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佐瀬昌三 衆議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

佐瀬昌三[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書

委員会出席(幹部)歴代TOP1000
833位
委員会発言(議会)歴代TOP500
279位
各種会議発言(議会)歴代TOP250
140位

23期委員会出席TOP50
36位
23期委員会発言TOP100
61位
23期委員会出席(無役)TOP50
16位
23期委員会発言(非役職)TOP50
34位
24期委員会出席TOP100
90位
24期委員会発言(議会)TOP50
39位
24期各種会議発言(議会)TOP5
3位
26期委員会出席(幹部)TOP50
20位

このページでは佐瀬昌三衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。佐瀬昌三衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。

ページ更新日:2024/11/17
データ入手日:2024/10/20

委員会発言一覧

23期(1947/04/25〜)

第1回国会 司法委員会 第4号(1947/07/16、23期、日本自由党)

○佐瀬委員 漠然たるお尋ねでありますが、從來認められた國家の賠償というものが統計的にどう現われておるかという点と、この新しい立法によつて予想される賠償統計というものが、どの程度にその事件数、あるいは賠償額等において現われるかという点について、司法省で今日まで調査されたものがあれば、この際あらかじめお伺いしておきたいと思います。
【次の発言】 これまで認められた國家の私企業的な活動に附帯する賠償、たとえば鉄道事故等による賠償、あるいはまた特別法としての不動産登記法といつたようなものに基いた賠償というものも若干あつたように記憶するのでありますが、これを明らかにしていただきたいと思う理由は、今度新し……

第1回国会 司法委員会 第6号(1947/07/28、23期、日本自由党)

○佐瀬委員 重複を避けて要點だけを質問いたしたいと思います。  第一條の公權力の行使に當たる公務員という概念でありますけれども、公權力とはどういう意味か、また公務員とはどういうものか。またその範圍がどうかという點であります。刑法は御承知のように、公務員について定義を掲げておりますが、その定義があつてすら、なおかなり解釋上疑義があるのであります。本法においてもあらかじめこれを明白にしておくということが必要ではないかと考えます。なおまたその説明についても、でき得べくんば具體的な事例をもつて明確にいたしておくことが、肝要ではなかろうかと考えるのであります。もちろん今後行政機構組織の改革等に伴つて、こ……

第1回国会 司法委員会 第11号(1947/08/02、23期、日本自由党)

○佐瀬委員 關連した點でありますが、結局公務員個人についても、民法七百九條に基いて損害賠償の責任の問題が發生するように解釈されることになるのでありましようか。
【次の発言】 大變政府の御解釈は明白になつたと思います。ただそれに關連して一應念を押してお尋ねしておきたいのは、公権力の行使ということは、行政法の從来解釈されておつた公法的行為の全部を含むことになるのでありますかどうか。もし含むものとすると、権力的行為でないものでも、鍛冶君が心配されたような戸籍法上の戸籍吏の行為とかいうものについても、公法的行為として、これが本法の第一條の解釈の對象になる。しかして戸籍吏個人については、今政府委員の御説……

第1回国会 司法委員会 第12号(1947/08/04、23期、日本自由党)

○佐瀬委員 刑法第十五條の執行猶豫制度に關する問題でありますが、懲役及び禁錮刑については三年以下の場合に初めて執行猶豫が付せられるということに改正案はなつておるのでありますが、現行刑法の二年以下に比べて一年以上引上げられたこの三年という基準は何かよりどころがおありになつてのことでしようか。その點について伺いたいと思います。
【次の発言】 この制度には私ども双手をあげて賛成するのでありますが、理論的には、いわゆる教育主義ないし主觀主義に基いた制度としてつくり、かつ活用されることを期待するのでありますが、裁判の實施においてこれがただちに適用されるように趣旨の徹底を期することは、司法當局においても必……

第1回国会 司法委員会 第13号(1947/08/05、23期、日本自由党)

○佐瀬委員 ただいま委員長朗読の通り、本法案の第一條と第三條に規定する點について若干修正すべき理由ありと認めて、かような修正案を提出した次第であります。その理由をまず第一條について申し上げてみたいと思います。  原案は責任原則として過失主義を採用されているのであります。私もこの過失主義を全面的に否定するものではないのであります。ただ従來の一般からすれば、過失主義の適用においては、本法にいわゆる公務員が過失もしくは故意に基いたという點を賠償を求めんとする被害者側において主張し、かつこれを立證する責任を負擔されているのであります。従來からこの立證責任はなかなか困難な仕事とされております。ローマ法の……

第1回国会 司法委員会 第14号(1947/08/06、23期、日本自由党)

○佐瀬委員 先般の概括的質問の際に申し上げたことでありますが、不敬罪の廃止と九十條以下の外交に関する罪とは本改正案の中でも特に重大な案件のように考えられるのであります。しかし一方においては刑法改正案の審議を促進する必要もあるように考えられますので、この重大な二点についてはしばらく留保して、他の改正点について逐条的に論議していくのが、この際最も妥当であると考える次第であります。従つてこのについてあらかじめ委員長の御了解を得たいと存ずるのであります。しかして留保された問題の扱い方については、事きわめて重大でありますがゆえに、さらに政府委員との懇談会を開催していただくなり、その点に対する善處を併せて……

第1回国会 司法委員会 第15号(1947/08/07、23期、日本自由党)

○佐瀬委員 それに關連してついでに質問申し上げたいと思います。告訴という要語を使われたのは、單に言葉の問題でなくして、不敬罪は國家に對する犯罪であるというふうに觀念せられるところによつて、初めて國家を代表して總理大臣が告訴するという意義が出てくるであろうと思うのであります。不敬罪の本質觀からして、告訴という意味にならなければならぬと思うのでありますが、しかしそれは私どもよつてもつて不敬罪を存置する一つの理由にもなつているのでありますが、これに關連したところの御説明を伺いたいと思います。
【次の発言】 二百三十一條の一般侮辱罪を廢止される理由は、どういう點にあるでしようか。

第1回国会 司法委員会 第17号(1947/08/09、23期、日本自由党)

○佐瀬委員 ただいまの點でありますが、私も民法第一條の改正案については疑問をもつものであります。どうも第一條の「私權ハ總テ公共ノ福祉ノ為メニ存ス」という規定のしかたは、私權というものの本質を逸脱した、あるいは論理的に權利の私權の概念に反する規定のしかた、立言のように思われるのであります。その思想的根據というようなものを探究してみますと、そこに國家と個人に關する關係をどう見るかということに對する見解の相違がここに反映しておるのではないかと私は考えるのであります。あまり多く言う必要がありませんが、全體主義的な國家觀からすると、全體あるいは國家が目的で、個人は手段である。從つて國家の名において、ある……

第1回国会 司法委員会 第19号(1947/08/12、23期、日本自由党)

○佐瀬委員 二百三十條の二に關して提案の説明を求めたいのでありますが、この第一項の意味は結局事實の眞否を判断して眞實であることが證明されれば犯罪にならないという趣旨になるのでありましようか。
【次の発言】 罪を構成せずという刑法的な法理關係はどういうことになるのでありましようか。
【次の発言】 結局かかる場合は正常な行為である。言いかえるならば、刑法三十五條によつて違法性を阻却するから犯罪にならないという意味ではないでしようか。
【次の発言】 その點は了解いたしました。それではその特別構成要件の點についてお伺いしたいのでありますが、ここに言う「眞實ナルコトノ證明」という場合のいわゆる眞實という……

第1回国会 司法委員会 第20号(1947/08/13、23期、日本自由党)

○佐瀬委員 民法第一條及び第一條の二の改正については、前に政府委員の提案理由の説明を承つたのでありますが、これを存置すべきかどうかということは、國會においても愼重に審議しなければならぬ問題であると思うのであります。今日はなおその參考のために、第一條の意義について若干政府委員にお尋ねしておきたいと思うのであります。第一條の第二項の條文の性格は、權利の行使あるいは義務の履行について、國民に對して單なる守るべきところの一般規範を示して、いわば訓示的な法として認めようとするのか、あるいはしからずして、權利義務の限界なり、あるいは性格なりをこれによつて規定づけて、もしこれに反する場合には、それを權利濫用……

第1回国会 司法委員会 第22号(1947/08/16、23期、日本自由党)

○佐瀬委員 この際問題の出し方について一言申し上げておきたいと思うのであります。ただいま配付を受けた各希望者の氏名表の中にも記載されてある家督相續廃止に對する贊否という問題の出し方では妥當でなく、しかも不十分のように考えられるのであります。この點について委員長が公聽會を司會される際に、適當な善處を望みたいと思います。
【次の発言】 ぜひこの點委員長の御發言の通り、適當な形に御善處願うことを希望しておきます。次にこの候補者の中から公述者として何人を選び出すかということについては、性別とか、職業とか、あるいは地域とか、年齡とか、諸般の事情を斟酌し、かつ最近行われた參議院の成績にも鑑みまして、衆議院……

第1回国会 司法委員会 第23号(1947/08/18、23期、日本自由党)

○佐瀬委員 この際政府委員に對して、皇族の身分を離れた者及び皇族となつた者の戸籍に關する法律案について若干質疑いたしたいと思うのでありますが、よろしゆうございましようか。
【次の発言】 皇室典範第十一條以下の規定によつて、皇族の身分離脱がきわめて合理的になり、かつ容易になりました以上、これに伴う本戸籍法の立法は、當然の要請であると存じます。よつて私は政府提案の趣旨を諒とし、いささか内容について、この機會にお尋ねいたしておきたいと思うのであります。政府は近く一般の戸籍に關する改正法案を出すやに承つておつたのでありますが、この皇族戸籍法との關連についてはいかに御處理なさるか、この際一應承つておきた……

第1回国会 司法委員会 第25号(1947/08/23、23期、日本自由党)

○佐瀬委員 家事審判所を本法案のような形態と性格にいたしたということは、やはり憲法第七十六條との關係からのことでありましようか、その點をお伺いしたいと思います。
【次の発言】 結局この實態は裁判所であり、またその決定は裁判であるということになり、從つてまた憲法第三十二條の國民に對する保障としての裁判權というものが、そこで維持されるという結果になるわけでありましようか。
【次の発言】 家事審判所は、これは審理といいましようか、審判といいましようか、それはすべて非公開ということになるのでありましようか。
【次の発言】 この法案の第十二條によりますと、「審判の結果について利害關係を有する者を審判手續……

第1回国会 司法委員会 第26号(1947/08/25、23期、日本自由党)

○佐瀬委員 自由黨を代表して家事審判法に對する意見を述べ、贊成いたしたいと思うものであります。  新憲法による民法改正に伴つて、家事審判法が提案されるに至つたことは當然であり、われわれもその内容を檢討した上、適切であるというふうに認めたのであります。しかしその中心である参與員と調停委員とを参畫せしめて、身分法上のまた相讀法上の問題を適切に裁判調停するという制度をして全からしめんがためには、裁判官及び参與員、調停委員にその人を得なければならぬのは當然であります。從つて裁判官の選任とか、参與員、調停委員の選任というような點について、優遇案その他の點から顧慮すべき問題は相當殘されておるように見るので……

第1回国会 司法委員会 第29号(1947/08/29、23期、日本自由党)

○佐瀬委員 私は本案の審議の前提として、基本的問題についで、若干法制局長官並びに司法大臣にお伺いしておきたいと思います。  經濟安定本部令は、勅令第百九十三號に基いて設直されたのでありますが、その後これが改正されて、今日にまいつておる。新憲法が施行されてから後は、いわゆる勅令に代つた政令が執行命令の範圍内においてのみ認められておるのであります。從つてこの經濟安定本部令、その改正というものが、新憲法の上からは希望すべからざる性格のものであると考えて、官制の制定大権が舊憲法において天皇陛下に認められ、勅令に委ねられておつた時代は別でありますけれども、これが法律によつてきめられなければならぬという今……

第1回国会 司法委員会 第30号(1947/08/30、23期、日本自由党)

○佐瀬委員 安本の田中政府委員にお尋ねしておきたいのでありますが、司法警察官の資格をもつところの經濟査察官は、現在定員何名ぐらいになつておるかという點をお答え願いたいと思います。
【次の発言】 それは本部と地方經濟安定局とに對して、どういう配置關係になるか、御説明願いたいと思います。
【次の発言】 安本の組織權能という方面について、昨日若干御説明願つたのでありますが、ただいま田中政府委員のお答えによる經濟査察官の人員數をもつて、この安本の大きな職能をいかに達成し得るかということについて、多少疑問をもつものであります。その行政監査、公團監査というようなことにだけ限つても、監査の目的を達するには相……

第1回国会 司法委員会 第38号(1947/09/25、23期、日本自由党)

○佐瀬委員 私は自由黨を代表して、本修正案に賛成の意を表するものであります。理由はただいまの提案理由及が中村委員の説明の通りであります。ただ若干附け加えて申し上げるならば、地方裁判所は、裁判機構の上において第一線の中樞體であり、まことにその職責は重大であります。從つてこれを全うすべき人材を網羅することは、きわめて肝要であること、さらに贅言を用いるまでもないのであります。しかるに二級官というものが待遇として報いられるということになりますと、その人を得る上において、きわめて困難であるということを、特に力説したいのであります。しかしこの際特に人事權を運用されるものに對する希望を申し上げておきたいので……

第1回国会 司法委員会 第50号(1947/10/27、23期、日本自由党)

○佐瀬委員 私は自由黨を代表いたし、民法の一部を改正する法律案の第一條について、自由黨の修正案を支持し、從つてそれに相反する限度において、政府の原案竝びに民主黨その他三黨提出の修正案に反對するものであります。以下その理由を簡單に申し上げて皆様の御贊同を得たいと思います。  政府の原案とするところは、第一條第一項において私權の本質を規定し、第二項において權利義務のあり方というものをうたわんとしておるように見えるのであります。從つてこの第一項の私權の本質をかくのごとく「私權ハ總テ公共ノ福祉ノ為メニ存ス」というふうに規定づけることが、はたして妥當であるかどうか。またこの點に對する三黨の修正案である「……

第1回国会 司法委員会 第56号(1947/11/14、23期、日本自由党)

○佐瀬委員 自由黨を代表して本修正案に對する贊成とその他の部分の原案に對する贊成の意見を表明したいのであります。修正案については、ただいま鍛冶君から提案理由が説明された通り、われわれも第一條及び第二條の各第二項については、憲法の建前と國會の權威のために、なるベく政令に委ねることを避けて、法律を原則とするという建前から、本修正案を支持しなければならぬと確信するものであります。他の修正案の點は、法令の整備として當然のことでありますから、これについても異議なく贊成する次第であります。

第1回国会 司法委員会 第63号(1947/11/27、23期、日本自由党)

○佐瀬委員 大分審議も盡されたようでありますが、私は一點についてだけ、政府委員の御説明を求めておきたいと思います。  第一條第二項の問題でありますが、最高法務總裁の任務の範圍竝びに内閣及び内閣總理大臣、各省大臣への責任の限界を明確にする必要上、ここにいわゆる法律問題ということを明確にしておきたいのであります。これに對する司法大臣の御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 ここにいう法律問題という意義は、どういうふうに解釋されるのですか。
【次の発言】 この第三項にいろいろ列擧されているこの事項に限定する趣旨ではないのでしようか。
【次の発言】 法律上の技術に關する問題というと、きわめて挟隘な……

第1回国会 農林委員会 第8号(1947/08/04、23期、日本自由党)

○佐瀬委員 重富委員の質問事項に關連して一、二お尋ねしたいと思います。本法案を通じて、主務大臣と安本長官の指導監監上における立場が可なり二元的に併行しております。一體この法律が通過して執行される場合には、その執行についての責任はだれがとるかということを簡單に御意見を承りたいと思います。
【次の発言】 この法案が通過した場合に署名されるのは何大臣でありますか。
【次の発言】 從來は舊憲法五十五條で、關係の國務大臣が副署するという形式になつておつたのでありますが、新憲法七十四條では、主任大臣がしよめいするということになつております。この法案の中には、大藏大臣あるいは農林大臣等が、いろいろな關係でた……

第2回国会 司法委員会 第3号(1948/03/23、23期、民主自由党)

○佐瀬委員 本法案に提案理由の概括については、先日の政府委員の御説明で、一通り了解を得たのでありますが、なお私の疑問とするところについて若干質問いたしたいと思うのであります。  まず本法案の名称の問題であり、また同時にその名称の由來する犯罪観といつたようなものについて承つておきたいのでありますが、從來各國の立法例及び刑法理論の上においても、いわゆる犯罪三分説にもとずいて、重罪、軽罪及び違警罪というような体系が採用されておるのであります。しかして、本法案の内容を伺つてみますと、まさに違警罪の犯罪に該当するものが盛られておるように見えるのであります。從つてこれはさような犯罪観に基いて、むしろ違警罪……

第2回国会 司法委員会 第12号(1948/04/13、23期、民主自由党)

○佐瀬委員 私は原案の第一條第十六号について、同僚の鍛冶良作君とともに、次の修正案を提出したいのであります。「虚構または誇大に人の犯罪事実を流布して、人心をまどわしめ、または人に迷惑をかけた者」それから、なお同條第二十九号についても、同樣、次のごとく修正する案を提出いたしたいのであります。他人の身体に対して害を加えることを共謀した者の中で、そのたれかが予備行為をした場合における共謀者というのであります。簡單にこの一点に対する修正案の理由を申し述べて、各位の御賛同を得たいと思つておるのであります。  第一点の第一條第十六号については、現在の世相に鑑み、とかく政治的意図をもつて人を陷れんがために、……

第2回国会 司法委員会 第16号(1948/05/05、23期、民主自由党)

○佐瀬委員 議事進行について、私は結論的に申上げると、本法案を審議す上に、当委員会に総理大臣の出席を要求し、その上で続行したいと考えるのであります。その理由を簡單に申し上げたいと思います。ただいま同僚の花村君から閣僚の経緯について、法務総裁とるる質疑が繰返されたのでありますが、私はこれは法務総裁が内閣の法務に関する最高顧問であるという地位に非常な敬意を表し、またそれだけに御発言については重大視するのであります。しかしながら、ただいままでの御説明の中に、私どもは内閣全体の問題として考慮すべきものが多々あるように見受けるのであります。この閣議の変更があつたかどうかという点については、いずれが誤解で……

第2回国会 司法委員会 第17号(1948/05/06、23期、民主自由党)

○佐瀬委員 本委員会は裁判官等の報酬に関する法律案、並びに檢察官の俸給等に関する法律案の審議を進行する必要上、総理大臣に対した本法案が政府提案のために、概括的なことをこの際御質問しておきたいと思うのであります。  まず一般的にお伺いしておきたいのは、この法律案が提案される過程において、内閣の首班としての総理大臣が、いかように御関與なさつたか。その経過をあらかじめ承つておきたいと思います。
【次の発言】 いわゆる二十六日案と二十七日案との食い違いということが、当委員会において問題となり、法務廳総裁からも、一應の釈明を賜わつたのでありますが、この閣議変更と思われるような問題に対して、総理大臣はいか……

第2回国会 司法委員会 第21号(1948/05/27、23期、民主自由党)

○佐瀬委員 私はただいま委員長の御朗読になつた各党共同提案にかかる裁判官の報酬等に関する法律案の修正について、簡單にその提案の理由を説明いたします。そもそも当委員会において審査中の裁判官の報酬等に関する法律案並及に檢察官の俸給等に関する法律案は、司法官たる裁判官の新憲法下における地位の優位を確認し、これに伴つた相当の報酬を給與するため、また檢察官についてはこれに準する地位に鑑みて、同樣一般官吏よりは異つた優遇を與える趣旨のもとに、この二法案が政府から提案されたように承知しておるのでありますが、その趣旨を貫徹するため、私はこの修正を必要と認めるものであります。現有通貨の不安定、経済社会生活の動搖……

第2回国会 司法委員会 第29号(1948/06/10、23期、民主自由党)

○佐瀬委員 本案の審議予定は如何。
【次の発言】 裁判の迅速等の要請のため若干基本的人権の擁護が軽視された点があるように思うが、この点をどう苦心したか。
【次の発言】 裁判について三審制度をとつているのは、誤判のないようにとの意図からである。これが人権を尊重することになるのであるが、三察制度と複審の廃止とは逆行すると思う。一審と二審とは事実審として、殊に二審においては公判中心の妙味を発揮するのではないか。
【次の発言】 基本的人権を擁護する立場から見て、被疑者に対する強制処分について、原案には憲法の趣旨に抵触すると思われる点がある。この点をどう解釈したか。

第2回国会 司法委員会 第45号(1948/06/29、23期、民主自由党)【議会役職】

○佐瀬委員長代理 会議を開きます。  刑事訴訟法を改正する法律案の質疑を続行する。花村君。
【次の発言】 この際お諮りします。治安及び地方制度委員会から門司亮君が見えて、委員外発言を求めておられます。これを許すに異議ありませんか。
【次の発言】 発言を許します。
【次の発言】 本会議において決選投票があるから出席するようにとの議事課からの通知がありましたから、休憩いたします。     午後三時四十分休憩      ━━━━◇━━━━━

第2回国会 司法委員会 第46号(1948/06/30、23期、民主自由党)

○佐瀬委員 私は民主自由党を代表いたしまして、政府提出の原案中、各党派共同提案の修正案について賛成し、この部分を除いた原案全体について賛成いたし、同僚岡井委員の修正案については反対するもとであります。理由を簡單に申し上げてみたいと思いますが、この大法典である刑事訴訟法は、政府委員に対する質疑を中心に熱心な論議が当委員会において継続されたのであります。しかし重要な刑事訴訟法の施行法が経過法としてまだ提案されていない。同時に本法の施行上重要な関連をもつ裁判規則が今もつてその案すらも成案を得ていないという段階においては、この審議を盡す上においてきわめて不便を感じておるのであります。しかしながら一方新……

第2回国会 司法委員会 第48号(1948/07/02、23期、民主自由党)

○佐瀬委員 民主自由党を代表いたしまして、本案に賛成いたす次第であります。

第2回国会 農林委員会 第31号(1948/07/01、23期、民主自由党)

○佐瀬委員 政府委員にお尋ねしたい。まず第一点は、本法案は附則によりまして、施行期間を昭和二十六年三月三十一日限りと限定されております。その理由をひとつ明確に承りたいと思います。
【次の発言】 何か食糧事情の見透しとか、あるいは國土立地計画とか、産業計画とかいつたような科学的な根拠というものが全然ないのかどうか、この際はつきりとその点を承りたい、單純な、その程度がよかろうというようなことでなく。何か農林当局において、責任をもつてこの期間を設置されたという理由を、一應明らかにしておく必要があるのてはないかと思う。
【次の発言】 農林省は他方のおい前土地改革を重大な國策として現に遂行されておるので……

第3回国会 法務委員会 第9号(1948/11/26、23期、会派情報なし)【議会役職】

○佐瀬委員長代理 会議を開きます。  司法警察職員等指定應急措置法案を議題といたします。この際政府より提案理由の説明を願います。
【次の発言】 暫時休憩いたします。     午前十一時三分休憩
【次の発言】 休憩前に引続き会議を開きます。  裁判所法の一部を改正する等の法律案を議題として審査を進めます。森委員。
【次の発言】 ただいまの森委員の御質問中、法務総裁に関する点は適当に後日考慮することとし、その他の部分についてただいま御出席の政府委員から御答弁があるならば、この際簡單に御答弁願います。
【次の発言】 戸籍手数料の額を定める法律の一部を改正する法律案及び下級裁判所の設立及び管轄区域に関……

第3回国会 法務委員会 第10号(1948/11/27、23期、民主自由党)【議会役職】

○佐瀬委員長代理 これより会議を開きます。  本委員会に付託せられております請願の審査に入りたいと思います。この際審査方針についてお諮りいたします。請願の審査は、これを採択した以上は必ず実現の方途を講ぜねばなりませんので、予算その他あらゆる事情を考慮して、愼重を期せねばなりません。そこで委員会の決定は一應残しておきまして、審査のみを行いたいと思います。これに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認め、審査に入ります。  日程第八、戸籍事務担当の市区町村吏員を官吏とするの請願、文書表第三八五号を議題といたします。この際紹介議員の御紹介を願います。今村忠助君。

第3回国会 法務委員会 第12号(1948/11/29、23期、民主自由党)

○佐瀬委員 私はこの際簡單に法務総裁並びに檢務長官にお伺いしてみたい。先ほど同僚猪俣君から逮捕状の問題が出ておつたようであります。現在法務廳あたりでお調べになつた統計の面から見て、逮捕状が発せられて、その後の檢察廳の檢察処分及びそれに対する裁判というものの経過、あるいは結果がいかようになつておるかということを数字的にお伺いできれば、この際明らかにしていただきたいと考えます。
【次の発言】 法の前にはすべて平等であるという観点のもとに、政治家に対する逮捕状等について特段の顧慮を拂われると同時に、私どもは一般人に対する逮捕状の問題も同樣に考えてみなければならぬと思うのであります。しかして綱紀粛正等……

第4回国会 法務委員会 第3号(1948/12/11、23期、民主自由党)

○佐瀬委員 原案に賛成いたします。特に申し上げることもありませんが、運用については特に御注意願いたいと思います。


24期(1949/01/23〜)

第5回国会 厚生委員会 第20号(1949/05/16、24期、民主自由党)

○佐瀬昌三君 法務委員会の委員として、本法案がひとり医学、優生学的見地から重要であるばかりでなく、経済、社会、ことに社会風教上また從つて刑法上きわめて重要性を持つた内容がありまするので、私どももその立場から本法案に対して若干お尋ねをしておきたいと思うのであります。きわめてこの法案が進歩的であるという点において、提案者に対しては深く敬意を表するものでありますが、ただいま申し上げましたような意味において、きわめて重大な内容を持つがゆえに第一條以下関係條文について私どもの疑念とするところをこの際明らかにしておきたいと思うのであります。今までの御質疑の中にも取上げられたものがあるので、なるべく重複を避……

第5回国会 法務委員会 第2号(1949/03/25、24期、民主自由党)

○佐瀬委員 横浜事件の質疑應答の途中でありますが、法務総裁も時間がないように承つておるので、この際特に他の問題について、二、三法務総裁から御説明を願つて、それからなお継続して、横浜事件その他について詳細な論議を進めるという議事進行にお願いしたいのですが、いかがでしようか。
【次の発言】 便宜上そういうとりはからいを願いたいと思います。
【次の発言】 犯罪者予防更生法案の審議に際しての重大な内容として、少年犯罪予防対策ということが論議の対象になると思うのでありますが、東京少年観護所の事件の問題もありまするので、この際少年犯罪防止対策及び東京少年観護所の事件の概況について、政府の一般的な御説明を伺……

第5回国会 法務委員会 第17号(1949/05/10、24期、民主自由党)【議会役職】

○佐瀬委員長代理 次に檢察廳法の一部を改正する法律案を議題といたします。  本案に対する質疑はございませんか。
【次の発言】 ほかに御質疑はございませんか。

第5回国会 法務委員会 第34号(1949/07/25、24期、民主自由党)

○佐瀬委員 今までの関連事項で、二、三点樋貝國務相と斉藤國警本部長官にお尋ねしたい。警察の人事と運営に対する行政上の責任者、特に國会に対する政治上の責任者はだれであるかということを明確にしておきたいと思います。これに対する御見解を承りたい。
【次の発言】 司法権の独立というものとは、警察権の独立は性格上非常に違いがあるように思うのです。行政権の一部である警察権全体として内閣にそれが帰属しておることを、憲法は明確にしておる。從つて自治警察についてはただいまお答えのように、あるいは非常事態の宣告ということを契機としてさようなことになるのかもしれませんが、全面的に憲法上は内閣総理大臣が國会に対して警……

第5回国会 法務委員会 第35号(1949/08/30、24期、民主自由党)

○佐瀬委員 東大の法医学教室、もしくは日本の法医学界で、死後轢断の場合について、今までどの程度に実際上法医学的、あるいは解剖学的に調べられたことがあるかということをお伺いしたいと思います。それは何か今までずつと各方面の御説を承つておると、生きてあるものが轢殺なり、あるいはその他の事故で致死になつたという場合を比較の対象にされて、いわゆる生活反應の有無を断定しているというふうに見えるのですが、死後轢断によつて生活反應がなかつたということを肯定するには、やはりそういう場合から結論づけないと、肯定の例から否定の例に移るということは、そこに何か逆は必ずしも眞ならずというような考方からいうと、比較の例に……

第6回国会 選挙法改正に関する特別委員会 第6号(1949/11/28、24期、民主自由党)

○佐瀬委員 「平素親交の事柄にある知己」という定義の中に、政治上に密接なる関係のある者を含めるという御趣旨なのですか。
【次の発言】 立法の精神は、私ども了解できるのでありますが、問題はかかつてその法文化にあると思うのです。今言われたように、もし大原則を維持しつつ、候補者本人のある程度の戸別訪問を是認しようとするものであるならば、やはりそれは嚴格に限定する必要があるのであつて、その限定の仕方として、今述べられたような「親族及び平素親交の間柄にある知己」というものの線を拡げることは、非常に危険であつて、それを調節するためには、やはりここでその範囲を遠ざからないような言葉をつけ加える。「等」あるい……

第6回国会 法務委員会 第4号(1949/11/11、24期、民主自由党)

○佐瀬委員 これはこまかい法律問題になりますが、少年か成人かを判定する時期はどこに求めるか。少年法の解釈の上からいつて、少年の扱いをすべき者はなるべく広く少年の中に入れるというのが、年齡の引上げばかりでなく、具体的な取扱いの上から必要であろうと思うのであります。ただいま山口委員から示された例の場合でも、たとえばそれが事実審の一審の判決時に少年であつたけれども、その後控訴審あるいは上告審の判決を言い渡す時期には、すでに成人になつているといつたような場合に、これはなお少年として取扱い得るかどうか、従来その点については二つの大審院の判例が、矛盾をしたような取扱いをしている例があるのであります。私は将……

第6回国会 法務委員会 第9号(1949/11/21、24期、民主自由党)

○佐瀬委員 補償の範囲を拡大する立法精神を徹底せしめるためには、憲法四十條無罪の裁判というものに限定せずに、先般来他の委員からも質疑がなされましたように、ある程度公訴棄却、あるいは免訴の裁判の場合にも、なお補償ができるというふうに範囲を拡大することが、最もその精神に合致し、また合理的ではないかと考えるのであります。ただしかし刑事訴訟法三百三十九條、あるいは三百三十八條、三百三十七條に列挙された公訴棄却及び免訴の裁判のうち、私の考えをもつてするならば、被告の責任に属せずして、しかも公訴棄却あるいは免訴の裁判があつたという場合に限定して行く。従つてたとえば大赦とか、あるいは訴訟條件の欠缺によつて、……

第6回国会 法務委員会 第10号(1949/11/24、24期、民主自由党)

○佐瀬委員 本両法案を審議する上において、この機会に大蔵大臣から御意見を承つておきたいと思うのであります。  申し上げるまでもなく、新憲法のもとで、司法権の独立及びそれに関連して最高裁判所等の特殊性というものは明確にされ、日本の民主化のため新しい方向のもとにこれが運営されることになり、これに伴つて裁判官の身分の保障及びその地位の独立性というものが確保された次第であります。しかしてその意義を明確にし、またその目的を達成するためには、裁判官の報酬はその裏づけとして一般行政官に対しては優位な地位にこれを置かなければならないということが問題とされ、これはたしか第三国会の際に、当委員会においても、私の質……

第6回国会 法務委員会 第14号(1949/11/29、24期、民主自由党)

○佐瀬委員 私は民主自由党を代表いたしまして、本案に対する討論をいたします。  さきに刑事補償法が制定されてから、相当その成績見るべきものがあつたのでありますが、ここに再び憲法四十條の精神を徹底せしめるために、刑事補償法が新たな内容をもつて提案されて来たのは、まことに当然のことと存ずるのであります。内容的に申し上げるならば、その提案の趣旨に基いて、国家の刑事被告人に対する補償の範囲を拡大し、また補償の全額を引上げて、個人の基本的人権の保障に全きを期せんとするものでありまして、その精神はまことに近代の法律思想に合致し、何人も異論のないところであります。国家賠償法が他方にありますけれども、その法律……

第7回国会 法務委員会 第3号(1950/01/24、24期、民主自由党)

○佐瀬委員 一点お伺いしてみたいと思いますが、最近の経済思想として、資本と経営の分離ということが顧慮されておりますが、授権資本あるいは新株権の優先権の指定とかいつたようなものも、多少それに関連しておるように見えるのでありますが、しかし同時に、株主の保護という規定も相当強化されておるということも承つておるのであります。そういう観点から見て、商法がどういうふうに改正の上で顧慮されたかという問題と、資本の集中排除ということも、いろいろな意味からかなり重要性を持つた問題とされておるのでありますが、その観点から見まして、やはり商法の改正というものがいかに顧慮されたかということを、ごく概略でけつこうであり……

第7回国会 法務委員会 第13号(1950/03/08、24期、自由党)【議会役職】

○佐瀬委員長代理 ちよつと速記をやめてください。
【次の発言】 それでは速記を始めてください。  この際猪俣委員及び加藤委員より、法務総裁等に対する質疑の通告がありますので、これを許します。
【次の発言】 猪俣浩三君。
【次の発言】 他に御質疑ございませんか――なければ次会は明後十日午前十時より開会いたします。  本日はこれをもつて散会いたします。     午後四時十七分散会

第7回国会 法務委員会 第33号(1950/04/22、24期、自由党)

○佐瀬委員 私は自由党を代表いたしまして、土地台帳法等の一部を改正する法律案に対する修正案を提案いたします。  原案にあります附則第一項を次のように改める。   (施行期日)  1 この法律は、公布の日から施行する。 というふうに原案を修正いたすのであります。従つて修正された点は「この法律は、昭和二十五年四月一日から施行する」というのを「公布の日から施行する」というふうに改めただけで、その他は原案通りであります。修正案を提案した理由は、原案をごらんになればわかりますように、すでに四月一日は経過いたしておりますので、單に施行の便宜上「公布の日から施行する」というふうに改める次第であります。

第8回国会 法務委員会 第4号(1950/07/21、24期、自由党)

○佐瀬委員 鉄道犯罪に関する小委員会における経過報告を申し上げたいと思います。本小委員会は、この国会におきましては、今月十八日に設けられたのでありますが、すでに御承知のごとく当法務委員会におきましては、昨年七月中から鉄道犯罪及び治安の調査研究に着手いたし、爾来日本国有鉄道公安局から、終戰後における鉄道犯罪の総合的統計資料の提出並びに説明を求め、あるいは代表的重大鉄道事故及び犯罪に関する詳細な報告を求め、現地出張の際は專門員、調査委員をして各地の公安事情等をも調査いたさせ、またアメリカの鉄道警察制度を研究いたし、特に新刑事訴訟法上の捜査機構との調和については愼重を期し、関係各機関の意見をも十分に……

第9回国会 法務委員会 第7号(1950/12/06、24期、自由党)

○佐瀬委員 関連してお尋ねしておきたいと思うのですが、行政訴訟が通常裁判所の管轄になると思う。従つて行政士の官吏としての經験というようなものが裁判官にも必要であるという点は、想像するにかたくないわけです。ただいま問題にされたことは、そこらに多少関連があるものと思うが、その点をひとつ伺つておきたい。
【次の発言】 根本問題としては裁判官の任用制度に触れるわけでありますが、何かそういう点について、当局者として見通しがおありになるかどうか。ことに裁判官の地位並びにそれに伴う待遇の問題において、行政官と区別をするというような建前から見ても、基本的な問題として、従来から裁判官の任用制度に改正を加える必要……

第9回国会 法務委員会 第9号(1950/12/08、24期、自由党)

○佐瀬委員 法制意見長官に若干この機会にお尋ねいたしておきたいのですが、先ほど大西委員からも質疑が出たのでありますが、いわゆるポツ勅の根拠である五百四十三号に関するものであります。結局は憲法上の政令と同じような作用を持つ、これは私も同意見でありますが、法律に対する関係において効力を考えた場合、いわゆるポツ勅によつて法律を廃止上もしくは変更し得るかどうかという点をまずお伺いいたしたい。
【次の発言】 ただいまの御議論からさらに発展さして参りますと、ひつきようポツ政は憲法にいう一般の政令とは違つて、いわば超憲法的領域に属するものだというふうに断言し得るのではないかと思うのでありますが、その点はいか……

第10回国会 法務委員会 第16号(1951/03/28、24期、自由党)

○佐瀬委員 鉄道公安職員の職務に関する法律の一部を改正する法律案について、小委員会は数回にわたつて審議をいたした結果、法第二条に次の但書を加えることにいたしました。「但し、日本国有鉄道の運輸業務に対する犯罪については、この限りでない。」しこうして第三条については、但書が附加されておつたのを全部削除いたすことにいたしたのであります。従つて改正の要点は、第二条と第三条について、二つの点をあげることができるのであります。  簡単にその要旨を申し上げてみますると第二条は、従来の鉄道公安職員の捜査の場所的制限を、ある程度拡張いたしたことになるのであります。言いかえるならば、鉄道施設以外の場所では捜査がで……

第10回国会 法務委員会 第25号(1951/05/17、24期、自由党)

○佐瀬委員 どなたからでもけつこうでありますが、パーセンテージからいうと企業形態は株式組織が多いように承つたのでありますが、それ以外の企業形態があまり新聞経営において採用されない根本的理由はどこにあるかということをお伺いしたい。
【次の発言】 資金調達が主要な原因をなして株式組織が採用されておると思うのでございますが、この社内株数はパーセンテージの上から見ると、各社とも平均して非常に多いと思うのですが、今福島さんのおつしやられたようにただ一部のものを社外から調達するために、あるいは社内株数が多少流れるということになるかもしれないのでありますが、社内株数が多いということは、やはり資本を社内に求め……

第10回国会 法務委員会 第28号(1951/05/21、24期、自由党)

○佐瀬委員 ただいま警察の本質論に基いて、田方委員からさらに修正意見が提案されたようでありますが、この際には田万君の案について留保され、とりあえず鍛冶委員の提案された修正意見を本委員会として可決して、地方行政委員会に送致されんことを希望いたします。

第12回国会 平和条約及び日米安全保障条約特別委員会 第6号(1951/10/22、24期、自由党)

○佐瀬委員 私は第五條について簡単に政府委員に対して御質疑をいたしたいと思います。  本平和條約の前文においてすでに日本国としては「あらゆる場合に国際連合憲章の原則を遵守し」こう書かれてあります。しかしてさらに第五條において「日本国は、国際連合憲章第二條に掲げる義務、特に次の義務を受諾する。」とうたつてあるわけでありますが、すでに前文にある以上は、かような必要はないではないかと一応疑問を持つわけであります。しかしなおあえてこれを第五條に規定したゆえんのものはどこにあるかということを、まずお尋ねしたいと思います。
【次の発言】 第五條においては、もつぱら日本が国際連合に加盟する以前において、なお……

第12回国会 平和条約及び日米安全保障条約特別委員会 第7号(1951/10/23、24期、自由党)

○佐瀬委員 私はまずもつて本安保條約及びこれに基いてつくらるべき行政協定がいかなる性格を持つものであるか、言いかえるならば、軍事協定と解してよろしいかどうかということをお伺いしておきたいと思います。
【次の発言】 従来の吉田総理、またただいまの大蔵大臣、大橋法務総裁の説明によりまして、私どもは再軍備というものが国際関係あるいは財政上、特に現憲法が厳存する限り、法理的にも不可能である。従つてこの安保條約の必要性というものを認めるものであります。しかしなおこの安保條約及び行政協定が、ただいま西村条約局長の御説明のように、政治協定であつても、その内容その実質において、軍事的性格を帯びた政治協定である……

第12回国会 法務委員会 第12号(1951/11/14、24期、自由党)

○佐瀬委員 今回対日平和條約が調印されまして、まさに国会も批准のための承認が求められつつあるのでありますが、この平和條約の内容は、すでに周知のごとく、和解と信頼のための講和なりとして、いまだ史上に見ざる特色を示しておるのであります。私どももとより日本の立場からこれに対して大いなる感謝を持つと同時に、連合国に対する最大の敬意を表する次第であります。しかしながら講和は和解と信頼のためであると同時に、正義の講和でなければならぬのであります。トルーマン大統領もまたダレス特使も、過般のサンフランシスコの講和会議において、この講和は復讐のためではないということを力説されております。また真珠湾攻撃やパターン……

第12回国会 法務委員会 第15号(1951/11/21、24期、自由党)

○佐瀬委員 過般の京大事件については、国会においても重大な関心を持つておる次第であります。先般文部大臣からも一応調査の上に報告を承るよう  になつておつたのでありますが、幸いに服部学長が当法務委員会にお見えになつたので、その後の調査の結果の況をあらかじめこの際お伺いしておきたいと思うのであります。
【次の発言】 あるいは時間的に限ることが事件の性質上無理であると思いますから、概況として初めから今日までの経過を大要お伺いいたしたいと思います。
【次の発言】 結局京大事件の実体は、一部の学生運動であるというふうに承知してしかるべきものか、あるいはまた外部と何らかの連絡のもとに行われた、一種の政治的……

第12回国会 法務委員会 第17号(1951/11/26、24期、自由党)

○佐瀬委員 最近の学生運動というものが戦後において何か思想的に特色的なものがあるかどうか、まずその点を潮田学長にお伺いいたしたい。
【次の発言】 何か政治的意図に基いた学生運動といつたようなものは、別に見受けられないようですか、どうですか。
【次の発言】 そういう場合に国立大学の問題はしばらくおきまして、私立大学においてはどういう程度に関心を持ち、またそれに対して何らかの対策をお持ちになつておられるのか、その点を次にお伺いしたいと思います。
【次の発言】 それでは具体的な例として、代表的である慶応義塾大学においていかなる対策をお持ちになつて今日に及んでおるか、できればなるべく具体的に承つておき……

第13回国会 法務委員会 第1号(1951/12/13、24期、自由党)【議会役職】

○佐瀬委員長 これより会議を開きます。  本日の日程に入ります前に一言ごあいさつ申し上げます。このたび不肖私が当法務委員会の委員長の重責を汚すことに相なりましたので、この際皆様に一言ごあいさついたしたいのであります。元来浅学非才、特に議事その他についても不なれな点が多いことと存じまするので、委員各位の御協力によりまして大過なくこの重責を全うすることができれば幸いと存じます。どうかこの上とも御支援、御協力を賜わりたいことをお願いいたす次第であります。(拍手)  本日の日程に入ります前にお諮りいたしたいことがございます。衆議院規則第九十四條によりまして、前国会同様国政調査をいたしたい旨議長に申出を……

第13回国会 法務委員会 第2号(1951/12/14、24期、自由党)【議会役職】

○佐瀬委員長 これより会議を開きます。  ポツダム宣言の受諾に伴い発する命令に関する件の廃止に関する法律案について、前会に引続き質疑を行います。  この際政府より、本法案の提案理由に付随して若干の説明をいたしたいという発言を求められておりまするから、これを許します。佐藤法制意見長官。
【次の発言】 引続いて質疑の通告がありますので、これを許します。鍛冶良作君。
【次の発言】 次に、世耕委員より法務総裁に対し汚職事件について質疑の通告がありますので、この際これを許します。世耕君。
【次の発言】 本日はこの程度にいたし、次会は公報をもつてお知らせいたします。  本日はこれにて散会いたします    ……

第13回国会 法務委員会 第3号(1951/12/24、24期、自由党)【議会役職】

○佐瀬委員長 これより会議を開きます。  本日は委員派遣に関する件についてお諮りいたします。去る十六日、十八日の大阪、滋賀における朝鮮人集団暴行事件調査のため、委員を派遣いたしたいと存じますので、その旨議長に申請いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なければさようにとりはからいます。  なお期間、人数等の点につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませぬか。
【次の発言】 御異議なければさようとりはからいます。  本日はこれにて散会いたします。     午後零時十七分散会

第13回国会 法務委員会 第4号(1952/01/28、24期、自由党)【議会役職】

○佐瀬委員長 これより会議を開きます。  本日の日程に入ります前にお諮りいたしたいことがございます。議院運営委員会における申合せによりまして、理事でありまする猪俣浩三君より理事辞任の申出がありますので、これを許可いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なければさようとりはからいます。  つきましては同理事の補欠選任を行わなければなりませんが、理事の補欠選任は、先例によりまして委員長より御指名いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なければ、田万廣文君を理事に指名いたします。
【次の発言】 次にポツダム宣言の受諾に伴い発する命令に関する件に……

第13回国会 法務委員会 第5号(1952/01/31、24期、自由党)【議会役職】

○佐瀬委員長 これより会議を開きます。  まず小委員会設置の件についてお諮りいたします。この際恩赦に関する小委員会、及び戰争犯罪者の刑の執行に関する小委員会を設けその調査に当りたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 異議なければさように決定いたします。なお小委員の数及び選任につきましては、委員長に御一任願いとう存じます。
【次の発言】 次に松阪市大火事件について、田嶋委員より発言を求めておりますので、この際これを許します。
【次の発言】 ただいまの田嶋委員より述べられた通り松阪市の大火事件に関する調査のため参考人より意見を聴取することにいたしたいと思いますが、別に御異議ございま……

第13回国会 法務委員会 第6号(1952/02/01、24期、自由党)【議会役職】

○佐瀬委員長 これより会議を開きます。  ポツダム宣言の受諾に伴い発する命令に関する件の廃止に関する法律案及びポツダム宣言の受諾に伴い発する命令に関する件に基く法務府関係諸命令の措置に関する法律案、以上の二案を一括議題として質疑を行います。質疑の通告がありますので、順次これを許可いたします。北川委員。
【次の発言】 本日はこの程度にいたし、明日は午前十一時より開会いたします。  本日はこれにて散会いたします。     午後三時四十七分散会

第13回国会 法務委員会 第7号(1952/02/02、24期、自由党)【議会役職】

○佐瀬委員長 これより会議を開きます。  ポツダム宣言の受諾に伴い発する命令に関する件の廃止に関する法律案及びポツダム宣言の受諾に伴い発する命令に関する件に基く法務府関係諸命令の措置に関する法律案、以上の二案を一括議題として質疑を行います。質疑の通告がありますので、順次これを許します。田中堯平君。
【次の発言】 猪俣浩三君。
【次の発言】 本日はこの程度にとどめ、明後四日午後一時より会議を開きます。  本日はこれをもつて散会いたします。     午後零時三十五分散会

第13回国会 法務委員会 第8号(1952/02/04、24期、自由党)【議会役職】

○佐瀬委員長 これより会議を開きます。  ポツダム宣言の受諾に伴い発する命令に関する件の廃止に関する法律案を議題といたします。質疑の通告がありますので、これを許します。鍛冶良作君。
【次の発言】 御質疑はありませんか――他に御質疑がなければ、質疑はこれをもつて終局いたしました。  これより討論に入ります。討論の通告がありますので、これを許します。鍛冶良作君。
【次の発言】 田万廣文君。
【次の発言】 田中堯平君。
【次の発言】 猪俣浩三君。
【次の発言】 これにて討論は終了いたしました。よつてこれより採決いたします。本案に賛成の方の御起立を望みます。

第13回国会 法務委員会 第9号(1952/02/06、24期、自由党)【議会役職】

○佐瀬委員長 これより会議を開きます。  検察行政及びこれに関連する国内治安に関する件、すなわち警察官射殺事件その他について、委員田嶋好文君より発言の通告がありますので、これを許します。田嶋好文君。
【次の発言】 本議題は国会としても治安立法上重大な関心事であります。よつて、本委員会としては、すべて正確な調査報告を望む次第であります。この際政府の関係各当局者におきましては、ただいまの質疑応答に現われた調査資料をすみやかに本委員会に提出せられんことを望みます。
【次の発言】 次に国の利害に関係のある訴訟についての法務総裁の権限等に関する法律の一部を改正する法律案が昨五日本委員会に付託されましたの……

第13回国会 法務委員会 第10号(1952/02/08、24期、自由党)【議会役職】

○佐瀬委員長 これより会議を開きます。  検察行政及びこれと関連する国内治安に関する件について調査を進めたいと存じます。質疑の通告がありますので、これを許します。田嶋好文君。

第13回国会 法務委員会 第11号(1952/02/12、24期、自由党)【議会役職】

○佐瀬委員長 これより会議を開きます。  この際本日の日程に入る前にお諮りをいたします。戦争犯罪者の刑の執行に関する件について菊池覚君及び黒田重徳君を参考人として招致し、その意見を聴取いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なければさよう決定いたします。なお参考人招致の日時は、来る十四日午前十時といたしたいと存じますから、さよう御承知願います。
【次の発言】 次に検察行政及びこれと関連する国内治安に関する件について調査を進めます。発言の通告がありますから、これを順次許します。鍛冶良作君。
【次の発言】 他に質問がなければ、本日はこの程度にとどめます。  明十三日午前……

第13回国会 法務委員会 第12号(1952/02/13、24期、自由党)【議会役職】

○佐瀬委員長 これより会議を開きます。  検察行政及びこれと関連する国内治安に関する件について調査を進めます。本日は松阪の大火事件について参考人より意見を聴取することにいたします。あらかじめ委員長としてこあいさつを申し上げたいのであります。昨年十二月十七、八日の三軍県松阪市に起つた大火事件について、衆議院法務委員会は国政調査をすることと相なり、かねて現地松阪より関係者を参考人として御上京をお願いいたしましたところ、遠路わざわざ多数御上京、御登院していただいたことについて、この際厚く御礼申し上げる次第であります。本委員会は、多年国内治安の問題に対しては重大関心を持つているのでありまして、近時勃発……

第13回国会 法務委員会 第13号(1952/02/14、24期、自由党)【議会役職】

○佐瀬委員長 ただいまより会議を開きます。  戰争犯罪者の刑の執行に関する件について調査を進めます。本日は本件についてマヌス島より引揚げられた菊池覚君及びフィリピンより引揚げられた黒田重徳君の二参考人よりその意見を聴取することにいたします。  参考人黒田重徳君、菊池覚君は、過日フィリピンと濠州からそれぞれ無事帰還されることができたのであります。かの地においては長い間御苦労されたことに対して、当委員会としても深く御同情申し上げます。  御承知のように日本は平和條約第十一條に基いて、国際裁判及び連合各国の裁判も嚴粛に受諾し、その刑を執行するとともに、諸種の恩典については各連合国に勧告することができ……

第13回国会 法務委員会 第14号(1952/02/15、24期、自由党)【議会役職】

○佐瀬委員長 ただいまより法務委員会を開会いたします。  法制に関する件について調査をいたします。戰争終結宣言などに関して発言の通告がありますから、これを許します。角田幸吉君。
【次の発言】 暫時休憩いたします。     午前十一時二十四分休憩
【次の発言】 休憩前に引続き会議を開きます。  モスクワにおいて開催せられる国際経済会議の旅券発行等について発言の通告がありますから、これを許します。猪俣浩三君。
【次の発言】 簡單に願います。加藤充君。
【次の発言】 田中堯平君。
【次の発言】 旅券に関する質疑はこれをもつて終了いたします。政府委員の御退席を許します。  なお大橋国務大臣に対する治安……

第13回国会 法務委員会 第15号(1952/02/18、24期、自由党)【議会役職】

○佐瀬委員長 これより会議を開きます。  検察行政及び国内治安に関する件について調査を進めます。発言の通告がありますから、これを許します。猪俣浩三君。
【次の発言】 猪俣君にお諮りしますけれども、法務総裁は……。
【次の発言】 加藤君御謹聽願います。
【次の発言】 本日はこの程度にとどめ、次の会議は二十日午後二時より開きます。  本日はこれにて散会いたします。     午後零時二十六分散会

第13回国会 法務委員会 第16号(1952/02/20、24期、自由党)【議会役職】

○佐瀬委員長 これより会議を開きます。  工場抵当法及び鉱業抵当法の一部を改正する法律案を議題といたします。政府より提案の趣旨説明を聴取することにいたします。村上政府委員。
【次の発言】 これにて提案の趣旨説明は終りました。  なお本案に対する質疑は、これを後日に譲ることといたしますから、さよう御了承願います。  なおこの際政府委員より本改正法案に対する逐条説明の申出がありますから、これを許します。村上政府委員。
【次の発言】 次に、国の利害に関係ある訴訟についての法務総裁の権限等に関する法律の一部を改正する法律案を議題といたします。これに対する質疑の通告がありますから、これを許します。鍛冶良……

第13回国会 法務委員会 第17号(1952/02/23、24期、自由党)【議会役職】

○佐瀬委員長 これより会議を開きます。  検察行政及び国内治安に関する件について調査を進めます。  この際お諮りいたします。本件について警視総監田中榮一君を参考人として、その意見を聴取いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 異議なければ、さように決定いたします。  発言の通告がありますから、順次これを許します。押谷富三君。
【次の発言】 田万君。
【次の発言】 速記をとめて。
【次の発言】 速記を始めて。猪俣浩三君。
【次の発言】 本日はこれにて散会いたします。次の会議は公報をもつてお知らせいたします。     午後二時五十八分散会

第13回国会 法務委員会 第18号(1952/02/28、24期、自由党)【議会役職】

○佐瀬委員長 これより会議を開きます。  検察行政及び国内治安に関する件について調査を進めます。発言の通告がありますから、順次これを許します。猪俣浩三君。
【次の発言】 ただいま法務総裁から、自治警察に対して運営管理権がないという御意見の発表がありましたが、最近各地に続出する集団暴行事件を契機としまして、自治警察、国家警察の調整、協力が問題となり、さらに首都の治安対策としまして、首都警察の構想があるやに聞き及んでおりますが、この際、さしつかえない範囲内において、法務総裁からこの点に対する御意見の発表をお願いしたいと思います。
【次の発言】 田嶋好文君。

第13回国会 法務委員会 第19号(1952/03/03、24期、自由党)【議会役職】

○佐瀬委員長 ただいまより会議を開きます。  検察行政及び国内治安に関する件について調査を進めます。本件調査のために参考人より意見の聴取をいたしたいと思いますので、この件についてお諮りいたします。  いわゆる東大事件について、東大学長矢内原忠雄君、早大総長島田考一君、評論家阿部眞之助君、東大学生吉川勇一君、同中村隆治君、警視総監田中榮一君、本富士署長野口議君、以上を参考人とし、その意見を聴取したいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 異議なければ、さようにとりはからいいたします。  この際、委員長として一言ごあいさつ申し上げます。  大学は一国文化の中枢であり、国家は巨額の費用を……

第13回国会 法務委員会 第20号(1952/03/06、24期、自由党)【議会役職】

○佐瀬委員長 ただいまより会議を開きます。  検察行政及び国内治安に関する件について調査を進めます。  この際お諮りいたします。いわゆる東大事件について、元文部次官剱木亨弘君を参考人として追加選定し、その意見を聴取いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なければさように決定いたします。  それでは前会に引続き東大事件について、参考人及び政府当局より順次その意見を聴取いたします。  田中警視総監にあらかじめ御注意いたしますが、警視総監の立場から、本件に対して関与された概括的な説明をまずお願いいたしまして、それから各委員から質疑がありまするから、それに対する御答弁をお願……

第13回国会 法務委員会 第21号(1952/03/12、24期、自由党)【議会役職】

○佐瀬委員長 ただいまより会議を開きます。  本日の日程に入る前に、理事の補欠選任についてお諮りいたします。すなわち去る二月二十九日、田嶋好文君が委員を辞任せられ、三月一日再び本委員に選任せられました。また中村又一君は去る六日委員を辞任せられ、翌七日に再び本委員に選任せられたのでありますが、田嶋好文君及び中村又一君はいずれも理事でありましたので、理事の補欠選任を行わなければならないのであります。理事の補欠選任については、先例に従いまして、委員長において御指名いたすに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。理事に従前通り田嶋好文君及び中村又一君を御指名いたします。

第13回国会 法務委員会 第22号(1952/03/14、24期、自由党)【議会役職】

○佐瀬委員長 これより会議を開きます。  行政協定締結に伴う法務行政等に関する件について調査を進めます。発言の通告がありますから、順次これを許します。鍛冶良作君。
【次の発言】 静粛に願います。
【次の発言】 ちよつと速記をとめてください。
【次の発言】 速記を始めてください。鍛冶君。
【次の発言】 ちよつと速記をとめて。
【次の発言】 速記を始めて。本日はこの程度にとどめ、次の会議日は三月十八日午前十一時といたします。本日はこれにて散会いたします。     午後四時二十五分散会

第13回国会 法務委員会 第24号(1952/03/25、24期、自由党)【議会役職】

○佐瀬委員長 加藤君、時間がありませんから御意見は別の機会にして、質疑を願います。
【次の発言】 世耕弘一君。
【次の発言】 他に質問がなければ、本日はこの程度にとどめ、明日は午後一時半より会議を開きます。  本日はこれにて散会いたします。     午後五時三十三分散会

第13回国会 法務委員会 第25号(1952/03/26、24期、自由党)【議会役職】

○佐瀬委員長 これより会議を開きます。  住民登録法施行法案を議題といたします。提出者より提案の趣旨説明を聴取いたします。鍛冶良作君。
【次の発言】 ただいま提出者より申し出がありました通り、資料として配付されました本案の逐條説明書を会議録にとどめるようとりはからいたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なければさようとりはからいます。  次に本案に対する質疑に入ります。質疑の通告がありますので順次これを許します。北川定務君。
【次の発言】 加藤充君。
【次の発言】 他に御質疑はありませんか。
【次の発言】 暫時休憩いたします。     午後二時五十八分休憩

第13回国会 法務委員会 第26号(1952/03/27、24期、自由党)【議会役職】

○佐瀬委員長 ちよつとお諮りしますが、木村法務総裁は参議院の本会議に出なければなりませんが、もしこの機会に法務総裁に対して御質疑があれば、簡單に……。
【次の発言】 法務総裁に一言お尋ねしておきたいのでございますが、刑罰以外の、たとえば弁護士に対する懲戒処分、あるいは公務員に対する懲罰処分というものに対しては、現在のところ恩赦の対象としていかにこれを考慮されておるか、簡單に伺つておきたいと思います。
【次の発言】 世耕弘一君。
【次の発言】 田嶋好文君。
【次の発言】 他に御質疑はございませんか。――なければ本日はこの程度にとどめ、明二十八日午後一時より会議を開きます。  本日はこれをもつて散……

第13回国会 法務委員会 第28号(1952/03/29、24期、自由党)【議会役職】

○佐瀬委員長 これより会議を開きます。  最高裁判所における民事上告事件の審判の特例に関する法律の一部を改正する法律案、平和條約第十一條による刑の執行及び赦免等に関する法律案、下級裁判所の設立及び管轄区域に関する法律の一部を改正する法律案、裁判所職員定員法等の一部を改正する法律案、平和條約の実施に伴う民事判決の再審査等に関する法律案及び平和條約の実施に伴う刑事判決の再審査等に関する法律案を一括議題といたし、各案について政府より提案の趣旨説明を聽取いたします。
【次の発言】 以上をもつて各案に対する政府の提出の趣旨説明を終ります。  なおこれらの各案に対する質疑は次会に讓ることにいたします。本日……

第13回国会 法務委員会 第29号(1952/04/03、24期、自由党)【議会役職】

○佐瀬委員長 これより会議を開きます。  まず犯罪者予防更生法の一部を改正する法律案、日本国とアメリカ合衆国との間の安全保障條約第三條に基く行政協定に伴う民事特別法案及び日本国とアメリカ合衆国との間の安全保障條約第三條に基く行政協定に伴う刑事特別法案の各案を一括議題とし、政府より提案理由の説明を聽取いたします。龍野政府委員。
【次の発言】 これにて提案理由の説明は終りました。なおこれらの各案に対する質疑は後日に讓るごとにいたしますから、さよう御了承を願います。
【次の発言】 この際お諮りいたします。破壞活動防止に関する件について、各地の実況調査のため委員を派遣いたしたいと存じますが、御異議ござ……

第13回国会 法務委員会 第30号(1952/04/11、24期、自由党)【議会役職】

○佐瀬委員長 これより会議を開きます。  日本国とアメリカ合衆国との間の安全保障條約第三條に基く行政協定に伴う民事特別法案を議題といたします。質疑に入ります。質疑の通告がありますから、これを許します。山口好一君。
【次の発言】 委員長として申し上げますが、加藤委員の質疑は、要するに本案の審議上、国連軍の日本国民に対して惹起した災害に対していかなる補償制度があるか、また将来それに対する立法措置でもあるのかという点に対する御質疑と思うのでありますが、これはかなり本案に並行して勘案すべき問題であろうと思いますから、もし政府において今日までそれがいかに処置されて来ておるか、また将来それに対してどう措置……

第13回国会 法務委員会 第31号(1952/04/12、24期、自由党)【議会役職】

○佐瀬委員長 これより会議を開きます。  日本国とアメリカ合衆国との間の安全保障條約第三條に基く行政協定に伴う民事特別法案を議題といたしまして質疑を続行いたします。質疑の通告がありますから順次これを許します。なお本日は法務府関係の政府委員以外に、外務省並びに特別調達庁の当局者も見えておりますから、念のために申し上げておきます。田嶋好文君。
【次の発言】 田万廣文君。
【次の発言】 田万委員の質疑の御趣旨は、不法行為に基いた損害賠償はもちろん違法を條件とする。しかしなお違法を必要とせずに国家補償の制度が別途に考えられるかという趣旨も含んでおるのじやないかと思うのでありますが、その点に対する政府委……

第13回国会 法務委員会 第32号(1952/04/14、24期、自由党)【議会役職】

○佐瀬委員長 これより会議を開きます。  日本国とアメリカ合衆国との間の安全保障條約第三條に基く行政協定に伴う民事特別法案を議題といたします。質疑を続行いたします。質疑の通告がありますのでこれを許します。鍛冶良作君。
【次の発言】 田中堯平君。
【次の発言】 それでは本民事特別法案の審議はこの程度にとどめます。
【次の発言】 次に平和條約第十一條による刑の執行及び赦免等に関する法律案の審議をいたします。質疑の通告がありますのでこれを許します。大西正男君。
【次の発言】 それでは速記をとめてください。
【次の発言】 速記を始めてください。

第13回国会 法務委員会 第33号(1952/04/15、24期、自由党)

○佐瀬委員 これより会議を開きます。  日本国とアメリカ合衆国との間の安全保障条約第三条に基く行政協定に伴う民事特別法案を議題といたします。本案を討論に付します。討論の通告がありますので、これを許します。鍛冶良作君。
【次の発言】 大西正男君。
【次の発言】 田万廣文君。
【次の発言】 田中堯平君。
【次の発言】 佐竹晴記君。
【次の発言】 これにて討論は終局いたしました。本案を表決に付します。本案に賛成の諸君の御起立を願います。
【次の発言】 起立多数。よつて本案は可決すべきものと決しました。  この際お諮りいたします。ただいま議決いたしました法律案に関する委員会報告書の作成につきましては、……

第13回国会 法務委員会 第34号(1952/04/16、24期、自由党)【議会役職】

○佐瀬委員長 これより会議を開きます。  平和條約の実施に伴う民事判決の再審査等に関する法律案及び平和條約の実施に伴う刑事判決の再審査等に関する法律案を一括議題といたします。  なおお諮りいたします。民事判決の再審査等に関する法律案に関しましては、法務府より資料として、連合国人等を当事者とする民事訴訟事件数調が提出されていますので、これを会議録にとどめたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なければさようにとりはからいます。  以上二案に対して質疑の通告がありますので、順次これを許します。松木弘君。
【次の発言】 大西正雄君。

第13回国会 法務委員会 第35号(1952/04/17、24期、自由党)【議会役職】

○佐瀬委員長 これより会議を開きます。  日本国とアメリカ合衆国との間の安全保障條約第三条に基く行政協定に伴う刑事特別法案を議題といたします。  この際政府より、本案の逐条説明を聴取することにいたします。岡原政府委員。

第13回国会 法務委員会 第36号(1952/04/18、24期、自由党)【議会役職】

○佐瀬委員長 これより会議を開きます。  日本国とアメリカ合衆国との間の安全保障條約第三條に基く行政協定に伴う刑事特別法案を議題といたします。  質疑に入ります。質疑の通告がありますので、順次これを許します。大西正男君。
【次の発言】 今の点について、刑事特別法第一條の第二項にいう「合衆国軍隊」とは「アメリカ合衆国の陸軍、空軍及び海軍であつて」云々としてありますが、これに当てはめて説明されて明らかにしていただきたいと思います。
【次の発言】 この四項に「アメリカ合衆国の国籍を有する文民」と書いてありますが、この文民の意味は日本国憲法で言う文民と同じ意味に使用されておるのですか。

第13回国会 法務委員会 第37号(1952/04/19、24期、自由党)【議会役職】

○佐瀬委員長 これより会議を開きます。  日本国とアメリカ合衆国との間の安全保障條約第三條に基く行政協定に伴う刑事特別法案を議題といたしまして、前会に引続いて質疑を続行いたします。質疑の通告がありますので、順次これを許します。世耕弘一君。
【次の発言】 機密の性格を持つておるということに対する認識が必要であるという趣旨に、政府委員の答弁はなるわけですね。
【次の発言】 猪俣浩三君。
【次の発言】 猪俣君に申し上げますが、政務次官と佐藤法制意見長官が出ております。法務総裁はやむを得ない用でただいまのところ出席できないそうそうですから、先ほどの一般問題についてこの機会に質疑されたらいかがかと思いま……

第13回国会 法務委員会 第38号(1952/04/21、24期、自由党)【議会役職】

○佐瀬委員長 これより会議を開きます。  日本国とアメリカ合衆国との間の安全保障條約第三條に基く行政協定に伴う刑事特別法案を議題とし、質疑を続行いたします。大西正男君。
【次の発言】 今の御質疑に対して政府委員はよく御調査の上に御説明を後刻願いたいと思います。
【次の発言】 同時に政府委員の説明の中に、特定の多数人あるいは不特定人という場合に、その方法が公然性を持つ場合を教唆及び扇動の区別の一つの基準にしているかどうか。この点もやはり問題であろうと思いますから、御研究の上に御意見の発表を願いたいと思います。
【次の発言】 速記をとめて、

第13回国会 法務委員会 第39号(1952/04/22、24期、自由党)【議会役職】

○佐瀬委員長 これより会議を開きます。  日本国とアメリカ合衆国との間の安全保障條約第三條に基く行政協定に伴う刑事特別法案を議題といたします。本案を討論に付します。討論の通告がありますので順次これを許します。鍛冶良作君。
【次の発言】 大西正男君。
【次の発言】 田中堯平君。
【次の発言】 猪俣浩三君。
【次の発言】 石川金次郎君。
【次の発言】 以上をもつて討論は終局いたしました。  本案を表決に付します。本案に賛成の諸君の御起立を願います。
【次の発言】 起立多数。よつて本案は可決すべきものと決しました。  この際お諮りいたします。ただいま議決いたしました法律案に関する委員会報告書の作成に……

第13回国会 法務委員会 第40号(1952/04/23、24期、自由党)【議会役職】

○佐瀬委員長 これより会議を開きます。  本日は恩赦に関する件について調査を進めます。田嶋好文君。
【次の発言】 ただいまの法務総裁の御答弁によつて、今後議案の取扱い方、特に国家機密保持に万遺憾なきを期していただきたいということを委員会として要望いたしまして、次の恩赦に関する件についての調査を進めます。  この際お諮りいたしたいのでありますが、国会法第五十二條によりまして、秘密会にいたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なければさようとりはからいます。政府委員及び関係者以外の御退場を願います。
【次の発言】 まず政府より御説明を求めます。齋藤政府委員。

第13回国会 法務委員会 第41号(1952/04/24、24期、自由党)【議会役職】

○佐瀬委員長 これより会議を開きます。  この際理事の辞任並びに理事の補欠選任についてお諮りいたします。本日理事北川定務君より理事辞任の申出がありましたがこれを許すに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よつて同君の理事辞任の件は許可することに決しました。  次に理事の補欠選任についてお諮りいたします。三月三十一日に理事の押谷富三君が委員を辞任せられましたので、その補欠、また去る二十二日に理事の田万廣文君が委員を辞任せられましたのでその補欠、並びにただいま理事辞任を許可いたしました北川君の補欠と、都合三名の理事の補欠選任を行わなければなりませんが、これは先例によりまして委員……

第13回国会 法務委員会 第42号(1952/04/25、24期、自由党)【議会役職】

○佐瀬委員長 これより会議を開きます。  前会に引続き破壞活動防止案、公安調査庁設置法案、公安審査委員会設置法案、以上三案を一括議題として質疑を継続いたします。質疑の通告がありますので、順次これを許します。角田幸吉君。
【次の発言】 その点は昨日以来質疑の問題点になつておるのでありますが、具体的な事情については政府から後刻あらためて資料を提出していただいて、資料に基いて説明を願うことになつております。従つてこの際は一般的な説明として、政府委員の御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 後刻意見長官が出席の上答弁するそうでありますから、その先の質疑を続行していただきたいと思います。

第13回国会 法務委員会 第43号(1952/04/26、24期、自由党)【議会役職】

○佐瀬委員長 これより会議を開きます。  破壞活動防止法案、公案調査庁設置法案、公安審査委員会設置法案の三案を議題といたします。質疑を継続いたします。田中堯平君。
【次の発言】 静粛に。
【次の発言】 加藤君、静粛に願います。
【次の発言】 加藤充君。関連質問の申入れでありますから、一点に限つて簡潔に願います。
【次の発言】 加藤君に申し上げますが、約束でありますから、なお質疑は次の機会に願います。猪俣浩三君。
【次の発言】 なおその点は、あとで参考資料として各委員に配付してください。
【次の発言】 猪俣君に申し上げますが、時間が迫つておりますから、結論的な質疑を急いで願います。

第13回国会 法務委員会 第44号(1952/04/28、24期、自由党)【議会役職】

○佐瀬委員長 これより会議を開きます。  前会に引続き破壞活動防止法案、公安調査庁設置法案、公安審査委員会設置法案、以上三案を一括議題として質疑を継続いたします。吉田安君。
【次の発言】 石川金次郎君。
【次の発言】 午前中の審議はこの程度にとどめ、暫時休憩いたします。     午後零時二十六分休憩
【次の発言】 休憩前に引続き会議を開きます。  質疑を継続いたします。石川金次郎君。
【次の発言】 石川委員の質疑の要旨は、予備、陰謀及び本法に言う教唆、扇動を独立犯罪としたけれども、その基本犯罪である刑法の内乱その他の犯罪について刑罰を加重するとか、そういう立法措置をせずに、それをもととして起る……

第13回国会 法務委員会 第46号(1952/05/08、24期、自由党)【議会役職】

○佐瀬委員長 これより法務委員会を開きます。  破壊活動防止法案、公安調査庁設置法案、公安審査委員会設置法案、以上三案を議題といたし、質疑を継続いたします。  都合によりこれをもつて暫時休憩いたします。     午前十時五十五分休憩
【次の発言】 休憩前に引続き会議を開きます。  質疑を継続いたします。中村又一君。
【次の発言】 木村法務総裁はからだのぐあいがお悪いので……。
【次の発言】 ただいまの点は、しばしば当委員会において、調査、捜査、裁判の関連において問題とされた点でありますから、この際法務総裁からその点に対するお答えを希望いたします。

第13回国会 法務委員会 第47号(1952/05/09、24期、自由党)【議会役職】

○佐瀬委員長 これより会議を開きます。  破壊活動防止法案、公安調査庁設置法案、公安審査委員会設置法案、以上三案を一括議題として質疑を継続いたします。加藤充君。
【次の発言】 もう一回加藤君から質疑の点を明らかにしていただきましよう。
【次の発言】 今の質疑の点は、憲法と破防法の基本的問題にも関連しておりますので、一応佐藤法制意見長官の御意見も承つておきたいと思います。
【次の発言】 猪俣浩三君。
【次の発言】 猪俣君に申し上げますが、なお時間を要するようでしたら、午後にまわしまして、一旦打切りたいと思います。
【次の発言】 午前中の審議はこの程度にとどめ、暫時休憩いたします。午後は一時半から……

第13回国会 法務委員会 第48号(1952/05/10、24期、自由党)【議会役職】

○佐瀬委員長 これより会議を開きます。  破壊活動防止法案、公安調査庁設置法案、公安審査委員会設置法案、以上三案を一括議題として質疑を継続いたします。田中堯平君。――間もなく法務総裁も出席される予定でありますから、質疑をあらかじめ継続していただきたいと思います。
【次の発言】 加藤君静粛に願います。
【次の発言】 休憩前に引続き会議を開きます。  この際お諮りいたしますが、一昨八日より九日にかけて、早稲田大学に起りました事件について、警視総監田中榮一君、早稲田大学総長島田孝一君、同大学厚生部長兼学生課長瀧口宏君、以上三名の方を参考人といたし、その状況の説明を求めたいと思いますが、御異議ございま……

第13回国会 法務委員会 第49号(1952/05/12、24期、自由党)【議会役職】

○佐瀬委員長 これより会議を開きます。  破壊活動防止法案、公安調査庁設置法案、公安審査委員会設置法案、以上三案を一括議題とし、質疑を継続いたします。大西正男君。
【次の発言】 その場合、いわゆる外郭団体といわれるものの機関紙は包含するかいなか、この点に対する御意見を承りたい。
【次の発言】 ただいま大西委員が問われた中に、団体の活動として暴力主義的破壊活動を行つた団体、これは本法施行後のいわゆる本法の暴力主義的破壊活動を行つたものに限定する趣旨であるかどうか、本法施行前における本法に該当するような活動をも含めた趣旨であるかどうか、その点もこの機会に明らかにしておきたいと思います。

第13回国会 法務委員会 第50号(1952/05/13、24期、自由党)【議会役職】

○佐瀬委員長 これより会議を開きます。  破壊活動防止法案、公安調査庁設置法案、公安審査委員会設置法案、以上三案を一括議題として質疑を継続いたします。
【次の発言】 猪俣浩三君。
【次の発言】 眞鍋勝君。
【次の発言】 時間の関係もありますから、なるべく要点的にお願いいたします。
【次の発言】 先般世耕委員より委員長に対しまして、文書をもつて法務総裁に質疑の申出がありますから、その要旨をお伝えして御答弁を願いたいと思います。  日本の治安確保のために本法案の完な遂行のためには、特に調査機関の全拡充強化が必要ではないか。またそのためには政府は現にいかなる予算措置をなされておるか、また将来いかなる……

第13回国会 法務委員会 第51号(1952/05/15、24期、自由党)【議会役職】

○佐瀬委員長 これより会議を開きます。  破壊活動防止法案、公安調査庁設置法案、公安審査委員会設置法案、以上三案を一括議題とし議事を進行いたします。  この際、自由党を代表して田嶋好文君から破壊活動防止法案外二案に対し、改進党を代表して中村又一君から破壊活動防止法案に対し、それぞれお手元に配付の通り修正案が提出されておりますから、まず順次その趣旨の説明を求めることにいたします。田嶋好文君。
【次の発言】 中村又一君。
【次の発言】 以上をもつて、自由党並びに改進党の各修正案に対する趣旨説明は終了いたしました。  これより、本三案及び各修正案を一括討論に付します。討論は通告の順序に従つてこれを許……

第13回国会 法務委員会 第52号(1952/05/17、24期、自由党)【議会役職】

○佐瀬委員長 これより会議を開きます。  本日の日程に入る前に、理事の補欠選任についてお諮りいたします。すなわち理事でありました田万廣文君は、去る四月二十二日一旦委員を辞任せられておりますので、理事が一名欠員となつておるのであります。従いまして理事の補欠選任を行わなければなりませんが、先例に従つて委員長において御指名するに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。理事には従前通り田万廣文君を御指名いたします。
【次の発言】 次に本日の日程に関しまして、最高裁判所長官の指定する代理者より説明したいとの要求がありました場合には、国会法第七十二条第二項の規定によりまして、これを承認……

第13回国会 法務委員会 第53号(1952/05/19、24期、自由党)【議会役職】

○佐瀬委員長 これより会議を開きます。  本日の日程に入る前にお諮りいたします。今会期中におきまして、今後最高裁判所長官またはその指定する代理者より、本委員会に出席説明したいとの要求があります場合には、国会法第七十二條第二項の規定により、これを承認するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認め、さよう決定いたします。   これより裁判所職員定員法等の一部を改正する法律案を議題といたします。本案につきまして、裁判所当局より説明したいとの申出がありますのでこれを許します。鈴木説明員。
【次の発言】 この際伺つておきたいのは、増加された人員の配置を場所的に御説明願つておきたいと思います。……

第13回国会 法務委員会 第55号(1952/05/21、24期、自由党)【議会役職】

○佐瀬委員長 これより会議を開きます。  最高裁判所における民事上告事件の審判の特例に関する法律の一部を改正する法律案、下級裁判所の設立及び管轄区域に関する法律の一部を改正する法律案、裁判所職員定員法等の一部を改正する法律案、以上三案を一括して議題といたします。質疑を行います。質疑の通告がありますのでこれを許します。梨木作次郎君。
【次の発言】 今の梨木委員の要望するところは、全委員のまた同じく要望するところでありますから、政府委員に至急に資料を御提出を求めておきます。
【次の発言】 他に御質疑はございませんか――他に御質疑がなければ、以上三案に対する質疑はこれをもつて終局いたします。  次に……

第13回国会 法務委員会 第56号(1952/05/22、24期、自由党)【議会役職】

○佐瀬委員長 これより会議を開きます。  裁判所侮辱制裁法案を議題といたします。  この際お諮りいたします。本案の審査に関連し、過般大阪地方裁判所堺支部において起りましたる津田一朗に対する昭和二十五年政令第三百二十五号違反事件審理中の事件及び広島地方裁判所における鄭泰重外三名の勾留理由開示公判の際に起つた事件につきまして、それぞれ大阪地方裁判所長小原仲君、及び広島地方裁判所長藤山富一君より参考人として実情の説明を聴取いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認め、小原及び藤山両君より参考人としてそれぞれの実情の説明を聴取することにいたします。  なお本件に関連し……

第13回国会 法務委員会 第57号(1952/05/24、24期、自由党)【議会役職】

○佐瀬委員長 これより会議を開きます。  裁判所侮辱制裁法案を議題といたします。
【次の発言】 本案につきましては、御承知の通り第十四国会におきまして、本委員会に付託となり、提出者より本案提出の趣旨説明はすでに聴取いたしておりますので、これを省略いたし、ただちに質疑に入りたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認め、ただちに質疑に入ることにいたします。質疑の通告がありますので、順次これを許します。鍛冶良作君。

第13回国会 法務委員会 第58号(1952/05/28、24期、自由党)【議会役職】

○佐瀬委員長 これより会議を開きます。  犯罪者予防更生法の一部を改正する法律案を議題といたします。この際本案の内容について政府より説明を聽取することにいたします。
【次の発言】 これにて説明は一応終りましたが、なおお諮りいたしたいのであります。本案につきましては資料として、本案の逐條説明書が配付されておりますから、これを会議録にとどめておきたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認め、さようとりはからいます。
【次の発言】 次は、会社更生法案及び破産法及び和議法の一部を改正する法律案を一括議題といたします。

第13回国会 法務委員会 第59号(1952/05/29、24期、自由党)【議会役職】

○佐瀬委員長 これより会議を開きます。この際、平和條約第十一條による刑の執行及び赦免等に関する件について発言の通告がありますので、これを許します。押谷富三君。
【次の発言】 それでは速記をとめて。
【次の発言】 速記を始めて。
【次の発言】 今までの委員の質問に関連した点ですが、平和條約第十一條の審議の際に、巣鴨プリズンの減刑、赦免及び在外戰犯者の内地送還を促進するために手続機関として外務省と法務府との合同の委員会を組織することがよいではないかという私の質問に対して、政府委員から、その方針で進むということを答弁されておるのでありますが、ただいままでの本委員会における法務府の政府委員の御説明によ……

第13回国会 法務委員会 第60号(1952/05/30、24期、自由党)【議会役職】

○佐瀬委員長 これより会議を開きます。  犯罪者予防更生法の一部を改正する法律案を議題といたします。質疑の通告がありますので、これを許します。押谷富三君。
【次の発言】 他に御質疑はございませんか。田万廣文君。
【次の発言】 ただいまの保護司の問題ですが、本法の成果は保護司の双肩にかかつておるともいえるわけですが、この選考、任免、待遇の実際はどうなつておるのか、保護司に権威と責任と熱心を持たせるためにも重要な問題であると思いますから、その点を一応御説明願いたいと思います。
【次の発言】 他に御質疑はございませんか。――速記をとめて。

第13回国会 法務委員会 第61号(1952/06/03、24期、自由党)【議会役職】

○佐瀬委員長 本案に対する質疑は、本日はこの程度にとどめ、明日午後一時より会議を開きます。  本日はこれにて散会いたします。     午後五時五分散会

第13回国会 法務委員会 第62号(1952/06/04、24期、自由党)【議会役職】

○佐瀬委員長 これより会議を開きます。  裁判所侮辱制裁法案を議題といたし、質疑を行います。質疑の通告がありますので、順次これを許します。加藤充君。
【次の発言】 猪俣浩三君。
【次の発言】 田嶋好文君、提案者としての御説明を願います。

第13回国会 法務委員会 第63号(1952/06/05、24期、自由党)【議会役職】

○佐瀬委員長 これより会議を開きます。  犯罪者予防更生法の一部を改正する法律案を議題といたします。本案に対し御質疑はございませんか。――別に御質疑がないようでありますから、本案に対する質疑はこれをもつて終局いたします。  この際本案に対する修正案が提出されておりますのでその趣旨説明を聽取いたします。押谷富三君。
【次の発言】 これにて修正案の趣旨説明は終りました。ただいまの趣旨説明に対し御質疑はございませんか。――御質疑がなければ次に討論を行うべきでありますが、討論の通告もないようでありますからこれを省略いたし、ただちに採決を行うことに御異議ございませんか。

第13回国会 法務委員会 第64号(1952/06/06、24期、自由党)【議会役職】

○佐瀬委員長 これより会議を開きます。  裁判所侮辱制裁法案を議題といたします。質疑を行います。質疑の通告がありますのでこれを許します。古島義英君。
【次の発言】 他に御質疑はございませんが。――なければ、本案に対する質疑はこれにて終局いたしました。  次に、本案に対する修正案が鍛冶良作君より提出されておりますので、その趣旨説明を求めます。鍛冶良作君。
【次の発言】 ただいま聴取いたしました修正案に対し、質疑の通告がありますのでこれを許します。猪俣浩三君。
【次の発言】 ただいまの質疑をもつて質疑を終局いたしたいと思いますが、他に御質疑はございませんか。――御質疑がなければ裁判所侮辱制裁法案及……

第13回国会 法務委員会 第65号(1952/06/11、24期、自由党)【議会役職】

○佐瀬委員長 これより会議を開きます。  刑事訴訟法の一部を改正する法律案を議題といたします。  お諮りいたします。本案につきまして、最高裁判所判事斎藤悠輔君、元東大教授小野清一郎君、東京弁護士会所属弁護士稲本錠之助君より、参考人としてそれぞれ御意見を聴取するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認め、さよう決定いたします。  なお以上三君のほか、検事総長佐藤藤佐君よりも意見を聴取いたします。  議事の進行について念のために申し上げておきたいのでありますが、御意見陳述の前に、まず御身分または職業とお名前を御紹介願い、御意見の陳述はおおむね三十分前後におまとめを願いたいと存じます。 ……

第13回国会 法務委員会 第66号(1952/06/12、24期、自由党)【議会役職】

○佐瀬委員長 これより会議を開きます。  刑事訴訟法の一部を改正する法律案を議題といたします。この際政府より本案の逐條説明を聴取することにいたします。岡原政府委員。
【次の発言】 以上をもつて一応政府の逐條説明は終了いたしました。質疑の通告がありますので、順次これを許します。古島義英君。
【次の発言】 では本日はこの程度にとどめ、明十三日午後一時から会議を開きます。  本日はこれにて散会いたします。     午後三時六分散会

第13回国会 法務委員会 第67号(1952/06/13、24期、自由党)【議会役職】

○佐瀬委員長 これより会議を開きます。  刑事訴訟法の一部を改正する法律案を議題といたします。質疑を行います。質疑の通告がありますので、これを許します。北川定務君。
【次の発言】 その点はさつそく調査の上、後刻報告願うことにして、他の問題の質疑をお願いいたします。
【次の発言】 古島義英君。
【次の発言】 ただいまの逮捕状濫発の非難があるようでありますが、その原因の一つは、制度的に警察官が直接逮捕状を裁判所に向つて請求できるという点にもあるように思われるのですが、先ほどお示しの逮捕状請求の三万というケースの中には、検事の請求分と警察官の請求分との区別から見てどういう割合になるか、その点をこの機……

第13回国会 法務委員会 第68号(1952/06/17、24期、自由党)【議会役職】

○佐瀬委員長 これより会議を開きます。  刑事訴訟法の一部を改正する法律案を議題といたします。質疑に先立つて、前会政府より答弁を留保されておつた事項について、その答弁の申出がありますから、この際これを許します。横井説明員。
【次の発言】 それでは、質疑の通告がありますので、これを順次許します。安部俊吾君。
【次の発言】 御静粛に願います。
【次の発言】 加藤君、簡潔に質問の要旨をお述べ願います。
【次の発言】 他に質疑がなければ、本日はこの程度にとどめ、明十八日午後一時より会議を開きます。  本日はこれにて散会いたします。     午後四時四十六分散会

第13回国会 法務委員会 第69号(1952/06/18、24期、自由党)【議会役職】

○佐瀬委員長 これより会議を開きます。  法務行政に関する件について調査を行います。  お諮りいたします。本件のうち、接収解除に伴う不動産権利の取扱いについて意見を聴取するため、東京都庁側として財務局管財課評価係長赤堀太郎君、同じく用地係長草刈就利君、同用地係員森本勇治君を、賃借権者側として山田新之助君及び大古田長治君を、それぞれ参考人と決定するに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認め、さよう決定いたします。  なお本件の性質上、ただいまより速記を中止して協議懇談することといたします。
【次の発言】 これにて懇談を終ります。  参考人の方には長時間にわたり御苦労さまでした。本日……

第13回国会 法務委員会 第70号(1952/06/25、24期、自由党)【議会役職】

○佐瀬委員長 これより会議を開きます。  まず請願の審査を行います。請願の審査は、文書表の朗読はこれを省略し、ただちに関係当局の意見を求めることにいたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なければさようとりはからいます。  まず日程第一より第二〇までは、いずれも戦争犯罪者の減刑等に関する請願であります。政府の意見を求めます。野木政府委員。
【次の発言】 何か御質疑はございませんか。――質疑がなければ、次の日程に移ります。
【次の発言】 日程第二一から第三二までは、いずれも人権擁護局存置の請願であります。これを一括して政府の意見を求めます。野木政府委員。

第13回国会 法務委員会 第71号(1952/06/27、24期、自由党)【議会役職】

○佐瀬委員長 次に平和條約第十一條による刑の執行及び赦免等に関する件について調査を行います。発言の通告がありますので、順次これを許します。押谷富三君。
【次の発言】 その前に、平和條約第十一條に基く赦免というのは、関係国の国家的行事、慶弔に際して、日本にある戦犯者に対する恩赦的赦免というのが予定されるように思うのでありますが、たとえばフランスの革命記念日とか、そういうものを対象にして政府はこの赦免の規定を生かすように一段努力を賜わつてしかるべきだと思うのでありますが、この点に対する政府の御所見をこの機会にただしておきたいと思います。
【次の発言】 先ほど押谷富三君の御質疑に対してなお御答弁を願……

第13回国会 法務委員会 第73号(1952/07/29、24期、自由党)【議会役職】

○佐瀬委員長 これより会議を開きます。  日程に入る前に理事の補欠選任についてお諮りいたします。すなわち理事であつた田万廣文君は、去る六月二十八日に一旦委員を辞任せられ、同月三十日に再び本委員に選任せられましたので、理事が一名欠員となつており、理事の補欠選任を行わなければならないのでありますが、その理事の補欠選任につきましては、先例に従いまして委員長において御指名するにに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認め、理事には従前通り田万廣文君を指名いたします。  これより本日の日程に入ります。平和條約第十一條による刑の執行及び赦免等に関する件について調査を行います。発言の通告がありま……

第13回国会 法務委員会 第74号(1952/07/30、24期、自由党)【議会役職】

○佐瀬委員長 他に御質疑がなければ、本日はこれをもつて散会いたします。     午後六時二十一分散会

第13回国会 両院法規委員会 第1号(1952/01/23、24期、自由党)

○委員(佐瀬昌三君) 委員長の互選は、投票を用いずに牧野寛索君を委員長に推薦いたします。御賛同を願います。


26期(1953/04/19〜)

第16回国会 法務委員会 第3号(1953/06/23、26期、自由党)

○佐瀬委員 最近選挙違反その他諸種の刑事事件の捜査の過程におきまして、当局者に人権蹂躪の行為があるのではないかといううわさが社会に相当瀰漫しておるのであります。のみならず最近はそれが国会の窓をたたいて、国会としてもこれに重大な関心を示すように相なつておるのであります。もちろん当局者におきましても十分この点に留意されて、それぞれ善処されておることと思うのでありますが、今回特に当法務委員会においてこの問題を取上げられた理由は、大体三つにあると思うのであります。  現在日本において、正規の軍隊のないこの国の安全と治安を確保する上におきましては、その権力機関の拡充なり整備なりの国家的要望の強いのは当然……

第16回国会 法務委員会 第11号(1953/07/11、26期、自由党)

○佐瀬委員 国際社会が交通機関の発達、人文の交流によつてきわめて圧縮された今日、いわゆる国際犯罪あるいは国際犯人がきわめてその数を増しまして、各国間にこれが鎮圧あるいは取締り上国際的な交渉を持つのは今日きわめて多いのであります。この際この法案が政府の手によつて提案されたことは、この国際社会の実情に照しましてまことに時宜を得た立法であると、私は当局の短期間におけるこの成案に対して深く敬意を表する次第であります。しかしながら事がきわめて対外的に重大であり、過去の外交史の上においても、逃亡犯罪人の引渡し問題をめぐつて戦争にまで発展したという国際紛議もないのではないのであります。また国内的に見ましても……

第16回国会 法務委員会 第13号(1953/07/14、26期、自由党)

○佐瀬委員 本法案の審議にあたつてなお一点確かめておきたいのは、法案第十四條に基く法務大臣の引渡し命令に対して不服のある引渡し犯罪人が行政訴訟を提起することができるかどうかという点であります。この制度が、せつかく局部的ではありますけれども、司法化を目ざし、個人の人権保障を目標とする以上、高等裁判所の決定に対する再審制度も考えられなければならないのでありますが、この法案の上からはそれは予定されてないように考えるのであります。従つて他の方法としては一般の行政事件としてこれに対する訴訟が許されるかどうか。特にまた私どもが第十四條について考えるべき点は、法務大臣がその自由裁量によつて、言いかえるならば……

第16回国会 法務委員会 第15号(1953/07/16、26期、自由党)

○佐瀬委員 刑事訴訟法並びに警察法のそれぞれの根本精神を堅持しながら、なおその上に立つて警察官と検察官の職分を調節しながら捜査の目的を達成するということはきわめて重要であります。それぞれの権限争いあるいは権限の拡大というような思想ではなくして、国会の求めるところは以上に尽きるのであります。  そこで時間の関係もありますから簡単に二、三お尋ねしておきたいのでありますが、ただいま国警長官の説明によりまして、百九十三条の一般指示というものによらずして、たとえば破防法等におけるがごとくに何らかの納得合いの上の申合せによつて、捜査の機能的円満を期したいという御意見があつたようでありますが、私もこれに対証……

第16回国会 法務委員会 第26号(1953/07/30、26期、自由党)

○佐瀬委員 刑法等の一部を改正する法律案に対する修正案を提出いたしたいと存じます。  その内容は、  刑法等の一部を改正する法律案の一部を次のように修正する。  第一条中第二十五条ノ二第一項前段の改正規定を削る。  附則中第二項を削り、第三項を第二項とする。以上であります。  簡単に、その修正理由の説明をいたしたいと思います。現在、犯罪者予防更生法による保護観察制度については、幾多の欠陥が認められるので、この現状のもとに執行猶予者の保護観察を新たに改正案のごとく広汎に実施することは適当なことと思われないので、今回は、再度の執行猶予の場合にだけ、保護観察を付することとし、初度目の執行猶予に保護観……

第16回国会 法務委員会 第32号(1953/08/06、26期、自由党)

○佐瀬委員 ただいまの問題に関連して当局に一つ要望しておきたいので執ります。最近その問題について出入国管理局の措置に対していろいろ世間の批判を聞いております。一体出入国管理局でさような問題をこれまでどういうふうに措置されて来たか、扱いの件数及び在留を認めたものあるいは拒否したもの等に関する統計的な資料を提出していただいて、それに対する責任者の説明をこの国会において聞きたいと考えますから、委員長においてしかるべくおとりはからいをお願いいたします。

第17回国会 運輸委員会 第1号(1953/10/31、26期、自由党)

○佐瀬昌三君 石井運輸大臣並びに長崎総裁から国鉄電化の問題について、一応構想と申しましようか、予想についてのお話があつたようでありますが、さらにこれを具体化する上において、私ども常磐線とともに東北線の電化をすみやかに達成されんことを、沿線県民多数の要望に基いて今日まで当局に折衝して来た立場から、二、三の点について御質問申し上げておきたいと思うのであります。  電化の問題の隘路は、何と申しましても予算と技術の点にあろうと思うのでありますが、先ほど長崎総裁から、国鉄電化のために九百億の予算措置が必要であるという話があつたように承つております。またただいま石井運輸大臣からは、これに対し外資の導入によ……

第17回国会 法務委員会 第1号(1953/10/31、26期、自由党)

○佐瀬委員 運輸委員会に出席いたしておりましたので、大体その間に質疑応答は本問題についてはくまなく行き渡つたと思いますから、なるべく重複しない角度から二、三お尋ねしておきたいと思います。  ただいま、犬養法務大臣からも他省との関係について率直な御説明がありまして、私どもこれに対しては敬意を表するものでありますが、かつてこの問題に対して、法務省の内部ではこれは一種の脱法行為であるという解釈をとられた。しかるに大蔵省の当局者は、これは脱法行為でないということから、この種の問題に対する取締りの対策上、政府が統一ある態度をもつて臨めなかつた。これが今日かような事態を惹起する一つの原因であつたのではない……

第17回国会 法務委員会 第7号(1953/11/07、26期、自由党)

○佐瀬委員 参考人は最も法的知識をお持ちの方であるので、この保全経済会の性格なり取引形態なりについて、やや法的にひとつお伺いしておきたいと思います。参考人が金を出されたのは出資ということになるのか、あるいはいわゆる消費寄託ということになるのか。いかようにお考えで出金されたのか、この点をお伺いしたい。
【次の発言】 すると保全経済会は一応匿名組合であるというお考えのもとにさような出資契約をされたということになるわけですね。
【次の発言】 いわゆる銀行法あるいは信託法に抵触するような脱法行為を内容とする組合であつたというように観察をしておつた、かように拝承してよろしいでしようか。

第18回国会 法務委員会 第3号(1953/12/04、26期、自由党)

○佐瀬委員 私も本問題について若干補足的に質疑を申し上げたいと思います。  まず第一にお伺いしておきたいのは、法務当局に対してでありますが、いわゆる休暇戦術が公労法第十七条に違反した、いわば禁止された争議行為であるという政府の有権的な断定がある以上は、それ以後の争議行為の発展過程において、あるいは刑法犯あるいは鉄道営業法違反等として捜査の対象にされるのは当然でありますか、その前に、国民の感情から見ましても、かかる公共の福祉に重大な関連があり、国民の事業、生活に対して非常な不安を与える事態に対しましては、すべからく予防的見地に立つて、これから先は刑法犯になる、あるいは鉄道営業法違反になるというよ……

第18回国会 法務委員会 第4号(1953/12/07、26期、自由党)

○佐瀬委員 簡単に二、三点尋ねます。  この保全経済会を創設するという根本の相談にあずかつた人はだれですか。
【次の発言】 出資者は信徒だけですか。それとも本願寺あるいはその末寺等も直接の出資者になつておるのですか。
【次の発言】 割合はどのくらいですか。
【次の発言】 本願寺自体はどのくらい出資しておりますか。
【次の発言】 仏教保全経済会はこの事業の経営者じやないですね。
【次の発言】 そうすると資金の取扱い、ことに投資運営はすべて保全経済会がその責任に当つているわけですか。
【次の発言】 先ほど、この設立の趣旨に従つて補助金か何かという名目で保全経済会から仏教保全経済会に対して幾らかの経……

第19回国会 法務委員会 第6号(1954/02/16、26期、自由党)【議会役職】

○佐瀬委員長代理 これにて両法案の趣旨説明は終了いたしました。なお両法案に対する質疑はこれを次会に譲ることといたしますから、さよう御了承願います。
【次の発言】 次は法務行政に関する件について調査を進めます。  本日は本件のうちまず公安調査庁において調査いたしました諸般の状況について説明を聴取することといたします。公安調査庁長官藤井政府委員。

第19回国会 法務委員会 第8号(1954/02/18、26期、自由党)

○佐瀬委員 本日は他の議題もあり、時間の関係もありますので、福永官房長官に二点について質疑をいたしておきたいと思います。  保全経済会あるいは殖産金融会社等いわゆる類似金融機関に関連する問題が今や世論の批判の対象となり、世間の注目を引いておることは御承知の通りであります。わが法務委員会も先年来この問題を取上げ、特に私は保全経済会等に対する国民の血税による保護立法は、断じてこれを許すべきでない、むしろこれらの類似金融機関の被害者を救済する立法こそ最も緊要である、政府もこれに善処すべきであるということを要望して参つた一人であります。今やこの被害者の中には、自殺する者あるいは発狂する者等、まことに同……

第19回国会 法務委員会 第10号(1954/02/24、26期、自由党)

○佐瀬委員 最近交通事犯は全国にわたつて厖大な数に達し、これが犯罪統計として当局の資料にも明確にされておるところであります。交通事犯の内訳は、交通法規の違反と、さらにこれによつて個人の生命、財産等に対する侵害という事犯にわけられるわけでありますが、この交通事犯に対処するため、実体法においてまた手続法において特別の立法を考えなければならぬということは当然であり、また最近の欧米各国における立法例においてもその傾向をうかがい知ることができるのであります。この観点から、今回法務省より交通事件即決裁判手続法が法案として本国会に提案されたことは、まことに時宜を得たものでありますけれども、この一連の交通事犯……

第19回国会 法務委員会 第13号(1954/03/02、26期、自由党)

○佐瀬委員 本年二月二十六日の読売新聞の記事に、警視庁管内の練馬警察署において、被告人として勾留中の松原基之助なる者が留置場で死亡した。しかもそれは不当拘留による殺人ではないかというような疑いを持つて報道されておるのでありますが、人命の尊重、従つて人権蹂躙というような事柄が世論のきびしい批判に会つております今日、これは当法務委員会としても閑却できないできごとと考えまして、本件に関して以下法務省当局と警視総監等に対して質疑をいたしたいのであります。  第一に、かかる人権擁護の問題の主管者である人権擁護局長として、本件に対していかなる報告を受け、またいかなる調査を行われ、これに対していかなる処置を……

第19回国会 法務委員会 第21号(1954/03/18、26期、自由党)

○佐瀬委員 質問の形でお答え申し上げたいと思いますが、刑法の土地に関する効力の問題と裁判管轄の問題は、国際刑法上まつたく別個の問題とされております。しかして刑法の土地的効力に関しては四つの原則があって、属地主義、属人主義、保護主義、世界主義、こうなつております。日本の刑法の建前はいわゆる折衷主義でありますから、属人主義、属地主義それから保護主義の三者が混合されておるわけだと私は考えております。そこで政府の本改正案に対するお考えは、察するところその属地主義を建前として、日本航空機内にある犯罪は、それが外地であってもなお日本の領土における犯罪と同様にこれを刑法の適用を認みるという趣旨に考えるのであ……

第19回国会 法務委員会 第22号(1954/03/19、26期、自由党)

○佐瀬委員 今の質疑応答の中でちよつと疑問を持ちましたので、若干第三条を明らかにしておきたいと思うのです。  この第三条は、言うまでもなく、教唆犯の独立性を認めて、被教唆者の実行行為、いわゆる実行正犯はこれを問わないというのが、この条文の建前であります。そこで教唆犯の独立性を認めるからには、それを厳格にしぼらなければならないということで、この目的と、しこうしてその方法について、組織活動を利用するというふうに、目的と方法の点において教唆の態様を限定したわけです。従つてそれ以後の被教唆者の実行行為はこれを問わないので、これは非常に広く解釈される余地がある。たとえば教唆された内容と、実行を必要としま……

第19回国会 法務委員会 第23号(1954/03/20、26期、自由党)

○佐瀬委員 私も簡単に第三条二項についてお尋ねしておきたいのですが、大体この法案は、事は教育に関する問題でありますけれども、刑罰法規を含む上において、われわれ法務委員会としても相当検討を要する法案であると思うのであります。しかもその観点から見ると、非常にずさんな、ラフな立法体裁であり、法務当局も共同の立案者とされたかもしれませんが、非常に苦心されたものと考えております。そこで今質疑にありました「特定の政党等を支持し、又はこれに反対するに至らしめるに足りる教育」、この問題でありますが、この「足りる教育」であるかどうかということは教唆のときに決定さるべきものであると考えるのでありますが、教唆を独立……

第19回国会 法務委員会 第31号(1954/03/31、26期、自由党)

○佐瀬委員 簡単に大月さんと勝本さんにお尋ねしたいのですが、利息制限法の性格、目的は債権者の保護もしくは債務者の保護というよりかは、本質的には金融上の経済秩序の確立ということにあると私は考えるのであります。その建前から見て行くと、正規の金融機関による消費貸借の利率に関する規定と、個人間における消費貸借の利率の規定とやはり同一に考えておく必要があるのではないか。これを別個の法体系に納めるということは不合理じやないかという疑問を持つのでありますが、この点はただいま大月さんからも多少それに触れた説明があつたようでございますが、その点は時間もございませんので抜きにいたしまして、なおそういう観点から見る……

第19回国会 法務委員会 第33号(1954/04/03、26期、自由党)

○佐瀬委員 大体本法案に対する御意見なり論議に出尽したと思いますが、私は簡単に一、二点伺つておきたい。この法案の直接面接審理主義の効果は、またその進歩したことは、今まで非常に明らかにされておりますが、この扱い方についてただいま木下委員からも発言があつたようでありますが、実は私ども、自分のことを申し上げて失礼ですが、交通安全協会の顧問をして昭和二十二年からこういつた案件について関心を打つております。爾来日本でも交通裁判所を設けてくれというのが、むしろ業者及び従業員の声であつた。訴訟の経済また裁判の適正、迅速等いろいろな点からこういう特別裁判所を設けてくれというのが、これはもう輿論的になつておつた……

第19回国会 法務委員会 第35号(1954/04/07、26期、自由党)

○佐瀬委員 かつて改進党及び社会党連立の芦田、片山内閣が、いわゆる昭電疑獄事件で瓦解を来しましたことは世間周知の事実でありますが、その社会党から本刑法改正案、すなわちあつせん収賄舞の掛案がなされたことはまことに皮肉の感があるのであります。特に、当時あとを承つた吉田自由党内閣は、綱紀粛正を大きな政策として掲げ、私もまたそこで設けられた綱紀粛正委員長となりまして、政界、財界、官界の綱紀粛正に邁進いたしたのでありますが、今回いわゆる造船汚職その他のスキヤンダルが勃発いたしましたこのときにあたり、特に社会党から提案された本法案を私どもが審議するということは、皮肉以上にまことに感慨にたえないものがあるの……

第19回国会 法務委員会 第41号(1954/04/16、26期、自由党)

○佐瀬委員 時間の関係がありますから一点だけお伺いしておきたいと思います。  私はいわゆる消費資金あるいは生産資金、企業資金、商業資金に共通した金融体系としての立法の一元化を主張する一人なのですが、それはしばらくおきまして、日歩の立て方の問題なのですが、明治何年かに百円について日歩三銭とか何銭とかきめられたことが、今日もすべてそのまま通用しておるというのは、インフレによる貨幣価値の下落というような経済現象の今日においては、あらためて考え直さなければならぬ問題じやないかと思うのです。明治何年かの百円というものは、経済的にも社会的にもそれぞれの意義、価値、効用は非常に大きかつた。それを基準にしての……

第19回国会 法務委員会 第45号(1954/04/26、26期、自由党)

○佐瀬委員 簡単に両参考人にお伺いしたいと思います。  われわれは刑法を国家社会全般の立場から立法なり、解釈なりをして行かなければならぬという立場に立つておんのであります。しこうして立法の場合には、いやしくも刑法に関する限りは社会道義、規範の上から見ても犯罪とされるようなものを刑法に組み込んで行くというところに刑事立法の本義があると考えるのであります。法は最下低の道徳なりと言われておりますが、それは刑法においてことにしかりであると考えます。従つてあえて刑法百九十九条があるからして殺人罪があるのではなくして、また刑法二百三十五条があるからして窃盗罪があるのではない。窃盗罪、殺人罪は社会一般の規範……

第19回国会 法務委員会 第48号(1954/04/30、26期、自由党)

○佐瀬委員 ただいま議題となりました接収不動産に関する借地借家臨時処理法案に対する修正案の提案理由を説明いたします。ただその前に、接収不動産に関する借地借家臨時処理法案は第十六国会に提案されて引続き本国会まで継続審議となつたものでありますから、各位にはその内容につき記憶が明瞭でない方もあられると思うので、この法案の提案理由とその内容とを申し上げてみたいと存じます。  終戦直後旧連合国占領軍はわが国に進駐するやただちに不動産の接収を開始いたしました。この不動産の接収は戦後の非常措置であつたにかかわらず、日本国政府は土地工作物使用令のほかは特別の法律を設けませんでした。これがために民法の賃貸借の規……

第19回国会 法務委員会 第64号(1954/05/28、26期、自由党)

○佐瀬委員 瀬川さんにちよつとお伺いしたいと思います。これははなはだとっぴなあれですが、「雨に濡れた欲情」という映画をごらんになりましたか。
【次の発言】 これは最近のアメリカ映画で売春婦と牧師のいろいろなトラブルを映画化したものです。その中にわれわれが法律家としてことにこの法案に関連して考えてみた問題があるのでありますが、その中に売春婦に対する追放処分があるのです。これは売春が犯罪であるかどうかは別として、追放というものは妥当であるということが大いに主張されておる。それで日本に少年法という法律がありまして、少年については犯罪をせぬでも、たとえば自己または人の徳性を害するようなおそれのある者に……

第19回国会 法務委員会 第67号(1954/06/02、26期、自由党)

○佐瀬委員 この機会に伺いたいと思います。今質疑を承つておると、暴力主義的に個人の権益を侵略するというような町の事犯が、最近一つの社会現象として非常に目立っております。法を得た刑事難件についで捜査に熱中され為のはもとより当然でありますけれども、いやしくも責任ある告訴ないし告訴であるならば、そういうものに対しても積極的に捜査活動をされるということこそ民主主義検察及び警察の運営ではなかろうか、こういうふうに考えるので、幸いきょうは捜査に関連ある方々が見えておりますから、そういう方向にひとつ今後部下を督励して、そして捜査の完璧を期せられたい。一言これは質問というよりかは希望としてこの機会に申し上げて……

第19回国会 法務委員会 第73号(1954/09/24、26期、自由党)

○佐瀬委員 せつかく法務大臣がお見えになりましたので、私は簡単に一、二点法務大臣にお伺いをしたいのであります。  一つは、指揮権発動に関する検察庁法十四条と関連する問題でありますが、そのうちまず小原法務大臣の御感想として承つておきたいのは、当時犬養前法務大臣が指揮権の発動をされたことに対して、これは妥当であつたかどうかという御感想を承りたい。  次に検察庁法十四条の将来における逆用の心構えと申しましようか、指揮権発動の基準に対する御見解はどうであるか、あわせて検察庁法十四条の存在価値あるいは改正点があるかどうか、それに対する御見解を承りたい。

第19回国会 法務委員会 第74号(1954/10/12、26期、自由党)

○佐瀬委員 私はもつばら法律の観点から若干御質問を申し上げておきたいのです。大体事後処置としましては海難審判庁による行政上の責任問題、また検察庁による刑事上の責任問題及び民事上の賠償責任問題、この三つに法律論としてはわけて考えられるわけであります。井本刑事局長の話によれば、刑事処分の方は捜査が進行中である。私どもは一日も早く完結することを望むわけであります。海難審判庁は船員の懲戒処分を目標として、技術的に過失ありやいなや、あわせて将来の航海上の安全保持の対策を検討するのが目的であります。検察庁の捜査は従業員の刑事過失があつたかどうか、従つて処分に値するかどうかを決定される。おのずから目的が違う……

第20回国会 法務委員会 第1号(1954/12/03、26期、自由党)

○佐瀬委員 法務行政の一問題といたしまして、最近のストライキと警察の関係を子の機会に東京証券取引所ストライキ問題を中心に承つておきたいと思います。  東証ストを契機として警察官の行動が、その域を脱していわゆる人権蹂躙ではないかという世論があるようであります。この問題を本委員会において究明するに先だちまして、まずもつて東証ストの実態がどうであつたかという概況について、警察当局から承つておきたいと思います。
【次の発言】 ストの場合における人権蹟躍は、ストに携わつておる人々に対する憲法保障の労働権の侵害、それからその人々に対する取締りの過程において人身損傷を来すという二つの形になつて現われるわけで……

第21回国会 両院法規委員会 第1号(1954/12/14、26期、自由党)

○委員(佐瀬昌三君) 休憩前に引続き会議を開きます。  これより委員長の互選を行います。
【次の発言】 ただいまの大橋武夫君の動議に御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって宮原幸三郎君が委員長に御当選になりました。  委員長宮原君にこの席を譲ります。


各種会議発言一覧

23期(1947/04/25〜)

第1回国会 議院運営委員会司法委員会連合審査会 第2号(1947/08/11、23期、日本自由党)

○佐瀬委員 第十四條についての提案者の御説明をお聽きしたいのですが、訴追を取消し得る字句ですが、「終局裁判がある」とされたのは、どういう理由に基くものか、その點をひとつお伺いしたいと思います。
【次の発言】 私も實は必要がなさそうに考えたのですが、削除される修正案は結構だと思います。  次に二十九條の證據調べの點であります。ここで職權主義をも採用されておることは、たいへん合理的だと考えるのでありますが、ただ、せつかく職權主義を認めておるけれども、その證據調べの方法については二項の規定で、原則として強制權を禁止しておるように見えるのであります。これでは目的貫徹上、支障があるのではないかと思うので……


24期(1949/01/23〜)

第5回国会 農林委員会法務委員会連合審査会 第1号(1949/05/14、24期、民主自由党)

○佐瀬委員 私はこの法案がきわめて重大性を持つているという意味において、扱い方をどうすべきかということをここで考えて行きたいと思うのであります。先ほど上村委員の御質疑に対して、この法案を実施する必要性が一体あるかどうかという点について、政府委員から、具体的にはその点を農家の零細化というような意味の調査をしてないというようなお答えがあつたように承つておりますが、これは民法を制定する当時から、農地改革の問題と相並行して、すでに一部では取上げられておつた問題であります。そこで私は各地区における公聽会とか、あたかも労働立法について労働者の意見を徴したごとく、そうしたようなことが農林当局においても必要で……

第5回国会 両院法規委員委員長互選会 第1号(1949/03/29、24期、民主自由党)

○委員(佐瀬昌三君) この際私より動議を提出いたします。この衆議院両院法規委員長の互選は、投票を用いずに、委員高橋英吉君を委員長に推薦いたします。皆さんの御賛同を得たいと存じます。
【次の発言】 この際動議を提出いたします。理事はその数を二名といたし、委員長において御指名あらんことを望みます。

第13回国会 法務委員会公聴会 第1号(1952/04/30、24期、自由党)【議会役職】

○佐瀬委員長 これより法務委員会公聴会を開会いたします。  破壞活動防止法案、公安調査庁設置法案及び公安審査委員会設置法案、以上三案について公述人各位より御意見を承りたいと存じます。  開会にあたりまして、御出席の公述人各位に一言ごあいさつを申し上げます。これら三法案は、去る四月十七日本院に提出、同日本委員会に付託され、爾来本委員会において愼重審議を重ねているのであります。これら三法案は、平和條約の効力の発生後の事態にかんがみ、暴力主義的破壞活動による危險を防止し、もつて公共の安全の確保に寄與する目的をもつて提出され、団体の活動として、暴力主義的破壞活動を行つた団体に対する必要な規制措置を定め……

第13回国会 法務委員会公聴会 第2号(1952/05/02、24期、自由党)【議会役職】

○佐瀬委員長 これより法務委員会公聴会を開催いたします。  破壞活動防止法案、公安調査庁設置法案、公安審査委員会設置法案、以上三案について公述人各位より御意見を承ることにいたします。  開会にあたり委員長として公述人各位に一言ごあいさつを申し上げます。これら三法案は去る四月十七日、本院に提出、同日本委員会に付託され、爾来本委員会において慎重審議を重ねているのであります。これら三法案は、平和条約の効力の発生後の事態にかんがみまして、暴力主義的破壞活動による危險を防止して、公共の安全の確保に寄与する目的を持つものであります。団体の活動として暴力主義的破壞活動を行つた団体に対する必要な規制措置を定め……

第13回国会 法務委員会労働委員会連合審査会 第1号(1952/05/06、24期、自由党)【議会役職】

○佐瀬委員長 これより法務委員会労働委員会連合審査会を開会いたします。  不肖私が議案の付託を受けている法務委員会の委員長でありますから、先例によりまして本連合審査会の委員長の職務を行います。  それではただいまより破壊活動防止法案、公安調査庁設置法案、公安審査委員会設置法案、以上三法案について審査を進めます。     〔委員長退席、田嶋(好)委員長代   理着席〕

第13回国会 法務委員会労働委員会連合審査会 第2号(1952/05/07、24期、自由党)【議会役職】

○佐瀬委員長 これより法務委員会と労働委員会との連合審査会を開会いたします。  前会に引続き破壊活動防止法案、公安調査庁設置法案、公案審査委員会設置法案、以上三法案について審査を進めます。質疑の継続をいたします。角田幸吉君。
【次の発言】 次は森山欽司君。
【次の発言】 森山君に申し上げますが、なお残りの質問は後刻に願つて、この際他の委員が本議案について簡単に質疑を希望しておりますが……。
【次の発言】 後刻に願いたいと思いますが、簡単ですか。
【次の発言】 それでは一、二点……。
【次の発言】 森山君、簡潔に願います。
【次の発言】 前田種男君。


26期(1953/04/19〜)

第19回国会 法務委員会違憲訴訟に関する小委員会 第1号(1954/07/05、26期、自由党)【議会役職】

○佐瀬委員長 これより違憲訴訟に関する小委員会を開会いたします。  本委員会は上訴制度に関する小委員会と並行して行つておりますが、なお内容的にも違憲訴訟のいかんが上訴制度のあり方に影響を及ぼすという理由のもとに、上訴制度の小委員会において違憲訴訟に関する調査もいたしておりますが、しかしなお違憲訴訟それ自体は憲法及び裁判に関連して独自の重要な問題を多々存しておりますので、本小委員会におきましても法務当局及び裁判所等に対してなお足らざる参考資料の提出を求め、またその説明を補足的にしてもらつた上で各委員の御質疑をお願いいたしたいと考えております。  本日はこれをもつて散会いたします。なお明日は午前十……

第19回国会 法務委員会外国人の出入国に関する小委員会 第4号(1954/09/02、26期、自由党)【議会役職】

○佐瀬委員長代理 速記を始めてください。
【次の発言】 他に御質疑はございませんか――。なければ本日はこの程度にとどめ、これにて散会いたします。    午後一時十二分散会

第19回国会 法務委員会外国人の出入国に関する小委員会 第7号(1954/11/13、26期、自由党)

○佐瀬委員 時間の関係もありますから、簡単に一点だけお伺いしておきます。  不法入国をいかに阻止し、またそれをいかに処遇し、送還すべきかという問題は、いろいろな角度から検討されなければならぬ問題でありますが、政府当局のお考えの通り、現在における根本的解決は日韓交渉という政治的解決にまたなければならぬというのはわれわれも当然のことと存ずるのであります。ただ事を政治的に処理する前に、なお法的に処理し得る解決策もあるのではないかということをともども検討してみたいと思うのであります。密入国者の中にもしいわゆる政治的亡命者というような者があれば、これは日本としても当然これを国際法上庇護をして送還をすると……

第19回国会 法務委員会上訴制度に関する調査小委員会及び違憲訴訟に関する小委員会連合会 第1号(1954/07/06、26期、自由党)

○佐瀬委員 これは参考人の述べた解釈論と立法論を私の方で混淆して聞き取つたための誤解かもしれませんが、御意見の中で矛盾した点が見えるように拝聴したので、確かめておきたいのですが、憲法八十一条に基いて、最高裁判所は憲法裁判所の性格を持つておるものであるというふうに御解釈になつていらつしやるのですか。
【次の発言】 効力の点では他の国家機関をも拘束するように非常に一般性を持つておるという建前で行けば、今度法令審査権の範囲と申しましようか、事物管轄においてもあえて具体的な個人の権利義務に関する訴訟事件に関連しての法令審査、違憲判断というものに限定せずに、いわゆる抽象的管轄をも認めてもよさそうに思える……

第19回国会 法務委員会上訴制度に関する調査小委員会及び違憲訴訟に関する小委員会連合会 第3号(1954/07/08、26期、自由党)

○佐瀬委員 宮沢教授にお伺いいたします。違憲審査とか違憲訴訟とか、いろいろ憲法に関する訴訟あるいは審査の場合のいわゆる憲法という意義をいかに把握するかという問題について御意見を伺いたいのであります。憲法の前文を見ますと、主権は園児にあるとか、その他いろいろな民主主義諸原理を掲げて、その後に「これは人類普遍の原理であり、この憲法は、かかる原理に基くものである。われらは、これに反する一切の憲法、法令及び詔勅を排除する。」こういうふうに明言されております。これだけを見ると、この憲法の条章の前に人類社会の普遍原理とか、あるいは国際社会における条理というようなものが憲法の指導的基本原理になつておつて、い……

第19回国会 法務委員会上訴制度に関する調査小委員会及び違憲訴訟に関する小委員会連合会 第6号(1954/08/02、26期、自由党)【議会役職】

○佐瀬委員長 休憩前に引続きまして会議を開きます。  午後の会議におきましては、佐藤功君より参考意見をお述べいただきたいと存じます。  佐藤参考人よりは、特にお手元に差上げておきました  一、憲法制定当時、司法制度はいかなる構想であつたか。特に第八十一条はいかなる意味を有するものと考えられるか。抽象的違憲審査権があるかどうか、立案者である政府としていかなる見解をとつていたか。  二、憲法裁判所に対する所見いかん。もし設置を必要とすれば(イ)憲法裁判所と現行長高裁判所等一般裁判所との関係いかん。(ロ)憲法裁判所の組織の大網(ハ)提訴権者(ニ)憲法裁判の効力(ホ)公示方法等について所見を述べていた……

第19回国会 法務委員会上訴制度に関する調査小委員会及び違憲訴訟に関する小委員会連合会 第8号(1954/08/04、26期、自由党)【議会役職】

○佐瀬委員長 よろしくお願いします。なおあわせてお願いしておきますが、現在国家の制度として商事裁判所といつたようなものがあるのではないかと私考えるのですが、これに対する比較法的な資料が幸い商工会議所にありましたら御提出願いたいと思います。と申しますのは、ただいまの日本の商工会議所における国際商事に関する調停制度というのは、いわば国際慣行に基いたものであつて、国家的制度としては確立されていないように思うのでありますが、現在公正取引委員会というものがあつて、これがある程度商事紛争についても調停的機能を発揮しております。私自身としては、さらにこれを商事裁判的な、一般的なものに発展さしたらどうかという……

第19回国会 法務委員会上訴制度に関する調査小委員会及び違憲訴訟に関する小委員会連合会 第27号(1954/11/12、26期、自由党)

○佐瀬委員 最高裁判所の憲法審査権というのはいわば政治的に一つのイリュージョンであつて、私もきわめてこれは同感なんですが、そこで最高裁判所も本質的には司法裁判所であつて、特別な憲法裁判所的権能はないのだということに理解した場合、下級裁判所の違憲審査権というものについても最高裁判所と対比した場合、やはりこれは同様に理解していいのじやないか。言いかえるならば下級裁判所といえどもいわゆる法令審査権を持つておつて、法令が憲法に違背したことが明確なものであるという場合には適用を拒否する、そういう権能が付与されていいのじやないかというように考えるのでありますが、先ほどお説の中に最高裁判所のように憲法上保障……

第20回国会 法務委員会労働委員会連合審査会 第1号(1954/12/03、26期、自由党)

○佐瀬委員 時間の関係がありますから、関連して一、二の点だけ伺っておきます。われわれ鉄道職員等に関する法律を、先ほど小木専門員から説明された通り議員立法といたしたのでございまして、もしその法律の適用の結果弊害が多いということであれば、猪俣君を含め、われわれも大いに責任を感じたければならぬのですが、そこでこの法律の適正な運用ということをわれわれは切に当局に期待するわけであります。この意味において若干ここに明らかにしておきたいと思いまするが、公安調査官の捜査の対象は一般犯罪と鉄道業務に関する犯罪と、大体かように類別はしておりまするけれども、その終局の目的は、鉄道の占める経済的、社会的の影響の大きい……


※このページのデータは国会会議録検索システムで公開されている情報を元に作成しています。

ページ更新日:2024/11/17
データ入手日:2024/10/20

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