坂本昭 参議院議員
5期国会発言一覧

坂本昭[参]在籍期 : 4期-| 5期|
坂本昭[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは坂本昭参議院議員の5期(1959/06/02〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は5期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(参議院5期)

坂本昭[参]本会議発言(全期間)
4期-| 5期|
第33回国会(1959/10/26〜1959/12/27)

第33回国会 参議院本会議 第16号(1959/12/16、5期、日本社会党)

○坂本昭君 私は日本社会党を代表しまして、ただいま議題となりました児童の権利に関する決議案に対し、強くこれを支持して賛成の意見を述べんとするものであります。  わが国におきましては、昭和二十二年、児童福祉法、さらに二十六年、児童憲章が制定され、児童福祉対策は自来次第に強化されてきたのであります。しかしながら、今日、児童福祉対策の実態は、わが国児童憲章の精神に必ずしも沿っているとは申せません。たとえば今日全国六十数万人の子供たちを保育している約九千カ所の保育所の実態を見ても、まことに憂慮にたえないところが多いのでございます。公立と私立とを問わず、保育所はいずれも経営困難であり、国の交付する児童措……


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第34回国会(1959/12/29〜1960/07/15)

第34回国会 参議院本会議 第15号(1960/03/31、5期、日本社会党)

○坂本昭君 ただいま議題となりましたじん肺法案及び労働者災害補償保険法の一部を改正する法律案に対しまして、日本社会党を代表して反対の討論を申し述べんとするものであります。    〔議長退席、副議長着席]  そもそも昔から、過失すなわち、あやまちがあって初めて責任をとらねばならないというのが、一般社会の通念でございます。ところが、一つの職場で仕事をしている労働者が、はからざる災害すなわちアクシデントによって負傷し、あるいは病気になった場合、その職場の使用者が、全責任をもって、この労働者の負傷や病気に対して徹底的な補償をするというのが、災害補償の国際的な原則なのでございます。職場の設備構造が不完全……


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第39回国会(1961/09/25〜1961/10/31)

第39回国会 参議院本会議 第13号(1961/10/30、5期、日本社会党)

○坂本昭君 この際、私は、大型核実験と放射能対策に関する緊急質問の動議を提出いたします。
【次の発言】 大型核実験と放射能対策に関し、私は、日本社会党を代表しまして、九つの点について緊急質問を行なわんとするものでございます。総理の答弁をいただき、細部につきましては関係各閣僚の説明を願います。  質問の第一点は、去る二十三日、ノーバヤゼムリア地区におけるソ連の核実験を政府は異常に強力なものと認めておられますが、強さが何メガトン程度のものと判断しているのか、また、その判断の根拠はどこにあるかを、政府の見解としてお伺いいたしたい。さらに、核爆発が地上か大気圏中か、また大気圏中ならば大陸間弾道弾の形で……

坂本昭[参]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(参議院5期)

坂本昭[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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第32回国会(1959/06/22〜1959/07/03)

第32回国会 決算委員会 第閉会後1号(1959/10/19、5期、日本社会党)

○坂本昭君 ただいままでの御質問に若干関連して、少し続けてお願いしたいのですが、第一番目に、いろいろなその嗜好の変化に伴って、将来外国たばこの輸入の方針をどういうふうにしておられるか、これが第一番目。  それから次に、先ほど来いろいろと論議のあったことに直接関係してくるのは、今の日本のたばこの質をよくするということ、これに関連してですね。一体たばこの質と、それからもう一つは、同じ一本のたばこでも、それの詰まり方がずいぶん違うのですね、質、量の監査、きょうは、これは決算の財政的な監査が主たる目的になっていますけれども、実は、こういう各所で作られておるたばこの質並びに量の監査を、どういうふうにして……

第32回国会 社会労働委員会 第2号(1959/07/03、5期、日本社会党)

○坂本昭君 私は渡邊新大臣の御就任を心からお祝い申し上げたいと思います。ことに非常な御抱負と熱意をもって新しく厚生行政に当られる新大臣に対して心から敬意を表する者でございます。  一言だけごあいさつをいただきましたので、簡単に決意のほどをお伺いいたしたいと思いましてお伺いいたします。それは大臣も御指摘しておられます通り、当面の問題として、国民の所得保障と医療保障、これが一番大きな問題でございます。ことに昭和三十六年度から国民皆保険と皆年金が発足いたしますので、来年度の三十五年度の予算というものが、この準備期間として非常に大事な役割を果します。たまたま今、来年度の予算編成が省内において作られてい……

第32回国会 社会労働委員会 第閉会後2号(1959/08/10、5期、日本社会党)

○坂本昭君 この帰還の交渉に当りまして、先ほど葛西さんの説明の通り、警戒と不信から融和と信頼と友情へだんだん変っていったその長い忍耐の御苦労に対して、私たち心から感謝と敬意を表したいと思います。特に、今最初にお話のありました昭和三十一年の日本の同胞引き揚げのことについては、私も直接関係があったんです。ちょうど三十年の九月に、日赤の本社で井上外事部長に、当時平壌に集結して故国に帰りたいということを切望しておった三十数名の日本人の帰国の交渉に当ったことがあります。というのは、ちょうど忘れもしない三十年の八月の中旬です。あの暑い平壌の駅で、三十人ほどの、中には御婦人もまじえた方々から、当時はほとんど……

第32回国会 社会労働委員会 第閉会後4号(1959/09/08、5期、日本社会党)

○坂本昭君 ちょっとお断わりしておきますけれども、大臣の時間の御都合などもあって、三番目の国民年金の方を実は先にしていただきたいと思います。それから次に、高田病院、それからにせ医師事件ということにしていただきたいと思います。
【次の発言】 まず大臣にお伺いしたいのですが、ちょうど八月が国民年金の周知徹底月間ということで、私もその一翼をかつぎまして、八月まる一ぱい私の郷里高知県をすみずみまで国民年金の普及徹底のために歩いて参りました。そうしますと、ポスターが二種類ございます。ところが、ただポスターが張ってあるだけで、各市町村の一般の住民のところまで徹底されておらないのです。むしろ私が行っていろい……


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第33回国会(1959/10/26〜1959/12/27)

第33回国会 外務委員会 第16号(1959/12/11、5期、日本社会党)

○委員外議員(坂本昭君) そうです。
【次の発言】 午後お急ぎのところ大へんお気の毒ですが、数点お尋ねいたしますので、簡明に御説明いただきたい。  ビルマ賠償の電源開発を日本工営で担当しておられると聞きますが、その規模、それから現在の工事の進捗の状態、それから鹿島建設、それから日本工営が関係しておられると思いますが、そのそれぞれの仕事の内容、それから日本工営が外務省の賠償部から直接支払いを受けているその内容、その点御説明いただきたい。
【次の発言】 それでは日本工営が今のビルマ賠償で直接ビルマ政府から支払いを受けているのは、内容は、技術者のいろいろな賃金、そういったものであって、いろいろな電気……

第33回国会 議院運営委員会 第13号(1959/12/11、5期、日本社会党)

○坂本昭君 今、田中委員の御説明によって、二十七日の不祥事件等というから、全く不祥の事件が複数なのか、何が複数なのかわからぬけれども、そういう問題の解決のために延ばしてもらいたいというふうに、いささか強く聞こえましたけれども、そういうことであるならば、われわれとしてはなかなか承服いたしかねます。最近の各委員会の審議の状態を見ていると、私は必ずしも政府側は熱心にやっておるとは思われぬ。きょうはベトナム賠償の問題は一つも出なかったと思う。これは田中委員の方の会期延長の理由の中に入っていないようです。きょうあたり私は緊急の質問があって、委員外発言を求めて質問したのですが、途中で発言をやや制限をされる……

第33回国会 決算委員会 第12号(1959/11/30、5期、日本社会党)

○坂本昭君 この三十二年度は財政投融資の例の繰り延べの措置がなされたときでございます。今のお話の中には、その繰り延べの措置が具体的にどう出ておったかということの説明がございませんが、その点に関連して御説明いただきたい。
【次の発言】 金融公庫の方に、特に三十二年度の申込と審査と貸付の契約、これらのことについて一般的な傾向と申しますか、そういうことを伺いたいのであります。ただ、御説明いただきますと、非常に長くなると思いますので、私の手元に資料がありますので、それを見ますと、非常に特徴のあるのは、三十二年度の個人住宅の申込の受理された戸数は二十一万九千五百七十八、金額にして八百七十億余り、ところが……

第33回国会 決算委員会 第13号(1959/12/02、5期、日本社会党)

○坂本昭君 大臣のおられる間に一点聞いておきたいと思います。それは、大蔵省所管の特別会計についての問題で、最初に検査院の方からちょっと御説明いただきたい。大蔵省所管の特別会計はたくさんありますが、その中で、きょうは時間の関係もありますので、資金運用部の会計と、それから賠償等特殊債務処理の特別会計、この二つだけちょっとお伺いしたい。  まず、会計検査院の方でこの特別会計の検査について具体的にどういうふうな検査をしておられるか、その検査の仕方、その内容を御説明いただきたい。
【次の発言】 それでは時間の関係がありますので、資金運用部のことについては、たとえば厚生年金保険の積立金が資金運用部に入って……

第33回国会 決算委員会 第14号(1959/12/04、5期、日本社会党)

○坂本昭君 議事進行について。実は前回の大蔵省の決算の場合に私から資料を要求いたしましたところ、いろいろと問題がありまして、なかなか資料の提出がはかばかしくありませんので、本日そのことについて重ねて当日の検査官並びに大蔵省の担当課長に質問したいと思います。検査官来ておられますね。それでちょっと伺いますが、この間、例の賠償等特殊債務処理特別会計のことについてお伺いしたのですが、御承知の通り昭和三十二年から賠償の支払いというのが急にふえているのであります。それで特に昭和三十二年のビルマに対する、それもその中のバルーチャン発電所に関する役務類と、それから生産物、特に発電機械、そういうものについての資……

第33回国会 社会労働委員会 第2号(1959/11/18、5期、日本社会党)

○坂本昭君 ちょっと関連して。今五%という点の質問が出ましたから、これは厚生省側から説明があると思いますが、五%以下ならば、ベンジンの含有量が、よろしいという意味か。それから先ほど説明の方の意見を聞いていると、石油系のベンジンだとか、トリオールだとか、そういうものならばよろしい。その分量が五%以下という意味か。もう少し専門的に説明していただきたいことと、それからもう一つ、ベンゾールガスの密度を一定以下にすれば、三年間自家製のものを使ってもよろしいという経過措置ですが、ベンゾールガスの密度を一定とはどういうことをいうか。少し専門的な話ですから、できるかどうかということをお尋ねしたいので、関連して……

第33回国会 社会労働委員会 第3号(1959/11/19、5期、日本社会党)

○坂本昭君 今の食品衛生調査会の結論は、それでわかりましたけれども、それに相前後して東京工大の清浦教授から水俣病の原因は工場廃水とは考えられないというような、そういう調査報告が出ているらしいけれども、その内容について若干説明をいただきたいと思います。
【次の発言】 これは当然厚生省所管の問題であるし、特に通産省に関係の深いところから、しかも病気についての研究をあまりしてない人たちの意見を新聞にいろいろ出すということは、はなはだ私は不穏当なことであると思います。  なお、今無機水銀の問題と有機水銀の問題が出ていますが、湾底にあるのはもちろん無機の状態で残っているのだろうと思うのだけれども、その無……

第33回国会 社会労働委員会 第5号(1959/11/26、5期、日本社会党)

○坂本昭君 それでは、きょうは三つの件につきまして、お伺いしたいと思います。民間更生施設の宿提施設に転換の件が第一、それから次に国立病院勤務医師の待遇の件、三番目に結核対策特に空床対策の件をお伺いしたいと思います。  最初に、今年の八月の十三日に社会局長から都知事あての通達で、保護施設の再建整備計画というものが出されております。それによりますと、これは緊急な問題で、東京都の民間更生施設をこの十二月の一日から全部宿提施設にするということでありますが、この更生施設の側では、現在でもまだ五割から六割が更生保護の対象者である。そういうような実情であるにかかわらず、十二月の一日から強行するということにき……

第33回国会 社会労働委員会 第6号(1959/12/01、5期、日本社会党)

○坂本昭君 まだ出席していない政府委員の出席を早く督促していただきたいと思います。
【次の発言】 それでは、前回の当委員会の審議に引き続きまして、結核の空床対策について質問を申し上げたいと思います。  で、先回の質疑を通して、現在結核の要医療患者が三寸四万、しかもその中で自覚をしているのはわずかに七十九万にすぎない。また、医療を受けているのは五十八万人にしかすぎない。さらに要入院患者は八十六万人いる。で、現在入院している者は二十一万数千、しかも空洞を持っておって感染源になる患者の数が四十一万人もいる。この空洞を持っている感染源になる四十一万のうち、自覚をしている人は二十二万程度しかない。それか……

第33回国会 社会労働委員会 第8号(1959/12/10、5期、日本社会党)

○坂本昭君 今、優先雇用の問題について、六条の点を説明されましたが、実は優先雇用について、六条の規定は非常に弱いと思う。今まで諸外国で優先雇用の一番いい例は、身体障害者雇用法ですね。ああいう場合には、こんな「雇い入れるようにしなければならない」というような、こんな程度じゃないですよ。もっと強いものです。場合によれば、職種を留保する、それから罰則を設ける。少なくとも日本の場合、職種を留保するということは憲法二十二条の職業選択の自由に反しますから、これは問題かもしれません。しかし、ある程度、少なくともパーセントを規定する、あるいは雇い入れない場合に罰則を設ける。ところが、第五章ですか、全然罰則がな……

第33回国会 社会労働委員会 第12号(1959/12/17、5期、日本社会党)

○坂本昭君 関連質問……。そうした場合の駐留軍の裁量権といいますか、この裁量権というものはどういう法律で、どういう協定で定められているか、ちょっと御説明いただきたい。
【次の発言】 ちょっと今総括的な御説明だけではのみ込めませんので、それに関連のある法律、協定、契約、その資料を一度お出し願いたいのですが、出していただけますか。
【次の発言】 労務に関する基本契約だけで、それを見れば諸般の状況がわかるようになっておりますか。私はそれに関するいろいろな、まさか秘密協定だとか、いろいろなものはないだろうと思うのですが、それらのものも一括してこの際出していただきたいのですが、できますか。

第33回国会 社会労働委員会 第13号(1959/12/22、5期、日本社会党)

○坂本昭君 関連して……。今の金融の問題ですけれども、現段階におけるクリーニング業主に対する金融の実態というものを御存じになっておられますか。おられましたならば御説明いただきたいんですが、どんなふうに金融されているか。
【次の発言】 今度は一カ年を期してすべてのクリーニング商にクリーニング師を必置するということになりますが、山間僻地、最近は化繊もずいぶん行き渡っておりますし、かなりな僻地にもこの制度が二カ年以内には及ばなければなりません。そうした場合に、一人で知っているところも私はいなかへ行くとかなりあると思う。そらした場合に、このクリーニング師必置のこの制度を設けるためには、いろいろと特別な……


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第34回国会(1959/12/29〜1960/07/15)

第34回国会 決算委員会 第3号(1960/02/17、5期、日本社会党)

○坂本昭君 関連して。ただいま小柳委員からの質問に関連して一言お伺いしたいのですが、国鉄が赤字経営のために国民の要望に非常にこたえがたくなってきておるというふうな御説明がありましたが、しかし国鉄の任務は国民に対する奉仕が最大の任務であって、いかに赤字がふえたからといってそういうサービスをどんどん怠るようでは非常に困るのであります。ところが四国のような特に赤字線を抱いておるような所、こういう所では確かに収支相償わないことは私たちも承知いたしておりますが、聞くところによりますると、鉄道の小口貨物の扱いについていろいろと昨年十月から大幅な制限を行なってきておりますが、さらにこの春からは四国では貨物の……

第34回国会 社会労働委員会 第4号(1960/02/11、5期、日本社会党)

○坂本昭君 昭和三十五年二月一日、午前一時五十分ごろ発生しました北海道炭鉱汽船株式会社夕張炭鉱第二鉱、本坑における坑内ガス爆発災害調査のために、当社会労働委員会は徳永、村尾、坂本の三委員が商工委員会川上、阿部両委員と緊急に現地に派遣せられることになりまして、二月八日正午立川基地を自衛隊輸送機C46で出発、同日夜夕張市に到着、翌九日早朝より夕張鉱業所において鉱業所長を初め会社側責任者及び通産省の札幌鉱山保安監督部長、北海道労働基準局長等、監督責任者等より詳細なる状況報告を受け、特に爆発原因と、焦眉の急である消火対策について質疑討論を行ない、正午過ぎ調査団は本坑通洞より入坑しましたが、爆心地と推定……

第34回国会 社会労働委員会 第6号(1960/02/18、5期、日本社会党)

○坂本昭君 関連して。今、公的な機関に輸血のいろいろな仕事をさせたいということですけれども、従来国立病院には十カ所血液銀行があった、ところが、今度その予算も減らされているのです、八百万円ほど。ちょっと今見つけておったのだけれども……。十カ所の、国立病院に対する予算が今度は減らされています。それは一体どういうわけで減らされているのか。  それからまた、今いろいろ苦心をしたけれども、予算がとれなかったということですけれども、「血液製剤対策に必要な経費、」これもたった十七万七千円が十七万二千円にこれも減らされておる。局長は、非常に苦慮していられると言われるけれども、どうもあまり苦慮していられないじゃ……

第34回国会 社会労働委員会 第8号(1960/02/25、5期、日本社会党)

○坂本昭君 本日は大臣の出席が非常におくれまして、予定の時間も迫っておりますし、それからまた、大蔵省の関係者がただ一人も出席しないという大へん遺憾な状態でありますので、私の予算に関する本格的な質問は次に延ばします。しかし、本日は予算の審議を進める上において必要な点並びに緊急な点だけを時間内にお尋ねいたしたいと思います。  最初に大臣に申し上げたいことは、私個人の意見ではなく、いわば当委員会の全体的な意見というつもりでお聞きいただきたいのであります。それは先ほど来もちょっと法案の提案理由の説明の中で問題が出ましたが、私はそのことがあったがゆえに取り上げたのではなくて、初めから実は申し上げたいと思……

第34回国会 社会労働委員会 第9号(1960/03/01、5期、日本社会党)

○坂本昭君 夕張炭鉱の爆発事件後ちょうどまる一カ月目になっておりますが、その後の原因調査の実情がどうなっておるか、御説明を承りたいと思います。
【次の発言】 原因と調査は……。
【次の発言】 本日、資料を出していただきまして、それを点検しますと、第二鉱三区坑の保安日誌、これは非常に厖大なものになるので、ごく一部だけしか実は提出していただいておりませんが、それを見ますと、若干気のつく点がございます。十二片の材料昇、これは通行禁止になっておるところですが、一月三十日の午前八時三十分、ガス濃度四・八%、そして午後になりますと十九時三十分、五・五%、三十一日の十八時、四・八%、非常に高い濃度の通行禁止……

第34回国会 社会労働委員会 第10号(1960/03/03、5期、日本社会党)

○坂本昭君 当委員会では、いまだかつて新大臣の社会保障についての基本的な見解、そういったものをゆっくり聞いたことが実はないのであります。きょうは非常な期待をもって、新大臣の御意見を承りたいと思っておったのでありますが、病のためにまことに残念ながらその機を失したことを遺憾に思います。大臣に対してはまたあらためてお伺いいたしますが、すでに明敏なる次官初め各局長がおられますので、新大臣のもとにおける新しい構想は十分お伺いできる、そう信じて御質問いたします。従って懇切丁寧に、かつ、明確にお答えをいただきたいと思います。  まず最初に、新しい大臣のもとに一体社会保障というものをどういうふうに理解しておら……

第34回国会 社会労働委員会 第11号(1960/03/08、5期、日本社会党)

○坂本昭君 法人所得の伸びるのは、やっぱり罪悪なんですよ。こういうことを労働大臣がはっきり認識していただかないというと、労働政策の基本というものが私はできないと思う。それはこの前も前大臣から、総理、大蔵大臣にも質問したんですけれども労働政策の基本は何か。先ほど来この賃金の問題を出しておられるわけで、ところが、第一番目に立つものは生産性、それから支払い能力、そういうものに左右せられて賃金というものをきめなければならぬ。これは労働大臣の御意見のように。ところが、私はこのほんとうの政治というものは、やはり賃金を一番最初にきめるところから出発するんじゃないか。それは例のアメリカのニュー・ディール政策で……

第34回国会 社会労働委員会 第12号(1960/03/10、5期、日本社会党)

○坂本昭君 前回、厚生大臣の質疑が残っておるというお話でしたけれども、前回は厚生大臣御欠席であって厚生大臣の質疑はきょうが初めてであることを一つお断わりしておきます。  で、前回、次官並びに各局長から、討論の内容については大臣にお取り次ぎいただいたと私は思ってこまかいことはお尋ねいたしません。まず第一に、従来の委員会の討論を通じても、一番感ずることは、厚生省の上層の人たちが下情に通じていないということであります。これはもう討論をすればするほど、お互いが確認せざるを得ない。そして厚生行政というのはサービス行政であって、現況を知らなければやることのできない行政であるにもかかわらず、事情を知らないで……

第34回国会 社会労働委員会 第13号(1960/03/15、5期、日本社会党)

○坂本昭君 最初に一般的な問題になりますが、業務上の特殊な疾病に対する労働者の保護立法、こういったものを大臣はどういうものがあるとお考えになっておられるか。それからまた、将来どういうふうなものを考慮していかなければならないか、どういうふうにお考えになっておられるか、まずそれを承りたいと思います。
【次の発言】 それでは一応この労働省としても職業病といった考えはお持ちになっておられるのでありますね。これは大臣に、病といいますけれども、普通の医者の病と違って、労働行政における業務上の大事な病としての職業病という考えは明確につかんでおられるか。職業病として対策を講じなければならない、そういうふうにお……

第34回国会 社会労働委員会 第14号(1960/03/17、5期、日本社会党)

○坂本昭君 緊急な点につきましてお尋ねいたしたいと思います。たとえばペスト菌を注射したネズミが研究所の手からのがれて、東京の町の中へ飛び込んでしまったとしたときには、一体こういう事態が起こるか。こういうことは、実は東京都内の大学の研究室の中には十分に起こり得ることであります。ただ、われわれが知らないでおることであって、起こった場合には、水爆には及ばないとしても、いわば二十世紀の戦慄的な事件を起こすだろうと思う。先日来、都下の新聞をにぎわしている、都の衛生研究所で実験のためし狂犬を作っている、特に狂犬を作っている、その狂犬がおりを破って逃げて、子供三人にかみついたという、まことに前代未聞の事件が……

第34回国会 社会労働委員会 第16号(1960/03/25、5期、日本社会党)

○坂本昭君 ちょっと関連して。社会保障制度調査会ですか、もう一ぺん念を押しておきますが、政府がそんなにいいかげんなことを言っては困ります。現にそれについては社会保障制度審議会会長が、この改正が慎重な検討を加えることなく唐突として、しかも単に財政的見地からのみとり上げられていることは、当審議会を軽視するきらいなしとしない、ちゃんと怒られているのですよ、怒られたその審議会を調査会と言ったら、なお怒られます。
【次の発言】 私は、日雇労働者健康保険法の一部改正の問題につきまして、主としてお尋ねを申し上げていきたいと思います。  御承知の通り、日雇労働者健康保険法の目的の中には、日雇労働者の業務外の事……

第34回国会 社会労働委員会 第17号(1960/03/26、5期、日本社会党)

○坂本昭君 きのうに引き続きまして日雇労働者の健康保険の一部改正の問題につきまして若干質問を続けたいと思います。きのうは一番この日雇健康保険の問題点である二カ月間の待期期間、給付を受けることのできないという法的な欠陥を解決することが緊急の一番大事な点であるということについていろいろと審議を尽くして参ったのでありますが、さらに続けてお尋ねいたしたい点は、確かに厚生省の答弁にあったように、根本的にむずかしい問題点がありますが、しかし、むずかしい問題点があって速急に解決したいというそれだけの言葉ではとうてい満足することがまだでき得ないのでございます。従って、そういう基本的な問題にも触れながらさらにお……

第34回国会 社会労働委員会 第18号(1960/03/28、5期、日本社会党)

○坂本昭君 先日伺いましたが、もう一ぺん改めて厚生大臣に、厚生年金保険の問題に関してお尋ねをしておきたい。その前に局長に、日雇健康保険に加入している人で、厚生年金保険に入っている数、大体おわかりになりますか。
【次の発言】 入っている人があるかないかはおわかりになると思うのですが、全然ないのか、それとも若干あるのか、数万あるのか、その程度の返答をまずいただきたい。
【次の発言】 厚生年金保険法の十二条には、適用除外として、被保険者としない者の中に、臨時に使用される者であって、日日雇い入れられる者という項があります。しかし、これにはただし書きがあって、一カ月をこえ引き続き使用されるに至った場合は……

第34回国会 社会労働委員会 第19号(1960/03/29、5期、日本社会党)

○坂本昭君 従来まで直接国庫の支出しておりました予算の金額、大体どの程度であるか、御説明いただきたい。
【次の発言】 そうしますと、これは対象人員となっていますが、優生手術の件数からいきますとどういう数になりますか。それからまた、単価が幾らになるか、並びにその優生手術がここ最近数年間、手術件数がどういうふうな経緯を伴って変化しているか、御説明いただきたい。
【次の発言】 手術の単価……。
【次の発言】 今のは全部乙表で計算しているということなんですね。実際は、病院で手術する場合は、甲表の場合もあるし、今の予算単価にもう少し変化があるのじゃないかと思いますが、非常にこまかいことを聞いて恐縮ですけ……

第34回国会 社会労働委員会 第20号(1960/03/30、5期、日本社会党)

○坂本昭君 最初に大臣に伺いたいのでありますが、労働者災害補償保険法はその最初の目的のところに示してありますように、「業務上の事由による労働者の負傷、廃疾又は死亡に対して迅速且つ公正な保護をするため、災害補償を行い、併せて、」云々と書いてあります。業務上の事由による災害補償を行なうということでありますが、これは災害の補償を行なうのでなくて、災害によって起こった負傷あるいは疾病、それに伴って賃金の獲得能力が下がるので、それに対して補償を行なう。そういう意味に当然理解せられるのでありますが、その場合、一体災害というのはどういうことを言うのか。この労働者災害補償保険法の中には、災害とは何ぞやという定……

第34回国会 社会労働委員会 第21号(1960/03/31、5期、日本社会党)

○坂本昭君 簡単にただいまの栗山さんの意見などを含めて委員会として精神簿弱者福祉法案は一応われわれとしてはこれに賛意を表してただいまから本会議に回るところですが、審議を通して今栗山委員からも発言されたような、きわめてわれわれとして不満に思う点がたくさんあるのです。特に厚生当局の意思の熱意を疑うといったら少し語弊がありますが、あなた方としても御苦労なさっておるでしょうが、もっともっと積極的にやっていただきたい点がたくさんある。たとえば売春問題に関連する問題、あるいは犯罪との問題、あるいは特殊な犯罪との関連性、そうした社会性の問題もあれば、栗山委員の指摘されたようなきわめて人道的にも、個人的にも悲……

第34回国会 社会労働委員会 第24号(1960/04/13、5期、日本社会党)

○坂本昭君 こちらが予備審査だからだと思うのですが、労働省からいただいたのを見ると、この法案の基礎資料になるいろいろな統計的な数字などまだもらっていないと思うのです。一つ今までの統計資料をまとめたものをいただきたい。たとえば、この間の政令のこまかいのをいただきましたね。この中にも国及び地方公共団体等の機関にかかわる雇用率、こういう場合に、国及び地方公共団体の機関の数をどういうふうに抑えておられるか、たとえば消防庁とか警察庁とかありますね、そういったものを、どういうふうに押えてどういうふうに除いておられるか、あるいは障害者をもってあてることが困難な職を多数含む機関として、林野庁、日本国有鉄道、地……

第34回国会 社会労働委員会 第26号(1960/04/21、5期、日本社会党)

○坂本昭君 今回の母子福祉の貸付法の一部改正は、確かに改善の面があることを認めたいと思います。それからまた、ある面においては、母子家庭のその母の生活の安定のために、労働省よりも厚生省が若干熱意があるということも私は認めたいという点も若干あります。しかし、いろいろな問題点がありますので、少しお伺いいたしたい。  第一は、先ほど来いろいろの数があげられて、この資料にも非常によく説明はされておりますが、まだ少し足りない点がありますので、その点を少し伺っておきたい。第一は、母子世帯の百十五万の世帯について、いわゆる子供の数が何人であるか、それから未亡人団体、今三十という数を言っておられましたが、この未……

第34回国会 社会労働委員会 第27号(1960/04/26、5期、日本社会党)

○坂本昭君 関連して。今の局長の答弁を聞いていると、採炭という、実績を上げるためには保安はどうでもいいというふうな極端な見解をお持ちになっておられるのではないかと疑われる節もある。私はあらためてお伺いしたいのですが、現在のこの三池炭鉱の保安状況について報告を受けておられますか。
【次の発言】 関連して。今藤田委員も言われた通り、争議中に会社側に加担するためには保安規則を曲げてもよろしい、私はそういう問題になるだろうと思う。今局長は、五十八条の認可事項として縦坑における巻揚装置の問題を取り上げておられたが、現在これはこの縦坑では人員十三名の制限を受けて常時人間を運搬しているんではないですか。もし……

第34回国会 社会労働委員会 第28号(1960/04/27、5期、日本社会党)

○坂本昭君 近来社会保障制度の拡充が世論として推進せられるようになり、特に医療保障、国民皆保険といった問題が緊急の所要の条件として国民全般の強い熱望となって現われるに至って参りました。その間、この明治の初年からずっと薬事に関する法律が続いてきておりまするが、いわゆる薬屋あるいは医薬品等、こういうものに対する考えも非常に変わってきておると思います。たとえばよきにつけ、あしきにつけ、医薬分業といった問題、あるいは薬剤師の身分、資格の問題、これらには日本独得の発達の歴史あるいは習慣というものがあります。しかし、いずれにしましても、だんだんと社会保障が合理化されるとともに、われわれの健康を保持していく……

第34回国会 社会労働委員会 第30号(1960/05/09、5期、日本社会党)

○坂本昭君 この際、政府にお伺いしておきたいと思いますが、引揚者の給付金等の支給につきまして、この三年間にその大部分が手続を終了されたということですが、その大部分という数はどの程度か、そうして、あと残っていると想像される数はどの程度か、御説明いただきたい。
【次の発言】 例の公務扶助料の問題などにつきましても、相当古い、十年ぐらい前のもので、当然成規な申請の権利がありながら諸般の事情のために忘れたり、あるいは怠ったりしておった人が、だんだんとその権利に目ざめてきたという実例がありますから、この場合もかなりの数があろうと思いますが、それでもあと何十万とか何百万とか、ある程度のめどはつくのではない……

第34回国会 社会労働委員会 第31号(1960/05/10、5期、日本社会党)

○坂本昭君 関連して。今の品目の問題は、これは販売業の各種のものに通じての問題であろうと思いますが、そうですね。今のは、ほかのことも、今の特例販売業だけではないのでしょう。
【次の発言】 今の品目の改訂の問題は、今度の二十五条の四号だけではなく、二号、三号にもおそらく通ずる問題だと思うのですが、そういうふうに理解できるのじゃないですか。
【次の発言】 ですから私は、今の三つの販売業について明後日御説明をいただきたい。その場合に、先ほど、非常に高野委員の質問に渋っておられましたが、しかし、局長の論理の筋道は二段階に私は読み取れる。それは、基準を作るということ、そうして、その基準に従って検討を加え……

第34回国会 社会労働委員会 第32号(1960/05/12、5期、日本社会党)

○坂本昭君 きょうは、薬事法案の中の第八章医薬品等の広告について、これは、先般来、たびたび質疑が行なわれていますが、いまだ、明確でない点が多数ありますので、少し基本的な点からお尋ねいたしたいと思います。  まず、これは、大臣にお伺いしたいのですが、広告とは何かということなのですね。それで、これは、広告というのは医薬品の広告についても、ソ連に行っても、中国へ行っても、あるいは社会主義のいろいろな国でも、あるいは資本主義の国でも、これは、どこにもあることですけれども、資本主義の国では過当競争の結果、誇大になるということが、いわば、広告の本質であろうかとも思われる。大臣は別に広告の専門家ではないでし……

第34回国会 社会労働委員会 第33号(1960/05/17、5期、日本社会党)

○坂本昭君 先般に引き続いて、広告に関する質疑を続けて行ないたいと思います。  この前の昭和三十四年の一月から十二月までの医薬品等に関する薬事監視状況、これについて内容的なことをお尋ねいたしましたところ、新しい資料で、一斉取り締まりによる薬事監視の状況というものをいただきました。これを見まして、実は驚いたのですが、昭和三十三年に製造業を対象としたもので、総件数が五百五十九件に対して、不適というものが百二十八件、二三%です。販売業者を対象とするものが四千三百七十件で、不適が四百七十五件、一一%。それから昭和三十四年度の第一回の一斉取り締まりで、製造業が六百六十四件で、不適が百七十八件、二七%。そ……

第34回国会 社会労働委員会 第34号(1960/05/19、5期、日本社会党)

○坂本昭君 速記とめて……。
【次の発言】 銀行局にお伺いいたします。  今度の医療金融公庫法案は、従来の、特にあなたのところの所管の国民金融公庫、あるいは中小企業金融公庫、こういったものにならった新しい公庫法でございますが、これらを通じてすでに国民金融公庫法の第一条、あるいは中小企業金融公庫法の第一条、いずれも「一般の金融機関から資金の融通を受けることを困難とする国民大衆に対して、」あるいは「一般の金融機関が融通することを困難とするものを融通すること」というふうな形容詞といいますか、説明がついております。で、今回のこの法案におきましても「一般の金融機関が融通することを困難とするものを」という……


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第35回国会(1960/07/18〜1960/07/22)

第35回国会 決算委員会 第閉会後2号(1960/08/01、5期、日本社会党)

○坂本昭君 関連して。今食費は日当の中から差し引くという話でしたが、食費の額はもちろん国会周辺の場合、あるいは三池の場合いろいろ違うと思いますけれども、実情はどうなっておりますか。
【次の発言】 そうしたらこれはまたあとでも若干これに関連して伺いますが、たとえば国会周辺の警備に出動した警官隊の人たち、相当朝早くから徹夜で次の日まで勤務があるわけです。そうした場合に一食五十円で百五十円引く、地元は半日当だということになってきたら手取りが何もかもなくなってしまう、またそういうことを防ぐためにやっておれば結局食事がおむすびだかパンだか、栄養にも何にもならない。朝から夜中まで、すきっ腹を抱えてじっと立……

第35回国会 社会労働委員会 第閉会後2号(1960/08/11、5期、日本社会党)

○坂本昭君 このたびかねて尊敬しております中山先生が大臣に御就任せられましたことを心からお再び申し上げたいと思います。また、大臣の補佐役として、かねがね各種の会で一緒に討論をして参りました田中先生が次官としてりっぱな補佐役をされることにわれわれとしては非常な安心感を抱くものでございます。特に私は、去年厚生省の中にありましたたった一つの婦人の課長の席が、いろいろな紆余曲折がありましたけれども、ついに婦人として確保せられた、あのことがやはり今日御婦人としての最初の大臣の就任を見るに至った、こういう一つの基因を作ったものである、私はそう考えております。従って、婦人の大臣として初めての御就任であります……

第35回国会 社会労働委員会 第閉会後4号(1960/10/14、5期、日本社会党)

○坂本昭君 第二班は、当委員会の決定に基づきまして、厚生及び労働行政の実情調査のため、吉武委員長、坂本理事、田畑委員の三名が、九月二十六日から十月二日まで熊本県、鹿児島県の両県下へ派遣せられたのでありますが、この間日程の一部を変更いたしまして、福岡県下に発生いたしました炭鉱の災害状況を調査して参ったのであります。熊本及び鹿児島県下の一般行政について、各県庁及び労働基準局において詳細な説明及び要望等を聴取いたしました後、管内の施設を視察いたしたのであります。また、炭鉱の災害については、福岡県庁において、県、労働基準局、地方通産局鉱山保安監督部等関係当局から説明を聴取いたしました後、現地の視察を行……

第35回国会 法務委員会 第閉会後2号(1960/08/10、5期、日本社会党)

○坂本昭君 暑いおりから特に委員長からお許しをいただきまして、樺美智子事件の不起訴処分をめぐりまして、主として次の三つの点について伺いたいと思います。  その第一は、新聞発表されました文書、この文書に盛られている状況についての説明であります。第二点は特に死因についての説明であります。第三点は、今回特に問題になっております鑑定書の公表など、法医学の諸問題であります。  この三つの点について、いろいろとお伺いいたしたいのですが、まずお伺いしたいのは、八月の六日、地検から新聞発表されましたあの印刷物、これはだれの責任で作られたものか。だれの責任でまた発表されたものか、そうして、これは十分もちろん責任……


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第36回国会(1960/10/17〜1960/10/24)

第36回国会 決算委員会 第2号(1960/10/19、5期、日本社会党)

○坂本昭君 関連。先ほど内藤局長のお話では、そういった団体は中央に五十七、地方に六百十四、こういう説明だったですね。中央の五十七というものにはどういうものがあるか、説明していただきたい。  それから地方六百十四と言われたからには、愛媛県の場合は何々があるか説明していただきたい。
【次の発言】 中央の中に、教育父母会議は入っていますか。それから、今小柳委員が指摘された愛媛の教育研究協議会というのは、今局長の言われたものを総括した研究協議会なのですか、その点もう一ぺん明らかにしていただきたい。

第36回国会 社会労働委員会 第閉会後1号(1960/11/28、5期、日本社会党)

○坂本昭君 最初に委員長並びに委員の各位にもお諮りしておきたいのですが、それは今病院ストが全国的に行なわれて、非常に深刻な問題を提供しております。ところが前々から、この日本の医療制度の曲がりかどにおいて、医療費の問題やあるいは単価の問題やそういったいろいろな問題が従来取り上げられてきていましてその最中におけるこうした深刻な問題であって、われわれ委員会としましては、来年からの国民皆保険を控えて、今春以来この医療制度の問題については相当論議を尽くして参りましたが、今後もこの問題はずっと詳細にかつ徹底的に審議を尽くさなければならない点が多いと思います。  そこできょうは、まずこの病院ストという一つの……

第36回国会 法務委員会 第1号(1960/10/17、5期、日本社会党)

○坂本昭君 前回八月十日の本法務委員会における答弁及び文書による回答に対しまして、私は残念ながら十分なる誠意ありと認めることはできがたいのでございます。従いまして次に逐次質問をいたしたいと思います。  まず、刑事局長代理の説明によりますと、上野鑑定人は、過去における胸部圧迫による窒息死の解剖事例を引用して、詳細な検討を加えてあるということであります。しかしながら過去の解剖事例と申しますと、イギリスにある四例にしかすぎません。しかもこの四例のうち、一番上は十八才であって、成人は入っておらないということはもう前回に私申し上げた通りであります。さらにまた文書回答の中にもあげてありますが、朝日ジャーナ……

第36回国会 法務委員会 第閉会後1号(1960/11/30、5期、日本社会党)

○坂本昭君 すでに当委員会では八月の十日、それから十月の十七日と二回にわたって六・一五事件をめぐる樺美智子さんの死亡の問題について審議をいたして参りました。専門的、技術的かつ具体的ないろいろな質問をいたしましたので、出席議員の各位におかれましては、専門的な面について聞き苦しくお感じの方がおられたかもしれませんが、私は政治的な扱いというよりも、もっと具体的に追及する必要がこの際は特にある、そう考えましたので、従来そういう審議の仕方をとって参ったわけであります。  前二回の審議を通じて感じておりますことは二点ございます。それはこの六・一五事件というものの事件の本質がまだ十分に明らかにされていない。……


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第37回国会(1960/12/05〜1960/12/22)

第37回国会 社会労働委員会 第2号(1960/12/15、5期、日本社会党)

○坂本昭君 日本赤十字社が本社また支部、さらに各病院、診療所、それぞれの方々がそれぞれの立場で、あるいは国際的に、あるいは国内的に多くの仕事をしていただいて参りましたことにわれわれとしては心から謝意を表しているものでございます。  ただいまお二人から御説明を承りまして、当面する病院ストというものについて、当委員会としては当事者の自主的な、民主的な団体交渉によって解決されることを心から望むものであって、われわれ委員会がどうしようというものではないことを明らかにしておきたいと思うのであります。ただ御承知の通り、日本赤十字社法が昭和二十七年の八月十四日に制定されましたとき、当参議院の厚生委員会におき……

第37回国会 社会労働委員会 第3号(1960/12/20、5期、日本社会党)

○坂本昭君 近年、石油化学の発達のために、安価に得られるニトログリコールを使用することで急速に増加して参りました火薬工場における職業病の問題について、数点お尋ねいたしたいと思います。  今春、労災法改正のときに、職業病の一般問題についてかなり討論いたしましたが、そのときに労働基準法施行規則の三十五条による三十八項目にわたる職業病の中には、このニトログリコールというものは出ておりませんでした。寡聞にして私は知らなかったのであります。ところが、最近になりましてニトログリコール中毒、いわゆる火薬病というものが非常に重安性をもって取り上げられるようになり、規則三十五条の三十七虫「中央労働基準審議会の議……

第37回国会 社会労働委員会 第4号(1960/12/22、5期、日本社会党)

○坂本昭君 日本赤十社法の第五章「監督及び助成」、その項目の中に、三十六条、「厚生大臣は、……業務若しくは財産の状況に関し報告をさせ、…… 検査させることができる。」々々。それから三十七条、業務に関し監督処分の権限のあること。それから三十九条、助成業務の実施に必要なときは補助金、貸付金、国有財産を譲渡することができる。こうした以上の社法三十六、三十七、三十九条の実際にあった実例を一つ述べていただきたい。あったかなかったか。めんどうくさいことは一々要りません。あったかなかったか、あった場合には三十六条のどういう事実があったか。同時にこれは社会局で調べておられると思いますが、社会局のどこが担当して……


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第38回国会(1960/12/26〜1961/06/08)

第38回国会 社会労働委員会 第2号(1961/02/07、5期、日本社会党)

○坂本昭君 単価、幾らでやったかということ、前七千八百円だったでしょう、それが今度これは幾らになるか……。
【次の発言】 関連して、きょうの会計課長の説明はなかなかよかったんですが、私も今の藤田委員と同じように、私は、たとえばと申しますと、生活保護法の引き上げの一八%ですね。これについての算出の基礎がどういうふうにしてあるのか、ちょっと書いてあるようでありますけれども、もう少しこまかく算出の基礎がどうであるか。それから福祉施設に勤めている人の給与が七・五%引き上げになりましたね。それについて平均単価はどう見ているかということと、それから七・五%の計数的な基礎ですね。それから医療費の一〇%引き上……

第38回国会 社会労働委員会 第3号(1961/02/09、5期、日本社会党)

○坂本昭君 昨年身体障害者雇用促進法ができまして、その後政令あるいは施行規則、それらのこまかい点についてまだ当委員会では詳細に承っておりません。従って、それらのその後の政令、施行規則の内容並びに特に諸官庁が雇用率を定めて身体障害者を雇用するということになったにつきまして、どういうふうに各官庁に通達を出したか、それらの実施状況、それらを御説明いただきたいと思います。
【次の発言】 十二月一日に施行令と施行規則ができて、それからそれを各官庁と民間に呼びかけているというが、その呼びかけているという言葉じりをとらえるわけじゃないが、これは各官庁、民間の方にも文書を出していると思います。そうしてそれは十……

第38回国会 社会労働委員会 第閉会後3号(1961/07/31、5期、日本社会党)

○坂本昭君 まず、灘尾大臣の御就任を心からお祝い申し上げますとともに、就任早々、医療費問題という難問題をかかえられましたことをまことに御苦労に存じます。しかし、灘尾大臣はすでに厚生行政におきましてはベテランであられますし、国民の期待する解決方法をお出しになるということをわれわれも実は待っておる次第であります。  そこで、この医療費問題はただ単に日本医師会と自由民主党、あるいは日本医師会と厚生省との間の問題としてとどまるだけではなく、国民の大多数はいかにも今沈黙を守っているようではありますけれども、国民ひとしく自分自身の身にかかる問題として国民は納得のいく筋道を経てこの医療費問題の解決されること……

第38回国会 社会労働委員会 第4号(1961/02/14、5期、日本社会党)

○坂本昭君 関連。今、政府から三十六年度について計算した資料をにらみ合わせて、その中から適正か不適正かというお話が出ておりましたが、その肝心の資料がわれわれの手元にないのです。だからあなたがそう言われたところでわれわれは見当がつきません。その資料を前から出してもらいたいということを先週の当委員会で申し上げているはずです。従って、それを出して、そうしてわれわれが見ながら、こういう点でもって適正か不適正かという問題点がある、そういうふうに説明していただくとわれわれも理解ができる。従って、その資料を取りあえず出していただきたい。そうしたらこれからのあとの審議を続けることができると思うのです。その資料……

第38回国会 社会労働委員会 第閉会後4号(1961/09/22、5期、日本社会党)

○坂本昭君 関連して。今勝俣委員から質問された点、私も両省の説明を聞いて疑問に感じたのは、大体天変地異に対して、厚生省としてはどういう体系的な対策を持っているか。法の定めるところによると、日本赤十字、これは少なくとも天変地異に対する救急病院として、これは救急要員をかかえて対策に動かなければならない。また、収容しなければならない。それからまた、国立の医療機関は、これは国が直接管理するところとして、国の命令をもって出動させることもできるわけですね。それからまた、労災保険の特別会計から薬品を無料配布した、これは一応いいようだけれども、これは労働災害じゃなくて、天変地異によるところの災害ですから、私は……

第38回国会 社会労働委員会 第5号(1961/02/16、5期、日本社会党)

○坂本昭君 このたび労働福祉事業団がいわば改組せられて、雇用促進事業団、こういう形になるということで、先般も若干お尋ねいたしましたが、この際、労働福祉事業団の財務及び会計のことについてお尋ねをして、さらにこの雇用促進を中心として新しく作られる事業団の、特に予算、また、その基本的な会計のことについてお尋ねをしていきたいと存じます。  最初にお尋ねしておきたいのは、働労福祉事業団が現在四条の規定によって政府出資並びに地方公共団体の出資による資本金、これがどうなっているかということ、それから二十六条、二十七条、二十八条に、一時借入金、それから交付金、それから余裕金の運用、こういう規定がありますが、そ……

第38回国会 社会労働委員会 第6号(1961/02/21、5期、日本社会党)

○坂本昭君 一番最初に大臣に伺っておきたいことは、当委員会では、二月の七日に厚生予算全般についての説明を聞きました。そのときに、当委員会全体から、審議の必要上、資料の提出を求めました。その資料は、たとえば、大臣が非常に苦労された生活保護の一八%引き上げ、その引き上げの具体的な根拠、どういう根拠で一八%引き上げたか。あるいは、社会福祉関係に七%のベース・アップをした。その根拠はどういうところにあるか。これは社会局関係。それから保険局については、医療費引き上げの一〇%の根拠。さらに、国保、年金の内容的な数字。また、児童局では、保育所に働く保母さんたちのベース・アップの七尾の根拠。さらに、医務局につ……

第38回国会 社会労働委員会 第7号(1961/02/23、5期、日本社会党)

○坂本昭君 私たちは、労働ということを一番評価し、それを一番尊敬しているものであります。従って、同一労働同一賃金、こうした見解もわれわれのいわば一つの倫理観念として、また、われわれの人生観として持っているわけであります。  最近、従来抑圧されておった婦人の体力やあるいは精神力あるいは知力、こうしたものが解放せられて、その能力がとみに増加してきたことをわれわれとしては非常に喜ぶものであると同時に、婦人労働というものが非常に重要な意味を持ち、また、尊重せられるようになってきましたので、きょうは、特に婦人労働問題について担当の方々のいろいろの御説明を伺い、また、御見解を伺っておきたい、そう存ずる次第……

第38回国会 社会労働委員会 第8号(1961/02/28、5期、日本社会党)

○坂本昭君 昨年来、参議院の当委員会で小児麻痺の予防の問題について再三審議をいたして参りました。その際に一番問題になっておりました最も新しく、かつ最も効果的な生ワクチンの問題について、先般答弁がございまして、イギリスのファイザーからセービン博士の指示する生ワクチンが到着をするということでありましたが、それが到着したということを聞いております。多分一型、二型、三型と分けて着いたと思いますが、何人分が着いているか。さらにまた、これの検定の予算はどうなっているか。まずその点を御説明いただきたい。
【次の発言】 それではこれはもう専門的なことにわたりますから、担当の予防衛生研究所から御説明いただきたい……

第38回国会 社会労働委員会 第9号(1961/03/02、5期、日本社会党)

○坂本昭君 ただいまの高野委員の御発言に関連いたしまして、私も全く同感で、きのう戸叶議員から農業基本法に対する質問の際に、大蔵大臣は、農民削減に対してその処置をどうするかと言ったときに、本年度十数カ所の職業訓練所を作ってそれの対策を立てるという返答を大蔵大臣がしております。きのうは労働大臣出ておりません。私はそのときに、これは当然労働大臣が答えるべき所管事項を大蔵大臣が答えておる、これははなはだ異といたしましたので、ただいま高野委員が特に農業基本法の問題に関連して当委員会でも取り上げるということについては、与野党ともに満場一致して賛成するものだ、そういうことを一言付しておきたいと思います。

第38回国会 社会労働委員会 第10号(1961/03/09、5期、日本社会党)

○坂本昭君 相馬委員の御質問まことに当を得た御質問であると思います。特に昨年の労災法の一部改正以来、今審議せられた事項は当委員会でも非常に真剣に討論せられたところであって、ただいまの石田大臣の御答弁を承ると、前の労働大臣より若干前進をした御答弁をいただいたような感じを受けております。そこで時間の関係で簡単に二、三お伺いしたいのですが、まずその前に、今労災保険の積立金が幾ら大蔵省の資金運用部資金に預託されているか、概数だけちょっと説明していただきたい。
【次の発言】 資金運用部資金の中に預託されている金が数十億に上るという一つの事実の前提のもとに少しお尋ねしたいのですが、先ほど相馬委員大へん労働……

第38回国会 社会労働委員会 第18号(1961/04/04、5期、日本社会党)

○坂本昭君 関連して。ただいまの大臣の決意のほどはよくわかりました。ただ昨年の同期よりふえておるということは事実で、昨年五千名をはるかに上回って、終戦前並びに後、最も大きな流行を見て、国内のすべてのお母さんの方たちが非常な不安な状態になったということは御承知の通りです。私は昨年よりふえておるということは、これは一つの責任問題だと思います。私は今後――本年度の予算の編成のときから、もし今度も同じような流行、あるいはさらに大きい流行が起こったときには、責任を追求する、私ははっきりこう申し上げてきたのです。その責任の問題と関連して、私は二つ考え方があると思うのです。一つは技術的な問題、一つは予算上の……

第38回国会 社会労働委員会 第19号(1961/04/06、5期、日本社会党)

○坂本昭君 委員長、ちょっと待って下さい。  理事を私は求めたのではなく、理事長を求めたので、たまたまかぜで病気であるということで、理事がかわって出るということは、この際明らかにしておいていただきたい。そうしないというと、これは理事長が労働大臣から任命をされて、そうして理事は理事長が指名するものであって、責任の軽重、また、この審議会における意見のウエートの点においても非常な違いがあると思いますので、この際その点だけは明らかにして、病気がなおった場合には、当然責任者である理事長の出席を私は求めたい。この点を一つ明らかにしておいていただきたい。

第38回国会 社会労働委員会 第20号(1961/04/11、5期、日本社会党)

○坂本昭君 まず最初に、大臣に伺っておきたいと思いますが、今日結核それから精神、この二つの疾病によって国民の長期療養並びに多額の費用を要するために貧困層に転落していく、そういう数が非常に多いことから、今回のような改正案が出されたということは、まあ一つの進歩であることを認めます。しかし、今も補足説明がありました通り、要入院――入院、収容を必要とする、精神病院に収容を必要とする者の数が三十五万人という多数であります。それからまた、現在の病床数はまだ十万に足らないというふうに大体理解されています。それで一番最初に伺いたいのは、今後の精神病患者に対する病床計画をどういうふうに立てておられるかという問題……

第38回国会 社会労働委員会 第21号(1961/04/13、5期、日本社会党)

○坂本昭君  出席参考人を明らかにして下さい。
【次の発言】 参考人に伺いたいのですが、参考人はこの二月に新しい理事長の職に就任をせられたと聞いておりますが、どういう新しい構想と新しい目標を持たれて就任せられたか、その決意並びに御方途をこの際承りたい。
【次の発言】 今の労災病院の運営の改善の問題についてはまた後にお尋ねしますが、その前に、前にも次官をせられた専門家であられますので、われわれとしては十分信頼し、十分なお考えを持っておられることと思いますが、この際、特に新しい雇用促進事業団が発足すると、あなた方の仕事はもう労災病院一本にしぼられてくる、従って、そういう点で労災補償とは一体何をいう……

第38回国会 社会労働委員会 第24号(1961/04/25、5期、日本社会党)

○坂本昭君 一番最初に伺っておきたいことは、今回の結核予防法の改正の趣旨が、結核に対する責任、結核対策の責任を国がとるというような点を、少しでも明確にしようとする趣旨のもとになさっておられるのかどうか。 大体この結核予防法というのは、法、自体は国が責任をとるという態度ではありません。地方自治体が結核予防に対する責任をとるという態度でできてきた法律であって、われわれとしては、そういう態度では、この社会的な疾病である結核に対する十分な国の責任というものはとれないと思うのです。そういう点で、今度の改正の趣旨の中に国が責任をとるという、そういう趣旨はどの程度できておるのか、この点をまず明らかにしていた……

第38回国会 社会労働委員会 第25号(1961/04/26、5期、日本社会党)

○坂本昭君 まず、社会事業をやっておられる、特に民間の社会事業家に対して退職金を支給される、こういう考えのもとに立法されたこの法案の趣旨は、私は悪いとは思いません。退職金を差し上げるということはけっこうなことですが、まず内容的に非常に少ない額だということ、従来までもそうですけれども、今後も社会事業家に犠牲と献身をいわば強制することで、しかも、少額の退職金でがまんしてくれということは、どうもあまりにも事態を糊塗し、それから社会事業家を愚弄するもはなはだしいではないか。趣旨としてはいいが、こういう程度ではきわめて不完全だという私は感じをせざるを得ない。退職金ももちろん必要です。しかし、われわれが当……

第38回国会 社会労働委員会 第28号(1961/05/16、5期、日本社会党)

○坂本昭君 四点ほど簡単にお尋ねいたしますので、明確な御答弁をいただきたい。いずれも大臣に伺います。あと事務当局から補足していただくならばけっこうであります。  第一点は、生活保護の患者が今度の改正によって結核予防法の中に吸収され命令入所の措置を受ける、そういうことになってきまして、一番財政的にあわてているのは県ではないかと思う。今まで生活保護は、県は一割、それから市が一割、国が八割持っておる。それが今度はなるほど命令入所で十割公費負担になるが、県は二割持つわけです。ですからこれを計算してみると、県としては、むしろ財政的な負担がよけいかかってきて困るのではないか。そういう点について厚生省として……

第38回国会 社会労働委員会 第29号(1961/05/18、5期、日本社会党)

○坂本昭君 確かにわれわれの言っていることを厚生省はよく理解してない。理解してないというよりも理解するとあとがめんどうくさいものだから避けているのじゃないかとさえ思う。  私は問題点は二つあると思うのです。一つはあん摩師、はり師、きゅう師及び柔道整復師、そういう言葉で表わされている医業類似行為、これを一体厚生省としてはどういう考えで将来律していこうか。そういう点についての基本的な考え方ができていない。  それからもう一つは、身体障害者の生存権、生活権、労働権、こういうものに対する理解が十分でない。それから問題は、私は、このいわゆる医業類似行為の私は正当に医療補助の一つの技術として検討を加える。……

第38回国会 社会労働委員会 第30号(1961/05/23、5期、日本社会党)

○坂本昭君 関連して。ただいま安藤先生の告白を聞きまして、いろいろと感慨深いものを感じました。  そこで安藤次官に伺いますけれども、厚生白書というものは、これは厚生省が責任持って出しておられるものであり、これに対しては安藤次官も責任をお持ちになられるのでございましょう。
【次の発言】 三十五年の厚生白書は、これは中山厚生大臣が最初に序文を書いておりますが、「厚生省におきましては、これまで所得保障および医療保障を中心として、各種の福祉施策、公衆衛生諸施策などを推進してまいりまして、ほぼ社会保障制度の骨格を整えたのであります」云々と出ております。これはもちろん中山厚生大臣が書かれたのでありますが、……

第38回国会 社会労働委員会 第31号(1961/05/30、5期、日本社会党)

○坂本昭君 私もこの際、ただいま問題になっております健康保険法等の一部を改正する法律案の中で、特に分べん費の問題について、若干厚生当局の御決意のほどを伺っておきたい。それは皆保険下におきましては、あらゆる労働者だけではなく、母体の保護あるいは妊産婦の保護、こうしたものが全部保険の対象とならざるを得ない状況になっておる。そういう中で、この保険当局は、保険の制度の問題あるいは財政の問題、そういうことだけでこの事態を見ておられるので、幾つかの間違いや、あるいは誤った見当をおつけになるのではないか、そう思われるのであります。で、今、私は、統計で妊産婦の死亡の状態を今見てみましたところが、日本の場合は、……

第38回国会 社会労働委員会 第32号(1961/05/31、5期、日本社会党)

○坂本昭君 まず第一に、これは事務当局に明確なお考えなり定義を伺っておきたいのは、失業保険法の第三十九条の諮問機関というところに、「労働大臣は、失業保険事業の運営に関する重要事項については、あらかじめ、職業安定法第十二条に規定する中央職業安定審議会の意見を聞いて、これを決定しなければならない。」と規定されておりますが、ここで伺いたいのは、失業保険事業というのは何をさすのであるかということと、もう一つは、重要事項というのはどの範囲までをさしているのか、という点についてまず御説明をいただきたい。
【次の発言】 大へん明瞭なるお答えでよくわかりました。  そこで労働福祉事業団法の十九条の一の二、これ……

第38回国会 社会労働委員会 第33号(1961/06/02、5期、日本社会党)

○坂本昭君 今、次官は今明日中に出発ということを言っておられましたけれども、実際は次官のお考えが一番正しいんです。というのは、この非常に流行の切迫しているということもありますけれども、それよりも今一番生ワクを使っているところはソ連、チェコですね。特にソ連が一番中心です。ところが、ソ連では六月の大体中旬に入りますと、もう十日ごろから夏休みになるんですよ。夏休みになりますと、モスクワあたりにはりっぱな学者だとか、あるいはバレリーナーの有名な人なんていうのは、ずっと南の方に避暑――避暑と言いますか、遊びに行ってしまうんですね。これはちょうど私今から五年前にモスクワに六月十日過ぎに行きました。そのとき……

第38回国会 社会労働委員会 第34号(1961/06/06、5期、日本社会党)

○坂本昭君 今両局長からの御説明でほぼよくわかりました。  この際、概括的なことについて少しお尋ねをしておきたいと思います。  まず第一に、国民年金の方でございますが、現在の加入率といいますか、四月以来拠出制の国民年金に対して登録の書類を出し、あるいは手帳の交付を受けた数がどの程度であり、それからまた、掛金の納付の状態がどういうふうになっているか、あるいはまた、その印紙を具体的に各市町村で張っている状態がどういうふうになっているか、その拠出制年金の四月一日からの実施の状況について御説明いただきたい。
【次の発言】 四月以来、この拠出年金に対する拒否運動の姿が漸次緩和されてきて、当局としては相当……

第38回国会 逓信委員会 第27号(1961/05/30、5期、日本社会党)

○坂本昭君 各種の公共企業の中で公衆電気通信事業ほどここ数年来の間に発展してきたものはございません。特に第一次五カ年計画発足の昭和二十八年、これを一〇〇として、三十四年度に電話加入の数は一八一、それから電話の機械の数は一八六、回線のキロ数は三二〇、さらに利益の収入は、昭和三十四年度に五百十四億、二十八年度に比べまして十倍以上の利益をあげております。これらの発展はまことに驚嘆すべく、かつ祝福すべきものでありまして、私としては政府当局、電電公社当局、またその職員の皆さんに敬意と謝意とを、国民の一人としまして心から表するものでございます。とは言いながら、全国には希望しながら、まだ無加入の申込者が多分……


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第39回国会(1961/09/25〜1961/10/31)

第39回国会 社会労働委員会 第2号(1961/10/04、5期、日本社会党)

○坂本昭君 社会保障の諸問題が山積していますおりから、練達有識の灘尾厚生大臣の新任を迎えましたことをわれわれとしては心から喜びますとともに、非常な期待を持っているものでございます。  そこでこの際、社会保障全般の問題あるいは社会事業の問題、あるいは長期政策、特に国保それから医療問題、こうしたことにつきまして本日時間の許される限り原則的な大きな問題について、大臣の所信表明に関連して、今後の運営の基本的な方向をひとつ伺っておきたいと思います。  第一に伺いたいことは、大臣はもうすでにその道の専門家ではあられますけれども、この社会保障というものをどういうふうに考えておられるか。実は前大臣にこの点を伺……

第39回国会 社会労働委員会 第5号(1961/10/17、5期、日本社会党)

○坂本昭君 いわゆる三楽病院の事件についてお伺いいたしたいと思います。御承知のとおり、看護婦勤務室に寝かされていた生後二日の赤ちゃんがさらわれた、略取された事件であります。被疑者小吉某女が赤ん坊の略取を計画して、幾つかの病院を実地見聞し、最後に三楽病院を選んだ、すなわち病院から赤ん坊を略取することについての、いわば難易、あるいは可能性、こういうことについて警察当局としては被疑者を十分お調べになったと思われますから、被疑者がこの計画をする上について私の聞き及んだところでも、幾つかの病院を見聞しているようでありますので、被疑者がどういうふうに、見聞した結果病院の管理について見ているか。その事実を簡……

第39回国会 社会労働委員会 第6号(1961/10/19、5期、日本社会党)

○坂本昭君 本日の出席政府関係の委員あるいは関係の役所の人たちの名前と官職をおっしゃっていただきたい。
【次の発言】 ただいまから身体障害者雇用促進法の施行状況についてお尋ねいたしたいのですが、時間の関係もありますので一括してお尋ねしたいと思います。  特に一昨日、当委員会で五名の参考人を呼びまして意見をお聞きしましたところ、中には、適応訓練のごときは非常によい制度である、もっと人員をふやしてほしいというような御意見もありましたが、全般としては、雇用が促進されているというよりも雇用はちっとも促進されていない、あるものによっては阻止されているというような、非常なわれわれの期待に反した参考人の説明……

第39回国会 社会労働委員会 第9号(1961/10/30、5期、日本社会党)

○坂本昭君 先般、今回の新しい年金法の改正について詳しい説明をいただきましたが、今度の改正で予算的にどういうふうな変化が起こるか、その予算的な内容についての御説明がこの間なかったように思いますので説明していただきたい。
【次の発言】 今回の改正で、若干従来より改められた点もあることについては、これは国民のために喜ぶべきことであると思うのですが、やはり何といっても一番の問題点は、この年金の額が問題だと思うのです。これは将来の拠出制の年金についても、また、現在の福祉年金の額についても、この年金額の決定の問題が一番私は当面の問題として、ほんとうに福祉年金をもらいながらもそれが実際に生活を福祉の目的に……

第39回国会 社会労働委員会 第10号(1961/10/31、5期、日本社会党)

○坂本昭君 きのうから年金福祉事業団の問題についてお尋ねして参りましたので、最後に一点だけ、一番最後にきのうお尋ねしたのですが、事業と金融と分離していくおつもりであると、そういう御答弁がありましたが、現在厚生年金の積立金を使っていろいろな施設を作っております。それからまた、新宿には有名な厚生年金会館と、こういったものもあります。これらの運営の内容についてはまた別の機会にお尋ねしたいと思うのですが、将来こういう年金の積立金に直接間接関連して作られていくところのいろいろの福祉施設、こうしたものの運営についてどういう方針を持っておられるか、この際承っておきたいと思います。


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第40回国会(1961/12/09〜1962/05/07)

第40回国会 運輸委員会 第11号(1962/03/06、5期、日本社会党)

○坂本昭君 先般、土讃線に大きな山くずれが起こりまして、そのために公務災害のもとに二人の保線要員が犠牲となって倒れました。うち一名の死体は見つかりましたが、まだ一名は発見されていないようであります。この尊い犠牲者の霊に対して心からお弔いの言葉を申し上げたいとともに、その後の復旧工事に非常に努力しておられる当局の御努力、またそれに従事している労働者の諸君に心から謝意を表したいと思うのでございます。ただ、今回の問題、今回の事件を契機として非常に重大な点が考えられるのではないかと思うのであります。もちろん災害の復旧のすみやかなるべきことを願うのでありますが、この原因のよって来たるところを検討しますと……

第40回国会 運輸委員会 第13号(1962/03/13、5期、日本社会党)

○坂本昭君 土讃線山くずれにつき三月九日午後現地を大倉委員、寺尾委員とともに調査いたしました結果につきまして、簡単に御報告いたします。  高さ百二十メートルの山腹大崩壊の現地に参りまして、崩壊の壁面に直面しまして、いよいよその激甚さに驚かざるを得なかったのでありますが、命綱のロープに身を託し崩壊壁面で作業している労働者諸君の苦労に謝するとともに、復旧工事を計画監督している当局の苦心に対し敬意を表せざるを得ないものであります。復旧作業の一日も早からぬことを祈るとともに、尊い現在の二人の犠牲者にさらに犠牲の加わることのなきことをひたすら祈る次第でございます。現地におきまして、高知県知事、高知県議会……

第40回国会 社会労働委員会 第2号(1961/12/12、5期、日本社会党)

○坂本昭君 関連。局長さんから、さっき保母の問題についての御説明がありましたが、どうも少し御理解の不十分のような印象を、私は受けております。たとえば低いものもあるというような表現をされておりましたが、みんな低いのですよ。それで、実は地方の婦人少年室が、保母のいろいろな会に出られて、いろいろと啓蒙しておられる努力については、私も敬意を表します。ただ、基準局にも関係してきますが、労働基準法の八条の十二号の職にするか、十三号の職にするか、これは保母さんに全体の意見としては、十二号の教育職を望んでおる。ところが、労働省から厚生省と連絡のもとにきめられたのは、十三号の、つまり医療職、看護婦職、それと同じ……

第40回国会 社会労働委員会 第8号(1962/02/20、5期、日本社会党)

○坂本昭君 最初に機構改革のことについてお伺いしたいのですが、事務当局から御説明いただきたい。先般の厚生大臣の所信表明の中にも、懸案の社会保険行政に関する経営と監督分離の問題について、社会保険庁を外局として設置する、この問題について二、三点お伺いしたいと思います。  第一点は、どういうふうな機構で中央において作られるかということ。そうして、また、具体的に経営と監督とをそれによってどういうふうに分離されていくかということの御説明。  それから次は、地方における関係、中央の社会保険庁の改革によって、地方の社会保険行政、こういうものはどういうふうになっていくかという問題。  それからその次は、三十七……

第40回国会 社会労働委員会 第9号(1962/02/22、5期、日本社会党)

○坂本昭君 海上労働者の労働災害の頻発にかんがみまして労働条件、福祉問題、こういったものにつきまして検討いたしたいと考えます。  まず最初に、海上労働者の災害、つまり海難の業態別の事件数、主として私は漁船についてお尋ねしたいと思いますが、その事件数、さらにその原因別、事項別の説明を簡明にいたしていただきたい。
【次の発言】 基準局から、今の海難について、特に労働災害について特記すべきことがあれば御説明して下さい。
【次の発言】 先ほどの海上保安庁の御説明を伺いますと、非常に漁船に多いということ、また、トン数も二十トンから百トンくらいが約半分に近いということ、こういう点は注目すべきことだと思いま……

第40回国会 社会労働委員会 第10号(1962/02/27、5期、日本社会党)

○坂本昭君 それでは、ちょうど今参考人として柳沢博士の御説明をいただきましたので、国立衛生試験所の池田博士から、学問的な見解について、補足あるいは格別の御意見があれば、ひとつ述べていただきたいと思います。
【次の発言】 簡単でいいです。結論だけでいいです。
【次の発言】 今二人の権威者から御説明がございましたが、厚生省側から、つまり、行政の責任者側からの御説明を聞いておって、私ちょっとふに落ちない点がある。それは、外国の文献はずいぶんあげられたが、一体厚生省自体の実験はあるかということですね。厚生省はよその文献を読んでおって、それでいろいろなことを判断されるのか、これが厚生省の行政の目的なのか……

第40回国会 社会労働委員会 第13号(1962/03/13、5期、日本社会党)

○坂本昭君 関連。私は局長の言葉じりをつかまえて云々しようと思わないけれども、事故あるいは事故死が看護婦の数の不足にのみはよらない、これは警察官か何かが言うことなら私は了承しますよ。これは事故の原因を究明して、最終的に検事か、あるいは警察官が言うことなら一応私は認めるけれども、あなたは何ですか。あなたは日本の厚生行政の、看護行政の一番の責任者じゃないですか。それも患者の側からいうならば、サービスがよくあるか、看護婦の側からいうならば、労働条件がどうあるか、そういうことをいつも考えておらなければいかぬ人が、そういうものの言い方をするのは、私は許すことはできない。ことに看護婦の問題は、きょう今ここ……

第40回国会 社会労働委員会 第17号(1962/03/29、5期、日本社会党)

○坂本昭君 最初に、このあとのほうに法律案関係資料というのがついていますが、もう一度適用者数、それから未適用の地域、それから数、その理由について御説明いただきたい。
【次の発言】 合計幾らですか。大体でいいですよ。
【次の発言】 この際、お伺いしておきたいのですけれども、国民健康保険法は昭和三十三年十二月二十七日に改正になっておりますが、この国民健康保険法と健康保険法の目的に、法文を読むというと違いがあるように思うのですが、国保について、この法律改正によってどういう新しい目的が課せられたか、政府の御見解を承りたい。局長から。
【次の発言】 まあ概念的にいうとそういうことになろうと思うのですね。……

第40回国会 予算委員会 第5号(1962/03/05、5期、日本社会党)

○坂本昭君 国際情勢が、昨年は、ベルリンを中心としてきわめて切迫した状態でございました。ところが、ことしは舞台は回って、アジア、特に極東の地域がきわめて切迫した危険な状態になっております。私は、こういう点から、この切迫した国際情勢の中でも、特に軍事的に緊迫したアジアの外交諸問題を中心としてお尋ねをしていきたい。  まず最初にお伺いしたい点は、三月三日ケネディ大統領の行なった大気圏内核実験再開決定の放送の問題であります。大統領の実験再開発表の前に、池田総理が事前通知を受けるべきであったことは、昨年六月の共同声明の中にも盛られております。しかし、それは、単によその国よりも一日か二日早く通告を受ける……

第40回国会 予算委員会 第8号(1962/03/08、5期、日本社会党)

○坂本昭君 関連質問。先ほど外務大臣がアファームされたということについて説明された言葉ですね。このアファームされるということは、アメリカ側も主張したかもしれないが、日本側もそれを確認すると、そういう意味でアファームという言葉を使われているんじゃないですか。先ほどの外務大臣の説明だけだと、ただアメリカ側が一方的に再び強く主張した、そういうふうな御説明でした。しかし、これは、向こうが主張し、同時に池田総理もこれを確認したと、そういう意味に私はアファームという言葉を解釈するのですが、その点、外務大臣からの説明、さらにそのときの池田・ケネディ会談の内容について、総理からもひとつ明確な御答弁をいただきた……

第40回国会 予算委員会 第11号(1962/03/12、5期、日本社会党)

○坂本昭君 関連。非常に専門的な問題でございますし、また全国民の非常に関心を持っている問題でございますし、また委員長の議事進行に御協力する意味合いにおきましても、簡単にこの際五つ伺っておきたいと思います。ばらばらにいたしますとそのつど関連になりますので……。  どういうことかということを申しますと、第一が去年の六月の緊急事態の問題、それから第二点が生ワクの価格的な内容についての今の答弁をめぐっての点、第三番目に研究者の交流の問題、第四番目が社会主義諸国との貿易と生ワクの問題、最後に日本における生ワクの製造。これはみな関連がありますし、時間の関係がありますから、一括して簡単に申し上げたいと思いま……


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第38回国会(1960/12/26〜1961/06/08)

第38回国会 建設、地方行政、社会労働、農林水産、運輸委員会連合審査会 第閉会後1号(1961/08/01、5期、日本社会党)

○坂本昭君 一つ関連して……。  今、砂防工事の実績を上げるために、建設省の砂防課を行政的にも強化するという御説明がありましたが、それについて、なるほどこれは非常にけっこうなことですが、砂防工事について、もう一つ大事な点は、山腹工事であります。特にこれは、農林省の林野庁に関係してくる山腹工事、この山腹工事と建設省の砂防工事、これが行政的にも、また実際面にも、防災面においても、今までいろいろと問題を起こしてきている。せっかく砂防課を建設省で充実されるという段階において、この山腹工事の問題を、これは両省において、農林省、建設省においてどうされるか、この際、御意見だけ伺っておきたいと思います。


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第40回国会(1961/12/09〜1962/05/07)

第40回国会 予算委員会第四分科会 第2号(1962/03/28、5期、日本社会党)

○坂本昭君 予算書に盛られた金額、あるいはまた、その実施の内容等について疑問がありますので、私は結核対策とポリオ対策、この二つについてお尋ねをいたしたいと思います。  まずお伺いしたいことは、要入院患者は実態調査でも九十六万、また、保健所に登録されている数からいっても二十六万といわれておりますが、それに対する命令入所の患者さんの数の関係をどう見ているかという点であります。この命令入所という言葉は、実は非常に悪い言葉だと思うのです。ほんとうならもっと民主的な言葉を使うべきですが、しかし、公費負担によって患者さんが自己負担を免かれるという点で、日本の結核対策の主流をなすものだと思います。そういう点……



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※このページのデータは国会会議録検索システム参議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2022/12/18

坂本昭[参]在籍期 : 4期-| 5期|
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