国会議員白書トップ衆議院議員菊池義郎>委員会発言一覧(全期間)

菊池義郎 衆議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

菊池義郎[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書

委員会出席歴代TOP1000(衆)
722位
委員会出席(無役)歴代TOP500
437位
委員会発言(非役職)歴代TOP1000
930位

このページでは菊池義郎衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。菊池義郎衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。

ページ更新日:2024/01/28
データ入手日:2023/12/26

委員会発言一覧

23期(1947/04/25〜)

第1回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第9号(1947/10/13、23期、日本自由党)

○菊池(義)委員 ソ連からの引揚げが漸次減じておる原因は、大抵おわかりでございましようが、大體の豫想をちよつとお漏らし願いたい。
【次の発言】 ちよつとお伺いします。引揚者の在外資産これは一體とれるものですか、とれないものですか、その見込みについて當局からお伺いいたしたいと思います。

第1回国会 外務委員会 第12号(1947/10/06、23期、日本自由党)

○菊池(義)委員 地圖か何かありませんか。
【次の発言】 すでに司令部に對して請願を出されているのでありますから、向うとしてもその事情は十分にわかるだろうと思いますが、ただ國會を通じてそういう請願を出すということが、はたして穏當であるかどうか、この前芦田さんの話が問題になつたくらいでありますから、どうも私としては國會を通じてそういうことを出すということは、却つて向うのプライドを傷つけるような形になつて面白くないじやないかと考えおります。それで國會としてこれを取上げることは、外交上却つて下手なやり方ではないかと考えます。

第1回国会 外務委員会 第19号(1947/11/27、23期、日本自由党)

○菊池(義)委員 別に不都合を生じることもあり得ないと思うので、採擇したらどうですか。

第2回国会 運輸及び交通委員会 第29号(1948/07/03、23期、民主自由党)

○菊池義郎君 品鶴線の旅客電車運轉実施についての請願でございますが、この線路は簡單に結論から申しますれば、戰時中に貨物運送のために使つた線路でございまして、今日二時間おきにしか運轉されておらないのであります。ところが御承知のごとく京浜線は旅客が非常に混雜して、ほとんど殺人的と言われておるのが常態でございますので、各駅の駅長、駅員はもちろんのこと、地元住民の要望であり、品川区会議員全員が一致いたしまして、この請願をいたした次第でございます。品川の区会議員は社会党、自由党、民主自由党、國協党、共産党各議員が一致いたしまして、この請願を出した次第でございまして、停車場は品川から鶴見までに十箇所ばかり……

第2回国会 外務委員会 第1号(1948/01/26、23期、日本自由党)

○菊池(義)委員 インド・ネシヤとオランダの戰は大体どんな條件で停戰になりましたか。

第2回国会 外務委員会 第4号(1948/04/01、23期、民主自由党)

○菊池(義)委員 マツカーサーが日本人に対して旅行を許されるという覚書を発表しておりますが、この旅行を許されるということは、やがては海外の移住も許してくれるという可能性を看取し得ると思いますが、御承知のごとく日本人は今領土の狹隘のために行き詰つている。とうてい、この狹隘な國土でもつてこれだけの人口を養うことはできないのは諸外國もみな知つておりますから、この際政府は進んで海外移住の陳情を懇請する必要があると思います。最近衆議院議長の松岡駒吉君が会長になつて、これまで日本の海外移民のことについて非常に努力をして來られた有力な人たちがメンバーとなつて、海外移住協会というものができ上つて、あつちこつち……

第2回国会 外務委員会 第6号(1948/05/20、23期、民主自由党)

○菊池(義)委員 私も委員長の御意見に賛成であります。大体相撲なんというものは封建時代の遺物であつて、あんな畸形兒を集めてやらすから、外國からなめられておる。まあそんなことはいいけれども、委員会を通じて、いわんや議会を通じてそういうことをどうこうするということは滑稽だろうと思います。委員長の御意見に賛成であります。
【次の発言】 私は相撲が嫌いだからどうこうというのでない。國技館を使わなければならないということはない。デモクラシーの今日においては、街頭においてもどこにおいても、今まで室内でしかやらなかつた演説すらも街頭でやつておる。相撲も街頭ででもどこででもやるべきだ。何も國技館を使わなければ……


24期(1949/01/23〜)

第5回国会 運輸委員会 第26号(1949/05/22、24期、民主自由党)

○菊池義郎君 この請願につき簡單に申し上げます。品鶴線に旅客車を通ずることは、昨年の委員会を通過し、本会議で採択されたのでございますが、その後実現ができないので、また請願を提出したような次第でございます。これは戰時中軍用車として貨車を運轉しておりましたが、二時間に一本しか運轉しておりませんので、これに客車をまじえて運轉させたら、交通地獄を緩和する上に、非常な福音であろうということから、地元の住民が熱烈な運動にかかつているようなわけであります。そうして品川から鶴見に至る各駅の駅長、駅員はみな大賛成でありまするし、また品川区会は各政党一致しての請願となつておるようなわけであります。駅は品川から鶴見……

第5回国会 外務委員会 第3号(1949/03/30、24期、民主自由党)

○菊池委員 賠償に関することではありませんが、この次の報告のついでにお願いしたいのは、日本が戰時中拿捕した商船がまだたいへんにある。それを中國や南方諸國でもつてみな返せという要求をしておる。しかもそれは元通りに修繕して返せという。その修繕費だけでも何十億にのぼるということを聞かされておる。戰時中拿捕した船は、戰時國際法の規定に從つて返す必要のないことになつておるのです。つまり武器を積み込んでおつたとか、戰爭用に使つた船であるということがはつきりし、それを審檢所に持つて行つて檢査して、それがはつきりすれば、そういう船はたとい戰いに敗れても返す必要はないことになつておる。それをみな返せと言つておる……

第5回国会 外務委員会 第7号(1949/04/20、24期、民主自由党)

○菊池委員 私の希望は、世界の文明國の國会と同じように、日本の國会に世界連邦建設のための委員会を設けるために、お骨折を願いたい、あるいは御配慮を願いたい、この点でございます。ただいま英國を初めフランス、イタリア、ルクセンブルグ、スイス、それからデンマーク、ノルウエー、スウエーデンその他十三、四の國の國会には、世界連邦建設のための委員会が設けられておるようなわけで、昨年のアメリカの議会におきましても、上下両院を通じまして、現在の國際連合を発展強化して、そうして世界連邦に修正すべしという決議案を提出し、それがその後外交委員会にかけられて、審議されておるような状態であります。さらにアメリカ四十八州の……

第5回国会 人事委員会 第11号(1949/05/23、24期、民主自由党)

○菊池義郎君 これは東京都下の七つの島、すなわち大島、三宅島、八丈島、新島、御藏島その他の島における今までの官廳の地域給を改めて、特別地域給に引上げてもらいたいという請願でございます。すでに東京都におきましては、東京都の出張所であります各島の機関において、この特地給を給與しておるのであります。また官廳といたしましても、同じ東京都であります三多摩、すなわち北多摩、南多摩、西多摩、この三郡には特別地域給を給與しておるようなわけであります。それであるのにこの東京都下の七つの島、ことに生活に不自由しておりますところの、非常な艱難をなめておりますここの職員に対しまて、特別地域給を給與しないということはな……

第6回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第2号(1949/11/11、24期、民主自由党)

○菊池委員 議事進行について――横田君は大分峻烈なお話があるようですが、私はさつきから政府委員のお話のように、これは司令部の発表であつて、日本政府はいかんともしがたい、こういつたお話のように聞きますが、私もこの抑留者の地域を問わず、確実なる数を把握するということは同感であります。それがいわゆる留守家族ないしは国民に与えるところの安心感であるということは、これは委員諸君御同一だと思います。しかしその根本原則が、日本政府のいかんともしがたい数字である。しかも今一例をあげられましたが、朝鮮はゼロになつておる。この朝鮮に現在なお幾人かの人が残留しておられるという事実は、私も過日の促進大会で承り、また朝……

第6回国会 外務委員会 第1号(1949/10/29、24期、民主自由党)

○菊池委員 理事の互選は、その数を十名といたしまして、委員長において指名せられんことを望みます。

第6回国会 外務委員会 第2号(1949/11/09、24期、民主自由党)

○菊池委員 講和の問題につきまして先ほどから同僚委員諸君からいろいろと御意見がありましたので、大体において私の言わんとする点は盡きておるのでありますが、ただ仮定のもとに今日からこまかい議論をいたしましてもあまり価値はない。それよりもわれわれがまず考えなければならぬこと、また政府としてもまず第一にきめておかなければならぬことは、講和に対する国民の心構え、政府の心構え、これであると私は考えておるのであります。この講和が全体の講和になるか、單独の講和になるか、これについて皆さんの御懸念は全体講和はむずかしいといつたような意味のことが大分述べられた。それについては私は必ずしもこれは望みなきにあらず、か……

第6回国会 外務委員会 第4号(1949/11/19、24期、民主自由党)

○菊池委員 総理は最近講和問題について今日から論議することは外国の疑いを招くおそれがある、疑惑を招くおそれがあるということを言つておりますが、われわれといたしましては今日より十分にこれを論議し、検討いたしまして、そうしてわが国民の意向をば議会を通じて列国に知らしめておく必要があろうと思う。それは一例をあげてみますならば、前の賠償問題についてもそうでありますが、ドイツにおいては国民の全部が議会を通じて戰争に賛意を表して初めて戰い、その戰いに負けた国民であるにかかわらず、しこうして戰争に対して全責任を負わなければならぬ国民であるにかかわらず、ドイツから賠償をとることに対してはごうごうとしてみな反対……

第6回国会 外務委員会 第5号(1949/11/21、24期、民主自由党)

○菊池委員 最初賠償に指定された工場機械、それから打切られた機械、それを比べましておよそどのくらいの差がありますか。金額にしておよそどのくらいのものか、大体の御見当を承つておきたいと思います。  それから梱包に要した木材、およそ何石くらいになるものですか、大分世間にはしろうとが宣伝いたしまして、飛騨の山林、木曽の山林が切り荒されて、洪水がそのために起つたというようなでたらめの宣伝もありますので、これをちよつと明らかにしていただきたい。大体の見当でよろしゆうございます。
【次の発言】 ただいまの総理のお言葉によつて質問を封ぜられたような形でありますが、わが党の総裁のことでありますから甘んじて了承……

第6回国会 外務委員会 第6号(1949/11/29、24期、民主自由党)

○菊池委員 この問題については前の委員会においてもちよつと触れたのでございますが、小笠原から内地に引揚げて参りました住民は約六千人でございます。向うには現在米英系の住民が百三十何名しか残つておりません。アメリカ軍隊も一人として駐屯しておらないという実情がはつきりわかつておるのであります。これまで時折政府からも帰島の陳情をしたそうでありますが、向うの返事によりますと、北緯三十度以南になつている。それがために帰されないという、ただそれだけが理由になつておる。ところがこれは理由にならぬので、沖縄と大東島は同じ北緯三十度以南にありながらやはり帰しておる。同じ米軍の占領地区にあるようなわけなのでこれは理……

第6回国会 人事委員会 第11号(1949/12/03、24期、民主自由党)

○菊池義郎君 これは前に第五国会の委員会に出しまして、御採択を願つて通過いたしました請願でございますが、東京都下の七つの島に駐在しておりますところの各官庁の職員の特地手当がそのままでありまして、これを引上げていたたきたいとの請願でございます。すでに同じ東京都下におきまして、三多摩の方は持地手当が引上げられておりますが、島に行つている人たちは手当が依然としてそのままになつております。東京都の職員たちはみな特地手当がございますが、この七島の人たちにはない。そういう不合理があります。三多摩にあつて島だけにないというふうな不合理な点をお含みおき願いたいと思います。島は非常に土地がやせておりまして、百姓……

第6回国会 懲罰委員会 第2号(1949/12/03、24期、民主自由党)

○菊池委員 私も簡単に一言申します。侵略戦争のためだということを言つておられますが、侵略戦争を起したのはこの政府ではなく、前の政府である。どういうわけでもつてこの引揚げの賛成に、何も関係のないこういうことをおつしやるのであるか、その心境を伺いたいと思う。
【次の発言】 責任の政府が違うのです。それにもかかわらず、何ゆえに政府に責任ありというのですか。同時に引揚げ促進の賛成と何の関係もないことを、何ゆえ言われたのですか。
【次の発言】 それではそれはいいとして、どうして引揚げ促進と何の関係もないことを言つたのか、その心境を聞きたい。

第7回国会 外務委員会 第1号(1949/12/21、24期、民主自由党)

○菊池委員 昨日衆参議院のわれわれの世界連邦の同志が集まりまして、プライベートな委員会をつくり上げました。これはまことにこの時節柄ふさわしいことであると考えます。またそうなければならぬと考えておるのでありますが、すでに英国、フランス、イタリア、ルクセンブルグ、スイス、スエーデン、ノールウエー、デンマークその他十七の国々の国会には、世界連邦建設のための委員会が設けられて、盛んに研究討議が続けられております。それからアメリカ四十八州のうちすでに二十三州でありますか、世界連邦賛成の決議が通過され、さらにワシントンの議会におきましても、これが盛んに論議されておりますことは、日本タイムスやあるいは昨晩の……

第7回国会 外務委員会 第2号(1950/02/01、24期、民主自由党)

○菊池委員 共産党の諸君は、ソ連在留同胞三十七万というのは全然うそである、捏造であるということを言つておられます。それで外務省はこのソ連在留同胞の数字に関する書類を焼いてしまつたのだという宣伝をしておるのでありますが、そういう事実があるかどうか、お伺いいたしたい。
【次の発言】 講和の方式に関しまして国民の考え方はこうであろうと思うのであります。日本の政府は全面講和をしたいのだけれども、ソ連が講和に反対しておるのだからやむなく單独講和でやらなければならぬ。講和のない状態よりは單独講和でもやつた方がよろしいというように国民は理解しておるのであります。これは総理のたびたびの発言にも現われておること……

第7回国会 外務委員会 第3号(1950/02/08、24期、民主自由党)

○菊池委員 最初のこの委員会におきまして、ソ連が講和條約を阻止しようとしている資料があるかないかということをお伺いしましたところが、島津局長がそれについてはないと答えられましたが、それではまことに政府の言動の上に大きな矛盾があります。吉田総理もしばしば幾たびかの質問に対して答えられて、いかにもソ連が拒否権を行使して講和を阻害するであろうというようなことをたびたび言われて、昨日の本会議におきましてもある一国ということを言われておる。そういうことを見越しての全面講和には反対である云々ということを言われておる。そういうわけでもつて、総理のお言葉と局長のお言葉との間にまつたく矛盾がございますが、ソ進が……

第7回国会 外務委員会 第4号(1950/02/15、24期、民主自由党)

○菊池委員 海上保安庁にお伺いしたいと思います。日本の漁船を脅かしておる海賊船というのはどんなものですか。大規模なものですか。
【次の発言】 密貿易、密入国の状態はどうでございますか。数字的にお示し願いたい。
【次の発言】 台湾とか朝鮮とかの別を……。
【次の発言】 それから密貿易に武器を備えておるということですが、それに対して海上保安庁はどういう対策を講じておられますか。
【次の発言】 そうすると向うの方では拳銃だけですか。機関銃とか、そういうものは持つておりませんか。
【次の発言】 幾つですか。
【次の発言】 それから西村局長にお伺いしたいと思います。カイロ宣言、台湾の問題で、この前委員長……

第7回国会 外務委員会 第5号(1950/02/22、24期、民主自由党)

○菊池委員 質問応答の時間が十分間でございますので、私の質問に対しましてはほんの一分か二分でけつこうでございます。中ソ同盟條約に関しまして外国の新聞も言つておりますし、アチソン国務長官あたりも、これには條文のほかに隠れた祕密が蔵せられておるということを言つておりますが、これに対する総理の勘をお伺いいたしたい。
【次の発言】 中ソ同盟條結は明らかに日本を敵性国家として扱つておりますし、日本に協力する第三国をも敵国扱いにいたしております。こういうときにおきまして、日本といたしましては、敵と味方とはつきりと再認識いたしまして、対外国策を確立すべきであると思うのでありますが、これに対する総理の御信念を……

第7回国会 外務委員会 第6号(1950/03/01、24期、自由党)

○菊池委員 川村次官と西村局長にお伺いしたいと思います。この中ソ同盟條約は、日本にとりまして重大な関係を有するものでありますから、国会においては大いにこれを検討論議いたしまして、最善の方策を立て、これに善処せんければならぬと思うのであります。この中ソ同盟條約につきまして一つわからぬことがございますが、対日講和ができたならば、族順、大連及び満州の権益を返すということがあります。この対日講和ができたなちばというコンデイショナルな條件というものは、一体何を意味するものでありましようか。これについてお伺いいたしたいと思うのであります。つまり返す意思があるならば、対日講和ができようが、できなかろうが、返……

第7回国会 外務委員会 第7号(1950/03/08、24期、自由党)

○菊池委員 台湾の民族独立自決運動が今日盛んに行われておりまして、これは英米に呼びかけているばかりでなく、日本にもこの運動の首脳者が入り込んで参りまして、働きかけているようなわけなのであります。彼らは中共にも反対であり、国民政府にも反対である。それで蒋介石が台湾に入らない前には、人民投票によつてこの台湾の領土権の帰属を決定したいという主張を持つておつた。けれども蒋介石が台湾を押えてしまつたのでこれができなくて、今日では国連の信託統治にしてもらいたいというので、有力なる国家に働きかけているのであります。日本政府といたしましてこういう運動に容喙することはできないのでありますが、もしこの運動に対して……

第7回国会 外務委員会 第11号(1950/03/22、24期、自由党)

○菊池委員 先ほどの沖縄の軍事基節について、関連してひとつお尋ねします。大体軍事基地のスケールはどのくらいのものでありましようか。それから人数はどのくらいいるのですか。
【次の発言】 この前総理に対して、アメリカが沖縄に軍事基地を設けるならば、ソ連もまた北方に設けるかもしれぬ。ところがそのあとでもつて、竹尾君の質問に対しまして、そういうことはあり得ないということを言われました。その法的根拠はどういうふうなのでしようかお伺いしたい。
【次の発言】 総理は漠然とした答えでありまして、この前でありましたか、ソ連が軍事基地を求めるようなことはあり得ないと言われました。外交政策からの面ですが、その法的根……

第7回国会 外務委員会 第14号(1950/04/05、24期、自由党)

○菊池委員 これを拝見しますと、仕事が非常に多岐多様にわたつております。仕事の多い割合に人員が非常に少いと思うのでありますが、これをどうお考えになりますか。これだけの仕事を担当するならば、少くともこの五倍くらいの人員でなければならぬと思いますが、どうでありますか。
【次の発言】 今までに発表されたメンバーは、腹案であつて決定的なものではないということを言われましたが、これは今からでもかえることができますか、どうでしようか。われわれはなるべく民間人からも何割かとつてもらいたいことを、前から要望しておるような次第でございますが、この点伺います。

第7回国会 外務委員会 第16号(1950/04/19、24期、自由党)

○菊池委員 関連して……。私はいやしくも事外交に関することをみだりに公開の席上において発表することは、嚴に禁ずべきであると考えるのであります。古今東西を通じて秘密のない外交というものはあり得ない。また祕密を伴うことのない外交は、それは外交ではないのであります。ことにソ連のごときは最も祕密外交の本家本元であります。その共産主義の流れをくむところの日本共産党の諸君が、祕密外交であるということを言われることはまことに奇怪千万であると思います。私は聽濤君の御議論に対しましては、徹頭徹尾反対でありまして、厳密に機密を守つていただきたいと思います。ことに占領下におきましてはこの必要を痛切に感ずる次第であり……

第7回国会 外務委員会 第17号(1950/04/26、24期、自由党)

○菊池委員 ただいま並木君の御質問でありますが、要はマッカーサ元帥の意見と総理の意見とが違うということでありますが、違つたところでそんなことはちつともさしつかえない。どうせ見解の相違でありますから、一体これに何のふしぎがある。戰争に直面している今日ではないのでありますから、どういうことを考えるか、そんなことはまつたく問題外であります。かように申し上げておきます。

第8回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第8号(1950/10/04、24期、自由党)

○菊池委員 東北へ参りましたのは、最初三人ばかりの予定でありましたが結局私一人になつてしまいまして、随員の鎌田君と二人でまわつて参りました。結論において一番痛感いたしましたことは職業のないこと、収入のないこと。収入さえあればたとい住宅は悪くてもそれを改良することができますし、いろいろの環境を改めることもできるわけでありますが、どうも一定の収入がない。それが一番困難な原因となつておるということでございます。  これから簡単に御報告申し上げます。九月十日から十九日にわたる十日間でございました。調査の対象といたしました県は宮城県、岩手県、青森県の三県でございます。調査は引揚者集団収容施設及び引揚者住……

第8回国会 外務委員会 第2号(1950/07/21、24期、自由党)

○菊池委員 質問と申しますよりも、教えを受けたいのでございますが、私は今度の朝鮮の南北戰争を、国際法規に照しまして、はつきりした戰争であると解しておりますけれども、アメリカその他の国連参加の国々は、匪賊の侵入に対する警察阻止であると言つております。そうであるといたしますならば、日本人が義勇隊としてこの戰鬪に参加することもこれは一向さしつかえない。憲法に抵触するものでも何でもないと思うのでありますが、もし国連側からそういう要望がありましたときにおいては、これを日本の政府としてはどうするつもりでありますか。これが一点であります。  それから総理は参議院におきまして再軍備を考えてないとおつしやいまし……

第8回国会 外務委員会 第4号(1950/07/26、24期、自由党)

○菊池委員 これは損害賠償でなく、見舞金でありますから、その点は截然と区別して考えなければならぬと思うのでありますが、遺族の人たち、あるいは郵船会社は、お打合せもあつたでありましようが、大体これでもつて快く承知しておりますかどうか、その点をお伺いしたい。
【次の発言】 外国の場合、こういう見舞金の場合には、貨幣価値が暴落した場合のこともそろばんに入れておるのですか。
【次の発言】 朝鮮の義勇隊に関する質疑でありますが、私は義勇隊はやれとは申しません。国連から日本にそうした義勇隊を要求して来た場合において、日本の政府としてはいかなる口実をもつてこれを拒み得るか、この問題であります。もちろん法的に……

第8回国会 外務委員会 第5号(1950/07/29、24期、自由党)

○菊池委員 私は具体的の話ですが、先ほどの小笠原の行政権の停止を解除してもらう。その点について外務省のお骨折りを願いたいと思いますが、小笠原島につきましては私は数回論じております。アメリカが今日あすこを占拠しておりますけれども、アメリカの兵隊は一人としておりません。飛行場にもなりませんし、軍事基地にも全然役に立たぬ島であります。六千人の人がこちらに引揚げて来ておりますが、どうでありますか。われわれが引揚者と一緒に陳情折衝いたしました結果、六千人の人が帰れるようにきまつたのです。どうです。民間人の努力でもつてこれだけの目的が達せられておる。それをさらに行政権を回復いたしますために、もちろん民間人……

第8回国会 外務委員会 第6号(1950/10/04、24期、自由党)

○菊池委員 ただいま日本の再武装の問題についての情報をお聞かせくださいましたが、吉田総理も再武装はしたくないということを言つておられます。またわが自由党の国際問題調査会の意見といたしましても、あくまで憲法の精神を貫いて再武装はしないということをはつきりと言つておりますが、濠州、フイリピン、英国の意見も表明を聞いてみますと、無制限の再武装には反対であるが、制限せる武装には反対であるという意思は、まだ表明されていないように思います。フイリピン、濠州は、そういうようにただいま承りましたが、われわれがただおそれておりまするのは、から手でもつて国際連合諸国に対しまして、日本の安全保障をまかせるといたす場……

第8回国会 外務委員会 第7号(1950/11/01、24期、自由党)

○菊池委員 私、西村局長その他外務省一連の官僚政治家諸君に対して、国際連合協力協会に所属しておられる方方にお伺いたしたいと思うのであります。この協会の会長である参議院議長の佐藤尚武氏、この方が方々で国際連合協力協会会長の名において人的資源云々という講演をせられた。連合側から戰争の場合に要求せられたならば、人的資源を供給すべきであるというようなことを言つておられます、この佐藤さんの意見は前とかわつております。最初のこの人の新聞に散見せられました意見は、ちよど私たちが前の国会において述べました意見とほとんど同じでありまして、国連から軍備を持つことを要求せられるならば、日本は財政にさしつかえない申訳……

第9回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第1号(1950/11/30、24期、自由党)

○菊池委員 それではこれから会議を開きます。私が最年長者のゆえをもちまして、委員長が互選されるまで委員長の職務を行います。  ただいまから委員長の互選を行いますが、その方法についてお諮りいたします。
【次の発言】 玉置君の動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議がなければ、若林義孝君が委員長に当選いたしました。  よつて委員長若林義孝君に本席を讓ります。

第9回国会 外務委員会 第2号(1950/11/29、24期、自由党)

○菊池委員 マツカーサー元帥が前線から国連に提訴しております。今度は今までと違つて中共二十万の新たなる軍隊がわれわれの敵としてまわつているというわけで、現在この二十万の中共軍と戰つているのであります。簡單に御答弁いただけばよろしいのでありますが、われわれはこの侵略軍を膺懲するところの国連軍をこれまで助けて参りました。しからばこの侵略軍を援助せんがために介入して参りました中共軍と戰う場合におきましても、同じくわれわれはこの国連軍に協力しなければならないと思うのでありますが、政府の所信をお伺しておきたいと思います。
【次の発言】 今日法務総裁がおいでになりませんが、ポツダム政令によりまして戰時中に……

第9回国会 外務委員会 第3号(1950/12/02、24期、自由党)

○菊池委員 ただいまの質問に関連して、まず法務総裁にお伺いいたします。かくのごとき国内の暴動の前哨線とも認むべき騒擾が勃発いたしました、こういうときにこそ、警察予備隊を動員、投入すべきだと思いますが、動員したかどうか、私は新聞の見出しだけで、中味を見ませんでしたが、どういうようなことになつておりましたか。活動の状態、もし動員いたしましたとするならば、どのくらいの数を動かしたのでありますか。その点参考のためにお伺いしておきたいと思います。
【次の発言】 それでは警察予備隊を使用する場合は、およそどの程度の場合でありますか。
【次の発言】 警察予備隊は、すでに訓練はすつかり済んでおつて、いつでも動……

第9回国会 外務委員会 第4号(1950/12/06、24期、自由党)

○菊池委員 日本の再軍備につきまして総理はしばしばお答えになつて、たとい許されても再軍備はせぬ方がよろしいということをおつしやられましたが、再軍備というような大げさなことでなぐ、今までのような軍備を持てば当然日本は財政的につぶれます。ただ国連に対するところの申訳のため、国連に安全保障を頼むならば、日本としても国際道義の上から申しまして、形式的な軍隊は持たなければならない、私は当然そうならなければならぬと思うのであります。七万五千の警察隊を持つだけの金があるならば、今までの徴兵制度によるならば、三十万ないし四十万の軍隊を維持することができるということを、専門家も言つているくらいでありますが、向う……

第10回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第7号(1951/03/20、24期、自由党)

○菊池委員 大陸方面におりました同胞の引揚げに関しましては、大分今まで論議が続けられておつたのでありますが、南方、特に裏南洋方面、昔日本の委任統治になつておつたサイパン、テニアン、ロタ、ヤツプ、ポナペ、ヤルート、あるいはトラック、パラオ、そういう方面に数万の同胞が在留して砂糖の栽培に従事しておつたはずです。沖繩県人を中心に、南洋興発会社の社長の出身地である福島県民の諸君あるいは東京府下からも数万行つておりましたが、それは今日どういうふうになつておりますか。向うに在留を許されておるのか、あるいは全部引揚げることになつて引揚げは済んでおるのか、どういうことになつておりますか。

第10回国会 外務委員会 第1号(1950/12/13、24期、自由党)

○菊池委員 西村局長にお尋ねいたします。台湾の問題につきまして、私が数箇月前に、台湾を国連の信託統治にすべく、領土権の現在の保有国たる日本が、イギリスかアメリカに折衝、陳情してもいいのではないかということを申しまして、「アカハタ」に大分たたかれたのでありますが、中共軍が三十八度線で兵をとどめるという代償といたしまして、中共は、台湾は当然カイロ宣言によつて中共のものであるべきである――つまり戦わずして台湾をとろうとしております。ところがアメリカの大統領も、最近は私の意見と同じことを言い出しまして、私もなるほどと思つておりますが、台湾の将来の地位は国連の統治にまかせるということを言つております。ア……

第10回国会 外務委員会 第2号(1951/01/31、24期、自由党)

○菊池委員 先ほど北澤君から、ほとんど一人でもつてしやべつてしまつて、ワン・マンぶりを完全に発揮され、われわれの発言を封ぜられたかつこうでありますが、(笑声)ただいま仲内君からもユネスコの運動で話があつた。日本の政府はユネスコの運動には非常に熱心になつておられるのでありますが、私はユネスコ運動よりも、日本政府が最も力を注いでもらいたいことは、世界連邦の運動でなくてはならぬと思う。世界連邦は七十幾つの国家群を一つにつなぎ合せて、そうして世界憲法をつくり上げて、その憲法のもとに世界各国を縛つて、最初から戰争の起らない法治社会をこの地球の上に建設しようというわけで、これくらい意義のある運動はないと思……

第10回国会 外務委員会 第3号(1951/02/06、24期、自由党)

○菊池委員 政務局長にお伺いいたしますが、ダレス特使は日本に再武装を強制しないと言われる、また日本が希望するならば、講和後にも軍隊を日本本土と周辺に駐留せしめていいと言つておる。希望するならばというコンデイシヨナル・フレーズがついておる、この意味がさつぱりわからぬ。かつて西ドイツに対しましては十個師団の軍備を提唱したところの米国が、日本に対してはそれと打つてかわつたことを言つておる、これは何を意味するか、米国の腹がどうもさつぱりわからぬのであります。日本がもし希望しないならば、軍隊も置かないし、再軍備も必要がないというのでは、日本を共産軍に明け渡すのもお前たちのかつてであるというふうにも受取れ……

第10回国会 外務委員会 第4号(1951/02/14、24期、自由党)

○菊池委員 この前島津さんが答えてくださらなかつたので、質問に先だつてちよつとお伺いしたいことは、ダレス特使と総理との間における会談の内容、つまり具体的な内容について、外務当局の方々は、総理からよく聞かされておられるのであるかどうか、また厳重に口を緘されておるのであるかどうか。そういう点についてお伺いしておきませんと、質問がむだになつて、むだしやべりになりますから……。
【次の発言】 日本に米軍が講和後駐留して日本の安全に任ずるとも言つておられ、これに総理も同意をせられたようでありますが、向うが進んで置かないで、日本が希望して軍隊を置いてもらう場合、もちろんこれは日米の協定によるでありましよう……

第10回国会 外務委員会 第5号(1951/02/20、24期、自由党)

○菊池委員 今までの各委員の質問に関連して、二、三お伺いいたしたいと存じます。
【次の発言】 簡單です。御答弁も簡單でけつこうです。  米国が日本に軍隊をとどめるといたしまして、その経費までも向うで持つてくれるということになりますると、日本もこれに対して何かの反対給付的の條件でも設けなければならぬとわれわれは考えるのでありまするが、この点について何か考慮しておられるところがありますか。
【次の発言】 それからもう一つ。講和の実現の後、自主権が回復せられると、自衛軍を持つことも日本の自由でありますが、米国がもしこの武器彈薬その他の裝備について援助してくれるようでございますれば、われわれはすべから……

第10回国会 外務委員会 第6号(1951/02/21、24期、自由党)

○菊池委員 西村局長にお伺いいたしたいと思いますが、アメリカ軍隊が日本に駐留する場合、ただ漫然ととどまつておつても、第三国の侵入を受けました場合に、アメリカ軍隊はこれに対して戰うところの法的根拠がないわけでありますが、そういう場合においては日米防衛協定とかなんとかいうものを結ぶのでございましようか。
【次の発言】 そういうことになつたならば、という前提のもとにお答え願いたいと思います。アメリカの軍隊が駐留するようになつた場合には、もちろんそういうとりきめができますかどうか。
【次の発言】 草葉政務次官にお伺いしたいと思いますが、今日ソ連は百七十五個師を持つており、それから中共は百個師の軍隊を持……

第10回国会 外務委員会 第7号(1951/02/28、24期、自由党)

○菊池委員 日本の漁船が東支那海におきまして、しかもマツカーサー・ラインの圏内において中共の軍隊につかまつているということが、二十七日の水産委員会でも大分問題になつておるのでありますが、沿岸三海里以内に乗り込んだというならば拿捕する権利もありましようが、明らかに彼らのやり方は国際法を侵犯するものであると思うのであります。それで日本政府といたしまして、今日こういう問題について、加盟国ではありませんから国連に提訴する資格はないわけでありますが、司令部に対して何か陳情とか折衝とかをやつておられますか、どうですか、これをお伺いいたしたいと思います。

第10回国会 外務委員会 第8号(1951/03/07、24期、自由党)

○菊池委員 採決を急ぐために私は質問をやめます。

第10回国会 外務委員会 第9号(1951/03/14、24期、自由党)

○菊池委員 條約局長にひとつお伺いしたいのでありますが、日本にもし軍事基地が設定される場合に、法理論を離れて実際的の御答弁を願いたいと思います。軍事基地と申しますと、その範囲はおよそどれくらいのものであるか、たとえばアメリカが英国に持つております軍事基地の実例などを御存じでありましたら、お教えを願いたいと思います。
【次の発言】 それではその日本との関係を抜きにして、今までの外国の例を教えていただきたいと思います。アメリカが英国に持つております軍事基地はどのくらいの範囲になつておりますか。それから治外法権の問題などはどういうふうになつておりますか。それをもつて推して日本とのそれを知ることができ……

第10回国会 外務委員会 第11号(1951/03/24、24期、自由党)

○菊池委員 先ほど山本君のお説がありましたが、私も非常に共鳴いたします。草葉次官のお話では、民間人を採用することは、公務員法の関係上だめだということでありましたが、公務員法の関係で、民間の有能な貿易に通暁している腕ききの人を入れることができないとするならば、いかがでしよう、嘱託みたいな名目のもとに、むしろ本職は減らしてもいいから、そういうふうな有能な人を民間人から採用するようなくふうをされてはどんなものでしようか、お伺いしたい。

第10回国会 外務委員会 第12号(1951/03/26、24期、自由党)

○菊池委員 ただいま移民の問題が出ましたが、倭島管理局長にお伺いいたしますが、イタリアは終戰後において、かれこれ十万ばかりもう海外に移民を送つております。同じ戰敗国である日本といたしましても、やはりこの移民の問題に十分力を注いでいただかなければならないと思うのでありますが、今日移民の問題を取上げるということは、世界の神経を刺激するおそれがある、ごもつともであります。しかしこの小さな四つの島に、八千万の人口が固まつておつては、子の代、孫の代には、もう食えないどころではない、飢死にもしかねないということは、世界各国が認めておるのでありますから、移民を歓迎しております国々に対しましては、今から折衝し……

第10回国会 外務委員会 第17号(1951/05/23、24期、自由党)

○菊池委員 私の話はこれはちともうかる話でありますが、南洋群島のサイパン、テニヤン、ロタボナペ、ヤツプ、パラオ、そういう所に沈められておりまする軍艦、商船八十八隻の引揚げに参加するように日本が許可されたとのことでありましたが、この引揚げられました軍艦、商船は引揚げたあげくは日本でもつてこれを所有することができるのでありますか、どうですか。沈没した軍艦、商船であつても、これは戦利品に入るものでありますか、どうですか。
【次の発言】 法務総裁はよろしゆうございます。つまり南洋群島は戦争の終結するまでは日本の委任統治領であつたようなわけなんでありますから、その領海内に沈められておりますところの軍艦商……

第10回国会 外務委員会 第18号(1951/05/25、24期、自由党)

○菊池委員 小笠原島が信託統治になりそうであるというので、六千の島民がみな心配しておるわけであります。この小笠原島は講和条約の草案の中にも信託統治にせられるようにも何か現われておるのであります。それはどうも日本政府の折衝陳情が足らぬのではないかと考えております。小笠原島がアメリカを守るための防衛圏の一環として日本を含めて必要であるならば、またその軍事基地として必要であるならば、われわれは小笠原島を提供して、しこうしてアメリカの軍隊によつて日本を守つてもらう、その利益の方がいかに大きなものであるかということを考えまして、喜んでこの小笠原島を信託統治にしたいのでありますけれども、軍事基地としてはほ……

第10回国会 外務委員会 第19号(1951/06/21、24期、自由党)

○菊池委員 この前調査をお願いしておきましたところの南洋群島における軍艦、商船の引揚げに日本が参加することができたという経緯及びこれまでのその仕事の状態をお伺いしたいと思うのです。通産省からお見えになつております鉄鋼政策課長にお伺いしたいと思います。
【次の発言】 太平洋諸島というのはおもにどの辺でございますか。
【次の発言】 過般新聞に発表されましたが、引揚船の写真まで出ていたのですが、これはどこかサイパンかパラオかから引揚げたのですか。
【次の発言】 その引揚げた軍艦、商船あるいは鉄くずとか、そういうものは結局どうするのですか。日本で使うことができるのですか。

第10回国会 人事委員会 第4号(1951/02/21、24期、自由党)

○菊池義郎君 伊豆七島と申しましても、これは静岡県でなく、東京都下に所属しております。昔は静岡県についておつて、それから神奈川県に追い込まれまして、神奈川県から東京都に追い込まれまして、今日は東京都下になつておる。大島、三宅島、新島、神津島、御蔵島、利島、八丈島、青島、小島、小さな島を合せますと四、五十ありましよう。同じ東京都下に小笠原、硫黄島、大鳥島、南鳥島がございましたが、小笠原以南は、今日アメリカにとられておるようなわけでございます。これが東京都の大森、荏原、品川の東京第二の選挙区に所属しておりまして、社会党の松岡駒吉、自由党の私、共産党の伊藤憲一、この三人の地盤になつております。終戰前……

第12回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第1号(1951/10/17、24期、自由党)

○菊池委員 委員長の互選は、投票を用いないで、若林義孝君を委員長に推薦いたしたいと思います。

第12回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第4号(1951/11/28、24期、自由党)

○菊池委員 中共地区の抑留同胞から日本に手紙が参りまして、自分たちは戰線にかり出されて働いておるのだという日本の看護婦からの手紙、あるいはまた日本の軍人からの手紙、向うの軍隊に入つて従軍しておるのだというような手紙が来ておるようなわけなのであります。これらの人々が、朝鮮戰線において戰闘に従事しておるのではないかということも考えられるのでありまするが、その真相について当局は調査せられたことは必ずなければならぬと思うのでありまするが、結果を御報告願いたいと思います。
【次の発言】 中共の戰闘に日本の軍人を使うようなことがあつては困りますが、日本の政府からこれを国際連合なりに訴えまして禁ずるようなこ……

第12回国会 外務委員会 第3号(1951/11/02、24期、自由党)

○菊池委員 厚生省としては実際それをやるつもりでおられるのですか、どうですか。
【次の発言】 これまで兵隊の戦死した場合には、みんな黒髪を切つて送つて来ておるのですか、これまで遺骨をとりに行つたという例はどこの戦争を見ても、日本も日清戰争、日露戰争をやつて来ましたが、例はない。また、行つてみたところでどれがだれの遺骨やら、ちつともわかりはせぬし、敵の遺骨やら味方の遺骨やらわかりはせぬし、そういうべらぼうなことを参議院の連中が言つたところで、ただちにそれを取上げるということはうかつ千万であろう、われわれはそう考えるのでありますが、どう考えますか。

第12回国会 外務委員会 第10号(1951/11/27、24期、自由党)

○菊池委員 草葉次官にお伺いいたします。賠償工場からの施設使用許可申請が、最近非常に争つて出ておるということでありますが、御承知のように、指定工場の施設は、国有財産となつて管理されておる。それは三月あるいは七月ごろであつたと思うのでありますが、総司令部の覚書によりまして、ほとんど使用の禁止を解除されておるはずであります。しかるにまだ解除の申請がひんぴんとして出ておるところを見ると、まだ解除されなかつた、どうしてこういうように怠慢であつたかというように考えられるのでありますが、その辺の事情についてお伺いしたいと思います。
【次の発言】 この間大蔵大臣の発言の中に、防衛協定の分担金は千億円以下で、……

第12回国会 平和条約及び日米安全保障条約特別委員会 第5号(1951/10/20、24期、自由党)

○菊池委員 今回の対日平和條約は世界の外交史上かつて類例を見ないところの異例の成功を示すものであつて、かくのごとき友愛と信義に満ちたところの條約の結ばれまする陰には、米国の絶大なる好意と、わが全権御一行の涙ぐましい努力とがあつたことを忘れてはならぬと思いまするが、ところでこの講和條約に調印した国々に対しましては、講和條件がポツダム宣言や降伏文書にかわるといたしましても、調印しない国々とはなお戦争状態が継続し、ポツダム宣言も降伏文書も、依然としてその効力を失わないわけでありまするが、日米安全保障條約で第三国に駐兵の権利を與えないとするならば、ソ連がもし単独でもつて日本を占領することは、事実上不可……

第12回国会 平和条約及び日米安全保障条約特別委員会 第6号(1951/10/22、24期、自由党)

○菊池委員 西村局長にお伺いいたします。この信託統治の問題ですが、内地にも軍事基地を設けながら、島だけを信託統治にするという理由が何であるかということが、さつぱり国民にわからないのです。これは何人も不審に思つている点であります。日本政府はこの條約を受諾するときに、当然その理由なり事情なりについてお尋ねになつたはずであり、また聞かなければならぬのでありますが、これについて確かめられたところを御発表くださいまして、そうしてこの疑問を解いていただきたいと思うのでございます。
【次の発言】 それはわかつております。が、島だけを特に信託統治にするというのは、どういう意味でございますか。秘密を保つとか何と……

第12回国会 平和条約及び日米安全保障条約特別委員会 第7号(1951/10/23、24期、自由党)

○菊池委員 この安全保障條約が世界の最大強国であるアメリカと日本とで締結されましたことは、何と申しましても日本外交の一大成果であると考えておる次第でございます。過般同僚黒田君が指摘せられたように、日本と韓国との併合前における条約と酷似しておるそれでもつて危険であるといつたようなことは、われわれの常識でとうてい考えることができないことであります。アメリカに日本を併呑しようなどという考えがあろうはずがない。日本を併呑する考えがあるならば、アメリカはフイリピンをも離しはしません。キユーバをも独立をさせないと思うのであります。この心配は絶対に御無用であると私は考えるのであります。でありますが、あまりに……

第13回国会 外務委員会 第2号(1952/01/30、24期、自由党)

○菊池委員 委員長に一任したいと思います。
【次の発言】 先ほどの台湾政権相手の平和条約でありますが、日本が地域的の台湾政権を相手として平和条約を締結しようといたしましても、中国人は面子を重んずる国民でありますからして、とうていそれは承知しまいと思います。私はそう考えるのでありますが、地域的の政権として日本が扱おうとする場合、向うが承知しない場合において、どういう方法をもつて日本はこの交渉に当るつもりでありますか。その日本の心構え及び見通しについての御意見を伺いたいと思います。
【次の発言】 現実の占拠地域をもととしてというようなお話がありましたけれども、向うとしてはなお大陸反攻を宣言しておる……

第13回国会 外務委員会 第3号(1952/02/06、24期、自由党)

○菊池委員 政府は日本の独立と同時に、国連加入と同様の効果を生ずるような方法と手段について、研究しておられるはずでありますが、さしあたりどういう構想を持つておられますか、お伺いいたしたいと思うのであります。
【次の発言】 今のところまだ御研究がないようですから、これ以上追究いたしません。  日本政府は平和條約の発効後も、米国の援助を懇請することが賢明であると思うのでありまして、米国の政治家中にも、日本の独立後も、必要があるならば援助することはできるということを、言つている人もあるのです。たとえば向うの副大統領のバークレーのごときは、そういうことを言つておるのでありますが、これについての政府の意……

第13回国会 外務委員会 第4号(1952/02/13、24期、自由党)

○菊池委員 今林君の聞こうとしたことを私も実は聞こうと思つているのですが、つまり駐留軍と日本の予備隊とは、大規模な内乱、騒擾の場合には、必ず協力、連繋しなければならない場合が生ずるわけでありますが、そういう場合の両方の行動を規律するものは何でありましようか。そのとき、そのときの話合いによるのでございましようか、どうでございましようか。
【次の発言】 共産党が反乱、暴動を起す場合には、全国一齊に蜂起して、五人とか十人ずつ団体を組んで、そしてゲリラ戦術に出るということは、責任ある当局からかつて報告されたことがありましたが、全国一齊に蜂起して五人とか十人ずつ隊を組んで、そういうゲリラ戦術をやられます……

第13回国会 外務委員会 第5号(1952/02/20、24期、自由党)

○菊池委員 私ども理解のできぬことが一つあるのであります。フイリピンが日本に対して賠償を要求し得るところの法的根拠は一体どこにあるか、これをお伺いしたいと思います。
【次の発言】 ですから、われわれが戰つたのはフイリピン国ではなかつたのです。領域の一部をなしておつた国、そうするとその米国の領域の一部をなしておつたということになりますか、フィリピンが。どうなのです。
【次の発言】 それではその問題は了承いたします。  それからフイリピンの賠償に対しまして、日本政府として大いに考えなければならぬことは、各国の要求額が出そろつた後において、その賠償にあんばい勘案して振り当てなければならぬと思うのであ……

第13回国会 外務委員会 第6号(1952/02/27、24期、自由党)

○菊池委員 行政協定の大体の概要が発表されたのでありますが、米軍のための施設、地域は大体何箇所ぐらいになる見込みでございましようか。はつきりわかつておりますか、まだ決定されておりませんか、もしできるならば具体的に……。
【次の発言】 それでは施設、地域における米軍の権利、権限の主要なものを参考にお聞かせ願いたいと思います。
【次の発言】 それではあとまわしにいたしまして、行政協定以外の問題についてお尋ねいたします。日本の賠償でありますが、今まで極東委員会のさしずによりまして、全国の六百十四の工場施設が今日まだ賠償が解除されず、そのままになつておりますが、これはいつごろ解除される見通しでございま……

第13回国会 外務委員会 第7号(1952/03/05、24期、自由党)

○菊池委員 石原政務次官にお伺いいたします。朝鮮事変が今後継続するといたしますと、米軍は今まで通り旦本を基地として爆撃機を日本から飛ばすでありましようが、安全保障條約の発効後も、これは国連軍の活動と見るべきであるか、またはこの安全保障條約に基くアメリカの駐留軍の活動と見るべきであるか。もし駐留軍の出動となると、これに対して日本は中共からの報復爆撃を受けるような心配も多分にあるのでありますが、この点について御見解をお伺いしたいと思います。
【次の発言】 それから政府は、しきりに予備隊が海外へ出ることを向うから要求されても、禁ずるということを言つておられますが、これを拒み得る法的根拠がどうもないよ……

第13回国会 外務委員会 第18号(1952/04/11、24期、自由党)

○菊池委員 文部省側にお伺いしたいのでありますが、この国際計数センターの設立に関する條約に日本が加盟することによりまして、どういう利益がありましようか。またこれに伴ういろいろの日本の義務といつたようなことにつきまして、簡單に御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 そうしてこの依頼する場合に條約国にはみんな秘密事項なんかありませんか。
【次の発言】 それで計算機というのは一体実際はどういうふうのものですか。

第13回国会 外務委員会 第22号(1952/04/30、24期、自由党)

○菊池委員 私は主として世界各国から外務省に集まつて参ります情報についての質問をいたしたいと思うのであります。米国を初め国連各国でもつて、日本に軍備を要望している国と、また反対している国がありますが、その軍備の要望しておりますところの国国は一体どのくらいの兵力を持たせたいというような考えでありましようか、政務次官からこのことをお伺いしたいと思うのであります。
【次の発言】 要求はしておりませんでも、希望している国が相当あります。米国のごときははつきりとそれを漏らしておるように聞いております。総理大臣も、講和の発効とともに、国力の許すときにおいては防衛力を持たなければならぬということを言つており……

第13回国会 外務委員会 第24号(1952/05/14、24期、自由党)

○菊池委員 大臣にお伺いしたいのですが、日本の再軍備については、国民が非常に心配しております。一方に再軍備論があるかと思うと、一方では軍備の必要がないと言う。また再軍備して中立を守れという議論もありまして、区々まちまちでありますが、われわれは日米防衛協定によつて、外国からの共産主義の侵略は完全に封ぜられるものと考えてさしつかえないものでありましようか、どうでしようか。世界の最大強国でありますところのアメリカと防衛協定を結びます日本に対する攻撃は、米国に対する攻撃であり、しかして米国の軍備はすなわち日本の軍備と考えてもいいというようにわれわれは言つておりますが、こういう考えは間違いないでありまし……

第13回国会 外務委員会 第29号(1952/06/04、24期、自由党)

○菊池委員 小笠原島の問題であります。今まで十数回にわたつて小笠原島民の帰還をお願いしておるのでありますが、まだ外務省の態度がはつきりしないので困つております。まずお伺いしたい第一点は、昭和二十一年の四月に、日本の国籍を持つております米英系の一部の人を、小笠原島民といいますか、これは日本の国民とまつたく同じなのでありますが、百三十五人向うへ返しておる。返しておきながら同じ日本人六千余名を返さないというその法的根拠はどこにあるのであるか。日本政府は何ゆえにこういう不平等なへんぱな措置をとられたのであるか。これからまず私はお伺いしたいと思うのであります。

第13回国会 外務委員会 第31号(1952/06/11、24期、自由党)

○菊池委員 関連して。この旅券法の違反行為をいたしまして、そうして国際的のちんどん屋みたいなことをやられた、これはまことに国会議員として恥ずべき行動でございます。われわれも同僚議員として、国民に対してこういうことはまことにはずかしい次第でありますが、今後かくのごとき旅券法に対する脱法行為のないように、旅券法の違反者に対しましては、これを制裁する規定がなければ、依然として第二、第三の高良、宮腰連中が出るであろうと思う。これを防ぐために、今後旅券法の違反者に対しましては、巌重なる制裁を加えるために、罰則を設けられてはいかがだろうと思うのでありますが、これに対す外務当局の御意見を承りたい。

第13回国会 外務委員会 第33号(1952/06/13、24期、自由党)

○菊池委員 この目印條約第三條でございます。「公海における漁猟の規制又は制限並びに漁業の保存及び発展を規定する協定を締結するために、インドが希望するときは、インドと交渉を開始することに同意する。」というのでありますが、この公海に関する両国間の協定というものが一体どういう効果があるか。海洋自由の原則によつて、海洋というものは万国がかつてに利用することができるものであります。この領海外の公海に関して両国の協定を結ぶということ、そのことがすでに不合理ではないかと思うのでありますが、まずこの点についてお伺いしたいと思います。
【次の発言】 それはわかりますが、この二国間の協定は、第三国を拘束する力があ……

第13回国会 外務委員会 第34号(1952/06/14、24期、自由党)

○菊池委員 私、外交文書に日本の国号をいつも「日本国」と書いておるのは不満であります。日本の憲法でもいつの間にか、突如として「大日本帝国」を「日本国」と書いた。大日本帝国が日本国とかわるには、そごに法的根拠がなければならぬ。これは学者の間において議論があるところでありますが、突如として日本国と書いたからといつて国号がかわつたものと認めることはできないという学説があるのであります。私はこの学説を信じておりまして、わが党の増田幹事長も、国家がすでに独立した以上は、すべからく「大日本国」と称すべしといつて、万歳をするときにはいつでも「大日本国万歳」と言う。日本の国号が大日本帝国から日本国となつたのは……

第13回国会 外務委員会 第36号(1952/06/18、24期、自由党)

○菊池委員 日華條約を取結ぶ場合に、條文には書いてありませんが、台湾の方は日本の領土をどういうふうに考えておるか、それから千島、樺太あたりは、向うの方では日本の領土と考えておつたかあるいは考えないか、そういう点について條文の中には入つておりませんでしたが、外務省の御意見を承りたいと思います。
【次の発言】 アメリカは台湾政府と日本みたいに防衛協定を結ぶ意思があることを、ある一部の人が情報として漏らしておりますが、日本と台湾と米国とこの三国の防衛協定が成り立つといつたような場合において、日本はどういう態度をとるのでありましようか。そういつたような防衛協定にも入る意思がありましようか、どうでしよう……

第13回国会 外務委員会 第37号(1952/06/25、24期、自由党)

○菊池委員 私はあとから参りまして、質問が重複するかもしれませんが、今月十七日にアメリカの下院の軍事委員会で、日本にフリゲート艦十八隻、その他小型の上陸用舟艇五十隻を貸興する法案を可決したということでありますが、日本と米国との間にはもちろん折衝があつたろうと思います。その辺の事情をお伺いしたい。
【次の発言】 外務省の方でわかつておりましよう。別にこれは発表したつてちつとも惡いことではない。
【次の発言】 それから運送に使う船で、アメリカから借りている、よく兵隊を運ぶ船がありましたが、リバテイ・シツプというのですか、あれはもうどのくらい借りておるか。ドイツあたりは百隻も借りているという話ですが……

第13回国会 外務委員会 第38号(1952/07/02、24期、自由党)

○菊池委員 保安庁にお伺いいたしたいと思います。一日に外務省で開かれました外人記者会見で、外務大臣が発言されたことが新聞に載つておりまして、非公式に米国に駆逐艦の貸與を要望しておると言われておるのでありますが、この駆逐艦は何にお使いになるつもりでございましようか。何も爆雷を投げることばかりじやございまけん。ほかの用途もいろいろありましよう。
【次の発言】 外務省の方へ申し入れたこともございませんですか。
【次の発言】 それでは政務次官にお伺いしたいのですが、この点どうなつておるのですか。外務大臣が知つておられることはあなた方筒抜けに御存じだろうと思うのです。

第13回国会 図書館運営委員会 第1号(1952/01/22、24期、自由党)【議会役職】

○菊池委員長 ではこれから会議を開きます。  議事に入ります前に一言ごあいさつを申し上げます。このたび東井君のあとを受けまして、はからずも私がその後任として委員長の職につくごとに相なりました。何分にも不敏不徳の者でありますから、皆さんの御支援をお願いいたしたいと思うのでございます。簡単でございますが、ごあいさつを申し上げます。
【次の発言】 本日は国立国会図書館法第二十八條の規定に基きまして、昭和二十七年度の図書館の予算が本委員会に提出されておりますので、これを議題といたします。金森図書館長の御説明をお願いいたします。
【次の発言】 ただいまの説明に対しまして、何か御質疑あるいは御意見はござい……

第13回国会 図書館運営委員会 第2号(1952/02/20、24期、自由党)【議会役職】

○菊池委員長 それではこれより会議を開きます。  国立国会図書館法第十一條の規定に基きまして、国会図書館から、国立国会図書館組織規程の一部を改正する規程案、国立国会図書館職員定員規程の一部を改正する規程案、及び国立国会図書館支部上野図書館組織規程の一部を改正する規程案の三件が本委員会に提出されてあります。本日はこの三件を一括議題といたしまして審議を進めることにいたします。まず国会図書館長の説明を求めます。金森国会図書館長。
【次の発言】 ただいまの館長の説明に対しまして、何か御質疑はありませんか。
【次の発言】 ほかに御質疑はございませんか。――御質疑がなければお諮りいたしますが、国立国会図書……

第13回国会 図書館運営委員会 第3号(1952/06/18、24期、自由党)【議会役職】

○菊池委員長 これから会議を開きます。  まず国立国会図書館法第二十條の規定により行政各部門に置かれる支部図書館及びその職員に関する法律の一部を改正する法律案起草の件を議題といたします。  御承知のごとく昭和二十四年に本法律が制定、施行されまして以来、行政各部門に置かれる支部図書館は相当数の増加をいたしております。また今次の行政機構の改革によりまして、その名称を改める必要のあるものもありますので、この際本法の改正案を起草提出いたしたいと考えます。これにつきましては、お手元に配付いたしてあります案を、国会図書館において作成されましたので、この案を本委員会における改正法案起草の原案といたしたいと存……

第13回国会 図書館運営委員会 第4号(1952/07/30、24期、自由党)【議会役職】

○菊池委員長 それではこれから会議を開きます。  国会図書館から、国立国会図書館職員苦情処理規程案が本委員会に提出されましたので、これについて審議を進めます。本規程案につきましては、前会におきまして図書館長からあらかじめ一応の御説明を承つたのでありますが、なおこの際、さらに重ねて御説明を願いたいと存じます。簡単でけつこうでございます。中根管理部長。
【次の発言】 別に御発言もないようありますから採決いたします。本規程案を承認いたすに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よつて本規程案は承認いたすことに決定いたしました。

第13回国会 文部委員会 第37号(1952/06/20、24期、自由党)

○菊池義郎君 文部大臣の天野先生にお伺いいたしたいのでございますが、この独立後において、アメリカから押しつけられました日本の学制を、相当程度改革した方がいいと、われわれ確信しております。さしあたり大学の制度でございますが、教養学部が一年半、それから学部が二年半というわけで、まことに卒業生の実力が浅いという非難がごうごうとしてございます。昔のように、教養学部をとつてしまつて、―四年間をみつちり專門の勉強につぎ込むことにした方が一番いいという意見が非常に多いのでございます。そういう点について、文部大臣の御意向はどうでありましようか、お伺いをいたしたいと思います。

第14回国会 外務委員会 第1号(1952/08/28、24期、自由党)

○菊池委員 野党の諸君の質問はあげ足とりばかりですが、私の質問はいつも建設的な質問です。  艦艇貸與のことについてアメリカの議会で決定しておりますが、この艦艇を日本でアメリカから借りるについては、国会の承認を求めるつもりでありますか、求める必要がないと思いますか。
【次の発言】 それから外務大臣は太平洋同盟につきまして日本としては何らまだ考えていないということを言つておられますが、そういうふうな消極的な考えではいかぬと思うので、今日よりどしどしそういう防衛同盟ができたら日本も参加したいという意思表示を前もつてしておくことがよろしいと私は考えるのですが、政府の見解はどうでありますか。


26期(1953/04/19〜)

第16回国会 決算委員会 第6号(1953/06/29、26期、自由党)【政府役職】

○菊池政府委員 まことに申訳ないことでございますが、今後はこういうことのないように十二分に自戒いたしまして、皆さんの御期待に沿いたいと存ずる次第であります。
【次の発言】 承知いたしました。

第16回国会 電気通信委員会 第24号(1953/08/07、26期、自由党)

○菊池委員 関連して……。ただいま齋藤君のおつしやることはごもつともでございますが、私はこういうように考えておるのであります。法の原則として、特別法は一般法に先んじて適用することができるというわけでありまして、一般法を規制するために特別な法律をつくつて、そうして優先せしむるということはしよつちゆうあることで、これは決して電波法に限つたことではないと私は考えておるのであります。それで私といたしましては、こういう点に何らふしぎはないと考えております。

第16回国会 内閣委員会 第7号(1953/07/02、26期、自由党)【政府役職】

○菊池政府委員 説明に先立ちまして、ちよつとごあいさつを申し上げます。  私、先般行政管理庁の政務次官に就任いたしました菊池義郎であります。よろしくお願いいたします。  ただいま議題となりました行政機関職員定員法の一部を改正する法律案の提案理由を御説明いたします。  今回提案に相なりました行政機関職員定員法の一部を改正する法律案は、行政の簡素化経費節約の方針にのつとり、昭和二十八年度の各省各庁の事業計画に即応して、必要最小限度の増員を認めると同時に、事務処理の合理化、能率化等による欠員の整理等に伴う定員の縮減を行い、もつて行政機関全般の定員の適正化をはかろうとするものでありまして、その内容は、……

第16回国会 内閣委員会 第9号(1953/07/06、26期、自由党)【政府役職】

○菊池政府委員 ただいま議題となりました行政管理庁設置法の一部を改正する法律案の提案理由を簡単に御説明申し上げます。  政府におきましては、かねて行政運営の民主化と能率化を推進するため、行政監察機能の活用に意を用いて参つたのでありまするが、行政運営を改善し国費の効率的使用をはかりますことは、行政費を節減し、国民の負担を軽減するゆえんでありまするので、まことに刻下喫緊の要務でございます。この意味におきまして、行政の能率的運営を推進する行政監察の機能は、さらに一段と強化を策すべき要があると信ずるのでありますが、このため当面の措置として、監察の実施または監察結果の処置に関する権限等について、行政管理……

第16回国会 内閣委員会 第18号(1953/07/21、26期、自由党)【政府役職】

○菊池政府委員 ただいまの御質問でございますが、全国に千五百ばかり監察官を配置いたしまして、おのおのその専門々々の部門によつて、みな相当つ込んだ調査をいたしております。そうして勧告をいたしますにしても、まずその勧告をはね返されるようなへまなことのないように統計をとり、計数を明確にいたしまして、そうして絶対に間違いないようにいたしまして勧告を発するのでございますが、なかなか各部門にわたりますと多岐多様にわたりまして、一つの報告の書類が三寸厚みくらいになつて参つておるのであります。それを一々お目にかけても、なかなかお目通しになるようなひまもなかろうと思いますが、大体の急所急所はつかんで私が記録いた……

第19回国会 内閣委員会 第7号(1954/02/25、26期、自由党)【政府役職】

○菊池政府委員 統計法の一部を改正する法律案の提案理由を御説明申し上げます。  この法律案は現行の統計法で定めております国勢調査実施の間隔を延長するとともに、国勢調査の中間において簡易な国勢調査すなわち人口調査を行うように統計法の一部を改正いたそうとするものでございます。  昭和二十一年に統計法が公布されます以前の国勢調査は明治三十五年に公布されました「国勢調査二関スル法律」によつて行われて参りました。この「国勢調査二関スル法律」は、国勢調査は十年ごとに一回施行するほか、調査後五年目に当る年に簡易なる国勢調査を行うように定めていたのであります。そしてこの法律による十年ごとの国勢調査は大正九年、……


27期(1955/02/27〜)

第22回国会 外務委員会 第2号(1955/03/31、27期、日本民主党)

○菊池委員 ただいま日本とフィリピンとの交渉が続けられておるのでありますが、私は南方の賠償問題について、至って実際的に、しかも実行可能な事項についてお伺いしてみたいと思うのでございます。  まず最初に、賠償実行についての原則であります。ドイツのごときは、最初から戦勝国を一まとめにして、そうして賠償の総額をきめまして、それから賠償の額を各国に振り当てる、そういうような方式でもって賠償の支払いに当っておるようであります。  日本といたしましても、最初はこのドイツの方式にならってそのようにする方針であったはずです。ところが、いつの間にかそれが変って、一国々々を相手にして賠償の交渉をしているが、それは……

第22回国会 外務委員会 第7号(1955/05/18、27期、日本民主党)

○菊池委員 私はきょうはやりません。
【次の発言】 与党の議員はなるべく質問をお控えしたいと思いましたが、なかなか閣僚の方々にお目にかかって懇談する機会がございませんので、最小限度にとどめて御質問申し上げたいと思います。  私が国会図書館に質問して調べてもらったところによりますと、ソ連は原子力を利用してオビ、エニセイ河をさかさまに流して、そうしてゴビの砂漠に濁流を流してこれを緑地帯に切りかえ、そうして莫大な農産物を上げようという計画までしている。それで世界の学者が異口同音に言っているところによりますと、この原子力が産業に十分に活用されることになると、今日の工場労働者の大半、六割、七割、八割も失……

第22回国会 外務委員会 第9号(1955/05/25、27期、日本民主党)

○菊池委員 この受け入れについての意見がいろいろあるようでございますが、私は向うが貸すと言っても、くれると言っても、どっちでもよいからとにかく早くこれを受けるべきであると考えておるのです。もしそれに悪いひもがついたらそのひもを断ち切ればよいし、それからまたこれを後になって軍事用に切りかえようというなら外務委員会でもってひっくり返せばよい、そういうことは自由自在です。国会がある以上はそういうことは絶対にさせない、今からそういうことを心配するのは老婆の心配であります。決して代議士たるものがそういうことを心配する必要は毛頭ないのです。独裁国家でも何でもない。  それで安川さんに先にお伺いしたいと思い……

第22回国会 外務委員会 第12号(1955/05/30、27期、日本民主党)

○菊池委員 ソ連は日ソ交渉を利用して日本の中立化をはかるだろうということを外国の新聞がしきりに言っておりますが、鳩山先生が本会議においても宣明されました通り――日米安全保障条約は絶対に破棄しないということをおっしゃった、こういうことになっておりますが、それはソ連がどういうよい条件を持って来ても、たとえば南樺太を返すとか、あるいは講和成立後において、日ソの軍事同盟を締結しようじゃないか、あるいは不可侵条約を締結しようじゃないかというようなことを言われました場合においても、この日米安全保障条約は破棄する意思は持っておりませんかどうか、そういう点をはっきりしていただきたいと思います。

第22回国会 外務委員会 第15号(1955/06/04、27期、日本民主党)

○菊池委員 今の戸叶さんの御質問に関連してでありますが、そうしますと大使館に昇格した場合、今までの経費と、昇格後の経費は、大体どのくらいの違いがあるのですか。一々でなく全体の総額です。
【次の発言】 名誉領事などを置くようなお考えはございませんか。これまでも置いたような例が日本としてございますか。つまり外国人に頼んで名誉領事にする、あるいは日本人に頼んで名誉領事にする、いろいろな場合がございましょうが……。
【次の発言】 そういう場合には、報酬とかなんとかはどういうことになりますか。
【次の発言】 大使館に昇格してもらいたいという相手国からの要望があったというお話をこの間されましたが、どういう……

第22回国会 外務委員会 第16号(1955/06/08、27期、日本民主党)

○菊池委員 アメリカの上院の外務委員長でありますジョージが、過般新聞記者団に意見を発表しておるところを見ますと、アメリカは欧州からは絶対に撤兵しないということを言っております。ところが過般こちらで条約局長は、アメリカは日本からは早く撤退したいというような考えを持っている、早期に撤退するであろうという見込みのあるようなことを言われましたが、私はむしろ欧州よりも日本の方にアメリカは長く駐兵したいという意向を持っておるのじゃないかと考える。欧州はああいうふうに一通り安定しておる。日本はまだソ連との平和条約も整っていない。いつ何どき侵略がくるかわからぬという状態にある。あべこべに考えておりますが、防衛……

第22回国会 外務委員会 第18号(1955/06/13、27期、日本民主党)

○菊池委員 日ソ交渉の方式についてお伺いしたいと思いますが、松本全権は、日本政府からの訓令を待って交渉をやるのでありますか。また、全権の方から請訓が来て、それに対して政府が訓令を与えるという方式ですか。どういう方式でございますか。
【次の発言】 それから五原則のほかに、日本を中ソ両国の共同の敵なりと明記しておりますところの中ソ友好同盟条約の改正についても、日本は持ち出すべきであると思うのでありますが、これについてどうお考えになりますか。
【次の発言】 講和成立後に、向うの方からもし日ソの不可侵条約を締結しようという申し入れがありましたときには、それを受け入れますか、いかがですか。

第22回国会 外務委員会 第19号(1955/06/15、27期、日本民主党)

○菊池委員 関連して。向うのまとまった話の内容を新聞で見ますと、サンフランシスコ条約に全く反するような、たとえば現金の賠償が含まれておる。それから物質賠償が非常に多く入っている。役務賠償は非常に少い。そういうわれわれの考えとまるで違っておるようなものになっているのですが、ただいま政務次官の話を聞きますと、それに歩み寄りのできる可能性があるかのような印象を与える言葉がありましたが、これは重大だと思いますので、もう一ぺんその点をお伺いしたいと思います。
【次の発言】 ああいうものに近いような条件でもって妥協いたしますと大へんな問題であります。さらにインドネシアもそれにならうでありましょうし、ビルマ……

第22回国会 外務委員会 第20号(1955/06/16、27期、日本民主党)

○菊池委員 外務大臣にお伺いしたいと思いますが、ただいま日本政府がソ連との交渉において解決に向って努力しておりますところのいわゆる五つの懸案のうちで、国連加盟の問題をソ連に交渉するということは、どうもちょっと筋違いのような感じがいたしますが、これについて大臣はどうお考えでありますか。正面切って懸案として掲げるということも、他の加盟国に対してどういう影響を与えるかということも考えなければならぬと思うのでありますが、今まで日本の政府といたしまして、独立後に国連加盟を他の国連加盟国に要請しておられるかどうか。もし要請しないといたしますならば、まつ先にソ連に対してそういうことを持ち出すということは、外……

第22回国会 外務委員会 第23号(1955/06/22、27期、日本民主党)

○菊池委員 私はフィリピンの賠償問題に非常な関心を持っておりますが、外務大臣の各委員会における答弁を聞いてみても、四億ドル以上出てもいいのか、四億ドルにとどめたいのか、その辺政府の意向がまださっぱりわからぬのですが、その点をお伺いしたいと思います。
【次の発言】 われわれは八億ドルの説にも驚いておるのでありますが、四億ドルと十億ドルの間を政府は考慮しておるというのでさらに驚いたのでありますか、そういうように了解してよろしいのですか。
【次の発言】 向うの方から八億ドルに練り上げたという話がありますが、八億ドルと四億ドルの間とわれわれは考えたのですが、十億ドルというのはどこから出たのですか。

第22回国会 外務委員会 第25号(1955/06/29、27期、日本民主党)【議会役職】

○菊池委員長代理 稻村君、だいぶ時間が経過しておりまして、あとにまだだいぶ質問者がおりますから、どうか簡単にお願いいたします。
【次の発言】 山本君。
【次の発言】 山本君にうっかり発言を許可いたしましたが、移民会社の方を先に片づけるように理事会の申し合せがありますから、移民会社の方を一つお願いします。国際情勢のことはあとにしてもらいたいと思います。

第22回国会 外務委員会 第27号(1955/07/06、27期、日本民主党)

○菊池委員 防衛長官にお伺いしますが、アメリカの軍事基地が日本の方々にありまして、ソ連とか中共とか、そういう日本を敵国なりと友好同盟条約に明記しておる国々は、日本にある軍事基地にアメリカの原爆が持ち込まれておらない、また将来も持ち込まないと考えておるのでありましようか。軍事基地がある以上は、アメリカの原子爆弾は軍事基地に持ち込まれておるということを当然向うははっきり考えておると私は考えておる。それについて防衛長官はどうお考えになりますか。
【次の発言】 ソ連や中共は日本の軍事基地にアメリカの原子爆弾が持ち込まれないということを信じておるかどうか、それについてどういうふうにお考えになりますか。

第22回国会 外務委員会 第28号(1955/07/09、27期、日本民主党)

○菊池委員 議事進行。岡田君の質問は、経審長官と法務大臣に限られてやったはずでありますが、外務大臣に対しては許していないと思います。時間の制限をして下さらぬと困ります。
【次の発言】 議事進行。岡田君の質問は経審長官と法務大臣ということだったのです。それで外務大臣に対する質問は、あと私から始めてずっとあるのです。混同しては困ります。
【次の発言】 フィリピンの賠償問題についていろいろ迷っておるのでありますが、フィリピンからこの賠償の額についてその後まだ何らの申し入れもございませんですか。
【次の発言】 重光先生は、折衷して六億くらいならばよかろうとおっしゃる。それから政務次官は四億ドルから十億……

第22回国会 外務委員会 第30号(1955/07/14、27期、日本民主党)

○菊池委員 この運動のことについてちょっと関連質問があるのです。代議士やなんか呼べということはありませんか。
【次の発言】 地元出身の代議士とかに……。
【次の発言】 その代議士のうち基地拡張に反対したのはどこのだれですか。
【次の発言】 自由党はどうですか。
【次の発言】 その運動に労働組合や何かももちろん参加しておられますね。
【次の発言】 その労働組合は地元の砂川町の労働組合でありますか、どこかほかから参加した労働組合があったということを聞いておりますが、どうですか。
【次の発言】 初めはそうでしょうが、その後はほかからの労働組合はどうなりましたか。

第22回国会 外務委員会 第35号(1955/07/23、27期、日本民主党)

○菊池委員 私は日ソ交渉の場所について大臣に再検討願いたいと思うのであります。最初ソ連の方より東京でもよし、モスクワでもよしということを申し込んできたのに対して、日本はニューヨークということだった。松本全権は今までも日ソ交渉の内容が筒抜けに抜けて、秘密が漏洩しておるということを、非常に不満を漏らしておられるのであります。機密を保つためにも、また外国人の金を東京に落すためにも、すべからくこの交渉は東京に移すべきであると考えております。シベリア出兵のときにおいてすらも、二度も三度も場所を変えた例もございますので、ソ連と折衝いたしますならば、これはちっともわけはないと思いますが、これについて大臣の御……

第22回国会 外務委員会 第39号(1955/07/30、27期、日本民主党)

○菊池委員 政府は原爆問題についてしばしば一貫して同じことを言っておられます。アメリカが持ち込もうとする場合はこれを拒否するということを言っておりますが、私は戦争なんというものは、原爆時代、水爆時代にはあり得ない、起り得ないということをはっきり言っておりますし、また従って日本の再軍備も必要ないということを、ずっと終始一貫終戦以来今日まで言っておるのです。二十万、三十万、あるいは五十万くらいのはした軍隊を持って何になるか、敵の方には原爆あり水爆あり、しかも数千万の軍隊がある。五十万、百万、五百万の軍隊をもってしても、そんなものは鎧袖一触で何の役にも立たないと思う。そうして国民の税金を高めるばかり……

第22回国会 行政監察特別委員会 第4号(1955/06/24、27期、日本民主党)

○菊池委員 教科書が地方ごとにばらばらになっていて、全国共通の要求に応ずる教科書が少いというようなことは、国民の思想を統一する上において非常に欠陥があると考えるのであります。さらに、国民が一致団結せんければ、ならぬという場合もある。そういう場合において、片一方の地方の子供は知っておることを、片一方の地方の子供は知らぬ、北海道の青年は知っておることを九州の青年はわからぬ、そういうようなことでは、国民の団結、たとえば事あるときにおいて団結することはできない、思想の統一はできない、そういうことをわれわれは痛切に感じておるのでありますが、先ほど委員長が聞かれた第六の点でございますね。なるべく全国共通の……

第23回国会 外務委員会 第1号(1955/11/30、27期、自由民主党)

○菊池委員 重ねて領土問題で伺いますが、松本全権が日本にお帰りになって、某新聞の座談会において発表した話を見ますと、最初歯舞、色丹だけの交渉を自分に指図をしていて、あとで南千島の交渉もくっつけられた、それでは交渉がやりにくくて困るということを言っております。それで世間もこのことについて騒いでおります。私は与党としてこういうことを言いたくないのでありますが、クレムリンにおいてフルシチョフに会ったとき、フルシチョフはわれわれに向って、この領土問題について、一言も南千島のことは言わないで、ただ歯舞、色丹だけを日本が望んでいるようなことを言っておりましたが、もし日本が、これまで歯舞、色丹だけを要求する……

第23回国会 外務委員会 第2号(1955/12/03、27期、自由民主党)

○菊池委員 政務次官にお伺いいたしますが、韓国のああしたような暴虐非道な声明に対しまして、われわれは黙っておるわけにはいかない。しかも年額二百億に上るところの漁場を放棄することはできぬのであります。韓国はもともとアメリカの作り上げた国家で、しかもあんなことを米国が黙って見ておるということは、おそらくアメリカはこれを黙視して、そうして日本の敵気心をあおり、しこうして日本の再軍備を促進させるという考えからして不干渉の態度に出ておるのではないかと思うのでありますが、外務当局といたしましては、あの韓国の態度に対しまして、米国に対してどういう折衝をしておられますか、その点をお伺いいたしたいと思います。

第23回国会 外務委員会 第3号(1955/12/05、27期、自由民主党)

○菊池委員 まず外務大臣にお伺いしたいのでありますが、過般われわれの代議士会でもって、地方財政の赤字を埋めるために賠償関係の方からも金を捻出するということが発表されました。それは重光先生多分御承知だろうと思うのでありますが、フィリピンの賠償が五億ドルの資本財、二億五千万っドルの現金、それに対しまして役務賠償がわずか三千万ドル、どうしてもわれわれは納得ができないのでございます。 サンフランシスコ条約にはフィリピンは加盟していないということをおっしゃいますけれども、この平和条約を離れてフィリピンが日本に対して賠償を要求する権利もなし、またこの条約を無視して日本がフィリピンに賠償を払うという義務もな……

第23回国会 外務委員会 第5号(1955/12/08、27期、自由民主党)

○菊池委員 条約局長にお伺いしますが、外務当局から昨日の予算委員会でありましたか、李ラインに日本の漁船が入っても砲撃をしないだろうという見通しがついておるというようなことを表明せられておるのでありますが、それは米国の方の打診、向うの方でも打診せられた結果ですか。その見通しの根拠は何によるのでございますか、それをお伺いしたいと思います。
【次の発言】 同じ外務省でありますから、その辺のことはおわかりになっておると思われるのでございますが、今まであれほど暴虐の数々を重ねております韓国のやり方について、今まで国連に何も提訴しなかった。これはわれわれどうも外務当局に対して不満を抱いておるものですが、今……

第23回国会 外務委員会 第6号(1955/12/09、27期、自由民主党)

○菊池委員 アジア局長にお伺いしたいと思いますが、李ライン内で日本の漁船が漁撈に従事しても、これを射撃しないという言質がどこかで得られたようなことを外務大臣が話しておられます。それはどこと折衝され、だれからその話を受けられたのでございましょうか。
【次の発言】 射撃しないという見通しがつくと同時に、拿捕せられないという見通しはどうでございましょうか。それはあり得るでありましょうか。
【次の発言】 外務大臣は韓国との全面的交渉をやると言っておりますが、全面的交渉をやるとなりますと、大へんな日子を要して急場の間に合わぬと思うのでございますが、これについてどういうお考えを持っておられますか。

第23回国会 外務委員会 第7号(1955/12/10、27期、自由民主党)

○菊池委員 関連して。われわれがイワノーヴォの戦犯のところに参りましたときに、向うの軍人はわれわれにどういうことを言ったかといいますと、われわれは決して戦犯でも何でもない、しかるに戦犯だといって人質に抑留しておるのだ、しかしながらわれわれは戦争でもって死ぬべかりしものが間違って生きておるのだからわれわれにかまうな、われわれはソ連の土と化することを少しもいとわない、われわれにかまわず堂々と日ソ交渉をやってくれ、それがために絶対に交渉に負けてはならぬということをはっきりとみな言っておりました。それから私は帰りましてから将官等の留守家族のところにも手紙をやりましたが、留守家族のところからも私のところ……

第23回国会 外務委員会 第10号(1955/12/14、27期、自由民主党)

○菊池委員 内輪の与党の質問でありますから、簡単に答えていただきたい。この六十億円内外ではほんの試験的な、研究的なことしかできないわけでございましょうが、これが一応の研究、試験を終りますと、その後どういうように原子力の事業を発展させていこうというお考えでありますか。これを民間などにも開放して、どしどし民間の事業としてやらせることもいいと私は考えております。並行してやってもいいし、英国などにおきましては、元の大臣ブラウデンが社長になって、原子力の国策会社を経営しておる、こういうように将来はこれを民間にも開放してやらせるという構想を持っておられますかどうか、その点を伺いたい。

第23回国会 外務委員会 第11号(1955/12/15、27期、自由民主党)

○菊池委員 関連して。カンボジアは北海道ぐらいしか面積がないということでありますが、そういうところですらも一カ年に一万人、五年間に五万人という日本の移民を歓迎しているのです。大南方、東南アジア諸国は日本の何十倍もの面積に当っているのでありますが、これらの地域でも、日本人のような特に農業あるいは医療その他にひいでた技術を持っている国民は必ず歓迎すると思うのであります。ところが外務省の方では、これまでほとんど積極的に日本の移民について交渉せられた形跡がないのであります。それで、われわれは移民局を設置するときも絶対反対、そういう無用の長物を作る必要はないと言ったくらいでありますが、どうしてこれまで東……

第23回国会 外務委員会 第12号(1955/12/16、27期、自由民主党)

○菊池委員 外務省に入りました情報をちょっと聞かしていただきたいのでありますが、ソ連の方は日本の国連加盟は次の機会に支持しようというような言明をしておりますが、その後台湾の方を打診せられたでしょうか、あるいは米国を通じて台湾の意向を打診せられたことはありませんか。
【次の発言】 外蒙はどうです。
【次の発言】 これまでの日ソ交渉は民主党内閣の交渉でやってきたわけでありますが、新たに新党ができた場合においては、やはりこの新党としての外交方針を打ち出すべきであろうし、またそれは当然のことであろうと思うのでありますが、今後もやはり日ソ交渉につきましては民主党内閣以来の外交方針を堅持して変えないつもり……

第23回国会 行政監察特別委員会 第1号(1955/12/07、27期、自由民主党)

○菊池委員 では、これから会議を開きます。  以外にも私が最年長者でありますそうで、委員長が選任されるまで、規則第百一条第四項によりまして、委員長の職務をとり行います。  これより委員長の互選を行います。
【次の発言】 ただいまの動議に御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって高木松吉君が委員長に御当選になりました。(拍手)  委員長高木松吉君に本席をお譲りいたします。

第24回国会 外務委員会 第2号(1956/02/03、27期、自由民主党)

○菊池委員 法務大臣がいらっしゃいますので、ちょっとお伺いいたしますが、韓国の凶悪な者を大村に収容して、これを日本の抑留同胞と交換に釈放するという新聞記事がきょう出ておりますが、これはどういうふうになっておるのでございますか、その真相をお伺いしたいと思います。釈放するのかしないのか、釈放するについては野放しにするのか、あるいは何か制限を加えるのか、そういう点でございます。
【次の発言】 明快な御答弁、わかりました。それから外務大臣にお伺いし、ますが、昨年の暮れにわれわれロンドンに参りまして、西大使に会って日ソ交渉の状況についていろいろ承わりましたが、そのときに西駐英大使は、全然日ソ交渉について……

第24回国会 外務委員会 第4号(1956/02/11、27期、自由民主党)

○菊池委員 外務当局にちょつと伺いたいと思います。松木全権の最近の交渉のしぶりはわれわれの満足するところでございますが、日ソ交渉に当りまして日本が国際連合に加盟することをソ連が支持するということを条文の中にわれわれ、入れてもらいたいのでありますが、外務当局はそのようなことについてどうお考えになっておりま  すか。
【次の発言】 政務次官でも、アジア局長でもどなたでもけっこうですが、フィリピンの賠償案の民間の借款二億五千万ドルはどういう会社がこれを貸し出すのでありますか、もし差しつかえなければ、その会社の名前を知らせていただきたいと思うのであります。

第24回国会 外務委員会 第11号(1956/02/23、27期、自由民主党)

○菊池委員 最近新聞の伝うるところによりますと、伊丹の飛行場に韓国の飛行機が入ってきた、それからさらにまた韓国の母艦が横須賀に入ってきている事実もあります。そういう事態に対しまして、防衛庁といたしまして、これらの軍港や飛行場を使っている米軍に対しまして、何か申し入れをしたのでありますか、そのまま放任しておられたのでありますか、この点ちょっとお伺いしたいと思うのであります。
【次の発言】 そうすると、最近あの韓国の飛行機が伊丹に来たり韓国の軍艦が横須賀に入ったりした、これについては日本政府としては何か申し入れをしましたか、そのままに不問に付しておるのですか。

第24回国会 外務委員会 第13号(1956/02/29、27期、自由民主党)

○菊池委員 カンボジアの経済協力に要する日本の資金は大体どのくらいに見通しをつけておられますか、お伺いしたいと思います。どなたでもけっこうです。
【次の発言】 それで、その資金の調達方法はどういうようなことになりますでしょうか。民間からも……。
【次の発言】 過般カンボジアは中共と友好条約を結び、さらに経済協力の約束もして帰っておるのでございますが、一方においては日本に呼びかけ、また一方においては中共に呼びかけておる。自由主義国家と共産国家と両方に経済協力を求めておるようなわけでありますが、日本が無計画にうっかりと資金をつぎ込んで経済開発に協力してみても、もしか中共の進出によって日本の経済計画……

第24回国会 外務委員会 第14号(1956/03/01、27期、自由民主党)

○菊池委員 関税のことで大蔵省の方にお伺いいたします。密輸入がこれまでもたびたびあり、これからも多くあることばどうしても免れないと思う。貿易港以外のところから陸揚げする。この間も中国人の縁の下に時計が二千個あったということもありました。台湾あたりからも盛んに砂糖の密輸入がある。ところで密輸入者が逃亡してしまって、密輸入の本人に対して密輸入品を没収することもできず、課税することもできないという場合に、その税金をどこから徴収するか。それについては大蔵省の関税関係の方にまだはっきりした特別の法律がないように思われる。先ほど大蔵省の方から承わりましたが、ないように思います。実例を申しますと、こういうこ……

第24回国会 外務委員会 第26号(1956/03/31、27期、自由民主党)

○菊池委員 日ソの国交回復の交渉が一時停頓いたしまして、それでもその交渉の圏外に残されましたたとえば漁業の問題、あるいは抑留邦人の問題は無関係に交渉ができるわけでございますが、新聞の伝うるところによりますと、この漁業問題についてソ連の方から民間特使を招待するかもしらぬ、そして話し合うというようなことになるかもしらぬというようなことでありますけれども、もし向うから民間特使を要請してきましたときには、日本から出すおつもりでございましょうかどうでしょうか。
【次の発言】 それから漁業問題について、カナダや米国を加えて折衝するということも一つの手でありますが、米国やカナダに対してそういったような申し入……

第24回国会 外務委員会 第31号(1956/04/11、27期、自由民主党)

○菊池委員 大臣にお伺いいたしますが、こういつたような機会において、この漁業問題についての交渉に先だちまして、とくと米国と協議してやった方がいいと思うのであります。こういうときにこそ米国を百パーセント利用すべき絶好の機会であると私は考えておるのでありますが、山勘らしいことを言うようでありますけれども、こういうことについてどうお考えになりますか。
【次の発言】 私の申しますのは、米国やカナダを表向きに引っぱり出すという意味ではなくて、ないしょで内輪で米国側と協議してやる、それを申し上げたのであります。
【次の発言】 それからこの交渉に民間人を加えるということは、われわれ何ら異存はないのであります……

第24回国会 外務委員会 第41号(1956/05/09、27期、自由民主党)

○菊池委員 先ほど北澤君も言われましたが、交渉はどこまでも議論によって決すべきで、いたずらに媚態を呈しても向うは言うことを聞く連中でないということを、私はソ連へ参りましてから痛感したのでございます。われわれがモスクワにおりますときに、ソ連に西ドイツの代表が乗り込んできて、全くけんかにひとしい激論をやって、貴様たちそんなことを言うなら、われわれは帰ってしまうといって、ドイツから飛行機を取り寄せ帰ろうとした。そうすると、あべこべに今度はソ連の方で、拝み倒してしばらく待ってくれというわけで、曲りなりにも大使の交換、戦犯の送還という取りきめもできたわけでありますが、いたずらに媚態を呈して、理屈を抜きに……

第24回国会 外務委員会 第45号(1956/05/18、27期、自由民主党)

○菊池委員 国際情勢について一、二伺いたいと思います。皆さん大臣にばかり質問をしたがりますが、私は、政務次官であろうが局長であろうが、その見識において大臣と何ら変るものではないと考えております。ことに皆さんは絶えず外交の枢機に参じておるのでありますから、どなたに質問するのも同じことだと考えてお伺いします。  さしあたり河野全権はモスクワからの帰りに英国、米国、フランス等を訪問して帰るということであるが、これらの国を訪問するのはあとあとの了解を得る、そういう目的ではなかろうかと思うのです。われわれは、モスクワに立たれる前にむしろ米国やカナダあたりの了解を得た方がよかったではないか、河野全権のやり……

第24回国会 外務委員会 第46号(1956/05/19、27期、自由民主党)

○菊池委員 関連して。昨日政務次官や局長にもお伺いいたしまして御答弁を得ませんでございましたが、河野全権は与えられた権限の範囲を逸脱したといいますか、一般の平和交渉に関することをかれこれ一時間半にわたってブルガーニンと話しておるのでございます。これはわれわれといたしましては、大いにやるべし、与えられた権限外の話も日ソ交渉の端緒を開くためにはちっとも差しつかえない。そういう意味におきまして河野代表の権限の逸脱、こういうことはちっとも差しつかえないと思うのでありますが、外務大臣といたしましては、こういう点を是認せられてよろしいと思うのでありますが、これについて御意見を承わっておきたいと思います。

第24回国会 外務委員会 第49号(1956/05/24、27期、自由民主党)

○菊池委員 関連して大臣にちょっとお伺いしたいと思いますが、ソ連の方でああいうふうに一方的に、南千島は当然にソ連の領土であるということを言って放送をしておりますが、それに対しましては、日本といたしまして当然反駁の声明をやらねばならぬと思うのでありますが、どうしてこれを控えておられますか。われわれはなはだ遺憾に思うのでありますが、御意見を承わりたいと思います。
【次の発言】 それから河野全権が、漁業に関しての暫定協定を取り結んできたということでございますが、それにもかかわらず黒潮丸がまだ返されない、こういういきさつはどういうふうでございましょうか。外務省の御推察でもけっこうでございますが、一つ聞……

第24回国会 外務委員会 第57号(1956/06/03、27期、自由民主党)

○菊池委員 条約局長にお伺いします。鳩山総理が過般の本会議において、ソ連との平和回復を普通の平和方式によって進めたいという希望をちょっと披瀝いたしましたが、まだはっきりした決意は言っていない。アデナウアー方式によるかあるいはロンドン方式によるか、これに関しまして昨日も東京会館に会合があり、百二十名が集まり、その前には長老会議があった。政府の媚態外交を非常に心配するの余り、こういったような会合が行われておるのであります。国民はまだどちらの方式でこの条約を締結するであろうかというはっきりしたことを知らされてない。みな迷っておるわけでありますが、国内の世論は二つに分れておるような大きな問題であります……

第24回国会 外務委員会 第59号(1956/07/12、27期、自由民主党)

○菊池委員 野党の諸君がまだ二人控えておられますので、私は簡単に申し上げますが、外務大臣の答弁が長過ぎるんです。話はさかさまにしっぽから答えるように気をきかしていただきたい。総理大臣がいつも沖繩のことについて、かえ地を与える、かえ地を与えるということを言っておりますが、そのかえ地のことについて政府は何か考えたことがありますか。
【次の発言】 たとえば、日本の領土でなくてもアメリカの植民地、キューバであるとか、あるいはハワイであるとか、そういう所へでも出してもらうといったような交渉もおもしろいと思うのです。向うは土地のあり余っている国でありますから、聞いてくれないとも限らない。外交の歴史を見ます……

第24回国会 外務委員会 第61号(1956/07/28、27期、自由民主党)

○菊池委員 至って具体的に簡単に御質問申し上げたいと思います。高碕大臣、外務大臣も兼任せられて大へん御苦労に存じます。  先ほど松本君の質問に対しまして、インドネシアの賠償解決は早期にこれをやりたいという御意見を漏らされたのでありますが、倭島公使もインドネシアの五カ年計画に織り込むためになるべく早く妥協したいという意向を持っておられるということでありましたが、これを急ぐのは、単にインドネしあの都合ばかり考えず、日本の都合も考えなければならぬという意味においてどうかと私は思うのでありますが、長官はこういうことを御存知でございましょうか。われわれは戦争が勃発して日本が南方諸国を占領した直後にずっと……

第24回国会 外務委員会 第63号(1956/08/30、27期、自由民主党)

○菊池委員 まずまっ先にお伺いしたいことは、去る二十七日の本委員会におきまして、わが党の植原長老が発言された中に、西村条約局長の答弁として、南千島は千島列島の中に含んでおるということを局長が言っておる、であるからしてわれわれは南千島を要求することはできないと思うがどうかというようなことを言われたのに対しまして、大臣はそれについては何とも言えぬという不明瞭な怪しい答弁をなさいましたが、大臣にお伺いいたしますか、大臣は当時の西村局長の答弁とそれから鳩山総理大臣がしばしば本会議において、委員会において言明したように南千島は日本の領土である。それから重光外務大臣も同じことを言って、歴史的にも理論的にも……

第26回国会 外務委員会 第2号(1957/02/12、27期、自由民主党)

○菊池委員 現在の第三次日中貿易協定が五月三日で期限が切れまして、それで日中貿易促進の三つばかりの団体が今までの第三次協定改訂について四月中に中共と交渉する方針をきめておるのでございます。ところが中共との取引ではココムに参加しておる十五カ国のうちでもって、日本が一番割の悪い立場に置かれておるのでございますが、ココムは、御承知のように冷戦の最も激しい時代に生まれたものでありまして、今日これが緩和をはかることは至って自然であり、しかも当然であると考えるのでございます。時間がありませんので意見は申しませんが、結論を申しますと、中共のみに対する特別の制限を撤廃して、それを他の共産圏諸国並みにするという……

第26回国会 外務委員会 第17号(1957/04/12、27期、自由民主党)

○菊池委員 政務次官にお伺いいたします。松下特使が英国を離れてから、あとは特使の資格をとってしようというようなことが新聞に出ておりますがそれは米国に行ってもやっぱり特使の資格でもってアイゼンハワーやその他に会った方が有効ではないかと思うのですが、どういうわけでもって特使の資格をとる必要があったのか。
【次の発言】 そこでアメリカに回るについて、さらに特使の特権を与えて折衝させるということは便宜上非常にいいと思うのですが、どんなものでしょうか。
【次の発言】 ソ連や米国にも特使を出すということを前に言われたようでありますが、それはいつになりますか。

第26回国会 外務委員会 第18号(1957/04/19、27期、自由民主党)

○菊池委員 ソ連や中共からの赤化工作がだんだんひどくなってきている。昨年、赤化工作のために日本に入ってきた金が、かれこれ日本の金にして七百二十億となっているという。三月ごろのニッポン・タイムスに、それはどこから出たかということが米国大使館から発表されたということでありますが、そのまかれた金が政界はもちろんのこと小さな新聞何百、それから各種団体これまた何百、小さな新聞や雑誌の名前、団体の名前がみんなあげられて書いてあるのを見ましたが、こういうことについての調べがありましたら聞かしていただきたい。
【次の発言】 それでよろしゅうございます。

第26回国会 外務委員会 第22号(1957/05/02、27期、自由民主党)

○菊池委員 簡単に、あっさりとお伺いいたしておきます。中共の通商代表部の問題でございますが、日本は吉田内閣の時代からしてまだどこの国とも国交が回復しないサンフランシスコ条約締結以前において、いろいろの協定を諸国との間に結んでおります。そういう先例から推してみまして、通商代表部くらい設けるのは、これは差しつかえないじゃないか、これを無理に拒否するということは、どうもちょっと無理ではないかというふうに考えられるのでありますが、こういう点についてどういうお考えでございましょうか。
【次の発言】 どなたでもよろしゅうございますが、米国から買い入れる場合と中共から買い入れる場合と、その値段がだいぶ違うと……

第26回国会 外務委員会 第26号(1957/07/31、27期、自由民主党)

○菊池委員 先ほど外務大臣から就任のごあいさつがございましたが、大臣が百五十に余るところの会社、その他の団体等の社長、重役その他の役職を放棄して、外務相を担当されました御勇断に対しまして敬意を表する次第であります。  さらにまた総理には東南アジア、アメリカを訪問せられて多くの成果を上げられ、その上に最近の暴風雨を冒して、最も危険きわまるところの自衛隊の飛行機に乗って、あの暴風雨の中に突っ込んだということは、これまた非常な勇断でございまして、総理の英雄的行動に対しまして最高の敬意を表する次第でございます。われわれは非常に心配いたしまして、あの危険な飛行機でありますからして、落ちるのが六分、落ちな……

第26回国会 外務委員会 第28号(1957/10/15、27期、自由民主党)

○菊池委員 ただいま大臣の御報告を承わりまして、まことに欣快にたえません。日本が国連の安保理事国に当選いたしましたのは、大臣御一行の並々ならぬ御努力と卓越せる政治力のたまものでございまして、われわれ深甚なる敬意と謝意とを表するものでありますが、さて国連の安保理事国に加盟いたしました今後のわが日本の責任は重大でございまして、一体今後の国連を通じての活動をどこに重点を置くべきかということをわれわれは考えなければならぬと思うのでございます。西欧諸国はわが日本が大国といわゆる中立諸国との間のあっせん役を勤めるであろう、かけ橋を勤めるであろうと期待しておる国も多々ありますし、またAAグループの中において……

第27回国会 外務委員会 第4号(1957/11/11、27期、自由民主党)

○菊池委員 理由を説明いたします。  私たちは、日本政府が、世界各国、特にアジア・アフリカ諸国と共同して、原水爆実験の即時無条件禁止協定締結を国連総会に提案することを要求します。  第二、私たちは、日本政府が米国政府と日本への原子兵器持ち込み禁止協定を結ぶことを要求します。  それから、私たちは、日本政府及び国会が被爆医療法を被爆者の生活保障を含む援護法に改善し、被爆者の家族の援護を立法化することを要求します。  以上御説明申し上げます。

第28回国会 外務委員会 第2号(1958/02/12、27期、自由民主党)

○菊池委員 日ソの漁業交渉が行き詰まっておって遺憾でありますが、新聞を見ますと、わが方の北洋安全操業の問題の交渉提案に対しまして、ソ連側から回答があって、領土問題とこの問題とは不可分である、従って平和条約交渉の開始を提案するという回答があったということでありますが、これは事実でありましょうか、どうでありましょうか。
【次の発言】 この漁業交渉は全く日本側がほんろうされておるような形で、われわれ残念でたまらぬのでありますが、向うがそう言ってきまするならば、この平和条約とからんで交渉を開始してもよきそうに思います。一体いつごろまでこの平和条約を政府は延ばすつもりであるか、またどういう機会が到来した……

第28回国会 外務委員会 第4号(1958/02/17、27期、自由民主党)

○菊池委員 ちょっと関連質問。この前英国がクリスマス島で実験をやりましたときに、民間の団体が船団を組みましてすわり込みをやろうという計画をしました。その計画が腰が折れてしまったのは、政府がこれに反対したからであったのでありますが、われわれそういう場合においては非常手段をもってもそれをとめなければならない、またとめることができると思う。あのときもし政府がこれに賛成してすわり込みを肯定したならば、あの船団は必ず行って、そうしてクリスマス島の実験をやめさせることができたと思う。そしてマクミラン内閣は崩壊したかもしれぬと思うのでありますが、もし民間の団体がすわり込みをやろうという場合に、政府としてはや……

第28回国会 外務委員会 第6号(1958/02/22、27期、自由民主党)【議会役職】

○菊池委員長代理 本日はこれをもって散会いたします。次会は公報をもってお知らせいたします。     午後零時三十分散会

第28回国会 外務委員会 第7号(1958/02/27、27期、自由民主党)

○菊池委員 防衛庁長官にお越しを願いましたのは、新島に防衛庁でもって誘導弾の試射場を設ける、これにつきまして新島の人々は絶対反対を唱えて、村の決議でもってこの計画を返上するなんという騒ぎになっておるのでございますが、まず第一にお伺いしたいのは、新島の試射場は将来基地にするというお考えでありますかどうですか、その点についてお伺いしたいと思います。
【次の発言】 そうしますと、絶対に新島を誘導弾の基地にしないということをさらに明確にいたしますために、新島というところは基地に適当か不適当か、そういう点についてお伺いしたいと思います。
【次の発言】 そうしますと、誘導弾の基地にするにはどういう条件を備……

第28回国会 外務委員会 第10号(1958/03/07、27期、自由民主党)【議会役職】

○菊池委員長代理 須磨彌吉郎君。
【次の発言】 このインドネシアに限らず、南方の賠償が、日本側が南方諸国との経済交流に資したいという考えで交流するのと方向が違って、それらが往々他の方面に乱用される。極端に言うならば、向うの一党一派のための選挙費用にまで乱用されるようなおそれすらあるという説もあるのです。それでそういうことのないように、両国の間に取りかわされる文書以外に、両国の間の何か紳士協定みたいなものがなければならぬはずだろうと思うのでありますが、そういうものはございませんか、どうでしょうか。
【次の発言】 でありますから、両国が取りかわす文書以外に、お互いに日本の希望を向うに通達し、そうし……

第28回国会 外務委員会 第18号(1958/04/02、27期、自由民主党)

○菊池委員 岸総理の親書が、台湾政権の蒋介石総統にもたらされたそうでありますが、これに対する総統の意見が、各新聞にまちまちに載っております。あるいは了解したといい、あるいはまだ怒っておるといい、まちまちでありますが、どれが真相でございますか、政府の入手した情報をお聞かせ願いたい。
【次の発言】 中共との民間交渉はありましたが、国旗の掲揚について、日本の政府と向うとの折衝はあったのでありましょうか、どうでしょうか。国交が回復されてないにしても、そうした折衝は自由自在にできるわけでありましょうが、どうでしょう。
【次の発言】 この国旗の掲揚は、蒋介石総統を憤慨させるくらいに台湾の心証を害しておるの……

第28回国会 外務委員会 第21号(1958/04/23、27期、自由民主党)

○菊池委員 日ソ漁業交渉の結果が、公海自由の原則をくずしておらぬということはよくかわりました。オホーツク海の出漁は、日本ばかりでなく、ソ連側もやらないということですか、ソ連側はやって日本側がやらぬという約束ですか。両方やらぬということですか。
【次の発言】 それからオホーツク海への出漁はしないということを河野・イシコフ会談で約束がきまったということを向うの方で盛んに主張しておったそうであります。それでわれわれは最初から、日本にそういったような議会の世論が沸騰しましたときに、河野さんも一緒に向うにやった方がよかったと思うのであります。河野さんを向うへやれば生き証人があって、この交渉はスムーズにも……


28期(1958/05/22〜)

第30回国会 外務委員会 第3号(1958/10/08、28期、自由民主党)

○菊池委員 与党の議員が質問するのはおかしいのでございますが、大臣もお忙しゅうございますので、簡単に御質問申し上げたいと思います。  新聞を見て気がついたことでございますが、岸総理が昨年二月ごろの内閣委員会で、沖縄に米軍の原子力部隊が置かれるのはやむを得ないというようなことを言っておられます。それで沖縄に核兵器を持ち込んでも仕方がないといったような、まあ認められた形になって今までおるのでございますが、それがまた米軍の戦略拠点である沖縄に戦時において核兵器を入れないといたしますると、駐屯軍はほとんど無用の長物となって意味がなくなる。従って沖縄に入れる核兵器を拒むことは、米国として承服できないとこ……

第30回国会 外務委員会 第4号(1958/10/15、28期、自由民主党)

○菊池委員 安全保障条約の改定につきまして、政府の御意見やら御見解やら四、五点についてお伺いをしたいと思うのでありますが、まず第一に、沖縄、小笠原は今日米国と韓国との条約、それから米国とフィリピン及び台湾政権との条約において、この二つの沖縄、小笠原、これらの島々が防衛の地域に入っているのでございます。そこで沖縄、小笠原を、もし日本と結ばれる新しい日米安保条約によってその防衛の地域に含めるとなりますると、韓国や台湾、フィリピン等の関係する紛争は日本に持ち込まれ、日本はその巻き添えを食わなければならぬという結果になることは想像にかたくない。大臣は、この前小笠原、沖縄はまだその防衛の範囲に入れるかど……

第30回国会 外務委員会 第9号(1958/10/27、28期、自由民主党)

○菊池委員 外務大臣にお尋ねいたしますが、沖縄、小笠原、硫黄島、大鳥島、南鳥島、こういうところを安保条約の防衛範囲に入れますと、米国と相互防衛条約を結んでおります韓国、台湾、フィリピン等と他国との紛争に巻き込まれるおそれがあるという意見で、これを入れていいか悪いか危惧されているのでございますが、それは条約のきめ方によりまして、この危険を免れることは容易にできると私は思うのでございます。すなわちこれらの韓国、台湾、フィリピン等の紛争には介入しないことにして、日本は単に日米両国の敵に対してのみ共同防衛の義務があるということに限定して条約を結びますれば、この危険を避けることができると私は思うのでござ……

第31回国会 外務委員会 第6号(1959/02/18、28期、自由民主党)

○菊池委員 大臣にお伺いいたしますが、けさ日米安全保障条約に関し、総理と会見して協議されたようでありますが、その内容はすでに記者会見において発表されたことと存じますが、そのうち特に問題となった点あるいはまだ未定である点、そういう点をお漏らし願いたいと存じます。
【次の発言】 その内容の重点をお伺いできればけっこうだと思います。
【次の発言】 記者会見では具体的にお話しになったのじゃございませんか。
【次の発言】 大臣が福岡の旅行先において、防衛区域について「日本国」という言葉を使えばいいじゃないか、沖縄、小笠原、歯舞、色丹の施政権が返り、その領土が返ってきた場合には、条約を改正しなくても自然に……

第31回国会 外務委員会 第17号(1959/04/01、28期、自由民主党)

○菊池委員 外務大臣にお伺いいたしますが、中共は以前には一応政治、経済を分離いたしまして、日本と貿易をやっておる。ところが最近それが一変して参りましたが、周恩来も、前には日台条約の存在は日中復交の妨げにならないとか、あるいはまた日本が考え直すならば百年河清を待つことも辞せぬというようなことを言っておりましたが、その後これが変りまして政経一体を主張するように至った、この原因は何にあるとお考えになりまするか。彼らは岸首相の中共敵視政策を非難しておりまするけれども、台湾、アメリカにおけるところの岸首相の言動が彼らの非難のもとになっております。けれどもこれは貿易協定が成立するずっと前のことであるのです……

第31回国会 外務委員会 第18号(1959/04/27、28期、自由民主党)

○菊池委員 先ほどから森島君は、日本が中共に敵視政策をとっておるということをしきりに言っておられますが、日本政府としては、中ソ友好同盟条約の中において日本と米国とを敵国扱いにしておる、この厳然たる文書を、これは全然敵視政策ではないとお考えになりますか、あるいは日本に対する敵視政策であるとお考えになりますか、どうでございましょう、この点を一つお伺いしてみたいと思います。
【次の発言】 貿易は貿易として、理屈は理屈で、向うの言い分に対してはこちらとしてもはっきりとした意見がなければならぬと思うのでございます。向うでもって日本を敵視政策というならば、日本としても向うのこういった問題をとらえて、敵視政……

第31回国会 内閣委員会 第5号(1959/02/06、28期、自由民主党)

○菊池委員 宮内庁長官にお尋ねいたしますが、この皇太子殿下の御成婚につきまして諸説ふんぷんとして、国民はいろいろの誤解を抱いておるのでございます。私は、皇太子が平民の娘をそのきさきとして選ばれたことを非常に喜んでおります。平民であろうが新平民であろうが、粉屋の娘であろうが何であろうが差しつかえないと私は考えておるのであります。こういう点において、私は欣快にたえないと考えておりますが、その婚約の過程においていろいろの謀略、策略が行われておるということが、最近の週刊雑誌やその他の刷りものにおいて世間に流布され、これによって国民が非常な疑惑を抱いて、国民の頭は割り切れないような感じになっておるのであ……

第32回国会 外務委員会 第1号(1959/07/03、28期、自由民主党)

○菊池委員 社会党の諸君が時間を超過いたしまして、私の時間が十五分に削られてしまいました。社会党の諸君は考えていただきたいと思います。  安保条約の批准を来春の通常国会まで引き延ばすという情報がしきりに飛んでおるのですが、これはわが党内閣の威信にかけても政治的生命にかけても早急に断行しなければならぬと考えておるのでありますが、これは総理だけの意見ですかあるいは大臣も同調しておられますか、どうでありますか、この点をお伺いしたいと思います。
【次の発言】 そうすると大臣といたしましては、来春までは延ばさぬという御決意でございましょうか、どうでしょうか。

第32回国会 外務委員会 第2号(1959/07/10、28期、自由民主党)

○菊池委員 外務大臣は三日ばかり前の閣議におきまして、日米防衛分担金は今後ゼロになるということをおっしゃられましたが、分担金がなくなることは、今後米軍が全額を負担するということでございましょうか。それとも日米双方でもって負担するという意味でありましょうか。この点お伺いしたいと思います。
【次の発言】 そうしますると、軍の活動の上でもって省略される仕事はどういうことになりましょうか。分担金がなくなりますと、軍の仕事のなくなる部分がなければならぬことになりますが……。
【次の発言】 安保条約の期間でございますが、結局この日米安保条約を結ぶということは、共産圏を対象としての条約でなければならぬという……

第32回国会 外務委員会 第4号(1959/09/01、28期、自由民主党)

○菊池委員 総理ももうお疲れのようでございますから、簡単に具体的に申し上げます。長たらしい質問をするようなやぼではございませんので御安心を願いたいと存じますが、まず期限の問題では、先ほど岩本委員もおっしゃいましたが、十年たてば国連が強化されて安保条約の必要がなくなるとか、あるいは国際緊張がなくなって安保の必要がなくなるとか、そういう考え方だけで、さらに続けて米国と安全保障条約を結ぼうというお考えはございませんでしょうか。
【次の発言】 たとえば中ソ同盟条約のごときは三十年になっておりますが、この三十年というのはソ連の方から望んできめたことでなくて、弱体国家であった方の中共からねだりにねだってこ……

第32回国会 外務委員会 第5号(1959/10/15、28期、自由民主党)

○菊池委員 安保条約の改定について残された問題は、期限の問題だけですが、本日また首脳会談も自民党内において行われる模様でありますが、一般国民は、この問題について非常に疑問を抱いている。これくらい不可解な問題はないといって、問題にもならないことが問題のごとく取り上げられて、そうしてこれが党内の騒ぎになっておる。そのためにこれについても問題があるだろうかという疑問がますます深くなってきておるのでございますが、十年の期限内でも、一カ年の予告で改定の協議に入ることができるという一項というか、一つの条文でも取りつけてもらいたいというのがある一派の意見でありますが、それについてお伺いいたしますことはこの十……

第33回国会 外務委員会 第3号(1959/11/07、28期、自由民主党)

○菊池委員 南ベトナムを正統の政府として賠償を払うことは当然であると思いますが、もしこの国際法のルールをはずしてしまったならば、今日中共の要人は国際法を無視して、蒋介石が帳消しにした対日賠償を日本から七百億ドル、邦貨に換算して二十五兆二千億円になる賠償を取るということを放言しておるのでございます。もし日本がこの南ベトナムに対するところの、これを正統政府として認めないで統一を待つようなことがあるといたしますならば、この中共要人たちが放言しております七百億ドルの賠償を、日本が中共と国交回復のときにおいて払わなければならない当然の羽目に陥ると思いますので、この問題につきましては断固たる態度をもって臨……

第35回国会 外務委員会 第2号(1960/08/31、28期、自由民主党)

○菊池委員 まず外務大臣にお伺いしたいと思いますが、新たに生まれました韓国の政権はその外交の原則といたしまして東北アジア条約機構、すなわちNEATOの体制を積極的に協力的に推進するということを発表しておりまするが、日本が韓国と親善を求むるに際しましてこういう問題をどう扱うか。このことにつきましては、NEATOの体制につきましては日本にも両論がありまして、これに参加すべしという議論、これに参加しないで独自の立場を堅持すべしという議論と二通りありまするが、新内閣の外交方針といたしましては、これに同調いたしますか反対いたしますか、その点を簡単にお伺いしたいと思います。


30期(1963/11/21〜)

第46回国会 科学技術振興対策特別委員会 第18号(1964/07/31、30期、自由民主党)【政府役職】

○菊池説明員 はからずも科学技術政務次官の重責をになうことになりました。一人で二回政務次官に就任するということは、後輩の同志のためにも遠慮せんければならぬと考えておりましたが、科学技術と聞かされまして、私は喜んで就任いたす気になったのでございます。もとより科学技術は時代の先端を行く職場でございますし、青年の意欲もこれに向けられているというふうな傾向が濃厚でございます。これは選挙のときにも効果的だということを勘案いたしまして、喜んで引き受けた次第でございます。といって、私は全然科学知識の持ち合わせがございません。でありますから、皆さんのお知恵を拝借いたしまして、そうして曲がりなりにも一応の科学技……

第46回国会 科学技術振興対策特別委員会 第19号(1964/08/01、30期、自由民主党)【政府役職】

○菊池説明員 心がまえでなく、実行に移したいと考えております。よく庁内の首脳とも協議し、それから財務当局とも引き続き折衝を強硬に続けまして、実現できますように最善の努力をいたしたいと考えております。

第46回国会 外務委員会 第6号(1964/02/26、30期、自由民主党)

○菊池委員 これは総理にお伺いしたほうが適当かと思いますが、同時に防衛庁長官の御意見も伺っておかなければならぬと思うのであります。  日本政府は絶えず国連中心ということを言っております。それで、日本といたしましても、その国連の強化に協力せんければならない、これは当然のことでございます。ところが、一番大事な一たん事あるときの警察隊に協力することができないようになっているのです。前に、アラブ、イスラエルの紛争のときに、レバノンに派兵しろと国連から要請されて、これに応ずることができなかった。さらにまた、コンゴの紛争のときにも、同じ要請があったにかかわらず、これに応ずることができなかったのであります。……

第48回国会 外務委員会 第13号(1965/04/07、30期、自由民主党)

○菊池委員 ただいま大臣の日韓交渉の経過についての御報告を拝承いたしまして、御苦労のほどお察し申し上げる次第です。至難中の至難でありました日韓会談が妥結しますことは、ほんとうに両国民にとって幸福なことであると存じます。  ところで、私の質問でございますが、与党の議員の立場よりいたしまして、至って建設的な意見ばかり申し上げて御意見をただしたいと存じますので、率直にお答え願いたいと存じます。時間もない関係で、簡潔にお答え願いたいと思います。  本日の新聞を見ますと、昨日、ソ連駐在の下田大使がソ連の覚え書きにに対する回答をソ連側にもたらしたようでございますが、その覚え書きの内容の重点だけちょっとお漏……

第51回国会 外務委員会 第6号(1966/03/23、30期、自由民主党)

○菊池委員 関連して――世界各国の実例を見まするというと、国と国との国境の海域については、必ず両国とも艦艇をもって漁業を防護する、おのれの国の漁船を防護するという例になっておるのです。ところが日本は、艦艇をもって国境の海域の漁船を守らないで、いつも巡視船を用いている。そして逃げることばかりを教えて、守ることをせぬ。こういう変則的なおかしなやり方をしておるのです。これをどうして改めないのか、世界各国並みになぜ艦艇をもって守るというようなことに切りかえないのであるか、これをいつまで続けるのであるか、これについて外務大臣の御意見を伺いたいと思います。

第51回国会 外務委員会 第22号(1966/06/24、30期、自由民主党)

○菊池委員 ソビエトは核の拡散防止条約締結の前提として、アメリカに対して米軍のベトナムからの撤退を要求したと伝えられておりますが、これはほんとうだという新聞記事とそれはうそだという記事と二通りあるのですが、どちらがほんとうですか。
【次の発言】 それはお考えだけでなく、その情報は来ておりませんか。
【次の発言】 それからカナダのロニング特使が北ベトナムの外相と会って、南ベトナムにおける軍事作戦を縮小する、そのかわりアメリカは北爆を停止する、そういう提議を向こうの外務大臣に正式に持ち出したということでありますが、それを向こうのほうはにべなく拒否したと伝えられておりますが、これはほんとうでございま……

第52回国会 外務委員会 第3号(1966/08/12、30期、自由民主党)

○菊池委員 石井先生にお尋ね申し上げますが、社会党の諸君の質問が長過ぎますので、私は簡潔明瞭なサンプルを示して差し上げたいと思います。  北朝鮮技術者の入国の許可について、韓国ではたいへんな騒ぎが起こりまして、これは日韓条約の基本方針に反するものである、あるいは国土統一の努力を妨げるものであるといったような決議までも超党派の決議としてやっておるのでございますが、これに対するところのわが政府の態度、これについてお伺いしたいと思うのでございます。  つまり、日本は、日韓条約を締結するにあたりまして、韓国政府の実力の及ぶ範囲、すなわち三十八度線をもって韓国の領土とするというように考え、向こうのほうは……


31期(1967/01/29〜)

第58回国会 内閣委員会 第22号(1968/05/10、31期、自由民主党)

○菊池委員 私は、防衛庁長官に対しまして、まず先に、日本の防衛について質問し、それから小笠原の自衛隊の施設並びに新島の射爆場の問題について御意見を拝聴したいと思います。  沖繩生まれの元の早大総長でありました大浜信泉氏がアメリカへ参りまして、沖繩を核抜きで返還しろという運動をやっております。それを、こういった民間人の運動を政府は傍観しておるわけでございますが、沖繩を核抜きで返還しても、日本の防衛には差しつかえないと長官はお答えになりますか、どうでしょうか。
【次の発言】 それでは、沖繩は核を抜いて返還されてもアジアの守りに支障はないと考えて差しつかえありませんか。

第59回国会 内閣委員会 第7号(1968/10/22、31期、自由民主党)

○菊池委員 私、簡単に十五分か二十分で関連質問を済ませたいと思います。  ただいま大出君から汚職の話が出ましたが、汚職は各党共通でございまして自民党ばかりを責めることはできないと思うのです。共産圏国家にも汚職はたくさんございます。どこの国も共通の現象でございますから、自民党ばかりを責めることはできない、政府ばかりを責めることはできないと思います。 私、実はアメリカから中南米、それからドイツ、フランス、ソ連を回って、文教政策のあり方について調べてまいりましたが、そのうちで、各国大学の騒動について調べてまいりました。メキシコでは七月ごろにえらい騒動があって、百八十人も学生がぶち殺された。その騒動の……

第61回国会 内閣委員会 第4号(1969/02/25、31期、自由民主党)

○菊池委員 先ほどの沖繩の問題についてちょっとお伺いしたいと思うのですが、総理の周辺からも沖繩の返還の米国との交渉にあたっては、韓国やあるいは台湾あるいはフィリピン、そういうところにも一応相談する必要がある、話し合う必要がある。この三国の代表を集めるなり、あるいは特使を派遣するなり、そういうふうにしてこれらの国々の意向を打診する必要はないか。もう申すまでもなく、沖繩の基地は、これらの国々にとっては、防衛上重大な関係を持つ基地でございますので、そういう考えを政府が持っていないかどうか、この点をお伺いしたいと思います。
【次の発言】 沖繩の基地は日本及び他の諸国の防衛に重大な関係を持っておる基地で……

第61回国会 内閣委員会 第6号(1969/03/11、31期、自由民主党)

○菊池委員 皇族であって日本の国策に支障を来たすような発言をする方、たとえば三笠宮なんでございますが、紀元節に対しまして反論をおっしゃった。そういう場合において政府は非常に迷惑したんでございますが、あんな場合において、宮内庁としては大いにこれを押えるべきであろうと思うのですが、どういうわけであんなときに宮内庁としてはあの発言をそのままに放任しておかれるのか、そういう点をひとつお伺いしたいと思います。
【次の発言】 宇佐美長官にお伺いいたしますが、宮内庁というものは高い見識と構想、理想を持って皇室を御指導し、天皇の補佐役としてその全力を尽くさなければならぬことはもちろんでございますが、第一次大戦……

第61回国会 内閣委員会 第31号(1969/06/13、31期、自由民主党)

○菊池委員 防衛庁長官にお伺いいたしますが、先ほども問題になりました四十年統合年度戦略見積もりでございます。これが問題になっていますが、自衛隊が自衛のために海外に出動すること、これはわれわれは違法ではないと考えている。すなわち、他国から攻撃を受けて、しこうして国を守るために海外に出動すること、これは憲法違反でないと考えますが、長官はどう思いますか。
【次の発言】 クラウゼウィッツの戦法を見ましても、あるいは孫氏、呉氏の兵法書を見ましても、守ることはすなわち進んで攻めることが最もいい方策である、最もよい戦術は、すなわち進んで敵の根拠地をつくことであるということをいっておるのです。それでありますか……


32期(1969/12/27〜)

第63回国会 内閣委員会 第16号(1970/04/21、32期、自由民主党)

○菊池委員 私の発言は、質問というよりも、むしろ進言であり、献策であって、野党の諸君のような単なるやぼくさい議論ではないのであります。  この前、大出委員の質問に、長官は入閣前における意見と入閣後の意見と異なっておる、たとえば七五年に安保条約を廃止したいということも言っておるのに、今日変わっておるということを言われましたが、長官の答弁をうっかりして私は聞きのがしましたが、国際情勢の変化により、あるいはまた立場の変化によりまして、人の意見の違うことは当然のことで、少しも怪しむに足らぬと思います。そのときに長官が考えられた七五年に安保条約を廃棄して、そのあとどういうふうにして日本を守るか、その構想……

第64回国会 懲罰委員会 第1号(1970/12/08、32期、自由民主党)【議会役職】

○菊池委員長 それではこれから会議を開きます。  議事に先立ちまして一言ごあいさつ申し上げますが、篠田弘作君のあとを受けまして委員長に指名せられたのでございます。まことにふなれな者でございますが、どうかひとつよろしく御指導、御協力のほどをお願いいたします。(拍手)ちょっと速記をとめて。
【次の発言】 速記を始めて。
【次の発言】 なお、これから理事の補欠選任を行ないますが、理事の渡部一郎君が委員を辞任されたに伴いまして、理事が一名欠員となっております。その補欠選任につきましては、先例によりまして、委員長において指名するに御異議ございませんか。


各種会議発言一覧

24期(1949/01/23〜)

第10回国会 外務委員会水産委員会連合審査会 第1号(1951/03/07、24期、自由党)

○菊池委員 砂間君の質問に関連する質問です。これを見ますと、この條約に加盟しない国がたくさんあるのでありますが、條約に加盟しない国に加盟列国が何か制裁を加えるような国際的の條約が他にあるのでありましようか、どうでしようか。これは西村局長にお伺いしたい。


※このページのデータは国会会議録検索システムで公開されている情報を元に作成しています。

ページ更新日:2024/01/28
データ入手日:2023/12/26

菊池義郎[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書



当サイト運営者の新刊のお知らせ
菅原琢『データ分析読解の技術』(中公新書ラクレ756)

【内容紹介】「データ分析ブーム」がもたらしたのは、怪しい“分析らしきもの”と、それに基づいた誤解や偏見……。本書では、「問題」「解説」を通して、データ分析の失敗例を紹介しながら、データを正しく読み解くための実践的な視点や方法、また、思考に役立つ基礎的な知識やコツを紹介していく。誤った分析をしないため、騙されないための、基本的・実践的な読解と思考の方法とは――。