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日下部禧代子 参議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

日下部禧代子[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 質問主意書

このページでは日下部禧代子参議院議員が委員会や各種会議で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。日下部禧代子参議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。
 本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

■委員会発言一覧  ■各種会議発言一覧

委員会発言一覧(参議院)

15期(1989/07/23〜)

第116回国会 社会労働委員会 第5号(1989/11/28、15期、日本社会党・護憲共同)

○日下部禧代子君 新人でございますので大変不手際がございますか、あるいはまた失礼がございますかもわかりませんが、どうぞ御容赦くださいますようにまず最初にお願い申し上げておきます。  さて、きょう私は老人の寝たきり状態を防止するための対策について御質問をさせていただくつもりでございますが、その前にどうしても一つお尋ねしたいことがございます。それは身体障害者家庭奉仕員派遣制度の中で、特に身体障害者の外出時の付き添いを行うガイドヘルパーについてでございます。  この事業は昭和六十三年、一九八八年度から本格化し、現在約七千人のガイドヘルパーがいるというふうにお聞きしております。その対象となるのは重度の……

第116回国会 社会労働委員会 第8号(1989/12/12、15期、日本社会党・護憲共同)

○日下部禧代子君 まず最初に、基本的な問題についてお尋ねさせていただきたいと思います。  最初から統計で申しわけございませんが、一九八七年の総務庁統計局の家計調査年報によりますと、老後を豊かに暮らすのに必要なものとして、六十歳以上の方は公的年金制度の拡充というのを、これは複数回答ではございますが七七%の方が挙げていらっしゃいます。また、実際に高齢者の収入のうち公的年金への依存度というのは年々高まっております。これは厚生省の国民生活基礎調査、一九八八年でございますが、公的年金に収入の一〇〇%を依存している世帯というのは一九八一年の三二・八%から一九八七年は四一%というふうになっておりますが、ちょ……

第118回国会 社会労働委員会 第2号(1990/04/24、15期、日本社会党・護憲共同)

○日下部禧代子君 きょうは厚生行政の基本施策に関する件の御質問ということでございますが、その前に、消費者団体の多くの方々から提起をされました問題について一つ御質問させていただきます。  それは、食品の放射線照射問題についてでございます。  今、ジャガイモの発芽防止のために放射線を照射することが許可されておりますけれども、食品衛生法第十一条とその施行規則によりますと、照射ジャガイモの容器包装にはその旨表示しなければならないことになっております。しかし、実際にはその容器として段ボールに表示すればいいだけで、一般のお買い物をする消費者には全然わからないのでございますが、お買い物をする場合にだれでもわ……

第118回国会 社会労働委員会 第5号(1990/06/01、15期、日本社会党・護憲共同)

○日下部禧代子君 きょうは環境衛生金融公庫の理事長さんがお見えになっていらっしゃるので、一つだけ御質問をさせていただきたいと思います。  環境衛生金融公庫の融資内容の改善についてお伺いいたします。  環境衛生金融公庫は、公衆衛生の向上、国民生活の安定に寄与すべく環境衛生関係営業に対する資金の融通を行ってこられました。ところで、前回昭和六十一年の法改正によって運転資金の貸付制度が導入されましたけれども、本年度予算におきまして運転資金についてはどのような改善が図られておりますでしょうか。お伺いいたします。
【次の発言】 大変お忙しい中をどうもありがとうございました。  次に、児童に対する給付の改善……

第118回国会 社会労働委員会 第7号(1990/06/12、15期、日本社会党・護憲共同)

○日下部禧代子君 麻薬取締法等の改正について御質問いたします。  今回御提案の麻薬取締法等の一部改正案は、睡眠薬、精神安定剤などの向精神薬の利用と不正取引の未然防止を図ることと同時に、向精神薬に関する条約の批准に備える措置であるというふうに承っております。  ところで、麻薬及び向精神薬に関する国際条約は三つございます。日本は、一九六一年に採択された麻薬に関する単一条約のみを批准しているということでございます。一九七一年二月二十一日に採択されました向精神薬に関する条約については、日本は一九七一年十二月二十一日に署名を済ませております。しかし、締約国が既に九十六カ国にも及んでいる今日ですが、いまだ……

第118回国会 社会労働委員会 第9号(1990/06/19、15期、日本社会党・護憲共同)

○日下部禧代子君 昨日本会議で質問いたしました項目を中心にしてもう少し詳しくお尋ねさせていただきたいというふうに思いますので、どうぞ御協力くださいますようにお願いいたします。  まず最初に、利用者主権ということを申し上げました。つまり、サービスを利用する立場から見ますと問題点が変わって見えるのではないかというふうなことを申し上げましたが、本当にサービスを利用する立場からどのように、例えば老人ホームについて、中に入所なさっている方の立場から見るとどういう問題があるのかということから最初入らせていただきたいと思います。  そこで、まず特別養護老人ホームの個室あるいは二人部屋、四人部屋というふうにこ……

第119回国会 社会労働委員会 第2号(1990/11/01、15期、日本社会党・護憲共同)

○日下部禧代子君 まず最初に、埼玉県で起きました幼稚園の集団下痢問題について質問させていただきます。  埼玉県浦和市のしらさぎ幼稚園の集団下痢は多数の入院患者だけではなく園児が死亡するという痛ましい事件になってしまいました。この問題は幼稚園児を持つお父さんお母さんたちだけではなく、井戸水を飲用している全国の多くの人々に衝撃と不安を与えているというふうに思います。  集団下痢発生の経過については新聞等でもかなり詳しく報道されておりますし、また質問の時間が限られておりますので、今回私は再びこのような事件が起きないために、つまり再発防止という観点からお尋ねさせていただきたいというふうに思います。よろ……

第120回国会 社会労働委員会 第8号(1991/04/18、15期、日本社会党・護憲共同)

○日下部禧代子君 午前中の糸久委員の御議論を引き継いだ形で御質問させていただきます。  御承知のとおり、今回提出されております法案は民間労働者を対象にしたものでございます。第十七条を見ますと、国家公務員及び地方公務員は適用除外となっております。しかしながら、公務員に関する育児休業法が同時に制定されて、同時に施行されるということは当然ではないかというふうに思われるわけでございます。  去る四月一日、人事院から一般職国家公務員の育児休業法制定に関する申し出が行われております。国家公務員及び地方公務員に関する育児休業法案も早急に提出されるべきだというふうに思うわけでございますが、まず総務庁の方からお……

第120回国会 社会労働委員会 第9号(1991/04/23、15期、日本社会党・護憲共同)

○日下部禧代子君 それでは、まず遺族援護法案に対する質問をさせていただきます。  戦争による傷病者の妻たちというのは戦後大変な御苦労をなされてきたことと思われます。この方々が戦後四十五年たちましてお年をとられていらっしゃっていることは御承知のとおりでございますが、この対象者の高齢化に伴って援護事業もきめ細かく内容の充実したものにならなければならないというふうに思いますけれども、厚生省の平成三年度における援護事業の内容を御説明いただきたいと思います。特に、前年との比較に対してどの点が高齢化に対応したものであるかということに焦点を当てていただきたいと思います。  それと同時に、今回の戦傷病者等の妻……

第121回国会 厚生委員会 第2号(1991/09/10、15期、日本社会党・護憲共同)

○日下部禧代子君 まず、特別養護老人ホームの個室化について質問させていただきます。  最初に、老人ホームの居室の入所基準と現在の比率をお尋ねいたします。特養、養護、軽費、それぞれについてお願いいたします。
【次の発言】 昨年の六月十九日に当時の社労委員会で私が質問させていただきましたときと同じ数字だというふうに思いますが、調査は何年ごとになさるわけでございましょうか。
【次の発言】 では、この数字から質問をさせていただきます。  養護、経費、それぞれ老人ホームに比べまして、特別養護老人ホームの場合は個室、一人部屋の割合というのが非常に低いのでございますが、その理由について御説明いただきたいと思……

第121回国会 厚生委員会 第8号(1991/09/26、15期、日本社会党・護憲共同)

○日下部禧代子君 まず最初に、清掃職場の安全衛生につきまして御質問をさせていただきたいと思います。  清掃事業を進める上で清掃現場において労働災害の発生率が非常に高いということは、二十四日本委員会における浜本先生の御質疑におきましても明らかにされたところでございます。  例えば、私自身実際に調査に加わりました事故がかなりございますけれども、その中の一つで、昨年の十月、仙台市の今泉工場での爆発事故というのは、五人重傷、一人死亡、そして今なお二人が入院していらっしゃるという事故がございました。実際に現場に調査に参りましたが、真っ黒に焦げたというよりも溶けてしまった洋服の破片などが壁にこびりついてい……

第122回国会 厚生委員会 第1号(1991/12/17、15期、日本社会党・護憲共同)

○日下部禧代子君 看護職員の問題についてお伺いいたします。  まず、前回の九月十日の本委員会におきましてお尋ねを一度いたしましたけれども、厚生省健康政策局長からの通達によりまして、都道府県知事あてに「看護職員需給見通しの見直しについて」という通達が出ておりますが、これは六月末日までに結果をまとめるというふうに伺っておりますけれども、その集計の結果がかなりおくれているというふうに前回承りました。現在どのようになっているのでしょうか、そしてまたおくれている理由はどういうことでおくれているのでございましょうか、お伺いいたします。
【次の発言】 今のお話を承りますと、かなり信頼のおける結果というものが……

第123回国会 厚生委員会 第3号(1992/03/27、15期、日本社会党・護憲共同)

○日下部禧代子君 まず最初に、基本的なことについて確認をさせていただきたいというふうに思います。  ただいま審議が行われておりますこの法案は、いわゆる日切れ法案並みの扱いであるというふうに私は承知しておりますが、この日切れ法案とは一体どのような定義か。これを厚生省にお聞きいたしましてもお答えはいただけないというふうに思いましたので、会議録を引用させていただきます。  これは昭和五十九年の三月三十日の参議院の予算委員会における議事録でございます。そこで、和田静夫委員が「日切れ法案というのは一体何なのか」という質問をしております。それに対しまして当時の国務大臣竹下登さんは、「これは、私ども提案者か……

第123回国会 厚生委員会 第6号(1992/04/16、15期、日本社会党・護憲共同)

○日下部禧代子君 まず最初に、看護婦等の人材確保の促進に関する法律案について質問させていただきます。  去る三月六日の熊本県の新聞でございますが、日刊人吉新聞というのに次のような読者の投書が掲載されておりました。  私は昨年、約四カ月人吉総合病院に入院してい  ましたが、ここの看護婦さんたちには本当に感  心しました。   いかに完全看護とは言え、まったく感心しま  した。戦前、軍隊が厳しいと言われておりまし  たが、その比ではない。昼の間には飛ぶ如くし  て動きまわり、夜は夜で十二時には患者の所を  まわり、さらに朝方三時ごろにまわり、五時ご  ろはさらに重症患者の所をまわり、婦長自ら率  ……

第123回国会 厚生委員会 第12号(1992/05/28、15期、日本社会党・護憲共同)

○日下部禧代子君 現在、日本は経済的には世界的に最も豊かな国だというふうに言われております。また、平均寿今も世界のトップクラスに属しております。しかしながら、国民の大多数は、自分が、あるいは家族の一人が病気になったらどうしようというふうに、現在の医療サービスに対して大きな不安と不満を持っていることも事実ではないかというふうに思います。  例えば、よく言われておりますが、三時間待って三分医療ということにも現状の医療サービスの問題点というものが象徴的にあらわされているのではないかというふうに思います。したがって、病院に行くときに備えて体づくりに励むなんというふうな笑い話さえ私どもの間では、一般の人……

第123回国会 厚生委員会 第13号(1992/06/02、15期、日本社会党・護憲共同)

○日下部禧代子君 日本社会党の日下部でございます。  きょうは、四人の参考人の皆様、大変お忙しい中をおいでいただきまして、そして大変貴重な御意見を拝聴させていただきまして本当にありがとうございました。  さて、最初にお伺いしたいことがございますが、まず、先ほど宮崎委員の御質問にもございましたが、いわゆるインフォームド・コンセント、あるいは説明と理解、説明と同意と言われていることでございますが、これは坪井参考人、中野参考人、村口参考人、お三方ともいわば否定的な、ネガティブなお答えであったというふうに思います。つまり、いわゆる倫理的な指針としては認めるけれども、法律上の理念というふうに規定されるの……


16期(1992/07/26〜)

第126回国会 厚生委員会 第2号(1993/03/02、16期、日本社会党・護憲民主連合)

○日下部禧代子君 丹羽厚生大臣、御就任早々、これからの厚生行政はぬくもりのある厚生行政を進めたいというお言葉でございました。大変感動的なお言葉でございましたが、これから具体的にどのような形でそのぬくもりのある厚生行政が進められていくのか、大変に期待しております。  そこで、今厚生行政の重要な課題ということをお挙げになりましたその第一番に、年金問題を大臣お挙げになりました。先週、衆議院で被用者年金制度間の費用負担の調整に関する特別措置法の一部を改正する法律案の審議が行われまして、参議院でも近々審議がなされると思います。そこで、緊急の課題と今大臣もおっしゃいました年金問題についてまず質問をさせてい……

第126回国会 厚生委員会 第3号(1993/03/26、16期、日本社会党・護憲民主連合)

○日下部禧代子君 まず最初に、予算には関係ございませんが、昨日、熊本地裁で水俣病の第三次訴訟二陣の判決がございました。国や県には水俣病の被害を拡大させた責任があるといたしまして、行政の法的責任を明確に認定した判決でございました。これまで水俣病問題に関しまして国は法的な責任があることをお認めになりませんでしたが、今回のこの判決をどのようにお受けとめになっていらっしゃるのでしょうか。  今、全国八つの高等裁判所あるいは地方裁判所で争っている二千三百人の原告のうち既に二百人が亡くなっていらっしゃいます。そして、ほとんどの方々が高齢者でいらっしゃいます。そういう状況から、国はやはり和解協議に加わること……

第126回国会 厚生委員会 第5号(1993/04/08、16期、日本社会党・護憲民主連合)

○日下部禧代子君 住宅ケアの重要性及び在宅医療の重要性と、そしてそれを支える訪問看護、訪問看護ステーションの必要性を訴える、そういう観点から質問をさせていただきたいと思います。お年寄りはどなたでも、住みなれた場所で家族や友人、そしてまた地域社会から隔離されないで自立した人生をより長く充実して生きたいというふうに願っていらっしゃると思います。その願いをかなえるために在宅サービスの拡充ということは大前提でございます。  私は、これまでさまざまな自治体の福祉医療政策の作成に携わってまいりました。その関係で地域の福祉医療活動を実践してまいりましたが、その中で、ホームヘルパーさんや保健婦さんと同行して寝……

第126回国会 厚生委員会 第8号(1993/04/22、16期、日本社会党・護憲民主連合)

○日下部禧代子君 高齢の方とか障害を持つ方が、家族や友人とともにいつまでもなれ親しんだ地域で過ごしたいと願われるのは、これは本当に当然のことだというふうに思います。  この際、寝たきり老人のゼロ作戦という、そういった必要性が叫ばれるまでもなく、人生の最後の瞬間まで人間の尊厳が保たれるということは言うまでもないことだと思います。それはとりもなおさず、自分の行動半径の距離、行動半径に比例するというふうに私は思うわけであります。また、自分の人生は自分が決めるという主体性、人間としてこれがやはり生きている証拠ではないか。この二つが保障されて初めて、お年寄りが地域で希望を持って生きることができると私は信……

第126回国会 厚生委員会 第13号(1993/06/10、16期、日本社会党・護憲民主連合)

○日下部禧代子君 去る三月二日及び三月二十六日の厚生委員会におきまして、私は精神保健法の改正問題について取り上げさせていただきました。三月二十六日の本委員会におきまして、精神保健法が昭和六十二年に改正されましたときの法附則に基づく見直し作業について、いつ国会に見直し法案が出されるのかということをお伺いしましたところ、運休明け、遅くとも五月じゅうに国会に提出されるというお話でございました。その御答弁のとおりに、予定どおりに出していただきまして、お約束守っていただきましてありがとうございました。まずお礼を申し上げます。  ところで、今回の改正は、精神障害者の社会復帰の促進を図ると同時に、その適正な……

第129回国会 厚生委員会 第3号(1994/03/29、16期、日本社会党・護憲民主連合)

○日下部禧代子君 児童手当法の一部を改正する法律案に関連いたしまして質問をさせていただきたいと思います。  まず、大臣にお尋ねをしたいと存じます。  ことしは国連の定めました国際家族年でございます。国際家族年の意義とその目的について、どのようにお考えになっていらっしゃいますか。また、共通のスローガンが「ビルディング ザ スモーレスト デモクラシー アット ザ ハート オブ ソサエティー」、日本語訳では「家族から始まる小さなデモクラシー」というふうに訳されておりますが、この共通のスローガンを大臣はどのように御理解なさっておりますでしょうか。  大臣は大変に家庭的でいらっしゃるというふうに私は承っ……

第129回国会 厚生委員会 第6号(1994/06/10、16期、日本社会党・護憲民主連合)

○日下部禧代子君 まず、神奈川県秦野市の越川記念病院の違法診療事件についてお尋ねいたします。  今日、病院経営を取り巻く環境というのは大変厳しいというふうに言われております。その中で各医療機関が御努力を続けていらっしゃるわけでございますが、精神病院におきましても、昨年の精神保健法の改正を受け日々積極的な取り組みをなさっているわけでございますが、今回の診療報酬の改定でも、精神療養病棟入院料の新設だとか、あるいは入院集団精神療法及び入院生活技能訓練療法が点数化されましたのも、精神科医療の現場の重要性と現場の御努力が評価されたその結果だというふうに考えます。  そうした状況の中で、精神病院に精神保健……

第129回国会 厚生委員会 第7号(1994/06/21、16期、日本社会党・護憲民主連合)

○日下部禧代子君 今回の地域保健対策強化のための関係法律の整備に関する法律案、以後地域保健法というふうに呼ばせていただきます。  まず、地域保健法の趣旨は生活者重視と地方分権ということでございますが、その生活者重視と地方分権の視点というものがこの法案におきましてどのような形で具現化されていくのか、それと同時に、また保健所を設置する都道府県や市町村の役割をどのようにお考えになっていらっしゃるのか、大臣にまずお尋ねしたいと思います。
【次の発言】 ただいまの御説明でその役割、機能というのは頭ではわかるわけでございますが、今回の法律というのは、今大臣も御指摘になりましたように生活者の視点ということで……

第129回国会 厚生委員会 第8号(1994/06/22、16期、日本社会党・護憲民主連合)

○日下部禧代子君 まず最初に、エンゼルプランについてお伺いいたします。  エンゼルプランは厚生省の重点施策の一つでございます。厚生大臣も大変力を入れていらっしゃる政策でございます。児童対策あるいは家族政策というものが重要であることは言うまでもございません。  今、我が国では、女性の就労率が高くなると出生率が低下しているという現象がございます。ところが、先日予算委員会の公聴会におきまして、慶応大学の丸尾先生がスウェーデンの例をお述べになりまして、スウェーデンの場合ですと、女性の就労率は上がっていくが同時に出生率も上がっているというふうなお話を御披露していただいたわけでございます。  厚生省は、現……

第129回国会 予算委員会 第14号(1994/06/14、16期、日本社会党・護憲民主連合)

○日下部禧代子君 日本社会党・護憲民主連合の日下部禧代子でございます。どうぞよろしくお願いいたします。  二十一世紀が真に豊かな長寿社会であるために社会保障、社会福祉の充実を目指して、政府に質問させていただきたいと存じます。  まず、大蔵大臣に伺います。  バブル崩壊以降、税収が大幅に落ち込み、国債の発行が再び顕著になり、我が国の財政は一段と厳しい状況に陥ったと言われております。  そこでお伺いいたしますが、戦後初めて補正予算で国債が発行されました昭和四十年度以降、今までの国債発行額、国債依存度、発行残高の推移についてめり張りをつけて御説明をいただきたいと思います。

第131回国会 厚生委員会 第3号(1994/10/20、16期、日本社会党・護憲民主連合)

○日下部禧代子君 まず最初に、ことしの九月二十八日奈良地裁におきまして、非婚、結婚していない女性が出産した子供を父親が認知した場合、児童扶養手当を打ち切ることを定めた児童扶養手当法施行令が法のもとの平等をうたった憲法第十四条に違反する、つまり違憲であるという判決が出されたことはもう御案内のとおりでございます。この判決に対しまして、奈良県の知事は控訴しているわけでございますね。この違憲判決についてまず御質問をさせていただきたいというふうに思います。  この違憲判決が出たところで厚生省は、この判決については残念である、あるいは遺憾であるというふうなコメントをお出しになったのを私はテレビなどでも拝見……

第131回国会 厚生委員会 第5号(1994/10/31、16期、日本社会党・護憲民主連合)

○日下部禧代子君 厚生省の平成五年の国民生活基礎調査を見ますと、高齢者世帯の所得のうち五四・一%を公的年金と恩給が占めております。また、公的年金と恩給のみを収入源とする世帯というのは高齢者世帯の四九・七%、ほぼ半数に達しているわけでございます。  また、総務庁統計局の平成五年家計調査の概要を見ますと、高齢無職世帯の総収入が一カ月平均二十四万七十九円でございますが、そのうち社会保障給付が八〇・四%を占めております。一つまり、高齢者の生活というのは公的年金に非常に高く依存しているということがこの統計からもわかるわけでございます。  今後、出生率の低下、それから平均寿命の延びに伴う人口の高齢化という……

第131回国会 厚生委員会 第6号(1994/11/01、16期、日本社会党・護憲民主連合)

○日下部禧代子君 社会党の日下部禧代子でございます。  きょうは大変お忙しいお時間を私たちのために使っていただきまして、そして今回の改正だけではございませんで、一九九九年の次期の財政再計算に向けても参考になる御意見を承り、大変に勉強させていただいております。ありがとうございます。  まず最初に、大変失礼でございますが、今回の改正、お話の中で評価をしていただいている部分、そしてそうではない部分というのがございましたけれども、もし点数をつけるとしたら、どの辺の点数をおつけになるのでございましょうか。元教師の出なものですからついこういう癖が出てしまいます。まず四人の方に簡単に、大変に失礼な質問でござ……

第132回国会 厚生委員会 第9号(1995/04/25、16期、日本社会党・護憲民主連合)

○日下部禧代子君 最初に、先ほど清水委員からも御質問がございましたけれども、EUが日本製のすべての水産食品を輸入禁止いたしました件につきましてお伺いしたいと思います。  その理由といきさつということは先ほど清水委員の御質問でわかりました。私が引き続き御質問したいのは、日本とEUとの衛生管理基準の違いあるいはチェック方法の違いというものがあるのかどうかということでございます。それと、EUが定めた衛生管理基準を満たしている工場で日本は水産加工品が生産されているはずでございますが、一体日本側の調査というのはどのようになされているのか、EUの方が指摘したとおりの理由を日本側としても認めざるを得なかった……

第132回国会 地方分権及び規制緩和に関する特別委員会 第3号(1995/02/17、16期、日本社会党・護憲民主連合)

○日下部禧代子君 社会党の日下部禧代子でございます。  きょうは、お三方、大変お忙しい時間にもかかわらず、大変貴重な御意見を長時間にわたって聞かせていただきまして、承りまして、本当にありがとうございます。  最初に、お三方に共通の御質問をさせていただきまして、そしてもう一問はそれぞれお一人ずつに別々の質問をさせていただきたいと思います。  私は、福祉と分権という観点から質問をさせていただきたいと思います。  現在の補助金のシステムでございますと、自治体が独自の福祉サービスを実施して、そしてより質の高いサービスを実施しようといたしますと、どうしても補助単価が実勢価額と合わない。つまり、実勢価額の……

第132回国会 予算委員会 第9号(1995/03/07、16期、日本社会党・護憲民主連合)

○日下部禧代子君 日下部禧代子でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。  まず最初に、デンマークのコペンハーゲンで三月六日から十二日まで開催される世界社会開発サミットについてお尋ねいたします。  このサミットには既に百三十カ国の首脳が参加をされるということでございます。村山総理も御参加の予定というふうにお聞きしております。  国連創設五十周年記念行事の一環であり、重要な会議だと国連で位置づけられておりましたにもかかわらず、残念ながら我が国では、一九九四年の国際人口・開発会議や本年九月に北京で開催される第四回世界女性会議に比べますと、国内の関心がいま一つ欠けていたように思われてならないわ……

第132回国会 予算委員会 第20号(1995/05/19、16期、日本社会党・護憲民主連合)

○日下部禧代子君 関連質疑をさせていただきます日下部禧代子でございます。どうぞよろしくお願いいたします。  まず円高問題についてお伺いいたします。  急激な円高の進行というのは、輸出関連産業を中心に我が国の経済に深刻な影響を与えております。産業構造の転換の促進あるいは中小企業対策などについてはこれは万全の措置を政府に要望するところでございますが、一方、円高については、メリットと呼ばれていいもの、そういう面もございます。それは円高がいかに還元されるかということでございます。特に消費者の立場といたしますと重要な関心事でございます。  円高メリットの国民生活への還元というのは、政府の緊急円高・経済対……


17期(1995/07/23〜)

第136回国会 文教委員会 第1号(1996/02/15、17期、社会民主党・護憲連合)【政府役職】

○政府委員(日下部禧代子君) このたび文部政務次官を拝命いたしました日下部禧代子でございます。  今、文部行政、二十一世紀を目前にいたしまして改めてその重要性が問われているところでございます。国際化あるいは情報化、少子化、そのような二十一世紀の課題にどのように対応するのか。その一人一人の生き方、あるいは社会の価値観、新しい社会のシステムが求められているところでございます。  委員長を初め、委員の皆様方の御指導、御鞭撻をいただきながら、その重責、全力を挙げて果たしてまいりたいというふうに存じます。どうぞよろしくお願いいたします。  ありがとうございました。

第139回国会 厚生委員会 第1号(1996/12/17、17期、社会民主党・護憲連合)

○日下部禧代子君 小泉大臣には初めて質問をさせていただきます。厚生行政の御経験、また高い御見識をお持ちでいらっしゃいます大臣にきょうは社会保障の構造改革の方向、あるいはまた国と地方の役割分担などこれからの厚生行政についての根本的な課題について大臣の御意見、あるいはまた哲学をお聞かせいただければと楽しみにして参りました。  まず、今回の厚生官僚による汚職事件に関連いたしましてお伺いしたいと存じます。  大臣は、今回の事件につきまして、たびたび岡光前次官については極めて特殊で例外的な人物というふうなお言葉を使って御説明をされております。そしてまた、昨晩、厚生省関係官僚の処分が発表されました。しかし……

第140回国会 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第5号(1997/06/09、17期、社会民主党・護憲連合)

○日下部禧代子君 まず、ただいまも御議論がございましたけれども、日産生命保険の問題について御質問をさせていただきます。  私が考えますに、やはり契約というものは相手への誠実さ、あるいは相手への信頼というものが前提になって初めて成立するというふうに思うわけでございます。バブル崩壊後の相次ぐ金融機関の破綻あるいはまた不祥事というのは、このような市民社会のルールが平然と破られていたということを示しているような気がして、非常に残念というよりも悲しいような気がするわけでございます。国民の金融市場あるいは金融機関そして金融行政に対する不信感というものは募る一方ということは、このように申し上げるということも……

第140回国会 文教委員会 第5号(1997/03/27、17期、社会民主党・護憲連合)

○日下部禧代子君 国際化あるいは国際理解というのは、我が国のそして文部行政にとって二十一世紀に向かっての大きな課題であると存じます。今回は留学生問題を取り上げたいと存じます。  まず、我が国の外国人留学生の受け入れの状況を他の主要国との国際比較によって眺めてみたいと存じますので、それぞれの国の留学生の数、そして高等教育機関在学者に占める留学生の割合を示していただきたいと存じます。
【次の発言】 数もというふうに申し上げたのでございますけれども、数をお答えいただけなかったのですが。
【次の発言】 今お答えいただきましたように、数の上ではアメリカの八分の一と言ってよろしいでしょうか。また、ヨーロッ……

第140回国会 文教委員会 第6号(1997/04/08、17期、社会民主党・護憲連合)

○日下部禧代子君 現在、児童福祉法の一部改正案が厚生委員会で審査中でございます。当委員会にも関連する部分がございますので、きょうはそれらを中心に質問したいと存じます。  今回の法改正によりまして、児童福祉施設の一つでございます教護院が児童自立支援施設と名称を変え、また対象児童も、現行法の「不良行為をなし、又はなす虞のある児童」に加えて「家庭環境その他の環境上の理由により生活指導等を要する児童」というふうに拡大されます。そのことによって施設の機能はどのように変わるのかをまずお尋ねいたします。
【次の発言】 対象児童の範囲が拡大されるということでございますが、具体的にどのような場合を想定していらっ……

第140回国会 文教委員会 第7号(1997/04/15、17期、社会民主党・護憲連合)

○日下部禧代子君 先ほど先生は初等中等教育において日本の学力水準というのはかなり高いところにあるというふうにお言葉がございましたが、高等教育に関しまして、これは例えば大学院への進学率、大学への進学率というのはたしか先進国の中で日本は高い方だと思いますが、大学院への進学率になると、これは他の先進国と比べますと高い方ではないというふうに思っております。  この点に関しまして、日本の場合いろいろな問題が出てきているのではないかというふうに私思っておりますが、なぜ日本の場合には大学院への進学率、高等教育への進学率というのは他の先進諸国に比べて高くはなかったのか。そして、これからどのようにその点に対処し……

第140回国会 文教委員会 第10号(1997/05/08、17期、社会民主党・護憲連合)

○日下部禧代子君 二十一世紀の高度情報化社会の到来というものを目前にしている今日、学校教育におきまして学校図書館の果たす役割というのはますます重要になっていくというふうに思います。また、これまでの詰め込み授業、あるいはまた別の言葉で言えば上から与えられる受け身の学校教育、そういった教育のあり方が今見直されている。そういった中で学校図書館が、子供たちが自分たちで調べ、自分で考え、そしてみずから学ぶということを習慣化する、あるいはまた読書の楽しみを知る、そして文化的な活動を身につけていく、そういうことに非常に重要な教育的な役割を持っているというふうに考えられます。  そこで、まず本改正案の発議者に……

第140回国会 文教委員会 第15号(1997/06/03、17期、社会民主党・護憲連合)

○日下部禧代子君 きょうはお三人の先生方、ありがとうございます。  お三人の先生にお聞きしたいと思います。  今日本の大学で求められているもの、さまざまございますけれども、一つの言葉で言えば、いかにして魅力ある大学であるかということではないかというふうに思っております。  私は、たまたま外国での学生生活も経験をいたしましたけれども、日本と一番違う点というのをもし三つ申し上げるとすれば、一つは、いわゆるチュートリアルあるいはスーパーバイズの制度というのが非常に私にとっては外国での大学生活を送ったときに魅力あるものでございました。一対一で担当教官と議論をし合うということ、そのためにはもちろん学生と……

第140回国会 文教委員会 第17号(1997/06/10、17期、社会民主党・護憲連合)

○日下部禧代子君 将来教員を希望する学生たちが介護等の実体験を通しまして人の命の大切とか個人の尊厳、また人の心の痛み、あるいは価値観の違いを理解する、そのような御趣旨のための法案でございます。大変御趣旨には賛成でございます。  私自身のことを申し上げますけれども、学生時代、これはイギリスでございましたけれども、実際にイギリスのお年寄りに対するボランティア活動をいたしまして、そのことが私の人生にとりまして大変大きな意味を持っていたということを今改めて感じる次第でございます。  そしてまた、私、帰国いたしまして社会福祉学科の教員をしておりましたけれども、そこで私の学生たちに、私の講義を聞くときには……

第140回国会 予算委員会 第12号(1997/03/19、17期、社会民主党・護憲連合)

○日下部禧代子君 日下部でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。  まず最初に、財政構造改革について始めさせていただきます。日本は戦後しばらくたってから豊かな国そして経済大国というふうにずっと言われてきたわけでございますが、今日、先進国の中で最も公債依存度が高い、つまり最も借金が多い国となってしまいました。国と地方の借金を合わせますと、国民一人当たりでは三百五十二万円という額に上っております。また、国家予算に限ってみますと、本年の三月末までの国債累積発行残高は二百四十兆円でございます。そのうち公共事業に充てられる建設国債が百六十四兆円で六八%を占めておりまして、国の借金の大部分が公共事……

第140回国会 予算委員会 第15号(1997/03/25、17期、社会民主党・護憲連合)

○日下部禧代子君 前回、三月十九日におきましては、薬価基準制度の見直し及び診療報酬体系、出来高払いについて議論をさせていただきました。今回は引き続きまして、我が国の医療の大きな問題である長期入院の是正と三時間待ち三分治療という医療提供体制を中心にお伺いしたいと思います。  まず最初に、我が国の病院における平均在院日数の国際比較を厚生省からお願いいたします。
【次の発言】 主な疾患別にお願いいたします。
【次の発言】 厚生大臣にお伺いいたしますけれども、今お聞きになりましたように、我が国の在院、入院日数というのはもう非常に他の先進国に比べると長いということがわかりますが、その理由についてどのよう……

第141回国会 文教委員会 第2号(1997/11/18、17期、社会民主党・護憲連合)

○日下部禧代子君 きょうは、お三方の参考人の皆様には大変示唆に富んだお話をいただきまして、本当にありがとうございました。  それでは、まず小田先生にお伺いいたしますけれども、先ほどのお話の中で、神戸市の小学生殺害事件の加害者の少年のごとでございますが、もし早期に臨床的危機介入が行われていれば、例えば薬物療法を用いてでも犯行の防止は可能であったというふうなお言葉がございましたけれども、これをもう少し詳しくお話しいただけますか。
【次の発言】 でも、今先生が御指摘なさいましたような、家庭あるいは学校、あるいはまたその他の病院などでもこの少年とのコミュニケーションができる場があれば、まだそうした可能……

第141回国会 文教委員会 第3号(1997/12/11、17期、社会民主党・護憲連合)

○日下部禧代子君 きょうはお三人の参考人、どうもありがとうございます。  山下参考人にまず最初にお尋ねいたします。  昨年、私はアトランタのオリンピックに政府代表で行かせていただきまして、特に柔道は一生懸命応援させていただきました。選手の御活躍に大変胸が熱くなる思いでございました。  しかしながら、山下参考人のお話にもございましたけれども、柔道が日本の国技であるというふうに言われながらも、だんだん今外国に押されぎみである。山下参考人が今御指摘になりました財政の問題というのは、フランスの場合と比較なさいましたけれども、非常に大きな隔たりがあるなということを感じましたし、またホワイトハウスでのカー……

第141回国会 予算委員会 第5号(1997/11/27、17期、社会民主党・護憲連合)

○日下部禧代子君 社会民主党の日下部禧代子でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。  一般の国民から見ますと、四大証券の一角である山一証券がよもや倒産するということは考えられなかったというふうに思うわけでございます。情報というのも一部の金融機関がいわば独占しているということが現状でございますし、結局、最終的に被害、損をこうむるのは一般投資家、そして多くの国民だというふうに思うわけでございます。  今回も山一証券は最後まで、最後までと申しますのは、お言葉によりますと十月六日富士銀行に、そして十一月十七日に大蔵省に御報告なさった、しかしながら一般投資家に対しては最後まで情報は開示されなかっ……

第142回国会 文教・科学委員会 第4号(1998/02/05、17期、社会民主党・護憲連合)

○日下部禧代子君 社会民主党の日下部でございます。  本法律案の趣旨は、申すまでもなく、新たなスポーツ振興のため、及びその財源確保でございます。したがいまして、本法案を議論するに当たりまして、我が国のスポーツあるいはまた体育に関する予算について基本的なことを整理しておく必要があるかと存じます。  そこで、文部省に質問いたします。  まず、文部省管轄のスポーツあるいは体育に関連する予算の推移を紹介してください。
【次の発言】 今幾つかの限定をなさった形での数字だというふうに思います。  ちょっとそれについて詳しく御説明を伺っている時間がございませんので、とりあえず次に、他の省庁でございますが、文……

第142回国会 文教・科学委員会 第5号(1998/02/12、17期、社会民主党・護憲連合)

○日下部禧代子君 きょうはお三方の参考人の方々、どうもありがとうございます。お忙しい中を貴重な御意見をいただきまして、ありがとうございました。  まず、黒須参考人にお伺いしたいと思います。  ドイツでの御経験を中心に、日本での地域におけるスポーツクラブのあり方、その必要性について大変興味深いお話をいただいて、ありがとうございました。地域におけるスポーツクラブの振興というのは、先生のおっしゃる、私も賛成なんですが、スポーツが文化である、あるいはまたスポーツを日常生活の中に位置づけるということで大変重要な役割を持っていると思うんですが、そのためにはいろいろな条件があるんじゃないかと思います。  一……

第142回国会 文教・科学委員会 第6号(1998/02/17、17期、社会民主党・護憲連合)

○日下部禧代子君 まず、提案者にお尋ねいたします。  第十八条におきましては、日本体育・学校健康センターはその業務の一部を銀行その他の金融機関に委託することができるものというふうにされておりますけれども、その金融機関の選定に当たりましては、平成九年五月二十三日の衆議院文教委員会の会議録を拝見いたしますと、公開のコンペで行うというふうな御答弁でございます。その際に、もちろん安ければ安い方がいいはずではございますけれども、何らかの基準を設けるのか、あるいはまた審査委員会などを設けるのか、それが第一点でございます。第二点は、業務委託をされた金融機関についての透明性あるいは公正性というものをどのように……

第142回国会 文教・科学委員会 第8号(1998/03/12、17期、社会民主党・護憲連合)

○日下部禧代子君 ナイフを使った少年の事件が相次いでおります。また、校内暴力は昨年度、五年前の二・五倍にも達していると言われておりますし、新しい荒れの時代に入ったというふうなことも聞かれます。毎日、テレビやラジオのニュースを聞きますときに、あるいはまた新聞を開きますときに、きょうはもう子供の事件がありませんようにと祈っているのは私だけではないと思います。  少年犯罪の増大あるいは教育問題の深刻化というのは、日本だけの問題ではございません。先進諸国に共通でございます。ですから、アメリカのクリントン大統領は一般教書で、またイギリスのトニー・ブレア首相は選挙のキャンペーンのときから教育改革というのを……

第142回国会 文教・科学委員会 第9号(1998/03/17、17期、社会民主党・護憲連合)

○日下部禧代子君 きょうは時間がわずかしかございませんので、科学技術行政のあり方を中心にお尋ね申し上げます。  今日、多様な社会の要請に対応するためには総合的な科学技術の政策立案、そのシステムが求められ、でいるというふうに思います。例えば医療、エネルギー、環境問題にいたしましても、これは日常生活あるいは産業活動というものが絡み合っているわけでございます。したがいまして、自然科学だけではなく人文あるいは社会科学との連携、あるいは学際研究というものが不可欠であろうかと存じます。  そこで、行政改革会議におきまして内閣府に総合科学技術会議を置くという最終報告が出されておりますが、具体化のためにどのよ……

第142回国会 文教・科学委員会 第11号(1998/03/31、17期、社会民主党・護憲連合)

○日下部禧代子君 看護婦問題あるいは看護教育問題につきましては、当時私、厚生委員会に所属しておりまして、平成四年の看護婦等の人材確保の促進に関する法律の成立、さらに、同法に基づく文部、厚生、労働の三大臣告辞による基本指針の策定などにかかわってきた者といたしまして感慨深いものがございます。  と申しますのも、平成三年九月十日の厚生委員会の会議録を見ますと、当時の大学における看護教育の状況についての私の質問に対して文部省のお答えは、看護課程のある大学が国立が六、公立一、私立四、合計で十一大学にしかすぎませんでしたし、また、修士課程のある大学院は五、そして博士課程に至りましては二つの大学院しかござい……

第142回国会 文教・科学委員会 第14号(1998/04/14、17期、社会民主党・護憲連合)

○日下部禧代子君 きょうはお二人の参考人、本当に現場からの御意見をいただきまして、また御見識のある御意見をいただきまして、ありがとうございました。  まず最初に、教育に関する一般的な質問をさせていただきたいと思うんです。  現在、不登校の子供たちがふえております。また学校中退者もふえておりますし、保健室に逃げ込む子供たちもふえております。また、授業がおもしろくない、授業がわからないという子供たちもふえております。成績はよくても、その学科が必ずしも好きではないという子供たちがふえております。いわば学校離れ、学校嫌いがふえていると言ってもいいんじゃないかなというふうに思うんです。  そういう中で、……

第142回国会 文教・科学委員会 第15号(1998/04/16、17期、社会民主党・護憲連合)

○日下部禧代子君 まず最初に、確認の意味を含めてお尋ねしておきたいと思います。  我が国の戦後の教員養成改革というのは、教員養成教育の水準を引き上げ教職の専門性を高めるということを目的にして、教員養成は大学で行うという原則、さらに、教員免許状は所定の教職課程を置くいずれの大学でもこれを履修した者に授与するという開放的な免許制、二つの原則と言ってもよろしいと思いますが、その原則のもとに制度改革が行われてきたというふうに私は思っております。  そこで、今回の改正案もこの原則に基づいたものというふうに解釈してよろしいのかということが一点でございます。あわせて、教員養成制度における開放制の原則について……

第142回国会 文教・科学委員会 第19号(1998/04/30、17期、社会民主党・護憲連合)

○日下部禧代子君 きょうは三人の参考人の皆様方、本当にありがとうございます。  エネルギー政策というのは、これは環境問題とあわせまして、我が国だけではなくて世界のこれからの大きな課題の一つだというふうに思います。きょうはそれぞれのお立場からの示唆に富む御意見をいただきまして参考になりました。本当にありがとうございました。  それでは、まず久米参考人にお願いをいたしたいと思います。  久米参考人は、動燃の問題につきまして分析をしていただいたわけでございますが、一つは顧客不在、あるいは経営不在というところに動燃の抱えている大きな問題点があったというふうな御指摘をいただいたわけでございます。今回の法……

第142回国会 文教・科学委員会 第20号(1998/05/12、17期、社会民主党・護憲連合)

○日下部禧代子君 今回の法案では、福井の敦賀市の新型転換炉「ふげん」、そして岡山県の人形峠のウラン濃縮プラントの撤退ということも盛り込まれておりますが、撤退後、現行の体制というのはどのように変わるのかそしてまた事業所の職員、作業員の雇用問題はどうなるのか、まずこの二点についてお尋ねしたいと存じます。
【次の発言】 もう少し詳しく具体的にお話しをいただきたいと思いますが、事業所の職員、作業員、いわゆる本雇い、それから本雇いではない作業員の方々とか、そういうふうな内訳の数とかいうものはございますか。
【次の発言】 人形峠の場合には千人の村の人口なんですか。その中に占めるこのプラントで働いている作業……

第142回国会 文教・科学委員会 第22号(1998/05/21、17期、社会民主党・護憲連合)

○日下部禧代子君 長官は、本法律案の提案理由の御説明におきまして、「産学官それぞれの研究セクターがその特色を生かしつつ、共同研究をより一層密接な連携のもとで効果的かつ迅速に行っていくことが不可欠」であるというふうにお述べになっていらっしゃいます。  そこで、確認の意味もございましてお尋ねしたいのでございますが、国立試験研究所、大学、そして民間企業で行われる研究のそれぞれの特色、それぞれの目的、またそれぞれの役割についてどのように認識していらっしゃるのか、お尋ねしたいと思います。
【次の発言】 民間の場合は営利を目的としたというふうなことの違いですね。  先ほど、共同で研究を行うことのメリットに……

第142回国会 文教・科学委員会 第24号(1998/05/27、17期、社会民主党・護憲連合)

○日下部禧代子君 今回の法改正によりまして、公立校におきましても初めて中高一貫教育が導入されるわけでございますが、既に一九七一年の中教審、一九七五年の臨教審において答申されているわけでございます。では、当時これらの答申がありながらなぜ公立校において実現されなかったのか、その点がまず一点。  それから、初めて答申されてから二十七年ぶりに今実行に移されようとしているわけでございますが、その御決断の理由、そしてまたその背景について。これが第二点でございます。  そして、六三三制のバイパスというふうな言葉も私は聞き及んでおりますけれども、六三三制度の見直しにつながるのかどうかということもあわせまして大……

第142回国会 文教・科学委員会 第25号(1998/05/28、17期、社会民主党・護憲連合)

○日下部禧代子君 社会民主党の日下部でございます。きょうはありがとうございます。  今回の中高一貫校の導入ということは、一つの選択肢を広げるという意味で導入された、一番大きな意義がそこにあるというふうに理解しているところでございますが、いわゆる多様性ということ、あるいは特色のある学校ということが必ずしも文字どおりにはならないということが現状じゃないか。そのことが学校間格差の拡大とか、学校間格差の固定ということにつながっているのが現状ではないかなというふうに思うわけでございます。  第十四期中教審では、行ける学校から行きたい学校へというのがたしか一つのフレーズだったというふうに私記憶しております……

第142回国会 文教・科学委員会 第26号(1998/06/04、17期、社会民主党・護憲連合)

○日下部禧代子君 まず最初に、今回の法改正の意義について確認をしておきたいと存じます。  文部省が今までお進めになっていらして、そしてまた今後もお進めになっていらっしゃろうとする中等教育改革の一環として今回の法改正をとらえてよろしいのでございましょうか。
【次の発言】 いわゆる今までの、そしてこれからの中等教育の改革の一環ということでございますと、今年度予算で措置されておりますいわゆる中高一貫教育研究会議は非常に重要になってくるというふうに思います。その目的においても、またその構成、どういう方が構成員になるのかということ、あるいはまた研究を継続していくということも含めまして非常に重要だというふ……

第142回国会 予算委員会 第2号(1998/01/29、17期、社会民主党・護憲連合)

○日下部禧代子君 昨日、栃木県におきまして非常に痛ましい事件が起きました。中学校の女性教師が一年生の男子生徒に刺されて死亡するという事件でございます。まず、亡くなられた先生の御冥福をお祈りいたしまして、質問に移りたいと存じます。  最初に、今回の事件についての状況の説明をお願いいたしたいと思います。警察庁、お願いいたします。
【次の発言】 最近の校内暴力の発生件数あるいは傾向はどうなっているのか。また、この事件は学校内で先生が生徒の暴力で亡くなられたという事件でございますが、過去にこのような事件があったのか、文部省にお尋ねいたします。

第142回国会 予算委員会 第11号(1998/03/26、17期、社会民主党・護憲連合)

○日下部禧代子君 よろしくお願いいたします。  四月一日から新日銀法が施行されます。日銀法は戦時立法であったというふうに聞いております。今日まで大変な国際情勢あるいはまた我が国の特に金融、経済の事情が大きな変化を、戦後五十年あるにもかかわらず、今日まで抜本的な改正がなされていなかったということに驚きさえ感じるわけでございますが、とにかく新日銀法がスタートするわけでございます。  そこで、総理にお伺いいたしますが、改めて日銀法改正の意義をどのように分析していらっしゃいますか、お聞きしておきたいと思います。  また、この新日銀法によって、今日のような汚職の構造あるいは総理のお言葉で申し上げますと汚……

第142回国会 予算委員会 第14号(1998/04/01、17期、社会民主党・護憲連合)

○日下部禧代子君 日下部でございます。どうぞよろしくお願いいたします。  橋本総理は、本国会における施政方針演説の中で、将来を担う子供たちが家庭でも学校でも居場所を見つけ出すことができないで悩んでいる、この深刻な教育の状況に対して真っ正面から取り組んでいくことを表明なさいました。この問題を放置すれば将来に禍根を残すことになるとの総理のお考えには私も全く同感でございます。  そこで、本日は教育の最も根幹的な問題である学校のあり方についてお尋ねしたいと存じます。  まず、総理にお伺いいたします。  現在、子供たちが家庭においても学校においても居場所を見出すことができないその理由をどこにあるとお考え……

第142回国会 予算委員会 第16号(1998/04/06、17期、社会民主党・護憲連合)

○日下部禧代子君 総理、御苦労さまでございました。  本格的な高齢社会を迎えまして、社会保障にかかわる費用をだれがどのくらい負担するのか、この問題は国の政策課題としてはもちろんのこと、国民一人一人にとりまして重大な関心事でございます。  年金及び医療財政の逼迫あるいは財政赤字の増大、それに伴う行財政改革、社会保障の見直しが論じられる際に国民負担率という言葉が用いられております。給付と負担のあり方を決定する上で、我が国では極めて重要な指標として用いられると存じます。国際比較にも使われております。また、財政構造改革五原則の一つにも規定されているわけでございます。  ところで、大蔵省は平成十年度の国……

第142回国会 予算委員会 第17号(1998/04/08、17期、社会民主党・護憲連合)

○日下部禧代子君 私は、社会民主党・護憲連合を代表して、平成十年度予算三案に対しまして、賛成の討論を行うものであります。  本予算案は、長期的な経済の停滞、金融不安等に適切に対処し、財政構造改革を推進することを目標として編成されております。特に、歳出全般について聖域を設けることなく徹底した見直しに取り組むとの厳しい基本方針のもと、私たち社会民主党が与党の一員として予算編成に加わることにより、予算配分の見直しへ大きく一歩を踏み出すとともに、限られた財源の中で、社会的に弱い立場の方々への配慮を初め国民生活に配慮した予算となったと考えており、賛意を表するものであります。  以下、平成十年度予算三案に……

第142回国会 予算委員会 第21号(1998/06/17、17期、社会民主党・護憲連合)

○日下部禧代子君 私は、社会民主党・護憲連合を代表し、政府提出の平成十年度一般会計補正予算外二案に賛成の討論を行うものであります。  昨年秋以来、我が国は、北海道拓殖銀行、山一証券などの破綻、そしてアジア通貨危機など、金融、経済の面で過去に類例を見ない困難な状況に陥っております。  このような事態に対し、橋本内閣は、緊急経済対策、所得税減税を初めとする諸施策を打ち出すなどの努力を行い、さらにこの四月二十四日に策定された十六兆円規模の総合経済対策には、追加減税による個人消費の刺激策、北海道経済に関する措置など地域経済への気配り、そして中小企業支援策、雇用対策といった緊急課題への対応策が盛り込まれ……


18期(1998/07/12〜)

第143回国会 文教・科学委員会 閉会後第1号(1998/11/24、18期、社会民主党・護憲連合)

○日下部禧代子君 ことしに入りまして、名古屋大学医学部の元教授が収賄容疑で逮捕、起訴されるという事件が発生しております。  その容疑者の元教授は既に十三年前、つまり八五年にもダミー会社を経由した多額の現金を受け取っているということで、無許可の兼業を行ったということで、文部省から国家公務員法違反に当たると戒告処分を受けている人物でございます。  名古屋大学では昨年秋に元教授の疑惑について調査を行ったというふうに聞いているところでございますが、それは事実なのかということが一点でございます。まず、それではその一点を聞かせていただきます。
【次の発言】 それで、今の御報告でございますけれども、名古屋大……

第143回国会 文教・科学委員会 第3号(1998/09/24、18期、社会民主党・護憲連合)

○日下部禧代子君 去る九月二十一日、中央教育審議会が今後の地方教育行政のあり方について答申をいたしました。それに基づいて法改正がこれから行われていくわけでございますが、地方教育行政の抜本的な見直しというのは、一九五六年の地方教育行政組織運営法制定以来四十二年ぶりになるというふうに思います。  ところで、かつて昭和六十三年の第百十二回国会で、当時の臨教審の答申を受けまして改正案が提出されたことがございます。その内容は、今回の中教審の答申でも触れられております市町村の教育長の専任化などが盛り込まれていたというふうに記憶しております。  それで、同法案は特に質疑も行われず、第百十七回国会で廃案となっ……

第143回国会 文教・科学委員会 第5号(1998/10/15、18期、社会民主党・護憲連合)

○日下部禧代子君 まず、使用済み燃料輸送容器のデータ改ざん問題について質問いたします。  昨年には原発の配管溶接工事に関して虚偽報告がございました。動燃に限らず、原子力を扱っている組織全般に偽りやごまかしについての罪悪感が極めて希薄であると言わざるを得ません。原子力産業界における安全よりも利益優先という企業の論理、そして、先ほど長官もおっしゃいましたが、技術者一人一人の倫理観、そしてさらに、科学技術庁の監督責任ということが今回改めて問われているというふうに思います。  そこで、科学技術庁の責任というのは、特に今回の事件に関しましてどこにあるというふうに受けとめていらっしゃいましょうか。

第143回国会 予算委員会 第6号(1998/10/15、18期、社会民主党・護憲連合)

○日下部禧代子君 日本経済は今いわゆるデフレスパイラル、戦後未曾有の不況下にございます。国民はその深刻さを日々至るところで身を切られる思いで痛感させられております。金融対策と同時並行的に効果的な景気対策が早急に講じられるべきだったと思うわけでございますが、いかがでございましょうか。  経済再生内閣と銘打ってスタートなさいました小渕内閣でいらっしゃいます。会期末をあすに控えまして、その自己評価、百点満点で何点、採点なさいますでしょうか。国民の採点はかなり厳しゅうございますが、いかがでございますか。総理及び経済企画庁長官にお尋ねいたします。同時に、今後の経済見通しと経済運営についてもあわせてお尋ね……

第144回国会 予算委員会 第2号(1998/12/09、18期、社会民主党・護憲連合)

○日下部禧代子君 社会民主党・護憲連合の日下部禧代子でございます。どうぞよろしくお願いいたします。  まず最初に、相次ぐ防衛庁の資料隠しについてお尋ね申し上げます。  防衛庁では、内局の証拠隠しに続いて、今回は陸海空の各幕僚監部、いわゆる制服組にもその資料隠しの事実が判明いたしました。防衛産業と防衛庁との関係が本当に問題があるということを防衛庁自身が認めたことになるというふうに思います。さらに、今回もその事実が報道されてから調査を開始するという受け身の姿勢というのには、防衛庁の自浄能力というのは全く見られないというふうに思うわけでございます。国民に開かれていない不透明な防衛庁の体質そのものを露……

第145回国会 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第3号(1999/06/15、18期、社会民主党・護憲連合)

○日下部禧代子君 社会民主党・護憲連合の日下部禧代子でございます。  冒頭に資料請求をさせていただきたいと存じます。  一括法案の委員会審議に入るに当たりまして、地方分権推進委員会の指針勧告や地方分権推進計画からの変更点を明らかにすることが必要だというふうに思います。衆議院におきましても、法定受託事務の定義の変更などいろいろと勧告あるいは計画との相違点が指摘されております。  そこで、地方分権推進委員会でこの法案をまとめるに当たっての議事録をぜひともお出しいただきたいと思うのでございますが、いかがでございましょうか。
【次の発言】 よろしくお願いいたします。  今回の法改正というのは、皆様がお……

第145回国会 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第8号(1999/07/01、18期、社会民主党・護憲連合)

○日下部禧代子君 社会民主党・護憲連合の日下部禧代子でございます。  きょうは四人の参考人の皆様、本当に大変示唆に富む御意見をいただきまして、ありがとうございました。  さて、四人の参考人の御意見をいただいている中で一つ私が再確認させていただきましたのは、行政改革というのは、キーワードは行政のスリム化ということが言われておりますけれども、ただ単に省庁あるいは公務員の数を減らすということにとどまってはいけないということ、これを再確認させていただいたわけでございます。  ところで、中央省庁の改革というのは、中央とのパイプ、そういう言葉に象徴されるいわゆる利権と制度の構造、ストラクチャーを変えるとい……

第145回国会 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第10号(1999/07/07、18期、社会民主党・護憲連合)

○日下部禧代子君 社会民主党・護憲連合の日下部禧代子でございます。  きょうは四人の公述人の方々、本当に貴重な御意見をいただき、ありがとうございます。日ごろからそれぞれのお立場で地方分権、地方自治にかかわっていらっしゃることに関しまして、改めて敬意を表させていただきたいと存じます。  さて、初めに、前知事長洲さんが二十二年前に地方の時代を提唱なさいましたこの神奈川県におきまして、地方分権改革一括法案に関する地方公聴会が開かれるということは、私は、神奈川県民の一人といたしまして、そしてまた総合計画審議会などの委員として長洲県政に長らくかかわっていた者の一人として実に感慨深いものがございます。  ……

第145回国会 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第11号(1999/07/08、18期、社会民主党・護憲連合)

○日下部禧代子君 おはようございます。社会民主党・護憲連合の日下部禧代子でございます。  冒頭に申し述べておきたいことがございます。  四百七十五本もの法律を含む地方分権推進一括法案と内閣法の一部を改正する法律案外十六本の中央省庁等改革関連法案は、それぞれに膨大な体系でございます。その上、我が国の行政システムの歴史的な転換とも言うべき重要な意味を持っております。にもかかわらず、国民の納得と理解に資する議論を展開するにはほど遠い不十分な審議期間でしかなかったことを非常に残念に思う次第でございます。  では、地方分権推進一括法案から始めさせていただきます。  まず、自治事務に対する国の関与のあり方……

第145回国会 日米防衛協力のための指針に関する特別委員会 第11号(1999/05/24、18期、社会民主党・護憲連合)

○日下部禧代子君 私は、社会民主党・護憲連合を代表して、政府が提案している周辺事態安全確保法案等に対する反対の討論を行います。  反対の第一の理由は、法案の審議が十分に尽くされていないということであります。衆議院においては総理の訪米の日程に合わせて審議が打ち切られ、本院の特別委員会においては、ACSAが自然成立をするという理由をもって審議が打ち切られました。日本の進路を決定する重要な法案を十分に審議を尽くすことなく採決するというやり方は断じて容認するわけにはいかないのであります。  しかも、この間の審議におきまして、法案の問題点がますます浮き彫りになっているのであります。自衛隊の行う米軍への後……

第145回国会 文教・科学委員会 第2号(1999/03/09、18期、社会民主党・護憲連合)

○日下部禧代子君 昨年九月の当委員会におきまして、中教審の答申「今後の地方教育行政の在り方について」の提出を受けまして、地方教育行政と地域社会のあり方について質問をいたしました。今国会には、さきの答申を法制化するに当たりまして地方分権に関する一括法案が提出されるわけでございます。きょうは、その一括法案における地方教育行政関係の事柄につきましてお伺いしたいと存じます。  地方分権を推進し、地方レベルでの教育改革を進めていくには、改革の主体である学校のあり方が非常に重要でございます。学校が自主的、自律的なものになっていくということが必要だというふうに思うわけでございますが、昨年の九月の委員会におき……

第145回国会 文教・科学委員会 第3号(1999/03/15、18期、社会民主党・護憲連合)

○日下部禧代子君 本年の四月から改正男女雇用機会均等法が施行されます。十三年ぶりの改正でございますが、従来、事業主の努力義務でありました募集、採用や配置、昇進での男女差別が今度は禁止規定に改められております。悪質な違反の場合には制裁措置が設けられております。この男女雇用機会均等法は民間企業が対象ではございますが、この際、国家公務員の実態はどうなのか、その点検をさせていただきたいというふうに思うわけでございます。  ところで、文部省あるいは文化庁、科学技術庁にお伺いいたしますけれども、女性職員、これは行政職のT種の職員採用状況、それから昇進につきましては、これは指定職とそれから行政職(一)の十一……

第145回国会 文教・科学委員会 第5号(1999/03/30、18期、社会民主党・護憲連合)

○日下部禧代子君 時代の要請でございますコメディカルの重要な一員といたしまして、医師と対等の地位を保障するためにも、看護教育における短大から大学への転換というのは非常に喜ばしい、望ましいことだというふうに思います。  ところで、教育費の問題でございますが、医学部の医学科と比べて看護学科の教育費でございます。いわゆる医師を養成するための費用と、それから看護婦、看護士を養成するための費用というのに格差があることは、前回の委員会においても私は質問をいたして、その結果かなりの格差があるということがわかりました。  例えば平成元年の場合ですと、これは私が厚生委員会に属しているときでございますが、文部省の……

第145回国会 文教・科学委員会 第7号(1999/04/15、18期、社会民主党・護憲連合)

○日下部禧代子君 行政改革の重要な柱の一つといたしましてこの特殊法人の統廃合というものが現在進められているわけでございますが、その実態は、数の削減だけで、これまでの業務を見直すことなく、単なる看板のかけかえにすぎないんじゃないかという批判の声もかなり高いというふうに私は思うわけでございますが、今回の国立教育会館の場合は、一体どのようなことがいわゆる改革されるのか、この国立教育会館の解散の意義はどこにあるというふうにお考えでいらっしゃいますか。大臣にまずお伺いいたしたいと思います。
【次の発言】 私の今の質問に対するお答えと、ちょっと大臣、違うのではないでしょうか。

第145回国会 文教・科学委員会 第9号(1999/05/13、18期、社会民主党・護憲連合)

○日下部禧代子君 本法案は、昨年秋の大学審議会の答申を具体化しようとするものでございます。これは、もっとさかのぼりますと、十年間に及ぶ大学審議会の御審議の集大成と言ってもよろしいのではないかというふうに思うわけでございますが、法案提出の背景あるいは基本的な考え方については大臣の趣旨説明のときにお伺いしたわけでございます。しかし、大学改革の具体的な全体像というものをもう少し知りたいと思うわけでございます。  今後の改革のスケジュールにつきまして、法律事項あるいは省令事項その他具体的にお示しください。
【次の発言】 省令事項というのは幾つぐらい、法律の方は今二つぐらいというふうにおっしゃいましたけ……

第145回国会 文教・科学委員会 第10号(1999/05/18、18期、社会民主党・護憲連合)

○日下部禧代子君 きょうは、お三人の先生方、大変貴重な御意見を率直にお述べいただきまして、本当にありがとうございます。  今回の法改正は大学審議会の答申に基づいたものでございますが、そのサブタイトルにもございますように、その特色の一つは競争原理の導入ということがあろうかと存じます。「競争的環境の中で個性が輝く大学」ということがサブタイトルにつけられております。  そこで、天野先生にお伺いいたしたいのでございますが、競争原理あるいは市場原理の高等教育への導入ということ、これは教育になじまないのかなという御意見もなきにしもあらずでございます。どのような観点から、どのような部分に、こういった今まで余……

第145回国会 文教・科学委員会 第11号(1999/05/20、18期、社会民主党・護憲連合)

○日下部禧代子君 まず最初に、運営諮問会議についてお伺いいたします。  運営諮問会議は学長に対して助言、勧告を行うことになっておりますが、助言、勧告の対象を学長とした理由は何なのか。そしてまたそれは、大学の主体性はその場合確保されるというのか。確認質問でございます。大臣、いかがでございましょうか。
【次の発言】 次に、第三者評価制度についてお伺いいたします。  昨年九月の本委員会で私はこの件に関して質問を申し上げましたが、今回の大学審議会の答申にも盛り込まれております。第三者評価というのは、普通考えられるのは三つぐらいあろうかというふうに思います。  例えば、実質的な資格を問う基準評価、これは……

第145回国会 文教・科学委員会 第13号(1999/05/27、18期、社会民主党・護憲連合)

○日下部禧代子君 きょうは、お四方から、現場からの非常に率直な御意見を承ることができまして、本当にありがとうございます。  それでは、まず最初に齊藤先生にお伺いいたしますけれども、我々が今議題にしております法案といいますのは、一九九六年のWIPO著作権条約の批准に向けての国内の法整備、法制度の改善ということが一番の大きな目的ではございます。ところで、外国におけるこの条約の批准に向けてのさまざまな法整備というのはなされていると思いますが、その辺の状況について、まず一点お伺いしたいというふうに思います。  それからもう一点は、今現在、国際的な課題というのはどういうものがあるのか。この二点について、……

第145回国会 文教・科学委員会 第14号(1999/06/01、18期、社会民主党・護憲連合)

○日下部禧代子君 最初に、現行著作権法において権利が十分に保障されているとは言いがたい映画の著作物に関する問題についてお伺いいたしたいと思います。  映画というのは文化と言ってもいいというふうに思います。文化の中でも重要な地位を占めているのではないかというふうにも言えると思うのですが、現在、テレビその他さまざまなメディアの発達に伴いまして、我が国の映画界というのはかつての全盛期とは比べ物にならないくらい、例えば映画会社が倒産していくというようなことも含めまして厳しい状況に置かれていると思うわけでございますが、映画が文化であるという認識があるならば、国として、映画の振興あるいはまたフィルムの保存……

第145回国会 予算委員会 第6号(1999/02/26、18期、社会民主党・護憲連合)

○日下部禧代子君 おはようございます。どうぞよろしくお願いいたします。  新ガイドラインの日本語訳についてまずお尋ねしたいと存じます。  周辺事態関連法案が今国会に提出されております。それは新ガイドラインの実効性を確保するためのものというふうに解釈してよろしいのではないかというふうに思います。日米の政府間あるいは米軍と自衛隊との間で具体的な支援が決定され実行に移される、そのベースとなるものが新ガイドラインでございます。  米国との協議あるいは米国との合意した文書は英文だけである、以上のような解釈でよろしゅうございましょうか、総理。
【次の発言】 やはり大臣にお尋ねしたいと思います。

第145回国会 予算委員会 第14号(1999/03/11、18期、社会民主党・護憲連合)

○日下部禧代子君 社会民主党・護憲連合の日下部禧代子でございます。  厚生省におきましては、現在、医療の抜本改革が進められておりますが、その改革の目標をどこに置いていらっしゃるのか、お願いいたします。
【次の発言】 質の高いきめ細かな医療サービスの提供ということを国民は求めていると思いますが、そのためにはどのような改革が必要というふうに思っていらっしゃいますか。
【次の発言】 今おっしゃいましたことは大変重要なことだと思います。しかしながら、最も重要な医療従事者の確保ということ、この点についてはお触れになりませんでしたが、いかがでございますか。

第145回国会 予算委員会 第16号(1999/03/17、18期、社会民主党・護憲連合)

○日下部禧代子君 私は、社会民主党・護憲連合を代表して、平成十一年度予算三案に対し、反対の討論を行うものであります。  小渕内閣は経済再生内閣として登場いたしました。しかしながら、我が国経済はいまだ低迷を続けており、回復の兆しさえ見えてはおりません。政府予算案は、歳出総額八十二兆円に上る予算規模にもかかわらず、国民の期待する方向とは大きくかけ離れております。停滞著しい景気の現状と厳しさを増している国民生活を好転させるためには、国民が将来に安心を実感できる対策こそが求められているのであります。しかしながら、政府原案は、相変わらず従来型公共事業に偏重したばらまき予算であります。三十一兆円にも及ぶ国……

第146回国会 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第6号(1999/12/10、18期、社会民主党・護憲連合)

○日下部禧代子君 社民党の日下部でございます。どうぞよろしくお願いいたします。  私は、文部省、科学技術庁関係を中心にきょうは質疑をさせていただきたいと存じます。  私は、この独立行政法人制度が設けられたというその意義、目的というものをなかなか理解し得ておりません。したがいまして、きょうの質疑を通しまして独立行政法人のイメージというものがさらに明らかになっていけばというふうな願いを込めまして、質問をさせていただきたいと思います。  ところで、行政改革会議の最終報告によりますと、独立行政法人制度創設の目的というところに、「国民のニーズに即応した効率的な行政サービスの提供等を実現する、という行政改……

第146回国会 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第7号(1999/12/13、18期、社会民主党・護憲連合)

○日下部禧代子君 私は、ただいま可決されました国立公文書館法の一部を改正する法律案等独立行政法人個別法関係五十九法律案に対し、自由民主党、公明党、社会民主党・護憲連合、自由党、参議院の会及び二院クラブ・自由連合の各会派共同提案による附帯決議案を提出いたします。  案文を朗読させていただきます。     国立公文書館法の一部を改正する法律案等独立行政法人個別法関係五十九法律案に対する附帯決議(案)   政府は、右各法律の施行に当たっては、次の諸点に留意し、その運用に遺憾なきを期すべきである。  一 独立行政法人の長の選任においては、自立的、効率的に運営を行うという制度の趣旨を踏まえ、広く内外から……

第146回国会 文教・科学委員会 第2号(1999/11/25、18期、社会民主党・護憲連合)

○日下部禧代子君 社会民主党の日下部禧代子でございます。  事故発生後一度も本委員会が開かれておりませんので、東海村の原子力事故についてお尋ねいたします。  九月三十日の事故発生時、私は日本におりませんでベルリンにいたわけでございますが、連日、テレビ、新聞、トップニュースで日本のこの事故を伝えておりました。第二のチェルノブイリというふうに大きく報じた新聞もございました。環境大臣の記者会見が直ちに開かれるなど、緊張した空気に包まれていたわけでございます。  しかし、バケツで許可量をはるかに超える大量のウランを扱って発生した臨界事故だと報道されると、まあ、これは信じられない、一九五〇年代の事故では……

第146回国会 予算委員会 第5号(1999/12/09、18期、社会民主党・護憲連合)

○日下部禧代子君 社会民主党・護憲連合の日下部禧代子でございます。どうぞよろしくお願いいたします。  六日、経済企画庁は、我が国のGDPが三期ぶりにマイナスに転じたと発表しています。このGDPを押し下げた最大の原因というのは、公共投資が前期比八・五%も大きく落ち込んだことだというふうに思います。その原因はどういうふうに分析していらっしゃいましょうか、大蔵大臣。
【次の発言】 その理由を伺っております。
【次の発言】 公共投資というのが今まで景気回復の呼び水になるというふうに言われて公共投資にいろいろと力が注がれたわけでございますが、今、大臣の御説明から考えまして、果たして呼び水としての役割を果……

第147回国会 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第4号(2000/05/10、18期、社会民主党・護憲連合)

○日下部禧代子君 社会民主党・護憲連合の日下部禧代子でございます。どうぞよろしくお願いいたします。  百四十五国会で成立いたしました地方分権一括法がいよいよ本年四月一日から施行されております。しかしながら、今回の改革というのはスタートにすぎないというのが共通の認識でございます。  そこで、地方分権推進委員会の大変な御努力にこたえるためにも、早急にセカンドステップ、第二歩のスタートを踏み出さなければならないと思いますが、国として計画を当然お持ちのことと思いますが、次なる地方分権改革のプログラムをまずお示しいただきたいと存じます。
【次の発言】 私は、プログラムをお示しいただきたいと申し上げました……

第147回国会 文教・科学委員会 第1号(2000/02/22、18期、社会民主党・護憲連合)

○日下部禧代子君 社民党の日下部禧代子でございます。どうぞよろしくお願いいたします。  昨年のHUロケットに続きまして、今回のミューXロケットの打ち上げが失敗に終わったということは非常に残念でございます。この際、徹底的に事故原因の究明、そして宇宙開発体制に対する再構築をきちっとすべきだということをまず最初に申し上げておきたいと思います。  ところで、平成十年四月二十七日に、総務庁の行政監察局から「宇宙開発に関する行政監察結果報告書」というのが出されております。  それによりますと、我が国の宇宙関係予算は年々増加してきたが、厳しい財政状況の中で宇宙開発に要する経費等は極力抑制することとされという……

第147回国会 文教・科学委員会 第3号(2000/03/14、18期、社会民主党・護憲連合)

○日下部禧代子君 社会民主党の日下部禧代子でございます。どうぞよろしくお願いいたします。  総理及び科学技術庁長官は、所信表明におかれまして、二十一世紀に向かって我が国の重要な目標の一つとして科学技術創造立国の実現を掲げていらっしゃいます。  ところで、中央省庁再編に伴いまして、現在科技庁に事務局を置きます科学技術会議が廃止となりまして、二〇〇一年から新たに総合科学技術会議が内閣府に設置されることになっております。  そこで、まず新体制の概要につきまして、現在の科学技術会議との比較におきましてその概要を説明していただきたいと存じます。

第147回国会 文教・科学委員会 第4号(2000/03/15、18期、社会民主党・護憲連合)

○日下部禧代子君 社会民主党の日下部禧代子でございます。どうぞよろしくお願いいたします。  昨日、本委員会におきまして、科学技術会議の議員でもいらっしゃいます文部大臣、科学技術庁長官に日本学術会議のあり方について議論をさせていただきました。きょうは、所管大臣の御意見を承りたいというふうに思います。  科学技術創造立国の実現というのは、総理の所信にも掲げられておりますように、教育と並びまして我が国の未来を約束する重要な課題でございます。そこで、科学技術国家戦略のために、新たな組織といたしまして、総合科学技術会議が二〇〇一年からスタートいたします。日本の学術の発展のためには第一線の科学者の声が反映……

第147回国会 文教・科学委員会 第5号(2000/03/16、18期、社会民主党・護憲連合)

○日下部禧代子君 社会民主党の日下部禧代子でございます。どうぞよろしくお願いいたします。  一九八八年の著作権法改正の際に、障害を持つ人の情報利用について配慮するようにという附帯決議が出されております。ようやく今回の改正によりまして放送番組等の字幕によるリアルタイム送信というものが可能になりました。これは、特に聴覚障害者にとっては朗報だというふうに思います。  しかし、これだけで十分と言えるものではないことは御承知のとおりだと思いますが、障害を持つ方々の情報アクセスの確保ということに関しまして、今後どのような点をさらに改善していこうとなさっていらっしゃるのか。今回の改正をさらに進めるという形の……

第147回国会 文教・科学委員会 第7号(2000/03/21、18期、社会民主党・護憲連合)

○日下部禧代子君 社会民主党の日下部禧代子でございます。どうぞよろしくお願いいたします。  まず最初に、医療技術短期大学の改組についてお伺いいたします。  看護教育の大学化ということにつきましては、私は当選いたしましたとき厚生委員会に所属しておりまして、それから十年間この問題については毎年お伺いをさせていただいてまいりましたが、推進されていきつつあるという点につきましては評価いたしたいと存じます。  しかしながら、毎年二校あるいは三校ずつという形で改組、改編がされておりますけれども、そのときそのときの行き当たりばったり的な感じがしてならないわけでございます。全体の計画を立てて、全体像を立てた中……

第147回国会 文教・科学委員会 第8号(2000/03/23、18期、社会民主党・護憲連合)

○日下部禧代子君 内田、三輪両先生、きょうはどうもありがとうございます。  まず最初に、内田先生にお尋ねさせていただきたいと存じます。  社会民主党の日下部禧代子でございます。どうぞよろしくお願いいたします。  ただいま三輪先生の方から、国の機関として評価機関が設置されるということは、大学の自主性というものを損なうものである、あるいはまた研究能力を萎縮させるものであるというふうな危惧をお述べになりましたけれども、先生は、国の機関としてこの評価機関が設置されることにつきまして、今、三輪先生がお述べになりましたような危惧ということに関してはどう考えていらっしゃいますでしょうか。

第147回国会 文教・科学委員会 第9号(2000/03/28、18期、社会民主党・護憲連合)

○日下部禧代子君 社会民主党の日下部禧代子でございます。どうぞよろしくお願いいたします。  平成九年七月の第一次、平成十年十月の第二次、そして平成十一年十二月の第三次の教育職員養成審議会答申に基づきまして、現在、教員養成カリキュラムの改善あるいは教育職員免許法の改正が行われているわけでございますが、この三次にわたる教養審の答申で、民間人の採用と並んで強調されておりますのが修士課程の活用ということでございます。  まず大臣にお聞きしたいのでございますが、この修士課程の活用というのはどのような考え方、どのような背景に基づいているのでございましょうか。まずその点をお聞きしたいと存じます。

第147回国会 文教・科学委員会 第11号(2000/04/18、18期、社会民主党・護憲連合)

○日下部禧代子君 社会民主党の日下部でございます。どうぞよろしくお願いいたします。  技術士は、科学技術の応用面に携わる技術者にとって最も権威ある国家資格というふうに言われておりますが、一九五七年に創設されましてから四十年余り経過した今日、その人数は約四万人でございます。この数は、アメリカのプロフェッショナルエンジニアが約四十一万人、それからイギリスのチャータードエンジニアというのが二十万人という数に比べますと、決して多いとは言えないと思うんですね。  そしてさらに、社会的な認知ということにおきましても、斉藤政務次官が技術士の資格をお持ちでいらっしゃるということは今回の質疑を通じまして初めて私……

第147回国会 文教・科学委員会 第12号(2000/04/20、18期、社会民主党・護憲連合)

○日下部禧代子君 まず冒頭に、教育改革国民会議についてお尋ねしたいと思います。  森首相は、所信表明演説におきまして、夏ごろを目途に中間報告を提出してもらうというふうにお述べになっていらっしゃいますが、現在までの経過とこれからの予定につきましてお願いいたします。
【次の発言】 これからの予定も。
【次の発言】 まとめるのが、総理もおっしゃった夏ごろまでにまとめるということになるんですか。
【次の発言】 時間がございませんので、私、最初に申し上げましたように、経過とそれから見通しというところまで申し上げたので、大臣、失礼でございますが、そこまでずっと一緒にお答えいただけると何度も繰り返さないで済……

第147回国会 文教・科学委員会 第13号(2000/04/25、18期、社会民主党・護憲連合)

○日下部禧代子君 社会民主党の日下部禧代子でございます。  まず、文部省に対してお伺いしたいと存じます。  三十人以下学級につきましては、先ほど、海外の例としてアメリカの例が引用されましたけれども、イギリスにおきましても、教育改革というのは先進国の一つの例とも言えましょうが、ブレア政権の最重要課題というのが教育改革でございます。  その中でもブレア政権が力を入れているのが三十人以下学級ということの実現でございます。九九年のイギリス政府の発表によりますと、三十人以上のクラスに通う五歳から七歳までの子供の割合というのは二九%から二二%に減少したと、その実現の効果を数であらわしております。  という……

第147回国会 文教・科学委員会 第15号(2000/05/09、18期、社会民主党・護憲連合)

○日下部禧代子君 社会民主党の日下部禧代子でございます。どうぞよろしくお願いいたします。  きょうは、大変重要な課題でございますのに、わずかなお時間しか差し上げることができませんでしたことを各参考人にまずおわびをしておきます。  ところで、先ほど大原参考人が、みどりの日を昭和の日に変えるということは、これは最初、みどりの日を最も本来の意義に、あるいは趣旨にかなったものに戻すことになるというふうに御発言になりましたが、私はやはりその辺のところが納得がいかないわけなのでございますね。なぜ今、昭和天皇の誕生日を昭和の日とするのかというその理由には納得できないところがあるわけでございます。  と申しま……

第147回国会 文教・科学委員会 第16号(2000/05/11、18期、社会民主党・護憲連合)

○日下部禧代子君 私は、社会民主党・護憲連合を代表いたしまして、ただいま議題となっております法律案につきまして反対の立場から討論を行います。  反対理由の第一は、昭和の日の創設に対し、国民的合意が形成されているとは言いがたい点にあります。  昭和の時代が、国民にとって忘れがたい重みを持った時代であることはだれも否定できません。私たちの心に深く刻まれた昭和の時代を記念する祝日を設けるのであれば、なおさらのこと十分な検討を重ね、国民的合意を形成していく必要があると考えます。しかしながら、今回の改正案の提案は余りにも唐突で、国民の合意形成が図られたとは到底思えないのであります。  反対理由の第二は、……

第147回国会 文教・科学委員会 第17号(2000/05/16、18期、社会民主党・護憲連合)

○日下部禧代子君 社会民主党の日下部禧代子でございます。どうぞよろしくお願いいたします。  まず最初、これは通告しておりませんが、今、本岡議員がお触れになりました、昨日の森総理の御発言に関しましての文部大臣の御見解をお伺いさせていただきたいと思います。  これは私、直接森総理のごあいさつをお聞きしたわけではございません。しかしながら、報道されるところによりますと、昭和の日法案を制定し、そして、自分は今政府側にいるので若干及び腰になるようなことであるが、それをしっかりと前面に出して、日本の国はまさに天皇を中心にしている神の国であるということを国民の皆様にしっかり承知していただくというふうに報道さ……

第147回国会 文教・科学委員会 第18号(2000/05/18、18期、社会民主党・護憲連合)

○日下部禧代子君 社会民主党の日下部禧代子でございます。どうぞよろしくお願いいたします。  まず最初に、教員研修センターの職員の給与についてでございますが、いわゆる国家公務員型の特定独立行政法人の場合には国家公務員の給与に準ずるわけでございますが、今回のように非公務員型の場合、それは通則法の第六十三条、職員の勤務成績が考慮され、当該独立行政法人の業務の実績を考慮するということになっておりますけれども、研修センターという業務の性質からいきまして、そのサービスによる効果というのを客観的に把握するということは非常に難しいと思うのでございます。  例えば、研修を受けた教員の数とか、そういう量的なもので……

第147回国会 法務委員会 第17号(2000/05/25、18期、社会民主党・護憲連合)

○日下部禧代子君 社会民主党の日下部禧代子でございます。  社会民主党はこれまで、いわゆる選択制夫婦別姓を含みます民法改正の見直しの必要性を訴え、そして取り組んでまいりました。今回、初めて参議院で審議されることになりまして、非常にその意義が大きいということを感じております。一刻も早い成立を願うものでございます。  ところで、最初に私は実例を一つ御紹介してみたいと思うんです。  私の知人に久しぶりに会いましたところ、彼女が、私、離婚したのと言ったのでびっくりいたしました。そう夫婦仲が悪いとは聞いておりませんでした。その次に、私が唖然としておりますと、彼女は、いや再婚したのと言うから、また驚きまし……

第149回国会 文教・科学委員会 第1号(2000/08/09、18期、社会民主党・護憲連合)

○日下部禧代子君 社会民主党の日下部禧代子でございます。  新文部大臣、科学技術庁長官、初めてお考えを承ることができるときょうは楽しみにして参りました。どうぞよろしくお願い申し上げます。  ところで、森首相は、その所信表明演説におきまして、教育改革というものを日本新生プランの重要な一つの柱と位置づけていらっしゃいます。そしてまた同時に、思い切った改革、単に改革ではなく、思い切った改革が必要だというふうにもお述べになっていらっしゃいます。  文部大臣は、この総理のお言葉、特にその思い切った改革ということをどのように受けとめていらっしゃるんでしょうか。既に今まで文部省もかなり思い切った改革をお進め……

第150回国会 地方行政・警察委員会 第6号(2000/11/28、18期、社会民主党・護憲連合)

○日下部禧代子君 社会民主党の日下部禧代子でございます。どうぞよろしくお願いいたします。  まず最初に、私は神奈川県民、横浜市民なのでございますが、昨年秋からの神奈川県警の不祥事、もう大変に県民の一人といたしまして残念に、そして悲しく思ったのでございました。  これは神奈川県だけではなく、新潟の問題あるいはまたその他の県でも神奈川県がきっかけになったような形で、こういうものが続々と出てきてもらっては困るのですが、続々と出てきたような感じでございます。これはもともとあったものが、隠れていたものが噴き出たものなのか、あるいは偶発的にそのあたりのところで急に固まって出てきたのかということ、これは構造……

第150回国会 文教・科学委員会 第2号(2000/11/02、18期、社会民主党・護憲連合)

○日下部禧代子君 社会民主党の日下部禧代子でございます。どうぞよろしくお願いいたします。  一昨日、十月三十一日でございますが、大臣からごあいさつをいただきました。きょうは、文部省のインターネットのホームページにお出しになっていらっしゃいます大臣の「よりよい教育を目指して」と題するお言葉に関してお尋ねをさせていただきたいと存じます。  大臣がこのように国民に直接御発言といいましょうか、御意見を表明なさるということはとてもいいことだというふうに私存じております。私、毎回きちっと拝見しておりませんが、それは申しわけございませんが、これからまた一生懸命拝見させていただきたいと思います。  私がきょう……

第150回国会 文教・科学委員会 第3号(2000/11/07、18期、社会民主党・護憲連合)

○日下部禧代子君 社会民主党の日下部禧代子でございます。どうぞよろしくお願いいたします。  冒頭に一言申し上げたいと思います。  十一月二日の本委員会で、インターネットの文部省のホームページに掲載されております文部大臣のお言葉について議論をさせていただきました。委員会終了直後に、大臣御自身から、私が御指摘させていただきました箇所、特に個人の尊重の行き過ぎというその箇所については訂正するというお電話をじきじきいただきました。そこで、早速検索いたしましたところ、個人主義の行き過ぎというふうに訂正がなされておりました。改めまして大臣に対する尊敬の念を深めたところでございます。  さて、本法案の第一条……

第150回国会 文教・科学委員会 第5号(2000/11/24、18期、社会民主党・護憲連合)

○日下部禧代子君 社会民主党の日下部禧代子でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。  生命科学あるいは遺伝子組みかえ技術ということについて考えますときに、医学あるいは生物学だけではなく、どうしても倫理、宗教にわたる幅広い分野の課題というものが検討されなければならないことは言うまでもないというふうに思います。それは、人間とは、あるいは人間の存在、人間の誕生とは、生命とは何かという、そういった根源的な問題にまでどうしても踏み込まざるを得ないからでございます。ところで、したがってと言った方がよろしいと思いますが、法律の策定に当たりましてはやはり時間をかけて国民的な論議というものが不可欠である……

第150回国会 文教・科学委員会 第6号(2000/11/28、18期、社会民主党・護憲連合)

○日下部禧代子君 社会民主党の日下部禧代子でございます。どうぞよろしくお願いいたします。  まず、本法案についての共通の認識というのはわかりにくいということではないかなというふうに思うのでございます。これは、先ほど政務次官も、やっとわかりかけてきたら審議が終わりかけてきたというふうに非常に正直な御感想をお漏らしになっていらっしゃいました。私もわかりかけてきたその最初のところかもわかりません。そのわかりにくいということはやはり不安ということにつながってまいると思うのでございますね。  そこで、その不安を一層募らせるということで申し上げてよろしいのでしょうか、十一月十七日の本会議におきまして、法務……

第150回国会 文教・科学委員会 第7号(2000/11/30、18期、社会民主党・護憲連合)

○日下部禧代子君 社会民主党の日下部禧代子でございます。どうぞよろしくお願いいたします。  昨日、二十九日にヒト胚研究小委員会が開催されました。このたび始まったこのヒト胚研究小委員会は、附則にございます「総合科学技術会議等における検討」という、その中にと考えてよろしいのでしょうか。言葉をかえると、ヒト胚研究小委員会とこの附則との関係というのはどのようなものか。これを、恐れ入りますが、通告しておりませんでしたが、よろしくお願いいたします。それが一点でございます。  二点目は、新たに始まりましたこの小委員会におきましては、生殖医療も含めたヒト胚の扱い全般に関するものを対象としていると考えてよろしい……

第151回国会 文教科学委員会 第3号(2001/03/22、18期、社会民主党・護憲連合)

○日下部禧代子君 社会民主党の日下部禧代子でございます。どうぞよろしくお願いいたします。  まず、昨年の三月十四日あるいは十五日、二日続けまして本委員会において質問をさせていただきました日本学術会議についてお伺いさせていただきたいと思います。  日本学術会議の会員は二百十名でございますね。これは約七十三万人の日本の科学者の中から選ばれた方々でいらっしゃいます。その二百十人のうち女性の会員は二人でしかないというその事実を昨年指摘させていただきました。文化人類学の原ひろ子さん、家政学の島田淳子さん、この両氏のみでございました。  さて、それから一年たちましたが、女性会員、それ以後今何人になっており……

第151回国会 文教科学委員会 第5号(2001/03/27、18期、社会民主党・護憲連合)

○日下部禧代子君 畑野議員にお答えしたいと思います。  まず、教育効果ということでございますが、何をもって教育効果というのか、あるいはまた何をもって学力というのかという、その定義というのは非常にこれは簡単ではないというふうに思います。最近学力が低下しているということを本委員会でも有馬議員がしばしばお取り上げになっていらっしゃいますが、やはりその学力の低下というのは何が学力かということによってもこれはかなり違ってくるだろうということをまず前提にしなければならないというふうに思います。  そしてまた、教育というのは個々の子供と教員との間の関係というのも非常に関係がございます。だから、条件を一つにし……

第151回国会 文教科学委員会 第6号(2001/03/29、18期、社会民主党・護憲連合)

○日下部禧代子君 社会民主党の日下部禧代子でございます。  きょうは、お三人の先生方の御意見、非常に興味深く拝聴させていただきました。ありがとうございました。  まず天笠参考人にお尋ねしたいのでございますが、先生は明治以来の学校観を今変えるときであると。確かに私、学校観を変えるときであるという点に関しては全く異論のないところでございます。しかし、私の場合、なぜ転換すべきかということは、一つは学校の目的という点で、明治以来の学校の目的というのを変えるべきである。もう一つは教師と生徒の関係ということで、明治以来のあり方を変えるべきだというふうに思います。  明治からの学校の目的というのは、いわばお……

第151回国会 文教科学委員会 第10号(2001/05/31、18期、社会民主党・護憲連合)

○日下部禧代子君 社会民主党の日下部禧代子でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。  最初に、国立医療技術短期大学部の改組についてお伺いいたします。  看護教育の大学化を推進しようとする法改正の趣旨につきましては、かつて厚生委員会に所属しておりますときから一貫して申し上げてまいりましたことでございます。その実現が図られているという点につきましては、大変評価をしているところでございます。平成五年度からスタートいたしまして、いよいよ残るのは八大学ということになりました。  そこで、まず三点お伺いいたします。  まず第一点は、今平成十三年でございますから、平成十四年度における予定でございます……

第151回国会 文教科学委員会 第14号(2001/06/25、18期、社会民主党・護憲連合)

○日下部禧代子君 きょうは、四人の参考人の皆様、大変興味深い示唆に富むお話を本当にありがとうございました。  さて、今回の法改正は、御承知のとおり、内閣総理大臣の私的諮問機関である教育改革国民会議の最終報告に基づいたものでございます。  まず最初にお聞きしたいのは、これは四人の参考人の皆様にお聞きしたいのでございますが、そこで十七の提案がなされております。きょうはこの国民会議の提案そのものの審議ではございませんけれども、この法案のもとになりましたこの十七の提案につきましての御感想を四人の参考人にまずお述べいただきたいと存じます。
【次の発言】 ありがとうございました。  ところで、今私どもが審……

第151回国会 文教科学委員会 第15号(2001/06/26、18期、社会民主党・護憲連合)

○日下部禧代子君 社会民主党の日下部禧代子でございます。どうぞよろしくお願いいたします。  きょうは、大学改革を中心にいたしましてお伺いしたいと存じます。  今回提出されております三法案におきまして、大学改革に関する主な事項というのは、大学制度の弾力化、すなわち高等学校を卒業した者でなくても当該大学に入学させることができるという大学入学年齢制限の撤廃、それと、大学院へも飛び入学ができるという学部三年終了からの大学院入学の促進、いわゆる飛び入学ということについてが主な事項でございます。そのほかにも、夜間大学院の問題、名誉教授の称号の問題等ございますけれども、主なものは今申し上げたいわゆる飛び入学……

第151回国会 予算委員会 第12号(2001/03/23、18期、社会民主党・護憲連合)

○日下部禧代子君 畑野委員にお答えいたします。  機密費流用に関する実態の全容解明というのは、本当にその重要性そしてまたその緊急性におきましても、当然のことながらその解明というのは論をまたないところでございます。野党といたしましても、これまでそのために全力を挙げてきたところでございます。今後も追及の手をいささかも緩めることなく取り組んでいかなければならないというふうに思っております。  しかし一方で、来年の予算につきましては自然成立という、そういうタイムリミットがございます。その中で、国民の激しい怒りあるいは批判に対して国会が何もこたえないのではないか、私たちが国会で解明をしている、しかしその……



各種会議発言一覧(参議院)

15期(1989/07/23〜)

第118回国会 国民生活に関する調査会 第1号(1990/04/17、15期、日本社会党・護憲共同)

○日下部禧代子君 午前中こういう御質問があったかもわかりませんけれども、土地問題、住宅問題に関しまして二、三御質問させていただきたいと思います。  私、しばしば今までイギリスを中心といたしましてヨーロッパで生活あるいは滞在することが多うございましたが、日本に帰国いたしまして一番最初に感じることは、やはりああ私は貧しいんだなということであります。なぜ貧しいんだなというふうに思うかといいますと、その原因は、やはり自分の住まいでございます。私はことさら貧しいところに住んでいるからかもわかりませんけれども、一昨年も数カ月イギリスにおりまして、私のイギリスの普通の友人でございますが、貴族ではございません……

第118回国会 国民生活に関する調査会 第3号(1990/04/27、15期、日本社会党・護憲共同)

○日下部禧代子君 ただいまの前畑委員の御質問にもございましたように、経済大国と言われながら日本人が豊かさを実感できない最大の原因というのは、ウサギ小屋だとかあるいは鳥かご、これは西ドイツのシュミット前首相がおっしゃった言葉だそうでございますが、そういった住宅事情にあるということはもう周知のところでございます。とりわけそのしわ寄せというのが障害者や低所得層あるいはひとり暮らしの高齢者にしわ寄せされているということが言えると思うんです。東京など都市部では毎日のように追い立てられている人だとか、あるいは民間アパートでは六十歳という年齢を言いますと、御遠慮願いたいというふうなことを言われているという実……

第118回国会 国民生活に関する調査会 第4号(1990/05/28、15期、日本社会党・護憲共同)

○日下部禧代子君 本間さんあるいは長谷川さん、お二方のお話を伺いまして、地価高騰の実態、そして何が一番原因になることかというふうな、私たちもやもやしていたものがかなりはっきりと見えてまいりまして、本当にお二方のお話ありがとうございました。  ところで、二、三御質問させていただきたいわけでございますが、特に私、これから二十一世紀、本格的な高齢化社会を迎えるというそういう時代に向かいまして、厚生省は在宅サービスというふうな政策を、今までの施設中心から在宅サービスへというふうに政策の方向を変えようとしております。そうなりますと、まさに住宅というのはもう一番重要なことになってまいります。在宅の宅という……

第120回国会 国民生活に関する調査会 第1号(1991/02/22、15期、日本社会党・護憲共同)

○日下部禧代子君 昨年から私は、日本が豊かだと言われていながらなぜ実生活において、日常生活において豊かさが実感できないのかという視点から幾つかの論議に加わらせていただいてまいりました。きょうもそういった視点から二、三お話をさせていただきたいというふうに思います。  私は、常任委員会が社会労働委員会でございますので、高齢化社会の問題におきましてはそこでいわゆる介護を必要とする方々の施策ということを取り上げてはおりますけれども、今申し上げた豊かさの実感がなぜ日常生活の中で感じられないのかという、社会労働委員会とは違った視点からこの高齢化社会の問題というのを見詰めてみたいなというふうにきょう思うわけ……

第120回国会 商工委員会,地方行政委員会,社会労働委員会,環境特別委員会連合審査会 第1号(1991/04/16、15期、日本社会党・護憲共同)

○日下部禧代子君 廃棄物処理法に関してのさまざまな重要性につきましては申すまでもないことでございますので、単刀直入に質問に入らせていただきたいと思います。  まず、通産大臣にお伺いさせていただきます。  本日の審議は通産省所管の法案でございますが、政府はこれまで、厚生省の廃棄物処理等改正法案と通産省の本法案とはセットである、いわば車の両輪であるというふうに説明をされていらしたというふうに私は受けとめております。では、どの点がセットであり車の両輪なのか、その辺のところを具体的にお示しいただきたいと思います。そしてまた、もしそれが車の両輪であるということでございましたならば、同時に二つの法案が審議……

第121回国会 国民生活に関する調査会 第2号(1991/09/25、15期、日本社会党・護憲共同)

○日下部禧代子君 データがないとおっしゃりながらも大変的確で実証的な統計をお使いになりまして、大変示唆に富むお話をいただきまして本当にありがとうございました。  まず、お言葉の中で私もそうだなというふうに思いましたことは、土地の経済学がない、つまり土地や住宅に関する研究体制というものが日本ではまだ確立してないということを御指摘になりまして、私自身もそういうことを深く感じておりましたので全く同感でございました。  私自身の経験を申しますと、私が学びましたイギリスの大学では、私は政治経済学部の社会政策学科だったんですけれども、ソーシャルセキュリティーやら教育、医療その他の中に住宅という、いずれかを……


16期(1992/07/26〜)

第125回国会 商工委員会,厚生委員会,環境特別委員会連合審査会 第1号(1992/12/07、16期、日本社会党・護憲民主連合)

○日下部禧代子君 これまでの国内法における有害廃棄物の規制というのは、PCBなどごくわずかな例外を除きまして廃棄物処理法施行令の別表に定める特定施設から排出された場合のみに限定されております。しかしながら、バーゼル条約附属書Tに定める有害廃棄物四十五品目中二十七品目は、その排出経路を問わずその成分が含有されてさえいればすべて有害廃棄物とされております。このような国内法の取り扱いとバーゼル条約との間に見られます重大な違いについて、整合性について集中的にお尋ねさせていただきたいと思います。  まず、外務省にお聞きいたします。バーゼル条約第八条再輸入の義務及び第九条不法取引についての条文についてお尋……

第126回国会 国民生活に関する調査会 第2号(1993/02/19、16期、日本社会党・護憲民主連合)

○日下部禧代子君 きょうは外山先生本当にありがとうございました。限られたお時間にもかかわらず、大変きめ細かいそして示唆に富んだお話をいただきまして本当に感銘を受けております。特にお言葉の中で私印象的でございましたのは、いわゆるニーズに対応できる住宅の柔軟性、ポテンシャリティーという言葉と、住環境のやわらかさという言葉に非常に感銘を受けました。  そしてまたもう一つ、先ほどのお答えの中にございましたが、いわゆるネセシティーの部分がボランティアで、そしてアメニティー、ラクジュアリティーの方がかえってこれはいわゆる公務員、パブリックなサービスの方から受けられるという、日本ではこれはちょっと逆さまのよ……

第126回国会 国民生活に関する調査会 第3号(1993/04/16、16期、日本社会党・護憲民主連合)

○日下部禧代子君 きょうは、政府が十三日に決定いたしました総額十三兆二千億円の新総合経済対策を中心に質問をさせていただきたいというふうに存じます。  新社会資本整備という概念、考え方を導入されたということは、これは非常に画期的なことだと高く評価させていただきたいというふうに思います。しかし、きょうは少し苦言を呈させていただきたいというふうに思います。  これは十三日の午前中に自民党がまとめた緊急総合景気対策を受けたものというふうに聞き及んでおりますが、いわゆる自民党主導ということで、景気対策に対する政府のいささか主体性のなさ、あるいは見通しの甘さというふうなことをまず最初に指摘させていただきた……

第126回国会 国民生活に関する調査会 第6号(1993/05/31、16期、日本社会党・護憲民主連合)

○日下部禧代子君 この調査会におきまして、私たちは、目前に迫っております超高齢化社会をいかに活力ある明るい社会にするかについてさまざま論議を重ねてまいりました。多くの参考人の方々や地方自治体の皆さん方の御協力を得まして、有意義な議論ができましたことに深く感謝を申し上げたいと存じます。  さて、高齢社会に対応する政策を論ずる前提といたしまして、まず次の二点を確認しておく必要があるのではないかというふうに存じます。  まず第一点でございます。それは高齢の方や障害を持つ方々が家族や友人とともにいつまでもなれ親しんだ地域で過ごしたいというのが自然の願いであるということでございます。人生の最後まで人間の……

第129回国会 国民生活に関する調査会 第2号(1994/02/24、16期、日本社会党・護憲民主連合)

○日下部禧代子君 日下部でございます。  先生どうもごぶさたをしておりまして、きょうはどうも本当にありがとうございます。お忙しいお時間をありがとうございます。特に先生は福祉経済学の御権威でいらっしゃいまして、今日我々は福祉計画、福祉施策というものを、財源、財政的な裏づけのある計画というものを今本当に必要としている時期に先生のお話をお伺いできましたことは非常にうれしゅうございました。  ところで、先生のお話にもございましたけれども、これから本格的な高齢化、高齢社会を迎えます我が国におきまして、介護の問題というのは本当に重要なことだろうと思います。特に平均寿命が延びてまいりますと、後期老年層の増加……

第129回国会 国民生活に関する調査会 第3号(1994/03/16、16期、日本社会党・護憲民主連合)

○日下部禧代子君 まさに年金制度の改正というのは国民的な課題でございますし、今回の財政再計算に伴う改正というのはそういった意味で非常に大きな期待が寄せられているところでございます。これから今国会で本格的な論議が始まるところでございますが、先生のきょうのお話を承りまして、この改正案に対する問題点の的確な御指摘、そして今後の年金制度のあり方ということにつきまして本当にいろいろと大きな勉強をさせていただいたと思っております。本当にありがとうございました。  ところで、二、三の質問をさせていただきたいと思います。  老齢基礎年金の平均の受給額でございますが、これは平成五年三月末現在で三万七千円でござい……

第129回国会 国民生活に関する調査会 第4号(1994/03/18、16期、日本社会党・護憲民主連合)

○日下部禧代子君 きょうはどうもありがとうございます。地域医療の実践に裏づけされていらっしゃる先生の理論展開というのはいつもながら大変説得力がございまして、きょうも大変感銘深く拝聴させていただきました。  高齢者にとって行動半径の広さというのがいかに人間の尊厳に深くかかわるのか、比例していくのかということをきょう改めてまた感じさせていただきました。また、現在の日本の寝たきりの九割の方は車いす生活も可能になるのではないか、そういうお話を承りまして、これからの高齢化社会を迎える日本の福祉、医療のあり方の方向性をお示しいただいたような気がいたしまして、大分希望がわいてまいったところでございます。  ……

第129回国会 国民生活に関する調査会 第6号(1994/04/13、16期、日本社会党・護憲民主連合)

○日下部禧代子君 きょうは貴重なお時間を割いていただきまして本当にありがとうございます。  大変な共感を持ちながらお話を承っておりました。特に、高齢期の夫婦の問題に焦点をもっと当てるべきではないかということ、そしてさらに高齢者自身を自立した個として認めるということが必要ではないかという御指摘は私も非常に同感でございます。  まだ日本では欧米ほど多くはございませんけれども、次第に高齢者御夫婦だけの世帯、お年寄りの単身世帯というものがふえてきております。ですから、こういった日本の状況の中でも、ぜひとも先生の御指摘なさいましたような観点からとらえていくという姿勢がますます必要になってくるのではないか……

第129回国会 国民生活に関する調査会 第10号(1994/06/08、16期、日本社会党・護憲民主連合)

○日下部禧代子君 社会党の日下部でございます。  これまで本調査会では医療、家族、そしてまたボランティア、ホームヘルパーなどさまざまな分野の方々の御意見を承ることができましたし、また、さまざまな福祉や医療の最前線に視察をさせていただく、そういう機会をいただきましたことを大変感謝しております。そのことをまず最初に申し上げさせていただきたいと思います。  まず、これからのいわゆる高齢社会というものを本当に豊かな高齢社会、ゆとりある高齢社会というものにつくり上げていく、いわば高齢社会を構築していく視点として 私は 高齢者あるいは障害を持つ方々の尊厳と自己実現が基本であるということをまず申し上げさせて……

第129回国会 国民生活に関する調査会公聴会 第1号(1994/05/18、16期、日本社会党・護憲民主連合)

○日下部禧代子君 きょうは現場から、そして地域からの生の切実なお声をいただきまして、本当にありがとうございました。  それでは、樗木さんとそれから一ノ瀬さんにお伺いさせていただきたいと思います。  まず最初に、樗木さんの方にお伺いしたいと思うんですけれども、八十世帯を十三人のホームヘルパーさんでお世話をなさっていらっしゃるわけでございますね。これは実際に十分ということはもちろん言えないと思いますけれども、あと何人ぐらいいらしたら御自分かまあ満足といいましょうか、このくらいはしてさしあげられたなというふうにお思いになるでしょうかということでございます。  それと関連いたしまして、一日の時間数をふ……

第129回国会 予算委員会公聴会 第1号(1994/06/20、16期、日本社会党・護憲民主連合)

○日下部禧代子君 きょうはお忙しいところ一河先生、丸尾先生、大変貴重な御意見をいただきまして本当にありがとうございました。  そこで、まず最初にお二人の先生にお尋ねしたいことがございます。それは社会保障と経済の関係でございます。  この社会保障と経済というのは深い関係があるということは申すまでもございません。しかし、その関係のあり方が時代によってあるいは国によって異なっていくわけでございます。そのことが国、地方との関係あるいは公助、自助、共助それぞれの役割分担というものに大きな影響を与えるわけでございます。  我が国の場合でございますと、一九六〇年代のいわゆる高度成長のとき国民皆年金の体制が整……

第131回国会 国民生活に関する調査会 第5号(1994/11/18、16期、日本社会党・護憲民主連合)

○日下部禧代子君 先生どうもきょうはありがとうございます。社会保障制度ではいつもよく勉強させていただいておりまして、ありがとうございます。  きょうは、基本的な社会保障の理念ということ、そしてまた、それが成り立つための法的な問題という、そういう視点からお話をいただきまして、非常に基本的な問題、そしてこれからの日本の社会の抱えている問題ということについての御示唆をいただいて、非常に勉強させていただきましてありがとうございました。  ところで、二、三質問をさせていただきたいというふうに存じます。  まず最初に、これはかなり一般的な問題ではございますが、いわゆる福祉国家論と福祉社会論というのがござい……

第132回国会 商工委員会,厚生委員会,農林水産委員会,環境特別委員会連合審査会 第1号(1995/06/07、16期、日本社会党・護憲民主連合)

○日下部禧代子君 日下部でございます。どうぞよろしくお願いいたします。  今回の法律は、従来のいわゆる廃棄物は要らない、したがって捨てるという考え方から、廃棄物も有用である、そしてリサイクルできる、リサイクルすべきであるというふうな発想とシステムの転換をしていく、その第一歩となる重要な法案だというふうに思うわけでございます。日本も環境を重視した資源循環型の廃棄物行政がいよいよ幕あけするというふうな期待をしているところでございます。  それだけにこの法律が、現在、廃棄物行政で懸案になっております不法投棄やあるいは不適正処理による環境汚染を助長するようなことがあってはならないと思うわけでございます……


17期(1995/07/23〜)

第140回国会 国民生活・経済に関する調査会 第2号(1997/02/12、17期、社会民主党・護憲連合)

○日下部禧代子君 今、財政の健全化、財政の構造改革というのが非常に盛んに言われているわけでございますけれども、概算要求基準つまりシーリングの枠の中で歳出削減をいたしたといたしましても、各省庁がその減額分を前年度予算のどこからか捻出して処理してしまうというふうなことが今までも再三起きているわけでございます。  こういう中で、私は、財政の中期展望ということをもう少しきちんとやるべきではないかなというふうに思うんです。ところが、現在の財政の中期展望は、歳出の推計にいたしましても、既存の制度、政策が前提となっております。あるいはまた、歳入の推計にいたしましても、税収や公債金の収入も等率で算定されており……

第140回国会 国民生活・経済に関する調査会 第3号(1997/02/25、17期、社会民主党・護憲連合)

○日下部禧代子君 建設省にお伺いしたいんですが、我が国における公共事業の特色として、一つは景気調整ということと、もう一つは公共事業の配分というのが固定化されている点があるというふうに言えると思うんですね。その中でも特に重要な、日本でのこれからの社会資本整備の項目として下水道の問題もきようの御説明でもお挙げになったと思います。しかしながら、依然として、例えば下水道と道路整備ということを比べますと、シェアの配分というのが一向になかなか変わっていないというふうに思います。  例えば、道路整備の方ですと、これはいわゆる道路特定財源、つまり収入に応じた事業の自動的な拡張というものが可能であるといううまみ……

第140回国会 国民生活・経済に関する調査会 第6号(1997/04/16、17期、社会民主党・護憲連合)

○日下部禧代子君 両先生、どうもありがとうございました。  お二方のお話を伺っておりながらつくづく感じたことでございますが、日本には都市計画という発想が乏しかったなということを改めて感じております。したがいまして、都市計画に関する政策というのもおくれてきたということになるかと思います。  ヨーロッパなどにおりますと、例えば緑地にいたしましてもスクェア、例えばロンドンなんかですとスクエア、公園まで行かなくてもスクエアというところで共有の緑の場所がございます。日本の場合はどうしても私の家、私の土地という感じで、公の、共有というふうな発想がなかなか芽生えてこなかったという過去の歴史もあるような気がい……

第140回国会 国民生活・経済に関する調査会 第7号(1997/05/07、17期、社会民主党・護憲連合)

○日下部禧代子君 きょうは、お二人の参考人どうもありがとうございます。  高齢社会、つまり七十五歳以上の後期老年層がふえていくということになるわけでございます。そうなりますと、これは確かに個人差がございまして健康な方ももちろんいらっしゃいますが、一応ケアを必要とする方がふえていくということになるだろうというふうに思います。  そこで、いわゆるそのケアをどのような形で保障していくのかということで、いわゆる税方式かあるいはまた社会保険方式か。これは一圓先生のお言葉によりますと、御論文なんか読みますと、ビバリッジ方式かあるいはまたビスマルク方式かということになろうかとも思いますけれども、例えばオース……

第140回国会 予算委員会公聴会 第1号(1997/03/17、17期、社会民主党・護憲連合)

○日下部禧代子君 きょうはお二方の先生、どうもお忙しい中、ありがとうございます。私、いただきました時間がわずか八分しかございませんので、どうぞよろしくお願いいたします。  まず、丸尾先生にお伺いいたします。  先生のお話の中にもございましたけれども、今医療費の上昇ということが大きな問題になっております。その原因の一つがいわゆる社会的入院、そしてまた日本の在院日数が長いということが原因でございます。先進国の中で最も長いと言われております。  これは、一つには在宅サービスの充実がしていないということ、福祉と医療、また在宅と施設サービス、あるいはまた予防、治療、リハビリテーション、それぞれの連携がき……

第141回国会 国民生活・経済に関する調査会 第2号(1997/11/10、17期、社会民主党・護憲連合)

○日下部禧代子君 数字について少しお尋ねしたいと思うんです。  いただいた厚生省の資料の四十三ページの一番上の図表でございますが、大分前からおなじみの図表でございまして、「高齢者の要介護者数の推移」という、これはかなり以前からよく知られた数字でございます。  この中で、まずいわゆる算定の基準についてお尋ねしたいんですけれども、この数字の推移という中には、例えば寝たきり老人ゼロ作戦だとか、いかにして健康を維持しながら年をとっていくかというようなさまざまな施策は厚生省として考えていらっしゃるわけですね。それの効果というものが算定基準の中に入っている数字なのか、それともその中に効果を入れないでそのま……

第142回国会 国民生活・経済に関する調査会 第2号(1998/02/25、17期、社会民主党・護憲連合)

○日下部禧代子君 先生、きょうはどうもありがとうございます。  まずお尋ねいたしたいのでございますが、負担でよく私どもは国民負担率という言葉を使います。そして、この国民負担率という言葉がひとり歩きをしているかのような現状だろうというふうに思います。  この国民負担率についてのコメントというのは、たしか社会保障制度審議会、私も委員をしておりましたが、そこでコメントを出したように記憶もしておりますが、やはり国民負担率についての一つのきちんとした見解、定義みたいなものがここで必要なんじゃないか。それを勝手にそれぞれが使うという今の状況、これは先生のお言葉で何らかの形の指針をきょうお示しいただければな……

第142回国会 国民生活・経済に関する調査会 第3号(1998/03/11、17期、社会民主党・護憲連合)

○日下部禧代子君 きょうは本当にありがとうございます。私も家族社会学の一員といたしましてこの問題には非常に興味を持っているものでございます。  一点お伺いいたします。  いわゆるペイドワークとそれからアンペイドワーク、言葉をかえると市場化される労働力と市場化されない労働力、あるいはまた家事労働と職場労働というふうにも言えると思いますが、その関連性ということが男女役割分業論というものと関連しながら日本では非常に今混乱している。今、先生のお話しになったのもやはりそのことにつながってくるだろうというふうに思うわけでございますが、特にアンペイドワーク、いわゆる家事労働、市場化されない労働ということにつ……

第142回国会 国民生活・経済に関する調査会 第5号(1998/05/11、17期、社会民主党・護憲連合)

○日下部禧代子君 まず、大蔵省にお尋ねいたします。  言うまでもなく、財政構造改革というのは二十一世紀に向けまして我が国の最重要政策でございます。日本に限らず、例えばEU諸国におきましても、単一通貨移行の達成に向けまして、例えば単年度の財政赤字が対GDP比三%以下であることなど、さまざまな経済収れん基準が設定されておりまして、財政の構造改革というものに挑戦していることには変わりはございません。  EUの議長国であるイギリスでは労働党のブレア内閣がブレア内閣最初の予算を出しております。三月十七日にブラウン蔵相のバジェットスピーチが行われたわけでございますが、そのバジェットスピーチに対しまして、産……

第142回国会 国民生活・経済に関する調査会 第6号(1998/05/20、17期、社会民主党・護憲連合)

○日下部禧代子君 社会民主党・護憲連合の日下部禧代子でございます。  まず、これまで本調査会において、省庁との質疑だけではなく、さまざまな分野の専門家、現場からの貴重な御意見を拝聴する機会をいただきましたことに対して感謝の意をあらわしておきたいと存じます。  さて、今、私たちは、バブル崩壊の後遺症からいかに国を立て直し、来るべき二十一世紀の高齢社会への展望を国民に示すかが問われております。  戦後、我が国は、ひたすら経済成長へと関心を向け、走り続けてまいりました。その結果、個人金融資産千二百兆円、外貨準備高二千二百億ドル、ネット対外債権九千五百億ドルという目覚ましい経済発展を達成したわけでござ……

第142回国会 予算委員会公聴会 第1号(1998/04/02、17期、社会民主党・護憲連合)

○日下部禧代子君 きょうはお二人の先生方にそれぞれの教育の現場から説得力のある御意見をいただきまして、本当にありがとうございます。  ところで今、学校に行きたくない子、あるいは行けない子、気持ちはあっても、行きたくても行けない子、あるいはまた学校に行っても保健室に逃げ込んでしまう子、あるいは中途退学の子、そういった子供たちが非常に増加しております。そのことの意味というのは、やはり多くの子供たちが学校に対して拒絶反応を示しているというふうに私は受けとめなければならないと思っております。  私たちは、このような子供たちが自分たちの行動を通して大人たちに訴えているその気持ち、その思いを全身で受けとめ……


18期(1998/07/12〜)

第144回国会 国民生活・経済に関する調査会 第1号(1998/12/07、18期、社会民主党・護憲連合)

○日下部禧代子君 厚生省にお尋ねいたします。  子育て支援対策についてのこちらの表からです。  まず第一点、二ページに緊急保育対策等五カ年事業の状況という表がございます。ここで、目標値というのが、例えば低年齢児の受け入れ枠の拡大六十万人というふうに目標値が出されております。この目標値を達成するということは、いわゆるニーズのどの程度を満たすということになるのかという算定の基準でございます。  それから二番目、六ページでございますけれども、保育所における多様な保育サービスの展開、その実施状況、平成九年度の表が出ておりますが、例えば乳児指定保育所、時間延長型保育サービス事業、一時的保育、これらはほと……

第145回国会 行財政改革・税制等に関する特別委員会公聴会 第1号(1999/07/05、18期、社会民主党・護憲連合)

○日下部禧代子君 社会民主党・護憲連合の日下部禧代子でございます。  きょうは公述人の皆様、大変貴重な御意見をいただきましてありがとうございます。それからまた、日ごろから分権問題について御指導いただいておりますことを改めて感謝したいと存じます。  まず、辻山先生にお伺いをしたいのでございますが、五月二十二日、ちょうどこれは衆議院におきまして分権問題の審議が開始された日でございましたが、憲政記念会館で分権フォーラムが行われました。そのとき私も出席させていただいたわけでございますが、そのとき先生は、今回の国会のやるべき仕事というのは、いわばマラソンでコースから外れたことがわかるように道路に赤いポイ……

第145回国会 国民生活・経済に関する調査会 第1号(1999/02/03、18期、社会民主党・護憲連合)

○日下部禧代子君 まず第一点、総務庁にお伺いいたします。  子供たちにとってよりよい環境づくりのためには、これは全く総合的にさまざまに大人たちが知恵を絞らなきゃならないわけでございますから、各省庁が連携するというのはこれ当然のことでございます。その当然のこととして青少年対策推進会議というのを平成元年からお持ちになっていらっしゃいますね。これ当たり前なんですけれども、組織ができるということは、結果がどのような効果的な結果になるのか、その推進会議によって議論されたものが、討論されたものがどのように具体的に政策化されるかというそこに意味があるわけでございますが、御説明では一応こういう組織があるという……

第145回国会 国民生活・経済に関する調査会 第6号(1999/05/12、18期、社会民主党・護憲連合)

○日下部禧代子君 社会民主党・護憲連合の日下部禧代子でございます。  二十一世紀に向けて、今、時代は大きく変わろうとしております。平均寿命の伸び、出生率の低下という人口構造の変化は、私たちの生き方についても変容を迫っております。子育て後、定年後の人生はもはや余生とは呼べないほど長くなり、むしろもろもろの義務や強制から解放された一生で最も主体的に生きられる時期だと言うこともできます。それは同時に、肩書とか学歴、社会的地位に依存しないで、個人としての魅力や人間的な豊かさが問われることでもあります。男性、女性がともに自立した生き方が求められているということでもございます。  人生八十年時代を主体的に……

第145回国会 予算委員会公聴会 第1号(1999/03/04、18期、社会民主党・護憲連合)

○日下部禧代子君 社会民主党・護憲連合の日下部でございます。  きょうは両先生、お忙しいところ、どうもありがとうございました。時間がわずか七分しかございませんので、質問をまとめて先にさせていただきます。そしてお答えは、わずかでございますが、残ったお時間でよろしくお願いを申し上げます。  まず第一に、小野先生にお伺いをいたします。  今いわゆる行政改革ということが言われております。確かに、不要な部門というものを削減するとか整理統合するというのは必要だと思いますけれども、例えば福祉あるいはまた各種サービス分野というもので国民が必要としているもの、あるいは将来確実に必要となる分野というのは拡充してい……

第146回国会 国民生活・経済に関する調査会 第1号(1999/11/19、18期、社会民主党・護憲連合)

○日下部禧代子君 きょうは両先生、本当にありがとうございました。非常に短い時間の中で、しかも簡潔によくわかるようにおっしゃっていただきましてありがとうございました。  ところで、まず最初に両先生にお伺いしたいのでございますが、今フランスの少子化対策、そしてスウェーデンの少子化対策というのを伺いました。非常に共通の発想がございますが、また同時に違いがあるようにも私は受けとめました。  したがいまして、まず最初に上村先生には、スウェーデンの少子化対策に対する発想の違いというようなものがございましたらお聞かせいただきたい。  そして岡沢先生には、フランスとこの辺が違うのではないか、それにつけ加えて、……

第147回国会 国民生活・経済に関する調査会 第3号(2000/03/01、18期、社会民主党・護憲連合)

○日下部禧代子君 きょうは、塩野谷先生、高山先生、ありがとうございます。二十一世紀の我が国の大きな課題でございます人口問題、そして社会保障制度の問題につきまして、いささか刺激的な御提言も含めて大変示唆に富むお話、ありがとうございます。それぞれ二問ずつ質問をさせていただきます。  まず、塩野谷先生にお伺いしたいのでございますが、塩野谷先生は人口問題研究所の今所長でいらっしゃいますね。ということもございまして、少子化という言葉が日常会話の中でも使われるぐらい非常に至るところで安易に使われております。ここで、少子化という言葉に対して先生はどのような定義をお持ちでいらっしゃるのか、お伺いをさせていただ……

第147回国会 国民生活・経済に関する調査会 第7号(2000/04/24、18期、社会民主党・護憲連合)

○日下部禧代子君 きょうはお二人の参考人、大変貴重な御意見をありがとうございました。  それではまず、成瀬参考人にお尋ねいたしますが、連合とそれから日経連と両者でお出しになっております共同アピールの中で、「男女とも取得しやすい出産・育児休業の拡充」というのがございますね。この育児休業、特に男性の育児休業というのはもうほとんどまれであるというのが現状だろうというふうに思うわけでございますが、育児休業を取得するようになる男性、特に男性の方から考えまして、そのためには私はノーワーク・ノーペイという原則ではなく、やはり生活保障ということがきちんとされて初めて男性も育児休業をとるということになってくる、……

第147回国会 国民生活・経済に関する調査会 第8号(2000/05/12、18期、社会民主党・護憲連合)

○日下部禧代子君 社会民主党の日下部禧代子でございます。  最近、少年による衝撃的な事件が相次いでおります。愛知県豊川市では高校三年生の男の子が殺人の経験をしてみたかったという理由で見知らぬ主婦を殺害しております。佐賀市に住む十七歳の少年が高速バスを乗っ取り、一人の女性が殺されました。名古屋では少年たちが五千万円にも上る恐喝事件を起こしております。  一方、親が子供たちを殴ったり、養育を放棄したりする子供虐待も増加しております。厚生省の報告によりますと、一九九八年度中に全国百七十四カ所の児童相談所に寄せられた相談が過去最高の六千九百三十二件に上り、それは前年度の一・三倍、九〇年度の六・三倍、六……

第150回国会 国民生活・経済に関する調査会 第1号(2000/11/08、18期、社会民主党・護憲連合)

○日下部禧代子君 きょうは岩手県そして横浜市、それぞれの自治体の現状、そしてまたお取り組み、御努力を伺うことができまして、本当にありがとうございます。  まず、岩手県についてお伺いしたいと思いますが、人口の推移と将来推計のことでまずお聞きしたいんですが、この人口の推移というのは自然増、社会増というふうに普通分けて考えますが、これは自然増じゃなくて自然減でございますね。あるいは社会減、そういった観点からの分析をなさっていらっしゃいますでしょうか。その関係、自然減とそれから社会減の関係について御分析がございましたらお聞かせいただきたいのが一点でございます。  それから二点目は、児童虐待のデータを拝……

第151回国会 国民生活・経済に関する調査会 第3号(2001/02/23、18期、社会民主党・護憲連合)

○日下部禧代子君 社会民主党の日下部禧代子でございます。どうぞよろしくお願いいたします。  まず、高齢社会対策基本法の実施体制及び実施状況についてお伺いいたします。  この法律は、本調査会の提案によりまして平成七年十一月に成立し、十二月から施行された議員立法でございます。省庁再編以前は、総理大臣を会長とする高齢社会対策会議が総理府に置かれまして、その庶務は総務庁の高齢社会対策室が対応していたわけでございますが、そこでお聞きしたいのは、まず第一点、省庁再編に伴ってどのような法改正が行われたかというのが第一点でございます。  第二点目は、省庁再編に伴って対策会議とその庶務を担当する部署はどのように……

第151回国会 国民生活・経済に関する調査会 第4号(2001/02/28、18期、社会民主党・護憲連合)

○日下部禧代子君 きょうは、小川先生それから八代先生、大変豊富な資料に基づきまして説得力のある、そして刺激的な問題提起、本当にありがとうございました。  先ほどのお話の中で、小川先生は地域の年齢構成の問題にお触れになりましたし、また八代先生は日本的雇用慣行の中での問題点の一つとして、職場とそれから住居の距離の問題についてお話しになりました。これは非常に私は重要なことだろうというふうに思っております。  日本は労働時間が他の先進国に比べて長いだけではなく、さらにそういう職場と住居の距離の問題で、個人の生活空間、時間空間のバランス、個人としての生活もそれからまた地域活動に自分の時間も割けない、ある……

第151回国会 国民生活・経済に関する調査会 第5号(2001/04/18、18期、社会民主党・護憲連合)

○日下部禧代子君 社会民主党の日下部禧代子でございます。社会民主党を代表して意見表明をいたします。  本調査会において、私たちは三年間にわたって、少子化、出生率の低下に関する検討及び分析をさまざまな角度から行ってまいりました。それは、とりもなおさず、男性と女性がともに支え合い、喜びと責任を分かち合いながら、自由な生き方を選択することができ、また労働と余暇、職場と家庭、地域社会における調和のとれた生活時間と生活空間を享受できる社会、そしてそのような社会における新しいライフスタイルをいかにして確立するのか、その条件を探る作業でもあったと言うことができると思います。  少子化という現象に凝縮された形……


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データ更新日:2022/12/09

日下部禧代子[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 質問主意書



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