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野本品吉 参議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

野本品吉[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 質問主意書

このページでは野本品吉参議院議員が委員会や各種会議で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。野本品吉参議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。
 本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

■委員会発言一覧  ■各種会議発言一覧

委員会発言一覧(参議院)

3期(1953/04/24〜)

第16回国会 図書館運営委員会 第1号(1953/05/26、3期、純無所属クラブ)

○野本品吉君 この暫定予算は極めて事務的なものであり、又最小限度必要止むを得ないものを計上されておるのでありますので、そのものについては論議の余地は殆んどないと私は考えておりますが、一、二やはり図書館のことについて勉強して行く必要上若干のことをお伺いしたいと思います。  本予算の調成の時期というのはいつ頃をお考えでございますか。
【次の発言】 暫定予算ができますね。それで本予算を作り上げる時期でね。
【次の発言】 それから次のことは、この本予算を調成する上におきまして、特に今年はというようなことで、あらかじめ予定されておる新らしい構想と申しますか、何かございましたら……。

第16回国会 図書館運営委員会 閉会後第1号(1953/09/11、3期、純無所属クラブ)【議会役職】

○理事(野本品吉君) それではこれより図書館運営委員会を開会いたします。  高橋委員長が旅行中でございますので、便宜私が代りまして委員会を整理いたしたいと思います。  本日の議題といたしましては、資料としてお手許にお配りしてありますように、国立国会図書館PBリポート利用料金に関する規程(案)、昭和二十九年度の国会図書館の予算概算見積りに関する件及び国立国会図書館連絡調整委員会からの当委員会に対する勧告、以上の三件を予定しております。  この議題に入るに先立ちまして、実は先般皆様の御承認を頂いてあります国会図書館建築協議会の第一回の協議会が昨日国会図書館において開かれたのでありますが、そこで決定……

第16回国会 図書館運営委員会 第3号(1953/06/15、3期、純無所属クラブ)

○野本品吉君 国際交換業務のことでございますが、相手国とは大体どの範囲ですか。
【次の発言】 もう一つ伺います。副館長さんが欠員のようですが、これはどういうことになつておりますか。この表を見ますと……。
【次の発言】 今の副館長の問題ですが、館長としてはできるだけ早い機会に適当な人がほしいということですね。

第16回国会 図書館運営委員会 第4号(1953/06/22、3期、純無所属クラブ)

○野本品吉君 複写の申込の実情、それから料金の徴収状況について……。
【次の発言】 図書等の亡失その他はどんな状況ですか。

第16回国会 図書館運営委員会 第6号(1953/07/29、3期、純無所属クラブ)

○野本品吉君 私、ほかの委員会にすぐ失礼しなければなりませんが、これは立法考査部門だけの予算で、全体の予算はあとでまとまつて出されるのですか。
【次の発言】 それからもう一つ、行政管理庁でいろいろ定員法その他について研究されておるというように聞いておりますが、これも定員法との関係が生じて来ると思いますが…。

第16回国会 内閣委員会 第2号(1953/05/28、3期、純無所属クラブ)

○野本品吉君 昨日松原委員から御意見がございましたですが、私は四月に遡及して軍人恩給を支給するように措置するという当局の御方針を、ここで再確認いたしまして賛成いたします。
【次の発言】 これは案の内容に直接関係するかどうかは疑問でありますが、この法案を提出しました主な理由が、帰還者の援護並びに未帰還者の消息究明等について云々とありますが、ここでお聞きしたいことは、巷間伝えられるところによりますと、中共地区からの引揚作業が円滑に進まないかのようなことを耳にしているのでありますが、この作業の経過、どういう状態において進行しているかということについてお聞きしたいと思います。

第16回国会 内閣委員会 第4号(1953/06/23、3期、純無所属クラブ)

○野本品吉君 ちよつとお伺いいたします。只今松原委員からお話がございましたが、この外務省設置法の一部を改正する法律案を私どもが考える場合に、この法案は何だか今までのお話を聞きますと、ブラジルやその他主として南米方面への移民事務が輻湊して来たからということだけのように承われるのですが、今もお話のありましたように、将来の移民国策への抱負、それから具体的な考え方等をもこの中に含まれているというふうに考えていいのかちよつとわからんのですが、どうなんでしようか。
【次の発言】 あとは具体的な問題についてですが、これは先ほど来竹下さんや何かからも御意見があつたこととつながりがあるようでございますが、これは……

第16回国会 内閣委員会 第8号(1953/07/06、3期、純無所属クラブ)

○野本品吉君 この法律案の審議に先立ちまして行政管理庁長官に一つお伺いしておきたいと思うことがございます。  その一つは今年の三月に出されております会計検査院の年報によりますと、国の行う工事に対しまして実施計画という項目の下に、幾つかの工事が有機的に結合して全体として一つの機能を発揮するような施設を作る場合には、工事の実施計画が総合性を欠くこと、法規に例をとつても一つの工事が完成しても他の関連工事ができ上らん時には、せつかくでき上つたものが使いものにならないので、結局関連工事の最終のものが完成するまで遊休して、いわゆる死金を使つたことになると言つております。更に工事の検収というところに、工事の……

第16回国会 内閣委員会 第9号(1953/07/07、3期、純無所属クラブ)

○野本品吉君 ちよつとお伺いします。東京港と長崎港との税関業務の最近の状況でございますね、つまり出入船舶の数とか、価格とか、その他のことにつきまして一応お伺いいたしたい。
【次の発言】 それからこの説明にあります東京における保税地域というのはどういう状態でありますか。
【次の発言】 東京支署の独立と長崎税関の新設による定員の配置或いは設備の増設又は新設等と、それに要する所要経費はどのぐらいになりますか。
【次の発言】 もう一つお伺いします。大蔵省の職員の定員の中に占める税関関係の数というものはどんなことになつておりますか。
【次の発言】 東京港を中心とする税関関係の仕事がいろいろ殖えて来ておる……

第16回国会 内閣委員会 第11号(1953/07/10、3期、純無所属クラブ)

○野本品吉君 最近吉田総理は、行政監察を十分にやつて、そうして行政の能率化、又効率的な運営ということについて非常に力を入れているのであります。又行政管理庁の組織の一部を改めて、そういう仕事を徹底的にやつて行こうとする意図の下に法律案が出ているのでありますが、これらのことは大変私ども時宜に適していると思つているのでありますが、こういうふうに総理が声を大にして行政監察の問題を大きく取上げ、又それに対処するための法律案が提出されるということは、裏からこれを見ますというと、かようなことをしなければならない事実の存在を物語つている。かように私には感ぜられるのでありますが、そこで、過去のことは別にいたしま……

第16回国会 内閣委員会 第13号(1953/07/14、3期、純無所属クラブ)

○野本品吉君 竹下さんの御質問で大体わかつたような気がするのですが、わからないような、どうもはつきりしない点がありますので、一つ。それは先ほども出ました当該行政機関と協力してということですが、協力なくしても独自の立場で行い得るかどうかということです。
【次の発言】 そこで農林省にしろ建設省にしろ、内部に一応の監察の機構を持つて地方のそういう団体に対して指導といいますか監督をしておりますが、そうしますと各省の持つております内部監察において、これでよろしいという一応の判定が付いた場合にそれはどうなります。
【次の発言】 その場合に、内部監察によつてもうその点は心配ないのだから監察の必要がないが、行……

第16回国会 内閣委員会 第16号(1953/07/17、3期、純無所属クラブ)

○野本品吉君 只今農地局長のお話を承わつておりますと、最近とみにこういう傾向が強くなつた。それから先日の会計検査院の話を聞きますと、恐らく今年はそういう事件が最高潮に達するのではないか。こういうことを聞いて私は非常に考えさせられるものが、而もそのことに対してこれは一般にこの人心の弛緩頽廃ということにその原因があるように今お話を承わつたのでありまするけれども、無論それもあるかも知れませんが、私はかようなことを殆んど平気でするようになつて来た原因の相当大きな部分が、これはやはり政治が弛んでおると申しますか、それからそういう行政を担当する部門にも一応欠陥があるということを反省しなければならんと思う。……

第16回国会 内閣委員会 第18号(1953/07/21、3期、純無所属クラブ)

○野本品吉君 戦争の最後の段階に南西諸島なかんずく沖繩の公務員の方々が祖国防衛の中核といたしまして、文字通り幾百千の犠牲者を出して働いて下さつたのでありますが、その後これらの人に対して殆んど何ら報いることのなかつたことを、非常に私は気の毒でもありますし残念に思つておつたのですが、今度この法律案が出されましたことを心から喜んでおる者です。  なお極めて簡単なことでありますけれども二、三お聞きしておきたいと思います。それはこの琉球政府というものと琉球の米国の民政府との関係というものは一体どういうものですか、具体的に承わつておきたい。
【次の発言】 琉球、南西諸島の人達の本当の気持は、この琉球政府の……

第16回国会 内閣委員会 第19号(1953/07/22、3期、純無所属クラブ)

○野本品吉君 これは運輸省ばかりではございませんが、岡部さんに聞きたいのですが、広報関係を一般的に減員しましたのはどういうお考えですか。
【次の発言】 今までの広報活動を以てしても、国の新しい法律とか新しい制度とかその他のことで国民生活に直結する新しいことや何かの知らせ方が私は足らんと思つているのです、従来。こういう状態で見て行くと、やはり知らしめないという方針じやないけれども結果としては知らしむべからず、よらしむべしというような事態になつている。その点私はもつと新しい国の施策なり法律などで国民生活に直結する各種の問題については、広報機能というものを遺憾なく発揮するようにしないと国民の納得の上……

第16回国会 内閣委員会 第21号(1953/07/24、3期、純無所属クラブ)

○野本品吉君 私は純無所属を代表いたしまして、修正案及び修正案を除きました原案に賛成を表しますと同時に、若干の希望を附け加えておきたいと思います。  行政の各部門が上下を貫きまして、その責任を完全に果しており、又その能率的な運営が行われているとするならば、恐らく行政管理庁というような特殊な機関の必要を認めないでありましよう。又このたび提案されましたように監察業務を強化するということもないでありましようし、更に政府の提案の一歩前進、提案を更に一歩押し進めまして、この原案の強化目途とする修正というようなものが行われはしないと思います。ところが逐年この機関の必要が認められ、又権限の強化が考えられなけ……

第16回国会 内閣委員会 第24号(1953/07/28、3期、純無所属クラブ)

○野本品吉君 これは私は休みにでもなつたら行つてみたいと思うのですが、白河に移民の訓練所というのがあるのですね。
【次の発言】 白河にそういうものはありませんか、農林省がやつておる……。
【次の発言】 あるないは別として私はそのことを聞いたときに、今の移民募集その他の仕事は地方的には農林関係の人が中心になつて行われておるのじやないでしようか。
【次の発言】 そこで私は一つ注意もしなくちやならんしお聞きもしたいのですが、農林省が主として農業移民のことをおやりになつておるというその農業移民に対する感覚の問題、考え方の問題、恐らく農林省が主としておやりになつておるという、私のまあ噂に聞く範囲におきま……

第16回国会 内閣委員会 第25号(1953/07/29、3期、純無所属クラブ)

○野本品吉君 只今まで成瀬委員からいろいろな質問がありましたが、別の角度から私はちよつとお聞きしておきたいんですが、今度の恩給法の一部を改正する法律案で加算廃止という一つの原則を立てられたことに対しましては、事情は或る程度わかるのであります。ただその加算廃止条項を機械的に適用するということの結果が、危険業務或いは不健康業務等に従事する公務員の処遇としては当を失すると思われる節があるということが、この委員会で屡ぐ問題となつておるわけであります。事実だんだん調べて見ますというと、これらの人については、仕事の性質上、在職し得る年限が極めて短かい。又退職後の余命が極めて短かい。こういうような事実がだん……

第16回国会 内閣委員会 第27号(1953/08/04、3期、純無所属クラブ)

○野本品吉君 ちよつと人事院の総裁にお伺いしておきたいことがあるのですが、私から申上げるまでもなく国家公務員法が昭和二十二年の十月二十一日公布されてその後六年近くたつのですが、あの公務員法の百八条ですが、人事院はできるだけ早く日本の新らしい恩給制度のあり方について研究をして、その研究の成果を国会と政府に提出しなければならない、こう義務ずけられておるわけです。私はいろいろな事情もあつたろうと思うのですが、六年という長い日子をできるだけ早くという義務ずけがあるにもかかわらず経過しておるということは、これは人事院の怠慢だというふうに言われても仕方がないところがあるような気がするのです。それからこれは……

第17回国会 内閣委員会 第1号(1953/10/30、3期、純無所属クラブ)

○野本品吉君 ちよつとお伺いします。国民金融公庫法ができますときに、その目的として「国民金融公庫は、庶民金庫及び恩給金庫の業務を承継し、」と、こうあるのですね、この「恩給金庫の業務を承継」するというのはどういうふうな内容を持つておるものであつて、それに対してどういうお考えであつたわけですか。
【次の発言】 そうすると、この業務を承継するというのは、恩給金庫の残務整理ということですか。
【次の発言】 私はこういうふうにやつて来たところが、恩給を担保とする金融はまかりならんというあちら様のきついお達しがあつたので、やむを得ず恩給による金融の途が閉じられてしまつたと、かように開いたりしておつたのです……

第17回国会 内閣委員会 第2号(1953/11/02、3期、純無所属クラブ)

○野本品吉君 この前の国会で行政監察がやりいいように、それからその機能を強化するということでこの委員会でいろいろ法案の修正をやつたわけでございますが、その結果今度のいろいろな監察においてどういう御感想をお持ちですか。何かありましたらこの際伺つておきたい。
【次の発言】 そうしますと、只今のように行政監察に関する認識が高まつた、従つて監察業務を進めて行く上において従来よりもやりよくなつたということでございますか。
【次の発言】 この前の改正に対して反撥、却つて逆につまらんことをきめてというようなことで反撥というようなことけはお感じになりませんでしたか、どこかに…。

第17回国会 内閣委員会 第3号(1953/11/04、3期、純無所属クラブ)

○野本品吉君 只今の請願は私ども誠に実情に即した請願であると思いますので、私はこの際当委員会において採択すべきものであると、かように考えます。   (「賛成」と呼ぶ者あり)

第18回国会 内閣委員会 第2号(1953/12/07、3期、純無所属クラブ)

○野本品吉君 竹下さんの御意見がございましたが、私も実は拘置所に参りまして、相当多数の個々人につきまして、どういう状態において裁判されたかということを調べましたことがあるのですが、それによりますというと、殆んど裁判の名に値いしないような裁判で、十把一からげ式に、実に無茶な判定によつて刑がきめられたのが相当多いらしいので、そういう決定の結果として今あそこへ拘置されているわけで、そこであの人たちの事情を聞いてみますと、外国で終戦当時不当な裁判で戦犯に指定されたものが多い。それと同じような考え方で、気持で、あの人たちを見るに忍びないものがあるので、やはり私もこの問題は採択することに賛成しておきます。

第19回国会 図書館運営委員会 第1号(1954/01/23、3期、純無所属クラブ)

○野本品吉君 営繕工事に必要な経費五千万円ということになつておりますが、これは私の想像するところでは、恐らく図書館長さんを初め図書館の当局の方々のかねぐ希望しておりました数字とかなりの距離があるように思う。で、この五千万円にした或いはしなければならなかつた経緯につきまして我々がよく承知しておきますことが、今後継続的に考えられるであろうところのこの問題を判断し、又問題に対処して行く上において相当大事なことだと私は思う、それについて館長さんから一つ御説明願いたい。
【次の発言】 そうするとこの五千万円というのは、図書館の新築という継続的な仕事には、芽を摘まずに細々ながら繋がつたという程度のことです……

第19回国会 内閣委員会 第2号(1954/02/02、3期、純無所属クラブ)

○野本品吉君 一月十五日の閣議決定の、「但し、その実施が著しく困難なもの」というのは大体どういうものでございますか、人員整理で。
【次の発言】 その次の、別に定めるところによつて、その意に反して待命することができる、この別に定めるというのはどういうのですか。
【次の発言】 今の法律によつてということですが、大体の構想といいますか、これはおわかりになつておりますか。
【次の発言】 今のその意に反して待命を命ずる場合に、その規定を適用する対象をどういうふうにきめるかという基準といいますかね、ものさしといいますか、どんなことをお考えになつていますか。

第19回国会 内閣委員会 閉会後第3号(1954/09/20、3期、純無所属クラブ)

○野本品吉君 先般北海道の自衛隊の状況をいろいろ見せて頂きして、とにかくいろいろ考えさせられた点があるのですが、幾つかお伺いしておきたいと思います。各部隊におきまする訓練は相当立派に行われているように私は見て参りました。ただここで私が最も考えさせられました問題は、各部隊における訓練は相当行われているが、部隊に北海道防衛のいわゆる構想というようなものについて何らの根本方針が呑込まれておらない、知らされておらん。それぞれの部隊はとにかく訓練さえやつておれば、それでよろしいので、その訓練が北海道の防衛の構想と申しますか、全体の計画の上にどういう関連を持つているかということが明確に把握されておらない。……

第19回国会 内閣委員会 第4号(1954/02/18、3期、純無所属クラブ)

○野本品吉君 これはこの前一応の話は聞いておるわけですが、最近の人権問題を中心とする大体の傾向と申しますか、問題といいますか、どんなことが主になつておりますか、ちよつとお伺いしておきたいと思います。
【次の発言】 逐年件数が激増しておるということは、何といいますか国民の人権ということに対する思想が行渡つて来たためであるか、それとも人権擁護局、その他の関係の役所等の人権擁護に対する活動といいますか機能が活発になつて来たためであるか、どういうふうな御見解でございますか。
【次の発言】 先ほどの特別公務員にこの種の問題が一番多く起つておるということですが、これを何といいますか世間で最近言われておりま……

第19回国会 内閣委員会 閉会後第4号(1954/09/21、3期、純無所属クラブ)

○野本品吉君 ちよつとお伺いします。海上保安庁の仕事は、正確な海図を作つて航海の安全を期するとか、或いは遭難船舶に対する救助をするとか、海底資源を調査するとかいうようなことを考えまするというと、何といいますか、国の特別の文化的な平和的な仕事をするのがその使命であるというふうに海上保安庁の性格を理解してよろしゆうございますか。
【次の発言】 そういうことになつて来ますと、先ほどお話を承わつておりまして、その船艇に火器を取付けるというのは一体どういうことなんですか、考え方は……。
【次の発言】 そこで先般竹島で海上保安庁の巡視船が韓国側から発砲されたそのときの状況及びそれに対する措置というようなこ……

第19回国会 内閣委員会 閉会後第5号(1954/09/22、3期、純無所属クラブ)

○野本品吉君 明和二一七生の一月十八日に韓国の大統領の、いわゆる海洋主権宣言によりまして、李ラインというものが設定されたことは、私どもといたしましては事の意外に驚いておりましたのです。それから国民といたしましては、著しく日本の誇りと申しますかが傷付けられたということは、むしろ憤りを感じつつ遺憾の意を表しておつたのです。これに対して政府がどういう措置に出るかということは、当時全国民のひとしく注視しておつたところであるわけです。それに対しまして日本の外務省は、同じ年の一月二十五日に、それに対する日本の態度を明確に発表されたわけであります。私が申上げるまでもなしに、海上使用自由の原則を破壊するもので……

第19回国会 内閣委員会 第6号(1954/03/05、3期、純無所属クラブ)

○野本品吉君 提案者の気持は私も十分わかつておりますし、又その趣旨には反対するものではないのですが、まあいろいろな角度から考える必要があろうと思うので二三お伺いしたいのですが、まあ今造船疑獄とか保全経済会であるとかいろいろなことで国民がいろいろと疑惑を持ち、又憤りをさえ感じているときなんでありますが、それだけにこういう法律が必要だという考え方もそれはできるわけであります。逆に今この際こういう提案をすることは、ここに禁止されているような公職にある者がそういうことをやつておるのだということを、逆に感じさせるような点についての社会的な影響というようなことについて何かお考えになつたことがございませんか……

第19回国会 内閣委員会 第7号(1954/03/09、3期、純無所属クラブ)

○野本品吉君 先ほどのお話の中で来年人口調査をする、それから今年は何をするというようにお話がありましたが、今までの実際からいつて農業、工業、商業各部門というのはそういうように今年は何をやる、今年は何をやる、こうやつて来ると……。
【次の発言】 そうしますと農工商、今お話になりましたような各部門の統計調査というのには国全体としての総合性と申しますか企画性、計画性がなしに事情の許すときに思いつきでこうやつているということですか。
【次の発言】 まあ一昨年は農業をやつた、去年は工業をやる、今年は商業をやる、来年は人口の調査をする、そういうことで各部門の調査統計の時期が食い違つておると、或る時における……

第19回国会 内閣委員会 第8号(1954/03/16、3期、純無所属クラブ)

○野本品吉君 政府のほうで不健康業務に従事しておる者に対する恩給の扱いを更に一定の期間延長するという考えはない。その理由の大きなものとして軍人等の加算がなくなつたからと言う。そこで私は根本の問題として大臣にお考えをお聞きいたしたいのですが、旧軍人軍属等に対する恩給の復活が日本の財政の上に非常に大きな関係を持つて来る。従つてどうしたらば財政支出の厖大になることを抑制し得るかという考え方から出発して、旧軍人軍属等の加算というようなものを省かれたのだと私は考える。そこで問題は、旧軍人軍属に対する考え方を公務員にすぐ適用して来るという考え方については野問なきを得ない。そこで私は年末旧軍人軍属の恩給は臨……

第19回国会 内閣委員会 閉会後第8号(1954/11/12、3期、純無所属クラブ)

○野本品吉君 いろいろな角度から非常に詳細に検討が行われて、拝聴しておつたのですが、主として問題のよつて来たるところが制度の欠陥からということを多く答えられておる。それも無論ありましようが、制度の欠陥というのは一つで、それは行政の能率の方面に現われて来るので、質に現われて来るというふうには考えたくない。結局いろいろ不正なり不当なりという事案が現われて来るというのは、制度の欠陥というより、むしろその仕事に当る公務員の質の問題と申しますか、精神の問題、そこでこれは私が電車の中、バスの中等で、下級と申しますか、実際の事務に当つている人の囁きを耳にするのでありますが、この公務員の勤務精神の弛緩というよ……

第19回国会 内閣委員会 第9号(1954/03/22、3期、純無所属クラブ)

○野本品吉君  議事進行について。この請願陳情を見ますと、いわゆる行政機構整備の掛声におびえてそのために出された請願陳情が相当あると思います。そういうことになりますると、政府が行政機構の整備の対象にこれらのものがなつておるかおらないかということがはつきりしませんので、若しなつておらないものがこの中に相当ありとすれば、そういうことの話を聞くことは殆んど意義がないのじやないかと私は思う。従つて行政機構の整備については、これらにずつと関連のあります行政機構の整備に対する政府の大体の考えを聞いて見ての上にしたらどうかと思いますが、如何でしようか。

第19回国会 内閣委員会 第11号(1954/03/25、3期、純無所属クラブ)

○野本品吉君 只今のお話を聞きますと公共企業体等に関する共済組合の年金制度というものが、来年の三月までに何とか目鼻がつくということが主なる理由だということになりますと、私ども少し考え方が違つて来るのでありますが、若し公共企業体関係のものだけが片が付けばその他にはもう残る問題はないというお考えですか。

第19回国会 内閣委員会 第12号(1954/03/26、3期、純無所属クラブ)

○野本品吉君 大体私のお伺いしたいことも今までの質問に出ておるのですが、それで加算制度を認めない、ハンデキャップを付けない、そういうことになつて来ますと、現行恩給法の六十条に規定されております一般の文官は在職十七年で恩給を支給する、それから警察、監獄職員は十二年で恩給を支給する。この在職年数の長短がここに職種によつてあるわけですが、それをどういうふうに大臣は理解されますか。
【次の発言】 この恩給受給条件としての在職年数の扱いは二色になつておるということは、つまり警察、監獄職員の任務或いは仕事というものが、一般文官に比較して勤務が非常に骨が折れるとか、或いは危険があるとか、そういう理由でこの年……

第19回国会 内閣委員会 第50号(1954/06/03、3期、純無所属クラブ)

○野本品吉君 この法案の中の関係行政機関、つまり文部省、通産省、運輸省、保安庁等でいろいろな研究機関を持つておるようですが、どんな研究機関をお持ちになつておるのか、それを伺いたい。
【次の発言】 そうしますと文部省、通産省、運輸省、保安庁、各方面でそれぞれの研究をしているわけですが、いろいろな方面で研究されおる研究の成果といつたようなものがどんなふうに総合され、統一されて、まとまつたものにされておるのですか。
【次の発言】 只今お話のありました「共用に供する研究機関と」いうのは、どういうものですか。
【次の発言】 そうしますとこの「共用に供する研究機関」は、各省の研究機関及び民間の研究の便益の……

第19回国会 内閣委員会 第51号(1954/06/09、3期、純無所属クラブ)

○野本品吉君 ちよつとお伺いいたします。大変御親切なお計らいで修正案を作ることにお骨折り頂いたわけですが、私ちよつとお伺いいたしたいと思いますことは、御承知の通りに現行の恩給法の第九条に失権規定がございます。それは一つは死刑、それから無期又は三年を越える懲役、禁錮、それから国籍喪失、それから在職中の職務に関係した犯罪で禁錮以上の刑に処せられた者、この者はこの条文の適用によりまして一切の恩給に関する権利を喪失するわけでございます。この現行恩給法の対象となります公務員の失権条件と、それから戦犯者の問題を寛大に許容するという点でありますが、まあその点について釣合いと申しますか、考え方につきましては、……

第19回国会 内閣委員会 第52号(1954/06/10、3期、純無所属クラブ)

○野本品吉君 ちよつとお伺いいたしますけれども、今度の行政整理で、整理の数から言いますというと、一番多数を占めておるのは、計画といたしましては警察関係の三万人ということになるわけですね。今度警察法が修正されて大都市が警察が暫らく現状のままでおるということになりますと、この整理件数の三万というのはどういう数字になりますか。
【次の発言】 私のお伺いしますのは、現実に昭和二十九年度において、この間修正されました警察関係の法律が実施されるとして、どれくらい二十九年度で減る見込であるかということをお伺いいたします。
【次の発言】 二十九年度の一万名という中には、整理される予定であつて、而も今度の法律に……

第19回国会 文部委員会 第15号(1954/04/02、3期、純無所属クラブ)

○野本品吉君 両案の内容に直接関係はないか知れませんですが、一、二の点について文部大臣の御意見を承わつておきたいと思います。  これは私が申上げるまでもなく、個人の尊厳が重んぜられて、自主性、創造性の豊かな人間の育成が教育の目標であるということは基本法の示すところでありまして、疑いの余地はないと思います。で、この考え方は教師そのものにも当てはめて考えなければならんことであります。教師が尊重され、個性の豊かな自主性、創造性の豊かな教師であるようにということは同様に考えられなければならん。従つて日本の国の教育の振興というようなことは、日本の国の教育行政と言いますか、文教の基本方針として物心両面から……

第19回国会 文部委員会 第16号(1954/04/06、3期、純無所属クラブ)

○野本品吉君 私は先ほどからいろいろと論議を聞いておりまして解せないものがある。それは何だかここが日教組と文部大臣との討論会か何かのようであるが、そうじやない。(「ヒヤヒヤ」「そうそう」と呼ぶ者あり)そこで第一に文部大臣にお伺いしたいのは、一体この法案は日教組そのものを対象としてのみ考えられておるかどうかということを明らかにして頂きたい。
【次の発言】 それで先ほど資料の要求がございましたが、私は私の気持を申上げておきたいと思うのですが、先ほど来の論争を聞いておりますというと、日教組はそれをやつておらんと言う。それからして大臣はそう認めると言う。従つて私どもにはどちらが本当だかわからない。従つ……

第19回国会 文部委員会 第19号(1954/04/12、3期、純無所属クラブ)

○野本品吉君 吉田さんに一つお伺いいたします。PTAの補導部委員というのはPTAにおけるどういう立場におられますか。それからどういうお仕事をなさつておりますか。
【次の発言】 時間がかかるからほかのことをやつて下さい。只そこでPTAの補導委員がいろいろとPTAのためにお仕事をなさいます場合に補導の基本方針であるとか、それから具体的な事項、そういうようなことはどんな手順でおきめになりますか。又従来そういうことで特にこういう方針でこういうことを主として力を尽したというようなことがありましたら……。
【次の発言】 それから、先ほど区民大会その他の会合においてあなたがたのお考えを圧倒的に支持されておる……

第19回国会 文部委員会 第20号(1954/04/13、3期、純無所属クラブ)

○野本品吉君 委員長、議事進行について……。この委員会は証人を通して事実があるかないかということを、極めて謙虚に、冷静にお聞きすることを以て目的としておる委員会であります。従つてその証人からいろいろとお伺いすることをできるだけ細かくするようにするために、私はこの委員会においては委員相互、お互いといたしまして、必要でないと認められるような意見の発表は慎んで、その時間を、証人を通して事実の真否を究明するほうに廻すように、委員長においてお考え頂きたい。(「賛成々々」と呼ぶ者あり)
【次の発言】 私は先ほど来の証言を承わつておりまして、外部からの不当な支配から教育を護るための教育委員会法の精神からいい……

第19回国会 文部委員会 第21号(1954/04/15、3期、純無所属クラブ)

○野本品吉君 先般加賀山さんから文部大臣に対しまして、各界でいろいろとこの問題について意見が発表されているが、それに対してどうかということの御質疑がございましたが、これは非常に大まかな質問であつたと私は思つておりました。この法案に対しまする権威のある、相当権威のあります、そうして責任のある各界から発表されました声明は我々といたしましても相当耳な傾けて慎重に考えなければならない問題でありますので、私はそれらの各界の人たちの声明の要旨につきまして大臣の御意見をお伺いしたいと思います。先ず個々のことをお伺いする前に、各界と発表されました主な点につきまして一応申上げてみたいと思います。  東京教育大学……

第19回国会 文部委員会 第23号(1954/04/19、3期、純無所属クラブ)

○野本品吉君 先ほど来いろいろとお話を伺つておりましたが、非常に私は大きな問題だと思つております。と申しますのは、これは仮定でありますけれども、若し教育委員会と朝鮮の人たちとの話合いが一応落着いたと言われる六つの条件が履行されずに、而もそのままその学校が存続するということになりますと、特別な国際的な取極めも何にもないお互いの間において、治外封建的な存在が部分的に生じて来る。これは日本の法の権威の上におきましても、主権の点から考えましても、事一小学校、一中学の問題ではないと私は考える。そうしてこの問題につきましては、私は今仮定の上に立つて私の意見を申上げておるのでありますが、これは単なる文部省の……

第19回国会 文部委員会 第25号(1954/04/21、3期、純無所属クラブ)

○野本品吉君 法案につきまして少しはつきり了解がつきかねる点がありますので若干お伺いをいたします。
【次の発言】 二法案につきまして、いささか私自身、はつきり了解しかねる点がありますので、お伺いいたしたいと思います。これは昨日も問題に出ておりますのですが、私が申上げるまでもなく、国家公務員法の第十六条に人事院は、いつでも適宜に、人事院規則その他人事院指令等を定めることができ、又改廃することができる、こういうふうになつておるんですが、この法律に基いて政治的行為に関する規則を作つて、そして国家公務員法の第百二条は、人事院規則の定めます政治的行為をしてはならない。で、その百十条で人事院規則に違反した……

第19回国会 文部委員会 第27号(1954/04/23、3期、純無所属クラブ)

○野本品吉君 関口先生にちよつとお伺いいたしますが、最初に非常に粗雑な法案だといことから、まあいろいろと御意見を承わつたわけですが、この法案が粗雑であるという点につきまして、先生のお気付きになつております点を、もう少しお聞きいたしたいと思うのですが……。
【次の発言】 それから御手洗さんにお伺いいたします。実は先ほど来御手洗さんの御発表になりましたようなことと殆んど同じようなことを私は先日の委員会におきまして質問し、又説明を求めたのです。で、この法案の審議に当りまして、そういう点から非常に私としましては大事なことだと思つて考えておりますのは、日教組に対して外部から非常に熾烈な、そうして執拗な働……

第19回国会 文部委員会 第33号(1954/05/14、3期、純無所属クラブ)

○野本品吉君 私はこの二法案の審議に当りまして、飽くまで私をなくしましてれ虚心坦懐に法案審議の経過に耳を傾けて参つたのでありますが、この長い、而も委員各位の熱心な質疑及びこれに対する政府側の答弁を通じまして、私の結論は、緑風会の各位の良心と努力によつてできました修正案に賛成し、残りの政府の原案に賛成するということに相成つけたわけであります。  先ず若干の所見を申述べたいと思うのであります。  今度の国会に提案されました法案は、現在政府提出法案だけでも実に百七十九件の多きに達しているのでありますが、これら多数の法案のうちで、いわゆる教育二法案ほど天下の視聴を集め、与野党の間に熱心な白熱的な論議が……

第19回国会 文部委員会 第35号(1954/05/20、3期、純無所属クラブ)

○野本品吉君 多年まじめな教育理解者、教育に熱意を持つておる人たちが声を挙げて叫んでおりました僻地教育の振興の問題が、今度政府によつて提案されましたことは、私は日本の教育の歴史の上におきまする画期的な事柄として再び、且つ提案の誠意に対しまして敬意を表するものであります。そこで只今荒木さんが触れられたのでありますが、僻地の問題を考えますとき、私は単にこの法律に該当する僻地の問題だけではなしに、僻地という観念心を拡げて行きますと、東京都から見ると群馬県は僻地である、群馬県から見ると鳥取県、或いは岩手県はなお僻地である、都府県の経済力、或いはその他の力の相違から来る教育の偏差というものは日本の大きな……

第19回国会 文部委員会 第36号(1954/05/25、3期、純無所属クラブ)

○野本品吉君 ここに衆議院の修正の書類を頂いておりますが、修正された点、修正の趣旨等につきまして、どなたかから御説明願いたいと思います。
【次の発言】 養護学校を加えたことによりまして、この第四条に規定してあります国は、都道府が支弁する経費の二分の一を負担する。予算の関係は伴いますか、伴いませんか。
【次の発言】 私が申上げるまでもなく、憲法の二十六条で義務教育の問題が規定されておる。そこで今度は掌校教育法の二十二条で、就学義務の内容が規定してある。二十三条で就学義務猶予又は免除の規定がある。私はこの就学奨励の規定と就学義務猶予、免除がどう扱われるかということは、奨励と裏腹になる問題じやないか……

第20回国会 図書館運営委員会 第1号(1954/12/03、3期、緑風会)

○野本品吉君 只今羽仁さんから御意見がございましたが、私も大体それと共通した考え方を実は持つております。と申しますのは、国会図書館の主要な任務が各方面に対するサービスにある、こういうことを考えますと、経費の節約ということが同時にサービスの低下ということになるのではないかということを考えさせられます。それからもう一つは、人件費の問題ですが、これも将来必要であるということは明確な問題です。これはもう明確に予想されているものがやはり機械的に減額されるというようなことは、これはちよつと納得が行かない点でもありますので、将来そういうようなことについてお互いに気を付けて考えて行きたいと思つております。

第20回国会 内閣委員会 第2号(1954/12/06、3期、緑風会)

○野本品吉君 この一部改正の法律については、内容につきましては別段あれはないのですが、これに関連しまして只今の御説明を承わつているうちに気付きましたことを二、三……。  第一は仙台へ管区の総監部を置こうと思つておつたけれども、米軍との関係で思うようにできなかつたと、その御説明を通してこれが将来も起り得ることかも知れませんのでお開きするのですが、結局米軍の都合で日本の防衛庁がここに置きたいという防衛庁としての理想的な配置ができないということでございますか。
【次の発言】 そうしますと、仙台へ設置しようと思つておつたのが営舎その他の都合かつかないので多賀城に新設する、仙台が明けば又仙台へ復帰という……

第20回国会 内閣委員会 第3号(1954/12/07、3期、緑風会)

○野本品吉君 第一の恩給改訂に関する請願でありますが、この請願の趣旨は前国会におきましても、この委員会で認められ、又本会議におきましては、全会一致で採択されて内閣へ送付されておる案件でありますから、論議の余地は私はあるまいと考えておるのでありますが、念のためにこの問題について私の所見を申し上げまして、更に皆さんの御考慮を煩わしたいと思うのであります。  この問題は公務員の恩給の内部的なアンバランスを調整して頂きたいという趣旨であろうと思つております。この公務員の内部における恩給のアンバランスの実態を端的に申しますと、終戦後昭和二十一年、二年当時幾度か行われた給与改訂或いはその一部分としての凸凹……

第22回国会 決算委員会 第2号(1955/03/30、3期、緑風会)

○野本品吉君 行政管理庁の監察と、それから各省機関の中にあります内部監察と大体同じうようなことをやっておられるわけですが、むろん会計検査院が、との不覊独立の立場に立っておる機関であるということはわかっておりますが、監察なり検査なり、事前は別として、事後の処置その他について、それらの同じような仕事をやっておる機関相互間の連絡はあるんですか、ないのですか。
【次の発言】 もう一つ伺います。それは要するに工事関係の検査に関係していることですがね、設計とか施工等について会計検査院が厳密な検査を施す、そういうことになるというと相当高度の批判能力といいますか、そういうものが必要だと思う。  それからもう一……

第22回国会 決算委員会 閉会後第3号(1955/10/12、3期、緑風会)

○野本品吉君 この問題の解決は、今国鉄でいろいろと苦労されております。例の運賃値上げ問題等とも微妙な関係があることだと思いまして、いろいろの点から若干お伺いしたいと思います。  最初のこの後払い貨物運賃未収の問題ですが、これは私ははっきりお聞きしたいのは、通運事業法に規定してあります、こういう運送事業の認可をします場合の、的確に事業を遂行するに足る能力を有するもの、こういう抽象的な表現で一応免許の基準といいますか、そういうものがあるようですが、これは具体的にはどういう条件でお取扱いになっておりますか、この点を御説明願いたいと思います。

第22回国会 決算委員会 第5号(1955/05/18、3期、緑風会)

○野本品吉君 私ども北海道開発の重要性を特に感じております。従っていろいろな角度から北海道開発の仕事が順調に急速に進むようにということを念願いたしまして、協力を申し上げたいという気持で実はいっぱいであるわけです。そういう国民的な国家的な大きな期待がかけられておる開発庁の中に、まあ件数は減ったとは申しますけれども、特にその官紀、綱紀の粛正というような点から見まして、架空経理というようなことが、本庁にもその他にもあるというようなことは、これはきわめて遺憾なのでありますが、これは上の方からの指導が足らないといいますか、届かないといいますか、もう一つは受ける側、下のほうで、現場で働いておる受ける側がそ……

第22回国会 決算委員会 閉会後第6号(1955/11/19、3期、緑風会)

○野本品吉君 ただいまの食糧庁の方、それから厚生省の方の御説明を承わっておりますというと、前回及び前々回におきまして、農林大臣は厚生省からの無害だということの証明がなければ食品としては出せない。それから厚生省の方では、学者全体の意見の一致を見られないうちは大丈夫だということは言えない、従ってどうすることもできない、これはもう一年も前からのそういう御意見ですから、その後の問題についての進展というものはないように感じられますが、どうでございますか。
【次の発言】 そこで先ほど食糧庁の長官から、この処理について各方面とせっかく折衝を進めておる、こういうお話だったのですが、その折衝されておる各方面と申……

第22回国会 決算委員会 第7号(1955/05/23、3期、緑風会)

○野本品吉君 ちょっとお伺いいたします。二十九年度の繰り越しの見込額は大体おわかりでございますか。
【次の発言】 繰り越しが年々相当多いが、これは事情がありますことは、ある程度了解はできるのでありますが、何と申しますか、繰越明許が比較的安易に行われているという面がある。そのために、予算の執行に対する注意という点に欠ける傾向があるのじゃないかというような気がいたしますが、どうでしょう。
【次の発言】 もう一つ、工事に着手前に大部分前渡しをするとかというようなことは何件かあげられておりますが、これは請負契約をする会社の能力との関係が何かありますでしょうか。つまり会社に力がないために、前に払わなくち……

第22回国会 決算委員会 第8号(1955/05/25、3期、緑風会)

○野本品吉君 私はこの前の委員会でこの批難事項の十八の、工事の竣工しない前に竣工したものとして代金の全額を支払ったこのことにつきましてお伺いしたのですが、その説明がどうもはっきり頭に了解できかねますので、まあこのことだけについて少し考えてみた。そこでこの問題を考えてみるよりどころになる法律及び政令に基いてこの問題な考えてみよう、それについて御意見を承わりたいとこう思っております。この問題を考える根拠の法令は、会計法の第二十一条の前金払いと概算払い、この規定がこの問題を考えるよりどころになる法律と、こう考えてよろしゅうございますか。
【次の発言】 会計法の二十二条というものは、この問題を検討する……

第22回国会 決算委員会 第11号(1955/06/01、3期、緑風会)

○野本品吉君 これは、二十七年度までは、だいぶ、戦傷病者、戦没者遺族援護の方はいわゆる百七十何億かの予算で遺族対策が行われておったわけですね、八年度からそれが恩給の方へ繰り入れられたんで、八年度は援護費が二十何億と私は記憶しているのですが、その二十何億の中で残りが六億、繰り越しが六億五千万というと、どうもそこら辺がはっきりしないのです。  それから今の御説明で裁定したけれども、取りに来る者が、それを受け取りに来るのがおくれるというのはこれはどうも私は常識ではちょっと考えられない。のどから手の出るほどほしがっている人たち、一刻も早く支給せよ、早く支給せよと言って、血の叫びをあげておる人たちが、そ……

第22回国会 決算委員会 第13号(1955/06/07、3期、緑風会)

○野本品吉君 先ほど来お伺いしておりますと、食糧庁のほうでは、厚生省の承認と言いますか、よろしいということがなければ一つも出さない。それから厚生省のほうでは、全部の学者の研究の結果が一致しなければ、これも食品として出してもいいと言えないということで、いつ、この大きな問題が目鼻がつくかわからんということは、先ほど来の質疑応答でよくわかるのですが、ここで私は特に感じますのは、今のような不明朗なと申しますか、はっきりしない状態が長く続きますと、今、後入って来る新らしい米に対しても、国民がやはり、ああいうものが来るのだろう、ああいうものを配給するのだろうというような気持をもっと思うのですね。米を一つの……

第22回国会 決算委員会 第16号(1955/06/16、3期、緑風会)

○野本品吉君 私は遅れて参りましたので、どういう質疑応答が行われたか、内容的にはわかりませんが、お話の中に結局人間性の問題だというような御答弁があったように今承わりました。そういう角度から一つ聞きたいのですが、私もほんとうにそう思うのです。もう幾ら法律で金縛り、ぎりぎり締めつけていきましても、やはり最初で最後の問題は人間性の問題だ。そこでこの仕事を進める上において職員あるいは従業員に対する事務的な指導、そういうことは相当やられておるのじゃないかと思いますが、人間的な修練、練成、という言葉はちょっと古い言葉かもしれませんが、そういう点についてどういうことをおやりになっておりますか、ちょっと三…………

第22回国会 決算委員会 第17号(1955/06/17、3期、緑風会)【議会役職】

○理事(野本品吉君) ほかに御質疑ございませんか。
【次の発言】 ほかに御質疑はございませんか。御質疑はないものと認めます。  昭和二十八年度の決算、建設省所管の部、検査報告批難事項二〇三〇号から二二〇五号までの質疑は一応終了したものとすることに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないものと認めます。よって昭和二十八年度決算、建設省所管の部の質疑は一応これをもって終了いたします。  本日はこれをもって散会します。    午後四時二十四分散会

第22回国会 決算委員会 第21号(1955/06/27、3期、緑風会)

○野本品吉君 これは今の話に関連しておりますが、従来還付命令を出して、還付されたものと命令額との差が相当ある、それが件々累積されていると、会計検査院は還付命令を出したものが果して還付されておるかどうかということのお調べはなさっておりますか。
【次の発言】 私は、今の収約未済の分を農林省、建設省、その他にもあるかもしれませんが、一応従来どれだけ累積しておるかということをお調べになっていただきたい。それを委員長の方からお願いいたしたいと思います。

第22回国会 決算委員会 第24号(1955/07/04、3期、緑風会)

○野本品吉君 社会的にも政治的にも非常に大きな国民的な関心事でありました四日市の燃料廠の転用が、ある結論に達するまでの経過の荒筋をこの際ちょっとお聞きしておきたいと思います。
【次の発言】 大臣の御説明では実際の状況はわかりませんから、官房長から比較的詳細具体的な御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 もう三年越しになっておるわけですが、その問題はまだ目下検討中という段階にある、そういう事態になっておりますが、問題の解決の非常に困難な根本の事情というのはどういう事情なんですか。
【次の発言】 事情は一応わかりましたが、大臣の構想としては、それをどうもっていくことが適当であるという、何かお考……

第22回国会 内閣委員会 第1号(1955/03/25、3期、緑風会)

○野本品吉君 理事の互選は投票にしよらないで委員長にその指名を一任することの動議を提出いたします。

第22回国会 内閣委員会 閉会後第1号(1955/09/19、3期、緑風会)

○野本品吉君 議事進行について……。  私は今まで拝聴しておりまして、まだ本日の委員会は正しい軌通に乗ったような感じがいたしておりませんから、時間も迫りましたりしましたから、一応休憩されまして、休憩時間中よく話し合いをつけて、審議が軌道に乗るようにお取り計らい願いたいと、かように思うのです。
【次の発言】 私は先ほどの各会派の代表の打ち合せを次のように了解いたしております。  それは、本日は一般的な質問に入ることをやめて、質問の前提としての大臣、長官等の御説明に納得のいかない点があった場合に、前提を明確にするためのその限度における質問をする、こういうことで一般の質問に入ることはやめるということ……

第22回国会 内閣委員会 第2号(1955/03/29、3期、緑風会)

○野本品吉君 この改正によりまして教職員の定員及び経費の両面にわたって節約となるという御説明でございますか、この内容と申しますか、具体的に、どこがどうなるのだかということの御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 その次に、やはり御説明にあります、海上保安大学と海上保安訓練所か同じ場所にあったたために教育上好ましくない点があったからということが、この改正の理由の一つになっておりますが、それも内容的にどういう点だかお聞きしておきたいと思います。
【次の発言】 この際もう一つお伺いしておきたいので記フが、従来日本海あるいは東支那海、そういう方面におけるいわゆる海上保安業務というものが、いろいろな……

第22回国会 内閣委員会 閉会後第2号(1955/09/20、3期、緑風会)

○野本品吉君 大へんおくれて御迷惑をかけておりますが、二、三分でありますから御了承願います。宮崎町長さんにお願いいたしますが、町会で御相談になって反対闘争に入る、こういうことをおきめになったということを聞いておるのですが、これだけの非常に大きな反対をする場合に相当な経費の負担ということを予想されたと思うのです。その点についてはどういうふうにお考えになっておりますか。
【次の発言】 ちょっと宮崎さん、私の質問の趣旨がよくおわかりにならないようですから、もう一度申します。町会で反対の運動を徹底的にやろうとおきめになった、これはただではできない、その費用についてどういうふうな心組みでおられたか、それ……

第22回国会 内閣委員会 閉会後第3号(1955/09/21、3期、緑風会)

○野本品吉君 御報告申し上げます。宮田委員、荒木委員並びに野本委員の三名は、去る八月十日から八月十四日までの五日間にわたりまして大阪府及び兵庫県に出張いたしまして、第二十二回国会の内閣委員会において特に論議の的となりました米駐留軍飛行基地拡張問題、及び自衛隊演習場問題の一環として、米駐留軍伊丹飛行基地及び陸上自衛隊宝塚演習場の実地調査をいたして参ったのであります。なお、右調査に関連してそれぞれの所管官庁である大阪調達局及び陸上自衛隊第三管区総監部においてその実情を調査するとともに、伊丹飛行基地及び自衛隊演習場の地元である豊中、池田、伊丹、宝塚の各市当局からそれぞれ現地の実情を聴取して参りました……

第22回国会 内閣委員会 第4号(1955/03/31、3期、緑風会)

○野本品吉君 私は、この際質疑を打ち切りまして、なお討論を省略して直ちに採決に入られることの動議を提出いたします。

第22回国会 内閣委員会 第5号(1955/05/12、3期、緑風会)

○野本品吉君 先ほど千葉さんからちょっと触れられたのですが、この案を作り上げるまでには、衆議院及び参議院の先の人事委員会の委員の方々が非常な御苦労をなすつてまとめ上げた。ところが人事委員会がなくなって内閣委員会になつた。それから内閣委員会の構成もまた前の人事委員会と非常に変つてきた。それでその結果として先ほどの森さんの御説明を極端に解釈しますと、従前の人事委員会における論議検討の結果というものが全く白紙に戻ったというふうにも考えられるのですが、この点を明確にしておきますことは、今後のこの案の審議の円滑な進行の上に非常に大事なことなので、それがはっきりしておりませんと、あとになって審議の途上でい……

第22回国会 内閣委員会 閉会後第5号(1955/11/01、3期、緑風会)

○野本品吉君 私は独立国として、自衛のための実力を持つことの必要を認めておりますが、従って日本の自衛隊の幹部も隊員も、全体が自衛の任務の遂行について強い責任を感じて上下全員が一心同体になりまして、厳正な規律のもとに能率的な、経済的な自衛隊として育っていただきたいということを念願しているわけです。従ってその自衛隊の実質的な最高責任者であります長官がどのように自衛隊を運営し、指揮統率していくかということは、自衛隊の将来の健全なる成長、発達の上に非常に重大な問題であるということを絶えず考えておりますので、従って前回の委員会におきましても、きわめて簡単ではありましたけれども、この点に触れての質問をいた……

第22回国会 内閣委員会 閉会後第6号(1955/11/02、3期、緑風会)

○野本品吉君 最初、私、大臣にお伺いしたいのですが、先ほど公務員制度調査会の問題につきまして、大体の御説明があり、さらにつけ加えて具体的な内容についての御説明があったわけです。総会の結論が出ないから、まだ確答ができないというような、これはごもっともなことと思いますが、近く総会が開かれて一応の結論が出ました場合には、次期国会等に対してそれらの結論に基きましての法的な措置というようなことをお考えになりますか。
【次の発言】 ただいま公務員制度調査室を設けて、各方面から有能な士を招致されていろいろの対策を御考究になられるということは、まあ大へんけっこうなことだと思っておりますが、そこで従来の審議室と……

第22回国会 内閣委員会 第9号(1955/06/04、3期、緑風会)

○野本品吉君 議事進行について。そちらでメモをされておる方はどういう方だか、一応確めてもらいたい。この委員会の従来の慣例から言いますと、委員会においてメモすることは許されておらないので、どういう方だか、それを確めてもらいたい。
【次の発言】 この委員会では慣例通りに取り扱われますことが将来いいのではないかと思います。あるいは傍聴人がそれを御存じないでおやりになっておることだと思います。別にとがめるわけではありませんが、将来そういう慣例ができるといけないと思いますので、一応委員長より御注意願います。

第22回国会 内閣委員会 第10号(1955/06/07、3期、緑風会)

○野本品吉君 今の説明は出していただけませんか。

第22回国会 内閣委員会 第11号(1955/06/09、3期、緑風会)

○野本品吉君 これはあとでもいろいろ関係がありますので、私は伺っておくのですが、恩給局の問題ですが、私の今まで理解しておるところでは、恩給局は総理府の内局である、従って恩給局長の直属の上司と申しますか、それは内閣官房長官である。そこで私が大臣にお伺いしておきたいのは、制度的にみて大臣は恩給局に対して責任をとらなければならぬ位置でありますか。たまたま恩給局というものが給与と深い関係を持っておる恩給の問題を扱っておるから、給与としての恩給であるという点から、給与担当の大臣はそういう面において責任をおとりになるか、この点は大臣どういうふうに考えておいでになるか。これがはっきりいたしませんと、あとでい……

第22回国会 内閣委員会 第12号(1955/06/14、3期、緑風会)

○野本品吉君 付属機関のことでちょっとお伺いいたします。地理調査所であるとか、土木研究所、建築研究所、これらの付属機関の規模と申しますか、構成と申しますか、それから従来の付属機関によって研究されました代表的な事項があると思うのです。それが具体的に建設省の仕事を進めて行く上においてどういう効果をもたらしておるか、こういうような点について各機関について一応の御説明が願いたい。
【次の発言】 なお今お伺いしましたのは今までのことでありますが、今後の研究の主力を注ぎたいとお考えになっているような項目についてもあわせてお願いしたいと思います。今一つお伺いしますが、地理調査所というのを特に千葉県に置きます……

第22回国会 内閣委員会 第13号(1955/06/16、3期、緑風会)

○野本品吉君 提案の理由の説明で二十九年度の状況等は一応数字でわかっているのでありますが、終戦後の日本の海外移民の経過の実情、それから今後の構想と申しますか、お考え、それについてちょっとお話しを願いたいと思います。
【次の発言】 今のお話で、農業移民だけでなしに企業的な性格を持った移民もしたい、これは大へんな移民に対する考え方の進歩だと思いますが、それと関連のあることで一つお伺いしておきたいことがあるのですが、それは農業に従事するものだけでなく、そういう単独な職種と言いますか、そういう送り方でなしに、外地において一つの小さな社会単位ができるというようないろいろな人を同時に送るということが必要で……

第22回国会 内閣委員会 第16号(1955/06/23、3期、緑風会)

○野本品吉君 一つお伺いいたしますが、われわれはいわゆる太平洋戦争が考えようによっては日本の国土の狭小な、資源のきわめて貧弱な日本に人口の強圧が加わってきた、これをどうするかというところにも基因しておるという見方もできるかと思う。そこで戦後の日本の状態を見ますというと、外国へ行った者が全部引き揚げてくる、いよいよますますそういう人口過剰の状態、加うるに国土がいよいよ狭くなり、資源が貧弱になってきた。いきおい移民という問題が民族の生きる一つの道として考えられてくるということは当然であろうと思う。そこで問題は、かつての日本の民族の海外進出に対しまして非常な猜疑の目をもっておりました各国の人たちが、……

第22回国会 内閣委員会 第19号(1955/06/28、3期、緑風会)

○野本品吉君 本件に関しましては、大体質疑も終了したようでございますから、これで討論を省略いたしまして、直ちに採決に入られることの動議を提出いたします。

第22回国会 内閣委員会 第20号(1955/06/29、3期、緑風会)

○野本品吉君 ちょっとお伺いします。今海外からの学生の受け入れの問題に触れられたのですが、私は先年来南方の華僑の受け入れの問題について一応の関心を持ってきておるんですが、そこでお伺いしたいのは、ビルマであるとか、タイであるとか、国籍を持った向うからの入国学生についてはある程度こちらで便宜をはかる道があるように思うのですが、華僑として南方に散在しておりますそういう国籍がないと言いますか、そういうような学生の受け入れについて文部省で何かお考えになっておるかどうか。
【次の発言】 太田さんのおやりになっております内容につきましても、私はある程度詳しく知っているわけです。問題は、先ほどお話しのございま……

第22回国会 内閣委員会 第21号(1955/06/30、3期、緑風会)

○野本品吉君 私はただいま議題に供されております定員法の一部を改正する法律案につきまして、次のような希望及び付帯決議を付して賛成いたしたいと思います。  希望いたします第一点は、審議の途上におきまして、この法律の成立する以前に、実質的には法律が成立したかのような考えのもとに、職員の任免、進退についてのいろいろな事柄が扱われておるというふうに感じられたのでありますが、これは純粋に理屈で押して行きますというと、いろいろと問題をはらんでおると思うのであります。私どもは事の性質上、この点についての追及はいたしませんですけれども、将来断じてかようなことのないようにしまして、そうして法の権威と秩序とを守っ……

第22回国会 内閣委員会 第22号(1955/07/05、3期、緑風会)

○野本品吉君 ただいま上林さんから黄変米の問題についてのお話しがありましたが、私もいつもこの問題を考えているわけであります。御承知の通り、現在どうにも手のつけられない黄変米を十万トン以上抱えておる、それで農林大臣は、厚生省が食べてもよろしいというまでは一粒も配給はしない、厚生省の方では絶対安全だから配給してよろしいということはまだ言えない。いつの日になったらその問題が解決がつくか、そうすると、十万トン以上抱えておる黄変米の行方がどうなるかということ、それでまあ先ほども上林さんから話しが出ましたように、一升百十五円で買った米をアルコールの原料として二十五、六円で売っておる、これからくる国損という……

第22回国会 内閣委員会 第24号(1955/07/08、3期、緑風会)

○野本品吉君 二、三の点につきまして、簡潔にお伺いいたしたいと思います。提案の理由に御説明になっておりますように、長期経済計画の観点から、関係各省の政策ないし計画の調整をはかって、そうして政府の諸施策の総合性、計画性を保持する、このことは私どもも全くその必要を痛感いたしておる次第であります。そこで問題は、先般の委員会のときに、大臣の御説明で私頭へぴんときたのでありますが、この長期経済計画の策定、推進ということは、どう考えましても、いわゆる防衛計画の樹立の問題と一体不離な関係になっておる。そこで経済審議庁の方々に聞きますと、防衛計画の見通しがつかぬうちは、こちらの方もなかなかうまく考えられない。……

第22回国会 内閣委員会 第25号(1955/07/12、3期、緑風会)

○野本品吉君 一つだけお伺いしておきます。  前に吉田内閣に、あらゆる経済の計画性ということについて質問しますというと、直ちにソ連の計画経済を引っぱってきて、そしてそういうことに対してまっこうから反対しておったのが自由党、そこで民主党の経済に計画性を持たせるという考え方、今度、私は今まで沈黙しておったのでありますが、かつて氷炭相いれなかったような自由党と民主党とが提携協力の線を進めつつある。そこで先般も私は大臣に伺ったのでありますが、経済六カ年計画というものが強力に推進されるためには、かつての企画院には軍部の背景があった、経済安定本部にはGHQの背景があった、今度の経済計画の推進策定のために、……

第22回国会 内閣委員会 第26号(1955/07/14、3期、緑風会)

○野本品吉君 きわめて簡単なことですが、一つお伺いしておきたいと思います。これは参考人の方にお伺いしたいのですが……。
【次の発言】 けっこうです。
【次の発言】 参考人の方にお伺いいたします。皆さんの属しております市町村会、それから府県会等において、この問題に関しまして、公的に反対の決議をされておるかどうかをきわめて簡単にお願いしたいと思います。

第22回国会 内閣委員会 第27号(1955/07/15、3期、緑風会)

○野本品吉君 関連して……。先ほど公務員制度調査会でいろいろな事柄を御調査願っているというお話の中に、恩給制度についても無論やられておるのですが、恩給制度に関して具体的に、どういう項目を取り上げて調査会で御検討になっておりますか、その点をお知らせ願いたい。
【次の発言】 先ほど、何と言いますか、恩給受給者の利益を代表する委員も入っておるというお話があったのですが、どういう方が入っておりますでしょうか。
【次の発言】 役人の古手といっては失礼ですけれども、そういう人はほとんど恩給をもらっていると思うのですが、役人を長くやっていたということが直ちに私は恩給受給者の利益代表者だとは考えられない、そう……

第22回国会 内閣委員会 第28号(1955/07/18、3期、緑風会)

○野本品吉君 議事進行について。ちょっと御相談申したいと思うことがありますから、速記をやめて懇談の機会を作っていただきたいと思います。
【次の発言】 民主党、自由党両党の共同の提案になっております軍人を主たる対象といたします恩給法の一部を改正する法律の一部を改正する法律案は、政治的にも社会的にも相当大きな反響を呼んでおりますし、従って国民全体としまして相当重大な関心事になっておるわけです。従ってこの案に対する賛否の問題は別といたしまして、私どもといたしましては、できるだけ慎重に詳細にこれが検討に当らなければならぬということを考えておるわけです。そこで本日私はこれからまあ総括的な質問というような……

第22回国会 内閣委員会 第29号(1955/07/19、3期、緑風会)

○野本品吉君 この際討論を省略いたしまして、直ちに採決に入られることの動議を提出いたします。
【次の発言】 昨日来いろいろ御質問申し上げたのですが、そこで繰り返し繰り返し提案者及び大久保大臣等からの御答弁の中に、たとえば文官に恩給制度があるから軍人にも恩給制度がなければならぬ、あるいは文官と軍人とのアン・バランスの調整がこの法律案の趣旨であるというようなことの御説明がありました。私はここでやはりたしかにその点につきましてはいろいろと考えてみなければならぬ問題があろうと思いますので、お伺いするのですが、私は文官と軍人との、現段階における旧軍人の恩給と文官の恩給との本質的な相違というものを一応考え……

第22回国会 内閣委員会 第30号(1955/07/21、3期、緑風会)

○野本品吉君 大へん私ばかり時間をいただいて恐縮ですから、要点だけお伺いしておきたいと思っております。これはこの前もちょっと触れたのですが、昭和二十一年法律第三十一号による改正前の恩給法の別表の第一号表の問題なんです。恩給局長さんからの御説明がありましたように、この各階等に応じまして仮定俸給の年額は、恩給の最短年限である十一年のものの恩給額を三倍にしたものがこの仮定俸給年額になっておる。そこで一つ問題が考えられるわけですが、旧軍人軍属その他にこれを適用して行くことについて、私は今この際はとやこう申しませんが、十一年で恩給になった、その恩給額の三倍で行くということになると、ここに一般公務員と非常……

第22回国会 内閣委員会 第31号(1955/07/22、3期、緑風会)

○野本品吉君 私はもう何も申すまいと思って黙って聞いておったのですが、どうも文官恩給との開き、それを一枚看板に言っておられるものですから、ついものを申したくなります。実は私はこの案の内容そのものにつきましては別といたしまして、提案理由に、文官との恩給のアンバランスを調整するというその提案の理由を修正を求めたいと思うくらいなのです。そこで一つお伺いしたいのは、二十八年に軍人恩給が初めて復活されるときに、国家財政その他の事情を御勘案になりまして、やむを得ない処置として加算を取りましたね。それから下級を含めた、それから逆に停止の年令を上げた、これは軍人の皆さんに恩給を支給して幾分でも適当な処遇をしよ……

第22回国会 内閣委員会 第32号(1955/07/23、3期、緑風会)

○野本品吉君 二回にわたりまする通商産業省設置法の一部を改正する法律案につきましての御質問を通しまして、大体質問も終ったかのように見えますので、この際質疑を打ち切り、なお委員各位の御了解を得られますならば、討論を省略いたしまして、直ちに採決に入られることの動議を提出いたします。

第22回国会 内閣委員会 第34号(1955/07/26、3期、緑風会)

○野本品吉君 今までのいろいろな質疑応答を通しましてわかったような点がありますが、私はきょうは一切の議論を省きまして、主として恩給局長にお願いしたいと思うのですが、私のお伺いしますことに対しまして、イエスかノーか、その答えだけでけっこうですから、それをお願いしたいと思います。その第一点は、かねがね申し上げてありますように、軍人恩給計算の基礎となっている仮定俸給の年額に関する問題であります。これは結論的に申しますれば、退職時の俸給を基礎としないために、率直に申しますと、正規将校にはきわめて有利であり、特進将校、準士官以下に不利であるという当然な結果が生まれてくる、かように考えております。この点に……

第22回国会 内閣委員会 第36号(1955/07/28、3期、緑風会)

○野本品吉君 先般来衆議院におきまして、防衛庁長官に防衛庁の国防計画に関する構想を具体的に発表せよということで、ずいぶん長い間押し問答があったようです。その結果どうしても防衛庁長官がはっきりしたことを言わぬというので、最後には遺憾なことでありましたが、長官に対する不信任の問題が起って来た。こちらの委員会に私は昨日やむを得ない用事で欠席しておりますので、それらの点についての質疑がどういうふうに行われたかということは存じませんのですが、これは私一つお伺いしたいと思いますのは、申し上げるまでもなく、防衛庁設置法の国防会議に関する規定でありますが、この国防会議は、国防の基本方針、あるいは防衛計画の大綱……

第22回国会 内閣委員会 第37号(1955/07/29、3期、緑風会)

○野本品吉君 この法案とは直接関係のない問題ですが、正示さんよく御存じのことと思いますが、先般衆議院における民主党及び自由党の共同提案によりまして、旧軍人軍属等の恩給その他の改訂が行われたわけでございます。これは議員の提案でありましたけれども、その妥当性を認められて政府側もこれに賛同の意を表せられた案である。で、この案の審議の途上におきまして、かねがね問題になっておりました昭和二十三年六月以前の退職者の恩給が、その後の者に比較いたしまして著しく劣悪な状態に置かれているということが、衆議院のほとんど全員によって、理屈は別といたしまして、現実具体の問題として確認された、そこでその軍人関係の恩給の法……

第23回国会 内閣委員会 第4号(1955/12/12、3期、自由民主党)

○野本品吉君 ただいまの千葉さんの御意見もわからないのではないのですが、午後の再開前に、委員長及び各会派の理事の懇談会を開いて、そうしてこの問題をどう扱うかということの話し合いを十分つけて、それから開会されたらと、私はそう思っております。

第23回国会 内閣委員会 第5号(1955/12/13、3期、自由民主党)

○野本品吉君 私は自由民主党を代表いたしまして、ただいま議題となっております一般職の職員の給与に関する法律の一部を改正する法律案、この法案に関しまして、次のような希望意見を付しまして賛成の意を表したいと思います。  第一の点は、今度の国家公務員の期末手当の扱いに関しまして、従来ややもすれば軽く扱われて参りました人事院の勧告が一応尊重されてきたということにつきまして、私はこれは公務員全体の問題として喜んでしかるべきことと考えております。将来もまた公平な立場に立つ人事院の勧告等に関しては、政府においては十分これに耳を傾け、尊重するように配意を希望するわけでございます。  次に、この問題を考えますと……

第23回国会 内閣委員会 第7号(1955/12/15、3期、自由民主党)

○野本品吉君 自由民主党を代表して、ただいまの緑風会の御提案に対しまして賛成をいたします。
【次の発言】 議事進行。これは理屈を申し上げるわけではないのでありまして、この問題につきまして先ほど緑風会からの御提案があり、私は自由民主党を代表してそれに対する賛成を申し上げた。また千葉さんから社会党を代表して一応この問題についての討論があったわけです。従って千葉さんの御発言の中には社会党の皆さんのお気持が十分集約されているものと思うので、これ以上質問を続行すれば、また時間の関係もありますので、一応討論採決の軌道に乗っているのですから、その上で進めていただきたいと思う。

第24回国会 内閣委員会 第2号(1956/01/31、3期、自由民主党)

○野本品吉君 今の吉田委員の質問と内容的には同じようなことで、私は昭和三十年度の艦艇、航空機、その他重要なる品物を作った会社とか、それから発注の数量とか、そういうものを一つ一覧表に作って、主なものでけっこうなんですが、どこの会社でどういうものをどれだけやったというのをあとで御提示願いたいと思います。
【次の発言】 今の将来国産化の方向をたどっておるわけでありますが、日本で全部国産化するということになりますと、おのずから艦艇にせよ飛行機にせよ、設計なりそれからいろいろな点が変ってくるのじゃないかと思うのですが、そうなってくると部品の規格その他が非常に問題になってくる、そういう点についての考慮は。

第24回国会 内閣委員会 第5号(1956/02/14、3期、自由民主党)【議会役職】

○理事(野本品吉君) ただいまから開会いたします。  最初に、臨時教育制度審議会設置法案を議題といたします。  政府から提案理由の説明を求めます。
【次の発言】 政府委員からの補足説明を願います。
【次の発言】 先ほどあらかじめ御了解を求めておきましたように、本日は提案理由の説明並びにただいまの補足説明を聴取することにとどめておきたいと思いますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないものと認めてさよう決定いたします。
【次の発言】 次に、国務大臣の私企業等への関与の制限に関する法律案を議題といたします。  まず発議者から提案理由の説明を聴取いたします。

第24回国会 内閣委員会 第7号(1956/02/21、3期、自由民主党)

○野本品吉君 御報告申し上げます。島村委員、木下委員及び野本委員の三名は、去る二月六日から十日間、当内閣委員会の決定に基きまして、新潟県におきまして、米駐留軍航空基地の現状と、国の地方出先機関の事務運営の実情を、また群馬県太田市におきまして、米駐留軍の駐留により、同市の受ける影響につきまして調査を行なって参りましたので、その調査の概要について以下御報告申し上げます。  最初新潟県に参りまして、まず新潟飛行場拡張問題について調査いたしましたが、初めに地元の新潟飛行場拡張反対期成同盟の代表者から、次のごとき拡張反対の趣旨の陳情を受けました。その第一点は、拡張によって七十町歩の山林、田畑がつぶされる……

第24回国会 内閣委員会 第8号(1956/02/23、3期、自由民主党)

○野本品吉君 少年院に関係する法案でありますので、その少年院に関連を持っておると思いますから、この際私は内閣の青少年問題協議会のことにつきましてちょっとお伺いしたいと思います。  その第一は、協議会でその後協議研究調査等を行なっておると思いますが、青少年問題協議会のその後の運営、研究協議調査等の内容等につきまして、概要の御説明を願いたいと思いけられましたのは、昭和二十八年の法律によって設けられたのでございます。これには国会議員の先生方にも委員をお願いいたしまして、非常に活発な審議活動を続けて参ったのでございまして、実際の運用を見てみますと、毎月最小限度一度は必ず開催するといったような、通例の審……

第24回国会 内閣委員会 第12号(1956/03/08、3期、自由民主党)

○野本品吉君 私はただいま島村さんから問題として出されました、調達業務関係のことを中心としまして、若干の点をお伺いしておきたいと思います。  私どもは日本の国の平和と独立を守り、国の安全を守るために最小限度の自衛力を必要とするという立場をとっておるのでありますが、従って国の予算の相当大きい部分としての一千二億という防衛庁、自衛隊の費用につきましても一応これを認めておるのであります。ただ問題は、国民の血税であります膨大な経費というものが真に自衛の目的を達するためにきわめて適切に、きわめて効率的に使用されてさのむだもないようにということが自衛隊の健全な成長のために最も必要なことである、かように考え……

第24回国会 内閣委員会 第14号(1956/03/15、3期、自由民主党)

○野本品吉君 議事進行について。先ほど委員長から一応のお話もございましたように、総理の出席時間がきわめて限定されておりますから、私は委員長においてなるべく議案に直接関係を持った議案中心の審議を進められるように特別な配慮を願いたと思います。

第24回国会 内閣委員会 第15号(1956/03/16、3期、自由民主党)

○野本品吉君 一点だけ茅先生にお伺いいたしたいと思います。それは日本学術会議法の第四条に規定されております「科学に関する研究、試験等の助成、その他科学の振興を図るために政府の支出する交付金、補助金等の予算及びその配分」、それからして「政府所管の研究所、試験所及び委託研究費等に関する予算編成の方針」、特に専門科学者の検討を要する重要施策、その他日本学術会議に諮問することを適当と認める事項、これについて政府で諮問することができるということになっておりますが、このことと四条の十三の「試験研究補助金、交付金、委託費その他これらに類する経費の見積の方針」、これはつながりが多いようなんですが、そこで従来日……

第24回国会 内閣委員会 第16号(1956/03/20、3期、自由民主党)

○野本品吉君 提案の理由にございまするように、非常に資源の乏しい日本、それから経済基盤がきめて脆弱であり、しかも莫大な人口を抱えておるというような点から考えて、国民経済の自立、発展、あるいは国民生活水準の向上、これを目ざしての科学技術庁設置法案でありますから、これは国民のすべてのものがこの限りにおいて反対する理由はないと思います。また一方ややもすると各行政庁の間のセクト主義というものが非常に強いものがありまして、ばらばらになりがちであるけれども、それらを総合調整して基本政策の企画推進に当る、あるいは各省庁間の総合調整に当る、こういう点から考えまして、大へん私は適当な措置であると考えておるわけで……

第24回国会 内閣委員会 第17号(1956/03/22、3期、自由民主党)

○野本品吉君 ただいま議題となりま押した恩給法の一部を改正する法律の一部を改正する法律案について、提案者を代表いたしまして、提案の趣旨を簡単に御説明申し上げます。  公務員の在職年に対する加算制度は、昭和二十八年恩給法の一部を改正する法律によって原則として廃止されましたが、改正前の恩給法第三十八条の四に規定する蒸気機関車の乗務員等のごとく、いわゆる不健康かつ危険な業務に従事する職員の加算制度については、別途措置ぜられることになつておりましたので、それまでの間、これらの人々については従前の通り加算を認めるととに恩給法の改正を行なったのでありますが、昭和三十一年三月三十一日をもって、その期間が満了……

第24回国会 内閣委員会 第18号(1956/03/23、3期、自由民主党)

○野本品吉君 私は自由民主党を代表いたしまして、修正案に反対し、衆議院送付の原案並びに島村君提出の付帯決議案に賛成の意を表します。  なお、この際一言つけ加えておきたいと思いますことは、科学技術庁の仕事の対象になって参ります関係行政機関の試験研究機関は、その数においても質においても非常に複雑多様でありますので、これらの複雑多様な機関に対する総合調整が円滑に進められるという点におきまして、格段の御注意をお願いしなければならぬと思っております。もら一つは、長官の権限が、千葉委員が指摘されておりますように、かってその例を見ないほど強化されておるわけでありますが、この強化されました権限がきわめて適正に……

第24回国会 内閣委員会 第20号(1956/03/29、3期、自由民主党)【議会役職】

○理事(野本品吉君) それではただいまから開会いたします。  委員の変更につきまして御通知申し上げます。三月二十八日内村清次君が辞任せられまして、その補欠に田畑金光君が選任せられました。
【次の発言】 行政機関職員定員法の一部を改正する法律案を議題といたします。  本案に対する御質疑のおありの方は順次御発言を願います。
【次の発言】 速記をとめて。
【次の発言】 速記を始めて。
【次の発言】 それではすぐに……。
【次の発言】 本日は本案につきましては、この程度にとどめておき、たいと思いますが御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なければ、さように決定いたします。暫時休憩いたします。  ……

第24回国会 内閣委員会 第21号(1956/03/30、3期、自由民主党)

○野本品吉君 今千葉さんの賛同が高潮に達してきて、大へん腰くだけをさせるようで失礼なのですけれども、大体本日の委員会の運び方にしましても、時間でも大よその見当をつけて進められたらばと思いますので、この際、速記をとどめられて懇談の機会をほしいと思います。
【次の発言】 私は自由民主党を代表いたしまして原案に賛成の意を表します。
【次の発言】 この際、委員の変更がありましたから、御報告申し上げておきます。  植竹春彦君が辞任されまして佐野廣君が、長島銀藏君が辞任されまして伊能芳雄君が、それぞれ補欠に選任されました。御報告申し上げます。
【次の発言】 それでは別に御発言もなければ、質疑は終了したもの……

第24回国会 内閣委員会 第22号(1956/04/03、3期、自由民主党)

○野本品吉君 今の千葉さんの御意見、一応わかるのですが、事は主として、今の話は今度の給与関係の問題です。そこで今回の議題に上っております法案の措置を先決といたしまして、人事院の総裁と労働大臣と並べての話し合いは別途切り離してお願いしたい。

第24回国会 内閣委員会 第24号(1956/04/06、3期、自由民主党)

○野本品吉君 二つばかりお聞きしたいと思います。今年度三十一年度の旅費と三十年度の旅費を各省別にその総額を比較してみますと、三十年度そのままのところもありますし、それから非常に増額されておるところもあるわけです。具体的に申しますというと、内閣は百四十二万八千円が前年度と今年度と同額、総理府においては約二百万増額されておる。それから外務省では八十二万九千円の増額になっておる。大蔵省が七十万九千円、それから農林省は百五十二万、通産省は百六十九万、運輸省が二百八十九万、こういうような工合に、前年度に比較いたしまして旅費が現状維持のものもありますけれども、相当ふえておるところもある。そこで現状維持にな……

第24回国会 内閣委員会 第25号(1956/04/10、3期、自由民主党)【議会役職】

○理事(野本品吉君) 速記をつけて。

第24回国会 内閣委員会 第27号(1956/04/13、3期、自由民主党)

○野本品吉君 私は自由民主党を代表いたしまして、防衛庁設置法の一部を改正する法律案、自衛隊法の一部を改正する法律案、右三法案に対して賛成の意を表します。

第24回国会 内閣委員会 第30号(1956/04/20、3期、自由民主党)

○野本品吉君 それではほんとうに一つお伺いいたします。それは二、三年前から恩給担保の貸付を国民金融公庫で行なっておるわけですが、この共済組合の場合ですね、その担保貸付のワクへ入れるか、入れないのか、その点。
【次の発言】 恩給局の方のあれはどうなんです。

第24回国会 内閣委員会 第32号(1956/04/24、3期、自由民主党)

○野本品吉君 ただいま田畑君からお話がございましたが、この点については、私は審議の最初からのことを考えまして、お互いの気持に納得できかねている点があるように思いますので、ここで提案の理由を書きかえるとかいうことの前に、一応政府側とわれわれと話し合って、そうしてどういう措置をとるか、懇談をしたいと思います。
【次の発言】 ちょっと関連して。私田畑さんが六級以下の若い人と申しますか、比較的下級の地位にあるものに対して同情される気持はこれはまことにわかるのです。しかしながら下級のものに同情するという気持があまりに強過ぎて、日本の高級官僚がことごとくそういった自動車にただ乗っている、それから飲み食いま……

第24回国会 内閣委員会 第41号(1956/05/10、3期、自由民主党)

○野本品吉君 ただいま千葉君から総理の答弁に対しまして非常にはっきりとしたものの言われようをしておりますが、私ども準備をしておらないので、大へん失礼ですが、やはりその論議を正確に理解するために、おそれ入りますが千葉君に、当日の速記録の前後を通じてこの際お読みいただくことがよろしいと、こう思います。さようお取り計らい願いたいと思います。
【次の発言】 それではこれは違うじゃないですか。討論をするわけにいかぬですが、それはちょっと私どもと考え方が違う。(「違うというと」「衆議院の方から全部速記録持ってこようか」「こっちの記録ですから」「読みようが違うというの」と呼ぶ者あり)

第24回国会 内閣委員会 第45号(1956/05/17、3期、自由民主党)【議会役職】

○理事(野本品吉君) この際ちょっと御報告を申し上げておきます。  委員の亀田得治君が辞任されまして永岡光治君が補欠として就任されました。
【次の発言】 給与課長が来ております。
【次の発言】 速記をとめて。
【次の発言】 速記を始めて。
【次の発言】 別に御発言もなければ、質疑は終局したものと認めて御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないものと認めます。これより討論に入ります。(「人数はいいのか」「人数が足らん」と呼ぶ者あり)ちょっとお待ち願います。速記やめて。
【次の発言】 速記始めて。  それではこれより討論に入ります。御意見のおありの力は賛否を明らかにしてお述べを願います。

第24回国会 内閣委員会 第51号(1956/05/24、3期、自由民主党)

○野本品吉君 もう時間もだいぶたちましたし、大臣は昨夜から本朝にかけて非常に奮闘されてお疲れだと思いますから、きわめて簡単に要点だけを御質問申し上げたいと思います。  教育の制度、それから目的、内容、教師論、これらもろもろの教育問題に関しまして、国会の論議は私どもの知る限りにおきましては今日ほど盛んなときはないと思います。また一般世間におきましてもこれらの諸問題に関しまして、学者、報道陣、評論家、実業人、あらゆる人たちがいろいろな角度から見てその所見を発表し、意見を述べられております。教育論議の盛んなることいまだかつて見ることができない状態であろう。私は教育に関しまして全国の人々がかように深い……

第24回国会 内閣委員会 第55号(1956/05/29、3期、自由民主党)

○野本品吉君 私は自民党を代表いたしまして委員長の不信任案に反対いたします。(「何を言っている」「まだ趣旨説明を終っていないじゃないか」と呼ぶ者あり、その他発言する者多し)
【次の発言】 ただいま青木委員長不信任の動議が提出されまして、その提案理由の趣旨につきまして社会党を代表いたしまして田畑委員から文字通りるる数千言、あるいは幾万言を費しまして、(「そんなになっておらぬ」と呼ぶ者あり)その趣旨の説明がございました。私は田畑委員のおっしゃる通りきわめて謙虚に、きわめて冷静にあなたのお言葉に耳を傾けて参ったのでありますけれども、遺憾ながらそのおっしゃる事柄は、委員長を信任せずという理由といたしま……

第24回国会 内閣委員会 第58号(1956/06/03、3期、自由民主党)

○野本品吉君 国家公務員共済組合法の一部を改正する法律案でありますが、実はこれと全く性質を同じくしております市町村の公務員の共済組合法の改正も行われようとしておりますが、地方行政委員会において、その案が継続審査に回すことになるようであります点から考えまして、同じ性質のものが違った扱いを受けることもどうかと思いますから、本件は継続審査に付することにいたしたいと思いますが、これについて御相談願いたいと思います。


4期(1956/07/08〜)

第25回国会 文教委員会 第7号(1956/12/06、4期、自由民主党)

○野本品吉君 関連して。今林田さんの方から出た問題で、私年来考えております点でございますが、まあ、校地の整備、校舎の増改築その他が地方自治団体の非常に大きな負担になって、財政窮乏の地方団体というものはやりたいけれどもできない、非常に共通な大きな悩みになっているわけであります。そこで従来の文部省等の考え方は大蔵省に折衝して大蔵省でなかなかうんと言わない、そこだけねらっておったと私は思うので、新しくほかに金の融通のつく道を研究すべきである。そこで私はここ一、二年前から保険会社にこのことを強く呼びかけているがなかなかその道を開いてくれません。しかし戦前のことを考えますと、町村で校舎の増改築をする場合……

第26回国会 文教委員会 第3号(1957/02/07、4期、自由民主党)

○野本品吉君 先般派遣されました第一班の調査の結果につきまして御報告申し上げます。第一班は松澤委員と私並びに調査室から生田調査主事が随行して参りまして、十二月の十四日から十九日までの六日間、島根、鳥取の両県教育委員会にて調査項目は、地方教職員の昇給昇格について、新教育委員会の運営の実態、定時制教育、特殊教育、僻地教育の実態並びに文化財の保護保存の状況等につき調査、懇談いたしました。また島根県では、現在国立移管の問題の起きております県立島根農科大学、危険校舎として県立出雲高等学校、モデル校舎の出雲市立大津小学校、その他出雲市立今市小、中学校、県立松江ろう学校。文化財として出雲大社、松江城を、鳥取……

第26回国会 文教委員会 第4号(1957/02/21、4期、自由民主党)

○野本品吉君 今の審議会に関するいろいろな質問や答弁があったのですが、私は文部省は大学設置審議会以外の数多くの諮問機関をお持ちになっていると思う。そこで文部省として一番注意しなければならないことは、諮問答申の結果をどう処理するかということは、文部省自体の責任と権限に属することと思うけれども、ある意図を含めての諮問をしたり、審議の途上において審議会の委員の良心の自由に影響を及ぼすような行動があってはならぬ、かように私は考えますが、いかがですか。

第26回国会 文教委員会 第9号(1957/03/07、4期、自由民主党)

○野本品吉君 簡単なことですが、一、二点お伺いいたします。  この建築基準法で見ますと、建築してはならないといういろいろな制限規定が数多くあるわけです。ところがその制限規定のあとにみなただし書きがついてあって、「特定行政庁が住居の安寧を害するおそれがないと認め、又は公益上やむを得ないと認めて許可した場合においては、この限りでない。」これに類するただし書きが全部ついておるのですね。これは実情からいいますとどういうことになっておりますか。
【次の発言】 私がこのただし書きに対する行政庁の認識判断、運用というものが今日のような事態を起してくる一つの素因になっておるのではないかということを想像するわけ……

第26回国会 文教委員会 第10号(1957/03/11、4期、自由民主党)

○野本品吉君 関連して……。理科教育の振興の問題は、学科の性質上、物的の各種の条件を整えるべきであるということも、きわめて重要なことでありますけれども、同時に、先ほどお話のありますように、その教育を担当する教師の実力のいかんということが、教育効果を決定していきます重大な要素になっております。従って教員養成諸学校の教育内容、教科課程等におきまして、十分の考慮が払われないというと、せっかくの物的の条件の整備というものは、生かされてこない。先ほどもお話がございましたが、この点について文部省は、教員養成諸学校の教育内容について、具体的な検討を進めておられるかどうか、またそういう点について、どういう方針……

第26回国会 文教委員会 第11号(1957/03/14、4期、自由民主党)

○野本品吉君 ちょっと速記をとめて下さい。
【次の発言】 ちょっとお伺いしたいのですがね、現在東京にあります国立、私立、合わして大学というのはどのくらいの数……。わからんければあとでけっこうです。
【次の発言】 それからもう一つは、現在新設を申請しておるものがありますか、また将来新設申請というのがあるお見込みでございますか、どうでしょう。
【次の発言】 私がそういうことをお伺いしますのは、人口あるいは工場等の、東京に過度に集中することを何とか調整しなくちゃならぬという精神から……申し上げるまでもなく首都圏整備法というのができておる。首都圏整備法は、人口その他のものを適当なところに配置することに……

第26回国会 文教委員会 第12号(1957/03/19、4期、自由民主党)

○野本品吉君 議事進行について。  ちょっと速記をとめて下さい。
【次の発言】 これは大臣にお伺いしたいのですが、私立学校の、私立学校としての存在の意義とか、価値とかというものは、私学の独自性、自主性、これが貫かれるところに私はあると思う。ほかの言葉で言えば、建学の精神がその学校に一貫し、充満するということであって、早稲田に大隈侯のあの気魄が残り、慶応に福沢先生のものの考え方、そういうものが残り、あるいは同志社大学に新島襄先生の精神が脈々として生きている。ここに私は私学の存在の意義と価値とを見出したいと思う。そこで私学振興という立場から、このような法律ができ、またすでに別な法律によって、補助、……

第26回国会 文教委員会 第13号(1957/03/26、4期、自由民主党)

○野本品吉君 私は自民党を代表いたしまして、ただいま常岡委員の提出されました修正案並びに修正部分を除く原案に賛成の意を表します。  大体私立大学の生徒の数を見ますと、国立において十七万四千、私立大学において三十二万二千、この数字はいかに私立大学の教育が大事であるかということを最も雄弁に語っておると思います。これらの多数の学生を包容しております私立大学の質的な向上のために国ができるだけの努力をするということはむしろ当然のことでありまして、この法案がそういう趣旨において提案されましたことを心から喜ぶ次第でございます。  以上所見の一端を述べまして賛意を表します。

第26回国会 文教委員会 第14号(1957/03/28、4期、自由民主党)

○野本品吉君 先ほどお話がちょっと出ましたが、大学の設備の拡張充実等のための地元負担と申しますか、地元の寄付と申しますか、これは私は十分考えていかなければならぬ問題だと思う。で、実情は大臣も御承知だと思いますが、県立の高等学校の拡張、設備の充実等の場合におきましても、全国的に見ると大勢としては三分の一くらいの校舎の増改築というような場合に地元負担になっている。それからして市町村の学校の増改築等の場合におきましても、そういう寄付的な形をとられる場合が相当あるので、これは単に学校だけでなしに、国立、県立のいろいろな機関の増設、改築等の場合の地元の寄付の多いことは、これは御承知の通り地方財政に非常な……

第26回国会 文教委員会 第15号(1957/03/29、4期、自由民主党)

○野本品吉君 一点だけお伺いいたします。直接この問題に関係はないのでありますが、教科書の問題なのでお伺いしたい。それは文部省では諸外国の義務教育に使用しております――義務教育じゃない、教育に使用しておりますいわゆる教科書ですね、この教科書についてお集めになって、その内容を御検討になっておられるかどうか。
【次の発言】 私がこの点をお伺いいたしますのは、実は前にも私は申したことがあるのですが、私の親友であります今の海上保安庁の水路部長をしております須田君が、学術会議でフィリピンに行きますときに、向うの教科書で何か参考になるものがあったら買い求めてきてほしいと頼みました。一冊地理の本を持って参った……

第26回国会 文教委員会 第21号(1957/04/18、4期、自由民主党)

○野本品吉君 議事進行、ただいまの松澤さんの御発言は、私も伺つておりまして、かつての吉田さんのばかやろう……(「それはいいじゃないか、今済んだんだから」と呼ぶ者あり)わかりました。それで他人の意見についての批判的なことも委員長から注意がありましたが、同時にこの委員会は私の考えるところでは、証人から現地における真相を聞くことによって、われわれの今後の勤務評定の問題についての研究のとうとい資料を得ることが目的でありますので、従って私といたしましては、事実を聞くことは問題はありませんけれども、法に基いて教育委員会あるいは県の教委、地教委のなさったことに対して非違を究明するというような考え方も、あわせ……

第26回国会 文教委員会 第23号(1957/04/25、4期、自由民主党)

○野本品吉君 私は今の矢嶋委員と全く同じことなんですが、実は私の郷里は旧中島の飛行場のあったところですが、そこが米軍に接収されて、ヘリコプターの部隊の訓練が行われ、発着が行われておる。で、やはり騒音の問題について地方の者から陳情その他がきておるわけです。これは今もお話を聞きますと、設置者の申請を待ってということですが、おそらく設置者から文部省なり調達庁なりへ申請が出ていると思うのですが、申請が出ているとすれば、私どものところへやかましく陳情その他がこないのだろうと思う。従って、飛行場周辺の学校で騒音に悩まされております。小学校の騒音の実態というものを全国的に御調査なすって、陳情だとかその他いろ……

第26回国会 文教委員会 第24号(1957/04/26、4期、自由民主党)

○野本品吉君 きわめて簡単なことですが、お伺いいたしたいと思うのです。御承知の通りに来年の五月に東京都において第三回のアジア競技大会が開かれる、都としてもこの受け入れ態勢の整備をいろいろと考えられておるようでありますが、この大会はやがての国際オリンピック競技大会にもつながるものであるようにも考えられますし、また国民体育振興あるいはアジア諸国と体育を通じての善隣友好、こういう点におきまして相当重大な意義を持ってくると私は考えるわけであります。このことにつきまして、国といたしましてはどんなような心がまえでおられますか、どういうふうにお考えになっておられますか、その点についてお伺いいたしたいと思いま……

第26回国会 文教委員会 第25号(1957/05/06、4期、自由民主党)

○野本品吉君 私はこの問題は、先ほど矢嶋委員が言われたように、一個の佐賀の問題として考えずに、教育の正常な状態というのはどういう状態であるかということに関しまして、しっかりした考えを持ちませんというと、将来またこの種の問題の起りましたときに、事態に対する認識、判断、扱い方について、いろいろと混迷を起すであろうと思いますので、私の感じを申し述べながら、当局の御意見を承わりたいと思います。  私は教育が正常であるかどうかということは、受け持ちの先生が子供と絶えず接触、離れておるかついておるかというところに問題がある。教育の正常なる運営ということは、たとえそれが遠足であるにせよ、それが映画鑑賞である……

第26回国会 予算委員会 第18号(1957/03/27、4期、自由民主党)

○野本品吉君 私は、総理及び文部大臣に対しまして、主として御質問申し上げ、なお、それに関連する点につきまして、大蔵大臣の御所見を承わりたいと思っておりましたが、総理はあいにく都合が悪くてお見えになりませんので、この点は後日に譲りまして、主として文部大臣に質問し、なお、これに関連する点につきまして、大蔵大臣の御所見を承わりたいと思っております。  第一の点は、国民道義の高揚に関する問題であります。終戦後十カ年間にわたりまする国民の非常な努力と、海外における好景気等に恵まれまして、今や、わが国は、いわゆる一千億減税、一千億施策という、経済的な繁栄をもたらしてきています。まことに喜びにたえません。し……

第27回国会 文教委員会 第3号(1957/11/07、4期、自由民主党)

○野本品吉君 昨日文部省の中で起りました教員組合の諸君と文部省の役人それから警察官、これらの相互間に起りました事態というものは、私ども、皆さんと同様、きわめて遺憾、遺憾を通り越して痛恨事であると私は考えております。このことが、単にそれぞれの関係者のみでなしに、国民全部、ことに心づきました幾千万の子供及びその子供の父兄に与えました影響というものは、非常に大きいものがあると思います。おそらく全国の父兄は、この事態が自分の子供の教育育成とどういうふうなつながりを持つのであるかということにつきまして、心痛めておるであろうと思う。けさの朝日新聞の論説を見ますというと、この問題の相当重要な点に触れておるよ……

第27回国会 文教委員会 第4号(1957/11/09、4期、自由民主党)

○野本品吉君 委員長から短時間にという御注意もあり、御希望もあり、またただいま発議者によって提案の理由の御説明がありましたが、非常に詳細にわたっての提案の理由でありますので、この提案の理由につきましては、さらに十分の検討を加えた後に質疑をしたいと思いますので、私はこの際きわめて一般的な問題につきまして二、三の質問をいたしたいと思います。  第一の点は、勤務評定の意義、趣旨というものをどういうふうに考えておられるかということでございます。これはただいま御説明の中にもございましたが、国家公務員法、あるいは地公法、あるいは教育行政の組織及び運営に関する法律、それから人事院規則の一〇――二、これらを彼……

第27回国会 文教委員会 第5号(1957/11/12、4期、自由民主党)

○野本品吉君 ただいま湯山さんから人事院が、教員に関しては勤務評定が不可能であるということを言われたという御発言がございました。これは人事院の公式的な見解として発表されたものであるか、それからそれはいつどこでだれが言われたか、それをちょっとお伺いしたい。
【次の発言】 このことはきわめて重大な問題でありまして、国家公務員法その他におきましても人事院が勤務評定に関する基準その他を定めるということになっておって、その人事院が勤務評定は不可能であるというような見解を持っておるかどうかということは非常に大きな問題で、私は直ちに人事院の総裁を呼んで、そうして人事院の見解を求めたいと思いますので、委員長さ……

第28回国会 文教委員会 閉会後第1号(1958/06/09、4期、自由民主党)

○野本品吉君 その後ウミネコ等が安心して、落ちついておりますか、動揺しておりますか、そういうことについてはどうですか。
【次の発言】 そうするとあれですか、ウミネコにとっては恐怖の地帯になっておるわけで、そこで将来安住すると、うようなことができない、よそへ行ってしまう、そういう心配はないのですか。
【次の発言】 今度の事件で、今事務局長からお話しのありましたほかの場所でも、そういうような事態の発生を防ぐために注意をしなければならないという話しですが、具体的にどこの場所、その他はどこですか。
【次の発言】 ウミネコだけでなしに、たとえばツルとかほかの鳥がいろいろあるでしょう。

第28回国会 文教委員会 第5号(1958/03/04、4期、自由民主党)

○野本品吉君 日ごろ僻地教育の問題につきまして心魂を傾けられております松澤委員の熱意に対しましては、私は心から敬意を払っておるわけであります。従って、ただいま御催促がなくとも私の方が先に質問したいと思っておったのですが、これは与党の立場もありますので、御遠慮いたしておりましたので、この点御了承を願いたいと思います。日の当らないところへどういうふうにあたたかい政治の手を差し伸べていかなければならぬかということは、単にこれは僻地だけの問題であると私は考えておりません。あらゆる部面に日の当らない生活をしておるものがある。ここに政治があたたかい手を伸ばすべきだ。僻地教育の問題は、日の当らない場所で教育……

第28回国会 文教委員会 第6号(1958/03/06、4期、自由民主党)

○野本品吉君 大学の問題でいろいろ御意見があったのですが、私聞いておる次のような話があるのですが、そういう事実があるかどうか、もしあるとすれば、これはよほど考えなければならぬ。それはこういうことです。日本の大学における研究の設備、あるいはその他の諸条件が、特に少壮な研究意欲に燃えている学者に満足を与えることができないので、そういう非常に研究意欲の高い少壮な学者が外国へ研究に行ってしまうという傾向があるということを聞いておるのですが、これはどうですか。
【次の発言】 そういう有数な学者が外国に行って研究する。外国の研究に奉仕する、日本の研究の推進の力にならない。そういう機会が失われるというような……

第28回国会 文教委員会 第9号(1958/03/20、4期、自由民主党)

○野本品吉君 多年にわたりまして国民全体に非常に親しまれており、また、国内の体育の普及振興に大きい役割を果して参りました明治神宮の外苑の競技場が、今や面目を一新いたしまして充実した施設、設備をもって新しく発足するために必要なこの法案が落成式を二、三日の後に控えました今日、本委員会を通過成立する運びになりましたことは、おそらく全国民の喜びであり、特にスポーツに関係する者、スポーツに深い関心を持っている人たちの非常に大きいよろこびであると思うのです。  この新しく発足いたします競技場は、国内的に考えれば、体育の普及振興、国際的に考えれば、この競技場を通しての国際間における相互理解、相互親善の関係を……

第28回国会 文教委員会 第11号(1958/03/27、4期、自由民主党)

○野本品吉君 ただいまから著作権法の一部を改正する法律案について、提案者を代表してその提案理由及び内容について御説明申し上げます。  まず、この法律案の提案理由を御説明いたします。  戦後、外国の科学書を無断複製して、国内で販売する者が多くなりました。これは、わが国の研究者や学生の間で外国書が高価なために、低廉な偽版書の需要が相当多いということにもよりますが、また、一方では現行の著作権法の罰則規定が軽いことが偽版書を横行させている原因となっているのであります。しかも、この種のいわゆる海賊版は、国内の正規の出版者ではなく、不法な常習者によって秘密裏に複製頒布されているのが実情でございます。わが国……

第28回国会 文教委員会 第12号(1958/03/29、4期、自由民主党)

○野本品吉君 参考人には長時間御苦労様でございます。私もいろいろと御意見を拝聴しておりまして、教育問題に対する態度、考え方の成長、自分自身の成長を期待されるように考えましてまことにありがとうございます。時間もありませんので相当御質問幸し上げたいと思いましたが、きわめて簡潔に要点だけをお伺いいたします。実はこの参議院は昭和二十三年に教育勅語無効確認の決議というのをいたしております。で、このことは私はそれま、で残っておりましたいわゆる承認必謹と申しますか、天皇中心の超国家的なものの考え方に対するよりどころを全く一掃した画期的な決議であろうと思います。そこで従来教育のよりどころになっており、特に道徳……

第28回国会 文教委員会 第14号(1958/04/01、4期、自由民主党)

○野本品吉君 これは私の思い過ごしかもしれないけれども、秋山委員の御発言は、ただいま問題になっております資料が十分に提示されない限りにおいては、委員会における審議に一切入れない、こういう印象を受けておるのでありますが、これは、私はそういうことでない。この問題に関する審議は、資料を整えてからする。他の問題については審議を続行する。こういう意味に了解できるかどうか、して差しつかえないかどうか。それを確かめておきます。

第28回国会 文教委員会 第16号(1958/04/10、4期、自由民主党)

○野本品吉君 この問題については、これは私からあらためて申し上げるまでもなく、問題自体については私どもは反対しているんじゃないのです。それで、ついては勤評の立案の精神及び内容等について立案の衝に当った方から伺うことがよかろうということで始まったわけです。問題は、私ども一番心配しております点は、るる勤評をめぐるいろいろな動きがありますから、そういうケースにおいてどうこうするということは私は問題だと言っておったわけです。だから平静な事態において、お互いが研究的な立場で聞くことにわれわれは賛成していたわけです。そういう意味において、つまり適当な時期という、時期に対する問題があるわけですね。で、この適……

第28回国会 文教委員会 第17号(1958/04/15、4期、自由民主党)

○野本品吉君 第三班、新潟県の調査報告を申し上げます。  湯山委員長と私のほか生田調査主事が随行いたしまして、他の班と同様な調査事項について調査いたして参りました。  本県におきまして、現在町村合併に伴う問題としては、大別して学校統合にかかるもの二件、境界変更によるものが五件もありますが、特にこのうち西蒲原郡吉田町の中学校の統合に関する紛争について調査いたして参りました。  なお、他の場所における問題についても陳情がありましたので、あわせて簡単に御報告いたします。  まず、吉田町の統合問題の経過を申し上げます。昭和二十九年十一月に吉田町、米納注村、粟生津村が合併し吉田町となり、当初吉田小学校と……

第28回国会 文教委員会 第18号(1958/04/17、4期、自由民主党)

○野本品吉君 先日の松永委員と文部当局との質疑応答の状況は、私も心得ておりますが、今はっきりさせたいというお気持も一応はわかるのでありますが、まあ議題として、義務教育に関する施設費に関する法案の審議が正式に提示されておる段階でありますから、その法案の審議にお進めを願いたい。
【次の発言】 私はこの法案に対しまして、自由民主党を代表いたしまして、心から賛成の意を表します。  先ほども、秋山委員からも発言がございましたが、この法案の急速な成立をこいねがいます全国の各地方団体の首長、それからして教育関係者、もっと大きく言えば、全国民が、いかに熱烈にこれを希求しておったかということが、幾千幾万の、われ……

第28回国会 文教委員会 第20号(1958/04/22、4期、自由民主党)

○野本品吉君 岡さんのおっしゃることも、一応それはありますけれども、事が今日に至りますにはこれはまあいろいろな複雑した事情もありますし、現に東京都の教育委員長や教育長をこの混乱の中で委員会に招集するということは、私はそういうことは時期として適当でない、こういう考えを持っております。
【次の発言】 私は、この際、衆議院送付にかかります公立義務教育諸学校の学級編制及び教職員定数の標準に関する法律案に対しまして、自由民主党を代表いたしまして、次の修正を加えて本案に賛成するものであります。修正の案を朗読いたします。   公立義務教育諸学校の学級編制及び教職員定数の標準に関する法律案の一部を次のように修……

第28回国会 文教委員会 第21号(1958/04/24、4期、自由民主党)

○野本品吉君 勤務評定の問題については議題外ですから……。
【次の発言】 先ほど法制局長を呼んで問題の究明をされるということで、私もけっこうだと思ったのですが、腰原部長はまだ指導要領その他についての十分な検討はされておらないのであるし、それからまた、斎藤さんは文部行政についての研究は十分でないから自信をもってものが言えないと、そういう段階では、法制局によってこの問題のけりをつけるということはきわめて困難だと思いますから、先ほど委員長の御発言になりましたように、さらに検討を加えるということで、この際議事を進めていただきたいと思います。
【次の発言】 ただいまの秋山委員の発言の岩手の問題であります……

第29回国会 文教委員会 第3号(1958/06/24、4期、自由民主党)

○野本品吉君 最初に木下先生にお伺いいたしたいと思います。木下先生は昨年の十二月の十日に全国都道府県教育委員長協議会会長の名におきまして重大な声明を発表されました。私はこれを朗読いたしたいと思います。   学校教職員の勤務評定を行うことにより、公正な人事管理を行い、教育効果の向上を図ることは教育行政上きわめて重要であり、このために法律も教職員の勤務評定は、各都道府県教育委員会の計画のもとに実施すべきことを規定しているのである。   全国都道府県教育委員長協議会は、かねてよりこれが計画について慎重な研究を続け、各地方の実情に即して、自主的に実施すべきことを申し合せた。   愛媛県においては、現に……

第29回国会 文教委員会 第4号(1958/07/01、4期、自由民主党)

○野本品吉君 議事進行について。大臣に対する質疑はこの程度にとどめて、直ちに学校職員に対するいわゆる管理職手当の法案(閣法第三号)の趣旨説明に入ることの動議を提出いたします。(「賛成々々」「休憩」と呼ぶ者あり、その他発言する者多し)

第29回国会 法務委員会 閉会後第1号(1958/07/31、4期、自由民主党)【議会役職】

○委員長(野本品吉君) ただいまから、閉会中の第一回の法務委員会を開会いたします。  まず、委員の異動につきまして御報告申し上げます。  七月三十一日付をもって藤原道子君が辞任されまして、かわりに坂本昭君が選任されました。以上であります。
【次の発言】 この際、一言ごあいさつを申し上げたいと思いますので、お許しを願いたいと思います。  今度、はからずも私が法務委員長として選任を受けたわけでございますが、御承知の通りの、きわめて微力非才の者でございますので、幸いに委員各位の格別な御指導と御鞭撻とによりまして、大過なきを期したいと思います。  どうぞよろしくお願いいたします。

第29回国会 法務委員会 閉会後第2号(1958/08/01、4期、自由民主党)【議会役職】

○委員長(野本品吉君) これより本日の法務委員会を開会いたします。  最初に、委員の異動がございましたので、御報告申し上げておきます。  八月一日付で坂本昭君が辞任されまして、椿繁夫君がかわりに選任されました。  右、御報告申し上げておきます。
【次の発言】 本日は、検察行政に関する調査をすることになっておりますが、逮捕状の執行等を中心といたしまして、検察のあり方について法務当局の見解をお伺いすることにいたしたいと存じます。  それから、法務大臣は閣議がありまして、閣議が終了次第、直ちに委員会に出席する予定になっております。申し添えておきます。  それでは、御質疑のあります方は、順次御発言を願……

第29回国会 法務委員会 閉会後第3号(1958/09/26、4期、自由民主党)【議会役職】

○委員長(野本品吉君) それでは、これから委員会を開会いたします。  本日は・派遣委員の報告を聴取することにいたしたいと存じます。  去る七月、検察及び裁判の運営等に関する調査の一環といたしまして、第一審強化に関する諸問題、監獄法の改正、少年法等の改正及び売春防止法等の運営につきまして、東北、近畿及び四国、九州地方に委員を派遣し、実地調査をいたしておりますので、各班ごとに順次御報告をお願いいたしたいと存じます。  それでは、第一班の東北地方を棚橋君にお願いいたします。
【次の発言】 順次第二班、第三班とお願いいたします。
【次の発言】 ただいまの御報告につきまして、いろいろと御質問等もおありで……

第30回国会 法務委員会 第1号(1958/10/02、4期、自由民主党)【議会役職】

○委員長(野本品吉君) それでは、これから委員会を開会いたします。  本日は、調査承認要求についてお諮りいたします。  本委員会といたしましては、従来から検察及び裁判の運営等に関する調査を行なって参りましたが、本国会においても、本件調査の承認要求を行うことにいたしたいと存じますが、さよう決することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。それでは、本件要求書につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。  別に御発言もなければ、本日はこれにて散会いたします。    午後零時五十六分散会。

第30回国会 法務委員会 第2号(1958/10/07、4期、自由民主党)【議会役職】

○委員長(野本品吉君) これより本日の委員会を開会いたします。  今日は、検察及び裁判の運営等に関する調査の一環といたしまして、少年犯罪対策に関する調査をいたしたいと存じます。  申し上げるまでもなく、二十九年以降青少年犯罪の数が激増いたしまして、それから非常に悪質化の傾向が顕著になって参りましたのみならず、犯罪の原因も複雑化しております。こういう実情に対処いたしまして、この際、少年犯罪対策を根本的に検討いたしますこととともに、少年法等の関係法令の整備に資したいと、かように考えておる次第でございます。  なお、本日は本件調査に関連いたしまして、岸総理の出席を要求しておったのでありますが、やむを……

第30回国会 法務委員会 第3号(1958/10/21、4期、自由民主党)【議会役職】

○委員長(野本品吉君) それではこれから法務委員会を開会いたします。  まず委員の異動について御報告申し上げます。  十月二十一日付藤原道子君が辞任されまして、そのかわり加瀬完君が選任されました。
【次の発言】 議事の都合によりまして、初めに連合審査会開会についてお諮りいたします。  ただいま地方行政委員会に予備審査となっております警察官職務執行法の一部を改正する法律案につきましては、本委員会といたしましては至大の関係があるものと考えますので、本件につきまして地方行政委員会に対し、連合審査会開会の申し入れを行いたいと思いますが、さよう決することに御異議ございませんか。

第30回国会 法務委員会 第4号(1958/10/28、4期、自由民主党)【議会役職】

○委員長(野本品吉君) これより本日の委員会を開会いたします。  本日は司法試験法の一部を改正する法律案を議題といたします。  本案につきましては、先般提案の理由の説明を聴取いたしておりますので、これから順次質疑を行うこととし、御質疑のおありの方は御発言を願います。
【次の発言】 ちょっとこの際御参考に申し上げておきます。法務大臣は、要務のため、十二時に退出しなければならぬそうでございますから、それを御了承の上、御質問願いたいと思います。
【次の発言】 ちょっと速記をとめて。
【次の発言】 速記つけて下さい。  別に御発言がなければ、本案に関する本日の質疑はこの程度にとどめまして、次回は十月三……

第30回国会 法務委員会 第5号(1958/10/30、4期、自由民主党)【議会役職】

○委員長(野本品吉君) それではこれから本日の委員会を開会いたします。  委員会の開会に先立ちまして委員の異動について御報告申し上げます。十月三十日付で井上知治君が辞任されました。
【次の発言】 それでは前回に引き続きまして、司法試験法の一部を改正する法律案の質疑を行います。御質疑のあります方は順次御発言願います。
【次の発言】 本日は、これにて散会いたします。    午後二時三十五分散会

第31回国会 内閣委員会 第16号(1959/03/26、4期、自由民主党)

○野本品吉君 簡単に二、三分、私は従来大きな工業、大きな仕事が起って参りますと、その事業の発展と周辺の農漁民その他一般居住者と利害が競合すると申しますか、相反してくる場合があるので、今後といえどもこの問題は非常に大きな問題だと思う。この法案には直接の関係はないようでありますけれども、その点についてお伺いしたいのですが、これは今までの状況を見ておりますと、いろいろな紛争等が起ってからのみそういう問題について騒ぎ出している傾向が多いのですが、今としては大きな事業と、それから周辺の農漁民、一般居住者との利害関係の調整については、この企画庁の大きな仕事としてお考え願うべきじゃないか、こう考えております……

第31回国会 内閣委員会 第17号(1959/03/31、4期、自由民主党)

○野本品吉君 私はこの問題につきましては、実は数年来深い関係をもってやって参ったので、たまたま伊藤委員の質問で防衛庁の意図がやや明らかになりましたので、黙っておるわけにも参りませんので申し上げたい。なお委員長において、至急首都圏整備委員会の計画の当局を呼んでいただきたい。  それで大体申しますが、事の経過を私は申し上げて、皆さんがこの問題を処理する参考に資していただきたい。それは三十一年に御承知の通り首都圏整備法というものができまして、私は実は太田の出身なんです。大泉の地区の者なんです。そこであの土地の将来のことを考えました場合に、これを首都圏整備法による衛星都市の市街地開発地域として生きる以……

第31回国会 内閣委員会 第19号(1959/04/08、4期、自由民主党)

○野本品吉君 法案自体につきましては私は別にどうこうありませんが、ちょうど松野長官がおいででありますので、他の問題につきまして一点質問しておきたいと思います。実は、私どもの自民党の政策審議会で、昨年末いろいろこの種の問題について検討しております途上、退職した公務員で恩給や扶助料を受けておる者から、ぜひ恩給の支給の時期を年末にしてほしい。つまり十二月に恩給の支給ができるようにしてほしいという切実な要望があったわけです。これは退職した者にとりましては、期末手当その他等もございませんので、年末資金的な意味で当然の要求だと思いますので、いろいろ研究しました結果、われわれといたしましては当然かくあるべき……

第31回国会 内閣委員会 第20号(1959/04/27、4期、自由民主党)

○野本品吉君 大臣に御質問申し上げますが、この一般職公務員の国家公務員共済組合法の一部改正ということでその中に取り入れることになっておりますが、しかしまあ、日本の公務員制度の根本の非常に重大な問題であると心っております。従って政府当局としましては、あらゆる角度からの慎重なる御検討を願っておることと思いますけれども、しかし一般の者から見ますというと、いろいろと疑問を生ずる点がありますので、それらの点につきまして若干御質問申し上げますので、どうぞ納得のいくような御説明、御答弁をお願いいたしたいと思います。  私が一つの疑問として考えております点は、第一に大蔵省の設置法の規定から申しますというと、設……

第31回国会 法務委員会 第1号(1958/12/11、4期、自由民主党)【議会役職】

○委員長(野本品吉君) それでは、これより開会いたします。  本日は、調査承認要求につきまして、お諮りいたします。  当委員会におきましては、従来、検察及び裁判の運営等に関する調査を行なって参りましたが、今国会におきましても、本件調査の承認要求をいたしたいと存じますが、さよう決定することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。  それでは、要求書等につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。――別に御発言がなければ、本日はこれにて散会いたします。    午前十一時十三分散会

第31回国会 法務委員会 第2号(1958/12/16、4期、自由民主党)【議会役職】

○委員長(野本品吉君) それでは、これから本日の委員会を開会いたします。  最初に、理事の補欠4選につきましてお諮りいたします。  棚橋小虎君が十二月十二日委員を辞任されまして、そのため理事が一名欠員となっておりますので、この際、その補欠互選を行いたいと存じます。つきましては、補欠互選は便宜上委員長の指名によることに御一任されたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。それでは、委員長から高田なほ子君を理事に指名選任いたします。
【次の発言】 次に、検察及び裁判の運営等に関する調査の一環といたしまして、昭和三十四年度の法務省関係予算、同じく裁判所関係予算につい……

第31回国会 法務委員会 第3号(1958/12/18、4期、自由民主党)【議会役職】

○委員長(野本品吉君) それでは、これから本日の法務委員会を開会いたします。  最初に、委員の派遣についてお諮りいたします。  検察及び裁判の運営等に関する調査の一環といたしまして、高知県下の集団暴行事件について委員派遣を行うことにいたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないものと認めます。  それでは、人選、日時、手続等は委員長に御一任願いたいと思いますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないものと認めまして、さよう取り計らいます。
【次の発言】 次に、司法試験法の一部を改正する法律案を議題といたします。御質疑の方は、順次御発言を願います。

第31回国会 法務委員会 第8号(1959/03/03、4期、自由民主党)

○野本品吉君 これは、裁判官の報酬等に関する法律の一部を改正する法律案の第十六条、それから検察官の俸給等に関する法律等の一部を改正する法律案の第三条、この両方に、「恩給、退職手当若しくは寒冷地手当又は国家公務員共済組合に関する法令の規定の適用については、暫定手当の月額のうち最高裁判所が定める額は、報酬とみなす。」というのが一方にあり、一方は「法務大臣が大蔵大臣と協議して定める額は、俸給とみなす。」と、こうありますね。そこで、私が伺っておきたいのは、この「共済組合に関する法令の規定の適用」、これでありますが、これは、現在提案されております国家公務員共済組合法の一部改正、その法律が成立するものとい……

第31回国会 法務委員会 第11号(1959/03/24、4期、自由民主党)

○野本品吉君 私は自由民主党を代表いたしまして、ただいま議題となりました裁判官の報酬等に関する法律の一部を改正する法律案並びに検察官の俸給等に関する法律等の一部を改正する法律案に対しまして、次の附帯決議を付しまして賛成の意を表します。  まず、裁判官の報酬等に関する法律一の一部を改正する法律案に対しまして、次のような附帯決議を付したいと思います。案文を朗読いたします。    裁判官の報酬等に関する法律の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案)   憲法上保障された裁判官の特別の地位及びその使命の重要性と法曹一元の理想にかんがみ、政府及び最高裁判所は、今後裁判官の待遇及び任用制度の改善について……


5期(1959/06/02〜)

第32回国会 決算委員会 閉会後第1号(1959/10/19、5期、自由民主党)

○野本品吉君 ただいま矢嶋委員から質問のあったことですが、私も実は前からこの工業立国政策の推進ということと、農漁民一般大衆の生活、経済というものはなかなか両立しない、矛盾するといいますか、利害関係の一致しない面が非常に多いので、この点につきましては、総合的な施策を講じていただきたいということは、前々から希望しておったところです。そこで、根本の問題につきましては、いずれあらためて伺いたいと思いますが、そういう考え方から、先般、例の公共用水域の水質の保全に関する法律ができた。別に工場排水等の規制に関する法律ができた。そこで私は具体的にお伺いしたいのは、公共用水城の水質の保全に関する法律によりまして……

第32回国会 決算委員会 閉会後第2号(1959/10/20、5期、自由民主党)

○野本品吉君 きわめて簡単なことですが、知っておきたいのでお伺いします。  それは、会計検査院の批難事項の責任者の処分の表がここに出ておりますが、これで見ますと、関係責任者の官職氏名、ここを見ていきますと、ほとんど一佐とか一尉とか三佐とかいう工合に、これはほとんど全部が制服の自衛官で、技官あるいは事務官というのは、きわめて少数ですね。  そこでお伺いしたいのは、調達業務の責任者というものは、ほとんどこういうふうに制服の自衛官がやる建前になっているわけですか。これをちょっと伺いたい。
【次の発言】 そこで、重ねてお伺いしたいのは、制服の自衛官というのは、前の、昔の経理学校を出たとか、そういう方が……

第32回国会 文教委員会 第2号(1959/07/03、5期、自由民主党)

○野本品吉君 僻地教育振興という大きな立場から法律が改正されて、新しい法律に移行するためのいろいろな措置が研究されておる。その移行に際しましていろいろと問題の起っておりますことは私も承知はいたしておりますが、その当面の措置をどうするかの問題は別といたしまして、私は根本的な問題として二つのことを考えておったわけです。それは、僻地指定にどれだけの科学的、と言うと大げさですが、客観性妥当性があるかということ、このことは今まで僻地問題を混迷に陥れておる一つの大きな理由だったと思う。各府県、各地方によっていろいろと違っておるので、それに全国的な一応の客観性を持った僻地基準を設定しよう、こういう努力がもっ……

第32回国会 文教委員会 閉会後第4号(1959/09/21、5期、自由民主党)

○野本品吉君 私は、しばらく文教委員会を欠席しておりましたので、この問題に対する今までの論議、検討の経過、内容等につきまして、詳しく存じておりませんが、先ほど来、理事会におきまして、松永それから吉江両委員の話し合いの経過から見ますというと、この前の話し合いについて、多少の両者の間に受け取り方の食い違いといいますか、あれも見えるように思う。もう一つは、非常に鋭く対立しております状況ですが、私どもこの委員会で直ちにどうするかということを数で御決定になることにつきましては、私ども委員といたしましても、さらに慎重に研究の上でないというと、判断を下しかねる状態にありますので、そこの辺をお含みの上、しばら……

第32回国会 文教委員会 閉会後第6号(1959/10/15、5期、自由民主党)

○野本品吉君 専従の問題がいろいろの角度から論議されておるのでありますが、私は今までの論議、御質問等に漏れた点についてお伺いしたいのですが、最初にどうしても申し上げておかなければ気が済まない問題は、これは私が申し上げるまでもなく、私は教育あるいは教科というようなことが行われる本質的な条件、そういう作用の行われる根本的な条件というものは、これは信頼ということだと思うのです。その信頼というのは、教師、父兄、児童生徒相互間における絶対信頼の上において、特にほんとうの意味における教育、教科の作用が行われる、現われる。そこで本日この委員会で専従の問題が取り上げられ、その他ずいぶんと回を重ねて委員会でいろ……

第33回国会 決算委員会 第4号(1959/11/09、5期、自由民主党)【議会役職】

○理事(野本品吉君) ちょっと速記をやめて。
【次の発言】 速記をつけて。
【次の発言】 速記をとめて。   [速記中止〕
【次の発言】 速記をつけて。  本件について、まだ質疑が残っておるようでありますが、一応本日は、これで散会いたしまして、本件に関する審議の、これからの進め方については、理事会において打ち合わせたいと存じます。御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、それでは、さよう取り計らいます。  本日は、これで散会いたします。    午後零時四十九分散会

第33回国会 決算委員会 第7号(1959/11/18、5期、自由民主党)

○野本品吉君 最初に郵政省にお伺いしたいのでありますが、この指摘事項に対する説明書の五十ページの郵政省関係の冒頭にあるのです。それはしまいから四行目に「指摘事項は、いずれも郵政監察官が検挙したものである。」こうあるのですね。すべての指摘事項は全部郵政監察官が検挙したものである、こう書かれている。これは間違いありませんね。
【次の発言】 これは検査院にお伺いします。検査院の指摘されました事項は、いずれもあらかじめそれ以前に郵政監察官が全部検挙しておったものである、間違いありませんか。
【次の発言】 そうしますと、検査院みずからの検査によって発見された不正不当事項はなかったということでよろしいです……

第33回国会 決算委員会 第8号(1959/11/19、5期、自由民主党)

○野本品吉君 私どもの班は、七月二十九日から八月四日までの七日間、小柳委員と私とで福島、新潟両県下の検査報告指摘事項三件と、裏磐梯山有料道路工事、田子倉発電所建設工事、並びに新潟地区の地盤沈下問題について調査して参りました。新潟県下の調査につきましては、武内委員が御参加下さいまして、いろいろと御配慮にあずかりました。  現地で調査しました内容につきましては、会議録でごらんいただくこととしまして、報告を終ります。
【次の発言】 二、三の点につきまして、お伺いしておきたいと思います。  その第一は、職員の不正行為により、日本電信電話公社に損害を与えたものといたしまして、佐野氏においてさらに徴収しな……

第33回国会 決算委員会 第9号(1959/11/24、5期、自由民主党)

○野本品吉君 その前に……。これは私の希望なんですが、実は私どもは日本において最も公正あるいは正義、真実というようなものが裁判所によって代表され、裁判所がそのシンボルであるように希望しておるわけです。そこでこの四件の批難事項が出ておるのでありますが、今までの、各省庁にわたってのいろいろなととがありますが、特に会計検費院の立場からも、それから裁判所の立場からもその犯罪の批難事項の概要、実際等につきまして、形式的な御説明でなしに、われわれの質問を必要としない程度に、詳細な御説明を願うということを希望申し上げます。
【次の発言】 私は、法律あるいは裁判、そういうようなことにつきましては無知と言ってよ……

第33回国会 決算委員会 第11号(1959/11/27、5期、自由民主党)

○野本品吉君 私は今までの質問から、農林当局の御答弁を承っておって、日ごろ考えておることを思い出したのでありますが、どうも、たとえば農業協同組合にいたしましても、あるいはこの共済組合にいたしましても、農民を指導するときに、つまり利をもって導くこれがいけない、これに入ると幾らもうかるのだ、これに入るとどれだけの得があるのだ、そういうことで臨んで、それで固めていくところに、こういう根本問題があると、私は農業協同組合にせよ、共済組合にせよ、やはり協同組合の精神指導、思想指導というものが、十分に行われておるかどうかということは非常に疑っておる。  たとえば各市町村の各地方の農業協同組合の予算を見るとき……

第33回国会 決算委員会 第14号(1959/12/04、5期、自由民主党)【議会役職】

○理事(野本品吉君) 次に建設省から概要の御説明を願います。
【次の発言】 ちょっと速記をやめて。
【次の発言】 速記を起こして。  建設省の方から、なお補足の御説明がありましたならば、この際……。――ないようでございますから、以上をもちまして説明を終わることにいたします。  御質疑のあります方は順次御発言願います。

第33回国会 文教委員会 第6号(1959/12/01、5期、自由民主党)

○野本品吉君 学校の管理下におきまして起こりますいろいろな児童、生徒等の傷害その他の事故の問題につきましては、従来これを解決処理するための適切な方法がなかったために、父兄と学校の間、あるいは一般社会のものとの間に各種のトラブルと申しますか、起こして、非常に遺憾な点が多々あったわけです。そういう点につきましての、一応の解決の方途としての学校安全会法案が今度提案されたということは、私は子供の幸福のためにも、また教育の問題をめぐりましてのいろいろな紛糾あるいは混乱を起こさないという意味におきましても、大へんけっこうなことだと、こう思っております。そこで、政府の提案されました法案につきまして、一、二の……

第33回国会 文教委員会 第7号(1959/12/03、5期、自由民主党)

○野本品吉君 ただいまの松永委員の調査項目についての質問ですが、文部省の当局は一応それを了承されたよろですから私はそれをあえて阻止しようとは考えませんが、ここで私の一番申したいと思いますことは、なぜそういうものをきめたか、それからして十一月県会にやらぬと言ったのをなぜやったか、こういうようなやや詰問的な問い方であるような印象を私は受けるわけです。もしそういうことになりますというと、地方教育委員会というものに与えられておる権限、あるいは自主性というものを自由に発揮することができなくなってくる。逆に言いますというと、今後地方教育委員会がいろいろな条例を設定し、あるいは仕事をする場合に一々文部省に伺……

第33回国会 文教委員会 第8号(1959/12/08、5期、自由民主党)

○野本品吉君 今の問題に関連して一つお伺いしておきます。これは直接岐阜の専従の問題でありませんが、二、三日前の新聞を見ますというと、愛媛県において、教組の方で従来二十八名おった委員を二十名に減員する、そうした新聞の記事を見たわけです。私は現地の調査もその間の事情についても何も承知しておりませんが、かような事実を、それが事実であるかどうか文部省は御承知でございますか。
【次の発言】 それで私は、本日おわかりにならなければあとでけっこうなんですが、この問題について知っておきたいと思いますことは、教組の方で愛媛県の教育の実情から見て、たとえばもう少し定員を増加するというような気持で、現場の定員を増加……

第33回国会 文教委員会 第9号(1959/12/10、5期、自由民主党)

○野本品吉君 若干の点につきまして提案者側にお伺いいたしたいと思います。この法案を提案されますおもな理由は、地方自治の本義ということが大きな柱になっておるようです。そこで、これは言葉で読めばわかるのでありますが、地方自治の本義から見てかような措置をとらなければならないという御解釈、お考えを持たれるようになりました点につきましてもう少し明瞭に御説明願いたい。
【次の発言】 その点でもう一つお伺いいたしておきたいと思いますことは、まあ地方自治の本義からかような措置をとるという方針でこの問題が提起されているわけですが、その論理を突き詰めていきますというと、将来定時制高校というものは市町村立に皆移行す……

第33回国会 文教委員会 第12号(1959/12/24、5期、自由民主党)

○野本品吉君 関連して、私も若干所見を申し述べたいと思うのです。建国記念日に関しましては、ただいま吉江委員から経過その他について、またわれわれの自民党としての気持の一端が披瀝されたわけでありますが、私は、日本の国民として生活しておりまして、非常にさびしく感じておりますことの一つは、祝祭日、国の祝祭日に対する情熱と申しますか、これが非常に希薄であり、欠けておる、よその国の祝祭日における国民の気持というものは非常にこれを祝う熾烈な国民感情が盛り上がって参りまして、その行事におきましても、全国民的な盛んな行事が行なわれておることを見まして、非常に私はうらやましく思っておるわけです。従ってわれわれとし……

第34回国会 決算委員会 第3号(1960/02/17、5期、自由民主党)

○野本品吉君 ただいまの矢嶋委員の御発言は原則的にはだれも異議はないと思う。ただいろいろな事情からいってそれができない場合も起こり得る。その場合に、その今のような原則論を全部適用するということになってくると、討論その他が不可能になってくるという問題も起こるので、御趣旨は十分尊重しなければならぬと思いますけれども、全部が全部それでなければならぬというふうになりますと委員会の運営に支障を来たす。この点についてはお互いの良識に待ってやるべきだと、私はそう思っております。

第34回国会 決算委員会 第4号(1960/02/26、5期、自由民主党)

○野本品吉君 私は、ここに自由民主党を代表いたしまして、昭和三十二年度歳入歳出決算外六件に関し承認を与えようとするものでありますが、この承認は無条件の承認ではなく、あるいは警告を付し、あるいは反省を促し、さらに今後における真摯な検討と善処とを要望し、これに期待しての承認であることを遺憾とする次第であります。  以下私は、会計検査院、本院決算委員会調査室その他から提示されました資料に基づいて総合的な所感を述べたいと思います。  昭和三十二年度におきまして検査を必要とする件数は三万五千七十八件であり、実際に検査を行なった件数は三千二十九件、その比率は八・六%であります。そうして実施の結果として指摘……

第34回国会 文教委員会 第2号(1960/03/03、5期、自由民主党)

○野本品吉君 私はおくれて来まして、今までのことをよく承っておらぬのですが、いずれこの委員会のこれからの運営に関連しておることと思いますので、私も一つ問題を提起しておきたいと思うのです。  それは教科書を中心とするいろいろな問題が考えられるんです。第一に考えることは、昭和二十三年にきまった教科書の発行に関する臨時措置法というので今まだ扱われているんで、当時の状態と今の状態でずいぶん違っておりますから、そういう角度からの教科書発行に関する法律なり規則なりを検討したい。それからもう一つは、教科書の正誤に関する問題なんです。教科書の誤りが指摘される場合に、その正誤が迅速に行なわれておらぬという事実を……

第34回国会 文教委員会 第5号(1960/03/15、5期、自由民主党)

○野本品吉君 私は児童生徒の学習努力、それから教師の指導努力の大部分が集中されます教科書の問題は、教育上きわめて重要な問題であると考えまして、教科書をめぐります若干の問題について質問いたしたいと思います。  まず第一の問題でありますが、教科書に求められる一番大事な要件は、これは教科書に記載されておる事実が正確であるということ、それからして中正であるということだろうと思うのであります。そこで、記載事実の正確を期するという点から考えまして若干の問題がありますので、最初にその問題についてお伺いいたしておきたいと思います。ここに材料を持ってきておりますが、実は私の友人で長いこと教育界におりました群馬県……

第34回国会 文教委員会 第6号(1960/03/17、5期、自由民主党)

○野本品吉君 この間、私は教科書の問題でちょっと質問したのですが、やはりそれと関連していることがありますので、その点をちょっとお伺いしておきたいのです。盲聾学校の点字教科書の出版普及、これは十分いっておりますかどうか、この点をちょっとお聞きいたします。
【次の発言】 教科書は大へん文部省のお骨折りで完全に支給をされている。その他の一般の盲人の読みものの問題ですが、これは特別な団体があって、寄付金を有志から集めて、点字の読みものを作って図書館へ配布する等のことをやっているわけなんですが、あの仕事につきまして、私はちょっと最初は関係したのですけれども、今はあまりその後の状況を知りませんけれども、お……

第34回国会 文教委員会 第10号(1960/04/14、5期、自由民主党)

○野本品吉君 簡単に、今迄加瀬さんの深い経倫と鋭い御議論に耳を傾けておったのですが、それに関連して一、二お伺いいたします。  村尾さんがいろいろな人との対談において発表された意見が、あるいは新聞にあるいは雑誌に登載されていろいろ問題を起こしている。ここではっきり私は聞いておきたいのは、その村尾さんが発表された意見というものは、教科書の調査官会議等における責任のある意見として統一された意見であるかどうか、この点をはっきり伺いたい。
【次の発言】 さらに明らかにしたいのですが、それが問題になっているんだから、それは文部省の責任として受け取れるかどうか、こういうことです。

第34回国会 文教委員会 第11号(1960/04/19、5期、自由民主党)

○野本品吉君 前の委員会で私は教科書に関するいろいろな問題について御質問申し上げたのでありますが、きようは、前回の委員会における加瀬委員の御質問に対する当局の答弁、それに関連いたしまして教科書の検定の問題、なお、それに付随いたします採択の問題と、それから私がこの前大きく取り上げました教科書を通しての国際理解の問題、この三点についてなるべく簡単に質問したいと思います。  最初に、教科書検定の問題が最近非常に大きな問題としてクローズ・アップされてきておるのでありますが、この問題を考えますときに、一応私どもはその経過について考えてみておるわけです。大体、教科書問題の今日に至る経過を考えますというと、……

第34回国会 文教委員会 第12号(1960/04/21、5期、自由民主党)

○野本品吉君 関連して一、二お伺いいたします。私が申し上げるまでもなく、従来東南アジア各国から、国費留学生あるいは研究留学生ということで、多くの国から日本へ来ておったわけです。そこで私がお伺いしたいのは、賠償留学生の問題が大きく取り上げられて、そして、年々百名、将来五百名ということになってくるのでありますが、ここで、賠償留学生と従来の国費留学生、あるいは研究留学生との関係というものにつきましてはよほどはっきりした考え方を持って臨まないというと、混乱を起こして、将来どちらも困るというような事態が起こるのではないかということを私は心配しているわけなんです。そこで、これは文部省の方にお伺いしたいんで……

第35回国会 決算委員会 閉会後第5号(1960/10/15、5期、自由民主党)【議会役職】

○理事(野本品吉君) これより決算委員会を開会いたします。  まず委員の変更につきまして御報告をいたします。  十月の十四日に近藤鶴代君、小山邦太郎君が委員を辞任され、その補欠として田中清一君、鳥畠徳次郎君が選任されました。
【次の発言】 それではこれより先般行ないました委員派遣についての報告を聴取することにいたします。  第一班武内君より御報告をお願いたします。
【次の発言】 第二班小柳君。
【次の発言】 御苦労様でした。  なお、ただいまの報告に対しまして御質疑はございませんか。
【次の発言】 予定しておりません。
【次の発言】 御質疑は別にございませんようですので、派遣委員の報告はこれを……

第37回国会 文教委員会 第2号(1960/12/15、5期、自由民主党)

○野本品吉君 大学の問題がいろいろ論議されているようですから、日ごろ考えております大挙関係の一つの事柄についてお伺いいたしたいと思います。  それは、近年いわゆる奨学制度、奨学金の交付のことが逐次前進しつつありますけれども、私どもはまだ十分だとは思っておりません。これをさらに前進させて、そしていわゆる天下の英才を十分育てていきたいという気持を持っておるわけです。そのことを考えれば考えるほど問題になってきますのは、奨学金というものはどういうふうに運営されているかということです。そこでまずお聞きいたしたいと思いますことは、今まで大学の学生に対する奨学金としてどのくらいの国の支出をしているか、それを……

第37回国会 文教委員会 第3号(1960/12/21、5期、自由民主党)

○野本品吉君 ついでに伺っておきますがね。従来問題になっております宗教法人の設置しております幼稚園の数、これはどのくらいありますか。
【次の発言】 それから最近園児が著しく減少しておる。そういう傾向から廃園というか廃止というか、そういうものが出てきておりますが、この傾向は幼稚園問題を考えていく上において必要なことだと思いますが……。
【次の発言】 それでけっこうです。  もう一つ、幼稚園の教員の数、教員ですか、いろいろ資格等があるわけですが、大体において有資格、無資格といいますか、それの数はわかりませんか。
【次の発言】 はい、けっこうです。

第38回国会 決算委員会 第2号(1961/02/06、5期、自由民主党)

○野本品吉君 今度のまあ大雪が非常な災害を起こしておるということで問題になっておるわけですが、当然この問題が国鉄の問題になり、建設省の問題になって、今国鉄と建設省の方々からいろいろな答弁を聞いて皆さんのお考えも私もわかった。実はわれわれとしましては異常な豪雪によります被害の実情を把握して、そうして総合的に古書対策というものを考究すべきである、こういう考え方で実はこの一日から私は秋田、青森、別の班は新潟、山形、それからもう一つの班は福井、石川と各地を視察調査して、実は昨晩私は帰ったのです。いろいろ御論議になっております点が一々うなずけるわけでありますが、ここで今後それらの視察調査の結果に基づきま……

第38回国会 決算委員会 第3号(1961/02/08、5期、自由民主党)

○野本品吉君 防衛庁関係の決算につきまして、きわめて大まかな御質問を申し上げたいと思います。  当院の決算委員会といたしましては、防衛庁の予算経理につきまして多大の関心を持ちまして、かなり従来も詳細に検討を加えてきたわけであります。そしてその結果、防衛庁に対しては、まことに遺憾なことではありますけれども、何回かにわたりまして警告の決議をいたしておるわけであります。この決算委員会の警告決議等にかんがみられたのでありましょう。当局が相当経理の適正、公正を期するための努力をされておるということも、一応私どもはこれを認めておりまして、従って、その結果として、三十二年度に一億四千三百三十七万というのが、……

第38回国会 決算委員会 第7号(1961/02/22、5期、自由民主党)

○野本品吉君 先ほど木下さんからの御意見がありましたので、私も日ごろ、そういうことを考えておりましたから、重ねて私からも申し上げておきたいと思う。  それは、国土の総合開発だとか、あるいは縦貫道路だとか、いろいろそういう仕事が盛んにこれから起こってきており、将来もいよいよ盛んになる。そういうときに、それらの仕事が、多く経済的な効果ばかりに目を奪われて、そうして民族の文化的な遺産であるいろいろなことについて考慮することが足らないと私は思っております。  そこで、このことは、文化財保護という立場からいえば、非常に大きな問題なんで、これは文化財保護委員会と、それぞれの機関との連絡をとっておると言われ……

第38回国会 決算委員会 第8号(1961/02/27、5期、自由民主党)

○野本品吉君 今いろいろ医務局長さんに社会党の皆さんから御質問があって、医務局長がお答えになっておる。私も聞いておって実はわからなかったのです。はっきりわからない。そこで、医務局というものはどういう局なんだかということを私ははっきりしておくことがこの際必要だと思う。そこで、この厚生省の設置法を見ますと、厚生省の任務として「一、国民の保健、二、薬事並びに麻薬及び大麻の取締、三、社会事業、災害救助その他国民生活の保護指導、四、児童及び母性の福祉の増進、五、社会保険に関する事務及び事業、六、国民年金に関する事務及び事業、七、人口問題に関する事務」、こうあるのですね。そこで国民年金については年金局があ……

第38回国会 決算委員会 第9号(1961/03/01、5期、自由民主党)

○野本品吉君 僕は一つだけ。御説明を伺っておりまして、中小企業に対するいろいろな政治的な配慮から各種の補助金が出ているわけですね。中小企業設備近代化等補助金、中小企業団体中央会補助金、中小企業診断指導費補助金、中小繊維工業設備調整補助金、いろいろな補助金が出る。ここで私が特にお聞きしたいと思うことは、実は決算委員会で年来一番問題になりますものは、零細補助金が適正に交付され、それから効率的に利用されておるかどうかということに非常に問題があった。で、私が言うまでもなしに、本年度の会計検査院のこの報告を見ましても、従来一番補助金で問題になりましたのは農林関係の補助金なんであります。御承知の通り、たと……

第38回国会 決算委員会 第11号(1961/03/20、5期、自由民主党)

○野本品吉君 私がちょうど昨晩、郵政省から出されました「この郵政の問題点」という印刷物を一応目を通してみたのです。そこで、決算とは直接の関係がないようですけれども、将来の郵政行政の運営の上からいきますと、いろいろな問題点がこの中にあるように思う。総じて言えば、料金の値上げをせざるを得ないという、まあ郵政省の立場を、われわれ一般国民に知ってもらいたいという意図であろうと思いますが、このうち特に私がお伺いしておきたいと思いますことは、小包郵便における出血サービスの問題、三十三年の四月一日に鉄道の小荷物の料金が改正された。そうして鉄道の小荷物料金が上がったことによって、鉄道に回るべき小荷物が、小包が……

第38回国会 決算委員会 第14号(1961/03/29、5期、自由民主党)

○野本品吉君 いろいろ聞きたいことがありますが、時間もだんだん過ぎてきておりますから、私は指摘事項につきまして御質問をいたしたいと思います。具体的な問題に入ります前に、検査院と労働省の方にお伺いしたいのですが、本日の委員会におきまして、主として論議の中心になりましたのは、失業対策に対する補助金の使用の問題、及び失業保険等であります。私は失業対策に対する補助金の問題について主としてお伺いいたします。ここで一番問題になりましたのは、就労しない者に補助金を支払っておる、そのことであるように思っております。そこで会計検査院の方に私はお伺いしたいのですが、あなた方が地方へお出かけになって、この問題につい……

第38回国会 決算委員会 第18号(1961/04/12、5期、自由民主党)

○野本品吉君 大へん時間がおくれて失礼ですが、五分ほどお伺いいたします。簡単にお伺いいたしますから、答弁も、そのものずばりでお答え願いたいと思います。  私のお伺いしたいことは、あんまのことです。さっきのはパンマのことらしいのですが、今、登録されておりますあんまの総数はどのくらいありますか。
【次の発言】 私がお伺いしたいのは、登録されておるあんまの総数と、それからして、そのあんまのうち、晴眼のあんまが何人、盲人のあんまが何人ということをお伺いしたい。  こういうことをお伺いするのは、盲人あんまの生活の実態というものをどう見ておるかの問題です。私の見るところでは、盲人あんまというものが、晴眼の……

第38回国会 決算委員会 第19号(1961/04/14、5期、自由民主党)

○野本品吉君 これで質問がなければ午前中は終わりますか。
【次の発言】 大蔵省のことで議事進行について。決算委員会は財政処理がどのように行なわれておるかということについて綿密な調査検討をとげることが使命でありますが、その財政処理の当否を検討する場合において、過去の政策が当を得ておったかどうかということがあわせて検討される。なおその当然の帰結といたしまして、将来の政策についても論議がされるわけで、従来の決算委員会におきまして各省の決算が行なわれる際に、担当の主計官は出ておられますが、しかし政策についての過去の反省と将来への展望、あるいは希望というものも相当述べられるのでありますから、大蔵省は政務……

第38回国会 決算委員会 第25号(1961/05/15、5期、自由民主党)

○野本品吉君 委員長、ただいまのことに関連して。  十九日の参考人の出席を求める際には、労働省の職業安定局長、失業対策部長、それからその補助機関の方々の委員会の出席を要求しておいていただきたいと思います。

第38回国会 決算委員会 第27号(1961/05/19、5期、自由民主党)

○野本品吉君 質問に入ります前に一言私の気持を申し上げまして、ごあいさつにかえたいと思います。  ただいま委員長からお話のございましたように、私ともの決算の審査の途上において発見されましたこの問題につきまして、御多用のところを、県の重要な地位におられて、お忙がしい仕事をなされておる皆さんの御出席をわずらわしましたことにつきましては、まことに御苦労様でございまして、われわれに協力されます皆さんの御好意に対しまして敬意を表したいと思います。  実は昨年、私どもの決算委員会は、福岡県の失業対策問題につきまして問題があるというので、現地の視察をいたしたわけでございます。その現地視察の報告書につきまして……

第38回国会 文教委員会 第3号(1961/02/09、5期、自由民主党)

○野本品吉君 ちょっと資料要求に関連して。さっきの資料の問題、私はまあこの問題が当委員会において相当重大な問題として論議されるであろうということは予想しておったわけです。そこで今政府側への資料要求が岩間委員からあったわけです。この問題を批判するにはやはり政府側だけの資料では私は批判できないと思う。そこで委員会は日教組に対して、どういう資料、どういうものを出したのだか、委員会に提出するように要請すべきである、公平な判断をする上から。皆さんの御賛成を得たいと思います。
【次の発言】 今の点については、民間から資料の要求、あるいは参考人の御出頭を要求したこともあるので、そういうことが国会の手続上でき……

第38回国会 文教委員会 第5号(1961/02/16、5期、自由民主党)

○野本品吉君 私は予算関係のことのうち、この間の予算案概要説明の第三にあげられております、教育の機会均等の確保と人材の開発、この問題のうち、主として奨学資金についてお伺いをしたいと思っております。この説明にありますように、「優秀な学徒で経済的に困窮している者に対して国がこれを援助し、その向学の志を全うさせることは、きわめて重要なことであります。このため三十六年度予算案におきましては、特に育英奨学制度の拡充をはかり、特別奨学生の採用数を大幅に増加するとともに大学院にかかる奨学金単価を引き上げることといたしております。なお、沖縄在住の高等学校生徒に対しましても」云々とありますが、この前段のことにつ……

第38回国会 文教委員会 第10号(1961/03/10、5期、自由民主党)

○野本品吉君 最初に盲学校、聾学校及び養護学校への就学奨励に関する法律の一部を改正する法律案、これにつきまして御質問申し上げたいと思います。  私は、この法案は法案自体としては大した問題ではないと思うのですが、この法案を見る場合に、この法案の背景をなしている盲聾の問題について、一般的な理解をもって臨むときに、初めてこの法案が大きな意義をもって浮かび出してくるような感じがいたしますので、そこで盲聾の問題につきまして、一般的な問題についてまずお伺いいたしたいと思います。  そこで、最初にお伺いいたしますことは、これは厚生省の関係のことになろうと思いますが、現在、日本の音聾の数、その総数のうち、学齢……

第38回国会 文教委員会 第12号(1961/03/16、5期、自由民主党)

○野本品吉君 きょう、私は主として全学連に関する質疑、つけ加えまして高等学校の生徒、学生、生徒の問題を中心にしまして、実情を知る意味において質問をいたしたいと思うのです。私どもは昨年、国内的にも国外的にも非常に大きなニュースとして日本の全学連の問題ということが報道されておるわけですが、国会の内外における安保反対闘争を通じての全学連の問題、あるいは羽田の飛行場における岸総理の出発のとき、ハガチーの来たときも、それから三池の争議における全学連の諸君の動き等々につきまして、日本のすべての人が国をあげて学生問題につきまして深い関心を持ち、またかような状態がきわめて憂慮すべき問題であるということを考えて……

第38回国会 文教委員会 第15号(1961/03/30、5期、自由民主党)

○野本品吉君 関連。朝来、矢嶋さんの非常に綿密な御調査に基づきましてのきわめて具体的な質問がございました。私も質問の一々を拝聴いたしておりまして、いろいろ考えさせられる問題はあるわけです。ただ、矢嶋委員もみずからも御警戒になっておられるように、ことが個人的な問題に触れております。そこで私の心配いたしますのは、文部省のいわゆる指導助言という形においてどういうことをされるかは今後の問題でありますけれども、その度が過ぎますというと、地方教育委員会の教育行政運営に対する自主性を喪失するおそれがある。そこで、この調査にしろ、調査の結果に基づく措置にせよ、地方教育委員会の自主性が侵犯されることのないように……

第38回国会 文教委員会 第16号(1961/04/04、5期、自由民主党)

○野本品吉君 この問題は私は実はこの委員会でかつて取り上げました問題なので、一応その責任もありますし、関心を持っておりますので、一、二きわめて簡単に申し上げます。(「関連ですか」と呼ぶ者あり)関連。そこで私は、今回収の問題がいろいろと論議されましたけれども、この回収を厳重にするということの意味をどういうふうにとるかということで、一応考えてみたんです。で、むろんこの回収というのは、高利貸しが金を取り立てると、あるいは執達吏が行って強制執行をすると、そういうような角度からでなしに、私が考えたいのは、やはり貸与を受けた学生の諸君が、自分たちが完全に返納する、返還することによって、自分たちの後輩がより……

第38回国会 文教委員会 第17号(1961/04/06、5期、自由民主党)

○野本品吉君 関連。今、矢嶋委員から、愛媛県の教育委員の一人から、教員にとりましてはきわめて重大な影響を持つ発言があったということで指摘され、論議されているわけでありますが、ここで私はちょっとお伺いしておきたいのですが、個人の教育委員の発言というものと委員会の発言というものが同じものではないと私は了解しております。法令上、教育委員というものと教育委員会というものの権限とか責任ということ、繰り返して申しますというと、教育行政における権能というものは教育委員会が持っておるのであって、教育委員の発言というものは、公式論から言えば教育委員会の責任として追及されるべき筋合いのものでない、かように私は了解……

第38回国会 文教委員会 第19号(1961/04/13、5期、自由民主党)

○野本品吉君 私は一昨日から昨朝にかけてあったといわれております文部省と日教組の諸君との問題につきまして、当否の論は別といたしまして、実情、真相を誤りなく把握しておきたい、かように考えまして当局に御質問を申し上げます。当日の事態が一体どういうわけで、どうして起こってきたのかということが一つ、もう一つは、事態の推移を時間的に、何時ごろからこういう状態であった、何時ごろはこうであった、それをどういうふうに何時ごろ措置していったかというようなことにつきまして、真相を文部省当局からの説明をいただきたいと思います。さらに私どもとしては、聞きますと、警察官が文部省の庁舎に入って、そして文部省の中に入られた……

第38回国会 文教委員会 第20号(1961/04/18、5期、自由民主党)

○野本品吉君 一点お伺いしておきますが、育英会法の改正によりまして、貸与しました学資の免除の適用範囲が拡大されてきましたことは大へんけっこうなことだと思うのですが、それに関連いたしまして、一つ私は伺っておきたいのですが、それは大学を卒業する、引き続いて大学院に入る、その大学院に入って研究された方が、育英会法の改正によりまする貸与学資の免除の適用を受ける場合に、これは大学在学中のものは、貸与学資は一体どうなるか、その点をはっきりお聞きしたい。
【次の発言】 文部省としては、その政令をどういうふうに定めようとするか、つまり大学、大学院を通じての貸与学資免除の線でいこうとしておるのかどうか、そこの点……

第38回国会 文教委員会 第21号(1961/04/20、5期、自由民主党)

○野本品吉君 関連して。いろいろ御熱心な義務教育無償の理想の実現あるいは父兄負担の全面的な解消、われわれも強くそのことを願ってやまないのですが、私は年来この問題を考えておったのですが、一つこういう点をどう考えるかということなんです。それはどういうことかといいますというと、父兄あるいは学校当局の教育実施上の欲望というものが無限に伸びていくということなんです。たとえば、私の地元の例で申しますというと、小学校を新しく作ったと、それでやむを得ないから最初はベビーオルガンでやる、その次にはりっぱな大きなオルガンにする、次に縦型のピアノにする、次にグランドピアノ、こういうことなんです。このことは、まあこれ……

第38回国会 文教委員会 第22号(1961/04/25、5期、自由民主党)

○野本品吉君 私は、自由民主党を代表いたしまして、ただいま千葉委員から御提案になりました修正案及び修正部分を除きます原案に対して賛成の討論をいたします。  この育英会法の一部改正の法案が提出されました理由は、すでに提案理由に尽きておりますが、要は、高度の学術研究ということが日本の将来の発展にいかに重要なものであるかということ、それから教育界に人材を招致するということが、またいかに重要なものであるかという点にかんがみまして、従来、貸与金免除の道が開かれておったのでありますけれども、その考えを拡充発展させることが時代の強い要請であって、これにこたえる道を開いたという点におきまして、この改正案はまこ……

第38回国会 文教委員会 第24号(1961/05/09、5期、自由民主党)

○野本品吉君 一つお伺いいたします。進藤先生と勝田先生に――立たずに失礼いたしますが、どうぞすわっていてお答え願いたいと思います。  それは私は長いこと教員生活をした人間なんですが、大体今までの歴史から見て好況時代、世間一般が景気のいい時代には、いつも教員の質的な低下と、それから量的な供給困難という事態が起こってくるのは、もういつもそうだったと思うのですね。そこで今度の場合も、やはりかつてあったような事態が今まで以上に深刻に広範に現われておる。これが今の教育界の実情ではないかと私は判断しておるわけなんであります。そこでそういうときに、どうしてその事態に対処してくるかということについていろいろ考……

第38回国会 文教委員会 第25号(1961/05/11、5期、自由民主党)

○野本品吉君 私は、自由民主党を代表いたしまして、先般来、本委員会におきまして、きわめて熱心に、しかも慎重に論議を続けられて参りました国立工業教員養成所の設置等に関する臨時措置法案に関しまして、賛成の意を表明いたすものであります。  わが国の経済の発展あるいは向上が、科学技術者の十分なる確保と供給とに待つということは、何人といえどもこれを疑うところがありません。なお一方、昭和三十八年度からは高等学校の生徒が急増いたすという、この客観的事実を前にいたしまして、技術者養成の目的達成のために、工業高等学校の新設あるいは増設に対する熱意と関心が、中央、地方を通じましてきわめて高いもののあることも、それ……

第38回国会 文教委員会 第26号(1961/05/16、5期、自由民主党)

○野本品吉君 答弁の前に、同じことだから関連して。ちょっと梶原さんですか、本田さんですか、今のことに関連してお伺いしたいのですが、そういう事情を、浜見さんがそういうことを言われたということをあなた発言されまして、これを非常に穏やかならぬことだと、われわれにとっては大事なことだというふうにお考えになって、浜見委員について事実の有無を確認するための何らかの措置あるいは話し合い等をなされたかどうか、ちょっとお伺いしたい。
【次の発言】 ついでにもう一つ。それから、ただいまの浜見さんの御発言が穏やかでないというようなふうにお考えになられたとすれば、浜見さんのその言うものの考え方、そういう発言を是正する……

第38回国会 文教委員会 第27号(1961/05/18、5期、自由民主党)

○野本品吉君 先ほど岩間さんから、会期延長という、前提条件が変わったと、そういうお話です。なるほど変わったと言えば、まあ変わったと見られる向きもあるかもしれませんが、私どもはこの会期延長に、共産党も多分そうだろうと思いますが、社会党の皆さんも力を合わせて全面的にこれに反対するのだというふうにも、実は聞いておるわけです。従って私どもとしては、定められた二十四日までの会期であるという前提の上に立ってものを考えるのが当然である、こういう考え方でおりますので、一応ああいう意見が出ましたが、私の意見を述べまして、後刻開かれる委員長・理事打合会において十分御相談いたしたい、かように考えます。(「委員長、も……

第38回国会 文教委員会 第31号(1961/05/31、5期、自由民主党)

○野本品吉君 簡単に若干の項目につきまして提案者に質問申し上げます。  最初にお伺いしたいのは、定時制教育一般の事柄になろうと思います。私は実は定時制教育制度を確立しますときに、その仕事に参画した者といたしまして、自分の生み落とした子供を育てるような気持で、定時制の問題につきましては、自来十年以上の長い間興味と関心を持っておるわけなんです。そこでまずお伺いしたいのは、定時制教育というものは最近非常に声が大きくなり、また大きな世論ともなっております。いわゆる産学協同とか、あるいは働くことと学ぶことが一体であるといったような声が大きくなっておりますが、そこでお伺いしたいのは、最近の定時制教育の一般……

第38回国会 文教委員会 第32号(1961/06/02、5期、自由民主党)

○野本品吉君 国民全体に教育文化の恩恵を均霑させるということは非常に大事なことでありますが、遺憾ながら盲聾その他の諸君に教育の恩恵といいますか、均霑しておらない事実はまことに困ったことだと私ども思っています。なお、これらの教育の問題につきましては、あるいは公立、あるいは私立で、このことに当たって熱心にやっておられるところもありますけれども、全体的に見ますというと十分でないと思う。私は人道的な立場からみれば、からだの工合の――目の悪い、耳の悪い、あるいはからだにいろいろと故障を持っているというような人にこそ、かえって教育の重点が向けられなければならぬというふうに考えておりますが、これも遺憾ながら……

第39回国会 文教委員会 第3号(1961/10/17、5期、自由民主党)

○野本品吉君 私は、この際、さきの国会からの懸案になっておりますいわゆる産休法の取り扱いにつきまして、皆様にお諮りしたり、お願いしたりいたしたいと思います。  御承知のように、この前の国会では、自社両党から共同提案いたしました改正案が委員会でも本会議でも全会一致で可決を見たのでございますが、衆議院におきまして審議未了となったのでございます。しかし、提案前から十分に了解を得たことでもありましたし、衆議院でも別に反対というのではなく、ただ、会期末のいろいろな事情からああいう結果になりましたことを、まことに残念に思っておった次第でございます。つきましては、この国会に再び改正案を提案いたしまして、今度……

第39回国会 文教委員会 第5号(1961/10/24、5期、自由民主党)

○野本品吉君 関連。今までの質疑応答を通じて、私も初めはぼんやりしておったのですが、だんだん聞いているとこういうふうに理解することは間違いですか。つまり全体に対する学力テストを行なう、そして文部省がある水準を設けて、それ以上の数を集めると、これはまあ一応行ないましたテストが正確絶対的なものでないということは今までお話のとおりでわかっておる。そこで高等学校の学習能力というものを一応想定して、正確なものでないけれども一応想定して、その線の上に浮かんでくるものがどれくらいあるか、それを数字的につかみたいと、こういうふうに理解することは間違いですか。どうでしょうか。その点だけお伺いいたします。

第39回国会 文教委員会 第7号(1961/10/31、5期、自由民主党)

○野本品吉君 私は自由民主党を代表いたしまして、ただいま提案されました公立高等学校の設置、適正配置及び教職員定数の標準等に関する法律案の修正案に反対し、原案に賛成するものであります。すなわち、修正案の趣旨は、意見として尊重すべきものと考えられるのでありますが、現段階においてこれを実施することになりますというと、国及び地方財政に重大な影響を及ぼすことが予想されるなど、なお今後検討を要する点がありますので、遺憾ながらにわかに賛意を表することができないのであります。これに対して、原案は高等学校教育の水準の維持向上をはかるために必要な教職員数を確保し、あわせて急増期間中の教職員の確保についても、その不……

第40回国会 オリンピック準備促進特別委員会 第2号(1962/02/02、5期、自由民主党)

○野本品吉君 関連して。私は今の点で、やっぱりオリンピックという大きな仕事を円滑に推進するためには、一番大事な問題は東京都と政府の問題だと思うのです。そこでお伺いしたいのは、金の面で主として東京都とそれから国との負担、分担といいますか、そういうふうな点について、すでに話し合いがついているのか、どういう状態になっているか。それから、同時にオリンピックのために必要ないろいろの事業の面で、どの事業とどの事業をこちらでやり、どの事業とどの事業はそちらでやるという話し合いはついているか。その点を東京都と政府側と両方おられますから一応伺っておきたい。

第40回国会 地方行政委員会 第30号(1962/04/30、5期、自由民主党)

○野本品吉君 今、政務次官から首都圏の整備法との関係に言及されましたので、そこで一、二お伺いしておきたいと思うのです。  つまり、首都圏整備法による市街地開発地域の指定と、この新盤業都市法による地域の指定というのは、どういう関係になりますか。
【次の発言】 そこがはっきりしないのですね。つまり、首都圏整備法に基づきましてすでに市街地開発地域として指定されているものは当然この新産業都市法の地域として指定される、こう了解してよろしいですか。
【次の発言】 今の点、はっきりしない点がありますが、それともう一つは、首都圏整備法に基づいてすでに市街地開発地域として指定された地域が、関東地区に相当あるわけ……

第40回国会 文教委員会 第4号(1962/03/01、5期、自由民主党)

○野本品吉君 先般来新聞等で国民の大きな期待をかけて、その健全な発足、成長をこいねがっておりました国立工業高等専門学校の入学試験の問題につきまして、いろいろと物議をかもしておりますことは、私どもこの制度を極力実現することに努力して参りました者といたしましてはまことに遺憾にたえません。そこで、今若干の点につきまして文部当局に御質問を申し上げ、事の真相、また今後の問題等につきましてもはっきりしておく必要があろうと思いまして質問するわけです。この問題につきましては大きく分ければ私は三つになるように考えます。その第一の問題は、佐世保ですか、そこで問題の用紙が盗難にあった問題、それからもう一つは、問題自……

第40回国会 文教委員会 第5号(1962/03/08、5期、自由民主党)

○野本品吉君 私は本案の採決に先立ちまして、各会派を代表いたしまして、次の付帯決議を付することの動議を提出いたします。案文を朗読いたします。    盲学校、聾学校及び養護学校への就学奨励に関する法律の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案)   本委員会は、去る昭和二十九年に、盲学校、聾学校及び養護学校への就学奨励に関する法律が成立して以来、特殊教育の重要性にかんがみ、しばしば決議を行なつて、この法律による支給の対象及び品目の拡大並びに奨学費の増額を要望した。   その結果、現在ほぼその実施を見つつあるが、さらに、就学奨励の趣旨にのつとり、幼稚部及び専攻科等に対しても、支給を行ない得るよう早……

第40回国会 文教委員会 第6号(1962/03/13、5期、自由民主党)

○野本品吉君 提案者でなしに、いろいろこの問題の全貌を正確に把握するために文部省に二、三の点についてお尋ねしておきたいと思うのです。  その第一の事柄は、先ほど御説明のありましたように、現在すし詰め学級解消五カ年計画というものを進めております。それが昭和三十八年で完了する。そこで、すし詰め学級解消五カ年計画というものが完了した段階においては、私どもが常識的に考えましても、当然学校の教職員のバランスのとれた充足計画というものを文部省は策定すべきであると思うのです。そういう点について現在どういうふうにお考えになっておりますか。
【次の発言】 今の教員、養護教諭、事務職員、いろいろな問題がありますが……

第40回国会 文教委員会 第7号(1962/03/15、5期、自由民主党)

○野本品吉君 教育の効果を上げるためには、教育的な諸条件の整備ということが、これは非常に大事だと思います。その諸条件の中には、物的な条件としての校舎を完備するとか、あるいは設備を充実するとか、適当な環境を作っていくというようなことがありましょう。しかし、そういう物的条件がかりに完全に充足されたとしましても、残された絶対的な条件としての人を得なければ、教育は効果を上げるわけにいかない。結局、せんじ詰めれば、昔から言われますように、教育は教師論に始まり教師論に終わるということは、今でも私は間違っておらぬことだと思います。そういうふうに、教育というものの面から人間が入り用なわけですが、そこで過去の経……

第40回国会 文教委員会 第8号(1962/03/20、5期、自由民主党)

○野本品吉君 ちょっと関連。  さっきの局長の答弁を聞きますと、一定規模以下のところは置くべきでないとか、置く必要がないというような印象を受けていますがね。これはやはり原則的には置くべきであるという考えではあるけれども、いろいろな情勢からいって、今全部に置くということを考える段階に立ち至っておらぬと、そういうふうに受け取ってよろしいか、原則的にも一定規模以下のものについてはこれを認めるべきでないという、そういう考え方ですか。私は、原則的には全部置くべきであると、しかしながら、いろいろの情勢から見て、その置き方等にも問題があろうし、それから置く時期等についても問題があろうと思うから、現段階におい……

第40回国会 文教委員会 第9号(1962/03/22、5期、自由民主党)

○野本品吉君 今まで豊瀬委員の質問を通じて私どもも共感する点があるわけです。それは学校教育法二十八条の精神にのっとって、もっと文部省が今まで積極的にやるべきであった、それが足りない。この点についてはわれわれも同感です。そこで、もっと前向きにこの問題に取り組んでもらいたいというのが私どもの希望です。先ほど豊瀬委員の質問に対しまして、大臣はもっと前向きに具体的に検討する考えであるという御答弁があったわけですが、それは間違いありませんでしょうね。
【次の発言】 そこで、先ほどこれも大臣が御答弁なさっておるのですが、近く青写真的なものが発表ができると思うと、こうおっしゃっているのですが、大体それはいつ……

第40回国会 文教委員会 第11号(1962/03/29、5期、自由民主党)

○野本品吉君 きわめて簡単にですが、今朝来、小笠原委員その他からいろいろの御質問がありまして、そのうち私は思い起こすことがあるのでありますが、実は今の日本国憲法が議会で審議されますときに、義務教育の問題が相当論議されたわけであります。原案には児童という言葉が使ってあった、チルドレンという言葉が使ってあった。この原案の児童という言葉をそのまま憲法に規定してしまうことは、日本の国の教育の質的な非常に低下になる。何とかしてこれを高める方法を講じなければいかぬというのでいろいろ議論し、それからGHQ等にも何回となく往復いたしまして、これを子女という言葉に改めた。その事実を今から新たに想起してやまないわ……

第40回国会 文教委員会 第12号(1962/03/31、5期、自由民主党)

○野本品吉君 議事進行。いろいろだんだん時間もたってきましたので、予算委員会等の関係もあり、かたがた自民党といたしましては社会党との話し合いにおいて最短時間においてこの問題を処理しようということのお話し合いがございましたので、それに大きな期待をかけまして十時から全員ここに待っておるわけです。したがって、いろいろと議論すればいろいろの問題がございましょうが、この際懇談の形でこの採決の時間についての話し合いの機会を持っていただきたいと思います。
【次の発言】 簡単に一点だけ明らかにしていただきたいと思います。  それは現在は三十年となっているのを当分の間三十三年と改めること。世間ではこれを五十年に……

第40回国会 予算委員会 第9号(1962/03/09、5期、自由民主党)

○野本品吉君 私は、まず文教関係の事柄につきまして質問いたしたいと思うのでありますが、質問に先立ちまして、先般の今国会の冒頭におきまして、総理が文教に対して示された熱意のほどを、施政方針の演説においてお述べになりました、この施政方針の演説につきまして、私は次のような受け取り方と評価をしておるわけであります。  その一つは、池田内閣がいわゆる経済成長政策、所得倍増ということで国民に臨みましたが、その後国民の一部には、また教育に関心を深く持っておる者、その関係者、これらの間には、池田さんの従来の財政経済に対するすぐれたる手腕等からみまして、政策そのものが財政経済に重きを置いて、それ以前の基本的な問……

第40回国会 予算委員会 第14号(1962/03/17、5期、自由民主党)

○野本品吉君 関連。交通事故の問題を通じまして、いろいろと配慮されておるわけですが、私は実はしばらく前に、長男を自動車で殺しております。そういう経験がありますものですから、警視庁の前を通りますたびに、「今日の事故」という、あの赤い数字が必ず私を引きつけるわけであります。こまかい計算はしておるわけではありませんが、大体におきまして東京都内の死亡者は、月々私の概算では八十人ないし九十人と推定いたします。それから負傷者の数はその大体四十五倍から五十倍、こういう推定を基礎にいたしますというと、全国で年々少なくとも一万人近い死亡者があるということが推定されます。その五十倍とかりにいたしますと、五十万人の……


6期(1962/07/01〜)

第41回国会 議院運営委員会 第7号(1962/09/02、6期、自由民主党)【政府役職】

○政府委員(野本品吉君) 公安審査委員会委員阿部真之助、戸塚九一郎及び矢部貞治の三君は、いずれも八月三十一日に任期満了となりましたが、戸塚九一郎及び矢部貞治の両君を再任いたしたいので、公安審査委員会設置法第五条第一項の規定により、両議院の同意を求めるため本件を提出いたしました。  両君の経歴につきましては、お手元の履歴書で御承知願いたいと存じますが、いずれも公安審査委員会委員として適任であると存じます。  何とぞ御審議の上、すみやかに同意されるようお願いいたします。

第41回国会 法務委員会 第2号(1962/08/21、6期、自由民主党)【政府役職】

○政府委員(野本品吉君) 先般法務政務次官を拝命就任いたしまし九。  皆さん御承知のとおりのきわめて非才微力なものでございますので、今後とも委員長初め委員各位の格別な御指導と御協力のほどをお願い申し上げまして、ごあいさつといたします。

第41回国会 法務委員会 第3号(1962/08/28、6期、自由民主党)【政府役職】

○政府委員(野本品吉君) 私は、実は相当年数前でありますが、自分の長男を自動車事故で殺しております。自後東京における、あるいは大都市における交通事故が多くなりまして、警視庁の前を通るごとに、死んだ人の数とけが人の数は、私の目を自然に引きつけておるのであります。したがって、この問題につきましては、あらゆる角度から検討を加えて、予想し得るいろいろな事態に対しまして最も効果のある方法を講じなければいかぬということが、年来私の主張として参ったところでございます。今度の場合に、切符制度を採用することになりましたが、これもまた、そういう配慮からの一つの現われであると思いまして、しかしながら、新しい事柄を実……

第41回国会 法務委員会 第4号(1962/08/30、6期、自由民主党)【政府役職】

○政府委員(野本品吉君) 全然知っておりません。
【次の発言】 先ほど申し上げましたように、私は全然関知しておりませんので、御返答申し上げるわけには参りません。
【次の発言】 ただいま外務政務次官からお答えになりましたように、私も、この問題については全然関知しておりません。ただいま岩間さんの御質問によりまして、かような問題があるということを初めて知ったので、したがって、これから、私どもといたしましても、それがどういうものであるかということについて研究をいたしまして、何分の御回答を申し上げたい、かように考えております。
【次の発言】 先ほど岩間さんの御質問に、こういうものが望ましいかどうかという……

第42回国会 議院運営委員会 第2号(1962/12/10、6期、自由民主党)【政府役職】

○政府委員(野本品吉君) 中央更生保護審査会委員久保田万太郎君が本年五月二十五日、同委員大竹武七郎君が本年十一月十一日任期満了となりましたため、後任として尾崎士郎君を十月十二日、一木ゆう太郎君を十一月二十九日それぞれ任命いたしましたので、犯罪者予防更生法第五条第三項の規定によりまして、両議院の事後の承認を求めるため本件を提出いたしました。  両君の経歴につきましては、お手元の履歴書で御承知願いたいと思いますが、尾崎士郎君は多年作家として活躍し、一木ゆう太郎君は多年法務関係の職務に従事し、ともに社会各般の問題に対する視野がきわめて広く、犯罪者の更生保護につきましても、深い理解と熱意を有する者であ……

第42回国会 法務委員会 第3号(1962/12/20、6期、自由民主党)【政府役職】

○政府委員(野本品吉君) 予算要求の基礎になります数字は、確実なものがあっての要求であると私は考えております。ただ、その内容がこまかくどういうものであるかについては、つまびらかにいたしません。今後、今岩間さんの御指摘になりましたような事実が法務省にあるとすれば、それらの点については、そういうことのないように、はっきり明るい予算を作って、その予算の実施に当たらなければならぬ、かように考えております。
【次の発言】 ただいま岩間先生の御指摘になりました、法務局の末端機関における勤務の実態につきましては、私も大体は心得ております。最近、特に道路の開発、建設事業等々、経済界の事情の反映が法務局の事務を……

第43回国会 内閣委員会 第25号(1963/06/18、6期、自由民主党)【政府役職】

○野本品吉君 簡単に恩給局及び大蔵省の方に二、三の点につきまして御質問申し上げたいと思います。恩給局内にあります恩給制度研究会という会から、恩給法についてのいろいろな検討を加えました結果の収録いたしました本が出ております。そのうち恩給の意義というところで次のように書かれておる、それは「普通恩給、増加恩給および扶助料のように、長期にわたり継続して支給される年金恩給は、公法上の継続的金銭債権ともいうべきものであるが、それぞれの恩給の給与事由が生じた当時における法令により給与条件が決定されるのであるから、その年金額も退職又は死亡当時の条件に従って定められた額が給せられることになる。しかしながら、恩給……

第43回国会 内閣委員会 第27号(1963/06/25、6期、自由民主党)【政府役職】

○政府委員(野本品吉君) この点につきましては前々からいろいろ考えておりますし、また、現地の実情につきましても相当各地において現認いたしておるのであります。私は週休のとれない、完全に週休のとれない職場が日本のどこにあるだろうかということを考えたときに、少年院にその姿があるので、これは一日も早く改善しなければいかぬということで、今年度の予算の要求にあたりましては、極力この点の充足のために努力したわけですが、思うように参っておりません。お説のとおりに、この点は一日も早く解消しなければいかぬ、かように考えております。

第43回国会 法務委員会 第2号(1963/01/29、6期、自由民主党)【政府役職】

○政府委員(野本品吉君) ただいま御要求の資料につきましては、できる限りの範囲におきまして御希望に沿うようにいたします。

第43回国会 法務委員会 第11号(1963/04/23、6期、自由民主党)【政府役職】

○政府委員(野本品吉君) 刑事事件における第三者所有物の没収手続に関する応急措置法案について、その趣旨を御説明いたします。  刑法や各種の取り締まり法令の罰則の中には、再犯を防止する等の刑事政策的な見地から、犯人である被告人以外の第三者の所有する物についても、それが犯罪の用に供された場合等には、被告人に対する附加刑としてこれを没収する規定が設けられております。これがいわゆる第三者没収の制度でありますが、この第三者没収の手続に関しましては、かねてから論議の存するところでありました。昨年十一月二十八日、最高裁判所大法廷は、関税法違反事件に関して、第三者が被告人に対する附加刑の効果として所有物を没収……

第43回国会 法務委員会 第17号(1963/06/06、6期、自由民主党)【政府役職】

○政府委員(野本品吉君) 岩間さんの御意見のように、できるだけ迅速に、それから正確に、公正に調査を進めるようにすべきであると私どもも考えております。大臣にもその旨を伝えて、ただいま刑事局長から答弁のありましたように善処したいと思います。

第46回国会 国際労働条約第87号等特別委員会 第1号(1964/04/24、6期、自由民主党)

○野本品吉君 ただいまから国際労働条約第八十七号等特別委員会を開会いたします。  本院規則第八十条によりまして、年長のゆえをもちまして、私が選挙管理者となり、委員長の互選を行ないます。  つきましては、互選の方法をどのようにしたものか、おはかりいたします。
【次の発言】 ただいまの永岡君の動議に御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。  それでは、委員長に剱木亨弘君を指名いたします。(拍手)

第46回国会 災害対策特別委員会 閉会後第1号(1964/07/22、6期、自由民主党)

○野本品吉君 時間がたいへんおそくなりましたので、私は一点だけきわめて簡潔に御質問申し上げたいと思います。私の質問は主として気象庁のほうにお願いいたします。  今度の災害で失われた家屋、道路、橋梁等々、物的な諸問題は、これは政府の施策がよろしきを得、関係者の努力によって復旧あるいは復興の望みがないとはいえない。ところが、失われた百二十一名の生命というものは、いかなる方法をもってし、いかなる巨額の金をかけてもこれを取り戻すわけにはいかない。そこで、人命の損害をいかにして食いとめるかということになりますというと、これは予報、警報等が刻々に正確に発せられて、それが末端の関係者に迅速に伝わって、適当な……

第46回国会 文教委員会 閉会後第1号(1964/06/27、6期、自由民主党)【議会役職】

○委員長(野本品吉君) ただいまより文教委員会を開会いたします。  一言ごあいさつ申し上げます。  はからずも文教委員長の選任を得たわけでございますが、皆さますでに御承知のとおりに、文教委員会には長く関係しておるということだけで、至って足らない者でございます。どうぞ皆さまの御支援と御鞭撻によりまして、大過なきを期したいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。(拍手)  前委員長の中野さんから発言を求められております。
【次の発言】 速記をやめて。
【次の発言】 速記を起こして。  それでは本日はこれにて散会いたします。    午前十時二十二分散会

第46回国会 文教委員会 閉会後第2号(1964/07/31、6期、自由民主党)【議会役職】

○委員長(野本品吉君) ただいまより文教委員会を開きます。  文部政務次官から発言を求められておりますので、これを許します。押谷文部政務次官。
【次の発言】 最初に、委員派遣承認要求に関する件についておはかりをいたします。  教育、文化及び学術に関する調査のため委員派遣を行ないたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 異議ないと認めます。  つきましては、派遣委員の人選、派遣地、派遣期間等につきましては、これを委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 異議ないと認め、さよう決定いたします。  なお、本院規則第百八十条の二により、議長に提出する委員派……

第46回国会 文教委員会 閉会後第3号(1964/08/01、6期、自由民主党)【議会役職】

○委員長(野本品吉君) ただいまより文教委員会を開会いたします。  暫時休憩いたします。    午前十一時十二分休憩
【次の発言】 これより委員会を開会いたします。  本日はこれにて散会いたします。    午前一時五十五分散会

第46回国会 文教委員会 閉会後第4号(1964/09/30、6期、自由民主党)【議会役職】

○委員長(野本品吉君) ただいまより文教委員会を開会いたします。
【次の発言】 ただいまの米田委員の御発言でありますが、事柄の経過はお話のとおりに私も承知しております。私は委員会には委員の皆さま方の御出席を期待いたしておりますので、したがって、どなたに委員会に出席しなくてもよろしいという了承を与えた事実はありません。
【次の発言】 正式に私に出席ができないということのお話のあった方は私の記憶にはありません。
【次の発言】 当日の委員会にお出にならぬのは与党の議員さんも大多数お見えにならなかったし、それからその他の会派の一、二の方もお見えになっておりませんから、したがって、きょう米田委員からそう……

第46回国会 文教委員会 閉会後第5号(1964/10/01、6期、自由民主党)【議会役職】

○委員長(野本品吉君) ただいまより文教委員会を開会いたします。  教育、文化及び学術に関する調査中、基地周辺の学校の防音に関する件をまず議題といたします。  質疑の申し出がありますので、これを許します。豊瀬君。  なお、政府側より、小野防衛施設庁長官、大浜防衛施設庁会計課長、斎藤文部省管理局長も文化財保護委員会は事務局長がそのうち、出席することになっております。
【次の発言】 ほかに質疑もないようですから、本件に対する本日の質疑はこの程度にいたします。
【次の発言】 次に、教育、文化及び学術に関する調査中、学徒援護会に関する件を議題といたします。  質疑の申し出がありますので、これを許します……

第46回国会 文教委員会 閉会後第6号(1964/11/07、6期、自由民主党)【議会役職】

○委員長(野本品吉君) ただいまより文教委員会を開会いたします。  教育、文化及び学術に関する調査中、最近の災害による文教関係の被害の状況と対策等に関する件を議題といたします。  本日は政府側から押谷文部政務次官、西田文部大臣官房長、斎藤管理局長、蒲生社会教育局長、福田初等中等教育局長が出席されております。  質疑の通告がありますのでこれを許します。小林君。
【次の発言】 ちょっと速記とめて。
【次の発言】 速記始めて。
【次の発言】 小林武君。
【次の発言】 ちょっと速記をとめて。
【次の発言】 速記をつけて。
【次の発言】 米田勲君。

第46回国会 文教委員会 第8号(1964/02/20、6期、自由民主党)

○野本品吉君 午前中から小林委員等の具体的な事実に基づいてのいろいろな御質問がありましたので、私のお伺いしたいと思いました点も相当わかってきましたので、残されたと申しますか、関連しまして、二、三の点についてお伺いしたいと思う。  最近、国土開発、それから、住宅公団の大住宅の建設、それから観光ブーム、こういうとうとうたる勢いがありまして、そのために損壊もしくは滅失した幾つかの文化財があろうと思う。そこで、私は事務当局から、代表的なもので、埋蔵文化財、あるいは史跡名勝天然記念物、それから重要文化財等で、比較的近い時期において損壊、滅失したものにどんなものがあるかということを、代表的なものでけっこう……

第46回国会 文教委員会 第9号(1964/02/25、6期、自由民主党)

○野本品吉君 きわめて具体的な問題について二、三提案者と文部省のほうにお伺いしたいと思うのです。その第一は、僻地学校における教育職員の在職年数の平均がどれくらいになっておるか。
【次の発言】 それを伺いますのは、一般的に言って、僻地の先生方のその学校の在職勤務年数というものは長くないのだという判断をしております。そこで、教育の実際の成果をあげるためには、優秀な先生が相当長期にわたって勤続するということが大事な条件になるわけであります。そこで、そういう条件を必要とするときに勤続年数が少ないということは一体どこにその原因があるか、私は僻地対策の重大な事柄の一つとして、何ゆえに在職年数が一般の学校に……

第46回国会 文教委員会 第11号(1964/03/03、6期、自由民主党)

○野本品吉君 それでは、社会党の提案にかかります育英会法の一部改正につきまして簡単にお伺いいたしたいと思います。  最初に伺いたいことは、近時、青少年の問題が非常に政治的にも社会的にも大きな関心事になっておるわけですが、この問題を突き詰めてまいりますというと、行き着くところは幼児教育の問題に向かっておるようでございます。そこで幼児教育という観点から社会党の皆様もいろいろとお考えいただいて、この提案になったように思うんでありますが、私は日本の幼児教育の問題でひとつ十分検討しなければならない点があると思うんです。それは厚生省の所管する児童福祉法に基づく保育所、保育園の問題と文部省の系統に属する幼稚……

第46回国会 文教委員会 第13号(1964/03/10、6期、自由民主党)

○野本品吉君 社会党のこの案に対しまする提案理由の説明の前段は、主として後期中等教育の重要性という角度からいろいろな問題を眺めておられることははっきりわかるわけでございます。私も日本の教育全体を見て、後期中等教育の問題をどうするかということは非常に大事なことだと思っております。文部当局でもこの点はすでに十分考えられて、後期中等教育をいかなる方向へ持っていったらよろしいかということについて、中教審等に諮問をしておるということも御承知のとおりです。で、ここで法案自体についてお聞きする前に、後期中等教育全体という立場から見て、基本的な問題として私が年来考えております点につきまして、社会党の皆さまのお……

第46回国会 文教委員会 第15号(1964/03/17、6期、自由民主党)

○野本品吉君 関連して一、二お伺いいたしたいと思います。それは先ほどのお話しによると、千人まで一人、あるいは千二百人まで幾人というような基準をもって臨んでいるわけですね。千人以下の学校はどういうふうに考えるか。
【次の発言】 提案者の御意図は、それでわかったんですが、私はこの問題については、逆にこういう考え方ができるのじゃないかと思うのですよ。それは千人、千二百人という学校というものは、大体、都市あるいはその周辺の比較的文化に恵まれた学校だと思うのですね。ところが、実際の子供の栄養の問題、身体的ないろいろの欠陥を常に親切に見てやらなければならないそういう子供は、むしろ栄養に対する関心が都会ほど……

第46回国会 文教委員会 第21号(1964/04/09、6期、自由民主党)

○野本品吉君 関連。私は、いままでこの問題についていろいろと論議されることを注意深く聞いておりました。そこで、米田委員のお気持は私は十分わかる。わかるが、大臣に部下の者を処分せよということを、国会の名において、委員として委員会においてそれを要求することは、立法府と行政府との限界に混乱を起こす、したがって、いままでの論議に基づいて大臣がどのように判断し、どのように処するかということは、大臣の行政権に属することであり、その大臣の措置が不十分である場合には、また一応の意見というものは述べられると思うけれども、大臣に、課長をやめさせろとか、やめろとかというようなことを確答を求めることは、私は三権分立の……

第46回国会 文教委員会 第23号(1964/04/23、6期、自由民主党)

○野本品吉君 教育職員免許法の一部を改正する法律案につきまして二、三質問を申し上げたいと思います。  政府提出のこの法案は、特別の高等学校教諭免許状の制度を設けるということと、それから盲聾、養護の在職年数が資格付与のすべての場合に同様に適用され、扱われると、この二つの内容になっていると思います。それで、最初の特別の高等学校教諭免許状の制度を設けることにつきましてまずお伺いいたしいたと思います。この法案の第十六条の二の一項の四号に、省令で定めるという受験資格、実施の方法、これらは大体どのように構想されておるかということについて御説明いただきたい。

第46回国会 文教委員会 第24号(1964/04/24、6期、自由民主党)

○野本品吉君 いま寮母の問題につきましていろいろと話し合いが進められていたのでありますが、寮母の任務の大切であることは私もよくわかっておりますが、それで、考え方として寮母に教育公務員の地位及び身分を与えることにしようというお考えなんですが、われわれが公務員としてこれを認めるということは、国が期待する教育、子供の教育の問題について責任のある、責任を持つことのできる人間であるということを一応認めるということになろうと思うのですね。とすると、国が期待する教育上の重大な責任をまかせることができるという、そういう寮母である以上は、国がまかせるに足る資格要件というものを備える必要があるのではないか、そうい……

第46回国会 文教委員会 第30号(1964/06/04、6期、自由民主党)

○野本品吉君 いま久保委員から将来の問題についての質問がありましたが、私はいままで、「当分の間」云々ということできわめて不安定でありました短期大学が、この法の改正によって恒久化されると、これはまあけっこうなことでありますが、恒久化するということになりますと、当然、文部省としては、この短期大学の健全な育成、発展のためのいろいろな考慮が払われなければならぬと思う。そのうちの一つとして、いま久保委員から発言があったのでありますが、大学設置基準は三十一年の十月二十一日の文部省令第二十八号で出ておる。ところが、短期大学の設置基準は昭和二十四年に大学設置審議会の決定になっておる。そういうことになりますとい……

第46回国会 文教委員会 第35号(1964/06/25、6期、自由民主党)

○野本品吉君 青少年の問題でちょっと。青少年の問題は、法律的に見ましても、少年法との関係があり、児童福祉法との関係があり、その他いろいろな関係がありますし、事態も非常に複雑でありますので、私は適当な機会に、委員長において、青少年問題を中心として、本委員会において検討されることをお願いしておきたいと思うんです。

第47回国会 文教委員会 第1号(1964/11/09、6期、自由民主党)【議会役職】

○委員長(野本品吉君) ただいまより文教委員会を開会いたします。  調査承認要求に関する件を議題といたします。  本委員会といたしましては、今期国会開会中、教育、文化及び学術に関する調査を行なうこととし、この旨の調査承認書を本院規則第七十二条の三により議長に提出したいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めまして、さよう決定いたします。  なお、要求書の作成につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めまして、さよう決定いたします。  本日はこれにて散会いたします。    午後零時六分散会

第47回国会 文教委員会 第2号(1964/12/03、6期、自由民主党)【議会役職】

○委員長(野本品吉君) ただいまより文教委員会を開会いたします。  理事の辞任についておはかりいたします。  北畠教真君から、都合によりまして理事を辞任いたしたいとの申し出がございましたが、これを許可することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めまして、さよう決定いたします。
【次の発言】 次に、理事補欠互選についておはかりいたします。  ただいまの理事辞任に伴い、補欠互選を直ちに行ないたいと存じます。  互選は、投票の方法によらないで、委員長にその指名を御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めまして、理事に久保勘一君をお願いしたいと……

第47回国会 文教委員会 第3号(1964/12/15、6期、自由民主党)【議会役職】

○委員長(野本品吉君) ただいまより文教委員会を開会いたします。  理事の補欠互選についておはかりいたします。  去る十二月十二日、理事久保勘一言が一たん委員を辞任され、これに伴い理事に欠員を生じましたので、その補欠互選を行ないたいと思います。  互選は、投票の方法によらないで委員長にその指名を一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めまして、理事に久保勘一君を指名いたします。
【次の発言】 前回に引き続きまして、教育、文化及び学術に関する調査中、産炭地域における教育問題等に関する件を議題といたします。御質疑のおありになります方は、順次御発言を願います。 ……

第47回国会 文教委員会 第4号(1964/12/17、6期、自由民主党)【議会役職】

○委員長(野本品吉君) ただいまより文教委員会を開会いたします。  初めに、委員の選任について御報告申し上げます。  本日、秋山長造君が当委員会の委員に選任されました。
【次の発言】 教育、文化及び学術に関する調査中、学徒援護会に関する件を議題といたします。  質疑の申し出がありますので、これを許します。順次御発言願います。小林君。
【次の発言】 念のために申し上げておきます。  政府側からは愛知文部大臣、西田官房長、杉江大学局長、笠木学生課長がみえておりますが、大臣はフランスの科学技術振興財団の総裁が来訪される都合がありまして、二時まで委員会においでになります。それから席をはずしますから、あ……

第48回国会 文教委員会 第1号(1964/12/21、6期、自由民主党)【議会役職】

○委員長(野本品吉君) ただいまより文教委員会を開会いたします。  まず、理事補欠互選についておはかりいたします。  去る十二月十八日、理事久保勘一君が一たん委員を辞任され、これに伴い理事に欠員が生じましたので、その補欠互選を行ないたいと存じます。  互選は、投票の方法によらないで、委員長にその指名を御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めまして、理事に久保勘一君を指名いたします。
【次の発言】 次に、調査承認要求に関する件を議題といたします。  本委員会におきましては、今期国会開会中、教育、文化及び学術に関する調査を行なうこととし、この旨の調査承認要……

第48回国会 文教委員会 第2号(1965/02/02、6期、自由民主党)

○野本品吉君 委員長在任中は、いろいろとお世話になりましてまことにありがとうございました。文字どおり不敏な者でありまして、お役に立ちませんでしたことを衷心心苦しく思っております。これから一委員として、皆さんの驥尾に付してやっていきたいと思います。まことにありがとうございました。(拍手)

第48回国会 文教委員会 第17号(1965/05/11、6期、自由民主党)

○野本品吉君 私は三十五年と思っておりますが、数年前に、育英会のいろいろのことにつきましてものを申したことがあります。その後関心を持ち続けながら今日に至っておるのでありますが、いろいろ問題があると思うのでありますが、文部省から提供された、たとえば「わが国の高等教育」という本の中にあること、その他の文部省で提供されました資料に基づきまして私の気づいた点について質問いたしたいと思います。時間もありませんからきわめて簡潔に申したいと思います。  まず第一に、育英会の政府の貸し付け金の推移でございますが、三十五年は四十五億であったものが四十年は八十一億と、こういうことで非常に育英会の貸し付けの問題が進……



各種会議発言一覧(参議院)

3期(1953/04/24〜)

第17回国会 内閣委員会行政機構の整備等に関する小委員会 閉会後第2号(1953/11/25、3期、純無所属クラブ)

○野本品吉君 これはまあたばこや塩、樟脳等の専売公社だけの問題じやないと思うのですが、特に私がこういうことを伺いますのは、最近例の国有鉄道の仲裁裁定の問題をめぐつて、労働組合が駅という駅、列車という列車の全部をあの労働運動のポスターで埋め尽しているのですね。あれは私は国のものである鉄道を経営に関係する者が私有物視する思想の現われじやないかと、かように考えるわけです。逆に言えば今後我々が何かの運動をするときに、国有鉄道というものは庁舎の貼紙、列車の貼紙を拒むことはできないと私は思うのですよ、あれを認めている以上はですね。これは国が資本の全部を負担しておる公社を私有物視する思想の現われとして考えま……

第17回国会 内閣委員会行政機構の整備等に関する小委員会 閉会後第3号(1953/11/26、3期、純無所属クラブ)

○野本品吉君 先ほど来いろいろお話を承わつて、だんだん公社の本来の機能を発揮されているようですが、今公社の皆さんの立場から考えて、理想的に公社の機能を発揮するという点から見て、いろいろ法律の拘束その他で、これはこうしたらいいといつたような点がありますですか。ありましたら一つ伺いたい。
【次の発言】 もう一ツ。今の問題は、公社問題を検討する上においての根本的な、極めて微妙であり、而も重要な問題であると思うので、又改めて別の機会にでも総裁の意見を新たに承わりたいと思います。  もう一つは駐留軍の通信と国内通信の関係はどうなつておりますか。

第17回国会 内閣委員会行政機構の整備等に関する小委員会 閉会後第4号(1953/11/27、3期、純無所属クラブ)

○野本品吉君 今日あたりの新聞を見ますと列車の遅延、それから滞貨の激増といつたようなことを報道しておりますが、現況はどんな状況でございますか。
【次の発言】 そうしますと、公労法で規定しております業務の正常な運営を阻害するというような段階には今のところ来ておらんというお考えでございますか。
【次の発言】 そうしますと、全体としては大して心配な段階ではない、局部的にはある、局部的にそういう事態が起つた場合もこれは非合法であるという判断の下に、指導或いは何と言いますか措置というようなものをお考えになるわけでございますか。
【次の発言】 わかりました。

第19回国会 地方行政・文部連合委員会 第1号(1954/05/19、3期、純無所属クラブ)

○野本品吉君 只今のことに関連してお伺いしたいのですが、実は私は本当に文部当局に教育委員会を育成強化しようとする誠意があるならば、当然市町村の教育長の俸給は国が何とか面倒をみてやるべきであるということを考えまして、二十九年度の予算の編成に先立ちまして、緒方局長を訪ねてそのことについての考え方を聞いたわけです。で、当時の局長ははつきりと教育長の給与の問題について予算的に面倒をみてやるということで、今案が作られているということを言われて、私も非常に意を強うしたわけです。ところが予算を見ますというとそれが削除されている。何故に削除されたかということの原因をはつきりさせることが、私はこの問題を考えるに……

第24回国会 内閣・文教委員会連合審査会 第2号(1956/04/04、3期、自由民主党)

○野本品吉君 今のは、そうすると、質疑を続行させるということになると、内閣委員会へこの形を持ち込んで延長していく、こういうことですか。


4期(1956/07/08〜)

第26回国会 予算委員会第四分科会 第2号(1957/03/30、4期、自由民主党)

○野本品吉君 ちょっとお伺いします。今思いつきのことですが、国家公務員法の第六条に規定する宣誓服務についてお聞きしたいと思います。宣誓の内容を大体わかりましたら御説明願いたいと思います。
【次の発言】 公務員法の二十八条のいわゆる情勢適応の原則というのがあります。情勢をどう見るかということが給与問題の根本だと思うのですが、今度の給与改訂等につきましても、いろいろ人事院の立案のよりどころになります一般社会の情勢の検討判断に誤まりがあるというようなことを言われる向きがあるのですが、あれはどういうふうな方針で、どういうところをこういう方法で調査いたしますか。


5期(1959/06/02〜)

第39回国会 決算委員会決算の提出手続及び審査方針に関する小委員会 第1号(1961/10/17、5期、自由民主党)【議会役職】

○委員長(野本品吉君) これより決算委員会決算の提出手続及び審査方針に関する小委員会を開会いたします。  本日は、まず国会における決算の取り扱いの問題につきまして、専門員より意見を聴取することにいたします。
【次の発言】 ただいまの説明に対して、御質疑のあります方は、順次御発言願います。
【次の発言】 速記をとめて。
【次の発言】 速記をつけて。  別に御質疑がなければ、本日の審査は、これをもって散会いたします。    午後二時四十二分散会

第39回国会 決算委員会決算の提出手続及び審査方針に関する小委員会 第2号(1961/10/20、5期、自由民主党)【議会役職】

○委員長(野本品吉君) これより決算委員会決算の提出手続及び審査方針に関する小委員を開会いたします。  本日は前回の申し合わせによりまして、大沢会計検査院事務総長並びに黒田衆議院決算委員会専門員に御出席を願っております。  それでは、まず大沢事務総長より御説明を願いたいと存じます。  この際事務総長に申し上げます。御承知のごとく参議院決算委員会においては新憲法下における決算審査のあり方を根本的に検討するため、当小委員会を設け、調査を進めておるのでありますが、本日は会計検査院における検査の問題、内閣の提出に関する問題、あるいは国会における決算の取り扱いの問題等について、会計検査院当局としての立場……

第40回国会 予算委員会第四分科会 第1号(1962/03/27、5期、自由民主党)

○野本品吉君 ただいまから予算委員会第四分科会を開会いたします。  これより正副主査の互選を行ないたいと思いますが、互選は、投票によらないで、便宜選挙管理者にその指名を御一任願いたいと思いますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないものと認めます。  それでは、主査に田上松衞君、副主査に山本杉君を指名いたします。

第40回国会 予算委員会第四分科会 第2号(1962/03/28、5期、自由民主党)

○野本品吉君 ちょっと関連。今の問題ですがね、国土の総合開発とか、鉄道あるいは道路の新建設とか、そういうものと国立公園の保守の問題、それからこれはあなたのほうの関係ではないけれども、文部省関係の天然記念物の保存であるとか、それから史蹟、名勝の保存、私は最近の今言った国土の総合開発の問題、道路の建設の問題、鉄道の建設の問題と今のような問題が競合してきて、ややもするというと保守すべきものがどんどんこわされていくというこの実態に対しては、単に小さなどこそこの村とか、部落とか、町とかいう問題でなしに、国の大きな方針としてこの問題に対する基本方針を持たなければいかぬ。この基本方針がないために、さっき矢嶋……


6期(1962/07/01〜)

第46回国会 予算委員会第四分科会 第1号(1964/03/25、6期、自由民主党)

○野本品吉君 いままで各委員から非常な関心を寄せられております交通事故、自動車を中心とする交通事故の問題につきましてお伺いするのでありますが、私は、実は、昨年、全国の交通安全協会が主催いたしました交通安全総ぐるみ運動のときに、交通事故による被害者の会というものができたわけです。私も、以前長男を殺しておるという関係上、その人たちの仲間といたしまして、いろいろとそれらの人たちと話ししております。また、この前の日曜、十五日の日には、兵庫県で二百名ほどの子供をなくし、夫をなくし、妻をなくした人たちが、自分たちの費用で死者の慰霊祭を行ないました。そこへ出席いたしました。それらの機会を通じまして、いろいろ……

第46回国会 予算委員会第四分科会 第2号(1964/03/26、6期、自由民主党)

○野本品吉君 私は、昨日来交通事故によって被害者の立場から見ましていろいろお聞きしたいことがありますので、きょうもそういう角度から御質問申し上げますが、なお、若干その他の問題にも触れたいと思います。  まず第一に、私はそういう被害者の立場から見てお礼を申し上げなければならぬことがあります。それは二月の二十日付で救急病院等を定める省令というものを出されまして、これを四月十日から実施されることになりました。従来被害者の立場から見て非常に大きな問題でありましたのは、救急車で収容された場合に、頭部に非常なけがをした者が運ばれて行った先の病院は小児科であったとか、産婦人科であったとかいうことで、手当が完……

第46回国会 予算委員会第四分科会 第3号(1964/03/27、6期、自由民主党)

○野本品吉君 私は、いまの趣旨説明のその八にあります婦人、年少労働者等対策の推進の問題のうち、特に年少労働者の問題につきまして二、三お伺いいたしたいと思っております。  そこで質問をいたします前に、この説明書きにあります事柄の内容につきまして実情をまず承っておきたいと思うのです。十ページの終わりから二行目にあります勤労青少年ホームの増設についていろいろ御心配になっておるようでありますが、いままで勤労青少年ホームというのはどのくらい設置されており、どういう設備で、どういうふうにそれが利用、活用されて、どういう実績をあげておるかということについて、一応お話し順いたい。

第48回国会 予算委員会第四分科会 第1号(1965/03/26、6期、自由民主党)

○野本品吉君 ただいまから予算委員会第四分科会を開会いたします。  本院規則第七十五条によりまして、年長のゆえをもって、私が正副主査の選挙の管理を行ないます。  これより正副主査の互選を行ないますが、互選は、投票によらないで、選挙管理者にその指名を御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。  それでは、主査に鈴木一弘君、副主査に久保勘一君を指名いたします。(拍手)

第48回国会 予算委員会第四分科会 第2号(1965/03/27、6期、自由民主党)

○野本品吉君 私は、時間の制約がありますので、きわめて簡単に御質問申し上げたいと思います。なお、したがって、意見あるいは論議のようなことは、これはできるだけ避けまして、端的に申し上げたいと思います。  主として青少年対策的な、青少年の健全育成という角度からこの質問をするわけですが、その第一点は、民生委員と児童委員が児童福祉法によりまして同一の人間になっております。児童福祉法によって民生委員は児童委員を充てるものとする、これがいまの青少年問題、青少年健全育成のために適当な方法であるか、適当なやり方であるかどうかということについて、厚生省のお考えを伺いたい。


※このページのデータは国会会議録検索システムで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2022/12/09

野本品吉[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 質問主意書



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