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中山マサ 衆議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

中山マサ[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書

委員会出席歴代TOP500(衆)
384位
委員会出席(無役)歴代TOP500
129位
委員会発言(議会)歴代TOP500
413位
委員会発言(政府)歴代TOP1000
594位
委員会発言(非役職)歴代TOP1000
955位

25期委員会出席TOP100
84位
25期委員会出席(無役)TOP100
64位
25期委員会発言(非役職)TOP100
99位
26期委員会発言(政府)TOP25
20位
27期委員会出席TOP100
73位
27期委員会出席(無役)TOP100
72位
28期委員会出席(無役)TOP100
84位
31期委員会出席(無役)TOP100
66位

このページでは中山マサ衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。中山マサ衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。

ページ更新日:2024/01/28
データ入手日:2023/12/26

委員会発言一覧

23期(1947/04/25〜)

第1回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第13号(1947/11/11、23期、民主党)

○中山マサ君 委員外でございますけれども、ちよつと申し上げたいと思います。私選擧當日に街頭演説にまいつておりましたときに、二人のお婆さんが私のところにまいりまして、もしあなたが當選したならば、自分たち二人は子供をお國に捧げて、その後何の音さたもない、どうかこの點をひとつ何とかしてくれということを言われましたのを、今この埋葬費とかいろいろな費用について伺いまして、しみじみと思い出している次第でございます。こちらの方が仰せになりましたように、とにかく生きて歸つてくる人はまた笑う日もあるのでございますけれども、子供あるいは夫を捧げた人たちはなかなか笑う日も歸つてまいりませんので、どうぞ戰死者に對して……

第1回国会 文教委員会 第13号(1947/10/15、23期、民主党)

○中山委員 文部大臣にお尋ねなり、お願いがございますのでございます。それは、この敗戰後の今日の日本の道徳觀念がすたれました結果、中等學校の生徒においても、悪い遊びを覺えまして、嘆かわしいことには、性病がすでに中等學校の上層の生徒たちにまで蔓延しておる、それに對してはどういうふうなお考えむろんこのことをお聞及びでございましようが、どういうお考えをおもちになつておりますか、またどういう處置をとつていただいておりますか。私、大阪を出ますときに、三十一の婦人團體が私を激勵してくださいましたのでありますが、その時の願いの一つとして、ぜひこれを實現してもらいたいと言われてまいりましたが、それは性病の恐ろし……

第2回国会 外務委員会 第4号(1948/04/01、23期、民主自由党)

○中山委員 私も同じような質問をしたいと思つておりましたが、私の見誤りかも存じませんが、占領下にございますドイツでも西欧ブロツクにはいつているように考えているのでございますが、今総理大臣のお言葉に、日本にストが行われているという電報一本のために、日本に対する援助というものが変更されております。ストをやつている人たちが全部の日本人ではございませんで、そのほかの人々はどこまでも平和をもちこたえていくために熱意を示している人たちですから、そういう人たちの立場として、私どももそのブロックにはいるようなことは、武器も何もございませんからできないかもしれませんが、平和愛好者の精神的ブロツクに日本國民の大多……

第3回国会 外務委員会 第3号(1948/11/12、23期、民主自由党)【政府役職】

○中山説明員 ただいまの日本が、どうして留保なしにこれを全面的に取入れるかという点でございますが、これは昨日説明が不十分でございまして申訳ございませんでした。実は日本といたしまして、前回のマドリツド條約のときに、これらの電信規則、電話規則につきましては、選択的にこれを施行するかしないかというかつこうになつておりました際に、これは留保なしに日本は実施いたしておつたものなのです。ところが今回これらの規則は全面的に條約と一体になりました関係上関係各國は相当留保することになつたのであります。しかし條約のほかの規定によりますれば、これは來年五月に開かれるパリの会議で改正されました以後は義務的になるという……


24期(1949/01/23〜)

第5回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第2号(1949/04/05、24期、民主自由党)【議会役職】

○中山委員長 これより会議を開きます。  この際簡單にごあいさつを申し上げたいと思います。先日皆様の御推挙によりまして私委員長の席を汚さしていただくことになつたのでございますが、不幸にも私当時病氣をいたしておりまして、上京が遅れましたのでごあいさつが遅れましてまことに申訳ありません。実は委員長という大役はやせ馬に重荷が過ぎるように私は思つております。けれども今度の委員会を運営して参りますにつけても、前の河野委員長もいらつしやることでもございますし、また初代の天野委員長もいらつしやいますので、この御経験あるお二方の御声援により、また委員の皆様方の御同情と御援助によりまして、無事に私がこれを務めさ……

第5回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第3号(1949/04/14、24期、民主自由党)【議会役職】

○中山委員長 これより会議を開きます。  この際お諮りいたします。去る七日、理事田島ひで君が委員を辞任いたしましたので、これより理事の補欠選挙を行います。
【次の発言】 佐々木委員の動議に御異議ございませんか。
【次の発言】 それでは御異議なしと認め、横田甚太郎君を理事に指名いたします。御賛成を願います。次にいよいよ引揚再開も目前に迫つて参りましたので、受入態勢並びに引揚者の更生問題につきまして、まず当局より説明を聽取いたしたいと存じます。
【次の発言】 冨永理事に前のお尋ねに関連して申し上げます。先週でございました、ソ連大使館及び対日理事会に申入れをいたしまして、各党の総裁をお願いして促進の……

第5回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第4号(1949/04/23、24期、民主自由党)【議会役職】

○中山委員長 これより会議を開きます。  日程に入ります前に、先日柳原委員よりお話のありましたタロワ島の問題につきまして、当局より発言を求められておりますので、これより速記を中止して、説明を聽取いたします。
【次の発言】 速記を始めてください。  それでは海外同胞引揚促進並びに引揚援護に関する決議案起草小委員長より小委員会の報告を求められておりますから、これを許可いたします。
【次の発言】 そのときに一々御発表になつたように思つております。
【次の発言】 それではこういうことにいたしたらいかがでございましようか。その御意見を尊重いたしまして、理事会に諮りまして、一度向うに当るなりどうなりして、……

第5回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第5号(1949/04/30、24期、民主自由党)【議会役職】

○中山委員長 これより会議を開きます。  まず委員派遣についてお諮りいたします。前回の委員会において引揚地実地調査を行う件を決定いたしましたが、人選もきまりましたので、衆議院規則第五十五條により委員派遣承認申請書を議長に提出いたしたいと存じますので、申請書の内容を読み上げます。  派遣の目的は、引揚地実地調査、派遣委員の氏名は、函苗田方面玉置信一君、足立篤郎君の二名、舞鶴方面は堤ツルヨ君、冨永格五郎君、池見茂隆君、坂口主税君、立花敏男君、それに私が加わりまして、六名となります。派遣日時は委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。

第5回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第6号(1949/05/17、24期、民主自由党)【議会役職】

○中山委員長 これより会議を開きます。  去る十三日議院運営委員会におきまして、國会運営委員会並びに四十五名以上の委員会を除く各委員会理事の人数をそれぞれ二名増加し、これを民自党及び新政治協議会に各一名あて割当てることに決しましたので、本委員会におきましても理事の追加選任をいたしたいと思いますが、委員長より指名することに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。それでは玉置信一君、吉川久衛君を理事に指名をいたします。御了承願います。  次に五月二日より五月六日まで五日間、引揚地実地調査のため函館、舞鶴に委員を派遣いたし詳細に現地を視察いたして参りましたので、ただいまよりその報告……

第5回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第7号(1949/05/22、24期、民主自由党)【議会役職】

○中山委員長 これより会議を開きます。この際お諮りいたします。新聞等によりますと、引揚再開も目前に迫つて参りましたので、本委員会の重大なる使命と、会期の切迫とを考えまして、國会第四十七條の二により、閉会中も継続して審査いたして行きたいと思いますが、閉会中の審査を行いますには、そり旨議長に申し出で、院議によつて許可していただかなければなりませんので、閉会中の審査要求を議長に申し出たいのでございますが、さようとりはからいましても御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認め、さようとりはからいます。
【次の発言】 次に引揚げが開始されますれば、引揚けの状況を観察に引揚地に委員派遣を行いたい……

第5回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第9号(1949/05/30、24期、民主自由党)【議会役職】

○中山委員長 これより会議を開きます。  本日は引揚に関する問題につきまして議事を進めて参ります。  私から先に質問いたしたいのでございますが、小笠原諸島の人たち、小さく言つて父島、母島でございますが、先日私のもとに陳情に参られまして、英米系の人が百二、三十人向うへ帰る、しかしそれだけでは島を運営するにも困るし、また自分たちが戰爭当時にこちらに疎開して來て、その後非常に困つた生活をしている、だから元へ帰らなければ生活の安定が得られないので、何とかして向うへ帰れるような処置をとつてくれ、こういう御陳情でございましたが、それに対してどういう処置を外務省としてはおとりいただけるのでございましようか。

第5回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第10号(1949/06/25、24期、民主自由党)【議会役職】

○中山委員長 これより会議を開きます。  本日は皆様休会中にもかかわりませず、御遠方からわざわざ御参集いただきましたことは、まことに委員長といたしましては感謝感激のきわみでございます。連合國の御好意によりまして引揚げが再開されることになりましたので、引揚者出迎いと收容状況の調査のために、委員を派遣すること、これが一つでございます。  なお委員を派遣することにつきましては、第五回國会の終りにすでに決定いたしましたが、人選、派遣の期間、派遣地等につきましてはいまだ決定いたしておりませんので、これをきめたいと存じますが、これは委員長一任でいかがでございましようか。

第5回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第11号(1949/10/10、24期、民主自由党)【議会役職】

○中山委員長 これより会議を開きます。  本日は閉会中にもかかわりませず、ここに御参会くださいましたことは、委員長といたしまして、まことに感謝のきわみでございます。これも引揚げがこうして盛んに行われておりますので、皆樣も喜んで御参集くださつたことと思いまして、重ねてお礼を申し上げる次第であります。  議題に入ります前に、本委員会理事といたしまして、海外同胞引揚げに絶大なる御盡力を賜わりました若松虎雄先生が、去る九月二十四日に死去されましたので、本委員会といたしまして、つつしんで哀悼の意を表する次第でございます。これにつきまして、本委員会といたしまして、何らかの形で御家族へ御慰問申し上げることを……

第5回国会 議院運営委員会 第28号(1949/04/30、24期、民主自由党)

○中山マサ君 私は昨日、皆さんが新聞で御案内でございましようが、宮城前におきまして九州の端、あるいは北海道の端から出て参りました残留海外同胞の家族の人たちによつて催されました愛の大会に行つて参りました。またこの間は直方の方の千人余りの家族の人たちにも話して参りましたが、私があの人たちに傳えましたことは、ほかの人たちが行つて見ていらつしやいましたセカンド・ハンド式の知識しかないのでございます。今度私どもの委員会におきましてはフアースト・ハンドの知識を得るために、ぜひ現場にやつていただきたい。昨年は御案内のように二十一日にすでに通告が参つておりますが、今年はいまだ参つておりません。いろいろな状況か……

第5回国会 議院運営委員会 第41号(1949/05/22、24期、民主自由党)【議会役職】

○中山引場特別委員長 これは理事会で決定したのです。

第6回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第1号(1949/10/27、24期、民主自由党)【議会役職】

○中山委員長 一言ごあいさつ申し上げます。  前国会におきましても、皆様方の御支援と御鞭撻により、また寛大なゐ御認容によりまして、徹力ながら委員長の職責を盡して参りました。今回またまた私ほ委員長に御再選くださいましたことは、身に余る光栄と、ただただ感激のほかはございません。引揚げ再開後すでに四ヶ月余を経過いたしました今日、まだまだ当委員会のなすべきことは多くあると思います。私も本委員会の重大なる使命を考え、皆様方の絶大なる御支援と御指導によりまして、委員長の重責を完全に勤めて参りたいと考えておりますが、私の及ばないところは多々あると存じますので、なにとぞ御援助のほどを切にお願い申し上げてごあい……

第6回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第2号(1949/11/11、24期、民主自由党)【議会役職】

○中山委員長 これより会議を開きます。  本日は、引揚援護問題を中心に議事を進めて行き、あわせて今後の本委員会の運営上の参考意見を承りたいと存じております。これを最初に取上ぐべきでございますけれども、本日は非常に速記が不足をいたしておりまして、やつと手に入れましたような次第で、御意見はあとまわしにさしていただきますので、どうぞその間にお考えおきを願いたいと思います。  まず引揚状況の説明を聴取いたします。宮崎説明員。
【次の発言】 それは恐れ入りますけれども、あとでしていただかないと、さつき申し上げたと思いますが、速記の関係がありますから、あとの問題にしていただきたい。

第6回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第3号(1949/11/22、24期、民主自由党)【議会役職】

○中山委員長 これより会議を開きます。  前会に引続き、関係当局に対し質疑を続行いたしますが、その前に委員長より昭和二十四年度予算引揚げ関係の費途につきまして、当局より説明を求めます。
【次の発言】 大蔵省並びに外務省関係の方が出席しておられませんが、昭和二十四年度の予算につきまして御質問がございましたら、どなたでも……
【次の発言】 この際御諮りいたします。この問題は重要なことでありますので砂間委員の動議につきましては、理事会を開きまして協議いたしたいと存じますが御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。理事会開会は公報にてお知らせすることにいたしまして、本日はこの程度で散……

第6回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第4号(1949/11/26、24期、民主自由党)【議会役職】

○中山委員長 これより会議を開きます。  この際お諮りいたします。去る一六日理事横田甚太郎君が委員を、二十四日理事佐々木盛雄君が委員を、また二十五日理事小西英雄君が理事をそれぞれ辞任いたしましたので、ただいまより理事の補欠選挙を行いたいと存じます。  これは先例により委員長において指名いたすに御異議ございませんでしようか。
【次の発言】 異議なしと認めまして、    青柳 一郎君   山本 猛夫君    砂間 一良君 をそれぞれ理事に御指名申し上げます。  本日の理事会につきましては、放送にてお知らせいたしますから、本日の委員会はこれにて散会致します。     午前九時五十七分散会

第6回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第5号(1949/11/29、24期、民主自由党)【議会役職】

○中山委員長 これより会議を開きます。  砂間一良君外三十五名提案の決議案が本委員会に付託されておりますが、海外在留者の引揚者数並びに在否の確実なる把握につきましては、全国民ひとしく待ちわびておるところでございまして、本委員会として全員の名をもつて各派共同提案として決議文を本会議に上程いたしたいと思います。今委員長のもとに草案がありますので、これを読み上げますので、各委員の御賛意を得たいと思います。    在外同胞引揚促進に関する決議   既往四箇年にわたつて、在外同胞の引揚実施につき、連合国の好意を衷心より感謝する。   ポツダム宣言受諾以来、われわれが誠実にその実行に努めたことは、本年五月……

第6回国会 外務委員会 第2号(1949/11/09、24期、民主自由党)

○中山委員 二、三日前のお晝のラジオの放送であつたかと私は記憶しておりますが、これはさつきの佐々木委員は單独講和と軍事協定という御言葉をお使いでありましたが、私がラジオで聞きましたのは軍事同盟という言葉をラジオのニュースが使つておりまして私大阪に帰つておつてこれを聞いたのでありますが、私がいろいろと人と接触いたしました間に、これが非常に問題になつておりまして、もし單独講和というものが軍事同盟を意味するものであるならば、まことに国民全体が不安にかり立てられて行くということを人々が申しておりましたが、そういう危險性を持つてでも單独講和をなさる御意思であるかどうか、その点を私は伺いたいと思います。

第6回国会 外務委員会 第4号(1949/11/19、24期、民主自由党)

○中山委員 私は大野政府委員にお尋ねしたいと思いますが、この秋でございましたか、スエーデンのストックホルムにおきまして第二回の万国会議を開催いたしまして、出席国が二十箇国、出席人員三百名をもつて構成しておりますが、世界連邦主義の動向についてお尋ねをいたしたいと思います。この間から国連に入る入らないについて、いろいろ憲法との矛盾があるというような点を御心配していらつしやるが、この問題について外務省ではどういうふうなお考えをお持ちになつていらつしやいますか。またこれに対してどの程度の御研究をなさつていらつしやいますか、お尋ねしたいと思います。

第6回国会 外務委員会 第5号(1949/11/21、24期、民主自由党)

○中山委員 私は昨日の新聞であつたかで見ましたら、スナイダー長官の来訪に関して、平和條約ができればアメリカの陸軍の割当の小麦というものが全然入らなくなる。そしてヨーロツパにおけるマーシヤル・プランに対するアジア・スナイダー・プランというものはない。そうすれば平和條約ができました際に、人口がどんどんふえて行つております日本におきまして、食糧の見通しは外務省としてどういうふうに、どこから取入れるか、お考えになつていらつしやるか。その問題をお尋ねしたいと思います。

第6回国会 法務委員会 第9号(1949/11/21、24期、民主自由党)

○中山マサ君 委員外の質問をお許しくださいまして、まことにありがとうございました。  この夏でございましたか、大阪の新聞に大分書き立てておつたのでございますが、裁判官の困つておる問題というような見出しでございました。心神喪失者、心神耗弱者の犯罪が不成立に終りまして、釈放されたあとで、また同じような犯罪を犯して、再々お上の手を煩わしておるのに、非常に裁判官もお困りになつておるという新聞が大きな見出しのもとに出ておりましたが、いろいろ研究してみましたら、外国におきましては、こういう人たちをいれるところの拘置所のようなものがつくつてあるということを私は調べ出したのでございますが、わが国におきましても……

第7回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第1号(1949/12/04、24期、自由党)【議会役職】

○中山委員長 一言御挨拶申し上げます。皆様方の御推薦によりまして、再び委員長の職を勤めさせていただきます。引揚問題に一つの時期を画せんとしつつあります今日、当委員会の任務は重かつ大なるものがございます。海外に残つていうつしやいます同胞の数は、まだりかなりあるようでございます。家に残つてお帰りを待ちわびている方々の心情を考えますと、まことにお気の毒にたえません。私共は民生の安定の一助にもなりますために、懸命にこれらの人々の引揚げを促進して参りたいと思います。どうぞ皆様方のひたすらなる御援助と御声援のほどをお願い申し上げ、就任の御挨拶といたしります。

第7回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第2号(1949/12/19、24期、民主自由党)【議会役職】

○中山委員長 これより会議を開きます。  去る十二月十三日に、理事砂間一良君が委員を辞任されておりますので、理事の補欠選挙を行いたいと存じますか、委員長において指名いたすに御異議ございませんか。
【次の発言】 それでは委員長より、竹村奈良一君を理事に指名いたします。  この際暫時休憩いたします。     午後一時三十八分休憩
【次の発言】 休憩前に引続き会議を開きます。第六国会におきまして保留になつておりました在外資産に関する件を議題とし、会議を進めます。理財局外債課長太田説明員より説明を求めます。
【次の発言】 私ちよつと関連してお尋ねしたいのでございますが、終戰の当時におきまして、上海にお……

第7回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第3号(1949/12/22、24期、民主自由党)【議会役職】

○中山委員長 玉置委員より動議が出ましたが、それに御賛成の方ございますか。
【次の発言】 皆様にお諮りいたします。
【次の発言】 私もここで委員長としてでなく、一委員として発言させていただきますが、ああいう決議案を出しましたのは、第六国会であつたと記憶しております。第五国会におきましても、あの決議案を上程いたしました。だから各国会に一度ずつ上程することは、かまわないのじやないかという気持が、今いたしておりますのですが………。
【次の発言】 これまでそういう例を私は存じませんのですが、第五国会でも、私自身提案いたしまして、その後何ら政府側からは、しかようなものは本会議で承つておりませんので、これ……

第7回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第4号(1950/02/01、24期、民主自由党)【議会役職】

○中山委員長 これより会議を開きます。  新聞で御承知のごとく、冬季第二回の船の配給の要求がございまして、二千五百名の同胞が八日にナホトカより帰つて参りますので、委員会といたしまして、代表を現地舞鶴にまで派遣いたしたいと存じますが、いかがでございましようか。
【次の発言】 それでは派遣委員、日時等につきましては、委員長に御一任願えますでしようか。
【次の発言】 ではさようにいたしまして、本日の議院運営委員会に承認を求めるようにいたします。  次会は三日午後一時より参議院第三号委員室におきまして、参衆両院合同打合会を開きまして、華中地区よりの引揚者持返り金の返済の件及び大連事件を議題といたします……

第7回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第5号(1950/02/04、24期、民主自由党)【議会役職】

○中山委員長 これより会議を開きます。  昨年より持越しになつておりました小川委員提案の長野県在外同胞帰還促進家族連盟委員長の放送に対する拒否事件につきましてお諮りをいたします。本問題に関し、その経緯につきまして小川委員より、まず御説明を願います。小川委員。
【次の発言】 皆様お聽きの通りでございますが、本問題につきましては、一応当事者を呼びまして聴取するのが妥当と思います。幸い本日長野県の在外同胞帰還促進家族連盟の委員長の島立廣次氏が見えておりますので、本委員会の参考人として呼ぶに御異議ございませんか。
【次の発言】 参考人として一応お話を聞かしていただくという動議が出ましたが……

第7回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第6号(1950/02/07、24期、民主自由党)【議会役職】

○中山委員長 これより会議を開きます。  大連労働組合難民救済資金借上金に関する件、華中地区引揚者持帰金返済に関する件を議題といたします。一応この問題に関しまして、御説明をお願いいたします。
【次の発言】 さきに申入れておりました問題について、御返事をお願いいたします。
【次の発言】 それは税関で預かつておるのではなく、本人が現在持つておるのです。
【次の発言】 ほかにございませんか。
【次の発言】 承知いたしました。
【次の発言】 さよういたします。
【次の発言】 ほかに御質問ございませんでしたならば、時間も過ぎておりますので、これで散会をいたします。     午後零時八分散会

第7回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第7号(1950/02/16、24期、民主自由党)【議会役職】

○中山委員長 これより会議を開きます。同胞引揚に関  先般委員会の決定に従いまして、受田委員、天野委員、私と三人で舞鶴に行つて参りました。僭越ではございますが、その状況を私から御報告させていただきます。  去る二月八日より、天野、受田両委員とともに、本年二度目のシベリア引揚船高砂丸に引揚者を出迎え、抑留者の状況を重点的に調査いたして参りましたので、その結果を簡単に御報告いたします。  高砂丸は二月八日午後八時ごろ舞鶴港に帰港、引揚者は同夜船中に一泊、九日早朝検疫を済ませ、午前十時患者三十九名を皮切りに、日の丸組、左派の順で故国に上陸を開始いたしました。左右対立が少しあつたのみで、いろいろと懸念……

第7回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第8号(1950/02/23、24期、民主自由党)【議会役職】

○中山委員長 これより会議を開きます。  長野県における在外同胞帰還促進家族連盟委員長の帰還促進運動に関する放送拒否事件に関し、NHKの教養部長宮川氏より、NHKとしての見解を承わりたいと存じます。宮川参考人。
【次の発言】 御質問がございますればどうぞ。
【次の発言】 簡單にお願いいたします。
【次の発言】 議事進行だけにしてください。
【次の発言】 放送局といたしましては、対日理事会の発表の前であつたからこれを拒否した、そうしてその後におきましては、そうする必要もないかもしれないということを、先ほど御発言になりましたから、その問題はたな上げになると思います。

第7回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第9号(1950/03/02、24期、自由党)【議会役職】

○中山委員長 郵政の問題について、ほかに御質問がございませんでしたら、郵政大臣にお帰りを願いたいと思いますが、いかがでありますか。――それではありがとうございました。
【次の発言】 次は引揚者援護の件を議題といたします。竹村委員。
【次の発言】 これは在外同胞帰還促進全国協議会の申し入れでございまして、引揚げも最後の段階に近づいて来ており、それについて活動の資金がないためにまことに困つておるというお申れでございましたので、理事会にお諮りをいたしたような次第でございます。ただいま私しばらくこの席をあけておりましたのは、議長室に全国の方々が建白書を持つて見えておりまして、衆議院、参議院ともに鞭撻を……

第7回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第10号(1950/03/07、24期、自由党)【議会役職】

○中山委員長 これより会議を開きます。  本委員会のおもなる使命の引揚げ促進につきまして、残留者の今後の引揚げ継続、及び死亡者の状況を把握する意味をもちまして、本日、去る二月八日、ナホトカより帰還せられました中より、六名を参考人として来ていただきまして、現地の状況を聽取いたすことにいたしました。今や留守家族はもちろんのこと、国民ひとしくその杞憂は高まり、重大な段階に到達しております。この上とも重ねて連合軍の責任において、この問題の解決を強く要望するものでございますが、本委員会は本日と明日の二日にわたつて、樺太地区よりシベリア地区に移送された者、あるいはシベリア各地区收容所の引揚者を呼び、国会独……

第7回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第11号(1950/03/17、24期、自由党)【議会役職】

○中山委員長 これより会議を開きます。  本日の議題は、公報にてお知らせ申し上げましたように、在外公館等借入金整理準備審査会法の一部を改正する法律案起草の件でございますが、各委員も御承知のごとく、趣旨の徹底を欠き、届出者の数も予想に反して少く、期日も三月十九日にて切れますので、その期限をさらに二箇月間延長いたしまして、一人でも多くの届出者があるように徹底させしめるために、法律を改正いたすものでございます、一応外務省側の説明を求めます。管理局長。
【次の発言】 再会いたします。  お手元にお配りいたしましたことく、在外公館等借入金整理準備審査会法の一部を、第五條第一項「九十日以内」とあるを「百五……

第7回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第12号(1950/03/31、24期、自由党)【議会役職】

○中山委員長 これより会議を開きます。中共地区におきますところのわれわれの同胞は、現在数については確実に把握しておりませんが、これらの方々の引揚げ促進に関しましては、これが実現のため、あらゆる方面に折衝して参つたのでありますけれども、今まで何らの手がかりがつけ得なかつたのでございます。本委員会といたしましては、委員会の使命の重大性を顧みるとき、責任を感じておる次第でございまするが、これが対策につきまして、もはや急速に実現をはからねばならない現状に参つておりますので、本日ここに、過日山澄、高砂の両舷で帰国されました中から、七名のお方に来ていただきまして、中共地区のわが同胞の実態を明らかにするとと……

第7回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第13号(1950/04/11、24期、自由党)【議会役職】

○中山委員長 これより会議を開きます。  先般総司令部から発表がありました通り、配船要求がありまし七、ナホトカより明優、信濃両船にて約四千の同胞が帰国して参りますので、舞鶴に委員を派遣いたしまして、現地の状況及び残留者数等について調査をいたしたいと思いますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 それではさよう決定いたします。  なお十八日、二十三日に帰つて参りますので、一班と二班にわけまして、その委員の指名、月日等につきましては、委員長に御一任願いたいと思いますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 それでは委員長において所定の手続をとります。  本日はこれにて散会をいたします。     ……

第7回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第14号(1950/04/28、24期、自由党)【議会役職】

○中山委員長 これより会議を開きます。  援護局長より今次引揚げ状況につき御報告を求めます。
【次の発言】 三百名ということは、私は言つておりません。ただ当時偽名して帰つて来ているという評判がございました。たとえば大峰という人が偽名して帰つて来ているということを聞きましたので、呼び出して聞いてみましたら、偽名していない、本名で帰つて来ているということでございました。私は三百名偽名であつたということを言うたわけではありませんから、私の立場をはつきりしておきたいと思います。  あと、報告に関する御質問はございませんか。――それでは他の質問に入りたいと思います。

第7回国会 外務委員会 第2号(1950/02/01、24期、民主自由党)

○中山委員 私今朝対日理事会を傍聽して参つたのでございますが、新聞紙上で御案内の通りに、この前引揚げの問題を取上げようとされましたときに、ソ連側の代表はみな退場されました。そうして今日は全然御出席がないのでございます。その点につきまして英連邦代表でいらつしやいますホジソン氏は、ソ連が道徳的にも法律的にもぜひここに出席をしなければならないということは、ポツダム宣言の規約によつても明らかである。それにここに出席なさらないので、この引揚げの問題を解決が非常にむずかしいであろうということを御発言になりました。対日理事会におきましてこの問題が処理され、マッカーサー元帥にそこに提案されたことが持つて行かれ……

第7回国会 外務委員会 第4号(1950/02/15、24期、民主自由党)

○中山委員 関連して――私は第百二回対日理事会に出席いたしましたが、そのときこの数の問題が出ました。英連邦のホジソン大使が申されましたのは、今この七十万という基礎数をソ連側からとやかく言われる理由はさらにない。なぜならば対日理事会の始まつた当初において、この数字を決定するときに、ソ連代表がそこに出席しておつて、この問題に対しては何らの反駁を加えなかつた。ソ連側もこれを承認した数字であるがゆえに、今日第百二回の対日理事会において、ソ連側がこの問題をとやかく言うところの力はないのだということをはつきりと、私は通訳なしで、自分で英語がわかります関係上、これを相接に聞いたのでございますから、これは間違……

第7回国会 外務委員会 第5号(1950/02/22、24期、民主自由党)

○中山委員 私は樺太から終戰当時日本に渡ろうとして、密航船という名前のもとにソビエトに連れて行かれた人たちの話をこの間聞きましたが、この人たちは密航というかどで投獄されまして、刑を終つて出て参りましたところが、東向きの切符をもらい、若干のお金をもらつてそのまま出された。そうして食糧に対する配給の書類も何も満刑者にはないので、こじきをして、歩いてやつとナホトカにたどり着いて、もぐり込んで帰つて来たという人でございます。このナホトカの輸送関係の管理部長とかいう人に会つて、そうして満刑者がソ連側の官憲に連れられてナホトカに送り届けられたことがあるかという質問を発しましたところが、ただ一人自分がいる間……

第7回国会 外務委員会 第7号(1950/03/08、24期、自由党)

○中山委員 シヤウプ勧告案の中には、天災地変あるいは大なる損害を受けた場合には、その損害が解消するまでは、減税の方法をとることができるというような條項があるのでございますが、引揚者たち、ことに海外に長い年月おられた人で、全財産を失つて帰つて来た人たちには、このシヤウプ勧告案に基いて、何とか減税の方法はお考えになつていらつしやいませんでしようか、ある会計士が最低十七万円なければ、裸一貫で帰つて来た者が立ち上れないという計算を、私のところに出して来ているのでございますが、せめて十七万円に税金が減らされて行く方法をお考えいただいていないものでございましようか。このシヤウプ勧告案のこの点についての御研……

第7回国会 外務委員会 第11号(1950/03/22、24期、自由党)

○中山委員 衆参両議院の引揚同胞救護議員連盟からの申入れで、こういうことが私のところに出て参りまして、それがもはや日にちがないので急遽やつてくれという、こういう申し入れがございましたので、海外における同胞たちが今まで積み上げたその全財産を、そういう場面に当つて帰つて来たという、その気の毒という点から、みな超党派的に御賛成をした問題でありました。ところが管理局長倭島政府委員から、予算の裏づけかないので、これは事務的に困るという申出かありました。ちようどそのときに私が委員長会議に呼ばれて参りましたあとで、玉置委員と冨永委員とが党の幹事長に話をされまして、それは何とかなるだろうからやつたらどうだ、何……

第7回国会 外務委員会 第15号(1950/04/10、24期、自由党)

○中山委員 ちよつと伺いますが、けさのラジオのニュースの時間に、かつてのグルー大使か、日本を復興させるためには、造船を制限せずに盛んにさせて、対日援助費を削減するのがよいのだというような申入れをしたと聞きましたが、このグルー大使は、どういう地位をアメリカで持つておられるか、またその申入れが有力なものであるか、あいるは單なる民間人としての申入れであるかを伺いたいと思います。

第7回国会 議院運営委員会 第17号(1950/02/01、24期、自由党)【議会役職】

○中山海外同胞引揚特別委員長 昨年も七月に御派遣いただきまして、たいへん有益なる資料を入手することができ、またいろいろお帰りになつた方々をお慰めもし、国民にもその実情をつぶさに申し上げまして、希望を與えることができたのでございます。冬期におきましてはいまだかつて帰つて来たことのないのに、本年は破格なる恩典を與えられまして、私どもも喜んでおります。特に日の丸の旗を掲げて帰つて来る人が非常に多くなつた。この心持等も聞きとうございますし、ぜひひとつ三名御派遣くださいまして、帰つて来た人に、私ども国民の気持をも伝え、また向うの心持も聞かせてもらいたい。こういう気持からぜひひとつ御派遣を願いたいと思つて……

第7回国会 議院運営委員会 第45号(1950/04/15、24期、自由党)【議会役職】

○中山海外同胞引揚委員長 皆様御承知かもしれませんが、この前衆議院に留守家族の全国の代表の方々が見えまして、引揚者が減るに従つて国会もまことに冷淡になつたと言われまして、私深くこれを遺憾としております。ぜひお迎えに行きたいと思つておる次第であります。長い間苦んだ人たちが帰つて来るのが少数になつたとか、日にちが延びておるからということで、あるいはお金が少いからということで拒否されたのでは、私引揚委員長としてやれないのではないか、辞表でも出さなければならないという気持になつて参つております。どうぞ人数は幾分お減らししていただいてよろしいですから、一班と二班と御派遣を願いたいと思います。婦人の立場、……

第8回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第1号(1950/07/14、24期、自由党)

○中山委員 年長者のゆえをもちまして、僣越ながらこれより会議を開きます。委員長が選任されるまで委員長の職務を行います。  ただいまより委員長の互選を行いますが、その方法についてお諮りいたします。
【次の発言】 ただいま庄司一郎君の動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。若林義孝君が委員長に当選いたされました。よつて本席を委員長若林義孝君にお譲りいたします。

第8回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第2号(1950/07/20、24期、自由党)

○中山委員 私はきようは、厚生大臣がお帰りになりましたから……。
【次の発言】 私は厚生の問題に入る前に、一言私も言わせていただきたいと思います。というのは、共産党がああいうことをおつしやるということは、今日ここへ代表の方がおいでになつたことを否定しておいでになることになる。ですから私はそういうことは認めないということに賛成をする一人であります。私も去年一年間、この問題で闘つて来まして、いろいろな人に会いましたが、大阪府だけでも千や二千の留守家族があることは、この間大会をやつてみてわかつておるのですから、こういうむちやをおつしやると実に困ると思うのです。  それで今度は厚生の問題ですが、きよう……

第8回国会 外務委員会 第2号(1950/07/21、24期、自由党)

○中山委員 引揚げの問題につきまして、私どもが主張する三十万と、タス通信の主張する点について判定を求めるために、第七国会の最後の日に、私どもは国連に提訴をいたしましたが、その提訴してから今日までいかなる動きがこの問題について国連からあつたか、お尋ねしたいと思います。  またこのたび引揚げて来ない人たちの家族の代表が東京に参りましたが、その人たちの中から、中共地区から、旅費があれば帰れるが、旅費がないので困つておるから、旅費を何とかして送つてもらえないかという手紙をもらつた人が大分ございます。もしこれが事実――手紙ですから事実に相違ございませんが、この点につきまして、中共地区のことで私どもとは連……

第10回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第2号(1951/01/27、24期、自由党)

○中山委員 昨年五月二日、国会の最後の日、総司令部の方の御了承を得まして、国会におきまして、未引揚者の問題に関して、これを国連へ提訴するという決議案を上程になりましたことは、皆様も御記憶のことと思います。その後秋に国連が再開されたならば、その決議によりまして、私どもの言うところの三十七万が是か、あるいはタス通信が発表しておりますところの、もはや少数の病人と少数の戰犯以外には帰すべきものは帰したということが是か、この二つの問題の白黒をつけてもらうために、コミツシヨンが来ることを要請をいたしました。それがいかに取扱われるかということを非常な興味を持ちまして私は待つておりました。ところが、はからずも……

第10回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第3号(1951/01/30、24期、自由党)

○中山委員 ちよつとお尋ねいたしますが、兵庫県の留守家族の中の一人がこういうことを尋ねてくれと申しておるのです。弟が中共地区におる、去年の八月に手紙が来た、もし旅費を送つてもらえば帰られるが、これはどうしたものであろうかというような相談を受けたのでございますが、引揚げのためにとつてございます予算のお金を外貨にかえていただいて、そういう旅費に向けていただくという方法ができるものでございましようか、できないものでございましようか、御説明願いたいと思います。
【次の発言】 それではこの次のときでもよろしゆうございます。

第10回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第5号(1951/02/16、24期、自由党)

○中山委員 前からの約束がありましたので、かつてでありますが、先にやらしていただきます。  民主主義擁護同盟事務局長の和田参考人にお尋ねをいたします。この資料の一番下を見ますと「首相え抗議」というところに「尚右三団体代表は、十月七日デマ使節非公式オブザーバー」云々のことについて反対したということがございますが、あなたのお考えになつております民主主義とはどういうものかということをまず先に聞かしていただきたいと思います。
【次の発言】 それでは申し上げますが、私の考えております今の日本の国内における民主主義というものは、国会というものがありまして、そこで昨年五月二日、この国会の決議によりまして、こ……

第10回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第6号(1951/03/08、24期、自由党)

○中山委員 私はその点について関連して申し上げたいと思いますが、向うには実際人が行つていないのですから、徳田要請があつたかなかつたかということは、院議によつて決定しましたけれども、ずいぶん長い間ややこしいことになつておりました。私このたび国連に参りまして、これがよもや私どもの目にとまるとは考えないでお出しになつた要請が、偶然私どもの目にとまつたということによりまして判断いたしますと、徳田要請もきつとあつておつたろうと私は結論を結んで、向うから帰つて来たのであります。そしてまたこの今の三団体の発言というものにつきましては、対日理事会におきましてもいつもソ連代表がそこに出席されて、この問題を取上げ……

第10回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第10号(1951/05/28、24期、自由党)

○中山委員 このごろやかましくいわれておりますアナタハン島の問題でございますけれども、そこにいまだに存在しているという確認を得た人の妹が私のところにやかましく言つて来ておりますが、それが外国船で迎えに行くと、そこにいるといわれている二十人ばかりの人が山奥に入つてしまう。できることならば、日本の船で迎えに行つたならば、あるいはその人たちが投降をしないというようなつもりで近寄ることはないか。これはぜひ何とかしてくれということをやかましく私のところに言つて参るのでございますが、これに関して当局ではどういうふうな御運動をしていただいておりますか、伺いたいと思います。

第10回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第12号(1951/07/26、24期、自由党)

○中山委員 今の問題に関連いたしまして、私どもが昨年の十月から国連へやつていただきまして、要請して国連の中に引揚委員会というものができ、やつと三人の人が指名になりましたが、この問題につきまして、八月にはこの三人の委員の人たちが日本に来られるということでありますが、外務省及び政府はこの三人に、この問題の専門家でありますから、今の点を要請いたしまして、ぜひとも国連が指名したこの三人委員会が――しかも国連の人道委員会は、その原悟で申しますならばユーア・ヒユーマン・ライツというものを出しております。いわゆる人権宣言なるものをこの委員会は本としてりつぱに世界に出しておるのでありますが、この人権宣言の中に……

第10回国会 外務委員会 第4号(1951/02/14、24期、自由党)

○中山委員 関連して……。近ごろの青少年層で、いろいろ間違つたことをやりまして、法廷に引出されなければならないようなことになつたときに、なぜにこういうことになつたかと質問された場合には、いわゆる昔は天皇を中心という一つの線によつて教育されて来た自分たちが、この敗戦によつてその線を失つてしまつた。だからよりどころがないから、こういうことになつたのだというような、これは多分申訳的な言いぐさであろうとは思うのでございますけれども、こういうことを言う青年男女が非常に多いということを私は見ておりますが、この際終戦後合まで教えられておりました修身というような科目が全然廃されているというところに、私は新しい……

第10回国会 外務委員会 第7号(1951/02/28、24期、自由党)

○中山委員 関連して、これも新聞の報道でございますけれども、フイリピンからある視察団とでも申しますか。それが日本へ来て、第一の報道は、この賠償金について、どこまで取立てることができるかということを調査に来るという一つの報道がありましたが、第二の報道では、それは調査ではない、日本のいろいろな機械がアメリカ物よりも向うに使用上便利な点があるので、それを買いつけるために見に来るのだというような一つの報道がございましたが、外務省としてはどちらが真相であるとお考えになるのでございますか。
【次の発言】 先ほど政務次官のお話の中に、この八十億ドルを默認するならば、というお言葉がございましたが、その默認とい……

第10回国会 外務委員会 第9号(1951/03/14、24期、自由党)

○中山委員 関連して……。今の問題から考えますと、現在の国連の組織におきまして朝鮮の問題を見ましても、そこに加盟しておる国すらその責任を果していない点から考えていただいたらどういうことになるでございましようか、その点を伺いたいと思います。現実を考えてみると、絶対の義務がないということになるじやないかと思います。

第10回国会 外務委員会 第19号(1951/06/21、24期、自由党)

○中山委員 関連して――。この間鞍山から来ました手紙の中に、技術者でありますが、自分が知つている範囲内の技術はみんな向うの人に教えてしまつた。今することは何もない。向うでは帰るのはいつでも帰つてよろしい。しかし帰ることを受入れる国が十分なる運営をしていないのだということを言われているので、これは米国がじやまをしているのか、それとも日本自体がじやまをしているのか、その点が知りたい。何とかして帰れるように英国大使館に頼んでくれ、その一つの事実といたしましては、同僚であつたドイツ人が奉天まで出まして、そしてそこの英国領事館に頼んで、飛行機に便乗させてもらつてドイツに帰つたという実例があつた。自分は船……

第11回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第1号(1951/08/17、24期、自由党)

○中山委員 これより会議を開きます。私が年長者のゆえをもちまして、委員長が互選されるまで委員長の職務を行います。  ただいまから委員長の互選を行いますが、その方法についてお諮りいたします。
【次の発言】 庄司一郎君の動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よつて若林義孝君が委員長に当選いたしました。  委員長若林義孝君に本席をお譲りいたします。

第12回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第1号(1951/10/17、24期、自由党)

○中山委員 理事の互選は、その数を七名とし、投票を用いずに委員長において指名されんことを望みます。

第12回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第2号(1951/10/27、24期、自由党)

○中山委員 私はこの第一に対しまして、庄司委員が申されましたように三千円説をとつて参つております。それには理由があるのでございます。私が国連より帰りまして、各県のお呼びによりまして歩いておりましたときに、行先々々で聞かされたことが、私がこういうことを申す根底になつておるのでございます。仙台であつたと記憶いたしておりますが、ある一婦人が申されましたが、罪人、犯人が捕えられると、その人を一箇月国が監獄に入れて、それを養つて行くには月にどんなことがあつても三千円かかります。そうすれば、みずからが犯罪を犯して、そうしてお国のごやつかいになつてすら三千円もかかるのならば、私どもの主人がお国の命令によつて……

第12回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第3号(1951/11/02、24期、自由党)

○中山委員 そういたしますと今の千円を千五百円ということも、いつまで延期になるのでございましようか。このお金の額を、この法律がかわるまでは千円で置こうとおつしやるのですか。
【次の発言】 遺家族に対しては、その当時一時金としてお渡しになつていらつしやるのでございますが、まだ中共には少くとも七万おるというようなことを私どもは主張して参つておりますし、まあ外務省では二十三万なくなつたという御発表もいたしておりますけれども、それもどこまでほんとうだか私は実は信じられないのであります。二十三万という発表に対して実際私は驚きましたし、そしてまたこれまでも、戦後死んでおるという公報が入つてお葬式まで済んだ……

第12回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第4号(1951/11/28、24期、自由党)

○中山委員 この予算につきましてはいまだ判然としないというお話でございましたが、各省からはやはり申入れをなさる予算というものがございましようから、ことしの大体予算はどれくらいのパーセンテージか、もしはつきり数字がわかりませんならば、どれくらいの予算をとろうと厚生省はお考えになつておりますか。また第二には厚生省の中で、この引揚げの問題についてはどれほどの予算をあらかじめ予定していらつしやるか。今までのように船を迎えにやるにつきましても、やはり待機させるという点もございましようし、どれくらいの心づもりをしていらつしやるか。判然としたことでなくてもよろしいのであります。ラウンド・ナンバーでけつこうで……

第12回国会 外務委員会 第7号(1951/11/13、24期、自由党)

○中山委員 先ほどの呼び寄せの問題でございますが、これは少し本筋を逸脱するかもしれないと思いますが、私は濠州の軍曹の人から手紙をもらいました。そしてこの人は、呉のある一女性と日本に進駐中内縁の結婚をした人でございますが、もし日本にすべての権限が移つて参りましたときに、アメリカの人たちが日本人を呼び寄せるような方法でもつて、内縁の夫を日本に呼び寄せられるような方法があるものかないものか、私はその方法を質問いたしました手紙をいただいておりますので、ここで少し筋が違うとは思いますけれども、伺つておきたい。むろん今の状態ではできませんでしようけれども、平和條約等すべてのものが一通り治まりましたあかつき……

第12回国会 外務委員会 第10号(1951/11/27、24期、自由党)

○中山委員 これは新聞の記事でございますから、どこまで真実性があるか、私一度引揚委員会で調査してもらいたいと思つておるのでございますが、新聞に出ましたことに、樺太から命がけで脱出して来た人が、まだ樺太には三十万おると言つておる。それから中共方面から脱出して来た人も、まだ中共には二十万おるということを申しておりますが、むろん手放しに信ずることができるかどうか存じませんけれども、脱出して来た人がそういうふうに言うのだから、まだ相当数おると信じなければならぬと思います。もう一つの問題といたしましては、この間ある未帰還者の家族の方から私の方にたよりがありましたが、この間その人のところで、ある人が殺人の……

第13回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第2号(1952/01/31、24期、自由党)

○中山委員 今言われたのは、一万八千でございますか、その婦女子が中共におる。私は、この間帰つて来ました鳥居博士と同行して帰つて参りました静岡県の婦人、これは中共人の奥さんとなつて、九年間向うにおつた人でございますが、この人の話を聞きましたところが、一万八千どころか、まだ多数の邦人が向うにおる。しかし国へ帰りたいというような意思表示をすると、中共政府は逃亡罪という名義でもつて処罰するので、帰りたいという意思表示すらできない。こういうなまの現実を私はこのお正月に帰つております間に、大阪で聞かされたのでございますが、そういうふうな問題に対して、どういうふうに努力してこれを呼びもどそうと当局者はなすつ……

第13回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第4号(1952/02/13、24期、自由党)

○中山委員 それでは参考人にお伺いしますが、私はあなた方と御一緒にお帰りになつたある一人の人に聞いたのでございますが、今相馬さんも、たくさん帰りたい方があるというお話ですが、静岡県にいらつしやる御婦人から、帰りたいといえば逃亡罪を構成するということを伺いましたが、それはほんとうでしようか。
【次の発言】 それではあなた方はお帰りになるときに、どういう手続でお帰りになりましたか。あなた方はどういう手続をとつてお帰りになることができて、ほかの人たちは帰りたいのになぜ帰られないのか、いきさつをお伺いしたい。
【次の発言】 帰りたくても帰れないというのは、ただ旅費の問題だけですか。軍隊に入つているいわ……

第13回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第11号(1952/03/26、24期、自由党)

○中山委員 私の方に陳情が参つております件でございますが、今遺族に対していろいろ考慮が拂われております際に、戰時中軍を運ぶために使われた船員が、途中で船とともに運命をともにいたしまして、今日まで帰つて来ない、そうしてその人々の遺骨が何ら帰らないことはあたりまえであるけれども、何らの報道もない。これもまたやはりお国のために奉仕した者であるのに、なぜにこの遺家族はこのたびの援護の対象の中にないのかという陳情が私のところに参つておりますが、これに対して援護庁の御意見を聞かせていただきたいと思います。

第13回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第12号(1952/04/22、24期、自由党)

○中山委員 ただいまの御報告を聞いておりまして、まず第一に私の心に浮びますことは、同じ国民でありながらも、戰後の状況によりまして、今はわが国から行政的に引き離されておりながら、かくも丁寧に私どもの同胞の遺骨を守つてくれているこの島民に対して、私ども本土の者の感謝の意思表示をしたいということで、これをまずしたいと考える次第でございます。これは委員長に御一任申し上げてもけつこうでございますから、今沖繩を治めている政府のお方に、引揚委員会としてでもよし、あるいは国会としてでもよろしゆうございますから、何らかの様式によりまして、私どもが深甚の感謝をささげるということを御発表願いたいと思うのが第一でござ……

第13回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第15号(1952/05/27、24期、自由党)

○中山委員 私は先ほど池見委員から御質問の出ましたことに関連してお尋ねしたいと思うのでありますが、池見委員がおつしやいました通りに、高良とみ子女史がソ連に参られまして、そうして墓場へ行つてお花をたむけたという記事を見まして、これが事実であるとすれば、またその墓場にはずつと番号が付してあつたという記事もあつたと私は記憶いたしておりますが、もしこれが事実といたしますれば、タス通信によりまして発表されましたわれわれの同胞に関するあの報告なるものが、根底からくつがえされたと私は考えるのであります。私がいつもタス通信を信用することができない最大の原因は、わが同胞の死亡した者の数が一人もなかつたということ……

第13回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第16号(1952/06/05、24期、自由党)

○中山委員 関連して……。ちよつと伺いますけれども、国内に帰つて来たものとしてある以上は、未復員者給与法の適用ができないというお話でしたが、それは巣鴨におる人たちに限つてのお話ですか。それとも海外におります戰犯も、やはりそれに連れ立つてそういう扱いになつておるのでございますか。
【次の発言】 その問題はまことに私は無法だと思うのです。こういう立法の府において、そういう無法な暴言が吐かれるということは、私は聞き捨てならないと思います。なぜならば、たとい巣鴨におるとはいえ、これはまだ日本の方に渡されていない人たちですから、私はこれはやはり帰らないものと認めたいし、ことにまた海外に抑留されておる者も……

第13回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第17号(1952/06/20、24期、自由党)

○中山委員 関連して……。そういう人たちは行方不明者として知られておつたのでありましようか。外務省として、どういう区分けの中にその人たちは入れてあつたのでしようか。
【次の発言】 潜在しておつたのを探し出したのは、結局出先機関ということに了承してよろしゆうございますか。
【次の発言】 別にそれは山の中にこもつておつたというものではなく、土民の間で何か生業でも営んでおつた人たちでしようか。

第13回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第18号(1952/06/25、24期、自由党)

○中山委員 私は婦人議員としていろいろお話を伺つておりまして、考えさせられるところも多いのでありますけれども、私どもの昔の衆議院の同僚、今は参議院にいらつしやるある婦人の方も、南方から夫とともに来た人のために家庭が破壊されて、こちらに子供がありながら、遂に離婚という状態になりまして、国内におきましても、雑誌や新聞で非常に問題になつたのでございます。しかしそれは個人の問題として私は考えたいと思つております。お互いに国家がそういうところまで立ち入る問題じやないと思いますが、しかし今国内におきましては、いわゆる戰争の落し子というような問題、進駐軍の人と日本の女との間にできた子供の処理などが、非常に婦……

第13回国会 外務委員会 第2号(1952/01/30、24期、自由党)

○中山委員 今回、朝鮮の捕虜収容所に現われました私どもの同胞は、終戦後中共におりまして、転々としておる間に、義勇軍として朝鮮戦線に出て来、国連軍の方に捕われたのでありまして、宮崎県の人でありますが、ただいまゼネヴアにおきましても、私どもが参りましてお願いいたしました三人委員会が活躍をし、日本からも三人の人が要請されて向うに行つておるような現在でありますから、私はこの二つの問題をにらみ合せまして、せつかくここに現われて来た同胞が、捕虜交換のときに、あるいはまた元へ送り返されるのではないかというようなおそれを持つのでございますが、たとい一人でも、こういう事態になりましたならば――これが中共から正式……

第13回国会 外務委員会 第6号(1952/02/27、24期、自由党)

○中山委員 日米安全保障條約によりまして、アメリカの軍隊が日本の安全を保障するために駐留することは、むろんわかつているのであります。しかし今のところ、司令部の屋上には国連の旗が翻つております。この国連軍というものは、結局朝鮮に向つての行動としてあるわけでありますが、日本が独立した場合に、この国連の旗がなおも継続して日本に翻るのでございましようか、これはどこへ行くべき運命を持つておりますか、私はこの点を伺つておきたいと思います。と申しますのは、私の一つの心配でございますが、うまく朝鮮の休職が運ばれて、そこに平和が確立されれば、もう心配はないのでありますけれども、万一――これは仮定と言つてけられれ……

第13回国会 外務委員会 第28号(1952/05/30、24期、自由党)

○中山委員 ちよつとお伺いします。その中国関係の戰犯八十八名とございますが、ソ連の方の言い分を聞いておりますと、中国関係の戰犯はソ連にあつた者を向うへ逆送したということを私は記憶しておりますが、その人たちもまたその八十八名の中に入つておるのでありましようか。
【次の発言】 それではソ連から逆送されたという人たちの数は、いまだはつきりしておらないでしようか。

第13回国会 外務委員会 第37号(1952/06/25、24期、自由党)

○中山委員 政務次官にお伺いしたいことは、この間からここでも問題になつておりました対日理事会に来ておられますソ連代表部のことでありますが、新聞で見ておりますと、このたびキスレンコ氏が香港経由で中共に寄り、本国に帰つた、その旅券の要請が出ておるということが書いてございましたが、この動きというものは、今ソ連がやつておりますところの外交官の大異動の一つの場面と申しますか、あるいはまた外務省から申入れをなさいましたソ連大使館の日本駐在の理由が解消したということに対するところの一つの答えでございますか、それを承りたい。
【次の発言】 この間国連に、加盟国のことにつきまして、ソ連の代表が、十二箇国でござい……

第13回国会 外務委員会 第38号(1952/07/02、24期、自由党)

○中山委員 関連して。移民の問題が今出ましたが、これは違つた形の移民のことを私お尋ねしたいと思います。それはこの間政務次官も御臨席でございましたが、インドネシアから帰つて見えました人たちの代表三人のお言葉を聞きますと、インドネシアの独立を助ける軍隊として、二百五十人の日本人がやむを得ざる事情によつて応援をした。今度いろいろの人がその中から死んで、百五十人ほどそこへ残つておるのであるが、この人たちは、自分たちが戰犯になつていはしないかということが一つの恐れ、第二には、先方で向うの婦人と同棲をいたしまして、子供もできたというので、その愛情のために日本へ帰つて来たくない。今の話ではむろんインドネシア……

第13回国会 外務委員会 第39号(1952/07/30、24期、自由党)

○中山委員 最近最も国民を惑わし奇怪にたえない問題は、比較的短時日の間、ソ連、中共を旅行いたしまして帰つて見えました高良、帆足、宮腰王氏の最近の言動でございます。私ども地方に帰つて会しても、いろいろとこの方々のおつしやつておりますことが流布されまして、一方においては、赤い人たちに勝利の声を上げさせるようであり、一方におきましては、留守家族の心を千々に砕いておりますところの問題に私どもは直面するわけでございます。この方々は、その中の一人は落選もしていらつしやいますが、かつては国会議員であつたこともある人でありまして、七年の長きにわたりまして、この問題について国会も国民とともに悩み抜いて交渉をし、……

第13回国会 地方行政委員会 第27号(1952/04/16、24期、自由党)

○中山委員 関連して。日本は右とか左とか、もどるとかもどらぬとかいう話でございますが、これは一般的に、世界的の文明国の一般概念はどうなつておるのでありましようか。それを伺つておきたいと思います。今日は日本だけの日本ではないのですから、どこへ行つても通ずるという概念を日本人が持つている方向に向つてこういう問題も研究しておいた方が正しいのじやないか。今後いろいろな国へ行つたら、そのところによつていろいろと考えをかえなければならないということは混乱しますから、その基本的の規則はどういうものか一ぺん伺いたいと思います。

第14回国会 外務委員会 第1号(1952/08/28、24期、自由党)

○中山委員 大田演習場の問題でありますが、当演習場は山口県美禰郡大山町、伊佐町、大嶺町、赤郷村、共和村、別府村、岩水村の三町四箇村にまたがる海拔四百メートルの高原性台地で、わが国最大のカルスト地帯として名のあるところでありまして、わが国はもちろん各国の地質学界の研究の対象地であります。また秋吉台の地下に存する特別天然記念物秋芳洞は延長十二キロ、世界第一といわれる米国のケンタツキ州マンモスケーヴ国立公園にある洞窟に次ぐものであるといわれております。ほかに地獄台、大正洞、景洞、中尾洞等多くの天然記念物が散在し、これが地上において実弾射撃を実施するとすれば、日本がやつていたときは空弾でやつていたそう……


25期(1952/10/01〜)

第15回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第2号(1952/12/23、25期、自由党)

○中山(マ)委員 インドからの報告は、この問題についてもすでにございましたか。
【次の発言】 この関係につきましては、向うからわが政府に対しての動きございましようか、それとも、ある新聞では赤十字社が赤十字社に対して交渉をする、こういう記事も読んでおりますが、どちらが確かな筋でございましようか。
【次の発言】 この問題については、私の質問はこれで終りますが、あとで戦犯者の問題で援護庁に質問いたします。     〔大橋(忠)委員「委員長」と発言を  求む〕
【次の発言】 中共からの引揚げの問題でございますが、今の二万人を帰すという集団引揚げがあれば、まことにけつこうで、その中であるいは解決がつく問……

第15回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第4号(1952/12/26、25期、自由党)

○中山(マ)委員 少し角度が違いますけれども、関連して。この間の委員会におきましては、私が朝鮮人の戦犯者の留守家族への手当のことをお尋ねいたしましたところが、この留守家族は朝鮮におるから手が届かない、それには渡らないのだ、こういうお話がございましたが、私、きのう二十九人の朝鮮人の戦犯を見舞に行つて、いろいろ話を聞いたのでございまするが、政府は戦犯者の留守家族にはみなやるところの予算はとつてあるのでございましようか。日本人あるいは朝鮮人と言わず、戦犯者と名のついた人、これを未帰還者とみなすという法律が十三国会で成立した。その線に沿いましてその家族に渡すお金はとつてあるのでございますか。

第15回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第5号(1953/02/05、25期、自由党)

○中山(マ)委員 私は、中共引揚げの問題に関しまして、外務省のお方に、少し話が古いのでございますけれども、旅券の問題についてお尋ねをしてみたいと思います。本筋ならば外務大臣の御出席を仰いで直接に承りたいと思いますが、お越しがございませんので、外務省関係の方にお尋ねいたします。  この派遣団の出かけまするちようど十二月のころであつたかと思いますが、この委員会におきましても、外務委員会におきましても、旅券は脱法行為によつて外国に行つた人には出させないのだというお話を承つておつたのであります。ところが、最後の段階に及びまして、うやむやとこの旅券が出されたのでございます。占領下にある時分ならば、あるい……

第15回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第6号(1953/02/10、25期、自由党)

○中山(マ)委員 ただいままでの御質疑は、帰つて来た人たちをめぐつて、占領した人たちの動きでございますが、私が心配をいたしておりますのは、この前第一回の引揚げがありましたときに、その逆があつたことでございます。赤いと称される人たちが帰つて参りました中に、御記憶でもありましようが、幻兵団というような特殊の義務を負つて帰つて来た人たちがあつて、非常に惑わされまして、秋田でございましたかでは、恐怖観念から自殺をした青年もあつたことを私は記憶いたしております。舞鶴に迎えに行つて、京都でのあの赤い大きな事件もあつたのでございますが、これはシベリアから帰つた軍人さんの関係であつたから、あれだけの騒動があつ……

第15回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第7号(1953/02/18、25期、自由党)

○中山(マ)委員 原さんにお尋ねをいたしますが、先ほどあなたは、上海における日本人の名簿をつくつたとおつしやいましたね。
【次の発言】 それは承るわけに行かないものでございましようか。
【次の発言】 それを御発表願います。
【次の発言】 お尋ねしますが、この中で、あちらこちらに移動しておる人もありますか。
【次の発言】 それならば伺いますが、日本では、中共あるいはソ連へ行くについて、外務省から旅券を出さないということで非常にやかましくなつておりまするけれども、向うにおいては、隣村へ行くのにも移動許可を出さぬということになつて参りますと、日本と向うとのこういう点における自由というものは、あなたが……

第15回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第8号(1953/03/02、25期、自由党)【議会役職】

○中山(マ)委員長代理 これより通告順に質疑を許します。武部委員。
【次の発言】 委員長としてでなく、一委員として官房副長官にお願いいたしておきます。民間のいろいろな会社あるいはそのほかのところに、―これは関連でございまするが、いろいろとこれから帰つてきた人たちの採用をお勧めになることと思います。私は政府与党ではございまするが、まず政府がこの範を示さなければならぬ。過去の自分のところに使つておつた人たちをただ一箇月―一箇月ということは、帰つて来て、もうあたふたとしておりますると、じきに立つてしまうということを私は心配いたすのでありまするが、民間人に頼む前に、官庁、内閣が率先してその範をお示しく……

第15回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第11号(1953/03/12、25期、自由党)

○中山(マ)委員 皆様方の御苦労をまことにありがたく感謝をいたすものでございますが、出発に際して、随員四名は外務省では不必要とも言つておつたようでありますが、ぜひ必要だという、主張で同道されたのでございますが、ただいままでのお話を承つておりますと、向うが皆様方に対して来たその態度だけのお話のように私は聞いておりますが、四人の随員も、非常に忙しいのでぜひ必要だとおつしやいましたその点から考えまして、今度の協定締結についての各自の個々の御活動状況を承りたいと思います。
【次の発言】 それでは、あとで、各自の御活動になりましたその範囲をこの委員会へぜひひとつおまわしいただきまして、私どもも皆様方の御……

第15回国会 外務委員会 第3号(1952/11/29、25期、自由党)

○中山(マ)委員 関連して。先ほど中村政務次官のお話を聞いておりますと、外国はこういう問題については了解を持つておるというようなお言葉でございますが、私がいつか読みました――濠州であつたかと思いますが、外務大臣が、議会で堂々と、アメリカは日本に海軍力を与えて、そうして盛大なるものに仕立てようという意図があるようである、であるからわれわれもこれに対処しなければならぬ、という演説をしていられたのを読んだことを私は記憶いたしております。そうなつて参りますと、これは先ほどのお言葉とは少し違うように私は考えますが、外務大臣はそういう点で、こういうものは単に沿岸警備であるという了解をさせるような手を、そう……

第15回国会 外務委員会 第13号(1952/12/24、25期、自由党)

○中山(マ)委員 鹿地事件に関連いたしまして、三橋という電波法にかかるとか、あるいはスハイであるとかいう問題が出て参つております。いろいろ新聞などによつてのみ得ている私の情報でございますが、もしこれがスパイ行為であるといたしますれば、これに対するところの三橋あるいは鹿地さんもそれに入つておるかもしれませんが、これに対する罰則はどういうもので、国内法でお罰しになるのでございましようか。私いろいろ見ておりますと、この二人だけの問題でなくして、何か背後関係があるのではなかろうか、そういう疑いが非常に私には濃厚になつて来ております。もしそういうふうに背後に何らかの団体があるといたしますれば、これはいわ……

第15回国会 外務委員会 第14号(1953/02/04、25期、自由党)

○中山(マ)委員 ただいまアメリカの方にそういう斡旋所をおつくりになつた、それから安東委員からは、東南アジアのもつとむずかしいところを目的として行つたらどうかというお話がございましたが、私はここでもつとアラブ民族の動きをお考え願わなければならないのではなかろうかと思うのであります。あのイランにおきまして、英国を締め出してアメリカが入り込もうとしている動きがございますが、こういうことに対して、アラブ民族三億五千万でございますか、あの方面の人たちが非常に反英米の動きを起しておるところを考えてみますと、私はついこの間大阪の日本紡績の社長にお目にかかりましたときに、英国に行つて帰つて来て、これから自分……

第15回国会 外務委員会 第17号(1953/02/14、25期、自由党)

○中山(マ)委員 ちよつと関連して。私はこの一月八日にオシアス夫人にお目にかかつたのでございますが、そのときに、私はいつも自分の心の中にありますところの戦犯の問題に対してしみじみと夫人にお願いをいたしましたところ、この戦犯の問題を、まだ政府として一度も率直に言つて来たことはない、それをもつと率直に言うべきであるということをオシアス夫人に言われまして、私もいささか驚いたのでございますが、それは事実でございましようか。  第二点といたしましては、オシアス夫人は戦犯の問題については、今の同僚議員のお話の通りに、誠意を示してもらわなきやいかぬ、こういうことをおつしやつたのでございまして、日本の軍隊が向……

第15回国会 外務委員会 第18号(1953/02/18、25期、自由党)

○中山(マ)委員 ちよつと関連して。この移民問題に関しまして、私がお願いして御採択いただいたと思いますが、アマゾン流域における移民が逆に帰つて来た問題がございます。あの人たちを呼んで一応話を聞くというあの問題は、その後どういうふうになつておりますか、お伺いをいたします。
【次の発言】 この前の皇室の私事にするか、国事にするかという問題は、専門のお方からお答えをいただきたい。
【次の発言】 そこで、私この前にお尋ねしたこの問題に関連して、それならばなぜ国の出先機関である駐英大使をこのことでわざわざ呼びもどしたか、これは国家の出先機関であつて、皇室の私的な出先機関ではない、この点がどうもぴつたり来……

第15回国会 外務委員会 第20号(1953/02/25、25期、自由党)

○中山(マ)委員 関連して外務大臣にお尋ねをいたしますが、こういうふうないろいろないざこざがあるためかもしれませんけれども、また李承晩大統領が訪日されたということから割出されたことかもしれませんけれども、外務大臣が韓国へおいでになるというような情報をちよつとあるところで聞いたのでございますが、これは事実でございましようか。おいでになるならば、第二点といたしまして、こういう問題の解決のために、答礼という意味もあつてお出ましになるのかどうか、伺つておきたいと思います。

第15回国会 外務委員会 第21号(1953/02/28、25期、自由党)

○中山(マ)委員 本日の発表によりますと、韓国の国防部が日本の沿岸から二百四十キロのところにございますところの竹島、これをアメリカ側がはつきりと朝鮮の領有に決定をしたということがいわれておりますが、この問題につきまして、外務省として、アメリカ側からこの問題に対する通告があつたかどうか、もしあつたといたしますならば、それに対して外務省としてはどういう態度をおとりになつたか、ここにおちつくまでの経緯を御説明願いたいと思います。
【次の発言】 それでは、これは釜山からの通告のように出ておりますが、この新聞の記事は事実無根と考えてよろしゆうございますか。

第15回国会 外務委員会 第23号(1953/03/11、25期、自由党)

○中山(マ)委員 アマゾン地域にいらつしやいました高橋さんにお尋ねをいたしますが、日本と比較いたしまして、日常の温度などいかがなものでありましようか。たとえば南洋の方に行つた人もたくさんございますけれども、私の主人のおじもボルネオに長くおりまして、向うもあなた方がおつしやつたような苦しいマラリアのところでございますが、それに耐えて相当の人が戦争のときまで残なておりました。そこで向うと比べてどれくらいマラリアのパーセンテージがひどいのか、もしおわかりでしたらお尋ねいたしたいのであります。
【次の発言】 土着の人の人口はどのくらいですか、あなた方がいらしていたアマゾン流域は。土着の南米の人は、平均……

第15回国会 外務委員会 第24号(1953/03/14、25期、自由党)

○中山(マ)委員 関連してお尋ねいたしますが、これまでたとえば海外へ出る人あるいはそういうふうにして船員になる人、あるいはこれにこのたびだけが準ずる場合であるかどうか存じませんけれども、私が聞いておるところでは、北海道で白鳥事件に関係しておる人でまだその判決も確定してない保釈中の人が、過去におきましてそういうふうにして出たことがあるかどうか、お尋ねしたいと思います。
【次の発言】 外務政務次官にお尋ねをいたしますが、このたびのこの重大なる使命を帯びて船に乗つて、しかも向う側から帰つて来た人の話を聞きますと、いわゆる帰つて来る日本人の名簿の作成ができていない。それで届出をしたその小さな紙きれでご……


26期(1953/04/19〜)

第16回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第5号(1953/06/24、26期、自由党)【政府役職】

○中山政府委員 ただいま事務的にお話がございましたが、私、考えますに、わが同胞の骨も相当中共にあるだろうと思うのであります。わが同胞を帰していただいたと同じように中共からもまた骨が参りました節には、十分この点も考えて行かなければならぬ、――いわゆる、こういう立場にあるわが同胞を帰すから、そういう人も帰したがよかろうという道義的観念によつてこれを行われるということになりますれば、私どもの同胞の骨が帰りまずような予算を、向うでとつていただいて、また、まだ多々あると思います生存者もあることでございましようから、その際に私どもは考えてもおそくはないかと、こう考えております。

第16回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第7号(1953/07/10、26期、自由党)【政府役職】

○中山政府委員 帰つて見えます前のいろいろな情報を聞きましたときにも、希望する者を帰すという話を聞いておりました。ところが、あちらの地元の様子をある方、面から聞きましたら、今のお話のように、向うの人を夫として、子供もあるのに、その妻に帰れ帰れと言われて、非常に困つておるというようなことも聞いております。それで、いかなる最後の結論からそういう御婦人方が帰つて来たかを私どもはまだ聞いておりませんのでございますけれども、たとい国は違つても、夫に対する愛情は同じであろうと思います。その人たちが、子供を置き、夫を置いて、いくら自分の国といえども、帰つて来たら、少しは心がひねくれると申しますか、妙なぐあい……

第16回国会 厚生委員会 第2号(1953/05/30、26期、自由党)【政府役職】

○中山政府委員 中山でございます。私は、皆様方も御承知の方があるかと思いまするが、これまで外務委員をずつとやつて参つておりまして、このお仕事は私の範囲内にこれまでなかつたので、ただ厚生省の一角とでも申しましようか、引揚援護庁とはいささかこれまでも引揚委員会でいろいろお世話になつて来たくらいのことでございまして、まことにこの問題に対して御造詣の深い皆様方の前に立つて、私がいかほどのお仕事ができるかということを、非常に私はおそれて憂慮いたしておりますものでございまするけれども、皆様方の御寛容なるお心持におすがりをいたしまして、もし大過なくこれを務めることができましたならば、この上の仕合せはないと思……

第16回国会 厚生委員会 第3号(1953/06/18、26期、自由党)【政府役職】

○中山政府委員 ただいま議題となりましたと畜場法案につきまして、提案理由を御説明いたします。屠畜場は、食用に供するための、獣畜の処理が行われる施設でありますので、食肉の衛生を確保いたしますためには、屠畜場に対しまして十分な衛生面の監督が必要でありますとともに、一才環境衛生の見地からも、屠畜場の経営が衛生的に行われることが必要と考えられるものであります。このような意味におきまして、屠畜場及び食用の目的で行う獣畜の処理に関しましては、明治三十九年に制定されました屠場法によりまして今日まで必要な規整をして参つたのでありますが、この間屠場法の部分的な改正はありましたが、本質的な改正を見ておりませんので……

第16回国会 厚生委員会 第5号(1953/06/23、26期、自由党)【政府役職】

○中山政府委員 ただいま上程されました健康保険法の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由を説明申し上げます。  健康保険事業は、創設以来今日まで二十六年の間、種々の悪条件を克服して、よく発展の道をたどつて参りましたが、特に終戦後は著しい普及率を示し、社会保険の中核として労働者の生活安定に、ますます大きな役割を果しつつあるのであります。しかしながらいまだ本制度の適用を受けない者もまた相当の数に上つておりまして、本制度の拡充に対する要望はきわめて強く、また他面においては、最近の社会的、経済的情勢の推移に応ずる必要がありますので、ここに次のような諸点について、法律改正をいたしたいと存ずるのであ……

第16回国会 厚生委員会 第6号(1953/06/24、26期、自由党)【政府役職】

○中山政府委員 ただいま、議題となりました国民健康保険再建整備資金貸付法の一部を改正する法律案の提案理由につきまして御説明申し上げます。  御承知のとおり保険者の診療報酬の未払いを解消し、国民健康保険の再建整備を助成するため、第十三国会におきまして国民健康保険再建整備貨金貸付法が議決せられ、公布施行を見たのでありましたが、さらにこの貸付金額を増額し、再建整備計画を促進いたしますために、この改正案を提案する次第であります。  改正の第一点は、現行法では昭和二十六年度末までの診療報酬の未払いを昭和二十九年度までの間に解消することになつておりますのを、昭和二十七年度末までの診療報酬の未払いを昭和三十……

第16回国会 厚生委員会 第7号(1953/06/25、26期、自由党)【政府役職】

○中山政府委員 ただいま堤委員から御発言いただきましたことはまことにごもつともであると思うのでございます。ことに私も婦人の政務次官といたしまして、今お話の通りに、庶民階級の最も生活を樹立するに近道であるこの門が、だんだんむずかしくなつて参りますことに関して、この国会が開かれまして重いろいろ御陳情を伺いまして、心を痛めて参つた次第でございます。ずつと前に掲げられました学校一本ということは、この委員会において御可決になつた結果が、六月三十日をもつて打切りということになつて、ずいぶん御心配になつていらつしやる向きもあるようであります。それでいなかにいらつしやる方あるいは学校にめつたに行かれないでお困……

第16回国会 厚生委員会 第12号(1953/07/03、26期、自由党)【政府役職】

○中山政府委員 いまだその数字の点が事務当局におきましても十分に、調査ができかねているそうでございまするから、いずれ調査の上詳しいことを御報告申し上げたいと思います。
【次の発言】 今のお話の通り片方からそういうふうに削減されるといたしますれば、当然それはこちらへまわして行くところの理由にはなると思いまするので、その点今後研究さしていただきたいと思います。
【次の発言】 現行法においてはその通りの規定になつておりますので、現行法の改正を見ないことにはこれはいかんともなしがたいと考えております。
【次の発言】 これは政令でございまするので、いずれ研究の上善処いたしたいと思います。

第16回国会 厚生委員会 第14号(1953/07/06、26期、自由党)【政府役職】

○中山政府委員 ただいま議題となりました医師等の免許及び試験の特例に関する法律案につきまして、その提案の要点を説明いたします。  第一は、昭和二十年八月十五日以前から引続きソビエト社会主義共和国連邦、樺太、千島、北緯三十八度以北の朝鮮、関東州、満州または中国本土の地域内にあつて昭和二十八年三月二十三日以降引揚げた者、すなわち今次の引揚者であつて、医師法第三十六条第三項または歯科医師法第三十三条第三項の規定に該当するものについて、昭和三十年十二月三十一日まで、従一別の規定によつて医師免許または歯科医師免許を受けることができるようにしたのであります。  第二は、今次の引揚者のうち、医師法第三十六条……

第16回国会 厚生委員会 第15号(1953/07/07、26期、自由党)【政府役職】

○中山政府委員 ただいま上程いたしました日雇労働者健康保険法案につきまして、その提案理由を説明申し上げます。  健康保険制度は広く一般被用者を対象としているものでありまして、被用者全部に本制度を適用することが望ましいのは、申すまでもないところであります。政府といたしましては、昨年以来鋭意調査検討を重ねて参りました結果、別途提案いたしております健康保険法の一部改正法律案により、その適用範囲を拡張いたしますとともに、各方面の要望にこたえ、ここに日雇労働者健康保険法案を提案申し上げた次第であります。本制度を健康保険法と別個の制度といたしましたのは、日雇い労働者の就労の実態に照らし、健康保険の制度と同……

第16回国会 内閣委員会 第5号(1953/06/27、26期、自由党)【政府役職】

○中山政府委員 ただいま議題となりました厚生省設置法の一部を改正する法律案につきまして、提案理由を御説明いたします  今回の改正は、人口問題に関する重要事項を調査審議させるため、厚生省の付属機関として、人口問題審議会を設置しようとするものであります。  申すまでもなく、自立日本の当面している最大の問題の一つが人口問題の解決にあることは、国民のひとしく認めるところでありまして、この問題は、近年国会におきましても、しばしば論議されて来たところでありますが、これに対する総合的な人口政策は、今日までのところ、いまだ樹立されていない状況であります。しかしながらわが国は狭い国土において、年々約百三十万人の……

第16回国会 予算委員会 第15号(1953/07/04、26期、自由党)【政府役職】

○中山政府委員 ただいま御質問になりました保育所の問題は、私も婦人の政務次官といたしまして非常に関心を持つておるわけでございます。ここに入つておりまする子供たちの親は、七〇%が両親が共かせぎの状態にございまするので、非常に要望が強いのでございます。昨年は百箇所ほどでございましたが、本年は百三十五箇所を予定いたしております。予算にいたしますと、昨年は一億一千万円でございましたのが、今年度は二億五千万円ほどの見込みを立ておるような次第でございます。私も各地方に行きまして、婦人の声といたしまして、ことに働く婦人の声としてはこれを盛んに聞いておりまして、何とかこの問題を打開して行くことが国民生活の安定……

第19回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第13号(1954/07/14、26期、自由党)【政府役職】

○中山説明員 私も、昨年の八月の末でございましたか北海道に参りまして、きよう御報告にあずかりましたところを拝見いたしまして、皆様方と同じような考えを持つたのであります。片一方の方はまつ暗で、ここは馬小屋のようなものだと言われるようなものを見まして、せつかく私どもがこの委員会におきてまして努力して帰つて来ていただいた皆様方に、実はまことにおそまつなものに入つていただいて申訳ない、こう思いましたのは皆様のお感じになつたと同様でございます。  引揚げ後の疎開の状況につきましては、全国的に申し上げてみますと、昭和二十五年度において四千四十九戸、二十六年度において七千六十三戸、二十七年度におきましては三……

第19回国会 外務委員会 第2号(1953/12/15、26期、自由党)

○中山委員 議事進行。今日は呉の問題を中心としてやつていただかなければならないのでありますから、今のような質問はまた国際問題のときに取上げていただきたい。せつかくの呉の問題が脱線してしまつた感じがありますので、この辺で並木さんに打切つてもらいたいと思います。
【次の発言】 関連してちよつと伺いますが、外務省はこの協定ができればさかのぼるから、それでその間の電気ガスの税金は払わないでもいいというようにおつしやつたように私は伺いましたが、さかのぼつて払わないでもいいという考え方は、どこから割出してあるのでございましようか。  また大蔵省にお尋ねをいたしますが、もし国民が払わない場合には、いつでも差……

第19回国会 外務委員会 第4号(1954/02/03、26期、自由党)

○中山委員 今の問題に関連してちよつと日赤の方にお尋ねいたしますが、私が引揚げの委員長をやつておりましたときの記憶をたどりますれば、タス通信の発表によりまして、戦犯以外の日本人は一人もいないという発表が私は確かにあつたと記憶しておるのでありますが、昨年、ここにもあります一般人八百五十余名の中で八百五十名が帰つて来た。これについてソ連側はどういう説明を加えたのでありましようか。日赤の方がもしこの点でお聞きになつたといたしますれば、御説明願いたいと思います。私はそういう記憶を持つております。戦犯以外に一人もいないのだということを確かにタスは言いました。

第19回国会 外務委員会 第5号(1954/02/06、26期、自由党)

○中山委員 私は調達庁の不動産部長、山中氏にお尋ねをしたいと思うのでございます。それは米軍に接収されております赤十字病院の接収解除の問題でございます。  大阪の赤十字病院は、日本赤十字の博愛主義にのつとりまして、市民の熱意によつて明治四十二年開設しまして爾来というものは、市民の協力によりまして東洋第一という名前を得ておるところの病院でございます。ところが終戦直後米軍の進駐によりまして接収され、やむなく元陸軍兵舎の一部を借り受けまして、これを改造して診療を継続しておるのでありますが、私もこの両者とも見たのでありますが、この兵舎は明治年間に建造されたものでありまして、老朽、実に不潔でございまして、……

第19回国会 外務委員会 第16号(1954/03/13、26期、自由党)

○中山委員 関連して。
【次の発言】 私はアリソン氏のごあいさつをラジオで聞いておつたのでありますが、その点で少し光を与えるのじやないかと思いますから、ここで一言述べさせていただきますが、日本に来ているいわゆるアメリカの、日本の防衛、日本の自衛のためにおるところのマン・パワーを少くするためにあるものである。いわゆる今大臣がおつしやいました海外派兵でたくて、アメリカが日本を守つていてくれるそのアメリカ軍のアメリカヘ帰るこれが第一歩となるというようなあいさつを私は聞いたのでございます。この点少しその問題に光を与えて、海外派兵なんということはないという証拠になるのではないかと私は思いますが、外務大臣……

第19回国会 外務委員会 第17号(1954/03/15、26期、自由党)

○中山委員 関連して。それじや実際の場合を私はお尋ねしてみたいと思います。私が初めて収上げました竹島の問題でございますが、この間新聞で見ますと、あの竹島に鉱物があつて、それを採集する権利がついこのごろ許可になつたという新聞報道を見たのでございます。この竹島は日本は日本の一部であるということを主張いたしておりますけれども、また向うでは――朝鮮側におきましては、朝鮮のものだということを主張しております。それじやそこに鉱物採集の許可を与えられた日本人がその鉱物を採集に行つた場合に、この竹島は朝鮮のものだと今朝鮮が主張しております線に沿つて、あるいはその日本人を撃ち殺すというような場合、こういう実際の……

第19回国会 決算委員会 第25号(1954/04/14、26期、自由党)【政府役職】

○中山政府委員 それは私もまことに憂えている問題の一つでございます。と申しますのは、今年の初めでございましたか、昨年の終りでございましたか、全国の朝鮮人の人たちが東京で大会をいたしております。そうして一部の人たちは文部省に行き、他の一隊は、ちようど五十人ばかりであつたかと存じますが、私の部屋に押しかけて参りました。その第一線に立つている人は、まるでフアツシヨン・ブツクから抜け出したようなすばらしいかつこうをした朝鮮の人たちでございました。私が記憶いたしますることをたどりますと、外務委員会で外人登録をやる当時でございましたが、そのときも、たしか林百郎さんであつたかと記憶いたしますが、共産党の人の……

第19回国会 厚生委員会 第1号(1953/12/11、26期、自由党)【政府役職】

○中山政府委員 私が厚生省に参りましてから見ました数におきましても、その当初五月でございましたか、五万数千の人たちがまだ裁定を受けていない。そしてその中にはおかげさまでいろいろと事情を調査いたしまして、だんだんといただいた方々が次々出て参つたのでございます。しかしまだ相当な数の人がございまして、まあ私個人の考えでありますが、この場合こういうことを申し上げていいかどうかわかりませんけれども、一旦軍隊に連れて行かれて、そしていわゆる軍隊の病院で死んだ人に何にもやらないということはどうも相済まぬことである。家族として見れば、わが家で死んだものならば自分の方の責任だが、しかし病院で死んだものはやはり国……

第19回国会 厚生委員会 第8号(1954/02/24、26期、自由党)【政府役職】

○中山政府委員 日雇労働者健康保険法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由を御説明申し上げます。  日雇労働者健康保険法は、本年一月十五日から、全面的に施行され、三月からは保険給付が開始される運びとなりましたが、御承知のごとく、本法の給付内容は療養の給付及び家族療養費の支給三箇月となつており、制度発足以来常にその改善に腐心して来たところであります。今回の改正はその第一歩として、当面最も必要な給付期間の延長を行い、現行の三箇月を改めて六箇月としようとするものでありまして、これに伴い昭和二十九年度予算案において給付費の一割に相当する額を国庫負担として計上いたしているのであります。  以上……

第19回国会 厚生委員会 第12号(1954/03/09、26期、自由党)【政府役職】

○中山(マ)政府委員 ただいま議題となりました医療法の一部を改正する法律案について、その提案の理由を御説明申し上げます。  医療法におきましては、病院について傷病者の収容加療を主たる目的とする医療機関としての性格を明示し、その有すべき医療関係者の数、施設等につきまして、特に一定の基準を訓戒けているのに対しまして、診療所につきましては、原則としてこれらの規則を行わず、その第十三条において、診療所の管理者は、原則として同一の患者を四十八時間を越えて収容してはならないこととしているのであります。ただ、医療法制定の際、病院の分布の状況等にかんがみまして、同法の附則において第十三条の適用について特例を設……

第19回国会 厚生委員会 第14号(1954/03/15、26期、自由党)【政府役職】

○中山政府委員 ただいま議題となりました母子福祉資金の貸付等に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由を御説明申し上げます。  改正の第一点は、修学資金及び修業資金を父母のない児童に対しても貸し付けることにいたした点であります。母子福祉資金の貸付等に関する法律は、母子家庭の福祉の増進のためきわめて有効な働きを示しておるのでありますが、父母のない児童に対しましては、社会的あるいは経済的条件におきまして、母子家庭の子女よりも一般的に低いものがあるにもかかわらず、修学資金または修業資金の貸付を受けることができなかつたのであります。これは公平の見地から見ましても問題でありますが、最……

第19回国会 厚生委員会 第21号(1954/03/25、26期、自由党)【政府役職】

○中山政府委員 この問題につきましては、いろいろと皆さん御心配いただいておるようでございますが、今のところ漁業組合が臨時にお金を立てかえてやつてくだすつておりますけれども、むろんこれは厚生省といたしましては、この点においては御心配はかけないということに決定をいたしております。
【次の発言】 考え方は依然として今日までかわつていないのでありまして、御意見のほど同つて考えさせていただきたいと思います。
【次の発言】 御希望はイエスかノーかでございますけれども、これはイエスかノーではちよつと返答できないと思うのであります。なぜならば、これは非常事態におけるできごとである、まつたくおつしやる通りだと思……

第19回国会 補助金等の臨時特例等に関する法律案特別委員会 第10号(1954/03/23、26期、自由党)【政府役職】

○中山政府委員 お説まことにごもつともだと思いますが、万事地方の府県から申請して参ります条件を、向うがまじめにしたものと、こちらは善意に解してそういう態度をとつたものであろうかと私は考えます。それで、もしそういうことがございますれば、それは十分なる究明をする権限が私どもに与えられることが当然ではなかろうか、そういうことができないと当局が申しておりますならば、それができるように、そういうところまで調査する一つの権利を与えてもらわなければ、事務当局としても困るのではなかろうか、こう考えております。そういう不正なことは断固として排撃さるべきものであろうと私は考えております。

第19回国会 予算委員会 第29号(1954/04/14、26期、自由党)【政府役職】

○中山政府委員 仰せの通り学問の自由、発表の自由というものは憲法が保障しておるところがございまして、それは厚生省におきまして原爆症状調査研究会というものができることになりまして、そこで一まとめにしてこれを発表するというような傾向も見られますので、そういうことが学者の側から発表されたのではないかと私は考えるのでございますが、まだこの問題につきましてその係に聞いておりませんので、そうであるという断言は私としていたしかねますけれども、私はこういう研究調査会ができる関係上、そこでいろいろな学者の方々の御発表をまとめて発表しようという意味であつて、決してその方々の言論の自由を封鎖しようとかいうような、い……

第20回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第2号(1954/12/06、26期、自由党)

○中山委員 ちよつとお尋ねいたしますが、ある方面から、日本の実情がよくわからないので、独立したということが徹底しない部分においては、帰つて来れば戦犯になるかもしれない、もう一つの事情は、現地において家庭を営んでおるのでそれで帰れない、こういう二つの事情によつて、何とかして日本に帰ることをもう思いとどまつて、そうして早く向うで自分たちがいわゆる幽霊配給というようなものをとるのでなくて公然とおられるような措置をとつてもらいたいというような希望もあるやに伺つておりまするが、あなた方がいらつしやいました方面においては、こういう点はいかがなことをお聞き及びになつておりますか、参考までに伺いたいと思います……

第20回国会 外務委員会 第1号(1954/12/01、26期、自由党)

○中山委員 私はただいま野党から提出せられました動議は、今修正動議の要旨で説明されました通りに、皆様方の御意向はまことにごもつともであると私は思うのでございます。私もまた総理のご出席を得ましていろいろと詳細なることを伺いたいと思いますけれども、外遊中においても申されましたように、自分はかんじんなところだけを話し合つて、あとは専門の方々におまかせをする、こういうこともすでに声明されておることでございますから、その大づかみの話をされた人を呼び出すということは、これは野党攻撃の一環としてまあ当然のことではございましようけれども、吉田内閣は永遠のものではございません。しかし日本国は永遠のものでございま……

第21回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第1号(1954/12/14、26期、自由党)

○中山委員 これより会議を開きます。  私が年長者でありますので、委員長が選任されるまで、規則第百一条第三項により、委員長の職務を行います。  これより委員長の互選を行います。
【次の発言】 ただいま柳田君より提出されました動議に御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よつて園田直君が委員長に当選されました。(拍手)  委員長園田直君に本席を譲ります。


27期(1955/02/27〜)

第22回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第1号(1955/05/17、27期、自由党)

○中山(マ)委員 この際動議を提出いたします。委員長の互選は、投票を用いずに、高岡大輔君を委員長に推薦いたしたいと思います。

第22回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第2号(1955/05/24、27期、自由党)

○中山(マ)委員 関連して伺いますが、遺骨の収集のための予算は、今厚生省ではどのくらいとっていらっしゃいますか。今まで使われた金額を聞いておきたいのです。
【次の発言】 長野県へ帰ってきた赤羽文子さんの言葉を聞きますと、自分は釈放されてすでに五年たっておった、それで帰ることを希望したけれども、どういうわけか帰されなかった、ハバロフスク以外の土地にこういう人がたくさんいる、こういうことをこの間の会合でお聞きしたわけでございます。それで、私どもは、その御婦人のお言葉のようにそういう人があるのか、そうすれば、戦犯以外の者はもうソ連にはいないと絶えず言っておりますことが事実と相反しているということを、……

第22回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第3号(1955/06/09、27期、自由党)

○中山(マ)委員 ちょっと関連して伺います。その戸籍法のことでございますが、たとえば、同じ戸籍内にございまして、非常に大きな戸籍になっておるのでございますが、三男か四男の家に、いわゆるめいをもらって、そこに養女とした。とこうが、恩給法の第七十四条の三項かと記憶しておりますが、それには与えないということがございましたが、これは改正されておるでございましょうか。恩給法によりますと、戸籍面のいろいろな隘路を是正するということが出ておったようでありますが、私はこの間これを扱いましたときにはそう言って断わられたのであります。これは、どうなっておりましょうか。

第22回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第4号(1955/06/14、27期、自由党)

○中山(マ)委員 私は、この前お願いしてお寺ましたが、労働省の方に御質問を申し上げます。  これは私がラジオで聞いたのでございますが、私どもが絶えず悩みといたしておりました遺児の就職の問題でございます。この三月卒業いたしました子供たちも就職試験で相当優秀な成績をあげておりますにもかかわらず、最後の段階になりますと片親だからというので職につけないで、やっとこのごろ三回日でようやく、泣きついて、遺児が片親であることは当りまえであるということで、やっとある個人商社に入れてもらったような実例を持っておるのでございますが、それで、この間ドイツの放送局の人が私に面会に来てくれましたので、向うの様子を聞いて……

第22回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第5号(1955/06/17、27期、自由党)

○中山(マ)委員 私はここに政務次官にお願いと申しますか質問があるのであります。  一口にソ連は戦犯以外はもう帰したということを言っておりますが、その戦犯としての犯罪を構成する理由を向うから私は出してもらいたいというような感じがいたすのでございます。それは、御承知の通り、わずか一週間か十日ばかり満州へなだれ込みまして、そうしてわが同胞を連れて帰ったのでございますから、戦犯になりようがないと私は思うのであります。急に襲われて拉致されたという話を聞いておりまするし、どういうことでそういうような何十年もの戦犯の犯罪が構成されるか、これは、人道上と申しましょうか、犯罪を構成する理由をはっきり私どもは知……

第22回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第6号(1955/06/28、27期、自由党)

○中山(マ)委員 私は慰問品についてお尋ねを申し上げたいと思います。  こういうタバコの禁止は解くということでございますが、留守家族から聞いておりますところでは、窓口ではまだそれを受け付けていないということを聞いておるのでございますが、この窓口に対して、そういうものは全部解かれたのである、そうして受け付けて輸送してもよろしいという通告をすでにお出しいただいておりますでございましょうか、お尋ねいたします。
【次の発言】 食糧庁の方はいかがでございましょうか。
【次の発言】 それでは、郵政省の、方にお願いを申し上げるのでございますが、今お聞きになりましたように、もうすでに昨年これが解禁になっており……

第22回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第7号(1955/07/02、27期、自由党)

○中山(マ)委員 在外公館借入金の問題は、もう長い年月くすぶっている問題でございまして、いろいろと私どもも陳情を受けておるのでございまするが、全体としての件数はどのくらいございますでしょうか。
【次の発言】 御承知の通り、ああいう混乱の場面でございまして、外務当局の台帳に載っていないのもあるというお話でございまするが、その本人たちとできれば十分なる御交渉を願って、あるいは台帳にも出ていないけれども、たとえばその人物なり、その前におったところの立場なりを御判定下さいまして、いわゆる裁判所の言葉を使いますと情状酌量とでも申しますか、そういうことで裸で帰ってきた人たちに、いわゆるしゃくし定規的なこと……

第22回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第9号(1955/07/05、27期、自由党)

○中山(マ)委員 私がお伺いしたい件は、あの当時の状態によりまして、日本政府の在外公館が受け取りを出すについても混乱の中で非常に煩鎖であるために、ある一つの団体とかそういうふうなところへまとめて、そうして一つの受取難風を出しておるというような事例がございまするが、これを、そのときの情勢にかんがみまして、その人その人に別にしましてお返しいただくことは不可能なものかどうか、私はお尋ねしたいのであります。私が今持っておりまするところの陳情書は、同じ家に住んでおった人で、中共軍が入って参りまして、そうして中共軍に対してお金を出せと言うてきたことについて、そのお金を出すことを渋りまして、持って帰る金もも……

第22回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第11号(1955/07/12、27期、自由党)

○中山(マ)委員 一つお尋ねいたしますが、中国人が日本の軍隊に物を売りまして、その代金としてもらいました小切手とでも申しましょうか、そういうものが支払いがなかなかできないのでございますが、そういうものは、やはり外務省を通じてでないとお宅でお取り上げにならないという、さっきの御説明の分に入るのでございましょうか。

第22回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第12号(1955/07/15、27期、自由党)

○中山(マ)委員 今靖国神社のお祭の件について御質問がございましたが、これについて、私の質問が妥当がどうか存じませんけれども、お尋ねしておきたいことは、世にいわゆる無名戦士の墓ということが非常にやかましく取り上げられておる。このごろはどういうふうになっておるか存じませんけれども、私が厚生省におりました時分には、いろいろな陳情を受けたのでございますが、私は、この無名戦士というものが、あるのかないのかということが非常に疑わしいのでございます。いわゆる軍人として陸、海、空においでになった方は、大体軍籍というものがあるはずだと思うのでございますが、どういうわけで無名戦士というものが存在するのか、どうい……

第22回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第14号(1955/07/28、27期、自由党)

○中山(マ)委員 私どもは、松本全権がお出ましになりますときに大会をやりまして、ぜひ抑留者を帰してもらいたい、それが前提で、その段階を越して初めて国父の調整ということも考えられる、それが一応のとってもらうべきはずのものであろうという話をあちらでお互いにかわしまして、お別れをしたのでございますが、その後、数回の会合におきましても、この問題で大使は粘っていただいておりましたので、非常に感謝をしておったのでございますけれども、今度発表されました巨頭会談後の動きを見てみますると、大した変りはないように私は思うのでございます。ソ連は、いわゆる戦犯者以外はソ連にはもう日本人はいないのだと言って主張をしてい……

第22回国会 社会労働委員会 第7号(1955/05/10、27期、自由党)

○中山(マ)委員 関連して。今月の「経済指針」という雑誌の表紙の上に、日本の人口はもう下りかけておるというのを大きく出しまして、そうして受胎調節というものは日本の行く末に非常に暗いものを与えるものである、これは結局性の解放を国民に与えるようなものであるということをここに書いておるのでございまするが、私はこれを見まして非常に驚いたのであります。私どもも、厚生省のお仕事の中で、これが非常にいいことであるということを考えて、これまでその問題についてずいぶん関心を持ってきたのでございますが、こういう問題が世間に広く雑誌を通じて、しかもそれが雑誌の表紙にこういうことを大きな文字で書いて出しておりますこと……

第22回国会 社会労働委員会 第10号(1955/05/16、27期、自由党)

○中山(マ)委員 児童福祉法の第二条には、国は児童を心身ともにすこやかに育成する責任を負うとございますが、その直接の責任の当局でおありになりますところの児童局は、今日児童の生命が次々に奪われていくその責任ということについて、どういうふうにお考えになっていらっしゃるかということをお尋ねしたいのであります。私がこれをお尋ねする理由は、近ごろ、非常に国会でも問題になっておりますところの紫雲丸事件で、児童がたくさん命を失った。その前にも、いろいろと修学旅行につきまして、児童たちが命を奪われた事件が報道されております。この紫雲丸で命を失った子供達の死体がまだ全部引き上げられていないというときに、岩手県に……

第22回国会 社会労働委員会 第11号(1955/05/17、27期、自由党)

○中山(マ)委員 関連して。雑仕婦というのと、いわゆるつき添い婦という仕事の違いは、どういうところにあるのでございましょうか。今のお話では、あえてつき添い婦を解除するわけではないのだというお話でございますけれども、私どもは毎日々々陳情を受けております。しかも、つき添い婦というのは、子供をかかえた未亡人たちが圧倒的に多いものでありますから、未亡人たちといたしましては、もう自分たちの年から考えても、ほかのところへ転職する見込みがない、相当な年の者が多いから、子供をかかえて路頭に迷わなければならぬというようなことになるという陳情が非常に激しいのでございまして、私も心配しております者の一人でございます……

第22回国会 社会労働委員会 第18号(1955/06/03、27期、自由党)

○中山(マ)委員 ちょっと関連して。今大臣の御答弁を伺っております中に、この不治の病に対して、予防の方法が、今世界でも知られていないというような重大な御発言がございましたが、それがなぜ三年に一度――まずそこへ就職いたしましたときに一回、それから今度は三年目に一度、その状態に対する健康診断を行うというように法律が出ておるようでございますが、これでいいのかどうかと、私は考えるのであります。このけい肺は、どんなものか、私もはっきり存じませんけれども、そういうおそろしい、なおらない病気であり、呼吸困難になるという、そういたしますれば、三年に一度やっているくらいでは、とても親切な対策とは考えられないので……

第22回国会 社会労働委員会 第49号(1955/07/25、27期、自由党)

○中山(マ)委員 私は、元大阪市立結核療養所の復元に関することで質問を試みたいと思います。大阪市がわが国産業経済の中心として飛躍的発展を遂げるとともに、その社会的機構が生み出す結核の蔓延もまた年々増加をいたしておりまして、結核対策は、本市保健衛生上、非常に緊急な問題となって参ったのでございます。それで大正六年、全国にさきがけて結核患者の収容治療と結核に関する学術の研究を行う目的をもって、刀根山病院を設け、さらに昭和十五年には貝塚の千石荘病院を新設して、大阪市結核対策の完璧を期したのでございますが、私は局長にお尋ねしたいことは、この戦時立法によりまして、医療団に現物出資をいたしましたのは、強制的……

第22回国会 社会労働委員会 第50号(1955/07/26、27期、自由党)

○中山(マ)委員 関連して。今伺いますと、理容師美容師法は、そういう建前で今度御改正になりましたのに、このドライクリーニング業に対しましては、それと違った今までのやり方をお続けになるのは、どういうわけでしょうか。種類は違いますけれども、同じ衛生に関係するところの法案であろうかと思いますのに、そういう何と申しますか、てれこ、てれこの法案をお出しになりますのは、統一してやれないのでしょうか。これは一方からするならば、美容師は女がやる、これは男性がやる。なぜ女性にきつく、男性にゆるやかになさるのか。これは私としては聞き捨てにならないところでありますので、お伺いいたしておきたいと思います。

第23回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第1号(1955/12/06、27期、自由民主党)

○中山(マ)委員 この際動議を提出いたします。委員長の互選は、投票を用いず、原健三郎君を委員長に推薦いたしたいと思います。

第23回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第2号(1955/12/08、27期、自由民主党)

○中山(マ)委員 私はこの援護について前にもお尋ねをいたしたいと思ったのでございますが、二十二国会におきまして、六月三十日までに養子縁組を解いた者には年金を与えるということになっておりまして、私どもも一応それで納得をいたしまして終りましたのでございますけれども、地方に帰りましていろいろと実情を聞いてみますると、まことに気の毒なケースがたくさんあるのでございます。いわゆる知識階級の人たちでございますならば、新聞等も見、いろいろの情報も聴取いたしまして対処して参ったでございましょうけれども、非常に低い階層――というとあるいは失礼に当るかもしれませんけれども、そういう知識階級でない、新聞も読まないよ……

第23回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第4号(1955/12/15、27期、自由民主党)

○中山(マ)委員 先ほど佐々木参考人のお話でございましたか、祖国の人たちへ伝言を頼む、この日本人の気持、いわゆる向うにいらして下さる方々、その苦衷の中にも、自己を滅して国をお思い下さいますその真情をぜひ日本に伝えてくれということをお伝えになった。しかもお帰りになって、はっきりことずけたにもかかわらず、そういうものがはっきり出ていないということを今承わりまして、まことに私は驚いたのでございます。私も実は昨年でございましたか、中共あるいはソ連へ行かれまする婦人議員団の中に、その当時の自由党の幹事長及外務大臣をしていられました岡崎大臣も行ったらどうかということを言っていただきまして、私も行きたいとい……

第23回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第5号(1955/12/16、27期、自由民主党)

○中山(マ)委員 緊急動議を提出いたします。    海外抑留同胞に対する慰問措置に関する決議   最近の引揚者の報告による在ソ同胞の生活の窮状にかんがみわれらはこれを看過することができない。よつてすみやかに援助の手を延べる要あり。政府は右目的達成のため全抑留同胞に対し早急に適切の手段を講べきである。  右決議する。  この動議を提出いたしまするので、どうか一つ皆様方の御賛同を得たいと思います。(拍手)

第23回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第6号(1955/12/17、27期、自由民主党)

○中山(マ)委員 今の切手の問題についてでありますが、これまで私どももいろいろな場合に、こういうことのために国民運動を起すといっても、それを起すことについて金が要る。だから切手が一番いいんじゃなかろうかということで、これまでやってみましたけれども、これがなかなかむずかしいことであるということでケリがついてしまったことが再々あるのでございます。けさの新聞を見ましても、そういうふうに書いておるのでございます。当局としては、あるいはむずかしいとお考えになるでございましょうけれども、苦しい生活をしている人たちのためでございますから、それを乗り越えてやっていただくようにお願いしたいと思います。お金がかか……

第23回国会 社会労働委員会 第3号(1955/12/09、27期、自由民主党)

○中山(マ)委員 本院の院議を無視しないと一生懸命おっしゃっておられますが、これを見てみますと、三十一年の一月一日からこれを実施するという計画になっておりますにもかかわらず、もうすでに一〇%は実施済みであるということがここに書いてあるのであります。これは私本院の意思を無視した何よりの証拠ではないかというふうに考えるのでございますが、それでも無視しないとおっしゃるのでございましょうか。ここに証拠をちゃんと御自分で提出しておられます。ここに二千二百七十人、総数のうちの一〇%はすでに実施済みで、円滑にいっておると言われておる、だからこれはどうも言われることが非常におかしいと思います。国会の代表の言う……

第23回国会 社会労働委員会 第6号(1955/12/13、27期、自由民主党)

○中山(マ)委員 私ここですわっていろいろのお話を聞いておりまして少し心配になりますので、労働省の今後のお見通しを聞きたいと思うのでありますが、今ですらこういうような失業者が非常に多く、ことにまた私が知っておる範囲内におきましては、片親のない人たちは、学校を出ましてもなかなか就職ができない。それはことに銀行などでは、たとい試験は通っても面接でもってなかなか雇ってくれないというような、まことに深刻なお話をここで伺っておるのでございますが、近ごろいわゆる原子力の平和利用というようなことが盛んに言われておりまする今日、もし原子力が入ってくるような時代になりましたならば、労働省のお見通しとして、現状の……

第23回国会 社会労働委員会 第7号(1955/12/14、27期、自由民主党)

○中山(マ)委員 関連して。薬剤師が社長である、一々それをするということはできないというような話でございまするが、結局国の動きというものは、総理大臣に責任があるように、やはり会社の製品というものに対してはその局々において社長は責任をとらないのでしょうか。そういうものでなかろうかと私は思うのでありますが、下の人がそういう間違いをしたら、その下の人に対する統制力がないわけであって、もしレッテルが違ってあったというようなことになりますと、母親というものは、ミルクであろうが何であろうが、自分で検査して飲ませなければ、自分の愛児に母乳を与えることができない母親は恐怖状態に追い込まれると思うのでございます……

第24回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第1号(1955/12/23、27期、自由民主党)

○中山(マ)委員 この際、動議を提出いたします。委員長の互選は、投票を用いずして、原健三郎君を委員長に推薦いたしたいと思います。

第24回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第2号(1956/02/03、27期、自由民主党)

○中山(マ)委員 関連して。今の政務次官のお考えは、私どももこの間ちょっと理事会で話し合いましたときも、どのルートが一番早いか、確実かというお記をいたしておりましたが、今後その十人の方がお帰りになるときが一番直行であろう、ぜひこれでお願いしたいということを、おとといでございますか、理事会でも考えておりましたので、ぜひ一つその一番確実な方法で、私どもは政務次官の政治力に大きな期待をかけておりますので、これを実現いたしていただくように、省内でおまとめいただくようにお願いいたしたいと思います。
【次の発言】 ただいまドイツの場合のお話が出ましたが、これは結局引き揚げ促進という政治的のみのねらいであっ……

第24回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第3号(1956/02/08、27期、自由民主党)

○中山(マ)委員 一番初めに小山さんに伺います。蒙古の方で十五年の刑を言いつけられてノルマをあげて、切り上げて釈放された。そうして中共に引き渡されて、また未決に入れられて何カ月かの刑を受けた、と言われた。それはどういうわけでございましょうか。すでに刑を受けた人が、なぜ次の国に行ってまたぞろ罪人扱いをされなければならないかということがどうも受け取れないと思いますので……。
【次の発言】 今度新しく四カ月ですか、五ヵ月ですか、刑を言い渡されたときの判決は……。
【次の発言】 それじゃ罪名も言われないのでございますか。
【次の発言】 ただ何となしに……。

第24回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第4号(1956/02/14、27期、自由民主党)

○中山(マ)委員 私はこの憲法ができました際に、金森博士のお言葉が新聞に載っておったのを思い出すのでございますが、こういう憲法あるいはいろいろな法律ができた、しかし何年かたったあとには、必ず壁にぶつかるときが来るであろうという御発言があったことを私は新聞で見たのであります。あのときの世界情勢、というものは、日本とドイツ、イタリアさえつぶしたら、世界に平和が来るという確信を連合軍が持っておった。そのために、結局日本の軍国主義につながるものとして、これを宗教法人の中に入れ、憲法では宗教の自由を唱えましたが、そういうことによって、いわゆる国民の関心の的すらもなくしてしまったというような、何と申します……

第24回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第5号(1956/02/17、27期、自由民主党)

○中山(マ)委員 元満州の移民援護に関する質問の第一点は、満州移民事業の跡始末に対する政府の責任についてお尋ねをいたしたいと思っております。満州移民事業は、時の日本政府の手によって実施されたものであり、日満両国の基本国策として強力に推進拡大され、しかも事変の進展に伴って完全に戦争目的のために利用され、最後には終戦時における関東軍の無警告退却により国境に放棄された結果、八万人に及ぶ犠牲者を出しております。世界の移民史始まって以来、かような悲惨な結果を遂げたものは、ほかにはないということでございまして、政府としては、この満州移民の跡仕末に対して、責任を感じていられるかどうかという点をまずお伺いいた……

第24回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第7号(1956/02/24、27期、自由民主党)

○中山(マ)委員 私は今のお話の中から少し離脱いたしますけれども、参考人がお帰りになりまして全国において、栄養はさほどまでも悪くなかった、待遇もそう大したことはなかったと昨日も承わっておったのでございますが、戦前に、穗積さんもまた野溝先生も日本の監獄に入っておった、そのときのことを考えれば、まあ向うは相当なものだ、というような御発言もございました。こういう点から考えますと、戦前日本でお二方がお捕われになりましたその理由と、向うにわが同胞がおります理由とは、非常に違うのでございますから、これが同じ取扱いだということでなく、これは国際法に照らしましてもりっぱな待遇をしなけれぱならぬ建前になるわけで……

第24回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第10号(1956/03/30、27期、自由民主党)

○中山(マ)委員 去る三月十九日帰国いたされましたモロタイ島及びジャワ島残留の元日本軍人の引き揚げ状況等につきまして、当委員会より派遣され、調査をいたして参りました概要を、簡単に御報告申し上げます。  今回帰国いたした人々は、モロタイ島からは岸啓七君外八名、ジャワ島からは新井守一君外一名の合計十一名でありまして、ことにモロタイ島から引き揚げて参りました九名の方々は、昭和二十年二月ごろより山林生活を営み、その後、昨三十年十一月に至る十年間余りも、日本の敗戦も知らずに、後で述べまするような原始的生活を続けていた人たちなのであります。  帰国船日昌丸は、予定より約一時間おくれて三月十九日午前九時大阪……

第24回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第12号(1956/05/10、27期、自由民主党)

○中山(マ)委員 外務省にお尋ねを申し上げるのでございますが、けさの読売であったかと思いまするが、今度の漁業問題での解決ができそうな様子を報道するとともに、抑留同胞も一部帰すというようなことを見まして、非常に喜ばしく思ったのでございます。外務省としては、どういう情報を獲得していらっしゃいまするか、一部というのは何人くらいであるか、そういう点もできるだけ詳しく御報告を願いたいと思います。
【次の発言】 しかし、聞くところによりますると、明日が調印で、あさって河野農林大臣は帰朝なさるということでございまするので、これは時間の問題だとかいうような余裕はないように考えるのでございまするが、その点はいか……

第24回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第13号(1956/05/22、27期、自由民主党)

○中山(マ)委員 私、ただいまいただきましたこの資料を見ておりますと、ここにも冷血動物のもう一つの例があるように思うのでございます。いつか私が一時間余りを費しまして、るるお願いをしました満州開拓団の問題でございますが、これを見ておりますと、九千五百五十というのが開拓団、報国農場というのが四百五十、この人たちがやはりまだ何もしていただいてない。まことに政府はお正直でいらっしゃいまして、ありのままをここへ出して下さっておるのでございます。また、その下を見ますと、備考の方には、「ソ連参戦時までに関東軍に召集され、又は軍属として雇傭されていた下記の者・及び、満州開拓青年義勇隊員は、本表に含まれていない……

第24回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第15号(1956/05/31、27期、自由民主党)

○中山(マ)委員 中共から帰ってくる人たちに、起訴を免除されたというのがございますが、それは免除されてから今日までどのくらい年月がたっているか、情報はございませんか。  もう一点、慰問品について、どういう理由でそういう便宜な方法を拒否されたか、その理由がもしおわかりになりましたら、お教え願いたい。
【次の発言】 ちょっとお尋ねをいたしますが、その起訴を免除せられたという問題は、いつか李徳全女史が見えましたときに、こういう戦犯について、何かこちらでお聞きになった点はございませんでしょうか。そういうふうな戦犯について、タス通信の方は、戦犯以外にはないということで、今日まで突っぱってきておったわけで……

第24回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第16号(1956/07/21、27期、自由民主党)

○中山(マ)委員 ただいま承わっておりまして、いろいろと御苦労していただきましたことを、まことに痛ましく思っておりますし、私どもこの委員会といたしましても、戦後ずっと何とかして皆様が早くお帰りになるようにということでいろいろ努力いたしておりましたが、力及ばずして、今日まで皆様方には御苦労をかけましたことを、まことに私委員の一人として、相済まないように思っている次第でございます。  皆様方がお帰りになります前は、十年間、今まで皆様方があちらに抑留されておる間の期間があったにもかかわらず、十年後になって初めて裁判が行われ、そうしてある人々は、長い今後の懲役ということもあるということを私は新聞で読み……

第24回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第20号(1956/10/10、27期、自由民主党)

○中山(マ)委員 ほかの問題ですが、外務政務次官がいらっしゃいますから、伺いたいと思います。今日こういう決議がなされまして、非常に喜んでいる次第でございますが、さて、わが国の条約方式も、継続審議というようなものが、領土に関しては結ばれるようにという希望を持っておいでになっていらっしゃるのでございますが、西ドイツのアデナウアー方式によって結ばれましたことにつきまして、ドイツの方のいわゆるソ連在留の抑留者の数が、本国の人たちの考えていることと、帰ってきた人たちとの間では、非常に差があるように、いろいろな報道によって聞いておりますが、どれほどの差があるかということを、外務省は御承知でございましょうか……

第24回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第21号(1956/10/29、27期、自由民主党)

○中山(マ)委員 関連して水上参考人にお尋ねいたしますが、無国籍者にされたということでございますが、かつて長野県の赤羽文子さんとおっしゃる方を記憶いたしますが、この方も満刑になって、あと五年間向うにそのままいらっしゃいまして、二年ほど前でございますが、やっと帰って見えたことがあるのですが、いわゆる帰国を希望するところの手続をとらなかったから帰さなかったというようなことを向うが言っておるということを、この方は言っておられたのであります。この方も材木を運ぶ労働をさせられて、それにたえられないような生活を五年間して、それから満刑になって五年間、やはり何のことなしにあなたのように置かれた。無国籍者にな……

第24回国会 社会労働委員会 第12号(1956/03/05、27期、自由民主党)

○中山(マ)委員 関連して。今生活保護費の問題が取り上げられたのでございますが、今度もし一部負担が政府がおっしゃる通りに行われるとすれば二十三億の赤字は解消する、こういう建前でもってこれを提案していらっしゃるようでございますが、今生活保護の問題で二億あるいは八億の繰り延べがあるというお話もございましたが、私も思い出しますのは、厚生省におりましたときにいわゆる民生委員は半分は婦人にしてもらいたいということを申し出まして、次官通牒でもってそういうことを流していただいたことがあるのでございますが、私はその後いろいろ生活保護の問題を見ておりますと、どうも納得のいかない点がこの問題で多々出てきておるので……

第24回国会 社会労働委員会 第32号(1956/04/06、27期、自由民主党)

○中山(マ)委員 関連。社会党のお方々の御発言を聞いておりますと、これは後退である、総理大臣は後退ではないとおっしゃるのでございますが、私はこのたびの改正案はあるいは緊急措置ではないかと思うのであります。いわゆる健康保険の赤字ということを目標としての緊急措置であるといたしますれば、これが立ち直ったならばこれを撤回して、もっとほんとうのものにしろというこの言をいれていくことも私はあるいはできるのではないかということを考えておりますが、これを立て直す間のその年限ですね。見込みを大臣にお願いいたします。これが赤字が解消して、いわゆる組合管掌のような黒字になった場合は、これを何とかしようというお考えが……

第24回国会 社会労働委員会 第46号(1956/05/18、27期、自由民主党)

○中山(マ)委員 関連してちょっと伺いたいのでございますが、これによるところの死亡率でございます。私がいつか厚生省におりますとき山梨に参りましたときに、ある農夫は私に、自分の家内はこれによって三人、今もらっている嫁は四番目の嫁である。三人ともこの病気で死なしたというので、その位はいを見せていただいたのでございますが、年間どのくらいの人が死亡しておりますか。一人の人の家内が三人も死んだということは、ある意味では非常に死亡率が高いものであると思いますが、参考までに一つこれによる死亡率とほかの寄生虫による死亡率との比較を一つ教えていただきたい。

第24回国会 社会労働委員会 第53号(1956/06/03、27期、自由民主党)

○中山(マ)委員 関連して、この出生率がこういうふうに減って参りまする階層は、どういう人口の階層でございますか。いわゆる労働者層あるいはインテリ層というようなものを分けましたら、どこが一番顕著でございますか。
【次の発言】 そういたしますると、労働者階層と申しますれば、けさ同いておりましたように、いわゆる賃金の未払いとかいうような非常に苦しい階層の方が、いわゆる昔から貧乏人の子だくさんとかいうような悪い言い草も残っておるのでございますが、こういうような向きの人たちの生活状態を改善するために、これが役に立っていない。比較的生活が安定しているような人たちの方が逆にこれをやっておるということになりま……

第24回国会 法務委員会 第33号(1956/05/11、27期、自由民主党)

○中山(マ)委員 私は厚生省にお尋ねいたしたいのでございますが、前国会におきまして、この次の国会には必ず政府が抜本的考えをもってこの問題を処理するということをお約束になっていらっしゃいますのを、固く信じておりました一人でございます。それに、厚生省の予算をずっと拝見しておりましたところが、当初におきましては、この売春婦の問題にからんで十四億二千八百五十二万円の予算を御予定になっておった。なるほどこれならば第一段階としては相当の仕事ができると思いまして、わが意を得たりと非常に喜んでおったものでございます。ところが、いよいよの段階になって参りましたところが、まことにお粗末な予算になってしまっておった……

第25回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第2号(1956/11/16、27期、自由民主党)

○中山(マ)委員 非常に、みずからも貧しい、帰ってみたら家庭も貧しいということでございますが、今はどういうふうな状態でその人たちは生活をしておられるのでございましょうか。その帰る日程は、大体いつごろにお定めになりましたでございましょうか。
【次の発言】 その費用は幾らぐらいになりますでございましょうか。前に、興安丸を出すとすれば非常な費用がかかるというお話でございましたが、今度バタフィールドの船を利用するということになって、どれだけぐらいの全体としての費用がかかるか伺いたい。
【次の発言】 幸いにして当局のいろいろなる御奔走によりまして、こういう人たちが国へ帰れるということになりました。私ども……

第25回国会 社会労働委員会 第11号(1956/12/13、27期、自由民主党)

○中山(マ)委員 ちょっと関連して。いろいろとニコヨンの人たちから陳情を受けるのでございますが、考えてみますと、これは自分の土地のことをお尋ね申し上げて済みませんけれども、大阪と東京と経済面においてどれだけの違いがあるとお見込みになっていらっしゃるのでございましょうか。非常に料金に大きな差があるように私は聞くのでございますが、私も大阪に生活をしておりまして、東京でも生活をしてみてその生活の標準が二つの大都市においてさほど違うとは考えられないのでございます。それなのになぜ大阪の方をぐっと下げて東京を上げていらっしゃるかということが、私は不思議に思う点の一つでございますが、この人たちの生活を見てみ……

第25回国会 社会労働委員会 第12号(1956/12/18、27期、自由民主党)

○中山(マ)委員 関連してちょっとお伺いいたしたいのでございます。きょうの昼ごろ、李ラインの問題で向うに抑留されている漁夫と申しますか船員と申しますか、そういう方の奥さん方の話を聞いておりましたところが、いわゆる保険に加入していない人たちで、しかも向うで捕われており、そして国と国との問題のためにもう二年も帰してもらえない。向うで非常に環境が悪いので病気になっておるらしいが、保険に対して国がどこまで予算上責任をとるかという問題を今お話しになりましたので私はこれをお尋ねする気になったのでございますが、自分たちの過失ではなく――日本としては李ラインを認めていないのですから……。それにこうして二年も置……

第26回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第2号(1957/02/12、27期、自由民主党)

○中山(マ)委員 関連して。今隠そうとする裏というお言葉かございましたが、これまで参考人としてこの委員会にお越しいただきまして伺いましたこと、あるいはまた舞鶴へ参りましてお帰りの方にお目にかかった際に、死んだ人の名前でも、ベルトの皮にずっと穴をあけて、そこへ入れてやっと持ち帰ってきたというようなお話も聞いておりますが、あなた方からも今、隠そうとするというお話がございました。これは何のために向うがそういうことを秘密にしようとするのか、その意図が那辺にあるかということをお考え願ったことがございますしょうか。厚生省あるいは国家といたしまして、今まで外交交渉でも、いろいろとこちらにございます名簿、記録……

第26回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第5号(1957/02/19、27期、自由民主党)

○中山(マ)委員 私は前にもお尋ねしたことがあるのでございまするが、引き揚げの問題というものは、大体お連れ戻しすることに非常に熱意を傾けて参りまして、帰還した人たちに私どもがいつでもねじ込まれる問題は、就職あっせんということを非常にやかましく言われる。向うにおれば何とか職業はあるのに、帰ってきてみたら生きることもできないので、実際はそう赤くもない人、が、そういうことから逆に帰ってきて赤くなることも相当あるという話も聞いておるのでございますが、おそれ入りますけれども、年度別に、これまで帰ってきた人たちがどういう程度で就職いたしておりますか、未就職率と対照してお知らせ願いたいのでございます。

第26回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第6号(1957/03/05、27期、自由民主党)

○中山(マ)委員 そういう問題ですが、どれくらいそういう人が残っているのかお調べいただいたことがあるのでしょうか。たとえば、大阪の心斎橋のような盛り場に、バイオリンを持ちまして、二人か三人かで、妙な車みたいなのを作りまして、それに乗っかってバイオリンをひいて引っぱって歩いておる。いかにも哀れであるし、もう戦後という言葉を使うなという人があるにもかかわらず、あれは戦争直後のような感覚を与えますから、私は、今の問題について、厚生省あるいはその関係のお方様方に、どれくらいの人たちがそういうことをやっておるか、そうして、やっておる人たちの中で、いろいろな手続が渋滞しているために何も受けていない人たちが……

第26回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第7号(1957/03/13、27期、自由民主党)

○中山(マ)委員 それに関連して。そういうふうに帰ってきた方々の就職が、そこまでおわかりになっておるならば、知らせていただきたい。どれだけ平均俸給をもらって、ということはおわかりにならないでしょうね。独身者がやっていける俸給か、あるいは家族持ちで、やっていけるか、そういうことはおわかになっておりませんか。それが一つ。それから、宣伝の予算は年間どれくらいか。これはこれきりでやめる気はないという御発言でございますが、そういう宣伝のための予算措置ができておるのでありましょうか。
【次の発言】 それは労働省にはまことにお気の毒のように私は思うのでございます。引揚者がずっとおいでになるということがはっき……

第26回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第10号(1957/04/10、27期、自由民主党)

○中山(マ)委員 関連して、外務大臣にお尋ねを申し上げますが、平和の話し合いが済んで、即時に専門家をソ連へ出すはずであったが、いろいろな点があったために、今度その次のエキスパートを出すというお話でございました。私ここで伺いたいことは、かつて何かで読んだと記憶をいたしておりますが、わが外交官は、向うに行っても、その旅行の範囲が制限をされておるということで、これが事実であるかどうか、私その点を確かめたいと思うのでございます。もしそうであるといたしますれば、今度この未帰還者のソ連における調査に関しまして、自由なるところの調査ができるかどうかということが私の心配の点でございます。この点につきまして、外……

第26回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第17号(1957/10/21、27期、自由民主党)

○中山(マ)委員 私がいろいろな応答を聞いていて考えますことは、いつも里帰りがあるたびに問題が出て、そしてラジオなどを聞いておりますと、お帰りになった方々の政府及び与党の攻撃がラジオを通じて非常に流れておるのでございまして、これは一体何をしているのやら、里帰りされて喜んでおられるのやら、ほんとうに自分たちの母国はもうちょっとましなところであろうと思って帰ってきたと今松永参考人がおっしゃったのでございますが、負けた国がさほどいいところと思ってお帰りになったところに、少しお考えの狂いがあるのではなかろうか。今お帰りになってみえた方は――ここらも戦後十二年たちましてどうにか見られる格好になって参って……

第26回国会 社会労働委員会 第2号(1957/02/11、27期、自由民主党)

○中山(マ)委員 関連して。二十九年度くらいでございましたか、私が厚生省に政務次官をいたしておりましたときに、日本の病院あるいは医療関係の分布図につきまして非常に疑惑を持ったのであります。屋上屋を架するように、大都市には幾らでも病院があり施設があるのに、ずっと地方に参りますと無医村が非常に多い。その結果今質問がございましたような制度を厚生省として取り上げたらどうだということを私が提案いたしましたときに、その当時私その言葉は覚えておりませんが、こういうことをすることは何かの法律に違反するからそういうことはできないのだといって断わられたことを私は覚えておるのでございますが、その当時の考え方と今日と……

第26回国会 社会労働委員会 第5号(1957/02/14、27期、自由民主党)

○中山(マ)委員 関連。今業種別によっていろいろと報酬をきめるというお話がございましたが、これは大阪の税務署の署長が能率給ということを希望すると申しておりますが、この問題は単に中小企業というものだけに限られるのでございましょうか。なぜかと申しますと、税務関係の仕事で、すでに税金を完納しておりますにもかかわりませず、その台帳にそれが消してないということでもって、差し押えするぞという通知を受けたということがございます。それでいきましたところが、税務署長が言われた。能率給ではないから能率が上らない。人も足らないということを申しておりました。 それで税務署なんかもやっぱり能率給にしてもらったら、こうい……

第26回国会 社会労働委員会 第6号(1957/02/15、27期、自由民主党)

○中山(マ)委員 関連して。今大臣は意思の疎通を欠いているというお話でございましたが、確かにそういうおそれがあると私は思うのでございます。私お医者様にいろいろお話を聞いておりますと、その感を深くいたします。というのは、これから健康保険で見てもらう患者は、日記でもつけていないことには、もし何か問題が起ったときに両方を調べられる、どっちの言葉を厚生省は信用するかという問題になったときに、日記によってでも、自分がその日に、問題の起ったときにいっていなければ、一万円の罰金でございますか、そういうものが課せられるというようなことを大阪方面では流しているのでございます。それでは病気になることは、病気そのも……

第26回国会 社会労働委員会 第8号(1957/02/19、27期、自由民主党)

○中山(マ)委員 それに関連して、今二十六年度くらいにきめられたものが、今日いろいろ経済状態も変化しておりますのに一向変らないということがお医者様の側の大へんな不平だということを私は聞いておりますが、そういうことを厚生省としてはちゃんとわかっていらっしやるから、何かお医者様の側に不正があるというような考え方を起して、立ち入りでいろいろなものを調べていくというようなこともお考えになるのじやないでございましょうか。そういう点は関連性があるでしょうか。

第26回国会 社会労働委員会 第9号(1957/02/20、27期、自由民主党)

○中山(マ)委員 関連して。今までは県の経済状態が苦しいので、それで国の方の温情が地方に流れることができなかったという結論でございますが、そういたしますとお伺いいたしたいことは、十分に国の温情を消化することができなかった県もございましょうが、全国的にどの県がその予算をとっておりますか。
【次の発言】 そういうことでいいと厚生省はお考えになるでしょうか。せっかく国がこれだけの温情を示しておりますのが、局部的にはいわゆる誘い水が行っても、それが拒否されている形になるということになりますね。県の考え方とおっしやいまするが、そういうことを伺いますと私もちょっと言いたくなる。これは厚生省にまことに申しか……

第26回国会 社会労働委員会 第37号(1957/04/11、27期、自由民主党)

○中山(マ)委員 関連して局長にお尋ねいたしますが、かつてお尋ねいたしました点で、母子福祉資金の貸付について国は予算をとっておるけれども、予算をとっていない県があるということを私は聞き込みましてお尋ねいたしましたら、その通りであるというお話でございます。それで中央青少年問題協議会がございましたときに、私が聞き込みました県の母子福祉課長が来ておりましたので、私は個人的にこれを尋ねたのでございます。そういたしましたら、こういうふうな報告書を私によこされたのでございまするが、これははっきり申し上げますると、静岡県は国の予算はとってあるけれども、県の方ではないということを尋ねましたら、二十九年からずっ……

第26回国会 社会労働委員会 第52号(1957/05/16、27期、自由民主党)

○中山(マ)委員 この問題につきまして、私も関連してお願いしておきたいと思います。ここには産婦人科の先生はいらっしゃらないようでございますから何でございますが、私が聞いているところによりますと、妊娠中に激しい勤務につかされますと、羊水過多症というものに陥るのでございます。羊水過多症でございますれば、これは必ず異常児が生まれております。私もその実際の例を知っております。二子ではないかと思うようなおなかになりましてお産をした人がありまして、それが羊水過多症でありましたために、その生まれました子供は腸閉塞になっておりまして、そうして生まれたらすぐ子供が排出いたします便が出ませんので、浣腸してみました……

第26回国会 社会労働委員会 第54号(1957/05/18、27期、自由民主党)

○中山(マ)委員 この自然公園法の中の第一章の総則の目的というところの最後に「教化に資することを目的とする。」と書いてございます。この「教化」というのはどういうふうにお考えになってこれをお書きになったのか。
【次の発言】 インスピレーションと教化は私は全然違うと思います。インスピレーションというのは、霊界の、何と申しますか、一つの精神に受ける霊感という言葉でありまして、教化でしたらエデュケーション、エ・ジュコと申しますか、これはラテン語かグリーク語から始まっておりまして、工というのはフロムということであって、ジュコというのは導くということであって、導き出す、すなわち教化であって、エデュケーショ……

第27回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第1号(1957/11/01、27期、自由民主党)

○中山(マ)委員 動議を提出いたします。この際、理事はその数を七人とし、委員長において御指名あらんことを望みます。

第27回国会 社会労働委員会 第4号(1957/11/11、27期、自由民主党)

○中山(マ)委員 先日この国会の初めの委員会であったと記憶いたしますが、堀木厚生大臣は、この委員会におきまして、厚生行政の末端が弱い、これを是正しなければならぬということを御発言になったのでございますが、どういう面でそういうふうにお考えになっているか私は存じませんけれども、厚生行政と申しましても非常に幅が広いのでございますからどの点でそうお考えか知りませんが、私といたしましては大臣のおっしゃったことはまことに適切である部面を見出しておるのでございます。社会福祉事業と申しますが、結局気の毒な人たちに福祉をもたらすというのがその考え方であることは当りまえの話でありますが、それが逆にそういう面におい……

第28回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第3号(1958/02/19、27期、自由民主党)

○中山(マ)委員 今夏堀さんのお話を聞いておりまして、いわゆる犯罪というものも。私どもの犯罪という通念からは大よそ遠いものがあると思うのでございます。ただ、そういうふうに自分の国家機関を通じて人の戸籍面のことを確実にすることすらも、ある場合には犯罪になるように見られますが、実際の生活におきましてもそういうふうに軽く住民が犯罪人にきめられておるのかどうかという点を、向うは、その犯罪の個条書きというとおかしいでございましょうけれども、あらかたのそういうものを国民に徹底させておるかどうかということを、まず伺いたいと思います。
【次の発言】 そうすると、裁判というものはどういうふうになっておりますか。……

第28回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第4号(1958/04/17、27期、自由民主党)

○中山(マ)委員 関連してちょっと一点だけ伺います。私は特に大臣の、政治家として、閣僚としての今の御発言を伺いまして、非常に感謝しておるのでございます。今日まで私は本年でもう十一年国会におるのでございますが、その間ずっとこういう問題はいろいろとお世話して参りましたが、まだその跡を断たないのでございます。今でもまことにむずかしい件を、いろいろと恩給局などにお願いをしておるのでございますが、わたしは特に大臣にこの際お願いしたい。もう解散もそう遠いことではないのでございますから、お互いに私どもは選挙をやってみなければ上るか下るかわからないのでございます。だから、私どもの最後の締めくくりといたしまして……

第28回国会 社会労働委員会 第6号(1958/02/13、27期、自由民主党)

○中山(マ)委員 ただいま御発言になりました中、血液銀行の問題をお出しになりましたが、そのあり方を見ておりますと、なるほど、お仕事にあぶれたニコヨンさん、ああいう方が血を売りにきておるのを、私現場へ行って見たことがございますけれども、これと目の方とは格段の違いがあると思うのでございます。生き馬の目を抜くという言葉がありますけれども、生活が脅かされますから、だれも生きてて、自分の目を売って、失明してもいいというような人はないと思います。裕福な人はそういうこともいたしませんでしょう。これは純然たるヒューマニズムに関したことでございまして、人間のからだの中の一部取りかえということによって、どうせ自分……

第28回国会 社会労働委員会 第11号(1958/02/21、27期、自由民主党)

○中山(マ)委員 私は、本日はけっこうなところの附帯決議がつきましてこの法案が成立いたしましたことを、まことに喜ばしく思っておるものでございますが、ここで一つ政府の確言を得ておきたいと思うことがあるのでございます。それは私どもと同じように負けた国のドイツでは、特に婦人子供の問題を取り扱うために家庭省という省さえあるそうでございます。そして夫に残された人が遺族扶助料をもらっておられますが、愛人ができて結婚をするについて、おじさん結婚というものをいたします。それは次の夫が先立った場合に路頭に迷うから、入籍しないでおじさん結婚というものをしておる。国としてはこういうことは制度に乗せてはいかぬが、もし……

第28回国会 社会労働委員会 第12号(1958/02/27、27期、自由民主党)

○中山(マ)委員 ちょっと関連して。  先ほどから伺っておりますと、日本の児童の結核問題、あるいはおとなにも亡国病といわれるほどの病気になっておりますが、ここで白書にお出しになりましたカロリーを標準にした点から国際的に調べていらっしゃるのを見ますと、インドと日本とがカロリーの点では同じだということを白書に厚生省は発表をしていらっしゃるのでございまするが、そうなって参りますと、わが国とインドとは人口の面でも非常な差があるのでございますけれども、ここで伺いたいことは、この程度のカロリーによりますればこそ、わが国の結核も非常に膨大な数に上っていっておると思うのっでございます。これだけお調べになりまし……

第28回国会 社会労働委員会 第17号(1958/03/05、27期、自由民主党)

○中山(マ)委員 ただ一点だけ私は確かめておきたいと思います。先ほど滝井委員の御質問の際に私はちょっと聞き漏らしたかに思いますが、いわゆる医学校を出た人で八回も試験を受けてしかも合格しなかったというような人から私はよく陳情を受けておるのでございます。そういう人、すなわち医学校を出てインターンを済ませた人は、知事に免許を要請すればこれが下付になるという建前をおとりになっていらっしゃるのか、その点を一つ確認しておきたいと思います。

第28回国会 社会労働委員会 第28号(1958/03/27、27期、自由民主党)

○中山(マ)委員 関連して。調査という問題でございますが、思い出しますれば昨年の秋までに母子家庭の調査は済ませるということで、相当の予算も取ってあったのでございまするが、国民年金ということば非常に大きい問題でございますから、小さいグループから片づけていって、だんだん一つのワクにまとめるというようなことについての政務次官のお考えはいかがでございますか。国民年金といえば、これは相手も実に多いことでございまして、いろいろほかの年金がございますから九千万全部にやるということでもないでしょうけれども、それを差し引きましても相当の数なんです。これはなかなか大へんな仕事であって、英国の年金関係の大臣が神田大……

第28回国会 社会労働委員会 第34号(1958/04/08、27期、自由民主党)

○中山(マ)委員 何かで私読んだのでございますが、日本におけるところの政府というものは、学者に対して十分なるところの調査費を出さない、それだから結局日本の頭脳といわれるような人がみな外国へ流れていく。何年間の予定でもって外国で研究してもらうようにしておっても、もう日本に帰ってくることを希望されないで、いつまでも外国におって、日本の頭脳というものが外国へ流れるということを、読んだのか聞いたのか、ふと思い出したのですが、政府がここで十五億の金を出しまして、労働問題一つにしても、そういう世論に対してこういうことをするということは、日本政府としては、特に労働問題などに理解を持たないとか何とかいうことを……

第28回国会 社会労働委員会 第40号(1958/04/22、27期、自由民主党)

○中山(マ)委員 一点だけ。私がお伺いいたしたいのは、私は大阪の中小企業の非常に多いところから出てきているものでございますが、特にまた家庭に起きまして、いわゆるホワイト、カラー族の奥様方とか、あるいはもっとずっと下の方まで、家庭でいろいろなこと、たとえばピーナツの皮めくりとか、いろいろなことをやっているようでございますが、そういうところの賃金と最低賃金との関係でございます。いろいろ見ておりますと、内職のあっせん所などではそれをずんずん下に出しておりますが、その間にまたそれをあっせんをする人があり、またそのあっせんをする人ありして、搾取という言葉はあるいは悪いかもしれませんけれども、その間にお金……


28期(1958/05/22〜)

第29回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第1号(1958/07/04、28期、自由民主党)

○中山委員 これより会議を開きます。  私が年長者でありますので、衆議院規則第百一条第四項により、委員長が選任されますまで、委員長の職務を行います。  ただいまより委員長の互選を行います。
【次の発言】 ただいまの動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、田口長治郎君が委員長に当選されました。  委員長田口長治郎君に本席をお譲りいたします。

第29回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第2号(1958/07/17、28期、自由民主党)

○中山委員 ちょっと関連して……。今の御答弁を聞いておりますと、その運賃をちょうだいをすると、一体だれがちょうだいをなさるのですか。援護局がなさるのですか、それとも法務局が入国管理の違反者としてそれを取り調べた上で、それだけのお金をお取り立てになるのですか。これはどこの所管になるのでございましょうか。
【次の発言】 日赤を通じて取るのがいいのじゃないかというようなクェスチョン・マークがついておるように思うのでございますが、もっとはっきりしていただきたいと思うのです。言いにくいことですけれども、たとえば、税金でも、超過したものはなかなか下げてくれないのです。私どもの自動車のお金も、五千円余分に取……

第29回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第3号(1958/08/11、28期、自由民主党)

○中山委員 この調査に対する予算はどれくらい見込んでいらっしゃるでしょうか。それをまず伺いたいと思います。
【次の発言】 やはり、これは相当な予算をとっていただきませんと、こういう何万という人の調査は十分にはできないと私は思います。厚生省というところは、私の過去の経験から推しますと、なかなか予算のとれないところでありまして、何と申しますか、いわゆる死に金とでも申しましょうか、そういうふうなことにはなかなかお金を出さないのですから、よほど一つがんばっていただいてほんとうに十分な対策をやつていただきたい。ということを私が申しますのは、失踪宣告という問題に関してでございます。この前、どうしても今のと……

第29回国会 社会労働委員会 第8号(1958/07/03、28期、自由民主党)

○中山委員 本日は私は、この間東京の足立区で父親を殺した二人の娘さんの事件につきまして、厚生省関係の児童関係のことで少しお尋ねをしたいと思うのでございます。この間の大臣の御答弁の中で、自分は今度の自分の任期中に厚生省のいろいろな部門のあり方についてもう一度ながめて、いろんなところに手入れをしてみたいというお話がございましたし、また新大臣に聞くという新聞の記事の中に、厚生行政を、社会保障制度を近代的なレールの上に乗せるのが自分の使命であるというような御発言もここに私は読みまして非常に喜んでおるのでございますが、足立区の親を殺したこの事件につきましては、新聞の報ずるところによりますと、すでにそれが……

第29回国会 社会労働委員会 第12号(1958/08/09、28期、自由民主党)

○中山委員 関連質問でございますが、多分安田局長もお読みになった記事だろうと思います。これはしばらく前に東京で起った事件でございますが、表向きの夫婦かどうか存じませんけれども、ある女の人が町に立って、いわゆる街頭の仕事をしておった、それで警察にあげられまして連れていかれて、それから今度釈放された、そして男の人とある宿屋に行って、男は早く帰ってしまった、そして朝起きてこないから見に行ったら、その女が絞め殺されておったという記事が出ておりました。そこにつけ加えて、この女は結局自分が妊娠しておったので、そのお産の費用をかせぐためにこうして街頭で醜業をやっておったという記事がつけてあったのであります。……

第30回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第4号(1958/11/04、28期、自由民主党)

○中山委員 今の問題に対して、私はちょっと伺いたいのでございます。私も法律事務に携わっておるうちの者といたしまして、自分の問題について不利なような裁判を頼まれますと、これは弁護士の常套手段で、それを引き延ばし引き延ばしして、延期するということを、私は弁護士の家庭に生活している者として知っております。今の問題につきましても、何らか、そういうふうな不利であるということで、その相手方の悪質な人間の手に、法務省がやむを得ず――これは手続をとりますれば、そういうことは幾らでもできることなんでございますが、その手に乗っているきらいがあるのではないかということを、私は今ふっと思いついたのでございます。それは……

第30回国会 社会労働委員会 第4号(1958/10/08、28期、自由民主党)

○中山委員 関連して……。私はこのたびの水害と申しますか、災害についての最大の悲劇と思って読みましたのは、せっかくこのたび災害から免れて生き残った四人の家族が、御主人が気が弱いのですか、あるいはそれを助ける妻の気が弱かったせいか存じませんけれども、一家四人が立ち直ることかできないと思って、絶望して一家心中をやったという記事を見まして、実に遺憾に思ったのでございまするが、生活保護の面におきまして、こういう特殊な、実に悲しい事件が起らないために、そういうことについては政府がこういう生活扶助も出しておるのだということを、私は何とか徹底的に広報活動をしていただきたいと思うのであります。地方に参りますと……

第31回国会 社会労働委員会 第15号(1959/03/06、28期、自由民主党)

○中山委員 関連してちょっと伺いたいのでございますが、生活保護世帯に対して、私の記憶が間違っておりませんならば、何年か前に、母子世帯に五百円ずつ加算するという処置がとられたと私は記憶をいたしておりますが、そのときには厚生省におきましてどういう方法でもってこれに加算を可能にしていただいたか、そして同じような方法がまたこの点でもとられるのではなかろうかと私は今思うのでございますが、この二点について御答弁をお願いいたします。

第31回国会 社会労働委員会 第26号(1959/03/31、28期、自由民主党)

○中山委員 今の児童局長さんのお話に、テストの程度も十分ではないというお話がございましたが、この間私があるものを読んでおりましたときに、親の側から、何か紙を与えてまるを切らせたりあるいは三角を切らせたり、そういうことをすることによって自分の子供が精薄という刻印を押されたことについて非常な不満の状態を書いてあったものを私は読んだのでございまするが、どういうふうに今まで御調査なさっていらっしゃいますか。もしそれが今御答弁できまするものならば聞かせていただきたいということが一つ。先ほどいわゆる子供たちの家族計画とか、そういうことからこういう精薄が生まれてくるようなお話があったのでありますが、それはど……

第33回国会 社会労働委員会 第13号(1959/12/11、28期、自由民主党)

○中山委員 このクリーニング業法の一部を改正する法律案の提案理由の説明は、すでに提出者より私どもは聴取いたしたことにかんがみまして、この際これを省きまして、三つの党から提出されている附帯決議案を私がここで読ませていただきます。   クリーニング業法の一部を改正する法律案に対する附帯決議   政府は、本改正法の円滑なる実施を図るため、次の事項について、すみやかに適切なる措置を講ずべきである。  一、洗たく機、脱水機その他本法改正に伴う施設の整備を行うことになる場合、当該業者の必要なる資金につき、金融措置等ができるだけ円滑に行われるよう配慮すること。  二、新たにクリーニング師の資格を取得せんとす……

第33回国会 社会労働委員会 第15号(1959/12/17、28期、自由民主党)

○中山委員 関連して。この二十三万一千四百人という結核児童の分布は、日本全体でどういうふうになっておりますか。それがわからなければ私はこの対策はなかなか立ちにくいと思うのであります。こまかいことは要りませんから、あらましでけっこうです、大体それによってやはり考えなければならない。たとえば冬になっての暖房だとか、いろいろな問題が出てくると思うのです。
【次の発言】 それを出していただかなければ、年令別だけでは私は対策はできないと思うのです。なぜならば、鹿児島みたいな日本の南端で暖かいところ――そこにも結核児童はございましょうが、やっぱり地域によってそれに対する対策も変わってこなければならぬという……

第34回国会 社会労働委員会 第6号(1960/02/18、28期、自由民主党)

○中山委員 関連して……。これは第二次大戦後の英国の動きだったと思いますが、戦時中には壮丁が戦線に立っておりますので、婦人を懸命になって採用しておきながら、戦争が済んで壮丁が帰って参りますと、今度は婦人たちを今まで占めていたその職場から追い出すというような動きが非常に活発になったということを聞いております。私は日本でもこういう傾向があるのではなかろうかということを考えるのでございますけれども、他国の状態はどうでございましょうか。日本の状態はどうなのでございましょうか。たとえばある省におきましては、人員淘汰をするという場合になりますときに、さっそく数少ない婦人たちにこの退職を勧めてきたという実例……

第34回国会 社会労働委員会 第13号(1960/03/08、28期、自由民主党)

○中山委員 私は、ここが適当な場所かどうか知りませんけれども、あるいは決算委員会でお尋ねすべき筋かもしれないのでございますが、私はその委員でもございませんので、この場を利用させていただきまして、御質問申し上げたいと思います。  私は、ちょっと新聞を見ましたら、大々的に、行政管理庁が厚生省の同調と援助を求めるということで、二十四億のお金が焦げついておるということが出ておりました。それで私は、厚生省が二十四億のその焦げつきに対して、どういう責任があるのか、どういう面でそういうのが焦げついておるのかということをお尋ねしておきたいと思うのでございます。私らは児童の問題につきましても、何とかして子供の間……

第34回国会 社会労働委員会 第23号(1960/03/30、28期、自由民主党)

○中山委員 関連質問。ただいま登録に踏み切れなかったという御答弁がございましたが、その踏み切れない理由は何でございましょうか。今お金の問題ではないとおっしゃたのでございますね。ところが相当な家庭においてそういう精薄者がいるということが世間に知れますと、その兄弟だとかいうものにいろいろな響きがあるから、そういう点を考えて踏み切れないのか。私、実はこういう精薄の親の会に行ったことがございますが、ある官庁のえらいお方に三人子供があって、二人は非常な秀才である、ところがその一人がどうしたものか精薄である、それで非常に苦しんで、何とかして特殊学級を設けてもらいたいということで心配をしておるというお話を承……

第34回国会 社会労働委員会 第28号(1960/04/13、28期、自由民主党)

○中山委員 関連して。今これから出て参りますいろいろな障害について承ったのでございますが、かつて私が厚生政務次官をいたしておりましたときに、英国の厚生省と申しますか、そういうところの人が来て、日本はこういうふうなやみ行為を見のがしておるのか、これによって、そのときに直接の障害があることはむろんであるけれども、後年になってガンのもとになるということを非常に心配して私のところにおっしゃりに参りましたことがあるのでございます。この件について、そういうことをした結果ガンになる人はどれくらいあったか、そしてまたこういうことを一度ならず二度も重ねる人を私は聞き知っておりますが、こういう手術に何回までからた……

第35回国会 外務委員会 第2号(1960/08/31、28期、自由民主党)【政府役職】

○中山国務大臣 ただいま帆足委員からいろいろ承ったのでございますが、御承知の通り、昨年の二月十二日の閣議決定によりまして、基本的人権であるところのすべての人間がその居住地の選択の自由という観点からこの帰還というものが行なわれておるのでございまして、私どもがかつて、われわれの同胞をイデオロギー抜きで国に帰してもらいたいという要望をいたして、この線に沿うていろいろと帆足議員もともに御努力下さった委員会に私もおりましたことをいまだに記憶をいたしておるのでございまするから、そういう線に沿うて私どももいたしておるのでございます。先ほど地方において、帰る人々に対して湯茶の接待、あるいはわずかばかりの心ばか……

第35回国会 社会労働委員会 第2号(1960/08/10、28期、自由民主党)【政府役職】

○中山国務大臣 私は、今回池田内閣の発足にあたりまして、厚生大臣の重任を負うことになりました。厚生行政につきましては、多少の経験を持っておりますが、何分にも不敏なものでございますので、幸いに各位の御協力、御援助を得まして、この大任を全うしたいと存じております。本日当委員会が御審議を行なわれるに先立ち、厚生省所管の諸行政に関し、所信の一端を申し述べたいと存じます。  あらためて申し上げるまでもなく、社会保障制度を確立し、国民生活の安定、国民福祉の向上をはかることは、福祉国家の実現を期する上に、きわめて重要な意義を有するものでありまして、わが内閣の最優先施策とされているのであります。厚生行政はこれ……

第35回国会 社会労働委員会 第4号(1960/10/14、28期、自由民主党)【政府役職】

○中山国務大臣 この委員会には始めての出席だという今委員長のお話でございましたが、私の記憶によりますと、これで二回目でございます。それはぜひ一つ御訂正をお願い申し上げます。この前、午前中衆議院、午後参議院の社労に出たことをはっきりと存じておりますから、これだけは御訂正をお願いいたしておきます。  御承知であろうと思いまするが、偶然にも閣議は火曜日と金曜日が定例の日になっておりますので、これをいかんともすることができないのでございます。それで願わくばこの委員会におかせられまして、委員会の日をなるべく火、金を避けていただきませんと、国家的にこの社労委員会が非常に重大な委員会であり、国民の生活に重大……

第36回国会 予算委員会 第1号(1960/10/23、28期、自由民主党)【政府役職】

○中山国務大臣 厚生行政におきましても、長期的な視野のもとに、人口の見通し、経済の発展、ことに雇用構造、賃金の動向などの長期的予測ともにらみ合わせていかなければなりませんので、鋭意この問題については計画をしておりますのでございまするが、御承知のように、私ども厚生省といたしましては、いろいろな施設もやって参らなければなりませんことでございますし、そういう策定を始めたといたしまして、ほかのものにつきましても目下いろいろ社会保障制度審議会の御答申を待ってやることに時間待ちでございます。それでそういう点を御了解いただきまして、私どもも鋭意やっておりますことでございますから、これはいわゆる経済の、そうい……


29期(1960/11/20〜)

第38回国会 社会労働委員会 第32号(1961/05/16、29期、自由民主党)

○中山(マ)委員 関連してお尋ねいたします。私この間、炭鉱離職者が南米かどこかへ行ったというような出航の模様をテレビで見たと記憶しておりますが、そういう移民のこともこういう事業団でなさる御意思があるかどうか、この点をはっきりさせていただきたい。
【次の発言】 もう一点。今度の移民でどれくらい向こうへ出ましたか、どれくらいのお金をこれに与えられておりますか、伺っておきたいと思います。

第40回国会 オリンピック東京大会準備促進特別委員会 第1号(1961/12/14、29期、自由民主党)

○中山(マ)委員 これより会議を開きます。  私が年長者であるゆえんをもちまして、衆議院規則第百一条第四項の規定によって、委員長が選任されますまで、委員長の職務を行ないます。  これより委員長の互選を行ないます。
【次の発言】 羽田君の動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なければ、さように決定いたします。島村一郎君が委員長に当選になりました。(拍手)  よって、本席を島村一郎君にお譲りいたします。

第40回国会 オリンピック東京大会準備促進特別委員会 第6号(1962/07/31、29期、自由民主党)

○中山(マ)委員 関連して。今松永委員より定時制という言葉が出ておりましたが、私がちょっと読みました読みものの中に、その定時制へいっている子供たちが、われわれは定時制ではありません、ただし制であります。いわゆる会社が自分たちを好まない傾向がある、ただし書きというものがついておって、いろいろ就職するときにおいて定時制にいかないような人をとりたがる傾向があるから、私どもは定時制と思っておりません、ただし制でありますという言葉があったようでございます。私は非常にこれに胸を打たれまして、今松永先生がおっしゃいましたように、こういう人たちは非常にひがむのではなかろうかというお言葉がありましたので、ここに……

第40回国会 社会労働委員会 第10号(1962/02/27、29期、自由民主党)

○中山(マ)委員 船込みの問題でございますが、聞くところによりますと、この九月ころには九〇%まで貿易の自由化が行なわれるといわれております。いろいろ物の値段が高い安いというようなことを外国と比較して見ておりますと、どっといわゆる向こうの品物が入ってくるおそれがなきにしもあらずと私は考えておるのでございまするが、ことしはこれでずっといくのじゃなかろうかというようなお話のようでございます。貿易が自由化されて、自由に諸外国から物が入ってきた場合を想定して、何か御準備はなすっていられるかどうか、その対策はどういうことになっておりますか、伺っておきたいと思います。

第40回国会 社会労働委員会 第12号(1962/03/01、29期、自由民主党)

○中山(マ)委員 今要請がきておりまする貸し出しは、どういうふうに分かれておりますか。今、利子は六分三原から九分というお話を伺いましたが、新築のための要請がこのうち何%あるか、機械のための要請が何%かということを伺うのが一つであります。私も町医者の母親としてわかっておりますのは、町医者の弱い点は、新築もさることながら、持っておる機械ということを考えます。十分に患者を満足させるだけの機械設備があるところには、やはり患者がよけい寄ってくるのであります。そういうことを考えますときに、なぜに町医者の弱いところに貸し出す金を、最高の利子にしなければならぬかという考え方を一つ聞かしていただきたい、この二点……

第40回国会 社会労働委員会 第24号(1962/03/29、29期、自由民主党)

○中山(マ)委員 ちょっと関連して。この児童扶養手出が初めて創設されましたときは、離別された子供たちということがねらいでございましたが、最近になりますと、いろいろな雑誌に、この児童扶養手当は二号さん奨励かというような、少し皮肉な記事も見かけるのでございます。もちろんそれが二号さんの子供でございましょうとも、その子供に罪はないのですから、これはあたりまえのことだ。社会保障という大きい面から見ましたら、そういうことは、子供という立場からは私は問題はないと思うのでございますが、そういうふうな非常に皮肉った記事を見ますと、何と申しましても戦後日本のそういうふうな、いわゆる性的な解放というものが非常な勢……

第40回国会 社会労働委員会 第25号(1962/04/04、29期、自由民主党)

○中山(マ)委員 関連して。母子に関する今の問題でございますが、同時に、男女同権の建前と言うと事があまり大きくなるかもしれませんけれども、今日女性が経済的に非常に進出しておるということは、もう世間一般が認めておるのでございます。婦人が仕事をしてだんな様がそれを補助しているような、たとえば美容関係の仕事とかいうようなことが今日非常に多いのでございます。私はそういう立場から見まして、母子にこういう手当をするならば、やはり父子にもやってあたりまえであろうということを、もう二、三年前から主張しておるのでございまするが、見ておりますと、そういう婦人が進出しておる経済界におきましても、東京あたりでも婦人経……

第40回国会 社会労働委員会 第32号(1962/04/24、29期、自由民主党)

○中山(マ)委員     ばい煙の排出の規制等に関する法律案に対する修正案   ばい煙の排出の規制等に関する法律案の一部を次のように修正する。   目次中「第三十一条」を「第三十二条」に、「第三十二条」を「第三十三条」に、「第三十六条」を「第三十七条」に改める。   第三十六条を第三十七条とし、第三十二条から第三十五条までを一条ずつ繰り下げ、第六章中第三十一条の次に次の一条を加える。   (事務の委任)  第三十二条 都道府県知事は、この法律の規定によりその権限に属する事務で政令で定めるものを、政令で定める市の長に委任することができる。  趣旨の説明。大気汚染に関する行政が、従来相当数の市で自……

第40回国会 社会労働委員会 第35号(1962/04/27、29期、自由民主党)

○中山(マ)委員 今のに関連して薬務局長にお願いいたしますが、何年前でございましたか、こういうものを運び、売っている人に対しての罰金というものを、少し値上げをしたことを記憶いたしておりますが、それは今どれだけになっておりますか。  それから第二点は、売春の問題に関連をいたしまして、長い間これに非常な関心を持っておりました婦人等の希望をいれまして、本年度の予算に売春のコロニーというものができたのでありまするが、私考えまするけれども、どなたかの、昔は魔の上海と言ったけれども、今は魔の東京だというお話も聞きました関係上、こういう中でいろいろな処置をしておりましても、すぐまたもとへ帰るというお話を先ほ……

第44回国会 オリンピック東京大会準備促進特別委員会 第1号(1963/10/17、29期、自由民主党)

○中山(マ)委員 これより会議を開きます。  年長者のゆえをもちまして、衆議院規則第百一条第四項の規定によって、委員長が選任されまするまで委員長の職務を行ないます。  これより委員長の互選を行ないます。
【次の発言】 伊能君の動議に御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めまして、さよう決定いたします。島村一郎君が委員長に御当選になりました。(拍手)  よって、本席を島村一郎君にお譲りいたします。


31期(1967/01/29〜)

第55回国会 社会労働委員会 第8号(1967/05/11、31期、自由民主党)

○中山(マ)委員 それに関連して、私は大阪の老人クラブの会長さんのお話をここで申し上げて、お答えをいただきたいと思います。  健康診断をしていただくことはたいへんけっこうであるけれども、そのあと始末の対策については、たとえばガンならガン、あるいは脳が少し悪いとか、あるいはいろいろなことを言われても、それに対するあとの処置に対する指導はあまりない。だから、診断をしてもらったために、みずからが対策を立てて治療していくところの方途がわからなければ、かえってがっかりしてしまって、見てもらう前よりも健康状態が精神的に悪くなる。それでひとつこの問題を機会があったらぜひ厚生省にお願いして、御診断はまことにけ……

第55回国会 社会労働委員会 第16号(1967/06/06、31期、自由民主党)

○中山(マ)委員 関連質問をさしていただきます。  いまは釜ケ崎、いまの愛隣地区でございますが、これはそういう騒ぎの労働者のためにのみの質問が多かったように思いまするが、私が聞き及ぶところによりますと、ちょうどあすこは休火山みたいなものでございまして、ときどきああいうふうなことが勃発いたしますと、それを取り巻くところのいわゆる商売人――私も大阪の人間でございまして、あの近くに住んでおりますので、よくわかっておりますが、その人たちの被害というのが非常に甚大なものでございます。それでその人たちの声を聞きますと、警察に連絡をとってもなかなか来てくれなかった。事が大きくなってから来てもらったので、もっ……

第55回国会 物価問題等に関する特別委員会 第2号(1967/03/24、31期、自由民主党)

○中山(マ)委員 関連して。私は野にありまして、逆なことを三年間考えてきました。経済企画庁というものが存在する限りにおいては、そしてそこに生活局ができたということで非常に喜びまして、実はもっと内閣がこれを尊重してもらいたい、そしてここで、手もあり、足もあり、頭もあるところの長官でもいらっしゃいますし、あなたの断でもって、これはこのくらいのところでいくべきだというときに、私、ほかの省にその指令を出すくらいのことをしてもらうのが本筋ではなかろうか、こう野にあって考えてまいりましたが、いまもお話がございましたように、いろいろな審議会がございますけれども、その審議会がなかなか活発にいかない、歯がゆいよ……

第56回国会 社会労働委員会 第4号(1967/09/08、31期、自由民主党)

○中山(マ)委員 いま添加物の問題が出たのでありますが、この夏の間に神戸市で、婦人会の人たちが相寄りまして――いま非常に売れ行きのいいところのインスタント食品で、ビニールの中に入れてあるものが非常に売り出されております。いろいろ働きに出る人なんか、私もときどきああいうものを買って利用しておる立場でございまするが、神戸におけるところのそういう食品をテストした婦人会がございまして、そうしてそれをあけてみたところが、添加物によるところの結果かどうか知りませんけれども、大腸菌がうじゃうじゃと入っておったということで、御婦人方が非常に驚かれて、もしビニールの中に入れてあるところの食品の中にこういうものが……

第56回国会 物価問題等に関する特別委員会 第1号(1967/07/28、31期、自由民主党)

○中山(マ)委員 これより会議を開きます。  私が年長者のゆえをもちまして、衆議院規則第百一条第四項の規定により、委員長が選任されますまで、委員長の職務を行ないます。  これより委員長の互選を行ないます。
【次の発言】 ただいまの砂田君の動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、戸叶里子君が委員長に御当選になりました。(拍手)  委員長戸叶里子君に本席をお譲りいたします。

第56回国会 物価問題等に関する特別委員会 第3号(1967/10/11、31期、自由民主党)

○中山(マ)委員 関連してちょっと伺いたいのですが、この援助の手という問題で、できるだけのことをしてやりたい。私も大阪の城東区におきまして、団地でその近くのスーパーマーケットが非常に高いので、もうそこで買うくらいなら中央ヘバスに乗ってでも行ったほうが安く物が買えるということで、そこの人たちが必死になりまして大阪府に願い出たのですけれども、どうしても五十万円の金を――私も一生懸命になって御援助したのですけれども、なかなか貸してくれないのですね。非常にがまぐちがかた過ぎて、せっかく生まれ出ようとするそういう薄給の人たちの、社会に対する手が伸びないということを、私はしみじみ体験をいたしまして、せっか……

第57回国会 物価問題等に関する特別委員会 第1号(1967/12/04、31期、自由民主党)

○中山(マ)委員 これより会議を開きます。  私が年長者のゆえをもちまして、衆議院規則第百一条第四項の規定により、委員長が選任されますまで、委員長の職務を行ないます。  これより委員長の互選を行ないます。
【次の発言】 ただいまの青木正久君の動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。よって、戸叶里子君が委員長に御当選になりました。(拍手)  委員長戸叶里子君に本席をお譲りいたします。

第58回国会 物価問題等に関する特別委員会 第3号(1968/03/07、31期、自由民主党)

○中山(マ)委員 ちょっと関連。  いま伺っておりますと、ビールだとか、お酒もそうですけれども、たばこだとか、男性用の問題の値上がりのウェートだけを聞かせていただいたようでございますけれども、私は主婦の立場から考えますれば、去年であったかと思いますが、おしょうゆが一升二十円上がっております。私は、お米の次に家庭生活の調味料として重要なものは、おしょうゆであろうと思うのでございます。これが全国的に日本人の絶対必要な調味料となっておりますが、 これのウェートはどれくらいになっておりますか。一ぺんに二十円上げられて、ちょっと私もびっくりしたんでございますが、このウェートをお尋ねしたいと思います。

第59回国会 物価問題等に関する特別委員会 第1号(1968/08/02、31期、自由民主党)

○中山(マ)委員 これより会議を開きます。  私が年長者のゆえをもちまして、衆議院規則第百一条第四項の規定により、委員長が選任されますまで、委員長の職務を行ないます。  これより委員長の互選を行ないます。
【次の発言】 ただいまの青木正久君の動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、八百板正君が委員長に御当選になりました。(拍手)  委員長八百板正君に本席をお譲り申し上げます。

第59回国会 物価問題等に関する特別委員会 第2号(1968/08/07、31期、自由民主党)

○中山(マ)委員 ちょっと関連して。  長官にお尋ねいたしますが、この間あなたが「こんにちは奥さん」、あの時間にお出ましになったのを私逐一承りましたのでございます。この基本法のこの問題でこの前私は質問したいと思いましたけれども、理事の人に説得されて、この前の国会ではやめなければならぬような羽目になったのでございますが、これは消費者に聞くということが一つの大きな点になっていると思います。この間長官は十分に、一時間近くも消費者の声をお聞きになったと思いますが、いまの古いお米をどうするかという問題で、主婦の方々は、これの値段をうんと安くして流してもらえないだろうか、そうすればこれは買い手がつくという……

第59回国会 物価問題等に関する特別委員会 第4号(1968/09/24、31期、自由民主党)

○中山(マ)委員 ちょっと関連して伺っておきますが、私が考えておりますことは、政府が予約米だけを買って、そしてそのあとは自由に販売させるというようなことはお考えになったことはないでしょうか。農民はすべて生産米を政府に売らなければならないという原則には、もう何にも変更をお加えいただくことはないのでございましょうか。これはある農政の大家のお話を聞きますと、予約米だけを買って、あとは自由に売ったほうが消費者も得心するということでございます。大阪あたりではこのごろ四十三円の値切り運動が婦人団体によって始まっております。結局市から出ている消費者団体の代議士が少ないから農村代議士にしてやられて、あなた方に……

第60回国会 物価問題等に関する特別委員会 第1号(1968/12/11、31期、自由民主党)

○中山(マ)委員 これより会議を開きます。  私が年長者のゆえをもちまして、衆議院規則第百一条第四項の規定により、委員長が選任されますまで、委員長の職務を行ないます。  これより委員長の互選を行ないます。
【次の発言】 ただいまの青木正久君の動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、八百板正君が委員長に御当選になりました。(拍手)  委員長八百板正君に本膳をお譲り申し上げます。

第61回国会 物価問題等に関する特別委員会 第1号(1968/12/27、31期、自由民主党)

○中山(マ)委員 これより会議を開きます。  私が年長者のゆえをもちまして、衆議院規則第百一条第四項の規定により、委員長が選任されますまで、委員長の職務を行ないます。  これより委員長の互選を行ないます。
【次の発言】 ただいまの武藤嘉文君の動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、帆足計君が委員長に御当選になりました。(拍手)  委員長帆足計君に本席をお譲りいたします。

第61回国会 物価問題等に関する特別委員会 第18号(1969/09/10、31期、自由民主党)

○中山(マ)委員 関連。この問題、いわゆる国民の衛生という問題は超党派的に考るべきだと私は思っております。武部先生のお話を聞いておりまして、アメリカの歯医者が、これは歯に毒であるというお話があったと聞きます。まことに身内のことを申しましていかがかとは思いますけれども、もうずっと前でございますが、私の孫が、父親がいま参議院におる医者だからかしれませんけれども、コーラは絶対に飲まない。これはいま小学校の六年生です。それはからだに害があると教えられたからということを私に申しまして、あなたも飲まないようにしてくださいということを私は言われたことがあるのをいま思い出したのでございます。ほんとうにこれはま……


各種会議発言一覧

24期(1949/01/23〜)

第13回国会 厚生委員会海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会連合審査会 第1号(1952/03/31、24期、自由党)

○中山委員 私はこの前引揚げの方で御質問申し上げた船員の遺族に関する質問でありますが、そのときには、海員の保険によつてこれは処理されるものであるから、それでこれに入れてないのは当然だという御答弁でございました。しかし私が陳情を受けましたところによりますと、国家総動員法によつて、この人たちは使われておつたものであるがゆえに、当然軍属と同じに扱つてもらわなければならないのであるということを、力説しておるようでございます。大阪におきまして、その遺族が会合を持ちまして、軍人軍属は八百万人に上る、であるがゆえに、政党が直面しておるところの総選挙に利用価値がある。しかし海員の遺族は三万人しかないから、選挙……

第13回国会 大蔵委員会厚生委員会海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会連合審査会 第1号(1952/06/27、24期、自由党)

○中山委員 ただいまお話を聞いておりますと、戦犯に対する、あるいは死刑された者に対する給与の面を考えて行くということは、対外的には悪いのではないかという御意見が提案者の方、あるいは法制局の方からお話が出ましたが、台湾人あるいは朝鮮人等いろいろな方々に何もしてあげないということが、私は対外的に感情が悪いのではなかろうかということを考えるのであります。一視同仁ということであれば、この間朝鮮の人でございますか、もう自分たちは四月二十八日以降日本人ではないのだから、即時釈放をせよという裁判を提起したということも聞いておりますが、これが釈放されないで、刑が執行されるまでそこに拘禁されておるものであれば、……


26期(1953/04/19〜)

第16回国会 厚生委員会海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会連合審査会 第1号(1953/07/20、26期、自由党)【政府役職】

○中山政府委員 私も九州それから和歌山県、きのうは堤委員もお聞きになりたと思いますが、多分和歌山県に接しておる所でありましようが、奈良県も、また非常な水害をこうむつておるというラジオの報道を聞きまして、非常に憂慮しておる一人でございますが、九州の災害が起りましたときに、すでに堤委員がただいま陳述されましたようなことを私もみずから考えまして、これは何とかして行がなければならぬということを考えたのであります。それでいわゆる戦地から帰つて来た人たちの中にもいろいろ医師の免許証なども失つたり、あるいはとられたりしておるような場合もあつたことを私は思い起しまして、この際また命一つ持つて逃げることが最大の……


27期(1955/02/27〜)

第22回国会 法務委員会社会労働委員会連合審査会 第1号(1955/07/13、27期、自由党)

○中山(マ)委員 私は、文部大臣がお忙しくいらっしゃいますので、ほかにも質問がございますけれども大臣にだけ先に質問をいたしまして、そしてお帰りを願ってあとで継続したいと思うのでございます。  売春等処罰法案というものが出ておりまするが、結局いろいろな罰則だとかでちょうど網を張りまして、そうしてウサギをそこへ追い込んでいって、その中に首を突っ込ませてそれだけで済むものではないと私は思うのでございます。結局売春という問題につきましてはもいわゆる貧困ということが一番大きな原因であることは中川委員もおっしゃったのでございますが、この貧困とそれから性道徳というものが二つつき回わされ、その貧困の部に当る者……

第24回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会閉会中審査小委員会 第1号(1956/10/10、27期、自由民主党)

○中山(マ)小委員 ここでちょっとお尋ねしたいと思います。沖縄方面の恩給とかなんとかというのは、どうなっていますでしょうか。今、沖縄の人たちは非常に困っていらっしゃるということなんですが、その人たちに対するところの恩給は、どの程度出ておりますか。全然出ていませんか。私よく調べておらないのでございますが、もし出ていなくて、出されるものなら、今出していただいたら、このやかましい沖縄のきょうも私どもずいぶん沖縄の方の陳情を聞かしてもらったのでございますが、ほんとうに困っていらっしゃるようです。それはどういうふうになっておりますか。

第26回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会海外同胞引揚に関する小委員会 第1号(1957/08/12、27期、自由民主党)

○中山(マ)小委員 私はただいまの吉田實参考人のお話を伺いまして、戸叶委員と同じ質問が私の頭の中に浮んで参りました。ソ連地区にもまだ相当数の韓国人がいらっしゃる。その方の夫人となっていらっしゃる方が日本の婦人たちである。これは望郷の念にかられるととは、私はその国籍のいかんを問わず、非常なものがあろうと思います。しかし籍が向うにおありになる以上は、これは韓国人とすでになっていらっしゃる方であるか、まず吉田参考人にお尋ねしたいと思います。前の中共からの里帰りのように、入籍しないでいる御婦人たちであるか、それをまず吉田参考人にお尋ねをいたしまして、そのお答えの次第によりまして、欧亜局長にお尋ねをした……

第26回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会海外同胞引揚に関する小委員会 第2号(1957/08/13、27期、自由民主党)

○中山(マ)小委員 私は少し方面を変えまして、ソ連の方の問題、樺太の問題をお尋ねいたしたいと思うのでありますが、今次のソ連引き揚げは、門脇モスクワ大使に引き揚げの名簿を渡されましたのは二百五十八名ということになっておりますが、実際に引き揚げてきた人は二百十九名ということになっております。この食い違いは、先方といたしましてはどういうふうに説明をしておるのでございましょうか。私一時半に汽車に乗らなければなりませんので、一時には出なければなりませんから、どうぞ一つスピード・アップでお願いいたします。
【次の発言】 わかりました。簡単に……。

第26回国会 社会労働委員会海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会連合審査会 第1号(1957/04/03、27期、自由民主党)

○中山(マ)委員 私がお尋ねしたいことは、第二項と第三項との問題でございますが、第三項には、特に配偶者には与えないということ、配偶者という問題が特に書いてございますが、第二項においては、配偶者がたとい死亡いたしました場合でも、その点では配偶者に対してやはりやっていただけるわけでございますか、大臣にお尋ねいたします。
【次の発言】 この三項のところに、これだけの収入のある者及びその配偶者には与えないと、特に配偶者ということを書いてございますが……。
【次の発言】 第三でございます。この終りの方ですが、提案理由の説明の中で、そういうことが書いてございますが、そうすると、第二におきましては配偶者とい……


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ページ更新日:2024/01/28
データ入手日:2023/12/26

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