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坂本泰良 衆議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

坂本泰良[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書

委員会出席歴代TOP1000(衆)
879位
委員会発言歴代TOP500(衆)
246位
委員会出席(幹部)歴代TOP500
353位
委員会発言(議会)歴代TOP500
245位
委員会発言(非役職)歴代TOP500
180位

25期委員会発言TOP100
63位
25期委員会出席(幹部)TOP100
77位
25期委員会発言(非役職)TOP50
46位
27期委員会発言TOP100
56位
27期委員会発言(議会)TOP50
14位
27期委員会発言(非役職)TOP100
67位
28期委員会発言TOP100
64位
28期委員会発言(非役職)TOP50
49位
29期委員会発言(非役職)TOP100
84位
30期委員会発言TOP50
33位
30期委員会出席(幹部)TOP100
56位
30期委員会発言(非役職)TOP50
28位

このページでは坂本泰良衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。坂本泰良衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。

ページ更新日:2024/01/28
データ入手日:2023/12/26

委員会発言一覧

24期(1949/01/23〜)

第5回国会 内閣委員会 第2号(1949/03/24、24期、日本社会党)

○坂本(泰)委員 私の方では、きようは説明を聞く会というので出て來たわけなんですが、政府の方から説明をされるなら、もう少し確信をもつて、そうして方針を定めて説明してもらわなければ、こういうことをただ繰返していても、むだじやないですか。ですから、われわれとしては、首相の施政演説が行われ、予算が出なければ、この行政機構の改革の問題についても質問をやらないということになつているのですが、きようは説明を聞くということですから、いろいろそういう説明があると思つて出て來たのです。先ほどから聞いておりますと、何ら具体的なこともなし、こういうようなという一つの仮定的な説明で、そういうのでは困ると思う。もう少し……

第5回国会 内閣委員会 第5号(1949/04/04、24期、日本社会党)

○坂本(泰)委員 三千五百名の調査官のうちで、裁判官の許可状を持つてやつた件数、それから現行犯として許可状なくしてやつた件数、大体わかつていましたらお聞きしたいと思います。
【次の発言】 調査官が工場その他にどんどん入つて調簿なんかを調べておるのは、どういう権限に基いてやつているのですか。
【次の発言】 その任意調査の方式をどんなふうにしておるか、もう少し具体的に……。
【次の発言】 ただいまの木村君の質問と多少関連するようなところがありますが、現在調査官は経済調査廳から來たのだというので、名刺も出さずに、名前も言わずに調べをしている状態がある。從つてこの三千五百名の全國の調査官の中には、非常……

第5回国会 内閣委員会 第7号(1949/04/11、24期、日本社会党)

○坂本(泰)委員 長官は政党の割当については早急にきめるおつもりですか。
【次の発言】 その前にこの委員会を開いてもらいたいと思います。社会党としては、この割当については非常に不満があるし、質問しなければならぬ点がありますから、その意味で、続行するなら早いところでお願いしたいと思います。

第5回国会 内閣委員会 第8号(1949/04/13、24期、日本社会党)

○坂本(泰)委員 今の用紙の問題に関連して……。この間公聽会で大体各政党の割当のことを聞いておるのですけれども、目下研究中の案を具体的にわかつておれば、発表できないのですか。
【次の発言】 そうです。
【次の発言】 それなら事務長としての何か原案はないのですか。
【次の発言】 公聽会なんかで今までいろいろ言われておるのですが、われわれの意見もちよつと言いたいと思うのは、二十万ポンドと制限しておる政党用の機関紙を、ことに今まで何ら発行していない民主自由党に相当の量を與えるということになれば、社会新聞、アカハタなんかは相当制限を受けることになるが、二十万ポンドは相当ふやせる余裕があるのかどうか。

第5回国会 内閣委員会 第10号(1949/04/16、24期、日本社会党)

○坂本(泰)委員 道路運送監理事務所の地方委讓の点についての第一の反対は、地方ボスの支配を受けないというのが主眼だろうと思います。そこで所長の権限をあまり多く認めると、所長もそこにおれば、やはりそこの地方ボス化するおそれがある。そこで道路運送監理事務所の所長の権限の内容と、それからそれに対して中央の方は、その所長が更送されたについてどんな考えを持つているか、その点お伺いしたいと思います。
【次の発言】 少し今度問題が違いますが、各府縣においてはトラツク業並びに旅客自動車運送業については、まだ戰爭当時の企業統制の観念があるのであります。たとえば熊本縣あたりは九州産業交通というのが、自動車の旅客輸……

第5回国会 内閣委員会 第18号(1949/05/11、24期、日本社会党)

○坂本(泰)委員 われわれとしての立場は――今度の改正は調査意見局と法制局とが一緒になつているのですが、これは從來片山内閣当時の趣旨からやはり別にした方がよいと思うのですが、これを一緒にせられた理由をお聞きしたいと思います。
【次の発言】 そうしますと、人員整理の関係でやつたのだということですが、技術的に從來通りやはり意見局は意見局として、法制局は法制局として、もちろん人員が減れば非常な不都合が生じるでしようけれども、極力努力してやつて行きたいという御方針ですか。
【次の発言】 そこでこれを一緒にした制度にして、人員の関係はどれくらいの変更があるのですか。

第5回国会 内閣委員会 第20号(1949/05/13、24期、日本社会党)

○坂本(泰)委員 日本社会党を代表しまして、簡單に討論いたします。案の賛否については別でありますが、大体内容については、討議を盡しておりますから、ただいま木村委員から言いましたように、特別調達廳が六千九百――約七千名の定員を持つておる。特別調達廳の提案がなく、それを審議せずして総理府設置法案の採決について反対をいたします。これだけであります。
【次の発言】 一、二点お伺いしたいと思います。建築局は他の官廳からのいろいろの事業その他について、建築に関することが入つておる場合は、建築局にまわりまして建築の許可を得なければならない。それを故意に建築局の立場で、たとえば他の農林省あたりでは意見のきまつ……

第5回国会 内閣委員会 第21号(1949/05/14、24期、日本社会党)

○坂本(泰)委員 食糧管理局のことで農林大臣に一、二点お伺いいたしたいのでありますが、今度のこの定員法で食糧管理局の整理の関係はどんな状態になつておりますか。
【次の発言】 大体今の御説明でわかりましたが、この食糧関係は生産者農民の方面、それからまた食糧事務所の檢査その他によつて農産物が出ないことになれば、一般市民も食糧に非常に困るような関係もありますから、この食糧事務所の、ことに全國農業会から引継がれた檢査関係、供出関係、こういう点については今農林大臣の言われたような整理の面を十分考慮していただいて、万遺憾なきように善処していただきたい。なおこの食糧代金の関係は、檢査が済まないと農村の財政面……

第5回国会 内閣委員会 第24号(1949/05/18、24期、日本社会党)

○坂本(泰)委員 私の言わんとするところは、前の三氏が言われましたから一点だけ、それは第三條の第一項の関係で修正案に対する関係です。この修正案は建設委員長の方からの申入れもあつて修正案が出されておりますが、この修正案をはずして最初の政府原案を見ますと、第一條の目的の点からしまして、第三條は進駐軍の仕事以外に國内の調達業務をやれるというふうになつておりましたから、これは國内の調達業務の一元化というようにも考えておつたのですが、政府の最初の原案に対する一條と三條の関係の点をお聞きしたいと思います。
【次の発言】 そこで調達廳の職員の連中の意見を聞きますと、さしあたり國内調達業務はないにしても、そう……

第5回国会 内閣委員会 第28号(1949/05/23、24期、日本社会党)

○坂本(泰)委員 日程三五、三六以下道路運送監理事務所存続の請願がたくさんありますが、これは結局請願の趣旨を見ますと、地方委讓にしてもらいたくないために、現在のまま存続してもらいたい。その理由は地方委讓となれば、元來事務所が取扱つておるところのガソリンの配給その他について、地方ボスに利用されるおそれがあるから、やはり國家的に中央からの指示による配給が公正であるから、そうしてもらいたいというのが大体の趣旨のように考えられるのであります。これは一應存置して――今度の運輸省の設置法では陸運局に併合されるようになつておりますが、現在のところ存置ということになつております。一般の要望はやはりそういう意味……

第7回国会 考査特別委員会 第5号(1949/12/21、24期、日本社会党)

○坂本(泰)委員 大豆協会のできた後の点ははつきりしておりますが、大豆協会ができましたのは二十一年三月四日ですと、まだ油糧会社の社長であられたときであります。従つてその創立総会をやるのは四日の日にやるといつても、ぽつんとできるわけでないのですから、創立総会に至るまでの経過については御存じかどうか。もし御存じならばその点ちよつと……
【次の発言】 そこで内地の大豆の増産について協会をつくつて、どういう計画をやつたとか、あるいは連合国に要請するについて、どういうふうな計画でやつたか、特にその計画について大豆協会に奨励金を出す、あるいは増産計画に対してどういうような方法で財政的な援助をするか、そうい……

第7回国会 考査特別委員会 第20号(1950/04/06、24期、日本社会党)

○坂本(泰)委員 二点ばかり聞きたいのです。スーチヤン地区で二十三年の八月聞いたと言われるが、何回ぐらい聞かれましたか。その野坂要請のことを……。
【次の発言】 一回ですか、それとも一回以上ですか。
【次の発言】 大体何べんぐらいということはわかりませんか。
【次の発言】 よろしゆうございます。ウオロシーロフ地区におる時分は、何もこういうことは聞かなかつたのですね。
【次の発言】 そうすると二十三年の八月以前は、こういうことを聞いたことはないのですね。
【次の発言】 それからもう一点は、二十四年の十一月、あなたが帰られるとき、スーチヤン地区からあなた一人帰りましたか。ほかに数人帰りましたか。

第7回国会 考査特別委員会 第22号(1950/04/08、24期、日本社会党)

○坂本(泰)委員 一点だけ確認しておきたいのであります。ソ連の捕虜の待遇の問題でありますが、委員側の質問は、待遇が悪かつたということを前提にして聞いておるようだし、あなたの証言は、待遇はよつかつたということを言つておるのです。その待遇のよかつたというのは、どういう標準で言われたのですか。
【次の発言】 ソ同盟の人民と比較してそう待遇は悪くなかつたということですか。

第7回国会 考査特別委員会 第26号(1950/04/14、24期、日本社会党)

○坂本(泰)委員 社会党といたしましては、この報告書の使命というのは、本委員会で調査いたしまして、その調査の事実を報告するのであると思うのであります。そこでこの報告書を拜見いたしますと、業務上横領の疑いがある、あるいは背任罪の疑いがあるという断定的の言葉があるのであります。これはこの報告書としては行き過ぎではないか、從つてかような刑法何條の背任罪、あるいは横領罪、こういう文句の削除を求める次第であります。

第7回国会 通商産業委員会 第16号(1950/03/06、24期、日本社会党)

○坂本(泰)委員 大体試験所についての質問は盡きておるのですから、小さい点ですが、一、二お伺いしておきます。今度支所を熊本市に設置するわけですが、それについて熊本県並びに熊本市からの協力は、具体的にどういうようなものがありますか。
【次の発言】 もう一点は、南九州についての検定能力の不足と、輸送の不便を補うについて、この二十五万七千個のうち、南九州四県については大体どのくらいの予定の個数があるか、その点を伺いたい。

第7回国会 通商産業委員会 第26号(1950/03/30、24期、日本社会党)

○坂本(泰)委員 日本社会党を代表いたしまして、簡單に賛成の討論をいたします。  輸出貿易の関係は、戰後は盲貿易でありましたが、多少正常化しつつありました。ところが現在の国際情勢は、政治的不安を伴いまして、それは貿易の面にもはなはだしく影響を與えておるような現実であります。貿易業者はこの現実、すなわちこの危險を冒して貿易に従事しなければならないという状態にあるのでありまして、現在の貿易業者の要望熾烈なるものを見ますと、われわれとしては、やはりその保護を考えなければならぬのであります。従いましてこの法案の内容につきましては、愼補の対象のケースの問題その他いろいろ異論があると思いますが、これは今後……

第7回国会 通商産業委員会 第39号(1950/04/28、24期、日本社会党)

○坂本(泰)委員 私は、本法案は大体第一條、第二條、第三條によつて、その全部が決定されると思うのであります。この三箇條を明らかにすれば、本法案がいかなるものであるかということが、はつきりするだろうと思うのであります。従つてその審議の進展によつては、この法案は政府が撤回されなければならぬような状態になるのではないかと思うのであります、かような見地から質問をいたしたいと思います。第一にお聞きしたいのは本法律案は集中排除、いわゆる集排法の特別法である、すなわち独立法であるか、あるいは集排法の従属的規定であるか、すなわち、補足的規定であるか、この点をはつきりしてみたいと思います。

第7回国会 通商産業委員会 第40号(1950/04/29、24期、日本社会党)

○坂本(泰)委員 第二條の関係ですが、これはどう見ても私の解釈では集排法の補足規定で、独立法でないと考える、こういうふうにしか解せられないのですが、この点についてもう一ぺん確認を求めて、次の質問に入りたいと思います。
【次の発言】 そういたしますと、この再編成にあたりまして、発電、電源開発、それから配電、この関係について、集排法も再編成法もやはり同等に適用される。この第二條によれば、集排法が原則として適用されて、この再編成法は補足的ではないかというようにとれるのですが、それはいかなる精神によつて特別法として取扱うか。何も特別法として取扱う必要はないと思うのです。その手続を……

第8回国会 考査特別委員会 第2号(1950/07/26、24期、日本社会党)

○坂本(泰)委員 公団末期のいわゆる公団に解散を命じた際において、公団の貯炭量その他について調査をなさいましたか。調査をなさいましたら大体大きく九州、若松、大阪、こういうふうに大体の計数でようございますから、その点をお聞きしたい。
【次の発言】 そこで公団が清算に入りまして、その五百万トンの貯炭の処分について安本は計画をされましたか。されましたならば、その内容をお聞きしたい。
【次の発言】 配炭公団の監督権の問題に付随しますが、相当配炭公団も赤字が出ているのですが、この赤字をどういうふうにしてけりをつけるか。そういうことも清算人まかせであつて、安本は一切これに関与しないということですか、その点……

第8回国会 考査特別委員会 第3号(1950/07/27、24期、日本社会党)

○坂本(泰)委員 常磐炭の海上輸送について、これは常磐現地の方では海上輸送を非常に反対をしておつた。これはあそこの支団長の寺田などが反対をして来た。それを押し切つて、そして運賃が倍も高い海上輸送にした、この点について御存じありませんか。
【次の発言】 ところが当時の配炭公団の本団の業務局長であつた馬屋原氏は、そういう反対があつたけれども、資源庁の方から指示があつたから、その指示によるからこうしなければならぬと言つて、現地側に承諾をさせたという事実があるのですが、その点について御存じありませんか。
【次の発言】 それでは最後に確認しておきますが、そういたしますと、資源庁のあなたの方からは、海上輸……

第8回国会 考査特別委員会 第4号(1950/07/28、24期、日本社会党)

○坂本(泰)委員 東京木炭事務所では、北海道から一番よけいに買われましたか。
【次の発言】 それから順序は……。北海道もあるだろう。
【次の発言】 北海道に大分冷凍木炭があつたという証言があつたが、北海道の冷凍木炭はどのくらいあつたのですか。
【次の発言】 その四万三千俵を山元から幾ら買いつけたか、その数字です。
【次の発言】 その関係はわからないのですか。
【次の発言】 そうすると、東京の木炭事務所から直接山元で買つたことはないのですね。
【次の発言】 そうしますと、次にお聞きしたいのは、現品がまだできていないのに、岩手なら岩手、福島なら福島の方に受入れ調書というのをつくつて出したようなこと……

第8回国会 考査特別委員会 第5号(1950/07/31、24期、日本社会党)

○坂本(泰)委員 四月から五月にかけて数回ブロツク別の会議が開かれて、全部青柳事務官が代理で出席しておる。そこでこの青柳事務官の報告の件についてお聞きしたいのですが、このブロツク別に行われた会議は、今大森委員は、あるいは待合か料理屋あたりで開かれたのではないかという疑念を持つておられたのですが、どういう場所で開かれたというようなことは報告は受けられませんでしたか。
【次の発言】 そこでひとつお聞きしたいのは、一括処分の点でありますが、その前に一点お聞きしたいのは、公団の販売価格は三千三百四十四円であつた。それがだんだん処分されて最終は千六百円だつた、この点は御存じかどうか。

第8回国会 考査特別委員会 第6号(1950/08/03、24期、日本社会党)

○坂本(泰)委員 ちよつと今の問題に関連して一点だけ……。特殊船であるから、汽船の運賃でなくて、帆船の運賃を拂つたということになつておるから、特殊船だということはおわかりになつているのでしようが、その際、この訓練所の船は八百八十トンの大型汽船と同じようなものである。その点について存じておられたかどうか。
【次の発言】 いや、それを聞いておるのじやない。最初あなたが業務局長として運賃を拂うとき、特殊船だから帆船の値段で拂つたと証言しておるから、そのとき八百八十トンの大型汽船であつたということを知つて、特殊船として取扱つたかどうか、その点をお聞きしたい。

第8回国会 考査特別委員会 第11号(1950/10/30、24期、日本社会党)

○坂本(泰)委員 今、島田君の質問でわかりましたが、一、二点聞きたいのです。それは電力再編成法案について、政府の法案作成の経過について一、二点聞きたいのですが、ただいま御説明のように、反対論がある、それから賛成論がある。日発、電産は反対、配電は賛成ということになつておるのですが、政府は四月一日から一気呵成にこの法案の作成に当られたのですが、四月一日この法案の作成に当られるときは、九分断をするという方針を決定して、その法案の審議に当られたかどうか、その点をお聞きしたい。
【次の発言】 そこでお聞きしたいのは、その以前において強力なる反対であつた際に、集排法における指定会社は、約半数その指定を解除……

第8回国会 考査特別委員会 第12号(1950/10/31、24期、日本社会党)

○坂本(泰)委員 もう一度呼んでくだされば何だけれども……。
【次の発言】 同僚猪俣議員からもまだ三分の一程度であるし、私も工事関係について聞きたいのですが時間がありませんから、理事会にお話をしてもう一ぺん出てもらうことにいたしまして、きよう問題に出ました百万円の問題で一点だけ聞きたい。この百万円の問題は、経営者協議会の貯蓄あるいはためていた金から百万円出されたのか。それとも、かような話があつて、この協議会の会員から、先ほどの話のように十社五年分というような割合で寄せ集めて出されたのか、その点ひとつお聞きしたい。
【次の発言】 その費用を今までためておいてそれから出されたもので、新たに集めて出……

第8回国会 考査特別委員会 第15号(1950/11/14、24期、日本社会党)

○坂本(泰)委員 私は今のと関連したことを三点だけ伺いたいのです。先ほど久保田委員が申されました鹿瀬工事の問題群馬県の佐久工事の問題について副総裁は、何ら御存じないとおつしやいますが、少くとも佐久工事などのように一億円以上の工事について何ら知らないということは、それは副総裁として知らぬでもよい権限であるかどうか、その点を承つておきます。
【次の発言】 そういたしますと、どの程度にその工事ができておるか。あるいはこの工事の過程において、セメントの問題について刑事問題が起きておる。こういうようなことを副総裁として、権限外として知らないとおつしやるか。それとも報告を聞いておられるか。その点をはつきり……

第8回国会 文部委員会 第2号(1950/07/24、24期、日本社会党)

○坂本(泰)委員 大臣がおられなくなつたから、質問の機会がなくなつたのでありまするが、認定講習の問題については、政府当局も非常に努力しておられますし、委員長その他理事の方々も司令部に行かれて努力しておられると思いますが、この問題は非常にせつぱ詰つた問題であります。しかし今までの政府の答弁を聞いてみますと努力はするけれどもという程度で、はたして第七條が改正になるかどうかという問題が、はつきりしていないわけであります。そこで三年が六年になるというので、全国的に六年に延ばすという計画で、この認定講習を始めたところは、円滑にやつておるのでありますが、各府県においては、三年の計画によつて、そのままとにか……

第8回国会 文部委員会 第3号(1950/07/26、24期、日本社会党)

○坂本(泰)委員 第一に学生の政治運動の件でありますが、前会他の委員からも相当質問がありましたから、私は結論の意味で、一、二点お伺いしたいと思います。  それは学生も社会の一員であるから、政治活動の面にのみ特定の制約を受けるという点は反対でありますが、しかしそれかといつて、学生が一般社会人と同様に政治活動ができるということも、これは少し行き過ぎではないかという見解を持つております。今までの答弁を聞いておりますと、相当制約を受くべきものだというふうに、総合して私は承つておりますが、その限界をどうするかという点について、大臣は考えておられるかどうか。  なお七月十三日に、全学連の一斉捜索がありまし……

第8回国会 文部委員会 第5号(1950/07/29、24期、日本社会党)

○坂本(泰)委員 最後に大臣に御質問いたしたいのは、教育職員の政治活動の問題でございます。この問題は、参議院の選挙以来自由党の方々が、非常に神経質に考えられておる点だと思うのでありますが、文部省の方で、この参議院選挙後におきまして、地方連絡課長の名前をもつて、教育長に対しまして選挙の調査を命じておる。私は、この調査を命ずることそのものには、反対ではありませんが、もし教育長にやるならば、民主的な団体である日教組もあるから、これにも調査を依頼しなければならぬ、そういう点が先日からの、一昨日の連絡会議におきましても、地方委員会の方でも質問があつたところでありまするが、結局文部省は、一つの調査の資料に……

第8回国会 文部委員会 第6号(1950/07/30、24期、日本社会党)

○坂本(泰)委員 この請願は、熊本県十名の議員全部の紹介で、提出者は熊本県県会議長の大久保氏でありますが、これは熊本県下高等学校長の総意を受けて、議長が請願の代表者になつておるわけであります。その理由といたしますところは、六・三・三・四の新学制実施によりまして、新教育は一應整備されましたが、晝夜間の新制高等学校を卒業をいたしまして、上級学校に入学の希望に燃えておる青年が、勤労の一身上の都合とか、家計の都合によりまして、晝間大学に進学のできない多数の者にとりましては、はなはだ満たされないものがあるのであります。教育の機会均等の上からいたしまして、夜間大学設置の要望が、彼ら青年の心底の叫びであり、……

第10回国会 建設委員会 第28号(1951/05/30、24期、日本社会党)

○坂本泰良君 総論的の点を一、二点お伺いいたしたいと思います。  第一に、先ほどからの説明で大体了解したのでございますが、確認したい点は、土地収用法案は独立法であるか、あるいは現行土地収用法の改正法であるか、その点を確認しておきたいと思います。
【次の発言】 その点で先ほどから問題になつておる点がはつきりするのではないかと思いますが、この鉱業法、採石法との関係と、現在の土地収用法との関係は、これはその土地収用法の制定の沿革からしましても、鉱業法、採石法は土地収用法から完全に独立しておるのではない。それと今度新たに定められましたこの本案は、その沿革をここにはつきりして、鉱業法、採石法の関係とは全……

第10回国会 行政監察特別委員会 第7号(1951/05/18、24期、日本社会党)

○坂本(泰)委員 証言について、自分が調べた調書を読むだけではしようがないから、調べたら、調べた要点を言つてもらつたらどうだな。それでなければ、検事の調書のあとざらいみたいになつて、ごちやごちやしてわからぬ。直接調べられたならば、要点はこうだということをもう少し簡単明瞭に言つてもらわなければ、記録を持つてごちやごちや読んだつて、調べたあとのあとざらいみたいもの……。
【次の発言】 二、三お聞きしたいのですが、高田の事件捜査の端緒は、税関からの告発によるわけですか。
【次の発言】 そこでお聞きしたいのですが、その司法警察官が捜査をしまして、検察庁にまわして来た際の被疑者の数は、先ほどおつしやつた……

第10回国会 行政監察特別委員会 第13号(1951/05/28、24期、日本社会党)

○坂本(泰)委員 私は二点だけお聞きしたいのですが、第一に問題になつております江川文彌、これは共産党に入党していたかどうか、あるいは現存どうであるかということをお聞きしたいのです。
【次の発言】 この点を聞くのは少し無理かわからぬのですが、もし入党していたらば、どこの細胞に属していたか、その点をお聞きしたい。
【次の発言】 次にもう一つ聞きたいのは、この江川証人が当委員会で証言していることと、本日のあなたの証言とは全然食い違つているわけであります。そこで先般の江川証人の当委員会の証言後に、「朝日」「読売」に出た記事をごらんになりまして、そうしてその記事の末端に書いてあつた自分が出頭するかどうか……

第10回国会 文部委員会 第4号(1951/02/28、24期、日本社会党)

○坂本(泰)委員 この改正案は、発行を迅速、確実にして、結局兒童のために円滑にやるという趣旨にあると思うのです。出版の方だけいかにりつぱにしましても、一般兒童にこれが公平に、確実に行き渡つて、そうして勉強の用に供するというのが、この教科書の目的だと思います。この教科書の供給機関について、ここに簡單な説明がありますが、これではどうしても納得できないから、この供給機関についての文部省の見解なり、今までの方法なりを簡單にお聞きしたい。
【次の発言】 法的立場はわかつたのですが、その法的立場が円滑に行つていない。というのは、発行者の自由だとして、発行者の定める代行機関が自由にやるのだというけれども、大……

第10回国会 文部委員会 第15号(1951/03/23、24期、日本社会党)

○坂本(泰)委員 私は八十一條と八十六條の「公共の福祉」という言葉について、はつきりしたいために、その前提として大臣にお伺いいたしたいのは、宗教法人法は、憲法上規定されておる信教の自由ということには全然触れずに、信教の自由が外形的に現われた場合において、それをこの法律の対象にして、今までいろいろ信教の自由についての判断が、この法律によつて、あるいは審議会なり、あるいは文部大臣なり、それから公共の福祉――この公共の福祉が信教の自由そのものに対して関係しはしないかという懸念もあつたのですが、私の考えるところでは、憲法上の信教の自由には全然触れずに、その信教の自由が外形に現われた礼拝堂とか、財産の問……

第10回国会 文部委員会 第21号(1951/03/30、24期、日本社会党)

○坂本(泰)委員 社会党を代表しまして、簡単に意見を申し上げます。  教育職員の免許法自体につきましては、われわれは非常な疑問を持つているのであります。しかしてこの教育職員免許法が教育職員の資質の保持と向上をはかるという目的に沿うかどうかという点についても、非常に疑問を持つておるものでありましたが、この教育職員免許法が施行になりまして、この実行にあたつて非常に困難な問題が生じたのであります。特に薄給である教育職員は、この免許法をとるために、非常に経済的に負担が重加されまして、単に免許をとるために吸々として、かえつて教育職員の資質が低下するというような、結果を惹起いたしたのであります。しかしなが……

第10回国会 文部委員会 第25号(1951/05/16、24期、日本社会党)

○坂本(泰)委員 私は質問を後日に譲りますが、私の質問せんとするところを今松本、渡部両委員から言われたのでありますが、この商議会の問題です。教授、助教授、専任講師、これが非常に重要な問題です。と申しますのは、大学においては専任の科目がありまして、教授といえども全般にわたつていない。しかして各科目にわたつての教授の数が非常に少い。ですから、助教授といえども、また講師といえども、教授と同じような科目を担当しまして、授業をやつて行くような状態なんです。かような見地からしまして、第十五條第二号の商議員を教授だけに限定するという点について、非常な疑問を持つのです。なお今問題になりました三分の一という数の……

第10回国会 文部委員会 第29号(1951/05/29、24期、日本社会党)

○坂本(泰)委員 本請願の要旨は、今回、千葉大学工芸学部が、工学部に改称されることに内定したということであるが、新工学部編成案によれば、工芸意匠科が一つ設けられている以外は、いずれも普通大学の工学部とかわらないものである。工芸は、平和産業と称せられる生活用品生産工業の総称で、国民生活充実のためにも、輸出振興のためにも、その発達は最も期待され、工芸指導技術者の需要はますます増加している状態である。同大学工芸部が、現在全国の大学のどこにもある工芸部と同型なものにされるとするならば、わが国工芸の危機ともなるから、千葉大学工芸学部廃止に反対するというのであります。

第12回国会 行政監察特別委員会 第2号(1951/10/22、24期、日本社会党)

○坂本(泰)委員 実は二、三お聞きしたいのですが、ジエーン台風がありまして、県内に被害があつた際に、知事は被害地の視察をされましたか。
【次の発言】 そういたしますと、天狗橋の災害復旧額の一千万円を含む数百箇所の補助の申請は、視察前にやられたわけですか。
【次の発言】 しかしそれははつきりした日付でなくて、大体台風なんか起きた場合には、どこの県下でも知事みずから陣頭に立つて被害地を視察するわけですね。私はあなたのところがどれだけの被害があつたという事実はわかりませんが、ただいまの証言によると、災害箇所は数百箇所に及んでいた、その中の一部であるから一部としての決裁をした、そういう証言でしたが、数……

第12回国会 文部委員会 第7号(1951/11/21、24期、日本社会党(第二十三控室))

○坂本(泰)委員 私も提案者の一人ですが、実は小委員会でもあまり内容がわからぬから、その点はあとにしますが、まず最初の総括的問題について二、三伺いたいと思います。  先ほど提案者から提案理由の説明がありまして、その中に「真の教育の目的が達成され、文化国家の理想も実現できるものと考えるものであります」こういうようなことがあるのであります。この博物館をもつて教育を基礎とした文化国家の理想の実現ということが大前提のものでなければならぬのであります。そこで両条約も参議院を通過しました今日においてこれが初めての教育に関する法案であります。この文化国家の理想という面において、ことに提案者の代表者である若林……

第12回国会 文部委員会 第8号(1951/11/22、24期、日本社会党(第二十三控室))

○坂本(泰)委員 私は希望だけ申し上げます。今回の事件は、われわれとしても遺憾に思つているのであります。そこで、この事件において学生の補導に重点を置くがために、学園の学問の自由を破壊されないようにお願いしたいと思うのであります。私は、大学の教授の一員といたしまして、大学はあくまでも真理を探求し、学問の蘊奥をきわめるところであると思います。従つて学問の自由、すなわち研究の自由、こういうことは、これは大学の使命であると存ずるのであります。しかるがゆえに、行政的なある事件によつて、学生の補導に嚴なるがゆえに、この大学の使命であるところの学問の自由、研究の自由を阻害することのないように、あくまでも大学……

第12回国会 文部委員会 第9号(1951/11/24、24期、日本社会党(第二十三控室))

○坂本(泰)委員 運輸大臣のお舌もよくわかりますし、質問者のあれもよくわかりますが、結論は海技専門学院を大学に昇格して、またその教育の課程としては大学の中に併置する、こういうふうになれば、大学を設置してもいいのじやないか。商船大学ができて、なお海技専門学院があれは―運輸省の管轄の海技専門学院もあるし、文部省の管轄の商船大学もありますから、そこでいわゆる同等船員の養成の学校としての教育の統一をはかつた方がいいのじやないか、こういう観点にも立ち得るのであります。そこで運輸大臣のお話は、三年間は宵教育、講習会という意味で、これをぜひとも運輸省の手でやつて行きたいというお話であるのであります。ところが……

第12回国会 文部委員会 第10号(1951/11/26、24期、日本社会党(第二十三控室))

○坂本(泰)委員 本請願は、名古屋市議会議長横井恒治郎氏の請願にかかるものでありまして、本請願の要旨は、教育委員会法附則第七十條によりますと、教育委員会の未設置の市町村は、昭和二十七年十一月一日には、これを設置しなければならないことになつているのでありますが、昭和二十三年七月同法が制定されて以来、都道府県、五大市以外は、わずか四十六市町村と昨年十五市に設けられたにすぎないのであります。各市の状態は極度の財政難に直面して教育委員会の設置は困難でありますから、教育委員会の設置は地方自治体の任意とするよう同法の一部を改正されたい、これが本請願の趣旨であります。

第13回国会 文部委員会 第2号(1951/12/27、24期、日本社会党(第二十三控室))

○坂本(泰)委員 私も圓谷委員の結論に大体賛成で、そういうふうに運んでもらいたいと思うのでありますが、その前に二、三申し上げたいのは、先ほどの文部省の各当局者の説明を聞きますと、従来出しておりました予算、それに対する比較において、育英資金なり、六・三制の問題あるいは教科書の問題等についての査定額の点について、非常な不満を持つておるのであります。特に注意しなければならぬのは、産業教育法の関係について、すずめの涙くらいの予算しか組まなかつたが、これは自由党の委員の方々が特に一生懸命にここでやられたものであります。明年度予算措置として、ぜひ考えなければならないものは、義務教育費の国庫負担と、私立学校……

第13回国会 文部委員会 第7号(1952/02/27、24期、日本社会党(第二十三控室))

○坂本(泰)委員 ただいまの渡部委員の質問に関連するのですが、この法律と都市計画法との関係の問題です。国内法においては、法律の適用が競合する場合において、いずれを適用するか。というのは、もちろん具体的な問題に入るわけでありますが、ただいま問題になつております学芸大学の附属の豊島小中学校の問題です。この問題について、ただいま申されました学校施設の確保に関する政令を適用されたかどうか。そういう措置を、文部省は行われておるかどうか、その点をお尋ねいたします。
【次の発言】 文部省が、終戦後いろいろのどさくさはあつたでしようが、難民の救済か何か、そういう意味で使用貸借か何かしておるような場合、さような……

第13回国会 文部委員会 第29号(1952/06/09、24期、日本社会党(第二十三控室))

○坂本(泰)委員 せつかく大臣がおいでになりましたから、お聞きしたいのは、一昨土曜日の七日の東京新聞に「教科書に不正取引?」という大きい見出しで出ておるわけでございますが、その内容は、展示会について、相当の饗応その他が行われた、そこで公正取引委員会から教科書懇話会という団体に警告を発した、そうしてその旨を文部省に通達をした、そういうようなことが載つておりますが、この教科書の問題につきましては、昨年の、第何回が忘れましたが、教科書の出版に関する保証金の三分を、一分に軽くするという際に、教科書の原価計算というものが出されまして、その原価計算の中に展示会の費用が含まつている。われわれは、営業政策上や……

第13回国会 文部委員会 第30号(1952/06/11、24期、日本社会党(第二十三控室))

○坂本(泰)委員 私は今松本委員が聞かれた点について、委員長にまずお聞きしたいのです。非公式には、委員長がいろいろ自由党員として非常に努力をされておるということは、感謝もし、その窮状は察しますが、この法案の審議というものは、自由党内部のものでなくて、これは国会の委員会であるし、しかもこの委員会におきまして、一箇月以上もこの委員会にかけられて、本日ようやくその質疑に入つた。こういう状態については、差控えたいという委員長のお言葉では、われわれは満足できないのであります。従つて、その点について相当苦労されておることは、非公式にお伺いしておりますが、委員会として、委員長がその御苦労あるいは努力された、……

第13回国会 文部委員会 第32号(1952/06/13、24期、日本社会党(第二十三控室))

○坂本(泰)委員 ほかにもありますが、今のにちよつと関連をいたしますが、一昨日の文部大臣の御答弁では、本案は閣議に全員一致で賛成をしてもらつた。そうして参議院は、自由党も参加されて、全会一致で通過をいたしまして衆議院に来たわけであります。衆議院において一箇月余りも放任して、現在に至つておるわけでありますが、その点については、大臣は、総理にも頼んでその促進方をお願いした。なお現在においても、私の質問に対しまして、全閣僚とも一人も異論はない、こういう御答弁であつたのであります。そういたしますと、今久保田局長が申されますことが、これは非常にふに落ちないのであります。もちろん国会の運営上、閣議決定の承……

第13回国会 文部委員会 第33号(1952/06/14、24期、日本社会党(第二十三控室))

○坂本(泰)委員 大臣がお見えになりましたから、ぜひひとつ明確な御答弁をお願いしたいと思うのですが、第一は、先ほど圓谷委員から、なぜ本法案を参議院に先に提出したかという質問がありまして、これに対して久保田局長から御答弁がありました。われわれの印象としては――もちろんこれは多少野党のひがみになるかもわかりませんが、昨日まで自由党の方々は、本法案に対して少しの御質問もなかつた。本日一、二の御質問があつたわけでありますが、われわれはこの法案に対して、根本的なところからいろいろ審議を盡してやりたいと思うのに、與党委員からは何ら質問がなかつた。本日たまたま質問がありますと、ただいま申しましたように、本法……

第13回国会 文部委員会 第34号(1952/06/16、24期、日本社会党(第二十三控室))

○坂本(泰)委員 ただいま提案になつております委員長不信任案に対して、賛成の意見を述べたいと存ずるのであります。  ただいま自由党委員圓谷氏は、本法案が五月六日に提出されたときは、自由党の党議がまとまつていなかつた。まとまつていない先に参議院に出して、衆議院にまわつて来たのだから、本法案が委員会に付託されても審議が遅れた、こういうことを言われたのであります。しかるに、本法案は五月六日に参議院に提出されまして、翌七日に、自由党も含めて全会一致でこれが通過をいたしまして、しかして衆議院に送付されたところの法案であるのであります。従つて、この法案が、自由党内部において、当時意見がまとまつていなかつた……

第13回国会 文部委員会 第36号(1952/06/18、24期、日本社会党(第二十三控室))

○坂本(泰)委員 修正案の全文は速記録に載せていただくことにいたしまして、簡単に修正案の内容を申し上げます。  本修正案は、根本において大してかわりはありませんが、内容の不明な点その他の点がありまして、明確にいたした点が多いのであります。  第一は、実験実習の收益の処理についての問題でありますが、これは収益が「実験実習に従事する生徒若しくは学生の厚生に必要な経費」とあつて、厚生ということになりますと、修学旅行積立金その他も含まれまして、非常に広範囲になつて、厚生という意味が明白でないのであります。従つて実験実習に対するところの食事の点なんかは、やはり実験実習の経費の中に含まれるのでありますから……

第13回国会 文部委員会 第38号(1952/06/21、24期、日本社会党(第二十三控室))

○坂本(泰)委員 途中で若林委員から質問を遮断されたから、関連でないことになりますが、先ほど小林委員からの、本日の委員会は無効ではないかという点であります。参議院においては、本会議を開かずに終つておる。今度の十日間の会期延長につきましては、これは非常に疑義がありまして、野党連合では、無効といたしまして、現在議長にその申入れをいたしておるような状態であるのであります。従つてわれわれは、この国会法第十三條の議決に至らなかつたということは、これは二院制度の本質からいたしまして、本会議を開いてその議決が否決された、そういう場合に初めて十三條が適用されるのでありまして、昨日の参議院においては、本会議がた……

第13回国会 文部委員会 第41号(1952/07/03、24期、日本社会党(第二十三控室))

○坂本(泰)委員 私は特別に利害関係はないので、黙つておりましたが、しかし、文教対策の根本方針から考えまして、現在の文部当局の大学設置の問題については非常に無定見、無方針であり、またこの新発田の分校の問題につきましては、今われわれが一番憂慮しておるところの警察予備隊の問題ともからみまして、政治的問題に発展をいたしておるのであります。従つて、これを軽々に保留などいたしましたならば、容易ならざる他の例にも影響するところであります。従つてわれわれは全国的に見まして、あるいは有力なる校舎が、東京都内におきましてもアメリカの軍隊に使用されまして、月島第三小学校のごときは、各校に分散授業をしておるというよ……

第13回国会 文部委員会 第43号(1952/07/30、24期、日本社会党(第二十三控室))

○坂本(泰)委員 私は社会党二十三控室を代表しまして、反対の意見を申し述べたいと思います。  本法律案に対する反対の見解は、浦口委員から詳細に申されましたから、すべてこれを援用しまして、二、三の点を申し上げて反対の立場を明らかにしたいと思います。  第一は、條約と国内法の問題でありす。もちろんわれわれは、この條約には反対の立場をとつたのであります。しかしながら、民主的にここにに成立しました以上は、悪法も法なりで、これを国民の名において改正するか廃棄するまでは、これにやはり従わなければならぬ、かような立場をとりまして、條約十五條(〇)の規定を考えまするに、この條約の内容にはいろいろありまするが―……


25期(1952/10/01〜)

第15回国会 文部委員会 第1号(1952/11/08、25期、日本社会党(左))

○坂本委員 議事進行ですが―他の委員会も休会中の委員会の開催の問題でいろいろ決定しているようでありますが、当文部委員会におきましても、非常に重要な案件があるのであります。教育の根本問題につきましてはもちろんでありまするが、さらに先般行われました市町村の教育委員の選挙によりまして、十一月一日から市町村教育委員会が発足いたしておるのであります。しかしながらこの委員会の発足にあたりましては、財政上の問題、さらにまた教育長を助役あるいは学務課長が兼任をするというような問題が起きておりまして、教育委員会の真の目的が、かような状態においては達することができ得ない。非常に困難な問題があると存ずるのであります……

第15回国会 文部委員会 第2号(1952/11/14、25期、日本社会党(左))

○坂本委員 私は五つばかりただしておきたい点があります。まず第一に、教育長講習の費用二千四百八十七万九千円が約三分の一の九百三万に減つている。町村の教育長だけでも三千九百名ですが、この予算が削られたのを文部省はのんで、九百三億だけではたして教育長の講習ができるかどうか、この点が第一。  第二は、学生の就職対策、これは五百九十六万が三十六万円に減つている。これは十七分の一なんです。この就職の問題につきましては、日経連が非常に現在の情勢に即しない声明を発表する等の問題もありまして、来年三月の卒業期を控えまして、緊急な問題であるのであります。それに文部省は五百九十六万円という予算を組まれる以上は、先……

第15回国会 文部委員会 第4号(1952/12/04、25期、日本社会党(左))

○坂本委員 たくさん聞かなければ――この新潟大学だけではないのですが、一点だけ確かめておきたい。というのは、ただいまこの委員会において文部省側の答弁を聞きますと、まことに形式的、ごもつともらしい答弁であるのであります。しかしながらわれわれが承知するところは、それと反対なことを承知いたしておるのであります。そのことを一々申し上げる時間がありませんが、一番重要な点は、ここにわれわれ文部委員会としてこれを調査するにあたりまして、ただいま大臣は文部省からも視察をする、こういう話でありました。この視察の目的は、単なるつき合いとか、形式的の視察であつては断じてならないものであります。ことに大臣の答弁に対し……

第15回国会 文部委員会 第5号(1952/12/11、25期、日本社会党(左))

○坂本委員 大臣が来ておられないからまことに困るのですが、局長にお伺いしたいのです。十二月四日に文部委員会がありまして、その際にこの委員会で調査派遣を決定したのですが、その日に新潟大学の学長その他が来ておるといううわさを聞いたのですが、果して来ていたかどうか、来ていたならばこの問題についてどういう折衝をされたかされないか、その点をまずお伺いしたいと思います。
【次の発言】 この新潟大学の問題が二十七年の七月三日の当委員会で問題になりました際に、これは速記録を今持つていないのでありますが、稲田局長は、局長を派遣中であるからというような答弁をしたのを、―その前の委員会でしたか、聞いた覚えがあるわけ……

第15回国会 文部委員会 第6号(1952/12/17、25期、日本社会党(左))

○坂本委員 今のに関連してお聞きしたいのですが、どうも大臣の御答弁を聞いておると、立太子の式は儀式である、こういうふうに受取るのであります。そういたしますと、文部大臣はこの立太子の式を国事の祭典であると考えておられるか、あるいは皇室内の祭典と考えておられるか、その点をまず承りたいと思います。
【次の発言】 そういたしますと、八千四百万の国民の総意をあげての国事だ、こういうことになるのであります。この国事に対する賀詞に対しましては、これは国事としての立場に総理大臣も立たなければならないと思うのであります。そういたしますと、ただいままで大臣はある実業家の財閥の一家のことを例に出されたのでありますが……

第15回国会 文部委員会 第7号(1952/12/23、25期、日本社会党(左))

○坂本委員 大体御苦労な調査の御報告があつたのでありますが、私も一、二お聞きしておきたいと思うのです。先ほど坂田委員の御報告にもありましたが、翌朝の懇談会でいわゆるPTA、父兄、学生は非常に反対であつた、そういうことを考えあわせますと、この分校が新潟に統合されることについて、北蒲原郡、岩船郡の両郡が、このために教育の低下を来しはしないか。と申しますのは、この学校で養成される学生は卒業後において、特にこの両郡における教育の任に当るわけです。そういたしますと、統合によりましてこの両郡から出る学生が非常に低下をしないか、少くなりはしないか、やはりその郡の者は郡を愛するので、この統合によつて両郡の今後……

第15回国会 文部委員会 第9号(1953/02/12、25期、日本社会党(左))

○坂本委員 先ほど平川委員、井出委員から資料の要求がありましたが、外郭団体というのを、狭く解すれば非常に狭くなりますが、これは広く解して、やはり文部省が関係しておるいろいろなものをすべて書いて出してもらいたい。  それからもう一つは二十六年の疑獄の問題で、先ほど不起訴と言われたのですが、検察庁の処分には犯罪が全然なしとして不起訴になるのと、犯罪があるけれども、起訴猶予である、それから公判を延期して無罪になつたり有罪になつたりする場合がありますが、その点はつきりしておいていただきたい。
【次の発言】 その点はそれじや抽象的でわからぬ。もし出さなかつたならば、これは法務総裁でも呼ばなければならない……

第15回国会 文部委員会 第10号(1953/02/19、25期、日本社会党(左))

○坂本委員 二、三点お聞きしますが、お答えは簡単でよろしゆうございます。  第一は、教育行政について沖繩島民は独立してやつておられるかどうか、アメリカ軍から相当干渉があるかどうかということです。  第二は、教職員の養成はどういうふうになつておるか。先ほどある一部の者が研究生として本土に来られるということは聞いたのですが、それは一部分ですか。その教員の養成の問題。  第三に、高等学校の卒業者などの就職の関係はどうなのか。  もう一つ、これは根本の問題ですが、教育経費の問題は沖繩政府が負担しているのか、あるいはPTAなりで負担しているのか。先ほど日本の国内からの補助を拒絶しておるということがあつた……

第15回国会 文部委員会 第12号(1953/02/28、25期、日本社会党(左))

○坂本委員 ただいま委員長からお話のありました日程は、これは基準を示したわけで、重要法案が山積しておるから、われわれ委員としましても特に慎重審議を期さなければならぬと思うのです。そこでわれわれ理事会としては日程表をつくりまして、今委員長のおつしやられたようなふうに進行するのでありますけれども、義務教育学校職員法案というのは突如として出されたものであり、われわれ委員として相当研究もしなければならぬと思います。従つて今まで無準備の状態にもあるし、これの審議の過程におきましては相当の資料を単に国内だけにとどまらず、国外の資料をも収集しなければならぬ、従つて文部省においてはその提案の責任上文部次官も今……

第15回国会 文部委員会 第14号(1953/03/05、25期、日本社会党(左))

○坂本委員 今局長のお話を聞くと、中央教育審議会の諮問にかけておる。それが答申にならなければ文部省の案としても提示できない。こういうことでしたね。さうしますと、また非常にふしぎになるのは、午前中審議しました義務教育学校職員法ですね。これはもつと重要な問題です。それを新聞の報道では一回だけ審議会にかけて、意見の対立でそのままになつておる。それを無理に出されて、そうしてここに審議をしておるわけなのであります。そういたしますと今の局長のお話とは雲泥の差があるわけですが、その点についての御見解を承つておきたいと思います。
【次の発言】 われわれは、予算は法律措置を前提とし、それによつて予算が編成されて……

第15回国会 文部委員会 第15号(1953/03/07、25期、日本社会党(左))

○坂本委員 今のことに関連して……。実は文部委員会につきましては、十二国会、十三国会におきましては、非常に出席が悪かつた。ことに教育委員会法の一部を改正する法律案が出ました。この法律案の審議にあたりましては、ほとんど内容の審議はせずに、これの採決にあたりましては、野党側は総退場をして、そうして自由党だけの委員で決定されたような事情もあつたわけであります。従いまして当時の文部委員会におきましては、著作権法その他超党派的に文部委員会の権威を持ちまして、内容を慎重審議すべきものが、審議がされずに、最後はほんとうの文部委員として委員会に出席して法案の内容の審議に当らなかつたその日だけの委員がいまして、……

第15回国会 文部委員会 第16号(1953/03/09、25期、日本社会党(左))

○坂本委員 議事進行について……。ただいまの問題は日本の教育の根本に関するものであります。従つてわれわれは文部大臣の答弁だけでは納得できないのであります。これは国家的のものでありますから、吉田総理大臣からはつきりした答弁をお聞きしなければならないのであります。ただいまの答弁は田中局長が中心になつて、新潟大会の内容も把握せずに、そうして基本法第八条の二項を云々するなんということは、これはとんでもないことであつて、われわれは日本の文教政策を確立するたに――ことにただいま提出されておりまする義務教育学校職員法というものは、単なる身分法のようなものであるけれども、日本の将来の教育に対して非常なる影響を……

第15回国会 文部委員会 第19号(1953/03/14、25期、日本社会党(左))

○坂本委員 第一に大臣に御質問いたしたいのは、これは先般稻田局長から御答弁になつたのでありますが、大学管理法案のことです。これについて大臣はどういうお見通しを持つておられますか、その点を承りたい。
【次の発言】 中央教育審議会ができまして、二十名の委員が選任されて、すでに発足いたしておりますが、ただいまの大学管理法案だけは根本的の問題であるから中央教育審議会に諮問をしてやろう、こういうお話であります。現在かかつております義務教育学校職員法案なども、国家の教育の根本を云云するものではないかとわれわれは考えておるのでありますが、これは閣議決定になりまして、先般の公述人の小汀という人は、これはすでに……


27期(1955/02/27〜)

第22回国会 地方行政委員会 第2号(1955/03/26、27期、日本社会党(左))

○坂本委員 三点ばかり聞きたいのですが、円満に行かないようなところが現在どれくらいあるか。それから審査請求を求めておるところがどれくらいあるか、これが第二。第三にこの町村合併に対して村民の意思とそれから町村議会の意思が食い違ってむしろ旗なんかを立てて非常な刑事問題にまで発展しておるものがあることをわれわれ二、三聞いておるのですが、そういう点について調査をしておられるかどうか、調査をしておられるならば、そういうケースがどれくらいあるか、この三つをお聞きしたい。
【次の発言】 大体今の説明でわかりましたが、最後の市町村議会の意思といっても、これはもうすでに四年前に選ばれたもので、相当町村民から離れ……

第22回国会 地方行政委員会 第3号(1955/03/29、27期、日本社会党(左))

○坂本委員 質問をいたす前に、今の御説明の中で、事前検挙、投票日前に一斉捜査あるいは家宅捜索された件数は幾らかわかりませんか。捜査令状によって捜査したものです。
【次の発言】 私は左派社会党でございますが、現在の警察案法は昨年の変則国会と一般にいわれておる国会で、すでに国会が終了いたしました後に参議院を通過したものでありますから、われわれはこの警察法は無効である、こう固く信じまして、全国に警察法無効の訴えを提起いたしておるのであります。従いまして、われわれは現在の警察法に基く警察機構に対しては無効を主張しておるのであります。しかしながら、現実の問題といたしまして、総選挙が行われ、その検挙が行わ……

第22回国会 地方行政委員会 第4号(1955/03/31、27期、日本社会党(左))

○坂本委員 これは八日間空白になるのでそれを埋めるというお話でありますが、この市町村の長は任期が二十二日に満了いたしますと、規定によって助役がその他の者を指名して市長にかわる者を設置するわけですね。そうするとわずか八日間ですから、大して支障は来さないように考えられますが、その点についての御見解を承わりたい。
【次の発言】 町村長の地位によって他の地位を兼務する場合はやはり事務の取り扱いといいますか、助役かまたは助役がいない場合にはその他の者がそれにかわることになれば、やはり当然その地位につきますから、その地位についた者がやはり同じような兼務をすることになりますから、どうもさしつかえはないように……

第22回国会 地方行政委員会 第5号(1955/05/07、27期、日本社会党(左))

○坂本委員 選挙違反の前に、五月五日の朝日新聞に、警官がにせ調書を作って捜査令状の請求をした、これは新聞に出ていることが事実そのものか、またそれと違っているかどうか、その点を初めに……。
【次の発言】 そういたしますと、もだいぶ過ぎておるのですが、厳重に調査をされるというが、どの程度に進行しておるか、その点を承わりたい。
【次の発言】 本件は公正な捜査を疑わしめるだけでなくて、刑法百五十六条の犯罪に該当しないかと考えるのですが、その点についてはどういうお考えを持っておりますか。
【次の発言】 そうしますと、これは検察官の方で捜査を進めておるのですか。

第22回国会 地方行政委員会 第6号(1955/05/12、27期、日本社会党(左))

○坂本委員 関連して。ちょっと市長さんにお聞きしたいのですが、法はやはり正しく守らなければならぬ、従ってその解釈も正しくしなければならない、そう思うのです。従ってこの地方公務員法も、それから町村合併促進法も、やはりこれは従来一般公務員というものが、すべての奉仕者として地位の安定を得てそこに奉仕をしているわけなのですから、その身分の取扱いにつきましては、慎重にやらなければならない、そういう法の考え方に立つわけです。そこでこの新市建設計画協定書の四の一の身分の取扱いという条項は、町村合併促進法の第二十四条の趣旨に基いてできておると思う。従いまして、上山前町長の話がありましたように、この協定書による……

第22回国会 地方行政委員会 第16号(1955/06/08、27期、日本社会党(左))

○坂本委員 具体的問題の前に福岡の知事から調査請求のあったのは、自治法の二百四十五条の三による請求であるかどうか。その請求によって自治庁は松村課長をどういう任務で、どういう調査で派遣されたか。またそれはどういう性格のものであるか、まずこの点をお聞きしたい。
【次の発言】 福岡の問題ですよ。
【次の発言】 特別に命じていないというんですが、国家公務員が出張する場合は、出張の許可申請をして、その目的をはっきりして、そうして出張命令によって出張するのだろうから、今御説明のように一般的に行ったなどというような実情じゃないと思います。
【次の発言】 そうしますと、福岡県の財政上の実態を調査するために出張……

第22回国会 地方行政委員会 第17号(1955/06/09、27期、日本社会党(左))

○坂本委員 ただいまの長官のお話で大体了承できると思いますが、この財政調査につきましては、今後いろいろ他の府県からもあると思いますが、その調査に基く勧告は、これは当委員会において地方財政再建促准法その他の法律案が、今ここに審議をされておるような情勢でありますから、一県々々について勧告でなく、本委員会において審議中にある法案ともにらみ合せて、総合的に検討した上でやっていただきたい、これを希望いたしておきます。
【次の発言】 この調査をされて、その調査をされた県に直ちに自治庁から勧告をされることなく、これはただいまこの委員会で審議が進あられておる法案との関係がございますから、この法案が通過し、その……

第22回国会 地方行政委員会 第28号(1955/06/25、27期、日本社会党(左))

○坂本委員 私もこれについて質問したいと思いますが、飛び出しナイフの生産状況欄というのがありますが、こんな飛び出しナイフが何に使われておるか。私たちは全くこれは道具だと思っているのですが、これが一般生活関係その他に有用に利用されているかどうか、その点の資料がありましたら、次回にお願いいたしたいと思います。

第22回国会 地方行政委員会 第37号(1955/07/09、27期、日本社会党(左))

○坂本委員 関連して。火災保険会社は大蔵省の管理事業ですが、二十八年度は保険料総額が三百六十億で、火災によって返還したのが六十億くらいだと聞いておるのです。事務官でもいいのですが、その点のデータはおわかりですか。
【次の発言】 その質問に関連して。消防で全国的に約三百億も費用を出しておるわけなんです。それと、火災保険会社が三百億の利益を上げておるということは、これは営利事業であるから関連性がないといえば法律上はないだろうけれども、これは大いに関連があるわけです。そこで現在全国の市町村が、かような火災保険事業はそう特技も要らない、大体三段階か四段階に保険料をきめてやれば特別の経済的技能も要らない……

第22回国会 地方行政委員会 第41号(1955/07/15、27期、日本社会党(左))

○坂本委員 自治庁は法律の解釈はもっと法律の解釈らしく、純粋にやらなければいかぬと思う。ですからこの議会の開会の問題は議長がやるべきものだ、そうして議長が一度やって、そのあとで副議長がやったものと、その両方を調べてみなければわからぬなんて、現実問題にとらわれて両方いい子になろうとするからいかぬので、地方議会は、議長がちゃんとおりますから、議長が議長席に着いて開会を宣して初めてその議会が成立するわけです。今横山委員が聞くのは、議長がいて議長が開会を宣して開いたものは当然議会が開かれておるけれども、そうでなくて、議長がおるにかかわらず副議長が議会を開いてやった場合はどうかという、最初の基本的な考え……

第22回国会 地方行政委員会 第42号(1955/07/16、27期、日本社会党(左))

○坂本委員 この地方財政再建促進特別措置法というのは、「地方公共団体の財政の再建を促進し、もつて地方公共団体の財政の健全性を確保するため、臨時に、地方公共団体の行政及び財政に関して必要な特別措置を定めるものとする。」ということが法の目的としていわれております。しかしながらこれは従来の政府の看板に偽わりのあるものでありまして、内容においては決して再建の促進にならない、これは財政の再建どころか、地方自治体の自治権を侵害して戦前の中央集権の方面に持っていく形である、かような考え方の上に立ってわれわれは反対しておるのでありますが、いささか大胆に御質問申し上げまして、さらにただいま申しましたわれわれの考……

第22回国会 地方行政委員会 第43号(1955/07/18、27期、日本社会党(左))

○坂本委員 まず最初に前回から問題になっております退職公債の問題でもう少しお聞きしたいのですが、大体政府が予想されているのは、退職手当債が三十億、一般退職手当債が三十億、この基準について、大臣の提案理由の説明によりますと、昭和二十八年度決算においては都道府県の約八割、市の約七割、町村の約二割に達する千七百二十四団体が実質上の赤字決算を行なっている、こういうような説明があったのですが、こういうような赤字団体をどの程度予想されて退職手当債の二十億を予定しているか、その点をもう少し御説明願いたい。
【次の発言】 そうしますと、一、二の要求があるからそれによって大体の予想で三十億にした、そういうことで……

第23回国会 法務委員会 第6号(1955/12/14、27期、日本社会党)

○坂本委員 関連して。ただいま官房長官は、事業認定について単なる事務的の手続と言われたんですが、この点は少し考えが違うのじゃないかと思う。土地収用法においては、起業者の事業認定に対しては、その土地の事情のわかった者、あるいは府県知事、あるいは中央においては総理大臣になっているのですが、この軍事基地に対する特別措置法の問題の事業認定は、土地収用法にかわる事業認定だと思うんです。ですから、事業認定を総理大臣がやる場合において、事務的では法律上いかぬと思いますが、その点はどうですか。
【次の発言】 そこで、お伺いしたいのですが、総理大臣の事業認定は、調達局から認定の申請があれば、その書面審理だけによ……

第23回国会 法務委員会 第7号(1955/12/16、27期、日本社会党)

○坂本委員 関連して。ただいまの謝礼金の支出ですが、これは防衛支出金から支出するとのことでありますが、国民の私有財産に対する関係ですから、それはやはり憲法二十九条の正当な補償のもとにやらなければならない。その正当ということは、その前提として、公平にやらなければならぬ、こういうことだと思うのです。そういたしますと、砂川なら砂川、あるいは板付なら板付の拡張に対しての私有財産の損失をこうむる者に対しては、これはやはり、平等にしなければならないと思うのです。それを謝礼金とかなんとかいう名目で出すということは平等の精神に基本的に反すると思うのですが、その点は大臣はいかがお考えですか。

第24回国会 決算委員会 第3号(1956/02/03、27期、日本社会党)

○坂本委員 大蔵大臣に御質問いたしますが、不当事項と是正事項と二つに分けてあります。不当事項が千五百五十六件、是正事項が六千六百九十件とあります。この不当事項というのはどういう不当事項か、その内容をお聞きしたい。
【次の発言】 大蔵省はこの報告を受けておられるから、だから大蔵大臣においても、次官においてもこれを承知のはずだと思う。それで大蔵省の方から聞いてその上で次の質問をしたいからお聞きしております。御答弁願いたい。
【次の発言】 私がお聞きしたのは、不正事項が何件、未収が何件という、そういう件数でなくて、不当事項については犯罪になるような不正行為もあるだろうし、またそれにならないような行為……

第24回国会 決算委員会 第7号(1956/02/17、27期、日本社会党)

○坂本委員 ちょっと今の話で関連して。今は検査の能力とか適性とかいう御弁解でしたが、私これを今読みまして、第一に疑問に思いますのは、補助金を交付されました千葉県富山村の農業協同組合、これが補助金を受けて塩田をやる、こういうのですか、どうですか。
【次の発言】 そこで聞きたいが、「なお、本件塩田は面積四ヘクタールであって補助金交付後である二十八年五月潤間某が譲り受け、二十九年五月に至り隣接する佐藤某所有の塩田三へタタールと合わせて五井製塩株式会社を設立したものである」こうあるが、経過はこの通りですか。
【次の発言】 そういたしますと、公社は補助金を対象にした富山村農業協同組合が、それを潤間某、さ……

第24回国会 決算委員会 第16号(1956/03/20、27期、日本社会党)

○坂本委員 関連して。選挙制度調査会としての派遣でなくて、内閣総理大臣の任命ですか。
【次の発言】 そういたしますと、この三名はその身分、地位はどういう関係になりますか。
【次の発言】 選挙制度調査会委員を内閣総理大臣が派遣を命じた。そうすると、調査会委員でなくて、別な内閣総理大臣から任命された地位がそこにできると思うのですが、それはどういう関係になるのですか。
【次の発言】 選挙制度調査会委員として内閣総理大臣炉任命した。任命されたその三名は、どういう地位にあるか、それを聞いている。
【次の発言】 そうしますと、その際は選挙制度調査会委員とはどういう関係になりますか。

第24回国会 決算委員会 第19号(1956/03/30、27期、日本社会党)

○坂本委員 今度の鳥取の参議院の補欠選挙には予備費は幾ら出ることになっておりますか。
【次の発言】 今度の鳥取の補欠選挙で選挙違反の関係はどうなっておるか、その点をお尋ねいたします。
【次の発言】 日は忘れましたが、選挙になってから自民党の支部大会が持たれまして、わずかな、百円か二百円の会費で大勢集めて、百円か何百円か、千円か知らぬけれども、たくさんの経費を使っておるという事実があって告発になったということを聞いていますが、その点御存じですか。
【次の発言】 この問題は重要な問題であります。合法的の選挙違反――脱法であるけれども、われわれはこれを選挙違反であると見ておりますが、三百七十万も、来……

第24回国会 決算委員会 第23号(1956/04/09、27期、日本社会党)

○坂本委員 関連して。私はやはり課長級ではだめだと思うのです。課長は補助として来るのはいいですが、防衛庁関係においては、統合幕僚会議の議長林敬三、事務局長井本熊男、それから陸上幕僚監部は筒井竹雄、副長が杉山茂、海上幕僚監部は長沢浩、副長が伊藤邦彦、航空幕僚監部は上村健太郎、副長が佐藤毅、こうなっております。それでなければいかぬと思います。

第24回国会 決算委員会 第24号(1956/04/11、27期、日本社会党)

○坂本委員 被服の問題については、二十九年の七月中旬に米顧問団から口頭で申されて、八月下旬には無償であるということが判明した。ただ時期が不明確であった。そうして九月の十三日に、無償であるという点が文書をもって交付された。ここまでははっきり確認いたしておるのであります。従って十二月末に打ち合せをして、一月の上旬か中旬には入手がある。そうして実際の入手があったのは、三十年二月から五月までの間であった。私は先日からのここの答弁によって、以上五段階に分けて、確認をいたしておるわけでありますが、筒井氏はどこに確実にいつ入るということを確認されたか、その点を確かめたいのであります。

第24回国会 決算委員会 第25号(1956/04/13、27期、日本社会党)

○坂本委員 ただいまのC46輸送機の問題ですが、新聞によると上村航空幕僚長は、「まことに遺憾だが、事故発生の原因が老朽にあることは疑いなくなってきた。まだ最終的結論は得ていないが、とりあえず全保有機の精密検査を指示した。」こういうふうな談話が発表されておりますが、精密検査を指示されましてからもう相当期間たつのですが、その結果はどうなっておりますか。
【次の発言】 そういたしますと、この上村幕僚長が指示して検査されたのは、きょう資料を出されたのは、これだけの報告しかないというわけですか。
【次の発言】 そういたしますと局長のところにもこれ以外のことはまだ何も来ていない、こういうふうに了承していい……

第24回国会 決算委員会 第28号(1956/04/23、27期、日本社会党)

○坂本委員 この点でちょっと……。ただいま吉田委員の結論で私けっこうですが、その前に二、三お聞きしておきたいと思います本件の購入についての予算の要求はいつであったか、あるいは重複になるかもしれませんが、私の質問順序としてお聞きします。
【次の発言】 ただいまお答えになりましたのは、二十八年の初めの見積りだと思うというのですね。そのときの見積りに対して、今問題になっておりまするエンジンはどういうような計算になっておりましたか。
【次の発言】 二千五百七十二万円のエンジンの見積りというのは、この計算はどこでやりましたか。
【次の発言】 その際このパッカード・マリン・エンジンを使うということは決定し……

第24回国会 決算委員会 第29号(1956/04/27、27期、日本社会党)

○坂本委員 関連して。鑑定とおっしゃるのですが、民間からそういう依頼があっても勝手に公務員は行くべきものじゃないと思いますが、それは許可か何か受けて行っておるのですか。そういう点次長御存じですか。
【次の発言】 私は第一通商というのはこういう機械の販売業者だと思うのですが、先ほどの御答弁では、第一通商の申し入れによって矢幡船舶課長以下三名が見に行った。この申し入れはそういう好意的の鑑定でなくて、やはり販売の意思があって、そうしてその海上警備隊の方もやはりそういうものがあるならば買おうという意思があったからそこに申し入れによって鑑定に行った、私はこういうふうに考えているのですが、今の御答弁とずい……

第24回国会 決算委員会 第30号(1956/04/30、27期、日本社会党)

○坂本委員 大体吉田委員から聞かれましたから、時間がありませんから一、二お聞きしたいと思います。松庫商店でこの品物の払い下げを受けて一年間持っておられたのですが、その一年間のうちに何回くらい当時の海上保安庁の船舶の方に売り込みには行かれたのでございますか。
【次の発言】 そういたしますと一年間に三回くらい行かれて全部拒絶されて、一年後の昭和二十七年の六、七月当時突然三友産業株式会社の正木さんという方が見えたわけでございますか。
【次の発言】 その際に三友さんの方ではどこか売り込みの目標があるかどうか、そういう点はお聞きになられるか、また商売上売込先のようなことはおわかりにならなかったでしょうか……

第24回国会 決算委員会 第32号(1956/05/08、27期、日本社会党)

○坂本委員 簡単に二点ばかり伺いますが、今じゅんじゅんと聞かれた点に関連するのですが、証人この領収書をちょっと見て下さい。それは一億四千七百万円の領収書なんですが、この領収書は正木証人の証言によると、間組の応接間で経理課長立ち会いの上であなたも同道してその領収書を出した、こう言っておるのですが、あなた覚えはありませんか。
【次の発言】 それは領収書を写真にとったのだから領収書そのままですよ。
【次の発言】 そういうとぼけたことを言わずに、あなたも立ち会って間組の応接間でもらったとあなたの親友の正木氏がそう証言しておるのですよ。
【次の発言】 見て下さい。領収書を写真に写したのですから、領収書は……

第24回国会 決算委員会 第33号(1956/05/12、27期、日本社会党)

○坂本委員 私、二、三点お尋ねしたいと思います。第一通商はこういう中古品その他の機械類の販売会社でございますか、どうですか。
【次の発言】 そういたしますと機械類については、新品、中古品、すべて商売をやられるわけですか。
【次の発言】 この契約が成立しました際に、二十七年の九月二十六日に内金百万を間組は出したことになっておるのですが、受け取られましたかどうか。
【次の発言】 百万円を二十七年の九月二十六日に第一通商に渡したということを聞いてるのですが、その点いかがですか。
【次の発言】 そういたしますと、内金は受け取ったことはない、こういうことに聞いてよろしゅうございますか。

第24回国会 決算委員会 第34号(1956/05/14、27期、日本社会党)

○坂本委員 本日は長沢海上幕僚長以下の参考人から十分その意見を聞きたい、そういうつもりでおりますが、ちょうど長官の答弁がありましたから、私は一点だけ長官にお聞きしておきたい。
【次の発言】 長官は、四年もかかって、値段その他形状の変化がある、なお不正不当はない、それも部内の方で十分調査をした、こう御答弁があったわけですが、現在通産省に価格の評定をしたとか、あるいはイタリアに一基しかないとか、そういう千二百五十万円で買い入れたところの値段に対する、外部的の一応の説明がつくようにちゃんとできておる。しかしながらここに問題は七万二千円で払い下げを受け、十万五百円で松庫商店が払い下げを受けた、これが千……

第24回国会 決算委員会 第35号(1956/05/16、27期、日本社会党)

○坂本委員 私一点だけお聞きしたいのですが、このパッカード・エンジンの問題については、砂田代議士のところにも頼みに行かれたということは先ほどお話しがありましたですな。なおそのほかに元内務大臣の安倍源基さんもやはりこれに関係せられておるといううわさを聞いておるんですが、あなたはその点御存じありませんか。
【次の発言】 それはいつごろのことでございましょう。
【次の発言】 数回安倍さんを通じて増原次長に交渉された、お願いした――あなたはそれに同席されたことはございますか。
【次の発言】 そうすると、あなたの方から、あるいはそのほかの人から安倍さんに頼んで、安倍さんが数回増原さんに交渉された、とこう……

第24回国会 決算委員会 第36号(1956/05/22、27期、日本社会党)

○坂本委員 私はこの際、長官に対して、本件中古エンジンについての刑事責任と政治上の責任についてお伺いいたしたいと思います。  本件の中古エンジンにつきまして、防衛庁当局の説明並びに証人、参考人の証言その他を総合いたしますと、この点だけははっきりとなっていると思います。第一に、米軍から一台七万二千円で払い下げられたこと、第二に、この七万二千円で払い下げられたものが、松庫商店に一台十万五百円で払い下げられたこと、さらにこの十万五百円が松庫商店から間組、これは形式上は三友産業になっておりますが、三友産業は破産会社であり、間組がこれをやったことは明瞭であります。これが一台五十万円になっておるのでありま……

第24回国会 決算委員会 第38号(1956/05/28、27期、日本社会党)

○坂本委員 大体済んでいると思いますが、井上の検査について抜き取り検査をやられたかどうか。
【次の発言】 それから次に技術的、管理的に劣っている、こういう御所見であったのですが、技術的、管理的を広くいえばきりがないでしょうが、どういう点が劣っているのでありますか。
【次の発言】 それからもう一つは、毎回不合格の検査があったから課長が検査に乗り出して行かれたと思うのですが、この不合格の検査というのはどういう限度であったか。毎回というと数回あったと思うのですが、その点を簡単にお聞きしたい。
【次の発言】 二度、三度の検査といいますと、初度の検査で不合格がたくさんあるから、その不合格品を落して、合格……

第24回国会 決算委員会 第40号(1956/06/01、27期、日本社会党)

○坂本委員 関連して。どうも私さっぱりわからぬですが、何か発電事業と鉱業権があったかのようなお話ですが、それの侵害みたいなお話だと思うのですが、石川というのはどういうふうな会社でどういう鉱業権を持っておる人ですか。石川鉱業所というものは、森証人、調査になったのですか。
【次の発言】 本日間組の社長の病気欠席について、医師の遣沢忠三郎氏を参考人に呼んでおるのですが、これが出てこない。この点が一つと、もう一つは、期日があと二日しかありませんが、本委員会で電源開発の小坂総裁を参考人として喚問することに決定しておりまして、余すところ二日しかありませんが、これはどうなっておるか。この問題は重大な問題であ……

第24回国会 決算委員会 第41号(1956/06/02、27期、日本社会党)

○坂本委員 私は吉田委員の提出されましたわが社会党の決議案に賛成をいたして、その討論をいたしたいと存じます。  私はまず第一に、ただいま山本委員が読まれたこの決議案を見て、自由民主党は正常な常識を持っておられるかどうかということを疑い、失望するどころか憤りを感じたような次第であります。自由民主党ほどの大政党が、このような問題について、時価がそれくらいあるから不正不当はない、こういう子供みたような決議案を作られるということを、友党である自由民主党のために私は非常に惜しむものであります。いかに不正不当がないと申しましても七万二千円のものが千二百五十万円になったことについては、国民ひとしく不審に思っ……

第24回国会 決算委員会 第44号(1956/09/21、27期、日本社会党)

○坂本委員 これは藤井参考人の関連質問ではありますが、やはり御母衣ダムに関する関連質問ですから、それについて藤井参考人よりも内海参考人の方がいいという質問者の神近委員の要望ですから、やはり質問の本質は御母衣ダムですから、それの関連質問だから、これは内海総裁の御答弁を願いたいと思う。
【次の発言】 佐久間ダムの問題ですが、結論としては今生田委員の言われた通りでけっこうでございますが、そこでお聞きいたしたいのは今月中にすでに解決をしたい、そういう御意思ですからここに承わっておきたいのは間組から第三回の値増し要求書に嘆願額として直接費一億八千九百八万六百十円、仮設備費一千百十万六千八百円、間接費一億……

第24回国会 決算委員会 第45号(1956/11/01、27期、日本社会党)

○坂本委員 時間がありませんから一、二点お伺いします。佐久間ダムは十月十五日に盛大な竣工式が行われたわけですが、われわれの常識では竣工式をやって完成すれば代金の支払いはほとんどできたのじゃないかと思うのですが、先ほど御証言のように、値増しの点については七十億円以下ということは現地では話がついて本店の方に上申した、こういうことに承わってよろしゅうございますか。
【次の発言】 今おおよそでけっこうですが、支払った額はどのくらいですか。
【次の発言】 総額で……。
【次の発言】 次に聞きたいのは、これは私が先ほど聞き間違いかもしれませんが、三億五千牧百万円のいわゆる嘆願金というのが出ておりました。そ……

第24回国会 地方行政委員会 第7号(1956/02/15、27期、日本社会党)

○坂本委員 私は、本日は大麻警察担当の大臣並びに石井警察庁長官以下のおいでを願いまして、これから御質問いたしたいと思いますのは、ただいま問題になっております春季労働攻勢に対する取締り、これについていろいろのデマ、憶説が飛んでおるし、あとで申し上げますように、警察は極秘文書を配付してその取締りをやろうとしておる、こういうような事実もございますから、この点に関して御質問を申し上げたいと思うのであります。  ことに今度の春季労働攻勢と新聞で三段抜きあるいは五段抜きに書いてございますが、これは現在の日本の状態における勤労者、官公労あるいは公共企業体あるいは民間の勤労者が、その生活権を確保するための賃上……

第24回国会 地方行政委員会 第26号(1956/03/24、27期、日本社会党)

○坂本委員 今の質問と関連するかと思いますが、提案理由を見ますと、第五まである。問題は第五の「市町村が行う補償の内容を向上させ、不均衡を」云々とあるのですが、問題は十一条に関することだけで、十二条案理由に書いてないわけです。ですから非常に心配するわけです。そこで問題は、全国町村会長の修正要望にもありますように、十二条が活用されなかったならば市町村の負担が過重になるわけです。従ってこの法律ができると市町村の窮乏した財政負担が多くなる。私はこの法案のねらいはそうでなくて、やはり消防は全国的なものであるから国家が補助をする、そこにこの法案のねらいがあり、十二条が非常に要望されると思うわけであります。……

第24回国会 地方行政委員会 第45号(1956/05/11、27期、日本社会党)

○坂本委員 私はほかの委員会に行っておりましたから、あるいは聞き漏らしたかもわかりませんが、本日は参考人として知事のかわりに総務部長炉来ておられるのです。従って、参考人としての御説明なり御答弁は、やはり知事の権威においてやっていただきたいと思います。小さいことをあれしないように。われわれのお聞きしておりますのは、年間予算を専決処分をした。これは自治法に違反しているではないか。今小林行政部長のお話では二つのことを言われましたが、私は、政治的にも地方自治体の運営の上においても、年間予算の専決処分ということは、自治法の違反ではないかと思うのです。こういうような考え方に立って、参考人に来ていただいたわ……

第24回国会 地方行政委員会 第60号(1956/10/12、27期、日本社会党)

○坂本委員 ちょっと関連して。山口警備部長にお伺いしたいのですが、必要な措置ということを再三言われるわけですが、ただいま横路委員の言われたような船田長官とのいきさつその他で五時に対決をする。それから調達庁のこの立ち入りの問題についても収用法上非常に疑義がある。こういうような場合においては、警察官の措置というのは、測量をやめさせるようにするのが私は適法な措置だと思うのです。はっきりした線で、そうして待ったけれどもどうしてもできないという切迫した事情ならば、これはやむを得ないけれども、今のような切迫した事情は、われわれも法律家でもあり、法律的に判断しまして、こういうような場合は、測量しようとするの……

第24回国会 地方行政委員会 第61号(1956/10/15、27期、日本社会党)

○坂本委員 今回の警察官の暴力的行為に対して非常に遺憾に感じて、この責任を徹底的に追及しなければならぬと思うのです。それで私は二つに分けて、こういう状態が発生したことと、その前提にわれわれはこの不祥事が発生しないように十二日の本委員会でも非常な努力をしたのですが、ついに十二日の夕方から十三日にかけてこの不祥事が発生したのであります。そこで大麻大臣にお伺いしたいのですが、基地に関する関係閣僚懇談会があるということを聞いておるのですが、ここにおいて十六日までに測量を強行しなければならぬということを決定されたかどうか、その点をまず最初にお伺いしたい。

第24回国会 地方行政委員会 第62号(1956/10/16、27期、日本社会党)

○坂本委員 私は砂川における暴行事件について簡明に聞きますから、率直に御答弁を願いたいと思うのです。  最初に聞いておきたいことは、今回の砂川における事件について警察官が出動した。この出動の要請はいつ受けて、どういう要請を受けておられるか、この点をお伺いいたします。
【次の発言】 九日の閣議後に閣僚懇談会が持たれて、十六日に測量を完了することを再確認し、さらに十日の午前に政府側の船田長官以下四名の会談で、測量強行を再確認しているのですが、かような点からいたしまして政府から要請を受けたことがあるかどうか、その点。
【次の発言】 そうしますと政府から全然指示がない。ただ八日の調達局長から藤本部長に……

第25回国会 決算委員会 第1号(1956/11/19、27期、日本社会党)【議会役職】

○坂本委員長代理 それでは次に法務省当局より補足説明を願います。竹内経理部長。
【次の発言】 ちょっと御注意しますが、時間の関係もありますので、簡潔にやってもらって質問がありますからそのとき答えてもらった方がいいと思います。
【次の発言】 それでは質疑に入りたいと思います。――吉田委員。
【次の発言】 よろしゅうございます。
【次の発言】 ほかに御質問はありませんか。――それでは次に移ることにします。
【次の発言】 この際小委員会設置の件につきましてお諮りいたします。  国有財産に関する調査のために、国有財産に関する小委員会を、日本国有鉄道の経理調査のために、日本国有鉄道の経理に関する小委員会……

第25回国会 決算委員会 第2号(1956/11/21、27期、日本社会党)【議会役職】

○坂本委員長代理 次に大蔵当局より補足説明を求めます。  質疑の際に詳しくやりますから、なるたけ簡明に説明を願いたいと思います。山手大蔵政務次官。
【次の発言】 正示管財局長。
【次の発言】 それでは、これより質疑に入ります。吉田委員。
【次の発言】 委員長からお願いしたいのですが、一千万円以上の滞納者の業種、氏名、滞納年月日、金額、徴収状況、これを一つ次までに出していただきたい。これは出てくる予定になっていたが、いつまで出てくるのですか。一番大事なことですよ。これは今資料要求をしておりますから、その意味で提出していただきたい。
【次の発言】 それでは本日予定しておりました大蔵省所管につきます……

第25回国会 決算委員会 第3号(1956/11/22、27期、日本社会党)【議会役職】

○坂本委員長代理 山田委員。
【次の発言】 委員長から関連してちょっと聞きますけれども、あなたは会社の社長でしょう。二十六年から社長をしていて、そうして何も知らないで――東京には飛行機か何かで月に何回も来るだろうし、農林省の食糧庁のどこに交渉するかもわからぬで社長が勤まるのですか。証人だからもう一ぺんお聞きしたい。ロボット社長か何か……。
【次の発言】 それでは岡島証人に対する尋問はこの程度にて終了いたします。証人には長時間御苦労さまでございました。退席いたしてけっこうでございます。  それでは次に前谷重夫証人から御証言を願うことにいたします。発言の申し出がありますので、順次これを許します。

第25回国会 決算委員会 第4号(1956/11/28、27期、日本社会党)

○坂本委員 あなたが話し合いをした朝ですか、ジープで行かれたら全部酒飲んで酔っぱらっていたわけなんですね。そのとき解決したという話を聞かれたんですが、その際書類に判を押したり何かしたようなことば聞かれなかったのですか。
【次の発言】 そうすると、ただ口約束で解決したという程度だったのですか。
【次の発言】 そうするとどういうようなきめをしたか、ただ解決をしたというだけで、どういう内容の取りきめをしたか、そういうことば聞かれなかったのですか。
【次の発言】 そうすると、ほとんど新聞も読めない連中ばかりだから、草案を作ったのはどんな連中が作ったかお聞きになりませんでしたか。その後でもいいです。

第25回国会 決算委員会 第5号(1956/11/30、27期、日本社会党)

○坂本委員 時間がありませんから基本的な点を一、二点お伺いしたいのですが、昭和二十六年二月二十二日付の出願はスカイ・ビルディング株式会社になっております。しかも、設立発起人になっているわけですね。それから二十六年の十二月二十四日に会社設立届というものが出て、東京高速道路株式会社、こうなっております。この点のいきさつを承わりたいと思います。
【次の発言】 今のような説明では納得がいかぬわけですが、少くとも東京都がスカイ・ビルディング株式会社のまだできていない設立の届に対して、公有水面及び道路敷占用並びに高速路設置の許可をいたしているわけなんです。それが十カ月後に東京高速道路株式会社の設立届という……

第25回国会 決算委員会 第7号(1956/12/05、27期、日本社会党)

○坂本委員 まだ土地の収用がきまっていないのにブルドーザーが入って、そこに石を入れたり土を入れたりして困る、道路妨害にもなり、学校にも行けないから、ああいうことはやめてもらいたいということをあなたの方の警部補派出所に言ってきていませんか。
【次の発言】 石を投げたり、土を入れたりするのをやめてくれという問題はどうですか。
【次の発言】 それは請負者にだれが警告をしたか。あなたは民衆を保護する立場にあるが、ああいうことをやっちゃ困るから、警察にああいうことをやめさせてくれと村の人が言っておるはずです。学校の先生も言っておるはずです。それに対して何らあなたたちの方で処置をしなかったでしょう。したの……

第25回国会 地方行政委員会 第3号(1956/11/30、27期、日本社会党)

○坂本委員 検察庁の公正な判断と言われたですが、その後公務執行妨害の嫌疑で警視庁が呼び出して捜査を進めておるということを知っておられるかどうか。
【次の発言】 そういうふうで警視総監以下は、社会党その他被害者から告訴告発を受けながら、被疑者の立場にありながらそういうことを進めている。片一方には警棒使用については報告義務がある。その点について、一つ警棒使用についても、予備隊全体に対して報告が出ておるかどうか。その点をお聞きしたい。
【次の発言】 警棒の報告の点について……。
【次の発言】 そうするとあの警棒使用の報告義務の規程は、意識してやった場合だけの報告義務であって、そのほかの場合は報告義務……

第26回国会 決算委員会 第2号(1957/02/07、27期、日本社会党)

○坂本委員 これはこの決算委員会でいろいろ資料が出ておりまして、われわれもこの資料をもっと見てあらためて聞こうと思いますが、一点だけ私がお聞きしたいのは、今院長のお話によると、表面だけの、そして防衛庁に有利な資料だけを見て批難事項に当らない、こういうことを言うておられる。もちろん今度あらためて聞きますが、ただ一点だけ私が聞きたいと思うのは、わずか七万五千円のものが千二百五十万という価格で買われているわけです。さっきおっしゃったように、どんなに高く修繕料を見積っても三、四百万円なんである。われわれはせいぜい高くても二百万円ぐらいだと思っている。そういう中古エンジンを千二百五十万で高く買った。私は……

第26回国会 決算委員会 第7号(1957/02/21、27期、日本社会党)

○坂本委員 議事進行。ほかのをやって、総裁が来るまであと回しにして下さい。
【次の発言】 関連して、総裁にお聞きしたいのですが、先ほど造船疑獄のリベートの問題が、総裁はおられなかったけれども、出まして、会計検査院の方では大体二億五千万円というわけですが、これに対して対策を立てておられるかどうか、その点をお聞きしたい。
【次の発言】 そこで一つ心配なのは相当この裁判は長くかかると思うのですが、民事上、商法上時効にかかるようなことはないかどうか、その点をお聞きしておきます。たとえば不法行為の問題で返還請求的な性質を帯びてくれば民法上では十年、商法上では五年になるわけですが、そういう点について懸念は……

第26回国会 決算委員会 第10号(1957/03/01、27期、日本社会党)

○坂本委員 鉄友会との契約関係その他は部下の方に聞くことにしまして、この際私から総裁に一点伺っておきたいのは、この株式会社鉄友会は昭和二十五年一月二十二日の設立で、その翌年に本件の使用契約ができ上っているわけであります。そして合回京浜百貨店に譲り渡す、こうなりますと、株式会社鉄友会はここを使用するために設立され、これをただいま吉田委員の申されたように四倍半の価格で譲渡して、その利益を分配するということになりますと、莫大な利益を受けるわけであります。そこで総裁にお聞きしたいのは、この会社が設立されたのは、われわれ弁護士もしておりますが、その専門的見地から見ますると、この高架下を経営するためにこの……

第26回国会 決算委員会 第11号(1957/03/05、27期、日本社会党)

○坂本委員 それでは私から先にお聞きしますから、なるべく簡単明瞭にお答え願いたいと思います。  まず益子さんと大石さんに伺いたいのですが、株式会社鉄友会は、昭和二十五年十一月二十二日の設立にかかっておりまして、その翌年の二十六年の四月十二日にある新橋の高架下の使用承認書、いわゆる契約が成立しておるわけであります。この株式会社鉄友会はあの高架下を使用する目的のために設立した、こういうふうにも考えられますが、その点はいかがでしょうか。それともほかに目的があって設立されましたか。その点をまずお聞きしたいと思います。
【次の発言】 そういたしますと、その高架下を使用して品物を売らしてもらいたい、そうい……

第26回国会 決算委員会 第12号(1957/03/07、27期、日本社会党)

○坂本委員 今の問題に関連しますけれども、資料、出していただく場合に、国鉄と弘済会あるいは交通公社、この関係と、それから又貸しかどうかという点は別にしまして、交通公社あるいは弘済会以外の人が使っておる場合、だれだれが使ってどういう関係になっておるか、全然部外者の点は、副総裁が言われたようにあとでもいいです、わからぬ点はわからぬで、全部ということは不可能でしょうからかまいませんが、できたらそこまでの資料をお願いしておきたいと思います。
【次の発言】 時間もありませんから、私は一点だけお聞きしたいのは、大手町ガード下を日本鉄道車両工場業会というのが使っておると思うのですが、その使用承認の関係を一つ……

第26回国会 決算委員会 第13号(1957/03/08、27期、日本社会党)

○坂本委員 今委員長の質問されたことに関連するのですが、東京のそういう商人から集められた金は大体幾らですか。
【次の発言】 あなたは東京デパートの社長ですね。そこで東京デパートに集まった金を大阪に……。
【次の発言】 商人から……。
【次の発言】 そうすると全然集めていないのか。
【次の発言】 そうしますと、お聞きいたしますが、東京デパートの受け払い代金は、どういうふうにしてそういう金ができたわけですか。
【次の発言】 今のに関連して一、二お聞きしますが、二面九十一万一千六百円取っておられて二百万を国鉄へ納めておられるのですね。九十一万一千六百円というのは交通公社の利得ということになると考えら……

第26回国会 決算委員会 第14号(1957/03/12、27期、日本社会党)

○坂本委員 関連して。どうも長官以下の説明を聞いておると、とうふ屋がとうふを売るようなしろうとみたいな説明をするのですが、飛行機な向うからもらうでしょう。その飛行機の部品は全部メーカーがあって、ちゃんときまっておるわけなんですね。だからそれにきまったのを注文して買うはずです。それを買っていないわけなんでしょう。だから事務的に説明されるならば、ちゃんとどういうメーカーがあって、どういうものがある――それがわれわれの見るところでは間違っておったわけです。だからそういう点をはっきりして、非は非として認めて説明して、ごまかしでないような説明をしてもらわぬと、大きい声をしたくなくてもしなければならぬよう……

第26回国会 決算委員会 第17号(1957/03/28、27期、日本社会党)

○坂本委員 ちょっと関連して銀行局長にお伺いしますが、銀行で三十一年二月、三十一年六月と検査されたのですが、どういうふうな検査をされたのですか。ただ帳面を見ただけですか。少くとも大蔵省が銀行を検査する場合は、資金繰りが窮屈である、これに福岡県の県庁から一億円という金をわずか三回にわたって預金をしておる。これはどういうものであろうか。ことに私たちの考えでは、大蔵省はこういうような預金をしているなら、これは福岡県の方に注意でもしなければならぬ、そういうのが私は銀行局の銀行に対する監査の趣旨であるし、そうしなければならぬと思うのですが、銀行局で検査されるのは、今私が言ったような意味はないのですか。た……

第26回国会 決算委員会 第19号(1957/04/02、27期、日本社会党)

○坂本委員 三十年十二月末の一億九千四百万円貸し付けの点はわかりましたが、三十年十二月末に三回にわたって第一相互に預託を一億円しておる、その点についてはわかっておりませんですか。
【次の発言】 そうしますと、三十年十二月末に一億九千四百万円貸付になって現在は七千万円残っておる。それがどういうふうにして返済になっておるか。その経過はわかりませんですか。
【次の発言】 監査委員の三十一年六月の検査の際、本県の問題の一億円の預託についての点は、何ら載っておりませんか。
【次の発言】 そうしますと、三十一年六月の監査の際には、当然三十年十二月の一億円の預託については監査があったはずだと思うのですが、こ……

第26回国会 決算委員会 第20号(1957/04/04、27期、日本社会党)

○坂本委員 おとといの委員会で、調査を待ってきょうやるということになっておるのに、実際行った調査官を連れてこないということはないと思う。それでなければ決算委員会の調査はできないでしょう。何でも疑われるようなことばかりやる。これは至急に取り計らってもらいたい。
【次の発言】 ちょっと委員長から発言しますが、山本調査官はきのう帰ってだれとだれとだれで協議されましたか。
【次の発言】 きょうこの決算委員会に出られて、その調査に基いて審議を進めることになっていたのですが、山本調査官は飛行機で行って重要任務を帯びて帰っておるのに、きょう欠勤届を出して自宅におるなんて、どうして出席その他についての徹底をや……

第26回国会 決算委員会 第27号(1957/04/18、27期、日本社会党)

○坂本委員 関連して私からお聞きしますが、先ほどの御答弁で、預託金は行政目的に使われる、これは当然のことだと思うのですけれども、福岡県庁の信用組合に一億円が預託されたのは、どういうわけで預託されたかということは御調査になったのですか。
【次の発言】 知事の説明を聞かして下さい。
【次の発言】 住宅建設資金として預託される場合は、預託についてはやはりどこからどういう請求があって、そうして預託したかどうか、その点について調査されましたか。
【次の発言】 今の御説明は、知事並びに住宅協会の職員から聞いただけですか。それを聞いて、そういう預託依頼書、こういうようなものについて、あるかどうか、その書面に……

第26回国会 決算委員会 第28号(1957/04/19、27期、日本社会党)【議会役職】

○坂本委員長代理 片島港君。
【次の発言】 私は大きく二点について大臣にお聞きしたいと思います。  まず第一に、昭和二十九年第十九国会の際に臨時肥料需給安定法という法律案が出ましたのですが、その当時大臣は農林委員長であったと思いますが、その点いかがでございましょうか。
【次の発言】 そこでお聞きいたしますが、新聞その他われわれが聞くところによりますと、この臨時肥料需給安定法案をめぐって国会議員約五十名に供応し現ナマをばらまいた、こういうことが伝えられておるのであります。火のないところに煙はないと申しますが、非常にこの点が、今回の全購連の問題から農林汚職に発展するという問題で大きな問題になってお……

第26回国会 決算委員会 第33号(1957/05/08、27期、日本社会党)

○坂本委員 私はどうも答弁がわからないから、あるいは確認の意味になるかもわかりませんが、二点についてお聞きをいたします。第一は、二十九年から全購連に割当するようになっているということでありますが、全購連に割当するに至ったのは、どういう事情でそういうふうになったか、その点をお聞きいたしたい。
【次の発言】 そうしますと、全購連は消費協同組合だ、その消費者は全国の農民だ、そういうような前提によって砂糖の割当をする、こういうことになった、こういうわけですか。
【次の発言】 そこでお聞きしたいのですが、全購連は砂糖機構は持たない。そこで先ほど長官の御説明によると、粗糖を精糖会社に委託して、そうしてそれ……

第26回国会 決算委員会 第35号(1957/05/13、27期、日本社会党)【議会役職】

○坂本委員長代理 神田委員。
【次の発言】 岩田氏を通じて六千万円河野農林大臣にやっているということが出ているわけです。六千万円という金を出す以上、あなたを通ぜずにやったはずはないと思うのですが、それでもあなたは知らぬというのですか、偽証になっても困るから……。
【次の発言】 細田委員。
【次の発言】 淡谷委員。
【次の発言】 今の全購連の取引の問題ですが、手形二カ月の先払いで一トン百円くらいの手数料で、あなたの方は商売になりますか、その点どうです。
【次の発言】 そうでなくて、全購連から前もって前払いを受けておるんじゃないですか。その点前払いを受けたことがありませんですか、どうですか。

第26回国会 決算委員会 第37号(1957/05/15、27期、日本社会党)【議会役職】

○坂本委員長代理 細田委員に申し上げますが、時間ですから、要点を一つ……。
【次の発言】 細田委員、もうだいぶ過ぎたようですが……。
【次の発言】 吉田賢一委員。

第26回国会 内閣委員会 第2号(1957/02/06、27期、日本社会党)

○坂本委員 今の引き渡しの点に関連いたしますが、私はこの事件に対して、アメリカ人にうしろから薬莢で射殺されている、こういう重大な殺人犯人に対する捜査について非常に遺憾な点があることをまず指摘したいと思います。そこでいろいろ刑事局長は行政協定十七条五項(C)の共同捜査の点を言われたのでありますが、私はもちろん米軍側も日本側も捜査の必要があると思うので、そこでC項があると思うのでありますが、こういうような重大な犯人の案件に対しましては、刑事特別法十四条を持って参りまして、これによりますと「行政協定により合衆国軍事裁判所が裁判権を行使する事件であっても、」――日本裁判権があるときは当然のことですが、……

第26回国会 内閣委員会 第3号(1957/02/08、27期、日本社会党)

○坂本委員 私は両大臣に対しまして二、三要点だけをお聞きしたいと思います。第一にお聞きしたいのは、本件のごとき捜査においては、警察当局も、それから検察庁当局も、ともに捜査を進めなければならない、こう思っておるのでありますが、本件に対しましては警察庁においてはどういう捜査を進められておるか、検察庁においてはどういう調査を進められておるか、また双方の連絡関係はどういうふうにして、本件の捜査に当っておられるか、この点を両大臣にお聞きしたいと思います。
【次の発言】 これは双方で捜査されておるという点はまことにけっこうです。そこでお聞きいたしたいのは、先ほど茜ケ久保委員からもただされましたが、二月七日……

第26回国会 法務委員会 第10号(1957/03/01、27期、日本社会党)

○坂本委員 私は法の運用その他の方面の関係から二、三お聞きしたいと思います。  最初に法務省にお聞きしたいのは、本法案は有体動産、不動産、船舶だけが対象になっておりまして、一般債権その他の財産は除外されておるが、これはどうして除外されたか。ことに、一般財産権について株券、そういうものが除外されておるのですが、これはどうしたわけか。もう一つは、自動車、航空機、建設機械、これはおのおの自動車抵当権、航空機抵当権、建設機械抵当権というのがあるわけですが、これを本法律案から除外した理由を承わりたい。
【次の発言】 せっかく大臣が見えましたから、一つだけお聞きしておきます。資料に出ております「国税徴収法……

第26回国会 法務委員会 第11号(1957/03/05、27期、日本社会党)

○坂本委員 先般来各方面から御質問いたしたと思いますけれども、第九条の「相当と認めるときは」の「相当」の積極的、具体的な問題ですが、この点がまだ積極的にどういう場合を相当とするのか具体的になっていないようですから、この点についてさらに御質問を申し上げたいと思います。
【次の発言】 ただいま御答弁がありましたように、この相当についてはいろいろな場合が考えられるわけでありますが、結局は、債権者の利益だけでもなくて債務者の利益も考慮しなければならない、従って、そういたしますと、裁判所の相当と認めるについての判断が非常に重要になる、そうして、裁判所が強制執行を続行する決定をいたしました場合には、その決……

第26回国会 法務委員会 第21号(1957/03/29、27期、日本社会党)

○坂本委員 私は、先般来からの問題になっておりまする、ただいま志賀委員も質問されました菅生事件について、大きく三点について御質問したいと思います。  その質問に入る前に、ちょっと一分間申し上げたいのは、われわれが、どうしてこの菅生事件を大きく問題にしておるかという点は、本件は、懲役十年の判決を受けました後藤被告外四名の被告人が、果してこの犯罪を犯した者であるかどうか、逆に警察官戸高がこれを起したのではないか、こういう大きい疑惑を持っておるわけであります。それも、一審の裁判の過程を顧みますと、警察並びに検察官の訴訟進行の工合を見ますと、重要な書類を隠蔽しておる点がありますから、われわれは、真実発……

第26回国会 法務委員会 第32号(1957/05/14、27期、日本社会党)

○坂本委員 私は佐賀県教職員組員に対する逮捕並びに勾留、これに関する取調べの問題について二、三ただしたいと思うのであります。  現在九州におきまして検察行政、警察行政、文教行政について三つの大きな問題があるのであります。その一つは、ただいま申し上げました佐賀県教職員組合の幹部逮捕十名並びに福岡県の元の委員長並びに青年部長の逮捕、取調べの問題、これであります。その二は、福岡県の土屋知事以下の公金一千万円の横領問題でありまして、これに対しましては、山本副知事以下は逮捕されて取調べを受けたのでありますが、土屋知事の取調べに対しては佐賀県とは逆な問題があると思うのであります。さらにもう一つは菅生事件で……

第26回国会 法務委員会 第34号(1957/05/18、27期、日本社会党)

○坂本委員 全国的に朽廃して、法廷なんか留置場みたいで非常に陰うつな古いのがたくさんあると思いますが、そういうような改築その他を要するようなところは現在どのくらいあるか、調査ができておればそれを聞きたいと思います。
【次の発言】 私は法務大臣にお伺いしたいと思います。それは相馬ケ原の農婦射殺事件の問題でございますが、これは、御承知のように、アメリカ側は、公務中の事件として米側に裁判権がある、日本側は、傷害致死で日本側に裁判権がある、こういうことでありますが、これに対しまして、社会党では、軍事基地対策委員長の野溝氏と法規対策委員長の私が代表いたしまして、これは殺人罪であるという告発を提起しておる……

第27回国会 決算委員会 第4号(1957/11/13、27期、日本社会党)【議会役職】

○坂本委員長代理 今の点はあとで委員長から……。
【次の発言】 ほかに御発言もありましょうが、本会議の関係もありますので、大蔵省所管につきましての質疑は、本日はこの程度としまして、散会いたします。     午後一時三十二分散会

第27回国会 法務委員会 第2号(1957/11/04、27期、日本社会党)

○坂本委員 時間がありませんから、二、三点についてお聞きいたします。  第一にお聞きいたしたいのは、高等検察庁は逮捕状の請求をいたしました。さらに二日後において勾留の請求をいたしております。この逮捕状の被疑事実の要旨、勾留請求の理由、この要点をまずお聞きいたします。
【次の発言】 そういたしますと、ニュース・ソースを明らかにしなかったという点については、被疑事実になっていないように考えられますが、いかがですか。
【次の発言】 そういたしますと、その新聞の発表の際に、岸本検事長は、ニュース・ソースを明らかにしなかったことも一つの理由だと、こう新聞発表しておられますが、そういう事実はありますか。

第27回国会 法務委員会 第4号(1957/11/11、27期、日本社会党)

○坂本委員 私は郡山市労働会館の盗聴器の問題、それから大学内のスパイ事件、第三番目に教育大学生の中山冨夫君の誤認逮捕事件についてお聞きしたいと思うのですが、まず警察庁長官と公安調査庁長官に事実の点を究明いたしまして、そして最後に大臣の御所見をお聞きしたい、かように考えるわけでございます。  第一の郡山市の労働会館の盗聴器事件と申しますのは、郡山市にありまする労働会館は社会党、共産党、労働組合などが会議に使用しているのでありますが、この会館の二階会議室の屋根裏から盗聴用の受信機が発見されたのであります。実物はここに持ってきておりますが、これを発見しましたのは、九月の六日の午前十時ころ、ちょうど当……

第28回国会 決算委員会 第1号(1957/12/23、27期、日本社会党)【議会役職】

○坂本委員長 これより会議を開きます。  ちょっとごあいさつを申し上げます。(拍手)  今回はからずも委員長に就任することになりました。まことに浅学非才で、また国会の運営にも委員会の運営にもなれておりませんが、せっかく委員長になりましたから、当委員会には、前委員長の方々並びに多数の先輩その他の方々がおられまして、委員会の運営にも非常になれて潤達な方がおられますから、委員の皆さん方の御支持を得ましてその職務を遂行いたしたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。(拍手)
【次の発言】 それでは理事の補欠選任につきましてお諮りいたします。すなわち、理事でありました私が委員長に就任いたしましたた……

第28回国会 決算委員会 第2号(1957/12/26、27期、日本社会党)【議会役職】

○坂本委員長 これより会議を開きます。  会計検査院の職員の問題に関しまして、発言の申し出があります。この際これを許します。吉田賢一君。
【次の発言】 神近委員。
【次の発言】 山田委員。
【次の発言】 それでは次の問題に移ります。昭和三十年度決算を議題といたします。  本日は右件中総理府所管防衛庁関係について審査を進めます。それでは昭和三十年度決算検査報告三六ページより五六ページに至る報告番号三三ないし四八について前会に引き続き質疑を行います。  委員に御発言を求める前に委員長からお聞きしたいのでありますが、本日は重要なる防衛庁関係の審議をいたすに際しまして、津島防衛庁長官が病気欠席というこ……

第28回国会 決算委員会 第3号(1958/01/13、27期、日本社会党)【議会役職】

○坂本委員長 これより会議を開きます。  昭和三十年度決算を議題といたします。本日は右件中総理府所管防衛庁関係につきまして、前会に引き続き質疑を行います。発言の申し出がありますので順次これを許します。吉田賢一君。
【次の発言】 田中彰治君。
【次の発言】 山本猛夫君。
【次の発言】 淡谷悠藏君。
【次の発言】 それでは他に御質疑もありましょうが、防衛庁関係につきましての審査は、本日のところはこの程度といたします。
【次の発言】 山本猛夫君より資料要求に関しまして発言の申し出がありますので、この際これを許します。山本猛夫君。
【次の発言】 この点いかがですか。理事会を開きますか。――この問題は一……

第28回国会 決算委員会 第4号(1958/01/22、27期、日本社会党)【議会役職】

○坂本委員長 これより会議を開きます。  昭和三十年度決算を議題といたします。本日は右件中総理府所管防衛庁関係につきまして前会に引き続き質疑を行います。吉田委員。
【次の発言】 本日はこれにて散会いたします。     午後零時三十分散会

第28回国会 決算委員会 第5号(1958/02/01、27期、日本社会党)【議会役職】

○坂本委員長 これより会議を開きます。  昭和三十年度決算を議題といたします。本日は右件中農林省所管につきまして質疑を行うことといたします。発言の申し出がありますので、順次これを許します。山本猛夫君。
【次の発言】 承知いたしました。
【次の発言】 それでは農林省所管につきましての質疑は、本日のところはこの程度といたします。
【次の発言】 歳入歳出の実況、政府関係機関の収支及び国有財産に関する件につきまして調査を進めます。  行政管理庁におきましては各行政機関あるいは政府関係機関の業務の実施状況につきまして監察しあるいは調査を行なっているのでありますが、この監察ないし調査を行う際には、当然その……

第28回国会 決算委員会 第6号(1958/02/11、27期、日本社会党)【議会役職】

○坂本委員長 これより会議を開きます。  歳入歳出の実況、政府関係機関の収支及び国有財産に関する件につきまして、前会に引き続き調査を進めます。  本日は右件につきまして、参考人高田茂登男君の出頭を求めておりますので、参考人高田茂登男君より意見を聴取し、その後に行政管理庁当局に質疑を行うことといたします。  高田参考人には御多用中のところを本委員会に御出席下さいまして、まことにありがとうございました。  それでは、これより高田参考人から質疑応答の形式で意見を聴取することといたします。発言の申し出がありますので、順次これを許します。吉田賢一君。

第28回国会 決算委員会 第7号(1958/02/12、27期、日本社会党)【議会役職】

○坂本委員長 これより会議を開きます。  この際理事の補欠選任につきましてお諮りいたします。すなわち理事神近市子君が去る一日委員を辞任されましたので、理事が一名欠員になっております。つきましては、これが補欠選任を行わねばなりませんが、これは先例によりまして委員長において指名するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。それでは理事に山田長司君を指名いたします。
【次の発言】 歳入歳出の実況、政府関係機関の収支及び国有財産に関する件につきまして前会に引き続き調査を進めます。  ただいまの理事会におきまして御協議を願ったのでありますが、右件に関しまして参考人として元総理府事務官行……

第28回国会 決算委員会 第8号(1958/02/18、27期、日本社会党)【議会役職】

○坂本委員長 これより会議を開きます。  この際お諮りすることがあります。すなわち理事山田長司君より理事辞任の申し出がありますが、これを許可するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認め、さよう決しました。  次に、これが補決選任でありますが、先例によりまして、委員長において指名するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。  それでは理事に神近市子君を指名いたします。
【次の発言】 昭和三十年度決算を議題といたします。  本日は右件中農林省所管につきまして質疑を行うことにいたします。発言の申し出がありますので、順次これを許します。吉田賢一君。

第28回国会 決算委員会 第9号(1958/02/25、27期、日本社会党)【議会役職】

○坂本委員長 これより会議を開きます。  昭和三十一年度一般会計歳入歳出決算、昭和二十一年度特別会計歳入歳出決算、昭和三十一年度国税収納金整理資金受払計算書、昭和三十一年度政府関係機関決算書を議題に供し、審査に入ります。  まず概要説明につきまして大蔵大臣より、日本専売公社決算書につきまして大蔵大臣より、日本国有鉄道決算書につきまして運輸大臣より、日本電信電話公社決算書につきましては郵政大臣よりそれぞれ説明を聴取することにいたします。一萬田大蔵大臣。
【次の発言】 次に日本国有鉄道決算書につきまして運輸大臣より説明を求めます。中村運輸大臣。

第28回国会 決算委員会 第10号(1958/03/04、27期、日本社会党)【議会役職】

○坂本委員長 これより会議を開きます。  去る二月十八日内閣より提出され、同日本委員会に付託されました昭和三十一年度一般会計予備費使用総調書(その2)、昭和三十一年度特別会計予備費使用総調書(その2)、昭和三十一年度特別会計予算総則第十条に基く使用総調書、昭和三十一年度特別会計予算総則第十一条に基く使用総調書、昭和三十二年度一般会計予備費使用総調書(その1)、昭和三十二年度特別会計予備費使用総調書(その1)及び昭和三十二年度特別会計予算総則第十三条に基く使用総調書、以上七件を一括して議題とし、これより審査を進めます。まず大蔵当局より以上各件につきましてそれぞれ説明を求めます。坊政務次官。

第28回国会 決算委員会 第11号(1958/03/05、27期、日本社会党)【議会役職】

○坂本委員長 これより会議を開きます。  昭和三十年度決算を議題といたします。本日は右件中、農林省所管につきまして質疑を行うことにいたします。発言の申し出がありますので、順次これを許します。小川豊明君。
【次の発言】 小川委員、今の点もう少し補充して下さい。
【次の発言】 委員長からお聞きしますが、税関部長、税関は今あなたが言われたような取扱いをするんでしょう、どこの倉庫にどれだけの倉敷料がかかってどうだということを知らなければ、いわゆる公売することもできなければ、密輸入その他の点について永判断ができないじゃないですか。だから倉敷料を取る必要はないけれども、常識上どこの倉庫はどれだけの倉敷料を……

第28回国会 決算委員会 第12号(1958/03/07、27期、日本社会党)【議会役職】

○坂本委員長 これより会議を開きます。  ただいまの理事会におきまして御協議願ったのでありますが、一昨日の委員会におきまして御決定を願いました歳入歳出の実況に関する件についての参考人中、オリエンタル・エキスポーター商会の東京支店長クレバノフ君は、現在日本にいないようであります。また香港上海銀行東京支店長ブッチャー君は、就任後間もないので、本件につきまして実情を知らないと思われますので、この両参考人につきましては出頭要求を取り消し、新たに参考人として、オリエンタル・エキスポーター商会東京支店支配人中島幸三郎君、財団法人立川研究所理事高松栄太郎君、元通商産業省通商局農水産課長日比野健児君の出頭を求……

第28回国会 決算委員会 第13号(1958/03/11、27期、日本社会党)【議会役職】

○坂本委員長 これより会議を開きます。  この際お諮りすることがあります。すなわち歳入歳出の実況、防衛庁におけるくつの調達に関する件につきまして、来たる十四日午前十時に参考人に出頭を求めることに御決定を願っておりましたのでありますが、ただいまの理事会におきまして御協議願いました結果、来たる三月十八日午前十時に出頭を求めるよう日時の変更をいたしたいと存じますが、これに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認め、さよう決しました。
【次の発言】 歳入歳出の実況に関する件につきまして調査を進めます。本日は右件につきまして参考人より実情を聴取することといたしますが、予定いたしておりました参考……

第28回国会 決算委員会 第14号(1958/03/12、27期、日本社会党)【議会役職】

○坂本委員長 これより会議を開きます。  歳入歳出の実況に関する件について、前会に引き続き調査を進めます。本日は、昨日に引き続き参考人より実情を聴取することとなっておりますが、この際お諮りしたいことがあります。すなわち鈴江参考人が病気のため出頭できない旨の申し出がありましたので、つきましては鈴江組倉庫株式会社取締役、倉庫部長北島秀治郎君を参考人として選定し、実情を聴取いたしたいと存じますが、これに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認め、さよう決しました。  なお宇井参考人は糖尿病兼肺結核のため出席できない旨診断書を添えて申し出て参りましたので、御報告いたしておきます。

第28回国会 決算委員会 第15号(1958/03/14、27期、日本社会党)【議会役職】

○坂本委員長 これより会議を開きます。  この際お諮りすることがあります。すなわち昨日の緊急理事会におきまして御協議を願ったのでありますが、歳入歳出の実況に関する件につきましてさらに調査を進めたいと存じますが、つきましては前通商産業省通商局農水産課長日比野健児君、勝間敏雄君、弁護士邵元培君、以上三名の諸君を証人として来たる十七日午前十時本委員会に出頭を求めたいと存じますが、これに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって衆議院規則第五十三条により議長を経由して出頭を求めることといたします。  さらにお諮りいたしますが、本件に関し元大蔵事務次官河野一之君、元大蔵省為替局長東……

第28回国会 決算委員会 第16号(1958/03/17、27期、日本社会党)【議会役職】

○坂本委員長 これより会議を開きます。  歳入歳出の実況に関する件につきまして、前回に引き続き調査を進めます。本日は各位のお手元に配付いたしております通り、三名の証人に出頭を求めておりますので、ただいまより各証人に証言を求めることといたします。御出頭になられました証人の方々は日比野健児君、勝間敏雄君、邵元培君ですね――相違なきものと認めます。あらかじめ文書で御通知しておきました通り、ただいまから歳入歳出の実況に関する件につきまして、証言を求めたいと存じますが、証言を求める前に各証人に一言申し上げます。昭和二十二年法律第二百二十五号、議院における証人の宣誓及び証言等に関する法律によりまして、証人……

第28回国会 決算委員会 第17号(1958/03/18、27期、日本社会党)【議会役職】

○坂本委員長 これより会議を開きます。  歳入歳出の実況(防衛庁における靴の調達)に関する件につきまして調査を進めます。まず小山政務次官より発言を求められておりますので、この際これを許します。小山政務次官。
【次の発言】 本日は右件につきまして参考人より実情を聴取することといたします。参考人各位には御多用中のところを遠路御出席下さいましてまことにありがとうございました。  それではこれより参考人各位から実情を聴取するのでありますが、その順序は井上信貴男君、小沢直矩君、酒井定一君の三人でありますが、井上君を先にいたしまして、小沢、酒井の両君はそのあとにいたしたいと存じますから御了承を願います。そ……

第28回国会 決算委員会 第18号(1958/03/19、27期、日本社会党)【議会役職】

○坂本委員長 これより会議を開きます。  歳入歳出の実況に関する件につきましては、前会に引き続き調査を進めます。  本日は右件につきましてお手元に配布いたしてあります通り、七名の参考人を予定いたしておりますので、ただいまより参考人各位より実情を聴取することといたしますが、参考人江上龍彦君及び花井忠君より公務のため出頭できない旨書面をもって申し出があり、本日は出頭いたしておりませんので、この際御報告しておきます。  参考人各位にはご多用中ところを当委員会に御出席いただきまして、まことにありがとうございました。  まず委員長から各参考人に総括的に実情を聴取することといたします。  河野参考人にお伺……

第28回国会 決算委員会 第19号(1958/03/20、27期、日本社会党)【議会役職】

○坂本委員長 これより会議を開きます。  歳入歳出の実況に関する件につきまして、前会に引き続き調査を進めます。  本件につきまして、参考人といたしまして、大石武一君、綱島正興君、稲富稜人君の御出頭を求めておりますので、この際各参考人より実情を聴取いたしたいと存じます。  先般三月十二日の当委員会において、千葉精糖株式会社東京経理責任者久保田顕三君より、松平から当時本件砂糖の通関解決運動をしておる二、三の代議士に渡すのだといって松平に金を渡したと述べ、当時の運動をしておる代議士は大石武一氏、綱島正興氏、稲富稜人氏と聞いておると述べておりますが、この点につきまして実情をお伺いしたいと思います。大石……

第28回国会 決算委員会 第21号(1958/03/29、27期、日本社会党)【議会役職】

○坂本委員長 これより会議を開きます。  歳入歳出の実況に関する件につきまして、前会に引き続き調査を進めます。本日はお手元に配付いたしております通り証人三名と参考人一名を予定しておりますが、花井忠参考人より、重要捜査関係のため出席いたしかねる旨の申し出があります。本日は出席いたしておりません。なおかわりに最高検察庁総務部長検事田中万一君は参考人として出席できる旨申し出がありました。この取扱いにつきましては、後刻打ち合せの上決定いたしたいと存じますので、御了承願います。それではまず証人より証言を求めた後、参考人の問題を御相談申し上げることといたしますので、御了承願います。  それでは証人尋問に入……

第28回国会 決算委員会 第23号(1958/04/08、27期、日本社会党)【議会役職】

○坂本委員長 これより会議を開きます。  昭和三十一年度一般会計予備費使用総調書(その2)、昭和三十一年度特別会計予備費使用総調書(その2)、昭和三十一年度特別会計予算総則第十条に基く使用総調書、昭和三十一年度特別会計予算総則第十一条に基く使用総調書、昭和三十二年度一般会計予備費使用総調書(その1)、昭和三十二年度特別会計予備費使用総調書(その1)、昭和三十二年度特別会計予算総則第十三条に基く使用総調書、以上七件につき承諾を求めるの件を一括して議題に供し、これより質疑に入ります。  本日は、右各件中皇室、国会、裁判所、会計検査院、内閣、総理府、法務省、外務省及び大蔵省所管につきまして質疑を行い……

第28回国会 決算委員会 第24号(1958/04/18、27期、日本社会党)【議会役職】

○坂本委員長 これより会議を開きます。  昭和三十一年度一般会計予備費使用総調書(その2)、昭和三十一年度特別会計予備費使用総調書(その2)、昭和三十一年度特別会計予算総則第十条に基く使用総調書、昭和三十一年度特別会計予算総則第十一条に基く使用総調書、昭和三十二年度一般会計予備費使用総調書(その一)、昭和三十二年度特別会計予備費使用総調書(その一)、昭和三十二年度特別会計予算総則第十三条に基く使用総調書、以上七件につき承諾を求めるの件を議題とし、前念に引き続き質疑を行います。  質問の申し出がありますから順次これを許します。淡谷悠藏君。

第28回国会 決算委員会 第25号(1958/04/22、27期、日本社会党)【議会役職】

○坂本委員長 これより会議を開きます。  昭和三十一年度一般会計予備費使用総調書(その2)、昭和三十一年度特別会計予備費使用総調書(その2)、昭和三十一年度特別会計予算総則第十条に基く使用総調書、昭和三十一年度特別会計予算総則第十一条に基く使用総調書、昭和三十二年度一般会計予備費使用総調書(その1)、昭和三十二年度特別会計予備費使用総調書(その1)、昭和三十二年度特別会計予算総則第十三条に基く使用総調書、以上七件につき承諾を求めるの件を議題といたします。  右件につきましては、数回にわたりまして質疑を行なって参ったのでありますか、以上をもちまして質疑を終了することといたします。  それではこれ……


28期(1958/05/22〜)

第29回国会 法務委員会 第2号(1958/06/23、28期、日本社会党)

○坂本委員 ただいまの事務総長の説明はもちろん整っておるようでありますけれども、使用者側の一方的の解釈でやっておられるし、ただいま神近委員から申されたように、憲法を守る裁判所が、はなはだしく憲法を曲げているのじゃないか、そういうふうにも考えられるわけであります。ことにいわゆる現在の憲法におきましては、人権の擁護に対する関係は、もと警察官がやっていた仕事を、特に憲法事項として十数カ条にわたって規定しておるわけであります。従いまして、裁判事務等については、やはり憲法に基くところの事務の解釈をしなければならぬ、こういう基本的な考え方が、根本的に違っておるのじゃないかと私は思うわけであります。そこで、……

第29回国会 法務委員会 第3号(1958/06/26、28期、日本社会党)

○坂本委員 ちょっと関連して一つ聞きたいのですが、旧憲法時代は、大審院というのは裁判だけをやるものだったのです。新憲法になりまして、最高裁判所においては、最高裁判所の長官が、人事問題、予算問題その他を取り扱う、こういうことになっておるわけなんです。ところが、最高裁判所の長官は、当法務委員会において御出席を求めて出るような風であって、なかなか実際上は出ずに現在まできておるわけです。私は、もとの大審院のような裁判事務の件だけであって、人事とかあるいは設置その他の問題については、いわゆる昔の司法大臣、今の法務大臣の所管に関連しておるときは、それでもよかったと思いまするが、現在のように、裁判だけでなく……

第29回国会 法務委員会 第4号(1958/06/27、28期、日本社会党)

○坂本委員 関連して。さっきの質問に白紙逮捕状の問題があったわけですが、この問題が公けになりましたのは、昭和三十一年の四月六日に簡易裁判所の高井住男という者が罷免の判決を受けたわけです。その中に、緊急逮捕状、捜査差押許可状、鑑定処分許可状等の各種の令状用紙を数十枚作って、一部は自分が保管し、他の大部分は書記官補あるいは雇にそれを預けて、そしてそれがだんだん少くなるとさらにそれを補充しておいて、そしてこの職員並びに雇、これらが警察、検察庁から請求があるとその逮捕状を出していた。その白紙令状十数枚が今度庁外に持ち出されて、令状用紙の使用に何ら関係のない新聞社や全司法職員組合等に入手せられる結果にな……

第29回国会 法務委員会 第5号(1958/07/01、28期、日本社会党)

○坂本委員 法務大臣が来られましてからその所信を聞きたいと思いますが、その前提となるようなものを刑事局長にお聞きしておきたいと思います。  まず第一に、千葉銀行事件の取調べの進行状況についてお聞きしたいのであります。これは先国会におきまして大蔵委員会で問題になった事案でございますが、古荘元頭取の不良貸付についての特別背任の問題がありますし、さらに当時検挙されましたレインボーの坂内社長が釈放されたいきさつその他がございますから、そういう点も含めまして、取調べの進行状況についてお伺いしたいと思います。
【次の発言】 これは大きな問題でありまして、また当時新聞並びに雑誌等にも出ておりまして、国民が疑……

第29回国会 法務委員会 第6号(1958/07/03、28期、日本社会党)

○坂本委員 私は一点だけ聞きたい。その前に、今、田中委員の質問に関連してお聞きしたいのですが、全逓に対する逮捕が行われ、勾留請求が全部却下になり、さらに再抗告が却下になった。東京都教組に対する問題も同じ結果になるのではないかと新聞でも書いておりますし、われわれもそう思うわけですが、これはやはり検察当局の逮捕請求権の乱用じゃないかと思う。ことにその身柄に関係しないものは、一斉捜索をやっておる。これに関連して考えますと、やはり令状の請求に対して、七十数カ所も和歌山の教組はやるし、都教組も二回にわたってやっておる。全逓も広範にわたってやっておるわけですが、これはやはり令状請求権と申しますか、いわゆる……

第29回国会 法務委員会 第7号(1958/07/08、28期、日本社会党)

○坂本委員 関連して。警視総監にちょっとお伺いしたいのですが、前回この問題について、警察官が警棒を使用した場合は、その使用の結果と申しますか、状況と申しますか、それを報告しなければならぬ、そういう規定があるということでしたが、今ちょっとここに見当らぬのですけれども、その点について、この本州製紙の問題について、警棒使用についての報告を受けておられるかどうか、受けておられるならば、その内容はどういうふうになっているか、その点を承わりたいと思います。
【次の発言】 今の問題は、その点はもうすっかり済んでいるのかどうか、その点を……。
【次の発言】 石井長官にお聞きしますが、今の警棒使用についての報告……

第29回国会 法務委員会 第8号(1958/07/09、28期、日本社会党)

○坂本委員 私も一、二点お伺いしたいのですが、最初に、ただいま「命令に抵抗する力」という論文が、浄書拒否をそそのかし、あおった、こういう御答弁があったのです。そこで私はお聞きしたいのですが、田中長官は、再々憲法は改正しなければならぬ、こういうことを言うておる。今資料がないから一々あげませんが、あとであげてもいいが、憲法の番人が憲法を改正しなければならぬということを言うておる。だから裁判官訴追委員会で調査しなければならぬ。憲法の番人である最高裁判所の長官が、憲法は改正しなければならぬ、こういうことを一月の訓示あるいは裁判所所長会同とかで再々言うておるのです。これは今材料がないからあとで明示をいた……

第29回国会 法務委員会 第9号(1958/08/09、28期、日本社会党)

○坂本委員 私は法務、検察行政並びに警察行政について若干質問いたしたいと思いますが、その前に今の菅生事件に関連して、一点だけ法務大臣にお聞きしたいのです。戸高公徳と警備部長であった小林末喜に対しましては、菅生事件の弁護団から爆発物取締罰則第一条違反で告発をいたしております。これは捜査されておると思いまするが、すでに第二審の判決が出ました今日においては、もうその捜査は終らなければならないと思います。その点の捜査の状態はどういうふうになっておるか。ここに一審疑問になりますのは、先日大分の地方裁判所で、戸高に対しましては、この罰則の第五条の点で、これは公判における検認事件として検察庁で取り上げて、わ……

第29回国会 法務委員会 第10号(1958/09/09、28期、日本社会党)

○坂本委員 簡単に質問いたしますから、一つ要領よく簡単にお答え願います。音楽大学の学生宮村君は、ジョンソン基地のロングプリーのふらちな発砲によって即死同様の死亡をしたわけですが、けさ六時二十分の汽車で母親が熊本から来ておるわけなんです。まことに哀悼にたえない次第でありますが、この点について一、二点お伺いいたしたいのは、ジョンソン基地の中を西武電車が通っておるように地図で見られるわけなんです。しかしながら、この電車の通っておる範囲内においては、これは基地外だ、私はこう考えるわけです。そこで、口三等兵が発砲したところは基地内であっても、そのたまが当ったところはやはり日本の法律の支配権にあるわけです……

第30回国会 法務委員会 第2号(1958/10/07、28期、日本社会党)

○坂本委員 時間がありませんから、二、三お尋ねしまして、あとは資料を要求しておきたいと思います。  最初に去る九月の二十九日に、いわゆる八海事件の主任弁護人である原田弁護人宅の家宅捜索をされました。これは証人の偽証捜査に関連するということで、原田弁護人の事務所並びに自宅から多数の書類を押収した事件があるわけでございます。これは弁護権に対する重大なる侵害である、かように考えるわけでありまして、この点について二、三お伺いしたいと思います。従いまして、法律の点については局長でけっこうでございますが、しかしながら、それにまた関連して、政治的の問題もありますから、法務大臣にもお尋ねいたしたい。問題の内容……

第30回国会 法務委員会 第5号(1958/10/17、28期、日本社会党)

○坂本委員 資料をお願いしておきたいと思います。  参考資料の最後に大学法学部授業科目単位数表がございますが、これを一年、二年、三年、四年に区別してもらいたいと思います。それは、在学生が試験を受ける、こういうふうに先ほど来主張しておられますが、在学生で受験すると、大体三年までで終っておるわけです。それで四年の課程の科目は勉強せずに試験を受けなきゃならないのじゃないか、こういうふうにも考えられますから、その参考にしたい。  次は、司法試験管理委員会規則、これは大きいあれを見ればわかるのですが、なかなか普通の六法に載っておりませんから、この規則をお願いしたい。  次は、昭和二十七年の改正以降でよろ……

第30回国会 法務委員会 第6号(1958/10/21、28期、日本社会党)

○坂本委員 本日資料をいただきました点については、もう少し検討を要しますが、一般的の問題について、大貫委員と重複しないように、二、三お尋ねいたしたいと思います。  第一に、先般の法制審議会の答申と今回出されました司法試験法の一部を改正する法律案要綱とは、だいぶ違っているように思いますが、違った要点と、その違うに至った経緯と申しますか、理由と申しますか、その点についての概略を承わりたいのでございます。
【次の発言】 事務当局でけっこうですが、審議会の答申とだいぶ異なっている主要な点、その点をお伺いしたいのです。
【次の発言】 そうしますと、最初の科目の点について、答申案の点は、大臣が申されたよう……

第30回国会 法務委員会 第8号(1958/10/28、28期、日本社会党)

○坂本委員 御意見を承わるのに十五分間と言われたのですが、時間の制限は先般の理事会でなかったと思います。
【次の発言】 しかし、それならそれで最初やはり御案内するとき言っておかなければいかぬと思うのです。今になって十五分とやりますと、あるいは三十分ぐらいの御予定で御準備されておいで願っておるかもわかりませんから……。
【次の発言】 やはり時間の制限はないわけです。参考人の方々の意見は十五分ぐらいではできない場合もあるかと思いますから……。
【次の発言】 それならそれで、十五分なら十五分ということをあらかじめ御通知申し上げておけばその準備があったと思います。そういうわけですから、一つ十五分という……

第30回国会 法務委員会 第9号(1958/10/29、28期、日本社会党)

○坂本委員 関連して。人権擁護局の方にお聞きしたいのですが、調査をされておるから、内容を聞きたいわけなのです。阿部守良に対しての調査、阿部守良は少年でありましたが、当時現場の短刀を発見したという申告で、そのまま逮捕されて、二十八日間留置された。その長い間の留置に、検察庁で指示されたかどうかわからぬが、証言をした。それは間違いであったと現在言っておるわけですが、どういう点が間違いであると言っておるか、以上三点について、もう少し詳しくお聞きしたいのですが……。
【次の発言】 十六才であって、二十八日間留置されて、接見は禁止されたような関係で、心にもないことを自白したんだ、そういうことを言っておるこ……

第30回国会 法務委員会 第10号(1958/10/30、28期、日本社会党)

○坂本委員 前回私の質問に対して、今回の改正案については、試験科目は専門科目であって、一般教育科目は入れない、そのもとにこの改正案ができた、こういうような確認を受けておるわけであります。その前提のもとにお伺いいたしますが、資料として出されております「大学の専門教育科目中「政治学」の授業科目名調」、こうなっておりまして、政治学二十六、政治学原論十、政治学概論三、以下一科目ずつがたくさんあります。この政治学は、大学基準によりますと、社会科学関係の一般教育科目だ、言いかえますと、政治学は一般教育科目の社会科学関係である、こういう類別になっておるわけであります。そこで、ここに専門教育科目中の政治学、こ……

第31回国会 法務委員会 第4号(1959/02/10、28期、日本社会党)

○坂本委員 私は、この法案に関連いたしまして、裁判事務のことについてお伺いしたいのですが、まず最高裁判所における裁判事務について、上告になりましてから、大体裁判事務としてどういう順序を経て裁判官の公判期日指定日まで至ったか、その順序を聞きたいのです。
【次の発言】 刑事事件は、長くなっても、判決の受刑者が保釈その他になっておれば、これはまあいいわけです。ただ拘禁されておりますと、やはり早く処置してもらわないと、人権の問題がそこに起るわけです。民事事件におきましても、利害関係の両当事者があるわけですが、勝訴した者は早く解決してもらいたいし、敗訴になるような者は長くかけて解決してもらいたい。利害が……

第31回国会 法務委員会 第9号(1959/02/26、28期、日本社会党)

○坂本委員 一点だけ法務大臣に関連してお聞きしたいのですが、先ほど来のお話のように、特号俸を認められた点、裁判官の憲法上保障された点についてはわかりますが、それを六十三才以上にする、いわゆる三者協定がそこへできた。それがどういうふうないきさつでできて、どうして六十三才以上にしなければならなかったか、その点がわかりませんから、その解明を一つお聞かせ願いたい。
【次の発言】 大体わかりましたが、検察官が一般公務員より下になってはいかぬという点はそれはわかります。ただ、裁判官が憲法上保障されて、身分、地位に考慮なくやはり厳正公平な立場をもって裁判をやる。そうする上においては、憲法にも特に相当額の報酬……

第31回国会 法務委員会 第12号(1959/03/05、28期、日本社会党)

○坂本委員 私は、附帯決議をつけたわけですが、そのことについて申し上げる前に、先ほどからの関連についてお聞きしておきたいのは、さっきいろいろ言われましたが、六十三才以上の者に限るという申し合せがある以上は、これはやはり法案そのものに出さなければならぬと思うのです。そうしなければ、何のためにわれわれが法案を審議して法律を作るかということになると思うのです。法案の作成過程において、運用の面についての申し合せはいいと思うのであります。だから、法律ができましてから、この特号俸の者に対しては三名にしようとかあるいは五名にしようとか、そういうようなことはいろいろ財政上その他の面があろうと思いますが、法案の……

第31回国会 法務委員会 第13号(1959/03/06、28期、日本社会党)

○坂本委員 関連して――人権擁護の方で調査をしてもらうのは私も賛成です。しかし、それについてただいま高橋委員がおっしゃったのとは違った立場から、私は現場に行って二度調査をしておりますことがありますから、そのことを参考に申し上げます。人権擁護局は公平無私に、いささかも資本家である会社側の有利になるような解決はできないと思いますから、その点について関連して申し上げておきたいと思います。さらに御意見も承わっておきたいと思います。十二月九日に中労委のあっせんによる仲裁裁定に基いて、百四十五日間にわたる無期限のストライキが解かれまして、そうして第一組合員は職場に帰ったわけであります。ところが会社の部課長……

第31回国会 法務委員会 第24号(1959/06/18、28期、日本社会党)

○坂本委員 私はこの問題の今の討論は枝葉の点であると思う。それで私はもっと根本的にお聞きしたいのですが、まずこのスチュワーデスの武川知子の殺人事件ですね。これについてわれわれは新聞を通じ、長年の弁護士生活その他で感ずることは、やはりこれは重要な容疑者だと私たちは思っていたわけなのです。それが何か夕方手続をして、すぐそのまま警察に連絡しただけで出国を許した、こういうような状態であって、それをただ言いわけするにすぎない、今の答弁は私はそう思う。また出入国管理の保釈の問題についてもあとでこれは聞きますが、この問題は重要な殺人事件の重大犯人の容疑者を夕方手続して、そしてすぐ出してしまって、それをあとで……

第32回国会 法務委員会 第2号(1959/07/04、28期、日本社会党)

○坂本委員 本日は午後二時に至りまして委員会を開いていただいたことに対して、敬意を表する次第でございます、そこで簡単に要領よく聞きますから、答弁も一つ要領よく早く終るようにやつていただきたいと思います。  まず最初にお聞きいたしたいのは、先般の委員会で、大牟田市における三井炭鉱に関して、三池の会社側と三地炭鉱労働組合との間の説明会の際に、会社側の方で百メートルばかり離れました港クラブの二階寝室において携帯無電を使いまして、その会合の状態を盗聴していた、そこに町田巡査部長外二名かい合せていた事実について質問いたしたましたところ、江口警備局長は、一応の答弁はございましたが、さらに事実を捜査する、そ……

第32回国会 法務委員会 第3号(1959/08/10、28期、日本社会党)

○坂本委員 今の委員長の御質問並びに大臣、局長の答弁を聞きますと、単に現れた現象についての弥縫策みたいにすぎないと思うのであります。特に大衆がその生活と人権を守るためにやっておる教育の問題についても、政府の教育のやり方が、わが憲法並びに民主教育を破壊するものである、かような考え方に立ってその阻止を行なっておる。それを単に暴力だといってこれを取り締るということは、これは民主政治の破壊であり、憲法の精神に反することであると思うわけであります。そこで、大臣にお聞きいたしたいのは、このような問題について真剣に具体策を考えておると言われるが、いかなる具体策を考えておられるか。私は当面の現われた問題よりも……

第33回国会 法務委員会 第3号(1959/11/30、28期、日本社会党)

○坂本委員 委員長発言について疑義がある。ただいまの委員長の御発言に対しては、自由民主党的非常にへんぱな言葉があると思います。二十七日のような事態がいかなる原因によって起きたか、やむにやまれず起きたかという問題は、今神聖であるべき国会の中において、自由民主党の多数独裁によって、鶏三羽で二百億円という賠償を三日間寝ずで強引にこれを通過させた、さらには安保条約の改定に際して、国民に何ら示すことなく調印せんとしておる、それに対して国民の憤激がここに集中されて現われたものである、われわれはかように認識しておるから、委員長の発言だけでは自民党的発言である。ここに社会党的発言を強く付加しておくから、政府委……

第33回国会 法務委員会 第4号(1959/12/01、28期、日本社会党)

○坂本委員 二つあります。一つは、私の昨日の質問はまだ終わっておりません。私に一言のあいさつもなく次の質問者にどういうわけでやられたか。私はきのうはまだ留保いたしまして、本会議の都合でやめたわけなのです。しかしそれは、あえて私は私個人のことで固執しませんが、きょうもまたきのうのように――鍛冶君の一方的な質疑が終わって直ちに休憩を宣せられた。これは非常に片手落ちだ。きょうは、時間もだいぶおくれておりますから、大久保さんの質問は三十分ぐらいにして、次の質問者にやってもらいたい。  それからもう一つは、ただいま資料の請求において、写真なんかはいいでしょう。しかしながら正門の柱とかかんぬきとか、ここは……

第34回国会 決算委員会 第2号(1960/02/05、28期、日本社会党)

○坂本委員 今のに関連して注文がある。今田中委員から、調べについて重要な意見があったから、次会までに、この事故の原因は「鎌田元社長の任期中の無断出庫と推定」なんという、こんな事故の原因ではだめです。やはり持ち出すのには、農林省のトラックなんかを使って持ち出していると思う。しかも、七千俵の米ですから、持ち出し先なんかわかっていると思う。それからこの賠償金ですね、賠償金については、公定価格で賠償さしているのかどうか、そういう点をもう少し詳細にやってもらいたい。それから刑事局長と検事と、現在警察において取り調べ中ですが、警察ならば警察署長かその取り調べの捜査課長、やはりこれを呼んで、捜査の内容につい……

第34回国会 建設委員会 第6号(1960/02/26、28期、日本社会党)

○坂本委員 実は私は、社会党の九州総合開発の特別委員会から現地調査に行ったわけです。行きますについては、建設省の方が非常に強引で、裁判所には二月四日に妨害排除の仮処分の申請をしておる。そうしてその仮処分の決定を持って、反対する者を公務執行妨害で引っくくる。さらに強制測量並びに強制試掘、試錐を強行する。これには強力な反対があるから警察権を頼まなければならないということで、二月十二日に下筌警備の打合会――これは新聞に出ておった通りでありますが、こういう打合会が熊本、大分、福岡の三警察関係でなされ、小国にその警備の前線本部を置き、警官三百人を動員して強引にこれをやるというような状態になりまして、現地……

第34回国会 建設委員会 第8号(1960/03/04、28期、日本社会党)

○坂本委員 先般、熊本県並びに大分県の境にあります松原・下筌ダムについて御意見を伺ったわけでありますが、時間の関係で法律的の問題について省略した次第であります。なおその後、逼迫した強制測量、いわゆる試掘、試錐の仮処分を二十六日に取り下げて延期した、こういう点は伺いましたが、三月の末にはやはりこれを強行するんだということがいわれておりますから、この問題は公共の利益の増進と個人の私有財産の保護、この二つの面にかかっておるのでありますから、先般はわれわれとしては、双方から裁判が出ておるから、裁判所の決定並びに判決に基づいて合理的な解決をした方が一番よろしいんじゃないか、現段階においては話し合いの場が……

第34回国会 法務委員会 第6号(1960/03/03、28期、日本社会党)

○坂本委員 関連してちょっと。――先ほどの田中委員の質問の際の登記簿の書きかえの問題ですが、この際にひまな法務局の出張所は合い間にやる。中ぐらいのところは一日三十分の超勤でやる。忙しいところは賃金職員でやる。その賃金職員は予算額では百四十人の増員を予定しておる。こういう御説明でしたから、百四十人ではたしてできるかどうか、つまり百四十人の増員をされた場合、忙しい登記所にどういうふうに配置されるか、これは民事局の方で資料があるかどうか、あらたらこの資料を出してもらいたい。それから、そういうようなことでモデル実績がある、こういうお話ですが、そのモデルの実績についての資料を出してもらいたいと思う。と申……

第34回国会 法務委員会 第7号(1960/03/04、28期、日本社会党)

○坂本委員 三井三池の問題は、本年に入ってから最後の段階と申しますか、会社側がロックアウトをやり、組合側が全面ストをやりまして、すでに一カ月を経過しておるわけであります。この問題については、今後非常な危険が予想されておるわけでありまして、なるべく労使双方の問題として解決しなければならぬ。会社側の不当なロックアウトを取り消して、指名解雇を撤回する。ことに活動家として生産阻害者というような関係で指名解雇をしており、企業整備の名のもとにこれを断行しておるのを、これは中労委からもありましたように、組合側では指名解雇を撤回して、希望退職には応じようというところに出ておったのでありますが、会社側が強引にロ……

第34回国会 法務委員会 第12号(1960/03/17、28期、日本社会党)

○坂本委員 あとで質問をいたす関係でちょっとお聞きしておきたいのですが、この法案は法制審議会で何回くらい審議になって作成されたか、伺いたい。
【次の発言】 法制審議会で審議の際に参考にせられたものは、本委員会に出ております「窃盗罪及び境界毀損罪に関する立法例」、「各都市における不動産不法侵害の実情について」、「不動産不法侵害関係刑事々件統計」、この三つだけなのかどうか、そのほかにも資料はあったかどうか。
【次の発言】 今おっしゃったのはまだ出ていないわけですか。これですか。
【次の発言】 私たちは、この法律案はわずか二カ条でございますが、国民の生活関係に関する重要なる法律案と思う。従って、今お……

第34回国会 法務委員会 第13号(1960/03/22、28期、日本社会党)

○坂本委員 関連して。――外国の例ですが、それを見ますと、三年以下になっておるようです。今大貫委員の言われた重きに失するというのに対して、外国の例もそうだというので、私ちょっと見ましたら、二年以下とか、三年以下になっておるのです。ですから五年以下にされた根拠は、外国を例にするなら、三年以下くらいにしなければならぬと思いますが、まだほかに根拠があるのですか。
【次の発言】 四百何条ですか。
【次の発言】 どうもドイツ刑法だけをやっておるようですが、その次のフランス刑法の三百八十九条では、二年以上五年以下の拘禁及び五万フラン以上云々とありますね。それからさっきのイタリア刑法では、六百三十一条の侵奪……

第34回国会 法務委員会 第14号(1960/03/25、28期、日本社会党)

○坂本委員 これは大臣にお聞きすることではないかと思いますが、以後の質疑の関係でお聞きしたいのは、この刑法の一部改正法律案の提案理由を見ますと、冒頭に、この不動産の不法侵奪は「終戦直後の社会的混乱期に行なわれたものも少なくありませんが、国民生活もおおむね安定し、社会秩序も平常に復した現在におきましても、なお同種の行為が跡を絶たない実情にあります。」こうあるわけですが、もちろん終戦直後の社会的の混乱期には行なわれた点は認めなければならぬ。それは当時アメリカの焼夷弾爆撃によって、住居、衣類その他生活のものを全部焼かれまして、国富の半分をこれで焼却したわけですが、そういうような関係で、当時焼け出され……

第34回国会 法務委員会 第15号(1960/03/29、28期、日本社会党)

○坂本委員 本日は、四参考人におかれましては、御多忙のところおいでいただきまして、豊富な御経験と学問的結果を御報告いただきまして、われわれ議員としましてなかなかその研究ができない立場におる者は、耳から聞かしていただきまして、非常に裨益することがありましたことをお礼を申し上げる次第であります。  時間がありませんから、ほんとうは各参考人の方々に御質問申し上げたいと思いますが、総括的に大体まとめて二、三お伺いいたしたいと思います。  その第一は、大体立法の技術的問題その他からは、四参考人とも賛成のようでございます。ところがわれわれ立法府にあります者は、この法律を作って、そして九千四百万の日本の国民……

第34回国会 法務委員会 第20号(1960/04/12、28期、日本社会党)

○坂本委員 裁判所法の一部を改正する法律案につきまして御質問いたしますが、まず最初に、この裁判所書記官は「裁判官の行なう法令及び判例の調査その他必要な事項の調査を補助する」とありますが、裁判官の行なう法令及び判例の調査を補助させるというのは、憲法上、裁判は裁判官がこれを行なうというこの規定に違反しはしないかというふうに考えられますが、その点についての御見解を承りたいと思います。
【次の発言】 そういたしますと、大体どういうことをやらせるか、そのことを承りたいと思います。
【次の発言】 そういたしますと、今説明のあったようなことは、これはもちろん具体的事件についての問題に関連すると思うのですが、……

第34回国会 法務委員会 第21号(1960/04/14、28期、日本社会党)

○坂本委員 「その他必要な事項の調査」というのを削除するわけですが、こういうような事例はすでに昭和二十八年の七月八日ですか、最高裁判所事務総長通達で、資料室の設置及び運営の方針というのですでにやっておるわけですね。だから、その事件に関しといえば、大好委員が質問されたように、裁判官の考えなければならぬ限界までその調査の過程においてその主観がまじってくるから云々される、そういうふうになっては困るというので、その他必要な事項の調査はやはり抽象的にやるべきであるし、すでに資料室の設置及び運営の方針でやっておるからこれで十分ではないか、こういうふうに考えられますが、その点についてどうですか。こういうこと……

第34回国会 法務委員会 第22号(1960/04/15、28期、日本社会党)

○坂本委員 最初に不動産侵奪罪の点ですが、「他人ノ不動産ヲ侵奪シタル者ハ」ということについては、前田参考人も申しておりますように、他人の土地に立ち入るという行為と区別がない、従って不法占拠の実態の点についてはっきりしないじゃないか、こういうような意見があったわけであります。われわれもその点がまだ疑問なものですから、その点についこての政府の見解を一つお聞きしておきたい。
【次の発言】 そこで、そういう政府の答弁によりますと、前田教授も言うておる被害法益、これがはっきりしないじゃないか。従ってぼけてくるから、類推解釈の余地がある。それで、この政府原案の通りの法案ができるとすれば、被害法益がはっきり……

第34回国会 法務委員会 第23号(1960/04/26、28期、日本社会党)

○坂本委員 本日は三池の争議を中心としまして、執行吏の問題、警察官の問題等について御質問したいと思います。  まず執行吏の任命及び職務執行に対する監督方についてお尋ねしたいと思うのですが、従来の執行吏は、動産、不動産の差し押え、いわゆる債権者の代理として差し押えをして、そうしてその売得金をやるとか、あるいは仮処分におきましては、家屋の明け渡しの際にその占有名義を変更しないとか、あるいは判決が確定しましてその家を明け渡す、こういうような簡単な、また社会的にも単に個人的にわたる仕事が大体であったわけであります。従いまして執行吏の任命についても、裁判所の書記官などを長くしていた者が、その退職にあたっ……


29期(1960/11/20〜)

第37回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第2号(1960/12/20、29期、日本社会党)

○坂本委員 私は、けさの朝刊に「山形一区選挙無効の訴え」というのが出ておりまして、山形の選挙管理委員長相手に訴訟が出ているわけでありますが、この訴訟は、裁判所が判決できめることですから、それに待たなければならぬのですが、この記事の中に二つの問題があると思うのです。一つは、選管に対する問題、それから取り締まり、警察の方の関係だと思うのです。  この内容は、公示以前に月刊誌に記載された記事が、いわゆる候補者となるべき人の中傷記事である。それからもう一つははっきりしませんが、それに中傷記事のチラシ四万枚が配られた。この三つの事実――一つは「山形評論」、一つは「山形新潮」、それからチラシ、これに対して……

第37回国会 法務委員会 第4号(1960/12/16、29期、日本社会党)

○坂本委員 私は給与に関連して、裁判の運用について少しお聞きしたいのであります。と申しますのは、このごろ労働事件あるいは選挙違反事件について、裁判所が裁判所独自の期日を、月に十日もそれ以上も指定いたしまして、そうして弁護人がありながら弁護人との協議をすることなく、その期日を絶対守って、出なければ国選弁護人をつけて強行する、こういうような傾向があるわけであります。これは重大なる問題であります。もちろん裁判官が司法権の独立のもとにおいて、その事件に対する判断、判決その他についてはわれわれは関与すべきものでない、こういうふうに思いまするが、裁判の運用においては、やはりこれは裁判官、検察官、弁護人、被……

第37回国会 法務委員会 第6号(1960/12/22、29期、日本社会党)

○坂本委員 本日は、浅沼事件の問題について、検察行政並びに警察行政に関連しましてお尋ねいたしたいと思いますが、まず法務大臣、見えておりませんが、刑事局長が見えておりますから、お聞きいたしたいのは、去る十一月十八日に浅沼事件の捜査結果を、検察庁並びに警視庁の方で公表になったわけであります。その公表によりますと、いろいろありますが、お尋ねいたしたい第一点は、その公表の中に四として、これは浅沼事件のことですが、この事件に関連して大日本愛国党、全アジア反共青年連盟など、右翼団体の資金源を調査した。この結果、これらの団体に三業地、一流会社などから資金を出していることを突きとめた。内容は、関係者のうちに総……

第38回国会 建設委員会 第16号(1961/03/24、29期、日本社会党)

○坂本委員 ただいま委員長から申されました下筌・松原ダムの問題は、建設省としても計画を立てておられます筑後川総合開発の問題として、下流地域の洪水調節ダムということで松原・下筌ダムを作る、こういうことになっておるのでありますが、これによりまして地元民が三百戸余り水没するわけであります。 特に、熊本県側の約百戸の農民、山村のごくまじめな農民の方々がこれに反対をいたしまして、昨年の二月よりその反対が熾烈をきわめまして、途中、非常に豊かな愛情のある山村に警察官が出動するという悲惨な状態が出ておりまするが、いわゆる蜂之巣城の戦いと申しますか、騒動といいますか、この問題であるわけであります。  私は、筑後……

第38回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第2号(1961/03/28、29期、日本社会党)

○坂本委員 ちょっと関連して。総理の表現というか、決意というか、国民をばかにしておるようなことですから、一つだけお伺いしたいのは、昨年の十一月の選挙後、すでに三カ月経過しておるわけであります。その選挙において、新聞に発表になり、また、われわれ社会党でも調査をいたしておりますが、それによると、悪質な選挙違反が四十名以上にも達しておるわけであります。その中には、島上委員が申されましたように、連座規定によって当選した者が失格をするという、いわゆる選挙の主宰者、こういうのが数名おる。それは逃亡しておる。また、前回のその前の選挙においても、主宰者が逃亡して、まだ検察庁の手に、捜査の手に乗ってきておらない……

第38回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第5号(1961/04/20、29期、日本社会党)

○坂本委員 私の質問は、法務省の刑事局長も必要ですけれども、警察庁が見えておりますから、順序上警察庁の方にお聞きしておきます。  それは、だいぶ前ですが、前回の当委員会において、大臣も見えられて、昨年十一月の選挙の選挙違反の問題ですが、前回の場合は、まだ次の統計その他が出ていない、そういうようなことで終わっておるわけなんです。従って、その後の状況をお聞きしたい。特にお聞きしたいのは、違反容疑の逃亡者の点について聞かしてもらいたい、こういうふうに思います。
【次の発言】 何か刷ったものはないのですか。
【次の発言】 すでに選挙後五カ月になるのですが、一月三十日現在警察庁調べ、これは朝日新聞に掲載……

第38回国会 法務委員会 第3号(1961/02/23、29期、日本社会党)

○坂本委員 ちょっと関連。――私は今委員会でいろいろ調査庁の答弁を聞いて非常に不信に思う点があるんですが、その第一は、具体的な問題がもう一つありますけれども、抽象的問題ですが、公安調査庁は国際共産党に関連するのはウエートを置かずに調べないという意味ですか、その点お伺いしておきます。
【次の発言】 そういたしますと、先ほどの御答弁で猪俣氏とはその見解を異にしておるのえ、猪俣氏の言われるのは、あまりウエートを置かぬからまだ調べをしない、こういうふうに、間違っているかもわからぬが、私は聞いたわけなんです。そういう点になりますと、私は公安調査庁というのは何のためにあるかと、こう思われる。私たちがここに……

第38回国会 法務委員会 第14号(1961/05/22、29期、日本社会党)

○坂本委員 本日参考人の方々の御意見をお伺いするのは、まずもって参考人の方々の御所見をお伺いすると同時に、それに対してこの法案の直接の審議に当たっておるのはわれわれ国会議員でございますし、また本法案は自民、民社の共同提案、また社会党の提案両方が出ておるわけでございまして、やはり参考人の方々にわれわれ直接審議に当たる国会議員が了解のいかない点、また所見が違う点等々をここに開陳をしましてその御所見を承りまして、よりよく国民のための法案を作る、これが主たる目的だというふうに考えますから、単なる国会における審議の参考人からただ形式上聞くだけだということでなくて、われわれは真剣にこの法案に取り組んでおり……

第38回国会 法務委員会 第15号(1961/05/24、29期、日本社会党)

○坂本委員 私最後に一つだけお聞きしたいのです。それは先日もお話しがありましたように、ただいま議題になっております二つの法案は、これは刑法の構成要件を変える重大な法律であるというふうに考えまするときに、私たちも法律家の一員としてこれを審議し、それを通すか否決するかということについては重大な責任があると思うわけでございます。そういうわけで、日本の刑法改正については、刑法改正準備会がございまして、先生が議長で長年御検討になりまして、昨年ようやくその成案を得ているようなわけであります。それでこの審議にあたりましては、実はそれの審議をやった政府委員の答弁というのがないもんですから、議員立法の長所でもあ……

第38回国会 法務委員会 第17号(1961/05/27、29期、日本社会党)

○坂本委員 議事進行――先ほど猪俣委員も申しましたように、ただいま坪野委員の質問は、この法律ができたならばどういうふうにして運用されるか、その運用の当面のものは警察官であり、検事である。従って最高責任者である法務大臣または刑事局長、警察庁長官、こういうやはり政府の、この法ができたならば、これを運用するところの責任者が出て来て、明快な答弁を聞いて、そうしてそれをはっきりした上でやはり議事を進めなければならぬと思うのです。従って、定足数も、われわれ社会党が退席すると足らぬようですが、責任者が来るまで休憩をお願いします。

第39回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第4号(1961/10/30、29期、日本社会党)

○坂本委員 現在、公職選挙法の改正の問題が、前国会で決定しました特別審査会ですか、それが発足いたしまして、いろいろと評論家、学者、実務家等が集まりまして改正の問題について検討しておるようでありますが、これは、われわれ国会において実際選挙に携わる者がその衝に当たるが適当である。従って、もし会期が長ければ、その具体的問題にまでわれわれは触れなければならない。さらに次の通常国会におきましては、今、別個の民間人を含めた審査会と申しますか、これが結論を得ましたならば、やはりそれはわれわれが国会において独自の見解においてその調査を進めて、公明選挙の達成、なかんずく買収違反の撲滅をはからなければその公明選挙……

第40回国会 建設委員会 第15号(1962/04/11、29期、日本社会党)

○坂本委員 私は、筑後川総合開発計画の一環として行なわれております下筌・松原ダムに対する強烈な反対があるわけでありますが、今下筌ダム用地が土地収用法によって収奪されようとしておるのでありますが、この土地収用の点についても多数の不備欠陥がありますから、その点について質問をいたしたいと思うのであります。  その前に申し上げたいことは、下筌・松原ダムの反対は、筑後川総合開発計画そのものを云々するものではないのでありまして、建設省が公共のためと称し、すなわちダムによって筑後川の洪水を調節して、その下流の地域の洪水被害をなくそう、こう主張しておりますが、これは口実でありまして、表面上の理由にすぎない、こ……

第40回国会 災害対策特別委員会 第8号(1962/08/02、29期、日本社会党)

○坂本委員 秋山調査団長の報告で一般的の対策等はすでに示されておりますし、なおまた、同僚委員からだいぶ質問がございましたから、重複の点を避けまして二、三お伺いしたいと思います。主として熊本県関係でございます。  調査団も御存じのように、今度の水害におきましては、直轄河川で菊池川水系、この改修ができておりますところは非堂に災害が少なかった。ところが、菊池川水系にしますと、下流の三名市地区、中流の山鹿市地区ができておりまして、その中間の地帯が非常に災害が起こっておるようであります。それからなお、今度の災害の特殊な現象は、集中豪雨によりますところのいわゆる小さい河川の被害が非常に多いのでありまして、……

第41回国会 建設委員会 第2号(1962/08/31、29期、日本社会党)

○坂本委員 本日大臣の所信表明をお伺いしました。もちろん所信表明の中には治水十カ年計画もちょっと入っているようでありましたが、従来建設省のいき方は、予算面だけからいたしましても道路に重点を置いて河川が第二になっておる。もちろん住宅の関係を入れられたのはわれわれとしても大へんいいことだと思っておりますが、治水についてもやはり道路と同じような重点と申しますか同一なウエートを置いて考えなければならぬ、こう思うわけです。従って道路については今後県道を二級国道にするとか二級国道を一級国道に格上げするとかこういう点が相当ありますね。ところが河川におきましては、今度の九州あるいは北海道の集中豪雨の被害を見ま……

第41回国会 建設委員会 第5号(1962/11/10、29期、日本社会党)

○坂本委員 私の質問することは先日質問要項を提出しておきましたので御検討願っていると思いますから、専門的のことが多いようだし、また資料等の点もあると思いますが、簡単に一つお聞きしたいと思います。  第一は、先般北海道に参りまして災害調査をやるし、さらに九州の方も災害調査をやりまして、ダムに関連したことでございますが、第一は、発電専用ダムと洪水調節ダムとそれから多目的ダム法によるダムと、こう三つあるようですが、この三つの種類のダムがあるかどうか、その点いかがでございますか。
【次の発言】 次に北海道の金山ダムというのがあるのですが、これと空知川本川の、これは北電芦別ダムというのですか、これとは関……

第41回国会 法務委員会 第6号(1962/09/01、29期、日本社会党)

○坂本委員 昨日質問いたします関係でしたが、他の委員の方の質問がたくさんございまして、きょうに延ばしていただいたわけでありますが、どうも私の質問について会議を開いていただいて感謝にたえません。  お聞きいたしたいのは、九州の熊本県の南の端の水俣市におけるいわゆる新日窒の争議に関連しての警察、検察権の権限外の発動によって労働組合が非常に弾圧されておる、こういうふうに見受けられるものですから、その点について若干質問を申し上げて、一つ労働争議は労使双方の関係でありますから、国家権力による一方的の介在によって労働組合が、労働者側が非常な弾圧を受けないように善処を熱望いたしまして質問をするわけであります……

第41回国会 法務委員会 第7号(1962/11/10、29期、日本社会党)

○坂本委員 私は熊本県の菊池恵楓園の中にありますいわゆるハンセン氏病患者の特別刑務所に長らく――もちろん裁判中から判決確定後ずっと留置され、公判中第一審で国選弁護人でまことに簡単に死刑の判決が下され、その後、無罪を主張し続けながら刑務所に収容されておりまして、その後大臣が五、六名かわられましたが、そのたびに東京の文化人その他から死刑執行の猶予について藤本松夫を救う会という、文化人の方々を中心にしましてできておる会、日本国民救援会、その他あらゆる団体の方々から死刑執行の猶予をお願いし、また熊本地方裁判所に再審の申し立てをいたしておりました藤本松夫が、本年の九月十三日に熊本地方裁判所に提出中の再審……

第43回国会 法務委員会 第4号(1963/02/19、29期、日本社会党)

○坂本委員 ちょっと関連して……。これは、ずっと以前の理事会で、出してもらうことに委員長から話してもらうということになっているのです。その後、参議院の委員会においては、社会党の稲葉委員が質問をしまして、それで、それを出す、こういうことを約束された、こういうことをわれわれは聞いておる。ですから、その要旨とかなんとかいうことでなくて了承しているわけです。間違いなくしてもらいたい。
【次の発言】 委員長はきょうおられぬけれども、お聞きしたいのだが、前々回ですか、理事会では、もしあれだったら法務委員だけに見せてもらうように配慮してもらいたい、そういう経過にこっちはなっておるわけです。そこで私がお願いし……

第43回国会 法務委員会 第13号(1963/05/17、29期、日本社会党)

○坂本委員 本日は法務行政に関しまして、先日質問要綱を差し上げておきましたが、熊本地方裁判所八代支部に再審の申し立て中の福岡刑務所在監者の免田栄の件について御質問をいたしたいと思います。  その前に、法務大臣もお見えになっておりますし、多少そのいきさつを申しませんと、御答弁のニュアンスの変わる点もいろいろあるだろうかと思いますから、かいつまんでその要点を申し上げておきたいと思います。  この免田栄は、すでに十四年間刑務所に入れられておりまして、最初から無罪を主張しながら、いま再審の申し立てをなし、それが熊本地方裁判所八代支部で受理になりましたが、検察側の抗告によりまして、福岡高裁で理由なく取り……

第43回国会 法務委員会 第21号(1963/06/07、29期、日本社会党)

○坂本委員 暴力にも大いに関係することでありますが、今回の統一選挙、ことに東京都の東、阪本の両対立といわれた都知事選挙におけるところの選挙違反は、悪質な集団暴力による妨害戦術に終始したのであります。さらにはにせ証紙事件、はがきの流用等、計画的知能犯化した、暴力化した、まことに遺憾であったのであります。このような暴力に対して警察は、自民党公認候補の東龍太郎の利益になることであるから、何ら検挙もしない、取り締まりもしない。だから、こういう状態であっては、いかに暴力処罰法の法定刑の引き上げをやったところで何にもならない。こういうことがこの選挙によって如実に証明されておる、かように思うのであります。 ……

第43回国会 法務委員会 第24号(1963/06/14、29期、日本社会党)

○坂本委員 たいへん恐縮でございますが、法務大臣、竹内刑事局長お見えになっておりますから、次の法務行政について御質問申し上げることについて、質問の要綱と、資料をお願いしておきたいと思います。  それは、昭和三十七年六月二十二日、大阪地方検察庁に告訴されました告訴事件でありますが、告訴人は、元参議院議員並びに自民党群馬県支部長境野清雄氏、被告訴人は、近江絹綜会長丹波秀伯氏。その質問は、一、近江絹絲使い込み事件につき、中央から圧力をかけられて一年間も捜査が停滞しておるといわれるが、その点はどうかということであります。第二は、五千八百万円は政治献金してあるといわれておりますが、その内容は調べてありま……

第43回国会 法務委員会 第26号(1963/06/24、29期、日本社会党)

○坂本委員 警察庁のほうがいま見えておりませんから、その前に、法務大臣と竹内刑事局長が見えましたから、先日資料をお願いしていたことについて書面でいただきましたから、その点について一、二お聞きしておきたいことがありますから、それをやっておると見えると思いますから……。
【次の発言】 いま警察庁がこないから、その前に、書面をもらいましたから、一、二点ちょっとただして、なお……。
【次の発言】 先日お願いしたあれを書面で竹内局長からいただきましたから、その点一、二お尋ねしておきたいと思います。  問題は、いわゆる近江絹絲紡績株式会社横領事件の告発の問題でありますが、告発人は境野清雄、被告発人は丹波秀……

第43回国会 法務委員会 第29号(1963/07/04、29期、日本社会党)

○坂本委員 本日は法務行政につきまして大きく三つの事件についてただしたいと思いますが、警視庁が見えておりませんから、その前に、先般近江絹糸紡績株式会社の横領事件について竹内刑事局長にただしたわけでありますが、昨日社会党の綱紀粛正特別委員会の委員長である山田長司代議士と大阪にまいったわけでありますが、ちょうど検事正が不在でありまして、この点は法務省にお願いしておいたのでありますが、おられなくてまことに遺憾でした。そこで次席検事、特捜部長、係検事に面談をいたしまして、いろいろ聞きましたが、一億二千万円の使途不明の金額の約半分の五千八百万円について政治献金をしておる、小さい金額は二、三十万から大きい……


30期(1963/11/21〜)

第45回国会 法務委員会 第3号(1963/12/14、30期、日本社会党)

○坂本委員 まず裁判官の関係からお聞きしますけれども、裁判官に対しては判事は特号というのがあったわけですね。今度また特号を設けられるが、その関係はどうなっておりますか。その点をお聞きしたい。
【次の発言】 そこでお尋ねいたしますが、いま御説明の判事特号の十五条の関係者が従来何名ありましたか。それから今回の検事特号によってこれに該当する者が何名か、まずそれだけお伺いいたします。
【次の発言】 最高裁判所にお伺いしたいのですが、判事特号が今度設けられるわけですが、検察官のほうはいまわかりましたが、裁判官のほうで従来判事一、二、三、四号と、こうあるわけですが、この中から特号に該当する者は何名ぐらいの……

第45回国会 法務委員会 第4号(1963/12/17、30期、日本社会党)

○坂本委員 私は、大きく二つのことで質問したいと思います。一つは、いわゆる近江絹絲紡績株式会社の横領事件の告発問題について、はっきりその後の捜査の経過を承りたい。もう一つは、先般の機関車労働組合に対するところの公安官、警察当局の処置について、この二つについて質問したいと思います。  まず第一に、近江絹絲の横領の問題につきましては、刑事局長から告発の内容等の御報告を受けました。問題になりましたのは一億二千万円余の横領事件について、五千八百万の使途が明瞭になっていない。その点について被告発人の丹波氏らは、四十数名に政治献金をしている。四十数名の政治家を左右するから、こういう告発の問題は何でもない。……

第46回国会 法務委員会 第2号(1964/02/06、30期、日本社会党)

○坂本委員 十三ページの第三、刑務所作業費の増額でありますが、それが最終のところに昭和三十九年度法務省主管歳入予算額は七十三億九千五百十四万九千円ふえておる。罰金、過料と刑務所作業収入としてこうなっておるのですね。そこでこの刑務所の作業なんですが、ここにもありますように、機械工等の有用作業に転換するため機械器具の更新をする、こうありますね。そこで問題は、昨年こういう工場が機械化したので、大分の刑務所内でガソリン引火の事件がありました。工場が燃えたのです。そして、短期六カ月の自由刑の人で四カ月くらい過ぎて、あと二カ月くらいで出所するのが二名焼け死んだ。ガソリンの引火でまる焦げになって死んだ。その……

第46回国会 法務委員会 第3号(1964/02/11、30期、日本社会党)

○坂本委員 昨年の八月二十八日の午後三時四十分ごろ、大分刑務所の金属工場が火災になりまして、新聞等は「ガソリン火を吹く」「受刑者六人が重傷、あっという間に火の海」こういう五段抜きの記中が出たわけなんですが、この刑務所で短期受刑の服役者が二人即死をしているわけです。これは実際上は即死しているけれども、それをそのまま病院に持ち込んで、病院で死んだことになっているかもわかりませんが、一般は即死と見ているわけです。その中には、わずか短期自由刑の六ヵ月、それが四ヵ月経過しまして、あと二ヵ月で出る。しかもその死亡者は、熊本県が一名と鹿児島県が一名ですが、熊本県の人は公務執行妨害ということで六ヵ月の刑であり……

第46回国会 法務委員会 第8号(1964/02/28、30期、日本社会党)

○坂本委員 今回の刑事補償法の改正は、その内容の特徴として金額の増額の点が主であるようでございますが、大臣のおいでを願いまして御所見を一、二お伺いいたしたいのであります。  それは御存じのように刑事補償というものは、憲法第四十条の人身の自由の保障が基本となりまして、冤罪者の救済のためにできたのでありますが、昭和二十四年に新憲法に基づきまして刑事補償法の大改正が行なわれておるわけであります。そこで、その際の刑事補償の本質について述べられておることは、速記録によりますと、「刑事補償の本質について簡単に申し述べておきたい」ということで、「この問題は、刑事補償が国家賠償とその本質を異にするかどうかとい……

第46回国会 法務委員会 第10号(1964/03/05、30期、日本社会党)【議会役職】

○坂本委員長代理 本日の議事はこの程度にとどめます。  次会は明六日午前十時より開会することとし、本日はこれにて散会いたします。    午後一時四十一分散会

第46回国会 法務委員会 第11号(1964/03/06、30期、日本社会党)

○坂本委員 本日は、先般来からお聞きしておりました近江絹絲の横領事件の問題について、政治献金についてなかなかこの捜査が進まないので、去る二月二十九日に社会党では調査団をつくりまして大阪に出かけたわけであります。そうして大阪地方検察庁並びに大阪府警の本部をたずねまして、いろいろとその捜査の進展等についてお聞きしたわけであります。まず第一に、大阪地方検察庁におきましては、正室におきまして井嶋検事正、それから次席検事、卜部特別捜査部長の三名の方の一緒なところでその捜査の進展についてお伺いしたわけでありますが、その要点は、卜部特捜部長からの説明によりますと、一億二千万余の横領の問題について、六千二百万……

第46回国会 法務委員会 第17号(1964/03/24、30期、日本社会党)

○坂本委員 先般来、刑法の一部改正、いわゆる身のしろ金、営利の目的をもってというこの刑法を改正する、改正するというのは、新しい条文を設けることになるわけです。そこで私は、日本刑法の根本問題について大臣にお伺いをいたしたいのであります。  御承知のように、日本刑法はいわゆる目的刑主義であり、主観主義の刑法で教育刑主義であるわけであります。したがって、その根拠に基づいて日本刑法を見ますると、その特色は、いわゆる牧野博士その他が言われておりますように、法定刑の幅が非常に広い。それは第一には裁判官の、具体的刑事犯につきまして、裁判をするにあたって、そのいろいろの客観的の関係が違いますから、量刑の点につ……

第46回国会 法務委員会 第20号(1964/03/31、30期、日本社会党)

○坂本委員 議事進行について。この下級裁判所の問題は重要な問題で、われわれもいまの簡易裁判所の開庁をしておっても事件があるかないか、これを臨時司法制度調査会というわけにもいきませんから、これはやはりもう少し慎重に審議したいと思いますから、簡易裁判所の実際の運用についての資料を、横山委員からは十一の未開庁のところをあげられましたけれども、そのほかに開庁しておってもほとんど事件のないような場合もあるし、あるいはまた、簡易裁判所をまたもう一つ分離しなければならぬというような事件の多いところもあると思いますから、そういう点についての資料をこの次までに出してもらうことにして、それからなお、いまの少年の教……

第46回国会 法務委員会 第22号(1964/04/03、30期、日本社会党)

○坂本委員 私は、目下再審の申し立て中でありまする免田栄という死刑囚の問題につきまして、重要な証拠物件がなくなっておりますから、その証拠物件の返還請求の訴訟を東京地方裁判所に提出いたしまして、その訴状が受理せられまして、来たる四月十日午後一時から東京地方裁判所民事第十三号法廷で第一回の口頭弁論が開始せられることになっておるわけであります。そこで重要な証拠物件に関することでございますから、この免田栄が原告本人として四月十日の口頭弁論期日に出頭さしてもらいたいという法務大臣あての陳情請願が出ておりますから、それに関連いたしまして二、三お聞きいたしたいのであります。  この免田栄の再審の事件は、熊本……

第46回国会 法務委員会 第24号(1964/04/09、30期、日本社会党)

○坂本委員 重複を避けて二、三御質問いたします。  先ほど簡易裁判所の判事についての資格の問題ですか、特任判事の任用につきましては、先ほど説明があったわけですが、そこでこの多数の特任判事に対して裁判所は研修を行なっておると思うのですが、その研修の内容、方法等についてお聞きしたい。
【次の発言】 そういたしますと、この特任判事の研修は、最初入ったときだけで、その後はやらないのですか。
【次の発言】 そこでこの待遇の問題ですが、一般判事と実質上だいぶ違っているようですが、基準か何か定めてそれをやっておられるかどうか、その点伺います。
【次の発言】 そこで大臣もおられますからお聞きしたいのですが、本……

第46回国会 法務委員会 第25号(1964/04/10、30期、日本社会党)

○坂本委員 私は裁判所の職員組合、いわゆる全司法に関連した問題で若干お尋ねいたしたいと思います。  前橋地方裁判所の管轄であります全司法の高崎支部におきまして、組合の情宣その他組合員に通達する掲示板を裁判所内に特設をいたしまして、十年来組合の掲示はそこで組合が自主的に管理してやっていたわけですが、それに対して昭和三十七年の九月、当時の奥野前橋地方裁判所所長が、突然、文書図画等の掲示についてという通達を出された。その通達は、裁判所当局において掲示板をつくって、組合の文書等は、個人、団体を問わず、所長が内容を検閲してから掲示を許可する、こういう内容のものであります。そこでこれに対しまして組合側は、……

第46回国会 法務委員会 第26号(1964/04/14、30期、日本社会党)

○坂本委員 各派を代表いたしまして、下級裁判所の設立及び管轄区域に関する法律の一部を改正する法律案に対する附帯決議を提出いたします。その趣旨弁明を申し上げます。まずその案文を朗読いたします。    下級裁判所の設立及び管轄区域に関する法律の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案) 一、簡易裁判所のうち未開庁のまま十数年放置されているものが十数ケ所も存在していることは極めて不合理である。   よつて、政府並びに最高裁判所当局は当該箇所について再検討を行ない、開庁を必要とするもの、又は、当面開庁を必要としないものを区分し、すみやかに、これらの法的措置並びに予算措置を行ない、もつて簡易裁判所運営の……

第46回国会 法務委員会 第27号(1964/04/16、30期、日本社会党)

○坂本委員 前会政府の治安立法、治安政策等について大臣の所見を承ったわけですが、まだいろいろございますが、それはまた次に譲りまして、本日は現暴力法、いわゆる改正法案で強化されようとしておりまする現行暴力法が大正十五年に法律としてできまして、その後戦前、戦後、現在まで労働運動、あるいは大衆運動に使われておりまするから、その点についてただしたいと思います。と申しますのは、今度の法律の改正は、もちろん現行法一条に対して二項を独立の項とし、さらに銃砲刀剣等の加わったものでありまするが、その改正によって現行法と一体となりまして、なお今後労働運動、あるいは大衆運動の弾圧に使われる危険性があるわけであります……

第46回国会 法務委員会 第30号(1964/04/24、30期、日本社会党)

○坂本委員 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま討論に付されました暴力行為等処罰に関する法律等の一部を改正する法律案並びに民社党提出の修正案に対しまして、討論をいたしたいと存じます。  まず、結論を申し上げますと、原案並びに民社党修正案ともに反対であります。以下、その趣旨を申し述べますが、第一に序論を簡単に申し上げ、第二に本法案の政治的意図、第三に本法案の内容、第四に民社党修正案に対する反論、最後に社会党の暴力団対策について一言いたしたいと存じます。  本改正案は、戦時特に労働運動、社会運動に乱用され、国民大衆よりその廃止を叫ばれている現暴力法に対するきわめて重大な改正でありますから、……

第46回国会 法務委員会 第33号(1964/05/12、30期、日本社会党)

○坂本委員 第八条の関係ですが、この提案理由に、「第四に、外国法の適用がわが国の公の秩序に反する場合には、それを適用しないこととしております。」この関係でございます。第八条の公の秩序を理由とする外国法の適用排除に関する規定ですが、もちろんこの規定は、「公の秩序に反するというのは、わが国が維持しようとする私法的社会秩序が破壊される場合をいうのであって、」こういうふうにあるわけですが、「そのような場合が実際に生ずることはほとんどないと思われる。」と書いてはありますが、やはりこういう規定がある以上、どういう場合が考えられるかその点お聞きしておきたいと思います。

第46回国会 法務委員会 第35号(1964/05/15、30期、日本社会党)

○坂本委員 最高裁判所の横田長官が九州地方の裁判所巡視中に、去る八日佐賀地方裁判所、家庭裁判所を視察したあと発言されたことが九日の読売新聞に出ております。それは「違憲判決慎重に横田長官下級審審理に望む」という見出しで出ておるわけですが、大体四項目にわたって出ているわけです。そのうちの一つの発言について非常に妥当を欠くと思うわけです。それは「一、最近下級審で違憲判決を下すことが多いが、三権分立の立場上あくまで例外的なことで違憲、合憲の判断には慎重を期してほしい。一、帝銀事件を扱った映画が各地で上映されているが、興味本位なもので、しかも判決とは違う印象を与えると聞いている。学問的に裁判を批判するの……

第46回国会 法務委員会 第39号(1964/05/29、30期、日本社会党)

○坂本委員 委員長、ちょっといまの議事進行に関して……。  この問題は、答弁書にこだわらずに、人権の問題ですから一応事実その他について報告を願って、それから質疑をしたい、こういうふうに考えております。
【次の発言】 関連して。建設省のほうはまたあとであれしますけれども、法務省のほうは、昨年八月三十二日の申告でしょう。一番暑いときです。そしていま石田さんがおっしゃったように、暑いときにかやを張って、そしてなお口にタオルをはめておかなければ寝れない。そこで私、お聞きしたいのは、金網を取りつけるとか、それを改良しただけで、本年もまた継続しておる。昨年はもう三十八年度きりにして、ほかに場所を移す、それ……

第46回国会 法務委員会 第40号(1964/06/02、30期、日本社会党)

○坂本委員 ちょっと委員長。この拘置所からの報告と回生病院の医者からの報告を見ておりますと、これはほんの形式上のことなんです。そこでいま神近委員の御質問によって調査を願うについて一、二お尋ね申し上げておきたい。  第一は、この五月十四日の入所当時は健康な青木さんが、急に十六日に腹痛を起こして病気になって、そして十九日に死んでおりますから、短期間に死んだということについての疑問が第一。  それから、さっきから質問がありましたけれども、このように変死をした者に対する処置について、なお調査してもらいたいのは、監獄法によりますと、拘置所から別な病院に入院しました際は、大臣報告と家族に通知をするという手……

第46回国会 法務委員会 第49号(1964/10/01、30期、日本社会党)

○坂本委員 いまのに関連して。仮出獄の問題で、法律上は三分の一を経過して優秀で出獄させてもいいという場合は出すということになっているのですね。ところが、実際はなかなか三分の一では出さないのです。半分くらいつとめねばいかぬ、実際は実行されていないのですが、そういう点はどういうわけですか。
【次の発言】 そこで問題があるのですよ。どんなに成績がよくても刑務所長が出さなければいかぬでしょう。刑務所長から出しても、今度は更正保護委員会、ここでまたぐずぐずして非常に法の運用を遅延させ、目的を達していない場合がある。それから短期の場合ですね、六カ月というような短い場合はほとんどやっていないのです。大分の刑……

第46回国会 法務委員会 第50号(1964/10/09、30期、日本社会党)

○坂本委員 時間がおくれましたから簡単に若干質問をいたしたいと思います。  それは先般、今月一日の委員会におきまして、学生会館の問題につきまして九月の三日、四日、十四日に学徒援護会とあすこの中に入っておる寮生の自治会との間に交渉が持たれて、その交渉の結果逮捕者を出す。そしてそれが現在は三名起訴されておる。こういう不詳事ができておるわけです。しかしながら、そういう問題がどうして発生したかということにつきまして、前会は警察庁並びに法務省の関係の方であります。現在の学生寮を移転する、それに関係する問題であるから、いわゆる民事的の交渉、その民事的な交渉に警察官が発動しておる。われわれの経験によれば、相……

第47回国会 法務委員会 第1号(1964/11/27、30期、日本社会党)

○坂本委員 私は横山委員の発言に関連しまして二つだけ要望しておきたいのは、一つは八王子警察におけるスパイ強要事件であります。この点は、警察手帳強奪問題をでっち上げて重大なスパイ強要についての問題が隠されようとしております。この点についての究明をしたい。  もう一つは、横須賀における原潜寄港の際のデモに対して警察官の職権乱用の事犯があるのでありまして、これに対しましては、最高検察庁は警察官の行為に対してやはり積極的に捜査を開始すべきだ、こういうことを社会党の決議に基づきまして要望しておるわけです。そういう点についてどう処置をされておるか。これは緊急の問題でありますから、次の委員会でぜひひとつ質問……

第47回国会 法務委員会 第4号(1964/12/11、30期、日本社会党)

○坂本委員 自由民主党、日本社会党、民主社会党を、お許しを得て代表いたしまして、附帯決議案を提出いたしたいと思います。  案文を読み上げます。   裁判官の報酬等に関する法律の一部を改正する法律案    検察官の俸給等に関する法律等の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案)   裁判官および検察官の職務とその責任の特殊性にかんがみ、政府は、裁判官および検察官の給与制度については、臨時司法制度調査会の意見を尊重し、その優遇策の樹立と速やかな実施について、格段の努力を致すべきである。   右決議する。  以上であります。

第47回国会 法務委員会 第5号(1964/12/17、30期、日本社会党)

○坂本委員 近江絹糸元代表取締役丹波秀伯氏の政治献金問題は、先般池田内閣の退陣が予想されたときになって突如として不起訴処分にされたのでありますが、この問題は、近江絹糸の丹波秀伯氏が一億二千万円を横領した、この大阪地検に対する告発が、その取り調べの結果、五千数百万円の政治献金をした、こういうことでありますから、この政治献金問題は、それは重大な問題であるというので、日本社会党の綱紀粛正特別委員会が二カ年にわたって調査して、その真相の究明に最大の努力を傾けてきた事件であります。その目的は、近時選挙の費用もばく大な額に達し、これが調達のため政党及び政治家と財閥とのくされ縁が生じ、上は政党の総裁の選挙か……

第48回国会 決算委員会 第19号(1965/04/01、30期、日本社会党)

○坂本委員 ただいま秘密会におきまして田中委員がここに資料を出された。それは私たちも弁護士でありますからよくわかっておりますが、一見してこれは政治資金を集めたものである。さらにそれは背任横領並びに脱税、こういうのに関連しておると思うのです。これは刑事課長、よくいまごらんになったと思うのですが、これはやはり徹底的に刑事上の捜査を進めてやらなければならぬ、こういうふうに考えますが、刑事課長の御決意を承っておきたい。
【次の発言】 国会の決算委員会で出されたものであり、ここに政府委員として出られた刑事課長がおられる以上は、告訴告発をまつまでもなく、それぞれの捜査機関いわゆる地検その他それぞれの機関に……

第48回国会 災害対策特別委員会 第12号(1965/07/09、30期、日本社会党)

○坂本委員 大久保君から質問がありましたから、重複を避けまして、しかしながら、重要な点を若干質問申し上げ、さらに意見を承り、適切な処置を要望したいと思います。  第一は、この集中豪雨その他の被害は気象によることが非常に多いと思います。その気象も、気象本庁もりっぱなのができまして、相当科学的にやっておられると思いますが、この報告を見ますと、「熊本県を中心とした大雨は、六月三十日に始まった。この雨は南方からの湿潤な気流の流入」「その後、連日大雨が降り」云々とありまして、さらに「梅雨前線が九州を横断しており、東支那海から低気圧が進行してきて九州を通り抜けたため、熊木県では短時間に強い雨が降った。」こ……

第48回国会 法務委員会 第6号(1965/02/19、30期、日本社会党)

○坂本委員 本日は白鳥事件で有罪で実刑に服しております村上国治の母親、本人は八十二歳でありますが、病気になっておりますから、数日でもよろしいから刑務所から出していただいて、一目でも面会だけさしていただきたい、こういう問題が昨年来起こりまして、いろいろ検察庁並びに関係当局に対してお願いをしているわけでありますが、まだその許可がないわけであります。願わくは許可の御配慮をお願いしたい、そういうことを含めまして若干御質問を申し上げたいと思います。  白鳥事件というのは御存じのとおりでございますが、首謀者である村上国治は一昨年の十月、最高裁判所におきまして懲役二十年という長期の刑が確定をいたしまして、現……

第48回国会 法務委員会 第12号(1965/03/11、30期、日本社会党)

○坂本委員 執行吏に関する問題について若干お伺いいたしたいと思います。  先般も参考人の意見等の陳述がありまして、執行吏の収入についてもいろいろ検討せられておると思いますが、非常に執行吏の収入については全国まちまちじゃないかと思うわけです。たとえば北海道の執行吏、東京、大阪等の執行吏、九州の執行吏というように、非常に収入がまちまちであり、ことにいなかの地方裁判所支部におきましては、事件がないせいもありましょうが、一週間に一回執行吏が出張しまして、その執行に従事するので、非常に権利の執行について遅延がある、こういうふうに考えられます。それはやはり執行吏の収入の問題が影響しておるんじゃないか、こう……

第48回国会 法務委員会 第17号(1965/03/30、30期、日本社会党)

○坂本委員 裁判所法の改正の問題では、書記官の今後の問題等についていろいろございますが、これは同僚委員から質問もあっておりますから、本日は私は改正の第二、最高裁判所庁舎新営審議会設置の問題について若干お聞きしたいと思います。  提案理由の説明書によりますと、「その庁舎は、わが国司法の象徴ともなるべきものである」こう書いてあります。司法の象徴とはどういうものか、お伺いしたい。
【次の発言】 そのりっぱという意味があんまり抽象的だと思うのです。象徴なんていうことは、現憲法が施行されるとき初めて、天皇は国民の象徴ということが出ておると思うのです。そのほかに法律上の文句として出ているのは、私、寡聞にし……

第48回国会 法務委員会 第18号(1965/04/02、30期、日本社会党)

○坂本委員 本日は御病気の大臣の御出席を願ったわけですが、私の質問は社会党の綱紀粛正委員会で取り上げました近江絹糸の案件でございますが、これをなぜわれわれが重要視しておるかといいますのは、近江絹糸の元社長であります丹波秀伯氏が、一億二千万円のうち六千五百万円についての使途が弁明ができない、それがゆえにこれは政治献金をしたんだ、こういうことを述べておる。その点に関しまして、政治献金といえば、これは与党、野党を問わず、政治家の潔癖の問題、また国民の代表として国政に参与するにつきましては、巷間政治献金の問題が叫ばれておりますが、そのようなことは、やはり議員としてこれをはっきりしておかなければならない……

第48回国会 法務委員会 第19号(1965/04/06、30期、日本社会党)

○坂本委員 私は、ただいま議題となりました経済関係罰則の整備に関する法律を廃止する法律案に対しまして、本日は資料の要求だけをいたしておきます。  経済関係罰則の整備に関する法律違反関係統計資料というのが出ておりますが、それの一番最後の「3昭和三十五年一月一日から同三十九年十二月三十一日までの間に起訴された事件の裁判結果等」とあります。この(1)の起訴人員七十四人になっておりますこの起訴状。それから(2)、(3)の関係でありますが、起訴人員のうち裁判確定人員が三十四名、有罪確定人員が三十三名になっておりますが、これの判決。  それから4の「昭和三十九年十二月三十一日現在における裁判係属状況」のう……

第48回国会 法務委員会 第22号(1965/04/22、30期、日本社会党)

○坂本委員 時間がございませんから、最初に吉川参考人にお伺いいたしたいと思いますが、いま問題になっております――各参考人の御意見もございましたし、先生の御意見もございましたが、業務上と非業務上の過失犯を区別しているこの根拠と、それに対する先生のお考えを承っておきたいと思います。
【次の発言】 片岡参考人にお聞きしたいのですが、先ほどの中央大会、地方等においても、悪質な運転者は厳罰にする、その意味で改正案に賛成だ、それから免許制度を厳重にする、こういうようなことがありましたが、これに対する対策はわれわれはいまなかなか微弱じゃないかと思うのですが、これに対する御意見をお伺いしたいと思います。

第48回国会 法務委員会 第23号(1965/04/23、30期、日本社会党)

○坂本委員 刑事局長は……。
【次の発言】 私は山陽特殊鋼株式会社の問題について若干お尋ねしたいと思うのですが、実は山陽鋼の事件は、この会社に働いておる方々並びに下請関係等に非常な問題がございまして、会社更生法の申し立てをいたしておるわけであります。しかしながら、現在の会社更生法の規定の不備な点もたくさんございまして、ただ借金をし、倒産しかけた会社の経営者のみを保護するようなふうにも考えられます。したがって、下請会社とか働いておる職員、それから労働者の方々についての問題、特に社内預金の問題等につきましては、この会社更生法の適用を受けて更生会社になりましても、その保護が非常に十分でない。こういう……

第48回国会 法務委員会 第26号(1965/05/07、30期、日本社会党)

○坂本委員 刑法の一部改正法律案に対する逐条説明書を読みますると、二百十一条のところの最後のほうに、「すでに公表されている改正刑法準備草案は、第二百八十四条において、業務上過失致死傷及び重過失致死傷の罪に対する自由刑として、今回の改正法律案と同様「五年以下の懲役もしくは禁錮」を規定している」。刑法準備草案を引用してありますが、この改正刑法準備草案を見ますと、全般的に法定刑が重くなっているんじゃないか、こういうふうに考えられますが、その点はいかがでございますか。
【次の発言】 私も、ここにいま持ってはおりますが、どれがどうということは、時間の関係もありますから申しませんが、一般的に重くなっている……

第48回国会 法務委員会 第28号(1965/05/13、30期、日本社会党)

○坂本委員 私も、いろいろ資料をもらっております点については次会に譲りたいですが、まず第一に、提案理由の説明を見ますと、ただいまの横山委員の根本問題の点に関連するかと思いますが、最初に、「この法律案は、最近の経済事情等にかんがみ、経済関係罰則の整備に関する法律を廃止しようとするものであります」こうある。「経済事情等にかんがみ、」こういうことがありますし、その裏には、「戦後における経済情勢及び社会情勢の激変に伴い、」こういうようにありますし、なお二枚目の最初に「わが国の経済情勢及び社会情勢は、」云々、こういうことがありますが、この経済事情こういう点について、法務当局はいかなるお考えを持っておられ……

第48回国会 法務委員会 第29号(1965/05/18、30期、日本社会党)

○坂本委員 大体横山委員から質問がありましたが、私も若干質問をいたしたいと思います。  ただいまの結論では、この法案に賛成だ、こういうお話でございますが、お立場上そのとおりだと思うわけであります。ただ私たちがこの法の審議について考えますことは、ただいま刑事課長も御説明がありましたように、一般の市中銀行がこれからはずれましたのは昭和三十八年の七月なんです。これは金融緊急措置令に規定する金融機関というもので、実はこれは法務委員会にはかかっていないと思うのです。他の大蔵委員会のほうにこの金融緊急措置令というのがかかりまして、これが通過いたしましたから、そのほうの結果として別表乙号の二十四が削除になっ……

第48回国会 法務委員会 第32号(1965/06/01、30期、日本社会党)

○坂本委員 吹原の関係で若干お聞きしたいのですが、お茶の出がらしみたいになるかもわかりませんが、しかし、法務委員会として、法律的にも、政治的にもぜひ確かめておきたい、こういう関係から若干御質問いたしたいと思います。  それは、昨夜予算委員会におきまして傍聴したのでありますが、横路委員の質問の際に、高橋法務大臣の発言について質問がありました。それに対しては総理大臣から、そういう発言をするというのはどうかというような答弁があったようで、それでおさまったのですが、ここでひとつお聞きしておきたいのは、この高橋法務大臣の発言によりますと、この発言は、事務次官、刑事局長からの報告のもとに自分がやったのであ……

第49回国会 災害対策特別委員会 第2号(1965/08/02、30期、日本社会党)

○坂本委員 最後になりましたが、若干質問申し上げたいと思います。  今回の集中豪雨については、熊本県だけではなく、島根、広島県等々前古未曽有と申しますか、非常な災害がありまして、一番問題の激甚地災害措置の適用等につきましては、すでに与党自民党並びに社会党の間においても政府に建議して、その実行の運びになっておるということで、私は、必ずわれわれの満足するような措置がとられるものだ、こういうふうに考えまして、この点についての御質問はやめることにいたします。  そこで私は、熊本県においては今度の六月の集中豪雨に際しましては、菊池川、白川、緑川、さらに水無川、氷川、球磨川、こういった県下全域にわたってお……

第49回国会 災害対策特別委員会 第4号(1965/08/10、30期、日本社会党)

○坂本委員 けさほど本委員会において、熊本県は、被害の最も多い鹿児島と御一緒に、当委員会を通じて関係各官庁に実際の現地のありのままを陳情されました。よく御承知のことと存じますから、ぜひひとつその陳情の趣旨に従って善処方をまず先に御要望申し上げておきたいと存じます。今度の災害は、六月から七月にかけての集中豪雨と異なりまして、人命その他家屋の被害が非常に多いのであります。道路、橋梁、河川等々の公共物の被害は少なくて、人命の被害が非常に大きかった。そういう点にかんがみまして、若干御質問を申し上げ、御所見を承っておきたいと存じます。  私の持っております資料によりますと、熊本県におきましては、死者、行……

第49回国会 法務委員会 第2号(1965/08/06、30期、日本社会党)

○坂本委員 私は今回の参議院議員選挙に際しまして、選挙違反が続出しているのをまことに遺憾とするものであります。一番いま問題になっておりまするのは、専売公社関係の小林章氏の関係、これは官権候補といわれています。もう一つは全共連と申しまして、全国共済農協連合会の会長であり、立候補いたしました岡村氏の関係、これは金権候補だ、こういわれておるわけです。その他これに類する選挙違反は多数あると存じますが、この二つの選挙違反につきましてがいま非常に問題になっておりますから、まずこの二つの選挙違反に焦点をしぼりまして所見をお伺いしたいと思います。  その第一は、選挙違反と申しますと、公職選挙法違反に対する事実……

第49回国会 法務委員会 第4号(1965/08/12、30期、日本社会党)

○坂本委員 まず最初に、刑事局長に、これはお願いになると思いますが、先般大阪地検の田辺検事正についての投書と申しますか、こういうのが法務委員会の各法務委員に郵送されてきたわけなんです。これに対しまして、この処置に対して一昨日の当法務委員会の理事会におきまして、専門室のほうで調査をして、そうして本日の理事会に報告を願う、こういうことに決定をいたしまして、本日、もちろん昨日一日をおいた二日目でございますから、期日の点等もありましたが、ごく概略的な御報告を受けたわけであります。それによりますと、その調査については法務省のほうにも御協力を願うし、専門室のほうでも今後お調べを願う、こういうことになったの……

第51回国会 法務委員会 第3号(1965/12/23、30期、日本社会党)

○坂本委員 ちょっと関連して。裁判の問題ですが、最初は労働組合が仮処分なんか出す場合は、組合長とか代理者でやっていた。それを裁判所のほうで文句を言って、これは各組合個々に委任状を出してやらなければだめだ、そういうふうにやってきて、その当時は、仮処分あるいはその他刑事の問題等もあると思うのですが、最初は組合としてやる場合は、組合長が代表で仮処分の申し立てなんかやっていた。それを数年前と思うのですが、これは確実な資料を私調べて、確実にあらためて質問したいと思うのですが、その労働組合のそういう正しい主張を打ち切るために、させないために、今度は千人なり二千人なりの各組合員の委任状がなければだめだという……

第51回国会 法務委員会 第7号(1966/02/17、30期、日本社会党)

○坂本委員 警察庁がまだ来ておりません。横山委員の質疑は警察庁のほうが来なくてもいいそうですから、そちらを先にやっていただきます。
【次の発言】 当法務委員会におきましては、一昨年暴力法の改正がありましてから、一昨年は近畿、北海道方面の調査をいたしました。昨年は九月十九日から九月二十三日までにわたりまして九州福岡、長崎、これを重点にしまして休会中の調査をいたしました。  その第一は、暴力事犯、青少年犯罪の実態調査と、その他裁判所、法務省関係の施設整備状況その他、現地の要望事項等を目的といたしまして調査をいたしたわけであります。その際に、福岡におきましては福岡地方検察庁、福岡県警本部、長崎におき……

第51回国会 法務委員会 第8号(1966/02/18、30期、日本社会党)

○坂本委員 ちょっといまのに関連して。  いろいろの問題があると思うけれども、時間がないから一つだけ私はお聞きしておきたいのは、山田委員が申されたのは、根本的の問題もあるけれども、まず運用の問題で、検察庁で一年あるいは二年かかって調べて不起訴に決定した。それに対して今度は告訴人が審査会の申し立てをした。その際に、検察審査会でわずか六カ月の委員の期間で、はたして検察庁が調べた程度あるいはそれ以上の調べをして起訴すべきか、この不起訴にしたのは不都合かというような結論を出すことは不可能ではないか。特に全然法律の知識のないような、もちろん助言者はあるでしょうが、六カ月、六カ月でかわったら、引き継ぐにし……

第51回国会 法務委員会 第11号(1966/03/04、30期、日本社会党)

○坂本委員 私は、先般来早稲田大学の紛争がありまして、その紛争についてはいろいろな問題が内蔵しておると思います。ただ私は、大量の学生が検挙され、また今回若い学生が非常に危惧の念を持っておる、こういう関係でございますから、本日は早大の紛争についての取り締まり並びに刑事問題として取り扱っておられるようでありますが、そのことについて、法務大臣、警察庁長官に特においでを願いまして、これは今後の収拾の問題についても、特に学問の自由に対する、また若い学生に対する非常に重大な問題でありますから、今後の方針等も承り、若干御質問を申し上げたいと存じます。  新聞あるいは週刊雑誌、すべての週刊雑誌が、このころのは……

第51回国会 法務委員会 第12号(1966/03/08、30期、日本社会党)

○坂本委員 ただいま委員長から申されました三つの件は、いずれも裁判に関することでございまして、そのことのいかんは裁判を受ける国民の、刑事並びに民事に重大な関係があることと思います。特に裁判所法及び裁判所職員定員法の一部を改正する法律案、これは先日石井法務大臣の提案理由説明を承ったのでありますが、その中に、近年工業所有権に関する事件、租税に関する事件、その受理件数が相当多数にのぼって、その審理期間も他の一般事件に比して著しく長期化している、こういう実情にある、すなわち、そのような訴訟の適正迅速化をはかるためのこの裁判所法の改正である、こういうふうに承ったわけであります。  そこで、本日私が質問い……

第51回国会 法務委員会 第14号(1966/03/11、30期、日本社会党)

○坂本委員 いまのに関連して。どうも法制局の考え方はどうかと思うのですね。憲法に規定がある。憲法に規定があるから、それに基づいて、直接国民に関連するのは、法律あるいはその他の条例でもいいでしょうが、規定してなければ結論が出ないという、これはそういうものじゃないと思うのですがね。そこで、細迫委員からも質問がありましたように、実際の問題がいま発生しておる。その実際の問題について判断をする場合は、これはやはり民法の公序良俗のあの規定の問題が出てきて、だからそれで無効だ、そういう判断は法制局はできないものですか。  また、労働省のほうは、ただまだ疑問でわかりませんというのでなくて、やはり実際国民に、い……

第51回国会 法務委員会 第15号(1966/03/16、30期、日本社会党)

○坂本委員 私は、まず最高裁判所の地位、職務、権限等についてお伺いしたいと思いますが、御存じのように、終戦後の日本におきましては、戦前における行政権に対するいわゆる司法権の独立に遺憾な点があり、それが重大な日本の敗戦を導き、さらに国民に対する誤まった裁判等が行なわれたのでありますから、それを是正するために一大改革が行なわれたのであります。したがって、最高裁判所は法務省から独立して法案その他の検討はありますが、いろいろ二つに分かれるについては権限の問題等もあったようでありますが、とにかく最高裁判所が発足をいたしまして、最高裁判所裁判官並びに長官、裁判官会議、その他司法研修所、裁判所書記官研修所、……

第51回国会 法務委員会 第17号(1966/03/22、30期、日本社会党)

○坂本委員 ちょっと関連して。弁護士から最高裁の裁判官になるという点について十分考慮してあるようですが、弁護士から裁判官、検事になるという道が開かれており、また裁判所その他も要望しておるのですが、なかなか弁護士から裁判官になり手がないですね。そこでこの臨時司法制度調査会の答申というのは、最高裁判所の裁判官も含むけれども、下級裁判所の裁判官について、弁護士から裁判官になった場合に、退職金の問題があるからなり手がないのじゃないかというようなことで、その点も考慮しなきゃならぬというので、いま横山委員の読まれた答申になってきておるのだろうと思うのです。ですから、この最高裁判所の裁判官の退職金特例法を考……

第51回国会 法務委員会 第22号(1966/04/01、30期、日本社会党)

○坂本委員 議事進行。隣に局長来ているそうだよ。ここへ来ないのはけしからぬ。下っぱばかりよこして……。

第51回国会 法務委員会 第25号(1966/04/12、30期、日本社会党)

○坂本委員 質疑に入ります前に資料の問題でちょっとお聞きしたいのですが、大部の資料が準備してございますが、一番肝心の法制審議会の商法部会の審議録が出ておりませんで、法制審議会の決定が二つ出ております。昭和三十九年二月十七日の法制審議会の決定と、それから昭和四十年二月二十五日の法制審議会の決定でありまして、この点問題の商法の一部改正、特にこれは会社法の重要な改正と思いますが、これについては商法部会で鈴木竹雄氏が委員長で、相当慎重に審議が行なわれておる、こう思うわけですが、その審議録をぜひ見たいわけです。そうでないと、ただ商法部会から審議会の総会に持ち出されて、その決定がここにただ羅列的にあがって……

第51回国会 法務委員会 第26号(1966/04/14、30期、日本社会党)

○坂本委員 この問題については私も通告をして、まだほかにたくさんあるわけであります。しかもいまの刑事局長の不起訴の理由については、まだ足らない点があると思う。これは速記録をよく調べて、われわれも法律専門家ですから、ごまかされはしませんよ。だから、この点は検事正をぜひ参考人に呼んで、この委員会で調べなければ、永久に禍根を残すものだと思う。こういう八百万円の金が選挙のいわゆる事前運動の期間内に行なわれている。それを証拠不十分というので不起訴にするということは、日本の検察庁に対する信頼感が非常に薄らいだと思う。また、この不起訴の理由を聞きますと、いかにも塚田その他四十数名を不起訴にするための擁護の理……

第51回国会 法務委員会 第27号(1966/04/15、30期、日本社会党)

○坂本委員 昨年来、小野田セメント会社におきまして、希望退職、大量の首切りということが実施されておりますが、これに関連いたしまして従業員の方が三名自殺をされた、こういう事件が発生いたしておりますから、これについて若干お尋ねをいたしたいと思います。  まず、この小野田セメント会社の整理と申しますか、希望退職、首切りについての労働省の御答弁を願いたいのです。
【次の発言】 そこで、人権擁護局長にお願いいたしたいのですが、西村市太郎、磯村筆雄、三縄豊子、この三名の方が自殺されておるのですが、この自殺について御調査いただいたか、その点について御報告をお願いいたしたいと思います。

第51回国会 法務委員会 第29号(1966/04/21、30期、日本社会党)

○坂本委員 本日は、ただいま問題になっておりますいわゆる春闘の問題に関連いたしまして、国鉄労働組合の福山駅の問題と、それから熊本の九州通信局で行なわれましたビラ張りの問題に関連する警察権の不当介入について御質問申し上げたいと思います。  最初に、九州通信局の関係でございますが、九州通信局におきましては、大幅賃上げ、不当処分撤回問題にあわせまして、要員、勤務条件を中心とした地方統一要求を九州通信局に要求いたしておるわけでありますが、それに対して九州通信局長は組合との団体交渉には応ぜられない、組合は団体交渉をしたいということで問題が起きたわけです。これは四月の十五日の問題でございますが、九州通信局……

第51回国会 法務委員会 第30号(1966/04/22、30期、日本社会党)

○坂本委員 私は日本社会党を代表いたしまして、本法案に反対の意見を述べたいと思います。  本法案は、商法、いわゆる株式会社に関する法の改正であります。会社法をめぐる各種の問題は、この改正の要否ないしその必要性に関する論拠は、特に株式会社が現在の社会経済事情にマッチするかどうかという点にあると思います。したがって、商法改正、ことに株式会社に関する改正はまず根本的に考うべきであります。大会社と小会社はこれを区別すべきである、こういう点がいわれておりまして、今回の改正は大会社のための改正であって、昨日の参考人の意見にもありましたように、中小企業は有限会社に追いやるんじゃないか、こういうような点も述べ……

第51回国会 法務委員会 第33号(1966/05/06、30期、日本社会党)

○坂本委員 以前に自民党の委員の優秀な質問があって、あるいは重複にわたる点があるかもわかりませんが、その点は注意して、お願いしたいと思います。  私はまず第一に、本法案について重大な問題が二つあるのじゃないかと思います。その第一は、いわゆる国民の権利義務の争訟について、裁判事件の取り扱いと、それから主として民事行政をもって取り扱う点と二つあると思いますが、大きく分けて民事訴訟法を適用するいわゆる訴訟事件と、非訟事件を取り扱う事件と二つに分かれておるわけです。本法律案は、従来訴訟事件として取り扱った事件を非訟事件として取り扱う、こういう点が一つと、それから従来いろいろ意見がありまして、特に終戦後……

第51回国会 法務委員会 第35号(1966/05/12、30期、日本社会党)

○坂本委員 先般の四月二十六日の春闘に際しまして、全国でまず四十一人の検挙者を出しました。さらにその後も若干ふえているようでございますが、その経過について警察庁の御報告をお願いいたします。
【次の発言】 四月二十六日からすでに日にちもたっておるわけですが、さらにこの春闘は妥結をして四月三十日のストは中止になっております。それですから、いまの御報告では、和歌山と東京の小金井が捜査中で、そのほかはもう捜査は大体済んでいるんじゃないかと思うのですが、なおこの検挙者の見込みはどうでございますか。
【次の発言】 そこで、もちろん悪質なのは別ですが、相当期間もたっておるし、あとの捜査も若干ですが、森ノ宮を……

第51回国会 法務委員会 第39号(1966/05/27、30期、日本社会党)

○坂本委員 私は、昨年の八月二日の夜中に起きましたアメリカ船のアリゾナ号と日本の明興丸の衝突事件がありまして、その衝突の際には、アリゾナ号は衝突したことを知りながら大破した明興丸をそのままにいたしまして、そして目的地の、あれはフィリピンですか、そちらに航行を開始しましたから、残された大破をした明興丸はたちまち沈没したのでありますが、当時の乗り組み員は、一名生存者があっただけで、あと全部死亡するという、こういう大事故が起きたわけでありますが、まず、その事故の起きた状況並びに死亡者は何名であるか、それから、それに対する対策はどうなっておりますか、海上保安庁のほうと、さらに検察庁に対しまして、その後……

第51回国会 法務委員会 第40号(1966/05/31、30期、日本社会党)

○坂本委員 私は本法案の具体的質疑をいたす前に、執行吏制度の改善に関する問題について基本的な所見を伺っておきたいと思います。  それは昨年の三月四日法務省から出された「執行吏制度の改善に関する問題点」についてでありますが、これは「昭和二十八年四月法務事務次官が、最高裁判所事務総長、各大学法学部学部長及び日本弁護士連合会事務総長あてに、執行吏制度の改善に関する各裁判所、執行吏、各大学法学部、日本弁護士連合会及び各弁護士会の意見の照会を行なった際、照会文書に添付した別紙である。」そうであります。それは第一から第六までありますが、内容は第一から第五まで五つあるわけであります。その第一に「執行吏の執行……

第51回国会 法務委員会 第42号(1966/06/03、30期、日本社会党)

○坂本委員 私は、去る五月十二日の当委員会におきまして、熊本県三名市の市長選挙に関連いたしまして、買収選挙が行なわれ、その額が法定費用の数倍にも達する、そういうような選挙違反が摘発中でありまして、このような選挙は徹底的にこの際糾明していただかなければ、近く行なわれましょう総選挙、あるいは来年の統一地方選挙に際しましても、買収によってその当落がきまる、そういうようなことがあることは、一番選挙の公正を乱し、堕落選挙におちいるものであり、ひいては、政策によって行なわれるべき選挙が不正な買収によって行なわれますと、したがいまして、国会におけるところの、正しい、国民のための政治が行なわれない。そういう結……

第51回国会 法務委員会 第45号(1966/06/10、30期、日本社会党)

○坂本委員 私は、茨城県の、吉原三郎という岩井町長に対する背任収賄事件並びに選挙違反事件につきまして、これは、岩井町町政刷新議員連盟、町政刷新協議会から告発が本年の三月の二十四日に提出されておるわけでありますが、いまだにその捜査が完了していない、そういう点に関しまして、質問したいと思いますが、この背任収賄事件につきましては、町村に対する工場誘致の問題ともからんでおりますから、そのことについて質問を申し上げたいと思います。  この岩井町長に対しまする背任収賄の告発の事実は、大体三つになっております。  第一は、茨城県猿島郡岩井町大字鵠戸、聯合紙器株式会社利根川工場に対する問題でありますが、これは……

第51回国会 法務委員会 第50号(1966/06/24、30期、日本社会党)

○坂本委員 過般の法務委員会におきまして、茨城県岩井町長吉原三郎にかかる背任収賄事件及び選挙違反事件について御質疑をして、調査を願っておったわけでありますが、まず捜査の状況はどうなっておりますか、刑事局長と検察庁のほうにお聞きしたい。
【次の発言】 そこで、農林省のほうにお聞きしたいのですが、先般、この土地改良区の工場誘致によって設立しました会社ですね。これは聯合紙器株式会社利根川工場を誘致したわけですが、この聯合紙器株式会社との間に、いま告発にありましたようなことは会社が支出する、そういうことになっている。しかるにさらに町から支出をした、こういうことになっているのだが、この鵠戸沼土地改良区は……

第51回国会 予算委員会 第18号(1966/02/19、30期、日本社会党)

○坂本委員 これは、司法試験に合格しました者を司法研修所に二カ年間収容しまして、二カ年後に裁判官、検察官並びに弁護士になる者を養成する研修所でありますが、この研修所長である鈴木忠一氏が、昭和四十年の十一月二十九日に所長の講話をいたしたわけです。それによりますと、日本の法曹についてという講話であります。国民のために司法を運営するためいかになすべきかについて、裁判官、検察官、弁護士等の現状とその批判を内容とする講話であります。その中で、裁判官、検察官についてはほとんど現状を肯定する見解を明らかにしながら、弁護士については多くの批判をやっておる。その中で、これは法律家ですから、裁判官、検察官あるいは……

第52回国会 法務委員会 第1号(1966/07/15、30期、日本社会党)

○坂本委員 私、中座いたしまして、質疑の全部を承っていないわけですが、大体新聞に出ているのが根拠だと思うのです。そこで、横山委員が詳細にその責任問題等までも質疑されましたから、私、若干お聞きしておきたいのは、今回は拘置所の問題ですが、一般受刑者の刑務所の問題もやはり同じようなことがいままででも繰り返されておるわけであります。その点あとで若干触れたいと思いますが、最初に、やはりこの拘置所というのは――公安事件等なんかは階級的対立でそうでもありませんけれども、大体は、破廉恥的の犯罪というものは、悪いことをしたのが入るわけだから、それの監督、拘置所の処理ということはなかなか困難だと思うわけです。しか……

第52回国会 法務委員会 第2号(1966/07/19、30期、日本社会党)

○坂本委員 私は最高裁判所の、今回のILO八十七号条約に基づきまして、管理職員等の範囲の問題について御所見を承りたいと思います。  まず最初に、私非常に不案内ですが、批准されましたILO条約八十七号の第三条ですか、これはどういう内容の規定でありますか、まずそれを承りたい。
【次の発言】 そこで、最高裁判所が裁判所の職員団体の管理職の範囲を規則によって制限する、これはただいまのILO条約八十七号の第三条に違反しておる。それは憲法第二十八条の勤労者の団結権の保障、この憲法違反ではないかと思われますが、その点いかがですか。
【次の発言】 そこで大体の御見解はわかったですが、管理職員の範囲を、使用者で……

第52回国会 法務委員会 第3号(1966/07/21、30期、日本社会党)

○坂本委員 私は近江絹絲の問題について若干お尋ねしたいと思いますが、これはいま大阪の検察審査会にかかっておりまして、その主たるところは、検察審査会の構成その他の問題についてお聞きしまして、なお法務大臣がお見えになりましてから、その審査会の結論についての法務省の御見解を承っておきたい、こういう順序で御質問を申し上げたいと思います。  そこで、近江絹絲の問題は、自民党の元参議院議員でありました境野清雄氏が告発をされました事件は不起訴になりまして、それに対して境野氏から検察審査会の申し立てがございまして、昭和四十年十七号事件として大阪検察審査会のほうで審理を重ねております。  次に、この境野氏の告訴……

第52回国会 法務委員会 第4号(1966/07/22、30期、日本社会党)

○坂本委員 私は、昨日横山委員その他と静岡に参りました。全相銀の関係の問題と、全自交に属する静岡タクシーの問題と、静岡教組に関する問題の三つについて、県警本部長、警察署長にもお会いしまして、大体の事情はわかりましたけれども、そのことについて御質問をいたしたいと存じます。なお、全相銀の問題については、福島県の大東相互銀行の関係もお尋ねしたいと思います。  そこでまず第一に、沼津の警察の関係になっておりまする掛川事件といっておるのですが、これと静岡事件、静岡の全相銀の関係について、警察のほうではどういうような考え方で、またどういうような方針で、銀行に対する労使双方の団体交渉、これについて連日のよう……

第52回国会 法務委員会 第6号(1966/07/28、30期、日本社会党)

○坂本委員 私は、昭和三十八年の十一月起こりました三井三池のガス爆発事件について、その後の刑事問題の処理についてお伺いいたしたいと思います。  御存じのように、この爆発はちょうど選挙中でありまして、私は立会い演説会が終わってからかけつけたわけでありますが、死亡者が四百五十八名、負傷者が、一酸化炭素中毒患者千名をこえておりまして、現在この負傷者のうちに、入院中の者が二百三十名あります。そのうちに、まだ意識のわからない者が六十名、流動物を鼻から入れてようやく生命を保っておる方が一人、これは熊本大学に入院中であります。それから何食べておるか全然わからない者、これがまだ五、六名おられます。それから子供……

第52回国会 法務委員会 第7号(1966/10/19、30期、日本社会党)

○坂本委員 仙山委員からいろいろ具体的の質問があったと思うのですが、私、要点だけを一、二お聞きしたいのは、ただいま土地問題でしたか、沖繩に行ってみますと、全く二十年前の日本の敗戦当事と同じような状態がまだあるということについて、私は非常に悲しむべきことであるし、これではいけないと考えてまいったわけであります。特にこの土地問題につきましては方法が二つあって、財産権の取り上げの問題と占有権譲渡命令というのがあります。占有権譲渡命令というのは、もう命令が出たその日からそこを追い払われて、出ていけということになり、そしてそこヘアメリカの基地をつくるわけです。ですから、このような占有権譲渡命令ということ……

第52回国会 法務委員会 第8号(1966/11/16、30期、日本社会党)

○坂本委員 関連して。先ほどの大臣の日程に、九月の十六日においでになって、十六日は久留米に泊まられて、そうして十七日、十八日と……(「十七、十八は九月じゃない、十月だ」と呼ぶ者あり)そのときの問題ですがね。これは私は今度の一〇・二一ストのことで、九州では佐賀と福岡が、家宅捜索をやるし、不法な参考人調べをしておる。それから東京と岩手と、この四カ所ですね、一〇・二一ストについては不法な家宅捜索、参考人調べをやっておりますから、社会党では調査団を派遣するということになりまして、佐賀、福岡の調査団として私が参ったときの話ですが、大臣は、九月の十六日に――十五日が敬老の日ですけれども、九月の十六日に、久……

第52回国会 法務委員会 第9号(1966/11/28、30期、日本社会党)

○坂本委員 関連して。一番問題は、共和製糖株式会社というのは昭和二十八年十月、わずか二百万円の資本金で設立されたわけですね。当時は零細企業であった。それが昭和四十年一月、八月、十一月、この増資によって八億五千万円になったのですよ。この八億五千万円のうちの二億五千万円が現実の払い込みがあるというふうに見ますれば、あと六億円ですね。六億円については払い込みがなかったわけです。払い込みがなければ、この増資は無効です。現実の資本がないわけでしょう。現実の資本はわずか二百万円で発足して二億五千万円、これも非常にあいまいですけれども、二億五千万円と見ても、六億円という資本金の払い込みはなかったわけです。そ……


各種会議発言一覧

24期(1949/01/23〜)

第5回国会 内閣委員会地方行政委員会連合審査会 第1号(1949/04/21、24期、日本社会党)

○坂本(泰)委員 議事進行について……。きよう関係方面に行きまして、これは重要なものであるから休会中でもやれというような意見も聞いて來たのですが、きのうこの原稿をもらい、なお相当これは憲法違反の問題、委員会その他の問題について研究もし、また政府当局にもたださなければならぬ点がありますから、きようはひとつこの程度で散会して、明日でも午前午後を通じてやるようにせられたらいかがかと思います。

第7回国会 法務委員会通商産業委員会連合審査会 第1号(1950/04/08、24期、日本社会党)

○坂本(泰)委員 ちよつと今のに関連して……。ただいま田代委員からの動議か何かわかりませんが出ましたが、われわれ通商産業委員が合同審査をやるというのは、この條文の逐條的とか、そういつた法文の訂正とか、そういうような面でなくて、この画期的の会社法の改正にあたつて、これが運用について、通商産業方面、ことに今度のこの改正の要点であるところの無額面株式の問題であるとか、あるいは授権資本制度の問題であるとか、こういう法律の改正があつて、はたしてこの改正に基いてそれがうまく運用できるような状態にあるかどうか、またこの審議会において実業家、あるいは学界からのいろいろな意見が出ている。そのいかなる意見で、いか……

第7回国会 法務委員会通商産業委員会連合審査会 第2号(1950/04/11、24期、日本社会党)

○坂本(泰)委員 私は根本の問題について二、三、それから法文の内容の運用について二、三御質問したいと思います。私少し遅れましたから、前委員から質問があつたかもわかりませんがまず第一に株式の民主化に基く経済の民主化が根本になつてこの会社法の改正が行われるというふうに承知しておりますが、この改正がはたして経済界の実情に適しておるかどうか、この点について通産次官の御見解をお伺いしたいと思います。
【次の発言】 起案者の方、あるいは審議会の方の経過について実業家、学者の意見を広く聞いたと言われますが、学者の方も英米法系と独法糸とあると思うのですが、双方の学者の顏触れが出ているように私は承知いたしており……

第8回国会 文部委員会地方行政委員会連合審査会 第1号(1950/07/27、24期、日本社会党)

○坂本(泰)委員 国勢調査は、これは五年ごとであつて、教育委員の選挙は二年ごとであります。その教育委員の選挙がすでに先般制定されると同時に、二年後には行われるということは予想されておつたのでございますが、国勢調査が五年目の今年の十月に行われるということを無視してきめたところに、この延期せざるを得ない法律案を出さなければならなくなつた関係があると思いますが、しかしながらここに国勢調査と教育委員の選挙とこの二つが同時に行われるということで、国勢調査をやり、教育委員の選挙を延期するのは、教育委員の選挙を軽視しておるということに見受けられるが、この点についての御見解はいかがでありますか。

第9回国会 地方行政委員会人事委員会文部委員会労働委員会連合審査会 第1号(1950/12/02、24期、日本社会党)

○坂本(泰)委員 これは地方公務員法の規定で地方公務員を罰する規定なのでありましよう。この地方公務員を罰する規定において「何人たるとを問わず」としてあるから、地方公務員でない者もここに入つて来る場合がある。首謀者たる地方公務員の犯罪が成立しない場合において、それを教唆した普通のものが、これで罰せられるのはおかしいのじやないか、その点を言つておる。また共犯の従属性を持つて来て、主犯が罰せられる場合ならば、資格要件のないものも罰せられる場合があるでしようが、それをもつて来ない場合は罰することはできなくなる。その点はもう少し明瞭にしておかなければならぬと思います。


25期(1952/10/01〜)

第15回国会 文部委員会公聴会 第1号(1953/03/11、25期、日本社会党(左))

○坂本委員 文部大臣は退席されるそうですが、時間はどれくらいですか。
【次の発言】 私は時間の関係もありますから、一つだけお二人の方にお聞きしておきたいと思います。それはあるいはすでに述べられたことの確認になるかもしれませんが、一番この法律案について大事なことでございますから、確認という意味でもよろしゆうございますのでお尋ね申し上げたいと思うのであります。徳永さんが帰られたのは非常に残念でございますが、あとで来られたらやることにいたしたいと思います。  この法案は、最初義務教育全額国庫負担法ということで発表されましたものですから、国民は非常にうれしく感じまして、老朽校舎も復旧できる、戦災、災害……


27期(1955/02/27〜)

第22回国会 地方行政委員協議会 第2号(1955/10/14、27期、日本社会党(左))

○坂本泰良君 今のに関連して根本的の問題ですが、あの場合の警察権の発動は、警察法の何条に基いてどういう目的で発動したか、その点をまずお聞きしたい。
【次の発言】 執行法の何条ですか。
【次の発言】 警察官職務執行法の一五条も基本的には警察法の第一条に基因すると思うのです。そうしますと、第一条の警察は、国民の生命、身体及び財産の保護に任ずる、その場合ばこのどれに当る考えですか。
【次の発言】 そこで今申された犯罪の予防、公共の安全は、本件の場合においては具体的にいかなる犯罪の予防の必要があったか、公共の安全を守るいかなる具体的の事実があったか、その点をお聞きしたい。

第22回国会 地方行政委員協議会 第3号(1955/11/07、27期、日本社会党)

○坂本泰良君 大高根、砂川と、いろいろと軍事基地に対する警察権の関与について問題がございますが、一昨日の砂川の警察権の行使について、これを中心にしてお聞きしたいと思います。従ってこれは他の軍事基地の問題についても関係があると思いますから、主として一昨日の問題についてお聞きしたいと思います。  第一に、五日の日に警察官が、新聞ではあるいは二千名といわれておりますが、これを出動させましたのはいかなる根拠に基き、またいかなる理由に基いて出動させましたか。もちろん警察庁の方では警視庁と連絡はとってやられたことと思いますから、まずこの点をお伺いしたいと思います。

第24回国会 決算委員会国有財産に関する小委員会 第6号(1956/09/22、27期、日本社会党)

○坂本小委員 議事進行について……。本日は委員長から概括的な質問がありましたが、この質問に対して東京都の建設局長以下まことに不明朗で、責任回避みたようなものだけであるのであります。本件は、日本の人口の一割を占める八百万都民の注視の的であり、この中には三十五億に達する利権が含まれておると言われておるのであります。従ってこれは、東京都民の建設局長ならば、もっと責任ある答弁友もって事実をここに発表しまして、そうして都民のほんとうの信頼ある建設局長であるということを示すべきものであるとわれわれは考えていたのでありますが、まことにそういうことに反する責任回避の答弁、その他一営利会社を利益するような発言が……

第24回国会 決算委員会需品調達に関する小委員会 第2号(1956/07/13、27期、日本社会党)

○坂本小委員 時間がありませんから、一、二点お伺いしたいのですが、基本的な問題として、需品調達は、予算が組まれるときは大体そこで価格、数量その他が決定して予算が組まれるわけですが、その予算が組まれまして調達をする場合においては、各省においてその予算に基いて調達するだろうと思うのです。そこで大体予算で組まれているのは全部それを使うというような方法でほとんど全部使ってしまっているのじゃないかと思うのですが、その点大蔵省いかがですか。
【次の発言】 会計検査院どうですか、予算の使い残りなどということを検査されたことがあるかどうか。
【次の発言】 そこで需品調達について不正が起ってくるわけです。これは……

第26回国会 法務委員会閉会中審査小委員会 第2号(1957/07/03、27期、日本社会党)

○坂本小委員 二点だけちょっと伺いたいと思います。  まず松岡君にお聞きしたいのでありますが、本件は、あなたは弁護士事件としてお取り扱いになったのか、あるいは決算委員会の事件としてお取り扱いになったのか、その点は基本的にはっきりしなければならぬと思います。私たちは、この問題は決算委員会の問題として、片掛部落の農民の方々に損害をかけてはならない、これに対しては電気会社は十分の補償をしなければならない、補償しないのはいかぬじゃないかというので、現地調査もやり十分なる審議をいたしました。その後においての解決の問題であります。この「真相」をお読みしましても、先ほどからの御説明を聞きましても、どうも松岡……


28期(1958/05/22〜)

第30回国会 地方行政委員会法務委員会社会労働委員会連合審査会 第1号(1958/10/31、28期、日本社会党)

○坂本委員 私は、基本問題は時間がないから省略しまして、二、三お尋ねいたしたいのですが、そのお尋ねするのはやはり四条、五条に関する問題です。私もお尋ねしたいと思っていたのが、今たまたま問題になったわけですが、この自衛隊の出動の問題について、四条の「公の機関」というのを入れて、この自衛隊の出動を裏づけしたものではないか。従ってこれを拡大解釈して、ストライキの場合において、あるいは苫小牧の争議とかその他苛烈なストライキの場合において、自衛隊を出動するようにこれを改正するのじゃないか、こういうふうに考えておったわけなんです。今門司さんからも申されたように、自衛隊の出動は自衛隊法できまっておりますが、……

第36回国会 地方行政委員会法務委員会連合審査会 第1号(1960/10/24、28期、日本社会党)

○坂本委員 私は、時間がありませんから二点だけ総理にお聞きしたいと思います。その前に、本日資料が出ておりまするのは、政治資金規正法の十二条に基づく政党、協会その他の団体の収支に関する報告書の概要ですが、これは三十五年の一月一日から六月の三十日までです。その前に、先ほど確かめましたが、公式にここでお聞きしたいのは、三十四年の七月四日に十万円自民党本部から治安確立同志会というのに献金されておると思いますが、その点お伺いしたいと思います。
【次の発言】 治安対策じゃなく、治安確立ですか。
【次の発言】 この治安確立同志会は、徳田球一氏を襲撃した古賀一郎氏が副会長であり、さらに淺沼委員長が山口ニ矢に殺……


29期(1960/11/20〜)

第38回国会 地方行政委員会法務委員会連合審査会 第1号(1961/02/06、29期、日本社会党)

○坂本委員 昨年の三十七回特別国会におきまして、十二月二十二日の法務委員会で、ただいまの資金源の問題で私が質問をしましたところ、竹内刑事局長は、まだ調査中だ、こういうようなことで逃げたのでありますが、さらに坪野委員の質問に対して、「数カ月要するなんというようなものじゃないと思います。もっと早く御報告ができると思います」こういうことを言われておるわけであります。従って、当日の法務委員会では、新聞などではのれんに腕押し、こういわれておったのですが、われわれが入れかわり立ちかわりその発表を迫っておるのに対して、捜査中であるということで逃げ、それでは来年の休会明けの国会でやれば二月ごろになるじゃないか……

第40回国会 予算委員会第四分科会 第6号(1962/02/24、29期、日本社会党)

○坂本分科員 私は、多目的ダム計画について、なかんずく松原、下筌のダム計画についてお伺いしたいと思うのです。  その具体的内容に入ります前に、大臣もお見えですから一般的なことを一、二お伺いいたしたいのですが、現在行なわれております公共事業のやり方を検討いたしますと、すべての公共事業が人民の生活向上のために役立つ側面を持っておるということはもちろんでありますけれども、それ以上に独占資本に奉仕しておる側面が大きいじゃないか、こういうきらいがあるわけです。それは一般質問等でやったかとも思いますが、道路局長もおられますけれども、道路を優先して、河川、治山治水を予算面から軽視しているじゃないか。さらに治……

第43回国会 予算委員会第四分科会 第4号(1963/02/20、29期、日本社会党)

○坂本分科員 私は、時間がありませんから、公共投資の面と機構改革の面にしぼりまして、大臣の所見を伺いたいと思います。  公共投資の点も、時間がありませんから、道路の点はまた建設委員会に譲りまして、河川の点についてしぼって質問したいと思います。  具体的質問に入ります前に、大臣と申しますか、池田内閣の公共投資、機構改革等の面についてはいささか所見を異にいたしておりますので、平行線にならぬように、一言私の考え方を申し上げておいて、そして具体的質問に入りたいと思います。  私の見るところによりますと、池田内閣の政策の中心として公共投資もふえた。ところが、昨年の七月に内閣改造が行なわれまして、大物の河……


30期(1963/11/21〜)

第46回国会 法務委員会暴力犯罪に関する調査小委員会 第1号(1964/08/18、30期、日本社会党)

○坂本小委員 暴力犯罪につきまして、今回の法改正後にいろいろと取り締まり当局が格別の努力をされておるということは、われわれも敬意を表しておるわけですが、先ほど委員長も言われたような頂上作戦、こういうようなことで、暴力団の大ものの検挙ができないじゃないかと言われていたのが、若干ではありますが、その緒についておる。従来検挙を免れていたかのように見える中心人物が検挙摘発を受ける、こういうような点について今後大いにやってもらいたいと思うわけですが、この際せっかく小委員会が開かれておりますから、暴力事犯と暴力団の現状について、なお若干所見を伺っておきたいと思います。  その一つは、暴力団による犯罪の活発……

第46回国会 予算委員会第一分科会 第2号(1964/02/18、30期、日本社会党)

○坂本分科員 裁判所関係について若干お伺いしたいと思います。  本年度の裁判所所管の予算を見ますと、裁判費について相当の増額があっているようでありますが、この裁判費について、おもに支出をされるのはどういう関係か、大略でけっこうです。
【次の発言】 この国選弁護人の報酬とか、それから証人の費用、こういうのは裁判費には入らないのですか。
【次の発言】 昭和三十九年度の裁判所所管の予定経費要求額説明を先般法務委員会でもらいまして、それを見ますと、六が裁判費で、七が国選弁護人、調停委員等の待遇改善に必要な経費、こうあるわけですが、裁判費と、国選弁護人とか調停委員の費用、これは別になるのですか、どうです……

第46回国会 予算委員会第四分科会 第5号(1964/02/21、30期、日本社会党)

○坂本分科員 私は筑後川改修問題に関連いたしまして、特に下筌ダム問題について、大きく三つの点について質問いたしたいと思います。  第一に質問いたしたいのは、昭和三十五年、下筌、松原ダムにつきましては河川法による事業認定が出まして、土地収用にかかったわけですが、その際の事業計画によるものと、昭和三十八年十一月二十日、収用に対しましてさらに特定多目的ダム法第四条による基本計画が出されたのであります。それを見ますると、昭和三十五年当時の事業認定による計画と、昨年の多目的ダム法による基本計画とはほとんど違っておると言っても過言でないと思います。  そこでお伺いしたいのは、最初は河川法による事業認定だと……

第48回国会 予算委員会第一分科会 第6号(1965/02/27、30期、日本社会党)

○坂本分科員 私は、昨年八月意見書が提出されました臨時司法制度調査会の点につきまして、これに基づくいろいろの諸施策が出ておるようでございますが、その点について若干お伺いしておきたいと思います。  御案内のごとく、臨時司法制度調査会は昭和三十七年法律第百二十二号によりまして設置されたものでありまして、その基本とするところは、現行憲法に基づく民主裁判の実現をはかり、官僚裁判を排して、そうして真に国民のための裁判を実現するために設けられたものであります。しかるにこの法律の有効期間でありまする三十九年の八月三十一日までに各委員が設けられまして、そうしてその討議した結果は、司法一元に対する問題については……

第48回国会 予算委員会第四分科会 第6号(1965/02/27、30期、日本社会党)

○坂本分科員 私は、農林大臣、経済企画庁長官、通産大臣、通産大臣はきょうはおられないようですが、この三省の関係になりまする、さらにまた建設省の関係にもなるわけですが、国土総合計画の一環としての筑後川総合開発計画、ダム建設計画についてお伺いしたいのであります。  御存じのように、筑後川におきましては、建設省において、いわゆる下筌、松原ダムという問題で、これは治水事業の一環として計画されましたが、その後、実際は最初からの計画でありましたが、多目的ダム法によるところの発電、これが付与されまして、地元民の強力な反対にかかわらずいまこれを強行しているのでありますが、この建設省のやり方は浮いてきて独走の感……

第51回国会 予算委員会第一分科会 第1号(1966/02/24、30期、日本社会党)

○坂本分科員 私は、主として裁判所の営繕関係について御質問申し上げたいと思うわけであります。ただ、裁判所関係と申しましても、戦前は裁判所、検事局と同じ建物にありまして、したがって、営繕関係は法務省関係の検察庁の庁舎関係にもあるいは関連するかと思いますので、その点お許しを得て質問をいたしたいと思います。  昨年の九月、法務委員会として、福岡高等裁判所関係の営繕の調査並びに要望について調査に参ったわけであります。私はそれを中心にして御質問申し上げたいと存じますが、その前に、ひとつ本年度の予算について、最高裁判所の庁舎の新築についてお尋ねしておきたいと思います。  それは、第四十八国会で裁判所法の一……


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ページ更新日:2024/01/28
データ入手日:2023/12/26

坂本泰良[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書



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菅原琢『データ分析読解の技術』(中公新書ラクレ756)

【内容紹介】「データ分析ブーム」がもたらしたのは、怪しい“分析らしきもの”と、それに基づいた誤解や偏見……。本書では、「問題」「解説」を通して、データ分析の失敗例を紹介しながら、データを正しく読み解くための実践的な視点や方法、また、思考に役立つ基礎的な知識やコツを紹介していく。誤った分析をしないため、騙されないための、基本的・実践的な読解と思考の方法とは――。