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石田一松 衆議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

石田一松[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書

委員会発言歴代TOP1000(衆)
826位
委員会出席(幹部)歴代TOP1000
653位
委員会発言(議会)歴代TOP1000
772位
委員会発言(非役職)歴代TOP1000
607位

23期委員会出席TOP10
2位
23期委員会発言TOP50
12位
23期委員会出席(幹部)TOP50
13位
23期委員会出席(無役)TOP50
18位
23期委員会発言(議会)TOP50
33位
23期委員会発言(非役職)TOP10
6位
24期委員会出席TOP100
61位
24期委員会発言TOP100
66位
24期委員会出席(幹部)TOP50
41位
24期委員会発言(非役職)TOP50
45位
25期委員会出席TOP50
24位
25期委員会発言TOP100
88位
25期委員会出席(無役)TOP50
29位
25期委員会発言(非役職)TOP100
68位

このページでは石田一松衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。石田一松衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。

ページ更新日:2024/11/17
データ入手日:2024/10/20

委員会発言一覧

23期(1947/04/25〜)

第1回国会 隠退蔵物資等に関する特別委員会 第1号(1947/07/26、23期、国民協同党)

○石田(一)委員 私は昨日の各派交渉會において、この隱退藏物資等に關する特別委員會がつくられることは、その重要性は相當認めておるのでありますが、本會議においてこれが論議されるよりか、委員會をなるべく小さくつくつていつて、世間の耳目をこれによつて瞞著せんとするがごときことがあつてはたいへんだ。もしこの特別委員會の委員の指名があつたならば、本會議でこれを問題にすることができぬ。それで私は昨日委員の指名のある前に、本會議において緊急質問の形をとつて、政府はこの問題に對してどこまで決意をもつて解決しようとしているかということを質し、しかも現閣僚の中に二人ばかり、この事件に關して全然關係がないとは言えな……

第1回国会 隠退蔵物資等に関する特別委員会 第2号(1947/07/28、23期、国民協同党)

○石田(一)委員 私はこの隱退藏物資竝びに特殊物件の處理に關する調査につきましては、與黨とか野黨とかいう立場を全然超越いたしまして、嚴正公平なる觀點に立つてこれを追究したいと思つておるものであります。すなわち私は正しい眞の意味の國民の代表の一人であるという氣持から、以下二、三の點について責任のある政府當局の所信を質したいと思うものであります。  現内閣の片山總理大臣は、去る國會において、ほとんど全員一致の意思によつて。内閣總理大臣に指名された方であります。しかもこの内閣こそ、疲弊のどん底にある、今まさに瀕死の状態にある日本に、起死囘生の妙手を施さんとするほど重大な役割をもつておるものと思うので……

第1回国会 隠退蔵物資等に関する特別委員会 第4号(1947/08/02、23期、国民協同党)

○石田(一)委員 ただいまの御質問ですが、これは提出された資料の十三、隱退藏物資等處理委員會前副委員長世耕弘一氏の指令書に關する件、これの五のところに「上記の通り退隱藏物資等處理委員會の運營の根據は、前掲摘發處理要領のみであつて、民間の情報提供者に對して假摘發指令書を發したり、物資の調査、集荷、輸送を委託したり、又摘發物資に關する拂下の指令書を發したりすることの出來る何等の法的根據も有權的な取極めもない」とはつきりここに資料が提出されておるのでありますから、何らここであらためてこの問題を言うことはないと思います。それよりか特にこの際私要求しておきたいことは、過日の委員會において、世耕氏は例の飴……

第1回国会 隠退蔵物資等に関する特別委員会 第5号(1947/08/04、23期、国民協同党)

○石田(一)委員 ただいまことに結構な提案であり、また異議なく決定されまして結構でございますが、事實この委員會が設けられてすでに三、四囘にわたり委員會が開催されて、相當の論議が盡されているにもかかわらず、この委員會が究明した、しかもこの委員會から生れた調査事實というものが、いわば全然ないくらいで、せんだつての鈴本司法大臣の、政府の閣僚にそういう者はない。もし今後そういうことがあつたときには相當の責任をとるということ。また過日の本委員會において和田安本長官がはつきり辯明をなさいました。この程度の問題しかこの委員會においては未だ調査審議ができないないわけであります。それならばかかる委員會をつくつて……

第1回国会 隠退蔵物資等に関する特別委員会 第6号(1947/08/06、23期、国民協同党)

○石田(一)委員 今日はせんだつて前警視廳の小杉生活課長竝に前目白署長の有田君を證人として呼び出した關係上早く來なければなりませんでしたが、ちよつと惡感を催しておりまして遲くなりました。私が尋ねようとしたところの大半は、同僚中野君が相當鋭く質問してくれまして、だんだんと事件が明瞭になつたような感がありますが、この際私は警視廳が全力をもつて摘發を中止させたかどうかというこの問題は、中野君の質問により、その方に任せたいと思います。ただ私がここで一言特にお尋ねしたいことは、警視廳の生活課長と有田警察署長とがいろいろ管轄問題などで協議の結果、それでは警視廳がやつた方がよいときまつて、目白署がこれに協力……

第1回国会 隠退蔵物資等に関する特別委員会 第7号(1947/08/08、23期、国民協同党)

○石田(一)委員 私は何だかこの會の目的が、だんだん横へそれてきているような氣持がいたします。官僚を衝こうとする人があるし、そうかと思うと先だつてあたりは今後の摘發物資の管理を人民管理に移そうとする人があるし、かと思うと官僚とともに政界の肅正をしようという人もあるし、目的が違つてだんだん離れていくようであります。ただいま世耕氏が自分のことに關してでありながら、これは一應御考慮になつてはいかがと、手紙の件について森證人に申出があつたようであります。まことに私は感激しております。森證人は先ほど井上登なるものが前科者であり、窃盗の前科がある。集團強盗などやつた者であつて、そういう者の情報には何ら信が……

第1回国会 隠退蔵物資等に関する特別委員会 第8号(1947/08/13、23期、国民協同党)

○石田(一)委員 私は石橋湛山氏にちよつとお尋ねしたいと思うのですが、世耕氏の資料によりますと、世耕氏がこの隱退藏物資等の摘發をするための情報を集め、またその當時これをやることが國家的に重要な問題だとお考えになつて、石橋前大藏大臣であるとか、あるいはまた内務大臣、商工大臣等とたびたび會つて、種々協議の末、それはまことにいいことだから大いにやれと激勵をうけて、非公式ではあつたがまずこれに手をおつけになつた。この後この世耕機關なるものの活動が非常に活溌になり、中には世耕氏のお出しになつた指令書によつていろいろと不祥事が惹起されました。こういうことは認めるのでありますが、少くとも隱退藏物資等の處理委……

第1回国会 隠退蔵物資等に関する特別委員会 第9号(1947/08/15、23期、国民協同党)

○石田(一)委員 眞子さんにちよつとお尋ねしたいのですが、先ほどからの委員の質問、また眞子さんの御答辯、證言等を拜聽いたしておりまして、最後の結論に到達しましたことは、隱匿物資等の緊急措置令による犯罪であるかどうかをお調べになつて、その物資がこの措置令には該當しない。しかも該當しないということを十分には確かめないで、要するにこれはどこからどこに拂下げられ、どういうふうにやられたものであるかを十分に調べたかどうか。ただいま御記憶がないというお話でありましたが、それははつきりした取調べ證據もなく、ただ概括的に取調べて、これは栃木縣の生活物資活用協會の拂下物資だから、それならいいというので全部封印を……

第1回国会 隠退蔵物資等に関する特別委員会 第10号(1947/08/18、23期、国民協同党)

○石田(一)委員 去る十六日の土曜日、非公式でありましたけれども、安本の元島、中村、高山の三君、商工省側からは高原氏一人がこの摘發隊に同行いたしまして、衆議院前を午後二時ごろ出發いたしました。視察する場所、また摘發する物資のある場所は昭和ゴム株式會社で、神奈川縣の寒川にありますもとの海軍の工廠跡であります。但しこの昭和ゴムの施設、機械類は賠償物資の指定工場になつておりますので、もし正式なる手續を踏むとすれば、第八軍または神奈川、東京あたりの軍司令部のパスポートが必要となるわけであります。そこで私たちもいろいろ横濱に參りましてその手續をとりましたが、土曜日のことで、向うに著いたのがすでに四時ごろ……

第1回国会 隠退蔵物資等に関する特別委員会 第11号(1947/08/22、23期、国民協同党)

○石田(一)委員 私は中野委員とともに昭和ゴムに行つた委員の一人として、中野委員の報告に一言附け加えたいことがございます。これはまことに抽象的な問題のようでございますが、昨日の午前十時半、十一時ごろから始めました摘發隊の摘發方法は、まず地圖をもつて綿密に隅から隅までやるという方法でありまして、相當數ある倉庫を一つ一つ摘發して調査して歩くのでありますが、會社側の案内に從つて出發いたしますので、午前中あるいは午後の一番明るくて倉庫の中のよく見える一番大事な時間の間、ほとんど物の入つていない空家同然の倉庫ばかり一生懸命調べることになりまして、いよいよ五時、六時となつて日が暮れかかつて、倉庫の中の物が……

第1回国会 隠退蔵物資等に関する特別委員会 第12号(1947/08/25、23期、国民協同党)

○石田(一)委員 私はまず最初に瀧澤さんにちよつとお伺いしたい。さつきお言葉の中に盗難に遭つた水あめが十カンほどあつたということでございますが、これは先ほどの御證言では岩崎から現物の水あめをとるというのは、瀧澤さんの方でおとりになるのではなくて、さらしあめの加工業者が切符かなんかをもつて工場へとりにまいりますのか、さらしあめをおつくりになる工場が十カンあめを盜られたのか、それとも水あめをさらしあめにする工場の二、三軒の人が五カンづつ、あるいはまた三カンづつ三軒でとられたのか、この方面のことは事情がわからないのでございましようか。
【次の発言】 先ほど御證言があまりにお言葉が早かつたのでよく聽取……

第1回国会 隠退蔵物資等に関する特別委員会 第13号(1947/08/27、23期、国民協同党)

○石田(一)委員 ただいまの靜岡の問題ははつきりいたしましたが、實は先だつて來の水あめの問題にいたしましても、ただ業者側竝びに統制會の方で、どこそこに配給したんだという證言はありましたが、事實その水あめなりさらしあめが彼らの證言するがごとき小學校兒童に配給されたか、それとも引揚同胞援護會にそれだけの量が配給されたかということの調査はまだわれわれ濟んでいないのであります。その點を私たち保留したといいますか、まだ調査が濟んでいないということを前提の上にこれを打切るならばよいと思います。

第1回国会 隠退蔵物資等に関する特別委員会 第14号(1947/08/29、23期、国民協同党)

○石田(一)委員 ただいま中野君は目白署の資料を要求したが出てこない。ただこれに關しては、石田君がそれに代えると言つて資料を出しておるが、石田君は目白署の警察署長ではないのだからというお話がありましたが、私は絶對にそれに代えると言つてこの資料を提出した覺えはございません。先だつて申しましたのは、目白署から資料が出るはずであるが、もし出たときに數字を檢討するについて、私の提出するこの數字は目白署の根據となつた數字であつて、これを食い違いがあるかどうかということの參考までに、資料として提出すると言つたのであります。目白署に代つて私が提出したものでないことは御了承願います。

第1回国会 議院運営委員会 第2号(1947/07/05、23期、国民協同党)

○石田(一)委員 ただいま十三名というお話でありましたが、これは各党派の所属議員の数によつて、おそらく、社会、民主、自由、社会、民主、自由社会、民主、自由とした後を、國民協同党、第一議員倶樂部、日本農民党、共産党、各一名ずつに予定された、ただいまの御意見と承りますが、私たち國民協同党は現在三十二名を擁しております。先だつて來、絶えず大政党である社会、民主、自由のお方には比率通りにやられ、また國民協同党以下は絶えず一名ずつになる。こういう先例のようになりかかつているのですが、この際もし正当な比率によるとすれば、三十二名に対する発言を、もう少し増加していただけるように考慮してもらいたいと思います。

第1回国会 議院運営委員会 第3号(1947/07/08、23期、国民協同党)

○石田(一)委員 事務総長にお尋ねいたしますが、第一條の「歳費及び通信費」、これはどういう價格の見積りですか。
【次の発言】 昨日の自由討議のあり方を見ていますと、政府に対する質問の延長というような形であります。討論する人の時間が十分間あり、政府の答弁者に五分の時間があるのですから、この十五分を各自討論者が用いるならば、もう少し内容のあるものができると思います。討論である以上、もちろん答弁を要求することもできるのですが、ほんとうに議員同士でやるいわゆる討論になれば、きのうの場合でも十五分ずつに時間がなるのではないかと考えます。
【次の発言】 この前の運営委員会で保留をしておいたのですが、この木……

第1回国会 議院運営委員会 第5号(1947/07/09、23期、国民協同党)

○石田(一)委員 ただいま発言の人数が十七名、すなわち社四、民四、自四、國二、第一一、農一、共一ときまりましたが、この実質的発言順位は、明日各派交渉会において、われわれ小会派の方にも相当の考慮を拂つていただきたいということをお願いいたします。
【次の発言】 発言者は自席におけると壇上におけると、発言者の自由意思によつて、その発言の場所を選択できるように‥‥

第1回国会 議院運営委員会 第6号(1947/07/11、23期、国民協同党)

○石田(一)委員 私は、國会を休会することも、一つの議院を休会することも了解に苦しみます。その理由はたびたび申し上げました。そこで最後の案でありますが、委員会においては、独自の立場において会議をお開きになることも、もちろんあり得ることとして、本会議が何日間くらい開かれないという見透しがつくならば、それは私はやむを得ないことと思いますが、そういうふうに御採択あらんことをお願いいたします。

第1回国会 議院運営委員会 第7号(1947/07/24、23期、国民協同党)

○石田(一)委員 先ほどの林君の仰せになりましたところでは、自由討議は各政黨の政策に基いて代表して自由討議をやるというふうに解釈しておられたようですが、私としては、自由討議というものは、政党を代表してあそこでやるのではなく、議員一個人として、文字通りフリー・トーキングをやると考えておるのです。その点では、特にこの際政党を單位として自由討議をやるのじやない、議員一人々々の権利において自由討議をやるのだ、そういうふうに私はこの自由討議の性格というものを了解しておきたい。特にその点をひとつお含みを願いたい。
【次の発言】 先ほどの請願の問題が形式にとらわれず、内容を考慮して委員会に付託されたという一……

第1回国会 議院運営委員会 第8号(1947/07/28、23期、国民協同党)

○石田(一)委員 さつきの常任委員会の場合に部屋をとられる、また常任委員会の何かのためにつくられていて、調査員とか書記にこの部屋が使われる。それであつたら、初めから仕切りをしないで、会議室として廣くして、二つでも三つでもこしらえておいたらどうか。
【次の発言】 廣い方がいい。
【次の発言】 これは松岡議長の場合は今度当選したから、議長になつたから議員として選ばれたのではなくて、もともと労働代表というような意味で選ばれたものが、再び当選し、しかも議長になつた。向うの川上氏も以前から議員であつたが、それがたまたま参議院議員に当選したために、こういう手続を必要とすることになつたので、いろいろの事前工……

第1回国会 議院運営委員会 第10号(1947/08/02、23期、国民協同党)

○石田(一)委員 ただいまの林君の御意見に私も賛成をいたします。その理由は、まず第二十六條の問題に関しまして、いろいろ憲法上の、今第一部長のおつしやつた解釈も首肯できることではございますが、この二條の「彈劾による罷免の事由」という範囲を考えたときに、その範囲に属する裁判官を裁判するときに、何がゆえに、裁判官に対する何かの思いやりと言いますか、「公の秩序又は善良の風俗を害する虞がある」といつて、これを非公開にしなければならないか。むしろこういうことこそ公開して、もつて戒めとなすべきだと私は考えます。そういう意味でもあり、また後日違憲論などの問題が起つた場合の責任を考えましても、私は今の林君の意見……

第1回国会 議院運営委員会 第13号(1947/08/14、23期、国民協同党)

○石田(一)委員 私はこの十二條をなんとかして残したい。しかしこのままで残すのが惡ければ、出席訴追委員の全員の意思によつて認めたときにはというような制限を附して残したいと思います。ただいまの小島君の話も一應ごもつとものようですが、そういうことになると、この裁判官彈劾法案では訴追委員会などはいらない。はじめからすぐ彈劾裁判所へもつていつてきめればいいわけで、裁判にかける以前に一應冷靜なる判断をもつて考えた場合、これを訴追するよりか、家庭の事情等で情状を認めて訴追しない方が、むしろ國家の裁判の上にも、また國家のためにも利益だということは、今後あり得ると思います。そういうときに訴追委員会にこの権限が……

第1回国会 議院運営委員会 第14号(1947/08/15、23期、国民協同党)

○石田(一)委員 憲法の解釈が出ているが、八十二條の憲法第三章で保障する國民の権利が問題となつている事件の対審は、十五條の國民が裁判官を罷免するというその権利があるかないかということが問題となつた場合には、それは公開しなければならぬ。しかしこの際は國民の権利が問題になつておるのでなく、権利はすでに行使しておる。だから國民の権利が問題になつておる事件の対審というものは、この二十六條の裁判を公開するかしないかということには関係しないと思う。今のような憲法八十二條とか、七十八條とか、あるいは十五條の解釈によつて二十六條の但書をとるということになれば、二十六條の初めから要らないことになる。憲法の問題か……

第1回国会 議院運営委員会 第17号(1947/08/22、23期、国民協同党)

○石田(一)委員 私は國民協同党を代表いたしまして、裁判官彈劾法案がこの委員会において相当愼重なる審議を繰返えされ、ここに決定の運びに至りましたことに心より賛成の意を表明するものであります。ただそれにつきまして、一言ここに申し述べたいことは、憲法の第六十四條によつて認められた今回の裁判官に対する彈劾裁判権で、訴追委員及び予備員が本案においては衆議院議員より選び出される。こういうことになつておりますが、後日これが衆議院によつて可決され、参議院に送付された場合に、これらの点においてまた再び他の最近起つている議案のごとく、何か参議院において問題が発生するのではないかというような杞憂も抱いておるもので……

第1回国会 議院運営委員会 第19号(1947/08/27、23期、国民協同党)

○石田(一)委員 國協黨は與黨三派の話合いである程度話されたはずであると思いますが、議院の面目とか何とかいうことをあくまで固執するのでなく、實際問題としては私たちが考えると、自分たちがこれを審議粗漏ならばともかく、相當この問題を取上げて審議して、これでいいと衆議院が全員一致をもつて可決したものが、一週間かわずか經つて、參議院でこれにみそをつけられたからというので、今度はこれに一部分反對する者が出てくるということになると、自己否定みたいな、何だか衆議院議員の全院一致などというものは、あまりあてにならないということになつてくるのではないかというさびしい考えもありのです。ここは事を荒立てないで、圓滿……

第1回国会 議院運営委員会 第20号(1947/08/28、23期、国民協同党)

○石田(一)委員 國民協同黨も今の社會黨、民主黨と同じ意見であります。

第1回国会 議院運営委員会 第21号(1947/08/30、23期、国民協同党)

○石田(一)委員 私はこういう意見をもつております。これは自分の選擧區などにいく人もあるが、もちろんその人たちは手當かせぎにいくわけではありませんから、一應この際承認を與えて、議院としては調査を許すが、手當の件について一應考えてもらうというようなことに……「それは法律できまつておる」と呼ぶ者あり)本人が辭退すればいいと思う。
【次の発言】 休會する理由を現わすのはまことに結構ですが、もし本會議で動議として提出されたときには、その動議には休會する理由は述べない。休會するということだけでやれる。
【次の発言】 そういうことはわれわれがどうこう言う必要はないと思います。十月二十日になつてまた必要があ……

第1回国会 議院運営委員会 第22号(1947/08/30、23期、国民協同党)

○石田(一)委員 私は二週間の休會をするしかないかというときに、たとえ議員の一部であろうとも休會の決定に異議があるというときにはそれは議長の裁量というようなことをしないで、異議を唱えた者が何人あるかを計算して、やはり一應問題として取上げねばならぬものだと思います。
【次の発言】 そういう點について、私たちは私たちの責任においてこの二週間の休會を定めたなどと將來の記録に殘ることは、私たち議員の面目にもかかわり威信にもかかわる相當重要な問題だと思いますから、そうした曖昧な態度での休會はにわかに贊成できないと思います。どうしても自由黨、小會派でそういう御意見で休會に反對ならば、私たちも自由黨、小會派……

第1回国会 議院運営委員会 第23号(1947/09/15、23期、国民協同党)

○石田(一)委員 今、總長の最後の御意見がありましたように、やはり現段階においては決算委員會にこれを付託して、必要に應じて勞働委員會と合同審査をするということが妥當だと思います。
【次の発言】 しかし今の摘發された物資をどういう方面に活用するかという委員會は、今度遊休物資の活用委員會というものができて、それとどういう關係になるか、政府の方と議會とは全然對立した關係でやるかつこうになるのですか。

第1回国会 議院運営委員会 第24号(1947/09/17、23期、国民協同党)

○石田(一)委員 この問題は、明日本會議を開いて報告を求めることになつていますから、その報告を求めた後に論議する方が順序が正しいと思います。

第1回国会 議院運営委員会 第30号(1947/10/08、23期、国民協同党)

○石田(一)委員 私はこの研究事項のイの問題は兩方の中庸を行つたものであると思つております。現在の機構、規則をそのまま存置しようとする小島君の御意見まことに結構だと思うが、しかしどちらかいえば自由討議の制度を活用して、動議で提案の趣旨辯明を求めることがいいと思います。しかもこれし現行の制度を亂すものでもなく、山口君の希望なされるような本會議で提案者の趣旨辯明を求めて、しかも傍聽人にまでもその趣旨がわかるようにする。また一般議員にも重要法案の趣旨わがかるようにする。これが賢明なる方法で、むしろ國會議員としてそういう方法をとる方が義務に忠實であると考えますので、ぜひ議案の第一のイのように取計らわれ……

第1回国会 議院運営委員会 第31号(1947/10/09、23期、国民協同党)

○石田(一)委員 裁判所における證人の僞證罪と、國會における證人の僞證罪とは、おのずから別個に取扱うべきものだと思う。ここに新たなる僞證罪をわれわれがつくつていくのだという觀點に立つて、これを單行法としたい。
【次の発言】 この前の申合せと全然反することは、方々がほとんど自分の選擧區に歸るということです。なるべく選擧區に關係のない者か行くようにすべきだ。自分のところを調査に來たという名前で行く、それもいいことだが、外部から見られれば黨勢擴張とか、選擧地盤の固めに來たのだというふうに見られる。

第1回国会 議院運営委員会 第32号(1947/10/13、23期、国民協同党)

○石田(一)委員 法制部の方にお聽きしたい。罰則の規定ですが、この法律案の第四條の「三月以上十年以下の懲役に處する。」それから第五條の「三千圓以下の過料に處する」というのは、いわゆる司法裁判所の法廷における證人の僞證罪の罪と同じでございますか……。
【次の発言】 私は裁判所における證人の罰則規程よりか、少くとも國會の委員會における證人の僞證罪、また不出頭に對する罰則というものは、でき得る限り量刑範圍を挾く、輕くしたい。もちろん罰則の方が目的ではないので、この罰則があるということで證人の證言が正しくなされればよいのだ。その目的のためにやるので、これほどの重い罰をここに規定しなくてもよいというよう……

第1回国会 議院運営委員会 第35号(1947/10/20、23期、国民協同党)

○石田(一)委員 第三條の「本條の罪は、議院の請求を待つてこれを論する」という點ですが、この間も一應申し上げたように議院、ハウスということになつておりますと、メンバーの請求ではこれは論じられないことになる。そうすると、議會における多數決によらないことになる。そうすると、議會における多數決によらないとこれは請求できないわけですか。僞證罪であるかないか、その罪が成立するかどうかということは多數決により決定すべき性質のものかどうか。
【次の発言】 私の言いたいことは、議院の請求をまつてこれを論ずることになれば、議院の請求がなければその罪が成立しないことになる。事實は罪を犯しても議院の請求がない以上罪……

第1回国会 議院運営委員会 第38号(1947/10/29、23期、国民協同党)

○石田(一)委員 いろいろ議論も出たようでございますが、國民協同黨から選ばれた私といたしましては、議場における議員の不規則ないわゆるやじというものが――もちろん今囘のやじの内容については相當重大な意味を含むものであるということは了解いたしますが、やじが取上げられて懲罰の問題になるとか、そのやじつた者が、やじりましてどうも濟みませんでしたと、本會議の壇上であらためてこれを陳謝するなどということは、異例のことに屬すると思います。しかも國民から選ばれた議員が、自分の不用意であつたということを認めて、あの壇上から誠意をこめて陳謝するならば、私は實質的にはこれ以上の懲罰はないと思います。なおこれに對して……

第1回国会 議院運営委員会 第43号(1947/11/14、23期、国民協同党)

○石田(一)委員 私はわくがきまつたということについて、まことにそのわくには贊意を表するものですが、特にこの隱退藏物資等に關する特別委員會の委員が、安本の摘發隊に同行して、その摘發隊の摘發状況を視察するということは、議案の審査、あるいは法案の立案には直接役立つことは少いかもしれません。しかし現在遊休物資活用委員會に關する緊急措置法案というものを立案中でもありますし、この立案の途中におきまして一部の委員がせんだつて埼玉方面にこの摘發状況視察のために出張したことが、どんなに法案を立案するために有效であつたかということは、この委員會に出て起草しておるときの議論を聽けばよくわかることであります。また國……

第1回国会 議院運営委員会 第45号(1947/11/18、23期、国民協同党)

○石田(一)委員 第五條の二項の「當該公務所又はその監督廳が前項の承認を拒むときは、その理由を疏明しなければならない。」この疏明の範圍です。この疏明というのは、どの範圍を言うのか伺いたい。
【次の発言】 こまかいことは要らぬということになれば、監督官廳がわざわざ第二項のように議院に理由を疏明しなくても、第一項の「本人又は當該公務所から職務上の祕密に關するものであることを申し立てた」だけで第二項は要らないことになつてしまう。
【次の発言】 疏明とはどの程度のものか聽いているのです。

第1回国会 議院運営委員会 第46号(1947/11/28、23期、国民協同党)

○石田(一)委員 國民協同黨も森君の提出されました參議院の運營委員會において決定しました通り、會期を九日まで延長することに同意いたします。それと同時に、やはり森君の主張にありました通り、決してわれわれ衆議院が參議院の審議權に關して云々するなどというおこがましい氣持は全然ございませんが、少くとも衆議院の院議によつて決定されたあらゆる法案が參議院でかりにもし修正可決されるような場合、兩院協議會などという國會の機關を活用する時日を考慮の上、參議院の方におかれてもぜひ審議の促進ということについて、その點から御考慮をされんことを望みまして、今の御意見に贊成いたします。

第1回国会 議院運営委員会 第47号(1947/12/01、23期、国民協同党)

○石田(一)委員 今の問題とは別の問題ですが、せんだつて各派交渉會で、地下政府の問題に關する緊急質問をすることになつて、わが黨より多賀君がやることになつていたのですが、第一議員倶樂部の田中君がやりたいというので讓ることになつていた。その取計らいが政府の答辯の關係から一應保留の形になつていたのであるが、昨日の新聞を見ると參議院でこれをやつておる。われわれの方がこれを緊急問題と思つて緊急質問を要求したにかかわらず、衆議院の方では愼重な態度をとつて保留の形になつているのに、參議院の方が先にやつてしまつている。こうなると衆議院はこの問題を不問に附したのではないかという誤解を世間に與えると思う。これでは……

第1回国会 治安及び地方制度委員会 第38号(1947/11/21、23期、国民協同党)

○石田(一)委員 私は二、三日前にこの委員會の常任委員として選ばれました者で、以前に行われた質問と重複する點があるかもしれませんが、しかし大體の線に沿つて、當局に對し二、三の質問をしてみたいと思います。  まず第一に私がお尋ねしたいことは、警察法を制定して、この警察法による日本の今後の警察組織によつて、現在日本の治安が、さながら無警察状態のごとくになつていると、私は日々感じておりますにもかかわらず、この警察法によつて、この治安が確保されるかどうか。日本の治安維持、國民の身體および財産の保護に任じ得る確信があつて、この法案を提出なすつたかどうか。敗戰後日本の警察制度の中から、いわゆるあの思想警察……

第1回国会 治安及び地方制度委員会 第43号(1947/12/01、23期、国民協同党)

○石田(一)委員 過日この委員會におきまして、本案の第五條の第二項の括弧内の、いわゆる公安委員になり得る者の制限と申しますか、これに関して私は質問いたしました。この括弧内には「(昭和二十年九月二日以後において公選され又は公選若しくは國會、その兩院若しくはその一院又は地方議會の選挙若しくは議決によつて選任された者を除く。)となつております。そこで私は、この前段の「公選ざれ」という、この公選された者が除かれるものでありますから、昭和二十年九月二日以後に公選された國會議員は除かれるのであるから、國會法三十九條の規定によつて、議院の承諾を得た國會議員は、國家公安委員になり得るかどうかという質問をしたの……

第1回国会 治安及び地方制度委員会 第45号(1947/12/05、23期、国民協同党)

○石田(一)委員 私は、ただいま提案されておりますところの警察法案の原案並びにただいまの修正案に贊成をいたします。がしかし、ただ私たちの考え方といたしましては、この警察法によつて今後組織づけられるところの、日本のこの警察組織によつて治安の維持、國民生活のいわゆる保護というものが、萬全になし得られるようにと、現在日々われわれは治安の乱れていることを現實に見ておるだけに、特にこれを要望するものであります。もし私の申し上げることが可能でありますならば、この組織の確立される直前において、大きな國家意思によつて、今後警察官はかくあるべきである、警察行政はかくあるべきである。警察行政はかくかくの根本精神に……

第1回国会 懲罰委員会 第3号(1947/12/08、23期、国民協同党)

○石田一松君 委員長の許可を得まして、まことに僭越だと思いますが、この件については、終始私も交渉會あるいは運營委員會等で關連をもつておりましたので、一言申し上げたいと思います。  私がいまさら申し上げるまでもございませんが、この除名という問題は、議員にとつては死命を制する實に重大問題であります。でありますからこそ、この問題は、本會議場において出席議員の三分の二以上の贊成がなければ、これを認めないことにもなつております。それほど重大に扱われておる問題でありまして、ここでもし決などとられて、それが決定したとしても、おそらく現在の本會議の議員の分野においては、三分の二ということは不可能ではなかろうか……

第1回国会 文化委員会 第6号(1947/08/26、23期、国民協同党)

○石田(一)委員 ちよつと文部大臣に今の國民運動に關連してまいりますことで、伺いたいと思います。私たちは、こうした國民娯樂などというような文化面の仕事をしておるものでございますが、終戰後檢閲制度がなくなつた。これは自由が與えられたので、まことに結構でございますが、靜かに考えてみますと、演劇、演藝、映畫方面の檢閲制度がなくなつたために――演劇とか、映畫とか、演藝というものが檢閲制度がなくなつて自由になつたために、實際は約二十年ぐらい演出法などが退歩したというふうな感じを、私たちはもつております。國策に順應させるためにどういうな檢閲制度でなく、そうした面の向上をはかるという意味の檢閲制度ではなくて……

第2回国会 議院運営委員会 第2号(1948/01/21、23期、国民協同党)

○石田(一)委員 公認候補者として出て、議会政治をやつてる者が、途中で分裂して一つの会派ができることを想像して、國会法や衆議院規則ができておるものではないし、この議会に政党法でも提出されればなんですが、こういう問題は例外的な問題だから、一應原則に從つて、正しいもとの姿に編成することがほんとうだと思います。
【次の発言】 今山口さんの「任期中その任にある」という根本原則を、この運営委員会だけで破るという先例をつくるとおつしやいますが、こうした先例は、ただいまのような現実の問題で、社会党の百何十名の方が二、三人しか農林関係の委員をもたない。全農派の方が五、六名ももつておるというような、全然逆な場合……

第2回国会 議院運営委員会 第3号(1948/01/24、23期、国民協同党)

○石田(一)委員 私はこの問題に関しまして、昨日來の交渉会の経過もよく存じております。要するに愼重に取扱うべき問題であります。いやしくも國会議員が國会の開会中に政府からの一片の公文書によつて、開会中の議員が逮捕されるという事実は今後の國会の権威を保つ上においても相当重大な問題であります。しかしこの重大な問題こそ私たちはこの運営委員会の今後の権威を裏づける意味においても、運営委員会においてこの問題を一應愼重に檢討する。決して権限以上のものを運営委員会において任されたとは思いません。しかもこの問題はもしこの委員会においてやるかどうかの採決をする場合に、各党に帰つていろいろ相談をして衆知を集めて最善……

第2回国会 議院運営委員会 第4号(1948/01/26、23期、国民協同党)

○石田(一)委員 立法府の権威を政府が尊重してくれまして、相当愼重考慮の上に原侑君の逮捕に対して衆議院の許諾を求められたというのでありまして、この書面に書かれた以外のことは説明しかねる、この事情もよく了解するのでありますが、その原君を逮捕しなければならぬという、どういう犯罪的な事実があるのかということを、特にわれわれが聽こうとするまりか、東京高等檢察廳から、少くとも司法大臣あてに、原侑というものを今ただちに國会の開会中に逮捕しなければならないという要求があつたから、この意味に対して政府から今回の要求があつたと思います。そこで私はでき得ることならば、書面以上の説明ができないまでも、東京高等檢察廳……

第2回国会 議院運営委員会 第6号(1948/01/28、23期、国民協同党)

○石田(一)委員 私は昨日來の新聞記事等に見ましても、何だか本委員会が故意にこの決定を延引しておるかのごとく疑われるような記事もあつたのでありますが、本委員会としては、これはまことに不本意なことでございます。討論を明日に延ばして、明日本会議に必ず問に合うように討論を終結して委員会の態度を決するという、ただいまの安平君の動議に満腔の賛意を表するものであります。

第2回国会 議院運営委員会 第7号(1948/01/29、23期、国民協同党)

○石田(一)委員 私は國民協同党を代表いたしまして、本件に対して嚴しい希望條件をつけ逮捕の許諾に同意するものでありますが、その前に一言申し述べたいことは、私はこの事件が去る二十三日の各派交渉会の席上議題となりましたとき、すでに申し上げたことく、かかる問題は党の政策の問題ではありません。少くともこうした問題は、議員が一人々々の良心的判断において決定すべき問題であるという意を申し述べたのであります。現在といえども、私はこの考え方に全然変更を認めておりません。少くともかかる問題を党議によつて議員が束縛されるということは、まことに私は遺憾に思うものであります。しかしながら、ここに冷靜に考えなければなら……

第2回国会 議院運営委員会 第13号(1948/02/13、23期、国民協同党)

○石田(一)委員 この前の片山内閣のときの組閣の行き方ですが、私の記憶するところによると、自由党を混えた四党政策協定なるものが先にできて、その範囲内において次期政権が政策を実行するという含みをもつて、自由党の指名投票が片山氏に投票したと思います。私はそうであつてこそ、初めて自分の指名する一票に責任がもてると思う。これがただ指名して、しかる後に政策協定をやることになると、あれが前例とはならないまでも、第一國会の傍頭においてなされたことと順序が逆になると考えておるが、こういうことについて、自由党の意見を一度聽いてみたいと思う。
【次の発言】 それが私たちの正しい考え方だと思うのですが、どの党も、一……

第2回国会 議院運営委員会 第17号(1948/03/20、23期、国民協同党)

○石田(一)委員 私は一應言つてみたいのでありますが、この前の行政機構に関する問題を――たとえば労働法規に関する問題は労働省の問題で、内容は労働関係の内容であるからと、内容を檢討して、衆議院規則に要するに所管に関する事項と明記してある、いずれにも該当しないような委員会に委せる。内容を檢討してどうするということは間違つていることで、ある一つの議案を――速記録を見ないとわかりませんか、やはりこれに書いてあるように、決算委員会の第三の行政機構に関する事項であるというので、決算委員会でやつたことはあります。今度の問題も私は欠席していて、いまさらどうこうは言いませんが、そういうことからこういう問題が起き……

第2回国会 議院運営委員会 第23号(1948/04/01、23期、国民協同党)

○石田(一)委員 そうすると今までの各派交渉会を、特に國会法の中の議院要は一体どういうところにあるのですか。
【次の発言】 そういう解釈になると思いますが、長い間やつてきた各派交渉会なるものが四角張つたものではなくして、むしろ各派の代表が寄つて話合つていくところに、私は各派交渉会の交渉会たる存在價値があるのだと思う。もしこれに法的な根拠をもたしめてやるならば、各派交渉会のよさというものが抹殺されるような感じがないでもない。そういう点はいかがでしよう。
【次の発言】 各派交渉委員が議院運営委員会の小委員ということになれば、今度は兼任する範囲の中の一つの委員になるわけであります。そして会期が変りま……

第2回国会 議院運営委員会 第25号(1948/04/05、23期、国民協同党)

○石田(一)委員 上つたのは何と何ですか。
【次の発言】 今五月の暫定予算というお話がありました。もうすでに客観的な状態では五月の暫定予算ということになつておりますが、それとも休会明けには本予算が出るというお見透しで二十一日以後にとおつしやるのですか。
【次の発言】 十日間あれば暫定予算としないで本予算が出るかどうかという問題です。

第2回国会 議院運営委員会 第26号(1948/04/06、23期、国民協同党)

○石田(一)委員 常任委員会に出席できないでその職能を果すことができないということは、根拠はどうであろうと絶対に不合理だと思う。これは議長と委員長において善処されたい。議長と運営委員長に一任したいということを提議したいと思います。
【次の発言】 二つの委員会に兼任の場合、一つに出れば他に出られないが、それは欠席ではないと思います。そういうことはあり得ますね。
【次の発言】 それから具体的な問題ですが、こういう長期にわたつて國会が開会されておるときには、あらゆる犠牲を拂つて速やかに議員の宿舎をつくつて、議員の上京しておる間の生活の負担をいくらかでも軽くするようなことを、まず根本的に考えなければな……

第2回国会 議院運営委員会 第28号(1948/04/14、23期、国民協同党)

○石田(一)委員 私はこの前の原君の逮捕の許諾を求められた件のときにも、この委員会において討論のときに、今後國会法のこの條項がわれわれの主張する司法裁判所の手を経てこれが行われるということの改正がなされることを強く希望して、私は賛成の意を表したのであります。ただいま小島君の御議論によると、司法権が独立しているその裁判の結果、出される令状である。この令状の執行を不能ならしめるように國会がこれを拒否した場合には、國会が司法権に容喙し、またその権限を犯すかのごときことになる、こういうお説でございますが、司法権が立法機関に犯されていけないと御じように、少くとも日本の國権の最高機関である國会も、司法権に……

第2回国会 議院運営委員会 第29号(1948/04/15、23期、国民協同党)

○石田(一)委員 この五十六條の二は、新憲法前の議会で、政府が本会議で必ず趣旨弁明をした、あの形の一部復活と理解してよろしいか。
【次の発言】 そうするとこれは委員会に付託される前の問題か、それとも付託されて審議にはいつた後の問題であるか、その時期はどうなつておりますか。
【次の発言】 そうすると法案が提出された委員会では、その法案の提出されたときに趣旨弁明はなされておるはずである。そしてそれは報告書あるいは委員会の速記録としてもうできているはずだと思う。その場合特に詳細なる説明を聽くということなら話はわかるが、ただ單なる趣旨弁明を再び本会議で求めるということは、どうも私には理解できない。

第2回国会 議院運営委員会 第31号(1948/04/26、23期、国民協同党)

○石田(一)委員 やはりこれは税金のことですが、百パーセント税金完納の実績をあげた地方の税務署に対して、政府がしたのか、國会がしたのか表彰状とかいうものが社会党の代議士諸君によつて選挙区へ持帰られて、選挙区の選出代議士諸君がその税務署の人たちを集めて盛大なる表彰式を地方で催しているのです。それに対して祝辞、答辞というようなことで東京からわざわざ來たというふうにして地方で催されておる。もしそういう催しを政府、國会がやるならば、その地方選出の議員が招聘されるべきであるが、これはどういうことなんですか。そういう不平が地方から來た人よりあるのです。

第2回国会 議院運営委員会 第34号(1948/05/06、23期、国民協同党)

○石田(一)委員 それを話し合うならば、この議案が衆議院で全会一致で通過するかしないか、それさえきめればいいことで、参議院が否決したときにどうするかということは、今ここで論議する必要はないと思う。
【次の発言】 これは決して妥協的な意味ではありませんが、ただいまの事務総長の御報告を承りますと、これは議会の立法行為についての最高裁判所と事務局との御相談ではなくて、はたしてわれわれが先だつてつくつた原案なるものが眞に法律的に解釈して、何ら遺漏ないし違法がないかということについての事務的なことを研究されたことと思います。私はもしも最高裁判所の専門家あたりが見て、どうも令状発付の條件にするというのなら……

第2回国会 議院運営委員会 第35号(1948/05/07、23期、国民協同党)

○石田(一)委員 それは全然見当が違います。第二項を読みましても、「右調査の目的は」とあつて、その目的というのはこういうわけだと書いてある。

第2回国会 議院運営委員会 第37号(1948/05/24、23期、国民協同党)

○石田(一)委員 これは、同じ党内でも、変つた意見をもつておる人もあるから、党としないでやつた方がいいと思う。
【次の発言】 ちよつと一言申し上げておきますが、裁判官の責任を問うとか何だとかそういう実際問題があつたときにおいて、この議会がどうしてやつたかという疑いを裁判官がもつようなことが起きるようにお考えですが、この改正案の改正、これの裁判官というものをここに出したということは、裁判官が檢官聽から出した逮捕の要求に対して、令状を出そうと、要するに一應認めたときは、われわれは相当裁判官ならば信頼ができるということなんです。そこに政治性がもたれないという裁判官に対する信頼が、実にわれわれの改正案……

第2回国会 議院運営委員会 第41号(1948/06/03、23期、国民協同党)

○石田(一)委員 私はこの問題はもう何度も申し上げておりますが、こういうふうに各委員会から自分の方に欲しいということが出ることは、今までの運営委員会の決定の仕方が、衆議院規則に定めてある所管事項別によらないで、その内容を檢討して、内容が労働省の問題だから労働委員会というように、内容によつて、さながら衆議院規則の所管事項別を無視したようなやり方をしておるところに、こういう紛糾が起るのだろうと思うのです。ちやんと明記してあるのですから、明記してある通りにやつたならば決してこうした問題は起きないと思う。私はかねがね申し上げてあることで、まず國会法が改正されるまでは明文通りにやることが当然ではないかと……

第2回国会 議院運営委員会 第49号(1948/06/12、23期、国民協同党)

○石田(一)委員 政府の出席を求めなくてもいいというお話でしたが、林君のこの間の要求には一理あると思います。中野君も、責任の所在を追求しておられたようです。政府に予算案提出遅延の事由をもう一度説明してもらつて、了承できることならば了承して、会期の延長を諮つてもらいたい。
【次の発言】 この前の議院運営委員会では、十二日午前十時から会期の問題を審議するということになつておりました。そのとき各党の意見を持ち寄つて決定しようという申合せができているはずであります。それは速記録をごらんになればわかると思います。そのときに一応私も申し上げたのは、政府の責任のある方に出てもらつて、その弁明を求められること……

第2回国会 議院運営委員会 第51号(1948/06/15、23期、国民協同党)

○石田(一)委員 私はただいまの石田君の党内の意見のまとまらないということについては、いくらか同情することもできますが、会期を延長するかしないかということは、われわれ議員のもつておる予算の審議権を完全に行使できるかどうかという、大きな問題にかかつておると思います。その観点に立つて少くとも客観情勢では、二十日までの会期では衆参両院を本予算案が通過する見込みがないという観点に立つて、会期の問題は決定していきたい。今日あらためて、会期を決定するかどうかを諮つて、結論に従つてやつていただきたいと思います。
【次の発言】 私たちの文教委員の報告によりますと、この教育勅語は憲法の九十八条に反するということ……

第2回国会 議院運営委員会 第53号(1948/06/18、23期、国民協同党)

○石田(一)委員 これは、行政組織法はまだ可決されてはおりませんが、可決されることを予定して、國会法がちようど今改正立案中であるので、あらためて挿入しておこうというわけですね。
【次の発言】 それでは現在の次官はどういうふうにこれを扱うかということも残つておりますね。
【次の発言】 そういうことになります。

第2回国会 議院運営委員会 第54号(1948/06/19、23期、国民協同党)

○石田(一)委員 このことについて申し上げたい。今の吉川さんのおつしやつたのは、委員会が案文を練つた意思とは反対のことです。われわれ委員会としては、そういうことを議決したのではない。こういう意味のことを各党各派が院議をもつて、不当財産特別委員会はこうあるべきだということを、こうした決議で言いつけてもらいたいという意味のものであつて、委員会が、こういうことがあるから、こういうことをしなければならぬ、だからお前たち認めろという意味ではない。今吉川さんのおつしやつたような意味合で練つたのではないことを申し上げておきます。
【次の発言】 その点について私はこの案文を練る小委員に選ばれたのですが、まず最……

第2回国会 議院運営委員会 第59号(1948/06/25、23期、国民協同党)

○石田(一)委員 ただいまの「適当と認めるときは」というのは、なくてもいいという御意見がありましたが、これは裁判所方面からこういうことを挿入してくれとか何とかいう要求があつたのではないですか。
【次の発言】 そうすると、これは官公署に前項の調査を嘱託することが適当だという意味になるのですか。それともその調査事項そのものを訴追委員会が判断して、その訴追事項というものは、要するに適当と思料すると考えて捜査すべきものであると、その事項そのものを適当と考えるのか、それとも官公署にこれを委託するのが適当なのか、そのどちらですか。
【次の発言】 法文の体裁上から、ただいま私が質問しました「適当と認めるとき……

第2回国会 議院運営委員会 第68号(1948/07/05、23期、国民協同党)

○石田(一)委員 工藤氏の議論は正論だと思うが、一応便法を認めて、どうしても審議しなければならないものは認めた方がいいと思う。
【次の発言】 國民協同党が先日代議士会で満場一致をもつて決定した問題があります。再三政府の声明にもかかわらず農業復興金融金庫の問題に対する措置が講じられていない。昨日も政府当局をお招きして代議士会でいろいろ説明を承りましたが、その中に会期を一両日延長すれば、われわれの年来の主張である農業復興金融金庫法案なるものが、具体的に立法せしめ得るという見透しがついたのであります。そこで代議士会の満場一致の議決によつて、一両日会期を延長されたいということを議長に申し入れたのであり……

第2回国会 議院運営委員会 第78号(1948/09/22、23期、国民協同党)

○石田(一)委員 不慮の災害に対しては、原則的な申合せがあつても一応出すべきだと思います。
【次の発言】 これは重大な問題だと思う。やはり不当財産の運営も、議院運営委員会の一部門に属すると思うから、この委員会が意思表示をして警告を発することは必要だと思う。

第2回国会 議院運営委員会 第83号(1948/10/05、23期、国民協同党)

○石田(一)委員 召集当日に常任委員長の決定を見なかつたら……。
【次の発言】 そうしてその期間は、やはり召集の当日から会期は起算するのですから、全部はいつてしまうわけですね。
【次の発言】 その結果はどうなつたのですか。
【次の発言】 この不当財産が、時間的にはほとんど継続するのですが、もし法律的に一応今までの不当財産委員会というものがなくなつて、新たな不当財産委員会というものが設置されることになるのですけれども、現在前の委員によつて審議されつつあつて、まだ結果を得ていない問題が法律的には一応中断されますね。それはどうなりますか。

第2回国会 議院運営委員会 第84号(1948/10/07、23期、国民協同党)

○石田(一)委員 これは議事進行のことで、特に重要なる問題だと私考えます。ただいまこの委員会において、いろいろと論議がされておりますが、この議院運営委員会も常任委員会の一つである関係上、ただいま議長が一応報告してくださいました「内閣閣甲第四〇一号」の問題を議題とするこの運営委員会が開かれることが、國会法あるいは衆議院規則において正当であるかどうか。院議によつて議決され、閉会中といえどもこの審議を継続することができるという許された範囲内に属するかどうか。私はこれは大いなる疑問だと思うのですが、それを根拠づけるためには、どの法律をもつてこの運営委員会を正式な委員会なりとするか。閉会中にこの運営委員……

第2回国会 不当財産取引調査特別委員会 第1号(1948/01/29、23期、国民協同党)

○石田(一)委員 從來三十名以内の委員会の理事は七名であつたと記憶いたしますが、今までの、昨日解消いたしました隱退藏物資等に関する委員会では、社会党、自由党、民主党おのおの二名ずつ、小会派に対して一名という理事割当でありましたが、今回は小会派といたしまして全農議員クラブ、もう一つ同志クラブと二つ殖えているのであります。この際この小会派を代表いたしまして七名の定員のところへ二名理事を増員されんことを要望いたします。
【次の発言】 この前の隱退藏物資等に関する特別委員会の理事は、もちろん六名であつたと思いますが、それが七名になつたというわけは、六名を各党の比率によつて割り当てるときには、社会党、自……

第2回国会 不当財産取引調査特別委員会 第2号(1948/01/31、23期、国民協同党)

○石田(一)委員 ただいま、昨日の申し合わせによりまして、当委員会は原則として公開する、時と、場合によると協議の結果祕密会にするという理由の中に、その問題となつた人の迷惑とか、あるいは社会的な影響とかいうことが考慮の中に拂われておりましたが、この委員会の設置は、この決議案の末尾にも、委員長が本会議に委員長報告をなさるときには、公益に害がある場合を除いてすべて公開しなければならない、こういう原則に立つております。少くともこの委員会の委員が、一つの問題の資料を蒐集し、この資料に基いて、的確なる信証のもとにある個人または公人をここに喚問してこれを審議する上において、本人の迷惑になるとか、本人に明合が……

第2回国会 不当財産取引調査特別委員会 第11号(1948/04/05、23期、国民協同党)

○石田(一)委員 この委員会は証人を喚んで、その証言を証人の言つた範囲において捕捉して事実を究明することが目的でありますので、証人の弁護にこの委員会の委員が立つておるような質問のしかたは、各自自粛して避けるように委員長からも注意を願いたいと思うのであります。

第2回国会 不当財産取引調査特別委員会 第12号(1948/04/06、23期、国民協同党)

○石田(一)委員 これは理事として当然知つておかなければならないことでありますが、ある事情のために今日までおいでを願つた各証人の召喚のしかたは、鳩山氏を喚ぼうというただいまの御意見のように、この委員会を開いた公開の席上の委員会で、今日までの方を全部喚ぶかば喚ないかということを論議して決定したのかどうか、私は決して鳩山氏を証人として出頭を願うことに反対ではない、賛成でありますが、手続において、今までの人は四日の日にこの委員会並びに理事会を開きましたのちに、新聞記者諸君が、明日か明後日に喚ばれる証人の名前を事前に知らせてもらえないかという申込みがあつたときに、われわれ理事としては、それは当日になれ……

第2回国会 不当財産取引調査特別委員会 第14号(1948/04/13、23期、国民協同党)

○石田(一)委員 議事進行に関して緊急動議がある。
【次の発言】 今の進行の形が間違つておる……。衆議院規則第四十九條においても「委員長が自ら討論しようとするときは、理事をして又は委員の中から代理者を指名し、委員長席に著かせなければならない。」という規則が定めてあります。委員長はこの委員会を整理しました秩序を維持する権限をもつた方で、ときと場合によつては委員の発言に制限を加えることのできる立場にある方であります。その委員長が石田博英君の質問に対して委員長自身の問題を委員長が委員長席において答弁し、あるいは聽いておるとほとんど討論以外のことをなさるということは、少くともただいま申し上げました衆議……

第2回国会 不当財産取引調査特別委員会 第16号(1948/04/27、23期、国民協同党)

○石田(一)委員 世耕証人にちよつと遡つてお聽きしたい。先ほど委員長の質問の中に、辻嘉六氏は政界の表面には出ないが、裏面において隱然たる努力をもつているということに関して何か御存じのことはないかという質問に対して、世耕氏は辻氏が政治家に相当好意的に経済的援助をしていたことも、知己があることも知つているが、勢力があつたかどうかは知らんと言つて、そのすぐ直後世耕氏が隱退藏物資の処置に関する決意を披瀝したときに、辻嘉六氏はそれは國家的ないい事業である、大いにやれ、こういうことは檢事総長とか、あるいは司法大臣とかによく打ち明けてやつたらいいだろうと辻氏が斡旋してくれた。こういうお言葉がございましたけれ……

第2回国会 不当財産取引調査特別委員会 第18号(1948/05/05、23期、国民協同党)

○石田(一)委員 この問題に関してはもちろん理事会で決定したことであり、私はせんだつても本件に関する証人の喚問はある條件をつけて賛成したものでありますので、何らこれに対して反対を表示する意味でここで発言を求めたのではありませんが、私の特に申し上げたいことは、なるほど理事会できまつたことを委員会で何を言うかというお言葉が出ますが、理事会は何ら速記録をとつて正式な公開の席上で行われるものではありません。要するにただ理事会のあり方は、この委員会の議事を円満に運営するための事前交渉という意味において有効な理事会でありますので、私はここに特に速記録に止めて申し上げておきたいことは、本件に対しての責任を高……

第2回国会 不当財産取引調査特別委員会 第21号(1948/05/08、23期、国民協同党)

○石田(一)委員 ただいまの問題は、先だつと本会議でなされたいわゆる不規則発言であつて、今の宇都宮君の発言は後ろにいるわれわれでさえ何を言つたかわからないような不明瞭な発言でありまして、おそらく速記録を見てもわからぬと思いますが、その言葉に対して中野氏が大声を発して、承知しないぞという言葉を発せられて、その声に答えて宇都宮委員が承知しないとは何かということから発したささいなことでありまして、そういうことについて懲罰とか何とかいうことを言つておりますと、議事はますます遅滯いたしますから、この辺で……

第2回国会 不当財産取引調査特別委員会 第23号(1948/05/21、23期、国民協同党)

○石田(一)委員 ちよつとお尋ねいたします。これはあなたの御意見を一つ伺いたいのですが、そのときの栗栖大藏大臣は、この竹中組の税金の滯納の問題に差可えたということについて昂奪して片理局長を叱つてけしからぬと言つたというのでありますが、あなたのお考えでは、栗栖大藏大臣はこの問題についての所管を局理局長の所管だと考え違えるほどのお方だとお考えになりますか。

第2回国会 不当財産取引調査特別委員会 第24号(1948/05/22、23期、国民協同党)

○石田(一)委員 ちよつと意見があるのですが、どうも証人の方に聽いておるときに、きのう來た証人とか、前の証人の言つた言葉を引用して、前の何証人はこうこういうことを言つておるがどうかというようなお言葉が、事実聽いておると速記録と違つた意味にとれるような委員の発言がある。前の証人がこう言つたというようなことを引用して質問する場合には、ぜひ嚴正に速記録を手に持つて誤りのないように、前証人の意思がそのまま出頭の証人に傳えられるようにしないと、取調べられる方で大変困つたことになるのではないか。われわれが聽いていて、これでは不公正だという感じがいたしましたから、ぜひ今後はそういうふうにやつてもらいたいと思……

第2回国会 不当財産取引調査特別委員会 第25号(1948/05/26、23期、国民協同党)

○石田(一)委員 ちよつと伺いますが、先だつても社町には聽いてみたのですが、昨年の選挙の当時に各三大政党の人たちが工業会に対して政党の援助を依頼しておつた。これに対してあなた方業者が、しかもその業者というのは直接政府から支拂いを受ける立場にある業者が、その政府に閣僚を出している政党に援助をするというための金をお出しになるということは、ただいま政党を正しい意味で援助するというような話を聽けば、また、なるほどそうかない思う点もありますが、少くとも直接政府と取引のある業者が、その政府を動かすことのできる力をもつている政党に事業関係とは別であつて、日本國民としての正しい立場から、正しい政党の援助、発達……

第2回国会 不当財産取引調査特別委員会 第26号(1948/06/01、23期、国民協同党)

○石田(一)委員 ただいまの地崎証人のいわゆる証言に関する限定を意味するようなことが発言されましたが、これに対しては何ら確定的な、ここで委員長の決定がなかつたようでありますが、もし一年前のことを地崎証人が現在記憶違いをしていて、檢察廳で申し述べたことよりか、全然相違したことを考え違いをして申し述べた場合、あるいはまた百五十万円事件以外に証言を求められたときに、私がここに喚問されたのはあの百五十万円の点についての問題であると了解しておる。そのことをあらかじめ申したはずだというので、もしこれを拒否した場合に、これは証言を拒否したことになるか。あるいはまた檢事局と当委員会との陳述が相違しているために……

第2回国会 不当財産取引調査特別委員会 第27号(1948/06/02、23期、国民協同党)

○石田(一)委員 ちよつと証人にお伺いしたいのですが、今徳田委員並びに中野委員、梶川委員から質問せられました齊藤氏、幣原氏、犬養氏、それらの党の幹部があなたの会計報告を了承したいということは間違いありませんか。
【次の発言】 そうしますと、あなたは先ほど、私がこの報告をしたので、私に関する限りこの金銭の受授、支拂い等に関しての責任は、この報告を了承されたことによつて解除されておるという御証言でありましたが、そのことばもう一度念を押しますが、そうお考えでありますか。
【次の発言】 そこで、私の意見を申し述べてはいけないかもしれませんが、少くとも地崎宇三郎氏は先ほどおつしやつた四月十一日かに、公職……

第2回国会 不当財産取引調査特別委員会 第33号(1948/06/21、23期、国民協同党)

○石田(一)委員 本委員会の委員がみだりに更迭されていけないことは当然のことでありますが、衆議院規則の命ずるところによつて委員の交代がなされておれば、何も委員長が本委員会に委員の更迭を報告しなければならぬ義務もなく、理事会にこれを報告してその許可を得る必要もないのであります。しかしそのことは、本委員会の特質に鑑みて、内部として、申合せとしてわれわれが過日起算いたしました本委員会の性格に関する決議案が本院において議決された後、われわれは委員会の委員の交迭をみだりにしないようにしよう、こういう申合せがある。その申合せを今もつてきて、もし現在更迭したところの委員が届け出られていない、委員長から報告さ……

第2回国会 不当財産取引調査特別委員会 第34号(1948/06/22、23期、国民協同党)

○石田(一)委員 議事進行に関して緊急動議を提出いたします。ただいまの委員長の発議につきましてはすでに論議を盡したのでありますから、この際本件に関してはあらゆる討論を省畧して、ただちに採決に入られんことを望みます。
【次の発言】 ただいまの梶川君の動議に対しまして、本委員も中野君の動議に賛成いたします。本委員会において新たなる事件を取上げてはならぬという鍛冶委員の御意見も一應ごもつともであるが、今日西尾問題をここに採決して決定しましたその裏には、理事会の決定なくして全員一致の決定なくして採決をしたという事実があります。すなわち鍛冶君のただいま申された今までの理事会の申合せは、あの事実によつてほ……

第2回国会 不当財産取引調査特別委員会 第35号(1948/06/23、23期、国民協同党)

○石田(一)委員 もう一遍今のことでお伺いしたいのですが、今のお言葉は私は穏当でないと思うのです。なぜかと言うとここで宣誓して言つたのがほんとうのことで、この前言つたのは違うということになると……。
【次の発言】 そこでこれは非常に重大なポイントですから、その点をもう一遍はつきり伺いたい。

第2回国会 不当財産取引調査特別委員会 第37号(1948/06/25、23期、国民協同党)

○石田(一)委員 今の五千百六十円、あとから追徴されたものはもう納められてありますか。

第2回国会 不当財産取引調査特別委員会 第48号(1948/08/23、23期、国民協同党)

○石田(一)委員 証人の尋問の始まります前に、私は一言本委員会の委員の言動に関する問題について動議を提出したいと思います。未だ当委員会の理事会にも正式に提案されず、この委員会においても取上げられず、ただ委員個人として今後取上げようとしておる問題、しかもこの問題は、ある党ある議員の一身上に関する重大なる問題を個人が一種の公の機関であるところの新聞記者團にこれを事前に発表する、かかることが本委員会の委員として許さるべきことであるかどうか、これはまことに重大なる問題であると思います。私はかかる行為をこの委員会の委員がなすことについては、本委員は絶対に承服できません。事と場合によるならば、かかる委員の……

第2回国会 不当財産取引調査特別委員会 第49号(1948/08/24、23期、国民協同党)

○石田(一)委員 ちよつとお聽きしたい。実務はやらぬが監督という面はおやりになつておる。監督をおやりになつておる立場で、処理委員会でなくて、その下に代行機関とか称するものが各所に設けられておるのは御存じでございますか。
【次の発言】 それは違います。
【次の発言】 そうです。
【次の発言】 それではちよつと具体的に聽きたいのでありますが、初めのうちは三菱商事、その次には都商事と名前をかえ、世間の評判がたいへんやかましくなると、今度は巴工業と名前をかえておる。のべつ幕なしに名前を書いている代行機関と称するものが東京にあります。しかもこれはあなた方の御存じないことかもしれませんが、ことしの春から巴……

第2回国会 不当財産取引調査特別委員会 第52号(1948/08/30、23期、国民協同党)

○石田(一)委員 ちよつとお伺いしたいことがあります。問題がいくらかはずれるようで、私的にわたつてまことに恐縮ですが、一應世間一般、國民が抱いておる疑惑も解かなければならぬというような点からお聽きするのですが、今あなたはどこにお住いですか。
【次の発言】 それは借家でございますか。
【次の発言】 あなたの上司関係の方、菅波さんとかなんとかいうような方で、最近自分の家を建てたという話をお聞きになつたことはありませんか。そういう人もあるということをお聞きじやありませんか。
【次の発言】 また一般によく流布される國民の間のデマというか、うわさというのですか、局長、課長級になると、商工省あたりでは内諸……

第2回国会 不当財産取引調査特別委員会 第53号(1948/08/31、23期、国民協同党)

○石田(一)委員 もつと大きな声で言つてください。

第2回国会 不当財産取引調査特別委員会 第54号(1948/09/01、23期、国民協同党)

○石田(一)委員 ちよつとお尋ねしたい。先ほど証人の証言の中に、政府当局、新聞記者あるいは議員、これらの者に会つた人があるというその名前の中で芦田、三木、片山三党首会談とかいうことが出ましたが、このお三人にお会いになつたということは政府の要路として関係当局の人としてお会いになつたのか、それとも三党首それぞれの党の代表者としてお会いになつたのですか。
【次の発言】 首相官邸以外にこれらの人とお会いになつたことはありませんか。
【次の発言】 先ほどは西尾さんのことは全然出なかつたのですが、さつき鉱工業委員会の委員に主として運動した方が効果的であるというのであつた。このお会いになつた委員の名前は一人……

第2回国会 不当財産取引調査特別委員会 第55号(1948/09/02、23期、国民協同党)

○石田(一)委員 ちよつとお伺いしますが、西田氏とだれかが賭博をした事件ですね。この事件は、その日たまたま警官があなたの家においでになつたのですか。それともどういう方面から漏れてこういうふうになつたというような話をお聞きになつたことはありませんか。
【次の発言】 そのときにあなたの方の責任者かたれか、その賭博事件に関して警察から参考人として調べられたことはございませんか。
【次の発言】 その賭博事件に関して、警察は一應取調べるわけです。そのときに責任者として、すなわち龍名館の御主人とか、あるいは係の女中さんとか、あるいは番頭さんが参考人として、賭博に関しての何か参考意見を聽かれるとか、調べられ……

第2回国会 不当財産取引調査特別委員会 第56号(1948/09/03、23期、国民協同党)

○石田(一)委員 ちよつとお尋ねします。先ほど中野委員からもお尋ねしましたが、要するに大衆運動を行うということでポスターをはるとか何とかいうことは総代会は理事会に一任されたので、引続き理事会を開いてこれは否決した。そうすることの理事会は速記録か何かをとつて理事会を開きますか。それともただ單に議事結というメモの程度でございますか。
【次の発言】 それではちよつとお尋ねしますが、その理事会の席上で、これをもし鉱業会でやることになると、後日鉱業会がその責任を負うことは迷惑をするので、鉱業会としては一應お断りしましたが、これは個人としておやりになるならばわれわれがいかんともすることはできぬというような……

第2回国会 不当財産取引調査特別委員会 第57号(1948/09/04、23期、国民協同党)

○石田(一)委員 ちよつとお聽きしますが、先ほどの証人の証言では、石炭國管案に反対するというこの運動は、鉱業会の理事として、鉱業会の仕事としてやつたというお答えでございましたが、鉱業会にこの運動の資金というものがない。今の佐竹君の質問で各会社はそれぞれ自動車を持つているから、この自動車を使つた。要するに鉱業会の仕事であるのは会社の自動車を使つて、会社の費用でおやりになる。こういうことは何か矛盾するように思いますけれども、そうじやありませんか。
【次の発言】 そうすると、その当時の常磐炭鉱のあなたとかまた先ほど述べられた人たち十二、三人が、東京で七月から十一月の期間相当お動きになつた。それが会社……

第2回国会 不当財産取引調査特別委員会 第59号(1948/09/21、23期、国民協同党)

○石田(一)委員 ちよつとお聽きしますが、原口さんという方に四百万円ばかりの金が行つておる。それは五万円とか十万円とか要求されたので、その費用を支拂つたのだ、こうおつしやつておりますが、あなたが要求されて四万円、五万円お拂いになるということは、先ほど委員長の求めた証言の中に、一人には一日千五百円以上は運動費は渡さないということになつておりますのに、なぜ原口君だけにはこうした多額の金が運動費として支拂われたのか。
【次の発言】 そうすると、お貸しになつたのでしたらその金は返済されておりますか。
【次の発言】 その返済されたことがこの報告書の中に出ておりますか。

第2回国会 不当財産取引調査特別委員会 第60号(1948/09/22、23期、国民協同党)

○石田(一)委員 ちよつとお尋ねしますが、先ほどの証言の中に、二十数万円もらつたのは一度にもらつたのではなくて、先に五万円もらつて、またあとから三万円もらつたという。それはどこでどなたの手からおもらいになつたのですか。
【次の発言】 その事務の人というのは何という人ですか。
【次の発言】 五万円もらつた、三万円もらつた、額はいくらでもよいのですが、一番終いにあなたがおもらいになつたのは、國管案が通過してから後のいつごろですか。
【次の発言】 そのときに出されたのはいくらだつたか、御記憶ありませんか。
【次の発言】 そうすると、事務の人はだれに何日にいくら渡したということは、帳簿や何かにつけてい……

第2回国会 不当財産取引調査特別委員会 第61号(1948/09/24、23期、国民協同党)

○石田(一)委員 ちよつとお尋ねしますが、先ほど委員長が金を鉱業会に貸したことがありましたかと聽いたら、九十万円と四十万円が二度に渡してある。それだけかと言つたら、二回きりだとおつしやつた。あとから委員長が百万円というのがありますけれどもと言つたら、封鎖であるかもしれぬとおつしやつた。そうすると百万円は封鎖でお忘れになつていたということになりそうですが、証人自身が四十万円も封鎖だとおつしやつている。これは一應御注意のために、間違いが出ないようになるべく記憶を思い起してお答えをしたい。
【次の発言】 ちよつとお伺いしますが、先ほど自動車の証言の中に、國会への往復に乗るだけであつて、その待つている……

第2回国会 不当財産取引調査特別委員会 第62号(1948/09/25、23期、国民協同党)

○石田(一)委員 先ほどあなたの証言の中に、民主党の芦田総裁と国民協同党のの三木委員長に協力方を申込んだけれども、ついにこれは無駄に終つた。効果が何もなかつたということですが、効果がなかつたということは何か三木委員長に協力を申込んだことと関係がありますか。
【次の発言】 その責任は何も三木委員長にはないわけですね。
【次の発言】 それからもう一つ伺いますが、委員会においてに與党の員で反対の側にまわつた、こういう結果は私たちは知つておるのですが、初めのうちは何だか賛成だか反対だかよくわからない、むしろ賛成與党的立場にいた人が、審議の過程において逆轉をした、こういうことでありますが、では最初は逆轉……

第3回国会 議院運営委員会 第1号(1948/10/11、23期、国民協同党)

○石田(一)委員 私の党でこういうことを主張する人がある。部屋代をとるとすれば当然であるが、とらないということになれば、議員各個が宿舎に住むと同じ額の宿舎手当というものを各議員がもらうべきであるということを言つております。

第3回国会 議院運営委員会 第2号(1948/10/12、23期、国民協同党)

○石田(一)委員 今の各派から一名出すということは、要するに交渉委員会が満場一致で決しない場合には議長がこれに拘束されぬというような規約があるのです。そうすると、どんな小会派でも各派から一人出ている人が異議を唱えて賛成をしなかつたときには議長がこれに拘束されないという結果になつて、結局各派交渉会はまとまらないということになるのです。今までたびたび私どもはそういう経驗をもつております。それで私はこの際むしろ原則はやはり他の常任委員会と同じような原則にしておいて、大きな会派からこれを讓るという形をとつていく方が正しいのではないかと思います。

第3回国会 議院運営委員会 第3号(1948/10/13、23期、国民協同党)

○石田(一)委員 私たちの党でも、ただいま中野君からお話になりました民自党としてのこれが最後の回答であるという回答が参りました。その回答を議題として、今代議士会を開いた結果、この回答に対しては、われわれが昨日発表した第一項目に対する回答としては誠意があるとは認められないということに決定しました。その後、但し誠意があるとは認められないが、しからばだれに指名するかということの段階の討議に入りましたところ、ちようど運営委員会という御通知がありましたので、一應二十分の間休憩をしてここに來たのであります。
【次の発言】 ただいまの社会党の御意見に同調します。

第3回国会 議院運営委員会 第4号(1948/10/14、23期、国民協同党)

○石田(一)委員 私たちは、先ほど民主自由党の小澤君のおつしやるように、議長の先ほどの諮問は、議長が山崎さん自身の辞表に対して、正式に議長として慰留に行つていいかどうかということを諮問されたと了解しております。その点に関して私たちは党議をまとめてまいりました。議長が正規の國会の運営委員会に諮つて衆議院の代表として一議員の辞表の問題について議長の職権をもつて慰留にいらつしやるということには同意できません。但し個人としていらつしやるならば、これは私たちとしては何ら異存はございません。
【次の発言】 この点について先ほど私は申しましたが、成規の衆議院の委員会である議院運営委員会に、議長が慰留に行つて……

第3回国会 議院運営委員会 第5号(1948/10/16、23期、国民協同党)

○石田(一)委員 與党という考え方はいわゆるウオーキング・オブ・マジヨリテイーといいますか、それは多数党が多数の意思ですべて委員会において円満に審議されるようにという意味でそういうことになつたのではないかと思いますが……。
【次の発言】 不当財産委員の問題ですが……。

第3回国会 議院運営委員会 第6号(1948/10/21、23期、国民協同党)

○石田(一)委員 ただいま総理大臣は、明確なことは言えないが二週間ぐらいということをおつしやいます。その二週間を目安として、われわれは総理のお帰りになつたあと、休会の件をここで議決してもいい。
【次の発言】 來月の六日というと二週間になります。六日から向うは約三日ですから、それでは結局通したくても通せません。通常國会を十二月の上旬に始めなければならぬから、その点で第三國会は一ぱい一ぱいまで継続するようになるということだけは不可避なものですね。
【次の発言】 二十三日に本会議を開いて、休会だけを議決するのですか。
【次の発言】 民自党とされても二十三日までというとあとあすあさつてですが、そう簡單……

第3回国会 議院運営委員会 第7号(1948/10/22、23期、国民協同党)

○石田(一)委員 それはおかしい。農民党は七人でいて讓られたが、何ゆえに共産党は三人少ないためにオブザーバーにならなければならぬか。それでは理屈が通らない。讓つたから、讓らないからということは、それは全然正面の理由にならぬ。だから農民党に讓るのであつたならば、やはりどこか大会派から共産党にも讓らなければならぬ。それが当然だ、初めから全部讓らないなら話もわかるが……。
【次の発言】 それはいい。
【次の発言】 それで一方がオブザーバーで行つて、他方が一名出るというような意味で讓つたというならば、いつそ小会派には全部オブザーバーで出てもらえばいい。私どももそれで満足する。それなら根本の原則は成り立……

第3回国会 議院運営委員会 第12号(1948/11/10、23期、国民協同党)

○石田(一)委員 今公務員法案を本会議で説明されることは、社会党から要求があるということだけでは、本案は本会議には上程されない。これは重要法案であるので、特に本会議によつて審議するという議決が、この運営委員会においてなされなければ、当然には本会議で説明ができないし、質問もできないから、その形を整えていただきたい。
【次の発言】 公務員法の改正案は日程のどこに入るんですか、最後ですか。

第3回国会 議院運営委員会 第22号(1948/11/22、23期、国民協同党)

○石田一松君 貸すことには絶対反対だ。

第3回国会 議院運営委員会 第28号(1948/11/29、23期、国民協同党)

○石田(一)委員 採決する前にちよつと討論を許されたい。

第3回国会 議院運営委員会 第29号(1948/11/30、23期、国民協同党)

○石田一松君 それはいかぬ。この運営委員会は常任委員会で、常任委員会において審議することは議題となることを審議するのであつて、党の責任においてわれわれ同士が質疑應答するためには、どういう手続をしなければならぬか。これを委員長が黙つて聞いておる。個人々々で質疑應答をするのを黙つて発言させてぼんやりしておつてはいかぬ。
【次の発言】 今民自党側からいろいろと議論が出ましたが、私たちは衆議院議員として政府が提出した國家公務員法の一部を改正する法律案が、原案通りで國会を通過するか、あるいは修正して通過するか、修正権については議員それぞれ権利をもつておると考えております。その点だけで十分であろうと私は思……

第3回国会 不当財産取引調査特別委員会 第1号(1948/10/11、23期、国民協同党)

○石田(一)委員 これに関連して、この昭和電工の事件の拡大を防ぐために、昭和電工の一部から相当なる金が流れ出ている。その防止のためにその金が使用されたというような疑いのために収容された方もあるのであります。その点でこの委員会はある種の疑惑をもたれているのではないかと本員は考えます。こういう点に関して特にこの議会またこの委員会に対して何か働きかけがあつたかどうか、こういう点のいわゆる検察当局あたりのお調べが中間的に報告されるものならば、この点についても特に留意をして要求されるよう私はお願いをしたいと思います。

第3回国会 不当財産取引調査特別委員会 第2号(1948/10/12、23期、国民協同党)

○石田(一)委員 今の証言と、せんだつての岡部君の証言とによると、あなたが一旦受取つた金を、こんなものは要らないと言つてお返しになつたというのであるが、それは岡部氏に直接お返しになつたのですか。
【次の発言】 坪川氏にお返しになつたのではありませんか。
【次の発言】 後日あなたは坪川氏に、なぜ早く返さないのだということをなじつたことはありませんか。
【次の発言】 何だかその当時いろいろな風評があつたので、坪川氏があなたに返せと言つて返された五万円を、坪川氏が途中でこずかいに流用したというような、これも噂であるかもしれませんが私たちは聞いておるのですが、そういうことはありませんか。

第3回国会 不当財産取引調査特別委員会 第3号(1948/10/13、23期、国民協同党)

○石田(一)委員 先ほど他の委員から質問がありましたが、その五千円を淵上さんからおもらいになるときに、あなたとしては党から出ている、党の金だと信じておもらいになつたのですか。
【次の発言】 途中ですけれども、ちよつと発言します。委員長の今尋問していらつしやることは、委員長自身がよくわかつていて、要するに事件をよく知つている人が聽いているが、冷静な第三者としてよく知らぬ者が聽いていると、何がどうなつているかわけがわからぬ。これではこの委員会が公開の席で事実を審理探究していくのに効果がないということを、冷静に考えますと直感します。ですから、この証人を喚問と、尋問なさるについては、どういう事件でどう……

第3回国会 不当財産取引調査特別委員会 第4号(1948/10/14、23期、国民協同党)

○石田(一)委員 ちよつとお尋ねしますが、この金をお持ちになる時に吉田さんがあなたに、これは政党に献金しなければならぬとか――たとえば今の財産税の問題のように、これは財産税を納めるために要るのだというようなことをおつしやつたことはございますか。

第3回国会 不当財産取引調査特別委員会 第6号(1948/10/19、23期、国民協同党)

○石田(一)委員 ちよつと簡単にお尋ねいたしたいのですが、今徳田君のお聽きになつた中に、あなたが責任をもつて出したとお考えになつても結構ですとおつしやつた書類の燒却命令の出た極祕の書類というものは、あなたが命令をお出しになるときに具体的に言えば何と何に燒却命令をお出しになつたか。
【次の発言】 連合軍に見られては都合が悪いというのは、まだその当時あなた方の考えでは、日本に今後とも陸海軍というものを置くことを許されるというような考えのもとに、そうした機密の燒却を命令なすつたのですか。
【次の発言】 そうすると燒却命令をお出しになつだ極祕の書類、軍機書類というものは具体的にはいわゆる管理工場である……

第3回国会 不当財産取引調査特別委員会 第7号(1948/10/20、23期、国民協同党)

○石田(一)委員 証人を偽証で告発するかどうかという重大問題は、少くともその証人のなした証言の事実と、黙秘しているという証拠とを速記録あたりで調査いたしまして、それを文書によつて理事会または委員長のもとに提出して、これを檢討の結果取上げるかどうかをやるべきだと思います。こうしたところでただちに決定をしないで、それらの手続によつて取計らわれるようお願いいたします。

第3回国会 不当財産取引調査特別委員会 第8号(1948/10/21、23期、国民協同党)

○石田(一)委員 あなたはこれらのものは政府から拂下を受けたいわば政府を相手とした取引で。自分たちの会社の所得になつた資材であるので、これを自分たちで処分して、インフレーションの結果厖大な利益があつても、その利益は当然自分たちの所有になるべきものだというお考えですか。
【次の発言】 それでインフレーションの結果へあなたたちの想像もしなかつた鉄鋼の値上りがあつて利益を得たかも知れぬという証言がただいまあつたのですが、國庫へその利益の中からいくらか返還なさいましたか。
【次の発言】 さつき利益があつたろうということは想像できるとおつしやいましたが……。

第3回国会 不当財産取引調査特別委員会 第9号(1948/11/04、23期、国民協同党)

○石田(一)委員 ちよつとお尋ねいたします。今十五億くらいあれば現在くらいの復興ならば確実にできるとおつしやるのは、現在の貨幣價値の十五億円で現段階の復興は十分できるとお考えになるか、それとも二十年当時、計画を立てられたときの十五億ならばできるとお考えになるのですか。
【次の発言】 そうするとあなたのしているときには七、八分できていたので、あとの分をやるためには、要するに十五億のあと二分あればいいわけですか。
【次の発言】 もう一つ方面を変えてお尋ねしますが、まず最初に昭和電工というものを肥料の生産の面にもつていこうとなさつて、資金の面でいろいろ運動して、たとえば先ほどお話がありました興銀の理……

第3回国会 不当財産取引調査特別委員会 第11号(1948/11/06、23期、国民協同党)【議会役職】

○石田(一)委員長代理 他にお尋ねになる方はありませんか――それでは終わりました。どうもご苦労さまでした。  本日はたいへん遅くなりましたので、証人の尋問はこの程度に止めまして、遠山、原の両証人については後日に証言を求めることにしたいと思いますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 それではさよう決定いたします。  本日はこれにて散会いたします。     午後九時一分散会

第3回国会 不当財産取引調査特別委員会 第14号(1948/11/17、23期、国民協同党)【議会役職】

○石田(一)委員長代理 それじや書いたもので出してもらいます。
【次の発言】 では先ほど委員長に証言なさいました日野原氏あるいは昭和電工から物でもらつた以外のもので、委員長に証言した以外のものがあつたならば、書面をもつて明日中に御報告願います。
【次の発言】 足立君、さつきの持株整理委員会に報告した報告書の附属書類の提出を求めているのですか。
【次の発言】 では先ほど足立委員が質問いたしました報告書の附属書類。
【次の発言】 ちよつと笹山さんにお伺いしますが、持株式会社整理委員会の渉外関係の通訳は、野田委員のみが專門にやつているのですか、それともほかに採用してあるのですか。

第3回国会 不当財産取引調査特別委員会 第15号(1948/11/18、23期、国民協同党)

○石田(一)委員 時間も遅いので、ちよつと簡單にお尋ねいたします。私のお尋ねすることにつきまして、証人は説明は必要でありません。イエスかノーか、それだけ答えていただけば結構であります。先ほどの証人の証言の中に、四月三日、司令部で、日野原君が、二人の重役をバークレー・ヘンダーソン氏の部屋に呼び入れて、この二人は技術家である。ただいまヘンダーソン氏のおつしやつた森系の者を一掃しろということを、この二人の前で言つてくれと日野原氏が言つたと証言をなさいましたが、そのときにヘンダーソン氏は、それではあらためて言うが――森系を一掃しろということを言つたということの証言はありませんが、そのときヘンダーソン氏……

第4回国会 議院運営委員会 第5号(1948/12/06、23期、国民協同党)

○石田(一)委員 私はこの際ちよつと事務総長に、國会法の中の疑義を質しておきたいと思う。これは何條でしたか、議員の身分を失わしめるのには、出席議員三分の二以上の多数で決定しなければならぬという原則があります。少くとも國会議員が國会の開会中に逮捕されるということは、実質においては議員の身分を失うものではありませんが、形式的、社会的には除名とか、懲罰を受けて議員の身分を失うよりか、今度の場合の方がより以上大きな國会の議決であり、議員の身分に関する問題であると思う。それにもかかわらず今行われようとするところの賛否の決のとり方は、過半数で決しようとしておるようですが、この点に関して根本的な準拠は、國会……

第4回国会 議院運営委員会 第8号(1948/12/10、23期、国民協同党)

○石田(一)委員 今の昭和電工の問題は、木村さんもおつしやいますが、もう事実徹底的なところまで、たとえば前総理大臣のところまで行つてしまつたのです。
【次の発言】 おしまいというわけではありませんが、私たちとしては不当財産委員会あたりで相当調査したわれわれの見解においても、檢察廳もよくやつておる。相当つつ込んだなという見解を一應もつておる。その他の今ここに揚げた問題については、まだはつきりみんなにされてないと思う。
【次の発言】 今中野君、木村君のおつしやるように、千葉合同無盡事件が他と対比して重要性がないというのではないけれども、何か見劣りもするし、また各会派がまとまるというふうにするために……

第4回国会 議院運営委員会 第9号(1948/12/11、23期、国民協同党)

○石田一松君 ただいまの石田博英君の私に対する発言に対して、お答えいたします。  私の昨日本会議で質問したことが、單なるうわさなのか、それとも確実なる出所のある情報なのかというお尋ねであります。昨日の本会議で私が質問いたしましたことで、その問題は全部盡きておると私は思います。但し昨日私が本会議場において緊急質問をやることになりましたのは、この議院運営委員会に、わが党の内藤委員が昨日欠席しておりました。そこで私は成規の手続をとつて、運営委員として出席しておりました。その席上、運営委員会でだれ一人の異議もなく、田中角榮君の逮捕の要求を許諾すべきかどうか。その態度をわれわれが決するために、一應吉田総……

第4回国会 議院運営委員会 第11号(1948/12/13、23期、国民協同党)

○石田一松君 ただいま懲罰動議を提出しました理由を簡單に申し上げます。  ただいまの本会議において二人の婦人議員によつて証明されたる泉山三六議員の院内における行為は、まことにお二人の婦人議員がお述べになつたごとく、われわれ議員として默過することのできない、また今まで院内においてはその例を見ないまことにゆゆしき懲罰事犯であると考えたのであります。そこで國会法並びに衆議院規則の命ずるところに從いまして、成規の賛成者を添えて事務総長あてにこの手続をとりました。よろしく御審議を願います。

第4回国会 議院運営委員会 第15号(1948/12/17、23期、国民協同党)

○石田一松君 この件については私は梶川委員並びに社会党の方にも、一應考慮してもらいたいと思う事実があります。私もこの件に対しては先だつてああいう問題を起しましたので、愼重を期すべきだというので、それぞれ調査もいたしたのですが、私の調査いたしましたる範囲においては、降旗逓信大臣をめぐるところの今朝新聞に載せられたことは、事実無根ということだけは、私が確信をもつてここで言い得るだけの調査をいたしました。それでもしこれがけさの新聞の報道に基いてなされるものとするならば、もう一應檢討しなければならぬものじやないか、私もそう考えます。
【次の発言】 今の炭鉱電氣事業、海運等重要産業の賃金問題に関する緊急……

第4回国会 議院運営委員会 第19号(1948/12/21、23期、国民協同党)

○石田(一)委員 ただいま民主党の椎熊君がおつしやつたように、この際、もう給與法案は一刻も早く衆議院を通過させる必要があるとわれわれは考えます。しかもせんだつて示されたものにありましたように財源の方面等で新たな問題が起きた以上、すみやかに修正案を緊急動議で出していただいて、本会議でこれを決定するように願いたいと思います。
【次の発言】 ただここで体裁を整えるというのでなくして、今現実において成重君の発言にありましたが、本会議に対する討論は終結していなかつた。討論の継続中休憩が宣告されている。このことは非常にデリケートな問題で重要な問題だと思いますから、この運営委員会においても特にこれは再確認し……

第4回国会 議院運営委員会 第20号(1948/12/22、23期、国民協同党)

○石田(一)委員 私一言この際申し上げておきたいことは、國民協同党としてはなるべくではなくて、絶対的に今夜中にこの予算が成立するような態勢ができるならば、努力しようとして、もちろん予算委員も詰めかけて、理事会において諮られたときに、態度を決定して討論までして行つているのであります。しかもこの理事会においてわが理事の申しますのには、河口君の討論の終つた後に、理事の一人である民主党の小坂君が討論打切りの動議を出し、明日の一時からこの委員会を開くということが理事会で申合せが決定していたそうであります。それを提出しようとするときに委員長自身がある一つの宣言をいたしまして、散会になつて、明日の零時五分に……

第4回国会 議院運営委員会 第21号(1948/12/23、23期、国民協同党)

○石田(一)委員 賛成。
【次の発言】 問題はここで話も出ておるように、詔書が來たときにその取扱い方、発表方法をどうするか。これが運営委員会の主たるものだから、これをまずここで論議してきめておかないことには、宙に迷つてしまう。それをきめましよう。

第4回国会 懲罰委員会 第2号(1948/12/14、23期、国民協同党)

○石田(一)委員 ただいま本懲罰委員会に付議せられました議員泉山三六君を懲罰委員会の議に付する動議を、昨日の本会議に提出いたしましたその提出趣旨の説明を簡單に申し上げます。  本懲罰事犯の証明をするための証拠といたしましては、昨十二月十三日の本会議における議員山下春江君の一身上の弁明の速記録でありますが、この中の特に必要な点を拔萃して朗読いたしますと、「本日午後六時ごろ私ども大藏委員は大藏大臣の招宴がありました。その席上泉山大藏大臣は泥醉いたし、私に向つて廊下に出ることを彼は暴力をもつて強要いたしました。私も相当な力は持つておりますけれども、泥醉せる男子にはかないません。そこで彼は暴力をもつて……

第4回国会 不当財産取引調査特別委員会 第2号(1948/12/07、23期、国民協同党)

○石田(一)委員 私はこの際、この不当財産取引調査特別委員会が設置された趣旨にかんがみまして、以下読み上げます決議文を本委員会の決議とせられんことを要求するものであります。    決議案  石炭國管案反対に関する涜職事件、いわゆる纖維疑獄事件、千葉合同無盡事件等に関しては、現國会議員の中に相当数の容疑者ありと信ぜられているが、これらの事案が未解決のまま衆議院を解散し、ただちに総選挙に臨むことは、政界、官界、財界の粛正を目的として発足したる不当財産取引調査特別委員会としてはこれを默過することができない。國民の投票権が誤りなく行使されるためにも右三件は衆議院解散前に徹底的に糾明すべきものである。 ……

第4回国会 不当財産取引調査特別委員会 第3号(1948/12/11、23期、国民協同党)【議会役職】

○石田(一)委員長代理 これより会議を開きます。  本日は委員長が病氣で欠席のため、理事諸君の推薦によりまして、私が委員長の職務を代行いたします。  まず、資料要求についておはかりいたします。千葉合同無盡株式会社に対し、昭和二十一年三月より昭和二十三年三月末日までにおける金額五十万円以上の貸出し、手形割引、支拂い、その他一切の取引に関する報告書の提出を求め、また浦賀ドツク、飯野産業、三菱重工業、播磨造船所、佐世保船舶株式会社、その他二、三箇所に対し、一、艦艇解体に関して、解撤したる艦艇の種別、隻数、トン数、二、解撤許可申請書及び艦艇拂下申請書、三、解撤終了の年月日、四、解撤作業費その他解撤に関……

第4回国会 不当財産取引調査特別委員会 第4号(1948/12/12、23期、国民協同党)【議会役職】

○石田(一)委員長代理 それではこれより会議を開きます。  本日は武藤委員長が病氣欠席をなさいましたので、私が委員長の職務を行います。  まず理事の補欠選任についてお諮りいたします。昨日理事河井榮藏君及び梶川靜雄君が委員を辞任なされましたので、その補欠を互選いたさなければなりませんが、いかがいたしましようか。
【次の発言】 では從前の例にならいまして、委員長において指名することに御異議ありませんか。
【次の発言】 異議なきものと認めます。それでは理事として梶川靜雄君、前田種男君を指名いたします。なお梶川君は本日再び委員に指名されております。念のために申し添えておきます。  本日の証人として出頭……

第4回国会 不当財産取引調査特別委員会 第5号(1948/12/13、23期、国民協同党)【議会役職】

○石田(一)委員長代理 あと、ありませんか。
【次の発言】 それでは終りました。まことに恐縮でございますが、次の証人との関係もありますので、いましばらくそのうしろの方へ椅子をお寄せになりまして、お待ちを願いたいと思います。
【次の発言】 林大作さんですか。
【次の発言】 証人と鈴木重郎さんとの友交関係を詳細に述べていただきたいと思います。
【次の発言】 鈴木重郎さんが商工省の纖維局長時代に、同氏に金とか、物とか贈與されたことがありますか。もしお金なり品物を鈴木さんに贈與なさつたことがあれば、その年月日、金額、場所、理由等を詳細に証言願います。


24期(1949/01/23〜)

第5回国会 議院運営委員会 第1号(1949/03/05、24期、国民協同党)

○石田(一)委員 私も淺沼君の意見には賛成です。特に不当財産特別委員会の設置にからんで、今日の新聞ばかりでなく、選挙最中再三外國新聞に報道されている。何だかこの委員会を設置することを回避する氣運があるかのごとくに議会全体が見られているということも、私は非常に不愉快なことだと思う。しこうしてこれに対して、もし関係当局からサゼツシヨンがあつた後に、これをつくるというような不平ぎわをなすならば、それこそこの新しい生れかわりた國会のたいへんな汚点になるというふうな考え方から、一日もすみやかにこの問題を解決するように、やはり國会法を正しく運営して行きたい。今淺沼君のおつしやつたように、九日に一度開くとい……

第5回国会 議院運営委員会 第49号(1949/07/04、24期、新政治協議会)

○石田(一)委員 事務室変更の件は委員長あたりと話が済みましたか。
【次の発言】 これはなお福利小委員会で研究を願つたらどうですか。

第5回国会 議院運営委員会 第50号(1949/08/04、24期、新政治協議会)

○石田(一)委員 一言事実を申し上げておきます。実は國電ストの問題を考査委員会で調査しているときに、東神奈川の闘爭委員長がみずから証言している中に、過去において運輸大臣から六回表彰状をもらい、一年か一年半にわたつて月々運輸大臣から特別の手当までもらつている、また爆撃の最中には数百万円もする電気機関車を運轉してある壕に待避さして、またあらためて表彰されたというような、実に成績優秀な運轉士が突如として整理され、本人もそれを非常に嘆じている。しかも二十年も勤続している者が一本の辞令によつて馘首されたという事実があるのですが、これなんか今の業務非協力というのでは、ちよつと判断できない。もし再就職が考慮……

第5回国会 考査特別委員会 第1号(1949/04/08、24期、国民協同党)

○石田(一)委員 理事会の性格は数をもつて議決をするべきものではないと思います。にもかかわらず、ただいま委員長がお選びになつた理事の割当は、その党派の委員数に比例した八名の理事を割当てられておるようでございますが、前の不当財産取引調査特別委員会等における理事の選任方法は、そういう数によらないで、各会派とも委員会の事前の協議、連絡が十分とれるようにという意味から、公平に一人あては出しておりました。特に数の少い小会派からも、必ずだれか一名代表して理事が選ばれていたにもかかわらず、ただいまの理事の中には、國協党以下の小会派の理事が一名も選ばれておりませんが、この点に関して何か委員長にお考えでもあるの……

第5回国会 考査特別委員会 第2号(1949/04/20、24期、国民協同党)

○石田(一)委員 私この際一言申し上げておきます。小会派から出ておる委員というのは、私たち國民協同党以下四人であります。この小会派から出ておる四人の委員の中から一人も理事が出ない。しかも先だつての理事会においてのある理事の発言の中に、交渉團体であれば必ず理事が一人行くのは当然だという発言がございました。そういたしますと交渉團体は、先般運営委員会で原則的に認められた二十名ということになつておりますが、二十名から一人委員が選ばれて出て、一人出た委員が交渉團体であるがゆえに一人は理事になる。にもかかわらずわれわれの今主張しておりますところは、小会派をまとめて代表する理事を一人と主張しておりますので、……

第5回国会 考査特別委員会 第4号(1949/05/14、24期、新政治協議会)

○石田(一)委員 あなたにお尋ねいたしますが、二倍になつたときに個人個人のことは組合として折衝してやつたと言いますが、それで相当負かりましたか。
【次の発言】 あなたはそれに御関係がなかつたのですか。
【次の発言】 個人々々で行つた方は、ほとんど負けてもらいましたか
【次の発言】 大多数が負けてもらいましたか。
【次の発言】 報告は受けましたか。
【次の発言】 二倍に決定された金額よりも、負けてもらつた額だけ少く納税されているということになるのですね。
【次の発言】 それはあなたの帳簿に残つていないですか。
【次の発言】 もう一つお聞きしたいが、そのときの税務署長はだれですか。

第5回国会 考査特別委員会 第5号(1949/05/17、24期、新政治協議会)

○石田(一)委員 吉岡の班長の山崎という人が、あなたの奥さんのいらつしやつたときに來て、こういう受取を書いてもらえと言つて受取の形を示したでしよう。それを奥さんは吉岡のところへ持つて行つて、山崎さんもそう言つているからこういう受取を書いてくれと頼んだというのですが、吉岡さんの上にいる税務署の役人があなたの奥さんに、吉岡にこういう受取を書いてもらつておけと言つて教えたのですね。
【次の発言】 そうすると、それはいつも税務署から來る受取のような紙ですか、それとも普通の紙ですか。
【次の発言】 何か税務署の名前が書いてあるのですか。
【次の発言】 それが今警察にあがつているのですね。

第5回国会 考査特別委員会 第6号(1949/05/24、24期、新政治協議会)

○石田(一)委員 去る五月十九日本委員会の決定に基きまして、浦和市にございます豊多摩刑務所に収容中の川上仁郎、当時浦和税務署の直税課第一係吉岡重行、当時浦和税務署雇、徴收事務員荒木勝、当時大藏事務官、間税課第三係松岡弘裕、当時大藏事務官直税課第一係及び刑務所には收容されておりませんでしたが、本事件に関係しておりました浦和市に居住する吉田千惠子、現在浦和税務署財務局駐在員の庶務係をやつております。これらの証人の証言を求めるために本委員会より鍛冶委員長、並びに赤松委員、石田委員及び明禮事務局長以下事務員等若干名が同行いたしました。証人の喚問の内容の詳細につきましては速記録に譲ることといたしまして、……

第5回国会 考査特別委員会 第9号(1949/05/30、24期、新政治協議会)

○石田(一)委員 ただいま委員長は本会議における中間報告の草案を朗読なさいましたが、大部分の点において了承いたしますか、その中に多数が税務署に押しかけて喧噪をきわめ、威嚇して税を安くさせるような者かあるといううわさであるか何か、あいまいな言葉がございましたか、少くともこの考査特別委員会が國民代表の委員によつて構成されているこの委員会が、そうしたことがいまだあるかないかわからないうちから、多数が税務署に押しかけて喧噪をきわめ、威嚇してこの税を安くさせるというように具体的な言葉としてそこに表現することについては非常に疑義があると思います。この際もし本委員会の諸君の御賛成を得るなりば、課税の問題につ……

第5回国会 考査特別委員会 第10号(1949/06/22、24期、新政治協議会)

○石田(一)委員 私は先ほどの理事会におきまして、理事会の今まさに閉会しようというときに委員長に質問申し上げました。いまだ本考査特別委員会に提案もされず、いまだ理事会の議にも上らず、要するに本委員会がいまだ取上げていない事件、たとえば國電の爭議問題等について当考査特別委員会の事務当局、專門調査員のある一二の人が、本件に対して考査特別委員会の名によつてどういう目的であるのか、國電の爭議の事実あるいはあらゆる問題を内々裡に調査されつつある事実があります。この点は先ほども委員長は関心を持つているので、その関心を持つているという範囲内において一應当つてみているのだということを了承なさいましたけれども、……

第5回国会 考査特別委員会 第11号(1949/06/25、24期、新政治協議会)

○石田(一)委員 私はただいまの証人の言と反対側の立場にある方の証言を聞かないで、そういうことを断定することは早計であるという委員長の言葉があるかもしれませんが、ただいままで聞きますところ、本件を理事会において取上げるかどうかということについてたいへんな論議がありました際に、われわれが非常に心配したことは、今証人の言葉によつて如実に持ち出されておると思います。それは現在代議士になつておるある者が、自分の以前やつていたいわゆる組合の内部の問題であるその組合の從業員の問題をここに持ち出して、自分の選挙区の地固めをし、自分の手柄を保持せんがために、これを委員会に持ち出したものである。しかもこういうも……

第5回国会 考査特別委員会 第12号(1949/06/27、24期、新政治協議会)

○石田(一)委員 今ニツケルは特殊物件だとおつしやいましたが、ニツケルは特殊物件ですか。國鉄の所有物だとおつしやいましたけれども、当然に國鉄の所有物ですか……。
【次の発言】 今小林君の御質問に対するお話で、國鉄の財産だからこれを拂い下げたというふうな……。
【次の発言】 鉄道にあつた場合に特殊物件の所有権は國鉄にありますか。その收益というものについては、何か他に方法かあるのではないですか。
【次の発言】 そうすると國鉄の、少くとも運輸省の所有物件ではありませんね。
【次の発言】 その処分権のよつて來るべき法的根拠はどこにあるか。
【次の発言】 その処分権がある。先ほどちよつと小林君におつしや……

第5回国会 考査特別委員会 第14号(1949/06/30、24期、新政治協議会)

○石田(一)委員 さつきあなたは十一票で落選したと言われましたが、六人ばかり名簿から脱落したものがあつた。もしその六名の人が名簿から脱落しないで、六名の人が全部あなたに入れるとすれば、十七票になると思うが、そうするとあなたはそのときに当選しましたか。
【次の発言】 それから、もう一つお聞きしたいのですが、あなたは、調査員が調べに行つたときに、お会いになりましたか。
【次の発言】 敞田さんのうちで、調査員が行つたときに調べられたのですね。
【次の発言】 そのときに、ここで今委員長がお聞きしたことをやはり聞かれましたか。そうして調査員にお話しになりましたか。

第5回国会 考査特別委員会 第15号(1949/07/01、24期、新政治協議会)

○石田(一)委員 あなたはここに証人においでになる前に在江部落でこの委員会から調査に行つた調査事務員が委員し会つて調べられたことがありますか。
【次の発言】 どこで調べられましたか。
【次の発言】 鈴木君がやつたのですか。
【次の発言】 そこでどれくらいおりましたか。
【次の発言】 それでそのときにあなたは、鈴木專門調査員に対してどういうことを聞かれ、どういうことをほぼかいつまんでおつしやいましたか。今証言なさつた、要するにあなたたちのやつておることに正しいのである、隠し田というものはないという、そういうあなたの先ほどからの証言と同じようなことを、鈴木專門調査員にお話になりましたか。それとも調……

第5回国会 考査特別委員会 第16号(1949/07/04、24期、新政治協議会)

○石田(一)委員 私はただいま議題となつております三件に関しましての提案者の説明を聞きまして、本案は提案者の提案趣旨説明の理由によつては、この委員会で取上げるべきではないという反対の意見を申し述べたいと思いますか。  その理由の一は、このような案件をこの委員会がただいま説明なさいましたような理由、しかもその観点でこれを取上げるといたしますと、私はこの委員会自身がこの委員会の持つておるところの自主性とこの委員会の最も特徴あるところとされているところの超党派的な性格というものをわれわれ自身が放棄するような結果になるおそれがあると私は考えます。なぜかと申しますと、ただいま私たちが、各会派と言うと語弊……

第5回国会 考査特別委員会 第17号(1949/07/08、24期、新政治協議会)

○石田(一)委員 議事進行に関して……。
【次の発言】 答弁に関することだ。証人に読み上げて聞かさなければならぬことをよく注意しろ。
【次の発言】 ちよつと簡單に私は質問するのですが、労働者の利益のためにたえず働いていらつしやる副委員長のあなたは、先般六月の十日前後に行われたあの國電の局部ストといいますか、各分会がスト行為に入つた場合、あなたは実際的にどういう行動あるいは指令、どういう方針をもつてこれに臨まれましたか。
【次の発言】 不拡大方針であつた場合、たとえば神奈川の檢車区あるいは中野あたりの分会に対して、実際上のスト行為を中止するようにというような何らかの手段、指令をお出しになつたか、……

第5回国会 考査特別委員会 第18号(1949/07/11、24期、新政治協議会)

○石田(一)委員 ちよつとお尋ねしますが、この中央委員会で、最終日に民主自由党の廣川幹事長、あるいは吉田総理もそんなことをおつしやつたように私新聞で見たのでありますが、この問題あるいは國電の問題等から、いろいろなことを考査委員会で取上げるということが新聞記事になつたときに、この考査委員会でこの問題で國電の問題なんかを取上げてもらいたくないというような決議か、正式な意思表示をなさいましたか。
【次の発言】 もしそうしますと、その中鬪委で國電ストの問題をかけることに対してはこれに極力反対しろということが緊急動議として出ており、それが可決されているということになりますと、あなたたちあるいはそれらの人……

第5回国会 考査特別委員会 第19号(1949/07/12、24期、新政治協議会)

○石田(一)委員 ちよつと法務総裁にお伺いしますが、ただいま法務総裁のおつしやつた國会で立法審議中にその内容によつて見てもわかるように、これらの法律が憲法違反でないと確信をもつて立法されたものだ、そういう見解であつて、法務総裁のおつしやる見解によつてそれは憲法違反でないという確信を持つていらつしやるのであつて、ただこれが法務総裁が今ここで吉武君の言葉の中に権威ある御説明と言いましたけれども、法務総裁がそうおつしやつたからといつてこれが憲法違反の立法でないということにきまらないことだけは、法務総裁のおつしやつたように、それに疑義のある者は最高裁判所にこれを提訴して、その判断にまつべきである。この……

第5回国会 考査特別委員会 第20号(1949/07/15、24期、新政治協議会)

○石田(一)委員 先ほどあなたの御証言の中に、初めあなたに二人で会いに來て、大勢あとからどつと押しかけて入つた、最初にあなたに交渉した鬪爭委員長の中島登さんという人は、あなたがわれわれのことはわれわれで話合いをつけようじやないかと言つたら、それはそうだと言つてみんな出るようにということを部外の人たちにすすめたのですね。
【次の発言】 それで中島君としては、あなたがさつきおつしやつたように、非常に中島君自身もこれは困つた、かえつて迷惑そうな顔をしていたというような証言がありましたが、確かにそうですな。
【次の発言】 よくわかりました。もう一つお聞きしたいことは、あなたは先ほどこのままでいつまでも……

第5回国会 考査特別委員会 第21号(1949/07/16、24期、新政治協議会)

○石田(一)委員 前の区長さんが、わしは元の区長になつて任務を執行するのだ、あの五日に君たちに約束したのは自分の意思じやないのだ、ということをわれわれにもおつしやつていないから、多分われわれに約束した通りにやつてくれるだろうと思うというふうにおつしやいましたが、実は前区長さんは昨日ここで証言なすつたのに、大会へ行つて、皆さんの前で、五日に皆さんに約束したことは、あれは自分の意思ではなかつたのだ、あれは全部取消すということを私ははつきり申し上げた、こういうことを言つておるのですが、あなたはその大会のときにはいらつしやらなかつたのですか。

第5回国会 考査特別委員会 第23号(1949/07/21、24期、新政治協議会)

○石田(一)委員 私は昨日の理事会においても一言申し上げておきました通りに、本委員会においてこの平事件を取上げて、嚴正、公平な立場でこの眞相を究明することに、あえて反対するものではありません。しかし私は、ここに一つの希望意見を申し述べておきたいと思うのであります。それは昨日の理事会でも発言いたしました通り、当委員会は前の不当財産取引調査特別委員会の延長ともいうべき性格を持つていると思うのであります。この前の特別委員会、すなわち不当財産委員会において取調べた多くの事件というものは、檢察廳あるいは政府で問題にし始めた事件を、あとからこの委員会が取上げて調査するという調査の仕方でなく、いかなる権力も……

第5回国会 考査特別委員会 第24号(1949/07/22、24期、新政治協議会)

○石田(一)委員 ちよつとお尋ねしますが、六月一日からスト突入を決定した九日まで、あなたの管轄の乘務員は新旧交番のどの交番で乘つていたというり報告をお受けになつておりますか。
【次の発言】 それは区長からの報告ですか。(「それはさつき言つたよ」と呼ぶ者あり)中野車掌区は実施していなかつた。それは何か特別の理由があつたのですか。
【次の発言】 さつき電車が運行されないで乘客がたいへん混み合つて來たので乘車制限をなさつた。しかもホームには相当の乘客がいた。これを組合員らしい方が電車の中に乘つていて乘車しようという一般の乘客を拒否しようとしていたと言われたが、実際には制限というのでありますから、切符……

第5回国会 考査特別委員会 第25号(1949/07/25、24期、新政治協議会)

○石田(一)委員 一つ二つちよつとお尋ねいたしますが、六月十日から十一日にわたつて行われた國電のスト、これは國鉄の委員長としての加藤さんは、労働組合運動であるとお考えでありますか。
【次の発言】 加藤さんは委員長として、この國電ストの行われた後に開かれた、熱海の中央委員会においてなされた、いわゆるストをも含む実力の行使という議決というものはお認めになつていないのですか。
【次の発言】 この決議は、ただいまこの委員会で取上げております國電ストの行われた後になされた決議でございますけれども、内容的にこれを判断して、今回六月十日、十一日にわたつてなされた東神奈川、中野、千葉あたりの國電ストは、後に議……

第5回国会 考査特別委員会 第27号(1949/07/29、24期、新政治協議会)

○石田(一)委員 先ほど証人の証言の中にこういう言葉があつた。八月から九月になればわれわれの時代が來るのだから、署長もそのつもりでうまくやらないとあぶないと言つたとか、あるいは労働組合の連中もそういうことを言われて信じているとか、だれから聞いたのだかわからないが、そういうことをうわさに聞いておるのだと言つてあなたは証言なさつておりますが、部下からの報告とか、あるいは情報部から入つた情報とかいうことであれば、この委員会で署長のあなたが証言をしてもいいのですが、だれからお聞きになつたかわからないし、責任の所在が何もないものを、こういうことがあると証言することにあまりにたよりないと思いますが……。

第5回国会 考査特別委員会 第34号(1949/08/10、24期、新政治協議会)

○石田(一)委員 私は國会に召喚された証人のいわゆる偽証罪というものの案文を立案しました当時、不肖本員もこれに参画したものであります。この目的は、この委員会が眞実を探求しようとする場合に、偽証をもつてその眞実探求を妨害するという事実のあつたような場合、本委員会の権威を傷つけるものである、こういう観点からこれは立案されものであります。しかしながら、この條文の中に、偽証と認むべきものがあつたときには、この委員会は告発しなければならぬという告発の義務を持つておりますので、偽証の事実があつたら、告発しなければならぬ義務を持つている委員会が告発するのは当然でありますが、まだ案件が終末いわゆる委員長の議長……

第5回国会 考査特別委員会 第36号(1949/09/13、24期、新政治協議会)

○石田(一)委員 ただ一言だけお聞きしたい。あなたは弘済会がそのことを運輸省と交渉して運輸省の持つておるあらゆる資材、不急不要なものを拂下げを受ける下交渉をなさいました。交渉をなさるときに、先ほどの最初の証言では、文書をもつて申請をしたことはない。こう口頭で交渉しただけである。そうすると弘済会に対して拂下げをするということが、文書によつてはつきりとなされるようになつたのはいつごろでございますか。
【次の発言】 そうすると個々についての契約は全部とりかわされていますか。
【次の発言】 参考にお聞きしますが、今あなたのおつしやるのは、拂下げは運輸省と弘済会の契約によつてなされておるような形ですが、……

第5回国会 商工委員会 第6号(1949/03/30、24期、国民協同党)

○石田(一)委員 私は國民協同党を代表いたしまして、本案に希望と意見とを述べて、賛意を表するものであります。先ほど來質疑應答の中で、有田政務次官がはつきりと最高司令官のメモランダムによつて、この法案は提出したのではあるけれども、この法案を実施することによつて生ずるあらゆる事態は、政府が全責任を負うべきものであるという言明をなさいました。これで私はこの法案に対しての質疑を了とするのであります。ただいまの有田政務次官、また貿易課長あたりの、あらゆる誠意ある祕密会でのあの説明、あの誠意ある御説明の中に、今日の段階では三箇月の退職手当以外には、どうもこれ以上は出ないというふうに思われると御説明をなさい……

第5回国会 労働委員会 第14号(1949/05/06、24期、国民協同党)

○石田(一)委員 ちよつと今のに関連してお聞きしたいのですが、こうした炭鉱あたりの厚生方面の行政は、労働省においてその権限を持つていらつしやるのか、厚生省でこれをやつていらつしやるのか。この点御説明願いたいと思います。
【次の発言】 何か意外なお話を聞くように思われる。厚生省あり、労働省があつて、しかもたとえば炭鉱あたりの労働者に対する厚生施設について――もちろん石炭増産面においての商工省の石炭廳の責任は、相当重大であると私は思いますが、これが厚生の方の問題をやつておる。何か私たちには割切れないものがあつて、こういう面から、ただいまの御質問にあつたような手続上の不備があつて、関係当局へ業者、あ……

第5回国会 労働委員会 第16号(1949/05/10、24期、新政治協議会)

○石田(一)委員 私は過日本会議で、労働大臣に対して総括的な質問をしたのでありますが、この際発言の機会を與えられましたので、その総括質問の補足的な意味で、質問をしてみたいと思います。私が本会議で質問いたしました一つの大きな要点は、この政府の提案になります改正案は、少くとも使用者側の意見を主として取入れ、労働者あるいは学識経驗者等の中立的な意見というものは、それほど取上げられていないということを申し上げたのでありますが、去る日のこの委員会において、労政局長より他の委員に対する質問の御答弁で、この点とこの点が労働組合の主張を容れておるということをおつしやつておるのであります。しかしそれを聞いており……

第5回国会 労働委員会 第17号(1949/05/11、24期、新政治協議会)

○石田(一)委員 ただいまの説明によりますと、     この改正案の第一條は、憲法二十八條に保障した権利を、またより以上に附加しているということをおつしやいましたが、昨日私が質問いたしましたときに、政府委員の答弁が、非常に断定的なことをおつしやつたので、より以上私は追及しましたら、政府委員は改正案の第一條は憲法二十八條の本筋だけはあらまし具体化してある、こう言つたのです。そうすると、あなたは二十八條より以上のものを附加してい毛と言う、もう一人の政府委員は、本筋だけはやつておるということでは、非常に差異があります。それでは答弁にまつたく食い違いがあると思うのですが、そうじやないのですか。

第5回国会 労働委員会 第18号(1949/05/13、24期、新政治協議会)

○石田(一)委員 私は院内交渉團体であります新政治協議会を代表いたしまして、ただいま議題となつております労働組合法案及び労働関係調整法の一部を改正する法律案並びに提出された修正案に対して、ともに反対の討論をするものであります。その前に一應私はただいま委員長に質問したい一事があるのであります。それは民主自由党その他の会派より共同提案として修正案が出された中に運輸省設置法の一部を改正する案が本労働委員会に提出をされておりますが、この労働委員会で過去において、すでに制定された法律、この労働委員会の管轄外の法案を、この委員会で修正する権限があるかどうか。この点について一應委員長の御意解を承つておきたい……

第7回国会 議院運営委員会 第3号(1949/12/16、24期、新政治協議会)

○石田(一)委員 ただいま官房長官の説明によると、裁定されてから十日間一生懸命努力されたということでありますが、運輸大臣は十三日に、三日前に政府から渡されたので、われわれは三日間しかないから努力ができなかつたといつておる。
【次の発言】 官房長官の言葉に、法律論をするわけではないが、今のお言葉で行きますと、この第十六條の第二項に、国会の閉会中の場合には、あらためて次の国会が召集されて後に五日間以内にこの手続をとつて国会の承認を求めるとなつておる。要するにこの但書は国会の閉会中の場合の臨時的な措置として、第一項に支拂い禁止の條項があるけれども、国会閉会中の場合には、政府独自の見解において予算的措……

第7回国会 議院運営委員会 第6号(1949/12/20、24期、新政治協議会)

○石田(一)委員 私は今の員数を減らすこと、それから国会の自然休会中にこうした委員を派遣して調査することはけつこうだと思いますが、少くとも福岡及び山口方面に自分の住居を有する議員が、こうした調査という形においてその方面に行かれることは、あまり賛成できないと思うのであります。
【次の発言】 ちよつとお尋ねいたします。昨日官房長官が淺沼委員の質問に対してお答えになつたのは、ただいま言われたように否決または可決のどちらかを求めるという表現をなさつたのであります。そうして昨日は官房長官自身が残余の部分の不承認の議決を求めたいとおつしやつたのでありまして、今の御答弁とちよつと違うように思いますが……

第7回国会 議院運営委員会 第10号(1949/12/24、24期、新政治協議会)

○石田(一)委員 十二條の二ですが、「人事官彈劾の訴追に関する訴訟を行うことを指定された議員が、国会閉会中、当該訴訟のため裁判所に出頭したときは、実費として日額五百円を支給する。」この裁判所というのは彈劾裁判所ですね。これは国会の機関ですね。
【次の発言】 ちよつと事務総長にお伺いしたいのですが、このいわゆる国鉄の裁定問題、この国会の議決を求めて来た案件は、国会法の八十三條に基いて処置さるベきじやなかつたか、このことについて私は今さらどうにもならぬと言えばそれまでですが、討論の際においても私はこの点については特に強調しておいたつもりなんです。今聞くところによりますと、八十七條によつてという事務……

第7回国会 議院運営委員会 第12号(1950/01/25、24期、新政治協議会)

○石田(一)委員 私は今の社会党の方から申出があつたことは正しいと思う。しかも私は前会において、この公共企業体労働関係法第十六條の第二項の規定に基き、国会の承認を求めるの件として出されたものに対する衆参両院の、いわゆる異つた議決に対して、衆議院の事務当局が、国会の承認を求めるに至らなかつたと報告したことは、明らかに事実に反するという見解を持つております。それと同時にもう一つここで申し上げたいが、そういう形で行くとするならば、先般も私は労働委員会の理事会でも一応発言したのですが、今回出されておる專売公社の同じ問題、これはこの間私が申し上げておいたのですが、「公共企業体労働関係法第十六條第二項の規……

第7回国会 議院運営委員会 第14号(1950/01/27、24期、新政治協議会)

○石田(一)委員 今の神山君の言われることはちよつと違うと思う、これは民自党のいわゆる一般質問に関連する質問としてこれが継続することになると、また問題が出ると思います。この際緊急質問でなくて一般質問が終了して、民自党がやつた後に、これが野党各派の代表の質問に相当影響を及ぼす内容をもつていた場合には、これに対して野党代表と申しますか、少くとも二名以内ぐらいで緊急質問をあらためてされることが條件であると思います。

第7回国会 議院運営委員会 第16号(1950/01/30、24期、新政治協議会)

○石田(一)委員 これはまことに重要な問題です。お互いに同僚議員の死に対して哀悼のまことをいたすことは当然のことであります。しかしまた往々にしてこれを反対的な立場から論議する場合には、これに対する反対意見もないと保証できない。そこでただいま佐々木君が提案になりましたように、自由討議の本会議とすることに一応決定して、その含みには今委員長のおつしやつた北君の死に対する哀悼の念を込めてという意味がある。こういうことに一応決定願いたいと考えます。
【次の発言】 実際的には開かないのです。
【次の発言】 ただいま篠田君が事実をお話になつたことでも明らかなように、労働組合の人が三々五々入つて来て、しかもそ……

第7回国会 議院運営委員会 第17号(1950/02/01、24期、新政治協議会)

○石田(一)委員 ただいまいろいろ意見が出ておりますが、こういう委員派遣等の問題について、委員会の方からこれだけの人数を派遣したいと言つて来た、そういうことを了承するかしないかということを、この委員会で審議するということの御意見であつたようでありますが、この運営委員会においては、過去の慣例、審議の状況全部お調べになつてもおわかりの通り、これは人数が多過ぎる。こういうときに、この委員会は独自の権限をもつて、この人数を数名のものを一、二名にするとか、あるいはまた期間が長過ぎる、二十日のものは十五にするということを勧告もし、議決もして来ておるのであります。にもかかわらず、今回のこの舞鶴に派遣をすると……

第7回国会 議院運営委員会 第18号(1950/02/03、24期、新政治協議会)

○石田(一)委員 私は新政治協議会を代表いたしまして、ただいま社会党、あるいは民主党の野党派、共産党あたりの委員会のるる述べられた意見とほとんど同じような意見を持つておるものであります。一つだけ特にこの際申し上げておきたいことは、この專売公社の裁定の問題を、国会に政府が付議しましたことについて、予算上、資金上不可能な支出を内容とするものであるという理由をもつて付議されたのでありますが、先般この運営委員会において、私ども増田官房長官にこの点について特にお尋ねいたしましたところ、国鉄の裁定の場合には支出可能な十五億円、これは国会に付議するのじやない、残余の三十億というものは、予算上資金上不可能な支……

第7回国会 議院運営委員会 第26号(1950/03/06、24期、国民協同党)

○石田(一)委員 私はこの際考査特別委員会の予算案は、この運営委員会において愼重審議の結果決定されたものでありますから、その件に関しましてこの運営委員会において、この予算の支出がいかなる方法によつてなされておるかということを檢討する権限があると思います。それで私、特に要求したいことは、この考査特別委員会が第五特別国会において設置以来、いかなる予算でいかなる支出があつたか、その詳細なる書類を、この委員会に提出されるよう、考査特別委員長あて事務総長を通じて要求せられんことを望みます。
【次の発言】 ちよつと鍛冶委員長に伺います。ただいまの説明では、佐々木君のお出しになつたのは懲罰動議であり、委員長……

第7回国会 議院運営委員会 第28号(1950/03/09、24期、国民協同党)

○石田(一)委員 法律上の問題で事務当局にお聞きしたい。裁判官罷免についてその事件の実地調査を現地においてしよう、こういうので、この訴追委員会は実地検証をするというが、この事件に関係した裁判官、あるいはその他の人々を現地において喚問して証言を求めるという件だから、少くとも訴追委員会の権威として、追訴委員会が設置されておる東京に限るはずであります。そこにそれらの関係者を喚問して調査できる。ただ地理的とか、土地の風俗、習慣というものを見ようというのでしたらその必要がありましようが、どういうことです。

第7回国会 議院運営委員会 第29号(1950/03/11、24期、国民協同党)

○石田(一)委員 今の石野君からの質問でほぼ了解したのですが、ただいま委員長の言葉の中に、あの晩のデモンストレーシヨンの実態を把握するというお言葉がありました。労働組合を調査することが目的でないことはよくわかりましたが、現実にそこでたき火をし、煽動し、こうした行為をなさしめたものについて、どういう意思であつたかということを調査するのですか。
【次の発言】 先ほど調査の対象は労働組合でないといつても、その夜の実態を把握するために、たき火をしろと言つたり、煽動した人があつたとすれば、そういう人たちを呼んで、その夜の状態を聞くとか何とかいうことになりますと、石野君の質問した労働組合が対象でないという……

第7回国会 議院運営委員会 第30号(1950/03/14、24期、国民協同党)

○石田(一)委員 この前の運営委員会では、小委員会を設けてその小委員会がこの委員会によつて委託された権限をもつて、国民の中の一部の人たちを証人として小委員会に喚問して、それに対して宣誓をせしめ、証言を求めるということであるが、小委員会にこうした権限があるかどうかについて、法律上の疑義を持つておつた。それで以前にそうした先例があるならば、その先例を示してもらいたい。また先例がなくとも、小委員会においてそういうことが行えるというならば、その法律上の根拠を、事務総長から説明をいただきたい。
【次の発言】 そういたしますと、今の事務次長の報告は、その小委員会が呼び得ると議決いたしたのか、運営委員会が呼……

第7回国会 議院運営委員会 第31号(1950/03/16、24期、国民協同党)

○石田(一)委員 今の問題で今後の希望だけ申し述べたい。これは私はほかの委員の派遣と性質が違つておると思う。少くとも国政の調査ではございません。そういう点からいつて、今後訴追委員会は、できることならば訴追委員会独自の経費を持つておりますので、そうした疑いがあり、そうした調査をする必要のあるものは、こちらへ喚問して調査するという方法にされた方が、むしろ委員会の権威を保ち得るのじやないかと考えるのであります。しかしそれは病人であるとか、現実に刑務所に服役しておるというような場合にはやむを得ないと思いますが、今後そういうことを考えられることが必要だと思います。

第7回国会 議院運営委員会 第32号(1950/03/18、24期、国民協同党)

○石田(一)委員 決定されたことについてとやかくいうのでありませんが、この委員会は法務委員長の出席を求めて、国政調査がいかに必要かということを聞けば足りるのでありまして、その法務委員長の言葉の中に、本委員会を侮辱されたような言辞があつた。そのことについての釈明もあつたが、いわゆる言葉の不用意な使い方があつたということでこれが委員会を侮辱されたというような感情的な意味においてこれが次会に延期されるということは私は了承できません。私たちがこれを派遣することが必要かどうかということを判断するのは、法務委員長の今まで言われたことで、十分でありますので、法務委員長が一応退席なさつた後にでも、われわれの独……

第7回国会 議院運営委員会 第33号(1950/03/22、24期、国民協同党)

○石田(一)委員 私たちはただいま社会党からもお話がありましたように、この問題については十分検討すべき必要もありますが、この問題は異議なく賛成いたします。
【次の発言】 ただいまの事務総長の法律的な疑義も一応了承されるのでありますが、この考査特別委員会を設ける決議案の中には、この考査特別委員会は、超党派的な特別委員会ということが、決議の案文の中に付言してあるはずであります。にもかかわらず、現実に諸君も御承知の通り、五井産業事件のごとく、一党に主として関係するというような事件が、しかも国家的に大きな重大問題を、野党各派によつてこれを取上げられることを要求したときに、この重大案件に関係するであろう……

第7回国会 議院運営委員会 第36号(1950/03/27、24期、国民協同党)

○石田(一)委員 この考査特別委員会の廃止決議案というのは、先般もこれについて申し上げた通りに、この特別委員会が設置された超党派的という趣旨に、一応われわれが見たところでは相反した行動があつたように推察できる、このことがまことに遺憾であるということが大きな原因です。そこで私どもとしては、あす理事会が開かれる、この理事会において、この考査委員会そのものの適去について自己反省をする、申合せというか、今後のやり方について再認識をして、適去になされた議決、この委員会の本質ついて一応再確認するということでありますが、これで私はこの決議案の提出された趣旨が一応貫徹されるのだと考える。

第7回国会 議院運営委員会 第38号(1950/03/30、24期、国民協同党)

○石田(一)委員 緊急質問の一は、これはこの前保留されたものですから当然だろうと思いますが、ただいま社会党の青野君から提出されておる第四の緊急質問、共産党の川上君から提出されておる第三の緊急質問は、きようの本会議でわれわれも質問したいと思うことでありますので、ぜひ緊急質問を許されたいと思います。第二の緊急質問については、われわれは一応疑問を持つております。
【次の発言】 これはちよつと出過ぎたことかもしれませんが、先般の考査特別委員会廃止決議案の件で、一昨日、考査特別委員会の各党の理事が集まりましていろいろ協議の結果、当初特別委員会が設置されたときの超党派的な性格を再確認いたしまして、今後の運……

第7回国会 議院運営委員会 第39号(1950/03/31、24期、国民協同党)

○石田(一)委員 この日程そのものには私たちは賛成であります。
【次の発言】 国協党も参議院の回付案をのむつもりであります。
【次の発言】 今、両院協議会のことの話が進んでおりますが、両院協議会の各院の委員を選ぶ方法は、やはり従来通りの方法によつて選ぶのですか。
【次の発言】 ちよつと事務総長にお伺いします。この案について両院協議会が開かれますね。この両院協議会の出席委員の三分の二以上によつて協議会の成案ができるのですが、その成案が今日の零時に至つても得られない場合には、本案はどうなりますか。
【次の発言】 もう一つ聞きたいのは、もしこれが廃案となりました場合に、政府はこの新給與の件に関しては……

第7回国会 議院運営委員会 第40号(1950/04/01、24期、国民協同党)

○石田(一)委員 これは考査特別委員会の問題でありまして、ある証人に偽証があつたかどうかということを、その考査委員会に出席していた委員を参考に捜査するのだそうであります。それで、その当日私もこのことに一応気がつきまして、委員長室にいました検事に会つて、私は一応捜査を受けないで注意をしました。こういうことは、だれに許されておやりになつたか知らぬが、大きな問題である、あなたがここでおやりになつたことは、事務当局としてこれを知らなかつたというようなことがあつたら今後困るから、事務総長のところまで一緒に行つてもらいたい、そう言つて事務総長にお会いして、こうこうこういう事情だと言いましたところ、事務総長……

第7回国会 議院運営委員会 第41号(1950/04/03、24期、国民民主党)

○石田(一)委員 ただいま椎熊君のおつしやいました意見にわれわれは同調いたします。
【次の発言】 前回の運営委員会で議題とした鍛冶考査特別委員長の問題でありますが、この委員会でも重大な問題として取上げられ、各党の態度を今きめつつある次第であります。そこで、きよう考査特別委員会において、私は考査特別委員会の性格からして、一時この問題が決定するまで、鍛冶委員長は委員長の席を他の理事に譲つて委員長の席をしりぞくべきであるという動議を出して敗れたのであります。この際御参考までに申し上げておきますが、この問題の重要性は、立法府にいわゆる捜査官が直接入つて来て捜査したということと、その内容が、偽証罪に問わ……

第7回国会 議院運営委員会 第42号(1950/04/06、24期、国民協同党)

○石田(一)委員 これは先般ここの委員会でたいへん問題になりました、三地方に法務委員会の委員がそれぞれ公聽会にまわるというので出張された、あの法案と違うのですか。
【次の発言】 そういたしますと、先般この委員会では相当に意見もあつたのであります。特に重要法案の公聽会にまわるということで、衆議院に多くの人を呼んでやるよりも、こちらから委員が出張して行く方が、形式的にも便利であり、また経費の上からも好都合だということで、一応われわれ了承したのですが、そういたしますと、これは先般地方に行つた公聽会では不十分だからというので、衆議院で再びおやりになるということですか。これは花村氏に聞かなければわからな……

第7回国会 議院運営委員会 第43号(1950/04/08、24期、国民協同党)

○石田(一)委員 公聽会というものでなくして、参考人の意見を聞くとか何とかいうことで方法があるのではないですか。同じものが二度なされるということでなくして、公聽会と同じ効果を生ずるもので、しかも別途の方法においてこれがなされるということであればよいが、そういうことにしないと惡例を残すのじやないかと思いますので、そういう方法があれば、そういうことでやられるとけつこうだと思います。
【次の発言】 承認いたします。
【次の発言】 私の方は、遺憾ながら、参議院の意向がどうであるか、まだそういう報告を聞いておりません。
【次の発言】 私の方は岡田勢一、木下榮を入れていただきたい。

第7回国会 議院運営委員会 第44号(1950/04/11、24期、国民協同党)

○石田(一)委員 それは私たちの河野君が発言したことで、予算が空白になつた間、ほんとうは政府の支拂金に対して利子を支拂わなければならぬ規定をつくつておるが、これに対する説明を聞けば緊急質問をしなくてもいいということだつた。だから、官房長官の説明を聞けばいいのだと思います。
【次の発言】 この前の運営委員会で、自由党の幹事長の声明だから、この運営委員会で取上げる必要がないということでしたが、先国会の終りに、民主自由党総裁吉田茂という名前で談話を発表したことを取上げて、本会議で質疑がなされておる。だから、党の総裁あるいは幹事長の出した声明だからここで取上げる筋合いのものでないという意思で官房長官の……

第7回国会 議院運営委員会 第45号(1950/04/15、24期、国民協同党)

○石田(一)委員 私は、この政府の地方税法案の修正の提案に対して疑問を持つものであります。それは国会法の五十九條に、「内閣が、各議院の会議又は委員会において議題となつた議案を修正し又は撤回するには、その院の承諾を要する。」とありまして、五十九條によつて院の承諾を求めるというのは国会の委員会あるいは国会の本会議において、政府あるいは内閣が出した原案そのものが通過するその場合に、何らこれに議院側において修正を加えようとも撤回しようともしないときに、政府が撤回しなけれげならぬ、あるいは修正しなければならぬという必要を認めたときにこの手続がとられるのであつて、現に地方行政委員会においては、すでに委員長……

第7回国会 議院運営委員会 第46号(1950/04/18、24期、国民協同党)

○石田(一)委員 伸張がよいでしよう。
【次の発言】 第三の恩給法の一部改正法律案は全会一致ということになつておりますが、これについて条件がついておるからというので、もし賛成討論が許されるとすれば、賛成をした各会派にもそれぞれ意見があると思いますけれども、私どもも、その意味の討論が許されまするならば、これについてはもう少し強い要望がありますから、賛成の討論をさせていただきたいと思います。
【次の発言】 これは私は、まだ根本的なものが事務総長から報告されていないと思う。この前、松井君あたりが相当強硬に問題にしたのは、衆議院における選考委員の機構、人選というものが、あのとき発表されたそのままである……

第7回国会 議院運営委員会 第47号(1950/04/20、24期、国民協同党)

○石田(一)委員 この地方税法改正案がこの運営委員会の議題になつたという事実は、まだ発言の中にはない。それは委員長自身が希望を述べられたのであつて、あらためて委員長が議題にしてから決をとらなければならぬと思う。
【次の発言】 さつき田中君も発言しましたように、野党側はこれについて相当疑義を持つております……。
【次の発言】 われわれにそういう疑義があり、このことで野党が退場したのに、與党の諸君だけでこの案に対する討論等を決定して、このまま議場に入ることは、将来に惡例を残すことになる。この際私は、本案についての緊急質問とか、あるいは議事進行に関する発言を、本会議において野党の一、二の議員に許され……

第7回国会 議院運営委員会 第49号(1950/04/25、24期、国民協同党)

○石田(一)委員 第一案はこれでいいと思いますが、電波法案と放送法案は、衆議院の原案では、内閣総理大臣を経て内閣に提出しなければならぬことになつているが、これはおそらく委員会で、国会にこれを提出させるように修正しようという意見が強かつたことは明らかです。これが参議院に行つて修正されて来ておるという点は、今後の委員会として相当考えなければならぬと思います。
【次の発言】 ただいま田中君は前例があるとおつしやいましたが、もちろん前例がありまして、その前例はまことにいいことであるというので、私どもの記憶では、国会法か衆議院規則の中にその條文をつけ加えて法律化してあると思います。特にこの運営委員会、あ……

第7回国会 議院運営委員会 第52号(1950/04/29、24期、国民民主党)

○石田(一)委員 今石田博英君より、あす議論せずにきめましようと言われましたが、まことに大きなとげを含んでおるお言葉である。要するにいろいろな疑義とか何とかはほつておいて、採決すればよいじやないかということと同じである。それでなくて、田中君あたりの言つておるのは、あす議論をしないでというのは、あすは本会議に取上げることを確認して、きようは法案が山積しておるから、あすに延期するというので、それなら賛成するが、それを議論せずにやりましようということには承服できぬ。
【次の発言】 これは党にはかつたものではありませんが、先般の地方行政委員会、あるいは本会議において、地方税法案に関する与党の態度は、野……

第7回国会 議院運営委員会 第54号(1950/05/01、24期、国民民主党)

○石田(一)委員 まことにけつこうですが、原則として今議会中審議未了の議案及び案件を持つておるものといつても、委員会が審議未了にしようと思つておる案件もある。これも原則に当てはまるということになると、これはどうかと思う。
【次の発言】 もう一つ念を押しておきたい。最も重要な法案でありながら、委員会自体の意思で審議未了にするものがある。その際に、最も重要な法案でありながら審議未了になつたものを継続審査しないで、第二義的、第三義的法案を閉会中審議することは、常識的に考えても委員会の性格を疑われることになると思う。だから、これは今具体的な一つのものについて審議する、あるいはこれは継続中であるというこ……

第7回国会 議院運営委員会 第55号(1950/05/02、24期、国民民主党)

○石田(一)委員 今の林君の意見は、たいへん独善的な、かつてな解釈をしておる。少くとも今これをどの委員会に付託するかという議長の諮問を受けておる。運営委員会は、これは運営委員会に付託すべきであるということを議決した。すなわちこれを委員長はすみやかに議長に答申すればよいのである。答申した結果、議長の権限において、この諮問に基いて、運営委員会にあらためて付託する。そのときにその内容の審議があるのであつて、今ここで決定したから内容が議題になつた。次に開いたときにこの内容に行くということはあり得ない。
【次の発言】 この間の話で、委員会ですでに審査に着手して、とにかく一応審査を継続してやらなければなら……

第7回国会 議院運営委員会 第56号(1950/07/08、24期、国民民主党)

○石田(一)委員 各委員会を二十五名あてにしますと、現状維持のものが四つ、二十五名にするために委員を減らさなければならぬのが八つ、予算委員会を加えると九つ、二十名のが八つですが、これを五名ずつふやす。それから図書館運営委員会なんかは二十五名にすれば十五名もふやさなければならぬ。そういうように減るよりはふやす方が多くなる。
【次の発言】 委員会によつては二十五名にするためにふやさなければならぬものもある。この点はよほど愼重にやらないといけない。
【次の発言】 三十名、四十名の委員会にすると、われわれがいつもやかましく言う通り、定足数が足らぬという問題が起るのです。そのときに今まで二十五名以上のも……

第7回国会 議院運営委員会 第57号(1950/07/11、24期、国民民主党)

○石田(一)委員 今倉石君の話を聞いておりますと、野党側が外務委員会を五十名にしようということは、土井君や椎熊君が説明しておるように根拠を持つておる。ところが一律に二十五名にしようということは根拠がない。何のために二十五名にするのですか。
【次の発言】 五十名というのは、三十五名よりふやそうということとです。現状を維持しようという倉石君の御議論ならば、現状がこうであるからということで根拠がある。しかし今まで第七国会もこれでやつて来たものを、二十五名にしようというには相当の根拠がなければならぬ。今われわれが外務委員会を五十名にしようというのには、客観的ないろいろな條件がある。倉石君が一律に二十五……

第7回国会 考査特別委員会 第7号(1950/02/06、24期、国民協同党)

○石田(一)委員 ちよつと証人にお尋ねいたしますが、先ほど証言の中に、解散当時約八十億の公団の財産があつた、その八十億というのは、ただいま梨木君の七十五億のことでございますか。
【次の発言】 それで証人は、この公団を廃止することになつて、清算公団となつて、その後あらゆる面から検討した結果、約九十億ぐらいの赤字が出るだろうという算定をなさいました。一般では百二十億ぐらいの厖大な赤字が出ると言うておりますが、これは仮定のもとに立つようでありますが、もしこの配炭公団が廃止されないで、そのまま今後継続されるとしても、今現在あげられているような赤字は、必然的に公団の性質として出るべき赤字であつたかどうか……

第7回国会 考査特別委員会 第8号(1950/02/08、24期、新政治協議会)

○石田(一)委員 簡単にお尋ねいたしますが、室蘭の貯炭場の一万二千七百トンというものが、廃棄炭として無償で販売会社に譲り渡されておるという事実があるのですが、これは清算人として承認していらつしやるのですか。
【次の発言】 そうすると、それは灰になつた部分と売れる部分との率を検討なさいまして、その結果公団として事実上これを処分する場合に、これはお売りにならぬ方が利益であると、こういう観点に立つて、廃棄炭として一部のものを、すなわち一万二千七百トンというものを廃棄したということは、精算人として御承知である。そこでただいま申し上げました一万二千トン余の中に、いわゆる売れる可能性のあるものが八千トンば……

第7回国会 考査特別委員会 第10号(1950/02/13、24期、国民協同党)

○石田(一)委員 ちよつとお尋ねいたしますが、東京の配炭公団の配炭局長の松田三郎という人は、元あなたのところの顧問だとさつきおつしやつたようですが……
【次の発言】 そうすると 顧問に松田さんを迎えたというのは、公団から監視を受けたのですか。
【次の発言】 この後にいらつしやるはずなんですが、松田さんがあなたの方の顧問か何かになつていて、報酬とか、あるいはまたたびたび宴会や何かやられたとか、また退職金とか記念品とかいうものをおやりになつたとかいうことがあるんですか。この点はどうですか。
【次の発言】 退職金を松田さんに渡したとおつしやいましたが、幾ら渡したのですか。

第7回国会 考査特別委員会 第15号(1950/03/31、24期、国民協同党)

○石田(一)委員 私はただいまの追加要求の件に関して、反対の意思を表明するものであります。その理由を簡單に説明いたします。この徳田要請問題は去る理事会におきましてソ連地区に抑留されておる同胞の引揚げを妨害したと認められる。こういう徳田一要請問題に関して理事会として取上げられることに決定し、しかもわれわれ一部の委員の出席ではありましたけれども、定足数をもつて構成された委員会において、徳田要請問題は本委員会で取上げられることに決定しておることは、私たちも了承しております。しかし今出されました追加要求でありますが、この追加要求の主題を見ますと、日本共産党の邦人引揚妨害問題調査報告書という見出しがつい……

第7回国会 考査特別委員会 第16号(1950/04/01、24期、国民協同党)

○石田(一)委員 私はただいま提出いたしました本委員会の鍛冶委員長に対する不信任案の動議の提出理由を簡單に御説明申し上げます。昨日来の委員長の本証人を喚問する場合における各委員への発言の順序、並びに昨日私がこの証人に対して質問をいたしました場合に、種々食い違いがあつたことに対して、委員長みずから証人に知識を與え、しかも原口君というこの考査委員会の事務員なんかと会うたでしようというような暗示を與え、証人を常に有利に導こうとしておるかたわら、われわれ野党の発言を極度に制限しようとしております。ただいま梨木君が証言を求めておる途中、証人は共産主義以外の、ミリタリズムとか、あるいはリベラリズムとか、数……

第7回国会 考査特別委員会 第17号(1950/04/03、24期、国民協同党)

○石田(一)委員 この際議事進行に関する緊急動議を提出いたします。それは鍛冶委員長は、過日の衆議院の運営委員会において、院内で検事の捜査権を許した問題について、運営委員会の決定を見るまで、本委員会の神聖と権威を保つために、他の理事に委員長の席を交替して、この議事を進められんことをこの際動議として提出いたします。

第7回国会 考査特別委員会 第18号(1950/04/04、24期、国民協同党)

○石田(一)委員 私は最初にお断り申し上げておきますが、証人に心証を害されないように、私はなるべくおとなしくやりますが、共産党員ではございません。最も中正を旨とする、中庸の道を行かんとする国民協同党所属の私は代議士であります。  そこで私が証人にお伺いしたいことは、過日の証人の証言の中に、巨人軍の監督の水原君が日本へ帰還して参りまして、帰つたとたんに今までソ連で働いていた当時と正反対の行動をおとりになつた。このことが日本新聞にたいへん大きく取上げられて、裏切り行為である、裏切り者であると非常に大きく取扱われていた。それでこういうことではもう少し民主教育をしなければならぬというような方向になつて……

第7回国会 考査特別委員会 第19号(1950/04/05、24期、国民民主党)

○石田(一)委員 ロシヤ語で証言することを委員長が許可するとおりしやれば、有効なんです。ただいま事情を聞いて見ますと、事務の方にロシヤ語の先生をしていた方があるそうでありますので、その方にも一応参考にこれを聞いていただく、こういうことにして、今の質問を継続されんことを望みます。
【次の発言】 ちよつと簡單にお尋ねしたいのですが、一九四九年の九月十五日、このエルマーラエツ上級中尉が日本人の收容者の質問に答えて、あなたのいわゆる手記にあるロシヤ語で答えた。これは先ほどおつしやつた。多分三回くらいにやろうと思つたのだけれども、一回くらいで終つた。そうするとこの将校の言つたことは言い直されないで、ただ……

第7回国会 考査特別委員会 第20号(1950/04/06、24期、国民協同党)

○石田(一)委員 証人に少しばかりお尋ねしたいと思いますが、先ほど証人はこういうことをちよつとおつしやつていました。それは、私は昨年の九月十五日の将校が話したというときの会合ですね、その会合というのはどうせ作業のことか、あるいはまた生活心得というようなことが話されるんだろうと思つたので、もし一回目に選ばれたとしても私は入らなかつたろう、こういうことをおつしやいましたが、それは間違いございませんか。
【次の発言】 そうだといたしますと、今先ほどからのあなたの話を総合すると、ほとんどそのときタシケントからカラカンダにいらつしやつた方たちは、反動とか何とか目されている方たちなので、どうせおれたちは帰……

第7回国会 考査特別委員会 第22号(1950/04/08、24期、国民協同党)

○石田(一)委員 議事進行について発言します。先ほどの理事会では、共産党の梨木君からいろいろと異議が出たにもかかわらず、そのまま本日以後の証人の喚問を続けるということに決定したそうでありますけれども、この点につきましては、私はたいへんな疑問を持つておるのであります。それはなぜかと申しますと、去る五日に本委員会に証人として呼びました菅季治君が、六日夜の七時二十分ごろ国鉄の中央線の電車に飛込み自殺を遂げているのであります。しかも「世の人々へ」という遺書の全部を読んでみますと、まことにこの委員会に関係するところ重大なるものが多々あるのであります。それについて、われわれが爾後の証人の喚問を続けるという……

第7回国会 考査特別委員会 第23号(1950/04/10、24期、国民協同党)

○石田(一)委員 私は証人に証言を求めます前に、ただいま西村委員は、去る五日本委員会に喚問をされた菅証人の六日夜の自殺事件に言及をされまして、亀沢何がし外一、二名の参議院並びに本委員会等に出席した証人の姓名をあげられまして、この亀沢外の証人たちが参議院の控室で菅君に対して、監視をしているぞ、しつかりやれよというようなことを言つていた事実をぼくが聞いたと。これはあたかも菅証人の死というものが、亀沢君らのこの監視をしているぞ、しつかりやれと言つたこの言葉のために、この言葉に脅迫されて自殺をしたかのごとき趣旨にわれわれには聞きとれるのであります。しかもその内容は、速記録を見ませんとよくわかりませんが……

第7回国会 考査特別委員会 第24号(1950/04/12、24期、国民協同党)

○石田(一)委員 議事進行。菅君がソ連のスパイだつたということを発言していいのか。
【次の発言】 私はせんだつての委員会で菅君の問題を取上げて何か発言したので……。
【次の発言】 それでその前に、ただいまの委員の発言の中に……。
【次の発言】 私は証人に質問するのだが、その前に私は一応質問の前提をやつておかなければいけない。菅君の自殺を、毎日新聞の十日の記事は、どこから材料を出されたか知らぬが、さながら菅君がスパイであつたという一新聞の記事をとつて、スパイであつたからこうだ、それで死んだのであるというようなことを前提としながら、しかも証人にその証言を求める。しかも毎日新聞のこれが真実なものであ……

第7回国会 考査特別委員会 第25号(1950/04/13、24期、国民協同党)

○石田(一)委員 ちよつとお尋ねいたしますが、先ほどのお話で、カラカンダへおいでになりまして、掲示板か何かに日本の共産党の女事務員らしい人から来たはがきをごらんになつた、その内容は、目が惡いのでしつかりは覚ていないけれども、これこれであつたと思うという御証言がありましたけれども、それは掲示場に張つてあるとすれば、その收容所あてのはがきなのでしようか、それともだれか容所に牧容されている日本人の個人にあてららたはがきだというのでしようか、どちらですか。
【次の発言】 それは個人あてのものだとお考えになるのですか、それとも個人あてだということをはつきりごらんになりましたのですか。

第7回国会 考査特別委員会 第26号(1950/04/14、24期、国民協同党)

○石田(一)委員 私はただいま委員長より提案されました本件に関し、日本共産党書記長徳田球一氏を、来る二十一日に本委員会に証人として喚問することに賛成の意見を申し述べようとするものであります。常々私もこの委員会の席をかりまして申し上げておりまするごとく、本件は参議院において、多数によつてその真相に近いものが発表されてはおるのでありますけれども、しかしあくまでもこれは認定の上に立つたものでありまして、事実であるという断定は、参議院自身も下しておらないのであります。しかし私たちこの考査特別委員会は、少くともこの両者の証言を徹底的に冷静な立場に立つて究明をいたしまして本件のごとき要請がもしなされたとい……

第7回国会 考査特別委員会 第28号(1950/04/27、24期、国民協同党)

○石田(一)委員 ちよつとこの際議事進行について……。
【次の発言】 私は決してへんぱに考えるのじやないのですけれども、各証人が要請があつた、期待があつたということを証言したのも事実です。しかし中には、一部にはこれを否定したような人もあります。それはわずかあつた。しかしここの委員会では、ソ連の政治将校がそうしたことを発言した、このことを菅通訳が通訳して聞いた、こういうことがあつたということを多数の証言によつて一応認めるのは、この委員会の職務であつて、権限であると思います。しかしそれだからといつて、今ただちに、ここで証人を喚問する場合に、徳田氏自身が要請をなしたのだという結論に結びつけて、それを……

第7回国会 考査特別委員会 第29号(1950/04/30、24期、国民民主党)

○石田(一)委員 私は日本共産党の在外同胞引揚妨害問題中間報告に対しまして修正意見を申し述べ、修正の動議を提出するもりてあります。  まずこの報告書の一枚目の裏でありますが、三行目に「地区の収容所に宛て、徳田書記長の名て、」とございますが、この「収容所に宛て、」という意味でございますが、この点につきましては、明らかにこれが赤十字社から発行された捕虜用の往復はがきであるということは、証言によつて明らかになつておるのであります。しかも捕虜用のいわゆる往復はがきは、捕虜が個人として祖国にある家族あるいは知己に通信するためのものでございまして、その返信が収容所あてに出されるということは、とうてい常識的……

第7回国会 労働委員会 第4号(1949/12/21、24期、新政治協議会)

○石田(一)委員 私は新政治協議会を代表いたしまして、今回政府より提案されましたところの「公共企業体仲裁委員会の別紙裁定中、十五億五百万円以内の支出を除き残余について公共企業体労働関係法第十六条第二項の規定により、国会の議決を求める。」というこの案件に対しまして、仲裁委員会の裁定事項の第二項に記載してあります「公社は総額四十五億円を支払うものとする。」という四十五億円から、政府が数字を示しましたただいま申し上げた十五億五百万円を差引きましたその残余の額についても――すなわち四十五億円を総額政府は承認すべきものであるという意見を述べまして、その一部を今国会で葬り去ろうとする、すなわち政府に免責の……

第7回国会 労働委員会 第7号(1950/02/18、24期、国民協同党)

○石田(一)委員 私はこの際労働大臣の御所見をお聴きしておきたいと思うのでございます。それは過日この国会内に三十数組の労働組合の代表が集まりまして、国会共同闘争委員会なるものを組織しております。この委員会は、吉田内閣が人事院の公務員の給与べース改訂勧告案を拒否し、また今回専売公社の仲裁委員会の下した裁定をも拒否するという態度に出ました、それに対する一つの戦術といたしまして、新聞に伝うるところによりますと、ゼネストを決行してこれに対抗するという宣言をしております。この国会共同闘争委員会がゼネストの決行を宣言いたしましたことは、公労法第十七条の解釈から言つて、どういう関係にあるものか、ひとつ労働大……

第7回国会 労働委員会 第9号(1950/03/23、24期、国民協同党)

○石田(一)委員 官房長官並びに事務総長にお聞きしたいのであります。その前に一応確かめておきたいのですが、この専売裁定の案件は先般の当労働委員会におきましては、質疑を一切終了し、打切つてしまいまして、次回に開かれる労働委員会においては、つまり今日はそれまでに質疑応答した、その結果に基いて、討論採決をするという約束になつておるのであります。今ここでこういう問題を質疑の形でやつておりますが、先般の労働委員会の最終日には、次回に開くときには労働委員会でただちに討論採決するという議決をなさつておるのであります。これはどういう関係になるのか。一応委員長なり何なりから御説明を願つておきませんと、われわれは……

第7回国会 労働委員会 第11号(1950/03/29、24期、国民協同党)

○石田(一)委員 ちよつとこの際労政局長に聞いておきたいのですが、最近新聞紙上などを見ますと、職よこせデモ――いわゆる自由労働者の集団的デモが各地に行われまして、しかもこの日雇い労働者の職よこせデモというのは、われわれが新聞だけ見ておると、何か系統的に相当広範囲に、次第々々にその勢力が拡大しつつあるように見るのです。私はもし今後日本の労働問題で一大不祥事が起きるとしたならば、日々職をよこせと動いておるこの方面から起きるところの事件が、一番大きな不祥事件となりはしないかという、実に恐ろしい予感がしておるのであります。この職よこせデモ、いわゆる日雇い労働者の最近新聞で見よるようなあの事件について、……

第8回国会 議院運営委員会 第3号(1950/07/15、24期、国民民主党)

○石田(一)委員 そんなにやるのだつたら、もつとたくさんやつたらどうか。
【次の発言】 四人にして場内交渉ならばいい。五時までと時間をきめることはいかぬ。

第8回国会 議院運営委員会 第5号(1950/07/21、24期、国民民主党)

○石田(一)委員 本日は緊急質問もふえたことでありますから、これは次会まで延期してもらいたいと思います。
【次の発言】 きのうの問題をむし返すわけではありませんが、削除された緊急質問の中に、金子與重郎君の被害麦の措置に関する緊急質問というのがあります。これは農村にとつては緊急欠くべからざる重要問題だ、二分でも三分でもいいから、一応政府のそれに対する所見を聞きたいということを、特に今われわれの方まで申し出ているのですが、この点をひとつ議題にしていただきたいと思います。
【次の発言】 口頭でまことに恐れ入りますが、きよう新たにわが党の金子與重郎君から被害麦の措置に関する緊急質問を二分でも三分でもい……

第8回国会 議院運営委員会 第6号(1950/07/22、24期、国民民主党)

○石田(一)委員 本日は土曜日のことでありますし、また次回の委員会まで延期していただきたいと思います。

第8回国会 議院運営委員会 第8号(1950/07/27、24期、国民民主党)

○石田(一)委員 このことに異議があるわけではありませんが、よけいなことのようですが、われわれとしては、大村委員長の在任中の御努力には非常に敬意を表しております。そこで、まことに僭越な言い分ですが、相当長期にわたりこの委員会の委員長をやつていた大村氏に対して、この委員会に出ているわれわれとして記念品か何かを贈呈するということはよい習慣ではないかと思うのであります。何も高価なものということでなくて、そうした気持を表わすために何か贈呈したい、こう思うのであります。
【次の発言】 佐々木君のお話だけれども、内容の緊急性――最も緊急やむを得ないものだということを盛んに強調されて、土曜日まで延ばすことを……

第8回国会 議院運営委員会 第9号(1950/07/29、24期、国民民主党)

○石田(一)委員 この際はつきりしておかなければいけないと思うのですが、政府が文化財保護委員として、この五名の承認を求めて来た。五名でなければならないものを、三名あるいは四名だけ承認を求めるのでいいかどうか。中の一人を承認しないで、あと四人を承認するという仕方が許されるかどうか、五人なら五人まとめて承認するのでしよう。そうすると今の岡田君の、一名は資格がないから承認しない、あとは承認するという形が許されるかどうかという問題ですが……。
【次の発言】 政府が選んでその承認を求めるので、五人そのままを承認してもらいたいというのでしよう。
【次の発言】 要するに法制局長の地位、職責上の身分について、……

第8回国会 議院運営委員会 第11号(1950/07/31、24期、国民民主党)

○石田(一)委員 私たちの党としては旧軍港市の方については問題はなかつたのですが、漁港審議会の委員については非常に疑義がある。要するに與党色が濃厚である。今後水産方面に重要な地位を占める漁港審議会の委員が、ほとんど與党色をもつて占められるということは、芳ばしくない。この点についてはかねがねわが党からも自由党の方に相当強い要求もしておいたそうですけれども、時期的に間に合わなかつたとかいうことで、実現しなかつたのです。私たちの方から一人推薦しておる者もあるのですが、この点どうなつておるのかということを確かめるようにわれわれ一任されて来ているのです。どんなものでしようか。

第8回国会 議院運営委員会 第13号(1950/11/20、24期、国民民主党)

○石田(一)委員 新聞等の報ずるところによると、政府は十二月十日という最大限度のところで、通常国会を召集することを決定しておるという話であります。今土井君の話によると、二十四日に予定通り政府の施政方針演説がなされると、事実上二週間といつても、会期はほとんど十日間ということになる。しかもその十日間のうちで二日間が日曜日でありますから、八日間であります。そうすると、補正予算とか相当大きな法案があると思うのですが、実質の審議に八日間しかないという形になりはしないか。これで衆参両院の審議が盡されるか。四日ときめておつても、途中でまた一日、二日というように会期を延長するという、以前の不手ぎわを繰返すこと……

第8回国会 考査特別委員会 第14号(1950/11/13、24期、国民民主党)

○石田(一)委員 ちよつと証人にお伺いしますが、証人は七月の十二日に政務次官に就任なさいまして、その就任なさた直後、当時の日発の総裁並びに副総裁にお会いになつたことはありませんか。
【次の発言】 そういたしますと、就任直後の七月末か八月初めに儀礼的にごあいさつに、多分日発総裁並びに副総裁の方から通産大臣並びに政務次官に一応のお祝いの言葉か何かをお述べにいらつしやつたと思いますが、その際に少くとも日発にとつては、総裁、副総裁にとつては自分たちが最も反対の意思を持つているところの再分割というものがなされないために、見返り資金の云々という問題が出て来ておりますので、この点に関して、その日はあいさつだ……

第8回国会 考査特別委員会 第17号(1950/11/18、24期、国民民主党)

○石田(一)委員 私は今までの委員諸君並びに委員長からの御質問に関して証人の答弁に何かふに落ちないところが二、三ありましたので、もう一ぺん念のためにお聞きしておきたいと思うのです。業者にある一つの工事を請負い見積らせるという場合の順序ですが、証人の証言によりますと、先ほどあらかじめ工事内容を業者に示して見積らせる。それから土木部でその工事の予算の編成にかかる、こうおつしやいましたけれども、これに間違いはございませんでしようか。
【次の発言】 最近のような物価の変動のあるときにはもちろんそれも考えられるのですが、ただいま証人が証言なさいました設計図面であるとか、請負仕様書であるとか、あるいはそれ……

第8回国会 労働委員会 第4号(1950/07/26、24期、国民民主党)

○石田(一)委員 簡單にちよつとお聞きしたいと思います。実は本修正案に直接関係があると言えないかもしれませんが、まことにこれは重大問題だと思うのであります。それは自由労働者が職業安定所に最近非常に押しかけまして新聞の報ずるところによりますと、忌まわしい事件も起きておる。この点について、保護立法を改正なさる政府の趣旨もわかるのでありますが、この自由労働者が押しかけることによりまして、職業安定所に勤務しているところの従業員が、朝早くから夜おそくまでくぎづけになる。中には身の危險を冒してまでも、何とかおとなしく話をつけようというようなことで、非常に過労な勤務をしておる。これに対して労働者として、特に……

第9回国会 議院運営委員会 第1号(1950/11/22、24期、国民民主党)

○石田(一)委員 私の方も賛成です。

第9回国会 議院運営委員会 第2号(1950/11/24、24期、国民民主党)

○石田(一)委員 先ほど参議院からの情報を聞きましたところ、総理大臣は最初は、書簡にポ政令その他の措置によれと書いてあつたということをお答えになつたあとで、参議院の運営委員会の追究によつて、ポ政令ということは直接には書いてなかつたというふうに打消しになつたというお話でありますが、これは事実でございますか。
【次の発言】 聞き違いでありますか。
【次の発言】 ちよつとお伺いいたしますが、今の総理大臣並びに官房長官のお話を承つておりますと、これをポ政令で出したということは、マ書簡によるものであつて、何ら政府の関知しないものであるというふうに聞えますけれども、少くともマ書簡によつたのであろうと、どう……

第9回国会 議院運営委員会 第3号(1950/11/25、24期、国民民主党)

○石田(一)委員 水産無線というのは、すでにこの委員会でやつたのじやないですか。
【次の発言】 ただいま官房長官のお話を聞いておりますと、官房長官がお聞きになつたのは、すべての方法というのでありますが、初め総理大臣はすべての方法とはおつしやつておりません。速記録を見ましても、その他の方法ということをおつしやつております。小笠原君並びに参議院の中村君あたりの追究にあつて、最後の段階になつて、すべてのというように……。
【次の発言】 そうです。最後の段階になつて訂正して、すべてのという言葉をお出しになつているわけです。そこで私はこの際お聞きしたいと思いますことは、この運営委員会において、昨日総理大……

第9回国会 議院運営委員会 第4号(1950/11/26、24期、国民民主党)

○石田(一)委員 参議院の方の関係で急に運営委員会を開かなければならぬというようなことはございませんか。

第9回国会 議院運営委員会 第5号(1950/11/28、24期、国民民主党)

○石田(一)委員 佐々木君のお話もわかるけれども、結局内容が同じじやないか。だとすれば多数の者が出した方、あるいは先に出した方の決議案が否決か可決になつたとすれば、同じ趣旨のものであれば、一事不再議だからやらなくともよいということになるので、何も二つあつてもさしつかえないわけです。

第9回国会 議院運営委員会 第6号(1950/11/29、24期、国民民主党)

○石田(一)委員 ただいま与党の方の石田君が、共同提案でない決議案を、委員会の審査を省略して提出したことがないと言われましたが、どういう資料でおつしやるのか、私にはわかりません。それはおそらく違うだろうと思います。この前の解散直前の政界、財界、官界の徹底的粛正に関する決議案というのが、たしか当時与党であつた自由党の方は賛成なさらなかつた。しかしそれは野党が多数であつたために、委員会の審査を省略して上程している前例もあります。そういうことがあるのにかかわらず、今までしない慣例になつているということは、たいへんな記憶の悪いことをみずから証明していらつしやる。そういう事実があるのにかかわらず、前例も……

第9回国会 議院運営委員会 第8号(1950/12/02、24期、国民民主党)

○石田(一)委員 委員長自体の権限で徹底的に事務局をかえるということになつたら、より以上与党的になる。
【次の発言】 それはまことにけつこうです。
【次の発言】 私はこの際、いわゆる文化観光都市建設法というもので、熱海とか、別府とか、相次いで出て来るのですが、実際日本のいかなる土地をとりましても、外国の観光客を吸收するに足りないという土地はほとんど雇いくらい、日本の国土というものは風光明媚なものだと思つているのでして、同僚の議員諸公から、こういう問題ということで一応事前の交渉があれば、われわれは当然賛成すべきものなのです。しかし今後あまり多方面から出て参りますと、かえつて国際文化観光都市建設と……

第9回国会 議院運営委員会 第9号(1950/12/04、24期、国民民主党)

○石田(一)委員 予算委員会は、補正予算の審議を議了しない前に、手続上すぐやりたいという希望で……。
【次の発言】 先ほど運営委員会で、予算案の審議のための討論の時間等のとりきめがありました。それは審議が正常の意味においてなされ、予算委員会の審議が終つた場合に、予算案を本会議で審議するための各派の協議であつた。要するに事前審議であつた。それは予算委員会が、お互いの誤解があつたかどうかは別問題として、何ら支障なくスムーズに審議が行われるものという仮定のもとになされたのであつて、とにかくこうした問題が起きたからは、本会議における討論等の制限は意味をなさなくなる。予算委員会で補正予算の審議がスムーズ……

第9回国会 議院運営委員会 第10号(1950/12/05、24期、国民民主党)

○石田(一)委員 今石田一松という名前があつたが、これは博英の間違いじやないかと思うのです。(笑声)どういう理由で懲罰が出されたか、本人が知つておかなくちやならぬ。
【次の発言】 私は、この懲罰動議を各党が撤回するという、わが党の対策委員長である椎熊氏の意見には何ら異議をさしはさむものではありません。しかし昨日この委員会においてなされた一つの完全な暴力行為、それをわれわれ眼前に見ておつた。その問題で、ある党がこれに対しての懲罰動議を出した。そうすると今度運営委員会にこれが議題となつたときに、これと相殺すべく、懲罰動議を出した方のだれかの議員に何かないか、とにかく何でもいいから出そうというような……

第9回国会 議院運営委員会 第11号(1950/12/06、24期、国民民主党)

○石田(一)委員 私は辞任も何も申し出ておりません。けれども、一ぺん帰つて相談してみます。

第9回国会 議院運営委員会 第12号(1950/12/07、24期、国民民主党)

○石田(一)委員 今上つたらやるということがありましたが、日程と、すでに上つておるものをやつて、緊急質問をやるということにしておきましよう。上つて来たらやるというと、緊急質問をやる質問者の準備もあるから、今まで上つて来ておるものの次に、それをやることにしましよう。
【次の発言】 これは重大な問題で、衆議院規則の百五十六條に「議員は、表決の更正を求めることができない。」とある。すなわち共産党を代表して、小委員会並びに運営委員会において、共産党代表の竹村委員は、先般この案が出ましたときに何ら異議なく、満場一致で賛成されたのです。その満場一致で何ら異議がなかつたことを、今日更正することはできない。非……

第9回国会 議院運営委員会 第13号(1950/12/08、24期、国民民主党)

○石田(一)委員 この際、会期を延長することについては異議はございませんが、これだけの重要法案を提出するのに、野党各派が成規の手続をもつて臨時国会をすみやかに開けと言つたのに対して通常国会につながることを必要とするような第九臨時国会を召集する手続をとつた政府に、相当の責任があると思うのです。こういうことは、今後吉田内閣において十分検討して、国会の各議院がそれぞれ十分審議することができるような期間をもつて召集を願わなければならぬと思いますので、この点一言希望しておきます。

第9回国会 議院運営委員会 第14号(1950/12/09、24期、国民民主党)

○石田(一)委員 大体今まで会期末には、緊急質問デーの観を呈した感なきにしもあらずです。きようあたりでも、もし社会党以外に緊急質問、決議案というものがたくさんあつたとしたら、こういうものを早い目にきよう本会議を開いて十ぱ一からげに全部片づけるということもいい慣例だと思いますが、どうですか、社会党の方でも、きようは時間もおそくなつたのだから……。

第9回国会 労働委員会 第2号(1950/12/02、24期、国民民主党)

○石田(一)委員 よけいなことでありますが、委員長もたいへん戸惑いをなさいまして、賛成の討論から始めるなどということは、まあ常識上から考えても、国会法、衆議院規則を見ましても、まことに異例なるお取扱いでございまして、ここに多数党の威力があるのであろうと私は思うのであります。  ただいま動議が提出されましたけれども、本件に関しましては、第一次裁定以来われわれ国民民主党は、公労法の精神に従つて、少くとも政府は公労法第十六条一項、二項の規定に従い、予算を編成して国会の承認を求むるべきである、こういう建前に立つておつたのであります。にもかかわりませず専売局の裁定においても、これを政府はのんだかのごとく……

第10回国会 議院運営委員会 第9号(1951/01/29、24期、国民民主党)

○石田(一)委員 きよう質疑が終つた後ということになると、相当おそくなるのじやないですか。一身上の弁明ということになりますと時間の制限がつけられないし、收拾がつかないと思います。

第10回国会 議院運営委員会 第13号(1951/02/09、24期、国民民主党)

○石田(一)委員 私はこのことはいいことだと思いますが、実は引揚げて来ると、その連中が何か行き過ぎた行動があつたかどうかしらぬが、ちよつと指導的な立場にあつた連中は留置されたり、ぶんなぐられたり、舞鶴でひどい目にあつて来る。そんなことをするのなら、ほんとうに日本人が帰つてくれと心から祈つているかどうかわからないということになる。こういうものを国会でやるのだつたら、引揚げて来た本人に、もつとあたたかい気持を持つてやるのでなければ何にもならぬ。私はそういう気持がつくづくしておる。その点などもよく引揚委員会あたりでやつてもらいたい。決議案ばかりやつても、帰つて来るとこれをいじめる、そんなことではしよ……

第10回国会 議院運営委員会 第20号(1951/02/26、24期、国民民主党)

○石田(一)委員 ちよつと、これはもちろん仮定のもとに立つのですが、もしこの次に総選挙がありとしますと、そのときに政党の議員数が変化するわけです。そういう場合に今多数であるからというので自由党から選ばれたのですが、選挙の結果数に変動が起きた場合に、これが変更されるものであるかどうかということをお聞きしたいのです。
【次の発言】 今自由党が多数だからというので、その中から選ぶということに決定するならば、次の選挙の結果分野がかわつたときには、かわらなければならぬことになりますね。
【次の発言】 この首都建設委員の衆議院側から選ばれる委員は、衆議院議員であるという資格のみでよいのか、それとも東京都の……

第10回国会 議院運営委員会 第34号(1951/03/29、24期、国民民主党)

○石田(一)委員 それだつたら賛成、反対の討論もいらないわけですね。賛成、反対の討論をするということは、議員に対して、除名にすることがよいか悪いかということをそれぞれの立場で訴えて、賛成、反対を求めるのが当然である。除名は委員会できまつているから、身上弁明は許さぬということになれば何のために賛成、反対の討論をやるのか、わからぬ。
【次の発言】 今休憩を宣して、非公式に別室で保障を得ることについて具体的にある問題を共産党側に要求したが、これがいれられないから保障が得られないものとして、これについて調停しないということになつた。しかしそんな非公式に、別室で休憩中に私的に保障を求めたことが保障になる……

第10回国会 議院運営委員会 第37号(1951/04/16、24期、国民民主党)

○石田(一)委員 ただいまの福永委員の提案に賛成しまして、適当な次の早い機会の本会議に上程するということに賛成します。

第10回国会 議院運営委員会 第38号(1951/05/04、24期、国民民主党)

○石田(一)委員 私のお聞きしたいのは、もちろん特別な突発事件があれはどうかわかりませんが、八十四件を下まわるということだけは事実で、これを上まわるということはないと言えますか。
【次の発言】 この最後の決定権は、運営委員会にあるのですか。もちろん衆議院の本会議でやるわけですが、事前の最後決定というのは、委員長会議が決定権を持つているのですか。

第10回国会 議院運営委員会 第39号(1951/05/07、24期、国民民主党)

○石田(一)委員 私は、これは何も反対でも異議でもないのですが、ただ良心的に考えますと、公然にはどうかしりませんが、地方選挙というような大きな問題があるので自然休会というような形になつておつた。しかもそれが実質的には一箇月余にわたつておつた。通常国会は、国会法に百五十日間と定められておるのに、選挙という一つの公的なもののために、途中で一箇月も自然休会にしておいて、ここで二十間の延長をすれば、十二、三日間というものは実質的には会期を短縮したことになる。そういう点なんかで、何もさしつかえないと思いますけれども、ちよつと良心的に考えなければならぬ点もあると思うのです。

第10回国会 議院運営委員会 第49号(1951/05/24、24期、国民民主党)

○石田(一)委員 事務当局並びに議長、副議長にもお聞きしたいのですが、先般リツジウエイ大将の声明が出ました。まことに私どもうれしいことと思つておりますが、先ごろ来ちよつと聞くところによりますと、警察法等の改正についての修正案を出すために、やはり関係当局のオーケーがどうとかということを言つております。国会において、あのリツジウエイ大将の声明が出たにもかかわらず、国民みずからの法律をつくるのでも、決議案を出すのでも、法律の一部修正でも、やはり関係当局のオーケーがいるのですか。この点について関係当局から、そういうものはいらないという話があつたかなかつたか、伺いたいと思います。

第10回国会 議院運営委員会 第59号(1951/08/09、24期、国民民主党)

○石田(一)委員 さきの椎熊君、松井君の質問に対する官房長官の答えの中に、條約案の内容等については、調印後の批准国会のときにこれを十分審議してもらうのであつて、今度の国会では、條約案の内容等については審議をしないというような御答弁でした。この際お尋ねしておかねばならぬことは、政府は、常にこの條約案なるものは、日本国家がどうしようにもどうにもならぬものである。ただ行つて判を押すのだとおつしやる。そうすると、日本にとつてはそれは最終案です。その最終案に対して、こういう條項が入つておるけれども、これに対して政府はどういうふうに考えるかという内容にわたる議員の質問があつたときにも、政府は、それは批准国……

第10回国会 議院運営委員会 第60号(1951/08/14、24期、国民民主党)

○石田(一)委員 この際特に私たちは申し上げておきたいのですが、ただいま椎熊君が申されました通り、実質三日というのでありまして、召集、開会式並びに総理の報告されます説明、これが第一日に済まされて、残りの二日は、これに対する各会派の質問とか、実質審議に充てる、このことが再確認されなければならぬと思います。
【次の発言】 そうです。
【次の発言】 私は、もうすでに総理大臣が経過の説明におきまして、條約の案文についての内容までもつまびらかに衆議院、参議院が納得するように説明した後にこの式辞が読まれるのなら、まことに納得が行きます。しかしこの式辞があつて後に、総理大臣が国民に納得の行くような説明をなさ……

第10回国会 行政監察特別委員会 第8号(1951/05/21、24期、国民民主党)

○石田(一)委員 ちよつと聞きますが、さつきあなたは車掌台にいて、うしろの方で工夫がストップの信号か何かしていたのを見たと言われましたね。
【次の発言】 それは工夫がいたのを電車のどれくらいうしろで見たのですか。
【次の発言】 桜木町駅に入る少し前だからいろいろ注意されていただろうが、あなたはそのときうしろ向きになつていたのですか。
【次の発言】 前向きになつていて、自分の車掌台のそばで、向うから信号していたのですか、それとも声を立てるとか、さわいだのでしよう。
【次の発言】 ただあなたは偶然うしろを向いたら、とまれの信号をやつていた……。

第11回国会 議院運営委員会 第1号(1951/08/16、24期、国民民主党)

○石田(一)委員 これはよそのことですが、新聞などの報道するところによると、農協の方からは松本さんか、どなたかが全権団にお加わりになるということが報道されているのです。もしそうだとするならば、議会内で発言権も認められない小会派の者をどうして全権団にお加えになるのですか。与党はこれを認めない、政府は党として認めるという形になつて、非常に矛盾を生じはしませんか。
【次の発言】 それは今度の場合には通らない。

第11回国会 議院運営委員会 第2号(1951/08/18、24期、国民民主党)

○石田(一)委員 今の問題ですが、そうすると、今度ここで承認を与える全権というものは、その全権の意思によつては、今後成立する日米防衛協定ですか、安全保障協定ですか、これに調印する資格、権限を与えるという承認ですか、そうだとするとこれはたいへんな問題が起るのです。
【次の発言】 本人の自由ということは、権限は持つておるということですか。この日米安全保障協定に対する全権をもここで承認するということですか。
【次の発言】 反対の者にはその委任状は出ないということですか。
【次の発言】 私たちは、きようは長い時間をおかけして済みませんでしたが、いろいろ議論の結果、要するに日米安全保障協定についての全権……

第11回国会 議院運営委員会 第3号(1951/10/08、24期、国民民主党)

○石田(一)委員 ただいま申された、通常国会の終る前に両條約の批准が終る見通しをもつて、その両條約に伴つて整備を要する法案の改正等があるということであります。この臨時国会は、これから会期を決定するのでありますが、通常国会まで継続するほどの相当な審議期間というものが、今のお話しからでも必要じやないかと私は思うのですが、政府の見通しとしては、これらの法案というのは、ほぼどういう法案であるか、まだ見通しはないのですか。
【次の発言】 ただいま説明がありました中に、ポツダム政令として出されたもので、もし條約の発効後においてこれを必要とするものは残す、そうでないものはこれを廃止するというような方法をおと……

第12回国会 議院運営委員会 第1号(1951/10/10、24期、国民民主党)

○石田(一)委員 五十分あれば、それ以上はやりませんよ。
【次の発言】 二十分ということにして、一分や二分は都合によつてオーバーしても、降壇とか何とかなしにしておけばいいじやないか。

第12回国会 議院運営委員会 第2号(1951/10/15、24期、国民民主党)

○石田(一)委員 それが普通だが、欲をいえば、きようは自由党一人で打切つてもらいたいですね。

第12回国会 議院運営委員会 第4号(1951/10/18、24期、国民民主党)

○石田(一)委員 ちよつと私ついでに申し上げます。国会の議員専用バスについてですが、私の知る範囲では、たいてい省線の駅か、都電の終点というような重要なところに行つておるにかかわらず、巣鴨に行くバスは、武蔵野線という私鉄の二つか三つ先の椎名町まで行くが、それも椎名町駅まで行かないで途中まで行く。駅に行く人はそこまで乗つて行つて、わざわざまたもどつて池袋の方へ五分か十分よけいかかつて行つてから、武蔵野線に乗りかえて行くそうです。これはなぜ椎名町駅まで行かないのですか。
【次の発言】 ここにおる方はそれはわかつておると思うのです。これはその人の名前は言わないが、今はその方は自動車に乗つていらつしやる……

第13回国会 議院運営委員会 第19号(1952/02/28、24期、改進党)

○石田(一)委員 社会党の方々、土井君からおつしやつておるのは、要するに新聞などで政府の談話というようなものをごらんになつて、これが憲法違反だとかなんとかいうことをおつしやつておるのだと思う。しかしこれは報告であるか何か知らんけれども、一応本会議の壇上から所管大臣が報告した後に、その内容について、これが事案憲法違反であるとしたならば、これに対してあらためて質疑もしなければならぬし、問題にしなければならぬと思う。まだ正式にわれわれには報告されておらないことですから、きようの報告は、第十條による報告でいいと私は思う。

第13回国会 議院運営委員会 第20号(1952/02/29、24期、改進党)

○石田(一)委員 文書も何も出ていないのに、他のものを次会々々と言つておいて、これだけというのは……。
【次の発言】 次会に願います。

第13回国会 議院運営委員会 第21号(1952/03/04、24期、改進党)

○石田委員 それでは、本日の議院運営委員会を開会いたします。  初めに、共産党の梨木君より、法案の提出見込み並びに行政協定議事録公表について、官房長官の出席を求められておりますが、官房長官は事故がありますので、かわりに副長官が出席されております。あらかじめ発言を求められております範囲で、御発言願いたいと思います。なお梨木君の御出席のために三十分も待ちましたので、質疑等も簡略にお願いいたします。
【次の発言】 これは副長官の問題ではないので、全体において必要であるというならば、皆さんの御意向がそういうことであれば、そういうように伝達いたしますが、政府の方としては、希望の人にお渡しすると言つており……

第13回国会 議院運営委員会 第22号(1952/03/08、24期、改進党)

○石田(一)委員 今ここで、これをこの委員会の議題にするかしないかお諮りするとおつしやいますが、諮れば、おそらく多数で議題にしないことになるでしよう。しかし今土井君が二つにわけて言つたことは、一応合理的ではないかと思う。そうだとすると、この委員長の談話発表の写しなるものが事実であるとするならば、ここに「右調査の結果左の諸点を指摘し、特にこれを留意すべきものと信ずる。」そうして一番最後のところに、再検討すべきことを政府に勧告するということになつておりますから、委員会の調査の結果を待たずして、調査の結果としてこれを政府に勧告し、しかも社会に発表したことは間違いないのでありますから、もし土井君の言葉……

第13回国会 議院運営委員会 第23号(1952/03/11、24期、改進党)

○石田(一)委員 休憩前議題となりました緊急質問の五を除いた三から七までは、同じ内容の緊急質問であるようにわれわれも考えますので、この際共産党を除いた野党連合において、これを一本にまとめて今日の本会議でやらしていただこう、こういうことに今話が決定いたしました。そのやる党は、野党の第一党である改進党においてこれをやるということに決定したのでありますが、但し客観的な情勢のいかんによつては、改進党が共産党を除いた他の野党連合のどれかに譲ることもあり得るということは了承願いたい。それはある事情の場合であります。
【次の発言】 それは、ほとんどそういうことはないと思いますけれども……。

第13回国会 議院運営委員会 第24号(1952/03/13、24期、改進党)

○石田(一)委員 今の問題とはちよつと違うのでありますが、実は最近東京都の特別区においては、新聞の伝えるところによると、特別区の区長を官選にする、あるいは都議会議員の定員を三分の一あるいは半数くらいに減ずる、あるいは末端の特別区の地方自治体の権限を大幅に縮小する、こうした問題が盛んに新聞報道で流布されております。伝えるところによると、すでに次官会議においては、これに憲法違反ではないということに決定して、政府としてはこの地方自治法の一部改正案を今国会に提出されるというので、各特別区の議員、あるいは市長あたりにおいては、寄り寄り協議しておるようであります。この点について、御意見と真相を知らしていた……

第13回国会 議院運営委員会 第25号(1952/03/18、24期、改進党)

○石田(一)委員 次の議題に入る前に、ちよつとお願いしておきたいのですが、先日菅野官房副長官を呼んで議案の提出についての説明を求めたときに、私が地方自治法の一部改正法律案について質問をしたところが、次官会議にもまだ付議されたことがない、政府においてこれを出す用意も何もしておらぬという意味のことをここで説明された。しかるところ、昨日あたりの新聞あるいは今日の新聞、それから某方面から聞くところによると、すでに二月二十九日に次官会議で正式に決定されておる。にもかかわらず、三月十三日の委員会に出て、何らそういうことは政府において関知せぬというがごとき白々しい答弁をするということは、あまりに無責任だと思……

第13回国会 議院運営委員会 第26号(1952/03/20、24期、改進党)

○石田(一)委員 去る十三日の議院運営委員会におきまして、梨木君の要求で官房副長官が出席なさいまして、今後本国会に政府が提出するであろうところの予定の法案についての説明を求めましたところ、いろいろ件数をおあげになりましたあとで、いわゆる地方自治法の一部改正案なるものについて、新聞報道等によると、もちろんこれは確たる御決定になつたものではございませんでしようが、東京都の特別区あたりでは、非常に関心を持つておりますので、この点について私がお尋ねいたしましたところ、菅野官房副長官は、この件については、次官会議に付議されたこともなく、また政府としても、これを本国会に提出することの用意はないというような……

第13回国会 議院運営委員会 第30号(1952/03/28、24期、改進党)

○石田(一)委員 改進党は回付案に賛成いたします。
【次の発言】 賛成。
【次の発言】 今田淵委員の御意見で、とまるべき宿舎の方の経費が少くて、とまらなくてもいい議員会館の費用が多いのは不都合だというのですが……。
【次の発言】 原則としては、宿舎より議員会館の方によけい費用をかけてやつてもらわなければならぬと思う。宿舎というのは、いわゆる宿舎で、水道の設備でも、あらゆる設備を会館の方に重きを置くべきであると私は思います。

第13回国会 議院運営委員会 第33号(1952/04/03、24期、改進党)

○石田(一)委員 特に最近頻発しておる事件については、行政監察特別委員芸なるものが一、ニこれをすでに調査しておる事実もあるということです。それにさらに法務委員会がこれとせり合うような形をとることは、私は国会運営の上からも、結果としてはあまりおもしろくないことになるのではないかと考えます。
【次の発言】 私はかすかに記憶しておるのですが、国会法か衆議院規則に、一旦表決したものは、自分でこれを変更することができないということになつておると思います。いやしくも国民代表として選ばれて議員となつた者が、反対すべきところを間違えて賛成したから、本会議でぜひ反対したいから便法をとつてくれというに至つては、常……

第13回国会 議院運営委員会 第38号(1952/04/24、24期、改進党)

○石田(一)委員 これは本会議が遅れておるからというような問題じやない。国会内の警察の問題ではないのです。国会の外から構内に入ることは許しておる。
【次の発言】 私はこの際、小林君の問題は重大だと思いますので、ちよつと聞きたいのでありますが、議長は警視庁へ依頼して、正門以外は国会議員といえども入れてはならぬという依頼をなすつたかどうか、どういう依頼を警察になすつたのか、そのことを聞きたい。
【次の発言】 はつきり言つてみなさい。国会議員のバツジを知つておるかと言つたら、何と言つた。
【次の発言】 国会が紛擾の渦に巻き込まれぬように、議長は治安を維持しようと思つてわざわざ警視庁に依頼をなすつた。……

第13回国会 議院運営委員会 第41号(1952/04/28、24期、改進党)

○石田(一)委員 先ほど、名前は直接出ませんでしたが、改進党には前の国民民主党のときに離脱して何とかということがありましたので、私はこの際申し上げておきますが、ただいまいろいろ御意見もあるようですが、衆議院なら衆議院で、一部の強い反対があつても、多数によつて決定されたこと自体が衆議院の意思決定である。それを承認しなければ、議会制度というものは成り立ちません。残念ですけれども、私たちはそう思つておるのです。もしそうでなかつたら、私なんか税金に反対しておるんですから、税金は納めなくてもよいわけなんですが、やはり多数できめられた税金は納めなければなりません。そういう意味で、衆議院が多数をもつて一応決……

第13回国会 議院運営委員会 第43号(1952/05/06、24期、改進党)

○石田(一)委員 今、林君からのお話ですが、読んでみても同じです。だから、共産党の意思表示ができればとおつしやるのですが、このあとで議長が、何々君外何名からこれと同じような決議案を提出されておりますが、今これが決定したので、それは議決不要になりましたという宣言がある。共産党と言わなくても、井之口君から出たということを言われるのだから、その点意思表示はできるのだから、いいじやないですか。

第13回国会 議院運営委員会 第44号(1952/05/08、24期、改進党)

○石田(一)委員 ちよつと意見の違うところがあるので、発言を許していただきたい。
【次の発言】 そうおつしやいますけれども、これはもともと私たちが経験してからの本会議において、不穏当な発言であるというので取消しを要求されることがあまりに多過ぎたのです。要するに、それ自体がみずからの発言の権利を大幅に削減しているような結果になつていたと私は思うのです。そのことが今日こういうことになつたのだと思う。しかし、いかに議長であつても、議員が許可を得て演壇で発言したことを、議長の権限でこれを取消すことはできぬ、私はそう思つております。但し議長の権限をもつて本人に取消させることができる。本人に取消しをするよ……

第13回国会 議院運営委員会 第46号(1952/05/13、24期、改進党)

○石田(一)委員 その間に、ちよつと私発言をさしていただきたいと思います。ただいまちよつと土井君も触れられたのですが、私は、前回の運営委員会でちよつと錯覚していた点かありますので、それの是正かたがた申し上げたいと思います。私は先般、議長は取消しを命ずること、ができるのであつて、それを本人は承知しなければならぬとかいうようなりくつを申し上げましたが、それは、議長は不穏当と認めた場合これを取消させる権限がある、しかも取消した場合には、これが速記録にとどまらないということが国会法、衆議院規則に明記してあることを、われわれはうかつに見のがした、自分たちでつくつた国会法、衆議院規則を見そこなつたというこ……

第13回国会 議院運営委員会 第50号(1952/05/24、24期、改進党)

○石田(一)委員 ただいま後段におつしやつたことについては何ら異議はないのです。しかし三分の二以上欠席した者に対して、その氏名を発表するということは、要するに一つの懲罰的な方法だと思います。その点は、今日議長がわざわざ議長名をもつて出席を要求するように通達をし、一週間たつた後に、それに応じなければ国会法上の問題になるわけですが、こういう通達がとられた後ならば、そういう懲罰的な方法を講ずるのも当然です。しかし今まで確固たる処置をとらないでおいて、過去における三分の二以上の欠席者に対して――もちろんこれはいい人じやない、悪いけれども、それに対して何ら法的根拠のない処置を、いわば本人の今後の選挙等の……

第13回国会 議院運営委員会 第52号(1952/05/29、24期、改進党)

○石田(一)委員 これは委員会の労働法規などの改正につきましても一賛成したいのだが、一括して法案となつておるために、たとえば林野庁とかあるいは電通省等が公共企業体に入つて、団体交渉権を得るようになつたような法案についても、これに賛成すると、あと全部養成しなければならぬということで、賛成できないような仕組みになつておる。そういう法案の提出の仕方は実にずるいと思つているのです。今除こうと言われる部分の修正については賛成ではあるのですが、賛成の意思を表示することによつて、自分たちの修正案が通らないといつたような採決の仕方がされたのじやないか。野党は自由党のおつしやる、今除こうと言われた部分に賛意を表……

第13回国会 議院運営委員会 第54号(1952/06/03、24期、改進党)

○石田(一)委員 林百郎君のこの十二の緊急質問は、一応聞いてもいいのじやないかと思いますけれども、日ソ関係並びにソ連代表部に関する緊急質問の中にはかのことがいろいろ入つて来て、議論が、議題というか、中心を離れておることがたまたまあるのです。それでなくして、ほんとうにこれを正しい意味でお聞きくださるならば、私なども、この問題については答弁を聞きたいと思つておるのです。
【次の発言】 あまりに反対討論をおやりになるならば、それは五分くらいにしてもらいたい。

第13回国会 議院運営委員会 第55号(1952/06/03、24期、改進党)

○石田(一)委員 今椎熊委員がおつしやる通り、これは法案の修正として出さなくても、行政措置として、法律のできたあと、総理大臣あるいは所管大臣が、技監を一名ふやすというようなことは、法律をつくらなくてもできます。修正じやないですよ。

第13回国会 議院運営委員会 第59号(1952/06/12、24期、改進党)

○石田(一)委員 私は、同じ党から出ている委員ですけれども、いつも持論にしているように、本会議におけるところの発言の内容、それはもちろん、直接国民はこの際暴力を振つてどうしなければならぬというような、ほんとうに許すべからざる発育をしたのなら別だけれども……。
【次の発言】 実力をもつて打倒しなければならぬと言つても、その実力というのを暴力ということに解したら、これはいけませんよ。またそれには、先般この委員会でも決定したことがあり、不穏当な言葉があつた場合には、議長が職権をもつて取消すことができるように……。
【次の発言】 のんきなことじやない。国会議員の発言に対して懲罰に付するなんということは……

第13回国会 議院運営委員会 第60号(1952/06/14、24期、改進党)

○石田(一)委員 今の竹村君のお話ももつともだと思いますが、小委員を出すのは各党の数によつてやるのでしよう。そういう原則がある。しかし、特に国会法とか、今般可決された選挙法のごとく、各党にこれが公平になされなければならぬということが、その性格上最も必要な法律である以上、委員長を含めて、あるいは委員長外四名の小委員ができてそれに対して各党からオブザーヴアー的な意味で御出席願つて、いろいろ意見を聞くという含みを持つて四人程度ということにしておけば、私は各派の意見が反映するのじやないかと思います。

第13回国会 議院運営委員会 第64号(1952/06/19、24期、改進党)

○石田(一)委員 長い間の慣例で、同じ委員会でやつたものは一括上程することになつているとすれば、討論者は一人としても、発言の時間でその間のゆとりを持たせるということで、一人でやつてもらうようにすれば十分できるだろうと思いますが、そういうことでどうですか。

第13回国会 議院運営委員会 第65号(1952/06/20、24期、改進党)

○石田(一)委員 発言中だが、重大な問題がある。

第13回国会 議院運営委員会 第66号(1952/06/21、24期、改進党)

○石田(一)委員 ただいま地方税法の案とかいうものが議題になつて、この委員会で審議されておりますが、もうすでに運営委員等も御承知のように、昨日のこの委員会においてまた本衆議院において議決した会期の問題について大きな疑義がある。(発言する者多し)ちよつとお持ちください。これをいかに取扱うか、法案の手続等についての実質的な審議をしたということが、会期延長を何ら異議なく承認したという既成事実になるというおそれが多分にある。こういうことでありますので、やはり一応これは疑義を解明したあとで――決して私は会期延長が無効だとかなんとかということは言いません。私は国会法等も十分調べていろいろ研究しておりますが……

第13回国会 議院運営委員会 第67号(1952/06/24、24期、改進党)

○石田(一)委員 私はこの際委員長にお伺いして、また今後の善処を要望したいと思うのであります。この前の運営委員会においては、事務総長あるいは議長、その他のいわゆる国会運営方面の専門家に、ある運営に関するところの疑義を持つている委員があつて、これがあと一、二箇所、二、三分間でよいから質問をしたい、こういう要求をいたしました。ところが委員長は、独断的に、質問はこれを許しませんと言つて、委員会の決定を、そこで大きな声で速記席に向つて速記するようにおつしやつて、われわれには発言をお許しにならなかつた。私は何もこの前のことが――これは正式に記録に載つておることであるから、かれこれ申しませんが、今後委員の……

第13回国会 議院運営委員会 第68号(1952/06/26、24期、改進党)

○石田(一)委員 ただいま副議長のおつしやつた、本人がいなくても懲罰の議決ができないことはないということですが、国会法、衆議院規則等において、今日風早君、林君が懲罰に付されている公開議場における陳謝文の朗読という懲罰委員会の決定は、四つの懲罰の段階があるうちで、この一つだけが、懲罰に付せられる議員の意思と行動とが伴わなければ懲罰の効果を発生しない特殊な一つの懲罰形式であります。本人がいなくつてもできる場合は、その他の三つならばできます。除名も三分の二以上あればできるだろうし、あるいは登院停止もできるだろうし、公開議場におけるところの議長の戒告もできますが、ただ一つ公開議場における陳謝文の朗読と……

第13回国会 議院運営委員会 第69号(1952/06/28、24期、改進党)

○石田(一)委員 私は、いつも申し上げておるのですが、院内における議員の発言等が不穏当であるというので懲罰ということは、まことにいかがかと思うのです。しかし今日報告された参議院議長からの申入れは、少くとも調果の結果においてこれが事実とするならばゆゆしい問題であります。そこで私は、今梨木君のおつしやることにもまことに道理があると思いますので、この運営委員会において、少数の、たとえば二、三人のこの事件を調査する小委員を設けて、その委員によつてこの事実を調査して、その結果を本運営委員会に報告を願つてそれに基いて、運営委員会の態度をきめることが一番妥当ではないかと思います。

第13回国会 議院運営委員会 第70号(1952/06/30、24期、改進党)

○石田(一)委員 これは事務総長にお聞きしたいのですが、衆議院で五月三十一日と決定して参議院に送つたものが、実際上、五月三十一日ではどうにもならないので六月三十日と直して来た。それをここで決定して法律としてでき上つた。そのでき上つた法律を、また同じ会期の中でこれを議題として、今度は七月三十一日に改める。そうしますと、同じ法律が――それはまだ決定しない場合、参議院からこちらに回付された場合はいいのですが、一旦両院の協議が一致して法律になつたものを、同じ会期でまた期日を七月三十一日に改めるということになると、一つのものを二度も三度も国会で直すという結果が生じはしませんか。

第13回国会 議院運営委員会 第71号(1952/07/03、24期、改進党)

○石田(一)委員 これは、私緊急質問をやろうというのではないのですが、新聞報道だから確信は置けないといえばそれまでですが、事務総長にお聞きしたいのです。この間自由党の増田前幹事長は、この国会内に共産党のシン。ハか何かがいて、秘密会議とか、いろいろな会議の内容が何でも外へ筒抜けになる。参議院あたりでも、今度停電をしたのなんかも、これは共産党がやつたらしいとかいつて、その人数までおつしやつておるのですが、事務総長として、これが新聞に発表されたことだからというので不問に付するということは、少くも衆議院に関する限りいけないのではないかと思うのです。事務総長は、これについて何か立証するに足るところの材料……

第13回国会 議院運営委員会 第73号(1952/07/25、24期、改進党)

○石田(一)委員 私はこれについて異議があるわけではないのですが、自然休会で本会議が関かれていないとき、こういう処置がとられたときには、議長あるいは委員長から委員の居住するところに文書で、こういう処置をとつた、後日これは運営委員会において承認を求めるが、あらかじめ御了承を願うという一通がほしい。それをあとになつて御了承願うというのでは、ちよつと誠意が足りないと思いますので、その点だけ申し上げておきます。

第13回国会 議院運営委員会 第74号(1952/07/28、24期、改進党)

○石田(一)委員 これには特別級という別表のようなものがついておりますね。
【次の発言】 上つたのですか。
【次の発言】 ちよつと聞くのですが、事務局の各常任委員会の専門員の二号給四万七千円というのは、どうしてこうなるのですか。
【次の発言】 これによると、法制局長が国会議員と同じですね。国会議員の方が事務総長より下ですね。
【次の発言】 事務総長の職務が国会の構成上重要であり、また非常に複雑であることはわかつておるので、勤務手当とか超過勤務手当とかいうことで、それが議員の受る歳費より多くなるということは当然認める。しかし本来の俸給として、国権の最高機関の議員の方が事務総長や図書館長より下だな……

第13回国会 議院運営委員会 第76号(1952/07/30、24期、改進党)

○石田(一)委員 私はこの改正案について、根本的には同意されるようなこともありますが、ただ一つお聞きしておきたいのは、常任委員会制度をこのようにやめて、五つの常任委員会にしておいて、今後実際問題として議案を審議するとき、特別にその委員会をおつくりになるということですね。
【次の発言】 それで今回のような、たとえば破防法とか、労働法関係の問題のように、要するに時の政府が好む方に議案が審議されないで、しかもこれが全然骨抜きになつたとか何とかいう状態でありましたが、それが起きた原因というものは、常任委員会の設置の仕方にある。そこで、これは政府が選挙も迫つておることでありますから、このまま進むと、いわ……

第13回国会 議院運営委員会 第77号(1952/07/31、24期、改進党)

○石田(一)委員 これは、きのうから出されておるわけではなくて、きよう出されたわけです。しかし、きようが最後の日ですからわかるのですけれども、こういうものはなるべく運営委員会が開かれる前に、きようの運営委員会でやつてもらいたいということを各党に連絡した方がよいと思うのです。
【次の発言】 要するに、選挙のあるまでに間に合えばいいのですね。
【次の発言】 ちよつとお聞きしたい。大蔵委員会の七に、国有財産の貸付及び処分状況調査に関する件というのがあるのですが、調査するということは、「閉会中の委員会の審査に関する件の中に、「国政調査のための閉会中の開会はなるべくこれを避けること。」となつておる。審査……

第13回国会 議院運営委員会 第78号(1952/08/25、24期、改進党)

○石田(一)委員 私も、決して梨木君の言うことをとやかく言うわけではありませんが、人数から言うと、多くしても、率で行くとあなたの方は入れないのですね。それよりも、私のお願いしたいことは、あまり長く小委員会でひつぱらないで、あらましの案ができたら、議院運営委員会に出してもらう、そうして、いわゆる大衆討議として、議院運営委員会の討議にかけてもらう、そのことの方が私はいいと思いますが、どうでしようか。
【次の発言】 これは改進党としても言わなければならぬことですが、行政監察特別委員会は、近ごろ不明朗である。これは、速記をとつてやられたらいけないから言えないけれども、何か相当これは監査することが必要だ……

第13回国会 懲罰委員会 第2号(1952/03/08、24期、改進党)

○石田(一)委員 私は今まで議事進行だからだまつておつたのですが、質問があるのです。
【次の発言】 私はちよつと提案者に質問したいのでありますが、過日本会議場においてなさいました提案の趣旨弁明と、本委員会におきまして、ただいま柳澤君がなされた趣旨弁明とは――もつとも私の直接聞いた感じにもよるのかもしれませんが、何か内容において異なつたところ、また時間の点においても相当長短がある、こう思うのでありますが、その点はいかがでありますか。
【次の発言】 そういたしますと、先般の本会議で提案者がなされた提案の趣旨弁明というそのときの速記録の写しが、事務当局から資料としてわれわれに渡されたのでありますが、……

第13回国会 懲罰委員会 第3号(1952/03/10、24期、改進党)

○石田(一)委員 私は提案者の柳澤君に、去る八日本委員会において質疑を継続中でございましたけれども、議事の運営上に関する委員長の御注意もございまして、これを今回まで保留をした形のまま中断をいたしておりましたので、今日これを継続するのであります。先般資料として出されました川崎秀二君懲罰に関する速記録の拔萃でありますが、八日の本委員会において提案者は、その八ページの七行目の「あるいは野党の諸君は、本件はすでに問題が発生してから一箇月以上も経過しているではないか、なぜそれほど重大ならば、もつと早く出さなかつたかと言うかもしれない。」云々――この件に関して、これは要するに私の個人的な考えを申し述べたの……

第13回国会 懲罰委員会 第4号(1952/03/12、24期、改進党)

○石田(一)委員 私は一言だけなんです。問題は要するに当日の国務大臣の演説に対する質疑、すなわち国務大臣の演説そのものが、予算書に関する議事進行について発言を求めたことと直接関連があるかどうかということがキー・ポイントになつておる。  それで私は椎熊さんに聞きたいのは、今まで運営委員会等の慣例で先ほどこれは田渕委員もちよつと指摘されておるのですが、田渕委員の見解としては、二十五日の運営委員会において何党が何時間、何党が何時間と一般施政方針演説に対する各党の割当をきめたので、その継続であるから二十六日も一般施政方針――もちろんこの一般施政方針も予算書に基いてなされたものであるとは言えますが、特に……

第13回国会 懲罰委員会 第5号(1952/03/27、24期、改進党)

○石田(一)委員 議事進行について……。今日はごらんの通り、委員の出席も少いことでありますから、この程度において散会せられましまた委員会の日をあらためて通知をして、会議を開かれんことを望みます。

第13回国会 懲罰委員会 第7号(1952/05/16、24期、改進党)

○石田(一)委員 私は本件はこれを懲罰事犯にあらずと決せられんことを望む動議を提出いたします。  以下その理由を簡單に申し述べます。喋々と申し上げるまでもなく、本人の議員川崎秀二君、あるいは懲罰動議の提案者柳澤君等に対する質問応答の中にも、私たちの意見はほぼ申し述べたつもりでおりますから、この委員会においてはごく簡單に一、二の理由を申し上げておきます。私がただいまの動議を提出いたしました第一の大きな理由は、本件の懲罰動議の取扱いが、明らかに衆議院規則第二百三十六条の規定に違反してなされておるということであります。すなわち去る一月二十六日の本会議場において発生した懲罰事犯であり、しかもその本会議……

第13回国会 懲罰委員会 第13号(1952/06/17、24期、改進党)

○石田(一)委員 しかし、ちよつと委員長、今――これはよく気持はわかるのですけれども、いやしくも自由党の古参であるところの鍛冶君が――懲罰に付せられてここにおる風早君は、何も被告でも何でもない、同僚議員なんです。それをお前とか何とかと言うに至つては、ちよつと私はふだんの鍛冶君に似合わぬ興奮の仕方だと思うのです。こういうことは何でもないことですから、鍛冶君が、お前という言葉だけ取消して、君に直すと言えばそれでもうおしまいなんですから、今のその点は……。
【次の発言】 速記録を見て、あれば……。

第13回国会 懲罰委員会 第14号(1952/06/18、24期、改進党)

○石田(一)委員 私はただいま議題になつております田淵君の出ざれた動議に反対をし、梨木君の動議に賛成する討論をしようとするものであります。  第一は、私は運営委員会におきましても、議員の行つた直接の行動が懲罰に値するというような場合には、これは相当厳罰に処すべきである、暴力行為に対してはやらなければならぬという主張ですが、過去の長い帝国議会からの議会の歴史を見ましても、議員が正当に議長から発言を許可されて壇上で発言したその発言内容が、不穏当であるとか、あるいは時の与党を刺激したというような観点から懲罰に付せられた例は、まつたく一、二にとどまつておるのであります。数十年来そうであります。にもかか……

第13回国会 法務委員会 第20号(1952/03/06、24期、改進党)

○石田(一)委員 私はこの際今調査の対象になつている今回の東大事件の範囲をあまり越えないで、事実問題としてひとつ聞いてみたい、こう思うのであります。そこでこの問題になつたいわゆる直接の原因といいますか、四名の本富士署の警官が私服で東大のポポロ劇をやつている会場に三十円の入場料を払つて入つた。この入つたことが職務上入つたのであるか、それとも單に娯楽を求めるために入つたのか。それともただいま総監の述べられたように娯楽ばかりで入つたとは私も思わぬ、がしかしだれでも入れるように入場券を売つていたので入つたのだ、こういう御答弁だつたと思うのですが、私はその御答弁の中に、先般のこの委員会で本富士署の署長が……

第13回国会 労働委員会 第4号(1952/02/20、24期、改進党)

○石田(一)委員 大臣はきようお見えにならないのでございましようか。
【次の発言】 私の質問しようとすることは政治的な問題であるので、特に大臣の御答弁を得たいと思うのでありますが、政務次官がかわつて御答弁くだすつてもけつこうですが、相当大きな問題だと思うのです。と申しますのは、最近の日本国内の情勢というものは、両條約の効力発生に伴いまして、何か時代が逆行しつつあると、こういうことはすでにいずれの言論機関においても堂々とこれが述べられ、しかも心配され、おそれられているところなのであります。そういう際にあたりまして特に占領治下に置かれた日本の労働行政の面で、ポツダム宣言の受諾に伴い発する命令に関す……

第13回国会 労働委員会 第17号(1952/05/22、24期、改進党)

○石田(一)委員 ちよつとただいまの緊急調整の問題について関連して質問したいと思います。  午後欠席をしなければならないやむを得ない事情がありまして、掛持ちができない委員会ですので、ちよつと一言お聞きしておきたいと思うのです。二、三点あるのですが、第一点は、草案の草案によると、総理大臣に緊急調整権を持たそうというのであつたのが、労働大臣にかわつたおもな理由。それからもう一つは、この第一項にあります「公益事業に関する労働争議又はその規模が大きいため若しくは特別の性質の事業に関するもの」、こういうことになつておるのでありますが、これはその労働争議をやるところの組合自体が所属する事業の種類によつてこ……

第13回国会 労働委員会 第19号(1952/05/24、24期、改進党)

○石田(一)委員 私はただいま議題となつておりますわが党の森山君が提案しました修正案に賛成し、しかも前田委員より提案された修正案の一部に賛成し、原案に反対する意向をここに申し述べるものであります。(拍手)  私はあまり多くのことを、この委員会では時間もありませんから申し上げません。ただ提案者がそれぞれ申し述べております通りに、今回この労働関係法の改正案が出されたことは、まことに時宜を得た改正であると思わしめるためには、一部の公共企業関係に編入するというような形をとつて、しかも団体交渉権は與えるぞと言つて、名前だけ與えて、実質は與えないで押えておいて、むしろないのと同じようにしておいて、そういう……


25期(1952/10/01〜)

第15回国会 議院運営委員会 第2号(1952/11/04、25期、改進党)

○石田(一)委員 ちよつと待つてください。私は反対するのではないが、大池事務総長がおやりになつたことは相当に敬意を表する。しかしこれから後、もしどういう悪い事務総長ができるかもしれないから、選挙のたびごとに辞表を出して、受理して、活殺与奪の権を議院が持つておるんだというふうにしておく今度の方法が、原則的なものであろうというふうにも思いますが、むしろ私は、社会党の左派の方がおつしやつたように、永久にその地位が保障されておるということで一党一派に偏しない厳正中立な態度が保てるのであつて総選挙ごとに選挙で直されるということになりますと、どうしても多数を擁する政党の方に自分の気持が引かれるということも……

第15回国会 議院運営委員会 第3号(1952/11/07、25期、改進党)

○石田(一)委員 ちよつと、私はこだわるわけじやありませんけれども、小委員と理事を同じ人たちにすることはけつこうですが、先般委員長がおつしやつた、理事会を今後活用して、この運営委員会をおやりになるということについて、この際特に私が希望したいのは、理事会のメンバーと、小委員のメンバーと同じであるとすれば、小委員会の方を活用してやつていただきたい、このことをぜひ強く希望いたします。
【次の発言】 大体委員長がしやべり過ぎるよ。
【次の発言】 だから、理事会できめるのはいかぬと言つておるのです。そうすれば、議院運営委員会はいらないことになる。

第15回国会 議院運営委員会 第4号(1952/11/21、25期、改進党)

○石田(一)委員 これを二日間でやる、三日間でやるということをここで決定しておいて、その当日になつて、質問の過程においてまたはからざるいろんな混乱を来したようなとき、やはりこれはきようで打切るとか、あすまたやるとかいうことを議場内の交渉においてやるということで、含みを残して決定しておいた方がいいと思いますか……。
【次の発言】 放送はいいのですが、施政方針演説をNHKがテレビでやるということは、テレビをNHK、いわゆる公共事業的なものに許すのがいいのか、民間に許すのがいいのかということが大きな問題になつておる際に、そういうことでトラブルが起るようなおそれはないのですか。

第15回国会 議院運営委員会 第6号(1952/11/26、25期、改進党)

○石田(一)委員 私は当日庶務小委員会に出席しておりましたが、予算編成の任に当つた事務当局側の説明によりますと、政府職員のベース・アツプに関する率が何パーセント、何割何分ということがはつきり出ない。それで、まずこの線で国会職員等の給与を押えれば、政府側の予定しておる補正予算のベース・アツプとほぼ近いものになる見込みであるということだつた。そのときの説明では、同一ではないということは確かに聞いた。だから、もし国会職員のベースについて政府との食い違いがあつたときには、獲得された予算の中で国会側で相当考慮を払われるものだ、こういうように私は了承した。

第15回国会 議院運営委員会 第7号(1952/11/27、25期、改進党)

○石田(一)委員 よろしゆうございます。
【次の発言】 まことにごもつともな発言であると思いますが、これには院内の警察及び秩序に関する小委員会というものも設置してあるはずでありますから、本会議を開かれても開かれなくても、それと並行してこの院内の警察及び秩序に関する小委員会を開いて、これについて十分各党の専門家が出て討議し、研究してもらつたらどうですか。

第15回国会 議院運営委員会 第12号(1952/12/11、25期、改進党)

○石田(一)委員 全部賛成の討論をしたつてしようがないから、賛成討論はなしにいたしましよう。

第15回国会 議院運営委員会 第13号(1952/12/15、25期、改進党)

○石田(一)委員 留保はけつこうですが、その他の委員会においても、たいがい議決したりすれば、それは予算と関連して来る。しかし委員会において議決すること自体はかまわない。ただ、こうした補正予算とからみ合つているような場合に、補正予算が上るのを待つて、本会議に上程するのを一応留保する、こういうことで、委員会で議決するということは、委員会の意思決定をすることだから、かまわないわけですね。
【次の発言】 実は問題は、たとえば労働委員会などにおいて、国鉄並びに専売公社の裁定に関する国会の議決を求める件があるが、これなどはやはり影響するわけです。しかし、これを議決しないこと自体が――労働問題、特に今日の国……

第15回国会 議院運営委員会 第15号(1952/12/17、25期、改進党)

○石田(一)委員 これは、当該委員会に仲裁裁定そのものが付託され、仲裁裁定そのものが議題となつて、それを与党側が修正決定をした形になるのです。それで、われわれとしては全部承認ということになつたのであります。そういたしますと、われわれの方から出されておる案が最も近いというので、遠い方からやると、われわれの方の説明も何もなくなるという形になる。これは修正ではないのです。むしろ与党側が修正の形をとらなければならぬ。こういうところから、事務上の手続では修正といいますか、全部承認するというのだけれども、内容はこうであるという趣旨弁明が許され、また討論ができるという形でこういうものをやつたので、修正案では……

第15回国会 議院運営委員会 第17号(1952/12/20、25期、改進党)

○石田(一)委員 この間、全部が賛成ならば賛成討論をしてはいかぬというので、わざわざ堤君が言つてきたのを断つておる。正論だからというので了解してもらつておるのに、きようだけは例外だというようなことなら、そんな申合せはしない方がいい。
【次の発言】 重要性においては、この間の母子福祉資金の貸付等に関する法律案の方がよほど重要性がある。しかも、堤ツルヨ君という女性議員がこれを討論したいというときに、これをやらさないでおいて、海外移民促進についてだけ特別にやるということは一貫しない。ほかに特別の討論のやり方があると思う。

第15回国会 議院運営委員会 第19号(1952/12/23、25期、改進党)

○石田(一)委員 先ほど松井君から私語として言われたのですが、両院協議会に持も込むことは反対で、討論とかいうことでありましたが、参議院からの回付案に対して衆議院がいかなる能度をとるかということ自体がまずきようの本会議の問題で、参議院の回付案をこちらが拒否した場合、初めて両院協議会というものが持たれるという事態が起る。それに対して反対した議員の中から、両院協議会に持ち込むことは反対であるということは、私はちよつと筋が違うと思いますが、いかがでしようか。
【次の発言】 私はこの緊急質問の件に関しては、まことに適宜なはからいであると思います。わが党は、なるべく本会議の審議にさしつかえないようにという……

第15回国会 議院運営委員会 第20号(1952/12/24、25期、改進党)

○石田(一)委員 これがもし許されるとすれば、この休会中に各常任委員会が調査しようと思えば、常任委員会は、全部調査をする必要に迫られておるものばかりを案件としてかかえておるわけであります。そういうことから考えますと、こういうことは必要であろうとは思いますけれども、国会の今後の運営上、これが前例になつてあとからのものが何かの理由でここで承認しないということになると、不公平のそしりを免れぬ。私は、この正月の休みにこれをやるということ自体、にわかに賛成できないと思います。

第15回国会 議院運営委員会 第22号(1953/01/23、25期、改進党)

○石田(一)委員 私は、ただいまの椎熊委員の質問に関連して、官房長官にちよつとお伺いしたいのであります。今新聞等で、まことに鳴りもの入りで宣伝されておるところの義務教育費全額国庫負担というのは、いわゆる地方財政平衡交付金一千七百二十億円の中に、名前だけ義務教育費にまわすべきものとしてのわくをつける。すなわち、一千七百二十億の中に、九百二十億というひもつきの平衡交付金を出す。ただこれだけのことであつて、何も新たに政府が義務教育費全額国庫負担をするという新たな支出を意図しておるのではない。こういうように考えてかまいませんですか。
【次の発言】 ちよつと待つてください。今村小委員長の昭和二十八年度予……

第15回国会 議院運営委員会 第23号(1953/01/29、25期、改進党)

○石田(一)委員 三十一日ということにしたのは、今の参議院に交渉しようということにかかつておる。一日置いてゆつくり研究してやつた方がいいのじやないかということもあるけれども、参議院がもし三十一日にやるということになれば、こちらが二日も空白を生ずるようになると困るから三十一日にしようということになつたわけで、参議院との話合いがつけば、三十一日にすぐやるということも……。
【次の発言】 これは私は異議ありませんが、この前の運営委員会でも、少ししつこいくらい申し上げておきましたように、一ぺんこの委員会で決定したものを政府が削除した。それでまたごの数字をやり直して来たが、今度またこれを削られたら、また……

第15回国会 議院運営委員会 第33号(1953/02/24、25期、改進党)

○石田(一)委員 ちよつとお伺いしますが、委員会内において昨晩のごとき問題が起つたときに、委員長が議長に報告する義務というのは、国会法第百二十一条の第二項の、「委員会において懲罰事犯があるときは、委員長は、これを議長に報告し処分を求めなければならない。」これによつて報告なさるのだと思います。予算委員長は練達の士でありますから、国会法または規則の何かによつて議長へ報告なさつただろうと思います。しかるに議長場は、国会法の第百二十一条によらずして昨晩のような暴行の報告をなすつたということですが、これはどういう根拠によるものですか、その説明を求めて後に、私はちよつと聞きたいことがあるのです。事務総長に……

第15回国会 議院運営委員会 第34号(1953/02/25、25期、改進党)

○石田(一)委員 この際、私は念のために特に要望しておきたいと思うのですか、この一身上の弁明というのは、本会議において今や懲罰委員会に付せられようとするところの、いわば容疑者、被告の立場に立つ者の一身上の弁明であります。その一身上の弁明が、たまたま身上の弁明の範囲をはなはだしく逸脱する場合には、相当の処置がとられることは当然でありますけれども、事件に関係したことで、しかも一身上の弁明について、そのことを言わなければ弁明にならないという場合もあり得るのであります。そういうものが引用された場合、いたずらに一身上の弁明の範囲を逸脱したものとして、議長の職権をもつてこの発言を中止させるなどということが……

第15回国会 議院運営委員会 第37号(1953/03/02、25期、改進党)

○石田(一)委員 これは議長のお言葉としては、たいへんな失言にあらずんば、不用意であと私は思います。なぜかと申しますと、当運営委員会では、野党各派が提出しておる議員吉田茂君を懲罰に付する動議を、今日の本会議に上程することをただいま可決決定したのであります。しかも、本会議場においてこれが絶対的に否決されるとはきまつておりません。議長が議長席についた本会議場において、議員吉田茂君を懲罰委員会に付すべしという決定がなされるかもしれないのであります。それにもかかわらずその議長が、ここで懲罰事犯として吉田茂君の問題を取上げることについて疑義があるから研究中であるということは、これはたいへんな疑問がある。……

第15回国会 議院運営委員会 第40号(1953/03/10、25期、改進党)

○石田(一)委員 私はこの点に関し、事務総長に一応参考までに意見を聞いておきたいと思いますが、本会議の開会中とい只ども常任委員会の開会を議長が特に許した、この場合に、本会議に現在来ておるものが、委員会の開会を議長が許可したために、ある数がその委員会に出席した、そのために本会議場の定足数が不足するという場合、いわゆる憲法にいう三分の一以上の定足数がなければ議事を開き、これを議決してはならぬということに該当するかどうか、この辺非常にむずかしい問題だと思いますが、どうお考えになりますか。
【次の発言】 議長が、開会して後に常任委員会の開会を許可したのは……。

第15回国会 議院運営委員会 第43号(1953/03/14、25期、改進党)

○石田(一)委員 私この際、特にこの運営委員会において考えていただきたいと思いますことは、今小会派々々々とおつしやいますが、いわゆる小会派の中には無所属会というのがありまして、いずれにも属していない、ただ控室が一つであるというので会派のような形にきめられておる、これも小会派である。労農党というのは、なるほど議員はわずか数名でありますが、少くとも法の命ずるままの手続をとつて、りつぱな政党としての存在を認識されておる。こういう政党は、たまたま時利あらずして、議員の数が四人であつただけで、一人々々ばらばらの、控室がないからというので一つの部屋に入つておる小会派とは違う。ちやんと正当な手続をとつて、そ……

第15回国会 懲罰委員会 第4号(1953/03/11、25期、改進党)

○石田(一)委員 委員長の不信任動議を提出いたします。
【次の発言】 私は、野党各派を代表いたしまして、南條委員長の懲罰動議の趣旨弁明を試みんとするものであります。
【次の発言】 ただいま懲罰動議と申しましたことは私の失言でございますから、取消しをいたします。南條委員長は、先般の本委員会にあたりまして、与党側より本案件を故意に延引しようとする作戦に出た上、二、三の動議を、われわれ野党の発言を封じて採決をしたのであります。その結果、この国会において動議を採決するにあたつて、一週間以上、十日以内という、まことに奇々怪々なる動議が可決決定されておるのであります。(「ノーノー」)私たちは、こうした不確……

第15回国会 労働委員会 第2号(1952/11/13、25期、改進党)

○石田(一)委員 この際私より動議を提出いたしたいと思います。けい肺病対策の樹立、港湾労働問題の解決につきましては、本委員会といたしましては、前国会以来、それぞれ、けい肺病対策小委員会、港湾労働に関する小委員会を設置いたしまして、これが対策樹立の促進をはかつて来たのでありますが、この際けい肺病対策小委員会及び港湾労働に関する小委員会を再度設けられまして、さらに愼重なる審議をいたされるよう望むものであります。

第15回国会 労働委員会 第3号(1952/11/28、25期、改進党)

○石田(一)委員 ちよつとこれは関連するのですけれども、今日か昨日の新聞によりますと、通産省あたりですでに緊急調整という問題を公然と発言しておるというようなことが報道されておるのですが、もしただいま労政局長のおつしやるような御意見だとすると、通産省の発表はちよつと行き過ぎておる。そうなると、私は政府部内においても労働問題、この大きな争議問題に対しての見方の相違がある、意見の食い違が出ておるじやないか、こう思うのですが、あれはどういうことなんですか。その点との関係、特に労働省との関係をひとつ説明してもらいたい。
【次の発言】 今の問題に関連して、ただいまの自由労働者の問題ですが、実は最近新聞紙上……

第15回国会 労働委員会 第5号(1952/12/05、25期、改進党)

○石田(一)委員 今私は政府の法律の有権的な解釈のできる権威を持つた法制局長に御出席をお願いしておるのですが、その前に運輸大臣にちよつとお伺いいたします。  自然休会中労働委員会が開かれましたときに、運輸大臣にもいろいろ質問いたしました。そのときに運輸大臣の御答弁に引続いて主計局長は、十四日の閣議において二十七年度補正予算の概数がほぼ決定して、休会明けの二十四日までには、印刷に付して補正予算を国会に提出する。その際国鉄裁定の基本給の採用の部分は、この案とあわせて御審議を願うことになる、こういうふうに説明をなすつたのであります。それで今回出されておりますところのこの裁定の承認を求める件なるものは……

第15回国会 労働委員会 第6号(1952/12/08、25期、改進党)

○石田(一)委員 関連して……。今、公務員と国鉄、専売その他の公共企業体の従業員の給与の問題は、バランスをとつているとおつしやつたのですが、公務員と国鉄従業員のバランスは、どういうふうにとられたか。それならば、なぜ公共企業体の従業員と一般、たとえば私鉄あたりの従業員とのバランスをどうしておとりにならないのか。もし公務員とバランスをおとりになつて、いるならば、どういうふうにおとりになつているか。なぜ一般私鉄あたりの従業員とのバランスも考慮の中にお入れにならないか、その点を聞きたい。
【次の発言】 企業体の従業員ではなくて、たとえば人事院勧告によつて賃金ベースを決定される公務員と、今回の、特に具体……

第15回国会 労働委員会 第8号(1952/12/10、25期、改進党)

○石田(一)委員 私はこの際、質疑という形ではないのでありますが、われわれ労働委員といたしまして、特に歳末も次第に迫つて来、しかも本件に関しては、すでに過去において再三われわれが討論し尽した問題である。従つて多くの委員の意見の一致するところは、少くとも公労法におけるところの仲裁委員会の裁定なるものは、尊重されなければならぬということであります。言いかえれば、これはすみやかに実施されなければならぬものであるということの法的な解釈においては、精神的には一致しておるのであります。ただ、今日予算委員会において、補正予算等が審議されておりますが、その審議の過程において、はたしてその財源が見つかるかどうか……

第15回国会 労働委員会 第12号(1952/12/16、25期、改進党)

○石田(一)委員 私は改進党を代表いたしまして、ただいま議題になつております二つの案件に対して、一括森山君の提出した二つの裁定を全面的に実施すべしという案に賛成をいたしまして、山村君の限定承認に反対の意思表示をせんとするものであります。  私は、この際、何もこの労働委員会においてくどくど申し上げることは、不必要かとも存じますけれども、この仲裁裁定というものを、理由の点などをよく目を通したならば、いかなる立場にある人が、いかなる観点からこの裁定の理由書を読みましても、その人に良識というものがあるならば、この裁定は実施不可能であるとか、不合理であるとか、限定承認すべきであるとかという議論の根拠の発……

第15回国会 労働委員会 第15号(1953/02/27、25期、改進党)

○石田(一)委員 関連して。官房長官のみならず、主管大臣である労働大臣も、今日は腹痛でどうしても出席できないというならば、労働大臣の腹痛が全快してここで答弁できるようになるまで、御病気ならば十分に一箇月でも二箇月でも静養あそばして後にこの法案を審議すればいいと私は思いますから、その点をもう一つつけ加えておきます。
【次の発言】 私はただいまの倉石委員の質問に関連しまして、官房長官にちよつとお伺いしたいと思います。  今回の法案は、争議行為の方法の一部を制限するものであつて、全部を制限するものではないというような御見解と承りましたが、しからば政府は、争議行為とはいかなるものであるという見解に立つ……

第15回国会 労働委員会 第16号(1953/02/28、25期、改進党)

○石田(一)委員 関連してちよつと労働大臣にお伺いしたいのですが、公共の福祉を擁護するというこの法律の甘的で、経営者の利益をも合せて擁護することにならないか。要するに、公共の福祉を守る前に経営者、資本家の利益を守らなければ、公共の福祉は守れないことになる。その点についてはどうお考えか、この点であります。要するに、労働者の争議を制限することによつて、資本家側の低賃金に押えつけるという一つの利益が出て来るというようなこと等で、私は公共の福祉を守る前に守られるのが資本家、経営者の利益で、その後に公共の福祉が守られる、こう思うのですが、この点はいかがですか。


各種会議発言一覧

23期(1947/04/25〜)

第2回国会 図書館運営委員会議院運営委員会連合審査会 第1号(1948/02/03、23期、国民協同党)

○石田(一)委員 第二章第五條の二項に「館長は、政治活動を慎み、政治的理由により罷免せられることはない。」ということが規定してあつて、しかもその館長の待遇は國務大臣と同等である。しかもこの第六章の調査及び立法のリアレンスとか、この説明を今承つておりますと、何だかこれはただいまの説明にあるごとく、國会の原動力で動くのではあろうけれども、相当これは政治に対しては強い影響を與える図書館だと思うのです。その館長が政治活動を愼んで、政治的理由により罷免されることがない。身分の保障もしてあるのでしようが、何だか矛盾するような氣がするのです。
【次の発言】 こういう所で申し上げるのはどうかと思うのですが、最……


24期(1949/01/23〜)

第5回国会 商工委員会労働委員会連合審査会 第1号(1949/05/10、24期、新政治協議会)

○石田(一)委員 ただいま労働大臣は、たいへんあいまいなことをおつしやつております。あなたの責任において労働組合法の改正案を出しておつて、その改正案においては、労働協約が満期になつたときに、一方の使用者が、あるいは一方の意思によつて今後の運動を宣言した場合には、これが無効になるのだということの法案を出して、これが正しいといつて、あなたが主張していらつしやるようでありますが、おそらく現在の段階においても、要するに労働協約が満期になつたときに、もうそれは効力のないものだということを、あなたはおつしやる意思なのでしよう。少なくともそうしなければ、今お出しになつた法案を正しいといつて、あなたが主張でき……

第5回国会 労働委員会公聴会 第1号(1949/05/09、24期、新政治協議会)

○石田(一)委員 ちよつとお尋ねしますが、先生のまず最初におつしやいましたこの改正案を政府に返還して、新たに十分練り直すという勇氣があるならば、その方をおやりになつた方がいい。この前提のもとにあとの公述がなされたのでありますが、あとの方の、要するにもし本案を通すとすれば、第一條の第二項の暴力行爲の問題とか、あるいはまたその他二、三点をおあげになつた、それらのものをぜひ修正をしてもらいたいという御意見ですが、先生のほんとうのお考えは、一番最初の本案を全然修正も何もしないで葬つてしまつて、政府に返還して、練り直すというお考えの方が主である、こういうふうに解釈していいのでありますか。

第7回国会 労働委員会人事委員会運輸委員会連合審査会 第2号(1949/12/19、24期、新政治協議会)

○石田(一)委員 私が議事進行について発言を求めましたその私の理由は、本案は去る十二日、公労法第十六條第二項の規定によりまして、国会の議決を求めるの件として政府より国会に提出されました案件でございます。政府の提案理由の説明によつても明らかでございます通りに、すなわちその提案理由の中に、この金額を支給することはとうてい不可能でも法律の規定するところに従いまして、裁定を国会に上程いたし、国会の御審議を願う次第でありますとあり、一行抜かしまして、何とぞ愼重審議の上、すみやかに国会の御意思の表明を願いたいと存ずる次第であります、とこうなつております。要するに本案に対して、政府は本案を支出不可能なもので……

第7回国会 労働委員会人事委員会運輸委員会連合審査会 第3号(1949/12/20、24期、新政治協議会)

○石田(一)委員 ちよつと関連して……。これは重要な問題と思います。政府の国会に対する発言が全然食い違つているということであります。それは昨日の議院運営委員会において増田官房長官は、この十五億五百万円以外の残余の部分の承認を求めるという件は、具体的に申せば、不承認を求めたいのであるということをおつしやつているのであります。要するに政府は、十五億五百万円は可能な範囲で支出できるものであつて、残余の部分は支出不可能であるから、ぜひこれを国会で不承認してくれ、そういうことを求めているのであるということを、淺沼委員の質問に対して言明している。にもかかわらず、大蔵大臣の御答弁を聞いておりますと、十五億五……

第7回国会 労働委員会人事委員会大蔵委員会連合審査会 第4号(1950/02/13、24期、新政治協議会)

○石田(一)委員 ちよつと関連して……。ただいま政務次官のお答えを聞いておりますと、先ほどは公労法十六條にいうところの予算上、資金上、不可能な支出を内容とするということは、大蔵大臣が組合側に答弁なすつたように、これは少くとも專売公社の場合は、すでに国会で承認を得ておるところの歳出予算の面で、支出不可能なと解釈すべきだということを言明していらつしやる。にもかかわらず、あなたは今、この流用不可能ということを説明するために、歳入が減るからということをおつしやいますが、この公労法にいうところの予算上、資金上不可能というのは、歳入が減るから、赤字になるからということが問題ではない。要するに既定の歳出予算……

第7回国会 労働委員会人事委員会大蔵委員会連合審査会 第5号(1950/02/14、24期、新政治協議会)

○石田(一)委員 私は主として法律関係の疑義について質問したいと思つておつたのでありますが、ちようど幸い大蔵大臣が御出席くださいましたので、特に大蔵大臣にお尋ねしたいと思いました、二の点を、簡単にお聞きしたいと思います。これは先般来・合同審査会で常に取上げられて疑問を持たれていた問題でございます。政府が今般本案を国会に提出なさいました提出の理由説明の中に、末尾の方に、「諸般の事情を考慮いたしますと、この際これを認めることはできませんので、」すなわち予算の流用、移用を行わなければ、支出ができない。しかし流用、移用は諸般の事情を考慮いたしますと、この際認めることができません。この「諸般の事情を考慮……

第9回国会 地方行政委員会人事委員会文部委員会労働委員会連合審査会 第1号(1950/12/02、24期、国民民主党)

○石田(一)委員 ちよつと議事進行に関して……。今の委員側からの質問、委員長の答弁というものは、どういう形でなされているのですか。だれが発言を許して、だれが委員長と呼んでやつているのだか、全然これはわかりません。委員会なのか、懇談会なのか、わからない。こういう形で質疑応答が繰返されたのでは、委員会の形式をこわしてしまう。議事規則にのつとつて、委員長に質問がある場合には、委員長は何々委員という形で、その壇からお下りになつて、他の理事が委員長の席に着いて、それで発言を許して、順序よく整理なさいませんと、これは速記もとれません。


25期(1952/10/01〜)

第15回国会 労働委員会人事委員会運輸委員会連合審査会 第2号(1952/11/14、25期、改進党)

○石田(一)委員 労働大臣に対する質問は留保いたしまして、私はけさほど新聞を見ましたので、これが確かなことであるかどうかということは、ここで言い得ませんけれども、しかしながらほぼ今回の国鉄の仲裁委員会の裁定案なるものが、当局によつて、政府によつてのまれたというようなことをちよつと私は拝見したのです。この点に関しまして私が運輸当局並びに国鉄総裁にお尋ねしたいことは、これは仲裁委員会の今回の裁定というものを政府が承認し、国鉄当局がこれを承認した、その結果こういう予算的な措置がとられたのであるかどうか、それとも他の民間あるいは公務員等の賃金ベース等から比較検討した結果、たまたま国鉄従業員の賃金に関し……

第15回国会 労働委員会人事委員会運輸委員会連合審査会 第3号(1952/12/04、25期、改進党)

○石田(一)委員 私はただいまそれぞれの当事者から御意見をお聞きしたのですが、それに関連して、今朝あたりの新聞を見ますと、この裁定の第四項にいうところの手当の問題で、国鉄当局は、すでに閣議か何かで予算のわくが出た、それだから三千円以上を支給することが困難である。また組合側としては、そんなものは受付けられないというので、決裂ではないけれども、話が進められなくて、ものわかれになつて、五回か六回かすでに交渉になつておる。私はおそらく新聞が事実を伝えておるという前提のもとにお尋ねするのです。これは国鉄総裁にお尋ねしますが、政府あるいは国鉄は、この仲裁裁定を尊重するとおつしやつている。尊重なさるのであつ……


※このページのデータは国会会議録検索システムで公開されている情報を元に作成しています。

ページ更新日:2024/11/17
データ入手日:2024/10/20

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