このページでは瓜生清参議院議員の8期(1968/07/07〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は8期国会活動統計で確認できます。
○瓜生清君 私は、民社党を代表して、過日本院で行なわれました佐藤総理大臣の施政方針並びに関係閣僚の外交、財政、経済についての演説に対し、若干の質問をいたします。 いまや、わが国はもちろんのこと、世界は激しい変化と、それを通じて飛躍的な進歩を遂げようとする一九七〇年代を迎えております。今回の所信表明は、この新しい時代を展望する立場から、従来のパターンを破り、保守政党の立場からではありますが、それなりに今後の具体的な政治構想を述べられた努力に対し、私は敬意を表するものであります。 それでは、時間がありませんので、直ちに本論に入ります。 まず、私は外交問題についてお伺いしますその第一点は、対中……
○瓜生清君 私はけさからの質問を聞いておりまして、時間の関係もございますから重複を避けまして、主として財政と経済問題に集中をして総理並びに関係大臣にお伺いしたいと思います。
しばしば指摘されましたが、本年とりましたいわゆる総合予算主義、こういういき方を来年度の予算編成でも引き続いておとりになる意思があるのかどうか、総理の見解をお伺いします。
【次の発言】 大蔵大臣いかがです。
【次の発言】 そこでお尋ねするわけですが、確かに本来それが正しい姿であるということは理解できないことはありませんけれども、財政の基本については憲法が定めておる。それを受けて財政法がこまかいことを規定しておるわけですが、……
○瓜生清君 特繊法に関連しまして若干お尋ねしたいと思います。
けさの新聞を見ますと、アメリカの商務長官がEEC諸国を回って輸入制限の問題についていろいろな動きをしております。日本にも五月十日過ぎに来るということが明らかに書いてございましたが、アメリカの繊維品の輸入制限の動きについて、政府の得ておられる情報をできるだけ詳しくお聞きしたいと思います。
【次の発言】 この繊維製品の輸入制限の問題については、私昭和三十九年に岩佐ミッションについてアメリカに行ったことがございますが、その後、昨年の臨時国会で予算委員会の総括質問でお尋ねしたことがあるのですけれども、一体そういうような問題がここ数年間続い……
○瓜生清君 中小企業庁乙竹長官に若干お尋ねしたいと思います。その一つは、中小企業基本法が制定されてからことしで五年になると思いますが、この間、その施策の概略と成果と反省といいますか、どういう面でよくて、どのような面で至らない点があったかということについて、どういうふうに認識されておるのか。その点についてお伺いしたいと思います。
【次の発言】 いま長官がいろいろ申されましたけれども、私はまだ日本の中小企業政策が非常に弱いと思うんです。その原因はいろいろありましょうけれども、一言で言えば、国家の財政すなわち国の予算が少な過ぎることに大きなもとがあるような感じがするわけです。本年度の中小企業策を見ま……
○瓜生清君 私、観点を変えて三点お伺いしたいと思います。時間の関係で一括して申し上げますから御答弁願います。 その一つは、数カ月前にスタンズ商務長官が日本へやってきて非常に強硬な態度で繊維の自主規制を、むしろ押しつけるかのごとき印象をわれわれに与えて帰国したわけですが、その後、佐藤・ニクソン会談、ないしはジュネーブにおける協議等々を通じて具体的なものはまだないと思いますけれども、スタンズが来日したときと今日とでは、アメリカの輸入制限に対する考え方というものに柔軟性が出てきたと政府は判断しておるのかどうか。確かに二国間協定というものを主張しておったのが、多数国との討議というガットの場に移そうと……
○瓜生清君 さっきから大臣の答弁を聞いておりますと、現段階では、業者同士の話し合いであって、政府がほとんどそれにタッチしてないような印象を受けるお答えですが、実際そうなのかどうかお答え願いたいと思います。
【次の発言】 それからもう一つは、この問題を日米間の互譲の精神で解決しなければならないということをしきりにおっしゃるわけですが、そもそも発端はこれはアメリカが悪いんです。それの被害をこうむるのは日本であって、なぜ譲らなければならないのか。またそうすることによってどういう事態が――かりに決裂するというようなことがあった場合に……。その点ひとつお聞かせ願いたいんです。
○瓜生清君 ちょっと関連して。大臣に一つだけお伺いしますが、実は、二年くらい前だったと思いますが、水田さんが大蔵大臣のときに、いわゆる総合予算主義ということを言われたわけであります。私は、そういうことで一体補正というものを組まずにやっていけるのかと言いましたら、いける自信があると、こう言明されたわけです。ところが、大臣が福田さんにかわると、その方針というものがくるっと変化してきた。今後、いわゆる予算編成の行き方について、現在のような行き方をされるのか、あるいはまた、総合予算主義的なにおいというものが復活してくるのか、そこの点をひとつお聞かせを願いたいと思います。
○瓜生清君 私は、政府委員の方々に、ごく簡単に数点をお伺いしたいと思います。 まず、一つは、先般来から例の富士銀行の問題が起こっておりますが、衆議院におきまして堀さん、参議院では和田さんという社会党の方々が御質問をなさっておられますけれども、新聞の報道する範囲内で見てみますと、あれを深く追及していった場合に、いろいろな銀行法上の手続によって岩佐頭取の改任というようなところまで発展するんじゃないかというようなことを聞くわけでありますが、そういうふうなことがはたしてできるのかどうか。 それからまた、過去におきまして類似の事件が多少ございましたけれども、そういう場合に、銀行の責任者なりあるいは担……
○瓜生清君 関連してちょっとお伺いしますが、いま信用組合の話が出ましたけれども、大蔵省として、ごちゃごちゃした小さな信用組合たくさんあるわけですが、それを集中的に一つの大きな金融機関に統合するというような意思があるのかないのか、その点を伺いたいと思います。
【次の発言】 吉田さんね、まだそこまでのことはきまっていないと思うけれども、いま金融再編成ということばがよく新聞紙上に出ておりますね。大蔵省はそれに対してどういう考え方なのか、ふわふわとしたものでもいいから、あなたのお考え方を聞かせてもらいたいと思います。
○瓜生清君 私は、主として長官に税務関係の職員の人事問題について若干質問したいと思います。 少し報道が古いのですが、去年の十二月九日の「サンケイ」に、「税金Gメンに大卒」という記事が載っております。それを見ますと、「大型景気を反映して税務署の仕事はふえる一方なのに、肝心の税金Gメンが収入のよい税理士などに転向するケースが目立つため、人手不足に悩む国税庁は来年度から、初めて大学卒の第一線税務職員を採用、戦力低下の穴を埋めることになった。これまで、第一線の税金Gメンは高校卒に限られていたが「もはや、若い人が成長するのを待ってはいられない。大学卒の人材を国税専門官として採用して即戦力に使いたい」と……
○瓜生清君 関連して一つだけお聞きしますが、そうすると、結局、基地を貸与して、滑走路を長くしたり、あるいはいろいろな施設をつくるというのは、向こうが自分の金で勝手にやっているということですか、そういうふうに理解していいでしょうか。
○瓜生清君 大臣に二、三御質問いたします。
四十六年度以降の税制について、国民の税負担感を緩和するため、所得税減税を今後とも続け、その反面、間接税を増徴するという方向を政府は打ち出しておりますが、納税者にとっては、心理的な負担感より、むしろ実質的な負担を軽くして、所得構造に応じた累進性を取り入れることが財政民主主義の建前上不可欠のことと思われますが、これに対して大臣の見解を問いたいと思います。
【次の発言】 次の点は、わが国の間接税は個別消費税体系をとっておりますが、各種物品を別々の基準で課税されているので、同一税目では、高級品にいくほど高税率となっており、一応のバランスはとられておりますが……
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