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塚田十一郎 衆議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

塚田十一郎[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書

委員会発言歴代TOP500(衆)
271位
委員会出席(幹部)歴代TOP1000
749位
委員会発言(議会)歴代TOP500
426位
委員会発言(政府)歴代TOP100
79位
委員会発言(非役職)歴代TOP1000
928位
各種会議出席(幹部)歴代TOP250
194位
各種会議発言(議会)歴代TOP250
105位
各種会議発言(政府)歴代TOP250
233位

23期委員会発言TOP50
14位
23期委員会出席(幹部)TOP50
11位
23期委員会発言(政府)TOP25
25位
23期委員会発言(非役職)TOP50
15位
23期各種会議出席(幹部)TOP5
4位
24期各種会議出席TOP25
15位
24期各種会議出席(無役)TOP25
17位
25期委員会出席TOP100
63位
25期委員会発言TOP50
39位
25期委員会出席(幹部)TOP50
14位
25期委員会発言(議会)TOP50
24位
25期委員会発言(非役職)TOP100
56位
25期各種会議発言TOP25
21位
25期各種会議出席(幹部)TOP5
3位
25期各種会議発言(議会)TOP5
1位
26期委員会発言TOP10
3位
26期委員会発言(政府)TOP10
1位
26期各種会議発言TOP25
19位
26期各種会議発言(政府)TOP5
3位

このページでは塚田十一郎衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。塚田十一郎衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。

ページ更新日:2024/11/17
データ入手日:2024/10/20

委員会発言一覧

23期(1947/04/25〜)

第1回国会 財政及び金融委員会 第5号(1947/07/12、23期、日本自由党)

○塚田委員 私は日本自由黨を代表いたしまして、本案の成立に贊成の意を表するものであります。今日あらゆる角度からいたしまして、貯蓄増強ということが非常に重大な問題になつておることは申すまでもないのであります。その意味におきまして、いかなる形式においてでも、貯蓄が少しでも餘計できるということは、非常に結構なことであります。そういう意味において、政府が在來からありました國民貯蓄組合というものを民主的な形に改組せられ、かつ預金利子に對する免税點もとり上げて貯蓄を増強されようということに對しては、何ら反對する理由を見出せないのであります。ただ從來いろいろな國民貯蓄組合の手續上、その他すべての面にめんどう……

第1回国会 財政及び金融委員会 第6号(1947/07/30、23期、日本自由党)

○塚田委員 特別調達廳法の一部を改正する法律案に關連いたしまして、若干質疑をいたしたいと思います。特別調達廳がその機能上、昭和二十一年法律第六十號の適用を受けるようになることは當然だと考えるのでありますが、この政府契約の特例に關する法律案に特定契約の委員會というものが規定されてあるはずなのであります。これがこの法案の實施後にどういうような形において組織され、どのような活動をしておつたかについてひとつ御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 そういたしますと、今までのこの法案による政府の一方的な査定は、異議なく業者によつて皆承諾されたものなのですかどうですか、その邉を……。

第1回国会 財政及び金融委員会 第7号(1947/07/31、23期、日本自由党)

○塚田委員 本案は問題も大して重要でもないように審議の結果見られます。政府においても審議を急いでおられをすので、討論を省略して直ちに採決せられんことを希望いたします。

第1回国会 財政及び金融委員会 第8号(1947/08/02、23期、日本自由党)

○塚田委員 時間が經過いたしましてたいへん恐縮でございますが、實は私も永い間當委員會に大臣の御出席を希望しておつた一人であります。追加豫算の問題については、まだ委員會としては正式に何もお話を受けておらなかつたので、ただ大藏當局が追加豫算について非常な苦心をされておるということだけを、紙上その他で承知しておつた。その追加豫算の問題について實は私は、現在大藏當局――というよりむしろ現内閣のお考えになつておる追加豫算が、財政法第二十九條の規定に違反する節があるのじやないかということに、非常に疑念をもつておるのであります。もちろん追加豫算の内容というものは、詳細に承知いたさないのでありますから、あるい……

第1回国会 財政及び金融委員会 第10号(1947/08/09、23期、日本自由党)

○塚田委員 ただいま赤松君から御提案がありましたけれども、當初の計畫通りにお進め願いたいと思います。

第1回国会 財政及び金融委員会 第12号(1947/08/20、23期、日本自由党)

○塚田委員 大藏省預金部等の債權條件變更に關する法律案についてお尋ねいたしたいと思うのであります。それより先に實はこの法案を審議いたしますのに、ぜひとも預金部資金の運用の状態がどういうふうになつておるかということの、簡單な表が手もとにいただけたら好都合であると思いますので、それをぜひひとつ次の委員會までにお出し願いたいと思います。  それからそれとは別箇に大體この法案を適用されて、融通條件の變更もしくは債權の全部または一部の免除ということが行われることになるのですが、それが金額または件數などでどれくらい豫定されているものか、そういうことがおわかりであつたら伺います。

第1回国会 財政及び金融委員会 第13号(1947/08/23、23期、日本自由党)

○塚田委員 私は日本自由黨を代表いたしまして、ただいま議題となつております兩案に簡單に希望意見を付して贊成いたします。ただいま社會黨の委員からもお話がありましたように、金融機關の再建整補は、日本の金融機關の再建、ひいては企業の再建に重大な問題を藏しておる大きな法律であります。この法律がこのたびその運用上不利な點について修正が加えられたので、非常に結構だと考えるのであります。問題は法案の修正そのものよりも、この運用をどういう工合にされるかということによつて、多分にその效果、法律そのものの狙いが眞に達せられるかどうかということに、重要な影響をもつと考えられるのであります。もちろん現在預金者その他は……

第1回国会 財政及び金融委員会 第15号(1947/08/27、23期、日本自由党)

○塚田委員 委員會に付議すべきものとして、今出ております二つの決議案の取扱方でありますが、速記を拔いてひとつ懇談で、事情をお話いただきたいと思います。
【次の発言】 大藏省預金部の問題につきましては、私から要求しておる資料がありますので、それが配付せられました上で詳細な點の御質疑をいたしたいと思うのであります。その前に一般的な問題について二、三の點をお尋ねしたいと思います。その第一點はこの間の銀行局長の御説明で、あの法案が出た趣旨を了承したのであります。つまり今までああいうことは法律の根據なしにやつておつた。新しい憲法、財政法の建前で、法律の根據を必要とするからやるというお話であつた。それは非……

第1回国会 財政及び金融委員会 第16号(1947/08/28、23期、日本自由党)

○塚田委員 議事進行についてちよつとお尋ねいたしたいのでありますが、本日はこの委員會をあげて本會議にもつていくという建前であると、そう長い時間審議をしていられないのではないか。もちろん時間の許す限りやつて結構でありますが、審議はどうせ本日の委員會では終らないからして、本法案がかりに委員會を通つた後までも、殘しておくという建前でお取計いを願つてよいと思います。
【次の発言】 私もなるべく審議を急ぎたいのでありますが、しかし根本的な問題についてだけ、特に自由黨の立場としてもぜひお伺いしておきたいと思います。ただいま石原君の御質問の點は、私どももその考え方においては同感なのであります。大體この金融金……

第1回国会 財政及び金融委員会 第26号(1947/10/07、23期、日本自由党)【議会役職】

○塚田委員長代理 原島證人の證言に對して、委員の各位に何か御質問はございませんか。
【次の発言】 ほかに御疑問はございませんか。別にないようであります。  それではこれをもつて本日御出席の三人の證人の御意見の開陳は終りました。ただいまから本法案についての一般質疑を繼續していきたいと存じますが、關係政府委員がまだ見えておらぬようでありますから、この際暫時休憩いたします。     午前十一時四十四分休憩

第1回国会 財政及び金融委員会 第35号(1947/11/15、23期、日本自由党)

○塚田委員 いろいろ法案の提出の後れた理由、それからきようこれを中途にして政府委員が豫算委員會に行かなければならないという理由は御説明を伺つていないのですが、何かあるらしいのです。おそらくわれわれが納得しなければならぬ理由があるのだろうと思いますが、その場合に私といたしましては、これだけのことは政府當局に御警告申し上げておきたい。税法の本委員會の審議があがらないうちに、豫算が豫算委員會の審議があがりまして、參議院に囘付されるということは、絶對おやめ願いたいということであります。後れたことの事由は了といたします代り、本日提出を受けたその後におきまして、われわれといたしましては、十分な審議を盡しま……

第1回国会 財政及び金融委員会 第36号(1947/11/18、23期、日本自由党)

○塚田委員 紹介議員にかわりまして私から請願の趣旨を御説明申し上げます。本請願は印判業に關する製造課税を徹廢願いたいということなのであります。前議會におきまして可決された税制改正に關する法律、昭和二十一年八月三十日施行規則中におきまして、行為税は全般的に廢止されました。しかるに印判業に關しては、印章は製造であるということで、課税の對象となつたことははなはだしく不合理である。すなわち印章は印材製造業者によつて生産された印材類に彫刻を施すものであつて、技術加工行為であります。しかしただに製造ではなく、あたかも印刷業の印刷をなすと同一のものであり、紙すなわち印材、印刷すなわち彫刻とその癈を一にするも……

第1回国会 財政及び金融委員会 第37号(1947/11/21、23期、日本自由党)

○塚田委員 大藏大臣に、過日讀賣新聞紙上において報道せられておりました、千葉縣佐原税務署の黒田税務官の涜職事件について、緊急質問をいたしたいと存じます。政府當局はあの事件について、すでにその後調査をなされたかどうか。もし調査をなされたとするならば、この際ここに御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 まだ取調べが屈いておらないという御答辯でありますので、一應あの新聞の報道せられてある事實、これは一流新聞が責任ある記者の署名入りで報道されておることでありますから、おそらく事實と大なる違いがないと考えられますので、あの事實を一應正確な報道であるという前提のもとに、政府當局にあれに對する監督の責任……

第1回国会 財政及び金融委員会 第38号(1947/11/22、23期、日本自由党)

○塚田委員 ただいま議題になつております經濟力集中排除法案の修正案の趣旨を御説明申し上げます。  本法案の審議の經過など見ておりまして、そうしてその際における政府委員の答辯の趣旨によりましても、本法案の趣旨は結局日本の經濟力が戰爭中におきまして過度に集中を來したといふものを排除するといふことが主なる目的であるというように考えられます。その趣旨であります以上は、この法案の適用される程度がどの程度であるかということを、この法案の中に明らかにしておくということが、この法律によつて經濟界に及ぼす混亂を最小限度に止めるという意味からも、ぜひ必要であると考えますので、本法案の内容におきまして、經濟力集中と……

第1回国会 財政及び金融委員会 第39号(1947/11/25、23期、日本自由党)

○塚田委員 時間が經過いたしておりますので、恐縮でございますが、ごく簡單に一點大藏大臣にお尋ねいたしたいと思います。それは追加豫算に對してさらに追加豫算が出るのじやないかという懸念をもつておるわけであります。同僚の豫算委員會の委員の連中に聽きましても、何か大藏當局にも、すでにそういう具體的な御考慮になつておるものが二、三あるというようにも聞いております。また今日の經濟界の見透しを考えましても、おそらく今度の追加豫算では濟まぬのじやないかというような感じが、私どもにもせぬでもないのであります。大藏當局は現在それらの點についてどういう見透しをもつておられるか。さらにかりに追加豫算の見透しがあるとし……

第1回国会 財政及び金融委員会 第40号(1947/11/26、23期、日本自由党)

○塚田委員 私は企業再建整備法等の一部を改正する法律案について意見を申し上げます。本法案の内容としておりますところは、企業再建整備の上にぜひ必要なものであるという意味において、われわれはこれを了承し、これに賛成するものでありますが、ただ、先ほども私からの質問において申し上げましたように、この法案の提出が非常に遲れたということに對して遺憾の意を表すると同時に、この法案の成立を見られた上は、早急に企業再建の整備が完成するように、政府において萬全の措置及び努力を拂われんことを希望してこれに賛成いたします。
【次の発言】 私は自由黨を代表いたしまして企業再建整備法の一部を改正する法律案に反對の意を表明……

第1回国会 財政及び金融委員会 第41号(1947/11/27、23期、日本自由党)

○塚田委員 主税局長に税法改正のこまかい點について三、四お尋ねいたしたいと存じます。質疑の順序がばらばらになつておるかもしれませんが、その點悪しからず御了承願いたいと思います。まず第一に新圓階級、あるいはやみ利得者階級を捕捉する手段として、政府はいろいろな方法をとつておられるわけなのでありますが、その中の一つに第三者通報制を利用するということを言つておられるのです。第三者通報制を利用された例があつたらひとつお知らせ願いたいと思います。
【次の発言】 次に過般の公聽會のときに現われておつた意見にもあつたのでありますが、所得の調査委員會の構成に、少し別途の考慮を加える必要があるのじやないかというこ……

第1回国会 財政及び金融委員会 第42号(1947/11/29、23期、日本自由党)

○塚田委員 政府に對する不正手段による支拂請求の防止等に關する法律案でありますが、これはただいま同僚の宮幡委員からもいろいろ質疑がありましたが、私どものように多少土建事業に經驗をもつておる者から申しますと、殘念ながらこの法律によつては、政府御提案の趣旨を達せられないだらうというように感ぜざるを得ないのであります。政府がこの法律によつて目的とされるところは、要するに國家費用を少しでも削減して、なるべくならば國家費用を少しで濟まそうというところにあることは申すまでもないのであり、その趣旨において、私どももぜひそうしてもらわなければならぬのでありますけれども、殘念ながらこのような法律を、もしおつくり……

第1回国会 財政及び金融委員会 第45号(1947/12/03、23期、日本自由党)

○塚田委員 擔當の主計局長がお見えにならぬそうで、技術的な問題をという政府委員のお話でありますから、そういう問題から先にお尋ねを申し上げます。どうも法案が具體的な事例とうまく結びつかない點があるので、その點を最初に御説明をお願いしたいと思います。最初にお聽きしたいのは、第一條第一項第二號はどういう事例にあたるのか、御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 よくわかりました。  次に第二條の第二項に、「前項に規定する一般職種別賃金額は、主務大臣が官報を以て、これを告示する。」とあるのですが、これについての大體の腹案がおありになりますかどうか。

第1回国会 財政及び金融委員会 第47号(1947/12/05、23期、日本自由党)

○塚田委員 會社利益配當等臨時措置法案について伺います。第二條の末項に「會社は、配當引當金のうち、當該事業年度において配當に充らなかつた金額を、配當引當積立金として積み立てることができる。」とありますが、これはどういう場合を考えておられるか、御説明願いたい。
【次の発言】 そういたしますと、これは配當引當金というのは、配當引當金という特殊のものではなしに、要するに當該年度の利益のうちこれで配當できる部分をとり、そのほか税に引當てる部分などをとつて、結局配當すればしてもよいが、この規定でできない部分という意味でありますか。
【次の発言】 次に第三條の借入金をして配當をしてはならないという規定と、……

第1回国会 財政及び金融委員会 第48号(1947/12/06、23期、日本自由党)

○塚田委員 ただいま議題になつております政府に對する不正手段による支拂請求の防止等に關する法律案につきまして、各派共同の修正の點竝びに理由を簡單に御説明申し上げたいと思います。  まず修正の點を申し上げます。法案第一條但書第三號中、「千分の一」とあるのを「千分の三」に改め、第四條後段を次のように改める。「この場合において第一條但書第三號の規定の地方公共團體に對する適用については、同號中「國の一般會計歳出豫算額の千分の三に相當する金額を超えない範圍内において大藏大臣の特に指定する購入契約により購入するものに限る。」とあるのは「地方公共團體の一般會計歳出豫算額の千分の一に相當する金額(其の金額が一……

第1回国会 財政及び金融委員会 第49号(1947/12/07、23期、日本自由党)

○塚田委員 物品の無償貸付及び讓與等に關する法律案について質疑をいたしたいと思います。まず第二條に規定しておられる――これは第二條に限らず本法全體にありますが、こういうぐあいに無償貸付されることを豫定しておられるが、物品は大體現在あるものだけであるが、それとも今後新しく政府において取得されるものも含まれるものであるか、この點をお伺いいたします。
【次の発言】 次に時價よりも低く貸付けをされたり、また讓渡をされるということであるが、そういう場合に政府がきめられる標準は、一體どこに目標をおいておきめになつておるか。過去の實績であるか、また今後のお考えであるか、お伺いしたい。

第1回国会 財政及び金融委員会 第50号(1947/12/08、23期、日本自由党)

○塚田委員 大體請願を採擇した場合のあとがどういうことになるのか。どうも私は承知しておらぬのであります。今までの國會における請願の採擇されたのと、新國會おいては多少違うのだという一般に疑問を抱いておるのであるのでありますが、採擇された結果、政府に送付して、必らず政府において實現せよというものでなけれけ採擇できない。こういう考えも一應もつともであるから、考える場合の参考にせよというものは、委員會において採擇できないか、その邊をひとつ伺つてから、是非を決したいと思います。

第1回国会 財政及び金融委員会 第51号(1947/12/09、23期、日本自由党)

○塚田委員 修正案に對しての質疑をいたします。この修正案の第十二條の追加でありますが、こういう種類規定は、なるほどただいま修正理由の説明の中において御説明になつたように、必要であることは認めるのでありますが、今までたくさんある委員會の中に、こういう規定はあまり例を見なかつたように思うのであります。しかもやはり委員會において秘密を要する事柄が扱われることは、自分の想像でありますが、十分あるだろうと考えるのであります。もしこの規定が必要であるとするならば、他の各種の委員會においても同様の規定が必要になるのではないかと考えます。その點いかがですか。

第2回国会 運輸及び交通委員会 第8号(1948/05/31、23期、民主自由党)

○塚田十一郎君 本請願の要旨は信越線直江津駅より東頸城郡安塚村、松代村、中魚沼郡千手町、十日町等を経て上越線に連絡する鉄道を敷設せられ、沿線一帶の豊富なる資源を開発するとともに、運輸交通の利便に資せられんことを請願するものであります。その理由は北陸地方から帝都に参ります。現在の信越線長野まわりは、御承知のように数箇所にスイツチバツク式の駅と、アブト式による碓氷の難関がありまして、著そく輸送力が低下しております。また信越線宮内経由上越線まわりは勾配は緩和せられておりますが、非常に迂廻となるばかりでなく、昭和十九年夏直江津以北の鉢崎柿崎間は線路大崩壞によつて鉄道の不通一箇月にも及んで、輸送に一大支……

第2回国会 財政及び金融委員会 第1号(1947/12/11、23期、日本自由党)

○塚田委員 私は日本自由党を代表いたしまして、賛成の意を表する次第であります。しかし賛成はいたしますけれども、内心においては、ただいま後藤委員から言われましたように、これはやむを得ざるものとして賛成をするということになるわけなのであります。一体働いておる人たちが食べられないという状態は、これは放つておかれない事実でありますから、この意味において、今回の手当の支給ということは、これは必ずやらなければならぬということで、歳出の面において私は賛成をする。ところがその支出を賄うべき歳入の面におきまして、また同じようなことが考えられる。大体今度の歳入のあげ方は、ついこの間までの政府のいろいろな追加予算を……

第2回国会 財政及び金融委員会 第2号(1948/01/28、23期、日本自由党)

○塚田委員 この際追加資料のお願いを申し上げておきたいと存じます。今頂戴したこの資料関係を見ますと、相当いろいろなものがあつて、大体整つておるように思うのでありますが、なおそれに附け加えまして、現在残高として残つておるもののうち、当然すでに回收さるべき時期が到來しておつて、回收できておらないものがどれだけあるか。それからそれらのものの回收できない事情が、どういう事情によつておるものであるかということを明細にする表をお願いしたいと存ずるのであります。

第2回国会 財政及び金融委員会 第3号(1948/01/29、23期、日本自由党)

○塚田委員 復興金融金庫の増資の法案に関連いたしまして、二、三お聽きをいたしたいと存ずるのであります。まず第一の点は、これは政府当局に対するお尋ねではないのでありますが、委員長から委員全員にお諮り願つて、そのように運ぶように、ぜひしていただきたいと存じますが、それは復興金融金庫の融資先に関連いたしまして、今非常に世間に疑惑をもたれておるのであります。手もとに融資先の表をいただいておるので、その中に私どももやはりそういう疑念をもつ点が若干あるのでありますが、そういうものにつきまして、財政金融委員会において、ぜひこの際少し積極的な調査をいたしたい。こういうように考えておるのであります。この問題はこ……

第2回国会 財政及び金融委員会 第4号(1948/01/30、23期、日本自由党)

○塚田委員 昨日長時間にわたつて質問をいたしましたのに、なお皆さんに時間を頂戴して恐縮でありますが、昨日お尋ね忘れた二、三の点についてお尋ねいたしたいと思います。  その一つは頂戴いたしております書類の中に、「復興金融金庫職員調」というものがあるのでありますが、この数字は、復興金融金庫がもつている各地の出張所等の職員を含めての数字であるかどうか、お伺いいたします。
【次の発言】 実は昨日この表を帰つてから家で拝見しておりまして、しみじみと感じたのでありますが、どうも復興金融金庫の貸出が、調査の点において、いくらか手ぬかりがあるのではないか、また回收の点においても、どうも緩慢なところがあるのでは……

第2回国会 財政及び金融委員会 第8号(1948/02/21、23期、日本自由党)

○塚田委員 この〇・八の補給金に対して、この前われわれが承知しておつた当時の財源と、今度政府が意図されておる財源と大分変化が出ておるということでありますから、その点について簡單で結構でありますから、説明をお伺いいたしたいと存じます。

第2回国会 財政及び金融委員会 第10号(1948/03/24、23期、民主自由党)

○塚田委員 所得税の問題に関しまして、実は大藏大臣の御出席を仰ぎたいと思つたのでありますが、参議院において本会議に質問があつて御出席のようであります。もつとも事柄が主税局長がおいでになれば事務的に十分御回答が得られるのではないかと思いますので、この際一言政府の所見を質しておきたいと存じます。  ただいま主税局長から今回提出の法案の説明において御言明になつたのでも明らかなように、現在の所得税法が國民所得の現実に照らし合わせて、非常に苛酷なものになつているということは、これは申すまでもないのであります。この点は政府も御承認になつているがゆえに、おそらく早急にこれを改正しようということをお考えになつ……

第2回国会 財政及び金融委員会 第11号(1948/03/25、23期、民主自由党)

○塚田委員 ただいま中崎委員からの御希望のように、実はこれと同趣旨の決議案が、聞きますと四つ出ておるというのであります。野党連合のもの、それから與党三派合同のもの、それから本委員会のもの、そのほかまだ一つあるそうであります。それを今どれを取上げて、どういうぐあいにいつ上程しようかということが、すでに運営委員会において非常に議論になつておるのだそうであります。そこで本委員会といたしましては、どこまでも委員会独身の立場から、この決議案を御採択になつて、そうして委員会の意思を明らかにしていただくことは結構でありまするが、これを本会議へもつていつて上程いたします問題は、この委員会の決議とは別個に、やは……

第2回国会 財政及び金融委員会 第13号(1948/03/29、23期、民主自由党)

○塚田委員 大藏大臣は御多忙でいられるのでこちらの希望するときにおいで願うということは、たいへん困難だと思いますので、どこか大分浮き腰でいられるようでありますが、この際、ただいま提案になりました復興金融金庫法の改正に関連いたしまして、根本的な問題について、ただ一点だけ大藏大臣の御意見をお伺いいたしたいと思うのであります。復興金融金庫というものは、これは前内閣の時代にできましたもので、われわれも当時はその設立の趣旨というものには賛成をしておつたのであります。しかし過去一年の運用の実際の結果から見てみますと、この際この復興金融金庫によつて日本産業というものに金融をしていくということについては、相当……

第2回国会 財政及び金融委員会 第14号(1948/03/30、23期、民主自由党)

○塚田委員 質問はいたしませんが、もし今お願いする資料で、まだできておらぬものがあれば、次会までに調製して提出していただく意味において、この際お願いしておきたいと思います。それはこの前の、つまり五百五十億を七百億に増資いたしましたその間において融資をされた額のうち、五百万以上のものが、どういう事業のどういう会社に出たかという資料を、ひとつ頂戴したいと思います。それから昨日頂戴いたしましたいろいろな統計資料の中に、三月中における動きがどうもはつきり出ておらぬ。この資料ではどうしても七百億の金が、もうゆとりがないのだということが、なかなか理解しにくいのであります。これは私だけにお聽かせ願つても結構……

第2回国会 財政及び金融委員会 第15号(1948/03/31、23期、民主自由党)

○塚田委員 予算の審議できわめて御多忙である大臣をわざわざ煩わしましてまことに恐縮でありますが、問題がたいへん重要な問題のように考えられますので、特に出席をお願いいたした次第であります。実は復金問題につきましては、先日ちよつとごく根本的な問題についてお尋ねをいたして御回答をいただいたのでありますが、その後私いろいろ研究してまいりまして、どうしても復金の機構そのものに、何らかり考慮を加えるということでなくては、こういう状態でまた増資々々のとうことでいくのでは、たいへんではないかというように考えられる点が非常に多いのであります。それで今まで数次にわたつて行われました復金の増資、そのときにもわれわれ……

第2回国会 財政及び金融委員会 第16号(1948/04/02、23期、民主自由党)

○塚田委員 税務署の新設問題につきまして、実は本案が國会に提出されます前に、わが党にいろいろ陳情があつて、それによつてわれわれが承知しておるところでは、氏家のほかに矢板にこれを置かんとするもの、烏山に置かんとするものと、さらにまた矢板及び烏山に置きたいという希望の者と、いろいろあるようでございます。それぞれの人が來て説明するところを聽いてみますと、どれもこれもみな一應の理由があるように思いますので、これはこういうように現地において意見が非常にわかれている問題は、問題は非常に小さいのでありますが、國会でそれをどちらにきめるという場合には、政府が御決定になつたいろいろの理由の説明を伺うと同時に、審……

第2回国会 財政及び金融委員会 第17号(1948/04/05、23期、民主自由党)

○塚田委員 本法案については去る二日大体の質疑は終了しておつたのでありますが、本日政府側から新たに頂戴した資料がありますので、それにつきましてなお一、二の点をお尋ねいたしたいと存じます。  この頂戴した資料によりますと、石炭業に三十八億の運轉資金が予定されておるようにあるのでありますが、この中にいわゆる赤字融資になるものがどのくらいあるのか。なおそれに関連して他の事業、たとえば製鉄とか肥料などにいくものは、赤字融資になる部分があるか。その点を御説明願います。
【次の発言】 これらの赤字融資は石炭業においては、すでに相当赤字が出ているということが世間に傳えられて、われわれも承知しておるのでありま……

第2回国会 財政及び金融委員会 第20号(1948/04/28、23期、民主自由党)

○塚田委員 最初に不正保有物資等の対價を登録國債で決済することに関する法律案につきまして、商工当局に二三質疑をいたしたいと存じます。この法律の根拠になつております不正及び過剩保有物資というものは、臨時物資需給調整法に根拠を置いて過般三月二十三日公布の過剩物資等在庫活用規則という廳令及び省令によつてきめられたものであるということは承知いたしておるのでありますが、ただその対價を登録國債でもつて拂う。そうしてその登録國債の交付價格は、額面百円について百円、償還期限は十年以内、利率は年二分だということがきめられてあるのであります。そうして昨日政府側の提案趣旨の説明を伺つておりました際にも承知したのであ……

第2回国会 財政及び金融委員会 第21号(1948/04/30、23期、民主自由党)

○塚田委員 私は民主自由党を代表いたしまして本法案に賛成の意味の討論をいたしたいと存じます。  一体今度の法案が根拠をもつところの臨時物資需給調整法、この法律が総動員法が失効いたします直前に経済混乱を防止するという意味において、それに代るものとして國会に提出せられましたときに、私も委員として審議に当つたのでありますが、その当時私たちはこの臨時物資需給調整法が、また過去の國家総動員法と同じような形に使われて、非常に國民の権利というものをだんだんと侵害していくというようなことになることをたいへんにおそれたのであります。そういう意味の発言を実に繰返したのでありましたが、当時政府の御答弁で、絶対にそう……

第2回国会 財政及び金融委員会 第30号(1948/05/28、23期、民主自由党)

○塚田委員 税の問題に関連して資問いたしたいと存じます。御承知のように、政府側に今度税法の相当大修正があるということになつております。その税法がどういうようにきまるかということは、予算と密接な関連があるのでありますが、その予算は大体きまつたということに世間に発表せられておつて、税法は未だに当委員会に附議せられておらない、こういう状態になつておる。この前のときにおいてもそういう結果があつて、われわれは先般すでにその点についての警告を発しておいたのでありますが、どういうわけか、今度もまたそういう壮態になつているのであります。この点は財政金融委員会の権威の立場から言いましても、相当重大な問題なのであ……

第2回国会 財政及び金融委員会 第32号(1948/06/03、23期、民主自由党)

○塚田委員 最初にお尋ねいたしたいのは、提案理由の御説明の中に書いてあります千百二十八億円という数字と、予算に載つております專賣益金の数字九百四十三億円との食違いが、どういうところからくるのか、その点をお伺いいたしたいのであります。
【次の発言】 次にお伺いいたしたい点は、各種類のタバコの製造数量がどれくらいの予定になつておるのか、それからそれらの各種類のタバコに対して、政府はどれだけの原價をお考えになつておつて、この差額がこの数字に出てくるのか、その御説明を願います。
【次の発言】 ただいまいろいろお伺いいたしましたが、おつくりになる原價と、お賣りになる値段の間の開きが非常に大きいために、新……

第2回国会 財政及び金融委員会 第35号(1948/06/08、23期、民主自由党)

○塚田委員 ちよつとお尋ねします。私どもどうも國会法をよく知らないでおつたのですが、重要な歳入法案は公聽会を開けというわけでございましたか。
【次の発言】 税法に限つたわけではないのですか。
【次の発言】 もしそういうものであるならば私は所得税法、取引高税法だけでなしに、やはり先般もう委員会に付託になつております專賣の方も、併せて公聽会におかけになるべきものではないか、こういうように考えられるのであります。公聽会をお開きになる目的をそこまでお拡げになることが至当ではないかと思います。
【次の発言】 ただいま川合委員の御説明は私は法規上ちよつといかぬのじやないかと思うのです。大体連合審査会になつ……

第2回国会 財政及び金融委員会 第36号(1948/06/09、23期、民主自由党)

○塚田委員 法案第七條にあります勤務地手当、退職手当、死亡賜金の給與の標準をお示しください。
【次の発言】 給與に関連してですが、恩給というものに対する政府の態度は、どういうふうな御方針ですか、この際お聽かせ願いたいと思います。
【次の発言】 いま一言この問題についてお尋ねいたしておきたいのは、在職者の給與というものは、インフレの高進につれて相当考慮が加えられておりますが、恩給に対してはまつたく考慮が加えられないと言つていい状態であります。もちろん今御説明になつた、恩給というものの本質そのものに再檢討を加えるという御趣旨は、たしかに私どもある程度同感の節があるのでありますが、それにしてもあまり……

第2回国会 財政及び金融委員会 第38号(1948/06/12、23期、民主自由党)

○塚田委員 タバコ專賣法の一部改正に関連しまして、一つ、二つお尋ねしておきたいと思うのであります。  ただいま同僚川口委員からいろいろお尋ねがあったのでありますが、私も考え方の基本においては同じように考えているのであります。今のようなタバコの出し方をされる前提をもつていけば、こういうことが必要となつてくるということはやむを得ぬとして、私どもも一應政府の御答弁を認めるのでありますけれども、私どもはむしろ根本に遡つて、今のような政府の生き方がお考え違いになつているんじやないか、こういうことをいつも考えるのであります。大体この御説明でも伺つたのでありますが、四円そこそこでできるタバコを六十円にもお賣……

第2回国会 財政及び金融委員会 第43号(1948/06/21、23期、民主自由党)

○塚田委員 時間が経過いたしておりますのにまことに恐縮でありますけれども、先ほど同僚青木委員その他からお尋ね申し上げましたことに対する首相の御答弁に関連いたしまして、二つの点についてだけお尋ねをしたい、こういうようにお考えております。  その一つは結局軍公利拂の延期というものは、與党の間のいろいろな政策の上からくる妥協によつて出てきたものであるということになるわけであります。私どもはこの妥協によつてうまい結果が出てくるということは、ときどき政治の妙味として必ずしもこれを否定しないのでありますけれども、この問題に関する限りは、どうもこの妥協された結果が、非常にまずい変なものになつたのじやないか。……

第2回国会 財政及び金融委員会 第47号(1948/06/25、23期、民主自由党)

○塚田委員 実は予算委員会の動きを見ておりますと、あちらは大体の審議が末段に近づいて、こちらの委員会の樣子を見ておるというような状態になつておるということであります。会期ももうせつぱつまつておるのですから、私どもは実は本委員会のいろいろな法案の審議の状況を考えて憂鬱かつ心配をしておる次第なのであります。そこで私どもといたしましては、もうこの委員会が審議を始めます前から、予算委員会とこちらがうまく調子をあわしていけない。從つて予算委員会が過去の前例のように、この委員会の審議の状況を無視した形で進められるということに非常に関心をもつておつたのでありまして、今も同じ考え方をもつておるのであります。そ……

第2回国会 財政及び金融委員会 第48号(1948/06/26、23期、民主自由党)

○塚田委員 私どもは先日この問題が取上げられようというとき、一應党に帰つて相談いたしました結果、本法案は予算に関連があるから、予算があがるとき同時にあげるということが一應党議できまつているのであります。ただいま與党側からのそろつての申出がありましてから、一應承つて、党に帰つて相談した上で、また月曜の理事会を迎えたいと思います。

第2回国会 財政及び金融委員会 第49号(1948/06/28、23期、民主自由党)

○塚田委員 いろいろ各委員からお尋ねがあつたようでありますから、重複になることはなるべく避けたいと思います。この所得税の新らしい改正案を基礎にいたしまして、政府が今度の予算をお組みになつたものを、先般主討局長においで願つて、いろいろ御説明伺つたのであります。そのときのお話で、事業所得、農業所得、庶業、そういうものについての基本的な平均所得数というものを伺つたのでありますけれども、当時主計局長のお話では、事業所得は昨年は平均六万円に見ておつて、ことしは十万八千三百円に見ておる。農業所得は昨年は二万四千円に見ておつたが、ことしは四万四千八百円に見ておる。庶業は四千五百円に見ておつたが、ことしは八万……

第2回国会 財政及び金融委員会 第51号(1948/06/30、23期、民主自由党)

○塚田委員 ちようどこの損害保險の法案が出ましたので、税法と関連いたしまして、ちよつとお伺いいたしておきたいのであります。私どもは取引高税法というものは全面的にあまり賛成をいたしておらぬのでありますけれども、例の取引高税で損害保險の再保險を免税してほしいという、非常に熱心な陳情を聽きました。その説明を聽くと一應もつともであると思われる節もあるのであります。殊に今度御提案になりました法案でも、損害保險料率というものは限度にきているし、あまり高くならないようにということが政府のお考えでもあるのではないかと私どもは考えているのでありますが、この点に対して主税当局がどういうようにお考えになつているか、……

第2回国会 財政及び金融委員会 第52号(1948/07/01、23期、民主自由党)

○塚田委員 所得税法に関連いたしまして主税局長になお一、二の点をお尋ねいたします。第一点は所得を御決定になる場合の債権主義と申しますか、要するに金がはいつていなくても、債権が確定しておればそれで税金をとるという建前が從來の取扱いのようであります。これは理論の上からいけば、私ども別に反対する筋はないのでありますけれども、実際問題としては昨年度の実例なんかにおいても、こんなことがたくさん起つた。殊に農業所得において、米を供出して、米の代金がまだもらえないうちに、税金をどんどんと納めなくちやならないという破目になつて、そうでなくてさえ現金のない單作地帶の農家は非常に困難をいたしたのであります。そこで……

第2回国会 財政及び金融委員会 第53号(1948/07/02、23期、民主自由党)

○塚田委員 本法案は提案の理由の御説明にもありますように、取引高税法の制定に関連して必要となつたのでありまして、私ども取引高税法に全面的に賛成をいたしません立場上、本法案は必要がないというふうに考えますので、これについて反対をいたします。

第2回国会 財政及び金融委員会 第54号(1948/07/03、23期、民主自由党)

○塚田委員 ただいま議題となりました大藏省預金部特別会計の昭和二十三年度における歳入不足補てんのための一般会計からする繰入金に関する法律の一部を改正する法律案、この法律案は國有鉄道事業特別会計、通信事業特別会計、大藏省預金部特別会計にそれぞれ一般会計から繰入れをする金額をきめる法律案でありますが、これにつきましては私ども政府の予算案に対して修正案を提出しております関連におきまして、これに修正案を提出いたしたいと存ずるのであります。その修正の要旨は國有鉄道事業特別会計に対しては、原案は百億円を繰入れるとありますのを、百八十億円をプラスしまして会計二百八十億円を繰入れるというように修正願いたい。 ……

第2回国会 財政及び金融委員会 第55号(1948/07/04、23期、民主自由党)

○塚田委員 本請願は早稻田議員の紹介になる請願でありまして、請願者は名古屋市東区布池町陶業協会委員長佐治博君で、内容は表題によつて明らかでありますから御説明を省きます。何とぞ御採択のほどお願いいたします。
【次の発言】 本請願は伊藤議員及び長谷川議員の御紹介になるものであります。請願者は岐阜縣惠那郡中津町農業会長、布谷額次郎君外八名によるものであります。その内容は表題によつても明らかのように、農業会が所有いたしておりまする金融債券の補償をお願いしたいということでございます。何とぞ御採択のほどお願いいたします。
【次の発言】 本請願は長野議員御紹介のものでありまして、請願者は商工協同組合中央会長……

第2回国会 財政及び金融委員会 第56号(1948/07/05、23期、民主自由党)

○塚田委員 いろいろと審議が進んでまいつたのでありますが、ここで大体私が結論的にお伺いしたい二、三の点をお尋ねしておきたいと思うのであります。それは今の大藏大臣の御答弁でもよくわかりましたように、当局も農林金融というものが非常に重要なものだということの御認識は、十分おありのように私ども拜聽するのであります。そこでこれに関連しまして、先般創設せられました農業手形制度というものが、実は本日の新聞で拜見しましたところによりましても、割に実績があがつておらない。割に利用が少いというように私ども考えるのであります。私どももう少し利用者があるはずじやなかつたかと考えておるのでありますが、あれはどういう事情……

第2回国会 財政及び金融委員会 第57号(1948/07/06、23期、民主自由党)

○塚田委員 小委員の選定及び小委員長の選任は委員長に一任すべしとの動議を提出する。

第2回国会 治安及び地方制度委員会 第33号(1948/06/01、23期、民主自由党)

○塚田十一郎君 ただいま上程になりました請願の趣旨につきまして、簡單に御説明を申し上げたいと存じます。  本請願は地方税財政制度を御改革になるにあたりまして、雪國の單作地帶、福井、石川、富山、新潟、秋田、山形、これらの地帶がもつております特殊事情を十分御考慮になつていただきたいという意味の請願なのでありまして、新潟縣ほか各縣の知事、縣会議長、町村會長というような者の連名によつての請願であります。  請願の理由を簡單に申し上げますと、ただいま申し上げましたような裏日本の各縣は、農耕單作にあえぎつつも、新生日本の主食増産確保に非常な努力を拂つてきておるのでありますが、最近の経済情勢はこれから單作縣……

第3回国会 決算委員会 第3号(1948/11/25、23期、民主自由党)【政府役職】

○塚田政府委員 昭和二十二年度國庫債務負担行為についての説明を申し上げたいと存じます。  昭和二十二年度におきまして、財政法第十五條第二項の規定により、災害復旧その他緊急の必要がある場合に、國庫債務負担行為をすることのできる金額は十億円でありまして、昭和二十二年九月十五日発生のキヤスリーン台風により、損害をこうむつた公共土木施設、耕地、林道、漁港、港湾等の復旧工事に対して、昭和二十三年度において補助するため、昭和二十三年一月三十日閣議の決定を経まして、総額九億三千万円の範囲内で債務を負担する行為をすることといたしました。その事項及び金額は、内閣所管におきまして道府縣災害土木費補助六億六千万円、……

第3回国会 建設委員会 第3号(1948/11/12、23期、民主自由党)【政府役職】

○塚田政府委員 災害関係の予算につきまして、大藏当局がただいまとつております立場につきまして、ごく概略申し上げたいと存じます。  ただいま安本当局から御説明がありましたように、安本当局から大藏省への要求は、約百十億という数字が参つておるのであります。それに対しまして、皆さん方もすでに御承知のように、今日の非常に困難な財政状態と総合勘案いたしまして、できるだけ多く御期待に副いたい、こういうことを考えて熱心に今予算を編成中であります。ことにこの災害予算に対しまして、私どもといたしましては、國の財政が非常に困難であるということも、今日これを制約する一つの大きな條件ではあるが、それと同時に、災害の復旧……

第3回国会 大蔵委員会 第2号(1948/11/13、23期、民主自由党)【政府役職】

○塚田政府委員 ただいま議題となりました食糧の輸入税を免除する法律の一部を改正する法律案の提出の理由について御説明いたします。  米麦、雜穀、でんぷん、カン詰類等の主要食糧に対しましては、昨年法律第百八十八号をもちまして、その輸入税を本年一年間免除することにいたしたのでありますが、わが國現下の食糧事情にかんがみ、右の主要食糧の輸入税をさらに一年間免除する必要があると考えられますので、本法律案を提出しました次第であります。  何とぞ御審議の方、すみやかに御賛成あらんことを希望いたします。  次に日本専賣公社法案について提案理由を説明いたします。  去る七月二十二日連合國最高司令官より日本政府あて……

第3回国会 大蔵委員会 第4号(1948/11/18、23期、民主自由党)【政府役職】

○塚田政府委員 ただいま皆さん方に御審議をお願いいたしております日本專賣公社法案は、先日提案理由を御説明いたしたときも申し上げました通り、國家公務員法の改正と密接に関連いたしました問題でありますので、このような法案にたどりつきますまでの経過を申し上げておく方が、皆様方の御審議をいただく上に好都合だと思いますので、本日は速記を中止いたしまして懇談会の形で、それをまずお聞き願つて、引続いて御審議をお願いいたしたいと考える次第であります。なおその経緯は專賣局長官から説明いたさせますから、さよう御了承願います。
【次の発言】 お答えいたします。ただいま御指摘のように、國家財政の上で、税の方の收入がもう……

第3回国会 大蔵委員会 第5号(1948/11/20、23期、民主自由党)【政府役職】

○塚田政府委員 本藤委員の御希望の趣旨は十分了承いたしましたから、主管当局と協議いたしまして、できるだけ御希望に副いますよう努力いたします。さよう御了承願います。
【次の発言】 堀江委員にお答えいたします。御指摘のよま完この表で見ますと、確かにそういうようなお疑いの出てくる点があるのであります。おそらく先ほど農林省の説明員からもお答え申し上げました加工賃その他の諸掛の数字が一つの價格の相違を起している原因である。これは後ほど詳細な数字を出しましてお答えすることにいたします。そのほかに、それにしても金額が非常に多過ぎるという御不審の点であると思うのでありますが、それは一つは賣却数字が、そこに註に……

第3回国会 大蔵委員会 第8号(1948/11/25、23期、民主自由党)【政府役職】

○塚田政府委員 ただいま議題となつております貿易資金特別会計法の一部を改正する法律案の提出理由を御説明申し上げます。  今回改正しようといたします点は、まず第一は、貿易資金の不足を補足するための借入金、または融通証券の発行限度額の引上げであります。現行法定限度額は、百五十億円と相なつているのでありますが、昨年度末におきまして、六十六億円借入済みとなつておりますので、この年度における限度額の余裕額は、八十四億円であります。しかして過般來の物價改訂によりまして、この年度中における輸出物資の買入等に要する資金の支出額は、約千九十五億余万円と相なるのに対しまして、輸入物資の賣拂代金等資金の受入額は、約……

第3回国会 大蔵委員会 第9号(1948/11/26、23期、民主自由党)【政府役職】

○塚田政府委員 先ほど來の御質問の趣旨はたいへんによくわかるのでありまして、私どもも考え方においてはまことに同感であります。結局本藤委員のお尋ねになつている点は、これは單に貿易面だけでなしに、中小業者全般を今後立たせるという政府の今日の政策と、その中小業者を立たせてやる場合に、中間に立つ問屋業者と生産者の立場をどういうぐあいに見てやるかという問題であろうと私どもは考えておる。過去の日本の中小工業というものが、問屋に非常な中間搾取を受けた、過去の問屋と中小工業との関係がそういう形であつたものを、新しい中小業を復活さす場合に、またそのまま復活さすということになつては確かに困るのであります。ただそう……

第3回国会 大蔵委員会 第10号(1948/11/27、23期、民主自由党)【政府役職】

○塚田政府委員 ただいま議題となりました両案のうち、まず專賣局及び印刷局特別会計法の一部を改正する法律案について提案の理由を御説明致します。  今回改正しようといたします点は、印刷局特別会計における運轉資金の不足を借入金により補足いたしまして、同会計の運営を円滑にいたそうとするものであります。  昭和二十三年度における印刷局の事業量は、日本銀行券百円紙幣二十四億枚、一円紙幣十二億枚を初め、收入印紙、郵便切手、郵便はがき、各種証券類、官報その他図書製品等金額におきまして、約三十七億円に上る現状と相なつております関係上、印刷局の事業を円対に遂行いたしますためには、相当量の手持生産品、原材料及び支拂……

第3回国会 大蔵委員会 第11号(1948/11/28、23期、民主自由党)【政府役職】

○塚田政府委員 お答え申し上げます。これは交付公債をもつて交付する予定になつております。
【次の発言】 食糧管理特別会計法の一部を改正する法律案提出の理由を御説明申し上げます。  改正の内容は次の三点であります。  第一点は、食糧証券及び借入金等の限度額千二百億円を千五百億円に引上げようとする改正であります。その理由は、第二回國会の議決を経と改訂されました千二百億円の最高限度額は、主要食糧の買入数量を前年の実績から推算いたしまして、本年の十月末日までに内地米五百万石を、また二月末日までに割当数量三千二百万石の買入れを終了する。こういう予定のもとにきめられたものでございます。ところが本年の実績は……

第3回国会 大蔵委員会 第12号(1948/11/29、23期、民主自由党)【政府役職】

○塚田政府委員 井上議員の御意見はまことにごもつともなのでありまして、これはおそらく來るべき年度においては再考慮が必ず行わるべき性質のものと考えているのであります。從つて法案にも本年度を限るというようになつておるのであります。ただ今度のこの法案につきましてだれば、第二國会においてすでに予算の方が審議を経て行つております跡始末をしておるというような妙な形になつておりますので、その点御了承をお願いしたいということと、從つてそんな関係でありますから、九億四千万円という費用は七月から十二月までの分として一應あるわけであります。御指摘のように委員会ができておらぬということであれば、おそらくそれに対して剩……

第3回国会 大蔵委員会 第13号(1948/11/30、23期、民主自由党)【政府役職】

○塚田政府委員 ただいま議題となりました四法律案のうち、最初に大蔵省預金部特別会計外二特別会計の昭和二十三年度における歳入不足補てんのための一般会計からする繰入金に関する法律の一部を改正する法律案について提案の理由を御説明申し上げます。  大藏省預金部特別会計外二特別会計の昭和二十三年度における歳入不足補てんのための一般会計からする繰入金に関する法律によりますれば、大藏省預金部特別会計、國有鉄道事業特別会計及び通信事業特別会計に対して、その昭和三十三年度における歳入不足につきましては、それぞれ四十五億七千九百九十七万九千円、二百九十一億七千四百万円、六十億三千六百万円を限度として、一般会計から……

第3回国会 予算委員会 第4号(1948/11/30、23期、民主自由党)【政府役職】

○塚田政府委員 昨日國会に提出いたしました昭和二十三年度予算補正につきまして簡單に御説明を申し上げます。  今回補正予算を提出することが必要となりましたのは、まず第一に官公職員の給與水準の引上げであります。当初予算におきましては、給與水準は三千七百九十一円として計上したのでありますが、生計費は漸次高騰を示すとともに、民間賃金は相当程度に上昇している状況でありまする事情をも考慮して、ある程度の給與改善を急速に実行しなければならないこととなつたのであります。  次に本年各地に生じました災害の復旧に必要な経費であります。戰時中荒廃にまかせられたわが國の山河は、逐年災害の頻度と程度を大きくする実情であ……

第4回国会 厚生委員会 第2号(1948/12/11、23期、民主自由党)【政府役職】

○塚田政府委員 この点につきましては、実は発生直後にいろいろ厚生省御当局及び佐々木委員長から御交渉を受けまして、私も非常に実は心配をいたしておつたわけであります。その後自分の委員会の方の多忙にまぎれて、あまり関心を持たずにおつて、まだ事件が最終の決定のところまで行つておらないということを聞いて、実は非常に遺憾かつ恐縮に存じておる次第であります。ただいままで大藏省において御交渉を受けて了解をいたしております点は、ただいま葛西厚生次官の説明にありました通りであります。見舞金を差上げたい。治療費の一部分を補助して上げたい。その場合において、こういうものを出します場合には、それらに類似の他の案件におい……

第4回国会 大蔵委員会 第1号(1948/12/03、23期、民主自由党)【政府役職】

○塚田政府委員 たばこの今度の値上げにつきましては、ただいま佐藤委員から御指摘のように、主たる理由が現在までの賣れ行き状況からして、歳入欠陷を生ずるであろうということで、これを値上げしてその欠陷を補うという考え方であることは、申すまでもないのであります。もちろんそれと同時にこれを値上げいたしますことによつて及ぼす全般的な影響、それから他の賃上げその他に伴う――そういう全体のにらみももちろん原因にはなつておりますが、しかし大体のねらいは今申し上げる通りであります。そこでこういうような状態であるときに、大臣からしばしば言明いたしておりますように、政府は取引高税を何とかしたいという強い考えを、持つて……

第4回国会 大蔵委員会 第2号(1948/12/07、23期、民主自由党)【政府役職】

○塚田政府委員 質問の点はまことにどうもごもつともな趣旨でありますが、いかんとも御答弁のいたしようがないのでありますけれども、現実の問題として計画通り賣れなかつた。そこでどういう責任をとるかというお話でありますが、今後そういう事態の絶対に起らぬようにいたしまして、ひとつこの場だけは……。しかしこれは率直に申し上げまして、計画に齟齬があつたということでありますから、事務当局を責めると言えば責めるのでありますけれども、最後にはやはり政府の責任なのでありますから、決して責任をのがれるという意味ではないのでありますが、まことに恐縮な次第であるが、そういう事態を絶対に起さないように、愼重に今後の処置を盡……

第4回国会 大蔵委員会 第4号(1948/12/09、23期、民主自由党)【政府役職】

○塚田政府委員 取引高税に対する政府の方針につきましては、本委員会において過日御答弁申し上げたのでありますが、重ねてお答え申し上げたいと思います。これが非常に困難な事情に遭遇いたしているということは御指摘の通りであります。それは端的に申し上げますならば、かわり財源をどうするかということであります。しかしこの問題は実は本日もその筋へいろいろと折衝に参つているはずでありますが、政府といたしましては與党と十分緊密な連繋をとりまして、何とかして適当なかわり財源を捻出して、ぜひ本國会にこれを全面的に廃止する法案を提出いたしたい。そういう考え方で鋭意努力をいたしておる次第であります。  そこで第二の点、も……

第4回国会 大蔵委員会 第5号(1948/12/10、23期、民主自由党)【政府役職】

○塚田政府委員 ただいま鈴木委員から御指摘の点は、私も新潟縣の実情をよく承知しておりますので、まつたく立場が同じであります関係上、身をもつて痛感をいたしておるのであります。御指摘の通り、まさに農村恐慌が來てから手を打つたのでは遅いのでありまして、私どももしよつちゆう郷土に参りました時分に、農村恐慌が來ることは必至だから早く準備をされたい。そこで結局行き方としては御指摘のように、いろいろ農業経営を多角化して行く必要があろうし、それ以外に道はないのではないか。そこでそういう面で資金という点が農村の最近の状況からすれば、どこからか金を借りて來るということがなければ、それが実現困難であるから、そういう……

第4回国会 大蔵委員会 第6号(1948/12/11、23期、民主自由党)【政府役職】

○塚田政府委員 ただいま上程になつております医藥品に対する取引高税免除に関しての請願は、その趣旨は政府においても前國会以來しばしば業者その他の方から受けておりまして、いろいろ研究いたしております。ことに医藥品のうち一般大衆の家庭生活に密接なる関係を持つておるものだけは、趣旨としてもどうしても取上げる必要があるのではないかというように考えておりますので、これを取上げます場合に收入の歩合とにらみ合せまして、どの辺で線を引くかというようなことを研究してみたいというような段階まで参つております。從つて相当程度に御希望に應じられる改革ができるのではないかと考えている次第であります。

第4回国会 大蔵委員会 第7号(1948/12/12、23期、民主自由党)【政府役職】

○塚田政府委員 ただいま議題となりました特別職の職員の俸給等に関する法律案につきまして、提案の理由を御説明いたします。  國家公務員法におきまして、國家公務員の職は一般職と特別職とに区別せられ、特別職にある者には同法の適用がない建前となつておりますので、特別職の職員の俸給等につきましては、一般職員に適用する法規とは別個のものを制定し、その職務にふさわしい取扱いをするのが、適当であると認められます。從來も特別職の職員のうち内閣総理大臣等の認証官につきましては、内閣総理大臣等の俸給等に関する法律に基いて、処理せられて参つたのでありますが、ただ今申し述べました見地から、この際右の法律は廃止し、特別職……

第4回国会 大蔵委員会 第8号(1948/12/13、23期、民主自由党)【政府役職】

○塚田政府委員 ただいま議題となりました未復員者給與法の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由を御説明申し上げ、各位の御審議をお願いいたしたいと存じます。  未復員者にかかる給與につきましては、第一及び第二國会で御賛成いただきました未復員者給與法によつて、処理いたしておるのでありますが、その後における経済事情等の変化に伴い、特に引揚同胞対策審議会の決議の趣旨にかんがみ、さらにこの法律の一部を改正することといたしました。  次に法律案の内容を御説明いたします。第一は既存の給與の引上げであります。すなわち、扶養手当は二百二十五円を二百五十円に、帰郷旅費は四百五十円を千円に、遺骨の引取りに要す……

第4回国会 大蔵委員会 第10号(1948/12/18、23期、民主自由党)【政府役職】

○塚田政府委員 ただいまの御質問のようなことは、今まで何回もあつたように記憶しておるのでありますが、そうしてきわめて大事なお尋ねであるのでありますけれども、まことに恐縮でありますが、そういうことについて一向存じませんので、もし御必要であれば後ほど資料として、お手元に届けさすということで御了承願います。

第4回国会 大蔵委員会 第12号(1948/12/20、23期、民主自由党)【政府役職】

○塚田政府委員 ただいま島田委員から復金の將來を見通されて、まことに本質にさかのぼつた重大なる御質問がありました。私なども考え方といたしましては、まさに御質問のように考えておりまして、ともかく日本の産業を復興しなければならないという大きな考え方に基くとはいえ、國家の資金をもつてある特殊の産業を援助して行くという形になつておるのであります。從つて少くとも今までのような復金の運営を、今後も続けて行くということであれば、相当問題が將來に残るだろうと考えておるのであります。從つて先般來いろいろ本委員会の審議でも申し上げましたように、この際改むべき点は最大限度に改めて、そういう点の懸念をなくして、なおこ……

第4回国会 大蔵委員会 第14号(1948/12/22、23期、民主自由党)【政府役職】

○塚田政府委員 回收の問題につきましては、本委員会において本法案の審議が始まりましてから、しばしば御指摘になりまして、すでにもうお答え申し上げておる通りでありまして、政府といたしましては、この復金が当初貸し出した時分に、多少十分な注意の届かない点などがあつたために、復金の金は借りもらいという感じを、民間に與えたというような前例にかんがみて、その後の動きにおきましては、十分注意をいたさせておるのであります。それから回收の具体的な方法といたしましては、先日もちよつと申し上げましたように、むろん当初貸出しをいたしましたときの事業計画に從つて、やつておるのでありまして、利益が出たらばそれで償還して行く……

第4回国会 予算委員会 第6号(1948/12/08、23期、民主自由党)【政府役職】

○塚田政府委員 お答え申し上げます。宮幡委員の御質疑の中で、大藏省に関係いたしましての部分だけ、大藏省の立場について簡單にお答えいたしたいと思います。  生産第一主義の行き方と、金詰まりをどういうぐあいに打開するかという御質問であると存ずるのでありますが、御指摘のように、金詰まりが今日のように非常にきゆうくつになつて参りましたのでは、この生産第一主義が十分に実行されないということを私どもよく考えております。從つて何とかして金融の面をできるだけ打開して、梗塞をゆるめて行きたいという考え方は、内閣成立以來、いろいろな機会に大藏大臣から言明申し上げておる通りであります、ただこれをゆるめます場合に、こ……


24期(1949/01/23〜)

第5回国会 大蔵委員会 第10号(1949/04/09、24期、民主自由党)

○塚田委員 本請願は新潟縣西蒲原郡燕町の煙管商工業協同組合の理事長南波藤吉君外二名の請願であります。請願の要旨は要するにキセルに対する物品税が課税されておるのでありますが、その免税点が現行十円までということになつておりますのを、三十円までお引上げ願いたいというにつきるのであります。キセルはこの前に免税点がなかつたのを、十円にしていただいたのでありますけれども、この前の会期に十円にしていただきました当時は、すでにそのときにお扱い願つた請願書が、かなり前に出したものについて御審議願つたので、当時すでに十円の免税点では、免税点をかけていただいた実効がないという状態になつておつたのでありますが、一應そ……

第5回国会 大蔵委員会 第12号(1949/04/13、24期、民主自由党)

○塚田委員 議題に入ります前に、委員の各位にお諮り願つてお運び願いたい点があるのでありますが、それは非常に当面の金融問題についてわれわれも心配いたしておりますし、世間も非常に心配をしておるのですが、日本銀行はどういうように考えておるのか、またそれに対してどういう実際的な措置をとろうとしておるのかというような点について、本委員会において日銀総裁の御出席を得まして、われわれからいろいろと質問をいたし、御答弁を得た方がいいのではないかと考えております。各位にお諮り願つておとりはからい願いたいと思います。

第5回国会 大蔵委員会 第14号(1949/04/15、24期、民主自由党)

○塚田委員 一万田総裁に御多忙なところをお越し願いました大藏委員会の氣持は、非常に今日のこのさしせまつた金融の逼迫に対して、私どももまた國民もひとしく、どういうぐあいにこれがなるのかということを心配いたしておるのであります。そこで結局これは日本銀行当局がどういうようにお考えになつておるかということを、承知いたしたいわけなのでありますが、ただその場合に、政府及び政府の與党である民自党の考え方と、日本銀行の考え方といくらか食い違つているのじやないかということを、ぼんやりと民間で心配いたしておる向きもある。そういう点をひとつ頭に置いていただきまして、当面の金融措置に対してのお考えを伺いたいと思います……

第5回国会 大蔵委員会 第15号(1949/04/16、24期、民主自由党)

○塚田委員 國立病院特別会計について政府委員にお尋ねいたしたいと思うのであります。大体、特別会計をやられるという趣旨は、それ自体の企業の中において独立採算ができるようにという氣持であると、私どもは考えておるのでありますけれども、これを病院というようなものに実際当てはめる場合に、相当他の特別会計のものよりも考え方をかえておかなければならぬというように、私どもは考るのであります。つまり病院、ことに國立病院の今までの施療を受けておる患者などの立場を考えますと、これを採算に乘せるということ自体に相当むりがあるのではないか。しかしその一方こういうものも使いほうだい使つて、幾らかかつてもよいというようなこ……

第5回国会 大蔵委員会 第17号(1949/04/20、24期、民主自由党)

○塚田委員 この際皆さんにお諮り願いたい件があるのでありますが、それは現下の金融問題につきましては、私どもは非常に今頭を痛めておるのであります。それで先日日銀総裁においでを願つて、いろいろ日銀当局の意見を伺つたのでありますが、私どもは今日の金融状態が非常に逼迫しておる一つの大きな原因をなしておるものに、政府支拂いの遅延があるということを常々考えております。この問題につきましては、私どもも今いろいろ党といたしまして調べておるのでありますが、一應形式的には遅延はない。つまり政府のどこにも責仕がないという形になつて、問題の解決点がなかなか見出しにくいのでありますので、この際委員会といたしましてこれを……

第5回国会 大蔵委員会 第18号(1949/04/21、24期、民主自由党)

○塚田委員 私に割当てられた時間が三十五分だそうでありますので、実は大藏大臣と安本長官にお尋ねしたい事柄があるのでありますが、本日お見えになつておりませんので、その時間を約十五分とりまして、残る二十分だけを局長にお答え願いたいと思います。  最初にお尋ねしたいことは、五千百四十六億という予算を今年お組みになつたのですが、予算はどう御審議になつたか、とうに通過をしてしまつたのでありますが、私どもの感じでは、よくも主税局がこういう数字をおはじき出しになつた。実際あきれるという感じを持つておるのであります。本会議その他でいろいろと質問があつて、大藏大臣が、今の税法ならば必ずこれだけの数字はとれるとい……

第5回国会 大蔵委員会 第19号(1949/04/22、24期、民主自由党)

○塚田委員 質疑に入ります前に、ちよつと議事進行について申し上げたいと思います。昨日來大臣の御出席をしきりと要求しておる。あちらへ行くから來られない。本日はまた閣議が終つたら來られるということで、委員長はきわめてあつさりと御説明になつておられますが、十二時まで閣議が終らなかつたら、今日も午前中はおいで願えないのか。委員会が要求しておるのであるから、閣議を中途で切上げて來られるくらいの氣持を持つておられるのかどうか。私たちは非常に不満この上もないのであります。大体私は三年ずつとこの財政金融委員会、大藏委員会だけに一生懸命になつてやつております。私の率直な氣持からいえば、こんなつまらない委員会はな……

第5回国会 大蔵委員会 第22号(1949/04/26、24期、民主自由党)

○塚田委員 企業再建整備法の一部を改正する法律案について、ちよつとお尋ねしたいのであります。企業の再建に関しては、最初に基本法ができましてから、私どもこの委員会で非常にたくさんの修正案を扱つたように記憶しております。そういうものを扱い、そして今度もこれを扱いまして一貫しての感じは、企業再建によつて整理をした会社に國家が非常に特別な考え方をもつて、何か特別な便宜をしよつちゆう考えておるような感じがするのであります。今度の場合でも私どもは旧勘定と新勘定と分離しましたときに、新勘定というものは当然新しい会社になるのだという常識的な考え方で、ずつとおつたのであります。またそこで新勘定が赤字を出して、そ……

第5回国会 大蔵委員会 第25号(1949/05/06、24期、民主自由党)【議会役職】

○塚田委員長代理 ただいまより会議を開きます。  去る四月二十八日本委員会に付託に相なりました日本專賣公社法の一部を改正する法律案、日本專賣公社法施行法案、同月三十日同じく付託になりました專賣局特別会計、印刷局特別会計及びアルコール專賣事業特別会計の利益の一般会計への納付の特例に関する法律案、及びしよう脳專賣法案の四案を一括議題といたしまして、まず政府の説明を求めます。
【次の発言】 まだ幾つか説明を伺う法案が残つておるようでありますけれども、政務次官も大分声がお疲れのように存ぜられますので、この辺で打切りにしていただいたらどうかと思いますが、皆さんにお諮りを願つて御決定を願います。

第5回国会 大蔵委員会 第29号(1949/05/11、24期、民主自由党)

○塚田委員 今宮幡委員から打切りの提案があり、風早委員からもう少し質問させてくれということでありますが、私自分の感じから申し上げますならば、法案そのものに直接の関連のない質疑は――もし御本人がなおやりたいと言うなら、それまでおとめする意思はないが、ことに二、三分でけつこうだとおつしやられるのでありますから、それは適宜なさるのがいいじやないかと思います。ただ関連いたしておる問題は非常にたくさんあると存じますので、一應問題の所在は風早委員から今摘出されたのでありますから、理事会にお諮り願つて、別途に何らか考えることにして、その辺の線でひとつお打切り願つたらいいじやないか、こういうように考えます。

第5回国会 大蔵委員会 第31号(1949/05/13、24期、民主自由党)

○塚田委員 風早委員からの御提案は実際ごもつともだと思います。しよつちゆう風早委員の質問の中途で打切られておることは私どもこれを認める。しかしまたそれと同時に、風早委員がしよつちゆう質問を打切られるのは、風早委員の御発言が一番多いものですからして、しよつちゆうそういう災難にあつているわけでありまして、会期も非常にせつぱ詰まつております今日ですから、時間一ぱいだけ御質問願つて、そうして質問も上手にやつていただいて、いつどこで切られもあまり実害をお受けにならぬように、これは風早委員の御自身の御裁量で、よろしくお考え願いたいと思います。

第5回国会 大蔵委員会 第32号(1949/05/14、24期、民主自由党)【議会役職】

○塚田委員長代理 ほかに御質疑はございませんか。――御質疑もないようでございますから、以上をもちまして金融関係三案に対する質疑を打切りといたします。
【次の発言】 その点につきまして今私も多少疑問の点もありましたので確かめましたので、質疑は一應打切つてあと討論採決だけ残しておいて、十分また御議論願えるというような意向でございますので、一應質疑だけは打切つておきたいと存じます。さよう御了承願います。そこで協同組合による金融事業に関する法律案、保險組合に関する法律案の二案は、商工委員会との審議の関係がございますので、これは保留いたします。

第5回国会 大蔵委員会 第35号(1949/05/18、24期、民主自由党)

○塚田委員 まずお尋ねしたい第一の点は、國会に提出してある現在の貸金業の取締に関する法律の前に、政府が一應試案としてお持ちになつたものの中にありまして、國会にお出しになつたものに拔かれておる條項があるのであります。それは法案の條文で申しますと十五條、元の政府の試案で申しますと十七條の三項に、何人といえども小切手の呈示のときに、自己の処分し得る資金がない場合には、小切手を振り出してはならないということがあつて、これにもし違反した場合には処罰される。そういうことによつて金を持たない者が小切手を出すことを、嚴格に取締つてある規定があつたのが、國会に出された案にはそれが拔けているのであります。そのお拔……

第6回国会 大蔵委員会 第2号(1949/10/28、24期、民主自由党)

○塚田委員 いろいろ御説明を伺つてはつきりして参つた点もあるのでありますが、まだはつきりしない点もある。すなわち林委員からもちよつとお尋ねがあつたのでありますが、お尋ねされた点にはお答弁がなかつたように私は伺つておつたのです。それは林委員がなぜ一般の收入印紙でなしに、失業保險の特別の收入印紙を使う必要があるのかというお尋ねをされたように思うのです。それに対して印紙を使う必要があるという御説明にはなつたが、失業保險印紙をお使いになるという御説明がなかつたようでありますが、その点をひとつ……
【次の発言】 そこでこの問題を見ますときに、私ども取引高税印紙の場合のことをじきに考えるのでありますが、こ……

第6回国会 大蔵委員会 第12号(1949/11/18、24期、民主自由党)

○塚田委員 物品税の問題について少しばかりお尋ねをいたしたいと思うのであります。今度の物品税の改正が政府から御提案になつていただいて、結論から申し上げるならば、非常に政府の努力を多といたしておる次第でありまする御承知のように、物品税については使節団の勧告も、われわれから見ますと、非常に酷である。従つて勧告の物品税に関する面は、これは率直に言えばふできだと思つておつたのでありますが、それをよく今日の日本の実情に合うように大幅にお考えをいただいたということには、非常に敬服かつ感謝をいたしておるのであります。(「やおちようをやるな」と呼ぶ者あり)ただいま内藤委員からやおちようをやつているというような……

第6回国会 大蔵委員会 第14号(1949/11/21、24期、民主自由党)

○塚田委員 この機会に所得税法の一部を改正する法律案の提案をいたしたいと考えるものであります。  先般来、例の湯川博士のノーベル賞金に個人所得税がかかるかどうかというような問題が非常に議論になり、世上をにぎわしたのでありますが、国会各党はみな、ああいう種類のものには税をかけるべきではないということで、湯川博士の問題は必ずしも課税すべきだという結論に来ているわけではないのでありますが、今後そういう問題が起きた場合には、疑義が生じないように、そういう種類のものに対しては今後個人所得税がかからないように、法の上に明定した方がよいということで、先般来各党と打合せをしておりましたところが、各党とも意見が……

第6回国会 大蔵委員会 第20号(1949/11/28、24期、民主自由党)

○塚田委員 私は民主自由党を代表いたしまして、ただいま議題になつております所得税法の臨時特例等に関する法律案外二法律案について、賛成の意を表明いたしたいと考える次第であります。  冒頭にまず申し上げておきたいことは、私どもがこれら三法律案に賛成を申し上げる心持は、必ずしも今回の三法律案に盛られた諸改正が、昭和二十四年度内において行わるべき税制改正として、十分に満足なものであるという意味においてではないという点であります。ただ近く行われるべき全面的税制改革の一環として、その一部分が実現されたものであるという意味において、一応政府の努力を多といたしまして、なお今後一段の努力を期待する心持から、賛成……

第7回国会 運輸委員会 第9号(1950/03/14、24期、自由党)

○塚田十一郎君 この請願は、新潟県の東頸城郡を縦貫いたしまする直江津、六日町間の鉄道を建設願いたいという請願であります。請願の理由は、この地帯は一つは石油、亜炭、農産物などの豊富な資源が相当ある。これを開発していただきたいということ、それから現在信越線が碓氷峠がああいうぐあいでありますために、北陸方面に行きます急行がずつと長岡までまわつて行つておるわけであります。それでこの線を通しますと、ずつと六十キロ以上の距離短縮になり、そうして裏日本と表日本の連絡が非常にぐあいよいよなるということ、それからもう一つは、この地帯は御承知のように非常な豪雪地帯でありまして、冬季になりますとまつたく交通機関が何……

第7回国会 大蔵委員会 第2号(1949/12/21、24期、自由党)

○塚田委員 ちよつと関連して……。ただいま課長の御説明になりました中で、最初に私、課税所得は二千八億と伺つたのでありますが、これは何か聞き違いであつたか。二千八億の中から千七百億所得税收入というのは、ちよつと筋が通らぬようですが……。
【次の発言】 そういたしますと八千八百六十五億の中から、規則通りそれに税法を適用すれば二千八十億は上るだろう。若干のしんしやくを認めて千七百億は予算に組んである、こういう考え方ですか。
【次の発言】 ただいまの村山課長の御説明は、私どもはある程度了解はするのであります。人間が足りない。みんな調べられない。調べなければ今度は更正決定をしなくちやならぬはずのものであ……

第7回国会 大蔵委員会 第29号(1950/03/09、24期、自由党)

○塚田委員 いろいろお尋ねしたい点があるのでございますが、根本的な問題についてお尋ねしておきたいのは、今度の税法の改正で、政府のお考えになつておると申しますか、あるいは税制改正の基盤になつております日本経済の全体に対する認識が、最近非常に経済情勢がかわつて来たということによつて、私は大きな食い違いをひとつでかしておるのではないかというように考えるのであります。一つは予算の見積りの問題でありまして、政府がこの税法によつてお組みになつたあの税收入、一つはやはり個々の人たちの所得がそんなふうでありますから、ぐんと違つて来ておる、そういうように考えるわけであります。それともう一つ、物品税の問題でありま……

第7回国会 地方行政委員会 第11号(1950/03/29、24期、自由党)

○塚田委員 お尋ねいたしたいのでありますが、本日御提案になりました地方税法の一部を改正する等の法律案は、ただいま御提案提由の説明を伺つても、今本委員会にかかつております地方税法全般の改正が、当然本国会を通るという前提を頭に置いておられると思うのであります。しかし私どもの考えといたしましても、必ずしもこの全貌がこのまま通るものであるかどうかということは、なお今後の審議にまつ必要が大いにあると思うのでありまして、万一当委員会において地方税法の改正案全体が通らなかつた場合に、この地方税法の一部を改正する等の法律案を通したら、そのときにはその関係はどういうぐあいになるのか、その点をひとつ……。

第7回国会 地方行政委員会 第14号(1950/04/01、24期、自由党)

○塚田委員 ただいま立花君から御指摘になつた点は、私どもも非常に重大な問題だと思うのです。こういう点があるから、ことに日本の産業の立場からすると、非常に悪い税だ、こういうように私ども考えておるのであります。要するに日本の附加価値全体に勤労所得が非常に大きな要素を占めておることが、私は一番重大な点だと思うのでありまして、日本のように非常に資源のとぼしい国であり、しかも価値を造出する大部分が、人間の力だというような産業において、そういう国柄のところにおいて、人間の力に対して特にそれを外形基準にして税金をとるという事態は、どうも日本の産業全体の立場から好ましくない。もし外形基準をとるならば、もう少し……

第7回国会 地方行政委員会 第15号(1950/04/03、24期、自由党)

○塚田委員 関連して…。ただいま御説明をいただいた最初の表ですが、この表の二十四年度の最終と、二十五年度の政府原案と、これと同じものが、私は次の第三の表に出て来るのじやないかと思つておつたが、この前の表とあとの表とちよつと数字に違いがあるのですが、これはどういう関係か。たとえば国庫支出金は二千三十六億とあるが、第一枚目には千六百七億とあつて、合計の金額でも大分食い違いがある。この食い違いはどういう理由によるものでありますか。
【次の発言】 それでは大臣のおられません留守に、数字的な部分について荻田次長にお尋ねいたしたいと思います。先ほどから一般論としては盛んに質問が出ているのですけれども、政府……

第7回国会 地方行政委員会 第16号(1950/04/04、24期、自由党)

○塚田委員 昨日に引続いて、もう少し数字的な点についてお尋ねしたいのですが、この間お尋ねしました免税点以下の附加価値税についてであります。免税点以下の所得の算出の基礎でありますが、ここの備考を拝見しますと、昭和二十三年度における所得額四万円以下、第二種事業にあつては七万円以下のものを基礎として推定をして出したのが三百八十八億、こういうように書いてあるのですが、もしそういうことであるとすると、大分状態が違うのじやないかというように考えておる。それはこの間次長の答弁にもあつたのですが、平均附加価値をどのくらいに見るがということが、これが相当問題点になると思うのですけれども、かりに五〇%に見ると、九……

第7回国会 地方行政委員会 第17号(1950/04/05、24期、自由党)

○塚田委員 今度の税制改革は、国税も地方税も全体として見ると、非情に私ども合理化されたように感ずる部分がたくさんあるのでありますが、どうも非常に合理化された中に、ところどころ非常に筋の通らないところがあるように思うのです。もちろん何か別種の考慮からされているのであろうと思うのでありますけれども、その考慮がどうも当つておらない。そういうように考えられる場所も幾つかあるわけです。その中で一番著しいのは、附加価値税の中で減価償却を附加価値にしないでおいて、そうして固定設備をすると、それをそこの段階で控除してやるという考え方が筋が通らないと思う。附加価値という概念からすれば、当然減価償却はコストに入れ……

第7回国会 地方行政委員会 第19号(1950/04/09、24期、自由党)

○塚田委員 先ほど門司委員からのお尋ねに対しての大臣のお答えの中に、平衡交付金と標準税率のお答えがあつたのでありますが、私念のためにもう一度確めておきたいと思います。大臣は平衡交付金はどこまでも標準税率で計算をするから、平衡交付金には関係かないということでありますが、私どもの承知しておりますところでは、平衡交付金は標準税率の七掛を基準にして計算になるということでありますが、七掛以下にかりに府県なり、市町村がとつた場合に、それを平衡交付金の上で、何ら御考慮にならないかどうか、これはなるのが私どもは標準税率をおきめになつた当然の精神じやないかというように考えるのでありますが、その点をもう一度荻田次……

第7回国会 地方行政委員会 第23号(1950/04/16、24期、自由党)

○塚田委員 青柳委員にお尋ねいたしたいのでありますが、第一点の固定資産税についてでございますが、私どもはこの固定資産税の修正案の第四項によつて、御希望の趣旨が救済できるのではないかというふうに、実は考えておるのであります。第四項の公益法人というのは、原則として民法三十四條の規定するものでありますが、これに準ずるものとしてそういうような組合は当然考えられるだろう、従つてまたそういうような組合がその本来の事業の用に供する土地及び家屋であれば、これは当然減免の恩典に浴し得る性質のものではないか、こういうように実は考えて、先般のお申出も合せて、この第四項が置いてある、こういうように私どもは考えておるわ……

第7回国会 地方行政委員会 第32号(1950/04/29、24期、自由党)

○塚田委員 たいへん時間が過ぎておりまするのに、野党の皆さん方に御迷惑かと存じますが、若干時間をおかしいただきたいと思います。もう大体野党の各位から質疑が出まして、ほとんど重要な点は行われておりますので、重複点は全部避けまして、まず第一にお尋ねいたしたいのは、今度のこの地方財政干衡交付金というものと、昭和二十五年度のこの予算に載つておる千五十億というもの、この千五十億がこの法律によつてできたものだというように解されては、われわれは非常に困ると思うのでありまして、少くともこの千五十億の税率施行までの段階、つまりこの地方財政平衡交付金法の予算に計上にする額が出て来るまでの段階は、この法律によつてお……

第8回国会 地方行政委員会 第2号(1950/07/14、24期、自由党)

○塚田委員 原則としてやはり今藤田君のお話のように、運営につきましてはなるべく理事会の御意向を御尊重願いたいと思います。理事会の御意向で、本日は一応そういう方針で審議を進めて参つたのでありますけれども、しかし先ほど藤田君の御発言もあり、私もそのように思いますので、必ずしも当初理事会できめたように、きようその通り行かなければならないとは考えておりません。本日の状態はここで打切りを願うのが、やはり適当ではないか、こういうふうに考えますので、各委員の意向を十分勘案されて、本日はひとつ特別におとりはからい願つてけつこうであります。

第8回国会 地方行政委員会 第9号(1950/07/21、24期、自由党)

○塚田委員 実は昨日の話合いでは、本日中に固定資産税の質疑をあげようということで、われわれも進んで参りましたが、先ほど本税法の改正案について、その筋から有力なる示唆が出ましたので、これに対して各党とも、今本日中に一応回答を出すために審議を進めておるようでありますので、大体実質上、本日審議を続けて行くということは困難なような情勢にありますから、この機会に一応委員会を休憩にせられて、理事会を開くようにおとりはからい願いたいと思います。

第8回国会 地方行政委員会 第10号(1950/07/22、24期、自由党)

○塚田委員 趣旨弁明をなさつておるつもりで伺つておつたら、いつの間にかあとの方にいろいろな御意見がついておつたのでありますが、大体修正の要点は二点であるということでありましたから、二点に間違いないだろうと思います。そこでまずその修正の第一の点でありますか、附加価値税の実施をさらに一年延期ということについて、提案者側の御意見を伺つておきたいのであります。私どもは、先ほど門司委員からもいろいろ御意見がありましたけれども、附加価値税と事業税というものを比較しますときに、これは事業税で置くよりも、附加価値税に改める方がはるかに合理的だという意見を強く持つておるのであります。従つて提案者側の御意見のもう……

第9回国会 地方行政委員会 第2号(1950/11/25、24期、自由党)

○塚田委員 実は地方公務員法の審議をいたします前に、これときわめて密接な関係にありますところの地方財政の問題について、若干一般的なお尋ねをいたしたいと思うのであります。この問題の詳細はあるいは予算委員会においてお尋ねすべき性質のものかもしれませんが、法案の審議に重大なる関連がありますので、一般的、原則的なものだけをお尋ねしたいと思います。  最初に、先般地方財政委員会から、委員長の名をもつて政府に意見書が出ているように、私どもは承知しておるのでありますが、野村委員長が幸い御出席されておりますので、委員長から先般お出しになつた意見書のごくかいつまんだ概要をお聞かせ願いたい、こういうふうに思うので……

第12回国会 大蔵委員会 第9号(1951/11/02、24期、自由党)

○塚田委員 在外公館等借入金の返済の実施に関する法律案についてお尋ねいたします。  一番最初にお尋ねしたいことは、終戦後に国家が国民に対して負つておるいろいろな債務、あるいは確定的に債務と考えらるるものもあり、またこれから債務として処理しなければならないものもある。そういうものの中から、どういう理由で公館借入金だげをお取上げになつたか。それを一つ……。
【次の発言】 いろいろ困難な事情はよくわかるのであります。昨日参考人の意見をいろいろ聞きましたが、たとえば満州国なんかの場合には、特定の数人の人たちが、自分の責任において、これは将来国家から返してもらうんだということで、発生したものだということ……

第12回国会 大蔵委員会 第10号(1951/11/05、24期、自由党)

○塚田委員 前会に引続きまして、もう少し補足的にお尋ねをしたいのであります。この法律案を読んでおりますと、與党の私どもが見ておつても、出発するときは非常な親切味から出発したのであるが、法律案になつてみると、非常に不親切な結果になつてしまつておる、こういう感じがするのであります、この法律案によつてお金を返してもらわれる方々は、頂戴しておる表を見ると、件数において約十三万二千ばかりあるらしい。この十三万二千件に上る人たちの中で、一体どれくらいの人たちが返してもらつてありがたかつたということになるのか。おそらく相当数の人は、この法律通りに計算して出て来た金額を見たときに、何だ、これつばつち返してもら……

第12回国会 大蔵委員会 第12号(1951/11/08、24期、自由党)

○塚田委員 それでは在外公館等の借入金について、前会保留になつておりました憲法上の問題点について、お伺いをいたしたいと思うのであります。法制意見局の方が見えておりますね。理財局の方々からいろいろ今までの審議のいきさつを、お聞きくださつていると思うのですが、今私どもの委員会で問題になつておる点は、大蔵当局の御意見では、どこまでもこの法律によつて確認された債権債務関係というものは、この法律で創設されたものなんだから、従つて五万円で打切ろうが三万円で打切ろうが、これはこの法律の決定するところによるのであつて、この点においては違憲という問題は出て来ないのだ、というように御説明を伺つたのであります。先般……

第12回国会 大蔵委員会 第16号(1951/11/14、24期、自由党)

○塚田委員 実は今のようなことをお尋ねいたしましたのは、本委員会におきまして先般来問題になつております、非常に少額なものの繰上げをしよう、こういう考え方を持つているわけでありますが、そこでお尋ねいたしますのは、まず五百円未満のものを五百円までに全部切り上げた場合に、さらに予算の上に追加して支出しなければならない額が、大体どのくらいになつているか。この見通しを伺いたい。
【次の発言】 その打切る数字を千円で打切るとどんなことになりますか。
【次の発言】 次にお尋ねいたしたいのはレートの問題でありますが、私どもがレートをずつと拝見しておりまして、関東州と満州をおわけになつた理由がどうもはつきりしな……

第12回国会 平和条約及び日米安全保障条約特別委員会 第4号(1951/10/19、24期、自由党)

○塚田委員 私は、両條約をめぐります財政経議のいろいろな問題について、少しお尋ねをいたしたいと考えておるわけであります。  初めに、本條約ができ上るまでに、予備折衝の段階から、最後にサンフランシスコにおける調印に至るまで、甚大なるお骨折りを煩わしました総理初め全権団に、厚く御礼を申し上げます。この條約を、初め何という気なしに読んでおりますときには、これは大したことはない、これは和解と平和の條約というこ芸、なるほどわれわれの立場を十分に考えていただいた條約だというように、非常に楽な気持で読んだのでありますが、だんだんよく読んで、世間のいろいろなうわさ、諸外国の本條約についてのいろいろな輿論、それ……

第13回国会 運輸委員会 第39号(1952/06/05、24期、自由党)【議会役職】

○塚田予算委員長 先般ただいま問題になつております離島航路整備法案につきまして、委員長の意見を求められました際に、最初提案者からお示しいただきました案の中には、船舶の建造並びに改造に対する補助、それから安全施設に対する補助というものが規定せられておりましたので、いろいろ検討いたしました結果、どういうものについての補助は、補助金というものの性質上適当でないのではないか、こういうような考え方からして、これを御削除願いたいということを意見として申し上げましたところ、快よく御了承をいただきまして、これを削除していただいたわけであります。しかし私といたしましても、この離島航路というものの維持、改善が、非……

第13回国会 運輸委員会 第43号(1952/06/11、24期、自由党)

○塚田十一郎君 ここに御採沢をお願いしております直江津、六日町間の鉄道敷設の件でありますが、これはすでに十数年、毎回繰返してお願いを申し上げておるのでありますが、まだ実現しないのであります。詳細のことは請願書類でごらん願いたいと思いますが、請願の要点は、現在の信越線の直江津と、上越線の六日町の間をつない  でいただきたい、こういうことでありますこれをつなぐことによりまして、裏日本と表日本の間の距離が非常に短縮されるということは、おそらく国鉄の観点からごらんになつても、本線の敷設の理由のある点であると思うのであります。さらに地元選出の代議士である私どもといたしましては、それにつけ加えまして、この……

第13回国会 大蔵委員会 第33号(1952/03/14、24期、自由党)

○塚田委員 この機会に、本法案は前会期に相当私もいろいろなことをお尋ねいたし、同僚委員もお尋ねになつて、大体結論が出たようであつたのでありますが、なお関係者からの強い要望がありまして本会期まで継続審議をして参つたのであります。そこで問題になつておりました点は、そのうちの一番根本のものは五万円で打切るというところにあるのでありまして、これが一方財産権の侵害になるという意見と、政府が借りたものを返さないということは、道義的によくないという考え方と二つあつたようでありますが、一応結論がこの前の委員会におきましても、今日の財政経済の実情からいたしましては、五万円では無理じやないかということで、われわれ……

第13回国会 大蔵委員会 第37号(1952/03/24、24期、自由党)

○塚田委員 在外公館等借入金の返済の実施に関する法律案に対し、修正を提案いたしたいと思うのでありますが、修正の要領は、お手元に差上げてあります印刷物によつてごらん願うことにいたしまして、簡單に要点を御説明申し上げます。  修正の第一点は、返済をいたしますべき金額が、五百円に満たない場合には、これを五百円にまで切り上げるという点であります。どういう理由からこの五百円に切り上げるということを考えたかと申しますと、政府が債権者に返済いたします債務は、その債権者の側が、政府の指定するところへ出頭いたしまして、これを受取らなくてはならない、その場合における交通費でありますとか、あるいはところにより人によ……

第13回国会 予算委員会 第1号(1952/01/24、24期、自由党)【議会役職】

○塚田委員長 これより会議を開きます。  この際一言ごあいさつ申し上げます。不肖私旧臘はからずも予算委員長に選任されまして、この重責をお受けすることになりました。まことにふなれでありまして、各位の御指導と御鞭撻を仰ぐことが多心あることと存じますが、常に公平を旨とし、ひたすらに委員会の円満なる運営をいたさんことを期しまして、この重責を果さんことを念願いたしておる次第でございます。何とぞ各位の心からなる御協力をお願いいたす次第であります。よろしくお願いいたします。(拍手)  お諮りいたすことがあります。理事川島金次君が委員を辞任されまして、目下理事一名の欠員がありますが、その補欠は、先例により、委……

第13回国会 予算委員会 第2号(1952/01/28、24期、自由党)【議会役職】

○塚田委員長 会議を開きます。  本委員会の理事は、先般委員の辞任及び理事の辞任等のため、目下二名の欠員があるのであります。つきましては、この際その補欠を選任いたしたいと存じますが、これは先例により、委員長において指名するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議がなければただちに指名いたします。  上林山榮吉君及び小峯柳多君を理事にお願いいたします。  なお理事中曽根康弘君より理事辞任の申出があります。これを許可するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議がなければこれを許可するに決しました。  つきましては、この際その補欠を選任いたしたいと存じますが、これは先例により、委員長において……

第13回国会 予算委員会 第3号(1952/01/29、24期、自由党)【議会役職】

○塚田委員長 会議を開きます。  昭和二十七年度一般会計予算、同じく特別会計予算、同じく政府関係機関予算、右各案を一括して議題に供します。  この際お諮りいたすことがあります。総予算につきましては、国会法第五十一條によりまして公聴会を開かなければならないことになつておりますが、その開会の手続等につきましては、一切委員長に御一任を願いたいと存じますが、御異議はありませんか。
【次の発言】 御異議がなければその通り決します。  議事進行について川崎委員より発言を求められております。この際これを許します。川崎秀二君。
【次の発言】 川崎委員の御意見はお聞きの通りでありますが、今後一層の誠意と懇切さを……

第13回国会 予算委員会 第4号(1952/01/30、24期、自由党)【議会役職】

○塚田委員長 これより会議を開きます。  都合によりましてこの際午後一時半まで休憩いたします。    年前十一時二十八分休憩
【次の発言】 休憩前に引続き会議を開きます。  中曽根委員より、議事進行について発言を求められております。この際これを許します。中曽根康弘君。
【次の発言】 ただいまの議事進行は政府側もお聞き及びの通りであります。この際政府より何か発言がありましたらこれを承ります。
【次の発言】 これより予算各案について質疑に入ります。尾崎末吉君。
【次の発言】 本日はこの程度にとどめまして、明日は午前十時より委員会を開会し、質疑を継続することといたします。これにて散会いたします。  ……

第13回国会 予算委員会 第5号(1952/01/31、24期、自由党)【議会役職】

○塚田委員長 会議を開きます。本予算の各案を議題に供します。本日は内閣総理大臣に対する質疑に入ることといたします。上林山榮吉君。
【次の発言】 尾崎末吉君。
【次の発言】 午前の会議はこの程度にとどめまして、午後一時より委員会を再開して質疑を継続することといたします。  これにて休憩いたします。     午後零時五分休憩
【次の発言】 休憩前に引続き会議を開きます。  これより質疑を継続いたします。中曽根康弘君。
【次の発言】 中曽根君に申し上げます。総理大臣が他の国務大臣をして答弁をさせられる場合には、他の国務大臣が総理大臣のかわりに答弁をいたすわけであり、従来ともその例に従つて来ておるわけ……

第13回国会 予算委員会 第6号(1952/02/01、24期、自由党)【議会役職】

○塚田委員長 会議を開きます。  本予算の各案を議題に供します。昨日に引続きまして内閣総理大臣に対する質疑に入ります。西村榮一君。
【次の発言】 御静粛に願います。
【次の発言】 静粛に願います。
【次の発言】 御静粛に願います。
【次の発言】 西村君に申し上げますが、割当の時間が過ぎておりますので、あと一問に限つて、ひとつおとりまとめのほどをお願いいたします。
【次の発言】 御静粛に願います。
【次の発言】 横田甚太郎君。
【次の発言】 委員外の御発言は御遠慮願います。
【次の発言】 横田君にちよつと申し上げますが……。
【次の発言】 十分用語に御配慮の上、質疑を進められんことを望みます。

第13回国会 予算委員会 第7号(1952/02/02、24期、自由党)【議会役職】

○塚田委員長 会議を開きます。本予算の各案を議題に供します。昨日に引続きまして、これより質疑を継続いたします。小峯柳多君。
【次の発言】 本日はこの程度にとめまして、午後は去る一月二十八日逝去されました中島代議士の葬儀もありますので、弔意を表するため、会議を開かないことといたします。なお明後四日は午前十時より委員会を開会して、質疑を継続することといたします。  これにて散会いたします。     午前零時二十二分散会

第13回国会 予算委員会 第8号(1952/02/04、24期、自由党)【議会役職】

○塚田委員長 会議を開きます。  本予算の各案を議題に供します。これより質疑を継続いたします。小峯柳多君。
【次の発言】 午前の会議はこの程度にとどめまして、午後は一時三十分より委員会を再開して、質疑を継続することといたします。これにて休憩いたします。     午後十一時五十九分休憩
【次の発言】 休憩前に引続き会議を開きます。  岡委員より発言を求められております。この際これを許します。岡良一君。
【次の発言】 討論の通告があります。これを許します。林百郎君。
【次の発言】 御静粛に願います。
【次の発言】 御静粛に願います。
【次の発言】 御静粛に願います。

第13回国会 予算委員会 第9号(1952/02/05、24期、自由党)【議会役職】

○塚田委員長 会議を開きます。  本予算の各案を議題に供します。昨日に引続きまして、質疑を継続いたします。高橋等君。
【次の発言】 岡良一君。
【次の発言】 午前の会議はこの程度にとどめまして、午後一時三十分より委員会を再会して、質疑を継続することといたします。  これにて休憩いたします。     午後零時九分休憩
【次の発言】 休憩前に引続き会議を開きます。  質疑を継続いたします。岡良一君。
【次の発言】 風早八十二君。
【次の発言】 成田知巳君。
【次の発言】 静粛に願います。
【次の発言】 世耕弘一君。
【次の発言】 石野君。

第13回国会 予算委員会 第10号(1952/02/06、24期、自由党)【議会役職】

○塚田委員長 会議を開きます。本予算の各案を議題に供します。これより質疑を継続いたします。上林山榮吉君。
【次の発言】 先日の上林山委員の御質疑に対し、村上運輸大臣より発言を求められております。この際これを許します。村上運輸大臣。
【次の発言】 井出君より関連して質問の申出があります。これを許します。井出君。
【次の発言】 休憩前に引続き会議を開きます。  質疑を継続いたします。井出一太郎君。
【次の発言】 ただいまの質疑に関連して、平川委員より質疑をいたしたいとの申出があります。これを許します。平川篤雄君。
【次の発言】 ただいまの質疑に関連して、岡委員より質疑をしたいとの申出があります。こ……

第13回国会 予算委員会 第11号(1952/02/07、24期、自由党)【議会役職】

○塚田委員長 会議を開きます。  本予算の各案を議題に供します。  これより質疑を継続いたします。北澤直吉君。
【次の発言】 北澤君の残余の質疑はしばらく保留いたしまして、この際農林当局に対する質疑に入ることといたします。庄司一郎君。
【次の発言】 竹山祐太郎君。
【次の発言】 北澤君の質疑を継続いたします。北澤直吉君。
【次の発言】 速記をとめて。
【次の発言】 速記を始めて。
【次の発言】 午前の会議はこの程度にとどめまして、午後は一時半より委員会を再開して質疑を継続することといたします。  これにて休憩いたします。     午後零時二十九分休憩

第13回国会 予算委員会 第12号(1952/02/08、24期、自由党)【議会役職】

○塚田委員長 会議を開きます。  本予算の各案を議題に供します、これより質疑を継続いたします。庄司一郎君。
【次の発言】 西村榮一君。
【次の発言】 大橋国務大臣は出席があるようでありますが、岡崎国務大臣は午前午後にわたつて非公式及び公式会談がラスク氏とあるそうで、出席いたしかねる、こういうように申し出て参りました。
【次の発言】 きようは出ておられるそうですから、それではさつそく呼びます。
【次の発言】 どうぞ。
【次の発言】 先般委員長に御一任願いました公聽会の公述人は、次の通り選定いたしたいと存じますから御了承を願います。一橋大学学長、中労委会長、中山伊知郎君、第一通商社長岡本忠君、山一……

第13回国会 予算委員会 第13号(1952/02/09、24期、自由党)【議会役職】

○塚田委員長 会議を開きます。  本予算の各案を議題に供します。これより質議を継続いたします。なお本日は参考人として日本銀行政策委員会議長、日本銀行総裁一萬田尚登君の御出席を願つておりますので、質疑の進行によりましては、参考人の意見も聴取することといたしたいと存じますから、御了承願います。それでは質疑に入ります。有田二郎君。
【次の発言】 有田委員にちよつと申し上げますが、一万田参考人は十一時には行かなければなりませんので……。
【次の発言】 お答えがないようであります。
【次の発言】 一万田参考人に厚くお礼を申し上げます。風早君。
【次の発言】 ただいまの質疑に関連して、横田委員より質疑の申……

第13回国会 予算委員会 第14号(1952/02/13、24期、自由党)【議会役職】

○塚田委員長 これより会議を開きます。  本予算の各案を議題に供します。質疑を継続いたします。西村榮一君。
【次の発言】 西村君、大体申合せの時間が来ましたから……。
【次の発言】 田中角榮君。
【次の発言】 田中君に申し上げますが、岡崎国務大臣は参議院本会議から出席を求められておりますので、しばらく席をはずしたいということでありますが、質疑は御継続になりますか。
【次の発言】 午前の会議はこの程度にとどめまして、午後は一時半より委員会を再開して、質疑を継続することといたします。  これにて休憩いたします。     午後零時二十三分休憩

第13回国会 予算委員会 第15号(1952/02/14、24期、自由党)【議会役職】

○塚田委員長 会議を開きます。  昭和二十七年度本予算の各案を議題に供します。これより質疑を継続いたします。平川篤雄君。
【次の発言】 平川君にお諮りいたしますが、大蔵大臣、法務総裁も見えておりますので、なるべく午前中にあなたの御質疑が終りになるようにおはからい願います。
【次の発言】 御静粛に願います。
【次の発言】 御静粛に願います。
【次の発言】 平川君に申し上げます。あと一問で結論をおつけ願いたいと思います。もう今日だけで一時間二十分やつております。(発言する多し)御静粛に願います。官房長官が見えておりますから、官房長官にもし御質問がございましたら……。

第13回国会 予算委員会 第16号(1952/02/15、24期、自由党)【議会役職】

○塚田委員長 会議を開きます。  昭和二十七年度本予算の各案を議題に供します。これより質疑を継続いたします。有田二郎君。
【次の発言】 石野君にちよつとお諮りいたしますが、文部委員会から大蔵大臣をちよつとお借りできないかと言つて参つておりますが、十分か十五分でありますから、よろしゆうございますか。――石野君。
【次の発言】 石野君に申し上げますが、もう持ち時間も非常に少くなつておりますので、法務総裁に対する御質問がありますれば、どうぞ。
【次の発言】 石野君に申し上げます。お申合せの時間ですので、あと一間で結論をおつけくださるようにお願いいたします。

第13回国会 予算委員会 第17号(1952/02/16、24期、自由党)【議会役職】

○塚田委員長 会議を開きます。  昭和二十七年度本予算の各案を議題に供します。質疑を継続いたします。川島金次君。
【次の発言】 池田大蔵大臣は本日おかぜの気味のようでありますので、午後休養をいたしたいとの申出があります。そこでこの機会に稻村委員及び今井委員から大蔵大臣に対して関連質疑の申出がありますので、それぞれ一点を限つてお許しいたしたいと存じます。稻村順三君。
【次の発言】 今井君。
【次の発言】 午前の会議はこの程度にとめまして、午後は一時半より委員会を再開して、質疑を継続することといたします。  これにて休憩いたします。     午後零時三十八分休憩

第13回国会 予算委員会 第18号(1952/02/18、24期、自由党)【議会役職】

○塚田委員長 会議を開きます。  昭和二十七年度本予算の各案を議題に供します。これより質疑を継続いたします。苫米地英俊君。
【次の発言】 有田君に申し上げますが、通産大臣が見ましたので、苫米地委員の通産大臣に対する質疑を継続いたします。
【次の発言】 苫米地委員に申し上げますが、割当時間がもう少くなつております。関係閣僚はみなもう見えておりますから、他の閣僚に対する御質問を願います。
【次の発言】 有田二郎君。
【次の発言】 藤田義光君に関連質問を一点に限り許します。藤田君。
【次の発言】 岡良一君。
【次の発言】 有田二郎委員。
【次の発言】 有田君に申し上げますが、打合せの時間がもうかなり……

第13回国会 予算委員会 第19号(1952/02/19、24期、自由党)【議会役職】

○塚田委員長 会議を開きます。  昭和二十七年度本予算の各案を議題に供します。これより質疑を継続いたします。藤田義光君
【次の発言】 御靜粛に願います。
【次の発言】 御靜粛に願います。
【次の発言】 申合せだそうでありますから関連質問は許しません。藤田君御発言を願います。――申合せだそうでありますから、藤田君の質疑の継続を願います。
【次の発言】 靜粛に願います。
【次の発言】 御靜粛に願います。
【次の発言】 藤田君に申し上げますが、お申合せの時間でありますので、あと一問で……。二十分までであります。
【次の発言】 御靜粛に願います。

第13回国会 予算委員会 第20号(1952/02/20、24期、自由党)【議会役職】

○塚田委員長 会議を開きます。  昭和二十七年度本予算の各案を議題に供します。これより質疑を継続いたします。小林進君。
【次の発言】 淺利委員の関連質疑を許します。淺利君。
【次の発言】 世耕弘一君。
【次の発言】 後ほど参議院が終りましてから見えます。
【次の発言】 世耕委員に申し上げますが、大分時間を超過いたしておりますから、この一問で……。
【次の発言】 石野久男君。
【次の発言】 石野委員に申し上げますが、すでに五分ほど経過しておりますから、あと一、二問程度でお打切り願います。
【次の発言】 稻村君に関連質問を一問に限りお許しいたします。稻村順三君。

第13回国会 予算委員会 第21号(1952/02/22、24期、自由党)【議会役職】

○塚田委員長 会議を開きます。  昭和二十七年度本予算の各案を議題に供します。各分科会の主査よりいずれも審査の結果について委員長まで報告がありました。これより分科会主査の報告を順次求めるごとといたします。第一分科会主査有田二郎君。
【次の発言】 第二分科会主査苫米地英俊君。
【次の発言】 第三分科会主査庄司一郎君。
【次の発言】 第四分科会主査小野瀬忠兵衞君。
【次の発言】 第五分科会主査淺利三朗君。
【次の発言】 各分科会主査よりの報告は、いずれも予算各案について、その討論採決を予算委員会に讓るべしとの報告であります。本日はこの程度にとどめまして、明二十三日は午前正十時より委員会を開会して、……

第13回国会 予算委員会 第22号(1952/02/23、24期、自由党)【議会役職】

○塚田委員長 会議を開きます。  昭和二十七年度本予算の各案を議題に供します。これより内閣総理大臣に対する質疑に入ることといたします。川崎秀二君。
【次の発言】 委員外の発言は御遠慮ください。なお委員でない方で委員席にすわつておられる方は委員外の席におつき願います。
【次の発言】 静粛に願います。
【次の発言】 御静粛に願います。
【次の発言】 川崎君の御発言時間はあと四分であります。そのつもりでお進めください。
【次の発言】 西村榮一君。
【次の発言】 西村榮一君に発言を許しました。川崎君に発言を許しません、西村君に発言を許しました。お申し合せの時間でありますから……。――西村君に発言を許し……

第13回国会 予算委員会 第23号(1952/02/26、24期、自由党)【議会役職】

○塚田委員長 これより会議を開きます。  昭和二十七年度一般会計予算、同じく特列会計予算、同じく政府関係機関予算の各案を議題といたします。  川島委員より議事進行について発言を求められております。この際これを許します。川島金次君。
【次の発言】 川島委員の議事進行に対して、委員長よりお答えいたします。議事進行の趣旨については了承いたしました。委員長において善処することといたします。この際暫時休憩いたします。     午後二時四十九分休憩
【次の発言】 休憩前に引続き会議を開きます。  ただいま早川崇君外十七名より、私に対して不信任動議が提出されましたから、退席いたします。

第13回国会 予算委員会 第24号(1952/04/02、24期、自由党)【議会役職】

○塚田委員長 これより予算委員会を開会いたします。  本日はポンド、ドルの預託問題、外資導入に関する問題、行政協定に関する調達問題、繊維対策に関する問題、安全保障諸費のうちの施設費に関する問題、食糧問題等につきまして、政府の所見を聴取するため委員会を開会いたしました次第でありますから、御了承願います。  これより質疑に入ることといたします。風早八十二君。
【次の発言】 私語をお慎み願います。
【次の発言】 風早君に申し上げますが、割当時間が、お話合いの結果三十分ということにきまりまして、五十分までがあなたの持時間でございますから、そのつもりでひとつ……。

第13回国会 予算委員会 第25号(1952/05/15、24期、自由党)【議会役職】

○塚田委員長 これより会議を開きます。  お諮りいたすことがございます。理事有田二郎君が先般委員を辞任されまして、理事一名の欠員があるのでございますが、その補欠は、先例により委員長において指名するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議がなければ有田二郎君を理事に指名いたします。
【次の発言】 本日は予寧の実施状況その他当面の諸問題について、政府の説明を聴取するため委員会を開会した次第でありますから、御了承を願います。  これより質疑の形式で議事を進めることといたします。まず内閣総理大臣に対する質疑に入ります。川崎秀二君。
【次の発言】 中曽根康弘君。

第13回国会 予算委員会 第26号(1952/05/16、24期、自由党)【議会役職】

○塚田委員長 これより予算委員会を開会いたします。  昨日に引続きまして、政府に対する質疑を継続いたします。中曽根康弘君。
【次の発言】 午前の会議はこの程度にとどめまして、午後は一時より委員会を再開して、質疑を継続することといたします。  これにて休憩いたします。     午後零時三分休憩
【次の発言】 井出一太郎君。
【次の発言】 尾崎委員より関連質問の申出がありますので、一点を限つてこれを許します。尾崎末吉君。
【次の発言】 本日の会議はこの程度にとどめまして、次会は来る十九日月曜日の午前十時より開会することといたします。  これにて散会いたします。     午後四時四十一分散会

第13回国会 予算委員会 第27号(1952/05/19、24期、自由党)【議会役職】

○塚田委員長 これより予算委員会を開会いたします。  先週の会議に引続きまして、これより質疑に入ります。中村清君。
【次の発言】 午前の会議はこの程度にとどめまして、午後は一時半より委員会を再開することといたします。  これにて休憩いたします。     午後零時三十六分休憩
【次の発言】 中曽根康弘君。
【次の発言】 中曽根委員に申し上げますが、高橋通産大臣がお見えになつておりますので、適当なところで打切り願いたいと思います。
【次の発言】 川島金次君。

第13回国会 予算委員会 第28号(1952/05/22、24期、自由党)【議会役職】

○塚田委員長 これより予算委員会を開会いたします。  前会に引続きましてこれより質疑に入ります。有田二郎君。
【次の発言】 お答えいたします。有田委員のただいまの御発言に対しましては、委員長におきましてもまつたく同感であります。しかもこの問題は至急に解決を必要とすると考えられますので、それぞれ諮るべき機関に諮りまして善処いたしたい、こういうように考えております。
【次の発言】 西村榮一君。
【次の発言】 休憩前に引続き会議を開きます。  これより質疑を継続いたします。有田二郎君。
【次の発言】 有田委員に申し上げますが、もう一問ほどで……。

第13回国会 予算委員会 第29号(1952/07/30、24期、自由党)【議会役職】

○塚田委員長 これより会議を開きます。  第十三回国会も本日をもつて終了いたしますが、本委員会におきましても閉会中審査の申出をいたしたいと存じますが、その手続等につきましては委員長に御一任願いたいと存じます。また閉会中委員を派遣いたす必要のあります場合は、その手続等はすべて委員長に御一任を願いたいと存じますが、以上いずれも御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なければさよう決します。
【次の発言】 次に、理事有田二郎君、川島金次君が先般委員を辞任されまして、理事二名の欠員があるのでございますが、その補欠は、先例により委員長において指名するに御異議ありませんか。


25期(1952/10/01〜)

第15回国会 予算委員会 第1号(1952/11/08、25期、自由党)

○塚田委員 理事の互選について動議を提出いたします。理事はその数を七名とし、委員長において御指名あらんことを望みます。

第15回国会 予算委員会 第7号(1952/12/04、25期、自由党)【議会役職】

○塚田委員長代理 成田君の質疑について関連質疑の申出があります。この際これを許します。山田長司君。

第15回国会 予算委員会 第9号(1952/12/06、25期、自由党)

○塚田委員 末高先生にお尋ねいたしたいのでありますが、国民所得のうち蓄積に向けられる部分が、わが国では二五%、アメリカでは一〇%というお話を伺つたのでありますが、しかし日本の経済の実情を考えてみますと、蓄積の絶対量は、二五%の現在でも十分であるとは、おそらく先生もお考えになつておらないと考えます。また一方消費に向けられている部分が非常に総体的に少いために、社会保障が十分でない。従つて憲法の保障しておる最低生活の保障も、十分でないということも私ども同感に思つている。しかしどちらも十分ではないのでありますが、結局どういうぐあいに配分して行くかというと、経済全般のにらみ合いから行くのが、一番日本の経……

第15回国会 予算委員会 第10号(1952/12/08、25期、自由党)

○塚田委員 私も只見川問題について、政府に若干お伺いしたいのでありますが、先ほど栗田委員から明らかにされた点もありますので、お尋ねしないで済む点もありますし、まだお伺いしたい点もあるのであります。ただ時間の関係で、おそらく時間切れになるおそれがありますから、最初にお尋ねしたい要点だけを申し上げておきたいと思うのであります。  私がお尋ねしたいのは、只見川問題の、先ほど栗田委員がお尋ねになつた例の上田、本名水利権問題が一つ、いま一つは、例の只見川の奥地開発における本流案及び分水案に対しての問題なのであります。第一の問題におきましては、どうもあの問題に対する政府の措置についてわれわれに感じられるの……

第15回国会 予算委員会 第11号(1952/12/09、25期、自由党)【議会役職】

○塚田委員長代理 古井委員に申し上げますが、時間が約八分ほど経過しておりますから、なるべく簡潔に結論をおつけください。
【次の発言】 あと一、二問で結論をおつけください。
【次の発言】 あとの質問者の都合もありますから、これ一問で御中止を願います。
【次の発言】 古井君に申し上げますが、どこまでお続けになるお考えでありますか。他党との関係もありますので、もし残つておりますならば別の機会にひとつ……。
【次の発言】 それでは古井君。
【次の発言】 古井君に申し上げます。石井君もお待ちかねでありますし、石井君御要求の関係大臣も見えておいでになりますので、この発言一回で結論をおつけ願います。

第15回国会 予算委員会 第14号(1952/12/16、25期、自由党)

○塚田委員 私は、ただいま議題になつております野党三派共同提出の政府補正予算の修正案に対して、全面的に反対の意思を表明したいと思います。(拍手)  まず第一に、私がこの野党三派の共同の修正案を拝見いたしましたときに、まつ先に感じましたことは、これは一体野党の諸君は、本気でこういうものをお出しになつたかということを実は感じた。(拍手)大体主義政策の異なる人たちが、連合で絶えず同じ政治的行動をとつて来られるというのは、私はいつもおかしいと感じておつたのでありますが、その最もおかしい例が今度のこの予算案に対する共同修正であります。(拍手)皆さん方も御承知のように、われわれの国の予算というものは、自衛……

第15回国会 予算委員会 第21号(1953/02/11、25期、自由党)

○塚田委員 最初に委員長にちよつとお願い申し上げておきたいのでありますが、委員会が始まりましてから本日まで、準備に追われてあまり出席をしておりませんので、お尋ねすることで、他の同僚委員からお尋ねになつたものがあつて重複するものがあるかもしれませんから、そういう場合には遠慮なく御注意を願います。
【次の発言】 最初に国政全般の問題について、少しお尋ねをいたしたいと思うのであります。  第一の問題は、占領政治の行き過ぎ是正という問題なんでありますが、先般総理が施政方針演説にやはりそのことを言及になつておるのであります。独立日本としては、占領中の施策中行き過ぎの感があるものに対して、この際これを是正……

第15回国会 予算委員会 第23号(1953/02/16、25期、自由党)【議会役職】

○塚田委員長代理 これにて休憩し、午後二時より再開いたします。     午後一時三分休憩

第15回国会 予算委員会 第25号(1953/02/19、25期、自由党)【議会役職】

○塚田委員長代理 ただいま中曽根康弘君外二十二名より、委員長に対する不信任の動議が提出せられましたから、これについて議事を進めます。  まず趣旨弁明を許す順序でありますが、その提出者がおられませんのでこれを省略し、ただちに採決に入ります。本動議に賛成の諸君の起立を求めます。
【次の発言】 起立者なし。よつて本動議は否決されました。(拍手)
【次の発言】 警察制度改正に伴う問題につきまして予算委員会が思わぬ事態に立ち至つて審議が非常に遅延いたしましたのは、私どもとしてまことに遺憾に存じておるわけであります。本日制度改正に伴う経過措置等について追加的に政府の要綱の補足がわれわれの手元にちようだいで……

第15回国会 予算委員会 第26号(1953/02/20、25期、自由党)

○塚田委員 すでに私はかなり長時間の質疑時間を与えていただいたのでありますが、本日また発言の機会を得まして、まことにありがたい仕合せと存ずるわけであります。  最初に昨日お尋ねいたしました例の警察法改正に伴う財政措置の問題で、なお一点だけお尋ねをしてみたい点がありますので、その点についてまずお尋ねいたしたいと思います。  昨日もちよつと申し上げたのでありますが、二十八年度の当面の措置として、政府が考えておられるような財源の負担はかわらないようにするという考え方は、便宜としては非常にうまい方法のように思うのでありますが、法律的な構成、それから自分のものだから自分のところで財源の負担をするという考……

第15回国会 予算委員会 第27号(1953/02/21、25期、自由党)【議会役職】

○塚田委員長代理 成田君の関連質疑を許します。成田君。――成田君にちよつと御注意申し上げておきますが、あなたの順番は川島君のあとになつておりますから、関連の部分だけにしてください。
【次の発言】 御静粛に願います。
【次の発言】 古井君から関連質疑の申出があります。これを許します。古井君。――古井君にも御注意申し上げますが、関連の点だけに限定を願います。
【次の発言】 静粛に願います。
【次の発言】 御静粛に願います。
【次の発言】 古井君に申し上げますが、その点は関連の範囲を越えますので、川島君にまわしたいと思います。
【次の発言】 それはあなたがお尋ねになつたので、御答弁が出るのですから、……

第15回国会 予算委員会 第28号(1953/02/23、25期、自由党)

○塚田委員 議事進行について。委員会の運営は、当然当該法律と両立してやる状態になつておりますから、本委員会におきましては、すべての問題はなるべく予算と関連のある範囲においてぜひひとつやつていただきたい。そうして当該委員会の権限を、予算委員会においてあまり侵害するという形の出ないようにぜひひとつ運営願いたいと思います。

第15回国会 予算委員会 第29号(1953/02/24、25期、自由党)

○塚田委員 ただいまの川崎君の御発言は、昨日及び本日午前におきましての本委員会の理事会の話合いと非常に違うのであります。おそらく改進党におきましては、理事と委員の間の御連絡が十分でなかつたのではないかと思うのでありまして、一応議事進行についての御発言があつたのでありますから、この機会に委員長において休憩をされて、理事会をお開き願いたいと思います。
【次の発言】 議事進行についての緊急動議を提出いたします。一般質疑はこの程度にて打切り……(「横暴だ」と呼び、その他発言する者、離席する者多く、議場騒然)明日及び明後日午前十時より分科会を開催せられんことを望みます。本日はこれにて散会せられんことを望……

第15回国会 予算委員会 第30号(1953/02/27、25期、自由党)

○塚田委員 第一分科会の審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。  本分科会に付託されました議案は、大蔵省所管及び他の分科会の所管以外の予算でありまして、二十五、二十六の両日にわたり審査いたしました。  まず政府側より説明があり、続いて質疑を行いましたが、質疑通告者は十二名に上り、他の分科会に兼務の都合上発言せられなかつた者三名、結局九名からきわめて熱心に御質疑をいただいたわけであります。時間の都合上これらの詳細は会議録に譲ることといたし、ここでは二、三の質疑の要点だけをとりまとめて御報告申し上げることにいたします。  ただ最初に総括的な第一分科会の感じとして申し上げたいのは、一般質疑……

第15回国会 予算委員会 第31号(1953/02/28、25期、自由党)【議会役職】

○塚田委員長代理 石井君の関連質問を許します。石井繁丸君。

第15回国会 予算委員会 第32号(1953/03/01、25期、自由党)【議会役職】

○塚田委員長代理 福田赳夫君。
【次の発言】 大体質疑も終了したように思われますので、質疑はこの程度にて打切られんことを望みます。
【次の発言】 これにて各組みかえ要求の動議及び修正案の趣旨説明は終りました。  ただいまより予算三案に対する各組みかえ要求の動議及び修正案並びに政府原案を一括して討論に付します。
【次の発言】 ただいま総理の出席を要求いたしております。(「休憩休憩」「総理大臣のための委員会じやない」と呼び、その他発言する者あり)ただいま見えるそうであります。暫時御猶予願います。
【次の発言】 御静粛に願います。早川崇君。


26期(1953/04/19〜)

第16回国会 決算委員会 第2号(1953/06/19、26期、自由党)【政府役職】

○塚田国務大臣 どうもまだ着任いたしましてこまかいことをよく承知いたしておりませんので、恐縮ですが政府委員から答弁いたさせます。
【次の発言】 まことに恐縮ですが、まだ細部にわたつて承知いたしておりませんので、貯金局長から説明をさせることにいたします。
【次の発言】 検査院から御注意を受け、またただいま吉田委員から御意見を伺いました通り、私ももし法的措置において十分でないものがあれば、そういうものを直し、また運営の面で注意して直るべきものがあればそういうふうにすべきが妥当じやないかと考えております。今後十分検討いたしまして、善処するようにいたしたいと存じております。

第16回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第7号(1953/09/21、26期、自由党)【政府役職】

○塚田国務大臣 これは、昭和二十一年の五月の通牒の仕方が、行政府の物の考え方として、こういう形で出して行つていいかどうかという点に疑点があるという意見については、私も若干そんな感じがしないわけでもないのであります。はたしてそういう形できめて行つていいかどうか。と申しますのは、通牒が出ましたときの事情は、終戦後の、特に選挙法の改正のときのやむを得ない事情で出た。私もおそらくそうであつたのだろうと思つておるのでありますが、しかし、今度の私どもの通牒は、むしろこういうように二十一年の五月の通牒がやむを得ない事情であつたとは言え、どうもいろいろな法の解釈、学者のいろいろな解釈、それからその後の判例の物……

第16回国会 昭和二十八年度一般会計暫定予算につき同意を求めるの件外六件特別委員会 第1号(1953/05/20、26期、自由党)【議会役職】

○塚田委員長 ただいま諸君の御推挙によりまして、不肖私が委員長の重責をお受けいたすことはまことに光栄に存じます。委員各位の御支援、御協力を得まして、大過なくその任を全うしたいと存じます。何とぞよろしくお願い申し上げます。(拍手)  これより理事の互選を行います。理事の員数及び互選の方法についてお諮りいたします。
【次の発言】 ただいま尾崎君より提出されました動議に御異議はございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よつて動議のごとく決しました。  委員長は、    尾崎 末吉君  橋本 龍伍君    小峯 柳多君  川崎 秀二君    成田 知巳君  川島 金次君    山口 好一君……

第16回国会 昭和二十八年度一般会計暫定予算につき同意を求めるの件外六件特別委員会 第3号(1953/05/23、26期、自由党)【政府役職】

○塚田国務大臣 ただいま議題になつておりまする私の所管の法律――日本国憲法第五十四条第三項の規定により、国会議員の選挙等の執行経費の基準に関する法律の一部を改正する法律につき、本院の同意を求めるために提案いたしました理由の概略を御説明申し上げます。  国会議員の選挙等の執行経費の基準に関する法律は、国がその経費を負相する国会議員の選挙、最高裁判所裁判官国民審査及び日本国憲法第九十五条の規定により一の地方公共団体のみに適用される特別法の制定に関する住民投票につきまして、都道府県及び市区町村に交付する選挙執行経費の基準を定めるものでありますが、昨年末、公務員の給与基準が従来の一万六十二円から一万二……

第16回国会 昭和二十八年度一般会計暫定予算につき同意を求めるの件外六件特別委員会 第4号(1953/05/25、26期、自由党)【政府役職】

○塚田国務大臣 本予算を編成の際に、平衡交付金法及び関係政令を十分検討いたしまして、御希望に沿うて行きたいと考えます。
【次の発言】 現在の法律の範囲におきましては、御承知のように半額国庫負担法に基く政令で、できる限りの措置をいたします。しかし御指摘のように、十分調整がつきかねる面もあろうと思いますので、これは地方税制全般の改正とにらみ合せて、その機会に十分考え直したい、こういうふうに考えております。
【次の発言】 現在の段階では、そういうふうに御了解願つてさしつかえないと思います。このようにお答え申し上げます。

第16回国会 昭和二十八年度一般会計暫定予算につき同意を求めるの件外六件特別委員会 第5号(1953/05/26、26期、自由党)【政府役職】

○塚田国務大臣 御質問の通り、年度末におきまして相当特別平衡交付金で考慮しなければならないというように実は考えておるのであります。先般、これはできませんでしたけれども、あの予算で計算いたします八%で、約百億あるのでありますが、今この額で足らないかどうか、その辺の数字ははつきりわかりませんのですが、今八%をどうするかという問題よりも、全体の平衡交付金をどれくらいにきめて、従つて特別交付金としてどれくらいをとつておく必要があるかということとあわせて、そうしてまた今度の凍霜害の被害とにらみ合せて、八%をかえなければならぬならばかえる必要がある、そういうふうに考えております。

第16回国会 水害地緊急対策特別委員会 第9号(1953/07/14、26期、自由党)【政府役職】

○塚田国務大臣 今般の西日本水害におきましては、現地が非常にお困りになつておることは私もよく承知いたしておるのでありますが、私が所管いたしております自治庁の立場から、今度の災害によりまして地方がどれくらい正味負担増加を生ずるであろうかということを、先般大野国務大臣に随行して参りました私どもの方の者が帰つて参りまして、調査報告を受けておるのであります。それによりますと、今度の西日本水害によつて、二十八年度に地方負担が増加すると考えられます数字は、百三十三億ぐらいあるのじやないかという大体の推定になつておる院のであります。もちろん、非常に急ぐ際に大ざつぱに調べて参りましたので、これが確定の数字とは……

第16回国会 水産委員会 第15号(1953/07/22、26期、自由党)【政府役職】

○塚田国務大臣 お尋ねは、一般的に税制改革を考えておるかどうかというお尋ねのように伺つたのですが、そのように今考えて、地方制度調査会に諮問をいたしておるわけであります。
【次の発言】 これは今度の地方税改革をやつたぐあいにやるか、ただいま申し上げましたように、地方制度調査会の意見を聞くなど、また自治庁といたしましても慎重にいろいろと案練りながら、最終的にはその練つた案を地方制度調査会にお諮りして、一応皆さんの意見を聞いて政府としての意見をきめるという段階になると思うのですが、今のところではまだ具体的にどういう税をどういうぐあいにというようなまとまつたものは何一つ持つておりません。しかしこの問題……

第16回国会 地方行政委員会 第2号(1953/05/29、26期、自由党)【政府役職】

○塚田国務大臣 このたびはからずも自治庁長官の重任につくことになりまして、皆様方にたいへんお世話になることと思うのでありますが、何とぞよろしくお願い申し上げたいと存じます。  実は私も自治庁関係の仕事、ことに地方行政については多年自分にも非常に関心を持つておりましたので、この地位に自分がつくということは自分としても希望いたしておりましたし、多少仕事ができるのではないかと、こういうように考えておつた。ところがいよいよ地位についていろいろと事情を聞き、考えてみますと、なかなかこれはとんでもないことなのだということを実は痛感をしておるのであります。着任早々のころには他の委員会などで若干自分の意見など……

第16回国会 地方行政委員会 第4号(1953/06/01、26期、自由党)【政府役職】

○塚田国務大臣 ただいま本委員会において御決議になりました趣旨は、私におきましても年来まつたく同感であつた点でありまして、この二十八年度の予算編成に当りましては、委員会の御意向を十分尊重いたしまして努力いたしたいと考えております。

第16回国会 地方行政委員会 第5号(1953/06/23、26期、自由党)【政府役職】

○塚田国務大臣 最初に予算の面に現われました数字について申し上げたいと思うのでございますが、平衡交付金が三十億と、起債のわくが十五億、そのほか義務教育費の半額国庫負担の法案に伴う措置といたしまして、約四十億ということになつておりますけれども、これだけでは先般本委員会において御決議くだされ、私もまことに御趣旨同感であると考えておりました数字には、はるかに及ばないのでありまして、自分といたしましては、微力まことに申訳がなかつたと考えております。かつ予算決定に至ります段階においては、各党の代表の委員の方々にも、並々ならぬお力添えをいただいたわけでありますけれども、何にいたしましても、今度の予算が、先……

第16回国会 地方行政委員会 第7号(1953/06/30、26期、自由党)【政府役職】

○塚田国務大臣 私の方は的確な報道、通信の機関を持つておりませんので、国警が持つておるような正確なる調べはないのでございます。しかしだんだんと交通機関が回復するにつれて、早急に調査しなければならないと考えておるのでありますが、ただいまのところ調査はまだその程度の段階で、まことに申訳ないと思いますが、とりあえず政府から、新聞などでも御存じであると思いますが、大野国務大臣がきよう午後二時の飛行機であちらへ出発されますので、それに自治庁からも担当係員を随行させまして、現地と連絡をとるようにいたしたいと考えております。今までのところ応急の措置として、自治庁関係として計画をいたしておるところを、この機会……

第16回国会 地方行政委員会 第12号(1953/07/09、26期、自由党)【政府役職】

○塚田国務大臣 先般本委員会でも何がしか申し上げたと思いますが、御指摘のように予算委員会で古井委員のお尋ねに対して、大体の考え方を申し上げたのであります。そのときに申し上げたのは、二十七年度の決算がまだはつきりしておらぬけれども、大よそ想像されるところでは、実質上赤字と考えられるものが二百億くらいあるのじやないか。ただ二十七年度は特に赤字が大きく生じる事由があつたように思われる。その事由と申しますのは、年度内に給与の改正がありましたのと、朝鮮動乱後一時非常に景気が出まして、事業税収入が非常にふえたのが、二十七年度はそれが逆に減つて来たという時期に際会しまして、この需要の面の特殊の事情と、収入の……

第16回国会 地方行政委員会 第26号(1953/07/30、26期、自由党)【政府役職】

○塚田国務大臣 ただいま税務部長からいろいろお答え申し上げたと思うのでありますが、ただ基本的な大きな考え方だけを申し上げますと、一つは、私は平衡交付金とこの固有の財源というものについての問題点は、平衡交付金はできるならばなくしたいという考え方、できないにしても、これはふやさないという考え方、従つて平衡交付金は富裕団体と貧弱団体との間の財源調整をするために、必要な最小限にとどめておきたい。そういう考え方から出て参りますると、当然固有の財源をよけいにしなければならないという考え方でありますが、この場合には、地方の負担、住民の負担というものも十分考えまして、ただ地方の固有の財源をふやすというだけでな……

第16回国会 地方行政委員会 第30号(1953/08/05、26期、自由党)【政府役職】

○塚田国務大臣 この点はごく大ざつぱな話合いは一、二度やつたことがあるのでありますけれども、こまかくこの法案に基いてどうこうという話合いはまだ実はいたしておらぬのであります。その大ざつぱな話合いをいたしましたときに、大蔵大臣は御承知のように、とにかく金のいる話ばかり多くて非常に困るという意見を申しておりました。まさに大蔵大臣としてはそう感じるであろうと思いますが、大体まだその程度であります。
【次の発言】 私といたしましてはもちろん、いつも申し上げておりますように、この町村合併というものに非常に期待もかけておりますし、またこの法案の趣旨そのものに非常に賛成をいたしておりますので、私の考え方とし……

第16回国会 地方行政委員会 第33号(1953/08/10、26期、自由党)【政府役職】

○塚田国務大臣 御指摘のように、この二つの問題は今度の税制改革では、相当真剣に考えなければならない問題だと、私ども思つているのであります。まだ具体的な結論をもちろん出しておりませんけれども、今の加藤委員から御指摘がありましたように、はたして勤労控除を三〇%くらいまでに持つて行けるかどうかということでありますが、もともと勤労控除をどの辺に持つて来るかということは、いろいろの点から考えなければならない問題でありまして、勤労所得の捕捉率と、事業所得の捕捉率とが、非常に大きな要素になつている。シヤウプ勧告のときには事業所得の捕捉率をもつと上げるべきである、また上げられるであろうという前提のもとに、勤労……

第16回国会 地方行政委員会 第34号(1953/09/17、26期、自由党)【政府役職】

○塚田国務大臣 私もこの地方制度調査会が長い期間にわたつて熱心に御検討いただき、やや結論に到達しかけておるので、この機会に御労苦に対して深甚の謝意を表したいと存ずるわけであります。もちろんその内容に関しましては最大限にこれを尊重するという考え方で、それを頭に置いて起案に当りたいと考えるわけであります。なおただいまの御報告にもありましたように、幾多反対の意見もあるというように私も承知いたしておりますので、それらの意見もなお十分に承りながら、この答申を尊重しつつ政府の成案を得たい、こういうように考えておるわけであります。
【次の発言】 今度の地方制度調査会の御答申は、制度部面に関するものも財政部面……

第16回国会 地方行政委員会 第37号(1953/10/28、26期、自由党)【政府役職】

○塚田国務大臣 たいへんおそくなりまして相済みませんでありました。厚くおわび申し上げます。ただいまお尋ねの点でありますが、まあ床次委員がおいでになるから申し上げるわけでは毛頭ないのでありまして、率直な見解として申し上げるのでありますが、私は大体においてりつぱなできばえであつたのではないかと、こういうように考えているのです。もちろん審議のいろいろな経過のことも承知いたしておりますし、また問題によりましては、非常な議論があつた点もたくさんあるように思うのでありますけれども、何にいたしましても、立場の異なりまた利害関係の相反するたくさんの方々がおいでになりますものでありますから、全部の方々が一致した……

第16回国会 電気通信委員会 第2号(1953/05/30、26期、自由党)【政府役職】

○塚田国務大臣 たいへんお待たせ申し上げましてまことに恐縮に存じておるわけでありますが、事情は御想像の通りのような状態で、誠意をもつて何とか早く出なければならないと考えておりましてこういう状態になりましたので、今後は十分気をつけますので、本日のところは御了承を願いたいと存じます。  私このたびの組閣にあたりまして郵政大臣を拝命いたし、郵便、貯金、保険の三事業とともに、当委員会で御審議をお願いいたします電波行政並びに電気通信に関する事務をお預かりすることと相なつたのでありますが、立ち遅れのはなはだしい電話施設の整備拡充を初め、幾多解決を要する重要課題が横たわつておるのでありまして、私といたしまし……

第16回国会 電気通信委員会 第4号(1953/06/24、26期、自由党)【政府役職】

○塚田国務大臣 この機会に、実は先般本委員会で所管業務の御説明を申し上げたものの若干の補足をいたしたいと存じます。あの際にはまだ日本電信電話公社の二十八年度本予算案が決定しておりませんでしたために、御説明申し上げられなかつたのでありますが、その後同予算案が決定いたしましたので、この機会にその概要について御説明申し上げます。  同公社の二十八年度予算は、損益、建設等五勘定にわかれますが、各勘定間の振替による重複額を控除した純計額は、収入支出とも一千一百四十三億余円でありまして、前年度に比較して一百六十六億余円の増加となります。主要勘定について申し上げますと、まず損益勘定におきましては収入支出とも……

第16回国会 電気通信委員会 第10号(1953/07/03、26期、自由党)【政府役職】

○塚田国務大臣 よく事情を検討いたしまして、なるべく御希望に応じます。
【次の発言】 多少は前大臣と、ものの考え方が違うという点は、御指摘のようにあるかもしれないのでありますが、少くとも私といたしましては、就任以来いろいろ日本の電信電話の状態を考えて見、これをどうしてもこのままでは置けないということを考えましたときに、さてその資金をどこから仰ぐかということをいろいろ検討いたしまして、最終的な結論としては外部資金を一部分、それから自己資金を一部分、こういうように持つて行く方が一番正しいだろう。そういうような結論を出しましたのは、公社というものを一つの企業体というように考えてみまして、五箇年計画で……

第16回国会 電気通信委員会 第11号(1953/07/07、26期、自由党)【政府役職】

○塚田国務大臣 御指摘の通り政府の考え方は確かにかわりました。電信電話公社の考えは、私が承知いたしましたところでは、当初からかわらないのであつて、この前の一割のときも、公社の希望としてはもつと上げてもらいたいということだつたが、政府としては、各般の情勢の判断によつて、一割しか上げられないという前提で、この前の資金計画ができておつた、こういうように私は事務の引継ぎを受け、承知をし、その前提に立つていろいろ考え、新しい事態と私自身の公社というものに対する考え方を総合勘案し、判断しました結果、私はこれはやはり公社の考えるように料金値上げはできるだけして、なるべく自己資金でよけいまかなう、そうして一部……

第16回国会 電気通信委員会 第13号(1953/07/10、26期、自由党)【政府役職】

○塚田国務大臣 これは年々予算を組みますときは、もちろん通常大体毎年出て来るであろうというようなことを頭に置いておるのであります。もちろん今度のような突発の非常に大きな災害のあつた場合のことは、考慮しておりないのでございます。
【次の発言】 さようであります。
【次の発言】 さようでございます。
【次の発言】 ただいまごく概算で見積られておる被害の金額は、十五億から二十億という境、まだ正確な数字はわかつておりません。それに対しまして予算の中にあります予備費の十一億が、大体それに当面充てられる、こういうように考えられます。
【次の発言】 予備費をこういう目的のために置いてあるのだということは、公……

第16回国会 電気通信委員会 第15号(1953/07/20、26期、自由党)【政府役職】

○塚田国務大臣 私といたしましては、電信電話の整備拡充五箇年計画というものを当委員会において、これは必要であるとお認め願つたので、まことにありがたく感じておるのでございふして、その資金は料金値上げで何と託してやつて行きたいと考えておつたでありますが、国会の皆さん方の御意見によりまして、二割程度でしんぼうしておくようにということでありますならば、その線に沿いまして、不足分は必ずどこからか持つて来て計画はぜひ遂行したい。従つてその考え方といたしましては、今御指摘のように公債のわくを二十五億広げまして百億にして、その目的を完成したい。そのためには大蔵省当局と十分折衝して、その実現に努めたい、かように……

第16回国会 電気通信委員会 第16号(1953/07/21、26期、自由党)【政府役職】

○塚田国務大臣 予算が通過をいたしました後に、問題が新しく生じて、予算を直さなければならなくなつた場合には、一般的にどういう考え方であるかということでありますが、これは法律は国会の御意思でありますので、当然それに合うように予算を補正をするなり何なりするというように私どもは考えております。この場合には、結局どういう法的な根拠でこれをやつたかということでありますが、公社法の五十条と五十一条に根拠を大体置いて、もしも法律案が修正になりますならば、次の予算を直し得る機会にこれを補正をいたしたい、こういう考えを持つております。
【次の発言】 これは御指摘のように、まだ予算が参議院にかかつておりますからし……

第16回国会 電気通信委員会 第19号(1953/07/25、26期、自由党)【政府役職】

○塚田国務大臣 私もまつたく同感なんでありまして、将来全面的に再考慮しなければならないときが、必ず近いうちに来るのではないか、こういうように考えております。
【次の発言】 御指摘の点は、今までの私どもの考え方といたしましては、多少他の公社などと違うというように考えておりましたので、これで運用がつくというように考えておつたのでありますが、しかしいろいろと御指摘のような御意見を伺つてみますと、確かに若干不備があるというように考えられますので、直せれば直したいというふうに考えております。
【次の発言】 そのように修正されますならば、たいへんけつこうだと思います。

第16回国会 電気通信委員会 第20号(1953/07/28、26期、自由党)【政府役職】

○塚田国務大臣 この点は電電公社の場合と違いまして、放送協会の場合は、郵政大臣が協会に、予算をつくるときに相談をしろということを求める権限はないのであります。
【次の発言】 御指摘の通りでありまして、郵政大臣としてはただ意見を付することができるのであります。
【次の発言】 その点の権限は、今度の改正を承認していただきますならば、郵政大臣は必要な命令ができる。従つてそれを命令するために費用が必要であるということになれば、当然料金などの点で改訂申請が出て来たときそういう点を考慮して許して行かなければならぬ、こういうことになると思います。
【次の発言】 その点が今の放送法にやはり欠点があると考えます……

第16回国会 電気通信委員会 第21号(1953/07/30、26期、自由党)【政府役職】

○塚田国務大臣 どうも私の電波行政というものが非常に重要なものであるということは、先日もお答え申し上げた通り、そうしてしかも今日重要であるばかりでなく、今後一層重要性を高めて行くものであるというように考えておるわけでありますが、何にいたしましてもしろうとでありますので、この方面に関しての抱負経綸というようなものは何も持つておりませんので、まことにどうも恐縮でございますが、御了承願いたいと存じます。
【次の発言】 抱負経論を言えというお話でありましたが、抱負経綸ということになると、抽象的にいろいろなことを申し上げないと一向抱負経綸の形をなさないのでありますけれども、断片的にこういう問題についてど……

第16回国会 電気通信委員会 第24号(1953/08/07、26期、自由党)【政府役職】

○塚田国務大臣 この点は、私も一般の観念からすれば、まさに御指摘のように、若干の無理があると思います。ただこういう特殊のものでありますために、そういうようにどこかで規律をいたしませんと押える場所がないものでありますから、こういうように、急いで法律にそのように御規定を願つて認めるということになつておるので、御承知のように三十二条に、契約しなければならないというようにしてあるわけであります。これはこういう放送聴取とういものの性質から来る特殊のものであるというように、私は了解をしておるわけであります。
【次の発言】 これは聞く意思があつて聞えないというのは、そういう場合に当然契約しなければならないと……

第16回国会 内閣委員会 第12号(1953/07/09、26期、自由党)【政府役職】

○塚田国務大臣 今度の行政機関職員定員法の改正は、御承知のように政府は今年の一月からずつと減員不補充の原則でやつておりますので、その減員不補充の原則でやつておりましたのが相当数減員が出て参りましたので、それを約三割程度定員を落すという目安で、各省の現在の事務の状況をにらみ合せて検討いたしました結果出て参りましたのが今度の数字であります。従つてこれはほんの暫定的なものであつて、政府が今考えております行政機構の改革というもの、従つて定員の縮減というものは二十九年度の予算に本格的にこれをやりたいということなのであります。その一部分を今度はとりあえずやつた、こういうふうに御了解を願いたい。

第16回国会 内閣委員会 第17号(1953/07/20、26期、自由党)【政府役職】

○塚田国務大臣 監察を強化するという考え方は、第五次吉田内閣の組閣後、私が総理から強く指示を受けた事柄でありまして、私もそのつもりで今までのやり方、それから現在どういうぐあいにやつているかということの調査をいたしたのであります。ぜひこれを強化しなければならないという考え方は私もしごく同感であり、そのように努力したわけでありますけれども、いろいろ調査をいたしてみますと、ただ強化するということはたとえば人間をふやすとか、予算をふやすとか、そういうことだけでは強化はできないのであつて、要するにやる人間が本気でそのつもりになり、そしてまたそれだけの素養を持つてかかるということ下ないと、ほんとうにはでき……

第16回国会 郵政委員会 第2号(1953/06/17、26期、自由党)【政府役職】

○塚田国務大臣 私このたびの組閣にあたりまして、郵政大臣を拝命いたし、当委員会において御審議をお願いいたします郵便、為替、貯金及び簡易保険等の事業をお預かりすることと相なつたのでありますが、何分にもまつたく経験のない仕事でありまして、今後委員各位の御教示、御援助を得まして及ばずながら事業の整備充実をはかつて参りたいと存じますので、どうか各位におかれましても格別の御支援、御協力を賜わりますよう切にお願い申し上げる次第であります。  本日は当委員会に初めて出席させていただいたことでもあり、また委員の方々におかれましても前国会当時とは相当おかわりになつておられますので、この機会に事業の現況、または当……

第16回国会 郵政委員会 第6号(1953/06/27、26期、自由党)【政府役職】

○塚田国務大臣 お尋ねの点の縮小いたします考え方のものは、そこにも書いてございますように、これは速達小包郵便物の重量、容積が、速達ではちよつと扱いにくいという程度になつております。その方を縮小するという考え方でおりますので、配達区域を縮小するという考え方ではないのであります。配達区域はむしろ実情に即して、これよりももつと広げたいという考え方であります。
【次の発言】 何を上げます場合にも、そういうことは一応考えられるのでありまして、郵便料金というものの大衆に利用されておる建前からすれば、御指摘の通りだと思います。ただ高いか高くないかということは、そういう観点からばかりもきめてはなりませんので、……

第16回国会 郵政委員会 第8号(1953/07/03、26期、自由党)【政府役職】

○塚田国務大臣 今般の被害につきましては、各委員の方々からも非常に御心配をいただいておりまして、まことに恐縮に存じておるわけであります。被害の状態は今まで断片的にその都度若干を御報告申し上げておつたように思うのでありますが、一応今までまとめてまいりました部分で大事な点だけ、この機会に少し御報告申し上げたい、こういうように考えるわけであります。今これから申し上げますのは七月一日の午後五時現在までの資料に基いて大体集計をしたものである、このように御了解を願いたいと思います。最初に郵便局舎の被害状況でありますが、御承知のように今度最も水害のはげしかつたのは筑後川、矢部川、遠賀川、白川及び嘉瀬川の流域……

第16回国会 郵政委員会 第10号(1953/07/09、26期、自由党)【政府役職】

○塚田国務大臣 この問題につきましては、先般来当委員会におきましても御決議をいただき、私としましても非常に力強く感じ、皆さん方の意思を体して、何とかこれを実現するくふうがないものかということで、その後引続いて努力して参つたわけであります。私としては七月九日、本日諾否を決する最終日までに何らか確定的な決意ができるように、非常に努力して参つたのであり、またただいま佐々木委員から御指摘のように、党内にも調停の趣旨は尊重すべき理由が十分あるものであるという考えの人もかなりたくさんおられるのであります。ただまだそうでない人たちもありまして、自由党におきましては党議が決定するところまでは、残念ながらまだ行……

第16回国会 郵政委員会 第11号(1953/07/10、26期、自由党)【政府役職】

○塚田国務大臣 この点は私も新しく郵政省の仕事をお引受けするようにたつたので、あるいは従来の政府の考ら方、それから今まで郵務局長がお答え申し上げていた考え方と、多少感じが違うかもしれないのでありますが、私が少くとも今度これが国会の審議を願うように決意いたしました気持は、今吉田委員が御指摘になつたような懸念も多少あつた、こういうように考えるわけであります。しかし要するにどの会社にやらせるかということは、国民の立場から見てこれがうまくやれさえすればいいのであつて、必ずしも競争にしてやらしたらいつでもうまく行くというようにばかりは私は考えておらぬのであります。ことに現在の逓送に携わつておる人たちのよ……

第16回国会 郵政委員会 第13号(1953/07/16、26期、自由党)【政府役職】

○塚田国務大臣 今度の全逓の給与体系に関しての一応到達いたしました結論につきましては、経過はただいま吉田委員から御説明になつた通りであり、結果については私も実は非常に不満があり、かつむしろ面目ないとさえ思つておるわけであります。ただ何にいたしましてもこの問題は、初めから私自身の力に及ばないという結果で、国会のお力によつて何とか打開したいということで努力をいたして参つたのであり、そうしてその途中におきましては、見通しについては確かに私も調停案全面受諾ができるという、相当はつきりした見通しを持つておつたわけでありますが、最後の段階におきまして、いろいろその他の事情がから合つて、今度のような結果にな……

第16回国会 郵政委員会 第14号(1953/07/17、26期、自由党)【政府役職】

○塚田国務大臣 これは前国会でこの法律に附帯決議がついて、全会一致で通過しておつたということは、私も先般聞いて承知しておるのでありますが、ただ私の感じといたしましては、感じ方が少し違うのでありまして、私は郵便業務は確かに国がやつて、国が責任を持つていろいろとやらなければならない面があると思うのでありますが、ただ事業そのものをどういう形でだれの手でやらすかということは、この国が郵便事業を預かつておる本来の使命をそこなわない範囲においては、もちろん国民のために考えて、しかも事業全体として見て、能率的にやる方がいいのじやないか。そういう考え方から、委託業務が非常にぐあいが悪いというのであれば、これは……

第16回国会 郵政委員会 第15号(1953/07/20、26期、自由党)【政府役職】

○塚田国務大臣 ただいまこの委員会において慎重審議の結果、この法案を、少部分の修正でありましたが、附帯決議付で可決していただきまして、まことにありがとうございました。なお附帯決議の趣旨は、私も拝見いたしまして、しごく同感でありますから、その趣旨に沿うて今後郵政業務を運営して参りたいと存じます。

第16回国会 郵政委員会 第22号(1953/10/07、26期、自由党)【政府役職】

○塚田国務大臣 これは郵政省の立場としては、そうしたいということは当然考えられることでございまして、私もそう思うのでございますけれどもただやはり郵政省の立場からばかり国政治全体を論議するわけにも行きませんので、広く金融というものを考え、その国民の蓄積による金をどういうぐあいにして運用し、どういう方向に運用して行く方が一番よいかというように考えますと、今一概にあれを全部郵政省に持つて来るというふうに、早急に結論を出すわけに行かないのじやないか。こういうように考えており仇す。しかしそれはそれといたしまして、現実には相当高いコストでもつて集めておる郵便貯金が、低い利子でもつて大蔵省の資金運用部に持つ……

第16回国会 予算委員会 第3号(1953/05/28、26期、自由党)【政府役職】

○塚田国務大臣 二十七年に赤字が生じないであろうという見通しを本多国務大臣がお述べになつておつたという話でありますが、今日になりまして二十七年度の状態がほぼ想像できる程度まで来ております。その想像の基礎に立つて申し上げますと、何がしかは赤字が生じておるように考えられます。もちろんまだ今出納整理期間中でありますので、正確な数字は報告を受けておりませんので申し上げられないのでありますが、地方が一応報告をして来ております数字によりますと、五百六十億というような非常に大きな数字が出ておるのでありますけれども、そのようにはおそらくないであろう。そのようにはないであろうと想像いたします理由は、実は二十六年……

第16回国会 予算委員会 第7号(1953/06/22、26期、自由党)【政府役職】

○塚田国務大臣 まことに恐縮でありますが、ただいま事務当局と何も打合せておりませんので、後刻調べてお答え申し上げます。

第16回国会 予算委員会 第10号(1953/06/25、26期、自由党)【政府役職】

○塚田国務大臣 私もただいま河野委員の御指摘になりましたような困つた問題があると思つております。しかしこういうようなことが出て参りますのは、やはり行政制度自体、それから今の財政資金などの配分のやり方自体に原因があると思いますので、これは考えなくちやならない。これは近く予定している中央地方を通じての行財政制度の機構改革の場合に考慮いたしたいと考えております。  なおまた公共事業費や補助金、食糧対策費、そういうものの使い方に御指摘のような非常に適当でないものがあるのじやないかということは、現実にあるかないかということは私も的確に承知をいたしておらないのでありますが、そういうことがありはしないかとい……

第16回国会 予算委員会 第13号(1953/07/02、26期、自由党)【政府役職】

○塚田国務大臣 お答えいたします。赤字を生むに至つた原因はいろいろ検討いたしてみますと、一部分はやはりだんだんと地方団体の仕事が多くなり、それからして地方団体と国の間の仕事の配分というものがだんだんとかわつて来たりしましたために、当然国の方からも若干めんどうを見なければならないのを十分めんどうを見ておらないという点にあると思います。いま一つはやはり地方団体自体の側にも原因があると考えられるのでありまして、しかもその大きな原因になつておると考えられますのは、終戦後かなり物価が上る傾向にあつたために、ことに大都市におきましてはなるべく仕事は早くした方が安くあがる、こういうので仕事急ぎをして自分の財……

第16回国会 予算委員会 第15号(1953/07/04、26期、自由党)【政府役職】

○塚田国務大臣 地方制度の改革は、古井委員も御存じのように、非常に重要な問題でありかつ急を要する問題である、こういうふうに考える。しかもこれだけ重要な問題でございますから、できるだけたくさんの人の意向を伺つて、今度は誤りのない改革をしたい、こういうふうに考えて、地方制度調査会を設けたのでありますから、政府といしましては、今これを廃止するという意向は毛頭持つておりません。しかし御指摘のように、これが審議が非常に遅延いたしまして、もしくはまた意見がまとまらないということのために、かえつて地方制度調査会がこの緊急を要する大問題の解決をはばむということになつてはたいへんである。またそんなことにはなるま……

第16回国会 予算委員会 第20号(1953/07/10、26期、自由党)【政府役職】

○塚田国務大臣 お尋ねの点は、一つは村有地を有償で売り渡すという前提のもとに、この前渡金に当る一部分を含めた千五百万円を受取つたということでありますと、議会の承諾なしにそういう契約ができるかという点に一点あり、しかももう一つの点は、そういう金を村長が受取つて、そうしてそういう宣撫工作にその一部分を使つたということは適当であるが、ここにもう一つの点があると思います。後の点は、これは自治法の直接関与した範囲ではないと思うのでありまして、第一の方の点はこれは明らかに自治法に関連があると思う。自治法の考え方から申しますならば、村の条例に何らかの定めがあれば、おそらくそれだけの大きな財産の処分であれば、……

第16回国会 予算委員会 第23号(1953/07/14、26期、自由党)【政府役職】

○塚田国務大臣 行政監察の強化ということを強く考えましたのは、だんだんと国費が尨大になり、行政機構も複雑多岐になりますので、これだけのものがほんとうに国民のためにうまく行われるというためには、今までありきたりの方法を伝統的に踏襲して行くということだけではいけないということで、行政自体に内省をした方がいいのではないかという考え方から出たものであります。そこでこれを徹底的に強化をいたしますためには、機構の整備や、それから現在すでにある監察機構、あるいは会計検査院、大蔵省の監察機構、それから各省内部にあります自己監察の機構、そういうものを合せて行政管理庁の監察機構というものを統合して、総合的にもう一……

第17回国会 地方行政委員会 第1号(1953/10/31、26期、自由党)【政府役職】

○塚田国務大臣 ただいま議題となりました奄美群島の復帰に伴う法令の適用の暫定措置等に関する法律案について、その提案の理由を御説明いたします。  去る八月八日のダレス声明によりまして、待望の奄美群島の復帰が約束されましたことは、御承知の通りであります。復帰の時期は、まだ確定いたしませんが、目下アメリカ合衆国政府との間に交渉中でありますので、近く実現の運びに至るものと考えられるのであります。  同地域が復帰いたしました場合におきましては、法制の切りかえ、制度の改編等による混乱をなるべく回避し、円滑にその引継ぎを完了する必要があることは申すまでもないところであります。従いまして、同地域の復帰に伴いき……

第17回国会 地方行政委員会 第2号(1953/11/02、26期、自由党)【政府役職】

○塚田国務大臣 外交折衝の面でありますので、私も十分よく承知しておらぬのでありますが、大体承知しておる範囲でお答え申し上げて、あと外務省からお答え願うことにいたします。復帰の時期につきましては、御指摘のように、最初確かに十一月一日くらいという考え方が、沖繩並びに奄美群島現地においてあつたことは御承知の通りであります。ことに、何でもアメリカ側が予算を十月一ぱいの分を組んでおるというようなことも流説に伝えられまして、そういうことが原因で、そういううわさが一層真実性があるものというふうに、おそらく考えられておつたのじやないかと思うのであります。しかし日本の政府といたしましては、その前から、十一月一日……

第17回国会 地方行政委員会 第3号(1953/11/03、26期、自由党)【政府役職】

○塚田国務大臣 復帰になりますまでは、当然今の状態で南方連絡事務局ということになると思うのでありますが、復帰後には、どういうぐあいになるか、つまり南連で今まで通りやつて行くか、あるいは自治庁に所管を移すという考え方と、二つあるわけであります。今のところは、自治庁に移されるという空気の方が強いけれども、まだ最終決定を見ておりません。
【次の発言】 原則として、ものの考え方は、内地の通りに扱いたいというように考えておるわけでありますが、御承知のように、内地は今機構改革を検討いたしておる際でありますので、内地の通りと申しますのは、今度どういうふうな改革になりますか、今度できる改革後の内地の機構通りに……

第17回国会 電気通信委員会 第3号(1953/11/02、26期、自由党)【政府役職】

○塚田国務大臣 それでは私から所管事項につきまして概略御説明申し上げます。  去る五月に開かれました本委員会におきまして、ごあいさつかたがた一応業務につきまして御報告申し上げましたので、本日はその後において生じました当面の問題につきまして御説明申し上げたいと存じます。  最初に電気通信事業に関する所管事項について申し上げます。  まず前国会におきまして御審議をいただきました有線電気通信法等、電気通信関係三法は八月一日より実施を見たのでありますが、目下その三法制定趣旨内容につきまして広く一般に周知徹底いたしますとともに、その実施つきまして理解と協力を求めるよう努力いたしております。また前国会にお……

第17回国会 電気通信委員会 第5号(1953/11/06、26期、自由党)【政府役職】

○塚田国務大臣 結局今度の行政機構改革をどういう考え方でやつておるかという問題になつて来ると思うのですが、私は他の委員会でもしばしば申し上げておりますように、日本の国の今日の状態において、国がやらないでもいいものをやつておるものがあればやめた方がいいのじやないか、それからその結果どれだけの仕事をやるということにかりになつたといたしましても、そういう仕事をあるいは縦にあるいは横に重複して所管をしておるために、国民の側には何もプラスがない。かえつて国民の側からは事務手続が複雑で、従つて政府の許可、認可が遅れるというような面があるならば、そういう面はどういうことがあつても直さなくちやいかぬ、そういう……

第17回国会 電気通信委員会 第6号(1953/11/07、26期、自由党)【政府役職】

○塚田国務大臣 なかなか答弁がはつきり行かぬものですから……。これは結局どちらにこういう場合許すかという判断の考え方を言えということであると思います。事務的には今も次長からお話申し上げたように、まだ最終的段階まで行つておらぬようであります。かりに最終的段階まで行つて、そういう面においてはどちらも欠陥がないとすれば、許してもいいという性質のものだということになつた場合に、他の場合と同じように非常に問題が起きるわけであります。私どもとしては、できるならば競願になつたものは、お互いの試合いでまとまつてくれれば一番ありがたい、こういうふうに考えております。しかしまとまらない場合がありますから、まとまら……

第17回国会 電気通信委員会 第7号(1953/11/26、26期、自由党)【政府役職】

○塚田国務大臣 これは私からお問いに対してお答えするということでないのでありますが、答弁の形式といたしまして、先般この委員会において私が御答弁申し上げて、本日またここで私の直属の電波監理局長からお前はどう考えるのだというようにお問いいただいたのでは、局長は非常に答弁がいたしにくかろうと思いますから、もし私の考え方に不審がございましたら重ねて私がお尋ねいただいて、局長がこちらに参つでおりますから、私と局長とよく打合せいたしましてお答えをする、こういうことにぜひさせていただきたいと思います。ことに局長は前会の質疑応答のところを承知しておりません。ただ速記録を見ておりますだけで、あのときに私が答えま……

第17回国会 内閣委員会 第2号(1953/11/04、26期、自由党)【政府役職】

○塚田国務大臣 それでは、私から行政機構改革に関しまして、今までやつて参りました経過を概略御説明申し上げたいと存じます。  行政機構改革はぜひともなし遂げたいという政府の強い決意に基きまして、私が行政管理庁長官として、また行政機構改革本部の副部長として、ずつと作業をいたしておるわけでありますが、今までに大体やりました状態は、こういうぐあいになつております。  日は正確に記憶いたしませんけれども、御承知のように政府部内におきまして、この事務を扱うものとして、行政管理庁だけでなしに、行政機構改革のための本部を設置していただきまして、緒方副総理に本部長になつていただいて、私、大達文部大臣、それから福……

第17回国会 内閣委員会 第3号(1953/11/06、26期、自由党)【政府役職】

○塚田国務大臣 先日御説明申し上げたときにも大体申し上げたのでありますが、確定的なものは何にもまだきまつておらないのであります。改革の構想の一部分は、臨時行政機構改革本部の一応の意見をとりまとめたものがありますが、まだそこまで行つておらないで、行政管理庁のほんとうの第一次の草案という程度のものもあります。しかし臨時行政改革本部の一応の案をまとめました上は、これから先の見通しといたしましては、各省との個別の折衝をいたさなければなりませんので、それが済んで最終的に閣議に持つて出るということになると思うのでありますが、まだそこまではどの部分も行つておりませんので、今まで一応新聞紙上に伝えられておりま……

第17回国会 内閣委員会 第4号(1953/11/07、26期、自由党)【政府役職】

○塚田国務大臣 行政整理に関しましての大体の基本の考え方は、先日本委員会においてちよつと申し上げたのであるいは重複する部分があるかもしれないと思うのでありますが、大体のものの考え方は、やはり今の日本の行政機構は中央及び地方を通じて、もちろん公共企業体も含めての意味でありますが、必ずしもそれらの仕事をやつて行くに最小限度の必要数でもつてしかも最高の能率があげられて運営されておるとは考えられない。相当数人間も整理し、機構ももつと簡素にしても能率をあげて、国民のための便益をもちろん今までよりも減らすことなく一層果して行くことができるはずであるという基本の考え方に立つておるわけであります。そこでどうい……

第17回国会 郵政委員会 第2号(1953/10/31、26期、自由党)【政府役職】

○塚田国務大臣 所管の事項につきまして概略御説明を申し上げます。去る五月に開かれました本委員会におきまして、一応業務につきまして御報告申し上げましたので、本日はその後において生じました当面の問題につきまして、御説明申し上げたいと存じます。  まず簡易保険及び郵便年金積立金の運用事務を取扱い開始いたしましてから半歳余を経たのでありますが、その夫施状況等を簡単に御報告申し上げたいと存じます。  御承知の通り本年度は予算の成立が遅れました関係で、地方債の承認が時期的に相当ずれて来ましたために、地方財政が逼迫いたして参りましたので、これを緩和するため、当初長期債に予定いたしておりました資金の一部を短期……

第17回国会 予算委員会 第1号(1953/10/30、26期、自由党)【政府役職】

○塚田国務大臣 ただいまお尋ねの点で私の所管に関係いたします分は、おそらく今度の災害に伴う税の減免がどのくらいあるだろうかという点にあることと思います。先般来いろいろ調査いたしておりまして、一応結論の出ておりますところでは、大体三十五億くらい減収を見るのじやないかというように存じております。もちろんこれは減免減収だけでございまして、徴収を猶予して、本年度に徴収ができなくなる分があるのじやないかと想像される。のでありますが、この点はまだ統計数字が出ておりません。
【次の発言】 お尋ねのこのたびの災害に伴う地方の負担増でありますが、一つは負担の増加の面、一言は収入の減の面と両方があるのであります。……

第17回国会 予算委員会 第2号(1953/11/01、26期、自由党)【政府役職】

○塚田国務大臣 このたびの災害に伴う中央においての予算措置に伴い、地方負担分の増加いたしますもの、及び災害に伴う減収、そういうものをひつくるめまして、地方の負担増加として中央から地方に措置をしてやらなければならない分は、御指摘の通り百八十六億であります。そのうち単独事業の二十八年度予算当初において予定しておりました分から振りかえます分は四十億でありまして、十八億は特別平衡交付金から、従つて起債でめんどうを見ますものは百二十八億、そのうち八十三億は、御指摘の通り、これは預金部資金の資金裏づけのある起債、四十五億は公募債、こういうことになつております。この四十五億の公募債につきましては、実は災害地……

第17回国会 予算委員会 第4号(1953/11/03、26期、自由党)【政府役職】

○塚田国務大臣 国の方は大蔵大臣及び建設大臣、農林大臣ときめてありますので、私の方は国の方針がきまり、支出の点がきまりました場合に、それに伴う地方負担増というものがきまると考えられるのでありますが、それ以上のことは……。
【次の発言】 これは私からお答え申し上げます。これからの数字は国の方の方針がきまつて、百五十七億円支出されることになりました場合の、地方負担の増加はどういうことになるかということでありますから、そのようにお聞き願いたいと思うのでありますが、大体今私どもが計算いたしておりますのは、災害対策費は三割施行といたしますと、事業量は四百六十九億、国庫補助が三百九十三億、それに伴う地方負……

第18回国会 大蔵委員会 第5号(1953/12/05、26期、自由党)【政府役職】

○塚田国務大臣 行政改革は、内閣に置いてあります改革本部におきまして検討して、作業はかなり進んで参つてはおるのでありますけれども、何にいたしましても、政府として大体の腹がきまりますのは、一応臨時行政改革本部の素案がまとまりました上で、各省との個別の折衝と申しますか、意見を開くということの段階を経ませんと、一応の考え方もまとまらないわけなんで、まだそれが進んでおらない段階でありますので、こういうぐあいにということは、まだ申し上げかれるわけであります。ただ考え方の構想は申し上げられますので、その考え方の構想を申し上げて、またお尋ねがあれば、できる範囲でお答えを申し上げたいと存ずるわけであります。 ……

第18回国会 地方行政委員会 第1号(1953/12/02、26期、自由党)【政府役職】

○塚田国務大臣 これは当然私どもとしては、やはりめんどうを見なければならない性質のものであると考えております。
【次の発言】 これは昨年度のことで、私もその後の措置をよく気をつけておりませんでしたのですが、ただいま確かめましたところによりますと、二十八年度の財政計画の中には、平衡交付金の中で公債費という形で元利を計上して平衡交付金というものの総額は算出してある。従つて二十八年度の当初の財政計画において、平衡交付金の算出の基礎の中に、それも織り込んでそういうものができておる、こういうようになつておるそうであります。
【次の発言】 財政計画の立て方は、そういうふうにはなつておらないのでありまして、……

第18回国会 地方行政委員会 第3号(1953/12/04、26期、自由党)【政府役職】

○塚田国務大臣 ただいま提出いたしました昭和二十八年度分の地方財政平衡交付金の単位費用の特例に関する法律案の提案の理由及び内容の概要について御説明申し上げます。  各地方体に対して交付すべき昭和二十八年度分の地方財政平衡交付金の額の算定に用います単位費用につきましては、地方財政平衡交付金法に規定されているところに従い、すでに本年八月三十一日付をもちまして本年度分の普通交付金の額の決定を行つたのでありますが、先般成立いたしました一般職の職員の給与に関する法律の一部を改正する法律の施行に伴い、明年一月からいわゆる教員給与の三本建制が実施せられますのと、今回地方公務員につきましても国家公務員に準じて……

第18回国会 地方行政委員会 第4号(1953/12/05、26期、自由党)【政府役職】

○塚田国務大臣 お尋ねになつていることは、こういうことでしようか。第十六国会に修正が行われたわけです。それで第十七国会に補正が出たが、そのときに政府がつくつた財政計画に出ていなかつたというのでありますか。というのは、第十七国会に財政計画を出したが、あのときに入れていなかつたじやないか、こういうお尋ねでしようか。
【次の発言】 十七国会には、財政計画はつくり直しておらなかつたそうです。
【次の発言】 横路委員のお尋ねのことは、書類をつくつたかつくらないかということと、現実にこの修正の通り財政配分をしたかどうかということと、ひとつ別に御検討願いたいと思うんです。今みんな部長も課長もかわつてしまつた……

第18回国会 地方行政委員会 第5号(1953/12/07、26期、自由党)【政府役職】

○塚田国務大臣 当初予算の分は、おそらく詳細な点は本委員会におきましてもしばしば政府委員からお答え申し上げたと思うのでありますけれども、既定予算の範囲で、あの考え方でもつてまかなえると、こういう考え方をいたしておつたわけであります。なおこの国会修正によります分は、財源的に、八百九十万円ばかり暫定に計算いたしますと足りなくなるようでありますけれども、あれだけの総額の中で八百九十万円程度のものでありますので、何とか操作ができるのじやないか、こういうように考えております。
【次の発言】 当初の政府の考え方には当然こういう考え方があつたのでありまして、従つて、私どももその考え方に従つて、地方の今度の財……

第18回国会 電気通信委員会 第1号(1953/12/02、26期、自由党)【政府役職】

○塚田国務大臣 それでは私から所管事項について概略御説明申し上げたいと存じます。  去る十月に開かれました本委員会におきまして、一応業務につきまして御報告申し上げましたので、本日は、その後において生じました主要事項につきまして二、三御報告申し上げたいと存じます。  まず、現在奄美大島の行政権返還が予定されておりますが、それに伴う電気通信関係の措置につきましては現在琉球政府の行つております電気通信関係施設及び業務のうち、公衆電気通信に関するものは行政権返還と同時に日本電信電話公社にこれを引継がしめることとなりますが、これとともに公衆電気通信法その他の諸法規を適用し、円滑な通信の確保をはかるととも……

第18回国会 電気通信委員会 第2号(1953/12/03、26期、自由党)【政府役職】

○塚田国務大臣 これはいろいろ御説明しなければならぬかと思うのでありますが、これを給与に振り向けるという形の考え方は実はないのでありまして、むしろこれを給与に振り向けるということをお尋ねになつている気持は、こういうような建設勘定に振り向け得る資産というものが出ている元、それは相当大きな部分が昨年までに生じました剰余金――これは公社経理の上においては積立金という形になつている。その積立金の実体ばこういう資産になつているわけであります。その積立金を給与に振り向けることはできないかとお尋ねになつているのだと思いますが、それは考え方としてはできるのであります。実体的には積立金は依然としてそのままに残つ……

第18回国会 電気通信委員会 第3号(1953/12/05、26期、自由党)【政府役職】

○塚田国務大臣 公社の精神から考えましても、公社の給与というものは、御指摘のように必ずしも予算にとらわれないで、その業績によつて若干の考慮をし得るということは、私も御説のように考えており、またそのようにいたしたいと考えておるわけであります。このたびの仲裁裁定の実施をめぐつての政府の予算に対し、各公社、現業などのとりました動きというものにつきまして、私も非常に心配しておつたのでありますけれども、幸いに電通公社におきましては、公社当局の御指導がよろしきを得たのだと思うのでありますが、割合平静に推移されまして、業績などに支障を起さないで、済んだということに、非常に感謝をいたしておるわけであります。な……

第18回国会 電気通信委員会 第5号(1953/12/08、26期、自由党)【政府役職】

○塚田国務大臣 これは正力さんが言うた覚えがないとおつしやつても、私は確かに伺つた覚えがある。おそらく正力参考人がお忘れになつておるのだと思います。私がなぜお忘れになつておるんじやないか、私が聞いたのは確かだと申し上げるかと申しますと、私は初めからものの考え方としては、こういうものはこれは公社が、政府がやる仕事なんだ、こう思つておつたわけなんです。しかし確かに必要な施設であり、しかもできるならばなるべく早くできる方が望ましいと考えておるのでありまして、政府や公社にアメリカが貸さない。おれの手ならば借りられるとおつしやるなら、これはひとつ考えてみるべき理由が――そういう国家的理由が確かにあるとい……

第18回国会 内閣委員会 第1号(1953/12/04、26期、自由党)【政府役職】

○塚田国務大臣 それでは行政整理の進行状況について御説明申し上げます。  一部は具体的に進んでおる部分もありますけれども、全体としてあまり具体的に進んでおりませんので、まだ皆さん方に申し上げる段階に参つておりません。きわめて抽象的なことになると思いますけれども、先般もちよつと参議院の本会議で申し上げましたように、今度の整理は実質から行きますと、第一段に事務を整理しなければならないという観点から法令の検討をいたしたわけであります。法令の中で整理してさしつかえないものがないかどうかということを検討いたしましたけれども、事務は法令にだけ根拠があるというわけではありませんので、その他の会計事務とかいう……

第18回国会 内閣委員会 第2号(1953/12/05、26期、自由党)【政府役職】

○塚田国務大臣 地方公務員の場合にはいつも地方自治法の精神に従いまして国家公務員と公平に扱う、こういうことにいたしておりますので、国家公務員がベースの改訂、手当の増加というようなことがありましたときには、いつもそれたけのことはできるように自治庁から必要な財政措置をする、こういう考え方になつております。
【次の発言】 これに自由党に出したというような関係でありませんで、今行革本部がいろいろな案をまとめる段階におきましていろいろな人の意見を徴しておるわけでありますが、そういう意見を徴する段階において、われわれの一応の素案をこんなふうに考えておるが、その点は何か意見があるだろうかどうだろうかという内……

第18回国会 郵政委員会 第1号(1953/12/02、26期、自由党)【政府役職】

○塚田国務大臣 それでは私から所管事項について概略御説明申し上げます。  去る十月に開かれました本委員会におきまして、一応業務につきまして御報告申し上げましたので、本日は主として今国会に提出いたしております昭和二十八年度の郵政省所管補正予算等について概略を説明申し上げたいと思います。  まず郵政事業特別会計の歳出予算について見ますと、第一は、取扱業務量の増加等に必要といたします経費でございますが、最近におきます郵便事業の取扱量は逐次増加して参つておりますので、この増加取扱量の処理に必要といたします経費、及び特定局において取扱つております電信取扱量の増加並びに電話の施設増加等に対処いたします経費……

第18回国会 郵政委員会 第2号(1953/12/03、26期、自由党)【政府役職】

○塚田国務大臣 二十八年度は予算の説明にもございますように、値上げによらないで一応まかなうことができた、またまかなえる範囲で措置をしたということになつておるのでありますが、ただ二十八年度の今度の補正において措置したその基礎に立つて来年度の見通しをいろいろ立ててみると、どうも来年度は少し歳入に下足を生ずるのではないか。その額は今概算されておりますところでは十億程度ということになつておるので、これはまだいろいろ検討してみなければ、もちろん見通しのことであり、わからないのでありますが、かりに十億程度の不足が生じたということになる場合には、何がしかの料金の値上げをしなければならぬのではないか、こういう……

第18回国会 郵政委員会 第3号(1953/12/04、26期、自由党)【政府役職】

○塚田国務大臣 ただいま人事部長から申し上げましたように、やはり年末手当というものは、一部分はこれは最低の線ということでありますので、各企業、公社歩調をそろえないとうまくないだろうと私ども考えておるわけであります。従つて最終的にこれだけやるということは、自分としては考えておらぬのでありますが、しかしかりにそういうことになつた場合には郵政省として、はたして財政的に可能であるかどうかという検討はいたしておりますし、大体の見通しはつけているわけであります。従つてもし他の会社などと歩調をそろえてやるということになれば、郵政省もそれだけの財政的な余裕はある、こういうことでございます。

第18回国会 郵政委員会 第4号(1953/12/05、26期、自由党)【政府役職】

○塚田国務大臣 私も実はけさ新聞を見まして、意外に考えておつたわけなんでありまして、あるいは党の最高方針がそうきまつたのかという感じでおつたわけであります。実はここに至る経過というものを全然承知しないのであります。けさ副総理にもちよつと会いましたけれども、ほかの機構改革の話をしておるうちに、副総理が他の用ができて席を立つてしまつて、ゆつくりこの話を聞かなかつたのでありまして、詳しいことはどうかやはり副総理なりにお尋ね願う以外方法はないと思うのであります。ただ私といたしましては考え方は少しもかわつておりませんので、これを、そういう考え方なのかなと思つて実は拝見をしておるだけでありますが、私はどこ……

第18回国会 予算委員会 第2号(1953/12/03、26期、自由党)【政府役職】

○塚田国務大臣 大体一割程度を目安にして二十九年度にということは、閣議において一応話合いになつておるわけでありますけれども、この一割というものがはたして七万三千人になるかどうかということは、非常にまだ問題があるのでありまして、実は今の行政整理の作業の進捗状況を簡単に申し上げますと、第一段に事務整理を検討いたしまして、第二段に機構の改革を検討し、そうして事務整理、機構改革、それにさらに委曲を考えてできるだけ能率を上げて仕事を片づけるというように、能率も上げるという考慮を加えて、当然減員できるべき数というものをただいま検討いたしておる。しかし個々に検討いたしてみますと、とうてい一割は整理できないと……

第18回国会 予算委員会 第3号(1953/12/04、26期、自由党)【政府役職】

○塚田国務大臣 大体今度の行政整理は、昨日もちよつとお答え申し上げたように、この間の閣議決定の線に沿いまして一割を目標に置きました。一割というのは昭和二十九年に整理すべきものが一割ということを目標にして検討いたしております。しかし御承知の通り、作業の性質、各省各部局の性質によりまして、一割は非常に困難だというものも考えられますし、また所によつては一割よりもつと上まわることも可能ではないかと考えられるところもありますので、今個別に検討いたしております。従つて一割というのは、七十六万五千の一割、七万六千五百を切るという考え方では決してないというようにお考え願いたいと思います。それから年次計画につい……

第18回国会 予算委員会 第4号(1953/12/05、26期、自由党)【政府役職】

○塚田国務大臣 他の委員会に出ておりまして、突然のお呼出しでありましたので、お尋ねの事項を承知いたしませんで、今その資料を持つておらないのであります。ただ私が承知しておりますのは、政治資金の届出は公表することになつておりまして、先般二十八年一月から六月までの分を公表する際の決裁に署名をした記憶がありますから、おそらく取調べれば資料が整つておると思います。御必要であれば、整えましてお答え申し上げたいと思います。
【次の発言】 取調べをいたしました結果お答えを申し上げます。  先ほどの今澄委員のお読み上げになりました女書では、いろいろな党にそういうものがあるではないかというように伺いましたので、昨……

第19回国会 建設委員会 第5号(1954/02/01、26期、自由党)【政府役職】

○塚田国務大臣 政府がいろいろと仕事をいたします場合に、法律の命ずるところに従つてしなければならないということは、大原則でありますので、もちろん当然に法律の命ずるところに従つていたすべきであります。ことに国会側の意向でできた議員立法、ことに全会一致というような形で行われた場合には、十分その御趣旨は尊重して国の政治をしなければならぬ、こういうふうに考えております。
【次の発言】 今度の二十九年度の予算編成をめぐつて、そういう御指摘のような考え方があることは確かなんであります。ただ、先ほど植木政務次官からもお答え申し上げましたように、政府が国会の御意思を尊重するという考え方は、法律があるからどこま……

第19回国会 建設委員会 第8号(1954/02/26、26期、自由党)【政府役職】

○塚田国務大臣 この問題は、実は自治庁としては非常に困難をいたしたのでありますけれども、しばしば事務局同士または政務次官同士の間で話合いをいたしまして、最終的にようやく政府の態度が決定をいたしたわけであります。こまかい点は、後ほど次長から申し上げることになると思うのでありますが、大体四十八億というものをひもつきとして道路に充当するような形において、地方財政計画の中に織り込みまして、当建設委員会及び建設省側の御希望のような形で地方財政計画の運用をして行く、こういう方針に大体きまつたのであります。それをどういうぐあいにして地方財政で消化をして行くかということであります。これは非常に困難があるのであ……

第19回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第2号(1954/01/29、26期、自由党)【政府役職】

○塚田国務大臣 公職選挙法の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由並びにその内容の概略を御説明申し上げます。  御承知のように、学生生徒の住所認定に関する政府の取扱いに関しましては、世上種々論議を引起したのでありますが、また本委員会においてもいろいろと御配慮を煩わしておつたのでありますけれども、政府といたしましては、何らかの立法措置をとることによりこの問題の解決をはかることが適当であると考え、その具体的内容については選挙制度調査会に諮問し、その検討をお願いいたしたのであります。選挙制度調査会は、昨年十月二十一日以来約二箇月にわたり慎重に審議されました結果、十二月十七日に、「現在における学……

第19回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第7号(1954/03/09、26期、自由党)【政府役職】

○塚田国務大臣 公職選挙法の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由並びにその内容の概略を御説明いたします。  教育委員会の委員につきましては、御承知のごとく、二年ごとに半数ずつを改選する制度がとられておるのでありますが、このようにいたしましたのは、教育委員会の発足の当初におきまして、選挙ごとに委員が一斉に交代することに伴つてもたらされる施策の急激な変化を回避することを主眼としたものと考えられるのであります。しかし、今日におきましては、教育委員会制度発足以来すでに六年を経過いたしており、その運用の経験にかんがみますときは、そのような観点から半数改選制度を維持することは、積極的理由に乏しいと……

第19回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第12号(1954/05/20、26期、自由党)【政府役職】

○塚田国務大臣 しばらくこの問題の審議をいたしておりません。したので、今ちよつと頭に出て参りませんから、政府側の委員からお答え申させます。
【次の発言】 これは、何か委員もそのようにお尋ねになりますし、また世間一般にもそのように考えられておりますけれども、考え方に何にもかわつておるところはないのでありまして、自治庁が在来とつておりました態度というものは、今までの法律のもとに、今までの学説、範例を基礎にした解釈から行けば、戦争後混乱時にとつておつた態度が誤つておつた、それを直そうといつたのが先般の通達の趣旨なのであります。しかし現実に今日の学生諸君の生活状態と昔の状態とは相当かわつておりますため……

第19回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第13号(1954/05/21、26期、自由党)【政府役職】

○塚田国務大臣 これは学生の生活の本拠がどこにあるかということが言えるたらば、法律も何もなくてきまつてしまうのでありまして、それは問題にたらないのであります。親元にあるというたらば親元に選挙権があることになりますし、下宿先にあるというならば下宿先にあるということになる。ところがこれは実際問題としてはなかなか判定がむずかしい。ただ、その現実の状態なじつと見ておりますと、昔よりは下宿先にある事例がだんだん多くなつて来ておるということは考えられる。そこで、私どもとしましては、どちらかに法律できめていただく方が問題が起らないし、また起つた場合の判定の基準がはつきりして来るからいいということで、法律でき……

第19回国会 人事委員会 第9号(1954/03/25、26期、自由党)【政府役職】

○塚田国務大臣 機構改革と俗に申しておるのでありますけれども、大体作業は、機構の部分の簡素と人員整理と、両面にねらいをつけてやつたわけであります。もちろんこの二つは関連があるわけで、ことに人員整理につきましては、機構が簡素になれば人間がいらなくなるという面も多分にあるわけでありますが、いろいろ検討いたしまして、考え方、それから事務の運び方といたしましては、事務整理をまず最初に手がけ、それから機構を検討してみたわけであります。一応の考え方をまとめてみたのでありますけれども、各方面の意向をだんだん聞いておりますと、異論がかなりあるようであつて、なお十分検討してみなければならないことがたくさんある。……

第19回国会 人事委員会 第10号(1954/03/30、26期、自由党)【政府役職】

○塚田国務大臣 御指摘の通りだと思うわけであります。私どももそういう考え方で問題と取組んだわけであります。今度の機構改革は単に警察、人事院だけではなく、全般的にということであつたわけでありますが、他の部分が非常に遅れております。そしてまた他の部分はどうするのかというお尋ねは、おそらく国の各省庁の機構、それから国の出先機関、そういうものを、どういうぐあいにするかというお考えでお尋ねになつていると思います。私どもも機構改革の残つている部分としては、国の中央機構をどういうふうにするか、出先機関をどうするかということも、重大なる問題として残つていると思います。一応改革本部で得た案もあるのでありますが、……

第19回国会 人事委員会 第12号(1954/04/07、26期、自由党)【政府役職】

○塚田国務大臣 別に何を参考にしてということはありませんので、全体として見て国の行政機構とマツチする、しかも人事院が今まで果しておつた使命を果すにふさわしいものとしたならば、どういうものがいいだろうかということを考えて、この構想を考えたわけであります。
【次の発言】 これは公務員諸君の立場を、意見を、どういうぐあいに聞くかということは、必ずしも法律的にやらなければならないこととは思つておらぬわけでありまして、要するに公務員諸君の全体の立場というものが、今度の改組によつてどういう影響を受けるかということに相関的に非常に影響があるということであるならば、それはいろいろな形において意見を聞くというこ……

第19回国会 大蔵委員会 第37号(1954/04/08、26期、自由党)【政府役職】

○塚田国務大臣 入場税が地方税でありますときは、私どもの判断も何でありますが、国税になりました以上は、もちろん国で御徴収になり、国で徴収の見込みをお立てになるのでありますが、参考として私どもが見た場合にどういう感じがするかということをお尋ねであるならば、昨日次長が申し上げましたように、私どもは今の政府案で年間を通じて二百十九億という計算の基礎に立つて判断をいたしますと、委員会の御修正になろうとしている案では、年間を通じて六十七億は減収するであろうという大体の見通しでございます、こういうように申し上げたはずであります。
【次の発言】 私としては、もちろんこれは自信がなくては困るのでありまして、一……

第19回国会 地方行政委員会 第4号(1953/12/19、26期、自由党)【政府役職】

○塚田国務大臣 お尋ねの点につきましては、私もまつたく同じ考え方でおるわけなのでありまして、国家公務員と地方公務員は同じように扱つてやりたい、こういう考えを持つております。ただお尋ねの前段にあります国家公務員が一・二五プラス何がしか出ておるというようなお話でありますけれども、私はそういうことは全然承知をいたしておらないのでございますし、ことに先般年末手当が出ます日でありましたか、その前日でありましたか、閣議におきましてやはり同じようなことが問題になりまして、そういうことは各省としては絶対にあり得ない、また絶対しないということに、はつきりとした閣議の申合せがあり、私の所管の省におきましても、私は……

第19回国会 地方行政委員会 第10号(1954/02/12、26期、自由党)【政府役職】

○塚田国務大臣 今町村合併促進の機運をじつと見ておりまして、やはり私はその中から出て来る傾向というものをつかんで、その他いろいろな面で、自治法の改正を今度企図いたしておりますので、その機会にそういう傾向ではつきりしたもの、しかもその中から助長してしかるべき傾向というものがあれば、そういうものが法律と矛盾して、その勢いをすつかり阻害しておるということであれば、それを助長するように法律の改正もやつた方がいいのじやないか、こういうふうに考えておるわけであります。ただいろいろめんどうな問題がたくさんあります。たとえば農村市というような形のものが出ました場合に、そういうものを今までの市という概念でくびつ……

第19回国会 地方行政委員会 第11号(1954/02/15、26期、自由党)【政府役職】

○塚田国務大臣 ただいまお手元に配付いたしました昭和二十九年度財政計画につきまして、その概略を御説明申し上げます。  昭和二十九年度地方財政計画の策定にあたりましては、わが国経済の現況にかんがみ、地方財政についても国庫予算の編成方針に即応して、極力その財政規模の合理的縮減を期待するとともに、従来往々にして見られました国庫予算編成のしわ寄せが、地方財政に及ばないように十分考慮を払いつつ、昨年十月行われました地方制度調査会の答申の趣旨を可及的に実現することを期し、以下述べます事項を前提といたしまして、策定を行つたのであります。  すなわちまず(1)地方財政計画策定の基本方針として、調査会の答申も指……

第19回国会 地方行政委員会 第23号(1954/03/05、26期、自由党)【政府役職】

○塚田国務大臣 ただいま議題に供されました地方税法の一部を改正する法律案につきましてその提案の理由及び内容の概略を御説明いたします。  現行地方税制はシヤウプ勧告を基礎として昭和二十五年に制定されたものでありますが、その一部はいまだ実施に移されない等世上に相当の批判もありますので、政府におきましても、鋭意これが検討を加えるとともに、特に地方制度調査会を設置いたし、その具体的な改革の方法を諮問いたしましたところ、先般その答申がなされ、次いで税制調査会からも、国税、地方税を通ずる改正の一環として地方税制の改革案が答申されたのであります。ここに提案いたしました改正法律案は、おおむねこれらの答申の趣旨……

第19回国会 地方行政委員会 第24号(1954/03/06、26期、自由党)【政府役職】

○塚田国務大臣 ただいま議題に供されました昭和二十九年度の揮発油譲与税に関する法律案につきまして、その提案理由及び内容の概略を御説明いたします。  本法律は、さきに提案いたしました地方税法の一部を改正する法律案及び入場譲与税法案と同様に今次地方税制改正に伴う措置として立案されたものでありまして、おおむね地方制度調査会及び税制調査会の答申の趣旨に準拠しているものであります。  御承知のごとく、揮発油の大部分を使用して運行される自動車が道路を損傷いたしますことから、揮発油税は、道路整備の財源に充てられるべぎであるとの論はつとになされていたのであり、昨年道路整備費の財源等に関する臨時措置法が制定され……

第19回国会 地方行政委員会 第27号(1954/03/10、26期、自由党)【政府役職】

○塚田国務大臣 いろいろ御意見があり、ことに大体これくらいの過大見積りじやないかという数字をあげられての御意見なのでありますが、どの税がどれくらい過大になつておるのか、個個の数字の内容をお伺いして、また私どもが算定をいたしておりますのと比較して、よく検討してみたいと思うのでありますが、ただ全体論として申し上げますならば、私は地方税の方は相当大きな部分が前年度の国税の実績というものを基礎に置いてやつておりますので、国税の場合と同じような見積りの結果が出て来るということはないのじやないか、私はこういうふうに考えておるわけであります。また一部分当年度の国税の見積りを基礎にいたしておりますのは、これは……

第19回国会 地方行政委員会 第28号(1954/03/11、26期、自由党)【政府役職】

○塚田国務大臣 国の場合と違いまして、自治団体の場合には府県と市町村というものがあり、それから府県も市町村もそれぞれまた規模が違い、またその住民の構成内容も違いますので、一つの税法というもの、もしくは一つの財政制度というものを頭に置いて、どの団体にも一律にうまく行くというようなものはなかなか見当りにくいのであります。そこで今度のこの改正では、全体としてどういう構想で改正を考えたかと申しますと、全体として、つまり自治団体全体としては、国から依存の度をなるべく少くする、ということは独自の財源をなるべく多くするという考え方が一つの大きなねらいであつて、それから次に考えられるいろいろな制度を総合して、……

第19回国会 地方行政委員会 第32号(1954/03/19、26期、自由党)【政府役職】

○塚田国務大臣 ただいま議題となりました国会議員の選挙等の執行経費の基準に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由並びに内容の概略を御説明申し上げます。  国会議員の選挙等の執行経費の基準に関する法律は、国会議員の選挙、最高裁判所裁判官の国民審査及び日本国憲法第九十五条の規定による一の地方公共団体のみに適用される特別法の制定に関する住民投票について、国が負担する経費で都道府県及び市町村に交付いたします経費の基準を定め、もつて、その適正かつ円滑な執行を確保する目的をもつて昭和二十五年に施行されたものであります。この法律は、現在までに二回にわたり改正されておりますが、その後におきま……

第19回国会 地方行政委員会 第33号(1954/03/20、26期、自由党)【政府役職】

○塚田国務大臣 ただいま議題となりました地方財政法の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及び内容の概略につきまして御説明申し上げます。  政府は今般地方税制度を初めとし地方税財政制度の改正を行うこととし、すでに関係法律案につきまして、各位の御審議を煩わしているのでありますが、これら諸制度の改正に伴いまして、地方財政の運営に関しましても新制度に即応して、その健全で自主的な運営をはかりますために所要の改正を行う必要がありますとともに、補助金等の臨時特例に関する法律案等地方財政に関する諸法案の制定に伴いまして、地方財政法中の諸規定につきましても所要の改正を行う必要が生じて参りましたので、……

第19回国会 地方行政委員会 第37号(1954/03/31、26期、自由党)【政府役職】

○塚田国務大臣 ただいま本委員会に付託されました地方公務員法の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  ごのたびの改正は、目下本院で御審議中の国家公務員法及び行政磯関職員定員法の改正に照応して、二、三の点について、いわば技術的な改正を加えようとするものであります。  第一には国家公務員法の改正に照応するものでありまして、その一は、現在、職員の採用又は昇任は、すべて条件付とされているのでありますが、昇任について条件付とすることは実情に沿わないものがありますので、採用の場合のみ条件付とすることに改めたいと存じます。その二は、職員が、その意に反して不利益……

第19回国会 地方行政委員会 第38号(1954/04/05、26期、自由党)【政府役職】

○塚田国務大臣 まことにどうも適切なお尋ねで、私もどうお答えしていいかよく考え方がまとまらぬのでありますが、もちろん今度地方交付税法になりますから、これは地方交付税法、とこういうように御理解願わなければならない性質のものであります。
【次の発言】 御指摘の通りだと思います。また法律もそのようになつておると思いますが、ただ最初からの御疑問の点は、実は部内での審議の経過を申し上げますと、私も門司委員の考えと同じような考え方で、相当長い間事務当局との間で話合いをしたわけであります。しかし結局において私が、なるほどそういう考え方に立つならばやむを得ないかなという考え方で、まだ十分な了解点には行かなかつ……

第19回国会 地方行政委員会 第39号(1954/04/06、26期、自由党)【政府役職】

○塚田国務大臣 今鈴木次長からお答え申し上げた通りの考え方をしておるわけでありますけれども、いつも申し上げておりますように、実は過去に生じておる赤字というもの、これは私もほんとうの筋からすれば、そうしてまたしばしばそのようにお答えを申し上げておつたのでありますが、これから新しく赤字を生じない財政というものの構想を考えた場合には、過去のものは整理をして行くべきであるという考え方は御意見の通りであると思うわけであります。ぜひそうしたいと思いますが、ただ今鈴木次長もお答え申し上げましたように、一応今度の改正ではこれからは赤字が生じないのではないか、またぜひ生じないようにわれわれも考えるし、また地方団……

第19回国会 地方行政委員会 第40号(1954/04/07、26期、自由党)【政府役職】

○塚田国務大臣 ただいま次長からお答え申し上げた通りでありますが、なおつけ加えて申し上げますならば、私どもとしましては政府原案の線で予算措置というものを考えておるわけであります。今回御修正があつた場合には新しい事態に応じて新しい問題を必要な時期までに十分検討して善処したい、こういうように考えております。
【次の発言】 私といたしましては、地方財政が所期のように十分な財源を得られるということが、重大な関心事であるわけであります。国会において御修正になるという動きがあるので、まことに当惑いたしておるのでありますが、しかし御修正があるならば、その御修正を前提に置いて最大限の措置をしなければならないと……

第19回国会 地方行政委員会 第42号(1954/04/12、26期、自由党)【政府役職】

○塚田国務大臣 先ほどから次ぎ次ぎと問題として取上げていただいておりますものの中で、当初私どもが財政計画を策定いたしますときに、すでにいろいろ胚胎しておつたもの、それからしてその後新しく出て来たものと二通りあると私は考えておるのであります。その後に新しく出て来たものにつきましては、私も御指摘のように今後国会側の最終の御決定があり次第、少くとも二十九年については何らかの処置をしなくちやならないと考えておる次第であります。しかし当初財政計画を策定いたしました場合にすでにありましたものにつきましては、私どもとしましては、もちろん十分ではないけれども、今日のような国家情勢におきましては、国、地方を通じ……

第19回国会 地方行政委員会 第43号(1954/04/13、26期、自由党)【政府役職】

○塚田国務大臣 私が承知をいたしております限りにおきましては、ここに規定してあります通り、二十九年度に限りということであるわけでありますが、三十年度にはどうなるかということは、三十年度においての予算編成のときのいろいろな事情を見て決定されるものでないか、こういうように考えておるわけであります。
【次の発言】 補助金の整理の特別法は、政府原案では御承知のように当分の間ということになつておつたわけであります。そうして当分の間という考え方は、御承知のような日本の今日の財政金融経済情勢全般の調子が非常に悪い、これが建直りができて見通しがつくまでという考え方でもあつたわけでありまして、大蔵大臣が非公式に……

第19回国会 地方行政委員会 第46号(1954/04/17、26期、自由党)【政府役職】

○塚田国務大臣 ただいま議題になりました自治庁関係法令の整理に関する法律案につきまして、その提案の理由を御説明申し上げます。  さきに政府は、行政事務の簡素化に関連いたしまして、現行法令中比較的不要、不急と認められるものの整理を検討いたして参つたのでありますが、その際、過去に制定された法令のうちすでに実効を喪失しているものにつきまして、整理の意味で廃止の措置をとることと相なりました。  自治庁関係の法令につきましても、北海道三県協議費怠納者処分及同費に関し不服者出訴の件外三十六件は現在いずれも実効を喪失しているのでありまして、この際これらの法令の廃止を明確にいたしますためこの法律案を提案いたし……

第19回国会 地方行政委員会 第47号(1954/04/19、26期、自由党)【政府役職】

○塚田国務大臣 ただいま議題に供されました昭和二十九年度分の市町村民税の臨時特例に関する法律案につきまして、その提案理由及び内容の概略を申し上げます。この法律は、さきに提案いたしました地方税法の一部を改正する法律案が目下国会において御審議中でありますので、その制定施行されるまでの間、市町村民税の特別徴収の手続に関し昭和二十九年度の特例を設け、市町村及び特別徴収義務者における徴収事務について無用の混乱を避ける措置として立案されたものであります。すなわち現行法によれば、市町村民税を特別徴収の方法によつて徴収しようとする場合においては、市町村長は、四月三十日までに特別徴収税額の通知をいたしまして、当……

第19回国会 地方行政委員会 第59号(1954/05/11、26期、自由党)【政府役職】

○塚田国務大臣 ただいま議題となりました地方自治法の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及び内容の概略について御説明申し上げます。  御承知のように政府は、地方制度全般についての改革に関する意見を求めるため地方制度調査会を設置し、同調査会から昨年十月地方制度改革についてとりあえずとるべき措置に関して答申があつたのでありますが、地方公共団体の種類、性格等の根本的改革に関しては、なお今後の審議にまつべきものとされているのであります。爾来政府といたしましては、右の答申に関して慎重に検討を加え、成案を得たものについては逐次提案することとして参つたのでありますが、地方行政制度の改革に関する事……

第19回国会 地方行政委員会 第61号(1954/05/13、26期、自由党)【政府役職】

○塚田国務大臣 知事官選という話は、御指摘のようにしばしば本委員会において発言を申し上げたことは事実でございます。ただ、ただいま北山委員は、公の席で言うんだからこれは個人の意見としては聞かれないというようにお考えのようでありますけれども、それはそういうように御了解いただいては困るのでありまして、政府の意見として発表いたします場合には、当然これは――ことにこういう関係するところの甚大な問題は、政府部内で全部話合いをした上でまとまつた意見でなければ申し上げられないわけであります。従つて、まだそういうことは意見がまとまつておらないのであるからして、政府の意見であるというならば申し上げるものしばしば申……

第19回国会 地方行政委員会 第64号(1954/05/17、26期、自由党)【政府役職】

○塚田国務大臣 私もいろいろお尋ねを伺つておつて、感じは同じように感じるのでありまして、この市町村職員共済組合法案を提案いたしまして御審議を願うときにも、やはり解決の正道と申しますか、本道と申しますか、あるいは最終的な考え方としてこういう方向に行くのだという感じではない。ほんとうから行くならば、こういうものもみな社会保障制度の中にとり込まれて行くということが、私も正しいという感じは確かに持つておるわけであります。ただそれをもなお押して、今日の段階でこういうものを提案して御審議を願わざるを得ないという気持が出て参りますのは、一つはこういうものを社会保障制度というものの中にとり込んで、そうしてそれ……

第19回国会 地方行政委員会 第70号(1954/05/29、26期、自由党)【政府役職】

○塚田国務大臣 奄美群島の復興につきましては、政府におきましても非常な関心を打つておつたのでありますが、このたび本委員会におきまして、議員立法といたして奄美群島復興特別措置法案がただいま可決になり、あわせて附帯決議もただいま可決になりました。まことにその趣旨に帯しては賛成でありますので、法律の趣旨及び附帯決議の趣旨を十分尊重いたしまして、今後復興に努力いたしたいと考えるわけであります。(拍手)

第19回国会 地方行政委員会 第74号(1954/07/23、26期、自由党)【政府役職】

○塚田国務大臣 当初警察が都道府県に移管されるにつれての財政計画は、一応政府としてこういう形で警察が移管されるということを頭に置きまして、その形で移管されるならばこのくらいの金がいるであろうということを頭に置いて財政計画を策定いたしたわけであります。従いましてわれわれとしてはこれで十分やつて行けるんじやないかと思つておつたのでありますが、先般知事会議のころから盛んに問題になりまして、どうも検討してみると、若干考えに足りなかつた部面もあつて、少し足らない部分があるのではないか、その数字が大体三、四十億の間ではないだろうかということは、先ほど来小坂大臣及び私の方の次長からお答えした通りであります。……

第19回国会 地方行政委員会 第75号(1954/07/24、26期、自由党)【政府役職】

○塚田国務大臣 私もただいまこの決議を拝見いたしておつたわけでありますけれども、新聞に伝えられるところによりますと、何か任期延長の決議をするということは遠慮した、とりやめたというように承知しておつたのでありますが、ただいま拝見しておる決議の趣旨では、新聞紙上で私どもが拝承しておつた感じと若干ずれておるようにも感じられますが、委員長のお尋ねもございますので、この機会に自治庁としての考え方を簡単にお答え申し上げておきたいと思うわけであります。  この問題が非公式に取上げられましたときから、私といたしましては非公式にお尋ねがあつた場合には、自分としてはこの問題についてはきわめて否定的な見解を持つてお……

第19回国会 地方行政委員会 第77号(1954/07/27、26期、自由党)【政府役職】

○塚田国務大臣 その点につきましては、先般閣議におきまして電気料金が問題になりました際に、値上げが困難であるとすれば、税法その他の面で考える余地がないだろうかというような話が、通産大臣からありまして、自分としては考える余地は今日の税法ではとてもない意うじかしまあご意見であるならばよく検討をいたしてみましよう。こういうことでその後いろいろ検討いたしておるのでありますけれども、今日の地方財政の状態を見て、これ以上なお税金を下げてその面に協力をするという余地はなかなか見当りそうにないので、話はそれなりになつております。おそらくこの問題はそういう形においては解決は至難なのではなかろうか、実はそういうよ……

第19回国会 地方行政委員会 第79号(1954/10/05、26期、自由党)【政府役職】

○塚田国務大臣 私の所管の問題でもありませんし、従つて、今までにこの問題について特に研究をしてみた、調査をしてみたということもありませんので、何とも責任のあるお答えは申し上げかねるわけでありますが、本日両市長のいろいろな供述を伺つておつて、またただいま北山委員のお尋ねを受けて私の感じを率直に申し上げまするならば、今日の状態でまだこれだけの人たちが要治療者として残つておられる、しかもその治療も、相当まだ時間的にもひまがいるであろうし、金もかかるであろうということが考えられますならば、やはり御指摘のように、もう少し国としても何らかの措置をした方がいいのではないかという感じは確かにあるわけであります……

第19回国会 地方行政委員会 第81号(1954/10/07、26期、自由党)【政府役職】

○塚田国務大臣 最終的な数字を申し上げる段階まで行かないで、まことに恐縮しておるのでありますが、ただいまのところでは、私の方の調べと警察庁の調べと大蔵省の調べとが三つとも出そろいまして、相互の比較検討をしておるわけであります。いろいろな数字を私も聞いておりますが、生のままの数字で出せば七十億くらいになるかもしれないというような数字も、確かに承知しておるのであります。しかもまたその中からいろいろ考慮すべき数字がありまして、それらを差引けば、最終的にはやはり私どもが当初考えておつたように、四十億程度ではないのだろうかというようなことも聞いておるのでありまして、数字の決定という問題につきましては今申……

第19回国会 地方行政委員会 第83号(1954/10/21、26期、自由党)【政府役職】

○塚田国務大臣 お尋ねの問題につきましては、自治庁といたしましても、実は非常に関心を持つておりますと同時に、こういう事態が各地に頻発することに対して、非常な憂慮をいたしておるわけであのます。地方行政の通常がこのためにうまく行かないということになることでありまするから、これは大問題であると考えておる。先般来起りました個々の問題につきましては、それぞれ検討をいたしております。それからまたそれぞれの立場からいろいろなお尋ねがあることに対しては、その尋ねられた現実の状態が、尋ねられた人の主張されるような状態であるならば、そういう解釈であるとか、もしくはその解釈は誤りであるというような意味の回答はいたし……

第19回国会 電気通信委員会 第2号(1954/02/11、26期、自由党)【政府役職】

○塚田国務大臣 それでは私から所管事項につきまして概略御説明申し上げます。去る十一月に開かれました本委員会におきまして、一応業務につきまして御報告申し上げましたので、本日は、その後において生じました当面の問題につきまして御説明申し上げたいと存じます。  まず昭和二十九年度日本電信電話公社の予算について申し上げますと、同公社の予算は、損益、建設、資本、貯蔵品割掛及び工作の五勘定にわかれており、その総計におきまして、収入支出とも二千二百五十八億一千九百余万円でありますが、このうち、勘定間の振替によつて重複する金額九百三十億八千五百余万円を控除いたしますと、収入支出予算の純計額は、いずれも一千三百二……

第19回国会 電気通信委員会 第3号(1954/02/12、26期、自由党)【政府役職】

○塚田国務大臣 二十八年度の分は、先般の補正予算の機会に、結局政府資金によらずに、いろいろと部内の企業努力その他によりまして、一応当初の計画というものを遂行できるということにいたしたわけであります。問題は二十九年度が二割五分値上げを考え、それが二割におちついたときにどうなるかということが非常に問題点であつたのでありまして、二十九年度の分としましては、相当多額の政府資金もしくは公募のわくというものをもらつて、六百十億程度の施設ができるようにということを考えておつたのでありますけれども、政府のいろいろなその後の変化した情勢、それから考え方の変化による緊縮財政方式というものに調和を合わせるために十分……

第19回国会 電気通信委員会 第4号(1954/02/13、26期、自由党)【政府役職】

○塚田国務大臣 今度の放送料金の引上げというものを放送協会側が考えますときに、その背後にある最も大きな引上げを必要とする要因は、従事員のベースの引上げであるということでありましたので、先般来私も幾たびかこの問題について検討、熟慮しておつたのであります。現行べースが公務員や公社に比べて低いということはないと思うのでありますけれども、ただこの事業の特殊な業態というものを考えますと、もう少し他に比較を考えて行かなければならない問題があるのではないか、こういう感じを実は抱いておつたのであります。放送協会の従事員諸君のペースは、やはり一つには民間放送、一つには新聞関係の従事員の給与状態、それとあわせて公……

第19回国会 電気通信委員会 第7号(1954/02/26、26期、自由党)【政府役職】

○塚田国務大臣 昭和二十八年度の建設計画が当初二割五分値上げの際に、二割にそれが引下る場合に出て来る二十五億の繰入れの減額をどういうふうに見るかということで、いろいろな方法を講じてやつてみました。しかしどうしても行かないときには、二十五億を新しく補正予算でもつて政府資金なり公募債なりでもつてまかなうというようにお答え申し上げたことは、御指摘の通りなのでありますが、その後いろいろ研究をいたしました結果、この問題は一応部内におきまして資産充当といつた措置によりまして何とかこれが措置できる。そうして二十八年度の当初の建設計画がやつて行ける、こういうような考え方で一応処理をいたしておりますので、今のと……

第19回国会 電気通信委員会 第10号(1954/03/16、26期、自由党)【政府役職】

○塚田国務大臣 お尋ねの点につきましては、もし四十四条第三項の規定に違反した放送が行われておるということであれば、郵政大臣としては注意をして、それを是正していただくという権限を持つておる、こういうふうに考えます。
【次の発言】 一般的な根拠は、郵政大臣が放送法の規律に関する権限を持つておるところからスタートするわけですが、しかしその権限に基いて第四十四条の規定に違反をしておると考えられます場合には、これを是正してほしいという程度の注意ができるわけであつて、しかし具体的にどれをどうするというようなことは、三条の規定においてはつきり根拠を置いた場合でなければ、そこまではいけない、こういうふうな解釈……

第19回国会 電気通信委員会 第12号(1954/03/18、26期、自由党)【政府役職】

○塚田国務大臣 それでは私から電波行政について現下の問題点及び今後の方針について申し述べたいと思いますが、その前に、まず電波の利用及び電波行政の発展の経過を概観し、それが今日いかなる重要性を持つに至つているかに思いをいたしてみたいと思うのであります。  御承知のように電波が人類の用に供せられるようになつたのは、八九五年(明治二十八年)のことでありますが、その後僅々半世紀の間に電波の利用は真に驚くべき発展を示したのであります。すなわち電波は、従来のように船舶通信、公衆通信のみに利用せられているばかりでなく、今日においては、警察、防衛、海上保安、航空、気象、水防等の国家事務のためを初めとし、地方行……

第19回国会 電気通信委員会 第16号(1954/03/23、26期、自由党)【政府役職】

○塚田国務大臣 経営の合理化というような問題は、NHKの今までに特に個々に不満足な点があるという考え方では必ずしもございませんけれども、一般にこういう企業形態というものは、とかく放漫に流れがちなものでありますからして常時そういう考え方で努力していただかなければならぬ。ことに今度のような場合に、どうしても経営内容が今までの状態では持たないということで料金値上げということになり、国民に負担が一層加重してかかるというような場合には、当然の考え方として内部をできろだけ合理化して、そしてその上で、なるほど足りないという御納得を得た上で、料金の値上げということでなければならないと考えますので、今度の料金値……

第19回国会 電気通信委員会 第22号(1954/05/10、26期、自由党)【政府役職】

○塚田国務大臣 御指摘のように自衛隊法には公衆電気通信設備というものをどういうぐあいに概念するかという定義はないのでありますけれども、これは私どもといたしましては、公衆電気通信法に第二条の第四号に規定をいたしておりまする公衆電気通信設備というものは「もつぱら公衆電気通信役務を提供するための電気通信設備」である、こういうように考えておるわけであります。実質的には電信電話公社とそれから国際電信電話株式会社が保持しております公衆電気通信のために使われておる設備と、こういうように考えておるわけであります。
【次の発言】 一般には無線局、それから放送局はもちろん入らないのでありますが、ただ無線局のうちで……

第19回国会 電気通信委員会 第27号(1954/10/08、26期、自由党)【政府役職】

○塚田国務大臣 御指摘の問題につきましては、先般当委員会におきましていろいろお取上げになり、当時私もいろいろお答えを申し上げたわけであります。その後私といたしましては、当委員会の皆さん方の意向、それから電波法、放送法、それらの法の考え方、それからさらに日本の通信政策としてこういうものがどうあるべきかというしこともよく考えまして、おそらく適当でないというようにいろいろと回答いたしておつたわけであります。従つて、その計画は途中においてとりやめになつて、私も一応頭からその問題は抜いておつたのでありますが、きわめて最近、と申しましてももう二箇月ぐらいになりますが、二箇月ぐらい前ごろから、全然別の計画と……

第19回国会 電気通信委員会 第30号(1954/11/27、26期、自由党)【政府役職】

○塚田国務大臣 お尋ねの趣旨はまことにごもつともでありますので、政府としましても三十年度の予算におきま して予算要求を通して、今までは海外向けの放送は十二方向、十二時間ということにいたしてありましたのを、来年度は十四方向、二十三時間に時間を延長する計画になつております。なおよく聞えないという御意見がありますので、来年度の予算によりまして五十キロを百キロに増力するという措置も、あわせて考慮いたしておるわけであります。このように五十キロを百キロに増力することと、ただいま申し上げましたように放送の方向を二方向ふやす、それから放送時間を今申し上げるように従来十二時間であつたものを二十三時間に延ばすこと……

第19回国会 内閣委員会 第1号(1953/12/11、26期、自由党)【政府役職】

○塚田国務大臣 駐留軍の住宅がどのようになつておるかというお尋ねは、機構改革とどういうように関連してお尋ねになつておるのか、機構改革の面では全然まだ私どもの審議の問題点に入つて来ておらぬと思います。
【次の発言】 お尋ねは、おそらく行政管理庁の仕事のうちの一つの行政監察の面をおさしになつておると思うのでありますが、そういう面におきましては、私は終戦のあと始末になつております今の調達庁の所管しております仕事などにつきましても、大分問題点が残つておると思います。ただ何にいたしましても千七百人の全機構でもつて、御承知のようにことしは公共事業、ことに西日本を中心とした災害と、それから国鉄の外郭団体とい……

第19回国会 内閣委員会 第5号(1953/12/25、26期、自由党)【政府役職】

○塚田国務大臣 機構改革の人員整理の部分でございますが、先般も当委員会でちよつとお答え申し上げたと思うのでありますけれども、実は遅れ遅れになりまして、本日ようやく各省に内示をするという段階に運んで参つたわけであります。私自身で各省にお越し願つて御説明申し上げて渡したいと思つておつたのでありますけれども、仕事の都合で私ができませんので、事務当局から各省の事務当局にお渡しするというようになつたわけであります。そんなぐあいでありまして、まだほんの政府部内の非公式な数字でありますので、こういう席で申し上げる程度の段階に至つておらないのでありますが、ただ新聞にいろいろと伝えられておるものがあります。また……

第19回国会 内閣委員会 第6号(1954/02/24、26期、自由党)【政府役職】

○塚田国務大臣 機構改革につきましては先般一度中間に御報告申し上げまして、その後特に御報告申し上げるような進展を見ておらぬのでありますが、人員整理の部分はもうすでに法案を着々準備中でありまして、近く本委員会に御提出申し上げて御審議願える段取りになつておりますが、機構の部分につきましては相当大きな部分がみな未解決でまだ残つておりまして、現在大体具体的に進行いたしておりますのは人事院の改組の部分、それから競馬機構の民間移譲の部分、それから世論調査所の廃止の部分、それらの部分でありまして、非常に問題になつておます学術会議の問題に、大体の考え方は先般来の本会議その他しばしば申し上げておるように、民間に……

第19回国会 内閣委員会 第9号(1954/03/16、26期、自由党)【政府役職】

○塚田国務大臣 ただいま議題となりました行政機関職員定員法の一部を改正する法律案の提案理由について御説明いたします。  御承知のように、戦時から戦後に引続き複雑厖大となつて参りました行政を簡素化し、わが国情にふさわしい行政体制を樹立することは、政府が常に意を用いて参つたところでありまして、すでに数回にわたり行政整理を断行して、参つたのでありますが、なお現下の急務である自立経済を達成いたしますためには、できる限り行政費の節約を行うとともに、行政機構を合理化し、行政事務を簡素化し、かつ事務能率の向上をはかることが必要でありますので、昨年来内閣に臨時行政改革本部を設け鋭意これにつき検討を加えて参つた……

第19回国会 内閣委員会 第12号(1954/03/20、26期、自由党)【政府役職】

○塚田国務大臣 一言に行政改革もしくは行政整理ということを申しますか、結局この行政整理もしくは行政改早には、二つの面があると私は考えておるわけであります。一つは、機構をなるべく簡素強力なものにするという考え方、もう一つは、人員をなるべく少くするという考え方であります。もちろんこの二つは完全に別のものではないのでありまして、機構を簡素にするということのねらいには、定員を減らすというねらいもまたあるわけでありますが、しかし定員をなるべく少くするという考え方は、機構を簡素にするという面からだけでなくて、その他のいろいろな面からもやつて参るわけであります。いろいろ検討いたしました結果、定員の整理、縮減……

第19回国会 内閣委員会 第13号(1954/03/22、26期、自由党)【政府役職】

○塚田国務大臣 実は今度の行政整理の機会に一番重点を置いてやらなければならないということを考えましたのは、機構の面では国の出先機関を整理するということと、それから本省機構の面では御指摘の共管事務を整理するということが重点であつたわけであります。これは私がしばしば出先機関を整理するのは縦に重複を整理する、それから横に共管を整理するという言葉で申し上げたのであります。ところがいろいろ検討してみますと、縦のこの共管事務を整理するという考え方、つまり国の出先機関をなるべく整理して行くという考え方は、自治団体の機構のあり方とどうも密接に関連があるという考え方で問題が非常に重大になるように考えられますので……

第19回国会 内閣委員会 第17号(1954/03/30、26期、自由党)【政府役職】

○塚田国務大臣 お尋ねの第一点の機構改革を今後どのようにするかということでありますが、これは当初構想いたしましたように、中央及び地方の機構が、全面的にまだ未解決に残つておりまして、中央におきましては、省それから部局の統合、これを総合的にぜひとも考えたい。それから国の出先機関につきましては、地方自治団体の機構のあり方とあわせて、これも検討して、従つて中央地方を通じて国及び地方の機構全般にわたつて、根本的な改革を今後慎重検討の上、ぜひ実現したいと考えております。  御指摘の第二の点、待命の制度でありますが、御指摘のように本年度限りということになつておるのでありますが、私どもも明らかに法の上で年次計……

第19回国会 農林委員会 第7号(1954/02/04、26期、自由党)【政府役職】

○塚田国務大臣 町村合併をやります基本の考え方は三条に示してある通りであり、そうしてさらに主観的には、当該関係町村の考え方がどうなつておるかということを一応頭に置いて考えているわけであります。従つて、当該関係町村が、この第三条の考え方にのつとつてぜひ統合合併をしたいという考えであつて、それが県境にまたがつて、県同士の話合いがつかないというときには、第十一条の二によりまして、内閣総理大臣がその間の意見調整をして、まとめられるものはまとめて行くという考え方に考えているわけであります。
【次の発言】 これは先ほども申し上げましたように、やはり一番基本に考えてやらなければならないのは当該関係町村の立場……

第19回国会 農林委員会 第11号(1954/02/12、26期、自由党)【政府役職】

○塚田国務大臣 お尋ねの全部を伺つておらなかつたので、あるいはお答え申し上げる点がピントをはずれておるかもしれませんが、先般当委員会におきましていろいろと御質問を受けまして、私も実は相当考えなければならない面があるという感じは、確かに持つておるのであります。しかしそうであるからといつて、現在考えております町村合併の構想というものをどうこうするということは、本質的にはとうてい考えられないことであると思つております。ただ構想の上に出て参つておりますいろいろな欠陥、好ましくない方向というようなものは、それが認められる限りにおいては、法の運営の上で是正をして参りたいという考え方を今いたしておるわけであ……

第19回国会 法務委員会 第7号(1954/02/17、26期、自由党)【政府役職】

○塚田国務大臣 政府委員が参りませんと何なんでありますが、昨日そんなようなお尋ねがあるのじやないかということで一応確めましたところでは、いまだかつてそういう例がない、こういうことでございます。
【次の発言】 御想像の通り、そういう事例もないそうであります。
【次の発言】 一応届出を受けておるものについては、真実が記載されておるものと考えておるわけであります。
【次の発言】 御指摘の政治資金規正法第二十二条に引用しております公職選挙法の第百九十九条の特定人の寄付の禁止は、一つは選挙に関してということであり、いま一つは請負契約その他の特定の利益を与える契約関係があるかどうかという二つの点に問題があ……

第19回国会 法務委員会 第8号(1954/02/18、26期、自由党)【政府役職】

○塚田国務大臣 昨日その点に関しまして古屋委員からのお尋ねに私がお答えいたしました点は若干違つておりますので、この機会にこれを訂正させていただきたいと思います。ただいま法制局長官から申し上げました通り、政府のこの条項の解釈はその通りであると自分もよく説明を聞いて了解をいたしました。政府といたしましては少くともこの法を行政府として公正に判断をする限り、こう解せざるを得ない、こういうような結論に到達しております。
【次の発言】 この点は今度の問題が起きまして、いろいろと問題になりましたので、今後よく検討いたしてみたいと思うのでありますが、元来これは議員立法でできておりますのでありまして、むしろ国会……

第19回国会 法務委員会 第9号(1954/02/19、26期、自由党)【政府役職】

○塚田国務大臣 実はこの寄付者の名義の表示が、今の御指摘の有志都市、地方、信託銀行団というのがあり、また昨日ちよつと申し上げました同じような表現で代表者の名前をそれにつけたものというようなものもあるわけであります。今までの扱いといたしましては、こういうものを一応その名義でもつて扱つて、それ以上詳しくは調査をしないという考え方でずつと取扱つて参つたのでありますけれども、今度この問題が出ましてから、実はやはりこういうものは少くともその内容を確かめておく必要があるというので調べておるのでありますが、その有志銀行がどういう銀行であるかという調査がまだできておりませんので、さつそく結果がわかり次第お答え……

第19回国会 郵政委員会 第3号(1953/12/24、26期、自由党)【政府役職】

○塚田国務大臣 実は政府の案というお尋ねでありますけれども、政府の案はまだ最終的な決定を見ておりません。機構改革は行政管理庁が一応所管の仕事でありますが、内閣におきまして、問題が重大でありますので、臨時行政改革本部を設けて、そこで作業等をするということになつておりますので、そこのところで一応作業をいたしまして、考えたものがあるわけであります。これをさらに各省の意向を聞きまして、いろいろと最終的な決定を見るということになつておるのでありますが、まだ各省そのほかからいろいろな意見を伺う段階が終末に至つておりませんので、最終的な決定を見ておらぬわけでありますが、大体今日の段階で、今申し上げるように、……

第19回国会 郵政委員会 第4号(1954/02/04、26期、自由党)【政府役職】

○塚田国務大臣 それでは私から所管事項につきまして概略御説明申し上げます。去る十一月に開かれました本委員会におきまして、一応業務につきまして御報告申し上げましたので、本日はその後において生じました当面の問題につきまして御説明申し上げたいと存じます。  まず郵便事業の運行状況につきましては、その後もおおむね順調な歩みをたどつておりまして、特にお年玉つき年賀はがきの売れ行きにつきましては、昨年十一月十五日から四億枚発売いたしたのでありますが、非常な好評を得まして、ほとんど昨年内に売切れになつたのであります。  なお、このほかに四円のはがきを一億枚発売いたしたのでありますが、この方の売れ行きもおおむ……

第19回国会 郵政委員会 第5号(1954/02/06、26期、自由党)【政府役職】

○塚田国務大臣 今度の予算は郵政省関係は一般会計も特別会計も、もちろん国の緊縮財政というものに歩調を合せて編成いたしたことは御指摘の通りでありますけれども、そのことがいろいろな、昨年来郵政省関係において問題になつておつた給与関係に支障を起しておらないかというお尋ねを承つたわけでありますけれども、もちろん体系の是正、それからベースの引上げ、そういうことにより当然二十九年度平年度化されて必要な財源というものには、何ら支障を起すようなことにはなつておりません。  それから公労法適用職員と非適用職員との間のアンバランスの是正ということも、原則としてはこれは大体関係各省部局の意見がまとまりまして、これを……

第19回国会 郵政委員会 第9号(1954/02/25、26期、自由党)【政府役職】

○塚田国務大臣 ただいま議題となりました郵便切手類売さばき所及び印紙売さばき所に関する法律の一部を改正する法律案、郵便振替貯金法の一部を改正する法律案及び郵便為替法の一部を改正する法律案につきまして、提案理由を御説明申し上げます。  第一に、郵便切手類売さばき所及び印紙売さばき所に関する法律の一部を改正する法律案について御説明申し上げます。  この法律案は、郵便切手類及び印紙の売りさばき人に支払う売りさばき手数料の料率を改訂しますとともに、従来規定上明確でなかつた二、三の事項を明定して規定を整備いたそうとするものあります。その改正の要点について御説明申し上げますと、まず売りさばき手数料率の改正……

第19回国会 郵政委員会 第10号(1954/03/05、26期、自由党)【政府役職】

○塚田国務大臣 御指摘の点は私もごもつともだと思います。実は料金を何か考えなければならないのではないかと思つて、今御審議願つております振替料金と、もう一つまだあとに、私の所管ではこれは電通委員会の方でおそらく御審議願うようになると思うのでありますけれども、放送料金の値上げがどうであろうかという問題が残つております。どちらの場合にも考え方は共通なんでありまして、個々の問題として考えたときに妥当であるかどうかということと、それをさらに政府の今年の緊縮財政を中心にした一連の財政金融政策との総合的な判断において、妥当であるかどうかということを非常に考えるわけであります。御審議願つております振替の場合に……

第19回国会 郵政委員会 第11号(1954/03/09、26期、自由党)【政府役職】

○塚田国務大臣 ただいま議題となりました簡易生命保険法の一部を改正する法律案について、提案理由を御説明申し上げます。  簡易保険の保険金最高額は、現在八万円に制限されているのでありますが、最近の経済事情の推移にかんがみ、この金額では制度本来の機能を十分に発揮することができない実情にあるのであります。  もともと簡易保険の保険金最高額は、本事業創始以来、勤労者階級の老後における生活安定、あるいは医療費、葬祭費及び被保険者の死亡後における遺族の生活保障に必要な額を基準として定められて来たものであります。従いまして今日における医療費、葬祭費、遺族生活費並びに物価指数等にかんがみまして、これを相当程度……

第19回国会 郵政委員会 第12号(1954/03/11、26期、自由党)【政府役職】

○塚田国務大臣 非常に大事な法案をきわめて短時日に御審議を終了していただきまして、まことにありがとうございました。なお附帯決議の条項を伺いましたので、今後とも御趣旨に沿うて鋭意努力いたしたいと存じます。

第19回国会 郵政委員会 第17号(1954/03/26、26期、自由党)【政府役職】

○塚田国務大臣 無理であるか、無理でないかということでありますが、おそらく今度の定員整理では、郵政だけでなしに、各省とも無理という考え方で行けば全部無理であると思うのであります。しかしその無理をもなおかつ忍んで、お互いに能率を上げてまかなつて行かなければならないという情勢であるという考え方から、行政整理をいたしたのでありまして、私としましては、この整理された人員をもつて、協力一致して十分郵政業務が円満に遂行できるように努力して行きたい、こういう考えでおるわけでございます。
【次の発言】 私はしさいにそういう点、承知しておらぬのでありますが、おそらく何かのいろいろな事務の都合で、そういうものもた……

第19回国会 郵政委員会 第19号(1954/04/03、26期、自由党)【政府役職】

○塚田国務大臣 実は私も前に土建業に勤務をしておつたことがあるのでありますので、よくこういう爆発物を使うので事情はよく承知しておるのでありまして、今法律にも、取扱いにも、取締りにも、みな欠陥があると言われましたことはその通りだと思うのですが、そうしてまた何らか法律措置を考えなければならぬと私は思うのでありますけれども、ただあまり法律なり取締りを厳重にやりますと、今度使う者が非常に不便になるというようなことになつてしまうので、一応私は現在の制度の上でもその大きな欠陥があるとは思つておらぬのでありまして、それぞれの者が注意をするということ以外には方法がないのではないか、これ以上いろいろな方法を講じ……

第19回国会 郵政委員会 第22号(1954/05/06、26期、自由党)【政府役職】

○塚田国務大臣 大体法律としてはこだけでいいわけなのでございますが、ただ為替管理法に基いて大蔵省が行つております告示をかえるとか、ままた実際的には告示で制限しております部分を削除してもらうことによつて、現実の支払いができることになつておるそうであります。なお詳細は政府委員からお答え申し上げます。
【次の発言】 これは御指摘の通り、私もいろいろ問題点がたくさんあると思つているのであります。全額払いもどしをいたしましても、貨幣価値の下落というものがあるのでありますから、実質的に大きな減価を受けているわけでありまして、それをさらに一部分切るということになつているわけでありますから、当時お預けいただき……

第19回国会 郵政委員会 第29号(1954/09/04、26期、自由党)【政府役職】

○塚田国務大臣 この問題は先般どこか別の委員会でもお尋ねをいただきましたのでありますが、政府としての方針は、副総理からいろいろの機会にお答え申し上げておる通りでありまして、それ以外に閣僚の一人といたしまして別のお答えを申し上げるあれもございませんし、個人の考えというようなことはひとつ御容赦をいただきたいと思います。
【次の発言】 今郵政の所管、自治庁の所管、ことに自治庁の所管においては警察費などの問題がありますので、何がしかは予算に対しまして措置がいるかというように考えられる面もあるのでありますが、まだ具体的にどの程度の措置をするかということも調査中でありますので、時期の点におきましてそんなに……

第19回国会 郵政委員会 第31号(1954/10/22、26期、自由党)【政府役職】

○塚田国務大臣 基本の考え方としてはまつたく同感でありまして、よく働いてもらつた者に、それに応じた報いをするという考え方で行かなければ、なかなか業績が上らないと思うのです。ただことし予定よりも非常に貯金が伸びておりますことは、佐藤さんのおつしやる通りでありますが、しかし今までの制度でも特に努力をしなければ伸びない、また努力をすれば伸びるという形のものは、それぞれにこの努力に報いるように予算措置をしまして、そうしてそれが集まつた場合には、それに応じたきまつた手当を支給して、今日の状態が出て参つておるわけであります。ただ私が考えますことは、実は今後もう少し積極的に努力をしたい、またそうすることが今……

第19回国会 郵政委員会 第34号(1954/11/26、26期、自由党)【政府役職】

○塚田国務大臣 この調停案を受諾するかしないかということは、先ほど人事部長からお答え申し上げたように、まだ最終的な結論を出しておらぬわけであります。しかし私はこの調停案の主文に盛られてある三項目は、抽象的にこれを見ます限り、こういうところがあるならば御指摘のように直すのがあたりまえであるという考え方を持つておるのでありまして、これが抽象的に見られる限りは別に一つも異論はないのでありますが、ただ実際にそれではどこにどういう不合理があり、それをどの程度に直して行くか、またどこにどういう不均衡があり、それをどういうぐあいに直して行くかにつきましては、これは予算の総額、経営費の総額に響いて来ますし、ひ……

第19回国会 予算委員会 第2号(1954/02/02、26期、自由党)【政府役職】

○塚田国務大臣 機構改革の方は、まだ全体的に結論に到達しておりませんが、確かに御指摘のような問題点があるということで検討いたしております。なお今後検討して結論を得たいと存じます。

第19回国会 予算委員会 第4号(1954/02/04、26期、自由党)【政府役職】

○塚田国務大臣 ことしの地方財政計画を編成いたしますときには、もちろん国の財政が緊縮をするということと軌を一にしてやらなければならないというのが、私が考えた基本の考え方であります。ただ地方制度調査会の答申などもありますので、今までの地方財政計画の中で、是正をしなければならないという面が相当あるわけであります。と申しますことは、若干今までの地方財政計画に無理をしておつた面がある。そこで無理をしておつた面は是正をする。そうして是正をして、一応無理のない財政規模というものを考えた上で、地方財政と国の財政を同じ考え方で緊縮をして行く、こういうふうにいたしたのであります。大体二十八年の当初予算を基礎にい……

第19回国会 予算委員会 第7号(1954/02/08、26期、自由党)【政府役職】

○塚田国務大臣 いろいろお話を伺つておりますと、実は私が今度行政整理を自分で手がけてみまして感じたことと、考え方がほとんど一致しているように伺つたのであります。実は私は今度の行政整理を、国の出先機関が非常に多いものでありますから、なるべくこれを整理する、その裏には、国の仕事をなるべく地方にやつていただく、こういう考え方でスタートいたしたのでありますけれども、結局においてはなかなかできないし、また途中から、やはりそれではいけないという感じにもどりまして、国の機構の整理の場合には、御指摘のように、国の出先機関は最小限度残すものは残す、しかし残した場合には、国の中央の権限を最大限度地方へ委譲するとい……

第19回国会 予算委員会 第10号(1954/02/11、26期、自由党)【政府役職】

○塚田国務大臣 これはまつたく御指摘の通りになつておりますので、今時の機構改革の考え方からすれば、まつ先に取上げられてしかるべき性質のものであると私ども考えております。従つて行革本部といたしましても、審議の初期にこれを相当真剣に取上げたわけであります。ことにこの問題につきましては、民間団体、ことに経団連からも具体案、こういうぐあいに直したらどうかという意見を具した意見書などもちようだいをしておるのでありまして、真剣に検討してみたのでありますが、御指摘のように、あまりに問題が広汎多岐にわたつておるので、急速な結論が出ないで今日に至つておるのであります。大体今のところ社会保険の状態をじつと見てみま……

第19回国会 予算委員会 第18号(1954/02/23、26期、自由党)【政府役職】

○塚田国務大臣 今回の行政整理におきましては、小林委員から御指摘になりました通り、ただ人間を減らすということは避けて、事務を整理する、事務の処理方式を合理化する一この辺がおそらく御指摘になつたシンプリフアイという考え方に合つておると思うのであります、それにプラス執務を能率化するという三本の考え方を中心にいたしまして整理を考えたわけであります。ただ事務を整理し、事務の処理方式を合理化する、また執務を能率化するといいましても、それではそれからどれだけ一体整理する人員が出て来るかということは、なかなか予算の編成の技術の上からいたしましてもつながらないのでありまして、やはり最終的に整理人員を定めます場……

第20回国会 地方行政委員会 第1号(1954/12/02、26期、自由党)【政府役職】

○塚田国務大臣 ただいま御上程になりました昭和二十九年度の地方交付税の総額等の特例に関する法律案に関する提案の理由及びその内容の概要について簡単に御説明申し上げます。  御承知の通り昭和二十九年度分の地方交付税につきましては、その総額を所得税及び法人税の百分の十九・六六並びに酒税の百分の二十とし、本年度予算において千二百十六億円を計上いたしていたのでありますが、その後においてその総額の算出の基礎となつた地方財政計画における警察制度改正に伴う道府県分警察費所要額の算定につきまして、過不足の疑いが生じて参りましたので、制度改正後の道府県警察の実態について、大蔵省、警察庁及び自治庁の三者において共同……

第20回国会 地方行政委員会 第2号(1954/12/03、26期、自由党)【政府役職】

○塚田国務大臣 ただいまお手元に配付いたしました昭和二十九年度修正地方財政計画について簡単に御説明申し上げます。  本年度の地方財政計画におきましては、その規模を当初九千六百七十八億三千八百万円と定めたのでありますが、その後において、都道府県警察費の是正、本年発生災害復旧事業費の増加等、当初地方財政計画の策定後に生じて参りました事情の変更により、これが修正を行う必要が生じて参つたのであります。修正のおもなる要因は、これを大別すれば、都府県警察費の是正、本年発生災害に対する措置及び生活保護費の増加等その他の国の補正予算に伴う修正の三つでありますが、修正を行うに際しましては、地方交付税制度の本旨に……

第20回国会 地方行政委員会 第4号(1954/12/06、26期、自由党)【政府役職】

○塚田国務大臣 奄美群島復帰に伴うこれの復興ということに対しましての基本的の考え方は、ただいま委員長からるるお述べいただいたとまつたく政府も同じ考え方をいたしておるのであります。ぜひとも一日も早く長い間御苦難の道を歩まれた群島の方々が立ち上りますようにということを、衷心から念願をし、また政府といたしましても最大限にそのようなことが実現できる措置をいたしておるつもりであります。考え方といたしましては、もちろん本院におきまして各派一致で御通過になりました措置法の精神にのつとつていたしておるわけであります。ただ実際の運営をいたします方法は、今の中央地方を通じてのいろいろな行政機構のあり方というような……

第20回国会 予算委員会 第2号(1954/12/03、26期、自由党)【政府役職】

○塚田国務大臣 簡単に要点だけお答え申し上げます。  需要の増加の面を見て参りますと、第一に道府県警察費が不足をいたしておりますのが五十六億二千四百万円、それから道路整備五箇年計画に伴う措置が未措置になつておりますもの三十八億円、それから交付公債の利子支払い額の増加六億三千七百万円、それから国の補正予算に伴う生活保護費の増加額八十七億八千百万円、それから国の補正予算に伴う失業対策事業費の増加額が十四億三百万円、炭鉱労務者緊急対策にかかる鉱害復旧費増額分四億四千万円、それから災害復旧費の増額分十八億七千百万円、以上合計いたしまして二百二十五億五千六百万円支出の面の増加が必要と考えられるわけです。……


27期(1955/02/27〜)

第22回国会 逓信委員会 第7号(1955/03/31、27期、自由党)

○塚田委員 私は簡易生命保険及び郵便年金の積立金の運用範囲について、決議案を出したいと考えておるわけであります。最初に決議の案文を朗読いたします。    決議案   現在、簡易生命保険及び郵便年金の積立金の運用範囲は契約者貸付及び地方債に限られているが、政府はその範囲を拡大して、国及び予算について国会の議決を経、又は承認を得なければならない法人等にも融資する途を開くよう速かに適切なる措置を講ずべきである。   右決議する。  決議案の趣旨を申し上げます。簡易生命保険及び郵便年金の積立金の運用範囲は、現在契約者貸付及び地方債に限られていることは御承知の通りでありますが、本資金の性格にかんがみ、こ……


28期(1958/05/22〜)

第30回国会 大蔵委員会 第9号(1958/11/04、28期、自由民主党)

○塚田委員 まことに恐縮でありますが、二、三の点につきまして伺いたいと思います。私は実は外債発行はこの時期においては非常に疑問なのじゃないかという感じでおりますので、主として土屋参考人にお尋ねいたしたいのです。  外債を発行する、あるいは外資を導入するということ、そのこと自体は、ある国が、ある段階、ある時期において、適当であるし、大いにやらなければならない。しかし、それは、やはりその国、その時期というものを問題にしなくちゃならぬが、一般に外資導入に意義があるというときには、金が必要だということよりも、その金をもとにして外国から資材を入れなくちゃならない、私はこういう状態のときだと思います。従っ……

第30回国会 予算委員会 第3号(1958/10/30、28期、自由民主党)

○塚田委員 私はこのたび提出になっております予算に関連をいたしまして、外債問題につきまして若干お尋ねをいたしたいと思うのであります。ただ私は割当をいただいておる時間が二十分しかないそうであります。話の都合では三十分ぐらいまではよかろうというように伺っておるのでありまして、従って一つの問題でありますけれども非常に急がなければならない、こういうように感じておるわけです。そこでなるべく私は自分の意見を申し上げませずにお尋ねいたしたい。要点だけを申し上げて、そうして担当の大臣の御意見を伺いながら質問を進めて参りたい、こういうように考えます。  その前に簡単に、私はどういう気持でおるのかということを少し……


各種会議発言一覧

23期(1947/04/25〜)

第1回国会 財政及び金融委員会公聴会 第1号(1947/11/19、23期、日本自由党)【議会役職】

○塚田委員長代理 これより會議を開きます。  ただいま本委員會に付託され審査中の所得税法の一部を改正する等の法律案及び非戰災者特別税法案につきまして公聽會を開きます。御承知のごとく所得税法の一部を改正する等の法律案は、最近における財政需要の増大に對應し、收支の均衡をはかり、經濟諸情勢の推移に應じ、國民租税負擔の公正を期する等のため、所得税法等の一部を改正せんとするものでありまして、インフレ利得者等に對する重課、勤勞所得者等に對する負擔の輕減等々の問題が含まれ、また非戰災者特別税法案は、戰災者と非戰災者のと間における犠牲の不均衡を是正するとともに、臨時緊急な財政需要に應ずるため創設せられんとする……

第1回国会 財政及び金融委員会公聴会 第2号(1947/11/20、23期、日本自由党)

○塚田委員 ちよつとお尋ねいたしたいのですが、いろいろ示唆に富んだ御意見を聽かしていただき、まことにありがとうございました。財産税以後に家屋を買つた人間から税をとるという御意見であつたが、その場合、こういう問題をどうお考えになつておるか。たとえば金を借りて買つたというような者がおそらくあると思う。家をもたない人間が、家をもちたいという意欲は非常に熾烈なものでありますから、適當なものがあれば、そういうことをして、おそらく買つておる人もかなりあると思う。こういうものは何か特別に考えるということなのでありますか。その點……。
【次の発言】 ちよつとお尋ねいたしたいと思います。先ほど賃貸價格の基準をお……

第1回国会 財政及び金融委員会商業委員会連合審査会 第1号(1947/09/27、23期、日本自由党)

○塚田委員 もう時間も過ぎておりますので、次會の審議をいたします場合に、御提出願いたい資料を要求しておきたいと思います。ただいま手もとに貿易資金の九、十月の資金繰りというものをちようだいしておるのでありますけれども、どうも見ますところ、貿易資金の立場からするとこれはどんぶり勘定であつて、これだけの金が九、十月に出ていつてはいる金はこれだけしかない。これだけ足りないから五十億圓を殖やしてくれというふうに考えられるのであります。しかし私たちがこれを審議いたします場合にほんとうに知りたいのは、貿易資金の立場からみる損益なんでありまして、收支だけでは困るのでありますから、その邊の資料を何らか出していた……

第1回国会 財政及び金融委員会商業委員会連合審査会 第3号(1947/11/26、23期、日本自由党)

○塚田委員 本法律案については大體内容は了承したのでありますが、ただ私どもが非常に遺憾に存ずるのは、政府側の御説明によれば、今月中に企業再建整備計畫というものを出さなきやならぬ。それでこの法案の審議が非常に急ぐんだという御意見なのでありますけれども、どうしてこういうような重大な――内容は必ずしも重大とは思わないですが、こういう厖大な法案の改正が今まで行われずにおつたものかどうか、その邊のいきさつをひとつ御説明願いたい。
【次の発言】 御説明を了承いたしますが、いま一點お尋ねいたしたいのは、かりに本日この法案が衆議院の本委員會を通り、最近の機會に本會議を通つて、參議院へいつてこれが成立しました場……

第2回国会 財政及び金融委員会公聴会 第1号(1948/06/14、23期、民主自由党)

○塚田委員 ちよつとお尋ね申し上げたい。今タバコを耕作なさる方々が、今の賠償價格として平均反收どれくらいになつておりますか。
【次の発言】 ただいまおつしやる大体一万円という数字は、お賣りになつて得られる総收入でありますか。それとも経費を引かれた純收入でありますか。
【次の発言】 それに対して昨年の課税は反当どれくらいの認定をしてまいりましたか。
【次の発言】 もう一点お伺いしたいのは、先日政府委員からの説明を聽きますと、やみタバコは結局葉タバコを耕作しておられるところから一番よけい出てくる、こういうお話であつたのですが、そのように皆さん方がおつくりになつているところで、相当やみの葉をお賣りに……


24期(1949/01/23〜)

第7回国会 大蔵委員会公聴会 第1号(1950/03/02、24期、自由党)

○塚田委員 黒田公述人にお願いを申し上げたいのでありますが、私は今いろいろ御説明を伺つた数々の統計資料などについては、私どもしよつちゆう政府からもらつておりますものと、数字の食い違いがあるといたしましても、当委員会で税法を審議いたします上に、非常に貴重な御意見であるように考えておるのであります。願わくばひとつ当委員会のために、公述人がお持ちになつておるそういう資料をわけていただけるならば、私ども真剣にこれを検討調査いたしまして、そうして真理の存在する部分はこれを取入れて審議をやつて行きたい、こういうふうに考えますから、どうかその点お願いいたします。

第7回国会 地方行政委員会公聴会 第1号(1950/04/10、24期、自由党)

○塚田委員 ちよつとお尋ねいたしたいのでありますが、私どもも農業所得者の負担がどういうぐあいにかわつて来るかということには、非常な関心を持つておるのでありまして、ただいま中村公述人から、正確な数字をお持ちにならない、しかし政府の数字はあまり信用しないということをおつしやつたの七ありますが、私ども全面的に政府の数字を信用しておるわけじやないけれども、国税と地方税の全体の組立て方からすれば、私は農業者、農村の方は、やはり相当減税の効果が出ておると実は考えておるのです。それは例の扶養家族の範囲が広がつたのと、合算制の範囲が狭まつたのと、そういうぐあいで、ことに農業所得は政府の二十五年度の税收の予定か……

第7回国会 地方行政委員会公聴会 第2号(1950/04/11、24期、自由党)

○塚田委員 まことにうかつなお尋ねをするのでありますが、今までの実際の扱いで、取引高税は、官庁工事などではそれだけを皆さん方のお見積りの上に見ておいてくれたかどうか。
【次の発言】 そうすると今度附加価値税の場合におきましては、過般本委員会におきましての大蔵大臣の御答弁でも、一部分は当然附加価値の基礎の中に利潤も入つておるのでありますから、各企業体で吸收していただくべきものなんで、しかし一部分は減価の要素に当然入つていいものである。ちようどあいのこのような性質を持つたものだという答弁をしておる。そうすると当然官庁工事などで、少くとも何%かは吸收を見積りの上に考慮してもらえる部分があるのではない……

第7回国会 地方行政委員会公聴会 第3号(1950/04/12、24期、自由党)

○塚田委員 ちよつと村上公述人にお尋ねいたします。ただいまいろいろ御公述くだすつた数字の中で、軌道と軌道用地だけを別に考えたら、どれくらいの資産価格になるか、おわかりでございましようか。
【次の発言】 ちよつとお尋ねいたしたいのでありますが、生活協同組合の数は二千四百四十ばかりあるというお話でありましたが、大きなのはどれくらいの組合員数を持ち、またどれくらいの出資金を持つておつて、一年にどれくらい取扱金額があるか、伺いたい。
【次の発言】 その最も小さなものは、どれくらいのものから組合として成立つておるものか、伺いたい。
【次の発言】 次にお尋ねしたいのは、人件費が非常に大きな要素を占めるのだ……

第7回国会 地方行政委員会大蔵委員会水産委員会連合審査会 第1号(1950/04/08、24期、自由党)

○塚田委員 関連して……。附加価値の算出の方法が困難だろうということを御質問があるようでありますが、私もそうだろうと思うのであります。ことに今の地方税務機構の連中の今までの徴税の経験からしましたら、非常な困難をするだろうと思うのです。それでやり方としては、あまり芳ばしくないのでありますけれども、附加価値の標準比率というものを、業種別にでもひとつ一応の数字を出されて、そういうものをあらかじめ各府県に與えておいて、そうして徴税をするというような何か便法が、少くともなれるまでの間は必要なのじやないかと思うのですが、そういう点に対して何かお考えがあるかどうか。

第7回国会 地方行政委員会大蔵委員会文部委員会連合審査会 第1号(1950/04/29、24期、自由党)

○塚田委員 ただいまの問題に関連して、ちよつとお尋ねしておきたいのであります。この平衡交付金法の第三條の第四項に、国は交付金の交付にあたつては、この使途に制限をつけてはならないということをはつきり書いてあるのです。第三條の第四項の考え方と、標準義務教育費の確保に関する法律というものの考え方と、政府はどういうように調和をとれるとお考えになつておるのか、その点をはつきり聞かせていただきたい。

第12回国会 大蔵委員会海外同胞引揚に関する特別委員会連合審査会 第1号(1951/11/01、24期、自由党)

○塚田委員 ちよつと穂積参考人にお尋ね申し上げます。私どもは終戦後に外地においてできました日本人世話会というものがあつたことを承知し、また非常によくお世話願つたことも承知しておるのでありますけれども、こういうものがどういう法律的な立場において存在したものなのか、と申しますのは、一体こういう仕事をするのは、当然政府であつてしかるべきものを、政府がせずにこういうものができてお世話願つておつたというその間のいきさつ、それから次に世話会長として参考人が御折衝になつた外務省は、どういう機関のものと御折衝になつたのか、またもし当時の外務省の御交渉になつた相手方の地位や名前なども、御記憶であればお聞かせ願い……

第13回国会 予算委員会公聴会 第1号(1952/02/11、24期、自由党)【議会役職】

○塚田委員長 これより昭和二十七年度総予算について公聴会を開会いたします。  開会にあたりまして、御出席の公述人各位にごあいさを申し上げます。御多忙中のところ御出席をいただきまして、委員長としてあつく御礼申し上げます。  申し上げるまでもなく、目下本委員会において審査中の昭和二十七年度総予算案は、今期国会中における最も重要なる案件であります。よつて本委員会におきましては、広く各界各層の御意見を聞き、本案の審査に資せんとするものであります。各位の貴重なる御意見を承ることができますれば、本委員会の今後の審査に多大の参考になるものと期待いたす次第であります。各位におかれましてはその立場々々より、腹蔵……

第13回国会 予算委員会公聴会 第2号(1952/02/12、24期、自由党)【議会役職】

○塚田委員長 これより昨日に引続き公聴会を開会いたします。  昭和二十七年度総予算につきまして、公述人の御意見を伺います。まず帝国銀行社長、佐藤喜一郎君に御意見をお述べ願います。
【次の発言】 ただいまの公述人の御意見に対しまして、御質疑はございませんか。
【次の発言】 佐藤公述人からは、あと五分程度というお申出でありますから、簡潔に……。それでは風早君。
【次の発言】 なお質疑がおありのようでありますけれども、時間の関係もありますので、次に移ります。次は一橋大学学長、中労委会長中山伊知郎君より、御意見を伺うことといたします。
【次の発言】 ただいまの中山公述人の御意見につきまして質疑はござい……


25期(1952/10/01〜)

第15回国会 経済安定委員会通商産業委員会連合審査会 第1号(1952/12/19、25期、自由党)

○塚田委員 たいへんおそくなりまして、御迷惑と存じますが、私はわざわざお尋ねしたいために、本日この委員会に臨時に委員に任命をしていただいて出て来たのでありますし、問題を非常に重大だと考えておりますから、しばらく時間をちようだいしたいと思うのであります。ただ私は他の委員諸君の御質問の中で感じられますように、この問題のうしろに何かいろいろな暗いところがあるのじやないかというようなことは、私は承知もいたしておりませんし、そういうような考え方でお尋ねするつもりは、毛頭ないのであります。本日は午前から各参考人の御陳述及び各委員との間にかわされた質疑応答を聞いておりまして、この問題のおぼろげな状態というも……

第15回国会 予算委員会公聴会 第1号(1953/02/13、25期、自由党)

○塚田委員 土屋公述人にお尋ねいたしたいのでありますが、二十八年度予算に、経費節減の努力が足りなかつたということは、私もその通りじやなかつたかと思つております。ただ、節減したものをどういう具合に使うかということについて、若干疑点があるのであります。公述人の御意見では、そういう非生産的なものはなるべく減らして、そうして、生産的なものに持つて行くべきだというようにお述べであつたと思うのですが、経費を節減して、生産的なものに持つて行くか、減税に持つて行くかということを、実は私どもは今非常に悩んでおるわけです。今までの政府の大体の方針は、なるべく予算は縮めて減税に持つて行く、そうして資本蓄積は民間の手……

第15回国会 予算委員会第一分科会 第1号(1953/02/25、25期、自由党)【議会役職】

○塚田主査 これより第一分科会を開会いたします。  この際、一言ごあいさつ申し上げます。不肖私が本分科会の主査の職を勤めることになりましたので、何とぞよろしくお願いいたします。  第一分科会は、昭和二十八年度一般会計予算、同じく特別会計予算及び同じく政府関係機関予算の各案中、大蔵省所管並びに他の分科会の所管以外の事項の審査に当ることになつておりますので、まず昭和二十八年度一般会計予算、同じく特別会計予算、及び同じく政府関係機関予算中、大蔵省所管を議題といたします。これより政府委員よりの説明を求めます。
【次の発言】 動議は了承いたしました。説明を終りまして質疑に入る段階から……。愛知大蔵政務次……

第15回国会 予算委員会第一分科会 第2号(1953/02/26、25期、自由党)【議会役職】

○塚田主査 これより第一分科会を開会いたします。  本日は、昨日に引続きまして昭和二十八年度一般会計予算、同じく特別会計予算、同じく政府関係機関予算中、大蔵省所管を議題といたし、質疑を続行いたします。質疑の通告がありますから順次これを許します。西村榮一君。
【次の発言】 西村委員に申し上げますが、外務大臣は第三分科の所管なのでありますけれども、便宜こちらに出ていただいております。ところが第三分科で和田委員から、外務大臣の出席を要求しておるそうでありますから、早く外務大臣に対する質問をお願いします。
【次の発言】 西村委員に重ねて申し上げますが、第三分科からの配ねての申入れですから。……


26期(1953/04/19〜)

第16回国会 予算委員会第一分科会 第2号(1953/07/13、26期、自由党)【政府役職】

○塚田国務大臣 第一のお尋ねの点は、国会の委員会において、そういう計画が現に進んでおるやに私も承知しております。考え方といたしましては、私ももちろん反対ではないのでありまして、赤字が生じないように財政計画はしてあるのだが、過去何年間か赤字が生じておる現実というものは、否定するわけに行かない。赤字を生ずれば、当然短期債か何かで非常に無理な財政やりくりをやつておられると思うから、これは何とかいたしまして、無理のないように今後やつて行けるようにして差上げなければ、地方財政というものは現実に非常に悪い状態にぶつかりますから、これは考え方としては自分も賛成であります。ただ私としましては、時期をどうするか……

第16回国会 予算委員会第四分科会 第1号(1953/07/11、26期、自由党)【政府役職】

○塚田国務大臣 私から郵政省所管の二十八年度予算案と、これに付随する若干の問題につきまして御説明を申し上げ、御参考に供したいと存じます。  まず最初に郵政事業特別会計予算でありますが、この予算の総額は歳入歳出ともに九百四十七億二千二百余万円でありまして、その内訳といたしましては、郵便切手及び郵便はがき等の売りさばき収入並びに郵便為替、振替貯金の手数料等郵政固有業務の収入が三百三十九億二千四百余万円、郵便貯金及び簡易生命保険並びに電気通信業務等他会計よりの委託業務運営の諸経費の財源に充てるために、それぞれの会計から繰入れを受ける繰入金が四百六億三千七百余万円、広告収入及び病院収入等の雑収入が十六……

第16回国会 予算委員会第四分科会 第2号(1953/07/13、26期、自由党)【政府役職】

○塚田国務大臣 この問題は料金の問題よりも一層深刻かつ重大だと私は思つております。私は自分にも若干の経験があり、また聞いたこともたくさんあるわけであります。今そういうことがあると認識しておるか、ないと認識をしておるかということの問いは、まことに辛辣な御質問であつて、副総裁も答弁に窮しておつたように聞いておつたのですが、私は具体的にあるという感じは――もちろん証拠を持つておるわけではありませんからなんですけれども、あり得る基盤があるということだけはやはり否定はできないと私は思います。それはどういうことなのかと申しますと、要するに今三万五千円に六万円の公債で電話がかかる。しかし現実に売買すれば三十……

第17回国会 地方行政委員会法務委員会公職選挙法に関する調査特別委員会連合審査会 第1号(1953/11/03、26期、自由党)【政府役職】

○塚田国務大臣 ただいま議題となりました奄美群島の復帰に伴う法令の適用の暫定措置等に関する法律案について、その提案の理由を御説明いたします。  去る八月八日のダレス声明によりまして、待望の奄美群島の復帰が約束されましたことは、御承知の通りであります。復帰の時期は、まだ確定いたしませんが、目下アメリカ合衆国政府との間に交渉中でありますので、近く実現の運びに至るものと考えられるのであります。  同地域が復帰いたしました場合におきましては、法制の切りかえ、制度の改変等による混乱をなるべく回避し、円滑にその引継ぎを完了する必要があることは申すまでもないところであります。  従いまして同地域の復帰に伴い……

第17回国会 内閣委員会行政機構に関する小委員会 第2号(1953/11/24、26期、自由党)【政府役職】

○塚田国務大臣 それでは簡単に今日までのところを私から御報告申し上げたいと思います。  先般も一度大体の経過は申し上げたかと思いますが、その後ずつと作業が進捗して参りまして、ただいまのところでは、一応中央、地方を通じての機構面の検討を行革本部としては終つたという段階であります。もちろんまだ文部省など少し残つているものもありますが、大体終つているわけであります。法令の整理の方は、第一次検討を終りまして、今法制局で第二次検討を進めてもらつておりますので、まだその案は行革本部には提出される段階まで至つておらないのでありますが、これも法制局の内部の様子を聞いてみますと、もう近くその段階になるように聞い……

第17回国会 労働委員会人事委員会大蔵委員会農林委員会通商産業委員会運輸委員会郵政委員会電気通信委員会連合審査会 第1号(1953/11/06、26期、自由党)【政府役職】

○塚田国務大臣 去る十月二十七日に、公共企業体等仲裁委員会が、郵政職員の賃金改訂に関する紛争について下しました裁定を、国会に上程いたし、御審議をお願いすることとなりました事由につきまして、簡単に御説明申し上げます。  本年五月十二日に全逓信従業員組合は、郵政職員の基準賃金の改訂に関する要求を郵政省に対し提出し、両当事者間におきまして団体交渉を重ねましたが、郵政省はこれを拒否いたしましたので、調停段階に入り、七月二十五日に公共企業体等中央調停委員会は調停案を提示いたしました。これに対しまして組合は、八月十二日に受諾しかたい旨を回答いたしましたために、同委員会の調停が成立しなかつたので、公共企業体……

第19回国会 地方行政委員会建設委員会連合審査会 第1号(1954/03/15、26期、自由党)【政府役職】

○塚田国務大臣 御指摘のように、この四十八億に関する部分は、自治庁が当初の財政計画において、そのうち十億だけを考えておつたわけでありますけれども、今度この法案の提出に至りますまでのいろいろな折衝の過程におきまして、この十億を含めて、四十八億は全部ひもをつけて、本来の建設委員会がお考えになつておつたような目的に使用するもの、こういう考え方に直したわけでございます。
【次の発言】 その通りでありまして、十億と申しましたのは、その程度の額ならば、今度の特別措置、従つて四十八億をやりますと、この前も建設委員会においてお答え申し上げましたように、どうして最後にはいろいろ他の操作をしなければならぬ面がある……

第19回国会 地方行政委員会厚生委員会連合審査会 第1号(1954/05/18、26期、自由党)【政府役職】

○塚田国務大臣 市町村職員共済組合法案につきまして、提案の趣旨及び内容の概略を御説明申し上げます。  昭和二十六年二月から施行されました地方公務員法は、人事行政に関する根本基準の一つとして、地方公務員の福祉及び利益の保護を掲げているのでありますが、その第四十三条において、職員の公務によらない死亡、廃疾、負傷及び疾病並びに分娩及び災厄その他の事故並びにその被扶養者のこれらの事故に関する共済制度は、すみやかに実施されなければならないとし、第四十四条では、退職年金及び退職一時金の制度は、すみやかに実施されなければならないとし、さらに、これらの制度は、国及び他の地方公共団体との間に権衡を失しないように……

第19回国会 内閣委員会郵政委員会電気通信委員会連合審査会 第1号(1954/03/25、26期、自由党)【政府役職】

○塚田国務大臣 この全体の定員整理の数、それが各省に結局配分になつておるわけでありますが、どういうぐあいにして考え、かつ数字を出したかという経緯を申し上げるとお問いにお答えすることになると思うのでありますが、第一段には、今度の場合にはとにかくどこの省のどの部局にも整理なしという考え方はとらない、これが大原則、というのは、これは一応整理が困難であるということが考えられましても、それと同時に、国民の強い要請で官庁内部に冗員があるということであるから、とにかくどこでも一応自分のところにむだがないかという強い考え方で問題を考えてもらいたい、そこまで真剣に取組んで問題を各省は考えてもらいたいという気持が……

第19回国会 内閣委員会郵政委員会電気通信委員会連合審査会 第2号(1954/03/27、26期、自由党)【政府役職】

○塚田国務大臣 今こまかいところを承知しないのであります。電波監理局の者を呼びまして、お答え申し上げます。
【次の発言】 実際のところはそうこまかいところまで私としても一々承知しておらぬのであるが、ただこういうように指示をしておるわけであります。今度の整理で、もちろん相当困難を冒して整理しなければならぬが、しかし絶対にこれでは仕事ができなくなるというところまでは何もこれをせぬでもいいんだということを十分に言つて、事務当局にどれだけのものでもつて能率を上げてまかなえるかという判断をさせて出しておりますのが今度の数字でありまして、私も電波行政というもののあり方として今後ますます人もよけいいるだろう……

第19回国会 予算委員会第一分科会 第1号(1954/02/25、26期、自由党)【政府役職】

○塚田国務大臣 選挙の公明適正を期するためには、どうしても選挙民の啓蒙をしなければならない。しかも選挙民の啓蒙は選挙のときにやるだけでなく、常時啓蒙して行かなければならないという意味におきまして、来年たくさんの選挙を控えて、来年度の予算におきましてそれのための費用をぜひ組み入れたいという考え方は、御指摘の通りに、私どもも皆さん方の御趣旨によつてそのように努力いたしたわけであります。その結果大蔵省においてもその考え方に賛成をしていただきまして、全体といたしまして地方が支出し得る部分を一億円というように計上いたしたわけであります。ただその計上の仕方は、自治庁の予算に一億という計上をして、そうしてひ……

第19回国会 予算委員会第一分科会 第3号(1954/02/27、26期、自由党)【政府役職】

○塚田国務大臣 定員法の改正がなかなか早くまとまりませんで、私も非常に焦慮しておるのでありますが、ただ御承知のように、各省で大体どれくらい整理を予定してもらうかということは、先般廟議決定になつております。この資料も御要求があればもつと早く出し、また御要求がなくても出すべきであつたと思いますが、ただ定員法になりますまでは、各省が大体これくらいのところで整理をしてほしいという行革本部の基本の考え方に必ずしもよらないで、別にその総数の中でそれぞれの省庁内の操作をある程度認める、こういう閣議決定になつておりますので、その方の各省のそれぞれのまとまりが非常に遅れましたので、ずつと遅れておつて、よううやく……

第19回国会 予算委員会第四分科会 第1号(1954/02/25、26期、自由党)【政府役職】

○塚田国務大臣 それでは私から郵政省所管の二十九年度予算案とこれに附随する若干の問題につきまして御説明申し上げ、御参考に供したいと存じます。  まず、郵政事業特別会計の予算について見ますと、予算総額は、歳入・歳出ともに一千百五十二億七千百余万円となつております。  このうち、歳出予算について申し上げますと、郵便業務運営に必要な経費が三百億九千二百余万円、為替貯金業務運営に必要な経費が百五十九億三百余万円、保険年金業務運営に必要な経費が百四十九億六千七百余万円、日本電電公社からの委託によります特定郵便局の電気通信業務運営に必要な経費が九十二億五百余万円、恩給負担金等の経費を他の会計へ繰入れるため……


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ページ更新日:2024/11/17
データ入手日:2024/10/20

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