小川豊明 衆議院議員
28期国会発言一覧

小川豊明[衆]在籍期 : 25期-26期-27期-|28期|-29期
小川豊明[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは小川豊明衆議院議員の28期(1958/05/22〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は28期国会活動統計で確認できます。

■本会議へ ■委員会へ ■各種会議へ

本会議発言一覧(衆議院28期)

 期間中、衆議院本会議での発言なし。
小川豊明[衆]本会議発言(全期間)
25期-26期-27期-|28期|-29期

■ページ上部へ

委員会発言一覧(衆議院28期)

小川豊明[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
25期-26期-27期-|28期|-29期
第29回国会(1958/06/10〜1958/07/08)

第29回国会 決算委員会 第2号(1958/06/25、28期、日本社会党)

○小川(豊)委員 労働省の方と会計検査院の方にちょっとお尋ねいたしたいのですが、不当事項の中に三十年度と三十一年度において「保険給付の適正を欠いたもの」というのと、次に是正させた事項の中に、「失業保険保険料等の徴収不足を是正させたもの」、こういうのがあるのですが、これを見ると三十年と三十一年と同じ県で数県ダブってそういうことが行われているのですね。三十年にも指摘されていながら、三十一年にもまたあるというような傾向が見えるのですが、これは一体どういうことなのか。会計検査院でもこういうことは指摘してあるんだから、三十一年には、ほかの県にはあっても、その県でだけはないということが当然でなければならぬ……

第29回国会 決算委員会 第4号(1958/07/02、28期、日本社会党)

○小川(豊)委員 今の鈴木委員の御質問でほとんどその要点は尽せたわけですが、私も決算委員になっておって、一つの白血球的な存在だと思って、できる限りまじめにやってきておったわけですけれども、結果から見ると、一生懸命それを審議していっても、その形というものは年々出てくるということで、少しく任務に対して自信を失っているような気持があるわけです。そこで、そういう点は今鈴木委員からるる申し述べられたので、一つ具体的に言いますと、問題の一番指摘されている不当とか不正とかと批難されている事項の中には、各省の予算執行をねらってその外郭団体との関係が非常に多いわけなんです。ところが、その外郭団体の首脳部になって……

第29回国会 決算委員会 第7号(1958/08/22、28期、日本社会党)

○小川(豊)委員 ただいま山田委員から防衛庁の飛行機購入について非常に重大な説明が行われたわけでありますが、これは国民の血税が乱費されている、あるいは飛行機会社に売り込み戦の問題が種々ある、そういうことももちろん重大な問題でありますが、私の考えるところによると、今山田委員の報告を聞いておりますと、責任ある政府の首脳部がまだ決定もしていないものを、防衛庁当局が強引にそれを購入に押し切ろうとしておることが言葉の中に出てきているのであって、これこそ私は国の将来のために最も重大な問題である、こう考えざるを得ないのであって、この点をもっと明確にすべきである、そうして政治の責任というものをはっきりすべきで……

第29回国会 決算委員会 第8号(1958/09/02、28期、日本社会党)

○小川(豊)委員 この決算委員会は、閉会中にもかかわらず防衛庁の予算の執行について審議することになったわけでありまして、しかもこの防衛庁の次期戦闘機の新機種決定に当っては、各航空会社の売り込み戦は防衛庁を中心にして猛烈に展開されておると言われておるわけであります。従って、国民の疑惑もきわめて深いものがありまして、ことに一千億の空中戦だとまで言われているのであります。今まで決算委員会は、いつも使ったあとのことの不正不当というようなことを論議しておりました。それでは全くあとの祭で、かかることを未然に防いで国民の疑惑を一掃する目的でこの委員会は開かれたわけであります。しかるにこの委員会に、国防会議の……

第29回国会 決算委員会 第9号(1958/09/09、28期、日本社会党)

○小川(豊)委員 非常に時間が制約されていますので、いろいろお聞きして結論的なものを得たいと思ったのですが、そういう時間がありません。大体結論的なものだけお尋ねすることにしたいと思います。  そこでこの、一応内定したという発表があったわけですが、防衛庁ではF11Fですか、国産準備委員会を作ってすでにこの実現に踏み出してしまっているような感じを与えるわけです。そこでこの一応内定という発表を議長であるあなたはどう理解し、どう受け取られたか。この点をまず伺いたいと思います。
【次の発言】 この問題が起りますと、与党の方では八月の二十二日に急遽党の六役会議を開いて、このF11F―1Fを内定したことを一……

第29回国会 決算委員会 第10号(1958/09/16、28期、日本社会党)

○小川(豊)委員 関連して。今、山田委員から証人に川島さんを再喚問してほしい、こういうお話でしたが、それなら私も一つつけ加えてもらいたい。一般の人たちが外国に出張する場合に、外貨が不足だというので、なかなか外貨は許可しない。しかるに先般の川島幹事長の行かれたのは療養のためとかいうことを証言されているわけです。従って、そういうものに対して外貨はどういう形で許可されたのか、幾ら許可されたのか、こういう点から、外貨割当に関する担当の人を一緒に呼んでいただきたい。それから永田大映社長を呼んでいただきたい。
【次の発言】 岡証人にお尋ねしますが、あなたは防衛庁に勤務していたことがありますか。

第29回国会 決算委員会 第11号(1958/09/26、28期、日本社会党)

○小川(豊)委員 きょうは大へん午後から荒れて、交通も途絶するそうですから、私もなるべく簡単にお尋ねしますから、あなたの方もごく簡単にお答え願います。  そこで、第一にお尋ねしたいのは、先般まで防衛庁の幕僚としてあなたのもとで働いていた岡幸昌という方は、あなた御存じでございますか。
【次の発言】 この岡君は防衛庁の幕僚として、またあなたの部下としてりっぱな人であって、有能な人であったでしょうか、あるいはそれとも信頼するに足らない、また能力乏しい人であったのか、どういうふうにあなたはお考えになっておりますか。
【次の発言】 そうすると、大へんに技術屋としても能力のあるりっぱな人であった、こういう……

第29回国会 建設委員会 第6号(1958/07/09、28期、日本社会党)

○小川(豊)委員 直轄河川の利根川の工事負担金を関係府県に分担させておりますが、これは、一体どういう法律によって分担させているのか。それから分担金は、府県によって違っているようであります。その違う理由と、それはどういう根拠に基いて算出しているか、お尋ねいたします。
【次の発言】 私の聞いたのは、こういう負担金を分担させていくのですが、これが各府県において相当な赤字の原因にもなっておるのです。従ってそういう分担金をかけるのには、その分担金をかける法律があるだろう、その法律はどういう法律だということを言っているのが一点。次に聞いたのは、この分担金が違う理由はどうか、算出の根拠はどうなのか、これは今……

第29回国会 建設委員会 第7号(1958/08/30、28期、日本社会党)

○小川(豊)委員 一日に委員会が開かれるそうで、私、一日にお尋ねする資料というようなことでお尋ねしたいと思います。  数府県にわたる直轄河川は建設省が直接改修をやっておられる。そこで、直轄河川というの、日本に一体どれくらいあるか。さらに、直轄河川ですから、府県等では手をつけることができない。これは、当然建設省で改修等をやられると思う。そうすると、各府県に負担金がかかってくる。この負担金を各府県が背負うのはどういう根拠からですか。それから負担金の割合が各府県違っておる。その違うのはどういう根拠からですか。  いま一つは直轄河川工事のために、逆に河床が下ったことからだろうけれども、塩害が起ってきて……


■ページ上部へ

第30回国会(1958/09/29〜1958/12/07)

第30回国会 決算委員会 第3号(1958/10/27、28期、日本社会党)

○小川(豊)委員 ちよつと関連してお尋ねしますが、あなたはこの土曜日、日曜日には夜の十一時ころまで家におりませんでしたが、どこかへ出ておられましたか。
【次の発言】 そうすると、それは役所におられたのですか。
【次の発言】 私の聞いているのは金曜、土曜じやないです。土曜、日曜ですよ。土曜にもおらなかつた、日曜にもおらなかつた。従つて日曜にもあなたは役所に出てその説明をされておられたのか、こういうのです。
【次の発言】 そうすると、あなたは今日ここの委員会へ出席するについて大川さんと会つていませんか。
【次の発言】 電話でも打ち合せはしませんか。


■ページ上部へ

第31回国会(1958/12/10〜1959/05/02)

第31回国会 決算委員会 第3号(1959/02/13、28期、日本社会党)

○小川(豊)委員 吉村証人にお尋ねすると同時に、きょうは参考人として森脇参考人が出るわけになっておった。今、委員長から、森脇参考人が出られないという届出があった、こういうことですが、そこで、念のために、その森脇参考人の届出の文書を、委員長において読み上げてもらいたいと思います。
【次の発言】 関連して、一つお尋ねします。今、山田委員の質問に対して、あなたは謝礼はどのくらいだかよくわからない、こういう答弁でした。この前もこの委員会に出られたときに、私の質問に対して、「以前から、どういう関係でございましょうか、非常にウマが合いまして、非常に親しいつき合いで、今晩飲もうじゃないかというふうなことでた……

第31回国会 決算委員会 第5号(1959/03/03、28期、日本社会党)

○小川(豊)委員 三十二年度予算を見ますと還付加算金が九億計上されていますが、これはすぐ足らなくなって予備費から一億出しておるわけです。ところが三十三年度予算は還付加算金の方は五億に減っております。従って足りなくなって予備費の方から十月に一億、十二月に三億支出しておるわけです。三十四年度になるとまた十億になっている。これは十億という還付加算金が当然要る、必要だということがわかっていながら、どうして三十三年度にはこれを五億に減らし、そして予備費の方からそういうふうに出しているか。これは当然予算として十億必要なら十億を計上しておくべきでなかったか、こう思うのですけれども、この点についての御答弁を願……

第31回国会 決算委員会 第6号(1959/03/05、28期、日本社会党)

○小川(豊)委員 ちょっと関連して尋ねますが、こういう二億という巨額な金を、一般から、ことに学童等からまで集めて募金した、そして一千数百万円が不当に使われた、こういうことを今お聞きしたのですが、そこで募金をする場合には、勝手に募金はできないはずなんで、募金には一つの制限があり、許可が要ると思うのです。こういう募金の許可は、どこの主務官庁で許可するわけですか。これはあなたの方、文部省なら文部省でこの募金等は許可しているわけですか。
【次の発言】 そうすると、これは各都道府県から募金したんだから、各都道府県知事が許可した、こういうことでございますか。

第31回国会 決算委員会 第8号(1959/03/10、28期、日本社会党)

○小川(豊)委員 長官は参議院の方で用があるそうですから、お尋ねいたします。新聞で見たのですから、正確であるかどうかわかりませんが、きのうか、おとといの国会の答弁で、総理が、防衛庁の経理をもっと明確にと、放漫にならないように、防衛庁の長官が就任するときにその点は特に注意しておいたんだ、こういう答弁をなさっておるということが新聞に出ている。そうしてみると、防衛庁内には経理に対しては相当放漫であり、ずさんな点があったということを総理自身もかなり苦慮しておったから、そういう答弁をなされたと思うのです。三十一年度の報告を見ますと、「物資の調達は、その要求が年度後半に集中する傾向が見受けられ、取り急いで……

第31回国会 決算委員会 第9号(1959/03/12、28期、日本社会党)

○小川(豊)委員 議事進行。一時から本会議があるということですから、午前中はこれでやめて、あと午後本会議が済んでから再開したいと思います。  そこで一点伺いたい。先ほど森脇参考人は、非常に重要な書類をお持ちになっておる、必要とあらば出してもよろしい、こういうお話であるからつ、これをぜひお出し願うようにしてもらいたい。  それからさらにいま一点は、ロッキードだとかグラマンだとか、グラマンが中止になったような形になっているところにまたノースロップというような飛行機の運動が行われ、しかもこれに対しては国防会議の議長も防衛庁の長官もこれを強く支持しておるというようなことで、やはり通産省の堀田参事官は猛……

第31回国会 決算委員会 第10号(1959/03/13、28期、日本社会党)

○小川(豊)委員 長官にお尋ねしますが、長官は、まだ就任後、日が浅いわけですから、防衛庁の細密な動きについての御認識はないかと思うのですけれども、今、問題になっているいわゆる次期戦闘機の問題は、昨年の四月二十日に内定したわけです。ところが、その後この購入は、いろいろな問題があって一時中止になった、こういうことが発表されていますが、このことは御承知でございましょうか。
【次の発言】 そうすると、新しい次期戦闘機は内定したが、いろいろな事情で、それを購入の手続はしておらないで中止しておるが、これは内定を中止したのではない。こういうことなんですが、その理由としては、アメリカのその後の新しいいろいろな……

第31回国会 決算委員会 第11号(1959/03/17、28期、日本社会党)

○小川(豊)委員 関連して。今あなたは、はっきりしないと、こう言っておられますが、これは二月十三日のこの委員会で私がお尋ねし、淡谷委員のお尋ねの中で、あなたはこういうふうに答えています。「ただ実際問題として天川氏にこういう作業をやっていただきたいと頼んだのは、使者に立ったのは私でございます。ただその文書を届けたのは、またこれは別でございまして、私よく承知しておりません。」その次にまた私の質問に対して、「そういう作業をしてもらいたいという実体的なお願いに上ったのは私でございますから、むろんその手続面」――手続面というのは文書ですよ。「手続面が完了したときには、そういう作業の委託を受けたということ……

第31回国会 決算委員会 第12号(1959/03/20、28期、日本社会党)

○小川(豊)委員 次期戦闘機の問題は、昨年の八月二十二日に初めて当委員会で取り上げられまして、自来調査を進めて今日に至ったのでありますが、委員会においては本問題の打ち切り説まで出たくらい長くかかっているわけです。私はいまだに納得のしかねる点が幾つかあるわけであります。この点について以下お尋ねいたします。今まで私が不勉強な点があって、当局であるあなた方から見れば、このくらいのことがわからないのかという点があったかと思います。しかしながら、一方われわれから言うならば、防衛庁並びに国防会議の方々の答弁は、その場さえ切り抜ければ、あとはどうともこっちのものだというような答弁内容です。これが双方からみ合……

第31回国会 決算委員会 第14号(1959/03/26、28期、日本社会党)

○小川(豊)委員 まず第一に、高橋証人にお尋ねしたいと思います。あなたの職責をお尋ねしますが、あなたは防衛庁の防衛局第一課長という立場におられますが、第一課長というのは、どういう仕事をおもにおやりになりますか。
【次の発言】 きようは、たくさんの質問者がありますので、私もなるべく簡単にお尋ねしますから、あなたの方もできるだけ簡単にお答え願えればけつこうだと思います。  そこで、先般問題になっておる点からお尋ねしますが、日米共同防衛の立場からいうならば、日本で整備をする戦闘機というもの、アメリカで必要とする戦闘機というものは、相互に援助し合う、相互支援をなし得るということが共同防衛の一つの大きな……

第31回国会 決算委員会 第15号(1959/03/27、28期、日本社会党)

○小川(豊)委員 一番先に防衛庁長官にお伺いしたいしと思いますが、先般廣岡事務局長が見えて、お尋ねしたときに、これは私の方の所管ではなくて防衛庁の所管だ、こういうので、お聞きしない点があったわけでして、その点からお尋ねしたいと思いますが、その前に私は次期戦闘機を購入するという一つの基本的な問題についてお伺いしたわけです。日本の防衛のために多大な国費を費して購入され、準備される戦闘機であるからつ、その戦闘機は日本の防衛計画に基いて、どういう性能の戦闘機が日本にとって必要か。その必要からこういう機種の決定はなさるべきではないか、またなされているのではないか、こう思いますが、どうですか。

第31回国会 決算委員会 第17号(1959/06/12、28期、日本社会党)

○小川(豊)委員 私は調査に入る前に、決算委員会の一つの権威というような問題について、委員長並びに十河総裁にお尋ねしたい、こう思っておったわけですが、きょう血圧が高いというので、十河総裁は見えておりません。十河総裁が見えておられないとすると、私が質問しようとする決算委員会の権威に関する問題というのは、ほとんどポイントがなくなるわけであります。  それはどういうことかと申しますと、この志免の問題が四月末に理事会で取り上げられて、調査をしよう、こういうことになったときに、この志免の価格というものは七十億くらいの価値があると言われていて、それが十億かそこらで払い下げられるということの一つの疑問。さら……

第31回国会 建設委員会 第2号(1958/12/18、28期、日本社会党)

○小川(豊)委員 京葉工業地帯造成ということを非常に大わらわになってやっておられます。これは、大へんいいことでありますが、ちょっと心配になるのは、あそこに用水源がない。あそこに非常に大工場がたくさん出てくる場合に、用水を一体どこからとるのですか、用水対策というものを承わりたい。たとえば江戸川からとるとか、印旛沼からとるというような問題を聞いておりますけれども、印旛沼からとるとすれば、あそこは農林省の干拓計画と建設省の計画が一致していない。そういう点からいって、どんどん工場ができてくるが、用水源というものがなくて非常に問題になっております。従ってこの用水対策というものをどこに求めるか、この点を、……

第31回国会 建設委員会 第15号(1959/03/06、28期、日本社会党)

○小川(豊)委員 今お聞きしておりますと、さっき木村委員の発言に対して、次官の答弁は賛成しておるのです、趣旨としては。東京都の交通を緩和するためには、東京都だけでなく、結局そこの関連する都市にも及ぼさなければできないのじゃないかという質問に対しては、そういうことがあり得ると思う、これは、付近の市町村に対して及ぼすことがあり得るということを、あなたはさっき答弁しておられる。それに対して武藤委員の方から、それでは、私の意見にもあなたは賛成したのだから、首都圏にしたらいいじゃないかと言っておる。首都圏にするしないは別として、あなたの方も、そういうふうに認めておるならば、なぜ東京都、いわゆる首都という……

第31回国会 建設委員会 第17号(1959/03/13、28期、日本社会党)

○小川(豊)委員 関連してちょっとお尋ねしますが、生活費に占める住宅費の割合、たとえばこれはアメリカとか、イギリスとか、オランダとか、イタリアとか、こういうような各国の所得というよりも、生活費に占める住宅費の比率というのはどうなっていますか。それと日本との比較はどうなっていますか。さらに生活費に対して住宅費の占める比率はどの程度が適当であるかということを、あらかじめお調べになっておればお尋ねしたい。それから公営住宅の管理費は平均どのぐらいになっておるか。さらに具体的に、所得の把握というのは、一体だれが、どんな権限でどうしてするのか。家族一人ふえると千円控除するというのが、この内容になっておるよ……


■ページ上部へ

第33回国会(1959/10/26〜1959/12/27)

第33回国会 決算委員会 第1号(1959/11/04、28期、日本社会党)

○小川(豊)委員 決算委員会の東北方面の現地調査をいたしましたので、調査報告を申し上げます。  青森、秋田両県下にわたる防衛庁、林野庁関係、及びそれに付随して秋田の石油資源開発並びに八郎潟干拓状況の現地調査は鈴木委員長と私、小川が派遣され、現地では淡谷委員が有志参加されました。期間は八月二十日より二十五日まで、六日間にわたって視察してきたわけでございますが、ごく簡単に概要を御報告いたします。  まず防衛庁関係では、二十一、二日の両日に、海上自衛隊八戸航空隊、陸上自衛隊八戸駐屯第五普通科連隊、航空自衛隊三沢基地北部航空方面隊司令部において、それぞれの設立より今日に至るまでの沿革、現状説明を聴取し……

第33回国会 決算委員会 第2号(1959/11/06、28期、日本社会党)

○小川(豊)委員 奥村政務次官がお見えになっておるようですから、主として管財局関係についてお尋ねしたいと思います。  昭和三十三年三月の大蔵省の報告の第二次国有財産白書というものを見ますと、総額は二兆二百九十二億円という膨大なものになっています。この膨大な国有財産は民間委員を含めたところの審議会にこれを諮問して、売却、貸付などを行ない活用しているわけですが、まだ効率的な利用という面では改善の余地が残されているということを白書は認めているわけです。今後この運用について当局はどういうふうなお考えを持っておられるか、この点をまずお尋ねしたいと思います。

第33回国会 決算委員会 第3号(1959/11/11、28期、日本社会党)

○小川(豊)委員 これからお聞きしようとするのは証券の問題ですが、これは私もしろうとですし、またこれの波及する問題も考えなければなりません  ので、自分では特に気をつけて質問するつもりですけれでも、答弁の方もその点を勘案して答弁願いたいと思います。  私がなぜこういうことを聞くかと申しますと、私、数年間、ずっと前に大蔵委員をしておったときに、例の保全経済会の問題があって、あのときに大蔵委員会としてはずいぶんこの点についての注意等を大蔵省側にも喚起していたわけですが、大蔵省としては、当時調査する、研究するということで、  一年半ばかりそのまま過ぎてしまって、とうとうああいうことになって、利用者が……

第33回国会 決算委員会 第4号(1959/11/13、28期、日本社会党)

○小川(豊)委員 関連して。一点だけ長官にお尋ねします。  私は、戦闘機を購入するということは、国防上の立場からあなたはお買いになるのだろうと理解しているのです。ほかの問題ではなくて、国防上の必要からあなたは戦闘機を、いろいろ世論もあるけれども、買わなければならぬ、こういうことでお買いになるのだろうと思う。今、お聞きしていると、買うことは国防会議できめるけれども、それをどこへ発注するとかなんとかいうことは、これは通産大臣がやる権限だ。こう言うが、私は国防上、いわゆる防衛上こういうものを買うならば、どこへ発注するということはやはり国防と重大な関係があるので、通産大臣がやること自体が私には納得がい……

第33回国会 決算委員会 第7号(1959/12/02、28期、日本社会党)

○小川(豊)委員 ちょっと関連。今、森島さんから書類が出されたが、あなたの方はこれを否定しておる。これは外務省で扱ったものではない。そうすると偽物だということになるのですね。
【次の発言】 これは第二一一号、こうなっております。あなたはこういうものを扱っていないというならば、二一一号というものはほかのものがあるはずです。
【次の発言】 ぜひ一時に打ち上げたいということですから、内容を読みませんが、防衛庁関係で一一号から二三号までが不正がありあるいは不当である、また不用意である。その結果多額の国費がむだづかいされておる。これは検査院の報告書を見てもわかる通りです。そこで、各省関係機関にもそれぞれ……

第33回国会 決算委員会 第8号(1959/12/04、28期、日本社会党)

○小川(豊)委員 文部省の方は、さすが批難事項その他もきわめて少ないわけで、非常に私ども意を強うするのです。  そこでお尋ねしたいのは、東京都において、本年九月ですか、東京都、体育協会、文部省の三者の連絡協議会で、五年先のオリンピック東京大会の組織委員会を三十名程度で結成された。今後の運営にあたって、これまで問題になった点をどう処理されるつもりであるか。この運営委員会は、オリンピックの募金その他についていろいろ問題があったわけですが、今後これをどういうふうな運営並びに処理をされるのか。以下この点、私、もう少し具体的にあげてお尋ねしたいと思います。  これは本年の八月、オリンピック後援会の事務局……

第33回国会 決算委員会 第9号(1959/12/09、28期、日本社会党)

○小川(豊)委員 三十二年度の決算報告に入る前に、ちょっとお尋ねしたい点は、漁港は当然水産庁の下に属することだと思うのですが、銚子は漁港ですか、商港になっておりますか。
【次の発言】 お尋ねしたいのは、私の調べてきたのと違っているかしりませんが、昭和三十一年から昭和三十四年十一月末までにここでは遭難が十七回あって、うち死亡、行方不明等は五十二名になっておる。船が難破し沈没した、乗り上げた、こういうのが従って十七回あるわけでありますが、  この数字と、あなたの方の数字は違っておりますか。
【次の発言】 数字が今なければいいが、私の地元で調べたのではこういうふうになっておるわけです。そこで考えなけ……

第33回国会 決算委員会 第10号(1959/12/11、28期、日本社会党)

○小川(豊)委員 関連質問。今、局長の答弁をお聞きしていて私が不思議に思ったのは、初めから――源田さんはなるほどすぐれたパイロットであるということは、これは私も認めます。しかしこれを非常に偶像化して、神格化するような少し手の込んだ宣伝をしているのではないか、こう思っておった。ところが、今お聞きすると、源田さんがあちらへ行って調査したことは、最初からわかっていたのだというあなたの御答弁だった。あなたは源田さんがあちらへ行って、機種はロッキードだということは初めからわかっておった、こういうことなんですか。どういうことなんです。
【次の発言】 今あなたの答弁を聞いて、それはそれでわかった。ただし今の……

第33回国会 決算委員会 第11号(1959/12/16、28期、日本社会党)

○小川(豊)委員 私はこの事件で不可解に思っておるのは、非常に想像もつかない大量が紛失した。しかもその行く先がわからない。告発されても捜査が行なわれていない。いま一つは、なくなったことがわかってからも、倉庫に保管料を払い、さらに倉庫に委託をしているというようなことが疑問として出てくるわけであります。  この点をお尋ねする前に、この亡失という言葉がいいか悪いかは別として、このなくなったものに対する弁償の規定は、どういうふうになっていますか。
【次の発言】 その次に、これはさまざまな弁償の規定が、事故の原因によって違ってくることを承知しております。こういうように、紛失した管理者が管理を怠ったのでは……

第33回国会 決算委員会 第12号(1959/12/22、28期、日本社会党)

○小川(豊)委員 私は質問を申し上げる前に、一応資料の提出をお願いしておきたいのです。これは答弁でわかればいいのですけれども、米や麦が亡失したことについて、これは千葉県の船橋だけでなくて青森もなくなっている。それから埼玉にも、鹿児島にも、宮城にもあるわけです。これをどういうふうにしたらいいか。年度で三俵とか五俵とか、ごくわずかのものを事故なら事故で出すのは、あなたの方で大へんだと思いますから、この四カ所でいいと思うのです。この四カ所のなくなった数量と倉庫、保管業者の氏名、業態、事故の原因と思われる理由とその処理、こういうものを、これは年末でそう審議している時間もないと思うから、資料で出していた……

第33回国会 決算委員会 第13号(1959/12/23、28期、日本社会党)

○小川(豊)委員 永野さんにお尋ねします。永野さんは川崎航空の副社長として、次期戦闘機の決定については会社を代表して、いろいろな経過を承知され、運動なさっておる立場であると思いますが、戦闘機決定についてのあなたの会社における役割をお尋ねいたします。
【次の発言】 そうすると、二人の副社長がおられて、あなたは技術の方だけを担当しておられるから、受注をするとかいうことには関係なく、ただ生産の方だけの御関係だということになるのですか。どうなんですか。
【次の発言】 そうすると、あなたの方の会社とロッキード社の関係は技術提携ということを言われておりますが、これは代理店とは違って、技術提携というのは、一……


■ページ上部へ

第34回国会(1959/12/29〜1960/07/15)

第34回国会 決算委員会 第2号(1960/02/05、28期、日本社会党)

○小川(豊)委員 食糧庁にお尋ねいたしますが、きょう三十二年度の農林関係をあげた方がいい、こういう御意見もあるので、できる限り私の方も簡略に質問いたします。そこで前に残っておる船橋問題は、これは関係者が逮捕せられたということであるから、船橋の問題については、ここであまり議論するよりも、調べた結果でも報告してもらうということでいいと思います。  そこでお聞きしたいのは、この問題と同じような問題――御承知のように埼玉にも麦がたくさんなくなっている。それから青森でもなくなっている。これは三十三年度の会計検査院の報告に出ています。出ていますが、そのほかに、この前お聞きしたときには、これだけか、大体この……

第34回国会 決算委員会 第3号(1960/02/10、28期、日本社会党)

○小川(豊)委員 運輸省で人手が不足なのか、何か民間から建物を借り上げたり、あるいは民間から人を借りておるのか、運輸省自体の人でない要員を、あるいは建物を使っている、こういうことを聞いているが、そういう事実はありますか。たとえば、もっと具体的にいえば、陸運局というのは運輸省でしょう。そういうところでは、人員、要員が足らないというので、民間から人を借り上げておるのか、あるいは寄付行為によって別に雇っておるのか、そういうことがある。あるいは建物も借りておる等のことがあるということなんだが、そういうことはありますか。
【次の発言】 私は、今の御答弁と違ったことを聞いておるのです。会計検査院等で検査に……

第34回国会 決算委員会 第4号(1960/02/12、28期、日本社会党)

○小川(豊)委員 僕は、資料要求だというから、資料要求で済むかと思ったが、今資料要求する前提としてお聞きしたいのは、世銀の金を借りにいくのには、借りられる条件というものが私は必要だと思う。採算の合わないものは、これは貸すはずはないんで、採算がとれるから貸すということで、九州電力の事情が必要だということと、金を貸すということは、これは別なんです。だから、そこで、今田中委員が言われているように、あなたの方では、これが成功することが望ましいことだということは、条件を整えるということでなければ、これは借りられないと思う。そこで、今田中委員のお聞きしているのは、その条件を整えてやるには、結局、電気料金を……

第34回国会 決算委員会 第5号(1960/02/17、28期、日本社会党)

○小川(豊)委員 この四七四号までの指摘された各事項について、建設省当局のとつたその善後措置について、まず第一にお伺いいたしたい。
【次の発言】 四五七号から四七四号までずっとあるわけです。それを続けて説明して下さい。
【次の発言】 会計検査院にお尋ねしますが、こういうふうに指摘されて、これに対する措置というものはここにこう出ておりますが、会計検査院の検査は、こういう事業全般をやったのですか、工事の何パーセントをあなたの方は検査しましたか。
【次の発言】 こういう工事に関しては、農林省と比較すると、大へんに建設省の事項が少ないということがよくわかる。この点は、われわれも非常に建設省の努力の跡は……

第34回国会 決算委員会 第6号(1960/02/19、28期、日本社会党)

○小川(豊)委員 この開発銀行の金は国家の金ですし、それから世界銀行から借りるとしても、これは国が保証する金なんです。従ってこれは非常に公正に使われなければならぬと思うのです。そこで今田中委員がこういう重要な発言をしておるのですから、この発言は、まさか田中委員が個人で発言をしておるのではなくて、田中委員が、国民にかわってこの問題をただそうとして発言をしておると私は思います。これも間違いない。今そういうふうに事例を具体的にあげて質問をされたのだから、あなたの方も、あなた自身の主観でそういうことはないと思っておるというのではなくて国会で、この席上でそういう発言がされた以上は、これは田中委員が国民に……

第34回国会 決算委員会 第7号(1960/02/24、28期、日本社会党)

○小川(豊)委員 関連して。これはおかしいじゃないですか。あなたいろいろ答弁しているけれども、今聞いていると、正確によくて安いものを買う、そのために納期を指定する、こういっているでしょう。そのために入札もするんだろうが、入札には指定基準というものがあるでしょう。指定基準を厳格に守りさえすれば、これはいいわけなんです。しかし、この報告を見ると、二百八十万不経済になっていると指摘されている。高く買っている。それから納期の点から言うと――僕は断路器ってどんなものか知らぬけれども、この納期を見ると、これはほかと関連した品物でしょう。変電機械と同時に使用するものでしょう。そうすると、その購入は同時に入れ……

第34回国会 決算委員会 第8号(1960/02/26、28期、日本社会党)

○小川(豊)委員 関連して。今トンネル会社はないと言ったが、トンネル会社がないことはけっこうだ。私は委員会ではこの点はお聞きしまいと思っておったが、あなたがないと言ったので……。前回私がお尋ねした中で、私今でもふに落ちないのは、公共建物株式会社というのがありますね。そしてこの下で仕事をやっておりますが、あの公共建物株式会社というのは、電信電話公社以外の仕事はやってないでしょう。そして自分では一つも仕事をしないで、みな人に渡しているでしょう。私は現に去年見てきた。この落札者は、指名を受けたのは公共建物株式会社だが、工事をやっているのはほかの会社です。あれはトンネル会社じゃないですか。僕はトンネル……

第34回国会 決算委員会 第9号(1960/03/02、28期、日本社会党)

○小川(豊)委員 きょうは、たくさん各公庫関係があるわけですが、今検査院の報告を聞いていても、農林漁業金融公庫に数点あるだけで、あとはないということで、これはまことにけっこうなことだと思います。しかも、きょうは一時から、この委員会室をほかの委員会で使いたい、こういうことだそうそうですから、ごく簡単にお尋ねしたいと思います。  まず、国民金融公庫にお尋ねしますが、国民金融公庫は、市中の一般の金融機関からは融資を受けることが困難なものに対して貸付を行なっているわけですが、そこで、中小企業とか零細企業とかに対しては、非常に大きな力になっているわけです。検査院の指摘にも、不正事項とか不当事項とか、そう……

第34回国会 決算委員会 第10号(1960/03/04、28期、日本社会党)

○小川(豊)委員 開発銀行の資本金の現在額というのは、幾らですか。
【次の発言】 開発銀行の資本金は、今お聞きの通り二千三百三十九億なんですが、この資本金は、現在ガリオア、イロア資金の返済問題と密接な関係が出てくるのじゃないか、こう考えられるのです。開発銀行の資本金は、復興金融金庫の継承分と見返り資金の継承分で、約九〇%くらいを占めているのではないか、こう考えるのですが、これはどういうふうになっていますか。
【次の発言】 ところで、この中で、見返り資金の継承分というのは、明らかにガリオアあるいはイロア資金そのものであるし、また、復金の継承分も、見返り資金の復金債償還を考えると、実質的にはガリオ……

第34回国会 決算委員会 第11号(1960/03/09、28期、日本社会党)

○小川(豊)委員 今御説明を聞いて次会審査をする、こういうことになっておりますので、次会に要求したのではまたおくれてしまうじゃないか、そういう点から、ごく簡単なことですけれども、この昭和三十三年度一般会計予備費使用総調書その二とその一、これを見ていると、私もまだ詳しく末尾まで見ないのですが、この予備費というのは予測し得なかった事態に対する支出というものが主たるあれになってきているわけですが、これを見て、予備費でなくて、当然一般会計の中に入れられるべきでなかったかと思われるようなものまでが入っているように予想されるわけです。そこで、本年度、前年度、前々年度、同じような形で予備費として要求してきた……

第34回国会 決算委員会 第12号(1960/03/11、28期、日本社会党)

○小川(豊)委員 前の水曜日の決算委員会で、この予備費の資料として要求してあったわけですが、その要求は、一つは一般予算にすでに組み入れて出すべきような性質のもの、すなわち前年度も前々年度も同じような形で予備費が要求されているものがあるではないか、こういう点から、資料をお願いしたわけですが、その資料というものが今ここに出たわけです。この資料に対する説明をお願いしたいわけです。
【次の発言】 今御説明をお聞きしたわけですが、おっしゃる通りに、予備費というのは予測し得ない費目に対して組むわけですから、そこで私がこういう資料をお出し願ったのは、こういうものは、予備費としてとっておくのでなく、一般会計に……

第34回国会 決算委員会 第14号(1960/03/30、28期、日本社会党)

○小川(豊)委員 今高橋さんから御質問がありましたので、大体その点は了解したのですが、私どもが今度この問題に取り組まなければならなくなったというのは、今までは、実は慣例だけで国会は審議してきていたわけです。しかし、いよいよ問題にぶつかってみますと、先般予備費の審査があって、予備費が議案としてかかった。予備費は、御承知のように、議案として出てきますから、これは議決しなければなりません。そういう点から、予備費は議決しながら、一般の普通の決算の方は、これは報告のような状態になっています。ここに矛盾があるのではないか、こういう点からこの問題が出てきたわけなんです。そこで私は、これは先生にお聞きするのは……

第34回国会 決算委員会 第15号(1960/04/01、28期、日本社会党)

○小川(豊)委員 おとといも清宮先生と鈴木先生においでを願ったわけですが、私どものお尋ねすることは、ほとんどどの先生に対しても同じなのです。私どもは素朴に考えて、国民の血税をどう使うかということが予算だと思っておりますし、どう使われたかというのが決算である。従って、ともに非常に重要であるにもかかわらず、ややともすると、予算は、非常に重大視されておるけれども、決算は、日本では軽視されている傾向がある。これはお互いの今の国会の審議のあり方の中からばかりでなくて、憲法の上、あるいは財政法の上でも、そういう点が規定されていないところを見ると、やはり軽視されているのではないか、こういう感じを持つわけです……

第34回国会 決算委員会 第16号(1960/04/06、28期、日本社会党)

○小川(豊)委員 まず大石先生にお尋ねしたいのですが、今お話を承っておって、決算の確定するのは、検査院の検査をもって確定するんだ、こういうことでわかったわけですが、そうしますと、旧憲法には「検査確定シ」とあるが、新憲法には「検査し」とだけしかうたってないのですが、なぜ新憲法では旧憲法にあった「確定」というものをとって、ただ「検査し」だけにしたのか、この点が私は疑問になってくるのですが、この点をお尋ねしたいと思います。
【次の発言】 それでその点はわかりました。そこで会計検査院が検査をした。現実には未確認の部分が出てくるわけです。この未確認というのは、検査を了してないということにわれわれは解釈す……

第34回国会 決算委員会 第17号(1960/04/08、28期、日本社会党)

○小川(豊)委員 今中尾さんの御意見を承っておりますと、大体こういうことは好ましいとか、こういうことは望ましいことであるとか、こういうことで、こうであるという点が二つ出てきておる。この点についてお尋ねしたいと思います。  一つは、国会に提出するのは報告であるということが一点。それから確定、確認、これは国会には関係がない、国会はあくまでも批判である。この二点がはっきりしたわけであります。そこで、私がお尋ねする前にお断わりしておきたいのは、憲法やあるいは財政法やあるいは国会法、いろいろからやってみて、今の決算のあり方というものに対して疑義があるのです。あるから、こういう問題が起こってきているので、……

第34回国会 決算委員会 第18号(1960/04/13、28期、日本社会党)

○小川(豊)委員 今(1)から(7)までの御説明があったわけですが、そこで(1)に対しては、確定とは、法令または予算に反していないか、あるいは当否について判定確認する意味であって、従って新憲法は「検査し」として「確定」というものはなくなっているけれども、これは旧憲法と同じであるという大体の御説明であったと思いますが、そう解釈して差しつかえないかどうか。それから(2)の「国の収入支出の決算を確認する」というのは、これは当否の判定である。それから(8)の場合には、数字を不動のものにしたのではなくて、未確認とは判定し得なかった部分である、これが未確認だ、こういう御説明であったと思います。それから(4……

第34回国会 決算委員会 第19号(1960/04/15、28期、日本社会党)

○小川(豊)委員 私も今まで学者その他の意見をいろいろ聞いておっても、議案として提出すべきでないかという意見が大体であった。ただ、議案として提出する場合に、憲法を改正しなければまずいではないかという意見と、財政法その他の関連法規を改正すればできるのだ、こういう意見とがあって、憲法を改正しなければまずいではないか、できないじゃないかという意見の方が、少数であったわけです。それからまた現に、われわれがここで決算委員として決算に臨んでおっても、いろ  いろの矛盾を感ずる。そういう点から、議案とすればすっきりするじゃないかと思う。そこで今委員長の言われたように、私も、憲法に手をつけずにできるなら、どこ……

第34回国会 決算委員会 第20号(1960/04/20、28期、日本社会党)

○小川(豊)委員 お尋ねしますが、佐藤さんは第七回国会ですか、昭和二十五年の三月ですが、この問題に関して、委員会に出席されてやはり意見を述べられているわけですが、当時の御意見では、この決算の取り扱いについて、まだ決定的な御意見ではなくて、四つの案を考えておられたように私は見ておるのですが、率直に言って、当時、決算の審査に関する取り扱いについては、今ほど積極的に議会の考え方というものが出ていなかったというふうに理解されるわけです。また同時に、佐藤さんの御意見も、コンクリートされてなかったようにうかがえるわけですが、今日、これまでの、決算を政府から両院同時に提出する、従って、両院は各別にこれを審査……

第34回国会 決算委員会 第21号(1960/05/13、28期、日本社会党)

○小川(豊)委員 今委員長から申し述べたような、一と二に分かれています。この一の点について――二の点についても簡単にお尋ねしたいのですが、私ども決算委員として決算の仕事に携わっておって特に最近目についてくることは、各省の関係よりも、公団、公社等にかなりの問題が出てきている。こういう公団、公社等は、時勢の要求から今までも相当できているし、今後もいろいろな公団、公社ができてくると思う。そこでこういう公団とか公社とか、あえて隠れみのとは言わぬけれども、一応そういう直接の追及からかなり遠いところにいるこういう公団、公社に問題がある。従って、今後こういう公団、公社に対する検査の励行というものが特に必要に……


■ページ上部へ

第35回国会(1960/07/18〜1960/07/22)

第35回国会 決算委員会 第2号(1960/08/31、28期、日本社会党)

○小川(豊)委員 北海道地方の国政調査報告をごく簡単に申し上げます。  調査に参加された委員は、今井委員長、押谷委員、田中委員、山田委員、小川委員の五名でありまして、八月十日から十四日にわたって、札幌、苫小牧、浦河、帯広の各地において調査をいたして参りました。  まず八月十日は、北海道開発局において、北海道の開発事業の概況について説明を聴取いたしたのであります。  北海道開発局が、昭和二十七年以来、第一次、第二次北海道開発計画を中心として遂行された本道の開発事業の実績を見ますと、第一次計画は二十七年から三十一年にわたり、開発資金千九百四十七億円、うち公共事業費千三百億円を投入する計画でありまし……

第35回国会 決算委員会 第3号(1960/09/01、28期、日本社会党)

○小川(豊)委員 時間が経過していますから、簡単に二、三点ばかりお尋ねいたします。  一点は、私は日本の馬の占める位置というか、農耕用あるいは運搬用の馬の占める位置というものを考えないではないわけですが、そういう点から日本の馬政のこれからのあり方を検討するために、学識経験者等を集めて協議会をこの機会に持つというのであって、これはこの払い下げをするのがいいか悪いかをきめるための協議会ではないというような御答弁であったが、そう解釈してよろしゅうございますか。
【次の発言】 もっと直截にできないですか。この日高の牧場の種畜場払い下げの陳情等があったから、それをどうするかを決定するために、農林省だけの……


小川豊明[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
25期-26期-27期-|28期|-29期

■ページ上部へ

各種会議発言一覧(衆議院28期)

小川豊明[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
25期-26期-27期-|28期|-29期
第32回国会(1959/06/22〜1959/07/03)

第32回国会 決算委員会閉会中審査小委員会 第1号(1959/07/04、28期、日本社会党)

○小川(豊)小委員 関連して。あなた方は、きょうはあなた方の問題で決算委員会が開かれているのを承知して来ている。しかも、会計検査院から指摘されているのだから、これに対する答弁書くらいすっかり持ってきているのが当りまえだ。少しふまじめじゃないか。一つも答弁できていない。きょうこの問題を取り上げられることは、わかっているのだから、そのくらいのことを――あなた方、ほかのことならば調査してこなければわからないということもあるけれども、検査院から指摘されて、きょうここで委員会があって、それだけ大ぜい並んでいて、その答弁ができない。これはふまじめ過ぎますよ。もっとしっかり答弁して下さい。  私ども、今一番……

第32回国会 決算委員会閉会中審査小委員会 第2号(1959/08/11、28期、日本社会党)

○小川(豊)小委員 今、防衛庁長官から、次期戦闘機が四月十二日に内定しておったものを白紙に返され、さらにあらためて調査団を編成して派遣し、その調査団の報告に基いて国防会議を開いて決定する、こういうように経過の御報告というか御説明があったわけですが、これは非常に簡単な説明で、これでは、あれほど一世を騒がせ、またかなりの疑惑も持たれたこのグラマンあるいはロッキードの問題等、一体なぜグラマンが内定したものが、白紙に返らなければならないのかこの点がわれわれには納得いかないわけであります。そこで、この点からお尋ねしたいと思うのですが、今、御説明を聞いておったのをちょっとメモしたわけですが、これは慎重に検……

第32回国会 決算委員会閉会中審査小委員会 第3号(1959/08/12、28期、日本社会党)

○小川(豊)小委員 検査院の方にお尋ねしますが、検査院のこの指摘した事項に対して、その後是正措置をどうしたか、この点を一つお聞きしたい。これは事後処理状況の概要について説明書をもらっております。それで、説明書をもらった以後の状況について、指摘した事項の処理がどう行われておるか、こういう点を一つ。  それから、失業対策事業の補助金の中の経理当を得ないものという中で、第九五三号―第九六一号の間で、特に三重、徳島、福岡。福岡は三十、三十一、三十二の三カ年にわたっているわけですね。それから大阪は二十九、三十、三十一、三十二と四カ年にわたっている。兵庫は二十九、三十、三十一、これも三カ年にわたって指摘を……

第32回国会 決算委員会閉会中審査小委員会 第4号(1959/09/09、28期、日本社会党)

○小川(豊)小委員 私は毎年検査院から出る決算検査報告を見ているのですが、今ここれで見ても、全部の報告書なるものの約五分の一ページは農林省で占めているわけで、ページ数からいうと非常に多いわけです。しかも今度内容を見ていくと、ほかの関係とは違って、十万だ二十万だというような、はした金とは言いませんが、実に小さい金額が数多くあることはこれは農村の現況を非常に反映している結果だろうと思いまして、注意するよりも、むしろ悲しいことではないか、こういうふうに見ているわけです。  そこで三十一年度は、農林省の努力によって、前年に比べて非常によくなっているということは数字に出ているわけですが、しかし一般会計に……

第32回国会 決算委員会閉会中審査小委員会 第5号(1959/09/10、28期、日本社会党)

○小川(豊)小委員 郵政省当局には同僚の淡谷委員からも質問があるそうですから、私はこの検査院の報告に現われた点だけをお尋ねしたいと思います。  報告番号の九三三号から九五一号までの職員の不正行為を見ますと、これは全部郵便局であります。そして毎年こういう犯罪行為が繰り返されているというのも実情でありまして、これはまことに遺憾なことであります。郵政当局としても、これの改善、絶滅に対して非常に努力しておるということも御説明でよくわかるわけでありますが、同じような手口が繰り返されているというこの状況にかんがみまして、一段の工夫があってしかるべきではないか、こう思うわけです。  そこで、この不正行為は、……

第32回国会 決算委員会閉会中審査小委員会 第6号(1959/10/09、28期、日本社会党)

○小川(豊)小委員 私、きょうの日程とはずれるのですけれども、すぐ臨時国会と同時円に三十二年度の決算に入るので、このときまでに調査しておまたい、こういうことから簡単にお尋ねしたいと思います。  先般の決算委員会会のときに私がお尋ねしました例の電電公社の公共建物株式会社というのがあつて、電電公社は自分の所有地に電電公社の建物を建設するについて、この公共建物という会社に請け負ってもらって、この会社に対しては公社の方で債務の保証までして仕事をしているわけです。この公共建物会社というのは、自分で仕事をするのではなくてみなよそにやつています。私も、今ここへ来るまで電電公社の建築中の建物を見てきましたが、……

第32回国会 決算委員会閉会中審査小委員会 第7号(1959/10/10、28期、日本社会党)

○小川(豊)小委員 関連して……。この表でちょっとお尋ねしますが、これは融資承諾額と期限延長額と、ともに三十一件ですか。融資承諾額も三十一件、期限延長額も三十一件ですか。どうですか、これは。
【次の発言】 この融資期限延長をしたのは三十一件であって、三十一年度に融資承諾した――これは延長だから、三十一年度には関係なくなるわけですね。
【次の発言】 この三十一件というのは融資承諾額。この融資承請額というのは三十何年度ですか。
【次の発言】 そうすると、きのうの御説明を聞いておると、外国との輸出に対する契約というものは、かなり正確に厳密にできているような印象を私どもは受けておったのです。ところが、……


■ページ上部へ

第34回国会(1959/12/29〜1960/07/15)

第34回国会 決算委員会国有財産の増減及び現況に関する調査小委員会 第2号(1960/02/18、28期、日本社会党)

○小川(豊)小委員 今あなたの説明でいくと、大原則であると、非常に声高らかに大原則を言って、あとは低く言っておるのですがね。今森本さんに借りて見たが、十一条というのは、特別措置法の十一条でしょう。それから特別措置法に基づく政令、これを見ると、「法第十一条第一項第一号に規定する重要産業に属する事業は、左に掲げる事業とする。」というので、一から四十七まである。これにないのは、あんまと床屋とそれから料理屋だけだ。これは重要産業にない。まあ淫売屋もない。そうすると、あとみんな重要産業なんだ。あなたの方でやろうとすれば、何でもみなできるのだ。ないのはサービス業だけだ。あなたの方で規定しようと思えば、全部……

第34回国会 決算委員会国有財産の増減及び現況に関する調査小委員会 第4号(1960/05/12、28期、日本社会党)

○小川(豊)小委員 ちょっと聞いておきますが、この払い下げの四団体というのは、偕行会、水交会、日本郷友連盟、全国戦争犠牲者援護会の四団体、こうなっておるが、全国戦争犠牲者援護会というのは、これは名前で大体性格はわかるのですが、僕ら通念的には、借行会は陸軍、水交会は海軍、こういうふうに思っておるのだが、一体この借行会、水交会、それから日本郷友連盟というのは、どういうことをやっておる団体なんですか。
【次の発言】 機関紙の発行というと、そこにこれらの団体の目的というものがはっきりしてくるでしょう。だから、機関紙が出せるわけなんですが、どういう目的なんです。これは今あなたがあげた事業なんだが、郷友連……



小川豊明[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
25期-26期-27期-|28期|-29期

■ページ上部へ

■本会議へ ■委員会へ ■各種会議へ

※このページのデータは国会会議録検索システム衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2023/02/05

小川豊明[衆]在籍期 : 25期-26期-27期-|28期|-29期
小川豊明[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

 28期在籍の他の議員はこちら→28期衆議院議員(五十音順) 28期衆議院議員(選挙区順) 28期衆議院統計



当サイト運営者の新刊のお知らせ
菅原琢『データ分析読解の技術』(中公新書ラクレ756)

【内容紹介】「データ分析ブーム」がもたらしたのは、怪しい“分析らしきもの”と、それに基づいた誤解や偏見……。本書では、「問題」「解説」を通して、データ分析の失敗例を紹介しながら、データを正しく読み解くための実践的な視点や方法、また、思考に役立つ基礎的な知識やコツを紹介していく。誤った分析をしないため、騙されないための、基本的・実践的な読解と思考の方法とは――。