このページでは河本敏夫衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。河本敏夫衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。
※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。
○河本委員 私は主として海運問題について運輸大臣にお伺いしたいと思います。第一には海運の基本的な問題について、第二にはタンカーの問題について、第三にはヨーロッパ航路と太平洋航路の問題について、その次は南米航路及び中共配船の問題、こういう問題につきまして簡単に順次お伺いしたいと思います。 私は海運の基本的な政策につきまして、先般来の運輸省の説明では十分ではない、どうも現在やろうとしておられる政策が中途半端に思われる、かように考えるのであります。海運は電気と鉄鋼と石炭、この三つと並んで四つのわが国の産業の基幹である、また大動脈である。その中でも特に海運は重要であるということは当然でありまして、こ……
○河本委員 今度の国鉄の運賃の値上げ問題に関しまして具体的な質問に入ります前に、まずそれの根底をなす現内閣の基本的な物価政策につきまして、運輸大臣から御説明をお伺いしたいと思います。
【次の発言】 先ほど運輸大臣の御答弁では、インフレ的な要素をできるだけ避けるようにするのが、現内閣の基本的な物価政策である、かような御答弁がございましたが、私は総理大臣あるいは大蔵大臣の施政方針演説並びに国会の本会議あるいは各委員会における答弁等を総合いたしますと、なるほど現在の政府は物価安定に全力をあげるということを言つておられます。しからばその物価安定の線を、現在の国内物価水準に置くか、あるいは現行の為替レー……
○河本委員 私は改進党を代表し、今回の運賃値上げ法案に反対をするものであります。 その反対理由の第一は、運賃の値上げが経済の再建に重大なる脅威を与えることにあります。すなわち昨年の十一月貨物三割、旅客二割五分の値上げに引続き行われる今回の運賃引上げは、約一割、すなわち年間約二百十五億の増収を計画しておりますがゆえに、実質は一割以上の値上げとなり、かつ、同時に貨物の等級制度の改正をもあわせ企図するがゆえに、主要物質の中には、実際上の運賃値上げが三割ないし六割に達するものが多いのであります。かくては産業界に対する影響も甚大なるものがあり、当然それが諸物価の値上りを惹起することが予想せられるのであ……
○河本委員 ただいま提案理由の説明によりますと、この法案は日本経済自立達成のために、国際収支の均衡を保つことがその基礎的な要件であることを強調せられまして、その具体的な方法として、第一に貿易の伸張をはかること、第二には貿易外の収入の大宗である海運の拡充をはかることをあげておられますが、この点に関しましてはまつたく同感であります。最近世界的に貿易の規模が縮小いたしまして、各国とも共通に貿易の数量が減つておりますが、それが西欧諸国におきましては、わが国ほどはなはだしくないというその一番大きな原因は、西ヨーロツパ諸国におきましては、御承知のように貿易に対しましてもいろいろな国家補償、すなわち減税であ……
○河本委員 質問に入るに先立ちましてまず委員長にお伺いいたします。先般委員長を通じまして政府に資料を要求いたしました。第一が、わが国経済再建計画に関する諸資料であります。第二には、本年度の国民所得の配分計画、第三には、本年度金融機関資金需給計画、第四には、財政蓄積資金の内訳、これは五月末の分でございます。第五には、三月末、五月末における昨年度予算の支出状況、第六には、保安隊の装備及び訓練の強化計画、第七には、保安隊の編成内容、装備内容及び配置状況、これだけの資料を先般お願いしておいたのでございますが、このうち第三の、本年度の金融機関資金需給計画と、第五の一部及び第七条の保安隊の編成内容、装備内……
○河本委員 ただいま修正案の大体のことにつきまして御説明がございましたが、なおその詳細と、あわせて修正案をつくりましたその基調をなしておる財政、金融、産業、貿易政策に関しまして所信の一端を申し述べたいと存じます。 政府提出の二十八年度予算は、大蔵大臣の説明にも明らかなるごとく、前国会において衆議院の議決を経た後不成立となつた予算を基調とし、そのあとの情勢の推移に伴い多少の調整を加えておるが、最近の朝鮮における休戦の見通しが強くなつておることに対しては、かりに休戦成立するといえども、予算編成の前提となる経済情勢に当分急激なる変化は生じないであろうとの見通しのもとに、特にこのための改編は行われて……
○河本委員 私は、主として大蔵大臣に対しまして、今度の補正予算及び今日午前中御説明になりました来年度予算の骨格につきましてお尋ねしたいと思いますが、その前に岡野経審長官にそれらの前提となると思われる現在の経済情勢及び今後の見通しにつきまして二、三お伺いしてみたいと思います。 政府は、これまで機会あるごとに低物価政策を堅持するということをしばしば言明いたして参つたのでございますが、この低物価政策ということは、物価を現在以上に上げないという意味であるか、それとも現在日本の物価は外国の物価に比べまして二、三割高いが、その高い日本の物価を積極的に引下げて外国の水準に近づける、こういう意味であるか、そ……
○河本政府委員 経済企画庁の河本敏夫でございますが。浅学非才でございますが、懸命に努力する所存でございます。どうか皆様の御指導のほどを切にお願い申し上げます。(拍手)
○河本政府委員 私は今度政務次官になりました河本敏夫でございます。きわめて不敏の者でございますが、懸命にやりたいと思っておりますので、どうか皆さん方の御指導と御協力を切にお願い申し上げまして、簡単でございますがごあいさつにかえます。
○河本政府委員 ただいま議題となりました公共用水域の水質の保全に関する法律案の提案理由並びにその要旨について御説明申し上げます。 近時都市人口の増大、鉱工業の急激な発展にもかかわらず、都市下水道の整備が著しく立ちおくれ、工場、事業場等においても汚水処理施設の整備に欠くるところがありましたため河川、湖沼、港湾、沿岸海域その他の公共の用に供される水域が年々汚濁され各種の問題が随所に発生するに至りました。 すなわち、汚濁水の放流に起因して水産業等の関係産業に相当の損害が生ずる等の事例が増加する傾向を示しておりまして、この傾向をこのまま放置するときは、産業相互の協和を害し、均衡のとれた経済発展を阻……
○河本政府委員 ただいま御提案になりました修正案は、内閣といたしましては、現在におきまして時期尚早であろうかと思うのでございます。すなわち、現在におきましては、政府といたしましては反対でございます。
【次の発言】 小澤君外提出の原案、及びただいま提案せられました両党共同修正案につきましては、政府は賛成であります。
○河本政府委員 国土調査事業は、国土の実態を科学的、総合的に調査いたしまして、国土の開発利用に関する諸施策の策定、行政事務の効率化に資することを目的といたしました、きわめて重要な事業でございます。しかるに、諸種の事情によりまして、この重要な事業が所期の進捗を見せておりませんことは、まことに遺憾に存ずる次第でありまして、ただいまの御決議の御趣旨に沿いましてできるだけの努力をいたしたいと存ずる次第でございます。
○河本政府委員 ただいま議題となりました公共用水域の水質の保全に関する法律案につきましては、前第三十臨時国会に提案されまして、委員会において慎重御審議をいただき、順調に進捗しておったものでございますが、諸般の事情で成立を見るに至らなかったものであります。本案は、これから御説明申し上げます通り、早急に実施を必要とするものでありますので、本国会に再び提案いたした次第であります。以下に本法律案の提案理由並びにその要旨について御説明申し上げます。 近時都市人口の増大、鉱工業の急激な発展にもかかわらず、都市下水道の整備が著しく立ちおくれ、工場事業場等においても汚水処理施設の整備に欠くるところがありまし……
○河本政府委員 ただいま議題となりました経済企画庁設置法の一部を改正する法律案について、提案の理由と内容の概要を御説明申し上げます。 最近鉱工業地帯の一部におきまして、地盤沈下の現象が著しく、産業の発展並びに民生の安定上憂慮すべき問題を生じております。すなわち、地盤沈下に起因して公共施設の機能低下あるいは災害発生のおそれ等の事態を生じ、この現象をこのまま放置するとまは、産業の発展を阻害するだけでなく、国土の保全、民生の安定上重大な支障となると考えられますので、政府といたしましては、経済企画庁の付属機関として地盤沈下対策審議会を設置し、諸般の対策に関する重要事項を調査審議することとした次第であ……
○河本委員長 これより会議を開きます。
この際、一言ごあいさつを申し上げます。
今回、はからずも、私が当法務委員会の委員長の重責を汚すことに相なりました。この方面の仕事には全く不なれでございますが、練達堪能の委員の皆さん方の御協力を得まして、大過なきを期したいと念願しておる次第でございます。どうぞよろしくお願いを申し上げます。
以上、簡単でございますが、ごあいさつといたします。(拍手)
この際、尾関法務政務次官から発言を求められておりますので、これを許します。尾関法務政務次官。
【次の発言】 まず、理事の補欠選任の件についてお諮りいたします。
理事の長谷川峻君及び山口六郎次君が去る七……
○河本委員長 これより会議を開きます。
裁判官の報酬等に関する法律の一部を改正する法律案及び検察官の俸給等に関する法律の一部を改正する法律案の両案を一括議題とし、まず提案理由の説明を聴取することにいたします。尾関法務政務次官。
【次の発言】 以上で両案に対する提案理由の説明は終わりました。
【次の発言】 引き続き両案の質疑に入ります。
質疑の通告がありますので、順次これを許します。上村千一郎君。
【次の発言】 畑和君。
【次の発言】 次会は公報をもってお知らせすることとし、本日はこれにて散会いたします。
午後零時二十九分散会
○河本委員長 これより会議を開きます。
法務行政及び検察行政に関する件について、調査を進めます。
質疑の通告があります。順次これを許します。坪野米男君。
【次の発言】 先に坪野君に申し上げますが、国家公安委員長は参議院の予算委員会に出席中でございます。
【次の発言】 志賀義雄君。
【次の発言】 次会は公報をもってお知らせすることとし、本日はこれにて散会いたします。
午後零時四十二分散会
○河本委員長 これより会議を開きます。
裁判官の報酬等に関する法律の一部を改正する法律案及び検察官の俸給等に関する法律の一部を改正する法律案両案を一括議題として審査を行ないます。
質疑の通告がありますので、順次これを許します。坪野米男君。
【次の発言】 この際お諮りいたします。
両案に対する質疑はこれにて終局いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、両案に対する質疑はこれにて終局いたしました。
【次の発言】 次に、法務行政及び検察行政に関する件について調査を進めます。
質疑の通告がありますので、これを許します。坪野米男君。
○河本委員長 これより会議を開きます。
法務行政及び人権擁護に関する件について調査を進めます。
質疑の通告がありますので、これを許します。赤松勇君。
【次の発言】 ただいまの赤松君の御発言につきましては、理事会に諮りまして、追って決定いたします。
【次の発言】 裁判官の報酬等に関する法律の一部を改正する法律案及び検察官の俸給等に関する法律の一部を改正する法律案の両案を一括議題といたします。
両案に対する質疑は前回の委員会で終了いたしておりますので、これより直ちに両案の討論に入ります。
討論の通告がありますので、順次これを許します。林博君。
○河本委員長 これより会議を開きます。
裁判所法等の一部を改正する法律等の一部を改正する法律案を議題とし、提案者より提案理由の説明を聴取いたします。畑和君。
【次の発言】 以上で提案理由の説明は終わりました。
【次の発言】 次に、本案の質疑に入ります。
質疑の通告がありますので、これを許します。稲葉修君。
【次の発言】 次に、閉会中審査に関する件について、各般の事項につき順次お諮りいたします。
まず、閉会中審査申し出の件についてお諮りいたします。
畑和君外八名提出の裁判所法等の一部を改正する法律等の一部を改正する法律案、及び今会期中における国政調査事項
一、裁判所の司法行政に関する件……
○河本委員長 これより会議を開きます。
本日の請願日程全部を議題とし、審査を行ないます。
これらの各請願につきましては、委員各位もすでに文書表等でその内容は御承知かと存じますし、先ほどの理事会におきましても慎重に検討いたしたところでありますが、この際赤松勇君より発言の申し出があります。これを許します。赤松君。
【次の発言】 他に御発言もないようでありますから、これより直ちに採決いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認め、これより採決いたします。
本日の請願日程中、第三〇八及び第三一五ないし第三一九の各請願は、いずれもその趣旨は適切妥当なものと認め、衆議院……
○河本委員長 これより会議を開きます。 人権擁護に関する件について、調査を進めます。 本件については、お手元に配付いたしました名簿の通り、五名の参考人のおいでを願っております。 まず議事に入ります前に、参考人各位に一言ごあいさつ申し上げます。 本日は、御多用中のところ、御出席をわずらわし、まことにありがとうございました。さきに御通知申し上げました通り、本委員会において調査中の人権擁護に関する件について、各位の御意見を拝聴し、本委員会の審査の参考にいたしたいと存じます。つきましては、忌憚のない御意見の御開陳をお願い申し上げます。なお、議事の進め方は、委員の質疑に応じて御意見を述べていただ……
○河本委員長 これより会議を開きます。
法務行政に関する件及び裁判所の司法行政に関する件について調査を進めます。まず、本委員会が閉会中行ないました委員派遣による調査について、派遣委員より報告を聴取いたします。林博君。
【次の発言】 以上で派遣委員の報告聴取を終わります。
この際、赤松勇君より発言を求められております。これを許します。赤松勇君。
【次の発言】 ただいまの赤松君の御発言の御趣旨、了承いたしました。
志賀義雄君より発言を求められておりますので、これを許します。志賀義雄君。
【次の発言】 ただいまの御発言中、人権擁護問題に関する件につきましては了承いたしました。なお、予算に関する……
○河本委員長 これより会議を開きます。
まず、理事の補欠選任の件についてお諮りいたします。
理事の赤松勇君及び坂本泰良君が去る十六日委員を辞任されましたので、理事が二名欠員になっております。
この際、理事の補欠選任を行ないたいと存じますが、これは先例により委員長において指名するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議ないものと認めまして、井伊誠一君及び松井誠君を理事に指名いたします。
【次の発言】 次に、国政調査承認要求に関する件についてお諮りいたします。
すなわち、裁判所の司法行政、法務行政及び検察行政等の適正を期するため、本会期中において、
一、裁判所の司法行政に関する事項
……
○河本委員長 これより会議を開きます。
裁判所職員定員法の一部を改正する法律案を議題とし、まず提案理由の説明を聴取いたします。尾関法務政務次官。
【次の発言】 以上で本案に対する提案理由の説明は終わりました。
【次の発言】 次に、法務省及び裁判所関係予算につきまして、当局より説明を聴取することにいたします。
まず法務省関係予算について新谷経理部長より説明を求めます。
【次の発言】 次に、裁判所関係予算につきまして、最高裁判所栗本経理局長より説明を求めます。
【次の発言】 これにて予算についての説明は終わりました。
次会は公報をもってお知らせすることとし、本日はこれにて散会いたします。
……
○河本委員長 これより会議を開きます。
行政事件訴訟法案を議題といたします。
【次の発言】 まず提案理由の説明を聴取いたします。尾関法務政務次官。
【次の発言】 次に、法案に対する逐条説明を聴取することにいたします。浜本訟務局長。
【次の発言】 これにて説明は終わりました。本案に対する質疑は後日行なうことにいたします。
【次の発言】 裁判所職員定員法の一部を改正する法律案を議題とし、審査を進めます。
質疑の通告があります。これを許します。上村千一郎君。
【次の発言】 次会は明九日午前十時より開会することとし、本日はこれにて散会いたします。
午後零時二十六分散会
○河本委員長 これより会議を開きます。
裁判所職員定員法の一部を改正する法律案を議題とし審査を進めます。
質疑の通告があります。これを許します。坪野米男君。
【次の発言】 法務行政及び人権擁護に関する件について調査を進めます。
質疑の通告があります。これを許します。志賀義雄君。
【次の発言】 関連質問の通告がありますのでこれを許します。猪俣浩三君。
【次の発言】 次会は公報をもってお知らせすることとし、本日はこれにて散会いたします。
午後零時二十四分散会
○河本委員長 これより会議を開きます。
行政事件訴訟法案を議題とし、審査を進めます。
質疑の通告がありますのでこれを許します。上村千一郎君。
【次の発言】 次に、裁判所職員定員法の一部を改正する法律案を議題とし、審査を進めます。
質疑の通告がありますのでこれを許します。松井誠君。
【次の発言】 次会は、明十六日午前十時より理事会、理事会散会後開会することとし、本日はこれにて散会いたします。
午後零時三十七分散会
○河本委員長 これより会議を開きます。
民法の一部を改正する法律案を議題といたします。
【次の発言】 まず提案理由の説明を聴取いたします。植木法務大臣。
【次の発言】 次に、建物の区分所有等に関する法律案を議題といたします。
【次の発言】 まず提案理由の説明を聴取いたします。植木法務大臣。
【次の発言】 次に両案に対する逐条説明を聴取することにいたします。平賀政府委員。
【次の発言】 次会は、来たる二十日午前十時より理事会、理事会散会後開会することとし、本日はこれにて散会いたします。
午前十一時三十二分散会
○河本委員長 これより会議を開きます。
裁判所職員定員法の一部を改正する法律案を議題といたします。
この際お諮りいたします。
本案に対する質疑はこれにて終局いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、本案に対する質疑はこれにて終局いたしました。
次会は、明後二十二日午前十時より理事会、理事会散会後委員会を開会することとし、本日はこれにて散会いたします。
午前十時二十九分散会
○河本委員長 これより会議を開きます。
裁判所職員定員法の一部を改正する法律案を議題といたします。
本案に対する質疑は前回の委員会で終了いたしておりますので、これより討論に入る順序でありますが、別に討論の申し出もございませんので、直ちに採決に入りたいと思います。
これより裁判所職員定員法の一部を改正する法律案について採決いたします。
本案に賛成の諸君の起立を求めます。
【次の発言】 起立総員。よって、本案は原案の通り可決すべきものと決しました。
なお、ただいま議決いたしました本案の委員会報告書の作成につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、これに御異議ありませんか。
○河本委員長 これより会議を開きます。
法務行政及び人権擁護に関する件について調査を進めます。
質疑の通告がありますので、これを許します。赤松勇君。
【次の発言】 この際お諮りいたします。
ただいまより本件について吉田石松君、後藤信夫君のお二人を参考人として御出席願い、その意見を聴取いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認め、さよう決定いたしました。
【次の発言】 ただいまの赤松君の御発言は、次回の理事会に諮り決定いたします。
【次の発言】 連合審査会開会に関する件についてお諮りいたします。
すなわち、人権擁護に関する件のうち、昭和女子大学の問題につい……
○河本委員長 これより会議を開きます。
法務行政及び人権擁護に関する件について調査を進めます。
質疑の通告がありますのでこれを許します。赤松勇君。
【次の発言】 志賀義雄君。
【次の発言】 志賀君のただいまの御発言につきましては、次回の理事会に諮り決定をいたします。
【次の発言】 民法の一部を改正する法律案を議題として審査を進めます。
質疑の通告がありますので、これを許します。阿部五郎君。
【次の発言】 この際、小委員会設置の件についてお諮りいたします。
再審制度について調査をなすため、小委員五名よりなる再審制度調査小委員会を設置したいと思いますが、これに御異議ありませんか。
○河本委員長 これより会議を開きます。 行政事件訴訟法を議題といたします。 本日は本案について参考人から意見を聴取することといたします。ただいま御出席の参考人は橋本公亘君、市原昌三郎君、綿貫芳源君の三君であります。 この際、議事に入ります前に参考人各位に一言ごあいさつを申し上げます。本日は御多用中のところ御出席をいただき、まことにありがとうございます。さきに御通知申し上げました通り、本委員会において審査中の本案は、各界の関心を集める重要な案件であると存ぜられますので、委員会の決議をもってここに学識経験を有せられる各位を参考人として選定し、各位の本案についての御意見を拝聴し、もって本委員会……
○河本委員長 これより会議を開きます。
法務行政に関する件について調査を進めます。質疑の通告がありますのでこれを許します。赤松勇君。
【次の発言】 関連の発言がありますのでこれを許します。
【次の発言】 赤松君に申し上げますが、時間もだいぶ経過しましたので、そのお含みの上で質疑を続けられんことを望みます。
【次の発言】 下級裁判所の設立及び管轄区域に関する法律の一部を改正する法律案を議題とし、政府より提案理由の説明を聴取いたします。尾関法務政務次官。
【次の発言】 訴訟費用等臨時措置法等の一部を改正する法律案々議題といたします。
【次の発言】 まず提案理由の説明を聴取いたします。尾関法務政務……
○河本委員長 これより会議を開きます。
まず、平和条約第十一条による刑の執行及び赦免等に関する法律を廃止する法律案を議題とし、政府より提案理由の説明を聴取いたします。尾関法務政務次官。
【次の発言】 これにて提案理由の説明は終わりました。
【次の発言】 民法の一部を改正する法律案、建物の区分所有等に関する法律案及び訴訟費用等臨時措置法等の一部を改正する法律案の三案を一括議題として質疑を行ないます。質疑の通告がありますのでこれを許します。坪野米男君。
【次の発言】 上村千一郎君。
【次の発言】 この際お諮りいたします。
三案に対する質疑はこれにて終局いたしたいと存じますが、御異議ありませんか……
○河本委員長 これより会議を開きます。
法務行政及び検察行政に関する件について調査を進めます。
質疑の通告がありますので、これを許します。猪俣浩三君。
【次の発言】 志賀義雄君。
【次の発言】 次会は来たる十三日午前十時より理事会、理事会散会後委員会を開会することとし、本日はこれにて散会いたします。
午後零時五十五分散会
○河本委員長 これより会議を開きます。
参考人出頭要求の件についてお諮りいたします。再審制度について参考人の出頭を求め、その意見を聴取することといたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認め、さよう決しました。
なお参考人の意見聴取は再審制度調査小委員会において聴取することとし、その人数及び人選は委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認め、さよう取り計らいます。
次会は明後十五日午前十時より理事会、理事会散会後委員会を開会することとし、本日はこれにて散会いたします。
午前十時二十九分散会
○河本委員長 これより会議を開きます。
平和条約第十一条による刑の執行及び赦免等に関する法律を廃止する法律案を議題とし、質疑を行ないます。
質疑の通告がありますので、これを許します。林博君。
【次の発言】 この際お諮りいたします。
本案に対する質疑はこれにて終局いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、本案に対する質疑はこれにて終局いたしました。
【次の発言】 これより討論に入る順序でありますが、別に討論の申し出もございませんので、これより直ちに採決いたします。 平和条約第十一条による刑の執行及び赦免等に関する法律を廃止する法律案に賛成の諸……
○河本委員長 これより会議を開きます。
行政事件訴訟法案及び行政事件訴訟法の施行に伴う関係法律の整理等に関する法律案の両案を一括議題として審査を行ないます。
【次の発言】 まず、行政事件訴訟法の施行に伴う関係法律の整理等に関する法律案について、提案理由の説明を聴取いたします。浜本訟務局長。
【次の発言】 次に逐条説明を聴取いたします。浜本訟務局長。
【次の発言】 次に両案について質疑を行ないます。
質疑の通告がありますので、これを許します。猪俣浩三君。
【次の発言】 御報告申し上げます。
人権擁護に関する件のうち、昭和女子大学の問題について、さきに文教委員会と連合審査会を開会することに決……
○河本委員長 これより会議を開きます。
行政事件訴訟法案及び行政事件訴訟法の施行に伴う関係法律の整理等に関する法律案の両案を一括議題といたします。
質疑を続行いたします。上村千一郎君。
【次の発言】 この際、最高裁判所事務総長より発言を求められておりますので、これを許します。下村事務総長。
【次の発言】 猪俣浩三君。
【次の発言】 松井誠君。
【次の発言】 次会は公報をもってお知らせすることとし、本日はこれにて散会いたします。
午後零時五十九分散会
○河本委員長 これより会議を開きます。
行政事件訴訟法案及び行政事件訴訟法の施行に伴う関係法律の整理等に関する法律案の両案を一括議題といたします。
質疑を継続いたします。坪野米男君。
【次の発言】 松井誠君。
【次の発言】 本会議散会後直ちに再開して質疑を続行することとし、これにて休憩いたします。
午後一時一分休憩
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。
質疑を続行いたします。志賀義雄君。
【次の発言】 次会は明二十日午前十時より理事会、理事会散会後委員会を開会することといたしまして、本日はこれにて散会いたします。
午後四時二十二分散会
○河本委員長 これより会議を開きます。
行政事件訴訟法案及び行政事件訴訟法の施行に伴う関係法律の整理等に関する法律案の両案を一括議題といたします。
質疑を継続いたします。松井誠君。
【次の発言】 松井君に申し上げますが、訟務局の参事官が内閣委員会に行っておるそうです。今呼びに行っておりますから、その間ほかの質疑を続けて下さい。
【次の発言】 坪野米男君。
【次の発言】 次会は来たる二十四日午前十時より理事会、理事会散会後委員会を開会することとし、本日はこれにて散会いたします。
午後一時六分散会
○河本委員長 これより会議を開きます。
行政事件訴訟法案及び行政事件訴訟法の施行に伴う関係法律の整理等に関する法律案の両案を一括議題といたします。
質疑を続行いたします。田中幾三郎君。
【次の発言】 これにて両案に対する質疑は終局いたしました。
【次の発言】 行政事件訴訟法案に対し、松井誠君外八名より修正案が提出されております。
【次の発言】 行政事件訴訟法案に対し、松井誠君外八名より修正案が提出されております。
【次の発言】 修正案はお手元に配付してある通りであります。
この際、本修正案の趣旨の説明を求めます。松井誠君。
【次の発言】 以上をもちまして修正案の趣旨説明は終わりました。
……
○河本委員長 これより会議を開きます。
行政事件訴訟法案を議題といたします。
本案につきましては、前会において質疑を終了し、松井誠君外八名より修正案が提出され、その趣旨説明も聴取いたしておりますので、これより原案及び修正案を一括して討論に付します。上村千一郎君。
【次の発言】 松井誠君。
【次の発言】 田中幾三郎君。
【次の発言】 志賀義雄君。
【次の発言】 これにて討論は終局いたしました。
これより採決に入ります。
まず本案に対する松井誠君外八名提出にかかる修正案について採決いたします。
本修正案に賛成の諸君の起立を求めます。
○河本委員長 これより会議を開きます。
これより請願の審査に入ります。今国会において本委員会に付託されました請願は三百三件であります。請願日程第一より第三〇三までを一括して議題といたします。
まず、審査の方法についてお諮りいたします。各請願の内容については文書表で御承知のことでもありますし、また、先ほどの理事会で検討願ったところでありますので、この際各請願について紹介議員よりの説明聴取等は省略し、直ちに採決に入りたいと存じますが、これに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
これより採決いたします。
請願日程中、日程第三一、第一二七、第……
○河本委員長 これより会議を開きます。
法務行政及び人権擁護に関する件について調査を進めます。
質疑の申し出がありますのでこれを許します。河野密君。
【次の発言】 本日はこれにて散会いたします。
午前十一時二十五分散会
○河本委員長 これより会議を開きます。
この際、一言ごあいさつを申し上げます。
私は、このたび内閣委員長の重責をになうことになりました。本委員会に課せられました任務はまことに重大であると存じますので、誠心誠意力を尽くしてその職務の完遂を期する所存でございます。
また、委員会の運営につきましては、まことにふなれでございますので、練達たんのうの皆様の特別なる御協力によりまして、本委員会の円満なる運営を行なってまいりたいと存じます。何とぞよろしくお願い申し上げます。(拍手)
【次の発言】 次に、国政調査承認要求に関する件についておはかりいたします。
すなわち、国の行政の改善をはかり、公務員の……
○河本委員長 これより会議を開きます。
一般職の職員の給与に関する法律等の一部を改正する法律案及び防衛庁職員給与法等の一部を改正する法律案の両案を議題といたします。
【次の発言】 政府より提案理由の説明を聴取いたします。国務大臣増原恵吉君。
【次の発言】 防衛庁長官小泉純也君。
【次の発言】 これにて提案理由の説明は終わりました。
【次の発言】 これより質疑に入ります。
質疑の申し上がありますので、これを許します。田口誠治君。
【次の発言】 村山喜一君。
【次の発言】 本日はこの程度にとどめ、次会は、来たる七日午後十時理事会、十時三十分委員会を開会することとし、これにて散会いたします。
……
○河本委員長 これより会議を開きます。
一般職の職員の給与に関する法律等の一部を改正する法律案、防衛庁職員給与法等の一部を改正する法律案、及び特別職の職員の給与に関する法律等の一部を改正する法律案の三案を議題といたします。
【次の発言】 まず、特別職の職員の給与に関する法律等の一部を改正する法律案について、提案理由の説明を聴取いたします。大蔵大臣田中角榮君。
【次の発言】 これにて提案理由の説明は終わりました。
【次の発言】 三案について質疑を行ないます。
質疑の申し出がありますので、順次これを許します。大出俊君。
【次の発言】 山内広君。
○河本委員長 これより会議を開きます。
法務省設置法の一部を改正する法律案を議題といたします。
【次の発言】 本案は、御承知のとおり、第四十六国会におきまして本院において修正議決の上参議院に送付いたしましたものを、参議院におきまして継続審査に付し、今国会におきまして可決して本院に送付してまいったものであります。
したがいまして、この際本案の趣旨説明を省略し、直ちに質疑に入りたいと存じますが、これに御異議はありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
質疑の申し出がありますので、これを許します。石橋政嗣君。
○河本委員長 これより会議を開きます。
請願の審査に入ります。
本委員会に付託されました請願は、本日の請願日程に記載してあるとおりであります。その数は二百六十一件であります。
この際、本日の請願日程全部を一括して議題といたします。
おはかりいたします。これらの各請願の趣旨は、すでに配付されております文書表により御承知のことと存じますので、紹介議員の説明並びに政府の所見聴取等は省略いたしまして、直ちにその採否を決定いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、そのように決定いたしました。
先ほどの理事会で協議決定いたしましたとおり、本日の請……
○河本委員長 これより会議を開きます。
まず、理事の補欠選任の件についておはかりいたします。
理事内藤隆君及び石橋政嗣君がそれぞれ委員を辞任いたしました結果、理事二名が欠員となっております。その補欠選任につきましては、委員長より指名いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認め、八田貞義君及び村山喜一君を理事に指名いたします。(拍手)
【次の発言】 次に、国政調査承認、要求に関する件についておはかりいたします。
すなわち、衆議院規則第九十四条の規定に基づき、本会期中当委員会の所管に属する事項について、国政に関する調査を行ないたいと存じます。
つきましては、……
○河本委員長 これより会議を開きます。
通商産業省設置法の一部を改正する法律案を議題とし、趣旨の説明を聴取いたします。櫻内通商産業大臣。
【次の発言】 外務省設置法の一部を改正する法律案、及び在外公館の名称及び位置を定める法律及び在外公館に勤務する外務公務員の給与に関する法律の一部を改正する法律案の両案を一括して議題といたします。
【次の発言】 趣旨の説明を聴取いたします。椎名外務大臣。
【次の発言】 建設省設置法の一部を改正する法律案を議題とし、趣旨の説明を聴取いたします。小山建設大臣。
【次の発言】 労働省設置法の一部を改正する法律案を議題とし、趣旨の説明を聴取いたします。石田労働大臣。……
○河本委員長 これより会議を開きます。
行政機構並びにその運営に関する件について調査を進めます。本件に関し、その基本方針について行政管理庁長官より発言を求められておりますので、これを許します。増原行政管理庁長官。
【次の発言】 自治省設置法の一部を改正する法律案を議題とし、趣旨の説明を聴取いたします。吉武自治大臣。
【次の発言】 憲法調査会法の廃止及び臨時司法制度調査会設置法等の失効に伴う関係法律の整理に関する法律案を議題といたします。
【次の発言】 趣旨の説明を聴取いたします。竹下内閣官房副長官。
【次の発言】 次会は、来たる十一日午前十時より理事会、十時三十分より委員会を開くこととし、本……
○河本委員長 これより会議を開きます。
行政機構並びにその運営に関する件について調査を進めます。
質疑の申し出がありますので、これを許します。村山委員。
【次の発言】 田口誠治君。
【次の発言】 次会は、来たる十六日午前十時より理事会、十時三十分より委員会を開会することとし、本日はこれにて散会いたします。
午後零時四十九分散会
○河本委員長 これより会議を開きます。
行政機構並びにその運営に関する件について、調査を進めます。
前会の質疑を継続いたします。角屋堅次郎君。
【次の発言】 この際暫時休憩いたします。
午前十一時十六分休憩
【次の発言】 これより再開いたします。
休憩前の質疑を続けます。角屋堅次郎君。
【次の発言】 受田新吉君。
【次の発言】 次会は、来たる十八日午前十時より理事会、十時三十分より委員会を開くこととし、本日はこれにて散会いたします。
午後一時二十二分散会
○河本委員長 これより会議を開きます。
厚生省設置法の一部を改正する法律案を議題とし、趣旨の説明を聴取いたします。神田厚生大臣。
【次の発言】 総理府設置法の一部を改正する法律案、恩給法等の一部を改正する法律案、両案を一括して議題とし、それぞれ趣旨の説明を聴取いたします。臼井総理府総務長官。
【次の発言】 この際、伊能委員より発言を求められておりますので、これを許します。伊能君。
【次の発言】 次に、行政機構並びにその運営に関する件について、調査を進めます。
前回における質疑を続けます。受田新吉君。
【次の発言】 山内広君。
【次の発言】 北海道開発法の一部を改正する法律案を議題とし、質疑……
○河本委員長 これより会議を開きます。
法務省設置法の一部を改正する法律案を議題とし、審査を進めます。
質疑に入ります。申し出がありますので、これを許します。角屋堅次郎君。
【次の発言】 田口誠治君。
【次の発言】 角屋君に申し上げます。受田君が質問されますので、御質問は簡潔に願います。
【次の発言】 受田新吉君。
【次の発言】 次会は公報をもってお知らせすることとし、本日はこれにて散会いたします。
午後一時二十六分散会
○河本委員長 これより会議を開きます。
法務省設置法の一部を改正する法律案を議題とし、審査を進めます。
質疑の申し出がありますので、これを許します。茜ケ久保重光君。
【次の発言】 村山喜一君。
○河本委員長 これより会議を開きます。
防衛庁設置法及び自衛隊法の一部を改正する法律案を議題とし、趣旨の説明を聴取いたします。小泉国務大臣。
【次の発言】 法務省設置法の一部を改正する法律案を議題とし、審査を進めます。
質疑を行ないます。通告がありますので、これを許します。受田新吉君。
【次の発言】 次会は、明二十六日午前十時理事会、十時三十分より委員会を開会することとし、本日はこれにて散会いたします。
午前十一時十四分散会
○河本委員長 これより会議を開きます。
通商産業省設置法の一部を改正する法律案を議題とし、審査を進めます。
質疑に入ります。申し出がありますので、これを許します。永山忠則君。
【次の発言】 次会は、来たる三月二日午前十時より理事会、十時三十分より委員会を開会することとし、本日はこれにて散会いたします。
午後零時六分散会
○河本委員長 これより会議を開きます。
法務省設置法の一部を改正する法律案を議題とし、審査を進めます。
質疑を行ないます。質疑の申し出がありますのでこれを許します。大出俊君。
【次の発言】 大出君に申し上げますが、法務大臣は十一時四十五分に予算委員会に出席せられるそうでございます。お含みの上質疑を続けられるよう望みます。
【次の発言】 ちょっと速記をとめて下さい。
【次の発言】 速記を始めてください。
次会は、来たる四日午前十時より理事会、十時三十分より委員会を開会することとし、本日はこれにて散会いたします。
午前十一時四十一分散会
○河本委員長 これより会議を開きます。
法務省設置法の一部を改正する法律案を議題とし、審査を進めます。
質疑を行ないます。質疑の申し出がありますので、これを許します。山内広君。
【次の発言】 大出俊君。
【次の発言】 田口誠治君。
【次の発言】 通商産業省設置法の一部を改正する法律案を議題とし、審査を進めます。
質疑を行ないます。質疑の申し出がありますので、これを許します。稻村隆一君。
【次の発言】 次会は、明五日午前十時より理事会、午前十時三十分より委員会を開会することとし、本日はこれにて散会いたします。
午後一時四十分散会
○河本委員長 これより会議を開きます。
通商産業省設置法の一部を改正する法律案を議題とし、審査を進めます。
質疑を行ないます。質疑の申し出がありますので、これを許します。村山喜一君。
【次の発言】 次会は、来たる九日火曜日、午前十時理事会、午前十時三十分より委員会を開会することとし、本日はこれにて散会いたします。
午後零時四分散会
○河本委員長 これより会議を開きます。
文部省設置法の一部を改正する法律案を議題とし、審査を進めます。
質疑に入ります。質疑の申し出がありますので、これを許します。伊能繁次郎君。
【次の発言】 田口誠治君。
【次の発言】 次会は、来たる十一日、木曜日、午前十時理事会 十時三十分より委員会を開会することとし、本日はこれにて散会いたします。
午後零時五十九分散会
○河本委員長 これより会議を開きます。
中村高一君外八名提出の駐留軍関係離職者等臨時措置法の一部を改正する法律案を議題とし、審査を進めます。
【次の発言】 提出者より趣旨の説明を聴取いたします。大出俊君。
【次の発言】 次に、科学技術庁設置法の一部を改正する法律案を議題とし、審査を進めます。
質疑に入ります。質疑の申し出がありますので、これを許します。佐々木義武君。
【次の発言】 次会は、明十二日金曜日午前十時理事会、午前十時三十分より委員会を開会することとし、本日はこれにて散会いたします。
午前十一時九分散会
○河本委員長 これより会議を開きます。
北海道開発法の一部を改正する法律案を議題とし、審査を進めます。
おはかりいたします。本案についての質疑は終了したものと認めるに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認め、そのように決しました。
【次の発言】 次に、本案を討論に付するものでありますが、討論の申し出もありませんので、直ちに採決するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認め、そのように決しました。
北海道開発法の一部を改正する法律案について採決いたします。
本案に賛成の諸君の起立を求めます。
【次の発言】 起立総員。よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決しま……
○河本委員長 これより会議を開きます。
通商産業省設置法の一部を改正する法律案を議題とし、審査を進めます。
質疑を行ないます。質疑の申し出がありますので、これを許します。村山喜一君。
【次の発言】 角屋堅次郎君。
【次の発言】 角屋君の先ほどの資料に関する御要望につきましては、理事会にはかり、善処いたします。
【次の発言】 科学技術庁設置法の一部を改正する法律案を議題とし、審査を進めます。質疑を行ないます。質疑の申し出がありますのでこれを許します。角屋堅次郎君。
【次の発言】 村山喜一君
【次の発言】 受田新吉君。
【次の発言】 次会は、明後十八日、木曜日、午前十時理事会、十時二十分より委……
○河本委員長 これより会議を開きます。
法務省設置法の一部を改正する法律案を議題とし、審査を進めます。
この際、お諮りいたします。本案についての質疑は終了したものと認めるに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認め、そのように決しました。
【次の発言】 次に、本案を討論に付するのでありますが、討論の申し出もありませんので、直ちに採決いたします。
法務省設置法の一部を改正、する法律案について採決いたします。
本案に賛成の諸君の起立を求めます。
【次の発言】 起立総員。よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決しました。(拍手)
なお、ただいま議決いたしました法律案に関する委……
○河本委員長 これより会議を開きます。
農林省設置法の一部を改正する法律案を議題とし、審査を進めます。
質疑に入ります。質疑の申し出がありますので、これを許します。佐々木義武君。
【次の発言】 外務省設置法の一部を改正する法律案及び在外公館の名称及び位置を定める法律及び在外公館に勤務する外務公務員の給与に関する法律の一部を改正する法律案の両案を一括して議題とし、審査を進めます。
質疑を行ないます。質疑の申し出がありますので、これを許します。村山喜一君。
【次の発言】 労働省設置法の一部を改正する法律案を議題とし、審査を進めます。
質疑に入ります。質疑の申し出がありますので、これを許しま……
○河本委員長 これより会議を開きます。
文部省設置法の一部を改正する法律案を議題とし、審査を進めます。
この際、おはかりいたします。本案についての質疑は終了したものと認めるに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認め、そのように決しました。
【次の発言】 次に、本案を討論に付するのでありますが、討論の申し出もありませんので、直ちに採決いたします。
文部省設置法の一部を改正する法律案について採決いたします。
本案に賛成の諸君の起立を求めます。
【次の発言】 起立総員。よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決しました。
なお、ただいま議決いたしました法律案に関する委員会報告……
○河本委員長 これより会議を開きます。この際、おはかりいたします。理事辻寛一君より理事を辞任いたしたいとの申し出があります。これを許可するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、許可するに決しました。
次に、理事の補欠選任を行ないたいと存じますが、これは先例によりまして委員長において指名するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、荒舩清十郎君を理事に指名いたします。
【次の発言】 農林省設置法の一部を改正する法律案を議題とし、審査を進めます。
質疑を行ないます。質疑の申し出がありますので、これを許します。角屋堅次郎君。
○河本委員長 これより会議を開きます。
労働省設置法の一部を改正する法律案を議題とし、審査を進めます。
本案については、去る二十六日質疑を終了いたしておりますので、これより討論に入るのでございますが、別に討論の申し出もありませんので、直ちに採決いたします。
労働省設置法の一部を改正する法律案について採決いたします。
本案に賛成の諸君の起立を求めます。
【次の発言】 起立総員。よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決しました。
なお、ただいま議決いたしました法律案に関する委員会報告書の作成等につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。
○河本委員長 これより会議を開きます。
恩給法等の一部を改正する法律案を議題とし、審査を進めます。
質疑を行ないます。質疑の申し出がありますので、これを許します。村山喜一君。
【次の発言】 永山忠則君。
【次の発言】 次会は、明四月一日、木曜日、午前十時より理事会、理事会散会後委員会を開会することとし、本日はこれにて散会いたします。
午後一時四十六分散会
○河本委員長 これより会議を開きます。
農林省設置法の一部を改正する法律案を議題とし、審査を進めます。
質疑を行ないます。質疑の申し出がありますので、これを許します。足鹿覺君。
【次の発言】 足鹿君に申し上げますが、時間もだいぶ経過しておりますので、結論をお急ぎ願います。
【次の発言】 稻村隆一君。
【次の発言】 大出俊君。
【次の発言】 簡単に願います。
【次の発言】 大出君に申し上げますが、あと受田君の質問がありますから、結論を……。
【次の発言】 受田新吉君
【次の発言】 これにて本案についての質疑は終了いたしました。
【次の発言】 ただいま委員長の手元に佐々木義武君、山内広君、受田……
○河本委員長 これより会議を開きます。
恩給法等の一部を改正する法律案を議題とし、審査を進めます。
質疑を行ないます。質疑の申し出がありますので、これを許します。受田新吉君。
【次の発言】 増子君、簡単に願います。
【次の発言】 運輸省設置法の一部を改正する法律案を議題とし、審査を進めます。
質疑に入ります。質疑の申し出がありますので、これを許します。伊能繁次郎君。
【次の発言】 田口誠治君。
【次の発言】 受田新吉君。
【次の発言】 伊能繁次郎君。
【次の発言】 これにて本案についての質疑は終了いたしました。
【次の発言】 これより本案について討論に入るのでありますが、別に討論の申し出……
○河本委員長 これより会議を開きます。
運輸省設置法の一部を改正する法律案を議題とし、審査を進めます。
質疑に入ります。質疑の申し出がありますので、これを許します。稻村隆一君。
【次の発言】 恩給法等の一部を改正する法律案を議題とし、審査を進めます。
質疑を行ないます。質疑の申し出がありますので、これを許します。田口誠治君。
【次の発言】 これにて質疑は終了いたしました。
【次の発言】 これより本案について討論に入るのでありますが、別に討論の申し出もありませんので、直ちに採決に入ります。
恩給法等の一部を改正する法律案について採決いたします。これに賛成の諸君の起立を求めます。
○河本委員長 これより会議を開きます。
外務省設置法の一部を改正する法律案、及び在外公館の名称及び位置を定める法律及び在外公館に勤務する外務公務員の給与に関する法律の一部を改正する法律案の両案を一括して議題とし、審査を進めます。
質疑を行ないます。質疑の申し出がありますので、これを許します。田口誠治君。
【次の発言】 田口君、結論をお急ぎ願います。
【次の発言】 これにて両案についての質疑は終了いたしました。
【次の発言】 ただいま委員長の手元に佐々木義武君及び受田新吉君より、外務省設置法の一部を改正する法律案に対する修正案が提出されております。
○河本委員長 これより会議を附きます。
大蔵省設置法の一部を改正する法術案を議題とし、審査を進めます。
質疑を行ないます。質疑の申し出がありますので、これを許します。堀昌雄君。
【次の発言】 運輸省設置法の一部を改正する法律案を議題とし、審査を進めます。
質疑を行ないます。質疑の申し出がありますので、これを許します。田口誠治君。
【次の発言】 田口君、結論をお急ぎ願います。
【次の発言】 それじゃやれるだけやってください。
【次の発言】 次会は、明九日、金曜日、午前十時より理事会、理事会散会後委員会を開くこととし、本日はこれにて散会いたします。
午後一時五十一分散会
○河本委員長 これより会議を開きます。
皇室経済法及び皇室経済法施行法の一部を改正する法律案を議題とし、審査を進めます。
質疑に入ります。質疑の申し出がありますので、これを許します。受田新吉君。
【次の発言】 永山君。
【次の発言】 経済企画庁設置法の一部を改正する法律案を議題とし、審査を進めます。
質疑に入ります。質疑の申し出がありますので、これを許します。伊能繁次郎君。
【次の発言】 大蔵省設置法の一部を改正する法律案を議題とし、審査を進めます。
質疑を行ないます。質疑の申し出がありますので、これを許します。受田新吉君。
【次の発言】 次会は、来たる十三日、火曜日、午前十時より理事……
○河本委員長 これより会議を開きます。
運輸省設置法の一部を改正する法律案を議題とし、審査を進めます。
質疑を行ないます。質疑の申し出がありますので、これを許します。村山喜一君。
【次の発言】 田口誠治君。
【次の発言】 これにて質疑は終了いたしました。
【次の発言】 ただいま委員長の手元に、佐々木義武君外二名より本案に対する修正案が提出されておりますので、提出者より趣旨の説明を聴取いたします。佐々木義武君。
【次の発言】 以上で趣旨の説明は終わりました。
【次の発言】 これより本案及びこれに対する修正案について討論に入りますが、討論の申し出もありませんので、直ちに採決いたします。
運輸……
○河本委員長 これより会議を開きます。
去る三日予備付託になりました行政監理委員会設置法案を議題といたします。
【次の発言】 趣旨の説明を聴取いたします。増原国務大臣。
【次の発言】 八田貞義君外十三名提出の旧勲章の年金受給者に関する特別措置法案を議題といたします。
【次の発言】 提出者より趣旨の説明を聴取いたします。八田貞義君。
【次の発言】 ……(発言する者多く、聴取不能)
【次の発言】 ……(発言する者多く、聴取不能)
御着席願います。
ただいま長官の説明は終わりましたので、この際暫時休憩いたします。
午後三時三十二分休憩
○河本委員長 これより会議を開きます。
先ほどから再三社会党に対し、理事会並びに委員会に出席方を要求いたしておりましたが、出席がございません。なおもう一度社会党に対して出席を求めることにいたしますので、しばらくお待ちください。――社会党委員に出席をお願いいたしましたが、出席がありません。やむを得ずこのまま議事を進めます。
議事進行について荒舩委員から発言を求められております。これを許します。荒舩君。
【次の発言】 憲法調査会法の廃止及び臨時司法制度調査会設置法等の失効に伴う関係法律の整理に関する法律案、皇室経済法及び皇室経済法施行法の一部を改正する法律案、建設省設置法の一部を改正する法律案……
○河本委員長 これより会議を開きます。 ただいま社会党委員の出席がございません。この際、あらためて出席を求めることといたしますので、暫時このままお待ち願います。――社会党委員の出席がありません。やむを得ず、社会党委員が欠席のまま議事を進めます。 憲法調査会の廃止及び臨時司法制度調査会設置法等の失効に伴う関係法律の整理に関する法律案、皇室経済法及び皇室経済法施行法の一部を改正する法律案、建設省設置法の一部を改正する法律案、大蔵省設置法の一部を改正する法律案、経済企画庁設置の一部を改正する法律案、厚生省設置法の一部を改正する法律案、総理府設置法の一部を改正する法律案、防衛庁設置法及び自衛隊法の……
○河本委員長 これより会議を開きます。
経済企画庁設置法の一部を改正する法律案を議題とし、審査を進めます。
質疑を行ないます。質疑の申し出がありますので、これを許します。田口誠治君。
【次の発言】 村山喜一君。
【次の発言】 本会議散会後直ちに再開することとし、この際休憩いたします。
午後二時二分休憩
【次の発言】 これより再開いたします。
皇室経済法及び皇室経済法施行法の一部を改正する法律案を議題とし、審査を進めます。
質疑を行ないます。質疑の申し出がありますので、これを許します。村山再一君。
【次の発言】 次会は、明二十二日、木曜日、午前十時より理事会、十時三十分より委員会を……
○河本委員長 これより会議を開きます。
経済企画庁設置法の一部を改正する法律案を議題といたします。
本案についての質疑は終了したものと認めるに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認め、そのように決しました。
これにて質疑は終了いたしました。
【次の発言】 ただいま委員長の手元に佐々木義武君外二名より、本案に対する修正案が提出されております。
【次の発言】 提出者より趣旨の説明を求めます。佐々木義武君。
【次の発言】 これより原案及び修正案を討論に付するのでありますが、討論の申し出もありませんので、直ちに採決いたします。
経済企画庁設置法の一部を改正する法律案について採決いた……
○河本委員長 これより会議を開きます。憲法調査会法の廃止及び臨時司法制度調査会設置法等の失効に伴う関係法律の整理に関する法律案を議題とし、質疑を行ないます。受田新吉君。
【次の発言】 建設省設置法の一部を改正する法律案を議題と、質疑を行ないます。永山忠則君。
【次の発言】 この際暫時休憩いたします。
午後四時三十七分休憩
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。
憲法調査会法の廃止及び臨時司法制度調査会設置法等の失効に伴う関係法律の整理に関する法律案を議題といたします。
山内委員より発言を求められておりますので、これを許します。
○河本委員長 これより会議を開きます。
田中武夫君外十四名提出、中小企業省設置法案を議題といたします。
【次の発言】 提出者より趣旨の説明を聴取いたします。田中武夫君。
【次の発言】 以上で趣旨の説明は終わりました。
【次の発言】 建設省設置法の一部を改正する法律案を議題とし、質疑を行ないます。
質疑の申し出がありますので、これを許します。田口誠治君。
【次の発言】 田口君に申し上げます。時間がだいぶ経過いたしましたので、お含みください。次の質問者の予定等もありますから、結論をお急ぎ願います。
【次の発言】 村山喜一君。
【次の発言】 受田新吉君。
○河本委員長 これより会議を開きます。
建設省設置法の一部を改正する法律案を議題とし、質疑を行ないます。
質疑の申し出がありますので、これを許します。稻村隆一君。
【次の発言】 大出俊君。
【次の発言】 この際三時まで休憩いたします。
午後二時二分休憩
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。
総理府設置法の一部を改正する法律案を議題とし、質疑を行ないます。
質疑の申し出がありますので、これを許します。楢崎弥之助君。
【次の発言】 大原亨君。
【次の発言】 大出俊君。
【次の発言】 田口誠治君。
【次の発言】 これにて質疑は終了いたしました。
○河本委員長 これより会議を開きます。
厚生省設置法の一部を改正する法律案を議題とし、質疑を行ないます。
質疑の申し出がありますので、これを許します。大原亨君。
【次の発言】 小山君に申し上げますが、官房長官の御都合がありますので、答弁を簡潔に願います。
【次の発言】 大原君に申し上げますが、官房長官の御出席時間は約二十分でございますから、お含みください。
【次の発言】 大原君に申し上げますが、官房長官の時間がだいぶ経過いたしましたので、簡潔に結論をお急ぎ願います。
【次の発言】 本会議散会後再開することとし、この際暫時休憩いたします。
午後零時五十四分休憩
○河本委員長 これより会議を開きます。
建設省設置法の一部を改正する法律案を議題とし、質疑を行ないます。
質疑の申し出がありますので、これを許します。茜ケ久保重光君。
【次の発言】 稲村委員。
【次の発言】 ただいま委員長の手元に八田貞義君より本案に対する修正案が提出されております。
【次の発言】 提出者より趣旨の説明を求めます。八田貞義君。
【次の発言】 以上で説明は終わりました。
この際、本修正案に関し発言を求められておりますので、これを許します。永山忠則君。
【次の発言】 本案についての質疑を続けます。大原亨君。
【次の発言】 楢崎弥之助君。
○河本委員長 これより会議を開きます。
参考人出頭要求に関する件につきおはかりいたします。
理事の各位との協議に基づき、農地被買収者等に対する給付金の支給に関する法律案の審査のため、明十二日参考人より意見を聴取することにいたしたいと存じます。これに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認め、そのように決しました。
なお、参考人の人選等につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認め、そのように決しました。
【次の発言】 農地被買収者等に対する給付金の支給に関する法律案を議題とし、審査を進めます。
質疑を行ないます。質疑の……
○河本委員長 これより会議を開きます。 農地被買収者等に対する給付金の支給に関する法律案を議題とし、審査を進めます。 本日は参考人より意見を聴取することにいたしております。御出席を願いました参考人の方々は、京都大学名誉教授橋本傳左衛門君、埼玉大学教授秦玄龍君、全国農民総連盟書記長中村吉次郎君、以上三名の方々でございます。 この際、参考人各位に一言ごあいさつ申し上げます。本日は御多用中のところ御出席をいただき、まことにありがとうございます。御存じとのおり、ただいま議題になりました法律案は多大の関心を集めております重要な案件であると存ぜられますので、ここに学識経験を有せられる各位に参考人とし……
○河本委員長 これより会議を開きます。
農地被買収者等に対する給付金の支給に関する法律案を議題とし、審査を進めます。
前回に引き続き、質疑を行ないます。兒玉末男君。
【次の発言】 兒玉君に申し上げます。あとの質問者の都合がありますから、結論をお急ぎ願います。
【次の発言】 兒玉君に重ねて申し上げますが、先ほどの理事会の打ち合わせで、本会議開会までに社会党の三人の質疑を終えることになっております。結論をお急ぎ願いたいと思います。
【次の発言】 米内山義一郎君。
【次の発言】 米内山君に重ねて申し上げますが、だいぶん時間も経過いたしましたので、結論をお急ぎ願いたいと思います。
○河本委員長 これより会議を開きます。 昨日の委員会の運営に行き違いのあったことは遺憾であります。 今後、委員会の運営は円満に取り運ぶよう注意いたしたいと存じますので、各位の一そうの御協力をお願いいたします。 これにて散会いたします。 午後九時二十六分散会
○河本委員長 これより会議を開きます。
行政監理委員会設置法案を議題とし、質疑を行ないます。
質疑の申し出がありますので、これを許します。田口誠治君。
【次の発言】 受田新吉君。
【次の発言】 伊能繁次郎君。
【次の発言】 これにて質疑は終了いたしました。
【次の発言】 これより本案を討論に付するのでありますが、討論の申し出もありませんので直ちに採決いたします。
行政監理委員会設置法案について採決いたします。
本案に賛成の諸君の起立を求めます。
【次の発言】 起立総員。よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決しました。
なお本案に関する委員会報告書の作成等につきましては、委員長に……
○河本委員長 これより会議を開きます。 これより請願の審査に入ります。 本委員会に付託されました請願は、本日の請願日程に記載してあるとおり、千百三十五件であります。 この際、請願日程第一より第一一三五までを一括して議題といたします。 まず、審査の方法についておはかりいたします。 各請願の内容につきましては、配付されております文書表で御承知のことでもありますし、また先ほど理事各位にも御検討を願ったところでもありますので、この際、各請願について紹介議員の説明並びに政府の所見聴取等は省略し、直ちにその採否の決定に入りたいと存じますが、御異議ありませんか。
○河本委員長 これより会議を開きます。
国の防御に関する件について調査を進めます。
質疑の申し出がありますので、これを許します。茜ケ久保重光君。
【次の発言】 本日はこれにて散会いたします。
午前十一時五分散会
○河本委員長 これより会議を開きます。
この際、防衛庁長官より発言を求められておりますので、これを許します。松野防衛庁長官。
【次の発言】 次に、井村防衛政務次官より発言を求められておりますので、これを許します。井村防衛政務次官。
【次の発言】 国の防衛に関する件について、調査を進めます。
質疑の申し出がありますので、これを許します。田口誠治君。
【次の発言】 米内山義一郎君。
【次の発言】 本日はこれにて散会いたします。
午後零時七分散会
○河本委員長 これより会議を開きます。
理事補欠選任の件についておはかりいたします。
理事佐々木義武君が委員を辞任いたしましたので、理事が一名欠員となっております。その補欠選任につきましては、委員長より指名いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認め、辻寛一君を理
事に指名いたします。
【次の発言】 次に、国政調査承認要求に関する件についておはかりいたします。
すなわち、国の行政の改善をはかり、公務員の制度及び給与の適正を期するため、小委員会の設置、関係各方面よりの説明聴取及び資料の要求等の方法により、
一 行政機構並びにその運営に関する事項
二 恩……
○河本委員長 これより会議を開きます。
この際、おはかりいたします。
理事荒舩清十郎君から理事辞任の申し出があります。これを許可し、その補欠選任につきましては、委員長より指名いたしたいと存じますが、これに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、理事に岩動道行君を指名いたします。
【次の発言】 公務員の制度及び給与に関する件について調査を進めます。
質疑の申し出がありますので、これを許します。田口誠治君。
【次の発言】 受田新吉君。
【次の発言】 建設省設置法の一部を改正する法律案を議題として、審査を進めます。
質疑に入ります。質疑の申し出がありますので、これを……
○河本委員長 これより会議を開きます。
建設省設置法の一部を改正する法律案を議題とし、前会に引き続き質疑を行ないます。
質疑の申し出がありますので、これを許します。田口誠治君。
【次の発言】 山内広君。
【次の発言】 国の防衛に関する件について調査を進めます。
質疑の申し出がありますので、これを許します。中村高一君。
【次の発言】 楢崎弥之助君。
【次の発言】 次会は、明六日、午前十時理事会、理事会散会後委員会を開会することとし、本日はこれにて散会いたします。
午後零時三十六分散会
○河本委員長 これより会議を開きます。
建設省設置法の一部を改正する法律案を議題とし、前会に引き続き質疑を行ないます。
質疑の申し出がありますので、これを許します。受田新吉君。
【次の発言】 十一時までおります。
【次の発言】 お含みの上しかるべくお願いします。
【次の発言】 これにて本案に対する質疑は終局いたしました。
【次の発言】 これより討論に入るのでありますが、討論の申し出もありませんので、直ちに採決に入ります。
建設省設置法の一部を改正する法律案について採決いたします。
本案に賛成の諸君の起立を求めます。
【次の発言】 起立総員。よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決し……
○河本委員長 これより会議を開きます。
議事に入るに先立ちまして、一言御報告を申し上げます。
長らく本委員会の委員であり、先ごろまで法務大臣であられました高橋等君が、昨十日逝去いたされました。まことに痛恨にたえないところであります。ここにつつしんで哀悼の意を表します。
【次の発言】 請願の審査を行ないます。
今国会において本委員会に付託されました請願は、全部で三十件であります。
この際、請願日程第一から第三〇までを一括して議題といたします。
まず、審査の方法についておはかりいたしますす。
各請願の内容につきしては、請願文書表等で御承知のことでもありますし、また先ほど理事各位にも御検……
○河本委員長 これより会議を開きます。
公務員の給与に関する件について調査を進めます。
去る八月十三日の一般職の職員の給与の改正に関する人事院勧告につきまして、当局より説明を聴取いたします。佐藤人事院総裁。
【次の発言】 質疑の申し出がありますので、これを許します。村山喜一君。
【次の発言】 田口誠治君。
【次の発言】 次会は明十月一日午前十時より委員会を開会することとし、本日はこれにて散会いたします。
午後零時二十八分散会
○河本委員長 これより会議を開きます。
公務員の給与に関する件について質疑を継続いたします。質疑の申し出がありますので、これを許します。田口誠治君。
【次の発言】 大出俊君。
【次の発言】 閣議が済み次第出席するそうです。
【次の発言】 およそ両大臣とも十二時前後には出席の予定です。
【次の発言】 自治省の参事官、それから総理府の副長官が来ております。
【次の発言】 本日はこれにて散会いたします。
午後三時四十二分散会
○河本委員長代理 中村重光君。
○河本委員長代理 次会は明後十八日金曜日午前十時十五分理事会、午前十時三十分委員会を開会することとし、本日はこれにて散会いたします。 午後零時二十三分散会
○河本委員長 これより会議を開きます。
国政調査承認要求に関する件についておはかりいたします。
すなわち、国の行政の改善をはかり、公務員の制度及び給与の適正を期するため、
一 行政機構並びにその運営に関する事項
二 恩給及び法制一般に関する事項
三 国の防衛に関する事項
四 公務員の制度及び給与に関する事項
五 栄典及び旧勲章に関する事項
以上の各事項において国政調査を行なうこととし、議長にその承認を求めたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
【次の発言】 一般職の職員の給与に関する法律の一部を改正する法律案、……
○河本委員長 これより会議を開きます。
一般職の職員の給与に関する法律の一部を改正する法律案、特別職の職員の給与に関する法律の一部を改正する法律案、及び防衛庁職員給与法の一部を改正する法律案、以上各案を一括して議題とし、審査を進めます。
質疑を行ないます。
質疑の申し出がありますので、これを許します。角屋堅次郎君。
【次の発言】 村山喜一君。
○河本委員長 これより会議を開きます。
一般職の職員の給与に関する法律の一部を改正する法律案、特別職の職員の給与に関する法律の一部を改正する法律案、右両案を一括して議題とし、審査を進めます。
質疑を行ないます。
質疑の申し出がありますので、これを許します。大出俊君。
【次の発言】 政務次官は一時過ぎに来られるそうです。
【次の発言】 大西政務次官は間もなく出席します。
【次の発言】 この際、午後三時まで休憩いたします。
午後一時三十九分休憩
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。
質疑を続行いたします。受田新吉君。
○河本委員長代理 小山省二君。
○河本委員長代理 次に、内閣提出、石油開発公団法案を議題とし、審査を進めます。 質疑の申し出がありますので、これを許します。岡田利春君。
○河本委員長代理 麻生君、時間もだいぶたちましたから結論をお急ぎ願います。
【次の発言】 できるだけ結論をひとつお急ぎください。麻生君。
○河本委員長代理 近江巳記夫君。
○河本国務大臣 私はこのたび郵政大臣を仰せつかりました。
しかし、郵政業務につきましては全くのしろうとでございますが、郵政行政というものは非常に重大であるということをよく知っておりますし、ことに、国民生活、文化、経済、各般にわたりまして非常に重大な役割りを果たしておりますので、その責任を痛感をいたしております。
懸命に努力をする所存でございますので、委員各位の御指導と御協力を切にお願いを申し上げまして、ごあいさつにかえます。(拍手)
【次の発言】 現在すでに提出の確定しておりますものが数件、検討中のものが数件ございますが、詳細は官房長より報告させます。
○河本国務大臣 電電公社からは強い値上げの要請が出ております。ことに昭和二十八年以降十五カ年間電話料金が上がっていないこと、現在の料金の体系が非常に古いこと、経常収支でも赤字がようやく出始めたこと、こういうふうなことを理由にいたしまして、強い要請が出ておることは事実でございますが、しかしほかに方法はないか。たとえばもっと企業の合理化をする余地はないか、新しい機械設備を入れてコストを下げる、こういうことはできないか、あるいは財政投融資、こういうことをいろいろ考慮しながら検討をいたしております。結論はまだ出ておりません。
○河本国務大臣 昭和四十一年度の決算について御説明申し上げます。 郵政事業特別会計、郵便貯金特別会計、簡易生命保険及び郵便年金特別会計並びに一般会計の昭和四十一年度決算について、その概要と会計検査院から指摘のありました事項について申し上げます。 郵政事業特別会計の歳入予算額は四千一百七十八億三千四百余万円、歳出予算現額は四千三百四十億八千一百余万円でありまして、これに対する決算額は、歳入では四千三百六十五億八千余万円、歳出では四千三百十億九千四百余万円となっております。この中には収入印紙等の業務外収入支出や借り入れ金、建設費等の資本的収入支出が含まれていますので、これらを除きました事業の運……
○河本国務大臣 ただいま御指摘の点につきましては、今後十分留意したいと思います。(拍手)
○河本国務大臣 郵政省所管行政の概略について御説明申し上げます。 最初に、昭和四十四年度予算案の概略について申し上げます。 まず、一般会計の予算でありますが、歳出予定額は、五十五億三千五百万円で、前年度予算額五十三億二千四百万円に比較して二億一千一百万円の増加となっております。 この予算には、宇宙開発事業団発足までの電離層観測衛星の研究開発及び実験用通信衛星の塔載用のミリ波中継器の基礎研究に必要な経費一億七百万円、電波監視体制の整備強化に必要な経費及び電波監理事務の機械化に必要な経費七千四百万円が含まれております。 次に、郵政事業特別会計でありますが、この会計の歳入予定額は、六千二百六……
○河本国務大臣 ただいま議題となりました公衆電気通信法の一部を改正する法律案について御説明申し上げます。 近年におけるわが国経済の成長発展と国民生活の向上に伴う電話の熾烈な需要に対応し、日本電信電話公社では鋭意設備の改善拡充につとめており、来年度は百九十万余の加入電話を増設することにいたしておりますが、このような電話の拡充のテンポから見て、現在の電話取り扱い局の級局区分は細分化し過ぎているきらいがあります。また、電話の自動化が進むにつれて、固定的費用、特に資本費用が増大してまいりましたが、電話の基本料の水準は、昭和二十八年以来据え置かれております。 これがため、電話取り扱い局の級局区分を統……
○河本国務大臣 これは内閣総理大臣が任命することになっておりますが、推薦は郵政大臣がすることにいたしております。
【次の発言】 後任を早くきめなければならぬと考えております。
【次の発言】 お話しのように、NHKの経営委員、及び経営委員が寄ってつくっております経営委員会、これは私は日本放送協会の最高の機関だと心得ております。したがいまして、この人事というものは非常に重大なものでございますし、経営委員会の負っております責任及び仕事というものも非常に重大でございます。したがいまして、経営委員の選び方等につきましてはそれぞれ詳細な規定が放送法にございまして、所定の手続に従ってそれぞれの各界の代表から……
○河本国務大臣 確かに最高経営協議会というものについての発言をしたことはありますが、これは、実はいま御質問のような趣旨ではなかったのです。
NHKの最高の機関は経営委員会である、労働約協で最高経営協議会というものがあって、「最高」という字がついておって、あたかも経営委員会の上にあるかのごとき誤解を受けやすい、こういう意味のことを申し上げたわけでございます。最高経営協議会というものが経営委員会の上にある、そういう意味のことを言ったわけではございません。
【次の発言】 NHKの最高経営協議会というものが、労働協約の第三十何条であったか忘れましたが、それに基づいてあるということは承知しております。……
○河本国務大臣 お話の御趣旨には全く賛成でございます。 特にカラーテレビの価格の問題につきましては、これは最近生産も激増しておることでございまするし、メーカーのあげておる利潤その他から勘案しまして、私は当然下げられる余地はあると考えます。それから同時に、オールチャンネルの受像機の価格につきましても、これも、ここ数カ月の生産を見ておりますと、たいへんな勢いでふえております。ですから、これだけ飛躍的に数がふえ、量産をするということになりますと、これも当然大幅に下がってしかるべきであろう、こういうふうに考えます。コンバーターにいたしましてもしかりでございます、これもわずか数カ月の間に数倍にふえてお……
○河本国務大臣 私も、答申が出ました前後の模様、及びそれが出て以来のいろいろな取り扱いにつきましては、若干経過を承知しておりますが、私は、この電話事業というものはここ数年間に非常に大きな変化を遂げておると思うのです。毎年二百万近くずつふえていっておりますし、現在進行中の五カ年計画ができますと、四十三年度に比べまして四十七年度は倍になる、こういう、いわば成長事業と申しますか、非常な勢いで発展しておる仕事であると思います。したがって、前回の調査会の案が出ました二、三年前の公社を取り巻く主観的なあるいは客観的な情勢と、現在の情勢はある程度変わっておると思います。しかし、基本的なものの考え方は、ある程……
○河本国務大臣 公社はこの五カ年計画を立てまして、そうして当初三兆数千億の設備投資を必要とする、そうすると、毎年償却費あるいは金利負担、こういうものが非常に激増いたしますので、そういうことも考慮いたし、さらにまた、ベースアップその他の経費増等も考慮いたしまして、独立採算制を堅持するたてまえからいうならば、どうしても一二・五%の値上げをしたい、また、値上げをしないとやっていけないのだ、こういう強い要請がずっとあったわけでございます。しかし、いろいろ検討いたしました結果、現時点におきまして一二・五%の料金の引き上げをするということは、これは国民生活に非常に大きな影響がありますし、何とかことしはくふ……
○河本国務大臣 ただいま議題となりました有線放送電話に関する法律及び公衆電気通信法の一部を改正する法律案について、提案理由を御説明いたします。 有線放送電話は、放送・通話兼用の通信手段として広く農林漁業地域に普及しておりますが、現在、その業務区域は同一の市町村内ということになっており、また、電電公社の電話回線と接続して通話することのできる範囲も同一都府県内というふうに、一様に制約を受けております。しかしながら、有線放送電話の設置される地域がふえてまいりますと、その地域によりましては、このような一律の制約では、必ずしも実情に即し得ないうらみのあるものが見受けられるようになりましたので、この際、……
○河本国務大臣 電電公社からは、御承知のように、かねて独立採算制を堅持するというたてまえから、どうしても一二・五%の値上げをやりたい、こういう強い要請がございました。しかし、物価政策その他から考えまして、今回は値上げをさせない、ただし、料金体系が非常に不合理になっておる点は是正するほうがよろしい、こういうことで、プラスマイナス・ゼロということを基本原則といたしまして料金体系を今度是正をいたしまして、その点について御審議をお願いしておるわけでございます。 したがいまして、お話しのような点はごもっともでございます。確かにそのとおりだと思いますが、しかし、今回はプラスマイナス・ゼロということを基本……
○河本国務大臣 ただいま議題となりました沖繩における郵便貯金の奨励及び簡易生命保険思想の普及に必要な施設及び設備の設置及び無償貸付けに関する法律案の提案理由につきまして、御説明申し上げます。 この法律案は、琉球政府が行なう郵便貯金の奨励及び簡易生命保険思想の普及に資するため、これに必要な施設及び設備を沖繩島那覇に設置し、これを琉球政府に無償で貸し付けることができることとしようとするものであります。 沖繩における郵便貯金につきましては、昭和二十六年から本土の制度にならって業務を行なっておりますが、その事業の現状は本土の郵便貯金事業に比べるとかなりの格差が見られます。このことは、沖繩と本土との……
○河本国務大臣 郵政公社の問題は、御承知のように、昨年の秋、審議会のほうにお願いをしまして、いま研究をしていただいております。早ければ六月、おそくとも八月ころまでに答申をしていただけるのではないか、かように考えておりますが、前向きの形で検討しているわけでございます。もちろん、かりにこれがスタートするということになりますと、郵政三事業は当然包含されることになろうかと思います。 そこで、お尋ねの簡易保険事業の特色が失われつつあるのではないか、こういう生保側の反対意見でございますが、この点につきましては、先ほど局長がるる申し上げましたように、私は決して失われていないと思うのです。特に、年齢制限の問……
○河本国務大臣 先ほど来の質疑応答にございましたように、現在この種の電話は三百二十万をこえておりまして、国民生活上どうしても欠くべからざるものとなっております。そういう実情をよく考えまして、一昨年の秋の郵政審議会の答申の趣旨を十分尊重いたしまして、法律または行政措置によりましてその趣旨が実現できますように、今後とも努力をしてまいりたいと存じております。
【次の発言】 御意見はよく承りました。しかし、過去の長い間の経過などもございますので、ただいま御審議をいただいておる程度が、ただいまの段階では大体いいところではないか、かように考えておる次第でございます。
○河本国務大臣 今後、人員の面や予算の面で遺憾のないように十分配慮していきたいと考えます。
【次の発言】 私も一つになったほうがいろいろの点でよいと思いますので、関係者と話し合いまして、その方向に向かって努力していきたいと思います。
【次の発言】 お話のような線に沿って善処をいたします。
【次の発言】 ただいまの質疑応答を聞いておりますと、特例の中の特例、こういうことのように見受けますが、監理官がただいまお答えいたしましたように、地域住民の福祉、便宜ということを中心に考えていくことであるならば、原則は原則であるが、その事情をよく調べて説得をしてみる、しかし、従来からのいろいろな経緯があってなか……
○河本国務大臣 建設的な御意見を拝聴いたしまして、感激をいたしております。 この簡保事業が国営保険で社会保障的な性格を持っておる、しかも現在の純資産は二兆円になんなんといたしまして、さらにその上、毎年三千数百億という純資産の増加を見まして、これが全部あげて財政投融資、社会資本の開発に投入せられておる、非常に重大な意義を持ち、また仕事の内容であるにかかわらず、必ずしも現在は満足すべき状態ではない、もっとしっかりしろ、こういう御意見であったと思うのでございます。 つきましては、今回の改正を機会に、将来はさらに仕事の範囲も広げまして、またチャンスを見まして付保金額なども引き上げたい、同時に、あわ……
○河本国務大臣 実は私も初めてそういうものがあるということをお聞きしたわけでございますが、役員が全部郵政省の出身者で、しかも幹部であるということ、それから加入者が簡保の加入者であるということ、そういうことから簡保と関係がある、こういうふうに一般に受け取られると思いますので、真相をよく調べまして、今後そういう団体に対してどうすればよいかということを検討してみたいと思います。
【次の発言】 私はこの間一口入ったばかりでございまして、百五十万であったと思います。
【次の発言】 実情をよく調べまして、指導監督を強化するようにいたします。
【次の発言】 なるほど簡易生命保険法の第一条には、法律の目的とし……
○河本国務大臣 ただいま議題となりました有線放送業務の運用の規正に関する法律の一部を改正する法律案につきまして提案理由及び要旨を御説明申し上げます。 最近、都市におきましては、高層建築物等人為的原因によるテレビジョン放送の受信障害が急速に増加しているところでありますが、このような受信障害に対しましては、有線放送設備を利用することがほとんど唯一の効力ある解決方法でありまして、各視聴者を対象として有線によってテレビジョン放送を再送信する業務の必要性が今後ますます強くなるものと予想されます。 このような事情にかんがみ、受信障害が相当範囲にわたって発生している都市の区域でテレビジョン放送の再送信を……
○河本国務大臣 簡易郵便局法の一部を改正する法律案の提案理由を御説明申し上げます。 現行の簡易郵便局法は、昭和二十四年に成立いたしまして今日に至ったものでありますが、この簡易郵便局制度は、御承知のとおり郵政窓口サービスを提供する必要がある場合において、その事務量が著しく少ないとき、国の直轄による郵便局を設置しないで、契約によって地方公共団体や協同組合に委託することによりまして、より少ない経費で一局でも多くの窓口機関を普及させることを主眼とした制度であります。 本制度創設以来おおむね二十年を経過し、その数も三千をこえるまでになり、地方における郵政窓口サービスの普及に大いに寄与しているのであり……
○河本国務大臣 ただいま議題となりました日本放送協会の昭和四十一年度財産目録、貸借対照表及び損益計算書並びにこれに関する説明書の国会提出につきまして概略御説明申し上げます。 これらの書類は、放送法第四十条第三項の規定により、会計検査院の検査を経まして国会に提出いたすものであります。 日本放送協会から提出された昭和四十一年度の貸借対照表等によりますと、昭和四十二年三月三十一日現在における資産総額は、九百八十四億四千四百万円で、前年度に比し、八十一億三千九百万円の増加となっており、これに対応する負債総額は三百四十三億三千二百万円で、前年度に比し、六億二千九百万円の減少資本総額は六百四十一億一千……
○河本国務大臣 お説のような方向で処理したいと思います。
【次の発言】 通信大学を実現するという方向で、いま郵政省と文部省の関係者が連絡協議会というものをつくりまして、先月下旬から事務的な打ち合わせに入っております。
【次の発言】 文部省のほうもこの問題につきましてはもう数年前からずっと研究をしておったわけでございますし、郵政省においてもしかりでございます。また、NHKににおきましても長い間の研究の成果がございます。いよいよ機が熟しまして最後の段階にきたわけでございます。いま取りまとめておる最中でございまして、近く結論が出ると思いますが、もちろん事、将来の大きな問題でございますので、できるだけ……
○河本国務大臣 経費を下げることには賛成でございますが、目下検討中でございます。
【次の発言】 御承知のように電離層衛星は四十六年、それから実験用の静止衛星は四十八年に打ち上げる予定でございますが、現在のところ予定どおり進行をいたしております。
【次の発言】 御承知のように、衛星の打ち上げは、ロケットの部分とそれから衛星本体そのものとの二つがございまして、衛星の開発を、御承知のように従前は郵政省が中心になってやっておりました。ロケットの開発は科学技術庁が中心になってやっておったわけでございます。いよいよ開発段階に入りましたので、今度宇宙開発事業団というものをつくりまして、いま御審議をいただいて……
○河本国務大臣 先ほど提案理由の説明の要旨につきまして、ほとんど全部要点だけはお触れになりましたが、要するに、最返は大都会におきましてビルあるいは自動車あるいはまたいろんな電気施設、こういうものによりましてテレビの受信障害が非常に多く、かつ、各方面に発生しておるわけでありますが、これを救済するにはどうしても有線テレビしかないという結論になっておるわけでございます。 その場合に、現在、御承知のようにアメリカあたりでは非常に業者がふえまして、その数は毎年毎年激増しておりますので正確なことはわかりませんが、数千に達する、加入者も数百万に達するであろう、こういうふうにいわれまして、一つの大きな企業に……
○河本国務大臣 ただいま御指摘のように昭和二十四年の七月にこの制度ができまして、当初は約五百局でスタートしたのでございますが、その後だんだんと整備されまして、昭和四十年ごろからはだいぶ整備のスピードが鈍りまして、ここ数年間は予定どおり進んでおりませんが、四十年ごろまでは大体順調に拡充してまいったつもりでおります。現在は約三千二百局ばかりになっております。
【次の発言】 これまで審議は順調に進んでおります。十数回開催したと思うのでございますが、いよいよ大詰めにまいっておりまして、八月ごろには答申をしていただけるのではないか、かように存じております。
○河本国務大臣 御質問の要旨は、いまや情報革命時代である、そういう事態に対処するのにこの法案は不十分ではないか、趣旨が徹底しておらぬではないか、こういう御質問のように見受けられますが、先ほどのお話にもございましたように、都市においてビルがたくさんできまして、テレビの見えにくい地区が非常に激増しておるわけでございます。これを放置しておきましたならば、先ほども質疑応答にございましたように、弱小業者がたくさん乱立をいたしまして、そうして有線テレビ放送をやりたい、こういうことに当然なってくると思うのでございます。現在の法律では届け出だけでこれができますから、その乱立を結局見のがさざるを得ない。そうする……
○河本国務大臣 およそ三百億円でございます。
【次の発言】 保険と貯金のほうからの繰り入れ問題につきましては、先ほど局長が答弁したとおりでございまして、現在の時点ではいろいろなむずかしい点がございます。そうすると、三百億の財源をどうするかということでございますが、これはいろいろ検討いたしまして、ことしは何とかなる、こういう結論に達しております。
【次の発言】 いまお話しの件は、大体原則的には賛成でございます。
要旨は、将来の郵政事業にとって機械化は必要である、それは時代の趨勢である、それはいいと思うが、しかし、それをやるならば、労働条件の改善ということについて具体的に先に示せ、当然そうすべき……
○河本国務大臣 先ほど来のいろいろ質疑応答を拝聴しておりましたが、私は都市における難視地域問題を解決するためにNHKがやったらいいじゃないか、こういうお話も出ておりましたが、これは全部が全部NHKの責任であると言い切るのにはいささか問題点があろうかと存じます。 それからもう一つは、この法案が通ったあと経営形態は一体どう考えておるか、その経営形態におけるNHKが果たすべき役割りいかん、こういうお話があったようでございますが、ただいまのところ考えられますのは、大都市はもちろんでございますが、近い将来におきましても、大体県庁所在地、またはほぼそれと同程度以上の規模の都市におきましてはこの有線テレビ……
○河本国務大臣 機械の導入問題についての労使間の話し合いは、ただいまの段階では、省側は主として人事局長が当たっておるわけでございます。
【次の発言】 私は組合の首脳部とは会っておりませんが、人事局長を通じまして省側の立場は繰り返し十分に徹底しておると思います。すなわち、郵政事業を救う道は機械化をおいてない、この機械化は予定どおり進めていくけれども、労働条件の向上改善という問題については、これと並行して別途、誠心誠意話し合おうじゃないか、お互いに専門委員を出し合って具体的に問題を煮詰めていこうじゃないか、こういう提案をいたしておるわけでございます。
○河本国務大臣 まず最初に、将来の展望いかん、こういう問題でございますが、さしあたりは再放送あるいはまた自主放送ということが対象になると思いますが、御指摘のように、いま懸案になっております若干の技術的な問題さえ解決いたしますならば、将来はデータ通信あるいはファクシミリ――電送新聞ですね、こういうものに当然発展していくであろう、こういうことは予測されます。それから規模といたしましても、現在はわが国におきましてはきわめて小規模のものしかありませんけれども、アメリカ等の例を見ますと、相当規模のものが出てくるであろう、しかも、将来は非常に広範に、国全体をおおうくらいに発展するであろう、こういうことも考……
○河本国務大臣 ただいま郵政事業に従事する者の心がまえにつきましてじゅんじゅんとお話しになりましたが、その点につきましては、私どもも全く同感でございます。 したがいまして、今度簡易郵便局を個人に委託することができるようになりました場合には、その人選はよほど気をつけなければならぬと考えております。第一には、社会的に信用のある者でなら、やはり社会的に信用があり、間違いなく郵政業務がやれる、こういう者に厳選をいたしまして人選をしていきたい、こういうように考えておる次第でございます。 なお、先ほど来の質疑応答を聞いておりますと、これまでは公共団体または組合等に委託してきた、それを個人に委託するとい……
○河本国務大臣 インテルサットの本協定を進めるための会議は、お話のように、今月二十四日から四週間の予定でアメリカで開かれる運びになっております。わが国は現在暫定協定に参加いたしておりまして、本協定が成立することを望んでおりますが、しかし、この場合に、先ほど御指摘のように、わが国の将来の基本的な国益がそこなわれないように努力をしてまいりたい、かように存じております。
【次の発言】 まだ会議に臨む最終の政府の態度は決定しておりませんで、ここ一両日の間に決定する予定になっております。当然先ほど御指摘のような点を会議におきましては主張する所存でございます。
○河本国務大臣 通信政策の基本は、全国津々浦々まであまねくラジオ、テレビが聞こえたり、見えたり、しかも複数のものが行き渡る、こういうことが基本でございますが、ただいままでのところ、御承知のように、ラジオにつきましてはほぼ一〇〇%行き渡っております。テレビにつきましては、NHKのものにつきまして約九六%行き渡っておりますが、残りの分につきましても早急に全部行き渡りますように、いま指導しておるところでございます。
○河本国務大臣 農協関係の資金の借り入れ額につきましてはただいま数字を持っておりませんけれども、借り入れがあったことは事実でありまして、借り入れの背景だけをちょっと簡単に御説明をいたしますと、第一に、三光汽船は現在二百五十隻ばかりの船を運航しておりますが、その相当部分を穀物、それから飼料、材木、この輸送に投入しておりまして、いま日本ではその輸送量におきましては最右翼であろう、ある分野におきましては三割、四割の物資を輸送しておる、こういう状態でございます。 それからもう一つは、全農関係の穀物ばかりを専門に輸送する船でございますが、穀物専用船といっておりますが、五万トンばかりの穀物専用船をつくり……
○河本国務大臣 このたび通商産業大臣に就任いたしました河本敏夫でございます。わが国の経済環境がきびしい局面にございますだけに、その責務の重大さを痛感いたしております。 私といたしましては、この難局にあたり、国際社会の真の一員として、国際協調につとめるとともに、わが国産業の活力と将来にわたる創造的発展力を確保しつつ、真に豊かな福祉社会の実現を目ざして、通商産業政策の展開につとめてまいる決意であります。 この機会に、これからの通商産業行政の進め方につきまして所信の一端を申し述べたいと思います。 まず初めに、石油危機の後遺症を克服し、今後のわが国経済を調和のとれた安定成長路線に乗せるため、物価……
○河本国務大臣 このたび通商産業大臣の任命を受けました河本敏夫でございます。わが国を取り巻く経済環境にはきびしいものがございますだけに、その責務の重大さを痛感いたしております。 私といたしましては、この難局にあたり、国際社会の一員として、世界経済の安定化につとめるとともに、わが国の経済の活力と将来にわたる創造的発展を確保しつつ、真に豊かな福祉社会の実現を目ざして、通商産業政策の展開につとめてまいる所存であります。 ところで、今日の経済運営の困難さをもたらしている最大の原因の一つは、資源・エネルギー問題であります。昨年末の石油危機は、資源・エネルギーの大半を海外に依存するわが国経済の脆弱性を……
○河本国務大臣 その問題につきましては承知いたしておりません。
【次の発言】 武器の輸出は行なわない、私はかように承知しております。
【次の発言】 正式にはまだそのことについては聴取いたしておりませんが、原則的に、日本は平和国家でございますので、外国に対しては武器の輸出は行なわない、こういう基本方針があると承知しております。
【次の発言】 さっそく調べまして、御返事をいたします。
【次の発言】 先ほども申し上げましたように、日本は平和国家でございますから、原則的には外国へ武器の輸出などをしてはいけない、こういう基本的な考えを私は持っておるわけでございます。しかし、これまでのことは詳細承知いたし……
○河本国務大臣 具体的な数字でございますので、中小企業庁長官から答弁をさせます。
【次の発言】 御案内のように、中小企業の定義は、資本金と従業員と両方からあるわけでございますが、商工中金の場合は、できるだけ中小企業向けを中心として融資をしておるわけでございます。そこが中小企業金融公庫と商工中金の違うところだと思います。中小企業金融公庫は、御案内のように全部政府資金でございますし、厳密に中小企業を対象として金融をしております。しかし商工中金の場合は、その資金のほぼ八割が商工中金債というふうに民間から集められております。したがいまして、厳密に中小企業でなければならぬ、こういう規則はございませんけれ……
○河本国務大臣 昭和四十七年度通商産業省所管の歳入歳出決算につきまして、その概要を御説明申し上げます。 まず、一般会計歳入歳出決算につきまして御説明いたします。 昭和四十七年度通商産業省主管の歳入予算額は四十三億九千五百三万円余でありますが、収納済歳入額は五十三億一千九百十六万円余でありまして、歳入予算額と比較いたしますと九億二千四百十二万円余の増加となっております。 これは、アルコール専売事業特別会計に係る四十六年度の納付予定金の一部を四十七年度に納付したこと等によるものでございます。 次に、歳出につきましては、当初予算額は一千六百三十二億五千七百十九万円余でありますが、予算補正追加……
○河本国務大臣 新日鉄と現地の合弁会社に対しまして、インドネシア側から持ち株をふやしたい、それからインドネシア人の雇用の増大を考慮してもらいたい、こういう話が出ておるようでございます。ただしかし、詳細判明いたしませんので、現地駐在の責任者を新日鉄側も呼び返しまして確実な事情の聴取をしたい、こういうふうに言っておりますので、その現地調査が終わりました段階で政府の方も実情をよく調査をしたい、かように考えておる次第でごがいます。
【次の発言】 ただいま御決議のありました輸出保険特別会計の経理につきましては、今回このような事態を招き、御指摘を受けましたことを深く反省しておるところでございます。今後御決……
○河本国務大臣 第七十五回国会における商工委員会の御審議に先立ち、通商産業行政に対する私の所信の一端を申し述べます。 まず、基本的な方向でございますが、わが国経済は、これまで、世界に例を見ない順調な発展を遂げてまいりましたが、反面、この目覚ましい成長の過程において、環境の汚染、物価問題の深刻化、社会資本の立ちおくれ等のいわゆる高度成長のひずみが顕在化する一方、国際的にも資源ナショナリズムの高まり等経済成長の制約要因に直面するに至りました。とりわけ、一昨年秋の中東戦争に端を発した石油危機は、価格と量の両面からわが国経済及び国民生活を大きく揺さぶり、狂乱物価と物不足とを引き起こし、わが国経済は、……
○河本国務大臣 これは数字のことでございますので、政府委員から答弁させます。
【次の発言】 まず第一の、石油をできるだけ自主的に確保する方途を講ずべきであるという御意見には全く賛成であります。先般熊谷次長が北京に参りまして、約十日前後滞在いたしましたが、そのときの話は、現在採掘いたしております中国の石油の状態、これは日本が将来どの程度確保できるか、輸入できるか、こういう問題が中心でございましたが、東シナ海の問題は出ておりません。ただしかし、お説のように、東シナ海には非常に大量の石油があるということはエカフエの調査その他でも明らかでございますので、中国側でそういう意思があるならば、私は共同して開……
○河本国務大臣 いまのお話は中小企業に対する市中金融機関の特別融資枠という問題だと思いますが、数字も過去の数字は大体そういう数字であると私も承知しております。
まだ枠が相当残っておりますので、去る二月一日に経済閣僚会議で私の方からこれをできるだけ早く消化をしたいという要請をいたしまして、二月十四日にそれじゃその方針でやろうという基本方針を決めていただいたわけでございます。でありますから、現在の中小企業が非常な難局に直面しておるということを考えましてできるだけこれを消化していく、そういう方向で具体的に進めていきたい、こう思います。
【次の発言】 去る十六日の大協石油四日市工場における事故につき……
○河本国務大臣 高圧ガス取締法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び要旨を御説明いたします。 現行の高圧ガス取締法は、昭和二十六年に高圧ガスの保安に関する基本的な法律として制定され、その後昭和三十八年の高圧ガス保安協会の設立に伴う改正等を経て今日に至っております。 その間に、高圧ガス製造事業所の大規模化、複雑化等が進行し、一昨年の一連の大規模な爆発火災事故に見られますように、これらの事業所が一たん事故を起こすと、公共の安全の観点からもきわめて問題であり、高圧ガス製造事業所における保安体制の抜本的な強化を図ることが急務となっております。また、一般消費者等における液化石油ガスの急……
○河本国務大臣 私はその新聞を実は詳しく読んでないんです。そこで、昨日の福田副総理のお話の内容は知らないわけでございますが、基本的に考えまして、私は韓国との経済協力というものは、これはケース・バイ・ケースで進めていっていいのではないか、こういうふうに考えております。
【次の発言】 現在のところ、その問題について関係閣僚での打ち合わせはございません。
【次の発言】 これは具体的な数字のことでございますから、政府委員から御説明をさせます。
【次の発言】 韓国は日本の隣国でもありますし、歴史的にも非常に関係が深い。そういうことでありますから、お互いに経済的にうまくいくということは、これはお互いのプラ……
○河本国務大臣 いまお話がございましたように、去る一月下旬の予算委員会の総括質問におきまして、江田先生の御質問がございまして、それに呼応いたしまして総理の方から、コンビナートの保安体制、防災体制というものを早急に一元化しなければならぬ、このために自治省が中心になって至急に検討するようにという御指示がございました。関係の各省からそれに基づきましていろいろな資料を出しまして、現在自治省が作業中でございます。ただいままでのところ、三月の中旬過ぎには大体の基本的な構想が固まるというふうに聞いております。通産省からも必要な資料を自治省の方に提出をいたしております。 それはそれといたしまして、通産行政の……
○河本国務大臣 去る四日から、重立った産業界の代表と懇談をいたしまして、現時点におけるいろいろな問題点を聞いております。まだその懇談は続いておりまして、来週初めまでかかる予定でございます。なお、それと並行いたしまして、全国の重立った企業から主要な経済動向につきましてアンケートを徴取しておりますし、それからあしたは全国の通産局長会議を開きまして、通産局長が中心となりまして地方地方の産業の実情を詳細に聴取しておりますので、それもあわせて報告をさせようと思っております。そういうことで来週中には全部詳細な分析ができ上がりますので、それに従いまして適切な対策というものを立案していきたい、こういうふうに考……
○河本国務大臣 いま局長が申し述べたとおりでございまして、今後の防災対策を立てていきます上におきまして参考にしていきたいと考えております。
【次の発言】 地震の問題に関連しましていま川崎のお話が出ましたが、これは私どももよく承知しておりまして、大変心配をいたしております。それで、いま関係各省と相談をいたしまして総合的な対策を立てておるところでございます。
【次の発言】 最近大きな事故が起こりましたのは水島の三菱石油、四日市の大協石油等でございますが、その際にはそれぞれの企業の社長を通産省に呼びまして厳重に注意をいたしております。ただし、先般各コンビナートの代表を呼びまして私から防災体制の強化に……
○河本国務大臣 お説のように自主開発原油の数量がまだ非常に少ないわけでございますが、石油開発に日本がスタートをいたしましたのは、アラビア石油を例外といたしますと、非常に立ちおくれておった、その点で私どもは大変手抜かりがあったのじゃないかと、こういうふうに思います。しかし、これではいけませんので、自主開発原油を、あらゆるチャンスをつかまえ、あらゆる努力を払って何とか少しでもふやしていこうということで、今回も石油開発公団の機能を強化していただく、そういうことをお願いしておるわけでございますが、今後はいろんな手段を考えまして増加に努めてまいりたいと考えております。
○河本国務大臣 確かにいまお述べになりましたようないろいろな問題はあるのですけれども、しかし何分にも世界の石油事情、エネルギー事情というものがきわめて流動的でありまして、一昨年秋の事情と現在の事情は根本的に変わっておりますし、さらに今後それがどうなるか、なかなかむずかしい問題がたくさんございます。特にことしは石油をめぐるいろいろな国際会議等が開かれまして、産油国、消費国の関係をどうするかというふうな問題も議論されることになっております。 そういう事態が一応落ちつきまして、将来ほぼこういうことで進むのではないかというふうな見通しが立つのには、若干の時間がかかると思います。そういう見通しが立つよ……
○河本国務大臣 いまお話しの問題はきわめて重大な問題でございまして、開発を進めていきます場合に相手国の恒久主権を害さないということは当然気をつけなければならぬ問題でございます。ただ、個々の問題につきましては具体的にこうします、ああしますということは、いま一概に申し上げることはできませんけれども、その基本的な精神を十分配慮をいたしまして、そういうことの起こらないように具体的問題に対処していきたいと考えております。
【次の発言】 古い型ということを重ねて長官が明確にしたわけでございますが、私も同じ考えでございます。
【次の発言】 大体のアウトラインは長官が言ったとおりでございますが、昨年混乱をきわ……
○河本国務大臣 御案内のように先月の二十四日に第二次の不況対策を決めたわけでありますが、何分にも総需要の枠内においての部分的な不況対策という趣旨でございますから、果たしてどの程度の効果が出てくるか大変疑問に思われます。そこで、来月、三月の下旬から約二カ月置きまして五月の下旬にもう一回、中小企業はもちろんでありますが、全部の産業界の実情をつぶさに調査をいたしましてその動向を掌握する、それによって第三次の対策を立てる必要があるんじゃないか、こういうことでいま準備をしておる最中でございます。 現在の景気の動向でありますが、一部下げどまったものもありますけれども、なお依然として状態の悪いというものも……
○河本国務大臣 三月の速報によりますと、経済界の動向は大体底をついた、こういうふうに言われております。と言いますのは、鉱工業生産も二月に比べまして〇・六上昇した、在庫も若干減り、出荷は幾らかふえた、こういう傾向が出てきましたので、底をついた、こういうふうに言われるわけであります。しかし、鉱工業生産が〇・六上昇の傾向を示したとは言いながら、一年前の、前年同月比で比較いたしますと、一八・五%という落ち込みであります。約二割弱という落ち込みになっております。落ち込みといいますか、減産になっておるわけであります。したがいまして、現在の状態は、非常に悪い状態が依然としてなべ底状態で続いておるということだ……
○河本国務大臣 確かにいまお述べになりましたとおり、一昨年の秋以降世界の経済及び日本の経済の動きというものが根本的に変わってきたと思います。そういうふうな経済の非常な激変に対処いたしまして、今後の中小企業というものをどう進めるか、中小企業の近代化、国際競争力を確保するための対策はいかん、こういう問題を私は御指摘のように全面的に洗い直す時期に来ていると思います。そしてまた、金融であるとか税制であるとかという対策もお述べになりましたように必要でありますけれども、あわせて今回お願いをいたしました法律の改正、それによりましてさらに近代化を進めていくというこのやり方、これも必要である。いま申し上げました……
○河本国務大臣 商品取引所法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び要旨を御説明申し上げます。 商品取引所制度は、商品の公正な価格の形成及び価格変動に対するヘッジングの場を提供することにより商品の生産、流通の円滑化を図ることを目的としておりますが、近年における大衆参加の増大等に伴い、制度の正常な機能を阻害する種々の問題点も生じております。すなわち、商品取引員の営業姿勢や財務内容に必ずしも十分ではないところがあり、委託者との間の紛議の発生、委託者資産の自己資産への不当流用、さらには商品取引員の倒産による委託者債権の返還不能といった不測の事態が生ずる場合があることであります。また、過……
○河本国務大臣 特許権につきましては、独禁法二十三条で適用除外規定がございますが、しかしこれが乱用されるということのないように十分配慮していかなければならぬと思います。この点さえ気をつければ、今回の改正によってこれまでの独禁法との関係が変わるわけではない、かように考えております。
【次の発言】 先ほども申し上げましたように除外規定はありますけれども、しかしこれが乱用されるという場合には当然これは排除しなければならぬということを申し上げたわけでございます。
【次の発言】 特許庁は、現在特許庁の本庁舎とそれから通産省の本館と二つに分かれておるわけでございます。事務処理等いろいろな面から好ましい状態……
○河本国務大臣 先に政府委員から……。
【次の発言】 先ほど長官と技監から申し述べたとおりだと思います。
【次の発言】 先ほど来、わが国の工業所有権制度の問題についての国際会議における出席、活躍、発言等についてのいろいろなお話がございました。よく整理をいたしまして、政府部内でも手落ちのないように今後十分気をつけていきたいと思います。
【次の発言】 実際上の運営といたしまして、そのように努力してまいりたいと思います。
【次の発言】 ただいま御決定になりました御決議につきましては、その御趣旨を尊重いたしまして、今後行政を進めてまいりたいと思います。
○河本国務大臣 家庭用の灯油につきましては、昨年の六月一日以降、元売り仕切り価格の引き上げ限度額を、キロリットル当たり一万二千四百円にとどめるよう指導してきたところであります。四十九年度の需要期におきましては、需給の緩和もございましておおむね良好な結果を得ております。そこで、四十九年度の需要期が終わりました現在では、どうすればこの冬の需要期における家庭用の灯油の供給の確保、価格の安定を図ることができるかということが中心的な課題になっておるわけでありますが、通産省といたしましては、この問題に対処するために、これまでの指導にかえまして、六月一日以降、新たに以下申し上げますような方針に準拠することに……
○河本国務大臣 私は、今回総理府がまとめました改正案は現時点では最も妥当な案である、こういうふうに考えております。
【次の発言】 今回の改正案は新しい自由主義経済のルールをつくるものである、こういうふうに私は考えております。したがいまして、国民経済全般の上に立って当然考えなければならぬ問題であると思います。国民経済全般の上に立って考えました場合に、現時点では最も妥当な案である、こういうふうに理解をしておるわけでございます。
【次の発言】 いま総務長官が述べられましたように、今度の改正案は産業政策と独禁政策の調和という点についても十分配慮が払われておる、こう考えております。
○河本国務大臣 大企業がその力に任せまして中小企業の分野にみだりに出ていって、経済秩序を破壊する、そういうことは好ましくないことでございますので、そういう動向に対しましては十分留意をいたしております。
そうしてまた、そういう事態が発生をいたしましてトラブルが起こった、こういう場合には行政指導によりまして解決をしていく、こういうことで、何回かそういうトラブルを解決いたしておりますが、今後も十分留意をいたしまして、そういうことのないように気をつけていきたいと思います。
【次の発言】 日本の産業構造の一つの特徴は、御案内のように中小企業の分野が非常に大きいということでございまして、中小企業の経営と……
○河本国務大臣 造船業界の不況の一番大きな原因は、一昨年の秋の油ショックによりまして、世界の経済が低迷をいたしまして、油の消費量が世界全体で非常に激減をした、そのことからくる船舶の需給関係に端を発しまして、現在のような造船不況ということになっておるわけでございますが、私は、いまのような状態はもうしばらく続くのではないか、こう思っております。 そこで、造船所はいろいろ対策を立てておられるようであります。たとえば多角経営に持っていく、つまり陸上分野をできるだけふやす、こういう多角経営に持っていくとかいろいろやっておられるようでありますけれども、しかし何と申しましても日本の造船業というものは非常に……
○河本国務大臣 まず、附帯決議についての考え方でございますが、私は、附帯決議というものは、政府がそれに対して、今後その趣旨に沿って行政を進めてまいります、そういうことを約束しておるわけでございますから、その趣旨をあくまで尊重いたしまして、行政にこれを反映していかなければならぬ、こういうふうに理解をいたしております。 いま御指摘のように、昭和四十二年七月二十日には、衆議院の商工委員会におきまして附帯決議が三項目ばかりつけられておりまして、今後の行政の指針を示されておるわけでございますが、なおこれを実現するために、政府といたしましても産構審に答申を求めたわけでございます。そして、昨年の四月に答申……
○河本国務大臣 私も、この新規参入の場合は非常に豊富な資金力あるいは卓抜した技術力、それからすぐれた販売力、総合的な経営能力というものがありまして、しかも忍耐強く相当長期間にわたって赤字覚悟ということでないとそれはやれない、こう思います。
○河本国務大臣 本年度のわが国の石油の消費の予定量は三億トン弱でございます。この必要とする三億トン弱の石油を日本が入手をするということにつきましては、現時点では何らの支障はございません。ただ、いまお話がございましたが、一年半前にはああいうふうな石油危機が起こりまして、ようやくそれを乗り越えたわけでございまするが、もうああいう危機的な状態がないのではないかという一部の考え方が国民の間にあるというお話もございましたが、昨年の年末からことしの初めにかけましては、御案内のように第五次中東戦争の可能性につきましていろいろと論議をされまして、多くの人たちが第五次中等戦争の可能性ということについて非常に強く……
○河本国務大臣 まず初めに、現在の経済の動向でございますが、この三月、四月のいろいろな経済指標をながめますと、大体底をつきましてやや上向きに向かいつつある、こういうふうに私どもも考えておったわけでありますが、五月の指標が最近出てまいりましたが、ややまた落ち込んでまいりまして、いま少し悪い状態になっております。したがいまして、現在底をついたと言いながら、一進一退で底をはっておるというのが現状でないかと思います。 ただ、その底が、それじゃどの程度の深さの底かと言いますと、いまから一年半前、昭和四十八年の秋に第四次中東戦争が起こりまして、そこから石油ショックが起こったわけでありますが、そのころの工……
○河本国務大臣 通産大臣は、石油業法に基づきまして石油全体を監督指導し、同時に石油政策を進めていくわけでございますが、その石油政策の中におきましても今回の備蓄対策というのはこれからの最大の政策の柱であろうと私は思います。でありますから、備蓄問題がうまく進展しなければならぬわけでありますが、備蓄問題がうまく進展するということは、即御指摘のように安全問題が解決するということだと思います。第五条にある「勧告」という文字の意味は先ほどエネルギー庁の長官が説明しておりましたが、仮にその勧告ということから直接安全という仕事を通産大臣が指示することができなくとも、石油業全体を監督し、そうして備蓄という問題が……
○河本国務大臣 備蓄政策を進めていきます上におきまして、やはり最大の課題は、いまお話がございましたように、いかにして安全性を確保するかという防災の問題、それから同時に、その問題に関連をいたしまして、地元の理解と協力をどう得ていくかという、この二つの問題が焦点でございまして、このことを解決することによってのみ、この備蓄政策は前進するわけでございます。 政府は備蓄政策が非常に重大である、こういう観点に立ちまして、コンビナート全体の防災政策というものを考えなければならぬというので、コンビナート等の防災法を今度出したわけでございますが、そういう全体の保安体制の強化ということを考えながら、あわせて地元……
○河本国務大臣 ただいま御決議のありました繊維関係伝統的工芸品産業の安定に関する件及び中小企業政策の確立に関する件につきましては、御決議の趣旨に沿ってできる限りの努力をしていく所存でございます。(拍手)
○河本国務大臣 第七十五回国会における石炭対策特別委員会の御審議に先立ち、私の所信の一端を申し述べます。 まず、基本的方向でございますが、わが国経済は、これまで世界に類を見ない順調な発展を遂げてきましたが、反面この目覚ましい成長の過程において、いわゆる高度成長のひずみが顕在化する一方、国際的にも資源ナショナリズムの高まりを背景とした資源エネルギーの限界等、経済成長の制約要因に直面しております。 私といたしましては、この難局に際し、わが国経済の活力と、将来にわたる創造的発展を確保しつつ、真に豊かな福祉社会の実現を目指して、通商産業政策の展開に努めてまいる所存であります。 まず、エネルギー政……
○河本国務大臣 戦後、エネルギーは非常に激しい変遷を経てきております。そこで、その激しいエネルギー問題の変遷の中におきまして、石炭問題も大きく揺れ動いたわけでございますが、いまから考えますと、あのときにああすればよかった、あるいはこうすればよかったというようなことも言えると思いますが、大体の方向といたしましては、その都度大体やれることはやってきた、こういうふうに思います。
【次の発言】 お話の要点は、昭和三十年前後から要するに二十年の間に、石炭を中心とするエネルギーから石油を中心とするエネルギー政策に変わった、その間、柱がないではないか、こういうお話でございますが、これだけ激しい変遷、いわば革……
○河本国務大臣 延長の方向で関係方面と交渉するつもりでございます。
【次の発言】 審議会の方でいま検討をしていただいております一番の骨子は、一昨年の中東戦争以来、日本のエネルギー事情というものが根本的に変わったわけでございます。その根本的に変わったエネルギー情勢の中におきまして、エネルギーとしての石炭の占めるべき地位、立場、役割りというものはいかなるものであるか、こういうことについて御検討していただいておるわけでございます。そういう意味におきまして、先ほど御指摘のございました幾多の問題点、たとえば鉱害対策、産炭地域振興対策、離職者対策、こういうふうな問題につきましては審議の対象にはいたしており……
○河本国務大臣 基本的に申し上げますと、今度の答申をいただいたわけでございますが、別に総合エネルギー対策閣僚会議というのがございまして、総合エネルギー対策において占める石炭の役割りはどうか、こういうことも検討中でございます。 そこで私どもの基本的な考え方でございますが、当分の間やはり日本のエネルギーの中心は石油である。石油のシェアは十年後には全エネルギーに占める比率は若干減りますけれども、それにしてもやはり主役は石油に頼らざるを得ないわけでございますが、それに次ぐものとして、いろいろ検討いたしましたけれども、やはり石炭と原子力しかない。これからの十年はこの二つしかもうない。新しいエネルギーの……
○河本国務大臣 重油タンクは消防庁がその保安を監督しております。ガスタンクのほうは通産省が監督をいたしております。
【次の発言】 基本的な考え方は、先ほど総理、副総理、大蔵大臣がおっしゃったとおりでございます。ただ、昨年の年末からこの一月にかけまして、非常に景気の落ち込みが激しゅうございまして、各業界ごとにその実情を調査いたしましたが、主要な企業では大体二割から七割ぐらいな減産をしておる、しかし在庫はたまる一方である、中小企業に至っては、資金よりも仕事が欲しい、仕事がなくて困っておる、こういう実情になっておりますので、総需要の抑制という枠は崩さないで、あくまで物価優先というその基本線は守らなけ……
○河本国務大臣 現在の経済界の実情にかんがみまして、個別対策といたしまして、第一に、中小企業向けの融資を円滑にしなければならぬということ。それから第二には、滞貨、減産資金等に対する配慮が必要であるということ。それから第三には、住宅向けの融資を円滑化する必要があるということ。それから第四には、公害防止産業を中心といたしまして財政投融資を拡充していくということ。第五には、財政支出の弾力的な運用。まあその他いろいろございますが、そういう事項につきまして、関係大臣の間で検討をしていただきたい、こういうことを言ったわけでございます。
【次の発言】 いま公共事業は、原則的には大体八%がたな上げになっており……
○河本国務大臣 民間の投資がふえたということは、ある意味では、私は大変結構だと思うのですが、しかし反面、御指摘のように急激にふえた関係もありまして、大きな影響を現地に与えておるわけでございます。これをコントロールできないかということでございますけれども、原則的には、海外の投資は一応自由ということになっておりまして、政府の方で全面的にコントロールするということはむずかしいのです。ただしかし、これがあまり無秩序に行われるということも大きな影響がございますので、そこで各企業に行動基準というようなものをつくりまして、海外にある企業が全部寄りまして協会をつくりまして、そこでフォローアップしていく、そうい……
○河本国務大臣 DD原油でございますが、ふえるように努力をしております。しかし、いろいろのいきさつがございまして、四十八年度が大体年間千六百万トンでございますが、四十九年度は二、三割ふえまして二千万トンを若干超える、こういう結果になるのではないか、かように考えております。
【次の発言】 DD原油を幾らかでもふやしていきたい、こういうふうに努力をすべきだと考えておりますが、しかしながら、御案内のように、石油の価格問題というものは非常に次から次へ変化をしておりまして、先般まではメジャーの油が安かったけれども、最近はほぼ同じになるとか、次から次へ変わっておりますので、いまきめたことをずっと引き続いて……
○河本国務大臣 まず第一番に沖縄海洋博の問題でございますが、沖縄の海洋博の準備は順調に進んでおります。七月の二十日に開会することになっておりますが、予定どおり開会できる予定でございます。 では、何のために沖縄海洋博を開くかということでございますが、これは御案内のように、一つは沖縄の復帰の記念事業でございまして、これを機会に沖縄でいろいろな関連土木事業を興しまして、そして沖縄を整備する、同時に沖縄を世界に紹介する、こういう目的があるわけでございますが、あわせて、先ほど御指摘のように、人類と海洋は切っても切れない関係にございまして、人類の将来は海洋の開発にある、こう申しても過言ではないと思うので……
○河本国務大臣 四十九年度の予算の残が相当出ることは事実でございます。その正確な数字は、いま記憶がございませんから、政府委員の方から答弁させます。
【次の発言】 総理の前に一言だけ申し上げたいと思うのですが、先ほどリベウアの会社が同一住所である、こういうお話がございました。これはリベリアは、御案内と思いますが、全部便宜置籍の船になっておりまして、その背後には、ギリシャであるとか、あるいはヨーロッパのノルウェーであるとか、あるいはアメリカであるとかカナダであるとか、あるいはまた香港であるとか、そういうふうな国々の有力なる船会社あるいは貿易商社等が背後で実権を持っておる、いわゆる便宜置籍の会社がた……
○河本国務大臣 先ほど海洋博のことについての御質問かございましたが、植木長官が御答弁になりましたように、準備はきわめて順調に進んでおります。ただ、私どもといたしましては、この海洋博が終わりました後、沖繩の経済が混乱しては困りますので、そういうことのないように十分配慮をしてまいりたい、かように考えております。
【次の発言】 日本の産業構造は、外国と違いまして、非常に特殊な構造になっておりまして、中小企業が非常にウエートが高い。企業の数にいたしまして約五百万もあるわけでございまして、生産も半分上がっておるわけです。そういうことでございますから、中小企業だけに対して総需要の抑制の枠を外すということは……
○河本国務大臣 いま、御案内のように、政府部内でいろいろ改正の作業を進めておる途中でございますので、私がいまここで具体的な意見を申し上げるのは適当でないと思いますので、差し控えさせていただきます。
○河本国務大臣 具体的な数字のことにつきましては、政府委員から答弁をさせます。
【次の発言】 欠陥商品の問題につきましては、御指摘のとおりでございまして、回収に全力を挙げまして指導しておるわけでございますが、まだ完璧というところまでは行っておりません。今後とも十分気をつけまして、さらに回収に努力をするように指導いたします。
【次の発言】 一昨年の秋の石油ショックの前後には、御案内のように、いわゆる狂乱物価と称せられた時代でありますから、若干のコストの値上げはあったということは当然見受けられますが、ただしかし、いま御指摘のようなことのないように、公取等からもすでにいろいろ通達が出ておるようでござ……
○河本国務大臣 最近、コンビナートでいろいろな事故が続いて起こっておりますことは、私どももまことに遺憾に存じております。そこで、先般、この予算委員会におきまして、江田先生からこの問題についての御質問がございまして、それに応じまして、総理から当日、コンビナートを中心とする防災体制の強化、このために自治省が中心になってどうすべきかということについて至急検討するように、こういう御指示がございまして、いま自治省が中心になりまして、関係各省からいろいろな意見、資料を集めまして、目下対策を立案中でございます。いずれコンビナートの防災対策のための強化された一本の法律ができるのではないかと私は思いますが、それ……
○河本国務大臣 確かに御指摘のように、第四次中東戦争直後のいわゆる狂乱物価、これには情報不足に基づく理由が相当あったと思います。したがいまして、わが国のように重要資源を全部外国に依存しておるという国にとりましては、正確なる情報をしかも素早くキャッチするということが、経済運営上何よりも大切であることは当然でございます。 そこで、いま通産省では、いろいろ通商政策局あるいはまた貿易局等を中心といたしまして、情報をキャッチしておりますが、その方法は、主としてジェトロ、現在、重立った国に全部ございますがその情報網、それから外務省の公館等を通ずる情報、これを中心に情報を集めておるわけでありますが、しかし……
○河本国務大臣 今回、石油の備蓄を六十日から九十日に五ヵ年計画で増加することを決定いたしました。五十年度から五十四年度までの計画でございますが、しかし、推進していく上におきまして御指摘のような問題がございますので、十分そういう点は配慮しながら万全を期して実現に努めたいと思います。
【次の発言】 今回の三菱石油の事故でございますが、三菱石油におきまして全責任を持って補償すると言っております。
【次の発言】 先般も社長を呼びまして、いろいろ事情を聞きましたが、現在までのところは、企業の資産を処分したりいろいろ苦労しておるようでございますが、とにかく全責任を持って処理いたします、かように言明いたして……
○河本国務大臣 いまいろいろお話がございましたが、ごく簡潔にお答えいたします。 一つは、新光海運という名前が出ましたけれども、新光海運と三光汽船は、前にもお話をいたしましたように、非常に密接な取引関係はございます。新光海運の持っておる船を多数用船をしておる、こういうふうな業務上の密接な関係はございますけれども、新光海運の株式は三光汽船の方で一株も所有しておらぬわけでございます。したがいまして、取引は密接でありましても、いわゆる子会社ではない、私はこういうふうに思います。 それから、先ほど株式の数等についてのお話が出ましたが、昭和四十七年以降数回にわたる無償交付を連続していたしておりますので……
○河本国務大臣 政府委員から詳細説明をさせます。
【次の発言】 責任を持ちます。
【次の発言】 これまでに三菱石油が払いました補償金の金額は明確にわかっておりますから、必要とあらば、後で政府委員から答弁をさせます。後の分につきましては、いろいろ要求が出ておるようでございますが、総額が幾らになっておりますか、これはただいままでのところ承知しておりませんが、これも政府委員から答弁をさせます。
【次の発言】 ゲッティオイルが三菱石油の株のおよそ四八%強を持っておることは、事実であります。残余の五二%は、国内の株主が多数に分かれておるわけでありますが、独立の法人でありますから、ゲッティオイルが大株主で……
○河本国務大臣 先ほど副総理がお答えになりましたように稼働率が七〇%をちょっと超えた程度でございまして、そのことがコストを非常に高くしておる大きな要因になっておるわけでございます。でありますから、やはり製品値上げを抑えようとすれば、コストの一番の押し上げの要因である稼働率をもう少し引き上げる、これはどうしても必要である、こういうことを考えまして、いま各省間でいろいろ打ち合わせをしておるところでございます。
【次の発言】 鉄鋼業界の実情を申し上げますと、ことしの一月以降貿易関係が急速に悪くなりましたのと、それから内需の落ち込みによりまして、いま生産が半年前に比べまして約二割ばかり減っております。……
○河本国務大臣 これまでのJISの規格でございますが、小さいタンクを想定いたしましてやっておりましたので、これではいけないということで、最近大きなものも含めまして、新しい規則をつくる、基準をつくる必要があるということで、ただいまその作業を進めておるところでございます。
【次の発言】 これまで、こういう事故が起こりましたときの対策が、法体系の上から考えましても大変不十分であった。そういうことのために、今回の事故でも後手後手に回りまして、当然防ぐことができた場合も私はあったと思うのです。それができなかったということば、現在の法体系に大変不備があるということで、これは先般来、自治省が中心になりまして……
○河本国務大臣 ことしの初めごろから現在までの景気の足取りについて見てまいりますと、一番落ち込みがひどかったのはやはり昨年の年末からことしの一、二月だと思います。大変な勢いで落ち込んでいった。そこで政府の方といたしましても何とか歯どめをかけなければいかぬということで、一次対策と二次対策を御案内のように二月と三月に実施したわけでございます。この結果、大変な勢いで落ち込んでおりました日本の景気の動向もこれでやっと歯どめがかかった、こういうことでないかと私は思います。大体これで生産の落ち込みがとまりまして、三月以降は微弱ではありますけれどもようやく上昇に転じてきました。月に一%ぐらいずっと上昇に転じ……
○河本国務大臣 中小企業信用保険法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び要旨を御説明いたします。 中小企業信用補完制度は、創設以来一貫して発展を遂げ、現在三兆二千億円を上回る保険規模に達しており、中小企業者に対する事業資金の融通を円滑にする上で、大きな役割を果たしているところであります。 政府は、経済活動の停滞に伴う中小企業者の経済的困難に対処するため、これまで数次にわたり中小企業金融対策を強化してまいりましたが、中でも信用補完制度につきましては、昨年の第七十二国会におきまして改正をいただきました中小企業信用保険法に基づく倒産関連中小企業者に対する保険特例、保険限度の引き上げ……
○河本国務大臣 まず最初に申し上げたいことは、中小企業対策は政府の産業政策の中でも最も重要な対策だと心得ております。そういう観点に立ちまして中小企業の年末融資対策を決めたわけでございますが、これを決めるにつきましては、中小企業三金融機関の年度間における原資、それから最近における申し込み状況、こういうことを十分調査いたしまして決定したわけでございます。御案内のように、三機関の年度間の原資は二兆五千億になっておるわけでございます。今回の四千八百億を加えましてざっと三兆円になったわけでございますが、最近の申し込み状況から見まして、四千八百億が妥当であろう、こういうことで決めたわけでございます。 た……
○河本国務大臣 今回石炭も相当値上がりをいたしましたし、油の値上がりもございますし、各電力会社から、経営上相当苦しくなりつつある、こういう話は聞いております。ただしかし、まだ正式に値上げ申請が出ておるところはありませんし、私といたしましても、電力業界は力のある業界でありますから、物価がある程度落ちついたとはいいながら、やはり電力の値上げということは相当な影響が出てまいりますので、できるだけしんぼうしてがんばってもらいたい、こういうふうに言っておるわけでございます。でありますから、年度内の申請は出ないのではないか、年度がかわってからの課題である、こういうふうに私は考えております。
○河本国務大臣 私が今回訪中をいたしました目的は、一つは、去る十一月十八日から二週間の予定で、通産省がバックアップしまして、ジェトロの主催で工業技術展覧会を開く、それに対して日本から二百数十社が参加をいたしまして、七千八百点のいろいろな機械類を陳列する、こういうことで、その開会式に出席をするということで行ったわけでございます。幸いにこの方は、中国の各地から二十万人を超える中国の技術者が参加、見学をいたしまして、日本の新しい現在の工業水準、工業技術についていろいろ研修、研究をされましたし、わが国からも千数百人の関係者が中国に行きましてお互いに交流をする、そういうことで非常に大きな成果があったと思……
○河本国務大臣 現在当面する産業政策の最大の課題は、いまお述べになりました産業構造の転換という問題でございます。産業構造をどういう方向に転換していくかということになりますと、これは一口で申しますと機械工業中心だと思います。機械工業の中でもやはりいまお述べになりました電子工業、特にコンピューター産業、それから航空機関係の産業、この二つが当面大きな課題になっておるわけでございます。 航空機の問題、特に民間航空機の問題につきましては、やはりいまお述べになりましたように、アメリカのボーイングとずっと交渉をいたしておりますが、場合によりましてはもっと幅広く検討していく、こういうことも考えなければならぬ……
○河本国務大臣 この独禁法の問題につきましては、総理及び副総理が委員会を通じまして答弁をされておりますが、その一つは、今回の臨時国会は景気対策、財政対策の臨時国会であるので、これに焦点をしぼりたい、独禁法は次の通常国会の問題にしたい、こういう趣旨のことを繰り返して言っておられるわけでございます。私もそういうふうに考えております。
【次の発言】 独禁法の問題につきましては、前の通常国会の終了後、自民党の中に独禁法を新しい角度から検討するための懇談会というのができまして、目下あらゆる角度から再検討を加えておるところでございます。政党政治のことでございますので、やはり党と内閣は一体でなければならぬと……
○河本国務大臣 石炭政策を進めていく上におきまして、やはり最大の課題は保安対策を十分にするということだと思います。石炭対策即保安対策、こういうふうに考えてもいいのではないかと思いますが、そういうさなかにおきまして事故が続発したということは、私どもも大変、遺憾に思っております。 そこで九月九日でございますが、石炭企業各社に対しまして、保安の総点検を指示をいたしますとともに、鉱山保安監督局におきましても必要な監督検査を実施いたしまして、災害の防止に努めておるところでございますが、今後はさらに保安対策に一層の努力をしていきたい、こう思っております。
○河本国務大臣 今回の事故は、私ども大変、遺憾に存じておるわけでございます。ことしになりましてから、審議会から新しい石炭政策についての答申を受けまして、新しいスタートを切ろうといたしておりましたやさきに、事故が相次いで起こりまして、九月九日には全国の事業所に対しまして、保安体制に対しても再検討せよ、こういう厳重な通達をいたしました。その直後に、また、こういう事故が起こったわけでございまして、私ども非常なショックを受けているわけでございます。 石炭政策の最大の課題は、これはもう申すまでもなく保安対策でございます。安全第一ということが石炭政策の中心でなければならぬというのが、私の基本的な考え方で……
○河本国務大臣 ただいまの決議につきましては、できる限りの努力をいたす所存でございます。
○河本国務大臣 その背景を簡単に申し上げますと、一昨年秋の数倍に及ぶ急激な石油価格の上昇、それからその後に続きました非常に深刻な不景気、この影響を受けまして、現在採算に乗っていない産業は相当あるわけでございますが、その中でも代表的な産業が石油企業でございまして、現在年間数千億の赤字経営を続けておる、こういう状態でございます。 こういう状態が続きますと、経済が破綻をいたしますし、ひいては日本の産業に一番大事なエネルギーの源であります石油の安定供給ということが非常にむずかしくなる。何とかこの価格体系を採算に近いところまで持っていかないと事態は重大になる、こういう考え方のもとに、この価格問題をどう……
○河本国務大臣 新価格体系という言葉は、私はっきりした定義はないと思います。現在使われておりますのは、一昨年の秋に石油が数倍に上がりまして、それを機会に一連の価格の引き上げがあったわけでありますが、なおこの石油の数倍の引き上げに伴う新しい価格体系に乗っていないもの、こういうものが相当残っておるわけでございますが、そういう乗りおくれたものを新しい石油価格に見合うような価格体系に持っていく、こういう趣旨に使われる場合と、それからもう一つは、現在は大部分の企業がいろいろな意味から赤字経営になっておりますが、この赤字経営になっております大部分の企業経営を、逆に大部分を黒字経営に持っていく、そういう意味……
○河本国務大臣 未対策車をかけ込み生産をしないようにということは、この春以降何回か厳重に注意もし、指導もしてきたわけでございますが、何回か調査しましたが、八月まではそう変わった数字はなかったのです。しかし最近になりまして、先ほど局長が答弁いたしましたように、特に九月からこの傾向が出てまいりましたので、積極的にいろいろな調査をしておるところでございまして、こういう事実が出てきておりますので、近く呼びまして重ねて厳重に注意をする準備をしております。
【次の発言】 先ほども申し上げましたように、八月時点の調査ではこういう傾向がなかったわけでございます。最近急にこういう傾向が出てまいりましたので、ここ……
○河本国務大臣 御案内のように武器輸出には三原則がございますが、韓国の場合は武器輸出をしておりませんけれども、これは外国貿易管理法の四十八条というものを運用いたしまして、そこで韓国には武器を出さないということをやっておるわけです。ただ、韓国内の法人が武器をつくるということは、これは私は日本には関係ない、こう思います。
【次の発言】 先ほど来政府委員が答弁しておりますように、韓国の法人でございますから、日本がこれに対していろいろ条件をつけるということは、これはできぬわけでございまして、これは先ほど政府委員が答弁したとおりだと思います。(発言する者あり)
○河本国務大臣 繭の一元輸入という問題から端を発しまして、いまお話しのようないろいろなむずかしい問題が起っております。そこで、何とかこれを調整しなければいけませんので、農林省といろいろ打ち合わせしておるところでございまして、近く結論を出したいと思っております。
【次の発言】 先般、石炭鉱業審議会から答申がございまして、新しい石炭対策といたしまして、国内炭を今後毎年二千万トン確保していこう。それを中心といたしまして、なお十年ぐらいを目標といたしまして一般炭を約千五百万トン程度輸入していこう。国内はいろいろ検討いたしましても大体二千万トンが精いっぱいである、しかし二千万トンの水準だけは維持したい、……
○河本国務大臣 先ほど来御説明があったわけでありますが、今度の補正予算におきましても、できるだけ中小企業向けの仕事がふえるように配慮をしていかなければならぬわけでありますが、これは、仕事が細目決定いたしました段階におきまして、従前各省に中小企業庁からお願いをしておりましたと同じような方法で、できるだけその実現を期していきたい、こういうように考えております。
【次の発言】 具体的にいろいろ手配をしておりますので、その手配の具体的な内容は長官から説明をさせます。
【次の発言】 四十九年度の目標は、御案内のように三〇%を切っておりましたけれども、不況の現状にかんがみまして、各省にお願いいたしまして、……
○河本国務大臣 四十九年の通産省の調査でございますが、昨年の九月現在で全国で工業団地が千二百七団地、その面積は約七万三千ヘクタールでございます。現在売却済みの面積がおよそ半分でございます。残っております面積が約半分、こういうことでございまして、各方面にこれが非常に大きな負担になっております。景気の回復とともに順次売れるとは思いますけれども、しかし、いずれにいたしましても、この問題は再検討する必要があろうかと思います。(田中(武)委員「金額は」と呼ぶ)金額はまだ出ておりません。
【次の発言】 石油業界の状態は御案内のとおりでございまして、いま逆ざやが非常に大きな数字になっております。したがいまし……
○河本国務大臣 正確を期すために、資料に基づきまして事務当局から答弁させます。
【次の発言】 四十七年七月二十九日、当時の中曽根通産大臣は、エバリー米国大統領府通商交渉代表部大使から表敬訪問を受けました。その際に、事務レベルで行われました箱根会談におけるIC、電算機、小売業資本自由化等の輸入自由化の推進、米国産品の購入、アンチダンピング制度の改善等についての合意内容を確認し、これを忠実に履行する旨を明示いたしております。
【次の発言】 私は知りません。
○河本国務大臣 突然の御質問でございまして、資料がございませんので、あるいは若干正確を欠くかと思いますが、取引の対象になった株は一億四千万株で、価格は三百八十円であったと記憶します。
【次の発言】 取引が成立をいたしましてから支払いが済みますまでの間、一カ月ぐらいの期間はあったと思います。
【次の発言】 その後、私の聞いたところでございますが、ジャパンラインは自分の取引先に、その株を全部持ってもらって、そして、そこから代金の支払いを受けて三光汽船の方に支払った、こういうことのようであります。
【次の発言】 一億四千万株のうち二千万株だけ、たしか早く来たと思います。それで残りが一カ月ほどかかって……
○河本国務大臣 私は、自民党の方は国民協会というルートを通じて資金を受け取っておるのだと思います。したがって、その内容まで細かくタッチしていないのではないかと思います。つまり、国民協会が一つ一つどこから資金を集めたかということは知らないんだと思うのですね。でありますから、こういう非常に政治の不信を解消するということがやかましく叫ばれまして、いろいろなことで気をつけなければならないときでありますから、党の方でもやはりある程度もう少し詳しくお調べになって、適当な措置をおとりになった方がいいのではないか、こういうふうに思います。
【次の発言】 御意見はお伝えをいたします。
○河本国務大臣 十一日の閣議で木村運輸大臣から、国鉄の現状並びに当面するボーナスの支払い問題について詳細な御説明がございまして、なお、それに関連いたしまして二、三の閣僚から発言がありました。そこで、私からも発言をいたしまして、木村運輸大臣に質問をしたいが、という前置きのもとに、国鉄では四千億の短期借り入れの枠があるが、これはどういう場合にお使いになる予定なのかという質問をしたわけでございます。それが、その質問の内容がいまのお話とちょっと違っておるようでありますが、私の質問したのはそういうことでございまして、四千億の短期借り入れの枠はどういう場合にお使いになるのかという質問をしたわけでございます……
○河本国務大臣 昭和四十八年度通商産業省所管の歳入歳出決算につきまして、その概要を御説明申し上げます。 まず、一般会計歳入歳出決算につきまして御説明いたします。 昭和四十八年度通商産業省主管の歳入予算額は三十九億七千九百二万円余でありますが、収納済歳入額は三十四億三千八百九十四万円余でありまして、歳入予算額と比較いたしますと、五億四千八万円余の減少となっております。 これは、アルコール専売事業特別会計に係る四十八年度の納付予定金の一部を翌年度以降において納付することとなったこと等によるものでございます。 次に、歳出につきましては、当初予算額は二千百二億一千二百十二万円余でありますが、予……
○河本国務大臣 第七十七回国会における商工委員会の御審議に先立ち、通商産業行政に対する私の所信の一端を申し述べます。 まず最初に、基本的な方向でありますが、わが国経済は、現在、内外の激動する環境のもとにありまして、多くの困難な問題を抱えております。 国内的には、石油危機によって引き起こされました異常な物価上昇は、政府の総需要抑制政策により鎮静化の方向にある反面、経済活動は輸出面に明るさの兆しが見えるものの総じて最終需要が盛り上がりを欠いていることから依然低迷を続け、雇用、企業経営面では引き続き深刻な様相を呈しております。このような経済の長期にわたる停滞の背景には、わが国経済が、資源、立地、……
○河本国務大臣 石油危機が起こりましたのは四十八年の秋でありますが、現在まですでに二年余り経過をいたしております。この間、世界経済が非常に大きなショック、影響を受けたことはすでに御案内のとおりでございます。そこで、貿易関係等におきましても保護貿易的な傾向が出てまいりましたし、そこで昨年の秋、六カ国首脳会談が開かれまして、今後は何とかそういうふうな動きはお互いに抑えていこうじゃないか、こういう話し合いをしたわけでありますし、また通貨の面におきましても御案内のような状態でございまして、やはり動揺が見られるわけでございまして、いずれにいたしましても、長い間続けてこられました戦後の経済体制というものが……
○河本国務大臣 昨年の一月、総理が施政方針演説で、中東諸国との経済関係を強化したい、そのために、これまでの経済協力を質の面、量の面、あるいはまた方法の面においてすべて再検討しなければならぬ、こういう趣旨の演説をされたわけでございますが、私は、その総理の施政方針演説を具体化するために今回中東訪問をしたわけでありますが、まず第一番に、経済協力、貿易関係を拡大する場合でも、やはり何と申しましてもお互いに相手を知り合うということ、理解し合うということがまず何よりも先決でございます。そういう意味で、各国首脳と十分話し合いをするということが何よりも必要である、こういう観点に立ちましてまず話し合いをいたしま……
○河本国務大臣 金属鉱業事業団法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び要旨を御説明いたします。 金属鉱業事業団は、金属鉱産物の安定的な供給を目的として、昭和三十八年に金属鉱物探鉱融資事業団として設立されて以来、五次にわたって改組拡充され、現在では、国の内外における金属鉱物の探鉱を促進するための業務と金属鉱業等による鉱害を防止するための業務を行っております。 わが国の金属鉱産物の需給の現状を見ますと、国内資源に制約のあるわが国としては、金属鉱物資源の大部分を海外に依存せざるを得ず、その度合いもまた増大する需要に応じて近年急速に上昇してきております。 このような状況に対処するた……
○河本国務大臣 一般電気事業会社及び一般ガス事業会社の社債発行限度に関する特例法案につきまして、その提案理由及び要旨を御説明いたします。 一般電気事業におきましては、需要の増加に対応する発電所の建設、送電線網の整備や公害防止投資などに要する設備資金が急増するものと見込まれており、今後十年間で総額四十八兆円に達するものと予測されております。また、一般ガス事業につきましても、液化天然ガスの導入に関連する設備及び年々増加する需要に対応するための設備資金が急速に増大し、今後十年間で四兆七千億円に上るものと見込まれております。 これらの設備資金の調達面を見ますと、減価償却費等の内部資金は、石油危機後……
○河本国務大臣 わが国は、昨年と一昨年の国内の不況によりまして、一次産品諸国に貿易上非常に大きな迷惑をかけたわけでございます。そういうことで、特に非鉄金属四品目につきまして一次産品諸国との間に長期的な安定的取引を確立したいというのが、この法律の第一の目的でございます。
それから第二は、あわせて国内の非鉄金属業界の健全な発展を図りたいということでございますが、この備蓄の運用につきましては、その法の精神を十分体しまして、慎重に運用してまいりたいと考えております。
【次の発言】 この制度が生まれますまでに、一次産品諸国、特に東南アジアの政府首脳部から何回も強い要請を受けまして、非鉄金属の安定的な取……
○河本国務大臣 訪問販売等に関する法律案につきまして、その提案理由及び要旨を御説明申し上げます。 近年、商品の取引方法は著しく多様化しております。小売販売では、訪問販売及び通信販売が広範に普及しつつありますし、卸売販売では、マルチ商法と一般に呼ばれております連鎖販売取引が増加してきております。これらはいずれも、その取引方法が店頭販売等の通常の商品販売とは著しく異なっており、そのため、販売業者と取引の相手方との間でさまざまなトラブルを引き起こしております。たとえば、訪問販売及び通信販売につきましては、販売条件があいまいになりやすく、また、購入者が十分に検討することなく契約の申し込みを行いがちで……
○河本国務大臣 よく整理して御答弁をしたいと思います。とっさのことでございますので、正確な返事はちょっと考えてから返事をさせていただきます。
【次の発言】 いまのお話にございましたように、日本の産業におきまして一番大きな問題は自己資本比率が低いということでございまして、このために将来高めていかなければならぬという議論があるわけでございます。ただしかし、電力の場合は非常に膨大な資金を必要といたしますので、いろいろな資金調達方法を考えていかなければならぬわけであります。そういう意味で考えました場合に、社債はもちろん外部負債には違いありません、借入金の一部だと広い意味には言えると思いますが、しかし、……
○河本国務大臣 電力であるとか鉄鋼などは、物価に非常に大きな影響がございます。特に電力の場合は、産業に直接大きな影響が出るだけではなく、国民生活にも非常に大きな影響がございます。そういう意味で、あくまでこれは慎重に取り扱ってきたわけでございますが、昨年の前半は比較的経営が悪い状態ではなかったのですけれども、下半期になりましてから急速に悪化をしたわけでございます。そこで、現状では配当もできなくなる、こういう状態でございますので、先般四社の申請を受け付けまして、電気事業法に基づきましていま厳重な査定をしておるところでございます。御案内のように、能率的な運営のもとに適正な利潤と適正なコストを算定して……
○河本国務大臣 先ほど来政府委員が答弁をいたしましたように、少し法律の制定がおくれましたけれども、今般ようやく関係方面と意見がまとまりまして、審議をお願いしておるわけでございます。やはりこの法律を通していただきまして、そうして消費者の保護を徹底する、これをぜひ図りたい、かように考えております。
【次の発言】 今度の法律の場合、消費者にこれを周知徹底させるということが一つの大きなキーポイントであろうかと思います。いま政府の方で考えております方法は幾つかございますが、たとえばパンフレットとかリーフレットというような文書の配布、あるいはラジオ、テレビによります啓蒙運動、新聞による広告、あらゆるものを……
○河本国務大臣 ただいま議決をいただきました法律案に対する附帯決議につきましては、その趣旨を尊重いたしまして、万全を期する所存でございます。
【次の発言】 揮発油販売業法案につきまして、その提案理由及び要旨を御説明いたします。
近時、一般にガソリンスタンド業者と呼ばれております揮発油販売業をめぐって幾つかの重要な問題が生じております。
その第一は、揮発油販売業者間の過当競争の弊害の問題であります。揮発油販売業者の現状を見ますと、給油所の乱設、過当な価格競争が繰り広げられております。現状を放置しておく場合は、中小企業者が大宗を占める揮発油販売業者の健全な経営の確保が著しく困難となるばかりでな……
○河本国務大臣 三木内閣が発足をいたしたのは一昨年の十二月でございますが、自来約一年半になります。内閣発足に当たりまして、公約として掲げたことが大きく分けまして三つあったと思うのでありますが、一つは、政治不信をなくしたい。当時、御承知のような状態でございまして、政治不信が渦巻いておったわけでありますが、とにかく国民の政治不信というものをなくさない限り、日本の議会政治の基礎は固まらないのだということで、政治に対する信頼の回復ということを第一の公約にはしておられたわけであります。この公約は、昨年の通常国会におきまして、政治資金規正法及び選挙法の改正、こういう画期的な二大法律の改正ということでようや……
○河本国務大臣 国内絹業の利益を守るため、国内の需給状況を十分見きわめながら、適正な輸入枠の設定、貿管令の運用等により、輸入数量の調整を図ってまいりたいと存じます。
【次の発言】 その具体的な方法につきましては、現在検討中でございます。
【次の発言】 まず、先ほど来御質問の点につきましてもう少し詳しく申し上げてみたいと思うのでございますが、絹業者は割高な国産生糸を現在三十万俵使用しておりますが、蚕糸及び絹業の調和のある発展を図っていくためには、根本的には現在の生糸の一元輸入制度の見直しを含めまして現行制度を再検討する必要があると考えております。価格差是正のための具体的措置も、これらの一環として……
○河本国務大臣 政局のことにつきまして私から申し述べる立場にはないのでございますが、私どもが承知しておる限りでは、三木総理もたびたびこの問題について発言をしておられますが、一番最近の発言は去る六日の沖繩での発言だと思います。これは私は新聞でしか承知しておりませんけれども、とにかく当面ロッキード問題の究明に全力を上げたい、こういうお話をしておられるということを承知しております。
【次の発言】 今回のサンファン会議の議題は、六つあると言われておるわけです。一つは世界経済の現状に対する認識、それから第二は、回復しつつある世界経済、今後どうすればこの景気を長もちさせることができるかという問題、第三は金……
○河本国務大臣 前国会の最終日に全会一致で分野調整についての決議がございましたので、その御決議の趣旨を受けまして、ただいま長官が申し述べましたような手順で現在作業を進めておるところでございます。お述べになりましたようないろいろな意見はあるいはあるかもわかりませんが、通産省といたしましては、決議の趣旨を受けまして一刻も早く法案の作成を完成したい、かように考えておる次第でございます。
【次の発言】 中小企業の分野調整というのは非常に大きな問題でございまして、通産省もこれまでは行政指導を中心にこれを行ってきたわけでございますが、いまいろいろの例を挙げてお話がございました。十分実情を掌握いたしまして、……
○河本国務大臣 いまのお話は、電力料金というものは産業と国民生活に重大な影響がある、しかも今回の電力料金の値上げによってドイツと並ぶ高い水準になっておるので、、今後はあらゆる分野において経営を合理化し、あわせて新しい合理化努力というものを見つけていかなければならぬ、その一環として、石油を電気エネルギーにかえる場合にもう少し効果的な方法を考慮すべきである、こういう御議論でございまして、私は、まさに問題の核心であろう、こういうふうに思います。 これを今後どういうふうに進めていけばいいかということにつきましては、通産省におきましても、それぞれの機関におきましてさらに一層積極的に研究させるつもりでお……
○河本国務大臣 第七十七回国会における石炭対策特別委員会の御審議に先立ち、私の所信の一端を申し述べます。 まず基本的方向でありますが、わが国経済は、内外の激動する環境下にあって、多くの困難な問題を抱えております。 国内的には、石油危機によって引き起こされました異常な物価上昇は、政府の総需要抑制政策によりまして鎮静化の方向にある反面、経済活動は輸出の面に明るさの兆しが見えるものの総じて最終需要が盛り上がりを欠いていることから依然低迷を続け、雇用、企業経営面では引き続き深刻な様相を呈しております。このような経済の長期にわたる停滞の背景には、わが国経済が、資源、立地、環境等の面で内外環境の激変に……
○河本国務大臣 昨年の石炭の生産量が二千万トンを若干、割って、その目標よりも減少したということは事実でございます。
しからば今後、二千万トンの水準を維持するためには一体どうするかということでありますが、その原因は、最大のものは幌内の問題でございますので、一に幌内の処置を今後どうするかということにかかってあると思います。
【次の発言】 二千万トン計画の中には、新鉱の開発とか、そういうものは全部、具体的に織り込んであるわけです。でありますから、予定が狂ったというのは主として幌内の問題でございます。
【次の発言】 再開をしたいというのが政府の基本方針でございます。ただしかし、そのためには会社の方で……
○河本国務大臣 稼働率つまり操業率でございますが、これは統計上整備されておりませんが、昨年の十一月ごろの操業率を大体調べたところでは、粗鋼で六〇%程度、工作機械が三五%程度、標準モーターが四〇%程度、乗用車が九五%程度、ポリエチレンが六〇%程度、大体こういうところでございます。
【次の発言】 不況が非常に長引きまして、ことしで三年目を迎えるわけでありますので、各業界で再編成、合併というふうな問題が相当起こってくるのではないかと思います。ことしの大きな課題であろうと思います。しかし、これは業界で自主的に進めらるべき問題でございまして、政府がとやかく言うべき問題ではございませんので、各業界の動きを……
○河本国務大臣 エネルギー問題は、日本の産業政策上最大の課題でございます。そこで、昨年の初めから十二月までの間、政府の方ではエネルギー対策閣僚会議というものをつくりまして、エネルギー問題を根本的に検討してまいりました。その一つは、エネルギーの自給度というものを高めていくということが一つの大きな課題でございます。しかし、日本の現状におきましては、なかなか努力いたしましても自給度を高めるということについておのずから限度がございます。そこで、エネルギーの中で一番大きな分野を占めております石油につきまして、これをできるだけ他のエネルギーに転換をしていくということを非常に大きな課題として取り上げまして、……
○河本国務大臣 鉄の生産は現在のところ大体七割強という操業率だと思います。したがいまして、昨年一年ではおよそ一億トンの生産でありますが、現時点の瞬間風速は一億トンを相当割り込んでおる、こういう感じでございます。設備能力がほぼ三割近く余っておるというのが現状だと思います。
価格の方は、昨年の年末にある程度の修正ができまして、それ以降ある程度持ち直しつつあるというのが現状でございます。
【次の発言】 減産をしておることは事実であります。ただしかし、それはカルテルとか、そういうことではございませんで、海外におきましても景気が悪いために輸出が伸びない。輸出が四十九年に比べまして非常に大きく落ち込んで……
○河本国務大臣 中国の石油の問題を要点だけ簡単に御説明をいたしますと、まず、埋蔵量が非常に大きいということであります。それから第二は、毎年二割ぐらい増産されておりまして、昨年は大体七千五百万トンないし七千八百万トンの生産があった、そういうふうに想定をいたしております。今後もその増産のテンポは相当大きなものがある、そういうふうに理解をいたしております。 そこで、現在日中貿易は、ただいまお話しのように、昭和四十七年の国交正常化以来非常に順調にふえまして、ここ三年ばかりの間にほぼ四倍近くになっております。ただしかし、これもいまお話しのように若干アンバランスになっておりまして、昭和五十年度は往復で大……
○河本国務大臣 いろいろ不況対策を立てておりますが、私どもが特に注意をしておりますのは、中堅企業に対しましていま特別の配慮を払っておるわけであります。中小企業は、御案内のように三機関を中心といたしましていろいろ手厚い対策がございますし、特に最近は返済猶予とかあるいは担保等につきましても弾力的に運用する等、きめ細かい対策を立てておるのですが、中小企業よりやや上の資本金二、三億から大体十億前後、ここらあたりの企業が日本で約八千ばかりございますが、このうち若干の業種につきまして監視体制を強化いたしまして、毎月業界ごとの報告を聴取しておりますし、それからその業界におきまして特に要注意というふうな企業に……
○河本国務大臣 そのとおりであります。
【次の発言】 この銃弾とか砲弾とかいうものの中には、びょう打ちをするための空包であるとか捕鯨砲の銃弾とか、そういうものも含まれておりまして、内容はいろいろあるのです。つきましては、政府委員から詳細に答弁をさせます。
【次の発言】 委員長の御指示のようにいたします。
【次の発言】 この前もお答えをしたのでございますが、C1とかUS1とかいうものは武器とは考えておりません。
【次の発言】 私もそういういきさつにつきましては若干承知しておりますが、その間の詳細な経過につきましては、より明確にするために政府委員から経過を答弁させます。
○河本国務大臣 御案内のように、昨年総合エネルギー調査会の答申が出たわけでございますが、それとは別に、政府は昨年の春から総合エネルギー対策閣僚会議というものをずっと継続して開きまして、年末まで作業をいたしました。その総合エネルギー対策閣僚会議におきましては、総合エネルギー調査会の答申等を参考にいたしまして作業をしたわけでございますが、それを参考といたしまして大体の方向が昨年の総合エネルギー対策閣僚会議で出たわけでございます。
【次の発言】 それは、昨年の年末に総合エネルギー対策閣僚会議の一応の結論が出たわけでございまして、その一応の結論を現在政府のエネルギー対策の指針と心得ております。
○河本国務大臣 石炭の当面する課題といたしましては、だんだんと深部採掘が始まっておりまして、保安問題が非常に大きな課題になっております。そこで、いまお話しのようなことが議題になってきたわけでございますが、通産省といたしましても、この保安問題を当面する最大の課題と心得ております。それで、石炭鉱山保安懇談会というものを設置いたしまして、労使のトップレベルと学識経験者の方々に委員になっていただきまして、当面する保安問題の焦点は何ぞやということにつきまして、いま、いろいろ議論をしていただこうと思っております。緊急を要しますので、急いで結論を出していただこうと思っておりますが、そういう方々の議論も聞きま……
○河本国務大臣 けさほど来、いまお話しのような議論がずっと続いたわけでありますが、私も理想的に言えば、自己資金による設備投資を進めるということが大変望ましい、こう思います。ただしかし、日本の場合は、なかなかそれが自己資本だけで果たしてこの設備投資ができるかどうかということになりますと、これは大変疑問だと思うのです。でありますから、いまの御質問は、私はそれは理想だと思います。しかし、理想ばかりを追っておったのではなかなか現実に問題が解決しませんので、当分の間は、やはり借入金によって、も設備投資は進めていくべきである、こういうふうに思うのです。 と申しますのは、ことしの経済成長を五・六%というふ……
○河本国務大臣 倒産をできるだけ防止するということは当面の最大の課題でございますが、いまお述べになりましたようなケースで、善意の第三者に影響が出てくる、こういう場合には、やはり政府としてもできるだけのお世話をしなければならぬ、こう思います。たとえば、政府系の中小企業金融三機関等を動員いたしまして、実情に応じて善処したいと思います。
【次の発言】 最近、千億を超えます大型プラント輸出が非常に多くなっております。中には千億をはるかに突破いたしまして一兆近いプラント輸出等もございまして、こういうものは完成までに数年かかります。非常に危険負担も大きいわけでございます。しかも、プラント輸出がある程度伸び……
○河本国務大臣 繊維産業は最悪の事態はようやく脱したと思います。幾らかいい方に向かいつつありますが、しかしなお、全体的に景気が悪うございますし、それから、近隣の発展途上国からの追い上げの問題等もあります。構造問題等もあります。金利負担の問題等もありますし、いろいろたくさんの問題がございまして、本格的な立ち直り、再建ということは、これからなかなか大変だと思います。そういうさなかに新しい構造改善事業を進めるわけでございますが、特に、いま御指摘の金利の問題につきましては、業界一律に特利等を適用するということはむずかしいと思います。ただしかし、個々の企業につきまして非常に困難な企業がある、こういう場合……
○河本国務大臣 ガルフと不正取引があった、こういうことを新聞で報道をいたしておりましたので日本鉱業、出光興産、富士石油及び東亜石油の四社から事情の聴取を行いまして、文書による回答を求めました。ガルフと取引のある会社といたしましてはこのほかに鹿島石油、丸善石油、大協石油、沖繩石油精製等があることが判明をいたしましたので、これらにつきましても文書による照会を行いまして、いずれも回答がありましたので、目下総合的にそれを検討中でございます。 なお、出光石油が日本銀行の許可のもとにバーミューダ法人アポロ・インターナショナル・リミテッドを設立をいたしまして、配当金の形で取り入れたと言われておる問題であり……
○河本国務大臣 C1につきましては、先般の委員会でもお答えいたしましたが、通産省ではこれを武器でない、こういう考え方でございます。なぜかといいますと、それは汎用性が非常に高て
【次の発言】 いまたしかおっしゃったように、自衛隊でも使ってはおりますけれども、汎用性が非常に高いということのために通産省では武器でない、こういう考え方でございます。
ただ、しかしこれを輸出する場合には、武器と見られる軍用機としての懸念のある特有の設計がありましたならば、十分チェックいたしまして配慮するつもりでございます。
【次の発言】 先ほども申し上げましたように、構造的には爆撃機にも、戦闘機にも改造できない、こうい……
○河本国務大臣 五十年の景気回復は計画のようにいかなかったことは事実でありますが、しかしこの点につきましては、先ほど副総理がお述べになりましたように、世界的な事情それから日本の貿易関係、こういうことが大きな原因であったわけでありますけれども、最近はこの世界の経済情勢も大分よくなっておりますし、それにつれて貿易関係もだんだんと明るくなっております。特にプラント輸出は非常に大きく伸びが期待される、こういう状態でもございますので、私はことしは予定どおり景気の回復ができるのではないか、こう考えております。
【次の発言】 中小企業に対する官公需の発注の割合はだんだんとふえてきております。昨年は三〇%、一……
○河本国務大臣 そのとおりでございます。
【次の発言】 産業廃棄物の問題は、これからの最大の課題だと思います。そこで先般、民間の財団法人でございますがクリーン・ジャパン・センターというものができまして、政府もそれに対して積極的に援助していく、こういうことでいま取り組んでおるわけでございます。特に大型の電気製品とか、それから自動車、こういうものの廃棄物、これは非常に激増していくと思います。
そういうことで廃棄物の処理と、それから再生利用、資源の再利用、こういう形で問題をとらえていきたい、かように考えております。
○河本国務大臣 商社は、昭和四十八年の後半に各社それぞれ行動規範をつくっております。その内容はきわめてりっぱなものです。でありますから、商社の憲法とも言うべきこの行動規範を実行すれば何も問題は起こらぬわけでございますが、果たしてそのとおり実行されておるかどうかということにつきまして、通産省では四十九年から毎年聞き取り調査をいたしております。毎年三月にしておるわけでありますが、ことしも第三回目の調査を今月する予定になっております。ただ、聞き取り調査等を通じて痛感をいたしますことは、商社の規模が非常に大きくなりまして、何十何百という企業が一つの企業に集約されておる、こういう形になっておるわけですね……
○河本国務大臣 これは最終的には国防会議で決まることだと思います。ただ、通産省といたしましては、日本の航空機産業の育成ということに非常に強い関心を持っておりまして、現在の日本の航空機産業の実力から言いますならば国産は可能である、したがって国産に対して強い期待を持っておる、こういうことでございます。
○河本国務大臣 この環境影響評価ということは、通産省としても非常に大きな課題と心得まして、特に昭和四十年度以降、個々の法律に基づきましていろいろ取り組んでまいったわけでございます。ただいまの地域指定の問題はまだ決めてないと思います。
【次の発言】 数件あるようでございますが、詳細につきましては政府委員から答弁をさせます。
【次の発言】 環境庁の方からいずれその最終的な考え方が近く示されると思います。それを受けまして、各方面の意見を聞きまして真剣に検討したい、かように考えておる次第でございます。
【次の発言】 この問題は、最終的に国防会議で決定さるべき問題でございまして、いま関係方面で鋭意検討中……
○河本国務大臣 第七十八回国会における商工委員会の御審議に先立ちまして、当面の通商産業行政に対する私の所信の一端を申し述べます。 まず第一に、景気の動向についてでありますが、最近のわが国の経済動向を見ますと、鉱工業の生産活動は、ことしに入りまして、世界経済の回復に伴う輸出の増加と国内需要の堅実な伸びによって着実に回復してまいりました。これに伴い、企業経営面におきましても、依然として業種間の跛行性はありますけれども、総じて明るさが見え始めてきております。 しかしながら、八月の鉱工業生産指数は前月に比べ減少し、さらに九月、十月の予測指数も連続してマイナスとなっており、景気の先行きについていまだ……
○河本国務大臣 三年前にオイルショックのために日本の経済は大混乱に陥ったわけでありますが、その悪い影響が一番強く出た時期は、私は昭和四十九年の年末から昭和五十年の初めにかけてであったと思います。そのころの操業率は七割を若干割り込んでおった、六〇%台であった、こういうふうに記憶をいたしておりますが、その後世界景気が回復し始めましたことと、日本政府におきましてもいろいろ積極的な景気回復対策というものを打ち出しました結果、だんだんと景気が回復いたしまして、現時点では、いわゆる稼働率指数と称せられる統計におきましては九割を少し割っておる状態である。また、操業率全体から見ますと八割をやや超えておる状態で……
○河本国務大臣 中小企業事業転換対策臨時措置法案につきまして、その提案理由及び要旨を御説明申し上げます。 最近の中小企業を取り巻く内外の経済環境の変化は、発展途上国の追い上げ等による輸出の減少及び輸入の増大、技術革新等による需要構造の変化、原材料の入手難、公害防止に係る企業の社会的責任の増大などきわめて厳しいものがありますが、加えてわが国経済は従来の高度成長から安定成長へと大きく転換しようとしており、中小企業はこれらの新たな情勢への対応に迫られております。 御承知のとおり、わが国の中小企業は、その旺盛な活力と創意工夫によりまして、戦後幾度か遭遇した経済的変動によく対処して、その困難を乗り越……
○河本国務大臣 いまお話がございましたように、前国会の最終日に分野調整についての当委員会の御決議がございましたので、それを受けまして通産省では立法化の作業を精力的に進めております。これに関する審議会を設けまして、去る七月以降、これまで七回委員会を開いております。問題点をずっと議論してきたわけでございますが、何分にも中小企業問題の中では最大の課題でございますので、なお今後数回委員会を開く必要があろうかと考えておりますが、これまでの委員会において議論になりました問題点、それから今後のスケジュール等につきましては、中小企業庁の長官から答弁をいたします。
○河本国務大臣 今回のいわゆるガソリンスタンド業者と呼ばれております揮発油販売業にかかわる法律を御審議いただいております第一の理由は、過当競争の排除ということでございます。業界は御案内のような事情になっておりまして、非常な過当競争に陥っております。幾つかの弊害が出ておりますので、これを防止するためということが第一でございます。それからさらに、そういうことになりますとどうしても品質に問題が生じまして、粗悪であるガソリンが販売され、いろんな弊害が起ってくる、こういうことを防止するという趣旨で今度の法律案を提案いたしまして、御審議をお願いしておる次第でございます。
○河本国務大臣 先ほど運輸省との間に造船業の不況対策ということについて若干の質疑応答がございまして、私も拝聴しておりましたが、私は、日本の造船業というものは世界のどこの国の造船業よりも非常に強い競争力を持っておりますし、それから現在はここ一両年不況でありますけれども、必ずしも現在のような状態が続くとは思いません。将来は明るいと考えております。でありますから、いましばらくの間しんぼうして、先ほど運輸省がお述べになりましたようないろいろな対策を立てながら、ここ若干の期間をしのげば、将来はまた開けていくであろう、かように考えます。 ただしかし、その間、お話のように、関連の中小企業が非常に多いもので……
○河本国務大臣 まず第一番に、御参考までに申し上げたいと思いますが、政府は去る六月までは若干の業種に対しまして減産指導をしておりましたが、これは六月いっぱいで全部中止をいたしております。価格に対する影響等を考慮したということにもよりますが、もはや景気がある程度回復いたしましたのでそういう必要はない、こういう判断に基づくものでございます。
それからなお、寡占業種についての御意見につきましては、いま公取委員長が何回か御答弁になりましたが、大体あれで尽きているのではないかと私は思います。
【次の発言】 いま経済の回復期にございますので、企業経営としましてはある程度やりやすくなったと思いますが、しか……
○河本国務大臣 御案内のように、八月、九月、十月と若干景気は停滞をしております。停滞というよりも、やや下降ぎみである、こういうことが言えると思います。ただしかし、先般通産省がまとめました十一月の予測では、若干回復するのではないか、こういう数字も出ておるわけでございます。そういうことから、大勢としては心配をすることはないと思いますが、やや経済活動が鈍っておりますので、当面政府として直ちになし得る若干の景気対策が必要じゃないだろうか、そしてさらに十一月の動向を見きわめた上で十二月にも第二段階についていろいろ具体的に考えていく、そういうスケジュールで今後考えていくのがよろしかろう、こういう趣旨の発言……
○河本国務大臣 政府といたしましては、先般の国会決議を受けまして、速やかに中小企業政策審議会における検討を開始し、今国会提出を目標に精いっぱい努力をしてきたところでございます。しかしながら、何分にもこの問題はわが国の中小企業政策の根幹にかかわる重要な問題であると同時に、本件に関し検討すべき事項も広範多岐にわたっておりますため、現在までの九回に及ぶ審議によりましては結論を得るに至らず、今国会に提案できなかったことは大変残念に思う次第でございます。 本問題の重要性と緊急性にかんがみまして、中小企業政策審議会の結論を待って、できるだけ速やかに、かつ誠意をもって政府案の取りまとめを行い、次の通常国会……
○河本国務大臣 第七十八回国会における石炭対策特別委員会の御審議に先立ち、私の所信の一端を申し述べます。 昨年の七月に、石炭鉱業審議会から当面の石炭政策につきまして答申を受け、政府といたしましては、その趣旨も踏まえまして、総合エネルギー政策の一環としての石炭政策を従来にも増して強力に推進することしております。 すなわち、政府は、石炭が貴重な国内資源であり、かつまた、石油への過度な依存の低減に役立つ重要なエネルギー源であるとの基本認識のもとに、保安の確保及び鉱害の防止を前提に、石炭企業の経営の安定を図りながら、国内生産を長期的に維持することとし、このため各般の施策を講じてきております。 さ……
○河本国務大臣 昨日、北炭の再建案なるものを会長と社長の連名で受け取りました。まだ内容はしさいに検討しておりませんし、いま、ここで申し上げる段階ではございませんが、ただ私が二、三日前に萩原会長から聞いておりました再建のための資金計画と非常に違っておりますので、その点について、とりあえず十分確認をしたいと考えております。
【次の発言】 もちろん地域社会に非常に大きな影響がございますから、地域社会に及ぼす影響等も判断しなければならぬと思います。しかし、この経営の責任というものは政府にはございませんで、やはり民間の企業でありまして、会長、社長その他経営陣というものは経営に対して責任を持っておるわけで……
○河本国務大臣 去る十九日に北炭から再建案が出まして、その再建案の内容が、特に資金計画の面におきまして、その三、四日前に説明を受けました内容と違っておるということは、この前も申し上げたとおりでございますが、その案につきまして、きのうでしたか、会社側から修正の申し出がございまして、資金計画は去る十五日でしたかに説明したとおりであって、行き違いで間違った案を提出したのであるということで、全面的な修正案が出されました。
【次の発言】 きのう正式に訂正の文書が出まして、きょう午前中に萩原会長が会社を代表して説明に来られましたが、そのときの説明は、去る十五日の説明と全く同じでございまして、萩原会長の言わ……
○河本国務大臣 中小企業関係のお話でございますから私から答弁をいたしますが、災害が発生をいたしましてから調査をいたしておりましたが、大体調査はほぼ完了いたしました。激甚災指定の条件を大体備えておりますので、近く激甚災指定の手続をしていただくつもりでおります。そういたしますと貸し出し資金の枠も拡大をいたしますし、同時に、場合によりましては返済猶予あるいはまた金利の面でも特別の金利を適用する、こういうことが可能でありますし、すべての面で災害の実情に合ったような対策をとるつもりでございます。
【次の発言】 十七号台風災害に伴う復旧物資の供給につきまして、十幾のいろいろな物資の連合会等に対しまして、供……
○河本国務大臣 電力料金の値上げ、ガス料金の値上げに当たりまして、為替を大体二百九十六円ないし三百円で計算をしております。値上げの時期いかんによりまして若干の相違はございます。しかるところ、為替の動きは先ほど仰せのとおりでございまして、大分高くなっておりますから、その点経営に相当余裕が出てきておるはずでございます。ただしかし、為替の動きは、いまはここ二、三カ月大分高いのですが、円高傾向でございますけれども、私は変動相場制のもとにおきましては、ある時期にはやはり高くなったりある時期には安くなったりいろいろだと思うのですね。ことしの春までは相当安かった、円安の傾向が続いたわけでございますので、もう……
○河本国務大臣 このたび通商産業大臣に就任いたしました河本敏夫でございます。 御承知のとおり、わが国経済は、現在内外に問題が山積をしておりまして、戦後最大の危機とも言うべききわめて厳しい状況に直面をいたしております。 私は、こうした重大な時期に通商産業行政を担当する者といたしまして、その責任の重大であることを痛感をいたしますとともに、国民福祉の一層の充実と国際社会への貢献を目指しまして、通商産業行政を積極的に展開いたしまして、この未曾有の難局の克服に全力を傾注してまいる決意でございます。 委員各位におかれましても、一層の御理解と御協力を賜りますようお願いを申し上げます。(拍手)
○河本国務大臣 原子力の平和利用を進めていきます上におきまして、私どもが一番大事だと考えておりますことは、一つは安全性の確保ということでございます。一つは環境の保全、さらに立地問題につきましては住民と十分な話し合いをして、完全な合意を得ていく。以上、三点が一番のキーポイントではないか、このように理解いたしております。
【次の発言】 原子力政策の基本につきましては、原子力基本法の第一条に目的が明記してありまして、私どもは常にその基本的な考え方に立って物事を判断をしておるわけでございます。
【次の発言】 そういう御質問の趣旨を体しまして、基本的には原子力基本法の精神にのっとるわけでございますが、安……
○河本国務大臣 昭和五十年度通商産業省所管の歳入歳出決算につきまして、その概要を御説明申し上げます。 まず、一般会計歳入歳出決算につきまして御説明いたします。 通商産業省主管の歳入につきましては、当初予算額は四十七億一千百四万円余でありますが、予算補正追加額二十二億一千三十六万円余の増加がありましたので、歳入予算額は六十九億二千百四十一万円余となっております。 これに対しまして、収納済歳入額は六十八億七百五十万円余でありまして、これを歳入予算額と比較いたしますと、一億一千三百九十万円余の減少となっております。 これは、特許庁における刊行物の売り払いによる収入が予定より少なかったこと等に……
○河本国務大臣 ただいま御指摘のありました点につきましては、当省といたしましては、廃棄物の処理、再資源化を促進するため、技術の開発、普及等について今後とも積極的に施策を展開してまいる所存でございます。
○河本国務大臣 円相場高騰関連中小企業対策臨時措置法案につきまして、その提案理由及び要旨を御説明申し上げます。 昨年の年央以来の引き続く円の外国為替相場の高騰は、長期的な不況と相まって、わが国経済に大きな影響を与え、中でも脆弱な企業体質を残し、経済環境の変化により影響を受けやすい中小企業は、輸出関連中小企業を中心として、特に深刻な影響をこうむることが憂慮されております。 政府といたしましては、このような事態に対して、昨年十月、中小企業為替変動対策緊急融資制度を創設し、その充実を図ってまいりましたが、さらに、去る一月十七日には、円高関連中小企業の経営と雇用の安定を図るための緊急かつ総合的な対……
○河本国務大臣 ただいま御決議をいただきました附帯決議につきましては、その御趣旨を尊重いたしまして、中小企業円高緊急対策の実施に遺憾なきを期してまいる所存であります。
○河本国務大臣 通商産業行政に対する所信の一端を申し述べ、委員各位の御理解と御協力を仰ぎたいと存じます。 わが国経済の現状は、長期にわたる内需不振に加え、昨年後半以降の急激かつ大幅な円高により、輸出関連中小企業、構造不況業種を初めとして、産業全体が深刻な打撃を受け、企業体力の低下をと雇用不安の深刻化が危惧されております。 他方、対外的には、欧米諸国の雇用情勢の悪化とこれに伴う保護主義の高まりを背景として、わが国の国際収支の大幅黒字に対する厳しい批判が高まっており、わが国経済は、内外においてまさに戦後最大の危機とも言うべき状況に直面しております。 私は、このような認識のもとに、国民生活の安……
○河本国務大臣 ことしのわが国の当面する一番大きな課題は、一つは、雇用問題が非常に重大な局面に立ち至っておることでございます。したがいまして、景気を回復することによりまして雇用問題をある程度安定の方向に持っていくということが、一つの大きな課題でございます。 また、国際的に考えました場合には、貿易上の非常に大幅な黒字が出ておりまして、昨年日本が出しましたような大幅黒字では、世界経済全体に少なからざる影響を及ぼしております。場合によりましては、日本の現在のような大幅黒字が続きますと、これが引き金になりまして世界で保護貿易が台頭してくるということも考えられます。こういうことになりますと、自由貿易の……
○河本国務大臣 原因は幾つかあると思いますが、やはり最大の原因は、永大産業全部の事業量のうち四五%を合板が占めておったということでありまして、合板業は、御案内のように、ここしばらく非常に悪い状態が続いておりまして、そのために永大産業も合板分野から相当な悪い影響を受けまして、これが重荷になっておったということであります。住宅部門は一時非常に落ち込んでおりましたけれども、最近はやや持ち直しまして前途に明るさが見え始めておったということでございますから、やはり一番大きな原因は合板業の不振、こういうことではなかろうかと考えております。
【次の発言】 銀行側もその点は十分責任を痛感せられまして、後始末に……
○河本国務大臣 アウトラインは、いまお述べになったとおりのことを予算委員会等で何回か答弁をいたしました。 もう少し具体的に申し上げますと、たとえば鉄鋼などは、不況カルテルこそ結成しておりませんけれども、四半期ごとのガイドラインを示しまして非常に低い水準に抑えておりまして、この一―三月などは年率に換算をいたしますと九千四百万トンという水準であります。一年三カ月前に比べますと二〇%以上も生産を落としておる、こういう生産水準でございます。なるほど在庫は、昨年の八百八十万トンからこの三月には六百八十万トンぐらいに二百万トンぐらい減ります。六百七、八十万トンといいますと大体適正在庫だと思いますが、何分……
○河本国務大臣 私は、大勢としましては、在庫調整はほぼ順調に進んでおると思うのです。ただ、各業種とも非常に低い水準にそれぞれ生産を抑えておりますから、こういう低い水準で生産を続ければ、在庫調整が進みましても、その評価をどの程度にするかということはなかなかむずかしい問題だと思います。すなわち、在庫調整が即経済の上昇につながるかどうか、にわかに判断はできませんが、大勢としてはいい方向に行っておると思うのです。そして、先般も政府の統一見解が出ましたが、在庫調整は大体五十三年度の初めには終わるであろう、こういう見通しを出したわけでありますが、その見通しは、私も賛成でございます。
○河本国務大臣 特定不況産業安定臨時措置法案につきまして、その提案理由及び要旨を御説明申し上げます。 わが国経済の現状は、長期にわたる内需不振に加え、昨年後半以降の急激かつ大幅な円高により産業全体が深刻な打撃を受け、企業体力の低下と雇用不安の深刻化が危惧されております。 とりわけ、原燃料価格の上昇、安定成長への移行に伴う需要の長期低迷等構造的要因によって著しい過剰設備を抱えるに至っているいわゆる構造不況業種は、その不況が一層長期化し、かつ、深刻化しております。 このような事態を放置すれば構造不況業種に属する企業の存続を困難にし、雇用不安を生じるなど重大な社会的経済的混乱を引き起こすおそれ……
○河本国務大臣 いわゆる構造不況業種と称せられる業界は、御案内のように、非常に深刻な事態に直面をいたしております。緊急の対策といたしまして、過剰設備を廃棄して業界全体の経営というものを安定軌道に乗せなければならないということが緊急の課題でございます。したがいまして、さしあたりはこのことが目標になりますが、そのことが実現されましたならば、当然そのことによって国民経済全体が健全化される、こういうことにもなりますので、いまの御質問は、双方ともが目的でございます。
【次の発言】 この法律の主眼そのものは、過剰設備の廃棄ということであります。私がいま申し上げましたのは、過剰設備の廃棄をすれば、当然その業……
○河本国務大臣 ことし一月、国会再開劈頭におきまして、中小企業に対する今回の円高の影響が余りにも激しいものがございますので、緊急対策を決定をしていただきまして、二月から直ちに実施に移しております。この一月に法律を御審議いただきました背景は、十二月に通産省で輸出に依存する比率の比較的大きい産地産業七十九地区を調査いたしまして、その結果に基づきまして一月の法律御審議、こういうことでお願いをしたわけでございますが、最近の動きはまたさらに一段と激しくなっております。 そこで、ごく最近の状況を至急にいま調査をしておるところでございます。その調査の結果いかんによりまして、さらにあるいは中小企業に対しては……
○河本国務大臣 私は、構造不況業種対策の最大のものは、やはり景気の回復、内需の拡大、ここにあると思います。景気が回復して産業全体の糧業率が上がる、不況業種の操業率も上がるということであれば、自然に問題は解決するわけでございます。だから、ある意味では大半の問題は景気回復によって解決するのではないかと考えております。 それから、いわゆる構造不況業種と称せられる業種の現在の最大の課題は、設備の過剰でございます。過剰設備を相当大量に抱え込んでおるということでございまして、もしこの過剰設備の問題を解決することができれば、私は、その業界の抱えておる大部分の問題は解決できる、過剰設備の解消だけですべての問……
○河本国務大臣 円高による産業界の影響につきましては、昨年の年末に二百四十円の水準の場合に調査をいたしました。しかしながら、それから三カ月たちまして、いまさらに一段と激しい円高の情勢でございますので、ごく最近の事情につきましていま調査をしておる最中でございます。
なお、お尋ねの数業種についての現状につきましては、担当の局長から説明をさせます。
【次の発言】 昭和四十八年の秋にオイルショックが起こりまして、自来政府は、ほぼ三年でオイルショックによる打撃を回復いたしまして経済を正常な姿に戻したい、こういうことを目標に一連の経済政策を進めてきたわけであります。従前は、戦後何回か大きな景気変動がござ……
○河本国務大臣 特許協力条約に基づく国際出願等に関する法律案につきまして、その提案理由及び要旨を御説明申し上げます。 本法律案は特許協力条約を実施するための手続を定めることを主たる内容とするものであることにかんがみ、特許協力条約の概要についてまず御説明を申し上げます。 特許協力条約は、近年における国際的な経済活動の緊密化及び技術交流の進展に伴い、外国における特許権の確立がますます重要となっている状況にかんがみ、外国出願の容易化、各国の特許庁における審査に要する労力重複の軽減を図ることを目的として一九七〇年に採択されたものであり、一八八三年の工業所有権の保護に関するパリ条約以来の画期的な条約……
○河本国務大臣 能率を上げるためには事務所の整備が必要でございますが、ことしは御案内のように通産省の建物を取り壊す予算がつきまして、来年、再来年で新しい建物が全部完成することになっております。そういたしますと、全部相当なスペースをもって収容できると考えておりまして、特許関係、いま非常に狭いところにおるわけでありますが、相当能率的に仕事ができるようになると期待をしております。 ただ、狭い場所でも相当な工夫も必要じゃないかと私は思うのです。私は、一昨年、松下の本社にあります特許関係の整理室を見せてもらいましたが、狭い場所に非常に能率的に数十万件の書類その他参考資料が整理されておりまして、もう直ち……
○河本国務大臣 いろいろな議論はあると思いますか、私は、現時点では解決方法はこれしかない、こう思いますので、何とぞよろしく御理解を賜りたいと思います。
【次の発言】 長期貿易協定は、二月十六日に、ことしを初年度といたしまして、一九八五年まで八年間の期間を通じて締結されたわけであります。途中で若干調整をすることになっておりますが、私は、この大陸棚協定に関する一連の法律案が承認されたからといって、今回の貿易協定に悪影響があるとは考えません。
【次の発言】 現在は石油はだぶつきぎみでございますか、一九八〇年代から一九九〇年代、この期間はやはりエネルギーの中心は私どもは石油であると考えております。いろ……
○河本国務大臣 この問題につきましては、本委員会でもしばしば答弁をいたしましたが、要するに、日本の非鉄鉱業は、現在の情勢のもとにおきましては完全に国際競争力を失ってしまっておるわけであります。そこで、完全に国際競争力を失ったこの業界を一体どういう形に持っていくか、やはり資源の安全確保という意味からもある程度の生産は国内で続けたい、続けさせるのには、いまのむずかしい条件のもとでは一通りの対策ではなかなか困難である、そういうことがございますので、鉱業政策懇談会で先般来いろいろ専門的な立場から検討をしていただいておりまして、もう結論が出るころでございます。その結論を待ちまして、通産省といたしましても……
○河本国務大臣 液化石油ガスの保安の確保及び取引の適正化に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び要旨を御説明申し上げます。 液化石油ガスは、全国約千八百万世帯の消費家庭で使用される国民生活にとって重要かつ不可欠なエネルギーでありますが、最近における消費量の増加、供給の態様の変化、供給または消費のための設備や器具等の多様化、大型化等液化石油ガスの消費をめぐる諸情勢の変化には著しいものがあります。 こうした諸情勢の変化に加えて、一たん漏洩、着火すると大きな爆発事故をも惹起する液化石油ガスの特性などから、消費家庭における液化石油ガスによる災害事故は一向に減少の兆しを見せな……
○河本国務大臣 いま景気の状態は依然として相当悪い状態にございますので、私どもといたしましては、これを浮揚させるのに政策運営で気をつけなければならぬ点が二つあると考えております。一つは、たとえばいまお話しの金利政策を含む金融政策だけで景気は直らないと思います。あるいはまた、予算の面で少々公共事業を増額いたしまして積極予算を組んだ、これだけでももちろん景気は直らないと思います。でありますから、財政政策、金融政策、産業政策、貿易政策、すべての政策手段を総動員いたしまして、そこに整合性を持たせながら強力に推し進めていくということが一つであると思います。それから、現在は世界情勢、刻々変化をいたしており……
○河本国務大臣 被災者の救済問題、なかなか重大な課題でございまして、できるだけ早く結論が出るように検討を進めてまいりたいと思います。
【次の発言】 ただいま御決議をいただきました附帯決議につきましては、その御趣旨を尊重いたしまして液化石油ガスの保安の確保等に遺憾なきを期してまいる所存であります。
【次の発言】 石油開発公団法及び石炭及び石油対策特別会計法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び要旨を御説明申し上げます。
わが国の一次エネルギーの大宗を占める石油は申すまでもなく国民生活の安定と国民経済の円滑な運営に欠くことのできないものであります。石油をめぐる国際情勢が流動的である……
○河本国務大臣 石油政策を大きく柱に分けますと、一つは石油開発であり、第二は石油の消費節約、第三が石油の備蓄の強化、この三本柱になると思いますが、今回公団法を改正いたしまして、石油公団が従来の開発業務のほか、新たに備蓄その他の業務を行う、こういうことになりますと、公団の機能というものが著しく強化されるわけであります。 そこで、いまの御質問は、その場合に民間企業との間に摩擦を生ずるおそれはないか、その点を明確にする必要があるのではないか、こういうお話でございますが、まず、今回の改正の要点であります備蓄業務につきましては、民間備蓄は、従来どおり備蓄法に基づきまして九十日備蓄をいま進めておるところ……
○河本国務大臣 特定機械情報産業振興臨時措置法案につきまして、その提案理由及び要旨を御説明申し上げます。 わが国機械工業は、資本の自由化等経済の国際化の進展する中にあって、わが国経済の発展の原動力たる産業の一つとして比較的順調な発展を遂げてまいりました。 しかし、近年、設備投資や在来型耐久消費財に対する需要の鈍化、資源・エネルギー制約の強まり、労働力需給基調の変化、技術導入の困難化等の新たな経済情勢の変化が進展する中にあって、機械工業の実態を見ますと、依然として種々の課題を抱えていることが指摘できます。すなわち、 第一に、技術先端的機器分野における技術水準はなお十分ではなく、また、総じて……
○河本国務大臣 いまお述べになりましたことは、エネルギー政策上、特に石油政策上きわめて大事な点ばかりでございます。御趣旨ごもっともでございますので、私どもも御趣旨を十分体しまして、その方向で政策を進めてまいりたいと存じます。
【次の発言】 ただいま御決議をいただきました附帯決議につきましては、その御趣旨を尊重いたしまして石油対策の実施に遺憾なきを期してまいる所存でございます。
【次の発言】 今度の法律の一番中心は、いまお述べになりました第三条でございます。第三条で高度化計画をつくることになっておりますが、この場合には当然、この業界には中小企業あるいは下請企業が相当多くて、幾つかの労働問題がござ……
○河本国務大臣 今月の初め、牛場大臣とハフェルカンプEC副委員長、アメリカのストラウス代表との三者会談が開かれましたが、ここで確認されましたことは、東京ラウンドを七月の中旬を目標に成功裏に完結をさせたいということでございます。 これを成功裏に完結させるためには三つの問題がございまして、一つは工業製品に対する取り扱いをどうするか、農産品に対する取り扱いをどうするか、それから選択的セーフガードの問題、この三問題があるわけでございますが、工業製品の中でも先ほどのコンピューターの問題は一つの大きな課題だと考えております。 ただ、日本政府といたしましても、この三者会談を受けまして、来月初めの日米首脳……
○河本国務大臣 昨年春の日米会談は、福田内閣が発足をいたしまして初めての両国の首脳会談でございますから、当面するすべての懸案につきまして初めから意見交換をした、総ざらいをした、こういうことであったと思います。そういうことのために、共同声明なども非常に長文のものになっておりますが、その後、昨年の春の共同声明に基づきまして幾つかの手直しがその都度行われたわけでありますが、たとえば昨年の九月、IMFの総会におきまして、日本の経常収支、貿易収支の問題が非常に大きく取り上げられまして、それが導火線となりまして、日米間の、紛争と言えば少し大げさな表現になりますけれども、いざこざにまで発展する、こういうこと……
○河本国務大臣 私は、去る四月三十日から五月六日までインドネシア、シンガポール、マレーシアのASEAN三カ国を訪問いたしました。 各国では、それぞれ大統領及び首相のほか、主要な経済閣僚と会議を行いました。 今回の訪問は、昨年の八月、福田総理がマニラでいわゆる福田三原則というものを明らかにされておりますが、現在わが国とASEANとの関係は、この福田三原則が基礎になっておるわけでございますが、この路線をさらに促進拡大をする、こういう目的を持っておったのでございます。 今次訪問におきましては、主としてこれら諸国との間の経済関係の広範な諸問題につきまして率直な意見の交換を行うことができました。こ……
○河本国務大臣 ただいま御決議のありました金属鉱業安定緊急対策に関する件につきましては、御決議の趣旨に沿いましてできる限りの努力をしていく所存でございます。
○河本国務大臣 まず、円レートの問題でありますが、現在の水準はことしの初めに比べまして相当高い水準になっております。したがって、電力会社もこれまでの計算以上に非常に大きな利益が出るであろうということは、当然いまの水準であれば期待をされます。ただしかし、現在の水準が私どもは妥当なものであるとは思っておりませんし、いま政府の方ではいろいろ工夫をいたしまして黒字減らし対策を進めておりまして、いずれはある程度の均衡の回復が可能だと思っております。そういたしますと、おのずから妥当な水準に回復するのではないか、このように考えております。 そこで、電力料金の問題でありますが、これまでの決定では、五十三年度……
○河本国務大臣 まず第一番に差益の還元問題でありますが、通産省といたしましては、差益は一〇〇%消費者に還元されなければならぬ、あるいは国民に還元されなければならぬ、この基本的な考え方は前から私も主張しておったところでございます。ただ、還元の方法につきまして国民経済に最もいい方法を考えていきたい、このように考えておりました。 いま長期安定というお話がございましたが、電力事業を進めてまいります上におきまして特に大事な問題は、やはり長期安定という問題だと思います。現在の発電能力はおよそ一億キロでありますが、昭和六十年には、現在程度の経済成長を続けますと、およそ二倍の二億キロ近い発電能力が必要であり……
○河本国務大臣 通商産業行政を担当しております河本でございます。 第八十四国会における衆議院石炭対策特別委員会の御審議に先立ち、石炭政策につきまして私の所信の一端を申し述べさせていただきます。 御承知のように、政府は、昭和五十年七月の石炭鉱業審議会の答申を受け、目下、第六次石炭政策を推進しているところであり、すでに昨年の第八十国会において石炭鉱業合理化臨時措置法等の一部改正を行い、所要の法制面の整備を図ったところであります。さらに、昭和五十二年八月の総合エネルギー調査会基本問題懇談会中間報告においても、石油代替エネルギーの導入促進の重要な柱の一つとして石炭利用の推進につき御指摘をいただき、……
○河本国務大臣 石炭の問題でありますが、昨年、政府は、総合エネルギー調査会を開きまして、今後の総合エネルギー政策のあるべき方向を大体中間報告として決定をしたわけでありますが、その柱は、御案内のように、一つは総合エネルギーの中において果たすべき石油の役割りをできるだけ小さくしていくということ、石炭は逆にできるだけ大きな役割りを果たさせるように持っていくということ、それから原子力の平和利用、新技術の開発、新エネルギーの開発、さらにその間、省エネルギー政策、あるいは公害政策、こういうものを総合的に進めながら、必要な資金量を確保するということ、これが主だった内容でありますが、要するに、石油の役割りをで……
○河本国務大臣 ただいま御決議になりました石炭対策の確立に関する件につきましては、御決議の趣旨を尊重し、できる限りの努力をいたす所存でございます。
○河本国務大臣 まず第一の輸出課徴金の問題でありますが、現在はそのようなことは考えておりません。ただ、一時期に一カ所に対して集中豪雨的な輸出が出るということは、これはその国に対して大きな影響がありますから、そういう場合には、行政指導によりまして、そういう事態の起こらないようによく注意していかなければならぬと考えております。
それから、輸出保険の問題でありますが、これは相手国の事情にもよりますけれども、できるだけ拡大して運用してまいりたいと考えております。
【次の発言】 産業構造の転換ということは、いま日本の産業にとりまして最大の課題になっておるわけでありますが、それではどこに転換するかという……
○河本国務大臣 緊急輸入は、いまのところ、先ほど企画庁の長官から御答弁がございましたように、大体十億ドル前後だと思います。なお、そのほかに懸案のものが相当あったのですが、それはやや実現がおくれておりまして、いまなお準備中あるいは交渉中、こういうものもございますので、全体としてはややおくれておる、こういう状態だと思います。
【次の発言】 現在約十一万の全国の企業に対しまして、円高の利益を国民に還元するように要請を徹底いたしております。それからなお、先ほど宮澤長官からもお述べになりましたが、第二回の調査を各省協力していま進めておるところでございます。それから、エネルギー面での円高等につきましても、……
○河本国務大臣 電力投資は、この前も御報告をしたのですが、現在、発電所建設中の地点が六十カ所ございます。約二千万キロ余り工事中でございますが、近く着工予定のところが、百万キロ以上の重要地点に指定をしております二十二カ所も含めまして百五十一カ所あります。このすべてに対しまして、いま立地問題が非常にむずかしい状態になっておりますので、立地問題をそれぞれ解決するために政府を挙げていま努力をしておるところでございます。このままの状態では二、三年後に電力不足が想定をされますので、それに対する対応策もあり、また、景気対策上も相当大きな役割りを果たしますので、ぜひ立地問題が前進するように努力をしてまいりたい……
○河本国務大臣 設備投資の内訳につきましては、先ほど宮澤長官がお述べになりましたとおりでございまして、金額で言いますと、全体として二十五兆六千五百億円と想定しておりまして、そのうち製造業は比較的そのシェアは少ないわけであります。先ほど鉄鋼の設備投資についてやや減少ぎみだというお話がございましたが、これなどは実際はほとんど生産設備の拡大につながるものではございませんで、昨年来からの継続事業、それから公害投資、省エネルギー投資、そういう内容のものばかりでございまして、生産設備の拡大のものはほとんど入っておりません。したがいまして、現在のような操業率のもとでは大きな期待はないわけであります。でありま……
○河本国務大臣 いまお述べになりました法律につきましては、各方面と意見を調整中でございます。
【次の発言】 これはいまさっきも申し上げましたように、各方面の意見を熱心に聞きまして、そして最終の調整をしておるきわめて微妙な段階でございますから、もうしばらくお待ちいただきたいと思います。
【次の発言】 繰り返して大変恐縮でございますが、現在は各方面の意見を謙虚に聞きまして、どういう内容にすれば一番いいかということにつきまして最終の調整段階に入っておるときでございますから、中身につきましてはもうしばらくお待ちをいただきたいと思います。
【次の発言】 第一の中小鉱山を今回成立をいたしました中小企業の円……
○河本国務大臣 大筋は環境庁の長官が御答弁になったとおりでありますが、これから調整すべき問題がありますので、関係方面と至急に調整をしたいと思っております。
【次の発言】 たしか昨年の秋だったと思いますが、いまお述べになりましたような申し入れを、私が政調会長当時受けたことは事実でございます。そこで申し上げましたのは、この法律ができましたのは各党が相談をしてつくりました経過もありますので、各政党間で今後の取り扱いをどうするか相談していかなければならぬことでございますが、そういう意味におきまして前向きに検討いたしましょうと御返事をいたしたことは事実でございます。
○河本国務大臣 円高の差益の一番大きく出ております業界は石油業界でありますが、石油は御案内のように九九・七%輸入をしております。ほとんど全部が輸入でありますが、その総額は二百億ドルを超えておるわけであります。したがいまして、円が一円上がりますと非常に大きな金額になります。
【次の発言】 現在まで、五十三年度分として電力投資で確定をしております金額は、いま企画庁の長官がお述べになりました工事量約三兆二千億弱に加えまして、繰り上げ発注若干を入れまして四兆円強の投資が確定をしております。しかし、現在懸案になっております。近く着工予定の百五十一地点の発電所がございますが、これをできるだけ立地問題を解決……
○河本国務大臣 構造不況業種についての再建法案は、いま最終の段階に来ておりまして、もう数日のうちにはまとまると思います。 この問題の一番の中心は何かと言いますと、やはり、いまお述べになりました、どういう方法で再建するかということでありますが、その中心は、企業の自助努力ということが中心でなければならぬと思っております。それが中心でありまして、政府は企業の自助努力に対して何らかのお手伝いをしていこう、こういう考え方であります。統制的な考え方はできるけ排除いたしまして、自由主義経済の原則を守りながら構造不況業種の再建を図っていきたい、こういう精神でございます。
○河本国務大臣 通産省の調査では大体わかっておるのです。しかし、どの分野の業種が出血輸出をしておるかということについて発表することはいろいろ問題がありますので、これは差し控えさせていただきたいと思います。
【次の発言】 お説のような分野もありますけれども、昨年の数字を見ますと、輸出が伸びました大部分の業種は機械器具、ここで伸びております。
【次の発言】 貿易についての基本的な考え方は、拡大均衡の方向に持っていこうということが一つですね。それから、いろいろの見通しを立てましても、世界経済の変化、それからやはり各国の経済政策も思うとおりいかない場合が往々にしてありますから、それぞれの国の変化、こう……
○河本国務大臣 数年先のことはわかりませんが、さしあたりは、ここ二、三年間非常に低迷をいたしておりました日本の航空機産業は、今回の新しい機種の決定、それと過去数年間懸案になっておりましたYX、民間機の製作の着手、こういうことがありまして、ようやく新しい展望が開けてきたところでございます。私どもは大いに期待をいたしておりますが、世の中が次から次へと変わりますから、数年先あるいは十年先のことにつきましては、客観情勢の推移を見てまた判断をしなければならぬと思います。
【次の発言】 日本の五十三年規制というものは非常に厳しい内容になっております。世界一厳しい内容ではないかと思います。そういうこともあり……
○河本国務大臣 ここ数年の鉄の生産の動きを見ておりますと、史上最高の水準にございましたのは御案内のように昭和四十八年の第三・四半期であります。年率に換算をいたしまして一億二千八百万トンという水準でございました。その後、オイルショックによりまして激減をいたしました。昭和五十年の初めには一億トン水準まで落ち込んでしまったのでありますが、昭和五十年度、第一次から第四次にわたる景気対策を行いました結果、だんだんと回復をいたしまして、昭和五十一年の第三・四半期には再び一億一千五百万トンという水準まで回復をしたのであります。ところが昨年の景気の冷え込みによりましてまた落ち込んでまいりまして、残念ながら現在……
○河本国務大臣 昨日長期協定が締結をされましたが、これは私は、今後の両国の経済、貿易関係が飛躍的に、この協定を基礎にいたしまして拡大をしていくと期待をいたしております。したがいまして、民間協定ではありますけれども、政府といたしましても、この協定が円滑に実行されなければなりませんので、そのために積極的にこれを支援していきたい、このように考えております。
【次の発言】 非鉄金属業界は、御案内のように長い間の不況で、現在非常に苦しい状態にあります。
【次の発言】 非鉄金属の現状につきましては非常に厳しい状態にありまして、それに対応する方法といたしましては、先ほど来長官が答弁しておりますように、いろい……
○河本国務大臣 いまお話しの機電法は三月で期限が切れますので、あとそれにかわるべき法律を用意しなければなりませんので、いま準備中でございます。御指摘の点につきましてはいま郵政省と調整中でございます。
○河本国務大臣 構造不況業種に対する対策は、かねていろんな形で進めておりましたが、さらにこの際、新しい法律によってこれを強化していくということも必要であると判断をいたしまして、いまその法律の最後の詰めをしているところでございます。今週じゅうには閣議決定に持っていきたいと思っております。
【次の発言】 今回、投資減税を、日本が遅まきながらではありますけれども、一年という短期間を限りまして発足させようといたしておりますのは、一つは、ここ数年間設備投資が低迷を続けておりまして、こういう状態が続けば、科学技術が日進月歩のこの時代におきまして日本の産業が立ちおくれる、国際競争力を失うおそれがありますから……
○河本国務大臣 五十三年度の設備投資全体の中で、製造業の設備投資は大体二六、七%になっておると思います。ただ、いまも長官から説明がございましたが、その大部分は前の年からの継続分、それから公害投資、省エネルギー投資、そういうものが主力でございまして、新しく生産をプラスするための投資、生産拡大のための投資というものはきわめて僅少であります。
【次の発言】 その数字につきましてはむしろ企画庁の方からお答えになるのがいいと思いますが、全体の動きとして申し上げますと、最近、ある程度在庫の調整は進んでおります。これは、私は大変いい傾向だと思います。その中から再び力が生まれてくるわけでありますからそれはいい……
○河本国務大臣 チッソの補償費を含む全般の問題につきましては、関係閣僚会議で相談をすることになっておりまして、先般の関係閣僚会議でも若干の相談はありましたけれども、現時点ではまだ結論が出ていないのです。ただ、通産省といたしましては、チッソの企業経営の面でのいろいろな指導と協力をしております。たとえば、チッソの主たる製品の価格の問題についてどうすれば安定的な経営ができるのか、こういう問題についていろいろ配慮をしたり、あるいはまた将来新しい分野を開拓していこうという場合に対しては、企業経営の面から通産省としてはどういう援助ができるか、あるいはまた相談に乗れるか、こういう面での配慮は、通産政策という……
○河本国務大臣 武器輸出についての考え方は変わっておりません。
【次の発言】 もし正式の要望等があればよく説明しようと思っておりますが、現在までには何ら、通産省に対しましても政府に対しましても、正式の意見とか要望はございません。
【次の発言】 財界のあるいは産業界の一部の方の言っておられることを私は直接聞いたわけじゃありませんが、新聞に報道せられるところを見ますと、私はどうも一部誤解があるんじゃないかと思うのです。たとえば測量船とか砕氷船とか、そういうものを場合によっては武器として認めるべきであるとか、そういうことを言っておられますが、仮に外国からそういう引き合いがあれば、砕氷船とかあるいは測……
○河本国務大臣 今度条約が締結されましたのを機会に、従来の両国間の経済関係をさらに飛躍的に拡大をしようという、こういう動きが出ておりまして、いまその方向に向かっていろいろ話し合いが続けられておりますが、まず先ほどお述べになりました八年間の貿易の枠二百億ドルというこの数字、八年間でありますから大した数字ではありませんので、これを拡大しよう、それを基礎としていろいろな具体的な話を進めていこう、これが一番の基本だと思います。 それから、両国の貿易の枠を拡大をするためには、石油の取引量が拡大をしなければ進みませんので、石油の取引をどのように拡大をするかということが非常に大きな課題になっております。石……
○河本国務大臣 昭和五十一年度通商産業省所管の歳入歳出決算につきまして、その概要を御説明申し上げます。 まず、一般会計歳入歳出決算につきまして御説明いたします。 通商産業省主管の歳入につきましては、歳入予算額は七十一億三千九百四十八万円余であります。 これに対しまして、収納済歳入額は九十四億五千三百三十六万円余でありまして、これを歳入予算額と比較いたしますと、二十三億一千三百八十八万円余の増加となっております。これは、アルコール専売事業特別会計から一般会計への納付金が予定より多かったこと等によるものであります。 次に、通商産業省所管の歳出につきましては、当初予算額は三千四十五億三千二百……
○河本国務大臣 私も新聞ではそういう情報は耳にしておりますが、正式にはまだ聞いておりません。多分その前後の日程になるのではないかと考えております。
【次の発言】 先月十二日に日中平和友好条約が調印をされまして、この条約の第三条には、御案内のように、今後日中両国の経済関係を前進させる、こういうことが明記されております。これを受けまして、具体化させるために今回訪中をいたしました。
中国の国家建設計画は、御案内のように、一昨年、一九七六年から一九八五年までの十年計画で進められておりますが、これは、中国政府首脳の話によりますと、スタート当初は軌道に乗っていなかったが、昨年の後半以降完全に軌道に乗って……
○河本国務大臣 大規模小売店舗における小売業の事業活動の調整に関する法律及び小売商業調整特別措置法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び要旨を御説明申し上げます。 わが国の小売商業は、事業所数で約百六十万、就業者数で約五百六十万人とわが国経済の中で大きな比重を占めておりますが、その大部分はきわめて零細であり、百貨店、スーパー、ショッピングセンター等の大型店の進出によって著しい影響を受ける場合が少なくありません。 特に、最近における経済の安定成長への基調変化の中にありまして、大型店の出店が増加している一方、いわゆる中型店をめぐる紛争も増加する傾向にあります。 このような状況に……
○河本国務大臣 都市計画との整合性の問題はどうか、こういうお話でございますが、この法律は、中小小売業の事業活動の機会の確保を図るための大規模小売店舗における小売業者の事業活動を調整する、こういうたてまえでございます。したがいまして、都市計画との整合性、いわゆる町づくりという観点につきましては、その意味するところがきわめて多岐にわたっておりまして、本法の体系におきましては、そのための所要の手段が用意されておりません。また、仮にこれらの手段を取り込むこととした場合に、小売業の調整を目的とする本法の趣旨を著しくあいまいなものにする、こういうことも考えられまして、法の一貫性に欠ける、こういう問題も出て……
○河本国務大臣 御案内のように、この大店法は、石油危機の起こりました年、四十八年に制定をされまして、翌四十九年の春から施行されておるわけでありますが、何分にもその当時経済に非常に大きな変動があったものでございますから、施行直後から改正すべしという議論が相次いで起こってまいりました。しかしながら、実施に移したばかりだからもう少し様子を見たいということで、しばらく様子を見ておったわけでありますが、やはり地域経済との関係上、この際は法律を修正すると同時に、あわせて商調法との関係をある程度調整する必要がある、こういう感を深くしたわけでございます。同時に、国会の方におきましても、この委員会でやはりこの問……
○河本国務大臣 ただいまの御決議につきましては、その趣旨を十分尊重し、対処いたします。
なお、第七条第一項の「削減」の字句の解釈について御審議が集中したところでありますが、その過程において、その意味は全部または一部の削減である旨を答弁において明らかにいたしました。この見解を関係各方面に周知徹底する所存であります。(拍手)
【次の発言】 国の安全保障というものを、私は総合的に考えていかなければならぬと思います。特に資源、エネルギーの面でわが国は非常に貧弱でありますので、この分野でいかに安定的に供給を確保していくかということは、これは非常に重要な課題でございます。そういう意味におきまして、非鉄金……
○河本国務大臣 一切関与しておりません。
【次の発言】 国会審議を軽視するようなことは、絶対に避けなければならぬと思います。
【次の発言】 これはやはり予算の問題に関連をいたしまして両党の間で合意を得たわけでありますから、私は、その合意というものは尊重しなければならぬと思います。
【次の発言】 今度の法律の経過を申し上げますと、何分にも事は緊急を要しますので、去る八月に、状態の非常にひどいところを、とりあえず行政措置で十六ヵ所指定をいたしました。法律上の措置を必要とする問題につきましては、これはもう国会の御審議を当然仰がなければなりませんので、対象から外しまして、行政措置でできることだけを対象……
○河本国務大臣 石炭政策の一番の基本は、二千万トン体制を維持するということで進めてまいりました。ところが、最近の貯炭の事情を見ますと、当初の計画に比べましておおむね二倍ぐらいの貯炭量になっております。現在は約二百八十万トンでありますが、このまま参りますと年度末には三百万トンを相当超える、こういう状態でございます。 その原因は、御案内のように、一つは国内の景気がまだ十分回復しないということもありますけれども、もう一つには、やはり何と申しましても最近の円高が非常に大きな影響になっております。円高のために、輸入炭と比べますと一般炭の方は二倍以上になっております。輸入炭が大体七千五百円くらいの数字で……
○河本国務大臣 経済見通しにつきましては、今回の総合経済対策をつくります場合にも政府部内でいろいろの意見がございましたが、意見調整をいたしました結果、現時点ではおよそ二兆五千億の内需の拡大をすれば七%程度の成長達成は可能である、こういう結論に達したのであります。ただしかし、先ほど来の議論にありましたように、世界経済は激動の時代でありますし、日本経済もまた激しく動いております。したがいまして、これからも経済の動きに即応いたしまして機動的に対処していくことが必要だと思います。
【次の発言】 配分の方法は、原則はあくまで消費者に公平に還元する、こういう考え方でございますが、計算方法につきましては政府……
○河本国務大臣 中小企業対策の中でいま一番緊急を要します課題は二つございます。一つは円高対策でありまして、これは昨年の秋以来実施をしておりますが、昨年の秋からずいぶん円高になりましたので、その都度強化をしてまいりました。今回もさらに相当強化をすることにいたしまして予算措置等も講じております。 もう一つの課題は、いまお示しになりました地域振興対策であります。不況業種がその地域の中核産業であります場合には、その地域全体の中小企業あるいは関連下請企業等がおしなべて不況になっておりますので、それに対する緊急措置を講ずる、こういう課題が一つございます。 いまのお話は、地域全体の総合的な振興計画を考慮……
○河本国務大臣 一部の業種ではある程度雇用調整は進んでおりますが、なお構造不況業種と言われる業種は、設備の過剰が二割ないし五割あるものと考えております。操業率が上がりますと雇用情勢はよくなりますので、企業内部の過剰雇用もだんだんと解消いたしますが、現在のような情勢ではなお相当な過剰雇用がございますから、雇用問題はこれから重大な課題だと心得ております。
【次の発言】 特に昨年秋の急激な円高、それから、年末から年初にかけまして若干落ちついておりましたが、再びことしの中ごろ以降の急激な円高に対応するために、各企業では懸命の合理化をやっておりますが、私どものいま一番気にかけております点は、この円高対策……
○河本国務大臣 ただいま日中の経済関係につきましていろいろお話がございましたが、まず第一番に、中国の国家建設計画、一九八五年までの十カ年計画は、昨年来完全に軌道に乗りつつあると私どもは判断をいたしております。欧米諸国の判断も同じだと思います。 いま御指摘がございましたが、特にことしになりましてから、中国と欧米諸国との経済交流はきわめて盛んであります。欧米諸国からも要人がたくさん中国に行っておりますし、また中国からもやはり要人がたくさん先方に出向いております。きわめて交流が盛んになっております。したがいまして、日本だけが特別に有利な立場にあるということではございません。すべて経済原則に基づきま……
○河本国務大臣 このたび、私、経済企画庁長官に就任いたしました。よろしくお願いを申し上げます。 わが国経済は、昨年初め以来、いわゆる第二次石油危機によりまして大きな影響を受けましたが、官民を挙げた努力に支えられ、すぐれた対応をしてきたと考えられます。 最近の景気動向につきましては、設備投資や輸出中心に、基調的には緩やかながら拡大傾向を維持しているものと見られます。また、雇用も改善傾向にあります。国際収支面では、経常収支は大幅な赤字を続けておりますが、その赤字幅は漸減していくものと見込まれます。 しかしながら、最近、個人消費や生産の一部には従来と異なった動きも見られます。海外経済もアメリカ……
○河本国務大臣 このたび、私、経済企画庁長官に就任をいたしました。よろしくお願いを申し上げます。 申すまでもなく、物価の安定は、国民生活や経済のあらゆる面においてその基礎をなすものであります。政府としても、去る三月に総合物価対策を決定し、鋭意推進してまいりました。 最近の物価動向を見ますと、卸売物価は、このところ海外商品市況の軟化や円安の是正などから落ちついた動きを示しております。一方、消費者物価は、季節商品が値下がりしたものの、これまでの原油価格の高騰などの影響が続いており、なお警戒すべき状態にあります。 他方、景気は穏やかながら拡大傾向を維持していると見られますが、個人消費や生産の一……
○河本国務大臣 御承知のように、ことしの予算編成に際しまして、四兆六千億の税の自然増収が五十五年度にあるであろうと想定されて予算が組まれております。経済運営の目標は経済成長率は四・八%、それから消費者物価は六・四%と大体想定しておりますが、来年それ以上経済の活力が拡大をし、景気がよくなれば、それ以上の税の自然増収を期待することは可能であります。あるいはまた、経済運営がうまくいかずにことしよりも活力が弱くなるということになれば、残念ながら減らざるを得ない、こういうことになろうかと思います。 さて、それでは来年の経済運営をどうするかということにつきましては、この十二月に諸般の情勢を総合的に勘案を……
○河本国務大臣 昭和五十三年度における経済企画庁の歳出決算につきまして、その概要を御説明申し上げます。 経済企画庁の歳出予算現額は九十六億五百六十七万円余でありまして、支出済み歳出額は八十九億九千二百二十四万円余であります。 この支出済み歳出額を歳出予算現額に比べますと六億一千三百四十二万円余の差額を生じますが、これは不用となった額であります。 歳出予算現額につきましては、当初予算額が百十六億五千七百三十七万円余でありましたが、関係各省所管へ移しかえた額十九億三千百十一万円余と予算補正修正減少額一億二千百九十四万円余を差し引き、関係各省所管から移しかえられた額百三十五万円余を加えまして、……
○河本国務大臣 当委員会が開催されるに当たりまして、当面する経済情勢と経済運営の基本的方向について、所信の一端を申し述べたいと存じます。 わが国経済は、五十三年末以降の第二次石油危機のため再び試練に見舞われ、特に国際収支や物価の面で大きな影響を受けました。 これに対し、国民の賢明かつ冷静な対応の結果、これまでのところ第二次石油危機の影響が深刻化する事態を避けることができました。国際的にも良好な成果を上げたとして高い評価を得ております。しかし、石油危機の試練が完全に終わったわけではなく、また、イラン・イラク紛争など不透明要因もあり、わが国経済を安定成長路線に定着させるためにはなお一層の努力が……
○河本国務大臣 いま御質問で、現在の景気の状態を分析されまして暗い面が相当見え始めておる、こういうお話がございましたが、そのとおりでございます。私どもが特に心配をいたしておりますのは個人消費が伸び悩んでおるということが一つでございます。それからもう一つは、住宅投資が非常に落ち込んでおる。計画よりも二割近く落ち込んでおる、こういうことでございまして、この二つが景気の足を非常に大きく引っ張っておると思います。一方で設備投資であるとか輸出の方はまだ比較的いい数字が出ております。でありますから現在の日本の経済の状態は明暗が入りまじっておる、こういう感じだと思います。しかし総じて申し上げますと、先ほど御……
○河本国務大臣 景気動向は、四月―六月の数字はもうすでに御案内のとおりでありますが、七月―九月も弱含みであろう、こう思っております。四―六の数字よりは若干よくなるかもわかりませんが、やはり依然として弱含みであろう。ただ、九月五日に八項の経済対策を決めましたので、これが予定どおり進んでいくということをいま力いっぱいやっておるわけでございます。それが成功いたしますと、下半期は、十月以降は相当力を回復をするであろう、こう思っております。そして、年度間の四・八%という目標はおおむね達成できるであろう。ただ、しかし、下半期の力一つにかかっておりますので、どうしても八項目の九月の決定を強力に、きめ細かく成……
○河本国務大臣 やはりわが国の経済を運営をいたします場合には、内需の拡大ということが最大の課題だと考えております。 内需の拡大を考えます場合には、やはり個人消費ということが非常に大きなウエートを占めておりますので、消費活動を活発にしなければなりませんが、残念ながら現在のところ計画どおり伸びておりません。その一つは物価問題にあろうかと思います。消費者物価が比較的高い水準でずっと続いておりましたので実質所得が減っておる、こういう状態ではなかなか消費活動も活発になりません。 そこで、いま政府といたしましては、物価対策をこの春以来最大の課題として取り組んでまいりましたが、現在もやはり最大の課題とし……
○河本国務大臣 わが国の景気動向を見ますと、昭和四十八年の石油危機によりまして大変な打撃を受けまして大混乱に陥りましたが、その後いろいろ対策が講ぜられまして、五十三年末ごろからだんだんと経済は正常に復してきたと考えております。昨年来さらに急速に回復に向かう、こういう状態でございましたので、ことしの春ごろの、つまり五十五年度スタート時におけるわが国の経済政策は、景気の方はまず心配はない、しかし第二次石油危機による物価の方が大変心配である、当時の政府の表現をかりますと、狂乱物価前夜の状態にある、こういう表現を使いまして、物価がよほど警戒すべき状態になっておるということを強調いたしまして物価中心の経……
○河本国務大臣 当委員会が開催されるに当たりまして、当面する経済情勢と経済運営の基本的方向について、所信の一端を申し述べたいと存じます。 わが国経済は、五十三年末以降の第二次石油危機のため、再び試練に見舞われ、特に、国際収支や物価の面で大きな影響を受けました。 これに対し、国民の賢明かつ冷静な対応の結果、これまでのところ、第二次石油危機の影響が深刻化する事態を避けることができました。国際的にも、良好な成果を上げたとして高い評価を得ております。しかし、石油危機の試練が完全に終わったわけではなく、また、イラン・イラク紛争など不透明要因もあり、わが国経済を安定成長路線に定着させるためには、なお一……
○河本国務大臣 中小企業がわが国の産業で大きな役割りを果たしておる、この点については、全く私も認識が同じでございます。したがって、中小企業対策は国の政策としても一番大事な政策である、この点についても全く同意見でございます。 しかるに、この中小企業が現在の高い金利水準のために大変困った状態になっておる、現在の金融情勢をどう考えるかということでございますが、私は現在の金利水準は日本の経済の足をいま大きく引っ張っておると思います。たとえば最近設備投資がふえておるとよく言われますが、つぶさにその統計を分析してみますと、ふえておりますのは自己資金を持っておる大企業が中心でありまして、中小企業とか個人企……
○河本国務大臣 九月五日に決めました対策は、物価にも十分配慮しながら景気も落ち込まないように気をつけます、こういう政策でございまして、決して景気偏重ということではありません。いろいろな対策を進めます場合に、物価が安定をしておりませんと非常にやりにくいわけでありますし、また、どんな政策を進めようといたしましても大抵は失敗するということでございますから、やはり現段階では物価と景気と双方に十分配慮しながら経済政策を進めるというのがいまの政府の認識でございます。 それから、今回の公定歩合の引き下げは、実は基本方針は九月五日に決まっておりまして、九月五日の政府の発表では、金融政策は今後も引き続き機動的……
○河本国務大臣 いまお述べになりました私の昨年申し上げた見解は、いまも変わっておりません。
【次の発言】 いま財政の再建ということがわが国の最大の課題であります。財政再建方法はいろいろあろうかと思います。単に税制の面だけではなく、国民経済全体の立場から判断していかなければならない、こう思っておりますが、先般の政府税調の答申というものはそのままこれが決まるということではございませんで、やはりいまは政党政治の時代でありますから、党の方でも十分税制問題は今後どうあるべきかということについて検討するはずでございます。広い角度から検討が行われると思います。その結果どのような結論が出ますか方向が出ますか、……
○河本国務大臣 消費者物価は、御案内のように、新年度に入りましてから、七月は七%台でございましたけれども、他の月は大体八%で推移しております。したがいまして、ことしの後半平均五%弱、こういうところまで持ってまいりませんと、いまお述べになりました六・四%という数字は達成することができません。しかし、幸いに物価に悪い影響を及ぼしておりました生鮮食料品などの出回りも大分よくなってまいりました。 そういうことで、今月末以降順次下がっていくのではないか、このように思っておりますが、しかし、それにはやはりいろいろ積極的な工夫と努力、これがぜひ必要だ、このままほっておいたのではなかなかむずかしい、やはりい……
○河本国務大臣 ことしの四月以降九月までの消費者物価の上昇の数字は、先ほどお述べになったとおりでございます。したがいまして、五十五年度六・四という政府目標を達成するためには、下半期平均四・六%にしなければなりません。これはやはりなかなかの工夫と努力が必要でございますが、幸いに生鮮食料品の方はやや低落の傾向にございますので、さらに引き続きまして、先月五日に決めました六項目を強力に推進をするということを中心に物価対策を進めてまいりたい、六・四%という目標を達成するために全力を尽くしたい、こう思っております。
【次の発言】 消費者物価の状況はきわめて憂慮すべき状況でございますから、さらにできるだけ大……
○河本国務大臣 わが国経済の当面する課題と経済運営の基本的な考え方につきましては、さきの経済演説において明らかにしたところでありますが、当委員会が開催されるに当たりまして、重ねて所信の一端を申し述べたいと存じます。 昭和五十五年度の上半期におきましては、累次にわたる原油価格の引き上げにより国内物価が異常に高騰する事態を避けるため、物価の安定を最重点課題として抑制的な政策態度で運営してまいりました。年半ばに至り、物価は落ちつきの方向に向かう一方、第二次石油危機のデフレ効果が経済各部門に浸透してきた上、冷夏の影響が加わったため、国内需要の拡大テンポが鈍化し、企業の生産活動も次第に弱含みとなりまし……
○河本国務大臣 ベースアップの問題につきましては、これは労使双方で相談をしてお決めになることでありますから、政府の方としてはそれに対して申し上げることはありませんが、ただ、一言希望を申し上げますと、いまもお話がございましたように、第二次石油危機を日本が順調に切り抜けることができつつあります背景は、やはり労使の広い立場からの現在の日本の経済に対する認識があったということも非常に大きな力になっておりますので、今回もできるだけ生産性の向上の範囲内において賃上げが妥結することを期待をいたしております。もちろん業種間によって明暗がございますから、それぞれのやはり事情もございましょう。しかしながら、やはり……
○河本国務大臣 昭和五十五年度の経済成長につきましては、ただいままで第二・四半期のいろいろな指標が判明をしておりますが、これを見ますと、おおむね四・八%見当は達成できるであろう、こういう見通しであります。なお、第三・四半期についての指標が近くまとまりますので、それを見れば、さらに見通しの正確度がはっきりするであろう、こう思っております。 中身はどうかということでございますが、中身は御指摘のとおりでございまして、貿易依存型の経済である、こういうことが言えると思います。五十六年度は内需依存型の経済運営に持っていきたい。もちろん貿易は重視をいたしますけれども、内需を中心とした経済成長、このように考……
○河本国務大臣 いま景気の動向をお話しになりましたが、大体私も同じような意見でございます。在庫調整も若干おくれておりますが、下半期ということはない、こう思います。おおむね四−六にほぼ終わるのではないか。非常に悪い業種は一部それ以降になるかもわかりませんが、下半期ということはまずない、このように思っております。 そこで、今回、金利の引き下げと公共事業の前倒し、中小企業対策、こういうことを中心とする一連の対策を物価対策とあわせて進めたわけでありますが、これからの見通しにつきましては、消費者物価がだんだんと安定の方向にいっておりますから、個人消費もある程度盛り返してくるであろう、こう思っております……
○河本国務大臣 経済の現在の状態をどのように判断するかということでございますが、アメリカの金利、それは日本の円安に当然なるであろう、そうすると消費者物価にも影響が出てくる、中小企業の倒産は依然として高い水準である、住宅建設はふるわない、雇用情勢もよくない、こういう状態のときに楽観的な見通しに過ぎるのではないか、こういうお話でございますが、いま御指摘になりました個々の問題は、大体そのとおりだと思います。 ただ、私は、アメリカの金利が高くなる、そういたしますと日本の金利との差が開きますから、原則としては円安の方向になるわけでありまして、現に昨日も若干円安になっております。ただ、しかし、現在は若干……
○河本国務大臣 わが国経済の当面する課題と経済運営の基本的な考え方につきましては、さきの経済演説において明らかにいたしましたが、当委員会が開かれるに当たりまして、重ねて所信の一端を申し述べたいと思います。 政府は、昨年の九月、物価の安定と景気の維持を図るため、八項目の経済対策を決定し、その推進に努めてまいりました。 最近の景気の動向を見ますと、大企業を中心として設備投資は概して堅調でありますが、個人消費はなお低調であります。在庫も高い水準が続いており、生産の基調は引き続き弱含みで推移しております。また、豪雪、寒波の影響も一部に出ております。 一方、物価の動向を見ますと、まず、卸売物価は、……
○河本国務大臣 新七カ年計画をフォローアップいたしまして若干の微調整をいたしましたが、御案内のように公共事業を五十四年、五十五年、五十六年とほとんど財政事情から横並びにいたしました関係で、後の四年間で大規模な投資をするということも現実に合いませんので、実情に合わせまして七カ年における二百四十兆円という投資を百九十兆と修正をいたしました。そして一面、民間経済の活力を期待するということで、民間経済活動に対する期待を若干上方修正いたしております。特に、これまでのように貿易依存の経済運営ができませんので、やはり内需の拡大ということを中心に考えていかなければなりませんが、幸いにわが国は――幸いにと言った……
○河本国務大臣 まず第一番に物価調整減税の問題でございますが、これは先般議長裁定が出まして、その議長裁定の線に沿って与野党の間で具体的に詰めておられます。合意ができておりますから、私といたしましては、若干でも物価調整減税ができるようなそういう結論が出ることを期待をいたしております。 それから第二点、昭和五十六年度の五・五%というものは達成できるか、こういうことでございますが、先ほど政府委員から答弁いたしましたように、五十六年度へのげたは一・五%ないし二・〇%と一応計算されるということを言っておりますが、五十四年度から五十五年度への繰り越しのげたは三・六%であったそうであります。それから、年度……
○河本国務大臣 行財政の改革をやるということは長年の非常に大きな課題でありまして、五十六年度も実はこの行財政の改革が非常に大きな課題であったのでありますが、どうも五十六年度にうまくいかなかったということを反省してみますと、それは、四兆五千億という税の自然増収、一兆数千億という増税、合計六兆という財源を先につくってしまって、それで行財政の改革をやる、こういうことをやったものですから、どうもうまくいかなかったのではないか、こういう感じがいたします。そこで、五十七年度は背水の陣をしいて、とにかく行財政の改革で予算が組めるようにしよう、こういう参り方、増税はやらない、こういう考え方でないと行財政の改革……
○河本国務大臣 日本の経済は世界経済と非常に密接なつながりがあるわけでございます。さて、しからば世界経済はどういう状態であるかといいますと、OECDの見通しなどを見ますと、昨年の後半からことしの前半にかけては一番悪い時期である、第二次石油危機の悪い面が集中的にあらわれてきている、こういうような情勢でありますけれども、ことしの後半以降来年にかけましてだんだんと回復に向かうであろう、こういう見通しを立てております。たとえばことしの後半は一%強の実質成長、来年の前半は二%強の成長、来年の後半になりますと約三%、こういう順序で経済は回復するであろう、このように見通しが出ておりますが、私は、日本経済も昨……
○河本国務大臣 ことしの消費者物価の政府見通しは五・五%であります。四月の東京区部は御案内のように五%ちょうどということで、おおむね政府の計画どおりスタートすることができました。 ことしの物価政策は、私は五十五年度に比べて相当やりやすい、こう思っております。その一つは、昨年の一月から六月までは御案内のように卸売物価が前年同月比二割から二割四分上昇しておりましたが、最近は非常に落ちついております。ほとんど前年同月比横並びである、こういう状態でございます。その影響がいずれいい結果となってあらわれてくるであろう、こう期待はしておりますし、それから昨年は、公共料金、二・二%消費者物価を押し上げており……
○河本国務大臣 先般当委員会で、景気の現状はいかん、こういう御質問がございまして、それにお答えをしたわけでありますが、現在のわが国の景気は、まあ大底はついた、これ以上悪くならない。そして、いろんな経済指標を見ますと、大勢としてはこれからはだんだんよくなるのではないかと判断できるような指標が相当出てまいりました。しかしながら、まだ問題はたくさん残っておりまして、たとえば業種の中には数業種は構造不況業種的な形になっておりまして、依然として非常に悪い状態が続いておる、こういう業種もございます。 それからなお、中小企業の関係は、これは倒産も非常に高い水準が続いておりますし、依然として問題が大きく残っ……
○河本国務大臣 個人消費は、昭和五十三年に六%台に行きました。五十四年は五%、ことしは相当減りまして、およそ二%前後と想定をしております。しかし、五十六年度は物価も安定の方向に進むと思われますので、五十三年、五十四年までは回復しないと思いますが、ほぼそれに近いところまで行くのではないか、こういう判断から実質四・九%、こういう想定をいたしました。 それから設備投資でありますが、これも五十三年、五十四年は二けた台に乗りましたが、五十五年度は若干伸びが落ち込んでおります。これは実は金利水準が非常に高くなりまして、自己資金を持ったところの投資が中心になった、こういうこともございます。特に、借入金でや……
○河本国務大臣 経済成長の実績についての正確な数字は第二・四半期までしか出ておりませんけれども、第二・四半期までの数字を基礎にして考えますと、おおむね四・八%は達成できるのではないか、こう思っております。
【次の発言】 五十五年度の経済は、いま御指摘がございましたように、輸出が大幅に伸びたということも背景になりまして、おおむね目標を達成できると思っておりますが、五十六年度の経済も、これまた御指摘がございましたように、内需中心の経済でございます。そこで、現在の在庫調整の模様はどうかというお話でございますが、政府の方も、実は昨年の九月ごろまでにおおむね在庫調整は終わるであろうと考えておりましたが、……
○河本国務大臣 当面の物価対策の焦点は野菜対策でございますが、五百億の物価対策費はほとんど残っておりますので、これはどう使ったらいいか、四党の間でやはりある程度御相談をしていただきまして、それを受けて政府の方でも対応したい、こう思っております。
【次の発言】 実は、何しろ異常気象という背景がありますので、なかなか有効な対策を早急に立てにくいのでございます。そこで、いま考えておりますのは、政府の持っております野菜の備蓄を放出することと、契約栽培をしております冬物野菜がございますので、これをできるだけ早く市場に出すということ、そのほかに、いま御指摘の五百億の一都を使って、何かさらに追加の有効な方法……
○河本国務大臣 政府の方では、物価政策を経済政策の中で最重点に考えまして、物価の安定のためにいま全力を尽くしておるところでございますから、五十五年度は七%程度ということを目標にいま物価政策を進めておるところでございます。
【次の発言】 五十五年度の消費者物価につきましては、先般もこの委員会で答弁をいたしましたが、七%程度ということを目標にしていま力いっぱいやっております。いまの御質問は八%を超えることはないか、こういうお話でございますが、そういうことは絶対ございません。
【次の発言】 この間この委員会で七・七%という数字が出まして、一応その数字が議論の対象になりましたが、それは一定の仮定の前提……
○河本国務大臣 野菜価格は、残念ながら、ただいままでのところはまだ鎮静化しておりません。ただ、先般いろいろな対策を立てましたので、これからある程度の影響は出てくるであろうと期待をしております。
【次の発言】 げたの計算につきましては、政府委員から答弁をさせます。
【次の発言】 いま資料を拝見をいたしました。ただしかし、先ほども政府委員が答弁をいたしましたように、げたというのは年度末の消費者物価を基準にして決めるわけでございますから、そういたしますとまた計算の仕方も若干違ってくるのではなかろうか、こう思います。
【次の発言】 いまのお話は、公共料金の値上げでCPIがどの程度上昇するかというお話で……
○河本国務大臣 そのとおりであります。
【次の発言】 大体そういう趣旨のことを申し上げました。ただし、それには前提条件がついておりまして、五十六年度、五十七年度の経済が計画どおり維持、拡大される、経済が活力を維持する、これが前提条件になっておる、こういうことでございます。
【次の発言】 一定の条件を置きましてそういう見通しになることも可能であるということを言ったわけです。ところが、現実の経済は最近少しおかしくなっておりまして、いまのままでは非常に問題が生ずるのではないか、こう思います。
そこで、一体どういう対応をしたらいいのか。この二月末から三月初めにかけましていろいろな経済指標が出てまいり……
○河本国務大臣 経済協力基金から若干の資金を出すことになっておりまして、これまでその一部分を出しております。しかし、いま通産大臣のお話のような状態で、もう少し戦争の見通しがはっきりしませんと、あとのものは出せませんので、目下中断をしておるのが現状でございまして、それ以降のことにつきましてはまだ相談をいたしておりません。
【次の発言】 先般ODAにつきましては、関係各省の間で意見の調整をしまして、七〇年代後半のODAを八〇年代前半には二倍以上にするということが第一点であります。それから、対GNPの比率の改善を図るということが第二点であります。この二点について関係各省の合意を得たわけでございまして……
○河本国務大臣 まず、物価でありますが、卸売物価の方は、現在完全に落ちついたと言ってもいいと誓います。ちょうど一年前のいまごろは、狂乱状地前夜と言われておりまして、年率二〇%という急上昇を続けておりましたが、夏ごろからだんだんとおさまってまいりまして、一月は六%台、それから二月になりましてからはさらに鎮静化をいたしまして三%台、このように非常に順調に落ちついております。したがいまして、卸売物価から消費者物価へ大きな影響があるわけでありますが、その影響はだんだん少なくなってくると思います。 一方、消費者物価の方でありますが、五十五年度に入りましておおむね八%、月によりましては七%という月も一、……
○河本国務大臣 こういう激動期でございますから、景気はよくなったり悪くなったりする、激しい動きをするのは当然だと思いますが、現在の状態を二言で申しますと、一年前に比べるとやはりある程度悪くなっておる、こう思います。たとえば産業全体の操業率、現実どれぐらいになっておるかといいますと、一年前には九二、三%までぐらい操業率は高くなっておりました。操業率というのは、八五%を超えますと、景気はある程度よくなった、九〇%を超えますと、相当よくなった、こういう感じが出てくるものでございますが、最近は一時よりは一〇%近くも落ち込みまして、八三、四%見当の操業率だ、こう思います。一年余りの間に急速に落ち込んだわ……
○河本国務大臣 景気は大分落ち込んでおると思います。しかし、詳しい数字は三月の初めにならぬとはっきりいたしません。そこで、三月の数字を見ました上で関係各省の間で具体的な対応策を相談する、こういうスケジュールでございまして、目下相談中でございまして、最終案はでき上がっておりません。
【次の発言】 現在の金利水準は、外国に比べますと相当低いと思いますけれども、しかし二年前に比べますと非常に高くなっておりまして、これはやはり経済全体の足を大きく引っ張っておるということは事実であります。
そこで、昨年の九月に緊急の対策を立てましたときも、金融政策は機動的に運用する。そういう基本方針を決めたのでありま……
○河本国務大臣 十二月になりまして物価の目標を七%程度と改定せざるを得なかったということは大変遺憾でありますが、程度といたしましたのは、九月に戦争が起こって、それ以降非常に石油事情が流動的になっております。それから同時に異常気象が続いておる、こういうことがございまして、確たるコンマ以下の数字を想定することは大変困難であるということで七%程度という目標に変更したのでございます。 現在までのところ、物価情勢を申し上げますと、消費者物価の一番大きな背景をなしております卸売物価につきましては、昨年の四月は前年同月比にいたしまして二四%でありましたが、二月の上旬に至りまして三・九%という数字に鎮静化い……
○河本国務大臣 いま、わが国における急速な高齢化社会が進んでおるということは見えざる革命である、こういうお話がございましたが、まさにそのとおりでありまして、今回の新七カ年計画もそういうことを念頭に置きながらいろいろ対策を立てております。 具体的に申し上げますと、第一に、中高年齢者に対する雇用対策の推進、それから第二には、計画的な年金制度の改革、第三には、老人に対する総合的保健医療の対策の確立を図るべきである、こういう考え方に基づきまして関係各省の間で積極的に施策を推進をしていく、こういう基本路線を明示しております。いまお述べになりましたのは、これは抽象的ではないかというお話でありますが、これ……
○河本国務大臣 七カ年計画は昭和五十四年の八月に正式に決定をいたしましたが、五十四年度から六十年度までの七カ年の経済展望を示したものでございます。 当初は、七年間に二百四十兆円の社会資本投資をする、こういうことを想定をしておりましたが、五十四年から五十六年まで三カ年間、公共事業の伸びを抑制をいたしましたので、ことしの一月に調整をいたしました。そして、いまお話のありました七年間に百九十兆という数字に修正したわけでございます。 しかし、これは七カ年間の展望でございまして、毎年フォローアップをすることにいたしております。毎年の経済情勢等を見きわめまして微調整をすることにいたしておりまして、この一……
○河本国務大臣 まず最初に、公共事業が伸びないということは、物価がある程度上がっておりますから、仕事の量がそれだけ減るわけでございまして、その分だけデフレ効果になるということは、その問題だけを考えますとそういう議論が成り立つと思います。 さて、今度の財政の圧縮による影響の度合いをもう少し広い角度から考えてみますと、第二次石油危機によるいろいろな影響が出てまいりまして、特に大きなデフレ効果が出てまいりましたけれども、それに比べますと数分の一あるいは一けた違いの影響でなかろうか、私はこのように思っております。第二次石油危機の場合には、石油価格が三倍に上がりまして、その分だけ外国へ持ち出しになって……
○河本国務大臣 達成するという考え方でございます。
【次の発言】 この経済社会七カ年計画というものは毎年フォローアップをしながら微調整をすることになっております。ことしも一月にある程度の調整をいたしましたが、毎年ある程度の調整を客観的な情勢の変化に応じまして進めることにいたしております。
【次の発言】 この七カ年計画の目的は二つございまして、一つは国民生活の充実向上を図っていくということが第一。それから第二は、国際社会に貢献できるようなそういう力をわが国が持つべきこと、この二つを目標にしておるわけでございますが、一昨年の八月にスタートいたしましてからいろいろ客観的な情勢も変わっております。しか……
○河本国務大臣 行政改革を進める場合に経済の活力を失わないように進めるべきである、こういうお話でございますが、その点は私も同感だと思います。ただ、日本経済の規模が非常に大きくなっておりまして、ことしは二百六十兆前後、来年は三百兆弱と想定をしておりますので、その大きな経済の規模の中で若干の補助金のカットを吸収して、経済の活力を失わないようにするということは十分可能だと考えております。 特に、行政改革をしない場合には、一面で増税問題とか国債の増発とかこういう問題が仮に起こった場合には、これはまた別の角度からのデフレ問題が起こってまいりますので、やはり補助金のカットを合理的に進めながら経済全体の活……
○河本国務大臣 いまわが国の景気動向は、大勢といたしましては、政府見通しのおよそ五%成長の路線をずっと進んでおると思います。ただ、貿易の方は非常に順調に進んでおるのですが、内需の関係が大変悪い、思うように伸びていない、こういう状態でございます。そういう要素がございますので、いまの段階では、できれば金利は下げてもらいたい、こういう強い希望を持っております。 ただしかしながら、アメリカの金利等非常に高い水準にもございますし、この影響がやはり日本にも及んでおります。そこで大蔵大臣もこの点いろいろ思い悩んでおられまして、先ほどのような御答弁になったのだと思いますが、やはり金融政策は内外の諸情勢を見な……
○河本国務大臣 私が、財政再建と減税の問題はおのずから別個の問題である、こういうことを言いましたが、その趣旨は、いま内閣の一番大事な政策、最高の政策といいますか、これは五十七年から五十九年までの三カ年の間に財政再建をやり遂げるということが最大の政策になっておるわけです。私の申し上げましたのは、この政策を進めながら、同時に並行して減税ができるような条件ができないわけではない、並行して可能な場合もあり得る、そういう趣旨のことを言ったわけです。つまり、五十七年から五十九年まで、財政再建という問題が終わらないと、それ以降にならないと減税の条件が整わないと断定するのは、それは少し早いのではないか。 と……
○河本国務大臣 現在は、御承知のようにアメリカの金利が依然として高い水準にございます。その影響を受けまして、わが国もなかなか金融政策がやりにくい、こういう点が一つございます。 それからもう一つは、財政力も非常に弱まっておる。したがって、景気対策をやる場合に、従前のように補正予算を組んで公共事業を追加する、そういうこともやりにくい、こういうことになっておりますので、選択の幅が非常に狭い、こういうことであります。 その中におきまして、できるだけのことを工夫をしたわけでございますが、御指摘のように力としてはそんなに強くないと思いますけれども、ある程度の現在の景気に対する軌道修正にはなろうかと考え……
○河本国務大臣 政府では先月の初め、今年度の後半の経済運営をどうするかということについでいろいろ相談をいたしまして、その方向を明らかにいたしました。 内容は御承知と思いますが、繰り返しますと、貿易の黒字幅が非常に大きくなっておりますので、これを拡大均衡の方向に持っていこうということが一つ。それから、内需が相当落ち込んでおりますので、内需の拡大について一連の対策を立てましょうということ。それから、住宅対策、これが計画どおり進んでおりませんので、住宅対策を軌道に乗せるようなそういう配慮をいたしましょう。こういうことを中心といたしまして下半期の経済運営の基本路線を明らかにしたのでございます。言い忘……
○河本国務大臣 わが国の当面する財政と経済の焦点は、いま御指摘のとおりだと思います。
そこで、いま政府の進めようとしております経済運営の焦点は、外需中心の成長が続いておりますので内需の拡大をある程度図っていくということ、それから物価の安定をさらに進めるということ、こういうことを中心に昨日もいろいろな細かな具体策を決めたところでございます。幸い全体としては成長そのものは政府の見通しの線をいっておると思いますので、貿易の拡大均衡を図りながら、一方できめ細かな内需拡大策を図っていく、そういうことを今後進めてまいりたいと考えております。
【次の発言】 いまいろいろのことをお述べになりましたが、一つは……
○河本国務大臣 私は、この現在の貿易摩擦の背景は世界不況にある、こう思っております。世界経済全体、昨年の後半から現在にかけて戦後最悪の状態になると言われておりまして、世界各国の購買力が非常に減退をしております。わが国は最近は非常な円安になっておりますけれども、輸出が伸びない、これは相手国の購買力が非常に弱っているからだと思います。こういうときにはややもすると、理屈から見てややおかしいと思われるような議論も出てまいります。 そこで、この問題の抜本的な解決のためには、やはり世界経済の再活性化ということが前提条件になろうかと思います。また、わが国にとりましてこの問題を解決するためにはやはり内需の拡……
○河本国務大臣 このたび、引き続き経済企画庁長官を務めることとなりました。どうぞよろしくお願いを申し上げます。 厳しい財政事情のもとではございますが、できるだけの工夫をこらしまして、引き続き適切な経済運営に最大限の努力を傾けてまいりたいと思いますので、今後ともよろしく御指導のほどお願いを申し上げます。(拍手)
○河本国務大臣 わが国経済の当面する課題と経済運営の基本的な考え方につきましては、さきの経済演説において明らかにしたところでありますが、当委員会が開催されるに当たりまして、重ねて所信の一端を申し述べたいと存じます。 まず、わが国経済の現状について申し上げます。 第二次石油危機の影響に加え、世界的な高金利のため、多くの国が、いまなおインフレと失業に悩まされている中で、わが国経済は、比較的良好な成果を挙げてまいりました。石油価格高騰のため、一時期、物価がかなり上昇いたしましたが、輸入インフレが国内インフレに転化することを避けることができました。五十六年春以降、物価は、落ちつきを取り戻しておりま……
○河本国務大臣 まず、世界全体の景気動向を見ますと、昨年の後半からことしの前半にかけては一番の大底でなかろうか、こういう感じがいたします。アメリカ、ヨーロッパもゼロ成長あるいはマイナス成長の状態でございますし、日本も最近は内需が伸び悩んでおるところへ外需も思わしくない、こういうことでほとんど成長がとまっておる、こういう状態でございます。 しかしながら、第二次石油危機が起こりましておよそ三年を経過しようとしておりますので、ことしの後半から、世界各国の政府もそれぞれの国の経済が回復に向かうであろう、こういう発表をいたしておりますし、御案内のOECD等におきましても、十二月二十三日には、OECD二……
○河本国務大臣 日本経済のここ二、三年の流れをずっと見ておりますと、昭和五十四年に第二次石油危機が起こりましてから、一番深刻に日本経済にその影響があらわれ始めましたのが五十五年の夏ごろであろうと思います。そこで、政府の方ではこれはほっておけないということで、五十五年の九月に第一回の経済対策を決めまして、翌三月に第二回の経済対策を決めたのであります。財政の力が弱まっておりますから、そう強力な対策ではありませんが、幾つかの制約の中で考えられる対策を出しまして、景気の回復を図りました。幸いに五十六年の中ごろから少しずつ上向き始めたのではないか、大体中ごろが大底であった、こういう感じがいたします。最近……
○河本国務大臣 まず、日本経済はいま世界全体のGNPの一〇%を占めております。したがいまして、世界経済と表裏一体の関係にある、こういう認識が必要かと思いますが、御案内のように、現在の世界経済の状態は、第二次大戦後最悪の状態にある、こういうように言われております。また一説によりますと、五十年ぶりの最悪の状態である、こういう説もございますが、いずれにいたしましても、昨年の後半からことしの前半へかけてが一番悪い状態だという認識においては一致しておると思います。それが、現にほとんどの国が、日本を除きましてマイナス成長にいまはなっておる。失業者も、御案内のように、OECD加盟先進工業国二十四カ国、昨年は……
○河本国務大臣 現時点の経済の特徴を申し上げますと、一つは、昨年の秋以降輸出が減っておる、こういうことだと思います。そのために、最近は生産、出荷が減少いたしまして、在庫が再び相当ふえております。昨年の秋ごろには一応在庫調整が終わっておりましたが、昨年の春の在庫の状態よりもなお悪い状態になっておるというのが一つの特徴だと思います。輸出の減退、これは世界経済が昨年の秋から現在まで戦後最悪の状態にある、こういうことがその背景にあるからだと判断をしております。 そういう状態でございますので、最近は中小企業の設備投資も相当大幅に減っておる。また大企業も設備投資を減額修正する、そういう動きが相当目立って……
○河本国務大臣 現在の七カ年計画は昭和五十四年からスタートしておりますので、ことしで四年目になります。これまでのこの計画についての取り扱いは、毎年フォローアップをしまして、経済の実情を見ながら実際に合ったように運営していこう、こういうことでずっとやってまいりました。しかし、最近世の中の事情も大分変わってまいりましたので、昨年の五月、経済企画庁で経済審議会に二十一世紀を展望いたしました長期展望委員会というのをつくっていただきまして、これからのおよそ二十年の間に日本の社会と経済はどのように変化をしていくのか、こういう作業をしていただいております。一、二カ月の間に大体一年間の作業を終えまして答申をい……
○河本国務大臣 この一−三月の指標を先般発表しておりますが、五十六年度第三・四半期三%弱のマイナス成長の後、年率に直しまして三%強の成長に変わっております。四−六の数字はもう少ししませんとはっきりいたしませんが、そんなに大きな変化はない、こう思っております。一、二の項目では若干改善が見られますが、一、二の項目ではむしろ悪くなっている、こういうことでございますので、大勢としては一−三月期の状態が続いておるのではなかろうか、このように判断をしておりますが、正確なことはもう少し待ちたいと思います。
【次の発言】 一−三月の経済状態がもう一つ芳しくございませんので、そこで、新年度に入りましてからこうい……
○河本国務大臣 わが国経済の当面する課題と経済運営の基本的な考え方につきましては、さきの経済演説において明らかにしたところでありますが、当委員会が開催されるに当たりまして、重ねて所信の一端を申し述べたいと存じます。 まず、わが国経済の現状について申し上げます。 第二次石油危機の影響に加え、世界的な高金利のため、多くの国がいまなおインフレと失業に悩まされている中で、わが国経済は比較的良好な成果を上げてまいりました。石油価格高騰のため、一時期、物価がかなり上昇いたしましたが、輸入インフレが国内インフレに転化することを避けることができました。五十六年春以降、物価は落ちつきを取り戻しております。し……
○河本国務大臣 先般、五十六年度第三・四半期の国民経済統計速報を発表いたしましたが、御案内のとおりの内容になっております。内需はやや回復の徴候が見えますが、外需の大幅なマイナスということで差し引き〇・九%のマイナス成長、七年ぶりでマイナス成長になりました。しかし、内需が回復の方向に進んでおるという傾向も出ておりますので、将来の展望についてはそれほど悲観をするという状態ではないと私どもは思っております。もっとも、第一・四半期が一・二%成長、第二・四半期が〇・六%成長、第三・四半期がマイナス〇・九%成長でございますから、いま御指摘がございましたように、五十六年度の政府の成長目標四・一%を達成すると……
○河本国務大臣 これからのスケジュールは、三十日に経済対策閣僚会議を開きまして、外務大臣の報告とそれから江崎ミッションの報告を聞くことにいたしております。その報告を詳しく聞きまして、そしてその上でどう対応したらよいかということを判断をする、そういうスケジュールを組んでおります。
【次の発言】 いま貿易摩擦が非常に厳しい状態になっておりますのは、世界的な深刻な不況というものが背景にありまして、各国の購買力が落ち込んでおる、ここに一番大きな原因があるわけであります。
そこで、先ほども外務省の方から、世界経済の再活性化が次のサミットの課題になるであろう、こういうお話もございましたし、それから、自由……
○河本国務大臣 経済政策の一番の基本は物価の安定にあると考えております。そこで、ことしの予算編成に際しましても、万一物価に異変が生ずるというふうな場合には、予備費から必要な資金を出しまして物価安定のために使っていこう、こういうことも決まっておるくらいでございまして、政府の方といたしましては、物価の安定ということを経済政策の一番の基本に考えております。と申しますのは、物価の安定ということは国民生活の安定にもつながりますし、すべての経済政策を進めます場合に、物価が安定をしておりませんとやりにくいわけでございます。 そういう意味で、物価の安定ということは最大の課題と私どもは経済政策を進める場合に心……
○河本国務大臣 ただいまのお話は、国権の最高機関は国会である、行政の責任は政府にある、したがって政府の上に臨調があるという感じの政治はよくない、こういうお話でございますが、政府の方は、政府の上に臨調がある、臨調の指示によって政治が行われる、そのようには考えておりませんで、行政改革については、法律に基づきまして第二臨調をつくってもらって、土光さんに会長になってもらって、その第二臨調から行政改革はかくあるべしという答申をひとつ出してください、その答申が出れば政府はそれをそのとおり実行いたします、そのつもりでひとつ行政改革について思い切った答申をお願いします、こういうことを言っておるわけでありまして……
○河本国務大臣 政府の経済運営の一番基本の目標は、国民生活の充実向上であります。そういうことを念頭に置きながら、当面経済政策の重点を引き続きまして物価の安定に置きたい、このように考えております。 最近は幸いに消費者物価はある程度安定をしておりますけれども、私どもはこれで満足しておるわけではございませんで、さらに引き続いて物価が低位安定するように努力を重ねてまいりたいと思います。ことしの予算編成に際しましても、物価対策上必要とあらば予備費から幾らでも必要経費を出していく、そういうことで大蔵省とも合意ができておりますが、そのくらい物価政策を重視しておるのでございます。 それからさらに、国民生活……
○河本国務大臣 石油はわが国のエネルギーの主力でございまして、わが国のエネルギー政策といえば、第一が石油政策になるわけでございます。そのために石油業法という法律がございまして、その法律を中心として石油政策は進められてきた、こう思っておりますが、いまのお話は、さらに国家管理を強化しろというお話でございますが、この点は私はいかがか、こう思います。そういう考え方も確かにあろうかと思いますが、果たしていまの段階で国家管理を強化した方がいいのかどうか、かえってマイナスの面も出てくるように思いますので、この点はよほど慎重に検討しなければならぬ、私はこう思います。
○河本国務大臣 電源開発のためのいろいろな協力金が出た場合には、設備投資で処理されておりますから、償却その他を通じまして、若干電気料金にはね返ることは御指摘のとおりだと思います。 ただ、電源開発、特に原子力発電開発というものは非常に大事な課題でございますので、いまおっしゃったように、電源開発の交付金だけでなかなか話が処理しにくい場合もございまして、いまお述べになりましたような若干の協力金が出ていくことも万やむを得ないのではないか、こう思います。 しかし、電力料金に反映することでもございますから、そこは節度を持ってやっていただきたいと思いますが、原子力発電の建設は非常に急がれておりますので、……
○河本国務大臣 いまの経済情勢を判断をいたします前に、若干の経過を申し上げますと、第二次石油危機が起こりまして、一昨年の夏ごろから日本経済は相当落ち込み始めました。そこで、政府の方は一昨年の九月と昨年の三月、二回にわたりまして経済対策を立てまして、景気の落ち込みを防いだわけでございます。幸いにいたしまして、大体昨年の五、六月ごろに大底に達しまして、それ以降、緩やかではありますけれども、回復の方向に行っておると思います。最近は在庫調整もほぼ終わった、こう思っております。さらに、石油の需給関係も非常に安定をしてまいりましたし、世界経済全体も、私は、昨年からことしの前半へかけてが最悪の状態ではなかろ……
○河本国務大臣 景気の動向について若干申し上げますと、日本経済は一昨年の夏ごろから第二次石油危機の厳しい影響を受けまして、どんどんと落ち込んでまいりました。そこで、政府では、一昨年の九月と昨年の三月、二回にわたりまして、若干の景気対策を進めたのであります。その結果、昨年の五、六月ごろに大体日本経済は大底に達したのではないかと思っております。自乗、回復の方向に向かっておりますけれども、その回復の力が非常に緩慢である、弱い。そこでいろいろなひずみが生じておりますが、在庫調整等もほぼ終わりましたし、これからはもう少しスピードが加わってくるのではないか、回復の力が増してくるのではなかろうか、こう思って……
○河本国務大臣 経済の見通しにつきましては、昨年の中ごろが一番の大底であったと思います。自来、回復の力は比較的弱いのですけれども、上向いておると思います。ことしは世界経済全体も後半回復するものと考えておりますので、また、石油事情等も需給関係がずいぶん改善されましたので、経済政策も若干やりやすくなっております。もっとも、アメリカの高金利が非常に最近また進んでまいりまして、この点、いろいろな面に悪影響が出ておりますけれども、大勢としては、私は、第二次石油危機が起こりましてから三年目にもなりますので、経済政策がやりやすい環境は整いつつある、このように考えております。
○河本国務大臣 経済には波がございまして、表面に出てくる数字が同じでございましても、勢いが非常にいいときには税収等もふえますし、勢いが非常に弱いときには税収が減る、こういうことが一概に言えようかと思います。 第二次石油危機は五十四年の初めから起こったのでございますが、第一次危機と違いまして五十四年、五十六年とじわじわ進んでまいりました。また、五十四年の経済というものは非常に勢いがよかった、こう思っております。 いま内需のお話が出ましたが、内需四・七という数字をお示しになりましたけれども、そのように全体としての内需の勢いがよかったものですから、たとえば公共事業などは前年据え置きになっておりま……
○河本国務大臣 昨年の中ごろから景気は、非常に緩慢でありますが、回復の方向に進んでおります。たとえば生産はここ半年ほどの間に約五%上昇をしております。出荷も相当ふえておりますし、それから在庫率なども約一〇%ほど下がっております。したがいまして、徐々にではありますが、景気は回復の方向に行っておりますので、いま大蔵省からお話がございましたように、三月決算がどう出るかということが税収と大きな関係があろうかと考えております。
○河本国務大臣 これまでの為替相場は、主として二国間の経済の基礎的な条件によって動いておったのでありますが、最近は、いま御指摘がございましたように、国際情勢の変化、それからアメリカの高金利、これが非常に大きく影響しておると思いますが、特に最近円安の傾向が強くなっておりますのは、今回の予算教書など見ますと、アメリカの短期金利一〇・五%、こういう見通しを出しておりますが、それに対する一つの失望感でなかろうか、こう私は思っております。つい先ごろまでは、アメリカ政府は金利はもっと下がる、こう言っておったのが、予想外に高い水準である、そういうことが背景にあるのではなかろうか、こう思っております。そのため……
○河本国務大臣 まず第一に、七年計画のお話がございましたが、七年計画はいまから二年半前、昭和五十四年の八月に政府の方で正式に決定した計画でございますが、しかし、これは毎年フォローアップをいたしまして、経済の実情に合わせまして見直しをいたしております。もうすでに五十五年の一月、それから五十六年の一月、それから本年の一月と、三回にわたりまして経済の実情に合わせて数字等を調整いたしております。 それから、昭和五十七年度の経済見通しについてのお話がございましたが、いま世界経済全体が最悪の状態にある、私はこう思っております。一説によりますと、一九三〇年以来最悪の状態にある、こういう解説をする人すらある……
○河本国務大臣 政府の出しております雇用者所得の伸びはベースアップと直接関係するものではございません。しかし、当然ベースアップというものはその中の一部に含まれるということでございますが、五十七年度は一人当たり六・九%、それから雇用者所得全体につきましては、雇用者の数も相当ふえますので、一・六%ぐらいふえると想定しておりますので、それを考慮に入れまして八一六%と想定をしております。一人当たりの雇用者の伸びにつきましては、五十六年度は実は御案内のように当初七・五%と想定をしたのでありますが、中小企業関係の回復が思わしくないということ等もございまして大体六・二%見当に落ちつきそうであります。したがい……
○河本国務大臣 いまいろいろ御指摘がございましたが、日本経済の一つの現在の特徴を申し上げますと、回復力が非常に弱い、スローテンポである、そういうことのために非常に厳しいばらつきが各方面に見られるということであります。業種ごとに、あるいは地域ごとに、あるいは企業の規模等によりまして、非常に厳しい差が見られるということが一つでございます。 それからもう一つは、内需の回復がはかばかしくないところにもつてきまして、昨年の第三・四半期以降輸出が急速に落ち込みまして、輸入がふえる、こういうことで外需の状態が非常に悪い状態になってしまいました。当初は外需の力は内需がある程度回復するまで続くであろう、このよ……
○河本国務大臣 ちょっと一言おわびを申し上げますが、十一時半から予算委員会最優先ということは十分聞いておりたのでございますが、商工委員会がどうしても抜けられませんで、大変おくれまして恐縮でございます。おわびをいたします。 さて、この五十六年度の経済見通しでございますが、第一・四半期は年率に直しまして四・八%成長、それから第二・四半期がやはり年率で二・四%成長でございました。第三・四半期は目下作業をしておる最中でございまして、来月の中旬になりませんとはっきりした数字は出てまいりませんが、内需の回復がおくれておりますことと、それと予想外に秋以降輸出が落ち込んだ、こういうこと等もございまして、実は……
○河本国務大臣 私は、財政と経済は表裏一体の関係にあると思います。いま政府の目標は、五十九年度に赤字国債をなくする、つまり財政再建をする、こういう目標を最高の政策として掲げておりますが、これを完全に実行するためには、やはり景気がよくならなければならぬと私は考えております。経済が活力を回復しませんと税収も減りますし、それから失業者もふえる、経済摩擦も拡大する、こういうことで財政再建そのものがやりにくくなってくる。こういうことでございますから、財政再建を成功させるためには、やはり経済がある程度の活力を維持しなければならぬ。そういうことを考えますと、財政と経済というものは表裏一体の関係にございまして……
○河本国務大臣 経済の実態についての考え方を申し上げますと、一つは、いま世界的に激動期でございますから、経済の状態が刻々に変わっておる、こういうことでございます。ここしばらくの間の日本の経済の流れを見ておりますと、一昨年の夏ごろ一番大底に達したと思います。そこで、これは大変だ、こういう乙とで、政府の方では一昨年の九月と昨年の三月に若干の対策を立てました。そうして五、六月ごろからようやく緩やかな回復の方向に向いたのではないか、こう思っております。しかし、残念ながら世界経済の状態が依然として非常に悪い、こういう状態でございまして、秋ごろからは貿易も伸び悩むということでどうも停滞状態、言葉をかえて言……
○河本国務大臣 五十六年度の雇用者所得、一人当たり七・五と見ておりました。雇用者の数が約一・六%ふえると想定をしておりましたので、その分を加えますと雇用者全体の所得は九・二%ふえる、このように考えておりましたが、大企業の方はおおむねそういう数字になったと思いますけれども、中小企業の状態が予想外に悪くて、中小企業の雇用者所得というものが非常に大幅に減ったように思います。そこで、当初考えておりました一人当たりの平均の雇用者所得並びに全体としての雇用者所得は相当減った、こういうことでございます。
【次の発言】 景気の動向は相当厳しい状態になっておりますので、さしあたっては公共事業の思い切った前倒しを……
○河本国務大臣 昭和五十六年度の経済成長、当初見通しよりも相当低い水準に終わったわけでありますが、大体の原因はいま大蔵大臣がお述べになったとおりだと思います。 もう少し具体的に申しますと、五十六年の経済の一つの特徴は実質可処分所得がずっとマイナスであった、これが相当経済に影響を及ぼしております。特にそのために消費と住宅、中小企業に厳しい影響が出てまいりました。それから、アメリカの高金利のために金融政策が機動的に運営できない、こういう問題もございましたが、昨年の後半から、戦後最悪と言われる世界不況のためにわが国の輸出が落ち込んでまいりまして、これも相当足を引っ張ったと思いますが、幾つかの要因が……
○河本国務大臣 いま世界経済は戦後最悪の状態にある、このように私は判断をしております。先月のOECDの閣僚理事会等におきましても、参加二十四カ国の失業者は三千万人と言われております。昨年の六月の会議では二千四百万だったわけでありますから、一年の間に六百万人もふえておるわけであります。それから、参加二十四カ国、日本を除きましてほとんどの国がゼロ成長またはマイナス成長にいまなっておりまして、各国の共通の認識が、先ほど申し上げました第二次大戦後最悪の状態にある、こういう認識でございます。 さて、これからの見通しはどうかということでございますが、第二次石油危機が起こりましてからちょうど三年を経過しま……
○河本国務大臣 そういう考え方も一部にあるようでございますが、私はまだ正式に承知しておりません。
【次の発言】 昨年からことしへかけての経済の流れを調べてみますと、一つは、昨年は二年続きの実質可処分所得がマイナスであったということで経済に非常に悪い影響が出たわけでございますが、ことしになりましてから幸い物価が非常に安定をいたしまして、消費者物価が二%台という非常に低い水準が続いておりますので、実質可処分所得は相当なプラスに転じております。これは非常に大きな違いだと思うのですが、この実質可処分所得がプラスに転じたということが、これからの消費あるいは住宅、中小企業にどういう影響が出てくるのか、もう……
○河本国務大臣 昭和五十六年度における経済企画庁の歳出決算につきまして、その概要を御説明申し上げます。 経済企画庁の歳出予算現額は九十六億五百二十二万円余でありまして、支出済み歳出額は八十七億一千十一万円余であります。 この支出済み歳出額を歳出予算現額に比べますと、八億九千五百十一万円余の差額を生じますが、これは不用となった額であります。 歳出予算現額につきましては、当初予算額が百十七億三千二百三十万円余でありましたが、関係各省所管へ移しかえた額十九億九千五百十七万円と予算補正修正減少額一億三千六百九十八万円余を差し引き、関係各省所管から移しかえられた額五百六万円余を加えまして九十六億五……
○河本国務大臣 私、このたび、経済企画庁長官を務めることとなりました。どうぞよろしくお願いを申し上げます。 我が国経済の当面する課題と経済運営の基本的な考え方につきましては、さきの経済演説において明らかにしたところでありますが、当委員会が開催されるに当たりまして、重ねて所信の一端を申し述べたいと存じます。 激動する内外経済情勢のもとで、我々が目指すべき経済運営の基本的な課題は、国民生活の充実向上を図るとともに、世界経済に積極的に貢献することであります。このためには、我が国経済の潜在的な活力を十分に発揮させるような経済運営を行う必要があります。我が国経済は、物価の安定、高い貯蓄率等の好条件に……
○河本国務大臣 五十九年度予算が五十九年度の経済成長に対しまして申立型であるという意味は、成長に及ぼす効果はゼロ、こういうことになるわけですが、五年ぶりで第二次石油危機から我が国経済が立ち直ろうとしておる矢先でありますから、こういう際には、財政がある程度の積極的な役割を果たすということは大変ありがたいと私は思うのですけれども、現在の財政事情から見ますと、万やむを得ない事情もございまして、御案内のような予算になったのでございます。 ただしかし、経済は内外とも非常に激しく動いておりますので、予算編成の最終段階で、大蔵大臣と自由民主党の政務調査会長、それと私との間で、五十九年度の財政経済運営のこれ……
○河本国務大臣 大体は今お述べになったとおりの話をしたのですが、若干ニュアンスが違う点もございますから、少し説明をしておきたいと思います。 まず物価問題でありますが、物価の安定ということは経済政策を進めてまいります前提条件でございますから、これはもう政府といたしましても当然最重点に考えなければならぬと思います。そこで、予算編成に当たりまして、私と自由民主党の政調会長と大蔵大臣、三人で相談をいたしまして、物価政策を進めるに際して予算に計上してある物価対策費で不足する、こういう万一の事態が起こった場合には必要な金額を予備費から出してもらいたい、これは前にもそういうケースもございますので、そういう……
○河本国務大臣 貿易摩擦をどのようにして解消するかということでありますが、さしあたっては、先ほど来質疑応答にございますように、個々の問題をグローバルな立場で処理しようということで、一応四月末を目標にして関係各省の間で作業が進んでおります。ただ、この作業がある程度目鼻がつきましても、私は貿易摩擦問題は終わらない、このように思います。 と申しますのは、この作業によって改善される我が国の黒字幅というものは極めて小さいものだと思います。そこで、今お話しの巨額の我が国の貿易黒字に対して、世界各国から日本に対して何らかの善処を求めるという声が当然強くなってくると思います。もう既にECからは我が国に対して……
○河本国務大臣 消費者金融が年々歳々大変な勢いで規模が拡大をしておりますことは今御指摘のとおりでありますし、また先ほど数字をもって産政局長からもお答えになっておられました。まだアメリカのGNPに対する消費者金融の規模ほどにはまいりませんが、だんだんと近づいておる、こういう状態だと思います。今後数年間にはさらに飛躍的に発展をする、規模が大きくなる、このように思いますが、それだけ国民経済、国民生活において果たしておる役割というものは非常に大きいわけでありますし、したがって、私どもといたしましては、その健全な発展、成長ということが望ましい、このように痛感をいたしております。 そこで、経済企画庁にお……
○河本国務大臣 概算要求のシーリングの問題につきましては、今、自由民主党の政務調査会を中心に検討が進められております。また、大蔵省の内部でも検討しておられるのだと思いますが、私は、これを決めます基本的な考え方といたしまして、行政改革を徹底して行うということが第一、それから第二には、日本の持っております潜在成長力が十分発揮できる、こういう政策を強力に進めることが必要だと思いますが、この二つの政策をどのように調和させていくかということがこれからの議論の中心になると思います。今月末に方向が決まると思いますので、もう少し議論の推移を見ていきたい、このように考えております。
○河本国務大臣 まず世界経済の動向でございますが、昨年の春以降、アメリカの経済は相当な勢いで回復をいたしましたので、その影響が順次世界に広がってまいりました。そこで我が国の経済も、ことしになりまして五年ぶりで第二次石油危機からようやく立ち直りの方向に方向転換をした、こういうことが言えると思います。ただ、その回復力がまだ弱いものですから、地域別のばらつきが相当残っております。それから業種別のばらつきも残っておりますが、これは経済の力がもう少し強くなりますと、回復力がもう少し拡大をいたしますとばらつきも順次解消するであろう、このように考えておりますが、世界経済全体を見ました場合には、最近も国際機関……
○河本国務大臣 日本の経済の一番大きな特徴は、貿易の黒字と経常収支の黒字が、この一月に政府が見通しておりましたよりもはるかに大きな黒字になっておるということでございます。まだ正確な数字はわかりませんけれども、相当大幅に一月の政府見通しを上回る、このように判断をいたしております。 それから第二は、民間の設備投資がやはり当初見通しよりもやや上回っておる、これが一つの特徴であろうと思います。 それから第三は、個人消費が政府見通しを下回っておる。ふえてはおるのですけれども、その伸びが弱い、こういうことであります。実質国民所得がふえないものですから、なかなか個人消費が伸びない。したがって、GNPの六……
○河本国務大臣 物価政策の立場から公共料金の取り扱いを申し上げますと、徹底した合理化をして、低い水準に料金あるいは負担を抑えるというのが基本の政策でございます。 電電が新しい経営形態に移りました場合には、ぜひともこの路線を外れないように、合理化を強力に進めていただいて、そうして利用者の負担が少なくなるように、低い水準に抑えられるように、そういう方向で成果が上がることを私どもは期待をいたしております。
○河本国務大臣 最近の経済には幾つかの特徴がありますが、その一つの特徴は、大勢として経済はいい方向に向かってきたと思うのですけれども、国民の所得の伸びが非常に小さいということであります。特に実質所得の伸びが非常に小さい。そこで、消費動向なども一進一退を続けておる。こういう流れの中におきまして、今お話しのように教育費の負担というものが非常にふえております。今御指摘がございましたが、昨年は消費者物価が一・九%上昇いたしましたが、実にそのうち〇・三%は教育費の上昇によってそれがもたらされておる、こういうことでございまして、特に四十歳台、五十歳台の家庭は非常に負担が重くなっております。 そこで、この……
○河本国務大臣 私は、このたび経済企画庁長官を務めることとなりました。どうぞよろしくお願いいたします。 我が国経済の当面する課題と経済運営の基本的な考え方につきましては、さきの経済演説において明らかにしたところでありますが、当委員会が開催されるに当たりまして、重ねて所信の一端を申し述べたいと存じます。 激動する内外経済情勢のもとで、我々が目指すべき経済運営の基本的な課題は、国民生活の充実向上を図るとともに、世界経済に積極的に貢献することであります。 このためには、我が国経済の潜在的な活力を十分に発揮させるような経済運営を行う必要があります。我が国経済は、物価の安定、高い貯蓄率等の好条件に……
○河本国務大臣 第一の問題は、経済成長のうち三・六%という内需が達成できるかどうかということでございますが、内需の一番の中心は民間の投資関係、設備投資、在庫投資、住宅投資といろいろございますが、特に設備投資関係が中小企業を中心に数年ぶりで相当活発に動き出したということだと思うのです。 なぜ動き出したかといいますと、それはアメリカ経済の回復を起爆剤といたしまして日本も景気が上方に転換をいたしましたが、しばらく続くんじゃないか、それであれば、ひとつこの際設備も古くなったし新しい投資をしたい、またいろいろな技術開発が進んでおりますから、それにおくれないようにやらなければいかぬということで、数年ぶり……
○河本国務大臣 この問題は自民党内部の問題でもございますので、この席で私からお答えするのはいかがかと思いますが、ただお尋ねの趣旨が趣旨でございますから一言だけ申し上げますと、昨年の十二月の総裁声明に照らしまして若干の疑義がございますので、一体どう対応すべきかということにつきまして今いろいろ党内でも意見がございまして、まだ最終的にそれに対してどうこうするということは決まっておりませんが、いずれにいたしましてもここしばらくの間、若干の議論が続くのではないか、このように思います。
【次の発言】 予算が成立いたしましたので、公共事業の執行をどうするかということについて、先般政府と与党との間で相談をいた……
○河本国務大臣 一―三月の経済動向が正確にわかるのは、大体六月の後半であります。それから、新年度に入りまして、四―六、新年度の第一・四半期の経済動向がわかるのは九月の後半でございます。そういうことでございますので、毎年秋になりますと、その年の経済動向が、ほぼ計画どおりいっておるのかあるいはどうかというようなことが大体見当がつきまして、そしてその時点で毎年大体経済見通しの見直しをしておるというのが恒例でございますが、先般のお尋ねで、上方修正をする可能性があるかということをお聞きになりましたので、その可能性がないわけではない、可能性としてはあるでしょう、こういうことを私は申し上げたわけでございまし……
○河本国務大臣 我が国は貿易立国であるという立場から考えますと、常に我が国産業界が強い競争力を外国に対して持たなければならぬということはもう当然でございます。ただし、この問題は税の立場からだけではなくして、常に有効な設備投資を積極的に進めていって、さらに産業界の合理化を進める、こういう観点からも考えなければならぬと思います。したがって幅広い角度から検討する必要があろう、このように私は思います。
【次の発言】 我が国の立場といたしましては、今ややもすると世界で保護貿易的な傾向が台頭しておりますので、それを排除して自由貿易体制を守っていくということが一番大きな課題でございます。そういう角度に立ちま……
○河本国務大臣 原油価格の値下げは、日本経済全体にとりまして非常にいい影響が出ると思います。また、国民生活にとりましてもやはりいい影響が出ております。
【次の発言】 一―三月の成長は一・八%でありますが、今お話しのうるう年の関係がございまして、これを考慮いたしますと大体一・三%ぐらいの成長でなかろうか、このように思います。したがって、年率に直しますと五%前後の成長だと思います。
うるう年についての計算方法はきちんとしたものがあるわけではございませんが、一定の前提を置きまして計算をしておるわけでございます。これが五十八年度の成長にどの見当の影響を及ぼしたかといいますと、大体〇・一くらい引けばい……
○河本国務大臣 現在の日本経済の動きには幾つかの特徴がございますが、その一つは、今お話しの輸出が非常に伸びておるということでございます。一月に政府見通しをつくりましたときには輸出の黒字は三百四十億ドルぐらいと、このように考えておりましたが、ただいまのところはそれを大幅に上回る勢いでございます。それに従って経常収支も非常に大きく拡大をする傾向にございます。 それから第二は、民間の設備投資、ことしは昨年に比べて約五%くらい伸びるであろうと想定をしておりましたが、最近は数年ぶりに中小企業がやや勢いづいてまいりましたことと、先端技術の投資が相当拡大されておる、こういうことで、これも政府見通しを若干上……
○河本国務大臣 日本経済は世界経済の中で非常に大きなシェアを占めるようになっております。現在は約一割の経済の力を持つに至っておりますが、それだけ日本の役割、責任というものは大変重いと思います。自分の国のことだけをやっておればよろしいという昔の時代と違いまして、世界経済全体に大きく貢献をするということが我が国の責任だと思います。臨調にも、何のために行政改革をやるかということについて目標が示されておりますが、その一つに、国際社会に積極的に貢献をする、それが我が国の目標である、こういうことを言っておりますが、そのためにはやはり財政の力がありませんと世界全体に貢献するということは難しいと思いますし、財……
○河本国務大臣 ことしの経済の概況を申し上げますと、ただいま御指摘のございましたように、第二次石油危機が起こりまして五年ぶりでようやく過去の不景気から抜け出す、上昇の方向に行こうとしておるのが一つの特徴だと思います。 それから第二点は、こういう世界の経済の流れを受けまして、日本の輸出が非常に激増しつつありまして、貿易摩擦が各方面で拡大をしておる。この二つが特徴だと思います。 こういう中におきまして、どういう経済政策をとるかということでございますが、これはやはり内需の拡大ということがあくまで中心でなければならぬと思いますが、ことしは財政が非常に弱まっておりますので、力が弱くなっておりますので……
○河本国務大臣 ことしの経済の特徴を申し上げますと、ようやく五年ぶりで第二次石油危機の混乱の調整が終わりまして、経済は大勢としてはようやく上向いておるというのが一つの特徴であろうと思います。しかし、先般も企画庁で全国十カ所の経済動向の調査をいたしましたが、大勢としてはいい方向に行っているのですが、大変ばらつきがあるということであります。地域でのばらつき、業種でのばらつきがある。それから世界経済は、これも五年ぶりで上方に向かっておる、こういうのが一つの特徴であろうと思います。ただ、財政の力が大変弱っておりますので、そこで御案内のように五十九年度の予算は経済成長に対しては中立、別の言葉で言いますと……
○河本国務大臣 財政改革、財政再建というのは、昭和六十五年度までに、現在出しておる赤字国債約百七兆、これをなくすることでありますから、この程度のことは私は十分できると思っております。
【次の発言】 「展望と指針」では、租税負担率は計算をいたしておりません。
【次の発言】 国の予算が経済の成長に対してゼロの力しか持たないということは、これは大変遺憾だと思います。何としてもある程度の貢献ができるような、そういう予算にしたいというのは、私だけではございませんで、たくさんの人がそう考えておられると思うのです。
そこで、予算編成の最終段階で、政府と自由民主党の政策責任者が相談をいたしまして、今度の予算……
○河本国務大臣 今経済政策で一番大事な課題は、日本の持っておる経済の潜在成長力、これをできるだけその力を引き出していくということ、ここにあると思います。 そこで、その方法として二つが考えられるわけでありますが、一つは税制の改革であります。現在の税制を抜本的に改革する、こういう問題があろうかと思います。経済政策と表裏一体の関係になっておるものですから、私も非常に関心を持っております。そこで、先月の政府・与党連絡会議というものがございますが、そこで大蔵大臣と自由民主党の政策担当者に若干の税制改革について私の意見を提案いたしまして、検討をしていただくようにお願いをいたしました。 それから第二の方……
○河本国務大臣 今初めてお聞きをいたしますので、そういう点につきましては十分検討してみたいと思います。
【次の発言】 ただいま財政再建についていろいろ御意見がございましたが、私も大体そういう考え方でございまして、別の言葉で分類をいたしますと、一つは歳出の合理化ということだと思います。第二が税体系の根本的な見直し。それから第三が経済の活力の回復による税収の拡大。こういうことだろうと思いますが、これまでの過去四年間は、第二次石油危機がございまして世界経済全体が混乱をしておりましたし、それから日本経済全体も非常に悪い条件のもとで混乱をしておりました。いわば過去四年間は世界経済が低迷状態にあった。昨年……
○河本国務大臣 日本の経済の基礎的な条件から考えまして、円が実力より弱く評価されておるということはわかりますが、数字を挙げて議論するのはこれは適当ではない、こう思います。
【次の発言】 五十八年度の経済は、当初よりも外需の寄与度が若干大きくなりました。大体今のところは内需が二・二%、外需が一・二、合わせて三・四%成長だ、このように想定をしておりますが、五十九年度は内需の寄与度が相当高まりまして、外需の寄与度は相対的に下がる、このように見ております。内需が三・六、外需が〇・五、こういう見通してございますが、五十八年度の外需が高まりましたのは、これはアメリカ経済の回復を契機といたしまして、我が国の……
○河本国務大臣 御指摘の点は、援助のための資金コストが相当高くなったということと、それから援助の条件がソフト化されまして、こちらの負担がある程度重くなったということ、それから金額全体が非常に大きくなっておりますから、したがって赤字なども相当大きな金額になりつつございますが、さてこれをどう解決するかということにつきましては、今関係各省の間で意見を調整中でございます。
【次の発言】 確かに解決方法といたしましては御指摘のような点もあると思うのです。しかし、ほかにもいろいろ案がございまして、幾つかの案を持ち寄りまして、関係各省で将来抜本的な対策をどうすればよろしいかということにつきまして今調整中でご……
○河本国務大臣 景気浮揚に本当に役立つ減税ということになりますと、今の経済の規模は約三百兆という大きさでございますから、相当大規模な減税が必要であると思います。五十九年度の増減税は、いろいろな経過がございますので、私はああいう内容で万やむを得ない、こう思っておりますが、しかしできるだけ早く税体系を抜本的に見直すというその過程におきまして、もう一回減税問題を検討してもらいたいということをしばしば申し上げておりますが、大蔵大臣あるいは自由民主党の政策責任者に提案をいたしまして、今検討していただいておるというのが現状でございます。
【次の発言】 四千三百億の減税を増加するということは、景気回復という……
○河本国務大臣 教育問題は、今我が国の当面する最大課題の一つである、このように理解しております。
【次の発言】 企画庁では、教育費と教育関係費に分けて調査をしておりますが、相当な金額でございます。
数字につきましては、政府委員から答弁させます。
【次の発言】 全くお説のとおりだと思いますのは、今の統計は全世帯の平均の統計でございますから、教育過程にある子供を持った家庭とそれからそういう子供のいない家庭を全部平均しておりますから、実際は教育過程にある子供を持った家庭の負担というものは今の統計よりも相当重い、このように理解をしておりますので、今御指摘のように非常に大きな問題だと思います。
○河本国務大臣 基本は農林大臣のお述べになったとおりでございまして、それを基本として目下交渉中でございます。
【次の発言】 数字は今お示しのとおりでございます。
そこで、やはり所得の伸び悩みというのは、一人当たりの雇用者所得、昨年は政府見通し五・一%ぐらい伸びると思っておりましたが、残念ながら三・五%という非常に低い水準に落ちついたということがその背景にあろうかと思います。
ことしは四年ぶりで幾らか経済が回復基調にございますので、去年のような、五十八年のようなことはない、このように考えております。
【次の発言】 五十九年度の成長四・一%のうち、内需によりまして三・六%成長を期待しておるわけ……
○河本国務大臣 円とドルの関係は、幾つか要素があると思うのです。今お二人もお述べになったとおりだと思います。
ただしかし、まだ円高になりまして数日のことでもありますから、もう少し様子を見ませんと、どのように定着するのか、今ここで断言することは難しいと思います。しかし、仮に円高の方向に定着するということになりますと、日本の経済政策も非常にやりやすくなる、そういう一面が出てくる、このように期待をいたしております。
【次の発言】 政府のことしの経済連営の基本方針は、この委員会でもたびたび申し上げましたが、一つは、財政政策、金融政策の機動的運営でございますが、円高傾向が定着をいたしますと金融政策を機……
○河本国務大臣 私は、日本の経済の現状、実力から見まして、円は実力以下に評価されておると思っております。したがって、いろいろな経過はあると思いますけれども、円はもう少し高くなるということが日米間の摩擦を解消する一つの道だと考えております。その点では、リーガンさんとは意見は一致したのですが、ただ方法、さっき御指摘のような、向こうは金利問題は違うんだ、こういうことを言っておりましたが、そこでは意見が合いませんから、別の問題に移ったわけであります。 私は、必ずしも金利問題は別だとは思ってないんじゃないかと思うのですけれども、ただ、交渉ですから、いろいろなことを言うのだろうと思います。
○河本(敏)国務大臣 昨年の内閣改造に伴い、沖縄開発庁長官を拝命いたしました河本敏夫でございます。全力を挙げてこの職務を果たしてまいりたいと存じますので、委員長を初め委員の皆様の御支援を心からお願いを申し上げる次第でございます。 それでは、沖縄開発庁長官として所信の一端を申し述べたいと存じます。 沖縄の振興開発につきましては、昭和四十七年五月の本土復帰に伴い、第一次沖縄振興開発計画を策定し、昭和五十六年度までの十年間にわたり、各分野における本土との格差是正や沖縄の自立的発展に必要な基礎条件の整備を図るため、各般の施策を積極的に講じてまいりました。 さらに、昭和五十七年には、諸先生方の御支……
○河本(敏)国務大臣 沖縄は、復帰以来、地元県民の方々や政府、県もいろいろ協力いたしまして、ある程度本土との格差は縮まってまいったと思います。しかし、今お述べになりましたように本土とはまた相当大きな格差が残っておる、これは事実でございます。県民の所得もなお低い水準にございます。失業率もまだ高い。こういう状態を見ますと、解決をしなければならぬ課題はたくさんあると思うのですが、これを二言で申しますと、本土との格差を縮める、一刻も早く本土並みの所得水準にするということだと思います。そこで、今第二次振興計画が進んでおりまして、明後年の国体を目指して幾つかのプロジェクトが進行中でございます。明後年の国体……
○河本(敏)国務大臣 一時、行革審の方からそういう意見が出ておったことは事実であります。まだ立ち消えにはなっておりませんが、沖縄は今お話がございましたように、第二次振計が始まりましてようやく三年を経過したばかりでございます。現在はこの二次振計の後半以降の沖縄開発計画をどうすべきかということにつきまして沖縄県庁とも十分相談をしながらその計画を練り上げておるところでございまして、これからが沖縄発展の非常に大事な時期だ、このように考えております。したがいまして、統合問題につきましては、今具体的に議論すべき時期ではない、仮に議論するにいたしましても沖縄の発展計画がもっと進んで本土並みの条件になった、こ……
○河本(敏)国務大臣 ただいま御決議のありました沖縄県読谷村内の国有地問題については、早急にその利活用が図られるよう努めたいと存じます。
○河本(敏)国務大臣 昭和五十七年度における沖縄開発庁の歳出決算につきまして、その概要を御説明いたします。 沖縄開発庁の歳出予算現額は一千二百四十六億四千百五十四万円余でありまして、このうち、支出済み歳出額は一千二百八億六千五百三十五万円余、翌年度へ繰り越した額は三十六億五千四十二万円余、不用となった額は一億二千五百七十六万円余であります。 まず、歳出予算現額につきましては、当初予算額二千百四十六億七千六百九十二万円余、予算補正修正減少額三億七千四百九十二万円余、予算移しかえ増加額二千七万円余、予算移しかえ減少額九百四十三億三千五百七十五万円余、前年度繰越額四十六億五千五百二十三万円余を増……
○河本委員長 これより法務委員会、文教委員会連合審査会を開会いたします。 両委員長の協議によりまして、法務委員長の私が委員長の職務を行ないます。 これより人権擁護に関する件のうち、昭和女子大学の問題について調査を進めます。 本日御出席を願いました参考人は、昭和女子大学文家政学部長坂本由五郎君、昭和女子大学幹事人見楠郎君、昭和女子大学学長玉井幸助君、以上三名の方々であります。 参考人各位には、御多用中のところ御出席いただきまして、まことにありがとうございました。厚く御礼を申し上げます。 参考人の御意見は、委員の質疑に対する答弁の形でお述べを願うことにいたします。 直ちに質疑に入ります……
○河本委員長 これより内閣委員会大蔵委員会農林水産委員会連合審査会を開会いたします。
内閣委員長の私が委員長の職務を行ないます。
農地被買収者等に対する給付金の支給に関する法律案を議題とし、審査を進めます。
【次の発言】 質疑を行ないます。質疑の申し出がありますので、順次これを許します。石田宥全君。
【次の発言】 よろしゅうございます。
【次の発言】 高田さんに申し上げます。
大蔵大臣の時間が限定されておりますし、なお二、三御質問者があるようでございますから、結論をお急ぎ願います。
【次の発言】 石田君に申し上げますが、先ほど理事会の討ち合わせで、先に大蔵大臣に対する質疑を終えることにな……
○河本国務大臣 先ほどのお尋ねでございますが、御承知のように、四十三年度までは電離層衛星についての予算がついておったわけです。ことしから初めて、ごくわずかでございますが、実験用静止通信衛星についての予算がつき始めまして、ただいまのところ総額約七十億円を必要とする、かように考えておりますが、そのごく一部、一億円前後のものがついた、こういう段階でございますので、先ほど担当者からあのような答弁があったのだと思います。しかし、四十八年度にはぜひこれを予定どおり打ち上げる、こういう方針で全努力を傾けておるということについては御了承願いたいと思います。 なお、資料につきましては、提出をいたします。
○河本国務大臣 郵政省所管会計の昭和四十四年度予算案につきまして、その概略を御説明申し上げます。 まず、一般会計の予算でございますが、歳出予定額は五十五億三千五百万円で、前年度予算額五十三億二千四百万円に比較いたしまして二億一千百万円、四%の増加となっております。 この予算には、宇宙開発事業団発足までの電離層観測衛星の研究開発及び実験用通信衛星の搭載用のミリ波中継器の基礎研究に必要な経費一億七百万円、電波監視体制の整備強化に必要な経費四千七百万円、電波監理事務の機械化に必要な経費二千七百万円が含まれております。 次に、郵政事業特別会計でございますが、この会計の歳入予定額は六千二百六十七億……
○河本国務大臣 昭和五十年度予算案等の予算委員会第四分科会における御審議に先立ちまして、その概要を御説明申し上げます。 わが国経済は、これまで世界に例を見ない順調な発展を遂げてまいりましたが、反面、この目覚ましい成長の過程において、環境汚染、物価問題の深刻化を初めとするいわゆる高度成長のひずみが顕在化する一方、国際的にも資源ナショナリズムの高まり等、経済成長の制約要因に直面しております。 このような内外経済情勢の変化にかんがみ、わが国経済は、今後新しい安定成長路線へとその進路を転換していくことが必要とされております。これはわが国にとりまして未知の道程であり、さまざまの国難が予想されますが、……
○河本国務大臣 自給率一〇〇%ということでありますから輸入の必要はありませんけれども、輸入問題はそれだけでは決められない、こう思います。
【次の発言】 二国間協定とかいうことではなくして、先ほど来いろいろ話しておりますように、もう少し話し合いで秩序のある輸入関係、こういうものが私はできるのではないか、でありますから、こういう接触を頻繁にやっていきたい、こういうふうに考えております。
【次の発言】 事態の非常に重大であるということはよく認識しておりますので、通産省といたしましても最善の方法をとっていきたいと思います。
【次の発言】 いま御指摘のように今回の不況は非常に深刻でございますが、特に繊維……
○河本国務大臣 昭和五十一年度予算等の予算委員会第四分科会における御審議に先立ちまして、その概要を御説明申し上げます。 わが国経済は、現在、内外の激動する環境下にあって、多くの困難な問題を抱えております。国内的には、数次にわたる景気対策の効果の浸透、輸出の増大等により、景気は足踏み状態を脱する兆しを見せているものの、長期にわたる景気の低迷により雇用、企業経営面では引き続き深刻な様相を呈しております。 一方、国外に目を転じますと、国により差はあるものの、保護主義的な傾向の強まり、国際通貨の動揺等の事態が見られるとともに、資源ナショナリズムが高まりを示しており、資源を保有しない発展途上国の問題……
○河本国務大臣 再建途上にある企業という意味は、たとえば会社更生法の適用を受けましてそして再スタートした、こういう企業を指しておられるのではないかと思いますが、この業界、どの業界にいたしましても、この法律の適用を受けようとする業界は、大部分の企業、つまり三分の二以上の企業の申し出によって、そして条件が合っているかどうかということを政府が判断をして決める、こういうことになっておるわけです。全部が入らなくてもいいわけでございます。だから、その三分の二の中に再建企業が入っておるかおらないかということは、その時点でありませんと判断できない、こういうことだと思います。
○河本国務大臣 昭和五十三年度予算案等の予算委員会分科会における御審議に先立ちまして、その概要を御説明申し上げます。 現下のわが国経済は、長期にわたる内需不振に加え、昨年後半以降の急激かつ大幅な円高により、輸出関連中小企業、構造不況業種を初めとして、産業全体が深刻な打撃を受け、企業体力の低下と雇用不安の深刻化が危惧されております。 他方、対外的には、欧米諸国の雇用情勢の悪化とこれに伴う保護主義の高まりを背景として、わが国の国際収支の大幅黒字に対する厳しい批判が高まっており、わが国経済は、内外においてまさに戦後最大の危機とも言うべき状況に直面しております。 このような状況を打開し、かつ、エ……
○河本国務大臣 二、三年前から、消費者と対話をすることに通産省は努めております。そのために幾つかの機関をつくったわけでありますが、いま御指摘がございました他省との連絡の問題等、もう少し積極的にやったらどうかというお話でございますが、確かにそういう問題がございますので、そのように今後とも注意してやってまいりたいと思います。
【次の発言】 そのとおりに処理します。
【次の発言】 大店法が施行されましてから四年になるわけであります。事実上崩壊したといまお述べになりましたが、通産省といたしましてはそのようには考えておりません。その後四年間に新しい事態が幾つか起こっておる、これはもう御案内のとおりでござ……
○河本国務大臣 昭和五十六年度の経済企画庁関係の予算及び財政投資計画につきまして、その概要を御説明申し上げます。 総理府所管一般会計歳出予算のうち経済企画庁の予算額は、百十七億三千二百万円となっており、これは前年度予算額に比べて一億二百万円の減額であります。 また、財政投融資計画につきましては、海外経済協力基金に係る分として、二千六百億円を予定しております。 以下、重点事項につきまして、その内容を御説明申し上げます。 第一に、経済政策の総合的機動的推進に必要な経費として、三十四億五千一百万円を計上しております。 この内訳の主なものは、物価の安定を図るための調整費等であり、生活必需物資……
○河本国務大臣 昭和五十七年度の経済企画庁関係の予算及び財政投融資計画につきまして、その概要を御説明申し上げます。 総理府所管一般会計歳出予算のうち経済企画庁の予算額は、百十九億一千万円となっており、これは前年度予算額に比べて一億七千七百万円の増額であります。 また、財政投融資計画につきましては、海外経済協力基金に係る分として、二千二百二億円を予定しております。 以下、重点事項につきまして、その内容を御説明申し上げます。 第一に、経済政策の総合的機動的推進に必要な経費として、三十五億七千八百万円を計上しております。 この内訳の主なものは、物価の安定を図るための調整費等であり、生活必需……
○河本国務大臣 昭和五十九年度の経済企画庁関係の予算及び財政投融資計画につきまして、その概要を御説明申し上げます。 総理府所管一般会計歳出予算のうち経済企画庁の予算額は三百十九億八千八百万円となっており、これは前年度予算額に比べて二百四億五千四百万円の増額であります。 また、財政投融資計画につきましては、海外経済協力募金に係る分として三千七百九十八億円を予定しております。 以下、重点事項につきまして、その内容を御説明申し上げます。 第一に、経済協力の積極的展開を図るために必要な経費として二百十億円を計上しております。 この内訳の主なものは、海外経済協力基金交付金二百九億九百万円であり……
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