辻政信 参議院議員
5期国会発言一覧

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このページでは辻政信参議院議員の5期(1959/06/02〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は5期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(参議院5期)

辻政信[参]本会議発言(全期間)
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第38回国会(1960/12/26〜1961/06/08)

第38回国会 参議院本会議 第5号(1961/02/01、5期、無所属クラブ)

○辻政信君 私は外交と防衛につきまして池田内閣の施政方針をただしたいと思います。  一九六一年の国際情勢を展望しますと、ケネディ新大統領の登場によりまして、緊張をやわらげる空気がかすかに認められますが、米ソの対立は根強いものがあり、世界の至るところに火花を散らし、それが偶発的な過失から常識では考えられない全面戦争に拡大する危険がないとは保証できないのであります。このような国際情勢に処する日本の態度として、池田総理は、東西の双方を引き離すよりは結びつける方向に多くの関心を払われ、外務大臣もまた緊張緩和を外交の根本方針として示されたことは、岸内閣では見られなかった態度として、高く評価するものであり……

辻政信[参]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(参議院5期)

辻政信[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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第32回国会(1959/06/22〜1959/07/03)

第32回国会 内閣委員会 第1号(1959/07/02、5期、無所属クラブ)

○辻政信君 委員貝長、ちょっと希望があります。  それは先ほど、理事の若干の人に言っておきましたが、防衛に関する調査ということがあるんですが、具体的に李承晩ラインの調査をぜひ休会中の調査にお加え願いたい。国民の関心が集まっておりますが、きわめて重大な用件が予想されるというときに、当委員会として、防衛の観点からそれを調査するのは当然だと思いますので、具体的に案をお出しになりますときに、李ラインの調査ということを一項加えていただきたいということを申し上げておきます。

第32回国会 内閣委員会 第閉会後2号(1959/08/01、5期、無所属クラブ)

○辻政信君 関連いたしまして。簡単にお伺いいたしますから簡単にお答え願いたい。この機種問題が世間の疑惑を招き、こんがらかった根本原因はどこにあるか。それは、こういう純粋な軍事専門的な事項を国防会議にかけたことが誤まりの根本です。この点については、伊能前防衛庁長官の態度は正しいと思う。これはパイロットの専門的意見を尊重されて、これをどのくらい作り、どういうふうに編成するか、その予算とにらみ合した防衛計画をおやりになるのが筋であります。そこを間違っておった、川島さんでも、河野さんでもいろいろおっしゃるが、一体ジェット機を見たこともなければ、乗ったこともない人たちが、利権屋とか民間浪人を交えて、この……

第32回国会 内閣委員会 第閉会後3号(1959/09/10、5期、無所属クラブ)

○辻政信君 今日は李ラインの問題につきまして、外務大臣、運輸大臣に質問をしたい予定でありましたが、まだお見えになりませんので、具体的な問題を通産、自治庁、大蔵、海上保安庁の当局にまず確めていきます。  最初に、通産省来ておりますか、まだ……、それじゃ海上保安庁の長官にまず最初にお伺いいたします。  厳原海上保安部が民有地をただで十年間借り受けております、昭和二十五年から三十五年までの契約で。ただですよ。これは地主は税金を払っておる。しかし、国家機関が十年間にわたってそれをただで使っておる。地主がどんなに、要求しても地代を払おうとしない、また買い上げようとしない。その地主は今事業に失敗して二百万……

第32回国会 内閣委員会 第閉会後4号(1959/10/15、5期、無所属クラブ)

○辻政信君 私は災害直後の名古屋を視察をいたして参りましたが、その体験から二、三質問したいと思いますが、きょうの質問の中で重点は総理大臣であります。委員長にまず申し上げますが、午後は万難を排して総理大臣をお呼びを願いたいと思います。関連しまして、赤城防衛庁長官に二、三の視察の結論からお伺いしたいと思います。結論を先に申しますと、出動した第一線の隊員は非常な困難な状況で、きわめて熱心にやって感謝をされております。これが結論であります。ただし、防衛庁の首脳部の準備、計画、指導において不十分な点が多々ある。これは免れない大きなミスであります。  まず最初にお伺いしたいことは、赤城防衛庁長官が、ある新……

第32回国会 予算委員会 第2号(1959/07/03、5期、無所属クラブ)

○辻政信君 持ち時間がわずかに十分でありますので、要点をごく簡単にお伺いいたします。  第一点は、戦闘機種の決定に当りまして、自民党の内部にも政府の中にも意見が対立し、またその間に民間人が入り、あるいは利権屋が暗躍しておるという醜態は、国民に政治優先という意味よりも、利権優先という疑いを抱かしております。この点について岸さんはいかなる責任を感じ、またいかにしてその疑惑を解こうとなさるか、それをお伺いいたします。
【次の発言】 この問題について、政界に疑惑を巻き起した一つの原因は、アメリカのメーカーがあまりにもやっきになった売り込みに策動したという事実であります。ちょっと度はずれた、血迷った売り……


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第33回国会(1959/10/26〜1959/12/27)

第33回国会 外務委員会 第14号(1959/12/09、5期、無所属クラブ)

○辻政信君 私はこの委員会はきょうは飛び込みでありますから、過去においていろいろ詳しく論議されたことがあったら、適当に御答弁は省略をしていただいてけっこうであります。  まず最初に、質問の核心に入る前に、藤山外務大臣の外交に対しての根本的な考え方、と申しますことは、二つの中国、二つの朝鮮、二つのベトナムがあります。これを大臣はアジア的な観点から一つにしようとする努力をなさるか、それとも国際共産主義というものは相いれないから、現状のまま力のバランスの上に外交を進めようとされるか、その方針について伺いたい。
【次の発言】 では今度の協定で、南北の統一ができないうちに、南だけに賠償を支払う、その結果……

第33回国会 内閣委員会 第2号(1959/11/12、5期、無所属クラブ)

○辻政信君 ただいまの伊能委員の質問並びに赤城長官の答弁に関連をいたしまして、大へん失礼ですが、赤城さんにしても、広岡さんにしても、ロッキードを見たこともない方です。源田さんの報告をあなたの口を通じて聞かされても、国民は何かそこに政治的な含みがあるんじゃないか、こういう疑惑を持つのは当然であります。従いまして、この疑惑を解くためには、当委員会に源田調査団長を呼び出して、そうしてほんとうの彼の信念を、機密にわたらない範囲でわれわれは聞かしてもらいたい。そのことを、長官にお願いし、委員長にお願いをして、できるならば、なるべく近い機会、会にその団長をここへ出してもらいたい。それを申し上げておきます。

第33回国会 内閣委員会 第3号(1959/11/17、5期、無所属クラブ)

○辻政信君 総計幾ら。

第33回国会 内閣委員会 第4号(1959/11/19、5期、無所属クラブ)

○辻政信君 関連。今の説明を聞きますと、機種の選定は防衛庁長官の責任、財政的の決定は国防会議の責任と、こうおっしゃるが、この前の国防会議では機種はあの通り決定されたが、国防会議の持っている本来の使命である財政的の検討をなされておらぬじゃありませんか。なされておりますか。
【次の発言】 もう一つ。それじゃ二百機で大体国家財政に何百億と、そこまで検討なさいましたか。
【次の発言】 単価が決定せずに、いいですか、決定しておらない。単価が決定せずに、二百機を決定して、そうしてしかも佐藤大蔵大臣、主任大臣がそれに異論があったような御答弁だが、そういう重大な問題をなぜ押し切ったか、国防会議で。なぜ内定とし……

第33回国会 内閣委員会 第5号(1959/11/26、5期、無所属クラブ)

○辻政信君 私に与えられた時間は、約束が約三十分です。きわめて簡単に要点だけを聞きますから、簡単にお答えを願いたい。私は、源田さんは過去においてよく知っております。また、非常に信頼をしておりますから、その源田さんが、五十五の年で命をかけてみずから操縦梓をお握りになったという点には、無条件に敬意を表し、四つの飛行機の中で、軍事専門的に見て、104Cがいいという結論をお出しになったということについては、異論を差しはさみません。ただ、問題は政治家の立場に立ってこれを日本が装備するかいなかという点について若干お伺いしたい。まず最初に、源田さんに聞きたいことは、あなたが出発前に防衛庁長官から任務をお受け……

第33回国会 内閣委員会 第6号(1959/12/01、5期、無所属クラブ)

○辻政信君 時間の関係上きわめて簡潔に聞きますから、きわめて簡潔にお答えを願います。  岸総理は一昨年訪米をされてアイゼンハワーとの共同声明をお出しになっております。その精神は今でも変わりありませんか。
【次の発言】 共同声明の冒頭に「国際共産主義は依然として大きな脅威であることについて意見が一致した。」とあるが、その認識は間違いありませんか。
【次の発言】 ではこの大きな国際共産主義の脅威に対して、日米両国が共同して防衛に当たることが安保改定の精神である、そのための戦力を高揚する重要な手段が、ロッキードの採用と解してよろしいか。
【次の発言】 そういたしますと、日米共同の仮想敵というものがな……

第33回国会 内閣委員会 第7号(1959/12/03、5期、無所属クラブ)

○辻政信君 時間がきわめてありませんので、重要な諸点にしぼって簡単にお伺いいたします。  まず源田さんに、私は昨日の新聞を見て実はどきっといたしました。あれを見るまでわからなかった。104がAにしろ、Bにしろ、米軍の一流の戦闘機であるというところに大きな魅力を持っておりましたが、それがあの新聞でくつがえったわけであります。そこで、ただいまの問答を通じて明らかになったことは、源田さんがアメリカにおられるときに、すでにそのことがわかっておったとおっしゃっておる。これはきわめて重大な問題でありますが、そのわかっておったということ、並びにそれを押し切って日本では採用しなければならぬという理由は、あなた……

第33回国会 内閣委員会 第8号(1959/12/08、5期、無所属クラブ)

○辻政信君 時間がないのでなるべく重複を避けて新しい資料に基づいて二、三お伺いします。  防衛庁がきょうの新聞で御発表になった「ロッキード問答」というこの資料、新聞には要旨しか出ておりませんが、この内容には赤城長官は責任をお持ちになりますか。
【次の発言】 どういうことかとおっしゃるのですが、そうじゃない。防衛庁がお作りになったならこの内容には誤りないという一つの自信がおありかどうかということを言っておるわけです。
【次の発言】 もし誤ったら、誤りがあったら、ロッキードの白紙還元、少なくとも決定を延ばしますか。
【次の発言】 それじゃここに書いてある要点が間違っておったら、柱が間違っておったら……

第33回国会 内閣委員会 第11号(1959/12/17、5期、無所属クラブ)

○辻政信君 この問題はロッキード問題よりも小さい問題ですけれども、(笑声)筋が通らぬから一言申し上げておく。実は、伊藤委員が先ほどおっしゃったように、二十八国会で官房長をやめるといったときに、私も実は衆議院の内閣委員会でこの審議をした。この修正は、野党から出た修正じゃない。与党の良心からきた修正です、当時行政簡素化という点から。それを逐次一省ずつ小刻みに平衡運動をやって盛り込んできた。良心的なのは法務省だけなんだ。そこで、おそらくこの案が出たのは、大臣の本旨でなくて、隣におる人たちの平衡運動で大臣がなめられた。必要がない。ほんとうは必要はない。この予算が六十一万二千円になっておる。たぶん、これ……

第33回国会 予算委員会 第3号(1959/11/16、5期、無所属クラブ)

○辻政信君 私は、ベトナム賠償問題について、総理大臣、外務大臣及び松本官房副長官に質問いたしたいと思います。きょうは時間の関係で、法務、防衛、総務長官、質問の時間がありませんから、どうぞ帰ってお休みになって下さい。(笑声)  まず断わっておきますが、外交問題はずぶのしろうとでありまして、もし間違いがあったら、くろうとの藤山大臣から直していただきたいと思います。そのかわり、ごらんの通りの資料は整えて参りました。この資料は、これは岸さんにも責任のある資料でありまして、最高戦争指導会議の決定した書類の原本であります、当時の。それからこの資料は、これは当時仏印におきまして、政務関係に携わっておりました……

第33回国会 予算委員会 第8号(1959/11/21、5期、無所属クラブ)

○辻政信君 総括質問では、私は日本側の正確な資料によりまして、日本は終戦までフランス及び仏印政府と交戦状態になかった。次は賠償全額の査定基準であるところの損害の検討においてきわめてずさんである。日本の正当な立場を相手に主張せずに、かえってドゴールの立場を認めるような政府側の発言が速記録の上に永久に残りますことはまことに残念であります。これは賠償の税金をとられる国民には納得できないことであります。日本の歴史に汚点を残すものと考えるのであります。従いまして、きょうはその質問に引き続きまして、きわめて具体的な事象をあげて質問いたしますから、当時のベトナムを知っておられる方はどなたでもよろしゅうござい……


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第34回国会(1959/12/29〜1960/07/15)

第34回国会 内閣委員会 第14号(1960/03/30、5期、無所属クラブ)

○辻政信君 あまり大きな問題じゃないから、大きな声で反対する理由もないのですが、お出しになった提案理由の説明を見て驚いた。鋭意調査審議を進めて参ったと書いてありますね。しかし、この提案理由の説明を見ると九カ月延ばす。こんなものは民間でやったら一週間どこかヘカン詰めしてやったら結論が出る問題です。それを九ヵ月でもって、結論が出ずにもう一ぺん延ばそう。そうして、れいれいしく今日まで鋭意調査審議を進めて参りと書いてある。中身は一ヵ月一回、これが役所の仕事の怠慢なモデルだと思います。こういう調査会があっちにもこっちにも数えきれぬほどある。これを整理することこそが、福田さんの仕事であって、こういうサボつ……

第34回国会 内閣委員会 第17号(1960/04/07、5期、無所属クラブ)

○辻政信君 委員長が発言せよということですが、関連して一言言いますが、これは岸総理に話を聞きたかったのですが、どうも福田さんじゃ少しピントがはずれるかもしれません。しかし、岸総理なかなか引っぱり出すわけにいかぬから、その意味でお聞き取り願いたい。当委員会というのは、衆議院、参議院を通じまして一番大きな仕事がある。これは行政機構の簡素化、能率化という点です。しかるに、最近のこの両院の内閣委員の審議を見ておりますと、小さな問題を必ず出してくる。三人ふやすとか五人ふやすとか、そうしてできるだけ委員の注意が向かぬようなやつを、各省の官僚たちが頭がいいものですから、あまり注意を引かぬようにして、これは一……

第34回国会 内閣委員会 第18号(1960/04/13、5期、無所属クラブ)

○辻政信君 簡単に二、三お伺いします。この科学技術庁設置法の第三条を見ますと、「科学技術庁は、科学技術の振興を図り、国民経済の発展に寄与するため、科学技術に関する行政を総合的に推進する」こうなっておりまして、この条文からいきますと、閣内における中曽根長官の地位というものは、各省にまたがる科学技術の研究について、総理大臣の最高スタッフとして調整をする、こういうものと私は心得るのですが、現実にあなたは閣内において、防衛庁とか農林省とか、通産省のこの予算要求をチェックできる力を持っておられるかどうか。
【次の発言】 そうしますと、ただいま官房長がお話しになった今年度の二百五十二億のこの各省の配分を見……

第34回国会 内閣委員会 第19号(1960/04/14、5期、無所属クラブ)

○辻政信君 今の矢嶋議員の質問に関連して、和達さんにちょっと、日本の気象観測業務が十分でないという一つの原因に、中共大陸からの助言が入らない、これが大きな欠陥だろうと思います。今どういう状態になっておるか、こういうことから考えても、中共と日本とのそういう方面の協調をもっと進めないと、これを除いては、正確な情報は入り得ないと思うのですが、学術上の見地で、思想とか政治を抜きにして、あなたのその方面に対しての希望を述べていただきたい。

第34回国会 内閣委員会 第21号(1960/04/21、5期、無所属クラブ)

○辻政信君 関連。今われわれに配られました「行政審議会(第四次)答申」というものを、この資料をずっと目を通しまして、非常に感心したことがあるんです。同時に非常に不満を持ったのであります。その中に昭和三十三年十二月十五日の第一号という答申が出ております。この第一号答申の第七ページ「審議会等の整理」というところがあります。「審議会等の整理」これを見てみますと、前回の当委員会において超党派で議論された雑多な審議会を整理しろということが実に的確に答申として現われております。しかも、この答申は三十三年の十二月十五日に出されて、審議会長の河合良成さんから行管の長官の山口喜久一郎氏にあてられたのであります。……

第34回国会 内閣委員会 第24号(1960/05/10、5期、無所属クラブ)

○辻政信君 この機会に、一間だけ簡単にお伺いしますが、朝鮮で李承晩政権がつぶれて、新しい政権が出かかっております。国民はこの機会に李ラインの紛争が解決されることを希望しておるのであります。私は李ラインをたびたび見ておりましてその結論を申し上げると、乱暴をやる海賊船については、海上保安庁は当然その警備船に武装するのが正当であるということを、数年来言ってきましたが、なかなか政府はその決心もつかなかった。最近新聞の報ずるところによると、第七管区の警備船に武装をするということを閣議で決定した、こういうことを聞いておるのであります。しかし、その内容を見ると、大砲や機関銃は積むが、弾は持たせない、こういう……

第34回国会 内閣委員会 第25号(1960/05/12、5期、無所属クラブ)

○辻政信君 人事院の給与局長来ておりますか。
【次の発言】 人事院の給与問題につきまして今滝本給与局長がお見えになりましたから、私の質問は事前に連絡をしておきましたから、ごく簡単に一点だけお伺いいたします。実は浅井人事院総裁に聞きたいところでございましたが、きょうは御不在でありますから、局長からかわって答弁をされ、局長で答えられないときは、浅井総裁にすみやかに報告されてその結論をお出しになるように。  まず、開いていただきたい別表があります。それは人事院細則の「初任給・昇格・昇給等の実施細則」、別表第十六、経験年数の換算表というのがあります。御承知の通り。その表の中に、公務員で戦争中兵隊にとら……

第34回国会 内閣委員会 第26号(1960/05/13、5期、無所属クラブ)

○辻政信君 私はこの法案の根本精神と、政府の決意に対して二、三お伺いいたします。最近における中国革命の最大の課題が土地改革であります。そのために数百万の血を流して、ようやくその実現ができておるのであります。日本における土地改革というのは、敗戦という大きな犠牲の上にマッカーサーという独裁者によって強引になされた政策であります。ほとんど何らの準備も調査もない、そうして強行されたものでありまして、冷静にこれを見ますというと、その成果においては確かに大きな点もございましたが、同時にまた、反面において幾多の矛盾と不合理があるということは、これは否定できないのであります。この矛盾と不合理を是正するというの……

第34回国会 内閣委員会 第27号(1960/05/17、5期、無所属クラブ)

○辻政信君 浅井人事院総裁に、前委員会におきまして、公務員で兵隊にとられて、戦地から帰って再就職した者の俸給をきめるときに、人事院細則の別表第十六経験年数換算表、これが間違っているということを申しましたが、その後、御研究なさった結論をお聞かせ願いたいと思います。
【次の発言】 非常に良心的な、間違いは間違いとして認められた態度に敬意を表します。できるだけすみやかに改めて、黙って困っている人たちを救っていただきたいと思います。  次は、防衛庁の政務次官に一点だけ、それは現在防衛庁の定員の中で、昔の下士官クラス、現在の一曹、二曹、そういう人が相当長く年数がたちまして、営外居住の年数に達しておりなが……

第34回国会 内閣委員会 第28号(1960/05/19、5期、無所属クラブ)

○辻政信君 この調査会の問題につきましては、前委員会で岸総理に質問をいたしましたが、私がこの法案を見まして不満を感ずることがあります。それは二年間という長い期限をつけておる点であります。もう不合理ということは二年の調査を待たずして、今までの資料によって十分わかっておるはずであります。この法案を見て私の感ずることは、どうも政府は責任を逃げるんじゃないか。二年間という長い期間を貫いて、そして一方は地主の不安をそれでやわらげようとするし、また、それによって小作から自作になった人に対しても刺激をしないようにという、きわめて無責任な法案だと思います。ほんとうに信念をもって、この大改革によって生じた社会的……

第34回国会 予算委員会 第8号(1960/03/05、5期、無所属クラブ)

○辻政信君 安保条約の改定に伴ないまして、日ソ関係が険悪になって参りました。国民の関心は一様に北方に注がれております。それに対する政府の態度に注目をしておるのであります。従いまして、私は焦点をそれに合わせまして、質問してみたいと思います。  政治、外交の根本問題である日本の領土主権について、特に北方における日本の領土に関する岸総理の所信をただしたいと思うのであります。  総理は今国会におきまして、歯舞、色丹はもちろん、国後、択捉は日本固有の領土であり、日本そのものであるとお述べになっておりますが、モスコーの漁業交渉が、どんなに難航しても、この信念は断じて曲げない決意をお持ちになっておるかどうか……

第34回国会 予算委員会 第10号(1960/03/08、5期、無所属クラブ)

○辻政信君 関連。今の総理の発言は、きわめて重大でありますから、念を押しておきます。日本の自衛力の漸増が安保条約に関係がないのだということは、安保条約の第三条━━この第三条には明らかに、条約を果たす双方の義務として、「締約国は、個別的に及び相互に協力して、継続的かつ効果的な自助及び相互援助により、武力攻撃に抵抗するそれぞれの能力を、憲法上の規定に従うことを条件として、維持し発展させる。」ということがある。これに基づいて、日本の第二次防衛計画はこの条約を履行する義務として当然受けなければならない。にもかかわらず、自衛力漸増が安保条約に関係なくして自主的に日本の一方の意思によってやれるというふうに……

第34回国会 予算委員会 第11号(1960/03/09、5期、無所属クラブ)

○辻政信君 関連して。この竹島問題は、おそらく外務大臣が外交的にやるとおっしゃっても、日韓の現状では容易にできない。これをほんとうに解決するのは、私はアメリカだと思います。アメリカが同じ自由主義陣営で日本と韓国が争うことは、アメリカの利益でもない。でありますから、アメリカは韓国に顧問団をやりまして、燃料とか弾薬はみな握っております。たとえば韓国の軍隊が三十八度線を越えようとするときには、燃料と弾薬を閉めてしまう。そこで越えることができない。この作用を竹島に利用すれば、竹島の不法占拠とか、あるいは李ラインで打ちあげることはできない。それにかかわらず、やらしておるというところに、大きな疑惑を国民は……

第34回国会 予算委員会 第12号(1960/03/10、5期、無所属クラブ)

○辻政信君 ただいまの岸総理の言明に対してちょっと関連して。竹島の問題は、明らかに韓国政府の計画的な、組織的な武力侵略である。ただしこれはこの条約の効力発生以前の問題であるから、今では条約を適用せずに外交交渉を続けてきた、将来こういう問題が起こったら第五条の適用をするとおっしゃったんですね。そこで問題は、それじゃこの条約が発効すると同時に、すでに行なわれた既遂のその武力攻撃もしくはこの条約発効と同時に李承晩がまた兵力を増加してくる、今の兵力が六百名です、それを一千名に増加したときには、断じてこの第五条を適用するということになりますね、よろしゅうございますか、それで。

第34回国会 予算委員会 第14号(1960/03/12、5期、無所属クラブ)

○辻政信君 ちょっと関連して。ちょうどいい話しが出ましたから、一言大臣に申し上げておきます。それはこの間タクシーに乗りましたら、円タクの運転手がこういうことを言っておる。料理屋に行ってみてくれ、赤坂、新橋の。そこに並んでおる車はほとんど皆公用ナンバーだ。そこに汚職の原因がある。あのナンバーの色を決定するときに、営業用は黄色、個人用は白、官公用は赤にしておいてくれ、赤の札をつけておいて、だれにでも目につくようにしておいたら、料理屋の前に官公用の自動車をとめなくなって綱紀が粛正されるだろうということを流しのタクシーの運転手がしみじみ言っておる。これは大臣一つ頭に置いていただきたい。見るに見かねる状……

第34回国会 予算委員会 第18号(1960/03/21、5期、無所属クラブ)

○辻政信君 安保条約の改定に関しまして国民の抱いておる不安は、戦争の中に巻き込まれるのじゃないかと、この点であります。従いまして、私は、その観点に立って、第五条を中心にこの国民の不安を解くように政府の所信をただしたいと思います。  大臣は御病気のあとでありますから、追及するのは私の本意じゃございませんが、きょうは相当専門的な、また細部にわたりますから、外務省の政府委員は大臣のうしろの方へすわられて適時助言をされ、大臣の御存じないことは政府委員で大臣にかわって御答弁を願いたいのであります。  まず、最初にお伺いすることは、第五条の「日本国の施政の下にある領域」という意味は、現実に日本の行政、司法……

第34回国会 予算委員会 第21号(1960/03/29、5期、無所属クラブ)

○辻政信君 関連。今の議論を聞いておりますと、極東の範囲については、一々島をあげて論評しないと、これはまあ一応納得しましょう。  それじゃあ具体的に承りますが、岸総理のただいまの答弁は、米軍の行動を事前協議によって控制することの方が極東の島をあげるよりも大事だとおっしゃっているが、それでは起こり得べき一つの例をあけます。金門、馬祖に再び紛争が起こって、在日米軍が金門、馬祖の方へ出動するときに、あなたは総理大臣としてノーと言うかイエスと言うか、それをお答え願いたい。
【次の発言】 ちょっと関連して。私は一昨年金門、馬祖の事件が起きたときにちようど香港におりましたので、香港から沖繩に寄って日本に帰……

第34回国会 予算委員会 第22号(1960/03/30、5期、無所属クラブ)

○辻政信君 関連。今、千田委員から関連質問がありましたが、こういう事態を見て、労働大臣も公安委員長も涼しい顔をして東京にいることはおかしい、なぜ現場に飛ばないか。現場の収拾が一番大事で、口先の答弁で解決できるような事態ではない。血を流し死人を出している。アデナウアーにきょうの午後お会いになるそうですが、ドイツにはこういうことは起こっておりませんよ。日本の恥と思うなら、なぜ大臣みずから現場に飛んで現場の処理をおやりにならないか。
【次の発言】 関連。今牛田君の質問にありましたが、私はこの移民がふるわないのは、政府部内に不統一、農林省と外務省とかなりけんかしている。おそらく移住局長も農林省方面の取……

第34回国会 予算委員会 第23号(1960/03/31、5期、無所属クラブ)

○辻政信君 関連。ただいまの総理の御答弁非常にけっこうだと思います。念を押しておきますが、アメリカからいかなる圧力が加わってもノーと言い切りますか。
【次の発言】 関連。簡単に言います。岸総理に聞いていただきたいのですが、昭和十九年の六月十五日は、北九州の八幡が米空軍にやられた日であります。これはどこから日本をやったかというと、重慶、成都から飛び立ったB29が八幡の製鉄所をやった。あの時代においても、八幡を守るためには重慶、成都を押えなければ守り得なかった。こうなって参りますというと、今、法制局長官の言ったのは、法律屋の解釈であって、実際上の解釈じゃない。自衛のためにはその行動というものは制限……


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第35回国会(1960/07/18〜1960/07/22)

第35回国会 内閣委員会 第閉会後5号(1960/10/11、5期、無所属クラブ)

○辻政信君 ごく簡単に要点を二、三点質問しますが、昭和三十六年度自衛隊業務計画について読みまして、これはおそらく防衛庁として、大蔵省と折衝なさる防御予算編成の根本方針だろうと考えますが、いかがでありますか。
【次の発言】 従来この内閣委員会で、与党でないわれわれが、どんなに意見を出しても黙殺されたのであります、予算決定後においては。にもかかわらず、今回はその前例を破って予算編成の根本問題を当委員会の議題に提供されたことに敬意表します。そこで希望することは、今から述べる意見を長官がほんとうに正しいと思ったら、大蔵省との折衝で決定なさる前にこれを修正なさる余裕があるかどうか、それを承って、余裕があ……


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第37回国会(1960/12/05〜1960/12/22)

第37回国会 内閣委員会 第5号(1960/12/20、5期、無所属クラブ)

○辻政信君 簡単に一問だけお伺いします。  自衛隊の給与の体系の中で、管理職手当というのがありますが、この管理職手当はどういう気持で支給されておりますか、どういう性格を考えておられますか。
【次の発言】 長官にお伺いしますが、これは長官から答えてもらいたい。この管理職手当というものは、一般官庁並みに、その基準によって支給されておるというが、自衛隊の持っておる特質というものを給与の上において長官はどう考えられますか。
【次の発言】 それじゃ提出されたこの資料は全く反対です。その一例を申しますというと、陸幕の課長、大佐クラスは月額六%管理職手当をもらっておる。ところが、第一線で兵隊と汗をかいて危険……

第37回国会 予算委員会 第5号(1960/12/21、5期、無所属クラブ)

○辻政信君 防衛問題についてお伺いいたします。  西村長官は、本年の十月十一日江崎前長官から内閣委員会で説明をなさった昭和三十六年度自衛隊の業務計画、それを御承認なさいますか。
【次の発言】 内容は御承知というのじゃなしに、長官がかわっても、その方針を既定方針として引き継がれるかという点であります。
【次の発言】 では、その中に陸上自衛隊を十三の戦略単位にし、海上ではヘリ空母を建造しようと述べられておるが、その問題は第二期計画の一環と認めてよろしゅうございますか。
【次の発言】 ことしは第一期計画の最終年であり、来年はまた第二期計画の初年度であります。そうして新予算を提出しようとしておるのであ……


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第38回国会(1960/12/26〜1961/06/08)

第38回国会 内閣委員会 第2号(1961/02/02、5期、無所属クラブ)

○辻政信君 御説明は承わりましたが、個々の部落をどの級に上げるかという問題は、天然現象のほかに、政治力が影響している、陳情、請願。そこで政治力のなかった、陳情することも知らんような山の中の公務員たちが非常に不幸を見ている、こういうこともございますから、その資料はこの次の本格的な審議のときに御準備願いたい。

第38回国会 内閣委員会 第5号(1961/02/23、5期、無所属クラブ)

○辻政信君 せんだって委員長と一緒に富士学校を視察して参りましたが、その視察の結果、二、三簡単な問題を御質問いたします。西村長官は就任後まだ日が残いのですが、富士学校へいらっしゃいましたか。
【次の発言】 では長官以外で、だれか給与関係の人が富士学校を視察なさったことがありますか。あったら……。
【次の発言】 あそこの寒冷地手当の問題につきまして、今まで何か事務当局へ富士学校の希望なり陳情なりを受けたことはありませんか。
【次の発言】 こんなに簡単なことを、そう長くかからなくたってできるんじゃないですか。
【次の発言】 データーの集積に時間はかからない。私はもらってきている。あなた方が今までそ……

第38回国会 内閣委員会 第6号(1961/02/28、5期、無所属クラブ)

○辻政信君 今までの政府の提案理由その他を聞きますと、どこの役所も役人をふやすとともに、調査会、審議会をふやすところばかりで、減すところは一つもない。この前のたしか中野委員長のとき、当委員会におきまして、政府に今まである一切の委員会の数と内容、活動状況、そういうものの調査を依頼して、時の国務大臣の益谷さんが、責任を持って要らなくなった調査会、審議会を整理するということがあったにもかかわらず、その整理がなされておらない。そして依然として各官庁が行政責任を審議会、調査会に転嫁するのではないかと思われるほど、雨後のタケノコのごとくこの委員会に出している。これじゃわれわれは審議できないから、委員長から……

第38回国会 内閣委員会 第7号(1961/03/02、5期、無所属クラブ)

○辻政信君 私は、きょうは質問はやめておきます。政府委員の答弁資料が整っておらぬようでございますし、具体的に相当詳しい問題をやりますから、これはあらためて予算委員会の分科会で御質問いたします。

第38回国会 内閣委員会 第11号(1961/03/23、5期、無所属クラブ)

○辻政信君 関連。  この問題は、この前の内閣委員会におきましても、与野党一致で、あまりに審議会が多い。私が要求した資料はこんなにきております。これは益谷さんがおられたとき、このことを与野党一致で検討して、当時与党の方からも出まして、この乱立した委員会、審議会は整理をする、こういうお約束があって出たのがこれであります。これを一通り拝見いたしますというと、日当とか手当とか、目的において、もはや活動しておらぬもの、それから非常に日当でもひどい差があるというので、これはだれかが一貫をして整理をなさらなければいかぬ、こう思うのです。今、千葉さんの議論を聞いておりますと、外交問題懇談会とか・あるいは暴力……

第38回国会 予算委員会 第12号(1961/03/11、5期、無所属クラブ)

○辻政信君 昭和三十六年度予算案を拝見いたしますと、所得倍増を政治目標となさるだけありまして、物を作る面の予算はふんだんに取られております。しかし、人を養う面において、どれだけの熱意をお持ちであるかどうか、私はこの見地から関係大臣の所信をただしたいと思います。  まず最初に、文部大臣に池田内閣の文教の基本政策を承りたいのでありますが、まだ御出席になっておらぬようであります。委員長……。
【次の発言】 じゃ荒木文部大臣に、最初に池田内閣の文教に関する基本方針を承りたいと思います。
【次の発言】 大へん御丁寧に御説明ありましたが、要約いたしますというと、この基本方針は、池田総理が施政方針で述べられ……

第38回国会 予算委員会 第13号(1961/03/13、5期、無所属クラブ)

○辻政信君 関連。
【次の発言】 今、内藤局長がおっしゃったことは、一通りわかりましたが、私がこれを昨日、一昨日申し上げたのは、この四月一日から町に販売をされて、そうして学生があるいは生徒が読む本であります。出版社にそれがすでに物となって行っておるわけですから、三十七年度から新しい指導要領で内容のしっかりしたものを渡すとおっしゃるが、この三十六年度といえども、間違ったものを、もしくは疑いを持たれるものを渡してはならない。三十七年度を待てない。その間に間違った内容のものを使うなと文部省がなぜおやりにならぬか。みすみす間違っているとわかりながら、三十六年度は使う。それをどうするか、お答え願いたい。

第38回国会 予算委員会 第16号(1961/03/18、5期、無所属クラブ)

○辻政信君 関連。
【次の発言】 私は、今まで十河さんに実は敬意を表しながら聞いておったのです。しかしあなたは調子に乗ってしまって本気になって……、今度の発言を聞くと、もう少し上げてほしかった。また聞き捨てにならぬことは、公共負担が多過ぎると言われる。公共負担は何をやっているか。その一つの例として、けがをした傷痍軍人に対して無賃パスを出した、こういうことを麗々しくおっしゃるけれども、どのくらい出しておるのか。それに対して国鉄の職員が無賃乗車をやっているじゃないか、国会議員はただで出ているじゃないか。それにもかかわらず、戦争で両腕をなくし、両足をなくした者に、二等切符だけで急行料金さえ支給してお……

第38回国会 予算委員会 第17号(1961/03/20、5期、無所属クラブ)

○辻政信君 どうも二回も質問に立ちまして恐縮でございますが、日本とブラジル国間の移住協定が国会の同意を求めるために上程されておりますので、それに関連いたしましてきょうは移住問題に焦点を合わせて関係大臣の所信をお伺いしたいと思います。しろうとでありますから、ピントがはずれておりましたら、皆さんからお教えをいただきたいのであります。  まず最初に、迫水企画庁長官から。  あなたは池田内閣の経済を企画される長官であります。その立場から所得倍増計画、その構想に盛っておられる目的を実現するために、現在の日本の人口、特に労働力が余ると思われるか、足らぬと思われるか、あるいはつり合いがとれてあるとお考えにな……


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第34回国会(1959/12/29〜1960/07/15)

第34回国会 予算委員会第二分科会 第1号(1960/03/23、5期、無所属クラブ)

○辻政信君 防衛庁に数日前からきょうの質問に必要な資料の提出をお願いしておきましたが、ただいまいただいた資料を見ますというと、私がお伺いしたいことは載ってない。時間がなかったから仕方がない。従ってこの提出資料に基づいて本格的な質疑をすることはできませんから、これは他日さらに掘り下げて他の機会にやりますが、ただいま佐多さんが質問されたことに関連をいたしまして、まず空幕の予算で一つお伺いしたいことがあります。それは104を整備するのが大体四十年末になる。そうすると104がほんとうに日本の防衛の力を発揮するのも四十年の末になる。これからそれまで約六年間ありますが、その六年間の日本の領空の警戒とか防衛……

第34回国会 予算委員会第二分科会 第2号(1960/03/25、5期、無所属クラブ)

○辻政信君 経済企画庁が岸内閣の経済に関する総合的な最高のブレーンだと思いますので、きょうは主として燃料対策について、これは大蔵省の所管やら、通産省の所管等もあるのでありますが、それらを総合なさって、エネルギーの総合的対策から長官は石油問題について、どういうような考えを持っておるかということを承りたいと思います。  この前の委員会の答弁で、エネルギーの総合対策を、今審議会を開いて検討中であり、その結論がまだ出ておらない、こういうので延ばされております。その結論は大体いつごろ出るというお見通しでありますか。
【次の発言】 こういう機関が方々たくさんできておりますが、ただ学者とかその他の人を集めて……

第34回国会 予算委員会第二分科会 第3号(1960/03/26、5期、無所属クラブ)

○辻政信君 それは大臣の御答弁いかんによります。
【次の発言】 まずお伺いしますが、岸総理は、過去四回にわたる海外の大旅行で、どのくらい金を使われたか、そのうち外務省の予算で出されたものはどのくらいになるか。
【次の発言】 私の調査と少し違つております。
【次の発言】 私の計算によりますと、これは三十四年度の予算だけではありませんが、過去四回の漫遊で使われた経費が大体一億円になります。そのうち、外務省のやつが千四百万円ということになるらしいですが、一体同行代議士に六百万円の金を出すということはどういう理由でお出しになるのですか。そんな余裕が外務省の予算にあるのですか。なぜこれをけとばさないか。

第34回国会 予算委員会第二分科会 第4号(1960/03/28、5期、無所属クラブ)

○辻政信君 まあこれを御説明承りまして、中曽根大臣の新進気鋭の情熱を傾けて、積極的な予算の取得に努力されて、また大臣を中心として皆さんが、おくれた日本の技術をいかにして追いつくかということに努力されている跡がよくうかがえる。この点については敬意を表し、期待を持つものでありますが、ただ私が今の御説明を聞いて、まことに残念に思うことが二、三ある。  それは、岸内閣は、科学技術振興策を最高の重要施策としておる。安保条約なんというものは、国民の生活にも大した関係のないもの、ああいうものに血道をあげて一番じみなこの科学技術振興ということに、看板は最重要施策として掲げておきながら、その中身を読んでみると、……


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第38回国会(1960/12/26〜1961/06/08)

第38回国会 予算委員会第三分科会 第4号(1961/03/30、5期、無所属クラブ)

○担当委員外委員(辻政信君) 大臣も国鉄総裁もお年寄りですから、どうかすわったままで御答弁を願います。  公労委の仲裁裁定が行なわれまして約三千円のベース・アップを政府が認められた。これは大きな変化であります。にもかかわらず、運輸大臣は昨日ベース・アッブ以前の予算原案について当分科会に説明されたのは少し私はどうかと思うのであります。手直ししなければならぬということをわれわれはわかっておる。二百億の人件費増に伴いまして国鉄の計画その他に大きな狂いがある、それをわかっておりながら、もう数日で手直しが出るということを予想しながら、この時点においてこの問題について前提の狂った原案を審議することは意味が……

第38回国会 予算委員会第二分科会 第1号(1961/03/27、5期、無所属クラブ)

○辻政信君 すわってお伺いしますから答える方もおすわりのままで。昨年の三月の二十五日にこの分科会におきまして、政府の燃料政策、特に石油問題の根本方針、これを伺いましたが、政府の答弁は、審議会で検討中であり近く結論が出ると、こういうので待っておったのであります。そうして私が政府に資料要求をいたしましたら、提出された資料がエネルギー小委員会の報告と、それから参考資料、経済審議会エネルギー部会における審議結果に関する報告と、これだけを御提出になった。土曜日にいただいてきのう勉強しようと思ったら、この部屋でいただいたもんですからまだ全部これを読みこなすだけのゆとりがない。でありますからその意味でこれに……

第38回国会 予算委員会第二分科会 第2号(1961/03/28、5期、無所属クラブ)

○辻政信君 簡単に、具体的な問題を申し上げますから、政府の方も具体的に簡単にお答え願いたい。  私、きょうの分科会に出る前に、過去一年間に、内閣委員会と予算委員会で皆さんに質問した、それに対する政府の答弁、これをずうっと当たってみました。と申しますのは、国会における審議が、ともすれば、その場限りになる。いわゆる、言い捨て、聞き捨てになるというのが現在の通弊であります。責任を持って御答弁なさったことが、その次の予算に、どのように、改善されておるか、こういうことをやりませんというと、国会審議というものは全くむだになります。そういう意味で過去一年間、予算に関係する問題を集録してみました。具体的に御質……

第38回国会 予算委員会第二分科会 第3号(1961/03/29、5期、無所属クラブ)

○辻政信君 私は経済問題は全くのしろうとですが、きょうは山際総裁を中心としてのきわめて有意義な質疑を拝聴したんです。そうしてしろうとなりに頭に浮かんだことがありますので、一、二点お伺いしたいと思います。  どうも、このアメリカのドル防衛政策が日本の防衛計画にも相当大きな変更を与えております。それから、貿易政策の面においても大きな影響があるように思います。ところが、われわれしろうとですから、的確な資料がないんですが、政府の態度はどうも少し自分の立てた計画を押し通すために都合のいいような解釈をとっておられるのじゃないか。政治家に一番大事なのは、薄氷を踏むような気持で常に最悪の事態を考えなければいか……



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※このページのデータは国会会議録検索システム参議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2022/12/18

辻政信[参]在籍期 : | 5期|- 6期
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