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山下春江 衆議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

山下春江[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書

委員会出席歴代TOP1000(衆)
920位
委員会発言歴代TOP1000(衆)
927位
委員会出席(幹部)歴代TOP1000
813位
委員会出席(無役)歴代TOP1000
963位
委員会発言(議会)歴代TOP500
353位
委員会発言(政府)歴代TOP1000
530位
委員会発言(非役職)歴代TOP1000
881位

26期委員会出席TOP100
93位
26期委員会出席(無役)TOP100
99位
26期委員会発言(議会)TOP50
22位
27期委員会発言TOP100
90位
28期委員会出席TOP10
8位
28期委員会出席(幹部)TOP100
58位
28期委員会出席(無役)TOP50
31位

このページでは山下春江衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。山下春江衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。

ページ更新日:2024/11/17
データ入手日:2024/10/20

委員会発言一覧

23期(1947/04/25〜)

第1回国会 司法委員会 第45号(1947/10/04、23期、民主党)

○山下(春)委員 昨日榊原委員より修案正の趣旨辯明中に、私に關する御發言がございましたが、多少それに榊原委員の誤解と思われるような點がございましたので、その點を辯明さしていただきたいと思います。私はそもそも姦通罪に關する問題は、原案を支持する者でありまして、その理由は今日まで妻のみが罰せられておりましたことを、修正案は男子も姦通罪を犯してはならないということの規定と同様の意味において兩方を削除した、そういうふうに私は解釋しているがゆえに、刑法一部修正法律案に賛成したものであります。榊原委員の言われます通り、過般行いました民主黨の全國婦人部大會においても、この問題が取上げられまして、大會の大部分……

第1回国会 司法委員会 第47号(1947/10/11、23期、民主党)【議会役職】

○山下委員長代理 これより會議を開きます。  裁判官及びその他の裁判所、職員の分限に關する法律案を議題として審議を進めます。大島多藏君。

第1回国会 通信委員会 第21号(1947/11/20、23期、民主党)

○山下春江君 福島縣の東白河郡宮本村大字横川に郵便局を設置することを許可されたいという請願でございます。この村は木材とか木炭とかいうものは郡下第一の生産地であり、そのほかのめんようとか、そのほか牧畜業の盛んな所であります。戸數は一千三百ばかりしかない所でございますけれども、村が非常に大きくございまして、そういつた事業を行つております村民といたしましては、この大きな村に郵便局がないということのために、非常に不便をいたしているのであります。長さがすみからすみまで五里ぐらいある村でございまして、一つの郵便物を出しますために、隣りの村まで辯當を背負つて歩いていくというような、少くとも村民が二日を費さな……

第2回国会 外務委員会 第5号(1948/05/18、23期、民主党)

○山下(春)委員 ただいまの花月さんの世論を喚起したらどうかというような御意見でございましたが、それについての関連したことをちよつと申し上げたいと思います。昨年の十月私どもが引揚促進の歎願に対日理事会議長のシーボルト氏の所に参りましたときに、シーボルト氏が、アメリカ側としては何ら法律上の権利はないけれども、人道上の問題としていくたびかこの交渉はしている、從つて今後においてなすべき手は、ただ日本の國民の方々がどうぞ輿論を喚起してなお熱心にこの運動を続けていただきたい。そういうことを申されておりました。從つて輿論を喚起しながら私どもはどこまでも努力しなければならないと思つております。  それからも……

第2回国会 外務委員会 第10号(1948/06/26、23期、民主党)

○山下(春)委員 本請願につきましては、本委員会といたしましても、同時に私個人としても非常に重要なことであり、衆議院の引揚議員連盟の方を代表いたしまして、対日理事会のシーボルト氏を数十回訪問いたしまして、再三熱心に申入れをいたしたのでありますが、ただいま伊東政務次官からお話があつたように、中共地区に対しては対日理事会においても、今的確な処置をとる方法がない。努力はしてやるという御返事を再三いただいております。しかし実情を聞きますと、想像以上のようでありますので、本委員会といたしましてもこのことに対しましては、外務当局を熱心に鞭撻し、何とかこの請願者の意思が速やかに残留者に到達するような声援をい……

第2回国会 労働委員会 第10号(1948/06/18、23期、民主党)

○山下(春)委員 五万円の供託があれば、続けられると言われてるが、その点はつきりしないゆえ、説明されたい旨を述べた。

第3回国会 大蔵委員会 第11号(1948/11/28、23期、民主党)

○山下(春)委員 大藏大臣にお尋ねいたします。この間の公聽会のお話のように、私もこの法案がただいま大藏大臣がお述べのごとく、少しも能率的でないということの確信を持つております。ただ官僚の変形による官僚温存でありまして、決して能率的の機構に改革されておらないのであります。のみならず、今タバコ專賣は御承知のように財政專賣でございますから、むろん財政の面で非常に大きな予算面の力を持つておることは当然であります。その九百四十三億という國庫に入ります財源を捻出するために考えられた一つの考え方の中に、タバコの原料というものを少しも考えられておらないと思うのであります。これは本年後におきましても、タバコの葉……

第3回国会 大蔵委員会 第12号(1948/11/29、23期、民主党)

○山下(春)委員 福島縣石川郡は縣の南部に位し、面積五百三十平方キロ、戸数一万三千戸、人口七万七千人を有し、農産、畜産、林産、鉱産等その他各種資源すこぶるゆたかにして、地方の産業経済、非常に活発なる現況を示して、その將來は期してまつべきものがあり、縣下においても有力なる郡を構成する実情であります。しかして当地方にはいまだに地方産業経済の発展と密接不可分の関係を有する税務署の設置なく、あまつさえ目下二つの税務署の管轄下に属することは、地域的にも明瞭なるごとく、地方民の不利不便はとうてい忍びがたいものがあり、特に官廳民主化の声強く叫ばれる今日、はなはだ遺憾とするところであります。よつて地方民は地方……

第4回国会 大蔵委員会 第1号(1948/12/03、23期、民主党)

○山下(春)委員 お酒のお話が出ましたから、私は私見を述べながら伺いたいと思います。政務次官はお酒の増石を野党時代から盛んに力説しておいでになりましたので、今の皆様の御意見はまつたく民自党の政策を裏づけしているようなものが多いと思いますが、私はそういう知惠のないことはまことにいけないと考えるのであります。今日食糧不足のときに米をつぶして酒をつくるというような、知惠の足らない考え方を持つたんでは、とうていそれは救國の財源にはならない。そこで今日、配給の場合でも見られますが、今年はさつまいもがまつたく配給の受け手がないほどごろごろしております。ただこれは主食の中に入れてある以上、農家では盛んに今栽……

第4回国会 大蔵委員会 第8号(1948/12/13、23期、民主党)

○山下(春)委員 豪雪地帶の雪害による住民の苦痛は申し上げるまでもないことでありますが、今日のごとき重税の負担は雪のない地帶でも、ほとんどその限度を越えるような状態でありますので、豪雪地帶では非常な大きな苦しみに逢着しておるのであります。課税は公平が第一でなければならないと思いますので、この顯著なハンデイキヤツプを何とかお取上げいただきたく、豪雪地帶民の不公平な塗炭の苦しみを、一日も早く救済されんことを切望するものであります。しかしこれが実施にあたりましては、技術的に相当困難が伴うことはお察しできますが、さりとていつまでも手をつけなければ、この不公平はいつまでも取除かれないことでありますので、……

第4回国会 懲罰委員会 第2号(1948/12/14、23期、民主党)

○山下春江君 昨晩本会議で私が一身上の弁明をいたしました泉山大藏大臣の、あえて暴行と申しますか、その事件に関しまして、お尋ねにお答えをいたしながら眞相を発表いたしたいと思います。  昨晩六時半ごろと思いますが、私ども大藏委員会の委員全体は泉山大藏大臣の招宴のため、参議院の食堂に参つたのであります。しばらく待つておりましたが、泉山大藏大臣は遅刻をいたされる由でありましたので、塚田政務次官があいさつされて、懇談会は先に開かれました。しばらくして泉山大藏大臣は來られたのでありますが、何でも二、三ばいお酒を飲まれたと思うころ、そこに給仕に参りました食堂の女中を、首の所を何か抱きかかえたようなかつこうを……


25期(1952/10/01〜)

第15回国会 厚生委員会 第2号(1952/11/11、25期、改進党)

○山下(春)委員 大臣がお急ぎのようですから、簡単に大臣の御意思を承つておきたいと思います。  いろいろな厚生問題中、最も気の毒なのは、戰争に伴う犠牲者のうちの戰争未亡人及びその子供、そのほか日本には、今まことに気の毒な母子問題が残されておるのでありますが、その悲惨な状態は、先ほど堤委員から非常に強く要望されたような次第でありまして、この一番気の毒な母子を何とか救済する母子福祉法というものが長い間何回か国会の議題となつたのでありますが、今もつてこれが制定されていない。私は、昨日全国から集まられました婦人のお言葉の中に、母子福祉法というものは、むしろこれは男の人が考えることであつて、女が要求すべ……

第15回国会 厚生委員会 第3号(1952/11/26、25期、改進党)

○山下(春)委員 この予算書を見たのでは、もうこれを御質問申し上げてもむだなことでありますが、実は全国の国立療養所、病院等に勤務しております看護婦大約二万人が、四十八時間勤務をしております。この四時間の超過勤務というものは、非常に看護婦たちが過重労働になり、極度の疲労をいたしまして、ひいては病人に非常な悪影響を及ぼすということになるのでありますが、今回これを是正してもらいましようにも、この予算書のどこからも、どうもここからひねり出してもらいたいというようなところがないのでありますが、従来の情勢を私はよく存じませんのですが、厚生当局あるいは政務次官からでもよろしいのでありますが、こういう問題を今……

第15回国会 厚生委員会 第10号(1953/02/05、25期、改進党)

○山下(春)委員 回力球競技法案の内容に入ります前に、法案の扱い方に、非常にずさんな点があつたことしを申上げて、今後こういうことのないようにしていただきたいと思うのであります。  この回力球競技法案提出者の中に私の名前が列記してありましたが、私は回力球競技法のみならず、もはや日本も敗戦後八年を経ました今日では、かくの、ごとき不健全ないわゆる賭博法をなくしなければならないと念願いたしておりました私が、この世界でもあまり一等国で用いられたことのないように聞いておりますこの競技法の提案者になるということは、私にとつては非常な迷惑なことでございまして、取消されたようでございますから、その点は了承はいた……

第15回国会 厚生委員会 第17号(1953/03/05、25期、改進党)

○山下(春)委員 ただいま上程になつております日雇労働者健康保健法案に対しまして、改進党を代表いたしまして、社会党から提案になりました修正案に反対し、政府原案に賛成をするものであります。  ただいま与党である自由党の永山委員からるる述べられました点は、ことごとく私どもの賛成するところであります。自由党内閣には、さようなお考えがあるかないかをわれわれは今日まで危惧をいたしておつたのでありますが、さようなお考えのもとにすべてのこういつた厚生行政が考えられているということに対しては、あらためて見直した次第であります。  永山さんのお話にもありましたように、日雇い労働者の中の、たとえば付添看護婦などは……

第15回国会 内閣委員会 第22号(1953/03/09、25期、改進党)

○山下(春)委員 私は、本日から本委員会に入りましたので、あるいは質問が重複するおそれがあるかと思いますが、一応私としても確認をしておきたいので、その点は御容赦を願つて、質問をさせていただきたいと思います。  まず軍人恩給復活の問題でございます。これはせんだつて本会議でもお尋ねいたしたのでございますが、必ずしも納得の行く御回答をいただけなかつたのであります。総司令部の覚書によつて停止されました日本の軍人恩給というものが今回復活することになりましたが、その根本義についてお尋ねいたしたいのであります。これを復活させるにあたつて、既得権の復活というふうに考えてよろしいものか、あるいは戦争犠牲者に対す……


26期(1953/04/19〜)

第16回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第1号(1953/05/29、26期、改進党)【議会役職】

○山下委員長 ただいま委員長に互選されました山下でございます。まことに浅学非才、微力者でございますので、もつぱら皆様方の御支援と御協力によりまして本職を全うさせていただきたいと存じております。どうぞ何分よろしくお願いいたします。  これより理事の互選を行います。理事の員数及び互選の方法についてお諮りいたします。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よつて動議のごとく決しました。    委員長は       青柳 一郎君    高橋  等君       庄司 一郎君    臼井 莊一君       柳田 秀一君    受田 新吉君       亘  四郎君 を理事に指名いたします。  本日はこれ……

第16回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第2号(1953/06/17、26期、改進党)【議会役職】

○山下委員長 それでは、これより会議を開きます。  本日は、外地における戦犯抑留同胞に関する件について議事を進めます。  この際お諮りいたします。外地における戦犯抑留同胞に関する件については、本月九日に二十二名の戦犯服役者が、マヌス島より刑期を満了され、あるいは内地移管となつて帰還されて参りました。本委員会といたしまして、この異境の地に戦犯として服役されている同胞の内地送還等の問題の解決をはかるべく努力いたしておるところでありますので、最近マヌス島より刑期満了して帰られた方より、同地の状況等を聴取いたしたいと思いますが、本月九日にマヌス島より帰還された金子増美君、松本寅太郎君、南郷弘君の三名を……

第16回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第3号(1953/06/22、26期、改進党)【議会役職】

○山下委員長 これより会議を開きます。  本日は、中共地区残留同胞引揚に関する件について議事を進めたいと存じます。中共地区残留同胞の引揚げについては、三月二十三日第一次帰還船の舞鶴入港より今日まで、第三次船の引揚げが支障なく終り、第四次配船を行うに至つている次第であります。これにつきまして、一応引揚援護庁当局より、現在までの経過を御説明を願うことといたします。引揚援護庁長官。
【次の発言】 本件に関する質疑を許します。質疑は通告順にこれを許可いたします。小平久雄君。
【次の発言】 小平委員のお申出、委員長においてとりはからいたいと思います。臼井莊一君。

第16回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第4号(1953/06/23、26期、改進党)【議会役職】

○山下委員長 これより会議を開きます。  たいへんお待たせいたしました。本日は中共地区残留同胞引揚に関する件について議事を進めます。  中共地区残留同胞引揚げに関して、現在中国人俘虜死没者の遺骨送還が問題となつておりまして、昨日も本委員会において論議されましたが、これについて、本日、この問題の事情を、遺骨送還の当事者より聴取いたしたいと思うのであります。つきましては、昨日委員より参考人招致の御要求がありました通り、本日ここに中国人俘虜殉難者慰霊実行委員会委員長大谷瑩潤君、東京華僑総会会長康鳴球君、同副会長呉普文君、日中友好協会代表平野義太郎君、日本平和連絡会代表阿部行蔵君の出席をお願いいたしま……

第16回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第5号(1953/06/24、26期、改進党)【議会役職】

○山下委員長 これより会議を開きます。  本日は、引続き中共地区残留同胞引揚に関する件について議事を進めます。中共地区残留同胞の引揚げに関する中国人俘虜遺骨の送還の問題について、昨日に引続き参考人より事情を聴取することにいたしますが、昨日御出席願えなかつた日本赤十字社より副社長葛西嘉資君が御出席くださいましたので、本日の参考人と一緒に本委員会の参考人として事情を聴取するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なきものと認め、さよう決定いたします。  ただいまお見えの参考人は、日本赤十字社副社長葛西嘉資君、東京華僑総会会長康鳴球君、中国人俘虜殉難者慰霊実行委員長大谷瑩潤君でありまして、他の参……

第16回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第6号(1953/07/03、26期、改進党)【議会役職】

○山下委員長 これより会議を開きます。  本日は中共地区残留同胞引揚に関する件について議事を進めますが、その前に、先月二十九日より中共地区引揚者受入れ援護状況実地調査のため舞鶴に参りました派遣委員より、その報告を聴取することにいたします。佐藤洋之助君。
【次の発言】 他に補足される点はございませんか。
【次の発言】 今の佐藤委員の報告に対して、援護庁長官から、最も最近の、われわれが帰りましてから後の情報で何かございましたならば、お聞かせを願いたいと思います。――なければ質問に移ります。臼井委員。
【次の発言】 この際、外務省より戦犯室長廣瀬参事官が見えておりますので、フイリピンの戦犯抑留同胞釈……

第16回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第7号(1953/07/10、26期、改進党)【議会役職】

○山下委員長 これより会議を開きます。  初めに、外地における戦犯抑留同胞に関する件について、マヌス島における戦犯受刑者の内地送還についての経緯の説明を聴取することといたします。広瀬参事官。
【次の発言】 お諮りいたします。マヌス島における戦犯受刑者の内地送還については、去る六月ニ日委員長名をもつて次のような請願書を濠州大使ウオ―カ―閣下を通じて英国女王陛下に提出いたします。請願文を朗読いたします。  御威徳高く仰ぐ女王陛下歴史と伝統に輝く大英帝国の元首として、四海の民その御盛徳を讃えて聖寿の無窮を祈り奉る女王陛下の戴冠式の盛儀に方り、私は今なお濠州政府の権内にお置かれている日本人戦  犯の日……

第16回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第8号(1953/07/14、26期、改進党)【議会役職】

○山下委員長 これより会議を開きます。  この際皆様にお諮りいたします。かねがね皆様から非常な御努力を賜わつておりましたが、今回オーストラリア政府からマヌスの戦犯を内地に送還することに御同意を得ました件につきまして、本委員会より代表を派遣いたしまして、濠州政府に対する感謝を表するとともに、なおその上、減刑の件については今回は触れられておりませんので、これらの問題も日本政府として非常に扱いにくい点もあろうかと思いますので、その点の減刑問題、あるいは長くオーストラリアに眠つておられる英霊の本国送還というような問題もございますので、それらの件をなお懇請したいと思いますが、いかがでございましよう。

第16回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第9号(1953/07/28、26期、改進党)【議会役職】

○山下委員長 これより会議を開きます。  この際お諮りいたします。去る七月六日理事高橋等君が、また七月十日に理事受田新吉君が、委員を辞任せられておりますので、理事の補欠貞やを行いたいと思いますが、これについては、従来の例によりまして、委員長において指名いたすことに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なきもの、と認め、それでは高橋等君、受田新吉君を理事に指名いたします。
【次の発言】 本日は、ソ連及び中共地区残留同胞引揚げに関する件について議事を進めます。ただちに本件についての質疑を許します。佐藤委員。
【次の発言】 佐藤委員の御質問にお答えをいたします。三団体及び船長、乗組船員等関係者の……

第16回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第10号(1953/08/04、26期、改進党)【議会役職】

○山下委員長 これにより会議を開きます。  初めに、外地における戦犯抑留同胞に関する件について議事を進めます。  外地における戦犯受刑者は、来る十日芝浦に内還されるマヌス島の百六十五名を最後として、一名もいなくなり、戦犯問題も全面釈放を実施するよう促進すべき最終段階に至つているのでありまして、昨日本院において議決されました戦争犯罪による受刑者の赦免に関する決議案の趣旨にありますごとく、この問題の全面的解決をはかるべきことは、わが国の完全独立のためにも、また世界平和、国際親交のためにも喫緊の重要事であります。本委員会は、設置以来、戦犯問題のうち外地における戦犯受刑者の内地送還及び赦免、減刑に力を……

第16回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第11号(1953/08/06、26期、改進党)【議会役職】

○山下委員長 これより会議を開きます。  本日は、まず、海外同胞引揚げ問題に関しまして、引揚げの促進並びに未帰還者遺家族及び留守家族の援護等に関する諸問題につき民間の陳情を審議しかつその実情を調査して引揚げ同胞対策を考究しております引揚同胞対策審議会について御協議願いたいと存じます。現在総理府に設置されております引揚同胞対策審議会は、この八月末日をもつて消滅することになつておりますが、今日中共地区よりの引揚げ、外地戦犯の赦免及び内地送還の実現、あるいはソ連地区抑留同胞の帰還に対する可能性ある見通しが認められるときに、この審議会が消滅するのは遺憾であり、未帰還者留守家族等援護法により、国はその責……

第16回国会 厚生委員会 第1号(1953/05/27、26期、改進党)

○山下(春)委員 理事の互選につきましては、選挙の手数を省略いたしまして、その数を七名とし、委員長より御指名あらんことを望みます。

第16回国会 厚生委員会 第3号(1953/06/18、26期、改進党)

○山下(春)委員 と畜場法について政府にちよつとお尋ねいたします。このと畜場法の一番大切なところは第四条だと思うのでありますが、政令案のこの基準内容は、ここに基準要項はございますが、これではちよつとはつきりいたしかねるのであります。たとえば二町村組合が簡易屠場を建てるといたしましたらば、構造はこの基準によるといたしましても、具体的な経費はどのくらいかかるものでございましよう。
【次の発言】 経費はそれでわかりましたが、「許可を与えないことができる」というのの中に、「人家が密集している場所」ということがたいへん困るのでありますが、山の中につくるわけにも参りませんし、割合に便利で、人家があまり密集……

第16回国会 厚生委員会 第4号(1953/06/20、26期、改進党)

○山下(春)委員 私は改進党を代表いたしまして、本案に若干の希望を付しまして賛成するものでございます。  今回改正されました第八条の、民生委員の選出の方法につきましては、従来よりも非常によく改められたことに対しては、私も喜んでおる者の一人ではありますが、先ほど政府委員からのお話で、どうも婦人を何割、男子を何割ということは法律としては規定できない、さようでございましようけれども、こういうふうな非常に民主的な機関によつて選出されましても、実情は女子が非常に少い、特にこの間の改選におきましては、先ほども同僚委員から強く御指摘のありましたように、私の県などでは婦人が皆無というようなまことに奇妙な選挙を……

第16回国会 厚生委員会 第11号(1953/07/02、26期、改進党)

○山下(春)委員 大臣もきよう御出発のようでございますので、簡単にその内容を御報告しておいた方が、九州においでになる御参考にもなろうかと思いましたので、皆様のお許しを得て発言いたす次第であります。  舞鶴に引揚げて来ます船団がいろいろなトラブルで遅れました関係上、ひよつとしたら四船が一ぺんに入つて来るおそれはないかと思いまして、施設を調査に参りました。大体今の雲行きでは四船一ぺんに入るようでございますが、そうしますと、一番災害のひどかつた熊本、福岡のような所が、これまでの統計からいうと一番人数が多いのであります。これはどうしても三泊四日で帰すということが不可能な状態になつておりますので、その施……

第16回国会 厚生委員会 第15号(1953/07/07、26期、改進党)

○山下(春)委員 この法律のどれにもはずれて来る者の、わずかな数字でありますが、第三国人の援護でございます。これは今度マヌスから帰つて来た五十何人、巣鴨に三十人、かれこれ合せて百人くらいであろうと思いますが、これは日本としてどうしても援護してやらなければならぬ問題だろうと思います。いずれの法律からも除外されておりますので、今御返事をいただかなくてもよろしいのですが、これは国会として援護してやるべきものと思いますが、今お考えがあれば承つておくし、なければ何か考えていただきたいと思います。
【次の発言】 この間マヌスから帰られました二十二名の中の本名が第三国人でありますが、その現状はどうなつており……

第16回国会 厚生委員会 第16号(1953/07/09、26期、改進党)

○山下(春)委員 水害地よりお帰りになつた大臣にちよつとお尋ねしておきますが、罹災地の未亡人の方々から、弔慰金を分割しないで、この際復活資金に充てるために全額ここで換金してもらいたいという非常に強烈な申入れがあるのでございますが、これに対して換金してやるような措置をおとり願えましようかどうか、お伺いいたします。

第16回国会 厚生委員会 第19号(1953/07/16、26期、改進党)

○山下(春)委員 遺族等援護法の制定によりまして、三十四条で非常に広範囲に拾い上げていただいたことは、たいへんけつこうでございましたが、それでもなお足りないというので今度一部改正が出たのでありますが、まだ漏れておるのがありまして、これはこの際ぜひとも漏らしてはならないと思うものがございます。それの一つは船員でございます。船員の中で、昭和十六年十二月八日に太平洋戦争が始まりましてから船舶運営会が設立されました。その船舶運営会所属船員以外の船員で、陸海軍の指示を受けて船舶に乗船しておりました乗組員、要するに船舶運営会の中に入つておらない船に乗組んでおりました船員であります。それから昭和二十年の九月……

第16回国会 厚生委員会 第20号(1953/07/17、26期、改進党)

○山下(春)委員 きのうも質問した問題について、どうも釈然としないので、なおあらためて御質問をいたしたいと思います。  今回の引揚船なんかに関しましても、第四次船団などは非常に困難な海運の事務を非常に熱心にやり、帰つた方々から聞けば、忍びがたきを忍んでやつてくれているようなことから考えましても、援護法の今度の一部改正は、そのしよつぱなに船員の問題が取上げてあるのですが、せつかくここまでお取上げ願つたのならば、――私はきのう質問をいたしましたが、どうもこれを公務と扱わないということが、私にはどうしても釈然としないので、なお重ねてお尋ねをいたしておきたいと思います。きのう申し上げましたように、その……

第16回国会 厚生委員会 第22号(1953/07/21、26期、改進党)

○山下(春)委員 戦犯で処刑されました方々を公務死にいたしたいというのは、大体国会における全部の意見のように考えるのでありますが、政府はそれを公務死に扱うことは、いろいろ国際関係その他の情勢を勘案して、ただちに行うことはどうかというような答弁をかつてなさつたのでありますが、外務省はどういうお考えをお持ちになりますか。すでにあすはモソテンルパで死刑を宣告された人々までが非常に大きな恩典によつて母国に帰つて来るというような事実の前に、私どもが、すでに獄死あるいは処刑されて仏になられた方々に対してもいろいろな条件で扱えないということは、はなはだ残念だと思うのでありますが、外務省の御見解はいかがであり……

第16回国会 厚生委員会 第23号(1953/07/22、26期、改進党)

○山下(春)委員 関連して。ただいま青柳委員の御質問に対する政府の御答弁を承りましたが、政府でも非常にこの調査究明ということに重点を置いていろいろお考えのようでございます。調査究明を、あるいは所期の目的を果し得ないかもしれませんが、政府と議会とが協力してやる意味において、この際政府と議会とが協同で何名かを派遣して、正式に調査究明をする機会をおつくりになる御意思がありますか、どうでしようか。
【次の発言】 国交を回復しておらない今日、政府が言われることは無理もないと思いますけれども、特にソ連の場合などは、日本の政府と交渉するということを常に申しております。このことにどのくらいの確実性があるかは私……

第16回国会 厚生委員会 第24号(1953/07/23、26期、改進党)

○山下(春)委員 ただいま御決定になりました国有財産の払下げに関しましては、審議の過程におきまして各委員から強く要望されました点を要約して、次のような附帯決議を付したいと思います。附帯決議を朗読いたします。    附帯決議  本法に於ける公務死亡の範囲は、これを実情に即して可及的広義に解釈するとともに、旧軍人会館の運営については、明朗にして民主的なるを期し、政府は適切なる監督措置を講ずることを要望する。  というのであります。皆さんの御賛成を願います。
【次の発言】 戦傷病者戦没者遺族等援護法の一部を改正する法律案に対する修正案に賛成し、残余の部分については政府原案に賛成するものでありますが、……

第16回国会 厚生委員会 第27号(1953/07/27、26期、改進党)

○山下(春)委員 ただいま多数をもつて可決いたしました政府提出の日雇労働者健康保険法案は、本委員会の審議の過程に見ましても全委員において必ずしも満足なものでないということになつております。  そこで私は委員会の空気を強く反映させるために、附帯決議を付したいと思います。  附帯決議案を朗読いたします。   政府原案は日雇労働者の保護に必ずしも満足の効果を与えるものとは思われぬから、その実施に当つて政府は、次の事項に充分留意することを要望する。  一、本法案がその所期の目的を達成し得るため、政府は全責任を以て、その運用に遺憾なきよう十全の努力を払うこと。  二、本案の実施に関しては、政府は将来、社……

第17回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第1号(1953/10/29、26期、改進党)【議会役職】

○山下委員長 この際一言就任のごあいさつを申し上げます。このたび委員各位の御推薦によりまして、引続き当委員会の委員長の職につくことになりましたが、まことに微力でありますので、再び各位の御支援と御協力とによりまして職責を果して行きたいと思う次第であります。何とぞよろしく御鞭撻のほどをこいねがつてやみません。はなはだ簡単でありますが就任のあいさつといたします。  これより理事の互選を行います。
【次の発言】 ただいまの臼井さんの動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よつて動議のごとく決しました。  委員長は       青柳 一郎君    高橋  等君       庄司 ……

第17回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第2号(1953/10/31、26期、改進党)【議会役職】

○山下委員長 これより会議を開きます。  本日は、遺家族援護に関する件、海外同胞引揚に関する件及び引揚者住宅に関する件について議事を進めます。  遺家族援護に関しましては、恩給法の成立により、戦傷病者戦没者遺族等援護法による一部を除いて、打ちかえられたのでありますが、戦傷病者、戦没者のうち、死因等について公務の認定がいまだになく、年金等を受けられない家族が多数ありまして、多くの嘆願、陳情が参つております事情であります。これについて何らかの措置が必要であろうと思いますし、また戦犯服役者に対する恩給受給の問題もありますので、この際、遺家族援護について、恩給法成立後の状況並びにこれらの問題について政……

第17回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第3号(1953/11/04、26期、改進党)【議会役職】

○山下委員長 これより会議を開きます。  本日は、海外同胞引揚に関する件、遺家族援護に関する件、引揚者住宅に関する件及び在外資産に関する件について議事を進めます。  その前にお諮りいたします。海外同胞引揚げ問題に関しまして、日本放送協会におきましては、従来「引揚者の時間」を設け、引揚げ問題について種種の放送を行つて参つたのでありますが、十一月よりこの放送が中止され、留守家族、引揚者並びに国民に引揚げ問題における事情を周知せしめる貴重なる時間が失われたのであります。この件についてその事情を聴取いたしたいと存じ、日本放送協会よりラジオ局社会部長の長沢泰治君の御出席を願つておきましたが、本日ここに本……

第17回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第4号(1953/11/06、26期、改進党)【議会役職】

○山下委員長 これより会議を開きます。  本日は、遺家族援護に関する件及び在外資産に関する件について議事を進めます。初めに、小笠原大蔵大臣が出席されましたので、特に大臣に対する質疑についてのみ許可いたします。村瀬宣親君。
【次の発言】 そのくらいでよろしゆうございますか。外債課長がおりますし、非常に時間をとりましたので、大臣にはそのくらいで……。
【次の発言】 次に、遺家族援護に関する件についての質疑を許します。高橋委員。
【次の発言】 それでは、ちよつと速記をとめてください。
【次の発言】 速記を始めてください。
【次の発言】 受田新吉君。

第17回国会 厚生委員会 第2号(1953/11/02、26期、改進党)

○山下(春)委員 今長谷川委員から御質問がありました母子福祉金貸付の件でございますが、六、七月に対しては臨時措置が講じられておりますが、あれとまつたく同様な条件を冷害地にぜひとも準用していただきたいということを、私も強く要望するものであります。実は一つの村で十五人も娘が流れている実例があるのでありますが、それが大体母子家庭が多いようでございますので、その実情は私がここで申し上げなくとも御承知の通りでありますが、六、七月の水害地域に行われました母子福祉に対する臨時措置法を冷害地にもぜひとも適用していただきたいとお願いするものであります。ぜひともその点で大臣にひとつ奮発していただきたいと思います。……

第18回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第1号(1953/11/30、26期、改進党)【議会役職】

○山下委員長 この際一言就任のごあいさつを申し上げます。このたび委員各位の御推薦によりまして引続き当委員会の委員長の職につくことになりましたが、まことに微力でありますので、再び各位の御支援と御協力によりまして職責を果して行きたいと思う次第であります。何とぞよろしく御鞭撻のほどをこいねがつてやみません。はなはだ簡単でありますが、就任のごあいさつといたします。  これより理事の互選を行います。理事の員数及び互選の方法についてお諮りいたします。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よつて動議のごとく決しました。    委員長は    青柳 一郎君  高橋  等君    庄司 一郎君  亘  四郎君 ……

第18回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第2号(1953/12/04、26期、改進党)【議会役職】

○山下委員長 これより会議を開きます。  お諮りいたします。去る二日ソ連地区残留同胞の第一次引揚げが無事行われましたことは喜びにたえないところでありますとともに、日本赤十字社の御努力に対して感謝の意を表するものであります。これにつきまして、本日日本赤十字社副社長葛西嘉資君に御出席していただき、ソ連地区残留同胞引揚げについての経緯、並びに今後の中共地区残留同胞引揚げについての方策を御説明願うことといたしたいと存じますが、葛西副社長を本委員会の参考人として説明を聴取することに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議がなければ、さよう決定いたします。葛西参考人。

第18回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第3号(1953/12/07、26期、改進党)【議会役職】

○山下委員長 これより会議を開きます。  ソ連地区残留同胞引揚に関する件に  ついて議事を進めます。  本日は去る四日本委員会で決定いたしました参考人諸君が見えていますが、なお、前会におきまして大石委員より御要望のあつた通り、今回の引揚者の婦人の代表として大山美津子君が見えていますので、大山美津子君を参考人とすることに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認め、さよう決定いたします。  それでは参考人五君よりただちにソ連地区残留同胞の実情を承ることにいたしますが、まず委員長より参考人にごあいさつをいたします。  まだお疲れもいえない今日、いろいろと御多忙のところわざわざおいで願つて、……

第18回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第4号(1953/12/08、26期、改進党)【議会役職】

○山下委員長 これより会議を開きます。  この際閉会中審査に関する件についてお諮りいたします。今十八国会も今日で会期が終了することになつておりますが、本委員会に付託されています海外同胞引揚及び遺家族援護に関する件について閉会中も継続して審査を行うため、議長に対し閉会中審査の申出をいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よつてさよう決しました。  次にお諮りいたします。ただいま閉会中の審査の件について御決定を願つたのでありますが、御承知のように、今夜ソ連地区残留同胞引揚げの交渉に当つた日本赤十字の島津団長以下の方々が帰つて参りますが、先刻議長に申し……

第18回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第5号(1953/12/09、26期、改進党)【議会役職】

○山下委員長 これより会議を開きます。  ソ連地区残留同胞引揚に関する件について議事を進めます。  本日は、けさお帰りになりました島津団長その他の各位より、ソ連地区残留同胞の引揚げ問題について事情を聴取することにいたします。  この際私から参考人の皆様に一言ごあいさつ申し上げます。皆様方におかれましては、今回はるばるモスクワにおもむかれ、ソ連地区残留同胞引揚げ問題の解決に絶大な御努力を払われ、長らく杜絶していたソ連地区よりの引揚げがここに再開を見るに至つたことは、実に皆様の御奮闘のたまものでありまして、国民とともに皆様の御努力に対し深く感謝の意を表明する次第であります。当委員会におきましても、……

第18回国会 厚生委員会 第2号(1953/12/04、26期、改進党)

○山下(春)委員 関連して。ただいまの問題でございますが、十一月の四日だつたと思いますが、厚生委員会においてこの問題を――私は福島県という非常に冷害のきびしい県だつたものですから、この問題は定員制を実施されたのではまつたく困つてしまうのでありまして、ただいまいずれの保育園でも一三〇%を収容しておることは、厚生省でも御承知のはずでございます。それで先月の十四日に保育園の全国大会が、ございまして、私はその四日の速記録がちようどできておりましたので、厚生省から定員制を通達してはいないと――堀岡課長のようでございましたが、いないはずだ、こういうことがちやんと速記にありましたので、それは間違いだろうと言……

第19回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第1号(1953/12/11、26期、新党同志クラブ)【議会役職】

○山下委員長 一言ごあいさつを申し上げます。ただいま皆様方の御推挙によりまして、不肖私が前国会に引続き委員長の重責を汚すことになりました。委員各位の格別なる御協力により大過なくその任を全ういたしたいと思います。  これより理事の互選を行います。理事の員数及び互選の方法についてお諮りいたします。
【次の発言】 ただいま臼井委員より提出されました動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よつて動議のごとく決しました。  委員長は       青柳 一郎君    庄司 一郎君       高橋  等君    亘  四郎君       臼井 莊一君    柳田 秀一君      ……

第19回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第2号(1954/02/05、26期、改進党)【議会役職】

○山下委員長 これより会議を開きます。  本日はソ連及び中共地区残留同胞引揚に関する件、並びに留守家族援護に関する件について議事を進めます。  御承知のように、昨年十二月初旬ソ連地区よりの引揚げが再び開始され、その後第二次の引揚げが行われる予定のところ、いまだに実現を見ず越年したのであります。さらに、中共地区におきましては、集団引揚げは一応終つたのでありますが、いまだ多数の同胞が残されており、これらの方々の個別的引揚げに中国紅十字会も好意ある言明をなしていますが、これもこんとんたる状態にあります。この際、政府といたしましては、今日までの本問題に関する詳細なる経緯並びにこれが今後の対策についてい……

第19回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第3号(1954/03/02、26期、改進党)【議会役職】

○山下委員長 これより会議を開きます。  本日は中共地区残留同胞引揚に関する件について議事を進めますが、その前にお諮りいたします。中共地区残留同胞の引揚げに関しましては、御承知のごとく日本赤十字社において中国紅十字会会長李徳全女史以下の代表を招請すべく努力いたしておりますが、これは今後の引揚げに対して大きな関係を有しておりまして、本委員会もこれに対して各委員の意見をまとめ前回の委員会において外務当局に要望いたしておいたのであります。しかし、この問題が出ましてより相当日時が経過いたしましたので、この際日本赤十字社の意向と企画を明確に聴取いたし、留守家族の要望とともに、委員会の態度を決定いたしたい……

第19回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第4号(1954/03/06、26期、改進党)【議会役職】

○山下委員長 これより会議を開きます。  初めに在外資産に関する件について議事を進めます。現在、引揚者が帰国に際して携帯した旧日本銀行券の引きかえについて、日本銀行券預入令等を廃止する法律案が国会に提出されておりますので、これについての概要の説明、及び未払い送金小切手並びに在外預金処理の問題について政府は金融機関再建整備法、閉鎖機関令等の改正を予定しているようでありますが、これについての概要の説明を聴取いたしたいと思います。上田説明員。
【次の発言】 お願いします。
【次の発言】 この際本件について質疑を許します。村瀬委員。
【次の発言】 この問題は非常に重大でございますし、村瀬委員の御要望そ……

第19回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第5号(1954/03/11、26期、改進党)【議会役職】

○山下委員長 これより会議を開きます。  本日はソ連地区残留同胞引揚に関する件について議事を進めます。ソ連地区残留同胞引揚につきましては、昨年末より気づかつておりましたソ連地区よりの第二次帰還が行われることになり、十七日には引揚船興安丸がナホトカにおもむく予定でありますが、これについての経緯並びに援護について、引揚援護庁当局より説明を聴取いたします。引揚援護庁次長田辺繁雄君。
【次の発言】 この際お諮りいたします。ソ連地区残留同胞の第二次引揚げは、ただいま説明を聴取したごとくでありまして、引揚船興安丸は二十日に舞鶴に入港いたす予定でありますので、この際本委員会より委員を派遣して、その援護状況等……

第19回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第6号(1954/03/16、26期、改進党)【議会役職】

○山下委員長 これより会議を開きます。  初めに、遺家族援護に関する件について議事を進めます。質疑を許します。高橋君。
【次の発言】 今参議院の予算委員会から厚生大臣が呼ばれておりますので、厚生大臣に対する質疑がございますれば、一点ずつくらいにして御質問願います。
【次の発言】 ちよつとお諮りいたしますが、厚生大臣は、参議院の予算委員会から非常にきついお催促でございますので、あちらへ行つていただこうと存じますが、お手がすきましたら、各委員非常に聞きたいことがありますので、お帰りをいただきたいと思います。  なお、外務大臣は三時四十分に十五分だけ本委員会に出席する、それについて今外務委員長に了解……

第19回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第7号(1954/03/25、26期、改進党)【議会役職】

○山下委員長 これより会議を開きます。  この際お諮りいたします。本委員会といたしましては、ソ連地区残留同胞の実情調査のため、今回ソ連地区より引揚げて参られました元海軍大佐長谷川英雄君、元港運業久保田邦一君、元牧畜業黒沢章君、海軍々属古谷一郎君、元樺太庁技手酒井貞義君及び今回日本赤十字社代表としてナホトカに参られました日本赤十字社外事部長工藤忠夫君の諸君を本委員会の参考人としてその実情を聴取いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議がなければ、さよう決定いたします。  本日はソ連地区残留同胞引揚に関する件について議事を進めることといたしますが、その前に、去る二十日ソ連地……

第19回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第8号(1954/04/03、26期、改進党)【議会役職】

○山下委員長 これより会議を一開きます。  まず初めに在外資産に関する件について議事を進めます。過般の委員会におきまして、旧日本銀行券の処理並びに未払い送金小切手、在外預金の処理について、その概要を政府当局より聴取したのでありますが、その後この問題について、金融機関再建整備法の一部を改正する法律案、旧日本占領地域に本店を有する会社の本邦内にある財産の整理に関する政令の一部を改正する法律案及び閉鐵機関令の一部を改正する法律案の三法案が国会に提出され、大蔵委員会で審議されております。しかし、本委員会は、引揚者の債権に関する重要な問題でありますので、政府より在外資産処理のこの三法案の概要を聴取し、調……

第19回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第9号(1954/04/16、26期、改進党)【議会役職】

○山下委員長 これより会議を開きます。  本日は在外資産に関する件について議事を進めます。  在外資産に関しましては、本委員会は今日まで未払い送金小切手処理の問題及び外地預金処理の問題について審議して参りましたが、これに関連して、終戦後における軍事郵便貯金及び台湾、朝鮮、樺太、関東州の旧日本領土における郵便貯金未払いに対する処理の問題について、政府当局はその具体案を作成されていると思いますので、この際その概要の説明を聴取いたしたいと思います。
【次の発言】 これより質疑を許します。臼井莊一委員。
【次の発言】 村瀬委員。
【次の発言】 次に、未払い送金小切手、外地預金処理の問題について質疑を許……

第19回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第10号(1954/05/06、26期、改進党)【議会役職】

○山下委員長 これより会議を開きます。  本日は海外同胞引揚げに関する件について議事を進めます。中共地区残留同胞の引揚げにつきましては、第七次引揚げをもつて集団引揚げは中止され、またソ連地区よりは去る三月二十日の第二次をもつて中止されましたが、なお多数の同胞が残留しており、今後の早急な引揚げ対策を考究する必要が迫つておりますので、本委員会はこれについて検討をいたしたいと思うのであります。本問題について日本赤十字社よりソ連赤十字社当局に対して要請されるとの話も聞かれますので、日本赤十字社における今後の引揚げ対策並びにソ連赤十字社に対する要請等についてお話を願うため、本日日本赤十字社外事部長工藤忠……

第19回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第11号(1954/05/29、26期、改進党)【議会役職】

○山下委員長 これより会議を開きます。  本日は海外同胞引揚に関する件について審議を進めます。  初めに、引揚者の特許権の問題について説明を求めたいと思います。本問題については、最近引揚げて参りました者の中に、特許権の権利金を、抑留されておりましたため継続できず、引揚げ後特許権の復活が困難であるという問題があるのでありますが、これについて政府当局の説明を求めることといたします。特許庁総務部長正木崇君。
【次の発言】 本件について御質疑があれば、これを許します。長谷川委員。
【次の発言】 この問題について他に御発言がなければ次に中川委員の発言を許します。

第19回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第12号(1954/06/10、26期、改進党)【議会役職】

○山下委員長 これより会議を開きます。  本日は海外同胞引揚に関する件について議事を進めます。  この際お諮りいたします。本件に関しまして、過日オスロで開かれました赤十字社連盟理事会に出席いたし、ソ連赤十字代表及び中国紅十字会代表と本件について会談いたして帰国されました日本赤十字社社長島津忠承君 より、本日その事情を承りたいと存じますので、本委員会の参考人といたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なきものと認め、さよう決します。  それでは、これより、島津社長よりオスロにおきましてソ連赤十字及び中国紅十字会代表と引揚げ問題について会談されました事情をお伺いいたします。……

第19回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第13号(1954/07/14、26期、改進党)【議会役職】

○山下委員長 これより会議を開きます。  初めに、去る五日引揚者定着援護状況及び遺家族援護状況調査のため北海道へ派遣いたしました委員より現地調査報告を聴取いたすことにいたします。長谷川峻君。
【次の発言】 次に中共地区残留同胞の問題がございますが、それは、外務省の都合が一時半でないとつきませんので、ただいまの派遣委員の現地調査報告に関しまして質疑の通告がありますので、これを許します。受田委員。
【次の発言】 受田委員にちよつとお諮りいたします。外務大臣はマイヤー使節団との折衝状況上ちよつと手放せないということで、本委員会としても困るので、小瀧政務次官に出ていただきましたが、政務次官も、捕鯨委員……

第19回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第14号(1954/09/06、26期、新党同志クラブ)【議会役職】

○山下委員長 これより会議を開きます。  本日は海外同胞引揚に関する件について議事を進めます。初めに引揚者住宅の問題について質疑を許します。主として予算関係について大蔵省の大村主計管に対する御質問からお始め願いたいと思います。
【次の発言】 柳田委員のお申出でありますが、実は視察をして参りまして七月の十四日に委員会に報告をいたしましたけれども、御出席にならない方もございましたので、当時出張いたされました長谷川委員及び受田委員より、北海道の現地における疎開住宅の現況を簡単に御説明願えればよろしいと思います。
【次の発言】 長谷川委員よりの御報告に基いて御質問があると思いますが、厚生省がここに出席……

第19回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第15号(1954/09/07、26期、新党同志クラブ)【議会役職】

○山下委員長 これより会議を開きます。  昨日に引続き海外同胞引揚に関する件について議事を進めます。厚生省の御出席が遅れておりますので、最初に引揚げ住宅の問題につきまして、昨日に引続き、本日は建設当局より政務次官、住宅局長が出席されておりますので、この質疑を先にいたしたいと思います。住宅問題に対する御質疑があれば……。臼井委員。
【次の発言】 受田委員。
【次の発言】 それでは、昨日厚生省当局から発表になりました「未帰還者消息の現況」は引揚げ問題の基礎となる重大な数字でございますので、委員会においてできる限りの検討を加え、本問題の解明を期したいと思います。  これより本件についての質疑を行いま……

第19回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第16号(1954/10/07、26期、新党同志クラブ)【議会役職】

○山下委員長 これより会議を開きます。  本日は海外同胞引揚に関する件について議事を進めます。  この際お諮りいたします。去る二十七日に中央地区より引揚げて参りました方々より引揚げの実情を聴収し、今後の引揚げの参考に資したいと思うのでありまして、ただいまお見えの中共地区より引揚げられた北村義夫君、緒方俊郎君及び佐々木繁男君を本委員会の参考人として事情を聴収するに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なければ、さよう決します。  次に、去る二十六日舞鶴に参り、中共地区引揚者の援護状況を実地調査いたしました派遣委員の報告を聴収いたします。受田委員。

第19回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第17号(1954/10/30、26期、新党同志クラブ)【議会役職】

○山下委員長 これより会議を開きます。  本日は海外同胞引揚に関する件及び引揚者定着援護に関する件について議事を進めます。  まず初めに、海外同胞引揚問題につきまして、先般中共に参りました中共視察議員団が去る二十六日帰京いたしましたのですが、中共視察団が残留同胞の引揚げ問題について中共当局と種種会談され、その成果をあげて参りましたので、この際中共視察議員団の一員として行かれました委員青柳一郎君より特にその事情等の報告を伺いたいと存じます。青柳委員。
【次の発言】 なお、同時に本委員会の委員村瀬宣親君は中共、田中稔男君はソ連・中共へ行かれましたので、その事情を補足御説明願いたいと思います。まず田……

第19回国会 厚生委員会 第3号(1954/01/29、26期、改進党)

○山下(春)委員 時間がないので簡単に大臣にお尋ねをいたします。  先ほど大臣がおつしやいましたように、一兆億の予算を組む、国際収支のアンバランスを調整する、また政府が重ねて言明されるところによれば、補正予算を組まないという、今年度の日本の状態というものは容易ならざるものだと思うのでありますが、そういう状態から考えまして起るであろう社会情勢を想像いたしますときに、厚生行政というものは非常に重大な部門になると思うのであります。ただいま同僚委員から、大砲の予算だというようなお言葉もあつたのでありますが、少くともことしの厚生行政というものは、現内閣の中におきまして非常な大きなウエートがなければならな……

第19回国会 厚生委員会 第12号(1954/03/09、26期、改進党)

○山下(春)委員 ただいまの杉山委員の御質問に関連してでありますが、監督官庁にちよつとお伺いしたいのは、生協というものは非常に必要な組合であり、今後もまた、今年あたりの国民の生活状況からいつて非常に必要な機関であると思いますが、生れて六年間一向育ちません。今回改正されるいろいろな要点も、非常に生協がまがつて育つて来たところを是正しようというねらいであろうと思います。そのことは私はある程度必要だと思うのでありますが、非常に必要な組合であるにもかかわらず生協が正当に育たなかつた最も大きな原因は何であつたとお思いでございましようか。
【次の発言】 生協の生れましたときにそもそも非常に将来の隘路であろ……

第19回国会 厚生委員会 第13号(1954/03/11、26期、改進党)

○山下(春)委員 私のお尋ねいたしたいことはちよつと議題外になつて恐縮でございますが、MSAの協定に伴いまして小麦が参りますが、これの使い方はよほどやはり考えた方がよろしかろうと思いますので、私は厚生大臣御就任早々の際に、学校給食などという問題は厚生省が担当することが最も好ましい姿ではないかとお尋ねいたしましたが、そういたしたいという御返事でございました。そこで今回の小麦を、これはアメリカの会計年度が六月一ぱいでございますから、相当時間も急ぐ必要のある問題であろうと思いますが、全国一千五百万の学童にこれを完全給食の材料にする。農林省には農林省のいろいろお企てがあろうと思いますが、これが最も好ま……

第19回国会 厚生委員会 第15号(1954/03/17、26期、改進党)

○山下(春)委員 この前の恩給法の改正のときに非常に強く要望いたしておきました点で、今度の拡大されたものとどういう関連をもつて御処置を願つたかということをちよつと聞きたいのでございますが、それは船員の場合C船員以外の船員、と申しましても、これは非常にやむを得ざる事情、すなわち船舶運営会に登録をするいとまなく、たとえば現地で拿捕された船をただちに軍用に転用したような場合、船員はこちらから別な便で送りまして、それに乗せて、まつたく戦争状態と同じような状態の、いわゆる戦時的な業務に服されたことによつてなくなつたりあるいは大けがをした者があるのであります。それは大体数は百名そこそこだと思うのであります……

第19回国会 厚生委員会 第16号(1954/03/18、26期、改進党)

○山下(春)委員 関連して……。私はおそく来ましたので岡先生から御質問があつたかもしれませんが、戦前日本の年少者にヒロポン中毒患者がどのくらいございましたか。
【次の発言】 そういたしますとこれは戦後に起りました非常な不祥事実だと思うのでありますが、私はこのヒロポンの蔓延の状況をつまびらかには存じませんけれども、新聞その他に報道されている状況を見て、十四、十五あるいは十三歳というような者がヒロポンを打つてみようという、その動機がどういうところにあつたかということを御調査になつたことがあれば伺いたいと思います。
【次の発言】 これも重複するかもしれませんで恐縮でございますが、今ヒロポンを密造いた……

第19回国会 厚生委員会 第18号(1954/03/22、26期、改進党)

○山下(春)委員 消費生活協同組合法の改正案に対しましては、長谷川委員よりるる御質問がありましたから尽されたようでございますが、私もどうも厚生当局のほんとうの腹の底がわからないのです。この生協法ができますときは、前会にも私から申しておきましたように、この生協法が発足いたしますときに、営利事業でないから、できれば無税、もしやむを得ざるものがあつたとしても、それはもう最低限の課税対象であること、信用事業の窓口をあけてやること、あるいは員外利用を認めてやること、これらの条件が備わらないままにこれは生れ出て来たのであります。これでは発達しないのでございまして、その後この生協法が生れて出て来て六年たちま……

第19回国会 厚生委員会 第19号(1954/03/23、26期、改進党)

○山下(春)委員 今、岡委員の御質問のヒロポン中毒に関する件は、岡委員から言い尽されたのでございますが、この前の局長からの御答弁の中に、大体密造、密売をしているものは、日本人は非常に少いという御答弁がございました。私どもが東京都内の中毒患者を見ましても、たとえば韓国人の少年などは、ほとんど一人も見かけない。かりに密造、密売を韓国人がやつておるといたしましても、彼らは決して自国の者にはそれを売らない。そして日本人の間にヒロポンが蔓延して、日本の青少年を虫ばんでおるこの姿というものは、今大臣のお答えのような悠長な考えではちよつと行けないのではないかと思うような段階にすら来ておるのであります。百五十……

第19回国会 厚生委員会 第22号(1954/03/26、26期、改進党)

○山下(春)委員 ただいま青柳委員から御提案になりました、母子福祉資金の貸付等に関する法律の一部を改正する法律案の修正案に対しては、私も満腔の賛意を表するものであります。  この母子福祉資金貸付法が立法化されましてからまた日が浅いのでございまして、非常に多くの欠陥をまだ発見はいたしておりませんけれども、全国からの支度資金に刻する要望は、青柳委員御説明の通り非常に強い要望がございます。このことが今回修正されますことは非常に時宜を得た処置でございまして、まことにけつこうだと私ども喜んでおります。従いましてこの修正案に賛成いたしますとともに、修正部分を除く政府原案に賛意を表しまして、私の討論を終りま……

第19回国会 厚生委員会 第40号(1954/04/22、26期、改進党)

○山下(春)委員 今回提案されました厚生年金保険法案に対しましては、基本的にはこの法案は社会保障制度の究極の目的である国民年金というところに持つて行きたいのが私どもの考えでございます。いろいろ不満の点もありますけれども、しかしながら考えてみますると、本保険は強制加入でございます関係上、今日の経済状態から見まして、小さな企業家はこの保険金を負担いたしますのに相当な苦痛があろうと考えられます。従いまして、この保険金をかけます企業家の方におきましては、どういたしましてもこの強制加入される保険金というものは、その生産される生産品に転嫁されるおそれがございます。従いましてこれに強制的に加入させられること……

第19回国会 厚生委員会 第42号(1954/04/28、26期、改進党)

○山下(春)委員 私はこれは草葉厚生大臣が御就任の当初に申し上げたことでありまして、学校給食法案がすでに文部委員会に御提案になつたのならしかたがありませんけれども、文部委員会ではなく主体は厚生委員会に置くべきである。これはいろいろな事情があります。たとえば今回のMSAによる小麦の用途なども、そういう方面に使うことが、国内情勢ばかりでなく、国際関係としてもその方がいいという観点から、こういうものが出た場合には厚生委員会に提案さるべきであるということは、厚生大臣に御就任当初も申し上げておいたことであります。遅れることは好ましくないのですけれども、大体提案の仕方が気に食わない。食わないと言つても提案……

第19回国会 厚生委員会 第75号(1954/11/26、26期、新党同志クラブ)

○山下(春)委員 先ほど来諸委員から質問されたことによつて尽きておりますし、ただいま中野委員から御質問になつた点も私の伺いたい点でございました。厚生省から却下になります書類にいとも簡単に公務死に該当せずというような言葉で引揚援護局長という大きな判を押して行つておるのでありまして、私ども常に委員会で局長の御答弁や心構えを聞いておるだけに――こういう書類の扱い方をすることははなはだけしからぬと思うような書類を地方で幾つも見かけるのであります。そこで気持は今のお話の通りであろうと思いますが、何しろ数のことであるし、援護局という役所は、その点では非常に多くの人からぎりぎり結着の気持でとりすがられ、なが……

第19回国会 内閣委員会 第32号(1954/05/13、26期、改進党)

○山下(春)委員 この恩給法の改正は、私どもとしては非常に長い間政府にも要望して参りましたので、いわば待ちに待つた改正法案なのでございます。ところが本日配付されました資料によりますと、確実ではございませんが、私どもの記憶の中にあります数字とはなはだしく食い違つておりますので、正確な資料を求めたいと思うのであります。  たとえばこの資料の中に、獄死者及び刑死者の恩給について「軍人のみ」と書いてございますが、私の記憶では、軍人のみではございませんが、刑死者が九百十名、獄死若が九十名、合計千名でございます。ところがここにあけられましたのは、四百八十八人でございます。そこでこの人員が特に「軍人のみ」と……

第19回国会 内閣委員会 第34号(1954/05/17、26期、改進党)

○山下(春)委員 私は質問の前に三橋恩給局長にちよつと心構えについてお伺いしたいのでございます。聞くところによりますと、今回おそきに失したとはいえ、戦犯者及び獄死者、刑死者等に対する処遇が初めて法案として現われましたことは、まことに感謝にたえない気持でおりますが、この問題はあまり委員会で質疑をしてくれるな、関係諸国に対する思惑もあるし、あるいは社会党両派において戦犯ということに対しては多少御異論があるとも聞いているから、委員会においてあまり質問しないようにというようなことを漏れ聞いております。質問しなくてもこの政府原案によつて救済されるからということでございますが、実はこの政府原案では救済され……

第19回国会 内閣委員会 第35号(1954/05/19、26期、改進党)

○山下(春)委員 私は今回改正されます恩給法の中の、巣鴨の戦犯に関する問題で大臣から政府の御責任ある御答弁を承つておきたいと思うのであります。  それは今回の改正によりまして巣鴨に拘禁中の人の中でその一部分の人、百七十五名は恩給を支給することを停止されておつたことを解除されることによつて恩給をもらうことができるようになりまして、これを留守家族に渡すという非常に温情ある、私どもが長い間待望し、その家族もまた貧苦と闘いながらも今日のあることを期待しておつたことが実現を見たのであります。ところが現在巣鴨には八百人ばかりまだ拘禁中でございまして、この百七十五名を除きましたあとの人もやはり人間の最大の宝……

第19回国会 内閣委員会 第36号(1954/05/20、26期、改進党)

○山下(春)委員 ちよつと恩給局長に、この扱いを何とか御考慮願えないかという問題をお尋ねいたします。と申しますのは、昭和八年に徴募兵あるいは志願兵として入団いたしました者が――今度の恩給法の改正によりまして、下士官及び兵は十二年で恩給がつくのでありますが、準士官以上は十三年でございます。ところがこの昭和八年に入団いたしました者は、最初に入団した者は十一年と七箇月くらい、あとから入りました者は十一年と三箇月くらいでございまして、これが兵のままならばいずれも恩給がつくことになるのでございますが、幸か不幸か終戦のときのどさくさで、よく働いたからというので、ポツダム将校と俗に言われております将校にして……

第19回国会 補助金等の臨時特例等に関する法律案特別委員会 第3号(1954/03/10、26期、改進党)

○山下(春)委員 ただいま綱島委員から非常に重大な御、質問がございまして、それに対して綱島委員が御答弁は納得が行かないと言われる段階におきましては、私が小さないろいろな問題を御質問申し上げることも、その納得の行かない上に立つての質問になると思うのでございますが、ここに出て来ます多くのいろいろな問題が、すでに制定された法律に基いて、あるいはその法律に基く政令による施行がすでに何年間か経過しております。その経過しておるものに対して、あらためてまた法律をここで制定する権利ありやいなやということを、今伺つていても、私にもよくわからないので、ただどうしようとされるかということを、法制局長官でなしに、当該……

第19回国会 補助金等の臨時特例等に関する法律案特別委員会 第4号(1954/03/12、26期、改進党)

○山下(春)委員 ちよつと一点だけ。先ほど、大蔵大臣は、綱島委員の御質問に対しまして、いろいろな案件が地方自治の確立のために云々と言われましたが、私はそれではとうてい解釈がつかないからお尋ねするのでありますが、たとえばいろいろあげられた中の母子相談委員の費用が削られておりますが、この母子相談所というところへ相談に行きます人間は、大体戦争によつて夫を失つた母と子でございます。従つて、これは、地方財政などに責任を持たす性格のものではございませんで、国がこの戦争犠牲者に対して財政上厚くとは行かないまでも、心あたたかい手を差延べてこれを救済するという本旨でなければならないのであつて、母子福祉資金貸付法……

第19回国会 法務委員会 第60号(1954/05/22、26期、改進党)

○山下(春)委員 ただいままだ大臣の御出席がございませんので、政府のこの問題に対する所信、態度というものに対しましての質問をあとにまわしまして、とりあえず今この方面を担当しておられます事務当局から、現在われわれが非常に苦慮いたさなければならない社会現象としてのこの売春の問題に対しまして、現在どのような取締りをしておられるか、その点をちよつと御説明願います。
【次の発言】 ただいま数字をお示しになつたその起訴の対象は、たとえば婦女子を売買したというような案件でございますか、それとも直接に売春に関係のある案件でございますか。
【次の発言】 ただいまの御答弁は、私にはちよつとふに落ちない点がございま……

第19回国会 法務委員会 第64号(1954/05/28、26期、改進党)

○山下(春)委員 関連して。ただいま堤委員からヒロポンの話が出ました。これはちよつと本法案からそれるようでございますが、非常に大切なことでございますので、私の了承している点を申し上げておきたいと思います。  ただいまヒロポンは厚生省が正式に許可しております製薬会社は二会社だけでありまして、その製造いたしておる数量はほんの少量でございます。これが実験用などに必要なためにただいままだ政府は禁止をいたしておりませんが、ただいま仰せられました通り、ヒロポンの密造、密売はほとんど朝鮮人でございまして、特に北鮮系朝鮮人の方々と了承しております。従いましてこの罪悪は、少くともこういう環境の悪い売春婦その他の……

第20回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第2号(1954/12/06、26期、新党同志会)

○山下(春)委員 ただいまから、舞鶴に参りまして中共及びヴエトナム地区からの帰還者の受入れ援護状況を調査いたしました結果について、簡単に御報告申し上げます。  御承知の通り、去る十一月三日に東京で行われました中国紅十字会訪日代表団と日本側引揚げ三団体代表との間に行われました在華日本人の帰国問題等に関する打合せに基きまして、まず今回の集団引揚げが実現いたしましたことは、一心に引揚げ問題の解決に努力を重ねて号与るわれわれ特別委員会の委員にとつて、まことに御同慶の至りと存ずる次第でございます。  当初、引揚げ輸送船興安丸の舞鶴入港は十一月上旬という情報でございましたので、十一月二十二日に理事会を開い……

第20回国会 厚生委員会 第3号(1954/12/03、26期、新党同志会)

○山下(春)委員 私は新党同志会を代表いたしまして、議題となつております医師法、歯科医師法及び薬事法の一部を改正する法律の一部を改正する法律案に賛成を表するものであります。  今回参議院におかれましてこの一年三箇月の延期法案を御決定になりましたことは、非常に時宜を得たはからいであると思います。非常に遺憾なことながら、医師と薬剤師との非常な摩擦相こく裡にもしこの法案が発足いたしたとするならば、国民医療上非常に憂うべき事態が起つたと思うのでありますが、一年三箇月の延期を御決定されたことは私は時宜に即したことだと思います。しかしながら日本の医療が今日のまま放任し置かれていいという議論は成り立たないと……


27期(1955/02/27〜)

第22回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第3号(1955/06/09、27期、自由党)

○山下(春)委員 私は援護局長に基本的なお考え方についてお尋ねをいたしたいと思うのであります。  援護局の前身は援護庁でございまして、日本の官庁として、大東亜戦争終了後の非常事態を収拾するためにできました全く新たなる役所であります。従いまして、この役所は、旧来あります恩給法とかいろいろな法律に拘泥することなく、われわれが日本国民としてかくなさねばならないということの全般を処理される役所と心得ております。しかもまた、戦後の非常な大混乱の中でこの援護庁が果して参りました業績というものは、実に驚くに値し、感謝に値する仕事を残してきたと思うのでありますが、もはや戦争終了後十年をけみしました。従いまして……

第22回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第4号(1955/06/14、27期、自由党)

○山下(春)委員 私は前会にもちょっとこの問題に触れて局長の御意見をただしたのでありますが、五月十日だと思いますが、労働省から責任ある引揚者の就職状況についての御報告をいただいたのであります。それによりますと、第八次、すなわち二十九年九月二十七日に引き揚げられました者の就職率は五四・五%、それから第九次、二十九年十一月三十日に引き揚げられました者は五七・六%、それから第十次、三十年二月二十四日に引き揚げられました方は三三・三%、それから第十一次、三十年三月二十九日に引き揚げられました者は一七・二%という就職率でございます。この就職率については私どもあえて不平を申し上げるわけではありません。労働……

第22回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第6号(1955/06/28、27期、自由党)

○山下(春)委員 田邊援護局長に伺いますが、この戦傷病者戦没者遺族等援護法と、未帰還者留守家族等援護法、この三つの法律の適用を受ける人たちの間にバランスがとれているかどうか。私には留守家族の方があまりにも軽く扱われておるのではなかろうかと思われる節がのあるです。今堀内委員の質問に対して恩給法等の改正によって留守家族の受ける支給もそれに比例して上るのだという御説明はありましたが、そのほか、この法律全体が、両方が持っておりますウエートが留守家族の方が軽くはないかと考えられるのでありますが、そういうことに対して、お扱いになっているあなたの総括的な御意見を伺いたいと思います。

第22回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第7号(1955/07/02、27期、自由党)

○山下(春)委員 昨年度三カ月という長い時間努力して作りました金融機関再建整備法の一部を改正する法律、旧日本占領地域に本店を有する会社の本邦内にある財産の整理に関する政令の一部を改正する法律、閉鎖機関令の一部を改正する法印という三案を作りまして、在外資産の処理に当ってきたのでありますが、その際の状況が、台湾銀行、朝鮮銀行等は、銀行自体の財産が非常に豊富にありましたので、これは異議ないのでありますが、正金銀行関係は、国内に正金銀行が財産を持っていないというゆえをもちまして、今日までこれが五万円の処理が完成していないではなかろうかと思われるのです。最近聞くところによりますと、正金銀行の外地における……

第22回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第8号(1955/07/04、27期、自由党)

○山下(春)委員 今法務大臣が見えておりますので、法務大臣にお願いいたします。聞くところによりますと、両三日前から、第三国人で現在巣鴨に拘禁中の戦犯者の人が、いろいろの条件を申し入れて総理大臣その他関係各省に陳情をいたしておるようです。それに対しまして法務省ではこれの対策を御協議なさる御準備ができておるようでございますが、こういう問題に対しまして、私は、私なりに、長い間こういう問題を扱ってきた関係上考えがあるのでございますが、今どうしようということは、先ほど聞きましたら本日午後から御協議をなさるということで、法務大臣としてもただいまどういうふうにきまったという御返事はないと思いますが、一般に第……

第22回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第10号(1955/07/08、27期、自由党)

○山下(春)委員 戦後十年、灼熱瘴癘のビルマのジャングルの中に、十八万という非常にたくさんの英霊が、香華をたむける人もなく、いまだに風雨にさらされているということは、まことにわれわれとしても耐えられないものを感ずるのであります。今回黒川参考人、その他市原、中山両参考人及びいろいろな方面の方々の御尽力によりまして、多くのジャングルの中に捨て去られておりました御遺骨を何とか持って帰ることができるのではなかろうかという希望を持たせていただいたことを、諸参考人の方々に厚くお礼を申し上げます。今中山さんからるるお話がありましたように、この問題は両政府間に話が進められることが好ましいというお話でございまし……

第22回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第11号(1955/07/12、27期、自由党)

○山下(春)委員 ただいまの委員長の御発言は私もむろん同感でありますが、その前に、政府の責任者がおいでになりまして御答弁を願うときの参考に、今の堀内委員の御質疑に関連して申し上げます。  今回われわれは、この援護法の改正あるいは給恩法の改正に当りまして、この沖繩の戦没少年兵の方に対しましては本委員会及び社会労働委員会などで、機会あるごとに何回か繰り返し発言をしておるのでありますが、ついに今国会には何ら結論を得るに至らないのではあるまいかと思うような心配があるのであります。政府が鉄血勤皇隊についてこれを軍人と扱わなかったという根拠は、兵役法によってであると思います。その兵役法が生きておるというこ……

第22回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第12号(1955/07/15、27期、自由党)

○山下(春)委員 過去の戦争におきまして、本来ならば考えられないことでございますけれども、戦争の末期に、人的不足その他の状況から、非常な年少者がいろいろ戦闘行為に国家権力で動員されたという事例がたくさんあるようでございます。特に私どもは、この身分がどうであろうと、非常に大きな疑問を持つと同時に、この疑問が明らかにされましたならば、幾ら年少者であっても兵としての処遇をしていただきたいと思うのであります。  まず、沖繩の問題から申し上げますと、沖繩には鉄血勤皇隊あるいは通信隊等の学徒が動員された事例がございます。これは、十七才以上もございますが、十七才未満の者が相当多数戦闘行為に参画いたしまして、……

第22回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第13号(1955/07/23、27期、自由党)

○山下(春)委員 朝からるる靖国神社に対する御質問がありましたので、私が何も重複した御質問をすることはもうございませんが、ただ、私は、けさからの靖国神社側と堀内委員との問答を聞いておりまして、非常に妙な気持になりました。非常な矛盾の上に立っていろいろ議論が進められておると思うのであります。  先ほど池田さんからお述べになりました靖国神社の性格でありますが、これは、明治元年の太政官布告をもって、国に殉じた人をお祭りするところであるということであります。ただいまは、敗戦の結果、これが宗教法人となっている。宗教法人になっているものに対して、堀内委員の申される通りに、一柱でも早くお祭りをいたさなければ……

第22回国会 社会労働委員会 第5号(1955/03/30、27期、自由党)

○山下(春)委員 ちょっと労働大臣に伺っておきたいし、そして今後御協力を願いたいと思うことがございます。  昨日、私、舞鶴へ第十一次引揚船を迎えに参りました。今回帰りましたのはあの中国大陸の非常な各所、あらゆる地域から引揚げたのでございます。中国の内情が非常に詳しくわかりましたのですが、従来引揚げました人には、相当の金なども持って帰った引揚船がありましたが、今回帰りました八百十五名中、ほとんど大部分の人か、ほとんど着のみ着のままで、資産らしいものを持って帰っておりません。帰りまして、すぐあそこで強く要望されましたことは、就職問題――なお現在大約六千人くらいの者が残留しておるようでございますが、……

第22回国会 社会労働委員会 第13号(1955/05/25、27期、自由党)

○山下(春)委員 ちょっと関連して。今植村委員、八田委員のお話を聞いておりまして、そのほかのことでちょっと基本的なことをお伺いしたいのですが、低温殺菌をやりますために、農村でも大体百二、三十万円の施設費をかけて、今すでにやっておるのであります。そういう時代に、この高温ということを、政府部内である省では高温と言い、ある省では低温を奨励しないまでもそれを停止させないというようなことでは、すでに資金の払底しておる農村の微弱な人々が、百数十万円の資本をかけて低温施設をいたしたことに対しまして、非常な混乱と焦燥を感じさせておるのでありますけれども、一体どうしてそういうことが起ったのか。そうして今お話を聞……

第22回国会 社会労働委員会 第18号(1955/06/03、27期、自由党)

○山下(春)委員 私は、緊急の問題でありますので、この際政府の態度をお聞きしたいと思うのでありますが、先日仮出所を許されましたオランダ関係戦犯の方のうち韓国人二名の出所延期問題について、質問をいたしたいと思うのであります。  巣鴨に服役いたしております戦犯の方々の釈放は、私どもの切なる念願にもかかわらず、昨年末以来ほとんど停頓状態となりまして、心を痛めておりましたところ、過日、米国関係三十八名の仮出所に引き続きまして、オランダ関係十名の仮出所が許されまして、ようやく愁眉を開くことができたのであります。しかるに、このオランダ関係者は、去る五月三十一日に出所したにかかわらず、うち二名の韓国の方につ……

第22回国会 社会労働委員会 第23号(1955/06/15、27期、自由党)

○山下(春)委員 社会保障制度を充実いたし推進いたしますことは、健康にして文化的な国民の生活をもたらすために、ぜひとも力を入れなければならない重要なことであります。わが国の社会保障制度は、近来官民の一致した努力によりまして、国民の生活になくてはならない大切な制度となっております。ところで、社会保障を一そう推し進めるためには、何よりもその財政収支を健全にして、ほんとうに社会が保障する必要のある人々を救済し、いやしくも制度の趣旨を曲げてこれを乱用するがごとき人々の存在を許してはならないのであります。社会保障を乱用する者をそのままに放置したり、制度の欠陥を拱手傍観したりいたしまして、その結果、一たび……

第22回国会 社会労働委員会 第27号(1955/06/23、27期、自由党)

○山下(春)委員 ただいま国民健康保険法の一部改正法律案が提案されておりますが、この法律の改正によりまして、国が二割義務支出をするということに対して、大臣のお考え方を伺っておきたいと思うのであります。
【次の発言】 本会議の時間等もありますので、もう一点だけ簡単に大臣にお尋ねをいたしておきたいと思いますが、国庫が二割義務支出をしてこの国民健康保険の推進を促すということ、及び社会保障制度の基本的な問題についての大臣のお考えはわかりました。まことに大臣がその意気込みでやっていただくことに対して、私どもも敬意を表するのでありますが、これが今全国的に行われているわけではございませんで、まだ今でも二千八……

第22回国会 社会労働委員会 第31号(1955/06/29、27期、自由党)

○山下(春)委員 ただいま労働大臣の御答弁は、可能な限りすみやに実施するという御回答でございましたが、その可能な限りというのは、本院及び参議院を通過いたしました時刻から何日ぐらいを要しましょうか。
【次の発言】 これは私どもとしては、非常な努力をして譲った規定でございますが、その手続と仰せられるのは、どういう手続で、何日ぐらいを要しましょうか、御回答をいただいておきたいと思います。
【次の発言】 不治の病といわれましたこのよろけ病は、人道上放置できない重大な問題でございましたが、今回労働大臣初め関係当事者の方々の長い間の御努力が結晶されまして、本法律案ができましたことは、まことに御同慶の至りと……

第22回国会 社会労働委員会 第33号(1955/07/01、27期、自由党)

○山下(春)委員 ただいま上程されました国民健康保険法の一部を改正する法律案の提案理由につきまして、御説明申し上げます。  この法律案につきましては、以前自由党、日本民主党、両日本社会党の四党より、それぞれ本院に改正法案が提出されていたのでございますが、その主たる趣旨内容は何れも相似たものでございまして、この際各党の共同提出として御審議願うことの方が、むしろ適当であると思われましたので、ここに自由党、日本民主党、両日本社会党の四党の共同提出の形として提出いたしたわけでございます。  次に、その趣旨内容につきましては、以前各提出者より御説明がございました点とほぼ同様のことでございますので、その詳……

第22回国会 社会労働委員会 第34号(1955/07/05、27期、自由党)【議会役職】

○山下(春)委員長代理 福田昌子委員より関連質問の申し出がありますので受田委員、ちょっとお待ちを願います。
【次の発言】 福田委員に申し上げますが、関連質問ですから、簡単にお願いいたします。
【次の発言】 受田新吉君。
【次の発言】 受田委員に申し上げますが、政府委員への質疑は、今後当委員会においてできますので、なるべく参考人にお願いします。
【次の発言】 長谷川保委員。
【次の発言】 それでは、あらためて委員長より両参考人に、その精密な資料を本委員会にお届け願うようにお願いをいたしておきます。
【次の発言】 小川半次委員。
【次の発言】 次会は明六日午前十時より理事会、十時三十分より委員会を……

第22回国会 社会労働委員会 第40号(1955/07/13、27期、自由党)

○山下(春)委員 私はただいま福田委員の御質問を聞いておりまして、はなはだ奇異の感を抱くのであります。そもそもこの美容師理容師の法律を作りましたときの委員が、この中にも何人かおられると思いますが、インターン制の廃止という御議論が出たので、私非常に奇異な感を持って聞いたのであります。当時こういうことは今後起ってくるいろいろな情勢から、農村のごく貧農の娘でもなんでも、この制度によって試験が受けられるような方法にしなければいけないということで、私はインターンが長過ぎるし、これはむしろ技術が主たる生命であるから、する必要がないのではないかということで、非常に委員会で論議をいたしましたが、社会党の方々の……

第22回国会 社会労働委員会 第41号(1955/07/14、27期、自由党)

○山下(春)委員 戦傷病者戦没者遺族等援護法の一部改正が出たのでありますが、私は今回の改正に当りましての基本的な考え方を、援護局の立場である局長から聞きたいと思うのであります。たとえば、今回の戦争によっての犠牲を受けましたのは、これはもう戦闘員、非戦闘員を問わず、一般国民が大なり小なり、みな犠牲を負ったのでありますが、特に私はその中で非常に遺憾と思いますことは、戦地と非戦地というものの区別が、昔の古い法律のワクの中で考えられておる。すなわち、この問題の考え方は、日清戦争、日露戦争あるいは第一次欧州大戦あるいは日支事変、太平洋戦争の初期まではその考えでよろしい。しかしながら、事いやしくもサイパン……

第22回国会 社会労働委員会 第42号(1955/07/15、27期、自由党)

○山下(春)委員 私は昨日、公務死の範囲拡大についての部分を質問を留保さしていただいたのでありますが、ただいま長谷川委員からもいろいろ御質問がありまして、これは根本的な考え方の相違だ、見解の相違だということになればそれまででありますが、援護局長の言われることもよくわかります。九十九人を救うために、一人の全く該当しない者をも一緒に、一人ぐらい仕方がないじゃないかという考え方に立つことはできないと言われるのでありますが、その一人にあまりこだわりますために、多くの救わるべき人々が救われないというようなことに陥るおそれがあるとするならば、われわれとしては非常にあきらめきれないところでございます。局長は……

第22回国会 社会労働委員会 第44号(1955/07/18、27期、自由党)

○山下(春)委員 ただいま議題となりました未帰還者留守家族等援護法の一部を改正する法律案に対する修正案について、各派を代表して提案理由について御説明申し上げます。  修正の第一点は、留守家族手当の月額を本年十月分から明年六月分までは二千五百八十三円に、明年七月以後の分は二千九百三十七円に増額することであります。従来より未帰還者の留守家族に毎月支給しております留守家族手当の年額と、戦傷病者戦没者遺族等援護法の規定に基く先順位者たる遺族に支給する遺族年金の額とは、留守家族と遺族とに対する処遇の均衡をはかる意味からしまして、同額を支給することとなって今日に及んでおりますので、今国会に政府より提出され……

第22回国会 社会労働委員会 第46号(1955/07/20、27期、自由党)

○山下(春)委員 ただいま議題となりました戦傷病者戦没者遺族等援護法の一部を改正する法律案に対する修正案に対し、各派を代表いたしまして、提案理由の説明を申し上げます。  戦没者遺家族、戦傷病者、老齢旧軍人は、過ぐる太平洋戦争の犠牲者中、最も気の毒な人たちであります。もちろん第二次大戦の戦火は、程度の差こそあれ、戦闘員、非戦闘員の別なく、全国民に何らかの形において打撃を与えておりますが、肉親を戦場に失った人々、完全なる身体の機能を喪失した人々、生涯の大半を軍務にささげ尽した人々は、かつての国家権力、公的権力によって直接戦争の犠牲となった人人でありますから、他の一般戦争犠牲者とは異なった角度から国……

第23回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第2号(1955/12/08、27期、自由民主党)【政府役職】

○山下政府委員 前からこの委員会では、皆様と非常に深いおつき合いをさせていただいておりましたが、今回、その任でないと思いますけれども、厚生政務次官を勤めさせていただくことになりました。私もその任にたえないほどの浅学非才の微力者でございますが、古いおなじみに免じまして、どうか一つ御叱正、御協力を賜わりまして、その職を勤めさせていただきたいことを心からお願い申し上げます。  なおこの機会に、皆様方も御案内のことではございますが、引き揚げ問題のきょうまでのいきさつを、みな古くから本委員会に御努力の先生方ばかりでございますから、重ねて御報告申し上げるまでもございませんが、今外務省からもお話しがございま……

第23回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第6号(1955/12/17、27期、自由民主党)【政府役職】

○山下説明員 ただいま臼井委員の御指摘の点は、これは全く私も同感でございまして、ただいまの状態では、そのようなことができるかどうかというようなことを、私確信を持ってお答えできませんが、さっそく外務省と交渉いたしまして、ぜひそういうものに飢えておられる方々の御満足を得るように努力いたしたいと思っております。
【次の発言】 その点はごもっともでございまして、昨日、委員会の御決議もございましたが、その前に、大成丸のお帰りの方々から直接伺いましたので、直ちに手を打ちまして、とりあえずビタミンの入っているお菓子等でおしのぎ願いますよう、それらの準備を目下進めております。後段の、それでは十分とはいえないか……

第23回国会 決算委員会 第3号(1955/12/13、27期、自由民主党)【政府役職】

○山下政府委員 ただいま委員長から申された書類は確かに受領いたしたのでございます。その後研究を鋭意続けておりますけれども、実はこの問題は非常に慎重を要する問題でございますので、厚生省が右とか左とか申しますためには、関係学者等のなお一そうの御意見を聴取いたしまして、それに基かなければならないと信じておりましたために、本委員会の理事の先生方にも御相談を申し上げまして、なお大臣がかわりました早々でもありますし、大臣自身のこれに対するほんとうの最後の腹固めをするためにも、学者の御意見をなお一そう伺いたいということの切なる申し出がありましたために、御指定の時間までに結論を出すに至っておりませんので、だら……

第23回国会 社会労働委員会 第2号(1955/12/08、27期、自由民主党)【政府役職】

○山下政府委員 今回、まことに浅学非才その任でないと存じますが、厚生政務次官を拝命いたしました。御承知の通りの浅学非才な者でございますが、社会労働委員会は古くからのおなじみでございますので、おなじみに免じて御叱正、御鞭撻を賜わりまして、その職を全うさせていただきたいことを衷心上りお願い申し上げまして、まことに簡単でございますが、ごあいさつにかえる次第でございます。

第23回国会 社会労働委員会 第3号(1955/12/09、27期、自由民主党)【政府役職】

○山下政府委員 前国会で私どももこの問題について非常に深い関心を持っておったことはお説の通りでございます。その後厚生省は傾斜をつけまして、要するにこういうことを比較的すみやかに実施した方がよかろうと思われるようなところに手をつけてみました。その結果を私聞いたのでありますが、その結果、皆様が非常に御心配をしておられますような点は、非常にうまく解決をいたしておるのであります。全員の方が常勤者に採用されてはおりませんけれども、採用されなかった方は、労働省等との連絡によって他に職を変えられる、あるいは元の派出看護婦会にお帰りになったり、あるいは非常にからだの弱い方などは養護施設等に迎えるというような手……

第23回国会 社会労働委員会 第8号(1955/12/15、27期、自由民主党)【政府役職】

○山下政府委員 私まだ就任日が浅くて詳しい事情を存じておりませんが、非常に重大な、必要なことでございますから十分監督をいたしまして周知徹底をはかりたいと思います。
【次の発言】 お説の通り、真剣に実施についての監督を強化いたすつもりでございます。

第24回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第2号(1956/02/03、27期、自由民主党)【政府役職】

○山下(春)政府委員 三十一年度の引き揚げ関係その他についての予算の概況を御報告申し上げます。  未帰還者留守家族等の援護に必要な経費につきましては、昭和三十年度の実績を基礎として、その後の引き揚げ人員等を勘案し、四万三千六百十九件分、約十四億六百万円を計上しております。この経費は、未帰還者留守家族等援護法に基き、留守家族に手当を支給し、未帰還者が帰還した場合に必要な療養の給付等を行うために必要な経費であります。なおこの法律におきましては、過去七年以内に生存資料のない未帰還者の留守家族に対しては、本年八月以降手当の支給を停止することになっておりますが、この規定は、その時期までには未帰還者の状況……

第24回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第5号(1956/02/17、27期、自由民主党)【政府役職】

○山下(春)政府委員 今回、社会労働委員会に付託になりました未帰還者留守家族等援護法の一部を改正する法律案につきまして、本委員会におきましても、その概要を御説明申し上げて、御審議を賜わりたいと存ずるのでございます。  未帰還者留守家族等援護法の一部を改正いたしますその改正点は、法第十三条に規定する過去七年間に生存資料のない未帰還者の留守家族に対する留守家族手当の支給打ち切りの期日を、三カ年間延長することであります。  政府といたしましては、これまでも未帰還者の調査究明とその帰還促進については、あらゆる努力を払って参ったのでありますが、諸般の事情から、現在なお多数の状況不明の未帰還者を残しておる……

第24回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第9号(1956/03/26、27期、自由民主党)【政府役職】

○山下(春)政府委員 ただいま御提案に相なりました引揚同胞対策審議会設置法の一部を改正する法律案につきましては、すでに政府は、三十一年度の予算に、このことを予知いたしまして組んでおります。法案の御趣旨に従いまして、政府は善処いたしたい所存でございます。
【次の発言】 今回の引き揚げの事業に対しまして、練習生の方々が非常に献身的に御努力いただいた報告を私ども承わっておりますので、何らかの方法を講ずるべきだと思いますが、運輸省ともよく相談いたしまして、善処をいたしたいと存じております。
【次の発言】 十年の労苦を経てお帰りになりました方々の体験を通し、あるいは最近に起りました待遇改善のストライキの……

第24回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第11号(1956/04/02、27期、自由民主党)【政府役職】

○山下(春)政府委員 臼井先生の御質問はまことにごもっともでございまして、ハバロフスクで今、請願運動をしておられます方々の崇高なお気持を、私どもはいいことにしていてはならないと思います。崇高なお気持であればあるだけ、一刻も猶予せずに援護の手を差し伸べなければならないと思います。御指摘の日赤は、御承知のように、日赤それ自体の本質的な性格がございまして、政党政派に関係のあるものではなくて、全く人道上の立場で事を解決していくものでございます。現に、最近北鮮へ引き揚げの交渉に参りました日赤交渉団が、中共の太原のラーゲルを訪問いたしまして、つぶさに内容を見せてもらい、話をしてきた実績もございまして、日赤……

第24回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第13号(1956/05/22、27期、自由民主党)【政府役職】

○山下(春)政府委員 ただいま御決定になりました件につきましては、政府としても、ごもっともと存じますので、御決議の趣旨に沿いまして、努力をいたすようにいたします。
【次の発言】 今、高岡先生から御質問になった点は、実は私が厚生省に行って以来、苦慮しておる問題であります。御承知のように、本国会で設置法を通過させていただきましたが、それによって三百何人でございますか、これは前からきまっておりまして、当然切り落さなければならないのであります。この人たちは、少くとも四年半ないしは十年勤めておる連中でありまして、みなくろうとであります。今お説の通り、これから先のケースというものは、非常にめんどうな、むず……

第24回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第16号(1956/07/21、27期、自由民主党)【政府役職】

○山下説明員 事情まことにごもっともでございますが、こういう問題に対しては、過去におきまして、他にも非常にお気の毒だと思うものがあったのでございます。たとえば、露語が非常にうまくおなりになりまして、それで外国語大学の入学試験をお受けになりましたところが、これにパスいたしました。ところが、その方の経歴が中学校卒業後軍隊にお入りになったために、高等学校卒業課程の証明が得られなかったのでございます。私まだ厚生省へ参らないときかと思いますが、あらゆる奔走をいたしまして、ぜひこの人を特別の理由によって、大学の入学試験にパスしておるのであるから、特別な計らいをもって入学許可してもらいたいということを正規に……

第24回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第19号(1956/10/05、27期、自由民主党)【政府役職】

○山下説明員 櫻井委員の御質問に対してお答えを申し上げます。ただいまの御報告にもございましたように、十年間全く自由を束縛されて抑留されておられました方々の心身の御苦労は、並み大ていではなかったことはよく私どもも了解いたしておりますので、特に本年度に入りましてからは、従来の帰還手当の上に特別帰還手当を一万円加算いたしまして、近くお手元に渡るような手配を今いたしているわけであります。  それから、お帰りになりましてからの就職状況については、後刻労働省から御報告があると思いますが、私ども厚生省といたしましても、あとう限りの御尽力はいたしております。たとえば、一つのケースを申し上げますと、かつて歯科医……

第24回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第20号(1956/10/10、27期、自由民主党)【政府役職】

○山下(春)説明員 あの一時帰国の問題は、御承知のように、北京における日本の三団体と紅十字会との協定に基いて行われることになったのでございます。そこで、政府が直接これに関与いたした仕事でございませんので、政府が積極的にこの問題を処置する当面の責任が、ややぼけております。従いまして、私どもは、この三団体がこの跡始末を積極的にやっていただくことを非常に希望いたしておりますけれども、なかなかそうは参りません。一時帰国者の方々が三カ月の期間をもらって帰りました日にちが今月の二十八日で切れるのであります。そこで、この間私が希望的に申し上げておきました日にちが延びましても、なおあとに一時帰国を希望される方……

第24回国会 社会労働委員会 第5号(1956/02/09、27期、自由民主党)【政府役職】

○山下(春)政府委員 ただいま議題となりました検疫法の一部を改正する法律案の提案理由について御説明申し上げます。  現行の検疫法は、昭和二十六年六月公布施行されたものでありますが、その後わが国が加盟している世界保健機関において、世界保健機関憲章に基いて国際衛生規則が制定されました結果、現行法と国際衛生規則との間に若干の相違点が生じ、国際的協力の面から申しましても検疫法を是正し、国際的な検疫制度に即応せしめる必要が生じて参ったのであります。また、一方従来の経験に微しまして、検疫の実施上簡易化できる面はできるだけ簡易化し、国際間の交通を円滑にすることも考慮いたし、その改正につきまして鋭意研究を進め……

第24回国会 社会労働委員会 第6号(1956/02/13、27期、自由民主党)【政府役職】

○山下(春)政府委員 ただいま滝井委員のご質問の医療保障委員会の性格でありますが、今会計課長が御説明申し上げた通りではございますけれども、あまり予算が小さいものですから何かわけがわからないので特に御指摘になったと思いますが、そもそもこの問題が生まれて参りましたのは与党からの強い御要求がありまして、与党の御意見とわれわれの考えとが全く一致いたしまして、これはこの予算が示すような小さなものの考え方ではないのでございまして、御指摘のような無醵出老齢年金あるいはその老齢年金の中でも特に戦後十年非常な苦労をしてきた未亡人等に対しては特に優先的に実施すべきではなかろうか、あるいは三千万のいまだ保険の恩典を……

第24回国会 社会労働委員会 第7号(1956/02/14、27期、自由民主党)【政府役職】

○山下(春)政府委員 ただいま岡先生の御質問に対しまして私の考えを申し上げたいと思います。国民の最低生活を保障するということは、憲法の精神からいえば第一義でございます。そこで失業対策と生活保護費というものは、国民の最低の生活を保障しなければならない憲法の義務を果すための社会保険その他の疾病等に要します費用が、その次になった形が出たということも、人口の多い、困窮しておる日本の状態としてはやむを得ない姿であると存じます。
【次の発言】 岡先生の御議論では、資本主義の持っておる悪弊の累積がかくのごとく日本を貧困にしたのだという御議論でございました。しかしながら私どもは今日まで利潤追求の資本主義をもっ……

第24回国会 社会労働委員会 第9号(1956/02/18、27期、自由民主党)【政府役職】

○山下(春)政府委員 岡本先生御承知のように、二十二国会で、遺家族援護法を、私提案者となりまして、皆様の御協力を得て修正いたしました。事務当局の方には多少の異論がございましたけれども、私は公務死の範囲というものを、自己の故意または過失でないものは全部公務死として扱うということに、言葉を強く言えば押し切りました。従いまして、今岡本先生のおっしゃるような万は、調査がまだそこまで届いていないか何かでございましょうと思いますが、お話を承われば、当然公務死として扱うべきケースと私心得ております。各地から、おくれておるということは非常にたくさん参っておりますが、何分にも数のことでございます。しかしできるだ……

第24回国会 社会労働委員会 第20号(1956/03/14、27期、自由民主党)【政府役職】

○山下(春)政府委員 もちろん人道上の問題でございますから、御指摘のような問題があるといたしますれば、その点は私どもも今後なお一そう研究いたしたいと思います。ただ私はこの前参議院の社労で、この問題を実地調査をなされました竹中先生と相馬先生の御報告を承わりました。その御報告によりますと、相馬先生が調査された範囲内においては一人の失業者もなく、今のところ患者のこれという不満もなかった、よくいっていると思ったが、しかしなお気をつけろということでございました。竹中先生も多少配置転換等で問題があったと思うが、これという問題は起っていないが、強行すると問題が起ると思うから気をつけろ、こういう御報告でござい……

第24回国会 社会労働委員会 第32号(1956/04/06、27期、自由民主党)【政府役職】

○山下(春)政府委員 女だから高くとっていいということではございませんので、この収入によって一家を支えていると思われない収入であるということも、勘案してあるという意味でございます。

第24回国会 社会労働委員会 第36号(1956/04/24、27期、自由民主党)【政府役職】

○山下(春)政府委員 性病予防の大切なことは、各委員からるる御質問がありました通り非常に大切なものでありまして、特に性病に関する限り、女子の場合、今お話の常習者を除くの善良な婦人は、大体善良ならざる男性によって感染するのでありまして、それは一生涯の不幸であり、子孫にも不幸を及ぼすことでありますから、何としても性病にかからないようにいたさなければならないと思います。山口先生は政府案が示しておるような内容では、集娼でさえむずかしいのに、散娼ではなお取り締れないではないか、そんな手ぬるいことではだめではないかということでございますが、これはひっきょういたしますのに、性病予防の思想を徹底的に普及いたし……

第24回国会 社会労働委員会 第37号(1956/04/26、27期、自由民主党)【政府役職】

○山下(春)政府委員 遅刻いたしまして植村先生の御質問を聞いておりませんでしたが、岡本先生と多分同意見であったろうと思いますが、これは御指摘の通り私ども微力でございまして、その実態をよく知っておりながら三十一年度も同様の格好の予算を組みましたことを申しわけなく思っております。先ほど岡本先生は未亡人の結婚問題についてお話になりましたが、今後段でおっしゃったもう子供を光として、子供の育つ姿に身も心もささげ尽しておるのが未亡人の実態だということ、これは私もその通りだと思います。それで再婚ということもうまく参りませんで、やはり子供の育つ姿に生命を賭しておるというのが未亡人の実態だと思います。その実態に……

第24回国会 社会労働委員会 第38号(1956/04/27、27期、自由民主党)【政府役職】

○山下(春)政府委員 この住宅補修資金という項目を一つ起しますにつきましては、かねがね先生方の方でも御要望がありましたし、全国未亡人会の非常な強い要望がございました。たまたますでにもう十年一切補修することのできなかった未亡人家庭が、さぞ困っておるであろうというので、事務当局もちょうど一緒にこういうことを考えついたのであります。そこで高田局長も鋭意大蔵省に当りまして、新たな道を一つ開くのには非常な苦心をいたしました。その苦心の過程におきまして、なかなかうまい折衝がつきませんために、今局長が説明いたしました説明が一番いい説明とは、腹の中では思っておらないわけであります。野澤先生仰せの通りでありまし……

第24回国会 社会労働委員会 第39号(1956/04/28、27期、自由民主党)【政府役職】

○山下(春)政府委員 ただいま提出されました修正案につきまして、その意のあるところはまことに私どもも好ましい御意見と思いますけれども、現実の問題といたしまして、母子福祉の国の貸付金を都道府県繰入額の倍額にいたしまする場合、予算上一億五千万円の増額を必要といたすのでございますが、昭和三十一年度予算成立の現在、これを増額することは困難でございますし、また予算の増額がされないといたしますれば、都道府県繰入額の資金総額の減少を来たす結果となりますので、御趣旨の点はよくわかりますけれども、ただいま適当でないと考えております。

第24回国会 社会労働委員会 第43号(1956/05/11、27期、自由民主党)【政府役職】

○山下(春)政府委員 ただいま沖縄の比嘉参考人から沖縄の現状をるる承わりまして、私どもも大東亜戦争に際しまして、沖縄が非常に大きな犠牲を受けられたことをよく承知いたしておりますので、沖縄の遺族援護あるいはその他の問題につきまして、今日までもできるだけ援護の手を差し伸べて参りました。遠隔の地でございますので、事務その他のことが十分とは申されないのでございますが、ただいまお聞きいたしました点等につきましても今後あらゆる努力を傾けまして、沖縄の皆様方の御要望に沿うように努力いたす所存でございますから、どらか沖縄にお帰りになりましたら、私どもの意のあるところをお伝え願いたいと存ずるわけでございます。

第24回国会 社会労働委員会 第46号(1956/05/18、27期、自由民主党)【政府役職】

○山下(春)政府委員 ただいま議題と相なっております法律案につきましては今後の財政負担の問題もあり、国庫負担率の引き上げについても慎重に検討する必要がありますが、住血吸虫病の被害にかんがみ、計画的にその予防措置を講じようとされる御趣旨は了とされますので、やむを得ないものと認めて善処いたしたい所存でございます。
【次の発言】 ただいまの眞崎先生の御質問にお答え申し上げます。本改正案によりますと、補助率は政令で引き上げることができるように相なっております。補助率の引き上げにつきましては慎重に考慮いたさなければならない問題であると存じますが、御趣旨を尊重いたしまして、厚生省としてはできるだけ努力いた……

第24回国会 社会労働委員会 第49号(1956/05/25、27期、自由民主党)【政府役職】

○山下(春)政府委員 滝井先生の御指摘の通りでありまして、厚生省の仕事は救貧政策に追い回されているということであってはならないのでありまして、ボーダー・ラインにいる者を転落させないといういわゆる予防的厚生行政、すなわち常にそういうことに一つの大きな理想のともしびをともしていかなければならないということは御指摘の通りで、私どももさように考えております。予算上から見て、そういうことは宣伝倒れになっていて、何も実行できない状態ではないかということも、これまた遺憾ながら御指摘の通りでございます。しかしながら蚊とハエがいるということが、今事実病気になったその施策をどうするかというような問題に追い回されて……

第24回国会 社会労働委員会 第53号(1956/06/03、27期、自由民主党)【政府役職】

○山下(春)政府委員 新医療費体系は、諸般の情勢上やむを得ず暫定措置を行いまして発足をいたしました。もちろんこれが不完全なものであり、不備なものであることは御指摘の通りでございまして、厚生省といたしましては、その後引き続き審議会で御審議を願っておりますけれども、まだ結論をいただける段階でございません。しかしながら、医薬分業は法に基いて発足いたしたのでございますから、当局といたしましても、これが円満に遂行されることを期待いたしまして措置を行なっている次第でございます。
【次の発言】 大臣がさように決意をしておられますので、六月一ぱいころにでき上ることを期待いたしておりますけれども、ただいまいのと……

第24回国会 社会労働委員会 第55号(1956/11/10、27期、自由民主党)【政府役職】

○山下説明員 大臣から仰せの通りでありますが、補足させていただきます。この問題はとっくに取り上げまして、省議を決定いたし、省議の結論を正式に大蔵省、税制調査会に申し出てございますし、与党の減税措置に対する租税特別委員会にも、厚生省のまとまった意見を申し入れてありまして、その特別委員会におきましても、その問題は取り上げないということの――これは最終的結論ではございませんでした。まだ非常に早い期間でございましたので、最終的ではございませんが、社会保障に対する感覚から取り上げないということの御回答をいただいておりますので、与党といたしましても、この問題は取り上げる意思はないものと確信をいたしておりま……

第24回国会 内閣委員会 第26号(1956/03/22、27期、自由民主党)【政府役職】

○山下(春)政府委員 厚生行政を担当いたしております私どもは、現憲法が規定しております福祉国家を目ざしておるその内容につきましては、政府も今後一そう福祉国家の推進充実に当る覚悟でおりますので、詳しい点につきましては憲法調査会の方で御答弁を願いたいと思っておりますけれども、大体におきましては、私どもはその点は今後も変らないものと確信をいたしております。
【次の発言】 お答えいたします。たとえて申し上げますれば、八十九条でいろいろ社会福祉関係の仕事をいたしております団体に対しまして、現行の憲法は国が補助をしてはならないということになっておりますことは、われわれこういう事業を担当しておる者にとってき……

第24回国会 内閣委員会 第28号(1956/03/28、27期、自由民主党)【政府役職】

○山下(春)政府委員 この問題は、ただいま未帰還調査部が非常に縮小されますことは、国際的には日本の引き揚げ問題はもう片づいたのではあるまいかというような印象を与えることは、はなはだよくないことでございますし、今受田委員の仰せられたように、全国の留守家族たちは、たった一枚のはがきでももらいますことによって、その日その日を悲喜こもごもするような、それこそ風におののいているような家庭でございますので、仰せのごとく一応こういう段階をとりましても、あとう限り業務になれた者は出血をいたさないように、他の方法でこういったような業務に携わってもらえるような努力を傾けていきたいと思っております。

第24回国会 内閣委員会 第30号(1956/04/03、27期、自由民主党)【政府役職】

○山下(春)政府委員 ただいまの高橋先生の御質問に対しましてお答え申し上げます。加算の実施に関する調査は、昨年の八月末調査要綱を作定いたしまして、それぞれの機関に準備を命じ、次いでその実施に辞し、目下都道府県及び地方復員部における作業が完成に近づいておりまして、その完成を待って厚生本省の作業に移るつもりでございます。その細部の状況を申し述べますれば、次の通りでございます。  第一点は、兵籍簿等の基礎資料約七百五十万件は、旧陸軍関係のものにつきましては都道府県に、旧海軍関係につきましては地方復員部に整備保存されておりまする関係上、第一段階の統計作成を都道府県及び地方復員部に受け持たせるようにいた……

第24回国会 農林水産委員会 第54号(1956/09/11、27期、自由民主党)【政府役職】

○山下説明員 ただいまの問題につきましては、私どもの方として特に申し上げることは、結核で療養しておられる患者、あるいは結核で在宅治療をしておられる患者、あるいは妊婦等に対しまして基本的に統一されますことは、事務の簡素化の上からはいいと思いますが、ものの考え方において患者に非常に不安を与えます。おいしい主食を食べさせますことは、カロリー源として非常に大切なものでありますので、金額にして大したことはないと思いますが、そういうような不安の中に病人などの受ける打撃を考えますときに、何とかそういう不安な気持にさせたくないと思っておりますので、今農林大臣から御答弁がありましたように、これらのことにつきまし……

第24回国会 法務委員会 第33号(1956/05/11、27期、自由民主党)【政府役職】

○山下(春)政府委員 ただいま志賀先生のお尋ねの点は、私ども保護更生の面を受け持ちます厚生省としては、法文の書き方としては一番いやなところでございます。実際は、この問題を処理いたしますためには、十分な保護更生施設を整えたいのは山々でございますけれども、現在の段階では、とりあえず予定されておる予算の範囲をことしは行いまして、地方自治体でできるところでそれを施設をしていただきましたことに対しては、政府も責任を持って補助するということにいたしましたのは、これでぶん投げておくというのではございません。積極的にやりたいのでございますが、財政上の問題がありまして、積極的に地方でやってくれたものには補助する……

第24回国会 法務委員会 第34号(1956/05/12、27期、自由民主党)【政府役職】

○山下(春)政府委員 保護更生の問題に対しましては、厚生省といたしましては非常な重大な責任を感じておりますけれども、本法が発効されまして、その状態を見まして、三十二年度の予算に当りましては、眞鍋委員の御心配の点などを十分に勘案いたしまして、遺漏なきを期すべく努力するつもりでございます。
【次の発言】 眞鍋先生のお気持はわかりますが、実は、本法が施行されますれば、ただいまの赤線、青線という地区はなくなるのでございまして、なくなりましたときにおきまして、その地域にある診療所が必要かどうかということは、ただいまちょっと即答をいたしかねます。それを買い上げて多少でもあたたかい手を差し伸べることのために……

第25回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第2号(1956/11/16、27期、自由民主党)【政府役職】

○山下政府委員 ただいま委員長よりお話のありました一時帰国者問題につきましては、当委員会におかれましては、二回にわたりまして、これに対して政府当局として責任を持って善処するようにという御決議がございました。この御決議を尊重いたしますことはもちろんのこと、私ども当局といたしましても、この問題は、皆様御承知のように、そもそもの起りは、日本の引き揚げ三団体と中国紅十字会との北京会談によってなされたものでありまして、その協定の一時帰国を希望する人の資格というものは、来る旅費、滞在費、帰る旅費等を持っておる者に限るということになっておりました。しかしながら、私ちょうどこの一時帰国者が最初に日本へ着きまし……

第25回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第3号(1956/11/28、27期、自由民主党)【政府役職】

○山下政府委員 昨日の閣議で決定いたしましたことは、今次戦争で犠牲になられたいわゆる無名戦没者全体の霊を慰める記念塔を建てようというにとでございます。
【次の発言】 堀内委員も仰せられた通り、戦争犠牲者援護会その他その会を取り巻く多くの方々からの要請によって、以前無名軍人の戦没者ということに一応きめられておった構想を撤回いたしまして、援護会等で御推進なされました通りの精神をもって決定されたものでございます。
【次の発言】 堀内委員の仰せの通り、千鳥ケ淵は二千五百坪でございます。今日まで、四カ所くらいな候補地をあげていろいろ検討されたのでございますが、それぞれ故障やその他のものがございまして、新……

第25回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第5号(1956/12/12、27期、自由民主党)【政府役職】

○山下政府委員 大体今受け取っております人数から申しますと、お説の通り、まだ若干お残りになる方があるのではなかろうかと考えられます。本委員会で、かねがね、消息不明者と合せて、これらの問題を合同調査委員会を設けて調査するというような御意思の御決定もあったのでございますが、今回の日ソ交渉の批准書の中にもそれらの問題についての明文ができたということは、この委員会のかねがねの御努力が反映したものと私どもは信じております。従いまして、今後も大使が交換されることになりますれば、そこに――これは私どもの方の希望でございますが、どうしてもこの業務を扱いました専門の職員を一人はぜひ大使館に置いてもらいまして、引……

第25回国会 決算委員会 第7号(1956/12/05、27期、自由民主党)【政府役職】

○山下政府委員 黄変米の措置は厚生省も非常に重大な関心を持っておりますことは、何回も大臣その他から申し上げた通りであります。しかしながらその後再検査をいたしました結論が手間取っておりましたが、ようやく食糧に供しましても人体に害を与えることのない結論を得ましたので、食糧に供する予定でございます。
【次の発言】 食糧に供しますに当りましては、むろん再搗精、再検査を厳重にいたしまして、みそあるいはしょうゆ等のものに使用いたしたいと思っております。
【次の発言】 今日まで多くの学者が非常に長くかかって研究していただきました結果から見ましても、菌のあるものというのはきわめて微量でございます。しかしながら……

第25回国会 社会労働委員会 第12号(1956/12/18、27期、自由民主党)【政府役職】

○山下説明員 健康保険の支払いの遅延いたしております点につきましては、皆様同様政府も非常に心配をいたしておりましたが、借り入れの話もつきましたので、必ず支払い得るように措置をいたす確信で進めております。
【次の発言】 その点全く同感でありまして、年末の支払い等も前から心配いたしております。おそくとも二十四日あるいは二十五日までに必ず支払い得るように努力をいたして今手配をいたしております。

第26回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第2号(1957/02/12、27期、自由民主党)

○山下(春)委員 長い間、非常に長い間、非常な御苦労をなさいましてお帰り下さいまして、私ども国民は、皆様をお迎えすることを、ほんとうに心の底から喜んだのでございます。いろいろお話を伺いましたが、私も実は弟が二十四年に死亡したという死亡処理の通告を厚生省から受けておる、私はその姉に当るものでありますちろん遺品、遺骨等は一切受領いたしておりません。従いまして、二十四年に死亡処理をされたということは、終戦当時の混乱期であったのか、あるいはその後多少整理された後であるかということも明らかではございません。調べればおかるかもしれませんが、そういう状態であるところから見まして、やはりその遺族として、何か今……

第26回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第3号(1957/02/14、27期、自由民主党)

○山下(春)委員 私は、ちょっとこまごましたことをお尋ねいたします。いただきました資料の十二番目の、沖縄等在籍者復員処理費というのが、百一万三千円御要求になっておって、二十三万二千円になっておりますが、これは一体何でしょうか。その内容を御説明願いたいのです。その内容によってまたお尋ねしたいと思います。  それから、十五番の、南西諸島関係外国旅費というのが四十三万九千円ありますが、これも御要求になった額より非常に小さい額で、内容がわかりませんので、内容を明らかにしていただきたいと思います。
【次の発言】 内地も、まだまだ戦争の傷跡が完全にいやされたといえない諸般の問題が残っておりますが、特に沖縄……

第26回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第4号(1957/02/16、27期、自由民主党)

○山下(春)委員 大臣も非常にお急ぎの時間で恐縮でございますが、非常に重大な問題でございますので、ぜひ大臣の御決意を承わりたいと存じます。大臣御承知のように、この間全国の留守家族団体が十三、十四と大会をいたしまして、そのあと岸臨時首相代理あるいは厚生大臣、大蔵大臣等に御陳情をいたしたのであります。その際に、総理大臣代理及び外務大臣としての岸先生から、非常に重大な発言がございました。これは、引き揚げ問題といたしましては、私ども留守家族ばかりでなく、この問題に非常に関心を持っておる者といたしましても、重大な発言であるだけに、非常に大きな期待もかけておりますので、この際確認をいたしたいと思うのです。……

第26回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第6号(1957/03/05、27期、自由民主党)

○山下(春)委員 中馬先生の御質問に関連して、恩給局と厚生省両方にちょっとお尋ねしたいのですが、傷病恩給の裁定がどの程度に進んでおるかということです。私が承知しているところでは、なかなかこれが進まないように聞いております。その進まない原因の一つに、終戦当時に、項などというのは非常に大きいですから何ですが、款、目等に至りますと、そのときにきめられたのが、今お医者さんから再審査を受けると、非常にそれが狂っているということのために、本人も不平だし、裁定もしにくいというふうなことがあるかに聞いておりますが、裁定の状況がわかればお知らせ願いたい。

第26回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第8号(1957/03/20、27期、自由民主党)

○山下(春)委員 昨日の朝の新聞を私は旅先で見まして、非常にうれしい報道でありながら、非常に驚いたのであります。それは、ソ連のフルシチョフ弟一書記が、日本の特定の個人に対して名簿を引き渡したという記事でございましたが、その記事によりますれば、日本人が七百九十三人、それから朝鮮人の家族が百四十六名、合計九百三十九人を帰すという名簿のようであります。この中で、留守家族から帰国させてもらいたいという強い要請があり、本人もまた帰国を希望しておるところの日本人が二百二十五人、それから朝鮮人の全員百四十六名はひとしく希望しておったようでございますので、これを近く帰すというのでございます。そういたしますると……

第26回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第9号(1957/03/27、27期、自由民主党)

○山下(春)委員 長い間問題にしながら、これが未解決のままでありました問題の中に、未帰還公務員の恩給法上の取扱いについての問題がございます。この問題について、恩給局長及び援護局長の御意見を承わりまして、この問題の解決をはかりたいと思います。  未帰還公務員は、恩給法上、死亡判明の日から公務扶助料が支給されることになっておるのでありますが、それまでの間は留守家族援護法により援護しておるのが現状であります。ところが、留守家族援護法では、家族の年令が六十歳以上あるいは十八歳未満という条件や、生計依存関係がないと支給されないことになっておりますので、留守家族手当を受けられぬ家族はこの恩給法上の取扱いに……

第26回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第11号(1957/04/17、27期、自由民主党)

○山下(春)委員 私は、在外公館借入金について、アジア局長に二、三の質問をいたそうとするものでございますが、それに先だちまして、公館等借入金の確認件数はどれくらいあるかということが一点、それから借り入れ件数に対しまして確認件数はその何割くらいに当っておるかということが一点、さらにまた確認されましたものが今日までにことごとく返済されましたかどうか、これが一点、返済件数はその中の何件くらいか、その総金額はどのくらいになっておるか、これが一点、そのほか返済のための予算が現在どのくらい残っておるかということが一点、これらに対しまして、できるだけ詳細にお聞かせをいただきたいと思います。

第26回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第12号(1957/04/24、27期、自由民主党)

○山下(春)委員 前回の委員会におきまして、中川アジア局長にこの問題の善処方をお願いいたしておきましたところ、御努力によりまして、ただいまの御報告を得ましたことは、まことにありがとうございました。それでは、政府の方から来週提案される運びになったということを私ども了承いたしまして、ぜひこのことを御実行願いたいと思います。お世話さまでございました。

第26回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第13号(1957/05/06、27期、自由民主党)

○山下(春)委員 沖繩に在住いたしておりました在外公館にお金を出しておりました人たちの請求権が確認されていなかったことに対して、非常に気の毒に思いまして、委員会が外務省に要求をいたしました結果、外務省は直ちにこれをお取り上げになりまして、法律をお出し願って、この問題の処理に当るという熱意をお示しいただいたことを、まことにありがたく思います。ただ、今回お出しになりましたこの法律案が、在外公館等借入金整理準備審査会法の一部を改正して問に合うものであるにもかかわらず、それからその請求権を確認さしてやりたいと思う人は、われわれは沖繩だけのようにきょうまで考えて参りましたところ、今回出ました法律は、南西……

第26回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第15号(1957/05/14、27期、自由民主党)

○山下(春)委員 私、質問の前に、ちょっと忘れたので再確認したいのですが、興安丸の往復に要する費用はどれだけかかって、どういう費目から出ておるかということをお知らせ願いたい。
【次の発言】 一航海千四百万円かかります興安丸を運航しているというその目的は、人道上から出たことでありまして、その人道上から出た根源は、今日なお多少自己の意思をもって帰ることのできない、いわゆる戦犯と称される者がありますけれども、もう大部分そういうようなものが終りましても、過般李徳全女史が来られたときに、四千九百名の日本の青年婦女子が、やむなき事情によって中国人と結婚しておる。しかし、それが十二年たって、一ぺん祖国が見た……

第26回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第16号(1957/05/15、27期、自由民主党)

○山下(春)委員 昨日、時間がないために、今回の中国から引き揚げ問題についての質問を留保しておきましたが、けさほどの各紙を見ますと、政府の意思を三団体が紅十字会あてに電報を打たれたようでございますので、それについて、昨日より多少変った情勢があれば、局長から先に伺っておきたいと思います。
【次の発言】 その三団体の打たれました電報の前段はきわめて明瞭でありますが、後段のように、そういう電報を打つについて三団体間の意見がいまだ一致を見ていないということになりますと、政府の考えておる意思を伝える三団体がそのことを了承しておるというわけではないということは、紅十字会の方へ反映していると思うのです。従っ……

第26回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第17号(1957/10/21、27期、自由民主党)

○山下(春)委員 順序が狂いますが、中原さんにちょっとお尋ねをいたします。  あなたの御発言中に、ちょっと私どもは初めて聞いたような言葉があったのです。ということは、三団体が里帰り問題に対する援助とは、便船があるりその便船に無料で乗船させることを言うというような定義、これはまあ私初めて――実は長い間この問題に携わっていながら、初めて聞いたのです。そうなりますと、この問題がまた根本から変ってくるのでございます。今回廣瀬私案という調停案が出されまして、私どももこの調停案をなぜ一体二団体の方に同意していただけないかと、そこが不思議だったのですが、今あなたの御定義を聞きまして、なるほどそれでは文句があ……

第26回国会 社会労働委員会 第2号(1957/02/11、27期、自由民主党)

○山下(春)委員 ただいまの植村委員からの御発言の補足質問でございます。前内閣の小林大臣のときから、これは委員会から非常に強い御要望がありまして、当時曾田医務局長もこのことに対しては非常な御共感でございました。従いまして厚生省が今回のこの改正等の制度が確立いたしましたことはまことに慶賀にたえませんが、同時に石橋内閣が声を大にして東南アジアヘの各方面の文化あるいは経済その他の一切の交流を強調いたしておりますときに、南方向けのわが国の厚生行政に携わるものから見て何が最も大切かというときに、やはり医療に対する、医師、保健婦あるいは看護婦等これらの人々が南方諸地域の人々の人情とも非常に深いつながりを持……

第26回国会 社会労働委員会 第10号(1957/02/21、27期、自由民主党)

○山下(春)委員 ちょっと井堀委員の雇用問題に関連してお尋ねをいたしたいと思います。私は引揚者の雇用状態がどういうふうになっているかをお尋ねいたしたいのであります。ちょうど労働省は今月は就職の推進運動月間だと思います。その状況がどういうふうであるかということと、それから御案内のように、日ソ交渉妥結によりまして、帰還者が昨年の十二月二十六日千二十五名お帰りになりましたが、このお帰りになった方が、岸壁で十一年目に肉親の顔を見るとたんに考えられることは就職のことです。自分たちが十一年間家族に苦労をかけて、これからどうして家族のめんどうを見ていくかということがいの一番に頭にこびりついていると見えて、異……

第26回国会 社会労働委員会 第27号(1957/03/20、27期、自由民主党)

○山下(春)委員 関連して。ただいま滝井委員の御質問の保健所の充足が不十分だという点に関しましては全く同感でありまして、結局厚生行政をいかに地方に遺憾なからしめるかということは保健所の強化以外にないと思うにもかかわらず、年々これを議論しながら一向にその実が上らないということははなはだ遺憾であることは全く同感であります。私は自治庁の政務次官はこの委員会にあまりお見えになりませんのでこの機会に、話が違いますけれどもぜひ聞いておきたいと思うことがございます。  それは母子福祉法の中に母子相談員というのがございまして、それは昭和二十七年法律制定のときに平衡交付金の中に必ず七千五百円組み入れてあるはずで……

第26回国会 社会労働委員会 第28号(1957/03/22、27期、自由民主党)

○山下(春)委員 私はここに母子福祉資金の貸付等に関する法律の一部を改正する法律案に対し附帯決議を付すべしとの動議を提出いたします。  まず決議文を朗読いたします。    附帯決議案  母子相談員に要する費用はその二分の一を国が負担する規定の存するにも拘らず現在その適用が停止されているため、母子相談員の手当の支給については事実上円滑を欠く場合が少くないので、政府は売春防止法における婦人相談員の場合におけると同様の予算措置を講ずることとして、母子相談員の活動の一層の充実を図るよう速かに善処されんことを要望する。  右決議する。  この趣旨といたしますところは、簡単に申し上げますれば、母子相談員と……

第26回国会 社会労働委員会 第31号(1957/03/28、27期、自由民主党)

○山下(春)委員 関連して。滝井委員のだんだんの御説を伺っておりまして、国民全体の医療ということを考えておる厚生省としてそう考えるべきだということに私別に異論を申し上げるわけではないのでありますが、今の旅費だけというお話でございますけれども、生活保護法による医療は国が八割地方が二割になっております。先ほどの尾崎課長の御答弁の東京都から都外に二、三千人、かりに三千人といたしますれば四千五百万円という大ざっぱな入院費用が国と地方で要るわけでありますが、滝井先生の方の同士であられる北海道の田中知事から昨年の夏私は非常に痛切に訴えられたことがあるのです。この公費負担をこれ以上はもう北海道庁としても負担……

第26回国会 社会労働委員会 第39号(1957/04/16、27期、自由民主党)

○山下(春)委員 私の不在中にこの修正案が決定いたしましたので、この修正案に反対とか賛成とかということでありませんが、この法案が通過するに当って意見を具申しておきたいと思います。  引揚という文字がかぶせられている以上、こう取り扱うよりほかに方法がなかったであろうと思いますけれども、しかしながら他の援護法及び恩給法等におきましては、内地で戦闘行為に参加し、もしくはその戦闘の被害を受けた者に対しては、われわれはあとう限り広範囲に救済して参ったのであります。ところがこの十一条に定められた裁判を受けた人に限り、内地で裁判を受けた者は長く巣鴨に拘禁されていてもそれに該当しないということは、法律論からい……

第27回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第2号(1957/11/08、27期、自由民主党)

○山下(春)委員 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会の中に留守家族及び遺家族援護に関する小委員会を作りまして、休会中、この留守家族及び遺家族援護に関する問題点をしぼりまして、これを政府当局に善処方を申達しておいたわけでございます。そこで私は、その問題について、逐次その後の政府のお考え方を承わりまして、なお委員会としても、これらの問題点を解決すべく強力に推進をして参りたいと思いますので、問題点について、政府の御所信を承わりたいと思います。  第一の問題といたしましては、申し出てあります通りに、恩給関係につきましては、未帰還公務員の遺族に対する公務扶助料を、未帰還者の死亡した日にさか……

第28回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第2号(1958/02/13、27期、自由民主党)

○山下(春)委員 ただいま社会党の河野委員から貴重な御質問がございまして、政府よりもそれぞれ御答弁がございました。私ども、敗戦後今日までこの引き揚げ問題を扱ってこられた厚生省援護局及び外務省の関係の諸機関に対しては、よくもまあこれだけの大事業をとにもかくにも進めてきた、その間にはいろいろな批判あり、いろいろな障害ありしたものを乗り越えて、ここまで持ってこられたということについては、私は深く感謝をいたしておるものでございます。広い世界じゅうから一千万に近い大人口が移動したということは、これはほとんど地球上の歴史にないことであろうと思うような問題でございます。のみならず、今の問題点となっております……

第28回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第3号(1958/02/19、27期、自由民主党)

○山下(春)委員 私は柴田さんにお尋ねいたしたいと思うのでありますが、あなたは樺太へ行って電話の交換手をしたとおっしゃったのですが、そのいらしたときは、御家族はどなたとどなたで樺太へお渡りになったのでしょうか。
【次の発言】 そうすると、終戦のときは、今あなたは二十八才でいらっしゃいますから、十七、八才でいらっしゃったわけですね。そのときには、お父さん、お母さん、御兄弟衆はみな内地へお引き揚げになったのでございますね。
【次の発言】 そこで、あなたにお尋ねいたしたいのですが、十七、八才の若い娘さんで、親に別れ、兄弟に別れて、なぜお一人で、そのときに一緒に引き揚げないでお残りになったのか。それか……

第28回国会 社会労働委員会 第8号(1958/02/18、27期、自由民主党)

○山下(春)委員 日本の貧困の一番大きなケースといえば、やはり母子世帯と老人世帯であることは厚生省の白書が示しておる通りであります。厚生省調査によれば、老人世帯で生活保護を受けている家庭が、全国で四十四万人中八万一千、母子家庭は全体が四十九万世帯中生活保護を受けておる者が七万四千と出ております。この数字の示す通りに貧困の一番大きな原因をなしておる要素であると思うのであります。しかも合の生活保護を受けておる世帯数等は、まことに切り詰められたぎりぎり決着のものでありまして、かりにこれを一割引き上げるとすると、その率は今申し上げた七万四千の六倍に相当する数字にふえると思うのであります。こういった老人……

第28回国会 社会労働委員会 第11号(1958/02/21、27期、自由民主党)

○山下(春)委員 私はここに自由民主党、並びに日本社会党を代表して、母子福祉資金の貸付等に関する法律の一部を改正する法律案に対し、附帯決議を付すべしとの動議を提出するものでございます。  決議案を朗読いたします。    母子福祉資金の貸付等に関する法律の一部を改正する法律案に対する附帯決議   母子家庭の住宅事情は現在著しく困窮した状況にあり、この問題の解決は母子福祉対策において極めて重要な地位をしめていることにかんがみ、第二種公営住宅につき母子家庭のために一定の枠を設けること等によりその優先的入居を確保するとともに、さらに母子家庭のための低家賃住宅対策につき、すみやかに適切な措置を講ずること……

第28回国会 社会労働委員会 第27号(1958/03/26、27期、自由民主党)

○山下(春)委員 終られましたので関連というのがおかしくなりましたが、了解を得てありますので、今の従業員の処遇の問題について、ちょっと触れられましたがまだ十分でないと思いますので、お尋ねをいたします。先ほどちょっと聞き漏らしましたが、健康保険に加入する資格のある者はごくわずかだから、大部分が国民健康保険に加入することを要請するというお答えのようでありましたが、それは大へん私の考えておることとは距離のあることであって、小沢課長に現在この従業員で健康保険に加入しておる者が大体どのくらいあるかということをちょっと先にお尋ねをしておきます。
【次の発言】 任意包括が十二万、その中に何人いるかわからない……

第28回国会 社会労働委員会 第28号(1958/03/27、27期、自由民主党)

○山下(春)委員 関連。米田政務次官のお答えは立場を察してくれということでありますが、あなたのお立場だから言ってもらわなければならぬことかある。そのような大事をおとりになっては百年たってもできません。身体障害者の重度の人に対して、月に二千円というような頭があるから問題になると思います。千円でけっこうです。五百円でもけっこうです。やらねばならぬということに対して踏み切っていただきたい。それは国民年金というものがあるからというのですが、国民年金というのは、政務次官仰せの通、容易ではありません。しかし国民年金をやるからやるからといううたい文句でいつまでも延ばされたのでは困るのであります。わが党は与党……

第28回国会 社会労働委員会 第37号(1958/04/11、27期、自由民主党)

○山下(春)委員 ただいま受田委員の御質問は、受田委員御自身でも参画せられて法改正をされたことがあるのでありまして、台湾に対しましては先ほど大臣の答弁の通り、日本とは国交回復のされた間柄でありますから、たとえば巣鴨に五十七人であったかと思いますが、戦犯者としておられた方が出所されるときに、出所される日に引き揚げたものとして一万円の手当を支給する、なお恩給法の特別措置をとりまして、一時恩給に合せたものとして手当を差し上げる、その後厚生省が約三百万円だと思いますが、金を出して寮を建てまして、日本に残って住むことを希望される方はそこに入っておられ、すでに結婚生活等が始まっておるようでありまして、その……


28期(1958/05/22〜)

第29回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第4号(1958/09/26、28期、自由民主党)

○山下(春)委員 関連して伺いたいのですが、後藤さんのお話は私遅刻してよく承わりませんでしたが、林さんのお話を聞いておりますと、中国側では日本人に非常にあたたかい処遇をしてくれているようで、まことにけっこうでありますが、ちょっと私ふに落ちないことがあるので聞いておきたいと思うのです。ソ連から――あなたが内蒙古から天津にお移りになるよりよほど前ですが、九百名ばかりソ連から中国に回されたことがあります。そのケースとあなたとは違うと思うのですが、お聞きになったことがあるかどうか。そのケースも、何かあなたのような奥さんが中国にいて、そして主人がソ連にいることがわかって、奥さんからの要請を中国側が非常に……

第29回国会 大蔵委員会 第11号(1958/07/08、28期、自由民主党)

○山下(春)委員 私は、ただいま可決せられました国有財産法第十三条第二項の規定に基き、国会の議決を求めるの件に対して、附帯決議を付するよう動議を提出いたします。  まず案文を朗読いたします。    「国有財産第十三条第二項の規定に基き、国会の議決を求めるの件」に対する附帯決議案   政府は、この議決に基く東京都港区赤坂一番大宮御所に係る財産の取得に際しては、大宮御所の現状にかんがみ、その庭園の整備について配慮すべきである。  以上であります。  その理由は、御説明いたすまでもなく御承知の通りでありまするが、近来、皇室では、外国の高官の訪問あるいは御招待等がしばしば行われておりますので、庭園が荒……

第29回国会 大蔵委員会 第13号(1958/09/10、28期、自由民主党)

○山下(春)委員 先般議長の承認を得て行いました当大蔵委員会の国政調査、東北班の調査の概要を申し上げます。詳細な点につきましては皆様のお手元に報告書を配付してありますから省略させていただき、簡単に問題となるべき点にとどめたいと存じます。  今回のおもな調査の対象は、仙台国税局、東北財務局、日本専売公社仙台地方局等の所管事項でありますが、まず第一に、各局の共通の問題として、他の局に見られないきわめて広い管轄区面積を有していることであります。それに加えて、交通機関は最もおくれた地方に属し、冬季の積雪をあわせ考えると、管内の指導監督や連絡に最も不便を感ずる地域であるということであります。その一例を日……

第29回国会 大蔵委員会 第14号(1958/09/11、28期、自由民主党)

○山下(春)委員 議事進行について。  専売公社が、いろいろ、公共の福祉という公社の大きな使命の上に立って、事業の合理化等をお考えになって、収益を上げるという考えにお立ちになることは当然のことでありますが、そういう点に立って考えると、私は、この夏休み中に、大蔵委員会から派遣されて、東北六県のこれらの事情を調査して、昨日御報告をいたしましたが、その報告で申し上げました通り、東北六県中福島を除く東北五県を仙台地方局が管轄しているのです。その広さは、たとえばその五県の中の一つの岩手県をとっても、四国全体と同じ広さの面積であります。そこで、仙台地方局は、非常な雪の降る、きわめて交通の不便な広い地域を持……

第30回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第3号(1958/10/30、28期、自由民主党)

○山下(春)委員 野倉さんと平出さんは、外地で非常に長い間、生きるために御苦労された様子を今伺いましたが、心から御同情申し上げ、よく健康で再び帰ってきていただいたことを、心からお喜び申し上げます。  そこで、まず平出さんにお尋ねをいたすのでありますが、あなたの今お話になりましたように、四八年に一度文通したとおっしゃったのですが、そのことで、四八年には、あなたがとにかくソ連に生存しておられることがお留守宅ではわかっておったので、お留守宅の方は一生懸命あなたに早く帰ってきていただきたいと思って、いろいろ努力された。それにもかかわらず、あなたが今日までお帰りになれなかったということが今のお話でわかっ……

第30回国会 大蔵委員会 第3号(1958/10/14、28期、自由民主党)

○山下(春)委員 私は、たばこのことを二、三お伺いしたいんでございますが、質問がさっぱりまとまっておりませんから、懇談的質問だと思って、ざっくばらんにお答えをいただきたいと思います。  たばこの益金が国家財政の非常に大きな柱であることは申し上げるまでもありませんが、たばこの益金を上げます一つの大きな柱は、やはり小売業者の専売事業に対する協力だと思うのでございます。戦前は一割の手数料であった。それが戦後非常に落ちまして、何でも六分、七分くらいなところを通って、二十八年に現在の八分になったように記憶をいたします。そこで、国家財政上、非常に大きな柱である小売業者に、二十四、五年ごろから六、七年ごろの……

第30回国会 大蔵委員会 第4号(1958/10/21、28期、自由民主党)

○山下(春)委員 関連して。  今賀屋さんからの御説明で、三十四年度は二十三億程度を要求しておるということでございましたが、充足率が悪いので充足率を高めたいという御希望はわかりますし、この二十三億をどういうふうにお使いかわかりませんが、私は一つ希望を述べて、その方に幾らとれるか知らないが、多く回していただきたいと思う公務員の住宅があるのです。それは、よその公務員はさておいて、大蔵省自身の末端を一体満足させておるかどうかというと、これはきわめてとんでもないことをやっておられるのであります。ということは、税金をとる税務署の役人というのは、借りれば借りられる役人でございます。貸してくれというと喜んで……

第31回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第3号(1959/01/30、28期、自由民主党)

○山下(春)委員 未帰還者に関する特別措置法案起草の件について、小委員会における経過及び結果について御報告申し上げます。  一昨日の小委員会におきまして、慎重に検討の結果、ただいまお手元に御配付いたしてあります通りの法案を起草することに意見の一致を見ることができた次第であります。以下、簡単にその概要について御説明申し上げます。  去る二十七日、本委員会において、夫帰還者に関する特別措置法案要綱が全会一致をもって可決せられまして、これに基く法案の起草を小委員会に一任されましたので、さっそく小委員会において、それぞれ必要な機関とも協議の上、お手元にお配りいたしました法律案を起草いたした次第でありま……

第31回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第4号(1959/02/25、28期、自由民主党)

○山下(春)委員 きょう赤津さんの御説明で、私どもも、何か島の中にいて話を聞くほど非常によくわかりまして、わかるにつれても、一体どんな苦労をしておられるかということは想像に余るものがあります。先ほど外務省のお話では、射殺事件があったが、それは諸般の情勢から推して小野田さんと小塚さんではあるまいかということは、事件そのものは悲しいことですけれども、非常な望みを私どもに与えてくれた報告でございました。これがそうであることを心から祈っておるのであります。そこで本委員会としては、過去十年を振り返ってみますと、こういう問題はどんな困難な問題でも取り組みまして、これを何とか解決していこうということが、本委……

第31回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第6号(1959/04/09、28期、自由民主党)

○山下(春)委員 引き揚げ問題と簡単に申しますけれども、日本の敗戦によってこうむりました非常に大きな悲劇を、とにもかくにも、ここまで収拾、調整してきた援護局の果した非常に大きな仕事に対して、私どもは、顧みて今さらながら深き敬意と感謝をいたすものでありますが、それとうらはらになって、常にこの問題を取り上げて参りました当引揚特別委員会も、また終始この問題に取り組んで参りまして解決を助けて参った委員会でございますが、これも今や、この委員会としての任務も終了に近いと思われますので、残されました若干の問題につき政府の意見をただし、私どもの最後の締めくくりとして、この問題の終局をいたしたいと思います。  ……

第31回国会 社会労働委員会 第21号(1959/03/18、28期、自由民主党)

○山下(春)委員 関連して。今、社会党さんが大臣待ちだそうですから一点だけお尋ねしておきます。  所得制限のところで、たとえば農村で夫がなくなりました未亡人が、婚家にいかにもいづらい。それで子供を二人連れて実家に帰って農業の手伝いをしておる。その農家の生計依存の主人の収入は五十万円ある。その家族である、二人の子供を連れた未亡人は、その家の収入が五十万円ありますから、一見それはこぼれそうな感じがする。この間、ちょうど新潟の国民年金の公聴会でその問題が出ましたので、私個人の考えとして、それは県にできる年金課の下部の、あるいは民生委員であるか、ケース・ワーカーであるか、それらのものがそういうものをよ……

第31回国会 社会労働委員会 第22号(1959/03/19、28期、自由民主党)

○山下(春)委員 私はこの際、ただいま議決になりました国民年金法案に対し、自由民主党及び日本社会党を代表いたしまして、附帯決議を付したいと思います。    国民年金法案に対する附帯決議   政府は、国民年金法案発足後、その総体について改善拡充に努力すべきである。  特に左記事項について特段の考慮を払い、早急に適切なる措置か講ぜらるべきである。  一、国民年金制度、各種公的年金制度の相互間に通算調整の途を講ずることは国民皆年金の理想を達成するための不可欠の要件であるから、昭和三十六年度までにこれに必要な措置を完了すること。その際途中脱退者が不利にならないよう充分の配慮をすること。  二、生活保護……

第31回国会 大蔵委員会 第13号(1959/02/26、28期、自由民主党)

○山下(春)委員 ただいまの公述の中で、藤本参考人と中西参考人とは自動車の立場がお違いになると思います。中西参考人は大きなトラックの方でいらっしゃるのに、何回も絶対反対というお言葉がございましたが、私が伺っておって藤本さんの方の立場に対しては今、今野教授のいろいろなお説とにらみ合せて、非常に同情する点があると思うのでありますが、そういう意味で中西参考人の絶対反対というお言葉に対しては、いささか私も首をかしげて伺っておったのであります。ただ私ども考えますときに確かに日本の道路は、これだけの強いガソリン税をとられていらっしゃるのに値する道路かどうかということについては、全くごもっともな点ばかりでご……

第33回国会 社会労働委員会 第12号(1959/12/10、28期、自由民主党)

○山下(春)委員 私ども本委員会は、かつて留守家族援護法を制定するにあたりまして、未帰還者の消息不明に対しましては、国の責任において調査究明をするということを制定いたしておるのであります。ことしの春以来、小野田元少尉、小塚元一等兵がまだルバング島のジャングルの中に生存されていて、あるいはその地域住民に多少の危害を加えられることがあるとか、いろいろな伝説が伝わって参りました。当時まだ引揚委員会が国会にございましたので、非常に長い間この二人と生活をともにされました赤津さんがちょうど帰っておられましたので、赤津さんを呼びましていろいろとジャングルの中の生活等について詳細に聞きましたところ、必ずしも生……

第33回国会 大蔵委員会 第4号(1959/11/20、28期、自由民主党)

○山下(春)委員 関連して。  私は、今の河野委員の御発言の前段のところの、樹木があればこの損害が起こらなかったかもしれないという御発言に対して私も自来ずっとそういう気持でばかりいたのですが、昭和三十一年だと思います。第何号台風か忘れましたが、福島県の会津地方に非常な大豪雨がありまして、がけくずれによって災害救助法を発動した災害がありました。私、当時ちょうど厚生政務次官でございましたので、現地を視察いたしまして、そこで私の従来考えていたことがちょっとひっくり返りました。ということは、末口が大体四十センチぐらいあるような非常に大きな木で、大体松の木でありましたが、それの密生している地域の山くずれ……

第34回国会 社会労働委員会 第23号(1960/03/30、28期、自由民主党)

○山下(春)委員 精神薄弱者の問題が長い間政治の光の外にほうり出されていまして、この精薄者を持つ親たちは、世論も必ずしもこの精薄者に対する同情と理解がない社会情勢でありましたために、精薄者を生みました母親などは暮夜ひそかにふとんをかぶってその不幸を泣いて暮らした長い歴史がございます。しかもこの精薄者の中でも、児童の問題はきょうまで児童福祉法である程度措置されてきましたが、十八才になって児童福祉法からはみ出した精薄者というものは笑に気の毒な――たとえば施設におりました者が有無を言わさず家庭に引き取らせられた結果、狂暴性を持っていたりいろいろなことで非常な家庭の悲劇を起こしたり、あるいは社会的に非……

第34回国会 大蔵委員会 第21号(1960/04/28、28期、自由民主党)

○山下委員 私は、自由民主党、日本社会党、民主社会党を代表いたしまして、修正案について説明をいたします。修正案の案文はお手元にお配りいたしてありますので、朗読は省略させていただきます。  御承知の通り、本改正案の成立を前提といたしまして、さらにこれに対する改正を行なうため、別途今国会に厚生保険特別会計法等の一部を改正する法律案が提出せられ、現在本委員会において審議中でありますが、その内容は、昭和三十五年度におきましても、厚生保険特別会計及び船員保険特別会計における財源補てんのための一般会計からの繰り入れを、さらに昭和三十六年度以降に繰り延べることといたそうとするものであります。しかして、本修正……

第35回国会 社会労働委員会 第3号(1960/09/09、28期、自由民主党)

○山下(春)委員 この三十四国会の何となく重苦しい国会を経過いたしまして、新しく池田内閣が誕生いたし、その掲げられた非常な大きな柱として、社会保障の非常な大きな推進と減税、これは国民がほんとうに待望していたスローガンでございまして、非常に世の中が明るくなったような気がいたすのであります。そこで私は、厚生行政の中で国民の最も今大きな関心を持っておる問題点につきまして、新聞等で散見はいたしておりますが、政府の御所信を承っておきたいと思うものでございます。  まず国民健康保険でございますが、ちょうど三十六年度は、国民健康保険皆保険達成の年でございまして、これは人口約一億を有する国といたしましては、世……


各種会議発言一覧

23期(1947/04/25〜)

第3回国会 大蔵委員会公聴会 第1号(1948/11/25、23期、民主党)

○山下(春)委員 井藤先生にお尋ねいたします。結局において井藤先生は機構改革については御反対のようであつたので、私もその点はまつたく同感なのでありますけれども、過日專賣局長官からこの公社法案を國会に提出しなければならない経緯の御説明を聞きましたときに、何か関係方面の示唆もあつたようでございますし、國家公務員法との関連が重大な問題であつただろうと考えます。今井藤先生の長所、短所という御説もごもつともな点もありますけれども、先生のお話の中に結局人の運営の問題であるというお話もありましたし、取締りの問題にもお触れになりましたが、その点も同感であります。のみならずタバコの場合は、九百四十三億の國庫財政……


25期(1952/10/01〜)

第15回国会 内閣委員会厚生委員会連合審査会公聴会 第2号(1953/03/12、25期、改進党)

○山下(春)委員 野本公述人に二点ばかりお尋ね申し上げます。野本公述人の御公述は、たいへんよく御研究になつてお呈して、われわれの大体意見を同じうするものでありますが、野本公述人のお話の中に、軍人恩給法の一部改正という法律の提案の仕方でなく、現在日本に軍人もいないし、あるいは吉田総理の言をもつてすれば、再軍備はしない、従つて憲法も改正しない、こういう建前からいうと、将来も軍人がないであろう、そういうことから考えて、これは軍人恩給法の一部改正ではなく、特例法をもつて処理すべきだ、これは私どもも同感の点があるのでありますが、そういたしますと、最後のお話の階級差の圧縮、要するに上に薄く下を厚くというこ……


26期(1953/04/19〜)

第16回国会 厚生委員会海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会連合審査会 第1号(1953/07/20、26期、改進党)

○山下(春)委員 今のモンテンルパの話でありますが、外務省と緊密な連絡がとれないようだという中野委員の御指摘は、私はその通りだと思うのでありまして、外務省はむしろ手をつけていないというのがほんとうであつて、前もつて知つておつたというのは外務省の面子上言うのであつて、あるいは知らなかつたのだろうと思うのであります。今度のマヌス島の場合は特にそうであつて、過日英国女王の戴冠式にあたつて、日本に帰してもらいたいという女王にあてての請願を私がいたしましたときに、外務省へ連絡に行きましたところが――マヌス島の監獄にある島は、本名はロス・ネグロス島というのであります。外務省ではロス・ネグロス島というような……


27期(1955/02/27〜)

第22回国会 社会労働委員会公聴会 第2号(1955/06/10、27期、自由党)

○山下(春)委員 関連して佐野公述人にちょっとお尋ねいたしますが、先ほどのお話の中に、三年に一回ということは、世界中の規定の中でも最低に位するものだということでございました。そういたしますと、けい肺の進行度は、三年に一回では医学上無理ではなかろうかというお考えでございましょうか。法律をきめます前に、そういう非常に進行してしまってから健康診断をやるというようなものをこしらえても、むだだと思います。その点は、かつて私どもかような点をちょっと懸念して質問したことがございますのですが、どうでございましょうか。
【次の発言】 そこで、先生方の御研究の立場から、本法を施行いたします労働省あたりに、こういっ……

第22回国会 社会労働委員会公聴会 第3号(1955/07/21、27期、自由党)【議会役職】

○山下(春)委員長代理 野澤清人君。

第22回国会 社会労働委員協議会 第1号(1955/08/27、27期、自由党)

○山下春江君 今中川先生や小島先生からお話がありました需要供給ということに、局長は非常に頭を悩ましていらっしゃると思いますが、この事件が起りまして、厚生省の方では、これに関係したものは回収したというお話でございましたが、それに対して、この事件が起りましてから、他のいわゆる需要を満たす方法を何かお講じになりましたか。
【次の発言】 たとえば、今小島先生の非常に強い要望がありまして、もし原因が白石工業から出たカルシウムによるものであるということが明からになった場合に、その製品を全部販売を停止するという処分をしたときには、一大混乱が起りませんでしょうか。どうも、いつでも、事が起っては処置をしていく。……

第22回国会 社会労働委員協議会 第2号(1955/09/10、27期、自由党)

○山下春江君 ただいま大臣から、本協議会で過般協議をいたしました後の経過を承わりましたが、この問題は、非常に遺憾千万な問題でございまして、その後現地で本協議会の会長その他現地の患者を御視察なされた方々から伺ってみますと、その惨状は、全く想像以上の残忍なものであることを、私ども聞かされております。それにつきまして、今、治療その他のことにつきましては、厚生省からもいろいろな指示をなされたように承わりました。ところが、それがその患者にはかばかしく到達していない。まして五十七名というまことに気の毒な犠牲者に対する――死亡者の補償については、今言及をされなかったのでございまするが、これはどのようになって……

第22回国会 法務委員会社会労働委員会連合審査会 第1号(1955/07/13、27期、自由党)

○山下(春)委員 私はこの売春等処罰法の提案者の一人であるにもかかわらず、いろいろ重大な自分の仕事を持っておりますために、はなはだ不勉強でございますので、お尋ねいたしますことも、すでに尋ねられたことや、あるいは不勉強によってのいろいろなことがあろうかと思いますのを、あらかじめお断わりいたしておきたいのでございます。  先ほどから中山委員がるる申されました、文部大臣の今回の新生活運動に対する非常な御熱意、これはもう非常に時宜を得たお考えであることに、私ども敬意を表しておるのでありますが、中山、福田委員から上意下達が必ずしも悪くないのだということでございましたが、私はほんとうにその通りで、なおその……

第24回国会 予算委員会第二分科会 第1号(1956/02/20、27期、自由民主党)【政府役職】

○山下政府委員 昭和三十一年度の厚生省所管予定経費の要求額の概要について、御説明申し上げます。  昭和三十一年度の厚生省所管一般会計予算の要求額は九百三億一千七百万円でありまして、これを昭和三十年度の当初予算八百四十六億一千二百五十五万九千円に比較いたしますと、五十七億四百四十四万一千円の増加となっておりますが、さらにこれを補正予算を加えての前年度予算総額八百六十六億六千八百七十五万四千円に比較いたしますと、三十六億四千八百二十四万六千円の増加と相なります。  次に右予算のうち、特に重要な事項についてその概要を御説明申し上げます。  まず第一は社会保険の整備育成の施策に必要な経費であります。 ……

第26回国会 社会労働委員会海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会連合審査会 第1号(1957/04/03、27期、自由民主党)

○山下(春)委員 今回政府におかれましては、戦後十二年、外地で敗戦を見まして、心身ともの苦悩を切り抜けて命からがら帰って参りました君たちに対して、何らかの処遇をすべきであるという問題が、長い間非常に大きな問題として取り扱われておりましたのに対して、非常に適切な結論をお出しになって、引揚者の給付金等の法律をお出しになりましたことに対しては、われわれ長い間その問題について検討をして参りましたものとしては、まことに感謝にたえない次第であります。ところで、もはやこの法案に対して先輩、同僚からあらゆる角度から御質疑の済んだあとでございまして、私が蛇足を加える必要はないのでございますが、ただ一点だけどうし……

第26回国会 大蔵委員会専売事業に関する小委員会 第5号(1957/09/05、27期、自由民主党)

○山下春江君 今神田先生から収納価格の問題で御議論がありました。私も同感の点がだいぶあるのでございます。ところがこの配られました資料を見ますと、三十三年に繰り越される量が非常に大量のようでございます。おそらく今回非常なお苦しい御答弁をなさることも、こういう数字とのにらみ合せも多少そこらにあるのではなかろうかと思いますが、私漏れ聞いたところによりますと、公社では、貿易を盛んにするために、特に葉タバコを輸入してくれ、そうな地域へ人を御派遣になって、市場の調査をなさったということを聞いております。その結果がどういう結果であったか。  それからこの繰り越しの量というものを、どうしても公社としては合理的……

第26回国会 予算委員会第二分科会 第4号(1957/02/14、27期、自由民主党)

○山下(春)分科員 新進気鋭の神田さんが厚生省の大臣につきまして、御就任早々にもかかわらず、非常な御努力によって大へん枝ぶりのよい厚生予算ができ上りましたことを、その関係の中におる者として非常にありがたく思うのです。昨日の社会労働委員会におきまして大臣は、政治が先行して事務はあとから整えればよろしい、それが政党政治なんだと仰せられましたが、ただいまもその御心境でいらっしゃいますか。
【次の発言】 私は大臣のそういうお心持を基本としてお尋ね申し上げるのでございますが、その前に私は厚生省に長くおりましたが、一向に何もわかりませんので、安田局長にちょっと伺いたいのであります。  今生活保護のワクの中……

第28回国会 社会労働委員会文教委員会連合審査会 第1号(1958/03/25、27期、自由民主党)【議会役職】

○山下委員長 ちょっと速記をとめて。   [山下文教委員長退席、森山社会労働委員長着席〕


28期(1958/05/22〜)

第31回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会未帰還者に関する特別措置法案起草小委員会 第1号(1959/01/28、28期、自由民主党)【議会役職】

○山下小委員長 これより会議を開きます。  未帰還者に関する特別措置法案起草の件について議事を進めます。  本件につきましては、昨日の委員会において委員長より御発言のありました大綱に基き、小委員長において、お手元に配付いたしました試案を作成いたしました。この際この試案に基き、簡単に御説明を申し上げます。
【次の発言】 終戦後、すでに十四年を経過する今日、なお三万三千余名に上る未帰還者があり、しかもその大部分が、現在も生存しているという期待の持てない者ではないかと推測されながらも、依然としてそれらの消息を明らかにし得ない状況にありますことは、ただにそれら関係留守家族の方々のみならず、国民のひとし……

第31回国会 大蔵委員会専売事業に関する小委員会 第1号(1958/12/19、28期、自由民主党)【議会役職】

○山下小委員長 これより会議を開きます。  専売事業に関する件について調査を進めます。  本日は、たばこ小売手数料の問題及び葉タバコ収納価格の問題等について、大蔵省並びに専売公社当局に質疑を行うことといたします。  この際お諮りいたします。議員大久保武雄君及び神田大作君より、本件につきまして発言を求められております。これを許可するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、許可するに決しました。  大久保武雄君。
【次の発言】 ちょっと御報告申し上げますが、本日は政府側から山中大蔵政務次官、村上専売監理官、松隈公社総裁、原職員部長、冠木販売部長、駿河生産部長、榎園生産課……


※このページのデータは国会会議録検索システムで公開されている情報を元に作成しています。

ページ更新日:2024/11/17
データ入手日:2024/10/20

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