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野本品吉 衆議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

野本品吉[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書


23期委員会出席TOP50
11位
23期委員会発言TOP100
76位
23期委員会出席(無役)TOP10
5位
23期委員会発言(非役職)TOP50
41位
23期各種会議出席(無役)TOP25
18位

このページでは野本品吉衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。野本品吉衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。

ページ更新日:2024/11/17
データ入手日:2024/10/20

委員会発言一覧

23期(1947/04/25〜)

第1回国会 隠退蔵物資等に関する特別委員会 第6号(1947/08/06、23期、国民協同党)

○野本委員 世耕さんにお尋ねいたします。先ほど小島君が指摘せられました「自由國民」の記事でございますが、その附記といたしまして、はつきりと「この記事は講演を速記したものであり、その後二、三の事實を加えた世耕氏の校閲を經たものである。」こう明記してあります。この記事に對して世耕さんは責任を全面的におとりになることはぜきませんか。
【次の発言】 この記事はいろいろな意味において有力な參考資料になると私は思います。從いまして、一應世耕さんは至急この記事にお目を通されて、ここが違つておるという點がありましたならば、なるべく早くわれわれに、違つておる點をお示し願いたい。

第1回国会 隠退蔵物資等に関する特別委員会 第7号(1947/08/08、23期、国民協同党)

○野本委員 森さんにお伺いいたします。先ほどのお話を伺つておりますと、中央から出された指令に對して、縣において疑義が生じ、なおいろいろ考えた結果、それをほとんど握りつぶされたかのごときことに聽きとつたのでありますが、かような場合に中央に對して、この疑問とする點、納得のできないところを、ただちに打合せるような手續きをおとりになりましたか。
【次の発言】 先ほどのお話を聞いておると、中央からの指令に對して素直にそれを受取らなかつた。その疑問を生じた場合に、折返して照會するなり、打合せ協議をするような手順をおとりになりましたか。
【次の発言】 世耕さんにお伺いします。先ほど濱田さんや船岡さんのお話を……

第1回国会 隠退蔵物資等に関する特別委員会 第8号(1947/08/13、23期、国民協同党)

○野本委員 世耕さんの御講演の速記によりますと、「こうやつてやつと出てきた水あめが、今度はいわゆる正規のルートを通つて處分されたかと言えば、これはさらにおもしろからざる話が多く出るので、私はここまで觸れたくない」、こうおつしやつておりますが、このおもしろからざる話というのが、實は私が聽きたいところであります。
【次の発言】 なおこの際委員長にお願いしておきますが、われわれがこうやつて熱心にこの問題について研究しておりますこの一刻々々に、私どもがねらつております大事な物資が、きわめて活發に移動分散しつつあるということを頻々として耳にいたすのであります。委員會といたしましても、政府といたしましても……

第1回国会 隠退蔵物資等に関する特別委員会 第20号(1947/10/09、23期、国民協同党)

○野本委員 先般本委員會から委託されまして岩手縣における隱退藏物資の調査を佐竹、明禮、山本、野本の四人がいたしました。その概要について報告申上げたいと思います。調査は八月三十一日から九月六日まで一週間にわたりまして岩手縣内各地四十一箇所の倉庫を調査いたしました。この調査に關係しました主なる者は、東京からは經濟安定本部の監査部在庫品課經濟査察官の本島君と高山君、仙臺の地方經濟安定局からは在庫品課長の小岩君、經濟査察官の佐藤、千葉、三浦、五ノ井、坂本の五君であります。なお岩手縣廳側といたしましては縣の警察部經濟防犯課の關本警部、商工課の課長佐藤、課員の鎌田、細川兩氏、花巻警察署の經濟主任矢崎警部補……

第1回国会 厚生委員会 第6号(1947/07/31、23期、国民協同党)

○野本委員 保健所法に關しましてごく概括的な質問をいたしたいと思います。保健所法は憲法で保障しております健康にして文化的な生活を實現することを目標とし、また國家の義務として規定されております公衆衞生の増進向上ということを實現するための保健所法の改正であると私は理解いたします。かように考えてまいりますると、この保健所法が整備され、保健所がその機能を遺憾なく發揮することができるかどうかということは、國民生活に直接關係してくるところが非常に多いと思いますので、私どもは重大な關心をもつておるわけであります。かような角度から私は以下質問を申上げたいと思うのであります。  第一に、厚生大臣にお伺いしたいの……

第1回国会 厚生委員会 第7号(1947/08/04、23期、国民協同党)

○野本委員 前會三木局長の御説明によりますと、保險所の機能を遺憾なく發揮するために豫算を増額し、また陣容を充實し、さらに關係職員の再教育に關する各種のお考えをおもちのようでありまして、その點了承いたしました。なおそれにつきまして一二お伺いいたしたいと思います。御説明によりますと、二級官の從來千二百十一名であつたのを二千二百名に増員し、なお豫算定員が八千五百九十五名であつたものを一萬四千八百八十九名に増員する御豫定であるそうでありますが、特にこの二級官の醫師の増員の問題につきまして、はたして二千名の醫師が地方の衞生行政の指導者として適格者が得られるかお見透しがございますかどうか。なお保險所の醫師……

第1回国会 厚生委員会 第8号(1947/08/07、23期、国民協同党)

○野本委員 大臣にお伺いしたいと思います。先般全官公廳の勞働組合の政府に對する要求といたしまして、國營醫療機關強化擴充と醫療行政の民主化ということがありました。これに對して七月十二日附の西尾官房長官の名におきまして、贊成である、できるだけ速やかにこれを實現する方針であるという囘答がなされております。この要求及び囘答は、どういう内容においてなされたのであるかということを一應承りたいのであります。なおこれに對して主管大臣としての御意見がありましたならば、併せてお伺いいたしたい。
【次の発言】 そのことについてはそれだけにしておきます。  次に、保健所法の第四條の、「疾病の治療を行うことができる。」……

第1回国会 厚生委員会 第9号(1947/08/11、23期、国民協同党)

○野本委員 今の問題は一應内示していただきたいと思います。

第1回国会 厚生委員会 第10号(1947/08/14、23期、国民協同党)

○野本委員 ただいまの問題はすベての人が一應はつきりと理解し、把握しませんと、この案を審議していく上に非常に支障があると思います。ただいま委員長が言いましたように、法制局長官なり何なりの出席を求めて、委員全部が同一の理解の上にこの案の審議が進められるようにされたらどうかと思います。

第1回国会 厚生委員会 第14号(1947/08/28、23期、国民協同党)

○野本委員 私は樂泉園の内情につきましては一應の事柄は承知しておりまして、ただいま武藤委員から詳細にわたりまして質問がありましたので、私の質問すべき事項はこれで盡きておりますが、今大臣がお答えになりましたように、この種の療養所は一般社會と遮斷されております。從つていろいろ内部の事情等がわかりかねる向きが多いと思うのであります。今お話になりましたように、單に樂泉園のみでなしに、全國の療養所の實情につきましては、ぜひ詳細にお調べ願いたいと思います。  以上希望を申し上げて終ります。

第1回国会 厚生委員会 第18号(1947/09/29、23期、国民協同党)

○野本委員 私は最初に兒童福祉法案審議の基礎となるような事項につきまして質問いたしたいと存じます。  第一にお伺いいたしたいと思いますことは、厚生省の母子衞生課發表の資料によりますと、最返の妊産婦の體質等が逐次著しく低下、惡化しているようなことを發表しております。これは、戰爭以後長期にわたる過勞、それから榮養の不完全から當然豫想されることであります。この點について實情を一應承つておきたいと思います。
【次の発言】 同様に兒童、特に出生兒の體質、體力及び榮養の状態についても、幾多の發表が厚生省からされているのでありますが、これも私どもは當然豫想されることであります。さらに經濟白書に示されておりま……

第1回国会 厚生委員会 第19号(1947/10/02、23期、国民協同党)

○野本委員 このたびの水害にあたり、厚生省といたしましては、早速でき得る限度において萬全の對策を整えられてお活躍になられましたことに對しまして、私は災害地の一人として、謹んで感謝しているわけであります。私は群馬縣でありますが、厚生大臣ははるばる群馬縣まで出張されて、水害の實情等を御視察になつておられますが、厚生省としての現在の水害の保健衛生對策及び今後特に努力しようと考えられている點等についてお伺いいたしたいと考えます。
【次の発言】 いろいろと御心配をいただいておりますことをありがたいと思います。具體的な問題につきまして、この際希望を申し上げまして、なるべくその線に沿つて御盡力をお願いしたい……

第1回国会 厚生委員会 第21号(1947/10/09、23期、国民協同党)

○野本委員 大臣がお見えにならないようでありますから、兒童局長にごく簡單に一項目だけお伺いいたします。これはこの前一應質問してあるのでありますが、第二十二條の「附近に助産施設がない等やむを得ない事由があるときは、この限りでない。」この行き方はこの法案をきわめて消極的に解釋し、適用されるおそれがあるのでありますが、そこでちよつとお伺いいたしたいと思いますことは、かような場合に所在地の助産婦をして便宜措置をとらしめて、これに對して相當費用を負擔する途を講ずるというようなことがよろしいのではないかと思いますが、この點についてのお考えを承りたい。

第1回国会 厚生委員会 第22号(1947/10/13、23期、国民協同党)

○野本委員 私は厚生大臣にお伺いしたいと思つておつたのでありますが、お見えになりませぬ。ただ問題が一日も早く處理されていくことを必要とする事柄でありますので、この際出席の政府委員を通じまして、強力に問題の處理に力を盡していただきたいと思います。事柄は戰爭死亡傷害保險に關する問題であります。御承知の通りに戰爭中政府の保證によりまして、戰爭死亡傷害保險が實施されたのでありますが、一般にきわめて執心にこの保險に加入したのであります。契約者の心理状態を考えますと、出征する者といたしましては萬一の場合に、後顧の憂えなく家族の生活に不安を來さないようにという萬全の處置を講じまして、一死國に報いようという崇……

第1回国会 厚生委員会 第23号(1947/10/16、23期、国民協同党)

○野本委員 簡單に大臣に伺いたいのは、子供が心身ともに健やかで、かつ育つように努めることが國民全體の責任である。ほんとうにそう思います。このことを深く考え、掘り下げていつてみますと、先ほど榊原委員も觸れられたようでありますが、日本の人口の問題、それから産兒制限あるいは産兒の調節というような問題に觸れてくると思うのであります。産兒制限、産兒調節というようなことにつきましてはあとで論議の機會があるように思いますから、これを省略いたしまして、私は人口の問題につきまして、ひとつお伺いたしたいと思います。それは昭和十六年の二月の閣議の決定事項といたしまして、いわゆる人口政策確立要綱というものが決定されて……

第1回国会 厚生委員会 第24号(1947/10/23、23期、国民協同党)

○野本委員 國民の最低生活を保障しようとする精神から生活保護法ができまして、これの適用によつて現在多數の生活困窮者が救われておることは、私どもといたしまして實に喜んでおるところなのであります。ところがこの實施の實情をつぶさに見すと、次のような遺憾の點がそこここにあるように考えられます。すなわちそれは、生活保護法によつて保護費の十分の一を町村で負擔するという點においてであります。町村の財政が苦しい状態にあることは、われわれも十分これを承知しておるのであります。この財政の困窮という結果から來ているのではないかと想像するのでありますが、保護を要する者に支給する金額の中から、町村が負擔すべき十分の一を……

第1回国会 厚生委員会 第25号(1947/10/25、23期、国民協同党)

○野本委員 國民協同黨を代表して簡單に所見を述べまして、この法案に全幅の贊意を表したいと思うのであります。國民の義務として、子供が健やかに生れ、かつ育つように努力しなければならない。また子供の權利といたしまして、その生活が保障され、愛護される。この二つの兒童福祉の原則を確立いたしまして、これを全兒童の上に適用しようとする點におきまして、私はこの兒童福祉法は實に日本におけるまれに見る進歩的なものであり、そして日本の厚生史上に一新生面を開いたということを痛感いたしまして、全國の母性及び子供とともにこの法案の成立を祝福せざるを得ないのであります。しかしながら案の内容、實體等をしさいに見ますというと、……

第1回国会 厚生委員会 第26号(1947/10/27、23期、国民協同党)

○野本委員 ただいまの恩給に關する全般的審議をする上から、次の資料の提出をお願いいたしたいのであります。それは文官教職員等のいわゆる普通恩給の受給人員、支給金額、それからその年齡別の人員、支給金額別、これを大體で結構でありますから御提出を願いたい。それからすでになくなつておりますが、かつて軍人に對してどの程度の恩給が支給されておつたか、その支給人員、支給額、これらに關しての資料をお願いしたいのでありますが、委員長において適當にお取計らいを願いたいと思います。

第1回国会 厚生委員会 第27号(1947/10/30、23期、国民協同党)

○野本委員 恩給一般の問題に關しまして若干質問いたしたいと思います。國家公務員法の第百七條によりますと、「職員であつて、相當年限、忠實に勤務して退職した者に對しては、恩給が與えられなければならない。」と規定してあります。なおこの第百八條によりますと、「前條の恩給制度は、本人及び本人がその退職又は死亡の當時直接扶養する者をして、退職又は死亡の時の條件に應じて、その後において適當な生活を維持するに必要な所得を與えることを目的とするものでなければならない。」かように規定されております。すなわち新しくできました國家公務員法によりますならば、職員として忠實に勤務した者に對しまして、相當の恩給を支給しなけ……

第1回国会 厚生委員会 第28号(1947/11/06、23期、国民協同党)

○野本委員 時間がたいへん遲れておりますから、きわめて簡單にお伺いいたしたいと思います。日本醫寮團の解散に伴いまして、日本醫療團で經營しておりましたところの各地の病院をどのように處置すべきであるかということにつきましては、厚生當局も深く考えるところがあるようであります。またどのように處理せられるであろうかということは、關係地方民といたしましては、重大な關心事になつておるわけであります。醫療團の經營しておりました病院が適正妥當に處置されて、その活用の上において遺憾なきを期することができるかどうかということは、國民醫療の立場から見まして、きわめて重大な問題であろうと思うのであります。私は一問一答の……

第1回国会 厚生委員会 第29号(1947/11/10、23期、国民協同党)

○野本委員 恩給を現在支給されております大勢の人たちの生活の問題につきましては、この前いろいろと質疑應答が交されたのでありますが、この點に關係します一、二の點について質問をしたいと思うのであります。  恩給の問題は、公務員法の規定するところによりまして、人事委員會においてなるべく早く全面的なまた根本的な研究を遂げて、適當なる對策を立てるようにしなければならないということが規定されておるのでありますが、公務員が實施され、直ちにこれに著手せられたといたしましても、相當の期間を必要とするであろうと思うのであります。今直ぐ著手されましても問題でありますのに、今後公布されます公務員法の規定によりまして、……

第1回国会 国土計画委員会 第8号(1947/08/19、23期、国民協同党)

○野本委員 最近の水害の頻發激化というような點から、治水治山の問題につきましては、國家としても府県としても、非常に深い關心をもつてきたと思うのであります、従つて今後この種の事業に關係します請願陳情等は、かなり数が殖えてくるものと私どもは予想いたします。そうした場合に、國全體の立場から、その問題の軽重前後といつたような關係を判断することがきわめて重大なことと思いまするが、政府の予定しておりますこの種の工事計畫というか、年度計畫というか、資料を提供していただきたいと思います。

第1回国会 国土計画委員会 第10号(1947/08/26、23期、国民協同党)

○野本委員 ただいまの點につきまして紹介議員及び政府委員の方にお伺いいたしますが、その干拓事業を開始しますときに、技術的にみて、将來ただいまお話のありましたような事態や問題が發生するであろうということに、あらかじめ気がつかなかつたのでしようか。

第1回国会 国土計画委員会 第20号(1947/10/31、23期、国民協同党)

○野本委員 群馬縣から提出いたしました請願の趣旨を概要申し上げたいと存じます。  この夏の災害に關しましては、直後におきまして國會竝びに政府各關係方面の詳細な御視察をいただいておりますので、その概要はすでに御承知のことと思うのでありますが、今群馬縣の災害の概要を申しますと、死者、行方不明者において七百、家屋の流失倒壞において千九百三十六、冠水田畑一萬五千町歩、流失埋沒いたしましてこれが復舊にきわめて困難と思われる田畑が一萬三百町歩道路の決壞が千四百六十九箇所、橋梁の流失、橋臺の決壞、三百八十五箇所、河川堤防護岸の流失決壞千百九十六、砂防の石積の崩落いたしましたところが百一箇所、なお農業土木關係……

第1回国会 国土計画委員会 第26号(1947/11/25、23期、国民協同党)

○野本委員 ただいま一括議題に併されましたこの二百二十九件の請願の採擇の動議を提出いたしたいと思います。この二百二十九件の請願の内容をみますと、あるいは河川の改修、砂防工事の施行、風水害の復舊、ダム、堰堤の構築、運河の開鑿等でありますが、これらの請願のよつてきたるところを考えてみますと、これは本年初めから秋に至る全國的な風水害の被害箇所の復舊を目的とするもの、また戰時中の河川及び海岸堤防工事、ダム、堰堤等の諸工事が中止されて、そのまま放任されておつたものを復活しようとするものであります。またこれらの諸工事の費用に關しまして、國庫負擔を増額せんとするものであります。かような河川關係が非常に多く提……

第1回国会 国土計画委員会 第28号(1947/11/29、23期、国民協同党)

○野本委員 私はこの法案に關連のある事項の一つとして、學学生徒の生活問題について、文部省當局にお伺いいたしたいと思います。このことにつきましては、先ほども質問があつたのでありますが、最近の學生生徒の生活状況を見ておりますと、まことに悲慘と申しますか、同情に堪えないものが多多あると思うのであります。たとえば遠隔の地から通學しておりますために、彼らはほとんどその全精力を消耗して、勉學のために費やす精力がなくなつておると思います。また食生活が非常に不十分でありますために、またそれが思うようになりませんために、涙をのんで勉學を中絶しなければならないというような状態にもなつておりますし、またあの發育期に……

第1回国会 国土計画委員会 第30号(1947/12/02、23期、国民協同党)

○野本委員 私は國民協同黨を代表いたしまして、本案に賛成をいたします。
【次の発言】 やむを得ない臨時的な措置としての本法案に賛意を表します。ただわれわれの強く希望したいことは、この法案の實際的な運用の面におきまして、あくまで公平、妥當に取扱われるということであります。以上希望を申しまして賛成いたします。

第1回国会 水害地対策特別委員会 第6号(1947/08/30、23期、国民協同党)

○野本委員 今次の水害によりまして非常な慘害を受けた農村が非常に困窮しておることは御存じの通りであります。しかるところこの關係が國家の補助金とかそういうものがあまりはつきりしないのと、それから復舊が非常に急速にいかないというところから農地改革が非常に阻害されておる現象が起りつつあるのであります。すなわち現在においては農民は國家で買い上げられた土地をまだ完全に買い受けていないのであります。それで今のような状況で國家が全額を國庫負擔でこれをやつていただかないと、農村は買入れないという空氣が非常に強いのであります。これは非常に國家の大方策としての自作農創定の趣旨が貫徹できないようなことを憂えるのであ……

第1回国会 水害地対策特別委員会 第9号(1947/10/08、23期、国民協同党)

○野本委員 今度の非常の災害にあたりまして應急復舊にいたしましても、恆久復舊にいたしましても、資材の面において非常に悩むであろうということは、常識上たれもが考えておることであります。このことにつきましては追て詳細に資料をもつて發表するということでありますから、私はきようは控えておきますが、さしあたつてお聽きいたしたいと思いますことは、この際災害と遊休物資の動員ということについて、安本は何かお考えをもつておられるかどうか、これをお伺いしたい。
【次の発言】 この問題につきましては、すでに隱退藏物質の特別委員會等におきまして、非常に眞劍に論議されたことでありますが、今災害を受けた人たちの生活を見ま……

第1回国会 水害地対策特別委員会 第11号(1947/10/20、23期、国民協同党)

○野本委員 私どもの方の縣には、御承知であるかもしれませんが、一村大部分が流出してしまいまして、宅地も田圃も全部累々たる一面の河原になつてしまつたようなところが二、三箇所あるのでありますが、これらのところでは今よそへ引移つた方がよろしいだろうというようなことを寄り寄り相談が進められておる。そういうような場合に住居を他へ移轉するというようなことになりますと、資材の面においても、建築の資金の面においても、普通の標準ではとてもやり切れんという場合が想像される。かような事態についてどういうふうにお考えになつておりますか、一應お伺いしておきたいと思います。

第1回国会 文教委員会 第7号(1947/08/28、23期、国民協同党)

○野本品吉君 ただいま議題として取上げられました定時制高等學校設置の請願につきまして、紹介議員として一応申し上げたいと思います。實は七月の七日、八日の両日にわたりまして、全國の勤労青年とともに、熱心に日本再建に挺身しております青年教育關係者の代表者と、また勤労青年教育機關におきまして、毎日働きつつ勉強しております勤労青年の代表とが集まりまして、勤労青年教育の將来をいかにするべきかという問題、また勤労青年の今後はいかにあるべきかということに關しまして、非常にまじめに研究協議しました結果、結論として發見しましたものは、両者ともに、定時制高等學校の急速實現意外にその途がないということになりまして、こ……

第1回国会 文教委員会 第20号(1947/12/03、23期、国民協同党)

○野本品吉君 ただいま議題として取上げられました問題につきまして、請願の趣旨を申し上げたいと思います。  さきに全國青年師範學校長會議、全國青年師範學校同窓會連盟、全國師範學校教官連盟及び全國青年師範學校生徒連盟は、高等學校なかんずく定時制高等學校と新制中學の職業科の教育を檐當する教員養成を目的とする大學を、各都道府縣に特設していただきたいということを、請願してまいつておるのであります。新しい憲法によりまして教育機會均等の原則が確立され、この原則に基きまして、すでに今年四月から新制中學の第一歩を踏み出し、さらに來春四月には新制高等學校が發足することになつておりますことは、いまさわ申し上げるまで……

第2回国会 隠退蔵物資等に関する特別委員会 第1号(1947/12/11、23期、国民協同党)

○野本委員 承りますと、私の地方の中島工場に対しまして、安本が総力をあげて調査を開始しておられるようでありますが、この調査は本委員会と関係がないわけですか。
【次の発言】 もし事情が許しますならば、この安本の調査の状況を視察する適当な人を御派遣願えればよいと思います。
【次の発言】 私からも、ちよつと希望を申し上げておきます。それは、私の耳にし、また調査した範囲におきまして、かつての軍需工場に関係しておつた者が、小さな商事会社その他の工場等を設立いたしまして、その首脳部となつて、地方のうわさによりますと、好ましからざる事業の経営をしておるということを耳にいたしておるのであります、私はこの際、こ……

第2回国会 厚生委員会 第7号(1948/06/10、23期、国民協同党)

○野本委員 私どもは第三者的な立場から、あくまで公正な判断を下したいと思つておるのですが、その公正を判断をする資料といたしまして、次のものを要求いたしたいと思います。その一つは終戰後の年次別の主要藥品の生産状況、二番目に各医学校、藥学校の卒業生の見込数、これは二十三年から二十五年くらいまでが欲しい。それから登録医師及び藥剤師の都道府縣別の数、都道府縣別の無医村、無藥局村の調査、以上四種類の資料を至急提出していただきたいと思います。  なおこの際一言委員長にお伺いしたいと思いますが、私は最近この藥事法をめぐりまして、非常に不愉快と申しますか、はつきりしない感じをもたされておるものがあるのでありま……

第2回国会 厚生委員会 第8号(1948/06/12、23期、国民協同党)

○野本委員 徳田さんの発言の途中であり、また大臣も大変御多忙のようでありますから、きわめて簡潔に質問の要点を申し述べたいのであります。  それは消費生活協同組合法案の提出に関しましては、大臣つとに御承知の上でありますが、時間を短縮するため審議が円滑に進行するためというので、政府提案にしようということになつております。私どもはその後この法案の準備が着々と進められておるのであろうということを確信しておりましたし、またそれを期待しておつたのでありますが、お伺いするところによりますと、閣議においても正式な問題として取上げておらぬというようなことを聞いておるのであります。会期が非常に切迫した今日、かよう……

第2回国会 厚生委員会 第11号(1948/06/17、23期、国民協同党)

○野本委員 新しい任務が、兒童福祉法によつて民生委員に課せられたのでありますが、その後どうなつておりますか。
【次の発言】 第十條に三年間の任期が定められるのは、生活困窮者の増大、兒童福祉法の実施等により非常に複雜にならないのですか。
【次の発言】 その事は大賛成であります。しかし從來の顔役に任せられてしまうようなことがないよう注意していただきたい。  次に第十六條の民生委員が政治的色彩を帶びてはいけないことにしたのは当然でありますが、なかなか困難であると思います。議員はなれないとはつきりきめてしまえないのですか。
【次の発言】 一つお尋ねしたいことがあります。この法案と兒童福祉法との関係はど……

第2回国会 厚生委員会 第13号(1948/06/22、23期、国民協同党)

○野本委員 私は一、二の希望を申し上げてこの案に賛意を表するものであります。第十五條には「民生委員は、その職務を遂行するに当つては、個人の人格を尊重し、その身上に関する祕密を守り、人種、信條、性別、社会的身分又は門地によつて、差別的又は優先的な取扱をすることなく、且つ、その処理は、実情に即して合理的にこれを行わなければならない。」また第十六條には「民生委員は、その職務上の地位を政党又は政治的目的のために利用してはならない。」と規定してあるのでございます。これは民生委員の活動の上におきまして、現実的にあらかじめ予想し得る事態に備えての規定であると私は思うのであります。民生委員の実情を見ますと、大……

第2回国会 厚生委員会 第16号(1948/06/26、23期、国民協同党)

○野本委員 最初に私は議案の審査の問題につきまして、委員長並びに政府側の御意見を承りたいと思います。それはきわめて会期が切迫しているときに、あとからあとからと矢継早やに新らしい幾多の議案が提出されてくるのであります。そうしてそれぞれの議案には、それ相当の提案の理由があることはわかりますが、その都度愼重審議して、速やかに可決することを希望されておるのでありますけれども、今のような状態では、愼重審議の文字に値する審議をすることはきわめて困難であります。從つてわれわれといたしましては、國民に対して確信をもつて審議をしたということが言い得ないような状態になるのではないかということをおそれている。從つて……

第2回国会 厚生委員会 第18号(1948/06/28、23期、国民協同党)

○野本委員 医師法の第二十二條に規定されております処方せんの問題につきましては、私どもは、第三者的な立場から、藥剤師の方の主張、医者の主張、これらの主張に対しまして虚心坦懷に耳を傾けてまいつたのであります。私どもは、藥剤師及び医師の方々が、自分の利益のためにその主張をもつておるものだとは考えておりませんし、また考えたくありません。あくまでこれはどちらも日本における医療の向上充実、これによつて國民の幸福、國民の健康を保持しようとする熱意の現われであると了解いたしたいのであります。しかしながら、今までの議論を通しまして私に印象ずけられましたことは、どうも藥剤師が医師を信頼しない、あるいは社師が藥剤……

第2回国会 厚生委員会 第20号(1948/06/30、23期、国民協同党)

○野本委員 恩給の支給に関する問題は時代に合うように改訂せらるべきであるということは、たれもが考えておるところでありまして、私どもといたしますと、この國会において、われわれが要望しており、また全國幾十万のかつてのまじめに仕事をやつておつた氣の毒なる生活をしておる人からのあの血の出るような要求に対しまして、必ず政府がこたえるところがあるということをわれわれは確信しておつたのであります。不幸にしてこの國会にその方途が購ぜられなかつたということは、私どもはまことに遺憾に思つておるわけであります。そこで私は厚生大臣にお伺いしたいのでありますが、今少くも厚生行政方面について深い関心をもつております厚生委……

第2回国会 厚生委員会 第22号(1948/07/03、23期、国民協同党)

○野本委員 ただいま議題となりました恩給法臨時特例案につきまして、その提案理由を御説明申上げます。  昭和二十一年十月恩給法臨時特例が制定され、同年十月から施行されて今日に至つておりますが、これは、恩給法所定の恩給金額計算方法に対し、例外的な取扱いを、暫定的に定めたもので、公務員の俸給の増加にかかわらず、恩給金額を從來の金額の程度にすえ置かんとするものであります。その法文にも明白なことく、この法律はとりあえず当分の間の法律として制定されたものであります。しかるに、この法律は制定後、今日まで久しくそのままに放置されていますために、恩給制度は退職給與制度としての実を失い、ただ單にその名を止むるにす……

第2回国会 厚生委員会 第23号(1948/07/04、23期、国民協同党)

○野本委員 これは懇談事項として委員長にお伺いしたいと思います。それは、この法案は三党の政策協定にもはつきりと取上げられていることであり、政府といたしましてもきわめて重大なる法案として今まで苦労をなさつて提案されているわけです。それで私が感じたことを卒直に申すのでありますが、民主党議員は出席されておらぬ。現内閣の中心支柱となつている政党が自己の法案を上程されるについてきわめて熱意が足らないように思うのでありますが、民主党の錚々たる山崎委員長を主としてその御感想を伺います。
【次の発言】 たいへん私ひねくれておるようですが、正直者ですから思つたことをそのまま言つてしまいますので……。もう一つはそ……

第2回国会 厚生委員会 第24号(1948/07/05、23期、国民協同党)

○野本委員 消費生活協同組合が最大奉仕の原則の上に組織せられ、さらにただいまきまるであろう員外利用というようなことが、全然なくなつた場合これに課税することが私は無理ではないかと思うのですが、この点に対するお考えを伺いたい。
【次の発言】 その課税はたとえば、農業協同組合は御承知の通り員外利用は五分の一認めております。それから政府の原案の協同組合は十分の一の員外利用を認めておる。員外利用の認めているというところに課税をするという論理が成り立つのではないかと考えております。それが全然なくなつた場合に課税するということは、どう考えても納得できないと思います。

第2回国会 国土計画委員会 第3号(1948/03/26、23期、国民協同党)

○野本委員 今各省からみなおいでになつておりますか。
【次の発言】 災害の復旧に関しましては國民が非常に大きな関心をもつているのでありまして、この処置が適当に行われるかどうかということは、國民生活全体に非常な影響をもつておりますし、また民心に與える影響も非常に大きいものがありますので、私は幾つかこの点につきましてお伺いしまして、そうして國民をして納得せしむるに足る御答弁をお伺いし、またわれわれ災害地の者と直接いたします者といたしましては、その眞相を傳えて、災害地の人たちにうなづかしめるだけのものをもつて帰らなければどうにもならぬので、幾つかの点につきまして質問いたしたいと思います。  最初に私……

第2回国会 国土計画委員会 第4号(1948/03/30、23期、国民協同党)

○野本委員 先ほど野原さんの一應の意見の発表をお伺いしたのでありますが、私もそれに関連したことを特に申し上げたいと思います。それは先日の建設院総裁の御答弁によりますと、災害復旧の費用の予算化ということは、私どもから見ますとやや絶望に近いような感じを受けたのであります。またただいまの政府委員の御説明によりましても、多くを望み得ないという印象を受けております。もしさような状態であるといたしますならば、私どもは事業支出をできるだけ合理化し、能率化することに考慮を拂われなければならぬと思うのであります。すなわちそれは先事ほど來お話のありましたように、開拓費用を水害の復旧、農地改良等に思いきつて轉換すべ……

第2回国会 国土計画委員会 第17号(1948/07/03、23期、国民協同党)

○野本委員 間もなく第二回國会も終了いたしますので、請願小委員会の経過及び結果について簡單に御報告申上げます。  去る六月二十八日第一回請願小委員会の審査開始以來、十四回にわたつて開会いたしました請願案件の総数は、三百八十四件でありまして、その中、保留いたしましたものが、二十四件、採択したものが三百六十件、その中二百八十四件は既に中島委員長より本会議へ報告されましたが、残りの七十六件は、本日本委員長より本会議へ報告される運びと相成つております。  最後に請願小委員会の審議につき所感を卒直に申上ぐれば、委員の御出席率が悪く、審議の進行に支障を來たしました場合がしばしばあつたことを申述べて今後の御……

第2回国会 国土計画委員会 第20号(1948/09/27、23期、国民協同党)

○野本委員 昨年のカザリン台風により徹底的に破壞されました群馬縣の山野は、その後全縣民のあらゆる経済力、体力、精神力をもつて漸次復旧されてまいりましたが、今回再びこの災害で、瀕死の状態にあつた群馬縣がまたまた被害を受けたのであります。こまかいことは省略いたしますが、要するに全身創痍の縣が再び傷を受けたということを御承知願いたい。この度の台風は主として西部、北部に多量の雨をもたらしたため利根、渡良瀬川の災害が激甚でありましたが、しかしながら縣民必死の防水作業により、耕地の被害は比較的軽微でございました。反面土木関係は相当破壞されております。これは昨年の災害復旧に対する補助が少なかつたことが、非常……

第2回国会 水害地対策特別委員会 第7号(1948/05/25、23期、国民協同党)

○野本委員 昨年の秋、利根川を中心として関東地方一区を襲いました大風水害にあたりましては、関係各省大臣その他の方々は、ただちに現地に出向かれまして、この被害の激甚、参憺たる状態につきましては、ことごとく御承知のはずであります。なお常時地方民の切実なる要求に対しましては、急遽これが対策を立てて、萬全を期する旨を誓われておるのであります。しかるにその後遅々としてこれが進みませんために、先般栗橋におきまして、群馬、栃木、埼玉、千葉、茨城五県の人たちは悲壯な決意をもつて大会を催うし、何が何でも十億円支出するようにということを要求しておるのであります。これらの地方民の血の叫びに対して、当局ははたしていか……

第2回国会 不当財産取引調査特別委員会 第50号(1948/08/25、23期、国民協同党)

○野本委員 ちよつとお伺いいたしまします。私いろいろな用事で各地を旅行いたしておりますと、当然兵器として処理さるべきものの残骸と申しますか、残されたものが多数にあります。つい最近埼玉縣の某所を通りましたところが、松林の中に戰車の古いのがそこにもここにも点々としてある。この事実は疑つてみますと、兵器処理をする場合に、もうかる仕事はして、もうからない仕事は残したというふうにも疑えないこともない。この残つておるものの処理に対する責任はどこにあるとお考えになりますか。

第3回国会 厚生委員会 第2号(1948/11/16、23期、国民協同党)

○野本委員 ただいまの請願の趣旨に対しましては、われわれもまさにその通りと考えるのでありますが、この請願に関連しまして、一、二質問及び意見を申し上げたいと思います。  第一にお伺いいたしたいと思いますことは、現在の國民健康保險組合の数と、そのうち休止状態になつております組合の数をお伺いしたい。
【次の発言】 ただいまの説最を伺いまして、私どももたいへん喜ぶ者でありますが、大体從來の國民健康保險が比較的不振の状態に陷つて、三割程度のものは休止の状態になつてしまつた。このことは、その原因はいろいろあろうと思いますが、第一には経費の点において行き詰まり、また今までの運営の実際から見ますと、いろいろの……

第3回国会 人事委員会 第12号(1948/11/27、23期、国民協同党)

○野本委員 六十四條の第二項の俸給表の問題につきまして、先ほど能率給、職務給の原則に生活給を加味したという御説明をいただきました。この條項は公務員といたしましては、きわめて重大な関心事であろうと思うのでありまして、一應抽象的には考え方が今の御説明でわかつたのでありますが、私はこの際人事院の考え方を具体的に知ることのできますように、先般政府に対して勧告されました六千三百七円の賃金ベースというものが、いかなる根拠に基き、いかなる見解に基いて決定されたかということの、詳細な説明を求めたいと思います。なお資料等でむりがあるというならば、あとにまわしてもけつこうであります。

第4回国会 厚生委員会 第1号(1948/12/04、23期、国民協同党)

○野本委員 われわれが非常な期待をかけて成立させました予防接種法が、その実施の初頭におきまして、このような不祥事を起しましたことは、御同樣まことに遺憾にたえないところであります。しかしできてしまつたことはやむを得ないのでありますが、私どもの心配しまするのは、予防接種法の施行された劈頭においてこの不祥事が起つたということから、今後の予防接種法の円満完全なる遂行の上に障害を來す。それによつて今度は救わるべき今後の幾人かのものが救われないということになりますと、これはきわめて重大な問題だと思う。從つてこの問題の解決処理につきましては、事務的な形式的な、通り一ぺんのことで糊塗することのできるような簡單……

第4回国会 厚生委員会 第2号(1948/12/11、23期、国民協同党)

○野本委員 先般議院運営委員会を通じまして、今度の國会に提出を予定されておりました法案については、一應私ども承つておつたのでありますが、そのときに、この法案の提出は予定されておらなかつたように思うのでありますが、突如としてこの法案を提出された理由につきまして、御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 この案と直接関係ある問題ではありませんが、実はこの前の國会の閉会まぎわにきわめて多数の厚生省関係の法案が提出されましたときに、私は法案の審議に対する責任を考えますと、軽重本末に序列をつけて、どうしても通さなければならないものだけを通すように持つて行つたらどうかということを申し上げたのでありますが……

第4回国会 厚生委員会 第4号(1948/12/22、23期、国民協同党)

○野本委員 輸入ワクチンをお使いになるということについて、私お聞きしたいのですが、それは輸入ワクチンによつて予防注射をすることの國民心理に與える影響。日本の藥学、日本の医学というものは信ずるに足りないものであるというような印象を國民に與えることは、將來きわめて大きな問題になつて來る。同時に國際的な影響、將來日本の藥学あるいは製藥というような仕事が國際的に伸びて行かなければならない。また伸ばさなければならないというそのときに、日本の藥はきわめてたよりないものであるというようなことを印象づけるということ。この國民心理に與える國内的な影響、國際的な影響、それについてどういうふうにお考えになつておるか……

第4回国会 文部委員会 第2号(1948/12/09、23期、国民協同党)

○野本委員 大臣に対する質問は後刻に保留いたしまして、一、二伺いたいと思います。大臣も言われておりますが、文部省は教員及び教育の擁護者であるということをおつしやつております。それは当然なことであります。そこで私が率直に伺いたいと思いますことは、教育公務員法の特例をここでつくるということが、具体的に教員を、教育をどれだけ擁護する実をあげようとしているか。この点を全般にわたりまして具体的に御説明を願いたい。

第4回国会 文部委員会 第3号(1948/12/10、23期、国民協同党)

○野本委員 この法案の名称でありますが、第一條に「教育公務員の職務とその責任の特殊性に基き、」ということが言われておるのでありますが、その特殊な職務と責任に基いて施行されるのでありますから、これは当然特例というような文字を使わなくてもよいのではないかと私は思うのです。この点についてどういうようなお考えでありますか。
【次の発言】 私の考えは、さつきもちよつと申しましたが、これは教育公務員に対する立法なんでありますから、特例という文字を使う必要はないのです。当然のことなのでありますから……。この名称についてどうも疑問を持つておるのです。  それから次の問題でありますが、いわゆる教育関係の事務職員……


各種会議発言一覧

 各種会議での発言記録なし。

※このページのデータは国会会議録検索システムで公開されている情報を元に作成しています。

ページ更新日:2024/11/17
データ入手日:2024/10/20

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