このページでは江崎真澄衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。江崎真澄衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。
※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。
○江崎(真)委員 今年度の予算、特に建設省の予算要求額は千五百八十二億の多額に上つておるということを承つておりまするが、現在の段階における折衝の現実面においては、二百八十四億というきわめて僅少なる額でしかありません。そこで私どもはこの成行基、前途をきわめて心配をいたしておるのでありまするが、ぜひひとつこの際総務局を初めとする各局、それぞれ折衝の現段階における大よそきまつた数字をもとにして、事務当局はそのきわめて少い金額をどういうふうにどういう部門に盛り込んでおるかという点につきまして、具体的に事務当局案――もちろんこれは案でありまするから、持つておられる案を至急お示しをいただきたいと思います。……
○江崎(真)委員 理事の追加選任につきましては、便宜上互選の手続を省略いたしまして、委員長において指名あらんことを望みます。
○江崎(真)委員 三十間堀の問題につきまして、先般依頼いろいろ各委員よりそれぞれの要求があるようでありまするが、私どももこの問題を直接見、聞きいたしまして、いかにも明瞭しごくな時節柄重大なる問題であるというふうに考える一人であります。当然こういう問題はその場の状況、あり方というものを参酌して大臣が許可を與える。これは一松大臣のときに許可を與えたものだそうでありますが、問題のあり方からながめまして、当然これは大阪にもあるいは名古屋にも、その他それぞれの大都市を中心として、都会に波及する前例になるというふうに私どもは考えるのであります。かかる重大なる問題を、当委員会に何ら諮らずしておやりになつたの……
○江崎(真)委員 今度水防法案を提案になりまして、すでに同僚各議員から、それぞれの角度から詳細の質問があつたのでありますが、私はこの水防法案を審議する一番の根本の問題として、地方の市町村に責任が負わされた感が深いのであります。と同時に、この問題に対しまして市町村方面においては市町村長会議等の決議案を見ましても、水防法案を新しく制定することは経費の上から言つても困難である、むしろ消防隊を強化して行つたならばどうであろうかというような意見もあるようであります。しかし当然消火と同時に水防は議論ができない問題でありまして、水防法をここに制定せられることはきわめて適切であり、時宜にかなつたものであるとい……
○江崎委員 本委員会に付託になつた残余の請願並びに今後本委員会に付託になりまする請願につきましては、特にこの際請願小委員会を設置せられまして、これに審査を付託せられたいと思います。 なお、小委員会の人数は十名とし、委員の氏名及び小委員長は、委員長において御指名を願います。
○江崎委員 本日の日程によりまして建設委員会請願小委員会を開きまして、目下請願一号より百八十号に至るまで慎重審議をいたしております。この際特に本委員会におきまして、便宜上請願の紹介議員からその説明を聴取せられたいと思います。
○江崎(真)委員 住宅復興対策小委員会はその委員の数を十一名とし、小委員及び小委員長は委員長において御指名せられんことを希望いたします。
○江崎(真)委員 ただいま池田委員からデラ台風対策について、全般に対する一つの政府の意見を御聴取になつておられるのでありまするが、先ほど大臣及び河川局長から一應説明があつたのみでありまして、もう少しわれわれはデラ台風の詳細について実情を承り、それから当然全般的な対策なり、あるいは各地区別の対策を確立すべく、いろいろな質問を継続してみたいと思います。たとえば鹿児島縣の肝属部地方が今度災害の中心地である。デラ台風の中心地であるというようなことも承つております。またわれわれも九州地区を建設委員といたしましてつぶさに視察いたして参りました。あたかもそのときに災害に遭遇いたしまして、その一半を伺つたので……
○江崎委員 ただいま懇談的にたいへん安本長官から詳細にわたる見返り資金の配分計画につきまして承ることを得まして満足に思つております。ただ問題は、大体事業本位のものから失業対策本位と申しまするか、百十五億ばかり公共事業方面に割譲を受け得る可能性がでて來た。この点も非常に喜ばしく思うのでありまするが、ただこの予算配分と申しまするか、ひとつの向うとの折衝過程にあたる、大体ただいま承りました金額というものは、今後動かしがたいものであるかどうか、これをひとつ承りたいと思います。もし動かし得るものであるとするならば、たとえば今度のデラ台風に限つたことではありません。アイオン台風、カザリン台風、それ以来のい……
○江崎(真)委員 住宅局長にお尋ねいたします。私ちよつと遅れて参りましてたが、田中委員から災害住宅の復旧費の助成に関しまして御質問があつたということを承りました。それに対する答弁もあつたそうでありますが、実際この問題は、繰返しなぜ質問する氣になつたかと申しますと、非常に重大な問題でありまして、災害が発生した場合に、衣食の面では厚生省がめんどうを見ておる、ところがこの衣食住という連なつた線の住の面においては、具体的にめんどうを見ておることが少い。もつとも應急住宅などというものがあるのでありますが、これは全壊した人がとりあえず入るというのであつて、風などの場合には、全壊であるとか半壊であるとかいう……
○江崎委員 大体年令の問題、すでに新憲法をつくるときに、憲法委員会において根本的な議論が盡されて、こういうものになつた。そういう見地から申しまして、大体先ほど栗山委員が申されたように、実際問題としては三十才と申しても―昔から三十にして立つた人は必ず練達堪能の士でありましよう。わけても大衆に訴えて選び出されて来るのに、何の不都合があろうはずもありません。それを四十才に引上げることは、新しい日本として将来に事をなさんとし、再建をなさんとするときに、逆に民主化を遅らせる憂いこそあれ、効用は少いのではないか。実際問題として三十歳の人は、明日資料として改めて調べて報告しなければならないほど、雨夜の星のご……
○江崎(真)委員 ただいま神山君から根拠薄弱な新聞記事を取上げて、一土木業者と会つたというようなお話だが、私どもの記憶に間違いなければ、その土建業者と見返り援助金の問題で会つた。日本再建の問題について協議したというようなことを伺つておる。そういう片言をとらえまして、ただちに総理ここに出て来て釈明しろというような、こだわつたものの言い方をせられたのでは、ほんとうの議論にならないと思う。やはり一土建業者であろうと、日本の再建に関連する重大な問題であつたかもしれないのです。
○江崎委員 ただいま都市局長の御説明で、われわれ建設省としての御意見はよくわかりました。ところが今田中委員のお説の、いわゆる総合国土省というようなものに持つて行くことは、これはもちろん議論のあろうはずはありませんが、しかしそれができ上つてそれからということにしては、なかなかこの問題の輿論、いわゆる一般の傾向をながめて見ても相当重大であり、またなろうことならば早急を要する問題だと考えます。のみならず総合国土省建設に持つて行く一つの段階としても、当委員会においてこの水道行政をどうするかというようなことをまとめて行くこと自体も、その一つの理想に近づいて行く方法であるというふうにも考えられるわけであり……
○江崎(真)委員 実は手元に資料を持つておりませんので、思いつきのお尋ねでいささか恐縮ですが、災害復旧の鉱害復旧費の補助の問題、一億八千万円というふうに出ておりますが、この鉱害状況を実際に見ますと、これが河川に影響しておつたり都会地の中心部に影響しておつたり、非常に深刻なものが見られるのでありますが、これが戰争中の濫掘による結果の復旧であるというので、国家的な補助をあえていかしておるわけであります。ところが実際上これを見るというと、たとえば戰争後におきましても、炭価の統制であるとか、あるいはまた生産目標達成のために、やはり濫堀をしたというようなことで、依然として禁止区域にまで手を延ばしておる。……
○江崎(真)委員 ただいま砂間委員から、終戰処理費の問題について、一応熱心と受取れるような調子でるる申し述べられるのでありますが、目下われわれは占領下にある。そして事実とも、あるいはうわさともわからない、いろいろな聞きかじり、ないしはうわさ程度のものを根拠にしてつつ込んでみられたところで、政府委員というものは責任のある答弁ができるはずはなかろう。のみならず、あえて目標の違つた問題を、ここでもつともらしく、さもここの委員会の問題であるかのごとくに、あたかも宣伝的に述べられるということは、われわれ委員としてはきわめて迷惑であります。もしそういう発言を無制限に委員長が許されるというならば、あくまでわ……
○江崎(真)委員 実は上林君からいろいろ御質問がありまして、私どもは事の以外にいささかびつくりしました。そういう現職の官吏が、炭坑節になぞらえて、とんでもない印刷物を配つたり、名刺を配つたりされて、そうしてその地方の人たちと交歓会を催おされたということは、唖然たるものがあります。がしかし、それも酒の席だから百歩を讓つてもいいといたしましよう。けれども、何といいまするか、参議院選挙には、岩澤君は立たぬかもしれん。何も相談を受けておらぬという大臣の話ですから、それならばいいと思うんです。のみならず、何党からお立ちになるのか、私ども寡聞にしてまだ聞いておらぬのでありますが、もしほんとうにこれが立つと……
○江崎(真)委員 特別鉱害復旧臨時措置法案は通産委員会でたいへん議論があるようでございまして、無論われわれ建設委員会としても相当の関心を持つております。のみならず、私は連合審査まで本来ならば進めなければならぬとさえ考えておる一人でありますが、何でもこの措置法案についての修正案が考慮されておると言うのですが、その修正の内容はどういうふうに考慮されておるのか。これもはなはだうとい話をお尋ねするようですが、われわれは専門的にこれを最初から取上げておりませんでしたので、承りたいと思います。 それから通産省の方にお伺いしたいのですが、この措置法案の委員会における一番の論点、第何條のこことこことが一番議……
○江崎(真)委員 ちようど住宅局長もおられますから、この間委員会でしきりに問題になつておりました定員減の問題もありますので、その成行きについても承りたいと思います。
【次の発言】 さつきの委員長よりの希望でわかつておると思いますが、要するに当委員会としては、建築基準法だとか、建築士法だとか、今度の住宅金融公庫の問題も控えて、今建設局の人員が百名減るということは、われわれとしてもいかにも残念に思うのみならず、これはとうてい行政運営上困難であるというふうに認めまして、いろいろ先般承るところがあつたわけでありますが、その後一体どうなつておりまするか、その後の経過及び現在の進行状況でありまするが、そう……
○江崎(真)委員 ちよつとお尋ねいたしますが、さつきたいへんいい御恩児を承つたのですが、そのうちで現在あるものの払下げのためには融資が考慮されておらぬというのは、今のたとえば都営住宅であるとかいうところの庶民住宅、ああいうものの払下げを融資の対象にすればどうだろうか、そういう御意見でしたね。生活保護世帯への融資という御希望もあつたようでございますが、これは一種の強度の社会政策的なものを盛り込んだものではあつても、慈善事業ではないわけですね。
【次の発言】 生活保護世帯についてしからば融資をするとすれば、あなたの私見としてはどんなふうに具体的に御考慮になりますか。その辺を……
○江崎(真)委員 去る三月十七日、本委員会において道路法改正に関する小委員会が設置せられ、不肖江崎が小委員長として御指名をいただいたのでありますが、ただいまより、この小委員会における審議の経過並びに結果について簡單に御報告申し上げます。本小委員会は都合により正式な小委員会を開くことなく、打合会の形式で審議いたして参つたのでありまして去る三月二十二日、第一回の打合会を開き、国道網の審議に重点を置くことをきめまして、ただちに資料の収集整備に着手いたしたのであります。さらに四月二十二日、二十五日、二十七日と都合前後四回にわたりまして、関係当局よりの意見も聴いたし、愼重なる審議をいたしたのであります。……
○江崎(真)委員 ちよつと簡單にお尋ねします。このいただきました資料ですが、これは昭和二十五年六月十五日の十五時現在とやつてありまするが、これはいわゆる見込み額ですか、それとも何か県からの通知を根拠に置いてやられたものか。現在査定に向つておるわけですが、この損害は二十四億ですが、これがふえる見込みかどうか。そこらへんの実情はどんなものでしようか。
【次の発言】 議事進行について……。さつきからいろいろ池田委員から発言がありましたが、すでに小貝川の最初の質問のときにわれわれはおかしいと思つた。大体建設省が相当技術的な方向で決定しておるに違いない問題で、われわれも小貝川をかつて見に行つたこともござ……
○江崎真澄君 ただいま御審議を願います競馬法の一部を改正する法律案につきまして、提案者を代表して提案理由の説明を申し上げたいと思います。 この競馬法の一部を改正する法律案は、前国会におきましても、すでに提出をいたされまして、当農林委員会におきましては、格別熱心に御審議を煩わした次第であります。以来継続御審議を願つておりましたのは、設置の場所とか、その他いろいろ準備、受入れ態勢等におきまして不備の点ありというので、委員各位の御心配を煩わしておつたのでございますが、このほど委員長初め委員各位におかれまして、格別のごあつせんを賜わり、ようやくにして結論を得たのであります。そうしてここに再度提出の運……
○江崎委員 動議を提出いたします。理事はその数を一名とし、投票の手続はこれを省略して委員長において指名せられんことを望みます。
○江崎委員 先般の図書館運営委員会で、今度の新図書館の建設の根拠を一万五千坪とする、これは終戦後の独立日本の、少くとも代表的な一つの建物にするというようなこと、同時にまた今後特に政策研究に政党が奔命する上から言つても、一万五千坪の基礎に立つて、国立図書館というものを建設すべきではないかということで、各派が一致し、しかも衆議院も参議院も一致した意見ということで決定したはずでございます。幸い今度は大蔵省においても、一億円の新図書館建設の費用を計上しておりまするが、これは聞くところによりますと、五千六百九十五坪の計画の上に立つた一億円であるということを、事務当局では言つておるということであります。こ……
○江崎委員 ただいま繊維製品品質表示法案の採決がなされたのでありますが、これに各派共同によりまして附帯決議をつけたいと存じます。その案文を朗読いたします。 附帯決議 一、政府は、本法に規定せられている強制検査、強制表示等を行わんとするときは、中小企業者の立場を考慮し、無用の負担と摩擦を生ぜしめないよう、すなわち検査に念を入れて権力の乱用に陥らざるよう細心の留意を払い、審議会に於ける意見を十分尊重すること。 二、繊維製品品質表示審議会の構成については、関係各業界、消費者その他広く学識経験者等を含めるものとすること。 以上であります。 すでに本案の慎重審議に際しまして、大臣及び繊維局長等々……
○江崎委員 この問題でいわゆる上級幹部の保安大学と、下級乗組員の訓練所とが併立されておったために一つの弊害があった。これを除くこともできるということに提案理由の重点を置いておられるようでございますが、今度は中堅職員に対するいわゆる海上保安学校というものと、この訓練所を併置することによって、ちょうど過去の軍隊における初年兵と古参兵といったような弊害を生むのではないか。今まではむしろ上級者と飛び離れた下級者という場面ですから、この弊害より一緒になる便宜は、これはわからぬわけではございません。よくわかりますが、そういう弊害が起るのではないか。またそういうことについて御考慮になったことはございませんか……
○江崎委員 自衛隊と憲法との問題等については、すでに予算委員会とか大村前長官との間でだいぶ討論もあり、その資料もいただいております。本来ならばもう一ぺんそういう問題について新長官に聞きただしませんと、質問の論拠がいささかぼけるのでありますが、きょうは先ほどからの各委員の質問に関連して私はお尋ね申し上げるのですが、日米安全保障条約とのにらみ合せで大体防衛計画というものは、一年々々、今まではその場その場で作られてきた、こう私どもは解釈しておる。少くとも一年々々というのはあなたのおっしゃるように、場当りで防衛計画がなされたのではない。あくまでこれは自衛隊という日本を守る隊でありますがゆえに、相手の出……
○江崎委員 十二日に現地当局と調整せられたそうですが、われわれはそう感謝するわけにいかぬ。こんなことは当りまえのことです。B地区というものが被弾地区にならない、こんなことは当りまえのことで問題にならぬ。それから第二の予備演習場である。このB地区は相手の使う場合以外は立ち入りを自由にさせる。これもこんなことは当りまえのことだと思います。これはもう当然今までにそんなことがやられておらぬことがおかしいので、そう大して福島さんが手柄話にされることもないように思われます。それよりも十日から十三日までさんざんぶちまくった、むしろ国民感情からいうならば、調整ということを度外視して全く踏んだりけったり、しかも……
○江崎委員 前回の当委員会で問題になりました北富士の演習場の問題でありますが、またすでにあの当時から予想せられておりましたように、本日の新聞を見ましても、二十五日から以後三日間にわたって射撃演習が行われるという報道もなされておるわけでございます。また新聞等でちらほらながめますところによると、現地は納得したというような報道をなされておるわけでございますが、この問題は、長官も当時痛感されましたように、現地当局の思わざる返答と、同時にまたこの調整に責任のある特別調達庁としての立場からいささか手おくれの観もあった、そのために非常に日米国民感情を刺激したことはいなめないと思います。その後円満に話合いが進……
○江崎委員 大村と横浜の現在のニカ所の入国者収容所の不法入国した統計表と申しますか、そういったものをあとからちょうだいしたいと思いますが、今ここに資料等をお持ちでしたら、最近の実情についてちょっと承わりたいと思います。なおまた被収容者の処遇上また警備上著しい支障を来たしておるということを説明しておられるのでありまするが、これはどの程度のものであるか。たとえばこのごろよく刑務所なんかの脱走ということがあるわけですが、この不法入国者の脱走とか、その他の障害事項というものは、どんなようなことがあったかという点について承わりたいと思います。
【次の発言】 ただいまの朝鮮人の密入国者が一番多いわけですが……
○江崎委員 政務次官にお尋ねをいたしますが、移住局の設置について、今移民計画を立案中であるというお説でありますが、少くともこの予算の少いときに局にしようという以上は、これは先に計画があってそしてその行政的な充実をはかるということでなければならぬと思うのですが、局を作ってそれから計画を立てるなんて、国防会議なんかでもこれからまた六ヵ年計画を作るのだといって、総理、とぼけておられたようですが、これは相当具体的にあるのでございましょうか、もしありましたらその内容を少し承わりたいと思います。
【次の発言】 この移民の予算につきましては、本年度五千五百万程度の支出計画ができているということでございますが……
○江崎委員 私は、ただいま上程になりました諸法案につきまして、本日は、主として鳩山総理大臣に質問をいたしたいと思います。鳩山総理に対しまして、今度のこの国防会議の構成等に関する法律案上程を機として、私は本会議で現行憲法の改正の御意思ありやなしやということを申し上げたのでありますが、総理は、憲法とは関係がないというふうにお答えになりますとともに、自衛のために必要な限度においての防衛力の建設というものは、私は憲法違反にはならないと思います、というふうに本会議で御答弁になったのでございます。 そこで私は率直にお尋ねをいたしたいのでありますが、総理は、在野当時に、しきりに吉田内閣に対して、自衛隊違憲……
○江崎委員 関連してちょっとお尋ねしたいのですが、先ほど田原君からお話のありました切手販売所の数の問題であります。昔の戦争前の通念でいくと、ポストのあるところには必ずはがき、切手販売所を見つけるという形であったわけです。それがだんだんなくなり、しかも駅の売店というような場所は、切手販売所としてはきわめて適切な場所であるにもかかわらず、これがない。これは問題としてはこまかい問題ですが、一般民生に非常に影響のある問題でございますから、なぜこれを引き上げることになったか。これは普通の民間の場合ですと、いろいろ経理上の問題とか、保証の問題とかきっと条件があると思いますが、駅の売店、特にそれが鉄道の弘済……
○江崎委員 福島長官にまたお尋ねするわけですが、先般私は忍草部落の問題について、またB地区の問題のように紛糾を起さないよう特に御努力を願いたいということで、あなたに特にお願いをし、またあなたもやはりこれは昭和二十九年八月三十一日の線で船津口のバスの問題をあわせ解決するという建前であったのが、一方の問題がたまたまB地区の解決ということで解決をした。だからあわせて一つこの問題は早急に解決をしたいという御答弁を承わり、同時にまた不祥事態の起きないようにということで、私からもあなたに警告という言葉はちょっと言い過ぎかもしれませんが、お願いを申し上げたつもりであります。その後承わるところによりますと、あ……
○江崎委員 関連して……。それはおかしいですよ。それはどういうことかといいますと、練達識見の高い人ということは、法案にうたってあるので、よくわかりますが、それを信頼するというのは人情です。そしてまたそれを規制していこうということは、そこに責任の所在を明らかにする責任問題、これはおのずとやはり区別しなければなりません。そこで閣僚の場合も秘密を漏らした場合に、これが何か国の運命を決するような重大な支障を来した場合には、もちろん処罰規定がないでしょう。けれどもそこに最大の処罰である、おのずからそこに責任をとって引き下るという、責任を明らかにする場面というものがある、総辞職という場面が。ただ大臣を簡単……
○江崎委員 関連して。防衛長官、これはあなたいけませんよ。やはりもうちょっと真剣に考えてもらわなければいけません。あなたが一番初めに防衛庁長官に就任せられてここに来られたときに、今までのように一年々々の防衛計画では困る、だから民主党内閣は六ヵ年計画というものによって、長期防衛計画を立てて、防衛力の漸増をはかっていくのだ、そういうことをあなた自分で施政演説さながらに、ここでおやりになったじゃありませんか。そのときにちようど今大橋委員から質問があったように、私やほかの委員からも、一体この六ヵ年のよって来たる根拠は何か、どうして六ヵ年というこの数字が出てきたのかということで、この委員会が紛糾した御記……
○江崎委員 関連してお伺いいたしますが、先ほどの田原委員の御質問の、いわゆる共産党員に対する措置の問題につきまして、どうもはっきりしたお答えがなかったように思います。これはもし共産党員に対する対策なしということならば、容易にならぬことだと私は思う。それはどんなふうでしょう、これを少しはっきり承わりたい。
【次の発言】 これは昨年のいつでしたか、私聞き漏らしましたが、アカハタか何かに、機密漏洩ですか、そういうような場面に当られたときに、隊内の共産党に対する調査とか、その他いろいろな御注意を払われた事実はありますかどうか。具体的にその辺承わりたいと思います。
○江崎委員 だいぶ同じような線がいったりきたり数日間続いたわけですが、先般この六カ年計画の経緯等については長官からも当委員会に一応の了解を求められたのであります。そこで実際にこの六カ年計画を手がけてみると、いろいろな困難に突き当った。特に現実的に対策関係ということもありますし、なかなか困難であったというふうな説明を承わったのでありますが、なぜおくれたか、そしてこの六カ年計画というものは当初鳩山内閣の打ち出した一つの方針であり、方向でありましたけれども、どうもこれはしかく簡単に発表の段階には至らないというような具体的な経緯につきまして、一つ長官からもう一度承わっておきたいと思います。
○江崎委員 ただいま審議に乗っておりまする防衛三法の各質問を通じましてわれわれが承知いたしました点は、かつて鳩山総理が自衛隊に対する抱負、そうしてまた在野時代に、自衛隊はかくすべきであると考えておられました諸点につきましては、残念ながら一つとしてこれが実現いたさなかったという一言に尽きると思うのでございます。たとえて申しますならば、在野当時きわめて激しく吉田内閣を追及せられました自衛隊違憲論のごときは、現実政治の困難さに突き当るや、挫折してしまったのでございます。また先生が選挙中、その宣伝の一つとして唱えてこられました長期防衛計画、すなわち防衛六カ年計画なるものの実体は、この委員会の審議を通じ……
○江崎委員 ちょっと関連して通産大臣に伺います。 今、小金委員と飛鳥田委員の御質問に対して、兵器産業設備の国有化法案というか、その方向がだんだんはっきりしてきたようでございます。そこで、われわれ尋ねておきたいことは、すでに在日米軍の銃砲弾のストックは約十三万トン程度ある。これは、今発注が一つもないといわれる自衛隊の消費量からいうならば、もう十数カ年分が融通される可能性があるわけだと思います。ところが、今度政府において考えておられるのは、銃砲弾生産部門を国有民営に切りかえる。そして、その設備を政府が買い上げて、一定の使用料をとって、国有民営の実を上げていく方向だというふうに、われわれは承わって……
○江崎委員 今回の憲法調査会は、第二条のその目的に関するところに「日本国憲法に検討を加え、関係諸問題を調査審議し、」とございます。私どもは提案者代表である古井君にお尋ねする点は留保いたすことにいたしまして、御出席の鳩山総理に先にお尋ねをいたしたいと思います。 この憲法調査会の目的達成のためには、改正論者もあるいはこの憲法を擁護しようという論者も自説を固執せず、ともに国民のための憲法はどうあるべきかということを発見するための機関でなければならないというふうに考えるものでございます。先ほども古井君の御答弁にありましたように、左派の諸君は、その綱領に掲げまして、将来国会で絶対多数を占めたら、その政……
○江崎委員 さっきの受田君の御質問に関連して、皇太子妃のことについてお尋ねをしたいのです。これがどうも世上騒ぎ過ぎることは、新しい姿の皇太子、近代の皇太子という交錯した環境において、社会とかあるいは特に言論機関等が問題にし過ぎるというような傾向、これは否定すべくもありませんからやむを得ぬことです。やむを得ぬことですが、この問題についてあなたの方、宮内庁側ではどういうふうにお考えになっておられるか。これはもう時に新聞、時に週刊雑誌あるいは婦人雑誌、あらゆるものに出てくるわけです。こういったものは自由にほうっておくより仕方がないものでありますが、特に今度「孤独の人」という皇太子のかつての学友の方が……
○江崎委員 宮内庁長官にお尋ねをいたします。先般たまたま私と受田委員から、皇太子の予想せられておるところの結婚の問題について、次長にいろいろと御質問を申し上げたわけであります。ところが残念ながら次長から承わった言葉というものは、どういうつもりでああいうお答えが出ましたのか存じませんが、きわめてあいまいな、しかもあたかも新聞記者でも談話からはぐらかすような体の御答弁しかいただけなかったのであります。そこで私どもがお尋ねいたしました、――特に江崎がお尋ねした趣意は、皇太子が今日、二十二年四ヵ月、比較的まだお若い御年令であられる。しかも学習院大学は御卒業という形をおとりになりますか、あるいは聴講生と……
○江崎委員長代理 御着席を願います。案員外の方は、後方にお下り願います。
指名によりまして、私が委員長の職務を行います。
委員の方は御着席を願います。委員外の方は、もうちょっとお下り願います。どうぞお下り願います。どうぞお下りを願います。
これより委員長不信任動議について議事を進めます。
〔「委員長、ちょっとその前に」と
呼ぶ者あり〕
【次の発言】 この際提出者の趣旨弁明を求めます。茜ケ久保君。――茜ケ久保君、発言を求めます。宣言をいたしました。
【次の発言】 今の御意見は、不信任案が先議でありますから、不信任案について、ただいま御指名いたしましたように、議事を進められんことを望……
○江崎委員 今の大臣は総理級の方ですから、あまり特許庁のこまごました話を申し上げても始まりませんが、特許庁の長官に申し上げますが、これは今社会党の方からも、大坪さん、薄田さんからもお話が出ておるように、およそ特許庁は役所の中でサービスの悪い尤たる役所です。まずあそこに行くと不愉快になってしまう。仕方がない、ごつちは特許を何とか許可してもらってやろうというわけだから、まあまあということで帰ってくるわけですが、いつ出しましたか、こうくる。相談所ですが、相談所の相談のやり方がまず悪い。いつ出しましたか、こうだと言うと、そんなものはとうていまだまだ先のことですよというような調子で、けんもほろろです。こ……
○江崎委員 昨日エチオピアの皇帝が、東京会館におかれまして、お別れに当ってのレセプションを催され、この国会からは議長、副議長、そうして各委員長がお出になったというふうに聞いております。そこでたまたま昨日、私は代議士控室でこの話題を仄聞したわけでありまするが、エチオピア皇帝の御招待でありまするから、本来の形式としては、むろんその人選はエチオピアの皇帝がなされたという形はとるわけでありまするが、当然皇帝に日本の実情がわかるわけではありませんから、内閣なりあるいは直接御接待の責任の衝にある宮内庁が、この人選に当ったものと、こう考えて差しつかえないと思うのであります。しかるところ、その宴席に臨んだ委員……
○江崎委員 私は自由民主党を代表いたしまして、ただいま議題となりました昭和三十一年度一般会計予算補正(第1号)及び特別会計予算補正(特第1号)の政府原案に賛成し、社会党提出の組替案に対しまして反対するものであります。 この予算の内容につきましては、さきに政府から説明がありました通り、一般会計から産業投資特別会計に三百億円を繰り入れ、三十二年度及び三十三年度の財政投融資の原資に充当いたしまして、これを計画的に弾力性を持たせ、各般の経済情勢に応じて使用しようというものでありますから、わが党が推進しておりまする国民経済の発展、産業基盤の拡大強化等の政策に全く合致するところの措置であります。この繰り……
○江崎委員長 これより会議を開きます。
この際一言ごあいさつを申し上げます。
山崎前委員長が憲法調査会委員に就任をされ、委員長を辞任いたしましたので、不肖私が、このたびはからずも予算委員長に選任せられ、その重責をになうことに相なったのであります。もとより不敏不徳、加うるに万事ふなれでございまするが、幸いに委員皆様方の御協力と御理解によりまして、委員会の円満なる運営に努め、大過なきを期して参りたいと存じます。何とぞよろしくお願いを申し上げます。(拍手)
【次の発言】 お諮りをいたします。理事小坂善太郎君より理事を辞任いたしたいとの申し出があります。これを許可するに御異議ございませんか。
○江崎委員長 これより会議を開きます。
昭和三十二年度一般会計予算補正(第1号)、同特別会計予算補正(特第3号)、同政府関係機関予算補正(機第2号)、以上三案を一括して議題といたします。
これより質疑に入ります。小坂善太郎君。
【次の発言】 資料要求の件につきましては、川俣若御発言の通り委員長に御一任願いたいと存じます。御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認め、さよう取り計らうことといたします。
本日委員会は午後一時から再開の予定をいたしておりましたが、定刻から本会議が開かれて、物故同僚三議員に対する弔辞があるそうでございます。
そこで本委員会は午後一時五十分より再開するこ……
○江崎委員長 これより会議を開きます。
昭和三十二年度一般会計予算補正(第1号)、同特別会計予算補正(特第3号)及び同政府関係機関予算補正(機第2号)、以上三案を一括議題といたします。質疑を続行いたします。石村英雄君。
【次の発言】 石村君、一つ切り詰めて御質疑を願います。
【次の発言】 石村さんどうですか、だんだん時間があれしましたので…。(「ああいう答弁だからだよ」「ここが一番大事なことだ」と呼ぶ者あり)
【次の発言】 午後一時三十分より再開することといたしまして、暫時休憩いたします。
午後零時五十三分休憩
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。
質疑を続行いたします。……
○江崎委員長 これより会議を開きます。
昭和三十二年度一般会計予算補正(第1号)、同特別会計予算補正(特第3号)、同政府関係機関予算補正(機第2号)、以上三案を一括して議題といたします。川俣清音君外十七名より右三案の編成替を求めるの動議が提出されております。この際その趣旨説明を求めます。成田知巳君。
【次の発言】 以上をもちまして編成替を求めるの動議の趣旨説明は終りました。
この際、補正予算三案及び編成替を求めるの動議を一括して議題とし、質疑を行います。古屋貞雄君。
【次の発言】 関連質疑の申し出があります。この際これを許します。島上善五郎君。
○江崎委員長 これより会議を開きます。
昭和三十三年度一般会計予算、同じく特別会計予算、同じく政府関係機関予算、昭和三十二年度一般会計予算補正(第2号)及び昭和三十二年度特別会計予算補正(特第4号(以上五案を一括して議題といたします。まず政府の提案理由の説明を求めます。大蔵大臣一萬田尚登君。
【次の発言】 次に、順次補足説明を求めます。主計局長石原周夫君。
【次の発言】 主税局長原純夫君。
【次の発言】 次に経済企画庁調整局長大堀弘君。
【次の発言】 以上をもちまして提案理由の説明は終りました。
【次の発言】 この際お諮りいたします。総予算につきましては、国会法第五十一条によりまして、必ず公……
○江崎委員長 これより会議を開きます。
昭和三十三年度一般会計予算、同じく特別会計予算、同じく政府関係機関予算、以上三案を議題といたします。
質疑を続行いたします。西村榮一君。
【次の発言】 関連して企画庁長官の答弁はいいですか。
【次の発言】 藤山外務大臣が関連答弁をしてもいいそうですが、どうですか。いいですか。
【次の発言】 西村君、ちょっと申し上げますが、申し合せの時間をだいぶ過ぎておりますので、一つ結論にお入りいただきたいと思います。どうぞ。
【次の発言】 西村君、どうですか、だいぶ経過しましたが、まだよほどありますか。一つ、至急結論にお入り願いたいのですが。
○江崎委員長 これより会議を開きます。
昭和三十三年度一般会計予算、同じく特別会計予算、同じく政府関係機関予算、以上三案を議題といたします。
この際藤山外務大臣より発言を求められております。これを許します。藤山外務大臣。
【次の発言】 質疑を続行いたします。成田知巳君。
【次の発言】 関連して正示理財局長より補足説明いたさせます。
【次の発言】 条約局長に補足説明いたさせます。
【次の発言】 一応関連して説明をいたさせますから、お聞き取り下さい。
【次の発言】 総理大臣の答弁があります。御静粛にお聞き取り願います。
【次の発言】 政府委員に補足説明をいたさせます。
○江崎委員長 これより会議を開きます。
昭和三十三年度一般会計予算、同じく特別会計予算、同じく政府関係機関予算、以上三案を議題といたします。
岸総理大臣より発言を求められております。この際これを許します。内閣総理大臣岸信介君。
【次の発言】 柳田秀一君より議事進行の発言を求められておりますので、この際これを許します。柳田秀一君。
【次の発言】 ただいまの御発言の中で、根本建設大臣が病気であるやの発言があったのでありまするが、さような事実は全然ありませんので、念のため委員長から申し上げておきます。岸内閣総理大臣。
【次の発言】 御静粛に願います。
○江崎委員長 これより会議を開きます。 この際御報告申し上げます。先日委員長に御一任願いました分科会の区分及び主査の選任につきましては、次の通り決定いたしました。 第一分科会、皇室費、国会、裁判所、会計検査院、内閣、経済企画庁を除く総理府、法務省、外務省及び大蔵省所管並びに他の分科会の所管以外の事項、主査須磨彌吉郎君。 第二分科会、文部省、厚生省及び労働省所管、主査山本勝市君。 第三分科会、経済企画庁、農林省及び通商産業省、主査八木一郎君。 第四分科会、運輸省、郵政省及び建設省所管、主査山本猛夫君。 以上の通りであります。 なお分科員の配置は公報をもってお知らせいたします。
○江崎委員長 これより会議を開きます。
昭和三十三年度一般会計予算、同じく特別会計予算、同じく政府関係機関予算、以上三案を議題といたします。
質疑を続行いたします。多賀谷真稔君。
【次の発言】 総理大臣から答弁するそうであります。
【次の発言】 あなたの御質問になお詳細に答えさせるということですから、お聞き取りを願います。
【次の発言】 多賀谷君に申し上げますが、だんだん申し合せの時間が近づいておりますから、結論にお入りになるようにお願いいたします。
【次の発言】 御静粛に願います。
【次の発言】 御静粛に願います。
【次の発言】 多賀谷君、申し合せの時間がすでに経過いたしましたが、あと何……
○江崎委員長 これより会議を開きます。
昭和三十二年度一般会計予算補正(第2号)及び昭和三十二年度特別会計予算補正(特第4号)を議題といたします。
これより質疑に入ります。小平忠君。
【次の発言】 この際河野密君より関連質疑の申し出があります。これを許します。河野密君。
【次の発言】 ただいま河野君のお申し出の書類は、いずれ午後も再開することになっておりまするから、その機会にでも一つ提出させるようにいたします。河野君に申し上げます。資料はすぐ出るそうでありますから、質問をお続け願いたいと思いますが……。小平忠君。
【次の発言】 小平君どうでございましょう。今至急取り寄せているのです。そこで……
○江崎委員長 これより会議を開きます。
川俣清音君より議事進行に関し発言を求められております。この際これを許します。川俣清音君。
【次の発言】 ただいまの御発言に関連しまして、前段の法案提出の件、それから政務次官の動向の件等につきましては、お聞きの通りでありますから、政府において善処せられんことを望みます。
なお、この際内閣官房長官より発言を求められておりまするので、これを許します。内閣官房長官愛知揆一君。
【次の発言】 昭和三十二年度一般会計予算補正(第2号)及び昭和三十二年度特別会計予算補正(特第4号)を議題といたします。
一萬田大蔵大臣より発言を求められております。この際これを許し……
○江崎委員長 これより会議を開きます。
先般委員長に御一任願っておりました公述人の選定につきましては、次の通り決定いたしましたので、この際御報告申し上げます。
二十四日の公述人、八幡製鉄株式会社常務取締役藤井丙午君、立教大学教授藤田武夫君、早稲田大学教授時子山常三郎君、東京銀行常務取締役伊原隆君、二十五日公述人、全国販売農業協同組合連合会会長石井英之助君、早稲田大学教授平田富太郎君、東京大学教授今野源八郎君、元陸軍中将遠藤三郎君、以上であります。
【次の発言】 昭和三十三年度一般会計予算、同じく特別会計予算、同じく政府関係機関予算、以上三案を議題といたします。
先日留保されておりました門……
○江崎委員長 これより会議を開きます。
昭和三十三年度一般会計予算、同じく特別会計予算、同じく政府関係機関予算、以上三案を議題といたします。
内閣官房長官より発言を求められております。この際これを許します。内閣官房長官愛知揆一君。
【次の発言】 質疑を続行いたします。松前重義君。
【次の発言】 今大蔵大臣は参議院の本会議へちょっと出かけました。間もなく戻ることと思います。主計局長はおります。
【次の発言】 松前君、御質問の途中ですが、さっき大蔵省側で留保しました答弁を、ただいま説明員が見えておりますが、今ついでにいたさせましょうか。
○江崎委員長 これより会議を開きます。
昭和三十三年度一般会計予算、同じく特別会計予算、同じく政府関係機関予算、以上三案を議題といたします。
川俣清音君より議事進行に関し発言を求められております。この際これを許します。川俣清音君。
【次の発言】 質疑を続行いたします。井手以誠君。
【次の発言】 井手君に申し上げますが、すでに申し合せの時間が経過しておりますから、結論にお入り願います。
【次の発言】 横路節雄君。
【次の発言】 わかりました。
【次の発言】 承わりました。(「確認しておけ」と呼ぶ者あり)
【次の発言】 法制局長官から発言を求められております。
○江崎委員長 これより会議を開きます。
昭和三十三年度一般会計予算、同じく特別会計予算、同じく政府関係機関予算、以上三案を議題といたします。
質疑を続行いたします。船田中君。
【次の発言】 山本勝市君。
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。
質疑を続行いたします。野澤清人君。
【次の発言】 永山君に申し上げますが、だんだん所定の時間が経過しておりますから、結論にお入り願います。
【次の発言】 明日は午前十時より開会することといたしまして、本日はこれにて散会いたします。
午後五時三十九分散会
○江崎委員長 これより会議を開きます。
昭和三十三年度一般会計予算、同じく特別会計予算、同じく政府関係機関予算、以上三案を議題といたします。質疑を続行いたします。古屋貞雄君。
【次の発言】 補足説明はいいですか。
【次の発言】 ちょっと古屋君に申し上げますが、あとお申し合せの時間に十分しかございませんから、お含みおき願います。
【次の発言】 古屋君、申し合せの時間がすでに経過しましたから、結論にお入り願います。
【次の発言】 井上良二君。
【次の発言】 井上さん、あなたの持ち時間はあと十分しかございませんので、結論にお入り願いたいと思います。
○江崎委員長 これより会議を開きます。
昭和三十三年度一般会計予算、同じく特別会計予算、同じく政府関係機関予算、以上三案を議題といたします。質疑を続行いたします。辻原弘市君。
【次の発言】 ただいま河野国務大臣は新聞記者会見をしておるそうでありますから、それが済み次第こちらに来るように、今要求をしておるわけであります。
【次の発言】 今督促しておりますから、間もなく来ると思いますが、どうでしょう、その分だけ留保を願ってお進み願えませんか。
【次の発言】 辻原君に申し上げますが、外務委員会から外務大臣を要求されておりますので、先に願います。
○江崎委員長 これより会議を開きます。
昭和三十三年度一般会計予算、同じく特別会計予算、同じく政府関係機関予算、以上三案を議題といたします。質疑を続行いたします。河野密君。
【次の発言】 午後一時十五分より再開することといたしまして、暫時休憩いたします。
午後零時三十六分休憩
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。
質疑を続行いたします。太田正孝君。
【次の発言】 散会後、理事会を開きまするから、理事のお方はお残りを願います。
明後三日は午前十時より開会することといたしまして、本日はこれにて散会いたします。
午後四時二分散会
○江崎委員長 これより会議を開きます。
昭和三十三年度一般会計予算、同じく特別会計予算、同じく政府関係機関予算、以上三案を議題といたします。質疑を続行いたします。柳田秀一君。
【次の発言】 出せるか出せぬかということをはっきりあなたがお答えになった方がいい。
【次の発言】 柳田君に申し上げますが、先般横路君からも同様の御要求がありましたときに、本委員会における資料の要求は委員長に一任をされております。そこで、理事会において御協議をして決定をする、こういうことにしておりますので御了承を願います。
【次の発言】 以上をもちまして、質疑は終局いたしました。
午後一時半より再開することといたしまし……
○江崎委員長 これより会議を開きます。
この際お諮りいたします。委員の異動によりまして理事が二名欠員となっておりまするので、その補欠を選任いたしたいと存じます。先例によりまして委員長において指名するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって理事に井手以誠君、川俣清音君を指名いたします。
【次の発言】 昭和三十二年度一般会計予算補正(第3号)及び昭和三千二年度特別会計予算補正(特第5号)を議題といたします。
まず提案理由の説明を求めます。大蔵大臣一萬田尚登君。
【次の発言】 次に補足説明を求めます。石原主計局長。
○江崎委員長 これより会議を開きます。
昭和三十二年度一般会計予算補正(第3号)及び昭和三十二年度特別会計予算補正(特第5号)を議題といたします。
愛知官房長官より発言を求められております。この際これを許します。内閣官房長官愛知揆一君。
【次の発言】 川俣君より、議事進行に関し発言を求められております。この際、これを許します。川俣清音君。
【次の発言】 質疑を続行いたします。中村高一君。
【次の発言】 私語が多いようですから御静粛に願います。
【次の発言】 中村君に申し上げます。ただいま国際協力局長が詳細な資料を持って来るそうでございますから、しばらく御留保願います。
○江崎委員長 これより会議を開きます。 この際、一言ごあいさつを申し上げます。(拍手) 本日の本会議におきまして、不肖私がはからずも議院運営委員長に選任され、その重責をになうことに租なわましたことは、まことに光栄に存ずるところであります。私賦まことに不敏不才でありまするが、誠心誠意その任務の遂行に相努めて参りたいと存じます。幸いにも、議事運営にはまことに練達堪能なる皆様方がおられまするので、ひとえに皆様方の十分なる御指導と御協力とにより、また議長、副議長の格段の御鞭撻とによりまして、当委員会の円満なる運営に格段の努力を払つて参りたいと存ずる次第であります。何とぞ今後よろしくお願い申し上げま……
○江崎委員長 これより会議を開きます。
最初に、立法事務費の交付を受ける会派の認定に関する件についてお諮りいたします。事務総長から説明を願うことにいたします。
【次の発言】 ただいま事務総長から説明がありました通り、自由民主党、日本社会党、小会派クラブの三会派を立法事務費の交付を受ける会派と認定することに御異議はございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さように決定いたしました。
【次の発言】 次に、小委員会設置の件についてお諮りいたします。今国会におきましては、おのおの八人の小委員よりなる国会法改正等に関する小委員会、図書館運営小委員会、院内の警察及び秩序に関する小委員……
○江崎委員長 これより会議を開きます。
昨日来、社会党より御要求のありました四大臣の演説につきましては、党に持ち帰りましてよく相談いたしましたが、やはり昨日来申し上げておりますように、総理大臣の演説だけをお願いいたしたいということになりましたので、何とぞ御了承をお願いしたいと存じます。
【次の発言】 ただいまお聞き及びの通りでございまして、自由党の方では、よく御相談をされましたが、社会党の申し出には応じられないということで、やはり総理大臣の演説だけにしていただきたいということであります。両党の御意見はまとまりそうもございません。特に昨日来この問題については御協議いただきまして、御意見も尽きま……
○江崎委員長 これより会議を聞きます。 まず本日の議事についてでございますが、昨日に引き続きまして、国務大臣の演説に対する質疑を中村高一君、北山愛郎君のお二人がなさることになっております。中村高一君の要求大臣は、総理、法務、労働、郵政、文部、農林、青木各国務大臣であります。また北山愛郎君は、総理、大蔵、外務、農林、通産、労働、法務の各大臣及び経済企画庁長官であります。 なお、発言時間に関してでございますが、昨日のお話し合いもございましたように、鈴木委員長の時間との比較もございますので、良識のある時間の範囲内でお願いをいたすことにいたしたいと思います。以上御了承願っておきます。
○江崎委員長 これより会議を開きます。
最初に、本会議において趣旨説明を聴取する議案についてでありまするが、社会党からは、お手元に配付してありまする四議案について御要求がありまするので、この際御協議を願いたいと存じます。
【次の発言】 それでは明日の本会議において、市町村立学校職員給与負担法の一部を改正する法律案について、趣旨説明を聴取することに御異議ありませんか。
【次の発言】 さっき協議会でそういう話をしたわけです。
ちょっと速記をやめて。
【次の発言】 速記をもとへ戻して下さい。
それでは、今の本会議において趣旨説明を聴取する議案の三、四の取扱いにつきましては、後刻また相談すること……
○江崎委員長 これより会議を開きます。
議員高石幸三郎君の逮捕について許諾を求めるの件を議題といたします。
本日は、青木国務大臣、石井警察庁長官、中川警察庁刑事局長が出席しておりますが、昨日に引き続いて、政府から説明を聴取することといたします。
前例によりまして、秘密会とするに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
議員、政府関係官及び委員会の事務を担当する職員以外の方は、御退席を願います。
【次の発言】 本日の秘密会の記録は、衆議院規則第六十三条ただし書きの規定によりまして、その全部を特に秘密を要するものとし、これを印刷配付しない……
○江崎委員長 これより会議を開きます。
虚礼廃止の申し合せにつきまして、御協議を願いたいと存じます。例年、中元、暑中に際しまして、虚礼廃止の趣旨の徹底を期するため、当委員会において、お手元に配付いたしてありまする通りの申し合せを行い、議長からその印刷物を各議員に配付いたしております。これについて御協議を願いたいと存じます。読んでもらいましょうか。
【次の発言】 何か御意見はございませんか。
【次の発言】 具体的にはどうしますか。
【次の発言】 今の発言は、要約しますと、この申し合せが、どうもいささか形式的に堕しておるのではなかろうか。特に今度は、新しい議員の諸君も出てこられた場合でもあるし、……
○江崎委員長 これより会議を開きます。 本日の本会議の議事についてでありますが、昨日の委員会において決定いたしました通り、市町村立学校職員給与負担法の一部を改正する法律案、及び繭糸価格の安定に関する臨時措置法案につきまして、趣旨説明を聴取いたすことと相なります。市町村立学校職員給与負担法の一部を改正する法律案の趣旨説明に対しましては、日本社会党の櫻井奎夫君が質疑を行います。櫻井君の要求大臣は、総理大臣、文部大臣、自治庁長官であります。繭糸価格の安定に関する臨時措置法案の趣旨説明に対しましては、自由民主党の五十嵐吉藏君、及び日本社会党の足鹿覺君が質疑を行います。五十嵐君の要求大臣は、農林大臣、……
○江崎委員長 これより会議を開きます。
肥料審議会委員任命につき国会法第三十九条但書の規定により議決を求めるの件についてでありますが、本院議員の足立篤郎君、重政誠之君、永井勝次郎君及び三宅正一君、参議院議員河野謙三君を肥料審議会委員に任命するにつき、内閣より本院の議決を求めて参ったものでありますが、本件は、本日の本会議において議決するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
【次の発言】 次に、緊急上程予定議案についてであります。経済基盤強化のための資金及び特別の法人の基金に関する法律案、外国為替資金特別会計法の一部を改正する法律案、繭糸価……
○江崎委員長 これより会議を開きます。 議員高石幸三郎君の逮捕について許諾を求めるの件を議題といたします。 この際、ちょっと申し上げて御了解を願いたいと存じます。昨日の議院運営委員会においても、また、同日の協議会においても、内報程度ではありますが、信頼し得る筋からの話として、目下浦和の捜査担当警察側と検察庁において、種々本件について折衝中であり、昨日中には、あるいは両者の間に話し合いがついて取り下げの運びに至るやもしれぬとのことでありますから、当委員会としては、その結果を見た上で、慎重に取扱い方を御協議願いたい旨を御報告いたしておったのであります。しかし、昨日の協議会及び当委員会の一致の御……
○江崎委員長 これより会議を開きます。
議員高石幸三郎君の逮捕について許諾を求めるの件を議題といたします。
本日は、青木国務大臣、愛知法務大臣、石井警察庁長官、中川警察庁刑事局長、竹内法務省刑事局長、地元警察側から曽我部埼玉県警察本部長、朝日同本部警部が出席されております。
それでは、一昨日に引き続きまして、質疑を続行いたしたいと思いますが、前例によりまして、秘密会にいたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
議員、政府並びに現地関係官及び委員会の事務を担当する職員以外の方は、御退場を願います。
○江崎委員長 これより会議を開きます。
蚕糸業振興審議会委員任命につき国会法第三十九条但書の規定により議決を求めるの件についてでありますが、本件は、本院議員小淵光平君、吉川久衛君、栗原俊夫君、助川良平君及び松平忠久君を蚕糸業振興審議会委員に任命するにつき内閣から本院に議決を求めて参ったものであります。それでは、本件は、先刻の議事協議会での話し合いの通り、本日の本会議において議決するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
【次の発言】 次に、議員高石幸三郎君の逮捕について許諾を求めるの件は、本日の本会議において上程することになっておりますが……
○江崎委員長 それでは、右各件につきましては本日のところは留保することといたしまして、次会までに態度をおきめ願うことといたします。
【次の発言】 次に、特別委員会設置の件についてでありますが、本国会におきましても従来の通り、おのおの委員二十五名よりなる海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会、公職選挙法改正に関する調査特別委員会、科学技術振興対策特別委員会、国土総合開発特別委員会を設置いたしますかどうか、この点につきまして御協議を願います。
【次の発言】 速記をとめて。
【次の発言】 それじゃ、速記を戻して下さい。
【次の発言】 それでは、御意見が二つに分れているようでございますから、……
○江崎委員長 これより会議を開きます。
この際、星島議長から発言を求められております。
【次の発言】 ただいま星島議長から、会期延長に関する件について諮問がございましたから、会期延長の件について御協議をお願いいたします。
【次の発言】 御静粛に願います。
【次の発言】 それでは、本日は時間の関係上この程度にいたし、明日午前零時五分より引き続き開会することといたし、これにて散会いたします。
【次の発言】 ちょっとお諮りいたします。ただいま……御静粛に願います。――御静粛に願います。ただいま委員長から、明日午前零時五分より引き続き開会することにいたしたい旨宣告をいたしましたが、労議として採決に問……
○江崎委員長 これより会議を開きます。
昨日に引き続き、会期延長の件につき御協議願います。
【次の発言】 それでは、山村君の動議について、これより討論に入ります。
【次の発言】 これにて討論は終局いたしました。
それでは、御意見が分れておりまするので、採決いたします。山村君の動議の通り、七月五日から七月八日まで四日間、会期を延長すべきものと答申するに賛成の諸君の挙手を願います。
【次の発言】 挙手多数。よって、会期は七月五日から七月八日までの四日間延長すべきものと答申するに決しました。
なお、本日は会期終了日でありますので、会期延長の件につきましては、本会議劈頭にこれを議題といたします。……
○江崎委員長 これより会議を開きます。
自由民主党及び日本社会党共同提案にかかる川島正次郎君外七名提出の、災害等による農業窮状打開に関する決議案は、先刻の議事協議会での話し合いの通り、本日の本会議に上程することに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
なお、本決議案の趣旨説明は、自由民主党の松浦周太郎君が行うことに相なっております。また、日本社会党の芳賀貢君から、賛成討論の通告があります。討論時間につきましては、先例も考慮いたされまして、良識ある範囲内でお願いをいたすことといたします。
○江崎委員長 これより会議を開きます。
第三十回臨時国会は、来たる九月二十九日に召集されておりますが、臨時国会召集に伴う諸般の準備について御協議を願いたいと存じます。つきましては、お手元に協議事項を配付してありますので、順次御協議を願います。
【次の発言】 まず、議員の異動の件についてでありますが、議員山本正一君が先般の鎌倉市長選挙に立候補のため辞職の申し出をいたすことがかねてわかっておりましたので、去る八月十三日の議院運営委員協議会において、同君から辞職願が提出されました場合の取扱いは、閉会中のことでもあり、議長に御一任を願っておきました。しかるところ、去る八月十九日に辞職願が提出され、議……
○江崎委員長 これより会議を開きます。 第三十回臨時会は、本日をもって召集されました。今臨時会の諸準備につきましては、前国会の閉会中たびたび御協議を願いましたが、まず、会期の件についてお諮りいたします。本件につきましては、一昨日の当委員会におきまして、九月二十九日から十一月七日までの四十日間とすべきものと一応決定願ったのでありますが、先刻常任委員長会議が開かれ、議長より各常任委員長の意見を徴せられました。その会議におきまして座長の役を勤めました私から、便宜その会議の結果を御報告申し上げます。常任委員長会議におきましても、一昨日の当委員会の御決定と同じく、会期は九月二十九日から十一月七日までの……
○江崎委員長 これより会議を開きます。 まず、本日の議事についてでありまするが、本日は、先般来御協議を願い、決定いたしました通り、まだ施政方針に関して岸内閣総理大臣が演説を行い、次に外交に関して藤山外務大臣が演説を行います。その所要時間は、おのおの二十分程度とのことであります。そのあとに建設大臣が、このたびの二十二号台風の被害状況の報告をいたします。その終了後一たん休憩いたしまして、参議院における国務大臣の演説が終りましてから、大体三時ごろ本会議を再開し、国務大臣の演説に対する第一陣の質疑を日本社会党の淺沼稻次郎君が行います。次に、引き続いて、故松岡駒吉君、故本間俊一君及び故小淵光平君に対す……
○江崎委員長 これより会議を開きます。
まず、本日の議事についてでありますが、本日は、国務大臣の演説に対する質疑の前会の続きでありまして、日本社会党の勝間田清一君、松本七郎君、滝井義高君の三君が行うことになっております。なお、昨日の淺沼稻次郎君の使用時間は四十分でありまして、日本社会党の残り時間は一時間二十分ということになるわけでありますから、その範囲で御協力をお願いいたしたいと思います。
【次の発言】 大体という話し合いですね。三十分程度ということですから……。だから今やわらかく表現したつもりでありますが、そういうことで御協力をお願いいたします。なお、勝間田君の要求大臣は、総理大臣、外務大……
○江崎委員長 これより会議を開きます。
まず、本日の議事についてでありますが、私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律の一部を改正する法律案、これにつきましては、去る一日の当委員会において、本日の本会議において趣旨説明を聴取することについて、一応の話し合いがついておりましたが、その通り決定するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり]
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
なお、本法案の趣旨説明に対し、自由民主党の小平久雄君、日本社会党の田中武夫君から質疑の申し出がありますが、先ほどの議事協議会での話し合いの通り、これを許可することとし……
○江崎委員長 それでは、これより会議を開きます。まず、本日の議事についてでありますが、本日は、内閣提出にかかる最低賃金法案及び勝間田清一君外十六名提出にかかる最低賃金法案の両案について、それぞれ趣旨説明を聴取することに、去る三日の当委員会において決定をいたしておりまするが、最低賃金法案(内閣提出)の趣旨説明に対しまして、日本社会党の赤松勇君から質疑の申し出がありますので、これを許可することとし、その発言時間は十五分以内とすることに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
なお、赤松勇君の要求大臣は、総理大臣及び労働大臣であります。
○江崎委員長 これより会議を開きます。
この際、雄島議長より発言を求められております。星島議長。
【次の発言】 議長さん、お聞きの通りでございます。
【次の発言】 お聞きの通りでございます。この問題は、いずれ休憩後再開いたしましたときに、どうせ十分御協議いただくことになると思いますから、御了承を願います。
【次の発言】 それでは、本日の議事について御協議を願います。まず、開会劈頭に、内閣総理大臣から発言を求められております。これに対して社会党の成田知巳君から質疑の通告がありますので、これを許可することとし、その時間は二十分以内とするに御異議ありませんか。
○江崎委員長 これより会議を開きます。 御報告を申し上げます。先ほど、淺沼稻次郎対外五名から、災害対策特別委員会設置に関する決議案が提出されました。なお、淺沼稻次郎君外四名から、警察官職務執行法の一部を改正する法律案の撤回要求決議案がそれぞれ提出されました。 まず、本会議の議事についてであります。警察官職務執行法の一部を改正する法律案につきましては、昨日議長の発議に基きまして、同日の当委員会において、本日の本会議でその趣旨説明を聴取し、質疑を行うことと相なつておりますので、これに対する取扱い方について御協議を願うのが順序でありますが、昨夜の社会党よりの新潟鉄道監理局長の発言に関する問題につ……
○江崎委員長 これより会議を開きます。
まず、議員請暇の件についてでありますが、稻葉修君から欧米各国に旅行のため、十月二十二日から本会期中請暇の申し出があります。本件は、先ほどの議事協議会での話し合いの通り、これを許可することとし、本日の本会議において、これを決定するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
【次の発言】 次に、淺沼稻次郎君外五名から提出されました、災害対策特別委員会設置に関する決議案の取扱いについてでありますが、本決議案の取扱いにつきましては、去る十七日の当委員会におきまして、次回の委員会まで留保することになっておりました……
○江崎委員長 これより会議を開きます。
まず、本日の議事についてでありまするが、本日は、前回の委員会において御決定願いました通り、内閣提出にかかる小売商業特別措置法案、及び水谷長三郎君外二十三名提出にかかる商業調整法案について、高碕通商産業大臣及び永井勝次郎君から趣旨説明を聴取することに相なりまするが、小売商業特別措置法案の趣旨説明に対して、日本社会党の松平忠久君から質疑の申し出があります。先ほどの議事協議会での話し合いの通り、これを許可することとし、その発言時間は大体十五分以内とするに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よつて、さよう決定いたしました。
なお、松平君……
○江崎委員長 これより会議を開きます。
まず、公聴会開会承認要求の件についてでありますが、地方行政委員長から、内閣提出の警察官職務執行法の一部を改正する法律案について、公聴会を開きたいとの申し出が議長あてに参っておりますが、先ほどの議事協議会での話し合いの通り、これを承認すべきものと答申するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
なお、本公聴会は、来たる十一月三日及び同月四日の両日にわたって開会の予定とのことであります。
【次の発言】 次に、議員松山義雄君逝去につき、院議をもって弔詩贈呈の件についてでありますが、去る二十五日、埼玉県第二……
○江崎委員長 これより会議を開きます。
元議長岡田忠彦君が、本日逝去いたされました。まことに哀悼にたえません。つきましては、元議長であり、議員在職二十二年三カ月でもありますので、お手元に配付の案文の通り、特別弔詞を贈呈することとするに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議がありませんから、さように決定いたします。
【次の発言】 この際、図書館運営小委員長から報告のため発言を求められております。これを許します。松澤雄藏君。
【次の発言】 ただいまの御報告に対し、何か御発言があれば、この際御発言を願います。
【次の発言】 これは、そういう御発言もあるので、非常にごもっともな御発言ですから、言……
○江崎委員長 これより会議を開きます。
この際、お諮りいたしたいと思いますが、現に議席を有せられなくても、元議長、元副議長、及び永年在職議員の表彰を受けられました方々が、逝去いたされました場合、特別弔詞を贈呈することになりました際は、今後この旨を本会議において議長より報告することといたしたいと存じますが、いかがでございますか、お諮りいたします。
【次の発言】 御異議がないようですから、さように決定いたします。従いまして、故岡田忠彦君に対し、昨日当委員会において御決定を願い、特別弔詞を贈呈することと相なりましたので、この旨、本日の本会議において議長より御報告願うことといたしますから、御了承願い……
○江崎委員長 これより会議を開きます。 まず、お手元に配付の印刷物にあります通り、内閣から、次の各委員任命につき、国会法第三十九条但書の規定により議決を求めて参っております。すなわち、国立近代美術館評議員会評議員に本院議員北村徳太郎君及び佐藤觀次郎君、参議院議員林屋亀次郎君を蚕糸業振興審議会委員に本院議員五十嵐吉藏君及び参議院議員重政庸徳君を、それぞれ任命するにつき本院の議決を得たいというのであります。また、内閣から、日本電信電話公社経営委員会委員に大和田悌二君を任命するにつき、本院の同意を求めて参っております。つきましては、右各件は、先ほどの議事協議会での話し合いの通り、本日の本会議におい……
○江崎委員長 これより会議を開きます。 一言皆様にごあいさつを申し上げます。それは、先国会の会期延長の際におきまして、当委員会の運営が、その使命にかんがみまして、はなはだ当を得なかったような結果に相なりました。このことは、すでに御承知の通りであります。委員長といたしましては、まことに遺憾に存じておる次第でございます。しかし、幸いこのたび国会が正常化せられましたことは、まことに御同慶にたえません。何とぞ従来同様一そう御協力を賜わりますよう、この機会にごあいさつとともにお願い申し上げる次第でございます。(拍手) 去る十日、午後六時二十五分、星島議長及び椎熊副議長から、それぞれ辞表が提出されまし……
○江崎委員長 これより会議を開きます。
まず、議員控室の件についてでありますが、先ほどの理事会におきましては、議員控室は従前の通りとすることに決定いたしておりますが、その通り決定するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
【次の発言】 次に、小委員会設置の件についてでありまするが、先ほどの理事会での話し合いの通り、今国会におきましても、従来通り、国会法改正等に関する小委員会、図書館運営小委員会、院内の警察及び秩序に関する小委員会、庶務小委員会の四小委員会を設置することとし、その小委員の員数については、国会法改正等に関する小委員会は、委員長……
○江崎委員長 これより会議を開きます。
まず、緊急上程予定議案についてでありまするが、文教委員会の昭和三十三年九月の水害による公立の小学校及び中学校の施設の災害復旧に要する経費についての国の負担に関する特別措置法案、農林水産委員会の繭糸価格の安定に関する臨時措置法の一部を改正する法律案、社会労働委員会の国民健康保険法案、国民健康保険法施行法案が、委員会の審査を本日終了いたしております。つきましては、右各案を本日の本会議に緊急上程するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
なお、繭糸価格の安定に関する臨時措置法の一部を改正する法律案に対し……
○江崎委員長 これより会議を開きます。
この際、農林大臣三浦一雄君、農林事務次官塩見友之助君、水産庁生産部長坂村吉正君、同じく漁港課長林真治君が出席いたしておりますので、御発言を願います。
【次の発言】 そういうことを言ったか、言わぬかということを具体的に言えばいい。
【次の発言】 それではこの際、農林大臣に申し上げます。だんだんお聞き及びの通りでございますから、国会の決議を尊重するという建前からも、当然決議された事項につきましては、十分その決議が実現せられるように、最善の努力を尽されることを強く要望いたしておきたいと思います。
【次の発言】 それではまず、淺沼稻次郎君外四名から、文部大臣灘……
○江崎委員長 これより会議を開きます。 皇太子殿下御婚約につき賀詞奉呈の件報告についてでありますが、皇太子殿下には去る十四日めでたく御婚約遊ばされました。つきましては、去る十二日の理事会におきまして、先例により、天皇陛下及び皇太子殿下に賀詞を奉呈することにいたしました。その賀詞はお手元に配付してございます通りであります。加藤議長は去る十四日の納采の儀当日、皇居において天皇陛下に拝謁し、右の賀詞を奉呈し、天皇陛下から「衆議院の町重なる祝詞を受け誠に喜びに堪えません」とのお言葉を賜わりました。ついで加藤議長は東宮仮御所において皇太子殿下にお目にかかり、右の賀詞を奉呈し、皇太子殿下から「衆議院の叮……
○江崎委員長 これより会議を開きます。
まず、本日の議事についてでありますが、本日の本会議においては、先般来御協議願い、決定されております通り、国務大臣の演説に対する質疑の続きを行うことになっておりまして、日本社会党の山花秀雄君及び堂森芳夫君の両君が行うことと相なっております。本日をもって、国務大臣の演説に対する質疑は全部終了することになっておりますので、御了承を願います。
【次の発言】 次に、中央更生保護審査会委員任命につき同意を求めるの件についてでありまするが、本件は、前回の委員会において留保され、次会までに各党の態度をおきめ願うことになっておりましたが、先ほどの理事会での話し合いの通り……
○江崎委員長 これより会議を開きます。
まず、土地調整委員会委員任命につき同意を求めるの件についてでありますが、本件は、同委員諸橋襄君任期満了につき、その後任として山崎丹照君を任命することについて、内閣から本院の同意を求めて参ったものであります。
本件は、本日のところ留保することとし、お手元に配付の履歴書をお持ち帰りの上、次回の委員会までに各党の態度をおきめ願います。
【次の発言】 次に、公聴会開会承認要求の件についてでありますが、去る一月三十一日に予算委員長から、昭和三十四年度一般会計予算、同特別会計予算、同政府関係機関予算について、公聴会を開会いたしたいとの申し出がありました。総予算に……
○江崎委員長 これより会議を開きます。
まず、裁判官訴追委員会の委員派遣承認申請の件についてでありまするが、昨日、裁判官訴追委員長から、裁判官訴追審査事案の実情調査のため、同委員福井盛太君及び菊地養之輔君を二月十一日、一日間、埼玉県浦和市に派遣いたしたい旨、議長あてに承認を求めて参りました。本件は、これを承認すべきものと答申するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
【次の発言】 次に、日本社会党の河野密君外十二名から提出されました、国際労働条約第八十七号批准に関する決議案の取扱いについてでありますが、本決議案の取扱いにつきましては、前回……
○江崎委員長 これより会議を開きます。
日本社会党の河野密君外十二名から提出されました、国際労働条約第八十七号批准に関する決議案の取扱いについてでありますが、本決議案の取扱いにつきましては、前回の委員会においては留保となっております。いかがいたしまするか、御協議を願います。
この際、倉石労働大臣が出席されておりますが、関連して御質問がございますか。
【次の発言】 それでは、だんだんの御質疑もございましたが、本決議案は、本日のところ留保することにいたしたいと思います。御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
○江崎委員長 これより会議を開きます。
まず、裁判官訴追委員会の委員派遣承認申請の件についてでありまするが、去る七日、裁判官訴追委員長から議長あてに、裁判官訴追審査事案実情調査のため委員を派遣いたしたい旨の申し出がありました。本件について事務総長から御説明を願います。
【次の発言】 本件は、ただいまの事務総長の説明の通り、これを了承するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
【次の発言】 次に、国土開発縦貫自動車道建設審議会委員及び鉄道建設審議会委員選挙の件についてでありまするが、自由民主党から国土開発縦貫自動車道建設審議会委員の川島正次……
○江崎委員長 これより会議を開きます。
まず、昨日淺沼稻次郎君外四名から、運輸大臣永野護君不信任決議案が成規の賛成をもって提出されましたが、その取扱いを御協議願います。
【次の発言】 それでは、本決議案は、本日の本会議劈頭に上程することに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
なお、本決議案の趣旨説明は、河野正君が行うことになっております。
次に、本決議案に対しましては、自由民主党の天野公義君から反対討論の通告があり、日本社会党の久保三郎君から賛成討論の通告がありまするが、その討論時間はどの程度にいたしまするか、協議を願います。
○江崎委員長 これより会議を開きます。
まず、議員請暇の件についてでありますが、柏正男君から、ベトナム帰国者出迎え代表としてハノイに行くため、二月二十四日から三月四日まで九日間請暇の申し出があります。いかがいたしますか、御協議を願います。
【次の発言】 それでは、本件はこれを許可することとし、本日の本会議においてこれを決定することに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
【次の発言】 次に、国土総合開発審議会委員の選挙についてでありますが、日本社会党から、同審議会委員赤路友藏君の辞任に伴う後任として、滝井義高君を推薦して参っております。その……
○江崎委員長 これより会議を開きます。
まず、ニュージーランド首相ウォルター・ナッシュ氏来訪につき紹介の件についてでありまするが、本日午後二時十五分から二時四十分まで、ニュージーランド首相ウォルター・ナッシュ氏が本院を来訪され、貴賓席において本会議を傍聴されることになっておりまするが、前例によりまして、本会議において議長から御紹介をいたし、議員各位は拍手をもってお迎えしていただきたいと存じます。
【次の発言】 次に、緊急上程予定議案についてでありまするが、社会労働委員会の最低賃金法案、内閣委員会の郵政省設置法の一部を改正する法律案、商工委員会の特定物資輸入臨時措置法の一部を改正する法律案、プ……
○江崎委員長 これより会議を開きます。
まず、本会議において趣旨説明を聴取する議案についてでありますが、日本社会党から申し出のありました、農地被買収者問題調査会設置法案につきましては、前回の委員会において留保になっておりましたが、本案の取り扱いをいかがいたしますか、御協議を願います。
【次の発言】 それでは、本案の取り扱いは来週にいたすことにいたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
【次の発言】 次に、緊急上程予定議案についてでありますが、外務委員会の、在外公館の名称及び位置を定める法律等の一部を改正する法律案、通商に……
○江崎委員長 これより会議を開きます。
まず、議員請暇の件についてでありまするが、平野三郎君から、インドネシア共和国における政治経済及び貿易調査のため、三月五日から十四日までの十日間、請暇の申し出があります。また、淺沼稻次郎君、勝間田清一君、田中稔男君及び中崎敏君から、日中親善のための使節団として訪中のため、三月四日から十三日までの十日間、請暇の申し出があります。いかがいたしますか、御協議願います。
【次の発言】 それでは、右の議員請暇の件は、それぞれこれを許可することとし、本日の本会議においてこれを決定することに御異議ありませんか。
○江崎委員長 これより会議を開きます。
まず、公聴会開会承認要求の件についてでありまするが、本日社会労働委員長より、内閣提出にかかる国民年金法案、並びに八木一男君外十四名提出にかかる国民年金法案、国民年金法の施行及び国民年金と他の年金等との調整に関する法律案について、公聴会を開会いたしたいとの申し出があります。いかがいたしますか、御協議を願います。
【次の発言】 御異議がないようでありますから、本件を承認すべきものと答申するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
なお、本公聴会は、おおむね、来たる十一日ごろ開会する予定とのことであります……
○江崎委員長 これより会議を開きます。
まず、本会議において趣旨説明を聴取する議案についてでありますが、日本社会党から申し出のありました、農地被買収者問題調査会設置法案につきましては、前回の委員会において留保になっておりましたが、本案の取扱いをいかがいたしますか、御協議を願います。
【次の発言】 それでは、農地被買収者問題調査会設置法案は、本日の本会議において趣旨説明を行うこととし、参議院の予算審議の関係もありますので、その上程は議場内交渉で決することとするに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
この案の趣旨説明は、松野総理府総務長官が……
○江崎委員長 これより会議を開きます。 まず、議員鳩山一郎君逝去につき院議をもって弔詞贈呈の件についてでありますが、去る七日、東京都第一区選出の鳩山一郎君が逝去せられました。ここにつつしんで哀悼の意を表します。 つきましては、同君に対する弔詞贈呈についてでありますが、弔詞案を御協議願います前に、まずお諮りいたしますが、追悼演説を行う日取りにつきましては、御遺族からのお申し出もありまして、来る十二日に行うことになると思いますので、あすの葬儀に差し上げる関係上、本日の本会議におきましては、院議をもって弔詞を贈呈することだけを議長発議により御決定願うことにいたしたいと思いますが、御異議ありません……
○江崎委員長 これより会議を開きます。
まず、故議員鳩山一郎君に対する追悼演説についてでありまするが、前回の委員会において決定いたしております通り、本日の本会議において、故議員鳩山一郎君に対する追悼演説を鈴木茂三郎君が行うことに相なっておりますが、これは、本日の本会議の劈頭にお願いいたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
【次の発言】 次に、委員派遣承認申請の件についてでありますが、本日、社会労働委員長から、内閣提出にかかる国民年金法案、並びに八木一男君外十四名提出にかかる国民年金法案、及び国民年金法の施行及び国民年金……
○江崎委員長 これより会議を開きます。
決議案の取扱いについてでありまするが、河野密君外十二名から提出されました、国際労働条約第八十七号批准に関する決議案、及び河野密君外四名から提出されました、オホーツク海におけるさけ、ます漁業に関する決議案は、それぞれ前回の委員会において留保になっておりますが、いかがいたしますか、この際、御協議を願います。
【次の発言】 それでは右各決議案の取扱いにつきましては、ただいまのお話し合いを含みといたしまして、本日のところ留保することにいたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
○江崎委員長 これより会議を開きます。
議員山村庄之助君逝去につき、院議をもって弔詞贈呈の件についてでありますが、今十八日、大阪府第一区選出の山村庄之助君が逝去せられました。ここにつつしんで哀悼の意を表します。
つきましては、同君に対する弔詞贈呈についてでありますが、御葬儀が、明日行われます関係上、本日の本会議において、弔詞文だけを例文により作成したお手元に配付の案の通り決定し、贈呈することとするに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
次に、追悼演説の日取りについてでありますが、追悼演説は、来週の適当な日の本会議において行うこととする……
○江崎委員長 これより会議を開きます。
【次の発言】 どうぞ。
【次の発言】 ただいまの庶務小委員長の報告に対し、何か御発言はありませんか。
【次の発言】 それでは、ただいま庶務小委員長から報告がありました通り、国会職員法等の一部を改正する法律案起草の件につきましては、お手元に配付の案を委員会の成案として決定し、これを委員会提出の法律案とすることとし、また、国会職員の給与等に関する規程等の一部改正の件につきましては、お手元に配付の案の通り改正することを議長に答申することに、それぞれ御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
なお、規程改正の件は……
○江崎委員長 これより会議を開きます。
まず、決議案の取扱いについてでありますが、河野密君外十二名から提出されました、国際労働条約第八十七号批准に関する決議案、及び河野密君外四名から提出されました、オホーツク海におけるさけ、ます漁業に関する決議案の両案につきましては、前回の委員会において留保になっておりますが、いかがいたしますか、この際御協議を願います。
【次の発言】 それでは、両決議案の取扱いにつきましては、両党間においてさらにお話し合いをいただくと同時に、すみやかに結論を得ていただくこととし、本日のところ留保することとしたいと思いますが、御異議ありませんか。
○江崎委員長 これより会議を開きます。
オーストラリア外務大臣リチャード・G・ケーシー氏及び同夫人来訪につき紹介の件についてでありますが、本日午後三時から三時三十分までの間に、オーストラリア外務大臣リチャード・G・ケーシー氏及び同夫人が本院を来訪され、貴賓席において本会議を傍聴されることになっておりますが、前例によりまして、本会議において議長から御紹介をいたし、議員各位は拍手をもってお迎えしていただきたいと存じます。
【次の発言】 次に、議員横路節雄君辞職の件についてでありますが、本日、議員横路節雄君から辞表が提出されました。本件は、先ほどの理事会における話し合いの通り、これを許可することと……
○江崎委員長 これより会議を開きます。 まず、回付案の取扱いについてでありますが、輸出品デザイン法案が参議院において修正され、本院に回付されて参っております。回付案の内容は、輸出品デザイン法案中に、現在本院において審査しております輸出入取引法の一部を改正する法律案中に含まれている同法の改正後の題名を引用した条文がございますが、右の改正案が成立するかどうか、今のところわかりませんので、これを現行法通りの題名に改めようとするものであります。つきましては、本回付案は、これに同意することとし、本日の本会議において議題とするに御異議ありませんか。
○江崎委員長 これより会議を開きます。 昨日、本会議散会直後、淺沼稻次郎君外四名から、成規の賛成を得て岸内閣不信任決議案が提出されました。つきましては、本日の議事日程第一の通り、本日の本会議の劈頭に上程することになりますが、本決議案の趣旨弁明は、伊藤卯四郎君が行うことになっております。 討論につきましては、自由民主党の福永健司君から反対討論の通告があり、日本社会党の山本幸一君から賛成討論の通告があります。討論時間は、今回は制限をいたさないで、双方良識の範囲内で行なっていただくことにいたしたいと存じますので、御了承を願います。 なお、本決議案の採決は、記名投票によって行います。
○江崎委員長 これより会議を開きます。
まず、議員町村金五君退職の件についてでありますが、議員町村金五君が、一昨二十九日北海道知事に立候補の届出をなされ、その旨同日付で北海道知事選挙長及び自治庁からそれぞれ議長あてに通知がありました。なお、同君からは去る二十八日付をもって辞職願が議長あて郵送されましたが、昨三十日に議長において受領いたした次第でございます。つきましては、同君は公職選挙法第九十条の規定によりまして、一昨二十九日付をもって議員を退職したことになりましたので、さよう御了承を願います。
【次の発言】 次に、米価審議会委員任命につき国会法第三十九条但書の規定により議決を求めるの件につい……
○江崎委員長 これより会議を開きます。
まず、議員水谷長三郎君永年在職表彰の件についてでありまするが、水谷長三郎君が本年四月で在職二十五年になられましたので、慣例によりまして、院議をもって表彰することに相なりますが、本表彰決議は、先ほどの理事会での話し合いの通り、本日の本会議において行うこととするに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よってさよう決定いたしました。
表彰文につきましては、先般の理事会における話し合いにより、今回から口語文に改めることといたしましたが、事務当局において作成いたしました案をお手元に配付いたしでありますので、一応事務総長から朗読を願います。
○江崎委員長 これより会議を開きます。
この際、議長から発言を求められております。加藤議長。
【次の発言】 まず、皇太子殿下御結婚につき賀詞を差し上げるの件についてでありますが、皇太子明仁親王殿下には、明十日にめでたく御結婚あそばされることとなりました。まことに慶賀にたえないところであります。
つきましては、本院といたしましては、先例により、院議をもって天皇陛下及び皇太子殿下に賀詞を差し上げることにいたしたいと思いますが、事務当局において作成いたしました案文をお手元に配付いたしてありますので、一応、事務総長から朗読願います。
【次の発言】 ただいまの案文について、何か御発言はありませんか。……
○江崎委員長 これより会議を開きます。
まず、議員辻政信君辞職の件についてでありますが、一昨四月三十日議員辻政信君から辞表が提出されました。本件は、先ほどの理事会におけるお話し合いの通り、これを許可することとし、本日の本会議の劈頭においてこれを決定するに御異議ありませんか。
【次の発言】 これは自分の考え方に基いて行動することだから、その先例がある、ないということでなくても、認めていいんじゃないですか。自分はそう考えるという主観だから……。
【次の発言】 要するに、党籍を変更したことは選挙民を欺くことになるから、この際辞任したいという、さらりとした文句です。
○江崎委員長 これより会議を開きます。
第三十二回臨時会は、本日をもって召集されました。今臨時会の諸準備につきましては、前国会の閉会中、あらかじめ理事会において御協議を願いましたが、本日お手元に配付の印刷物にあります諸般の事項について、順次御協議を願うことといたします。
まず第一に、議員控室の件についてでありますが、先般来の理事会におきましては、議員控室は従前の通りとすることに決定いたしておりますが、その通り決定するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
【次の発言】 次に、議席の件についてお諮りいたします。議席は、今後各党の事情で変更……
○江崎委員長 これより会議を開きます。
本日の議事についてでありますが、日程第一の、予算委員長の選挙は、本日これを延期することにいたしたいと思いますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
【次の発言】 故議員助川良平君及び故議員芦田均君に対する追悼演説については、本日の本会議において、故助川君に対しては野口忠夫君が、故芦田君に対しては片山哲君が、それぞれこの順序で行うことになっております。御了承を願います。
【次の発言】 本日、内閣総理大臣から議長あてに、明二十五日の本会議において総理が所信について発言いたしたいとの通告がありました。……
○江崎委員長 これより会議を開きます。 まず、本日の議事についてでありまするが、先般来の理事会における話し合いにより、本日午後一時から本会議を開いて、国務大臣の演説を行うことになっておりますが、昨日の委員会において、社会党の方から、総理大臣の所信についての演説のほかに、外務大臣及び大蔵大臣の演説をも行うべきであるとの意見が述べられ、御協議を願ったのであります。これについては、椎名官房長官が、この申し入れについて協議いたしました上、返答することになっておりました。先ほど私のところまで、いろいろと相談をしてみたが、今回は総理の所信表明の中にそれらの点についても触れられることと思われるので、外務、……
○江崎委員長 これより会議を開きます。
まず、本日の議事についてでありますが、本日の本会議においては、昨日の委員会において決定されておりまする通り、国務大臣の演説に対する質疑の前会の続きを行うことになっておりまして、日本社会党の足鹿覺君及び春日一幸君の両君が行うことになっております。なお、本日をもって国務大臣の演説に対する質疑は、全部終了することになっております。
【次の発言】 次に、各種委員の選挙についてでありますが、先ほどの理事会での話し合いの通り、国土開発縦貫自動車道建設審議会委員の福田赳夫君、益谷秀次君、中村梅吉君、竹山祐太郎君及び増田甲子七君が辞任されましたので、その後任として、川……
○江崎委員長 これより会議を開きます。
まず、常任委員長辞任の件についてでありますが、本日、議院運営委員長外十四の各常任委員長から辞任願が提出されております。右の各常任委員長辞任の件につきましては、本日の本会議においてこれを決定するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
【次の発言】 次に、常任委員長の選挙についてでありますが、ただいま御協議願いました各常任委員長の辞任願が本会議において許可されましたならば、引き続いて、本日の本会議において予算委員長も含めた全部の常任委員長の選挙を行うこととするに御異議ありませんか。
○江崎真澄君 一言ごあいさつを申し上げます。 去る第二十九回特別会の初頭におきまして、議院運営委員長に選任をされて以来、一年有余にわたりまして、議長、副議長の御懇篤な御指導と、委員皆様方の変らざる御協力をいただきまして、おかげをもちましてどらやらその職責を果させていただきました。しかし、その間には、例の警職法案をめぐる事態の収拾に際しましては、言葉にも尽せないほどの御労苦を皆様におかげ申し上げました。しかも、当時の議長さん、副議長さんが、国会正常化の名のもとにおやめになるといったような場面もあったのでございます。私も、当時その責任を痛感いたしまして、辞意を表明いたしたのでありますが、当時の事……
○江崎委員 ただいま委員長からお話しのありました通り、現在まだ海岸締め切りが行なわれておらない、堤防の締め切りが行なわれておらない、この経過及び今後の見通し等について、緊急の問題について政府にお尋ねを申し上げたいと思います。 いずれ予算案が予算委員会及び当委員会で説明いたされますから、そのときにはもう一度いろいろな問題について根本的な立場、また、全体的な立場から質問を申したいと思っておりますが、現在まだ締め切りが行なわれておらない場面は、一番その顕著なるものは愛知県の海部郡地帯及び長島の北部、それから三重県の木曽岬、これらの木曽川デルタ地帯の一帯であることは御承知の通りであります。このうちで……
○江崎委員 ここに、各派共同提案になりまする災害湛水地域緊急措置に関する決議案の趣旨説明を申し上げたいと存じます。 最初に、決議案文を朗読いたします。 災害湛水地域緊急措置に関する決議 今次の第十五号台風による災害はきわめて甚大であるが、特に今なお長期にわたって湛水し、住民の惨害はなはだしく真に憂慮に堪えないものがある。 政府はこの事態を重視し、不可能を可能たらしめる熱意と努力を傾倒し、すみやかに、締切り排水の作業を完了するよう最善の措置を講ずべきである。 右決議する。 昭和三十四年十一月七日 以上であります。(拍手) 私はここに、この決議案の趣旨説明を申し上げた……
○江崎委員 当委員会におきましては、一昨日の委員会において、現在まだ水没している地帯、そこには八万人余の住民が非常に深刻な不安にさらされております、そこで、一時も早く、それこそ不可能を可能として、何が何でも締め切りを完遂してもらわなければならないということで、満場一致の決議いたしたのであります。国会の決議というものは、当然政府においては最高の取り扱いをしておられるはずでありますが、あの決議が満場一致で通過いたしまして以来、どういう処置をおとりいただきましたのか、まずこの点を承りたいと思います。
【次の発言】 現地からの連絡及び新聞等の報道によりますと、いわゆる海部郡の北部の締め切り――これは南……
○江崎委員 この間の決議に関連して、建設省当局から排水の進捗状況を説明願うことに要求しておいたわけですが、一つお願いいたします。
【次の発言】 今の十日に締め切りができたことは、いわゆる延長されたあとの約束通り、こういうことでございますね。ところが、これは速記録を見ていただいてもわかるが、建設大臣は、十日に締め切りを完了すると、あとは七日間で排水は完了する、そうすれば十七日ということですね。そうすると、それにプラスなお八日間ということになるわけですね。これは堤防補強のためにする期間、これは今まで正規の発表にはなかったわけですが、一昨日でしたかにそういう話がだんだん出てきたわけです。そこで私ども……
○江崎委員 関連して運輸大臣にちょっとお尋ねをいたします。実は、だんだん日がたちましたので、多少われわれも気持が落ちついてきたが、本来ならばあなたにちょっといや味を言わなければならなかったわけです。それはどういうことかと言うと、忘れもしませんが、あなたが十月の六日の日に、愛知県庁内に置かれた中部日本災害対策本部へいらっしゃっていただいて、そうして罹災者には、先ほども緊急措置としてとったとおっしゃる、いわゆる無賃乗車優待の方法ということをやっていただいた。これは、あの当時、裸一貫で疎開をした人、あるいはまた、罹災現地に再建を志してその日その日を送っておる人、こういう人々にはきわめて温情のある政治……
○江崎委員 建設等小委員会の審査の概要を簡単に御報告申し上げます。 本小委員会は、内閣提出、昭和三十四年八月の水害又は同年八月及び九月の風水害に伴う公営住宅法の特例等に関する法律案外三件、及び、中島巖君外十七名提出、公共土木施設災害復旧事業費国庫負担法の一部を改正する法律案の、建設省関係法案につきまして、十六日、十七日、十八日の三日間にわたり、各委員が慎重に審査をいたしました。これらの熱心な質疑応答の詳細は、会議録をごらん願うこととし、ここではその数点だけ取り上げ御報告することといたします。 まず、伊勢湾等高潮対策事業につきましては、政令で定める指定地域を明確にされたい、伊勢湾等に面する地……
○江崎委員 ちょっと関連してお尋ねしますが、これは農林省にも関係があると思うのですけれども、原形復旧ということがしきりにいわれる。特に今度は改良復旧ということも大きく取り上げられてきたわけですが、たとえば海部郡現地の状況は、本来ならここにみおがあって、堤防があった。その海岸堤防をここで復旧するのがあたりまえだが、非常に困難である。みおが深い、湛水が長期にわたったということで、これを下げてとめるという場面があったわけですね。そうすると、これは原形復旧じゃないわけなんです。むしろ原形から後退した復旧という姿でしょう。それを何ら補償しないということでは筋が通らぬ。たとえば農地の場合ですと、内水面干拓……
○江崎委員 先きに大蔵政務次官にお尋ねを申し上げます。 最初に、湛水地の田畑復興に関する助成の件についてでありまするが、詳細については社会党の角屋君からいろいろ御質問があるそうでございまするので、私は、大蔵政務次官に、率直にこれに対する考慮のいかん、また、大体どの程度の予算を充当する考えであるかというようなことを承りたいと思います。それは、除塩の関連作業も除塩同様の補助対策とするということで、例の稲刈りにつきましては、寄り寄り議論がありまして、農家が、たとえばそれがだめになった稲であるにしても、刈り取るということについて補助を出すことはいかがであろうか、また稲の残骸が有毒であるか無害であるか……
○江崎国務大臣 このたび防衛庁の長官に任ぜられました江崎真澄でございます。事の重大を思いまするときに、いかにも微力でございまするが、皆様方の御支援によりまして大過なきを得たいと思っております。 そもそも国防の重要な仕事に任ずるわけでございまするが、戦後の防衛庁に対する国民的理解は必ずしも十分なものがあるとは思っておりません。将来にかけまして国民から信頼をせられる防衛庁にしていきたいと思っております。また国民から親しまれる自衛隊の育成に努めて参りたいと考えておるものでございます。皆様方のこの上ともの御協力、御理解をお願いいたしまして、一言就任のごあいさつといたします。よろしくお願いいたします。……
○江崎国務大臣 お説の存するところはよくわかります。たださっきも調達庁長官から申し上げましたように、池子の弾薬庫に逐次現在の弾薬を移しておるわけでございます。それは今のを改造する、こういう連絡がこっちにきておるわけです。従って、それが予算的に見て、技術的に見てどういう結論を出すか、それはまだ未定だ、こういうふうにアメリカ側では見解を表明しておるわけでございます。今御意見の存するところはよくわかりまするので、十分一つわれわれの方としては折衝をいたしたい、かように考えております。
【次の発言】 御質問の治安教範云云に関係があるかというお話は、これは全然関係はございません。横浜の高射砲大隊があそこに……
○江崎国務大臣 先ほど総理から御答弁がありましたように、自衛隊法の第三条によりまして、国の安全を保つために、直接侵略及び間接侵略に対しわが国を防衛することを任務とする、こういう任務がありまするから、平素から訓練をいたしておることは当然でございます。訓練をしておるということと出動をするということとは、これもおのずから別な問題でございます。そこで三十六年度の業務計画に関連をいたしましては、その任務の特殊性と申しますか、たとえばにわかの事態が起こりましたときに、電源を守るとか、水源地を守るとか、あるいは放送局を確保するとかいったような特殊な任務があるわけでございまして、そこでそういう特殊な任務を遂行……
○江崎議員 もうすでに三党の代表的立場からの答弁で万事が尽きていると思います。御指摘のように、滋賀県と中部の間というのは、ちょうど名古屋のインターチェンジから名神高速道路で琵琶湖の見える滋賀県の県境までわずかに三十分、これはまさに高速道路による交通革命だと思います。そういうことが、まあ近畿圏にも入り、中部圏にも入ることになる有力な現実であります。したがって、山木議員も御説明のように、近畿圏側の御意向は十分尊重しながら、中部圏としては両々相まって対処していきたいと存じます。ことに滋賀県は開発が比較的おくれた地域でありますから、両方からこれを開発整備するといったような形で話し合ってまいりたいと思っ……
○江崎国務大臣 先般の不慮の事故というのは、航空史上まれに見るたいへん悲惨な事故でありまして、点と点が触れ合うということでありますが、もともとが民間航空路に自衛隊の練習機が突っ込んだという調査会の一つの報告もすでになされておるようでありまして、私どもも非常に遺憾なことに思っております。自来、運輸大臣とも詳細このことを打ち合わせまして、二度と再びこういう悲惨を繰り返すことのないように、自衛隊機はあくまで民間航空を優先して、なるべく海面でその訓練を行なうという原則のもとに話し合いを進めてまいったわけであります。その経過及び結果等につきましては、政府委員から詳しく御説明をいたさせます。
○江崎国務大臣 一言ごあいさつを申し上げます。 全くはからずも昨日防衛庁長官に任命をされました。新聞等では江崎元防衛庁長官と書いてございまするが、これはもう十年も前のことであります。その後国際情勢も著しく移り変わりました。特に、ただいま御審議を賜わっておりまする沖繩復帰の問題等、いろいろ大きな変化がございます。全くのしろうとでございまするので、特にまた会期の途中で交代いたしましたために、大まかなことはともかくとしても、細部にわたりまして御満足のいくような御答弁ができないのではないかといまから憂慮をいたしておるような次第でございます。 どうぞ今後とも格別の御支援を賜わりまするよう、幾重にもお……
○江崎国務大臣 前任の防衛庁長官のころに非常に詳しく御指摘になったという話は、私も就任いたしましてから聞いております。非常に重要な御指摘でございまするので、事務当局に、十分調査をしてよく私にも認識をさせてくれるようにということで話し合っておるわけでありまするが、シンボル4の標識のある弾薬庫には、通常の弾薬類のうち比較的危険度の高い弾薬類が入っておる。4から7までありまして、それを収容しておるというふうに聞いておりますが、御説の点についても今後ともわれわれも十分留意いたしまして、万間違いのないようにしたいと思いまするが、横田に核があるということは、これは絶対ないと私ども確信しております。 それ……
○江崎国務大臣 御指摘の点は、今後に非常に示唆に富む重要なことだと思うのです。私、実は先般もここで申し上げたのでありますが、私まだ就任して日は浅いわけですが、たまたま党で沖繩復帰対策と取り組んでおったものですから、そこで事務説明を聞いたときに、実は施設庁長官に、たとえばいま御指摘のような問題の起こらないように、その責任者との話し合いはもちろんですが、個々にわたって折衝をする第一線の要員の印象というものが非常に相手に影響する、特に沖繩県民感情というものを多少でも私知っておるだけに、その点は十分注意をしてくれ、そうしてこれは必ず特訓を施してやるくらいにしなければならぬだろう、このごろたとえば国鉄の……
○江崎国務大臣 先ほど総理から御答弁がありましたが、中国の情勢が変わったことは、日本にとってまことに好ましいことだと思います。ただ、極東の真に平和な環境というものが定着するまでにはまだ期間がある、これは御理解いただけると思うのです。 そこで、現在われわれがこれから作業しようとしておりまする内容につきまして、にわかにそうかといって変更をする一つの理由はない。だたし、この四月に発表いたしまして以来、経済的な見通しにおいても変動が出てまいりました。したがいまして、この経済成長率に合わせて従来とも防衛計画が策定されてまいりましたので、そのあたりとにらみ合わせながら、多少の変更はやむを得ないのではない……
○江崎国務大臣 今回ああいう不祥事が起きましたことは全く残念なことであります。そればかりか、二十数年という時日を経てから埋没されておった機雷が刺激を受けて爆発して大事故を起こし、全く残念に思っております。 御心配の点は、同様私ども政府当局としても全く遺憾に思っておりまするが、実は、防衛庁としては航行の安全を確保するという上からいわゆる掃海作業に当たっております。 そこで、毎年、まあ第二次大戦中の機雷を掃海して今日に至っておりまするが、全国的に見て九三%という成果をあげておるわけです。これは、航行に支障のないような海にする、こういうことで、まあ新潟港などはほんとうは一〇〇%なんです。一〇〇%……
○江崎国務大臣 沖繩における公用地等の暫定使用に関する法律案の提案の理由と内容の概要について、御説明いたします。 この法律案は、さきの第六十七回国会において、本院における慎重な御審議を経て、可決の上参議院に送付されたものでありまするが、さらに参議院においては、継続審査の上慎重な御審議を終え、このほど原案どおり可決されましたので、本院で再び御審議いただくものであります。 この法律案は、沖繩の復帰に伴い、沖繩における公用地等のために必要な土地または工作物に関する暫定使用について特別な措置を定めるものであります。 いわゆる沖繩返還協定の効力発生の日から沖繩はわが国に復帰することとなり、わが国は……
○江崎国務大臣 お尋ねの点は、日本にとってもたいへん好ましい話し合いがなされたというふうに私ども受け取っております。ただ問題なのは、戦略核の不行使ということについての話し合いがなされた、もともと私どもは、核兵器は持たない、いわゆる非核三原則にのっとって、日米安全保障条約の上からまいりますならば、アメリカの核の傘の中に含まれる、これを抑止力としてわれわれは非核三原則を推進しておるわけであります。最もおそれられたのは、もし核の戦争といいますか問題が起こるとするならば、やはり米ソ間の核軍拡競争、こういったものがどういう形で将来発展するか、このことはわれわれ日本にとっても深い関心事であったわけでありま……
○江崎国務大臣 決定は四月末から五月初めごろまでには行なわなければならぬと思っております。したがいまして、当然日本のADIZについて米側と協議をすることになります。したがいまして、いま御指摘のような点については、十分米側と了解をつけたい、こう考えております。
【次の発言】 すでに事務当局でもだんだん話し合いの積み重ねをいたしておるわけでありまして、こういった問題は従来は話し合いで済ましておるというのが慣習であります。したがいまして、十分了解をつけたい、こう思います。
【次の発言】 御要望があれば明白にいたしたいと思います。
【次の発言】 御心配になる意味は私もわかるような気がいたしますが、施政……
○江崎国務大臣 先ほど委員長からおとりなしがありましたように、どうも防衛庁としてはこれは非常に出しにくい。これはなぜ出せないのかという点でございますが、この年度統合戦略見積もりというのは、防衛庁設置法の二十六条で、統合幕僚会議の所掌事務である年度の統合防衛計画の作成、これに資するために、統合幕僚会議事務局による幕僚研究、この作業を取りまとめたものということになります。その内容は、直接侵略、間接侵略等の事態が起こった場合に対処するために、陸海空それぞれの自衛隊の現有の勢力でどの程度の能力が期待できるか、また、どのように一体対処するか、これを比較的具体的に検討したものであります。したがって、この見……
○江崎国務大臣 お尋ねの点、全般からいいますると米軍の基地全体は比較的平静である、こういうことが言えると思います。制服等に情報を聞いてみましても、キューバのときとほ全く雰囲気が違う、むしろ平時のあり方からいささか警戒体制というか、その程度の動きにあるように見受けられる、こう言っております。ただいろいろな報道、情報等を総合しますると、次のように承知をいたしております。 わが本土にありまする米軍基地の横田、岩国、こういったところでは、輸送機の発着が比較的増加しておる。また岩国基地での部隊等の移動が目立つほかは、ただいま申しましたように他の基地では特別の変化は認められない。 それから第二点、沖繩……
○江崎国務大臣 有事駐留と申しますか、そういうものの考え方においては、私、さっき外務大臣が説明されたとおりにものごとを考えております。久保論文も引き合いに出されましたが、これは久保君が個人として一つの意見を述べたのであって、いま防衛庁全体の意見になっておるわけでもありません。そればかりか、彼の論文を私二回ほど読んでみたのでありまするが、日米安全保障条約は必要であるという前提に立ってこれを多面的に政治の面、経済の面、そういった面でももっと密接にいくべきだ。有事駐留につきましては、やはり飛行場等々がなくていいという議論にはなっておりません。やはり必要に応じていつでも来るというためには、ある程度相手……
○江崎国務大臣 曽祢議員をはじめ関係の皆さん方からしばしば非常に熱意を傾けてのお話でございますので、私ども防衛庁としても外務省に協力いたしまして同時返還、亘万から五号までの一括返還ということで一生懸命実は努力をしております。特にお聞きのように外務省側では新大使に向けても非常な熱意を傾けてお話をしてやっていただくというふうに聞いております。 一号から三号までを自衛隊が予算がついておるので見切り発車というか、それだけ返還を受けて使うことはないのか、これは御心配の点は私どももよく横須賀市民感情といいますか、神奈川県民感情といいますか、地元の空気もわかりますので、一号から三号まで自衛隊だけが使うとい……
○江崎国務大臣 いまの秘密の何か誘導機ですか、それについてはちょっと私いま存じておりませんので、至急調べまして、後刻当委員会が継続しておるうちにわかる範囲の御答弁を申し上げたいと思います。
【次の発言】 スパイ機とおっしゃるものですから、何かと思ってちょっと私も戸惑っておったわけであります。ところが、このSR71というのは偵察機ですね。SRというのは、おそらくサポート・リコネイサンスの略だろうと思います。したがって、従来でも偵察機というのはわれわれ自衛隊でも持っておるくらいですから……。あのRF4Eという、この間議論になって凍結になりましたものでも、あれは一つの偵察機であります。したがって偵察……
○江崎国務大臣 自衛隊が国の独立と平和を守るという本来の任務があることは、これはもう申すまでもないと思います。そこで陸上自衛隊の場合でありまするが、――まあ海でありますと、たとえば貿易立国として立っておりまする関係から航行の安全を期するとか、あるいは空の場合ですとホットスクランブル、たまには領空を侵犯するような――これは間違った領空侵犯が多いわけですが、そういう場合に飛び立つというようなこともしばしばあるわけであります。そこで陸の場合は、これは当然本来の任務を踏まえながら訓練をいたしておるわけでありまするが、まあ陸上自衛隊が防衛出動をするというようなことはこれはたいへんな場面ですし、好ましくな……
○江崎国務大臣 一言ごあいさつを申し上げさせていただきます。
実は旧臘にわかに西村防衛庁長官のあとを引き受けることになりました。自来、沖繩協定委員会、沖特委員会で終始いたしておりまして、内閣委員会の皆さま方には、本日初めて出席をいたしましてお目にかかる次第でございます。万事ふなれでございますが、ひとつどうぞよろしくお引き回しを願いたいと思います。(拍手)
【次の発言】 立川への移駐につきましては、昨年の六月二十九日、ちょうど中曽根防衛庁長官の当時であります。もし首都、わけても京浜地区が災害にさらされたときに、一体その災害救急対策をどうするか。まあ、いつ大地震が来るかわからないといった風潮が当……
○江崎国務大臣 私から御答弁を申し上げます。 最初のA、B両地区の早期返還、これにつきましては、約五万平方メートルあるわけですが、市でフェンスなどの移設を完了次第返還する。この工事の予算は前市長の当時にすでに可決されていますが、現在まだ工事は行なわれていないというわけですが、B地区の残り部分の返還も、これは誠意をもって前向きで検討をいたしております。 それから二番目の高松バイパスの促進、これは市側の協力を得ながら四十七年度内に返還を実現するよう努力をしていく。経費についてはできるだけ立川市の負担にならぬように軽減措置をはかってまいりたい、こんなことを考えております。 三番目の基地東側の早……
○江崎国務大臣 賛否両論に分かれて、いろいろなそういう疑義があることはやはり残念だと思っております。 鶴崎君の件ですが、私、彼が戻りましてからいろいろ話を聞いたわけでありまするが、当然いまは米軍との共同使用であります。したがってこれが戻りますと関係機関であらためて検討する。したがって、返還後も引き続き使用するということにはなっていないわけですね。それを鶴崎君としては、返還をされましたらあと、別に開き直るとか、いたけだかなという意味ではなしに、当然これは民生協力という面にも重点を置いてこの配備計画をしたものであるから、その時点で防衛庁側としてはあらためて関係機関の協議の場に、自衛隊としても使用……
○江崎国務大臣 そのとおりでございます。
【次の発言】 時間の関係もありますから、先に防衛局長に答弁させます。
【次の発言】 ちょっと補足いたしますと、いま申し上げましたような防衛庁の原案に基づきまして、今月末ごろには首相が重要事項として国防会議にかけるということを言明しておりまするが、その国防会議を開いて決定の方向づけをしたい、こういうふうに考えております。
【次の発言】 これは、施政権がわが方に戻ってくる以上、やはり従来申し上げておりまするような方針に従って自衛隊の配備はしなければならぬというのが政府の考え方であります。ところが、沖繩県民の複雑な感情等は察するに余りありまするので、十分理解……
○江崎国務大臣 沖繩が私どもの主権下に戻ってくるということになれば、これは日本の本土と同様なことになるわけでありますから、局地防衛の措置、民生協力、こういった面において本土並みの措置を沖繩にとる、これは当然なことであるというふうに認識いたしております。 もともと沖繩は、戦前におきましては、台湾があり朝鮮半島があったというようなことから、戦略的に重要な位置ということではなかったと思います。しからば今度はどういうことになるか。もともと日本は専守防衛のたてまえをとっておりますから、沖繩の地理的位置が防衛上きわめて重要であるというふうには特に思いません。ただ、最南端の島で相当な距離があるという点で、……
○江崎国務大臣 これは伊藤さん御指摘のとおり、きわめて重要な問題だと思っております。そこで、当然自分の仕事を奪われた者としては抵抗もありましょうし、将来に対する不安からいろいろな動揺を来たす、これが今日、労働組合の三役がおさめにかかってもなかなかおさまらない事態で、深刻にわれわれも思っております。したがいまして、いまの御趣旨の点は十分ひとつ配慮をしてまいるつもりです。のみならず、今度の労働争議におきまして、現地に施設庁長官を派遣したり、できるだけのことはしてきたつもりです。特に山中長官とも緊密な連絡をとりながら、防衛庁としても、あとう限りの努力を今後とも続けてまいりたいと思います。
○江崎国務大臣 それは立川移駐の繰り上げですね。
【次の発言】 御質問の点は、これは疑問はございません。政務次官なかなかよくやってくれて、政務次官に全面協力を得ておりますし、私も逐一事こまかに相談をしております。たまたま立川移駐の場面は、政務次官、たしかどこかへ出張していなかったと思うのです。そういうことで、私自身もあの当時詳しく申し上げましたら繰り返しませんが、七時ごろにかねての計画を了承しておいたわけですね。ところが夜の八時過ぎになって、どうもこのままでは衝突が起こったり、無益の混乱も起こる可能性あり、秘密が漏れたようだ、したがって時間を数時間繰り上げたいと思うが、どうであろうかという相談……
○江崎国務大臣 久保・カーチス協定は、しばしば申し上げてまいりましたように、米軍のおるところへ、国の違う、しかも新しい性格の自衛隊が入っていくということで、特に局地防衛を日本が取り扱うということで入っていくための、きわめて事務的、技術的な打ち合わせ、こういうふうに私どもは理解いたしておるわけです。そうかといって、もともと友好関係に立ち、日米安全保障条約を持っており、信頼感を持っての話し合いが基礎になっておるわけですから、この久保・カーチス協定がアグリーメントしたものでないから自由自在に変えられるという性格のものではないと思います。しかし、これはもうすでに首相を中心に、昨年の段階において二回話し……
○江崎国務大臣 新聞等でも報ぜられておりまするし、地元では監視委員というものがあって、現実に見ておられるそうですね。ですからこれは、やはり基地周辺の住民感情から言うならば、非常な不安を持つわけでありまするので、一体どういうことかというので、私も役所に戻りまして調査を命じておいたわけであります。 今日まで伝わってきております段階では、アメリカのグラマン社が借りておる、グラマン社の管轄下の飛行機が、日本の修理技術というものを評価して修理に来ておるのだ、こういうことでありまするが、なおひとつ詳細の調査をするように実はいま命じておるところであります。
○江崎国務大臣 先般、御指摘のありました訓練用というものを本物の頭にかぶせるという件でありまするが……(楢崎委員「時間がないから事実関係だけ」と呼ぶ)これはすでに資料をもって申し上げましたように、催涙ガスの場合は認められておりませんし、基地の警備等々にもこれは用いておるわけでありまして、何もそういうふうにことさらに言わなくてもよかったという反省は確かにありまするが、今後ともこのあたりは厳重によく注意をしてまいりたいと思います。 それから、過去のもうすでに廃止した「化学剤取扱規則」、これも資料をもって御報告申し上げましたように、米軍側から提供を受けたときにどうかするかという配慮の上に立ったもの……
○江崎国務大臣 防衛庁設置法及び自衛隊法の一部を改正する法律案の提案の理由と内容の概要について、御説明いたします。 まず、防衛庁設置法の一部改正について、御説明いたします。 第一は、自衛官の定数を、海上自衛隊六百六十三人、航空自衛隊六百四十三人、統合幕僚会議五人、計千二百十一人増員するための改正であります。海上自衛官の増員は、艦船の増加、対潜航空機の増強及び後方支援部隊の充実等のため必要となる人員であり、航空自衛官の増員は主としてナイキ部隊の編成のため必要となる人員であり、統合幕僚会議の増員は情報機能強化のため必要となる人員であります。 第二は、防衛庁の付属機関として自衛隊離職者就職審査……
○江崎国務大臣 御指摘の点はきわめて重要な問題だと思います。実は統幕議長が参りましたあの当時は、一つの情報といたしまして、北側が南に対して積極的な浸透をはかっておるが、その整備の状況、それから補給の厚さ、そういうものを判断すれば、これは長期にはわたらないのではないか。比較的短期に一応の終末をつけるもののように思われる。また同時に、アメリカ側がその後これに対してたいへんな反撃に出て、また悲惨な繰り返しが深くなった。これはもうかねて御承知のとおりでありますが、その後テーブルに着こうとしてのいろいろ話し合いや努力がそれぞれの機関を通じて行なわれたようでありますが、いよいよまたニクソンが重大発表をする……
○江崎国務大臣 途中から入ってまいりましたので、ちょっと経緯を理解することに欠けることがあるかもしれませんが、大体話ややりとりを聞いておりましてわかりますが、御心配の点、意図されるところはよくわかります。十分これは調査をしたいと思います。 いま日銀から給料がいくというのは、これは米軍従業員全部のことを言っているわけでありまして、何も情報機関だけが特にそういう特別扱いを受けておるというていのものではありません。そればかりか、いま御心配ですが、私はそこまで、たとえば現職の自衛官が協力体制をとらなければならぬ情勢といいますか、緊迫した模様というものがあるとは思っておらないわけです。しかし、御指摘の……
○江崎国務大臣 基地の問題につきましては非常に重要に考えております。いまお話がありましたように、野呂政務次官、一生懸命基地問題と取り組んでおってくれるのでありますが、連休も明けまして、いま私ども国会審議の場に出てきておりますが、次官を中心に実はこのプロジェクトチームの発足を急いでおるわけです。そしてこれは、事務次官を頂点にしまして、こういう問題をはじめ、特に都会地周辺の基地をどうするか、これはもり先頃来の予算の分科会等でとにかく質問が集中するのは、基地を解除しろというところから始まって、基地公害をどうするかというような問題が相次いでそれぞれの議員各位からあったわけです。したがって、これをやはり……
○江崎国務大臣 予備自衛官の現在の定員は三万六千三百名であります。これに対しまして、昭和四十七年三月末の現在員は三万五千九百六十五名、まさに御指摘のように、充足率は九九・一%という状況であります。
詳細については、政府委員からお答えいたします。
【次の発言】 さっきからの御質問を聞いておりまして、充足率はああいう九九%、御報告したとおりですが、予備自衛官そのものの数が三万六千三百名。一万人余の満期離職者というか、離隊者があるのですね。それは、募集はさして私、困難なものとは思いません。これはおそらく察するのに、上長、上官が、離隊をするときに、おまえらひとつ予備自衛官というようなことにどうだ、賛……
○江崎国務大臣 御指摘の点は、これは注意を喚起されたあとこういうことが起こったということで、問題は非常に深刻だと思います。現在、この種のことは環境庁が世話役になりまして、そして関係省を集めて現在調査に入っておる、こういうふうに聞いております。そこで、防衛庁としましては、地方自治体から委嘱を受けてそういったものの処理に当たる。これは不発弾等の処理もそうでありますが、余談にわたって恐縮ですが、不発弾そのもの、これも一種の不発弾でしょう。ですから、この経費をどうするかということで、従来は地方公共団体が負担をするということになっておりますが、今度沖繩の復帰を見まして、沖繩の不発弾処理等を一体どうするの……
○江崎国務大臣 ただいまの御質問に関連いたしまして、私から先にお答えを申し上げたいと思います。 外務省と久保防衛局長が、きのう何か発売になったそうですが、私まだ本論文は読んでおりませんが、新聞で伝えられるようなああいう発言をしましたこととの間には、食い違いはございません。これは新聞がここにありますが、「安保現状のまま存続、外務省が結論」と、この方向には防衛庁としても同調しておるわけであります。 それはどういうことかと言うならば、一番わかりやすい卑近な例は、四次防の大綱におきまして、「日米安全保障条約を基調として」と、こういう文句があることは御承知のとおりであります。したがいまして、そういう……
○江崎国務大臣 この問題は、御指摘のように、また立川の繰り返しのようなことになりましてはなりませんので、実は過般、野呂政務次官に市長を訪問をさせたわけです。そして、これはすでに米軍側からは十月ごろ、ぜひひとつ安全確保のためにこのミドルマーカーをつくってもらいたいという申し入れを受けて、今日までだんだん延ばしに延ばしている、したがって、何とか御協力を願えぬかということを懇請したわけです。で、ただいま市長、議長、関係の委員長さん、こういった人たちに会って、当方としては懇請を繰り返す。先方側としては、まあ市議会の決議もあり、いいとは言えません、しかし、どうも安全確保ということであれば、これはやはりあ……
○江崎国務大臣 これは鋭意調査をいたさせました。したがって、人事教育局長の手元でその後の調査が出ておりますので、人事教育局長から詳細に報告をいたさせます。
【次の発言】 私、加藤議員の御指摘のとおりだと思います。やはり予備自衛官という性格からいっても、それは当然隊友のいわゆる同窓会である隊友会というものに加入し、自衛隊を愛するという共通の感情があるはずなんです。それがない者を、充足率がいい、しかも応募率のいいのに認める必要はない。むしろ入ってない人には、それこそ仲間から積極的に勧誘する、これは行き過ぎでも何でもないと思います。御指摘の点は今後実行するように十分注意をいたしてまいりたいと思います……
○江崎国務大臣 ただいま法務大臣から政府の統一見解としての見解表明があったわけであります。したがいまして、中谷委員御指摘のようなケースがありますれば、当然それは白紙の状態に戻る、これは認めなければならぬと思います。
しかし、御承知のとおり、われわれのほうとしましては、当然これを更新する最善の努力を継続的にいたしてまいりたい、そう考えております。御趣旨はわかります。
【次の発言】 先ほど前尾法務大臣から意思表明のありましたものが、政府の統一の見解であります。
【次の発言】 相手方から断わられた場合ですね。これはやはり従来の経緯は経緯といたしましても、やはり一応こういう規定に基づきまする以上、非……
○江崎国務大臣 私ども、一億の国民と主権の存するところ、これは当然民主主義を基調とした国の独立と平和、これを守っていくことがやはり大切だというふうに思っております。いまお示しの、まさに戦車が働かなければならぬなんということは最悪の事態であります。しかし、そういうときにはわれわれ一億の国民というものは侵略にさらされるわけですから、座して死を待つというか、黙してこの侵略を受けるというようなことがあってはならぬと思います。もちろんそんな事態があってはならぬわけですから、平和確保のために平和外交を推進していくことは、これは議論の余地のないところであります。
○江崎国務大臣 ちょっと私から御説明申し上げたいと思いますが、たとえば本年度の予算におきましても、債務負担行為は御承知のとおり二千五百億であります。ところが、いまちょっと私、空で覚えておりませんが、約二千億に近いものが、過年度の分を本年度の経常支出でこれは落としていくわけでございます。したがって、三次防の場合でも、二次防の計画によって執行いたしましたものを、三次防の段階になって支払っていく、これは押せ押せでそういうことになっていくわけでございます。したがって、いま申し上げたように、本年度でも約二千億近いものが過去の支払いとして――それは、あるものをすぐここで買ってくるわけじゃございませんので、……
○江崎国務大臣 御指摘の点は、さっき大蔵大臣も申しておりましたように、査定にあたっては、四次防というものがありませんので、くどく繰り返しませんが、政府の統一見解のような形で査定をされたもの――さっき防衛庁は欣喜雀躍したという御表現がありましたが、それはうそなんです。それは昨年の予算の伸びは一七・八%。なるほど初めは一九・七%ということでありましたが、沖繩の経費を差っ引きまするというと、今日では一五・二%の伸びなんです。したがって、制服にしてみますると、それはやはりちゃんと数字はわかりまするから、ことしは四次防というものはまだあの段階では策定されていなかったから、予算の伸びというものは少ないな、……
○江崎国務大臣 もともと日本には仮想敵国はないわけであります。また、アメリカとソ連の間も、平和共存路線が今日では可能になっておりまするので、沖繩の基地がソ連に向かっておるというふうには考えておりません。
○江崎国務大臣 第一の点につきましては、これはもう御承知のとおり、日本の国是は仮想敵国は持たない、こういう前提にあるわけでございまして、自衛隊そのものは国の独立と平和を守る最小限の武装、こういうことになっておるわけです。それで、なるほど米中会談によりまして極東の緊張緩和の方向というものは確かに打ち出されましたが、これがほんとうにアジアの平和という形で定着するまでには、まだよほど時間がかかるのではないか。もともと仮想敵国もないし、他国を脅かすという性格のものではありませんので、漸を追うて継続的にこれを充実していく、これは現段階においてはやはり必要であるというふうに考えております。 第二点は、三……
○江崎国務大臣 ただいまレポートを追いながらのいろいろこまかい御質問がありましたが、全くこれを拝見するといろいろ疑惑がないわけではありません。しかし、私どもには、あくまで訓練用である、これにも「NBCスクール」と一番初めにあるわけですが、しかし、いろいろこまかく御指摘になりました点は、疑いのある名称も、これはなくはないわけで、そういうことが、かねて楢崎さん御指摘になりまして、前国会等々、また国民的な核に対する不安、こういったものを踏まえて、一月早々のあのサンクレメンテにおける会談におきましても、沖繩返還時におけるいわゆる核の確認問題、そしてまた、ましてや日本国内に核、BC兵器等々を無断で持ち込……
○江崎国務大臣 楢崎委員が秘密会で示されましたこの問題についての異常な熱意、こういったものにはわれわれもたいへん感銘をいたしました。それで、これは秘密会を通じまして、積算の根拠については、政府委員から詳細にわたって申し上げさしたわけであります。まあ見解の開きがあったかもしれませんが、なお、時間を節約する意味で、政府委員から率直にそのあたりを答えられる範囲で答えさせたいと思います。
【次の発言】 これは私からお答えしたほうがいいかと思いますが、T2をそもそも開発をいたしてまいりますそのゆえんは、御承知のとおり、F86F、これはアメリカ軍からMAPで供与を受けた古い飛行機でございます。したがって、……
○江崎国務大臣 立川の基地は昨年の六月二十九日、中曽根防衛庁長官のころでありまするが、閣議の決定をいたしまして、首都に大災害が起こったとき、これは風水害、地震等多岐にわたるわけでありまするが、そのときどういうふうに災害救助をするか、当時大地震があるぞといったようなうわさがあとを断たなかったわけでありまするが、そういう背景に立って、立川基地にヘリコプター、連絡機といったような小型機を最終的には二十八機ほど配備をいたしまして、そして第一義的には民生協力というような面に活発な活動ができるようにということで計画をされておったものであります。それが諸般の事情によりまして今日まで延び延びになってまいりまし……
○江崎国務大臣 沖繩に航空自衛隊の物資を輸送いたしました件につきまして、いろいろ疑義が生じております。したがいまして、その経過を調査いたしました結果、ここに御報告を申し上げたいと思います。 沖繩の施政権返還に伴いまして、その局地防衛の責務を負うべきことは、すでに沖繩国会等において明らかにしてまいりましたとおりであります。したがって、自来沖繩への自衛隊部隊の配備につきましては、部内で検討を続けてまいったのでありまするが、昨年の沖繩国会において御審議をいただきましたいわゆる久保・カーチス取りきめにも示されておりますように、沖繩復帰後、逐次所要の自衛隊の部隊を配備することが政府の方針であります。こ……
○江崎国務大臣 申し上げます。 一、防衛庁の人事につきましては、事案の経緯にかんがみ、責任体制を明確にし、今後再びこのようなことのないよう十分留意をいたします。 内部部局及び航空自衛隊の関係者に対しては、厳重な訓戒等の措置をとることといたしました。 なお、適当な時期を選んで内部部局及び自衛隊関係者の人事を刷新し、文民統制の実をあげ、防衛に対する国民の期待にこたえたいと考えております。 二、復帰を前にして細心の配慮を払わなければならない沖繩県に対し、必要以上の物資を輸送したことを反省いたしますとともに、その物資については、すみやかに責任ある措置をとることといたします。 三、立川基地に対……
○江崎国務大臣 お答え申し上げます。 わが国がナイキ、ホークを採用いたしましてから、その試射場をどこに求めるか、これは防衛庁としては非常に重要な問題であります。従来はアメリカ軍の試射場を借りまして、そしてこの試射実施訓練を行なっておったわけであります。しかし、前途の見通しも暗うございますし、もともとわが国がナイキ、ホーク等を採用いたしました以上はやはり試射場を国内に求める、これが妥当であるという見解に立って、ちょうど昭和三十八年ごろから調査が始まったわけであります。候補地につきましては、内陸地帯とかあるいは離島、三十数カ所にわたって詳細な調査をいたしました。その結果、最終的には昭和四十五年試……
○江崎国務大臣 二月七日の防衛大綱の策定によって、御指摘のように昨年四月に発表しましたものは消えました。これは御指摘のとおりです。夏過ぎにつくろう、こういう目途があります。このことは、やはりいま議論されておりまする経済の見通しが大体立つという、その時点を目途に策定をしていこう、こういう予定でおります。
【次の発言】 およその見通しが立てば、その見通しのもとに策定するわけでありますから、いま御指摘の経済計画以前に四次防計画というものが策定される可能性はあります。
【次の発言】 ただいまお読みになりました国際情勢の分析は、当たっておるところもありますし、その後大きく変化したところもあるわけである。……
○江崎国務大臣 ただいま外務大臣から答弁があったとおりであります。交渉の経緯においてアメリカ側のいろいろな見解があったとしましても、私ども、まさに前任者から引き継ぎをし、沖繩国会等において御答弁申し上げてきたあのことばには誤りはございません、私どもは、いま外務大臣が申し上げたとおりに受け取っておるわけであります。 国防会議につきましては、総理の言明によりまして、沖繩に配備する実人員、それをどういう形で行なうか、この具体的な原案を現在設備中でありまして、すでに国防会議の事務局の参事官会議等においてはいろいろ議論をされておるところであります。順に従いまして、最も早い機会に国防会議の正式の議題に供……
○江崎委員 私は、自民党を代表いたしまして、政府のおもなる施策について御質問をいたすつもりでありましたが、時間が限られておりますので、特に与野党の間で問題になっております案件のみにしぼってお尋ねをいたしたいと思います。 長年の懸案でありました中国との国交正常化ができましたことは、総理も言われますように、従来、中国問題に熱情を傾けてきた人々の努力ももとよりでありまするが、田中首相の英断によりまして、北京をすみやかに訪問し、国交正常化に踏み切られました、この英断に敬意を表するものであります。 田中首相は、首相に就任二カ月で日中国交正常化に踏み切られたのであります。世上、いささか拙速に過ぎるので……
○江崎国務大臣 昭和四十五年度における北海道開発庁の決算につきまして、その概要を御説明申し上げます。 北海道開発庁は、北海道総合開発計画について調査、立案し、及びこれに基づく事業の実施に関する事務の調整、推進を主たる任務としております。 昭和四十五年度は、昭和三十八年度を初年度とする第二期北海道総合開発計画の最終年度に当たりますが、この間、計画に基づく諸施策を積極的に推進してまいりまして、おおむね所期の目標を達成し得たものと考えております。 当庁に計上されている経費は、北海道開発計画費及び一般行政費等並びに北海道開発事業費でありますが、このうち、開発事業費につきましては、総合開発の効果的……
○江崎国務大臣 昭和四十五年度における自治省所管の決算につきまして、概要を御説明申し上げます。 一般会計の歳出決算につきましては、歳出予算現額は、当初予算額一兆六千八百七十二億八千七百十九万円余、予算補正追加額一千八十七億四千百八十三万円余、予算補正修正減少額三億九千五百六十九万円余、大蔵省所管から移しかえを受けた額三十一万円余、総理府所管から移しかえを受けた額二千百二万円、前年度繰り越し額三億七千九百三十三万円余、予備費使用額一億八千百三十二万円余、合計一兆七千九百六十二億一千五百三十三万円余でありまして、これに対し、支出済み歳出額は一兆七千九百五十三億三千三百六十二万円余で、差額八億八千……
○江崎国務大臣 たいへん時間がおくれまして恐縮でございました。 御指摘の点でありまするが、私も実は御質問要旨を承って、その後部内で説明を聞いたという程度でありまするが、今後の資金監査のあり方いかん、こういう御質問であります。御承知のように、県には監査委員の制度もございます。それから県が出資しておる開発公社の経理内容については、県議会がタッチすることも当然あるわけでございまして、そういうものが第一義的には県費の支出の行くえを的確にとらえる、こういうことであろうというふうに思います。自治省といたしましては、この問題がなければ、監査委員会の承認を認めていくという形になるわけでございます。 それか……
○江崎国務大臣 民主警察のあり方、これは非常に表現としては多岐にわたるむずかしい問題でありまするが、何といっても国の治安が保たれる、これが根底にあることによって民主主義というものが伸びるわけで、確保されるわけでございまして、やはり国の治安に当たる、それには厳正公平、中正な立場で警察官は国民に奉仕をする、この心がまえでなければならぬというふうに考えています。警察官の目的とか、警察官の心がまえとか、そういったことにこの場面で触れるべきかもしれませんが、時間の関係もありますので、いまさららしく長々と申し上げませんが、とにかく平和な国民生活を守り育てるために国民に奉仕をする立場に立つべきであるというふ……
○江崎国務大臣 ただいま御決議になりました事項につきましては、自治省といたしましても、御趣旨を十分尊重いたしまして、今後一そう改善に努力いたします。(拍手)
○江崎国務大臣 私は、先般の内閣改造に伴い、国家公安委員会委員長を命ぜられました。時局きびしいおりから、その責務の重大さを痛感いたしております。 委員皆さまには、平素から多大の御尽力をいただいておりまして、まことに感謝にたえません。 本委員会の開催にあたり、一言御挨拶を申し上げるとともに、所信の一端を申し述べ、一そうの御指導と御協力を賜わりたいと存じます。 御承知のように、昨年の交通事故による死傷者の数は、関係機関をはじめ、国民各位の懸命な努力により、自動車台数の増加にもかかわらず、一昨年に続いて、二年間連続して減少傾向を維持することができました。しかしながら、大都市周辺県、過疎県等一部……
○江崎国務大臣 一言ごあいさつ申し上げます。 第二次田中内閣が発足いたすに際しまして、自治大臣の任命を受けました。 選挙法は、先ほど新委員長が仰せられるように、民主政治を充実させていく上に不可欠の問題だと思います。今後皆さま方の御指導のもとに十分検討をいたしてまいりたいというふうに考えておりますので、何かと御指導を賜わりまするよう、よろしくお願いいたします。(拍手)
○江崎国務大臣 自治大臣の江崎でございます。 選挙の関係につきまして、当委員会の皆さま方にかねてから格別の御高配にあずかっておることに対し、この機会に厚くお礼を申し上げます。 申すまでもなく、選挙は民主政治の基盤をなすものであります。民主政治の健全な発展を期するためには、広く国民の参加のもとに公正な選挙の執行を確保するとともに、常に国民の政治意識の高揚につとめるなど、不断の努力を続けることが必要と考える次第であります。私といたしましては責任の重大さを痛感いたしまするとともに、また、このために最大の努力を傾けてまいる所存であります。何とぞ格別の御指導と御協力を賜わりまするようお願いを申し上げ……
○江崎国務大臣 過ぐる五月十一日の本委員会におきまして、公職選挙法改正案の提案につき、選挙制度本体の改正と選挙区の区割りとを分離して提案することもあり得る旨の答弁をいたしました点については、不適当であったと考えます。また、これに関連し、国会の会期延長を想定した発言により紛糾を来たしましたことに対し、ここに衷心より遺憾の意を表する次第であります。 公職選挙法の改正問題につきましては、御承知のとおりの経過であります。政府といたしましては、去る十六日、閣議において、今国会には提案しないことと決定いたしました。また、衆議院選挙区区割り委員会も、二十二日、今後一切の作業を打ち切ることを決定いたしました……
○江崎国務大臣 これは御指摘のとおりだと思いますから、十分打ち合わせまして、警察のやり方が一番いいのか、法務省のやり方がいいのか、これはやはりそこを一致させて、両方の特徴をとって、一番理想的なものというとおかしいですが、要するにわかりやすくしかも説明のできるもの、これは、国民の基本的権利に関する問題のひずみの、要するに統計ですからよく注意いたします。御趣旨はわかりました。
【次の発言】 そのとおりでございます。詳しく申し上げると、公職選挙法の六条第二項の、中央選挙管理会及び各選挙管理、委員会は、選挙の結果を選挙民に対してすみやかに知らせるようにつとめなければならない、こういう条文からすれば、即……
○江崎国務大臣 どうも全く御指摘のようなことが現実にあったとしますれば、まことに不備であった、申しわけないことだと思います。特に病院などという被災者が避難をするのにも大きなハンディキャップをしょっておるところの点検などは、平素から消防庁長官をはじめ幹部一同、注意を喚起して万全を期しておるのですが、それを点検に行きながら十分指摘し得なかったということがほんとうであるとするなら、私はこれはミスを認めないわけにはまいらないと思います。 特に、建築基準法には合っておるが、どうも消火設備その他からいうと一はなはだ不備であるという建築物がホテル、旅館等々にもあるわけでございまして、こういった問題を一日も……
○江崎国務大臣 一言ごあいさつ申し上げます。 第二次田中内閣が発足するにあたりまして、私、自治大臣と国家公安委員会委員長、そして、当委員会には関係ございませんが、北海道開発庁長官、この三ポストを担当するようにと、こういうことでございました。私、はなはだ未熟、ふなれでございまするが、今後にかけまして、どうぞひとつ委員の皆さま方の御指導を賜わりたいと思います。ここにつつしんでごあいさつ申し上げます。よろしくお願いいたします。(拍手)
○江崎国務大臣 委員の皆さまには、平素から、地方自治発展のため、また、警察行政に格別の御尽力をいただきまして、厚くお礼申し上げます。 この機会に、所管行政の当面する諸問題について所信の一端を申し上げ、皆さまの深い御理解と格別の御協力を賜わりたいと存じます。 まず、地方自治行政についてでありますが、御承知のとおり、わが国は、最近における社会経済情勢の著しい変貌に伴いまして、過密、過疎問題をはじめ、解決すべき幾多の内政上の諸問題に直面しております。これら内政上の諸問題を解決していくためには、国と地方とが同一基調のもとに、福祉優先の立場に立脚して、地域社会における生活と産業の基盤を調整、整備する……
○江崎国務大臣 いま御指摘になりましたように、いろいろなひずみができてまいりました。たとえば過密であるとか、過疎であるとか、また、御指摘になるように、自治体に対する関心度、愛着度、そういうものがだんだん薄れておることは否定できないと思います。しかし、その反面において、その生活環境に豊かさを求める、快適さを求めるといった要望が住民意識の中に非常に強くなってきておることも否定できないのであります。したがいまして、そういう住民感情というものを的確に把握していくこと、これは口で言うことはやさしいわけですが、非常にむずかしいことです。しかし、地方自治体に対する配慮はきめこまかなものでなければならぬ。そし……
○江崎国務大臣 御指摘の点はきわめて重要な点をついておられると思います。もともと、国の政治も、地方の政治も、本来これは国民のため、地域住民ということばを使ってもよろしゅうございまするが、住民のためのものでなければならぬと思うのであります。したがいまして、住民が何を求めておるか、これが先決だと思います。したがいまして、国と地方とが同一基調に立って政治を推進するということは、国は国民の支持を得た政府であり、地方は、いま御指摘のように、ときにイデオロギーの違う首長もあるわけですが、それは、住民が自分たちの首長として最も適任者であるという形で求めた首長でありまする以上、やはりこれは同じ一つのウエートを……
○江崎国務大臣 公営企業の中でも、非常に利用度の高い、また、住民にとっては切実な問題を解決してくれる大事な機関が病院でございます。この病院は、やはり自治体病院というような特殊な性格から、最近では特殊医療も引き受けなければならぬ。また、きわめて細分化され、高度化されてまいりました時代の要請に沿って、そろばんを度外視して高度医療も施す。そういうものを担当しておることが一つのマイナス原因になっておる。それから、医師の給料というものが、他業種に比べまして相当高くありませんと、これをそこにつなぎとめることができない。こういったこともございます等々、最近は病院経営上マイナス点が多くなっておる実情というもの……
○江崎国務大臣 北海道の開発は、御承知のように、もうすでに発足をいたしましてから二十年になんなんといたします。しかも、今日第三期計画の推進中でありまして、そういう意味では、新たな建設をしておるということがいえると思うのです。そこに日本列島改造の政策がこの内閣によって強く打ち出されてまいったわけでありまするが、これは御承知のように、過密過疎の問題が、最近の経済社会の変貌に伴いまして非常に顕著になってきた。このことから、日本列島をどう改造するかということが緊急の課題として持ち上がってまいったわけであります。簡単にということですから、簡単、率直にお答えを申し上げて、一口に言えばそういうことだと思いま……
○江崎国務大臣 昭和四十八年度の地方財政計画の概要について御説明申し上げます。 昭和四十八年度の地方財政につきましては、現下の社会経済情勢の推移と地方財政の現状にかんがみ、国と同一の基調により、財源の重点的配分と経費支出の効率化に徹し、適切な行財政運営を行なうことを基本とし、地方財源の確保に配慮を加えつつ、長期的視野のもとに積極的に住民福祉の充実向上をはかるものとしております。 このため、昭和四十八年度におきましては、住民負担の軽減合理化を推進するとともに、計画的に社会福祉の充実、社会資本の整備等地方行政水準の着実な向上をはかり、あわせて地方公営企業の経営の健全化を積極的に促進することを目……
○江崎国務大臣 住民税の課税最低限につきましては、地方自治の見地から、いわゆる地域社会の費用を住民が所得に応じて広く負担することが望ましいという観点に立っております。それから、所得税は所得の再配分というような意味合いがありまして、これは税率も御承知のように非常に高くなっておることは御承知のとおりですし、累進方式をとっておることも御承知のとおりでございます。それに引きかえて、住民税は、これは税率そのものも少のうございます。そういう特質がありまするので、必ずしも住民税と所得税というものが一緒でなければならないということにはならぬと思います。これは税の本質が違うというか、性格が違うと申しますか、しか……
○江崎国務大臣 ちょっと私から……(山本(弥)委員「官房長官から答えてください。自治大臣にはあとから御答弁願うことにします。」と呼ぶ)簡単に事の経緯だけ私から申し上げたいと思います。そして、あと官房長官から……。 御承知のように、この問題は、共産党を除く各党提案で一年の暫定措置がとられました。そこで、自治省としては、この問題について、一年の時間をかけて鋭意検討をしてしかるべき結論を出せということ、仰せのとおりでございます。そこで、農地の固定資産税に関する研究会に諮問をいたしまして、A案、B案と称する二つの案が提示されたことも御承知のとおりだと存じます。そこで、私ども自治省といたしましては、そ……
○江崎国務大臣 これは、すでに他の委員の御質問にもお答えをしたわけでありますが、いわゆる土地の不当な買い占め、これは投機的な思惑買いをさしますが、こういったものが現実的に行なわれたことは、これは歴然たる事実であります。したがいまして、この投機対象になった土地をいわゆる宅地として吐き出させる、思惑対象として規制をするという一つの理由、それから吐き出しを促進させるという理由、これらに基づくものでありますが、もとより、この特別土地保有税だけによって思惑を規制したり、また吐き出しを促進させるということが可能なわけではありませんので、一方では、いわゆる土地の譲渡税の重課というものとからみ合わせて、そうい……
○江崎国務大臣 自然増収は、それだけ国の経済規模も大きくなり、特に、いま、所得税を御指摘になっておるわけですが、経済規模の拡大によって、それだけ自然増収分がもたらされる。一方では、同時に社会資本の拡充強化が急がれる。経済規模が大きくなれば、当然、それに見合って支出もそれだけ多くなるわけでございまして、それらをひっくるめて充実していくということになれば、自然増収分に対してもある程度の課税をしていくということは、税法の根本から言いまして、これは当然であろうかというふうに考えます。そして、物価上昇の分等は、これは当然加味して減税されることはあたりまえでありまするが、その増収分について、特に、所得税と……
○江崎国務大臣 地価がとめどなく上昇するという現在のこの状態を、やはり変えていかなければなりません。そういうことが今度の一連の政府としての土地政策であります。おそきに失するとか、いろいろ批評はありましょうけれども、とにもかくにも、こんなに地価が上がることをどうしてとめたらいいかということで、国総法をはじめ、今度の税制対策その他で懸命に押えようとしておるわけです。あながち投機対象というだけではございません。したがって、もとより、この投機対象になることがとまれば、それだけ土地も安定をし、横ばい状況ということになりましょう。これが私どもの望むところでありまするし、田中首相がよく言います日本列島改造の……
○江崎国務大臣 ただいま議題となりました特定市街化区域農地の固定資産税の課税の適正化に伴う宅地化促進臨時措置法案について、その提案の理由と内容の大要を御説明申し上げます。 市街化区域農地に対する固定資産税の課税につきましては、その適正化をはかるため、先般修正案が提出されたところでありますが、今日緊急の課題となっております首都圏等三圏域における土地対策としては、課税の適正化とあわせて市街化区域農地の宅地化を促進するための措置を講ずることが肝要であると考えられるのであります。このため、当面、市街化区域農地の宅地化促進のための事業の施行、資金に関する助成、租税の軽減等について所要の措置を講じようと……
○江崎国務大臣 これは、やはり、今後の問題として、都市計画上、その緑地を生産緑地という形にして残すかどうかということは、今後それぞれの関係省において十分検討をされた上の問題であるというふうに私どもは考えます。いまお話がありましたような特殊土壌地帯等についても、いろいろ御意見もあろうかと思いますが、とりあえず今度は、この首都圏、近畿圏、中部圏という場面、しかも、そのまたA農地、B農地に限っての問題でございます。しかも、これも暫定的に二〇、四〇、七〇、そして四年後宅地並みの課税になるというような暫定的な措置もとっておりまするので、十分関係省庁において検討をされた上の問題ということに御了承を願いたい……
○江崎国務大臣 ちょっと、私、国家公安委員会の会合に出ておりまして失礼いたしました。 いまの大阪周辺の買い占めの土地ですか、これは、わかればあとから政府委員が御報告申し上げます。 それから、三圏の農家から土地を奪うなんというのは、これはとんでもない表現でありまして、私どもは、土地を奪うなんてことは考えておりません。税制面においては公平を期していく。これがまず一つ。 それから、一番宅地の不足しておる三大都市圏の市において、A農地、B農地も、これは市街化区域の中のわずかな地積です。その地積に農地を持っておる人が、そこで農作物をつくるよりも、もっとメリットのある、いわゆる賃貸住宅をつくっていた……
○江崎国務大臣 ここでは、地方税としての、土地に対する固定資産税の問題の御審議をいただいておるわけでありまするが、今回総合的な土地政策を推進いたしまするものは、やはり、土地は国民全体のものであるという基本的な考えに基づいて――現在では、過密過疎の問題等々によって、非常な住宅難という現象が顕著になってまいりました。 そこで、この過密過疎の問題を解決すると同時に、一番目下の急務である宅地供給をどうするかということでございます。 そこで、この宅地供給の問題一つ取り上げてみましても、税制面だけではとうていそれが満足な回答が得られるものではありませんので、国土総合開発法であるとか、これに関連する土地……
○江崎国務大臣 建設大臣から、非常な弾力的運用についてのお話がございました。これは都市の実態に即したものであるというふうに私も考えます。今後の問題としてすみやかに検討しよう、こういうことのようでございますが、そういう形になることは望ましいと思います。
【次の発言】 この問題は建設省が主管される問題ですから、私があまりとやこう言うことは望ましくないと思います。ただ、場面として、市町村長だけにゆだねますると、課税は市町村長が課税主体でありまするが、都市計画ということになりますると、やはりそこに全体のバランスの問題もありましょう。それぞれの町村によって思い思いに都市計画が進められるということはどうで……
○江崎国務大臣 ただいま全員一致でいただきました附帯決議につきましては、その御趣旨を十分尊重し、適切な措置を講ずるよう努力いたしたいと存じます。
○江崎国務大臣 今度の地方財政規模が国の予算を上回る――もっとも国の予算とダブる面もありまして、まあ、十四兆二千億程度というものは、今度の国民総生産が百兆から百十兆が見込まれるわけでございますからそういう見地からしましても、この程度のものは、大型ではあっても、さまで均衡を失したものということにはならないというふうに思います。 地方財政需要はだんだん増加する一方でありまするが、特に、その財源措置については、自治省として細心の配慮をはかってまいりましたが、四十八年度には相当な地方税収入が見込まれます。 ただ、問題なのは、資金運用部資金から九百五十億円の借り入れを行なった、そうして所要額を確保す……
○江崎国務大臣 これは、私も、まだ詳しい説明は部内で聞いておりませんが、新聞等で山田委員も御承知になったと思いまするが、自治省が四十六年度から進めておりまする都市総合管理システムの研究の一環として、日本都市センターに委託をして、一つの答えを求めたわけでございます。御承知のように、地方都市と一口に申しましても、これは、地形、地理的環境、また歴史的な流れといったものがまことに多岐にわたりまするので、一がいに十万都市と言うても、その形態に相当大きな差があることは事実であります。しかし、それを一カ所や二カ所でなくて、おっしゃるようにもっと全国的に幅を広げて、たとえば百万都市――たとえば地方中核都市構想……
○江崎国務大臣 御指摘のように、当然そうあるべきだというふうに私も思います。民主政治ということが言われるときに、その主人公である国民に背番号をつけるとか、プライバシーを侵害するような、そんなことがかりそめにもあっていいはずのものではございません。あくまで、いまお話しにありましたような線に沿って、近代的にこれが導入され、運営されるということでなければならぬ。全く同感に思います。
【次の発言】 地方公共団体が、その地域住民の意向を反映して自主的に運営されることは、これは仰せのようにきわめて望ましいことだと思います。ただ、国家全体としての規律の問題、行き方、これは、政治上の、行政面の統一的な面はまた……
○江崎国務大臣 その御指摘は、たまたま同じような論調で税制調査会でも議論になっておるところでございます。これは別に免除しておるわけじゃなくて、所得税を対象にしてかけておるというところに、いま御指摘のような矛盾が出てくるわけです。なるほど、それぞれの事業が地方公共団体から受けておる利便に対して何がしかの分担をする。事業税の性格から言いましても、相当な大会社が欠損であるからというので、何らこの税を納めないということ、これは、確かに、御指摘のように不合理の点があると思います。このことは税制調査会でも、いま申し上げましたように、しばしば議論の対象になっておるわけです。 しからば、その収入金額に対して……
○江崎国務大臣 実は、公職選挙法改正の問題をめぐりまして、たまたま十一日午後一時から、隣の委員会の部屋でございましたが、改正の意思ありやなしやというあたりから話が始まりまして、私の答弁が原因になりまして、国会の紛糾を来たし、審議がストップをいたしました。実は、先日も公選法特別委員会を開かれました席に出まして、その事態に立ち至ったことに対して遺憾の意を表したような次第であります。自来、地方行政委員会をはじめとする各委員会の審議がストップされたことは、これまたきわめて残念なことでございました。何にいたしましても、選挙法の問題は重要でありまするが、その答弁をめぐって紛糾を来たしたということは、いかに……
○江崎国務大臣 総理と大蔵大臣が会見をしまして、いま御指摘の新聞記事のような話し合いが行なわれたことは事実のようであります。それからまた、政府・与党でありまする自民党の税制調査会も、この税の減免措置等について、例年よりは早くその作業に取り組んでおるわけでございまして、まあ、今後の問題でありまするが、新聞に報道せられておるような方向で、慎重に検討されるものというふうに私どもも承知をいたしております。 いま御指摘の、個人の所得税の課税最低限の引き上げに伴って、住民税の課税最低限を一致させるべきではないかということは、この委員会でももうしばしば議論になったところでございます。くどくどしい話は差し控……
○江崎国務大臣 第一点の自転車の通勤通学奨励の問題でありまするが、これは、まだ、私自身も、一つの試みとしてやってみたらどうかということを提議した程度のものでございます。 先般、私は、公営企業、特に路面交通事業、地下鉄等々を含む視察に横浜市へ参りましたが、これは、都市の規模から言って、一つのモデルケースであろうということで横浜市を選んだわけであります。横浜市というのは、政令都市では京都に次いで緑が多いという市長のお話がございましたが、そのときに、高速道路が順調にまいりまして、私、三十分ほど早く着き過ぎた。そこで、約束の時間より三十分も前に到着することはかえって御迷惑であろうということで、市内を……
○江崎国務大臣 従来も、公営企業の独立採算制の問題についてはいろいろ議論の存するところでありまするが、やはり、企業という以上は、その受益者が分に応じてそれ相当の負担をするということが原則でなければならぬと思います。また、それを度外視して、一般会計がすべてこれのめんどうを見るということになりますると、地方公共団体に要請されておりまする各種の事業等々に影響を与えまするし、公平の原則から言いましても、ある程度受益者が負担するという、この原則を変えることはできないと思います。ただ、モータリゼーションの発達に伴って、路面交通が年々悪化してきたという事態は認めないわけにはまいらないと思いますが、それでも黒……
○江崎国務大臣 憲法二十一条に示しまする要旨は、もとより十分保障されなければならぬというふうに考えております。したがいまして、今日まで、それが左翼であると右翼であるとにかかわらず、かりそめにも、暴力等をもってしてこの二十一条の精神を侵そうというような行動に出るものについては、十分取り締まりを展開してまいったところでございます。
【次の発言】 まさに、山口委員をはじめ関係者から、厳重に事前の取り締まりをするようにという申し入れを私どもは受けました。少なくとも、警察としては、法に照らして取り締まりをする最高の限界までは努力をしてまいったつもりであります。しかも、私自身は政治家でありまするので、現地……
○江崎国務大臣 私どもは、第一次再建計画の場面を十分考慮しながら、今度の新たな再建計画と取り組んでおります。それには、再建債の利子について、そのほとんどの額を国が補給をする。残余の利子あるいはその元金の償還は来年度から始まるわけでありまするが、それを地方公共団体の一般会計が受け持つ。これについては、先ごろ来、国も何らかの措置をすべきではないかという説が強く御質問にあらわれております。本来、国民の税金でありまするから、元本にまで助成をするということは、元本に助成をすれば必ず再建が可能である、こういうふうに再建が達成されるという責任ある答弁が――答弁といいまするか、地方公共団体側の保証がされなけれ……
○江崎国務大臣 これは、もとより、路線バスの機能が十分果たされるように、その環境といいますか、道路整備等々をはかりていかなければならぬ。それには郊外部の道路の拡幅の問題がありましょう。あるいは、バイパスの道路の新設といったような根本的な問題もあります。鉄道駅に連絡する道路網の整備、主要交差点の立体化といったような基本問題。それから、バスに関連した施設の整備としては、ターミナルの建設であるとか、駅前広場のバス優先利用とか、バスレーンの拡充、バスの停留所の施設の整備、それから公共交通機関の優先通行の確保、これは現在でも行なっておりますが、これを徹底する必要がある。バス優先レーンとかバス専用レーンを……
○江崎国務大臣 ただいま議題となりました公有地の拡大の推進に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由と要旨を御説明申し上げます。 公有地の確保につきましては、公有地の拡大の推進に関する法律に基づき、その促進をはかってきているところでありますが、最近の土地需要の動向に即応し、地域の秩序ある整備を推進するため、土地の先買い制度を整備するとともに、土山開発公社の業務を拡充する等所要の措置を講ずる必要があります。 これが、この法律案を提出いたしました理由であります。 次に、この法律案の内容につきまして、その概要を御説明申し上げます。 まず、土地の先買い制度の整備についてであり……
○江崎国務大臣 仰せのように、土地の利用は、地方公共団体としては、土地の値上がり等とともに非常に困難な状況にありますが、福祉施設を充実するためにはこれはどうしても確保しなければならぬというわけです。今日までいろいろな土地政策を進めてまいったわけでありますが、特に、本年度からは、均衡ある国土の利用を回復しよう、そして、土地が少なくとも投機対象になることはあくまで抑制しなければならぬということで、税制上からもあらゆる規制をしてこの抑制をする、また、住宅不足に関連しまして、大量の宅地を供給されるように計画を進めていこうというわけで、国土総合開発法を背景にして土地の利用の基本計画を策定する、また、その……
○江崎国務大臣 御指摘の点はきわめて重要だと思います。公有地を確保する、つまり、いまの私有財産制から言いまして、やはり、公有地に協力をするという気持ちに住民がなることが大事なことだと思います。したがって、そういう地域住民の期待にこたえようということになれば、公有地として売り渡した場合、税の減免措置がいまきめられた以上にあるということは望ましいわけでございまして、これは、今後の土地政策全般の問題とにらみ合わせて、なお減免の方向に努力を傾注してまいりたいと思います。
【次の発言】 わかりました。
【次の発言】 もう、全く同感でございます。
○江崎国務大臣 ただいま議題となりました地方公務員災害補償法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由とその概要を 説明申し上げます。 最近における通勤による災害の発生状況及び通勤と公務との密接な関連性等にかんがみ、職員が受けた通勤による災害に対し、公務上の災害の場合に準じた補償及び福祉施設を行なうとともに、その他の所要の改正を行なおうとするものであります。 このことに関しましては、政府は、すでに、通勤による災害をこうむった労働者及びその遺族に対し業務災害の場合に準じた保険給付等を行なうため、労働者災害補償保険法の一部を改正する法律案を今国会に提出し、また、国家公務員の通勤による災害……
○江崎国務大臣 土地自体が投機対象になることは、これはたいへんけしからぬことだというふうに私も痛感をいたしております。そこで、今度は私権ぎりぎりぐらいいろいろな制限を加えたわけです。それは、土地の利用計画を策定するとともに、土地税制を非常に強化いたしました。また、一方、土地の取引につきましては、届け出、勧告の制度、これを設けております。また、必要のある地域については土地取引の許可制をとる等、いろいろな規制措置をとっております。だから、計画を立て、税制をこれにきびしく課する形に改めしかも、取引上の規制措置をやる、これはずいぶん努力をしておるわけであります。したがって、先年来投機対象として土地の思……
○江崎国務大臣 最低保障額の引き上げにつきましては、退職者の生活の安定ということを考えながらだんだん引き上げてきたわけですが、御指摘のように、こんなに物価が高いという状況などを見ますと、この最低保障額が必ずしも十分なものというふうには私ども思っておりません。しかし、今度は、御承知のように、厚生年金の給付水準も改善されましたし、それとの均衡も考慮しながら措置をしたという経緯もございます。 なお、今後もこういった引き上げには十分意を用いてまいりたいと思いますが、御指摘の点は最低保障額というわけでございますので、これはあくまで最低であるということで御了解願いたいと思います。
○江崎国務大臣 ただいま本委員会に付議されました両案につきましては、慎重御審議の結果、前案につきましては原案のまま、後案につきましては、修正の上、すみやかに御可決賜わりまして、この際厚く御礼を申し上げます。
なお、ただいまこの両案に対しまして賜わりました附帯決議につきましては、その御趣旨を尊重して善処してまいりたいと存じます。
【次の発言】 だんだんの答弁がありましたが、やはり、いま答弁がありましたような、そういう線に沿って措置することが妥当であるというふうに考えております。
【次の発言】 日本も、そういう生活環境を中心にした公共施設が非常におくれております。特に、下水道のおくれというものは……
○江崎国務大臣 本法案は、さきの固定資産税の適正化に関する法案、これを受けて提出したわけでありまするが、そもそも、この都市計画区域の指定がなされましてから、農地と都市計画区域内の、特に市街化区域の固定資産税の課税が非常な不均衡をもたらしておる。これは是正しなければならぬのではないか。これは、御承知のように、前の国会以来、本年の通常会までに、この不均衡是正の何らかの措置をするようにということになっておったわけであります。したがいまして、その線に沿って今度立法をしたというわけであります。 たまたま、政府全体として、土地政策を推進するにあたりまして、この固定資産税の不均衡を是正するとともに、これが……
○江崎国務大臣 きわめて重要な点を御指摘になっておると思います。現在のままでほっておけば、やはり都市に人口は集中する、過密過疎の現象は依然として継続する、こういう形にならざるを得ません。そこで考えられたのが、いわゆる日本列島改造構想というものであるわけですが、端的に言いまして、通信、交通等のネットワークを全国的に整備する、そして、地方の中核都市というものを設けまして、これに総合されたあらゆる施設を設け、魅力のある都市づくりをする、これが非常に大切なことだというふうに考えます。 それから、イギリスなどで行なわれておりまするような職住一体のニュータウンづくり、これなども、モデル地区を指定して、相……
○江崎国務大臣 国有財産を処分するにあたりましては、地価公示価格によって払い下げるということは、国有財産法から言っても妥当な線であろうというふうに、原則的には考えます。しかし、それの用途のいかんによっては、これは大蔵省側において相当な考慮を払っておることは、今日までの例に見ても明らかなとおりでございます。そういう答弁がきっとあったかと思います。したがって、また、今後自治省としては、その用途に基づいて相当な起債を認めるとか、あるいは融資をあっせんするとかいうことは、これは当然しなければならぬというふうに考えます。
【次の発言】 事務的に、先にお答えをいたします。
○江崎国務大臣 今回の事件は、きわめて重大な事件であると認識いたしております。しかも、将来の日韓親善の永続のためにも、この問題が明らかにされることが断じて望ましいと考えますが、何せ、本人の身柄がありません。こういう事犯というものは、金大中氏を中心に、関係者三氏を十分調査するところから問題が究明せらるべきものであります。だから、警察当局がとっておりますところの、身柄をもらいたい、これを外交ルートを通じてねばり強く要請していくという態度は当然なことであるというふうに私は考えております。 いま、何か、政府が一貫した方針がないようなお口ぶりでございましたが、そういうことはございません。もともと、これ……
○江崎国務大臣 先に、専門家から……。
【次の発言】 先ほど来御説明申し上げておりまするように、地震の予知体制の強化、それから火災の防止、避難の訓練――ところが、これは、私ども中央防災会議に出ましても、図上訓練の域を出ないのですね。東京都では、各区で、明日も相当実地的な訓練をするようでありますが、東京都でもっと大きな訓練をしなければならぬ。図上計画なんというものは、ゴルフのプロゴルファーの本を読むようなものでして、読んで玉が飛ぶならば、みんなプロになる。私はゴルフをやりませんが、最近、人にすすめられて本を読んでおりますが、本は頭に入りますけれども、さあ、やってみたら、やっぱりだめなんでしょうね……
○江崎国務大臣 金大中事件を捜査しております警視庁特捜本部は、九月五日、警察庁から外務省を通じ、駐日韓国大使館に対し、同大使館の金東雲一等書記官の任意出頭を求めましたが、いまのところ、韓国側は、金東雲書記官の出頭要求を拒否しております。警察としましては、今後とも、従来どおり、じみちな捜査によって、事件の真相解明のため、慎重かつ着実に捜査を続けていく所存であります。 ここで、これまでの捜査の段階を振り返ってみますると、本件の背景には、私どもの理解の及ばない韓国の複雑な政治情勢があり、その規模において、日本から韓国にまたがる国際的スケールのものであり、また、捜査の条件として、事件の被害者でありま……
○江崎国務大臣 この問題は、私、けさも、閣議で文部大臣が発言しましたのを聞いたわけであります。判決文については、私、まだ詳細なものを見ておりませんが、御承知のように、これと同じような三十七条一項の問題について、ことしの四月二十五日に、すでに最高裁において判決が出ております。これは最高裁における確定判決で、したがって、和歌山においていま御指摘のような判決があったわけですが、文部大臣の語るところによりますと、教育委員会側はまたこれを控訴すると言っておるそうでありますから、また、これは間もなく未確定判決ということになるわけであります。したがって、現在としては、最高裁において決定を見ました判決というも……
○江崎国務大臣 超過負担の問題は、自治省としましても、地方財政に重大な影響を与えますし、これは、国、地方にかかわる重大問題でありまするので、関係各省と連携を密にしまして、その解消に努力をしてきたというのが実情であります。 この四番目の件につきましては、政府としてはやはりこういうふうに言わざるを得ない。それは、その当時、見解の相違や、あるいは積算基礎について、地方と中央とにいろいろ食い違いはあったと思いますが、大体、保育所というものは、御承知のように、いま、予算措置も全国的になかなか思うにまかせておりません。そういうことになりますと、非常な御要望があって、それにこたえて、そのときの積算基礎に基……
○江崎国務大臣 閣議の内容については、いま官房副長官が申し上げましたように、一々それを外部には出さないという原則がございますので、いまああいうふうに申したと思います。 私はもともと防衛庁長官当時から、終始、首都、特に京浜地区に災害があったときに救急活動をする民生協力の面での立川移駐であるということを、まあずいぶん繰り返し申し上げてきたわけでございます。したがいまして、そういう話題のあった、なかったは別といたしまして、平素から、これは絶対災害の場面で行動を起こすために便利な立川にこの小型機を移駐させる、こういうふうに了解をして今日まで来ておるような次第でございます。
○江崎国務大臣 最初に、今度問題になりました住民基本台帳法に基づく問題でありますが、これは、私ども何べんも申し上げてきましたように、立ち入り権というものではない。相手の許諾を得て、また今度の場合でも、よろしゅうございますという了解があるわけですね。したがって、居住に関するいろいろな条件を調査するという場合は、これはもう相手の了承のもとに入ることができる。これはいま大出委員もおっしゃるように、相手が拒否するものを押しのけて入っていく、これを立ち入り権といいますが、そういうていのものではないということだけは終始主張してまいったところでございまして、必要に応じて、屎尿の処理はどうなっているか、清掃関……
○江崎国務大臣 警察側では鋭意事件の真相究明に全精力を傾注しておりますが、まだいまこれというふうに断定するものは出ておりません。もともと被害者である金大中氏がいませんので向こう側で調べたもの、その中でわずか連絡があった点、あとは新聞等によって伝えられる金大中氏語るというそのことばを中心にして捜査を展開しておるというわけでございまするから、これが四つのうちの一つである、その四つというのは、どういう過程でいまおっしゃって見えるのか、私途中から来ましたのでよくわかりませんが、そういう具体的なものはまだ確認いたしておりません。
【次の発言】 警察としては全力をあげておるわけでありまするが、万全ではなか……
○江崎国務大臣 自治省としては従来、いま御指摘の一般会計分の六百二十億、これに見合って地方交付金の中から百五十億程度これに加算をし、いろいろこまかく分けておりまするが、いわば実質の助成措置をいたしておるわけであります。しかし、地方交付金そのものの性格からいいまして、これは今後増収に見合ってふやすことはできても、それ以上年次を追うて助成をするということはなかなかむずかしい。しかし、地方公共団体による病院というものが地域社会に果たしておる役割り、特に特殊な治療とか採算を度外視した地域社会福祉のための治療とか、いろいろな面で経費のかかっておることはよくわかります。で、そうかといって、それじゃ六百五十……
○江崎国務大臣 お答え申し上げます。 防衛庁が、平和時のという前提はありますが、その防衛力の限界について示した努力、これはひとしく認めていただけると思うのです。私はよくやったと思う。これはいま三木副総理がおっしゃるように、なかなか数字で出しがたいものではありますが、平和時のという前提がある。それから、われわれは平和憲法を持っておるというような意味から、数字を出してでも国民の理解を得たいというふうに防衛庁がこの自衛隊の実勢力について思い、また、これを具体的に数字にあらわした努力というものは、高く評価されていいと思うのです。 それをどうしても政府の見解にしろ、こういう議論がこのごろうちからずっ……
○江崎国務大臣 御指摘の点は全くもっともでありまして、御承知のように脳外科医の応援要請、医師の待機、それからあきベッドの保障に要する経費、こういったものについて、ちょうど昭和四十六年の集計が出ておりまするが、約六億円、特別交付税という形で支給をいたしております。
【次の発言】 御指摘の点はきわめて重要だと思います。ただ、消防が消防法に定められて搬送業務に従事しておるわけですが、これは御承知のように二十四時間勤務です。そして火災にいつでも出動できる体制についておる、生命、財産を守る、こういうたてまえから搬送業務をやっておるわけでありまして、いまのところ大体、まあ十分とはいえませんが、よくやってお……
○江崎国務大臣 御指摘のように、これは十分検討をしなければならぬ問題だと思います。現在のところは、経済企画庁の指導を得ながら役所としての作業をしておる。主体は経済企画庁のほうでございます。
【次の発言】 御熱心な御意見、傾聴いたしました。
そこで、自治省としましては、この市民の対話の場と申しまするか、コミュニティーの形成については積極的に協力いたしております。ただ問題は、ちょうど四十六年から発足をしまして、現在モデル地区五十三カ所、こういうことになっておりまして、まだまだいまだしの感が強いわけでございます。それでいまお話がありましたように、これが市民の対話の場として非常に役立っておる。特に団……
○江崎国務大臣 制度金融の問題につきましては、非常に効率的に利用されておることは、私ども承知いたしております。 ただ問題は、自治省としてこれを今後の研究題として研究の熱意は持ちまするが、いま直ちに組織的、制度的にこれをするということについては、まだ検討の余地があるというふうに考えております。また同時に、その金融関係の当局者の判断に待つことが正しいのではないか。地方自治体の資金のゆとり等々においてこれを運用しておられることについては、私ども抑制をしたりとか干渉したりとかそういうつもりはありませんが、なお今後の問題として十分検討いたしたい。
○江崎国務大臣 御指摘のように、計画を策定いたしまする最終の段階において変動相場制に移ったわけでございまして、これが示しました地方財政計画にどういう影響を与えるか、これは年度全体を通じてさてどういう影響を与えるかという見通しについては、相当むずかしいものがございます。にわかに把握しがたいわけでありまするが、現在の地方税の税目から見まするというと、比較的影響があると考えられまするものは中小企業の事業税、それから法人関係の税金、これがどの程度落ち込むか、それから軽油引取税に多少の影響があるであろうかと、こんな想像はできるわけでございます。 ところが、年度全般を通じて考えますると、前回のときとは違……
○江崎国務大臣 これはさっきから大蔵大臣がお答えしておりますように、土地譲渡税というものと相まって土地投機を抑制したり、供給促進を考えていこう、こういうところに問題があるわけでございまして、一・四%というものは取引価格にかかるわけでございますから、これは相当な金額になるわけでございます。固定資産税とでは比較にならない高率なものになる。いまおっしゃるように、この保有税だけ一つを取り上げてみますと、そういう見方も私、確かに出てくると思うのです。しかし、これは譲渡税とのかね合いというところに妙味が発揮されるわけでございまして、その点を御理解願いたいと思います。
○江崎国務大臣 関連いたしておりますから、自治省の立場から申し上げます。 それは、住宅が不足をいたしておりまするために、地方開発公社に対しまして住宅用地を確保するという場合に、市町村の住宅用地を確保するときには、都市計画法における調整区域においても、高い市街化区域よりも、市町村の場合は乱開発ということはありませんので、そこで、例外措置として認めることはできないかということを、建設省側に自治省として協議をしたことはございます。これは御承知のように、その乱開発を防止、防遏する意味で、民間企業の場合は二十ヘクタール以上という基準を設けておるわけですが、市町村の開発公社が特に住宅用地として取得しょう……
○江崎国務大臣 この超過負担の問題は、国及び地方の財政秩序を乱すことにもなりまするし、地方団体のいわゆる行政水準を極度に低下させるという作用をなしまするので、この負担の解消につとめてまいったことは、いま御指摘のように、本会議あるいはこの委員会でも詳しく申し上げましたので、繰り返しません。 そこで、いまお尋ねの、公営住宅建設事業についての実態調査を本年度いたしたわけでありまするが、その結果は、建設工事費について補助単価が一平米当たり約八%、ちょっとこれはきびしい数字で、議論の存するところだと思いまするが、一応八%の超過負担がある、こういうことが判明したわけであります。したがいまして、この負担分……
○江崎国務大臣 事業が幅が広くなれば広くなるほど、国の方針と地方公共団体の方針とが食い違うということも、これは私は出てくる問題だと思います。もとより民主政治というものは地方住民の声を尊重して国が方針をきめていく、こういう形になるわけですが、これは極端に方針が違いまする場合には、たとえばいまのような建築の問題であれば建設省、病院等の経営の問題であれば厚生省、そして私ども自治省をはじめ関係省庁が間をとる。直接的には、建物のそういう建築基準に関するような問題なら建設省がその調整をはかる。そして国の方針がときに指導的に優先する場合もないわけではないと思います。しかし、極力話し合いによって解決をしていく……
○江崎国務大臣 御承知のように、地方の公共団体の用地取得のために、財源としては、公共用地先行取得債、そして土地取得のための地方債の拡充強化をはかる、それから、公営企業金融公庫の融資ワクを拡充強化する、これは従来とってきたところであります。 そこで、今度この公共用地を拡充強化していくために、まあ地方債にも限度がありまするし、勢い縁故債で手がけなければならぬ。特に住宅用地に必要限度のものにはひとつ網をかぶせてしまおうということになりますると、このものにもし縁故債を用いた場合、政府の融資の金利と民間資金との金利の間に多少開きが出てまいります。あるいはまた農協の系統資金を使ったらどうか、これは農地の……
○江崎国務大臣 この問題は、御指摘のように、確かに自治省としての責任を回避するわけにはまいらないと思っております。これはしばしば今国会でも問題になりましたように、私どもも前国会の経緯を受けまして、農地の宅地並み課税といいますか、固定資産税に関する研究会に委託をいたしまして、そしてその回答を待ったわけでありまするが、御承知のようにその回答に接したわけです。 そこで政府といたしましては、その第三者機関による研究会の回答を中心としまして政府提案をしたい、こういうことで、政府・与党とも相談をし、また政府側としても慎重に検討をいたしてまいったわけでありまするが、たまたま政府・与党から、これは前年の経緯……
○江崎国務大臣 このたび、大平内閣の発足に伴いまして通産大臣に任ぜられました江崎真澄でございます。 皆様方には、通産行政についてもうすでにベテランとして大変御勉強、御努力をちょうだいいたしておりまするが、私も通商を盛んにし、国際協調を果たしながら、内に向かっては景気を速やかに回復して何よりも雇用を安定させる。また、無資源国のわが国といたしまして、エネルギーをどう確保し今後どう開発していくか、きわめて重要な問題が山積いたしております。はなはだ微力でありまするが、皆様方の御指導のもと、御協力のもと、全力を挙げまして奔命をいたした、いと思っております。どうぞ今後ともよろしくお願いを申し上げます。(……
○江崎国務大臣 このたび新内閣が発足するに当たりまして、通産大臣に任ぜられました。 通商問題といい、景気回復を前提とした産業の問題といい、きわめて多岐にわたります問題処理をしなければなりません。わけてもエネルギーの確保の問題は、資源のないわが国としては最も優先するきわめて重要な問題でございます。 当委員会は、そのエネルギーの中でもわが国で産します石炭を国策の線に沿ってどう遂行し、どう今後育成していくのかという非常に重要な、またむずかしい問題を御処理いただいて、私も責任の重大を痛感いたします。 どうぞひとつ委員皆様方の御指導によりまして、その職責を果たすことができますよう幾重にもお願いいた……
○江崎国務大臣 お答え申し上げます。 カーター・総理会談ではもとよりこの問題が取り上げられたことは、いま御質問のとおりでございます。そしてその両者の間で、日米協力はもとよりだが、国際エネルギー機関においてその安全性の確立を十分確かめ、そしてまた民心に与えた不安感、これに真相をはっきり説明することによって理解を求める努力をしていきたい、簡単に申せばこういう結論になったものというふうに聞いております。 それから、先ごろ行われましたパリのIEAの閣僚理事会におきましても、私、アメリカのシュレジンジャーエネルギー庁長官とこの問題について話し合いをいたしました。彼は、非常に初歩的なミスでまことに残念……
○江崎国務大臣 第八十七回国会における商工委員会の御審議に先立ちまして、当面の通産行政に対する私の所信の一端を申し述べます。 現在、わが国経済は、内外の激動する環境下にあって、多くの困難な問題を抱えております。 国内にありましては、長期にわたる不況から、国内需要の拡大により緩やかながら景気回復の道を歩みつつありますが、雇用情勢等には依然として厳しいものがあり、景気回復を一層確実なものとすることが要請されております。 一方、国外においては、保護貿易主義の台頭、国際通貨体制の不安定化等、世界経済の枠組みと運営に不安かつのる中で 大きな経済力を有するに至ったわが国に対して、世界経済の安定的発展……
○江崎国務大臣 今後石油価格がどう推移するか、これは私どもも情報を的確に把握しながら、値上がりを最小限にとめる努力を今後とも鋭意続けていきたいというふうに考えております。 いま御指摘のように、スポット物が異常な高騰をたどっております。これは、たとえば日本の場合でもイランに一九%程度輸入を仰いでおるわけです。そのイラン石油を主として扱っておる商社は、業界同士の融通というわけにもまいりませんから、従来の備蓄分、それに加えて顧客をつなぎとめようということになれば、高いことを承知でもスポット物を買わなければならぬということになりますね。ただ、全体的に見ますと、日本の場合は長期契約がほとんどでありまし……
○江崎国務大臣 繊維工業構造改善臨時措置法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び要旨を御説明申し上げます。 繊維工業につきましては、現行繊維工業構造改善臨時措置法に基づきまして、昭和四十九年度から、繊維工業の知識集約化を目指して、新商品または新技術の開発等に関する構造改善事業を実施してまいりました。しかしながら、この間のわが国の繊維工業をめぐる内外環境は、当初の予想を上回る、まことに厳しいものとなりました。すなわち、国内におきましては、石油危機後の景気の著しい冷え込みにより、繊維製品の内需が大幅に減少し、長期にわたり停滞を見せました。また、対外的には、発展途上諸国における繊維工……
○江崎国務大臣 過去五年間の経緯を見まして、そしていま局長が申し上げたように改めたわけでありまして、これはよく宣伝、周知徹底することが必要なのですね。そして、地方通産局などにおいても、今度はこういうふうになるからということを、具体的に指導することが一番大切なことだと思うのです。そうすれば相当な成果は上げ得るのではないかと思っております。
【次の発言】 御指摘の点は、確かに私も重要な問題だというふうに認識しております。ただ言えることは、先ほど来局長も申しておりますように、設備の合理化をしてコストをダウンすること、それから付加価値の高いものをつくりません限り、比較的競争力のないような、綿布だけであ……
○江崎国務大臣 お説のように、いろいろな情報が入り乱れるわけですが、一日に二百万バレル足りない、それはいまのサウジアラビアその他の増産分を計算してなお足りない、こういうわけですね。したがって、さっきも長官が言いますように、この増産がさていつまで続くかという点に、不安感がないわけではないと思います。それが一点。 それからもう一点は、量においては、やはり確保することが、民心を安定させる上からいって、これはよかったと思います。ところが、今後スポット物が、いまは 落ちつきしておるとは言いながら、やはりこれが異常に高いというようなことなどから、今後値上げの問題が、国民にとっては相当深刻な状況で出てくる……
○江崎国務大臣 経企庁長官からお答えがあったとおりであります。貧富の差がこの世界にあることが、世界の平和に一番大きな乱れを生ずる原因にもなっております。この差を縮めるべく先進国が協力の手を差し伸べる、特に日本の場合は、経済協力プラス、資源を輸入して加工する優秀な技術を持っておりまするので、技術協力といった面で実効を上げてきて今日に至っておる、かように考えます。
【次の発言】 いま御質問にありましたような経過をたどりまして、三月二十九日、劉希文さんと稲山嘉寛さんの間で日中の長期貿易取り決めの改定案文に調印がなされたわけであります。
私ども日本政府としましては、民間関係が非常に円滑に、両者の合意……
○江崎国務大臣 法律上はこういう取り決めになってはおりますが、行政指導によりまして早めるということはできると思います。これはおっしゃるように、私さっきから質疑の様子を聞いておりまして大事な点だと思うのですね。やはり便利なものにはある程度の危険が伴う、それは自動車に精巧なブレーキが必要なのと一緒ですし、運転心得が試験制度であるように。ですから、この本来安全であるべき便利なものを、もっとお互いの生活に安全に利用されるというなら、これはやはり資格を与えたり講習を受けたり、当然なことなんですね。たとえば講習を受けない者は入札などのときに不利であるなんというようなことにでもしようものなら、それはもうすぐ……
○江崎国務大臣 御指摘の点は全く重要ですし、私もこのままでいいとは思いませんが、要するに一種の災難とでも申しますか、たとえば類焼の厄に遭うとか、それから交通事故で犠牲になったという人、また第三者が道を通りかかっていて上から何かが落ちてきて死んだとか、いろいろなケースがあると思うのです、全般的に見ますと。ただ、そういうことで一種の災難だで済ましていいかと言われると、それは済ましていけませんね、しかし、さて、このガスの問題で、しからば通産省に名案があるかというと、なかなかそういう――ちょっと私がいまここへ答弁に立ちながら考えただけでもいろいろあります。自殺者が高所から飛びおりた、その下を通りかかっ……
○江崎国務大臣 今回の事故はいかにも私も残念であったと思います。わが国に与えたショックも相当大きいし、また国民が、いまお述べになりましたように、せっかく安心感を持っておったものに不安感を醸成した現実を見逃すわけにはまいりません。しかし、いま原子力安全委員長からもいろいろお話がありましたように、わが国の場合はもう安全第一主義で、特に安全の規制については二つの法律を駆使して、十分の上にも十分を期しておることは御存じのとおりであります。特に今度のこの状況にかんがみまして早速点検を命じたり、その点検も一週間という期限つきで命ずる。しかもまた、その報告を待ってディスカッションをする、ヒヤリングをやる、そ……
○江崎国務大臣 天谷長官は、安全性の問題については、私どもを補佐する立場で非常に強力な発言を私どもにはしております。いま例に引かれました講演は、あの事故が発生する前の講演であったというふうに私も理解をいたしております。今度の場面でも、私は、言いかえてみるならば、結果においてはやはり二重、三重に安全性を確保した原子力発電の機器そのものは、最終的には安全であったということも言えるのではないか。これはまだ最終結論ははっきりした報告は出ておりませんが、渋沢さんも御存じのように、二次冷却水を回しておるポンプの故障から始まったわけですね。それから非常用の炉心冷却装置というものは、テストとしては回転させる場……
○江崎国務大臣 御指摘の点はやはり現時点でいろいろ問題はありますが、石油の場合、価格は高騰しておりまするが、入手の量においてはいまのところどうやら確保できておるというのが御承知のとおりの実情でございます。それから五%節約、これはやはり徹底しなければならないというふうに考えております。 原子力発電所の建設については、御指摘の点確かに心配な点でありますが、見方によっては、今度のあの事故というものは、結果的にはやはり安全性は相当確保されておったということも言えなくはないわけであります。しかし、私どもはあくまでこの原因を究明いたしまして、カーター大統領も言っておりまするが、正しく国民に知らせることに……
○江崎国務大臣 産地中小企業対策臨時措置法案につきまして、その提案理由及び要旨を御説明申し上げます。 御案内のとおり、最近における経済情勢は、全体としては景気回復の足取りを強めておりますものの、今般の円相場の高騰により、大きな影響を受けている輸出関連等の特定の産地におきましては、産地中小企業の事業活動に支障を生じており、このまま放置した場合には、将来多くの産地中小企業が疲弊し、これに伴う経済社会問題が発生するという事態が憂慮される状況であります。 政府といたしましては、これまで、円相場高騰関連中小企業対策臨時措置法を中心とした金融、税制上の措置等の、緊急かつ総合的な対策を進めることにより、……
○江崎国務大臣 ただいま長官からお答えいたしましたように、中央、地方が一体になって合理化、近代化、そしてこの法律が目的としておりまする成果を上げるためのあらゆる努力を払うことは当然なことでありまして、十分そのあたりには留意いたしてまいりたいと考えます。
【次の発言】 いろいろな角度から現在検討しておるということでありまして、まだ具体的になったものではありません。多少新聞社側の推測を交えての記事という表現の方が当たっておるというふうに思いますが、考え方の方向としてはああいう考え方を持っておることは事実でございます。
【次の発言】 為替相場について政府側が具体的に見解を披瀝することは、国際的にも不……
○江崎国務大臣 金のブラックマーケットにおけるいろんな被害を防止するために、その実態把握に通産省としても努めておるわけでありますが、この関係消費者に注意喚起をする、これは一生懸命やっておる。たとえば消費者ニュース、これは通産省発行のものでありますが、消費者に対して繰り返し注意を喚起してきたということ。それから商品取引関係者である全国商品取引所連合会、それから全国商品取引員協会連合会に対して、いわゆる金の取引が商品取引所法に基づく取引でないことを消費者に十分知らせる。そしてまたそういう誤解がないようにこれを防止する、こういった指導を昨年の九月にも全国数紙に意見広告というような形でやったという報告……
○江崎国務大臣 先ごろ、大平内閣の発足に当たりまして通産大臣に任ぜられました。その後鋭意努力をいたしておる次第でございます。 第八十七国会における衆議院石炭対策特別委員会の御審議に先立ち、石炭政策につきまして私の所信の一端を申し述べさせていただきます。 御承知のように、政府は、昭和五十年七月の石炭鉱業審議会の答申を受け、目下、第六次石炭政策を推進しているところでありますが、この間、昭和五十三年十月には総合エネルギー調査会基本問題懇談会の報告において、石油代替エネルギーの開発導入の促進の重要な柱として、石炭利用の推進につき御指導をいただきました。また最近OPECの原油価格の引き上げを初め、イ……
○江崎国務大臣 御指摘の点はきわめて重要だと思います。御承知のとおり、一次エネルギー源としては、わが国の場合七〇%が石油でございます。しかもその八〇%が中近東地方から輸入されておりまするので、イランの情勢の混乱が長く続くことは、やはり非常な影響をもたらすものというふうに思います。 そこで、十二月にはイランからの輸出が全面ストップしました。これは、御承知のように、隣接諸国の努力によりまして、ある程度カバーされたり、積み増しができたということはありますが、本当はその時点でも警告を発したかったわけであります。真冬に向かっての灯油の手当て期でもありまするので、国民の自覚にまちながら情勢を見守っておっ……
○江崎国務大臣 もし必要があれば、後から総理大臣から……(不破委員「もっぱら補足答弁に回る必要はないと思うんですがね」と呼ぶ) 物価の安定に政府はどういう効用を果たしておるのか、大変な効用を果たしておるのです。 それは第一に、一昨年来低金利政策をとってきておりますね。低金利政策をとっています。これは物価の安定にどれくらい大きな影響を与えておるか。まあ円高メリットの還元という問題は、これは外的要因でしょう。しかしその点はどうぞ御理解をお願いしたいと思います。 それから円レートの現状認識でありまするが、これは一昨年来、一年間ぐらいのうちにスミソニアンの呼称で五一%も円高であった。これはまさに……
○江崎国務大臣 繊維の不況はもう六年越しでございます。いま正木さんが言われる点は、全く何とか解決しなければならぬ問題ですね。大体が設備を廃棄しなければならぬというようなことは、もう臨時異例の措置に出ておるわけですからね。したがって、いまも建設省、国土庁と相談をしておるわけですが、計画局長の返事にありましたような形よりもっと前進させなければならぬ。ただ、住宅として、大マンションの経営とか、そういうことになりますると、これはやはり自治体としてはアフターケアの問題もありましょう、周辺整備の問題もありましょう、いろいろ問題は多いと思いまするが、御趣旨の存する点はよくわかりまするので、よく両省と相談をい……
○江崎国務大臣 御指摘の点はきわめて重要だと思います。現在までは御承知のようにサウジその他の産油国の増産、これによって積み増しをしてどうにか不自由のない計画的輸入がなされたということはおっしゃるとおりであります。さてこれからどうなるのか、問題は今後の対策でありまするが、すでに二十二日には省エネルギー・省資源対策特別委員会でまず官公庁が節約を始めよう、民間にも協力を求める、特にあの石油ショックのときよりも一般消費が伸びた電力量その他を含んで、一般消費者に節約協力を求めて今日に至った、こういうわけでございます。いまのサウジの問題も、これはやはり毎日一千万バレル以上増産をしていくということは、これは……
○江崎国務大臣 地域政治に住民参加が必要なことは、私も全く賛成であります。それからまた、総理の言われる田園都市構想をつくっていく上に大事なのは、地域においてバランスのとれた形で雇用が創出される、そういう意味では、地域社会の産業政策をどう転換していくかというビジョンづくりの費用なども通産省にはございますね。こういったものもやはり利用されていいのではないか。そして本当に住みよい、心の上にも生活環境にもゆとりのある地域づくり、これは大事なことだと思います。(井上(普)委員「環境アセスメントはどうした」と呼ぶ)失礼しました。その部分は環境庁長官にお話があったかと思いまして、私省略したわけですが、この問……
○江崎国務大臣 ブルメンソール財務長官はロサンゼルスの世界問題評議会の昼食会において御指摘のような演説をしております。そこでわが方も、先ほど経企長官がお答えいたしておりますように、たとえば輸出の窓口であったジェトロに輸入の窓口を兼務させるとか、あるいはワールド・インポート・マートをつくって、こちらからは買い付けミッション、向こうからは売りつけミッションが来るというようなわけで、大変な輸入努力をしておるわけです。 そこで数字的にということですが、一九七八年日米貿易収支百一億ドル、これは日本側の通関統計であります。米国の商務省の統計によりますと百十六億ドルというわけでありますが、ガットの東京ラウ……
○江崎国務大臣 これは各省にわたりまするので、いま答弁席でそれぞれ足りないところがあれば補足し合おうということで、まず私からお答えするわけでありまするが、さっき総理の言われたことは決して間違っていないので、石油ショック以来、やはり企業の合理化を進める、そのために政府も苦しい財政事情の中から思い切って景気刺激政策をとってきたというわけですね。 たとえば、いまお話に出ましたような鉄鋼の場合でも、一億四千万トンの総生産量を一億トン、一億三百万トンぐらいでペイするようにどう合理化するかということは、日本の基幹産業として今後先進諸国に伍して日本の鉄鋼業が立っていくためには最も大事な問題ですね。しかも、……
○江崎国務大臣 現在、通商関係の問題解決のためにアメリカに行っておりまする橋本通商産業審議官に対して、シュレジンシャー長官から、エネルギー問題等でぜひ日本の通産大臣と話し合いをしたいという伝言があったという電報が入ったことは事実でございます。特にシュレジンジャー及びその周りの人たちの意見によれば、今度のサミットではエネルギーの問題がクローズアップされるであろう、討議の中心議題でもあろう、したがって会いたいというもののようであります。この日程をどうするかとか予定をどうするかということは、まだ現在決めておりません。 それから、御指摘のアメリカとの通商関係は、その後、御承知のようにだんだん改善をさ……
○江崎国務大臣 いま段々のお話はよく承りました。ただ、わが国としては、アメリカの貿易バランスが余りにも大き過ぎる、これは通関ベースでわが方は百十億ドルと言っていますが、向こうは百十六億ドル、それだけのインバランスがあるわけですね、日米貿易だけに関して。これはアメリカの国際収支の赤字の約半額というわけであります。したがいまして、そういうことは世界的に保護主義がだんだん貿易の面に出てくることの一つめ大きな理由として、日米関係のインバランスがやはり問題になる、アメリカの議会でも非常に大きな声になっておるということで、われわれも適切な対応をし、日米親善関係を続けたいという努力をしておるわけであります。……
○江崎国務大臣 御指摘の点は、石油備蓄法というのに基づきまして五十三年度は八十日を常時備蓄する、来年度すなわち五十四年度四月一日には八十五日の備蓄をしなければならない、それから年度末には九十日、こういうことで進んできたわけでございまするが、御承知のようにイランからの輸入が全面ストップという形になっておりまするために、三月までは大体八十日分は維持される見込みでありまするが、四月一日に八十五日分をということになりますると、これは困難性がある。 何遍もここで繰り返し申し上げておりまするので改めて説明は省略いたしまするが、一応景気の動向、それから物価の動向、こういったものも十分配慮しながら今後節約を……
○江崎国務大臣 国内の農家保護、それから価格安定というような意味でそういう形になるわけですが、私、資料もないわけではありませんが、事が実務的な細かい話になりまするので、時間の節約を含めまして、政府委員からよく御納得のいく答弁をさせたいというふうに思います。
【次の発言】 もとより消費者の立場も考えております。
【次の発言】 生産者の保護も大事ですが、消費者の保護も御指摘のように大事だと私は思います。
【次の発言】 もとより放置しておるということではないと思いますが、御趣旨はよく体します。
【次の発言】 御趣旨、私聞いていましてごもっともな御指摘だと思いますよ。ただ、生産者の立場を保護するという……
○江崎国務大臣 私からお答えをいたします。 先ほどインドネシアの外務大臣が渉外事項で通産省を訪問されましたために、平林議員からあらかじめ質問要旨を承っておったわけでありまするが、お答えのチャンスを逸したわけでございます。 まず第一に、平林さんが御質問になりました点を安井さん受け継いでおられるそうでございまするが、要するに、あのときに井上議員が、明日政府調達コードの問題をめぐって電電公社問題を取り上げるのかどうかという質問がありましたね。私、まあ正確に記憶はしておりませんが、それに対して、いま外務大臣とも話し合いをしましたが、明日はそういうことはないようであります、こういうお答えをしたわけで……
○江崎国務大臣 御指摘の点はきわめて重要だと思うのです。石油ショックからの統計を見ましても、四十八年から五十三年の数を比較しますと製造業は百十七万人減っているわけですね。これがたまたま符節を合わせるようにサービス業で百十七万人ふえておる。それから卸、小売業で百二十五万人ふえておる。流通段階はもっと簡素化しなければならぬ場面であるにかかわらずふえておる。これはサービス的要素が非常に強いということでしょうね。したがって、私どもも経済四団体の皆さんに、ぜひひとつペイする企業においては、いろいろ無理もあるかもしれないが雇用には協力を願いたい。いや、もうわれわれは全面的努力をしておるのです、たとえば紡績……
○江崎国務大臣 そういう細かい取引の内容については、通産省は承知しておりません。
【次の発言】 通産省としては関与しておりません。
【次の発言】 総合商社の事業活動につきましては、その適正化を図るというために日本貿易会、それから各社に行動基準というものを整備させております。それに沿って公正な事業活動を行う、特に大商社であればそういう線に沿っていくことは大切なことだと思います。したがって、通産省もそれを所管する意味から言うならば、不正があったり間違いがあれば適時事情聴取をしたり実態の把握に努める、これは私、必要なことだと思います。いま御指摘の点については通産省としては関知しておりませんが、モラル……
○江崎国務大臣 このATTの二〇%というのは、安川特派大使が私どもに説明をした数字、それが約二〇%と、こういうわけです。 そこで、いま御質問の次第でございまするが、最近大木審議官の報告によりましても、米政府側に問いただしたところ、ATTを含む通信企業全体の調達というものは三十億ドルから四十億ドルである、したがって、自社ないし系列以外からの調達というのはやはり一五ないし二〇%、こういうことを言っておるわけでありまして、必ずしもこの数字が間違っておるというふうには私思いません。そういう報告を、改めていま向こうへ行っておりまする大木君から公電で入ってきた、こういうわけであります。
○江崎国務大臣 今朝のバザルガン首相辞任の意思表明、これは私も重大に受けとめているわけであります。いま御指摘の点でありまするが、イラン向け輸出、本当にこれは石油の逆でございまして、御質問の趣旨はよく理解できます。 そこで、いまお話のありました陶磁器に限らず、イラン向けの全案件について調べましたところ、二月末現在では保険金請求を行っておる企業というものは幸いというか、まだいまのところはございません。しかし、外務大臣も申しましたように、イランの情勢の安定をわれわれは望むわけですが、すでにイランにおる旅券が切れた者への旅券再交付すら思うような手続がなされないなどという実態もありまするので、輸出取引……
○江崎(真)委員 建設大臣にお尋ねをいたします。すでに各委員から熱心にそれぞれの御質問が数字をあげてあつたのでありますが、ただいま大藏大臣の御答弁を承りましても、数字の点はまつたく言いにくいというような氣配も感じておりますので、特に建設大臣に、私の質問が最後だそうでありますから、懇談的にぶちまけてひとつ承つてみたいと思うのであります。大体一方では國民に対して、困苦に耐えて大いに復興しろということがしきりに言われており、また復興は國民の熱意において緒につきつつある。ところが一方では台風であるとか、あるいは地震であるかというようなことで、天災という言葉が一番あてはめられるかもしれませんが、片つぱし……
○江崎(真)委員 ちよつとただいまの尾崎君の郵便貯金の金額、簡易保険の加入金額等の質問につきまして、関連してお尋ねを申し上げます。 先ほど尾崎君からもお話がありましたが、五万円から特に簡易保険の場合八万円にする。これは愼重考慮の結果閣議の決定を見た、われわれ予算委員会の分科会としても、非常にこの問題には関心を払うわけでありまするが、これはおそらく郵政委員会においても取上げられていると思いますので、明日までにひとつできますならば、この根拠を、どうして上げたかということについての具体的な説明がわかれば、簡單なものでけつこうですから資料をお願いしたいと思います。それに関連しまして、民間の生命保険加……
○江崎(真)委員 関連して……。実はただいま中村委員の国鉄総裁への御質問中に、いささかふに落ちない話があるわけですが、東海道の浜松、米原真の電化は、これはローカル問題というより、日本の国鉄電化の重要な問題だと思います。今御説によると浜松と岡崎という一つの目標をつけておられるようでありますが、それはほんとうに岡崎という目標がありますものかどうか。一応浜松から米原間ではあるが、客車は名古屋、貨物は稲沢操車場のところまでというようにわれわれ承知しておりましたが、その点はいかがですか。
【次の発言】 そうしますと、要するに電気機関車の運行実現のあかつきは、やはり浜松から名古屋、稲沢までということで運行……
○江崎(真)委員 ちようど大臣が来られましたので、大臣にお尋ねをいたしまするが、最初に建築制限の問題は、ただいま大泉委員からお尋ねがあつたようでございますが、これが昨年の秋に閣議決定を見たわけでありまして、その後の状況、特に閣議決定を見た場合に、これは直接の責任者である野田建設大臣が首唱者であつたということを聞いておりますが、その理由、そしてその推移等について承りたい。
【次の発言】 詳細な御説明があつたわけでありますが、そうすると大体この建築制限の一番の根本は、賠償問題等と見合つて考慮せられたものであるということでありますか。
【次の発言】 結局この建築制限というものは自由党の政府になつてか……
○江崎委員 ちょっと関連で下村先生にお尋ね申し上げますが、今の民間人の問題です。これは私ども思いますのに、民間人によって中立性を保たせたり、それから民間人によって緊急の場合その他にチェックしていく、そのウエートをかけていく、こういう御意見のように承わるのですが、少くとも会議の性質上から申しまして、このチェックするのはあくまで議論的な面でチェックすべきだと思うのです。そうすれば、事務局をうんと拡充して、国防会議のほんとうのブレーンとしての役割を果す機能というものがそこにあるならば、練達の方ではありましょうけれども、民間人をことさらにウエートを置いて入れなくても、会議は円滑に進め得るのではないか、……
○江崎委員長 これより会議を開きます。 昭和三十三年度総予算につきまして公聴会に入ります。開会に当りまして、御出席の公述人各位にごあいさつ申し上げます。 本日は御多忙のところ、貴重なるお時間をさいて御出席をいただきまして、まことにありがとうございました。委員長といたしまして厚く御礼申し上げます。 申すまでもなく、本公聴会を開きまするのは、目下本委員会において審査中の昭和三十三年度総予算につきまして、広く各界の学識経験者たる各位の御意見をお聞きいたしまして、本予算の審査を一そう権威あらしめようとするものであります。各位の忌憚のない御意見を承わることができますれば、本委員会の今後の審査に多大……
○江崎委員長 これより会議を開きます。 昨日に引き続きまして、昭和三十三年度総予算につき、公聴会を続行いたします。 御出席の公述人各位にごあいさつ申し上げます。本日は、御多忙のところ貴重なるお時間をさいて御出席をいただきまして、まことにありがとうございました。委員長といたしまして厚くお礼を申し上げます。 公述人の方に申し上げますが、本公聴会を開きますのは、目下本委員会において審査中の昭和三十三年度総予算につきまして、広く各界の学識経験者たる各位の御意見をお聞きいたしまして、本予算の審査を一そう権威あらしめようとするものであります。各位の忌憚のない御意見を承わることができますれば、本委員会……
○江崎小委員長 これより建設等小委員会を開きます。
昭和三十四年八月の水害又は同年八月及び九月の風水害に伴う公営住宅法の特例等に関する法律案外三件の建設省関係法案を一括して議題とし、その審査を進めます。
質疑の通告がありますから、順次これを許します。田村元君。
【次の発言】 田中幾三郎君。
【次の発言】 八木一郎君。
【次の発言】 港湾関係はあすやろうということに予定しておりますから……。
【次の発言】 それでは関連質問で、堀内一雄君。
【次の発言】 岡本隆一君。
【次の発言】 金丸徳重君。
【次の発言】 だんだん時間がきておりまするので、簡単な問題から先にお尋ねをします。
最初に住宅問……
○江崎委員長 湛水関係ですか。――奥田都市建設課長が来ております。
【次の発言】 ちょっと岡本君、御発言中ですが、大臣は参議院の予算委員会に呼ばれておるそうですが、もうよろしゅうございますか。
【次の発言】 大臣の分を譲り合って、一括してやっていただけますか。――では、そういうふうに御了承願います。
【次の発言】 岡本君、どうですか、大臣は参議院の方でだいぶ急いでおるようですが……。
【次の発言】 ちょっと岡本君に申し上げますが、これは大事なところですし、お説の点はよくわかるのです。ただし、両党でこれからまだ話し合いの機会も明日ありまするし、必ずしもこの委員会で正式表明がなくても、話し合いの間……
○江崎委員 関連して。今八木さんのお説で話はもうほとんど尽きておるわけですが、これは政務次官も局長も、ぜひ一つ救農土木の点について十分お考え直しをいただきたいということは、今の開墾、干拓地と長期水没地帯というものは、同じ様相を呈しておるという御認識ですね。そこでその干拓地及び長期水没地帯、いわゆる湛水地帯というものをどうしても同じに考えることができないという場合には、今の十分の五を、その間をとった十分の八にするとか、何かそういう特例を講ぜられませんと、これは灌漑排水をやれ、補助干拓をやれ、時には区画整理をやれといっても、賃金はなるほどもらったが、一体その五割の団体営の経費はどこから生み出すかと……
○江崎小委員 昭和三十八年度統合防衛図上研究、すなわち三矢研究なる極秘文書が何者かの手によって防衛庁内から盗み出され、その盗まれたと思われる文書が社会党の岡田春夫君の手にわたりまして、先般来その内容が予算委員会において問題になったのであります。そして、この三矢研究なるものをめぐって自衛隊のあり方が問題になり、今日まで社会党の一方的な議論に終始してまいりました。そのため、国民に一種の不安と疑惑を与えていることは事実であります。われわれは、今日までしばしば審議の開会を要求したのでありますが、社会党の諸君は、この三矢研究の原文が出なければ審議には応じられないということで、われわれが、原文はなくても国……
○江崎国務大臣 日本に施政権が戻ってまいりますれば、これは当然日本の国内であります。いま仰せのとおり、当然これは日本で責任を持たなければなりません。安全確保はもとよりでありまするが、民生協力とか災害救助、特に沖繩の場合は、災害常襲県というような呼称すらある地帯でありまするので、自衛隊の救援活動といったようなものも非常に多かろうと思います。 それから、いまおっしゃるように、自衛隊が戦前はごくわずかしかなかったものが、沖繩に最終は六千八百名、もっとも、この六千八百名の中には、事務的な処理をする人員が九百名含まれておるわけでありまするが、こういうものが配置される、多過ぎるではないかという説もあるわ……
○江崎国務大臣 施設庁長官から詳しく御説明をさせます。
【次の発言】 那覇空港に自衛隊を配備する予定は持っておるわけです。いま直接お尋ねではありませんが、確かに民間航空と自衛隊と共用するというわけですから、内地でも共用の場面ではいろんな不都合もありますし、いろいろあります。特に、私はまだ就任早々でありますが、これは既定の事実として一応計画を立てておるようでありまするが、四年先に海洋博が行なわれるんですね。これは三百万から四百万の人が見ると通産省では控え目に言っておりますが、かりに百万人がこの那覇空港へおり立つ、三分の一弱が。としますると百六十人乗りが、ちょっと算術をやってみただけでも一日四十機……
○江崎国務大臣 御指摘の点はきわめて重要な点を言っておられると思うのです。確かに不公正な事例が、一々検討していけばずいぶんあるだろうと思うのです。ただ、終結したものはどうもこれはいたし方ありませんが、たとえば不当に棄却された、こういったもの等で、本人等々から申し出があります節は、一応四条二項によって米側にこの措置が残るわけですから、現地で補償措置をとる職員、関係者が米側に対して、これは施政権がわれわれのほうに戻ってまいりますから、当然こういうものは不当ではないかということを強く米側に申し入れていく、口添えをしていく、こういうこともあろうかと思うのです。また、そういうことをきめこまかに努力してま……
○江崎国務大臣 私も、もちろん知る由もありません。
【次の発言】 さっき私が知る由もないと言ったのは、もしこういうことがありとするならば、それは外務省を通じてわれわれのほうへ来るので、外務大臣の知らないことは知らない、こういうことを言ったわけです。
それからこれ自体については、いま総理が言われるように、われわれは全然関知しておりません。のみならず、私どもは、アメリカは日本は核装備の必要なしという見解に立って今日まで来ておる、こういう認識に立っておるわけですから、いまいきなりこれを見せられてはたして一体どうであろうか、これはやはり調査をいたしましょう。一体、いま米中友好というような方向が打ち出……
○江崎国務大臣 御質問の点でありまするが、事はきわめて重大であります。しかも、当日あらかじめ政府委員に対して質問要旨の御連絡がありましたときに、きわめてショッキングな問題であるというので、こちらで質問が行なわれておるときにもすでにこの調査にかかったわけであります。それから具体的な電報例示がありましたので、外務省で御調査になると同時に、横須賀の海軍軍司令官に対しまして私ども防衛庁の海上幕僚長から照会をしたわけです。横須賀の軍司令官が申しまするのには、こういう電報がシビルである海軍長官から出先の司令官である私に来るというようなことは、アメリカの慣習として、また指揮命令の系統からいって想像できぬこと……
○江崎国務大臣 昭和四十七年度防衛庁の予算案につきまして、その概要を御説明いたします。 まず防衛本庁について申し上げます。 昭和四十七年度の防衛本庁の歳出予算額は、七千三百六億四千百万円で、前年度の当初予算額に比べますと、一千四億三千六百万円、一五・九%の増加となっております。 次に、継続費は、昭和四十七年度乙型警備艦建造費百四十一億六千五百万円、昭和四十七年度潜水艦建造費八十五億五千五百万円、合わせて二百二十七億二千万円を新たに要求しております。 また、国庫債務負担行為は、航空機購入千二百四十六億四千四百万円、艦船建造百六億二千二百万円、装備品等整備三百七十九億二千七百万円、研究開発……
○江崎国務大臣 これは、御指摘のように非常に問題になると思うのです。しかも、国が戦争をして、その関係の砲弾が、米軍が戦争中投下したものを含めて、まだ陸上にもある。海上にはまた、あとから米軍が放棄したものがあるようですね。ですから、こういったものをどう処理するのか。これは、実は、私も、赴任しましてからいろいろな陳情を受けまして、話し合いを部内でも煮詰めておるわけです。自衛隊は、自治体の要求に応じて、そういうものの排除、始末に出かけるわけですが、それには相当経費もかかる。そういう予算措置も、実は防衛庁にはないわけなんです。したがって、自治体も、そういう危険排除をしていく上に相当な経費を、これまた負……
○江崎国務大臣 県が埋め立て計画をしたり工場誘致をはかったりということは、当然の責務を遂行をしてきたと思うわけです。問題はいまおっしゃるようにたれ流しを許容するというようなことはまさか県として認めるはずがありますまい。したがって、県がこれらの公害原因をどう規制するか、どう排除をしていくか、これが問題だと思うのです。ですから、計画を立てるのはけっこうだというふうに私どもは思っております。いま御指摘の下津港の埋め立てについてはまだ正式の申請は出ていないというふうに聞いております。したがって、われわれ自治省の仕組みからいいますと、市町村に反対の声があるということになれば、県の港湾審議会というものは当……
○江崎国務大臣 安井さんの御質問はきわめて重要な点をついておられると思います。北海道をバランスのとれた地域として総合開発をすべきである、これもまさにそのとおりでありまして、私どもも、今後開発してまいります上に十分留意をしなければならぬ点であるというふうに考えます。いま御承知のように、苫小牧東部であるとか、これから行なおうといたします根釧地域の大酪農村の建設であるとか、これは北海道開発における一つの目玉とでも申しますか、北海道自体の大きな開発事業ということになっておりますので、傾斜的にそれに予算が片寄ることは、これは否定しがたいと思います。しかし、第二番目におっしゃった生活基盤を十分整備する事業……
○江崎国務大臣 第一点のウタリの問題でありますが、この生活環境、所得状況、社会生活の実際等々から見まして、確かに本州の人々との格差というものは非常に大きいものがあります。よくわかります。いま御提案の審議会をつくるかどうかということにつきましては、厚生大臣からも御答弁があったそうですが、十分関係省庁協議をいたしまして、そういう形で進めることが望ましい。 私、実は質問要旨をちょうだいいたしまして、たとえば同和対策があるように、北海道開発庁で当然ウタリ対策といいますか、そういう問題があるのじゃないかという話を先ほどもしていたわけです。そうすると、事務当局の言いますのには、同和対策のときに、あなたで……
○江崎国務大臣 昭和四十八年度の自治省関係歳入歳出予算につきまして、概要を御説明申し上げます。 第一に、一般会計予算でありますが、歳入は、三千六百万円、歳出は、二兆八千九百六十八億九千四百万円を計上しております。歳出予算額は、前年度の予算額二兆四千六百八億五千三百万円と比較し、四千三百六十億四千百万円の増額となっております。 また、この歳出予算額の組織別の額を申し上げますと、自治本省二兆八千九百二十億三千九百万円、消防庁四十八億五千五百万円となっております。 その主要な事項について、委員各位のお許しをいただきまして、説明を省略させていただきたいと思います。よろしく御了承をお願いします。
○江崎国務大臣 区長の公選につきましては、今度提出をいたします地方自治法の改正案について審議を求めておるわけでございます。 欠員の区長はどうするのか。これは、現在の状況下におきましては、もしあなたが主張されるように公選を望むという場合には、区議会がそれを決議して、東京都知事の同意を得る、そして公選をし得る、一応こういう形式をとっております。したがいまして、従来の方式もよし、また公選を特に望む場合には、公選も可能な道を開いたわけであります。しかし、その任期は、事務の移譲、職員の移籍等々の問題もありますので、一部を暫定措置として、今度の一括公選制を行なう時期まで、こういう構想で進めておるわけでご……
○江崎国務大臣 過疎町村の問題につきましては、これはもう国保の問題以外にもいろいろひずみが多うございます。したがって、過疎債であるとか、あるいは辺地債であるとか、それが離島であれば離島振興法に基づくあらゆる助成方途をとって、過疎町村の応急対策に充てておるわけでございます。この国保そのものは、これは御承知のようにいま厚生大臣からも御説明がありましたが、制度的に国民健康保険料それから国庫支出金、これによって当然まかなわれるべきものであるという、私どもも見解に立って今日に至ったわけです。 さて、そこで画期的にどうなんだということですが、いま政府の段階では率直に申しまして、地方財政事情も非常に苦しく……
○江崎国務大臣 昭和五十四年度通商産業省関係予算案等の予算委員会分科会における御審議に先立ちまして、その概要を御説明申し上げます。 最近の経済情勢を見ますと、公共事業は順調に推移し、民間需要を中心に国内需要は底がたい増加基調にあり、また生産、出荷も増加傾向を示す等、全体として経済は緩やかながらも着実な拡大を続けております。 しかしながら、雇用につきましては依然として厳しい情勢が続き、また一部業種では企業収益もなお改善を見ていない現状にあります。 他方、対外的には、諸外国における保護貿易主義的風潮の高まり、国際通貨体制の不安定化等、揺れ動く国際経済情勢のもとでわが国に対し、経常収支黒字幅の……
○江崎国務大臣 私も御質問はよく承っておりました。
いま幸いなことに雇用の調整はうまくいっておるようですが、例外もあります。こういう企業整備のために雇用の場を失った不安な人の立場というものは、やはり深刻にとらえなければいけませんね。いまおっしゃるような意味で十分きめ細かに配慮をしていきたい。中小企業庁長官もさっき非常に弾力的な考慮の余地もある、情勢に応じては地方自治体と話し合いながら手おくれのないように処置する、こう言っておりますので、なおこの上ともひとつ細心の配慮をしてまいりたいと思います。
【次の発言】 先ほどから私も傾聴しておりまするが、十分努力をしてまいりたいと思います。
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