萱野茂 参議院議員
17期国会発言一覧

萱野茂[参]在籍期 : 16期-|17期|
萱野茂[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは萱野茂参議院議員の17期(1995/07/23〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は17期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(参議院17期)

萱野茂[参]本会議発言(全期間)
16期-|17期|
第134回国会(1995/09/29〜1995/12/15)

第134回国会 参議院本会議 第18号(1995/12/13、17期、日本社会党・護憲民主連合)

○萱野茂君 私は、日本社会党・護憲民主連合を代表し、総理及び関係閣僚に質問をしたいと存じます。  私のこの登壇は、アイヌ民族にとっては憲政史上初めての本会議場での登壇であります。(拍手)  このような機会を与えてくださった議長初め先輩議員、そして日本社会党に対し、心から厚くお礼を申し上げるものであります。  昨今、我が国において金融破綻が相次ぎ、つい最近も大阪信用組合が経営破綻を来したところであります。また、大和銀行事件のような金融不祥事も発生しております。  これら一連の事態もさることながら、住専問題に象徴される我が国金融機関の不良債権問題は、海外からも国際金融市場や世界経済全体に悪影響を及……

萱野茂[参]本会議発言(全期間)
16期-|17期|

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委員会発言一覧(参議院17期)

萱野茂[参]委員会統計発言一覧(全期間)
16期-|17期|
第133回国会(1995/08/04〜1995/08/08)

第133回国会 決算委員会 第閉会後5号(1995/09/27、17期、日本社会党・護憲民主連合)

○萱野茂君 社会党の萱野茂であります。アイヌ民族の人権についてということでお伺いしておきたいと思います。  アイヌ民族の人権にかかわって法務省、文部省に、アイヌ民族の文化伝承については文化庁に、さらに人種差別撤廃条約の批准については外務省に、順次尋ねをしていきたいと思います。  人権の尊重が一人一人の市民が平和のうちに生きていく条件であること、とりわけ種族や民族が持つ固有の権利の尊重が世界の平和の維持にとってかけがえのない条件であり、人間にとっての普遍的価値観であることは今人々の共通の認識として広がっていると思います。そして、この理念の具地化のために人々は長いこと努力を積み重ねてまいりました。……


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第136回国会(1996/01/22〜1996/06/19)

第136回国会 内閣委員会 第2号(1996/03/15、17期、社会民主党・護憲連合)

○萱野茂君 中国・台湾情勢についてお伺いしたいと思います。  初めに、緊迫しております中台問題について質問します。  報道によりますと、この三月五日、中国の全国人民代表大会において李鵬首相は台湾の関係については平和統一に一貫して力を尽くしているが武力行使の放棄を約束しないと述べ、そして八日から人民解放軍は台湾海域でミサイル発射訓練を実施し、台湾の総統選挙への干渉を強めているとしています。  また、新聞ではこの事件を台湾近海として報道しておりますが、私の知り合いで、定年後は寒い北海道ではなく暖かいところで暮らそうと八重山諸島の与那国に移住した人がおります。この方に話を聞きますと、与那国から台湾は……

第136回国会 内閣委員会 第6号(1996/05/07、17期、社会民主党・護憲連合)

○萱野茂君 社民党の萱野茂であります。  官房長官がお見えになったときのもあるんですけれども、とりあえずまず初めに人権教育のための国連十年についてお伺いしておきたいと思います。  御承知のように、国連は平成六年十二月の国連総会において、平成七年から国連人権教育の十年とすることを採択いたしました。政府はこれを受けて、昨年の十二月、内閣総理大臣を本部長とする推進本部を設置することを閣議で決定いたしました。世界の人々が人権を普遍的価値として、普遍的文化として尊重し合うことは人々が平和のうちに生き続けるための基本的な原理であります。  また、これを教育の場で実践していくことは極めて重要なことであろうと……


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第140回国会(1997/01/20〜1997/06/18)

第140回国会 外務委員会 第2号(1997/02/20、17期、民主党・新緑風会)

○萱野茂君 まず初めに、沖縄に関する特別行動委員会、SACOの合意についてお伺いをいたします。  沖縄の在日米軍の整理、縮小については、沖縄住民の激しい怒り、厳しい世論があってのこととはいえ、政府はそれなりに努力をされた。その結果については一定の評価をしたいと私は考えております。  しかし、極めて遺憾なことでありますが、今回の鳥島での劣化ウランの誤射に対しての日米政府の忌避、SACOの合意の陰で事故をひた隠しに隠し続ける、このようないつまでも変わらない軍事機密優先の構造に強い不信感を感じないわけにはまいりません。  さて、昨年十二月のSACOの合意でありますが、この中で、県道一〇四号線越えの実……

第140回国会 外務委員会 第4号(1997/03/17、17期、民主党・新緑風会)

○萱野茂君 環境保護に関する南極条約議定書の批准と、それに伴う国内法整備にかかわっての南極地域の環境の保護に関する法律案、そしてこれまで日本がかかわってきた南極観測などについて外務省、文部省、環境庁などにお伺いしたいと思います。  南極といいますと、北海道の片隅に生まれ育った私にとってはとても遠いところの話でありますが、敗戦から数年を経た昭和三十一年の冬に南極観測の第一次観測隊が北海道網走市の郊外にある涛沸湖という湖で越冬訓練を行い、昭和三十二年にオングル島に昭和基地がつくられました。樺太圏の話題を含めて日本にとって南極が身近な存在となった時代でありました。私はこのとき、日本が敗戦から立ち直り……

第140回国会 外務委員会 第13号(1997/05/29、17期、民主党・新緑風会)

○萱野茂君 本日議題になっております香港及びパプアニューギニアとの航空協定と関連いたしまして、この機会に日本とロシア間におきます航空交渉の今後の見通しについて伺っておきたいと思います。  昨年の十月、我が国とオランダの間で航空協定が持たれ、この交渉はオランダの民間航空機の名古屋―札幌―アムステルダムの間の新たな運航についての合意がなされました。ただし、このオランダ機の運航は、日本とオランダ両国がロシア側からの必要な権益を確保した上で就航が可能になるというものであります。  しかし、我が国とオランダの合意を受けて、その後に持たれました日ロの航空交渉では、永年の課題でありますが、ロシア側から新千歳……

第140回国会 外務委員会 第14号(1997/06/03、17期、民主党・新緑風会)

○萱野茂君 明治の初めにそれぞれの藩が廃止されて何々県というふうに県が設置され、それに伴い本州から大勢の日本の人たちが北海道に渡って開拓を始めたのは明治時代以降のことであります。そのころ、私たちアイヌはまだ生活のほとんどを狩猟とか漁労に依存し、農耕文化の恩恵を知らずに暮らしていました。  津軽海峡を隔てた北海道において、明治の初期にあってもアイヌがいまだ農耕を知らずに暮らしていたわけは幾つかあります。それは、北海道がいまだ開発の手から遠く、シカやクマ、サケ、マスなど、山や川などの豊富な自然、豊富な資源に恵まれ、農耕を知らずとも容易に主食を手に入れることができたことであります。  もう一つの背景……

第140回国会 外務委員会 第17号(1997/06/12、17期、民主党・新緑風会)

○萱野茂君 五月二十九日のこの委員会で日ロ関係についてお尋ねをいたしましたが、その節、外務大臣からは日ロ外相会議の経緯などについて懇切な御報告がございました。議論する時間がございませんでしたので、日ロ関係で特にいわゆる北方領土の問題についてきょうは若干質問させていただきます。  私がいわゆる北方領土と申し上げるのは、北方領土というのは政治的概念でありまして、あそこは地理学的に申し上げますと、歯舞群島、色丹、国後、択捉島というちゃんとした地名があるわけでございます。政府は北方領土を我が国固有の領土と言われますが、歯舞、色丹、国後そして択捉、すべてこれはアイヌ語であります。私たちアイヌ民族の先祖が……

第140回国会 決算委員会 第閉会後3号(1997/07/31、17期、民主党・新緑風会)

○萱野茂君 政府の行政改革会議の議論も六月には各省庁のヒアリングを終え、この十一月には最終報告ということで、いよいよ本格的な詰めの状態であると聞いております。  一方、北海道開発審議会では、来年からスタートします次期の北海道開発計画の方向を定めます開発計画の策定という、北海道にとっては大変大事な時期にございます。この時期に、私から少し今後の北海道開発のあり方について議論をしてねきたいと思います。  私は、本音を言いますと、開発という言葉、どうも余り好きではないのであります。ということは、私自身、北海道の先住民族でありますアイヌ民族の末裔としまして、自分たちの住む土地を他人によって開発され、その……

第140回国会 内閣委員会 第6号(1997/04/04、17期、民主党・新緑風会)

○萱野茂君 私が国会へ来るときに、かつての社会党が弱い者の声を国会へということで私を連れてきてくれました。そして、名前が変わって社民党、そして今、私は民主党に所属しているわけでありますけれども、まずそのことに、かつての社会党の先生方に心から感謝を申し上げたい、そんなふうに考えているわけであります。  最初に、アイヌ語でアイヌという言葉について皆さんに知っておいてほしいなと思います。  アイヌの社会では、アイヌという言葉は本当に行いのいいアイヌにだけアイヌと言います。丈夫な体を持ちながら働きもしないで生活に困るようなアイヌには、アイヌと言わずにウェンペ、悪いやつというふうに言ったわけであります。……


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第141回国会(1997/09/29〜1997/12/12)

第141回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第2号(1997/12/02、17期、民主党・新緑風会)

○萱野茂君 北方領土問題の質問をするときにどうしても忘れて通れない、避けて通れないのが北方領土の島々のアイヌの地名のことであります。  以前、私、委員会で質問したときに、択捉島のアイヌの地名が三百十七ありますよ、そうして見ると北方領土それぞれはアイヌの国であったことは間違いないと。今ロシアという強い国と日本という強い国が、持ち主であったアイヌの頭越しに、おれのだおれのだと引っ張り合いしているように聞こえるわけであります。今、福本委員も本当はアイヌの国であったのではということを島で聞いたというお話がありましたが、私も去年六月に行って、その話は島の人から直接聞いております。  それはさておき、橋本……


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第142回国会(1998/01/12〜1998/06/18)

第142回国会 文教・科学委員会 第8号(1998/03/12、17期、民友連)

○萱野茂君 民主党の萱野茂であります。  町村文部大臣にお会いすると、どうしても忘れられないことがあるわけであります。大臣のお父上、町村金五先生が北海道の知事をやっておられた昭和三十五年、うちの二風谷で生活館が欲しい、そういうことをお願いに行ったら、本当に二つ返事で大きな生活館をつくってくれたわけであります。そして、そのときに一緒に、アイヌたちが、私をも含めてですけれども粗末な家にいた。何とか暖かい家に入るようにということで、町営住宅というか、そういうのを建てるための補助金をたくさんつけてくれた。  そして、その次に、昭和四十五年でありますけれども、二風谷アイヌ文化資料館という館を建てたいとお……

第142回国会 文教・科学委員会 第12号(1998/04/07、17期、民友連)

○萱野茂君 萱野茂でございます。  先日、この委員会におきまして、谷垣長官には動燃改革につきましての科学技術庁の基本的姿勢についてお聞かせをいただきました。動燃改革法の審議の過程におきまして議論する機会が次にあるものと思いますので、きょうはいわゆる幌延問題につきまして二、三確認させていただきたいと思っております。  そこで幌延問題でありますが、これは政府が、高レベル放射性廃棄物処分に向けての貯蔵工学センターを、北海道の北部、日本海の沿岸にあります幌延町に立地をする計画であることは先刻御承知のとおりであります。この計画は、一九八四年の四月、幌延町が高レベルの放射性廃棄物の貯蔵施設を幌延町へ持って……

第142回国会 文教・科学委員会 第15号(1998/04/16、17期、民主党・新緑風会)

○萱野茂君 民主党の萱野茂です。  教育改革ですとか教育の規制緩和という観点からしまして、法案が目指している方向につきましては、既に参考人質疑も終えておりますから異論を申し上げるつもりはありません。私は、より充実した教育課程の編成という観点からきょうはお伺いしたいと思います。  私たちアイヌ民族が長いこと求めてきました北海道旧土人保護法の廃止と、それにかわります新たな法律の制定、これが国会で成立しましてからこの五月八日で一年になりますことは、北海道を選挙区にする町村文部大臣はよく御存じのことと思います。そして、文部省は北海道開発庁とともに、この新法制定に伴い主務省となっていろいろ御努力をいただ……

第142回国会 文教・科学委員会 第19号(1998/04/30、17期、民主党・新緑風会)

○萱野茂君 最初に、久米先生にお伺いしたいと思います。  私は、北海道出身で民主党の萱野茂でございます。先生方にはお忙しいところをおいでいただきまして本当にありがとうございます。  先刻御承知と存じますが、北海道では一九八四年以来、幌延町といいます人口三千人ほどの過疎の町で廃棄物処理処分の施設の誘致がございました。これに対し、動燃が八五年から貯蔵工学センターの立地環境調査を継続しておりまして、核廃棄物の関連でいいますと、早くから問題意識のある地域と言ってもよいと思います。  きょうは、このような北海道の経験を踏まえながら、動燃の改革を中心にお伺いしたいと思っております。  初めに、動燃の改革委……


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各種会議発言一覧(参議院17期)

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第136回国会(1996/01/22〜1996/06/19)

第136回国会 国際問題に関する調査会 第3号(1996/02/28、17期、社会民主党・護憲連合)

○萱野茂君 私は、安全保障などという難しい話を深く考えたことがないのであります。それというのは、アイヌはいつも攻められっ放しで、専守防衛そのものであったからであります。紛争の解決方法も、「ウコ・チャランケ」といって、徹底的に和平交渉、つまり話し合いで解決するのがアイヌ民族の考え方であったわけであります。  そこで、アイヌ民族出身の私が、日ごろ、平和のこと、人権のこと、先住民族のことなどで外国の人たちと話をしていることについて申し上げ、アジア太平洋の安全保障のあり方についての意見としたいと思います。  私は、これから安全保障を考えるときに次の三つのことが大切であると思っております。一つは、より幅……

第136回国会 国際問題に関する調査会 第5号(1996/05/22、17期、社会民主党・護憲連合)

○萱野茂君 アジア太平洋地域の平和と安定のための方途についての意見であります。  安全保障、なかんずく総合安全保障が狭い意味での防衛戦略でないことは共通の理解になっている、このことは私も否定しません。ただ、最近の安全保障論議のあり方について、二、三、感想を申し上げながら、アジア太平洋地域の平和と安定のための方途について私の意見とします。  第一は、最近の安全保障論議が、本来の総合安全保障論議から離れて、有事を想定するとか、集団安全保障であるとか、そのような軍事戦略の方向に突出して議論されていることについてであります。政治の場でもマスコミの場でも、突出した議論とかニュースとして扇動的にそして一過……



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データ更新日:2022/12/18

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