このページでは尾山三郎参議院議員の2期(1950/06/04〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は2期国会活動統計で確認できます。
○尾山三郎君 私共初めての決算委員でございますが、大体二十三年度の決算は第七国会においてすでに承認済に相成るのが順序、妥当ではないかと考えますが、今回は臨時国会であつて臨時国会がなければあれは暮の議会に持越されるということになりますが、大体国会の決算は二十三年度分に対してはいつまでに承認をすればよいのか、期日等において限定があるのですか、又無制限でありますか、その点についてちよつとお伺いいたします。
○尾山三郎君 ちよつと林野庁の方にお尋ねいたします。この残務整理に当りまして木炭、薪が約二割引というようなお話でありますが、これは木炭或いは薪相通じての二割引のことでありますか、又別々に何か標準がありますか、それをちよつと御説明を願いたい。 それからもう一つ、私は富山県でありますが、富山市長をこの間までやつておりまして木炭、薪炭の配給に非常に私共市長として協力して参りました。最後の段階に至つて各市民に配給した場合或いは目減りが、四貫目あるものが二貫五百目であつても四貫目としなければ整理ができないというので、強制的にそれを市民に配給さして頂いたことがあるのですが、これらから行きますと絶対にそう……
○尾山三郎君 今のは主に河川の災害の御説明のようですが、これに関連して砂防の災害というのはどういうふうになつておりますか。
○尾山三郎君 この機会に次官に希望を申上げて置きますが、先程来この河川、砂防、道路については、各委員から非常に有意義なお尋ねがありましたが、私はこの機会に戰災都市の問題についてお伺いしたいと思う。 御承知の通り戰災を受けまして、今年はや五年になりますが、各都市においてはこの復旧はなかなか遅々として進んでおらない。そこで建設省でも五ヶ年計画を実施されて、一定の地域を指定して、五ヶ年で完成するという目的で進んで参りましたが、爾来この都市計画の復旧については国費から八割の助成を受けておる。ところが昨年からは、それが半分になつておる。それにいま一つ見積單価が非常に安いので、到底指定された区域の完成は……
○尾山三郎君 これは農林省関係と関連するかも知れませんけれども、炊出米の、九日間なり一週間のその間の炊出米は勿論無料であるけれども、それから翌日からの炊出しの切れたその分に対しての特配というものはあるのかないのか、若し特配があるとすれば、その代金は勿論有料であるが、中にはその主食の特配を配給から差引くということを聞いておるが、その辺はどういうふうな扱いになつておるのでありますか。
【次の発言】 それはこういう実例があるのです。我々は戰災を受けたときに一定の炊出しを受けて、その後五日の特配を受けたことがある。そのときにそれは勿論有料であるが、配給から差引くということで差引かれた実例があるのです。……
○尾山三郎君 これは建築の貸付の内規でもあるのかも知れませんけれども、或る人が本年度の専業申告を税務署にして税金は納めずにそのままにして近くの銀行に行つたところが、銀行のほうは国税を納めておらないから貸付けるわけには行かない。こういうふうに断わられた実例が私のほうに三、四ある。なぜ国税を納めないかというと、税務署は一旦税金を納めると更正決定をするが、併し更正されてもなかなかその税金が戻つて来ない。戻つて来るには一年も二年もかかる。それだから皆実際の再審査の決定を見なければ税金を納めないということでやつておる。こういうものを全部、税務署のほうが間違つておつても一応納めなければ貸出しはできないので……
○尾山三郎君 私共今後審議する上に参考にしたいと思います。従来の、これまでの既設発電所、それから現在やつておられるところ、将来、まだ未開発にして、これをやらんとするような箇所、そういうのを何か県別、又はキロ数等を参考にして、何かガリ版でも刷つて頂けるのでしようか。
【次の発言】 そうですが。どうぞお願いします。それからもう一つ。ちよつとお尋ねしますが、官山県の有峰発電所の計画はどういうふうになつておりますか。ちよつとお尋ねしたいのです。
【次の発言】 そうですか。大分隔つておるようですが……。
【次の発言】 ついでにもう一つ。富山県の大牧発電所の問題はどうなりましたか、ちよつと……、概略でいい……
○尾山三郎君 次官にちよつとお尋ねしますが、今の関西側の方は電源を是非確保するという強い意見だとおつしやるが、消費電力だけは確保するというのですか、又は電源を確保するというのですか。電源といえば川を含めていますがそれを含めての話ですかどうですか。
【次の発言】 電源と電流と違いますが、その点は電流だけですか、電源も確保するというのですか。
○尾山三郎君 支局の問題ですが、先ほど松本委員長から従来の電力局にある地方は八カ所、私ども実は北陸のほうですが、今まで八つの直方局があつて、北陸だけが名古屋の局に支配される。そのために非常に不便であつて、最近地元から支局設置についての猛運動が起つておることは御承知だろうと思います。これは全然できないならば、我々は納得できますけれども、これを設置されるということになれば、やはり支局も地元に公平に割当てるということが適当じやないか、かように考えまするが、これについて委員会のほうで何か成案でもありましようか。
○尾山三郎君 特別費一億四千五百万円というのは。
【次の発言】 特別の税金という科目を設けておりますが、要するに法人税とかそういうものでない電気事業にもつぱらの、こういう意味合いでございますね。
○尾山三郎君 少し白々しいようになつておりますが、先ほど石坂委員から電源帰属の問題について質問がありましたが、この際に事務総長からお話のごとく、一応は受取れましたが、私松本委員長の御出席になることを待つていたのですが、それは一番最初の公益事業委員長として御出席になりましたときの委員長のお話の中に、電源の帰属は別表によつて一応はこの通りになつておるが、公益事業委員会としてはなおこれをよく検討して調査する。そのためには相当の技術のある技術陣も動員して再調査をしておる。それによつて、若しも別表において非常に不利な点があれば改正することには決してやぶさかではないというようなお話を私は承わつたように考え……
○尾山三郎君 私はこの現場がよくわかりませんからどう判断していいかわかりませんが、まあいろいろ陳情請願が出ておりますが、これだけ否決するというわけにも行きますまいね。まあ一つ採択して。
【次の発言】 今説明を聞いてよくわかりました。そうすると第一の項目だけはこれはまあ差支ないと思います。これは一つどうでしようか、保留するということに。
○尾山三郎君 ちよつとお尋ねしますが、麻薬取締官の設置は今日の社会情勢から見て、又現実にこれは取締らなくちやならん事項でございますが、とにかく麻薬製造をして密売しても、罰則が非常に軽いと聞いておりますね。昨年か、あつた麻薬のヒロポンの製造にいたしましても、数千万円の純益を挙げたにもかかわらず、罰則が約五千円ほどで済んだというようなことを承わつております。如何に取締りを巖重にしても、一面罰則がそういうことになれば、これは何も期待できないものじやないか。麻薬を製透するということはそういう仮に取締りのみでそれを免れる、矯正できるというものでは決してない。そういうものを製造してしまつていろいろな監視を……
○尾山三郎君 この法案は非常に重要な法案であります。先ほど来もう一回延ばして審議するという説は、私はそれを無理に遮つて今日これで以て打切らねばならないという問題では私はなかろうと思います。円満なる運営を図る上においては一日くらい御延期されてもよろしいじやないか、これは議事を円満にやる上で私は先ほどの河井君の動議に賛成いたします。
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