このページでは村上清治衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。村上清治衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。
※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。
○村上清治君 簡單に御説明を申し上げます。矢島鐵道と申しますのは、現在秋田縣省線羽後本庄線から矢島線というのが運行されておるのでありますが、その路線のうちの矢島、前郷間の路線、これを大正十一年九月三日に軌道特許を受け、この矢島鐵道株式會社というのは大正十三年の十月四日に設立いたしたものでありますけれども、敷設工事が未完成の間に、昭和十年八月三日工事竣工期間の不認可と軌道特許の取消の處分を受けたのであります。當時敷設工事が延期に延期を重ねておりましたために――御承知の通り當時は非常に農村の不況な時代でありまして、米の値段が一俵五、六圓のときであります。全國的に救農請願運動が展開された當時でありま……
○村上清治君 白雪川砂防工事施行の請願について簡單に御説明申し上げます。 白雪川は秋田縣、山形縣の縣境にあります鳥海山に發しまして、日本海に注いでおりますところの川であります。その流域はすこぶる短かいのでありますが、落差が高うございまして、小出村地内におきましては、十四キロの間に落差が五百メートルもあるという川でございます。從つてその水勢のために洪水ごとに河道は變轉いたしまして、到るところに損害を與えているわけであります。本年の水害においても非常な損害を受けて、砂防工事の必要性を事實において説明しているわけであります。隣村の奈曽川という川は砂防工事をやつておりまして、これは本年の水害には、そ……
○村上清治君 奈曽川は秋田縣南の境界より日本海に注ぐ急流でございまして、これは昭和八年から引續きまして砂防工事を繼續しておつたものでありますが、未だ完成に至りません間に本年七月の水害に遭いまして、下流に被害を受けたわけであります。しかしながら大體從來完成しております堰堤は五箇所ほど破壞されたが、從來の工事のために豫想したほどの被害はなかつたのでありまして、この點は村民も感謝しております。同時に内務省で計画しております工事はなるべく早く完成していただくように希望しておるのであります。特にこの際御考慮をお願いいたしたいことは、奈曽川の上流、すなわち境界の一部の約二千メートル以上の標高をもつておると……
○村上清治君 鳥海川というのは秋田県由利郡の鳥海山麓より出ておる子吉川の上流を申します。これは非常な急流でかつ水量の豊富な川でありますので、洪水のたびごとに農耕地が非常な被害を受けておるのであります。本年の水害にも耕地その他の被害が甚大でありましたので、決壊箇所が大小五十数箇所に及びなかんずく猿倉部落の護岸竝びに道路が五百メートルくらい、その他各部落にわたつて損害を受けたのであります。これは砂防工事のない結果でありまして、この際この川に砂防工事を施しまして、水害を除去していただくようにお願いしたい。これが請願の趣旨であります。何とぞ御採擇のほどを御願いします。
○村上清治君 本請願の要旨は、秋田縣由利郡川田村を貫流する子吉川及び鳥海川は急流で、本年七月の出水に際しては流域一帶の耕地、道路、堤防及び橋梁等は多大の被害を受け、二百町歩の美田を荒廃地と化し、村内交通も杜絶の状態となつた、ついては兩川の上流、本村地内の砂防工事を速やかに施行されたいというのであります。
○村上清治君 秋田縣と山形縣の縣境にあります上浜村小砂川港の問題でありますが、これは以前にも船だまり修築に着手したことがあるのであります。しかし村の財政が伴いませんために中止せられたものであります。この村は耕地が少く、海岸は船だまり場としての天然的要素には惠まれているのであります。しかるに船だまりを修築いたしませんため、本村の耕地の少いのと、漁業が振いませんために、住民は主として農業を中心として、森林收入によつて生活をしているものでありますが、加うるにこの辺を通過している國鉄は羽越線のみでありまして、縣下産業開発のためにも非常に支障を來しているわけであります。ついては本村小砂川に船だまりを修築……
○村上(清)委員 本案については、まだ大分質問者があるようでありますから、私はきわめて簡單に総括的な二、三の点を農林大臣にお尋ねしたいと思います。 御承知の通り、この法律案が出る以前から、本年の春以来、食糧確保臨時措置法が改正されるであろうというようなことは、大体農村でも想像しておりまして、これが非常に問題になつておつたのであります。それがために、農民の増産意欲を減退せしめたということは、争われない事実であります。今日これがいよいよ法律案として國会に提案されましたので、ほとんど全國の農民の眼はこの國会に注がれておると言つても過言ではないと思います。それで第一に、私がお伺いいたしたいと思います……
○村上(清)委員 私は食糧廳長官にちよつと簡単なことでお尋ねしたいと思うのであります。このたびの行政整理によりまして、各府縣の食料検査院の整理が行われるのであります。この食料検査院の整理の方針は、どういう方針でやられるおつもりか。この点をひとつお答え願いたい。どういう原則のもとに整理をやるか。
【次の発言】 自発的の希望者だけで大体食糧廳の方針に沿うようであればけつこうですが、そうでない場合も予想されるのであります。最近私の聞くところによりますと、全國の食糧検査院の整理の比率について、何か農林省で一つの腹案があるように聞いておるのであります。地方別に大局的に申しますと、東北はどのくらい、中部は……
○村上(清)委員 今の質問に関連してお聞きしたいと思います。この間米價審議会のお話では、早場米の奨励金はまだ司令部から御意見が來ていないということでしたが、まだ来ていませんか。
【次の発言】 もう一点、本年の早場米の奨励金は、地域別にある一定の限度を設けて買い上げる、こういうようなお話でしたが、その地域別の数量はきまつておりますか、どうですか。
○村上委員長代理 横田君、まだ長いですか。
○村上(清)委員 この種苗法によりますと、大分いろいろな研究がありますが、この内容について資料は出ておりますか。各研究の内容、たとえば農業研究所の内容とか、あるいは農業経済研究調査の内容とかいうようなものについて資料が出ておりませんようですから御提出願いたいと思います。 それから今年度に新たに試験研究機関の統合整理に必要な経費というものが計上されておるようでありますが、農林大臣の説明では簡単でちよつとわかりかねますので、これも具体的に御説明願いたい。どういうふうな内容で、どういう構想のもとに整理統合される御計画であるか。現在の研究内容と関連してひとつ御説明願いたいと思います。
○村上(清)委員 ただいま経過の大要を伺いましたが、われわれはさきにこの本法施行前において、建設省を中心として一応決定しておりました国土開発の十三地区に対しまして、いろいろ各省における意見の差もあるように聞いております。もちろんこれは審議会の最終の決定によることでありますが、この間における審議の行程において、愼重に御研究を願いたいと思うのが第一点であります。 次に概して申しますと、法律はできたが、さつぱりスタートが切られていない。地方民は一日も早く具体化することを、翹望しておるのであります。大体ただいまの御説明によりまして、具体的にスタートを切るのはいつごろになる見込みであるか、及びその予算……
○村上(清)委員 一点だけ御質問いたします。ただいま規定を諮問中の特定地域――これが先ほどのお話では、今月の末ごろまでに決定するような段取りになつておるのですが、その規定が決定する前、あるいは決定したあとにおきまして、十九特定地域のうちで、あるいはその地域外の区域の変更というような場合が妥当であるという事情があつた場合は、事務的にはどういう処理をなさるお考えでありますか、もつと具体的に申しますと、ある特定地域の区域、現在申請して諮問しております区域、これに書いてあります区域ですが、この区域を多少変更した方が、ある特定地域の総合開発の上において合理的であるというようなこともあり得ると思います。さ……
○村上(清)委員 一点だけ質問申し上げます。先ほど御質問があつたかと思いますが、国土総合開発に関する予算的の措置について一言お聞きしたいと思います。昭和二十七年度の予算に、この開発に関する予算はどのくらい要求なすつておるかということ。それからこの前の委員会で調査区域のお話がございましたが、調査区域に関する調査費用、こういうものに対して要求した額及びこれからの見込みをお聞きしたい。
【次の発言】 大体公共事業費をそのまま国土総合開発の予算に振りかえるようなお話なのですが、そうしますと、国土総会開発に関する独自の予算は要求しないのですか。またこれからもしないつもりですか。その点をひとつ……。
○村上清治君 これは秋田縣の河川でありまして、君ケ野川は秋田縣道川村を縱断流下したしまして、直接日本海に流入する河川であります。河辺郡由利郡の境を源といたしまして、流域面積二十七平方キロ、流路延長九キロの荒廃小河川であります。分水嶺は標高二百メートル内外の山地でありまして、平均流域巾三キロ、これによつていかに急流であつて洪水期に短時間に出水するかはかり知れぬのであります。土質は流域がほとんど第三期層に属しまして、かつ民有林でありますから林相が良好でありません。無立木地も多く、良好なる水源状態と称し得ません。また地盤の荒廃もはなはだしくありまして、上流山腹の崩壊が多く、降雨の際は土石が流出いたし……
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