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富吉栄二 衆議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

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このページでは富吉栄二衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。富吉栄二衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。

ページ更新日:2024/01/28
データ入手日:2023/12/26

委員会発言一覧

23期(1947/04/25〜)

第1回国会 決算委員会 第28号(1947/12/06、23期、日本社会党)【政府役職】

○冨吉政府委員 商工省の窯業課におきましては、戦災復興の問題、さらに民生安定と進駐軍向けの供給、貿易振興の問題あるいはまた基礎資材等各方面の重要な物資を所管いたしておるのでありまするが、これらを處理いたしまする人員がきわめて少いのでございまして、その大半は物資調整官と雇員をもつて構成しているような状態でございます。しかしながら商工省といたしましては、この重要な仕事を擔當いたしておりますこの課の實情に鑑みまして、人員の増員組織の方面におきましても相當に強化して、こうした御期待に副いたいというようなふうに豫算措置等も講じておるような次第でございます。御承知のごとく議會等でもしばしば問題になりますよ……

第1回国会 鉱工業委員会 第10号(1947/08/26、23期、日本社会党)【政府役職】

○冨吉政府委員 福島縣大沼郡赤澤村大字赤留字中山が陷沒および地表龜裂を生じました箇所は、昭和十九年の四月以前に採掘をすでに中止いたしました廢鑛の跡であります。前の鑛業權者の採掘した跡でございまして、赤澤炭鑛に鑛業權が委讓されましてからは、まつたく別の計畫をもつて山の地帶に採掘箇所を實施しておるのでありまして、現在では採掘は事實上中止いたしておるのでありまして、この赤澤炭鑛の採掘中止の必要はないものかと考えられるのであります。なおしかしながら、陷沒箇所等における損害賠償等については、ただいま兩者間で示談交渉が進行中でございますので、この點御了承願いたいと思うのであります。

第1回国会 鉱工業委員会 第39号(1947/11/28、23期、日本社会党)【政府役職】

○冨吉政府委員 今囘政府が配炭公團法の一部改正法案を提出いたしました理由は、從來配炭公團におきまして、石炭、コークス及び三千五百カロリー以上の亞炭を一手買取の上、重要産業に配當していましたが、燃料の需給状況は、依然として好轉しませんので、さらに配炭公團の取扱範圍を擴大する必要に迫られてきたためであります。そこで、三千五百カロリー以下の亞炭、石炭の半成コークス及び亞炭コークスを新たに配炭公團の取扱品目に加え、政府指導のもとに配炭公團に一手買取及び配給を行わせることにいたしたいと考えて居ります。すなわち、亞炭におきましては、供給量を増加するために、全亞炭を配炭公團で取扱うこととし、泥炭、これにはい……

第1回国会 鉱工業委員会 第40号(1947/12/08、23期、日本社会党)【政府役職】

○冨吉政府委員 お答えいたします。最近の燃料不足は、早急に解決する見込はなく、商工省といたしましては、石炭廳、燃料研究所及び化學局等關係部門で燃燒の指導による燃料の節約竝びに亞炭又は代用燃料の利用をはかつておりまして、さらに窯爐の構造自體の再檢討は、燃料節約の見地から、きわめて重要なことと考えておる次第でございます。しかしながら、國家餘算が極端に膨脹している今日、商工省といたしましては、一般工業化研究には補助金を交付せず、研究の結果その利益を受ける者より研究費を支出していただくことにしております。なお、工業化研究の重要性に鑑みまして、民間研究機關の研究補助につきましては、目下對策を考慮中でござ……

第1回国会 商業委員会 第9号(1947/09/23、23期、日本社会党)【政府役職】

○冨吉政府委員 貿易関係につきまして、委員長並びに委員各位が非常に御熱心に御援助を賜わりますことに対しましては、深く敬意を表します。本回の貿易資金特別会計法の一部を改正する法律案は、委員長がお述べになつたようないきさつでございます。實は休会にはいりまするその以前に、次長からその次第の要求がありましたので、委員長にお目にかかりまして、休会明けに御審議をお急ぎ願うという陳情をいたした次第であります。しかるところ、休会明けに至りましても、提案するに至らない事情に立至つておつたのであります。私もいろいろ條件が輻湊いたしておりました関係で、このいきさつについての事情がよくわかつておらなかつたのであります……

第1回国会 商業委員会 第10号(1947/09/25、23期、日本社会党)【政府役職】

○冨吉政府委員 すでに松田君からいろいろ御説明を申し上げまして御了解のことと思いますが、私はこの際一言申し上げておきたいと思うことは、海野君のいわゆる科学技術振興に関する御所論に対しましては、全幅的な賛意を表するものでございます。ただこのことが、日本の産業の再建、技術の振興に逆行するというお説に対しては、多少私ども見解を異にいたしております。御承知の通り、わが國の科学技術振興に関しまする経費が、諸外國に比べて非常に少かつたということは、わが國の資本主義が非常に後進資本主義であつたこと、資本それ自體がいわゆる商業資本主義に移行いたしまして、産業が完全なる基礎をもつて発展をいたさなかつたという、こ……

第1回国会 商業委員会 第18号(1947/11/08、23期、日本社会党)【政府役職】

○冨吉政府委員 中古衣類のマル公が維持されました経緯につきましては、物価庁より御説明がありましたので私は触れませんが、委員の方々から御要求になります中古衣類のマル公撤廃の御趣旨も、私は一應ごもつともな点があるとは思うのであります。ただ問題は、この中古衣類それ自體の一つの問題として考えまする際には、まつたく御希望の通りでありまして、異論はないのでありますが、ちよつと第四部長もお触れになりましたように、新しいものとの関係――そういたしますると、新しいものを生産いたしておりまする生産業者の間においても、現在の価格に必ずしも満足いたしておらないので、常に引上の要求が熾烈であると思うのであります。これら……

第1回国会 商業委員会 第19号(1947/11/12、23期、日本社会党)【政府役職】

○冨吉政府委員 私はこの前のお尋ねに対しましても新製品に化けるというようなことは實は申上げなかつたし、またそうとは考えておらない。私は価格政策の面において申上げたのでございまして、中古衣類の公定価格の撤廃によつて新しい製品との間に、なるほど理論的にいえば価格體系の立て方が全然違うのですから、これは別物ということは理論的には一應成立つのです、しかし實際問題として、古着でもこれだけするんだから新しいものをもう少し上げろ上げろという一つの運動がくるのじやないかということを率直に私の考えを申上げて、それらの点がやはり商工當局といたしましても、これは物価庁の御所管でございますけれども、にわかに賛成しがた……

第1回国会 商業委員会 第22号(1947/12/04、23期、日本社会党)【政府役職】

○冨吉政府委員 中小商工業がわが國経済発展に非常な貢献をなしましたことは、われわれこれを十分了承いたしておるのでございます。さうにまたわが國際経済再建の上から見まして、中小企業がもつ比重の重かつ大であることをよく了承いたしておるのでございます。そこで商工當局といたしましては、この中小商工業の振興に対して種種検討してまいつたのでございますが、御承知のごとくわが國の現在の経済情勢がきわめて困難な状況にございます。まずわが國の現在の生産實績が、御承知の通り戦前の三〇%ようやくしまつたという程度でございまして、資金の面からいたしまして、實材の面からいたしましても、きわめてこの中小の規模の企業が圧迫を受……

第1回国会 商業委員会 第23号(1947/12/06、23期、日本社会党)【政府役職】

○冨吉政府委員 生活必需品、なかんづく今度の衣料の問題に関して、引揚者その他に優先的に行えという御請願の趣旨でございますが、御承知のごとく現在の消費資材の生産實績から見ましても、また國民に消費させ得る能力からいたしましても、わが國の現在の経済状態のもとで終戦前の商業人口をそのまま商業上の自由競争に立たしめるというにはとても規模が小さいのでございまして、勢い相當の制約を受けざるを得ないことはすでに申すまでもないことでございます。從いまして、衣料の小賣店のごときも、大體二千人に一店舗という限度を設けるのやむなきに至つておる状態でございますが、特に引揚者に対しましては、その点特別な考慮をいたしまして……

第1回国会 電気委員会 第12号(1947/10/08、23期、日本社会党)【政府役職】

○冨吉政府委員 ただいま庄司委員からの御紹介の御請願は、本來物價廳の方の權限に屬しまするので、物價廳からお答えするのが至當でございますが、便宜上電力の行政は商工省にございます關係上、私どもの方からお答えすることにいたしたいと思います。すでに御案内の通り、灌漑用水用の電力料金は、舊來農事用といたしまして、政策的にすこぶる低廉な料金で供給いたしてまいつたのでございます。その料率はとても原價を補い得ないものでございます。前囘の昭和二十一年の一月一日に實施いたしました料金改正の際に、動力は約二倍半の値上げといたしたのでございまして、從前よりの特別取扱いは廢止することにいたしましたが、そうなつてまいりま……

第1回国会 電気委員会 第13号(1947/10/11、23期、日本社会党)【政府役職】

○冨吉政府委員 電氣事業の經營の問題は、その事業の公共的な性質からいたしまして、最もよく國民の福祉に公平に資するように考慮しなければならないと思うのでございます。從いまして局部的な見地から、既往の状態に復元することのみを主張せらることは、私どもといたしまして必ずしも妥當ではないと考えるのであります。現在の經營形態に改善を加える點がございますれば、十分これを檢討の上善處すべきものであると思いますが、その場合の立脚點は、あくまでも電氣のもつ技術的、自然的特性をも考慮いたしまして、前に申上げましたように、國民の總體的福利という點に重點を置いて處理しなければならないものだと考えておるのでございます。配……

第1回国会 電気委員会 第14号(1947/10/22、23期、日本社会党)【政府役職】

○冨吉政府委員 九州地方の電力事情の窮状につきましては、政府といたしましても、きわめて心痛いたしておるところでございます。發電設備の戰時中の補修不足によります能力の低下と、使用炭質の悪化のために、供給能力が著しく低減いたしておることは事實でございます。他面また非常に需用が急増いたしますとともに、本年は例年に見ざる渇水のために、著しい需給の不均衡を來しておるのでございます。すでに相當期間にわたつて極度の電力制度を實施せざるを得なくなりましたために、各方面には種々の支障をもたらして、勞働者の生活不安の原因ともなつておることは、まことに遺憾にたえないところでございます。九州地方はお説のごとく火力發電……

第1回国会 電気委員会 第15号(1947/11/05、23期、日本社会党)【政府役職】

○冨吉政府委員 最近の電力事情は御存じの通り、また皆さんの御了承の通り渇水事情その他のために一般的にきわめて悪いのでありまして、緊急制限を強度に實施することを餘儀なからしめているのでございます。これがために農村の各種作業に少からず障害を與えつつありますことは、私どものまことに遺憾とするところでございますが、現在の配電線の施設の上からいたしましても、また負荷の状況からいたしましても、全面的にこれらの使用電力について制限をするということは困難でございます。しかしながら區域内の需用者の自主的協力によりまして、負荷を合理的に調整する、そして可及的に制限の度合を輕減せられるように努めていただきたいと考え……

第2回国会 決算委員会 第27号(1948/07/03、23期、日本社会党)【政府役職】

○冨吉國務大臣 ただいま議題となりました逓信省設置法案並びに逓信省設置法施行に伴う法律の整理に関する法律案の提案理由について御説明申し上げます。  今回逓信省におきましては、この逓信省設置法を制定いたしまして、中央地方を通じ、部内全般にわたりまする機構の改革を企図いたしておるのでございますが、その趣旨といたまするところにつきまして、以下御説明申し上げます。  逓信省の所管事務は、第一には、郵便、電信、電話、郵便貯金、簡易生命保險等の事業、いわゆる通信事業の経営でありまして、事業に從事する従業員の総数は四十一万余に達し、この点に関しまする限りにおきましては、他の一般行政監督官廳とよほど面目を異に……

第2回国会 決算委員会 第29号(1948/07/05、23期、日本社会党)【政府役職】

○冨吉國務大臣 政府委員から答弁させます。
【次の発言】 ただいまのお尋ねは多少誤解があると思うのです。これは決して突如として出したものでもなければ、突如として御審議を願つておるものでもございません。これは御案内のごとく、五月の初めに提案いたしたのでございますが、委員会の御都合で御審議が今日まで遅れておるのでありますので、御了承を願います。
【次の発言】 今の河井さんのお尋ねでございますが、先般のいきさつについては次官から御説明申し上げます。決して國会の審議権に対して政府がこれを云々しているのではございません。きようあす中にぜひ審議して出してもらいたいということを私は申しておるのではございませ……

第2回国会 決算委員会 第30号(1948/09/28、23期、日本社会党)【政府役職】

○冨吉國務大臣 第二回國会に提出した逓信省設置法案について、閉会中も小委員会において熱心なる御審議を継続していただいたことを深く感謝いたします。しかるに七月二十二日その筋の書簡による指示がありました。よつてひろく関係方面の眞意も尋ね研究いたしました結論として郵政及び電氣通信の二省に分つことを命ぜられたものだということになり、慎重熟慮の結果、私はこの逓信省を二つの省に分割することに決定した。この理由はあとで申上げたい。これを八月十八日の閣議に提案したのでありますがなお、研究の余地があるとの理由で保留となりました。爾來一箇月その問九月六日に電氣通信、九月十六日に郵政に関して関係方面の考えも結局私の……

第2回国会 財政及び金融委員会 第43号(1948/06/21、23期、日本社会党)【政府役職】

○冨吉國務大臣 ただいま大藏大臣からお述べになつた通りでありまして、別段蛇足を加える必要はございませんが、立場柄非常に救済を熱心に考えておるのでござまいす。いろいろ困難な事情もございますけれど、今日なお希望を捨てずに努力をいたしておる次第でございます。できますならば、國会等の世論等をも應援を願つて、この目的を貫徹したいと考えております。なお大藏大臣におかれましても、また大藏省の事務当局におかれましても、私どもの趣旨に御賛成が願えておりますので、協力してこの目的貫徹に、なお努力を続けていきたいと考えております。

第2回国会 通信委員会 第8号(1948/04/06、23期、日本社会党)【政府役職】

○冨吉國務大臣 ただいま御指摘に相なつた点について私からお答えいたします。なおその他のことに関しましては、他の政府委員からお答え申し上げますが、実は第三番目にありました、これまでの間知らなかつたのかというお問いでございますか、まつたくその通りであります。私は就任以來常にこの方面のことについて意を用いて、決して役所内からかかる行為者が現われないようにとしう注意をいたしておるのでありますが、何分にも事件がきわめて前にさかのぼるのでございまして、この眞相把握につきましても、相当日数を要するかと思うのでございます。しかし、いずれにいたしましても、こうしたことが発生いたしましたことは、現在の当局といたし……

第2回国会 通信委員会 第9号(1948/05/06、23期、日本社会党)【政府役職】

○冨吉國務大臣 ただいまから、郵便法の一部を改正する法律案の提案理由及び要旨を御説明申し上げます。  今日外國郵便業務は、連合軍最高司令官の指令に基きまして、別段の指示あるもののほか、從來本邦と諸外國との間に適用されていた郵便関係諸條約をそのまま適用して、実施しておるのでありますが、外國郵便に関する料金及び損害賠償金額は、郵便に関する條約中に、個々の場合につき金フランをもつて具体的にその基準が規定されておりまして、國内法的には法律に個々の料金額等が金フランで規定されているのと同樣の状況になつております。各締約國においては、為替相場を基準として、なるべくこれに近い價値で自國通貨における料金額及び……

第2回国会 通信委員会 第14号(1948/06/07、23期、日本社会党)【政府役職】

○冨吉國務大臣 まず中山電務局長から、その経過についての御報告を申し上げます。
【次の発言】 きわめて大事なことでございますので、一應私から見解を申し上げまして、今後の方針を御了承願いたいのであります。從來ややともいたしますと、こうした役所が中心となつて、民間のある一部の者と結託して、協力会とか何とかいうものをでつち上げてやるといつたようなこと、あるいはまた民間のボス的存在の人々が、みずからの名利のためにこうした組織をつくり上げるといつたような弊害は、私どもの見聞するところでございまして、まことに遺憾なことであると思うのであります。從いまして私どもは、かくのごとき方向にもつていかれるような協力……

第2回国会 通信委員会 第16号(1948/06/18、23期、日本社会党)【政府役職】

○冨吉國務大臣 海野君お述べの通り緊急質問なので、その前々からの実情は私は存ぜないのでありますが、私の今報告を受けております限りにおきましては、本年度の予算に計上いたしておりまして、安本と相談の上、できるだけ本年中にこれを実施したいという方針をもつて進んでおるのであります。今お述べになりましたことく、わが國の通信機械は戰爭の期間中著しく虐待を受けまして、現在使用年度を越したものを二三%も使つておるというような惨状でございます。このことは戰爭中いかなることが行われたかということはよく御承知の通りであります。しかもその間における保守建設をやらなかつたばからでなく、いわゆる終戰直前における大爆撃によ……

第2回国会 通信委員会 第19号(1948/06/23、23期、日本社会党)【政府役職】

○冨吉國務大臣 その点私からもお答え申し上げることが適当かと存じます。  林君のいわゆる逓信、通信に対する非常に御同情ある御意見に対しましては、敬意を表します。御意見一應ごもつともと存じますが、しかしこれはいろいろな角度から実は考えておるのでございまして、從來逓信省に人を集めるのに、こうした好條件をもつてしたから集まつたのであつて、今後はどうも人が集まらぬじやないかというようなことは、しばしば全逓の從業員組合等からも聽いておるのであります。これは過去においては確かにそのような事実があつたと思います。過去においては、なぜそういうことがあつたかと申しますと、御案内のごとく、逓信省の從業員は、きわめ……

第2回国会 通信委員会 第20号(1948/06/25、23期、日本社会党)【政府役職】

○冨吉國務大臣 松沢君御案内の通り、現在やつております講習所なるものは、法律に基かないでやつておるわけであります。從いまして、この中で違つた訓練をいたしますことは、何も國会侮辱でも何でもないのでございます。その点御了承願います。
【次の発言】 もとより官制の上でやつております。いわゆる昔の勅令というものでやつておりますが、これは官制そのものをかえているのではありませんので、訓練のやり方をかえておるので、一々法律上の手続を要せないものと了解いたしておるのであります。
【次の発言】 新憲法ができまして、逓信大臣は國権の最高機関である國会でもつて法律化された法の根拠に基いて仕事をやらなければならぬと……

第2回国会 通信委員会 第25号(1948/07/04、23期、日本社会党)【政府役職】

○冨吉國務大臣 ただいまお述ベの御要望に対しましては、私もまつたく御同感でございまして、私就任以來この問題については重大な関心をもちまして、大藏省当局との間に、あるいはまた関係方面との間に話を進めてまいつておるのであります。この間今お述ベの通り、地方市町村各方面から非常に熱烈なる御要望がありまして、この本来の目的からいたしまして、当然そういう帰結を見るベきものであるとしう理論的の根拠と同時に、そうした地方の御要求というものと完全に一致いたします建前から、この点に対してはさらに一層の努力を続けてまいつておるのでございます。しかしながら未だ完全なる了解決点に達しないのはまことに遺憾でありますけれど……

第2回国会 文化委員会 第17号(1948/06/30、23期、日本社会党)【政府役職】

○冨吉國務大臣 ただいま議題となりました放送法案の提案理由を御説明申し上げます。  現在の放送事業の主体でありまする社團法人日本放送協会は、民法の規定に基いて設立されておりますが、その施設については無線電信法の規定に基き逓信大臣の許可のもとに運営されておるのであります。しかし無線電信法の規定はきわめて簡單でありまして、殊に同法は事業を規律するものでありませんので、今日のごとく発達した放送事業を規制いたします上に、きわめて不備の点が多いばかりでなく、逓信大臣に包括的権限の委任をいたします点は、新憲法の精神にも副わないことにも相なるのであります。  また放送事業は、現在におきましては事実上日本放送……

第2回国会 予算委員会 第29号(1948/06/10、23期、日本社会党)【政府役職】

○冨吉國務大臣 昭和二十三年度逓信省所管一般会計、通信事業特別会計及び簡易保險並びに郵便年金特別会計の歳入歳出予算について大要を御説明申し上げます。  まず一般会計におきましては、その歳出額は六十二億三千八百万円となつております。そのうち五十七億三千万円は逓信省所管特別会計への繰入金でありまして、その他は五億八百万円でありますが、そのうち文官に対する年金恩給一億八千万円を除きますと、本省所管の一般行政関係の経費は三億二千七百余万円となります。その事項別金額を申しますと。一、逓信省基幹職員その他に要する経費三百万円、二、航空保安施設の維持運営に必要な経費一億三千万円、三、無線通信士養成に必要な経……

第2回国会 予算委員会 第35号(1948/06/17、23期、日本社会党)【政府役職】

○冨吉國務大臣 田中君にお答えいたします。私に対するお尋ねは、通信料金の四倍値上げの理論的根拠ということと、官業の民主化についての二つのお尋ねであつたと思います。御承知のごとく、通信会計におきましては、特別会計制度が創設されましてから、年々黒字でございまして、一般会計の方に相当の繰入をなしつつあつたのであります。しかしながら、終戰後におきまして、インフレの高進に伴いまして、順次赤字を出しまして、料金の値上げもお願いいたしておるのであります。現在通信料の現行料金は、御承知のごとく千二百円の賃金ベースと、一昨年の十月の物價を基礎といたしました物件費で組立てられておるのが、現在の料金でございまして、……


25期(1952/10/01〜)

第15回国会 郵政委員会 第2号(1952/11/26、25期、日本社会党(右))

○冨吉委員 この問題は私の在任中から問題になつたのでありますが、遺憾ながら実現ができなくて今日に及んでおるのでありまして、私新聞でこの成行きを拝見して、心ひそかに喜んでおつたのであります。しかるに基本法がすでに制定されたにもかかわらず、なお幾多の摩擦が予想せられることは、まことに遺憾にたえません。ただいま大臣からお話のごとく、財界方面、わけても銀行方面からの圧力が相当あることは、想像にかたくないのであります。もう一つは、大蔵省はしきりに全国の市町村長に、主として財務局を通じて働きかけておるように見られるのであります。これは町村長等の意向といたしまして、簡易保険に応募し得るところは金を借りられる……

第15回国会 郵政委員会 第6号(1952/12/23、25期、日本社会党(右))

○冨吉委員 私は日本社会党を代表いたしまして、ただいま御提出になりました修正案に反対をし、でき得べくんば椎熊君のお述べの通り、これを撤回してもらいたいと考えておるものであります。と申しまするのは、りくつはもう皆さんおわかりのことであるし、わけても椎熊氏からるるお述べになりましたことで尽きておりまするので、私は重複を避けるために申し上げません。  大体この修正案をお出しになることが、今小澤さんがお述べになつたように本質においては賛成だ、またそういうことをおつしやつておるのでありまするから、反対ではないのです。それに来年一年だけ半分ずつということの理由として、今小澤君は、郵政当局のこの運用の事務に……

第15回国会 郵政委員会 第7号(1953/02/02、25期、日本社会党(右))

○冨吉委員 ただいまの問題について事務当局から、折衝の現在の状況をひとつ御説明できませんか。
【次の発言】 言わずもがなのことで万手ぬかりはないと思いますが、えてして郵政省はそういうことは少し下手である、と言つてはおかしいのですけれども、どうもややともすると押されぎみであるような感じを私ども今日まで持つて来ておるのでありまして、せつかてわれわれが当局に御協力を申し上げて、ああいうごたごたまでやつてできた案が、仏つくつて魂を入れないような結果になつてしまつたんでは、何のためにああいう法案を通したか、・わけがわからないのでありますから、その点は釈迦に辻説法でありますが、特に人格、識見すぐれた高瀬郵……


26期(1953/04/19〜)

第16回国会 決算委員会 第4号(1953/06/24、26期、日本社会党(右))

○冨吉委員 大蔵大臣の御答弁は一応ごもつともとも聞えるし、またきわめて危険を内蔵しておるようにも思います。従つてそれが細迫委員や阿部委員から御念を押されるゆえんは、今までの事情の経過にかんがみていろいろな御心配があつてのことです。また委員会における事務当局からの御答弁を聞いていると、何かどうも納得できかねる。法律上はいろいろなケースがありましようけれども、政治常識として考える場合にはなはだ穏やかならぬことがある。これは私どもも経験がありますが、事務当局というのはまことにうまいことを言うものですから、どうかそういううまい言葉を基礎としないで、またこれはなかなか言ひにくいわけですけれども、やはりエ……

第16回国会 決算委員会 第6号(1953/06/29、26期、日本社会党(右))

○冨吉委員 ちよつとお伺いしておきますが、その監査制度というのはいつからお始めになりましたか。
【次の発言】 先ほどの御説明の中では、監査制度を設けたので、このようなことは今後起らないとおつしやつたが、それは役人の行状を監査するのではなくして、ただ失業保険の費用云々というような問題を監査するという役目ですか。
【次の発言】 それはまことにけつこうだと思いますが、この架空の名義によつて支出したるものの、今お読み上げになりました中に、監査官の会議をやる云々ということがあつたのですが、私が非常にふしぎに感じたのは、先ほど私が聞いたのでは、そういう不当支出をやらないように、お取締りになる役人のように聞……

第18回国会 内閣委員会 第1号(1953/12/04、26期、日本社会党(右))

○冨吉委員  ちよつとこの際お尋ねをし、希望を申し上げておきます。どうも私どもの見るところでは、官庁は今行政整理の問題もありますが、非常に官紀が弛緩している。ことに私は具体的にいろいろな例も知つておりますけれども、そういうことは一々申し上げませんが、その点について長官は相当しつかりやつていただきたい。これは国民に非常な迷惑をかけている。最も国民に迷惑をかけているというのは、官庁の出勤のおそいこと。これは下級の官吏諸君のことは大して私は気にしないのですが、自動車なんか持つている局長なんかのおそいことはお話にならない。いつ行つてみてもいやしない。課長、課長補佐というところの幹部級がいけない。これを……

第18回国会 内閣委員会 第2号(1953/12/05、26期、日本社会党(右))

○冨吉委員 ちよつと簡単に、これは常識論ですが、今陳情行政という言葉があるんです。これが今政治の一番の弊害じやないかと思うのです。これはいろいろな角度から議論すれば切りがありませんから、そういう議論はやめて、簡明直截にお伺いいたしますが、一体陳情行政をやめる御意思があるのか、それとも存置させる意思があるのか、その点を……。
【次の発言】 それでけつこうです。ぜひやめてもらいたい。これは非常な当りさわりがあると私は思いますけれども、自由党あたりのいわゆる党勢拡張という問題とこれは非常に因果関係があるので、どうも地方の問題がこういうことに利用されて、地方の町村長などというのは――昔のことを言うとお……

第18回国会 内閣委員会 第3号(1953/12/07、26期、日本社会党(右))

○冨吉委員 私は日本社会党を代表して賛成をいたします。  保安庁設置法そのものには反対でありますけれども、現在存在する隊員及び職員の諸君の生活改善のためには、多少足らざるをわれわれは感ずるものでありますが、他の一般公務員との関係もありますし、これに賛成いたします。

第19回国会 内閣委員会 第2号(1953/12/17、26期、日本社会党(右))

○冨吉委員 長官にちよつとお尋ねいたします。辻君の御質問に対して善処する、考慮する、これはまことにけつこうな言葉で、爾来たびたび使われて来てたびたびほごにされた言葉である。そこで私は長官に念を押しておきますが、長官は、今九州の学校長に転任されたその方の問題を含めての問題について、徹底的に調査せられる意思あるやいなや、その辺のところをお答えいただきたい。
【次の発言】 大体役所の機構というものは、たとえば部下の方でいろいろ調査をさせて、そしてそのことをやるような機構になつております。そのためにさつき辻委員が指摘しましたようないわゆるグループによるところの隠し合いという問題があるのです。もしそれを……

第19回国会 内閣委員会 第3号(1953/12/23、26期、日本社会党(右))

○冨吉委員 先ほど辻さんの質問に対する御答弁でまだはつきりしない点があるので、その点をちよつとお伺いします。この吉田総監の前歴でございますが、長官のお話と次長の御答弁とには食い違いがあります。しかしこれは、次長は当時の知事がシルク事件に連座して収監されたことも知つておる、そのときの副知事であつたことも事実である、こういうことは御説明になりましたが、この警察予備隊に総監がお入りになるときには、副知事からそのままお入りになつたのであるか、それともやめていて、いわゆる野におられた人を引上げたのか、その点をちよつとお伺いします。
【次の発言】 そこで私どもには一つの疑問が起るのです。群馬県知事がシルク……

第19回国会 内閣委員会 第5号(1953/12/25、26期、日本社会党(右))

○冨吉委員 ちよつと関連してお尋ねいたします。ただいま大村委員からの御質疑は、きわめて有益に拝聴いたしたのでありますが、長官の答弁もまた非常に熱心であつたことに敬意を表します。私は本委員会で、いわゆる陳情行政の非をたむべく、長官に一大決意を促したのでありますが、長官がそれらの言をいれられて、ただちにいわゆる書類選考するというような方針を政府の方針として御採用になつたことに対しましては、敬意を表します。しかしながらまだまだそれらの点について緒に着いたばかりでございまして、今後非常に御努力になりませんと、これらの事柄は龍頭蛇尾に終る危険があるのであります。現在、言うまでもなくすでに御承知の通り、県……

第19回国会 内閣委員会 第12号(1954/03/20、26期、日本社会党(右))

○冨吉委員 塚田長官から、いわゆる人員整理に終つたゆえんについてお述べになつた。これは私も予見いたしましたから、あなたに相当警告を発しておいた。ところがその警告を発していた通りになりまして、はなはだ遺憾です。ところが長官のお述べになりました言葉の中に、いわゆる国会法における各種委員会、つまり現在の常任委員会、そういうものに言及された。はつきりは仰せにならないけれども、各常任委員会等がその省の要求とマッチして、各官庁、各省の行政機構の改革のじやまになつている、平たく言えばこういうことなんです。これはその通り解釈するよりほかはない。そこで私はお尋ねするのでありますが、私も実は現在のこの常任委員会制……

第19回国会 内閣委員会 第15号(1954/03/24、26期、日本社会党(右))

○冨吉委員 ただいま平井君からお尋ねがございましたが、私どもその問題は御同様非常に憂慮いたしております。現在の学校は卒業か失業か、実際卒業したとたんに失業するというのが大学のきまり文句であります。ひとり大学のみならず、高等学校、中学校ほとんどの卒業生が失業いたしておるような状態で、これは実に大きな問題であり、単に文部省の力のみによつて解決できる問題ではないと思います。大学をつくり過ぎて失業者が多いのか、あるいは雇用量が狭まつてそういうふうになつておるのか、これはいろいろ問題が輻湊していると思うのです。平井君は勇敢に当局をお責めになりましたが、当面の責任者ではあつても、この問題はなかなか解決がつ……


各種会議発言一覧

23期(1947/04/25〜)

第1回国会 商業委員会農林委員会鉱工業委員会連合審査会 第1号(1947/12/01、23期、日本社会党)【政府役職】

○冨吉政府委員 ただいま議題となりました「石油配給公團法等の一部を改正する法律案」の提案理由並びにその要旨を御説明申し上げます。  石油配給公團、配炭公團、貿易公團及び肥料配給公團は、おのおの根拠法令に明確に規定されております通り、経済の安定をみるまでの臨時的機構であります。從つて各公團が今後新たに施設することを必要とする固定施設につきましては、公團がみずから所有することは、その解散に際して事務處理を複雑ならしめますので、政府がこれを施設し、公團は政府からこれを賃借する體制をとることが適當と認められます。從つて各公團の基本金中固定施設の購入に引當てられている次の金額を減額いたしまして、これを國……

第1回国会 予算委員会第三分科会 第2号(1947/11/18、23期、日本社会党)【政府役職】

○冨吉政府委員 ただいま議題となつておりまする商工省所管の豫算各案につきまして御説明を申し上げます。  まず昭和二十二年度商工省所管の豫定經費補正第七號の要求額は、追加額五十九億六千三百九十五萬四千圓でありまして、これをすでに成立いたしました昭和二十二年度豫算額十三億二千六百四十四萬二千圓に加えますると、七十二億九千三十九萬六千圓と相なるのであります。この追加額は、組織別に部、款、項、目、節に區分いたしまして、實行する豫定でありまするが、その追加を必要といたしまする事項につきまして御説明を申し上げます。  第一は重要輸出品等の國營檢査に必要な經費であります。重要輸出品等の品質の現状に鑑みまして……

第2回国会 通信委員会財政及び金融委員会連合審査会 第1号(1948/06/09、23期、日本社会党)【政府役職】

○冨吉國務大臣 ただいま議題となりました郵便法等の一部を改正する法律案並びに電信電話料金法案につき、一括して提案理由の御説明を申し上げます。  逓信事業は明治十八年逓信省創立以來多少の消長はありますが、一貫して黒字を出して來たのでありまして、公益性の要求を満たしつつ、企業的にも採算がとれていたのであります。しかるに昭和二十年度以降は、各年度とも引続き欠損を生じまして、昭和二十二年度におきましては、六十六億九千五百六十三万三千円という巨額の赤字を出したのであります。このように終戰後連年赤字を出している原因は、戰爭による被害、戰時中の設備の酷使等によりまして、收入が減少してまいつております。半面、……

第2回国会 通信委員会財政及び金融委員会連合審査会 第2号(1948/06/16、23期、日本社会党)【政府役職】

○冨吉逓信大臣 富くじも考えられるが、はたした十分成果をあげられるかという見透しがない。


※このページのデータは国会会議録検索システムで公開されている情報を元に作成しています。

ページ更新日:2024/01/28
データ入手日:2023/12/26

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