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河野謙三 衆議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

河野謙三[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書

委員会発言(非役職)歴代TOP1000
737位

24期委員会出席TOP100
64位
24期委員会発言TOP50
34位
24期委員会出席(幹部)TOP100
99位
24期委員会出席(無役)TOP100
90位
24期委員会発言(非役職)TOP50
29位

このページでは河野謙三衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。河野謙三衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。

ページ更新日:2024/11/17
データ入手日:2024/10/20

委員会発言一覧

24期(1949/01/23〜)

第5回国会 観光事業振興方策樹立特別委員会 第3号(1949/07/04、24期、民主自由党)

○河野(謙)委員 この機会に観光部長にちよつとお伺いしたいのですが、栃木縣ほか数箇所に、いわゆる半官半民の観光株式会社がすでに発足しておると思いますが、これらの会社に対しまして、運輸省といたしまして、いかなる連絡をつけておられるか、またいかなる指導をしておられるか、それを伺いたいのです。実はわれわれの期待するところは、これらの半官半民の会社こそ、当特別委員会の目的である外客誘致の線に結びつけてやることが一番観光事業の早道ではないか、かように思うのです。私が承知している範囲の二、三のこれらの会社を見てみますと、いずれもこれらの観光株式会社と銘打つた株式会社が、國内のいわゆる日本人相手の旅館業であ……

第5回国会 観光事業振興方策樹立特別委員会 第5号(1949/07/06、24期、民主自由党)

○河野(謙)委員 ただいまいただいた資料の中にありますホテル事業についての要望事項の中に、接収ホテルの解除を促進し云々というにがありますが、この件につきまして、もう少しくいかなる事情にあるか詳細を伺いたいと思います。と申しますのは、私一つ経験があるのですが、この秋開きます國民体育大会に、神宮のグラウンドは使えないということで、体育協会が再々交渉しましたが断られた。それを当國会の方から多数の署名をもらいまして、司令部に陳情いたしましたところ、これがすみやかに解決した例もある。これらの接収されたホテルの解除につきましても、ただいまの神宮グランドの問題等の例もありまするので、さような方法によつてやる……

第5回国会 観光事業振興方策樹立特別委員会 第6号(1949/08/10、24期、民主自由党)

○河野(謙)委員 先ほど砂間さんからのお尋ねの中に、税金その他でこのホテル業に不当な援助、補助があつてはいけないというお言葉がありましたが、まつたくその通りでございます。しかし一面当特別委員会ができてこの問題を取上げたということは、この事業が現在の日本で非常に重要性を持つているからだということも私が言うまでもない。そこで私はひとつ資料をいただけたらと思つて今案はお願いするのですが、現在すでに行われておるホテル業におきまして、そのホテル業がどういう営業の状態になつておるか、簡單なものでけつこうでありますからいただきたい。私は少くとも外貨獲得のためにホテル業を大いに刺激して、この設備を急速に完備せ……

第5回国会 観光事業振興方策樹立特別委員会 第7号(1949/08/11、24期、民主自由党)

○河野(謙)委員 別に審議会の構想が考えられておるのでありますから、この取消したものをいつ復活するかについては、審議会の意見、権限に移譲したらどうかと、かように思うのであります。
【次の発言】 私ちよつと伺いたいのですが、登録を受けた者が全部を他に委託する場合は別ですが、一部を委託するということになりますと、一部を委託することによつてホテルそのものの資格を喪失するというようなことも起つて來る。たとえば部屋の数の問題とか、その他の問題。そういうものがあるから、運輸大臣の認可を受けるということになるかもしれないけれども、一部を委託するというのは、たとえば具体的にはどういう事例が予想されているのです……

第5回国会 観光事業振興方策樹立特別委員会 第9号(1949/09/10、24期、民主自由党)

○河野(謙)委員 第三にあります自由に出入し得る玄関、これは私はなはだしろうとでありますけれども、どういう意味でありますか、もう少し詳細に御説明願います。
【次の発言】 はなはだりくつつぽくなりますが、そうしますと、ちよつとひやかしに路傍の人が飛びこむというようなことで、そのところまでは入つていいということですか。
【次の発言】 わかりました。
【次の発言】 固定資産の償却の問題ですが、この原案そのものには異議をはさむものではないのですが、ただこの機会に一般事業会社の建物なり、機械設備の償却はどういう基準になつておるか、それとこれとの比較ということもこの際われわれ承知しておく必要があると思うが……

第5回国会 観光事業振興方策樹立特別委員会 第10号(1949/10/10、24期、民主自由党)

○河野(謙)委員 ちよつとお尋ねしますが、ただいまいただいた資料によりますと、大体國道中心になつておりますが、新しい観光の観点に立つて、從來の懸道であり、里道であつたものを、ここに新しく國道として取上げるという面が多々あると思います。これらについて、從來懸道であつたものを、この際國道に直すというような新しい意味の計画がありますれば、お伺いしたいと思います。
【次の発言】 次会でけつこうですが、事務当局の手元に、新しい意味の観光を中心とした國道網の計画があれは、それをお示しいただきたい、かように存じこす。
【次の発言】 先ほど來交通公社の補助金の問題が出ましたが、私は宣傳費はいまさら申すまでもな……

第5回国会 農林委員会 第3号(1949/03/28、24期、民主自由党)

○河野(謙)委員 この機会に大臣に希望を申し述べておきます。今の大臣のお考えを伺いましても、價格統制は今度やはり一部残る。その場合の價格の構成の要素として、運貸というものは非常に大きなものであります。運賃は從來物價廳等で査定しておられたと思いますが、私の承知している範囲では、いずれも運輸省の認可料率をそのまま機械的にとつておられるような面が多いと思う。これは現在の輸送の上から言つても、非常に実情と違うのであります。認可料率をあらゆるものが下まわつて運送されるという実情におきまして、認可料率をそのままとつてあらゆる物資の價格をきめるということは、非常に実情に沿わないのです。これは單に木炭の問題の……

第5回国会 農林委員会 第4号(1949/03/29、24期、民主自由党)

○河野(謙)委員 この公團の期限の延期は、通常ならば一箇年間延長するのがあたりまえでありますけれども、今回に限つて特に三箇月間と期限を切りましたのは、統制そのものに対する從來の考え方が違つて來たことであります。また物資の需給関係が非常に從來と違つて來た関係から、公團というものに非常な檢討を加えなければならぬという理由と、もう一つは公團そのものが非常に國民の負担を増しておる、非能率であるということ。この二つが今回特に公團についてきびしく批判を加え、あるものは整理し、あるものは廃止しなければいけないということになつたのだと思います。つきましては今回のこの農林省関係の五公團につきましては、政府といた……

第5回国会 農林委員会 第6号(1949/04/01、24期、民主自由党)

○河野(謙)委員 薪炭の買入れが困難な事態に到達したのは、必ずしも薪炭の生産の事情だけでなく、配給の操作そのものにも遺憾な点があつたのではないかと思う。その問題はさておきまして、生産者から買い取つて消費者に渡るまで、一体どのくらいの日数がかかつておるのか。それをちよつとお伺いいたしたい。
【次の発言】 そうしますと、実績は大体七十二日くらいかかつておるというのですね。つきましては物價廳の方もお見えになつておりますが、物價廳の方は價格の面で金利は今のお話の一月半を見ておることになりますか。それをお伺いいたしたい。
【次の発言】 重ねてお尋ねいたしますが、そういたしますと今後價格の統制は続くことと……

第5回国会 農林委員会 第9号(1949/04/13、24期、民主自由党)

○河野(謙)委員 前回の委員会で大臣に要望しておいたのですが、今回の米の値上げにつきまして、前提として今の米の中間経費が、すなわち食糧公團の経費について、十分の檢討の余地があると確信しております。これを十分檢討して、修正すべきものなら修正して、しかる後にやむを得ざるものを値上げするということでなければならないと私は申し上げておいたのですが、具体的に申せば、生産者から消費者への價格の開きの一番大きいものは運賃であります。この運賃につきましては、運送事情は一年前と現在とは一変しておる。一年前には輸送力が物資に比較して非常に足らなかつたのでありますが、現在はそれが逆で、輸送力が非常に余つて來ておるよ……

第5回国会 農林委員会 第18号(1949/05/10、24期、民主自由党)

○河野(謙)委員 まず油糧公團についてお尋ねしたいことは、現在貿易廳に幾ばくの借入金があるか、並びにその内容をごく大略伺いたいと思います。
【次の発言】 今の御説明によりますと、大体一箇月分の所要資金を十五億と見て、これを基本金とする、こういうことのようでありますが、油糧公團には他の公團と同様に認証手形の制度があるはずであります。これによりまして六十日の金融ができておることと思います。そういたしますと、一箇月に十五億といたしますと、認証手形の流用によりまして、そこに三十億の資金の流用がつくわけであります。それにさらに十五億の資金を加えますと、四十五億の金がなければ、油糧公團の経営が立たないとい……

第5回国会 農林委員会 第20号(1949/05/12、24期、民主自由党)

○河野(謙)委員 油糧配給公團の増資の問題については、前会質問の途中で打切つておきましたが、本日安本から東畑さんがお見えになりましたので、一言御意見を伺いたいと思います。私は前回の当委員会におきまして、油糧配給公團の十五億増資の問題につきましては、その内容について、私は油糧公團自体の資金繰りについて非常に疑いを持つておる。もつと具体的に申しますと、資金繰りが非常に惡いためにかような結果を生むのではないかという疑いをいまだに持つておるのであります。しかしこの問題につきましては、もう少し詳細なるデーターをいただいて、研究させていただきたいと思います。私が今伺わんとするところは、前会の御説明によりま……

第5回国会 農林委員会 第23号(1949/05/16、24期、民主自由党)

○河野(謙)委員 坂本委員の質問に関連して長官にお聞きしたいのですが、先ほど資本金の問題が出ましたが、私が聞くところによりますと、食糧管理局の経理は、いわゆる販費代金はそのまま一本のパイプで末端から本部まで流れてない。言葉をかえて申しますならば、各縣の支局において販売代金を操作しておるという話を聞いております。それがために各支局において相当持資金を持つておる。私の聞いておるところでは、まだ事実の調査は済んでおりませんが、ある支局においては、この手持の資金を銀行に融資しておるというような、非常に腐敗した事例があるやに聞いております。およそ各公團の資金の操作は、とるべき金は末端から一本のパイプで本……

第5回国会 農林委員会 第26号(1949/05/19、24期、民主自由党)

○河野(謙)委員 まず第一にお伺いしたいことは、公團の存続機関の問題であります。先ほど井上委員の御質問に対しまして、そのお答えとして、大臣から來年の三月まで一應延長するけれども情勢によつてはさらに延長するかもしらぬ、こういうふうな意味の御答弁があつたように私は聞き及びました。ただいま大臣がお見えになりませんので、私がこれからする質問についてのお答えは、大臣がおらないといけないとも思いますけれども、重要な問題でありますから、すでに農林省の内部において、大臣と政府委員の方との御連絡もあると思いますので、この機会にお伺いします。御承知のように、公團は井上さんがたしか政務次官をしておられたときにできた……

第5回国会 農林委員会 第27号(1949/05/20、24期、民主自由党)

○河野(謙)委員 この機会に安本長官に、農村資材と資金の関係でお尋ねいたしたい。実は先日來本委員会に油糧公團の十五億の増資の問題が出ております。この油糧公團の十五億の増資の問題は、これは露骨に言うならば、油糧公團自体の資金繰りが惡いために、貿易廳の支拂いが滯つた、これがために十五億の増資になつた。しかしこの問題がないにしても、一面の理由としては、油糧公團が製品の手持期間が長いから資金が困難だ、こういうことです。私はこの問題をお尋ねするわけではない。かように油糧の問題につきましては、油糧公團自体が製品を長く手持して、そうして消費者に適当な時期に適当な品物をやるというような便宜をはかるならば、肥料……

第5回国会 農林委員会 第28号(1949/05/21、24期、民主自由党)

○河野委員 今木材の差益金の問題が出ましたが、私は根本的のことを伺いたいのです。物價をきめる場合に物價廳が自主性を持つてやることは当然だと思います。しかし今までの物價廳の仕事の経過から見まして、ややもすれば生産者に片寄つた價格ができたり、また妥当な價格でないものができたということはお認めになると思います。それはどういうことかというと、結局生産を扱うところの原局、または配給を扱うところの原局、この生産と配給は一つの省が扱つておるなら一つの省、これがまた二つにわかれておるなら二つの省を両翼として、審議会なり委員会をつくつて、これらの意見をよく尊重して價格を決定する、こういう組織が確立されなければだ……

第5回国会 農林委員会 第33号(1949/05/27、24期、民主自由党)

○河野(謙)委員 私はこの機会に硫化鉄の鉱山のストライキの問題について一應お尋ねしたいと思います。御承知の通り硫化鉱は肥料の主たる原料でありまして、この硫化鉱の配給がとまつた場合には、肥料工場は硫安、過燐酸等の製造を全部停止しなければならぬ。なお一たび工場がとまりますと、その復旧は簡單に行かないのであります。ただ工場の経済的な負担のみならず、この復旧には相当の日取を要するわけであります。從いまして、他の一般産業のストライキとは違つて、ストライキが回復すれば、その翌日から工場が動くというような状態のものとは違うのであります。御承知の通り五月十九日から一週間ストライキをやりまして、以後二十六日から……

第5回国会 農林委員会 第38号(1949/06/18、24期、民主自由党)

○河野(謙)委員 ちよつと関連してお伺いたいと思います。先ほど原田委員から肥料、農機具、農薬の行政の一元化の問題について、御質問がありました。そのお答えの中で、特に肥料についてはまだ問題があるように伺いましたが、私は非常に不思議千万だと思います。肥料一元化の問題は議論や意見じやないのです。われわれが申し上げておるのは、事実に基づいて、農林省に一元化しなくてはいけないというかたい決心をわれわれは持つております。と申しまのは、肥料行政の生産部面が商工省に移つて以来、行政の実績を見ればよくわかるのです。いかに價格の面で生産者に片寄つたか、いかに生産者の監督を怠つたか、これらについて事実の問題をはつき……

第5回国会 農林委員会 第39号(1949/07/29、24期、民主自由党)

○河野(謙)委員 ただいま食糧の事情が緩和した、緩和しないという御議論でありますが、この機会に最近における輸入食糧の状況並びに今後の輸入食糧の見通しにつきまして、おさしつかえのない範囲で詳細に伺いたい、かように思います。
【次の発言】 抽象的なこまかいことになるかもしれませんが、御方針を伺いたいのであります。実は一般の家庭粉食として、パンの配給を今やつておるのが各縣の事情であつて、またこれは食糧廳の方針だと聞きますが、最近のように燃料事情も緩和して來ましたし、一般の各家庭の主婦にも多少の余裕ができて來ました情況におきましては、これはパンの配給にせずして、原料の粉並びにその他の原料自体の家庭配給……

第5回国会 農林委員会 第40号(1949/07/30、24期、民主自由党)

○河野(謙)委員 私は今の課長のお話に関連して、ちよつとお伺いします。今までに、各縣におきますところの木炭の集買員と申しますか、檢收員と申しますか、これらの定員と実人員、政府の考えておる各縣の定員と実人員について、ひとつ御答弁願います。
【次の発言】 私が今伺いたかつたのは、今人が非常に足らなかつたからそこに一つのこういう問題が起つた原因があるというように聞いたのです。ところが私が承知しておる範囲では、たとえば神奈川縣の例を申しますと、檢收員の定員が七名になつておる。ところが実際には二名しか使つていない。こういう例がぼくは各縣にたくさんあると思う。こういうふうな定員をごまかすといいますか、豫算……

第5回国会 農林委員会 第41号(1949/08/01、24期、民主自由党)

○河野(謙)委員 一昨日の当委員会で、事務当局にかような大きな損失が出たことについて、これが突如として出たのではなくて、過去四年、五年前から漸次出ておる。ついてはその間において政府は関係の業者、または木炭事務所関係の人にいかなる警告をし、いかなる訓戒をして來たか。その間にとつた処置をひとつ説明してもらいたいというお尋ねをしたのですが、それに対してその席ではお答えがなかつた。本日長官から、あらためて過去におきましてかような不始末が起りました途中において、いかなる処置をとつておられたか、また長官の前任者においてもいかなる処置をとつておられたかということは御承知のはずでありますから、伺いたいと思いま……

第5回国会 農林委員会 第42号(1949/08/02、24期、民主自由党)

○河野(謙)委員 農政局長にお伺いしたいと思います。農民の側から見ますと、農林省は農村の一切を代表する機関である。たとえば資材の面で言えば、豊富に低廉に、しかも良質なものを農林省は心配してくれる、かように信じておるわけです。私自身もさように信じております。しかし最近に起りました問題で、たしか六月の半ばと思いましたが、農林省が配合肥料を農家の希望によつて來年の春から配給するという通牒を出されましたが、これはいかなる理由でいかなる必要に迫られてかようなことをやられたか、それをひとつ伺いたいと思います。
【次の発言】 ただいまの御説明ですと、農家から希望があつて、しかも肥料は三要素が非常にたくさんに……

第5回国会 農林委員会 第43号(1949/08/03、24期、民主自由党)

○河野(謙)委員 ちよつとそれに関連して、ただいまの御意見ですが、私は神奈川縣でありますけれども、神奈川縣に関する限り、今やはり二つになつておりますけれども、さような、いわゆる背後に資本家があるとか、また背後に政治勢力があるとか、また背後に官廳の指導あるということではなしに、農民の自由意思のもとにでき上つておる。これは神奈川縣に限らず、全國的に見れればかように自由意思のもとにでき上つておるものもあると思う。これは必ずしも一二の縣を持つて断定できないと思う。もし今お話のようにその背後に蚕糸局があつたり、また政治的勢力があつたり、また資本があるとすれば、おのずとこれに対しては十分な監督もし、指導も……

第5回国会 農林委員会 第44号(1949/08/22、24期、民主自由党)

○河野(謙)委員 本日、当委員会から要求しました各条項に対する回答文を頂戴いたしましたが、これをまだ一々詳細に見ている間がありません。しかしこのうち二、三をこの機会にお尋ねしておきます。  第一に、赤字に一番大きな対象になつております御段階における二十五億内外の問題である。これに対しましては、この前の委員会で、請求を政府は厳重にすると同時に、この債権の確保に適当なる処置をとるようにということを要求しておいた。それに対しまして個人保証をとるということでありましたが、この回答文によりますと、二十五億内外の御段階の賣掛におきまして、個人保証をとり得たものが十四億五千万円、あとの十億程度のものはまだ個……

第5回国会 農林委員会 第45号(1949/09/07、24期、民主自由党)

○河野(謙)委員 この機会に特別会計の経理事務の仕方についてお伺いいたしたいと思います。およそ経理事務の建て方は、原則としては物が動けば必ず経理現象を起すということになつておりますけれども、この薪炭特別会計におきましては、私が承知しておる範囲では、先ほども報告でございましたが、半月前に、予定された品代を前納さして、そしてやつて行くということになつておるように聞いておるのですが、しかるに実際はほとんどさようにやつていない。この事実に対して、今まで長官としてこの規定を破つた経理事務をした木炭事務所に対して、いかなる処置をとられたか、まずそれを伺いたい。  なお私は、百歩譲りまして、この前金をとらな……

第5回国会 農林委員会 第46号(1949/09/08、24期、民主自由党)

○河野(謙)委員 まず今回の災害につきまして、現在までに農林省が調査をまとめられた点、並びに現在までにこの災害に対していかなる対策を立てられたか、これを御報告願いたいと思います。
【次の発言】 一、二点お尋ねしたいのです。災害の対策は順次立てられておるようでありますが、総括的にはかつての失敗を繰返さぬように、すべての措置を迅速にやつていただくということをお願いいたします。  それからなお災害保險の問題でありますけれども、昨年の台風を受けまして相当赤字を背負つておる府縣が多いのであります。その元金の問題さへも困つておりますが、さらに利息の補填も非常に困つております。かさねてまた本年の台風を食いま……

第5回国会 農林委員会 第49号(1949/09/30、24期、民主自由党)

○河野(謙)委員 先ほど来の御答弁を伺つておりますと、特に賣損の問題について苦慮されておることはわかつておりますけれども、私から見ると、急所をはずれた、賢明を欠いたむだな努力をしている、こう思うのです。なぜかというと金利の問題を片づけなければならない。この前からたびたび言つておりますけれども、御賣商とも金利の起算点、これは現物受渡し即調定なのです。たしかに初めはそれで出発した。ところがいつの間にか御賣商の術策に陥つて、現物受渡しと調定の日が極端なのは二月も三月も離れておる。しかもその金利の計算は調定の成り立つた日をもつてする。しかもその金利が五銭であるということは、借りていてほおかぶりしていれ……

第5回国会 農林委員会 第50号(1949/10/21、24期、民主自由党)

○河野(謙)委員 先ほどの深澤さんの御指摘の、公団の経理の問題につきまして、私も関連して農政局長にお伺いしたいと思います。と申しますのは、ただいま政府では重要物資の補給金を削つて、一部生産費の中にしわ寄せをいたしましても、大部分のものが削つた補給金を販売価格の中に繰入れるということをやつているわけであります。これは肥料につきましても、一部補給金を削つて、その額は二十六億とか三十億とかいうことを聞いておりますが、その削つた額を右から左に肥料の販売価格に加えて、来年の春から農民に配給するということが伝えられております。そういう際でありますから、ただいま御指摘のように、運賃において不正があり、結果に……

第5回国会 農林委員会 第51号(1949/10/22、24期、民主自由党)

○河野(謙)委員 本日の問題は、新聞発表の及ぼす影響が甚大であるということが中心でありますが、そこで私は、特に念を押して伺つておきたいのは、この新聞発表においては、十月十日までの病虫害、風水害の被害は織り込んであるということが書いてあるのですが、これは確かに当局が発表したことであるかどうか、それをまず伺いたい。
【次の発言】 そういたしますと、十月十日までには、大体早場所においては勝負がきまつておる、また早場所以外のところでも大部分がきまつておる。先ほど來その後の作況の変化については、十分調査して補正するという御意向があるように伺いますが、いたずらにそういう氣持を持つておられても、大体十月十日……

第6回国会 観光事業振興方策樹立特別委員会 第3号(1949/10/31、24期、民主自由党)

○河野(謙)委員 ただいま私見の発表がありましたが、なお引続いてひとつあなたの私見を伺いたいのですが、しからば今のように観光事業が、特にホテルの問題が、一部運輸省にあり、一部厚生省にあり、一部通産省にあるというよようなことは、これは許されないことだと思います。そこで通産省としては、これを今後いかな構想のもとに、いかなる場所にまとめて行くかということについて、もし御意見があれば、この際伺つておきたいと思います。
【次の発言】 この機会に、議論をするわけではありませんけれども、とかくこの問題に限らず、行政官庁と立場の違う国民の側から見ると、どこか一省で、便利に、能率的に、すべての任事を運ぶようにし……

第6回国会 観光事業振興方策樹立特別委員会 第7号(1949/11/18、24期、民主自由党)

○河野(謙)委員 今今村さんのおつしやつた懸念は、多分にあると思います。それをカバーする意味から行けば、むしろホテル業に関し学識経験のある者をふやすことがいいと思います。原案の第一のホテル業を営む者代表を削るということに、関係方面からの意見もあつて削るのであつて、本委員会の趣旨はどこまでも関係業者の代表を出うということで、みんなそこに気持があると思うのです。そうすれば、この一を削つた以上は、削つただけてなく、削つたかわりに、やはり民間業者をどこかへ入れるということ、そうすると第二のホテル業に関し学識経験というものには、いずれかつてはホテル業をやつて隠居したとか、または他の業に転じたというのが大……

第6回国会 観光事業振興方策樹立特別委員会 第9号(1949/11/28、24期、民主自由党)

○河野(謙)委員 この際質疑を打切りまして、ただちに討議に入つていただきたいと思います。

第6回国会 観光事業振興方策樹立特別委員会 第10号(1949/11/30、24期、民主自由党)

○河野(謙)委員 今の高橋委員のお話も一応もつともでありまするけれども、ただいまの段階としては、一応本案を今議会中に審議を了すべく、関係の大蔵委員会なり建設委員会なりとも、よく委員長において懇談され、善処していただいて、しかる後に、時間的にもし間に合わぬ場合には、その次の段階において、今議会の最終において、本委員会でこの取扱いを、継続審議するか、どうするかというようなことを相談すべきであつて、ただいまの段階においては、どこまでも提案者の趣旨もありますので、本会議中に一応本委員会としては審議を了すべく努力していただきたい。それについての各関係委員会等との折衝につきましては、本委員会としてはその善……

第6回国会 農林委員会 第2号(1949/11/10、24期、民主自由党)

○河野(謙)委員 補正の問題入ります前に、ちよつと八木委員の質問に関連して伺いたいと思います。先ほどの長官のお話によりますと、持越しは非常に多い。輸入数量も非常に多い。従つて現在のストックも当然非常に多いということになりますと、これが農村にいかなる影響を及ぼすかということは、すでに政府においてもお考えになつておると思うのですが、先日の総理大臣の演説におきましても、すべての物価が上つても賃金は上げない。実質賃金を上げるようにする。その総理大臣の演説と、今の農林省関係の食糧の問題の実情とをからみ合せて考えますと、結局今後食糧を多量にしかも低廉に供給することによつて、実質賃金の引上げをやるという結論……

第6回国会 農林委員会 第5号(1949/11/16、24期、民主自由党)

○河野(謙)委員 そうしますと、でき上りました表決算についての一応の形式上の説明を聞いただけであつて、決算ができ上るまでの過程について、決算のいわゆる裏の説明は何も相談にあずかつてない、こういうことでございますか。
【次の発言】 関連して……農政局長に伺いますけれども、あなたは過大に見積つたとおつしやいましたが、その言葉は惡意であるというふうにあなたは解釈されていると思うのですが、一体この決算について公団は惡意が働いたか、それとも善意でやつたか。まずその点のあなたの御見解を伺いたい。
【次の発言】 少しぼくは農政局長は人がよ過ぎると思う。私が先ほど伺うと、表決算の説明は聞いた。そのときに裏のこ……

第6回国会 農林委員会 第8号(1949/11/21、24期、民主自由党)

○河野(謙)委員 私は証人のために特に一言申し上げたいと思います。  先ほど冒頭に、この文書について一切の責任を持つということをはつきり委員長並びにわれわれにお約束なすつた。しかるにその後の御答弁を聞いておりますと、このうちで、ある事実についてはやや確信があり、ある事実については、あまり確信がないという二つにも三つにも段階があるというように、私は今までの証人の答弁で聞いておるのです。そこであらためて証人は、当初に言われましたように、この文書につきましては、一切の責任を持つかどうか。たとえば具体的にここに表れておりますこの関係人物等の言動につきましても、この通りであつて、これが事実であるというこ……

第6回国会 農林委員会 第9号(1949/11/22、24期、民主自由党)

○河野(謙)委員 大事な問題でありますから念のためにもう一度伺いますが、一千万円の売りもどしの件ですが、これは要するにからのものを買つた。ところが事件が起きたから、あわてて売りもどしをした。こういうようにこの事件はなつておるのですか、先ほどの証人のお話を伺いますと、からのものを買つたものでも何でもない。また売りもどしの場合も、品物があるものを売りもどしたのだ、こういうように御答弁があつたのでありますが、この点間違いありませんか。
【次の発言】 先ほどからの答弁の中で、一つあいまいなものが残つておる。それは二十万俵の滯貨の問題ですが、これをどういう手段方法によつて調べたか、それがはつきりしない。……

第6回国会 農林委員会 第10号(1949/11/24、24期、民主自由党)

○河野(謙)委員 われわれは食確法の審議にあたつて、まず大前提として世界の食糧事情がわからなくては、この食確法の審議はできない。世界の食糧事情がわかつて初めてわが国の農政も立ちますし、また食糧の政策も立つと思うのであります。そこでひとつこの機会に、食糧管理局の長官の手元にある一切の資料を御提供願いたい。私が聞いておる範囲では、たとえばアメリカについては、戰前に比較して実に七割の食糧の増收がはかられておる。世界全体を通じましても、すでに二割の食糧の供給増になつておるということを聞いておるのですが、これらの点につきまして、アメリカの食糧事情並びに世界の食糧事情を伺いたい。もう一つお伺いしたいのは、……

第6回国会 農林委員会 第12号(1949/11/26、24期、民主自由党)

○河野(謙)委員 まず農政局長に肥料の問題についてお伺いいたしたいと思います。この間本委員会で農林大臣は、稻の作況報告のときに、天候不順の関係並びに肥料の配給が順調過ぎたために、麦の肥料を稻に使い、いもち病ができて減收になつたと言われたが、この大臣の御答弁に対して、農政局長は肥料の配給の担当者として、いかなるお考えをお持ちになつておりますか、これを伺いたい。
【次の発言】 私が伺つておるのはそういうことではなしに、麦の肥料を稻に使つた、これは天下公知の事実です。農政局も認めているはずです。さ。ようなことが一体肥料の配給の担当者としていいことであるとお考えになつているか、それとも悪いことであると……

第6回国会 農林委員会 第15号(1949/12/01、24期、民主自由党)

○河野(謙)委員 ちよつと関連して。でこぼこがないようにということで十分考慮されていることはよく承知しております。しかし実績がどうなつておるかということを、お調べにならなければいかぬ。あなたたちの計画の中で、ある県には八六%も八七%も行つて、ある県にはわずかに十何パーセントというような、極端なでこぼこが現在行われておる。そういう事実は肥料公団からの報告でわかつておる。余すところあと一箇月しかない。それではたしてそのでこぼこを是正できますか。こういうことについてもう少し慎重にやらぬと、今竹村君からのお話のように、これはさつきの話のように、一月一日から二割上るということは、農家にとつてたいへんなこ……

第7回国会 農林委員会 第1号(1949/12/19、24期、民主自由党)

○河野(謙)委員 この機会に非常に緊急の問題でありますので、特に山口さんにお願いして、途中で質問させていただきます。と申しますのは、補給金の一部撤廃に関係して、来年一月一日から米、えさ、肥料等々が値上げになることは、すでにわれわれ承知しておるのですが、この値上げに対する措置がきわめて不当である。この値上げの結果消費者に與えるいろいろな問題はすでに起つております。これを具体的に申すならば、今政府がこの値上げに対して亡つておられる措置は、一月一日から機械的に、消費者に肥料においては二割五分、えさにおいて一割程度、また米についても値上げになります。ところがこの消費者の側からいうと、これら米にしろ、え……

第7回国会 農林委員会 第2号(1949/12/21、24期、民主自由党)

○河野(謙)委員 渕委員の質問に関連して物価庁にお尋ねいたします。先ほど渕委員から、農産物に対しては原価の変化に応じて工業製品ほど価格の変動をシャープに考えてくれない。しかるに工業製品農業資材については、原料資材の価格の変動に応じて、シャープに価格の引上げをやつておる。それとこれとの間が非常に不均衡ではないかという御質問がありました。そこで私はこの機会にお尋ねしたいのですが、御承知のように米価はパリティー指数によつてやつておりますが、農業資材、特に肥料等におきましては、今後現在とつておるコスト主義を捨てて、パリティー指数によつて価格を決定される方針、御意思があるかどうか、それを伺いたい。

第7回国会 農林委員会 第5号(1950/02/09、24期、民主自由党)

○河野(謙)委員 関連して……。ただいま足立委員から肥料の補給金の問題が出ましたが、これは非常に重大な問題であります。しかに政府当局、特に農林省は、農家にとつてこれほど重大な、耐えがたい問題を深刻に考えていない。と申しますのは、補給金を削つてその分を肥料価格の中に加える、これについても問題がありますが、これは一応ごもつともとしましても、今までの補給金の経過を見ますと、たしか昨年の九月十六日の閣議において国内肥料の補給金は二十六億削る、輸入肥料は三十一億削る、合計五十七億削るということにきまつたはすです。そうして昨年の秋からこの肥料の値上げをやるということがきまつた。ところがその間において農林省……

第7回国会 農林委員会 第8号(1950/02/24、24期、民主自由党)

○河野(謙)委員 この機会に種苗法の一部改正の問題で、ごく簡單に一、二お伺いしたいと思います。  今回提案の種苗法の改正につきましては、相当改善されたということは認めますけれども、ただこの改正案だけではまだ根本的に改善されない問題が依然残つておる。それは現在種苗業者において行われておるところの悪というものを、これでは徹底的に拂拭できない。農家を食い、また政府を食つておるところの一部種苗業者の悪というものについては、すでに御存じのはずであります。一例をあげるならば、政府から種苗のわくをもらいまして、これを農村の個々の農家に委託栽培させて、とれました大根の種その他統制外の種は、これを種として売らず……

第7回国会 農林委員会 第9号(1950/02/28、24期、民主自由党)

○河野(謙)委員 大臣は時間もあまりないと思いますから、私の方からある程度意見もつけ加えて申し上げまして、御答弁いただきたいと思います。  まず第一に伺いたいのは、肥料価格の問題でありますけれども、大臣は今発表されておりますように、肥料価格は三月にさらに一割五分、七月に至つて七割上げるということになつておりますが、これを七月にどこまでも七割お上げになる予定であるかどうか、それをひとつ伺いたいと思います。
【次の発言】 この問題は大きな問題でありまして、御承知のように、農家経済の面から行きまして、肥料がほしい者でも買えない、現に今の肥料価格でも買えないという現実の問題が起つておるわけであります。……

第7回国会 農林委員会 第16号(1950/03/22、24期、自由党)

○河野(謙)委員 今回の四億万貫買上げの趣旨は、農民保護の立場からの措置であるということは明確になつたわけです。過日の委員会では、この四億万貫は総合配給の中に入れておる。従つて万一四億万貫が政府の買上げ、すなわち農家の供出があまりに少い場合には、場合によれば強制措置をとるかもしれぬというような御答弁があつたときもあるのであります。そうでない、どこまでもこれは農民の自由意思である。極端に言えば一貫目のいもも出ないでも、それは農民の自由意思であるということになりましたので、この四億万貫のうち、買上げ措置は農民保護の、いもの価格維持の一つの方策であるということははつきりしたのであります。そこで私はさ……

第7回国会 農林委員会 第18号(1950/03/24、24期、自由党)

○河野(謙)委員 食糧管理局の長官に一、二お尋ねいたしたいのです。現在食糧総合配給の中に、パン、乾麺、乾パン等が入つておりますが、これにつきまして、昨年の議会におきまして、私意見を申し述べたことがあるのでありますが、われわれ消費者の立場から考えますと、現在は燃料事情も相当緩和しておりますし、家庭労務の事情も相当緩和しておりますし、この機会に、従来のように、パン、乾麺、乾パンというような最終製品を配給するにあらずして、われわれの家庭には一切原料で配給すべきである、私はかように考え、去る議会で希望を申し述べたのでありますが、その際に長官から、十分研究して追つてお答えうるという御返事があつたのであり……

第7回国会 農林委員会 第20号(1950/03/27、24期、自由党)

○河野(謙)委員 まず農政局長にお伺いしたい点は、農林五公団につきましては、安本からの監査報告によりますと、過去の運営において非常に遺憾の点が多かつた。なおそれにつきまして、具体的に事例をあげて本委員会に提出されておりまして、たとえば資金の運用の面、運賃の点、その他運用全部にわたりまして、一から十まで、完全なる運用がされていないという結論が出ております。これはすでに去る昨年の秋に安本の監査の結果を出て、それぞれ直接担当の官庁に連絡があつたはずであります。その後におきまして、公団の運用につきまして、いかなる点を改められたか、また改むべく意図されたか、これをひとつ伺いたいと思います。

第7回国会 農林委員会 第21号(1950/03/28、24期、自由党)

○河野(謙)委員 本案は一応来年の三月三十一日まで、すなわち一年間延期の建前になつておりますが、ただいま大臣からの御言明によりますと、政府といたしましては、この春肥をもつて打切るというはなはだ当を得た御言明でありますので、この法案に賛成をするものであります。  私が言うまでもなく、目下春肥の最盛期でありまして、今日ただちに、三月一ぱいをもつてこの肥料公団を廃止するということは、とうていできないのであります。かりに三月一ぱいをもつて打切りました場合には、次に起ります配給機構の整備のこともあります。また年間を通じて七百億と言われる大きな肥料の金融の問題もあります。また肥料は、御承知のように生産地と……

第7回国会 農林委員会 第22号(1950/03/31、24期、自由党)

○河野(謙)委員 この機会に二、三お伺いしたいのでありますが、まず私の意見を先に加えましてお伺いいたします。先ほど畜産局長からの御答弁の中にありましたように、日本人の食生活これが従来の澱粉質中心の食生活から、脂肪蛋白中心、すなわち欧米式の食生活にかわるということは、当然今後起つて来る。またさようにしなければならない。いまさら私が申し上げるまでもなく、従来の澱粉質中心の日本人の食生活というのは、決して科学的でない。日本の統計と欧米の統計を比較してわかるように、アメリカなりイギリスなりの統計を見ますと、百人中胃腸病で死んだ人はわずかに三人か五人、日本で百人中胃腸病で死んだ人は二十四人ないし二十五人……

第7回国会 農林委員会 第23号(1950/04/03、24期、自由党)

○河野(謙)委員 この機会に二、三お伺いしたいのですが、その前に、まず前提として申し上げることがある。最近私の深く遺憾とするところは、どうも国会における論議がきわめて小さく、きわめて憂鬱な話ばかりだと思う。日本の置かれておる国際的な地位、財政的現状等からやむを得ないとは言いながら、われわれ政治を論議する以上は、一つの理想を立てまして、理想に現実を強く引寄せるのが私は政治だと思う。その意味合いにおいて、畜産におきましても、もう少しく大きく論議をしてみたいと私は思います。  政府はしばしば本委員会におきまして、日本人の食生活を、従来の澱粉質中心の食生活から、蛋白質中心の、いわゆる欧米式の食生活に切……

第7回国会 農林委員会 第26号(1950/04/10、24期、自由党)

○河野(謙)委員 農政局長に対する原田委員の質問に関連して一点お伺いしたいのですが、今協同組合の統合の場合に、産畜、要蚕それらのものを統合した方がいいか悪いかという御議論がありましたが、これは政府の方は、もちろん農民自体の自由意思にまかのておるのですから、政府は干渉すべきでないと思いますけれども、ただしかし、そうとは言うものの、私は政府の見解を伺つておきたい。統合するが是か否かということは、私は要するに事業分量の問題、もしくは取扱いの地域の広さ、狹さの問題だと思う。要するに経済單位の問題であると思う。大きすぎて経済單位をはずれる。小さ過ぎて経済單位をはずれる、ここにねらいがあると思う。そこで農……

第7回国会 農林委員会 第29号(1950/04/13、24期、自由党)

○河野(謙)委員 小平委員の御了解を得まして、緊急に農地局長に二、三お尋ねしたいことがあるのであります。  第二点は肥料の問題ですが、肥料公団の指定商――これは主として大部分が農業協同組合でありますが、これに対する手数料が安きに失するということで、昨年の秋、これをさかのぼつて現行の手数料に直すということをきめられまして、これは農林省の責任ある当局からも、肥料公団の責任者たる総裁からも、指定商の会合において言明されておることは事実でありますもところがその後指定商に対する手数料の引上げが、さかのぼつて実施されていない。聞くところによりますと、現在これが出るか出ないかわからないというような段階に至つ……

第7回国会 農林委員会 第32号(1950/04/20、24期、自由党)

○河野(謙)委員 大臣御出席の機会に一、二お尋ねしておきたいことがあります。第一点は、過日来新聞紙上に、食糧事務所の不正事件と大きく見出しをいたしまして、新聞に報道しておる事件であります。最近非常に綱紀の問題がやかましくなつておりますが、また一面われわれから見ますると、司直の手必ずしも公正ではない面があります。行き過ぎの点があります。そこでこの食糧事務所の問題でありますが、新聞の報ずるところによりますと、から出張その他のいろいろ帳簿上のやりくりは、事前に了解事項として成立しておることである。これを單なる法文の解釈のみによつて遂行されることは話が違う。なおそれにつけ加えまして、食管の長官の談も出……

第8回国会 農林委員会 第3号(1950/07/19、24期、自由党)

○河野(謙)委員 昨日時間の関係上関連質問を留保しておきましたが、井上さんの御質問のうちの、麦の価格並びに補正量の問題、並びに肥料の問題について、関連して一点お尋ねしたいと思います。  まず農林大臣に、私は質問にあらずして希望を申し上げておまますが、大臣も御承知のように、農林省といわず政府は、とかく国民に対して要求にはきわめて嚴であつて、責任を果すことにきわめて怠慢であるという事実は、大臣よく御存じのはずです。たとえばここで問題になります麦の問題にいたしましても、米の問題にいたしましても、作付命令とか供出命令は、実に手ぎわよくびしびしとやられますが、いよいよそれが收穫期に入つて政府がとるべき段……

第8回国会 農林委員会 第7号(1950/07/27、24期、自由党)

○河野(謙)委員 食糧管理局長官に一言お尋ねしたいのです。ただいま補正の問題で御発表がありましたが、当初政府は減額補正が百六十数万石と考えられておつたのですが、それが百三十四万石に補正数量が減つた経過につきまして、少しく詳細にお伺いしたいと思います。時間の関係上、私はかようなわけで減つたのじやないかと思いますので、一言つけ加えておきます。この補正数量が減りましたのは五等麦を買い上げることになりましたので、そのために減額補正の数量が百六十何方石から百三十何万石に減つたのか、それならば五等麦の買い上げ数量の予定数量を三十万石前後に考えたのであるか、こういうことを私は想像するのですが、合せて五等麦の……

第8回国会 農林委員会 第8号(1950/07/28、24期、自由党)

○河野(謙)委員 公団に関する小委員会におきまして、特に肥料公団の廃止に際しまして、最近政府のとつている態度について、はなはだ不可解なものがある、言葉をかえるならば、議会軽視のうらみがあるということが、委員一般の声であります。これをさらに具体的に申すならば、公団は政令によりまして廃止することのできることは当然であります。その措置について不当な点はないのでありますけれども、たまたま議会開会中であります。しかもこの公団廃止にあたりまして、廃止前後のことに廃止後におきまして、諸種の困難な問題がたくさん残つております。失礼でありますけれども、政府の今とつている公団廃止後の措置において、はたして消費者た……

第8回国会 農林委員会 第9号(1950/07/29、24期、自由党)

○河野(謙)委員 昨日の本委員会で、山添次官を通じまして大臣にお尋ねをしておつたのでございますが、本日まだ大臣が都合がつかずに見えませんので、この機会に農政局長がお見えになつたようでありますから、私から重ねて肥料配給公団廃止に伴う措置につきまして、四、五件の点につきましてお尋ねしたいと思います。  まずお尋ねに入ります前に、一言申し上げておきます。公団の小委員会と申しますか、当委員会の総意といたしまして、最近の農林省のとつておる態度に対して、きわめて不満の意を表しておるのであります。これは言葉をかえて申しますならば、最近の農林省は議会軽視、議会無視の態度をとるということであります。一つの例を申……

第8回国会 農林委員会 第11号(1950/08/16、24期、自由党)

○河野(謙)委員 八木さんの質問に関連して申し上げます。食糧対策につきましては、大きくは時局の情勢、時局の推移によつておのずと緩急の度合が生れて来ると思いますが、われわれの方もたしかにかねて十箇年計画を立てて、政府の方にも要望しております。しかしわれわれの言う十箇年計画には、おのずと時局の推移によりまして彈力性がある。ある場合には初年度、次年度に厚く、後年度に薄くする。またある場合には、後年度に厚く初年度には薄くするということもあるわけですが、今の時局の推移を見ますと、まさしく初年度、次年度、三年度にほとんど大部分をやるというように行かなければならぬことは当然であります。そこで、財源の関係もあ……

第8回国会 農林委員会 第12号(1950/08/17、24期、自由党)

○河野(謙)委員 先ほどから農林予算の問題をめぐつていろいろ論議がありました。この論議は主として食糧の増産、自給度を上げる、さらに自給自足の線まで持つて行く、これが現在の国際情勢では非常に緊急を要する問題である、こういうことであります。もちろんこれに間違いないと思うのですが、さらにもう一つ重大な要素としては、われわれがこの農林予算の問題について非常なる決意をもつて政府に当ろうという最も根本的な問題は、少しく私見に入るかもしれませんけれども、農村の経済、農民の生活安定、これをまず一日も早く解決しなければならぬ、こういうことであります。私がいまさら申し上げるまでもないのですが、御承知のように、戰後……

第8回国会 農林委員会 第13号(1950/09/12、24期、自由党)

○河野(謙)委員 たまたま米価の問題が非常にやかましくなつております。つきましては当委員会におきまして、公団の調査の小委員会を設けて、前国会以来継続調査中であります。この小委員会の結論はまだ出ておりませんが、一方において米価の決定の問題がありますので、私はこの機会に政府当局に食糧の問題について少し伺いたいと思います。  まず私はお伺いしたいのは、米価の問題につきまして、生産者価格、消費者価格等を決定するにあたりまして、これと並行して当然政府が検討しておられる問題は、中間経費の問題だと思います。この中間経費の問題におきまして、現在の中間経費を妥当と認めておられるか、それとも来るべき米価の改訂の時……

第8回国会 農林委員会 第14号(1950/09/13、24期、自由党)

○河野(謙)委員 私は昨日食糧の中間経費の問題でいろいろ農林省にお尋ねしたのですが、本日ここで急に御答弁をお願いして、はつきりしたい問題があるのであります。それはこれから具体的に申しますが、政府とわれわれの見方の相違とか、注意とか不注意とかいう問題ではなくして、明らかに政府当局が法律違反をやつているのであります。しかもそれが不注意のうちにやられたのではなくして、堂々と知りつつやつている。その事実は肥料の輸出の問題であります。御承知のように、肥料の輸出につきましては輸出貿易管理令によりまして、輸出を許可する場合には通産大臣は農林大臣の承認を得ることになつております。しかるに農林大臣の何らの承認な……

第8回国会 農林委員会 第15号(1950/10/03、24期、自由党)

○河野(謙)委員 肥料の政府在庫買入れに関する調査の結果について、簡單に御報告いたします。  井上、平野並びに不肖河野各委員、岩隈專門員の調査班一行は、九月二十八日より十月一日まで四日間、三重、愛知、岐阜三県下の肥料工場並びに名古屋肥料公団の蔵置倉庫等について、肥料の生産、出荷、輸送状況並びに政府在庫買入品の保管状況等を調査して参つたのであります。  すでに御存じのごとく、政府は七月中に肥料メーカーの金融難を緩和するために、硫安二万六千五百トン、五億二千五百万円、石灰窒素二万四千九百トン、五億七千二百万円、過燐酸石灰二万七千九百トン、二億八千二百万円、その他塩安、溶性燐肥等の在庫買入れを行つた……

第8回国会 農林委員会 第16号(1950/10/04、24期、自由党)

○河野(謙)委員 この機会に次官並びに局長に、私前回の委員会の問題と関連して、さらに確認を願いたいことがあります。この前の委員会のときに、やみ輸出をしてこれだけの肥料の穴を明けた、これについては非常に悪かつた。しかし善後処置として通産者はただちに従来の生産計画に、さらに二万数千トンの増産計画を立てて穴埋めをする、こういうことをこの席で言明されたのでありますが、この二万数千トンの増産計画を立て、これをさらに具体化して命令を出された、こういうことについて御説明をいただきたいと思います。
【次の発言】 そこで私はこの際に伺つておきたいのですが、われわれは単に狭い農村のことだけを考えておるのではない、……

第8回国会 農林委員会 第17号(1950/10/05、24期、自由党)

○河野(謙)委員 肥料の輸出の問題につきまして、通産省にいわゆるやみ輸出の事件があつたのでありますが、本日御出席いただきました安本は、この問題には直接関係がありませんので、この問題とは別に、今夜肥料の輸出が可能であるか、不可能であるかということについて、率直に御答弁いただきたいと思います。前提といたしまして、昨日まで農林省なり通産省から伺いますと、今後の輸出につきましては、安本におきまして輸出のわくを設定して、これを両省に相談してきめる。どこまでも安本が主管となつておやりになるということを伺つておりますが、安本の方もさように打合せが済んでおりましたか。

第8回国会 農林委員会 第18号(1950/10/06、24期、自由党)

○河野(謙)委員 委員長に前もつてお断りしておきますが、私は簡潔に質問しますけれども、お答えがもし不明瞭であれば、その結果時間の延びるのはお許し願いたい。きのうは実は通産大臣を三時までということで、四時まで待つたが来なかつた。通産大臣も待たせるだけの用が他にあつただろうが、その点もお考えになつて、通産大臣は時間を早く切り上げたかつたら、明確に御答弁願いたい。  まず私の伺いたいことは、今回起りました手続の違反ということについては、これは單なる手続の違反について責任を感じておられるのか、これによつて出ました二万数千トンの肥料そのものの数量についても、非常に遺憾であつたということをあわせて責任を感……

第8回国会 農林委員会 第19号(1950/11/16、24期、自由党)

○河野(謙)委員 この機会に肥料の輸出に関する肥料対策小委員会のその後の審議の経過を御報告いたします。  肥料対策小委員会は、肥料の違法輸出問題を中心に、九月中旬以降本委員会と並行して審査を行い、その結果につきましては、十月四日本委員会に対して中間報告を行つたのであります。爾来通産省の責任ある措置を監視して参つたのでありますが、たまたま十一月五日、経済安定本部長官は総司令部経済科学局長より新たに九万二千トンの肥料輸出の勧告を受ける事態が発生いたしましたので、本件がわが国農業に及ぼす影響の甚大なるにかんがみまして、十一月十三日再び小委員会を開催して安本、農林、通産の関係者の出席を求め、この問題を……

第9回国会 農林委員会 第2号(1950/11/27、24期、自由党)

○河野(謙)委員 私は簡単に二点だけお尋ねいたします。その前に、統制撤廃の問題が出ましたが、これはひとつ大臣に大いに勇気を出してもらいたいと思うのです。私の承知している範囲では、農民といえども、農だけやつておるのではない、農とともに業をやつておる。従つて今までのように作付命令だの供出だのということをいつまでもやられて、国家に労働を提供するといようなやり方は、決して希望していない。どこまでも最低価格を保障するとともに、消費者の方には中間経費を削除して、安い食糧を配給するこういう線に持つて行くことが統制撤廃の線でありまして、いろいろな問題はありましても、私の信ずる範囲では、少くとも全国の農民の大多……

第9回国会 農林委員会 第3号(1950/12/02、24期、自由党)

○河野(謙)委員 御承知のように肥料問題に関しましては、前国会以来本委員会は特に小委員会を設けて、休会中、さらに本国会に引続き、継続問題の重要性にかんがみて慎重審議し、かつその間において、政府の肥料行政に関する考え方も伺つて参つたのでありますが、遺憾ながらわれわれは現在の政府の肥料に対する認識、肥料に対してとつている態度につきましては不十分なものがあり、満足することができないのであります。そこで一つの例を申すならば、肥料の統制が撤廃になりまして、政府が当然なすべきことは、公団が持ちました八十数万トンの肥料に対しまして、向う一箇年間の肥料の需給調整をやることは、当然政府のやるべき責任であります。……

第9回国会 農林委員会 第7号(1950/12/07、24期、自由党)

○河野(謙)委員 ただいまの御回答につきましては、あらためて安本長官並びに他の関係大臣の御出席の上で御質疑を申し上げることにいたしまして、この機会に私は農林政務次官に一、二お尋ねいたしますが、放出の問題でもります。先般輸出の許可にあたりまして、條件として、政府は責任を持つて国内の肥料市価は上げないように努力する。その一つの方法として、公団手持ちのものを、年内に急ぎ放出するということを約束しておられるのでありますが、いまだに放出についての決定を見ていないように聞いております。これはいかなる理由によつてこの放出の手続が遅れておるか。また遅れましてもここ一両日中にこれを決定するというのか。これをまず……

第9回国会 農林委員会 第8号(1950/12/08、24期、自由党)

○河野(謙)委員 小委員会の問題ですが、実は肥料について、昨日の政府の本委員会の決議に対する回答を聞きますと、きわめて本委員会の意思を無視したものであります。これにつきましては、本日引続き主管の大臣から御説明をいただくごとになつておりますが、この答弁のいかんによりましては、肥料の問題について特に小委員会をつくつて、休会中も肥料問題を討議する必要があると思うので、この機会に肥料委員会をつくることについて皆さんの御賛成を得ていただきたいと思います。
【次の発言】 まずお尋ねしたいのですが、われわれ農林委員会は、去る二日の日に現下の緊迫した肥料事情にかんがみまして、特に数項目にわたりまして重要事項を……

第9回国会 農林委員会 第9号(1950/12/09、24期、自由党)

○河野(謙)委員 遠藤委員の御提案、全面的に趣旨は賛成でありますが、ただ決議案の一行自から三行目にかけて、「食糧自給体制の確立」という言葉が使つてありますが、私はこの用語は「自給度の向上」ということに直していただきたい。とかく自給体制の確立ということは、あたかも戰時中の国防国家建設の一環としてのあの農村を非常に束縛した形態を農村に印象づけるわけであります。どこまでも自給度の向上をはかり、農村の自由な作付の上に立つての自給度の向上ということでなければならないと私は考えます。その意味合いで、私は「主要食糧自給体制の確立」というのを、重ねて申しますが、「主要食糧の自給度の向上」ということに直していた……

第10回国会 農林委員会 第4号(1951/02/05、24期、自由党)

○河野(謙)委員 今の御説明の中で生活改善の問題がありましたが、後ほどまた詳しくお尋ねますけれども、特にその中で、具体的にどういうものを生活改善の中に持つておられるか、おもなるものをお知らせいただきたいと思います。
【次の発言】 私伺つておるのは、たとえば生活改善の中で、農村の婦人の生活の問題をどうするかというようなことであります。そういうことについてどこに重点を置いておられるか、時間の関係で私からその点、意見と申しますか、希望を申し上げて御答弁をいただきたいと思います。御承知のように農村の生活については小倉さんよく御承知だと思いますが、とりわけひどいの農村の婦人の問題です。都会の男と農村の男……

第10回国会 農林委員会 第5号(1951/02/06、24期、自由党)

○河野(謙)委員 時間がありませんからごく簡潔に申しますが、蚕糸試験場についての考え方をひとつ伺いたいのです。この予算は、大きく見ますと、大体指導研究の予算であります。蚕糸試験場の性格を広く考える場合には、この予算の過半数は蚕糸試験場でやるべき性格のものだとも解釈できると私は思う。そこで今後この蚕糸試験場にあらゆる指導研究の機関をだんだんまとめて行つて、蚕糸試験場中心の予算の編成に順次かえて行く方針なのか。それとも蚕糸試験場はこのままにして、民間の研究にまかせて、それに補助して行く方針なのか、それをちよつと伺いたいと思う。どうも蚕糸試験場の予算はふえてはおりますが、一方においては蚕糸試験場があ……

第10回国会 農林委員会 第6号(1951/02/07、24期、自由党)

○河野(謙)委員 原則は了承するけれども、一刻を争う緊急な問題があるから、そういうものはきようやつてください。
【次の発言】 緊急の問題だけを拾つて私はお尋ねいたします。まずこの畜産の問題ですが、来年度の予算についてはよくわかりました。またこれについていろいろお尋ねしたいこともありますけれども、これとは離れて、今日の問題、明日の問題でえさの問題です。まず第一に政府が持つている、特に食糧庁の関係ですが、持つているとうもろこしその他大豆かす、こういうものの拂下げについて、今までに畜産局長は経過をお聞きになつているかどうか。お答えをいただく前に私から申し上げます。今まで、たとえばこの間やりました二万……

第10回国会 農林委員会 第7号(1951/02/08、24期、自由党)

○河野(謙)委員 えさの問題で大臣に、またこまかいことになりましたならば、食糧庁長官なり、畜産局の局長から御答弁願いたいと思います。今小笠原委員がおつしやつたように、最近えさが暴騰している。これについては再統制論も出ております。これを統制することはあたかもアスピリン療法のようなものであつて、われわれはどこまでも再統制にあらずして、栄養攝取の面で飼料風情を緩和したい、こう思うのです。そこで伺いたいのは、今の飼料関係は非常に需給が逼迫しておりますので、その需給逼迫に備えて、一体輸入飼料はどれくらい手当をしておるか。それから内地の飼料給源であるところの製粉精麦の方面から、三月なわ四月なり五月、この向……

第10回国会 農林委員会 第9号(1951/02/13、24期、自由党)

○河野(謙)委員 まず委員長に私から希望を申し上げます。本日のこの問題につきまして、大蔵省、安本、通産、農林各関係当局に出席をしてもらうように手続がとつてあつたはずであります。しかるにいまだに大蔵省も見えない、通産省は今お見えになりましたが、全部おそろいになつておらぬ。こういうことについては、一体どうなつているのですか。ひとつ委員長から手続がとつてあつたかどうか、あつても、しかも出て来ないのか、それをひとつ私は伺つておきたいと思います。
【次の発言】 今後必ず定刻に関係の当局は出席するように、ひとつ厳重にこの機会に警告を発していただきたいということを、お願いいたしまして、出席されている関係の各……

第10回国会 農林委員会 第11号(1951/02/26、24期、自由党)

○河野(謙)委員 去る本委員会におきまして、えさの問題について質問いたしました際に、残された問題がありますので、この機会に政務次官から明快な御答弁をいただきたいと思います。と申しますのは、えさのうちで、政府手持ちのとうもろこし、豆かすにつきましては、政府の拂下げ方針は、本委員会の意思を尊重して、今後やるということは伺つておりますが、残された問題があると申しますのは、ふすまなり、麦ぬかなり、米ぬかの問題であります。これは過日本委員会で申し上げましたのは、これらのふすま、麦ぬか、米ぬかの発生いたします所は、いずれも政府の委託工場から発生するものであります。しかもこの委託工場は、加工品を政府からもら……

第10回国会 農林委員会 第12号(1951/02/27、24期、自由党)

○河野(謙)委員 私遅刻してはなはだ済みませんでしたが、昨日政務次官に、えさの中のぬか類についての政府の指示があつたかどうかということを伺いました。ところがすでに私が来る前に指示があつたと政務次官から御答弁があつたそうですが、今えさについての資料をもらいましたが、その中の二、三不明確な点をお尋ねします。  第五番目に、三月一日から四月三十日までに、三、四月の加工指令に基き生産したものにこれを適用するということがありますが、そうすると、この対策は三月、四月に暫定的にやつて、五月、六月以後のものについては、またおつてその時期になつて考えるということですか、どうですか、それを伺いたい。  それからさ……

第10回国会 農林委員会 第14号(1951/03/02、24期、自由党)

○河野(謙)委員 今小笠原委員の動議に関連して、委員長から本会議にかけなければ云々という話がありましたが、この政府提案の原案に政府みずから畜産というものを入れて修正して出すという手は私はあると思う。そういうふうな方法をとられたらどうか、これが私は小笠原委員の動議に含まれた一つの手段方法である、かように思う。  私はこの機会に一言しておきますが、政府の畜産に対する認識というもは、まつたくめちやくちやです。政務次官は農村のことをよく御存じのはずです。畜産の場合には、長期融資の対象としては、他の農業、漁業、林業等と少しく性質を異にしておるとおつしやいますけれども、今畜産で一番の問題は何かというと、牛……

第10回国会 農林委員会 第16号(1951/03/06、24期、自由党)

○河野(謙)委員 この機会に二、三の点を明瞭にしたいと思います。六十億の融資の対象は、土地改良が四十億とか、塩田が何億とか、項目別にきまつておるわけですが、これをひとつ承りたい。
【次の発言】 そこで特に土地改良の問題で伺いたい。一口に土地改良と言いますけれども、先ほどから話がありますように、非常に少い資金で、最も能率的に、経済的に土地改良をやらなければならぬという場合に、土地改良の内容は、一体どこに最も重点を置いておられるか。たとえば土地開墾であるとか、開拓であるとか、畑地灌漑であとかいろいろある。少くとも今までの公共事業費の使途を見ますと、経済価値についての査定の矛盾が非常に多いと私は思う……

第10回国会 農林委員会 第20号(1951/03/13、24期、自由党)

○河野(謙)委員 食糧の問題に関連して、政務次官に意見をつけ加えて資料の要求をしたいと思います。しかし資料の要求をまつまでもなく、政務次官からここで御答弁があれば幸いでありまするが、おそらく御答弁ができないと思います。かねて農林大臣なり安本長官は、食糧の中間経費を減じて、将来消費者価格をもつと下げる。その方法としては、食糧管理局の事務費を一般会計へ振りかえる。早場米の奨励金とか超過供出の五十億も一般会計に振りかえる。なお中間その他の経費も極力一般会計に振りかえて、食糧の消費者価格を下げるという方針をすでに発表しておられる。これは将来残つた問題ですが、こういう将来の方針を立てておる政府が、まず第……

第10回国会 農林委員会 第23号(1951/03/17、24期、自由党)

○河野(謙)委員 先ほどから、小笠原委員から、また原田委員から、えさの価格の問題、入札の問題について、いろいろ御意見がありましたが、私はこの機会にまず政務次官に根本的に伺いたい。あなたは一体どういう腹で、どういう思想で、農林行政をやつておられるかということです。最近のこのえさの問題に端を発して私は言うのですか、單にえさだけではない。食糧の加工配給、雑穀の今後の問題、肥料の問題、えさの問題、これらについて、あなたは農村にこれらの政府物資、または政府の監督のもとに行う入札、これを払い下げる場合、いかなる手段方法をとるべきかということです。今まで食糧、雑穀、肥料、えさ、これらの問題について、政府のや……

第10回国会 農林委員会 第24号(1951/03/19、24期、自由党)

○河野(謙)委員 私はこの法案につきましては、根本的にはまつたく同意するものでありますが、ただ法案の内容、実施の面について、少しく政府にただしておきたいと思います。と申しますのは、まず配給の面です。食糧公団を廃止していよいよ民間に切りかえるが、この場合における根本的な、しかも一番大きな理由は、経費の節減の点であろうと思いますけれども、いよいよこの実施に当つて、内容的にはたして経費の節減ができるやいなやという問題であります。なぜ私がかようなことを申し上げるかと申しますと、前回末端の切り離しをやりましたときに、小売の手数料が非常にふえております。しかもこの小売の手数料のふえているのが、真に必要なも……

第10回国会 農林委員会 第29号(1951/03/27、24期、自由党)

○河野(謙)委員 農林漁業資金融通法案のうち、第二條中「農業」の下に「畜産業、養蚕業」の字句を加えていただきたいと思います。これを各位の御賛成を得まして修正いたしたいと考えます。  簡單に修正案の趣旨を申し上げます。従来農林省におきましては、農業の二字をもつてすべて畜産、養蚕業を包括しておるということになつておりますが、われわれもさように承知して今日まで参つたのでありますけれども、必ずしも今日まで畜産、養蚕の面が農業の中に包含されたという結果になつておりません。そこでわれわれは、従来の用語の慣習のいかんにかかわらず、この際本案におきましては、特に畜産と養蚕の重要性にかんがみまして、この字句を加……

第10回国会 農林委員会 第31号(1951/03/30、24期、自由党)

○河野(謙)委員 一昨日肥料の小委員会におきまして、通商産業省当局に日水事件につきお尋ねしたのでありますけれども、今日重ねて大臣からこの件に関する明確なる御答弁をいただきたいと思います。  まず伺いたいのは、大臣は過日日水の社長を突如としてお呼びになつて、日水事件についての円満なる解決を要求されたということでありますが、大臣の意図する円満なる解決とはどういうことであるか。また日水の社長をお呼びになるまでの経過につきまして、簡單に御説明をいただきたいと思います。
【次の発言】 田中某氏から話があつて、それによつて初めて事の内容を知り、それによつて社長を呼んだ。ところが、田中それがしは、明らかに荘……

第10回国会 農林委員会 第34号(1951/05/16、24期、自由党)

○河野(謙)委員 まず厚生省の方に伺いたいのですが、乳並びに乳製品の成分規格の省令を決定するにあたりまして、学識経験者であるとかまたその他、関係各省とよく御連絡の上になさいましたかどうか、伺いたいと思います。
【次の発言】 学識経験者とお打合せなさつたと申しますが、これを具体的に伺いたいと思います。たとえば生産者団体また篤農家、こういう真の経験者のどういう方々打合せをなさつたか、伺いたいと思います。
【次の発言】 学識経験者、特に学校の先生とかいうお話がありましたが、私は名前を伺いたいと思う。同時に、その方々がこの省令について全幅の賛成をされたかどうか、これに疑義を持たれなかつたかどうか、この……

第10回国会 農林委員会 第35号(1951/05/17、24期、自由党)

○河野(謙)委員 きわめて重大なる法案でありますから、私はこの機会に委員長から、次の委員会に私がこれから申し上げます人の出席を求めていただきたいと思います。まず教育関係に及ぼす影響がきわめて重大だと思います。従いまして、文部省の関係当局を呼んでいただきたい。同時に国の治安、道義の点に影響するところ大きいのでありますが、これにつきまして、従来の競輪その他の、この種に属する競技の結果、国民の倫理性に与える影響、これらについて私は詳細説明を求めたいと思います。この両方面の関係当局の出席を求め、そのときまで質問を保留いたします。

第10回国会 農林委員会 第36号(1951/05/18、24期、自由党)

○河野(謙)委員 肥料問題でまず安本長官にお伺いしたいのですが、安本長官といたしましては、肥料価格を一体今後どの辺に安定させて行くというお見通しを持つておられるか、それをまず伺いたいと思います。  御承知のように、私の手元で調査しましたところでは、安本の資料によりますと、昨年の五月を基準にして、農家経済の收入支出は、いわゆる農家の消費財、すなわち收入の面は一〇〇に対して一四六になつております。生産財すなわち支出の面は一八九になつております。かように農村の鋏状価格差というものは、非常な勢いで開いて来ております。かような際において、今後少くとも農村の主たる生産資材の肥料価格について、政府はいかなる……

第10回国会 農林委員会 第42号(1951/05/28、24期、自由党)

○河野(謙)委員 先ほど井上さんからいろいろ御意見がありましたが、私もまつたく終始同感でありまして、同時に政府の方でも細田さんは、きわめて正しい意見であると、これまた共鳴されておる。従いまして、この正しい意見によつて油脂行政をやつて行かなければならないと思います。そこで価格の問題を伺いたいのでありますが、先ほどの油脂課長のお話によりますと、栄養の向上からいつて、三%の脂肪を八%に持つて行きたいという理想を持つておられるようだが、いかに六%、八%という理想を持つておつても、売る価格が高ければそれを食べられないわけであります。であるから、この三%を六%、八%に持つて行くのには、量をふやすと同時に、……

第10回国会 農林委員会 第43号(1951/05/29、24期、自由党)

○河野(謙)委員 ただいま議題に共せられました私外三名提出、農林物資規格法の一部を改正する法律案につきまして、簡単に提案の理由を御説明申し上げます。  御承知のごとく、農林物資規格法は、昨年四月、第七国会を通過し、制定せられたものでありまして、その目的とするところは、農林物資について全国的に統一された日本農林規格を制定し、これを普及させることによりまして、農林物資の品質の改善、生産の合理化、取引の単純公正化及び使用消費の合理化に寄与するにあります。  しかしながら、現行法によりますると、規格証票をつけることができますのは、都道府県と農林省の機関に限定せられておるのでありますが、乳製品やびん、カ……

第10回国会 農林委員会 第45号(1951/06/02、24期、自由党)

○河野(謙)委員 一点だけお伺いします。緊急農薬の貯蔵の方法ですが、これは今後どういうふうな方法でおやりになりますか。従来の緊急農薬の貯蔵、金融関係、これは御存じのように非常に失敗して、いたずらなる経費を使つております。いたずらなる資本家の擁護になつております。今後これは当然改められると思いますが、どういう構想のもとにおやりになるか、それを伺いたい。
【次の発言】 国が経費の一部を負担するのに、団体にまかせつ放しということはないはずである。国の方針として、いかなる場所にどういう方法で貯蔵するか、その間の金融面を国はどうしてやるかということについて、御構想がないはずはない。これについて、団体にい……

第10回国会 農林委員会 第47号(1951/07/12、24期、自由党)

○河野(謙)委員 ただいま政務次官の説明によりまして、今日までの経過もよくわかりました。その間いろいろ御苦心をなすつておることもよくわかつたのです。しかし事米価の問題に関しましては、一つのどうしても譲れない線が私はあると思う。消費者価格の問題とか、財政負担の問題とか、食管の特別会計の問題とか、いろいろありますけれども、これらを超越して譲れない線がある。その線は少くとも農家が経済的に引合うか引合わないかという線と、もう一つは、今度きめられる価格によりまして、はたして今後の麦や米の増産を阻害するような結果になりはしないか。逆に、新しくきまる米価麦価によりまして、農家が従来以上に米なり麦の増産に励む……

第10回国会 農林委員会 第48号(1951/07/13、24期、自由党)

○河野(謙)委員 私は検査課長にひとつお尋ねするのですが、検査の場合の包装、荷づくりの問題です。現在指導の程度を越えて、強制力を持つて、たとえば俵の場合には複式三本編みでなければいかぬとか、もしくは二重でなければいかぬとか、縦なわが何本であるとか、横なわが何本でなければいかぬとかいうことをやつておられるようですが、これは私は、まだ現在では、農林省の検査課長としては指導の意味で、将来そこに目標を持つて行きたいという意味だと思うのですが、それとも現在ただちに強制力を持つてこういうふうな検査、やかましい包装の検査をやられるのか、これをひとつ伺つておきたいのであります。

第10回国会 農林委員会 第49号(1951/07/14、24期、自由党)

○河野(謙)委員 まず麦の問題について、差迫つた問題でありますから、この際できるだけ明確な御答弁をいただきたいと思います。御承知のように、本年の供出は農家の実情を考えられまして、きわめて妥当なものであつたと私は思います。しかし全国各地区別にこれを見ましたときには、相当麦の増産のために、供出以外に多量の麦が余り、現に麦のやみ相場が、大麦にすれば八百円、七百五十円というような取引も、ごく一部ではありますけれども行われておる。この際農家が金をほしさに、やむを得ず七百五十円、八百円というような麦をやみで売つておるという実情であります。この麦の供出以後の問題につきましては、今私は、ただちにここで自由販売……

第10回国会 農林委員会 第50号(1951/08/09、24期、自由党)【議会役職】

○河野委員長代理 井上さんに申し上げます。米価審議会の運営の問題について事務当局に御答弁を迫られるのは、事務当局もちよつと困るだろうと思う。いずれ明日安本の長官なり大臣なりを呼んだ上で、その御質問を願うことにして、いかがでしよう。
【次の発言】 ほかに米価について御質問がございませんか。米価について他に御質問がないようですがただいま島村政務次官がお見えになりましたから、一般農村問題について御質問がありましたら、この際お願いいたします。――ございませんげれば、本日は政府委員がいろいろな都合でそろいませんので、この程度といたしまして、明日は災害問題、肥料問題、林業問題、次に干拓の不正事件の問題、こ……

第10回国会 農林委員会 第51号(1951/08/10、24期、自由党)

○河野(謙)委員 大臣は忙しいようですから、基本的なことだけお伺いします。  よく世間で、根本農林大臣は広川農政をそのまま引継いで、広川君のまつたくの代弁者のようなことを言つておりますけれども、とんでもない間違いであります。私が一番よく知つておりますますが、今の農林大臣のあなたが政務調査会長のときに、一般の農業政策を立案し、これをやらしめたのは広川農林大臣である。しかも現在では今度は御本人が農林大臣になつてやるのであるから、もつともつと私は徹底した自由党の農業政策ができると思う。その点について私は力強く思つているのですが、ただとかく大臣になるといろいろ変な方からよけいな注文がついて、真の国民の……

第10回国会 農林委員会 第52号(1951/08/11、24期、自由党)

○河野(謙)委員 先ほど湯河理事長さんから融資の現段階までの事情をお話願いましたが、その中で共同施設の分として農林、漁業、畜産、こういうような面でどういうふうな内訳になつておるか。  時間の関係上、さらに私はつつ込んで伺いたいところをつけ加えて申し上げます。聞くところによりますと、共同施設に対して、たとえば牛乳の処理であるとか、冷蔵庫であるとか、こういう共同施設のわくについて非常な制限を加えておられるという話を私聞いておりますが、これは誤り伝えられておるのかどうか。もしそういうふうなわくをしておられるなら、これは農林省がそういうふうなわくをかつてにきめたのか。それとも中金が資金の関係でそういう……

第11回国会 農林委員会 第1号(1951/09/10、24期、自由党)

○河野(謙)委員 おそく参りましたので、質問が重複するかもわかりませんが、重複しましたら、その点は省いてもけつこうです。  ただいま井上さんからもちよつと話が出ましたが、来る臨時国会に麦の統制撤廃の法案を出すということは、もう政府の動かざる方針であり、これがまた議会の承認を得るということも、私はもう大体予想がつくと思います。そこで統制撤廃後において、この法案が通つたあとにおいて、どういう順序を経て、どういう経過措置をとつて行かれる方針か。たとえば配給面においては、いつまで麦の配給を続けて、米のみの配給にするのはいつか。また加工業者との関係においての制度の切りかえは一体どうなるのか。また補給金の……

第11回国会 農林委員会 第2号(1951/09/11、24期、自由党)

○河野(謙)委員 寒冷地帶の問題ですが、何もこの法律は特別東北、北陸救済法案と書いてあるわけじやないし、日本海沿岸の寒冷地帶とか何とか書いてあるわけじやないので、今うつかりしておりましたが、伺つていると、科学的に温度は何度である、耕地の利用度は一三〇%であるというふうにすべて科学的に基準が出ておる。ただ私がふしぎに思うのは、一方において科学的に基準を出しておいて、一方において政治的と申しますか、一県五郡以上が該当しなければいかぬとかいうこの双方の矛盾ですね。これは事務当局はこの法の運用にあたつて、どちらを優先的におとりになるか、これを私はお伺いしたい。

第12回国会 農林委員会 第5号(1951/10/27、24期、自由党)

○河野(謙)委員 先日の農林委員会におきまして、目下の農村問題の中で特に緊急を要し、しかも重大であるという観点から、公共事業の小委員会並びに肥料飼料の小委員会をつくることになりまして、肥料飼料につきましては昨日小委員会を開きまして、関係事務当局の出席を求めまして諸般の説明を求めたのでありますが、たまたま小委員会当初におきまして重大なる、しかも一日も放つておけない事実をここにわれわれは発見したのであります。つきましては、本日両大臣に、以下御質問申し上げることにつきまして、責任を持つてお答え願いたいと思います。  なお私は御質問申し上げる前に、一言特に念を押しておきたいのは、当然のことと御答弁があ……

第12回国会 農林委員会 第7号(1951/11/10、24期、自由党)

○河野(謙)委員 先ほどから井上さんや足鹿さんから、農協のあり方についていろいろ御意見があり、その関連において積極的な指導のお話がありましたが、私はもう少し積極的な監督があつてしかるべき段階ではないかと思うのです。現在再建整備をやつておる方において不良組合が続出しておる。こういう現状において、一体今までのような監督の程度でこの農協の健全な発展が期せられるかどうか、私は非常に疑問を持つておるのですが、今後の農協の監督の点について、現状でいいとお思いになつておるか、今後何らか、監督についてもう少し積極的な手を打たれる御意思があるか、これをひとつ伺いたいと思う。

第12回国会 農林委員会 第11号(1951/11/16、24期、自由党)

○河野(謙)委員 吉田さんにちよつとお尋ねします。先ほどお話の中に、糸価がいたずらに暴騰、低落するということがありましたが、そういう実際の需給関係を離れた取引機構による糸価の変動の原因はどこにあるか、ちよつと伺いたい。
【次の発言】 実は私が伺いたかつたのは清算取引をやつておりますね、これがはたして健全な取引かどうかということなんです。御承知のように、この法律そのものによつて糸価の安定をはかろう、需給調整等をやつて行こうというのでありますが、取引機構そのものの中においても、健全なる糸価の安定をしなければならぬということは当然であります。その場合に実物取引はわかりますけれども、清算取引というのが……

第12回国会 農林委員会 第14号(1951/11/28、24期、自由党)

○河野(謙)委員 この際肥料並びに飼料に関する小委員会の審議の経過を簡単に御報告いたします。  本委員会は十月二十五日に設置せられまして、爾来四回にわたりまして委員会を開催し、その間農林省、安定本部、通産省の各省並びに全国購買農業協同組合連合会の島田常務理事以下関係者を呼びまして調査を進めたのであります。  まず飼料につきましては、御存じの通りに、最近の各販売飼料の高騰にかんがみまして、この価格鎭圧のために緊急の措置をとるべきであるということで、主として畜産局また食糧庁の出席を求めまして協議の結果、すでにこれは各委員御存じの通りに、過日その対策といたしまして小麦の加工割当十万トン、大麦の加工割……

第13回国会 内閣委員会 第26号(1952/05/23、24期、自由党)

○河野(謙)委員 時間もありませんので、私はきわめて率直に、端的に、しかも不遠慮に申し上げますから、言葉の行き過ぎ等があるかもしれませんので、あらかじめその点を御了承願います。  午前中から同僚の委員諸君の質問に対する野田大臣の答弁を聞いておりますと、私は何かよろしくということずけを受けたような気がする。よろしくじや腹はくちくならない。少くとも政治をやる以上は、国民の生活にプラスになるような、腹がくちくなるようなことをしなければならぬ。あなたの気持はよくわかります。わかりますけれども、気持だけでは腹はくちくならない。でありますから、気持にプラスして、その気持の内容はどこにあるかということを私は……

第13回国会 農林委員会 第4号(1952/01/31、24期、自由党)

○河野(謙)委員 議事進行について……。今同僚の平野君から、肥料に対してあとで私が質問するという話でありますが、私は、この際委員長にお願いしますが、私はこの問題について質問はしない、できません。というのは、私たちがかねがね申し上げておる肥料行政が一元化されない限り、農林大臣相手に、農林大臣の責任において肥料行政が行われていない現状においては、質問をして無意味であります。でありますから、委員長におかれては、きわめて近い機会に、安本長官、通産大臣、農林大臣の三者を呼んでいただきたい。その機会において現在非常に不明朗な肥料行政についてお尋ねしたい。たとえば、政府がカリの値下りに対して、農民とまつたく……

第13回国会 農林委員会 第5号(1952/02/01、24期、自由党)

○河野(謙)委員 ごく簡単に農地局長、統計調査部長、農政局長にお尋ねしたいと思います。  まず農地局長にお尋ねしたいのは、局長も御承知のように、本年の土地改良の予算はきわめて少額であり、われわれは不満足であります。しかし他の内政費が一般に削られておる面から言いますと、われわれがいかに土地改良に重点を置き、ひいては食糧増産に重点を置いているかがわかる。そこでこれを最も効果をあげなければならないが、一面において食糧増産にマイナスの面が非常に多い。その一つは災害であり、もう一つは最近全国的に工場のために地目の変換が多い。これは私、ごく大ざつぱでけつこうですが、過去一箇年の間にどのくらい工場その他の非……

第13回国会 農林委員会 第9号(1952/02/14、24期、自由党)

○河野(謙)委員 この機会に大臣及び長官に伺いたいのですが、匿名供出に関する課税の問題につきましては、與党野党を問わず、現廣川農林大臣の御盡力に対しては、農民ひとしく感謝しております。しかしこの問題につきまして、少しく詳細に伺いたいと思います。  まずこの課税の取扱いについて、新聞紙上によれば、すでに国税庁長官または食糧庁長官の名前をもつて通牒が発せられたように伺つておりますが、いつその通牒が発せられ、またその通牒の内容はどういうものであるか、この機会にひとつ御説明願いたいと思い
【次の発言】 今の通牒の内容並びにこれに対する説明によりまして、二十六年度分については非常にはつきりしたのでありま……

第13回国会 農林委員会 第10号(1952/02/22、24期、自由党)

○河野(謙)委員 まず長官にお伺いしたいのは、匿名供出に関する問題ですが、去る委員会におきまして長官並びに農林大臣にただしました一点につきましてあらためてもう一度御答弁願いたい、その際に私が伺いましたのは、国税庁長官並びに食糧庁長官として知事もしくは国税局長に通牒を出された、その通牒の内容におきまして、通牒を出された二月十三日からさかのぼつて一月一日、この間におけるところの匿名供出によらざる分、この分は当然匿名供出と同等の取扱いをされると解釈しておりましたが、通牒の内容に少しく疑義がありますので、これを私が同時に扱うかどうかというお尋ねをしました場合に、長官ははつきりと、同等に扱うと言われ、ま……

第13回国会 農林委員会 第11号(1952/02/29、24期、自由党)

○河野(謙)委員 肥料に関する小委員会は二月二十四日設置されたのであります。以来今日まで四回小委員会を開会いたし、その間農林省、通産省、経済安定本部、物価庁の各関係官庁の担当者より、生産及び出荷数量、価格の推移、硫酸の原料であります硫黄の輸出問題、燐鉱石の輸入計画並びに燐鉱石輸入キャンセル問題等に関しまして説明を求め、説明で納得することのできない点については資料の提出を要求し、提出資料につきまして不十分な場合は、再度の検討の上提出させる等いたしまして、あらゆる角度から愼重な検討をいたしました。また肥料製造業者の代表として、昭和電工株式会社常務鈴木治雄氏、日東化学工業株式会社社長藤山愛一郎氏、日……

第13回国会 農林委員会 第13号(1952/03/13、24期、自由党)

○河野(謙)委員 ただいまの政府からの当委員会に対する回答によりまして現行価格水準を上げないという条件のもとに輸出を許可するということに決定されたようでありますが、この際伺つておきたいと思いますことは、 去る三月の五日の参議院の農林委員会で、廣川農林大臣は森田豊壽委員の質問に対しましてかように答弁しております。「私は私どもはよくメーカーが来て上げてくれというようなことを言うのでありますが、現行の価格より少くとも下げないうちは、輸出は私は承認しないと、私はこう言つてがんばつておる最中であります。」こういうことを言つております。しからば農林大臣の参議院における答弁は現行価格さえも否定しておる。しか……

第13回国会 農林委員会 第14号(1952/03/14、24期、自由党)

○河野(謙)委員 この際食糧庁にお伺いいたしたいのですが、政府は四月一日から従来までの麦の委託加工を買取り販売に切りかえるということをきめられたようでありますが、およそあらゆる制度におきまして、現在の制度から次の制度に移る場合には、この制度の移りかわりによつて、国民に何らかより以上の利益を与えるということが必ずついておるわけであります。 つきましては、この四月一日から現在の委託加工の制度を買取り販売制度に切りかえるということにつきましては、その内容においてどういうところで国民に利益を与えて行くのか、これをひとつ伺いたいと思います。
【次の発言】 今の御答弁は、ねらつているところはわかりましたが……

第13回国会 農林委員会 第15号(1952/03/19、24期、自由党)【議会役職】

○河野委員長代理 これより農林委員会を開会いたします。  御承知のように、松浦委員長は、御尊父葬儀のため帰省中でありますので、本日私がかわりまして委員長の職務を代理いたします。  昨日本委員会に内閣提出農地法案及び農地法施行法案が付託になりました。これより両案を一括議題といたし、審査に入ります。まず両案の趣旨について政府の説明を求めます。
【次の発言】 ただいまの両案に対する質疑は次会より行うことにいたします。
【次の発言】 次に土地改良事業に関する件について調査を進めます。農林公共事業に関する小委員長より小委員会における調査の中間報告をいたしたいとの申出があります。これを許します。

第13回国会 農林委員会 第16号(1952/03/20、24期、自由党)【議会役職】

○河野委員長代理 これより農林委員会を開会いたします。  この際理事の補欠選任についてお諮りいたします。井上良二君が一時委員を辞任されておりましたので理事が一名欠員となつておりましたが、同君は再び農林委員に選任になりましたので、委員長において井上良二君を理事に御指名いたしたいと思いますが御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よつて井上君は理事に選任されました。
【次の発言】 次に昨日に引続き閉鎖機関日本蚕糸統制株式会社が積み立てた繭糸価格安定資金の処分に関する法律案を議題とし、前日に引続き質疑を行います。質疑の通告があります。これを許します。竹村奈良一君。

第13回国会 農林委員会 第24号(1952/04/17、24期、自由党)

○河野(謙)委員 この際お伺いしたいのですが、本制度を施行して以来の年々の災害の率が、私は順次ふえておると思いますけれども、それについてごく概略の数字でいいですから、年度別どのくらい災害の率がふえておるか、お答え願いたい。
【次の発言】 そこで私は伺いたいのですが、災害のこの農林省の調査というものは、私は実態と非常に合わないと思うのです。たとえば同じ農林省の中で、農政局長が前におられた統計調査の方で調査された数字と、共済の方から出て来る被害の数字と、これが合わない。極端なことを言えば、一地区をとらえるならば、統計調査の方ではマイナスの数字が出る、ところが共済の方ではプラスの数字が出る、こういう……

第13回国会 農林委員会 第26号(1952/04/23、24期、自由党)

○河野(謙)委員 昨日の肥料小委員会の経過をこの際御報告さしていただきます。  昨日の肥料小委員会の議題としては、肥料の輸出の問題並びにかねて本委員会が取上げました燐礦石のキヤンセル問題、この二を議題として小委員会を開いたのであります。  まず肥料の輸出の問題につきましては、政府はかねての本委員会の輸出に対する要望にこたえまして、政府がかねて決定いたしました輸出のわくのうち、残余の硫安輸出四万トンにつきましては、国内の肥料の最盛期である五月の月を避けまして、六月、七月にこれを行うということに政府の了解を得ておつたのであります。 しかしこの問題は政府と仕向け先である朝鮮との間におきましては、五月……

第13回国会 農林委員会 第27号(1952/04/24、24期、自由党)

○河野(謙)委員 関連して。外米の良質のものを内地米の価格と同じで配給するということにつきましては、米価審議会でもその説明を私聞いております。ただ私この機会にはつきりしておきたいのは、一体内地米と同じ価格で売る内地米に準ずる米というのは、どことどこの国のものであるか。イタリアであるとか、カルフオルニアであるとか、ブラジルであるとか、台湾であるとか、どことどこの国の米をそういう扱いをしておるということをはつきりしていただきたいことと、それから同じイタリアでも、船によつて、ある場合には良質のものが来、ある場合には悪いものが来ることがある。その場合に、イタリア米を内地米と同じに扱うということをきめた……

第13回国会 農林委員会 第28号(1952/04/25、24期、自由党)【議会役職】

○河野委員長代理 休憩前に引続き会議を開きます。  委員長は本会議で委員長報告がありますので、私がかわつて委員長の職務を行います。  食糧管理法の一部を改正する法律案を議題とし質疑を続行いたします。井上良二君。

第13回国会 農林委員会 第34号(1952/05/15、24期、自由党)【議会役職】

○河野委員長代理 この際小委員会灘置についてお諮りいたします。昨日の委員会におきまして、農業共済関係の三法案の取扱いに関して懇談いたした際、農業共済制度に関する基本的な問題については、改めて別途に小委員今を設けて調査せしめ、速急に結論を得るようにいたしたいということでありました。つきましてはあらためて正式にお諮りいたしますが、右の小委員令を設置することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。  なおただいまの小委員会における小委員の数、小委員及び小委員長の選任につきましては、委員長に御一任願いたいと思いますが、御異議ございませんか。

第13回国会 農林委員会 第37号(1952/05/22、24期、自由党)

○河野(謙)委員 農産物検査法の一部を改正する法律案の提案理由を御説明申し上げます。  農産物の公正かつ円滑な取引と、その品質の改善とを助長するため、主要農産物について国営検査を実施するため第十国会において農産物検査法が制定せられましたことは御承知の通りでありますが、当時同法の御審議に際しまして、さらに若干の品目を検査品目として追加すべきであるとの御意見が強く述べられましたことにかんがみ、かつまた同法制定後約一年間の経験に基きまして慎重に検討いたしました結果、あわ、ひえ、そば、澱粉等十二品目を新たに検査品目として追加いたすことが必要と考えられるに至つたのであります。これが農産物検査法の一部を改……

第13回国会 農林委員会 第41号(1952/06/06、24期、自由党)

○河野(謙)委員 私はこの機会に事務総長に二つほど教えてもらいた。この取扱いについて、議長が一方的に委員長の報告が不備であるからということで、委員会に下げもどしができるのかできないのか。  それからまた委員長の独自の見解で、この下げもどしを要求して、これが成り立つのかどうか。それとも下げもどしについては、農林委員会の議を経て下げもどしという手続をするのか。下げもどしのできることは私は聞いておるのですが、その下げもどしをする場合には、どういう手続を必要とするか。繰返して申し上げますと、議長が一方的に下げもどしを命ずることができるか。委員長独自の要求によつてできるか、それとも農林委員会で議決を経る……

第13回国会 農林委員会 第42号(1952/06/07、24期、自由党)

○河野(謙)委員 関連して……。これは今まで北海道のいもは、たとえば芝浦なら芝浦へ船で持つて来た場合に、非常に腐つた、また病害が出たということで、それを北海道へまた再び高い運賃をかけてもどすということを毎年繰返しておつた。今回これが自由になりました場合、今井上さんかお尋ねになりましたように、種いもの場合の特殊性より考えて、検査当時における品質の保障というだけでなく、特に種いもの場合には消費する農家の手に渡るまでの間、何らか別途の方途を講じないと、今後これを繰返すだけだと思うのです。それについて現在の検査法においては、種いもの場合は、別途の何か政府はどこまでの責任を持たれるという分岐点があります……

第13回国会 農林委員会 第43号(1952/06/10、24期、自由党)【議会役職】

○河野委員長代理 午前に引続きこれより会議を開きます。  まず井上良二君外九十五名提出、飼料需給調整法案を議題といたし審査を進めたいと思いますが御異議は、ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認あます。それではまず本案の趣旨について提案者の説明を求めます。井上良二君。
【次の発言】 本案に対する質疑は次会に譲ることにいたします。
【次の発言】 これより農地法案につきまして質疑を続けます。竹村奈良一君。
【次の発言】 農林省としてはこの問題は資料として提出されますか。
【次の発言】 井上さんの今の御意見につきましては、資料をもつてお答えするそうですから、残余の質疑は次会に譲りまして、本日は……


各種会議発言一覧

24期(1949/01/23〜)

第6回国会 観光事業振興方策樹立特別委員会・通商産業委員会連合審査会 第1号(1949/11/26、24期、民主自由党)

○河野(謙)委員 行政官庁と立場の違う国民から見ると、どこか一省で便利に、能率的に、すべての仕事を運ぶようにしてもらいたいというのが、一般に共通した声なのであります。そこで行政の一元の問題が起るわけでありますが、現在ホテル事業につきましては、ホテル業者の立場から見ますれば、今の機構に悩まされおります。これはわれわれが今後もつと研究をする点であると思います。

第6回国会 観光事業振興方策樹立特別委員会地方行政委員会大蔵委員会厚生委員会運輸委員会連合審査会 第1号(1949/11/21、24期、民主自由党)

○河野(謙)委員 逐條御説明をいただいておりまするけれども、時間の関係もありますし、各委員から質問の都度その條項について御説明をいただけばそれで足りるのではないか、そういうことでいかがでしようか。

第12回国会 内閣委員会地方行政委員会農林委員会人事委員会運輸委員会労働委員会経済安定委員会連合審査会 第1号(1951/11/09、24期、自由党)

○河野(謙)委員 この機会に農林大臣に、大臣所管の中の食糧検査の問題について、大臣の基本的な考え方を伺つておきたいと思います。  最近行政整理の問題が起りまして、農産物検査の問題と現在行われておる米の供出の問題、食糧統制の問題と非常に密接不可分の関係にあるように世間の誤解があるようですが、大臣御承知のように、本来農産物検査というものは、食糧の統制、供出にはほとんだ関係のないものであります。かるがゆえに、去る国会におきましては、私が提案者になりまして、議員提出で農産物検査法というものを出して、各党各派の了承を得て、両院を何らの摩擦なく通過して現在の法規ができておるわけであります。私はこの機会に申……

第13回国会 農林委員会公聴会 第1号(1952/05/13、24期、自由党)

○河野(謙)委員 この際大内先生に伺いたいのですが、先ほど通常の場合好凶の差一割程度というようなお話を伺いましたが、これは水田、畑作を含めての計数でありますか。それとも水田の場合だけを意味しておるか。  もう一つは、慢性的な不毛の地帯と申しますか、反収の低いところ、こういうところについては別に切り離して考えて―伺つた意味はこうではないかと思うのです。そういう場合は別な高い価格で買つてやる、そうしてそれは消費者の負担すべきだ、こういうふうに伺つたのです。そうしますと、現在たとえば米の供出価格の場合に、米の供出価格を二つにすべきだ、こういうふうな御意見であつたのではないかと思うのですが、この点を伺……


※このページのデータは国会会議録検索システムで公開されている情報を元に作成しています。

ページ更新日:2024/11/17
データ入手日:2024/10/20

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