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加藤鐐造 衆議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

加藤鐐造[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書

委員会発言(非役職)歴代TOP1000
779位

24期委員会出席(無役)TOP100
95位
24期委員会発言(非役職)TOP100
75位
26期委員会出席(幹部)TOP100
93位
26期各種会議出席(無役)TOP25
22位
28期委員会出席(幹部)TOP100
92位

このページでは加藤鐐造衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。加藤鐐造衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。

ページ更新日:2024/11/17
データ入手日:2024/10/20

委員会発言一覧

24期(1949/01/23〜)

第5回国会 経済安定委員会 第3号(1949/03/26、24期、日本社会党)

○加藤(鐐)委員 議事進行に関して発言したいと思います。前回の会議におきまして、すでにこの意見が出ておつたのでありますが、この臨時物資需給調整法は申すまでもなく経済政策の基礎をなすものでございます。從つてわれわれはこの法案の審議に当るに際しましては、吉田内閣の経済政策の全体について承つた上でないと、審議に当ることは無意味ではないかと思うのであります。吉田内閣におかれましては、まだ施政方針についての御発表もございません。それから経済政策についてもまだ御発表がないのであります。從つて私どもは吉田総理の施政方針全体についての御意見を承り、さらに経済政策全般についての詳細なる御発表をまつて、この法案の……

第5回国会 経済安定委員会 第4号(1949/03/28、24期、日本社会党)

○加藤(鐐)委員 議事進行に関して発言いたしたいと存じます。私は委員長にこの際強く希望をいたしたい点がありまするが、それは前回の会議でありまするが、やむを得ない事情がありまして、中途退席したのでありまするが、その際引続き本日多少の質問の時間を私は與えられるように、委員長に希望をいたしておいたのでありますが、すでに質疑打切りになりまして、本日質疑の機会が與えられないということは、まことに残念に堪えないのであります。委員長は前回の会議におきまして、なるべく委員会は円満裡に運営したい。こういう御希望がありまして、私どもその委員長の御趣旨を了として、前回の会議におきましても、ある程度委員長の御希望をい……

第5回国会 経済安定委員会 第10号(1949/04/27、24期、日本社会党)

○加藤(鐐)委員 私は先ほどの理事会に出なかつたので、実はよくわからなかつたのですが、今高田委員からの御発言によつてはつきりわかつたことは、大体委員長は今日中にこの審議を終ろうという御方針で臨んでおられるようであります。しかし今の委員長の御言明によりますると、審議は十分盡くすという方針で行きたいというお話ですが、そうだとすると、今日一日で審議を終ろうという御方針は御撤回になつたのではないかと思いますが、その点をはつきりとお伺いいたします。
【次の発言】 私どもといたしましてもこういう重大な問題を審議するにあたりましては、從來料理飲食店が裏口営業をやつておつたわけでありますが、主食その他の点につ……

第5回国会 経済安定委員会 第12号(1949/05/06、24期、日本社会党)

○加藤(鐐)委員 私は今森君の言われたように、必ずしも小委員会をつくつて、あの会社をどういうふうに扱うかという結論を出すことよりも、今もお話があつた通り、特殊整理委員会にもいろいろな行き過ぎも、あるいは足りないところもあると思います。從つてああいう取扱いをなぜしたかということを十分に調査をして、そうしてその結果として結論があるいは出て來るかもしれない。あるいはまた單に特殊整理委員会に対して意思を出す。こういう程度でよいかもしれないと思います。とにかく事は重大な問題ですから、この際小委員会を設けて十分審議する必要があると思います。そういう意味において一應小委員を設けたい、ぜひこれをやりたいと思う……

第5回国会 経済安定委員会 第18号(1949/05/19、24期、日本社会党)

○加藤(鐐)委員 私は東芝に対する持株整理委員会の指令には非常に大きな矛盾を含んでおり、われわれの納得しがたいものがあると思うのであります。私は主としてその点について、笹山委員長にお伺いしたいと思うのであります。  まず第一に、「東芝は日本の重電機業に於て競爭を制限し他のものが單独に之に從事する機会を妨げる生産能力をもつてゐる」これはいかなる根拠に基いてそういう認定をせられたか、こういうことをお伺いしたいと思うのであります。重電機業の集中事情のみを認めながら、一方においてはその指定された二十八工場のうち、いわゆる重電機業と目されるものは松川工場、網干工場その他五つか六つではないかと思うのであり……

第6回国会 考査特別委員会 第2号(1949/10/27、24期、日本社会党)

○加藤(鐐)委員 委員長に対して質問がある。私は本委員会には初めて出席いたしまして、従来の慣例等は一切わかりませんが、ただいまの委員長の態度を見ておりますと、大体委員の質問に対して委員長がはなはだ不遜な態度で、答弁についても誠意を欠かれる点が非常に多い。そのためにいたずらに議場が混乱しておるように私は思う。私は本委員会の性質から考えても、いわゆる超党派的に本委員会を運営して行くという建前から、委員長が一党一派に偏しない態度でもつて、最も公平に、委員の質問に対しては懇切丁寧にやるべきものであると思うわけであります。その点委員長の今後の態度について、私は明確にお伺いしたい。いかなる態度をもつて委員……

第6回国会 考査特別委員会 第5号(1949/11/14、24期、日本社会党)

○加藤(鐐)委員 簡單に二点ばかり聞いておきたいのですが、第一点は、今御質問のあつた專任職員を置かなかつた理由ですが、これは先ほど来経費がなかつたから置かなかつたという御説明ですが、それだけで置かれなかつたのか、何かはかに理由があるのじやないかと思うわけですが、その点もあなたが知つておられたら、もう少し詳しくひとつお伺いしたいと思います。
【次の発言】 それだけですか。
【次の発言】 帝国油糧の当時は專任職員があつて、この公団ができると同時に、專任職員がやめられたわけですね。
【次の発言】 それ以外には何ら理由も事情もなかつたというように、あなたは確信を持つておつしやるわけですね。なおその当時……

第6回国会 考査特別委員会 第6号(1949/11/15、24期、日本社会党)

○加藤(鐐)委員 一点だけですが、大豆協会の会長に和田博雄氏が二十三年の六月ですかに就任せられた。その当時の事情ですね。あなたは御存じですか。何かいろいろの人が介在しまして……。
【次の発言】 今業界の人が寄つて相談したというお話でしたが、和田さんの就任せられるについては、その他にあつせんした人がおるというお話でしたが、そういうことについてはお聞きになりませんか。たとえばその当時の食料品配給公団の総裁でしたか、坂田英一氏らがやはりあつせん役になつて、和田さんの会長を実現した、こういうふうなことも聞いておりますが……。

第6回国会 通商産業委員会 第3号(1949/11/09、24期、日本社会党)

○加藤(鐐)委員 他の御質問と重複しない点だけを、なるべく簡單に質問したいと思います。先ほど来田代委員その他から北九州炭鉱地帶に対する電力の供給不足の問題が質問されましたが、私はこの問題は非常に重大な問題でありますから、違つた角度から御質問をいたしてみたいと思うものであります。  まず第一に、現在火力発電設備が十分に稼働されておるかどうかという問題であります。ただいま戰後増設された数字については御説明がありましたが、現在十分に稼働されておるかどうかという問題であります。聞くところによりますと、最近田川地区における築上火力の工事の再開許可が来たということも聞いておりますし、また宇部地区における小……

第6回国会 通商産業委員会 第6号(1949/11/12、24期、日本社会党)

○加藤(鐐)委員 まず第一に産業設備営団並びに交易営団についてお伺いいたします。まず第一に産業設備営団の資産の内容をお伺いしたいと思います。特にその持つておる設備等について、一応詳細にお伺いしたいと思います。
【次の発言】 現在の資産の状況はどういうことになつておりますか。たとえば赤字が出るかどうかという問題ですが、その点は産業設備営団、交易営団、両方について、一応伺いたいと思います。
【次の発言】 営団債はどれだけ発行されているか。これはその所有者は大体だれかということを伺います。
【次の発言】 大体この両営団の整理が完了するのはいつごろの見込みですか。  それから最後の結末の見通しはまだつ……

第6回国会 通商産業委員会 第11号(1949/11/23、24期、日本社会党)

○加藤(鐐)委員 私は日本社会党を代表して、ただいま採決されんとする五法案に対して、意見を申し述べたいと存じます。  まず第一に帝国燃料興業株式会社法を廃止する法律案並びに参議要設備営団法及び交易営団法を廃止する等法律案に対しましては、これは申までもなく臨時体制遂行のために設けられた法案でありまして、すでに解散団体の指定を受け、その機能も停止しておりまする際でありまするから、この法律の廃止には賛成をいたします。ただこの際強く政府に対しまして要望しておきたいことは、これらの法案の機能はすでに停止されておりますけれども、その持つておりました資産というものは、まだ完全に清算されておらないのであります……

第6回国会 通商産業委員会 第14号(1949/11/26、24期、日本社会党)

○加藤(鐐)委員 私が要求したい資料は、今委員長が請求せられました加害炭鉱別の数字は、必ず調査しておられるかと思いますから、これを出していただきたい。それから濫掘命令の出たあとの毎月の出炭量、これは簡單ですから、できると思います。それからこれは簡單で、この場合でもお答え願えると思う問題でありますが、加害炭鉱の全出炭におけるパーセンテージ、これだけを資料として出していただきたいと思います。

第6回国会 通商産業委員会 第19号(1949/12/02、24期、日本社会党)

○加藤(鐐)委員 きわめて簡單に四、五点を御質問しておきます。  まず第一に現在輸出向けの生産物のストックはどのくらいあるかということを、金額で大体のところでよろしいからお知らせ願います。
【次の発言】 大体の数字はわかりましたが、それで現在日本国内に輸出を予定して生産された貨物も相当あると思います。ことに今お話の繊維類とか金属、機械等以外に雑貨等の面でも相当のものがあると思います。特に最近アメリカの物価の変動あるいはイギリスにおけるポンドの切下げ以後におきまして、キャンセル等もありまして、相当滯貨が国内にあると思いますが、そのために国内の各産業が非常に金融難に陥つておるわけでありますが、こう……

第7回国会 通商産業委員会 第33号(1950/04/21、24期、日本社会党)

○加藤(鐐)委員 私も資料の請求をいたしたいと思います。まず臨時石炭鉱業管理法の廃止に関する法律案についての資料を請求いたします。第一に公団廃止後の炭価の変動状況、これは各級別に願います。第二に同じく金融の需給状況。第三に同じく生産状況、これはすでに資料になつて各石炭局別に出ておりますが、特に各級別に、さらに各月別にお願いいたしたい。それから第四に全国炭鉱管理審議会における主要議事経過、これだけを要求いたします。これは審議に絶対必要なものと認めますので、できるだけすみやかに政府から提出されるよう、委員長から御要求を願います。それから電気事業再編成についての資料は追つて請求いたします。

第7回国会 通商産業委員会 第35号(1950/04/24、24期、日本社会党)

○加藤(鐐)委員 今澄君、風早君から詳細なあらゆる角度からの御質問がありまして、私の質問せんとするところと重複する箇所もあるようでありまするから、できるだけ重複を避けて、簡單に御質問いたしたいと思います。  日本の石炭産業が、戰争中あるいは戰後を通じて、長い間補給金制度、あるいは赤字融資、あるいは資材の軍点配給方式によつて保護されて来まして、最近急速に補給金が撤廃され、いわゆる傾斜生産方式が廃止されまして、急激に大きな変化が石炭産業の上に起つて来たのであります。そういう急激に従来の保護政策が撤廃されて経常面にどういう影響を與えるかという問題であります。すでにいろいろ御質問があつたようであります……

第7回国会 通商産業委員会 第36号(1950/04/25、24期、日本社会党)

○加藤(鐐)委員 日本社会党を代表して、臨時石炭鉱業管理法の廃止に関する法律案に、反対の意思を表明するものであります。石炭は申すまでもなく、あらゆる産業の根幹であります。従つて石炭産業の消長は、すべての産業の盛衰に関係するものであります。日本民族の独立と繁栄が一に日本の産業の再建と発展にかかるということを思うとき、われわれは石炭産業の前途に対して、万全の方策を責任を持つて考えなければならないのである。臨時石炭鉱業管理法は、こういう重要な地位にある石炭産業が、戰時中の濫掘によつて荒廃に帰して、日本産業の前途ははなはだ危ぶまれる状態にあつたので、産業再建計画とマッチする石炭増産遂行のために、最も適……

第8回国会 通商産業委員会 第9号(1950/07/26、24期、日本社会党)

○加藤(鐐)委員 大臣のただいまの答弁でぜひお聞きしたい点が一点あります。ただいま風早君からお聞きになつた点は重大なことだと思います。新聞紙上によりますと、綿糸布あるいはゴム等の再統制もしなければならないではないかというような事務当局の意見が伝えられておるのであります。特に朝鮮問題の発展のいかんによつては、統制の必要が生じて来るのではないか。私どもは、現在これらの物資に対して統制をはずしたことに対して反対をいたしておるのでありますが、しかし朝鮮問題あるいは世界情勢の変化のいかんによつては、国外から輸入する物資に対しては、相当強力な統制をしなければならない事態が起るのではないかというふうに思うわ……

第8回国会 通商産業委員会 第12号(1950/09/27、24期、日本社会党)

○加藤(鐐)委員 暴利取締令を適用されるにあたつて、こういうことをお調べになつたことがあるかどうかということを、一つ聞きたいと思います。これは大蔵省にお尋ねすべきことかもしれませんが、不当なる買占め行為をする場合においては、相当銀行が協力しておるということを、巷間しばしば聞くのです。また常識的に考えましても、多額の物資を買い占めるについては、融資を必要とするのであります。そういう事実も相当あろうかと思うのですが、暴利取締りをやられるについてそこまで追究して調べられたかどうか。
【次の発言】 物価が大体横ばいの状態に入つたから、この程度で手をゆるめるというお話ですが、多少横ばいの状態に入つたこと……

第8回国会 通商産業委員会 第14号(1950/09/29、24期、日本社会党)

○加藤(鐐)委員 ちよつと関連して……。私は皆さんの御質問のなかつた点について、一点だけお伺いしたいと思いますが、それは競輪場の許可に関する問題ですが、先ほど大臣からも競輪場の許可権は法的にはないということをおつしやいましたが、その通りですか。しかし実際には適宜の処置として通産省では認可の申請を求めて許可をしておられる。通産省において決定権を持つておられるというふうに承つておりますが、その通りでございますか。
【次の発言】 そうすると通産省は私の聞き及んでいるところと違つて、強制権はあくまでも行使しておらない、こういう御方針のようですが、そうしますと、主催者がいわゆる今おつしやつたような良識に……

第8回国会 通商産業委員会 第15号(1950/10/11、24期、日本社会党)

○加藤(鐐)委員 今までの質疑応答で私の質問の範囲は大分狭められましたが、できるだけ重点的にお伺いいたしたいと思います。  今までの質疑応答、特に田中彰治君のごとき権威ある、かつ識見を持つている人からの御意見によりまして、大体本問題の核心は見えたと思うのであります。要するにほとんど価値のない炭鉱に対して、まつたく不用意に、しかも多額の資金が――、日本経済再建の上に最も愼重に取扱われなければならない復金、あるいはまた見返り資金のごとき産業資金が、かくのごとく不用意の間に、しかも直接その炭鉱に関係せる大官の運動によつてこれが貸し出されたというので、問題はきわめて重大な問題であると思うのであります。……

第8回国会 通商産業委員会 第16号(1950/10/23、24期、日本社会党)

○加藤(鐐)委員 今局長の御答弁の中に、通産委員会からの調査のときに、現地の大多数の意向としては、特殊扱いをするに及ばずという御意見であつたという御答弁であります。私の聞き違いかもしれませんが、もしそうだとすると、少し違うようです。もう一応その点はつきり御答弁を願いたい。
【次の発言】 それは局長のたいへんな見当違いの御見解で、それは逆なんです。賛成する側の人もあつたわけですが、多治見地区としては大多数の声は、ほとんど九十九パーセントまでは、この適用を受けては困る、こういう意見だつた。私はその点についてはまた私の質問のときに申し上げますが、そういう御見解ですと、大分見当が違いますから、それはひ……

第8回国会 通商産業委員会 第17号(1950/10/24、24期、日本社会党)

○加藤(鐐)委員 私の質問はなるべく他の諸君の質問と重複しない点について質問したいと思いまするが、まず最初に鉱害賠償の問題についてお伺いいたします。鉱害賠償の問題については、第百十一條に金銭をもつて損害の賠償をすることになつております。私どもは鉱害の賠償は原状に回復するということが原則でなければならないと思うのでありまするが、かりに金銭賠償をもつてするということにいたしましても、この但書によつて見ますると、「損害賠償金額に比して著しく多額の費用を要しないで原状の回復をすることができるときは、被害者は、原状の回復を請求することができる。」こういうふうになつております。ここで被害者が原状に復帰する……

第9回国会 通商産業委員会 第2号(1950/11/27、24期、日本社会党)

○加藤(鐐)委員 今高橋君の質問に対して、明らかに政令によつて公布すべしということが明記されておつたという御答弁でございました。その点につきましては、私どもは書簡の内容を見なければ、大臣が今簡單にそういうことをおつしやつても、これは信用できない。これは新聞に現われたことでありますけれども、岡崎官房長官はポツダム政令によつて公布する権限を付與するというふうにあつたと御発表になつておる。その権限を付與するということは、それが事実といたしまするならば、その字句から解釈いたしますならば、必ずしも政令以外に方法がないという断定を下すわけには行かないと思うのであります。それ以外にもなお方法があるということ……

第9回国会 通商産業委員会 第9号(1950/12/06、24期、日本社会党)

○加藤(鐐)委員 委員の任命の問題ですが、法文によりますると、任命の場合は、国会の承認を得て総理大臣が任命するということになつておるが、罷免の場合は承認を必要としないというふうになつておるようであります。罷免の場合におきましても、一応の基準はありまするが、しかし不当な罷免、たとえば先日の日発総裁の罷免のような場合が生ずることが考えられますが、罷免の場合も国会の承認を経るということが必要ではないか、その点についての御見解はいかがですか。
【次の発言】 九條の一と二は非常に明確で問題はないと思いますが、三の場合、これははなはだ抽象的でありますので、間違いが起る場合が多いと思う。たとえば「委員長若し……

第9回国会 通商産業委員会 第11号(1950/12/08、24期、日本社会党)

○加藤(鐐)委員 先ほど同僚今澄委員からかなり詳細にわたつて質問がありましたので、私はきわめて要点だけを簡略に申し上げて数点質問してみたいのであります。  今までの質疑応答の経過を見ますると、政府においては中小企業の金融の面についての詳細な統計資料がないということが明瞭になりました。一応ここに資料が提出されておりますけれども、これがきわめて大ざつぱなものでありまして、いろいろ従来の中小企業に対する回收不能率とかいうような、こうした新しい一つの金融制度を設けるについての必要な資料というものがないように大体断定されるのであります。私は中小企業庁の仕事というものは、やはりそういう詳細なる統計資料をそ……

第10回国会 通商産業委員会 第2号(1950/12/16、24期、日本社会党)

○加藤(鐐)委員 御説明を聞いていなかつたので、どういう御説明があつたかよくわからないのですが、中金の方にお伺いしたい。中金は長期設備資金を対象として貸出されると私は承知しております。しかし実際には長期資金を中金から借りることがなかなかむずかしいようなことをしばしば聞くわけですが、大体貸出しの内訳はどういうふうになつておりますか、期限は大体どの程度であるか、その内容、短期資金と長期資金との内訳、あるいは流動的な資金と設備資金との内訳について一応御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 そうすると大体一年以内のものは設備資金にはお貸しにならない、こういうお話のようですが、私は企業の内容によつて……

第10回国会 通商産業委員会 第19号(1951/03/20、24期、日本社会党)

○加藤(鐐)委員 私は日本社会党を代表いたしまして、ただいま上程になつておりまする中小企業等協同組合法の一部改正案に賛成するものであります。しかし私はこの中小企業等協同組合法が設立されましたその当時から、すでにこの法律の欠陷を痛切に感じて来たものでございます。いわゆる自由経済にのつとつて、中小企業の一つの協同体の形をもつて保護育成して行こうとするところにその法の矛盾があるのであつて、日本の中小企業というものは、従来相当の政府の保護育成のもとにようやくその生命を保つて来たものでございます。しかも終戦後まだ日本の産業が復活しておらない――特に中小企業におきましては、金融の面におきまして非常な困難を……

第10回国会 通商産業委員会 第26号(1951/05/15、24期、日本社会党)

○加藤(鐐)委員 ちよつと議事進行について。高圧ガス取締法案の審議もおそらく引続いて行われると思いますが、私は高圧ガスの取締法案の重要性にかんがみて、対象となる企業の実態を十分調査する必要があると思います。それで業界の代表というような人を参考人として呼ぶとか、あるいはまた代表的な二、三の工場を視察するというようなことを審議に先だつて行うべきではないかと思います。

第10回国会 通商産業委員会 第27号(1951/05/16、24期、日本社会党)

○加藤(鐐)委員 私は計量法案について重要な点のみを選んで数点質問してみたいと思いまするが、何分厖大な法案ですから、十分熟読しておりませんので、もしそのために的のはずれたような質問をいたしましたら、その盲を開いていただくだけの御親切な御答弁をお願いいたしたいと思います。  私はまず第一に、この画期的な計量法の改正にあたりまして、諸外国の実例を参考にいたしたいと思いまするので、米、英、仏、ソ等の実例について、本法案と比較して、必要であると思われるような要点を御説明願いたいと思います。要点だけでよろしゆうございます。
【次の発言】 大体わかりましたが、もう一つお伺いしたいことは、本法のような検定制……

第10回国会 通商産業委員会 第31号(1951/05/23、24期、日本社会党)

○加藤(鐐)委員 私は日本社全党を代表して本案に賛成するものでありますが、四箇条の希望条件を付しておきたいと存じます。  本法案によつて、計量行政を時代に適応せんとしたことにについては賛意を表しますが、しかし数年にわたる調査研究によつてでき上つたものであると聞いているものでありますから、私は本法案によつて計量法決定版ともいうべき完璧なものを期待しておつたのであります。しかし事実は多くの欠陥を持つており、なお改善すべきものが相当多いのははなはだ遺憾であります。従つて本法を運用するにあたつて十分の注意が必要であるということを特に当局に注意を喚起したいのであります。  そこで私は以下四箇条の希望条件……

第10回国会 通商産業委員会 第32号(1951/05/24、24期、日本社会党)

○加藤(鐐)委員 大臣は来られますか。実は先に大臣に伺いたいと思いますが……。
【次の発言】 実は私は、提出されたニツケル精錬法案のこうした行き方につきましては、ここに疑問を持つておりますので、特に吉田内閣の政策の根幹をなしておりまする自由主義経済という点から考えましても、こうした一種の国家管理の行き方については、どうしてそういう行き方をしなければならないかという根本の問題につきまして、まず大臣に伺つてみたいと思つておつたのであります。首藤政務次官がおられますから、首藤政務次官でけつこうでございますが、しかし私はこうした根本の問題はやはり常に一応責任ある大臣から答弁してもらわなければならない問……

第10回国会 通商産業委員会 第34号(1951/05/26、24期、日本社会党)

○加藤(鐐)委員 私は賭博行為を伴う各種の競技等につきましては、大体反対の考えを持つておるのであります。社会党といたしましても、最近いろいろドツグ・レースあるいはその他の競技法の提案が出て参つておりますので、こうした問題については今後反対するという立場を明確にいたしておるのでありますが、しかし現在までに施設されたものにつきましては、これを、ただちに廃止するということについては、いろいろの問題が残されると思うのであります。ただいまの提案者の説明によりますと、廃止後の処置についていろいろあげられておるのでありますが、私は競輪法の廃止に伴う問題の一番大きな問題といたしましては、競輪法が設置されてまだ……

第10回国会 通商産業委員会 第36号(1951/05/29、24期、日本社会党)

○加藤(鐐)委員 私はただいま議題となりましたニツケル製錬事業助成臨時措置法につきまして、日本社会党を代表しまして賛成するものであります。しかして嚴重なる附帶決議をつけて、政府にその実行を要求いたすものであります。  ニッケルが重要産業中においてもきわめて重要な基礎物資でありますことは、いまさら申し上げるまですないのでありますが、昨年下半期の著しい供給の逼迫によりまして、ニツケルの価格は天井知らずの高騰を呼んでおるのであります。しかもニッケルはそのほとんどを輸入に仰いでおる現状でありまして、朝鮮事変以来、世界的軍拡によつて、各国はニッケルの輸出の制限を強化して、輸入はきわめて困難となつたのであ……

第11回国会 通商産業委員会 第3号(1951/08/20、24期、日本社会党)

○加藤(鐐)委員 最近貿易不振の問題がやかましくなつておりますが、私はそうした問題の中に、世界経済の中に立つて行きます上において、一つの日本の重大な問題が起つておることを見のがしてはならないと思うのでございます。それはいわゆるダンピングの問題でありますが、日本商品のダンピングの問題は、戦争以前におきましてもしばしば問題になりまして、さらに今回講和会議が行われるにあたりましても、イギリス等から日本に対して最恵国待遇を与えることについて承認を澁つておる、その裏にもこのダンピングの問題があげられておるのであります。しかし現在、日本の物価は世界物価水準に比較して非常に高いと言われ、それがまた輸出の障害……

第11回国会 通商産業委員会 第6号(1951/10/05、24期、日本社会党)

○加藤(鐐)委員 私は質問に先だつつて委員長にお願いしたいことが、ございます。本日のようにきわめて限られた時間にいろいろな重要な問題書を質問し、かつ検討します場合に、従来與党の諸君が非常な長い時間をとられて、野党に対してはきわめて短かい時間しか割当てられない。これは従来の委員会運営の慣例に従つておやりになるのでありますけれども、しかし私は電力問題のような国家的な問題については超党派的に検討し、あるいは協力しなければならない問題だろうと思う。そうしてさらに電力の開発というような問題については、これは単に一公益事業委員会のみにまかせておくべき問題ではなくして、政府の政策によつて強力に推進しなければ……

第12回国会 通商産業委員会 第6号(1951/11/13、24期、日本社会党)

○加藤(鐐)委員 なるべく重複する点は避けて御質問いたしたいと思いますが、まず第一にこの輸出信用保険法は英国の輸出信用保険制度をならつてつくられたものであるというようなお話でございまするが、その点について先ほど英国の例を部分的にお話になりましたが、なお全般についてお伺いしたいことは、この填補の率の限度についてでございまするが、先ほど部分的にお話になりました点を全体についてなお御説明願いたいと思います。それから英国では予算をどの程度を計上しておるかというような点についても、御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 イギリスでもその補償の対象となるものの性質によつて率が違つておるようであります。……

第13回国会 通商産業委員会 第5号(1952/02/04、24期、日本社会党)

○加藤(鐐)委員 先ほど来中島参考人の陳述で、福井地方の繊維工業、特に人絹工業の極端なる窮状はよくわかつたのでございます。しかしこれは単に福井地方ばかりではなくして、おそらく全国的な、特に繊維工業の非常な窮状であるということが新聞紙上にも日日伝えられまするし、われわれは今の中島参考人の陳述によつて一層それが明確になつたような気がいたすのでございます。そこでこれらに対するところの応急処置ついては、いろいろ福田委員の御質問にもお答えになりましたし、また商工中金の門司理事からもお話がありましたが、私はこの応急処置について、特に金融処置についてはなかなか困難な問題があろうと思うのであります。門司理事か……

第13回国会 通商産業委員会 第8号(1952/02/13、24期、日本社会党)

○加藤(鐐)委員 私は石油及び可燃性天然ガス資源開発法案に関しまして、きようは二、三重要な点だけをお伺いしたいと思います。  まず第一に本案を制定された趣旨、わざわざこういう單独法を出された趣旨をひとつお願いしたいと思います。これはどなたか質問があつたかと思いますが、なお十分御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 大体石油並びに天然ガスが流体鉱物であるというような点と、一層エネルギーを保護しなければならないというようなことが重点のようですが、私はわざわざこういう別な法律をつくらなくても、鉱業法がありますから、鉱業法の一部改正あるいは追加等によつていいのではないかというふうに思うわけです。わ……

第13回国会 通商産業委員会 第22号(1952/04/12、24期、日本社会党)

○加藤(鐐)委員 きわめて簡單に二、三の点をお伺いしたいと思うのですが、きよう白洲さんにおいでを願つたのは、一東北電力会社の会長としておいでを願つたわけではなくして、いわゆる吉田総理の経済ブレーンというような立場におられて、日本の政治の上にもあるいは産業の上にも相当大きな発言力と地位を持つておいでになるあなたにいろいろお伺いして、今審議の過程にあります電源開発株式会社法案の審議の参考にしたいと思つて来ていただいたわけであります。先ほど来同僚諸君の質問に対して、非常に用心深く御答弁をしておられるようでありますが、そういう意味でおいでを願つたわけでありますから、なるべく率直にあなたのお考えになつて……

第13回国会 通商産業委員会 第23号(1952/04/16、24期、日本社会党)

○加藤(鐐)委員 委員長にお伺いいたしますが、私の要求しておりました政府委員並びに公益事業委員会からおいでになる時間をちよつとお知らせ願います。
【次の発言】 私はこの法律案による電源開発の意図というものは、相当重大な意義を持つておると思うのです。しかもこれは議員提出案ではありまするけれども、しかしこれをやるのは政府でございまするので、政府がこの法案の遂行について、相当熱意を持つて当るのでなければならないと考えておるのですが、この委員会の審議の過程におきまして、重要な大臣がおいでにならない。大蔵大臣がまず第一に資金の面において相当重大な役割を果さなければならないわけですが、大蔵大臣はまだこの委……

第13回国会 通商産業委員会 第25号(1952/04/19、24期、日本社会党)

○加藤(鐐)委員 他の質問者に迷惑をかけますから、簡單に御質問いたします。松永委員長代理も、簡單にイエス、ノー程度の御答弁でよろしい。先ほど今澄君の東電の配当について、一割以上の配当をすることについて松永委員長代理は反対であるという気持を表明されたわけですが、その反対であるという気持をどういうふうに具体化されるかという点。それから新聞等に伝えられるところによりますと、ことしは東電その他の会社においても、相当の配当をするようでございます。しかもそれは電力料金値上げを五月一日に大体発表されるようですが、その電力料金値上げのあとに配当の決議を株主総会でやる。そうしなければ世間体が悪いというような気持……

第13回国会 通商産業委員会 第28号(1952/04/23、24期、日本社会党)

○加藤(鐐)委員 私はただいま議題と相なりました中小企業等協同組合法の一部を改正する法律案に関しまして、日本社会党を代表して強い希望条件を付して、賛成の意を表するものであります。  御承知のごとく本法律は、終戦以来その特質として考えられておつた中小商工業者の結束力の弱さ、経済的にも、社会的にも、ともすれば脆弱になりがちな零細な個々の商工業者の力を一点に集中結束して、内は自己の実力を充実し、もつて組合員個々の力を培養し組合員同士の人的結合と親和を高め、外に向つては強力な大資本や大規模企業形態に対する自衛態勢を強化し、もつて資本主義制度固有の弱肉強食の原理を未然に破砕せんとして試みられたものであり……

第13回国会 通商産業委員会 第29号(1952/04/24、24期、日本社会党)

○加藤(鐐)委員 私は安蔵東電社長にお伺いしてみたいと思います。  まず第一に今回提案になつておりまする電源開発促進法案について、事前に提案者から何かあなたの方へ意見を求めたかどうかという点についてお答え願います。
【次の発言】 これは自由党の提案になつておりますが、案のできまするまでは安本が立案しておるようでありますから、そのいずれかから意見を求められたことがあつたのですか。
【次の発言】 それではこの案が提案になりましてから、あるいは提案になるということを聞いて、あなた方の方で電力業者として何らかの協議をせられたことはありますか。

第13回国会 通商産業委員会 第31号(1952/05/08、24期、日本社会党)

○加藤(鐐)委員 私は日本社会党を代表して、電源開発促進法案並びに先ほど多武良君から提出されました修正案を含めて反対をいたすものであります。もちろん電力の急速な開発という問題には反対ではございません。反対でないのみならず非常な熱意を持つておるものでありますが、しかしこうした間に合せの、中途半端なやり方に対しましては、反対しなければならないと思うのでございます。それで以下簡單にその理由を説明いたします。  電源開発は日本経済自立化の土台でありまして、現在の日本経済の脆弱性は土台をしつかりつくらないで本建築をしようとして来たところにあるわけであります。電力の拡充は終戰以来の課題であつて、その高度な……

第13回国会 通商産業委員会 第34号(1952/05/13、24期、日本社会党)

○加藤(鐐)委員 今度の臨時石炭鉱害復旧法案は、前回の特別鉱害復旧措置法と違いまして、亜炭を加えておりますが、しかし政府の御説明を聞きますと、現在この復旧事業団をつくる予定地を九州及び宇部両地区のみを予定しているようでありますが、亜炭についてもはなはだしく鉱害のあつた箇所については、ただちに事業団を置くことを許されるのかどうかという点についてお伺いいたします。
【次の発言】 岐阜、愛知地区の亜炭の鉱害は、なるほど今炭政局長の言われた通り、いわゆる鉱害の金額にいたしますと他の石炭地方の金額よりもはるかに少いわけでありまするが、しかしこの地区における鉱害は、私は石炭と同様重視してもらわなければなら……

第13回国会 通商産業委員会 第37号(1952/05/16、24期、日本社会党)

○加藤(鐐)委員 私は、今回通産省が帝国石油株式会社に対して再建の勧告をしたという、新聞紙上に報道をされた問題について一応お伺いをしたいと思うわけでありますが、まず第一に、政府はどういう理由で今回帝石に対して再建の勧告をしたか、その理由について明確にお伺いしたいと思います。
【次の発言】 大臣の声が小さくて、十分聞きとれなかつたのですが、再建の勧告をしたという表現を使われてあります。その再建という意味は、今大臣がおつしやつた経営の改善をせよということだと思いますが、一体どういう方面において改善をするかという具体的な点についてお伺いをしたいのです。ただ単に経営の改善をするということでは、どの面に……

第13回国会 通商産業委員会 第40号(1952/05/23、24期、日本社会党)

○加藤(鐐)委員 航空機の製造が終戦以来長い間空白状態になつておりまして、この問題は、国防上の問題は別といたしましても、日本の経済の再建の上に非常に大きな障害となつておつたと思うわけであります。今度航空機の製造が許されて、政府もこういう法律をつくつて航空機の製造をやろうという意図がはつきり見受けられるのでございますが、私はこの航空機製造法案を一覧いたしまして、はたして日本の航空機製造がこの法律だけで急速に回復するというふうには考えられないのでございます。政府はその点について、ただできるように道を開いてやる、そしてそれに伴う検査、監督等のみをやつておればいいという考えであるか、またこの法律を見ま……

第13回国会 通商産業委員会 第45号(1952/06/02、24期、日本社会党)

○加藤(鐐)委員 私は輸出取引法案について質問をいたしたいと思います。まず第一に、この法案を見ますると、日本の経済の自主的な見地から考えて立案されたかどうかということを非常に疑問に思うわけであります。この法律をつくり、そうして業者が協定をし、あるいは輸出組合が事業をいたしまする場合に、大体その協定事項は、仕向地の相手方、たとえば関係業者であるとか、向うの輸入業者に損害を与える場合に限つて、価格、数量、その他の協定をすることになつておるようでありまするが、私はなお日本の輸出業が健全な発達をいたしまする上には、現在の実情におきましては、国内的にもいろいろこうした価値あるいは数量等の協定を行わなけれ……

第13回国会 通商産業委員会 第47号(1952/06/04、24期、日本社会党)

○加藤(鐐)委員 どなたでもよろしいが、お答え願いたいと思います。  まず第一に、先ほど、野村さんもお述べになりました通り、設備の点で非常に欠くるところがあるという問題があると思います。それから資金の問題も、やはり今日航空機製造を始めるにつきましては相当重大であり、かつ困難な問題があろうと思います。さらに技術の点においてもしかりと思いまするが、特に技術の点において、今日航空機の製造を始めるにつきまして、現在あなた方が持つておいでになりまする技術で国際的な水準に達し得る航空機ができるとお考えですか、どうですか、その点をお伺いしたいと思います。

第13回国会 通商産業委員会 第49号(1952/06/06、24期、日本社会党)

○加藤(鐐)委員 時間もありませんし、なお同僚今澄議員からいろいろ質問することになつておりますので、私はきわめて簡単に二、三の点について質問いたしたいと思います。  今山手委員からいろいろな点について御質問になりましたが、私も山手委員の質問に対してはことごとく同感でございます。この法案の提案者としては、要するに中小企業の救済策は、独占禁止法あるいは事業者団体法の適用が大幅に緩和されなければ救われない、しかしそれが今日の段階においてできないからこういうもので間に合せたというお話でございますが、その独占禁止法を、なお中小企業者を救うために、日本が独立した現段階において、中小企業者に限つて大幅に適用……

第13回国会 通商産業委員会 第52号(1952/06/12、24期、日本社会党)

○加藤(鐐)委員 大体参考人の方からお話がありましたので、あまりお尋ねすることもございませんが、下田さんにお伺いをしたいことがあります。従来中小企業が非常な不況に陷つた場合に、やむを得ざる措置として生産制限をやつたことがあろうと思います。そういう場合には一番犠牲とならなければならないものは、その従業員である労働者だろうと思いますが、労働者の首切りということが相当起つております。その点先ほどあなたが非常に心配してお述べになつたと思いますが、そういう場合に、その首切りが起るということと、もう一つは賃金の不拙い、遅拂いというようなことが相当起つておると思いますがこういう法律が出ますと、それが合理化さ……

第13回国会 通商産業委員会 第54号(1952/06/14、24期、日本社会党)

○加藤(鐐)委員 特定中小企業の安定に関する臨時措置法案に関しまして、本委員会において慎重審議が重ねられましたが、その結果自由党、改進党、社会党の間に修正案がまとまりましたので、御賛成を願いたいと存じます。以下これを朗読いたします。    特定中小企業の安定に関する臨時措置法案に対する修正案特定中小企業の安定に関する臨時措置法案の一部を次のように修正する。   第二條の見出し「(定義)」を「(適用業種の指定及び中小企業者の定義)」に、同條第一項中『この法律で「指定業種」とは、』を「この法律の適用を受ける業種は、」に、「業種のうち、別表に掲げるものをいう。」を「業種について、左の各号に掲げる事態……

第13回国会 通商産業委員会 第55号(1952/06/17、24期、日本社会党)

○加藤(鐐)委員 前回の委員会において、特定中小企業の安定に関する臨時措置法案の重要なる点について数個の修正が行われたのでございます。しかもなおこの修正は委員側の意向に満たないものが相当ありまして、特に強制命令を政府が発する場合に、その期間中に新規開業者を許さない、強制命令中に新規開業者の出るようなことがあつたならば、この法案は実際効力がないのであるから、そういう場合には通産大臣の認可を得なければならないという修正意見があつたのでございます。さらにこうした処置をする場合は、業者が相当苦境に陷つている場合であるから、その場合には生産調整を行うために必要な資金の面における考慮が必要である、少くとも……

第13回国会 通商産業委員会 第56号(1952/06/19、24期、日本社会党)

○加藤(鐐)委員 ただいま多武良委員から附帶決議の提案がありましたが、その四としてあるところに「公共施設の復旧補助金に関する返還義務を免除すること」。という項があります。これはおそらく政府の今後の処置に対する希望であると思いまするが、これは本法に明らかに返還しなければならないことにきまつておりますので、法律を改正しなければこの措置は当然とれないわけであります。法律を改正しなければこの措置がとれないのに、こういう希望的な條件を付するということは、これは明らかにごまかしです。一体こういう実行のできない附帶決議をつけてごまかしをやるということは、私は本委員会あるいは国会の権威に関する問題だと思います……

第13回国会 通商産業委員会 第57号(1952/06/20、24期、日本社会党)

○加藤(鐐)委員 私も今高橋さんがおつしやつたように、競輪というものを見たことはございません。競輪場を見たことがあるくらいで競輪はみたことがない。従つて車券も買つたことはないので、実際のことはよくわからないわけであります。よくわからない者がいろいろ審議するのは僭越かもしれませんが、審議権を放棄するわけには行きませんからお尋ねするわけですから、ひとつしろうとにもわかるように御答弁を願いたいと思います。  この法律を見ますと、現行法に比較して非常に内容がふえているわけであります。現行法は大体自主的に施行者にやらせるという建前であつたのが、この改正法によりますと、非常に官庁の権限が強化されているわけ……


26期(1953/04/19〜)

第16回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第2号(1953/07/01、26期、日本社会党(右))

○加藤(鐐)委員 私も理事の一人ですから、理事会の決定に反対するというわけではございませんが、ちよつと島上君の御意見も出ましたから、そのついでに今後のこの委員会の心構えとして考えておきたいと思うことを申し上げたいと思います。  現在の選挙法については、今もお話があつたように、根本的に考えかつ改めなければならぬ点が相当あると思うわけです。従来選挙法の改正は、各賞の意見が相当違いまして、まとめるのに時間的にみても相当の時間をかけて、お互いに討議を重ねて、そうして最終案を決定するというやり方をして来たわけですが、その相当思い切つた改正の必要がありということが、お互い各位の間で了解されますならば、私は……

第16回国会 予算委員会 第4号(1953/05/29、26期、日本社会党(右))

○加藤(鐐造)委員 私は主として外務大臣に対して外交問題を中心として質問したいと考えておりましたが、外務大臣がどうしても来られないということでございますので、本予算の成立を急ぐ時間的な関係上その点は了承いたしますが、今後は予算委員会の権威においてこういうことは了承しがたいのでございますから、委員長は十分御承知おきを願いたいと存じます。  そこで私は主として通産大臣に御質問をいたしたいと思いますが、まず第一に、日本の経済の脆弱性というものから貿易の回復がまだ十分でない。しかも最近非常に後退しつつあるということは、すでに今までの同僚各位の御質問において十分述べられているのでございますが、この点につ……

第16回国会 予算委員会 第16号(1953/07/06、26期、日本社会党(右))

○加藤(鐐造)委員 私は総理大臣に質問いたしたいと思いますが、関連質問でございますのできわめて制限されておりますから、いろいろまとめて御質問をいたしたいと思います。そこでできるだけ私の質問に対しては答弁を落さないように親切に御答弁を願いたいと思います。  MSAの問題がこの国会の俎上に上されてから、各委員からあるいは本会議の議場においてもいろいろな角度から質問が行われておりますが、それに対する政府当局の御答弁は一つも納得の行くものがございません。私は特にMSA援助と今後のいわゆる吉田内閣の申しまする自衛力漸増計画に…(「そんな関連質問があるか」と呼び、その他発言する者あり)今澄君の関連と限つて……

第16回国会 予算委員会 第18号(1953/07/08、26期、日本社会党(右))

○加藤(鐐)委員 私は岡崎外務大臣に対しまして、MSAの問題に関してなお二点ばかりお伺いをしたいと思います。  その一つは、先般の本議におきまするわが党の加藤勘十君の、MSAの援助を受けるということになれば、そこにアメリカ側からの内政干渉が行われることになりはしないかという質問に対しまして、外務大臣はそういうことは絶対にないという御答弁でございましたが、私はこの点になお危惧の念を持つものでございます。この相互安全保障法の第五百十一条の(C)の(一)の中に、こういう文句がございます。前の方は省略いたしまするが、あとの方に、最大の、能率と最小の遅延及び費用により実現するよう、被援助諸国の努力を結集……

第17回国会 予算委員会 第4号(1953/11/03、26期、日本社会党(右))

○加藤(鐐)委員 私は日本社会党を代表して、政府提出の二十八年度一般会計補正予算案に反対し、左右両社会党協同提案になる編成がえを求める動議に賛成の意を表するものであります。  今上程されておる補正予算案は、例のごとく改進党と自由党とのやみ取引によつてでき上つた政府原案に対する修正案であります。改進党は、外に対しては常に健全野党を呼号して来たのでありますが、真に野党としての誇りを持つならば、この委員会において堂堂と論議を闘わせ、修正案を提出すべきであります。改進党がやみ取引に終始したことは今や完全与党と化したものといわなければなりません。(拍手)  政府は本臨時国会に当然提出しなければならない予……

第18回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第3号(1953/12/07、26期、日本社会党(右))

○加藤(鐐造)委員 私も河野委員の御提案に賛成です。そこで、今の選挙制度調査会の答申案が出て来て、政府当局においてこの答申案に基いてあらためて案をつくるというお話ですが、それはいつごろできるか、それをいつごろからこの委員会にかけてやるかということについて、委員長の御所見を承りたい。
【次の発言】 私は答申案に基く政府の案がいつごろ出て来るかという見通しを承つたのです。今委員長も根本的な改正案をつくりたいという意向を持つておられることがわかりました。そこで、私は特別国会の終末におきましても希望を出しまして各位の賛成を得たわけですが、選挙法の根本的な改正ということになりますると、やはり選挙が間ぎわ……

第19回国会 外務委員会 第24号(1954/03/24、26期、日本社会党(右))

○加藤鐐造君 委員外質問がなお多数あられるようでございますので、私はなるべく簡略に質問をいたしまして、外務委員会の委員諸君のおじやまにならないように気をつけたいと思います。私は通産委員でございますので、主として経済問題について質問いたしたいと思います。  最初に一点だけきわめて重大な根本的な問題についてお伺いいたします。過般来本委員会においていろいろな質疑応答が重ねられて来ておりますのは、日本の自衛権の限界についてであります。独立国家として自衛権を持つことは、憲法の規定がどうであろうと、われわれは観念的には一応明確に認めるところでありますが、自衛権の発動という問題につきましては、やはり憲法の条……

第19回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第12号(1954/05/20、26期、日本社会党(右))

○加藤(鐐造)委員 ただいま杉村委員を通じて全国の学生の選挙権に関する四十万の陳情書が提出されました。これに対して、今他の委員から、これを読めという要求がございましたので、私はこの際この陳情書をこの委員会において一々朗読することを提案いたします。

第19回国会 大蔵委員会 第21号(1954/03/12、26期、日本社会党(右))

○加藤(鐐造)委員 たいへん恐縮でありまするが、議事進行について一言発言をお許し願いたいと存じます。  私は、今国会に提案されておりまする租税特別措置法の一部を改正する法律案に関しまして、これにさらに一部の修正を加えるの動議を提出いたしたいと存じます。ぜひ皆さんの御賛同をお願いいたしたいと存じます。  この趣旨は、一口に申しますれば、先般十二月の臨時国会において修正されました繊維の関係と同様の趣旨を陶磁器にも適用されたいというのでございます。年間百四十五億円、四千万ドルの外貨を獲得いたしておりまするわが国の陶磁器は、輸出産業として繊維、機械に次ぐ地位を占める重要な商品でありますが、外貨手取り率……

第19回国会 通商産業委員会 第7号(1954/02/05、26期、日本社会党(右))

○加藤(鐐)委員 時間がございませんから、私は質問をいたしません。しかし今のお答えの中には、そちらの方では筋が通るかしれぬけれども、私のように実際やつておる者の目から見ると、筋の通らぬ点がたくさんある。そこでこれは留保いたしまして、この次与えられた時間にほんとうに腹を打割つたお話をお願いしたい、こういうことで本日はこれで私は終りたいと思います。

第19回国会 通商産業委員会 第11号(1954/02/13、26期、日本社会党(右))

○加藤(鐐造)委員 昨日私病気のため他の委員の諸君と変更していただきまして保留いたしておりましたので、できるだけ時間を縮めまして質問いたしたいと思います。  すでに今まであらゆる角度から質問が行われまして、おおむね問題はとらえられておるようでございます。しかし大臣の答弁ははなはだ満足すべきものではなかつたように思いまするので、多少重複するかもしれませんが、私も日本経済の根本の問題に触れて質問をいたしてみたいと思うわけでございます。もつとも吉田内閣の通産大臣としての答弁としてはこれ以上のものを期待することはできないかもしれません。それだけに今日の日本経済を建て直すためには、吉田内閣の施策をもつて……

第19回国会 通商産業委員会 第14号(1954/02/20、26期、日本社会党(右))

○加藤(鐐造)委員 ちよつと一点だけ。この技術振興対策費の中の工業化試験補助金ですが、この民間の工業化試験について、民間の補助金を受けられる資格とか種類等について伺いたい。

第19回国会 通商産業委員会 第15号(1954/02/24、26期、日本社会党(右))

○加藤(鐐造)委員 私の質問いたしたい点は、ただいま上程になつておりまする特別鉱害復旧法とは直接の関係はございませんが、やはり鉱害問題についてでございまするので、この際石炭局長から明確なる御答弁をお願いしたいと思います。  臨時鉱害復旧法が国会に提出されて通過したのは、第十三国会であつたと思いまするが、その際石炭の一般鉱害とともに亜炭の鉱害についてもこれを適用する、こういう決議になつております。しかるにこの亜炭鉱害で最もはなはだしい地域は、岐阜県の御嵩地方で一ございまするが、この地方におきまする亜炭の鉱害の状況は、おそらく詳細には調査されておらないのではないかと思いまするが、通産省における大体……

第19回国会 通商産業委員会 第21号(1954/03/12、26期、日本社会党(右))

○加藤(鐐造)委員 大体予定の時間か来たようでありますし、外貨並びに貿易上の問題が、取上げられて質問されておるようでございますから、私はきようは、個々の問題を取上げて質問いたすことは後日に譲りたいと思います。ただ先ほど来永井、中崎両委員から、日本の貿易政策の根本問題についていろいろ質問がございました。これに対する通産大臣の御答弁は、私のお聞きしたところでは、従来と何ら前進しておらないように思うのでございます。ただ大臣が非常に苦慮しておられることは御答弁の節々にうかがえますが、現在の金融財政上の措置だけで、貿易上の非常な逆調を転換させることはできない段階に来ておるという点は、大臣も認められておる……

第19回国会 通商産業委員会 第28号(1954/03/30、26期、日本社会党(右))

○加藤(鐐造)委員 大臣は参議院の予算委員会に出席のため、ほんのわずかな時間しかないというお話でございまするが、通産委員会は日本の通産行政をいろいろと審議しておるのであるから、大臣はもう心しこの委員会の意見を重視せられ、そのためにはもつとこちらに重点を置いて出席をしていただきたいと思います。私のあとにまだ多数質問者があるようでございまするからして、私もできるだけ時間を節約して質問をいたしますから、大臣の方でもひとつなるべく問題の焦点をはずさないで明確に御答弁願つて、わずかな時間でありますならば、できるだけ有効に使えるようにしていただきたいと思うわけであります。  そこで私は、本日はMSAの援助……

第19回国会 通商産業委員会 第42号(1954/04/30、26期、日本社会党(右))

○加藤(鐐造)委員 資料を要求しておきたいと思います。資料の一つは、昭和二十八年一月より最近までの硫安の輸出状況をなるべく詳細に資料を出していただきたい。価格、輸出地、種類及び競争相手国の入札価格等について、できるだけ詳細に聞かしていただきたい。第二は、硫安工業合理化の最終目標はどの程度かということについて、硫安各社の合理化計画表、最近の各社の生産コスト、これをできるだけ詳細に出してもらいたい。
【次の発言】 農林委員会では硫安九社のコストを発表されたということですが、どういう形式で発表されたのですか。
【次の発言】 それでは次会の委員会の劈頭に、秘密会でけつこうですから、御発表願いたいと思い……

第19回国会 通商産業委員会 第43号(1954/05/06、26期、日本社会党(右))

○加藤(鐐造)委員 今の御報告によりますと、相当推定によつて割出されたものが多いように思いますが、それは大体この費目のどの部分があるのですか。
【次の発言】 今度の硫安工業合理化法によりますと、肥料審講会が企業の合理化について相当生産業者に指導的な役割を果すわけでありますが、その際正確なコストについての資料がなければ、十分にその使命を果すことができないわけでありますが、その点について将来この法の運用にあたつて硫安審議会はその点十分に調査することができるかどうか。会社側があるいはそれぞれ秘密を固執するというような場合には手がつけられないのかどうか、それらの点について大臣の御見解を承りたい。

第19回国会 通商産業委員会 第44号(1954/05/07、26期、日本社会党(右))

○加藤(鐐造)委員 私はきわめて簡単に質問をいたしますが、この法案に関して質問をいたしますのは私としては初めてでございますので、そのつもりで私当然わかつておる点を知らないで御質問するかもしれませんが、御答弁願いたいと存じます。  この法律が提案されました動機は、先ほどどなたかも言つておられました通り、一昨年秋以年硫安の輸出がはなはだしい二重価格で行われておる、その出血輸出の負担を消費者である農民にかけられておるという点に対する農民の猛烈な反対運動が起りまして、これを何とか解決しなければならないという考えのもとにこういうものが考えられたものであることは間違いないわけです。そこで現在二重価格の幅は……

第19回国会 通商産業委員会 第46号(1954/05/12、26期、日本社会党(右))

○加藤(鐐造)委員 昨日の新聞記事によりますると、アメリカの技術と資本を導入して、石綿スレートの製造会社を、いわゆる日米合弁でつくる、こういうことが出ておりました。そこで私はこの点についてお伺いしたいと思うのでございまするが、まず第一に政府はこの新聞記事にありまするように、外資審議会がこれを認めたかどうか。それに対して通産省としてはどういう方針でおられるかという点をお伺いいたします。
【次の発言】 そうすると通産省としてはまだ最終的に決定しておらないわけですか。
【次の発言】 今までの御答弁の範囲ですと、最終的には決定しておらないというふうに私は承つたわけです。そこで次に承りたいことは、技術の……

第19回国会 通商産業委員会 第47号(1954/05/13、26期、日本社会党(右))

○加藤(鐐造)委員 各委員から御質問があつたようですが、簡単に二、三の点について質問いたしたいと思います。  まず競輪の利益金を吸い上げて国の目的のために使うという形式については、私どもいろいろ議論がございます。しかし政府が一兆円予算のわくを越えてはならないという考え方からやつている以上、この問題をいまさら繰返して論議してもしかたがありませんので、この点は将来こういう筋の通らない方法でこの問題を処理しないように考えるべきであるということだけを申し上げておきたいと思いまするが、質問いたしたい点は、まず第一に、昨年度におきましては国庫納付金がたしか十五億何千万円であつたと思いまするが、大体同じよう……

第19回国会 通商産業委員会 第51号(1954/05/20、26期、日本社会党(右))

○加藤(鐐造)委員 今回の改正案は、従来通産委員会におきまして、大体各党の意向が中小企業安定法をさらに実情に適したように強化しなければいけないという意見に基いて、今回各党一致をもつて提案したわけですが、ここでなおこれがこうした一歩前進の形において改正が行われましても、残りまする問題は、いわゆる調整命令の発動に非常な時間を要するということでございます。先般発動されたタオル、マツチ等の調整命令につきましても、国会において調整命令を発動すべしという決議をいたしまして、政府がそれに同意をいたしましてから、なお五箇月を要したわけでございます。これは一体いかなる理由によるものであるかということを、この際明……

第19回国会 通商産業委員会 第55号(1954/05/25、26期、日本社会党(右))

○加藤(鐐造)委員 先刻来各委員からいろいろな角度から質問がありましたし、私自身も時間の都合がございますので、ただ一点だけお伺いしたいと思いまするが、それはこの法律を提案せられた趣旨が、日本における航空機産業の健全な発達をはかるにある、こういうことでございます。私は自由党なり現政府のいわゆる産業の発達ということに関する今までの政策というものは、大体自由主義経済を基本にした政策で、自由競争のうちに大いに技術の向上をはかり、産業の発展をはかるという考え方でありましたのを、航空機工業に限つてこうした許可制度をとつて、少数の企業にのみ限つて許可するというお考えを持たれたということにつきましては、少しま……

第19回国会 通商産業委員会 第56号(1954/05/26、26期、日本社会党(右))

○加藤(鐐造)委員 ただいま山手君から提案がありました附帯決議につきましては、一、二に対しましては賛成でございますが、しかし三につきましては賛成いたしかねるのでございます。と申しますのは、これはただいま改進党、両社会党の共同提案になり、そうして通過いたしたした修正案に反する内容を持つております。すなわちこういう附帯決議をつけるということは、修正案そのものに対してはなはだ自信を持たないということになるのでございます。この修正案は私ども現段階におきましては最も適当と考えて出したものでございまするが、もしこの修正が不適当である場合には後日また追加してもよいというようなことをこの際われわれが明確にする……

第19回国会 通商産業委員会 第60号(1954/06/02、26期、日本社会党(右))

○加藤(鐐造)委員 質問者が多いようでございますから、できるだけ簡単に質問いたします。  先般の各委員の質問に対する大臣の御答弁によりますと、最近輸出の面においては大分好転して来たということでございます。しかし先般いただきました特需の資料――これは私の要求したものの一部分のように思いますが、これを見ましても、特需の両においてはおそらく政府が予定しておられるであろう数字にほど遠いものが載つております。こういうところから将来を勘案いたしますと、本年度政府が予定いたしております国際収支の面において、九千万ドルの赤字に抑えることがはたして達成できるかどうか、はなはだおぼつかないのではないか。私どもはそ……

第19回国会 通商産業委員会 第61号(1954/06/03、26期、日本社会党(右))

○加藤(鐐造)委員 ただいま永井君の質問に対する御答弁を聞いておりますと、電力料金の値上げはすでに政府としては腹をきめておられるようであります。おそらく発表の時期をいつにしようかということであろうと思いますが、やはり発表されるならば、この国会中に発表して、その値上げをしなければならない理論的根拠を示されるのが至当だと私は思うわけであります。その点は永井君からもしばしば繰返して質問をせられておりましたが、私もそう思うわけでございます。そこでこの電力料金の値上げを政府がやろうとしておられる根本の考え方についてお伺いしたいと思います。言うまでもなく今政府はデフレ政策を強行しておられる。そうしてコスト……

第20回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第4号(1954/12/05、26期、日本社会党(右))

○加藤(鐐造)委員 今飛鳥田君の指摘された点ですが、法制部長はこういうことは前例があるとおつしやいますが、ほんとうにありますか。あなたのおつしやる前例というのはこういう意味じやないかと思うのです。要するに、委員会を通過して本会議にかかつたときに、さらに再度の追加修正あるいは改正が行われるということは今までたびたびありました。そういうことは国会運営上はなはだおもしろくないことだ、将来悪例を残すというので、われわれはそういうやり方に反対をして来たわけです。ところが最近そういうやり方がありましたが、しかし、あなたが今おつしやつたように、衆議院の本会議を通過して参議院にまわつておる。そして参議院ではま……


28期(1958/05/22〜)

第29回国会 商工委員会 第7号(1958/07/02、28期、日本社会党)

○加藤(鐐)委員 私は、きわめて短かい時間に要領を得たいと思いますので、御答弁の方も、そのおつもりで、できるだけ明確にお願いしたいと思います。  現在臨時石炭鉱害復旧法の中に「亜炭を含む。」という言葉がございます。これは、その当時この法律ができます際に、岐阜県御嵩地方に非常に鉱害が頻発いたしましたので、特に御嵩地方の鉱害を復旧するために加えられた言葉でございます。ただいま伊藤、多賀谷両委員から、現在北九州地方に残っておりまする、きわめて深刻な鉱害問題について御質問がありましたが、私もこの際、岐阜県御嵩地方に最近さらに深刻の度を加えて頻発いたしております鉱害問題について、御意見を承わりたいと考え……

第30回国会 商工委員会 第2号(1958/10/07、28期、日本社会党)

○加藤(鐐造)委員 私はまず三木経済企画庁長官に質問いたしまして、関連した質問があるだろうと思いますので、高碕通産大臣からも適当にお答えを願いたいと存じます。  最初にお伺いしたいことは、今日の長期にわたる不況の見通しでございます。今日の不況が非常に深刻な様相を呈して参りましたのは、大体昨年の七月ごろからで、すでに一年有余にわたっておりますが、申し上げるまでもなくこうした長期の不況は戦後初めてでございます。従って政府として、この不況がいつ好転するかという見通しについては、相当的確な材料をもって判断していただかなければならないと思うわけでございます。本日両大臣からお述べになりました御意見では、ま……

第30回国会 商工委員会 第3号(1958/10/08、28期、日本社会党)

○加藤(鐐造)委員 昨日に引き続いて三木経済企画庁長官に質問をいたしたいと思います。  昨日の三木君の御答弁は、率直に申しまして少しおざなり過ぎるような気がいたします。私がこうした地味な問題について長々と質問いたしまするのは、今日の日本の不況は、現在政府が考えておられるようなものでなく、非常に深刻な、しかも長期にわたるものであると考えるから、今日の日本の、いや世界の景気が大きく曲り角にきておるということを、多くの人から言われておるところでございまするが、世界の経済のそうした大きな曲り角に直面して、世界の貿易状況が一つの深刻な悩みに逢着しておるというのが、今日の貿易沈滞の状況ではないかと思うわけ……

第30回国会 商工委員会 第7号(1958/10/22、28期、日本社会党)

○加藤(鐐造)委員 今回の鉱業法並びに鉱山保安法の一部改正が急遽行われることになったのは、おそらく最近各地におきまして特に炭鉱関係の鉱山において災害が頻発しておりまするので、それにおびえた結果、そうしてまたこれらの問題が大きな社会問題として取り上げられるに至ったというような現状から、急速この二法の改正を試みられたものと私は考えております。しかしこの改正の内容はきわめて簡単なものでありまして、要するにほんの一時の思いつき程度のものにすぎないのではないかというように思うわけでございます。大体今日のように災害が頻発いたしまするのは、いろいろな原因があると思いまするが、一つは一番大きな原因は取締りの問……

第31回国会 商工委員会 第8号(1959/01/31、28期、日本社会党)

○加藤(鐐造)委員 私は約二週間前に、岐阜県の御嵩地区に起った一つの大きな事故の問題について、通産省当局に質問いたしたいと存じます。  昨年森山炭鉱の事故で十一人の犠牲者を出しました。ところがその御嵩地方にまたまた五人の犠牲者を出すというような大事故が起ったわけでございます。しかもその事故の状態が全然昨年の森山炭鉱の事故と同一ケースであるということ、私はここに一つ大きな問題があると存じまするので、特にこの事件を重大視しておるわけでございます。しかもこの事故が勃発して二週間になるのに、その五人の犠牲者の死体の所在も不明であるというような状態であるわけでございます。現地の状態は、私は直接行ってみた……

第32回国会 商工委員会 第7号(1959/10/10、28期、日本社会党)

○加藤(鐐造)委員 今回の伊勢湾台風による災害は前古未曽有の災害といわれております。大臣もいち早く現地を視察せられて、この点は痛切に感ぜられたことと思います。まさにその惨状は目をおおうものがございます。気の強い池田通産大臣といえども、この実情を涙なしには見られなかったろうと思うのでございます。従ってこの実情を見て池田通産大臣も相当の決意をせられたことと思う。特に所管である商工業者の復興に対して相当の決意を持っておられるものと思うのでございます。年々災害がございまして、それに対して特別立法なり処置が講ぜられてきております。しかし今回の災害は、今も大臣から言われたように、異常災害である、前古未曽有……

第33回国会 災害地対策特別委員会 第6号(1959/11/07、28期、社会クラブ)

○加藤(鐐造)委員 私は、社会クラブを代表して本決議案に賛成をいたします。きわめて簡単にその趣旨を申し述べたいと存じます。  今回の伊勢湾台風が発生しましてから、すでに四十日になんなんとしておるのでございます。それが、今なお相当広範な地域にわたって冠水して、十万人以上の住民が塗炭の苦しみをなめつつあるということは、これはわれわれ政治に携わる者の見るに忍びないところでございます。岸首相は、民生の安定をすみやかにはからなければならないということを強調しておられまするけれども、現在この十万人以上の人が住むに家なく、食うに食なき困窮状態にありまして、生活の安定どころか、生命の不安におびえつつある状態で……

第33回国会 予算委員会 第2号(1959/11/04、28期、社会クラブ)

○加藤(鐐造)委員 私は、この国会における重要問題でありまする南ベトナムの賠償問題あるいは安保改定の問題等につきましても岸総理大臣に質問をするつもりでございましたが、私の質問時間は非常に制約されましたので、この国会は災害国会といわれておりまするし、従って私は主として災害問題について政府の所信を伺い、その他の問題については、他の同僚議員に譲りたいと考えておる次第でございます。  岸首相は、先般の施政方針の演説におきまして、今次伊勢湾台風を未曽有の大災害であると言い、再びかかる大災害の起こらないようあとう限りの財源をもって災害復旧と民生の安定に万全を期する決意である、こう申しました。それからさらに……

第34回国会 建設委員会 第20号(1960/05/18、28期、民主社会党)

○加藤(鐐造)委員 委員長は盛んに 参内容々々と言われるが、中島君の申しておられるのは、この法案が適法であるかないかということを質問しておるわけです。これは委員として当然質問する権利があるのです。たとえば自民党あるいは社会党の一部に、適法であると考えられても、委員の中に、これは妥当でない、法の精神からはずれていると考えたら、質問するのはあたりまえです。それに対して答弁するのはあたりまえです。法制局長というのは、そのためにあるのじゃないですか。委員長がそれを押えるというのは、どういうわけですか。委員長が片寄っている。
【次の発言】 西澤局長は衆議院規則二十八条の解釈をだいぶ歪曲されているのじゃな……


各種会議発言一覧

24期(1949/01/23〜)

第13回国会 大蔵委員会通商産業委員会連合審査会 第1号(1952/04/25、24期、日本社会党)

○加藤(鐐)委員 小金委員からいろいろ御質問もありまして、大体私のお聞きしたい点も重複いたしておりまするので、時間もありませんし、なるべく重複を避けて、きわめて重要と思われる二、三点をお伺いしてみたいと思います。  私どもは企業の合理化が非常に焦眉の急とされておりまする現在、長期金融を主たる目的とした金融機関がでまたということはまつたく賛成でございまして、業界のために非常にけつこうだと思うわけであります。今の質疑応答を聞いておりましても、大体長期信用銀行についての政府の構想というものは、興業銀行であるとかあるいは勧業銀行を短期と長期と二つにわけて、第二会社をつくるというようなふうでその他きわめ……

第13回国会 通商産業委員会運輸委員会連合審査会 第4号(1952/05/28、24期、日本社会党)

○加藤(鐐)委員 私もこの数日来いろいろと各委員から論議されました生産と安全性のいわゆる所管の問題について、主として村上運輸大臣にお伺いしたいと思いますが、ただいま多武良委員がお聞きになりました点が大体私のお伺いしたいと考えておつた点でありますので、なるべく重複を避けたいと思います。先ほど運輸大臣は多武良委員に対して、運輸省が安全性の保持という点についてのみ検査、監督だけではなく、生産の面まで立ち入つて所管することが正しいと考える、それが自分の信念であるとおつしやいましたが、それでは運輸大臣の信念というものについてもう少し具体的に、内容についてお伺いしたいと思います。運輸大臣は生産の面まで所管……

第13回国会 通商産業委員会運輸委員会連合審査会 第5号(1952/05/30、24期、日本社会党)

○加藤(鐐)委員 私は前回の連合審査委員会におきまして、運輸大臣に主としてお伺いしましたが、時間の関係で十分伺えなかつた点がありますので、それらの点につきまして、多少補足的に質問をいたしたいと思います。  委員長、きようは運輸大臣は見えませんか。
【次の発言】 それでは航空庁長官にお伺いいたします。先ほどもちよつとこの点に触れられておつたようでございますが、せんだつての私の質問に対しまして、運輸大臣の説明によりますると、運輸省が行う安全性の検査は、素材については納入検査のみであつて、その素材の製造過程については行わないということでありました。それでは、個々の部品であるとか、またその部品の結合物……


26期(1953/04/19〜)

第16回国会 予算委員会公聴会 第1号(1953/06/29、26期、日本社会党(右))

○加藤(鐐造)委員 公述人に一、二点お伺いいたします。今年度予算が通過いたしますと、八月以降のいわゆる下期におきまして、相当急激に資金が散布せられるわけでございます。それが一つのインフレの要因になるということも当然考えられます。そこでそうしたインフレの傾向を押えるために金融操作が行われる、これは多くの人々が言つておる点でございます。そうしますと、結局そのインフレ要因を抑えるための金融操作は中小企業にしわ寄せされることは、これも当然といわなければなりません。そういう場合に、私は中小企業界に相当大きな混乱が起つて来ると思いますが、そういう場合に、それを助け、そうして中小企業の苦境を救つて行くのに一……

第19回国会 通商産業委員会中小企業に関する小委員会 第6号(1954/04/14、26期、日本社会党(右))

○加藤(鐐造)委員 せつかく遠方から多数の陶磁器産業の関係の諸君がおいでになりまして参考意見を承ることになりましたので、十分質問いたしまして、この際日本の輸出産業といたしましても重要な地位にあります陶磁器の振興について十分検討いたしたいと考えておつたのでございますが、開会が遅れまして、私質問いたします時間がなくなりました。委員長からも五時半には何とかして終るようにというお話でございますので、できるだけ簡略に質問いたしたいと思います。きようはあたかも通産省当局をつるし上げをする委員会のようになりましたが、これは決して本日のわれわれの目的ではございません。本日は遠方からおいでになりました業者の諸君……

第19回国会 通商産業委員会木材利用に関する小委員会 第6号(1954/04/08、26期、日本社会党(右))

○加藤鐐造君 亜炭の用途は、現在ではものによつて違いますけれども、工場用燃料として相当用途の範囲が広くなつているように思いますが、この小委員会で調査いたしまする範囲は、木炭等との関係において、いわゆる家庭燃料としての用途がどの程度のものであるかということであろうと思います。ただいまれんたんの製法について御研究の発表がありましたが、これは現在東北地方のものをお使いになつておるような話ですが、それはどの程度のカロリーのものであるか。東北地方の亜炭は、主として木質度の程度の高いものだと思いますが、中部地方、特に岐阜県地方の亜炭は相当炭化されたものでございまするので、現在その大部分が工場用燃料として使……


※このページのデータは国会会議録検索システムで公開されている情報を元に作成しています。

ページ更新日:2024/11/17
データ入手日:2024/10/20

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