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美濃部亮吉 参議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

美濃部亮吉[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 質問主意書

このページでは美濃部亮吉参議院議員が委員会や各種会議で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。美濃部亮吉参議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。
 本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

■委員会発言一覧  ■各種会議発言一覧

委員会発言一覧(参議院)

12期(1980/06/22〜)

第93回国会 地方行政委員会 第1号(1980/10/23、12期、各派に属しない議員)

○美濃部亮吉君 私は、十二年間質問される側に立たされましたわけで、そのころ、一日でもいいからぜひ質問をする側に回りたいと思った日がきょう来たわけです。しかしながら、けさからいろいろ議論を闘わして皆様相当お疲れのことと思いますから、できるだけ簡明に御質問をいたしたいと思っております。  地方自治と申しましょうか、あるいは地方制度の民主化と申しましょうか、こういう面は、日本の政治及び社会における民主化のうちで最もおくれている分野ではないかということを十二年間の経験からしみじみと感じたわけでございます。それで、自治省といたしましては、地方自治体と協力をして、そうして、このようにおくれている地方自治あ……

第93回国会 地方行政委員会 第5号(1980/11/25、12期、各派に属しない議員)

○美濃部亮吉君 私は、いままでとは大分さま変わりな話題について、自治大臣及び文化庁に御質問をしたいと思います。  と申しますのは、お魚のキスの一種であるアオギスと、それからそのアオギスが生息しておりますなぎさを天然記念物に指定をして、アオギスの絶滅を防ぐと同時にその生育しておりますなぎさ、すなわち海を守るべきだという、そういう問題について質問をいたしたいと思います。  初めに、ごく一般的な問題、さらに天然記念物について少し御質問をしたいと思うんですが、動物について天然記念物に指定される基準は、「日本特有の動物で著名なもの及びその棲息地」。あるいは「保護すべき天然記念物に富んだ代表的一定の区域」……

第94回国会 公害及び交通安全対策特別委員会 第3号(1981/03/18、12期、一の会)

○美濃部亮吉君 私は、今日、鹿児島県の大隅開発計画にしぼって質問をいたしたいというふうに思います。長官がおられませんで非常に残念でございますが……。  大隅開発計画は、私は、時代錯誤の計画であり、欠陥を多分に持っている計画であってどういうふうな事情があろうとも、どうしても廃案に持ち込まなければならない。こういう計画がもし実施されますならば、これは大変なことになるというふうに考えております。  それで、まず時代錯誤の計画であるという点から簡単に申し上げますと、この案の何といいますか、もとは、金丸氏が鹿児島県知事であった時代に鹿児島県開発計画会議というのを発足させました。そして、それとほとんど同時……

第94回国会 公害及び交通安全対策特別委員会 第5号(1981/04/15、12期、一の会)

○美濃部亮吉君 私は先日、青森の近所のむつ小川原に行ってまいりました。これは御承知のとおり、三全総の中の巨大開発計画として十年以前に発足したものでございます。しかしながら、これについてはなお別の機会に詳しく御質問をしたいと思うのですけれども、私の見たところは完全に失敗であって、どうにもこうにもならない、そうして現地においては安楽死をさせるよりほか仕方がないのじゃないかと言われるほど失敗でございます。そして、この計画が失敗をいたしましたのは、何にも増してその計画の立案の時点において、計画自体に非常に欠陥があったというためであろうと思います。それでまた私は志布志についてお聞きしたいと思うのですが、……

第94回国会 地方行政委員会 第8号(1981/04/28、12期、一の会)

○美濃部亮吉君 私は、地方自治について御質問をいたしたいと思います。  民主主義化を進める大きい柱は地方自治の推進にあると思っております。地方自治体は、最もよく地域住民と密着をし、地域住民の利益を代表し、そして地域住民を幸にすることができる、そういうことがやはり地方自治、民主主義が発達する基礎になる。それだからこそ地方自治体の長は、議会の選挙と違いまして、直接選挙になっているということが言えると思います。それでございますから、中央政府と地方自治団体との間の関係は、命令者とその命令の実行者という関係ではなくて、完全に対等なものであり、その関係は、何といいますか、チェック・アンド・バランス、つまり……

第94回国会 地方行政委員会 第10号(1981/05/26、12期、一の会)

○美濃部亮吉君 私の最初の質問は、大臣にぜひとも御答弁願いたいので、聞いていていただきたいと思います。  私、四月の二十八日のこの委員会で、総体的な結論といたしまして、東京都において都民一人当たりの租税収入が鹿児島以下でございますと、そう申しました。これは、私はここで申し述べるつもりはなかったので、資料を持っておりませんでした。そういたしましたらば、廊下で財政局長に呼びとめられまして、いまおっしゃった数字は違うんじゃないですかと、それで、そこを聞き漏らしたんですけれども、都の額は図抜けて多いんですということをおっしゃったので、私は資料を持っておりませんですから、私が間違ったのかなと思って、それ……

第95回国会 公害及び交通安全対策特別委員会 第2号(1981/11/13、12期、一の会)

○美濃部亮吉君 長官は、しばしば自然というものはわれわれが先祖代々引き継いだものであって、これを損傷しないで後世の人たちに引き継ぐというのが現在のわれわれの責任であるということをこの委員会でもしばしば伺っておりました。私も全く賛成でございます。また国民の大多数の人たちもそう考えているのではないかというふうに考えるのでございますが、それにつきましては、「自然保護に関する世論調査」というのを総理府内閣総理大臣官房広報室がやりまして、その結果がことしの六月に調査をいたしまして十月に発表されましたが、長官ごらんになりましたでしょうか。
【次の発言】 それでは私が言うまでもないことでございますけれども、……

第96回国会 公害及び交通安全対策特別委員会 第4号(1982/04/07、12期、一の会)

○美濃部亮吉君 きょうの委員会の御議論は志布志問題に集中をしたようでございまして、私も驥尾に付しまして志布志の問題について質問をいたしたいと思っております。ただ、非常に景観の問題が論ぜられましたけれども、私は観点を変えまして、この計画が立てられます石油基地の建設についての立地条件について御質問いたしたいと思います。  立地条件というのは私は非常に大切ではないかと思います。と申しますのは、大きいタンカーが石油を満載して出たり入ったりする。それでございますから立地条件が非常に悪くてタンカーが遭難をするというふうな事件が起こりましたならば、志布志湾全体に石油が広がって志布志湾の海が死んでしまうという……

第96回国会 公害及び交通安全対策特別委員会 第5号(1982/04/09、12期、一の会)

○美濃部亮吉君 私も日航機の墜落事件にしぼって御質問をいたします。  いままでのお話を伺ってみましても、飛行機の安全な運航につきましては、操縦室の中にいる三人、機長と副操縦士と機関士、この三人の緊密な連絡、関連、それが非常に大切だと思いますけれども、いかがでございましょう。ノーかイエスで結構でございますから。
【次の発言】 それはもちろん、操縦の関係においては序列と申しましょうか、役割りと言いましょうか、それがきちんと決まって、そうして最終的な判断は機長が下さなければならない、それもよくわかっております。しかしながら、機長が最終的な判断を下すまでには、副操縦士あるいは機関士の意見も十分に参酌を……

第96回国会 公害及び交通安全対策特別委員会 第6号(1982/05/12、12期、一の会)

○美濃部亮吉君 参考人の皆様方にはいろいろ有益な御意見を伺いましてまことにありがとうございました。私持ち時間わずかに十分でございまして、皆さん方に御質問をいたしますと、一人二分としても十二分でオーバーをいたしますので、皆さん方のお話をお聞きをいたしまして私の印象あるいは考えたことを述べさせていただきたいと思います。  憲法でも国民は健康にして文化的な生活を送る権利を有すると書かれております。逆に申しますれば、行政は国民に対して健康にして文化的な生活を守る環境を与える義務を持っているということになるだろうと思います。私は知事十二年をいたしまして、こういう考え方からして、何とかして公害をできるだけ……

第96回国会 地方行政委員会 第3号(1982/02/18、12期、一の会)

○美濃部亮吉君 自治大臣の先日の所信表明で、非常にりっぱなお言葉がございました。ちょっと申し上げますと、「私はかねてから民主政治の基盤は地方自治にあると確信しております。」というお言葉がございます。さらに、「今後行政改革を進めるに当たっては、」「自主的、自律的な地方行政を実現し、地方分権を推進することを基本的な方向とする必要があり、」と申されております。これらは非常にごりっぱなお言葉であると思いますけれども、こういうお言葉といいますか方針は、単に自治大臣個人の方針ではなくして、政府の方針または自治省の方針あるいは臨時行政調査会の方針と、そういうふうに見ていいものでございましょうか。

第96回国会 地方行政委員会 第4号(1982/03/23、12期、一の会)

○美濃部亮吉君 私は、ホテル・ニュージャパンの痛ましい事件を聞きましたときに、これは単にホテル・ニュージャパンの事件だけではなく、同じような事件が方々で起こる危険があるのではないかと考えました。そうして、きょうの御質問及び御答弁によりまして、ますますそういう感じを深くしたわけです。それからおとといですか、例の北海道の地震でございますけれども、これはマグニチュード七以上の烈震、大地震と言ってもいいような事件でございます。  この二つをあわせ考えてみますと、いつ東京都で地震が起こっても仕方がないという情勢だと思われますが、もし東京都に地震が、大正十二年のような大地震が起きたときには一体どうなるであ……

第96回国会 地方行政委員会 第5号(1982/03/30、12期、一の会)

○美濃部亮吉君 私は、三大都市圏の特定都市における農地のいわゆる宅地並み課税にしぼってお伺いをしたいと思います。  最初にお伺いしたいのは、現状と申しましょうか、現在どうなっているか、大川委員の質問と若干重複する点があるかとも思いますけれども、それをお伺いしたいと思います。  第一に、三大都市圏の中の特定都市以外の都市、あるいは大都市、それから市町村をも含めまして、日本全体の市街地の中のいわゆる農地で、A、B、Cに相当する農地はどのくらいあるのでございましょうか。
【次の発言】 それでは、いまの大都市圏の特定都市ですね、法律で決められましたそういう特殊の地域の農地はどのぐらいでございますか。

第96回国会 地方行政委員会 第10号(1982/04/27、12期、一の会)

○美濃部亮吉君 私は、わりあいに政治的な色彩のある御質問をいたしますので、大臣に御配慮をお願いいたしたいと思います。  この前大臣は、所信表明だと思いますけれども、地方自治は民主主義のもとであるということをおっしゃいまして、私も全く同感でございますが、いまもそのとおりにお考えでございましょうか。
【次の発言】 そういたしますと、国の政治とそれから地方の政治との目標と申しましょうかあるいは役割り分担と申しましょうか、私はその両者の役割り分担は非常に違うのではないだろうか。国の政治というものは国全体のことを主として考える、軍備の問題であるとか、外交の問題であるとか、景気をどうするかとか、あるいは貿……

第98回国会 公害及び交通安全対策特別委員会 第1号(1982/12/28、12期、無党派クラブ)

○美濃部亮吉君 ただいまから公害及び交通安全対策特別委員会を開会いたします。  本院規則第八十条により、年長のゆえをもちまして私が委員長の選任につきその議事を主宰いたします。  これより委員長の選任を行います。  つきましては、選任の方法はいかがいたしましょうか。
【次の発言】 ただいまの福島君の動議に御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。  それでは、委員長に宮之原貞光君を指名いたします。(拍手)

第98回国会 予算委員会 第13号(1983/03/31、12期、無党派クラブ)

○美濃部亮吉君 私は日銀総裁にお伺いいたします。大変遅く御足労願いまして、ありがとうございました。  最初に、日本銀行は政治的、社会的役割りと申しましょうか、責任と申しましょうか、その最大なものは何であるかというふうにお考えでございますか。
【次の発言】 私も、お話のように貨幣価値、通貨の価値を守るということが一番大切な役割りではないか。それが国民及び日本の経済の運営について、それを安定せしめる上に非常に力があると。その点において通貨価値を守るということが一番必要なんじゃないか、そう思っておりますが、大体正しいとお考えですか。
【次の発言】 そうして、それが貨幣価値を安定させるということがいか……


13期(1983/06/26〜)

第99回国会 環境特別委員会 第1号(1983/07/18、13期、参議院の会)

○美濃部亮吉君 ただいまから環境特別委員会を開会いたします。  本院規則第八十条により、年長のゆえをもちまして私が委員長の選任につきその議事を主宰いたします。  これより委員長の選任を行います。  つきましては、選任の方法はいかがいたしましょうか。
【次の発言】 ただいまの山東君の動議に御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。  それでは、委員長に穐山篤君を指名いたします。(拍手)

第100回国会 環境特別委員会 第1号(1983/09/08、13期、参議院の会)

○美濃部亮吉君 ただいまから環境特別委員会を開会いたします。  本院規則第八十条により、年長のゆえをもちまして私が委員長の選任につきその議事を主宰いたします。  これより委員長の選任を行います。  つきましては、選任の方法はいかがいたしましょうか。
【次の発言】 ただいまの山東君の動議に御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。  それでは、委員長に穐山篤君を指名いたします。(拍手)

第101回国会 環境特別委員会 第1号(1983/12/26、13期、参議院の会)

○美濃部亮吉君 ただいまから環境特別委員会を開会いたします。  本院規則第八十条により、年長のゆえをもちまして私が委員長の選任につきその議事を主宰いたします。  これより委員長の選任を行います。  つきましては、選任の方法はいかがいたしましょうか。
【次の発言】 ただいまの山東君の動議に御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。  それでは、委員長に穐山篤君を指名いたします。

第101回国会 環境特別委員会 第4号(1984/04/13、13期、参議院の会)

○美濃部亮吉君 環境庁の設置法であるとかあるいは長官の所信表明などを見まして、環境庁がどういう責任と申しましょうか責務と申しましょうか、を日本の行政の中で背負っているのかということを私なりにまとめてみますと次のようになると思うんです。  環境庁の最大の任務幾つかございますけれども、その一つは次のようなものであると考えられます。これは憲法二十五条で国民に保障されました健康にして文化的な最低限度の生活を営み得るために、つまり最低限度の健康と文化的な生活を営むことができるために、環境庁は公害を防止し、環境及び自然の保全整備に努めること、そしてもう一つ、そういう方向に行政全体を向かわせるように最大の努……

第101回国会 環境特別委員会 第7号(1984/06/20、13期、参議院の会)

○美濃部亮吉君 いよいよ私が最後の質問者でございますから、あと四十分間御辛抱をお願いをいたします。  最初に長官に御質問いたしますけれども、長官は、所信表明でも、またその他の場合でも、公害による汚染は漸次よくなりつつある、改善されつつあるというふうなことを申されたように思いますが、そう考えてよろしゅうございましょうか。
【次の発言】 私もそう思いまして、例えば、私が知事をしておりました閥に、東京から目土山が見える日というものが非常にふえまして、その後もまたふえつつあるということが言えると思うんです。しかし、これは汚染の源泉が個別的に識別できるような汚染、そういう汚染は把握することができて、いか……

第101回国会 環境特別委員会 第8号(1984/06/27、13期、参議院の会)

○美濃部亮吉君 小会派の悲しさで、いつでも最終に回されまして、皆さんお疲れのところで質問をすることになりますけれども、もうしばらくでございますから御辛抱を願います。  今度の湖沼法は、五十六年の一月二十七日に出されました中公審の答申を尊重して、そうしてこの答申をもとにしてつくられたものであるというふうなお話でございましたけれども、そう考えていいのでございましょうか。
【次の発言】 それでは、今の中公審の答申の中で、水質とそれから自然の環境とは一体になっているものであって、その両者は切り離すことができないんだということを繰り返し述べられております。非常にたくさんございますから全部お読みすることは……

第101回国会 環境特別委員会 第9号(1984/06/29、13期、参議院の会)

○美濃部亮吉君 先ほどの中村議員の質問についての上田長官の御答弁でございますけれども、質問の内容を簡単に言いますならば、昨日私が申しました、水質の問題とそれから自然環境の問題とは切り離すべからざる一体の関係であるにもかかわらず、それをなぜ切り離したか、それから、ひいて環境庁のあり方というようなことに対する御答弁でございまして、中村議員は大変に説得力がある御答弁であるというお話で、私はそうは思わないで、非常に説得力のない答弁ではなかったかと思うのでございます。と申しますのは、さかのぼって言うと、憲法の二十五条に「健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。」国民は権利を有すると書かれてござい……

第101回国会 環境特別委員会 第10号(1984/07/04、13期、参議院の会)

○美濃部亮吉君 一番最後になりましたけれども、森下さんにお願いをいたします。  私は、今我々が勉強しております、湖沼の水質をよくする、これは理論的には非常に簡単だと思うんです。それは、先ほど関さんも森下さんも言われましたように、日本の湖沼の水質をよくしよう、そうすれば下水を完備して、二次、三次の下水まで完備する、そうすれば一応は湖沼の水質はもとに戻るということは確実ではありますけれども、現実的には非常に難しい。それはどのくらいの金がかかるか想像もつかないようなといいますか、想像もつかないようなといっても、ほかのものを犠牲にしてやれば、日本の現在の財政では負担できると思いますけれども、軍備その他……

第101回国会 文教委員会 第2号(1984/02/28、13期、参議院の会)

○美濃部亮吉君 大分時間もたちまして、私は、一つ質問をいたしまして、皆さん方に御返答いただきたいと思うんです。  それで、いまの日本の教育、大学を含めまして一番の問題は、いわゆる教育の荒廃と言われている問題であって、大学は余り問題はないと思いますけれども、高等学校以下、あるいは偏差値の問題であるとか、あるいは落ちこぼれの問題であるとか、あるいは校内暴力、家庭暴力の問題とか、あるいは非行とか、登校拒否とか、それから先生が、私たちのときにはほとんど全くなかったのが、体罰がもう普遍化しているとか、あるいは教科書の問題とか、数えてみれば確かに荒廃をしていると言っても間違いではないような状態だと思うんで……

第101回国会 文教委員会 第3号(1984/03/08、13期、参議院の会)

○美濃部亮吉君 私は留学生のことについてはほとんど全く素人で知識がございません。ただ、私自身一九三二年から四年までですか、ベルリンに留学をして勉強した経験がございます。その経験に照らしても語学の問題が非常に重要なんではないか、殊に、自然科学は別として人文科学になりますと、その国の言葉が、つまり日本語がどのくらいわかるかと、つまり話すと聞くというだけではなくって、もう少し日本語が十分に、何といいますか、練達していないと何にもならないんじゃないだろうかという気がいたします。  私がドイツに留学いたしますときに大内先生に、一体どういう勉強をしたらいいだろうかと伺いましたらば、君、向こうの大学に入って……

第101回国会 文教委員会 第6号(1984/04/07、13期、参議院の会)

○美濃部亮吉君 大分長い時間討論をいたしまして、私はできるだけ簡潔にいわゆる教育臨調などについて御質問をいたします。  戦後と申しましょうか、教育に関する、教育全般に関する審議会あるいは委員会というふうなものは幾つかできております。その重要なもの、主なものを挙げますと、第一には教育刷新委員会、これは昭和二十一年で、終戦の後、日本が民主主義になり従来とすっかり情勢も変わったと。その中において学校の教育をどういうふうにすべきか。それを南原さんや安倍能成さんたちを中心にしてじっくり研究をして、その後の日本の教育というのは大体においてこの答申を基礎にして発展をしてきたと言えると思うんです。そして、それ……

第101回国会 文教委員会 第9号(1984/04/26、13期、参議院の会)

○美濃部亮吉君 大分もう大臣もお疲れでございましょうし、私も知事を十年間務めまして、委員会のつらさはよくわかっておりますんで、できるだけお互いに簡潔にいたしたいと思います。それでございますから、もう簡単に答弁の要領だけしていただければ結構でございますから。  第一の質問は、私は、今の教育の問題の中において一番重要なのは、いわゆる教育の荒廃と言われている現象であると思うんです。これは、これから将来の日本を担う人たち、子供たちの将来に関する問題であって、これらの人々が、将来、日本を担ってくれるわけなんですけれども、彼らにとって一番重要なのは子供のころの教育であって、その教育が荒廃しているということ……

第101回国会 文教委員会 第11号(1984/05/10、13期、参議院の会)

○美濃部亮吉君 大体、もう議論は尽くしてしまったような気がいたしますから、私は簡単に二、三質問をいたします。  阿部先生にお答え願いたいんですけれども、この著作権法の一部を改正する法律が施行されたといたしまして、高速ダビングでレコードを安く複写をして、そうしてそれが一般に普及されるという今までのような傾向がどのくらいやまるでしょうか。非常に効果があるか、非常に効果があってそういう事態はほとんどなくなるか、あるいはほとんど今までどおり何だかんだと言って高速ダビングをつくって海賊版をつくるということがなお行われるだろうか、あるいはその中くらいか、その三つに大体分けてどんなものでしょう。

第101回国会 文教委員会 第15号(1984/07/19、13期、参議院の会)

○美濃部亮吉君 きょうは、日本育英会法案の討論をするはずですけれども、私は育英会法という言葉が大変に気に入らないんで、それについてはなお後で質問をいたします。できるだけ育英会法という言葉は使いたくないので、奨学資金法とか、別室言葉を使いますから、どうぞあしからずお許し願いたいと思います。  それで、いろいろお話し合いを始めます前に、私は、何といいますか、総論的な部分、つまり、いろいろな問題、基本的な問題について大臣あるいは文部省の方々と同じ土俵の上で議論をしないと、かみ合わない、きっかり同じ土俵とはいきませんけれども、基本的な部分において同じ土俵で話をしたい、そう思うんでございます。例えば、教……

第101回国会 文教委員会 第16号(1984/07/24、13期、参議院の会)

○美濃部亮吉君 いつものとおり最後になりまして、あと三十分でございますが、もうしばらく御辛抱をお願い申し上げます。  前回の委員会を通じまして、憲法及び教育基本法に基づきまして、民主主義国家である日本における教育というものについて、すべての国民は能力がある限り教育を受ける権利を持っており、国は修学困難な者に対して修学の方法を講じなければならないということ、このことは、教育というものは憲法の二十五条にあるように健康にして文化的な生活の最低限度の条件であるということ、そういう点についてはほぼ御同意を得たというふうに思いますが、いかがでございましょう。

第102回国会 環境特別委員会 第1号(1984/12/01、13期、参議院の会)

○美濃部亮吉君 ただいまから環境特別委員会を開会いたします。  本院規則第八十条により、年長のゆえをもちまして私が委員長の選任につきその議事を主宰いたします。  これより委員長の選任を行います。  つきましては、選任の方法はいかがいたしましょうか。
【次の発言】 ただいまの山東君の動議に御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。  それでは、委員長に粕谷照美君を指名いたします。(拍手)



各種会議発言一覧(参議院)

12期(1980/06/22〜)

第93回国会 運輸委員会、地方行政委員会、商工委員会連合審査会 第1号(1980/11/21、12期、各派に属しない議員)

○美濃部亮吉君 私は最終の質問者でございますが、わずか十五分でございますからもう少々ごしんぼうを願います。  国鉄再建法案は、国鉄が赤字を出して累積七兆円に近くなろうという状況を脱して健全な財政状態となって再び活気のある国鉄を取り戻す、その基本的な計画を法律化したものであろうと思います。その当然の結果でございましょうけれども、この法律を貫いている哲学と申しましょうか、基本的な考え方と申しましょうか、理念と申しましょうか、そういうものが二つあるように思います。  第一は、当然のことながら赤字がどうして出てきたのか、その原因を追求しようと、そして、それがわからなければ当然対策というものも立たないわ……

第94回国会 運輸委員会、地方行政委員会、社会労働委員会、公害及び交通安全対策特別委員会連合審査会 第1号(1981/05/29、12期、一の会)

○美濃部亮吉君 初めにお断りしておきたいことは、私は私の意見と申しましょうか、申し述べたいことを申し述べまして、それで締めくくりに後で御質問をいたしたいと思います。  私の知事十二年において、ごみ問題ほどてこずった、そうしてまた苦心をした問題はございません。いわゆるごみ戦争と言われた問題でございまして、これは四十六年九月で新夢の島、十五号地でございますが、そこで東京都のごみの総計一万三千四百トン、その七〇%を江東のいま申しました新夢の島へ捨てておりました。そして、清掃車が一日五千二百台参りまして、その結果、交通は混雑し、悪臭は振りまくし、ハエが発生いたしますし、それから夢の島の中ではメタンガス……

第96回国会 社会労働委員会、内閣委員会、地方行政委員会、文教委員会、農林水産委員会連合審査会 第1号(1982/07/08、12期、一の会)

○美濃部亮吉君 いよいよ私、最後でございます。私の持ち時間は十八分でございますから、あと十八分だけごしんぼうを願います。  はなはだ恐縮でございますが、私自身の経験からお話を始めたいと思います。  私が昭和四十二年東京都の知事になりまして、そうして予算、それから都政その他を見渡しまして、一番おくれているのは老人福祉ではないかということに気がつきました。そこで、私が前から存じ上げている、老人医療を長い間やっておられまして、大学を非常にいい成績で出たにもかかわらず、一生を浴風園の医師として過ごされた尼子さんという方がございますが、そこに参りまして、老人福祉に非常に関心があるんだけれども、どういう点……


13期(1983/06/26〜)

第101回国会 内閣委員会,文教委員会,社会労働委員会連合審査会 第1号(1984/08/01、13期、参議院の会)

○美濃部亮吉君 私に割り当てられた時間はわずか十五分でございます。質問に対して大臣は大変よくおしゃべりなさいますので、私はノーかイエスだけで返事をしていただきたい、またそういうふうな質問をいたしますから。  それで、まず第一に、教育を論ずる上において大臣と同じ土俵に上がらなければ議論ができない。私は、民主主義的な教育というものを課題にして論じたいと思いますが、それに対してはノーかイエスか、どちらでございましょう。
【次の発言】 大変にありがとうございました。  それでは、民主主義的な教育というものはどういうものか。これは文教委員会でも申し上げましたことの繰り返しになりますけれども、これは教育基……


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データ更新日:2022/12/09

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