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橋本登美三郎 衆議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

橋本登美三郎[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書

委員会出席歴代TOP500(衆)
463位
委員会発言歴代TOP500(衆)
245位
委員会出席(幹部)歴代TOP500
276位
委員会出席(無役)歴代TOP1000
729位
委員会発言(議会)歴代TOP1000
556位
委員会発言(政府)歴代TOP500
110位
委員会発言(非役職)歴代TOP1000
523位
各種会議発言歴代TOP250
109位
各種会議発言(政府)歴代TOP100
55位

25期委員会出席(幹部)TOP50
17位
25期委員会発言(議会)TOP50
13位
26期委員会発言TOP100
81位
26期委員会出席(幹部)TOP100
79位
26期委員会発言(議会)TOP50
50位
26期委員会発言(非役職)TOP100
70位
27期委員会出席(幹部)TOP100
59位
27期委員会発言(非役職)TOP100
74位
27期各種会議出席TOP25
23位
27期各種会議発言TOP25
24位
27期各種会議出席(無役)TOP25
17位
27期各種会議発言(非役職)TOP25
17位
28期委員会出席(幹部)TOP100
79位
32期委員会発言TOP50
31位
32期委員会発言(政府)TOP10
9位
32期各種会議発言TOP25
17位
32期各種会議発言(政府)TOP5
4位

このページでは橋本登美三郎衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。橋本登美三郎衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。

ページ更新日:2024/01/28
データ入手日:2023/12/26

委員会発言一覧

24期(1949/01/23〜)

第5回国会 考査特別委員会 第17号(1949/07/08、24期、民主自由党)

○橋本(登)委員 証人にお聞きします。この前の熱海の大会で二日目だと思いますが、この席上で議長かどなたか知りませんが、加藤委員長のメツセージをお読みになつたことをお聞きになつておりますか。
【次の発言】 その内容は、十六日の外國新聞に今回の國鉄ストについて大きく書かれ、ヘプラー氏よりも強い注意を受け、日本の立場が非常に不利になつた。今後すべての紛争は調停仲裁で解決せよ。こういうような内容と聞いておるのですが、内容については大体そのようなものですか。
【次の発言】 このステートメントはいつごろ――当日到着したものですか。それともその何日前かに到着したものですか。

第5回国会 考査特別委員会 第19号(1949/07/12、24期、民主自由党)

○橋本(登)委員 証人に一、二の点についてお尋ねいたします。規約の問題でなく、大会の前後を通じてのあなたの感じをお尋ねいたしたい。  本委員会が問題にしました一つの理由は、この前の国電スト、その直後においてこうした國鉄の重大な中央委員会が開かれて、今も申しましたような第六の実力行使というような決議が採決せられましたことからして非常に問題になつたわけですが、それでこの場合中央闘争委員会がその前日に開かれて、井上君が起草しました案を審議するいとまなくして、形式上提案者となつて、中央闘争委員が提案された。こういうお話ですが、これだけ重大な決議事項が何ら中央闘争委員会で審議するいとまがないほどに直前に……

第5回国会 考査特別委員会 第27号(1949/07/29、24期、民主自由党)

○橋本委員 簡單に証人にお聞きしまするけさから三人の証人も出ましていろいろのことを聞きまして、まことにこの問題は重大問題である。これは福島縣全体ばかりではない。さきに吉武委員からも質問があつたのですが、廣島の日鋼事件あるいは國電事件、その他各方面に六月から七月にかけて各種の問題が起きているのでありますが、神山委員はこれをもつて偶発的な簡單な事件のように言つておりますが、こういうような考え方ではこの問題は解決できないのであつて、この背後にはやはり大きな政治的隠謀が含まれているようにわれわれは今までの陳述において考えられるのであります。從つて今の問題がひとり平の問題だけでなく、要するに大きな政治的……

第5回国会 考査特別委員会 第30号(1949/08/02、24期、民主自由党)

○橋本委員 簡単に伺います。福島縣下には、証人御承知のように、いろいろな事件が二十九日、三十日と引続いて起きておるわけでありまするが、今回の爭議をきつかけにして何かある種の政治的な意図を持つての爭議に展開せしめたように考えられるのでありますが、証人のその点についての御感想はいかがでありますか。
【次の発言】 先ほど吉武委員からの質問がありましたように、今回の爭議が、その性質において廣島の日鋼事件あるいはその他國電ストの手口とよく似ておる。こういう点から見て、最近の急激な経済情勢に乘じて、共産党あるいは共産党員あるいは共産主義者の諸君が、何らかこういうきつかけを利用して、一種の社会不安を釀成せし……

第5回国会 災害地対策特別委員会 第5号(1949/04/20、24期、民主自由党)

○橋本(登)委員 ただいまの御説明のうちで、残の三百六十七億の内訳、先ほどの耕地そのものに対する残存高と、それに附属した耕地事業量との内容を御説明願いたい。それからただいまのお話ですと、総司令部の方では耕地に対しては全面的に削減しておるので、今回の予算には載つておらないということですが、この問題は非常に大きな問題であつて、日本の從來の農業需要に対する政府の施策とは相反する結果になつておる。この点政府当局としてはどういう考えを持つてやつて行かれるつもりか。この総司令部当局の説明に從つてやつて行かれる方針であるか。かつまた先ほど融資で行けというようなお話であつたけれども、その融資の方面もしくは内容……

第5回国会 選挙法改正に関する特別委員会 第12号(1949/10/17、24期、民主自由党)

○橋本(登)委員 小委員会では特に区制の問題についての試みはなかつたのですか。一應小委員会では、たとえば参議院議員の場合、從來の全國区で行くか、こういう都道縣区というものをお認めなにつた上での……。
【次の発言】 第三の定数の問題ですが、これは区制の問題がからんでおりますから、ここでに保留する以外に方法がないではないでしようか。
【次の発言】 なおちよつとお聞きしたいのですが、等七に「選挙の取締に関する規定を嚴格に執行し」とありますが、これは法律用語としてあるのですか。法律執行に嚴格というのはおかしいと思いますが、嚴格という言葉がはたしてあるのでしようか。

第5回国会 選挙法改正に関する特別委員会 第13号(1949/10/18、24期、民主自由党)

○橋本(登)委員 今の問題ですが、これは現在投票所の中にその投票すべき事人の名前を書いたものを持つて行くことはできない規定になつておるのです。問題は同姓同名の場合はめんどうでしようけれども、たとえば経歴、公報を切り抜いて持つ事て行くことを認めるとか、あるいはまたそうでなくても、候補者の氏名を書いたものを持つて行くことを認めるということは事実際上の弊害が大きくあるわけで、現在まではそういうものを持ち込むことを認めていないように考えるのですが、どういう弊害がありましようか。あるいはまた有識階級でない一般の層は記号式の方を希望しておるという輿論調査の結果が出ておるようですが、これに全幅的に信頼するわ……

第5回国会 選挙法改正に関する特別委員会 第14号(1949/10/19、24期、民主自由党)

○橋本(登)委員 第百十三第一項の第四ですが、この町方公共団体の議会の議員の場合には、その関係選挙区における議員の定数の六分の一を越えるに至つたときというのですが、都道府県のいわゆる県会議員は大体二、五名から五、六名が大部分のようであります。その場合になると、原則として一人欠員が生じたときには、補欠選挙をやらなければならぬということになるのですが、相当に煩雑な点があろうと思うのです。ここでは一括して地方公共団体としてありまして、都道府県の場合と市町村の場合と区別せずに行つておりますから、六分の一ということが言われるのでありましようが、市長村の場合においては、大体において議員の定数が十八名以上と……

第5回国会 逓信委員会 第3号(1949/04/01、24期、民主自由党)

○橋本(登)委員 労働者の生活問題の調査は労働委員会において行うのではないか。これはあえて二重になつてもさしつかえない問題ではありますけれども、短期間のうちに逓信常任委員会のなすべき仕事の範囲があまりに拡大することは、その徹底を欠くうらみがあると思いますので、労働委員会の方でその問題を專門的に調査する意向があるならば、あえてつけ加える必要はなかろうと思います。

第5回国会 逓信委員会 第7号(1949/04/23、24期、民主自由党)

○橋本(登)委員 先ほどの大臣の説明の最後の方がよくわかりにくいのですが、「被保険者が保険契約の効力発生後二年を経過した後において」というこの條項は、一般保険業者と同様の意味合いにおいてこれをつくつたのですか。
【次の発言】 その意味であるとすると、この條項は、少くとも簡易生命保険の精神から見て、あまり感心した條項ではないと思います。大体非営利事業であつて、全保険者のいわゆる安定感を在かる点から考えれば――一部のものにサービスをするという点では一応営業的な立場になるけれども、しかしながらもつと全体的に考えて、こういうような費用を出せるならば、全保険加入者に対するサービスへそれだけの費用をまわす……

第5回国会 逓信委員会 第14号(1949/05/16、24期、民主自由党)

○橋本(登)委員 二、三の点を逓信大臣にお伺いいたします。第一は、地方公共團体をして行わしめる事務からは、三應國家事務を除くということになつておりますから、從つて法令の上において「規定にかかわらず、この法律の定めるところに從い」という條文を入れたのでありましようが、これは地方自治の確立というような從來の原則から考えると、國家事務はつとめて地方自治團体には行わしめないという精神に反するような結果になりはしないかと思うので、大臣の御意見をお伺いいたします。
【次の発言】 逓信大臣の御説明、大体了承できるのでありますが、これは見解の相違で、地方公共團体をして、あくまで独立性を保たしめるというのが自治……

第5回国会 逓信委員会 第15号(1949/05/19、24期、民主自由党)

○橋本(登)委員 前会において二、三本法と地方自治法との関係について質問したのでありまするが、なお了解を得ぬ点がありますので、引続き自治廳の政府委員の方並びに大臣からお答え願います。  一つは法理論の問題でありまするが、自治法の第二條第二項目及び四項目に國家事務を扱わないということを明記しておるのでありますが、自治法の第四項目というのは昭和二十三年の七月に改訂せられて、追加せられた項目であります。その以前においては第二項目だけであつて、國家事務を扱わないというようなことでなく、國家事務に属しないものを処理するという程度の、消極的な規定であつたものが、昨年、二十三年の七月におけろ自治法の改正によ……

第5回国会 逓信委員会 第17号(1949/09/13、24期、民主自由党)

○橋本(登)委員 大臣に二、三お伺いします。今回の行政整理が、大臣のかねてからの御方針によつて、しかも人情のある措置によつて、円満にかつ順調に進められたことは、われわれ委員としても、また國民一般も非常に感謝しております。先ほど大臣のお話の中に、秋田ですか、中央委員会が大会の際に、ストライキをも辞せないという決議をして、行政整理の前に何らかの意思の決定が、全逓の会合であつたような話がありましたが、この点は公共企業体労働法の第七條の、いわゆるストをやることはいけないと同時に、これを煽動する行為もいけないという規定に反すると思うのでありますが、正式の決議としてこういうものが行われたとすれば、それにつ……

第6回国会 電気通信委員会 第4号(1949/11/28、24期、民主自由党)

○橋本(登)委員 今の受田委員の御意見もつともですが、この条項にありますように、専用の取消しまたは停止をすることができないというような、非常に強い義務的な規定のあとを受けて、もしこういうような場合においてはという消極的な規定であつて、必ずしも受田委員の言うような強い意味で、警察電話の運営に対して障害を与えるような規定ではないと思います。同時にまた現在すでに実施している契約が、どうなつておるかということと関連があると思います。たとえば国家公安委員会、市町村公安委員会、特別区公安委員会、こういうものの別々の契約は実際上できないのじやないか。あるいは国家公安委員会が代行して特別に電通省と契約しておる……

第7回国会 考査特別委員会 第20号(1950/04/06、24期、自由党)

○橋本(登)委員 証人に二、三の点をお聞きいたします。長いこと向うにおいでになつてたいへん御苦労でありましたが、今塚原委員から二、三の質問がありましたけれども、あなたがこちりにお帰りになつて、こうしたアカハタの記者、あるいは共産党の諸君に会われて、日本の共産党がはたしてまじめに日本の改革なり刷新のためにやつておるような印象を受けられましたか。あるいはまたこうした日本の危急存亡のときにあたつての行動をあなたが考えて、はなはだ不満に満ちておるものであるというようなお感じであるか、そのお感じを一応聞きたいと思います。
【次の発言】 あなたの最近の御心境については、まことにお気の毒にたえないとわれわれ……

第7回国会 考査特別委員会 第32号(1950/06/17、24期、自由党)

○橋本(登)委員 証人にちよつとお聞きしますが、先ほどからの陳述の中の、数の過不足は別ですが、重量の過不足は、これは日通の負担になるのですか。
【次の発言】 そうすると、これはこういうようなことはしておりませんか。量の過不足は、これを一俵四貫目に直して、結局数の上においてこれだけの不足ができたというような計算の仕方はやりませんでしたか。
【次の発言】 そうしますと、実際上発送駅から着のおろしまでにいたる間、相当量目の上において不足があると、これは数の上に換算される。数の過不足の上に換算されるが、その責任はやはり日通が負うことになつておりますか、政府に対して不足分を要求しますか。

第7回国会 考査特別委員会 第33号(1950/07/11、24期、自由党)

○橋本(登)委員 東北班は本員並びに稻葉委員、さらに安部委員の三名でありまして、石炭公団関係については稻葉委員から報告があると思います。本員は薪炭特別会計赤字問題調査について現地調査の報告を申し上げます。  六月二十日より岩手、宮城、福島の三県に出張いたしまして、それぞれ関係当局者並びに指定集荷及び卸売業者の参集を求めて、詳細な事情を聽取したのであります。  昭和十五年薪炭需給調節特別会計が設定せられてから、特に戰時中並びに戰後の種々なる制約のもとにおいて、国民生活の確保のために、生産者並びに関係業者が非常な努力を拂われた事実については、赤字問題とは別個に、東北各県の官民の努力に対して、深く感……

第7回国会 電気通信委員会 第3号(1950/01/27、24期、民主自由党)

○橋本(登)委員 大臣にはあとで御回答願いますが、とりあえずお聞き願います。主として本日は放送法案について質疑を行いたいと思います。できれば放送法案のごとき、いわゆる法律的な措置を行わないで、従来新聞等が行つておるように一種のプレス・コード、ラジオ・コードのようなものを嚴正に規定していただいて、それによつて行われることが一番妥当と考えるのでありますけれども、本放送法案が提案になつた事情について、大臣からあとで御説明願いたいと思つております。  主として逐條的に二、三のことをお尋ねいたします。大体においては法案なるものが、比較的に綿密に規定せられておつて、その間においてのあやまちは少いように考え……

第7回国会 電気通信委員会 第4号(1950/02/02、24期、民主自由党)

○橋本(登)委員 実は大臣の御出席を待つて御質問申し上げたいのでありますが、とりあえず明日大臣からお答えを聞くといたしまして、お聞きおきを願いたいのであります。最近の新聞の記事に掲載されたのでありまするけれども、行政改革審議会の小委員会において、行政機構の簡素化の問題が結論に達したということが報道せられております。また内閣にある電信電話事業の復興審議会の小委員会においても、本委員会に関連したような事項である電気通信事業の事業体をどうすべきかということが諮問に付せられて、その小委員会においても公共企業体に移るべきである、こういうような結論に到達したということを聞いておるのであります。結局この両委……

第7回国会 電気通信委員会 第5号(1950/02/03、24期、民主自由党)

○橋本(登)委員 要約して申し上げます。この前大臣にお答え願いたいという質問をしたのは、せんだつて御承知のように行政制度審議会の小委員会ですか、あれによつて行政簡素化の目的でもつて、いろいろの案が付議されておりますけれども、その中にも電気通信省を公共企業体に移すべきであるというような結論が出ておるようであります。なお内閣にある電信電話復興審議会、この小委員会で公共企業体にするのが適当であろう、こういう結論になつたように聞いておるのでありますが、この問題に対して大臣はどう考えられるかということが第一問。  第二問は、すでに鉄道及び専売公社が公共企業体になつておる。類似的な事業であるいわゆる電信電……

第7回国会 電気通信委員会 第7号(1950/02/17、24期、民主自由党)

○橋本(登)委員 先ほど大臣から、二十五年度の警察電話の保守費は、十億六千万円というお話がありましたが、これについて三年計画とか五年計画という保守計画があれば、お示し願いたい。
【次の発言】 そうしますと十億六千万円という金額は、そういう五千ないし六千キロの増設をも含んだ費用ですか。それともそれらは全然含まないで、現実にある警察電話の維持と管理費が十億六千万円かかるのですか、その点を御説明願いたい。
【次の発言】 そうしますと十億円前後というものが、現在警察電話の維持にかかるのですか。毎年これだけの費用がかかるということになるのですか。

第7回国会 電気通信委員会 第10号(1950/03/24、24期、自由党)

○橋本(登)委員 お忙しいようでありますから、簡單に御意見をお尋ねいたしたいと思います。それは本委員会には直接的な関係ではありませんが、大蔵委員会に提出せられている。米国対日援助見返資金特別会計からする電気通信事業特別会計及び国有林野事業特別会計に対する繰入金並びに日本国有鉄道に対する交付金に関する法律案の内容は、本委員会にとつては相当重要な関心を持たなければならぬような内容を持つております。これにつきましてお伺いいたしたいのは、二十四年度における見返り資金の利用方法は、大体において借入金として各会計とも使つておつたようでありますけれども、二十五年度の予算案によりますと、会計によつては、たとえ……

第7回国会 電気通信委員会 第13号(1950/04/13、24期、自由党)

○橋本(登)委員 ただいま委員長から議題としてお話のありました電気通信事業の公共企業体移行に関する決議案の経緯でありますが、御承知のようにすでに内閣におきましては、民間のそれぞれの経験者を委員といたしまして、電信電話復興審議会あるいは行政審議会などが設けられて、これに関する協議を進められておるのであります。「最近電信電話復興審議会におきましても、答申案が決定せられて、政府に答申が行われておるようでありますが、それを拝見いたしますと、現在の電気通信事業は、現在のままでは急速なる復興は困難である。それは経営形態及び運営上において、従来の官業組織をもつてしては、なかなか急速なる復興が困難であるからし……

第8回国会 考査特別委員会 第3号(1950/07/27、24期、自由党)

○橋本(登)委員 委員長からの尋問並びに委員からの尋問で、お答えになる点があまりに炭政局長として事情を承知しておらぬようにわれわれは拜聽しておるのですが、もちろんわれわれはこの点については詳しい事情を知つておりませんから、そこであなたを呼んで事情をお聞きしようと思うのでありますが、たとえば先ほどの計画を立てるにしても、安本及び公団側と三者でもつて協議をするというお話であつたが、その協議の内容は、海上輸送においてどれくらい、あるいは陸上輸送においてどれくらい、こういう点が決定しなければ、これに対する運賃の計算その他は出て来ないじやないかと思います。してみれば、ことに常磐炭の海上輸送は相当な量に上……

第8回国会 災害地対策特別委員会 第3号(1950/07/29、24期、自由党)

○橋本(登)委員 二、三の点を事務当局に聞きたいのですが、ただいまのお話を聞いておりますと、せつかくの百億の予備費というものが、予備費的な性格ではなくして、お預けを食つておるような予算のようにわれわれは感ずるのです。二十五年における予備費が置かれた理由のものは、緊急やむを得ざるものは一応関係当局の了解が必要でありましようが、最後の了解はすでに予備費を置いた場合において行われておるのであつて、あらためてそれがために特別なる了解を必要とするものではなかろうと思うのでありますが、もしこの地方の今回の災害の査定が行われて、その査定の範囲においてというか、その何分の一しか予算支出ができないというようなこ……

第8回国会 災害地対策特別委員会 第4号(1950/07/31、24期、自由党)

○橋本(登)委員 二、三の点について伺います。先ほど他の委員からの御質問で、今回の災害に対する政府当局の態度は了承しましたが、一昨日小笠原事務官のお話を聞いておりますと、どうも政府の態度が事務官に徹底しておらぬようなところが見えます。その日のお話ですと、すでに第二案を研究中であるというようなはつきりしたお話があつた。政府が閣議の決定をもつて四十二億という金をきめた以上、できる限り閣議決定を生かすのが当然の措置ではないか。にもかかわらず、事務当局が差出がましくもそういう交渉に当るというのはおかしいじやないかという皆さんのお話がありました。その点については大臣からお話がありましたから御質問申し上げ……

第8回国会 災害地対策特別委員会 第6号(1950/09/07、24期、自由党)

○橋本(登)委員 二、三関係省の方にお伺いしたい。先ほど来大体の話を聞いて状況は多少わかつたのでありますが、なお期間の短かいせいでありましようが、資料等も十分出ておりませんので、詳しい点についてわれわれまだ了承できないのであります。お聞きしておりますと、非常に災害が大きいためか、少し闘志を失つておられるのじやないかというような感じがいたします。われわれせんだつて災害地を調査いたしまして、現地の連中がいかに災害の現実にぶつかつて苦闘しているかということをまのあたり見て、関係当局の非常な努力に対しては心からわれわれ感謝の意を表して帰つて参つたのであります。東京には災害がありませんでしたから、関係省……

第8回国会 災害地対策特別委員会 第7号(1950/09/22、24期、自由党)

○橋本(登)委員 第一班近畿地方の調査御報告を申し上げます。われわれ第一班は委員会の議を経まして、去る七日議長の承認によつてジェーン台風による近畿地区災害の被害状況調査のために、八日午後十時東京を出発して、翌九日午前九時二十七分大阪駅に到着して、ただちに府庁において被害調査資料に基いて、知事並びに府関係各部長の説明を聽取し、午後一時現地被害地区を調査し、終始愼重なる調査を行つたのであります。  まず派遣委員の氏名を御報告いたします。派遣委員は委員長松井豊吉君、田中織之進君、加藤充君、井之口政雄君並びに私であります。なお井之口君は加藤君の大阪調査後にかわつて参加せられました。また事務局委員部より……

第8回国会 災害地対策特別委員会 第10号(1950/11/18、24期、自由党)

○橋本(登)委員 本調査団は十月二十五日議長の承認を得て、松井委員長、金塚孝君及び私の三名を一行として、十一月六日、七日の両日にわたり、上田市付近の千曲川流域及び天龍川田原堰付近を視察したのでありますが、以下視察の結果について、その概要を御報告申し上げます。  本調査は、長野県下における災害復旧工事の進捗状況の調査を目的とするものでありますが、また先般八月松井委員長外三名の一行が東春近村田原堤防視察の際、工事が設計通りにできていなかつたその点を指摘したことが、長野県の県会その他で大きな問題となつたので、その後の手直し状況をもあわせて視察いたしたのであります。工事が設計通りにできていないというこ……

第8回国会 地方行政委員会 第2号(1950/07/14、24期、自由党)

○橋本(登)委員 ただいま委員長から、総括的質問はきようをもつて終るというお話でありましたが、この点については反対であります。この問題は本国会においては重大な問題でありまして、そのために本国会が開かれているのでありまして、これはきように限らず、少くとも明日一日くらいは総括的質問を許していただきたいと思います。

第8回国会 地方行政委員会 第3号(1950/07/15、24期、自由党)

○橋本(登)委員 二、三の点について政務次官にお尋ねいたします。昨日の委員会で大臣から地方財政確立の方針についてのお話がありまして、そのお話の中に地方税を整備し、かつまた拡充することによつて地方財政が確立せられるというようなお言葉がありましたが、私はそうは考えないのであります。今回の地方税法と平衡資金の問題があわさつて地方財政の確立ということになるのでありまするからして、地方税法によつての收入と平衡交付金によつての收入が、地方財政確立の基本になるのではないか、こういうふうに考えるのでありますが、この点あるいは大臣の言うことを私ども聞き違えたのかもしれませんので、あらためて政務次官から御説明を願……

第8回国会 地方行政委員会 第12号(1950/07/25、24期、自由党)

○橋本(登)委員 ちよつと簡単に意見だけ付しておきます。大体昨日御審議が済んだわけでありますから、特に行政書士法に関するものについては問題ないと思うのでありまするが、第十五条以下第十八条までの行政書士、会並びに連合会の規定がこの中に入つておりますが、これらは便宜上から言えば、そういう行政書士会があり、あるいは連合会があつて、いろいろ料金の決定あるいは親睦関係についての連絡機関としてできることは、この意味から言えば好都合と思うのでありますが、そういう性質も実は他の司法書士法においてもそういう条文があるので、これによつてもらいたいという要請があつてこれを入れられたようでありますが、ただ私が懸念する……

第9回国会 災害地対策特別委員会 第2号(1950/12/04、24期、自由党)

○橋本(登)委員 安本当局がおいでになりませんから、あるいは不自由かと思いますけれども、農林政務次官と河川局長にお尋ねいたします。補正予算の四十一億のうちに含まれてある十二億七百万円の便法、これは地域的にどの方面に使われるか、もしくは目的的にはどの方面に使われるか。
【次の発言】 今のお話ですと、十二億七百万円は関西及び九州に、今の目的のために使われるので、その他に及ぼさないようでありますが、その通りでありますね。しかし今年度の六月、八月及びその他の災害にいたしましても、ひとり関西及び九州だけがひどいのではなくて、御承知のように、六月、八月災害においては関東、東北も相当にやられておるのでありま……

第9回国会 地方行政委員会 第9号(1950/12/05、24期、自由党)

○橋本(登)委員 次の質問者が参るまで、ゆつくり質問いたします。  小野政務次官にお尋ねいたしますが、大体この公務員法案について当局の考えられるところは、原則にとどめて詳細の規定の点は、地方自治法によつての條例に主かせるという点にあることは、まことにけつこうと思うのであります。ただこの場合、従来政治活動が制限せれなかつた部面が、相当の部面において制限せられるのでありますけれども、公務員の建前上、政治活動がある程度制限せられることもやむを得ないと思うのであります。ただ実際上の問題として、大都市のような場合においては、たとえば上下水道の従業員、あるいは電車軌道の従業員のごときは、公共企業体労働関係……

第10回国会 電気通信委員会 第4号(1951/03/01、24期、自由党)

○橋本(登)委員 今回の日本放送協会の収支予算案は、国民放送体、すなわち公共企業体に改組されましてから最初の収支予算であり、事業計画及び資金計画でありまして、注目すべき承認事項であります。私は自由党を代表して、右議案に対して承認することに賛成するものであります。  この議案で一応各委員の問題になりました点は、放送受信料金を五十円に値上げをするということであります。しかしこの点は各委員から、事情やむを得ない、ことに電波監理委員会の意見書にありますように、公共の福祉の増進に寄与するための施設の改善、拡充及び放送番組の充実と刷新を重点とした予算である、こういうような説明がありましたが、この説明に従つ……

第10回国会 電気通信委員会 第7号(1951/03/19、24期、自由党)

○橋本(登)委員 去る三月一日、本委員会の議決によりまして設置されました放送法の一部を改正する法律案起草小委員会の審議の経過につき、一応中間的の御報告を申し上げます。  小委員会は三月二日、第一回の会議を開いて、本件立案の原則的な事項を協議いたしまして、次いで八日の会議におきまして一応の成案を決定し、翌九日には参議院電気通信委員会打合会に出席いたしまして、当方の案を説明して同調を求めたのであります。その後右改正案について関係方面の意見が明らかとなりましたので、十三日の会議におきまして、案の一部に変更を加えて、さらに参議院電気通信委員とも意見を交換しました結果、従来とり来つた放送法の一部改正の方……

第10回国会 電気通信委員会 第10号(1951/03/24、24期、自由党)

○橋本(登)委員 有線放送業務の運用の規正に関する立法措置のために、去る三月一日、本委員会の議決によつて設置せられました放送法の一部を改正する法律案起草小委員会における法案起草の経過と結果とに関し、御報告申し上げます。   小委員会におきましては、三月二日、第一回の会議を開きまして、まず法律案の起草方針を定め、引続きこの方針に従つて関係政府当局と打合せの上、一案を作成、三月七日の小委員会に付議の上、一応の成案を決定いたしたのであります。小委員会は、その後この案を基礎として、再三にわたり参議院電気通信委員と意見を交換し、また情報によつて知り得た関係方面の意向を参酌する等、さらに慎重に検討を加えま……

第10回国会 電気通信委員会 第11号(1951/03/28、24期、自由党)

○橋本(登)委員 ちよつと国際放送の件について、政府委員の方に質疑を申し上げます。  昭和二十五年度の予算で一千万円の予算が計上してあるわけでありますが、今日なお国際放送は再開されておらないようでありますけれども、その経過について御説明願いたいと思います。
【次の発言】 今、網島副委員長の説明で、大体のことは了承いたしましたが、そうしますと一九四五年の再開を許さないという覚書に対しまして、一九四九年にはこれを取消すという覚書が来たので、これに基いて二十五年度の予算が組まれたと思うのであります。その後、今のお話では、昨年の十月にまた覚書が来て、再開はできないというようなことでありますが、この点少……

第10回国会 電気通信委員会 第13号(1951/03/30、24期、自由党)

○橋本(登)委員 ただいま委員長からのお話の件の提案者として、私から決議案の内容について申し上げます。この決議案を出すにつきましては、その必要性はいまさら申し上げるまでもなく、大体委員各位においては十二分に御承知と思いますので、さつそくながら決議案の内容について申し上げて、御賛同を得たいと思います。決議案の内容を申し上げます。   国際放送の再開促進に関する決議案   わが国の国際放送は、終戦以来中絶のまま今日に及んでいる。わが国が、今後文化国家として、各国の信頼を繋ぎ国際社会に伍してゆく上に、極めて重要な使命を荷う国際放送をこのまま放置することは到底許さるべきでない。   国際放送を通じて、……

第10回国会 電気通信委員会 第22号(1951/08/07、24期、自由党)

○橋本(登)委員 私から提案を一つ出したいと思います。一応提案の名前を申し上げますが、電気通信事業の経営方式改善に関する小委員会を設置してもらいたい、こういうのであります。先ほど来からの各班の報告並びに各委員のお話を聞いて参りましても、現在の電気通信事業が相当行き詰まつておるということは、もう長年の話であります。先ほどの椎熊委員のお話ではありませんが、大幹事長を迎えて、画期的な事業をしてほしいというような意向は、各委員ともに非常に強いと思うのであります。しかしこの提案理由といたしまして、もちろん先ほど来電気通信大臣から公共企業体云々のお話がありましたように、本委員会におきましても、前々国会にお……

第12回国会 電気通信委員会 第1号(1951/10/22、24期、自由党)

○橋本(登)委員 大臣が十二時十五分から所用があるようでございますから、一、二の点について簡単にお尋ねいたします。一つは、先ほど大臣の御説明の中に、公共企業体移行の問題が研究せられておる、こういうお話であります。この問題はかねてから当委員会におきましても重要な関心を持つて、かつまた小委員会を設置して、これが進捗をはかつておるのであります。いずれにせよ、当局がこういう考えを持つておるといたしますれば、その期間の遅速は別といたしまして、いずれかの期間にこれが実現を見ることであろうとわれわれは考えておるのでありますが、これにつきまして大臣の御所見を伺いたいのであります。公共企業体になりましても、単な……

第12回国会 電気通信委員会 第3号(1951/10/24、24期、自由党)

○橋本(登)委員 電信電話料金の改訂につきまして、二、三政府当局の御説明を願います。  まず第一には、大臣の説明にもありましたから、大体のところは了承いたしておりますけれども、今回の値上げに対する値上げ体系といいますか、基本的な体系をどこにおいて今回の値上げの案がつくられたか、まず第一点をお伺いいたします。
【次の発言】 次官の御説明の全般はよく了承しておるのでありますが、今回のこの改訂料金の率はいろいろな面においてかわつております。最高一五〇%から最低一六%、こういうように改訂の基礎が相当大幅に差がある。かようにいろいろな事情からして料金を値上げしなければやつて行けないという事情はわかつてお……

第12回国会 電気通信委員会 第5号(1951/10/26、24期、自由党)

○橋本(登)委員 ただいま議題となつております電信電話料金法の一部を改正する法律案に対し、自由党を代表して賛成するものであります。  本法案について、二十三日以来連日質疑を続けて参りましたが、本法案は、いくつかの重要なる意義を持つているものと信ずるのであります。その第一は、従業員のベース・アツプ並びに資材の高騰によつて予算不足を補うための財源として、料金の改訂が行われておるのであります。  第二は、今回の料金改訂を機会として、料金体系に対して合理化が行われたことであります。すなわち従来、市内電話料金と市外電話料金とは、不当に市外電話料金が高率であつたのでありますが、今回の改訂によつて、市内電話……

第12回国会 電気通信委員会 第9号(1951/11/17、24期、自由党)

○橋本(登)委員 前回の委員会において、国際放送の再開についての当局からの説明があつたようでありますが、それについて二、三の簡單な質疑をいたしまして、内容についての詳しいことをお聞きしたいと思うのであります。  せんだつての監理委員長の説明によりますれば、十二月中旬より北米、中国、比島、インドネシア及びインドの四地区に対して、国際放送を再開することに決定した、こういうようなお話でありました。これについて二、三お聞きしたいことは、使用国語が英語及び日本語となつておるようでありますが、これに対して特に中国、あるいは比島、インドネシアにおきましても、中華民国の有力な人々がたくさんおるのでありますから……

第13回国会 電気通信委員会 第3号(1952/02/14、24期、自由党)【議会役職】

○橋本(登)委員長代理 本日はこの程度にとどめまして、次会は明十五日午後一時より開会いたします。  本日はこれにて散会いたします。     午後三時三十分散会

第13回国会 電気通信委員会 第6号(1952/02/26、24期、自由党)

○橋本(登)委員 ただいま議題となつておりまする日本放送協会昭和二十五年度財産目録、貸借対照表及び損益計算書につきまして、次のごとく議決されんことを動議として提出いたします。すなわち議決の内容二項目につき申し上げます。  第一、次に述べる措置は当を得ないものである。政府は、その改善方を速かに取運ばせるよう善処せられたい。 (一) 財産目録及び貸借対照表の流動負債の未拂金に昭和二十五年度負担の放送債券利息及び一般経費の未拂分合計二千六百二十一万一千八百五十六円が計上されていない。(会計検査院検査結果(二)(1)参照)  (二)財産目録及び貸借対照表の固定資産の投資に計上された電気興業株式会社及び……

第13回国会 電気通信委員会 第14号(1952/03/26、24期、自由党)

○橋本(登)委員 時間が迫つておりますから、簡単に電気通信事業に関する件について政府の御答弁を願います。この問題を質問する理由は、実は最近機構改革の問題に関連して、電通公社の問題、あるいは国際電信電話会社案の問題が、新聞その他大臣の言明の中にも現われておるようでございますから、それらの点について簡単に一問一答で御質問したいと思います。一つには小委員会において電気通信事業についての調査を進めております関係上、これらの調査資料にもなりますので、特にかたくならずに、その言質をとらえて云々ということもありませんので、できるだけわかりやすいように簡単に御説明願います。  第一に今後提出予定の法案は何と何……

第13回国会 電気通信委員会 第15号(1952/04/04、24期、自由党)

○橋本(登)委員 時間もありませんので、根本の二、三について大臣の御所見を伺います。  当然のことでありまするが、今回の法案の基礎となるものは、日本の独立後における行政協定の措置に伴うところの変更でありまして、従来占領軍がおりましたときとは、形式的には完全に異なるわけであります。従つてその区別の上に立つて、今回の法案について二、三お尋ねいたします。今後駐留軍に対しても、日本の国内法令が原則として適用されるものである、こういうぐあいに考えるのでありますが、大臣の御所見をお伺いいたします。
【次の発言】 従つて国内の法令が原則的に駐留軍に対しても適用されるものであるといたしますれば、当然に電信法も……

第13回国会 電気通信委員会 第16号(1952/04/14、24期、自由党)

○橋本(登)委員 簡單に監理委員長に御質問申し上げます。これは監理委員会の方にも陳情、要請等があつたと思いますが、われわれ国会の方にも陳情、要請があり、緊急を要すると思われますので御質問を申し上げますが、一般放送事業、いわゆる民間放送事業の事業税の非課税に関する件であります。これにつきましては、当局でもいろいろ考慮せられておるようでありまするが、われわれの考えるところでは、新聞の事業と非常に似ており、あるいはそれ以上に規制を受けておる。新聞におきましては、広告收入並びに購読料の收入をもつて経営の基礎としておるが、民間放送の場合においては広告收入だけである。しかも使用時間の三分の一程度が広告放送……

第13回国会 電気通信委員会 第22号(1952/05/15、24期、自由党)

○橋本(登)委員 網島政府委員に電波行政について御質問申し上げたいのですが、最近これは当局も御承知のように、いろいろの意味での電波が相当乱れ飛んでおるようであります。きのうの毎日新聞の夕刊に自由日本放送という名前で赤い放送が行われておる、こういうことが書かれておりますが、最近こうした思想攻勢ばかりでなくして、他の意味のいろいろな放送があろうと思うのでありますが、これらの放送に対して何らか電波統制という建前から、かつまたこうした国内秩序の維持という意味からして、何らか当局においては対策を講じておられるかどうか、その点承りたい。
【次の発言】 大体政府委員の御説明で、現実に発射されている事実が証明……

第13回国会 電気通信委員会 第23号(1952/05/16、24期、自由党)

○橋本(登)委員 大臣が来ておりませんから、きのうに引続いて、とりあえずこまかい問題についてひとつお尋ねいたします。  日本電信電話公社法施行法案第一條第三項にへ経営委員会の委員に任命された者の任期は、同法第十三條第一項の規定にかかわらず、内閣が定めるところにより、それぞれ二年、三年及び四年とするとなつております。これは国会の承認を求める事項ですが、これが七月一日施行となつておりますので、任期が参つてかわる場合において、常に国会の閉会中になるわけであります。せつかく国会の承認を得るという非常に民主的な立法であるにかかわらず、実際上は事後において承諾を求めるという結果になりますので、この点特別の……

第13回国会 電気通信委員会 第28号(1952/05/24、24期、自由党)

○橋本(登)委員 今稻村委員からの質問の点ですが、私はこう解釈しておるのですが、念のため聞きたいのです。第二十條の「理事は、総裁が定めるところにより、総裁及び副総裁を補佐して公社の業務を執行し、総裁及び副総裁に事故があるときはその職務を代理し、総裁及び副総裁が欠員のときはその職務を行う。」この條項が理事の職務及び権限の範囲になつております。従つて理事は総裁が任命及び罷免するのですが、「総裁が定めるところにより、」というのは、こういうような職務権限を総裁が理事に代行せしめるということで定めることになるだろうと思う。たとえば総裁は執行機関の最高地位ですから、最高の責任を負わなければならぬのですが、……

第13回国会 電気通信委員会 第33号(1952/05/31、24期、自由党)

○橋本(登)委員 ただいま提案されました日本電信電話公社法案、同施行法案及びその修正案並びに国際電信電話株式会社法案について、自由党を代表して原案のうち修正を除く原案並びに修正案及び国際電信電話株式会社法案に対して、賛成の意見を述べるものであります。  私小委員長といたしまして、これらの問題をほとんど半歳にわたつて、各党から代表委員が出られまして審議を続けて参つたのであります。その間における各党の小委員の各位が非常な熱心と友情の精神をもつて、この三法案について愼重なる審議を進められたことに対して、心からお礼を申し上げる次第であります。今回の電信電話公社法案に対して修正案が提出されましたが、この……

第13回国会 電気通信委員会 第36号(1952/06/12、24期、自由党)

○橋本(登)委員 前会高塩委員からも質疑がありましたが、それを除いて私から三、四の点について質疑を続行いたします。無線従事者の従事範囲内についてお尋ねいたします。第一点は第二級無線通信士の従事範囲でありますが、技術操作の関係は別といたしまして、第四十條の改正で航空局及び航空機局の公衆通信以外の国際通信が加えられたのでありますが、海岸局及び船舶局の国際通信の操作は、公衆通信以外といえども依然として一級通信士の指揮下に行う場合に限られているのであります。そこで伺いたいのは、現在第二級通信士は、條約に規定する二級通信士と同等の資格を認められているものと思うが、はたしてどうであろうか。もう一つは、第四……

第13回国会 電気通信委員会 第37号(1952/06/13、24期、自由党)

○橋本(登)委員 両法案の質疑に入る前に、すでに委員会は通過して、本会議を通過しておるのですが、当時国際関係の電信電話会社法の関係として、公述人を招致したのでありますが、当時公述人が病気のため欠席せられて、従つてその関係の公述人の意見を聞く機会を得なかつたのですが、その後においていろいろ調査をしました結果、政府当局に御意見を求め、また大臣の御所感も伺いたい点が二、三あるのであります。事実関係を最初にお聞きしてあとで大臣の御所感を伺いたいと思うのであります。  今回国際電信電話会社法によつて政府が出資するその財産の大部分は、かつて国際電気通信株引会社、こういつた会社がありまして、その会社が昭和二……

第13回国会 電気通信委員会 第38号(1952/06/17、24期、自由党)

○橋本(登)委員 ただいま議題となりました電波法の一部を改正する法律案に対する修正案に関し、提案の趣旨並びに内容を御説明申し上げます。  本委員会におきましては、去る五月十日電波法の一部を改正する法律案の付託を受けまして以来、数回にわたり会議を開きまして政府と質疑応答を重ねましたほか、六月十一日の会議の席上、特に利害関係を有する方面から二名の参考人の出席を求めて、つぶさに意見を聴取する等、慎重審議に当つたのであります。その結果といたしまして、委員多数の意見として、政府提出原案は大部分はこれを適当と認めるのでありますが、なお若干の点において修正を必要とするとの結論に達したのであります。よつて委員……

第13回国会 電気通信委員会 第42号(1952/06/24、24期、自由党)

○橋本(登)委員 有線電気通信法案並びに公衆電気通信法案は、提出が遅れましたために、審議も遅れておるのでありますが、これには施行法案がついて参りませんと、審議の上においても非常に不便を感ずるのであります。施行法案の提出時期について政府の御所見を承りたい。
【次の発言】 ただいまの次官のお話で、努力をしておつたが、いろいろな事情でなかなか提出の運びに至つておらぬ、こういうお話ですが、いろいろな事情でそういうような関係に入つておることは、われわれも大体承知をしておるのであります。ただ両法案を審議する上においても、どうしても施行法案が出て来ないと、審議の必要上非常な困難を感ずるのであります。従つて正……

第13回国会 電気通信委員会 第43号(1952/06/25、24期、自由党)

○橋本(登)委員 昨日に引続き、公衆電気通信法案についての質疑をいたします。従来の電信法の中で、特に今回の法案が一般に開放するという原則のもとにできておることについては、前会においても、非常に画期的な法案であるとしてわれわれは大いに歓迎をしておるのでありまするが、そういう観点から従来ややともすれば非民主的な特権規定であつたと思われるようなものが相当に改廃されておるのでありまするが、その大体の内容について御説明を願いたい。
【次の発言】 従つてこの第一條の中にある「迅速且つ確実な公衆電気通信役務を合理的な料金で、あまねく、且つ、公平に提供することを図ることによつて、公共の福祉を増進することを目的……

第13回国会 電気通信委員会 第44号(1952/06/26、24期、自由党)

○橋本(登)委員 三十五條の加入権の問題を少しお聞きします。  その前に、加入権の譲渡については、きのうの質疑に対して、これが譲渡を自由にするということは、公共的見地から必要な需要を優先的に受理しようとする、いわゆる優先受理制が、経済力のある非公共的な電話需要によつて有名無実になるということが一つと、加入権の売買に基く電話の移転工事が多くなつて、これがために新設工事に向けらるべき資金や労力がむだに消耗される、その他の理由からして、この加入権は原則として認めないという建前をこの法律でとつているという御説明でありましたが、これはもちろん加入契約に基くものでありますから、昭和二十四年二月十五日以前の……

第13回国会 電気通信委員会 第46号(1952/06/30、24期、自由党)

○橋本(登)委員 両法案に対する質疑はなお残つておりますが、両法案の施行法案がまだ付託せられておりませんので、両法案の審議を進める上においても、施行法案の付託及びその討議が必要となりますので、政府においてはこれらを至急に上程するようにおとりはからいを願いたい。大体いつごろの予定か、それによつて委員会続行の都合もありますので、大体の方針を御明示ありたい。
【次の発言】 ただいま政府委員の答弁によりますれば、大体今週中に施行法案の成案を得られるようでありますから、来週早々委員会を開会して、あわせて審議するようにとりはからう方が便利であると思いますので、さようとりはからいを願います。

第13回国会 電気通信委員会 第48号(1952/07/28、24期、自由党)

○橋本(登)委員 各委員から質問がございまして大体了承いたしましたが、ちよつと二、三お伺いしたい点は、先ほど委員長のお話では、このテレビジヨンの予備免許の問題については、懇談会を数十回重ねたというようなお話でございますが、これは正式の委員会を開いて、正式に予備免許を議題として懇談せられたのか、その点についての事情をお伺いしたいと思います。
【次の発言】 そうしますとその委員会は、正式の予備免許に関する議題としては今まで出しておらなかつたということになるようですが、その場合は非公式といいましようか、形式は公式でありましようが、議題が非公式の場合は議事録の作成は、いわゆる速記録に残さずにおくであろ……

第14回国会 電気通信委員会 第1号(1952/08/27、24期、自由党)

○橋本(登)委員 本日初出席の梶井総裁並びに靱副総裁に対して、しよつぱなから質問するのもどうかと思いますが、善は急げであります。あまり善でないこともあるかもしれませんが、まず二、三の点について御方針を承りたいのであります。  第一には前国会で通過を見ました日本電信電話公社法、この法に基いて今後は経理作業その他が行われるのではありまするけれども、前国会において、すでに電通省としての予算が通過しており、原則としては、その予算を組みかえずにそのまま電々公社が行うという方針のように、当時は聞いておるのであります。そこで私は、最近関西方面を国政調査をして参つたのでありまするが、御承知のように電々公社が発……


25期(1952/10/01〜)

第15回国会 電気通信委員会 第1号(1952/11/08、25期、自由党)【議会役職】

○橋本委員長 これより開会いたします。  この際一言ごあいさつ申し上げます。このたび不肖私が委員長に選任されまして、当委員会の運営に当るわけであります。椎熊さんが御出席でありますが、私たち前回において委員会の運営に当つて参つたのでありまするが、当委員会は与野党を問わず、超党派的に非常に円満なる運営をやつて参りまして、他の委員会とは異なつて、非常なる成績を上げて参つたつもりであります。ただ私は、まだ御承知ない方もありますが、あまりあいきようのない方でありまして、あるいはまた皆さんからおしかりを受けることも多々あると思いますけれども、かつまた委員会の運営についてはまことにふなれなものでありまして、……

第15回国会 電気通信委員会 第2号(1952/11/25、25期、自由党)【議会役職】

○橋本委員長 これより開会いたします。  国政調査承認要求に関し、お諮りいたします。本委員会は今会期中、一、電気通信業の経営に関する事項、二、電気通信行政機構に関する事項、三、電気通信関係法規に関する事項、四、ラジオ及びテレビジョンに関する事項、以上について国政に関する調査を行いたいと存じますが、衆議院規則第九十四条により、議長に承認を求めるに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めまして、さよう決します。
【次の発言】 この際、日本電信電話公社の総裁、副総裁、理事等の本委員会に出席を求める場合の取扱いについて御了承を得ておきたいと存じます。本委員会におきましては、日本電信電話公社……

第15回国会 電気通信委員会 第3号(1952/12/02、25期、自由党)【議会役職】

○橋本委員長 これより会議を開きます。  お諮りいたします。去る十一月二十五日、理事西川貞一君が委員を辞任され、理事が一名欠員となつておりますので、委員長より理事を指名いたしたいと存じますが、御異議はありませんか。
【次の発言】 それでは中村梅吉君を理事に指名いたします。
【次の発言】 電気通信事業について、日本電信電話公社総裁梶井剛君より発言を求められておりますので、これを許します。梶井剛君。
【次の発言】 ただいまの説明に対し質疑を許します。本日は郵政大臣並びに政府委員も御出席になつておりますので、大臣その他に対する御質疑を同時にお願いいたします。質疑の順序は通告順に従います。中村梅吉君。

第15回国会 電気通信委員会 第4号(1952/12/05、25期、自由党)【議会役職】

○橋本委員長 これより開会いたします。  この際高瀬郵政大臣より発言を求められておりますので、これを許します。高瀬郵政大臣。
【次の発言】 去る三日付託になりました放送法第三十七条第二項の規定に基き、国会の承認を求めるの件を議題として審査に入ります。まずその趣旨の説明を求めます。高瀬郵政大臣。
【次の発言】 この際お諮りいたします。本件につきまして参考人として、日本放送協会会長古垣鐵郎君並びに同理事岡部重信君より説明を聴取いたしたいと存じますが、御異議はありませんか。
【次の発言】 それではさよう決します。
【次の発言】 なお本件につきまして寺島隆太郎君より質疑の通告がありますので、これを許し……

第15回国会 電気通信委員会 第5号(1952/12/06、25期、自由党)【議会役職】

○橋本委員長 これより電気通信委員会を開会いたします。  放送法第三十七條第二項の規定に基き、国会の承認を求めるの件を議題とし、審査を進めます。きのうの委員会において決定いたしました日本放送協会会長古垣鐵郎君並びに理事岡部重信君が参考人として出席されております。まず古垣参考人より説明を求めます。
【次の発言】 質疑を続けます。質疑は便宜上政府当局と参考人に対し並行して行いたいと思います。なお参考人に対する質疑は、これは便宜的でありますが、総括的な問題につきましては古垣会長に、かつ内容について具体的問題その他こまかい問題につきましては岡部理事に質疑されんことを望みます。では質疑の通告がありますの……

第15回国会 電気通信委員会 第7号(1952/12/09、25期、自由党)【議会役職】

○橋本委員長 これより開会いたします。  放送法第三十七条第二項の規定に基き、国会の承認を求めるの件を議題とし、質疑を続行いたします。前会同様政府当局並びに参考人に対し、並行して質疑を行うことにいたします。質疑の通告があります。松村光三君。
【次の発言】 ただいま本会議に郵政関係の改正法案が出ておりまして、大臣はそちらに行つておりますが、間もなく来ると思いますから、部分的な問題を先に願います。
【次の発言】 寺島隆太郎君。
【次の発言】 本日はこの程度にとどめ、次回は明十日午後一時に開会する予定であります。  なお参考人に対する質疑は大体終了されたと存じますので、今後は必要の際に出席するよう措……

第15回国会 電気通信委員会 第8号(1952/12/10、25期、自由党)【議会役職】

○橋本委員長 これより開会いたします。  前会に引続き、放送法第三十七条第二項の規定に基き、国会の承認を求めるの件を議題といたし、質疑を続行いたします。  この際皆さんに御了承願いたいのですが、大臣は三時ちよつと前に他の約束があつて出なければならぬそうでありますから、大臣に御質問の方はその時間内にお願いいたします。松村光三君。
【次の発言】 皆さんにお諮りいたします。明十一日質疑を続行して質疑を終了したいと存じます。委員各位の御了承を願います。  それでは明十一日の午後一時から、前会に参考人として招致いたしました日本放送協会会長古垣鉄郎君並びに岡部理事を参考人として呼びたいと存じます。  本日……

第15回国会 電気通信委員会 第9号(1952/12/11、25期、自由党)【議会役職】

○橋本委員長 これより開会いたします。  放送法第三十七条第二項の規定に基き、国会の承認を求めるの件、これを議題とし、質疑を続行いたします。本日は参考人として日本放送協会長古垣鐵郎君、同理事岡部重信君が出席されておりますが、従前と同様政府当局と参考人に対し、並行して質疑せられるようお願いいたします。松村光三君。
【次の発言】 大臣は目下評価委員会を郵政省本省で開いておりますので、多少遅れて出席するという連絡がありましたので、そのときにお願いします。
【次の発言】 ただいまの淺沼委員の質疑につきましては、この問題は次会においても続行する予定になつておりますから、十分御審議を願います。  本日議題……

第15回国会 電気通信委員会 第10号(1952/12/13、25期、自由党)【議会役職】

○橋本委員長 これより開会いたします。  放送法第三十七条第二項の規定に基き、国会の承認を求めるの件を議題とし、本件を討論に付します。討論の通告があります。羽田武嗣郎君。
【次の発言】 有田喜一君。
【次の発言】 松井政吉君。
【次の発言】 山田長司君。
【次の発言】 これにて討論は終局いたしました。  放送法第三十七条第二項の規定に基き、国会の承認を求めるの件について採決いたします。本件に承認を与えるべきものと決するに賛成の諸君の起立を求めます。
【次の発言】 起立総員。よつて本件は、政府提案通り承認を与えるべきものと決しました。  なほお諮りいたします。本件に関する報告書につきましては、委……

第15回国会 電気通信委員会 第11号(1952/12/16、25期、自由党)【議会役職】

○橋本委員長 これより開会いたしま  電話設備費負担臨時措置法の一部を改正する法律案を議題とし、質疑に入ります。質疑の通告がありますのでこれを許します。原君。
【次の発言】 松前君。
【次の発言】 次に電波監視に関し、調査を進めます。松前君。
【次の発言】 松前さん、きようは電波関係の方は突然に呼びつけたようなわけでして、今御質問の三橋事件等についても、もう少し材料をとらないと詳しくわかつていないようですから、監視所の方の材料が整つてからあらためて御質問願つたらいかがでしようか。
【次の発言】 本日はこれをもつて散会いたします。     午後四時八分散会

第15回国会 電気通信委員会 第12号(1952/12/18、25期、自由党)【議会役職】

○橋本委員長 これより開会いたします。  電話設備費負担臨時措置法の一部を改正する法律案を議題とし、質疑を続行いたします。原茂君。
【次の発言】 次に電波管理に関し調査を進めます。松前委員。
【次の発言】 大臣は間もなく出席されますから……。
【次の発言】 再び電話設備費負担臨時措置法の一部を改正する法律案を議題とし、質疑を続けます。
【次の発言】 本日の質疑はこれまでといたします。次会は二十日午前十時から当委員会を開会し、電話設備費負担臨時措置法の一部を改正する法律案の質疑を続行した上、同法律案の質疑を終了し、ただちに討論、採決をいたしたいと存じます。右御了承を願います。  本日はこれにて散……

第15回国会 電気通信委員会 第13号(1952/12/20、25期、自由党)【議会役職】

○橋本委員長 これより開会いたします。  電話設備費負担臨時措置法の一部を改正する法律案を議題とし、質疑を続けます。質疑はございませんか。――質疑はないものと認めまして、これにて本案に対する質疑は終了いたしました。  これより本案を討論に付します。討論の通告があります。これを許します。中村梅吉君。
【次の発言】 有田喜一君。
【次の発言】 次に松前重義君。
【次の発言】 原茂君。
【次の発言】 これにて討論は終局いたしました。  電話設備費負担臨時措置法の一部を改正する法律案について採決いたします。本案を原案の通り可決すべきものと決するに賛成の諸君の起立を求めます。

第15回国会 電気通信委員会 第14号(1952/12/22、25期、自由党)【議会役職】

○橋本委員長 これより開会いたします。  まず理事の補欠選任についてお諮りいたします。去る十八日理事松前重義君が委員を辞任され、理事が欠員となつておりますが、十九日同君が再び委員に選任されましたので、同君を理事に指名いたすに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なければ、さよう決します。
【次の発言】 次に本日公報に掲載いたしました請願二十一件について採否を決します。請願日程中、日程第二、江上郵便局に電信電話事務開始の請願、文書表番号第二七六号を除く各請願は、いずれもその趣旨妥当と認められますので、採択の上、内閣に送付すべきものと決するに御異議ありませんか。

第15回国会 電気通信委員会 第15号(1953/02/05、25期、自由党)【議会役職】

○橋本委員長 これより開会いたします。  理事の補欠選任についてお諮りいたします。去る十二月二十三日、理事原茂君が委員を辞任され、理事が一名欠員になつておりますが、本日同君が再び委員に選任されましたので、原茂君を理事に指名いたすことに御異議はありませんか。
【次の発言】 御異議なければ、さよう決します。
【次の発言】 この際郵政大臣より電気通信行政に関し発言を求められております。これを許します。郵政大臣高瀬荘太郎君。
【次の発言】 ただいまの説明に対する質疑があればこれを許します。なおそのほか当委員会関係事項についての質疑があれば同時にこれを許します。松前君。

第15回国会 電気通信委員会 第16号(1953/02/12、25期、自由党)【議会役職】

○橋本委員長 これより開会いたします。  有線電気通信法案、公衆電気通信法案並びに有線電気通信法及び公衆電気通信法施行法案、右三案が先ほど本委員会に付託されましたので、本日の日程に追加し、審査を進めたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。三案を一括議題とし、審査に入ります。平井政府委員。
【次の発言】 ただいま平井政府委員から説明のありました右三法案に関する質疑は、次会に行うことといたします。
【次の発言】 次いで電気通信事業の経営に関して調査を進めます。  まず日本電信電話公社当局より説明を求めます。日本電信電話公社総裁梶井説明員。

第15回国会 電気通信委員会 第17号(1953/02/16、25期、自由党)【議会役職】

○橋本委員長 これより開会いたします。有線電気通信法案、公衆電気通信法案並びに有線電気通信法及び公衆電気通信法施行法案を一括議題といたします。  質疑に入ります前にお諮りいたします。ただいま審査中の三案について、来る十九日参考人の意見を聴取することにいたしたいと存じますが、御異議はありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認め、さように決します。  なお参考人の選定につきましては、委員長並びに理事に御一任願いたいと存じますが、御異議はありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認め、さよう決します。氏名は明日の理事会を経て委員会に御報告申し上げます。

第15回国会 電気通信委員会 第18号(1953/02/17、25期、自由党)【議会役職】

○橋本委員長 これより開会いたします。  お諮りいたします。理事本間俊一君より、理事を辞任いたしたき旨の申出があります。これを許可するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認め、さように決します。  理事の補欠選任につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。それでは久野忠治君を理事に指名いたします。
【次の発言】 この際御報告申し上げます。昨日の委員会におきまして、委員長及び理事に一任になつておりました有線電気通信法案外二法案についての参考人を決定いたしましたので申し上げます。  商工関係利用者から東京商工会議所副会……

第15回国会 電気通信委員会 第19号(1953/02/19、25期、自由党)【議会役職】

○橋本委員長 これより開会いたします。  本日は有線電気通信法案、公衆電気通信法案、有線電気通信法及び公衆電気通信法施行法案の三法案について、参考人の方より御意見を伺います。  参考人の方々に一言ごあいさつ申し上げます。本日は御多用中にもかかわらず御出席くださいましたことを厚く御礼申し上げます。申すまでもなく、本日御意見を伺うことになつております各法案は、わが国有線電気通信設備の設置に対する監督規定であり、電気通信サービスに関する基本的事項を規定する法規であり、一般的関心を有する重要法案であります。本委員会は各法案の重要性にかんがみ、慎重に審査いたしておりますが、この際広く国民の輿論を反映せし……

第15回国会 電気通信委員会 第20号(1953/02/21、25期、自由党)【議会役職】

○橋本委員長 これより開会いたします。  放送法第三十七条第二項の規定に基き、国会の承認を求めるの件、すなわち日本放送協会昭和二十八年度収支予算を議題とし、審査に入ります。まずその趣旨の弁明を求めます。政務次官平井政府委員。した場合におけるその使用方法、前年度決算に收支剰余金があつた場合におけるその使用方法、業務に関連ある研究に対する交付金、
【次の発言】 お諮りいたします。本件につきまして参考人として、日本放送協会会長古垣鉄郎君並びに同理事岡部重信君より説明を聴取いたしたいと存じますが、御異議はありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認め、さように決します。  なお参考人としておいでを願う……

第15回国会 電気通信委員会 第21号(1953/02/23、25期、自由党)【議会役職】

○橋本委員長 これより開会いたします。  有線電気通信法案、公衆電気通信法案並びに有線電気通信法及び公衆電気通信法施行法案を一括議題とし、質疑を続行いたします。質疑の通告者があります。これを許します。松井政吉君。
【次の発言】 後ほど出席します。
【次の発言】 松井君の先ほどの大臣に対する質問に関連して、委員長よりちよつとお聞きしたいことがあります。  先ほどの松井委員からの質問の一般公債の問題についてお聞きしたいのでありますが、公社法の精神から見て、いわゆる電信電話債券は一般公債として、主として金融機関が引受けるべき性質のものか、あるいはまた政府は電信電話債券を持つことができる、こういう条文……

第15回国会 電気通信委員会 第22号(1953/02/24、25期、自由党)【議会役職】

○橋本委員長 これより電気通信委員会を開会いたします。  昨日本委員会に付託されました国際電信電話株式会社法を廃止する法律案を議題とし、審査に入ります。提出者より趣旨の説明を求めます。松井政吉君。
【次の発言】 本案は重要案件でありますから、次回適当の機会に委員会を開き、政府当局並びに関係参考人の出席を求めて、慎重審議いたしたいと存じます。御了承を願います。  五分間ほどテレビの準備のために休憩いたします。     午後二時二十五分休憩
【次の発言】 休息に引き続き、電気通信委員会を再会いたします。  有線電気通信法案、公衆電気通信法事並びに有線電気通信法案及び公衆電気通信法施行法案の三条を一……

第15回国会 電気通信委員会 第23号(1953/02/26、25期、自由党)【議会役職】

○橋本委員長 これより開会いたします。  放送法第三十七条第二項の規定に基き、国会の承認を求めるの件を議題とし、審査を進めます。  さきに決定いたしました日本放送協会会長古垣鉄郎君並びに理事岡部重信君が参考人として出席されております。先般本件について政府委員より趣旨の説明を聴取したのでありますが、本日はまず日本放送協会より説明を聴取することにいたします。古墳参考人。
【次の発言】 質疑の通告があります。中村梅吉君。
【次の発言】 ただいまの原茂委員の質問は、重要なる案件と考えますので、郵政大臣は国務大臣でもありますから、十分に御調査の上、次回の会議の劈頭において御回答をいただきたい。  本日の……

第15回国会 電気通信委員会 第24号(1953/02/27、25期、自由党)【議会役職】

○橋本委員長 これより開会いたします。  放送法第三十七条第二項の規定に基き、国会の承認を求めるの件を議題とし、質疑を続行いたします。本日の参考人として日本放送協会長古垣鉄郎君及び理事岡部重信君がお見えになつておりますので、質疑は政府当局と並行して行いたいと思います。質疑の通告があります。松前重義君。
【次の発言】 郵政大臣は十二時に余儀ない約束があつて出られますので、本日は十二時までで御了承願いたいという申出がありましたので、もし郵政大臣に緊急にお聞き願わなければならぬことがありますれば、その点時間を見て御質問願いたいと思います。
【次の発言】 原茂君。

第15回国会 電気通信委員会 第25号(1953/02/28、25期、自由党)【議会役職】

○橋本委員長 これより開会いたします。  お諮りいたします。ただいま大蔵委員会に付託になつております物品税法の一部を改正する法律案につき、左のごとく大蔵委員会に申入れを行いたいと存じます。案文を朗読いたします。    物品税法の一部を改正する法律案修正に関する申入書  目下貴委員会において御審議中の「物品税法の一部を改正する法律案」によれば、従来税率物品価格百分の十であつたラジオ聴取機を二分して、税率を、オールウエーブ及び受信用真空管六個以上の聴取機にあつては、物品価格百分の二十に、右以外のものにあつては同百分の五に改めることとなつているのであるが、ラジオ受信機が、生活必需品となつている現状に……

第15回国会 電気通信委員会 第26号(1953/03/02、25期、自由党)【議会役職】

○橋本委員長 これより開会いたします。  放送法第三十七条第二項の規定に基き、国会の承認を求めるの件を議題とし、質疑を続けます。本日も参考人として日本放送協会会長古垣鐵郎君及び理事岡部重信君がお見えになつておりますので、質疑は政府当局と並行して行いたいと存じます。質疑の通告があります。淺沼稻次郎君。
【次の発言】 松前重義君。
【次の発言】 原茂君。
【次の発言】 放送法第三十七条第二項の規定に基き、国会の承認を求めるの件、これに関する質疑はこれをもつて終了いたしました。  なお本案件の討論、採決については、来る三月四日午後一時からの委員会で行いたいと思います。各党においてはそれぞれ御用意をお……

第15回国会 電気通信委員会 第27号(1953/03/03、25期、自由党)【議会役職】

○橋本委員長 これより開会いたします。  有線電気通信法案、公衆電気通信法案、有線電気通信法及び公衆電気通信法施行法案を一括議題とし、質疑を続けます。質疑の通告があります。原茂君
【次の発言】 ただいま原委員からの申入れでありまするが、各位においても大体異議ないと思いますので、明日理事会でそれらについて御協議を願つて、その上申入書については委員会の議決を経て、適当の処置をしたいと思います。さよう御承知を願います。松前重義君。
【次の発言】 中村委員にちよつとお願いしますが、議長から再三出席するようにという要請がありましたので、簡潔に願います。

第15回国会 電気通信委員会 第28号(1953/03/04、25期、自由党)【議会役職】

○橋本委員長 これより開会いたします。  放送法第三十七条第二項の規定に基き、国会の承認を求めるの件を議題とし、討論に付します。討論の通告があります。順次これを許します。中村君。
【次の発言】 有田喜一君。
【次の発言】 松前重義君。
【次の発言】 原茂君。
【次の発言】 これにて討論は終局いたしました。  これより採決いたします。本件を承認すべきものと決するに賛成の諸君の起立を求めます。
【次の発言】 起立総員。よつて本件は承認すべきものと決しました。  なお本件に対する委員会報告につきましては、委員長に一任願いたいと存じますが、これに御異議はありませんか。

第15回国会 電気通信委員会 第29号(1953/03/07、25期、自由党)【議会役職】

○橋本委員長 これより開会いたします。  有線電気通信法案、公衆電気通信法案及び有線電気通信法及び公衆電気通信法施行法案を一括議題とし、質疑を続行いたしたいと思いますが、質疑者の都合により、休憩いたします。     午前十一時五十五分休憩

第15回国会 電気通信委員会 第30号(1953/03/09、25期、自由党)【議会役職】

○橋本委員長 これより開会いたします。  有線電気通信法案、公衆電気通信法案及び有線電気通信法及び公衆電気通信法施行法案を一括議題とし、審査を進めます。質疑の通告があります。松井政吉君。
【次の発言】 これにて三法案の質疑は終了いたしました。
【次の発言】 お諮りいたします。理事者久野忠治君より理事を辞任いたしたい旨の申出があります。これを許可し、その補欠選任につきましては委員長に御一任願いたいと思いますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なければ岩川與助君を理事に指名いたします。  本委員会は一応休憩し、午後一時五十分より再開して、有三法案の討論、採決を行います。各党においてはそれ……


26期(1953/04/19〜)

第16回国会 電気通信委員会 第1号(1953/05/27、26期、自由党)

○橋本(登)委員 理事の互選はその手続を省略し、理事の数を七名とし、委員長において御指名あらんことを望みます。

第16回国会 電気通信委員会 第6号(1953/06/29、26期、自由党)

○橋本(登)委員 ただいまの御報告によりまして、非常に厖大な損害が生じたようでありますが、この二十億の災害復旧の予算的措置等について御説明を願いたい。

第16回国会 電気通信委員会 第7号(1953/06/30、26期、自由党)

○橋本(登)委員 途中から出てはなはだ失礼でありましたが、小池さんの参考人陳述の中に、本年度増収によつて百三十四億、これは八箇月分でありますが、同時に支出が百三十四億組まれたわけでございますが、来年度は平年度いわゆる十二箇月予算になりますから、大体一応見て二百億くらいの支出が行われるわけでてざいます。従つて来年度は六十何億というものが余ることにはならないとわれわれは見ておるのでありますが、その点誤解がないでありましようか。
【次の発言】 ただいまの千金良さんの御説明のA銀行の例ですが、銀行で三〇%値上げになるというお話ですが、これを條文では五十円が六十円になるということで、追加料金についてはす……

第16回国会 電気通信委員会 第8号(1953/07/01、26期、自由党)

○橋本(登)委員 簡単に伺いますが、非常に有力な御意見を拝聴いたしまして参考になつたのでありますが、要するに電信電話の公共企業体である電信電話公社は、その建設資金の一部に―全部というのではありませんが、一部を料金収入から建設資金にまわすことは、必ずしも不当ではないというように解釈してよろしゆうございますか。  それから第二は、電信電話公社は、現在企業能力というか、力のある公共企業体として、政府の財政投資も第一義的に考えなくともよいだけに成長している企業体であるというようなお話だつたと思いますが、そのように承知してよろしゆうございますか。  それから第三は、いわゆる料金決定の原則につきましては、……

第16回国会 電気通信委員会 第10号(1953/07/03、26期、自由党)

○橋本(登)委員 ただいまの柴田委員の質問に関連してでありますが、あの条文の解釈でございますが、いわゆる国際電信電話株式会社法の附則二十一に「政府は、有価証券市場の状況を考慮し、なるべくすみやかに、前項の規定により譲り受けた株式を処分しなければならない。」という規定があるのであります。ところで国際電信電話会社をつくる場合においては、その資本の計上の仕方はできるだけ有利に、のれん――のれんという言葉は使つておりませんが、そういうものも勘案して、できるだけ有利に評価しなくちやならぬという附則があるわけであります。これはもちろん法律的にはこの条項と関連はありませんが、要するに日本電信電話公社の持つて……

第16回国会 電気通信委員会 第11号(1953/07/07、26期、自由党)

○橋本(登)委員 根本問題について政府当局の考え方をただしたいので、できれば大臣にお聞きしたいのでありまするが、とりあえず政府委員にお尋ねいたしまして、不足のところは大臣からお聞きしようと思います。この前参考人の北教授が陳述いたしました中に、第六十八條の料金決定の條文の中に、料金決定の原則を明記すべきである、こういう意見を述べられたのでありますが、私としては、わが国の公共企業体の性格、特に日本電信電話公社の性格、または国鉄も同様ですが、これといわゆるアメリカの公共金業体とは性格を異にしておるので、必ずしもその必要がないと考えておるのですが、この前の公衆法原案の中には、北教授の言う料金決定の原則……

第16回国会 電気通信委員会 第12号(1953/07/09、26期、自由党)

○橋本(登)委員 公社の総裁もおいでのようでありますから、公社関係の質疑を行います。  先日来の九州における災害によつて公社の受けた損害は、最近において大体おまとまりになつただろうと思いますが、どれくらいの金額になつておるかを御報告を願いたいと思います。
【次の発言】 応急復旧費は大体予備金から支出せられたのだろうと思いますが、将来本格的な復旧とあわせて相当の金額がいると思いますが、その支出の方便として予備費をまず重点的に支出をして、なお不足のところは建設勘定から出す予定であるか、もしくは本格的な復旧については、次の機会において補正予算等において考えられる方針であるか、その点について伺いたいと……

第16回国会 電気通信委員会 第14号(1953/07/13、26期、自由党)

○橋本(登)委員 愛知政府委員にお伺いします。前会説明員の方と質疑応答したのですが、この特殊法人、法律なよつて設定された独占会社ですが、こういう会社は、他の目的もありますけれども、会社自体として安定性があるかどうか。つまりこれは経営上からですが、安定性があるかどうかという点をお聞きしておきたいと思います。
【次の発言】 安定性があるという前提でお聞きするのですが、この国際電信電話株式会社法の附則によれば、もちろん安定価格云々ということは書いてありませんが、附則二十一には、「政府は、有価証券市場の状況を考慮し、なるべくすみやかに、前項の規定により譲り受けた株式を処分しなければならない。」となつて……

第16回国会 電気通信委員会 第16号(1953/07/21、26期、自由党)

○橋本(登)委員 私は自由党を代表いたしまして、改進党、自由党並びに自由党三派共同による修正案及び修正部分を除く原案に対しまして、三案ともに賛成の意を表するものであります。すでに詳しく各委員から質疑がありましたので、討論の要旨をできるだけ簡略に申し上げます。  御承知のように、修正案並びに政府原案の提案理由にもありましたように、現在電話の復興並びに拡充は、日本の産業界から見てまことに重大であり、従つて五箇年間に電話七十万箇、及ば市外線において百十八万キロ、これの拡充をいたしたい、こういう計画のもとに値上案が提案せられたのであります。解散になりました前国会においては一割の値上げでありましたが、そ……

第16回国会 電気通信委員会 第18号(1953/07/24、26期、自由党)

○橋本(登)委員 齋藤委員から一応お聞きしましたので、重複するところがありますが、まず最初に、先ほどの公述を聞いておりますと、今齋藤君からの質問があつたように、改正条文の一部を修正してもらえれば、この改正法案に対しては反対はない、こういうふうに聞かれたのですが、再度その点についての御所信をお伺いいたしたい。
【次の発言】 今根本問題をお聞きしたのですが、続いて逐条的にお聞きしたいのです。この改正案の中で第九条の第二項に、八として「放送の進歩発達に必要な研究を委託すること。」九として「放送の進歩発達に寄与する研究その他の業務を助成すること。」この二項目が加えられて、これは郵政大臣の認可、こういう……

第16回国会 電気通信委員会 第19号(1953/07/25、26期、自由党)

○橋本(登)委員 根本問題について所管大臣の御意見をお聞きしたいと思います。  第一には、今回の放送法の一部改正でありますが、御承知のように放送法は、放送の原則と並んで日本放送協会の組織並びにその運営を一緒にしてできております。当時の情勢では民間会社、いわゆる一般放送事業者の発展というものが予見できなかつたために、当時の状態としては、あの程度の放送法でやむを得なかつたと考えるのでありますが、今日では相当に一般放送事業者の仕事が複雑になり、また発展しておる状態でありますからして、あの放送法をもつてしては必ずしも一般的な、いわゆる民間放送ですが、これらを律するには不十分であるように考えるのでありま……

第16回国会 電気通信委員会 第20号(1953/07/28、26期、自由党)

○橋本(登)委員 長谷政府委員にお尋ねいたしますが、第九条の「協会は、第七条の目的を達成するため、左の業務を行う。」その中の二ですが、「国際放送を行うため、放送局を設置し、維持し、及び運用し、又は政府の施設を使用すること。」ができる。この政府の施設ですが、この放送法のできる当時は、国際放送無線局が政府の所有であつたのでありますから、それを放送局をして使用せしめておつたわけでありますが、現在ではおそらく国際電信電話会社の方に政府から移譲せられておると思うのでありますが、これに関係して政府としてはどういうような処置をとつておられるか、それをお聞きしたい。

第16回国会 電気通信委員会 第23号(1953/08/04、26期、自由党)

○橋本(登)委員 私は監理局長にお伺いしたいのですが、今柴田君から質問があつたように、すでに公務員に対しては人事院か勧告をいたしております。これは放送協会は公務員ではりませんけれども、実際上の措置が公務員に準じているようであります。  従つてもし公務員に準ずる措置をとるということにすれば、追加予算の方式なりそういう方式をとつて、ベースアツプの問題は解決しなければならぬということになるのでありますが、放送法の建前では追加予算の措置ができないことになつておりますが、こういう問題についてはどういうお考えを持つておりますか。
【次の発言】 実際上の仕事をする、しないは別問題といたしまして、この前のテレ……

第17回国会 電気通信委員会 第1号(1953/10/30、26期、自由党)

○橋本(登)委員 私から第一班の調査結果について御報告を申し上げます。  先般当委員会では、全国各地にわたつて電気通信事業並びに電波管理行政の実地を視察いたしましたが、そのおもな目的は、まず電気通信事業におきましては、第一に、日本電信電話公社と国際電信電話株式会社とに、一部は公共企業体経営に、他の一部は民営に移された事業が、その後はたして順調に運営されているかいなか。第二に、有線電気通信法並びに公衆電気通信法の施行が事業に及ぼした影響、特に料金値上げの影響が利用率や事業収益等の面にいかに現われたか。第三に、右の検討の結果から帰納し、改善すべき点はないかということであります。なおこのほか、今夏九……

第17回国会 電気通信委員会 第3号(1953/11/02、26期、自由党)

○橋本(登)委員 ちよつと簡単に関連して質問いたします。先ほど大臣の御説明の中には、六億円の財源らしいものがあるという話ですが、その問題に関連して、今度国会に議案が提案されたようですが、あれはいはゆる公共企業体の仲裁委員会の一万五千円を処理すべしと、こういうような案に対して、とりあえず政府としては今考え及ばないという態度であつて、一部支給できるかできないかということについては、なお決定に至つてない、こう解釈してよろしゆうございますか。  第二は、先ほど原君の御質問がありましたが、五箇年計画内に含まれておる営業費というものは、定期昇給等を考慮されての人件費等が含まれておる、こういうふうに私は解釈……

第17回国会 電気通信委員会 第4号(1953/11/04、26期、自由党)

○橋本(登)委員 ちよつと関連して……。大体原君の質疑も十分済んだようでありますから、ことに今組合側の意見を聞きますと非常に妥当といいますか、穏健な主張であるし、かつまた経営者の方でも十分考慮しておるようでありますから、あまり委員会としては仲裁裁定委員会のようなことまで入ると、委員会方面からの文句もありますから、その含みをもつて処理してもらうという程度で、質疑はどうでしようか、適当なところでもつて打切つてもらつた方が……。これが記録に残つていれば、お互いに今後の交渉がやりにくくなると思うのです。そういう点からいつて、今までの話を聞いていますと、経営者側も含みを持つて今後善処しようとしておるよう……

第17回国会 電気通信委員会 第6号(1953/11/07、26期、自由党)

○橋本(登)委員 当委員会におきましては、今国会のみならず、過去の数回の国会におきまして、電波行政の重大なるゆえんを、各委員から再三再四の討議が行われておりました。なおこの前の行政機構の改革の場合におきましても、せつかくできた電波監理委員会の機構が再び一般行政の中に入るということについては、将来疑義が起りはしないか。従つてでき得べくんば電波監理委員会を除くきべである、こういうような意見も陳述せられておつたわけであります。その後いろいろの変遷を見ておりますが、現在なお過去の行政改革そのままの状態に置かれております。ことに最近における世界の情勢は、電波行政の拡充なくしては、一国の経済及び政治、文化……

第18回国会 電気通信委員会 第1号(1953/12/02、26期、自由党)

○橋本(登)委員 大臣の説明並びに政府委員の説明によりまして、いかに電信電話公社の予算の立て方及び財政状況が、健全以上に健全であるかということを承知して、まことにわれわれ一同喜んでおるわけでございます。今目下問題になつておりますのは、御承知のように期末手当の問題であり、かつまたベース・アップの完全実施の問題でありますが、ベース・アップについては、政府当局が一月からべース・アップをするという方針で予算が組まれておりますので、この問題には一応触れないことにいたしますが、期末手当の問題も、政府としては、公共企業関係の特別会計においては、〇・二五を計上して予算に出しております。しかし私の調査したところ……

第18回国会 電気通信委員会 第2号(1953/12/03、26期、自由党)

○橋本(登)委員 ベース・アツプの問題ではなく、ほかの問題ですが、多少関連もありますし、この機会に政府委員もおりますからお尋ねしたいのです。  国際電信電話会社に電電公社が譲つた株の問題ですが、その株はなお三分の二近くが大蔵省の所有として残つておるのですが、これの本年最初の配当が行われると思うのです。その配当が幾らに決定を見たか。なおその配当金なるものは電電公社の収入になるのか、それとも政府の国庫収入になるのかをお聞きしたい。  第二は、残りの株は、この前大蔵省の政府委員の説明では、これを公売に付して処理をする。こういうことになればあるいはプレミアムがつくと考えられるのですが、もしプレミアムが……

第18回国会 電気通信委員会 第3号(1953/12/05、26期、自由党)

○橋本(登)委員 前会に引続いて年末給与の問題について、二、三公社当局にお尋ねいたします。  政府委員でもけつこうでありますが、今回提案せられておる予算案の増収三十五億一千万円、この増収金額の基準は、大体本年度値上げの最初の月――八月一日から値上げをされたわけですが、その最初の月の実績を基準にして三十五億一千万円という増収が考えられる、こういうようにせんだつて拝承したのであります。その後九月、十月の実績をいろいろ調査いたしますと、なお八月の実績より以上に上まわつておるように見受けられるのであります。この実績の数字は、われわれの方面で研究した結果においては、大体これを見通して行けば、本年度におい……

第19回国会 電気通信委員会 第1号(1953/12/12、26期、自由党)

○橋本(登)委員 二、三の点について放送局当事者にお聞きいたします。  まず最初にお聞きしたいことは、これは当然なことでありますが、放送協会が国民の電波を扱つて、その電波を中心に仕事をしておられるのでありますが、その扱つておる電波の数も非常に多数の電波の数になつておるし、文化の面におきましては電波を通じてやつておる仕事の面が非常に広いのであります。従いまして、日本に与えられております電波の相当数量を事業の内容としてやつておられるのでありますが、この電波に対するものの考え方、放送協会に関する法律とともにどういうふうに考えておられるか、この点根本問題ですが、まず一応お伺いしたいのであります。

第19回国会 電気通信委員会 第10号(1954/03/16、26期、自由党)

○橋本(登)委員 関連して……。私は今個別的な問題について当局の意向をただそうとは思わないのですが、最近各方面にいわゆる新しい局の申請が要望されており、相当数が申請になつておるようであります。そこで当局とし、あるいは局長としては答弁しにくい点があろうと思うのでありますが、根本問題としてはこれらの新局を設定する場合に、はたして技術基準のみによつて、いわゆるチャンネルプランのみによつて今後も許可して行くことが合理的かどうか、こういう問題があろうと思うのです。これについての御見解と、もう一つは、いわゆるネツトワークが最近民放等においても考慮せられて、いろいろやつておるようであります。しかしこれは極端……

第19回国会 電気通信委員会 第11号(1954/03/17、26期、自由党)

○橋本(登)委員 本日は大臣の御出席がありませんので、重要点については、あるいは後日に質疑を残しておきたいと思いますが、概略二、三の点について政府当局並びに協会当事者にお伺いいたします。  政府においては、二十九年度の国の予算編成の方針で、大体一兆円に押えるという緊縮予算の実現を期しておるわけでありますが、今度の日本放送協会の予算は、その例外的な措置として受信料の値上げが認められ、従つて予算総額においても約二十四億円の増加を来しておるのであります。提案説明によつて、この程度の支出増は最小限度の健全なる文化事業の運営を行うためにはやむを得ない、こういう結論のように聞いておるのであります。従つて不……

第19回国会 電気通信委員会 第12号(1954/03/18、26期、自由党)

○橋本(登)委員 関連して……。今内閣法制局の方から受信料の問題で法律上の改正があつたということでありますが、その通りでありまして、私もこの問題については、この法律全体が実は当時われわれは法の審議に当つたのですが、この法律全体が多少議院修正によつて一貫性を失つた形になつております。というのは、当時三十五円の受信料というのは条文の中に明らかになつていて、三十五円という金額が決定されていた。それはどういう事情でこれを消したかというと、当時昭和二十六年に決定をみた法律ですが、昭和二十五年に提出せられた法律案でこれを審議中に、当時は物価の変動がはなはだしかつたので、こういう場合に法律の中に受信料を確定……

第19回国会 電気通信委員会 第13号(1954/03/19、26期、自由党)

○橋本(登)委員 ちよつと一点だけお聞きしたいと思うのですが、先ほど千葉参考人から表現の自由というか、言論の自由はできるだけ確保せらるべきである。この点についてはわれわれも同感でありまして、当委員会においても、その問題についてはかねがねいろいろ問題になつて、論議を尽されておるのであります。これを是正する方法としては、次の免許の機会にこれを取消したならばよろしいじやないか、こういうような御意見のようですが、この放送法の中には、第五十五条でしたか、いわゆるラジオ・コードというものがあります。このラジオ・コードは民間放送も適用を受けておる。これに対して先だつての郵政大臣の見解としては、このラジオ・コ……

第19回国会 電気通信委員会 第14号(1954/03/20、26期、自由党)

○橋本(登)委員 今の問題に関連してお聞きしたいのですが、これは政府当局にお聞きしたいのです。難聴地域のいわゆる豆局の増設その他の設備費としては大体三千七、八百万程度の金額のように見えるのですが、この程度の金額を一応この予算の上では建設の方にはまわさないということになつていますが、予算総則等において本年度の収入が上まわつた場合においては支出ができる、こういうこと、及び予備金の支出ですが、予備金の方は一応厳重にやかましくなつておりますけれども、しかし予見しがたい予算の不足に充てる以外はいけないということになつておるので、予備金の支出については一応の問題がありましようが、第七条の、収入が予算額に比……

第19回国会 電気通信委員会 第15号(1954/03/22、26期、自由党)

○橋本(登)委員 今まで触れておりません問題で、実は陳情が参つておりますので、これについて当局並びに協会当局にもお尋ねいたしたいと思います。というのは、日本傷痍軍人会からでありますが、現在恩給法によつて不具廃疾者というものが認められて、いわゆる恩給を受けております。この中に特別項症から第七項症、それが不具廃疾となつておりまして、その次が障害者となつて、第一款症から第四款症まであります。これの全部が恩給の対象となつているのでありますが、これらに対して全額免除の措置をとつてもらいたいというような申入れを受けているのであります。いろいろ聞きますと、戦争中においては、傷痍軍人に対してはもちろん、戦没者……

第19回国会 電気通信委員会 第16号(1954/03/23、26期、自由党)

○橋本(登)委員 本委員会に付託されました日本放送協会の収支予算に対し、自由党を代表して賛成の意見を申し述べます。本収支予算については、受信料の値上げを基礎として収支予算が組まれております。世上各方面におきまして、緊縮を必要とする国家財政及び国民経済の現状から、たとい一箇月十七円というわずかな受信料の値上げにいたしましても、不穏当ではないかという意見があるわけでありまして、わが党といたしましても、慎重に内容について検討を加えたのであります。従つて賛成討論をするにあたりまして、自由党といたしましては、その賛成の根拠をこの際明らかにいたしたいと存ずるわけであります。  第一は現状の日本放送協会の赤……

第19回国会 電気通信委員会 第21号(1954/05/08、26期、自由党)

○橋本(登)委員 二、三の点についてお伺いいたします。これはこの委員会において常に議論になつておるところでありますが、ラジオ聴取料をテレビ経営の方に流用することはいけないこういう建前から、委員会においてはその建前を従来主張して参つておるのですが、実際問題としてこれを画然と区別することは困難、もありましようし、かつまた理論的に申しましても、テレビ経営の方にラジオの聴取料がまわつていけないという根拠は、どうも私どもとして発見しにくいと思うのですが、一応この問題について局長の御意見を伺いたい。
【次の発言】 今政府委員がおつしやるように、法律上の建前からいえばNHKの放送するものに対する受信料という……

第19回国会 電気通信委員会 第24号(1954/05/18、26期、自由党)

○橋本(登)委員 こまかい問題についてはいずれ御相談申し上げたいと存じますが、一応委員長に聞きたいのです。御承知のように雑音による無線受信障害防止に関する決議案は、各党全会一致の提案ということになつて上程をしたわけでございます。これは当然第一党である自由党が説明するわけでありますが、原君がぜひ説明の任に当りたい、こういうような希望もありましたので、各党とお話合いの上において原君に趣旨弁明をお願いしたわけであります。この内容は当日の決議をもつて報告せられたように、非常に簡単なものであつて、あるいは実際上むずかしい問題ではありますが、当日本会議で問題になつておるような提案理由ではないはずであります……

第19回国会 電気通信委員会 第25号(1954/05/28、26期、自由党)

○橋本(登)委員 今の齋藤委員の質問の問題ですが、局長の答弁は少し抜けていると思うのです。開設の根本基準は原則としてはその通りであります。しかし特に前国会で一部改正して、公益上必要な場合はいわゆる中継局と申しますか、そういうものを設けることができることになつておると思いますが、その点いかがですか。
【次の発言】 もちろん今の規定でいいのですが、その場合はおそらく規則改正ですが、規則改正は現在今日までやつておつたものを残すための実際上の処理として、あの規定の改正をやつたのですが、あの法律的解釈といいますか、規則的解釈は、必ずしも現在でなくても、将来においてもあるいは過去においても、そういうような……

第19回国会 電気通信委員会 第27号(1954/10/08、26期、自由党)

○橋本(登)委員 第四班といたしまして、九州地方の調査結果を御報告申し上げます。  すでに他の各班のお話がありましたが、今回の調査は、これを要しまするに電気通信事業につきましては、昨年の第十六国会において、電信電話料金の値上げを伴う公衆電気通信法の議決の裏づけとなりました電信電話拡充五箇年計画の第一年度が、どんなぐあいに実施されたか、どの程度の成果が上つているか、またその実施成績から見て、さらに計画変更の必要があるかどうかという点に帰着するであろうと存じます。また電波管理の関係につきましては、去る第十九国会における定員法の改正が地方の電波行政にいかように響いているか、NHKの料金値上げを伴う収……

第19回国会 電気通信委員会 第28号(1954/10/11、26期、自由党)

○橋本(登)委員 この間の調査報告に漏れておるのですが、当局に要求しておきましたことであります。せんだつての国政調査の際に大牟田市の調査をしたのですが、大牟田市は御承知のように工場がたくさんあるのです。これは昔からのしきたりになつているそうですが、各事業会社が私設交換局を設けておりまして、これは電電公社とかかわりなく、今の法律を適用しないものとして扱つておるようでありますが、これらの問題については電電公社当局もこれが解決の道を研究しておるようでありますが、その後の情勢はどうなつているか、お伺いいたしたい。
【次の発言】 それでは次に電波関係について伺います。これもやはり国政調査に関連してわれわ……

第19回国会 電気通信委員会 第29号(1954/11/26、26期、自由党)【議会役職】

○橋本(登)委員長代理 ただいまより開会いたします。  本日は委員長に事故がありますので、委員長の指名により理事の私が委員長の職務を行います。  日本電信電話公社職員の賃金改訂問題等に関し調査を進めます。本件につきましては、去る九月八日全国電気通信労働組合により公共企業体等中央調停委員会に対して、昭和二十九年度四月期以降における基準内賃金の改訂に関する調停申請書が提出され、一昨二十四日公共企業体等中央調停委員会より調停案が提示されたのでありますが、この間における経過並びに今後の措置に関して、まず公社当局より説明を求めます。梶井総裁。
【次の発言】 補足説明として職員局長からもう少し内容を具体的……

第21回国会 電気通信委員会 第1号(1954/12/14、26期、自由党)

○橋本(登)委員 この機会に、従来から小委員各位が電波法制改正に関する委員会についての御努力に対し、心から御礼を申し上げます。今国会におきましても、先ほど来委員長から御指示がありましたように、小委員会を設置して、再度私が小委員長の席を汚して、これが審議に当ることになりました。従来小委員会といたしましては、小委員会の開催十数回にわたり、また全国数箇所における聴聞会等によって、各方面の意見を集めて参っておるのであります。去る七日にこれが大体の研究対象をとりまとめて、なお小委員会としては再検討を重ねるために、一応資料のとりまとめ方をやったわけでありますが、現在の状態ではなかなか広汎にわたっておりまし……

第21回国会 電気通信委員会 第2号(1954/12/20、26期、自由党)

○橋本(登)委員 ちよつとお伺いしますが、第二次試験というのと第一次試験の内容的な違い、それから受験者の点についてもひとつ御説明願います。
【次の発言】 そうしますと、第二次試験をこの間九月に受けた人ですが、そのときの第一次試験を受けた人が何人で、前もつて第一次試験をパスした人が何人か、その調べはできておりますか。
【次の発言】 詳しいことがわかりませんので、はつきりした質問もできませんが、こういうことはありませんか。最近の無線技師、ことに一級無線技師の需要供給関係から、いわゆる試験官といいますか、当局の方で、その間において手心を加えるようなことはあり得るはずはないのですが、そういうことは別に……

第21回国会 電気通信委員会 第3号(1955/01/21、26期、自由党)

○橋本(登)委員 小島政務次官に一つお尋ねします。政府の選挙の予定は二月二十七日ごろのように聞いておりますが、二月二十七日に選挙が行われましても、確定するのは三月一日ごろになると思います。従来の例から見ますと、かつまた法的にも、特別国会の召集は三十日以内にしなければならぬ、こういうことになっておりまして、三十日間の余裕はあるのですが、大体特別国会の召集までは二十日ないし一カ月間を要しておるようであります。ましてや特別国会では政府を作りますからして、召集までにはおそらく二十日もしくは三十日という最大限の期間がいるではなかろうか。そうなりますと、三月一日もしくは二日に国会議員が確定をして、それから……


27期(1955/02/27〜)

第22回国会 逓信委員会 第2号(1955/03/25、27期、自由党)

○橋本(登)委員 具体的な問題はあらためて質疑を申しますが、この予算の取扱い方について大臣の御説明を伺いたいと思います。  大臣は、おそらく前国会の委員会議事録等については、御精続なさっていると思いますので、それから関連してお聞きしたいのでありますが、まず第一に、ごらんになってわかりますように、どうも政府の考え方が、予算の取扱い方に対して一貫しておらないように考えるのであります。というのは、当時私が質問いたしましたときには、小島政府委員及び長谷政府委員から、休会明け国会は解散国会とまでいわれているので、非常に時間が短かい。従って審議を願うひまがないことになるかと思うので、これは総選挙後の特別国……

第22回国会 逓信委員会 第3号(1955/03/26、27期、自由党)

○橋本(登)委員 関連して。今の委員長の質問は、こういう意味だろうと思うのです。現存の国際放送は、短波以外ではできないという国際規定になっているはずです。従って今の委員長並びに原委員の質問の意味は、たとえば福岡なり――いわゆるかって日本の影響下にあった地域に対して、これは国際親善あるいは国威伸張という意味もありましょうが、そういう意味からして現在の中波を強力なものにして、そうしてたとえば沖縄あるいは台湾あるいは支那沿岸地帯、朝鮮、こういった方面に聞えるような、形式的には国内放送だけれども、結果的には一種の国際放送になるような考え方を持っておらないかどうか、こういう意味だろうと思うのです。今国際……

第22回国会 逓信委員会 第5号(1955/03/29、27期、自由党)

○橋本(登)委員 今の新聞の資料だけではっきりいたしませんが、新聞によると、その令状の内容は一月二十四日以降生田宏一が打ったと思われる電報、こういう令状のように書いてあります。この点あらためてお調べ願って、次の機会においてはっきりした令状内容をお知らせ願いたいのですが、もしこれがほんとうだとしますと、一月二十四日以降生田宏一が打ったと思われるような電報を差し押えたということになれば、その中には選挙違反に関係のない電報も入るということになるのではありませんか。一月二十四日以降生田宏一が打ったと思われる電報を差し押えろ、こういうような令状だとすれば――これはもちろん内容がわかりませんが、そういう内……

第22回国会 逓信委員会 第9号(1955/05/06、27期、自由党)

○橋本(登)委員 その前に大臣が御出席でありますからして、この前当委員会で決議をしました町村合併に伴う資金の問題ですが、大臣から非常な御努力を願ったようでありましたが、残念ながら公募公債で五億円程度が認められただけであって、残り三十五億円というものはふいになったわけであります。この五億円について金融の裏づけはどうなっておりますか。
【次の発言】 ちょっと今の大臣の説明ではおかしいと思いますからして、あらためて……。それではその問題はあと回しにしましょう。  簡易生命保険法の一部を改正する法律案のうちで、今度改正の要点は年三分五厘を年四分に改めるということと、もう一つ、大臣の説明にはないようです……

第22回国会 逓信委員会 第12号(1955/05/12、27期、自由党)

○橋本(登)委員 時間がありませんので、公社予算に関連して一応公社さんの方から簡単にお聞きいたします。昨年電話の増設が予定計画よりも相当ふえておるようであります。四万かもしくは四万五千ふえておるようでありますが、その理由及びそういう状況になった事情を一つ御説明願います。
【次の発言】 御説明によりますと、第一には増収対策、第二には需要の非常に熾烈なる要求に対する考慮から、四万以上のものが増設された、こういうお話であります。そこで収入減のもう一つの原因は、電信料金の収入が相当に低いだろうと思いますが、昭和二十九年度における電信料金の収入状況及び予算との比較、また二十八年度との比較、これをちょっと……

第22回国会 逓信委員会 第14号(1955/05/23、27期、自由党)

○橋本(登)委員 私は各派を代表いたしまして、簡易生命保険法の一部を改正する法律案に対し、修正案を提出いたしたいと存じます。まず修正案文を朗読いたします。    簡易生命保険法の一部を改正する法律案に対する修正案   簡易生命保険法の一部を改正する法律案の一部を次のように修正する   等三十一条第二項の改正規定中第四号を削る。  すなわち、政府は簡易生命保険法第三十一条を敗軍いたしまして、年令十才未満の者を保険金の賠償支払いの対象から除外しようとしておりますが、これを修正いたしまして、不慮の事故等で死亡した場合には、十才未満の者でもこれまで同様に倍額を支払うことにいたしたいのであります。政府提……

第22回国会 逓信委員会 第16号(1955/05/31、27期、自由党)

○橋本(登)委員 大臣、もし御都合によっては政府委員でけっこうですが、昭和二十九年度並びに昭和三十年度の財政投融資資金計画の中の簡易保険積立金運用に関する件についての質疑をいたしますが、この資料によりますと、金融債引き受けについては、昨年は資金運用部の資金のみをもって行なっておるようであります。これは二十九年度の当初計画は百九十億円であって、実行計画も同様に百九十億円であります。本年は大蔵省では百六十億円という考えを持っておったようですが、結局政府原案としてきまったのは百五十億円ということになっておるようであります。そこで今度の積立金の運用の一部改正によって、金融債引き受けを簡易保険で二十億円……

第22回国会 逓信委員会 第17号(1955/06/02、27期、自由党)

○橋本(登)委員 本日は大蔵省の政府委員の出席が不可能のようでありますから、次の機会に大蔵省の政府委員並びに自治庁の政府委員の確実なる出席を待って質問いたします。本日は私の質問はやめます。

第22回国会 逓信委員会 第18号(1955/06/07、27期、自由党)

○橋本(登)委員 委員長にお尋ねいたしますが、政府委員はどなたが来ておられますか。
【次の発言】 それではとりあえず大蔵省の政府委員にお尋ねいたします。実はこの委員会におきまして再三再四問題になっておりますのは、町村合併促進法に伴うところの「日本国有鉄道、日本電信電話公社その他の公共企業体は、合併町村に係るその業務の運営に関し、町村合併の目的の実現に資するため、管轄区域の変更等必要な措置をすみやかに講ずるようにしなければならない。」この規定でありますが、この規定については政府または公社あるいは企業体当局者いずれに、あるいは両者ともに私たちは責任があると思うのでありますが、これはどういうふうに御……

第22回国会 逓信委員会 第19号(1955/06/08、27期、自由党)

○橋本(登)委員 緊急動議を提出いたします。  目下大蔵委員会において物品税法の一部改正の法律案が付託せられておりますが、これに関して、従来当委員会並びに旧電気通信委員会において、再三にわたって、目下テレビジョン受像機は普及時期にあるから、これを阻害しないように、その税率についても暫定的な措置をとってもらいたい、こういうような要請をしておって、昨年度においては、御承知のように十四インチ以下は一カ年間の暫定期間でありますが、税法による三〇%を一二%ということで参つたのでありますが、この期間が切れて、この六月末までということに相なったわけであります。現在付議せられておる法律案は、皆さん御承知の通り……

第22回国会 逓信委員会 第21号(1955/06/24、27期、自由党)

○橋本(登)委員 現在国際電信電話会社の株を政府が約二百八十万株所有しておりますが、この株を所有しているにつきましては、昭和二十七年通過をしました国際電信電話会社法によって、これが処分をすみやかに行うべしという条件のもとに、政府がこれを処分することになっているのでありますが、その後の証券市場等その他の事情からして、今なお約半数に近い二百八十万株が残つているわけであります。この処分につきまして小委員会に付託されました結果、これが審議を数回にわたって慎重審議した結果、次のような成案を得ましたので御報告申し上げ、御採択を願う次第であります。   日本電信電話公社法の一部を改正する法律案   日本電信……

第22回国会 逓信委員会 第22号(1955/06/30、27期、自由党)

○橋本(登)委員 ちょっと一言だけ渋沢社長さんにお伺いいたします。この法案はごらんの通りに、いわゆる会社の性格を変えるという意味はどこにも入っておらないのであります。ただ一部の人が、これは誤解と私は思うのですが、何か公社が相当の株を持てば、将来公社に吸収せられはしないか、こういうことが一つと、また公社にはできなくしても、別の公社を作りはせぬか、こういうようなことが御心配だろうと思うのですが、そういうことがいろいろの誤解を生んでおるのじゃないか。しかしこの法案の中には、ごらんの通りにそういうことは少しも考えておらない。そこでなぜ簡単に、公社に統合したり、もしくは別の公社を作ることができないかとい……

第22回国会 逓信委員会 第27号(1955/07/11、27期、自由党)

○橋本(登)委員 ただいま委員会の決定を見ました日本電信電話公社法の一部を改正する法律案に関しまして、決議案を動議として提出いたします。  決議案の案文を朗読いたします。    決議   政府は、国際電信電話株式会社に関し、左の各項の実施に努むべきである、  一、同会社に対する監督方針としては、同会社の公共的使命にかんがみ、運営の最重点を能率の増進、設備の近代化によるサービスの向上に置かしめ、利益金の処分についても、みだりに増配を行って本来の事業目的の遂行を阻害するが如きことのないよう留意すること。  二、日本電信電話公社法の一部を改正する法律(昭和三十年法律第号)施行後における同会社の政府持……

第22回国会 逓信委員会 第28号(1955/07/12、27期、自由党)

○橋本(登)委員 関連して。ただいままでの森本委員の専門的な質問でございますが、原則として森本委員の質問の要旨は、大臣もよくわかておられると思うのです。私もまた森本君の質問は、その具体的な白鬚云々のことは別といたしまして、原則論としては筋の通うた議論であると思います。ただ具体的に白鬚云々のことが、果して森本君の言うような意味かどうか私は承知しておりませんから、その内容については何とも申し上げられませんが、ただ相当年限勤めて、相当の退職金をもらった人が、わずかの期間にまた復職するということは、常識としては少しおかしいのではないか。この点については今、大臣は十分慎重に公平に考慮するというお話であり……

第22回国会 逓信委員会 第30号(1955/07/19、27期、自由党)

○橋本(登)委員 今回の法案の内容の中には、資金貸付の範囲を拡大しておりますけれども、実際上の問題としては、たとえば日本電信電話公社、国鉄その他の部門については、何ら貸金計画上の貸付は措置がされておらないわけであります。将来この必要が起きた場合に、この法律が施行せられるという建前でありますから、この点については了承するのでありますが、今回の本予算の修正に伴って金融債が、全部一般の金融から応募するという形になりまして、従来百六十億円という膨大な金が預金部資金または簡易保険積立金――今回は二十億予定さておるようでありますが、それらが全部一般銀行の金融に待つ、こういう形になったために、将来日本電信電……

第22回国会 逓信委員会 第32号(1955/07/26、27期、自由党)

○橋本(登)委員 放送協会から御出席の参考人の人にお伺いいたします。せんだっての委員会におきまして問題になりました会計検査院から指摘されましたサービス・センターの建物の問題ですが、これについて会計検査院は、法的には差しつかえないが、あまり穏当ではないというような意見書が付せられておるようでありますが、これについてNHK当局においては、これが善処方について、何らか正式におきまりになっておりますれば、この機会に御報告を願いたい。
【次の発言】 ただいまの岡部参考人のお話では、二年度以内というお話でありますから、昭和三十一年度並びに三十二年度の予算措置を行なってこれが解決をする、こういう御方針におき……

第22回国会 逓信委員会 第33号(1955/07/27、27期、自由党)

○橋本(登)委員 行方郵便局の集配事務存続に関する請願第三〇五号並びに第三〇六号、第三〇七号、同一問題でありますから、一括して請願の理由を申し述べ、ます。  最近町村区域の合併等に伴って、郵政当局としてはこれが統合を計画せられておるよべであります。今申し上げました三局は比較的早く町村合併が行われたために、その統合に関する調査もいち早く行われたようであります。そういうことから、同三局を中心とする関係者においては非常に心配いたしまして、ぜひとも次のような事情があるから集配事務を従来同様に存続せられたい、こういうような請願であります。  その理由の一つは、行方郵便局の場合は、同村は極こうじ製造地とし……

第22回国会 逓信委員会 第36号(1955/07/30、27期、自由党)

○橋本(登)委員 先ほど森本委員から会社の建築に関する請負方式等についての質疑がありましたが、それに関連して質問いたします。  会社法第十二条では、「会社は、毎営業年度の事業計画を定め、郵政大臣の認可を受けなければならない。」こうなっておりますが、その事業計画の中には建築に関するものも入っておるのでありましょうか、その点をお伺いいたします。
【次の発言】 今の監理官のお答えでは入っておるというお話でありますが、そうしますとこの種の特殊法人、すなわち法律によって作られた法人でありますが、これは一種の政府機関に近いものである、そういうような政府機関に準ずるようなかなかのごとき法人が、いわゆる見積書……

第23回国会 逓信委員会 第7号(1955/12/14、27期、無所属)

○橋本(登)委員 関連質問。ただいま松井委員から国際電信電話株式会社の株式の処分についての質疑がありましたけれども、これは私は松井君と同意見であります。同じようなことはお聞きいたしません。ただこれに関してお聞きしたいのは、この国際電信電話株式会社法の附則の二十一項の「政府は、有価証券市場の状況を考慮し、なるべくすみやかに、前項の規定により譲り受けた株式を処分しなければならない。」この附則の解釈ですが、この場合政府とはどういう内容を意味するか。それからもう一つは、「有価証券市場の状況を考慮し、なるべくすみやかに、」というと、単に有価証券の市場の状況だけ考えれば、株価の問題については考慮しなくとも……

第24回国会 逓信委員会 第3号(1956/02/07、27期、無所属)

○橋本(登)委員 時間がないようですから、緊急を要する問題だけ簡単にお聞きします。一般的な問題については後日に譲りたいと思います。  先ほどちょっと同僚松井委員から触れたようでありますが、 固定資産税の問題です。松井君は非常にお手やわらかに質問しているので、話し合いがよくわからないのですが、固定資産税を取ることになったのは決定じゃないのですか、その点をはっきり……。
【次の発言】 少しはっきりせぬようですが、閣議決定をしたのでしよう。しなければこの予算書の中に固定資産税を含めた予算を組むことはできない。あなたは反対されたと聞いておる。反対されましたが、とにかく閣議決定をした、こまかい点はなお打……

第24回国会 逓信委員会 第5号(1956/02/11、27期、無所属)

○橋本(登)委員 前回の当委員会におきまして、大臣に固定資産税に対する三公社の問題の取扱いについて質疑をいたしましたが、その後新聞等によりますと、順調なる経過をたどっておるようでありますからして、大臣のお骨折りにはもっぱら感謝をいたすものであります。つきましてはその経過等につきまして御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 そうしますと、一応その納付金額の範囲を、固定資産を標準として金額を一括してきめる、その配分方法については自治庁が定めた金額を、各町村に三公社より直接に納付する、こういう形になるわけですね。
【次の発言】 そこでちょっとわかりにくいのですが、そうしますと各市町村の評価委員会……

第24回国会 逓信委員会 第8号(1956/02/22、27期、無所属)

○橋本(登)委員 時間がないから簡単に関連質問としてお聞きします。この法律案は、これは大体ばか正直な法律案じゃないかと私は思うのです。そこで松井君の御質疑の要点の一つは、こう解釈していいと思うのです。その点政府の方がはっきりしておりませんが、政令で内容をきめる、こういう考え方が従来の措置法の建前から考えてもおかしいじゃないか、不穏当じゃないか、国会無視じゃないか、これがまず第一。それから第二は、臨時措置法であるからしてこれはもう暫定なんだ、それが暫定ならずしてまた第二回の延長をするというのは、何か根拠がなくちゃいかぬのじゃないか、これが第二点だろうと思うのです。実は今私速記録を持っておりません……

第24回国会 逓信委員会 第11号(1956/03/06、27期、無所属)

○橋本(登)委員 関連して。森本君の聞いておる点と私が考えておる設備負担法のものの考え方は、こういうことだろうと思うのです。設備負担法によって公債の加入者引き受けというものを認めたゆえんのものは、当時の国の財政資金あるいは公募公債のワク、こういう点において必要なる資金が得られなかった。であるから多少邪道ではあるけれども、個人の利益にもなることであるから、その個人負担ということを一面において認めて、そして総体のワクを、資金というものをそれによって作り上げるという考え方から、この設備法ができたのだろうと思うのです。であるから第二次五カ年計画を遂行するに当って、国内電話の需給状況から見て、なおかつ将……

第24回国会 逓信委員会 第12号(1956/03/07、27期、無所属)

○橋本(登)委員 関連質問。この問題は非常な重大問題であって、森本君の質疑に対する大臣の答弁にも私納得のいかぬところがだいぶあります。それについて、森本君の質疑を補足する意味において、もう一度お聞きいたします。大体政府当局は日本放送協会なるものを政府機関と考えておられるのか、それとも政府は単に予算の上程を手続上行うだけであって、国会の承認が主であって、政府機関でないという見解に立っているのか、そのいずれかでだいぶ問題が変ってくると思うのであります。たとえば大臣は試案を示したにすぎないとおっしゃっておられるが、もしこれが政府機関であれば、あるいはそういうような方法も考えられると思う。従ってこれが……

第24回国会 逓信委員会 第15号(1956/03/28、27期、自由民主党)

○橋本(登)委員 郵便振替貯金法の一部を改正する法律案について、政府委員が具体的説明を用意しておるだろうと思いますので、それを聞きたいと思います。
【次の発言】 日本放送協会の決算に関連して、二、三のことをお聞きしておきたいと思います。一つは、三十一年度の予算が通過しました際に、衆議院においては附帯条件がついておりますが、その附帯条件は三十四条の点をさしております。これは監理局長でけっこうですか、三十四条にいうところの「第九条第一項第四号の範囲内で」という、この「第四号の範囲内で」というものの内容は、当局は具体的に大体どういうものを考えておられるか、これを一つ御説明願いたい。

第24回国会 逓信委員会 第16号(1956/04/13、27期、自由民主党)

○橋本(登)委員 八木君と森本君の質問に関連して、一、二の法の運用の問題についてお聞きしたいのですが、先ほど来お話がありました日本電信電話公社の経営委員、もしくは国鉄の経営委員の任命について、これは放送法と実は少し違うのですが、当局の解釈を聞きたいのです。放送法の第十六条では、「両議院の同意を得て、内閣総理大臣が任命する。」こうなっております。それから国鉄法と電電公社法は、「両議院の同意を得て、内閣が任命する。」ということになっておるのです。これは国鉄も電電公社もどっちも同じようであります。この場合に、「内閣総理大臣が任命する。」ということと、内閣が任命するということの違いを一つお話し願いたい……

第24回国会 逓信委員会 第21号(1956/05/25、27期、自由民主党)

○橋本(登)委員 これは私まだ調べてありませんから詳しくわかりませんか、今原君がおればあるいは原君自体がよく研究しておると思いますが、長野地方貯金局の原簿を移さなければならぬという事情は、単なる事務上の合理化だけですか。
【次の発言】 そうしますと、甲府のそうした従業員救済のために、長野地方貯金局の原簿の一部を移管するという結論ですね。甲府貯金局が東京都管内だからそういう原簿移管ということがあると思いますが、そういうこまかい技術上の問題は別にしまして、ただわれわれ国会の方から見ておりますと、地方の今後の就職というものはなかなか大きな問題であると思います。ここ一年ぐらいかなり地方の方が行き詰まっ……

第24回国会 逓信委員会 第22号(1956/05/30、27期、自由民主党)

○橋本(登)委員 国際電電会社に関して廣瀬委員から十分な質問がありましたから、つけ加えてお聞きすることもないのですが、一、二点お聞きしたいのですが、法案が通って間もなく、五分の一の半分である十分の一を処分するに至った理由はどういう理由ですか。
【次の発言】 大臣は正直ですからそういう御答弁になるのでしょうが、あの法案を一つよく読んでもらいたいのですが、とにかく五分の一をこえない範囲内において国際電電会社という会社の安定株主の名義を持ち、かつまた今後国際電電、日本電信電話公社との緊密なる関係上、五分の一をこえない範囲内において株式を持つべきであるというのがあの法案であります。従って原則としては五……

第24回国会 逓信委員会 第25号(1956/08/27、27期、自由民主党)

○橋本(登)委員 きょうは用意しておりませんから、簡単に当局の見解だけをお聞きします。  最近、御承知のように太陽族映画といってだいぶ問題になっておりますが、ラジオ、新聞、テレビ並びに映画業者など各団体が集まって、せんだって来二、三回マス・コミュニケーション運営の社会的影響について研究しておるようであります。それについて、テレビ、ラジオについては監督官庁であります郵政省としてはどういう考えを持っておられるか、御意見を伺いたいと思います。――それではもう少し補足します。というのは、たとえばテレビのごときは全く映画と効果は同じである。映画だけが決してマス・コミュニケーションの影響を受けるのじゃなく……

第24回国会 逓信委員会 第26号(1956/08/28、27期、自由民主党)

○橋本(登)委員 私時間はとりません。先ほど委員長から電波行政についての質問がありましたが、それに関連して簡単に一つ。委員長が非常に電波行政の重大性を強調せられましたが、その通りでありまして、私個人といたしましても電波省ができるなり、電波庁が実現することが非常に必要ではないかと思っております。しかしこれは党としては一応機構改革に関する委員会もあり、かつまた党として検討すべき題目でもありますから、強化の問題は個人的な希望でありますが、具体的なこまかい問題として急速にやってもらえる問題がありはしないか。というのは、たとえば今地方で非常に弱っておるのは、無線通信士の試験の問題です。これは今の法律から……

第24回国会 逓信委員会 第27号(1956/10/31、27期、自由民主党)

○橋本(登)委員 本日はNHK当局の方々をお呼び願いまして、特に今回は委員長並びに会長ともに新しく就任されましたので、大いに御意見を持っておられるだろうと思います。この機会に両者及び関係各位の御意見を承わって、われわれ国会審議上の参考に資したいと存じます。  第一に、委員長並びに会長が適当にお答え願いたいのですが、御両氏が最高責任者として御就任になりましたが、NHKの経営方針といいましょうか、あるいは運営方針並びに番組編成等の基本的な方針についての考え方があるだろうと存じますが、この機会に御説明願えれば大へんけっこうと存じますので、お伺いします。

第24回国会 逓信委員会 第28号(1956/11/01、27期、自由民主党)

○橋本(登)委員 電電公社の本年度の事業は、仄聞するところによりますと非常に好成績のようでありますが、本年度の大体の事業の情勢と、続いて来年度の予算についても、すでに交渉が進められておると思います。かっまた電電公社自体にもその計画予算といろものは持っておられるだろうと思うのですが、この機会に大体の全貌をお話し願いたいと思います。
【次の発言】 三十一年度の収入状況は、ある程度の増収の状況にあるというようなばく然たるお話がありましたが、四月、五月、六月、七月といいましょうか、上半期の大体の成績はおわかりだろうと思いますが、わかっている範囲内から類推いたしまして本年度は大体何%、金額にして何十億程……

第25回国会 逓信委員会 第1号(1956/11/13、27期、自由民主党)

○橋本(登)委員 関連して。今委員長の質問しておられることはこういうことだろうと思うのです。大臣十分おのみ込みにならないようですが、今世界は委員長がおっしゃったように有線、すなわち同軸ケーブルで世界を一周しようとしておるのです。すでに海底用の同軸ケーブルが作られつつある。当然これは世界を一周するでしょう、ソビエト大陸を横断して朝鮮に出て、そして日本を通ってアメリカにいく、こういうことが考えられるのです。その場合に従来政府が主管しておった、現在電電公社であるが、それに対して政府が積極的に資金のめんどうを見て、そして他の会社なりあるいは関係第三国と協力して有線の布設をすることも可能であろう。今の国……

第25回国会 逓信委員会 第5号(1956/12/03、27期、自由民主党)

○橋本(登)委員 今の竹内委員の質問の中にあった計画なんですが、これはどういう意味なんですか。その計画とは、テレビを幾つかに分けるでしょうが、その幾つかに分けた地区に対して、NHKは一つ、民間のテレビには一つ与える、と同時に、東京とか大阪は別ですが、大体においてその地区に対しては民放なら民放一つを計画に入れる、もしくは二つを計画に入れてどれだけのチャンネルがあれば間に合うか、こういう意味の計画ですか。その数によってはやはり計画が違ってくると思うのですがね。一地区にたとえばNHK一つとあとは民間のテレビを一つ、こういう考え方で計画を立てるのか、もう一つは、NHKが一つとそれから民間のテレビが最小……

第26回国会 逓信委員会 第4号(1957/02/19、27期、自由民主党)

○橋本(登)委員 ただいま説明されましたNHKの事業計画等について、簡単な二、三の質疑をいたしたいと思います。  一応政府側にお聞きいたしますが、国際放送について本年二方向が新たに命令されたようでありますが、このNHKの予算を見ますと、総額大体一億七千万円、そのうち政府の支出している金額はその半数くらいのようでありまするが、この命令による国際放送に対して、NHKが一般放送の受信料収入から補てんして出しておるわけでありますが、一般放送から国際放送にある程度の金がつぎ込まれてやっていくその根拠について、一般放送の受信料が国際放送に回されてもいいという根拠について御説明願いたいと思います。

第26回国会 逓信委員会 第5号(1957/02/21、27期、自由民主党)

○橋本(登)委員 前回の委員会で森本委員から、放送法の改正を出すか出さぬかという質疑が政府委員の方にあったようでありまするが、それに関連して簡単に質疑をいたしますので、お答えを願います。  放送法の改正問題は、前国会並びに前々国会からかねて問題になっておりまして、政府もまた放送法の改正の基本方針といいましょうか、そういう要綱等を策定せられて、これを審議会にかけております。審議会が結論として報告されましたのは昨年の七月十三日であります。その後臨時国会があり続いて通常国会があるわけでありますが、当時前大臣は、次の国会においてこれが扱いをきめようと考えておる、こういうような答弁で終っております。今回……

第26回国会 逓信委員会 第7号(1957/02/27、27期、自由民主党)

○橋本(登)委員 郵政事業に関して二、三質問したいと思います。一つは予算問題に直接関係はしておりませんが、数年前に郵政省内部でも問題になったことであります。郵政事業を公企業体として経営するという問題についての論議があったようであります。私もかねてからこの問題については深い関心と興味を持っておるのですが、その後この問題に関する何らかの部分的な協議でもあったかどうか、お尋ね申し上げます。
【次の発言】 今同僚両委員が心配しての御質問、かつまた御注意のようであります。私は社会党に所属しているのではありませんから、政府をとっちめるために聞いているのではないので、両先輩とも御心配ないように。ただこういう……

第26回国会 逓信委員会 第8号(1957/03/01、27期、自由民主党)

○橋本(登)委員 千葉さんに簡単に一、二のことについてお尋ねいたします。千葉さんの公述の大前提に放送法の建前からと申されておりました。そこで放送法第一条の「放送を公共の福祉に適合するように規律し、」これが大前提ですが、先生がごらんになって放送法のこの福祉に適合するように規律するという、その規律が全面的に行われておるようにお考えになりましょうか。その点についての学者としての御意見を伺いたい。
【次の発言】 千葉先生のお話はよくわかるのです。私のお聞きしようと思うのはそれにも関連しておりますが、実はただいまの公共の福祉に適合するように規律するというのは、具体的に言うと、一つは放送が国民に最大限に普……

第26回国会 逓信委員会 第10号(1957/03/12、27期、自由民主党)

○橋本(登)委員 私はただいま議決されました簡易生命保険法の一部を改正する法律案に対しまして、附帯決議を付する動議を提出いたしたいと思います。附帯決議の案を申し上げます。    附帯決議   最近における経済情勢の推移と簡易生命保険事業の使命とにかんがみ、今回の簡保保険金最高制限額の引き上げはなおじゆうぶんでない。  よって政府は、なるべく近い機会に右最高制限額を更に引き上げるよう措置すべきである。   右決議する。  すなわち、簡易保険の保険金の最高制限額につきましては、第十九国会において八万円から十三万円に引き上げようとする際、諸般の事情によって十三万円の原案を十五万円に修正をいたしたこと……

第26回国会 逓信委員会 第11号(1957/03/13、27期、自由民主党)

○橋本(登)委員 今の上林山委員の質問の中に、ちょっと関連して、言葉の上でもって間違いがありますからあらためてお聞きいたしますが、今政務次官は、教育テレビは非常に必要であるというお言葉を使われましたが、それは教育テレビ局のことを意味せられておるのか、それとも教育番組の拡充を意味しておられるのか、これは問題が根本的に違って参ります。その点をもし言葉が足らずしてそうなりますと、チャンネル・プランの問題にも直接非常な影響がありますので、教育テレビ局の設置が必要なのか、それともテレビの番組の上において教育番組の拡充が必要なのか、その点を少し明らかにせぬと誤解を生みますからして、あらためてその点をお聞き……

第26回国会 逓信委員会 第13号(1957/03/18、27期、自由民主党)

○橋本(登)委員 公衆電気通信法の一部を改正する法律案に関連して二、三お尋ねいたします。最近の最も新しい統計ではいわゆるこの法律の適用せられるもの、乙増といいますか、これらは年間どれくらいの件数と金額になりますか、ちょっとお尋ねいたします。
【次の発言】 そこで法案で「郵政省令で定める」ということになっておりますが、郵政省令で定める附属電話機というものは何をさしておりますか。
【次の発言】 この附属機器は一号、二号、三号ですか、大体三つあると思いますが、その一号、二号、三号の附属電話機の種類の説明と、それから年間につけられる数量の区別を一つ御説明願いたい。

第26回国会 逓信委員会 第14号(1957/03/20、27期、自由民主党)

○橋本(登)委員 資料をもらいましたが、そのうち「有線放送設備の設置及び使用状況調書」、その中の項目の四のところに「放送通話兼用設備」となっておりますが、そのうちスピーカーの欄ですが、総計で二十万一千八百八(六万九百)こうなっておるのですが、これはどういう数字か、ちょっと御説明願います。
【次の発言】 そうしますと一般の有線放送設備で、スピーカーが十八万六千二百九、これとの関係がわからないのですが、そうしますと、ある一つの設備においてスピーカーの数と電話の数が違うという実情があるのですか。
【次の発言】 それでは最近、たとえば昭和三十一年、もしくは三十年、この一両年の間における有線放送設備の実……

第26回国会 逓信委員会 第18号(1957/04/03、27期、自由民主党)

○橋本(登)委員 かねてからテレビのチャンネル・プランについては、なかなか世論もやかましいし、かつまたせんだって衆議院並びに参議院の文教委員会においてもこれに関する要望書が決議をせられておる。当委員会でもかねてからこの問題については重大なる関心を持って、慎重審議を進めておるわけであります。私はこれから重要な根本的な問題について二、三質疑をいたしますが、私自身もすでに委員として席を得てから十年であります。何か一部においては私の質問が他にサゼスチョンを得てやっておるような誤解があるかもしれませんが、私は私なりに個人的な研究と十年間の経験に基いて質問をするわけでありまして、その点誤解のないように…………

第26回国会 逓信委員会 第20号(1957/04/09、27期、自由民主党)

○橋本(登)委員 最初に高柳先生にお聞きいたしますが、あるいはこちらはしろうとですから見当違いなことをお聞きするようなことになるかもしれませんが、その点お許しを願います。先ほどアメリカがVHFを主体としてチャンネル・プランを作って、そして何年かたってからこれを使った。これは順当な使い方であって、日本の場合においても同様にVHFを主体としての今回のチャンネル・プランはけっこうであろう。将来これらが実際的に使える状態になってからUHFを使った方がよろしいのじゃないか、こういう御意見のようであります。私が心配しておるゆえんのものは、日本のような十分ならざる経済のもとにおいては、一応VHFでもって全国……

第26回国会 逓信委員会 第23号(1957/04/25、27期、自由民主党)

○橋本(登)委員 ちょっとそれに関連して。ただいまの森本委員からの質疑応答を聞いておりましたが、いずれにせよ事は人命に関する問題であります。皆さんは非常に多い人を使っているのですから、その間そうした自殺や死亡等についても、一つの理由ではなくて、たくさんの原因が総合されてそういう結果になることが多いだろうと思うのです。その人が何か公金を費消したり、あるいは刑事上に問われるような原因があって自殺をした、こういうことでありますれば、原因が明確でありますから、その点は問題はありますまいが、いわゆる神経衰弱とかあるいは病気とかいう場合になりますと、たとえば身体上の障害が原因であっても、それらにはよって来……

第26回国会 逓信委員会 第26号(1957/05/13、27期、自由民主党)

○橋本(登)委員 まず最初に委員長にお伺いいたしますが、この日本放送協会の決算について会計検査院の説明は、この委員会で聞ける予定になっておりますかどうか、お伺いいたします。
【次の発言】 これは私個人の希望でありますが、意見書には単に、「検査の結果記述すべき意見はない。」といっておりますが、会計検査院は詳細に調査をしておるわけでありますから、この決算書をあげるに当っては、一度会計検査院を呼んで聞く必要があろうと思いますので、私個人としては会計検査院の御出席を次の機会にお願いしたいと思います。
【次の発言】 ただいま政府並びに日本放送協会から御説明を拝聴いたしましたが、二、三の点についてお聞きい……

第26回国会 逓信委員会 第28号(1957/05/15、27期、自由民主党)

○橋本(登)委員 森本委員の質問に関連して、政府当局にちょっと簡単に一、二お伺いしておきます。  第二会社を作る作らぬの問題はまだ決定しておらぬようでありますから、仮定的な話になりますが、先ほど来の仮定的な質疑応答を聞いておりますと、会社が第二会社の資金といいましょうか、まるがかえ、もしくは大部分の金を出資して第二会社を作り、サービス会社を作ろう、こういうことでございますが、その場合に国際電信電話株式会社法の法律の上におけるところのそういう出資に対しては、郵政大臣の認可を必要とするとか、何かこれに触れるといいましょうか、関連する事項がありますかどうか、その点ちょっと政府当局の御見解を伺いたい。

第26回国会 逓信委員会 第29号(1957/05/16、27期、自由民主党)

○橋本(登)委員 本請願は一応私外二名となっておりますが、昨年各班がそれぞれ国政調査に参りまして陳情を受けたものであります。私ども帰りまして相談しまして、全員ともにこの請願の趣旨には賛成であることを前もって申し上げておきます。  現行法の耐用年数は昭和二十六年の一般放送事業発足の際に設定されたものでありまして、大蔵省令の第五十号、固定資産の耐用年数等に関する省令に基き、同年十月四日付国税庁長官通達の機械装置明細表中のラジオ放送設備細目に対する機械装置について、その分類明細及び個々の耐用年数算定基礎年数をこの際別紙のように決定されたいという請願であります。その理由とするところは、一つはその後放送……

第26回国会 逓信委員会 第32号(1957/08/12、27期、自由民主党)

○橋本(登)委員 ちょっと大臣の答弁の中で、少し言葉をお聞きしておきたいと思います。先ほど大臣は、条件を付することは憲法違反でもない云々と言いましたが、許可の場合に条件を付するというのはおそらく電波法の第十四条三項の「放送をする無線局の免許状には、前項の規定にかかわらず、左に掲げる事項を記載しなければならない。」この中の第二の項目「放送事項」というこのことだろうと思いますが、それ以外に何か「条件」というような言葉を使ったものがあるかどうか。おそらくそうであろうと思いますが、この「放送事項」というのがいわゆる当局が条件を付するという言葉に合うかどうか、法律上の解釈を聞きます。

第26回国会 逓信委員会 第34号(1957/10/11、27期、自由民主党)

○橋本(登)委員 テレビ問題のことについて二、三郵政当局並びにNHK当局にお聞きしたいと思います。一つは最近テレビ問題は非常に転換期に来ておって、従来のテレビ局というものは、ある意味においては実験時代である、こういうような考えを持っておったのでありまするが、最近郵政大臣の考え方等を新聞で拝見いたしますと、これから積極的にテレビなりその他一般放送についても、実質的なあるいは飛躍的な施策を講じようという意図があるようであります。それにつきましてまず第一に郵政当局からして、最近の新聞の伝えるところのように、テレビのチャンネルを決定されておるわけでありますが、これが実施についての御方針、これをお伺いい……

第27回国会 逓信委員会 第3号(1957/11/06、27期、自由民主党)

○橋本(登)委員 ただいま議題となりました郵便貯金法の一部を改正する法律案に対し、私は自由民主党を代表して賛成の意を表するものであります。  現下わが国の経済情勢において最も緊要とするところは、国際収支の改善、消費の節約並びに物価の安定をはかることでありますが、これがためには国民貯蓄の増強がきわめて肝要であります。従って郵便貯金は、国民貯蓄の大宗として貯蓄増強の上にますます重要な使命をになうに至ったのでありますが、現行郵便貯金法においては、一口座当りの貯金総額は二十万円という制限を付されており、定額貯金の利率は銀行、農協その他の民間預金に比して著しく低位に置かれ、これが郵便貯金の増勢に著しい制……

第28回国会 逓信委員会 第6号(1958/02/20、27期、自由民主党)

○橋本(登)委員 ちょっと二、三点簡単に、しかしながら問題は根本的な問題でありますからして、大臣にお答えを願いたいと思います。  実はこの前森本委員から質問された問題ですが、簡易保険の性格の問題です。従来月掛集金及び無診査、小口、この三つの原則が簡保の設立した理由でありますが、昭和二十一年に独禁法の廃止に従って、いわゆる民間保険でもこれが行うことができるようになった。ただ実際上の問題としては、当時は人件費がかかったりその他の事情からして、数年間は実際上民間保険ではこれを実施しておらなかったのですが、最近簡保の最高制限額が上るに従って恐慌を来たしておるのが現状でございます。そこで簡保の性格と民保……

第28回国会 逓信委員会 第9号(1958/03/04、27期、自由民主党)

○橋本(登)委員 関連して。今聞いておって私非常に不審に思うのですが、どの条項でお話になっているか知りませんが、公共企業体等労働関係法の第八条に「公共企業体等の管理及び運営に関する事項は団体交渉の対象とすることができない。」という条項があります。今の種別改訂の問題あるいは特定局設置の問題は、この法律の第八条に関する事項、私はこう思うのですが、大臣はこれと別に考えておられるかどうか。  一回だけの質問にしますから続けて言いますが、そうだとすれば、今まで大臣がいろいろ答弁されておったことはいわゆる法律を越えての政治的な配慮であって、まことに労働組合の立場を十分に考えての親切味のある、いわゆる従来の……

第28回国会 逓信委員会 第13号(1958/03/12、27期、自由民主党)

○橋本(登)委員 きょうは十分な時間もないようでありますから、総括的な質問にとどめて、後日具体的な問題についての質問をやることにいたしまして、質議をいたしたいと思います。当然これは放送法と関連がありますので、放送法改正とも関連しての質問に相なると思いますが、まず第一に今回の放送法改正が上程されまするや、この中で問題によくせられるのは、この放送法改正は言論の自由を圧迫するものではないか、こういうような世論の一部に批判があるわけであります。そこで基本的な言葉ですが、言論の自由と憲法上にいうところの表現の自由、この相違について大臣の御所見を承わりたい。

第28回国会 逓信委員会 第20号(1958/04/01、27期、自由民主党)【議会役職】

○橋本(登)委員長代理 森本君。
【次の発言】 次会は明二日午前十時より開会することにいたします。なお次会の二日、三日の両日は放送法の一部を改正する法律案について、参考人より意見を聴取することになっておりますので、定刻に全員の御出席をお願いいたします。  本日はこれにて散会いたします。     午後零時五十五分散会

第28回国会 逓信委員会 第21号(1958/04/02、27期、自由民主党)

○橋本(登)委員 時間もありませんので、簡単に高田さんと穐山さんにお尋ねをいたします。高田さんの公述、また皆さんの公述は参考になりまして、心から感謝を申し上げます。この放送法改正法案は自由民主党政府の出したものでありまして、部会及び審議会、総務会等々を経て、党議で決定して出したのでありますから、政府の案ではありますが、同様に自由民主党の案でもあります。従ってお聞きすることが、政府的な立場のように聞えるかもしれませんが、そういう意味でお聞き取りを願います。  当初この原案には二、三の問題がありましたが、これは政調並びに審議会を経まして幾分修正が行われて、この法案になって出ております。お話のあった……

第28回国会 逓信委員会 第25号(1958/04/11、27期、自由民主党)

○橋本(登)委員 政府委員でけっこうですが、現在のはがきの経費というか、コストといいますか、これが普通のはがきと年賀はがきで違っておれば別々の計算でおっしゃって下さい。別々の計算がむずかしければ、全体ではがき一枚に対してどのくらいかかっておるか、人件費がどのくらいになっておるか伺いたい。
【次の発言】 そうしますと通常はがきの場合は四円七十銭くらいかかっておる。年賀はがきの場合は総額どれくらいになるのですか。
【次の発言】 そうしますとはがきがたくさんに出るということを前提にしても、なおかつ普通のはがきと同様に、その生産コストといいますか、費用、コストは四円七、八十銭になる、こういう意味ですか……

第28回国会 逓信委員会 第26号(1958/04/12、27期、自由民主党)

○橋本(登)委員 郵政省設置法の一部改正法律案が目下内閣委員会に付託されまして審議中でありますが、同法案の審議状況にかんがみまして、両法案に対して左のような修正案を提出して御賛同を得たいと思います。    電話加入権質に関する臨時特例法案に対する修正案   電話加入権質に関する臨時特例法案の一部を次のように修正する。   附則第二項を附則第三項とし、附則第一項の次に次の一項を加える。  2 郵政省の省名が逓信省に改められるまでの間、第八条及び第九条中「逓信省令」とあるのは「郵政省令」とする。  次に、郵便為替法の一部を改正する法律案に対する修正案   郵便為替法の一部を改正する法律案の一部を次……

第28回国会 逓信委員会 第27号(1958/04/15、27期、自由民主党)

○橋本(登)委員 日本電信電話公社法の一部改正法律案について、二、三の点を質問いたします。この公社法の改正に関する大臣の提案理由によりますると、日本電信電話公社の監査機能を確立するために公社に監事制度を設ける、こういう提案理由でありますが、この場合、電信電話公社それ自体の機能において監査制度を確立するという意味か、それとも電信電話公社に対して郵政省の監督の監査機能を確立するという意味か。もちろんこの理由によりますれば、日本電信電話公社それ自体の監査機能を確立する、こういう工合に解釈されますけれども、条文の内容を見ますと、郵政大臣が日本電信電話公社の監査機能を確立するような条文がありますので、あ……

第28回国会 逓信委員会 第29号(1958/04/18、27期、自由民主党)

○橋本(登)委員 議題となっておりまする日本電信電話公社法の一部を改正する法律案に対しまして、修正案並びに修正案を除く原案に対して、自由民主党を代表して賛成の意見を申し上げます。  この法律は、当然監事制度があるべくして従来なかったことは欠陥でありまして、公社には審議室等があって、執行部としては監査の実を上げておるようであります。しかし公社内部の一つの重役陳ともいうべき経営委員会にはその監査機構を持っておらなかった。これは普通の民間会社を考えましても、議決機関である重役会なり経営委員会等が監査機構を持っておらないということは一つの欠陥でありますから、郵政省当局がこの点に気づかれて、監査制度の機……

第28回国会 逓信委員会 第30号(1958/04/22、27期、自由民主党)【議会役職】

○橋本(登)委員長代理 電波法の一部を改正する法律案を議題とし、審査を進めます。質疑の通告があります。竹内俊吉君。


28期(1958/05/22〜)

第30回国会 逓信委員会 第8号(1958/10/30、28期、自由民主党)

○橋本(登)委員 関連。今の小澤君の質問は重要な質問ですが、ただ当局の方で質問の趣旨をよく理解していないように思うのです。第四十九条の「放送の規律」ということは、いわゆる放送中のラジオ・コードその他番組問題等に関するものをこの「放送の規律」の中に含んでおるのかどうか。もしそうであれば非常に重大問題でないか、こういういろいろな問題が出てきたから監督をする権限が必要になるのではないか、こういうこと、だろうと思うのです。しかし私はこの放送法を当初から審議して参って、ここでいう放送の規律とは、すなわち電波監理審議会の性格は、番組の内容については電波監理審議会が審議する内容外である。電波監理審議会が扱う……

第31回国会 逓信委員会 第3号(1958/12/23、28期、自由民主党)

○橋本(登)委員 私は自由民主党を代表いたしまして、ただいま議題となりました放送法の一部を改正する法律案に対する修正案に関し、提案の趣旨並びに内容を御説明申し上げます。  放送法の一部を改正する法律案は、去る十二月十日今国会に提出されたのでありますが、この法案の前身ともいうべき放送法改正案が去る第二十八国会に、また今回の法案と実質的には同一内容の法案が前国会に提出され、いずれも審議未了に終っておりますけれども、本委員会におきましては、特に前国会期間中、この法律案の内容につき与野党協力して、あらゆる角度から詳細に検討し、慎重審議を進めて参ったのであります。この審議過程を経て、自由民主党といたしま……

第31回国会 逓信委員会 第11号(1959/03/04、28期、自由民主党)【議会役職】

○橋本(登)委員長代理 森本靖君。

第31回国会 逓信委員会 第17号(1959/03/19、28期、自由民主党)

○橋本(登)委員 本日は参考人には大へん御苦労さまであります。簡単に二、三の点についてお聞きいたしますが、私どもの手元に参っております第十一期営業報告によりますと、第十一期の営業期間中は電報において二%、電話において約六%の減少を示した、この減少の原因、並びにまだ資料ができておるかどうかわかりませんが、第十二期営業期間中において、これらの成績がどうなっておるか、お伺いします。
【次の発言】 兵隊の撤収による減少は第十一期営業期間中じゃなくて、その前であろうと思いますが、経済界の影響があってやはり相当減っておるんだろうと思いますけれども、いわゆる昨年十一月から今日までの成績はまだ見当がついていま……

第31回国会 逓信委員会 第19号(1959/04/28、28期、自由民主党)【議会役職】

○橋本(登)委員長代理 これより会議を開きます。  委員長不在のため、私が委員長の職務を行います。  これより請願の審査に入りますが、先ほど理事会において協議いたしました結果、本日の請願日程中、第一ないし第四、第七ないし第九、第一二ないし第一九、第二一及び第二三について、その趣旨が妥当と思われますので、いずれも採択の上内閣に送付すべきものと委員会において議決せられたいと決定しましたが、この理事会の決定通り、委員会においても決するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認め、さよう決します。  なお、本請願に関する報告書の作成については、委員長に御一任願いたいと思いますが、御異議ありま……

第32回国会 逓信委員会 第4号(1959/09/10、28期、自由民主党)【議会役職】

○橋本(登)委員長代理 これより会議を開きます。  委員長が不在のため、私が委員長の職務を行います。  郵政事業、郵政監察、電気通信、電波監理及び放送に関する件について調査を進めます。  質疑の通告があります。これを許します。上林山榮吉君。
【次の発言】 松前重義君。
【次の発言】 次会は公報をもってお知らせすることとし、本日はこれにて散会いたします。     午後零時三十八分散会

第33回国会 逓信委員会 第5号(1959/12/01、28期、自由民主党)【議会役職】

○橋本(登)委員長代理 これより会議を開きます。  委員長所用のため、私が委員長の職務を行ないます。  先ほどの理事会におきまして、今後の委員会の定例日は火曜日と金曜日の二回に決定いたしましたので、御報告いたします。
【次の発言】 この際、参考人招致の件についてお諮りいたします。来たる四日本委員会において放送に関する件について参考人より意見を聴取いたしたいと思いますが、御異議はありませんか。
【次の発言】 御異議ないものと認め、さよう決します。  なお、参考人の人選については、委員長に御一任願います。
【次の発言】 次に郵政事業、郵政監察、電気通信、電波監理及び放送に関する件について調査を進め……

第33回国会 逓信委員会 第7号(1959/12/08、28期、自由民主党)【議会役職】

○橋本(登)委員長代理 これより会議を開きます。  委員長所用のため、私が委員長の職務を行ないます。  郵政事業に関する件について調査を進めます。  この際郵政大臣より発言を求められておりますので、これを許します。植竹郵政大臣
【次の発言】 質疑の通告がありますので、これを許します。森本靖君。
【次の発言】 進藤君から大臣に対する要望がありましたから、あらためて申し上げることもないのですが、ただ森本君の大臣責任論は事重大でありますから、一言逓信委員としての私の意見を大臣に申し上げます。  これはいろいろ法律的にあるいは政治的にものの見方がありますからしでいろいろの議論が成り立ちますが、大臣の答……

第34回国会 逓信委員会 第2号(1960/02/09、28期、自由民主党)

○橋本(登)委員 関連して、ちょっと二、三簡単にお聞きしたいのです。実はこの問題非常に重要問題で、上林山君から伺った機会にお聞きしたいのですが、実はできれば今まで二、三年来の経過を説明してもらうとほんとうは話し合いがよくわかると思うのです。そいつがないものですから、突然で、われわれにもわかりにくいし、お互いにわかりにくい点があるのですが、しかし話に入りましたから、二、三、私としてわからぬ点がありますから伺います。この太平洋ケーブルは、各国が資本を合同してケーブルを作るのか、あるいはまた、その国が使う線に対してその分だけ負担をする、たとえば日本が三十本使うとすれば、三十本の線が日本の国際電信電話……

第34回国会 逓信委員会 第5号(1960/02/17、28期、自由民主党)

○橋本(登)委員 電信電話設備の拡充のための暫定措置に関する法律案の内容についての説明はお聞きいたしましたが、大体においてその制定の理由が公正妥当であることは了解できるのでありまするが、今回提案されましたこの法律案と、この法律案が通過することによって廃止せられる現行の電話設備費負担臨時措置法の制定の基本的な考え方についての相違を御説明願いたい。
【次の発言】 後段の方はそれでよろしいのですが、前段の方をもう少し掘り下げてお聞きしたいのです。前の法律は御承知のように、電話設備費負担臨時措置法というふうに、負担という言葉が使われておる。今度新しく制定されようとしておる法律は、拡充のための暫定措置に……

第34回国会 逓信委員会 第12号(1960/03/15、28期、自由民主党)

○橋本(登)委員 私は、本法案に対して自由民主党を代表し、賛成の意を表するものであります。御承知のように電話の戦前の数は百八万加入数にすぎなかったのでありますが、現在は三百十四万の加入を見ております。これは第一次五カ年計画の成功と、続いて第二次五カ年計画の実質がこういうふうな成功を示しておるわけであります。特に東京―大阪等の長距離を初めとして、数十カ所の長距離電話が自動式に改式せられて、今日産業の開発の上に非常な貢献をなしておることは各位の十分御承知の通りであります。特に好評を博しておりますのは、わが党の主張である無電話部落の解消、これは非常に喜ばれておりまして、現在第一次五カ年計画、第二次五……

第34回国会 逓信委員会 第18号(1960/04/28、28期、自由民主党)

○橋本(登)委員 関連。森本委員の質疑はこういうところにあると思うのです。最も有利な条件で電電公社としては外債を募集したい、それがために年度内に金が入らない場合、というのは二月一ぱいにそういうような話し合いができたけれども、実際上金が入るのが三月に入るとか、あるいは三月下旬になる、そういう場合には、政府は入るものとして、それだけのものを借入金ができるかどうかということが一つ。  もう一つは、これは国内債の場合にもあり得るのですが、外国の金融市場が逼迫して、当分の間外債が不可能である、こういう状況が出たときには、全体で四十万個ですが、その三万個の全部ができないことがあり得るのではないか。というの……

第34回国会 逓信委員会 第20号(1960/05/18、28期、自由民主党)【議会役職】

○橋本(登)委員長代理 これより会議を開きます。  委員長所用のため、私が委員長の職務を行ないます。  この際お諮りいたします。ただいま設置されております郵政事業に関する小委員会におきましても、郵便局舎等整備促進法案の審査をあわせて行ないたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認め、さよう決します。  次会は公報をもってお知らせすることとし、本日は、これにて散会いたします。     午前十時四十三分散会

第35回国会 建設委員会 第1号(1960/07/20、28期、自由民主党)【政府役職】

○橋本国務大臣 このたび、はからずも建設大臣を拝命いたしましたが、御承知のように、私は党務に専念しておったために、全くのしろうとであります。ただ、この委員会は、皆さんが非常な専門家であって、あえて大臣の必要のないくらいの実に強力なる委員会でありまして、私は安心してその職につけると、みずから慰めておるわけであります。建設事業も、いろいろ近代的な性格を持って参ったようでありまして、数年あるいは十数年前の建設事業とはだいぶ形を異にして参っております。かつまた、オリンピックを前にして、その他種々都市に関する諸問題があるようでありますので、皆さんのお力添えによって、あるいは御指導によって、大過なくこの職……

第35回国会 建設委員会 第2号(1960/08/31、28期、自由民主党)【政府役職】

○橋本国務大臣 大へんおそくなりまして、申しわけありません。  十一号、十二号、続いて十四号、十六号、引き続いての台風が参って、被災地の方々に対してはまことにお気の毒にたえない。職掌柄いえば、相済まぬと考えております。  ただいまの御質問でございますが、私もせんだって各地の災害地を見て参ったのでありますが、今度の十六号台風でも、直轄工事が比較的災害が少ない。そして県工事といいますか、補助工事の方が災害が多い。そういう数字の面から見ましても、どちらかといえば、補助工事の面は、いわゆる工事自体が進捗率が悪いということを一面においては物語っているのではないかと思います。  もう一つは、私、技術者であ……

第36回国会 予算委員会 第1号(1960/10/23、28期、自由民主党)【政府役職】

○橋本国務大臣 ただいま総理からお話がありましたように、都市人口の集中の傾向は最近著しいものがありまして、三十五年の状況を見ますと、大体四千五百万人が都市人口に集まっております。将来の見通しを考えますと、このままで放置すれば、東京都の例で申せば、十年後には千六百五十万ぐらいの都市人口が集まる、こういうことで、建設省におきましては国土計画といいますかその基本線に立ちまして、広域都市を建設する。これは福田委員からおっしゃいましたように、地方にいわゆる都市を分散する。大体私たちの考えておりますのは、五十万前後の都市を全国に配置するような指導を行なっていく。それがためにはいわゆる道路網の整備が必要であ……


29期(1960/11/20〜)

第38回国会 逓信委員会 第11号(1961/03/15、29期、自由民主党)

○橋本(登)委員 関連して。今の森本君の御意見はもっともな点もあります。ただ先ほど電波監理局長から混在しないという方針を言われたようですが、一つの原則としてはそうだろうと思うのですけれども、ただ実際問題として、Uは中継局のみに使うのだと・いうことが将来の方針だということを言うと将来問題が出てくると思います。ですからこの問題は、今、大臣なり監理局長から、原則といいますか、方針を述べる段階でもないように思う。第二チャンネルの問題は今検討を進めている最中で、電波行政の大きな問題ですから、なお将来としては、大臣並びに関係局長が十分に検討して――私は必ずしも電波管理局長の混在しない、中継局のみに限るのだ……

第38回国会 逓信委員会 第12号(1961/03/16、29期、自由民主党)

○橋本(登)委員 森本委員並びに松前委員からの質疑にも関連いたしますが、NHKの予算にも関連いたしますので、二、三基本的問題について質問いたしたいと思います。  一つは電波監理局長に聞きたいのですが、UHF帯を含めた第二次チャンネル・プランの問題が目下検討を重ねられておるように聞いております。かつまたFMについても同様に近い将来においてこれが割当を決定しようという考えがあるようですが、これらは大体いつごろを目標としておられますか。
【次の発言】 最初の方のテレビに関するチャンネル・プランですが、それはきのうか、きょうだったか、森本委員からの質疑があった中で、いわゆるVHF帯とUHF帯の混在地帯……

第43回国会 逓信委員会 第21号(1963/05/15、29期、自由民主党)

○橋本委員 私は森本委員の質問に対する関連質問のようなものでありますが、ここでお答えできるものは答えてもらいたいし、お答えできないものは、あとで御相談の上お答え願います。  先ほど来の質問によりますと、今回のいわゆる必要資金というものは二百三十億円である、その中で増資が三十三億円、そうしますと差し引き約二百億円というものが長期もしくは短期の借り入れ金による、そういうことになるわけですが、そこで全部の借り入れが済んだときの利子支払いは、概算ですが、あとで計算してもらえばけっこうなんですが、平均して七分五厘ぐらいになる、あるいは七分になるということになると、ピーク時は、全部借り入れたときの利子の支……

第43回国会 逓信委員会 第31号(1963/06/21、29期、自由民主党)

○橋本委員 本委員会の会議に付されております郵便貯金法の一部を改正する法律案外三件、なお社会党から二件議員提案がありますが、欠席いたしておりますから、その二件は除きまして、以上の四法案について全般的な御質問をいたします。  いま簡易保険に関する質問がありましたが、これについて私もお聞きしたいのですが、いま政府のほうは、簡易保険の性格――これは戦前といいますか、以前には、簡易保険は、いわゆる民保と違って、無審査という保険の制度になっておるところに、その一つの特色があったのですが、今日では無審査の特色がない。民保と同様である。そこで、政府が簡保事業をやっていく上において、いわゆる簡保の民保と違う性……


30期(1963/11/21〜)

第47回国会 議院運営委員会 第2号(1964/11/13、30期、自由民主党)【政府役職】

○橋本説明員 私、ただいま御紹介にあずかりました橋本であります。何せよ、こういう仕事は非常にふなれでありまして、何かと皆さんに御迷惑をかける機会が多いだろうと思いますが、駑馬にむち打ちまして、一生懸命やりますから、ひとつ今後ともよろしく御指導あらんことを切にお願い申し上げます。(拍手)
【次の発言】 十七日目帰りで参ってきたいと思っておりますが、ちょうど各省からいろいろ総理が聞いておりますのも、まあ十八日ごろには各省から聞いて大体間に合う。もし御支障がなければ、また御了承願えれば参りたいという考え方です。
【次の発言】 先ほど柳田さんから、新首相もいろいろ勉強することもあるから、十日前後を考え……

第47回国会 議院運営委員会 第6号(1964/12/07、30期、自由民主党)【政府役職】

○橋本政府委員 先ほどから皆さんのお話を聞いておりまして、たいへん勉強になりました。国会会期中における国会議員の逮捕については、これは憲法その他議員の身分に関する法律にかんがみまして、現行犯罪の場合といえども、あるものについては十分に慎重に考慮して扱うべきものである、かように考えております。

第47回国会 社会労働委員会 第2号(1964/12/16、30期、自由民主党)【政府役職】

○橋本政府委員 十一月九日であります。
【次の発言】 本年四月の公労協の際に池田・太田会談がありましたこと、その際に六項目について話し合いがなされましたことも十分承知しております。また、先般佐藤総理が総評の幹部各位と会談した際にもこの旨の申し入れがありまして、したがって新内閣としては十分承知をいたしておるところであります。
【次の発言】 池田前総理と太田議長との間で話されましたことにつきましては、新総理もこれを尊重し、誠意を持ってこれの解決に努力いたしたいという考えを持っております。
【次の発言】 小林さんのおっしゃるとおり、この問題は関係三公社五現業の組合各位にとってもかつまたその当事者にと……

第48回国会 議院運営委員会 第6号(1965/02/02、30期、自由民主党)【政府役職】

○橋本政府委員 本国会も何とぞよろしくお願い申し上げます。  今国会に政府から提出を予しております法律案件の件名は、お手元にお配りしております件名表のとおりで、総数百五十四件、うちいわゆる予算関係法律案は七十八件となっております。このうち、本日まで提出済みのもの二十九件、うち予算関係のものが二十件、閣議決定は済んでおりまして近日中に提出予定のもの十二件、うち予算関係のもの七件であります。  今後の予定といたしましては、二月上旬に提出予定のもの三十二件、うち予算関係のもの二十五件、二月中旬に提出予定のもの三十九件、うち予算関係のもの二十六件であります。二月中旬までには予算関係のものをできるだけ国……

第48回国会 社会労働委員会 第23号(1965/04/23、30期、自由民主党)【政府役職】

○橋本政府委員 いま御質問の点でありますが、これにつきましては、当時より引き続きまして、当事者能力の問題その他を検討をしてまいっておるわけでありまして、いま結論までは至っておりませんが、引き続き誠意をもって検討いたしておる状態であります。
【次の発言】 お話のような当事者能力の問題ですが、これは本国会を通じまして労働大臣あるいは関係大臣から当事者能力の問題についての答弁は申し上げてあるわけでありまするが、ただ問題は、当事者能力の回復ということば、あるいは当事者能力を持たせるということばですが、実は、もちろんこの問題につきましても検討を加えております。したがって、従来事務的段階でかなり煮詰めてま……

第48回国会 社会労働委員会 第25号(1965/04/28、30期、自由民主党)【政府役職】

○橋本政府委員 ただいま労働大臣からお答え申し上げましたとおりでありますして、この問題はおそらく労働大臣からもるるとお答えがあったと思いまするが、政府としては従来にない、というとはなはだ失礼でありまするけれども、この春闘問題には昨年暮れから真剣に検討に検討を重ね、御承知のような措置をとってまいったのであります。  もちろん、おっしゃるように今日のごとき労働条件で十分であるかという御質問であれば、これは日本の総生産願に対する国民所得から考えましても、その他の条件から、いろいろまた十分満足し得ない状態であることはお互いに了解ができる問題ではありますけれども、御承知のようにこの問題の処理にあたっては……

第48回国会 内閣委員会 第37号(1965/04/23、30期、自由民主党)【政府役職】

○橋本政府委員 原則論といいますか、本質はおっしゃるとおりでありまして、厳格なる意味での発議権は、おっしゃるような意向とわれわれも了解いたしております。ただ、法律上でいう発議権というものはいまおっしゃるとおりでありまするが、いわゆる発案権といいますか、憲法改正というような事柄がいわれておるということに対して、政府がそういうような問題を含めてこういう考え方もあるという意味での案といいますか、これは広い意味になりましょうが、そういう意味でこういう発案権というようなことば、そういうことになりますというと、政府にもあり、かつまた国会にもあると、かようにわれわれは理解いたしておるわけであります。

第48回国会 内閣委員会 第40号(1965/04/30、30期、自由民主党)【政府役職】

○橋本政府委員 過日、予算委員会に喚問を受けることになっておりましたが、ちょうどそのとき参議院の議運の委員会でその前から呼ばれておりまして、ちょっと時間を多く要しましたために、私が予算委員会に参りましたときには、官房長官にかわって総理大臣が答弁をしたからよろしいというようなことになってしまいまして、失礼をいたしたわけでありますが、ただいま大原さんがおっしゃいましたように、この問題は法律的論議は別といたしまして、現象としては好ましい現象とは考えておりません。ただ、法律的な解釈は、おそらく厚生大臣あるいは関係事務当局から答弁されたことと思いますが、私自身が扱っておりますことは、御承知のように、この……

第48回国会 内閣委員会 第44号(1965/05/13、30期、自由民主党)【政府役職】

○橋本政府委員 一口にと言われるとなかなかむずかしいのでありますが、米内山さんがおっしゃるように一口に申し上げますと、よいことをした人にはほうびを上げようということになると思います。御承知のように、戦後のいわゆる日本の農地改革の成功は、これは資本主義の国と共産主義の国とを問わず、ひとしく称賛をしておるわけです。これは皆さんの御協力も大いにあずかって力があったと思うのでありますが、そういうりっぱな仕事がなし遂げられたのは、何と申しましても関係者の御協力にまつところが多い。したがって、当時買収されました土地を譲り受けましたいわゆる自作農創設者、これらの方々も、当時の改革に協力せられたいわゆる旧地主……

第48回国会 予算委員会 第1号(1965/01/30、30期、自由民主党)【政府役職】

○橋本政府委員 ただいま川俣委員から御注意のありました時間の厳守につきましては、関係閣僚に十分に督促いたしまして、今後さようにいたしたいと存じます。  なお、資料提出並びに予算関係法案ですが、予算関係法案は、本国会におきましては七十七件を予定いたしております。そのうち本日までに提出済みのものが十四件、なお近日中に提出予定のものが七件、私のほうといたしましては、できるだけ早くということで関係閣僚にも督促をいたしておりますので、二月中旬までにはできるだけ全部の予算関係法案を出す予定にいたしております。その点御了承願います。  なお、資料提出につきましては、各委員からの御要望に応じて、直ちにすみやか……

第48回国会 予算委員会 第8号(1965/02/08、30期、自由民主党)【政府役職】

○橋本政府委員 大原委員の御質問でありまするが、まことにこの問題は重大問題でありますので、私といたしましては、各方面関係者等の御意見を十分に拝聴して努力をいたしたい、こういう意味合いの話でありまして、その点、御了承願いたいと思います。
【次の発言】 いまの御質問の趣旨でありまするが、両審議会ともに、もちろんこれは重要問題でありますからして、それらの申告といいますか、答申を得べき性質のものであると考えております。ただ問題は、御承知のようになかなか重要な関係に入ってまいっておりますので、はたして両審議会の答案が得られるかどうか。政府といたしましては、できますればもちろん政府の考えておるような考え方……

第48回国会 予算委員会 第14号(1965/02/19、30期、自由民主党)【政府役職】

○橋本政府委員 総理大臣は渉外関係でかねてから約束をいたしておりまして、それらの人と面会の約束を前からいたしておりますから、まことに恐縮でありますが、きょうは出席しかねることを御了承願いたいと思います。
【次の発言】 まことに恐縮でありますが、人と人との関係でもあり、時間の関係もありますので、具体的に何時から何時までという答弁もいたしかねることを、ひとつお許しを願いたいと思います。
【次の発言】 両大臣に対する質疑応答につきましては、これを明確に記しまして連絡をとり、総理大臣に報告をいたすことにいたします。
【次の発言】 内閣総理大臣の渉外事項につきましては、慣例上申し上げられないことになって……

第48回国会 予算委員会 第15号(1965/02/20、30期、自由民主党)【政府役職】

○橋本政府委員 日韓基本条約について、きょうの午後二時の予定でイニシアルが行なわれることになっております。
【次の発言】 きょう外務大臣が署名されますのは、いわゆる調印ではありませんで、イニシアルでありますから、その必要がないと考えております。
【次の発言】 御承知のように、本日イニシアルが行なわれますのは基本条約だけでありまして、全体のものにつきましては、なおこれから折衝を進められるわけでありますから、まだ全体の条約が仮調印、もしくは調印という形式をとっているのでありませんからして、御質問のような意味での何はないように考えます。

第48回国会 予算委員会 第16号(1965/03/01、30期、自由民主党)【政府役職】

○橋本政府委員 医療問題につきましては、国民の皆さんをはじめ国会の各位に対していろいろ御心配を相かけまして、まことに恐縮千万と考えております。  この問題は、御承知のようないきさつからして、手続によって法案を提出する順序がなかなか立ちませんために、私は、もちろんこれは厚生大臣の所管を取り扱うわけでありませんけれども、総理大臣の補佐として、また政府の一員として、この問題の解決は国民医療にとって大きな問題であるという立場から、かつまた、今日までこじれにこじれました問題の曙光を関係各位の御理解によって解決をいたしたい、さような決意をもって、御承知のように、せんだって来からして、両三回にわたって長時間……

第48回国会 予算委員会 第17号(1965/03/02、30期、自由民主党)【政府役職】

○橋本政府委員 ただいま竹本委員からの御質問でありまするが、総理大臣が、通常国会の劈頭の施政方針でも、あるいはその後における予算委員会での皆さんの御質問に対しまして、いま申されました政治の姿勢についての見解はしばしば申し述べてありますので、官房長官たる私が発言する必要もないようではありますけれども、一心同体の立場でありますからして、私自身が感じておりまする佐藤総理の施政の方針を御理解願いたいと思いまするが、当時施政方針の中でも申しておりまするが、今日の日本の新しい情勢、戦後二十年を経て、いわゆる日本というものが成年を迎えたものである、その成年という立場からして、いまみずから人間性を考え、日本の……

第48回国会 予算委員会 第18号(1965/03/03、30期、自由民主党)【政府役職】

○橋本政府委員 石田さんの御質問の根本の精神は、日本の農村、日本の農村の青年、こういうものをどう考えておるのかということが基本のようであります。税制等の問題は、所管大臣、大蔵大臣等からありますからして、その基本の問題についての考え方ですが、御承知のように、これは私が申し上げるまでもなく、日本は豊葦原の瑞穂の国ということで、われわれは、私自身も農村の出身であります。石田さんが農村の現在の状態を憂えられて、そこで、佐藤内閣の社会開発の精神は農村にも及ぶのかどうかという根本問題について私にお固いがあると思いまして、その点からお答えを申し上げますが、もちろん、今度の予算の面から考えましても、まだ佐藤内……

第49回国会 議院運営委員会 第10号(1965/10/01、30期、自由民主党)【政府役職】

○橋本説明員 皆さんには、通常国会に引き続いて臨時国会、また第二回目の臨時国会と、いろいろお世話になりますことを心からお礼申し上げます。  御承知のように、来たるべき臨時国会を十月五日ということで、前もって議長、議院運営委員長にも了解を求めまして、十月五日と閣議で決定いたしまして、正式に皆さんに御了承願い、会期等についても御審議を願いたいと存ずるわけでございます。  法案の内容については参事官から申し上げますが、なお、法案の説明をする以外に検討中のものもございますので、いま一つ一つ申し上げる以外に、なお二、三の法案をいずれ出さざるを得ないと思います。特に、御承知のように災害等もあったものであり……

第49回国会 予算委員会 第5号(1965/08/07、30期、自由民主党)【政府役職】

○橋本政府委員 お答えいたします。  御承知のように今回の春闘の処分でありますが、先ほど来から大原委員から関係者に御質問がありましたが、政府は、公社にいわゆる当事者能力はあるという見解に立っております。ただし、その当事者能力というものは完全なものではない。完全なものではないということは、そのいかんによっては予算措置を行なわなければならぬというところについて完全なものではないが、当事者能力はあるという見解を従来どおり持ってまいっております。今回の場合でも、御承知のように春闘に関して団交が進められた際に、政府は、従来なかった有額回答を行なっております。これは、政府としましても、あるいは三公社関係に……

第50回国会 議院運営委員会 第5号(1965/10/14、30期、自由民主党)【政府役職】

○橋本政府委員 今第五十回国会に提出済み並びに提出予定法律案等について御説明申し上げます。種々お世話になりまして、心から御礼申し上げます。  すでに提出済みのものは、日韓関係条約一件、並びに法案三件であります。条約は、日本国と大韓民国との間の基本関係に関する条約が一つ、協定が四つありますが、その一つは、日本国と大韓民国との間の漁業に関する協定、次が財産及び請求権に関する問題の解決並びに経済協力に関する日本国と大韓民国との間の協定、三番目が、日本国に居住する大韓民国国民の法的地位及び待遇に関する日本国と大韓民国との間の協定、四番目が、文化財及び文化協力に関する日本国と大韓民国との間の協定、それか……

第50回国会 日本国と大韓民国との間の条約及び協定等に関する特別委員会 第2号(1965/10/25、30期、自由民主党)【政府役職】

○橋本政府委員 御承知のように、条約の内容は、政府は日韓関係の正常化につきましては一括してこれをきめていただきたい。したがって、基本条約その他の協定、公文に至るまで、それらは日韓正常化に必要なる、一つも欠くことができない政治的な意図を持っております。こういう例は従来もあることでもありますし、もちろんこれは、これらが、法律的に言えば、一つが否決され、他が賛成される場合もありますけれども、政府の意図というものは、これらを一括して承認を求め、これが成立することによって日韓関係の正常化が成り立つ、こういうたてまえでありますので、一括してこれを一つの案件として皆さんの御審議を願ったわけであります。  こ……

第51回国会 科学技術振興対策特別委員会 第18号(1966/04/21、30期、自由民主党)【政府役職】

○橋本政府委員 これは法律に書いてありますように、内閣総理大臣はいわゆる関係行政機関の主たる行政を行なう必要があると認めるときは当該事項について会議に諮問しなければならない。これは意見の相違があった場合だろうと思うのです。また、たとえば具体的の例で申せば、科学技術庁は科学技術庁としての意見があり、文部省は文部省としての意見があった場合、総理は次の各項に掲げる事項として、四項目ございますが、これらについて総理が諮問する場合があると思います。また第三条には諮問があった場合、原則としてこれを尊重する、まるまる尊重するという意味ではありますまいが、いずれにせよ政府でつくった審議会でございますからして、……

第51回国会 外務委員会 第20号(1966/06/08、30期、自由民主党)【政府役職】

○橋本政府委員 ただいまの穗積さんの御質問でありますが、閣議というところはどういうところかということをひとつ申し上げたいと思います。  閣議というのは、大体短いときで一時間かかりますし、その間あらかじめ議題をきめることが原則であります。それからあらかじめ議題をきめませんが、必要に応じて各大臣から、こういうことについて報告をいたしたい、これが大体原則です。したがって、閣議の主宰者としての私の考え方は、いわゆる前もって予定された正式の議題並びに予定することはなかったためにこういう発言をいたします、こういうことを事前に官房長官に通知したものをもって議題といたす、これが原則であります。当然そうでなけれ……

第51回国会 建設委員会 第22号(1966/04/27、30期、自由民主党)【政府役職】

○橋本政府委員 最初に、今朝といいますか、午前零時ですが、札幌が今度一九七二年の冬季オリンピック場に決定いたしました。これは建設委員会各位の非常な御協力を願ったことでありまして、心から御礼申し上げます。  いまの御質問ですが、御承知のように昔は衣食足って礼節を知る、そして衣食住というものが国民生活安定の三要素と、こういわれておりました。今日では逆に住食衣という形だろうと思うのです。その意味で住宅政策、もちろんこれは土地政策も含めての住宅ですが、住宅政策は今日の政治の段階では最も緊要欠くべかざる、しかも重点的な施策であります。  一昨年佐藤内閣ができまして、昨年に社会開発懇談会というものを設けま……

第51回国会 商工委員会 第40号(1966/06/07、30期、自由民主党)【政府役職】

○橋本政府委員 お答えの一部でありますが、前提として佐藤総理が広い意味でこういう問題をどう考えておるかということを申し上げておきたいと思います。  これは国会の施政方針あるいは国会を通じて佐藤総理は常にいかなる国とも親善関係、親しくしていきたい、仲よくしていきたいということばを使っております。これは、いわゆる日本の国自身が置かれた憲法上の地位並びに世界的な立場における日本の地位、そういう基本的な原則から考えて、総理が言われておることは日本の一つの国是であろうと思うのです。そういう前提のもとに考えて、したがって未承認国といえどもケース・バイ・ケースで前向きにこれを処理していきたいということは、佐……

第51回国会 大蔵委員会 第34号(1966/04/20、30期、自由民主党)【政府役職】

○橋本政府委員 先ほど大蔵大臣から、春闘の窓口は官房長官のようにおっしゃったが、職責上は、春闘の窓口は官房長官でもありません。これは所管大臣がその窓口であります。ただ、官房長官がこういう問題で列席をするといいますか、司会をするというのは、いわゆる内閣でいう調整の役目で出席をいたし、また調整の役目をとっておるわけであります。  これは、先ほど来から大蔵大臣と山田さんの質疑応答を聞いておりましてもわかりますように、当事者能力という問題がやかましく言われておる。事実、現在の法律からいうと、いわゆる形式論的には当事者能力がありながら、すぐその後段で、政府はこれに拘束されない、こう規定してある。またその……

第51回国会 逓信委員会 第24号(1966/04/19、30期、自由民主党)【政府役職】

○橋本政府委員 どうも当委員会で答弁することは何か面はゆい感じがいたしますが、まだ国務大臣でありませんので、いわゆる責任ある答弁ができないことは残念だと思っております。  ただ、森本君からお話がありましたように、昨年の春闘以来私が関係閣僚の協議会の司会をして、できるだけ法律の上から見ても、また社会情勢から見ても妥当なりという線を出すために努力をしてまいっております。本年の春闘も、御承知のように経済界は必ずしも楽観を許さない。その状況下で民間の回答がそろそろ出つつありますけれども、中にはもちろん昨年あるいは昨年を上回るような回答がありましたが、また中小企業等はかなり悪い回答といいますか、要求に応……

第51回国会 内閣委員会 第17号(1966/03/18、30期、自由民主党)【政府役職】

○橋本政府委員 ただいま議題となりました内閣法の一部を改正する法律案について、その提案理由及び概要を御説明申し上げます。  まず、内閣官房長官は、内閣の直接の補佐としての内閣官房における複雑多岐にわたる事務を統轄し、閣議にかかる重要事項に関する総合調整の事務を統轄して行政各部の統一保持の衝に当たり、また、国内及び国外に対して機敏に内閣の重要政策に関する広報を行なうなど、きわめて重要かつ広範にわたる国務を処理しているのでありまして、その職責は、まことに重要であります。このような内閣官房長官の職責にかんがみまして、この際、内閣官房長官は国務大臣をもって充てることとし、これがため現在の国務大臣の定数……

第51回国会 内閣委員会 第35号(1966/05/13、30期、自由民主党)【政府役職】

○橋本政府委員 ただいまの御質問に対してあるいは十分意を尽くさないことになるかもしれませんが、いろいろ実情問題あるいは政治的なものの考え方等をやはりあわせて御説明申し上げたほうが、御理解を得られると思います。もちろん政府が臨調の答申を受けまして、しかも長年月を要してつくられた答申案でありますから、まことに有力なる御意見が、これを占めておるわけであります。ただ、この問題、もちろん方向として、当然政府としては御承知のようにできるだけ能率のあがる政府、かつまた安上がりと言っては失礼でありますけれども、なるべく金がかからないで行政能力ができれば一番いい、いわゆる世間でチープガバメントと言っておりますが……

第51回国会 予算委員会 第6号(1966/02/05、30期、自由民主党)【政府役職】

○橋本政府委員 ただいまの川俣委員からの発言でありまするが、もちろんこの出席につきましては、政府側といたしましては必ず時間を守って出席をいたすように私が督励をいたし、かつまた鞭撻をいたす方針でありますから、御了承を願いたいと思います。  なお、渉外事項等でやむを得ざる事故があります場合は、事前に委員長もしくは一部皆さんに御了解を願って、まごつくことのないようにいたしたいと考えております。  資料の提出の件でありまするが、従来いろいろ当方の不手ぎわからしておくれました点はおわびを申し上げまするが、今後さようなことのないように、昨日も委員長から一応資料の提出方の話もありましたので、さっそく各省大臣……

第51回国会 予算委員会 第15号(1966/02/16、30期、自由民主党)【政府役職】

○橋本政府委員 ただいまの川俣さんのお話、実は運輸大臣が用務で日曜日に出張することを了承を与えたのは私でございますが、その点、川俣さんがおっしゃるように、種々の観点からいろいろの事情を十分に了察せずして私が了承を与えたという点において、私もまことに遺憾の点がありますが、用務のために行かれるということでありますので、形式上大臣の出張の場合は官房長官の了承を得るということになっておるので、私が了承を与えましたので、その点は、今後とも十分に注意して、了承を与えることについては慎重なる態度をとろうと思いますので、御了承を願いたいと思います。

第51回国会 予算委員会 第17号(1966/02/18、30期、自由民主党)【政府役職】

○橋本政府委員 ただいま御質疑がありましたように、三十九年の五月に、衆議院におきまして地価安定施策の強化に関する決議案が可決されまして、政府はこれを尊重するという答弁をいたしております。この問題は、岡本さんも京都伏見区の止まれでありますからして、特に関心も重大であろうと思いますが、政府はこの決議を受けまして以来、これが具体化のために努力をいたしてまいっておるわけでありますが、御承知のように、なかなかこの地価対策問題は広範な問題を含んでおります。昨年、おそくなりましたけれども――その前から建設省においては十分検討を続けてまいったわけでありますが、なかなか一省においてこれを解決することが非常にむず……

第51回国会 予算委員会 第18号(1966/02/19、30期、自由民主党)【政府役職】

○橋本政府委員 先ほど外務大臣が答弁いたしましたように、実は軍縮問題といいましょうか、核を中心にする軍縮は、これは日本の防衛態勢の上では、防衛上の意味からいえば、必ずしもいま国防会議の議題と――もちろんこれは、いろいろな意味での意見の交換等は行なわれましても、現在核を中心とする軍縮問題は外交問題であろうと思います。いま日本の自衛隊には、もちろん核の研究もなければ、核の装備もしておらない。そこで、外交上の軍縮問題として扱われる以上は、やはりこれは外務省に置いて、十分なるスタッフを置いて検討することのほうが適当であり、かつまた、外交問題はもちろん外務大臣の専管事項でありますと同時に、それは総理の考……

第51回国会 予算委員会 第19号(1966/02/23、30期、自由民主党)【政府役職】

○橋本政府委員 八木さんから、総理大臣の熱意を官房長官はどういうふうに感じておられるかということを指示しての御質問でありますから、私国務大臣ではありませんが、私からお答え申し上げます。  これは、せんだっての質疑の時間におきましても、八木委員の詳細なお話を私は総理大臣のうしろにおいて詳しく聞いておりました。その熱意のほどには心から敬意を表します。総理があの際にお話し申し上げましたように、同和問題が今日においてなおかつ解決を見なかったことはまことに遺憾である、まことに残念である、自分としては最善の努力をもってこの問題の解決をしたい、特に昨年八月、同和問題に関する答申を受けておるので、これを尊重し……

第52回国会 建設委員会 第3号(1966/09/12、30期、自由民主党)【政府役職】

○橋本国務大臣 このたび、内閣改造に際しまして建設大臣を拝命いたしましたが、何といたしましても私はその方面は全くのしろうとであります。この前しばらくやりましたけれども、勉強する期間なくしてかわったものでありますから、しろうとと申し上げてあえて謙遜ではなく、そのとおりでありまして、皆さんのような専門家にはいろいろ教えを請わなければならぬと思っております。日ごろ建設委員の皆さんには建設行政に対して非常な御高配をいただいて、つつがなく建設行政が歴代ともに進められてまいりましたのも皆さんの御協力のおかげでありまして、心から御礼を申し上げる次第であります。どうか今後私の建設行政につきましても、ぜひひとつ……

第52回国会 建設委員会 第5号(1966/11/29、30期、自由民主党)【政府役職】

○橋本国務大臣 ただいまの茜ケ久保さんの御質問ですが、私この前一回建設大臣をやったといわれましたが、顔見世狂言程度のことでありますから、十分に全体的なものを検討する時間を持っておりませんので、あまり経験がございませんが、今回八月から再び建設大臣の仕事を仰せつかりましたが、ただその間に、瀬戸山前国務大臣からも総理大臣からも、沼田ダム計画についての引き継ぎは聞いておりません。ただこれは、もちろん専門家でありますから皆さんも十分御承知のとおり、昭和四十五年度までに、いわゆる水需要というものは、大体建設省としては、毎秒百二十トンを心要としておる。そのうち建設省が計画して確定されたものは約八十トンであり……

第52回国会 災害対策特別委員会 第4号(1966/08/11、30期、自由民主党)【政府役職】

○橋本国務大臣 今回、官房長官から建設大臣を拝命いたしました。官房長官時代に皆さんには公私ともたいへんお世話になりまして、大体不規則発言が多いようでありましたから、御迷惑をかけたこともあろうと思います。その点、心からお礼やらおわびやらを申し上げたいと存じます。また建設大臣といたしましても、私、前にちょっとやりましたけれども、これはかけ足でそっと通っただけでありまして、もちろん建設関係にベテランということでもありません。ことに大体が大ざっぱなほうでありますから、国会答弁等ではとちることが多いだろうと、いまから大いに小心翼々たるものがありますが、その点、皆さん方の御愛情によってひとつ御指導を願いた……

第52回国会 災害対策特別委員会 第6号(1966/09/26、30期、自由民主党)【政府役職】

○橋本国務大臣 ただいま森総務長官から二十四号並びに二十六号台風に対する被害状況の概要を御報告申し上げましたが、今回の疾風迅雷のごとくやってまいりました特に二十六号台風によって死者、行くえ不明合わせて三百十数名、負傷者七百余名を出しましたこと、災害に当たられました方々に対して深く弔意を表する次第であります。  もちろん、この原因等について政府並びに県当局と十分なる連絡をとりつつ調べておりますが、大体報道せられるように、山津波あるいは台風による家屋の破壊等によって災害が起こっておるわけであります。もちろん、建設関係から申しますと、従来ともいわゆる上流地区における防災はできるだけ予算の配分を得て措……

第52回国会 災害対策特別委員会 第7号(1966/10/07、30期、自由民主党)【政府役職】

○橋本国務大臣 台風第二十四号及び第二十六号の被害を受けられました各地方に対し、かつまた、なくなられた方々及びけがをされた方々に対して深く御同情申し上げる次第であります。  ただいまの御質問でありますが、従来もこれはやってまいっておるのでありますが、おっしゃるとおり原形復旧だけではなくて、改良並びに災害関連事業をあわせましてそうしてしっかりしたものをつくっていきたい。また、つくってまいる。ただ、おっしゃるように、これを半年か一年でやれ、こういうことを言われましても、実は工事の予算の関係等もありますけれども、予算のほうは別といたしましても、工事それ自体も、早期完成を目的といたしましても、やはり二……

第52回国会 災害対策特別委員会 第8号(1966/11/11、30期、自由民主党)【政府役職】

○橋本国務大臣 私、閣内で、松代地震対策連絡協議会の会長、さようなことになっておりますので、最近における対策をどうやってまいったか、一応皆さんに御報告申し上げて、なお皆さんの御協力と御鞭撻を得たいと存じます。  御承知のように最近この地震が拡大されまして、それがために地震対策地域の拡大ということについて協議をした結果、従来三十六市町村でありましたものを、八町村を追加いたしまして、これを九月の十四日に決定いたしたわけであります。  次に、避難用応急仮設施設の設置。これも早くから、前大臣当時からこれを進めてまいりまして、従来設置済みのものは三百五十二戸でありましたが、最近の拡大その他の事情にかんが……

第52回国会 大蔵委員会 第1号(1966/07/15、30期、自由民主党)【政府役職】

○橋本国務大臣 ときには総理の代理をやらされ、ときには総裁の代理をやらされる――これは一昨日でしたか、山本幸一君が本会議の質疑でこの問題に触れられましたので、総理が、ある意味においては総裁という意味も含めて答弁されたものと考えておりますが、こうして大蔵委員会でお話がありますとそれだけじゃ済まぬようでありますけれども、ただ、この問題はもちろん小林章君の復党にも関連をいたしておりますが、広く考えれば、いま保守党の近代化というお話もありましたが、やはり政党全体の近代化の問題といいますか、国民の信頼の問題、特に国会が国民の代表である以上は、常に国民の良識に報いられるような政党でなければならぬし、また国……

第52回国会 予算委員会 第3号(1966/10/20、30期、自由民主党)【政府役職】

○橋本国務大臣 この機会に、私当委員会で初めて建設大臣としてごあいさつを申し上げます。  今後皆さんにたいへんいろいろお世話になることと存じますので、よろしくお願いを申し上げます。  なお、御承知のように、二十四号及び二十六号台風で多数の方々が災難をされ、たいへんな損害を受けられましたことにつきましては、心から御同情申し上げております。なお、内容につきましては、衆議院の建設委員会並びに災害対策特別委員会等で御報告を申し上げましたので、この際ひとつそれは省略さしていただきます。  ただいま加藤さんの御質問の件でありますが、いま長岡市周辺で信濃川に架橋しておる橋は、御承知のように長生橋と蔵王橋があ……


32期(1969/12/27〜)

第63回国会 運輸委員会 第2号(1970/02/20、32期、自由民主党)【政府役職】

○橋本国務大臣 最初に、たいへんお待たせして申しわけありません。  運輸行政の基本方針について申し上げます。  一九七〇年代の第一歩を踏み出す第六十三国会にあたり、運輸大臣として、行政の基本方針について、所信を申し述べたいと存じます。  一九六〇年代におきましては、御承知のとおり、わが国経済は世界に例を見ない大幅な拡大を続け、交通需要も逐年増加をみておりますが、その反面、通勤ラッシュ、交通事故など、国民生活の安全を脅かす社会問題も増加する結果となりました。  一九七〇年代は、経済規模の拡大を軸とする豊かな蓄積を土台とし、同時に、その過程において、経済、社会の各部面において発生するさまざまの問題……

第63回国会 運輸委員会 第5号(1970/03/06、32期、自由民主党)【政府役職】

○橋本国務大臣 内藤さんの御質問の前提となっておるのは、日本の航空政策といいますか、飛行場政策をどう考えておるかということでありますが、もちろんまだ現在のところ、委員会をつくって総合的に研究し、まず答申を得たいと思っておりますから、いま私が申し上げますことは私の私見にすぎないということで御承知おきを願いたいと思います。  ただ、お話がありましたように、世界は、いわゆる交通量で考えましても、交通政策といいますか、あるいは交流政策といいますか、これなくしてはその国の発展は不可能である。文化の面においても経済の面においても、社会環境ですか、すべてを含めて、いわゆる孤立状態ではこの国は成長しない、これ……

第63回国会 運輸委員会 第6号(1970/03/10、32期、自由民主党)【政府役職】

○橋本国務大臣 ただいま議題となりました港湾法及び港湾整備緊急措置法の一部を改正する法律案の提案理由につきまして御説明申し上げます。  近年におけるわが国経済の高度成長に伴い、港湾取り扱い貨物量は、年々約二〇%の増加を示しております。なかでも、国際海上航路におけるコンテナ貨物等新しい海上輸送方式により輸送される貨物の増加が特に目ざましく、この傾向は今後も続くものと予想されます。  このような現状にかんがみ、重要港湾におけるコンテナ埠頭等の整備を今後一段と促進する必要があります。また、これらの埠頭は、在来の公共埠頭と異なり、岸壁、荷さばき施設等を一体として特定の者に専用使用させることによってその……

第63回国会 運輸委員会 第7号(1970/03/17、32期、自由民主党)【政府役職】

○橋本国務大臣 当委員会は宇田先生をはじめとして、皆さん運輸行政についてはベテランでありまして、私などはかけ出しでありますから、申し上げるような意見は、これからだんだんと勉強し、かつまた皆さんの御意見に従って十分なる措置を考えていきたいと思っております。  ただ、申し上げてよろしいと思いますことは、現在の交通状態をいかに緩和させるかというのには、考え方として二つあると思います。一つは緊急措置であり、もう一つは長期展望に立っての対策である。この二つの面から考えていかなければならぬ。  いまお話にあったように、たとえば道路拡張をするにいたしましても、東京都内の場合は事業費の大体八割五分から九割が補……

第63回国会 運輸委員会 第8号(1970/03/18、32期、自由民主党)【政府役職】

○橋本国務大臣 ただいま議題となりました船員法の一部を改正する法律案の提案理由につきまして御説明申し上げます。  現在海上労働者に対しましては、海上労働の特異性を配慮しつつ、その労働条件等を定めた船員法が適用されておりますが、同法の適用範囲は、一般商船につきましては五トン以上の船舶、漁船につきましては一部の例外を除き二十トン以上の船舶となっております。  一方、二十トン未満の漁船につきましては、現在、船員法の適用がなく、陸上労働者一般を対象とする労働基準法が適用されております。  今回の改正は、これら五トン以上二十トン未満の漁船にまで船員法を適用することができることとするものであります。  こ……

第63回国会 運輸委員会 第10号(1970/03/24、32期、自由民主党)【政府役職】

○橋本国務大臣 交通事故の問題は、これはたいへん重要な問題でありまして、政府もこの交通事故対策というものに対しては非常な力を入れておるわけであります。現在のところは、一応各省にまたがっておりますので、総理府に交通事故対策本部をつくりまして、本部長に総務長官が当たるということで、各省これに協力をして、そして緊急対策並びに長期対策というものを目下検討しておりまして、近いうちに緊急対策はそれぞれ決定を見て、その実施に当たるということになるわけであります。もちろん、運輸省としては特に関係が深いのでありますから、したがって、交通安全対策については、種々の面から省は省としての対策は講じておりますし、御承知……

第63回国会 運輸委員会 第12号(1970/03/27、32期、自由民主党)【政府役職】

○橋本国務大臣 ただいま、議題となりました海上運送法の一部を改正する法律案の提案理由につきまして御説明申し上げます。  わが国の旅客船による国内輸送は、離島住民の足としては申すまでもなく、一般の交通機関として、また、国民の観光の手段としても重要な役割りを果たしており、使用される船舶も年々近代化され、船型の大型化、高速化がはかられる等発展の一途をたどっております。  このような輸送の実態の変化に伴ないまして自動車航送船を含めた旅客船による輸送の安全の確保に関する事業者の責任はますます重大なものとなってきております。しかるに、現行法では、旅客輸送の安全を確保するための事業者の体制については明確な規……

第63回国会 運輸委員会 第13号(1970/03/31、32期、自由民主党)【政府役職】

○橋本国務大臣 横山さんがおっしゃるように、名古屋港の占めておる港としての重要性は年ごとに重く、また大きな意義を持ってきておるわけであります。したがって、横浜、神戸が歴史的なことからああいうような制度が持たれてきたわけでありますが、本年度一分引き下げたわけでありますが、名古屋が将来日本に占める重要港湾の地位から考えて、これはできるだけ引き上げて、そしてやはり大きな港の利益を受けるということに、ことしも努力をしたのでありますが、実現を見なかったわけです。しかし・将来ともにこれが努力をして、同じような国庫負担率を得られるように努力をいたしたいと考えております。

第63回国会 運輸委員会 第16号(1970/04/07、32期、自由民主党)【政府役職】

○橋本国務大臣 提案理由の説明を申し上げる前に、御礼のことばを申し上げたいと存じます。  今回の事件に関しまして、当運輸委員会の皆さん並びに国会全体、各党がこぞってご支援、御激励、ご協力くださいましたことを厚く御礼を申し上げます。いろいろ不手ぎわなところがありましたけれども、山村政務次官の勇気ある行動によって、とにかく人命全体が無事に救出をせられ、かつまた関係各国の非常なお世話によりまして、円満といいましょうか、まあ満足すべき解決ができましたことは、ひとえに関係各国の御協力及び皆さまの御支援の結果でありまして、厚く御礼を申し上げます。  ただいま議題となりましたタクシー業務適正化臨時措置法案の……

第63回国会 運輸委員会 第17号(1970/04/08、32期、自由民主党)【政府役職】

○橋本国務大臣 原則として、方針は変わりありません。ただ、御承知のように、これはよその国でもそういう国がありますが、日本の場合、いわゆる近隣に分裂国家あるいは未承認国家といいますか、そういう国があります。そういう点で、なかなか連絡上不十分な点が一つはあることと、まあその前提として第一には、この問題はやはり犯罪事件である。何といいましても、これは飛行機が乗っ取られたのですから、犯罪事件である。したがって、政府当局が犯罪事件として、これをできるだけ内地において解決したいという気持ちがあることも当然であると思います。しかしながら、これは限度があります。お話しのように限度がある。しかしながら、一応これ……

第63回国会 運輸委員会 第18号(1970/04/10、32期、自由民主党)【政府役職】

○橋本国務大臣 最初のタクシー業務の適正化、この法案の目的は、だんだんと皆さんの御質疑で御了解願ったように、最大の目的は、やっぱり研修といいますか、運転手の特性その他を含めた
【次の発言】 御意見ごもっともであります。それで、私もタクシーによく乗るのです。それから外国でも、めったに私は行きませんけれども、向こうで、パリなりロンドンでタクシーに乗りますと、彼らは一つの誇りといいますか、きちんとした態度でわれわれをタクシーに乗せてくれるわけです。一つには、日本の社会環境といいますか、慣習、これがだいぶ違うのですね。外国では、弁当持ってこいとかどんぶり持ってこい、そんなことはないのですね。日本では、……

第63回国会 運輸委員会 第19号(1970/04/17、32期、自由民主党)【政府役職】

○橋本国務大臣 ただいまはタクシー業務適正化臨時措置法案について慎重審議の結果、御採決をいただきまして、まことにありがとうございました。  また、決議されました附帯決議の内容につきましては、その趣旨を十分尊重し、誠意をもろて実施に当たる所存でございます。まことにありがとうございました。

第63回国会 運輸委員会 第20号(1970/04/24、32期、自由民主党)【政府役職】

○橋本国務大臣 ただいま議題となりました航空法の一部を改正する法律案の提案理由につきまして御説明申し上げます。  さきに発生しました日本航空機乗っ取り事件にかんがみまして、政府といたしましては、今後このような事件が再発しないよう種々の防止対策を講じてまいっておりますが、今回その対策の一環といたしまして、航空機内で行なわれた犯罪その他ある種の行為に関する条約を締結することといたしております。  この条約の締結に際しまして、機長に対して新たに、航空機内における航空機の安全を害する等の行為を抑止するために必要な措置をとる権限を付与する等所要の国内法上の措置を講ずる必要がありますので、ここにこの法律案……

第63回国会 運輸委員会 第21号(1970/04/27、32期、自由民主党)【政府役職】

○橋本国務大臣 おっしゃるとおり、新幹線だけで日本の総合交通体系ができ上がるわけではありません。しかし、この新幹線網の議員立法がなされたということは、心強く思っております。先ほど大蔵大臣が基本的と申しましたが、国土総合開発の上において新幹線の持つ役割りは、基本的なものを一つ持っておる。同時にまた、この鉄道法によって国土総合開発が推進されるという意味で、われわれは非常に賛成であります。ただ、こういう促進的な法案ができるのでありますから、したがって、政府としては、いまおっしゃるように、内航海運との関係及び航空網との関係並びに高速道路網との関係、これらを総合的にひとつ統一をしたいということで、この法……

第63回国会 運輸委員会 第22号(1970/04/28、32期、自由民主党)【政府役職】

○橋本国務大臣 全国新幹線鉄道網の整備は、国土の均衡ある発展をはかり、国民経済の発展と国民生活領域の拡大に資するために欠くことのできない、かつ緊急を要するものであると考えますので、本案のすみやかな成立を期待しておる次第であります。
【次の発言】 ただいま御決議のありました事項につきましては、政府といたしましても、御趣旨に沿って十分配慮いたしたいと存じます。

第63回国会 運輸委員会 第23号(1970/05/06、32期、自由民主党)【政府役職】

○橋本国務大臣 ただいまは慎重御審議の結果御採決をいただき、まことにありがとうございました。  また、決議されました附帯決議の内容につきましては、その趣旨を十分尊重し、誠意をもって実施に当たる所存でございます。  ありがとうございました。

第63回国会 運輸委員会 第28号(1970/08/11、32期、自由民主党)【政府役職】

○橋本国務大臣 まだお話し申し上げるような段階まで、この特会制度は具体的なところまではいっておりません。ただ前提として、御承知のように、さきの国会で御承認願いました新幹線網の財源については、国鉄の現在の中では背負い切れないので、その財源措置を考えるべきであるということが、法律で方向を差し示されております。同時にまた、すでに実験段階を過ぎました関門トンネル、これの工事ももう差し迫って、工事命令を出すべき状態まで従来の調査は進められてきておるわけであります。しかし、これも国鉄としては、御承知のように、国鉄財政の再建計画の中では考えておりませんし、また国鉄からの要望も、これも別個の財源で用意してもら……

第63回国会 運輸委員会 第29号(1970/09/10、32期、自由民主党)【政府役職】

○橋本国務大臣 宇田委員の発言に関連いたしまして、私の考え方を申し述べたいと存じます。  最近、皆さんから御指摘がありましたように、自動車欠陥問題は、国民の間で重大なる関心を呼び起こしておることはそのとおりでありまして、運輸当局としても、この問題に十分なる関心を寄せて対策を考えつつあるところであります。  特に、ちょっとお話の出ました軽自動車のいわゆるスピードと使用の問題、いま私が自動車当局に指示しておりますものは、大体この軽自動車の最高速度が百二十キロ、こういうような一これは自主規制でありますけれども、それにいたしましても、三六〇cc程度、馬力も五十馬力以下、こういう軽自動車が百二十キロとい……

第63回国会 運輸委員会 第30号(1970/09/22、32期、自由民主党)【政府役職】

○橋本国務大臣 アラブゲリラのためにいまなお抑留中の旅客に対しては、心から深甚の同情をいたす次第であります。御承知のように、わが国におきましても、過日ハイジャックによっていろいろな苦労をなめておりますので、旅客の諸君がさぞかし非常な苦しい立場に置かれておるであろうことを考えまして、心から同情にたえません。  なお、いま御質問のニクソン大統領提言の六項目でありますか、これにつきましては、直ちに運輸省事務当局におきまして関係方面、警察もしくは航空会社等と事務的な検討の段階であります。事務的検討の段階でありますが、その検討段階において、はたして警官もしくはガードマンを乗せてハイジャック防止を――犯人……

第63回国会 運輸委員会 第31号(1970/10/09、32期、自由民主党)【政府役職】

○橋本国務大臣 たいへんな事故でありますからして、できるだけ詳細をきわめて、少数意見といえども出してもらいたいと思います。その点、先ほど航空局長からお話がありましたように、再三再四山名教授にお願いしましたが、御本人はこれを拒否せられた、こういう事情を御了承願います。
【次の発言】 御意見のとおり、これはアメリカ等では、御承知のように五人委員会で常設機関が設置されております。そういう国々が二、三あるようであります。私しろうととして考えましても、また当時報告がありました際にも、木村団長から、何かやはり常設機関を設置することのほうが望ましいのじゃないかというような非公式の意見も述べられております。私……

第63回国会 運輸委員会 第32号(1970/11/11、32期、自由民主党)【政府役職】

○橋本国務大臣 当時新聞に出ました際に、直ちに野村自動車局長を呼びまして、その間の事情を詳細に聞き、かつまた、このような一部から疑惑を持って見られるような行為は厳に慎むように、こういう注意を与えております。  しかし、これはもう全く他意がないものでありまして、自動車局長として地方の、特に異なった地域の状況、御承知のように道路運送事業の運賃料金は、各地域によって非常に相違があります。そういう事情と、最近は自動車行政が何かとむずかしい難関にぶつかっておりますので、本人としては実情調査等の意味で参ったことと存じます。その間、いわゆる選挙運動らしい行動については一切行なわれなかったし、今後もそのような……

第63回国会 外務委員会 第7号(1970/04/08、32期、自由民主党)【政府役職】

○橋本国務大臣 今回のハイジャックの問題につきましては、特に外務委員会は、問題が国際的な問題に発展いたしましたので、たいへん各党ともに非常な御心配にあずかりまして、まことに感謝、感激にたえません。私現地に責任者として参りましたが、ただ申しわけないことは、ああいうような事件でありますだけに、いろいろ国際的な関係で、たとえば韓国記者団、日本人記者団、日本人記者団も百人くらい行っておりますから、それに外国人記者団と三つのグループがありまして、それに対する十分な情報を提供することが不可能であった、実際上人手がありませんので。さようなことのために正確に事情を刻々と皆さんのところに御通告申し上げなかったた……

第63回国会 決算委員会 第13号(1970/04/13、32期、自由民主党)【政府役職】

○橋本国務大臣 水没事故で全員死亡という大事故が、御承知のようにかつてあったわけであります。これにつきましては、御承知のように日本の最高権威といわれる木村教授を団長としまして、そうしてまる三カ年間これが調査を進めた、その調査の途中におきまして、御承知のように、山名教授はいろいろのみずからの学説を出しまして、それにつきましても、この木村調査団は約半年以上、約一年間にわたって山名教授の提示しましたその案件について調査をいたしましたが、何としても最終的な、いわゆる山名教授の出されました意見を証明すべき結果が出てこない。かようなことで、目下正式の私までに調査団から報告はありませんけれども、中間報告とし……

第63回国会 決算委員会 第22号(1970/10/13、32期、自由民主党)【政府役職】

○橋本国務大臣 昭和四十二年度の運輸省所管一般会計及び特別会計の決算につきまして、その大要を御説明申し上げます。  まず、一般会計について申し上げますと、歳出予算現額一千五百十五億六千四百四十一万円余に対し、支出済み歳出額は一千四百七十二億九千五百五十二万円余でありまして、差し引き四十二億六千八百八十九万円余のうち、翌年度へ繰り越した額が三十九億九千六百七十一万円余、不用となった額が二億七千二百十七万円余となっております。  次に、特別会計について申し上げます。  まず第一に、木船再保険特別会計でありますが、収納済み歳入額は四億三千四百六十一万円余であり、支出済み歳出額は一億八千三百三十三万円……

第63回国会 建設委員会 第13号(1970/04/18、32期、自由民主党)【政府役職】

○橋本国務大臣 気象台関係、私のほうでありますので、私からも一応申し述べておきたいと思います。  おっしゃるように、六十年周期説というのもありますけれども、これは一応の周期説でありますから、そのとおりやってくるとは限りませんけれども、しかし、治にいて乱を忘れずというたてまえからいえば、現状の対策で十分かといえば、まことに十分ではないと申し上げるほかありません。これは一つには行政上の問題もあります。またいろいろの問題からして、もしこれらが勃発した場合には、十分なる体制ということがまだ自信を持って言いかねるという状況でありますが、最近建設大臣あるいは自治大臣等とも相談をいたしまして、そこでさっそく……

第63回国会 交通安全対策特別委員会 第4号(1970/03/11、32期、自由民主党)【政府役職】

○橋本国務大臣 運輸大臣といたしまして、交通安全対策についての所信を申し述べたいと存じます。  一九七〇年代は、経済の効率化を一そう推進するとともに、国民生活の充実向上をはかるべき時代であると考えます。  交通における安全の確保は、国民生活の向上をはかる場合に考慮すべき最も重要な課題の一つでありますが、特に、最近における交通事故の激増に伴い、いまや国全体として取り組まねばならない緊急の課題となっております。  道路交通事故に例をとれば、昨四十四年一年間における死傷者数は、九十九万人にも達しようとするまことに憂慮すべき事態に立ち至っております。  このような情勢にかんがみ、運輸省は、交通安全対策……

第63回国会 交通安全対策特別委員会 第8号(1970/04/10、32期、自由民主党)【政府役職】

○橋本国務大臣 せんだってのハイジャックの問題につきましては、当委員会におきましても、いろいろ御心配をいただきまして、厚く御礼を申し上げます。  いまの久保さんの御意見、非常に関心のある御意見でありまして、この問題につきましては私なりに考えたいと思いますが、そこで、最初お話のありました海難審判庁あるいは特別調査委員会、あるいは海上保安庁等、何か同じような目的で同じようなものをやっているのではないか、こういうお話でありますが、これは全然目的を異にしております。海難審判庁のほうは、いわゆる海難についての原因を究明するということが目的で、この結果によって処理する。大臣のもとにつくりました特別調査委員……

第63回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第10号(1970/11/09、32期、自由民主党)【政府役職】

○橋本国務大臣 ただいま官房長から答弁がありましたように、もちろんこれは私が通達を出さなくとも、前の大臣が出したものは生きておると私も理解いたします。ただ、私、就任いたしまして以来、この種の、いわゆる綱紀粛正といいますか、この問題については強く関係局部長、課長にも要望いたしてまいっておるわけでございます。ただ、運輸省というところは、御承知のように直接大衆あるいは大衆の関係する企業、こういう問題に関係いたしておりますので、なおさらこの点については十分に考えて、慎重なる態度をとらなければいかぬということはお話のとおりであります。ただ、もちろんこの供応等については自戒をいたさなければなりませんが、大……

第63回国会 産業公害対策特別委員会 第3号(1970/02/25、32期、自由民主党)【政府役職】

○橋本国務大臣 このたび運輸大臣の任を仰せつかった橋本でございます。よろしくお願いを申し上げます。  運輸大臣といたしまして、公害対策について申し述べたいと思います。  近年、わが国においては、目ざましい経済の高度成長が遂げられつつある反面、大気汚染、水質汚濁、騒音その他による公害問題が発生し、人の健康や生活環境に対する脅威となって、各種の社会問題を引き起こしております。  公害問題の解決は、国民生活の向上をはかるため、重要な課題であると考え、私といたしましては、交通公害防止対策を運輸省の重点施策の一つとして取り上げ、各般の施策を積極的に推進し、国民各層の期待に添い得るよう努力する決意でありま……

第63回国会 大蔵委員会 第28号(1970/04/24、32期、自由民主党)【政府役職】

○橋本国務大臣 政府の一つの考え方である。おっしゃるとおりであります。
【次の発言】 ちょっとお尋ねしますが、何が上昇するというのでしょうか。
【次の発言】 それには一つ前提があります。御承知のように、最近における技術開発、生産性の向上、こういうことを一つの前提にして、一方においてはいわゆる生産性向上のための機械化が行なわれる。すなわち合理化もそれに並行して考える。こういう状態において考えていかなければなりませんから、いま堀さんがおっしゃった数字がそのままいわゆる適用されるということではない、かように御了解願いたいと思います。
【次の発言】 ただいま私が申しました前提において、いわゆる労働賃金……

第63回国会 地方行政委員会 第7号(1970/03/17、32期、自由民主党)【政府役職】

○橋本国務大臣 木原さんの、地元の反対派と会ってみる気はないかということに対して、私は、状況さえそれを許すならば、お目にかかることはやぶさかではない、こういうふうに申し上げたのですが、私は、反対派の皆さんと会うようなことがありましても、これに特別の新しい条件をもって会おうという考えは持っておりません。要するに、大局的な見地から、何としても成田空港は完成しなければならぬ日本の国際航空状況にある。もちろん政府としては、反対派であるからといって、賛成派とは違った条件を押しつける考えはない。反対派の諸君といえども、今後の生活に関するめんどうあるいは職業転換対策とか、あるいは生活の問題に関するできるだけ……

第63回国会 内閣委員会 第2号(1970/03/05、32期、自由民主党)【政府役職】

○橋本国務大臣 最初に、せんだっての内閣改造におきまして運輸大臣を拝命いたしましたが、まだふなれなことでありますので、よろしく御指導を願います。  ただいま議題となりました運輸省設置法等の一部を改正する法律案の提案理由につきまして御説明申し上げます。  最近におけるわが国経済の発展は著しくその動脈ともいうべき運輸の経済、社会における役割りはますます重要性を高めております。  このような情勢に対処するため、運輸省におきましては、経済、社会の発展に先行して、運輸の進むべき道を明らかにするための政策立案機能の充実とともに、運輸に関する安全の確保、公害の防止に関する行政の一そうの強化が必要となっており……

第63回国会 内閣委員会 第17号(1970/04/22、32期、自由民主党)【政府役職】

○橋本国務大臣 全く交通事故が漸増するといいますか、あるいは急増している、こういう状態はお互いにまことに嘆かわしい次第であります。もちろん、これにはいろいろの原因があります。一つは道路等のキャパシティがなかなかふやしにくいにもかかわらず、自動車がどんどんと利用される。最近はマイカー族といいますか、自家用車族が非常にふえてきている。またもう一つは、やはり運転手教育というものが必ずしも十分ではないのではないか、これも一つの傾向であると思います。また一つは、施設としては、相当の交通量があるところは立体交差を進めるべきでありますが、なかなかこれも財政上の関係からして、そう急速にはできない。したがって、……

第63回国会 内閣委員会 第19号(1970/04/24、32期、自由民主党)【政府役職】

○橋本国務大臣 おっしゃるように、私も運輸省に参ってみますと、陸海空――陸海空だけではなくて、海の中から土地の下のほうまで、地震までやるわけですね。たいへん広範に仕事がなっておるわけです。私も、船舶局、海運局あるいは港湾局というものが何かどこかでひとつ共通点があって、これを整理することはできないものだろうかということでいろいろ検討してみましたが、やはりなかなか事情があるのですね。船舶局は御承知のように船をつくるほうだということです。それから海運局のほうは船を動かすほうになってきている。船員局というのは労使の労のほうになっている。港湾のほうも御承知のように違っている。やはり共通点はないことはあり……

第63回国会 内閣委員会 第20号(1970/04/27、32期、自由民主党)【政府役職】

○橋本国務大臣 関連して私、原則論を申し上げますが、お互いに考えなければならぬこと、政治家及び行政官としても考えなければならぬことは、やはりいかにして能率をあげ、またあまり国がやらなくてもいいものまで国がやっておる、こういう状態は抜本的に考え直す時期ではないのか。なるほど自動車はたくさんふえました。だから、それに比例して人間をふやさなければならぬという考え方はおかしい。そうじゃなくて、当然民間でもやれるべきものは、もちろん国の監督は残しますけれども、そういうような民間でもやれる仕事はできるだけこれを大幅に民間に移すべきである。たとえば、御質問があるでしょうけれども、民間車検について御意見がある……

第63回国会 内閣委員会 第21号(1970/04/28、32期、自由民主党)【政府役職】

○橋本国務大臣 お話の点、確かにもっともな点があります。提案理由といいますか、運輸政策審議会が、「運輸大臣の諮問に応じて、総合的輸送体系の樹立のための基本的な政策及び計画の策定その他運輸省の所管行政に関する基本的な政策及び計画の策定」――まあ政策が中心になっておるわけでございます。運送部会のほうは、現実の問題を取り扱うということで性格が違いますので、吸収合併といいましても、実際上はなかなかむずかしい点があろうと思いますが、ただ、いわゆる基本的な政策を立てる、あるいは計画をつくるにいたしましても、現実の素材というものは無視できないわけですね。それがなければ空理空論に終わるだけでありますから、その……

第63回国会 予算委員会 第5号(1970/02/25、32期、自由民主党)【政府役職】

○橋本国務大臣 どうも専門家の質問でありますから、なるべくわかりやすく、私もおわかり願うようにお答え申し上げようと思います。  保安基準について、自動車の安全性の問題は、御承知のように昭和二十六年に制定されてから二十回にわたって改定しております。昨年の六月もブレーキ等の基準の改善を行ないましたが、おっしゃるとおり、これから技術開発に伴ってますます規制を高めていく必要があろうと思います。  救難器具の問題ですが、実はせんだっての「かりふおるにあ丸」の遭難で私もその点を非常に危惧いたしまして、関係者にいろいろ事情を聞きましたが、私もしろうとでありまして、本式なところはよくわかりません。ただ、われわ……

第63回国会 予算委員会 第7号(1970/02/27、32期、自由民主党)【政府役職】

○橋本国務大臣 「かりふおるにあ丸」の遭難につきましては、交通行政をあずかっておる運輸大臣として、まことに遺憾に存じます。  ただいま河村さんからの御質問でありますが、御承知のように第二十次計画船であります。ただ、この前の「ぼりばあ丸」と今回の「かりふおるにあ丸」では多少構造が違っておりまして、一方は鉱石専用でありまして、中の構造が少し違っております。したがって、沈没した原因がはたして同一かどうか、現在調査を進めてまいっておりますからして、いずれなるべく早い機会にこの結論を得たいと思っております。  ただ、私たち運輸省としましては、もちろんこの「かりふおるにあ丸」の沈没につきましては、海難審判……

第63回国会 予算委員会 第10号(1970/03/05、32期、自由民主党)【政府役職】

○橋本国務大臣 ただいまの安宅さんの質問の事件は次のようなことだろうと思いますから、概略その点について申し上げます。これは船長が帰りましてから海上保安庁に来てもらいまして話を聞いたわけでありますから、船長の話としてお聞きおきを願います。  第一祐生丸は昭和四十四年十月十二日午前十時十五分北朝鮮興南を出港し大阪に向かう途中、同日の午後十時ごろ注文津、これは韓国の江原道でありますが、東方約二十五海里の海上で一回、さらに十三日午後二時ごろ迎日湾、これは韓国の慶尚北道、東方約三十海里の海上で一回、それぞれ一千トンくらいの韓国海軍駆逐艦らしいものにより発光信号及び信号旗によって誰何または停船命令を受けま……

第63回国会 予算委員会 第12号(1970/03/07、32期、自由民主党)【政府役職】

○橋本国務大臣 交通事故対策はなかなかむずかしい問題でありまして、私、就任以来、これが少なくとも増加を食いとめるといいますか、ダウンさしたいというので、山中総務長官及び関係大臣とも相談いたしまして、積極的な対策を考えようではないか、それぞれ各省の仕事がありますからして、その面からもこれを実施していこうということで、まず私のところでは、御承知のように、運輸行政を担当いたしておりますからして、陸上、海上及び空と、まあ海、空、陸にわたっておるわけでありますが、最近、陸上の全体の事故数は毎年激増する傾向にある。その原因はいろいろあります。一つには、道路の面でいえば、道路が自動車の増加数に比例しておらな……

第63回国会 予算委員会 第13号(1970/03/09、32期、自由民主党)【政府役職】

○橋本国務大臣 ただいま和田さんからもお話がありましたように、最近過去一カ年間に大型船四隻が遭難にあいましたことは、まことに心から遺憾にたえない次第であります。ことに、御承知のように日本の造船技術は世界でも優秀であり、のみならずその造船額は世界第一位を占めておるわけであります。したがって、日本の造船界の名誉のためにも、かつまた日本の経済発展の上からも、かつ重要なことは人命尊重というたてまえからも、この問題はお話しのごとくに非常に重大問題であり、これに対して政府をあげて全力を尽してこれの原因の究明並びに対策を講じておるような次第であります。

第63回国会 予算委員会 第14号(1970/03/10、32期、自由民主党)【政府役職】

○橋本国務大臣 お話がありましたように、交通の総合計画というものは、私就任以来いろいろ検討した結果、どうしてもこれは急速に立てる必要がある。これは御承知のように、その基礎になるものは最近のスピード化、すなわち技術革新というものが一つの要因である。もう一つの要因は、消費と生産が異常なる拡大を来たしておる。これではたして現在の港湾五カ年計画あるいは鉄道計画その他航空計画等が十分にマッチしておるかどうかという点になりますと、私の所管からいうなれば、おっしゃったように追随の形式であと追いの形になっておる。これではある意味においては阻害の状況を来たしますので、したがって新全総は一つの目標ではありますけれ……

第64回国会 運輸委員会 第1号(1970/12/03、32期、自由民主党)【政府役職】

○橋本国務大臣 ただいま議題となりました海洋汚染防止法案の提案理由につきまして、御説明申し上げます。  わが国の産業の発展と国民生活の向上に伴い、油の海上輸送量は、飛躍的に増大いたしておりまして、船舶から排出される廃油や、大型タンカーによる大量の油の流出事故等によりまして、油による海洋の汚染は、ますます重大な問題になりつつあります。これとともに、従来海洋の汚染は、陸上の工場、下水等からの排水のほか、ほとんどが船舶からの油の排出によるものであったのに対しまして、最近では、油以外の廃棄物が船舶により海洋へ大量に排出されるようになり、油とともに新たに深刻な汚染問題を引き起こしつつあります。このほか、……

第64回国会 運輸委員会 第2号(1970/12/07、32期、自由民主党)【政府役職】

○橋本国務大臣 お話しの件は、主として伊勢湾を中心にしたお話と思いますので、時間がありませんから、伊勢湾を中心にした将来の対策等についての私の意見を申し述べたいと思います。  御承知のように、伊勢湾、三河湾といいますか、陸上でいうなれば濃尾平野というものは、関東平野に次ぐ大きな地域を持っておる、非常に地理的条件の整えられたところであります。にもかかわらず、今日まで東京、大阪の後塵を拝しておるということには、いろいろの歴史的な事情もあると思います。御承知のように、親藩がそこにおり、関係圏との間がうまくいかなかったことも一つの事情でございましょうし、そういうことからして、中京財界といいますか、中京……

第64回国会 運輸委員会 第3号(1970/12/08、32期、自由民主党)【政府役職】

○橋本国務大臣 御承知のように、日本は周囲海をめぐらしておる海洋国家でございます。将来日本の海洋産業というものは、各国に先がけてやるべき性質のものと考えております。そういうような意味からして、他国に率先してこの法案を出し、かつまた条約が調印をいたしておりますからして、これを一日も早く批准することによって、世界に先がけてこの条約の成立を期待したいと考えておるわけであります。  したがって、この条約を批准するためには、国内法を整備しなければ条約の批准はできません。そういう意味において、国内法の整備を前提として、今回の臨時国会に提案をいたした次第であります。

第64回国会 運輸委員会 第4号(1970/12/09、32期、自由民主党)【政府役職】

○橋本国務大臣 だんだんの關谷議員からの御質疑、われわれ聞いておりましても、たいへん十分に参考になりましたので、政令、省令等の場合におきましても、その点を十分に勘案しながらやってまいりたいと思います。  ただ、この法律は、御承知のように海洋の汚染を防止するというのでありまするが、なかなか法律だけで完全なる目的を達成するということは、非常にむずかしい問題があります。したがって、何といっても国民各位の協力がないと、実際上の効果が薄れる場合があり得る。たとえば、監視体制がいかに厳重でありましても、またこの法律がありましても、すきを縫ってやるという公徳心の欠如がありますれば、なかなかこの目的を達成する……

第64回国会 運輸委員会 第5号(1970/12/16、32期、自由民主党)【政府役職】

○橋本国務大臣 いままでの御質疑のとおりに、羽田飛行場の回数は大体限度に来ております。したがって、まず第一には成田飛行場を一日も早く完成したいという、その方針でもって従来進めてまいったのでありましたが、幸いといいますか、厚木飛行場の返還の問題が起きてまいりましたので、できるだけ厚木飛行場を使いたいということで、目下防衛庁当局と交渉を進めてまいっております。  ただ、御承知のように、私、運輸大臣ではありまするが、同時に国務大臣でもありまするから、日本の防衛上の問題をも考えざるを得ない。それらを勘案しながら、しかし、運輸省の民間航空としての扱いを優先的に考えながら、積極的な交渉を進めておるわけであ……

第64回国会 産業公害対策特別委員会 第3号(1970/12/07、32期、自由民主党)【政府役職】

○橋本国務大臣 特殊自動車、大型自動車につきましては、特殊の規制を行なう特別規制といいますか、一般車とは異なったきつい規制を行なうという方針で、目下これを作成し、今後これをなるべく早く実行する方針でおります。
【次の発言】 御承知のように、東京、大阪等は、一日の大型機の飛ぶ回数が非常に他の飛行場とは数が違っております。おそらく東京と大阪は数が大体同じようといいますか、大体東京の七割くらいが大阪の発着回数ですが、地方のジェット飛行場につきましても、これは非常に、回数は何分の一の程度であります。東京、大阪だけが指定飛行場になって規制を受けておるわけでありますが、もちろんしかし一般の就寝といいますか……

第64回国会 産業公害対策特別委員会 第5号(1970/12/09、32期、自由民主党)【政府役職】

○橋本国務大臣 御承知のように、問題は自動車の排気ガス規制に関する技術開発が、どこまでわれわれが追及できるかという問題が一つあります。現在、御承知のように、運輸省としては積極的な指導をしておりますけれども、現時点においては、せんだってきめましたアイドル時において新車は四・五%、現在の技術開発においてはこの点以上にはなかなか無理がある。しかしこれでとどまるわけではないのでありまして、今後とも新車のいわゆる規制強化を進めてまいって、将来自動車が二倍もしくは三倍ふえても、全体におけるところの濃度がふえないようにしたい。  それからもう一つは、道路の構造の問題もあります。いわゆる走行時においては――現……

第64回国会 予算委員会 第1号(1970/12/14、32期、自由民主党)【政府役職】

○橋本国務大臣 ただいま防衛長官が答弁されましたように、まだどことどこが返ってくるかもわかりませんし、かつまた時期も決定いたしておりませんが、運輸省といたしましては、もし厚木が返ってくる場合は五十六名ほどの要員増になります。板付の場合も九十数名の者が必要となってまいりますが、これらの処置につきましては、いまから実際上の計画案については進めておりますので、万一そのような事態が起きたときにはまごつかない措置を講じたい、こう思っております。
【次の発言】 正確な数字を申し上げませんでしたが、それは一つは、たとえば厚木の場合におきましても、民間専用空港になる場合と、あるいは共用になる場合とで、相違が起……

第65回国会 運輸委員会 第1号(1971/01/28、32期、自由民主党)【政府役職】

○橋本国務大臣 第六十五回国会にあたり、運輸大臣として、行政の基本方針について所信を申し述べたいと存じます。   一九七〇年代におけるわが国の政策目標は、経済発展の基盤の上に人間性豊かな国民生活を全国土に展開することにあると考えますが、その目標達成にあたって運輸部門に期待される課題は、まことに大きなものがあります。  このような認識のもとに、私はこれからの運輸行政を次のように推進していく所存であります。  第一に、総合交通体系の確立とこれに基づく交通網の整備であります。  運輸部門といたしましては、労働力不足の深刻化、環境問題の制約等のもとで交通需要の激増に対処しつつ、他方、国土の均衡ある発展……

第65回国会 運輸委員会 第2号(1971/02/05、32期、自由民主党)【政府役職】

○橋本国務大臣 ただいま議題となりました踏切道改良促進法の一部を改正する法律案の提案理由につきまして、御説明申し上げます。  交通事故の防止及び交通の円滑化をはかるため、政府といたしましては、従来から踏切道の立体交差化あるいは保安設備の整備等その改良につきまして、極力努力をいたしてまいったところであります。  特に、昭和三十六年に制定されました踏切道改良促進法に基づきまして、立体交差化、構造改良あるいは保安設備の整備を行なうべき踏切道を指定いたしまして、鋭意危険な踏切道の解消及び交通の隘路の打開につとめてまいりました結果、踏切事故は年々減少する等相当の成果をあげることができた次第であります。 ……

第65回国会 運輸委員会 第3号(1971/02/10、32期、自由民主党)【政府役職】

○橋本国務大臣 ただいま議題となりました港湾整備緊急措置法の一部を改正する法律案の提案理由につきまして、御説明申し上げます。  港湾は、経済活動の重要な基盤でありまして、外国貿易を拡大し、生産の増強につとめ、地域格差を是正し、もって、国民経済の健全な発展に寄与するためには、港湾の緊急かつ計画的な整備を推進する必要があることは申すまでもないところであります。このような見地から、政府は、昭和四十三年度を初年度とし昭和四十七年度に至る港湾整備五カ年計画を策定し、これに基づいて港湾整備事業の実施を鋭意推進してまいったのであります。  しかしながら、港湾取り扱い貨物量は予想外の伸びを示し、当初の想定をは……

第65回国会 運輸委員会 第4号(1971/02/16、32期、自由民主党)【政府役職】

○橋本国務大臣 御質問、多岐にわたっておりますので、あるいは十分にお答えができないかもしれませんが、不足いたします点は、関係政府委員から答弁させることにいたします。  第一の、総合交通体系の中のいわゆる重点的骨格といいますか、そういうものは何を考えておるかというような御質問だと思いますが、問題は、総合交通体系とは何だ、こういうことがまず第一であります。また、総合交通体系の必要なバックグラウンドとは何かということが、第二の問題だと考えます。  御承知のように、新全総におきましては、昭和六十年度を目途として、百三十兆から百五十兆円のいわゆる国民総生産に達するであろう。しかし他の検討によりますれば、……

第65回国会 運輸委員会 第5号(1971/02/17、32期、自由民主党)【政府役職】

○橋本国務大臣 先ほど来政府委員から答弁申しましたように、最近全国的に広がって開発計画が進められておりますので、従来使用されなかった踏切の道をダンプカー等が通過する、これによっての事故がかなり多くなってまいっております。しかし、これは第三回目の延長でありますが、こういうことによって少なくとも事故を減少せしめる、また教育等によって絶滅を期していくという方針で、積極的にやってまいりたいと考えております。
【次の発言】 お話しのように、従来の地元での計画以外に、その付近に何らかの開発が行なわれまして、急に自動車の交通数量が多くなる、そういうことから危険が増してきたという事実があると思います。その場合……

第65回国会 運輸委員会 第6号(1971/02/19、32期、自由民主党)【政府役職】

○橋本国務大臣 一つには、運輸省というところは、何といいますか、国民大衆一般に直接関連する仕事が非常に多いわけでありまして、しかも、内容についてはなかなか繁雑といいますか、好ましくない繁雑は整理しなければいけませんけれども、人命尊重とか、あるいはサービス面が多いものでありますから、そこで、最終的に法律できめるに至るまでの間の準備期間としてある種の監督行政をして、そうして法律に定めるところにうまく乗っけていきたいというような、懇切ていねいなところが一つはあると思います。しかし、懇切ていねいが過ぎれば、過ぎたるは及ばざりけりということがありまして、できるだけ整理をしてまいるということを私は強く指示……

第65回国会 運輸委員会 第7号(1971/02/23、32期、自由民主党)【政府役職】

○橋本国務大臣 田中さんの御意見はごもっともでありますが、それでいま近くに工場という点は、御承知のように、これは歩いていくわけではありません。車検事務でありますから、みんな車を持っていますから、そう距離を限定することはないのじゃないか。ある程度の距離、たとえば五百メートルくらいありましても――仙台から札幌へ行ってきたのですけれども、必ずしも車検場は近いところにない。第二工場等から二キロも離れたところにあります。したがって、必ずしも距離的に近くを無理に統合させるというのではなくて、ある程度離れてもいいと思います。問題は、一つの工場にはちゃんとしたいわゆる検査員がいる、工場設備がある、余力があると……

第65回国会 運輸委員会 第8号(1971/03/09、32期、自由民主党)【政府役職】

○橋本国務大臣 ただいまは、二法律案につきまして、慎重御審議の結果御採決をいただきまして、まことにありがとうございました。厚く御礼申し上げます。

第65回国会 運輸委員会 第9号(1971/03/10、32期、自由民主党)【政府役職】

○橋本国務大臣 ただいま議題となりました旅行あつ旋業法の一部を改正する法律案の提案理由につきまして御説明申し上げます。  旅行あつ旋業法は、旅行あつせん業を営もうとする者について登録制度を実施するとともに、所要の規制を行なうことにより、旅行あつせん業者の健全な発達をはかり、日本人及び外国人の旅客の接遇の向上に資することを目的として昭和二十七年に制定されたものでありまして、以来、同法の施行により旅行あつせん業の適正な運営を確保することを通じて、わが国の観光事業の発達に大きな役割りを果たしてまいったのであります。  しかるに、近年における国民の生活水準の向上と余暇時間の増大等によりまして、観光旅行……

第65回国会 運輸委員会 第10号(1971/03/12、32期、自由民主党)【政府役職】

○橋本国務大臣 ただいまは、道路運送車両法及び自動車検査登録特別会計法の一部を改正する法律案について、慎重御審議の結果採決をいただきまして、まことにありがとうございました。  また、決議されました附帯決議の内容につきましては、その趣旨を十分尊重し、誠意をもって実施に当たる所存でございます。まことにありがとうございました。

第65回国会 運輸委員会 第11号(1971/03/16、32期、自由民主党)【政府役職】

○橋本国務大臣 ただいま議題となりました船舶職員法の一部を改正する法律案の提案理由につきまして、御説明申し上げます。  近年、わが国海運業及び水産業の発展は目ざましいものがあり、船腹量は著しく増加しますとともに、船型の大型化、近代化機器の導入等船舶における技術革新が大きく進み、また、わが国及び外国の沿岸の航行援助施設も相当整備拡充されてきております。  しかるに、現行の船舶職員制度におきましては、海技従事者の免許資格は多くの種類に区分されており、この中において直上級の資格へ進級する場合であっても必ず学術試験が課され、また、受験資格として一定の乗船履歴が要求される等免許取得のための負担が重く、船……

第65回国会 運輸委員会 第13号(1971/03/19、32期、自由民主党)【政府役職】

○橋本国務大臣 旅行あつ旋業法の一部改正については、皆さんから熱心な御注意、かつまた、各条に関しての御検討がありまして、心から御礼を申し上げます。  ただいま御質問の点でありますが、モデル約款等については、役所といたしましても、役所だけの独断専行は避けまして、旅行者あるいは旅行業者、関係団体等の意見を広く徴してきめたいと存じます。  また、第二の旅行業の責任範囲を約款にという点ですが、ただいま御審議いただきました法律の中で、十二条の二の二項二号に旅行業者の責任範囲が明確に定めておりますけれども、これらの問題は机上の議論だけでなく、実際的によくこれを注意し、チェックして、十分その目的を明らかにい……

第65回国会 運輸委員会 第14号(1971/04/13、32期、自由民主党)【政府役職】

○橋本国務大臣 ただいま議題となりました外航船舶建造融資利子補給臨時措置法の一部を改正する法律案の提案理由につきまして御説明申し上げます。  経済協力開発機構の造船作業部会におきましては、かねてから、各国造船業間の競争条件を均等化して国際的な造船業の秩序ある発展をはかるべく話し合いが進められてまいりました。その結果、その第一歩として、一昨年、まず輸出船信用条件に関し船主負担の頭金、延べ払い金利等の統一がはかられたのでありますが、さらに、その後の話し合いの過程におきまして、輸出船信用条件の統一ということのほかに、自国船主が自国の造船業者に発注する場合にのみ助成を与えるという制限を行なっている場合……

第65回国会 運輸委員会 第15号(1971/04/14、32期、自由民主党)【政府役職】

○橋本国務大臣 法改正の目的についての考え方、多少私、事務当局とはニュアンスが違うかもしれませんけれども、需給関係、もちろんこれは局長も、需給関係を原因にしておるんじゃないと、こう言っておるようでありますから、あるいは違っておらないかもしれませんが、ただ通信士、機関士の場合も、こういう技術関係の者は同様でありますが、いわゆる技術の開発が進められてきて、それ自体が高度のものに進んでいく場合、これを取り入れてそこで一つの最低限をきめていく。同時にまた機械自体が、たとえば五百ワットなら五百ワットの機械というものが、初期においてはやはり通信距離がある程度限定をされる、だんだん進んでまいって、それ自体が……

第65回国会 運輸委員会 第16号(1971/04/16、32期、自由民主党)【政府役職】

○橋本国務大臣 お話しのように、われわれも甲乙丙というつけ方を子供のときにやられたわけでありますが、近ごろは点数、五点とか四点とか三点とかに変わってまいりまして、お話しのように、あまりいい名前ではありません。これは古い一つの呼称の言い方でありましょうけれども、直ちに法改正の中でこれを変えていくかということになりますと、いろいろの問題がありましょうが、しかし、お考え方はもっともでありますし、私もあまりこの甲乙丙の使い方は好ましいと思っておりませんので、適当な機関によってこの問題もひとつ検討してもらって、将来やはり考えていくべき問題だろうと思います。  それから、いわゆる機関士、通信士はいつまでも……

第65回国会 運輸委員会 第17号(1971/05/11、32期、自由民主党)【政府役職】

○橋本国務大臣 お話しのように、確かに中小造船業者及び内航海運業者は、船の建造については苦労をしておるようであります。これはかつては、いわゆる中小企業業者もよかったのでありますが、この十年この方、一つは道路等陸上交通が非常によくなった。したがって、トラックの非常な激増を来たしてお客さんを取られたために、なかなか自力で、いわゆる代替建造とか整備をするということは非常にむずかしくなりました。  それで、長期展望を申し上げて恐縮でありますが、本州、北海道、四国、九州の海岸線は大体二万七千キロあります。将来は、昭和六十年の時点で考えますというと、貨物の総出入トン数は大体現在の四倍程度になるのじゃないか……

第65回国会 運輸委員会 第18号(1971/05/12、32期、自由民主党)【政府役職】

○橋本国務大臣 常磐線の問題、皆さんにたいへん御心配をかけて、まことに恐縮に存ずる次第であります。  私も陳情を承っておりますからして、関係通勤者の不満の点はよく承知をいたしております。この問題につきまして、私も一市民のつもりで、通勤者のつもりで、この事件が起きましたあとで、関係者を集めまして数時間にわたっていろいろと忌憚ない意見の交換をいたしました。私はやるときには、単にああせい、こうせいというだけじゃなく根本問題まで、したがって、せんだってやりました際には三時間に及んで、そうしてこまかい点、技術的な点に至るまで、私は運輸大臣というよりは通勤者の一人の立場に立って、そこで激論を戦わしてやった……

第65回国会 運輸委員会 第19号(1971/05/18、32期、自由民主党)【政府役職】

○橋本国務大臣 お話しのように、自重計を取りつける義務が一部の車に対してはあるわけでありますから、せっかくの法律によって交通安全を期しよう、こう考えておるのでありますから、お話しのように、自重計の開発は非常に重要でありますから、積極的に通産省とも連絡をとって、あるいは民間の研究グループがあればそれらとも十分連絡をとって、御期待に沿うように努力したいと思います。
【次の発言】 お話は、原則として許認可事項に関する事務の停滞の問題だろうと思います。  お話しのように、許認可事項というものはあまり複雑多岐、あるいは時間を要するような問題でありますと、いわゆる一般国民から、運輸行政その他一般行政等も同……

第65回国会 運輸委員会 第20号(1971/05/21、32期、自由民主党)【政府役職】

○橋本国務大臣 船員局長からいろいろ説明があったと思いますけれども、御承知のように、日本の港は世界の船がたくさん入ってまいります。もちろん日本の船も相当の量があるわけでありますけれども、これは最近いわゆる大きなタンカー等がありますので、ことに日本はいま輸入国でもありますから、大きな船が入ってくる。それに従ってやはりパイロットの必要性がある。ただ、当時ああいうような閣議決定になりましたのは、一つは外国におけるパイロット料金というものと、日本のパイロット料金との差があるわけでありまして、そこである程度これは近づける必要があろうということは、結局、日本の船が行って向こうでパイロットの料金を取られるわ……

第65回国会 議院運営委員会 第10号(1971/02/26、32期、自由民主党)【政府役職】

○橋本国務大臣 最初に、ただいま議題になりました木原議員さんに対する暴行につきましては、まことに遺憾の意を表します。  つきましては、これに関連して当日の状況を、公団総裁から報告が参っておりますので、申し上げたいと存じます。  御承知のように、成田空港は、四十六年度内に供用開始をするためにぜひとも必要でありますので、空港公団では二月一日代執行を千葉県知事にお願いをいたしました。千葉県では代執行を二月二十二日から三月十四日までの三週間にわたって実施することにいたしている次第であります。  ところが、当日執行中、十五時二十分ごろ、加瀬参議院議員、小川、上野千葉県県会議員の方々が公団正門内に入りまし……

第65回国会 決算委員会 第15号(1971/05/21、32期、自由民主党)【政府役職】

○橋本国務大臣 決算の大要を御説明申し上げる前に、今回の国鉄並びに私鉄ストにつきまして、関係の皆さん、国会の皆さんにたいへんな御心配をかけたことにつきまして、心からおわびを申し上げます。いずれこの問題は御質問がありましょうからして、あとで国鉄あるいは私のほうからお答えする機会があろうと思います。  昭和四十四年度の運輸省所管一般会計及び特別会計の決算につきまして、その大要を御説明申し上げます。  まず、一般会計について申し上げます。  歳出予算現額一千六百八十五億五千七百三十万円余に対し、支出済み歳出額は一千六百四十六億四千五百九万円余でありまして、差し引き三十九億一千二百二十一万円余のうち、……

第65回国会 交通安全対策特別委員会 第2号(1971/01/27、32期、自由民主党)【政府役職】

○橋本国務大臣 運輸大臣といたしまして、交通安全対策について所信を申し述べたいと存じます。  今日は、国民生活の充実向上をはかるとともに、豊かな社会の建設を促進することが急務でありますが、これに際して、交通安全の確保は、最も重要な課題の一つであると考えます。特に最近における交通事故の激増は、社会構造全体の問題であり、いまや国全体としてその解決に取り組まねばならない緊急の課題となっております。  このような情勢にかんがみ、運輸省は、交通安全対策を最重要施策の一つとして取り上げ、次のような施策を重点的に実施することとしております。  まず、第一に昨年六月に制定されました交通安全対策基本法に基づき、……

第65回国会 交通安全対策特別委員会 第10号(1971/05/21、32期、自由民主党)【政府役職】

○橋本国務大臣 輸送機関の安全性の確保は、輸送行政においてきわめて重要な問題であります。自動車の事故防止対策についても、従来から諸施策を講じてきておりまするが、ただいまの決議の内容につきましては、その趣旨を十分尊重し、誠意をもって実施に当たる所存であります。

第65回国会 産業公害対策特別委員会 第2号(1971/02/05、32期、自由民主党)【政府役職】

○橋本国務大臣 第六十五回国会にあたり、運輸大臣といたしまして、公害対策に関する所信の一端を申し述べたいと存じます。  近年、わが国経済は目ざましい発展を遂げてまいりましたが、反面、大気汚染、水質汚濁、海洋汚染、騒音等の公害の発生を見るに至っております。  公害を克服し、美しい自然に囲まれた真に豊かな住みよい社会をつくり上げることは、全国民の切に念願するところであります。運輸省はこのような情勢にかんがみ、次のような施策を強力に展開いたしていくこととしております。  まず第一に、海洋汚染防止対策であります。  さきの第六十四回国会において海洋汚染防止法が成立しましたが、これの実効を確保するために……

第65回国会 大蔵委員会 第36号(1971/05/20、32期、自由民主党)【政府役職】

○橋本国務大臣 ただいま附帯決議のありました事項につきましては、政府といたしましても、御趣旨に沿って十分検討いたしたいと存じます。

第65回国会 内閣委員会 第1号(1971/02/16、32期、自由民主党)【政府役職】

○橋本国務大臣 ただいま議題となりました運輸省設置法の一部を改正する法律案の提案理由につきまして御説明申し上げます。  わが国経済、社会は近年ますます多様化、高度化してきておりますが、このような現況に対応し得る運輸行政組織の整備が肝要であり、この趣旨に沿いまして今回の改正を行なうものでございます。  改正の第一点は、大臣官房の統計調査部を情報管理部に改組することでございます。  運輸省におきましては、国民に対する運輸サービスの一そうの充実をはかるため、近年急速に発達してまいりました電子計算機の利用による情報処理技術を運輸行政及び運輸事業に積極的に導入することとし、これにより従来主として統計調査……

第65回国会 内閣委員会 第2号(1971/02/18、32期、自由民主党)【政府役職】

○橋本国務大臣 先日、友納知事が参りまして現地の事情等の説明がありました。ただいま木原さんがおっしゃるように、なかなか地元はエキサイトもしておる。しかし政府のほうは、何とか四十六年度中には供用開始をしたいという御意向のようである。まあいろいろの意見といいますか陳情もこれあり、十分まだ最終的な腹はきめておらないけれども、政府としてはどういうようなお考えであろうかというようなお話があったわけであります。  私としては、現地の事情等は、これは空港公団において直接的にタッチをしておるわけでありますから、現地の具体的な事情は私は報告を受けておるということでありますからして、大体の情勢はわかっております。……

第65回国会 内閣委員会 第10号(1971/03/23、32期、自由民主党)【政府役職】

○橋本国務大臣 石井さんが昨年の暮れに参りまして、一時間ほどいろいろ説明を聞きました。私もその方面はふなれでありますので、港湾局長も同席しまして、そうしてとくと石井さんの説明等についてお聞きしたのですが、石井さんもなかなかむずかしい問題であるということをおっしゃっていました。やはりやみ手配師の問題及び、まあいろいろ政府が行政指導をして、そうして一つのきまった組織を進めていくという努力をしておるようだけれども、なかなかやはり性質柄、どうも実効があがっておらないようである。私もその方面についてはもちろんこれは不案内でありますので、いろいろ港湾局長なりまた労働省とよく打ち合わせて、そして石井さんが持……

第65回国会 内閣委員会 第12号(1971/03/25、32期、自由民主党)【政府役職】

○橋本国務大臣 原則として伊藤さんのおっしゃることはごもっともだと思います。ただ、自衛隊であれ運輸省であれ、国の機関であると同時に日本の将来を考えたそれぞれの政府機関でありますから、したがって一方的な主張も実際上の問題としてはむずかしい問題があろうと思います。のみならず、先ほど航空局長が答弁しましたように、三〇%をこえる需要が最近ずっとふえておるわけですけれども、総合交通体系という点から考えて飛行機の持つ役割ももちろん重要でありますが、ただ漫然と伸びに従ってこれを行なうのがはたして総合交通体系かどうか、これも地上の飛行場等の整備にもかんがみましてよほど考えていかなければならぬ問題があろうと思い……

第65回国会 内閣委員会 第13号(1971/03/26、32期、自由民主党)【政府役職】

○橋本国務大臣 成田空港の建設につきましては、御承知のとおりに昭和四十年度に決定をして、それ以来工事進捗の日取り並びに保安関係等も十分吟味し、あるいは百里との関係のエリアの問題につきましても、当時十分な話し合いの上において成田に決定をする、こういう万全の措置を考えてやってまいったことでございますから、おっしゃるように、必ずしも飛行機の増勢に対して十分とはいえないかもしれませんが、しかし人命を守りかつまた航空安全を期する上においては、運輸省当局の計画というものは信頼してよろしい、私はこう考えておりますので、特に総理の三月までにやれ、こういう命令のもとにいわゆる工事を進めておるのではなくして、すで……

第65回国会 内閣委員会 第15号(1971/04/16、32期、自由民主党)【政府役職】

○橋本国務大臣 前の国会で申し上げました方針は、いまなおその方針を堅持してまいっております。したがって、当時私の考え方を申し述べましたが、その原則に従って、その後審査の簡素化等につきましては、十分に自動車局をして、これを制度として考えさせまして、役所のことでありますから私が言ったことが右左になかなかすぐ実現はできませんけれども、昨年の十一月過ぎと思いますが、簡素化の方針を決定いたしまして、そして今日はその簡素化の方針に従って一定の書式のもとにこれを処理していく、こういう方針をきめてやっておりますので、効果はだんだんあがってきております。その意味においては、大きな前進を示しておると考えるわけであ……

第65回国会 内閣委員会 第16号(1971/04/20、32期、自由民主党)【政府役職】

○橋本国務大臣 お話のように、許認可の整理は、ある部分においては運輸政策の基本にも関連する点は含んでおります。ただ、今回の許認可の整理については、これはかねてから行管から指摘がありましたように、国民の負担の軽減及び行政機関の繁雑な問題を現状の立場においてできるだけ解決するものは解決していくようにという指示もあり、事実また、従来相当の期間放置されたままのものもございますので、そういう時勢に伴っての改正をこの際やっていこう、こういうことでありますが、いまお話のような運輸政策の根本問題は、御承知のように交通政策全般の問題でありまして、いま総合交通体系という名で検討を進めておるわけであります。  私、……

第65回国会 予算委員会 第7号(1971/02/04、32期、自由民主党)【政府役職】

○橋本国務大臣 御質問の千葉港中央地区の埋め立てに関する問題その他の港湾関係の埋め立てのことだろうと思います。最初に、実は私就任以来、東京湾とか大阪湾のような工業立地条件が非常に過密している傾向につきましては、今後これは考えていかなければならぬというので、目下港湾審議会等で問題を検討さしておりまするが、この計画につきましては、御承知のとおりに、運輸大臣の諮問機関である港湾審議会に千葉県当局から計画案が出されるわけであります。この計画案に基づきまして審議をするのでありまするが、先ほど建設大臣から説明ありましたように、千葉県側で、いわゆるこの千葉県方式といいますか、千葉方式というものによって事業計……

第65回国会 予算委員会 第10号(1971/02/09、32期、自由民主党)【政府役職】

○橋本国務大臣 お答え申し上げます。  ただいまお話しのとおりに、国鉄の再建計画につきましては、四十四年度の鉄道料金の値上げに関連をいたしまして、国鉄の再建計画というものを閣議了解を得て、そのもとに実施に入ったわけであります。しかるに、御承知のような、一つは、当時考えました旅客及び貨物の収入も予定どおりの収入が上がらなかったこと、またもう一つには、当時国鉄当局が考えておった人件費の増が予想を上回った、こういうことも一つであります。しかし、もちろんその他に、御承知のような競争原理に立たされておる。道路が整備されるにつれて、したがって、国鉄の独占企業というものが認められなくなったのがこの数年来の形……

第65回国会 予算委員会 第11号(1971/02/13、32期、自由民主党)【政府役職】

○橋本国務大臣 このたびの東北線の事故につきましては、まことに言語道断でありまして、国民の皆さんに対して心からおわびを申し上げる次第であります。  御承知のように、昨日付をもちまして、まだ事件は刑事的には決定をいたしておりませんけれども、酒を飲んで運転をしたという事実は明確でありますので、刑事的な責任を別にいたしまして、国鉄当局としましては、国鉄副総裁以下関係者十三名に対し、減給その他の措置を厳重に処置いたしたのであります。また、私からは国鉄総裁を招致いたしまして、今回の事件はいわゆる悪質な問題である、全く人命をあずかっておる従業員としてあるまじき行動であって、これはその一人だけではなくして、……

第65回国会 予算委員会 第12号(1971/02/15、32期、自由民主党)【政府役職】

○橋本国務大臣 お答え申し上げます。  運輸省としましては、昨年、運輸政策審議会に総合交通体系について諮問をいたしております。総合交通体系の主力になりますものは、これは鉄道、飛行機、港湾等がなりますけれども、ことに鉄道関係では道路が非常に関係が深いわけであります。したがって、総合交通体系ということになりますと、運輸省だけでこれを決定するわけにもまいりませんので、ただ運輸省といたしましては、運輸省の観点から見た総合交通体系をまとめたい。その中で、たとえば鉄道にいたしましても新幹線、在来線あるいは大都市交通圏における通勤線、こういう多種多様な軌道を持っておりますので、それらの位置づけが交通体系の中……

第65回国会 予算委員会 第15号(1971/02/18、32期、自由民主党)【政府役職】

○橋本国務大臣 お答え申し上げます。  お話しのように、現地におきましては緊張した空気が強いことはよく承知しております。その点につきましてはまことに残念ではありますけれども、実はこの問題、代執行に至るまでには、御承知のように、空港を決定して以来、関係方面に説得してまいったのは満六年に及んでおります。したがって、きのうきょうにおいて代執行ということを決定したのではありませんで、最善の努力を尽くしてまいりましたが、なかなかどうしてもこれの話し合いが最終的な決定に至らない。そこでいまお話がありましたように、代執行をすることは血を見ることが目的ではありませんので、いわゆる工事を進捗したいという一つの目……

第65回国会 予算委員会 第16号(1971/02/26、32期、自由民主党)【政府役職】

○橋本国務大臣 ただいまの御質問は、原則として航空協定の中で取り扱われる問題であり、かつまた従来の国際慣習から見まして、そのような点につきましては、もしギブ・アンド・テークという問題が別個にありますれば、これは別問題でございまするが、ただ問題は、沖繩返還協定に関連いたしますので、外務省等がどういう考え方でこれを扱っているかどうか、私どもとしては、まだ詳しく事態を了承をいたしておらないわけでございます。

第65回国会 予算委員会 第17号(1971/02/27、32期、自由民主党)【政府役職】

○橋本国務大臣 最初に私からお答え申し上げます。  当日、成田におきまして紛糾がありまして、その結果、木原代議士並びに関係の議員さんに不祥なことが起きましたことは、まことに遺憾に存じまして、心からおわびを申し上げます。  当日は、御承知のように代執行が行なわれておりましたのと、同時にまた学生集団のいろいろなデモが行なわれておりましたので、その木原さんがおいでになる少し前に加瀬議員ほか県会議員の方々は門内に入ることができたのですが、一足おくれて参りました木原代議士に対しましては、実は関係者の話によりますれば、まことに失礼ながら木原代議士のお顔を見知り合いでなかったために、しかも突如として非常ベル……


各種会議発言一覧

24期(1949/01/23〜)

第7回国会 大蔵委員会農林委員会運輸委員会電気通信委員会連合審査会 第1号(1950/03/27、24期、自由党)

○橋本(登)委員 本法律案は大蔵委員会においても愼重審議をいたしまして、われわれ特に電気通信委員会といたしましては、金額の多い点から考えましても、非常に関心を持つておるのであります。先ほど来から各委員からいろいろ御質問があり、大分了解せられる点もあるのでありますが、なお今の御説明のうちにおいて、十二分に了承できない点が二、三点あります。特にこれは大蔵当局からお聞きしたいのであります。また見返り資金の性格に入りますけれども、見返り資金の性格は、法的にはこの前の国会において総理大臣は、アメリカが一方的に減免し得る性格のものであると言つておる。こういうふうな法的なもの以外は、われわれは承知しておらな……

第7回国会 電気通信委員会公聴会 第1号(1950/02/07、24期、民主自由党)

○橋本(登)委員 水谷さんは午前の公聽会が終るまでおいでになれるのかどうか。もし途中でお帰りになるならば、今日は芸能人は一人ですから、お尋ねしておきたいと思います。
【次の発言】 一応順序として、公述人の発言台に上られた順序から御質問申し上げます。  水谷さんにお聞きいたしますが、先ほど水谷さんは、民間放送局ができるために、優秀な芸能人のひつぱり合いが起るのではないか、こういうような御心配でありましたが、実はわれわれ委員会においても、その問題が相当に心配されているのであります。最近御承知のように野球が二つの大きなリーグができましたために、ああした選手の争奪戰が起きて、それがために結局各リーグと……

第7回国会 電気通信委員会公聴会 第3号(1950/02/10、24期、民主自由党)

○橋本(登)委員 遅れて参つて、質問の要旨を十分に了承しておりませんが、根本問題に関したことで、鵜飼君に御意見をお聞きしたいのであります。今中村委員からも御質問があつたようでありますが、これに関連して、電波法において独立機関として電波監理委員会ができるわけでありますけれども、こうした独立的な行政措置を行うものを設けたゆえんのものは――これは起案者に聞くのがほんとうかもしれませんが、この法案をごらんになつてのお考えを伺うのですが、これが政治的に左右されるような危險があるためにこういうふうにしたものか。あるいはそうでなくして事務的なものであるから、そこでこうしたような事務的な措置を行うような方向に……


27期(1955/02/27〜)

第22回国会 逓信委員会簡易生命保険及び郵便年金制度の調査に関する小委員会 第1号(1955/06/01、27期、自由党)

○橋本登美三郎君 この簡易保険の積立金の運用ですが、これは長期資金については大蔵省と協議してきめるのですか、それとも大蔵省の方で資金計画をして、そうしてこの一部を簡易保険積立金のうちから負担してもらいたいという形になるのですか。それとも初めから国の資金計画を相当こっちが持っておるわけであるからして、そこで対等の形でもって協議して、少くともごの積立金の問題については、そのワク及び割当等については、実際上の問題として相談があったのかどうか。
【次の発言】 こういうことが問題になると思うのですが、もし長期資金計画の全体について、簡易保険の積立金のうちから、どれくらい長期資金に回せるか、総額幾らかとい……

第22回国会 逓信委員会簡易生命保険及び郵便年金制度の調査に関する小委員会 第3号(1955/07/05、27期、自由党)

○橋本登美三郎君 集配局を今度統合して無集配局になるわけでありますが、現在集配局はほとんど電報配達をやつているでしよう。そうすると、現在は郵便配達さんが兼務でやつているのですか。あるいは専門の電報配達を置いているのですか。
【次の発言】 そうしますと、もし統合して無集配局になつた場合には、電報配達をいたさなくなることになりますね。そうなると日雇いかなんかで臨時の方法でやることになりますか。
【次の発言】 それ以下の場合はどうなりますか。

第22回国会 逓信委員会簡易生命保険及び郵便年金制度の調査に関する小委員会 第4号(1955/07/27、27期、自由党)

○橋本登美三郎君 根本問題ではないが、実際問題として、従来字名をとって郵便局名にしているところがありますね。茨城県の軽野村に萩野村に萩原という字名とつけてやっておるところがありますが、非常にわかりにくい。この前せっかくああいう赤い本でもって局名のものを出されましたが、ああいうのはむろんいろいろな原因があってああなっているのでしょうが、原則として町名をかぶせた方が便利だと思いますが、どうですか。

第22回国会 逓信委員会電気通信事業の調査に関する小委員会 第2号(1955/06/01、27期、自由党)【議会役職】

○橋本小委員長 これより電気通信事業の調査に関する小委員会を開会いたします。  本日はまず国際電信電話株式会社の未処分株式の処理に関する件について調査を進めます。政府側の出席は、説明員として電気通信監理官の行広清美君、同じく説明員として日本電信電話公社経理局長秋草篤二君が出席しております。この際質疑の通告がありますのでこれを許します。松井政吉君。
【次の発言】 この会社法が政府でかって立案せられる当時、その事前において、公社関係は必ずしも会社案に賛成でなかったということが一つと、もう一つは会社案とすることに大体落ちついて、しかも立法するに際して、これは会社側の全体の意向か、あるいは公社の一部の……

第22回国会 逓信委員会電気通信事業の調査に関する小委員会 第3号(1955/06/07、27期、自由党)

○橋本(登)小委員 政府委員にお聞きいたしますが、国際電信電話会社が発足いたしまする際に、会社法の附則で電電公社の財産を会社に移譲する際に、あの法律の建前はすみやかに譲渡して、政府がまたこれを金融市場の情勢を勘案してすみやかに処分しなければならぬ、こういう規定のもとに、同時に当時現物出資されました電電公社の資産株は、一応政府側に譲渡されておって、その処分は電電公社が返還を受けておるような形式になっておるはずでありまするが、その現状はどういうことになっておるか、御説明願いたし
【次の発言】 当時の附則で、政府はすみやかに金融市場の状況を勘案して処分をしなければならぬ、こういうことになっておるので……

第22回国会 逓信委員会電気通信事業の調査に関する小委員会 第5号(1955/06/24、27期、自由党)【議会役職】

○橋本小委員長 これより電気通信事業の調査に関する小委員会を開きます。この際お諮りいたします。去る七日の本小委員会において、日本電信電話公社法改正案が橋本小委員より提案され、これを本小委員会の成案と決定いたした次第であります。その後この問題についてさらに検討を加える必要が生じて参りましたので、この際なお調査検討の上、あらためて小委員会の成案を決定することにいたしたいと存じますが、この点御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議ないものと認めまして、さよう決定いたしました。  動議が提出されております。中垣國男君。
【次の発言】 ただいま中垣君より御提案の件につきまして、この際御質疑または御意見……

第22回国会 逓信委員会放送事業の調査に関する小委員会 第3号(1955/07/23、27期、自由党)

○橋本(登)小委員 竹内委員の質問に対して関連質問としてお聞きしますが、今竹内委員から質疑がありましたような、前段の問題はその通りであると私も解釈します。後段の問題は説明がなお不十分なようでありますが、ストライキにはやはり内容があると思います。正当に形式上は行われる。どんな場合においても形式上は正当に行われても、そのストの原因が経営者の側の非常にだらしのない結果によってストが起っている場合もあるし、あるいはまた労働組合側が何といいますか、行き過ぎの行為から、経営は合理的に行われておるにかかわらず、一種の左翼思想から、破壊的な目的をもって、形式的なストライキが行われる場合がある。こういうふうにい……

第22回国会 逓信委員会放送事業の調査に関する小委員会 第4号(1955/07/27、27期、自由党)

○橋本(登)小委員 政府側にちょっとお聞きしたいことがありますが、その前に、先ほど森本委員から前もってのお話がございましたが、本委員会では特に文化放送を苦しめる考えで、おいで願ったわけではありませんから、従って私の質問が、あるいは公式の席上ではばかる場合は、遠慮してもらってよろしゅうございます。多少経営問題について融れるかと思いますからして、その点は御了承願います。  文化放送の開設当時の場合において、事業内容を、ことに経営方針についてどういう形で出ておって、どういう形でこれを認可されておるか。たとえば一億四千万円の特定の寄付を基礎として財団法人ができていますが、それだけでは放送事業は行われな……

第22回国会 予算委員会第四分科会 第2号(1955/06/04、27期、自由党)

○橋本(登)分科員 最初にお尋ねいたしますが、現在御出席の政府委員は、どういう関係の政府委員が御出席でございますか。
【次の発言】 実はきょうの問題の質疑には大蔵省の政府委員の答弁を求める必要があって、事前に、午前中に大蔵省政府委員の出席を事務当局まで要求しておきましたが、その方はどういうふうになっておりますか。
【次の発言】 お見えになっておりますか。
【次の発言】 少しこまかい点について、郵政当局の政府委員から御答弁を願いますが、ことに最初に国務大臣としての松田郵政大臣にお尋ねいたします。もちろんこれは大臣就任からのものではありませんが、一応国務大臣として……。町村合併促進法第三十一条の、……

第24回国会 逓信委員会電波及び放送に関する小委員会 第6号(1956/03/20、27期、自由民主党)

○橋本(登)小委員 根本問題については、松井君から大部分の質問がありましたから、二、三にとどめて、具体的な問題は時間がありませんので次の機会に譲りたいと思いますが、二、三の点だけお聞きいたします。この文書は、この前ここでいろいろ論議になりましたいわゆる基本方針とか基本要綱とかいう文書ですか、あれは二月二十九日にということになっていますが、何か省議の決定というのですか、それとも単に調査会が作った文書であって、大臣とか事務次官が了承しておらない文書であるかどうか。いわゆる世間でいう省議決定の文書であるかどうか承わりたい。
【次の発言】 だとすると大問題なんです。この前にはこれは試案ではない、参考資……

第24回国会 逓信委員会電波及び放送に関する小委員会 第7号(1956/05/17、27期、自由民主党)

○橋本(登)小委員 今のはちょっと重要な問題ですから関連して。個々の問題は別にしまして、今次長は、三年後の波の変更のときには大電力周辺の小局について廃止するかどうかを考える、こういうことを言われたようですが、これは非常に重大問題であって、この前の放送局の開設の根本基準のときに修正を加えたことがあります。どういう事情で修正したかは、御承知の通りに当時大阪の電力を大電力に増力をした、そのときにその周辺の小放送局といいますか、そういうものが廃止されるような根本基準の建前であった。そういうことからして地方の利用者から非常な運動もあり、かつまた事実委員会としていろいろ審議した結果、国政調査までやりました……

第24回国会 逓信委員会閉会中審査小委員会 第3号(1956/08/27、27期、自由民主党)

○橋本(登)小委員 委員会開催に関していろいろ懇談する都合もありますので、懇談の動議を提出いたします。

第24回国会 逓信委員会閉会中審査小委員会 第4号(1956/08/28、27期、自由民主党)

○橋本(登)小委員 先ほど森本委員から無電話部落のことにつきまして質問がありました。その内容は、最近われわれ各地を歩いた結果、かなり農村電話と言っておりますが、部落電話が施行されておる。それについて内容的にいろいろ御質問をしたいと思うのですが、とりあえず数字として、現在どれくらい全国で、有線放送業務の運用の規正に関する法律に伴うところの施設が行われておるか、これをお知らせ願いたい。
【次の発言】 実はわれわれ三、四年前に北海道方面の陳情があって、そこで有線放送業務の運用の規正に関する法律、これは議員立法でできておる。その当時はそういう実態がありまして、これは何らかの形で施設なりあるいは権利とい……

第24回国会 逓信委員会閉会中審査小委員会 第5号(1956/09/22、27期、自由民主党)

○橋本(登)小委員 この前の委員会で、農村電話の問題についての質疑を行いましたが、一昨日及び昨日二日間にわたって、千葉県下の農村電話の実情を調査した結果、関係当局に二、三の点について御意見をお伺いしたいと考えるのであります。数字上の問題がありますので、この点前と重複するかもしれませんが、この点をお聞きいたします。  現在有線放送等に基くところの施設はどれくらいになっておりますか。その中で、電話をある程度まで利用しておる、そういうような世帯数と申しましょうか、施設数並びに加入者数はどれくらいになっておりますか、ちょっと伺いたいと思います。

第24回国会 逓信委員会閉会中審査小委員会 第6号(1956/10/10、27期、自由民主党)

○橋本(登)小委員 まだ政務次官が出席にならぬようでありますが、直接電波関係でありますから、とりあえず濱田電波監理局長からお答えを願います。実はせんだって国政調査に参りました際に、各班とも各地において、放送事業者から減価償却に関する陳情を受けたのであります。内容はあるいは当局においても御承知かもしれませんが、減価償却の率の問題並びに耐用年限の問題、これを中心にして陳情を再三再四にわたって受けたのであります。これについて、一応当局において関係者からお聞きになっていることもありましょうし、現在行われている定額法あるいは定率法について調査もしておありになると思いますから、その問題について御説明を願い……

第24回国会 逓信委員会閉会中審査小委員会 第7号(1956/10/11、27期、自由民主党)

○橋本(登)小委員 今佐々木委員や薮る、は森本委員からの質問で、大体内容が具体的にわかってきたようでありますが、質疑応答を聞いておりますと、森本さんなどは、こういう工合に内室について何もきまってないじゃない九とおしかりのようでしたが、そういうふうに解釈をすればすることもできろと思いますが、こういう工合に解釈ができるのではないか。たとえば実施の時期は、先ほど来の次官との質疑応答の内容を言えば、公達をしてから大伝において一カ月ないし一カ月半くらいの期間を必要とするのじゃないかというような意味だろうと思う。あるいはまた定員の問題は、現在あるところの総定員には増減はない、こういうふうに解釈ができるので……

第24回国会 逓信委員会閉会中審査小委員会 第9号(1956/11/02、27期、自由民主党)

○橋本(登)小委員 電波関係のことでちょっと電波監理局長にお尋ねいたします。海外放送といいますか、国際放送に関してでございますが、国際放送を民間でやることは日本の放送法の建前では認められる性質のものでしょうか。法律上認められるかどらか、放送法の建前からどういうふうにお考えになりますか伺いたい。
【次の発言】 一応放送法の建前でありますと、第五条に、「国際放送は、国際親善を害するものであってはならない。外国において放送をする目的で編集した放送番組を外国に送信する場合も、同様とする。」こういうことになっておって、これ以外に国際放送に関する規定は、NHKに対して政府の国際海外放送に対するものが二、三……


28期(1958/05/22〜)

第34回国会 逓信委員会有線放送に関する小委員会 第1号(1960/03/03、28期、自由民主党)【議会役職】

○橋本(登)小委員長代理 これより会議を開きます。  小委員長所用のため、私が小委員長の職務を行ないます。  有線放送に関する問題について調査を進めます。  本日御出席の参考人は、日本放送協会野村会長、前田、小野専務理事、春日経理局長の四名でございます。  なお、会議を進める都合上、参考人から一応お聞きしたいと思うんですが、参考人から一つこういうことをお話し願いたいと思います。  ラジオ聴取料の最近の傾向及び将来の対策、有線放送ラジオの設置数並びにその個数、有線放送ラジオに対しての将来の対策及び今後の措置、これらを中心にして参考人からの御意見を一応拝聴したいと思います。  なお、資料がありまし……

第34回国会 逓信委員会有線放送に関する小委員会 第2号(1960/05/12、28期、自由民主党)

○橋本(登)小委員 現在の農村地区における電話の普及状況及び積滞数についてお聞きしたいのですが、八級以下の電話の加入者の総数と今日までの積滞数並びにそのパーセンテージはどういう程度になっておりますか。――今わからなければ、あとで資料を出していただけばけっこうです。  私は、勘で申し上げては恐縮ですが、この八級以下の加入者は全体に比較して非常に低いパーセンテージになっているだろうと思うのです。しかしこれは電話加入を希望する人が少ないということじゃなくして、従来ともに現在の農村経済の状態から見て相当金額を要する、電電公社の公衆電話に加入することが困難であるということが一つの原因、それからもう一つは……


29期(1960/11/20〜)

第38回国会 逓信委員会電波監理及び放送に関する小委員会 第1号(1961/05/26、29期、自由民主党)

○橋本(登)小委員 局長は何時までいいのですか。
【次の発言】 それではゆっくり質問ができないが、きょうは時間がないから基本的問題についてお聞きしておきたい。  郵政省当局はいわゆる中波とFM、これはラジオの放送の波ですが、それはどういう政策のもとにものを考えているか、そのいずれかに重きを置いて、たとえば中波を中心にしてラジオを考えるとか、FMを中心にして考えるとか、そういう考え方があるのか、それとも特にそう考えてない、ラジオ放送政策の上における二つの波として今後考えていくのだ、いずれの考え方をとっておるのか、その点を伺いたい。
【次の発言】 私見が大体似ておればいいけれども、意見が違うとまた……

第40回国会 逓信委員会電波監理及び放送に関する小委員会 第1号(1962/02/08、29期、自由民主党)

○橋本(登)小委員 ちょっと、質問じゃないのですが聞いておきたいのです。このFMと現在の中波放送とを総合的にラジオ部門の一つとして考えるという問題は、調査会では提起しておりませんか。
【次の発言】 少し僕が聞いたのと意味が違うのですね。僕が言っているのは、新しい媒介体としてのFMというものを考える場合に、中波放送の補助機関だとか混信救済ということじゃなくて、ラジオ部門としてのFMというものは非常に他の波よりもすぐれたものである、しかも全国ネット・ワークが可能な波数を持っている、だから従来の中波というものの補助機関とか混信対策ということじゃなく、新しい媒介体としてラジオ部面でこのFMの地位をどう……

第40回国会 逓信委員会電波監理及び放送に関する小委員会 第2号(1962/02/14、29期、自由民主党)

○橋本(登)小委員 竹内君があるそうですから、簡単に……。  森本君の質問の前半については大体考え方は一致していますから、ダブらないようにいたしますが、最後の方がよく徹底しないのです。おそらく森本君の質問の意味は、総合番組というものは、全体というより、ある地域においてはもう十分なんじゃなかろうか、従って、そこにFMが新しく割り当てられる場合は、その総合番組というものも、FMもしくは中波番組の内容が決定されたものじゃなくして、そういうことがFMを加えた上でいずれとも決定されるものであろう、こういう意味であろうと思うのですが、そういう意味と解釈すれば、大した問題はない。あえて異議はありませんが、た……

第40回国会 逓信委員会電波監理及び放送に関する小委員会 第3号(1962/02/21、29期、自由民主党)

○橋本(登)小委員 あるいはこのわれわれのきめました議題の中には、具体的には出ておらないかもわからぬですけれども、問題は基本的ですから、この問題に関連があるものとして当局の意見を聞きたいと思います。あるいは最後の方のFM放送事業の経営的見通し、そういうものに関連するかとも思いますが、これにもはっきり関連しませんから別個の問題かもしれませんが、基本的な問題としてお尋ねいたします。  来たる六月がテレビ、ラジオ等の一斉再免許の時期であるわけであります。そこで、この一斉再免許に際して、FMのチャンネルの問題について、基本的な考え方を明らかにする方針で目下当局のFM調査会が進めておられるのか、それとも……


30期(1963/11/21〜)

第46回国会 逓信委員会電波監理及び放送に関する小委員会 第4号(1964/05/29、30期、自由民主党)

○橋本(登)小委員 参考人の方にちょっとお伺いしたいのですが、きょうのお話を伺っておりますと、現在の放送の状態というか放送局についてのお話が主になっているのです。実は放送法は一つの基本法なんですが、基本法としてひとつお考えおきを願いたいのです。たとえば御承知のように東京でテレビが六チャンネル、地方によっては二チャンネルあるいは四チャンネルということはありますけれども、とにかく技術的に見てテレビというものは波が東京、大阪のようなところで六チャンネルしかないのだということ。それからテレビならテレビというものが教育上どういうような力を持っているか、こういうことを考えると、最近アメリカで、御承知のよう……

第46回国会 逓信委員会電波監理及び放送に関する小委員会 第6号(1964/06/05、30期、自由民主党)

○橋本(登)小委員 ちょっと河口さんにお聞きしたいのですが、だいぶ御研究のようですが、私どもの調査が進んでおりませんのでお教えを願いたいのです。  このUHFを全国十ブロックにお分けになって、UHF局を一局置く。そしてキーステーションを全部ネットワークで流せることにした。いま東京にはVHF局が、キーステーションと目されるものは六つあるわけですね。NHKに二つ、それから民放が四つ、このうち二つのNHKのほうは大体においてネットワークが組まれている。四つはネットワークが完全に組まれていないわけです。そこで平均すると、どういうことになりますか、地区によっては、民放が一つというところが相当あるわけです……

第48回国会 内閣委員会大蔵委員会農林水産委員会連合審査会 第1号(1965/05/12、30期、自由民主党)【政府役職】

○橋本政府委員 ただいまの石田先生の御質問でありまするが、総理が、戦後処理が行なわれてまいっておりますと言う意味は、当時皆さんの御審議を経て、この法案は過去に通っておりまするが、実際上、現在実行に移されつつある段階であるという意味であって、今後新しい問題を予想して、そうしてこれからも起こるであろうというようなニュアンスの意味ではないと理解いたしております。したがって、これは総理が本会議等で御答弁申し上げましたように、いわゆる農地報償法案なるものは、戦後処理とは別個のものである。もちろん、これは現実の社会の面からいえば、ああいう大きな戦争がありまして、そのあとにおける一つの社会改善の必要から、あ……


32期(1969/12/27〜)

第63回国会 運輸委員会海運に関する小委員会 第1号(1970/07/10、32期、自由民主党)【政府役職】

○橋本国務大臣 大型船の構造につきましては、昭和四十年以来技術審議会で検討を加えておるわけであります。御承知のように、現在三十二万トンのタンカーが六隻就航いたしております。大体五十万トンタンカーに近いものとして一種の超大型船でありますが、この六隻の就航しておる実績等々も考え、かつまた、御承知のような世界的な大船傾向になりつつあるということ、需要の増大にかんがみまして、必要性が増大しつつあるという事柄から、その構造等についてば、従来の技術審議会及び造船所等の十分なる技術を参照しまして、そこで許可するに至ったのですが、この建造書類、設計書等を持ってまいりましたときに、私は、従来も四十年以来やってお……

第63回国会 運輸委員会内閣委員会地方行政委員会法務委員会外務委員会連合審査会 第1号(1970/04/13、32期、自由民主党)【政府役職】

○橋本国務大臣 石井一さんの質問に対しては、あるいは国家公安委員長なりその他の方々のほうが適当と思いまするが、事件の発端が運輸行政の面にありますので、私からその一部を申し上げてお答えといたしたいと思います。  第一に、この事件は、御承知のように近代社会における新しい犯罪であります。ことに、民主国家においてはかなり各人の自由といいますか、さような点があり、また犯罪捜査の上においても人権問題等の関係があって、なかなか困難があるように考えます。しかし、現実の問題として、いわゆる新しい輸送機関として飛行機が相当多量のものを輸送しておる。日本においては、大体一〇%のお客を飛行機によって国内におきましても……

第63回国会 予算委員会第五分科会 第1号(1970/03/11、32期、自由民主党)【政府役職】

○橋本国務大臣 昭和四十五年度の運輸省関係の予算について御説明申し上げます。  初めに、予算の規模について申し上げます。  まず、一般会計について申し上げますと、歳入予算総額は四億四千八百六十二万二千円、歳出予算総額は、他省所管計上分二百二十二億一千百四十九万五千円を含み二千六十二億五千四百三十九万八千円でありまして、この歳出予算総額を前年度予算額と比較いたしますと二百六十億二千七百万一千円の増加となっており、一四・四%の増加率を示しております。  この増加額の内訳を見ますと、行政費では百十億八千七百九十六万一千円、公共事業費では百四十九億三千九百四万円の増加となっております。  次に、特別会……

第63回国会 予算委員会第五分科会 第2号(1970/03/12、32期、自由民主党)【政府役職】

○橋本国務大臣 ただいまの上林山委員の御質問でありますが、まず前提としての将来のGNPは、せんだっての総理大臣の所信表明におきましても、一九七〇年代の末には大体現在の三倍程度の国民所得の増大を来たすのじゃなかろうか。また、学者あるいは研究所等の非公式な見解によれば、昭和六十年、いわゆる新全総でいっておるところの、昭和六十年の将来は大体十倍から十二倍程度の国民所得の増大がやはり考えられるのじゃないか、こういうような一つの見通しといいましょうか、それを持っておるようであります。それほど日本の経済は積極的に拡大されていくであろう。今度のいわゆる新幹線網のものの考え方は、政府といたしましても、さような……

第63回国会 予算委員会第五分科会 第4号(1970/03/16、32期、自由民主党)【政府役職】

○橋本国務大臣 最近の大都市交通圏の交通の流れの変化等もありまして、都市交通審議会が三月下旬に招集されることになりまするが、その都市交通審議会で、この新しい最近の大都市交通圏の状況、これを十分に御審議願って、あるいは都心部に一部修正を加える、かようなことも出てくるかもしれぬと存じておりますが、もちろん、これは国鉄との連絡の問題等もありますので、それらを含めて七号線の全体のあり方についてぜひ御審議を願って、その答申を得て急速にこれが方法を決定したい、かように考えております。
【次の発言】 機会を得て拝見したいと思っております。
【次の発言】 お話のように、東京駅はなかなか混雑するとは思いますけれ……

第64回国会 産業公害対策特別委員会地方行政委員会法務委員会社会労働委員会農林水産委員会商工委員会運輸委員会建設委員会連合審査会 第1号(1970/12/04、32期、自由民主党)【政府役職】

○橋本国務大臣 海洋汚染防止法は、御承知のようにわが国が世界に率先して制定する法律であります。従来油濁防止法という法律がありますが、これは、タンカーは百五十トン以下は野放しになっております。それから一般船につきましても五百トン以下は野放しになっておる。これを今度の法律によっては、タンカーは百五十トン以下も全部規制する、禁止をする。それから一般の船につきましては、五百トン以上であったのを三百トン以上を規制する、こういうことにしております。これは油だけではありませんで、一般の廃棄物も一緒に規制することになります。したがって、陸上から船によって廃棄する場合には、特に船に対して廃棄船の登録を行なう、あ……

第64回国会 産業公害対策特別委員会地方行政委員会法務委員会社会労働委員会農林水産委員会商工委員会運輸委員会建設委員会連合審査会 第2号(1970/12/05、32期、自由民主党)【政府役職】

○橋本国務大臣 内藤さん御承知のように、発生源については大気汚染防止法という法律があります。その法律に基づきまして、そこで道路交通法等の関係もあり、そういうことから規制がわれわれ運輸省のほうに要請がされるわけであります。そこで運輸省は、大気汚染防止法のその要請に基づいて規制を行なうわけであります。  御承知のように、昭和四十一年に、新車に対しては五・五%にとどめろ、以下にしろ。ことしの八月は、使用者に対しましてもこれを適用いたしまして、五・五%にこれをとどめる、こういう措置を行なって、一酸化炭素のいわゆる汚染度を低めていく。この結果、御承知のように昭和四十四年度におきましては、大体一日、重量ト……

第65回国会 大蔵委員会地方行政委員会運輸委員会建設委員会連合審査会 第1号(1971/05/14、32期、自由民主党)【政府役職】

○橋本国務大臣 いま松木さんからお話がありましたように、ボーナスをもらったときに頭金で買いますから、車検が六月とか十二月には相当多くなると思います。しかし第二年度からは一カ月前――現行の規定では一カ月前から車検をすることができますから。しかし一カ月でも、だんだん車は多くなってまいりましたからたいへんだろうと思いまして、省令改正をやりまして、四十五日ぐらいの事前の余裕を置きたい、そうしてできるだけ車検の流れを平均化したい、こう考えております。かつまた、車検をのがれて脱税する人がありはしないかということですが、これは車検のないものはやはり運行ができませんので、その点については延ばしたりなんかするこ……

第65回国会 予算委員会第五分科会 第2号(1971/02/20、32期、自由民主党)【政府役職】

○橋本国務大臣 昭和四十六年度の運輸省関係の予算について、御説明申し上げます。  初めに、予算の規模について申し上げます。  まず一般会計について申し上げますと、歳入予算総額は七億八千五百五十六万七千円、歳出予算総額は、他省所管計上分二百九十六億七千百十五万一千円を含み二千七百六十九億九千七百三十四万六千円でありまして、この歳出予算総額を前年度予算額と比較いたしますと、七百七億四千二百九十四万八千円の増加となっており、三四・四%の増加率を示しております。  この増加額の内訳を見ますと、行政費では、四百九十五億九千二百二十三万一千円、公共事業費では二百十一億五千七十一万七千円の増加となっておりま……

第65回国会 予算委員会第五分科会 第5号(1971/02/24、32期、自由民主党)【政府役職】

○橋本国務大臣 いま上林山さんからおっしゃるように、高速道路、高速鉄道、基幹航空及び重要港湾というものは連絡をとりつつ、かつ総合的な総合交通体系の上でこれをきめていくという方針をとっております。
【次の発言】 御承知のように、新幹線網の整備法、皆さんの御協力を得て議員立法で前国会で成立を見たわけであります。これに従って、運輸省当局としましては、逐次基本計画をきめ、そうして整備計画に続いて工事実施計画、こういうような段取りをとっているわけであります。私といたしましては、基本計画というものはまず根幹的なものからやってまいりたい。そこで根幹とは何ぞやという問題があります。これはとりようでありまするが……

第65回国会 予算委員会第五分科会 第6号(1971/02/25、32期、自由民主党)【政府役職】

○橋本国務大臣 昨日、木原及び加瀬国会議員を中心にした方々に対してごたごたがあったという報告を夕方受けまして、さっそく両君に連絡をしようと思っていたしましたが、連絡がとれませんでした。けさも実は加瀬及び木原両君の部屋をたずねましたが、まだおいでにならぬようでありまして、まことに遺憾なことと存じます。  昨日の問題、後ほど政府委員から経過等については御説明申し上げたいと思いまするが、このようなことのないようにかねがね指示をいたしてまいったのでありましたが、一種の興奮状態でありましたためにさような事態が起きたことについては、まことに遺憾千万であり、今後このようなことのないように、なおかつ厳重に指示……


※このページのデータは国会会議録検索システムで公開されている情報を元に作成しています。

ページ更新日:2024/01/28
データ入手日:2023/12/26

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