このページでは柏原義則衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。柏原義則衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。
※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。
○柏原委員 ちよつとお尋ねします。新聞用は五〇%、教科書用は二〇%と言われましたが、それはノート、參考書のものがはいつておりますか、教科書だけですか。
○柏原委員 文部大臣の御意見を伺いまして、大分わかりましたが、なおはつきりさせたいと思う點がありますので伺いたいと思います。
この前の議會で提案されました宗教情操教育決議に對しましては、社會黨の一部には、あるいは反對の人もあつたようでありましたが、文部大臣はどういう風にお考えでありましようか。
【次の発言】 先ほどの松原さんの、教育者が宗教哲學とか、あるいは宗教史のようなものを教育養成機關の學科の中に入れたらどうかという具體的な話に對しまして、大臣は深みのある、信念のある指導者を作る方面に大いに努方しようというお話を伺つたのでありますが、その意味の内容は、そういう師範教育の中に、宗教史とかあ……
○柏原委員 この教育委員会法案全般を通じてみますると、各地方委員会が独立の形をとりますので、悪く行けば教育の地方割拠主義に陷るおそれが十二分にあると考えるのであります。從來でしたら、官僚は非常に悪いけれども、また一面國民全般の教育の上で一つの抑えがきいておりましたが、これが完全なる地方委讓ということになるのでありますから、教育が割拠主義になつて、これを抑えるものとしては教育基本法でこれを抑えていく。また教科書の檢定でも、普遍的に抑えていける点があるのでありますが、この地方委員会というものは選挙によるのでありますから、選挙によつて出た委員が、下手をすると、この教育基本法の線を逸脱といいますか、こ……
○柏原委員 この中で焦点になりましたのは、教科書の價格決定の問題だと思うのです。國定教科書の方は、昨年相当刷つてストックがあるようなうわさも聞いておるのですが、適正價格というのは、旧ベースでなしに新ベースにおるだろうと思うのです。そうしますと、昨年つくつた書物が相当残つておるといううわさも聞きますが、その適正價格決定は新ベースを基準にして認可するのですか。そうするとかなり値上りになると思うのです。從つてストックをもつておる所は、しこたまもうけるというかつこうになるのではなかろうかと思うのであります。ところが旧ベースのままで價格を抑えておきますと、今度は非常に本が安くなる。その場合に檢定で生れて……
○柏原委員 私の考え方は前の方と反対の考え方でありまして、そういうふうな考え方でしたら、理論上は一應筋が立つておるのでありますが、学士院は功績顯著なる科学者を優遇するために残したのであつて、掃きだめじやない。法文の中にはいりかけておるのですが、その学士院というものは学術の英雄的なものであつて行政的なものでない。ほんとうの碩学鴻儒がはいるもので、学術会議は日本の最高学問機関でありましようが、どうしてもこれは審議機関であり、また科学に関する行政機関をなすものでありまして、大分性格が違うのであります。從つて一方は碩学の士が選ばれるし、一方は性格上科学者でうるが行政的な手腕があるという者が母体をなすも……
○柏原委員 昨日から問題になつておりました二十四條の学士院の会員の推薦母体の問題でございますが、原案でありましたならば日本学術会議がこれを選定するのでありまして、日本学術会議創設準備委員長の兼重さんの覚書の第一項でありますが、昨日の御答弁では、これは内容は同じようなものだ、結局において同じになるのだ。学術会議がきめるのだけれども、実際の運営にあたつては、ほぼ同数の委員を出してきめるようになるんだ。但しこの原案のわく内においてこれを行うのである。こういう御答弁でありました。そこでこの原案を修正するということは非常に困難なことかもしれませんが、二十四條第四項の文章と覚書の第一項とが実質においてほぼ……
○柏原委員長 それではただいまから建設委員会を開会いたします。 議事に入るに先だちましてお許しを得まして一言ごあいさつを申し上げさしていただきます。從來の國土計画委員会がこのたび建設委員会と銘うつて新らしく出発するに際しまして、不肖はからずもその委員長という重責を汚すことになりました。経驗のないことでありますので、内心忸怩たるものがあるのでありますが、これもお國の御用でありますので、大いに張り切つて務めさしていただこうと考えておる次第であります。私今まで文教方面ばかりやつておりましたので、この方面はまつたく初めてでありまして、皆様方に御迷惑をかけることが多々あるだろうと考えるのでありますが、……
○柏原委員長 これより会議を開きます。
この際理事の追加選任の件につきましておはかりいたします。現在理事は三名でございますが、都合によりまして一名理事を追加選任いたすことになりました。その選任方法はいかにいたしましようか。
【次の発言】 鈴木君の御意見に御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。それでは
谷口 武雄君を理事に指名いたします。
【次の発言】 次に小委員会設置の件を議題に供します。先般の理事会におきまして協議いたしましたが、本委員会の調査または審査事項中治山治水事業の問題につきましては、その対策檢討のため、今回もぜひ小委員会を設置する必要があると認むる次第……
○柏原委員長 これより会議を開きます。
昨日に引続きまして、災害復旧予算に関する件を議題といたします。本件中緊急災害予算について限定いたしまして議事を進めますので、あらかじめ御了承願います。本日は主として安定本部及び大藏省関係につきまして審議いたしたいと存ずるのでありますが、この際ちよつと当局に申し上げます。今度われわれ委員は大幅に変更いたしましたので、本件につきましてはあらためて愼重審議いたしておりますので、なるべく精細に御説明をお願いする次第であります。
それではこれより議事に入ります。まず安定本部側の御説明を願います。
【次の発言】 次に大藏当局の御説明を願います。
○柏原委員長 これより会議を開きます。
中國、四國の地盤沈下対策に関する件を議題といたします。中國、四國地方における地盤沈下につきましては、その被害きわめて甚大でありまして、前回の委員会におきましても、溝渕、村瀬両委員より本件につきまして発言もありまして、本委員会といたしましては、ぜひともその対策を検討すべき必要を認めまして、本日特にこれを取上げた次第でございます。これより本件につきまして検討いたしますが、まず最初に政府当局より、災害状況の説明並びに当局の御意見を聽取いたしたいと存じます。御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。賀屋防災課長。
○柏原委員長 これより会議を開きます。
この際小委員補欠選任の件についてお諮りをいたします。本月十二日委員大森玉木君が本委員を辞任され、その補欠として同日村瀬宣親君が後任に選任せられました。大森委員は治山治水対策小委員でありますので、この際補欠選任をいたしたいと存じます。
【次の発言】 松井委員の動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 それでは村瀬宣親君を指名いたします。
【次の発言】 これより請願の審査に入りますが、紹介議員の御都合もありまして、日程を適宜委員長において変更いたしますので、あらかじめ御了承願います。
日程第一二、伊作川改修工事施行の請願、文書表第一〇〇号、日程第一八、山……
○柏原委員長 これより会議を開きます。
道路補修に関する件を議題といたします。本日は、この問題につきまして、関係当局と忌憚なき意見を交換いたしたいと存じますので、都合によりまして懇談の形式をもつて議事を進めたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めましてこれより懇談に入ります。
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【次の発言】 懇談はこの程度に止めます。
本日はこれにて散会いたします。
午後二時三十分散会
○柏原委員長 これより会議を開きます。
道路補修に関する件を議題といたします。本件につきましては、きのうも懇談の形式で各方面から檢討して参りましたが、道路の補修に関しては、直接國家が修繕費を出すという法律がありませんので、何とかいたしまして、道路補修に関する新しい法律もひとつ考えてみまして、道路の再建をやつて行かなければならぬと思うのでありますが、これに関しまして、皆さまの御意見を承りたいと思います。
【次の発言】 ただいまの守田、長谷川両委員の御意見に御異議はございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めまして、道路小委員会を設置するに決し、なお小委員並びに小委員長の指名につきましては、……
○柏原委員長 これより会議を開きます。
最初に請願の審査をいたします。日程第一六、江合川上流にダム築設の請願、高橋清治郎君紹介、第三〇二号を議題といたします。紹介議員の説明を求めます。紹介議員高橋清治郎君。
【次の発言】 次にこれに対する当局の御意見を求めます。
【次の発言】 次に日程第一二、高岡町及び穆佐村地内の大淀川改修工事施行の請願、石神啓吾君外一名紹介、文書表第二七〇号、日程第一三、綾川を大淀川改修区域に編入の請願、石神啓吾君外一名紹介、文書表第二七一号を議題といたします。紹介議員の説明を求めます。石神啓吾君。
【次の発言】 次にこれに対する当局の御意見を承ります。
○柏原委員長 これより会議を開きます。 この際私より一言ごあいさつ申し上げます。第三國会におきましては、届かぬ私ではありますが、皆樣の御協力をいただきまして、おかげで無事に終了いたしました。第四國会におきましても、引続いて建設委員長の重責を果して行かなければならなくなりました。なお一層皆樣の御協力と御援助のほどをお願いいたします。 それでは國政調査承認要求の件につきまして第三國会と同樣、この際議長の承認を得ておきたいと思います。すなわち調査する事項といたしましては、國土計画、地方計画、都市計画、治山、治山事業、災害復旧、道路、住宅復興、進駐軍関係の建設事業等に関する事項、調査の目的といたし……
○柏原委員長 これより会議を開きます。
道路の修理に関する法律案起草に関しまして道路小委員長により報告の申出がございます、この際これを許します。
【次の発言】 本草案に関しまして、他に御質疑はございませんか。
【次の発言】 この際本案に関しまして、政府の意見を伺いたいと存じます。
【次の発言】 他に質問はございませんか――松浦君。
【次の発言】 本会議も始まつておりますので、質疑はこの程度にいたしておきます。
お諮りいたします。道路の修繕に関する法律案起草に関しまして、この草案を本委員会の一應の成案として仮決定するに御異議はございませんか。
○柏原委員長 これより会議を開きます。
道路の修繕に関する法律案起草に関しましては、昨日一應の成案を得たのでございますが、本日はこの案に対する最後的な態度を決定いたしたいと存じます。
お諮りいたします。道路の修繕に関する法律案起草に関しまして、本案を委員会提出法律案として取扱うに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます、よつてさよう取扱うに決しました。なお、本案に関する一切の提出手続等につきましては、委員長に一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます、よつてさようとりはからうことに決しました。
本日はこれにて散会いたします。
……
○柏原委員長 これより会議を開きます。
本日の日程に入ります前に、理事の補欠選任の件につきましてお諮りいたします。去る八日理事谷口武雄君が本委員を辞任せられ、同日同君が再び本委員に指名選任せられておりますが、一旦本委員を辞任せられた関係上、理事は当然欠員に相なつておるのでございます。この際再び谷口君を理事に補欠選任いたしたいと存じますが、御異議はございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めまして、さよう決します。
それでは本日の日程の請願の審査に入ります。日程第一牛朱別改修工事施行の請願、坂東幸太郎君紹介、文書表第六号、ないし日程第八、厚狹、船木両町に上水道施設の請願、坂本實君外一名紹……
○柏原政府委員 教育公務員の行政整理の問題についてお答えいたします。教育の定数は、まだ予算はきまつておりませんが、二十四年度の予算の大体の見当では、昨年度より少しきゆうくつになつております。これは予算は確立しておりませんが、小学校においても、中等学校においても、前より多少きゆうくつになつております。この結果教員が不足して困ると思いますが、現在数を整理して減らすというようなことはないと考えております。定額、定員の内容につきましては、まだ本格的に予算がきまつて提出されたわけではありませんが、今までの文部省の見通しでは、現在勤めておる先生をやめてもらうというような結果にはならぬと、安心しております。……
○柏原政府委員 この陳情に対しましては、文部当局としましては、この陳情の御趣旨に沿いたいと思つて今努力しております。昨年衆参両議院におきましてこれの存置の請願が出まして採択されておるのでございます。これは昨年の春ごろから文部省の中で宗務課がなくなる。関係方面からこれはのけてしまえということがありましたので、宗教界が非常に騒ぎまして、各宗教團体では、キリスト教も、佛教も、神道も決議して、何とかそれを残してもらいたい。もちろん新憲法下におきましては信教は自由でありまして、ことに宗教團体法がなくなつたのですから、宗教はある意味で自由にやるのであつて、政府が統制すべきものでない。これははつきりいたして……
○柏原政府委員 ただいま議題となりました文部省設置法案につきまして、その提案の理由を御説明申し上げます。 先般政府の行政機構刷新の方針が確立され、それに即應しまして、文部省の機構を簡素化すること、戰後の教育の民主化を推進するにふさわしい中央教育行政機構を設ける必要から、今回この文部省設置法案を立案いたした次第であります。御承知の通り、文部省の機構改革の根本方針は、從來の中央集権的監督行政の色彩を一新して、教育、学術、文化のあらゆる面について指導助言を與え、またこれを助長育成する機関たらしめる点にあるのであります。 次に機構改革の大要を申し上げますと、從來の官房、学校教育局、社会教育局、科学……
○柏原政府委員 先ほど文部省がひとつ公聽会でもやつたらどうかという御意見でありましたが、公聽会は皆さん方が國会でやるので、文部省は公聽会をやつても悪いことはありませんが、公聽会は委員会でやるのじやないのですかね。教育委員会法案等を見ても、はでではありませんが、相当各層の声を聞いて各委員がそれを参考にして、ある程度原案を直したこともありました。そういうぐあいでありますから、大学校のような重要な問題については、衆議院で公聽会を開いてもらつて、参考になるところは大いに取入れることは決してむりなことじやないと思うので、フリーにできることだと思います。この間も学生がやつて参りまして、学生の意見はちつとも……
○柏原政府委員 本日は予算全般についての御相談を願うわけでありますが、公共事費費の六・三制を抜きにいたしまして、文部関係一般予算は、皆様もすでに御承知の通り、三百八十一億という大体の目標を定めまして――愼重に研究いたしまして、昨年度の二百数十億に比べまして今年に三百八十一億ということで折衝を進めたのであります。一時はこの中から七十億ぐらい天引したらどうかという話も出ておりまして、文部省の予算関係方面の方方も非常に悩んだのでありますが、ようやく三百四十四億程度に食いとめることができたのであります。それでは努力が足らぬというお説もあると思いますが、どうやら一般予算に関しましては、その程度に食いとめ……
○柏原政府委員 それは大臣から答弁いたします。
○柏原政府委員 ただいまの御趣旨よく了解いたしましたが、今日のこの委員会に、それの担当社として詳しい方が関係方両に呼ばれまして行つておりますので、二時中ごろに帰るという予定でありましたが、まだ向うの都合で帰りにくいという情勢でありますので、次会に延ばしていただけたらと思います。
【次の発言】 請願の御趣旨はよくわかりますが、國立博物館の分館を地方に持つということにつきましては、やはり関係方面ともいろいろ協議を経なければならぬので、分館を持つなら、むしろ地方で博物館をつくつたらよいではないかというような考えもあり、いろいろ折衝いたしておるのであります。いずれ古文化財保存法が今度出ることになつてお……
○柏原政府委員 昨年七月十五日公布施行されました教育委員会法の一部を改正する法律案を、今度國会に提出いたしましたについて、その提案の理由を御説明いたしたいと思います。 教育委員会を設置するにあたりましては、委員の選挙に要する経費を初め、相当の経費を必要とするのであり、現行法規によりますと、教育委員会は本年度またはおそくとも明年度までには、必ずこれを設けなければならないことになつておりますが、現下中央、地方の財政状況がはなはだ困窮を告げております事情にかんがみまして、その設置期限を昭和二十七年十一月一日まで延期いたすことにしたのであります。 一方、教育委員の選挙は、二年ごとに行われるので、も……
○柏原政府委員 戰爭を放棄いたしましてから日本が文化國家として立つて行くのであります。かつて世界から日本は好戰國民だ、戰爭が上手な國民で、ほかに能がない國民のように外國から誤解されたこともありますが、すでに一枚看板のように誤解されておつた戰爭がなくなつた今日、日本民族としては何で行くかといえば、文化國家として立つて行くのであります。それなら日本民族は文化的に世界的な優秀な民族であるかどうかということも根本的に考えなければならぬ問題だとも思うのでありますが日本の古文化財を御説の通り見てみますると、西洋にもそれはりつぱな藝術、美術もたくさんございますが、それに負けぬ程度の日本文化の特色を発揮した、……
○柏原政府委員 國会は國の最高機関でありまして、文部省はでつちみたいなものであります。そこであなた方が主であつて、あなた方がこうしろとこの法案できめていただく通り忠実にやるのでありまして、積極的に、國会を無視してこちらが立法するという権能は、私たちにはないのであります。それではつきりすると思います。
○柏原政府委員 その点につきましては、大分ラジオなんかで放送しまして、問題になつておるのでありますが、文部省として早速運輸省に参りまして交渉いたしました。事の起りは学生諸君が通学だけに使うのはけつこうでありますが、映画に見に行つたり遊んだりすることに濫用する者も若干ある、こういうことは大いに自粛してもらいたい。自粛すれば從來通りで行こう、こういうことであります。また現在のところは從來の通りの方針で行くというふうに話はつけましたが、しかし將來は、自粛しなければどうなるかわからないということでございます。文部省としては学生の自粛を要望して從來通りやつてくれるようにという結論に到達いたしました。
○柏原政府委員 第二問のレクリエーシヨンの話でありますが、相当深い廣い内容を持つておりまして、適切に日本語にどうしたらいいかということを今研究しているのであります。專門家も頭をひねつておりますが、へたに訳すれば元氣回復で、それではレクリエーシヨンの妙味は出ないのでありまして、ずいぶん長くしなければならぬ。そこに西洋の言葉数が多くて日本の言葉数が少いのでありまして、何か適当な漢字をつけなければならぬというので今研究しておりますが、日本語で適切に來るのがないのであります。陸軍でも、昔は英語でいえばスパナですが、砲兵の方ではこれを扛起機発條圧螺鑰といつておりまして、扛起機発條圧螺鑰を持つて來いと言わ……
○柏原義則君 世界暦採用に関する請願を説明いたします。請願の要旨は、世界暦を採用するときには、外國と協調して日本もそれに加わりたい。さらに國際会議に日本代表が出席の場合には、世界暦採否の議決にあたつて採用の投票をなす権限を一代表者に與えられたい。これが請願の要旨であります。 理由といたしましては、現行暦においては、月日と週日とが固定していないこと、世界暦におきましては、年末日及び閏日を週外日として曜日を配当せず、一年間の一定日が常に一定の曜日となるところに一つの特色があるのであります。これは日本暦法協会会長上田氏外からの請願でありますから御紹介申し上げます。
○柏原委員 大臣がいなくても、質問ができる部分もたくさんありますから、公報が出たときは、宗務課長さんに必ず来てもらつて、小さいところからでも片づけて、審議をどんどんやつて行くという形で、大きな問題は残してもいいですから、進行していただくように要望しておきます。
【次の発言】 戰時中宗教団体法ができまして、相当宗教の統制をやつたのでありますが、終戰後ポ勅による宗教法人令になりまして、各宗教並びに宗教団体は大幅な自由を獲得いたしまして、いろいろな種類の宗教がふえて来たのであります、もちろんこれは宗教のような大事な、深いまた複雑な問題は、法令で片づけるのでなく、国会で大い議して、われわれ国民の手で、……
○柏原委員 宗教法人の役員に、代表役員というのがありますが、ある教団では、代表役員はしろうとであつてほしいと要望する教団もありますし、教団によると、代表役員は住職であつてほしいという切なる陳情も受けております。キリスト教は、信者が集まつて教会を建てて、牧師をイギリスの神学校から雇つて来た経歴がありますので、むしろ一般役員、しろうとの方が力を持つておるようでありますが、一人の信念のある宗教家が、ぽつぽつ布教をやつて教団を組織した場合に、独裁者ではないけれども、どうしても指導者という形をとるということも当然であります。そこでこれによりますと、代表役員はしろうとででもいいのでしようが、教団によりまし……
○柏原委員 大臣に質問いたします。戰争中には、宗教団体法がありまして、宗教団体に対して、強烈な統制を行つたわけでありますが、終戰後になりまして、ポツダム政令によつて宗教法人令が出まして、宗教団体にとりまして、ある程度解き放し――完全な自由ではありませんが解き放しの状況になつた。そのためにいろいろな弊害も起きた。今回宗教法人法が施行されるにつきましては、その弊害を除去するという目的でないことは、いろいろ御答弁をいただいてよくわかつておりますが、統制ではないけれども、ある程度宗教の自由に対して制限を加える。そこでその制限の本質をなすものは、認証ということでありますが、認証となりますと、文部大臣並び……
○柏原政府委員 現在の段階におきましては、変な書物、猥褻なものが出たりいたしまして、不適当なものも事実出ておりますが、それを今日法的に取締るものがないので、本を書いたり出版する者の自粛にまたなければならぬのであります。これは現在政府の問題でもありますが、國会において大いにこれを取上げていただいて、何らかの方法で――思想的な統制ということは、これはできませんが、大いに取上げて考えなければならぬ問題だろうと思うのであります。ちよつと速記をやめていただきたい。
【次の発言】 出版が自由になりまして、雜多な雜誌、出版物が出ておりますが、行政官廳としましては、内容のよしあし、道義の程度ということについて……
○柏原委員 安藤先生の、ただいま宗教団体が公益事業をしつかりやつてほしい、きわめて賛成でございますが、公益事業をやる場合の土地を境内地に入れてもらいたいというお話でございましたが、今まで境内地としてお寺なんか大きな邸があつて、その中に公益事業として病院をやる。歴史的には境内地なんですが、病院をやれば一つの利益を生む事業になります。そうした場合に従来の境内地の中に病院をつくるとなると、もつぱら宗教の用に供すると、こう書いてありますので、病院のようなものをやると、もつぱらでないという意味で境内地の資格を失うおそれがある。こういう場合もありますし、さらにまた離れたところに新たに宗教団体が社会事業をや……
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