三一君 只今のはどれだけあるのですか。
【次の発言】 内容を一応御説明願いたい。どれとどれと申込むのですか。

第19回国会 水産委員会 第19号(1954/04/12、3期、緑風会)

○森八三一君 今の問題は大体わかつたように思いますが、この前にも私の意見を申上げて質問を申上げたのですが、今度の被災者の損害というものを補償して行く政府の基本的態度といいますか、これは日本政府が被災をしたことではないので、被災者が直接アメリカに請求をする、それを日本政府は援助をするといいますか、忠告をするといいますか、そういう態度でおられるのか、日本の被災者に対しては、日本政府の先ず責任をとつて処分をして政府と政府との交渉に移して行くというのか、一体その補償をして行く基本的な態度というものはどこにありますか。
【次の発言】 そうしますると、こういうように理解していいのですか、被災者に対しては政……

第19回国会 水産委員会 第20号(1954/04/19、3期、緑風会)

○森八三一君 先刻来木下委員からお話のありました構想について成文があるようでありますので、それを一応各会派の水産委員のところへ廻して頂いて、その水産委員が各会派でそれぞれ協議をする、その結果を取りまとめて水産委員会の決議とするか、或いは全体のものとして議運のほうべ出すようにするか、或いは通産との連合の会議に移して決定を見るか、取運び方は各会派で一応相談をした上で持合せて御進行願うのが私は一番円満に行くと思うのです。そういうふうにお取計らい願いたいと思います。

第19回国会 水産委員会 第21号(1954/04/27、3期、緑風会)

○森八三一君 今の永野部長のお話だと、私の非常に心配しておる取次ぎになつてしまうのです。日本政府で調査をして、これだけはどうしても被災者のためにやつてやらなければならんと計算をされたものがきまつてそれを対米交渉へ移して、向うのほうで容認された部分だけをやつてやると、こうなるというと、これは取次ぎになつてしまう。政府が確信を持つてこれだけはどうしてもやつてやらなければいかんという面接被害のものがきまつたらそれはすぐやつて頂きたいと思います。その確信に基いてこういうような交渉に移していいじやないか、それがきまるきまらんということは別問題です。

第19回国会 水産委員会 第22号(1954/05/07、3期、緑風会)

○森八三一君 私遅く来ましたので、或いは重複をしてお尋ねをしたり御説明のあつたことを聞き漏らしておりますのでダブるかも知れませんが、今の質疑応答を聞いておりますというと、これは極めて公式論になりますけれども、従来現政府から私どもが聞いておつた通商政策の根本理念、関税政策等についてしばしば承わつておつた根本観念に何か変更でもあつたような感じを受けるのですが、政務次官にその点を一つ先ず原則的にはつきりして頂きたいと思う。と申上げまするのは、関税政策等におきましても民生の安定、国内産業の伸長という前提に立つて通商が行われ、関税政策等が講ぜられ、具体的な例としては非常に論議されました建染染料の関税をき……

第19回国会 水産委員会 第23号(1954/05/10、3期、緑風会)

○森八三一君 只今の千田委員のお話で、福田竜丸の直接損害は買上げその他の賠償実行済みだということでありますが、この前の委員会でそういうような部分についてアメリカ側に要求を六千何百万ですか、数字に間違いがあるか知れませんが、お話がありました。その要求額というのは全額向うから来たものでございますか。要求額に対して査定してよこしたのか。
【次の発言】 それが来て福竜丸の買上げその他が実施されたのか。まだそれは来ないという思うが、余り長引くから日本政府の責任でおやりになつたのか、その辺のいきさつを……。
【次の発言】 きめてしまつて買上げの二千何百万円ですか、それが実行されたというように理解したのです……

第19回国会 水産委員会 第26号(1954/05/19、3期、緑風会)

○森八三一君 今開発庁のほうからのお話の、公共事業費を既定予算の中で重点的にやりくりをして五月十日の暴風によつて被害をこうむつた漁民の諸君の当面の救済ということを考えるということでありますが、すでに予算が成立して数カ月と言うか、二カ月たつているわけです。公共事業費の使い方については大体計画が立つていると思うのです。その計画を変更してこの災害対策ということにすり替えて既定予算が使えるというふうに了解してよろしうございますかどうか。
【次の発言】 ただそのお話を聞いていると非常に体裁がいいと思うのですよ。が、実際問題としてすでに予算が成立して百日ばかりになるのですから、それぞれ公共事業の施行場所と……

第19回国会 水産委員会 第27号(1954/05/20、3期、緑風会)

○森八三一君 大体今までの質疑応答を通じまして概念的には了解をいたしましたが、この法律が一体何を期待しておるのか。これは第一条の目的にはつきり出ていますが、この第一条の目的に狙つておるところをすらつと読んで行くと、既存の法律でもこういうことは可能ではないかというように考えられる。あえてここに新らしい立法をするというのは何を本当はこれは狙つておるのか、大体のことはわかつたような気がいたしますが、提案者として本当にどこを考えていらつしやるか、そいつを先ず最初にお伺いいたしたいと思います。
【次の発言】 そこで今のお話で大体わかりましたが、最後の、登録制度を布くことによつて製造の正確を期して行きたい……

第19回国会 水産委員会 第28号(1954/05/24、3期、緑風会)

○森八三一君 今委員長の読まれたのは附則を直すということで、この前委員会で案が出て来て協議したのはそういうようなことについては当然国が補償の地位に立つのだという主張でありましたのでやはり法律の本文にそういう国に義務が発生すると明記しておらないと、附則のほうにちよこんと入れたのでは法律の体系としてどうかと私は思う。我々はそれが国の義務であるということを主張しておる。その条項があつてそれに伴つて何か附則で書くならいいと思うが、本来の主張を附則に持つて来て加えるというのは何か割切れない感じがします。

第19回国会 水産委員会 第29号(1954/05/25、3期、緑風会)

○森八三一君 只今千田委員から御発言の通りこの改正案には賛成をいたします。  ただ附加して希望として申上げたいことは、基本的な猟獲取締法そのものを根本的に再検討をして、この猟獲が日本漁民のために自由に操業し得るようなことを考える根本的な改正について、今後当局が誠意を以て善処せられますことを希望して賛成するわけであります。

第19回国会 水産委員会 第31号(1954/05/27、3期、緑風会)

○森八三一君 私は只今議題になつておりまする輸出水産業の振興に関する法律案に対しまして、秋山委員から提出の修正部分を含めまして賛成をいたすのであります。  なお千田委員の附帯決議として提案されました趣旨、極めて御尤もなことであり、当然そうなければならんことでありますので、そういう趣旨における附帯決議も賛意を表するのであります。  この際一言本法の実施運営に関しまして、希望を申添えて賛成の言葉を結びたいと思うのでありますが、その第一は、本法の成立に伴いまして、関係業種別にそれぞれ組合が結成されることになるのでありますが、過去の他の組合の結成等に例を見ますると、いずれも自主的な立場をとつております……

第19回国会 水産委員会 第32号(1954/05/30、3期、緑風会)

○森八三一君 只今私の質問いたしました災害復旧事業費国庫補助の暫定措置に関する法律の一部を改正する法律の提案されておりまする説明等を伺つておりますると、農業用の施設につきましては溜池であるとか、農道、或いは水の取入口更に農舎、畜舎、農民の住宅等の被害に対しても九〇%の助成をしてその復旧を考えようというようなふうに、これは両院の院議が決定したわけではありませんけれども、衆議院。ときにおける対策と同じようなことを考えて行きたいということで進んでおる、その場合に異常な災害と考えられまする今回の北海道東南海域の暴風雨による災害に対しては助成の途はなくて、融資だけで行こうという考え方のようにこれは伺うの……

第19回国会 水産委員会 第33号(1954/06/01、3期、緑風会)

○森八三一君 今融資の問題でありますが、これは一種の損害に対しての当面対策融資ということになるわけなんですが、そこで過般五月の北海道における暴風被害等に対しましても、融資の措置に出づる分につきましては同時にそれは損失補償の制度がついておるから、現在のような非常に困難な金融情勢下においても多少不満足ながらでも進行が見られておると思うのでありますが、ところか只今のビキニ関係の流通部面における資金の融資ということになりますと、間接の損害の部類に入る関係になるので、その他の見通しもつかざる限り金融機関の金融ベ―スに乗らない金融になるので、ただそういうことを気休めに言つておつたつて事は進行しないと思う。……

第19回国会 農林委員会 閉会後第1号(1954/06/28、3期、緑風会)【議会役職】

○委員長(森八三一君) それでは只今から委員会を開きます。  審議に入りまする前に、一言お願いやら御挨拶を申上げます。  私、今般当農林委員会の委員長という重責を汚すことになりました。誠に菲才であり、不敏でありまして、御期待に副い得ないものが多々あると思いますが、皆様の御協力、御支持を頂きまして、大過なきを得たいと念願いたしておりまするのであります。何とぞよろしくお引廻しをお願いいたします。  なお、この際御報告を申上げます。上林、北、河野、松浦の各委員の諸君が辞任をせられまして、新たに飯島、岸、溝口、菊田の各議員が当委員会の委員に就任いたされましたので御報告を申上げます。

第19回国会 農林委員会 閉会後第2号(1954/06/29、3期、緑風会)【議会役職】

○委員長(森八三一君) 只今から委員会を開きます。  議事に入りまする前に御報告を申上げます。  昨日の委員会で決定されました凍霜害対策に関する申入につきましては、大蔵、農林両大臣に対しまして、決定を頂きました申入を文書にいたしましてそれぞれ郵送、申入を行なつておきました。なお、昭和二十九年度麦価の関係と昭和二十九年度予算実施に関する二つの申入につきましては、前段につきましては、昨日米価審議会開会中でございましたので、都道府県会館で保利農林大臣に面接を求めて申入を行う手続をいたしたのでありまするが、たまたま議会に有る説明の質疑の衝に当つておられましたので、時間的にその事を得ませんために、東畑次……

第19回国会 農林委員会 閉会後第3号(1954/07/27、3期、緑風会)【議会役職】

○委員長(森八三一君) それでは只今から委員会を開きます。  議事に移りまする前に御報告を申上げます。過日、鈴木一委員と東隆委員が辞任されまして、これに代つて松浦定義さん、松永義雄両議員が農林委員に就任せられましたので、御紹介をかねて御報告をいたします。  続いて会議に移りまするが、その前にお諮りいたしたいことがあります。ちよつと速記を止めて下さい。
【次の発言】 速記を始めて。  それでは続いて会議を開きます。  先ず最初に、農林政策に関する調査として、本年発生水害による農林関係被害及びその対策の件を議題といたします。今年はすでに最近まで数回に亘つて西日本各地に水害が起つて相当な被害を及ぼし……

第19回国会 農林委員会 閉会後第4号(1954/07/28、3期、緑風会)【議会役職】

○委員長(森八三一君) 只今から委員会を開きます。  先ず本年度稲作等の作況及びその対策の点を議題にいたします。昨日の委員会におきまして、稲作病害虫防除徹底に関して、緒方国務大臣、保利農林大臣、小笠原大蔵大臣に申入を行い、本日の委員会に、申入に対する回答を持つて出席を求めておきましたところ、保利農林大臣御出席を頂きました。更に小笠原大蔵大臣は出張不在のために、後刻植木政務次官の出席があるはずでありますが、只今原部長が出席されております。只今から申入に対する当局の回答を伺いまして、本問題に対する取扱い方についての御協議を願いたいと存じます。なお、申入に対する審議の後におきまして、この機会に、これ……

第19回国会 農林委員会 閉会後第5号(1954/07/30、3期、緑風会)【議会役職】

○委員長(森八三一君) それでは只今から委員会を開きます。  本日は最初に、かねて政府に申入れてありまする稲作病虫害の防除徹底に関しまして、政府の最終的結論の報告を求めることになつておりましたが、閣議のために大臣の出席が遅れますので、この際関根委員から発言を求められておりまする麦の保管倉庫の件につきまして、関根委員の発言を願いたいと思います。食糧庁から業務第一部長伊東君が出席をされております。
【次の発言】 速記を止めて下さい。
【次の発言】 速記を始めて下さい。
【次の発言】 ちよつと速記を止めて。
【次の発言】 速記を始めて。松浦委員の質問に対しまして後刻取調べの上で答弁いたします。

第19回国会 農林委員会 閉会後第6号(1954/08/19、3期、緑風会)【議会役職】

○委員長(森八三一君) 只今から委員会を開きます。  最初にお諮りいたしますが、先般江田委員が委員を辞任せられまして再度委員に選任されました。これに伴いまして理事が欠員になつておりますので、その補欠選挙を行いたいと存じます。その方法は成規の手続を省略いたしまして委員長において指名いたしたいと思いますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないようでございますので、私より指名いたします。江田委員にお願いいたします。
【次の発言】 次に、先般御足労頂きました、派遣議員の御報告を伺うことにいたします。  去る八月三日から五日間、第一班は本年稲作の作況調査のため福島及び岩手の両県に、又第二班は……

第19回国会 農林委員会 閉会後第7号(1954/08/20、3期、緑風会)【議会役職】

○委員長(森八三一君) それでは昨日に引続きまして只今から委員会を開きます。  先ず、最初に昭和二十九年産「いも」類澱粉政府買上の件を議題にいたします。この件に関しまして、去る七月三十日の委員会における松浦委員の質問に対する政府の答弁が留保せられておりますので、只今からその答弁を求めたいと存じます。松浦委員から先般の御質疑につきまして、更にその趣旨を御発言頂きますることが便宜と思いますので、この際重ねて御発言をお願いいたします。
【次の発言】 それでは次に、かねて当委員会において問題となりまして、再三政府に要望せられておりました本年産麦類につきまして、六等麦の設定及びこれが政府買上に関しまして……

第19回国会 農林委員会 閉会後第8号(1954/08/21、3期、緑風会)【議会役職】

○委員長(森八三一君) それでは昨日に引続きまして只今から委員会を開きます。  先ず、稲作病虫害防除徹底に関する申入の件を議題にいたします。一昨日の委員会におきまして、稲作病虫害防除徹底に関しまして、緒方国務大臣、保利農林大臣、小笠原大蔵大臣に申入れましたところ、本日農林大臣の御出席を得ましたので、右の申入に関する政府の方針及び措置について報告を伺うことにいたします。なお、大蔵大臣にも出席を求めておつたのでありますが、渉外関係で御都合がつきかねるということでありますので、主計局の事務当局に重ねて出席を求めておりますので、後刻出席があろうと存じます。なお、この際申入いたしました申入を念のため朗読……

第19回国会 農林委員会 閉会後第9号(1954/08/24、3期、緑風会)【議会役職】

○委員長(森八三一君) 只今から委員会を開きます。  先ず第一に、稲作病虫害防除徹底に関する申入の件を議題にいたします。去る八月十九日の委員会におきまして、稲作病虫害防除徹底に関しまして、緒方国務大臣、保利農林大直、小笠原大蔵大臣に申入れ、二十日の閣議において、政府の方針の決定を予想して、二十一日の委員会に出席の上、政府の方針及び措置の報告を求めておきましたが、相にく当日の閣議におきまして、関係大臣不在等のため決定を見るに至らなかつたのでありますので、本日の閣議において決定して報告を願うこととして、特に本委員会を開いた次第であります。只今からこの問題につきまして、本日の閣議における模様等につき……

第19回国会 農林委員会 閉会後第10号(1954/09/20、3期、緑風会)【議会役職】

○委員長(森八三一君) 只今から委員会を開きます。  昭年二十九年産米の価格の件及び昭和二十九年産米の管理方法の件を一括して議題にいたします。  これらの問題につきましては、すでに委員会におきましてたびたび問題となつたのでありまするが、本日重ねてこれを問題といたしまして、政府の方針が内定したようでありますから、先ず政府の方針について説明を聴取し、質疑を願い、続いて本件の取扱い方につきまして御協議を頂きたいと存じます。食糧庁長官の出席を求めておつたのでありますが、病気のために出席不能という次第であり、更に総務部長も出張不在の旨でありますので、企画課長の中西君が出席いたしておりますので、先ず政府の……

第19回国会 農林委員会 閉会後第11号(1954/09/21、3期、緑風会)【議会役職】

○委員長(森八三一君) 只今から委員会を開きます。  最初に肥料価格の件を議題にいたします。臨時肥料需給安定法に基き、かねて肥料審議会において硫安の最高販売価格が審議せられ、すでに秋肥の季節にかかわらず未だ決定を見ておりません。速かな決定が要望されておりますので、今日は政府諮問案及びこれが審議の経過について政府当局から説明を聴取することにいたしたいと存じます。つきましては、先ず政府から御説明を頂きたいと存じます。
【次の発言】 只今の概況の説明に関連いたしまして御質疑のかたは発言を願います。
【次の発言】 只今の肥料審議会に関しまする国会側のオブザーバーの件につきましては、私にも御質問があつた……

第19回国会 農林委員会 閉会後第12号(1954/09/22、3期、緑風会)【議会役職】

○委員長(森八三一君) 只今から委員会を開きます。  最初に米穀自給増強の件を議題にいたします。この件につきましては、前回の委員会におきまして、最近問題となつております黄変米問題に関連して事態を憂慮し、米穀の自給確立に関する基本的対策につき政府の善処を促すため、政府に対しまして申入が行われ、右申入に対する政府の方針及び措置を今回の委員会に報告するよう求められておつたものであります。即ち、米穀の国内自給増強に関する申入近時輿論を沸騰させている黄変米の問題はわが国及びわが国民の悲惨な不幸である。   そもそも、かかる不幸は国民が需要する米穀を国内生産を以て賄うことができないため歳々巨額の外米を輸入……

第19回国会 農林委員会 閉会後第13号(1954/10/19、3期、緑風会)【議会役職】

○委員長(森八三一君) それでは、只今から委員会を開きます。  最初に理事の補欠互達の件についてお諮りいたします。  江田委員が先般委員を辞任され、再び委員に選任されましたが、その間理事が欠員となつておりますので、その補欠互選を行いたいと存じます。その方法は成規の手続を省略して、委員長において指名いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めますので、委員長から指名いたします。江田委員にお願いいたします。
【次の発言】 次に、飲用乳の処理基準改訂の件を議題にいたします。  現在厚生省が行なつておる牛乳の取締りは、徒らに占領府政にとらわれ、殊更に無理を強制して、国……

第19回国会 農林委員会 閉会後第14号(1954/10/20、3期、緑風会)【議会役職】

○委員長(森八三一君) 只今から委員会を開きます。  昨日懇談の際に御了解を頂きました、議員北勝太郎君から本日の委員会で発言を求められておりますので、これを許可することにいたしたいと思いますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めますので、さよう取計らいをいたします。
【次の発言】 最初に、派遣議員調査報告の件を議題にいたします。  先般台風被害調査のため、第一班は静岡県に松永委員及び鈴木委員を、第二班は大分、宮崎及び鹿児島県に宮本委員及び岸委員を、第三班として冷害調査のため北海道に江田委員の御出張を煩わしたのでありまして、各委員におかれましては、極めて御多忙中格別の御足労を……

第19回国会 農林委員会 閉会後第15号(1954/10/21、3期、緑風会)【議会役職】

○委員長(森八三一君) それでは只今から委員会を開きます。  最初に造林促進法案の件を議題にいたします。本件につきましては、前回の委員会において御審議を願う予定でありましたが、時間の都合上今日まで延期されていたのであります。本件につきましては、前国会の末期六月十一日、日本林業協会から先にお配りいたしましたような法律案の草案を添えて造林促進法の制定について要望がありましたので、これが取扱上の参考に資するため、六月十四付文書を以て林野庁長官の意見が求められましたところ、去る八月二十八日、これ又先にお配りいたしておきましたような回答がありましたので、本日はこの回答を中心に林野庁長官の説明を聞くことに……

第19回国会 農林委員会 閉会後第16号(1954/10/22、3期、緑風会)【議会役職】

○委員長(森八三一君) 只今から委員会を開きます。  最初に米穀検査の件を議題にいたします。本件につきましてかねて江田委員から国内産米穀が絶対に不足しているという現実に即応して米穀の検査は商品価値の向上よりはむしろ量産を主眼として、そのやり方を改むべきではないかとの趣旨の、又佐藤委員からは米俵の重量不足に伴い内容たる米の量目の増加が余儀なくされている現状においてこれを是正すべきであるとの趣旨の御質問があり、すでに委員会において一、二回問題になり、前回の委員会において保利農林大臣から速かに事務当局をして検討せしめたい旨の言明がありましたので、本日はこれら検討の結果、及びこれに基く農林省における方……

第19回国会 農林委員会 閉会後第17号(1954/11/10、3期、緑風会)【議会役職】

○委員長(森八三一君) 只今から委員会を開きます。  最初に、農業災害補償制度改正の件を議題にいたします。本件は前回の委員会におきまして問題とする予定でありましたが、時間の都合によつて今回まで延期されていたものであります。本件につきまして、去る五月十四日、当委員会から農林大臣に申入の次第もありまして、農林当局から中間報告について発言を求められておりまするから、この際お聞取りを願いたいと存じます。農業保険課長久宗君から御説明を申上げます。
【次の発言】 只今の中間報告に関連いたしまして御質疑がありますれば御発言を頂きます。
【次の発言】 それでは只今問題になつております農業災害補償制度の改正につ……

第19回国会 農林委員会 閉会後第18号(1954/11/11、3期、緑風会)【議会役職】

○委員長(森八三一君) 只今から委員会を開きます。  最初に、飲用乳の処理基準改正の件を議題にいたします。本件はかねて問題になつておるのでありまして、去る十月十九日の委員会において厚生省楠本環境衛生部長から、当委員会からの申入れを尊重して、十月中に関係省令の改正を行うことにいたしたい旨の発言がありました。同日更に文書を以て楠本部長宛て、本件につきましては当委員会の審議の経過に鑑みて、改正草案内定の上は事前に当方に内示説明せられたい旨申入れ、続いて草葉厚生大臣及び楠本部長に面接して声処方を申入れておきました。ところがその後になつても実現を見るに至らず、而も厚生省において検討中の考え方は、当委員会……

第19回国会 農林委員会 閉会後第19号(1954/11/12、3期、緑風会)【議会役職】

○委員長(森八三一君) 只今から委員会を開会いたします。  最初に、米穀検査の件を議題にいたします。本件は前回の委員会において問題とする予定でありましたが、時間の都合によつて今回まで留保せられたものであります。本件につきましては、かねて江田委員から、国内産米穀が絶対に不足している現実に即応して、米穀の検査は商品価値の向上よりは、むしろ量産を主眼としてそのやり方を改むべきではないかという趣旨の、又佐藤委員からは、米俵の重量不足に伴い内容たる米の量目の増加が余儀なくされている現状において、これを是正すべきであるとの趣旨の御質問があり、すでに委員会において一、二回問題になり、前々回の委員会において保……

第19回国会 農林委員会 閉会後第20号(1954/11/13、3期、緑風会)【議会役職】

○委員長(森八三一君) 只今から委員会を開会いたします。  飲用乳の処理基準改正に関する件を議題にいたします。  本件につきましては、すでに九月二十日及び十一月二日の両回に亙つて当委員会から草葉厚生大臣に申入を行い、且つ過日私どもが直接大臣にお目にかかつて、私どもの考え方について全幅的御賛同を得ておるので、速かにその実現を期待いたしておりましたが、今に実現を見るに至つておりませんので、今までたびたび当委員会に厚生省事務当局の出席を求め事情を究明いたしましたところ、甚だ不可解な理由によつて事を逡巡しておるようにも存ぜられます。甚だ遺憾に存じておる次第であります。そこで本日は重ねて本件を議題にして……

第19回国会 農林委員会 閉会後第21号(1954/11/25、3期、緑風会)【議会役職】

○委員長(森八三一君) 只今から委員会を開きます。  昭和二十九年災害(冷害を含む)に関する件を議題にいたします。  本件につきましては、委員会におきましてすでにたびたび問題とし、政府の善処を求めて来ておりましたところ、政府においてもだんだん方針が固まり、特に予算関係につきましては、一昨二十三日の閣議で決定を見たようでありますので、本日は午前中に先ず農林当局から、本件に関連してすでに政府において実行せられた措置或いはこれから実行すべく決定せられている措置と、政府における対策の進行状況について報告を聞き、その結果によつて午後から農林当局のほか、十五号台風勢災害連絡本部長加藤国務大臣及び大蔵当局等……

第19回国会 農林委員会 閉会後第22号(1954/11/26、3期、緑風会)【議会役職】

○委員長(森八三一君) 只今から委員会を開きます。  昨日に続いて昭和二十九年災害(冷害を含む)に関する件を議題にいたします。  速記を止めて下さい。
【次の発言】 速記を始めて下さい。  只今懇談でお諮りをし、御協議を願いましたように、本日は昨日に続きまして速急決定をしなければなりません災害対策の問題について、関係大臣、事務当局の出席を求めて継続審査を願う予定でございましたが、それぞれ出席を通告し、要請いたしました関係大臣並びに事務当局が、それぞれの公務のために出席不可能な旨の通告がございましたから、本日の審議を継続するというのには不可能な情勢になりましたので、本日は散会をいたしまして、改め……

第19回国会 農林委員会 閉会後第23号(1954/11/29、3期、緑風会)【議会役職】

○委員長(森八三一君) 只今から委員会を開きます。  前回に引続いて昭和二十九年災害(冷害を含む)に関する件を議題にいたします。  本日は、前々回の委員会におけるお話合によりまして、第十五号台風等災害対策連絡本部長加藤国務大臣並びに大蔵当局及び農林当局の出席を求めておりますので、本件に関し、先日来問題となつておりまする諸般の事項について引続き御質疑を願い、その結果によりまして本件の取扱方について重ねて協議を煩わしたく存じます。  この際御報告を申上げますが、加藤国務大臣は他の公務のために出席困難である旨の連絡があり、大蔵当局からは原次長の出席を得ております。農林当局は渡部官房長が登院をいたして……

第19回国会 農林委員会 第53号(1954/06/14、3期、緑風会)

○森八三一君 麦価の問題はまだ農林省の案もきまつておらんのでありますので、具体的にお伺いするわけに参りませんが、ただ考え方として物価指数の問題については、一応現在の実態と昨年度の対比を数字でお話がございましたので、この点は価格決定の重要な要素として一応方向はわかりますが、これに関連して、豊凶係数がやはり相当大きなフアクターになつて来ると思いますが、今までの御調査の結果では、その推移はどういう方向を向いておるのか、その点を一つお聞きしておきたい。
【次の発言】 それから今もう一つお話に、政府の物価に対する基本的な考え方が低物価政策にあるんだから、それは何かはつきり決定の中に考えなければならんでは……

第19回国会 予算委員会 第5号(1954/03/05、3期、緑風会)

○森八三一君 私は提案せられていまする昭和二十九年度の予算の審議を始めるに当りまして、基本的だと考えまする若干の問題につきまして総理の所信を伺いたいと思うのであります。  先ず最初にお伺いいたしたいと思いますのは、すでにこの委員会でも再三再四論議をされておる、いわゆる戦力問答として繰返えされておる問題でありますが、特にMSA受入れという新事態に直面いたしまして、いわゆる憲法九条に規定する戦力の問題と、新らしく創設されまする自衛隊との関係がどうなるかという問題でありまして、このことにつきましては、必ずしも国民全部というわけではありませんが、MSA援助受入れという新事態に直面をいたしまして、国民の……

第19回国会 予算委員会 第18号(1954/03/20、3期、緑風会)

○森八三一君 すでにこの委員会を通じまして、食糧問題につきましてかなり論議があつたのでありますが、更に二、三の点についてこの機会にはつきりさしておきたいと思います。  第一にお伺いいたしたいのは、昭和二十八年度の当初予算を審議する際に、首相の諮問として食糧問題が審議をされ、増産計画が答申をされておる。それが政府の持つていらつしやるいわゆる食糧増産計画であるとかいうように了解をいたしておりましたので、そのことをお伺いいたしたのでありますが、農林大臣は一応増産計画はあるが必ずしもそれが政府の持つておる増産計画ではございませんので、一刻も早くコンクリートなものを作りたいという御意見の発表があつたので……

第19回国会 予算委員会 第21号(1954/03/26、3期、緑風会)

○森八三一君 第一分科会におきまする審査の経過並びに結果を御報告申上げます。  本分科会に付託せられましたのは、会計松査院、法務省、外務省、保安庁、運輸省並びに大蔵省所管の昭和二十九年度一般会計歳入歳出予算、特別会計歳入歳出予算及び政府機関収入支出予算でありますが、本分科会といたしましては、先ず政府委員からそれぞれ所管予算の内容説明を聞き、それより関係大臣の出席を求めて質疑に入りました。三月二十五日には特に参考人として日本開発銀行総裁小林中氏、同行審査部長竹俣高敏氏、日本銀行理事舟山正吉氏、保安庁第二幕僚副長長沢浩氏の出席を求め質疑を行いました。  以下質疑応答の主なるものについて御報告申上げ……

第19回国会 予算委員会 第22号(1954/03/27、3期、緑風会)

○森八三一君 議事進行について。私はこの際予算案の審議に関連いたしまのは、予算に関連する幾多の法律案などが両院におきまして目下審議されているのでありまして、これらがどういうように決定をみまするかはこの予算の実施の上にいずれも重大な影響を及ぼして参りますることは申すまでもございません。額の上から見ますれば繊維消費税であるとかガソリン税などを挙げることができるかと存じまするが、なかんずく入場税の関係はただ単に歳入上の額の問題だけではございせん。本件は義務教育費半額国庫負担法に関連いたしまして、都道府県間におきまする財政上の調整という重大な意味を含んでいる次第でありまして、これがどういうように結論さ……

第19回国会 予算委員会 第23号(1954/03/30、3期、緑風会)

○森八三一君 関連質問……。今、井野委員の御質問になつておるのは、計算上の問題はたしかに大蔵大臣のおつしやる通りだと思います。思いますが、そういうことを抜きにして、現実に昭和二十八年産の米に対する農民の手取りと、昭和二十九年、今お話になつたような構想の下に計算されるとの間にはそういう差額が生ずるんです。これは理窟じやないんです。実際問題として昭和二十八年産の米によつて受けた農民の手取りと、昭和二十九年に与えられようとしておる計算上のものとの間にそういう差がある。そういうことがここで予算の審議が結論になつた場合に明らかになる。それで一体昭和二十九年の米の増産を確保して行く確信が持てるのかどうか、……

第19回国会 予算委員会 第24号(1954/03/31、3期、緑風会)

○森八三一君 私は只今の高橋委員の、質疑を打切りまして直ちに討論採決に入るべしという動議に反対をいたしたのでありますが、反対をいたしましたのは、今更理由を申述べる必要もないと存じます。我々がこの重大な予算に対しまして賛否の態度を決定いたしますのに十分な条件が揃つておらんという理由に基くのであります。そうしてその理由を完成するために只今松澤委員の質問に対して、緒方副総理から答弁がありましたが、政府当局も鋭意その条件の揃うことに努力を傾注しておるというお話でありまするので、その努力の成果が具体的に現われて参りまするまで暫らくこの委員会を休憩に付されまして、そういうような事態が発生して参りますれば、……

第19回国会 予算委員会 第28号(1954/04/24、3期、緑風会)

○森八三一君 私は主として農林大臣にお伺いをいたしたいのだございますが、只今の原子兵器の実験に関連する質疑に関連いたしまして、安藤国務相にお伺いをいたしたいのでございますが、農林大臣から御答弁がありましたように、この被害に関する調査は、直援の被害と間接の被害とありますので非常に困難であることはよく了承できますが、そのうちの直接の被害については、これは次から次に起きて来るものを言つておりおますると非常に時間がかかると思いますが、現実に起きておる、既肌発生のものについては、これはそう長い時間をかけんでも調査の完了すべき筋合のものと思うのであります。でありまするから、少くとも第五隔尚丸の関係について……

第19回国会 予算委員会 第29号(1954/04/26、3期、緑風会)

○森八三一君 私は只今議題になつておりまする昭和二十九年度特別会計予算補正(特第一号)に対しまして、縁風会の議員総会の決定に基きまして、原案に賛成をいたすものであります。  ただこの際、一、二の希望を申し添えたいのでありますが、その第一はこの補正予算の財源はアメリカの贈与に基くものでありまするので、これが使用につきまして、米国側との了解を必要といたしますることは、常識的によくわかるのでありますが、いやしくも贈与をされたということでありまする限りにおいては、その運営の最終的な決定については、どこまでも日本の自主性が保たれて行かなければならんと思うのでありまして、このことはこの運営の町におきまして……

第20回国会 農林委員会 第1号(1954/12/01、3期、緑風会)【議会役職】

○委員長(森八三一君) 只今から委員会を開きます。  委員に変更がありましたので、御紹介、御報告を申上げます。森田豊壽君、雨森常夫君及び横川信夫君の三委員が辞任せられ、大矢半次郎君、白波瀬米吉君及び三橋八次郎君の三委員がそれぞれ委員に就任せられましたので、御報告申上げます。
【次の発言】 最初に、昭和二十九年四月及び五月における凍霜害等の被害農家に対する資金の融通に関する特別措置法の一部を改正する法律案、自給肥料増産特別措置法案、農民組合法案及び繭糸価格安定法の一部を改正する法律案についてお諮りいたします。本件につきましては、未だ審査を完了するに至つておりませんが、参議院規則第五十五条によりま……

第20回国会 農林委員会 第2号(1954/12/02、3期、緑風会)【議会役職】

○委員長(森八三一君) 只今から委員会を開きます。  最初に参考人の件につきましてお諮りいたします。昭和二十九年の台風及び冷害の被害農林業者に対する資金の融通に関する特別措置法案に関連いたしまして、本日農林漁業金融公庫理事伊藤博君の出席を求め、参考意見を伺いたいと思いますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決します。  最初に昨日に引続いて昭和二十九年の台風及び冷害の被害農林業者に対する資金の融通に関する特別措置法案の予備審査を議題にいたします。本法律案につきましては、昨日の委員会において提案の理由及び法律案の内容等について説明を聞いたのでありましたが、本日はこれ……

第20回国会 農林委員会 第3号(1954/12/03、3期、緑風会)【議会役職】

○委員長(森八三一君) 只今から委員会を開きます。  先ず昨日の委員会におけるお話合いの結果によりまして、病虫害防除補助金、健苗育成補助金、及び救農土木事業実施計画等の問題について御懇談を願うことにいたしたいと存じます。    午前十一時三十四分懇談会に移    る
【次の発言】 本日はこれを以て散会いたします。次回は明日午前十時から開会いたします。    午後零時五十分散会

第20回国会 農林委員会 第4号(1954/12/04、3期、緑風会)【議会役職】

○委員長(森八三一君) 只今から委員会を開会いたします。  最初に、前回に引続いて北海道における国有林野の風害木等の売払代金の納付に関する特別措置法案を議題にいたします。  本法律案については、前回の委員会で提案理由の説明を聞いたのでありますが、なお農林当局において法律案の内容その他参考事項について補足説明の必要がありますれば、それらの説明を承わり、続いて審議に入ることにいたしたいと存じます。なお、本法律案は昨三日衆議院において第一項第二号中「政令で定める農林漁業用施設」を「住宅又は政令で定める農林漁業用施設」のように修正して本会議を通過、本院に送付、即目当委員会に本付託になり、又衆議院農林委……

第20回国会 農林委員会 第5号(1954/12/06、3期、緑風会)【議会役職】

○委員長(森八三一君) 只今から委員会を開きます。  最初に昭和二十九年八月及び九月の台風並びに同年の冷害による被害農家に対する米麦の売渡の特例に関する法律案を議題にいたします。  本法律案は、一昨四日衆議院においてかねて予備審査のため提出せられておつたものが修正議決せられ本院に送付、即日当委員会に本付託となつたものであります。衆議院における修正箇所は「七月の大雨」を削ることであります。  本法律案につきましては一昨四日提案理由の説明を開いてありますので、本日は直ちに審議に入ることにいたし、御質疑の向きは質疑をお願いいたします。
【次の発言】 他に御質疑がございませんければ、只今議題となつてお……

第20回国会 農林委員会 第6号(1954/12/07、3期、緑風会)【議会役職】

○委員長(森八三一君) 只今から委員会を開会いたします。  最初に、委員の変更がございましたので御報告いたします。三橋委員が委員を辞任せられまして、亀田委員が新らしく委員になられましたので御報告申上げます。
【次の発言】 先ず最初に、草資源造成利用の件を議題にいたします。  草の効用については今更申上げるまでもないことであります。而うしておよそ資源に乏しい我が国におきましては、草資源は極めて豊常に恵まれておるのでありますが、併し草に対する国民の関心は一般に甚だ低調でありまして、従つてこれが改良及び利用は殆んど顧みられていないに等しいものがあると言うても過言でないと考えられて甚だ遺憾と存ずるので……

第21回国会 農林委員会 第1号(1954/12/14、3期、緑風会)【議会役職】

○委員長(森八三一君) 只今から委員会を開会いたします。  本日お諮りいたします件は、農林政策に関する調査についてでありますが、参議院規則第三十四条により農林政策に関する調査承認要求書を議長に提出いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 お異議ないと認め、さよう決定いたします。  次に、要求書の文案等は委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。  ちよつと速記を止めて下さい。    午前十一時九分速記中止
【次の発言】 只今懇談で申入れに関することやら、いろいろ御協議を申上げましたが、懇談の結果まとまり……

第21回国会 農林委員会 第2号(1955/01/24、3期、緑風会)【議会役職】

○委員長(森八三一君) ただいまから委員会を開会いたします。  最初にお諮りいたします。重政委員が先般委員を辞任せられ、理事が一名欠けておりますので、理事の補欠互選を行いたいと存じます。その方法は成規の手続を省略し、委員長において指名いたしたいと件じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、委員長から指名いたします。重政委員にお願いいたします。
【次の発言】 まず最初に、昭和二十九年十二月十四日、当委員会から政府に対して申し入れされました農業政策の件を議題にいたします。  当委員会におきましては、かねてわが国農政が当面する玉糸の価格安定、乳価の適正維持、飲用牛乳処理基準の……

第22回国会 農林水産委員会 第2号(1955/03/30、3期、緑風会)

○森八三一君 今の安田官房長の御説明に関連いたしまして、基本的なことにつきましてはいずれ大臣が来られましてから十分お伺いをいたしたいと思いますが、事務的にお伺いしておきたいことは、原則として直轄事業に関する部分だけはこの補正予算に盛り込みをしておるが、補助事業のような関係は計上しなかった。そのことの可否につきましては大臣との間に質疑応答をいたしたいと思いますが、そういうことの結果、いろいろの問題が巻き起りはしないか、たとえて申しますると、地方都道府県で行われておる試験研究のような事業は、一日も休むわけにいかない、継続されてゆくものと思うのでありますが、そういうような補助費は削られておるというこ……

第22回国会 農林水産委員会 第3号(1955/03/31、3期、緑風会)

○森八三一君 予算委員会で十分論議があったと思いますので、あるいは重復するかもしれませんが、官房長官に一点お伺いしておきたいと思います。と申し上げますのは、予算を編成するときに、そのときの国状にかんがみて、租税が最も効率的に使われるようにされなければならんということはよくわかります。当然であると思います。そこでこの四、五、二カ月分の暫定予算を編成され、国会に提案をされた政府の気持は私もよく理解をいたします。がしかし過去における数次にわたる暫定予算の慣行と申しますか、基本的態度としてとられて来た姿は、そのときの内閣の政府の持っておる政策を織り込まないで、きわめて事務的にそうして進んで参った、今度……

第22回国会 農林水産委員会 第4号(1955/05/10、3期、緑風会)

○森八三一君 今までの質疑をちょっと聞いておりまして非常にわけがわからんような気持になっておりますが、というのは、この問題は去年問題になりまして、かなり論議をされて一応昨年結論が出たのですが、今伺っておると一億枚は百万ドルだという議論が出ておりますが、これは昨年来の経過をよくお考えになれば今そういう議論がここへ持ち上って来るわけはないのです。というのは、去年の通産当局の御意向は二百万ドル入れたいということであったのです。が、しかし国内の生産者を圧迫してはならんという、国内産業を保護しつつ輸入をやって行くという大原則に立っていろいろ考慮された結果、国民生活を圧迫してはならんので需給関係から考えて……

第22回国会 農林水産委員会 第7号(1955/05/17、3期、緑風会)

○森八三一君 政務次官のただいまの御説明は、配付いただきました閣議決定事項についての説明でありますが、さらにその内容について具体的にどういうことをお考えになっておるかということを一つ聞いてみたいと思います。  まず第一に、集荷業者は、常識的には了承しておりますが、一体具体的にどういうものをお考えになっているのか。おそらく農業協同組合がその主軸になると思いますが、そのほかにどういうものを一体考えていらっしゃるのか。それからその集荷業者の団体に対して集荷予定数量を示すというのでありますが、その団体の具体的な対象はどういうものであるかという点が一つであります。  それからその次には、その集荷業者の活……

第22回国会 農林水産委員会 第10号(1955/05/24、3期、緑風会)

○森八三一君 先般の委員会で大体通産当局の方針ははっきり御回答があったものと私は了承し、最後に希望を申し上げたと記憶いたしておりますが、ただいまの次長のお話は、そのときのお話を受けて、数量的には農林省で調査をせられ、国内生産の数量と需要の実態をかみ合せますると、現在の段階においては、とりあえず一億枚程度が適当であろうという結論が出ておりますることと、かねがね通産当局に御指導願って設けられておりまする協議会の意見も同様、目今の情勢においては一億枚が妥当であろうという答申をいたしておる、その二つを勘案いたして一億枚という絶対量については措置をする考えであるが、その具体的な外貨の割当については、過去……

第22回国会 農林水産委員会 第11号(1955/05/26、3期、緑風会)

○森八三一君 ただいま大臣から御報告、御説明がありましたように、当委員会の総意をもって、かねがね要請いたしておりました本件が解決いたしましたことは、まことにけっこうでありまして、格別御苦労になりました大臣に厚く感謝をいたすのでありますが、そこでお伺いいたしたいのは、大体新聞報道その他によって了承はいたしておりますが、百四十円という金額がどういう基礎計算で算出をせられたかという点が一つ。それから第二点は、等級等何らの関係なしに、供出米一石について一等米でも五等米でも同様に百四十円ということで措置されると思いますが、三等標準で九千百二十円という昭和二十九年基本米価がきまっておりますので、そういうこ……

第22回国会 農林水産委員会 第12号(1955/05/27、3期、緑風会)

○森八三一君 本年度発生いたしましたこの不幸な災害、凍霜害、ひょう害については、お話がありましたようにこの国会中に法的措置を要するものはそういう手続を取り運ぶ、行政措置で行けるものはそれぞれ予算の範囲内において行政的に善処をするということでありますので、これは一応解決すると思いますが、昨年の例に徴しますると、国会開会前、あるいは開会中にそういう災害が発生いたしました場合には、これはそういう措置を講じ得る、議会の開会中ということで支障はありませんが、国会の閉会後に発生するとか、国会閉会直前に問題が巻き起って、法律制定の時間的余裕のないというような場合等は、非常に災害農家に対してお気の毒なことを長……

第22回国会 農林水産委員会 閉会後第12号(1955/11/09、3期、緑風会)

○森八三一君 休憩前に、十一日の議題の業務用の塩の問題に関連して、資料の提出を要求したいと思います。それは専売公社の買い入れについて輸入塩の種類別、輸入先別数量単価内地塩の種類別数量単価、昭和二十九年の実績、それから売却の種類別、売却先別数量単価、いずれも二十九年の実績で一応出してみていただきたい、それをお願いいたします。
【次の発言】 今のお話で、七千九百万石の収穫予想、十月十五日現在の農林統計調査事務所の集計が出て繁ります。そこで二千七百万石の予約申し込みに対して、自家保有の想定高を加えても相当の余裕がある。これが第二次に出てこない。その出てこないという理由は、一体那辺に存するか、御調査に……

第22回国会 農林水産委員会 第13号(1955/05/31、3期、緑風会)

○森八三一君 ただいまの委員長の御発言で尽きておりますが、本件につきましては、すでにしばしば当委員会が取り上げ、審議をして参りましたし、最初に、通商局長も今月一ぱいには結論を出すということをはっきりこの席で言明もあった次第で、過般の委員会におきましては、水産庁長官も詳細に事態を認識されたようであります。引き続いて通商局との間に十分の打ち合わせをいたしまして、遺憾なき結論が出るように取り運びをするというような意味の御発言もあったと思いますので、その後両省間において協議せられました結論をこの際御発表いただきまして審議を進めさしていただくということに、ただいま委員長の御発言のように御進行願いたいと思……

第22回国会 農林水産委員会 第14号(1955/06/02、3期、緑風会)

○森八三一君 今回の改正によりまして繭糸価格安定法に基く十一条の繭に関する具体的な措置が講ぜられたということは、先刻も局長お話のように、本法制定当時に相当強く論議のあったことが具体化したことでありますので非常にけっこうだと思います。それからさらにかねがね当委員会の希望しておりました玉糸の問題が今回の措置によって入って参りましたことも、これも国会の意思が法律の上に具現して参ったのでございまして、喜ぶべき現象と思うのでありますが、そこでお伺いしたいことは、第一にお話の中に、予算はただいまのところでは六十四億、年度しまいになりますれば六十八億になるということになると思いますが、その予算上本法の改正に……

第22回国会 農林水産委員会 閉会後第14号(1955/11/11、3期、緑風会)

○森八三一君 きわめて形式的な問題でございますが、この水稲所得に対する所得税の課税についてという閣議決定でありまして、陸稲についてはここに触れていませんが、陸稲はどうなさるおつもりか。
【次の発言】 所得基準の変更により税の増徴が行われないようにすると、これは当然のことでありますが、税務当局で所得標準の変更によって増徴が考えられるという場合はどういう場合にあるか。
【次の発言】 そうするとこの説明は所得税の本質の、当然なことをやることであって、別に何も不思議なことではないということに解されると思うのですが、その場合に、今のその御説明の通りにうまく行けばよろしいが、反当り所得標準というものを形式……

第22回国会 農林水産委員会 第20号(1955/06/21、3期、緑風会)

○森八三一君 たまたま大阪で問題が発生したのですが、今局長のおっしゃったように多年の懸案なんですが、早く結論を得て、生産者の利益も擁護せられ、消費者の立場もうまく行くように解決をしなければ、これはもう急迫している問題なんです。そこで協議会を作って、方々の意見を聞いてやるというような、もう時をかすという問題ではなくて、大体農林省としてはある程度の見通しを得られておると思うのですが、その具体的な結論を今お伺いするというわけにいかぬでしょうけれども、今後の取り運び方についてどういうようにやって行かれるのか、考えの概要を一応承わりたいのです。と申し上げますのは、申し上げたように、これは私は日を待ってお……

第22回国会 農林水産委員会 第21号(1955/06/23、3期、緑風会)

○森八三一君 ただいまの経審長官のお話に関連いたしまして一、二質問をいたしたいと思いますが、お話のありました明年度の余剰農産物受け入れは、今後の問題でありまして、お話の通り未確定であります。そこでそのことが進むか進まないかにかかわらず既定の計画遂行については予算的に万全の措置をとるということでありますが、その意味は経済六カ年計画に盛り込まれておる千三百五十万石の増産に必要な既定の計画に要する経費と、それから昨日農林省から示されました新しい四地区の別個の開発に所要される資金、その総計を措置すると、こういう意味でありまするのか、その内容いかんによっては新しく計画せられまする四つの地区の場合はやるが……

第22回国会 農林水産委員会 第22号(1955/06/28、3期、緑風会)

○森八三一君 ただいま議題になっております昭和三十年四月及び五月の凍霜害、水害等の被害農家に対する資金の融通に関する特別措置法案に対しましては、きわめて災害の発生すること遺憾でありますが、発生いたしました災害をすみやかに救済いたしまして、特に当面国家的な要請である食糧の自給体制を確立するために、措置が講ぜられなければなりませんことは言を待つまでもありません。発生いたしました四月、五月の凍霜害を初めとする災害に対して、この措置だけでは十分ではないと思いますが、とりあえず本措置が講ぜられますことは急を要する問題でありますので、私は本案に賛成をいたすのであります。しかし今後かような不幸なことが発生い……

第22回国会 農林水産委員会 第24号(1955/07/07、3期、緑風会)

○森八三一君 この法律は、先刻提案者の代表である松浦代議士からお話しがありましたように、議員提案として衆参両院の総意で決定されて、五カ年間に計画されておる積雪寒冷単作地帯の振興をやり遂げるという熱情をこめて成立したにもかかわらず、すでに五カ年間を経過しようとしている今日、提案理由の説明書によりますると、わずかに三〇%程度より進行しておらぬ。それが今回の期限の延長という処置を講じざるを得ないという結果に相なっておると思うのであります。そこで今政務次官からお話のように、この法律が成立いたしますれば、今後とも五カ年間には善処をするということでありますが、過去のようなことで、またぶり返して参りますれば……

第22回国会 農林水産委員会 第26号(1955/07/12、3期、緑風会)

○森八三一君 こまかい計算は別としまして、大臣の御就任当時の、今後に対する農林行政の御方針として、農家の経営が経済的に安定するという点を強く考えていただきたい、そのためには農林生産物の物価について考慮を払うというような趣旨のお話がございましたが、そこで今お話しの平均が一万三十円、御決定になったのは一万百六十円、そういう御方針から援用していきますというと、生産費がこれでカバーされておるというようにお考えになっておりますかどうか。計算の方法はいろいろございますが、そう大体はお考えになっておるのかどうか。もしそうでないといたしますれば、その大方針をなし遂げていくために、そういう具体的な事実が生まれて……

第22回国会 農林水産委員会 第28号(1955/07/15、3期、緑風会)

○森八三一君 今の、その業務の内容を拡充して、従来の共同施設というのを個人の取得する農林業の施設にまで及ぼすということで例示がございましたが、それは具体的にどういうことを考えられておるのか、詳細に御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 そうしますると、貸付の対象となる範囲は、従来協同組合の名において共同施設として認められておったその範囲に属するものであって、個人が施設することを便宜とするものについて個人貸しを行うということであって、貸付対象がこれによって非常に拡大されるということではございませんのか、従来の共同施設の範囲が非常にふえるのかどうかという点はいかがでございましょうか。

第22回国会 農林水産委員会 第29号(1955/07/19、3期、緑風会)

○森八三一君 先刻局長から、第十八条第一項第八号、資金の指定告示案について御説明がありましたが、まずこの案について少しお伺いをいたします。その第一は、用途については、一応ここに例示をされております。そうして最後に、「その他主要農作物又は輸出農作物の」という、抽象的包括的文句でその他の部分が表現をされていますが、こういう中に温室のようなものは考えていらっしゃるのか、いらっしゃらぬのかという点が一つ。  それから貸付の方法として漁業協同組合もしくは農業協同組合から個人がこの用途のために借り受ける資金を、公庫が漁業協同組合及び農業協同組合に貸付をする、その場合に漁信連なり農業協同組合信用連合会なりを……

第22回国会 農林水産委員会 第30号(1955/07/20、3期、緑風会)

○森八三一君 ただいまの飯島委員の質問に関連してでありますが、私もこの法律の改正の趣旨については全く同感でありまして異議はありません。ありませんが、個人所有の住宅の問題は過去五カ年間の経過にかんがみまして摩擦がなかったからよろしいとおっしゃいますが、これは漁業協同組合の方も漁業共済会の方もまだ卵になっておらん時代でありますから、これは実際行為としてその点はなかったと思いますが、ここで順次双方が成長して来ると、一つの対象を両方で取り合うというようなことが必ず起きるということは予測されないことではないと思います。その場合におのおのが保険料率で争ってくる、こうなると、せっかくよかれかしと考えておる共……

第22回国会 農林水産委員会 第31号(1955/07/21、3期、緑風会)

○森八三一君 私はただいま議題になっておりまする水産業協同組合法の一部を改正する法律案につきまして原案に賛成の意を表するのであります。がしかし本法の実施につきまして、農林水産関係団体との間にいろいろの摩擦競合等を招来する憂いがないとは保しがたいのでありますので、以下申し上げまするような付帯決議を付したいと思いまするので一応その案を朗読いたします。     水産業協同組合法の一部を改正する法律案に対する附帯決議案  政府は、本法の施行に当つて、水産業協同組合共済会の行う共済事業と農業団体の行う共済事業とが、半農半漁地域において相互に摩擦競合を起すことのないよう、事前に適切な措置を講ずべきである。……

第22回国会 農林水産委員会 第33号(1955/07/25、3期、緑風会)

○森八三一君 ただいま議題になりました繭糸価格安定法の一部を改正する法律案につきましては、過般の委員会で詳細質問をいたしまして、大体了承はいたしておりますが、さらに一、二点お伺いをいたしたいと思います。  その一つは、十二条の二の規定によりまして、政府が保有する繭を売り渡す場合に、時価に悪影響を及ぼさない方法によってやると、こういうのであります。抽象的にはよく理解をいたしますが、具体的に繭の時価に悪影響を及ぼさないという意味はどういう内容を持つものであるか、その点について御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 ただいまの御説明でまだ理解がいたしかねるのでありますが、繭の時価というものは、必……

第22回国会 農林水産委員会 第34号(1955/07/26、3期、緑風会)

○森八三一君 今の説明は私は理解いたしますが、こういうことではないのですか。その六百八十億とか、千三百五十万石というものは、まだ経済企画庁としての一応の案であって、コンクリートな国策として閣議で決定したものではない、そこで今後つぶれ地とか、あるいは人口の増というものをはっきり見きわめをつけて、輸入食糧をふやさないためには、年次別計画がかくあるべきであるという結論が出ると、その出たものを遂行するためには年次別に幾ら金が要るということが確定される、その確定されたものには決して愛知用水が災いを持ち来たすことのないようにするということをはっきり言明されたと私は承わったのでありますが、そういうことであれ……

第22回国会 農林水産委員会 第37号(1955/07/29、3期、緑風会)

○森八三一君 すでに委員会でしばしば論議せられたことでありますが、特にこの事業を円満に計画通り完成せしめていきまするためには、何といってもダム建設の地元における水没措置を初めとして、残るあとの村作りというものについて完全な了解が成立するということがきわめて大切な条件であり内容になると思います。農林当局では、このことについて十分公団を指導せられまして遺憾なきを期するということであり、その一つの例として、大臣のお話によりますれば佐久間ダムの建設という前例がありますので、そういうような前例に基いて措置をしたいというようなお話があったのであります。そこで佐久間ダムの前例というものを非常に狭く考えて参り……

第22回国会 農林水産委員会 第38号(1955/07/30、3期、緑風会)

○森八三一君 私はただいま議題になっておりまする二つの公団法案に賛成いたします。なお重政委員から提案されました付帯決議にも賛意を表けるのであります。  ただ、この際一言当局に希望を申し述べておきたいと思いますことは、日本の農業開発といたしましてはまさに画期的な、前例を見ない大事業でありまして、この二つの事業のすみやかな成功を期待するものであり、そのことに関連いたしまして、創立を見まする公団の人事は、きわめて慎重を要するところであると思います。おそらく政府当局におきましても十分考慮を願っておることと想像はいたしますが、二つの公団のそれぞれの事業について十分精通をしており、さらに諸般の事業の運行に……

第23回国会 農林水産委員会 第5号(1955/12/09、3期、緑風会)

○森八三一君 今の御説明で抽象的には一応了解いたしますが、三十年度の地方財政の赤字をこれによって解消するという限りにおいては、百八十八億というものが最低限度として措置されなきゃならぬ。ところが百六十億というものは、国の事業の繰り延べなり節約なりというものによってまかなうのだ、それに対してはまだちっとも見当がついておらぬ、内容的には。ということになると、これはまあ農林省にお伺いするのじゃありませんが、実際問題としてはどうなるかわからぬという姿のものであろうと思います。そこでそうであっては、地方財政の建て直しは不可能に陥るわけでありますので、建前としては画一、一律にどうこうするのではないということ……

第23回国会 農林水産委員会 第6号(1955/12/13、3期、緑風会)

○森八三一君 大臣の御出席をいただきましたので、二、三の点につきましてお伺いをいたしたいと思います。  おそらくこの新聞記事は大臣の御意思を率直に表明したものではなくて、むしろお話しになったことは非常に違った報道がなされておるとは思いますが、事はきわめて重要でありますので、大体想像はいたしておりますが、一応この際明確にしておきたいと思います。と申し上げますのは、二十六日に神奈川で大臣の御出席のもとに開かれました懇談会の席で、現在の農業協同組合は腐敗もはなはだしく、そのほとんどが不良組合と言ってさしつかえないと、こういう御発言があったと新聞は報じております。おそらく再建整備というような法律が制定……

第23回国会 農林水産委員会 第7号(1955/12/15、3期、緑風会)

○森八三一君 今河野局長と江田さんの質疑応答を聞いておりますというと、まだ百円硬貨を発行するか、発行しないかは最終結論を得ておらぬということでありますが、お話を聞いておりますと、百円硬貨を発行する場合に、ミツマタに与える影響をいかにしてなくしていくかということでまあ御研究を願っておるというように私聞こえるのです。そうなると、その百円の硬貨を発行するということは結論を得ておる、得ておるが、そういうことによって生ずる弊害がどうであるかということの研究をなすっているということにしか受け取れないのでありますが、大体方向としてはそういう方向である、こう理解していいのかどうか。

第23回国会 農林水産委員会 第8号(1955/12/16、3期、緑風会)

○森八三一君 昭和三十一年度の予算に関連いたしまして、しばしば当委員会でも質疑をいたしたのでありますが、その中におきまして、政府当局では農業改良基金制度を新たに創設しようという御構想が明確に打ち出されて参っておるのであります。その内容をだんだんきわめて参りますると、従来いわゆる少額補助金という呼称のもとに言われておりました、たとえば保温折衷苗代の補助金であるとか、あるいは耕土培養の事業に関する助成金、こういうものを数種目とらえまして、改良基金制度、すなわち貸付金の制度に振りかえようと構想されておるのであります。もちろん私どもは改良基金の制度というものの根本的な理念と申しますか、観念と申しますか……

第24回国会 農林水産委員会 第7号(1956/02/16、3期、緑風会)

○森八三一君 私は森林行政についてはあまりよくわかりませんから、今度の改正は官行造林の対象を部落林野と水源林に拡大をするということのように承知をしておりますが、そこでこの法律の第一条の三号で、国土を保全する意味から水源林を造成していく必要があるということは私も痛感しますが、にもかかわらず前の二つとあわせて行う場合だけに限定されておる。これで水源林の造成涵養ということは、果して現状で目的を達するかどうか、これはこうしぼる必要はないのじゃないがという感じを強く持つのですが、特に法律の第三号でこういうふうな制限を加えられました事由はどこに存在するのか、これは先刻お話のありましたように、一面に補助事業……

第24回国会 農林水産委員会 第13号(1956/03/01、3期、緑風会)

○森八三一君 今の御説明で、供給量中の持ち越し中、政府の手持ちになっておる数量は、どういう数量かを承わりたいと思います。
【次の発言】 そうすると需給推算をやる場合に、政府の手持ちは明確で、これではっきりする。それから国内産の見込み量と、三十一年度の輸入計画と、その民間手持ちの繰り越しというのは事実むずかしいと思います。思いますが、そいつを勘定しておかないというと、需給安定法では数量の調節と同時に価格の変動を防止するというねらいがあると思うのですが、その場合に、民間手持ちでも、飼養者の畜産家の手持ちに大したこれは影響はないと思いますが、流通過程の途中に残っているやつはかなり莫大ではないかと思う……

第24回国会 農林水産委員会 第14号(1956/03/06、3期、緑風会)

○森八三一君 先刻、全国の澱粉生産者会議で諸君が当委員会に陳情されております。このことにつきましては、おそらく主管大臣でありまする河野大臣のお手元にも同様の趣旨のことが具申をされておるであろうと想像するのであります。なお本件に関しましては、先回の委員会で当面の事務責任者でありまする食糧庁長官にも、事態がきわめて急迫しておる事実を指摘いたしまして、政府の見解を尋ねたのでありますが、そのときの御答弁によりますると、価格安定法に根拠を求めて昨年の十月下旬に澱粉カンショの価格を告示し、それに見合います政府の澱粉買入価格を告示せられたのであります。私どもは政府の告示せられました買入価格に必ずしも満足する……

第24回国会 農林水産委員会 第15号(1956/03/08、3期、緑風会)

○森八三一君 今の千田委員の質問に関連して。一応の構想はわかりましたが、千田委員からお話があったような要望が非常に痛切にあると思う。こういう点については当局も御承知と思いますが、それで前年度実際個人と団体との関係に具体的にどういうような比率、あるいは数字で融資されたか、その実績を伺いますると、この問題の解決に取り組んでゆく方向がおおむね明らかになると思いますので、実績を一つお聞かせいただきたいと思います。
【次の発言】 ただいまお手元にこの資料がなければ、適当なときに資料を提出して御説明を願うことにいたします。その資料を拝見いたしますれば、千田委員の御質問になったような点につきまして、さらに強……

第24回国会 農林水産委員会 第16号(1956/03/09、3期、緑風会)

○森八三一君 三点お伺いしたいと思います。今御説明にもありましたように、この法律の制定前に、すでに多数の府県では、府県の条例その他の規程をもちまして、市場の開設の許可制だとか、あるいは類似市場の取締り等に関するいろいろの措置を講じているわけであります。そこでこの法律が実施になりました場合に、そういうような、すでに現存しておる都道府県等の条例、規程等によって行われておるものとの関連が一体どういうふうに整理されるかということが第一点でございます。  それから第二点は、ここで家畜そのものの公正な取引を確保していくということについては、一応の方法が打ち出されて参ったのでありますが、先刻おっしゃったよう……

第24回国会 農林水産委員会 第17号(1956/03/13、3期、緑風会)

○森八三一君 今の千田さんの質問に関連して。先日提案理由の説明を聞き、なお補足説明を伺ったときに、私も同様の質問をした。そこで原資の構成が変って参りますというと、運営上に非常に大きな支障をもたらしてくる、そこで一体どうしたらいいかということをお伺いしたのですが、その結論としては、もちろん農林当局は好んでこういうことをしたのではないけれども、全般的な国の財政事情でこういうことをした、そこで公庫の運営上の問題を考えて参りますと、方策として公庫内部の刷新といいますか、経費のかからぬように努めて経費の節減をはかる、同時に委託事務についても手数料をある程度下げていく、それでそろばん勘定を合わせていくと、……

第24回国会 農林水産委員会 第20号(1956/03/20、3期、緑風会)

○森八三一君 すでに時間も経過しておりまするし、青山委員から各般にわたって質疑がありましたので、二点だけを一つお伺いしたいと思います。その第一点は、大澤さんにお願いしたいんでございますが、今日御足労を願いました開設者、卸の関係、仲買の関係、生産者の関係、学識経験者の関係の皆様のおおむねの御意見は、現在の市場における卸売人が非常に乱立している、この整理を進めなければならない、そのために独禁法が障害の因をなしておるように思われるので、これは適用を除外すべきではないかというような御意見であったと思うのですが、ところが、大澤さんの御意見は独禁法適用の除外はその必要なしという特異な御意見の開陳があったの……

第24回国会 農林水産委員会 第23号(1956/03/27、3期、緑風会)

○森八三一君 ただいま議題になりました韓国ノリの輸入につきましては、たしか昭和二十九年に本件が問題になりまして、その当時本院の水産委員会におきましては、国内の沿岸における零細ノリ漁民を保護するという立場、並びに国内の資源を開発するというような観点からしまして、原則としては韓国ノリの輸入は禁止すべきである、しかしながら、諸般の事情を勘案いたしまして、やむを得ざる事由、たとえて申しますれば、国内生産量と需要量との関係において不足をいたしますような場合等におきましては、その最小限度を定めて輸入をすることもやむを得ない、しかしながら、その場合といえどもあくまで生産者の納得する方法によって輸入さるべきで……

第24回国会 農林水産委員会 第24号(1956/03/29、3期、緑風会)

○森八三一君 今の青山委員の質問に関連してお尋ねいたしますが、それは昨年七月でありましたか、当委員会の有志委員で中央卸売市場法の一部改正が提案されまして、継続審査になっておる。その趣旨とするところは、農林大臣の認可を受けてなす合併または営業の譲渡については、私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律の規定はこれを適用しない。農林大臣は前項の認可をなさむとするときは、公正取引委員会に協議をしてやれ、こういう趣旨のものであったのであります。今安田局長並びに公正取引委員会の方から御説明を承わりますると、農林省と公正取引委員会の事務当局の間にこの趣旨を達成し得るような意味における申し合せといいますか……

第24回国会 農林水産委員会 第27号(1956/04/10、3期、緑風会)

○森八三一君 私はただいま議題になりました中央卸売市場法の一部を改正する法律案に対しまして、次に申し述べますような修正を加え、なおさらに申し上げますような付帯決議を付して賛成いたすものであります。  まず修正案を朗読いたします。    中央卸売市場法の一部を改正する法律案に対する修正案  中央卸売市場法の一部を改正する法律案の一部な次のように修正する。  第一条の改正規定の次に次の改正規定を加える。  第三条に次の一項を加える。  開設者ハ中央卸売市場二於ル業務ノ適正旦健全ナル運営ヲ確保スル為必要アルトキハ業務規程ヲ以テ卸売ノ業務ヲ為ス者ノ数ノ最高限度ヲ定ムルコトヲ得  第十条の次に五条を加え……

第24回国会 農林水産委員会 第28号(1956/04/12、3期、緑風会)

○森八三一君 先回の委員会で申し上げましたように、通産当局としては通関の措置を講じましても、倉荷証券の持っている性格からして、その管理をすれば市販されることはないという、まあこれは当然な一つの形式的なことでありますが、感覚に基いて措置をされたいというその結果がただいま局長から御報告のように、遺憾な結果を生んでおるということでありますが、その東和商事に対しまして、今度もそういうようなことがあった場合に同様な遺憾な結果が起るわけでありますが、さような役所の方針に反したもの等につきましては、将来取扱い上どういうような措置をされるお気持であるのか、その点が一つであります。  それから第二の点は、お話の……

第24回国会 農林水産委員会 第33号(1956/05/08、3期、緑風会)

○森八三一君 最初に一つ改良局長にお伺いしたいのですが、長期予報によって今回のような災害の起きるということがあらかじめ予測せられた。そこで数度にわたって予防措置を通達をして、それを実施せしめたということでありますが、その通達をなさった予防措置について、実際に効果のあった事例を一つお話を願いたいのでございます。
【次の発言】 そうすると、ただ霜がおりるぞということを通知をしただけで、かくすべしという具体的な指導がなかったということにもなるのですが、今お話の中には、重油等を燃焼せしめて温度を上げる、煙幕を張るというようなことが過去の経験に基いても効果はあったということでありますれば、そういうような……

第24回国会 農林水産委員会 第36号(1956/05/17、3期、緑風会)

○森八三一君 この前の委員会で大蔵大臣が御出席になり、各同僚の委員からも質問があったのですが、こういう対策を進めていくのには、何としても時間的に急速に早くやってもらわなければならないということで、蚕業技術員の諸君とか、改良普及員の諸君だとかいう人の機敏な活動がなければならぬということについて、その活動の費用をどうするのだということで、予算の繰り上げ使用を認めるという意味の御回答があったはずです。それは具体的に御通牒になったのかどうか。そういう趣旨でおる、こう言っても、そのことが具体的に通達になっておらなければ、やはり下の方では予算をそう食ってしまったのではあとで困るということで、ちっとも進まぬ……

第24回国会 農林水産委員会 第38号(1956/05/28、3期、緑風会)

○森八三一君 凍霜害対策事業補助の中に苗しろの関係が取り入れられておりますが、従来こういうような災害のときにはかなり国会の方でやかましく言って初めてこういう対策がとられてきておったのが慣行でありますが、この問題が特に五月の中旬に至って起きたことをここに積極的に取り入れられましたのは非常にけっこうでありまして、おそらくこれは初めてのことだろうと思うのであります。議会の要望なしに積極的に行われたということは、まさにヒットだろうと思いまして感謝を申し上げるのであります。が、そのお話しの中に苗の輸送費と種もみについては助成をするというお話がありましたが、苗そのものを購入する助成はおやりにならぬのかどう……

第24回国会 農林水産委員会 第39号(1956/06/03、3期、緑風会)

○森八三一君 本案はまだ質問があることと思いますが、私は大体この程度にいたしまして、採決に入っていただきたいと思います。
【次の発言】 今議題になりました価格安定法の中に大豆を取り入れるということは、すでに数年前からわれわれの強く研究もし、実現をしていかなければならぬというように考えておった事件でありますので、衆議院を全会一致で通過いたしましたことは適切であって、非常に喜ぶわけでありますが、これに関連いたしまして、まずお伺いいたしたいことは、農林省当局に、かねがね政府では外国の大豆の輸入ということを漸次減退せしめていく、国内の生産で自給をはかるというような感覚に立って、私の承知しておるところで……


4期(1956/07/08〜)

第25回国会 予算委員会 第2号(1956/12/05、4期、緑風会)

○森八三一君 総理が二時に御出席になるといたしますれば、それまで休憩を希望いたします。(「異議なし」と呼ぶ者あり)

第25回国会 予算委員会 第4号(1956/12/12、4期、緑風会)

○森八三一君 関連して。今、大臣の御答弁に、税制調査会の方で農業事業税というものを考えておることについては聞いておる、その中にはもっともと思われる節もある、こういうお話がございましたが、どういう点についてもっともとお考えになるのか。
【次の発言】 今、結論が、農業事業税を課していいと出ておるわけではない――それはごもっともだと思います。それは税制調査会も新聞記事でありますからわかりませんが、おそらく農業事業税というものは適当でないという考えもあろうというような表現もしておる、それは農業事業税が困難である場合には、というような表現をしておるのですから、絶対に税制調査会もこれを課すべしという強硬な……

第26回国会 地方行政委員会 第7号(1957/03/05、4期、緑風会)

○森八三一君 午前中に予算委員会で、奥野さんの説明を十分聞いておらなかったのですが、あるいは御説明があったかと思いますが、第六の電気ガス税に関する事項という見出しの中で、電気ガス税を非課税にするという特定なものを取り上げられておられますが、特にこの第二項の水産関係が取り上げられておるということは非常にけっこうだと思いますけれども、特に水産関係だけをピックアップして非課税に考えられたわけ、その考え方の根拠はどこにあるのか、そこを御説明願いたいと思います。
【次の発言】 そういう観念で運んで参りますと、今後日本の農業形態がかなり変っていくと思います。そういうことに関連して鶏卵とか肉、乳等の畜産物が……

第26回国会 地方行政委員会 第19号(1957/04/02、4期、緑風会)

○森八三一君 先刻、成瀬君の質問に、大臣は、飲食税が二百円から三百円まで、百円は免税点を引き上げた。三百円から五百円までは五%が一〇%になるから増税だ、そのことについては、来年度の税収は、地方税全体を通じて増収になる見込みだから、その際には、このことを優先的に解決するように考えるということをきわめて明確におっしゃっておるのです。だとすると、私は、来年度自然増収がこの改正税法によって当然予見されるということであって、このことは、優先的に一つぜひとも考えるというような情熱があるといたしますれば、今こういうことでいろいろ問題をまき起しておるときに、これを積極的にやることは当然じゃないかと思う。来年度……

第26回国会 地方行政委員会 第20号(1957/04/03、4期、緑風会)

○森八三一君 今度の改正の四百八十九条に、電気ガス税の問題が取り上げられております。このことは、多年問題になっておった案件の解決の一部が取り進められるということでありまして、一応了解するところでありますが、この提案を拝見いたしますると、製氷工場に併設されておる冷蔵倉庫のみが非課税になっておる。単独にそういう目的を持っておるものについては除外されておるということでありますが、これは、一体この措置をするという趣旨からいたしますれば、同様に扱わるべきものであると思うのですが、こういうように区別せられました趣旨がどこに存在しておるのか、その点をまず最初にお伺いいたします。

第26回国会 地方行政委員会 第21号(1957/04/04、4期、緑風会)

○森八三一君 どうも今の小林委員なり小笠原委員と自動車局長の質疑を聞いておりまして、全く私わからなくなるのですが、六千円ガソリン代が上った。それを原価に織り込まぬということで、会社なり運輸業者の経営が成り立っていくということであったといたしますれば、今までの許可がずさんであったということになるのでありますが、そういうふうにお認めになりますか。
【次の発言】 そうはっきりしてしまうと工合が悪いのですが、(笑声)というのは、予算委員会ではしばしばそういうような論議もありまして、いろいろの政府の施策によって生ずる物価の値上りというものは、企業の内部に吸収せしめて、これが一般民生なり産業に影響を持ち来……

第26回国会 地方行政委員会 第22号(1957/04/05、4期、緑風会)

○森八三一君 今の点は、一昨日の質疑を通してもう少し明確な御答弁があったと私は記憶しておるのです。それはこのものの税収いかんにかかわらず、基準財政需要額が当然膨張して行くと思いますが、そういうような収支の増加による歳入との関連なしに、この関係については明確に是正をするということを、これははっきり御答弁になっておると記憶をいたしておりますが、今の大臣の答弁では、それがまたちょっとぼやけてきてしまったようになったのですが、この前の答弁がほんとうだと理解していいのですか。
【次の発言】 これは部長に数字的なことをちょっとお伺いしたいのですが、三百円までに免税点を引き上げたということによる減収額が、今……

第26回国会 地方行政委員会 第24号(1957/04/08、4期、緑風会)

○森八三一君 私は、ただいま議題となりました地方税法の一部を改正する法律案に対しまして、自由民主党の大沢委員の御同意をいただきまして、ここに次の修正案を提案いたします。  まず、修正の案文の全部を朗読いたします。    地方税法の一部を改正する法律案に対する修正案   地方税法の一部を改正する法律案の一部を次のように修正する。   第七百条の七の改正規定中「八千四百円」を「八千円」に改める。   附則第一条中「昭和三十二年四月一日」を「公布の日の翌日)に、「同年七月一日」を「昭和三十二年七月一日」に改める。   附則第二十三条及び第二十四条中「二千四百円」を「二千円」に改める。  以上でありま……

第26回国会 地方行政委員会 第25号(1957/04/16、4期、緑風会)

○森八三一君 ただいま議題になっておりまする、農業委員会等に関する法律の一部を改正する法律案は、本院の農林水産委員会で審査をされておる案件でありますが、このことが地方自治にも密接な関連を持っておりますことでもあり、農林水産委員会におきましては、この法律の取扱いに関しまして、農業団体のあり方について根本的な検討を加うべき旨の付帯決議等が行われておりまするいきさつ等にかんがみまして、この際、次の決議を提案いたしまして、本委員会の決議として、農林水産委員長に申し入れをしていただきたいと考えるのであります。
【次の発言】 固定資産税がとん税にかわっていくわけですが、今お話の、八十六市町村が対象になるの……

第26回国会 地方行政委員会 第30号(1957/04/25、4期、緑風会)

○森八三一君 私は、ただいま議題になっている市町村職員共済組合法の一部を改正する法律案につきまして、大沢委員の御提案であります修正を加えまして、原案に賛成をいたすものであります。ただ、特に、この改正の運営に関しまして、質疑の過程でも明らかにされたし、さらにただいま加瀬委員の反対要旨の御説明にもありました一点、すなわち、健康保険法の改正に伴う改正のことに関しまして、改正の第二点では、公務員の待遇が合理的に改善されるという内容を示しており、今申しまする第一点では、このままに遂行されますれば、逆の状態が生まれてくるということでありますが、しかし、法律の中には、そういうような結果になりませんような処置……

第26回国会 地方行政委員会 第37号(1957/05/18、4期、緑風会)

○森八三一君 私は原案並びにただいま大沢委員提案の付帯決議に賛成をいたすものであります。  ただこの際一言付加しておきたいことは、田中大臣からも衆議院の審査に際しましては同様の意思の表示がせられ、大蔵大臣もその実現については誠意をもってこれに対処する、というような発言があったということでありまするし、与党の態度としても、このことの実現を期するというような強い御意思である模様でありますので、そこに疑念を生ずることはないものと思いますが、従来のきわめて少い例であったかもしれませんが、そういうような非常に強い態度が表明されておった案件でありまして、それがその通りに実現をされず、いつとはなしにすでに言……

第26回国会 予算委員会 閉会後第1号(1957/10/31、4期、緑風会)

○森八三一君 第六九州班は、安井、中田、私の三理事をもって組織され、佐賀、長崎、熊本の三県を視察いたしました。当初、六月下旬出発の予定でありましたが、都合で延期いたしましたところ、たまたま七月二十五、六日の大水害が発生いたしましたので、日程の一部変更により、つぶさに今回の被害地域を視察して参りました。  今回の現地視察につきまして、以下、主として災害の問題について申し上げます。その詳細な説明は省きますが、被害のうち、たっとい人命が長崎県で七百六十名、熊本県百七十九名、佐賀県一名、計九百四十名が死亡または行方不明となって失われており、また経済的被害の見積額は、県当局の数字で、長崎県で二百四十九億……

第26回国会 予算委員会 第5号(1957/03/07、4期、緑風会)

○森八三一君 今ここでお答え願えなければ、あとで書面でいただいてもけっこうですが、現在、三十一年度末でいいです。三十一年度末の公社の借入金の現在額は幾らになるか。昨日大臣は、二千億ということをおっしゃいましたが、それで間違いございませんか。
【次の発言】 それから五年後の完成後の年間の維持費はおおむね幾ばくを要するかということが一つ。それから五カ年後の経営費は当然何がしか増加すると思いますが、また合理化によって増加はしないということも考えられますが、年間おおむね幾ばくぐらいの経営費の増加を見込まなければならぬかということが第二点です。  それから第三点、これはすぐお答えいただきたいのですが、六……

第26回国会 予算委員会 第6号(1957/03/08、4期、緑風会)

○森八三一君 質問ではありませんが、資料としてこういうものがまとまるかどうか、お伺いしたいと思います。それは農業災害補償法に基く関係でありますが、昭和二十六年からになりますか、三十年まで、最近五カ年間の政府の予算に組まれた、もちろん補正も命めます一般会計、特別会計、それも合計でけっこうです。予算額は幾ばくであったか、これはもうわかりますわね。
【次の発言】 それが一つ。  それからこの事業のため、法律に基く共済組合なり連合会があるわけでありますが、そういうような組織に対して農家が負担した負担金の合計は、各年次別に幾らであったか、その内訳として、事務費の負担分が幾らで、保険料の払い込みが幾らかと……

第26回国会 予算委員会 第8号(1957/03/12、4期、緑風会)

○森八三一君 時間がたくさんありませんので簡潔に二、三の点についてお伺いをいたしたいと思います。  最初に総理にお尋ねをいたしますのは、しばしば総理もおっしゃっておりますように、石橋前内閣の一切の方針を受け継いでいくのだ、そういたしますると前総理が就任早々の際に全国各地におきまして所信を表明されました、世の中に言っております五つの誓いというものだろうと思いますが、その第一に、国会の運営を正常化するという一点がありますることは御承知の通りであります。そこで一体国会の運営を正常化するということにつきまして、これは当然なことではありまするが、政府側においても反省し考えなければならぬ点がある。われわれ……

第26回国会 予算委員会 第14号(1957/03/22、4期、緑風会)

○森八三一君 私は、ただいま議題となりました昭和三十一年度一般会計予算補正第一号外四案につきまして、緑風会を代表して以下申し述べまする意見を付し、政府の格段の留意と努力を期待し原案に賛成の意を表するものであります。  まず、補正第一号についてであります。本案は、世界的な好況に伴い、わが国産業が予期以上の驚くべき進展を示し、経済界も未曾有の活況を呈し、昭和三十一年度の歳入におきまして一千億円余の自然増収を見込み得ることとなりましたので、これが自然増収を財源として、昭和三十一年度予算に四百億円を追加補正し、うち百億は地方交付金に、三百億は財政投資特別会計に繰り入れんとするものであります。  元来、……

第26回国会 予算委員会 第16号(1957/03/25、4期、緑風会)

○森八三一君 農林大臣は漁業交渉でお忙がしいようでありますので、農林大臣関係の問題をまず御質問を申し上げたいと思います。  それはしばしば歴代の内閣が言っておりますように、日本の経済自立を達成しまするために、どうしても日本の食糧問題を解決せにやならぬ。そこで政府におきましては、その食糧問題の解決という一点をながめて、ただ単に米麦に依存するというだけのことでは、この問題の根本的解決、対策の問題にはなりませんので、酪農の問題を非常に強く取り上げてきまして、そして議会もその趣旨に即応いたしまして、かねて政府が提案いたしました酪農振興法を議決をいたしまして、これが実施の段階にあることは御案内の通りであ……

第26回国会 予算委員会 第20号(1957/03/31、4期、緑風会)

○森八三一君 三週間にわたりますこの委員会の審議を通じまして、同僚の委員の非常に真摯な質疑を通じて、もっとも、分科会等におきましては、政府委員の御答弁に、きわめて不勉強な、要領を得なかったものがなかったわけではありませんが、大体三十二年度の予算の全貌について、その大綱を明らかにすることができたと思います。さらに、この審議を通じまして、岸内閣が持っていらっしゃいまする政策の方向についても、おおむねつかむことができたと思うのでありまして、私どもは、最後の決をとるべき時間が刻々と迫りつつあります。そこで、端的に、この際二、三の問題につきまして、総理の御所信を承わっておきたいと思うのであります。  ま……

第26回国会 予算委員会 第29号(1957/05/13、4期、緑風会)

○森八三一君 私はただいま議題となっております昭和三十二年度予算補正に対しまして、緑風会を代表して原案に賛成するものであります。  本補正予算案は三公社一現業に対する仲裁裁定実施に関し所要の措置をなさんとするものでありまして、裁定主文が実行される内容のものであると理解されますることが私の賛意を表明するゆえんであります。  裁定主文が実施される内容のものでありまするにかかわらず、本委員会の質疑におきましても論議があり、当局と関係労働組合の間にもいろいろの物議を生じておりますることは、私のは、なはだ残念とするところであります。かような事態を見るに至りましたことは、裁定理由の解釈がそれぞれの立場にお……

第27回国会 地方行政委員会 第3号(1957/11/07、4期、緑風会)

○森八三一君 ただいま御報告の中に、地すべり関係ですが、災害の発生額から見ますると、三億五千万円そこそこということで、全額的にはそう大きくなっておりませんが、これは、どういう災害の額を見積っているのかわかりませんが、これが及んで、河川の関係にも相当の影響を与えていることは事実なんです。さらに、住宅の全壊、流失なんかを見ましても、大部分のものが私は地すべり関係から発生している。そうしてここには出ておりませんが、その陰には、人命の損傷というものも相当ある。しかも、そういうような地すべり地区というものは、現地へ行ってみますると、おおむね予知し得るような状況になっておるのです。今後こういうような地すべ……

第27回国会 地方行政委員会 第4号(1957/11/14、4期、緑風会)

○森八三一君 この四百四十九号というのは同趣旨ではない。一方は事務局を置くことができるというのと、置かなければならぬというのと、非常に趣旨が違うのですよ。

第27回国会 予算委員会 第2号(1957/11/08、4期、緑風会)

○森八三一君 私は、当面する内政問題の二つ三つについて、お伺いをいたしたいと思うのです。  その第一は、地方交付税の問題であります。このことにつきましては、前国会におきまして、地方団体が非常に財政的に困難をしておるために、その財源等につきましても、政府としまして格別の施策も講じていらっしゃる。そのときに、たまたま一千億円の減税というような問題も起きまして、三税の基礎に政府の措置によって相当の狂いが起きてくるというような問題等、いろいろの関連からいたしまして、地方交付税の税率二六%を二八にしろとか、いろいろな議論がありまして、最終的に、両院の委員会等で検討の結果、明年度から二七%五、すなわち現行……

第27回国会 予算委員会 第3号(1957/11/09、4期、緑風会)

○森八三一君 昨日、今問題になっておりまする中小企業の団体法の問題に関連して通産大臣に質問中であったのでありますが、私も非常に困難をしている中小企業者の正常な発達をはかりますために万全の措置をとりたいという気持については、政府と見解を一にするものでありますが、といって、きのうも申し上げましたように、その目的を達し得る他の手段があるのに、あえて憲法に抵触するのではないかというような疑義の持たれるような措置をとる必要はないのではないかというのでありました。他に講ずる方法がないということでありますれば、これは考えなければならぬことも目的を達するためには存在すると思いますが、他に適当な手段があるとすれ……

第28回国会 大蔵委員会 第27号(1958/04/10、4期、緑風会)

○委員外議員(森八三一君) 非常に貴重な時間を割愛いただきまして、委員外の発言をお認め願ったことを、まずもって感謝申し上げます。  私はこの法案に対しては、農政に志しておる立場から非常に関心を寄せておるのであります。そういう観点から各条にわたりまして詳細疑問とする点を質したいのでありまするが、貴重な時間を割愛願ったことでもありますので、それらの問題につきましては、委員の各位から当然詳細な質疑が行われまして、私の疑問とする点も氷解をしていただけることと存じますので、本日はただ一点だけお伺いいたしたいと思います。  それはこの法律が衆議院で可決せられるに際しまして、三項目にわたる付帯決議が付せられ……

第28回国会 地方行政委員会 第4号(1958/02/14、4期、緑風会)

○森八三一君 十四条の前段の方には骨董品という字句があり、刀剣の後段の方には骨董品という表現がないのですが、これはどういう関係が……。
【次の発言】 そうです。
【次の発言】 私はこのことを、非常にしろうとでわかりませんが、刀剣類には骨董品的価値のあるものはない、こういうことに割り切ってよろしいということになりますならば、どうも常識論としては、刀剣類といえども骨董価値があるといって愛玩というか、所持しておる人が世の中にはなくはないのではないかと私は思いますが、いかがでしよう。
【次の発言】 そこで、今、四条の力は、一般の風俗慣習ということで、局長のお話のように、先祖から伝わってきたような家宝の……

第28回国会 地方行政委員会 第20号(1958/03/27、4期、緑風会)

○森八三一君 私は、ただいま議題になりました公営企業金融公庫法の一部改正に対しまして、緑風会を代表するものではありませんが、委員の立場におきまして、政府提案の当初の原案には、公営企業金融公庫の業務を拡大して、その目的を達成しようとする方向がにじみ出ておるわけでありますので、賛意を表するわけでありますが、関連して、衆議院におきまして、短期資金の貸付ができるように修正をされて本院に付託されておるわけでありますが、このことにつきましては、質疑応答を通じまして、本来の目的に反するような措置はいたさないとか、そういうような危険を生ずる心配はないというような説明はなされておるのでありますが、法律がかくのご……

第28回国会 地方行政委員会 第24号(1958/04/02、4期、緑風会)

○森八三一君 私は、ただいま議題になっておりまする地方自治法の一部を改正する法律案に対しまして、政府提出の原案並びに衆議院で修正されました案を含めて賛成をするものであります。  なお、討論中、大沢委員から発議せられました付帯決議案に対しましても、当然なことでありまして、心からの賛成をするのであります。  なお、討論に際しまして、成瀬委員から御発言の、付帯決議第三項、公職者の兼業禁止に関する問題に関しましては、すでに本院の議決もあったことであり、これまた早急に解決いたしますることが、地方公共団体のためにも稗益する点が多々あると考えられますので、十分慎重な研究を要することではありますが、すみやかに……

第28回国会 地方行政委員会 第25号(1958/04/03、4期、緑風会)

○森八三一君 大臣に一点だけお伺いいたします。これは、実はこの質疑を通しまして、例の税の負担の均衡をはかるとか、あるいは税の本質から検討するというような非常な広範な意味から、地方税全体について本年度中に十分御検討を願う。これはきわめて大切なことで、ぜひ適正な結論が出るように期待するわけであります。  その場合に一つお伺いいたしたいことは、競輪や競艇が地方財政に相当寄与をしておるということは現実。そこでこの御検討を願う税制の検討というものは、あくまでも地方行政の水準を確保、引き上げていくということのために必要な財源を、しかも安定した財源というものを確保しておるということがねらいでなければならぬと……

第28回国会 地方行政委員会 第27号(1958/04/09、4期、緑風会)

○森八三一君 前回の委員会で加瀬委員の質疑で、大要は了解いたしましたが、さらに二、三の点をお伺いいたしたいと思います。  それは国民経済の発展に従って地方の一般財源というものが当然伸びてゆくと了解せられるのでありますが、今回新しく挿入される四条の三によって、前年度における一般財源の額というものに固定せられるというような結果になりますれば、行政水準が今日の実情では十分でないことは、これはもう当局もお認めになっておると思う。それを上昇せしめてゆくということがここでチェックされるような形になるのではないかということをおそれるんですが、そういう場合に具体的にどういう措置をお考えになるのか、その点をまず……

第28回国会 地方行政委員会 第28号(1958/04/10、4期、緑風会)

○森八三一君 関連。今の中田委員の御質問のことは、きのうも私は聞いたのですが、きのうの答弁では、かなり地方団体の自主性を認めるような意味の御発言であったと思いましたから、一応質疑はその程度にしたのでありますが、今の局長の御答弁だと、例示されたものが数点ありますが、その他については関係各省と打ち合せをして、その希望を十分参酌した上で政令をきめる。なお、穴をあけておく必要があるから、自治庁長官の承認を受けたものはその限りではないといったような包括的な規定をするということですが、最後の長官の承認を受けた場合というのは、これはきわめて極限された特定の場合であってこれは事実上大した威力を持つもので私はな……

第28回国会 農林水産委員会 第32号(1958/04/15、4期、緑風会)

○委員外議員(森八三一君) 非常に貴重な時間を割愛いただきまして、委員外発言を御承認いただきましたことを、まずもって感謝を申し上げます。  農林漁業金融公庫法の改正に関連いたしまして、いろいろお尋ねをいたしたいことがございますが、委員外発言のことでもありますので、一点だけをこの際、お尋ねをいたしたいと存じます。と申しまするのは、日本の国策として、海外移住のことが強く推進されて参っておりますることは、御案内の通りであり、このことをさらに強く進めて参らなければならぬことも、申すまでもないことであります。そこで、この移民の問題を名実ともにしっかりと推し進めて、優秀な成果を上げて参りまするためにとるべ……

第28回国会 予算委員会 第5号(1958/03/05、4期、緑風会)

○森八三一君 私はまず最初に総理に、おとりになっておる総理の外交上の基本的まあ心がまえといいますか、態度といいますか、そういうものについてお伺いしたい。私がこういうことをお伺いいたしますゆえんのものは、昨年の春、石橋総理のあとを受けられまして、総理に御就任以来、アメリカあるいは東南アジアなどに前後数回にわたって旅行をせられまして、非常に親善に努力をされておる。一生懸命に日本の正常の立場というものを発展せしめる御努力を願っておるその御心労に対して、私は心からの敬意を表するのにやぶさかではございません。が、しかし、そういうように一生懸命に御尽力を願っておるのに、世の中ではこの実態を評しまして、よろ……

第28回国会 予算委員会 第9号(1958/03/10、4期、緑風会)

○森八三一君 私はただいま議題となっております昭和三十二年度一般会計予算補正(第2号)並びに同特別会計予算補正(特第4号)に対しまして、原案に賛成の討論を行うものであります。(拍手)  本補正予算は、昭和三十二年度租税の自然増収中、法人税三百億、相続税十四億二千六百万円、関税八十億円、合計三百九十四億二千六百万円を財源として一般会計の歳出に追加計上するとともに、そのうちから三百十億三千七百四万円を食糧管理特別会計に繰り入れんとするものであります。  食糧管理特別会計が、ただ単に米麦のような主要食糧の管理を行うに必要な会計のみでなく、農産物、飼料等の価格安定や需給の調節に所要の経理をも行なって参……

第28回国会 予算委員会 第10号(1958/03/13、4期、緑風会)

○森八三一君 関連して。今文部大臣は競輪や競馬をスポーツと考えておるとおっしゃったが、実際はどうなんですか。私は今行われておる競輪や競馬はスポーツとはどうも認識しない。今日こういうものがいかに社会悪を起しておるかということは、これは自明のことです。文教の元締めがこれをスポーツとおっしゃっては私は理解に苦しむのですが、もう一ぺんはっきりとした所信をお伺いしたい。

第28回国会 予算委員会 第14号(1958/03/18、4期、緑風会)

○森八三一君 ただいまの中田委員の質問に対して蚕糸局長からお答えがあったのですが、これは根本さんが農林大臣の時にできた法律なんです、安定法は。その当時政府の見解は、これはあくまで糸価安定法であったのです。それをわれわれが、それではいけない、今御答弁のように、糸価が安定すれば逆に繭値は安定するのだと、こうおっしゃったのです。それではいけない、これは鶏、卵の議論とは違うのだ。繭があって初めて糸があるのだ。結論が一緒になるならば繭値を安定したらどうだ、そうすれば糸値も安定するのじゃないかということから議論をいたしまして、政府の当初構想であった糸価安定法というものが繭糸価格安定法に変ったのです。そのい……

第28回国会 予算委員会 第18号(1958/03/27、4期、緑風会)

○森八三一君 最初に岸総理にお伺いいたしたいと思います。と申し上げますのは、この二十八国会が一月の下旬に再開をせられましてから今日まで、衆参両院のこの予算委員会では、実に多岐多様にわたる各般の問題が取り上げられまして、論議がされました。相当明確になったこともありまするが、政府の御答弁が必ずしも明確になっておりませんために、いろいろ混迷を巻き起しているようなことがあるのではないか。また総理のお考えと、関係の主管大臣のお答えの間に、聞き方が悪いのかもしれませんが、やや食い違っておるというようなことがありまするために、受ける方から見ますると、自分の都合のいい方へ解釈することは、これはもう情の当然であ……

第28回国会 予算委員会 第20号(1958/03/29、4期、緑風会)

○森八三一君 議事進行。当委員会の運営につきましては、昨日の理事会の申し合ぜに従って、委員長取り運びをされて参りました。なお、下条委員の質問を残しております。昨日、理事会の決定を委員会に報告され、了承された推移から申しますると、下條委員の質疑をこれから続行すべきでありますが、時すでに二十時にもなんなんとすることでありますので、下條委員の質疑は三十一日に持ち越しをいたしまして、三十一日十時に委員会を開き、下條委員の質疑を行いまして、下條委員の質疑が終りますれば、本委員会の質疑終局ということにいたしまして、直ちに引き続き討論採決をすることにいたしまして、きょうはこの程度で散会されまするようにお諮り……

第28回国会 予算委員会 第21号(1958/03/31、4期、緑風会)

○森八三一君 私は、ただいま議題となっておりまする昭和三十三年度一般会計予算ほか二件に対しまして、緑風会を代表して、政府提出の原案に賛成の討論を行うものであります。(拍手)  本三十三年度予算に国民が期待するものはきわめて多岐多様でありますが、なかんづく、その最も重要なものは、産業の健実な成長を達成すること、国際収支の黒字を完遂すること、これらの成果の上に国民経済の発展と安定を具現することであろうと存じます。これがためには、政治の清潔が保持され、きびしい内外の諸情勢に処し判断と対策の誤まりなきを期し、国民の政治に対する信頼と協力を得ることが、その要諦であると存じます。私はここにまず政府の決意と……

第29回国会 地方行政委員会 閉会後第1号(1958/07/30、4期、緑風会)

○森八三一君 地方行政の改革に関する調査のため、私は小林委員とともに、去る七月二十二日から二十八日に至る一週間、兵庫、鳥取の両県に派遣さして、両県並びに神戸、豊岡、鳥取、倉吉、米子の各市についてその行財政の実情を視察、調査して参りました。おもな調査事項は、他班と同様に、先般の総選挙の執行状況、町村合併の進捗の状況、行財政運営の実情というこしになっております。関係各県及び市に対してはあらかじめ資料の作製をお願いいたし、それぞれ行き届いた資料が提出されておりまするから、別にこれを整理し、文書報告として後刻委員長のお手元に提出いたします。従いまして、詳細はそれによって御承知願うこととし、ここでは二、……

第29回国会 農林水産委員会 閉会後第3号(1958/09/10、4期、緑風会)

○森八三一君 今まで各委員からいろいろの点で御質問があったのですが、ほしノリの問題の経過を考えてみますると、昭和二十九年からこの委員会では取り上げまして、十数回にわたって論議を尽しまして、昭和三十一年の五月十日に一応委員会としては結論を得て、両省に申し入れをいたしました。その申し入れの趣旨を十分に一体理解されておるのかどうか、今までのお話を聞いておると、三十一年五月十日の申し入れというものは全く顧みられておらぬ。勝手に措置をされておるというようにしか理解ができない。一体通産省はこの申し入れを十分御承知なんですかどうですか。その点をまず聞きたい。

第29回国会 予算委員会 第3号(1958/07/01、4期、緑風会)

○森八三一君 大へん暑いときですから、なるべく楽な気付でお伺いをし、お答えを願うことがいいと思います。ことに上着が質疑をするわけではございませんので、委員長も一つ上着をお取りになりまして、総理も一つ上着をお取りいただきまして、自由な姿勢でやるようにいたしたいと思いますので、私も上着を取らしていただきます。  最初に、総理にお伺いをいたしますが、今度の選挙の結果、第二次の岸内閣を組織せられまして、できるだけ大衆の中にとけ込んで、よく民意を把握することに努力をされておるという姿には、私、心から敬意を表するのであります。しかし、内外の情勢はきわめて多端なときでありますので、あまり若さと健康に信頼を置……

第30回国会 地方行政委員会 第5号(1958/10/16、4期、緑風会)

○森八三一君 ただいま懇談中に松澤委員から御発言がありました点については、委員長でそれぞれ善処されることを希望いたしますが、その間、先刻小林委員の質問に対して、本件の取扱いにつきましては、政府部内で協議の結果、水難救護法を適用して処置をするということに一応目下のところでは話がまとまっておる。そこで、その水難救護法の適用のもとに処理される具体的な姿として、流木等については、直ちに処分をしてもよろしいという御発言があり、その処分した対価と処理に要する費用との間にマイナスが生じた場合には、その法律によって当然国庫がそのめんどうを見るんだという付加的な御説明もございましたが、私の承知いたしておりますと……

第30回国会 地方行政委員会 第6号(1958/10/21、4期、緑風会)

○森八三一君 ただいま山口大臣からお答えがあったことで一応了承できますが、流材や廃材の措置について、水難救護法を適用して措置をするということに閣議で決定した限りは、地方から照会があったら回答してやるなんていうなまぬるいことではなしに、市町村長は非常に困っておるのですから、きまった方針というものは、当然に積極的に示達されることが私は親切じゃないかと思うのですが、どうですか。
【次の発言】 そこが問題なんでしてね。水難救護法によりますというと、その所有者というものが、非常の場合ですから、すぐ判明しない。だから、関係の市町村長は六カ月間管理をしまして、その間に所有者の判明を待つというのが原則なのです……

第30回国会 地方行政委員会 第8号(1958/10/24、4期、緑風会)

○森八三一君 私は、ただいま議題になっております風俗営業取締法の一部を改正する法律案に対しまして、緑風会を代表して、政府の提出いたしました改正原案に賛成をし、加藤委員から提案せられました修正案に反対の意を表明するものであります。  そこで、一言申し添えまして政府の注意を喚起し、なお将来に向って善処を希望いたしたいと思うのでございますが、その第一点は、修正案にもございました照度の問題であります。今回の改正法によって新たに取り上げられました喫茶店なりバーは、もちろん従前からこの法の対象となっておりましたいわゆる風俗営業全体を通じまして立入をしなければならぬという趣旨からしまして、風俗等が努めて善良……

第30回国会 地方行政委員会 第12号(1958/11/04、4期、緑風会)

○森八三一君 私は、ただいま議題になっておりまする新市町村建設促進法の一部を改正する法律案に対しまして、原案に賛成の意を表するわけであります。  ただ、賛意を表しまするにつきまして、一、二希望を申し上げておきたいと思いまするが、その第一は、特例法によって町村の合併が推進されて参りましたが、ここで一応終止符を打つ。将来は、一応の本則によって、行われる場合に期待をされるというふうに処理されますることは適当と思います。しかし、今回の改正によりまして、ただいまも大沢委員からお話がありましたように、従前行われておりました計画の変更等が行われるということになるわけでありまするが、すでに出されておりまする計……

第31回国会 地方行政委員会 第4号(1958/12/18、4期、緑風会)

○森八三一君 ただいま大沢委員の質疑応答を通しまして、政府の意見が一致しておらぬというのですから、ここで結論をお伺いすることは非常にむずかしいことなのですが、そういう政府部内の意見がこの問題について一致しないということに、私は非常に不審の感を持つのです。それは結局、自治庁政務次官がおっしゃることは、われわれの理解しておる当然のことをおっしゃっておる。それに対して相澤主計官のおっしゃるのは、何かこの地方交付税法というものを便宜主義的に考えていらっしゃるということにしか受け取れないのです。そこでお伺いしたいのは、繰り返し、大沢委員の質問に関連するのですが、地方交付税は地方団体の自主財源とお認めにな……

第31回国会 地方行政委員会 第9号(1959/02/17、4期、緑風会)

○森八三一君 先刻説明の中で、全日制の高等学校、大学、幼稚園については、この改正法の適用される学校数とその職員数の御発表がありましたが、教育事務に従事する職員につきましてはお話がなかったのですが、そこで、お伺いいたしたいことは、政令で定める該当者の範囲は何をお考えになっておるか、そのお考えになっておる構想に基いて対象となるべき人員が、見込み数幾らであるかということが一つ。  それから、基準に当てはめて条例が改正せられた場合に、この改正法が適用になるということになりまするが、現在基準以下の条例でありまする市町村が幾ばくであるのか、それが、この改正法が実施になりますれば、当然、今御説明のありました……

第31回国会 地方行政委員会 第22号(1959/03/27、4期、緑風会)

○森八三一君 私は、この際、青木国務大臣に、過日予算委員会でもお伺いをいたしたのでありますが、地方税の中にありまする、いわゆる通例申しまする遊興飲食税のうちの大衆飲食税についてであります。  過般の予算委員会で、この税法が改正されましたときに、従前二百円まで免税であったのを、百円引き上げて三百円にした。その際に、従前五%の課税であった部分を、五百円まで一割という税法の改正が行われましたときに、この委員会でいろいろ論議がございまして、当時の担当大臣でありました田中さんは、われわれ委員の質問に答えまして、非常にもっともなことであるので、三十三年度には必ずこれを実現するというような趣旨の答弁をされて……

第31回国会 地方行政委員会 第23号(1959/03/31、4期、緑風会)

○森八三一君 私は、ただいま議題になっておりまする三案に対しまして、原案に賛成の意を表しますと同時に、提案されております社会党の修正案には、遺憾ながら反対の意を表するのであります。  社会党の提案されておりまする修正案のねらっておりまする点につきましては、必ずしも賛意を表し得ないというわけではありませんが、昭和三十四年度の十月一日からいわゆる大衆遊興飲食税の減税を実施せんとする内容を持っておるのでありまして、地方財政が非常に困難な度を加えておりまする現況にかんがみまして、これが減収に伴う対策を講ずることなしにこの措置をいたしますることは、きわめて地方財政に悪影響を与えることになりますので、そう……

第31回国会 予算委員会 第9号(1959/03/12、4期、緑風会)

○森八三一君 私はこの機会に、議題になっておりまする昭和三十三年度の予算補正(第2号)の問題を中心にして、大蔵大臣に二、三お尋ねをいたしたいと思います。  その第一は、昨年ちょうど今ごろ三十三年度の予算を審議いたしまする場合に国際収支の問題が相当論議の対象になったことは御案内の通りであります。その際に三十三年度の輸入の見通しは三十二億四千万ドルというようなことが計画として発表されました。もちろん生きておる経済のことですから、その通りにいかなければならぬということを強く主張するものではございません。ところが、今年度の予算の審議に当りまして、経済企画庁の方から出されております資料によりますると、実……

第31回国会 予算委員会 第14号(1959/03/19、4期、緑風会)

○森八三一君 時間がわずかでありますので、端的にお伺いをいたしたいと思います。  まず最初に、青木国務大臣にお尋ねをいたします。ひとり予算委員会だけではありません。どこの委員会でも、われわれ議員と政府との間に各種の質疑が行われまして、その質疑を通して政府当局の見解も述べられ、ときにはわれわれ議員の質疑に対しまして、同感の意を表せられ、それが他日、に約束をされるような場合がしばしばあるのであります。その具体的な現われといたしましては、各種の委員会で付帯的な決議をいたします。その決議の趣旨はごもっともだから、そういうものはすみやかにその、実現をはかるというような見解が述べられたり、もっと具体的に、……

第31回国会 予算委員会 第15号(1959/03/20、4期、緑風会)

○森八三一君 委員長、議事進行について発言を求めます。
【次の発言】 一般質問は本日をもって終了することを目途として努力して参りましたが、すでに時間も九時になったことでありますので、本日はこの程度として、残余の質問は二十三日に続行することとし、二十三口質問の終了後、直ちに分科会に移り、分科会は二十六日中に主査報告を結了すること、なお分科会の、委員配属等は委員長に一任することにいたし、本日はこの程度で散会されんことの動議を提出いたします。(「賛成」と呼ぶ者あり)

第31回国会 予算委員会 第17号(1959/03/26、4期、緑風会)

○森八三一君 第三分科会におきまする担当予算の審議の経過を御報告申し上げます。  第三分科会の担当は、昭和三十四年度予算三案中、農林、運輸、郵政及び建設の各省所管に属するものでございます。分科会におきましては、二十三日の午後に郵政省、二十四日及び二十五日の午前に農林省、二十五日午後に建設省、本二十六日に運輸省の各所管予算について関係当局から説明を聴取し、質疑を行い、詳細にわたりまして審査を行なって参りました。以下質疑応答のおもなるものにつきまして、その要旨を御報告いたします。  まず、郵政省所管におきましては、昨年四月ILO総会で行われた、無電による医療助言の勧告について、郵政大臣及び電電公社……

第31回国会 予算委員会 第18号(1959/03/30、4期、緑風会)

○森八三一君 三月三日の日に三十四年度の予算三案が衆議院を通過しまして、本院に本付託になった四日の日から、本院では連日この委員会を開きまして、内事、外交きわめて広範な問題にわたりまして質疑が行われました。その質疑を通しましてきわめて重要と思われることで、今なお政府の考え方が必ずしも明確に表現されておりません数個の問題が残されておると思うのであります。そういうような関係からいたしまして、ただいまも外交問題で曾祢委員から御質疑があったわけでありまするが、私はこの際内政問題を中心として数個の点についてお尋ねをいたしたいと思うのであります。  その第一点は皇太子殿下の御結婚と特赦の問題であります。かつ……

第31回国会 予算委員会 第19号(1959/03/31、4期、緑風会)

○森八三一君 私は緑風会を代表して、ただいま議題になっておりまする、昭和三十四年度予算三案に対しまして、政府提出の原案に賛成の意を表するものであります。  私どもは、いわゆる神武景気の波に乗って、一千億円減税、一千億円施策を打ち出されました昭和三十二年度予算の審議に当りまして、当面する好況に目を奪われて、いたずらに積極財政を展開いたしますることは、厳に戒心を要するところであり、きびしい国際経済の競争場裡に立って、輸出の振興と国際収支の正常なる発展を期し、わが国経済の再建を実現することは容易ならざる難事であり、周到綿密な計画のもとに対処しなければならぬことを警告したのであります。ところが私どもの……

第31回国会 予算委員会 第20号(1959/04/07、4期、緑風会)

○森八三一君 関連。ただいまの皇太子の御成婚に関する大赦、恩赦、特赦の問題でありますが、このことはすでに二十八国会から取り上げて、この委員会では毎回論議をしてきたところであります。私も二十八国会以来、予算委員会のたびには毎回発言をいたしておるところであります。最初に、総理の御答弁は、御成婚等の場合には、前例としてはそういうことはなかった、だから、そういう趣旨においてこの取扱いをするでありましょう、そういう趣旨の御答弁であったと記憶をいたしております。なるほど調べてみまするというと、現在の天皇陛下の御成婚、大正十三年には、総理のおっしゃる通り、選挙違反は対象になっておりません。それから現在の皇太……


5期(1959/06/02〜)

第32回国会 農林水産委員会 閉会後第1号(1959/07/06、5期、緑風会)

○森八三一君 先刻、中田委員から来年度予算の問題に触れて御質問がありましたので、それに関連して一点だけお伺いをいたしたいと思います。  それは、大臣から御就任になりました気持の表明があったのですが、まだ具体的な内容がありませんので、お話を中心として質疑いたしますのにはきわめて不十分ですけれども、詳細な問題は他日に譲りますが、改造後における内閣の新しい方針として、所得の倍増論がいたされております。三日の日の本院の予算委員会におきましては、この問題が論議の中心にもなったかと思っております。池田通産大臣のおっしゃる月給二倍論と、総理のおっしゃる国民所得倍増論とは、理念的に私は相当の違いがあるだろうと……

第32回国会 農林水産委員会 閉会後第2号(1959/08/10、5期、緑風会)

○森八三一君 ただいまいろいろと説明があったのですが、この委員会がすでに二回にわたって現状を存続すべしという決議をいたしましたことは、お話しになったようなことは、十分承知の上で国状の予算を年々予算委員会で審議をしておるのですから、現状、将来等を、なおかつ、日本の経済の伸展に関係のある原始産業のためにかくなければならぬとわれわれは確信をもって決議をしておる。いいかげんにやったものじゃないのです。そういう決議を再度やったにもかかわらず、なおかつ、廃止をすることを前提として作業を進めておるという局長のお話です。総裁は農林委員会が決議をしたことは問題とする要なし、やはり国鉄の運営のためには、国鉄として……

第32回国会 農林水産委員会 閉会後第3号(1959/08/11、5期、緑風会)

○森八三一君 大体今まで同僚各位からの質疑で方向は明らかになったと思います。三大臣とも基本的には国鉄のあり方という本質をこの機会にきわめたい、その上に立って運賃問題の取扱いに関する具体的な結論を得たいということだろうと思います。もしそうだといたしますと、今小林委員のお話しになったように、常識的に考えましても、おそらく八月三十一日までに結論がつこうとは思えません。というのは、今企画庁長官も一応のめどとして八月三十一日を目ざしているが、そうしてその間に鋭意努力はするが、その努力の結果成果が上らぬということであれば、必ずしも八月三十一日にこだわるものじゃないという趣旨の御答弁だったと私は了解いたしま……

第32回国会 農林水産委員会 閉会後第5号(1959/09/10、5期、緑風会)

○森八三一君 まことに残念なことでありますが、連年同じような格好の災害が相次いで、これは地理的の条件その他から不可避的のものでありまして、どうしても災害の復旧を早く安心してやれるような形をとっていく必要があると思います。そこで今、大臣がお話のように、復旧のためには現行の法律では十分でないために、新しい立法をしなければならぬ場合が多々存在していると思うのであります。今までの昭和二十八年の十三号台風以来これまでを考えてみますと、大体いろいろなケースのほとんど全部が出尽している。その場合に、そのときどきに処して臨時立法をいたしまして対策をとって参ったのですが、ともいたしますると、そのときの情勢によっ……

第32回国会 農林水産委員会 閉会後第6号(1959/09/28、5期、緑風会)

○森八三一君 ただいま議題になりました通運事業の運賃料金改訂の問題につきまして二、三お尋ねをいたしたいと思います。  さて、運輸省なり鉄道公社におきましては、いわゆる公共政策割引運賃制度の改廃をいたしたいということで作業が進められておったのでありますが、その及ぼす影響がただ単に農林生産上に誘因するものではなくて消費者にも至大な関係がある。特にこのことが非常に懸念をされておる経済の上に重大な影響を持ち来たすであろうというようなことがしみじみ予測せられますので、当委員会におきましては諸般の問題を考慮しつつ公共政策割引の問題は現行制度を存続すべきであるということを前後三回にわたって全会一致の議決をし……

第32回国会 農林水産委員会 閉会後第7号(1959/10/12、5期、緑風会)

○森八三一君 先月もこの委員会でも通運料金の改訂の問題、運輸省で今作業が進められておるという貨物駅の改廃の問題、非常に論議をせられ、今日もまた各同僚委員からいろいろの質疑が行われておりますが、こういうような質疑が行われるゆえんのものは、結局、今一番日本の国で考えなければならぬことは、経済上の過熱を起したり、蹉跌を来たすようなことがあってはならぬ。あくまでも正常な安定した姿の上に経済の成長を考えなければならない。その一番中核をなすあらゆる物価に影響を来たす運賃の問題については、慎重に考えなければならぬという趣旨に出発して論議が行われておる。ところが、運輸省当局の説明を聞きますと、七カ年据え置いた……

第33回国会 農林水産委員会 第2号(1959/11/05、5期、緑風会)

○森八三一君 今まで重政委員その他からも御発言のありましたことを繰り返すのですが、抽象的に政務次官に御意見をお伺いしたいと思います。今度の災害発生とともに、当時、対策本部長が、昭和二十八年にとられた対策を基準として、これを下回らぬような最善の措置を講ずるということは、これはあらゆる機会に言明されておるのです。これは私自身が質問をいたしました質問に対しても、速記録を見れば明確に出ていると思います。昭和二十八年にとられた対策を基準として、それを後退しないように万全の措置を講ずる、こういうように表現しておりますが、これは重大な発言でありまして、そのことは政治的にもどうしても責任をしょっていかなければ……

第33回国会 農林水産委員会 第4号(1959/11/10、5期、緑風会)

○森八三一君 九月のこの委員会でありましたか、磯崎局長は御出席なかったのですが、自動車局長がお越しの際に、通運料金の問題に関連して貨物の集約の問題について御質問したときに、国鉄ではそういうことを考えておると思いますが、その結果が荷主の負担になることはないと思います。経済的にですね、そういうような趣旨の御答弁があったと記憶しておりますが、これは速記を調べてみなきゃ判明はいたしませんが、私が直接に質問をし、私の耳で聞いた記憶は、質問をしたのですから、もう間違いはないと思うのですが、そういう御答弁があった。ところが、今の局長のお話によりますると、小口扱いの貨物についてはすでに数年前から庭先から庭先ま……

第33回国会 農林水産委員会 第8号(1959/11/19、5期、緑風会)

○森八三一君 今の清澤委員との質疑でだいぶ明らかになりましたが、もう一ぺん確認をしておきたいと思いますが、今度の災害で全く壊滅をしたというような入植者に対しましては、今までの資金について、政府資金、公庫資金を含めて延期の措置をとる。同時に、そういう前の場所へ居残ってさらに営農を継続しようという場合には、新規入植者としての新しいと取り扱いによって今後の営農を完全に進め得るようにするというように理解いたしましたが、そういう理解でよろしいかどうか。
【次の発言】 それから第二に、これも清澤委員から質問がありましたが、その他の農協等の資金を多額に借りておる。これは延期の措置とかというわけには参りかねる……

第33回国会 農林水産委員会 第10号(1959/12/01、5期、緑風会)

○森八三一君 企画庁にお伺いしますがね、今その御発言には、国鉄の運営の上における経理の問題を主軸としてこの問題を考えるべきだというような方向で検討しておるというお話があって第二段に農林水産物資等にもし値上がりがあった場合に、それが一般国民生活にどういう影響を与えるかということをあわせて検討するという、二つの内容の御発表があったのです。  私は、八月十一日に決議になりました際にも、企画庁の長官に申し上げて、企画庁の長官も同感の意を表せられたのであって、そのことは速記録にも明確に出ておるりと思いますが、私は、その後さらに空前の災害というまことに残念な事態が発生した、これが復興は一日の遷延も許せない……

第33回国会 農林水産委員会 第12号(1959/12/11、5期、緑風会)

○森八三一君 今の政務次官のお話は、気持の上ではよくわかります。が、しかし、なかなか現実はそうはいかなくなって、もうすでに昨年からの問題であり、六月が八月になり、八月が十二月になりということですから、最後に煮え切らぬままに変な姿になる点が私はないということの保証はどうもむずかしいと思うのです。ですから、次官もそういう含みを残しつつ御答弁になっておる。が、この前の委員会でも企画庁の大堀さんの御出席を求めていろいろ企画庁でも作業していらっしゃる次第を究明いたしますと、まだ結論を出すまでには非常にほど遠いところの論議が、研究が行なわれている程度で、とてもその結論をつけるような段階の研究は進んでおらぬ……

第33回国会 農林水産委員会 第14号(1959/12/17、5期、緑風会)

○森八三一君 大臣のお答えで私は了承いたしますが、実は大臣はこの席にはお越しにならなかったときの運輸当局との質疑でございますが、もう十分大臣御承知の通りに、道辻業者というものは運輸省の資料によると五百三十社ぐらいある。その中にいわゆる日通が一社あるわけです。その日通の事業分量は全体の六三%を占めておる、残りの五百二十何社で三七%前後のものをやっておる、こういう内容になっておるということを運輸当局が説明しておる。そこで、大多数を扱っております日通の収支の状況はどうかということを、運輸当局から資料をちょうだいして見ますると、三十二年度におきましては一割四分の配当をしており、形式上は決算ができており……

第33回国会 農林水産委員会 第16号(1959/12/21、5期、緑風会)

○森八三一君 本生糸年度の安定帯というものを、すでに業界の意見を聞いて決定をしておるという前提があって、いろいろ政府側の答弁があるし、その中に多少言葉の足りない点もありまして、いろいろ物議をかもしておることがあります。私は、その点については他日に譲りますが、ここで参考人の皆さんにお伺いいたしたいのは、今の国際的な繭糸の需要と供給の実勢、一般的な経済事情等を考えまして、私どもしろうとにはわかりませんが、直接に取引をなさっていらっしゃる専門家の立場では、おそらくお先まっ暗で、その日その日の状態だけで判断をしていらっしゃるわけではないと思います。そんなばかげた商売はないと思いますが、その程度の見通し……

第33回国会 風水害対策特別委員会 第3号(1959/11/04、5期、緑風会)

○森八三一君 いずれ詳細な質疑は他日に譲りますが、ただいま大臣の御説明のところで、一点だけお伺いしておきます。農林水産業施設の小災害の場合に、「一カ所」という表現がされております。それから土木施設の小災害の場合も「一カ所」という表現があります。それから公立学校の小災害の場合に「一校当たり」という表現があります。その考え方はどういうように整理をされておるのか。先日他の委員からも同様の質問が岸首相にあったと思いまするが、ともいたしますると、この一カ所という基準の取り方が、省によってまちまちになっておるというきらいがないわけでもないと思います。どういうように地方自治庁としては今回の災害に対処されるの……

第33回国会 風水害対策特別委員会 第5号(1959/11/06、5期、緑風会)

○森八三一君 先刻御説明には千九百六十何億ということで、説明の中にときどき二十八年災に次ぐという、言葉が出てくるのですが、本会議で総理の所信表明ですか、演説には、空前のという言葉が使われておりますが、以前のというのは二十八年災を上間回らなければならないと思いますが、空前のというのと、相次ぐということの関係はどうなるのか、これは査定が未済だから、今握っておるものからすれば千九百六十何億で相次ぐ、こういうことを言ったのだということは了解できますが、空前のということをおっしゃっているのから申しますと、相次ぐということは、あとからこうなるのですが、その関係は一体どうなんですか。

第33回国会 風水害対策特別委員会 第6号(1959/11/09、5期、緑風会)

○森八三一君 今の御説明の中で、特別被害者、特別被害農林漁業者の定義といいますか、解釈ですか、ただいまの局長の御説明では、被害額が五〇%以上のものがその町村内に一割以上存在しておる場合に、金利三分五厘を適用するというお話でありましたが、都道府県全体を引っくるめて、五〇%以上のものが一割以上存在しておる都道府県はそういう取り扱いをする、こういうことになりますかどうか。
【次の発言】 大体わかりましたが、もう一ぺん重ねて確認したいと思いますが、県知事が指定をするということはわかりました。その指定する場合の基準は、普通の被害農業者は、そのものについての被害額が百分の五十ということですね。その五十を越……

第33回国会 風水害対策特別委員会 第7号(1959/11/10、5期、緑風会)

○森八三一君 私は労働問題はよくわかりませんが、しろうとの質問でございますので、そういうつもりでお答えを願います。政令が今もってはっきり政府の方針が定まりませんために何しているということですが、この特別立法によって措置される災害は七月、八月のすでに期間が相当経過している地域にも適用される、そのことについても今なお政令がきまっておらないということになりますと、市町村の当局なり都道府県の当局が、当然今回の改正法によって高卒補助の適用があるものと考えつつ実施をした結果、その地域が指定されないというようなことになりました場合に、どういう措置をなさるつもりなのか。これは非常に災害のために窮迫をしている都……

第33回国会 風水害対策特別委員会 第8号(1959/11/11、5期、緑風会)

○森八三一君 一般的な災害と文教政策の問題は、ただいま議題になっておりませんので、そのことは他日にいたしまして、今議題になっている二つの法律を中心にしてお伺いをいたします。  私文教のことはつまびらかでありませんが、災害に関連いたしまして各種の特別立法が関係省ごとにいろいろ提案されております。そういうものを総合的に眺めていきまするときに、大臣がしょっちゆらおっしゃっている文教のことはほんとうに大切だということと、ここに出ている施策とは非常に違った結果が出てきているように思うのです。と申し上げまするのは、極端に申し上げますれば、大臣は非常に文教関係のことを軽視しているのじゃないかというように私は……

第33回国会 風水害対策特別委員会 第9号(1959/11/12、5期、緑風会)

○森八三一君 ただいまの局長の御説明で、二、三点お伺いしたいのですが、最初に御説明のございました政令の構想ですが、塩分の濃度が一%以上のものと、それから市町村にそういう地点が十町歩以上存在する場合、二つの御説明がありましたが、この二つが同時に成立しておらなければ指定をしないという意味なのか、十町歩以上海水が侵入した地点は、これはその条文を基礎として除塩施策を実施し、面積は五町歩、三町歩でありましても一%以上の濃度を持っている海水侵入の場合がありますれば、それをも対象にするという意味なのか、私はこの趣旨が来年の作付に十分な収穫を上げ得るようにするというのがねらいである限りは、別々の尺度ではかるべ……

第33回国会 風水害対策特別委員会 第10号(1959/11/13、5期、緑風会)

○森八三一君 ただいまの説明で一応了承いたしましたが、私の疑問とする点を二、三お伺いいたしたいと思います。政令で地域の指定をするという場合には、公共施設の被害総額が標準税収入額を上回った、そういう場合、各種の災害救助につきまして経費が標準税収入の百分の一をこえるという条件に適合される町村を指定するというお話でございましたですね。そこでそのお話のうちで、前提に昭和二十八年災のときと同様に考えておりますというお話がございましたが、そこでお伺いいたしたいのは、その公共施設の被害総額が、その公共施設の内容をどういうものに考えていらっしゃるのか、私のほのかに聞いておるところでは、昭和二十八年災のときに基……

第33回国会 風水害対策特別委員会 第11号(1959/11/16、5期、緑風会)

○森八三一君 今の御説明と大臣の御説明とが違うのじゃありませんか。大臣は七日以上、三十ヘクタール以上の湛水地域は市町村の区域を指定するということですから、またそれの内訳を考えるということは、大臣のここで御説明になったこととは違うのじゃありませんか。それはどういうことになるのですか。大臣ははっきり市町村を指定いたしますと、これは明確におっしゃっておる。今のあなたの御説明のようにその中でまた考えるなんということは、大臣は御説明になっておりませんよ。この配付せられた文書を見てもそうは書いていない。そんないいかげんなつけ加えた説明はおかしいと思う。これはどうですか。これは政務次官言って下さい、こんなお……

第33回国会 風水害対策特別委員会 第12号(1959/11/17、5期、緑風会)

○森八三一君 今の問題ですが、市町村に準ずるもので将来市町村に移すことを前提とするものだけに助成をするということでは、公衆衛生保持という目的がゆがめられていくのではないかと思うのですが、そういう点、どう御検討になっておるんですか。
【次の発言】 次に一つお伺いいたしたいのは、災害救助法に関連して、普通税による当該年度の収入見込額の千分の二であるのを千分の一に変えた、これはわかります。しこうして、その適用される地域が、今日いただきました基準案によると、災害救助費が標準税収入額の千分の十五ということになりました。ここで基本法の方では普通税の千分の二とか千分の一をとり、特例法では標準税収入というもの……

第33回国会 風水害対策特別委員会 第13号(1959/11/18、5期、緑風会)

○森八三一君 今の問題ですがね、従来の慣例によるというと、災害が起きてから三カ月ごろが一番申し込みの最盛期になるというのですが、今年の災害の実況は、大臣も御承知のように冬を控えておるのですね。だから被災者といたしましては一刻も早く安住の家を作りたいということは、これはもう普通の場合とは事情が違うと思うのです。だから私はこういう結果になるであろうことをかねがね考えましたので、災害の発生いたしました直後に現地を見まして、当時大臣も現地に行っていらっしやつたが、帰りまして十月十二日の日にたまたま農林委員会がありましたので、大臣と一緒に現地に行っていらっしゃいました石原副本部長の出席を求めまして、この……

第33回国会 風水害対策特別委員会 第14号(1959/11/19、5期、緑風会)

○森八三一君 昨日建設関係の審議の際に、堆積土砂の排除の関連において、土がたまったものは今度の特別立法で排除する。すなわち土が減った方ですね。たまった土ならば、どっかが減っておるのですから、その減った方の場所をどうするかという質問をいたしましたが、建設大臣は、それは今審議中の法律によって農林省が御処置になるはずであります、こういうように答弁をされておりますが、この法律を見ますると、「農地」とは、ということで第二条にはっきり書いてありまして、今のような場合は入っていないんです。といたしますると、そういう地点の復旧というものはできないということになるわけでありますが、これは堆積土砂及び湛水のあの特……

第33回国会 風水害対策特別委員会 第15号(1959/11/20、5期、緑風会)

○森八三一君 中小企業金融は、今回の被災に関連いたしまして、非常に重要な使命と内容を持っていると思うのですが、そこで実際に貸し出される金利が、金利の面では六分五厘とか、相当緩和されていますけれども、その間に保証手数料とかいろいろなものを取っているということで、表面的には六分五厘ということで、かなり中小企業者の金融措置の上に裨益するような形が出ておりますが、実際には中小企業者の受ける実支払額といいますか、実際の負担額というものは、調査料だとか、保証料だとか、いろんなことでかなり実態的には重い負担をしているということが私は言えるのではないかと思う。そこで何かそういうような保証手数料、あるいは調査料……

第33回国会 風水害対策特別委員会 第16号(1959/11/24、5期、緑風会)

○森八三一君 一点だけお伺いしたいと思いますが、公的医療機関の復旧に関する問題であります。御説明にあります要網によりますると、災害の復旧に要する費用について二分の一を補助すると、こういうように相なっておりますか、ここに述べられておる災害の復旧に要する費用とは、その内容がどういう性格のものであるのか、具体的にまずお伺いいたします。
【次の発言】 私がお伺いしておるのは、その内容が災害復旧というものですから、被災前の原形に復旧するというだけにとどめなさるのか、公立学校等につきましては、さらに今後被災を繰り返してはいけませんから、改良復旧すなわち木造の建物等は鉄筋コンクリート等に改良していくというこ……

第33回国会 風水害対策特別委員会 第17号(1959/11/25、5期、緑風会)

○森八三一君 最初にお伺いすることは、これは伊勢湾等の高潮対策特別立法ですか、この第一に「伊勢湾等に面する政令で定める地域」、こういう定義があり、次の表現には「及びこれらに接続する地域というものがこの特別立法の対策地域に相なることになっております。そこでお尋ねいたしますのは、「面する上というのは、伊勢湾に直接している場所ということは明瞭でありますが、この法令の趣旨から申しますれば、伊勢湾の定義というものが一つ問題になりますので、その伊勢湾の定義はどこまでお考えになっているのかという点が最初にお伺いをいたしたい点であります。  第二の質問点は、接続するということになりますと、順次接続していけば日……

第33回国会 風水害対策特別委員会 第19号(1959/11/27、5期、緑風会)

○森八三一君 建設大臣に……。
【次の発言】 包括的に総理にお伺いした方がいいかと思いますが、ゆうべからのお疲れの上に、食事も進んでおらぬということですから、後刻御出席の上で包括的に伺いますが、むしろ当局大臣にお伺いをした方がはっきりすると思いますが、この際農林、建設両大臣にお伺いをいたします。  非常に残念なことであり、遺憾なことでありまするが、終戦後だけを考えましても、冷害、水害、台風というように、相次いで毎年のように災害が襲来をいたしております。そのつどこれが対策のために救農国会とか、あるいは災害対策国会というような意味のもとに数次国会が召集せられまして、対策に取り組んで参りました。その……

第33回国会 風水害対策特別委員会 第20号(1959/11/30、5期、緑風会)

○森八三一君 私は緑風会を代表いたしまして、ただいま議題になっておりまする災害関係二十七の法律案に対しまして、賛意を表する次第であります。賛成の意を表するにあたりまして二、三問題を指摘して、格別の政府の善処を求めたいと存じます。  災害発生以来直ちに中部日本災害対策本部を設置されまして、当面の対策に取り組んでこられました政府の誠意、並びに引き続きましてこの国会を召集せられまして、諸般の対策を樹立して審議を求めております態度につきましては十分敬意を表します。しかしながら、必ずしも諸般の対策が今回の非常に大きな災害に取り組むものとしては十分であるとは申しかねるのであります。委員会におきましてはそう……

第34回国会 農林水産委員会 第4号(1960/02/11、5期、参議院同志会)

○森八三一君 経済局長にお尋ねいたしますが、農家台帳の作成、前年度半分済んでことしも半分やるが、例の災害地の、前年度調べたやつが実際流れてしまったりなくなったりというやつは、もう一ぺん前年度分をやり直さなければ完成しませんが、そういう点は一体どうなるのか。
【次の発言】 そのときは、予算はおそらく詳細に承りますれば、何カ町村で反当たりの金額がどうで、そういう積算から積み上げた結論が九千三百万円ということになっておると思いますが、そういう積算の基礎をはずれて、実行面で融通のきくようになっているのかどうか。ただしかるべくというだけでは、この予算の内容がはっきりしておると、そう勝手にやるようにいかぬ……

第34回国会 農林水産委員会 第8号(1960/02/23、5期、参議院同志会)

○森八三一君 大臣初めて御出席を願ったので、いろいろお伺いしたいことがありますが、時間の関係もありますので、当面差し迫った問題だけ二、三お伺いいたします。  その第一は、昭和三十五年産の米価の問題です。これにつきましては、予算の説明で、基本米価については、一応米価審議会に、いわゆる生産費所得方式について計算をするためにはどうやったらいいかということを諮問しているから、それは他日に譲るが、その他については、大体前年の方針を踏襲した。それでまあ前年の実行米価一万三百三十三円を計上してある、こういうふうに御説明になっておりますので、その通りに了解していいかどうかということなんです。と申し上げまするの……

第34回国会 農林水産委員会 第10号(1960/03/01、5期、参議院同志会)

○森八三一君 今の御説明の、今回の法律の改正に直接のことではありませんが、災害等の場合に、公庫を通じていろいろな資金が出る、あるいは政府利子補給の資金が出るというような形態が行なわれておるわけでありますが、借り受ける農林漁業者は、その経済が一つですから、自作農創設資金、あるいは天災融資資金だ、あるいは施設の復旧資金だというようなことで、いろいろな手続をしなければならぬという繁雑な、昨年の伊勢湾台風の結果から見ましても、痛切に考えられるわけですが、こういったことについて公庫で、そういうような災害の場合に対象となる農家に、そういう用途別の、目的別の資金を一括して貸すような道を考えるというようなこと……

第34回国会 農林水産委員会 第12号(1960/03/08、5期、参議院同志会)

○森八三一君 私は今議題になっておる養鶏振興法に賛意を表しますが、もちろん養鶏振興をはかりまするために、この法律が相当の効果をもたらすことは確信をいたします。しかし、真に養鶏の振興を策しまするためには、生産物の流通過程に関する措置、これをよろしきを得なければ、仏作って魂を入れないというようなうらみが残るのではないかと、さらに何と申しましても一番生産費の大部分を占めまするのは飼料の関係にあると思いますので、その飼料の関係につきましては、別に飼料に関する法律等もございまするが、必ずしもその法律が生産者諸君の要請しておりまするごとくにしっかりと動いてはいないといううらみがないわけではないと思います。……

第34回国会 農林水産委員会 第15号(1960/03/15、5期、参議院同志会)

○森八三一君 今、北村君の尋ねましたその基金運用に関する機構の問題ですが、わずかに、将来はどうなるか知りませんが、今の計画としては、二億円という基金で千三百万円の運用利益が出る。その運用のために二百万円も使う機構を作る必要があるんですか、実際問題として。都道府県が整備計画については十分審査をして、もちろんこれは農林省としてもタッチされると思いますが、そこで確認せられたものに対してどういう金を出していくとか、どういう補助を出すとか、金利の是正をするとか、あとは事務的なことなんですから、六分の一もその資金の中から機構の運営のために使ってしまうということは考えないで、むしろそれだけのものを実効の上が……

第34回国会 農林水産委員会 第18号(1960/03/25、5期、参議院同志会)

○森八三一君 この問題が数次にわたってこの委員会で取り上げられて、その間、再三にわたって委員会としての総意の決定が決議の姿で行なわれたことはもう御承知の通りであります。その趣旨とするところは、今、部長がお述べになった趣旨とごうも変わりません。が、しかしながら、国鉄に非常な負担をかけておるということも、これは忍びがたいことですから、そこで、昨年の十一月でありましたか、十二月でありましたか、本年度末まで延長するというときの最後の委員会で論議せられましたことは、どうしても国鉄内部の経営の合理化によって吸収ができないのかどうかということを十分吟味すべきであるが、それがどうしても不可能だということであれ……

第34回国会 農林水産委員会 第19号(1960/03/29、5期、参議院同志会)

○森八三一君 二、三お伺いしますが、最初に、開拓農家全体の所要しておる、この対象になりまする短中期資金の総額はどれぐらいになりますか。先刻、肥料資金で四十億というようなお話がありましたが、対象は肥料資金だけではなくて、その他にもあるはずでありますので、一応、短中期資金の所要総額というのは一体幾らになるか、お見込みを……。
【次の発言】 そこで、その百四十億というものが開拓者全体の短中期資金の所要見込み総額で、そのうちで保証を要せずして、自己でまかないがつくような立場におる農家、それからこの制度によって信用を付与してやらなければ調達の困難であるというもの、さらに、自己でも調達はできませんし、この……

第34回国会 農林水産委員会 第20号(1960/03/30、5期、参議院同志会)

○森八三一君 昨日、他の委員の質問に答えて庄野部長から、中央協会の運営に要する経費が三千数百万円というお話がございましたが、一体中央協会の機構がどうなっておるのか、どういう仕事を一体やっておるのか、私は三千数百万円の金では、この非常に重要な仕事を、その協会がです、ほんとうに終始責任を負って処理するような能力はないじゃないか。真に審査をして間違いがないような決定をしてそれを処理していくということになりまするためには、かなり膨大な機構が必要じゃないかと、こう思うのです。実際はほんとうの事務的処理だけをなすっておるのであって、実態は公庫なり、あるいは地方庁なり農林省なりの本来の職場で実際の問題を処理……

第34回国会 農林水産委員会 第22号(1960/04/05、5期、参議院同志会)

○森八三一君 為替局長にお尋ねしますが、まだ研究中で結論は出ていらっしゃらないようですが、外資の導入に関して、いろいろ国内の金融なり産業に影響する部分が非常に大きい、だから慎重に扱うために研究しておるということですが、大体の構想はどういう方向か、もう少し具体的にお話願えませんでしょうか。
【次の発言】 今のお話は、現行の外資法の御説明程度で、それ以上には進んだお話はないのですが、予算委員会では大蔵大臣はもう少しこう抽象的ではあるけれども、進んだような見解を表明されておったように思うのですが、今、ここに速記録を持っておりませんから、明確に私、大臣の答弁を紹介するわけにいきませんけれども、何かこう……

第34回国会 農林水産委員会 第23号(1960/04/07、5期、参議院同志会)

○森八三一君 再び生産者米価体系の問題に移りまして二、三の問題をお尋ねいたします。米価の問題が、生産者、消費者に非常に密接な、重大な関係のあることは申すまでもございません。同時にまた、この問題は賃金や俸給なんかにも累を及ぼすというわけでございまするから、まさに国民経済全体に非常な関係のある重要な問題であります。でありまするから、これが取り扱いにつきましては、大臣もしばしばおっしゃっておりまするように、きわめて慎重でなければならぬことは当然であります。同時にまた、法律によって定められておる米価審議会の意見を十分に取り入れて取り組んでいかれるという態度もこれは当然なことであると思うのであります。そ……

第34回国会 農林水産委員会 第24号(1960/04/14、5期、参議院同志会)

○森八三一君 二、三お尋ねいたしますが、その第一は、今、秋山委員から最後に御質問があった点にも関連するのですが、漁業協同組合に限らず、いかなる共同の組織にいたしましても、その真の発展を完成するということのためには、何といたしましても、組合員の産業といいますか、事業といいますか、そのものがまず振興され、それをその組織である協同組合にいかに結集せしめるかという基本問題が一番重要であろうと思うのです。これは理屈でも何でもない、そうでなければいかぬと思う。ところが、法律の四条に整備計画の樹立の内容として一号から七号まで上がっております。上がっておりますが、きわめて広く解釈すれば、そのことは第一号に含ま……

第34回国会 農林水産委員会 第31号(1960/05/17、5期、参議院同志会)

○森八三一君 最初に政令の二条の一号で指定される樹種ですが、これに対してただたくさん作ればいいというのではなしに、経済的に成り立つ果樹園指定でなければならぬと思うのです。そういたしますというと、大体今指定せんとする品種の栽培面積、その生産量、今後資金を融資してやっていく場合に、それぞれの樹種についてどの程度にまで生産を増強しても商品過剰は起こらないというような見通し、それは国内の需要と輸出との関連があると思うのですが、そういうような具体的な見通し、計画というものはお持ちになっておるのかどうか。そういうことなしに、ただこの法律が通ったから都道府県知事が一定の基準に当てはまったものはどんどん進めて……

第34回国会 予算委員会 第11号(1960/03/09、5期、参議院同志会)

○森八三一君 私は、外交問題と天然現象に伴う非常時における対策の問題、さらに総理の重要な政策でありまするいわゆる所得の倍増の問題等を中心としてお尋ねをいたしたいと思います。  そこで、まず最初に外交の問題でありまするが、国民の全部と申し上げては少し過言かと思いまするが、大多数の国民の皆さんは、事外交に関しましては経験も持っておりません。またそういう点から端的に申しますれば、しろうとだというようにも言えるかと思うのであります。がしかし、しろうとであると申しましても、国の浮沈に関する、民族の消長に関する重要な外交の問題について無関心だということではございません。それぞれその立場々々によりまして、日……

第34回国会 予算委員会 第17号(1960/03/19、5期、参議院同志会)

○森八三一君 私は時間がそうありませんので、明年度予算の数字に基づきまして、相当お尋ねをいたしたい案件がありますが、それらの問題はいずれ開かれまする分科会の際に譲りまして、災害の防止に関する問題やら、選挙の公明化の問題、さらに農政上の問題について、二、三の点をお伺いをいたしたいと思います。  そこで災害防止の問題につきましては、担当の中曽根大臣が所用のためにお越しをいただけませんので、それは他日に譲りまして、それに関連して大蔵大臣に一点だけお伺いをいたしておきたいと思います。と申し上げまするのは、台風だとか地震だとかいうような天然災害に際会して、最も注意しておかなければならぬことは、国民の不安……

第34回国会 予算委員会 第23号(1960/03/31、5期、参議院同志会)

○森八三一君 私は、ただいま議題となっております昭和三十五年度一般会計予算案外二件に対しまして、政府提出の原案に賛意を表するものであります。  私がここに賛意を表しまするゆえんのものは、本案が健全財政を堅持して財政面から景気に刺激を与えることを避け、通貨価値の維持と国際収支の安定をはかることを基本として、わが国経済の拡大発展と正常なる成長を目途として編成されたという政府の説明を率直に受け取っているからであります。すなわち、われわれ九千万国民が常に夢に描いている理想は、平和な国家を再建し、福祉国家を創造することであり、全国民の不断の努力もこの一点に集中しております。これがためには、わが国経済の正……

第35回国会 農林水産委員会 閉会後第1号(1960/07/23、5期、参議院同志会)

○森八三一君 ビール麦に関しまして、若干お尋ねをし、希望も申し上げたいと思います。  畑作振興の問題が最近における日本の農政の非常に重要な役割を持ってきておりますることは申すまでもございません。その一環として、麦作の問題がこれまたきわめて重要な立場に立っておりますことは、あえて多言を要しないところであります。そういう観点から、ビール麦の問題がきわめて重要な立場を占めて参ってきておる。ところが、このビール麦の問題をめぐりまして、消費いたしまする醸造会社と生産者の立場に立つ団体との間にいろいろのトラブルが発生してきておりまして、きわめて遺憾なことであり、この発展いかんによりましては、きわめて憂慮す……

第35回国会 農林水産委員会 閉会後第2号(1960/08/10、5期、参議院同志会)

○森八三一君 質問に入ります前に、政府関係の出席者はどういう方でございますか。
【次の発言】 ただいま議題になりました農林畜産物の鉄道運賃、いわゆる公共政策割引の問題は、委員長からもお話がありましたように、この委員会では十数回にわたってこの問題を慎重に取り扱ってきました。関係物資は、きわめて零細な農漁民の生産に属しているとか、それからその生産物は、また庶民、大衆の生活に直結しておるきわめて重要な地位にある物資であるということ等から考えまして行なわれておる公共政策割引については、各般から考えまして、この制度は恒久化すべきであるという再三にわたる議決もいたしました。しかも、それは全会一致の決議のも……

第35回国会 農林水産委員会 閉会後第3号(1960/09/07、5期、参議院同志会)

○森八三一君 関連して、今の大臣のお話を聞いておりますと、非常に私は疑義を持っております。もちろん企業の自由というものは認められておりますから、だれが計画しようと一向差しつかえないと思う。しかし、生産者が自分の生産したものをみずからの手でもって加工しようという意欲に燃えておる場合に、それと営利を追求するものと同列に並ベていずれをとるかという点については、自由な立場で判断するんだという大臣の感覚ですね、それでよろしいんでございますか。農民が自分の生産したものを自分の手によって加工しようとする意欲がある、それをたまたま営利を追求するものと並列したという場合に、その前者と後者とを同列に並べて議論する……

第36回国会 農林水産委員会 第2号(1960/10/21、5期、参議院同志会)

○森八三一君 韓国ノリの問題について簡単に二、三お伺いをいたしたいと思います。  最近の国内における沿岸漁業の実態は、私が申し上げるまでもなくよく御承知の通りであります。李ラインの問題などいろいろな海外の圧迫ということから自然国内の漁業が沿岸に集中されてくる。その結果として好ましい姿ではありませんが、まあやむを得ざる結果として非常に乱獲的な色彩も巻き起こしておる。それが非常に零細な漁民に経済的な大きな打撃を与えておるというようなことからいたしまして、その対抗的な手段として各種の養殖事業というものが政府の方でも非常に力を入れて推進をされておりますし、民間の漁業団体でも自衛手段として、そういう方向……

第36回国会 農林水産委員会 閉会後第2号(1960/11/30、5期、参議院同志会)

○森八三一君 二、三の点をお伺いいたしたいと思いますが、第一に今の御説明で、今年度の政府買入価格決定のときは、反当標準で一万四百五円ということが告示をされました。その中に含まれておる各種のファクターの中で等級間格差が二十円でありましたものがマイナス四円という実績に変わってきておるという理由が一体どこにあるのか、常態で参りますれば、いろいろな詳細な資料によって見込まれた二十円が、そう大きく変化を及ぼすような事態というようなものはなかったのじゃないかというふうに理解されるのでありますが、検査標準をお変えになったのか、今年も天候不良等のためにそういうような結果が生まれることになったのか、どういうふう……

第37回国会 農林水産委員会 第2号(1960/12/15、5期、参議院同志会)

○森八三一君 ただいまの政務次官の御説明のことはよく了承いたしましたが、関連して、先日の新聞によりますと、郵政省関係では、定員外職員六千何名か、相当大幅に定員内に繰り入れるというようなことを、労働組合と大臣との間で話し合いができた。そこで、問題が非常にうまい方へ進展をしているというような記事が出ておった。農林省にもそういう部類のものがたくさんあろうと思うのです。騒ぐところは定員外を定員へ繰り入れる、黙っているところは相変わらず日の当たらぬところへそのまま据え置くというようなへんぱな扱いは、同じ政府の内部ではないと私は思います。農林関係のそういう部類のものが、同様に措置されようとしているのか、あ……

第37回国会 農林水産委員会 第3号(1960/12/20、5期、参議院同志会)

○森八三一君 ただいま議題になっておりまする水質の汚濁と漁業の関係の問題は、今日始まった問題ではなくて、すでに数年前から当委員会でもしばしば論議をいたした問題でありますが、特に最近工場の地方分散というような経済成長に関連する政府の施策が強力に推進されて参るにつけましてその被害か一そう激甚の度を加えてきておりますことは、御案内の通りであります。この委員会の開会の前に三重県の漁連会長からも陳情がありましたように各地に問題が巻き起こっております。この問題は経済の二重構造を是正しなければならぬ、第一次産業者の所得が非常に低いという問題を解明して参りますためにも、ゆるがせにできぬきわめて重要な問題である……

第38回国会 農林水産委員会 閉会後第2号(1961/07/01、5期、参議院同志会)

○森八三一君 ただいま議題になりました船舶の廃油の問題、さらに伊勢湾周辺の水質汚濁に関する問題につきましては、この委員会でもう再三再四取り上げて論議をしたところであります。そのつど関係の政府当局におきましては、いずれもすみやかに善処したい、あるいは調査をしてこの委員会にその状況を報告するというような発言がなされておりますにかかわらず、今もってこれらの問題の解決は遅々として進行いたしておりません。状況の中間的の報告等もほとんどなされておらないという状況でありまして、まことに遺憾に思うのであります。  そこで第一にお伺いいたしたいことは、船舶の廃油に関する問題でありますが、近ごろだんだん貿易の伸展……

第38回国会 農林水産委員会 閉会後第4号(1961/08/31、5期、参議院同志会)

○森八三一君 時間がありませんから簡単にお伺いしますが、先刻来のお話しを聞いておりまするというと、今度の考えは、食管会計の赤字が云々ではなくて、法治国としてやみ米が存在しておるのは適当でないから、そのやみ米を解消するということが大体お考えの骨子になっておると思うのです。そういたしますれば、亀田委員からも指摘されましたけれども、一体、大臣は、なぜやみ米が存在しておるかという根源を明らかになさらなければいかぬと思うのです。その根源をきわめずして、それに対する対案というものは出てこないと思うのです。どう一体お考えになっておるのか。やみ米というものはなぜ存在しておるかということをきわめなければ、それを……

第38回国会 農林水産委員会 第5号(1961/02/14、5期、参議院同志会)

○森八三一君 三点ほどお尋ねをいたしたいと思いますが、最初に少し毛色の変わった問題で、大臣の所信を、あるいは努力の経過をお伺いしたいと思いますが、そのことは、低所得階層の実質的な所得を増加させながら、産業間、地域間における所得のアンバランスを是正するということは、近代諸国家として、福祉国家として立っていく日本として、非常に政治土の重要な要諦だから、その方向に向かって一生懸命に努力をいたします、三十六年度の諸施策もそういう方向で配慮をしておる、これが総理大臣の施政方針演説に盛られておる要諦だと思うのです。このことは大臣も御肯定になると思います。そこで、その具体的な対策の一つとして、税制の改正を取……

第38回国会 農林水産委員会 第6号(1961/02/15、5期、参議院同志会)

○森八三一君 関連でお尋ねいたしますが、赤字を消すために云々というお話がございましたが、その趣旨は私もよく精神的には理解いたしますが、赤字を事業を通して消していくということは、その事業の内容を拡充して進めていくことによってのみ私は初めて可能だと思うのです。ところが、今度大体の方向として、連合会の業務を縮小するということに私はなると思います。そういうこと、その連合会の持っている赤字を消すということとの具体的なつながりはどうなるのか。どうも生殺しになってしまうような形が実際に起こるのではないか。もっと積極的に仕事をやりなさいというので仕事を付与して、そうして経費も節約される、簡素化して生み出してく……

第38回国会 農林水産委員会 第8号(1961/02/21、5期、参議院同志会)

○森八三一君 ただいまの大臣の答弁はきわめて常識的な答弁でありまして、その程度の答弁は、前回にも実は各関係の局長なりそれぞれの担当官からお伺いをいたしたと思うのであります。それでは問題は解決いたしませんので、ただいま委員長もおっしゃいましたように、水が汚染しておるということは現実の厳然たる事実なんですね。ですから今後そういうような汚染を再び起こすことのないようにするためには、どうするかということについて政府のお考えを承わりたい。ただどの程度に汚染すれば魚が死ぬとか死なぬとかいうその汚染の度合いを調べるとか、いろいろなことをやっておりましたのでは、次から次へと現実にその水はよごれていってしまうの……

第38回国会 農林水産委員会 第9号(1961/02/23、5期、参議院同志会)

○森八三一君 いろいろお尋ねいたしまする前提として、まだ昭和三十五年度の国鉄の収支は経過中でありまするから判明しておらぬと思いますが、三十四年度の収支の帳面じりは一体どうなっておるのか、トータルでよろしゅうございますから、お聞かせ願いたい。
【次の発言】 非常に問題のある運賃の改訂をやるときに、三十四年度の収支の概算くらいは頭にないということでいいのですか。そうむずかしい数字ではないと思うのです。少なくともそれだけは検討に検討を重ねて、収支がこれだからかくせざるを得ないという結論は出ておるはずなんで、私は何銭何厘まで聞いておるのではないのです。概数でいいのですよ。これだけの計画を立てるのにそれ……

第38回国会 農林水産委員会 第16号(1961/03/16、5期、参議院同志会)

○森八三一君 河野委員の要求といいますか、御発言に対しまして、いずれこの問題は、進行の状況を委員長の手元で逐次当委員会に報告の措置をとられると思いますが、なおただいまは主として肥料の問題について御発言がありましたが、その他の広範な農林物資についての問題もありますので、他日この問題を取り上げる機会をお作りになるということでございますから、私はきょうはこの問題を質問しようとは思いませんが、その際に私の頭を整理しておきまする関係上、一つだけお伺いいたしたいのです。  それは先回のこの委員会で三政務次官が御列席、運輸省監督局長、国鉄の営業局長が御出席になりましてだんだん論議した結果、三十四年度の国鉄の……

第38回国会 農林水産委員会 第17号(1961/03/17、5期、参議院同志会)

○森八三一君 米審の懇談会のために委員会の皆さんの御発言を聞く機会を失しましたので、あるいは重複してお尋ねすることになるかもしれませんが、お許し願いたいと思います。  最初にお伺いいたしたいことは、この法律の一条に、需要の動向に即応してその生産の拡大をはかる、第二条に、長期見通しに基づきまして、生産についての具体的な施策を公表する、こういう表現をいたしておりますが、この拡大は内需だけを考えていらっしゃるのか、輸出までも考えて需要の動向を洞察して考えていこうということなのか、考え方は一体どこに目標を置いていらっしゃいますか。それを第一に伺いたい。

第38回国会 農林水産委員会 第18号(1961/03/22、5期、参議院同志会)

○森八三一君 いずれまたあとで十分質問いたしますが、きょう御説明があったことだけで事務的に二、三お願いしますが、県に十万円補助をする。十万円という金は今の貨幣価値では大した金ではないと思うのですが、何をやらせるのですか、十万円で。
【次の発言】 そうしますと、これは要合併組合というかそういうものを一応策定して、合併したらどうかということについて関係組合を集めて協議会をやると、そういうときの会合費とかそういうものに、国がまた具体的に協議会の主催者として費用を負担しておると、こういう費用だと考えていいのですね。
【次の発言】 合併はどこまでも民主的、自主的にやらしていかなければならぬと思います。そ……

第38回国会 農林水産委員会 第19号(1961/03/23、5期、参議院同志会)

○森八三一君 亀田さんも、櫻井先生も、非常に何か遠慮して質問していらっしゃるような気がするのですが、もう少し端的にはっきり聞きたいと思うのです。今度の四十万トンの措置は、長官もお認めになっておるように、食糧としての措置ではなくて、えさの緊急対策の措置である。そこでそのえさを使うのは精麦屋さんではなくて、畜産農家が使うのですから、畜産農家がこういう方法で払い下げていただくのが一番よろしいというように希望する線にお沿いになることが、目的に一番沿うと思うのですね。そこで、従来粒えとして使った慣行のない裸麦をそのままやったのではどうかという非常に御親切な心配をなすっていらっしゃるのですけれども、そんな……

第38回国会 農林水産委員会 第23号(1961/03/31、5期、参議院同志会)

○森八三一君 私は、ただいま議題になっておりまする櫻井委員提案の飼料応急対策に関する決議案がまさに全会一致をもって可決せられますることを感激をもって賛成いたすものであります。多くを申し上げる必要はありません。本件につきましては、数次にわたりまして、当委員会で真剣に論議の重ねられたことであります。先刻提案者からも具体的な趣旨の発言があり、亀田委員からは、さらに強く例をあげまして御説明せられたことでありまして、当局も、飼料としての価格の妥当な線については、この委員会で具体的に説明もあったことでありまするので、そういう趣旨を十分体されまして、この決議案がすみやかに具体的に実行せられますことを強く要望……

第38回国会 農林水産委員会 第24号(1961/04/03、5期、参議院同志会)

○森八三一君 端的にお伺いいたしますので、一つお答えも、時間がありませんからイエスかノーかでお答えいただきます。先刻来質問のありました公共割引の当分の間とは、六月三十日までと了解いたしますが、よろしいかどうか。
【次の発言】 当分ということは、六月三十日までと了解いたしますが、イエスかノーか。当分の間とは、六月三十日まで一応延期するということと了解いたします。もしノーとおっしゃるなら、二月二十二日、国鉄運賃改訂に関する閣議決定前の、その前日の委員会における質疑の速記録を持っておりますので、申し上げなければならぬ。そういうことがあってはならぬはずです。当分の間ということは、いろいろ法律上の手続か……

第38回国会 農林水産委員会 第25号(1961/04/04、5期、参議院同志会)

○森八三一君 今桜井委員の御質問でですね、三十正午の一月一日以降に発生した災害について適用する、高率補助をしてやろうという気持で書いておられるわけですが、災害は三カ年かかるのですから、三十四年災は本年度ですか、三十六年までかかるんですね。それから三十三年災は三十五年度まで  かかったわけですね。それを高率補助をしてやろうという気持でするとすれば、三十五年一月一日からの発生災害という期限を区切ったのはどういうわけですか。もっとさかのぼっていっても、どうせ遡及するならもう少し、気持がそういう気持ならもう少し延ばしてやったらいいような気がするのですが……。

第38回国会 農林水産委員会 第34号(1961/04/24、5期、参議院同志会)

○森八三一君 関連。今の様式的な質問ですが、公有林野官行造林法廃止になるでしょう。廃止になる法律に残る法律の一部を制約するようなことを書くことが妥当なんですか。もう少しはっきり……。

第38回国会 農林水産委員会 第37号(1961/04/27、5期、参議院同志会)

○森八三一君 非常に新しい施策ですから、一ぺんにこれが効果を上げるということを完全に期待することは、私はむずかしいと思うが、しかしやる以上は最大の効果が出るように考えていかなければならないと思うのです。そこで大漁の場合に、価格が暴落して中小企業者が経営に不安を感ずることを除いていこう、こういう考え方はけっこうですが、その場合に価格の基準といいますかね、そういうものは一体どういう算定で考えられるのか、暴落するというその価格ですね、というものは何を基準にしててこ入れをする限度をきめていくかということの考え方ですね。
【次の発言】 その十一円というものが、今お話しのような過去の実際の歴史から組み立っ……

第38回国会 農林水産委員会 第41号(1961/05/11、5期、参議院同志会)

○森八三一君 本法の制定にあたりまして、その前文に、農業従事者が健康で文化的な生活ができるようにするということは国民の責務であるということをきっぱり法律に明らかにされたということは、今までの多くの立法にはその例を見ないところでありまして、今まで農業従事者が果たして参りました幾多の功績、さらにその農業従事者の現状等を考えますと、ここまで勇敢に言い切られたということについては、一応敬意を表するわけであります。そこでそのことを達成する具体的なものとしては、所得を増大せしめまして、他の人々との所得の均衡をはかって、そういうような健康的な文化的な生活が導き出されるということを意図されておると私は承知をし……

第38回国会 農林水産委員会 第45号(1961/05/18、5期、参議院同志会)

○森八三一君 昨日の理事、委員長の打合会で、さらにきょうは第二章、三章も含めて質疑をすることで、非常に範囲が広くなっておりますので、いろいろお尋ねいたしたいこともございますが、時間の関係もありますので、詳細はまた他日、時間をちょうだいいたしたいと思いますが、最初にお尋ねいたしたいことは、農業生産に関する施策の中で、農業技術の高度化ということがうたわれております。最近、選択的拡大というようなこと等にもかんがみまして、高度な果樹園芸、畜産というような方向に生産が指向されてきております。このことは政府の奨励の方針とも相通ずることでありまして非常にけっこうだと思いますが、そのことに関連いたしまして、技……

第38回国会 農林水産委員会 第47号(1961/05/23、5期、参議院同志会)

○森八三一君 昨日長野県へ参りまして、十人の直接生産に携わっていらっしゃる諸君からいろいろ意見を聞きました。そのときに、大体十人の諸君が共通的に希望されたお話は、価格問題と教育問題という二つに私はあったと思うんです。そこで、価格問題につきましては、今まで私もお尋ねいたしましたし、他の委員からも繰り返しこのことについては質疑がございましたが、昨日リンゴ生産をやっていらっしゃいまする壮年の方から具体的に例を出して、非常に心配をしておるんだというお話もございました。それは、昭和二十九年に単位当たりのリンゴの平均価格が五十五円であった、ところが昭和三十三年には同程度のものが四十一円に値下がりをしておる……

第38回国会 農林水産委員会 第48号(1961/05/26、5期、参議院同志会)

○森八三一君 議事進行。ただいまの韓国ノリの問題は、これは非常に重要な問題で、今審議しております農業基本法の関係からも、貿易自由化ということと関連してきわめて重要な内容を持ってくると思う。わずかに五分や六分ではこの問題はいかぬと思う。のみならず、ただいまの水産庁長官の御発言も私は納得できぬ点がありますし、ことに通商局の力の御説明は、全く生産者を無視する態度であろうと思います。これでは、そういう考えで、今後諸般の農林行政が進んで参るといたしますれば、農業基本法の点につきましても、重要な問題が起こると思います。でありますから、さらに詳細にやらなければならぬと思いますので、三十日に農業基本法の問題が……

第38回国会 農林水産委員会 第52号(1961/05/31、5期、参議院同志会)

○森八三一君 時間がありませんので、端的に二、三お尋ねをいたしたいと思います。  この法律で関係の農業従事者が一番関心を寄せている問題は、何と申しましても価格政策、価格安定の問題だろうと思うのです。この委員会で審議を始めましてから、この問題は毎日のように質疑が繰り返されておるということから見ましても、この問題が一番重要であるということがうかがえると思うわけであります。きょう午前中亀田委員の質問に対しまして、他の産業者と農業従事者の所得を均衡せしめるというような表現をいたしておりますることは同一の水準にまで持ってゆくということと考えてよろしいという総理の御答弁、それから長期見通しに立ちまして選択……

第38回国会 農林水産委員会 第54号(1961/06/02、5期、参議院同志会)

○森八三一君 ただいま議題になっておりまする愛知用水公団法の改正案でありますが、すでに相当質疑も行なわれましたので、ごく簡単に一、二の点をお伺いいたしたいと思います。  その第一は、今度の改正によって、豊川水域は愛知用水公団の事業として新しく加わって参るわけでありますが、このことは昨年、一昨年あたりから当委員会でもしばしば問題になりました愛知用水公団のために、終始御精励をいただきました多数の役職員諸君が、愛知用水事業の完成に伴いまして、形式的には職を離れるということになるわけであります。その努力に対しましても、将来の安定をはかってやらなければならぬということで、その措置をどうするかということが……

第38回国会 農林水産委員会 第56号(1961/06/07、5期、参議院同志会)

○森八三一君 中央卸売市場法の一部改正、御説明ございましたが、今問題は、市場における取引というものが、ほんとうに公正に行なわれるということにあろうかと思うのです。そういう点から申しますると、今度の改正はまだ十分でないという感じがいたします。神田市場におけるかつての、市場のある一卸売業者が、非常に不幸なできごとに逢着いたしました当時のことを考えますると、もう少し核心に触れた改正というものがあってしかるべきではないかと思うわけでありますが、そんな点について何かお考えがありますればお伺いをしたいわけであります。
【次の発言】 これではまだまだ十分ではないので、今後基本的な問題についてはやっていかなけ……

第38回国会 予算委員会 第9号(1961/03/07、5期、参議院同志会)

○森八三一君 昨日から予算の審議が本院に移りまして、ただいままで主として外交の問題、貿易の問題等につきましていろいろな角度から質疑が行なわれて参りました。私もそういうようなことにつきましても、多少お尋ねをいたしたい点がないわけではありませんが、時間の制約もありますので、きょうは主として内政問題を中心として数点お尋ねをいたしたいと思います。  最近におきまする国情はきわめて重要な段階に立っていると思います。内政の問題を考えましても、外交の面を取り上げましても、きわめて多くの問題が山積している。そういうような数多くの問題の中には一日の遷延を許しません、寸刻の猶予も与えることのならないような、きわめ……

第38回国会 予算委員会 第23号(1961/04/01、5期、参議院同志会)

○森八三一君 私は、時間がきわめて短い関係もありますので、農業基本法の問題一点をとらえて総理のお気持を伺いたいと思います。一時でありまするから先月ということになりますか、三月の十九日、日曜日に総理は水戸にお出かけをいただきました。農業基本法の問題につきまして、総理というお立場、あるいは総裁というお立場で直接に大衆に所信を訴えられまして、私は総理が施政方針演説でも強く主張をしておられまする民主政治の確立のために全力をあげるというそのお気持を具体的に実践に移されたという姿を思いまして、そのことにつきましては非常に高く評価をし、敬意を表しておるのであります。おそらく国会の開催中に総理がみずから第一線……

第39回国会 農林水産委員会 第4号(1961/10/10、5期、参議院同志会)

○森八三一君 今の問題は農林省だけの問題でなくて、事が財政当局にも関連する問題ですから、部長の一存でお答えを願うというわけには非常にむずかしい問題で、御苦労願っておると思いますが、先回のときは九月の十六日でしたか、期限の九月三十日までの間には相当のこれは日数があったわけですね。ですから、今櫻井委員のおっゃいましたように、自然的に行なっていただきたいという希望を私ども強くしておりますが、諸般の事情を調べて新潟県だけという、われわれとしては遺憾の措置がとられましたけれども、今回は十日という期限の前に問題が起こっておるわけですね。その二、三日前からすでに気象通報等あって防災のため専念をして、買い入れ……

第39回国会 農林水産委員会 第7号(1961/10/17、5期、参議院同志会)

○森八三一君 今の説明で了解しますが、そうすると、私はこの二十七条の改正は賛成なんですが、法制局の見解でいくと、家畜の取引について千メートル以内云々ということは、公共の福祉に反するという度合いが生鮮食料品の場合より強い、こういうような見方を持っておられるのですか。
【次の発言】 僕の聞きましたのは、生鮮食料品の場合に類似市場なりあるいは類似市場よりもっとこまい取引というものが市場の周辺において行なわれておる、それによって生ずる公共の福祉の阻害と家畜取引の場合における開場日その前後の間に市場外において取引をするということの弊害と比べてみて、生鮮食料品の場合にはまだ禁止に価しない、それほど公共の福……

第39回国会 農林水産委員会 第8号(1961/10/19、5期、参議院同志会)

○森八三一君 今の飼料の問題に関してお伺いいたしますが、先般、製粉業者が、とうてい今の経済情勢では価格を引き上げなければやれないということで、小麦粉の価格引き上げという問題が起きたのです。それは消費者に非常に関係する問題だからというので、農林省の方は小麦粉の価格引き上げということに待ったをかけたわけです。そういたしますと、これはどうしても経済上引き上げなければならぬというものを押えれば、そのしわ寄せはどっかに頭を出していくのは間違いなかろうと思います。それは結局、今、北村委員のお尋ねのふすまのほうにしわ寄せが行ってしまうというふうに了解するのですが、その場合に、同じ農林省内で畜産局として畜産の……

第39回国会 農林水産委員会 第10号(1961/10/24、5期、参議院同志会)

○森八三一君 一点だけお伺いいたしますが、協会が新しく設置されることになりますると、当然そこには専任の職員が置かれることになると思います。その場合に、一昨年成立いたしております農業協同組合その他農業団体の関係職員に対する共済制度と申しまするか、年金の制度がある。今度の協会の職員は、その年金の制度の対象になるかならぬかという問題が非常に重要な問題になると思うのです。この点について、この法律の説明にはございませんが、別途措置されるようなお考えがありまするかどうか、その点を一点だけお伺いいたします。

第39回国会 農林水産委員会 第12号(1961/10/28、5期、参議院同志会)

○森八三一君 今の北村君の質問とやや内容には共通点があると思うのですが、まあ審議会ではそういう点についてあまり深い論議がなかったということであるとすれば、委員長としてお答えを願うわけにはいかぬと思うのですが、学者の立場で公正な取引をやるということを目途として改正されるという場合に、現在の市場における卸売業者の性格というものを改正法に規定しておる程度でそういう目的が達成せられるとお考えになるでしょうか、さらに一歩を進めて非常に強度な公的性格を持つものに改変すべきだというようなふうにお考えになるのか、市場の目的を達成するために卸売業者のあるべき姿というものをどういうようにお考えになるでしょうか、そ……

第39回国会 農林水産委員会 第13号(1961/10/30、5期、参議院同志会)

○森八三一君 大体、北村君や清澤君の質問で重要な点が究明されたと思いますが、この際、二、三点について明らかにしておきたいと思います。  今度の中央市場法の改正はまだ十分なものではない。非常に複雑な市場のことであるから、さらに一そう精査をして完全なものに仕組んでいきたいということで、この改正法が万全なものであるとはお認めになっておりませんので、近く万全なものにするための措置がとられなければならないと思うのです。そういうお気持で臨んでいらっしゃると思うのですが、そう理解してよろしゅうございますか。
【次の発言】 こうしますると、その場合に、中央卸売市場というものに一応まず限定をして考えられまするこ……

第39回国会 農林水産委員会 第14号(1961/10/31、5期、参議院同志会)

○森八三一君 ただいま長官から御説明の大豆関係の問題につきまして二、三お尋ねをいたしたいと思います。  ただいま御説明がありましたように、基準価格につきましては原案の考え方を修正せられまして、ただいま御説明のありましたように「再生産の確保を旨として定める」ということになったわけでありまするが、このことにつきましては、一応抽象的にはよくわかりますが、法律のほうでは「一定期間」という字句が使われておりますが、「再生産の確保を旨として定める」ということと、「一定期間」ということの関連が一体どうなるのか、再生産を確保することを旨としてきめるということにすれば、一定期間というものはちょっとこう的がはずれ……

第39回国会 予算委員会 第7号(1961/10/19、5期、参議院同志会)

○森八三一君 最初に官房長官に一点だけお伺いをいたします。  いつの国会でも、なるべく早く政府の予定されておる法律案は提案されたいという要求があります。当局でも、当然なことでありますので、善処をするというような見解の表明が行なわれてきております。今回のような非常に短期の国会の場合においては、格別にそういうことが強く指向されなければならぬということは当然と思うのです。そこでお伺いいたしたいことは、ただいままでに提案されておる法律案だけで、そのほかには新たに提案される予定のものがあるのかないのかという点を最初にお伺いをいたします。
【次の発言】 すでにこの国会の会期は本月一ぱいに既定されております……

第39回国会 予算委員会 第9号(1961/10/21、5期、参議院同志会)

○森八三一君 私は参議院同志会を代表いたしまして、ただいま議題となっております昭和三十六年度予算補正(第1号)及び(特第2号)に対し、以下申し述べます諸点に関し、政府に強く注意を喚起し善処を要望しつつ、原案に賛成の意を表するものであります。  まず第一は災害対策についてであります。数次にわたる災害によって累積されました被災の復旧は、ただ単に罹災老並びに被災地方だけの問題にとどまらず、広く一般国民経済に至大の影響を及ぼすものでありまして、一日もゆるがせにできないものでありますることは申すまでもありません。予算の執行にあたりましては特に迅速を要することであります。ともすると官庁機構の多元的複雑性か……

第40回国会 科学技術振興対策特別委員会 第1号(1962/01/24、5期、参議院同志会)【議会役職】

○委員長(森八三一君) ただいま全会一致で委員長に互選をいただきましたが、まことに不行き届きなものでございまして、この重責を果たすのには皆様方の格別の御援助と御協力を得なければならぬと思います。どうぞひとつよろしくお願い申し上げます。(拍手)  それでは本日の委員会は散会することにいたします。    午後一時四十七分散会

第40回国会 科学技術振興対策特別委員会 第2号(1962/02/06、5期、参議院同志会)【議会役職】

○委員長(森八三一君) ただいまより委員会を開会いたします。  この際、委員の変更について御報告申し上げます。去る一月二十九日、内村清次君が辞任せられ、小笠原二三男君が選任されました。
【次の発言】 次に、理事の互選を行ないます。本委員会の理事の数は四名とし、互選の方法は成規の手続を省略して、便宜その指名を委員長に御一任願うこととして、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。それでは谷村貞治君、横山フク君、吉田法晴君及び牛田寛君を指名いたします。
【次の発言】 次に、科学技術振興対策樹立に関する調査を議題といたします。  本日は、三木国務大臣から科学技術振興のための昭和三十……

第40回国会 科学技術振興対策特別委員会 第3号(1962/02/20、5期、参議院同志会)【議会役職】

○委員長(森八三一君) ただいまより委員会を開会いたします。  日本原子力研究所法の一部を改正する法律案(閣法第五九号)を議題といたします。  まず、提案理由の説明を願います。三木国務大臣。
【次の発言】 以上で提案理由の説明は終わりました。本案に対する質疑は後日に譲ります。
【次の発言】 次に、科学技術振興対策樹立に関する調査を議題といたします。  昭和三十七年度科学技術庁関係予算の説明を聴取することといたします。島村官房長。
【次の発言】 以上で予算の説明は終わりました。  ただいま聴取いたしました予算並びに前回承りました長官の所信表明等に対します質疑は、次会に譲ることにいたします。次会は……

第40回国会 科学技術振興対策特別委員会 第4号(1962/03/01、5期、参議院同志会)【議会役職】

○委員長(森八三一君) ただいまより委員会を開会いたします。  科学技術振興対策樹立に関する調査を議題といたします。  本日は、先日行なわれました三木国務大臣の所信表明及び前回行なわれました昭和三十七年度科学技術庁関係予算に関する説明に対し質疑を行ないます。御質疑のある方は、順次御発言をいただきます。
【次の発言】 他に御発言もなければ、長官の所信表明並びに科学技術庁関係予算に対する質疑はこの程度にいたします。速記をやめて。
【次の発言】 速記を始めて。  本日はこれをもって散会いたします。次会は公報をもって御通知申し上げます。    午後四時四分散会

第40回国会 科学技術振興対策特別委員会 第5号(1962/03/13、5期、参議院同志会)【議会役職】

○委員長(森八三一君) ただいまより委員会を開会いたします。  科学技術振興対策樹立に関する調査を議題といたします。  まず、科学技術庁の特別の所掌事務の説明を聴取することといたします。最初に長官官房関係について説明を聴取することにいたします。
【次の発言】 次に、計画局関係について説明を聴取いたします。
【次の発言】 次に、振興局関係について説明を聴取いたします。
【次の発言】 次に原子力関係について説明を聴取いたします。
【次の発言】 最後に、資源局関係について説明を聴取いたします。
【次の発言】 以上で科学技術庁各局別の所掌事務の説明は終わりました。  御質疑のあります方は、順次御発言を……

第40回国会 科学技術振興対策特別委員会 第6号(1962/03/22、5期、参議院同志会)【議会役職】

○委員長(森八三一君) ただいまより委員会を開会いたします。  日本原予力研究所法の一部を改正する法律案(閣法第五九号)(衆議院送付)を議題といたします。  御質疑のおありの方は順次、御発言をいただきます。
【次の発言】 他に御発言もなければ、これをもって質疑を終了し、討論に入ります。御意見のある方は、賛否を明らかにしてお述べを願います。
【次の発言】 他に御発言もなければ、これより採決を行ないます。  本案に賛成の方の挙手を願います。
【次の発言】 全会一致と認めます。よって、本案は全会一致をもって可決すべきものと決定いたしました。  なお、報告書の作成等につきましては、委員長に御一任を願い……

第40回国会 科学技術振興対策特別委員会 第7号(1962/03/29、5期、参議院同志会)【議会役職】

○委員長(森八三一君) ただいまより委員会を開会いたします。  原子力委員会設置法の一部を改正する法律案(閣法第一三四号)を議題といたします。  本案は、去る十七日予備審査のため本委員会に付託になり、二十二日提案理由の説明を聴取いたしました。本日は本案に対する質疑を行ないます。質疑のある方は順次御発言願います。
【次の発言】 他に御発言もなければ、本案に対する質疑は、本日はこの程度にいたします。
【次の発言】 次に、科学技術振興対策樹立に関する調査を議題といたします。  質疑の通告がございますので、この際御発言を願います。吉田君。
【次の発言】 速記をとめて。

第40回国会 科学技術振興対策特別委員会 第8号(1962/04/10、5期、参議院同志会)【議会役職】

○委員長(森八三一君) ただいまより委員会を開会いたします。  科学技術振興対策樹立に関する調査を議題といたします。質疑の通告がございますので、順次発言を許します。吉田君。
【次の発言】 承知いたしました。
【次の発言】 他に御発言もなければ、本日はこれをもって散会いたします。次会は公報をもってお知らせいたします。    午後零時四十四分散会

第40回国会 科学技術振興対策特別委員会 第9号(1962/04/24、5期、参議院同志会)【議会役職】

○委員長(森八三一君) ただいまより委員会を開会いたします。  原子力委員会設置法の一部を改正する法律案(閣法第一三四号)(衆議院送付)を議題といたします。  御質疑のある方は順次御発言をお願いいたします。
【次の発言】 他に御発言もなければ、これをもって質疑を終了し、討論に入ります。  御意見のある方は賛否を明らかにしてお述べを願います。
【次の発言】 他に御発言もなければ、これより採決を行ないます。  本案に賛成の方の挙手を願います。
【次の発言】 全会一致と認めます。よって本案は全会一致をもって可決すべきものと決定いたしました。  なお、報告書の作成等につきましては、委員長に御一任願いた……

第40回国会 科学技術振興対策特別委員会 第10号(1962/05/07、5期、参議院同志会)【議会役職】

○委員長(森八三一君) ただいまより委員会を開会いたします。  科学技術振興対策樹立に関する調査を議題といたします。  本件につきましては、委員各位の御同意をいただきまして、数回にわたりまして本委員会で調査を進行して参りました。委員各位には、非常に御努力を願いまして、この趣旨に沿いまして調査を御進行いただきました。きわめて重要な問題であり、広範にわたることでありますので、最終的な結論というわけには参りかねまするが、今日までの調査の結果を一応取りまとめまして、お手元に差し上げました「防災科学技術振興に関する調査要録」を取りまとめをいたしまして、御参考に供しましたわけであります。なお、今後も、本件……

第40回国会 農林水産委員会 閉会後第3号(1962/07/06、5期、参議院同志会)

○森八三一君 議事進行。今の天田委員の説と大体大同小異ですが、今度の米価審議会の諮問の方法が変わったんです。そこで前国会のとおりに、今後の扱い方をどうするかということを各委員から質問があって、大臣としては具体的に委員会の意見をよく聞いて対処する、こういう発言があったと私は記憶しておるんです。そういたしますと、審議会の答申は確かに認められましたけれども、この委員会には何らお諮りにならずに、意見を聞かずに、そうして決定をされるということになるんですが、この前の国会でいろいろ米審のあり方なり諮問の方法なりについて質問をしたそれに関連して大臣の答弁があった、そのことが食言になる、こういう結果になりゃせ……

第40回国会 農林水産委員会 第5号(1962/02/08、5期、参議院同志会)

○森八三一君 先ほどの質疑で当面する問題は相当尽くされましたが、この際、大臣の考えを一、二点はっきりお伺いいたしたいと思います。  その第一は、今後の農政の方向といたしましては、農業基本法を中軸として進めていくということ、これははっきりいたしましたのでけっこうと思いますが、その場合に、重要農産物の価格安定をやるということが基本法にはっきり示されておる。そのことを具体的に遂行する場合の態度ですね、それはどういうようにお考えになっておるのですかという問題です。具体的に申し上げますると、定めんとする重要農産物のその時点における実勢価格というものを基礎にしておきめになろうとするのか、あるいはその物の過……

第40回国会 農林水産委員会 第12号(1962/03/02、5期、参議院同志会)

○森八三一君 終戦後、特に私の常識では非常に理解いたしかねるような状況のもとに、北方の漁場におきましても、南方漁場におきましても、近くは日本海におきましても李承晩ラインなど漸次漁場が狭められて参りまして、関係の漁民諸君といたしましても非常に難儀をいたしておりますることは、御承知のとおりであります。日本の産業という点から考えましても非常に遺憾なことでありまして、これらの問題はすみやかに解決されることを期待をいたしておるわけでありますが、そういうような諸般の情勢にかんがみまして、零細な漁民諸君といたしましては、沿岸の漁場を開発しなきゃならぬということで、養殖に取り組んで参ってきております。政府にお……

第40回国会 農林水産委員会 第15号(1962/03/13、5期、参議院同志会)

○森八三一君 今までの質疑を聞いておりますと、最初採取した徴取品が水分を多量に含有しておったので、分析が不能であったというのですが、これは私にはどうも了解いたしかねるのですけれども、私は科学者じゃございませんからその辺には触れませんが、この記録を見ましても、今までの多くのものがそういうようなことでうやむやになってきておったと思うのです。的確な科学的な調査に基づく加害者を判明することができなくて、そこでそういうことを今までしばしば繰り返しておったのですから、こういう被害の際に徴取品を採取するときにはそういう注意が私は払われてしかるべきだと思うのです。これは初めての事件ではないのですから、水分多量……

第40回国会 農林水産委員会 第20号(1962/03/27、5期、参議院同志会)

○森八三一君 一点だけお伺いいたします。と申し上げますのは、もちろん乱獲を避けながら資源を保存をしていくということにつきましては、これはちっとも異論のないことで十分やっていかなければならぬと思っています。が、しかし、そういう感覚に立って毎年日本側の見解に基づく漁獲量というものを示しておるのですね。これは間違いのない、確信のある数字を提示されておると思うのです。が、しかし、交渉の結果はその確信のあるものがいつもゆがめられれ後退しておる。もちろんお話がありましたように、きぜんたる態度で臨むという点につきましてはおやりをいただけるとは思いますけれども、結果的には、今までもそういう方針で臨まれておった……

第40回国会 農林水産委員会 第21号(1962/03/29、5期、参議院同志会)

○森八三一君 また先日の蒸し返しになりますが、漁業権の期間延長の問題ですが、現行法には、補足説明にも示されておりますように、附則に、当分の間は延長の取り扱いは適用しないということになっている。昭和二十四年ですか、こういうような附則が入ったのです。「当分の間は適用しない。」ということ、附則についての解釈が行なわれております。速記録ではございませんので、必ずしも明確ではないかとも存じますが、その当時水産庁のほうから説明されている。「当分の間は適用しない。」という意味は、具体的には第二回目の再割当のときに免許を受けた者には、次には期間の延長を認めようと考えているのであるというような説明が行なわれてい……

第40回国会 農林水産委員会 第29号(1962/04/17、5期、参議院同志会)

○森八三一君 ただいま議題となりました漁業法の一部を改正する法律案に対しまして、以下申し述べまする部分の修正部分を除きまする他の部分につきましては原案に賛成の意を表するものでございます。  まず、修正案文を朗読いたします。   漁業法の一部を改正する法律案の一部を次のように修正する。   第八条の改正規定中「第二十一条第一項」を「第二十一条第一項及び第四項」に改める。   第二十一条第一項の改正規定中「区画漁業権を除く。」を「区画漁業権を除く。第四項において同じ。」に改める。   第二十一条第二項から第五項までの改正規定を次のように改める。  第二十一条第四項中「五年」を「真珠養殖業を内容とす……

第40回国会 農林水産委員会 第33号(1962/04/26、5期、参議院同志会)

○森八三一君 関連。一体、農事組合なり生産組合というものを構造改善の柱として指導をしていく、育成をするというお考えにお立ちになるのか、ならぬのか。この問題からこれは出発しなければこれは、どうなんですか、作りたいものは作れという程度なのか。一体、基本法に関連してこの法律ができてきておるとすれば、構造改善上これは強力に推進しようという態度をおとりになるのか、ならぬのか。そこはどうなんですか。
【次の発言】 指導をするということになりますと、今、藤野委員の御質問のような場合に、かえって農家の経営を経済的には危殆に瀕せしめるという事態が発生する危険が非常に強くなると思うのですね。それに対する補完的な措……

第40回国会 農林水産委員会 第34号(1962/04/27、5期、参議院同志会)

○森八三一君 今議題になっておる二つの法律案のうち、きょうは協同組合法の関係につきまして質問をいたした旧いと思います。  きのうも藤野委員から御質問があったと思いますが、今度の改正に関連いたしまして、農事組合を設けるということになったわけでありますが、その農事組合の責任と申しますか、制度と申しますか、有限責任の規定をとっておるわけでありますが、農事組合を、この法律が所期するように現実に発展せしめながら、その農事組合の事業というものを所期するように伸展せしめて参りまするためには、もちろんその組合を結成いたしまする組合員相互の間における人の和というものが中心でありますることは申すまでもありませんけ……

第40回国会 農林水産委員会 第36号(1962/05/02、5期、参議院同志会)

○森八三一君 二十七日の委員会で、農業協同組合法の一部改正に関連いたしまして農事組合法人の設立を認めるということになるわけでありますので、その問題にしぼって質問をいたしまして中断いたしておるわけでありますので、このことにつきまして、さらに引き続いてお尋ねをいたしたいと思います。  で、農事組合の事業の範囲について質問の中途で小笠原委員の質問に入ったわけでありますが、規定によりますると、農事組合の行なう事業は一応三つに区分をされておるわけでありますが、第三号に規定しておる「附帯する事業」ということについてある程度の質疑は行なわれましたけれども、その付帯事業の進行に伴って、農事組合のまあ親組合とも……

第40回国会 農林水産委員会 第37号(1962/05/04、5期、参議院同志会)

○森八三一君 私はただいま議題となっておりまする農地法の一部を改正する法律案並びに農業協同組合法の一部を改正する法律案に対しまして、以下申し上げまする意見を付して、衆議院送付の原案に賛意を表するわけであります。  農業基本法が成立いたしまして、一刻も早く基本法の実があがって参りまするように、関連する法律を正しく整えていくということが日本の農業の現状、農民の生活の実感に即しまして、きわめて緊要でありますることは申すまでもございません。そういうような趣旨にのっとりまして、この二つの法律が提案せられておりまするわけであります。もちろん内容的には幾多改善すべき問題点はあるといたしましても、当面、この法……


6期(1962/07/01〜)

第41回国会 農林水産委員会 閉会後第1号(1962/09/10、6期、第二院クラブ)

○森八三一君 集荷手数料の問題につきましては、前臨時国会の際に、この委員会で質疑をいたしました。事は抽象的な問題ではなくて、きわめて具体的な問題でありますので、その趣旨でだんだんお尋ねいたしましたが、あまり詳細にわたりますると、ただ応答だけでは要を尽くし得なくなるという危険が考えられましたので、現行の五十円でありますか、手数料についてそのよってきたる具体的な積算の根拠を資料でお示しをいただきたいという希望を申し上げまして、政府委員からは提出をいたしますという確約をいただきましたので、その資料の提出を待った上で、詳細な質疑を申し上げたいというように考えておりましたが、先刻委員部のほうからの連絡で……

第41回国会 農林水産委員会 第2号(1962/08/21、6期、第二院クラブ)

○森八三一君 ただいま水産庁と外務省のほうからその後の経過につきまして一応の報告を承りまして、概要は承知をいたしました。ただここで、まず最初に海上保安庁についてお伺いいたしたいのですが、今度の事件は幸いにアメリカ大使館のほうでも非常に好意を寄せて善処をしておられるということであり、加害者側のほうでも、一応確認をしたということでありまするから非常にけっこうでありますが、前国会当時、私どもはこの委員会で論議をいたしました際には、その当時調査をせられました海上保安庁等の見解といたしましては、イーグル・コーリヤ号の流した燃料重油であるかどうかということが判明しないというような見解が表明されておりまして……

第41回国会 農林水産委員会 閉会後第2号(1962/10/01、6期、第二院クラブ)

○森八三一君 重要農産物価格安定法に基づきまして、カンショ、バレイショの基準価格の決定と、それからそれに基づきまして政府の買い入れをすべき本年産の澱粉の買い入れ価格というものは、十月末までに決定をして告示をするということに法律は命じております。がしかし、そういうことでは時期が非常におくれまして、せっかくの農安法の趣旨が農民に及ばないというような危険を感じますために、教年前から、法律はさようでありましても、実質の行政措置として、九月末までにその措置をされたいという衆参両院のこの委員会の意見が一致いたしまして、政府に申し入れをして、政府もその趣旨を了とせられまして、ここ数年はそういう推移できており……

第41回国会 農林水産委員会 閉会後第3号(1962/11/16、6期、第二院クラブ)

○森八三一君 一点だけお伺いいたしますが、この資料に地域の県別の数が示されておりますが、私十分調査をしたわけではありませんけれども、いろいろお目にかかった方から、希望はしておったが辞退をするというような話をしばしば聞かされるのですが、そういうような事例がどの程度に及んでいるのか。そういうような結果に逢着している理由はどういう理由なのか、お調べになっていると思いますが、その辺はどうなんでしょう。
【次の発言】 形式的には農林省のほうにそういうように映っていると思いますが、実態は、構造改善事業についてあまりにも押しつけがましい、しかも何か一つの基準計画に合わなければいけない。ほんとうに農民の盛り上……

第41回国会 農林水産委員会 第4号(1962/08/28、6期、第二院クラブ)

○森八三一君 ただいま議題に供されております二法案につきましては、すでに前国会におきまして、本院が先議という関係におかれておりました関係上、この委員会では相当長時間にわたりまして同僚各委員の諸君から熱心に質疑が行なわれました。最後に採決にあたりまして、区画漁業権の問題をめぐって、必ずしも各委員の意見が一致を見るというわけには参りかねました状態でありました。そのために、あるいは修正案が提案をせられ、さらに附帯決議等につきまして、いろいろの措置が講ぜられました結果、結論としては、政府の原案が多数で可決せられまして、衆議院に送付になったわけであります。今回衆議院のほうにおきましては、それらのいきさつ……

第41回国会 農林水産委員会 閉会後第4号(1962/12/07、6期、第二院クラブ)

○森八三一君 米の集荷に関する手数料と保管料の問題につきましては、すでにこの委員会で数回質疑を申し上げまして、その趣旨をよく御了解いただきまして、本年の八月に通達をされておりまするそれぞれの額について改定がなされるということに進んでおると思います。今までの経過から考えますると、当然今日までには適正な改定が実施の日を迎えていなきやならぬはずであったにかかわりませず、今もってその手続が具体化されておらぬということは、私は非常に遺憾に存ずるわけであります。  そこで最初にお伺いいたしまするのは、そういうような経過にかんがみまして、農林省当局におきましてそれぞれ具体的な作業をされまして、幾ばくにするか……

第41回国会 農林水産委員会 第5号(1962/08/31、6期、第二院クラブ)

○森八三一君 三十七年産の菜種の基準価格につきましては、交付金暫定措置法に基づきまして、三十七年の六月三十日付で告示をされたように承知をいたしております。そこで、お伺いいたしたいことは、告示をされました今年産の基準価格が三千百八十円ということでありますが、この基準価格という限りにおきましては、何かの目標がなければならぬと思うのであります。この基準価格ということは、一体何を意味しておるのか、まずそれを最初にお伺いいたしたい。
【次の発言】 その基準という意義ですね。基準価格というのですから、何を基準しているのですか。
【次の発言】 その法律に規定されておることは承知いたしておりますが、基準価格と……

第43回国会 外務委員会 第28号(1963/06/25、6期、第二院クラブ)

○森八三一君 ただいままで戸叶委員と大臣の間に質疑応答がありまして、それを聞いておりまして非常に奇異に感ずるのです。と申し上げまするのは、移住政策については、これは国として立てるのですから、これは一本のものであって、各省がどうこうというものではないと思うのです。その国策に準じて各省がそれぞれ行政的な立場で仕事をおやりになる。それは別に外務省がどうこうしようというものではないということが大臣のお答えではっきりした。ただ、実務を今回の事業団法において一元化しよう、こういうごとのように承りますが、そう理解していいんですか。
【次の発言】 そうしますと、事業団の行なら実務の一元化というものの一体内容は……

第43回国会 災害対策特別委員会 第11号(1963/07/06、6期、第二院クラブ)

○森八三一君 先刻来藤野委員から詳細に質問がありました。私農林水産委員会関係で中座いたしましたので、あるいは藤野委員からお尋ねがあったことかと思いますが、もし重複をいたしておりますれば、委員長から御注意をいただきます。  そこでお伺いいたしたいことは、昭和三十八年四月からの長雨についての融資に関する暫定措置法の適用の特例でありますが、この説明の中に、「麦等の主要な裏作物の収入」、この「等」の中ですね、これは何を意味しておるのかということをまず最初にお伺いしたい。
【次の発言】 まあお話で大体理解をいたしましたが、この法律の特例を設けましたゆえんのものは、今回の長雨によって各農家の諸君が非常に難……

第43回国会 農林水産委員会 第2号(1963/01/29、6期、第二院クラブ)

○森八三一君 水産動植物に対して被害があるので、それでそれを調整していくというために同趣旨のものがほかにもたくさんあるのですね。農薬だけに限定して議論してはいけませんがね。これは相当慎重にやってもらわぬと、ただ馬車馬的にそれだけについてやるということでは、今までこの委員会で審議したいろいろな問題があるのですよ。ねらいはその水産動植物の増殖ということにあるのでしょう、被害を与えないということにあるのでしょう。そうするというと、そのほかにも同趣旨の事件がたくさんあるのですよ。そういうものを含めて考えなければ、片手落ちになるという問題がありますから、その辺を十分、検討中であれば、検討なさるということ……

第43回国会 農林水産委員会 第4号(1963/02/07、6期、第二院クラブ)

○森八三一君 ただいまの港湾荷役料金の問題でありますが、ただいま運輸省の港湾局から当委員会に提出せられました資料によりますというと、今年の一月六日に運輸大臣あてに料金の引き上げ改訂に関して関係業者のほうから手続が取り進められておるようであります。そこで、その模様についてまず最初にお伺いをいたしたいと思いますが、この手続は、港湾運送事業法第九条に基づきまして行なわれておるものと理解をいたします。その九条によりますると、この業を行ないまする者は、現行法の制定されましたのは昭和三十四年の三月改訂に端を発しております。その改正の際における附則の規定するところによりますと、三年以内に従来の登録制度であり……

第43回国会 農林水産委員会 第5号(1963/02/08、6期、第二院クラブ)

○森八三一君 時間がありませんので、質問いたしたいことはたくさんありますが、最初に三十八年度の農林予算を見まして一つの特色と申しますか、私非常に喜びますることは、流通改善の問題に相当の熱を上げていらっしゃる、この点と思うのです。このことは今までもしばしば論議はされましたけれども、事が非常にむずかしいことですから、ともすると投げやり、なおざりという経過をたどってきたと思うのです。重政大臣がこのことに相当ひとつやろうということで、予算の面にも具体的に出ておるということは、私は非常に喜ぶのです。しかしこれを取り上げて参りますると実際問題としては農林行政だけでは解決のできぬ面がたくさんあると思うのです……

第43回国会 農林水産委員会 第16号(1963/03/07、6期、第二院クラブ)

○森八三一君 私はただいま議題になっております農業改良助長法の一部を改正する法律案に対しまして、原案に賛成いたしますとともに、仲原委員から提案せられました附帯決議にも賛成の意を表するのであります。  すでに他の委員諸君からも討論を通じて御開陳があったのでありますが、この附帯決議の内容に包蔵しておる趣旨を、政府当局におきましては十分御理解をいただきまして、すみやかにその実現をはかられたいということを強く私は期待をし、要望をいたします。  特に、暫定的に手当等の措置によって非常に気の損な状態にありまする普及員諸君に対する給与の改善に一歩の前進は示されておりますが、このことは決して根本的な改善という……

第43回国会 農林水産委員会 第19号(1963/03/14、6期、第二院クラブ)

○森八三一君 関連。今の場合ですね、先刻の安田委員の質問で、この資金は、個人に貸すと組合に貸すとを問わず、その債務の保証をして、この制度を通じて組合の振興、発展をはかりたい。そこで、今の問題に関しまして、組合が出資をしておる、で、組合が、その原資を上級の機関から借りてきて、融資をした場合、その場合の保証関係はどうなるのかという問題です。その組合には、組合全体の資産では、返済能力はある。けれども、最末端の組合員は、その資金を返済する能力を失っておるという場合の保証関係はどうなりますか。もっと具体的に言うと、農林中金というものから森林組合が借りてきて貸した、その場合に、農林中金に保証が行なわれるの……

第43回国会 農林水産委員会 第20号(1963/03/15、6期、第二院クラブ)

○森八三一君 今渡辺君の要求いたしました資料は、この提案をするについては、当然私は実態調査ができて確信を持ってお出しになったと了解しておる。それが出せないということでは、私は理解いたしかねるのです。ただ、抽象的に農業者等に借りがたいというのは、どういう意味なんでございますか。今渡辺君も言いましたように、申し込んでも受信の能力がないから借りられないというのは、たいへんなことですよ。それから農機具の例をお出しになりましたが、農協は物を売ればいいという機関ではないはずなんです。少なくとも、営農の成果を上げるために、指導的な金融をしておるのですから、その農機具を買うことが営農のためには有利であるという……

第43回国会 農林水産委員会 第22号(1963/03/22、6期、第二院クラブ)

○森八三一君 最初に、先般質疑をいたしましたし、同僚の諸君からも、相当詳細にわたっての質疑が、すでに行なわれておりますので、二、三の点につきまして、近代化資金の問題でお尋ねをし、引き続いて、公庫法の一部改正につきまして、数点のお尋ねをいたしたいと思います。  最初に、農業近代化資金の問題で二、三お尋ねいたしたいと思いまするその一点は、各委員から、しばしばお尋ねがありまして、政府としても、さらに十分研究考慮を払って、統一した見解を表明するというお話でありますが、そのことは別として、もし、今度の改正の結果が、本筋でありまする農業協同組合系統機関の金融というものと、新たに登場をしてくる銀行その他の金……

第43回国会 農林水産委員会 第23号(1963/03/26、6期、第二院クラブ)

○森八三一君 関連。どうも今の大臣の、意見の相違というのですが、私は意見の相違じゃない、認識の相違だと思うのです。全購連のものを買わなければというお話しですが、これは具体的に私はそういうものはないと思います。農業協同組合は金を貸せばいいという団体ではないはずなんです。あくまでもその金を使って経済効率を上げるためにいかなる方法を購じたらよろしいかという指導的な任務を持っておるのです。一般の銀行でございますれば、信用保証協会に保証してもらって、元金が取れればそれで済むということなんです。そこに問題があると思うのです。ですから意見の相違ではないので、認識の相違だと思うのです。どういうものを買わせるこ……

第43回国会 農林水産委員会 第25号(1963/03/29、6期、第二院クラブ)

○森八三一君 すでに各委員から相当広範にわたっての質問がありましたので、努めて重複を避けましてお尋ねをいたします。  この改正法の提案理由の説明に、水産動植物に有毒な農薬の使用に伴う被害を防止するためその使用を規制するということが冒頭にうたわれておる。いろいろな国際情勢等からいたしまして、非常に漁場が、残念ではありますが、狭められてきておる。さらに漁業に従事する人間の数が終戦後相当ふえてきておるというようなことから、沿岸漁業の振興という問題が非常に重要なことであることは申すまでもございません。でありますので、沿岸漁業振興に関する法律の提案を見ておるということでありました。今回のこの改正は、そう……

第43回国会 農林水産委員会 第27号(1963/05/21、6期、第二院クラブ)

○森八三一君 関連。ただいまの温水委員の御質問に次官がお答えございましたが、これはひとり――次官も全国を回ってつぶさに実情を御承知と思いますが――南九州だけの問題ではなくて、東京でも新聞の報ずるところでは、過去一カ月間、やや天気という日は四日を出なかったというような状況でございまして、まさに悪天候は全国的な問題であろうと思うんです。冬には豪雪のために非常に困難をいたしました。その被害が農産物については、私は最近現われてきておると思うんです。あの二、三月のころに騒ぎましたときには、農作物はまだ雪の中におりまして、ちっともわからなかったので、たいした問題にならずに済んだんですが、今になって豪雪の被……

第43回国会 農林水産委員会 第29号(1963/05/31、6期、第二院クラブ)

○森八三一君 私はただいま議題になっておる開拓者資金融通法の一部を改正する法律案に対しまして、仲原委員の提出の修正案、さらにそれを除きまする政府原案に賛成の意見を開陳いたしたいと思います。  社会党の渡辺委員からも、討論において御意見がございましたように、この法律の審査にあたりましては、おそらく開拓者の非常に困難な現状なり、さらにまた開拓者の今日まで努力をして参りました実態なり、将来のことを考えましても、特に審議会の答申等の趣旨にかんがみましても、構造改善資金として本年度から新たに制定せられました三分五厘程度の金利にすべきであるという御意見が圧倒的であったと思いまするし、私もさように感じておる……

第43回国会 農林水産委員会 第30号(1963/06/04、6期、第二院クラブ)

○森八三一君 昭和三十六年度末の、都道府県別の、今申し上げますもののうち、三十七年度末があれば三十七年度末がけっこうです。建物共済事業を実施しておる組合数、その内訳として市町村営でやっておる農災事業の地域において同様の事業を実施しておる市町村数は幾らか。それからその損益財務の状況を明らかにしたものを出していただきたい。それからその事業に従事する職員数、その人件費等所要の経費、その財源をどこに求めておるか。それから一番最初に申し上げた市町村営になっておるところでは、任意共済の事業はできないはずでありますが、それをやっておるその実態がどういうような形で行なわれておるかということ。  それから、その……

第43回国会 農林水産委員会 第31号(1963/06/06、6期、第二院クラブ)

○森八三一君 先回の委員会で、今委員派遣の問題について決議されたその案件が提案されまして、温水委員からも発言があり、私も関連して発言いたしまして、全国的な大被害があり、これは当然月が変われば地方から陳情だ何だと押しかけてくる。そういうことを待って、当然やらなければならぬことを、あとから追っかけて行くようなことはいかぬ。だからやるべきことは早くやっていただきたい。そうしてこの委員会にもどういう措置をいたしますという報告もされたいという希望を申し上げ、次官からはよくわかりましたのでさような扱いをいたしますということでしたけれども、もうすぐその報告があるかと待機をしているのですが、ここで委員派遣をき……

第43回国会 農林水産委員会 第32号(1963/06/07、6期、第二院クラブ)

○森八三一君 昨日この重要な法律を審査する前提として総論的なことで、今回の改正案は完璧なものとは思わないという発言がございましたので、その点についてまずお伺いをいたしまして、その御答弁に対しましてのきょうはあとでまた論議をいたしますが、一応承って、それから三十八国会に政府原案として最善のものとして御提案になりましたものが、今回修正をせられて提案になっておる。その理由について一応お伺いをいたしました。それから藤野委員の御質問中に、しばしば両団体の覚え書ということが出て参りましたので、覚え書とは私が仄聞しておるところはこんなものと思いますが、間違いないかという三点についてお伺いをいたしたわけであり……

第43回国会 農林水産委員会 第33号(1963/06/11、6期、第二院クラブ)

○森八三一君 金曜日に続いてお尋ねをいたしたいと思いますが、今まで私は総括的なことをお尋ねをし、各論的な問題にただいま入ったのでありますが、今岡村委員の質問に対しまして、そういうような非違の行為があっては断じてならぬことだと、今後はそういう事態の起きぬように善処いたしますという政務次官の御答弁でありました。これは私当然なことであり、しっかりやってもらわなければならぬと思うのです。  ところが、事態は毎年々々決算委員会等におきましては、そういうことをお聞きしておる。ところが、一向それが改まらぬで、私の要求いたしました資料について具体的に見ましても、年々わずかな数の検査を会計検査院が行なっておるに……

第43回国会 農林水産委員会 第34号(1963/06/13、6期、第二院クラブ)

○森八三一君 ただいままで主として必須事業に関する問題につきましてお尋ねをして参りましたが、いずれ、質疑を通じまして明らかになりましたことで、今後是正すべきと考えまする事項につきましては、あらためて再確認をする機会を得たいと思っておりますが、引き続きまして任意共済の問題につきましてお尋ねをいたしたいと思います。  そこで、私は、去る六日に質疑をいたしまする当初に、総括的なこととしてお尋ねをいたしまして、御回答をいただきました中に、任意共済につきまして、関係団体間に申し合わせと申しまするか、覚書と申しまするか、成立をいたしておる。そのことは資料をもって承知をいたしておるわけではありませんが、仄聞……

第43回国会 農林水産委員会 第35号(1963/06/18、6期、第二院クラブ)

○森八三一君 ただいま審議の過程に上ております農業災害補償法の改正案につきましては、去る六日の日から本院のこの委員会で相当事務的にわたる問題にまで触れまして審議をして参ったのでありますが、その過程を通しまして、さらに責任者であります大臣から、はっきりした方針をお示しをいただいておきたいと存じます事項が数点ございますので、その点を端的にお伺いいたしたいと思います。  第一の問題は、今度の改正案は、非常に長い間、この制度の運営の上から、農民諸君がいろいろの不満を訴えてきておりまして、そのために非常に残念なことではありますが、地域によりましては、解散の決議というような問題にまで発展をし、まことに遺憾……

第43回国会 農林水産委員会 第36号(1963/06/20、6期、第二院クラブ)

○森八三一君 今の問題ですね、きのう私も尋ねたのですが、一穂々々を調べてみれば、その一穂の中には一粒とか二粒とか正常なものがある。そいつを一反歩に延べてやれば、かりに予想収穫量の一割なり一割五分に達する。けれども、今日の時点でそんなことはやっておれないというので、まとめてしまって焼却処分にしてしまったという場合に、一体それはどうなるのだということを、大臣に包括してお伺いをしたのですが、御答弁としては、そういうような場合は当然全損というように見るような趣旨のお答えがあったと思うのです。これは今当面しておる問題ですから、このことをどうなさるのか、明らかにしておいていただきたい。

第43回国会 農林水産委員会 第37号(1963/06/21、6期、第二院クラブ)

○森八三一君 私はただいま議題になっておりまする農業災害補償法の一部を改正する法律案に対しまして、政府提案殿議院送付の案に対しまして賛成の意見を述べ、ただいま討論中にありました渡辺委員提案の修正案に反対の意見を表明する次第であります。  非常に劣悪な、肥料を初めとして、たくさんの資材、労働力、あるいは資本、装備の点におきましてもきわめて困難な情勢の中に立って、食糧を初めとして農産物の生産維持増大のために営々として努力を払って参りました農民諸君の功績は、高く評価されなきやならぬと思います。そういうような血の出るような努力がありましたからこそ戦後わずかに十数年、きわめて短かい歳月にして今日の経済の……

第43回国会 農林水産委員会 第38号(1963/06/25、6期、第二院クラブ)

○森八三一君 時間が時間ですから、断片的に二、三お尋ねいたしたいと思います。  今、矢山委員の質問に魚が来るか来ぬかわからぬからというようなふうのお答えがあったのですが、もちろん養殖のほうは、これは農業と同じように養殖をやるのですからはっきりする。それから浮遊魚のほうを、ただそういうことで傍観をしておってはいかぬので、かって私は魚族と音響という問題で、もう少し科学的に自然に回遊しておる魚族というものを、乱獲してはいけませんけれども、とるようなことを考えなければ、国際的にも全部漁場が狭められていくというような、日本の水産の前途というものは非常に憂慮にたえないものがあるんじゃないかということを予算……

第43回国会 農林水産委員会 第40号(1963/07/06、6期、第二院クラブ)

○森八三一君 私はただいま議題になっておる沿振法に対しまして、非常に零細な沿岸漁業漁民の諸君を直視いたしまするときに、この法律は数歩の前進である。同時にまた向かうべき方向を示したものとして賛意を表するのであります。ただしかし、本法を運営する際にいろいろ希望する事項はありまするが、質疑を通しましてそれぞれ明らかにいたしましたので、ここには特にすみやかにその実現を期すべきであると存じまする数点を、項目的に申し上げて格別の善処を希望いたします。  その一つは何と申しましても、自然を相手にして行なう漁のことでございますので、不測の予期せざる損害に逢着するのであります。その際に共済事業がきわめて大きなさ……

第43回国会 予算委員会 第4号(1963/02/15、6期、第二院クラブ)

○森八三一君 私は、時間がきわめて短いので、災害対策の問題にしぼって政府のお考えを承りたいと存じます。  その第一は当面の対策でございます。今度の雪害、豪雪被害は、北海道から九州まで、きわめて広範な地域に及んでおりまするし、その中でも、北陸、山陰方面を中心といたしまして、十数の府県には災害救助法が発動をみておるというようにも承ります。きわめて激甚な災害である、広範な災害であるというように言えるかと思います。そこで、政府におきましても、いち早く災害対策基本法に根拠を求めまして、建設大臣を本部長とする雪害対策本部を設置されまして、打つべき諸般の対策を順次進めておられまするのでありますが、ただ、今ま……

第46回国会 農林水産委員会 閉会後第2号(1964/07/31、6期、自由民主党)

○森八三一君 ただいま議題になった山口湾の総合開発の問題でありますが、本件につきましては、先刻地元の代表でありまする益富君から陳情のあったことでありまして、この際二、三お伺いいたしておきたいと思います。  おそらく水産庁におきましては、国費でこの案件に関する調査費も計上され、具体的にその進行がなされておることでありまするので、すでに御承知と思いますが、私どもは沿洋漁業振興法を制定いたしまして、非常にその経営が困難に逢着をしておる零細漁民を立ち上がらせるために、各般の施策を進めつつあるのでありますが、そのやさきに、もちろん国全体の経済の発展を考えなきゃならぬことは申すまでもございませんけれども、……

第46回国会 農林水産委員会 第4号(1964/02/07、6期、第二院クラブ)

○森八三一君 時間もありませんし、農村の問題には非常に御精通であられる大臣でございますので、あまり説明めいたことは申し上げません。きわめて端的に所信をお伺いいたしたいと思うんです。その一つは、後進地域の開発だとか、工場の地方分散ということばから、農山漁村に特に最近工場が非常に建設を進めております。これを考えてみますと、市町村における運営、財政の基盤が固定資産税に求められているということで、市町村当局でありますと、少しでも固定資産税をよけい上げたいという希望になるし、農民諸君からいうと、工場誘致によって地価が上がるということでうれしくなってみたり、あるいは農業経営だけでは、生活が非常に不如意でご……

第46回国会 農林水産委員会 閉会後第4号(1964/10/01、6期、自由民主党)

○森八三一君 第二班の視察をしてまいりました概況について申し上げ、要点だけを御報告申し上げます。  第二班は、小宮委員、高山委員と私の三名で、九月二十一日から二十六日までの六日間にわたりまして、佐賀県及び長崎県の農林水産業特に農業構造改善事業、果樹農業、干拓事業及び漁業の実情を調査いたしてまいりました。  九月二十一日東京をたちまして、二十二日、まず佐賀県庁にまいり、県下の農業及び水産事情の概要について説明を聞きました。  佐賀県の耕地面積は、七万八千ヘクタールであり、その利用は七五%が水田、二五%が畑地となっております。農家戸数は七万七千戸で、昭和二十五年に比べて四千戸減少しておりますが、兼……

第46回国会 農林水産委員会 第7号(1964/02/25、6期、第二院クラブ)

○森八三一君 ただいま議題になっておる中小漁業に関する融資法の一部を改正する法律案に直接関連するわけではありませんが、この改正法実施が進んでまいりますると、将来には非常に大きな問題に発展をしてくるというように考えますので、そのことは過日、大臣の所信表明に関連して行なわれました総括的な質問の際に多少触れた問題でありますが、沿岸における中小漁業者のおそらく全部といってもいいほど大多数の諸君は、農業との兼業という形になっておると私は考えるのであります。もちろん一部には、専業のものもないわけではありません。概念的にはそういうこともいえると思います。そこで、そういうような諸君は、いずれも農業協同組合と漁……

第46回国会 農林水産委員会 第16号(1964/03/19、6期、自由民主党)

○森八三一君 これは少し変な質問になりますがね。この法律の目的は、国内甘味資源を開発していくということがねらいなのか、国際収支の問題を考えることが重点なのか、どっちに一体その重点があるのか。その重点の考え方によって、法律に規定されておる諸般の施策を推進していく場合の気持が変わってくる。それによって、具体的な対策というものは、いろいろ変わる姿が出てくるように思うのですがね。かね合いの問題ですから、どっちが重点だということを言うのは非常にむずかしいと思いますが、一体気持はどっちのほうがウエートが高いのかということです。
【次の発言】 法律には、お話しのように規定はされておりますが、実際の腹の中です……

第46回国会 農林水産委員会 第39号(1964/05/29、6期、自由民主党)

○森八三一君 大臣御出席でございますので、数点をお伺いいたしたいと思いますが、この総合小卸市場法の考えは、提案理由の説明にもございますように、生鮮食料品の価格形成の適正化ということをはかりつつ、国民生活の安定に寄与するというところにあることはよく了承ができるのであります。そこで、その目的を達成いたしまするためには、基本的に何といたしましても生活の確保ということが問題の基底だと思うのです。そのものが合理的な流通機構によって処理せられるという両面が、それぞれ適正に解決されなければならぬと思うわけであります。そこが、今度のこの小売市場法を通じまして生産の拡大、安定ということに考えが及ぶというものであ……

第46回国会 農林水産委員会 第49号(1964/06/26、6期、自由民主党)

○森八三一君 私は自由民主党を代表いたしまして、ただいま議題になっております肥料価格安定等臨時措置法案に対しまして、自由、公明、民社共同の提案にかかります以下申し上げる附帯決議案を付しまして、原案に賛成の意を表するものであります。  附帯決議案を朗読いたします。    肥料価格安定等臨時措置法案附帯決議(案)   政府は、この法律の施行に当って、特に次の事項に遺憾なきを期すべきである。  一、肥料の内需を優先的に確保すること  二、肥料の販売価格が消費者のため従来より不利にならないこと  三、肥料工業の合理化を一段と推進し、生産の増強と生産費の低下を図ること。   右決議する。  以上でありま……

第48回国会 農林水産委員会 第11号(1965/03/18、6期、自由民主党)【議会役職】

○理事(森八三一君) ただいまから委員会を開きます。  本日は、仲原委員長が都合により欠席いたしますので、私がかわって委員長の職務を行なうことにいたします。  食料品総合小売市場管理会法案を議題といたします。前回に引き続き、質疑を行なうことにいたします。  質疑のおありの方は、御発言を願います。
【次の発言】 ちょっと速記をやめて。
【次の発言】 速記をつけて。
【次の発言】 他に御発言ございませんか。――御発言なければ、本日はこの程度にいたしまして散会いたします。    午後零時二十七分散会

第48回国会 農林水産委員会 第15号(1965/04/02、6期、自由民主党)

○森八三一君 私は、自由民主党を代表して、ただいま議題となっております食料品総合小売市場管理会法案について、本法案の成立がおくれたに伴い、必要な条文の整理を行なうため、附則の規定に対して、次の修正案を提案し、修正部分を除く原案に賛成するものであります。修正案を朗読いたします。    食料品総合小売市場管理会法案に対する修正案   食料品総合小売市場管理会法案の一部を次のように修正する。   附則第八条中「昭和四十年三月三十一日」を「昭和四十一年三月三十一日」に改める。   附則第十二条及び第十三条を次のように改める。   (所得税法の一部改正)  第十二条 所得税法(昭和四十年法律第三十三号)……

第48回国会 農林水産委員会 第19号(1965/04/27、6期、自由民主党)

○森八三一君 私は、自由民主党を代表して、ただいま議題となっております漁港法の一部を改正する法律案について、本法律案の成立がおくれたのに伴い、必要な条文の整理を行なうため、附則の規定に対して次の修正案を提案し、修正部分を除く原案に対し賛成するものであります。   修正案を朗読いたします。     漁港法の一部を改正する法律案に対する修     正案    漁港法の一部を改正する法律案の一部を次の   ように修正する。    附則第一項を次のように改める。   1 この法律は、公布の日から施行し、改正後    の規定は、昭和四十年度以降の予算に係る補    助金(昭和四十年度以降に繰り越された昭……

第48回国会 農林水産委員会 第20号(1965/05/11、6期、自由民主党)

○森八三一君 私は、自由民主党を代表して、ただいま議題となっております食料品総合小売市場管理会法案について、本法案の成立がおくれましたのに伴い、必要な条文の整理を行なうため、附則の規定に対して、次の修正案を提案し、修正部分を除く原案に賛成するものであります。修正案を朗読いたします。   食料品総合小売市場管理会法案に対する修正案  食料品総合小売市場管理会法案の一部を次のように修正する。  附則第八条中「昭和四十年三月三十一日」を「昭和四十一年三月三十一日」に改める。  附則第十二条及び第十三条を次のように改める。  (所得税法の一部改正) 第十二条 所得税法(昭和四十年法律第三十三号)の一部……

第48回国会 農林水産委員会 第23号(1965/05/18、6期、自由民主党)

○森八三一君 私は、自由民主党を代表して、ただいま議題となっております開拓融資保証法の一部を改正する法律案について、本法案の成立がおくれたことに伴い、附則の施行の日に関する規定を整備するため、次の修正案を提案し、修正部分を除く原案に賛成するものであります。  修正案を朗読いたします。    開拓融資保証法の一部を改正する法律案に対する修正案   開拓融資保証法の一部を改正する法律案の一部を次のように修正する。   附則中「同年四月一日」を「公布の日」に改める。  以上でございます。

第48回国会 農林水産委員会 第26号(1965/06/01、6期、自由民主党)【議会役職】

○理事(森八三一君) 速記を、起こして。  ただいま御検討していただきました請願のうち、二七七号等につきましては採択することとし、議院の会議に付し、内閣に送付することを要するものと決定することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。よって、さよう決定いたしました。  なお、報告書の作成につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたしました。他の請願は留保することにいたします。  これをもって散会いたします。    午後十一時四十分散会


7期(1965/07/04〜)

第50回国会 物価等対策特別委員会 第1号(1965/10/06、7期、自由民主党)

○森八三一君 委員長の互選につきましては、投票の方法によらないで選挙管理者にその指名を一任することの動議を提出いたします。


8期(1968/07/07〜)

第59回国会 農林水産委員会 閉会後第1号(1968/09/10、8期、自由民主党)

○森八三一君 関連。  先刻の温水委員の質問、再質問を櫻井委員からいたしましたが、百二十億の農政対策費はあくまで融資であって、昭和四十四年度にその半額だけは補助に切りかえるということについては承知いたしませんという御答弁でしたが、これは重大な問題なんですよ。いいかげんに私が知らぬからと、この速記を残した席であたかもそれが政府の見解であるかのごとく説明されては困るのです。私どもは国会の場ではございませんけれども、同様の権威を持った場所におきまして、本年度はいわゆる総合予算主義のたてまえから予算を更改するわけにいきませんので、とりあえず財政投融資から百二十億の融資をする、が、しかし、四十四年度には……

第61回国会 災害対策特別委員会 第1号(1968/12/27、8期、自由民主党)

○森八三一君 ただいまから災害対策特別委員会を開会いたします。  本院規則第八十条により、年長のゆえをもちまして、私が委員長の選任につき、その議事を主宰いたします。  これより委員長の選任を行ないます。  つきましては、選任の方法は、いかがいたしましょうか。
【次の発言】 ただいまの佐藤君の動議に御異議ございませんか。
【次の発言】 異議ないと認めます。  それでは、委員長に足鹿覺君を指名いたします。(拍手)

第61回国会 農林水産委員会 第26号(1969/06/26、8期、自由民主党)

○森八三一君 関連。いまの問題は、昨年都市計画法を審議した際に、最終の段階で自治省からも建設省からも農林省からも御出席いただきまして、市街化区域内に所在する農地、農業用地として活用されておる地域については、農地としての評価をいたしますということを、はっきりこれは速記録に残っているはずですがね。いまの御答弁だというと、何か近隣の土地の形が変わっておると、それになぞらえてしかるべく措置をするというようなふうに聞こえますが、昨年の新都市計画法の審議の最終段階で、衆議院では丹羽さんが質問しておるし、参議院では私が質問をして、そういう御答弁をいただいておりますがね、その辺はどうなんですか。はっきりこれは……

第61回国会 農林水産委員会 第29号(1969/07/04、8期、自由民主党)

○森八三一君 いまの園田委員の質問は、ほんとうにひとつ取り組んでいただきたいと思う。私は南九州地域のこの災害地の方々が、六十数名人命を失ったというような悲惨な状況が発生しておる。それに関連して非常に広範な地域の農民諸君がその日その日の生活にも困窮をしておるという事実は、これは黙視してはならぬと思う。何といいましても早急にその対策を立てなければならぬと思います。そこで先刻沢田委員からもお尋ねがありまして、農民感情としては当然なことであり、またその生活を守るために、水が引いたらすぐ田植えでもして、収穫量は少なくても何とか食うだけのものをとらねばならぬというせっぱ詰まったところに追い込まれておると思……

第62回国会 災害対策特別委員会 第1号(1969/11/29、8期、自由民主党)

○森八三一君 ただいまから災害対策特別委員会を開会いたします。本院規則第八十条により、年長のゆえをもちまして、私が委員長の選任につきその議事を主宰いたします。  これより委員長の選任を行ないます。  つきましては、選任の方法は、いかがいたしましょうか。
【次の発言】 ただいまの佐藤君の動議に御異議こざいませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。それでは委員長に西村関一君を指名いたします。(拍手)

第63回国会 農林水産委員会 閉会後第2号(1970/08/13、8期、自由民主党)

○森八三一君 時間がわずかでありますので、二つの問題点、それは先刻非常に心配をして団体の諸君からも要請、陳情のございました固定資産税の問題と、飼料の問題に集約をして端的にお尋ねをいたしたいと存じます。  それに入ります前に、ただいま達田委員から北海道の視察報告がございましたが、私も北海道には前後十数回参っております。その都度、いままでの北海道に参上いたしました形は、委員の派遣で行きますとかあるいは特別な関係で先方に連絡をして参上したという例であります。その場合にはおおむねどこへ行きましても北海道特産の非常に脂肪率の高いりっぱなおいしい牛乳をいただくことができました。おそらく今度の視察にお越しを……

第64回国会 災害対策特別委員会 第1号(1970/11/24、8期、自由民主党)

○森八三一君 ただいまから災害対策特別委員会を開会いたします。  本院規則第八十条により、年長のゆえをもちまして、私が委員長の選任につき、その議事を主宰いたします。  これより委員長の選任を行ないます。  つきましては、選任の方法はいかがいたしましょうか。
【次の発言】 ただいまの小林君の動議に御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。  それでは、委員長に北村暢君を指名いたします。(拍手)


9期(1971/06/27〜)

第66回国会 議院運営委員会 第2号(1971/07/17、9期、自由民主党)【議会役職】

○副議長(森八三一君) 一言お願いやら、ごあいさつを述べさしていただきます。  副議長というまことに重要な職務をになうことになりまして、全くずぶのしろうとでございますので、ベテランの諸先生の格別の御鞭撻、御叱正、御協力をちょうだいできますようにお願いし、議長さんのよき補佐役として私の職務がりっぱに遂行されますように、何かとお引き回しのほどを切にお願いいたします。(拍手)



各種会議発言一覧(参議院)

2期(1950/06/04〜)

第10回国会 決算委員会公団等の経理に関する小委員会 第1号(1950/12/15、2期、第一クラブ)

○森八三一君 一つだけ、証人の話を聞いておりますと、この問題の解決のためにかなり積極的に当事者との間に立つていろいろ行動されたというように伺つたのでありまするが、証人は監事という地位にあつたのでありまするが、監事当然の職分としてそういう行為をおやりになつたのでありまするか、どうであるか、その点はつきり一つ。
【次の発言】 次長から特に依頼があつて、監事の職員を離れた別個の人格において行動されたと理解していいですか。
【次の発言】 只今証人のお話の中に監事としてはそこまで行くべきものじやないというように考えておいでになつて、あえてそこまでおやりになつた何か理由がありますか。

第10回国会 決算委員会公団等の経理に関する小委員会 第2号(1950/12/18、2期、第一クラブ)

○森八三一君 証人のお話によりますると、稀にはある例でありまするが、普通の取引としては、今お話になつたような、何と申しまするか、三者契約とでも申しますか、といつたような形の取引はないと思います。稀にはこういう例もあるので扱つたというお話であつたのでありまするが、そのお取りきめになる際に、この預金の性質と申しまするか、性格と申しまするか、そういうようなものについて何かお話があつた記憶でもありまするか。ただ預金をするというだけであつたのか、その預金の性格についてのお話等でもその間にありましたが、お伺いいたしたいと思います。
【次の発言】 只今の証人のお話は、一応銀行としては御尤もだと思いますが、稀……

第10回国会 決算委員会公団等の経理に関する小委員会 第3号(1951/02/20、2期、第一クラブ)

○森八三一君 二、三お伺いいたしますが、二十二年八月から二十四年の三月まで、証人は足利工業会社の庶務的な仕事に関係を持つておつたというお話でありまするが、その庶務的な分担をせられておつた業務の範囲についてもう少しお話し願いたいのですが……。
【次の発言】 庶務の仕事の範囲として、製品ができ上つた場合、その請求並びに代金の受領等をやつておつたというお話でありまするが、そういう事務の内容が、いわゆる庶務の内容であつたといたしますれば、原料の購入だとか工員の給料の支拂だとかいうような関係のことについても、庶務の範囲として一応高橋証人の手許で処理されておつたというように、足利工業会社の事務の内容から想……

第10回国会 決算委員会公団等の経理に関する小委員会 第5号(1951/05/23、2期、第一クラブ)

○森八三一君 今の点で一つお伺いしたいと思いますが、十二月十六日の日に増額に関する文書の決裁が行われた。それに対しまして経理局としては先刻お話のありましたようにLD三十五の関係における書類では適当ではないという意見を付けられた。そこで問題が進行しなくなつたので、証人お話のように十二月二十八日でありまするか、御用納めの日にエレベーターの中で経理局の意見と、契約局でありますかの意見と相違をいたして参りましたので、それを調整するために打合せの会議でも持たなければならんというような話が他の局長からお話があつた。そのお話のあつた直後に、証人は病気後であつてお帰りになつた。そのお帰りになつた直後に疑問と思……

第11回国会 決算委員会公団等の経理に関する小委員会 閉会後第1号(1951/08/20、2期、第一クラブ)

○森八三一君 只今の小峰局長の御説明でちよつとお伺いいたしたいのでありますが、第四の保管料、運賃、諸掛は過払いになつていないか、これは結果においてはそうであろうというように推定し得るというお話から、第五の保管に関しての責任はないかということは、当時の状況から止むを得なかつたのではないかというように考えられるという御説明がございましたが、この関係で野積みにしておつたものであれば、保管料の料率というものについて相当考慮しなければならんと思われますが、保管料の計算としましては、検査院の検査の結果は、正規の屋根のある倉庫等に保管しておつたという計算になつておりましたが、野積みにしたということで、特別料……

第12回国会 決算委員会公団等の経理に関する小委員会 閉会後第1号(1951/12/01、2期、第一クラブ)

○森八三一君 この事件に関連して四万五千石を発注して実際政府が買上げをしたのは三万五千石前後の数量であつた。代金はその実納入数量と改訂された新らしい公定価格の関係において清算をされたということになつておりますが、四万五千石の発注に対する割当手続と申しますか、割当証明書切符というようなものはその差額に相当する部分だけが内務省に引受業者から返還されておるのか、それはそのままになつたのか、その辺のお調べがありますか、ありませんか。あつたすれば経過を一つ御説明願いたいと思います。

第12回国会 決算委員会公団等の経理に関する小委員会 第2号(1951/10/24、2期、第一クラブ)

○森八三一君 お伺いしますが、現在はどういう職場におられますか。
【次の発言】 先刻来の委員長の質問にお答えになつたところで、マル公が改訂になつたからむしろ国のほうには利益を與えたというようなお話があつたように思いますが、契約にはマル公が改訂になつた場合には新マル公で計算をするというような規定があるのでありますか、どうなつていますか。
【次の発言】 契約の内容にそういうものが明記されておるのかどうか。
【次の発言】 そうしますと検收が済んで支拂済ということであれば、その取引はすでに完結を形式的には遂げておるはずと思います。それに対してマル公が変つたからと言つて、新マル公で計算をするという考え方……

第12回国会 決算委員会公団等の経理に関する小委員会 第3号(1951/11/16、2期、第一クラブ)

○森八三一君 この事件の契約の当時と只今の証人、支店長は変つておりますので、或いはその当時の記憶ということは、直接に伺うことはできぬと思いますが、会社の記録を通じてそれぞれ引継ぎなりいたされておると思いますので、そういうことで一つお伺いしたいと思います。先回御提出をお願いいたしまして、本日配布されておりまするこの事件に関連いたしまする政府との間における契約書によりますると、毎月末、会社は保管をいたしておりまする木材についてその出納の状況報告書を政府に提出をするということに相成つておるのでありまするが、この報告書の提出につきまして、どういうように履行されておりましたか、その状況をお伺いいたしたい……

第13回国会 決算委員会決算審査に関する小委員会 第2号(1952/03/19、2期、緑風会)

○森八三一君 大蔵委員会のために中座をいたしましたので或いは他の委員の諸君から御質問の点と重複してお尋ねする結果になる問題もあるかと思うのですが、端的に二、三をお伺いしたいと思います。先刻来聞いておりますというと聖十字学園の直接監督につきましては、東京都でお当りになつておるというように拝承いたすのでございますが、そこで民生局長に先ず最初にお伺いいたしたいのは、現在聖十字学園のやつておりますこれらの事業が、真に財団法人聖十字学園の趣旨を十分に達しておるというようにお考えになつておりますかどうかという点でございます。  その次にその行なつております事業が、真に聖十字学園の責任において行われておると……

第13回国会 決算委員会決算審査に関する小委員会 第3号(1952/06/03、2期、緑風会)

○森八三一君 厚生省にお伺いしますが、東京都と合同で聖十字学園の監査をなさつたというのでありますが、それはいつでありますか。
【次の発言】 先刻小峰局長のお話もあり、検査院が報告されておる報告書によりますれば、すでに事件は二十五年の二月に指摘をされておる。このことは厚生省もすでに当時御存じでなければならんと私は理解をいたします。検査院の指摘は、国有財産の売渡しに関しまして処置当を得ないということで、直接には大蔵省関係のほうに批難がなされたと思いますが、その事業の内容は厚生関係の事業でありますので、当然これは厚生省でもその当時御存じであつたはずと理解をいたします。にかかわらず今年の二月まで検査を……

第13回国会 決算委員会決算審査に関する小委員会 第4号(1952/07/25、2期、緑風会)

○森八三一君 只今朗読報告のありました聖十字学園に関する小委員会の結論は、これを以て承認をいたしたいと思います。

第15回国会 予算委員会第四小委員会 第1号(1952/12/11、2期、緑風会)【議会役職】

○委員長(森八三一君) それでは只今から予算委員会第四小委員会第三日を開きます。  本日は地方自治関係の審議であります。かねて御了解を頂いておりまする地方財政に関連いたしまして、市の関係並びに町村の関係から意見を聴取をすることに相成つておりまして、本日は佐藤宇津宮市長と白鳥津田沼町長の御出席を頂いておりますので、只今から御両君の意見を聴取いたしたいと思います。  御両君には、非常に公務お忙しい中を繰合せ頂きまして当委員会のために御出席を頂き、それぞれの立場から御意見を承わることを得ましたことに有難く御礼を申上げまする次第であります。大体二十分間程度のおつもりでお話を頂きまして、委員の御質問にお……

第15回国会 予算委員会第四小委員会 第2号(1952/12/12、2期、緑風会)【議会役職】

○委員長(森八三一君) それでは只今から予算委員会第四小委員会の第四回を開きます。  本日の議事は自治庁関係の審議であります。只今政府委員として出席されておりますのは、鈴木次長、武岡財政部長、後藤税務部長であります。御質疑をお願いいたします。
【次の発言】 三輪君から委員外発言を求められておりますから……。
【次の発言】 念のために政府委員に申上げますが、先頃三輪議員から要求の府県別、市町村別地方公務員の学歴別、勤務年数別給与と国家公務員の同様の資格におる者との給与の比較表、それから中田委員からお話のありました国家公務員の給与の実態について調査をされておる資料、西郷委員からは平衡交付金の中に見……


3期(1953/04/24〜)

第19回国会 建設・水産連合委員会 第2号(1954/05/25、3期、緑風会)

○森八三一君 一点だけお伺いしたいのですが、先刻千田委員の質問に外務省から御答弁があつたですね。朝鮮に配属されている軍隊が日本に来た場合には駐留軍の取扱いをするのだ、それはどういう取極めによつてそういう結論が生まれるのか。それを先ず最初に伺いたい。

第19回国会 予算委員会第一分科会 第1号(1954/03/24、3期、緑風会)【議会役職】

○主査(森八三一君) 御指名によりまして、私が主査の席に着かして頂きます。どうぞよろしく御努力をお願いいたします。  それでは只今から第一分科会を開きます。第一分科会に付託されております議題は、すでに御承知のように、昭和二十九年度一般会計予算、同特別会計予算、及び同政府関係機関予算のうち会計検査院、保安庁、法務省、外務省、大蔵省及び運輸省所管、並びに他分科所管外事項であります。審査は本日と明日と二日の予定になつておりますので、非常に時間が少いわけでありますが、審査の実を挙げまするために、今後の取運び方につきましてお諮りをいたしたいと思いますが、本日の午前中、付託されております各省庁の予算に関し……

第19回国会 予算委員会第一分科会 第2号(1954/03/25、3期、緑風会)【議会役職】

○主査(森八三一君) 昨日に続きまして只今より会議を開きます。  昨日の申合せに基きまして、本日の最初の審査は運輸省所管の関係であります。只今運輸省関係から出席されておりまするのは、運輸大臣並びに山内官房長、植田鉄監局長、武田船員局長、間嶋観光部長、北村中央気象台総務部長並びに参考人として小林開銀総裁、竹俣審査部長であります。御質問のございまするかたは順次御発言を頂きます。
【次の発言】 この運輸省関係についてはいろいろ御質疑もたくさんおありになると思いますが、すでに時間も十三時でありますし……。
【次の発言】 午後の日程もありますけれども、運輸省関係の質疑につきまして、更に継続いたしまするか……

第22回国会 外務・農林水産委員会連合審査会 第1号(1955/06/22、3期、緑風会)

○森八三一君 本件につきましては、昨日農林水産委員会で、外務当局の出席並びに農林事務当局の出席をいただきまして、ごく概要についてのお話しを承わったのでありますが、その過程におきましては、まだ十分了解のいたしかねる点が多々残されておりますので、質疑に入ります前に、経審長官の御出席もありますので、あらためて本件の協定が成立いたしまするまでの経過につきまして御説明をいただきたい。と申し上げますのは、昨年の十一月、当時の通産大臣でありました愛知さんが渡米をされ、当時の総理も渡米をされまして、本件に関する折衝が得たわれ、それを基礎としてこの協定ができたように承知をいたしておるのでありますが、その出発の当……


4期(1956/07/08〜)

第26回国会 予算委員会公聴会 第1号(1957/03/15、4期、緑風会)

○森八三一君 先刻のお話で、今回の減税措置というものが一応受け入れられる。しかし、その結果階層別に見るというと問題点が残っておる。そこへもってきて一面に鉄道運賃の値上げが行われる。それがさらにアンバランスを深めている。この点に問題点があるという御指摘があった。そこでお伺いしたいことは、今度の鉄道建設五カ年計画の六千億円という支出の内容がいいか悪いかという点の究明は別にいたしまして、そのことは現在の国鉄の老朽しておる現状から考えれば不可避的たという前提に立った場合、そういうようなアンバランスが起きてくることを考えながら、鉄道運賃の値上げという一点にこの解決の策を求めなければならぬというのか、他に……

第26回国会 予算委員会第一分科会 第2号(1957/03/30、4期、緑風会)

○森八三一君 予算に直接関連をしておることではありませんが、検査院で非常に人手不足の中を御苦労いただきまして、各地で検査が行われ、その結果を国会に報告せられまして、国の予算の執行に適正を期する資料を与えておっていただいておるということにつきましては、感謝をいたしておりますが、その検査のやり方について一つ例をあげて申しますると、昭和二十八年に九州から本州にわたって非常な大災害があった。その災害の復旧のためにかなり高額の補助が行われ、その後におきましても年々水害、風水害、凍霜害、冷害といったような各種の災害が頻発するたびごとに、国としてはいろいろ救済の手を差し伸べておる。その一つに、農村で申します……

第26回国会 予算委員会第一分科会 第3号(1957/03/31、4期、緑風会)

○森八三一君 この分科会に審査を付託せられておりまする案件につきましては、昨日から各位の熱心な質疑がかわされたわけでありますが、まだ質疑も相当残っておるかと思いますが、しかし理事会でかねて協議が整っておりますように、本日の午前中に主査の報告を完了するという申し合せ等の関係からいたしまして、時間も切迫していることでありますので、分科会の審査はこの程度で打ち切ることにお取り計らいを願いたいと思います。

第28回国会 予算委員会公聴会 第1号(1958/03/11、4期、緑風会)

○森八三一君 非常にごもっともなお話を聞いたのですが、そのうち一つ、貯蓄減税は不徹底だというようなことの意味の御発言があったように思うのですが、それじゃ、一体、どういうふうにしたらいいかという対案がございましたら、お話を聞かしていただきたい。  もう一つは、最近、生糸の輸出が非常に困難をしておるという状況にあるわけでありますが、この原因は一体どこにあるのか。輸出商社のいたずらな競争のために値段を下げた、それが悪影響を与えたというようなふうにもいわれておりまするし、玉糸の最低価格を年度の途中で変えてしまったということが、価格安定の新政策というものについての日本政府の態度があいまいだったということ……

第31回国会 予算委員会第三分科会 第1号(1959/03/23、4期、緑風会)【議会役職】

○主査(森八三一君) 議事を始めるに当りまして、一言ごあいさつを申し上げます。  皆様の御推選によりまして、私が主査をやらせていただくことになりました。御協力をいただきまして、これより本分科会の運営を行なっていきたいと思います。  審査に入りまする前に、議事の進め方についてお諮りをいたします。  当分科会は、昭和三十四年度一般会計予算、同特別会計予算、同政府関係機関予算中、農林省、運輸省、郵政省及び建設省所管について審査をいたすわけでありますが、本日は郵政省、二十四日は農林省、二十五日は建設省、二十六日は運輸省所管について御審議を願うといった方法で進めて参りたいと思います。もちろん、一応の区分……

第31回国会 予算委員会第三分科会 第2号(1959/03/24、4期、緑風会)【議会役職】

○主査(森八三一君) それではただいまから予算委員会第三分科会を開会いたします。日程の順に従いまして、昭和三十四年度一般会計予算同特別会計予算並びに政府関係機関予算のうち、農林省所管を議題といたします。最初に政府から提案の御説明をいただきます。
【次の発言】 この際お諮りいたします。  他の分科会担当委員の諸君から、質疑のためこの分科会で発言を求められました場合には、これを許可することにいたしたいと存じますので、あらかじめ御了承を得たいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めますので、さよう取り計いをいたします。  続きまして、ただいまの説明に対し、御質疑のある方は……

第31回国会 予算委員会第三分科会 第3号(1959/03/25、4期、緑風会)【議会役職】

○主査(森八三一君) ただいまから予算委員会第三分科会を開会いたします。  昨日に引き続きまして農林省所管を議題にいたします。  御質疑のおありの方は順次御発言をお願いいたします。
【次の発言】 北村委員にちょっと申し上げますが、あと栗山委員、千田委員の発言の必要がありますので、要点だけ簡潔にお願いします。
【次の発言】 ちょっと速記をとめて。
【次の発言】 それでは速記つけて。  ただいま懇談中に栗山委員から要求のありました資料につきましては、至急調製をして提出を希望いたします。
【次の発言】 それでは、お諮りいたします。  日程の関係もありますので、農林省所管につきましてはこの程度で終了い……

第31回国会 予算委員会第三分科会 第4号(1959/03/26、4期、緑風会)【議会役職】

○主査(森八三一君) ただいまから予算委員会第三分科会を開会いたします。  本日は昭和三十四年度一般会計予算同特別会計予算及び政府関係機関予算のうち、運輸省所管を議題といたします。  まず、政府から御説明をいただきます。
【次の発言】 この分科会の委員の皆さんにお願い申し上げます。質疑の通告書が相当多数に上っておりますので、質疑を制限するというような趣旨ではございませんが、おおむね三、四十分程度で御進行いただきますように御協力を前もってお願いしておきます。自然政府当局におきましても、質問に対しては、要旨を十分に率直に御開陳いただきますように希望いたしておきます。  なお、国鉄の予算説明が残って……


5期(1959/06/02〜)

第33回国会 風水害対策特別委員会農林水産小委員会 第1号(1959/11/28、5期、緑風会)

○森八三一君 ただいまの衆議院で修正部分を経済局長から御報告がございましたが、天災融資法の本法の中に、水産動植物という字が入って、その水産動植物については政令で定める。その政令で定める場合に金魚、カキ、ノリというものを政令で指定するという御説明でしたが、天災融資法の何条がどうなるのか、ちょっとそこを一つ御説明していただきたいのです。
【次の発言】 そこで「その他政令で定める水産動植物の養殖に必要な」という字句が入りまして、その「政令で定める水産動植物」とは金魚、ボラ、カキ、ノリと、この四種目を政令で指定するということでありまするか。そのほかにさらに、政令で定められる内容の対象種目がございますの……

第34回国会 予算委員会公聴会 第1号(1960/03/15、5期、参議院同志会)

○森八三一君 私、最初の方をお聞きしなかったので、あるいは御説明があったことを重ねてお伺いするかしれませんが、農業経営の近代化、合理化、そのために共同化という点が思考され、一面、現在の農業人口というものをある程度減らして、兼業農家を整理するという方法、そういう方法の上に立って今問題になっているいわゆる農業法人ですね、これに対する先生の考え方、と申しますものは、一戸一法人あるいは複数法人、非常に問題があるのですが、そういう問題も含めて、農業法人の問題をどういうようにしていくかという先生の御見解を承りたいと思います。  もう一つの問題は、予算をごらんになってもわかりまするように、年々百数億の金を使……

第34回国会 予算委員会第三分科会 第2号(1960/03/25、5期、参議院同志会)

○森八三一君 最初に、食糧増産対策費を農業基盤整備費ということで、新しい方向を出されました。経費としては、前年度と比べて約五十五億円くらいふえておるということでございますが、そこで、農業基盤整備の対象は、農業生産の基盤である農地の保全、改良、拡張ということをねらっておると私は理解しております。そこで、保全の問題と改良の問題は別にいたしまして、拡張の場合ですが、その拡張の内容としては、現存しておる国土を開発していくという面とそれから新たに造成するという二面がこの拡張のうちには企画されると思うのです。そこで一体その開発なり造成なりにです、行き当たりばったりでおやりになっておるのか。日本の国土全体の……

第38回国会 予算委員会第三分科会 第1号(1961/03/27、5期、参議院同志会)

○森八三一君 農業基本法の実施運営に関連する問題で、二、三点お尋ねいたしたいと思います。  その前に、先刻羽生委員の質疑を聞いておりますると、きわめて常識的に、不用意のうちに共同、協同という字句がいろいろ使われておるのですね。このことは、先般果樹振興法の審議をいたしまするときに、政務次官にお伺いいたしまして、その際にはしかるべく明確な回答が頂戴できなかったので、あとでこんな解釈であるということを一応承りましたが、どうも頭が悪いせいかよくわかりません。共同――ともに同じくという表現が一つあるのですね。もう一つは、力を三つ合わせる協同がある、今回農業基本法に新しく協業という字ができているのですね。……

第38回国会 予算委員会第三分科会 第2号(1961/03/28、5期、参議院同志会)

○森八三一君 私は一点だけお尋ねしたいのですが、それは、この国会で非常に重要な政府の施策として取り上げられております農業基本法に関連しましてのお尋ねなんです。これは政務次官から一つお答えいただきたいのですが、農業基本法には、農業の近代化と合理化をはかって、農業従事者が他の国民各層と均衡する健康で文化的な生活を営むことができるようにすることは、国民の責務に属するものである、こう言い切っておられるんですね。そこで、農山村におきまする文化の向上を政府は鋭意はかっていかなければぬらぬという責任の地位に立つと思います。そのことを考えて参ります場合に、なさなければならぬ施策というものは、きわめて多岐多様で……

第38回国会 予算委員会第三分科会 第3号(1961/03/29、5期、参議院同志会)

○森八三一君 質問者が非常に多いということで、実は建設の関係につきましてはしろうとでありますので、あまりお尋をするということを考えておりませんでしたが、ただいま主査から指名がございましたので、二、三お伺いいたしたいと思います。  その第一は、御説明をいただきました大臣の御説明の中に、海岸の侵食対策事業として、相当の七十三海岸の地域を指定してこれが対策をお進めになる、きわめて大切なことでありまして、一面には国土の増大をはかりまするための干拓等が進められておる、他面侵食等によりまして国土が荒廃をしていくというような関係を見まするときに、何としても既存の国土を保全していくということはきわめて大切な問……

第38回国会 予算委員会第三分科会 第4号(1961/03/30、5期、参議院同志会)

○森八三一君 私は国鉄の経理につきましては、全くしろうとでありますので、努めて国鉄の運営には、好意を寄せながら理解をすることに、自分なりの懸命の努力をいたしておるつもりであります。そういう感覚に立って今までもしばしば疑問とする点をお尋ねをして参りましたが、どうもまだ納得ができませんので、重ねてお尋ねをいたしたいと思います。  経済の成長、それに見合う輸送力の増強確保ということは、絶対に完成しなければならぬことでございまして、これはもう国の総力をあげてこのことに全力を注ぐべきであると思います。がしかし、他面に今非常に国民全体が心配いたしておりますることは、物価の値上がりに対する懸念であろうと思い……


7期(1965/07/04〜)

第58回国会 建設、農林水産委員会連合審査会 第1号(1968/05/10、7期、自由民主党)

○森八三一君 私も時間の制限がありますので、端的にお伺いをいたします。お答えはひとつイエスかノーできわめて率直に答えていただきたいと思います。  亀田委員から御質問もありましたが、最初に税の問題でお伺いをいたします。地方税の関係で自治省の方がお越しでございますので、お答えを願いたいのですが、ただいま建設大臣からおおむねのことをお話がございましたが、今度の市街化区域に指定された地域、その地域内に所在する農地につきましては、昭和三十八年に特例措置がなされておりますが、それは今後もそのまま維持、継続されるものと、いまの大臣の答弁で理解をいたしましたが、自治省はさように計らわれるかどうか、それが一点で……


8期(1968/07/07〜)

第65回国会 予算委員会第一分科会 第1号(1971/03/23、8期、自由民主党)

○森八三一君 それではただいまから予算委員会第一分科会を開会いたします。  本院規則第七十五条により、年長のゆえをもちまして、私が正副主査の選任につきその議事を主宰いたします。  これより正副主査の選任を行ないます。便宜私から指名することにいたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。  つきましては、主査に平島敏夫君を、副主査に松本賢一君を指名いたします。


※このページのデータは国会会議録検索システムで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2022/12/09

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