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八田広子 参議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

八田広子[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 質問主意書

このページでは八田広子参議院議員が委員会や各種会議で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。八田広子参議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。
 本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

■委員会発言一覧  ■各種会議発言一覧

委員会発言一覧(参議院)

18期(1998/07/12〜)

第143回国会 地方行政・警察委員会 第2号(1998/09/22、18期、日本共産党)

○八田ひろ子君 日本共産党の八田ひろ子でございます。続いて私の方からも質問させていただきます。  自治体の役割というのは、憲法や地方自治法に示されております、住民の安全、健康、福祉を守ることが最大の仕事であると言われておりますが、この問題をめぐって幾つか御質問をしたいと思いますが、まず地方行革についてであります。  大臣から午前中に、新たな指針に基づきさらなる推進を強く要請する、こういう表明がありました。自治省は昨年、平成九年十一月十四日に「地方自治・新時代に対応した地方公共団体の行政改革推進のための指針の策定について」というのを出しまして、行政改革大綱の策定とそれに基づく一層の行政改革を進め……

第143回国会 地方行政・警察委員会 第3号(1998/10/08、18期、日本共産党)

○八田ひろ子君 私は、日本共産党を代表して、当せん金付証票法改正案に反対の討論を行います。  反対の第一の理由は、宝くじの当せん金最高額を現行の五ないし十倍に引き上げてまで宝くじ事業を拡大しなければならない社会的必要性が現在特に認められないことが先ほどの質疑の中でも明らかになったと思います。  宝くじ事業は、道路整備など地方自治体の公共事業の財源に充てるために行われておりますが、一九八五年度には三千三百五十二億円だった売り上げが、一九九五年度には八千二百八十四億円に達するなど急増をし、自治体への納付金も、八五年度には一千三百五十九億円だったものが、九五年度には三千三百億円に達して、九七年度も三……

第144回国会 地方行政・警察委員会 第4号(1998/12/10、18期、日本共産党)

○八田ひろ子君 日本共産党の八田ひろ子でございます。  私も、今御論議がありました地方債の借りかえについて質問をしたいというふうに思いますが、今までの御論議を伺っていまして、どういう条件ならそれぞれの自治体が手を挙げることができるのかというのをお伺いしたいと思うんです。  さっき大蔵省の担当からは、今までは地方債の借りかえというのが、特別な場合ですか、こういう特例は実際にあるんだ、金利を理由にするということはだめなんだと。こういうのは、これは今までも言われている中身なんですけれども、またここで一兆一千億円の積立金もあるということで、大変可能性があるのではないかなというふうに伺っていたんですけれ……

第145回国会 決算委員会 第2号(1999/04/06、18期、日本共産党)

○八田ひろ子君 日本共産党の八田ひろ子でございます。  私は、まず徳山ダムについて質問をいたします。  日本一の貯水量を持つダムとして建設の準備が進められていますが、この巨大ダム建設の目的について簡潔に御説明を願います。
【次の発言】 多目的ダムということで、建設省などでつくられましたこのパンフレットを見ますと、今真っ先に言われました治水の問題で、ここに水害の写真が載っております。(資料を示す)  揖斐川の主な洪水として、牧田川のはんらん、あるいは牧田川よりも下流のところ、揖斐川の最下流の洪水の部分が載っておるんですけれども、河口から九十キロ、最上流のこの徳山にダムがありますとこういう洪水が本……

第145回国会 決算委員会 閉会後第2号(1999/09/09、18期、日本共産党)

○八田ひろ子君 日本共産党の八田ひろ子でございます。  私は、新住宅市街地開発事業にかかわって質問をいたします。  このパネル写真は、二〇〇五年に開かれます日本国際博覧会の会場の予定地の部分です。(図表掲示)この黄色いところが博覧会なんですけれども、この会場予定地の赤いところがいわゆる新住事業で、この用地の造成は博覧会協会ではなく新住事業として行われます。ニュータウン事業として、山を削り谷を埋め立てて約百四十ヘクタールの土地造成を行い、中層、高層の住宅、十五階建て程度を最高では考えられていますが、その団地をつくる前に一時博覧会協会に貸し出して環境をテーマとする万博を行うというのが従来の計画です……

第145回国会 決算委員会 第3号(1999/04/07、18期、日本共産党)

○八田ひろ子君 日本共産党の八田ひろ子でございます。  中部国際空港について質問をいたします。  この一種空港建設の予定地は、常滑焼の産地としても名が知られております愛知県知多半島の常滑市沖であります。新空港建設について漁業関係者の反対もあり、先日、漁業補償の額が提示をされたわけですが、漁協は提示そのものも拒否をする、年度内に決着がつかなかったわけなんですけれども、なぜ難航をするのか、一番大きな要因は運輸大臣はどうお考えになるのか、まず伺いたいと思います。
【次の発言】 まだ調査そのものも受け入れることができないと拒否をしている漁連もある、漁業補償も難航しているということは、伊勢湾の、とりわけ……

第145回国会 決算委員会 第4号(1999/05/17、18期、日本共産党)

○八田ひろ子君 日本共産党の八田ひろ子でございます。  私は、まず最初に、国家事業であります二〇〇五年日本国際博覧会の会場予定地でのオオタカ保護について質問をいたします。  万博会場予定地でオオタカの営巣が確認をされました。私は、きのうも現地へ行ってまいったわけでありますけれども、生態系の頂点に立つオオタカの営巣が確認をされたということは、巣の発見やまたオオタカの保護のために日夜を分かたず御苦労されてこられた地元の皆さんの熱意が海上の森の豊かな自然、動植物の生態系の豊かさを改めて立証されたものとして、私としましても感動をもって受けとめ、大変喜んでいる次第でありますが、環境庁長官の御感想をまず伺……

第145回国会 決算委員会 閉会後第5号(1999/10/13、18期、日本共産党)

○八田ひろ子君 日本共産党の八田ひろ子でございます。  私は、まず山陽新幹線のコンクリート落下事故を最初に質問し、その後、中部国際空港関連の質問を行いたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  十月九日、山陽新幹線の北九州トンネルでコンクリートの塊の落下事故が起きました。長さ三・五メートル、重さ二百三十キロのコンクリートの塊が五個に割れて落ち、六月の福岡トンネル事故よりも大きな塊であるということであります。たまたま新幹線が走行していない時間帯に落下したものと思われますけれども、もし通常の運転時であったなら大惨事となった可能性もあります。しかも、わずか三カ月前に福岡トンネルもコンクリート落……

第145回国会 決算委員会 第6号(1999/07/26、18期、日本共産党)

○八田ひろ子君 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題になりました予備費承諾案件のうち、平成八年度一般会計予備費使用総調書、平成八年度特別会計予算総則第十四条に基づく経費増額総調書、平成九年度一般会計予備費使用総調書(その1)、平成九年度特別会計予算総則第十三条に基づく経費増額総調書(その1)及び平成九年度決算調整資金からの歳入組入れに関する調書の五件については不承諾の意を、また、残余の四件については承諾の意を表するものです。  以下、その理由について申し述べます。  平成八年度一般会計予備費使用総調書及び平成九年度一般会計予備費使用総調書(その1)には、ゴラン高原兵力引き離し監視軍の司令部……

第145回国会 決算委員会 閉会後第6号(1999/10/15、18期、日本共産党)

○八田ひろ子君 日本共産党の八田ひろ子でございます。私は、二〇〇五年国際博覧会について質問をいたします。  この問題では、環境影響評価をめぐるさまざまな問題や財政規模や負担の問題などいろいろとございますが、本日は時間の制約もありますので、今何が問題か、このことについて大臣に伺いたいと思います。  二〇〇五年博覧会、これは会場候補地とされておりました愛知県瀬戸市にある海上の森で、ことしの春にオオタカの営巣が確認をされて、与謝野前通産大臣もオオタカの保全策に配慮することを発言されました。深谷大臣も当然同じお立場だというふうに思いますが、オオタカの保護を図るために万博会場計画の見直しが始まりました。……

第145回国会 決算委員会 閉会後第8号(1999/10/27、18期、日本共産党)

○八田ひろ子君 私は、日本共産党を代表して、平成八年、一九九六年度、平成九年、一九九七年度一般会計歳入歳出決算、同特別会計歳入歳出決算、同国税収納金整理資金受払計算書、同政府関係機関決算書及び同国有財産増減及び現在額総計算書は是認せず、一九九六年度、九七年度国有財産無償貸付状況総計算書には是認、内閣に対する警告決議案には賛成する立場から討論いたします。  まず、一九九六年度当初予算は、巨額の血税を惜しげもなく大銀行救済、ゼネコン奉仕の公共事業、軍事費などに注ぎ込み、財政危機を途方もない規模に拡大する、後は野となれ山となれ式と言えるものでありました。  その特徴は、第一に、住専に税金投入反対とい……

第145回国会 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第3号(1999/06/15、18期、日本共産党)

○八田ひろ子君 日本共産党の八田ひろ子でございます。  地方分権一括法について質問をいたします。  その地域に住んでいる人たちが身近な行政を自分たちで決め、実行する地方自治は、日本国憲法の最も重要な要素の一つであり、地方自治の発展とさらなる前進が求められています。  そこで、総理に改めて伺います。国と地方の関係は、国が上で地方が下とか国が主で地方が従うという関係から大きく転換して、住民に身近な行政は地方が自主的、自立的に行う、これが地方分権の考え方で間違いございませんね。
【次の発言】 今御答弁をいただいたように、国と地方公共団体の関係を大転換して、対等、協力の関係、相協力して築くというのが地……

第145回国会 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第8号(1999/07/01、18期、日本共産党)

○八田ひろ子君 日本共産党の八田ひろ子でございます。  参考人の皆様には、お忙しい中、早朝からお出かけいただきまして、御意見をありがとうございます。私、すべての皆さんにお伺いしたいというふうに思っておりますが、時間の制約もございまして、御無礼がありましたらお許しくださいませ。  まず、市橋参考人にお伺いをしたいというふうに思います。  先ほど、一般ルールとしての地方自治法でも個別法でも、今回の改正で国の権力的関与が強まる部分についてお示しをいただき、また積極的な規定もあるという御見解のようでありますけれども、私どもも今回の改正が憲法が掲げる地方自治のさらなる前進に資するものでなければならないと……

第145回国会 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第10号(1999/07/07、18期、日本共産党)

○八田ひろ子君 日本共産党の八田ひろ子でございます。  きょうは、三人の公述人の皆様に本当に貴重な御意見を承ることができて、大変勉強になっております。私、限られた時間内ではございますが、順次お伺いをしていきたいというふうに思います。  先ほどの意見陳述の中でも皆さんおっしゃいましたが、地方自治、地方分権ということ、私どもも、憲法の重要な柱として地方自治というのが位置づけられておりますし、その地域のことはその地域住民が決定して実行し、そして地方自治法第二条に明記されております住民の安全、健康及び福祉を保持するという地方自治体本来の仕事がより前進できるという意味で、地方分権というのを皆さんと一緒に……

第145回国会 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第11号(1999/07/08、18期、日本共産党)

○八田ひろ子君 私は、日本共産党を代表して、地方分権の推進を図るための関係法律の整備等に関する法律案に反対、日本共産党提案の修正案に賛成する討論を行います。  国民の求める地方分権とは、憲法の地方自治の本旨の精神にのっとって、真に地方自治権を拡充すること、住民自治と団体自治に基づいて地方自治体が住民の利益を守る仕事に全力で取り組めるようにすることです。そのために、権限と財源を地方へ移譲し、住民こそ主人公の地方自治の姿を実現することであります。  ところが、提案されている地方分権一括法案は、地方自治の拡充ではなく、むしろ住民と自治体への国による統制強化の内容となっており、四百七十五本もの法律を改……

第145回国会 地方行政・警察委員会 第4号(1999/03/15、18期、日本共産党)

○八田ひろ子君 八田ひろ子でございます。  私は、まず最初に、選挙制度にかかわって選挙の政見放送に手話通訳とか字幕スーパーを入れるという問題についてお伺いをしたいと思います。  大臣は手話がお得意でいらっしゃるでしょうか。私は、自己紹介をするときに、私は日本共産党の国会議員ですというのがたどたどしく言える程度なんですけれども、手話というのは、日本共産党の日本というのは日本列島です、共産党というのは平等な党ということなそうなんですけれども、そういうものなんです。  せんだって、私は愛知県の聴覚障害者と県民の集いというのに参加をしてまいりました。健常者もいるんですが、聴覚障害のある方が多いものです……

第145回国会 地方行政・警察委員会 第6号(1999/03/23、18期、日本共産党)

○八田ひろ子君 日本共産党の八田ひろ子でございます。  私は、まず自治大臣に、この深刻な地方財政危機、きょうも朝から議論があったわけでありますけれども、予算委員会とかこの委員会での議論を伺っていて疑念を抱かざるを得ない部分がある、これをまず伺いたいと思うんです。  大臣は、今とにかく景気回復だという趣旨を述べられ、そして地方の借金は家計と違うのだと、幾ら借金をしても構わないというふうにもとれる発言が繰り返されているわけです。  国全体で見ても、九〇年代に入って地方の借金は百兆円もふえて百七十六兆円、先日発表された全国の市町村の九七年度決算を見ましても、公債費負担比率は一五・一%と警戒ラインを突……

第145回国会 地方行政・警察委員会 第7号(1999/03/30、18期、日本共産党)

○八田ひろ子君 日本共産党の八田ひろ子でございます。  警察の機構にかかわって、女性警察官の採用と研修について伺いたいと存じます。また、とりわけ性暴力被害者に対応するに当たっては女性警官の配置が求められていますが、各警察署や交番、また指導員の配置というのがあるそうですが、その実態をお示しください。
【次の発言】 今お示しいただいた全国に二千三百名、指導員と言われる方が百二十名で、これは実際には警察官だけでは足りなくて職員の方もそれに当たっている方もあるというのをちょっと聞いたことがあるんですが、全国で警察署の数は一千二百六十四ですか、交番でいきますともっと多くなりますね。こういうふうに全国の警……

第145回国会 地方行政・警察委員会 第9号(1999/04/22、18期、日本共産党)

○八田ひろ子君 日本共産党の八田ひろ子でございます。チャイルドシートのことに関して幾つか教えていただきたいと思って質問をいたします。  チャイルドシートが売り出されて約二十年と言われておりまして、私も、自分が子育てをしているときにはちょうどそういうものを利用できなくて、保育園の送り迎えなんかでも、新生児から車で移動したものですから、本当に冷やっとしたことが何度もありました。ですから、そういった意味でもチャイルドシート、ベビーシートやジュニアシートが法制化されるというのは大歓迎なんですけれども、先ほどからもお話がありましたように、幾つかの問題点があるのではないかということで伺いたいと思います。 ……

第145回国会 地方行政・警察委員会 第15号(1999/07/27、18期、日本共産党)

○八田ひろ子君 日本共産党の八田ひろ子でございます。  きょうは、四人の参考人の先生方に貴重な御意見をいただきまして、本当にありがとうございました。短時間でございますので、早速お伺いをしたいと思います。  先ほど安田先生が、この四情報、住民基本台帳の番号、台帳コード、これを今私どもは問題にしているわけなんですけれども、このコードがなくても個人の認証ができるんじゃないかと。「住民基本台帳法一部改正の利点」というところの二番目に、「電子商取引を便利とし、」というふうに書いてあるんですけれども、このシステムは番号とは関係なく民間でも使えると。今の法律では民間利用というのは禁止をしておりますので当然な……

第145回国会 地方行政・警察委員会 第16号(1999/07/29、18期、日本共産党)

○八田ひろ子君 日本共産党の八田ひろ子でございます。  たくさんの質問をしたいと思いますので早速質問に入らせていただきたいと思います。先日、半日でございましたけれども、参考人の御意見も伺いまして、その中でコンピューターの専門家のお二人に私はこの番号コードの問題を伺いました。お二人とも、四情報で引き出すことができてわざわざ番号コードをつけなくてもいい、番号でない方が間違えにくいという御意見もありましたし、番号の方が簡単で時間の短縮はできるというふうにおっしゃいましたけれども、番号がなくてもこれはシステムとしては大丈夫だ、こういうふうに言われたんですが、それではなぜ番号をつけることにこだわってみえ……

第145回国会 地方行政・警察委員会 第17号(1999/08/03、18期、日本共産党)

○八田ひろ子君 日本共産党の八田ひろ子でございます。  きょうは参考人の先生方にお出かけをいただきまして、本当にいろいろ貴重な御意見をいただき、ありがとうございます。時間が限られておりますので、早速質問に入らせていただきたいと思います。  まず最初に、日弁連の野村代表にお尋ねしたいと思うんです。  昨年三月十九日、あるいは衆議院を通過しました六月十五日の会長声明、これも拝読させていただきました。本法案が「住民基本台帳法の本来の目的を逸脱し、住民票コードの導入により国民総背番号制にも道をひらき、国家による個人情報の集中管理が行われ、国民のプライバシーを侵害する恐れがあるとして、反対の立場を示して……

第145回国会 地方行政・警察委員会 第18号(1999/08/05、18期、日本共産党)

○八田ひろ子君 日本共産党の八田ひろ子でございます。  私は、この住民基本台帳法案で前回質問を予定しておりましたけれども時間がなくてできなかった分をきょう質問させていただきたいというふうに思うんです。きょうもたくさんの皆さんが傍聴においでになっておりまして、本当にいろいろな立場の委員の皆さんが問題点を指摘し、本当に大きな問題、もっともっと私も時間をいただいて質問をしたいんですけれども、きょうは三十分しかありませんので、その時間の範囲内でやらせていただきたいというふうに思います。  今もありましたように、この四情報とコード番号、そして付随情報ということで、例えば結婚や離婚で姓が変わればそれが付随……

第145回国会 地方行政・警察委員会 第19号(1999/08/06、18期、日本共産党)

○八田ひろ子君 日本共産党の八田ひろ子でございます。  インターネットの利用者が一千七百万人を超えたということで、それに伴ってコンピューターネットワークの信頼性をいかに確保するか、きょうもその論議が委員の皆さんからも出まして、コンピューターネットワークの信頼性の確保という点からいえば、私どもも不正アクセスの禁止、防止というのは非常に重大で、法制化が必要だというふうに考えます。  それだけでなく、きのういただきました資料のバーミンガム・サミット・コミュニケのところでも、これの前提となる、一番最初に必ず出てくるのが「適切なプライバシーの保護を維持しつつ、」と。  きのうの住基台帳の改正の論議でもそ……

第145回国会 予算委員会 第14号(1999/03/11、18期、日本共産党)

○八田ひろ子君 日本共産党の八田ひろ子でございます。  二〇〇五年に愛知県瀬戸市の海上の森を会場にした万博が開催されることが閣議でも了解をされております。  通産大臣にお伺いをいたしますけれども、二〇〇五年日本国際博覧会は何をテーマとして開かれるのか、また、なぜそういうテーマになったのか御説明ください。
【次の発言】 「自然の叡智」というテーマで大変すばらしいと思うんですが、通産大臣はこの海上の森がどういうところか、実際においでになったことがおありでしょうか。
【次の発言】 海上の森の中まで来ていただきたいと思うんです。  ここは、きょうパネルを持ってまいりましたが、(図表掲示)海の上と書いて……

第146回国会 労働・社会政策委員会 第2号(1999/11/18、18期、日本共産党)

○八田ひろ子君 日本共産党の八田ひろ子でございます。  私は、まず大臣に確認をさせていただきたいと思いますが、今お話がありましたいわゆる高齢化時代を迎えるに当たっての介護の問題です。  特に女性が働き続けることができるようにするためには仕事と介護の両立は必須の課題、今介護休業制度のことをおっしゃいましたけれども、法律で義務づけられたことはやるけれども、本質的に仕事と介護を両立させるという取り組みが本当にされているのかどうか、私は労働行政としても重点的に取り組むべき課題、問題だと思いますけれども、そこのところは大臣どうでしょうか。
【次の発言】 コンセンサスが得られるまで待っていられない実際の問……

第147回国会 地方行政・警察委員会 第8号(2000/03/30、18期、日本共産党)

○八田ひろ子君 私は、日本共産党を代表して、公益法人等への一般職の地方公務員の派遣等に関する法律案及び地方公共団体の一般職の任期付研究員の採用等に関する法律案の二案に対する反対の討論を行います。  初めに、公益法人等への一般職の地方公務員の派遣等に関する法律案に反対する理由を述べます。  この法律案は、すべての自治体出資営利法人まで職員派遣を合法化する内容となっており、地方自治を崩壊させる危険性を持つ開発型第三セクターのための人的支援措置というべきもので、自治体本来の仕事に照らして認められないものであります。一九四七年の地方自治制度、一九五〇年の地方公務員制度スタート以来五十年間にわたり、自治……

第147回国会 法務委員会 第17号(2000/05/25、18期、日本共産党)

○委員以外の議員(八田ひろ子君) ただいまの御指摘のとおりに、現民法では、法律婚の家族の権利を守るために、婚姻外の女性との間に生まれた非嫡出子の相続は法律婚のもとで生まれた嫡出子の半分となっております。  本法案により子供に対する差別撤廃を行います意義といたしましては、まず第一に、先ほど来論議の中にも出てまいりました憲法第十四条、すべて国民は法のもとに平等であって差別されないという原則にあります。個人の尊厳という民主主義の基本理念に照らしても、このような差別的取り扱いは排除すべきであります。  第二に、我が国社会の意識の変化など、時代背景は差別的取り扱いを定めた立法時と大きく変わっていることで……

第147回国会 労働・社会政策委員会 第2号(2000/03/14、18期、日本共産党)

○八田ひろ子君 日本共産党の八田ひろ子でございます。  今、女性労働者の中では、この不況の中、午前中からの論議もありましたように、リストラ解雇の不安、パート、派遣など低賃金、不安定雇用の広がり、ますます拡大する男女の賃金格差、労働基準法の改悪により男性と同じ長時間過密労働が強いられて、健康や母性の破壊で過労死さえ襲ってくる。在職死亡、異常出産が後を絶たない状況にあります。  そういう中で、労働行政への女性労働者の期待というのは大きいものがあります。大臣は所信表明の中で、「女性が能力を十分に発揮できる雇用環境を整備するため、職場における男女均等取り扱いが徹底されるよう取り組んでまいります。」とい……

第147回国会 労働・社会政策委員会 第3号(2000/03/15、18期、日本共産党)

○八田ひろ子君 日本共産党の八田ひろ子でございます。  雇用問題についてお伺いしたいと思いますが、労働大臣は所信表明で現在の雇用情勢について、「依然として厳しい状況にあります。こうした状況に対応して雇用に関する安全ネットを張りめぐらし、国民の雇用不安を払拭することが重要であります。」とお述べになりました。そうおっしゃりながら、どういうふうに耳を澄ましましても、雇用の維持、現在の雇用を守る、こういう言葉が聞かれません。  私は非常に不思議だと思うんですけれども、大臣は日産のリストラなどについて企業の社会的責任ということをおっしゃいましたけれども、雇用の維持、現在働いている人たちの雇用を守る、こう……

第147回国会 労働・社会政策委員会 第5号(2000/03/23、18期、日本共産党)

○八田ひろ子君 日本共産党の八田ひろ子でございます。  介護労働者の雇用管理の改善等に関する法律にかかわってお伺いをしたいと思いますが、今回の改正によりまして人材確保助成金が新たに創設をされることになりましたが、この助成金を受けるには都道府県におきまして雇用管理の改善計画の認定を受ける、これが条件になっています。現行こういう仕組みでは、介護労働法においても介護労働者福祉施設助成金の受給に当たっては設けられているわけなんですけれども、そこで都道府県において行われております現行の雇用管理の改善計画の申請、認定状況をお示しください。
【次の発言】 現行制度の発足以来、雇用管理の改善計画の申請、認定、……

第147回国会 労働・社会政策委員会 第7号(2000/04/20、18期、日本共産党)

○八田ひろ子君 日本共産党の八田ひろ子でございます。  ただいま提案されております雇用保険法についてお伺いをいたします。  まず、全体の給付削減についてでありますが、今回の法改正で給付総額は金額としてはどれぐらい引き下げられるのか、お答えください。
【次の発言】 五千億円ということなんですけれども、失業率がこれからどんどんと下がっていくから給付総額も下がっていくというなら、そうかなというふうにも思えるんですが、きょうも朝から御論議があるように、現在も史上最悪の失業率、そしてそれが上昇することが見込まれているわけです。現在の支給総額から五千億円少なくなるということになりますと、一兆八千億円程度の……

第147回国会 労働・社会政策委員会 第8号(2000/04/25、18期、日本共産党)

○八田ひろ子君 日本共産党の八田ひろ子でございます。  きょうは、参考人の皆さん、本当に貴重な御意見をありがとうございました。  限られた時間ですべての皆さんにお伺いしたいのですが、時間切れになる場合は御容赦ください。  まず最初に、大須参考人にお尋ねをしたいと思いますが、「給付の重点化と給付の削減」という項目をお話しいただいたわけなんですが、お示しいただいた表の労働力特別調査がございますが、このほかにも、総務庁の調査では、完全失業状態が六カ月以上、一年以上という方たちが急激にふえているという数字があります。こういう深刻な現状に加えて、今回の政府案では、全体の七割の人が初めから給付期間を減らさ……

第147回国会 労働・社会政策委員会 第9号(2000/04/27、18期、日本共産党)

○八田ひろ子君 日本共産党の八田ひろ子でございます。  前回に引き続いて、雇用保険法について質問をしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  前回の質疑の中で、失業給付の支給総額というのが五千億円減額になるということを明らかにしていただきました。また、給付期間を減らされるのは解雇、倒産等の以外の約七割、これは減らされるわけですけれども、倒産、解雇等で離職した人の中でも減らされる、こういう方があるというのをお示しいただきましたが、それではその解雇、倒産等で離職した人の中で減らされる方、これは何割の方が給付を減らされるのか、お示しください。

第147回国会 労働・社会政策委員会 第11号(2000/05/11、18期、日本共産党)

○八田ひろ子君 日本共産党の八田ひろ子でございます。  私は、まず法案審議に先立ちまして有珠山対策について大臣にお伺いしたいと思います。  有珠山の被災をされました皆さんに本当に心からお見舞いを申し上げるとともに、国の責任を痛感するものでありますけれども、この噴火の影響で雇用にも深刻な影響が出ています。  労働省がそれに対していろいろ対策をされているんですけれども、新聞報道など見ましても、それについての失望の声が上がっております。例えば、これは一日付の朝日新聞なんですけれども、「頼みの綱と思っていた「雇用調整助成金」は、支給まで数カ月かかると言われた。そのうえ、支給を受けるには従業員に休業手当……

第147回国会 労働・社会政策委員会 第13号(2000/05/18、18期、日本共産党)

○八田ひろ子君 日本共産党の八田ひろ子でございます。  今回、政府から提出をされました商法の一部改正案は、商法の中に会社分割法制を新たに導入するというもので、この法案によって会社が分割された場合に労働者の雇用上の身分や賃金、労働時間などの労働条件をどうやって引き継がせるのかというルールをつくる必要が生じて、労働契約承継法案が出されたと伺いました。  しかし、この商法改正案と労働契約承継法案はなかなかわかりにくいということも言われております。新聞なども、けさから御紹介がありましたが、「気づいた時は別会社」、「手続簡単 再編を加速」、「リストラに悪用」、これは新聞記事でございますけれども、こんなふ……

第147回国会 労働・社会政策委員会 第14号(2000/05/23、18期、日本共産党)

○八田ひろ子君 日本共産党の八田ひろ子でございます。  きょうは四人の参考人の皆さんに貴重な御意見をいただきまして、本当にありがとうございました。  今のお話を伺っていましても、本当に立法府の責任を感じるわけでございまして、私ども日本共産党はこの参議院にも、企業組織の再編に伴う解雇を禁止する明文化とか、企業組織の再編が行われたことを理由として労働条件を不利益変更にしてはならないという禁止なども含める労働者保護法や、また別途、今話題になっております解雇禁止法も提出をして、労働者保護がしっかりとできるようにということを国会内外の皆さんとも力を合わせて実現したいというふうに思っておりますが、そういう……

第149回国会 決算委員会 閉会後第2号(2000/08/30、18期、日本共産党)

○八田ひろ子君 日本共産党の八田ひろ子でございます。  私は、二〇〇五年国際博覧会、愛知万博にかかわって、通産大臣それから環境庁長官に質問をいたします。  この博覧会、「自然の叡智」というテーマで環境万博と言われておりますが、このオオタカの出現で大変有名になりました。(図表掲示)きょうは、大臣と長官がまだ現地においでいただいていないものですからパネルを持ってまいりましたけれども、まず最初に環境庁長官に伺います。  ことし六月に愛知県は、この国際博覧会の会場周辺においてオオタカの新たな営巣を発見した。オオタカ検討会、国際博会場関連オオタカ調査検討会ですけれども、ここも七月に記者会見をしまして、三……

第149回国会 決算委員会 閉会後第3号(2000/09/05、18期、日本共産党)

○八田ひろ子君 日本共産党の八田ひろ子でございます。  高齢化社会が目前に迫っている中で、介護と仕事の両立、とりわけ家庭責任と仕事を両立しながら労働者が働き続けられる環境整備、これが今求められているというふうに思いますが、我が国は、御承知のように、一九九五年にはILO百五十六号条約、家族的責任と一般的に言われておりますが、この条約を批准しましたし、判例で見ましても、例えば一九九七年の北海道コカ・コーラボトリング事件における札幌地裁判決など、家庭責任を考慮して配転命令撤回の判決が出される、こういった流れが今国内外の時代の流れかと存じます。  昨年、男女共同参画社会基本法も成立をしたところでありま……

第149回国会 決算委員会 閉会後第5号(2000/09/19、18期、日本共産党)

○八田ひろ子君 日本共産党の八田ひろ子でございます。  中部国際空港等建設について質問いたします。  まず、環境庁に伺います。  中部国際空港などの埋立計画による環境の影響というのはさらなる検討が必要である、六月二十三日にも環境庁長官の意見が出されましたが、早期段階でのレビューを行い、その結果を踏まえて埋立面積の変更も含め対策を講じることが求められる、私もそのとおりで、この常滑沖は伊勢湾における最も良好な藻場があります。伊勢湾で赤潮や苦潮が発生するとき、この常滑の沖だけは貧酸素にならない、魚も含めて生物が本当にはぐくまれる、そういった場所でありますので、この保全の重要性というのは大きなものであ……

第149回国会 災害対策特別委員会 閉会後第1号(2000/09/18、18期、日本共産党)

○八田ひろ子君 日本共産党の八田ひろ子でございます。  今回の東海豪雨では、まだ水がついておりますところを長官にヘリコプターから視察していただきまして、愛知県下で言いますと二十一市町村には災害救助法が適用されたわけであります。  まず厚生省に伺いたいと思いますが、私、現地で被災者の皆さん、また水の中で救援活動もさせていただいたんですが、非常に重大な問題がたくさんありました。  例えば、町全体が冠水しました西枇杷島町なんですけれども、避難所に食料の備蓄が少ない、食料が行き渡りませんで、古城小学校で言いますと、大人でもビスケットが一日約二枚ぐらいで、妊婦さんに子供が自分の食べるのを差し上げていた状……

第149回国会 労働・社会政策委員会 第1号(2000/08/09、18期、日本共産党)

○八田ひろ子君 日本共産党の八田ひろ子でございます。  まず、吉川労働大臣に伺いたいと思います。  現在の雇用情勢について、大臣の所信的あいさつにおきまして、「雇用情勢には改善の動きが見られる」、こう述べておいでになります。  きょう私は、総務庁の労働力調査、これを拡大コピーしてまいりました。(図表掲示)  平成元年からこのグラフはあるわけでありますけれども、平成十年、十一年、この九八年、九九年の就業者数を見ますと、これは一般の常用の雇用が完全にマイナスになっていて臨時的雇用が辛うじて少しふえている、こういうふうになっております。ことしにつきましても、労働省の毎月勤労統計を見ますと、パート労働……

第150回国会 決算委員会 閉会後第2号(2001/01/25、18期、日本共産党)

○八田ひろ子君 日本共産党の八田ひろ子でございます。  きのうからこの委員会で取り上げられておりますものつくり大学、この推進のためにつくられました財団法人国際技能振興財団、KGS、これと建設省がどういう関係にあるのかというのを伺いたいと思うんです。  これはKGSの事業報告でありますけれども、平成九年七月に第二次ヨーロッパ・マイスター制度視察が行われた、こういう項目があります。この財団のトップは古関忠男、KSDの前理事長でありますけれども、この公益法人の役員の皆さんと自民党の推進議連のメンバー、会長は村上正邦議員でありますけれども、これに通産、労働、建設の三省の企画官が参加をされているというふ……

第150回国会 労働・社会政策委員会 第2号(2000/11/02、18期、日本共産党)

○八田ひろ子君 日本共産党の八田ひろ子でございます。  まず最初に、私は労働保険法の改正の問題について、法案の改正案について伺います。  過労死を予防するための施策の一つとして労働災害補償保険に二次健康診断等の給付の創設をする、こういうことでありますが、現在、労働安全衛生法におきましても事業者は定期健康診断の実施が義務づけられておりまして、その結果に基づいて医師の意見を聞いて就業上の事後措置がとられる、こういうふうになっておりますが、定期健康診断において異常の所見があって二次健康診断が必要ということになれば当然労働安全衛生法において措置される、事業者の義務づけというんですか、責任というのが大き……

第151回国会 決算委員会 第2号(2001/04/02、18期、日本共産党)

○八田ひろ子君 日本共産党の八田ひろ子でございます。  私は障害者施策、とりわけ移動の自由と安全確保について伺いたいと思います。  障害者基本法や、あるいは関連の大臣のいろいろな会議が開かれ、施策が決定をされておりますけれども、まず国土交通省に伺いたいと思います。  私、先日、名古屋にあります金山駅というところにいろいろな障害を持った皆さんと一緒に調査をさせていただくのに同行しました。この金山駅というのは、JRと私鉄と市バスのターミナルと地下鉄がある複合駅で、それぞれ独立をしているわけでありますけれども、JRはホームのところも含めてエスカレーターがありませんので車いすではちょっと行けなかったわ……

第151回国会 決算委員会 第4号(2001/06/18、18期、日本共産党)

○八田ひろ子君 日本共産党の八田ひろ子でございます。  まず最初に、藤前干潟の保全の問題について環境大臣に伺いたいというふうに思います。  藤前干潟は、伊勢湾、その中でも一番奥まった名古屋港に残された数少ない干潟でありまして、六十種程度の水鳥が毎年飛来をし、渡り鳥の渡来地としては日本有数の貴重な干潟で、とりわけシギ、チドリについては全国でトップレベルの渡来数と聞いております。  この干潟のラムサール条約への登録についてきょう伺うんですけれども、九九年三月の予算委員会で当時の真鍋環境庁長官が、藤前はちゃんと地元の協力を得て、そしてラムサール条約に加入することにもなっている、こういうふうに私に答弁……

第151回国会 決算委員会 第5号(2001/06/25、18期、日本共産党)

○八田ひろ子君 日本共産党の八田ひろ子でございます。  まず、外務大臣に二つのことを伺いたいと思います。  それは外務省の報償費についてなんですけれども、外務省の松尾元室長の機密費横領・詐欺事件について犯罪対象とされた宿泊費の差額である九億六千五百万円、これは内閣官房の報償費であり外務省の報償費は全く使われていなかった、全く関係がないというふうに大臣は御見解をお持ちなのかどうか。  それからもう一つなんですけれども、外務省におきましては、チェック体制の不備などを改革するための熱意、今も一部おっしゃいましたけれども、そういうものが見えるんですが、内閣官房にあっては、今回の問題というのは両方の問題……

第151回国会 総務委員会 第3号(2001/03/22、18期、日本共産党)

○八田ひろ子君 日本共産党の八田ひろ子でございます。  一九九九年に男女共同参画社会基本法が制定されました。この前文には、日本国憲法にうたわれております男女平等の実現に向けてなお一層の努力が必要とされ、二十一世紀の最重要課題と位置づけて、社会のあらゆる分野についての男女共同参画社会への施策の推進、これを定めております。  私は、きょうは国、地方の公務員全般を所管されております総務大臣に、公務の場での男女平等について伺いたいと思います。  男女平等を実現するためにはやはり働くステージ、この平等が大事で、特に男女平等が進んでおります諸外国では公務の部分で女性を採用して管理職に登用している。国が、公……

第151回国会 総務委員会 第4号(2001/03/27、18期、日本共産党)

○八田ひろ子君 日本共産党の八田ひろ子でございます。  私は、まず最初にNPO支援促進のための地方税法の一部を改正する法律案について発議者に質問をさせていただきます。  午前中の説明にもありましたように、NPO支援というのは今や待ったなし、総務大臣もそのようにお考えのようであります。私ども日本共産党も、租税特別措置法の改正を野党の皆さんとともに提出もし、その実現を目指しておるところでありますが、この問題は全会派で活発な議論を尽くしてよりよいものに早急につくっていく、これを願うものであります。  そこで、一つだけ伺いたいんですが、地方税における減税措置をとること、これはNPO法人の活動を促進する……

第151回国会 総務委員会 第5号(2001/03/29、18期、日本共産党)

○八田ひろ子君 日本共産党の八田ひろ子でございます。  まず最初に、総務大臣に伺います。  昨年七月、旧郵政省が、「子どものテレビとテレビゲームへの接触状況に関するアンケート調査」の報告書を出しました。そこでは、「テレビの長時間視聴グループは短時間視聴グループに比べ、暴力の行使経験が多く、暴力許容度がやや高い傾向にある。」「暴力的番組の嗜好度の高いグループは、低いグループに比べ、暴力の行使経験が多く、暴力許容度が高い傾向にある。」「ゲーム接触時間が長い子どもは、短い子どもに比べ、暴力の行使経験が多く、暴力行為へ許容度が高い。また、「ゲームは勝たなくては意味がない」「いじめられる方にも悪いところ……

第151回国会 総務委員会 第9号(2001/05/24、18期、日本共産党)

○八田ひろ子君 日本共産党の八田ひろ子でございます。  きょうはまず最初に、NTTの六万人人員削減の問題について大臣に伺いたいと思います。  五月八日、あるいはその後もそうですが、新聞報道がいろいろと出ております。「NTT六万人削減」「小泉「構造改革」路線で浮上」、五十一歳以上は賃金削減大幅と。あるいは、これは読売ですが、「NTT東西人員半減」「子会社へ六万人」「給料二〇―三〇%減」。また、九日付の日経新聞では、これは記事の内容でございますが、「NTTが中期経営計画を発表した直後に、総務省は「競争促進策が不十分」と反発。八日には片山虎之助総務相が」「自主計画の早期提出を求めるとともに、合理化が……

第151回国会 総務委員会 第11号(2001/05/31、18期、日本共産党)

○八田ひろ子君 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題となっております衆議院より送付の二法案への反対討論を行います。  本法案は、一昨日に審議されました電気通信役務利用放送法案と並んで政府のIT戦略の一環として位置づけられているものです。しかし、政府がITの看板のもとに行っていることは、世界最高水準の通信インフラなどと言葉だけを飾りながら従来型の公共事業のむだ遣いを重ねるものであります。こうしたことへの反省なしに新たな立法を重ねても、国民にITの恩恵が及ぶことにならないことをまず申し上げるものであります。  以下、それぞれの法案について述べます。  電気通信基盤充実臨時措置法の一部を改正する……

第151回国会 総務委員会 第12号(2001/06/05、18期、日本共産党)

○八田ひろ子君 日本共産党の八田ひろ子でございます。  電波法の質疑に先立ちまして、まず大臣に伺いたいんですが、IT情報ネットワーク社会についてであります。  IT情報ネットワーク社会というのは、利便性という光の部分だけではなく、先ごろいろいろと報道されておりますように、出会い系サイトの殺人だとかネット詐欺などに見られるように、その利便性そのものが影にもなることがはっきりとしてまいりました。  そこで、政府としては、両々冷静に受けとめた対応が求められているというふうに思いますが、大臣の所見を伺います。
【次の発言】 IT社会において、今おっしゃるような法の整備というのも、国民を中心として整備す……

第151回国会 総務委員会 第15号(2001/06/14、18期、日本共産党)

○八田ひろ子君 日本共産党の八田ひろ子でございます。  電気通信事業法の改正について伺いたいと思うんです。  まず、今回の改正案には、目的の改正、公正な競争を促進することを法の目的に追加する、こういうふうにされております。この電気通信事業法の条項、最初を見ますと、前文が書いてありまして、「もつて電気通信の健全な発達及び国民の利便の確保を図り、公共の福祉を増進することを目的とする。」、こういうふうに書かれていますが、この目的を達成するために「公正な競争を促進する」という言葉が追加されたというふうに私は思っておりますが、そういう解釈でいいかどうか。  そうであれば、これまで、「国民の利便の確保を図……

第151回国会 総務委員会 第16号(2001/06/19、18期、日本共産党)

○八田ひろ子君 私は、日本共産党を代表して、地方税法の一部を改正する法律案に対し、反対の討論を行います。  第一の反対理由は、この株式譲渡益課税における申告分離課税への百万円特別控除制度導入という個人住民税減税案が大金持ちと証券業界への減税であり、庶民の懐を暖め、個人消費を拡大する真の景気対策のための減税ではないからです。  株式を保有する所得階層は、年間収入一千八十万円以上の世帯が株式保有全体の五三%を占めるなど高額所得層が多く、したがってこの減税の恩恵を受ける方々は主に高額所得者で、全体でも個人住民税所得割納税者のうちのわずか〇・〇五%程度という極めて限定された方々です。  現在の証券業界……

第151回国会 総務委員会 第17号(2001/06/21、18期、日本共産党)

○八田ひろ子君 日本共産党の八田ひろ子でございます。ちょっとお聞き苦しくて済みません。  本法案では、政策効果を把握し、これを基礎として、必要性、効率性または有効性の観点からみずから評価するとしていますけれども、二十一世紀における行政の役割から見ますと、自然環境との共存を図ること、あるいは国政の重要課題として閣議決定にもなっております男女共同参画社会の実現、また住民参加型行政の実現、これは欠かすことのできない項目だというふうに思いますが、この法案を見る限りはこういった明文化というのはないわけなんですけれども、こうしたことを明確に横断的に基本的な問題として位置づけるべきだと私は思いますけれども、……


19期(2001/07/29〜)

第152回国会 総務委員会 閉会後第1号(2001/09/21、19期、日本共産党)

○八田ひろ子君 日本共産党の八田ひろ子でございます。  新宿歌舞伎町雑居ビル火災に関連をいたしまして、建物の構造上の問題や消防査察の充実とそのための人員確保、また消防活動に従事される方の惨事ストレス対策について伺いたいと思います。  質問に際し、新宿歌舞伎町のビルの火災現場も改めて見てまいりまして、私が行ったときは朝でしたが、まだ祭壇に通りがかる方が何人も手を合わせておいでになるということで、間口の狭いこの小さな建物で四十四人もの多数の方がお亡くなりになる、こういう惨事が本当に信じられない思いでありまして、改めて、お亡くなりになった方々の御冥福をお祈りするとともに、けがをされた方が一日も早く回……

第153回国会 決算委員会 閉会後第1号(2001/12/11、19期、日本共産党)

○八田ひろ子君 日本共産党の八田ひろ子でございます。  史上最悪の失業率の中で、労働時間の短縮によって雇用を拡大することは急務であります。  そこで、まず最初に労働時間の短縮とサービス残業を根絶する問題について厚生労働大臣にお尋ねをいたします。  ことし七月上旬に、トヨタ自動車で違法なサービス残業が行われました。所轄の労働基準監督署が是正を勧告したということが大きく報道をされましたが、この残業の実態とどのような改善が行われたのか、端的にお示しください。
【次の発言】 八十三人で九百万円の未払いというのは大変なものでありますが、会社の中での根絶に向けての改善というのも、例えば定時から五時間以上も……

第153回国会 総務委員会 第2号(2001/10/18、19期、日本共産党)

○八田ひろ子君 日本共産党の八田ひろ子でございます。  今、完全失業率が五%という史上最悪の雇用情勢の中で、新たな雇用を生み出すことの緊急性、重要性は言うまでもありません。そこで、私は、地方での公的雇用の拡大について質問をいたします。  まず、緊急地域雇用特別交付金事業でありますが、真に雇用創出効果の高い事業に重点化をして公的雇用の拡大を図ること、こういう改善をして継続をされるということには大賛成であります。厚生労働省から、この三年間行ってまいりました事例集が出されておりますけれども、住民要求にこたえた自治体の施策の前進に一定の役割を果たしている、こういうのも見受けられます。  一方、この事業……

第153回国会 総務委員会 第5号(2001/11/08、19期、日本共産党)

○八田ひろ子君 日本共産党の八田ひろ子でございます。  今回の法案に関連して質問するわけですが、私、幾つかの市町村や郵便局にも回ってお話を聞いてきました。周知のように、これまでいろいろ役場以外にも住民票などをとれるような、そういう施策がいろいろな省庁のパイロット事業とか実験とかで行われてきまして、そういうある町の町長さんは、今度は郵便局でもできるようにすると言うが、財政難の折、新たに設置費用など負担をなかなかできないなと、こういうようなお話もありました。  先ほど大臣は、日本は横並び社会だと、こんなようなことをおっしゃっていたんですが、今度の法律によって郵便局にファクシミリを設置することに対す……

第153回国会 総務委員会 第6号(2001/11/15、19期、日本共産党)

○八田ひろ子君 日本共産党の八田ひろ子でございます。  まず最初に、地方交付税の削減問題について伺いたいと思います。  今、どの自治体に参りましても、今議論がありましたように、交付税の削減について心配の声ばかりでありまして、地方交付税というのは、そもそも地方の財源不足を補てんする機能を果たし、その責任は国にあることを交付税法では明記されておりますけれども、国の責任をしっかりと果たしていただきたい、こういう観点から幾つか質問したいと思います。  きょうも交付税算定台帳、ある町のを持ってきまして、これを見てみましても、ここは二〇〇〇年度までは普通地方交付税は十億円前後になっているんですが、段階補正……

第153回国会 総務委員会 第7号(2001/11/20、19期、日本共産党)

○八田ひろ子君 日本共産党の八田ひろ子でございます。  今の宮本委員の続きで質問をしたいと思いますが、今も明らかになりましたように、労働基本権に多くかかわっております公務員制度改革、とりわけ大綱をつくるに当たっては、そういう中身がありますので、職員団体や労働組合と交渉、協議をしなければいけないというのは当然のことかというふうに思います。  政府は、ことし六月のILO八十九回総会、条約勧告適用委員会で、今後は職員団体初め関係者と誠実に交渉、協議しつつ、制度の内容について検討していく、制度の内容については、今後職員団体を初めとする関係者と交渉、協議していく中で順次決まっていくものと考えていると述べ……

第153回国会 総務委員会 第8号(2001/11/22、19期、日本共産党)

○八田ひろ子君 私は、日本共産党を代表して、政府提出の地方税法等の一部を改正する法律案に反対の討論を行います。  本法案は、小泉内閣の骨太方針及び改革先行プログラムに掲げる証券市場の構造改革に基づくもので、個人の金融資産一千四百兆円を株式市場に誘導するために格別の株式譲渡益の減免を図ろうとするものであります。  反対理由の第一は、本末転倒の株価対策であり、法案の目的である証券市場の活性化さえ実現できないことであります。  もともと、株価の低迷は、長引く不況、企業の将来見通しの悪化など多様な要因の反映であります。また、株式への投資が拡大しないのは税制の問題ではなく、他の要因、すなわち、企業業績に……

第153回国会 総務委員会 第10号(2001/11/29、19期、日本共産党)

○八田ひろ子君 日本共産党の八田ひろ子でございます。  男女共同参画社会の実現に向けて、国家公務員、地方公務員の育児休業、介護休暇の改善、これは公が率先して前進させることがかぎである、人事院の年次報告でもありますし、きょうの大臣の答弁もその限りでは大変心強いと、支持したいと思います。  そういう立場で、まず育児休業の問題なんですけれども、先ほど来、男性の育児休業などの取得が進んでいないのは意識の問題、職場の雰囲気、こういう話が出ておりますが、育児休業や介護休暇を取得したことがペナルティーとなるような現状がありますと意識を変えることはできない。総務省が一人もとっていないから無理やりとらせるという……

第154回国会 決算委員会 閉会後第1号(2002/08/08、19期、日本共産党)

○八田ひろ子君 日本共産党の八田ひろ子でございます。  私は、まず、二〇〇五年日本国際博覧会について質問をいたします。  今年の六月の二十四日に修正をされた愛知万博の環境影響評価書が発表されました。これまで、「自然の叡智」をテーマにして環境万博というふうに言うんでしたら、また当時の通産省、今の経産省が二十一世紀の環境影響評価のモデルだと、こういうふうにおっしゃってきたんでしたら環境影響評価をきちんと行うべきだと、こういうふうにこの決算委員会や予算委員会でも提案を私はさせていただいてきました。  今日、またパネルを持ってまいりましたが、(図表掲示)当初の予定地、この黄色いところですね、ここの瀬戸……

第154回国会 決算委員会 第2号(2002/07/15、19期、日本共産党)

○八田ひろ子君 日本共産党の八田ひろ子でございます。  私は、日本共産党を代表して、ただいま議題になりました予備費等承諾案件のうち、平成十二年度の一般会計公共事業等予備費使用総調書、一般会計予備費使用総調書(その1)、特別会計予算総則第十三条に基づく経費増額総調書(その1)及び平成十三年度の一般会計予備費使用総調書(その1)(その2)、特別会計予算総則第十四条に基づく経費増額総調書(その1)の計六件について不承諾の意を、残余の六件について承諾の意を表明します。以下、その理由を簡潔に述べます。  平成十二年度一般会計公共事業等予備費使用総調書の内容は、関西国際空港、中部国際空港など大都市圏拠点空……

第154回国会 決算委員会 閉会後第2号(2002/08/28、19期、日本共産党)

○八田ひろ子君 日本共産党の八田ひろ子でございます。  去る八月五日から第一次稼働が始まりました住基ネットの問題について伺います。  私は三年前の住民基本台帳法改正時にも担当委員会に属していたわけですが、参議院では御承知のように委員会が中断、中間報告という異例な手法で成立が強行されまして、当時から個人情報保護やコード番号の問題が指摘をされ、国民の大きな不安、反対意見がありました。この状況は今でも変わっておりませんし、それどころか、その後、防衛庁が情報公開請求を行った国民の身辺調査をひそかに行ってそのリストを内部で回覧していた事実も明らかになる中で、住基ネット稼働に対する不安と不信というのは更に……

第154回国会 決算委員会 閉会後第3号(2002/08/29、19期、日本共産党)

○八田ひろ子君 日本共産党の八田ひろ子でございます。  私は、団体定期保険について質問をいたします。  皆さんのお手元に資料をお配りをしておりますけれども、この団体定期保険、今も総合福祉団体定期保険という名前であるわけなんですけれども、これは過労死裁判の中で社会的にも大問題となってきたものであります。その批判の中心点といいますのは、第一に、在職死亡の保険金が会社が独り占めして遺族に渡らない、第二に、従業員の命で企業が利得を得るのは許されない、現にアメリカでは禁止されている、こういうことでありました。  柳澤大臣に伺いますが、この二つの点について改善はどうされたんでしょうか。

第154回国会 決算委員会 閉会後第4号(2002/09/11、19期、日本共産党)

○八田ひろ子君 日本共産党の八田ひろ子でございます。  今日は、朝から公共事業の無駄の見直し、中止ということが議論になりまして、道路とか空港の問題が議論をされております。  そこで、私はダムの問題をまず扇国土交通大臣に伺いたいと思いますが、長野では昨年二月に県知事が脱ダム宣言を出し、浅川ダムや下諏訪ダムの中止となりました。国も大臣就任以来、公共事業の見直しを進められていると思いますが、特にダム事業の中止、見直しについてお示しください。
【次の発言】 ダムの見直しというのは今や国民的な世論でありまして、今の中止、見直しも、これは新聞の特集ですけれども、「揺れるダム計画」というので中止したのとそれ……

第154回国会 決算委員会 閉会後第5号(2002/09/12、19期、日本共産党)

○八田ひろ子君 日本共産党の八田ひろ子でございます。  今の議論に私も加わりたいんですが、私の通告は違うので、残念ですが、配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護に関する法律、このいわゆるDV対策について今日は議論をしたいというふうに思います。  今年の四月一日からいわゆるこのDV防止法が全面施行となりました。今まで日本国憲法で両性の平等、あるいは男女共同参画社会基本法があるにもかかわらず、被害者の救済が十分に図られてこなかった。法のはざまであるかのごとく、DV、パートナーからの暴力が犯罪であるのに被害者の救済ができないという。DV被害者の多くは女性で、経済的自立が困難である女性に対して配偶者が……

第154回国会 決算委員会 閉会後第6号(2002/09/25、19期、日本共産党)

○八田ひろ子君 日本共産党の八田ひろ子でございます。  東京電力に続いて、中部電力、東北電力でも原発の損傷の隠ぺい事件が次々に明らかになっております。東京電力の場合、当初、東電が明らかにした損傷というのは二十九件でしたが、その後マスコミ等で明らかになった再循環系配管に関する八件、また我が党の調査で明らかになりました四件など、少なくとも四十一件に拡大をしております。  さらに、昨日、九月二十四日に我が党の東電不正事件究明委員会の調査に対して東電の取締役は、今後損傷がどの程度拡大するか分からない、こういうふうに述べました。当事者自身が今後損傷が拡大する可能性を認めているわけであります。  そこで、……

第154回国会 決算委員会 閉会後第8号(2002/10/02、19期、日本共産党)

○八田ひろ子君 日本共産党の八田ひろ子でございます。  まず最初に、ますます深刻になります雇用の問題について伺います。  失業率が史上最悪水準で移行して、この不況下に、弱い立場の労働者が理不尽なリストラ、首切りがされないよう、労働行政の徹底が求められていると思います。  そこで、伺うんですけれども、デパートや化粧品などの紙袋を製造するタケヤマという会社、名古屋では業界トップの企業ですが、そこでこんな事件が起きました。  この会社の愛知県下の津島工場で製造現場に勤務をされていた伊藤祐之さんという方がいらっしゃるんですが、リストラ目的で東京への配転を言い渡され、小学生の子供さんがあり、親の介護もあ……

第154回国会 決算委員会 閉会後第9号(2002/10/03、19期、日本共産党)

○八田ひろ子君 日本共産党の八田ひろ子でございます。  今日は、文部大臣に三十人以下学級について二、三の質問をしたいと思います。  昨年の法改正によりまして、学級編制やクラスの規模について、四十人を標準としつつも都道府県が必要があると判断すれば四十人以下の学級編制、クラス編制ができることとなりました。これを受けまして、初年度は十か所ですか、本年度は二十二道県、二政令市で三十人とか三十五人とか少人数の学級が実施をされております。  この法改正の主眼には、きめ細やかな指導を通じて基礎学力の向上を図るとともに各学校の実情を踏まえた教育活動や学校運営が一層可能となるなどの効果が期待される、こういうふう……

第154回国会 決算委員会 閉会後第10号(2002/10/16、19期、日本共産党)

○八田ひろ子君 日本共産党の八田ひろ子でございます。  まず最初に、中部国際空港不正補償の問題について扇大臣に伺います。  中部国際空港建設に当たっての漁業補償費、これに今、重大な疑惑が浮かび上がっておりまして、常滑市が九一年に市の埋立事業による漁業補償に三億円を上乗せする、こういう密約を二つの漁協と交わしたが実行がされてこなかった、そこで九九年になって愛知県が中部国際空港の漁業補償の中に滑り込ませて肩代わりをしたということであります。県の企業庁は県議会で国の補償基準にのっとり適正に行われたと答弁したと。  そうしますと、適正に行われた国の補償基準の中に三億円の密約が入り込んでいることになるわ……

第154回国会 政治倫理の確立及び選挙制度に関する特別委員会 第6号(2002/07/12、19期、日本共産党)

○八田ひろ子君 日本共産党の八田ひろ子でございます。  法案提出の背景といたしまして、与党の提案者の方が、「一連の不祥事に端を発する政治不信を重大に受け止め、政治に対する国民の信頼を回復するため、」というふうにお述べになっております。  一連の不祥事とは、逮捕されました鈴木容疑者とか、井上元参議院の議長とか、加藤元衆議院議員、こういうものが一連の不祥事と思われますけれども、私、先ほども委員の方がお示しになった鈴木宗男容疑者がかかわる公共事業関係、この北海道分の二十の疑惑についてまとめてみました。  お手元にこういう「鈴木宗男容疑者 公共事業に係わる二十の疑惑(北海道分)」というのをお届けしたの……

第154回国会 政治倫理の確立及び選挙制度に関する特別委員会 第7号(2002/07/17、19期、日本共産党)

○八田ひろ子君 私は、日本共産党を代表して、公職にある者等のあっせん行為による利得等の処罰に関する法律の一部を改正する法律案、野党四党案に賛成の立場から与党案に反対の討論を行います。  本来、本法律の目的は、政治公務員が特定の利益を得させる目的を持ってあっせん行為をする、その対価として利益を得ることを処罰し、政治に対する国民の信頼の回復を図るものです。それゆえに、目的を達成できるような形で構成要件を少なくして実効性を高めることが求められています。  本改正案に反対する理由は、与党案が処罰の対象に国会議員の私設秘書を加えたのみで、請託など様々な障害を設けて実効性のないものになっている現行法の欠陥……

第154回国会 総務委員会 第2号(2002/03/14、19期、日本共産党)

○八田ひろ子君 日本共産党の八田ひろ子でございます。  議題となっております地方自治法の一部を改正する法律案について、とりわけ市町村合併の関連について伺いたいと思います。  私、この間、愛知県の西尾幡豆とか岐阜県の高富など、合併問題を考えるシンポジウムの幾つかに参加をしてまいりまして、合併への立場を超えて参加された皆さん方の御意見、とりわけ大きな不安や憤りの声、こういうものを聞いてまいりまして、ここずっと総務大臣あるいは自治大臣から、強制ではない、上からの押し付けではないと何度も委員会でいただいておりますけれども、実際には、こうした住民の不安の声ということに十分こたえる必要がある、こたえられて……

第154回国会 総務委員会 第4号(2002/03/19、19期、日本共産党)

○八田ひろ子君 私は、日本共産党を代表して、政府提出の地方自治法等改正案に反対、民主党提出の修正案に反対、日本共産党提出の修正案に賛成の討論を行います。  最初に、今回の地方自治法改正案は、市町村合併特例法の改正案とセットとなっており、本来それぞれ慎重に審議を尽くすべき法案をこうした形で提出することは審議を軽視するものであることを指摘しておきたいと思います。  政府提出の地方自治法等改正案に反対する第一の理由であります。  住民の自治体への直接参政の手段の一つであります住民訴訟制度を改悪するものであるからです。  現行の住民訴訟制度は、住民自治の立場から、自治体に成り代わって住民が損害賠償請求……

第154回国会 総務委員会 第5号(2002/03/20、19期、日本共産党)

○八田ひろ子君 日本共産党の八田ひろ子でございます。  まず、地震対策について伺います。  昨年の十二月に、東海地震の震度六弱以上の強化地域以外で五十二市町村、愛知、長野、山梨、各県内拡大をしたということで大変今大きな関心を持たれております。  この地震対策を考えますに、被害の想定を見据えて、その被害の程度を各般の施策によって計画的に提言していくことが重要だと思われますが、とりわけ人命の被害を最低限にすること、政府としても地方自治体にとっても第一の仕事だというふうに思われます。  そこで、大臣にまず伺いたいんですが、さきの阪神・淡路の大震災におきましては、亡くなった方々の八割以上が建物の倒壊に……

第154回国会 総務委員会 第6号(2002/03/26、19期、日本共産党)

○八田ひろ子君 日本共産党の八田ひろ子でございます。  まず最初に、段階補正見直しについて質問をしたいと思います。  人口で十万人以下の自治体の段階補正の見直しを行うとされておりますが、十万人というと相当に大きな市まで含まれます。この対象自治体の数は幾つあって、全体のどの程度なのかということをまずお示しください。
【次の発言】 九二・九九%というのはほとんどの、全部を対象として見直しが行われる、カットが行われるということですが、大臣、これまでの段階補正は必要があって適切に積み上げられてきたというふうに御答弁もあるんですけれども、小さい団体に優遇し過ぎてきたと、こういうふうには思わないんですけれ……

第154回国会 総務委員会 第7号(2002/03/28、19期、日本共産党)

○八田ひろ子君 日本共産党の八田ひろ子でございます。  まず、旧従軍看護婦に対する慰労給付金の改善について伺います。  戦時中の従軍看護婦の地位の問題でございますけれども、一九三九年七月十七日、旧陸軍における救護看護婦の地位を規定した文書が当時の陸軍大臣名で出されておりますが、その中で救護員の地位と処遇がどのように規定されているのか、お示しください。
【次の発言】 救護看護婦は兵に準ず、救護看護婦長は下士官に準ずと第六条に明記をされております。今お答えいただいたとおりでありますが。  ところが、旧従軍看護婦さんの恩給の面では兵に準じないで、その対象から外されたわけであります。そのために、兵隊と……

第154回国会 総務委員会 第8号(2002/04/04、19期、日本共産党)

○八田ひろ子君 日本共産党の八田ひろ子でございます。  業者が不特定多数に広告目的で送信をする携帯電話のいわゆる迷惑メールというものが今大きな問題になっております。  この問題をめぐっては、既に経済産業委員会で閣法として特定商取引法の改正案が出されておりますが、特定の商取引の広告規制という面だけでなくメール送信という電気通信役務の適正化の観点からも規制が必要ではないか、こういう議論も同時に進められてまいりました。  まず、総務省に伺いますが、このような観点からの電子メールの送信の適正化を図る法規制の必要性についてはどのようなお考えなんでしょうか。

第154回国会 総務委員会 第10号(2002/04/11、19期、日本共産党)

○八田ひろ子君 日本共産党の八田ひろ子でございます。  私、まず最初に、携帯電話から出る電波に関して伺いたいと思うんですが、昨年一月三十日に生体電磁環境研究推進委員会の中間報告が出されまして、この報告に対して一部マスコミでは、携帯電話の健康への影響はない、安全宣言がされたと報道されました。ところが、私、この中間報告を見てみますと、「これまでの成果では、」とか「現時点では」という限定的なものです。例えばたばこの発がん性も、昔は発がん性があるかもしれないというランクでありましたが、今では発がん性が明らかであるというランク表示、これは世界共通です。今後、調査研究によって証拠が明らかになれば、この中間……

第154回国会 総務委員会 第15号(2002/05/21、19期、日本共産党)

○八田ひろ子君 日本共産党の八田ひろ子でございます。  任期付の採用の問題で、まず最初に基本的な問題をお伺いしたいと思うんですが、地方公務員のあるべき姿というのは、任期のない学卒者の採用と部内育成を基本に置くべきだと私は考えます。中立、公正、安定的に職務を執行をすることというのは、正に住民に対し、国家公務員で言えば国民全体への奉仕者として、地方公務員でもやはりそれと同じように日本国憲法を遵守して公平に職務に専念をすることができる、そういった安定性を求められるというふうに思います。ですから、従来、臨時的な者以外は任期を定めない、こういうふうにあると思うんですけれども、基本はそういうこととして認識……

第154回国会 総務委員会 第17号(2002/06/11、19期、日本共産党)

○八田ひろ子君 日本共産党の八田ひろ子でございます。  今回の連結納税の問題に関して、地方税を遮断をし、従来の地方税を確保すると、こういう部分については私ども賛成でございまして、今論議がありました地方の税収とか交付税の問題、いろいろと意見はありますが、今日、私、事務的に法定外税関係だけ一つ伺いたいというふうに思います。  法定外の普通税なんですけれども、地方分権推進の一環として従来の許可制度というのが廃止になりまして、課税自主権を尊重して同意制度、こういうふうになりました。  そこで、当初、不同意となった問題点について伺いたいと思いますが、横浜市の勝馬投票券の発売税ということですね。これが不同……

第154回国会 総務委員会 第21号(2002/07/17、19期、日本共産党)

○八田ひろ子君 日本共産党の八田ひろ子でございます。  今日は、遠くからお出掛けをいただきまして、また先ほど来本当にそれぞれの自治体での御苦労と、それからロマンのあるお話を伺いまして、ありがとうございます。  私、今までの議論を踏まえまして、まず最初に、公社化の問題を地方ではどうとらえておいでになるのか。今の郵便行政と比べて公社の方がいいなと、こんなふうな期待が地方からあるかどうか。そして、民間参入とか、あるいは先ほどは民営化には皆さん賛成できないというようなことをおっしゃっていたようですが、そこのところを詳しくお話をいただけたらというふうに思っています。  それは、昨日からこの委員会というの……

第154回国会 総務委員会 第22号(2002/07/18、19期、日本共産党)

○八田ひろ子君 日本共産党の八田ひろ子でございます。  郵政関連四法案についてのまたその関連の質疑を行いたいと思いますが、まず、早速ではありますが、壷井内閣参事官に伺います。  一昨日の質疑で、七月十二日に開催をされました首相の私的諮問機関、郵政三事業の在り方について考える懇談会の有識者勉強会のことがこの委員会で問題になりました。壷井参事官は、一昨日、我が党の宮本委員の質問にまともにお答えなりませんでした。  そこで改めて伺います。  有識者勉強会というのは、総務大臣が言われましたようにインフォーマルなもので、二月二十五日以降に懇談会は何一つ公式な仕事をしていない、そういうふうにお答えになるん……

第154回国会 総務委員会 第23号(2002/07/23、19期、日本共産党)

○八田ひろ子君 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題となっております郵政関係の四法案に反対の討論を行うものであります。  まず、私は、いまだ審議が尽くされていないという私たち日本共産党の反対を押し切って委員会での採決が行われることに強く抗議をするものであります。衆議院では不十分とはいえ約五十時間の委員会質疑が行われています。参議院では実質二十時間そこそこであります。衆議院での修正を踏まえて、政府提出の法案と修正の内容をともに検討するべき参議院での審議が衆議院での審議時間を大きく下回ってよいはずはありません。  しかも、参議院では、法案審議の前提にかかわる根本的な問題が提起をされています。そ……

第154回国会 予算委員会 第13号(2002/03/15、19期、日本共産党)

○八田ひろ子君 日本共産党の八田ひろ子でございます。  まず、鈴木宗男議員の問題についてでありますが、鈴木議員の手法は外務省でもその他の省庁でも共通をしております。それは、役所を意のままに動かして自らの利権にしていくというものであります。その一つに矢臼別へのアメリカ海兵隊の移転訓練があります。  我が党の筆坂委員がこの予算委員会でも取り上げましたけれども、移転に反対の浜中町は特別交付税交付金の伸び率がゼロ、厚岸町は三〇%増、別海町は五一%増という異常な差別が行われました。この背景には鈴木議員から当時働き掛けがあったはずでありますが、総務大臣、いかがでしょうか。

第155回国会 決算委員会 第1号(2002/12/09、19期、日本共産党)

○八田ひろ子君 日本共産党の八田ひろ子でございます。  今日は長時間労働とサービス残業について総理に質問します。  昨年七月にトヨタ自動車におけるサービス残業が摘発されて、新聞報道を契機に豊田労働基準監督署、ここが管内のサービス残業、長時間労働の実態について調査、これは自主点検の実施ということで、摘発はしないので正直に回答してほしい、こういう要請を企業に行ったわけであります。その結果、驚くべき実態が明らかになりました。  お手元に今資料をお配りをしたんですけれども、その二枚目、Aと書いてあるところをごらんください。ここの一番上の表ですね。年間実労働時間というふうに書いてありますけれども、最大労……

第155回国会 政治倫理の確立及び選挙制度に関する特別委員会 第3号(2002/12/04、19期、日本共産党)

○八田ひろ子君 日本共産党の八田ひろ子でございます。  まず、公職選挙法改正案において提案されているものの一つに、政治活動用ポスターの撤去義務、こういうふうになっておりますが、まず、この撤去義務が掛けられると実際はどうなるのか。従来どおり、それから規制が掛かってできなくなるところ、簡潔に分かりやすくお示しください。
【次の発言】 今までと違うところ、これは今の御説明で分かるんですけれども、従来どおりというのは、市会議員、町村会議員ですか、この選挙で政党、政治活動のポスターでも候補者の名前が載っていない、そういう政治活動用ポスターというのは選挙期間中も従来どおりと、こういうふうに理解していいんで……

第155回国会 総務委員会 第5号(2002/11/14、19期、日本共産党)

○八田ひろ子君 日本共産党の八田ひろ子でございます。  まず、法案の内容に関連して、扶養手当の改正について伺います。  第二子までの手当額が六千円なのに、三人目以降の子供に対する手当額は五千円ですが、同じ子供なのになぜ差別があるのか、お示しください。
【次の発言】 少子化問題が深刻になっている中で、少なくとも第一子、第二子と同等に引き上げる必要があったのではないかと私は思うんですが、将来的にはそういう改善のお考えがあるんでしょうか。
【次の発言】 今回のこの問題に関していえば、配偶者の扶養手当百六十億を削減をして、子供の扶養手当を四十億円増額、差引き百二十億円の削減を行うという較差マイナス、ど……

第155回国会 総務委員会 第7号(2002/11/21、19期、日本共産党)

○八田ひろ子君 日本共産党の八田ひろ子でございます。  我が党は、ITを国民の利益のために普及することとか、行政事務がIT技術によって便利になること、これは賛成であることは言うまでもありませんが、その立場に立ちまして今回の行政手続オンライン三法案、本当に国民の利益となるのかを議論をしたいと思います。行政手続オンライン三法案を実施する基盤となるシステムは住基ネットと総合行政ネットワークでありますが、まず、住基ネットの問題で伺います。  片山総務大臣は、住基ネットは国のネットワークではなく、地方共同のネットワークだと答弁をされております。確かに旧自治省の資料にも国が管理するネットワークではありませ……

第155回国会 総務委員会 第9号(2002/11/28、19期、日本共産党)

○八田ひろ子君 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題となりました平和祈念事業特別基金等に関する法律の一部を改正する法律案、独立行政法人通信総合研究所法の一部を改正する法律案及び地方公務員災害補償法の一部を改正する法律案の三法案すべてに反対の討論を行います。  最大の理由は、この特殊法人改革全体が看板の掛け替えにすぎず、改革の名に値しないものだからであります。国民が期待する特殊法人改革は、無駄な部分を思い切って削減をする、国民生活に必要な部門は拡大、充実させること、そして官僚の天下りをなくして、利権と癒着構造にメスを入れることであります。ところが、本法案にはこうした国民の期待にこたえる内容の……

第155回国会 総務委員会 第10号(2002/12/03、19期、日本共産党)

○八田ひろ子君 日本共産党の八田ひろ子でございます。  私も、この情報通信の分野、携帯電話などにおいては消費者保護、ユーザー保護対策が非常に重要だというふうに思いますので、まずお伺いしたいんですけれども、例えば携帯電話で消費者が困った場合には、大体通信事業者にまず連絡をすることが考えられます。しかし、行政の面では、国民生活センターとか消費生活センター、また総務省にも電気通信消費者相談センター、こういう窓口があるというふうに聞いております。当然、事業者の責任というのはあるんですけれども、客観性、中立性、科学性を担保する上でも、行政が消費者の安全、安心を確保できる環境を作ることが大事ではないかと思……

第156回国会 決算委員会 第3号(2003/03/31、19期、日本共産党)

○八田ひろ子君 日本共産党の八田ひろ子でございます。  今日は障害児保育の問題を御質問したいというふうに思いますが、二〇〇一年度の障害児保育事業の実績、これは六千三百六十九か所の保育園で入所児童は九千六百七十四名、こういうふうに聞いております。  この障害児保育の事業なんですが、来年度からは一般財源化するとされています。一般財源化しますと、その時点の全国的な到達点が基準、標準になって地方交付税に算定されるということですが、そうしますと、その到達点、現在の到達点ですね、去年までの、これが標準としてふさわしいところまで来ているのかどうか、これが問われるわけでありますが、今の障害児保育事業対象児童の……

第156回国会 決算委員会 第4号(2003/04/14、19期、日本共産党)

○八田ひろ子君 日本共産党の八田ひろ子でございます。  初めに、今年一月十五日に記者発表をされました地震防災施設の現状に関する全国調査最終報告について伺います。  この調査結果は、都道府県が作成する地震防災緊急五か年計画や、あるいは東海地震、東南海・南海地震に係る各種計画の策定、推進等、地震防災対策推進の重要な基礎資料として活用されるものだと承知をしております。その内容を見ますと、初めてこういう全国調査をされたということを多とするわけでありますけれども、「重要な建築物の耐震化」、こういう項目の中に「社会福祉施設」、「小中学校等」があります。これは当然でありまして、まだ耐震化をこれから計画的に積……

第156回国会 決算委員会 第5号(2003/04/21、19期、日本共産党)

○八田ひろ子君 日本共産党の八田ひろ子でございます。  まず最初に、環境大臣に、二〇〇五年日本国際博覧会について伺います。  愛知万博まであと二年を切ったんですが、この万博計画は環境万博を掲げてきましたが、重大な自然破壊、環境破壊が国内外の大きな批判を浴びてきたもので、今日、お手元に資料をお配りしました。これは博覧会協会の環境影響評価書の抜粋、これの抜粋ですが、一枚目の右上にございますように、当初、平成十年四月の実施計画書、これが計画書なんですけれども、この時点では海上の森、いわゆる瀬戸の海上の森を中心とした海上地区が五百四十ヘクタールでした。今日ずっと論議になりました会計検査院の指摘がありま……

第156回国会 決算委員会 第8号(2003/05/23、19期、日本共産党)

○八田ひろ子君 日本共産党の八田ひろ子でございます。  私、まず中小企業の金融対策について一つ伺いたいと思います。  経済活性化と雇用拡大のためには、その原動力であります中小企業を強力に支援をすることが極めて重要です。こうした角度から各種の金融対策が行われていると思いますけれども、今もお話がありました資金繰り円滑化借換え制度、いわゆる借換え保証にかかわっていろいろな意見を届けてもらいました。それによりますと、名古屋市保証協会では、担当者から、条件変更中は原則として増額しないことを貫いている、こういうふうに言って、条件変更中を理由として門前払いの扱いがあったというものです。このお申出のあった区だ……

第156回国会 決算委員会 第10号(2003/06/16、19期、日本共産党)

○八田ひろ子君 日本共産党の八田ひろ子でございます。  最近、クラスター爆弾が愛知県の自衛隊の高蔵寺弾薬庫でも展示をされまして、県民の間では、憲法九条を持つ国になぜクラスター爆弾が必要なのか、こういう怒りと不安の声が大変高まっております。  そこで、防衛庁長官にまず伺いますが、これまで日本でのクラスター爆弾の購入、製造に幾らの予算を投入して、現在何発保有をしているのか、また何のためにこのクラスター爆弾を保有しているのか、お示しください。
【次の発言】 地雷とは違うんだというふうにおっしゃっていますけれども、今クラスター爆弾で問題になっているのは、不発をする子爆弾、今、日本が買っております、作っ……

第156回国会 個人情報の保護に関する特別委員会 第6号(2003/05/16、19期、日本共産党)

○八田ひろ子君 日本共産党の八田ひろ子でございます。  今日はちょっと声を痛めておりまして、お聞き苦しい点は御容赦いただきたいと思います。  先ほど、この法案について、住基ネット法案の審議にかかわって、提出すればよいというものではないんだという御意見がありまして、私もこの住基ネット法を審議をするときの担当委員会の一員でもありましたので、当時はこの個人情報保護法、こういったものが万全としたものがあったとしても非常に大きな問題ではないかと。審議を、与野党で審議日程も決めて進めている最中に、中間報告という形で生木を裂くように中断をされたことを思い出しておりますので、提出すればよいというものではないと……

第156回国会 個人情報の保護に関する特別委員会 第8号(2003/05/20、19期、日本共産党)

○八田ひろ子君 日本共産党の八田ひろ子でございます。  私は、両参考人に具体的な同じ質問をさせていただきまして御回答をいただきたいというふうに思いますので、よろしくお願いをいたします。  まず最初に、住民基本台帳ネットワークシステムの問題でございますが、私どもは、今審議しております個人情報保護関連法案、これは住基ネット稼働には必要不可欠ということで審議もされておりますが、今のものが成立しましても住基ネットの個人情報漏えいの危険性というのが少しもなくならないという心配が非常にある。住基ネットがすべての国民に十一けたの住民票コードを付けて一極集中で個人情報管理を行うということ自体が私は個人情報漏え……

第156回国会 個人情報の保護に関する特別委員会 第9号(2003/05/21、19期、日本共産党)

○八田ひろ子君 私は、日本共産党を代表して、政府提出の個人情報の保護に関する法律案及び関連四法案に反対、野党四党提出の修正案に賛成の討論を行います。  本委員会では、自衛官適齢者名簿問題、警察と大手サラ金業者の癒着疑惑と犯歴データ、信用情報を含む個人情報漏えいなど、法案審議の前提となる重大な問題が明らかになりました。これらの問題の解明をまともに行わないまま採決に付すことは、国会の責務を放棄するものであり、極めて遺憾であることをまず指摘するものであります。  反対理由の第一は、主務大臣制を取っており、表現、言論の自由を脅かすおそれがあることです。  主務大臣には、事業者の取り扱う個人情報が報道目……

第156回国会 総務委員会 第2号(2003/01/30、19期、日本共産党)

○八田ひろ子君 日本共産党の八田ひろ子でございます。  私は、今議論にもありましたように、半ば強制的にむちを使って進められている市町村合併とともに、地方自治に対する乱暴な攻撃が加えられています。そういう問題について、短い時間ですが質問をしたいと思うんですけれども、それは、国の財政危機を背景とした地方交付税の財源保障機能の廃止を中心にするものでありまして、二月の二十五日には御案内のように町村自治確立総決起大会が開かれる予定で、その目的の第一は、町村の自治は存亡の危機にあるとされ、全国の自治体の危機感は並々ならぬものを感じます。  そこで、この交付税制度に対する基本的な認識についてまず伺いたいと思……

第156回国会 総務委員会 第5号(2003/03/20、19期、日本共産党)

○八田ひろ子君 日本共産党の八田ひろ子でございます。  まず、配偶者特別控除について伺います。  今回の配偶者特別控除廃止におけます平年度の国、地方税の影響総額、また影響人数や平均増税額をお示しください。
【次の発言】 一千三百七十七万人にかかわる大変税が重くなるということになるんですけれども。  そうしますと、具体的に伺いますが、今お示しいただいた夫婦二人、子供二人の世帯ですね。二〇〇二年度の事例でいいますと、現行では各種控除で課税最低限が幾らなのか、そして今のお示しいただいたこの特別控除の廃止で課税最低限はどうなるのか、所得税と住民税と別々にお示しください。

第156回国会 総務委員会 第6号(2003/03/25、19期、日本共産党)

○八田ひろ子君 私は、日本共産党を代表して、地方交付税法等の一部を改正する法律案に対する反対の討論を行います。  反対理由の第一は、地方交付税法の趣旨に反し、恒常化した財源不足の補てんを地方に押し付けるだけでなく、今年度もその補てんに赤字地方債の発行を強いていることであります。  第二は、本来、国が責任を負うべき義務教育国庫負担金の一部の一般財源化をしていることであります。  義務教育費国庫補助負担金制度は、かつての義務教育国庫負担金が廃止され、平衡交付金制度に包含されることで、都道府県間での教員の待遇、定数の不均衡が甚だしくなったとの苦い教訓から、一九五二年に発足し、補助対象も拡大されてきた……

第156回国会 総務委員会 第7号(2003/03/26、19期、日本共産党)

○八田ひろ子君 日本共産党の八田ひろ子でございます。  まず最初に、私は住民基本台帳ネットワークシステム、住基ネットの問題について伺います。  昨年来、自分の個人情報がどのように使われたのか追跡できる接続記録、いわゆるアクセスログと言われるものですけれども、この開示を本人が求めたらこれが分かるように、これを何度も私はこの総務委員会でも求めてまいりました。  一次稼働スタートに不安の声が上がりました昨年八月に、住民のアクセスログの開示要求にこたえるシステム、これが必要ではないかと質問をしたとき、政府は、個別に開示するシステムになっているかどうかということについては、現在はそういう必要はないと法律……

第156回国会 総務委員会 第8号(2003/03/27、19期、日本共産党)

○八田ひろ子君 私は、日本共産党を代表して、恩給法等の一部を改正する法律の一部を改正する法律案に対して反対の討論を行います。  本法案は、普通扶助料に係る寡婦加算を年額一千四百円ないし二千四百円引き下げるものであります。公的年金に連動させるためとして引き下げることは認められるものではございません。  また、今回の削減は、サラリーマンの医療費窓口三割負担など社会保障の負担増や給付の削減、配偶者特別控除廃止などの庶民増税による負担増など、合わせて四兆円を超す国民への負担の押し付けの一環であり、個人消費を押し下げ、日本経済に否定的な影響を与えるものであることを指摘いたしまして、討論を終わります。

第156回国会 総務委員会 第11号(2003/04/17、19期、日本共産党)

○八田ひろ子君 私は、日本共産党を代表して、日本郵政公社法の一部を改正する法律案に対する反対の討論を行います。  法案は、日本郵政公社の郵便貯金資金等の運用方法に投資顧問業者との投資一任契約の締結による信託銀行への信託及びコール資金の貸付けを加えるものであります。  反対の理由は、本法改正によっても、郵便資金等に大きな損失を与える危険性が依然として強いということであります。  投資顧問業者との投資一任契約の締結による信託を加えることは、日本郵政公社の資金運用の幅を広げるものではありますが、投資信託を使って株式市場で運用するという基本的な仕組みを変えるものではありません。  本日の質疑で明らかに……

第156回国会 総務委員会 第13号(2003/05/22、19期、日本共産党)

○八田ひろ子君 日本共産党の八田ひろ子でございます。  まず、質問に先立ちまして、先ほどの携帯電話、大臣は今や生活インフラと、過日の決算委員会でもそういうことをおっしゃっていたのを私伺っていたんですけれども、そうしますと、今や携帯電話もユニバーサルサービスに含めることを検討すべき時期に来ていると、そういうことでしょうか。──大臣が答弁。
【次の発言】 ユニバーサルサービスの問題は、先ほどの公衆電話でも本当に必要なニーズが多いところ、これにはしっかりとしたユニバーサルサービスとして保障していただきたいなというふうに私は思いますが。  それでは、電気通信事業法案の問題について。  今回の改正の背景……

第156回国会 総務委員会 第14号(2003/05/27、19期、日本共産党)

○八田ひろ子君 日本共産党の八田ひろ子でございます。  国家公務員退職手当一部改正法案についてまず伺いますが、今回の退職金の引下げによる影響額がどのくらいになるかということですが、昨年には国家公務員の給与勧告制度創設以来初の俸給の引下げというのが行われました。更に今回、この退職手当の引下げが提案をされています。  そこで、伺いたいんですけれども、一般職員の方の退職手当額、これがどのようになるのか。いろいろなケースがあると思いますので、課長補佐あるいは係長で定年退職になった場合、それぞれ、昨年、平成十四年十一月以前、給与改定前ですね、この数値と、改定後、それから、この法案で想定をされております経……

第156回国会 総務委員会 第15号(2003/05/29、19期、日本共産党)

○八田ひろ子君 私は、字幕付放送、今テレビがどの世代にとっても一番大切なものだという議論が続いておりますけれども、テレビの字幕付放送の拡充と字幕放送の受信できるテレビ受信機の普及について質問をしたいというふうに思います。  障害があってもなくても、みんなが楽しめるテレビ、国際的な趨勢はそういうユニバーサルデザインへと進みつつあります。  そこで、今日は経産省から来ていただいておりますので、まず最初に聞きたいんですけれども、我が国で字幕放送が見られるテレビ受信機の製造を行っているのは現在何社あって、数年前と比べるとどうなっているのか、字幕放送用のチューナー製造も併せてお示しをいただけると有り難い……

第156回国会 総務委員会 第17号(2003/06/05、19期、日本共産党)

○八田ひろ子君 日本共産党の八田ひろ子でございます。  まず、六月二日、神戸市西区の火災におきまして、消火救出作業を行っていた消防職員三人の方と、火災があった方がお亡くなりになり、消防職員の十人の方が重軽傷を負うという大変痛ましい事故が起きました。御家族皆様の御心痛をお察し申し上げますとともに、心からの御冥福をお祈りしています。また、負傷された方々には一日も早い御回復を心よりお祈りするものであります。  そこで、質問に入りますが、地方自治法改正案の指定管理者制度であります。  一九九九年に公の施設の管理委託のできる相手方に第三セクターを含めた際には、公共的な関与ができるからとか、地方公共団体の……

第156回国会 総務委員会 第19号(2003/07/01、19期、日本共産党)

○八田ひろ子君 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題となりました地方独立行政法人法案及び同法施行法案に対して反対の討論を行います。  反対理由の第一は、住民への行政サービスを自治体の手から地方独立行政法人に移行させることは、経済効率優先の評価制度、法人の恣意的な判断による事業縮小や廃止などを通じて、行政サービスの低下、縮小あるいは廃止につながるという重大な問題点を持っていることであります。  そもそもこの制度の対象とする事務事業は、本来公的責任で確実に実施されることが必要な事業であります。  反対の第二の理由は、地方独立行政法人の運営や監督について、地方自治の重要な柱である地方議会の関与を……

第156回国会 内閣委員会 第16号(2003/07/03、19期、日本共産党)

○八田ひろ子君 日本共産党の八田ひろ子でございます。  今日は、この法案の審議の参議院ではスタートでありますけれども、午前中来、審議の中で、提案者の代表として中山議員は、子供を産む、産まない、あるいは結婚する、しない、これは御本人の意思、女性自身のお考えと繰り返され、これは女性の自己決定権と、こういうのと同じ考えであるのかというふうな質問に対し、正に同じ趣旨であると。これはリプロダクティブライツということ、これをきちんと守るんだというお答えだというふうに私は受け取りました。  ところが、その自民党の少子化問題調査会の会長でもあります森前首相が、これは午前中にも議論がありましたけれども、子供を一……

第156回国会 予算委員会 第11号(2003/03/14、19期、日本共産党)

○八田ひろ子君 日本共産党の八田ひろ子でございます。  大島大臣の問題を質問させていただきますが、まずその前に総務省に伺います。  相次ぐ政治腐敗が続き、一九九四年、九九年に政治資金規正法の改正がありましたが、特に企業献金や政党支部に対してのみ限定をした理由は何か、お示しください。
【次の発言】 それでは大島大臣に伺いますが、あなたが代表を務められております自由民主党青森県第三選挙区支部の収支報告について今日持ってまいりましたが、二〇〇〇年の支部の支出のうちの政治活動費はどのくらい使われていたのか、お答えください。
【次の発言】 透明性を高める、政策中心の活動という法改正に沿った使い方をされて……

第157回国会 総務委員会 第1号(2003/10/07、19期、日本共産党)

○八田ひろ子君 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題となっております一般職給与法等の改正案に反対、特別職給与法等の改正案には賛成の討論を行います。  一般職給与法等の改正案に反対する理由の第一は、総額六千六百億円にもなる国と地方の公務員給与の引下げが国民の懐を冷え込ませることによって深刻な不況に追い打ちを掛け、デフレ克服と日本経済に悪影響を与えるからであります。  小泉内閣は、構造改革の名によって国と地方の財政危機を生み出した最大の要因である公共事業のばらまきを基本的に温存する一方で、医療費の値上げ、年金給付の引下げ、雇用保険の改悪など、総額四兆円を超える負担増を国民に押し付ける政策を継続……

第159回国会 決算委員会 第8号(2004/04/12、19期、日本共産党)

○八田ひろ子君 日本共産党の八田ひろ子でございます。  今日は徳山ダムの建設について質問をいたします。  徳山ダムは自然豊かな木曽三川の一つ、揖斐川の最上流で、福井県との境、岐阜県に建築中のものであります。ダムの高さが百六十一メートル、国内三番目で名古屋城の三・三倍、総貯水量は六・六億立米で国内最大、貯水池の広さは十三キロ平米と、長野県の諏訪湖を超えるという巨大なものです。これまでに総事業費二千五百四十億円の大半をつぎ込んでもまだ完成はされておりません。  近来、ダム建設については巨額の予算ゆえに談合や汚職疑惑が問題になってまいりました。昨年初め、長野県では第三者機関である公共工事入札等適正化……

第159回国会 総務委員会 第3号(2004/03/18、19期、日本共産党)

○八田ひろ子君 日本共産党の八田ひろ子でございます。  まず最初に、総務大臣に三位一体改革の全体像について伺っていきたいと思います。  今日も午前中から、また新聞報道でもいろいろと、今年から三年間で四兆円の補助負担金を削減をして、住民税で地方に税源移譲して三兆円、そういう、三兆円という金額そのものは、こっちの方は決まっていない、四兆円は決まっているということであるんですけれども、仮に三兆円としますと、結局この三年間、三位一体の形が終わりますと一兆円不足するわけですね。  削減された中で、引き続きいろんな事業が地方あるわけなんですけれども、それをいろいろ節減をしてもできなくて、やっていこうとする……

第159回国会 総務委員会 第5号(2004/03/24、19期、日本共産党)

○八田ひろ子君 日本共産党の八田ひろ子でございます。  まず初めに、愛知県瀬戸市にあります愛知職業リハビリテーション自動車教習所について伺います。  この自動車教習所は、宿泊施設を備え、医師の健康管理を伴う施設としては全国唯一の教習所として設置されたもので、公安委員会指定の全国唯一の障害者専門自動車教習所ということであります。これまで全国四十七都道府県から、すべての都道府県から二千百八名の方が入所され、一千八百八十名が運転免許を、いろいろな障害をお持ちなんですけれども、取得をして、現在、各分野で活躍をしておられます。皆さんのお手元に資料をお届けしたんですけれども、この資料をごらんいただければ、……

第159回国会 総務委員会 第8号(2004/03/30、19期、日本共産党)

○八田ひろ子君 日本共産党の八田ひろ子でございます。今日は、放送倫理の問題について伺います。  私は、放送によって人権が侵害されること、あってはならない、これはNHKや民放、放送界も一致した意見だというふうに思います。ですからこそ、自主的に放送と人権等権利に関する委員会、BRCというものを設立していると伺っております。  まず、このBRCはどんな機関なのか、総務省、端的にお示しください。
【次の発言】 放送と人権等権利に関する委員会、性格は今も続いている。NHKと民放により設立された第三者機関ということだそうです。  そこで、NHK教育テレビで二〇〇一年に放映されましたETV2001「問われる……

第159回国会 総務委員会 第10号(2004/04/08、19期、日本共産党)

○八田ひろ子君 日本共産党の八田ひろ子でございます。  今回の消防法の改正によって住宅用の火災警報器等の設置、維持が義務付けられるわけですが、この火災警報器は、地域の安全・安心に関する懇話会、昨年の十二月に提言が出されたわけですが、この中でも、五千九百八十円から二万四千円程度、大変今の日本では高いわけであります。消防庁の現在考えておいでになる設置基準ですと、一個でそれぐらいの値段なんですけれども、一家族で四人がそれぞれ別々にお休みになると、四つ寝室がありますので四つの火災警報器を設置しなければならない、こういうことにもなるかと思うんですけれども、そうしますと、本当に国民の皆さんの負担というので……

第159回国会 総務委員会 第12号(2004/04/15、19期、日本共産党)

○八田ひろ子君 日本共産党の八田ひろ子でございます。  ただいま議題となりました地方公務員法及び地方公共団体の一般職の任期付職員の採用に関する法律の一部を改正する法律案に対して、反対の討論を行います。  まず、地方公務員法の改正部分については、人事機関が職員の苦痛、苦情を処理すること、公平委員会が職員の競争試験、選考を行うなど機能を充実すること、部分休業制度、研修の指針、人事行政運営の公表などはおおむね妥当なものであると思います。  しかし、任期付職員採用の改正には重大な問題点があります。  その第一は、任期付職員の本格的業務への採用は、公務の継続性の確保を不安定にするものであるからです。任期……

第159回国会 総務委員会 第14号(2004/04/22、19期、日本共産党)

○八田ひろ子君 日本共産党の八田ひろ子でございます。  まず、総務大臣に一つ伺いたいと思うんですけれども、定員法というのは各省庁の定員の総数を最高限度として法定され、国家公務員数の膨脹を抑制するんだと、こういうふうに言われているわけなんですけれども、前回のこの法律の改正時、参議院では附帯決議が付きまして、複雑高度化する行政課題に柔軟かつ的確に対応し、職員の労働強化や行政サービスの低下を来さないよう、要員の確保・配置等について万全を期する、こういう附帯決議が付けられたところであります。  そこで、今回の改正に当たってまず大臣に伺いたいのは、職員の労働強化を来さない、行政サービスの低下を来さない、……

第159回国会 総務委員会 第17号(2004/05/18、19期、日本共産党)

○八田ひろ子君 日本共産党の八田ひろ子でございます。  市町村の合併の特例等に関する法律案など合併関連三法案について質問をいたします。  まず最初に伺いたいのは、この間に行いました市町村合併に対する国の財政支援策についてお示しをいただきたいと思います。  その一つが補助金であります。合併関係市町村には一団体五百万円ずつ支給されます、支出されます合併協議会設置後の合併準備補助金、それから合併市町村に対する補助金、都道府県に対する体制整備補助金、それぞれについてお示しをください。
【次の発言】 大変な補助金、今財政の問題でも地方に対する交付税交付金やあるいは国庫補助負担金の削減の中でもこういう補助……

第159回国会 総務委員会 第19号(2004/06/14、19期、日本共産党)

○八田ひろ子君 日本共産党の八田ひろ子でございます。  今回の地方公務員共済法の審議の土台になります年金法の改悪は、保険料の連続引上げと、給付水準は低額年金の方も含めて一律に引き下げるというものであり、到底認められないような中身であります。今日は、民主党の同僚議員の質問に対して大臣が、混乱はあったが関心が深まったのは良かったというふうにおっしゃったんですけれども、私はとんでもないと思うんですね。  内容も、老後の生活不安を高める改悪なんですけれども、それに加えて、麻生総務大臣を始めとして国会議員の未納問題、これが本当に大きな問題になって、私どももいち早くこういった問題は公表すべきだというふうに……

第159回国会 予算委員会 第3号(2004/02/04、19期、日本共産党)

○八田ひろ子君 日本共産党の八田ひろ子でございます。  イラクへの自衛隊派兵問題について質問をいたします。  イラクへの自衛隊派兵は、イラク戦争の大義が根本から問われ、憲法との関係、国会と国民への説明など、あらゆる点でその根拠が崩れております。衆議院の審議では、派兵の根拠をもめぐって総理答弁を撤回するという国会史上かつてない状況の下でイラク派兵承認案を与党単独で強行しました。この問題は、日本の進路、国民の未来、憲法にかかわる重要な問題です。参議院では徹底した審議、そして政府は国民が納得できるようにしっかりと答弁をされることを求めて質問に入ります。  まず、総理に伺いますが、陸上自衛隊の本隊の派……

第159回国会 予算委員会 第9号(2004/03/12、19期、日本共産党)

○八田ひろ子君 日本共産党の八田ひろ子でございます。  坂口厚生労働大臣に伺います。  まず最初に、お配りをしておりますこの資料の、ホチキスで留めてあるのの四枚目をごらんください。これは、鹿児島県の医師会からファクスで鹿児島県下の各医師に今月の三月一日、あ、済みません、これの四枚目です、はい。あて先に「夜間大量F―NET」、医師会に登録された電話番号に一斉に送付されたというもので、文書の内容は重大であります。これ、本文の二行目ごらんください。「今年七月施行予定の第二十回参議院議員選挙の対策として特別会費を徴収する」とあり、特別会費賦課額は連盟会員(日医A会員)一人当たり一万円、徴収方法は社会保……



各種会議発言一覧(参議院)

18期(1998/07/12〜)

第145回国会 共生社会に関する調査会 第1号(1999/02/03、18期、日本共産党)

○八田ひろ子君 日本共産党の八田ひろ子でございます。  きょうは三人の先生、お忙しい中をお出かけいただきましてありがとうございます。  私の方からも、時間がございませんので、特にドメスティック・バイオレンスに関して幾つか教えていただきたいと思うんですが、御指名をしませんので、お三人の先生、それぞれ補足をしてお答えいただければと思います。  まず最初にシェルターのことを伺いますが、小西先生や渡辺先生の方からもお願いしたいと思うんです。  どちらの皆さんからも、公的なシェルターも民間のシェルターも非常に不足をしている、そしてシェルターというものだけでなく、カウンセリングのための専門職の皆さんやある……

第145回国会 共生社会に関する調査会 第4号(1999/05/12、18期、日本共産党)

○八田ひろ子君 私もことしになってから参加させていただいて、大変勉強になり、ありがたいと思っていますし、また今きょうの皆さん方の御意見も聞いて本当にそうだなというふうに思います。  四月に国連に対して日本が回答をした中身、国連の女性の地位向上のところに回答した中身にも、女性への暴力というところで、日本では参議院にこの調査会を設置して女性に対する暴力をテーマの一つとして調査を行っているというのがありまして、私どもの調査会の役割というのが大変責任が重いなというのを痛感しております。  私は、先ほどから皆さんがおっしゃっているように、実態調査をきちんとして、被害女性の総合的な保護とか、あるいは現行法……

第146回国会 共生社会に関する調査会 第3号(1999/12/03、18期、日本共産党)

○八田ひろ子君 日本共産党の八田ひろ子でございます。  さきの国会で、男女共同参画社会の実現が緊急の課題であり、二十一世紀の我が国社会を決定する最重要課題と位置づけられた男女共同参画社会基本法を成立させました。問題なしというわけではございませんで、男女共同参画社会というときに、その最も重要なステージの一つに働く環境があります。  そこで、日本共産党は、国や地方公共団体、国民の責務規定に関して修正案も出し、企業、事業主の責任、責務を明記すべきことを主張してまいりました。このことにつきましては、衆参本会議でも小渕総理は、「男女共同参画社会の形成に当たっては、単に職場だけでなく、あらゆる分野において……

第147回国会 共生社会に関する調査会 第3号(2000/03/01、18期、日本共産党)

○八田ひろ子君 きょうは本当に大変貴重なお話をいろいろといただきまして、ありがとうございます。日本共産党の八田ひろ子でございます。  今いろんな皆さんの御質問また最初の御説明の中でも本当に興味深いお話があったんですが、私は、女性の意思決定過程への参加が社会や政治をどう変えたかという先ほどのお話に大変興味を持ったわけでありますが、そういう観点から、今、五十嵐先生もまた岡澤先生も、企業社会が変わって、五時には終わるようにとか、あるいは労働時間の短縮というようなことをおっしゃいました。  私どもは、国や地方議会、行政の場は無論のこと、企業とかいろんな団体でその団体の政策決定の場に男性が女性とともに参……

第147回国会 共生社会に関する調査会 第4号(2000/03/08、18期、日本共産党)

○八田ひろ子君 今の皆さん方のお話を伺いまして、本当に今までの参考人の先生方の政治だけでなく社会全体の重要なポストに女性が少ないという御指摘や御意見を思い出していました。私は、あらゆる分野の政策決定過程への女性の参画のため、基本的には女性の経済的自立が必要で、今、堂本先生もおっしゃいました女性が働くステージの環境整備が非常に大事だというふうに思っております。  先月、実は雇用均等政策研究会の報告書というのが出まして、これは六月をめどに出されます男女雇用機会均等対策基本方針にも反映されるそうなんですが、その中にも、例えば民間でも千人以上の規模の大企業においては八八年以降男女賃金の格差が拡大をして……

第147回国会 共生社会に関する調査会 第7号(2000/05/10、18期、日本共産党)

○八田ひろ子君 日本共産党の八田ひろ子でございます。  今までのお話の中で出なかった点で私の感じた部分を申し上げたいと思いますけれども、参考人とかあるいは公聴会の公述人からも出ましたいろいろな活動をされている女性のNGOの働きについて、女性議員をつくるという直接的な運動をされている皆さんもありましたし、実際には女性問題だけでなくて幅広くいろいろな問題に取り組んでおられるというお話があって、やっぱりNGOの役割が非常に大きいなということを思いました。  NGOの皆さんが国民の皆さんのさまざまな願いと密接な関係を持って活動されていらっしゃる、それを生かすことは国会と国民との乖離を解消して、国民が本……

第147回国会 共生社会に関する調査会公聴会 第1号(2000/04/26、18期、日本共産党)

○八田ひろ子君 日本共産党の八田ひろ子でございます。  きょうは四人の公述人の皆さんに本当に貴重な御意見をいただきまして、ありがとうございます。  前半の三人の公述人の皆さんも含めて、女性議員の進出にかかわって、政党に対する御要望というんですか、政党がもっと積極的に取り組むべきだとか、あるいは努力をするべきだというような御意見もいただいているんですが、実は私も二十五年前に愛知県の岡崎という町の市会議員をやらせていただいて、その後、県会議員も体験をさせていただきました。女性なものですから、議員をやっておるときに三人目の出産とか夫の両親の看護や介護も体験させていただいて、そういういろんな皆さんにサ……

第150回国会 共生社会に関する調査会 第2号(2000/11/08、18期、日本共産党)

○八田ひろ子君 日本共産党の八田ひろ子でございます。  「リプロダクティブ・ヘルスは、個人、特に女性の健康の自己決定権を保障する考え方。健康とは、疾病や病弱でないことではなく、身体的、精神的、及び社会的に良好な状況にあることを意味する。リプロダクティブ・ライツは、それをすべての人々の基本的人権として位置付ける理念である。」と。二十一世紀の最重要課題とされましたこの答申とか、あるいは先ほど来各省から御説明をいただいたわけでありますけれども、このような国際的な提唱に対して国における取り組みも、総理府が出されております資料を見ましても、これまでの母性保護対策が中心であった施策を生涯を通じた女性の健康……

第150回国会 共生社会に関する調査会 第3号(2000/11/15、18期、日本共産党)

○八田ひろ子君 私も今の意見に賛成でありまして、堕胎罪の問題は、一八八〇年に制定をされて、一九〇七年に一部修正をされていますけれども、人工妊娠中絶に関しては、女性とそれから医師などの施術者が処罰される規定があるということで国際的にも問題になっているというふうに伺っております。また、今経済的な理由で実際に罪にならないのではないかというのが一般に言われておりますけれども、先ほどお話があったように、やはり妊娠中絶に対する、何というのですか、犯罪である、悪いことであるという学校教育ではない教育が実際にはありますし、それが妊娠中絶の機会を失わせて、望まぬ出産ということにもなっているやにも聞いております。……

第151回国会 共生社会に関する調査会 第2号(2001/02/14、18期、日本共産党)

○八田ひろ子君 日本共産党の八田ひろ子でございます。  きょうは、参考人の皆さん、ありがとうございます。  きょうは、女性の経済的、社会的自立支援の中でも雇用関係がテーマになっているわけで、まず最初に私、大沢参考人に女性の賃金格差の是正の問題について教えていただきたいなと思うんです。  女性が経済的、社会的に自立する上で最も大切なことの一つというのが、今問題になっておるのは低賃金とか労働時間が長いとかそういうのがあるんですけれども、女性も男性も日本国憲法で言っている健康で文化的な生活を営むために働く権利がきちんと保障されること、人間らしい生活ができること、これは働いているときもそうですし、働け……

第151回国会 共生社会に関する調査会 第3号(2001/02/19、18期、日本共産党)

○八田ひろ子君 日本共産党の八田ひろ子でございます。  きょうは女性の経済的、社会的自立というテーマでございまして、厚生労働省からいただきました資料にも最初に女子学生の就職の問題、女性が学校を卒業して就職をする入り口の問題が大事かというふうに私も思います。そこでは問題のある企業に対して指導を実施しているというふうに書かれておりますけれども、女子学生が、例えば企業名を挙げて相談をした場合にきちんとその相手の企業にも指導が行き届くのかどうか、まずお伺いしたいと思います。
【次の発言】 必ず御指導いただけるという答弁をいただきまして、今とりわけ若い方の就職難ということが大変社会的に大きな問題になって……

第151回国会 共生社会に関する調査会 第6号(2001/05/14、18期、日本共産党)

○八田ひろ子君 日本共産党の八田ひろ子でございます。  先ほど林理事が話された中身が主な私どもの考え方なんですけれども、それにあわせまして、女性の経済的・社会的自立、男女共同参画の観点に立った社会保障制度の在り方を考える上でも、今出ております選択的夫婦別姓の実現というのは重要だと思います。きょうは与党の委員からも御指摘があって大変心強く思うんですが、私ども野党もこの国会に法案を提出しておりますので、ぜひ実現をしていただきたいというふうに思うんです。  そして、ドメスティック・バイオレンスの法律をつくるときにも大変問題になったんですが、女性が自立するのに大変困難ないろいろな制度が今の日本にある、……

第151回国会 共生社会に関する調査会 第7号(2001/06/04、18期、日本共産党)

○八田ひろ子君 日本共産党の八田ひろ子でございます。  きょうは、男女共同参画担当大臣ということで官房長官にお考えを伺いたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  男女共同参画社会基本法ができまして、法に基づいての男女共同参画基本計画というのが昨年十二月に出されました。そこではいろいろと今までの皆さんの御努力も書かれていて大変ありがたい部分も多いんですが、実は男女共同参画ビジョンとか二〇〇〇年プラン、あるいは男女共同参画審議会の答申、こういうところで記載をされて最も実効あると思われているものが実は切れているところがあるんです。  最も女性たちが期待をしていたものの一つに、給与から年金まで……


19期(2001/07/29〜)

第154回国会 共生社会に関する調査会 第1号(2002/02/13、19期、日本共産党)

○八田ひろ子君 恐縮でございます。日本共産党の八田ひろ子と申します。  まず、お二方にちょっと教えていただきたいと思って質問をさせていただきますが、まず最初に吉田さんの方に。  大変、法改正に向けての今までの大きな運動を背景に御説明をいただいて、ありがとうございました。そこで、ちょっと周辺的というんですか、改正の前提ということで物的、質的な充実が必要だというふうにおっしゃっていただきましたので、シンポジウムとかいろいろなさっていて、そういう中での実情をもう少しお示しをいただきたいというふうに思います。  とりわけ、お三方ともお触れになりました児童福祉司とか、あるいは児童養護施設の充実という面な……


※このページのデータは国会会議録検索システムで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2022/12/09

八田広子[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 質問主意書



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