柿沢弘治 参議院議員
11期国会発言一覧

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このページでは柿沢弘治参議院議員の11期(1977/07/10〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は11期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(参議院11期)

 期間中、参議院本会議での発言なし。
柿沢弘治[参]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(参議院11期)

柿沢弘治[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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第82回国会(1977/09/29〜1977/11/25)

第82回国会 科学技術振興対策特別委員会 第4号(1977/11/11、11期、新自由クラブ)

○柿沢弘治君 私も、両法案について幾つか質問を用意してまいりましたけれども、もうすでに皆さんからいろいろと御質問があり、御答弁もいただきました。また、いま中村委員からも大所高所論も出てしまいまして、大体聞くことがなくなってしまう感じなんですけれども、幾つか私もお尋ねをしたいと思います。事前に申し上げていなかったことも入っているかもしれませんが、その当座の御判断でお答えいただければ結構です。  先ほどから、原子力船「むつ」については、放射能漏れを起こした場合の政府の対応策ということが問題になっております。私も中村委員と同じように、あの「むつ」での解決の方法というのは決して適切ではなかったと考えて……

第82回国会 科学技術振興対策特別委員会 第5号(1977/11/16、11期、新自由クラブ)

○柿沢弘治君 それでは、先日、事業団法についてはお伺いをいたしましたので、事業団の方は結構でございます。  原子炉等規制法案について若干お伺いをしたいと思いますが、まずNPT協定との関係をお伺いしたいと思ったのですが、まだ外務省お見えになっておりませんので、国内体制の方から若干の御質問をしたいと思います。  いまでもわが国の場合には平和利用という観点から自主的もしくは二国間協定に基づく保障措置があるわけでございますが、今度の法律改正はNPT受諾に伴う保障措置だというふうに説明をされておりますけれども、現在でも保障措置があると思うわけですけれども、その点はどういう体制になっているのか、その辺をお……

第82回国会 科学技術振興対策特別委員会 第6号(1977/11/17、11期、新自由クラブ)

○柿沢弘治君 新自由クラブの柿沢弘治でございます。きょうは六人の参考人の方からのお話を伺って大変勉強になりました。私自身の蒙を開いていただいた部分もありまして、その点は大変お礼を申し上げたいと思います。  時間が迫ってきておりますけれども、私の時間の範囲内で御質問させていただきますが、まず感想としては、先ほど井上参考人がおっしゃいましたように、核の問題イデオロギー抜きで、しかも冷静に議論をすべきであるというお話賛成でございます。  それから、きょうは二つの違った立場の方々にそれぞれおいでいただいているというふうに伺っておりましたが、比較的意見の違いが少なかった。その点でも、私たちが言っておりま……

第82回国会 科学技術振興対策特別委員会 第7号(1977/11/18、11期、新自由クラブ)

○柿沢弘治君 それでは、二法についてはいろいろとすでに審議が行われ、政府側からの御説明もいただいておりますので、最小限の御質問だけをしたいと思います。  昨日、参考人からいろいろと意見を伺いました。六人の参考人の御意見を総合しますと、原子力船の研究開発の意義というものはほぼ全員が認めていらっしゃいました。その意味で私はやはりこの研究の継続をすべきだというふうに考えますけれども、ただ同時に、ほとんどの方がおっしゃっておられましたのは、過去の政府、事業団の不手際というものがいろいろな意味で原子力船の開発にトラブルを起こし、現在長い間開発が中断されているという事態になっていることは大変残念に思います……

第82回国会 科学技術振興対策特別委員会 第8号(1977/11/21、11期、新自由クラブ)

○柿沢弘治君 もうすでに各委員から事実関係についていろいろとお尋ねがあったと思いますので、私も最後に締めくくり的に伺いたいと思うんですが、まず中野参考人にお伺いいたしますが、もしかお答えいただけ━━━━ないかもしれませんが、差しかえたコアというのは……(「失礼なこと言うなよ」と呼ぶ者あり)いや違います。それはちゃんと聞いてから言ってください。どうも科学技術の問題はもっと冷静にあれをしていただきたいと思うんですが、私の言った質問を聞いていただければ問題がないと思いますけれども、何本のコアが全体でですね、ボーリングをやった中で何本ぐらいのコアが差しかえられたというふうに、御自分でやったのは何本で、……

第82回国会 商工委員会 第2号(1977/10/27、11期、新自由クラブ)

○柿沢弘治君 通産大臣お疲れのようでございます。もう一息でございますから御勘弁ください。  わが国にとって、たとえば国際紛争が発生したときに、エネルギーの確保、特に石油の確保が経済的な安全保障の面で必要不可欠のことであるというふうに私は思いますが、その点について大臣の御認識はいかがでございますか、簡単で結構でございます。
【次の発言】 そうした認識に立って、現在のわが国の石油の備蓄計画、九十日の備蓄計画というので十分だというふうにお考えでしょうか。
【次の発言】 そう考えますと、九十日備蓄から百二十日へというのが当面まず計画されなければいけないと思いますが、その場合の備蓄計画としては、従来のよ……

第82回国会 商工委員会 第3号(1977/11/01、11期、新自由クラブ)

○柿沢弘治君 本日は佐藤参考人、宇佐美参考人、そして伊藤参考人から詳しく御説明いただきまして、さらに各委員からいろいろと質問がありまして、詳細にお答えいただいて業界の実情大変よく理解できたように思います。  時間の制約もあるようですから、伊藤参考人に一つだけ具体的なお話を伺っておきたいと思いますが、ニット業界の改善のためには設備の共同廃棄が根幹になるというお話でございました。その際に、現存設備の大体約二割弱を廃棄したいというお話がございましたが、具体的に金額でどのくらいになるのか、私の、業界からの聞いているお話では二百億近くの資金が必要である。それに対して通産省が五十三年度予算の要求として出し……

第82回国会 商工委員会 第4号(1977/11/17、11期、新自由クラブ)

○柿沢弘治君 きょうは経済企画庁にもおいでいただいておりますので、最近政府がいろいろと対策を立てております対外経済対策の内容と、果たしてこれで現在の円高の問題、もしくは景気の問題問題解決するかどうかという点について質疑をしたいと思います。  まず、政府に設けられました対外経済対策会議の黒字減らし対策の検討状況はどうなっておりますか、お答えいただきたいと思います。
【次の発言】 そうしますと、いまほぼ決まったものが七億ドル、それに鋭意努力しているものを合わせて数億ドルということになりますと、合計十五億ドル以内ぐらいというようなことになるわけです。それと例の総理の三十億ドルの願望、もしくは二十億ド……

第82回国会 商工委員会 第5号(1977/11/24、11期、新自由クラブ)

○柿沢弘治君 法案の質問に入る前に、円高の問題について、きょうは担当の部局からおいでいただいておりませんので、大臣にお伺いをいたしたいと思いますが、先般、商工委員会の質疑で、私もこのまま放置すれば二百三十円台必至だということを申し上げて、思い切った政策努力が必要ではないかということを質問をしたつもりでございます。その後新聞等で見ますと、関税の前倒しといいますか実施というものが、アメリカの通商代表との間で検討されているというふうに読んでいるわけですけれども、これが代償措置いかんということではなくて、一方的措置でも、とにかく日本が実施をしていくというくらいの思い切った対策が必要ではないかと思います……

第82回国会 予算委員会 第7号(1977/10/24、11期、新自由クラブ)

○柿沢弘治君 まず、私が御質問を申し上げる大臣以外の皆さんはぜひお役所にお帰りいただいてお仕事に専念をしていただく、もしくはほかの委員会に出席する余地をつくりたいと思いますので、お願いを申し上げます。
【次の発言】 それでは、委員長の御裁断に従います。  私は、今日の日本の政治、そして現在の福田内閣の政治を特徴づけている幾つかの問題点、決断力の欠如ということについて、国民の中にある疑問を率直に問いただしたいと思います。  まず、景気対策についてでございます。  本年の一月の国会でも、新自由クラブは、もっと積極的な財政政策、景気政策をとらなければ景気の回復は不可能だと言ってまいりましたが、総理は……


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第84回国会(1977/12/19〜1978/06/16)

第84回国会 科学技術振興対策特別委員会 第4号(1978/03/24、11期、新自由クラブ)

○柿沢弘治君 中村委員からバトンタッチを受けましたので、少しお伺いをしたいと思います。  一番最初に、五十三年度の政府としての科学技術に対する取り組み方、指標として少しお聞きしたいのですが、この科学技術会議の答申中にも、国全体の研究開発投資がGNP、国民所得に対してはどのくらいの割合になっているかという数字が出ております。五十年度の数字で日本は二・〇六。西ドイツの二・七四、アメリカの二・五五に比べて非常に依然として低いという計数が出ておりますが、それがその後どうなっているのか。また、一般会計歳出予算に占める科学技術関係予算の比率が、昭和五十年度では、日本は三・二%。アメリカの六・〇、イギリスの……

第84回国会 科学技術振興対策特別委員会 第7号(1978/04/21、11期、新自由クラブ)

○柿沢弘治君 最近の原子力関係の問題での国際的な幾つかの動きについて、まずお伺いをいたします。それから後で原子力の安全行政についてお伺いをしたいと思います。  先月の十日に発効いたしました米国の核不拡散法では、米国の国産燃料の再処理について事前同意が必要となっているわけでございますが、現在の日米原子力協定ではその点が触れられている、わが国への影響は当面ないと言われておりますけれども、そう考えてよろしゅうございますか。それと同時に、フィジカルプロテクションの強化、ウランの濃縮の問題、そしてプルトニウム等の貯蔵施設についての事前同意等では、これは日米の原子力協定に触れられていない、その意味で協定の……

第84回国会 科学技術振興対策特別委員会 第10号(1978/05/08、11期、新自由クラブ)

○柿沢弘治君 新自由クラブの柿沢弘治でございます。きょうは先生方ありがとうございます。  最初のお話と各委員からの質問に対するお答えで大変参考になる御意見を伺いました。瞬間も限られておりますので、一つだけ藤本参考人にお伺いをしたいと思います。  私も原子力の問題で一番大切なのは、先ほど有澤先生からお話がありましたように、対話を積み重ねていってアレルギーをどうやって解消していくかということだと思います。その意味で、いままでの行政サイドの対応の姿勢の中に問題があったことも事実だと思いますし、できる限り公開の原則に立って虚心に国民に訴えかけていくということも大事だと思いますけれども、同町に、やはり受……

第84回国会 科学技術振興対策特別委員会 第11号(1978/05/10、11期、新自由クラブ)

○柿沢弘治君 これからの原子力の安全確保にとって問題点は、この原子力安全委員会における基本設計の認可、それの審査の体制の問題が一つ、参考人の方からも、書類審査、書類チェックだけでは必ずしも十分な安全性の確認ができないではないかという指摘がなされましたけれども、その点についての確認を一つしておきたいということと、同時に、基本設計以後の詳細設計、さらには運転管理の面でのいろいろな問題点について安全委員会が十全の審査体制といいますか、チェックできる体制になっているかどうか、その二点にしぼってお伺いをいたしたいと思います。  まず、基本設計の認可、審査の体制でございますが、いま局長からもお話がありまし……

第84回国会 科学技術振興対策特別委員会 第13号(1978/05/26、11期、新自由クラブ)

○柿沢弘治君 今度の原子力基本法の改正が原子力の安全行政の一貫化のために、そして充実のために一歩前進であるということは指摘されているとおりだと思います。その点については評価をいたしますが、同時に、通産省の果たす役割り、責任が重くなってくるわけでございますので、その点について十分な認識の上で行政をしていく必要があろうと思います。その意味で、実用の原子炉、原子力発電所については、基本設計の審査だけではなくて、工事計画の認可、使用前検査、定期検査、いわゆる詳細設計後の安全規制も含めて十分な規制、審査をすることによって原子力の安全が確保されるものと考えます。その意味では、今回の基本法で原子力安全委員会……

第84回国会 科学技術振興対策特別委員会 第14号(1978/05/31、11期、新自由クラブ)

○柿沢弘治君 舶用原子炉につきましては、原子力基本法、それから原子炉等規制法によりますと、基本設計だけが原子炉等規制法、原子力基本法により審査をされ、詳細設計以降については船舶安全法で検査をされることになっております。しかし「むつ」については、もう一度それが実験用だということで科学技術庁の方へ権限が移っており、当面運輸省は何もしないでいいというようなお話でございますけれども、原子力船「むつ」についての原子炉部分については船舶安全法上の検査その他は行われるわけでしょうか。
【次の発言】 そこのところがなかなかむずかしいと思うのですが、陸上にある原子炉であればそれでいいと思うのですけれども、やはり……

第84回国会 科学技術振興対策特別委員会 第16号(1978/06/05、11期、新自由クラブ)

○柿沢弘治君 私は、新自由クラブを代表して、原子力基本法等の一部を改正する法律案に賛成の討論を行うものであります。  エネルギー資源の乏しいわが国においては、将来にわたってエネルギーの安定的供給を確保することは、国民生活向上のための基礎的条件であります。石油エネルギーの供給の将来に不安のある現状を考えると、原子力エネルギーの開発利用に努めることはわが国にとって必要不可欠であると考えます。しかしながら原子力エネルギーについては、その開発利用の前提として、国民の生命と国土を放射能の汚染の危険から守るために、その安全確保体制を確立し、広く国民の理解と納得を得る必要があると考えるものであります。  今……

第84回国会 決算委員会 第15号(1978/06/07、11期、新自由クラブ)

○柿沢弘治君 それでは総理に、最近、きのうの金丸発言以来、解散をめぐる問題がかまびすしくなってきておりますので、政局運営の考え方についてお伺いをいたしたいと思います。  先般本院の予算委員会で、三月十六日に私が、福田内閣はいろいろと公約は上げるけれども、なかなか決断をしていただけないということをとらえて質問をいたしましたところ、総理はいまに見ておれとおっしゃいました。そのお気持ちはいまでも変わっておられませんか。つまり、まだまだやり残したことがたくさんある、今後もやらなければいけないとお考えなのか、それとも、もうなかなかむずかしい、適当な時期があれば適当な人に譲り渡したい、そうお考えかどうか、……

第84回国会 商工委員会 第2号(1978/01/30、11期、新自由クラブ)

○柿沢弘治君 最後でございますから、皆さんの聞いた残りを伺いたいと思います。  今度の円相場高騰関連中小企業対策臨時措置法でございますが、こうしたものは、出さないで済めばその方がよろしいということは皆さん同感だと思います。  なぜこういう法案を出さなければならないか、中小企業に対する対策を一つつけ加えなければならないかと考えてみますと、やはり円高――急激な円高の結果だというふうに考えざるを得ない。そうした急激な円高をもたらしたというのは、一つはやはり経済政策、そしてさらに狭い意味で考えれば、為替政策の失敗によるのではないだろうか、西ドイツなどが漸進的なマルクの切り上げを行って、産業構造の転換を……

第84回国会 商工委員会 第3号(1978/03/02、11期、新自由クラブ)

○柿沢弘治君 初めに経済企画庁長官にお尋ねを申し上げたいと思います。  先般の予算委員会でも指摘したわけですが、最近の経済情勢を見ますと、公共事業中心に景気回復が図られている。その中でいろいろな指標の中で跛行状態が出てきているように思います。特に個人消費、きょうの長官の所信表明にもありましたように、国民の経済の大宗を占める民間需要を喚起するため云々というのがありますが、これは住宅金融公庫の融資、投資促進税制ということで、個人消費の喚起については特にお触れになっておられません。しかし実際の最近の指標を見ますと、個人消費の停滞が非常に顕著になっているように思いますし、その意味で五十二年度の消費の伸……

第84回国会 商工委員会 第5号(1978/03/30、11期、新自由クラブ)

○柿沢弘治君 計量法の考え方について少しお尋ねをしたいと思います。  計量法第一条を読みますと、「この法律は、計量の基準を定め、適正な計量の実施を確保し、もって経済の発展及び文化の向上に寄与することを目的とする。」と書いてございます。学術、産業等の国際交流の分野、必要な分野で、国際度量衡総会の決議等を踏まえて計量単位を導入する、統一するということについて特に異議を差しはさむものではありませんけれども、国内におけるさまざまな分野において伝統的な計量単位の使用を禁ずるということが、果たしてこの計量法の目的に合致するものかどうか。明治以来、わが国では尺貫法をまあやめて、メートル系の単位に統一を図って……

第84回国会 商工委員会 第8号(1978/04/18、11期、新自由クラブ)

○柿沢弘治君 きょうはお忙しいところを企画庁長官にもおいでいただいておりますので、少し基本的な問題についてお伺いをしたいと思います。  経常収支の黒字幅はいよいよ空前の百四十一億ドルということで、これからの経済運営ますますむずかしさを加えているように思いますが、政府は今週の金曜日、二十一日の経済対策閣僚会議で黒字対策等新規対策を決めるというふうに言われておりますが、その内容について、先ほど通産大臣からもちょっとお聞きをしましたけれども、取りまとめをしていらっしゃる企画庁長官のお立場でお答えをいただきたいと思います。
【次の発言】 いまお伺いをいたしますと、緊急輸入と経済協力と差益の還元、三本の……

第84回国会 商工委員会 第10号(1978/04/25、11期、新自由クラブ)

○柿沢弘治君 幾つかの点について質問をしたいと思いますが、まず、公取委員長にもおいでいただいておりますので、共同行為の実施に関する指示カルテルの部分についてお聞きをしたいと思います。  この第五条では、事業者の自主的な努力のみをもってしては、設備の処理等が実施されないと認められる場合という要件が規定されておりますけれども、「自主的な努力のみをもってしては、当該特定不況産業に関する安定基本計画に定めるところに従って」の処理ができないと、困難と認められるというのは、具体的にはどういう状況を要件と考えているわけですか。
【次の発言】 現在想定されております不況業種、特定不況産業、その中で、このスター……

第84回国会 商工委員会 第11号(1978/04/26、11期、新自由クラブ)

○柿沢弘治君 時間が迫っておりますので、基本的な点だけ内田先生にお聞きしたいと思います。  構造不況問題についての総括的な分析といいますか、判断は私も大変勉強になりました。大域的な変化であって小域的な対策ではだめだと、循環的な対策ではだめだと、構造的な対策でなければいけない、そこまで非常によくわかるわけでございます。私も内田先生に経済学を習ったものですけれども、ただ、その場合の構造変化のコストを社会的に負担しなければいけないというところへすぐにつなげておっしゃいました。しかし、やはり自由主義経済体制、先ほどおっしゃったアウトサイダー規制に対する否定的な御意見、産業組織論というものを考えてみれば……

第84回国会 商工委員会 第12号(1978/04/27、11期、新自由クラブ)

○柿沢弘治君 新自由クラブの柿沢でございます。  きょうは本当に御苦労さまでございます。いま藤井委員からもお話がありましたように、長いこと御説明をいただいておりますので、簡単に一点だけ御質問したいと思いますが、私もほかの委員会とかけ持ちで、もしかするとダブルかもしれませんが、お答えいただければ幸いだと思います。  市長さんには地方行政をあずかっておられて大変御苦心が多いと思います。先ほどおっしゃった地方分権、それから地方財源の充実、私も大蔵省におりましたけれども、余り中央集権はよくないというふうに思っておりまして、できるだけ地方財源の充実を図り、そして自主的に自治体の方々に活動いただくのがいい……

第84回国会 商工委員会 第17号(1978/05/30、11期、新自由クラブ)

○柿沢弘治君 竹島問題に限定をして、質問をしたいと思います。  竹島の領有権がどちらに属するかという点について、さらに日本の領有権を回復するためにどのような対策をとらなければいけないか、いままで各委員からの質問に総理もいろいろとお答えになりました。しかし、何よりも大事なのは、韓国側に話し合いのテーブルに着いてもらうことだと思います。その意味で、話し合いのテーブルに着いてもらうために、総理は先ほど日韓定期閣僚会議の機会でもとらえて外相同士の話し合いをしてもらいたい、させてみたいというお話がございましたが、もう少し早い時期にそうしたものを実行するお気持ちはございませんか。

第84回国会 商工委員会 第19号(1978/06/05、11期、新自由クラブ)

○柿沢弘治君 もう参考人の皆さん長い間お引きとめをしておりますので、私も一問だけ伊藤参考人に質問をしたいと思います。  いまの栗林参考人にも御質問したかったのですが、この点については、後ほど法案審議で質問をする機会があると思いますので、外務省とやりたいと思います。  この問題でしばしば話題になるのは日韓癒着、ここでまた、共同開発でお金が韓国に流れるんじゃないか、こういういろいろ議論、疑惑があるわけですが、過去はともかく――これは解明をしなければいけないと思いますが、これから未来にわたってそういうことは絶対にあり得ない、ないよう、疑惑を招かないようにするという点について何か具体的なお約束は、開発……

第84回国会 商工委員会 第22号(1978/06/13、11期、新自由クラブ)

○柿沢弘治君 本法案については、すでにさまざまな角度から各党の委員からの質問がされております。私ども、その意味で若干の繰り返しがあるかもしれませんけれども、できるだけ前向きの問題について少し政府のお考えをただしたいと思います。  この法案には、やはりいろいろ問題があると思いますけれども、何と言っても一番大きな問題は、果たしてこの共同開発区域になっている大陸だなの部分について韓国側の言い分というのに正当性があるんだろうか、日本の主権的権利を譲り過ぎていないだろうかという点だろうと思います。その点に関していままでの御答弁を議事録で拾ってみますと、中江アジア局長は、数回にわたって、「韓国が開発しよう……

第84回国会 商工委員会 第24号(1978/06/15、11期、新自由クラブ)

○柿沢弘治君 本日は、石油公団法について質問をしたいと思っておりましたが、いま藤井委員の質問の中での河本通産大臣の景気観、経済政策についてのお考え方、大変興味深く伺いましたので、ちょっとその辺を補足的にお伺いをしておきたいと思います。  まあここ数日、通産大臣の追加的な措置が必要だという御発言をいろいろなところで耳にし、目にするわけでございますが、それはいまお話のあったように、七%以上の成長を目指しての追加的措置とお考えなのか。それともいまのままでは、下期息切れのおそれもある、その点について何らかの対策が必要だというふうにお考えの上での追加措置を考えておられるのか、その辺はどうもはっきりしない……

第84回国会 商工委員会 第25号(1978/06/16、11期、新自由クラブ)

○柿沢弘治君 本日は特定機械情報産業振興臨時措置法案についての幾つかの質問をいたしたいと思います。  まず、基本的な考え方を少し大臣にお伺いをしたいと思いますが、先般不況業種対策の法律が成立をいたしました。さらに中小企業については円高対策の法律ができておりますし、このたびは機械情報産業振興臨時措置法、まあ機械情報産業についてこうした法律ができるのであれば、次は生活産業について臨時措置法ができ、基礎産業について臨時措置法ができて、さまざまな分野が全部こうした振興臨時措置法というので埋まっていくという心配もないわけではない。どうも、そろそろ日本の産業もこうした政府の手による助成から離れて一人立ちを……

第84回国会 予算委員会 第1号(1977/12/21、11期、新自由クラブ)

○柿沢弘治君 私に与えられた時間はわずか十分でございますので、簡潔に御答弁をいただければ結構でございます。  牛場大臣、アメリカとECとに回ってこられた。いずれについても日本の五十三年度の七%成長率を高く評価したと言われておりますが、これはこれからの日本の経済運営にとって不可欠のといいますか、至上命題、対外経済関係を円滑にするための至上命題というふうに考えてよろしゅうございますでしょうか。
【次の発言】 しかし、福田総理がロンドン会議へ行って七億ドルの赤字、六・七%の成長率というのを約束してきた。それが実現されなかったということが現在の円高やアメリカ側の日本に対する不満の根源になっていると考え……

第84回国会 予算委員会 第4号(1978/01/31、11期、新自由クラブ)

○柿沢弘治君 昨年十月二十四日の本委員会で、福田総理及び坊前大蔵大臣は、私の質問に対して、五十三年度も公債依存度三〇%は何としても守りたいと明言をしておられます。議事録を持ってきておりますが、そのときに、私は、来年初めの本予算委員会で、どちらが正しかったか、決着をつけましょうと申し上げております。政府側の見通しが誤っていたこと、及びその責任を痛感する旨の御発言をまず総理からいただきたいと思います。
【次の発言】 それでは具体的に伺いますが、ただいま審議の対象となっております五十二年度の第二次補正予算、これは公共事業の追加三千六百六十四億、中小企業対策百二十五億、決算調整資金繰り入れ二千億などの……

第84回国会 予算委員会 第12号(1978/03/16、11期、新自由クラブ)

○柿沢弘治君 参議院で六番目の政党でございますが、私の質問順番は三十番、すでに各党から多くの議論がなされておりますので、さらに与えられた時間にも制約がありますので、ポイントをしぼって質問をしたいと思います。  衆参合わせて一カ月半の議論を聞いてまいりましたけれども、依然として日本経済は一体どうなるのか、これからどこへ行くのか、明らかになっていないように思います。その意味で、相変わらず漂える日本丸という感じがしてなりません。七%成長論にしても、それが実現可能かどうかということだけではなくて、それが達成されたら一体どうなるのか、本当に国際収支の黒字幅は減るのか、もしくは雇用の不安は消えるのか、それ……

第84回国会 予算委員会 第19号(1978/03/27、11期、新自由クラブ)

○柿沢弘治君 七%成長論と六十億ドルについては、きょうも各委員から質問がありましたが完全なすれ違い。後は、できるかできないかはもう閻魔大王の御判断に任せる以外にない。内閣が続いているかどうかわかりませんけれども、もし続いている場合には舌を抜かれないように、宮澤大臣、ぜひ御準備をいただきたいというふうに思う。それ以外言いようがありません。  いま円レートについては二百二十円台が、三月の輸出駆け込み期に定着をしておりますが、これが二百十円台になるのはいつとお見通しでございますか、村山大臣。
【次の発言】 私の聞いているところでは、六月以降、アメリカの西海岸の港湾労務者のストライキがあるということで……

第84回国会 予算委員会 第20号(1978/03/28、11期、新自由クラブ)

○柿沢弘治君 時間の制約がありますので、幾つかの点についてまとめて御質問をいたします。長谷部参考人、文部大臣、それぞれからまとめてお答えをいただければ幸いでございます。  先ほど文部大臣は六・三制は定着しているとおっしゃいましたけれども、私は、むしろ六・三制が崩壊している、変容していると考えております。なぜならば、三・三の細切れの教育制度というものが無用の負担を入試の関係で生徒にかける。それを望まない父兄なり生徒が私立校への選好という形で私立校へ流れているのではないだろうか。その意味では、私たちが提案しておりますように、後期義務教育を六・五の五という形でまとめるということが一つの解決策である、……


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第85回国会(1978/09/18〜1978/10/21)

第85回国会 科学技術振興対策特別委員会 第2号(1978/10/13、11期、新自由クラブ)

○柿沢弘治君 それでは、海洋開発の現状とこれからのあり方について質問をしたいと思います。  昨年、二百海里時代が到来したということで海洋に注目が集まっております。わが国は四方を海に囲まれた島国でございますから、この二百海里ラインを現在国際的に認められているように引いてみると、それによって囲まれる面積というのは、現在の国土面積の約十二倍、世界で第六番目の広さになるということを先日伺いました。これからの日本の増大する人口、そして、現在でもすでに過密な社会を形成しているわが国にとって、こうした大きな利用可能地域というものの存在は非常に大きな意味を持ってくることになろうと思います。その意味で、この海洋……

第85回国会 商工委員会 第2号(1978/10/19、11期、新自由クラブ)

○柿沢弘治君 最後になりましたが、大店法改正法案に関して若干の質疑をいたしたいと思います。  ただいま藤井委員からも御指摘がありましたけれども、現在の大店法の趣旨というものが小売商業の調整であると同時に、やはり消費者の利益を十分配慮したものでなければいけないというふうに私も考えますが、その点についてまず大臣のお考えをお聞きしておきたいと思います。
【次の発言】 いままでのいろいろな議論を伺っておりましても、ともすれば小売商業業者間の調整という問題が重点になっていて、消費者の利益というものが陰に隠れてしまっているように思います。これはわが国だけではなくて、政治というものがともすれば生産者本位、組……

第85回国会 商工委員会 第3号(1978/10/20、11期、新自由クラブ)

○柿沢弘治君 まず、金属鉱業事業団法の一部を改正する法律案についてお尋ねをいたします。  非鉄金属の国際市況の悪化に伴う対策として、こうした対策の必要性というものは私ども認識するわけですが、まずあくまでも緊急避難的なものでなければいけないと思いますけれども、その点についての通産省の考え方を、基本的な考え方をお伺いいたします。
【次の発言】 その場合、今回の対象は銅、亜鉛ということに限られているわけですけれども、その後その他の非鉄金属に関して拡大をしなければならないという情勢はいまのところ考えられない、あくまでもこの二品目、二種類の鉱山に限定されているというふうに考えてよろしゅうございますか。


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第87回国会(1978/12/22〜1979/06/14)

第87回国会 科学技術振興対策特別委員会 第7号(1979/04/13、11期、新自由クラブ)

○柿沢弘治君 それでは、スリーマイルの事故についてはいろいろと質疑があったと思いますので、私は法案の質問をいたしたいと思います。  まあ事故に関しましては、事実をとにかくできるだけ詳細に検討していただいて冷静な議論をすることが必要だと思いますが、ただ一つだけ注文をつけておきたいと思いますのは、たとえ不利な情報があっても決してうやむやにしないといいますか、そういう意味であくまでも三原則の公開といいますか、今後の安全性の審査についてもその方針は貫いていく。美浜のときに発表がおくれた云々という議論がありましたけれども、そういう形で原子力行政、安全行政についていやしくも国民の批判を招かないような公正な……

第87回国会 科学技術振興対策特別委員会 第12号(1979/05/30、11期、新自由クラブ)

○柿沢弘治君 私は、新自由クラブを代表して、核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律の一部を改正する法律案に対し賛成の討論を行います。  原子力発電所から出る使用済み核燃料を再処理し、回収されたプルトニウム及びウランを再び核燃料として利用するいわゆる再処理技術を確立し、再処理工場を保有することは、ウラン資源に乏しいわが国が原子力開発利用を自主的かつ効果的に進めていくために必要であると考えます。  わが国における再処理は、動燃事業団の東海再処理施設ですでに蓄積された技術と経験を踏まえ、民間の総力を結集して、自主技術の積極的な開発により第二再処理工場の建設を可能とする段階に至っていると思……

第87回国会 科学技術振興対策特別委員会 第14号(1979/06/04、11期、新自由クラブ)

○柿沢弘治君 それでは一、二質問をさせていただきます。  今度の原賠法の改正については、四十六年に次いででございますけれども、この改正によって諸外国の賠償制度と比較してわが国のレベルがどのくらいになるのかという点をまずお聞きしたいと思います。
【次の発言】 わが国の原子力平和利用を推進する上でも、世界で唯一の原爆被爆国として、国民に対する安心感を高めるという意味でも、この原子力損害賠償法による損害賠償、もしくはそうした措置というものが、世界のレベルを超えるといいますか、一流のものになるということが必要だろうと思います。被害が起きてはいけないわけですけれども、そういう点で今回の改正というものは私……

第87回国会 商工委員会 第3号(1979/02/15、11期、新自由クラブ)

○柿沢弘治君 短い時間でございますが、幾つか質問をいたしたいと思います。  最初に日米の貿易問題でございますが、私、二月の四日から十一日までワシントン、ニューヨークヘ行ってまいりまして、アメリカの上下両院議員、それから政府高官等といろいろ議論をしてまいりました。その過程で、やはり五十四年度の日本の経済政策、そして貿易政策の中で日米貿易の不均衡の是正の問題というのが、依然として深刻な大きな問題だという認識を抱いて戻ってきたわけでございますが、その点についての関係大臣の御認識といいますか、御見解を伺いたいと思っているわけでございます。特に、アメリカの下院の歳入委員会の日米経済関係、タスクフォースの……

第87回国会 商工委員会 第4号(1979/03/22、11期、新自由クラブ)

○柿沢弘治君 それでは私がお聞きをしたいと思っていたポイントについて、すでに午前の質疑でもいろいろ出ておりますので、二十分ほどをめどに質問をさせていただきたいと思います。  最初に、本法案直接ではございませんけれども、大都市における防災対策に関連して、都市のガスの保安対策がどうなっているかという点をお聞きしたいと思います。  特に、東京、東海地方、大地震によるガスの災害というものが懸念をされるわけですけれども、そうした地震によるガス災害対策としてどのような措置を全体として講じているか。特に、ガスの場合にはガス漏れが火災につながる。まず、そのガスの炎が火災につながる、それからガス漏れが爆発事故に……

第87回国会 商工委員会 第5号(1979/04/10、11期、新自由クラブ)

○柿沢弘治君 藤井委員からの大演説もありましたし、(笑声)もういろいろと質問が出ておりますので、最後ですから若干法律について伺っていきたいと思います。大臣もし所用がありましたら……。
【次の発言】 まあ私どもも繊維工業の構造改善臨時措置法の延長ということに基本的に反対ではございませんけれども、考え方をひとつ確かめておきたいと思うわけです。  現在の法律ができました四十九年までは、特繊法によるいわゆる横型の合併、統合というものが繊維の構造改善の基本的な姿勢だったと思います。それが現在の法律によって異業種提携とか垂直統合という考え方が取り入れられて、法律的にといいますか基本的な考え方が変わったわけ……

第87回国会 商工委員会 第6号(1979/04/24、11期、新自由クラブ)

○柿沢弘治君 各参考人にはいろいろと貴重な御意見を賜りましてあるがとうございました。  私も幾つかお伺いをいたしたいと思いますが、今度の現行法の改正、一つは異業種提携というものの幅を広げて、横といいますか――型の提携を認めていくということで何とか実効を上げたいというふうに考えている。その点はよくわかるわけですけれども、産元、親機の関係についてはいろいろ御説明がありましたが、アパレルの関係、たとえばニットとか縫製品なんかで今度の法改正がいままでの現行法でなかなか適用対象が少ないというお話が、参考人からもこもごもございましたけれども、格段の飛躍というものが期待できるだろうか、できましたら近藤参考人……

第87回国会 商工委員会 第7号(1979/04/26、11期、新自由クラブ)

○柿沢弘治君 海外経済協力基金法の一部を改正する法律案に関して、与えられた時間の中で質問をいたしたいと思います。若干、経済協力の基本問題でございますが、政府の開発援助の中で特に円借款の部分の拡充というものを鋭意努力をされているわけですけれども、その面では予算面の拡充もさることながら、それに先行する援助の約束といいますか、その部分の拡大にいままで以上の一層の努力をする必要があるというふうに考えるわけですけれども、その点に関して政府としてはどのような努力をされているのか、また今後どのような努力をしようとしているのか、その点について御質問したいと思います。

第87回国会 商工委員会 第11号(1979/06/05、11期、新自由クラブ)

○柿沢弘治君 私も法律案の内容について幾つかの質問を用意しましたけれども、きょう私どもが審議をしておりますのはエネルギーの使用の合理化に関する法律でございますから、審議の方のエネルギーの使用も合理化をした方がいいんじゃないかと思いますので、細かい質問は全部取り下げまして、通産大臣に一言だけお伺いをいたしたいと思います。  先ほど生田参考人のお話にもありましたように、私どもこの法案の中身を検討いたしますと、産業用のエネルギーの合理化、ある意味ではかなり狭い範囲の合理化、つまり節約的なものが多くて、エネルギー多消費型の技術からエネルギー小消費型の技術というか、そういうものへの転換の手法というのがち……

第87回国会 予算委員会 第8号(1979/03/15、11期、新自由クラブ)

○柿沢弘治君 当予算委員会で質問するに当たって、大平総理が以前にお書きになった書物などに目を通させていただきました。たくさんお書きになっていらっしゃるのを拝見してびっくりしたわけですが、そしてその中で政治家大平正芳の誕生と成長に当たって池田元総理との出会いが大変大きな役割りを果たしていたということを再確認をいたしました。ある巨人との出会いがその人の運命を変えて、そうしてその人の大成への刺激と栄養素をふんだんに注入する、そして大木に育っていく、大変すばらしいことだと思いました。  総理は、池田総理の身近にいて、池田政治をつくる立場にあったわけでございますが、池田政治から何を一番学ばれたと思ってお……

第87回国会 予算委員会 第9号(1979/03/16、11期、新自由クラブ)

○柿沢弘治君 短い時間ですから問題をしぼってお聞きをしたいと思いますが、一つは退職金の問題、そしてもう一つは週休二日の問題でございます。  先に退職金の問題伺いますが、老後の所得保障という面から最近は年金についての関心が非常に高くなっております。しかし、老後所得を保障する方式としては年金プラス退職金という形で考えないとさまざまなアンバランスが出てくるのじゃないだろうか。民間企業で私の知っている限りで見ましても、東洋経済新報の調査によりますと、定年退職をした人たちが、大企業ですけれども、三千万もらっているところもあれば、五百万ぐらいのところもある。その差が非常に大きいと思います。それから労働省の……

第87回国会 予算委員会 第21号(1979/04/03、11期、新自由クラブ)

○柿沢弘治君 本予算委員会の総括締めくくりの最後になりましたので、これからの財政運営について基本的なお話を少しお伺いをいたしたいと思います。  財政の赤字の是正、財政再建が現在のわが国にとって大きな課題であることは与野党を問わず全員の認めるところだと思います。しかし、その再建の方途についてはそれぞれ考え方の違いがあろうかと思います。まず、わが国の財政は小さい、だから高福祉高負担の路線に基づいて規模を大きくするべきだという考え方が安易に議論をされておりますが、その点については、私ども、もう一度見直してみる必要があるんじゃないだろうかというふうに考えております。  ここに数字が少しございますが、大……


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第91回国会(1979/12/21〜1980/05/19)

第91回国会 商工委員会 第4号(1980/03/25、11期、新自由クラブ)

○柿沢弘治君 それでは工業標準化法の一部を改正する法律案について若干の質問をいたしたいと思います。  この工業標準化法の法律の目的、第一条というのをいま読んでいるんですけれども、この法律の目的は一体何なんでしょうか。
【次の発言】 この法律の目的を読むと非常に生産者サイドといいますかね、生産の合理化という点に関して非常に力点が置かれておりまして、その製品の使用者といいますかね、消費者サイドの感覚というものが欠けているんじゃないかという気がするんです。ここに「使用又は消費の合理化」と書いてありますけれども、合理化ということはいまの製品の何といいますか、安全性重視とか使用者の、消費者の利便とかいう……

第91回国会 商工委員会 第5号(1980/04/10、11期、新自由クラブ)

○柿沢弘治君 それでは中小企業金融公庫法の一部を改正する法律案について若干の質疑をしたいと思います。  前に申し上げていた順序と若干違うかもしれませんけれども、この今回政府から御提案になっております中小企業金融公庫法の改正については、中小企業金融の充実という意味で原則として私どもも歓迎をすべきことだと思います。  ただ、今回の改正の中で一番重要な点である債券の発行限度の引き上げの理由といいますか、三十倍を三十倍にしたということについて確たる根拠があるのかどうか、その辺をお伺いしたいと思ます。
【次の発言】 金融制度調査会のお話が出ましたけれども、しかし民間に先行してこちらの方が三十倍にしようと……


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各種会議発言一覧(参議院11期)

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第85回国会(1978/09/18〜1978/10/21)

第85回国会 商工委員会資源エネルギー対策小委員会 第閉会後1号(1978/11/09、11期、新自由クラブ)

○柿沢弘治君 イランの政情不安がもう一度わが国のエネルギー問題に対する関心を高めております。ともすれば一過性になってしまう日本のどうも国民性といいますか、そういうものにとって最近のエネルギー問題に対する楽観論が日本の経済安全保障といいますか、相互安全保障の面から大変危険な状態だというふうに思っておりましたところでございますので、こうした状態はもう一度世論形成のために大変いい機会だというふうに私は思っているわけです。イラン問題につきましてはもうすでに他の委員から御質問が出ておりますので、私も予定をしておりましたが省略をいたしますが、一つやはり石油の供給源の多様化という問題についていろいろ言われな……


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第87回国会(1978/12/22〜1979/06/14)

第87回国会 商工委員会資源エネルギー対策小委員会 第1号(1979/05/29、11期、新自由クラブ)

○柿沢弘治君 新自由クラブの柿沢弘治でございます。きょうは三菱石炭鉱業の関係の方、吉田参考人、古賀参考人においでをいただいておりますが、各委員からすでに詳細な御質問もありましたので、私の方はそれを繰り返すことを避けていきたいと思いますので、今後とも原因の究明とさらに事故の再発防止のために各関係者の皆さん御尽力をいただきますことをお願いを申し上げまして、もうすでに予定の時間を過ぎておりますので、お引き取りをいただいて結構でございます。きょうは一日御苦労さまでございました。
【次の発言】 そうですが、わかりました。  それじゃ私の方はその点は避けまして、同時に議題になっております藤枝のガス事故につ……



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※このページのデータは国会会議録検索システム参議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2022/12/18

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