このページでは楠瀬常猪参議院議員の2期(1950/06/04〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は2期国会活動統計で確認できます。
○楠瀬常猪君 このたびの改正法律案をお出しになるにつきまして、この案は重要な事柄だと思うのです。従つてこの法律の改定の事項につきましては、現行の審議会におかけになつてその意見でも聴取されて、そうしてでき上つたものでしようか。或いはおかけにならんでお作りになつたものでしようか、どうなんでしようか。
【次の発言】 当局のお考えはそうでありましようが、現行の第五條に、「審議会は第六條各号に規定するものの外、新聞出版用紙の割当に関する重要事項につき審議する。」とあるわけでありますから、割当そのものについては第六條の各号に該当するわけでありますが、この全体の事項につきましても、やはり「割当に関する重要事……
○楠瀬常猪君 審議会、協議会の問題は、殊に戰後におきまする民主主義の政治の上におきましても、委員会行政、委員会政治というものは極めて大きな意義を持つておると思うのであります。只今政府から伺いますというと、非常に数の多い委員会を整理をしたいという御方針をお漏らしになつたようでありますが、これは無論働きのない、或いはもう仕事を終つたような委員会は終つて頂くということは無論いいのでありますが、そういうような具体的の、今の場合の問題でなくして、当然に今日の民主行政政治の上におきましては、この委員会行政という問題は、極めて重要な行政整理であろうと思うのであります。従いまして、必要のある委員会、必要のある……
○楠瀬常猪君 水産省の設置の問題は、只今お話のように極めて重要な問題でありまして、これは国民生活を確保する上から申しましても、又国際收支を改善する上から申しましても、又世界の魚類に関しまする国際的な協定というようなものとの関連におきましても、更には占領軍等の関係にいたしましても、極めて重要なる問題であるわけであります。而もこの問題は政府の行政機構の整備改革といつたような全体の問題とも非常な関連を持つておる重要な問題であろうと思われるのであります。加うるに講和を控えましてこの講和を契機といたしまして、日本の政府の行政機構をどうして整備改革をして行くかといつた問題とも十分なる関連を持つておるのであ……
○楠瀬常猪君 そういう資格のある人きりできないということになると、今自家用で資格のない人は違反になるわけですか。
○楠瀬常猪君 先ほど楠見委員から御質問がありましたことに関連しておるのですが、今度は労働教育審議会をおやめになるというわけですが、それに関連しての地方におけるこういつたほうの機関については、これは果して政府のほうから御指示をなさつて、やはり使用者教育に関する部門と労働者の教育に関する部門のそれぞれ審議会的のものを作れ、こういう御指示があつた、あの委員会と言いますか審議会というものは、これはもう廃止になつておりますか、或いはあれを活用して行くことについては、これは府県側のほうでやるのも随意であるから、或いは廃止するという意味ではないというふうに解釈してよろしうございますか。
○理事(楠瀬常猪君) それでは只今から内閣委員会を開会いたします。本日は水産省設置法案を議題といたしまして、質疑をいたすことにいたします。政府のほうから池田大蔵大臣、廣川農林大臣が御出席になつておりますから、御質疑を願います。
【次の発言】 いろいろ御質問をしたいわけでありますが、時間が余りおありにならんと思いますので、又必要によりまして、改めて御出席を願えれば結構だと思いますが、先ず今回の水産省の設置法案が出ておるわけでありますが、提案の理由の中を見ますというと、水産庁が設置せられた当時、当時の農林大臣が、これは水産省設置の前提であるという説明をしておられるとのことでありまするが、廣川農林大……
○楠瀬常猪君 只今御説明を聞いたのですが、先ほど楠見委員からのお話がありましたように、これは事務的な修正という関係が大部分なのと、それからまあ従来各党の関係もあつたので、楠見君自身ただ一人の発議ということになつておるわけでありまして、そういうわけで只今経過をお聞きしたのでありますが、それはまあ実体的なものの中に加えての事務的なものでありますから、経過的なことを今一応御説明を聞いたわけでありますが、先ほどの楠見委員の動議も一つ御採決を願つたらと思います。
【次の発言】 先般も委員会で質疑がありました際に、只今栗栖委員の言われるごとく、特に栗栖委員の質問に対して大蔵大臣、農林大臣等はそういつた質問……
○楠瀬常猪君 議事進行についていろいろ質疑もございましようが、今日はこの程度で質疑を一応やめておかれまして、なお今後の議事の進行について懇談でもしたらどんなものでしようか。
【次の発言】 先ほどの私の発言は取消します。
○楠瀬常猪君 関係常任委員長の質問は十五分間ということでありますが、他の常任委員長等から関連質問が出るような場合も予想できないことではないと思うのであります。その場合には一応質疑の通告のありました人の質問をさしたあとで関連質問を取上げて参るというふうにお取り運びをなすつて頂きまして、関連質問を含めましてその一人の人の質問の時間が十五分間というような程度で一つお取り運びを頂きたいと思つておりますが、如何でございましようか。
【次の発言】 明敏なる委員長でありますから、その点はよろしくお捌き下さると思いますが、関連質問に入ることに対しまして、大体十五分間という時間で、委員長のほうでお捌きにくくなる……
○楠瀬常猪君 外務省設置法改正をお出しになつたわけでありますが、直接この法律案の上では現れておらんのだと思うのでありますが、外交官の養成といつたような方法についての外務省の、どういうような方法なり、やり方をしておられるか、やり方をして行かれるか、お伺いしたいと思います。
【次の発言】 今まあ御方針の大体のラインを伺つたわけですが、これは質問というよりか要望という点も含めてでありますが、日本の外交も長い間空白の状態になつておつたというわけでありまして、ここに新らしく日本の外交活動が開始されるということになりますと、外交官、領事官の諸君が非常な責任を持つて御活動にならなければならんようなことになる……
○理事(楠瀬常猪君) 農林大臣は内閣委員会のほうに御出席になりますから、ようございますか。
【次の発言】 黄田通商監がお見えになつております。通商監に……。
【次の発言】 委員長においてさよう取計らいます。資料の点につきましては……。
【次の発言】 そうであります。
【次の発言】 兼岩委員、あの通告は法務総裁に出してございませんので、どういたしますか。
【次の発言】 ああ、そうですか。今の事柄につきましては外務省のほうの答弁ではいけませんでしようか。
【次の発言】 所管は外務省の所管になつておるように思われるので、お聞きになつては如何でございましようか。
○楠瀬常猪君 只今の問題に関連して條約局長にお伺いするわけでありますが、ソ連が満洲にありまする在外資産中、工業施設を撤去いたしておるわけでございますが、その問題は、ソ連と中国との間の関係という問題につきましては、賠償という問題と関係を特つておりますので、ソ連と中国との関係、延いては今後中国、ソ連との関係になるでしよう。併しなが在外資産を補償するという問題につきましては、過日来非常に同僚議員からもこれを補償すべしというような要望が出ておるわけであります。そういつたことからいたしましても、ソ連がこの條約というものの締結を日本といたしません場合、或いは中共が日本と締結をいたしませんような場合におきま……
○楠瀬常猪君 大分同僚議員によつて質問が展開されまして、私も賠償問題にからんだ在外資産の取扱の問題について二点大蔵大臣にお尋ねをいたしたいと思います。その一点は、只今岡本委員からお尋ねになりましたことにつきまして外務政務次官から一応條約上の解釈乃至は従来の取扱の上からのお答えがあつたわけでありますが、私は特に政府の実体的の考えを持つておらるる大蔵大臣に更に念を押しかたがたお尋ねをいたしたいのであります。と申しますのは、このたびの平和條約は非常に融和と親和の寛大なる條約と言われておつて、その連合軍の見識、態度には感謝しておるわけでありますが、いろいろの條項を見てみますると、やはり先ほども問題にな……
○楠瀬常猪君 その資料はまだ通産省から出て来ておりません、資料としては。
【次の発言】 私は只今の一松君の動議に賛成いたします。
○楠瀬常猪君 私は自由党を代表して両條約の締結承認に対し賛成の態度を明らかにいたします。 国際社会におきます重要な一員でありました日本として、その引き起しました戰争状態を終了せしめ、戰争の跡始末をし、新たに世界の秩序を実現せしめ、そうして自主独立の平和国家として一日も速かに再起することが終戰以来国民の切なる念願でありました。この念願に燃えまする我が国が、幾多の苦節の山河を経まして参りましたが、占領軍の主体であります米国の非常なる苦心努力によりまして、我が国は去る九月の八日平和条約及び日米安全保障條約に署名するに至りました。 このたびの平和條約は、和解と信頼、寛大なる講和條約と、連合国から言……
○楠瀬常猪君 この広島、長崎特別都建設事業促進に関する請願でありますが、これは御承知の通り昭和二十四年の十月に建設大臣が委員長として両都市特例建設審議委員会が構成されまして、いろいろ事業計画を樹て、両市の建設事業を促進する意味で事業費の決定をされたわけでありますが、その事業費について特別法の第三條の規定に従つて国家の助成として国庫の補助率三分の二の交付と、それから起債額も二分の一というふうに、特別の考慮を以て両市の復興事業の促進にまあ熱意を示されたわけであります。ところが翌年度二十六年度におきまして国庫補助率が二分の一に切下げられた。而もその他いろいろな経済変動なんかありまして、地方財政も逼迫……
○楠瀬常猪君 今の問題ですが、第三条の一号として「所要の修正を加えて、内閣に上申すること。」とあるが、「所要の修正を加えて」の、これは誰が責任を負うのですか。
【次の発言】 そうすると、修正された法律案については所管大臣が責任を負うのであつて、ここでは単にその修正した意見を内閣に出すという意味ですか。
【次の発言】 そうすると法制局長官は修正を加えたものを内閣に上申報告するというだけの責任であつて、閣議に出すべき法律案については、修正を加えられたものは飽くまで各省のその所管大臣がその修正を出した場合においては、その出した法律について責任を持つて閣議に出すわけになるのですか。
○楠瀬常猪君 今の建設技術会議の構成でありますが、栗栖委員からお尋ねの議長の問題ですが、例えば事務次官でも技術上の非常に優秀な人がなつた場合には、議長はこれを兼ねてもよいような御説明であつたのでありますが、この建設技術会議の性質から言うと、そういう場合であつても事務次官と議長というものは別にしておくほうが、この技術会議を設けた趣旨に合うのではないでしようか、如何なものでしようか。
【次の発言】 今の御説明で多少わかつたのですが、その点は十分お考え願いませんと、まあ事務次官となれば、事務的に、場合によつては政治的に物事が考えられて行かなければならんというようなことになりますというと、技術の権威と……
○楠瀬常猪君 小さな問題かどうか知りませんが、この第三条の一号でしたか、「経済に関する基本的な政策の総合調整の」政策の中には計画が入つておるのですかどうですか。入つていないのですか。その辺を政府のどなたからか一つ……。
【次の発言】 第三条第一号の「経済に関する基本的な政策の総合調整」とある「基本的な政策」というのは計画が入つておるのですか、入つておらんのですか。
【次の発言】 四条のいろんな書きわけが、計画と政策と別々に書いてある場合と、政策だけを書き出しておる場合とあるのですが、その政策だけを掲げておる場合も計画というものが入る場合と、入らん場合とあるという御解釈ですか。
○楠瀬常猪君 簡単に二つのことをちよつと確める意味でお伺いしておきたいのです。 一つはこの地方自治庁と経済審議庁との関係であります。今日この地方の立場、市町村とか都府県の立場から見ますと、地方財政という見地から見まして何と申しましても地方財政平衡交付金と起債の問題、 大きな問題は、殊にこの地方財政平衡交付金の先ほどもお話ありましたが、配分の問題も重要な問題でありますが、それにも増してというと語弊がありますが何と申しましても切実な地方側の望みというものは、地方財政の状況から見ましてでき得る限り一つ平衡交付金を多く確保したいというところが一番切実な望みだろうと思うのです。それで勿論地方側としま……
○楠瀬常猪君 今のに関連して同じようなことでありますけれども、結局補正予算の問題になつておりますが、補正予算をすぐ組むということはほかの関係もあるから、あなたはつきりおつしやることできんでしよう。補正予算を組むというようにきまれば、政府でそのときは最善の一つ考慮をするということになるのじやないですか。
○委員長代理(楠瀬常猪君) それではこれより内閣、外務連合委員会を開催いたします。
本日はこれから外務省設置法の一部を改正する法律案を議題といたします。政府のほうから政務次官草葉隆圓君、外務省政務局長島津久大君が出席しておられますから、先ず政府のほうから法律案の御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 それでは御質疑を願います。
○委員長代理(楠瀬常猪君) 小笠原君に申上げます。両点に関する政府の答弁について、委員長が取計うことは承知いたしました。次は地方行政委員石川清一君に発言を許します。
【次の発言】 それでは建設委員会の岩崎正三郎君の御発言を許します。
【次の発言】 それじや休憩にいたしまして、午後は一時半に再会いたします。
午後零時三十八分休憩
【次の発言】 田中知事に申上げます。連合委員会を代表いたしまして、先ほど来縷々詳細なる御陳述について衷心よりお礼を申上げます。多大の参考になりましたことを附加えて衷心より重ねてお礼を申上げる次第であります。次に質疑の通告がございますので、発言を許しますが、木下辰雄……
○委員長代理(楠瀬常猪君) これより連合委員会を再開いたします。 北海道開発法の一部を改正する法律案につきまして質疑を開始いたしまする前に、私から昨日午前小笠原委員から北海道開発法に規定せる開発庁を施行機関とすることは地方の経費を増す結果となるが故に、地方財政法二十一条に違反しないかどうかという趣旨の御質問がありました。この質問につきましては小笠原委員が議場におると否とにかかわらず、地方財政委員会当局から御答弁を願いたいということであつたわけでありますが、先ず冒頭に地方財政委員会のほうから木村清司委員の御出席がありますので、御答弁を求めることにいたします。
○楠瀬常猪君 このたびの平和條約、又日米安全保障條約、なかんずく平和條約の調印に当りまして、当初は政府等の意向も超党派外交というような意向がほの見えておつたように思うのであります。それが又方針が変りまして、自由党を主体としての政府から対外的に折衝に出られるということに相成つたわけでありますが、それが又三転いたしまして、アメリカ側の態勢等から見ましてもできるだけ各党から全権を網羅てアメリカに行かなければならんというようなことで非常に御苦心をなすつたわけであります。そこでサンフランシスコにはでき得る限り各党からの全権を網羅されておいでになつたわけでありますが、私はこの平和條約等の立場から見まして、……
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