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野坂参三 衆議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

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このページでは野坂参三衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。野坂参三衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。

ページ更新日:2024/01/28
データ入手日:2023/12/26

委員会発言一覧

23期(1947/04/25〜)

第1回国会 政党法及び選挙法に関する特別委員会 第11号(1947/11/29、23期、日本共産党)

○野坂參三君 今までの原案、あの通りに贊成です。

第1回国会 予算委員会 第3号(1947/08/12、23期、日本共産党)

○野坂委員 ここに今日出ておるのは補正の第一號ですね。それからどういう順序でどれだけのものが出るか、大まかなところを一つ伺いたい。
【次の発言】 二號はいつごろ出される豫定ですか。
【次の発言】 結局は第一號は全豫算の中の一部分にすぎないと思います。これを先に討議してみたところで、第二號が出てこなければ全貌がわからないということになると、この勞働省設置の問題だけでも、最後の決定はできないと思います。ですからむしろ第二號を先に出してもらう。それから第一號をやるというふうにした方が、順序的にもよいと思いますが、そういう點はどうでしようか。

第1回国会 予算委員会 第4号(1947/08/13、23期、日本共産党)

○野坂委員 私まず第一に大藏當局にちよつと簡單な問題をお聽きしたいのは、この全豫算の中で人件費がどのくらいはいつておりますか。――それでは人件費の内容について一人あたりいくらか單價を伺いたい。
【次の発言】 それでなく平均いくらですか。
【次の発言】 結局私の聽きたいのはこまかいこともよいのですけれども、平均いくらになるのですか。
【次の発言】 千八百圓の基準でやつておられるわけですね。三倍とかというのは、三倍になつた結果ですか。これを三倍にされるというのですか。
【次の発言】 ちよつと質問を續けますが、そうすると、先ほど米窪國務大臣は、千八百圓というものでは大體食えないだろうという御意向だつ……

第1回国会 予算委員会 第5号(1947/08/14、23期、日本共産党)

○野坂委員 本日の質問はきのうからの繼續であります。きのうは結局勞働省設置の問題について豫算が出されておりますが、この中の少くとも新規要求だけ見ても五千萬圓のうち六割近くのものが人件費になつております。この基準をお聽きしたのですけれども、大體きのうのお答えでは千八百圓になるということである。  そこでまず第一にお聽きしたいのは、この千八百圓の基準の問題、第二には昨日の新聞にもみえておりましたが、新聞記者の方にも發表されたといふ統計が出ております。それには十一月には黒字が四百圓ばかりできるということが書かれてある。この問題については私ばかりではなく、川島君なども質問しておられて、これは委員全體の……

第1回国会 予算委員会 第6号(1947/08/15、23期、日本共産党)

○野坂委員 私は共産黨を代表しまして、この豫算がここで討議され、それが終結し、また本日本會議に上程されるということについて、反對する者であります。というのはすでに昨日及び一昨日の討論でも明らかになりましたように、しかも今、稻村君から發言があつたように、この勞働者の豫算というものは、今度追加豫算として出される全豫算のわずかの一部に過ぎない。われわれとしてはどうしても一般的なこの豫算の審議、それと並行して、もしこれが特に急ぐならば、これと並行して審議していくというのが原則であり、當然履まるべき手續だと思うのです。ところがこれを切離して、特にこれだけを出してここで決定してくれということには、私たちは……

第1回国会 予算委員会 第7号(1947/09/16、23期、日本共産党)

○野坂委員 簡單にお聽きします。今日こういうような給與に關する應急處置の問題が出ましたし、この前には勞働省に關する追加豫算が出ましたし、今のお話ではまた追加が單獨に一つ二つ出るというような御意見ですが、私たちとしてはこういう審議のやり方は非常に困ると思います。豫算全體を總括的に見て、それからその一部であるいろいろの問題を考えなければならぬ。それで大藏大臣の方から追加豫算に對するこれからの審議の見透しというようなものを、できるだけ具體的にお話願いたいと思います。それから遲れたいろいろな事由も新聞には出ておりますが、こういう問題についてもお話願いたい、これが第一の點であります。

第1回国会 予算委員会 第8号(1947/09/30、23期、日本共産党)

○野坂委員 私は簡單に二、三質疑をいたしたいと思います。まず最初に政府委員の方からの御説明では、なぜ今日この第三號を出さなければならないのか。こういうふうに緊急を要するという理由がはつきりのみ込めなかつたものですから、この點についてもう一度御説明を願いたいと思います。と申しますのは、先ほども御質問がありましたように、第二號はまだ出ていない、出ればまたこれが修正されるかもしれない。そういう状態である。またこれは第一號が出た場合に私主張しましたけれども、こういうふうにちびちびときり離して出されるのは非常に困る。もう一般會計の追加豫算も間もなく出ることでしよう。なぜそのときに一括して出さないか。これ……

第1回国会 予算委員会 第10号(1947/10/10、23期、日本共産党)

○野坂委員 ただいまの最後の質問に關連しますから大藏大臣に一つだけお伺いいたしたい。今度の追加豫算は本年度の豫算で、來年の三月末までの問題ですが、その間にたとえば經濟的ないろいろな變動も豫想し得るし、言いかえれば物價の高騰ということも豫想し得るし、同時にまた給料方面では今、官公廳初めその他でも給與の値上げを要求し、また實際に團體交渉をやつています。こういうような問題で、もし千八百圓のわくというものが崩れて、もう少しこういうものが上るといつた場合における追加豫算の内容は當然變らなければならぬ。こういうことを豫想されているものですか。
【次の発言】 そうしますと、物價というものは大體これで安定して……

第1回国会 予算委員会 第11号(1947/10/11、23期、日本共産党)

○野坂委員 よろしゆうございます。
【次の発言】 昨日の私のに質問對しと、勞働大臣の方ではこういうふうにお答えになつたと思います。官公職員の給與増額の問題が中勞委にかかつている。その結果、そこで行われる裁定が千八百圓のあの基準を上にはずれるといつた場合においては、内閣においてこれを審議する。そして豫算の増額に對して議會にこれを追加豫算というような形で出される、こういうふうな手續があるというふうにおつしやつた。そうしますと、その場合に、まず第一にお聞きしたいことは、今中勞委でいろいろ審議されていますが、この場合政府は一體どういう方針をもつて臨まれているか、つまりどういう腹で臨まれているか、今稻村……

第1回国会 予算委員会 第15号(1947/11/05、23期、日本共産党)

○野坂委員 終戰處理費及び賠償物品小委員、あれについての審議及び質問はどの程度までいつておりますか。ここの委員會及び本會議において……。

第1回国会 予算委員会 第21号(1947/11/14、23期、日本共産党)

○野坂委員 政府の基本方針としていつも言われることですが、生産の増強というようなことは、前の内閣も今度の内閣も同じことを言われ、また總理大臣、安本長官も國會の劈頭の演説の中でも言われておりまして、われわれもこの方針についてはもちろん賛成です。ただこれが豫算の面にどういうふうに現われていくか。安本の方の計畫として、今年度の産業資金として大體どのくらいのものをお出しになるような見積りであるか。この點をまずお聽きしたい。
【次の発言】 次にお伺いしたいのは、これはこの間の本會議における豫算の質問のときにもお聽きして囘答を得られなかつたのですが、大體安本の方としては、年度末までに國民消費資金としてどの……

第1回国会 予算委員会 第23号(1947/11/19、23期、日本共産党)

○野坂委員 時間がありませんので、總理大臣にできるだけ簡單にお伺いしようと思います。また問題をはつきりするために、一つ一つ區切つてから御答辯願いたい。まずお伺いしたいのは……。
【次の発言】 ところがまとめてやると、ぼんやりした囘答だけしかいつも受けられない。
【次の発言】 それではまず私は片山總理が、總理であると同時に、社會黨の首領である。その意味においてまた今度の内閣の總理におなりになつた。國民が社會黨を今度の選擧で第一黨にしたのも、もし社會黨が政權につくならば、今までの幣原、吉田内閣とは違つた政策、すなわち社會黨が公約されたような政策をおやりになるだろう。こういうことを期待して社會黨を第……

第1回国会 予算委員会 第24号(1947/11/21、23期、日本共産党)

○野坂委員 私は日本共産黨を代表して、本補正豫算に反對の意見を申し上げたいと思います。  詳細な點はもう申す必要はないと思います。きようのこの討論會に各黨代表として發言された方々の發言内容を見ましても、また當豫算委員會が十囘近くも開かれたここにおける政府の答辯、あるいは委員諸公の質問、またその間開かれた公聽會に出席された專門の方々の發言の内容が、大體一致して認めることは、この補正豫算は結局インフレの因子を含み、今の日本の經濟的環境のもとではさらにこのインフレを促進し、日本の經濟にとつて重大な危險をもたらすものであるということは、大體言葉の表現や、あるいは程度の差はありますが、認められたところで……

第1回国会 予算委員会 第25号(1947/11/27、23期、日本共産党)

○野坂委員 ここに國會の職員の特別手當として四百八十萬圓出ておりますが、この内容について員數とか、給與基準とか、手當の内容、それがどのくらいになるか。それを伺いたい。
【次の発言】 ここにはいろいろ職員の方があると思うのです。たとえば速記の方とか、衞視あるいは事務員、こういうものの差額とか、あるいは基準とかいうものはどういうふうになつておりますか。
【次の発言】 最近十二時近くまで國會が開かれており、徹夜されておるような人が非常に多いと思います。これは非常な過勞であります。聞けば今までの規定では、わずかに七十錢ということであります。こういうことは一體われわれ常識で考えられないのですが、今まであ……

第1回国会 予算委員会 第26号(1947/11/28、23期、日本共産党)

○野坂委員 二、三聽きたいことがあります。たとえば職員のうち速記者、衞視、事務員すべて含めて勤務時間の規定はどうなつておりますか。官公廳と同じように四時とか五時になつておりますか。
【次の発言】 そうすると今何時ですか。
【次の発言】 しかしわれわれの經驗では毎日四時に終つたことはないと思うのです。先週などは十二時近くまでみなやつておりますが、ああいう場合の取扱いについて、居殘りの場合の特別手當、あるいは徹夜の場合の特別手當の點、それからその場合における宿舎とか設備の問題はどういうふうになつているか。たとえば速記の方などには非常に若い娘さんがおられます。ああいうような人は、十二時までいて泊つた……

第2回国会 議院運営委員会 第26号(1948/04/06、23期、日本共産党)

○野坂參三君 欠席の問題については、今滯在費の問題とか、いろいろありましたが、私は原因があると思う。その原因を除かずに、ただ出席の率をああだこうだといつても、ほんとうの解決はできないと思う。たとえば今日なども、もう三時になるが、何もない。こういうような議事のやり方では、どうも時間の空費の來るようなものだ。出席率をよくするためには議事の運営をうまくやつて、充実した議事をやつて、ないときは休むようにすることが必要だと思う。もう一つは、公報に発表することも最後の手じやないかと思うが、その前に議長の方で、無届の場合とかに、特別にその人に対して警告を発するとか、こういうような手をまず打つて、それから公報……

第2回国会 財政及び金融委員会 第9号(1948/03/19、23期、日本共産党)

○野坂參三君 五分間ということでありますが、大藏大臣からできるだけ明快にお答え願えばすぐ済みます。それでは今苫米地委員から言われたことは、逆に私は大藏大臣の方から、積極的な面でお答え願いたいと思うのであります。と申しますのは、きのうからの加藤労働大臣と私との贈答の中にも、はつきりしたような、しないような点もあるのでありますが、これは今非常に重力な問題になつております。きよう実は大会があつて、そこでもいろいろ問題があつたがこの問題だけを中心に取上げたのであります。これは重大な結果を導き得るような問題だと思います。十三日に政府の方から各組合にお渡しになつたあの條件、それは三條件ありましたが、その條……

第2回国会 予算委員会 第4号(1948/02/03、23期、日本共産党)

○野坂委員 私は庄司君及び上林山君の質問に関連して、総理大臣に二、三質問したいと思います。  第一の問題は、先ほどの上林山氏の質問に対する答弁の中で、総理大臣はインフレ対策について一言ふれられたと思います。この点については、私が本会議で総理の施政演説に対する質問の中でお尋ねした、そのときの総理のお答えでは満足することはできないし、また明瞭でなかつたので、この機会にこれをはつきりしたいと思います。問題はこういう点であります。総理があの演説をなされた草稿が、最初のものと、最後のものとの間に相違があつた。これは單なる言葉の相違ではなくて、相当基本的なる方針の相違になつてきておる。初めの案では、インフ……

第2回国会 予算委員会 第6号(1948/02/05、23期、日本共産党)

○野坂委員 黒田君の最後提案ですが、ただ六時まで待つて、きのう、おとといと同じように、ここで意味のない討議をやつてみたり、あるいはただ待つだけでは、再開に賛成できません。この際大藏大臣がおられますから、大藏大臣が六時までこられる。そして政府の態度もまだ決定されていないということを聞きますが、その態度をはつきりされるなら、われわれは再開に賛成いたしますが、そうでない限り、いつまで待つて、いつ始まるかわからない状態では賛成できません。
【次の発言】 それなら、きようの議場を見ますと、たとえば、ここなんか全然がらあきです。だから委員長の方で、六時までに全員を招集していただきたいと思います。

第2回国会 予算委員会 第7号(1948/02/24、23期、日本共産党)

○野坂委員 はつきりしない点がありますので、簡單に伺います。まず大藏大臣にお伺いしたいのは、こういう九つの財源が出ておりますが、この財源は過去一、二週間の間に初めて発見されたものか、あるいはすでにそれ以前に大藏大臣の方では、ちやんとわかつておる財源か、私は後者だと思いますが、この点について伺いたい。
【次の発言】 そうしますと、政府が前の追加予算については、鉄道料金、郵便料金の値上げを財源として特におとりなつているこの意味は、こういうような財源がすでにあるにもかかわらず、特に鉄道及び郵便料金の値上げを求められたという根拠は、私たちには依然としてまだはつきりしない。われわれの見解では、これは明ら……

第2回国会 予算委員会 第9号(1948/03/18、23期、日本共産党)

○野坂委員 加藤労働大臣に伺いたいのですが……。
【次の発言】 次にまわしてください。
【次の発言】 あるいは総理大臣にお聽きした方がいいかと思いますけれども、大藏大臣にまずお聽きしたいのは、今芦田内閣の基本方針として、常に外資導入ということを申されておりますけれども、これについてお聽きしたい。政府は外資導入についてどういう内容を大体今描かれておるのか。言いかえれば、どういうふうな外資導入をするという意図あるいは計画をもつておられるか、その見透しをお聽きしたい。
【次の発言】 ではなるベく早くこういう問題をやはり國会に報告していただくとか、あるいは他の方法で國会にこういう問題を率直に協議すると……

第2回国会 予算委員会 第14号(1948/04/01、23期、日本共産党)

○野坂委員 私の質問は大藏大臣だけでなく、加藤労働大臣に対しても質問したいということを通告してありますから、加藤労働大臣が來られるまで、まず大藏大臣に質問したいと思います。労働大臣は來られますか。
【次の発言】 第一に大藏大臣にお聽きしたいことは、この予算委員会の最初の日にも問題になりました水害復旧費の問題、及び六・三制の費用の問題、これは四月分に計上されていない。これについては、個人的にはお話がありましたけれども、まだこの予算委員会の席上では、政府側から何らの公式の声明がないように思いますので、この際お聽きしたいと思う。  まず第一には、この予算がなぜ今提出されている暫定予算の中に計上されて……

第2回国会 予算委員会 第18号(1948/04/28、23期、日本共産党)

○野坂委員 私は予算の問題については、本予算が出たときに詳細に質問したいと思います。それで今日はごく簡單に、三、四の点についてお聽きしたいと思います。  まず第一が、昨日の大藏大臣のお答えでは、本予算は大体六月から組まれて、これが五月中旬ころに提出されるだろうというふうなお話のように承つていますが、はたして五月十五日ころに提出されるものかどうか、これをお伺いしたいのが一つ。もしされないならば、六月分はまた一箇月、こま切れにしてお出しになる予定であるか。それからその次に関連してお聽きしたいことは、どうしてこんなに遅れるかという、この根本原因はどこにあるのか。たとえば物價改訂の問題とか、給與の問題……

第2回国会 予算委員会 第19号(1948/04/30、23期、日本共産党)

○野坂委員 私は共産党を代表いたしまして、この予算に反対して返上したいと思います。ただいま小坂議員より申されましたような、ああいう趣旨がその一点であります。このような予算を繰返してやれることは、ある人も申しておりますが、憲法の精神に違反することである。それゆえにわれわれとしては、すでに四月のあの暫定予算のときに、政府は大体約束されましたが、これはもちろんこの月限りと思つていたのであります。ところが五月もさらに最近では六月もそうだということが言われておりすが、この際私は予算に対しては断固たる態度をとるべきであると思う。この意味において、簡單に私たちの趣旨を申し述べたいと思います。  共産党は昭和……

第2回国会 予算委員会 第24号(1948/05/24、23期、日本共産党)

○野坂委員 私は総理大臣に財政に直接間接に関係のある問題について、二、三お伺いしたいと思います。  まず第一に、先ほど民自党の鈴木君らか質問になつた問題に関連したことでありますが、少し具体的にお答え願いたいために、特別にお聽きするわけであります。その問題は外資導入の問題でありまして、芦田内閣が創立して間もなく発表したいろいろの政策、殊に三党協定、あるいはつい最近発表された五箇年計画案とか、あるいはいわゆる経済白書とかいつたものを見ましても、その根本はすべて外資の導入にかかつておるような印象をわれわれは受けますし、実際総理の今までに発表された答弁でも、やはりそうだというふいにしか、われわれはとれ……

第2回国会 予算委員会 第25号(1948/05/25、23期、日本共産党)

○野坂委員 私はきわめて簡單に一つの問題だけお聽きしたいと思います。この六月暫定豫算は、いくらいじつてみても大したことはないし、またこれ以上議論してみても、あまり意味がないと思いますから、ただ一言だけ伺います。  まず最初にお聽きしたいのは、本豫算をすでに編成されて、これが完了したということを伺つておりますが、その通りであるかどうか。
【次の発言】 概要をあしたお出しになるということを昨日のこの委員會で芦田總理がはつきり申されましたが、この點はどうですか。もしあした出ないとすると、いつ出るのですか。
【次の発言】 内容のこまかな點は、ここでお聽きしませんが、ただ一言お聽きしたいのは、本豫算の基……

第2回国会 予算委員会 第26号(1948/05/26、23期、日本共産党)

○野坂委員 先ほど角田委員から安本長官に御質問があつたことに關連して、一言明確にしておかなければならぬことがありますので、安本長官にお聽きしたい。  それは外資導入の問題について、ガリオ・フアウンドその他のいわゆる外資と言われておるものの中で、安本長官の方で、これは政府對政府の關係、こういうふうに申されましたが、これは日本政府の債務として導入されたものであるか。これがどういうフアウンドにあつて、どういうフアウンドにないか。こういうような點について、お聽きしたいと思います。
【次の発言】 私の聽いておるのは、ガリオ・フアウンド以外のものも、大體同じだと解釋しても差支えないと思いますが、ところが農……

第2回国会 予算委員会 第27号(1948/05/27、23期、日本共産党)

○野坂委員 私は日本共産党を代表しまして、本予算案に対して、これを編成替してもらいたいという意見と、こういう決議を提出したいと思います。  この理由につきましては、述べる必要はないと思います。この提出の方法及び内容からみて、これにはわれわれとしては賛成できない。民主自由党の上林山君が今申されましたあの理由がやはりわれわれと大体同じような理由になつています。ただ違う点は、こういう理由があるにもかかわらず、民主自由党がこれに賛成された。われわれはこれには反対し返上を要求したい。この点が民主自由党と共産党とまた根本的に違う点だと思います。われわれの意見を簡單に書いたものを読みます。  日本共産党は四……

第2回国会 予算委員会 第37号(1948/06/22、23期、日本共産党)

○野坂委員 いろいろ質問する点がありますけれども、時間が私に與えられたものは非常に少いので、まず総理大臣に二、三お聽きしまして、それから大藏大臣その他にお伺いしたいと思います。  まず総理にお聽きしたいことは、この問題は予算にも基本的な関係があり、また日本の今後の経済政策全体にも基本的な関係のある問題でありますから、この点をまず総理にお聽きしたいと思います。それは去る十六日に南京からのU・Pの電報として報ぜられているところによりますと、行政院長の孫科氏が、日本の問題について重大な質問を発表しています。これは必ずしも日本政府にあてられた質問ではありませんが、しかしわれわれ日本國民としても、実はこ……

第2回国会 予算委員会 第44号(1948/07/02、23期、日本共産党)

○野坂委員 私は日本共産党を代表して一言申述べたい。最初にこの委員会の運営について申し上げたいと思います。と申しますのは、先ほどここで修正案が出て、これに対する討論の通告を正式の手続を持つて私が提出したにかかわらず、與党が強力にこれを粉碎してしまつた。こういう事件であります。しかもこの前に芦田総理はここで諄々と民主主義の運営について説かれた。それにもかかわらず、それの一分後にはきわめて非民主主義的な反人民的な行動によつて、私たちの質問を打切らした。こういう点を考えたときに、この予算自体に、こういう性格が現われてやしないか、すなわちこの予算自体が、いかに反民主的であり、反人民的であるかということ……

第3回国会 議院運営委員会 第7号(1948/10/22、23期、日本共産党)

○野坂參三君 不当財産取引調査特別委員会の委員の件ですが、これは昨日のお話では、どつかから一人入れてくださるように聞いておりますが、今まではたしか抽籤の形で社会党の方からいただいている。こういう例があるので、この際ぜひこうした超党派的の特別委員会には出していただきたいし、またこれをきめることは相当意義があつたと思いますから、この員数は抽籤という形でもいいし、どういうふうでもいいが、ぜひ一つ入れていただきたいと思います。
【次の発言】 委員外のオブザーバーなら権限はありませんね。
【次の発言】 そうするとその委員会の決定には縛られないわけですか。

第3回国会 予算委員会 第3号(1948/11/27、23期、日本共産党)

○野坂委員 私は予算がこんなに遅れたことについて、実は大藏大臣から率直な報告を願いたいと思います。今回の予算の問題については、われわれは実に憤慨にたえないと思います。吉田内閣ができてから、当然この予算は取上げられて、もう今までに当然出ておらなければならぬ。その実情について大藏大臣から何ら報告がない。この問題については、私これ以上聞きません。聞いたところで、どうせいいかげんなお答えだろうと思います。それで率直にお聞きしたいのは、先ほど大藏大臣は、今度の予算はこま切れの予算ではないと、はつきり言われた。これは今交渉中だそうで、われわれはこれに期待している。ただ給與の予算を一つだけ出すのでなく、これ……

第4回国会 外務委員会 第1号(1948/12/04、23期、日本共産党)

○野坂委員 簡單に一つ。きようの問題は、今後の日本の問題として非常に重要だと思うのです。それで政府委員のきようの報告は、大体片寄らないで割合に正確に近いような材料で報告されて、よかつたと思うのですけれども、問題はもう少し深く掘り下げて実体を研究してもらつて、たとえば幣原さんが出された、ああいう質問がやはり答えられていないと思うのです。私たち一番知りたいのは、やはり現在の動きと、それから今後中國がどうなるかという見通しを立てる材料がほしいと思うのです。それがためにはやはり現在だけじやない、將來の見通しを立てるような材料もひとつぜひほしいと思う。たとえば幣原さんのあの質問に正確に細かく答えてもらう……

第4回国会 外務委員会 第2号(1948/12/06、23期、日本共産党)

○野坂委員 今の問題はわれわれとしては、まず第一に眞相がはつきりしないのです。新聞にああして発表されていることしかわれわれは知つていないので、もしあの通りだとすれば、事態は國際的にも國内的にも相当重要な問題を持つている。それで私はこの委員会に動議を出したいと思う。それはこの眞相を政府の方において責任をもつて調査していただき、そうしてここに報告していただくこと。それはつまりあれに関連して内容の問題が一つ、それから手続上の問題があると思います。だからこれを動議として提出いたします。
【次の発言】 関連しまして……。もしそのような会が將來開かれるならば、今和田委員の方では大体中國問題が主でしたね。同……

第4回国会 外務委員会 第3号(1948/12/14、23期、日本共産党)

○野坂委員 そうすると政府側としてはどういうふうな手続で、どういうふうにして今のような報告を受けられましたか、その点をちよつと伺います。
【次の発言】 今の御説明では納得しかねるのですが、もつと深い意味があるように思われる。たとえば政府の方でその筋と交渉して、そのときの実状を調査して報告されたのか、それとも今までのように、吉田外相がいつものあの手で、ぶつきら棒に、こう言つておけばいいというぐらいで出したのか、私はその点信じかねます。
【次の発言】 和田君と意見は同じです。あれは新聞の一つの記事だから、いいかげんにして置けということではないかと思います。問題は國際的の相当に大きな根本的の問題にな……

第4回国会 逓信委員会 第3号(1948/12/13、23期、日本共産党)

○野坂委員 先ほどの提案の理由書及び片島君のこれに対する賛意の表明は、われわれ全面的に賛成して、この案が採択されることを私たちとしては希望します。

第4回国会 予算委員会 第9号(1948/12/11、23期、日本共産党)

○野坂委員 私は非常に要領よく簡單にやりますから、政府側もなるべく具体的に、ぼんやりした言葉でないようにお答え願います。但し農林大臣は今まで非常に正確なお答えがあつたので……。
【次の発言】 第一にお聞きしたいのは、食糧確保臨時措置法であります。これの前身が農業生産調整法であります。この食糧確保臨時措置法ができました当時、今の國務大臣の岩本信行氏が反対演説をやられた。これは農林大臣よく御存じだと思いますが、これについて御意見を伺いたい。私、ここにその議事録を持つておりますが、その反対の点を指摘されております。これについてこの内閣ではどういうふうな考えをお持ちになるのか、あの反対されたような方向……

第4回国会 予算委員会 第14号(1948/12/21、23期、日本共産党)

○野坂委員 総理大臣だけに二、三お伺いしたいと思います。今林君の方から、いわゆる九原則についての質問がありましたが、この問題は私、日本の経済全体、特にまた予算にも根本的な影響を與える問題でありますので、これを以下質問いたします。  まず最初に、私たちがこの原則の性格をはつきりする必要がありますので、一点お伺いしたいのは、一昨日発表された日本語の飜訳を見ますと、この指令というものが、極東委員会の承認のもとにと、こういう言葉になつていますが、はたして極東委員会が承認を與えた指令であるかどうか、私たちは新聞による以外に情報を得ることができないので、総理大臣の方から正確な御回答をお願いしたい。と申しま……

第4回国会 予算委員会 第15号(1948/12/22、23期、日本共産党)

○野坂委員 私は日本共産党を代表して、当予算案の本質が勤労大衆を犠牲にするものであり、しかも日本の再建に役立たないものであるから、これを政府に返上して、組みかえを要求するものであります。これについて理由として十の点を申し上げたいと思います。  第一に、官公吏の給與は、手取り七千三百円を八月にさかのぼつて支給し、十一月以降はさらに物價水準にスライドさせるべきである。また政府が四月から三箇月間給與改訂を故意に遅らしたために生じた赤字補給金として、二・八箇月分を即時支拂うべきである。  第二点、しかるに今回の六千三百七円案は約一時間半の労働時間延長、ひいては首切りを前提とし、さらに現物給與を差引いて……


24期(1949/01/23〜)

第5回国会 外務委員会 第3号(1949/03/30、24期、日本共産党)

○野坂委員 関連したことでちよつと……。ドツジ公使が見えてから、賠償について今までと多少変つたような方針が出ておるか出てないか。
【次の発言】 もう一つ、今まで撤去されたもの、あるいは今ただちに撤去されるようなものの行く先の國ですね。たとえば中國、フイリピン、その他、こういうようなところでどういう方面に実際上使われているのか。あるいは使われないでそのままになつておるのか、こういう問題についての報告か資料がありますか。
【次の発言】 私今の御提案は非常に賛成ですが、それにつけ加えてもう一言、これは外務省関係でしようけれども、つまり今まで表面に出ておつたような、たとえば極東委員会のあの提案、それか……

第5回国会 外務委員会 第5号(1949/04/06、24期、日本共産党)

○野坂委員 近藤政務次官にちよつとお聞きしたいのですが、これは一週間ほど前でしたか、読賣新聞にINSの報道として、近藤次官がこういうことを言われた、今原文を持つておりませんので、記憶から申しますけれども、第一の点は、日本には武力がない。こういう状態のもとでは、太平洋同盟あるいは太平洋條約とか、こういうものができるといううわさがあるので、これに日本は参加して保護してもらつたらどうか、これが第一点。第二点は、まだ講和はないけれどもこういうようなものができれば、これに日本は参加することができるだろう、こういうことを記者に言われたというニユースが載つておつたので、私の今言つたことは正確ではありませんけ……

第5回国会 外務委員会 第6号(1949/04/13、24期、日本共産党)

○野坂委員 ちようど今の問題に関連しておりますから簡單に申し上げますが、ただ違つておることは、私は一人の犠牲者として、私の兄が去年の七月の夜、ジープにはね飛ばされて即死したのです。これは証人もおりますし、ジープだということははつきりしております。町の人道を歩いていてやられた。私はGSへ、家族の者はCIDへ呼ばれてはつきり申し上げたのですが、ただ夜中のことで番号がわからない。相当時間がかかりましたが、結局犯人がわからないので、うやむやで泣き寢入りになつたのです。私は一人の犠牲者としてつくづく感ずるのですが、こういう犠牲者は非常に多い。聞いて見ますと方々にあります。先ほど川崎君の言われた女の人がど……

第5回国会 外務委員会 第7号(1949/04/20、24期、日本共産党)

○野坂委員 私はきわめて事務的な質問をしたいと思います。政治的な質問をすると、どうも吉田総理は心悸高進するようで、健康のためにもならぬと思いますから……。初めに暫定協定というようなお話がありましたが、この点について一言お聞きしたいのは、実際上今でも正式な條約とか協定とかいつたような形をとらなくても、たとえば中國などといろいろな商賣がやれる。最近また大阪その他の商人の間にも、何とか中共あるいは國民党にかかわらず、商賣がしたいというような動きもありますし、実際の話もあるということを聞いております。こういう問題はおそらく將來発展すると思いますが、こういうような民間の商業貿易というものを、政府の方とし……

第5回国会 外務委員会 第9号(1949/05/11、24期、日本共産党)

○野坂委員 ちよつと関連してお聞きしたいのですが、南鮮の政府がアメリカ側から認められておるような関係になつておるが、正式ではないでしようけれども、そういうふうな関係上、南鮮政府の代表などを通じて、北鮮の政府側と交渉するというような手は打てないものでしようか。もう一つ聞きたいのは、すべて今外交関係は正式にはありませんから、正式な手はもちろんとれないでしようけれども、実際上いろいろなやり方がありはしないかと思いますが、この点について政府側ではどの程度努力されているか。その可能性なんかについて、もし御意見があつたら言つていただきたいと思います。

第5回国会 外務委員会 第10号(1949/05/14、24期、日本共産党)

○野坂委員 私はこの法案の條文についてはあとで質問したいのですが、その前にお聞きしたいのは、先ほど次官の方からも、これによつて約二十八万名が債権者としてあげ得る。それから借入金が約九億円というわけで、相当多数の人員と額に登つておりますが、これはどういうふうなやり方で調査されたのか、その調査の根拠をまず第一にお聞きしたい。  それから第二としましては、こうして大体数字がわかつている以上は、どこの方面で――場所ですね。それからどういう人々か、それからまた公館が借りた場合における金の性質、何のために借りたのか、それからできたら、いつ、どこで、だれが何のために幾ら借りたかということ、非常にこまかいこと……

第5回国会 外務委員会 第11号(1949/05/21、24期、日本共産党)

○野坂委員 簡單に御説明したいと思います。この請願は廣島縣の安藝郡の熊野町の毛筆加工品生産組合の代表者廣田進、この人から請願を提出されるよう依頼を私が受けたのであります。この事情はこういうふうに書いてあります。この小さい町は非常に貧窮な町で、男は春になると和歌山縣方面に出かせぎに行つて、帰りに筆の行商をして帰つて來る。ここに二千二百ばかりの人口がありますが、この小さい町にとつては、これが非常に重要なことで、しかも全國の筆の生産の八割を占めておるというふうに書いてあります。ところがその原料というものは今まで中國から輸入されておつた。それが今とだえて、これに非常に困つておるので、どうか貿易再開及び……

第5回国会 予算委員会 第3号(1949/03/30、24期、日本共産党)

○野坂委員 議事進行について。今西村君の方からの御意見もありましたが、この問題は委員長の方で今までも並行審議した先例があるとおつしやつたけれども、私の知つておる範囲内では――もつとも私は一年半しかなりませんけれども、このような財政法の根本法のかわつたものが片方で審議されて、同時に予算委員会でも予算について審議される。こういう前例はなかつたと思います。個々の問題について、たとえば賃金ベースの法案が人事委員会で審議されている。これと並行して給與の予算案の計算をわれわれがここで討議した。こういう並行審議はあつたと思いますが、このように予算の編成についての根本方針がかわつている、このかわつたことが決定……

第5回国会 予算委員会 第4号(1949/03/31、24期、日本共産党)

○野坂委員 議事進行についてちよつと委員長にお聞きいたします。きようのこの予算委員会は、大藏大臣はいつごろお見えになりますか。十三時半まで來られないということでありますから、午後再開して、大藏大臣出席のもとにおやりになりますか、これをお聞きしたい。
【次の発言】 そこまでは言つておりません。私の聞いておるのは午後いつから再開されて、大藏大臣が出席できるかどうかお聞きしております。
【次の発言】 それでは追加予算については、風早委員の方から相当詳細な点について質問がありましたので、私は大蔵大臣の出席のもとに簡單に質問したいと思いますから、午後の機会まで私の質問を保留したいと思います。

第5回国会 予算委員会 第6号(1949/04/07、24期、日本共産党)

○野坂委員 簡單にちよつと……。ただいま進歩とか、保守とか、二大陣営とか、こういうふうに言われましたが、総理のお考えでは、保守とはどういう條件で、どういう政策のものが保守というのか、進歩とはどういう條件で、どういう政策のものが進歩であるか、この点をちよつとお伺いしたい。

第5回国会 予算委員会 第8号(1949/04/09、24期、日本共産党)

○野坂委員 今風早君から動議が提出されましたが、これはもつともなことで、前の地方配付税の問題のときに、社会党の三宅委員から、これは並行審議をやつていないから違法である、予算審議の方は法案が出るまで延ばしていただきたい、こういう動議が出されて、民主自由党の西村委員から満腔の賛意を表せられ、委員長自身もこれに対して全的な賛成を述べられ、そしてあのときに会を閉じて、そこで法案の出るまで待たれたと思います。それと同じ事情の問題だと思います。これでもう三回同じことを続けている。政府のこうした違法なことをわれわれは公然として、ここで審議を続けて行くことはできないと思いますので、諮つていただきたいと思います……

第5回国会 予算委員会 第9号(1949/04/12、24期、日本共産党)

○野坂委員 今中曽根委員から道路の費用についての御質問がありましたが、私も同樣な疑問を持つております。今政府の予算の説明の中曽根君の指摘したあの同じ表の中で文教施設、つまり六・三制関係のものだと思いますが、これが去年は六十億、今年度は十億幾らに減つております。ところが道路だけが去年の二十億から五十億にふえている。この点私たちは非常に不可解に思う。六・三制の校舎を建てないで、道路だけどうしておつくりになるのか、修繕されるのか。この御説明は今大臣の言われるところだけでは、どうしても納得が行かない。それでお伺いしたいのは、この表の六ページにこう書いてあります。「連合國軍指令による道路、港湾整備及び刑……

第5回国会 予算委員会 第10号(1949/04/13、24期、日本共産党)

○野坂委員 私は総理に二、三質問したいのであります。  総理は施政演説の中で外國からの援助なしに日本は自立して行かなければならないということを強調されたし、特にまた自主精神ということを強調されて、非常にけつこうなお言葉だと思います。われわれも全的にこの言葉自体には賛成いたします。さていろいろの経済政策その他を見まして、特に今度出された予算、その手続、内容を見た場合には、総理の自主精神に反するような事実が非常にたくさんある。特に私は総理に申し上げたいことは、自主精神、自主精神と言われますけれども、実際にやられておることを見ますと、前の芦田内閣、片山内閣、それと比べても、非常に自主ということが現実……

第6回国会 外務委員会 第1号(1949/10/29、24期、日本共産党)

○野坂委員 遅刻したために、川村政府次官のお話を伺うことができないで、非常に残念でした。先ほどからのお話で伺いますと、ぜひ一、二はつきりしておきたい点がありますので、あとで準備をして、その次にもう少し具体的に御質問したいと思いますが、それの一つの準備としまして、政務次官の方では、憲法第九條の戰争放棄、この場合に攻撃的なことはもちろん、防衞的な戰争も放棄する、こういうふうに言われたと私は聞きました。この場合に防衞権、これも放棄するという意味なのか、それとも今、日本は武器が一つもない、従つて攻撃もできなければ、防衞も一切できない、こういう常識的な意味であるか、この点お伺いしたいと思います。

第6回国会 外務委員会 第2号(1949/11/09、24期、日本共産党)

○野坂委員 時間もあまりありませんから、簡單に二、三御質問したいと思います。私の質問は、きようは総理大臣兼外務大臣にお聞きする二つの問題を、こちらの方で提出していましたけれども、総理大臣が見えませんので、また別の機会にこまかくお伺いしたいと思います。と申しますのは、二つの問題のうち一つは、先ほどから佐々木委員の方から出された自衞権の問題、それから講和の問題であります。きようの政府の御答弁の中で、多少わかりかねる点、あるいははつきりせぬ点がある点だけを、今お尋ねしてみたいと思います。この点は先ほど憲法第九條のあの解釈について、当時の政府としては自衞権も日本には否定されているもの、ないものであると……

第6回国会 外務委員会 第3号(1949/11/17、24期、日本共産党)

○野坂委員 総理並びに外務大臣の出席は、当臨時国会が開かれた当初から全員の要望であつたのであります。きようは来られるということになつて、われわれは手ぐすね引いて待つおつたわけでありますが、来られない。ところが会期はあと四日しかありません。ですからこの四日内に、できれば明日あるいは明後日のうちに来ていただくように、ひとつ政府が保証してほしいと思うのです。そうしないとまたこの調子で延ばされて、そのうちに会期が済んでしまう。会期は延ばさないことが基本原則と見れば、あすかあさつてにせひ開かれるような保証を與えてほしい。それでなしに便々と延ばされては、結局総理に質問する機会を失つてしまうと思います。

第6回国会 外務委員会 第5号(1949/11/21、24期、日本共産党)

○野坂委員 私は時間が非常に少いので、講和の問題についていろいろ聞きたいことがありますけれども、仮設の問題でなしに憲法解釈について、二、三お伺いしておきたいと思うのであります。  まず第一は第九條のあの條項の解釈で、かつてこの委員会でも自衞権の問題が問題にされて、政府委員の方から若干の御回答がありましたけれども、この問題は非常に重要な問題であるし、またいろいろの解釈もあるようですから、総理兼外務大臣の方からはつきりとお答えを願いたいと思うのであります。これは御存じのように、あの憲法が改正されたときの委員会でもいろいろ問題があつて、今の吉田総理及び金森国務大臣の方から、あの九條の解釈は自衞権がな……

第6回国会 外務委員会 第6号(1949/11/29、24期、日本共産党)

○野坂委員 関連質問になるかどうか、南方の方の抑留者の問題について簡單に質問したいと思いますが、お許しになりますか。あるいは別にやりますか。
【次の発言】 実は数字の問題でありますけれども、いわゆる南方地域と言つても、これは非常に広いのですが、今まで政府の発表された統計の中には、基本数とそれから引揚者数と、残留者数、こうありますけれども、引揚者数が年々ふえて行くのは当然ですが、実は基本数がふえているのです。たとえば最初厚生省などで発表された終戰当時の基本数は六百三十七万四千云々と、こうなつております。ところが一九四六年六月には、基本数が増して六百六十一万云々、こうなつております。それからその後……

第7回国会 外務委員会 第2号(1950/02/01、24期、日本共産党)

○野坂委員 共産党の名前が出ましたので、一身上の弁明を兼ねて質問いたしたいと思います。引揚げの数字については私たちいろいろ異見があります。きようでなしに、別の機会にもう少し詳しくお聞きしたいと思いますが、しかし去年からこの問題について私たちは政府当局にいつもお願いして、しかも倭島局長自身からいつもこれに対して明確なお答えがない。これに関して日本政府が持つておる数字はどんなものであるか。これをお出しくださいということを繰返し私の方で要望したにかかわらず、常に言を左右に託して、あるようなないような、出したいような出したくないようなお答えがあつた。この問題は私ははつきりしていただきたいと思います。だ……

第7回国会 外務委員会 第4号(1950/02/15、24期、日本共産党)

○野坂委員 議事進行について……。この問題は私は非常に重大な問題だと思いますので、政府の方でも正確な材料がないといわれておるし、またこの問題は私は局長の問題でなくて、総理大臣兼外務大臣から責任のある解釈とか、あるいは御答弁が願いたいと思います。先ほど佐々木委員及び小川委員の御意見がありましたが、私は御両君の発言の中に非常に重大な問題があると思う。これは私は立場がもちろん違いますけれども、小川議員の発言は、われわれ議員としてもやはり相当反省しなければならぬものを含んでいると思う。この意味において、この次の委員会には、――できれば私は今週中に開いていただきたいと思いますが、総理大臣に出席していただ……


各種会議発言一覧

23期(1947/04/25〜)

第1回国会 予算委員会公聴会 第1号(1947/11/11、23期、日本共産党)

○野坂委員 ちよつと簡單に、多少抽象的な問題になりますけれども、今の公述で現在の税務官吏の待遇の問題、缺員の問題、あるいは經費の問題、こういうふうな状態がこのまま續けば、年度末において税の滯納部分、あの率がおそらく改善されないと思いますが、これについてどうお考えになりますか。  第二には、今政府の方ではこの問題についても改善すると言つておりますが、これの見透しが今どういうふうになつておるか、あなた方の方でおわかりになつておるかどうか。もし改善を多少されれば、滯納の率もまた年度末までには相當減るものと考えていいかどうか。こういう點だけをお伺いします。

第1回国会 予算委員会第一分科会 第1号(1947/11/17、23期、日本共産党)

○野坂委員 竹谷委員の方から質問がありましたが、少しまだ補充的に聽きたいところがあります。特別會計の方で、七十五億ほど一般會計に食いこんでいる問題ですが、これは本年度分ですけれども、來年度になれば、どういう見透しですか。今の鐵道とか、あるいは遞信の方では續くとしか考えられないが、續かないとすれば、どういう手を打たれますか。
【次の発言】 この問題について大體二つの手が打ち得ると思います。つまり價格を上げる點、運賃の値段を上げる點、それからもう一つは人員の整理、こうあると思いますが、一體根本方針として、どちらに重點をおくのか。兩方ともやられるのか、あるいは値段を上げるという方だけをやるのか。こう……

第1回国会 予算委員会第一分科会 第2号(1947/11/18、23期、日本共産党)

○野坂委員 私たちの手もとに、昭和二十二年度の第一、第二、第三・四半期主要物資進駐軍向配當表、こういうのが來ております。この中で二、三進駐軍向の資材についてお聽きしたいと思います。というのは、いわゆる終戰處理費、あの費用自體が豫算の上に占める額が問題であります。しかしそれよりも實は一番重大な問題は、物資需給關係であります。この物資でここに出ている統計を見まして、特に私たちにはつきりしないのが石炭だと思います。石炭が第一、第二、第三・四半期の方で、わずかに三%、二%、四%、こういうので、ほかのたとえばセメントなどでは七〇%、こうあるにかかわらず、石炭が非常に少い、これは暖房用とか、あるいは直接に……

第1回国会 予算委員会第三分科会 第1号(1947/11/17、23期、日本共産党)

○野坂委員 私、きわめて簡單な問題を一つだけお聽きしたい。それは主食の遲配の問題ですが、今日まで遲配がどういう状態になつておるか。と申しますのは、夏ごろの遲配が主たるものでありますが、これがどうかということ、特に主要な都會における遲配はどんなものであつたか。それから第二には、それに對して政府はどういうふうな對策をおやりになつておるのか、つまり去年の吉田内閣のようにたな上げしてしまうのか、それともこれを何らかの形において配給とれるのか、この二點についてお伺いしたい。
【次の発言】 他の食糧といいますと、これはやはり食糧は食糧ですね。それともほかのものですか。

第2回国会 予算委員会公聴会 第1号(1948/06/18、23期、日本共産党)

○野坂委員 それに関連して税務署内部の機構とか、人員を殖やすとか、質を向上するとか言われましたが、税務署機構以外の力をどういうふうにすればできるか、それを從いたい。

第2回国会 予算委員会第一分科会 第1号(1948/06/29、23期、日本共産党)

○野坂委員 私は皇室費について二、三お聴きしたいと思います。本問題は詳細に参議院の方で質問するはずですから、簡単に二、三の点についてだけお伺いいたします。先ほど皇室財産の御質問があつたときに、有価証券が二億二千二百万円内外あると申されたのですが、その内容について、どういうものがあつて、どういう価格でということをまずお聴きしたいと思います。  それからその次には、これからどれだけの収入がはいるか、このことをまずお聴きしたいと思います。
【次の発言】 現在のものであります。
【次の発言】 それからその次に、ここにいろいろ皇室費として、たとえば手当、給与金とか、賃金、それから役務費とか、いろいろなも……

第4回国会 予算委員会公聴会 第1号(1948/12/06、23期、日本共産党)

○野坂委員 二、三お伺いしたいと思いますが、第一は行政整理の問題ですけれども、これは加藤公述人自身の経驗でよいと思いますが、正確な統計とか、そういう技術はおそらく困難と思いますが、今政府でも行政整理といいますけれども、國鉄関係で見て行政整理の余地がどのくらいあるか、行政整理という意味は、私の言うのはつまり人員淘汰という意味でありますが、これについて簡單にお伺いします。
【次の発言】 全官公としては給與ベースの七千三百円、人事院の方では六千三百円、政府としては五千三百三十円、こうなつておりますが、政府の今日までの意向では、この五千三百三十円を固持しておられるようにわれわれも見ておるし、予算もそう……


24期(1949/01/23〜)

第5回国会 内閣委員会外務委員会連合審査会 第1号(1949/04/28、24期、日本共産党)

○野坂委員 私は外務大臣がお見えになつたならばいろいろお聞きしたいことがありますが、政府委員の方に機構上のいろいろ小さい問題について不審な点がありますから、これをはつきりしたいと思います。  まず第一に、第三條の四に「條約その他の國際約束の締結」とありますが、この約束という範囲はどういう程度まで含めるのか。それから一昨日総理の方から説明がありましたが、例の阿波丸事件についての協定があります。ああいう協定と約束というもの、あるいは協定は條約に実質はかわるものだという理解はありますが、こういうものについて政府委員の御説明を願いたいと思います。


※このページのデータは国会会議録検索システムで公開されている情報を元に作成しています。

ページ更新日:2024/01/28
データ入手日:2023/12/26

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