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米窪満亮 衆議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

米窪満亮[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書

委員会発言(政府)歴代TOP500
485位

23期委員会発言TOP50
49位
23期委員会発言(政府)TOP25
14位
23期各種会議発言TOP25
13位
23期各種会議発言(政府)TOP5
4位

このページでは米窪満亮衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。米窪満亮衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。

ページ更新日:2024/01/28
データ入手日:2023/12/26

委員会発言一覧

23期(1947/04/25〜)

第1回国会 鉱工業委員会 第15号(1947/10/07、23期、日本社会党)【政府役職】

○米窪國務大臣 西田さんの今言われるような、そういう經過はないのです。私と商工大臣討論したとか、論爭したとかいうようなことはないのでございまして、私の意見によつて商工大臣も大體納得をして、こういうぐあいに三十九條がなつたというのは、勞働關係調整法を昨年きめるときに、公益事業というものの範圍が非常な問題になつた。そこでこれは石炭にまで及ぼすベきかどうかということもその當時議論になつたのでございますが、公益事業というのは、たとえば電車、気車のごとく、爭議が起つたならば、ただちに公共の利益に重大なる影響を及ぼすというものに限る。今日の石炭増産の緊急性から見て、石炭の山に爭議が起ることは、ただちに公共……

第1回国会 予算委員会 第3号(1947/08/12、23期、日本社会党)【政府役職】

○米窪國務大臣 勞働省を設置しなければならないという理由について、簡單に御説明申し上げたいと思います。勞働問題を取扱う獨立の省を設けなければ、勞働問題を所期の目的通りに十分に達成することができないということは、わが國數年來朝野の聲であると同時に、先進諸外國においてもすでに英國において、アメカリにおいて、あるいはその他の國においても、勞働省が設置されておることは、委員各位の御承知の通りであります。國會におきましてもすでに數年來その聲が起りまして、勞働關係法規を採決する場合には、附帶決議にもなつているような状態であつたのでございます。昨年吉田内閣もようやくその必要を認めて、その準備中でありましたが……

第1回国会 予算委員会 第4号(1947/08/13、23期、日本社会党)【政府役職】

○米窪國務大臣 角田さんからの御注意まことにごもつともであります。まことに相濟まないと思います。ただ勞働關係閣僚懇談會は非常に重大なる國務でございます。しかし國會の方へ出席するのと、いずれがウエイトが重いかということになると、おのずから意見が違うのでございますが、放送というようなことはもちろん輕いことですけれども、これも豫約しておりまして、この委員會の出席時間の決定する前からきまつておりまして、委員長の御了解を得てそちらへまいつたのであります。今後はそういうことのないように、正規の時間通り出席するようにいたしたいと思います。ちよつと釋明を兼ねてお詑びを申し上げます。

第1回国会 予算委員会 第5号(1947/08/14、23期、日本社会党)【政府役職】

○米窪國務大臣 お答え申し上げます。大體それは新物價體系は、一應六箇月すえおきということになつております。それは豫定通りに資材その他のものが、正常の配給ルートに乘つてきまして物價が下つてきて、そしてそこでもつて、各企業ごとに團體交渉によつて賃金が上げられるように好轉してきた場合においては、六箇月間ですえおきでやつて、また六箇月後においては新しく第二次物價體系が立てられる。その物價體系が變つていく場合においては、標準賃金もまた變り得る、こういうことであります。
【次の発言】 七月の初めにきめたのでありますから、大體十二月の終りまでであります。

第1回国会 予算委員会 第7号(1947/09/16、23期、日本社会党)【政府役職】

○米窪國務大臣 黒田さんのお尋ねに對してお答えいたします。急なお呼びでございまして資料が手もとにないのでございまするが、日時ははつきり今記憶しておりませんが、今から約一箇月くらい前に全官公廳勞働組合協議會から、これは全遞、國鐵、日教組がはいつておらない協議會でございますが、これとそれから全遞、國鐵等から別々に政府に對して――大體陳情の趣旨は同じでございまするが、生活危機突破資金として三二家族を基準として、本人には二千圓、家族一人に對して千圓という突破資金を今支給せよ、こういう要求があつたのでございます。これは總額約百四億圓くらいに上るという計算になるのでございます。この要求に對しては、今日この……

第1回国会 予算委員会 第10号(1947/10/10、23期、日本社会党)【政府役職】

○米窪國務大臣 庄司さんの御質問ですが、勞働基準法の八條にこの法律を適用する業種別がこまかく規定してあります。それには刑務所のいわゆる囚人の勞働には適用しないようになつておりまするから、さよう御承知を願いたいと思います。
【次の発言】 先ほどの庄司さんの質問に對して、一應は勞働基準法第八條にはこれに該當しないと申し上げたのですが、さらに詳しく申し上げますと司法大臣と協議するまでもなく、この勞働基準法八條の第一號から第十七號にわたるいろいろの業種別がここにある。それに囚人が使われる場合においては、間接的であるけれども、勞働基準法の適用を受ける。こういうことになつてくるのでございまして、從つて勞働……

第1回国会 予算委員会 第11号(1947/10/11、23期、日本社会党)【政府役職】

○米窪國務大臣 お答えいたします。インフレが止らずにやみが横行しておるということをそのままにしておいて、勞働者の要求である名目賃金を上げるということは、一應それによつて生活費が若干カバーされるということになるのでありまするが、この點は決して實質賃金を高めるということにならないということは、勞働者自身がよくこの頃はわかつておるのでありまして、十月二日の勞働組合の代表者との懇談會においても、あるいはその他の新聞社主催の懇談會においてもこれらの點ははつきりしておる。そういうことが前提になるならば、それではどうしてこの最低生活費と現在の收入とのギヤツプを埋めるかということは、これはやはり流通秩序を確立……

第1回国会 労働委員会 第4号(1947/08/01、23期、日本社会党)【政府役職】

○米窪國務大臣 閣議がありまして、ちよつと重要な問題がございましたので、遅くなつて濟みませんでした。河野さんの私の不在中に御質問のあつた點にお答えいたします。欠席しておつたのですから、はたして御質問にぴつたりはまるような回答ができるかどうかわかりませんが、實は全遞及び國鐵の、全部ではありませんが一部、いわゆる深夜業、それから重勞働をする人たち、殊に地域的にいうと京阪神、北九州、北海道等に働いておられる遞信省關係、運輸省關係の、今申し上げたような人たちに對して、從來遅配になつておつたところの加配米を特にそういう部署に働いておる人に、この際まとめて配給するということが閣議で決まつた。これは決して要……

第1回国会 労働委員会 第5号(1947/08/02、23期、日本社会党)【政府役職】

○米窪國務大臣 ただいまの御質問まことにごもつともだと思うのですが、勞働行政の一元化ということは、理想としては質問者と同様に、われわれもこれを望んでおるのでありますが、現下の日本の行政全般から見ますると、勞働省ができるからただちに、いわゆる勞働と称し得るものはほとんど全部勞働省の傘下に集めるということは、思いきつてやればかえつてその方がよいのでないかというお考えもありましようか、豫算等の關係も困難である。たとえば先ほど、運輸省あるいは遞信省等において、いわゆる現業廳において、職員局その他勞働問題を取扱うところがあるのでないかというように御指摘になつたのでありますが、御承知のごとく今日こういつた……

第1回国会 労働委員会 第6号(1947/08/05、23期、日本社会党)【政府役職】

○米窪國務大臣 婦人問題が單に勞働婦人の問題ばかりでなく、一般の婦人問題を含むことになる觀點から見ると非常に重大であることは加藤さんのおつしやつた通りであります。なぜ少年というものと一緒の局にしたかという質問ですが、政府といたしましては、憲法で男女の別なく權利も認められ、社會的地位も認められておりますが、實情においてはやはり婦人の地位なり、權利なりがまだまだ現實の問題としては男子と同じようになつておらない。この嚴然たる事實はやはり質問者も認めておられることだろうと思う。同様に年少者の問題も、これまたまだわが國においては十分な政府の保護を要すべき段階にあることも事實でございます。こういうぐあいに……

第1回国会 労働委員会 第8号(1947/08/15、23期、日本社会党)【政府役職】

○米窪國務大臣 職業安定法案を審議せられるにあたりまして、本法案の提案理由を御説明申し上げます。本法案は六十六條にわたる相當長いものでございまするが、これの趣旨はきわめて簡單でございます。終戰以來職業行政においても大きな轉換をいたしてまいりました。終戰まで職業行政は、一言にして申しますれば、勞務の動員配置を目的として行われたのでございまして、現行の職業紹介法もまたこの精神によつて一貫されておるのでございます。職業行政本來の目的は、國民に對しまして奉仕することでございまして、憲法の改正をみた今日、その憲法で定められました基本的人權の尊重が、今日實現されなければならないのでございまして、從來の勞務……

第1回国会 労働委員会 第9号(1947/08/19、23期、日本社会党)【政府役職】

○米窪國務大臣 お答えいたします。詳しいことは失業保險法竝びに失業手當法の出たときにお答えしたいと思いますが、大體職業安定法は、第一條にきめてあるその精神に副うて制定實施されると思うのでありまして、館さんの今御心配のような點も、もちろん政府としても考慮しておりますが、その影響を受けて職業安定所で扱う事務が固定化し、あるいは非常に縮小化するようなことのないように、公共事業の新設あるいは擴充とにらみ合わせて、政府は努めて就職の機會を失業者に與えるように努力したい、こういうぐあいに考えております。
【次の発言】 御説の通り、企業整備が行われてくると、潜在化している失業者が顯在化する傾向はあると思うの……

第1回国会 労働委員会 第10号(1947/08/22、23期、日本社会党)【政府役職】

○米窪國務大臣 前田さんから先ほど、經濟安定本部の事務當局にお尋ねの點は、一々ごもつともでございます。そこで私としては、今日豫定されておる勞働省の機構内に、ぴつたりと御質問の趣旨に副うような部局は設けられてはおりませんが、民間の勞働科學研究所等と密接な連絡をとつて、そうしてこの研究所の研究の結果を政策の中に取入れて、熟練勞働者の育成及び助長に必要な施策を實現していきたいと考えております。もちろん將來の問題でございまするが、場合によつてはこの勞働科學研究所と對應するがごとき部課をつくつて、御希望に副うていきたいと思うのでございます。また勞働者の能率をあげるということは、單に勞働省だけの問題ではな……

第1回国会 労働委員会 第11号(1947/08/26、23期、日本社会党)【政府役職】

○米窪國務大臣 今の場合は憲法で定めた精神、すなわちすべての點で男女が同じように待遇されるということから、しばしば能率が上る男の方を雇主が好むということになつて、かえつて憲法における男女の差別を撤廢して、女子に對とても男子と同様に取扱うということが逆作用を起すのでありますが、憲法においては、勞働の價値が同じ場合においては同じ給料をやる、こういうぐあいに實質的に、男女においての價値が平等であるかどうかを調べて、それによつて待遇の差別をしてはいけないということを述べているのでございます。從つて勞働價値の上らない場合においては、やはり賃金その他の待遇も男女必ずしも同一でなければならないことはないので……

第1回国会 労働委員会 第12号(1947/09/16、23期、日本社会党)【政府役職】

○米窪國務大臣 今月初めに國會へ提出しました失業保險法及び失業手當法、兩法案の提案の理由を御説明いたします。失業保險法案を審議せられるにあたりまして、その經過についてちよつと御説明申上げます。  失業保險法の立案に關しまして、昨年八月十五日衆議院の生活保護法案の委員會の附帶決議におきまして、失業保險の創設に前進すべしという御希望がございましたので、政府におきましても昨年の秋以來、社會保險制度調査會におきまして審議いたしまして、その答申に基きまして、その調査立案の準備を進めてまいつたのであります。しかるに去る六月、現下の經濟危機突破の綜合的な對策として樹立いたしました經濟緊急對策の一環として、失……

第1回国会 労働委員会 第13号(1947/09/17、23期、日本社会党)【政府役職】

○米窪國務大臣 ただいまお尋ねの最高勞働會議と稱するものについて、一應申し上げます。勞働行政が今日の段階においては、國務の最も重要なる施策の一つであることは、すでに皆さん御承知の通りで、川崎さんもその點については御異存がないと思いますが、諸外國の例をもつてしましても、勞働省を設置している國々においては、これは勞働省だけの問題として取扱うべきものでないことは、すでにほとんど常識になつていることであります。ただここで最高勞働會議は今日の段階においては、私の理想にすぎませんが、この最高勞働會議を政策の一つとして發足するまでには、今日相當研究が必要だと思うのであります。たとえば最高勞働會議と相並んで、……

第1回国会 労働委員会 第14号(1947/09/19、23期、日本社会党)【政府役職】

○米窪國務大臣 最後の點で總理大臣からの御答辯を補足いたします。私が二千四百圓と言いましたか、二千三百圓と言いましたか、數字ははつきりした點は記憶しておりませんが、いわゆる千八百圓に健オーバーする賃金をもらうこともあり得るということは、給與審議會で一應全國の重要なる業種別三十五に對しまして平均をとつたところが、千八百圓ベースというものが出てくる、その三十五の業種別の中には千四百圓というものもあれば、二千三百圓あるいは二千四百圓というものもある。私はその意味におきまして、たとえば機器などというものについては、二千三百何十圓という平均賃金が給與審議會で政府側から示してある、その意味のことを申し上げ……

第1回国会 労働委員会 第15号(1947/09/23、23期、日本社会党)【政府役職】

○米窪國務大臣 失業對策の具體的なわれわれの考え方ですが、まず第一に考えられることは、就職の機會を政府の機關を通じて、今日以上にこれを増大するということが、失業對策の第一の段階における政府の施策ではないかというぐあいに考えております。そこで、それではもつと具體的にどういうぐあいにしたらいいかと言うと、やはり公共事業に失業者を吸收するとか、あるいは輸出産業の振興、そういうような新しい事業を國家の事業として、あるいは國家が民間に奬勵して、そういう事業を興すことによつて失業者を吸收する。そして次の段階に來るものが、いわゆる産業の合理化、企業合理化、企業の整備ということに伴つて起つてくる問題を處理する……

第1回国会 労働委員会 第16号(1947/09/30、23期、日本社会党)【政府役職】

○米窪國務大臣 辻井さんの御質問、まことに時節柄適切かつ深刻なる問題でございまして、私はじめ勞働政策に關係のある政府當局は、非常にこれを心配しておるのでございます。その對策については、たびたび從來機會あるごとに申し上げた通りでありまして、失業保險法あるいは失業手當法で救うということは、失業對策の中の最後の案でございまして、これは私どもとしては、いわゆる最上の策とは考えておりません、そこで政府といたしましては、いつも言うことでございまするが、土木事業、公共事業等を、目下關係筋ともその豫算について折衝中でありますが、できるだけ廣範圍に公共事業を進行しまして、これに顯在失業者を吸收したい。また豫算に……

第1回国会 労働委員会 第17号(1947/10/03、23期、日本社会党)【政府役職】

○米窪國務大臣 片山總理が聲明を出されたことは、おそらくこの委員會か、あるいはほかの委員會で、荒畑さんの御質問のような點を質問されたときの囘答ではないか、説明ではないかと思いますが、勞働省としては失業保險、失業手當というのは、失業對策の末の末で、失業對策の根幹となるべき對策は、乏しい國力を割いても、あるいはわれわれの努力によつて、何とかして就職の機會を増大しようということに全力を傾ける。それがためには全國五百何十箇所の職業安定所を動員するなり、擴張するなり、機能の再整備をやつて、これをフルに働かせると同時に、三百何十箇所の輔導所を十分に活用したい。これは前にも申し上げた通り、昭和二十一年の求人……

第1回国会 労働委員会 第18号(1947/10/07、23期、日本社会党)【政府役職】

○米窪國務大臣 小川さんから該博なる各國の保險制度を引例されて御質問があつたのですが、英國が失業保險制度を改正せざるを得なかつたという點について、私はつきりしたことを今書類がありませんから言えませんが、おそらく、それは小川さんの引例された最低の生活程度を保障するという觀念に、英國の失業保險制度が立つておつたために、惰民が養成されることになつたと思う。また國の財政の基礎がゆるんだ、こう考える。もちろん國の財政がかりに許すにしても、國民の最低生活費を保障するというような給付額の立て方であれば、これは惰民が養成される危險が多分にある。すなわち働くよりも國家によつて保障された方がいい、こういうことにな……

第1回国会 労働委員会 第19号(1947/10/10、23期、日本社会党)【政府役職】

○米窪國務大臣 この前に荒畑委員から、失業保險を民間のものがやるということについて、政府の意見はどうであるか、大體そういう御質問だつたと思います。政府としましては、その後研究しました結果、この本法の第二條によりまして、失業保險法と稱するごとき形においてなすものは、政府だけがやるのであるが、民間の人たちが、たとえば共濟組合のごときものが、失業保險と同じような内容の失業救濟事業をやることについては、何ら政府としてこれに反對するものではない。以上簡單でございますがお答えといたします。
【次の発言】 最初の御質問に對しては、産業の合理化というものは、私の見解によれば多くの段階があるのでありまして、産業……

第1回国会 労働委員会 第20号(1947/10/14、23期、日本社会党)【政府役職】

○米窪國務大臣 きわめてデリケートな問題でありまして、これは教職員の組合が校長不信任というような、あるいは父兄會が校長不信任というような運動をすることは、そういう運動をする動機がどこにあるかということが、まず問題になるのでございまして、一概にそういう運動はいけないとも言えませんし、いいといつてこれを認めるわけにいかないと思います。これは不信任される學校長の動機が問題になるのであります。しかしそういうことは現實の問題ですが、理論的に言うと、公務員法によつて一應、官公廳の勞働組合は、人事に關與する權限はないのでありますから、表向きはそういうことはよくない、そういうぐあいに考えておりますが、しかし校……

第1回国会 労働委員会 第21号(1947/10/24、23期、日本社会党)【政府役職】

○米窪國務大臣 アメリカの言葉で言うと、ワイルド・キャット・ストライキと俗に言つているが、いわゆる正當ならざる行為と内閣が斷定するまでの大體の閣議における空氣を申し上げれば、今の御質問に對するお答えになるだろうと思う。千八百圓ベースで食えない、從つて全逓の諸君が職場で働く力がないということが絶對的のものであるかどうかということについては、おのずからいろいろ立場によつて意見が相違すると思うのです。しかしながら、今朝の新聞に現われている全逓に責任者が言つているところは、要するに責任は政府にあるのだ、千八百圓ベースでもつて耐乏をしろと言つている政府に責任があるので、すなわち政府の言葉をかりて言えば、……

第3回国会 人事委員会 第1号(1948/11/09、23期、日本社会党)

○米窪委員 大体徳田君の言われたのと同じ意見ですが、大村君の言われたのは、この國会法の改正される前の考え方であつて、常任委員会の性質、その他運営について、從來相当改正すべき理由が認められたので、この國会法を改正して、重要なる法案はこれを本会議において審議するも差支えないということに改正になつた。われわれは單に國家公務員法だけを本会議にかけると言うのではない。その他の重要法案も、われわれが院議でこれを重要と認めたものは、これを本会議におけるという原則をこの議会からは立てたいと思います。そこでこのわずかなるところの人事委員会の意見として、私どもはこの法案の重要性にかんがみて、他の議員諸君もこの意見……

第3回国会 人事委員会 第4号(1948/11/12、23期、日本社会党)

○米窪委員 私も一言委員長にお願いしたい。われわれ委員が総理大臣の出席を要求したときには、総理大臣は何を措いても出席されるようにしていただきたい。とかく吉田さんはわがままだから、そこはひとつ委員長が政治力を発揮して交渉に当つていただきたい。

第3回国会 人事委員会 第8号(1948/11/22、23期、日本社会党)

○米窪委員 ちよつと関連して伺います。先ほど官房長官は、その筋の意向は國家公務員法の審議をまず第一にやれ、予算が遅れるのはやむを得ないというような意向であるということでございます。これは相当重大な問題でございます。これは関係筋というだけではよくわかりませんが、最高権威者がそういうことを言われているのか、あるいは予算に直接関係のある関係筋が言われているのか、この点を明確にしていただきたいということが第一、それから追加予算は、なるほどこれを同時に審議するように議会に上程することは、財源その他の諸般の情勢で困難であると思いますが、その際は、そういう総合予算でなしに、この國家公務員法と一体不可分である……

第4回国会 人事委員会 第8号(1948/12/13、23期、日本社会党)

○米窪委員 本日はあといくらも時間がありませんから、これで散会することとし、明日午前零時五分より開会せられんことを望みます。


24期(1949/01/23〜)

第5回国会 運輸委員会 第2号(1949/03/28、24期、日本社会党)

○米窪委員 これは今田中委員からも、審議に入るべからずという御意見があつたのですが、それと前後して鈴木委員から、運輸省設置法が、今のこの法案の六月一日まで延ばすということに関連して、どう変化して行くかという内容を聞きたいという御意見があつた。また滿尾委員からは、六月一日というのははなはだあぶないから、延期の期日を明確にしてほしいという御意見がありましたが、ここでお尋ねいたしたいのは、田中委員のように総理大臣の演説があるまでは審議に入らぬというのは一應の道理がある。しかしその結果、総理大臣の演説が四月一日までに行われないときにはどういう結果になるか。審議に入らない結果、政府提出の法律案がどうなる……

第5回国会 運輸委員会 第3号(1949/04/08、24期、日本社会党)

○米窪委員 本多國務大臣と大屋國務大臣との間に相当意見の開きがあるようであります。本日のこの会合は、政府が一体となつて、一つの説に落ちついて来て、われわれに賛を求められるのならば、非常に物事の決し方が樂に行くと思いますが、両大臣が、はつきりとは申しませんが、大綱においては意見が相違しているようであります。待つてこの問題はまだ熟しておらない。政府の方の意見がまだ一本にきまつておらない。そこでお伺いしたい点は、この道監というものは、行政機構の改革という点から見て、あるいは政府のいわゆる財政上の見地から見て廃止するというのであるか、あるいは地方聽へ委譲するというのであるか、政府は全体そのいずれをおと……

第5回国会 運輸委員会 第8号(1949/04/21、24期、日本社会党)

○米窪委員 私昨日、一昨日の委員会に出席しなかつたので、はなはだ申訳ありませんが、私の質問申し上げる点は、すでに同僚委員から御質問があつたことだと思いますけれども、社会党としての質問をお許し願いたいと思います。貨物の運賃を上げずに旅客の運賃を上げることは、貨物運賃を上げれば、当然それが生産價格に響いて行つて物價の値上げになる。從つてこれはインフレを促進する。これはきわめて常識的な考えですが、そういうところから、これを押えて、特別会計のバランスをとるために、旅客運賃を上げようということだろうと思うのですが、そうすると、旅客の運賃を上げれば、結局犠牲を受けるものは何であるかというと、通勤バスなどに……

第5回国会 運輸委員会 第14号(1949/04/28、24期、日本社会党)

○米窪委員 本案は旅客の運賃を現行の六割に上げて、貨物をすえ置くという法案の趣旨でありまして、私は日本社会党を代表いたしまして、この点について意見を述べで本案に反対したいと思うのであります。旅客の運賃だけを六割上げて、貨物をすえ置きにいたすということは、いろいろの意味において不合理があるのでございまして、そういうことになつた趣旨は、貨物を上げると物價に影響して、インフレを促進するという一應の常識的な考えですが、旅客の運賃を六割上げるということも、必ずしも物價の安定に悪影響を與えないと断定はできないのでありまして、これを廣義に解釈しますと、やはりインフレ促進のおそれがないとは言えないのであります……

第5回国会 運輸委員会 第15号(1949/05/09、24期、日本社会党)

○米窪委員 この問題について、質問者がなくて質疑が済んだとお認めでございましたならば、内閣委員会におまわしになる意見の中に、私に本案の修正の意見を遊べる機会を與えていただきたいと思います。
【次の発言】 先ほど委員長にお伺いしましたところ、内閣委員会では詳細なる討論をする機会がおそらくあるまい。そこで当運輸委員会において修正意見その他の意見を開陳して、それをまとめて委員長から内閣委員会の方へ報告するという取扱い方をおとりになる、從つて私はここに本法案の修正意見を申し上げます。正規の手続は目下とつておりますが、一應ここで意見を述べさせていただきたいと思います。実は先日海難審判所の訴訟問題について……

第5回国会 運輸委員会 第17号(1949/05/12、24期、日本社会党)

○米窪委員 はなはだお手数をかけ、ことに昨日はやむを得ざる用事があつて欠席して、委員長及び委員各位に非常な御迷惑をかけて、まことに相済まない、この機会におわびを申し上げます。  私の修正意見は、内閣委員会と運輸委員会の合同審議の席上でも申し上げました通り、また運輸委員会において質疑を試みた際にも、その考えを申し上げたので、委員長初め委員各位御承知のことと思いますが、きわめて簡單でございます。それは運輸省と運輸省外部の機構を、現行法通りにしてもらいたい。すなわち現行法においては海難審判所は大臣の所掌に直接属しておるのでございます。それを政府提出の改正案によりますと、これを海上保安廳の長官の所掌に……

第5回国会 運輸委員会 第19号(1949/05/14、24期、日本社会党)

○米窪委員 先ほど田中君の御質問に対する岡田局長の御答弁は、やや明確を欠いておるようです。この法律案によつて、今まで運営会と日本海員組合との團体交渉で獲得した船員の給與が、若干影響を受けるかのごとくに伺つたのですが、これはこの法案を出す前に、この法案の趣旨に基いた説明が、船員中央労働委員会で議題として取上げられたかどうか。なければ、今後も取上げて、十分な團体交渉が行われて、海員組合の了解を得られるかどうか。その点について、一應御答弁を願いたいと思います。
【次の発言】 今關谷委員から討論を省略して、採決の御動議が出ておりますが、この御動議については、關谷さんは撤回しないと言つておられますから、……

第5回国会 運輸委員会 第22号(1949/05/18、24期、日本社会党)

○米窪委員 これは政府の方から御説明があつたのですが、独禁法及び集排法が緩和されておる今日、同じ航路あるいは同じ系統の海上運送に從事する会社は、私はある程度までこれを整理して、能率を上げるために、資本の合同、あるいは運営の合理化のための統合をやる必要がある。今日の日本の海運界の現状は、船を一ぱいも持つておらぬ会社で、船会社の看板をかけておるところがある。また木船あるいは小さな汽船で、この法律の精神から見ても存立の疑われるようなものが、看板を上げておる。以前から日本の海運界は戰爭のために非常な犠牲を受けておる。そして戰爭中あの非能率な、いわゆる戰時型船舶をたくさんつくりまして、進水をしてすぐに水……

第5回国会 運輸委員会 第28号(1949/09/12、24期、日本社会党)

○米窪委員 そういう決議は私非常に賛成ですが、その前にもう一応大屋運輸大臣にお聞きをしたいのです。この問題はこういう結果になるかもしらぬと思いますから、四月八日の委員会において、当時からすでに大屋運輸大臣と本多国務大臣との間に相当の意見の開きがある、ひとしく民自党内閣の閣僚がこの重大問題について、そういう場合に意見の相違するということは、はなはだ遺憾であるといつて、私は当時政府の反省を促したのであります。当時本多国務大臣は、道監というものは地方へ委讓するという説をかたくとつて讓らない。これに対して大屋運輸大臣は、当時のいわゆる現状維持説をとられた。そうしてその間に妥協案として、道監は廃止するけ……

第5回国会 運輸委員会 第29号(1949/09/13、24期、日本社会党)

○米窪委員 議事進行についてお諮りをお願いしたいと思うのですが、昨日私から草案をお諮りした港湾行政の統一に関する決議案の御採択を願いたいと思います。
【次の発言】 朗読いたします。     決 議  運輸委員会は政府に対し、目下論議されつつあり傳えらるる港湾行政の綜合的統一機関として、ポートオーソリチーに対するこの監督権は、挙げて運輸省に属せらるるやう決定されんことを要望する。なお之に関連して港湾に関する建設、改良、維持の監督は、当然運輸省に所管せしむべきものと認めらるるのみならず、交通行政の一環として道路の管理権も運輸省に帰属せしめられん事を併せて要望する。  右決議する。  以上であります……

第5回国会 内閣委員会 第24号(1949/05/18、24期、日本社会党)

○米窪滿亮君 私は本委員会の委員ではございませんが、お許しを得て委員外の発言をしたいと思います。  その発言は、社会党から提出しましたところの運輸省設置法案、並びに海上保安廳法及び海難審判法の一部を改正する法律案に関する修正の意見について、御説明申し上げまして、本委員会全員の各位の御賛同を得たいと思うのでございます。  順序の関係上、まず海上保安廳法及び海難審判法の一部を改正する法律案から御説明申し上げます。社会党の修正意見は、第一條の第二項のこの政府改正原案によりますと、「第二條第一項中「海難の調査、」の下に「海難の審判、」を加える。」の「の下に」以下を削るのでございます。それから第十一條の……

第6回国会 運輸委員会 第3号(1949/11/12、24期、日本社会党)

○米窪委員 改正法律案によると、財政法、会計法を排除すると言いますが、今まではこれに拘束されておるから、総理大臣が、この間の中労委できめた国鉄の調停案は、予算の関係上これを上げないという態度を示しておられますが、もしも将来これが財政法、会計法の排除をして、真実に独立した日本国有鉄道公社という形になつたときに、再びああいう調停が行われるときには、これは何ら国の財政とも関係なしに、運輸大臣の一存で上げられるのであるかどうか。この点をひとつ御答弁願いたい。
【次の発言】 私の質問に対して具体的におつしやらないですが、抽象的でなしに、もし再びああいう調停案が示されたときには、この会計法、財政法の支配を……

第6回国会 運輸委員会 第6号(1949/11/17、24期、日本社会党)

○米窪委員 この前、当委員会で非公式な政府当局との話のときに、私からも質問をしたのですが、この際私からこういう希望を述べて――文部委員会におきましては、原案が今委員長の仰せられる通り無條件に通過採択されるようですが、ただ一つの問題は、神戸商船学校の後身である海技専門学院をどう取扱うかということについて、文部委員会において、近い将来において関西方面にもう一つの商船大学を設置する見通しがあるということを、文部次官は言明されておる。従つて当委員会も原案に対しては、今委員長及び關谷委員の仰せの通り決定になつていいのですが、一つの附帯的な希望意見を文部委員会に申し送ることを、皆さんの御賛成得たいと思いま……

第6回国会 運輸委員会 第10号(1949/11/22、24期、日本社会党)

○米窪委員 わが党はただいま議題となつている日本国有鉄道法の一部を改正する法律案に対しまして、数点の修正意見がございまして、それぞれ手続を経て目下関係筋のOKを求めておりますが、いまだ先方において審議中で、OKが下つて参りません。しかし本委員会は本日討論に入るということを多数でおきめになつた以上、私はわが党の主張する修正意見を申し上げて、本改正法案に対して反対の意見を申し上げたいと思います。  それは国有鉄道法の第十二條の一項の中に、商業、金融業等の産業別の知識、経験ある者を監理委員会の委員として任命するとあつて、一番われわれが大切と思う労務に関して知識、経験のある者ということをここで規定して……

第6回国会 運輸委員会 第12号(1949/11/25、24期、日本社会党)

○米窪委員 ただいま關谷委員と政府とのやりとりを聞いておると、私も日本通運株式会社が、特殊法人としての従来の法律が廃止されて、運輸事業法によつて拘束されるという点で、やや独占事業の性格が薄らいで来たようには思われまするが、実際の運用では依然として、実質的には小運送業についてはやはり独占的な形態を保持していると考えております。これに対する政府の答弁も、私聞いておつてはなはだ不満足でありますから、何ゆえに日本通運会社が細分化を行わないかという経緯につきまして、持株整理委員会が今日までこの問題をどう取扱つておるか。あるいはこれに対して運輸当局がどういうお考えを持つておるか。もしおさしつかえなかつたな……

第6回国会 運輸委員会 第13号(1949/11/26、24期、日本社会党)

○米窪委員 はなはだうかつな質問をするかもしれませんが、最近まで汽車に警乘警官というものがあつたと記憶しますが、現在はそういうものがない。なぜなくなつたか。その理由をお尋ねいたします。
【次の発言】 そういう法制上の形式的なことは私よく知りませんが、現実の問題として、現行の警乘警官の程度では、列車内のそういう盗難は防げないと運輸当局はお認めになつて、しかる後に法務委員会なり、あるいは司法当局の方からの申出に賛意を表せられているかどうか。その点をお伺いいたします。
【次の発言】 この前の質問のときにもちよつと触れたのですが、今回日本通運株式会社法を廃して、通運事業法というものを新たに起すというこ……

第6回国会 運輸委員会 第14号(1949/11/28、24期、日本社会党)

○米窪委員 この法案を提出した当時の運輸大臣の説明によると、この程度の値上げでは憂慮すべき物価の値上げにならない。このことはたしか総理の施政の一般方針の際にも言われておるように記憶しておる。しかしわれわれの考えによりますれば、これはただちに生産費が上つて来るのでございまして、それは当然物価に響くことは、三歳の童子といえどもわかることであります。この点がこの法案が上程されるまでの間に、安本当局と運輸省との間に、物価に響く、響かないということで、相当折衝が行われたことを新聞紙は伝えておるのですが、運輸大臣がこれを出されたときに、さほど物価に響かないという確信を持たれて出されたのか。その響かないとい……

第7回国会 運輸委員会 第5号(1950/03/03、24期、日本社会党)

○米窪委員 これは昨年の議会で通過しましたきわめて簡單な問題でありますが、当時の法案の趣旨は、船舶運営会で雇用されておる船舶の従業員が、常用の切りかえによつて民間に移された場合において、本人が退職した場合において船主協会がその退職金に該当する金額を運営会から預かつておつて、この法案を文字通り解釈すると、本人が船員を廃業をしたときでなければこれをもらえないことになる。しかしこれについての船員の方におきましても、船舶運営会に雇用されておるということから見て、当然雇用主がかわつて来て、それが船主協会に移り、あるいは個々の船主に移つて来た以上は、運営会から常用の切りかえになつたときから六箇月たつたとき……

第7回国会 運輸委員会 第6号(1950/03/06、24期、日本社会党)

○米窪委員 本件について二つの点に関連して、私は一昨日御質問を申し上げたのであります。すなわち民法上の解釈並びに海運界の慣例によりますと、雇用主がかわつたときは、当然この債務は次に引継がずに、そのときに退職手当を渡すということに私は解釈しておるのであります。従つて雇用主が運営会から船主にかわつたときには、運営会は当然支拂うべきものであると解釈して御質問を申し上げたのでございまして、船員に対す福利施設の点その他で、私は修正案を出すつもりでおつたのですが、政府当局の御説明によつて、修正案も出さずに原案の通り賛成したいと思うのであります。  もう一点は、三年以上勤続した人に対する退職金の規定が、ここ……

第7回国会 運輸委員会 第10号(1950/03/16、24期、日本社会党)

○米窪委員 この問題はきわめて重要でございまして、ただいま林君の御説明の中にあつた通り、昨日私どもも相当多数の、約百五十名ばかりの海員組合の諸君との懇談会においても、いろいろのことを問われて、われわれの知つておる範囲においてお答えしておるのです。しかしこういう問題は、単に船員問題のみに限らず、たとえば船舶公団の跡始末をどうするか、あるいは船舶建造については、政府当局としてはどういうふうに考えるか、あるいはまたわれわれが先日出した外航促進の決議案に対して、当時大屋運輸大臣の御見解の表明があつたけれども、具体的にどうするか。あるいは外国の船主等――ラウンドリー会社その他の会社とのいろいろの問題とい……

第7回国会 運輸委員会 第11号(1950/03/17、24期、日本社会党)

○米窪委員 運輸大臣がまだお見えにならぬのですが、海運局長、船員局長がお見えになつておりますから、お尋ねしたい点は、まず三月三日のスキャップ・ニイピン、すなわち総司令部の海運関係の方面の指令が出ておりまするが、これによると、四月一日以降船舶運営会の規模が非常に縮小されて、いわゆるCMMCの形で必要の限度において管理することになつておりますが、依然として運営会に残る船舶が大体どのくらいあるか。すなわち従来特定の国とのバーター・システムで貿易が行われていたが、その荷物を運ぶ船舶は、依然として四月一日以降どのくらいあるか。それから三月三日のスキヤツプ・イビンによつてA類とB類とにわかれるのであります……

第7回国会 運輸委員会 第15号(1950/03/25、24期、日本社会党)

○米窪委員 ただいま土井さんの説明の第二点ですが、特別地区船員職業安定審議会というのは、そういう役所ができたけれども、今まで何ら仕事をしておらないという意味で生れたのですが、この点は全日本海員組合の方との了解はすでにできているのですか。これを廃止する前に、すでに船員の団体と十分な御了解をとられたかどうかということを承ります。
【次の発言】 ちよつと関連して質問いたします。  船舶試験所についてですが、これは運輸技術研究所のおもなる部門であると思うのです。これは戦前より日本が世界の優秀なる船舶を建造するのに、非常に貢献をした試験所ですが、この予算は、今度の改正によつてその当時よりも減るのであるか……

第7回国会 運輸委員会 第22号(1950/04/12、24期、日本社会党)

○米窪委員 いずれ連合審査会でお尋ねしまするが、この問題は相当重要だと思いますから、せつかく長官御説明のあとですから、一、二御質問をお許し願いたい。  大体今回の海上保安庁法の修正は、二つに大別されると思う。中央と地方現場との諸点に関する改正ですが、中央はまず大体今御説明のあつたような点で、予算が膨脹しない限り大体異議はないと思いますが、地方はどうもふに落ちない。この改正がなぜ必要であるか。現状は九つのブロックであるので、私どもは海上保安庁というものは、海上の保安に関することの事務を管掌するところであるから、陸上との関係を考慮するとか、ちようど陸戦隊のようなことを考える必要はないのでありまして……

第7回国会 運輸委員会 第24号(1950/04/14、24期、日本社会党)

○米窪委員 本請願の要旨は、ただいま本委員会に上程はしておりませんが、説明を伺つた海上保安庁法の一部改正に関する法律案と関連をした請願でございます。その要旨は、今日まで神戸市に海上保安庁本部があつたにもかかわらず、今回の改正法律案の趣旨によつて、その上に管区海上保安本部をつくる。しかもそれは神戸のような海運の中心地でない。主として従来陸上の行政的な中心地と目されて参りました大阪に、管区海上保安本部を置くという説に対しまして、ぜひとも神戸の海上保安本部を昇格して管区本部にしてもらいたいという請願でございます。  その理由は多くここで申し上げませんが、神戸が天与の海運の中心地であると同時に、海運貿……

第7回国会 運輸委員会 第26号(1950/04/18、24期、日本社会党)

○米窪委員 特別審議会は、昭和二十四年一月十三日公布になつておりますが、当時の運輸当局、船員局長その他の方々が、こういう大地区と小地区両方の特別な審議会を必要とお認めになつた客観的の條件はどういうところにあつたか、お尋ねします。
【次の発言】 それでこれは政令で第九号で出しておるのですが、これについては、すでにその当時こういう委員会を特定の地域につくられて、委員を任命されたことがあるのですか。
【次の発言】 そうすると、機構だけではできておつてその機構を実施するだけの職制というのですか。そういう制度はできていなかつたと思うのですが、大体見通しが誤つたということになると思いますが、率直に言つてそ……

第7回国会 運輸委員会 第31号(1950/04/26、24期、日本社会党)

○米窪委員 ただいま上程されている法案については、先ほど關谷委員のお話の通り、非常に長い間関係方面との折衝で延びておりますが、すでに昨年度の予算において、特別会計百五十億円というものが見返り資金から出ておるのであります。しかしその当時の理由は貸付ということであつたので、われわれはその意味で了承しておつたのであります。ところが今回は政府の出資金四十億円ということになつたので、この政府の出資金ということをめぐつて、この出資金なるものが、将来いろいろあとを引くだろう。早く言えばひもつきの見返り資金ということになつて来て、資産再評価等を考慮するときに、相当深刻な結果が起るということを心配しておつたので……

第7回国会 運輸委員会 第32号(1950/04/27、24期、日本社会党)

○米窪委員 政府がこの法案の説明の中に、一定の工事については国がその経費を一部負担し、その他のもめについても最小限許す限りにおいてこれを補助しといつて、後半は少しあいまいですが、政府はおそらく経営ということを考えておらずに、管理ということについで限定しまして、そうして管理母体においてその方面における費用が足らない場合は、国がある程度これを援助するということが、政府の意見らしい。そこでこの法案で一番問題になるのは、一條、四條、十二條だろうと思うのです。そこでお尋ねしたい点は、神戸及び横浜の市の当局、並びにもし必要があるならば神奈川県と兵庫県の県の当局にお尋ねしたいのですが、この争点になる重要な点……

第7回国会 運輸委員会 第33号(1950/04/28、24期、日本社会党)

○米窪委員 第四條について、関連質問をしたいと思います。四條は管理主体の範囲をきめるのですが、このうち一の場合と、二の場合はこれはわかると思うのです。三の場合の「予定港湾区域を地先水面とする地域を区域とする地方公共団体」というのは、極端な場合を考えますと、関門のごとき、二つの県と五つの港というものが、考えようによると、みな予定港湾の地先の水面ということに包括されると思うのです。そうすると洞海湾まで一つの管理母体でこれをまとめ得る可能性があるが、それでは事実において行政区域が非常に広くなつて、予定港湾の地先の水先というもの、いわゆる港域というものと、行政区域が非常な混乱状態に陥る危險がある。これ……

第7回国会 運輸委員会 第34号(1950/04/29、24期、日本社会党)

○米窪委員 関連質問でありますが、昨日も後藤局長にお尋ねしたのですが、第五十八條の第三項に関連することになるのですが、港湾に関係のある地方公共団体が従来出資をしておる財産、あるいは現在持つておる港湾施設、こういつたものの管理者、すなわちポート・オーソリテイーができた場合の港湾管理者に、これを讓渡する場合の手続についてでありますが、この点明確に私も質問してなかつたのですが、もう一応確かめたいと思うのです。第五十八條の第三項において「地方自治法第二百十三條第二項の規定は、地方公共団体が、港湾管理者に港湾施設を讓渡し、貸し付け、又は管理を委託する場合には、適用しない。」すなわち単に地方公共団体の議決……

第7回国会 運輸委員会 第37号(1950/05/02、24期、日本社会党)

○米窪委員 各委員のお勧めによりまして、はなはだ働越でございますが、委員一同を代表いたしまして、一年四箇月の間、おせじでなく文字通りの名委員長のもとに、われわれ各種の重要法案の審議並びに各調査等に、委員長の指導のもとに、委員長と一緒に協力して議員の職責を果し得たことは、委員各位とひとしく同慶の至りでございます。今後委員長はいかようにおなりになりますか知りませんが、われわれとしてはもしも望み得へくんば、委員長が引続いて、この運輸委員会の委員長たる職責を果されますことが望ましいのでございます。一言委員長のごあいさつに対して、委員一同を代表して御礼を申し上げ、並びに今後の御指導をお願いする次第であり……

第7回国会 電気通信委員会 第8号(1950/02/24、24期、日本社会党)

○米窪委員 江崎委員にお礼を申し上げます。実は私、運輸委員の方からかわつて参りましたので、すでに皆さんから御質問があり、あるいはダブるかもしれません。それから逐條審議の條項で、あともどりすることがあるいは起るかもしれませんが、委員長、お許しを願います。  この電波法の船舶及び船員に適用される点について、これと重大な関連性を持つておる船舶職員法の改正なるものが、予算の関係で内閣でこれはドロツプになりました。そこで問題はこの船舶職員法が、いつかわかりませんけれども、あるいは臨時国会でも開かれた際に、これが上程されて来た場合において、これを電波法の該当條項とにらみ合せて、はたしてそれが電波法よりも上……

第8回国会 運輸委員会 第5号(1950/07/26、24期、日本社会党)

○米窪委員 すでに幾多の委員から御質問があつた後ですから、ごく簡單に一、二点お尋ねをいたします。ことに岡田委員からは詳細なる質問があつたので、略してお尋ねしたいのであります。  第六次のときに、実はその筋のCTSの方に行つて、外航船の問題についてお諮りしたときに、非常に意外なことをわれわれは聞いたのであります。すなわちこの船の問題については、もとはやはり荷物が動かなければならなかつた。それでブランクド・クリアランスというものがなかなか得られない。そこで、それを得なければ、結局シーワージネスの証明を得る道を講ずるとかいうことをしましても、どうしてもそれはいかぬ。今日の日本の実情から言えばそれを運……

第8回国会 運輸委員会 第12号(1950/10/03、24期、日本社会党)

○米窪委員 ただいま前田委員が言われるように、議題が誤解を招きやすく書かれておる、国鉄機構の内部の問題に触れておるようになつておるのですから、ああいう質問が出る。だから議題がそういうことであるならば、それをそういうことのないようにひとつお聞きを願いたい、こう考えておるのであります。今日の傍聽者の大部分の方は、そういう問題が出て来ると思つて傍聽に出て来られたと思う。

第8回国会 運輸委員会 第15号(1950/11/20、24期、日本社会党)

○米窪委員 今までどなたも質問しなかつた点を、私が質問したいと思います。それはこの自動車は縦がどのくらいあつて、幅がどのくらいあるか。それから、この自動車に乘る定員は何名であるか、それをまずお尋ねします。
【次の発言】 そうすれば、この自動車は全体どのくらい使用した年齢の自動車であるか伺いたい。
【次の発言】 これは事故が起る前に、天候が悪くて地盤が相当ゆるんでおつた。従つて路面は非常に狹隘である。従つて滿尾代議士の言う通り、車よけのようなものがあればそれに越したことはないが、それがなくても三・六メートルの路面があれば、そういう事故は起らない。そこで私はお尋ねするが、六十三名というほとんど倍の……


各種会議発言一覧

23期(1947/04/25〜)

第1回国会 予算委員会第二分科会 第2号(1947/11/18、23期、日本社会党)【政府役職】

○米窪國務大臣 昭和二十二年度一般會計竝びに特別會計の豫算補正といたしまして、補正第七號、さらに經費節約の意味の補正第八號と、失業保險、失業手當のための特第三號を一括して、三案を御説明申し上げます。  まず第一に、昭和二十二年度一般會計豫算の補正第七號のうち、勞働省所管豫算補正追加要求額は總計で十億五千八百十七萬六千圓となるのであります。そのおもなるものについて概略の御説明をいたします。  まず勞政局關係において、中央勞働委員會事務局機構の追加整備のために二十七萬二千圓を計上いたしました。これは現下勞働情勢に鑑みまして、中央勞働委員會の職責がきわめて大となつてまいつたのでございまして、過日全遞……

第1回国会 労働委員会決算委員会連合審査会 第1号(1947/07/28、23期、日本社会党)【政府役職】

○米窪國務大臣 勞働省設置法案の御審議をお願いするにあたりまして、同法案の提案理由を御説明申し上げたいと思います。  勞働省の設置につきましては、諸外國にはすでに相當以前から勞働省の設置がございましたので、わが國においても、當然これはもつと早く設置されておらなければならなかつたのでございまするが、今日に至つたのでございまして、吉田内閣當時においても設置の考えはあつたのでございまするが、ついにその實現を見ずして、この片山内閣において初めてここにいよいよ設置することにきまりまして、この法案の提出をみるに至つたのでございます。  この法案を皆さんに御審議を願ふ前に、内閣といたしましては、勞働省設置準……

第1回国会 労働委員会決算委員会連合審査会 第2号(1947/07/29、23期、日本社会党)【政府役職】

○米窪國務大臣 お答えします。勞働者に對するいわゆる勞務加配米については、すでに山花さん御承知の通り、從來は經濟安定本部でそのプランを立てまして、いわゆる基礎産業に對して、基礎産業の中でも、特に重要なるものに對してはこれを直配する。その他のものに對しては、重勞働に對しては各關係府縣廳を通じてこれを配給するという方針をとつている。最近全逓及び國鐵の一部の人たちに對して、從來遲配であつたものを埋めるという意味において特別の加配をしたことは、あくまでも一時的の處置でございまして、しかもそれは全部の全逓信及び國鐵の勞務者にやつたのでなくして、これは二つの面において制約がある。一つは深夜業及び重勞働をし……

第1回国会 労働委員会決算委員会連合審査会 第3号(1947/07/30、23期、日本社会党)【政府役職】

○米窪國務大臣 労働省の婦人少年局で扱う婦人問題は、法文にもはつきり書いてあります通りに、大体労働に関係のある婦人問題及び少年問題を取扱うのでありまして、広い意味における婦人問題は、その中の若干はすでに文部省あるいは厚生省、内務省等によつてやつておる部門もあるのであります。もちろんそれらの省にも属しておらない問題も、婦人という問題の基本的な性格から考えてある。そういうものについても労働省が中心になつて、各省との連絡調整をはかろう、こういうことになつております。
【次の発言】 お答えいたします。それは紡績業等に従事しておる婦人ばかりでなく、家庭で働いているたとえば女中であるとか、そういつた明らか……

第1回国会 労働委員会決算委員会連合審査会 第4号(1947/07/31、23期、日本社会党)【政府役職】

○米窪國務大臣 私に対するお尋ねは大体予算、それから新たにできる職員という点だと思うのでありますが、官房と新たに創設する二局の予算は目下大蔵省と折衝中でございます。私どもの方で立てた予算が相当削減されておるのでございますが、大体八千万円程度で話が落ち着くのではないかという見透しをもつております。それから官房及び二局の人員がどの程度殖えるかということについては、昨日も事務当局から、まだ正確な数字をここで御説明する域に達しておらないという答えがあつた通りでございまして、まだ今日においては、はつきりと申し上げることのできないのは残念に思つております。わかり次第至急御説明することにいたします。


24期(1949/01/23〜)

第5回国会 内閣委員会運輸委員会連合審査会 第1号(1949/05/06、24期、日本社会党)

○米窪委員 運輸大臣にお尋ねしたい点は、運輸省設置法提案理由の御説明のうちに、第一章の総則中の第三條に、運輸省の所管事務として港湾ということが入つておるのであります。これは当然のことだと私は考えておりますが、一部には港湾建設は建設省に持つて行くべきだという意見があるようであります。現に建設委員会においても、そういう議論が出ておるやに承つております。こういう意見の出て來るゆえんは、大体防水、治水という観点から、河川の修理、それを延長して行きまして、河川が港湾に入る場合においては、当然建設省の任務がそこまで及ぶという機械的な考え方で、そういう意見が出て來るのだと思う。ところが日本の事情を見ますと、……

第7回国会 大蔵委員会運輸委員会連合審査会 第1号(1950/03/04、24期、日本社会党)

○米窪委員 大体私が質問申したい点は、岡田、關谷両君によつて盡されております。この際政府の所信をただしたい点は、この問題に限りませんが、政府の政策が一致しておらぬ。たとえば日本鉄道公社の独立採算制と観光事業の促進というような事業と、いわゆる悪税と言われておるこの種の税金をかけるという、こういつた政策の面において、政府は一貫した政策をとつておらないのです。なおその間に矛盾があるのでありましてこういつた大きな問題はここで御質問申し上げませんが、ただここで私ぜひ何つておきたい点は、先ほども關谷君が御指摘になつたのですが、原政府委員はすべての問題を一律的に簡單に考えておられるようであります。これは鉄道……

第7回国会 内閣委員会運輸委員会連合審査会 第1号(1950/04/15、24期、日本社会党)

○米窪委員 大体の要点については、先ほど同僚關谷委員からすでに御質疑がございましたのですが、二、三補足的な御質問を申し上げたいと思います。行政機関の改正ということは、簡素化ということと能率化ということが必要と考えるものであります。しかるに今回の海上保安庁の改正は、私どもの意見としては、はなはだ残念ながら、簡素化と能率化の逆になつておると思うのであります。従来の九つの保安本部が六つの管区本部に改正された趣旨については、大久保長官の御説明があつたのでありますが、その趣旨のおもな理由の一つとしては、現在よりも機動性を発揮するということであるのであります。御説明のような趣旨においては、ちようどその逆で……


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ページ更新日:2024/01/28
データ入手日:2023/12/26

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