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西村力弥 衆議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

西村力弥[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書

委員会出席歴代TOP1000(衆)
543位
委員会発言歴代TOP500(衆)
180位
委員会出席(幹部)歴代TOP500
321位
委員会出席(無役)歴代TOP1000
855位
委員会発言(議会)歴代TOP1000
695位
委員会発言(非役職)歴代TOP500
119位

26期委員会出席TOP100
65位
26期委員会発言TOP50
49位
26期委員会出席(幹部)TOP50
16位
26期委員会発言(議会)TOP50
31位
26期委員会発言(非役職)TOP50
47位
27期委員会出席TOP100
89位
27期委員会発言TOP50
31位
27期委員会出席(無役)TOP100
60位
27期委員会発言(非役職)TOP50
26位
28期委員会出席TOP100
51位
28期委員会発言TOP50
21位
28期委員会出席(幹部)TOP100
87位
28期委員会発言(非役職)TOP50
16位
29期委員会出席TOP50
28位
29期委員会発言TOP50
22位
29期委員会出席(幹部)TOP100
51位
29期委員会出席(無役)TOP100
98位
29期委員会発言(非役職)TOP50
19位

このページでは西村力弥衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。西村力弥衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。

ページ更新日:2024/01/28
データ入手日:2023/12/26

委員会発言一覧

25期(1952/10/01〜)

第15回国会 地方行政委員会 第2号(1952/11/12、25期、日本社会党(左))

○西村(力)委員 教育委員会を町村に設置することは、いろいろな問題をはらんで生れてしまつたわけですが、これが生れて来るについて、教育の混乱とか、その低下を防ぐという責任のある文部省の処置としては三十九億必要だ、こういうふうにお考えになつて予算を組まれたのだろうと思います。それが十一億に減額されておる、こういうことになつて来まして、そこではつきりしていただきたいのは、先ほどあなたの仰せられるには、どうなろうと本質的な立場においてはかわらない、こういうことを申されたのですが、そういう言い方は文部省の当局者としてはあまり好ましい言い方ではないと思う。そんなことを言いましたら、学校なんかぼろくそでも、……

第15回国会 地方行政委員会 第5号(1952/12/02、25期、日本社会党(左))

○西村(力)委員 いろいろ先ほどからお話がありましたし、また時間も参つておりますので、簡単に御質問したいと思います。教育委員会を市町村に設置する問題については、同僚から検討がありましたが、現実に教育の混乱とと地方財政に対する極端な圧迫というものが現われておる。そればかりでなくて、大臣御自身がこの教育委員会設置が日本の教育振興になるか、ならないかということに対する自信が全然ない、こういうお話でございますので、そういうことは非常にこれは危険なことであると思うのです。いやしくも教育の問題が、それを主管される大臣の自信のないままに行われるということは、これは見のがぜないことだと思うのであります。そこで……

第15回国会 地方行政委員会 第7号(1952/12/04、25期、日本社会党(左))

○西村(力)委員 選挙の関係でございますが、先ほど与党より野党というようなことについては全然初耳だというようなお話でございましたが、読売新聞の多分社説だろうと思つておりますが、そこには与党より野党にきつく、与党内においても鳩山派にきつい、こういう姿に現われた。こういうぐあいに載つておるのですが、それをごらんになられませんでしたか。
【次の発言】 それでは実際の件数を調査してみまして、そういう読売新聞の断定といいますか、推測といいますか、そういうものを否定される根拠がございますか。
【次の発言】 それでは、私としてはその数字的な結果をお知らせ願いたいと思うのですが、きようは時間でありますので、そ……

第15回国会 地方行政委員会 第8号(1952/12/06、25期、日本社会党(左))

○西村(力)委員 萬屋参考人にお尋ねしたいのですが、三日ほど前の新聞に、皆さんが自治庁から確認書を得られたということが書いてありましたが、その内容をちよつとお話願いたいと思います。
【次の発言】 回答ですか。

第15回国会 地方行政委員会 第9号(1952/12/10、25期、日本社会党(左))

○西村(力)委員 白鳥参考人にお聞きしたいのですが、私の県の調査によりますと、昨年に比較しましてことしの税収のパーセンテージが非常に落ちている町村が多いのであります。こういうあなたの御調査はございませんですか。
【次の発言】 徴税率が落ちているという原因は、町村住民の生活事情が苦しくなつた。こういうところから来ているのですか、それとも町村の財政が苦しいものだから標準税率を越えてぎりぎりまでかけておる、こういう事情から来ているとお考えになりますか、その点ちよつとお尋ねいたします。
【次の発言】 全国の町村で標準を越えて課税しているのはどのくらいございますか。また制限一ぱい課税しているのはどのくら……

第15回国会 地方行政委員会 第13号(1952/12/19、25期、日本社会党(左))

○西村(力)委員 その他教育費の五十七円七十九銭が六十五円五十七銭に上げられておりますが、その差額七円七十八銭が教育委員会の設置費用になるわけですね。
【次の発言】 それで私いろいろ計算してみたのでございますが、この増額ですと、自治庁が示している最低ぎりぎりの教育委員会であつて、専任教育長を置かないにしても、ほとんどその運営が困難である。最低の教育委員会も維持できないということになつておるのです。ところが現実に七千人以下の町村というのは、私の県なんかには相当多数あるのですが、たとえば三千人の村ですと、計算して行くと二万三千三百四十円にしかならない、ところが最低五万六千円というところまで行つてい……

第15回国会 地方行政委員会 第15号(1952/12/24、25期、日本社会党(左))

○西村(力)委員 私は日本社会党を代表いたしまして両案に賛成をいたします。  この地方財政平衡交付金の算定方式が、このように改められるということは、地方団体の財政のでこぼこをより均衡化することにおいて妥当である。しかし私が妥当だと思うことは一応のことでございまして、そのことによつて全部が解決されたというぐあいには全然考えていないし、一言も二言もそのことについては希望を強く申し述べたいのでございます。すなわちこの平衡交付金の第三条の精神が完全に履行せられまして、この算定方式というものが全然無用のものになるということが、必ず実現されなけれげならない、さように考える。それを強く希望して賛成をいたすの……

第15回国会 地方行政委員会 第16号(1953/02/02、25期、日本社会党(左))

○西村(力)委員 別の問題ですが、昨年の十二月二十四日本委員会において委員長の質問に対する本多国務大臣の答弁で、委員の決議に基く公務員の年末手当のプラスの問題、いわゆる〇・二五箇月分の問題でございますが、この件についてはつきり政府の考えを本多国務大臣より代表して承りたいという質問に答えて、すなわち政府の代表として答弁した。そのことによつて地方公務員も国家公務員と同様になされるべきであるとわれわれは了承して、安堵したわけでありますが、現実に地方公務員に対する年末手当のプラスの問題は、ほとんどが施行になつていないという状況にある。府県知事も知事会、議において、十二月の二十日、ごろだと記憶しておりま……

第15回国会 地方行政委員会 第18号(1953/02/14、25期、日本社会党(左))

○西村(力)委員 前に二月二日の委員会で、〇・二五の地方公務員に対する支給状況調査資料を提出していただきたいということを、委員長を通じて要求してあつたのでございますが、今もつてこの提出がない。それで委員長におかれましては、自治庁においては必ず財源措置をするのだから、これは黙つておつても地方公務員に支給されるべきであるから、資料の提出は必要なくなつたのだ、こういうぐあいにお考えですか。また本多大臣におかれましては、全部出すように措置するのだから、今のばらばらに支給になつておる支給調査表を出しても、それは意味がない、こういう立場でおられるのか。これに対して、委員長と大臣の御見解を伺いたい。

第15回国会 地方行政委員会 第25号(1953/03/09、25期、日本社会党(左))

○西村(力)委員 警察と消防の協定の限界なのでございますが、これははつきりと、天災地変とかそういう災害に限界が置かれているのか、これを伺いたい。
【次の発言】 今の御答弁非常に自信がないように私はお聞きしたのでございますが、今全国のある箇所において、この範囲を逸脱した協定の事例が起きている。それはどういうことかといいますと、ある町の劇場において町民大会が行われて、これが暴動化する危険性がある、よつて協定に基いて、警察の要請に呼応して消防が出動する、こういう標擬演習が行われたのであります。このことはこの協定の範囲を明らかに逸脱するというように断定されるかどうか。このことは、消防のことと同時に警察……

第15回国会 地方行政委員会 第26号(1953/03/10、25期、日本社会党(左))

○西村(力)委員 議事進行について。木村長官の答弁をだんだんお聞きしておりまして思い出すことは、昨年の破壊活動防止法を提案した場合、あなたの所管大臣としての言明が、非常に重大な問題になつて来ていると私は考える。その点の釈明をはつきりいたして、後にこの答弁をやつてもらわなければならぬと考えて、議事進行を申し出たわけなのです。それはどういうことかと申しますと、今、国際情勢、国内情勢云々の問題が出ました。国内情勢が非常に危険な状態にあることは、秘密会を開いてその情勢をお聞きしたのですが、われわれは納得するわけに参らない。ところが新しく国際情勢が加わつて、そして大臣は責任をもつて言われているのですが、……


26期(1953/04/19〜)

第16回国会 地方行政委員会 第4号(1953/06/01、26期、日本社会党(左))

○西村(力)委員 ただいま決議がありましたが、政府側の答弁というか、見解の表明は、相もかわらず善処するというようなお話なんでございますが、このたびの決議は年中行事のようなぐあいに単なる決議をして要望するというような、そういう簡単な決議ではない。この委員会の全体の空気をとくと御察知願いたい、これをひとつ強く申し上げたいのでございます。ただいま愛知大蔵次官のお話では、従来の地方財政の窮乏についての認識は不足であつたということを申されましたが、この不足を今御了解になつたというならば、こういう財政の窮乏は単に地方の責任に帰するというようなぐあいに押しかぶせておつた今までの見解を放棄して、はつきりと中央……

第16回国会 地方行政委員会 第5号(1953/06/23、26期、日本社会党(左))

○西村(力)委員 決議の執行に関連する問題でありますが、昨年度の年末手当のプラス〇・二五の問題ですが、この点地方公務員にも同様に適用すべきであるというわけで財源措置がなされたわけなんです。ところが実際に支給にならないで、そのままになつておるところがあるのです。これに対してどこどこが支給になつていないか、御調査したものがございましたら教えていただきたいと思います。
【次の発言】 どんな形でも、全然措置されていないのが私のところに報告になつて来ておるのですが、この問題は御承知の通り去年の十二月この委員会で決議をし、二月になつては本会議の決議になり、解散の寸前の三月十四日に財源措置が自治庁の次長から……

第16回国会 地方行政委員会 第10号(1953/07/06、26期、日本社会党(左))【議会役職】

○西村(力)委員長代理 門司君。
【次の発言】 私は日本社会党を代表いたしまして、ただいま提案になりました修正案及びそれを除いた原案に賛成の意思を表明したいと思うのでございます。  火災による被害というものは非常に厖大なるものでございまして、こうい悲惨なことを最小限度にとめるということは、ぜひとも必要なことでございまして、そのために国でこういう法律をもつて具体的に強化拡充をはかつて行くという御趣旨には賛成しましたが、ただいままでの御質疑などを通しまして、私の感想並びに希望の点を申し上げますと、国家消防本部としましては、もつと総合的な全体的な計画をもつて、ことに責任ある、そうして権威のある立場と……

第16回国会 地方行政委員会 第12号(1953/07/09、26期、日本社会党(左))【議会役職】

○西村(力)委員長代理 大矢君。
【次の発言】 自治庁長官がおいでですから、長官に対する御質疑を願います。

第16回国会 地方行政委員会 第13号(1953/07/10、26期、日本社会党(左))

○西村(力)委員 確かに全国新聞記事に出まして、ことに西日本の水害とか、非常に重要な国家的な問題が出ておりますときに、ああいうことが起きたということに対しては、非常に遺憾でございますが、私としましても、ただいまのようなお話が大石さんからありまして、本人と直接お会いいたしまして、具体的につまびらかに事情を聞いたのでございますが、本人の言う当夜の事情というものは、新聞記事に出ているのとは全然異なるのでございます。しかしこれをただちにここで問題にして行くということは、いろいろな関係もございますので、しばらく御猶予願つて、理事会等において、とくとお話合いをいたしまして、その後正式に取上げるかどうか御決……

第16回国会 地方行政委員会 第14号(1953/07/11、26期、日本社会党(左))

○西村(力)委員 私は日本社会党を代吸いたしまして、ただいま提案になりました修正案に賛成し、原案の第五条、第三項の追加の点に、反対を表明するものでございます。  提案者からも申されました通り、起債がより円滑に行つて、地方財政の運営が有效に行われることは、われわれの最も望むところであり、ことに六十億以上の起債要望に対して、わずか二、三億ではあるが、消防施設の起債が第五条に加えられましたことは、これはまことに画期的なものであると思うのでございます。そしてまた附則第三十三条は、警察のも創設の建設費だけにとどまつておつたのを、整備の条項を加えたことも、自治体警察はあぐまでこれを保持して行かなければなら……

第16回国会 地方行政委員会 第16号(1953/07/14、26期、日本社会党(左))

○西村(力)委員 ただいま刑事訴訟法につき合同審査のことをあらためてまた意思決定になつたわけでありまするが、教育費の半額国庫負担にからんで、政令一〇六号というものが出、またその特例法が出て、この問題で非常にもめておる。御承知の通り知事会もまつ二つにわれてやつております。これは大きく地方自治の問題、地方財政の問題に関係ある問題でありますから、この点もぜとも合同審査を要求して、そして最もよい線を考えて行かなければならぬのじやないか、かように思うのです。その点提案したいと思うのであります。
【次の発言】 日本社会党を代表いたしまして申し上げますが、とにかくこのようなぐあいに、自治体警察が次から次へと……

第16回国会 地方行政委員会 第17号(1953/07/17、26期、日本社会党(左))

○西村(力)委員 議事進行について。この自治法の一部改正に関する法律案と関係法令の整理に関する法律案については、非常に手間どるようではございますけれども、逐条にやつて行つた方が、かえつて能率的じやないか、かようなことを私は議事進行の形として提案したいのです。それに触れてその条項々々によつて一部質問したい点もございますので、さよう申し込んだわけでございます。
【次の発言】 第百八十条の四第四項というところを見ますと、「市及び自治体警察を維持する町村」を「警察を維持する市町村」に改めるということがありますが、この点は公安委員会を存置することに関係するものでありますが、この改正せられた趣旨についてお……

第16回国会 地方行政委員会 第18号(1953/07/18、26期、日本社会党(左))【議会役職】

○西村(力)委員長代理 局長に伺いますが、ただいまの局長答弁は、この法案の提案とまつたく逆なことを答弁しているように思うのです。本年度限り助役を兼任させる、教育長の免許状のあるなしにかかわらず、助役を兼任させることもやむを得ないと、こういう答弁をしているのですが、これはこの提案とまつたく逆な答弁だと思う。こういうことは、答弁をもう一度はつきりとやつてもらわなければならぬと思う。これは責任をもつて提案をしておるものに対して、本年度限りやむを得ないと考えるというような答弁をするのでは、この提案をまつたく否定しておる。「教育長の免許状を有する」ということを削つて、「に定める助役は、」こういつたぐあい……

第16回国会 地方行政委員会 第19号(1953/07/20、26期、日本社会党(左))

○西村(力)委員 この税法の改正を審議するに際しまして、この前入場税の税率を普通の場合十割を五割に下げた、こういうことになつておる。これはまことにけつこうなことに改正したと思うわけなんですが、実際にこの改正の趣旨そのものが、誠実に実行されておるかどうかという問題になると、実にけしからぬ現象が現われておるんじやないか、これは自治庁側においても御承知のことと思うのであります。われわれが税法の引下げなどを実情に即して改正をする、これは民生の安定なり、あるいは文化の向上なり、さまざまの観点からやるわけですが、そういう場合に、せつかくやつたことが、結果的に逆の方向に現われるということは、これは那辺にある……

第16回国会 地方行政委員会 第20号(1953/07/22、26期、日本社会党(左))

○西村(力)委員 ちよつと話は違いますが、十六条の七の改正についてお尋ねしたいのです。ここでは入場税、遊興飲食税の徴収を保全するために、相当の担保の提供を命ずることができるということになつておりますが、どうもこの条項を見ますと、憲法二十九条の財産権の問題のあの規定に、抵触するように思われてならないのです。それでその点はつきりと憲法の財産権に抵触しない、かような見解を示していただきたい。前の十何条でしたかには税の徴収を猶予した場合には、担保をとることができる。このようになつているようですが、その場合ですと、確かにこれは財産権の侵害とはならないのですが、この十六条の七についてはどうもそういうぐあい……

第16回国会 地方行政委員会 第23号(1953/07/27、26期、日本社会党(左))

○西村(力)委員 ここに今出ている資料を見ますと、「中央研修施設設置等に関する意見調」というところをずつと見ますと、まつたく奇跡的に近い、全部がその必要性を認めておる。こういうぐあいになりますと、地方自治団体の総務部長あるいは人事委員会の事務局長、そういう人々の立場、たとえば一切この法案に反対する立場でありますが、これについてとかくこういう意見を求める場合には、質問の文言ということが回答を左右する場合が非常に多い。その出した質問書の文章はどういう文句で、どういうぐあいに書かれたか、これをひとつお聞かせ願いたい。
【次の発言】 研修機関の必要あるかどうかについての回答を求められたということになり……

第16回国会 地方行政委員会 第24号(1953/07/28、26期、日本社会党(左))

○西村(力)委員 予算案の修正が五十億、平衡交付金としてプラスになつたわけでありまして、それに伴つて予算が参議院も通過して本ぎまりに成立すれば、この単位費用というものは修正するというぐあいになるわけですか。その点に対する作業なりあるいは一応の考え方、この点についてお伺いしたいと思います。
【次の発言】 そうしますと提案の際においては、この単位費用で算定した場合において、基準財政要額と収入額との差額が全部埋まる、財政計画はこれで完全である、過剰もあるいは過不足もないのだ、こういうぐあいに平衡交付金法が提案になにておるわけですが、国会において五十億増額になつたということであれば、そのことによつて政……

第16回国会 地方行政委員会 第26号(1953/07/30、26期、日本社会党(左))【議会役職】

○西村(力)委員長代理 本案に対する質疑は午後続行することにいたしまして、ただいま大蔵大臣が出席されましたので、これから地方自治法の一部を改正する法律案及び地方自治法の一部を改正する法律の施行に伴う関係法令の整理に関する法律案の両案を一括して議題といたします。両案についてはすでに一応の質疑を終了いたしておりますか、質疑があれはこの際これを許します。
【次の発言】 後藤税務部長は廃案になるとは考えないと言われるが、会期もあす一日でぎりぎりなんです。それでまだ修正案もお互いにできていないというような状況なので、きよう修正案を整備してやつて、あす参議院に送つても、一日では質疑応答も何もやる折がありま……

第16回国会 地方行政委員会 第27号(1953/07/31、26期、日本社会党(左))

○西村(力)委員 地方自治法の一部を改正する法律案に対する日本社会党両派の修正案の趣旨弁明を行います。  まず提案は、附則第六条の改正に関する部分を全面的に削るということなのでございます。この教育委員会なるものは、教育が不当なる支配に服することなく、その本来の姿をもつて成長できるようにというぐあいにして設置せられたものでございますが、この設置が、諸般の事情によつて一定期間延長せられ、昨年の五月十日までだと思つておりましたが、それまでは義務的なものを付さない、こういうことになつておつたのでございまして、その後政府におきましても、あるいは国会におきましても、とうていこの義務設置を強行することは不可……

第16回国会 地方行政委員会 第28号(1953/08/03、26期、日本社会党(左))

○西村(力)委員 日本社会党を代表しまして、簡単に私の意見を申し上げたいと思います。ただいま北山委員から提案説明におきまして、るる詳しく説明がありましたので、長くは申しませんが、この地方行政委員会は地方自治団体の非常に苦しんでおる状況を十分に認識して、各党ともこの解決のために超党派的な努力をしようと、口には言わないまでも、そういう気持で努力をして参つたのでございまして、われわれといたしましては、政府が常にめんどうな問題になると、地方制度調査会にその責任を転嫁するという立場を非常に批判的にこれを見、各人とも努力を続けて参つて、地方制度調査会でどういういいものができるかできないか、それはわからない……

第16回国会 地方行政委員会 第32号(1953/08/07、26期、日本社会党(左))

○西村(力)委員 この法案はわれわれが当初からいろいろ期待して、ここへ持つて来たのでございますが、そのために中心となられて立案され、また提案せられました床次さん外四人の方に、心から敬意を表するものでございます。ただこの問題は累積した地方自治団体の苦境というものを解決する意図として、非常にけつこうでございますけれども、その苦境がどういうところから出ておるかというような根本の把握が、どうしてもなされなければならない。幸い近く休会にもなりますので、地方自治団体の意見を聴取したり、実情を聴取したりして、そうしてこの法案審議に遺漏ないようにしなければならぬじやないか、さように考えるものでございますので、……

第16回国会 地方行政委員会 第33号(1953/08/10、26期、日本社会党(左))

○西村(力)委員 地方税改正で非常に期待を持つておつたのは、市町村民税の給与所得者にかかわる減税でございますが、それが財政バランスの上から不成功に終つたわけですが、今灘尾委員の質問に対しましては、将来抜本的に改正せられるということでございましたので、そういう際にはどういう方法でどういうふうに考慮せられるおつもりであるか、この前にそういう問題が出ましたときには、それには反対である、所得税を軽減しなければこれはできないのだ、こういうのが次長初め皆さんの御意見でございましたが、今でもそういうぐあいに考えておられるかという点についてお尋ねしたい。  それから農家の償却資産、家屋なんかの固定資産税ですが……

第16回国会 地方行政委員会 第34号(1953/09/17、26期、日本社会党(左))

○西村(力)委員 第十六国会閉会後行われました委員派遣の国政調査につきまして、北海道、東北班は便宜私から御報告申し上げます。  この班は、加藤、山本、西村、横路の四委員が丸山調査員を伴い、それに自治庁の武岡財政部長の同行を得まして一行六名となりまして、八月二十八日東京出発、九月一日東京帰還まで往復五日間をもつて、北海道を一巡し、及び山形県西部地方を視察調査いたしました。調査の結果につきましては、資料を整理した上、いずれお目にかけたいと存じますので、ここには、ただその概要を御報告いたすにとどめたいと存じます。  北海道におきましては、道庁及び国家地方警察札幌管区本部並びに第一管区海上保安本部のほ……

第16回国会 地方行政委員会 第35号(1953/10/14、26期、日本社会党(左))

○西村(力)委員 選挙部長にお伺いしますが、学生の選挙権の問題の通牒を出す前に、あるいは出した後、大臣から、学生の選挙権が幾らかでも使いにくくなる、そういう場合の措置としまして、何らか便法を講ずるよう、その研究をせよとか、そういうことが命令がありましたかどうか、それをお伺いいたします。
【次の発言】 今の答弁ですと、この前私の質問に対して、塚田大臣は、この問題について自分としては、どうしてもやはりいささか選挙権が行使しにくくなる。その緊急の措置として研究を命じてある、こういう答弁であつたのであります。そういうことなればてのままということになるのですが、それはそれとして、ただいま選挙管理委員会の……

第16回国会 地方行政委員会 第36号(1953/10/27、26期、日本社会党(左))

○西村(力)委員 先ほど委員長が、こういう結果が現われるということを心配して、国会におきましてもこれに対処するいろいろな方策を立てられた、ところがそれが成功を見なかつたということをおつしやつておる。こういう結果を見てからいろいろ当局にお聞きしますと、責任もない、権限もない、こういうことでありますので、大きく考えて来ると、そのとき成功させなかつたところに、また一つの責任を感ぜざるを得ないというぐあいに思われるのであります。それでそのときの事情を銀行局長がおわかりでしたら、詳しくひとつ御説明願いたい。
【次の発言】 そういうときに、このような保全経済会のような高利回りをやるということは、まつたく健……

第16回国会 地方行政委員会 第37号(1953/10/28、26期、日本社会党(左))【議会役職】

○西村(力)委員長代理 大矢君、きのうの理事会の申合せもありますので、地方行財政については大筋だけをやつて、あとは次会にまわすというような話になつております――では大矢君。
【次の発言】 加藤精三君。
【次の発言】 それでは奄美大島受入れに関する予算措置の問題並びに島根県竹島問題についての質疑を許します。床次君。
【次の発言】 本日はこの程度で散会いたします。     午後一時四分散会

第17回国会 地方行政委員会 第1号(1953/10/31、26期、日本社会党(左))

○西村(力)委員 奄美大島の皆さんの血の叫びを毎回お聞きしておりますので、八年間人さらいにあつた子供たちといいますか、そういう人が帰られるような、私たちもほんとうに民族的な立場からそういう気持になるのでございますが、信託統治になつてアメリカが唯一の施政機関として、今までやつて来たその結果が、お話の通り、あるいは資料を拝見し、あるいは写真を拝見したようなぐあいにまつたく困窮そのもので、わが祖国に帰つて来る状況にある。この点についてははなはだ私は疑問にたえない。このたびのダレス声明を見ましても、奄美大島を日本に返すのだ、しかしそのほかの、平和条約の第三条に規定する諸島については、まだ必要があるから……

第17回国会 地方行政委員会 第3号(1953/11/03、26期、日本社会党(左))【議会役職】

○西村(力)委員長代理 藤田君。
【次の発言】 大臣が間もなく帰らなければならぬそうですから、私ちよつと大臣にお聞きしたいのですが、予算の修正をやつてあるのですから、この財政計画を修正して出される必要があると思うのですが、それはどういうことなのでございましようか。
【次の発言】 床次君。
【次の発言】 私は日本社会党を代表いたしまして、本法案に賛成いたします。  奄美大島の二十二万の私たちの同胞が、生木を裂かれるような状態に八年間放置せられて、しかもその生活実情そのほか産業、文化すべての面において、非常に窮迫した状況下に置かれていたことに対しては、まことに情ないような気がいたしてならなかつたの……

第17回国会 地方行政委員会 第5号(1953/11/05、26期、日本社会党(左))

○西村(力)委員 青木政務次官にお聞きしますが、このようなぐあいに不確定な財源で予算を組んでおる。それをお互いに了承したいという限りには、そのあとに地方財政のつじつまを合せるために、次期国会などにおいて、こういう方法をやるということを確かに打合しておられるに違いないと私は思う。国家予算においても行政費の節約をやつたというような点から、予算に対してもそういう方向を打出して行くという点、あるいはこれよりもつと一歩進んで地方の職員あるいは教職員、そういうものに対する一つの措置、こういう点なんかにつきましても、あるいは打合せをしておるのではないかと思う。その打合せの機微については、これは秘密ですからお……

第17回国会 地方行政委員会 第6号(1953/11/07、26期、日本社会党(左))

○西村(力)委員 答弁の前にちよつと関連して。先ほど国警隊長のお話の中に、二、三の私服の人が行つて逮捕するというようなことになれば、かえつて事が紛糾し、公務執行妨害というような新しい事犯が構成されるようなことになると考えられて、大挙動員の形態をとつたのだという御答弁があつた。ところが今は、まだその事情が明確にならないから、内偵を進めてそのうち処置するというために、その際は退散をした、こういう答弁なんです。そこに私たちは非常な問題点を感ぜざるを得ない。先ほどの答弁では、私服で暴行容疑者を逮捕することはうまく行かないからというのですから、そのときに明らかに暴行容疑者を逮捕するという意思がある。しか……

第18回国会 地方行政委員会 第1号(1953/12/02、26期、日本社会党(左))

○西村(力)委員 今度提出されました地方財政の修正計画をずつと見まして、ベース・アツプや年末手当を中心とした財政の裏づけを全部やつているのだ、こう仰せられまするが、この税の増収や、あるいは児童生徒の増加に伴う財源措置の問題とか、そういう点を考えてみますと、どうしてもこれは国が節約をするのだから、地方も節約すべきであるということを前提として、結局はそういうことになるように、この財政計画を仕組んでいるのだ、こういう結論になつて来るのであります。それについては、先ほどからいろいろ御質問がありましたので、こまかくは申しませんが、ただこの際国務大臣である大達文相にお願いしたい点は、国がこの前の予算補正で……

第18回国会 地方行政委員会 第2号(1953/12/03、26期、日本社会党(左))【議会役職】

○西村(力)委員長代理 これより会議を開きます。  まずきのこうの委員会の決定に基いて、地方税の徴収状況について、参考人として東京都主税局長、及び全国事業税対策協議会代表より、実情を聴取することになつておりますが、都の主税局長は都合により出席できないので、徴収部長岡田正君、及び調査課長香川義雄君が、そのかわりにお見えになりましたので、参考人として実情を聴取することにいたします。これについて御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認め、さよう決定いたします。  それではまず岡田参考人より、徴収状況について実情を聴取いたします。岡田参考人。

第18回国会 地方行政委員会 第3号(1953/12/04、26期、日本社会党(左))

○西村(力)委員 復帰に伴つて、奄美大島の軍事基地の問題、そういう点も当然交渉に上つて来ると忠一うのですが、そういう範囲とか、それから現在日本内地につくられている以上の何かがあるかどうか、この点については妥結したようなぐあいに聞いておりますが、その点どういうふうに考えているかお伺いしたい。
【次の発言】 この点について理事会でちよつと話合いもありましたが、十分な話合いもありませんし、また私から言いますると、この法律案を拝見しますと、これは特例で出すべきものではなくして、警察法本法そのものの修正をすべきであると、かように考えられるわけでります。本法でやるべきことを特例で一時しのぎでやるということ……

第18回国会 地方行政委員会 第4号(1953/12/05、26期、日本社会党(左))

○西村(力)委員 ただいま廃止の議決をやり、投票によつて廃止決定になつたことをお聞きいたしましたが、そもそものきつかけというか、住民の意向がそういう方向に行つた端緒となるものは、同じ郡内で自警を持つておつたものが次々と廃止して行つた、そういう点から影響せられて本町においても廃止いたす機運が出た、こういうお話がございましたが、そういう理由だけじやなく、もつと町自体としての理由、そういう点についてどこに一番大きい問題があるか御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 まことに奇怪なお話を聞くのですが、それは町自体の問題でありますからいかようになされようとも問題でありませんが、具体的な事由がなく、他……

第18回国会 地方行政委員会 第6号(1953/12/08、26期、日本社会党(左))

○西村(力)委員 関連して……。先ほど門司委員が、保安隊では市町村民税を納めるのが正しいと考えるかどうかという、とつぴのようないやがらせのような質問をなさいましたが、それにつけて思い出すこは、私今夏北海道に参りまして、地方行政関係の視察をやつた場合に、保安隊の所在する地方当局の言い分では、市町村民税の問題でその部隊の当事者に話をすると、お前らが来てくれぐれ言つたから、来てやつたのだ、今そういう人はいないから、やれない。おれの分は、来てくれと言つたから来たのでむしろ郷土から言えばプラスになつているのだから、まけろ、こういうことを言う。それで非常に弱つている。そしてそういうことのために、先ほど横路……

第19回国会 建設委員会 第39号(1954/08/11、26期、日本社会党(左))

○西村委員 ただいまお話を承りますと、防衛道路なるものは、まだスタートしたばかりで、内容はきわめて漠然としたものである、具体的なものはさまつておらないというお話でございますので、三者の聞の協議等の内容につきましてお聞きしたいのでありますけれども、はたして私が期待しておるような御回答を得られるかどうか、それにつきましては、私はむしろ建設省でこれからの折衝の腹構えとしてどういうふうな態度をとつておられるかということについて、お聞きしたいと思つております。  まず第一にお聞きしたいことは、この防衛道路というものは、いわゆる弾丸道路であるとか、あるいは行政協定道路というようなものがそのまま内容に入つて……

第19回国会 建設委員会 第40号(1954/08/12、26期、日本社会党(左))

○西村(力)委員 会計検査院にちよつとお尋ねいたしますが、国家資金を厳正に使用されるべきであるという御意見は、たいへんけつこうなことでございますけれども、このたび農林補助金の調査をせられた。その抽出に私の県が入りまして、お宅の係員がおいでになつた。ところが、大分町村当局の人がやられた。どういうことでやられたかということを聞いてみますと、農薬の補助がまだ村役場に保留されている。それは五月二十五日に来ている。その他二、三あるのですが、出納閉鎖後補助金が来ておるので、ちよつと処置がなくて保留しておつた。この件を取上げまして、これは不当な所得である、こういうわけで大分やられた、こういうことなんです。一……

第19回国会 建設委員会 第41号(1954/08/24、26期、日本社会党(左))

○西村(力)委員 このたびの第五号台風だけではございませんが、こういう天災地変が広汎に起きた場合の連絡網というものは、どういうことになつておるのか。八月の十二日ですか、この台風の被害総額の報告が、今建設省には全部集まつておる、これは相当のスピードであると思われるのですが、昨年の九州、山口県その他を襲つた台風において、その連絡通報というものは非常にばらばらであつたということを、私は聞いておりまして、そういうことから、それを総合的に一本にして政府のこれに対する対処策を徹底し、また統制あるというか、効果あらしめるというか、そういう方策をとらなければならぬ、そういう見解から、内務省の復活という意見が、……

第19回国会 建設委員会 第42号(1954/09/24、26期、日本社会党(左))

○西村(力)委員 先ほど村瀬委員の質問に答えて、資金課長の答弁がございましたが、応急復旧工事の融資の問題、これは建設省としていろいろ考えられて、応急措置が必要だとして出されるものだと思いますが、その建設省の要求を、また大蔵省の経験者が査定をするというのは、まことに奇怪なことじやないかと私は思うのです。本工事のことになりますれば、相当これは問題があるでしようが、融資の点までに、技術家が最小避くべからざるものとして要求するのを、大蔵省のしろうとがまた査定するというのは、実に私は奇怪なことだと思う。そういうようなことをやるというのを当然のものとして考えておるか、それだけの自信を持つておられるかどうか……

第19回国会 人事委員会 第33号(1954/10/22、26期、日本社会党(左))

○西村(力)委員 大臣にちよつとお尋ねいたしますが、官公労の機関紙に載つた吉田内閣の打倒あるいは国会の即時解散という声は一般的なものでありまするが、この声というものに対して、吉田内閣の閣僚であられる文部大重ばどういう見解をとられておるか、それをひとつお尋ねしたい。
【次の発言】 もう一段と答弁を進めていただいて、吉田内閣の閣僚として自己反省的なものがないかどうか、真摯にそういうことはやつてもらいたいと思う。教員を痛めつけることに集中しておるがごとく私たちは受取つておるのですが、そういうことでは結局こういう声は消せない、私はさように思うのです。こういう声を消すことはそういうところにあるのではなく……

第19回国会 地方行政委員会 第2号(1953/12/11、26期、日本社会党(左))【議会役職】

○西村(力)委員長代理 これより会議を開きます。  中井委員長のおいでになるまで、私がかわつて委員長の職務を代行いたします。  地方自治及び警察に関して調査を進めることにいたします。昨日の理事会において決定した小貝川事件に関して参考人布川町町長山田正雄君、布川町議会議長星野薫君、茨城県国警隊長長岡篤君、以上三人を参考人として、その実情を聴取いたしたいと思いますが御異議はございませんか。
【次の発言】 御異議がないと認めまして、それでは最初に布川町町長山田参考人よりその実情を聴取いたします。発言は各参考人大体十五分ぐらいにお願いいたします。  次に布川町会議長星野薫君より実情を聴取いたす段取りに……

第19回国会 地方行政委員会 第3号(1953/12/15、26期、日本社会党(左))

○西村(力)委員 最初にちよつと委員長にお尋ねしたいのですが、さつき北山君の資料要求がございましたのに、次長は提出を見合わすというお話でございましたが、ただいま一応の試案についての説明もございましたし、またお話によりますと、自由党の方にはこれを示して内々相談をしていらつしやるということでございます。確定的な資料としてこれを取上げて追究するとか云々するとかいう問題ではなく、私たちが研究する資料として、経過的なものとして、この資料を出してもらいたい、こう思うのです。委員長としましては私のそういう考え方、あるいは北山君の要求に御同意であるかどうか。御同意せられて強く要求していただきたい、かように思い……

第19回国会 地方行政委員会 第4号(1953/12/19、26期、日本社会党(左))

○西村(力)委員 二日ばかり前の委員会でございますが、鈴木次長及び青木政務次官に、いろいろ質問いたしましたが、今回の公務員に対する年末手当は、期末手当、勤勉手当を含めて一・二五となりましたが、公社関係の方はそれぞれ団体交渉で、その率を上まわる措置がとられておる。しかるところ、国家公務員に対しましても、昨日までの各省ごとの交渉によつて一・二五を上まわる措置が、それぞれの方法によつてとられておる。こういうことが事実となつて現われて来ておるのでございます。こういうぐあいに実際に国家公務員がプラスになる点について、われわれは心から賛成をするものでございますが、そうなりますると、これに伴つて地方公務員に……

第19回国会 地方行政委員会 第7号(1954/01/28、26期、日本社会党(左))

○西村(力)委員 それでは簡単に……。管轄が二つになつておる、そのことからどうこうという問題でなく、私は首都警察というものの名誉といいますか、誇りといいますか、そういう点に立つて警視庁側としては皇居の中の警備をわれわれがやるのだという立場に立つべきではないか、かように考えておるのであります。宮城内だけが国警の所管になつて、この首都の中にぼつりと一つだけ残つておるということは、考え方として非常に古いではないか、さように考えるのであります。そういう点から警視総監におかれましては、たとい皇宮警察の勤務の内容が違つても、それは違つたなら違つたなりの勤務をさせればいいのですから、これを警視庁の管下に置く……

第19回国会 地方行政委員会 第8号(1954/01/29、26期、日本社会党(左))

○西村(力)委員 本委員会としましては一月二日に起つた二重橋事件を取上げまして、時も時、場所も場所というか、こういう点から警察の民衆保護の点についての手抜かりがなかつたかどうかというようなことを中心として、今まで委員会を継続して来たわけでございますが、この事件の処理について政府側としては官房長官の官邸にお集まりになつて寄り寄り御相談の結果、政府として代表を犬養法相に定めて、犠牲者の見舞をせられた、その不慮の災害にあつた人々の上を思えば、その爾後の救援の手というものはどこまでも最大、しかもあたたかい手で、守つてやらなければならないということについては、われわれも当然のことと思うのでございますが、……

第19回国会 地方行政委員会 第10号(1954/02/12、26期、日本社会党(左))【議会役職】

○西村(力)委員長代理 私からちよつと塚田国務大臣にお尋ねいたしますが、米内山議員の場合、裁判所で除名が不当だという判決になつた場合、吉田総理がそれに対して対抗した。こういうことになつておるわけですが、対抗できるとするならば、やはりこういう地方自治体の問題でも何らかそこに指導し得られるというか、そういうものが関連性を持つのではないかと思うのですが、それは全然なくて、こつちでは地方自治体に対して助言なり、勧告なりをやつてならないと言つておるのに、ああいう裁判の結果が出まして、総理から云々するということは、筋が違うのではないかと思われるのですが、その関連性は、いかにお考えになるのですか。

第19回国会 地方行政委員会 第12号(1954/02/17、26期、日本社会党(左))

○西村(力)委員 いつもこの委員会は一時半、二時までやつて非常に精励恪勤ではありますが、こういうくせは改めなければならぬのじやないかと思います。やはり定刻に始めておそくても一時ごろまでには終る、こういうぐあいにしてもらいたいと思うのです。そこで、ただいまの加藤君の質問に対する御答弁は、保留というか、この次の委員会ででもゆつくり時間をかけてやつていただくことにして、今日は理事会の申合せの通り起債の関係で質問がありましたらやつて、打切つてもらいたいと思います。

第19回国会 地方行政委員会 第13号(1954/02/18、26期、日本社会党(左))

○西村(力)委員 いろいろ地方財政規模の計画を拝見しているのですが、われわれのような頭の悪い者は、この計画に基いてやれば、私の村なら村というものは一体どういうぐあいになるのか、私の市はどうなるのか、私の県はどういうぐあいになるのか、そういう全国的な、モデル的な、平均的な、県、市、町、村というものの一応の試算というか、そういうものを出してもらわないとわからないのです。この計画に基いてはこうなるのだというものを出してもらうと、この財政計画は単につじつまを合せてやつているのか、実態に即して、その通りに、親切に、ほんとうに地方財政の基礎を固めるべくなされているかということが、はつきりして来るだろうと思……

第19回国会 地方行政委員会 第14号(1954/02/19、26期、日本社会党(左))

○西村委員 関連して――長官のお話をお聞きしておりまして、それでは事実をもつて、はつきりと対決しなければならない。これ以外に道はないと思うのでございます。一端を申し上げれば、私の知つている事実ではつきりしていることは、警備警察を担当しておる人が校長の奥さんのところに行つて、その教員の読書あるいは発言、そういうものについてとくと聞きただし、そして最後に、あの教員は少し危険思想を持つているから注意するように校長さんに言つてください、こう言つて帰つたという実例をはつきり知つておる。しかも、このたび静岡で行われた教育研究大会の前及びあとで、組合の事務所に一斉に各警察署の人々が行つて、今回出席する人々の……

第19回国会 地方行政委員会 第16号(1954/02/24、26期、日本社会党(左))

○西村(力)委員 私質疑の通告をずつと以前にやりまして、本日まで一回も発言しないで参りましたが、本日幸い機会を与えられましたけれども、二時三十分から本会議が開かれるという状況にあります。本日の本会議の議題その他を考えてみますと、また昨日有田逮捕許諾の問題について採決の結果、ああいうことになつたということについて、それぞれいろいろ自己批判をなさつておられると思うのですが、私の党としましても、この本会議に対する出欠の問題について一応の話になりましたのでありますし、やはり本会議にはぜひ出席しなければならないと思うのです。本日これから十分間質疑をやつても、おそらく十分意を尽さない意味のないものである、……

第19回国会 地方行政委員会 第17号(1954/02/25、26期、日本社会党(左))

○西村(力)委員 昨日私地方財政計画に関する質問を本会議開会まで時間を区切つてやつたのでございますが、それが本日は全然考慮に入れられていないということに対して、委員長はどういうぐあいにお考えになつていらつしやるか。与党の各位としては警察法案の審議を促進しよう、われわれとしてもこの重要法案については慎重に徹底的にこれを検討して行こう、こういう心構えでおりますので、熱意を持つておる点については、われわれも何ら与党の各位に劣るものではございませんが、それを急ぐあまり、そのほかのものを全然無視してやるというようなことについても、われわれとしてどうも納得できないところがある。数日前に理事会の申合せを一応……

第19回国会 地方行政委員会 第19号(1954/02/27、26期、日本社会党(左))

○西村(力)委員 関連して。中井委員の制度そのものをそう簡単にかえるべきじやないということは、私たちもその通りと思うし、また大臣もその通りと思われると思うのです。それについて日本の警察というものが自分の立場で、実際の今の制度の体験を経ておるかどうかという問題です。これは地方のCICの手先になり軍政部の手先になつて、日本の制度自体による運営というものは全然できてない。昨年法務委員会におい明白になつた鹿地事件の問題を取上げましても、斎藤国警長官は鎌倉の何とかいうところに行つて始終連絡し、かつ指示を受けておるかどうかわかりませんが、とにかく出入りをしておつたということは、山田某によつて証言されておる……

第19回国会 地方行政委員会 第20号(1954/03/02、26期、日本社会党(左))

○西村(力)委員 私、ここ三年間ぐらいの人権擁護に関する事例、すなわち人権蹂躪に関する事例を出してもらいたい。この資料を要求するのは、結局こういう人権蹂躪という事例が警察権力を持つた人々によつて、どういうぐあいになされておるかという事例を見たいわけです。  それから昭和二十六年度ごろからの国警本部から各国家地方警察本部に対する示達及び各県の国警隊長の会議における長官の訓示というか、そういうものの議事録を出してもらいたいと思う。なかなかごめんどうなお仕事でしようけれども、この点をひとつ努力願いたい、かようにお願いいたします。
【次の発言】 前々から警察がスパイのようなことをやつたり、さまざまの行……

第19回国会 地方行政委員会 第22号(1954/03/04、26期、日本社会党(左))

○西村(力)委員 ただいまの議事進行の発言に関連しまして、それ以前に委員会では総理大臣の出席を要求したが、その件に関する努力がなされていたか、具体的にいつ出席せられるのか、見通しをお伺いしたい。
【次の発言】 資料をお願いしたいのですが、あとで直接お話したいと思いますから、委員会の意思として認めていただきたい。

第19回国会 地方行政委員会 第25号(1954/03/08、26期、日本社会党(左))

○西村(力)委員 先ほど門司委員から舞鶴の例をとられまして、地方財政の苦しい事情が公務員にしわ寄せされておるというお話がございました。これは全国的に広がつておる事情なんでありまして、今まで累積された赤字がそうさしたばかりではなくて、それはそれでございますけれども、今年度の財政計画もそれに影響しておる。完全にこれが妥当なものであるということは私どもは認められない。こういう立場から、モデル市町村の財政収支計画をつくつてくれ、こういう要求をして、来週には出す、こう約束されておつたのですが、今もつて提出になつていない。なお同僚の北山委員から、既定の財政規模の内訳を示してくれという要求があつたのですが、……

第19回国会 地方行政委員会 第26号(1954/03/09、26期、日本社会党(左))

○西村(力)委員 議事進行について。総括質問も今後あり得るということを前提として入るのでしよう。
【次の発言】 先ほど自動車の運転手の免許状発行について、国警の方が少し能率が劣るというお話がございましたが、宮崎さんのお話では、一番最初に国警側の非能率の問題を自分も知つておるとか、考えておるとかいう御発言がありましたが、何もお互いにどろ試合をしてもらうわけではなく、私たちの審議の参考のために、許される範囲で御発言願いたいと思います。
【次の発言】 それはわかりました。つかぬことをお伺いするようですけれども、宮崎さんの御経歴は、戦前から警察官をなさつていらつしやるのかどうか、それをお聞きしたいと思……

第19回国会 地方行政委員会 第27号(1954/03/10、26期、日本社会党(左))【議会役職】

○西村(力)委員長代理 田川委員
【次の発言】 この町村合併法案の審議の際、私たちの基本約な立場は、自然に行わるべきである、あるいは経済的な交流圏をひとつ考えてやらなければならぬというような点にあつたのですが、参議院関係とのいろいろな折衝で、現在のような法律になつたわけですけれども、現在進行中の町村合併を見ますと、合併促進法の第三十七条の一項の第五号ですか、ここのところをもう少し引上げることが必要ではないか、かように強く思われる。十万をちよつと越した都市が合併を欲し、また付近の町村がどうしてもこういう都市に編入になつた方がしごく自然であるという場合においても、この制限があるためになかなか思うよ……

第19回国会 地方行政委員会 第28号(1954/03/11、26期、日本社会党(左))

○西村(力)委員 午後にと言いますが、今日の午後はMSAの重大な本会議があるので、われわれとしては本会議に出席せざるを得ない。しかもこの委員会としてはずつと前の理事会において、審議の原則として本会議のある場合においては委員会を開かない、これは申合せをするまでもなく国会法によつてきめられておるのです。国会法にそういうものがなかろうとも、われわれとしてはその原則を決定しておる。大臣出席云々の問題と違つて、午後においてやるというようなことは、委員長の一方的な発言と私はとらざるを得ない。そういうことでやつてもらいたい。
【次の発言】 二時半開会といことは初めて聞いたのでありまして、二時半まで委員会を継……

第19回国会 地方行政委員会 第32号(1954/03/19、26期、日本社会党(左))

○西村(力)委員 きようの朝日新聞を見ますと、自治法の改正案要綱が次官会議に提出された、こういうことになつておりますが、この新聞記事は何もこれを唯一のものとするわけじやないのですけれども、その理由の説明というか、その事情説明の中に、「現在衆議院で審議中の警察法案、地方税関係法案の審議がのびることをも警戒している。」こういうことが書いてある。これは明らかにあまり作為的に見えるのです。私たちとしては地方税の法案を審議するにしましても、警察法を審議するにしましても、自治体の事務なり、あるいは性格に相当影響づけるこの自治法の改正というものが、どんな姿にまとまるかということとこれは並行して考えなければな……

第19回国会 地方行政委員会 第33号(1954/03/20、26期、日本社会党(左))

○西村(力)委員 自転車競技法ですか、その法律には、確かにこの法律でもつて地方団体の財政をゆたかにするということと、それからその工業の発展をはかるということはありますが、法律の条文がどうあろうとも、競輪と自転車工業振興と直接関連があるということは考えられない。競馬ですと、確かに馬匹の改良になるでしよう。例をとつて言えば、ドツグ・レース法案というものが考えられている。ドツグ・レース法案をやつて行けば機関車の改良になる。それは犬公を走らせるときに、機関車の前にうさぎをぶら下げて走らせると、犬はうさきがほしいから走る、それで機関車の改良になるというようなりくつと似ているのでありまして、牽強附会の解釈……

第19回国会 地方行政委員会 第34号(1954/03/22、26期、日本社会党(左))

○西村(力)委員 一点だけ申し上げますが、この要綱の(2)に「農地法、旧相続税法、相続税法、所得税法の一部を改正する法律」云々とずつとありまして、「によつて国が収納した農地については、その所有権の売渡の相手方に移転」「する日までの間はその使用者に」課税するということがありますが、この使用者に課税すること、すなわち使用者が納税しなければならぬ義務とか、あるいは自治団体がそれに課税する権利というものはどういうわけで生ずるか。何とかして税をとりたいというあせりから、こういうことをやつておるのじやないかと思いますが、これをやられたという根拠をひとつはつきりしてもらいたい。

第19回国会 地方行政委員会 第36号(1954/03/30、26期、日本社会党(左))【議会役職】

○西村(力)委員長代理 ちよつと速記をやめて。
【次の発言】 速記を始めてください。  それでは質問者である中井徳次郎君からの強い要請もありますし、また北山君の質疑保留の立場もありまするので、次会も継続してやることにいたしたいと思います。  本日はこれをもつて散会いたします。     午後四時七分散会

第19回国会 地方行政委員会 第37号(1954/03/31、26期、日本社会党(左))

○西村(力)委員 関連して。私のお聞きしたいのは、市がたくさんできる、あるいはその他の町村の合併計画ができる、そういうぐあいになつておりますが、市をつくるには将来市の形態を備えるようにいろいろさまざまな制度とか、さまざまの問題点が台頭して来るでしようが、合併するにあたつて、そういう計画にを策定する場合、ことに市になる場合にいかにしてその市を殷賑たらしめて行くかという、そういう目標をはつきり持つように指導し、かつその報告書なんかにも、それをとることが必要じやないか、かように思いますが、この市は、こういうぐあいに合併して、産業都市としてかくかくの方向に発展を期するとか、あるいは観光都市としての発展……

第19回国会 地方行政委員会 第40号(1954/04/07、26期、日本社会党(左))

○西村(力)委員 簡単にお尋ねいたします。事業税の非課税の対象に、「もつぱら教育の用に供する映画を製作する事業」とありましたが、それの判定をだれがやるかということと、それから教育といいましても学校教育とか社会教育とか、いろいろ幅があるわけですが、そういう社会教育的な見地から、ニュース映画の製作というのはこの中に解釈として加わるものであるかどうか、その点について修正案提案者の御答弁をお願いしたい。
【次の発言】 次にこの今提案せられました修正案によりますと、十六億六千七百万円の歳入欠陥が出るところがこの修正には自由党としても入場税関係を除いて賛成だ、こうなつておられる。ところがこの修正案の赤字の……

第19回国会 地方行政委員会 第41号(1954/04/09、26期、日本社会党(左))

○西村(力)委員 ガソリン譲与税の創設についてこの提案理由説明書を見ますと、その効果は、自主財源の効率的な使用の面からとか、あるいは陳情政治の弊害を除去する、こういう点からこれを大きく喧伝されておりますが、しかもこの財源が、今年度から二割程度ガソリン税を引上げる、その費用を地方に移譲するのであるからということになつておる。そうしますと、建設省で当初計画せられた道路整備五箇年計画そのものには響かずに、この譲与税が永続されるのではないか、こう思うのです。そういう点は永続さした方がいいのじやないか、自治庁の塚田大臣のこの提案理由の説明書を見ますと、そう考えられる。ところがどうしても二十九年度限りであ……

第19回国会 地方行政委員会 第47号(1954/04/19、26期、日本社会党(左))

○西村(力)委員 先ほどから人事官にいろいろお尋ねがありましたが、切りかえが終つたあと、地方の公務員に警察官が落ちついてからでも、不利益処分の問題は起ると思うのです。そういう場合の提訴は、結局県の人事委員会か何かにやつて、そうして結論が出て、人事委員会がそれは不当であるということになれば、国家公務員である警察本部長ですか、それにその是正の指示をする、こいうことになるわけですか。その点を明確にしてもらいたい。
【次の発言】 地方の長にやる。任命権者はあくまでも警察隊長でしよう。それに国家公務員であるその人にやる。それが府県の人事委員会がそれに対して是正の指示をするということになるわけだが、その効……

第19回国会 地方行政委員会 第48号(1954/04/20、26期、日本社会党(左))

○西村(力)委員 総理大臣の本委員会への出席は、警察法の審議にかかつた当初から理事会の決定によつて要請があつたわけですが、今まで一度もおいで願えなかつたということは非常に私たち遺憾に思つておる。これはそもそも警察法を提案した根本の内閣の考え方をお聞きして、それから担当大臣の見解を聞き、また逐条審議に入つて行くという段階を踏んで行こう、こういう審議を明確化するための考え方であつた。ところが本日までおいで願えず、やつと本日お見えになつたということは遺憾に思いますが、たまたま担当の犬養法務大臣がおやめになつて、小坂さんが担当せられることになりましたので、きようお尋ねする点はその点に集中されるようにな……

第19回国会 地方行政委員会 第50号(1954/04/23、26期、日本社会党(左))

○西村(力)委員 治安が乱れる想定というものは以前まではどういうぐあいに考えたか。とにかく命令出動以外にない、保安庁のもとにおいてあれだけの訓練をされたのであるから、外部からの侵略と内部からの間接侵略というか、そういうものが今後常に同時に発生する、こういう認識に立つておられるのかどうか。
【次の発言】 ちよつと小坂国務大臣にお尋ねしますが、警察法の第七十条の災害とか騒乱とか、その他の緊急事態、こうありますが、その他の緊急事態というのは、結局自衛隊法案の防衛出動を行わなければならぬ、あるいは防衛出動の待機命令を出さなければならぬ、こういうような事態をさすのであるか、具体的にお示しを願いたい。

第19回国会 地方行政委員会 第53号(1954/04/28、26期、日本社会党(左))

○西村(力)委員 ちよつと逐条審議からはずれるのですけれども、緊急を要しますのでお尋ねしたいと思うのです。  それは今年の一月二日の宮城前事件の問題で、明日また天皇誕生日で一般参賀があると思うのですが、あの問題が起きたときわれわれはまことに痛ましいことだ、遺憾なことであると思つて、当委員会としてはいろいろ調査したのでございましたが、新聞その他の動きから見まして、何か国警と警視庁との間で責任の所在が不明確である。 こういうような立場をとられ、そういうことからこの国警を一体化する必要があるというようなりくつまで立てられるような動きもあつたのですが、われわれとしてはその間の連絡がもつと密接であり妥当……

第19回国会 地方行政委員会 第55号(1954/05/06、26期、日本社会党(左))

○西村(力)委員 私は本日の委員会は、この通りの状態でありますので、審議に入ることをやめてただちに散会願いたいのです。さようなことを提案したいのでございます。とにかくわれわれの委員会としては警察の組織法だということではありまするけれども、警察の動きというものは、直接われわれ国民全体に関係のあることであり、また警察国家の痛手というものはわれわれは身にしみて感じておる。そういう点から、この法案に対する審議は、ほんとうに慎重に、きわむべきところは徹底的にきわめて、聞くべき意見は十分に聞いて、そうしてやろうとしておつたのでございましたが、本日先ほど委員長のお取扱いによつて、合同審査は打切りになつたとい……

第19回国会 地方行政委員会 第56号(1954/05/07、26期、日本社会党(左))

○西村(力)委員 議事進行についてちよつと。  第三十六条の都道府県に都道府県警察を置くという問題。ただいまの答弁では、これを維持し、その責めに任ずると書いても同じということになりますけれども、そう言えばそう言つたで、団体そのな機関として見るんだ、そこに差異がないというぐあいに、どうしても、疑念が解消しない。このことは結局政府が堂々と地方自治法の改正を出さないから、こういうとになるのであります。ずつと前の委員会でございましたが、私の質問に対して自治庁長官は、今会期中に成立させるような期間を見はからつて、これを提出するということを言つている。しかし今もつてそれが出されていない。その催促の意味にお……

第19回国会 地方行政委員会 第57号(1954/05/08、26期、日本社会党(左))

○西村(力)委員 ちよつと関連。私のは三十七条でございますが、人件費、旅費、そういうものは県原費でやるというのですか。そうすると警視正以上は国家公務員の旅費規程でやり、あとのものは地方の旅費規程でやると、そこに差ができる。どうしても地方の旅費規程はうんと低いということになる。そういうものに対して感情的というかそこに間隙が出ないか。あるいはまたこの前もちよつとお尋ねしたのでございますが、国家公務員には年末手当のプラスアルフアがついてあとの連中にはつかない。こういう同じ警察の中で、警察は上司の、すなわち府県の本部長であるとか、そういう人々を信頼して、そうして警察の運営が行われなければならないのに、……

第19回国会 地方行政委員会 第58号(1954/05/10、26期、日本社会党(左))

○西村(力)委員 緊急な質問をちよつとしたいのですが、お許し願いたいと思います。  吉田総理の暗殺未遂というか、殺人予備というか、そういう事件が起きたことはこの前門司委員から質疑がありましたが、その際の政府側の答弁としては、気候のせいだろうとかあるいはエロ小説を持つておる軟派青年とか、そういう答弁でございましたが、地元の新聞や、その後報道になる新聞記事をずつと見ておりますと、そう簡単に片づけられるものでもない。しかも何がゆえか、政府側においてはこれをいろいろ隠蔽しようというような意図もうかがわれる。そうこうしている間に九日の夕刊に、葛原法生といいますか、この青年は吉田総理を殺害するつもりであつ……

第19回国会 地方行政委員会 第59号(1954/05/11、26期、日本社会党(左))

○西村(力)委員 関連して。今の点でありますが、私もこの点を非常に疑念に思つておつたんですが、不承認になつた場合の責任というのはどうなりますか。これはひとつ大臣から御答弁願いたい。
【次の発言】 それはそうだと思うのですが、緊急事態の布告をやつた場合、ただいま解散中とかの問題が出まして、参議院の緊急集会をやるということを考えていないということになりますると、いろいろな政治的な動きが非常に急迫して参つた場合には、日本の時の政府も李承晩と同じようなこともやり得るということになると思う。解散の直前に、あるいは解散中に緊急事態の布告をやつて、あとは解散中の選挙中にその緊急事態が継続して行く、そうすれば……

第19回国会 地方行政委員会 第60号(1954/05/12、26期、日本社会党(左))

○西村(力)委員 先ほどの理事会の結論に対する委員長の報告の中に、いささか事実と相違しないまでも印象的には相当ゆがめられておる問題があるし、それから落ちている点がありますので、それを委員長からもう一度確認してもらいたいと思います。それは、召喚の時期については適当にということがありましたけれども、この点については実際は話合いがまとまらなかつたという点が一つ。それから内閣総理大臣、この総理大臣を呼ぶことについては強くその努力の不足を追究されて、必ず呼ぶように努力するということを委員長が明言したということ、この三つを追加されるべきだ、かように思います。

第19回国会 地方行政委員会 第61号(1954/05/13、26期、日本社会党(左))

○西村(力)委員 今の取扱いはそれでよろしいのですが、きようの新聞を見ますと、緑風会の修正案を自由党としてはのむ、承認をするということになつておることは事実であるかどうかということをはつきりしてもらいたい。これは幹部間の話合いということではあるでしようけれども、事いやしくも当委員会が地方財政の窮境をカバーして、爾今赤字によつて地方の行財政が苦境に陥ることを防ごうとする熱意に燃えてやつたことなのであります。それがああいうぐあいに修正されておるということは、万々関知しないということではない。十分に話があるだろうし、また話がなくとも委員長として当然積極的にこの問題にタツチしているはずでございますので……

第19回国会 地方行政委員会 第62号(1954/05/14、26期、日本社会党(左))

○西村(力)委員 ただいまの副総理の最後の答弁で、このたびの警察法の改正は相当大きな改革である、こういうお言葉を用いられておりますが、われわれといたしましては、国内の権力行政がまつたくその姿を一変して来ておる、警察法の権力行政がまつたく一変して来ておる、こういうぐあいに把握しておるわけであります。それでそのポイントとなるものは、とにかく人事行政を内閣総理大臣に一本にする、こういうところにその姿を見、それからまた戦後生れた行政委員会制度により、国民の輿論によつて、こういう権力的なもの、あるいはまた政治的中立を保持しなければならない教育とかいうものが、決して政党的なものに巻き込まれたりしないように……

第19回国会 地方行政委員会 第65号(1954/05/18、26期、日本社会党(左))

○西村(力)委員 今度自治法の改正で市の人口が五万以上になるというような原案が出ておりますが、現在われわれがここに指摘するまでもなく、市というものに魅力を感じて全国各地に奇妙な市が続々と誕生しておる。新聞あたりのうそくらぶとか川柳とかいうものに、熊の出る市ができたとか、あるいは百姓が、ことしからおれの市でもメーデーちゆうものをやるかというようなことが続々と出ておるということがありますが、市が続々誕生する、こいう現在の町村合併の進行方向について自治庁はどういう考え方と指導の心構えを持つていらつしやるか、この際お尋ねいたしたいと思うのです。

第19回国会 地方行政委員会 第68号(1954/05/25、26期、日本社会党(左))

○西村(力)委員 地方公務員法そのものに対してわれわれは基本的立場において反対を続けて来、なおわれわれとしてはこの法の撤廃にまで向つてやろうとするのですが、このたび改正法を拝見いたしますると、いろいろございまするが、まず第一に不利益処分を受けたときの理由書の申請期間を十五日以内と定めたということはいかなる理由に基くものであるか、これは昨日も質問があつたではないかと思いまするが、 私たちとしましては事務手続の簡素化、迅速化、こういう理由以外に、こういうことによつて不利益処分を受けた公務員が自己の身分を守ろうとする、そういう正当なる行動を制限しようという意思があるように思われる。それで十五日以内と……

第19回国会 地方行政委員会 第69号(1954/05/26、26期、日本社会党(左))

○西村(力)委員 私は日本社会党を代表いたしまして、地方公務員法の一部を改正する法律案に対しまして反対の討論をいたしたいと思います。  地方公務員法そのものにつきましても、これは憲法の第十一条に保障されておる国民の基本的人権を大幅に制限をするものである、こういう観点から反対しておるのでございます。もちろん公務員は全体の奉仕者であるというようなこともありまするし、また国民の権利というものは公共の福祉に反するような濫用を行つてはならないという規定はございますけれども、われわれの考えから言いますると、基本的人権と公共の福祉というものは同列にあるものだという考え方をとらないのであります。どこまでもその……

第19回国会 地方行政委員会 第70号(1954/05/29、26期、日本社会党(左))

○西村(力)委員 私は日本社会党を代表いたしまして、奄美群島復興特別措置法案について賛成の意を表します。  昨年祖国日本に復帰せられることになつて、われわれも島民の各位とともにそのことを心から喜んだのでございますが、ただ八年間アメリカ軍がこれを占領しておつた。この占領のやり方そのものが実にけしからぬ、あまりに放置してもう見るにたえない状態にして親元に返してよこした。こういうぐあいに住民各位の陳情あるいは証言によつてこれを知り、その点まことにわれわれとしては遺憾にたえないのであつたのでございます。しかしこのままに放置できないというような事情から、その受入れの態勢をつくり、爾後この復興のために党派……

第19回国会 地方行政委員会 第72号(1954/06/01、26期、日本社会党(左))

○西村(力)委員 奥野税務部長の御出席を前々からお願いしてあつたのですが、それは政令の問題に関してであります。端的に申しますれば、その点は二点あるのであります。  一点は事業税の非課税の範囲を縮減しようという考え方に対しまして、私たち委員会としましては、実情に即してその範囲を適当に拡大する、こういうことになつておるのでございますが、その中の教科書の供給業は、総売上げの二分の一以上が教科書扱いでなければ、事業税免除の対象にしないというような点に対しても、非常に私たちはこの委員会の立法の趣旨から言うて、疑義をもつものでございます。  なお遊興飲食税につきましては、勤労者のわずかの飲食は決して遊興と……

第19回国会 地方行政委員会 第74号(1954/07/23、26期、日本社会党(左))【議会役職】

○西村(力)委員長代理 それではこれから会議を開きます。  中井委員長は都合により本日は欠席されましたので、その指名により私が委員長の職務を行います。  まず警察法施行に関する問題について調査を進めることといたします。最初に政府より警察法施行状況について説明を聴取し、そのあとで委員各位の御質疑をお願いいたします。斎藤警察庁長官。
【次の発言】 委員長としましては、警察担当大臣、自治庁長官、大蔵大臣三者の出席は当然と思いますので、それを要求します。  ただいまより休憩に入ります。     午後零時四十二分休憩     午後二時二十三分開議

第19回国会 地方行政委員会 第75号(1954/07/24、26期、日本社会党(左))

○西村(力)委員 委員長が劈頭に質問なさいまして、あるいは藤田委員が質問いたしましたので、私は簡単にお願いしたいのですが、町村合併の計画は当初予定したよりも上まわつた状況であり、進捗状況も大体よろしいというふうにお考えでございましようか。各関係市町村の中にはあちこちトラブルが起きておるのです。そのトラブルはそれぞれの姿を持つておるでしようが、類型的にわけられるのではないか、こう思うのです。こういうような御研究はございますかどうか。
【次の発言】 次に、資料を拝見しますと、人口も一番よけいになつておるのが三万人以上というぐあいに出てるし、面積の関係も五十平方キロ以上、こういうところが一番よけいに……

第19回国会 地方行政委員会 第76号(1954/07/26、26期、日本社会党(左))

○西村(力)委員 阪田理財局長にお伺いしたいのですが、先ほどめどがある、金があるからまわしていいのだ、こう言いますが、その地方財政の赤字の原因云々についてはとにかくとしまして、現実に困つておるので、そのめどというものをはつきりしておかないと、運動の濃淡とか、あるいはことには巧拙とか、そのほかわれわれの耳に入る点は、地方住民の責任でない政治的な考慮によつてまでも、それが左右されているというようなことを聞くのですが、そんなことがあつては困るので、ひとつはつきりそこのめどをどういうぐあいにお考えになつていらつしやるのか、めどといいましても、実は主観的に左右されて、しかも大蔵省としては、今までお聞きし……

第19回国会 地方行政委員会 第77号(1954/07/27、26期、日本社会党(左))

○西村(力)委員 ちよつと関連して……。先ほどの自治庁長官に対して、門司さんが指摘されたことを、私も非常に憤懣に思つておつたわけであります。知事が公選であるから、ただその人気取りのために放漫財政をやる、こういう言い方でございますが、現在の吉田内閣の皆さんでも、頼みます、拝みますと言わないにしても、一生懸命やつて来て公選せられておる。その上に吉田内閣ができて来ておると思う。知事の公選を云々すると同様に、やはり政府自体もそういう立場にあるのではないか、かように思つておる。朝鮮動乱の契機というものが、日本のいろいろの再建のために非常に好機であつたにかかわらず、実際に吉田政府の施策というものが、今日の……

第19回国会 地方行政委員会 第78号(1954/10/04、26期、日本社会党(左))

○西村(力)委員 先ほど北山君もちよつと言われましたが、天皇の警衛を厳重にするという考え方と違うのか一緒か知りませんが、吉田総理の各方面の警術というものは、実に厳重をきわめておる。去年でしたか、九州に行つたときには六メートルごとに一人の警官を配置した。またこのたびの外遊に際しては五メートルごとに一人の警官を配置した、こう報ぜられておりますが、そうした国内ではまくらの暖まるひまもない吉田総理は、外国へ行つてのうのうと急速しておるように聞いております。またその笑顔はまことに百万ドルの笑顔のように新聞に出ておる。あれだけの警戒をしなければならぬ吉田総理をめぐる治安状況、あれだけやらなければならぬ状態……

第19回国会 地方行政委員会 第79号(1954/10/05、26期、日本社会党(左))

○西村(力)委員 このABCCというのは研究、調査にだけ当るということでございますが、広島では四十何万人、長崎では十何万人ですか、それをモルモツトにして研究するというのは世界一の研究だと私は思うのです。それに対して治療方をお願いされたというお話でございましたが、どうしてそういう方面に発展できないのか、こういう障害はどこにあるのかということを、ちよつとお尋ね申し上げます。
【次の発言】 それはそれでいいですが、久保山氏の場合において、日本の医師はアメリカの医師がその診療団に加わることを拒否するから、ああいう結果になつたのだというような放言をやつておるのであります。これでは立場が逆じやないか、こう……

第19回国会 地方行政委員会 第80号(1954/10/06、26期、日本社会党(左))

○西村(力)委員 地方財政に対する影響三十七億何ぼというぐあいにお話ございましたが、九月のいつでしたかの建設委員会で、九州、静岡を襲つた十二号、十四号台風の被害を調査した場合に、小澤建設大臣は去年のような災害の特別立法はやらない、こういうことをはつきり言つているのです。それでありますから、あの特別立法に基いた所要資金のはじき方では、そう実現できればそれでぴつたり行くのですが、できない場合には非常に穴が出るというぐあいに思われる。それで特別立法によらないとどのくらいかかるということです。先ほど伺つたのは特別立法が去年と同様にできた場合にはこのくらいいる、こんなぐあいにお聞きしたのですが、その点は……

第19回国会 地方行政委員会 第82号(1954/10/08、26期、日本社会党(左))

○西村(力)委員 簡単なことですが、府県税課長に伺いたいと思います。客を上げる部屋もなく、いすに腰かけて食べる大衆飲食店、そば屋ですが、そういうのがもし酒を幾らでも売ればだめだ、こういうことになるのですか。それとも総体の売上の二割以上が酒の分になつたらだめだ、こういうのか。また販売する油類が百円以上のものが二割以上とかなれば、その店の全体の売上げに対して税がかかるか。遊興飲食税の政令の解釈をひとつ詳しくお開きしたいと思います。
【次の発言】 私が聞きたいのは、そば屋で油を少し出しておるほんとうの大衆飲食店ですが、それが全販売数量の二割以下だ、だがその酒の中にビールが入ると、百円以上のものが入つ……

第19回国会 地方行政委員会 第83号(1954/10/21、26期、日本社会党(左))

○西村(力)委員 地方財政の累積した赤字の解消、そして地方自治団体が自治体としての機能を十分に果されるようにということは、当委員会が前から考えておりまして、議員提出としてこの法律が出され、これまで継続して参つておるのでございますが、それをごのたび政府側がこの特別措置法案を出されるということになつたのであります。私は議会側の立場からいうて、これはあまり好ましくないという気持がいたすのであります。米国の議会ではというわけではありませんけれども、議員提案というものが相当権威を持つて来ることが必要ではないか、かように思われるのであります。それが何ら異議なく政府提案がそれにとつてかわる、受入れられる状態……

第19回国会 地方行政委員会 第84号(1954/10/22、26期、日本社会党(左))

○西村(力)委員 近ごろ新聞を見ますと、暴力団の検挙にかかつていらつしやるようであります。ただいつもあれはやられまして、また生れる、それを繰返すだけの状態でありますので、今度やられましたらやはり相当絶滅を期するというか、そういう方向をとつてもらいたい、こう思うのです。その根本は何としてもただいまの社会不安とか失業とか、そういうものをなくさなければ、どうにもああいうものの発生を抜本的に防ぐことは不可能ではないかと思うのですが、それはそれにしましても、やはり相当決定的な、効果的な方法というものは考えておいてもらわなければならぬと思います。その点についてはどうでございますか、お考えがありましたらお聞……

第19回国会 地方行政委員会 第85号(1954/10/23、26期、日本社会党(左))

○西村(力)委員 北山委員の発言取消しの要求がありましたが、それならば先ほどの委員長の門司委員、に対する発言自粛の要望を取消し願いたい。そんなばかなことがあるものじやない。それは今のは審議上の問題として言つておりましたが、委員長の発言は審議上の問題を通り越して、議員の職責を侮辱するというか、制限するというか、そういう発言のように思いますので、これは当然のことであると私は思うのであります。それから最初そちらの方から動議が出まして、委員長が一応大綱について質問する、その後に委員の質問に移る、こういうことになつておるのでございまして、委員長に全面的に一任してわれらは口を緘して語らずというようなことを……

第20回国会 地方行政委員会 第2号(1954/12/03、26期、日本社会党(左))

○西村(力)委員 地方交付税法の本質的な立場からいいまして、本州度の特例を十九・六六、こうきめたということがまずいけないのですが、このたびまたそれを少し手直しをしておる。この手直しで結局四十億の費用増加から幾らか税率を上げなければならぬ、こういうことになつているが、こういうことは地方交付税法そのものを再度ゆがめることになるのではないか。なぜ二十なら二十――二十二ですか、本法の辺り二十二と思い切つてできなかつたか。そういう主張、そういう立場をあなたはとられたかどうか。これは大臣に質問するのが適当だと思うのですが、そういう法の精神そのものの立場をもつて最初交渉をやられたかどうかということはいかがで……

第20回国会 地方行政委員会 第3号(1954/12/04、26期、日本社会党(左))

○西村(力)委員 この法案と直接関係はありませんが、近ごろ町村合併が進みまして、市の区域が大きくなり、この間私たち市長選挙をやつたのですが、一番痛切に感ずるのはポスターの不足です。そのほかいろいろ問題があるでしようが、実際ああいう十分にやり得ないという状況では困るじやないか、これに対してはどんなぐあいに問題点をあげておられ、その解決をどうお考えになつておられますか、御答弁願いたい。
【次の発言】 選挙部長の方ではそういう点に対する研究は全然ないわけですか。実際合併して大きい市になりまして、人口七千人とか八千人とかいるところに五枚ぐらいしか張れない。どこをどうやるかわかりはしないのです。名前の売……

第20回国会 地方行政委員会 第4号(1954/12/06、26期、日本社会党(左))

○西村(力)委員 小林行政部長にちよつと見解をお尋ねしたいのですが、これは町村合併に伴う問題でございます。千葉県の問題でありまするが、一応読んでみます。「千葉県海上郡豊岡村では、村長が本年三月ごろ飯岡町と町村合併をせんとして村会を招集した。村会は飯岡町に合併を好まず、合併するなら銚子市と合併すべきだと意見対立、銚子市合併側が多数のため決定しなかつた。村長は自己の意思の達成せざるため村会を招集せずして突然村会の解散を告示した。村民はその不法行為に憤激してリコール運動を起し、その署名は法規通りの人員数に達した。一方県庁も村長の不法解放に対し無効を指示した。同時に県はリコール側に対しても、住民の意思……

第21回国会 地方行政委員会 第1号(1954/12/15、26期、日本社会党(左))

○西村(力)委員 大臣も次官も就任早々でありまして、また先ほどはずぶのしろうとだということでございましたが、あまり専門的にならない方がかえつて物事がはつきりわかるのではないかと思うのです。それで御質問をいたしたいのですが、大臣は塚田前長官からの引継ぎによつてその方針を一応踏襲する、かような御答弁でありました、私としましてはまことに残念に思うのです。いずれにしましても、吉田内閣に対決をして内閣をとられた皆さんが、そのままを踏襲せられるということは、どうもわれわれとしては納得されない。吉田内閣の地方行政一般に対する方針は、とにかく中央集権を表面化せずに、期せずしてその方向に持つて行こうというのが基……


27期(1955/02/27〜)

第22回国会 建設委員会 第2号(1955/03/28、27期、日本社会党(左))

○西村(力)委員 ただいま瀬戸山委員と逢澤委員から失対事業あるいは緊急就労対策事業、この就労者の仕事のしぶりが非常に非能率的である、かような指摘がございましたが、一体失業対策に就労するというのは、正式の就労で、あるかどうか、この点まず明確にしていただきたいと思います。緊急就労の問題にしても同じですが、正常なる就職であるかどうか、これを明確にしていただきたい。その点は、どういう立場で、緊急就労の雇用の場合にその労働者を受け入れられるか、この点一つ明確にしていただきたい。
【次の発言】 これはとにかく失業者をある程度就労の形にせしめて、最低の生活を何とか見てやろう、こういう意味であって、むしろこれ……

第22回国会 建設委員会 第4号(1955/05/09、27期、日本社会党(左))

○西村(力)委員 関連して一つだけ。民主党では住宅建設を公約の一番大きなものとしてやったわけで、住宅政策に熱意を示されることは当然でありますが、一人の大臣が住宅政策に熱意を持つことによって、国土の保全とその開発ということが、やはりその内部においてしわ寄せされてきた結果を見るのではないかという印象を私は強く受けるのです。それで、住宅政策は、金持ちとか銀行とか官庁とか、そういうものはかまわぬでおいても建てられるので、あくまでも社会政策的な色彩を濃厚にしていかなければならないわけであります。そんな点からいいまして、建設省は住宅に関する行政を分離して厚生省に移す、何かそういう立場をとられるのが正しいの……

第22回国会 建設委員会 第5号(1955/05/10、27期、日本社会党(左))

○西村(力)委員 現在の住宅の不足が二百八十四万戸と出されておりますが、これに関しては自信がない。その通りだと思うのですが、しかし、自信がないにしましても、この数字を打ち出すには、何らかの基準を持って、あるいは何らかの方法で調査せられたと思うのですが、どういう方法で調査なさったかお聞かせを願いたい。
【次の発言】 そうしますと、昭和二十七年の四月に調査したのは三百十五万戸ばかりになっておる。不足戸数がそういうぐあいに出ておるはずですが、その後自然増を解消して余りあるような政策がとられて、このように現在二百八十四万戸と減少したのかどうか。私は、むしろそうじやなくて、昭和二十七年に三百十五万戸の不……

第22回国会 建設委員会 第15号(1955/05/30、27期、日本社会党(左))

○西村(力)委員 議事進行について。瀬戸山委員の御質問は、大へん大事な質問でございますけれども、きょうは理事会で、道路整備に関する質疑打ち切り、こうしておりますので、先ほど小松委員も関連質問を要求しておりましたし、この質問を全部終らしてからそちらの方に移ってもらいたいのです。
【次の発言】 大蔵省の話が出ましたが、私も最近の税金について、三月に取るべき税を年度を越してから取れ、そうでないと、税があまり伸び過ぎて困るからこういう操作をしておる、あるいはガソリンの消費量の見込みの問題と一連のものだ、こういう話を聞いておるのですが、それに対する答弁は要りません。  ただ、道路整備の五カ年計画を完遂す……

第22回国会 建設委員会 第17号(1955/06/07、27期、日本社会党(左))

○西村(力)委員 日本住宅公団の対象は、あくまでも勤労者を主体とするのだと、本会議において大臣も答弁なさいましたが、一体この住宅対策において、所得の何%ぐらいが家賃として支出されるのが正しいことであるか、そういうような研究を、建設省の方においてはやられておるかどうか、収入程度はどのくらいが妥当であるとお考えか、お聞かせ願いたい。
【次の発言】 この件に関しましては、実態調査がそういう関係の方でできているだろうと思うのでありますが、一体、現在生計費関係に占めている家賃の比率はどうなっているか、その件はおわかりございませんか。わからなければ、経済一課か二課あたりの人に来てもらわなければならぬと思い……

第22回国会 建設委員会 第19号(1955/06/09、27期、日本社会党(左))

○西村(力)委員 奥地の降雨量をはかるロボット機関、つまり自記雨量計器というか、無線なんかでやっているのがあるはずですが、あれは今どんな工合に全国的に配置になり、本年度はどういう計画で、将来計画はどうなっておるか、そういうことも一つ伺いたいと思います。

第22回国会 建設委員会 第20号(1955/06/14、27期、日本社会党(左))

○西村(力)委員 この間資料をお願いしたのを作っていただきましたが、これはダム関係のだけでございますが、このほかにロボットの雨量観測施設というものがあるはずだと思うのですが、この調査はできていないのですか。
【次の発言】 それではこの資料は、この法案が通ったあとでもけっこうでございますから、ちょうだいしたいと思います。
【次の発言】 関連して。ただいま小松委員の質問に対して大臣は、水防団を現在の消防団のような組織にして今後をやっていきたい、かような御答弁でございましたが、この前河川局長の意見としては、水防は時期的なものであって、これを恒常的な消防団のような工合に組織づけるということに対しては異……

第22回国会 建設委員会 第21号(1955/06/15、27期、日本社会党(左))

○西村(力)委員 住宅関係の融資保険の問題でございますが、主として住宅建設をやった場合の融資に対して保険を与える、この「主として」ということは、この前の私の質問に対して石破官房長は、大体半分くらい住宅関係であればこれを保険の対象にする、かようなお話でありますから、ここを相当厳格にしておく必要があるのではないかと私は考えておるわけです。今まで、大きい、さまざまな不要不急と思われるような建物がどんどん建ちましたが、今後もああいう趨勢というものは、やはり続くのではないか。今、石野委員からの発言にもありましたように、それらの住宅を建てようとする人は、今まで銀行なんかに行っても、なかなか融資ができない。……

第22回国会 建設委員会 第23号(1955/06/29、27期、日本社会党(左))

○西村(力)委員 今、御報告をお聞きしましたが、大臣とせられましても、雨のたびにいろいろ頭を痛められておるんじゃないかと思う。ところで、できてしまったものですから、その跡始末でございますが、これはやはり完全に予備支出でも何でもやられて、復旧のためには万遺憾なきを期せられることになっておると思うのです。もう一つは、県としましては、どうしても起債を相当考えなければならぬのじゃないか。この起債はほんとうはやりたくない。各県とも事情は同じでしょうが、これから数年過ぎれば、東北の各県のような経済力の弱いところは、県税収入で起債消化に充ててとんとんだというような状態に遠からずなるというような状況にあるわけ……

第22回国会 建設委員会 第24号(1955/07/06、27期、日本社会党(左))

○西村(力)委員 今の二階堂委員の質問に関連してでございますが、自家発電の場合に、ダムを守るために下流の被害ということを顧慮せずに工事をやるということでございましたが、私が聞いておるのでは建設省が管理しておる猿ケ石の田瀬ダム、胆沢の石淵ダムとか、そいうところも五月の工事の場合において、その管理上の不手ぎわから、下流に相当な被害を与えたということを聞いておるのです。それを責めるわけではございませんが、測候所と担任者側の連絡が十分でいろいろやっておるでしょうけれども、しかしとかくすると発電が重点になって満水する、あるいは雨が降ると下流の問題を考えずに自己本位に考えてくる、こういうことがあり得るだろ……

第22回国会 建設委員会 第25号(1955/07/07、27期、日本社会党(左))

○西村(力)委員 かえさしていただきますと言いますが、実際私の聞いているところでは、建設省が管理しているダムにおいても、そもそもは洪水調節という趣旨でやられているが、建設省がやりましても、水を満水しておけば発電量がそれだけ出るために、管理の規定通りに行われないではないか、そのためにこの間の五月下旬の大雨の際に、そのダムが洪水の一つの原因を作ったのではないかという地元側の意見も相当ある。それを建設省がやっておるのだから、無条件に信じて可なり、こうも言えないのではないかというのが地元民の意向です。だから今の答弁だけでは私としては満足できない。またダムの管理と河川の管理というのはちょっと違っておるも……

第22回国会 建設委員会 第27号(1955/07/09、27期、日本社会党(左))

○西村(力)委員 関連して、災害復旧についてでございますが、局長は、いつか二十五年度災害は、今年度百パーセント完了する、こういうお話でございましたが、また聞きますところによりますと、省議では二十六年度災害まで今年度完了することをきめたということであります。あるいはまた二十五年度災害も今年は全部できないのだ、こういうことも聞いておる。それでは一体建設省の災害復旧に対する計画というものは、何がゆえんにこう動いておるか、はっきりその理由なり何なりがつかめないのです。そのいずれが正しいかというようなこと、またそういうことをはっきりつかめないとするならば、理由はどこにあるのか、こういう点について御答弁し……

第22回国会 建設委員会 第28号(1955/07/12、27期、日本社会党(左))

○西村(力)委員 このごろだいぶ新聞の面をにぎわしている補助金の予算執行の適正化の法案の問題でありますが、本日の閣議では、最後的に建設大臣の意思がいれられないで、やはり罰則適用の方向に決定になったかどうか、お聞かせ願いたい。
【次の発言】 補助金の執行がときどき誤まってやられておるということは、会計検査院もこれを摘発し、また大臣も本委員会において遺憾なことであると、御自身お認めになっていらっしゃいます。しかるにかかわらず、これを適正に執行するための法的措置に対しまして、反対をせられておる大臣の所見をわれわれにもお聞かせ願いたいと思います。

第22回国会 建設委員会 第29号(1955/07/13、27期、日本社会党(左))

○西村(力)委員 きのうの本会議でもそうでございますが、一体このような出席状態で開会するというのは、法とか衆議院規則とか、そういうものに違反することであると思いますが、それはもう少し委員会は権威をもってやってもらわなければいかぬ。
【次の発言】 今河川局長は、今年度災害について五十億でまかなえるかどうか、台風も参ることは必至であるし、どうだかその見込みが立たぬ。こういうことでございましたが、原次長はどうお考えですか。
【次の発言】 そういうように米田河川局長、原次長はノーマルな感覚の人だと思います。ところがこの前大臣は、今年度の災害は五十億でやることができるというように、私の質問に対して神がか……

第22回国会 建設委員会 第31号(1955/07/19、27期、日本社会党(左))

○西村(力)委員 災害の頻発にわれわれも頭を痛め、もちろん政府側においても長いこと頭をお痛めだろうと思います。われわれが頭を悩めるのは何でもないのでありますが、要は国民がこの災害にあって、非常な苦しみにあっておる。これを国家の手で救済していかなければならない。こういうことに重点を置いて、今回の公共土木施設災害復旧事業費国庫負担法の一部改正の法律案も出たわけなんだと思うのです。確かに一歩前進でありまするが、私としてはまだいろいろな点に対しまして疑義を持つわけなのでございます。  第一点につきましては、通年災害をこうむっておる地方に対しましては、政令によって定められた手続によって、緊急復旧の指定を……

第22回国会 建設委員会 第32号(1955/07/20、27期、日本社会党(左))

○西村(力)委員 異議ないですけれども、これは公聴会にかわるべき参考人の招致でございますので、もっと検討せられて追加する場合もあることにしていただきたい。たとえばそういう道路に切られるところの関係住民とか、とにかく六千五百億の金を使ってやるという仕事なんですから、実際やろうとすれば並み大ていのことではない、影響するとろは全国民に及ぶだろうと思うのです。それで将来追加する場合もある、こういう工合に一つやってもらいたいと思います。
【次の発言】 この法案は議員立法によって制定せられておるわけなのでございますが、その法律を今度は政府において修正される、こういうことでございまするが、ここまで至ったその……

第22回国会 建設委員会 第36号(1955/07/25、27期、日本社会党(左))

○西村(力)委員 開発を重点として縦貫道路を作られる精神、われわれその通り絶対賛成でございまするが、しかし将来の道路の維持あるいは融資資金の返還、こういうものは道路の収入によらなければならないと思うわけなのですが、そうしますと中央道路の収入はずっと一応見込まれておりまするけれども、これは京浜工業地帯と大阪の方の阪神工業地帯とを連絡する道路であるから、やはりこれが主になって道路収入がよけいあるのじゃないか、こういう工合に思うのです。他の東北線とかあるいは北海道路線を作れば、いろいろ開拓なりあるいは森林資源なり、鉱産資源なり、そういう開発が大いにできて、国家のために益するところ多いけれども、将来の……

第22回国会 建設委員会 第37号(1955/07/28、27期、日本社会党(左))

○西村(力)委員 ただいま提案になりました附帯決議二項につけ加えまして、次の一項を加えたいと思います。朗読いたします。  政府は九州自動車道の路線については関係各県において研究企画されている路線を考慮して善処すること。  その理由を申し上げますと、提案者の代表であられる方々の御答弁によりまして明瞭になったのでございますが、中央自動車道の研究はもう十分にできておるのだけれども、その他の路線についての研究はまだ不十分そのものである、こういうことでございましたが、九州の路線については関係各県においてすでに十分に科学的に研究し、企画しておる一つの予定線というものがあるとこうことでございますので、そのこ……

第22回国会 行政監察特別委員会 第4号(1955/06/24、27期、日本社会党(左))

○西村(力)委員 局長は、教科書の値段は一般物価の指数に比べて安いと言われておる。あるいはその通りであると私は思うのですが、しからば、なぜに父兄たちがそうであってもなおかつ高い高い、こう言うておるのか。その点についてはなぜそのような父兄の声が盛んに出てくるのかということを、あなたはどう考えるか。
【次の発言】 結局現在のわが国民の生活程度が非常に低いということを認められておることだろうと思うのでございますが、そういう場合に、先ほどからいろいろ問題がありましたが、指導要領を盛んに改訂せられる、こういうことは相当慎重を要することであると思います。しかも、その指導要領が常に試案という形で出てくる。試……

第22回国会 行政監察特別委員会 第6号(1955/06/29、27期、日本社会党(左))

○西村(力)委員 最初に委員長にお聞きしたいですが、この前の委員会のときに、教科書の見本と実際支給している本との紙の質を公式の鑑定人を呼んで鑑定をさせるべきである、こう申したのでございますが、委員長は、理事会に諮って取り計らいをきめたい、こういう答弁でありました。その点、どういう工合に今お取り計らいが進められているか。
【次の発言】 さようお願いいたしておきます。  川口さんにお尋ねいたしますが、先ほどのどなたかの質問に対する答弁で、コットレルの機械が一時間に一万二千冊だ、こういうことでございましたが、信用を置くわけじゃないけれども私が目に触れた別の本には一時間当りの能力が一万四千冊と出ておる……

第22回国会 行政監察特別委員会 第7号(1955/07/01、27期、日本社会党(左))

○西村(力)委員 簡単にお尋ねいたします。  この前、私、文部省の初等中等教育課長が来ましたときも聞いたのでありますが、覆面の検定委員が非常に低質であるというようなことが読書新聞あるいは出版労働組合の発行しているパンフレット、そういうものに出ておるのでありますが、低質であるということを示す具体的な例を御存じだったらお話し願いたい。
【次の発言】 そうすれば、今申しました新聞あるいはパンフレットには、検定委員とか検査審議会とか、あるいは文部省の事務官とかが、編さん者の意図を踏みにじって、理不尽に、あるいは非民主的な圧迫を加えた、教科書の内容が現在検定制度になっておるにかかわらず、そういう形のまま……

第22回国会 行政監察特別委員会 第9号(1955/07/06、27期、日本社会党(左))

○西村(力)委員 関連して一点だけお尋ねしたい。山田君の質問に対して、発行部数が非常な減退をしている理由として、理科の教科書を六分冊にしておったのを二分冊にしたたためにこのように発行部数が減ったんだと、あっさり割り切っていらっしゃいますが、そのような理由だけにとどまるのかどうか。それで済めばいいんですけれども、業界全体の不振ということがありとすれば、そんな簡単な自己反省というか、そういうものでは割り切れないと思うのですが、その点を一つ御証言願いたい。
【次の発言】 そうしますと、その場合において、業界の不振と考えて皆さん方でその問題に対する御研究をなさったようなことはございませんでしょうか。

第22回国会 行政監察特別委員会 第13号(1955/07/15、27期、日本社会党(左))

○西村(力)委員 だいぶ時間も過ぎて、証人に対しまして非常に申しわけありませんが、簡単に御質問申し上げますので、御答弁も簡略にお願いいたします。  教科書の最初の出発は、検定がなるかならないかというところにありますが、その絶対条件として、教育基本法、学校教育法の目的に合致しているか、あるいは特定の政党に偏向していないか、その次は指導要領に合致しているか、こういうことがあげられておるのでありますが、この指導要領がたびたび変改せられる、あるいはまたその指導要領のきめているところが非常に詳細にわたり過ぎている、こういうことがあるわけでございます。あまりにも改正されるということは、教科書発行についても……

第22回国会 行政監察特別委員会 第14号(1955/07/22、27期、日本社会党(左))

○西村(力)委員 関連して……。
【次の発言】 ただいま高津委員から御指摘になりました樺太の国境線を引く問題は、二葉の地図帳ばかりではなく、日本書院とか、学校図書とか、古今書院とか、そういうほとんどの会社の地図帳がそういうことになっている。ことにひどいのは学校図書で、朝鮮までまつ赤に同じ色に染めている。これは驚いたものです。また、地図帳によっては、その境界線を五十度線ときっちり引かないでいるようなところもある。そういうような……
【次の発言】 今高津委員から資料提出を求められましたが、その他の会社にも同様の要求をぜひやってもらいたい。このことは相当追及して明確にしなければならぬ問題であると思う……

第22回国会 行政監察特別委員会 第16号(1955/07/28、27期、日本社会党(左))

○西村(力)委員 私は簡単にお尋ねしたいと思います。  先ほどの証人の御証言の中に、教科書の配給手順の中で教科書の販売株式会社というルートを通さずにやるものもあるようにお聞きしたのでございますが、直接に地方の特約供給所にやるのと、その販売会社を通してやるのとは、どういう比率になっておるか、また、それの費用の比較はどういう工合になっておるか、この点について伺いたい。
【次の発言】 教販会社に委託するのは北海道だけだということになるそうですが、そうしないでも、十分にやり得ることになるわけですね。そうしますと、何がゆえに四万株も出資してそういう教販会社を作ったか、こういうことに私たちに、一つ疑問を抱……

第22回国会 行政監察特別委員会 第18号(1955/08/01、27期、日本社会党(左))

○西村(力)委員 議事進行。濱野君のあれは異議ございませんが、見ますると、二、三枚ございまするので、急いで刷っていただいて、みんなに見せてもらいたい。われわれ質問する場合に参考資料として見たいから……。
【次の発言】 今までの佐々木委員の質問に関連してお尋ねいたします。証人は、教科書の販売競争や何かについては全然知らない、ただばくとしたうわさを聞いているにすぎない、こう言われます。しからば、限定採用を教育委員会できめた理由として、第一項に、販売競争による定価の引き上げ、そういうことを教育委員会は責任を持ってあげているわけなんです。この責任を一体どうするか。限定方式に行ったというその理由の第一番……

第22回国会 行政監察特別委員会 第19号(1955/08/02、27期、日本社会党(左))

○西村(力)委員 先ほどから御証言をお聞きしておりまして、どうも採択の実際的権限がどこにあるかということに対しまして明瞭を欠くように思えてならないのでございます。限定採択方式をとった場合には、記入は採択の実質的な実権というものはどこにあるとお考えになっていらっしゃいますか。法的には地教委にあるということでありますけれども、しかし、そうばかり法的に言っても、実態は示されていない、こう考えざるを得ない。一体どこにあるとお考えでございますか。
【次の発言】 初回でありましても、それはきのうの安藤証人の御証言にもありましたが、教育委員会の事務局がある方式でもってその採択教科書をきめて、それをただ教育委……

第22回国会 行政監察特別委員会 第20号(1955/09/19、27期、日本社会党(左))

○西村(力)委員 福島の視察に私も参りましたが、この報告書の作成につきましては、今新聞で御承知の、私の地元に軍事基地の非常な問題が起きておりますので、最後的に立ち会うことができなかったわけです。そこで、二、三点これに対する追加意見、そういうものを加えさせてもらいたいとも思うわけなんです。
【次の発言】 理事会と言いましても、理事会がこういうことを……。
【次の発言】 私は理事ではございません。
【次の発言】 現場に行かない人が、報告書のよしあし、正鵠だということは言えないはずです。それはわからないですよ。私が出なかったのは怠慢ということにもなるでしょうが、事情やむを得ないこともあったのです。そ……

第22回国会 行政監察特別委員会 第22号(1955/09/21、27期、日本社会党(左))

○西村(力)委員 今の演野委員の質問の記録が僕と違うのです。僕のは、二十三年が夏が三十七万、冬が二十七万、二十四年夏冬とも不明、二十五年が夏三十八万、冬三十一万、二十六年が夏が三十九万、冬二十八万、二十七年が夏が三十八万、冬不明、二十八年は夏が三十六万、冬二十七万、二十九年が三十七万の二十七万、こういう工合に、不明の個所がちょくちょくあったということ、私の記録はそうなっておるのです。これはどちらが耳が正しいかなんということは別として、私の記録はこうなっておるということだけを申し述べておきます。
【次の発言】 濱野委員あるいは佐々木委員のいろいろな意見、考え方、そういうことに私は抗弁しようと思う……

第22回国会 地方行政委員会 第5号(1955/05/07、27期、日本社会党(左))

○西村(力)委員 審議に入る前に緊急の提議をいたしたい、こう思うのですが、よろしゅうございますか。
【次の発言】 ただいま理事会においていろいろお話し合いをお願いした点なのでございますが、山形県の上山市に発生いたしました吏員の不当解雇の問題につきまして、参考人を招致して本委員会において審議を願いたい、こういう提議なのでございます。上山市は一町五カ村が合併いたしまして、昨年の十月一日に発足いたしたのでございまするが、本年の三月末になりまして、吏員の全員を地方公務員法第二十二条に該当する新規採用とみなすと、こういう立場から全員を一たん解雇し、そして翌日になりまして二十四人を残し、他の者を再採用した……

第22回国会 地方行政委員会 第6号(1955/05/12、27期、日本社会党(左))

○西村(力)委員 大臣が忙しいそうだから、そのことをさきに提案した北山君に大臣に対する質問をやってもらって、それからやったらいいだろうと思います。
【次の発言】 大臣にちょっとお尋ねいたしますが、高橋市長が、大臣に会われたときに非常に激励されたということを地方に行って大きく宣伝されておるのですが、大臣の責任は相当重大だろうと私は思うわけです。あなたは、一般的な問題として赤字解消は賛成だ、こう平たい調子で言ったとおっしゃるが、受け取った方は、おれの主張は正しいと大臣が認証されたとこう受け取って、それで宣伝をされておるように思います。それでもし高橋市長が、地方公務員法二十二条によって、これは市町村……

第22回国会 地方行政委員会 第7号(1955/05/13、27期、日本社会党(左))

○西村(力)委員 今大臣の言明があったのでございまして、具体的に発生している上山の問題について善処するということでございますが、単に善処ということは、どういう方法で、どういう工合になさるのか、この問題としましては二十二条の適用は不当である、こういうことでありますので、その精神はやはりその善暫処方に貫かれなければならない、かように思うわけなんでございます。その点どのようになさるか、お話を願いたいと思います。
【次の発言】 そのような工合に、全国の最も先がけた法の完全悪用というか、そういうものが出て、それが出てしまったあとはどうにもしようがないということであるとするならば、そのような通牒を全国の都……

第22回国会 地方行政委員会 第45号(1955/07/20、27期、日本社会党(左))

○西村(力)委員 私久しぶりに地方行政委員会に参りましたので、あるいはかっての違った質問を申し上げるかもしれませんが、今北山委員から財政再建計画を立てる場合の各省との協議というような問題について関係する部面の権威者に来てもらうということでございますが、そのことはぜひお願いしたいと思うのです。そういう再建計画ができて、その実施について委員会とかその他と協議した場合、その協議がととのわないとするならば、責任はどちらにあるのだ、こういうことをどう考えておられるか。頭をひねられておるのですがどうですか。
【次の発言】 私どもは今第八条の関係、先ほどもちょっと論じられましたが、協議があった場合、協議がと……

第22回国会 地方行政委員会 第46号(1955/07/21、27期、日本社会党)

○西村(力)委員 先ほど北山委員の質問に対しまして、大蔵大臣と自治庁長官の答弁が食い違っておるということが明瞭に相なったわけでございます。すなわち百五十億の再建債の政府資金の肩がわりは、自治庁長官は明年度中にこれをやる、こういう御答弁であって、大蔵大臣は明年度以降、こういうことである。それは非常に重大な問題でございますので、これはどうしても再度大蔵大臣に来てもらってその御答弁を一致させなければならない、かように考えるものでございます。なおまた建設大臣の出席も要求してきましたが、先ほど永田政務次官は必ず呼んでくると私的でございますが私に対して話がございました。そういう約束があるにかかわらず今もっ……

第23回国会 建設委員会 第3号(1955/12/09、27期、日本社会党)

○西村(力)委員 大臣に質問しようと思っておったのですが、逃げられてしまってどうもならぬのでありますが、山手さんにちょっとお尋ねしたい。今度の地方交付税引き上げにからんだ地方団体のいろいろの動きに対して、あるいは今の質疑応答をお聞きしましても、われわれの敵は社会党ではなくて大蔵省だ、こう盛んに自由民主党の諸君は言われる。どうもわれわれは解せないことだと思っておるのですが、ああいうことを聞かれて次官はどういうお考えを持たれるか、お聞かせ願いたいと思う。
【次の発言】 各委員会どこに参りましても、最後のかたい壁というか、そういうところは大蔵省になるので、大蔵省にほこ先を向けるようになりますが、そう……

第23回国会 建設委員会 第4号(1955/12/14、27期、日本社会党)

○西村(力)委員 米軍基地として強制収用される段階にきておる山形県の大高根あるいは都下の砂川、ああいうところで測量が強制的に行われ、そして物件調書あるいは証拠書類が作られ、それに署名をさせられ、あるいはしたという段階にきておりますが、実際現場においていろいろその問題に当ってみますと、疑義がたくさん出てくるのでございます。それで一応その点についてまずただしたいと思うわけでございます。第一番目にお聞きいたしたいのは、土地収用法で土地を収用する主体は何であるか。これは国家権力であろうと思うのですが、それはもう絶対的なものであるかどうか、国家が事案認定して収用するときめたとするならば、これは絶対的なも……

第23回国会 建設委員会 第5号(1955/12/16、27期、日本社会党)

○西村(力)委員 私は一昨日基本的な考え方についてお尋ねをいたしましたが、その趣旨は、国が権力で基地に提供する個人の所有地を取り上げる、こういう工合に決定すれば、一体国と対等にあるべき個人というものは、もうみずからを救済する方法というものは全然なくなるのかどうか。まず考えられる裁判手続をもって自分が救われようとする方法は、総理大臣の異議申し立てによって全然だめになってしまう。本訴がたとい継続せられてあっても、仮処分の申請が異議申し立てによってだめになってしまえば、もう償うべからざる結果となりまして、これはたとい勝つことができたにしても、ほんとうに意味のないものになってしまう。結局権利を行使する……

第24回国会 建設委員会 第13号(1956/03/05、27期、日本社会党)

○西村(力)委員 東北興業に活を入れる今回の法案が議決になったことについてわれわれ非常に喜びとするものでございますが、商工委員会からの申し入れ、また先ほど委員長がお読みになりましたけれども、その第二項を見ますと「今回提案の事業計画の変更を必要とする場合は、あらためて国会の承認を受けるべきである。」ということになっておりましたが、こういう申し入れをする商工委員会の気持が私としてはわからない。われわれは東北振興の必要性を認め、しかもこれだけの金をもってセメント工業を興すことが東北振興に最も緊急妥当であるという確信のもとにおいてこの法案を可決するわけなのでございまして、それがこの申し入れの第二項のご……

第24回国会 建設委員会 第25号(1956/04/20、27期、日本社会党)

○西村(力)委員 私、今政府提出になっておる土地収用法の一部を改正する法律案に対しまして質疑を必要としておったのでございますが、委員長はこれを許可賜わりませんので、この政府提出の土地収用法の一部を改正する法律案に対しても、いささか言及することをお許し願いたいと思うのでございます。  土地収用法は、御承知のように財産権と、それを公共のために収用する、そういう立場とが調整されなければならない、こういうことでありますが、今回政府提案になりましたものは、ただ一方的に土地収用の手続を簡素化して、それを容易ならしめようとするのみでありまして、そのように起業者側の利益をはかったならば、それと調整をとるための……

第24回国会 建設委員会 第35号(1956/07/25、27期、日本社会党)

○西村(力)委員 今回の山形、福島その他の県の降雨による被害は、西日本の災害のあったのに比べると、幾らか規模において小さいかもしれませんが、その関係住民にとってはやはり被害の影響というものは百パーセントでございますので、決して軽視をせられないでしょうが、そういう立場でなされることのないようにお願いを申し上げたいと思うのでございます。  こういう災害が起きた場合に、建設省としては応急対策あるいは恒久対策をとられるわけですが、災害の痛手を受けた住民はこれじゃたまらぬというわけで、――今までいろいろな問題、土地問題、あるいはその他資金の問題、さまざまで、なかなか計画通りに協力態勢ができないという事情……

第24回国会 行政監察特別委員会 第3号(1956/03/12、27期、日本社会党)

○西村(力)委員 本行政監察委員会は、昨年から教科書等に関する調査を行なって参ったのでございまするが、われわれの行政監察委員会の動きに対する警戒は、この調査を通じて教科書の国定化にあるのではあるまいかという疑惑、及び教師の組織である日教組に打撃を与えていこうという陰謀、こういうものを警戒して参ったのでございますが、ある場合においてはともに協力し、ある場合には鋭く対決して本日まで参り、委員長はその結論を集約せられたのでございますが、私たちは、この委員長の報告書に対しまして、どうしても納得することのできない点があったのであります。すなわち、行政監察特別委員会の権限の範囲は、将来の教育行政をこの報告……

第24回国会 地方行政委員会 第55号(1956/07/26、27期、日本社会党)

○西村(力)委員 大臣にちょっとお尋ねしたいのですが、今回東北北陸各県に水害が発生いたしましたが、その復旧に当っていろいろ考えられる点があるのですが、一つ政府の方針で地方団体の財政再建整備に当って異常な決意を持ち、そういう困難な仕事をやり抜こうとしておる団体が災害復旧に万全を期する、こういう場合に、たとえば公共土木事業は標準税収入の二分の一までは三分の二の国庫負担、あるいはそれ以上税収入の二倍までは四分の三というふうになっておりまするが、いずれにしましても、やはり地方団体の負担ということがかさんできますし、そのほか国のお世話にならぬで、県単独事業としてやるところもたくさん出てくるわけなんです。……

第24回国会 地方行政委員会 第57号(1956/09/12、27期、日本社会党)

○西村(力)委員 早川政務次官にお尋ねしたいのですが、町村合併の進行に伴って一郡一町、一村ということが出ておる。それで郡地域の是正ということは当然やらなければならぬと思うのですが、これをどういう工合にやられるか、いろいろお考えになっていらっしゃることと思うのですが、その是正をやる場合の方針、そういう問題についてお聞かせを願いたい。
【次の発言】 地方制度調査会にかけられるにしましても、自治庁としての考え方というものは固まる必要があると思うのです。その場合に都道府県の責任においてこれをやらせるかということが一つ。それからあなたに特別にお聞きしたいのは、この前の地方行政委員会の場合に、次官の談話が……

第24回国会 地方行政委員会 第62号(1956/10/16、27期、日本社会党)

○西村(力)委員 関連してお聞きしたいのですが、先ほど調達庁からの正式要請は八日にあった、こういうことでございますが、九月三十日か二十九日に第一回の警察に対する申し入れ的あいさつがあったと思うのですが、その場合の相互の話し合いはどういうぐあいになったか、これを隠さずに言ってもらいたい。
【次の発言】 それでは調達庁の事前あいさつを受け取ったのは、どなたがどういうあいさつをされて、どういう返答をされたか、明確にしてもらいたい。
【次の発言】 そのときはだれが来たのですか。
【次の発言】 矢崎対策本部長はそのときは退職しているはずだと思いますが、いかがですか。

第24回国会 内閣委員会 第2号(1956/02/08、27期、日本社会党)

○西村(力)委員 視察団が優秀な結論を出されたことに対して深く敬意を表し、またただいま動議が出されましたことに対して賛成いたすものでございますが、決議案の文案についてちょっと訂正したいような考えを持っておるわけなんです。それは第三番目の「板付飛行場の如き、大飛行場の移転については、相当の年月を要するものと考えられるので、同飛行場の使用によって官民が蒙ったこれ迄の被害ならびに将来の被害の補償については、政府は尚一層調達庁を督励して、万遺憾なきを期すべきものと認める。」こうありますが、従来までこうむった被害の補償と、将来生ずべき被害に対する補償というものとは違うと思う。将来の被害に対しては、これが……

第24回国会 内閣委員会 第3号(1956/02/09、27期、日本社会党)

○西村(力)委員 外務省の当局者に来ていただく予定でありましたが、見えられませんので、内閣の担当でいらっしやる田中さんに一言お尋ねをいたしたいと思います。今月の三日ですか、新小岩に米軍のジェット機が墜落しましたことは新聞で御承知と思うのです。その現場に私も行って見ましたが、ちょうどアメリカ軍のトラックが来まして跡片づけをやっておりました、密集した住宅地帯に墜落したのであって、その状況はまことに惨たんたるものであり、かつまた周辺の人々に与えたショックというものはまことに大きかったのであります。困ったことだと思っておりました。ところが翌日の新聞には、米軍が東京上空で演習飛行中にこの事故が発生したの……

第24回国会 内閣委員会 第4号(1956/02/10、27期、日本社会党)

○西村(力)委員 きのう新小岩のジェット機墜落の問題について田中さんにお尋ねをし、また強く今後こういう問題の発生しないような措置を、政府側としてアメリカ当局に抗議をするとかいうような話をいただいたわけでございますが、あのお約束はどういう工合に御処置願いましたか。きのうのきょうですから、ちょっと時間的にもあまり余裕がないかとも思いますけれども、お尋ねいたします。
【次の発言】 私の質問の趣旨には、こういうことのないようにという強い抗議を含んでいるのですが、そういう考え方を政府自体の考え方として外務省に伝えてあるかどうか、ただこういう質問があったから事情はどうなっているのだ、そういう事情を聴取する……

第24回国会 内閣委員会 第6号(1956/02/15、27期、日本社会党)

○西村(力)委員 私は去る九日、小岩に米軍ジェット機が墜落した問題について、田中副官房長官に笠間をいたし要請をいたしております。人家の密集した都市上空で、米軍がひんぱんに今後演習のようなことをやられましては、日本の国民が安心しておられないという点から、この事故を契機として、アメリカ軍当局に強く抗議すべきである。その点は副官房長官も了承し、直ちにその旨を担当の外務省に連絡する、こういう話でございましたが、そういう田中副官房長賞のわれわれに対する約束が、直接あなたの方にどういう形で行っておりますか、それをお聞かせ願いたい。
【次の発言】 その米軍側に対する、あなたの万から今後そういうことがないよう……

第24回国会 内閣委員会 第7号(1956/02/16、27期、日本社会党)

○西村(力)委員 本国会におきまして、予算委員会あるいはその他の委員会において、防衛計画五カ年一計があるとかないとかおっしゃられておりますが、その計画が完成した場合に米軍が撤退するかということに対して、それはわからないという答弁を船田大臣はなさっていらっしゃるようでありますが、それはわからないたけで済む問題かどうかと私は思うのでございます。鳩山総理の施政方針演説の中にも、日本が現在独立とは名ばかりであって、これから国民の総力をもって独立を達成する方向に進めなければならない。そういうことを述べられておりますが、この独立を達成する方法、計画的に持っていかれる場合においても、どこまでいったならば、こ……

第24回国会 内閣委員会 第8号(1956/02/17、27期、日本社会党)

○西村(力)委員 時間が少ししかありませんが、本日で審議が終了しない場合には次会に必ずやっていただきたい、しかもその際には調達業務の担当大臣である倉石忠雄氏の出席を要求いたします。
【次の発言】 委員長のお言葉了承いたしました。前々から問題になっておりました砂川の基地拡張に対するいわゆる条件派に対しまして、政府側としましては切りくずしのような意図をもって協力謝礼金というものをかざして、そうして何とか基地拡張を成功に導こう、こうやっておったようでございましたが、十五日の新聞によりますと、十四日には条件派が倉石労働大臣と会って協力謝礼金の額最低五万円、最高五十万円を、一率十万円ずつプラスして、最低……

第24回国会 内閣委員会 第15号(1956/02/29、27期、日本社会党)

○西村(力)委員 関連して。今自衛隊の基地を作る場合、これも土地収用法が適用でさる。これは長官が言われましたが、われわれはそれはできないと思っておるのですが、とにかく米軍基地の場合には土地収用法を適用する。近く砂川の滑走路拡張のためにも基地拡張の土地収用をやろう、こういう工合にきておりますが、大臣は法学者でありますので、この土地収用に関する人民主権の守られ方に対して、大臣の御見解をただしたいと思っておったわけなんです。この土地を収用する場合に、政府側が必要と認めれば使用認定をやるわけですが、それに対して使用認定の取り消しの仮処分をやったとしますと、内閣総理大臣が行政訴訟特例法に基いて異議申し立……

第24回国会 内閣委員会 第16号(1956/03/01、27期、日本社会党)

○西村(力)委員 一昨日わが党の石橋委員から、自衛の限度について船田防衛庁長官の答弁が、第二十二国会の本委員会における鳩山総理の答弁と食い違うというまことに歴然たる、しかも重大なる御指摘がありまして、鳩山総理の当委員会への出席方の要求が出ました。それに対して委員長は最大の努力をすることを約されましたけれども、結局委員長が腹案としてちらっと示された通り、鳩山総理と船田長官との話し合いによる結論を代読する、こういう方針通りに持っていかれましたので、われわれとしてはまことに遺憾と思う。国会において本人の答弁ではなく、その代読をするという先例を開いた点において、委員長は重大なる前例を作った。われわれは……

第24回国会 内閣委員会 第19号(1956/03/06、27期、日本社会党)

○西村(力)委員 鳩山総理は与党によって御健康が保証されたのでございますので、一つこれから私はあまりめんどうくさい論議はしたくないと思います。ごく国民的な、常識的な立場に立って、総理にいろいろ見解をただしたいと思うのでございますので、率直に国を憂える熱情を吐露して、御見解を披瀝していただきたいと思うわけなのであります。ただ新聞や何かでもやゆしているように、後の方からいろいろ言葉がありまして、きのうの朝日新聞でしたかには「根本式イヤホーン」などと、こういうような工合に出ておりますが、ああいうことは一つ絶対におやめ下さるようにお願いしたいと思うのです。私たちああいう光景を見ますとまことに侮辱された……

第24回国会 内閣委員会 第20号(1956/03/07、27期、日本社会党)

○西村(力)委員 ちょっと関連して。私は清瀬文部大臣にお尋ねしたいのでございますが、大臣がその席にすわっていらっしゃる立場は国務大臣としてですか、または憲法調査会法案の提出者としてであるか、私が今までの様子をうかがっておりますと、御自分がまっ先に立って提案せられておるような立場で行動し、答弁せられておる、こう受け取っておるのですが、その点非常にすっきりしないものを私は感ずるのでございます。そのことを言うのは、現在第二十七回の選挙に基いて鳩山総理大臣が総理に指名せられて、鳩山内閣が成立してずっと続いておるわけなんでございますが、この政府というのは、あくまでも国会の意志に基いて成立しているというの……

第24回国会 内閣委員会 第21号(1956/03/09、27期、日本社会党)

○西村(力)委員 私はこの際議事進行の動議を出したいと思うのですが、教育の理念あるいは教育制度のあり方というものも、すべて憲法の全体の精神から導き出されておるものであります。そういういう点からいいますと、現在政府は自民党提案の名のもとに憲法改正を目途として調査会法案を出しておる。それでありますから、ただいま受田委員から質問がありました通り、憲法調査会の帰趨がはっきりしてからその憲法の示す精神に基いて教育のあり方を改正していく、これが順序であると思う。これを並行して出すということは全く憲法に対する、それから導き出される教育のあり方というものに対する考え方の統一されていないことであると思う。そして……

第24回国会 内閣委員会 第23号(1956/03/14、27期、日本社会党)

○西村(力)委員 私はきのうの本会議でも法規の改正、ことに最高法規である憲法の改正などの場合には、この改正すべきであるという環境条件が十分に成熟しておるということが必要であって、なおまたこの法律がある限りにおいて、日本の発展は望み得ない。ほんとうに重大な桎梏となってきたということが確実の場合において、初めてそういう法規の改正は企図されなければならないのだ、こういうことを申したのでありますが、総理は法律を改正する場合に、こういう原則に立ってもちろんお考えになっておると思うのでございますが、その点はいかがでございますか。
【次の発言】 しからばこの憲法改正に重大なる決意を持って立ち上るだけの環境条……

第24回国会 内閣委員会 第25号(1956/03/20、27期、日本社会党)

○西村(力)委員 関連して。きょうの新聞を見ますると、矢内原東大総長、南原前東大総長、木下東京学芸大学長、大内法政大学総長、大浜早大総長、安部学習院大学長、内田東京工大学長、蝋山お茶の水女子大学長、上原一橋大学教長(元学長)、務台慶大教授(元東京文理大学長)、こういう学長クラスの人々が、民主教育を作り、現在あなたが担当せられておる文教政策の動向というものは、明らかに日本の教育を逆行せしめる危険をはらむものであり、かつまたそのことは、憲法において保障されておる基本的な権利である言論の自由、そういうものに将来暗い影をさすものである、この点は十分に反省せらるべきであるという声明を出した。それに対して……

第24回国会 内閣委員会 第26号(1956/03/22、27期、日本社会党)

○西村(力)委員 私はこの重要な憲法改正を企図する法案、これの最終的な審査に当りまして、全部の大臣に御出席を願って、それぞれの担当分野に精魂を込めてやる場合に、現在の憲法がどのように障害となっておるか、こういう責任あるお考えをお聞きしたい、こう思って全部の大臣の御出席を願っておったのでございますが、今見ますと、清瀬担当の大臣と提案者の山崎さんしかいらっしゃらないんですが、その点の取り計らいはどのようになっておりますか、一つお尋ねしたいのであります。
【次の発言】 順次出席を取り計らって下さるとのことで御苦労さまでございまして、ありがとうございますが、それでは今の御発言は、必ず全部の大臣に出席を……

第24回国会 内閣委員会 第34号(1956/04/11、27期、日本社会党)

○西村(力)委員 倉石労働大臣にお尋ねします。三月の二日に都知事をまじえて地元の代表とお会いになられて、その際砂川を実際に視察といいますか、現地に行きまして反対派の諸君とじっくり懇談をする、こういう約束をせられたそうでございまするが、それは事実でございますか。
【次の発言】 それは約束がちょっと違うように私は伺ったのですが、三月二日にはとにかく現地の飛行場を見るというだけではなく、地元民ととくと話し合いをするという立場で約束をされた、こう聞いておるのです。それをお忍びで参りまして、それで約束が果されたということにはならないと私は思うのです。それから地元民と話をするために再度おいでになる、そうい……

第24回国会 内閣委員会 第36号(1956/04/17、27期、日本社会党)

○西村(力)委員 ただいま粟山委員の質問の要旨は、いよいよの場合には実力的出動を求める、こういうような希望であったのではないかと思うのでありますが、今の答弁で私もほっとしたのであります。(「もっと深刻だ、もっと深い」と呼ぶ者あり)そうですが。私は茜ケ久保委員の質問に関連して一つお伺いしたいと思うのでございますが、政府の態度というものはもちろん責任を持たなければならないけれども、それとともに十分なる権威を持った態度、答弁でなければならないと思うのです。何が何やらわからないようなただ一時のがれの、くらますような御答弁ではわれわれはとうてい納得ができない。しかもときどき比喩を用いられて真空論を出した……

第24回国会 内閣委員会 第37号(1956/04/19、27期、日本社会党)

○西村(力)委員 関連。ただいま長官は、オネスト・ジョン的兵器は防御兵器として用いることを予想している、あるいは望んでいるのだ、こういうことでございましたが、それはオネスト・ジョンの性能のうちの射程距離だけを言うているのか、性能全体のことを言うているのか、いずれであるか明瞭にしてもらいたい。
【次の発言】 防御的兵器としてという、そういう質問ではなく、ああいうオネスト・ジョン的なものを持ちたいというのは、あの性能全体を言うているのかどうかということなんです。あなた方は、オネスト・ジョンは弾頭にコンクリートをつけているから原子兵器じゃないと言うけれども、そんなことは世界の常識が許さない。兵器の常……

第24回国会 内閣委員会 第39号(1956/04/25、27期、日本社会党)

○西村(力)委員 昭和二十七年に吉田総理のfによって日米安全保障条約が結ばれたわけですが、この日米安全保障条約あるいはそれに伴う行政協定なるものが、真実日本の安全を守ってきておったかどうか、総理はこの点に関してはどうお考えでございますか。
【次の発言】 確かに日本の安全が守られた、こういう工合に御判断なさるとすれば、安全が脅かされるというような実際の具体的例はどのようなことがあったか、これを一つお聞かせ願いたい。
【次の発言】 私はそのことを聞いているのじゃなくて、安保条約による米軍の駐留によって日本の安全が守られたというならば、あのときは確かにこうであったがこう守られたという具体的な例がない……

第24回国会 内閣委員会 第40号(1956/04/26、27期、日本社会党)

○西村(力)委員 さっきと今の石橋委員の質問に対する外務大臣の答弁によって、日本の国は、国際情勢あるいは東南アジアの情勢、ことに台湾海峡の問題、朝鮮戦争の問題等によって相当危なかった。現在もその危険は去っていない、こういう御答弁でありましたし、また過日ダレスが日本に参りましたときにも、あなたも最後のときわずかの時間お会いになられたのですが、今度、ダレスはアメリカに帰られまして、日本の要路者との会見は実に満足すべきものであった、こういうので非常に喜んでいるわけである。これはダレスさんが日本に来て最も強調したことは、われわれは聞かなくてもわかっている。それはソ連が何という微笑外交をしようとも、ある……

第24回国会 内閣委員会 第44号(1956/05/10、27期、日本社会党)

○西村(力)委員 簡単に伺いますが、従来の農村の振興というのは、そのときそのときに叫ばれて、その結果はあまり上らなかったのですが、今回は適地通産を基調とする新農村建設、こういう形でありますが、一体こういう形になりますと、特別に何か新規なものを、たとえば特用作物とか、そういうものを見つけ出して、この方へ移っていこうという傾向が出るのではないか、こういう懸念を持つものでありますが、適地通産という、こういう言葉は、一体日本の農業の構造というものを将来どういう工合に変えていこうという考えをもって言っておるのか、その点をお聞かせ願いたいと思うのであります。

第24回国会 内閣委員会 第46号(1956/05/15、27期、日本社会党)

○西村(力)委員 関連して……。ただいま船出長官から地元との完全なる話し合いという御答弁がありましたけれども、大臣その他本省にいられる方々はそういう工合に考えておられるに違いないのですが、出先の係官は相当行き過ぎ、あるいは違法と言われる行為に出ている事例が非常に多いのです。その一つは、夜間でもよその関係の家に乗り込んで、そして君とは話し合う必要はないので帰ってもらいたい、こういうことを言っても、上り込んで長々と談じ込む。帰って下さいと言っても帰らない。こういう事例がたくさんあります。このことは不法なる家宅侵入という形にもなるんではないだろうかということが一つ。  その次は、反対を唱えておる人々……

第24回国会 内閣委員会 第48号(1956/05/17、27期、日本社会党)

○西村(力)委員 私は栄典制度と全面的に制定する時期として、今はどうも妥当でないという考え方を持つのです。それはなぜかといいますと、今度の国会においても小選挙区法というようなああいうべらぼうな法案が多数の方で押し通されるという、こういう政治が続いている場合、あるいは国家目的にどれだけの人々が自分のエネルギーを集中しているだろうか、こういう工合に考えてみますと、今回この際栄典制度を全面的に施行することは、まことに時代が早い。やはり国民のほとんど大部分が国家目的というものを自分たちの輝かしい目的だという工合に考えて、そこにエネルギーを集中するような状態にならないうちに栄典制度を施行するということは……

第24回国会 内閣委員会 第53号(1956/06/01、27期、日本社会党)

○西村(力)委員 その趣旨に反対ではございませんけれども、一番大きく打ち出すの、主権の回復をやはりわれわれとしては打ち出さなければならぬ。沖縄のわれわれの同胞諸君も日本の主権下に生活したいというのが、一番大きい願いなのです。それを抜いてはこれは意味がない。単なる平和条約以前の補償措置というようなところに限定してでは――これももちろん必要でございます。誠意をもってやらなければならぬ。そうでございますけれども、それを抜いては意味がない。だからぜひそれをやっていただくことも必要であると思います。講和条約後、一定の限界を引かれて、南方は信託統括のような形に一応なりましたけれども、奄美大島はその限界に入……

第24回国会 内閣委員会 第56号(1956/09/05、27期、日本社会党)

○西村(力)委員 中国、九州方面の視察報告はただいま大平団長からなされましたが、その問題となる点は、自衛隊の整備、訓練の問題と、それから大田演習場の不適当を確認した点、岩国の飛行場拡張があの市の発展の上に阻害になってはならないという点、それから二又トンネルの問題につきましては政府は責任を持った処置をしなければならぬ、こういうことでございました。われわれ視察団の意思というものはあれに明白になっておるのでございます。それでこの視察報告を本委員会として全員で御承認が願いたい。そうしてその承認に基づいて委員長は確実に政府側にこの問題の結論を申し入れていただきたい、かように私はこの際御提案申し上げておき……

第24回国会 内閣委員会 第58号(1956/09/07、27期、日本社会党)

○西村(力)委員 基本的な問題についてはひとますおきまして、簡単に不明な点についてお尋ねをしたいと思うのです。まず最初に、今度の勧告をずっと見ますと、いろいろ工夫せられた点もありますが、この勧告の一つの目標として公務員の停年をある程度最高に見込んでこの勧告をやっているじゃないか、こういう懸念を持たれるわけなんでございます。ワク外の昇給やなんかは一切ないようにするといいますが、将来はそれは出るだろう、出た場合にそれがその職にとどまる限界になるというような工合に、その職に応じての停年をある程度見込んでおるのではないか、こういう懸念を持たれるのでありますが、その点については人事院はほんとうのところ考……

第24回国会 内閣委員会 第60号(1956/10/26、27期、日本社会党)

○西村(力)委員 私は十月四日、現場におりましたのでそのことを申し上げます。  今指摘された茜ケ久保君自身が申したいところでございましょうけれども、私ははっきりあの事実を申し上げますが、調達庁は土地、物件の調査に来たはずなんです。そのものが、私たちの話し合いの中において人物を記録し、話の内容を記録するという必要がどこにあるのか。しかも写真班を連れて、米軍のゲートの上に乗っかって、われわれの人物厚真を撮っている。あなた方は土地収用をするためにわれわれの人物写真が何で必要なのか。そうして八ミリの映写機をもってわれわれと調達庁の職員との話し合いを記録した。こういうことは調達庁の職務内容にあるのかどう……

第24回国会 内閣委員会 第62号(1956/11/05、27期、日本社会党)

○西村(力)委員 日米安全保障条約が日本の安全のために不可欠のものであるという信頼をおいておられるのでありまするが、私が調べた範囲では、一九五二年だと思ったのですが、米国の外交雑誌にダレス長官がこういうことを言っておる。日米安全保障条約は、日本の安全のためというようなことは考えないのであって、明らかにアメリカの安全のためである。そうしてアメリカ軍が日本に駐留することによって、もし日本が変な動きをした場合においては、永久占領を可能ならしめるものである、こういうことを言っている。そういうことを抜け抜けと言っておる。にもかかわらず、あの条約がいかにも相互信頼に立つ日本の絶対的な防衛条件である、こう信……

第25回国会 地方行政委員会 第3号(1956/11/30、27期、日本社会党)

○西村(力)委員 山口警備部長は負傷者が協力しない、こういうことを言っておりますが、あなた方の末端の動きは陰から回ってその職場に不安を与えている。そういう動きが非常に強い。ですから、意思表示をしてくれ、協力してくれという、その協力はおそろしい協力なんだ。だから出てこないのですよ。それがはっきり警察不信の現われなんだ。そういう点を、私たちは真剣に考えていかなければならぬのじゃないかと思います。長官は立場上いろいろ弁護されまするが、いろいろ資料も検討されたといいまするが、一般に公開になっている毎日ニュースをごらんなさい。あれには青かぶとに一本棒を引いている、ジャケツを着て、くちびるの厚い、そういう……

第26回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第7号(1957/03/13、27期、日本社会党)

○西村(力)委員 戸叶さんからただいまいろいろ質問がございましたので、つけ加えて申し上げることはほとんどございませんが、一つ知っていただきたいのは、向うに残留して中国人と国際結婚した御婦人の方々は、全部が全部といってよいほど帰国を希望していることです。これは当然のことであり、御理解をいただけるではないかと思うのです。しかも、みんながみんなというわけではなのですけれども、やはり、現在は幸福であっても、その当時の心境やさまざまなことを考えてみますと、戦争犠牲者であるということは間違いない。本人たちも、当時のごとを回想して、そういう工合に考えている。政府の立場として、いろいろ引き揚げの跡始末、戦争の……

第26回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第17号(1957/10/21、27期、日本社会党)

○西村(力)委員 高木さんにちょっとお尋ねしたいのですが、今回お帰りになられた方、あるいは残留せられておる同じ立場でいらっしゃる日本婦人の国籍は、現在どういう工合になっておりますか。大体のところですね。
【次の発言】 今、高木さんと申しましたが、松永さんにお尋ねしたかったのであります。まあお答えは同じじゃないかと思います。  それから、厚生省の局長にお尋ねいたしますが、先ほど帰りの船賃を日本政府が出してやることは、恩恵と考えなければならないというような御発言がございましたが、私たちはそういう言葉を非常に冷たく感じるのです。自費で来いということは原則なんだ。しかし、来たい一心でこっちに来た、それ……

第26回国会 国土総合開発特別委員会 第17号(1957/04/19、27期、日本社会党)

○西村(力)委員 東北開発の一つの柱として、東北興業を東北開発株式会社に変更して、これを一つの開発のよりどころにしよう、こういう工合になっておりますが、東北興業に対する評価は、今までの実績においていろいろ御意見がおありのところと思います。そういういろいろな批判を乗り越えて、東北興業に一つのよりどころを置こうとなさいましたその間の検討、それはどういう工合になされておるか、これは企画庁長官か建設大臣か、どちらかにお尋ねしたいと思います。
【次の発言】 ただいまの答弁ですと、東北興業に大いなる期待をかけて従来の経験を活用する、こういうことでございます。その点は、私どもとしては非常に疑問を持っておると……

第26回国会 地方行政委員会 第41号(1957/10/22、27期、日本社会党)

○西村(力)委員 関連して伺いたいのですが、北山委員の考え方に全面的に同感だと言われたことは当然だと思うのでございまするが、ただ起訴をせられた場合における休職処分の問題については、準起訴であるから休職にしないことも理屈があるのだというような工合で、その点がちょっと違っておるわけなんです。 ところが準起訴をされて裁判所で調べてそれを却下するか取り上げるかということによって、準起訴が成立するかしないかということになると思うのですが、検察庁が起訴したそのことと、裁判所がそれを取り上げて準起訴が成立する、これと差異があるはずはない。むしろ裁判所がそういう場合に準起訴が成立すると取り上げたことは非常に重……

第26回国会 内閣委員会 第12号(1957/03/01、27期、日本社会党)

○西村(力)委員 今やむを得ない生活のかてであるたま拾いを禁止されないように、いろいろ折衝を試みようというお話でございましたが、先方がどうしてもそれはだめだ、禁止をする、こういう決定的な方向に参りました場合、これらの住民に対する調達庁としての善後措置、そういうものに対してもやっぱりはっきり日本の政府としての立場をきめておかなければならぬと思います。もちろん腹がまえもできていらっしゃるだろうと思うのです。そういうことについては、どういう方法にお考えになっていらっしゃいますか、簡単に伺っておきたいと思います。
【次の発言】 そういうお考えはわかりましたけれども、どうしてもたま拾いは禁止するという工……

第26回国会 内閣委員会 第15号(1957/03/08、27期、日本社会党)

○西村(力)委員 一昨々日の読売新聞に富士山麓の演習場において米軍機が空陸合同演習の際に、その演習上の使用目的以外の爆弾を投下する演習を行なった、しかもそれが演習場の地域外に投下せられておるという記事がありましたが、私はこのことにつきましてまず調達庁側の実情調査の結果を一つお話し願いたいと思うわけなんです。
【次の発言】 ただいまのお話の中で、この爆弾の投下地点は境界線から約八百米離れておるということでありますが、私の聞いておるところによりますと、約四キロメートル離れておるということなんでございます。これらの点は演習が過激なためにたまがそれたということと、境界を無視して投下したということの判断……

第26回国会 内閣委員会 第17号(1957/03/14、27期、日本社会党)

○西村(力)委員 法務大臣にお尋ねいたしますが、一昨日の午後日米合同委員会の刑事裁判の分科会が開かれたわけでございまするが、当方からは法務省の係官が代表として出席されたはずでございます。その際外事裁判権に関するどういう方針を指示なさって出席せしめたか、その点まずお尋ねいたしたい。
【次の発言】 そういう分科会の持ち方でありまするが、米側としては今もって結論を出さない、日本側の出方を待つ、こういう態度をとっておることは今の御答弁でも明らかですし、また私たち十一日の午前中に米国大使館に参りまして、カーペンター一等書記官と会見して、われわれの見解――日本国民全体というてもいいような見解を強く申し入れ……

第26回国会 内閣委員会 第20号(1957/03/22、27期、日本社会党)

○西村(力)委員 先ほど飛鳥田委員の質問に対して、すなわち駆逐艦の日本における建造の場合には秘密保護法の適用ということを考える必要はないだろう、こういう御答弁でございましたが、それは駆逐艦の装備の中に全然秘密保護法を適用されるようなものが存在しないということか、またそれは存在しても、建造過程において、そういうことを適用しない方法によってこれを装備する、こういう意味でありますか。  それから同じ問題でありますが、朝日新聞のきょうの記事によりますと、P2V―7の国内生産をはかるということが書いてある。これを見ると、相当部分がアメリカの方から供与になるというのですが、このP2V―7の部品というものは……

第26回国会 内閣委員会 第21号(1957/03/23、27期、日本社会党)

○西村(力)委員 私は最初に、今回の法案に直接関係はないかと考えられますけれども、またとりようによっては、私のいやがらせの発言というふうにお考えになる危惧もあるのでございますが、素朴な国民の声として総理も聞いてもらいたいと思うのです。それは総理はかつての太平洋戦争における責任に対して深く反省しておられる、こう率直に申されておられます。この反省を私は素朴な国民の声を聞いてもう一段と進めていただきたい。それはどういうことかといいますと、国民の相当の部分はこう言っております。戦争責任者のある人は絞首刑にせられて再び帰らない。ある人は冷たい牢獄の中で死んだ。また今もって牢獄の中に呻吟しつつある人がある……

第26回国会 内閣委員会 第22号(1957/03/25、27期、日本社会党)

○西村(力)委員 ちょっと関連して。昨年鳩山総理も、当時の船田防衛庁長官も急迫不正なる侵害にあって他に方法がない場合には敵の基地を攻撃することもあり得る、こういうことを申されましたが、小滝長官もその通りとお認めになるかどうかお尋ねいたします。
【次の発言】 極端に、原爆を受けて日本が壊滅するというぎりぎりの段階という想定のもとに申されますけれども、その申されている趣旨は、現憲法下においてもそういう軍事行動は可能であるということをはっきりお認めになると私たち考えてよろしゅうございますか。
【次の発言】 そういたしますと、そういう場合において敵の基地を何でたたこうとなさっているのですか。

第26回国会 内閣委員会 第25号(1957/03/29、27期、日本社会党)

○西村(力)委員 簡単に二、三点お尋ねいたしたいと思うのですが、従来建設省の研究所では、技術の研究にとどめておりましたが、今度は事務の研究をもその機関において行う、こういう工合になっておりますが、これは少し拡大し過ぎるのじゃないかという感じを私は持つわけでございますが、この点に対する御見解を一つ承わりたい。
【次の発言】 建設省の官吏の方々でも、全然技術的な教養を持たなくとも十分に事務をやっておる。たとえばそこにいらっしゃる官房長にしましても、技術的な専門家ではないはずだろうと思うのです、まあそれはいろいろな特殊な点もあるでしょうから、事務の職員も研修を行わせるということはいいかもしれませんけ……

第26回国会 内閣委員会 第28号(1957/04/09、27期、日本社会党)

○西村(力)委員 失業対策審議会を雇用審議会に直して、強力に雇用向上をはかろうとするようでございまするが、こういう組織変更によって労働省のその雇用向上に対する発言力は一体どういうふうに強化されると考えておられるか、そういう点は労働省としては相当のものを当然持っていらっしゃると思うのです。そのことは逆に申しますると、失業対策審議会においていろいろ検討せられ、答申されたことに対して労働省が熱意を持ってこれを実現しようとする場合において、いろいろな点から障害があって労働省の希望が達せられない。政策全般からくるいろいろな障害があったと思う。そういうものを排除する場合において、こういう組織を変えることに……

第26回国会 内閣委員会 第32号(1957/04/19、27期、日本社会党)

○西村(力)委員 私は内容の問題じゃなくて、手続の問題についてちょっとお尋ねしたいのですが、まず第一番に、国家行政組織法の一部を改正する法律案の最後の理由のところを見ますと、「国の行政機関におけるトップ・マネージメントの機構を強化して」と書いてある。トップ・マネージメントというのはどこの言葉ですか。
【次の発言】 そうすると、日本の国会には英語のわからぬ人は出られない、こういうことになりますか。
【次の発言】 そういう制限はないとしましても、事実慣用化されていない外国語が、国会で法案の理由の中に出てくるようなことでは、明らかにある程度の英語の素養がなければ、またひょっとしたらドイツ話やロシヤ語……

第26回国会 内閣委員会 第33号(1957/04/23、27期、日本社会党)

○西村(力)委員 受田委員の御承認をいただきましたので七関連して質問申し上げます。  松浦担当大臣にお尋ねいたしますが、今受田委員の質問している一つの事、項として、連鎖反応が将来において絶対に起きないという、そういう考え方に立って調査審議の対象を広範に全面的にやられる、こういう態度を一つはっきり御確認願いたい、こう思うわけでございます。   〔委員長退席、山本(正)委員長代   理着席〕
【次の発言】 政府側としましては、この法案が成立しまして、審議会がその仕事をやり、それを政府に答申をする。その結果、政府はそれにこたえなければならぬわけですが、その場合の大体の予算の見積りはどのくらいに考えて……

第26回国会 内閣委員会 第36号(1957/04/26、27期、日本社会党)

○西村(力)委員 国家行政組織法の一部を改正する法律案及び内閣法の一部を改正する法律案は、きょう委員会の審議を終了する予定でありますが、この機構改革に関する法案の賛成、反対の私たちの態度を表明する以前に、どうしてもお聞きしておかなければならぬ点は、こういう局部的というか一部というか、そういうような点を機構の問題の改革としてやっていく、これも一つの方法でしょうけれども、その場合においては、やはり全体的な一つの構想というものを明確にして一その一環としての改革でありますので、全体の構想というものを明確に私たちが承知して、態度を決定しなければならぬと思うのであります。彫刻家が彫刻をする場合において、一……

第26回国会 内閣委員会 第37号(1957/05/07、27期、日本社会党)

○西村(力)委員 私がお聞きしたいのは、前に十分論議があったことだろうと思うのですが、きょうの論議を聞いておりますと、どうも理論闘争というか、そういうような方向に向いておるが、いやしくも建国記念日を制定する場合においては、理論闘争において勝った負けた、そういうことでなされるべきものではない。これはあくまでも国民のあげて祝うべき建国記念日だとするならば、われわれが納得して喜んで賛成されるところまで、あなた方も親切な透徹した解明、そういう心がまえに立った提案者の態度に終始しなければならない、私はそう思う。そうでなくて、言い負かしてやったという工合で、あとは多数でやるのだ、こういうことをしてこの建国……

第26回国会 内閣委員会 第43号(1957/05/18、27期、日本社会党)

○西村(力)委員 関連して。小滝長官にお尋ねいたしますが、十六日に日米合同委員会が開かれました。その結果については今井調達庁長官から御報告を受けており零すか。受けていないとすれば、ここで小滝長官にお尋ねいたします。
【次の発言】 それじゃ報告を受けていないようですが、相馬ケ原事件の犯人、容疑者といいますか、その裁判権の問題は新聞に出ましたけれども、そのほかに今茜ケ久保委員の質問の問題、すなわち日本のまだ未解決の五大飛行場の問題について、その委員会において相当論議せられたはずなんであります。その点については今井さんの方からあとでお聞きいたしたいと思います。どうぞ……。

第26回国会 内閣委員会 第44号(1957/09/02、27期、日本社会党)

○西村(力)委員 総理はアメリカに参られまして反共演説をぶたれてすばらしいかっさいを受けたようでありますが、それはそれといたしまして、お持ちになった防衛三カ年計画が計数的には以前からあったもので、また当時の政府の重光さんなりそういう方々が持っていってあの当時においては歓迎されなかったものが、今回お持ちになって歓迎されたといろところに私たちは非常に奇異な感じを持つわけなのでございます。なぜ今度総理のお持ちになった計画が歓迎されたのか、いろいろ考えられるところもありますが、総理自身はその点に対してどういう見解を持っておられるか。私たちは、さきに歓迎されなかったその計画が、計数上においては同じである……

第26回国会 内閣委員会 第45号(1957/09/03、27期、日本社会党)

○西村(力)委員 最初に自衛隊では世界の軍事情勢を分析していろいろその対策を研究しておられると思うのですが、そういう軍事情勢の情報というものの入手方法、それはどういう方法をとっておられるか、それをお聞かせ願いたい。
【次の発言】 ただいまの答弁は少しわれわれを侮辱しておるような工合の印象を受ける。あらゆる可能な方法をもって入手する、それだけでもって国会の答弁は至れりとあなた方はお思いでございますか。そういう答弁はちょっと受け取りかねる。もう一度御答弁を願いたい。
【次の発言】 ただいまは言葉が少しプラスになりましたけれども、内容的に何ら変らない。そういうことを私はお聞きしておるのではない。国会……

第26回国会 内閣委員会 第46号(1957/10/08、27期、日本社会党)

○西村(力)委員 関連して調達庁長官にお尋ねしますが、勝間田君の質問に対する答弁は、北富士の演習場も全部同一のものであるかどうか、その点を明確にして御答弁を願いたい。
【次の発言】 関連して。返還の問題でありますが、東富士にせよ同様かと思いますが、北富士の演習場も事情なんか調べてみますと、旧軍時代に町会の議決を一方的に軍の権力で踏みにじって接収しておる、こういうことが文書によって明白になっておるのです。ですから農民に返還する場合には、それを農民諸君は希望しておりますから、そこのところまで十分に考えてやってもらわなければいけないのじゃないか。現在返す場合には国有地であったものは大蔵省に移す、こう……

第27回国会 地方行政委員会 第2号(1957/11/05、27期、日本社会党)

○西村(力)委員 この前のこの委員会で、九月二十二日砂川で基地内の測量があった場合に、刑事特別法と何か器物破壊ですか暴行ですか、そういうような罪名を着せて逮捕した中に、教育大の学生で中山君というのが誤まって逮捕されておる。これは明らかなんだ。つまらぬところにこだわらずに早く結末をつけて、明瞭にしてやることが必要だと思う。本人の就職にも影響しますし、またこの問題から起る学生全体の動揺、教授たちの非常な憤り、そういうものがたくさんからみ合っていますので、早く処置すべきだということをお願いしてあったのですが、その後どういう工合に事を進めて下さっておりますのか、それを一つお聞かせ願いたいと思います。

第27回国会 地方行政委員会 第7号(1957/12/10、27期、日本社会党)

○西村(力)委員 ただいま加藤委員から、地方自治の本義を守り、地方自治を愛するままの御先言、われわれに対する批判、叱正、そういうことがありましたので、その地方自治の本義を守るに関連のある問題について、いささかお尋ねをいたしたいと思うわけでございます。事は山形県の湯野浜という一局所の町村合併にかかわる問題でございますが、しかしこの事件は昭和三十年の一月から始まりまして、あらゆる方面の人たちが努力をし、調停委員も努力をし、あるいは新市町村建設促進審議会の委員も努力をし、議会も知事側も努力をした。その努力がとうとう結実を見ずに、このままじんぜん日を送ることができないという結論に達して、住民投票以外に……

第27回国会 内閣委員会 第1号(1957/11/04、27期、日本社会党)

○西村(力)委員 ただいまの石橋君の御発言ごもっともだと思います。私も関連して要望しておきたいと思うのですが、去る九月の当委員会において、防衛庁に対して百里原の共同所有地の売買契約書の写しを提出してもらいたいということを要求しているのですが、いまだ出て参りません。こういう問題については、委員長そこにおすわりの限り、国会の独立性あるいは権威というものを委員長が守らなければならぬじゃないか。そういう点から言うて、この点に対する委員長の今後の努力を要望したいと思います。

第27回国会 内閣委員会 第3号(1957/11/06、27期、日本社会党)

○西村(力)委員 関連して。今の、合理化を検討中だとありまするが、その合理化の検討というのは、その三つの給与を一本にしようという、そういう計画の進め方であるのかどうか、その点はどうなんですか。
【次の発言】 結論に至らないならば、私の見解を少し述べてみたいと思うのですが、寒冷地給は、本俸に見合って八割、六割、四割あるいは二割でしたか、一割五分でしたか、そういう支給になっておりますが、その他の石炭手当と薪炭手当は、独身者と世帯持ち、とこういう区分になっておる。そういう薪炭とか石炭とかというものは、年齢が若いから、あるいは高給をはんでいるからよけいに必要である、あるいは少くて済む、こういうようなこ……

第27回国会 内閣委員会 第4号(1957/11/07、27期、日本社会党)

○西村(力)委員 関連して。私が聞くところによりますと、総裁は八月八日の地方の寒冷地給の地域指定変更の請願陳情に対して、確かに不合理はあるのだ、そうしてどことどこが不合理と思われるのだというようなことまで指摘して、そうしてその不合理の是正をやるのだという意向を示されたということを私は聞いておる。今のお話ですと、これは科学的基礎に基いているのだからそう変更にならない、それはわかりますけれども、全然そういう方向に努力をなさっていないというような工合に聞いておったのでございますが、その八月八日にそういう陳情団に対して回答をされたということと、私の聞いておることと全く立場が違うように思われる。そのこと……

第27回国会 内閣委員会 第6号(1957/11/09、27期、日本社会党)

○西村(力)委員 ちょっと関連して。ことしの八月でしたか、私は裁判所の実地検証に立ち会ったわけであります。この事件は軍事基地に関係することでございまするが、調達庁の強制測量に対して応援隊が暴行傷害を働いたというような被疑事件であります。その際裁判長が行きには調達庁の車に乗っかって現場に行ったのです。帰りには、お気の毒で私は県庁の車を借りていきましたので、それに乗っていただいて帰りました。それを見まして、私は非常に遺憾だという気持がしたのであります。他の官庁ですと課長級程度ですが、そういう方々も十分に自動車を乗り回しております。裁判長、御年配は五十くらいの方でございましたが、そういう方が自動車も……

第27回国会 内閣委員会 第7号(1957/11/11、27期、日本社会党)

○西村(力)委員 私は日本における国際連合の軍隊の地位に関する協定について質問する予定でございましたが、調達庁の長官も外務省当局も本日は出席できないということでありますので、それは後日一つお願いしたいと思います。  そこで防衛庁長官にお尋ねしたい。ただいまの稻村君の質問に関連してということになりますが、御答弁をお聞きしておりますと、国民の知る権利というものがどうもあなたの巧妙な御答弁によってぽかされているような気がする、こういう感じを持つのであります。国民には知る権利があり、われわれは知らしめなければならぬ義務を持っているわけです。そこで具体的にお尋ねします。日本海方面に飛行場を持ちたいという……

第28回国会 社会労働委員会 第27号(1958/03/26、27期、日本社会党)

○西村(力)委員 ただいま山下委員から健康保険を旅館従業員に適用するという点に関してありがたい御発言がございましたが、私たちも、国民健康保険適用を推進するという立場ではなく、健康保険を適用させるという根本的な立場に立ってこれから指導していただかなければならぬということを強く考えておるわけであります。一方においてはこの従業員の雇用内容とか労働条件とかいうものを明確にし、また前近代的な問題を全部解消していくという一つの方向が厚生省からも出されておるわけですが、健康保険加入を推進するというそのこと自体も、それと並行して労働条件の改善という方向と一致していくのだ、一方においては雇用内容を明確にし、労働……

第28回国会 内閣委員会 第5号(1958/02/20、27期、日本社会党)

○西村(力)委員 議事進行について。ただいま北委員の発言は、私たちとしては全然これは問題にもならないことでございますけれども、委員会の席上で公式に今回は発言になったわけです。しかも前国防長官、それは訂正されて防衛庁長官になりましたが、そういう人を指定して言われた。これはこの前、そこにおられる辻委員が新聞かなんかに投書せられた問題とはちょっと問題の性質の重要度が違ってきた、こういう工合に私は考える。それで、やはりこの発言の問題については、私たちこれから急遽協議をしなければならない。これは委員長においても当然御理解がいくだろうと思う。それで暫時休憩を願いたいと思います。

第28回国会 内閣委員会 第6号(1958/02/21、27期、日本社会党)

○西村(力)委員 私は去る一月二十二日、茨城県の小川町百里原飛行場に自衛隊の音楽隊が出動した問題に関連して、お尋ねをいたします。この出動という言葉を使うのがどうも変なような気がするのですが、こういう場合の用語は一体どういうことになっておるか、お尋ねをいたしたいと思います。出動ではなく、出張とか、出向とか、どういう使い方になっておるか、それの用語を統一して、これから申し上げたいと思います。
【次の発言】 この部隊はどこの部隊でございましたか。
【次の発言】 その出動した命令の系統は、どういう工合になっておるのですか。
【次の発言】 管区総監の直接の命令によって出張、出動、そういう工合になった、こ……

第28回国会 内閣委員会 第8号(1958/03/04、27期、日本社会党)

○西村(力)委員 大使、公使は実質的に、権限や何かについて差がないが、格が違うんだ、先ほどそういうように答弁があったように聞いておりましたが、しかし格が違うということから来る外交上の実際的な利益、そういうものはどういう形になって現われるだろうか、これをお尋ねいたします。
【次の発言】 それから今回の改正の提案の理由を調査してみますと、先方から大使交換を申し込まれた、あるいは実際向うが大使をこっちによこしておる。こういうようなことを受けて、受動的にこっちが大使館に昇格する、こういうように読まれるのですが、その通りですか。日本の方から積極的に、あそこの国はぜひ大使に昇格させたい、こういう工合に先方……

第28回国会 内閣委員会 第11号(1958/03/07、27期、日本社会党)

○西村(力)委員 私は国防の基本問題については後日に譲りまして、この前お尋ねしました小川町に自衛隊音楽隊が出動した問題について、その後淺沼書記長と私現地に参りまして、そのついでに少し調査をして参りましたので、この点についてお尋ねをしたいと思うのです。あそこは御承知の通り、賛成反対で鋭い対立をしておるところなんでありまするが、そこに自衛隊が出て行ったことは、表面はとにかく自衛隊募集の宣伝活動だということになっておりまするけれども、実際はやはり飛行場拡張のために誘致賛成の諸君を激励し、反対派の者に威圧を加える、こういう意味をもって行かれた、私たちははっきりそういう工合に考えておるのですが、長官はそ……

第28回国会 内閣委員会 第13号(1958/03/12、27期、日本社会党)

○西村(力)委員 松永さんおいででございますので、ちょっとお尋ねいたします。  科学教育の振興のために教材の充実あるいは教員養成、再教育あるいは研究内容の充実、こういう方向に御努力なさっていらっしゃること、今までの御説明である程度知り得ましたが、そこで一つだけ大臣として大事な点を見失っておるのではないだろうか。それは科学教育をやるにはすし詰め教育は絶対にだめだということです。この点に一つ着目しなければならぬのではないか。小学校時代から一人々々に科学的なものの考え方、把握の仕方、処理の仕方というものを教え込むには、今のようなすし詰め教育では絶対にそれは不可能だ。科学的なものを身につけさせるには、……

第28回国会 内閣委員会 第14号(1958/03/13、27期、日本社会党)

○西村(力)委員 総理は昨年の六月の二十一日、アイゼンハワーと共同コミュニケを出されまして、日米両国の関係が新しい時代に入った、こういう工合にその宣言文にも盛られておりまするし、また国会においてもその他においても、そのことを強く打ち出されてるわけでございます。その後約九ヵ月ですか、そういう工合に時を経ておおります。それでこの新しい時代に入ったということが、日本国民の必要と願望に沿う、どんな工合に具体的に進められてきつつあるか、この点について一つお示しが願いたい、こう思う。
【次の発言】 私たち見まするに、日米安保委員会が開かれまして、数次にわたって会合を開いておりますけれども、その間において米……

第28回国会 内閣委員会 第17号(1958/03/19、27期、日本社会党)

○西村(力)委員 私は山国で、漁業のことは一向わかりませんが、この調査会はなかなか困難な仕事をなし遂げなければならぬだろうということは、先ほど赤路委員も指摘しておったようで、私たちもそういうことを感ずるのでございますが、私の聞きたいのは、その中に議題というものを持たれるのでしょうが、当然、漁業労働者の労働条件の問題というようなものも、取り上げられるだろうかどうかということなんでございます。それからこの委員会には、学識経験者などの委員の選定基準がありますが、今理科学研究所ですか、あの問題で、政党役員とかそういうものを加える、加えないで、えらい論議になりましたが、この学識経験者というのは、議員とい……

第28回国会 内閣委員会 第22号(1958/03/28、27期、日本社会党)

○西村(力)委員 関連して……。今の手帳の問題ですが、自動車整備をやるときでには、ほんとうの作業服なわけでしょうが、そういう場合に、手帳はやはり制服から移して、作業衣に持っておるということですか、それはそういうきまりになって、常に携行されておるものかどうかということなんです。
【次の発言】 そういう指導を常にやっていらっしゃるなれば、そういうことも考えられますが、私たちの前の体験からいきますと、営内におけるそういう作業服着用の簡単な場合にはわざわざ移すようなことはなかったように思っているのですが、その点は非常に疑問なんです。  それから先ほど当日の気象状況の報告がありましたが、気温はその夜中あ……

第28回国会 内閣委員会 第26号(1958/04/03、27期、日本社会党)

○西村(力)委員 関連して一点だけお尋ねしておきたいのですが、定員外職員を定員に繰り入れる基準は、その「職務内容の重要性、責任の度合を考慮し、重要な職務に従事する責任の重いものを進んで定員化した。」こういうことがロの項にありますが、これが唯一の基準である、こういう立場で、この職務にだれがついているという問題は問題でなくて、職務そのものの重要性ということが問題にされて考えられるんだ、こいう点が明確にされなければならないと思うのです。それでよろしゅうございますか。
【次の発言】 そうしますと、先ほど辻委員が陳情書を取り上げられまして、玉石混淆であるから、石を払って玉だけを拾え、こういうことを言われ……

第28回国会 内閣委員会 第27号(1958/04/04、27期、日本社会党)

○西村(力)委員 今回恩給増額の問題が出て参りまして、最後は総理が三百億という工合に裁定せられて、一応こういう法案が出ておるわけでございますが、この問題に対する世論は、圧力団体が強く動いて、それに議員もいわゆる俗称恩給議員というような人々が動き回って、そういう姿が非常に醜態であるというような点が一点と、それから文官と武官との均衡ということを言うが、そういう均衡をやれば、またその他の戦争犠牲者、そういう人々あるいは生活困窮者というものとの新しい不均衡が生ずる、これを一体どうするのだというような問題。それから現在われわれが希望し、また総理も信念を持って言われておる福祉国家の前進の問題、それに非常に……

第28回国会 内閣委員会 第30号(1958/04/17、27期、日本社会党)

○西村(力)委員 私は日本社会党を代表して、行政機関職員定員法の一部を改正する法律案に対して、反対の意見を述べたいと思います。  国の仕事に携わっておる人々は、非常に低い待遇にありながらも、公務員としての自覚に立って、その部署々々において自分の全能力を発揮して国民に奉仕したい、こういう気持で努力しておるのでございます。ところがその職員の中には、完全に定員のワク内に入って身分の安定しておる人々と、それから形式的にニカ月ごとに契約が更新される、だれもそういうことを言われたり言ったりしないのであるけれども、形式上二カ月ごとに更新になるという不安定な状態にある職員、それから日々雇用されるという状態に置……


28期(1958/05/22〜)

第29回国会 決算委員会 第3号(1958/06/27、28期、日本社会党)

○西村(力)委員 関連して。副総裁の御答弁をお聞しておりますると、このことは事後に承知して、急遽調査をした、こういう工合に私たちには聞えるわけなんですが、少くともこのような金を計画外に不時に支出するに当っては、国鉄本社の了解を、承認を必ず得ておるだろうと思うのですが、その点はどこまで国鉄の承認がなされておるのですか。それを一つ御答弁願いたいわけです。
【次の発言】 資料を見ますると、本年度支出に回されている分もありますが、そういう場合もやはり支社長の権限でもってこれが可能であるか、その点はどうなんですか。
【次の発言】 私がお聞きしたのは、昨年度の予算内において処理できないものは本年度の予算か……

第29回国会 決算委員会 第8号(1958/09/02、28期、日本社会党)

○西村(力)委員 ただいま森本委員の質問で、この資料については防衛庁の資料という工合に発言されておりましたが、私としましては、これはあなたの責任で国防会議に出された資料である。この責任を一つ明確にしていただきたいと思うのですが、あなたのところを通らないで、防衛庁が国防会議の決定の資料としてこれをすぐ出すというようなことはあり得ないと私は思うのです。明らかにあなたの責任で出した、こういう工合に一つ認めていただきたい。
【次の発言】 端的に言いまして、あなたの責任で提出した、これをお認めになる、それでよろしゅうございますか。
【次の発言】 それでは、この資料によって結論づけられるところは、何といい……

第29回国会 決算委員会 第9号(1958/09/09、28期、日本社会党)

○西村(力)委員 議事進行。ただいまの山本委員の発言中に相当重要な点がたくさんあるのです。私たちが重大に思うばかりでなく、この問題を注目をしている国民全体が関心を大きく持たざるを得ない発言がたくさんある。すなわち、たとえば秘密は漏洩しないはずにかかわらず、かくのごとき種々の写真があるという工合に事実を示された。あるいはまた、相当の運動資金がまかれたという事実を知っているということ。うわさがあるのを知っているのではなく、事実そのものを知っているという発言がある。あるいはまた、米国大使館に行って断わられたという事実があると発言をして答弁を求めているわけなんですから、その事実があるという発言をはっき……

第29回国会 決算委員会 第11号(1958/09/26、28期、日本社会党)

○西村(力)委員 議事進行についてちょっと発言いたしたいと思いまするが、新聞紙上その他で私ども拝見いたしますると、当委員会の審議に対しまして自民党の幹部諸公がいろいろな制肘を加えておる。川島幹事長の名も出たり、あるいは国会対策委員長村上勇氏の名前が出たり、その他岸総裁直系の南条徳男氏の名前が出たり、そういうことになっておりまするが、そういうことはまことにわれわれ決算委員の立場にある者として不快に思い、また不明朗に考えるものでございます。私ども決算委員会の正しい審議を進めようとしてやっておる立場からいいまして、この際そういういろいろな制肘があろうとも、本来の使命に立ってあくまでも審議を進めるのだ……

第29回国会 内閣委員会 第6号(1958/07/08、28期、日本社会党)

○西村(力)委員 最初に今淡谷君の質問に関連して二、三点お聞きしたい。神ノ池の件は転用不許可にしたといいますが、その不許可にした時期はいつなのでございますか。
【次の発言】 管理部長のお考え、大へんけっこうでございますが、私たち実情を知っている者からいいますと、それは大へん表面だけきれいにしておって、実際は神ノ池の接収工作というものは苛烈をきわめて、昭和二十九年の末から始まっている。あらゆる手段を弄して防衛庁がそれにかかってきたわけなんであります。そうして去年の末に至っては、もうこれは見込みがない、放棄する、こういう段階になって、農林省が全面的に転用を不許可にするというような工合に出ましても、……

第29回国会 文教委員会 第2号(1958/06/20、28期、日本社会党)

○西村(力)委員 関連して……。先ほど酪農関係の問題について、学校給食との関係についての質問がありましたが、今需要期に入って乳価が全国的に一斉に下げられて、酪農の危機になっておるわけなんですが、この問題の解決策として学校給食にそれを用いよう、こういう動きが強く出ておりますが、その点については農林省の方からいろいろ具体的に交渉があるかどうか、それからまた文部省自体の計画としてはどういうものを持っておるか、この点について一つ答弁を願いたい。

第29回国会 文教委員会 第4号(1958/06/25、28期、日本社会党)

○西村(力)委員 灘尾文部大臣は、この前の委員会におきまして、いろいろ文教行政に対する抱負なりあるいは計画なり、そういうことを披瀝せられましたが、私ずっと拝聴しておりまして、まことに希望は大へんけっこうであると思うのでございますが、ただそこで落ちておる点があるように思えてならないのが次の点なのであります。すなわち、文教行政の最高の責任者である大臣は、まず第一に、今この日本の現状において、青少年を、どのような人間像を描いて作り上げていこうとするか、こういう点について何ら御意見を出されていない。その文教行政が期待する人間像というものには、文部大臣としては、熱烈なる情熱を込めて、それを描き出していた……

第29回国会 文教委員会 第6号(1958/07/08、28期、日本社会党)

○西村(力)委員 社会教育局長にお尋ねしますが、外国映画は映倫その他の関門をどういう工合に通ってきておるのか、その点についてお尋ねしたい。
【次の発言】 それは厳格に実施されておりますか。

第29回国会 文教委員会 第7号(1958/08/28、28期、日本社会党)

○西村(力)委員 警察官が約八十名ほどけがをなさったこと、まことにお気の毒に存じますが、今までの例を見ますと、たとえば山形県の大高根の軍事基地の場合は、あすこの山は野原でございますので、ススキの葉で切った。こういうのが全治三日間という診断になっておるのであります。それから昨年の砂川の場合ですと、あの有刺鉄線のところにひっかかって、少し傷をなされたという方が全治十日間となっておる。むろんその傷がおさまって血餅がはがれるまでは、十日間くらいはかかるかもしれません。しかしそういう御診断をなさって、そして八十何名全治何日間、こういうような行き方をとられたんではないだろうか。こういう疑いを私は今までの経……

第29回国会 文教委員会 第8号(1958/09/11、28期、日本社会党)

○西村(力)委員 私は、きょう外務大臣がいないことは知っておるから次官の方においでを願ったわけですが、出て参らないということはまことに遺憾だと思うのです。これは非難さるべきことだと思う。それでやむを得ないから文部当局にだけ質問をいたします。 事は大臣も御承知と思うのですが、八月の二十三日に琉球の高等弁務官のブース中将が沖縄の通貨をドルに切りかえる、こういう声明をしております。近くそういう手続が運ばれると思うのですが、それでその経済上の問題とか、そういういろいろの問題については他に機会があるわけですから、それは避けますけれども、一体この通貨改革、変更によって沖縄の教育がどういう変貌を来たすか、文……

第30回国会 決算委員会 第3号(1958/10/27、28期、日本社会党)

○西村(力)委員 お尋ねしますが、由比という方のお名前は何といわれますか。
【次の発言】 それから赤澤という方のお名前は何といわれますか。
【次の発言】 それじや小松という方のお名前は何といわれます。
【次の発言】 山田君の先ほどの質問は、小松という人を知つているかと言われた。あなたが今まで生きてこられる間に小松という姓の人と全然知り合いがなかつたということは考えられない。ところが、小松という人を知つているかと言われたときに、その人は全然知りませんとあなたは答えておる。その場合においては小松何がしということをあなたは特定して、その人は知らない、こういうことを言つていることは明らかなのです。小松……

第30回国会 文教委員会 第7号(1958/10/28、28期、日本社会党)

○西村(力)委員 関連して。一つは、今のお話ですが、確かに試験の監督は、大学教授に対しては特別な命令であるだろうと思うのです。その監督手当なんかも出るはずだろうと私は思っておるのですが、しかしそういう場合に出ておりましても、交渉の途中において代理人を相互了解のもとに出した、こういうことになっておりますから、学長が出した試験の監督を行うべしという命令は、その相互了解によって代理人を出すことによって解消されておるんだ、こういう工合に言わなければならぬだろうと思います。その際に団体交渉の雰囲気が、あるいは具体的に代理人を出せという工合に脅迫めいておったとすれば、事はまた別な問題になるのじゃないか。こ……

第30回国会 文教委員会 第8号(1958/10/31、28期、日本社会党)

○西村(力)委員 この前私が質問申し上げたときには、初等中等教育局長もしくはその担当者、そういう方々にぜひ出てもらわなければならぬ、こういう工合に申したわけでございますが、本日は出席しておりますか。
【次の発言】 それではこの前の繰り返しのようになってはなはだ恐縮でございますが、最初に、第二十八条に、実際は学校におるのでございますけれども、法規上明文化されていなかった養護助教諭、講師、そういう人々を今度明文化したその理由というものはどこにあるか、こういうことでございますが、これに対する解明がはなはだ不明確でございました。あらためて一つ御答弁願いたいと思います。

第31回国会 決算委員会 第3号(1959/02/13、28期、日本社会党)

○西村(力)委員 山中政務次官にお尋ねします。今、対照表の発行の日時まで明示して質問されておる。それに対して記憶がないとおっしゃるのだが、これまで発行の日時まで明示しての質問ですから、あなたの方ではあなたの立場からそれを調査して、われわれに秘密文書を見せろとは言わぬけれども、吉村証人に対してはっきり示すという工合にできませんか。
【次の発言】 普通一般から言えば、全然会ったことがない、しかしあるいは会ったかもしれない、こういう場合には、場所もわからない場合もあるんですよ。しかしあなたは一回会った、これだけは、はっきりと確言している。そうしてそのあと、あるいは二回かもしれぬ、こう言っているのです……

第31回国会 決算委員会 第6号(1959/03/05、28期、日本社会党)

○西村(力)委員 関連して……。検察当局が自発的に行動を起さないということは、われわれとしては非常に不満であるのですが、これは示談ができたとあなたは言っておりまするが、示談というのは、当事者間の話においてその財物に損害を与えたことを埋めるということだが、その示談というのは、何と何の間において示談が生まれたのか。あなたは示談が生まれたというけれども、被害を受けたのは寄付をした多くの人々ですよ。そういう人々との問に示談が成立したというようなことはあり得ないではないかということです。そういうような一つの疑念を持つのですが、いかがですか。
【次の発言】 あなたは、その集められた金はだれの占有物である、……

第31回国会 決算委員会 第9号(1959/03/12、28期、日本社会党)

○西村(力)委員 関連して。ちょっと先に戻るようですが、諸元比較表もお持ちだそうですが、その入手経路を一つ具体的に御説明願いたいと思うのです。
【次の発言】 委員長、ただいまの参考人の御発言に対する処置は、これからあと話し合いまして、最も効果的な措置を願いたい。  それから諸元比較表なるものが極秘文書であるということを御判定になった、それは何によりますか。あなたは極秘文書だ、防衛庁から出たものだ、こういうことを言われますが、それを確信なさる点、これは疑いもないと申されるところは、どういうところでございますか。
【次の発言】 念のためでありますが、これはグラマンとロッキードの比較表でなくても、以……

第31回国会 決算委員会 第10号(1959/03/13、28期、日本社会党)

○西村(力)委員 関連して。昨年から次期戦闘機の選定の問題が問題になりまして、今もってこうやっているわけですが、ちょっと、はずれますけれども、今後爆撃機の選定をなさる場合があるかどうか。それについてお尋ねしておきます。
【次の発言】 それは、ちょっとおかしいと思うのです。この前の船田長官以来、急迫不正の侵害がある場合においては、敵基地もたたき得る。あなたも参議院の予算委員会で、あるいは内閣委員会等において、そういう答弁をなさっていらっしゃる。どうにもならぬ場合には、爆撃機もしくは誘導弾をもって敵基地を爆撃することも憲法違反ではない。国防の責任上それはやらざるを得ない。ただ落下傘とか、そういうも……

第31回国会 決算委員会 第15号(1959/03/27、28期、日本社会党)

○西村(力)委員 森本委員の質問に関連して。今の防衛庁長官の御答弁によると、全部出せないということをおっしゃる。しからば、今そこに出された資料なるものは出して可能なりやいなや、それをあなた、言ってみなさい。
【次の発言】 森脇参考人にお尋ねしますが、きのうはこの書類の鑑定を専門家に願った、こういうお話がございましたが、今この問題はもう国防上の重要な問題として、この決算委員会が総力をあげて追及しなければならぬ問題にきておる。機密的なものがずっと民間人に流れておるわけです。それを一つの焦点としてやらなければならぬと思うのですが、そういう際に、あなたが言われた専門家に鑑定を願ったという、その専門家の……

第31回国会 国土総合開発特別委員会 第5号(1959/03/31、28期、日本社会党)

○西村(力)委員 東北開発に関しまして、具体的に申しますと、山形県の酒田市にある、東北開発が出資をしておる日新電化、その工場の問題でありますが、現在、私たち非常にこの成り行きを憂えておるわけなんです。私が本委員会で取り上げる趣旨は、東北開発が国の施策としてやられまして、相当の国費を投じて、また、地元の人々もそれを非常に喜んで受け入れて、今進められておるわけなんでございます。ところが、一方においてこの工場の成り行きを考えてみますと、相当危険な状態になってくるではないか、こう思われるのです。このままに放置するわけには参らない、かような立場から、これを監督する立場の皆さん方にいろいろとお尋ねをしたい……

第31回国会 内閣委員会 第15号(1959/03/06、28期、日本社会党)

○西村(力)委員 私は四月十日に行われる皇太子と正田さんの結婚式の問題について、きのう木原委員も質問したそうですが、一応お尋ねをしたいと思うのです。まず第一に、この結婚式を天皇の国事行為、こういう工合に閣議で決定せられた根拠を一つお聞かせが願いたい。
【次の発言】 その解釈はちょっと便宜主義のようにとれるのです。法制局もいらっしゃっておりますが、成年男女の結婚というものは、両性の合意ということになっておる。皇子とか立后、そういう場合には皇族会議の議を経なければならぬということで一応の制限はありますけれども、両性が合意で行う、こういうことになっておるので、その結婚というものは一体だれが行うのか。……

第31回国会 文教委員会 第1号(1958/12/17、28期、日本社会党)

○西村(力)委員 時間がありませんから、一分だけお許しを願いたいと思います。文部大臣にお伺いしますが、今の警察当局の、公務執行妨害というものは、説得の形における限界においては、それは成立しないというお話ですが、それを文部省も御承認になりますかどうか。こういう見解を承認せられるかどうか。
【次の発言】 それではその逆の場合、一例を言いますと、講習会に参加する教員を組合の人々が説得して、それの参加を放棄するようにというような行動を行なった。こういうことも全然法的に問題がない、こういう工合にわれわれは受け取ってよろしいのか。その通りであると私は思うのですが……。

第31回国会 文教委員会 第6号(1959/02/13、28期、日本社会党)

○西村(力)委員 私は他に用務がありますので、簡単にお尋ねいたしまして、あとは同僚の小牧委員にゆっくりやっていただきたいと思います。  橋本文部大臣が御就任になられまして、私たちが最も願いたい点は――前灘尾文部大臣は、私もじっこんの間柄でございましたけれども、率直に申して、非常に教育界に冷たい空気を流した、こう私たちはいわざるを得ないと思うのです。行政であるから、いろいろ強制執行の方法なんかをとられる場合も事によってはあり得るかもしれませんけれども、しかし事教育に関する行政において、私たちが、あるいはまたより多くの国民が、非常に冷たい感じを受けるというようなことは、これは決して好ましいことでは……

第31回国会 文教委員会 第7号(1959/02/18、28期、日本社会党)

○西村(力)委員 五十人を目標にしてやられるということは、実際にその地域の事情によって、二十人なら二十人の学級にせざるを得ないとか、三十人にせざるを得ない、こういうところはどうしても五十人上げるわけにはいかぬ。そういうものは存在するわけでありますから、こちらの計画で五十人までにするといたしましても、結局そういう動かし得ない少定員の学級が存在するわけでありますから、平均はずっと上ってくる。こういうふうに組まざるを得ないと思うのですが、その場合どういう工合に考えるんですか。
【次の発言】 五十人以上の学級は、五カ年計画が完成した暁においては一切存在させない、こういう見込みでございますか。

第31回国会 文教委員会 第9号(1959/02/27、28期、日本社会党)

○西村(力)委員 生活保護法の対象が二・五%、準保護が二%という押え方ですが、私たちは普通準保護のボーダー・ライン層を含めた数は全国民中に一千万くらいおる、こういう見方をやっておるわけです。この四・五%という押え方でいきますと、総人口九千万人とすると大体四百万程度、こういう工合になっていくわけですが、それでは実態を正確に抑えていないではないかと思われるのです。橋本大臣は厚生大臣であってその方面の権威でいらっしゃいますが、こういう押え方が正当であるかどうか、厚生省当局としても文部省が答弁されるような工合に正確な押え方はなかなか困難だ、むしろその押え方は予算のワクからくる無理な押え方になっておる。……

第31回国会 文教委員会 第10号(1959/03/04、28期、日本社会党)

○西村(力)委員 小牧委員の質問に対して、養護教諭に兼務の制限を付するという問題で、それは新しい問題だと局長はおっしゃったわけですが、新しい問題だ、こういう答弁にとどまっておるか、それを新しく研究して適当な措置をするというところまであなたがおっしゃるかどうか。
【次の発言】 しかし原則としては一校に専念する、こういう原則はあなたは承認なさると思うのです。しかし現状やむを得ない場合においては一つの制限をして、最も効率的な方法を検討しよう、こう仰せられるのだと思うのですが、そうすると今の基準から言いますと、千五百人と中学校二千人と言いましたか、学校の児童数、生徒数の全国の平均はどうなっておるか。私……

第31回国会 文教委員会 第12号(1959/03/13、28期、日本社会党)

○西村力弥君 ただいま議題となりました公立義務教育諸学校の学級編制及び教職員定数の標準に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及び内容の概略を御説明申し上げます。  さきの昭和三十三年五月第二十八国会におきまして、本院において公立義務教育諸学校の学級編制及び教職員の定数標準の法律が成立いたし、すし詰め学級の解消を目ざしたのでありますが、義務教育本来の目的に立脚いたしますときに適正な指導と学習活動を展開するためには不十分な点があると考えられるのであります。すなわち日常活動の指導や、児童生徒の学習活動の面からしましても、諸外国の例をとりましても、アメリカ合衆国は一学級当りの生……

第31回国会 文教委員会 第15号(1959/03/24、28期、日本社会党)

○西村(力)委員 この学校安全会法案については、与党の方から、何か修正がなされる、だからしばらく審議を待ってもらいたいという話がございましたが、今度これに入るようになったそのいきさつが私たちとしましてはどうもはっきりしないのです。そういう点について文部省当局は一体どう考えるのか。与党側としては、法の不備を指摘してこれを修正しよう、こういう意向が明瞭に理事会において出されておる。ところが今原案のまま審議に入ろうとしておるわけですが、その点に関して文部省の見解をお聞きいたしたい。
【次の発言】 その御答弁は、この法律案は、法的にあるいは学校安全会設立の目的上からも現在ほとんど欠点というものはない、……

第31回国会 文教委員会 第16号(1959/03/25、28期、日本社会党)

○西村力弥君 ただいま議題となりました高等学校における生徒の編制及び教職員の設置の基準に関する法律案につきまして、提案者を代表して、その理由及び内容の概略を御説明申し上げます。  戦後六・三・三・四の新教育制度が実施せられ、義務教育が中学校まで延長され、憲法、教育基本法に保証されました教育の機会均等と民主教育の推進に大きく寄与いたしましたことは、まことに喜ばしいことであります。  しかしながら、急激な人口増加に伴う就学児童、生徒の増大に対しましては、終戦直後のわが国力をもってしては、その校舎及び施設、設備を完備いたしますことが、難事であったことは推察にかたくありませんが、今日のわが国状におきま……

第31回国会 文教委員会 第19号(1959/04/01、28期、日本社会党)

○西村(力)委員 それでは、私たちが先ほど提出いたしました社会教育法等の一部を改正する法律案に対する修正案の趣旨説明を行いたいと思います。さて、この趣旨説明、十分に想を練り、稿をまとめようといたしておりましたところが、委員長の方から急速に提案理由の説明を行うようとの督促がありましたので、そのことが思うように参りません。最も貴重なる時間でありまするから、簡潔にこれをまとめて行いたいと思っておったのでありまするが、その思いにまかせず、やむを得ずある程度の時間がかかるであろう、この点は前もって御了承をお願い申し上げたいと思います。なお、私も生きておるからだでございまするので、適当な時間になればやはり……

第31回国会 文教委員会 第21号(1959/04/27、28期、日本社会党)

○西村(力)委員 本委員会の実質的な審議も本日で終りますが、社会教育法の改正につきまして、与党諸君のみによって採決をせられましたことに対しましては、私たちはまことに遺憾に思っております。これは私たちとしましては承認のできないことである、こういう点を一言だけ申し上げておきます。  第二番目には、私は委員会の審査中に文部省に対して資料を要求しましたが、文部省はそのわれわれの要求に対して資料を提出しないために審議に非常に不便を感じたことがございます。こういうことは絶対にやめてもらわなければならぬと思う。第一は、すし詰め学級解消の五カ年の年次計画、生徒が五カ年間にどういう移動を示すかということ、それか……

第32回国会 文教委員会 第3号(1959/08/10、28期、日本社会党)

○西村(力)委員 私は第一に、この間新聞で見たのですが、無形文化財として指定された久留米がすりの、俗に人間国宝と言われている森山さんという人が自殺をした、あの件について対策を十分にやらないと、せっかくの民族文化というものが死滅をしていくのではないだろうかという、こういう心配を持つわけなんです。あの件について文部省は、今後どういう対策を強力に進められようとしているか、それを一つ聞かしていただきたいと思うわけです。
【次の発言】 どうも森山さんの自殺は、夫がなくなられた、それの精神的打撃から神経衰弱になられてなくなられたという考え方をなされておりますが、それだけではちょっと足らぬのではないだろうか……

第32回国会 文教委員会 第5号(1959/10/19、28期、日本社会党)

○西村(力)委員 私山形でありますが、山形市は集中的に学校被害がありまして、これを金額にすれば五千万円程度になるのではなかろうか、こう考えておるわけなんですが、そういう場合に、こういう災害の地域指定というものが県ごとに行われておる、こういうようなことになりますると、集中的に被害を受けたそういう一自体治がこの特別立法の恩典にあずかることができない。そうして乏しい中から自治体の努力によって復旧をはからなければならぬということになってくるのですが、こういうことはやはり他の府県にもあり得ることだろうと思うのです。その点については、大臣の方においては、地域指定の場合において、一自治体という単位である自治……

第33回国会 科学技術振興対策特別委員会 第3号(1959/11/17、28期、日本社会党)

○西村(力)委員 この際、ちょっとお尋ねしておきたいと思う点だけについて、簡単にお尋ねしたいと思うのです。中曽根委員長は、この委員会でも、あるいは内閣委員会等におきましても、すべて最後は安全審査部会の結論待ちだ、こういうことでありましたが、その結論がいよいよ安全である、こういう工合に出たわけなんでありまして、この結論に対しては、先ほどから矢木先生も非常な責任を感じていらっしゃる、こういうことでありまして、それの結論につけられておる条件が確実に履行されるかどうかということについては、後日部会を開いて意見を聴取したい、こういうことを申されておりますが、その場合に、矢木先生はどういう形の責任をとるお……

第33回国会 科学技術振興対策特別委員会 第6号(1959/12/04、28期、日本社会党)

○西村(力)委員 関連して長官にお尋ねしますが、原子力の問題は、それを導入してからまだ日も浅いので、未知の分野が非常に多い。日本の現状から言いましても、世界的な立場からも、そう言い得るんじゃないかと思うのですが、ことに日本のそういう未知の分野がある現状において、一体、工学的な立場というものと、理論的、物理的な立場というもののどっちが、今の日本の原子力開発の上において重視されるべき段階であるかということ、この点が非常に大事だと思う。認可される場合においては、ここをもう一度じっくりと考えていかないと、将来大きなあやまちを犯すではないかと思うのです。工学的な立場だけでいかれると、それなりの欠陥という……

第33回国会 決算委員会 第1号(1959/11/04、28期、日本社会党)

○西村(力)委員 東海、近畿地方の調査の御報告をいたします。  私たち一行は、去る九月一日東京を立ちまして、木曽福島に参りまして、愛知用水公団の建設にかかる牧尾ダム地点を初めとしまして、それから木曽川を下って三好池、兼見トンネルなどを見て、三日には日本道路公団愛岐建設所において名神道路建設の現況説明を受け、四日には岐阜、彦根、京都へと、名神道路の予定線及びすでに工事を始めている近江大橋並びに山科、伏見の工事現場などの調査を行ない、五日には奈良において森林開発公団の施設概要説明を聴取し、六日帰京いたしました。  派遣委員は山田、西村の両委員でありましたが、途中から鈴木委員長の特別参加を得まして、……

第33回国会 決算委員会 第3号(1959/11/11、28期、日本社会党)

○西村(力)委員 さきの委員会で視察報告をいたしましたが、その中で重要なる一点だけ脱落をいたしておりましたので、追加させていただきます。  それは、愛知用水公団の事業に従事している技術陣が、愛知用水公団の事業終了とともに分散するということは、同じような事業の将来の施行を有効に、能率的にやる場合においては、実に惜しいことと考えられるのでありまして、この技術陣の有効なる活用については、十分なる配慮をせられなければならないという工合に考えて参った次第でございますので、以上の点を追加させていただきます。
【次の発言】 私の要求しておる担当係官がまだ参らないようでございます。同じ自治庁関係でありますので……

第33回国会 決算委員会 第7号(1959/12/02、28期、日本社会党)

○西村(力)委員 関連して。きょう学術会議でこの問題に対する討論会がありまして、いろいろ審査部会の資料なんかも提示して、フリーな討論を願っておるのだというお話でございますが、その会議には合同委員会の審査議事録というものは提示されておりますか。学者諸君でありますから、結論だけで御本人の持っていらっしゃる能力で十分理解がいくだろうと思われますけれども、事はやはりその結論に至る過程、それについても十分に知悉してでないと、ほんとうにその結論を正確に理解するということは不可能であるだろうと思うのです。  こう申し上げますのは、この前の科学技術特別委員会において、福田小委員長は、あまりにも繁忙の中であった……

第33回国会 決算委員会 第8号(1959/12/04、28期、日本社会党)

○西村(力)委員 管理局長は用件でいないようですが、私学振興会の出資金ですが、これは累計どういう工合になっておりますか。それから、その金利というものは、現在まで累計してどうなっておるか。その金利の活用方式はどうなっておるか。それについて伺います。
【次の発言】 それでは、その貸付の金利というものが相当膨大になっていると僕は思うのですよ。これは信託銀行においても、従来は、これは非常に厳格な流用規定がありまして、金利はほとんど使えない。ために預金だけしておる。このためにその金利というのは相当膨大になっている。その金利をどういう工合に今使っておるか。その金利の活用のシステム、私は、補助という形で金利……

第33回国会 地方行政委員会 第8号(1959/12/08、28期、日本社会党)

○西村(力)委員 先ほど田中委員から、一部の人が現地に乗り込んで島民の意思をゆがめておるというお話がありましたが、私も十日ばかり前に行って参りました。その場合には、わが党の淺沼書記長あるいは亀田参議院議員、淡谷悠藏代議士、加藤勘十代議士、そういう諸君も現地まで行っております。そういう連中が全部島民の意思をゆがめた、こういう工合になるわけでございますが、しかしこの新島の問題は、二カ年ばかり前から始まっている問題でございまして、しかも昨年の二月には、はっきり村議会も反対を決定し、村長もそれに同意をし、村民全部をあげての反対同盟というのができた。それが、防衛庁のあらゆる工作が今ある程度の功を奏したか……

第33回国会 懲罰委員会 第4号(1959/12/23、28期、日本社会党)

○西村(力)委員 警務部長の出したものに名前が書いてあります。その顔の上に書いてあるが、ここに大西正道というのがある。大西正道君は長いこと入院しているんだが、これはだれが書いたんです。
【次の発言】 先ほどの警務部長の答弁の中で、一カ所訂正をしてもらわねばならぬところがある。今速記を調べて参りましたが、こういうところがある。「ところが、とめたところで、衆議院の正門を破って入ってこられて、先頭に立たれて、もう正玄関の前まで来られたのですね、それで、とめても正門のところまで押し返すということはできないわけです。」と、こうなっていますが、衆議院の正門を破って入った、こういうところは訂正を願わなければ……

第33回国会 懲罰委員会 第5号(1959/12/24、28期、日本社会党)

○西村(力)委員 私の質問が終わって、直ちに理事会に入ってくれるというお話し合いのようですが、その通りでございますか。
【次の発言】 再度申しますが、私の質問が終了次第、理事会を開いてくれるということをお約束願えますか。
【次の発言】 それでは、先ほどからもお二人の議員がいろいろと質問をされましたので、私は、ごく限定して警務部長にお尋ねをいたしたいと思います。衛視さん方から現場を見られた状況報告、これをとられる目的はどういうところにあったのか。――おわかりになりませんか。
【次の発言】 衛視さんに指示をされまして、衛視さん方があのとき見られたその状況を報告せよという工合になさったと思うのですが……

第33回国会 文教委員会 第3号(1959/11/13、28期、日本社会党)

○西村(力)委員 去る八月、小学校の教育課程の研究協議会が持たれましたが、その際この研究協議会に出席をしなかった者に対して、過般山形県の教育委員会が戒告処分をいたし、また一名には懲戒免職、三名には停職三カ月、こういう重罰に処したのでありますが、このことはただ単に山形県に関係あるばかりではない。これは教育行政の上からいって相当重大な意味を持つものであると思いますので、この際文部省の見解を十分にただしておかなければならないと思うのでございますが、山形県の教育委員会に当たって聞いてみますと、この処分に際しては文部省に問い合わせをしてあった、こういうことを言っておりますが、そういうことは事実でございま……

第34回国会 社会労働委員会 第23号(1960/03/30、28期、日本社会党)

○西村(力)委員 時間がだいぶたちまたしので、簡単に要点だけをお尋ねして今後の善処方をお願いしたい、こう思うわけでございます。  朝日新聞に数日前出まして全国的な関心を集めておる山形県鶴岡保健所の検便の問題でありますが、高松宮がスキーにおいでになった。それをお泊めする宿屋、それに食品を納入する業者、そういう関係者全員に直接検便をやった、こういう事件でありますが、この件については山形県から厚生省にも報告がきておると思うのですが、どういう報告が参っておりますか、お尋ねしたい。
【次の発言】 直接検便の方法をもって防疫の万全を期しようとした根拠は、一体どこに求めておると思われますか。

第34回国会 日米安全保障条約等特別委員会 第7号(1960/03/15、28期、日本社会党)

○西村(力)委員 関連してお尋ねしますが、自衛隊法の第七十六条ですね。そこには防衛出動の規定がございます。この防衛出動は、「外部からの武力攻撃」、カッコしまして、その「おそれのある場合を含む。」となっておりまするが、どういう場合に防衛出動がなされるわけですか。ここの「外部からの武力攻撃」というものは、これは日本に対しての武力攻撃に限定されている、そのようでよろしゅうございますか。
【次の発言】 そうしますると、自衛隊法の第三条に規定されておる自衛隊の任務、ここには「わが国の平和と独立を守り、国の安全を保つため、直接侵略及び間接侵略に対しわが国を防衛することを主たる任務」とする、こういう工合にな……

第34回国会 日米安全保障条約等特別委員会 第21号(1960/04/20、28期、日本社会党)

○西村(力)委員 一点だけお尋ねしますが、マコノギー米大使が李承晩に意思表示をやったこと、これはデモ隊が正当だという意思表示です。時によっては反対の意思表示もあるわけですが、こういう内政の問題に対して、大使が直接に大統領に意思表示をするというようなことは、これは何に基づいてこういうことが許容されるかということが、私はちょっとわからない。この点について見解を一つお知らせ願いたい。
【次の発言】 こういう事態を認めるとするならば、日本とアメリカの関係においてもこういうことは認められていく、こういうことになりますか。
【次の発言】 こちらに言わないにしても、在日のアメリカ大使が、日本にもしこういう内……

第34回国会 日米安全保障条約等特別委員会 第27号(1960/05/03、28期、日本社会党)

○西村(力)委員 昨日受用委員から内閣調査室長に対して、内閣調査「室が行なった世論調査の結果の報告を求め、かつその調査の資料の要求がありましたが、これに対する答弁は、承りました、こういう工合にとどまっておるのでありますが、あの資料についての報告は私たち先に聞いておったものと全然違うのであります。なお、調査の期日も明示されていない。それから調査の方法、設問の仕方、そういうものについても何ら明示されていない。それで、あらためまして、本日、あの三回にわたって行なわれた調査がいついかなる方法で行なわれたか、それについて正確なる資料を提示していただきたい、かように要求いたすのでございます。

第34回国会 日米安全保障条約等特別委員会 第28号(1960/05/04、28期、日本社会党)

○西村(力)委員 関連の関連になって恐縮ですが、非常にがまんしきれない気持がありますので、関連質問をやるわけなんでございますが、一体、この前の太平洋戦争の場合も、沖繩のあの住民の悲惨な状態というものは、健児の塔、ひめゆりの塔、それからあそこの牛島部隊長も、全部自決をした、こういう工合になっておる。しかも、現在アメリカがあそこに永久基地を作っている。たとえて極言するならば、爆弾の上に沖繩島民が生活しているんだ、こういう工合に言わざるを得ないと思うのです。アメリカは、御承知の通り、原子兵器もあそこに持ち込んでおるでしょうし、極東における攻撃の中心とし、また、極東のすべての国の軍隊をコントロールする……

第34回国会 日米安全保障条約等特別委員会 第29号(1960/05/06、28期、日本社会党)

○西村(力)委員 今までの問題につきましては、去年の十二月十二日に、参議院の外務委員会で、吉田法晴君からいろいろ指摘されてありましたわけですが、その後、新聞記事を見ますと、自民党の船田政調会長は、この国連軍の日本国における地位に関する協定、署名している国はたくさんあるけれども、米軍に対して事前協議でチェックするということが方針としてきまる限り、その他の署名国については新しく署名をしなければならない、全然更新しなければならない、こういう談話を発表しておるわけなんでございまするが、その談話というのは、これは自民党の統一解釈に付随しての談話でありますので、私たちは、そういう考え方で交渉を進められた、……

第34回国会 日米安全保障条約等特別委員会 第32号(1960/05/10、28期、日本社会党)

○西村(力)委員 まず第一番目に、今回日米新安保条約締結にあたって、アメリカの世論というものがどういう動きを示しておるか、私は、いろいろな資料に基づいて注目しておるのでございますが、ほとんどの報道は、アメリカの世論はまことに平静である、こういう工合になっておるのであります。今この状態を見まして考えられることは、政府がこの委員会において答弁せらるるがごとく、たとえば、事前協議という問題について、アメリカが戦闘作戦行動に出る寸秒を争う瞬間において、日本がノーと言えば、その作戦行動が変更されるというようなことが事実であるとするならば、これは明らかにアメリカの主権の大いなる拘束、制限であり、また、統帥……

第34回国会 文教委員会 第2号(1960/02/26、28期、日本社会党)

○西村(力)委員 第一番に、この前理事会でも話し合ったのですが、文部省が当初要求した要求の概要について、これはまあ大蔵省と折衝した結果固まったものが今ここに君かれてあるわけですが、その前の、文部省として希望した要求額をわれわれに見せていただきたい、こういう話であったのです。それを一つぜひやっていただきたいと思いますが、いかがなものでありますか。
【次の発言】 それはもちろんそのものについて審議をするのでありますが、その参考のためにも、やはり文部省が当初理想的なものとしてどういう予算を組んでこれを推進しようとしたかということは、これは参考としてぜひ必要だ、こういうことなんでありますし、また他の役……

第34回国会 文教委員会 第3号(1960/03/02、28期、日本社会党)

○西村(力)委員 きのうのわが党の不当弾圧対策委員会で取り上げられ、きょうまた国会対策委員会で問題になったのですが、岐阜の教員組合が、専従者を選ぶためにいろいろやっておる。この問題に対して、知事あるいは教育委員会関係、そういうものが相当具体的に干渉したり圧迫したりいたしておるということでありますが、こういう事態については文部省では実情を把握しておられますかどうか。
【次の発言】 それでは申し上げますが、具体的な例を申し上げますと、坂井君というのがおるのですが、これは多治見というところの教員組合の支部の人ですが、その人が立候補を決意しておった。そうすると、この届出をすると同時に市教委は校長を呼び……

第34回国会 文教委員会 第4号(1960/03/04、28期、日本社会党)

○西村(力)委員 ちょっと関連して……。盲ろう学校の修学旅行費の支給率はどういう工合に算定しておるのですか。在籍人員に対する支給者の比率はどういうふうになっておりますか。
【次の発言】 大へんけっこうなことであると思うのです。こういう人々の心理というものは非常に敏感でありまして、旅行に行けないというようなことになると相当神経が働くと思うのです。それにつきまして、この間も修学旅行の教師のつき添い費の問題が出ましたが、青ろう学校の生徒を輸送する場合なんかは、ことに十分な配慮をしていかなければならぬと思うのです。ことに今申されたように父兄の方が相当生活水準が低目に押えられておるとするならば、金は出な……

第34回国会 文教委員会 第5号(1960/03/09、28期、日本社会党)

○西村(力)委員 この前の委員会におきましてもわが党の長谷川委員から、身体傷害者の立場に立った非常に人間的な愛情のこもったいろいろの御意見が出されておりましたが、私はやはりそういう立場に立ってあたたか味と潤いのある政治政策というものが進められなければならないということ、これはだれでもが否定しないことであると思うのでございまするが、その際盲人の職業というものは伝統的にあんま、はり、きゅうというような職業が選ばれ、それが盲人諸君の自活自立の基礎になっておる、しかしそういうのが漸次普通人によって侵かされてきておる、せっかく身体の傷害を克服して自立自営しようとする盲人の立場を苦しめるような状態に追い込……

第34回国会 文教委員会 第7号(1960/03/16、28期、日本社会党)

○西村(力)委員 大臣にお尋ねしますが、学校の教育が十分効果を発揮するためには、その職場に働く校長、先生方、事務職員あるいは給食関係のまかない婦といいますか、それからいわゆる使丁といわれる人、そういうような人々はそれぞれ自分の分野を担当して、学校教育の目標がより効果的に発揮さるべく任務を持って働いているわけであります。そういう考え方に立って学校の教育に従事する人々の立場を盛り立てていくことが私は必要であると思うのですが、そういう考え方に対しては大臣はどうです。
【次の発言】 校長、教諭あるいは事務職員その他そういう人々が担当している仕事それ自体に軽重がある、こういう工合に考えることは不当である……

第34回国会 文教委員会 第14号(1960/04/27、28期、日本社会党)

○西村(力)委員 私は、きのうは安保委員会の打ち合せがありまして、よそに出ておりましたが、七町のテレビ・ニュースを見まして、それに現われてくる学生諸君の血みどろの姿を見まして、それを見ておった多くの人々は、何というむごいことだ、こういうため息まじりの非難をしておりました。それを見まして、これは大へんだと思いまして、直ちに現場に行ってみましたところ、少数の学生を警察賞が多数で包囲しておりましたが、学生諸君は、幹部と思われる人が、後日にエネルギーを残すために本日は引き揚げるというようなことを言ったように聞こえたのですが、引き揚げ始めました。そうしますと、警察官はそのあとを、このやろう、やあやあとい……

第35回国会 文教委員会 第4号(1960/09/10、28期、日本社会党)

○西村(力)委員 きょうは大臣の出席を求めておったのでございますが、どういう御都合か御出席ありませんので、おいでになったときに、ゆっくり、しかも徹底的にいろいろな点についてただしてみたいと思うのでございます。きょうは、いないところであまりやりますと、欠席裁判のようなおそれもありますので、あまりやらぬことにいたします。  ただ私、新聞を拝見しまして、また参議院の九月一日の文教委員会の会議録を見まして、非常に問題だと思う点がありますので、その点についてお尋ねをしたいと思うのです。その速記録を拝見しますと、加瀬完君の質問に対しまして、大臣は、あたかも日教組が破防法適用すれすれの団体である、こういうよ……


29期(1960/11/20〜)

第37回国会 文教委員会 第2号(1960/12/15、29期、日本社会党)

○西村(力)委員 関連してここでお聞きしたいのですが、きょうの朝日新聞の社説にも出ておりましたが、私立学校に対してはノー・サポート、ノー・コントロール、こういう言葉が使われております。私立大学の関係者の方からも教員の給与に対する補助の要求がありますが、また外国の例としましてもそういうことをやっておるところもたくさんあるということでありますが、この問題に対する文部省の検討は一体どういう工合になっておりますか、できるならば諸外国のそういう例と、それが憲法とどういうかね合いになっておるか、こういうことを一つ調べて知らしていただきたいと思うわけですが、その検討はどうなっておりますか。

第37回国会 文教委員会 第3号(1960/12/16、29期、日本社会党)

○西村(力)委員 積雪地方、雪国ですが、今から予算が制定されましても、年度内に工事に着手できないという、こういう場合にはどう措置されるか。
【次の発言】 それから、この坪単価の算定について明年度はどういう考えを持っていられるか。現状のままでは、とうていこれは低きに過ぎて、実情に合わないじゃないかと思うんです。
【次の発言】 そうすると、言外に示されていることは、鉄筋の単価は妥当である、こういうことであって、木造は引き上げを必要とする、こういう考え方に立っているように聞こえたのですが。
【次の発言】 これは無理をしてそういうことをおっしゃっておるのじゃないかと思いますが、再度検討願って、もう少し……

第38回国会 決算委員会 第3号(1961/02/09、29期、日本社会党)

○西村(力)委員 このメモと同趣旨のものを――これは結局そうならざるを得ないと思うのですが、それを現在までの正式の意思として、公式に明日までにこの委員会に提出する意思はないか。
【次の発言】 検査官会議を開いて意思決定をするかいなかということまで討議をするということは、この際あなた我を張り過ぎるのじゃないか。あなたは、会計検査院長として会計検査官会議を招集する権限がある。だから、この際はっきり、私の権限で招集して最終的な意思を決定して提出をします、こういう意思表明をなされるはずだ。あなたは、人の発言まで取り消すと言えるすばらしい権限をここで表明されたのですから、そういう工合にできるはずです。

第38回国会 決算委員会 第5号(1961/02/16、29期、日本社会党)

○西村(力)委員 関連して……。ただいまの答弁で、濃縮ウランの製造可能国はイギリス、フランス、アメリカだけだということでございますが、科学技術庁の答弁としては少し非科学的じゃないかという気がするのですが、いかがですか。
【次の発言】 今のJRR2型ですが、これを購入しようという工合にきめる前の計画は、国産で一号炉を作ろう、こういう計画があったと聞いておるのですが、事実ですか。
【次の発言】 次に、当時はアイゼンハワー大統領の時代ですが、原子力の国外市場確保という意味において、後進国で原子炉を建設する場合に、三十五万ドルの助力をする、こういうことがあったと思うのです。それは当然考慮に入れられたと……

第38回国会 決算委員会 第7号(1961/02/23、29期、日本社会党)

○西村(力)委員 前会はCP5型の原子炉の出力を一千キロワットまで引き上げる、それはどうしてやるのだ、危険はないか、こういうようなところで打ち切りになったわけなんですが、これは日本に責任が全部移っておるのでありまして、ここで重水の中に放射能が流れ込んだり、あるいは危険が発生した場合の責任というものは、全部自分の方になってしまうわけですが、一千キロまで上げるということについての確信はあるのかどうなのか。  それからもしひょっとして事故があって放射能が流れた場合に、その放射能を除去する費用やあるいは時日はどのくらいかかるのか。その点についてお答えを願いたい。

第38回国会 決算委員会 第9号(1961/03/02、29期、日本社会党)

○西村(力)委員 ちょっと説明してもらいたいのですが、急性灰白髄炎というのはどういう病気ですか。
【次の発言】 けっこうです。
【次の発言】 関連して。今問題になっているところは私も見てきたのですが、自然現象で高度の災害が押し寄せたからやむを得なかったということになるけれども、やはり設計通りに施行になったにしても、その設計自体が不備だったということが、こういう場合に言えるのではないかと思います。あの際もやはりこの堤防の背面傾斜、あそこからくずれたということになっているのですが、鍋田の海岸堤防もその通りなわけですね。うしろから削られたということになっておるのですが、やはり設計それ自体に欠陥があっ……

第38回国会 決算委員会 第10号(1961/03/03、29期、日本社会党)

○西村(力)委員 実はきのうお尋ねして、鬼丸官房長から事務当局の答弁を聞いているんですが、大臣の立場の見解を聞きたいというわけでお尋ねをするわけです。  二兆一千億の予算を消化するということ、それはできる見込みはおありだろうと思うのですが、これを無理して消化しようとすると、能力の十分でない、あるいは事業に対する信用が置けないような業者も使うようになるのではないか。こういう点を相当警戒しないと、せっかくの資金が、非常なロスが出てしまうのではないかということです。その点をどういう工合にして、国民の血税を有効適切に使う方式を大臣として考えておるかということなんです。それからこの土木事業は下請下請と、……

第38回国会 決算委員会 第12号(1961/03/16、29期、日本社会党)

○西村(力)委員 私も公団の責任のあり方ということについてお尋ねをしたいと思ったのでございますが、木村委員からいろいろお話もありましたので、その点はやめにしておきたいと思います。ただ、行政組織法に入っておる一般の機構については、行政管理庁でいろいろ検討しておりますが、公団関係については、そのワク外となっておるので、やっぱり公団という組織の責任はどうあるべきかということは、どこかで検討すべきじゃないか。これは三公団に限らず、愛知用水公団にしても、あれなんか御承知の通り、何回も何回も資金不足だといって莫大な資金を回してきておるということですね。その他注意を怠ったために多くの損害を与えたとか、欠損金……

第38回国会 決算委員会 第17号(1961/04/05、29期、日本社会党)

○西村(力)委員 ちょっと関連。二月の二十一日に、この問題を当委員会でやりまして、私が原子力局長に、AMFでなく、もっと確実な会社に発注すべきであるという意見は出なかったかと、こう言いましたときに、これに対する答弁は、「その当時原子力委員をしておられました藤岡由夫博士、現在埼玉大学の学長であられますし、原子力委員会の参与であられますところの藤岡博士が、アメリカの方から手紙をよこしまして、AMFは適当でないのではなかろうかというようなことは言ってきた事実はございます。その事実はございますが、それを取り上げる論拠、なぜAMFはいけないのだ、その論拠については何ら示されておりませんでしたので、原子力……

第38回国会 決算委員会 第18号(1961/04/06、29期、日本社会党)

○西村(力)委員 ちょっと関連して。一つは、きのうの供述によりますと、そもそも二号炉としては、国産のをやろうという計画があった。それをCP5型の購入に切りかえた。こういうお話がございました。ところが、この前の私の質問に対する札局長の答弁では、そういう計画はございませんと、はっきりあなたは断言しておる。私たちは、学術会議の意向に沿うて日本の知識を動員し、積み上げていく。そういう原子力開発ということを好んでおり、そういう方向を望んでおるのです。それがCP5型の購入というふうに切りかえになった。そういう事情というものは、やはり重視をしなければならぬと思っておるのです。局長、どうです。こういう不確かな……

第38回国会 決算委員会 第19号(1961/04/07、29期、日本社会党)

○西村(力)委員 関連。一つは、自転車振興会という名称です。これは自転車産業の振興をはかるのだという目的を持っているからいいようなものですが、しかし、それに要する資金の出道を考えると、こういうまことしやかな、もっともらしい名称というものは、どうも不適当だという気持がしてならないのです。法律に基づいてある歩合の納付金を納めさせるということは、それはそれでいいとしても、こういう競輪あるいはオートレースの正常な運営をはかるための仕事というようなものは、やっぱりそういうことを主催する人々が、自主的に集まってやって、それと法律事項というものは、全部切り離していく。競輪からの上がりの中の幾らかを納付させる……

第38回国会 決算委員会 第20号(1961/04/12、29期、日本社会党)

○西村(力)委員 関連して。駐留軍労働者の離職者の企業組合、タクシー会社なんかやろうとして申請した場合の取り扱いの態度。それから今まで申請したものの許可の割合ですね。そういうようなことはどうなっておるか。その一点だけ伺いたい。
【次の発言】 全部許可できないという理由は、これはだれにもできない地域だからやらぬ、こういう趣旨なのか。あとのつり合い上やらないというのか。それからまた、私のお聞きしたいのは、今許可した件数を申されましたが、それは申請のどのくらいの率になっているのか。こういうことをお聞きしたかったわけです。
【次の発言】 その離職者の車庫がどうこうというようなこと、あるいは企業の基礎、……

第38回国会 決算委員会 第21号(1961/04/13、29期、日本社会党)

○西村(力)委員 交通公社が金を納める納期の短縮十日ということですが、これの変遷はどうなっていますが。ずっと年次別に……。
【次の発言】 そうすると、十日に短縮するという方針だ、こういうようなことをおっしゃったのですが、二十日ですか。
【次の発言】 それは即日にできないことはわかるのですが、ぎりぎり一。はいのところは、やはり二十日ですかね。そういう専務処理上のぎりぎりの線が、二十日という工合に言わざるを符ない根拠はあるのかどうか。
【次の発言】 二十九年のときまでは四十五日、そのときはそのときで四十丑日を必要としたのかどうかということ。今回は、事実問題として十日でいい、しかし、一時にはできない……

第38回国会 決算委員会 第22号(1961/04/14、29期、日本社会党)

○西村(力)委員 関連して伺います。  昭和二十七年以降の分はそれでわかりますが、占領後ずっと米軍に与えた利益、こうむった損害、そういうものを算定すると、累計どのくらいになりますか――。御答弁がないのですが、今政府が、ガリオア、エロアの返還の交渉に入っておるということになっおりますね。そういうものをはっきりと握っていないということでは、これはいかにもわが方に不利に進行することになる。朝鮮動乱の際なんかにおいては、国鉄の機関というものは、相当勝手に使われておった。これはわれわれが目で見ておる。そればかりでなく、米軍が占領で進駐した以後、こまかく言えば、ある程度の施設の建設から始まりまして、ずっと……

第38回国会 決算委員会 第23号(1961/04/19、29期、日本社会党)

○西村(力)委員 国鉄職員の退職後の平均余命についてでありますが、私が調査したところによりますと、これは三十二年に調査したのですが、機関士の退職後の平均余命は、六・七年ということになっております。そうしますと、五十五才で退職しましても六一・七、これが平均の最高だということになるわけです。それで、厚生省の調査しておる日本人の平均寿命を見ましたところ、これは三十年の調査でありますが、五十二才の者は二〇・八三年、五十三才の者は二〇・〇五年、五十四才の者は一九・二九年、五十五才の者は一八・五年、こういう工合になっておるのです。これを比較してみますと、この差があまりにもはなはだしい。これに私は驚き入って……

第38回国会 決算委員会 第24号(1961/04/20、29期、日本社会党)

○西村(力)委員 ちょっと忘れましたですが、三十四年度の補正予算はいつ出してあったか。主計局長おわかりでございましょうか。
【次の発言】 お尋ねをしますが、去年の一月十何日でしたか、岸総理が安保条約調印のために渡米して、そのときの費用は、予備費から支出になっているわけですが、そういう際に、外国旅行の経費は、外務省には残額がなかったのか。それはどうですか。
【次の発言】 それだけ大きいといいましても、外務省の方に予備費として計上になっているのは、総額一千八百三十万のうち、一千九十二力というのは、外務省の方に振り分けられておる。そうすると、わずかに七百万円とちょっとなんです。そういう金が総理府にな……

第38回国会 決算委員会 第27号(1961/04/27、29期、日本社会党)

○西村(力)委員 平常業務のお話が今出ましたが、取り扱い郵便物の伸び率は、ここ五年間くらいはどうなっているか。それを一つ知らしてもらいたい。
【次の発言】 三十五年度はないですか。
【次の発言】 取り扱い量が大体七%ずつ伸びている。これは二年間のあれですが、三十五年度は何%伸びたか。一一四から幾らになったですか。今ちょっと聞こえませんでしたが、七%以上の伸び率じゃないかと思う。そうじゃないですか。
【次の発言】 そうでしょう。ところが、要員の増は三%、その次は五%の伸び率、そうすると、だんだんと取り扱い郵便数に比して人員の増加がズレてくる、そういうことになるのじゃないですか。それでは、平常業務……

第38回国会 決算委員会 第28号(1961/05/10、29期、日本社会党)

○西村(力)委員 私は、国民として、選挙違反裁判が遅延する問題に対しては、苦々しくずっと思ってきた。その問題に対しては、法務省当局、裁判所当局も、スピード・アップされるという意向は示されておるようですが、ここ二、三年のところ、実際スピード・アップはどういう程度に進んでおるか、これはどうなっていますか。
【次の発言】 法務省というか、法務大臣というか、そういう選挙違反の裁判はスピードを上げようという方針はきまっておるのじゃないですか。
【次の発言】 その通りであるならば、それを実現するために、財的に、人的に、どういう努力をされてきておるか。こういう積み上げがどうなっているのか。

第38回国会 決算委員会 第29号(1961/05/11、29期、日本社会党)【議会役職】

○西村(力)委員長代理 その点久保君にお尋ねしますが、この流用したということは事実なんですね。
【次の発言】 関連質問を許します。荒舩君。

第38回国会 決算委員会 第30号(1961/05/12、29期、日本社会党)

○西村(力)委員 今、国民年金のお話がございましたが、この市町村の年金の取り扱い費が実情に全然合っていない。まことに僅少だ。私がこの間ある町に行ったところが、四分の一の金しか出てない、こういうことを言っておりました。それが全部町から持ち出しになって事務が行なわれている、こういうことになっているのですが、厚生省の仕事は、これはやはり住民生活に直接する問題でありますので、地方の公共団体は、これは国がめんどうを十分に見てくれないにしても、やはりやらざるを得ないということになる、社会福祉関係でも何でも。それから学校教育の問題もそうですが、これだってやはり子供のことですから、地方自治団体あるいは父兄が、……

第38回国会 決算委員会 第31号(1961/05/17、29期、日本社会党)

○西村(力)委員 まず、本日は、東北開発株式会社の日新電化の持株譲渡の問題について、お尋ねしたいと思うわけであります。東北開発株式会社及びその譲渡を許可した企画庁、これが金子社長に譲渡することを適当と判定した理由、それについて一つお尋ねをしたいと思うわけです。
【次の発言】 渡邊総裁にお尋ねいたしますが、金子氏から事業の規模拡大、更新のために相当額の出資をしていただきたいという申し出があったというお話しでございましたが、それはいつ、どういう申し出があったか、それをだめだと御決定になった理事会はいつであるか、伺います。
【次の発言】 それは正確にわからないのでございますか。

第38回国会 決算委員会 第33号(1961/05/19、29期、日本社会党)

○西村(力)委員 簡単にやります。  一つは消防庁の方に尋ねますが、先日の新聞を見ますと、防火服の実験をやっておる。そのためにえらいやけどをしたというのですね。ああいうことに消防庁としてはどれだけのタッチをしてやらしたのか、その点。
【次の発言】 消防庁としては、全然推薦とか何かやっていないということですが、しからば、火に飛び込むというのは、個人意思でやったのか、だれかの命令でやったのか、どうです。
【次の発言】 書類の報告だけで、近く呼ばれるといいますが、問題は自由意思でやったのか、命令でやったのかということになるので、これは相当重要な問題です。八百度の予定熱が千度に上がったから焼けたのだろ……

第38回国会 決算委員会 第34号(1961/05/24、29期、日本社会党)

○西村(力)委員 経済企画庁の方では東北開発室長だけですが、前々から、この問題については一ぺん大臣が出席すべきだ、こういう要求をしているのです。にもかかわらず――長沢さんは、直接担当で一番詳しいから、適任であるということになるかもしれませんけれども、事と次第によっては、やっぱり大臣の答弁を求めなければならぬ場合も出てくるわけなんであります。どうでしょう、委員長、まああなたは代理委員長ですが、このごろの状態を見ますと、決算委員会に対して、今まで大臣で出席したのは厚生大臣、厚生大臣はずっと続いておりましたが、他はほとんど政務次官をもって代行せしめる、こういう一つの傾向というものが生まれつつあります……

第38回国会 決算委員会 第37号(1961/05/29、29期、日本社会党)

○西村(力)委員 ちょっと関連。市場の指定荷受人というか、そういうものは、単一化していこうというのが、農林省の方向じゃないですか。その答弁が、いかにもこちらの質問に合うがごとくあやふやにしていますけれども、はっきりそういうような方向をとっておりながら、そういう答弁はおかしいじゃないかと私は思う。そこを一つ明確にしなければいかぬじゃないか。
【次の発言】 関連。会計検査院にお聞きしたいのですが、そういう国費が目的以外に使われ、そのまま放置されるという場合は、こういう補助金の返還について、会計検査院ではどういう工合に判定するか。農林省自体としても、補助金の返還を求めるという工合に行き得ないかどうか……

第38回国会 決算委員会 第38号(1961/05/30、29期、日本社会党)

○西村(力)委員 各大学から三万、二万と、額は少額ですが、これはどの費目から出されておるのですか。
【次の発言】 役務費という名前が示すところからいうと、今の目的とは合致しないように思うのですが、どうでしょう。会計検査院はどう思いますか。福祉とか文教宣伝とかいう趣旨でこの財団法人が生まれて、その費用が役務費から出ておるということは、少し無理があるのじゃないですか。
【次の発言】 議事進行について。これは、役所の方々は新しくその地位にすわったとかなんとかで、僕がいなかったときのことは知らぬとか、こういうことは言えるかもしれませんけれども、これは文部省という一つの機構として出席しているのですから、……

第38回国会 決算委員会 第39号(1961/05/31、29期、日本社会党)

○西村(力)委員 これは決算とはちょっと関係ないようですけれども、序論的な意味で、第一次防衛計画が、陸上が十八万、海上が十二万四千トン、航空機が千三百機と、こういう工合になっておるのですが、この資料を見ますると、その整備状況は、陸上部隊が十七万一千五百人、海上が十一万五千八百四十七トン、航空機が千百十五機、こういうことになっておりまするが、この中にアメリカからの援助による航空機、あるいは艦船、あるいは陸上部隊の装備その他、そういうものの内容は、どうなっておりまするか。これは一つ詳しい資料を出してもらいたいと思うのです。防衛庁は、決算委員会の専門員室の話を聞きますると、いろいろ国会の審議を便なら……

第38回国会 決算委員会 第40号(1961/06/01、29期、日本社会党)

○西村(力)委員 先ほどの小川委員の質問に関連してですが、この前、岸総理が安保調印に行く場合の予備費の審査をやったときに、確かにあのときには事前に補正予算を組んだ。しかし、そういう目がないために、新しい目を必要とする場合には予備費支出も認められるのだ、最後はそういう話であったのです。それで、これは一つの私の考えですが、このごろ年々、総理は外国といろいろ具体的な関係のある場合もありまするし、そうでなく、外国との親交を深めるというようなことで、ずいぶん回られるのですね。やはり外国旅費の中に、特別費的な目を起こしておいた方が、一番めんどうでなくて済むのじゃないかという考えを持つのですが、大蔵省として……

第38回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第8号(1961/06/06、29期、日本社会党)

○西村(力)委員 私、選挙法に関しては深い知識は何もないのでありますが、しかし、これまで選挙を数回やりまして、現在の選挙法というものは、実際に民意というものを正しく反映するためには不備不完全である、そういう感を深くしております。そういう感じは、ただ、いたずらに、選挙法の問題にすべてがあるんだということではありません。問題はもっともっと深いところにあるんだと思いまするが、しかし、これを可能なる限り法的にも整備をして、そうして、正しい民意というものが反映されるようにしなければならぬことは当然であります。そういう点からいたしまして、現在の選挙があまり好ましい姿ではなく行なわれていることに対して、これ……

第38回国会 商工委員会 第2号(1961/02/08、29期、日本社会党)

○西村(力)委員 一点だけお尋ねしますが、きのうの新聞を見ますと、経済企画庁長官が貿易自由化の計画を再検討する、こういう指示を出したと出ておりまするが、この再検討の指示の趣旨、これはどういうことであるか。一つ考えられることは、ケネディの、ドル防衛に伴う一つの方針が現われてきましたので、それに対応する、こういうことも考えられるし、また一面、砂糖の自由化はああいう処理になったので、そういうことからくる再検討ということも考えられる。町検討の方向なり内容について、どういう趣旨の指示があったのですか、それを伺います。
【次の発言】 あなたがおわかりにならないとすれば、指示を与えられた企画庁のポストの人は……

第38回国会 商工委員会 第6号(1961/02/21、29期、日本社会党)

○西村(力)委員 砂糖も生活必需物資でぜいたく品ではないのですから、なるべく安く国民に与えるというのは当然だと思うのですが、そういう観点からいいまして、現在の政府のやり方はさか立ちしておると思うのであります。それはともかくとしまして、ただいま通産大臣は原糖の輸入をよけいにして、出回りをよけいにして値段を下げるといわれた。このことは前回企画庁長官も同様趣旨の答弁がありました。ところがいつの新聞でしたか、新聞の報ずるところによりますと、アメリカとキューバの国交断絶によってアメリカはキューバ糖を買わない、そういうことから日本政府が原糖の輸入を増そうとしても、それは見込みがないじゃないか、こういう報道……

第38回国会 商工委員会 第8号(1961/02/24、29期、日本社会党)

○西村(力)委員 一つは、採算のとれる限界が二十八万円という場合に、その中に占めておる探鉱費あるいは税金のウエートはどんな状態になっておるか。
【次の発言】 しかし価格構成の中に占めるそれぞれの率というものは、やはり示されなければならないと思うのですが、資料をお持ち合わせでないようですから……。それで探鉱費については相当ロスが加わるだろうと思う。やってみたところ当たらなかった。当たったけれども採算制に乗らなかった、こういうことがあると思うのですが、全体的に見ましてそのロスはどのくらいになりますか。
【次の発言】 探鉱の助力を求めるとか、減税を求めるとか、そういう場合には価格構成の中に占めるこう……

第38回国会 商工委員会 第11号(1961/03/10、29期、日本社会党)

○西村(力)委員 通産省にはこういう石油とか可燃性のガスの開発に関する審議会というのがあるのじゃないですか。その審議会の結論はどうかということを聞きたい。

第38回国会 商工委員会 第15号(1961/03/22、29期、日本社会党)

○西村(力)委員 これからの審議のために資料を要求したいのですが、その前にちょっと大臣に聞いておきたいことがあるのです。それはカン詰用の原料作物の輸入の問題、これはちょっと議題からはずれてしまいますけれども、カン詰用のサクランボの輸入でございます。サクランボの生産は、私、山形県でありますが、山形県が大体八割程度占めておるのですが、今期外貨割当の申請を調べてみますと、九十一万ドルの申請が出ておるのです。そうしますと、生産量の五割以上が輸入されるということになって、サクランボの生産者は大恐慌を来たしておるわけなんです。農林省の担当の園芸課、食糧庁の食品課、そういうところを当たってみまして、農林省と……

第38回国会 商工委員会 第19号(1961/03/29、29期、日本社会党)

○西村(力)委員 この法案が目ざしておる研究の段階というのは、基礎研究、応用研究、あるいは企業化、そういうところのどこをおもなる目標としておるのか。それから協同研究組織を持つ業種、これはどういうところをおもに対象として考えておるのか。いわば、わが国の研究組織は分散をしておる、そういうところから基礎的な、あるいは集中的な、大規模な研究ができないのが欠陥である。であるから、協同研究の組織体に法人格を持たせよう。こういうことになるわけだとするならば、より多く中小規模の企業体が自己の必要によって協同研究組織を持つ、そういうところを対象としておるようにも見えます。その二点についてお答えを願います。

第38回国会 商工委員会 第21号(1961/04/04、29期、日本社会党)

○西村(力)委員 関連。独立採算のベースに乗る段階では、国内の航空路線は、どの程度に網が張られるか、それは見込みはどうつけておられるか。  それから第二点は債務保証は独立採算の段階にいけば消えるというが、消えるという根拠は何か。それからそういう場合には債務保証が消えるばかりでなく、政府出資から絶縁する、こういうことを当然に考えなければならぬ。そういう私企業の独創性というか、創意工夫というか、そういうものを生かすためには、やはり完全なる民間企業に移すということが常にとられておる方針なんでありまして、そういうことを当然考えなければならぬと思うがどうか。そういう場合に政府出資金の価値というものはどう……

第38回国会 商工委員会 第27号(1961/04/18、29期、日本社会党)

○西村(力)委員 関連してですが、少し長くなるかもしれませんけれども、よろしく……。  閣議で当分の間公共料金の引き上げは行なわない、かような決定をいたしましたときに、まじめに、政府がそう言うことは大へんけっこうなことだ、今の値上がりからくる脅威から政府は守ってくれるのだ、こういうすなおな考え方を持った者と、それからどう決定をなしても実効は全然ないのだ、こういうような観測を持った者とがある。私自身はそうであるし、また一般専門的なあるいは報道関係なんかにおいては、この実効は疑わしい、こういうことをはっきり言っておるのは御承知の通りなんです。閣議決定をするまでの主たる役割を果たした通産大臣は、こう……

第38回国会 内閣委員会 第1号(1961/02/07、29期、日本社会党)

○西村(力)委員 新島に限らず、防衛庁の基本方針――基地設定、拡張という場合の方針は、あくまでも地元民の了解のもとにこれを行なう、こういう方針は貫かれて主張されてきたことであると思うのです。ところで今回はいよいよ最後の腹を固めて、相当のトラブルを乗り越えてでも新島のミサイル試射場の工事に着手する、こういう決意を固められましたが、今までの言明、また今ここでお伺いしても、地元民の了解、こういうことを今でもおっしゃると思うのですが、そういう立場にあることと、今回強行するという決意と、一体どういう工合に一致させておるのか、私はこれはやはり言葉では地元民のことを言うけれども、要は自衛隊のミサイル開発を急……

第38回国会 農林水産委員会 第14号(1961/03/15、29期、日本社会党)

○西村(力)委員 簡単にお尋ねしますが、私、山形県です。山形県は、統計にも表われております通りに、サクランボの生産量は全国で一番です。ところが、今年度下半期の外貨割当申請を業者が非常に多額に出した、そういうことで、そのサクランボの買いたたきが行なわれるだろうといって、果樹サクランボを経営している諸君は大恐慌を来たしておるわけなんです。それについて農林省及び通産省の意見、態度というものをお聞きしたいわけですが、一体、ことしの今回の外貨割当申請はどのくらい出ておりますか。
【次の発言】 局長お知りでないようですが、農林省の食糧庁の食品課について調べてみますと、九十一万ドルとなっている。九十一万ドル……

第39回国会 決算委員会 第3号(1961/10/13、29期、日本社会党)

○西村(力)委員 ちょっと関連して。川島長官から今明快なお話がございましたが、あなたの現在の仕事は、行政管理庁長官として行政機構の能率化をやるとともに、北海道開発庁長官という立場を持っていらっしゃるわけですが、この二つの立場を持って、今の御趣旨からいって、北海道開発庁の仕事につきましてどういうお考えを持っていらっしゃるか。これを見ますると、移しかえの費用が大体あなたの方の予算の半額、しかも私たちには、前の知事は社会党員であったというときにはどうだ、今度町村さんのときにはどうだ、こういうようなことを耳にはさむのです。こういう二つのポストのキャップとして、今の御趣旨から見まして、どういうお考えを持……

第39回国会 決算委員会 第5号(1961/10/19、29期、日本社会党)

○西村(力)委員 先ほどからの御質問によっても、今国会で学校あるいは住宅、そういうものの建築単価の引き上げが行なわれるようで、木造にしまして、大体一一・何%という単価の引き上げが行なわれております。そういう臨時国会に対する政府の態度をきめる場合に、公庫の方の融資の単価の引き上げということは、当然希望さるべきであったのじゃなかろうかと思うのです。そういう点はなされていないのかどうか。それがなされていない現実から、国民が住宅を建てるということになると、自己負担が増す。今お話しの通りであります。また、計画を手抜きをしたいという気持も出てくる。極端の場合には、放棄せざるを得ないという工合になるかもしれ……

第39回国会 決算委員会 第8号(1961/10/30、29期、日本社会党)

○西村(力)委員 関連して。ただいまの資料提出、私たちも望みたいところであります。それとともに、今木村委員が指摘したと同じケースが他の省においてもあるはずでございますので、この資料要求について、理事会においてこれを検討して、同一のケースのものの資料提出を決算委員会として要求するように取り計らいを委員長においてやってもらいたいと思います。
【次の発言】 局長に聞きますが、事前の調査にどれだけの金を使ったか知りませんが、掘ってみたところが、当初計画だけ床掘りをやったのではとてもおさまらぬから、やはりよけいに床掘りをやらざるを得なくなったということ、それからまた当初の貯水量では、床掘りをやったとたん……

第39回国会 決算委員会 第9号(1961/11/10、29期、日本社会党)

○西村(力)委員 関連して。納得をしない二人が主張している土地は、その飛行場のどの辺になっているのですか。
【次の発言】 そこで問題になるのは、滑走予定地にかかるところに係争の地点がある。そういう場合に、あとから小川委員が質問されるでしょうが、滑走路のコンクリート固めの工事請負ももう成約しているということですが、そういうやり方というものは、事後に至って敗訴をした場合は、補償したらよろしいということを言いますが、いやしくも国民の権利というものは、そういう場合に主張されて、係争になっている途中に、そこのところを含めて契約をするという問題は、私たちはこれを重視して今までやってきたわけなんです。結局ど……

第39回国会 決算委員会 第10号(1961/12/07、29期、日本社会党)

○西村(力)委員 関連。私、過般那珂湊に行って参りましたが、基地の留守を預かっているエバンス少佐に会って参りました。杠局長にちょっとお尋ねしたいのですが、彼の言うことには、原子力研究所の最高技術者から聞いたところによると、米軍の演習による原子力研究所の危険はないのだ、こういうことを言うておると言っておりました。そういうことはまことに危険な意見でありまして、これが是正は、あなた方から原子力研究所の方に言っておかなければならぬと思うが、あなた方自体もそういうふうに考えているかどうか、その点を承りたい。
【次の発言】 林長官にお尋ねします。  日米協力して代替地の選定に努力しておる、こういうことです……

第39回国会 災害対策特別委員会 第9号(1961/10/18、29期、日本社会党)

○西村(力)委員 いささか重複のきらいがあるかもしれませんけれども、短時間にお尋ねをしたいと思います。  先ほどから淡谷委員によって、果樹災害に対する対策が従来のワクを越えない、この点はわれわれとしては不満である、こういう趣旨の質問が続きましたが、私たちもやっぱりその通りに考える。そこで、お尋ねしたいのは、果樹農業の農政上における位置というもの、これは確かに農業基本法で、選択的拡大とか、成長を見込むとか、前面に出すとか、そういうことになっておりますので、重視をしておるという工合には言えるのでございますが、これを一段と進めて、果樹というものは、国民の食生活、国民生活に必要なものである、必要品であ……

第39回国会 商工委員会 第9号(1961/10/24、29期、日本社会党)

○西村(力)委員 自治大臣がせっかくおいで下さいましたので、自治大臣に対する質問を簡単にいたしたいと思います。藤山さんは、何か御用でしたら、どうぞお引き取り願ってけっこうです。後日またやりますから。  それで自治大臣にお尋ねしたいのですが、ついこの間、静岡市で自治労の自治研大会がありまして、いろいろと今議題になっておる工業誘致の問題につきまして、地方行財政を守り、住民にサービスをするという本来の立場から検討した、こういうことでありまするが、その詳細について大臣は聞かれておりまするかどうか。それを聞かれましての感想というか、それを聞く聞かないにかかわらず、現在進められておる市町村による企業誘致が……

第39回国会 商工委員会 第10号(1961/10/26、29期、日本社会党)

○西村(力)委員 地方自治団体としては、低開発地域においてはいろいろ問題はわかっておるのですが、工場にでも来てもらわなければどうにもならないという気持が強いのです。それを来てもらったら、それじゃどういうはね返りがあるかということは、具体的な例によって相当知っておる。けれども、やはり工場にでも来てもらわなければならぬという考え方で、そういう一心から無理に無理を重ねておるような現状であるわけです。ところが、一方企業者側においては、行ってやるのだという立場から、これもまたできるだけ好条件をとろう、こういうわけで、とんでもない例がたくさんあるわけですが、このことは、この前自治大臣がおいでのときにいろい……

第39回国会 内閣委員会 第13号(1961/10/30、29期、日本社会党)

○西村(力)委員 先日藤枝長官に、どこでしたか、本会議場の中でしたか、簡単に申し上げてありましたが、自衛隊の制服の、現在は建設本部で、東京建設部ですか、あそこに派遣されておりました稲田三佐という方が仕事をしておるときに暴行を働いた、こういう問題であります。このことは、今までそういう基地のいろいろの紛争の際には、警察官の行き過ぎの行為というものがたくさんありまして、そのたびごとに私たちは特別公務員の暴行傷害として問題にしておりましたが、制服がそういう行為に出たというのは初めてであります。事はささいなことでありますが、そう意味においては重大だと思いまして、ちょっとお耳に入れてあったはずですが、調査……

第40回国会 外務委員会 第7号(1962/02/28、29期、日本社会党)

○西村(力)委員 私はドミニカの移民の問題についてお尋ねをしたいと思います。この移民問題は決算委員会でだいぶ真相について検討したわけなんでございますが大臣がおいでにならなかったので、きょうは幸いの機会でありますのでおもに大臣に対してお尋ねしたいと思います。  その前に、ちょっと事務当局にお尋ねしたいのは、現在まで第四次の引き揚げ三百五名、こうなっておりますが、それに引き続いて今後の見通しはどういう工合になっておるか、それを一つ事務当局から伺いたい。
【次の発言】 そうすると、今度の帰国予定がこれできまったとしましても三百二十三、前回までのが三百五ですから、六百幾ら、こういうことになるわけですが……

第40回国会 決算委員会 第2号(1961/12/15、29期、日本社会党)

○西村(力)委員 議事進行。今会計検査院に警告がありましたが、この前の理事会では、本日の審議には、大蔵大臣、通産大臣の出席を要求してあったはずです。ところが、そのことはどうなっておるか。いつも決算委員会の審議については、大臣の出席はほとんど見られない。局長級――級といっては申しわけないのですが、そういう事務的ポストの人だけで事を処せられておる。こういうことでありまして、私たちは、このことは当委員会としてまことに好ましくないことである。これは一般に日本人は、税金を出すことはぶうぶう言うけれども、使ったあとに対する批判がない、こういうことは、日本人一般の通弊ですね。そういうことの現われとも見られる……

第40回国会 決算委員会 第3号(1961/12/21、29期、日本社会党)【議会役職】

○西村(力)委員長代理 他に御質疑はありませんか。それでは、本日はこの程度にとどめ、これにて散会いたします。    午前十一時五十八分散会

第40回国会 決算委員会 第4号(1962/02/05、29期、日本社会党)

○西村(力)委員 先ほどからずっとお聞きしておったわけなんでございますが、外務省としてはずいぶん打ち合わせをせられたらしく聞えるのですが、その打ち合わせの焦点は、一つは引き揚げざるを得なくなった事情を政情不安、こういうところに帰するんだということ。それから第二点は、ドミニカ移住の最終的責任は個人にある、こういうことを仰せられておる。最終意思決定は個人のものだ、個人の責任だとあなたは仰せられる。第三点は、戦前の移住は非常に苦労を覚悟でやっておるけれども、戦後は何か楽をしようという、甘い考え方で出ていく者が多い。こういう三点にあなた方の考え方をまとめている、こういうように私には受け取れる。そういう……

第40回国会 決算委員会 第5号(1962/02/08、29期、日本社会党)

○西村(力)委員 皆様方非常に希望を抱いてはるかドミニカまで参られまして、今ここにすっかり自分の計画を捨てられた形で帰国されたことにつきましては、心からお気の毒に存じます。私たちこれからこの問題につきまして審議を進めまして、こういう工合に裸一貫になって帰らざるを得なくなったということのほんとうの責任の所在はどこにあるかということ、それから今後の移住政策で改めるべき点はどこにあるか、こういう点、あるいはまた皆さん方のこれからの更生の道をどうすべきかというような点、そういうような点について、真剣に検討して参りたい、こう思っておるわけでございます。ただいまの陳述を聞きましたことを基礎にしまして、いろ……

第40回国会 決算委員会 第6号(1962/02/12、29期、日本社会党)

○西村(力)委員 関連して。これは文部省の行政財産ですが、部局長という法律の項目に当たる大学側にそれを委任分掌させている財産だ、こういうことになっておるのだと思うのですが、よろしいですか。
【次の発言】 そういう場合に、委任分掌しておる人々と、それを分掌させている人々との関係はどうか。今のお話ですと、先方から協議がなければ、これは、不当と思いながらも、何とも処置がないとあなたはおっしゃる。協議がないから文部省は大蔵省と協議することもできなかったのだ、こういうことを言っている。これは管財局長、あなたの方が専門だろうと思うのですが、行政財産の分掌を受けた者とさせた者との関係はどういう関係にあるので……

第40回国会 決算委員会 第7号(1962/02/14、29期、日本社会党)

○西村(力)委員 このドミニカの移民募集の重要なる項目として、自営開拓農、これを一番最初に打ち出して、希望者の大きな魅力になった。その点についていろいろ午前中から論議がありましたが、外務省としては、この自営開拓農ということは、日本語として通常使われている百味、そういう趣旨で使ったと思うのですが、そうでなくて、それはドミニカにおける自営開拓農という趣旨だというならば、そういう内容を応募者にはっきりと理解させる努力をやったのかどうか、こういう点がまだ不明確なのです。われわれの常識としましては、先ほどから論議がありましたように、自営開拓農というものは、日本的意味においてはこうなんだ、その通りみんなは……

第40回国会 決算委員会 第8号(1962/02/15、29期、日本社会党)

○西村(力)委員 時間が二十分程度と言われておりますので十分に意を尽くせないと思いますが、二、三点についてお尋ねをしたいと思います。  釈明書を拝見させていただきましたが、これには、今総裁がおっしゃったようにこうなっている。「現理事、監事の連帯総力をもって是正改善し、事業進展に邁進するほかに途なしとの申合せを行い、」こういうことを仰せられております。また、おしまいの段階では、大事な仕事であるので、「内部の異和によって遷延することの許されないものであることを自覚致しております。この際、社内を粛正し運営の基礎を強化し、もって将来の前進を計る決意を固めております。」こうなっておりますが、このことは決……

第40回国会 決算委員会 第9号(1962/02/19、29期、日本社会党)

○西村(力)委員 私としては、先ほど次長が言ったメーカー段階では、中小企業を守るという立場は大事だけれども、輸出の商社の関係では、そうもいかないというお話ですが、大きい商社なんか、双眼鏡くらいの仕事をしなくたって、ほかでほんとうにごっそりもうけられるのですから、やはりものによっては、そういう商社関係においても、中小商社の育成という立場が存在してよろしいのじゃないか。この点は、あなたの意見と私は違う。こういうことであったわけなんです。  それからもう一つは、割当が現実にどう行なわれているかということは、これはちょうど小川委員の質問の基礎になるので、それに対して資料を全然用意してないということは、……

第40回国会 決算委員会 第10号(1962/02/22、29期、日本社会党)

○西村(力)委員 関連して二、三お尋ねしたいのですが、第一点は、先ほど木村委員の発言にもありましたが、国会のあり方から総理としての答弁を求めるのは無理でありますけれども、自民党総裁として、決算委員長だけは野党に引き渡すべきである、こういう点で常任委員長を全部与党において独占し、また副議長も与党で占めたというあり方は、いろいろ理屈は立てられるでしょうけれども、これは明らかに国会運営が一党独裁の色彩を濃厚にしておる、こういう危険性をはらむ、こう私どもは言わざるを得ないわけなんです。それからまた、予算の編成は、政党政治で与党がやることは当然でしょうけれども、決算委員会は、その執行面の検討ということに……

第40回国会 決算委員会 第11号(1962/02/26、29期、日本社会党)

○西村(力)委員 それはそれでいい。いいけれども、そういう使用料をとっていく場合には、大蔵大臣と協議をしなければならないと、法律にちゃんと明記しておりますね。あなた御存じの通りです。それを協議をしないのだから、あなた方はその使用目的を放棄したことになる。当然普通財産に還元をしなければならないものを、好意を持ってあなた方がやっておる、そうだとすれば、事前に協議をして、その協議の合意の上に使用料をとるという、そういう使い方をしなければならぬはずなんですよ。ですから、小川委員の言うようなことにならないのだと言ったって、その前にあなた方は踏むべき手順というものを踏んでいない。そういうところをはっきりし……

第40回国会 決算委員会 第12号(1962/03/03、29期、日本社会党)

○西村(力)委員 この前の外務委員会で私はゼ・ジジ・ニュース、これは在ドミニカ日本大使館、こう銘を打って発行されておる。これはドミニカの日本大使館が出しておる移住者向けのニュースである。これを基礎にして、レヒオン・エクストランヘーラ、これはカッコして外人部隊と書いてある、外人部隊じゃないんだというようなことを言うてもだめだ、こういうことを申しましたところが、これは海協連のニュースだ、移住局長はさように申しましたが、しかし、海協連のニュースというのは別にカリビアン・ニュースという形で発行されてある。こういう工合に発行されておる。だから、あなたの答弁は誤りだ。私はそのことがわからなかったから、外務……

第40回国会 決算委員会 第13号(1962/03/06、29期、日本社会党)

○西村(力)委員 鶴田事務局長は、先ほど前回の答弁を訂正して、東大でゴルフを正科に取り上げたのは二十六年からだ、こういうお話でありました。この前の資料は、昭和三十年からの単位取得者が出ておったのですが、昭和三十五年度は十一人の単位取得者という工合に出ておりました。そうしますと、二十六年から二十九年までの間のも、その資料が提出されなければならない。それが全然出されていないわけですが、それは出していただけましょうか。
【次の発言】 これは文部省から答弁いただいたってどうにもならぬのですが、しかし、二十六年に正科にしたというのに、履修者は一人もいないなどという、そういう権威のないことを、いやしくも最……

第40回国会 決算委員会 第15号(1962/03/13、29期、日本社会党)

○西村(力)委員 関連してお尋ねしますが、きのう山形県議会で代理店の指定の問題についていろいろ論議があったのです。山形県では開発会社の依頼に基づいて三十三年の五月二十一日に四社を推薦した。それは富士鋳鉄管、三島建材、黒井電機、佐藤電機、この四社ですが、その中から黒井電機と佐藤電機が選ばれた、こうなっておるのですが、法務省の登録を調べてみますと、この黒井電機なるものは開発セメント販売KKというものを設立した。佐藤電機は開発商事というものを設立した。ところが開発セメント販売KKの方は、設立が三十三年の十二月二十三日で認可指定なんです。三十三年の十月二十二日、二カ月早く実体のない開発セメント販売KK……

第40回国会 決算委員会 第17号(1962/03/22、29期、日本社会党)

○西村(力)委員 三十六年度の国土地理院の四百九万二千円、これは非常に小さい額ですが、これは地図の印刷を増した、需要が増加したためにこうやっておるのだ、こうありますが、これは有償頒布じゃないですか。有償頒布であって、予備費支出をしなければならぬということは、どういうことかということですね。  それから、こういう地図が、どこからそういう需要が増してきたのかということです。
【次の発言】 それから、米軍の要請に基づくいろいろな印刷もやっておると思うのですが、そういう関係はどうですか。
【次の発言】 その多少要請に基づいてやっておるということは、これはどのくらいであるか、どういう地図であるか。これは……

第40回国会 決算委員会 第18号(1962/03/26、29期、日本社会党)

○西村(力)委員 この東大の検見川のゴルフ場が本来の目的に反して私用に利用されている、しかも、累次にわたる会計検査院あるいは大蔵省、行政管理庁、そういうところの勧告があったにかかわらず、それが実際に取り上げられないままにずるずると使用されておる、こういう点から、当委員会としては、この問題を国有財産の問題として取り上げたわけなのでありますが、その際に、私たちが一番警戒いたしましたのは、大学の自治、こういうことであります。大学の自活を絶対に侵してはならないし、これは侵されてはならない、こういうことに警戒してやって参ったのでございますが、東京大学でゴルフを正科にするかどうかという問題、これを左右する……

第40回国会 決算委員会 第19号(1962/03/29、29期、日本社会党)

○西村(力)委員 今の件について、監督官庁でも関係があるのですが、一つは菅発言ということです。菅次官、あなたについて、山本釈明も、あなたの意見に対して反対だ、これは故意に事実をゆがめておるのだという趣旨の記載がございます。それから、営業部長の更迭にあたって監督官庁の有力者がこれに反対をした、こういう項目もあります。これについては、企画庁側において、やっぱりこの釈明書に対する見解を示していただきたいと思います。
【次の発言】 ここに指摘されているのは、あなたの発言では、久保委員の質問に対して、「少数理事が専断で処理したことは任務違反である」という言葉、それから「この点を含めて当時の理事は全員御退……

第40回国会 決算委員会 第22号(1962/04/17、29期、日本社会党)

○西村(力)委員 大体きょうで東北開発株式会社の件に関する当委員会の審議を一応打ち切ろうかという段階に入っておりますので、きょうは個々の問題よりも、より多く今後いかに東北開発株式会社の改善をはかり、再建の方途を立てていくか、こういうところに問題の焦点を置いて、これからいろいろお尋ねして参りたいと存じます。  最初に、刑事課長がおいででありますので、これに関する検察当局の捜査の現況、それから今後の見通し、そういうことについて御説明をまずお願いしたいと思います。
【次の発言】 そのほかに任意出頭という形式で取り調べられた方も相当あると思うが、それは、会社の関係者及び業者側はどのくらいに及んでおりま……

第40回国会 決算委員会 第23号(1962/04/24、29期、日本社会党)

○西村(力)委員 沖繩の問題について簡単にお尋ねをしたいと思うわけですが、沖繩に対する日本本土からの援助は、いつから開始して各年度の支出はどのくらいになっておるかということを一つ言っていただきたいと思うのです。
【次の発言】 この援助に要した物資あるいは現金、そういうものですが、その中には、こちらからいろいろ技術員を派遣するとか、調査員を派遣するとか、指導員を派遣するとか、そういうような費用を全部含めての今の数字であるかどうか。
【次の発言】 そういう支出は根拠に基づいて支出されなければならぬわけですが、マイクロウエーブの関係とか模範農場の関係は、立法措置がとられておるようでありますが、その他……

第40回国会 決算委員会 第24号(1962/04/26、29期、日本社会党)

○西村(力)委員 ちょっと関連しまして。三十五年度の資料が出ておりますが、これを、三十七年度の分も説明してもらいたい。本庁が三百三十五名、地方支分部局が一千十七名、こういう一連のものは三十五年度の予算関係ですから。すぐ出ないとすれば、調べておいていただいて、適当な時期でけっこうです。
【次の発言】 委員長として申し上げます。  これは幾ら言っても、かんべんして、かんべんしてと言うのですが、しかし、いかに秘密だからといっても、もう一歩前進して、小川委員の要求は、各地方公安調査局ごとのあれを出してくれというのですから、これくらいは出せないはずはないと私は思うのですが、秘密にも限度があると思うのです……

第40回国会 決算委員会 第25号(1962/05/07、29期、日本社会党)

○西村(力)委員 関連。あなたは、国の役人だろうと思うのですが、政党は、日本では代表的なのは自由民主党、日本社会党、民主社会党、共産党、こういう工合に国会にはあるわけです。その他にもいろいろ党があるかと思うのですが、そういう場合に、特定の党という表現である政党を表現するというようなことは、公務員としてあるべき言辞じゃない、私はさように思う。あなたは率直にその陳謝して訂正してもらいたい。
【次の発言】 私が言ったことに対しては何ら意思表示がないようだ。党という工合に言っておる。それは多数の政党をさしておられるのじゃないと思うのだ。与党なら与党とか、自民党なら自民党、この委員会の席上において、党と……

第40回国会 決算委員会 第26号(1962/06/01、29期、日本社会党)

○西村(力)委員 議事進行について発言いたします。これは委員長にお尋ねするのですが、過般東北開発の決算について、本委員会は相当の努力をしてやりましたが、その結論、決議として本委員会できめておるはずでございます。その決議は、相当具体性を持った、強い意思を盛られた決議でありますが、この決議がいかに生かされつつあるかということについては、委員長初め本委員会としては重大な関心を持っておるわけでございますので、現状は、当委員会の決議がどういう工合に生かされるように進行しておるか、そのことについて委員長からお答えを願いたいと思うわけであります。
【次の発言】 先ほど議事進行で委員長に、東北開発株式会社の決……

第40回国会 決算委員会 第27号(1962/07/10、29期、日本社会党)

○西村(力)委員 私から北陸地方及び中部地方の一部を視察して参りましたことにつきまして御報告を申し上げます。  日時は、去る五月十七日から二十一日まででありますが、調査に参加いたしましたのは、派遣委員としての鈴木委員長及び私と、任意参加をされました山田長司君の三名であります。  今回の視察は、主として北陸地方の開発状況、同じく北陸地方の産業経済の現況及び同地方の交通事情がどのようになっておるかを調査の対象にしたものであります。  まず最初に、長野県より富山に連なる黒部峡谷において行なわれておる電源開発の状況を見て参りました。黒部峡谷には、黒部川に沿って関西電力株式会社の既設の発電所が幾つかあり……

第40回国会 商工委員会 第12号(1962/02/27、29期、日本社会党)

○西村(力)委員 国民生活研究所法案に決して反対でもありませんけれども、まず私たちは、第一番目には、消費者保護の立場の行政を推進するとともに、それ以前に、日本国内における低所得者、低生活者、そういう人々をどう引き上げるか、こういうようなことがまず私たちの大きな関心になって参るわけなんであります。一体生活保護あるいはボーダーラインの要保護、準要保護、そういうような国民は大体どのくらいおるか、そういう点は十分に企画庁としても資料を持っていらっしゃると思うのですが、それはどういう工合ですか。
【次の発言】 生活保護を受けている数はどのくらいかということを明確にして、これは学校の修学旅行とかその他の場……

第40回国会 商工委員会 第14号(1962/03/02、29期、日本社会党)

○西村(力)委員 まとまりもなくお尋ねするようになって恐縮に思いますが、まず第一に奧井先生に伺いたい。  この研究所を特殊法人に切りかえるということは、研究所の必要性からそういう工合になったのか、役所の側からそういうような方向を出して参ったのか、これは国民生活研究所を、真剣に、よい成果を生もうと努力せられまして、どうにもならない障害というものがあって、そしてこういうように切りかえざるを得ないという工合になったんだろうと思うのですが、その間のいきさつはどういうことでございますか。
【次の発言】 せっかく社団法人として、民間の創意を自主的に発揮して、よい成果を生もうとしていらっしゃるのを特殊法人と……

第40回国会 商工委員会 第16号(1962/03/07、29期、日本社会党)

○西村(力)委員 給与の計画の説明を見ますと、役員の手当は七万五千円、十四カ月ということになっております。二カ月増して十四カ月としたのは、期末手当や何かの関係でこうしたのかと思うのですが、ところが職員の場合ですと、諸手当関係は通勤手当、扶養手当、超過勤務手当、特別手当、これだけが出ておるわけですが、期末手当の項目はない。特別手当として本俸計の十二分の二、これだけは出すということになっております。これがすなわち期末手当の関係であるかどうか。しかし、これは十二分の二ですから、六分の一しか出ないわけですが、そうすると期末手当の予算項目がどこにも見当たらぬように思うのですが、これはどういうことになるか……

第40回国会 商工委員会 第18号(1962/03/14、29期、日本社会党)

○西村(力)委員 まず菅次官にお尋ねしますが、今この法律に基づく新産業都市、一都市について公共投資一千億程度考えておる、こういうことでございましたが、まあやってくる企業自体が設備投資その他に要する費用を一カ所に対してどのくらい見積もっておるか、これはどうです、暗中模索ですか。
【次の発言】 それは何年でやる計画ですか。
【次の発言】 そうしますと、少なくとも内陸関係の先ほど大久保参考人が言われたような希望、願望というものは十カ年間は満たされない、こういうことに相なるだろうと思うのですが、それでこの法律の第五条の区域の指定にあたりましては、工場の立地計画がすでに進行しておる、こういうところから順……

第40回国会 商工委員会 第33号(1962/04/20、29期、日本社会党)

○西村(力)委員 この提出された資料の中の「機構および人員配置図」というのを見ますと、管理部職員が七十九人で、現場職員が百四人だ、こういう会社は現業会社とは言えないように思う。半分以上が管理部門の職員だというようなことですが、会社のあり方としてここに根本的な欠陥があるのではないか、こういう工合に思われるのです。なぜこんなに管理部門の職員が必要であるのか、その理由を一つ述べていただきたい。
【次の発言】 そのほかに雇い入れの諸君が働いておるのでしょうが、やっぱり現業の会社としては現場職員に重点を置いた配置――管理部門の職員が地質調査をやったって、そういうものは本格的な仕事というものはできないはず……

第41回国会 決算委員会 第3号(1962/08/30、29期、日本社会党)

○西村(力)委員 私は、一年半の間発見ができなかったということをお聞きしながら、どうもそれほど必要な証拠品であったか――相当の金額ですから必要がなければそれを押収するということもないかもしれませんけれども、  一年半もわからないまま放置されるような証拠品というもの、まあ今でもそうですか、かつていろいろな、そういう普通の犯罪でない、思想的な犯罪のときなんかは、とてつもない押収を、書類あるいは書籍、そういうものを勝手ほうだいにやったものです。こっけいなものまで、社会主義批判の本まで証拠品に持っていく、中身が社会主義と書いてあるだけで持っていく、こういうばかなこともありましたが、そういうことではない……

第41回国会 決算委員会 第4号(1962/09/03、29期、日本社会党)

○西村(力)委員 関連。そこを私たちは理解できないのです。ああいうものは、庶民の住宅を確保するためにやるのであって、その居住者に売り渡すというのが原則でなければならぬじゃないか。市営住宅でも、県営住宅でも、福祉協会のそういう住宅でも、政府資金というものは、そういう趣旨で出されているんじゃないか。それを途中で、これは年賦が五十年ですか、五十年待たずに途中で金を出してくるんだから、最初からそんなところに金を出すべきじゃないですよ。それが償還さえすればあと個人の所有になって、これは全然制約がないんだというような工合になるということは、私は趣旨そのものに反するんじゃないか、形式的な言い方でないか、こう……

第41回国会 決算委員会 第6号(1962/11/01、29期、日本社会党)

○西村(力)委員 関連して。それじゃ三十一日の業者代表に来てもらう案内状の文面はどういうことなんですか。
【次の発言】 それじゃ、電話としましても、そのほか政令かなにか、聞かなければならないという趣旨、そういう趣旨に基づく意見聴取の機会を持つという意味でやって、向こうもそういう工合に受け取る、そういう形でその案内は進められたのだろうと思うのですが、それはどうですか。

第41回国会 建設委員会 第4号(1962/09/04、29期、日本社会党)

○西村(力)委員 関連。大臣に五分間くらいお尋ねします。建設行政をやる場合の消極的な部面というべきかと思いますが、一つ治水なら治水、道路建設なら道路建設をやる場合に、それによって派生する事態に対する匡救策を立てて、それを一体としてやってもらわなければならぬということは、具体的な事例に基づいて私は見、また痛切に感じておるわけなのであります。河川局の治水問題は、治水というところは十分考えるけれども、それによって堤防の外側に流入するその川がどういう変化をもたらして、そこの住民に対してどういう影響をもたらすかという関連性の考慮がないままに行なわれるために、治水はできた堤防はできたけれども、その川がうま……

第41回国会 商工委員会 第5号(1962/08/29、29期、日本社会党)

○西村(力)委員 東北電力関係でちょっと簡単にお尋ねしたいのですが、次長がおいでですが、あなたは六月中に仙台に参られまして、東北電力の料金値上げは七月一日実施は不可能になった、まことに遺憾であったという談話を発表されておるようでございますが、これは事実でございますか。
【次の発言】 公益事業新聞という新聞を見ましたときに、あなたの談話としてそういうふうに載っていた。それを見ましたときに、私は非常に奇異に感じたのです。ですから、これは料金改定の申請当時から、通産省としては上げるという態度をきめているのだ、こういう工合に私は見ざるを得ないわけであります。そうしますと、聴聞会や何か開いても、それは単……

第41回国会 地方行政委員会 第7号(1962/08/31、29期、日本社会党)

○西村(力)委員 官房長官がおいでになりましたので、時間もありませんから簡略にいたしますが、先ほどの社会党の国会対策委員会で、三宅島の爆発以来すでに一週間にもなっておる。それぞれ手を尽くして救助策をやっておりますが、島民の動揺もはなはだしい、そういうこともありますが、何よりも今後もっと大きい噴火なら噴火というものが起こらないという保証はどこにもないので、そういう場合に、あすこの島民をどう救出をするのか、それに政府は責任を持って今対策を立てておるかどうかという問題、これが話し合いになりまして、当委員においてその点をただしていかなければならぬ、かような工合になったわけなんであります。それで、その点……

第41回国会 地方行政委員会 第8号(1962/09/03、29期、日本社会党)

○西村(力)委員 関連して。今の阪上君の、学童疎開の点について。これは母親から訴えられまして、議員団は十分に不安ないようにすると約束してきておるわけです。ですからその点は早急に東京都に連絡して、連日たよりを交換し合うようなことになれたら一番いいのでしょうが、不安のないように十分な対策を約束した手前、やってもらわなければならない。それだけお願いたします。
【次の発言】 私はきのう参りまして、第一番に感じたことは、やはり現地災害対策本部の指揮命令系統というものが強力に確立されていないということが感じられるのであります。東京都知事が災害対策本部長、現地本部長は支庁長だということになっている。村長はお……

第42回国会 決算委員会 第1号(1962/12/12、29期、日本社会党)

○西村(力)委員 今国会は石炭の国会だとまでいわれている。そういう面で非常に重要な国会でありまするが、この石炭問題がこういう工合に表面化してきたのは、エネルギー構造の変革、そういうところからきておる、こういわれるけれども、それは一面確かにその通りでありまするが、しかしその石炭の経営にあたっての今まで戦後の経過をたどってみて、石炭経営者の面において、あるいは政府の施策の面において、責任というものがやはりないとは言えないではないか、こう考えるわけなのでございます。しかも現実には、復金以来の融資や何かについても、まだまだ返済がされないままに放置されておる、こういうようなこともありますし、この石炭の問……

第43回国会 決算委員会 第1号(1963/02/04、29期、日本社会党)

○西村(力)委員 山形の電報電話局の改式は去る一月二十日開通いたしました。私たちとしては非常に利益を受けておるわけなんでございますが、この工事にあたりまして相当問題が発生しておるわけなんでございます。これは山形に特徴的に現われたということでありますけれども、決してこれは山形の工事の場合における特殊な問題ではない。これは大小軽重の差はあれ、すべての工事にこういう事例というものがあるのである、かように私は考え、なおかつそういうようなことを聞いたり見たりしておるわけなんであります。それで、これからも第三次五カ年計画を今度は相当膨大なる資金量をもってやられるわけでありますが、そういう事業にかかる前に、……

第43回国会 決算委員会 第2号(1963/02/07、29期、日本社会党)

○西村(力)委員 関連。これは鉄道建設公団というのが資金量を増して新線建設のスピード・アップをする、こういうような趣旨のようですが、今国鉄で新線を建設する場合と、公団が建設する場合の建設のコストというものはどうなるか、私は別組織でやれば結局コストが上がっていくのではないか、そう見ておるのですが、その計算はどうなっておりますか。
【次の発言】 別組織にいたして参りますと、その別組織の経常費というようなものも相当考えていかなければならぬことになりますし、これが上積みになることは間違いないということが考えられるわけなんです。そういう点から言いまして、また資金の造成の問題では、現在の国鉄がやっている以……

第43回国会 決算委員会 第3号(1963/02/11、29期、日本社会党)

○西村(力)委員 関連して。今の、中間経費を節約するために消費地に直行する実験もやってみた、こういうことでありまするがその数量はどのくらいのことをやったのか。それから生産地の倉庫料と消費地の倉庫料はどういう工合になっておるか。もちろん大都市の倉庫料というものは高いはずだ、こう思うのですが、その点はどうです。
【次の発言】 大した数量でないものを実験してみたということですが、ういうのは実験の目的をどう立てたんだろうか、そういうのは意味があるだろうか。一体直送してみて、こっちに送ったということは、どういう意味を求めてやったのか、私にはちっょと理解ができないのです。少しばかりやってみたって、これはど……

第43回国会 決算委員会 第6号(1963/02/21、29期、日本社会党)【政府役職】

○西村国務大臣 昭和三十五年度厚生省所管一般会計及び特別会計の決算の概要について御説明申し上げます。  まず、一般会計の歳出決算額につきましては、当初予算額一千六百四十七億一千四百余万円でありましたが、その後、生活保護費、国民健康保険助成費等の不足に伴う補正予算額百七億五千八百余万円、総理府所管からの移しかえ増加額一億八千九百余万円、前年度繰越額三十三億一千百余万円、予備費使用額三億六千百余万円、計百四十六億二千七万余円を増加し、予算現額は一千七百九十三億三千五百一万余円となりました。これに対しまして支出済み歳出額は一千七百六十五億三千百五十九万余円、翌年度繰越額は十四億九千二百二十一万余円、……

第43回国会 決算委員会 第7号(1963/02/25、29期、日本社会党)

○西村(力)委員 三十五年度の決算で国立大学の付属病院の経理等の事項が出ておりますが、その報告の言葉を見ますと、再三注意を喚起したにかかわらずという言葉が出ておるわけです。今の勝澤君の質問でもやはりそうでありますが、何かそこに文部省としてこういう問題に対する欠陥があるのではないか、こういう気がするわけであります。再三指摘されたにかかわらず、こういうことが出ておるものでありますから、私としましては、やはりお医者さんが病人も見なければならぬ、それにまた記帳もしなければならぬ、そういうような勤務条件が非常に悪いためにやはりこういう事態が発生するのではないか、こう思うのですが、こういう指摘を受けて、こ……

第43回国会 決算委員会 第8号(1963/02/28、29期、日本社会党)

○西村(力)委員 関連。事業協会に対して製造業者がリベートをやって国内FOBを割っておったということは承知しておった、こういうことをおっしゃいましたね。それでそういう工合に輸出業者が安い価格で仕入れて、次長の言うようにはっきりチェック・プライスを守られたとするならば、輸出業者が莫大な不当な利潤を受けておったということをあなた方は承知しているということに相なるわけですね。次長の言う通りであるとするならば、輸出業者はその業者から買い取るのは安く買い取るのだから、それを正当な値段で売れば莫大な利益になっておったということをあなたは承知しておった、そういうことに相なるんじゃなかろうかと思うのです。承知……

第43回国会 決算委員会 第9号(1963/03/07、29期、日本社会党)

○西村(力)委員 私、一時から用事がありますので、それまで簡単にお尋ねをしたいわけです。第一番目に、今鈴木委員の発言に関連しまして、各種の公団などの特殊法人の監事が作成しております監査報告書、これは当委員会の審査上必要がありますので、昭和三十五年度、同三十六年度両年度分を至急御提出願いたい。これは委員長においてしかるべく取り計らいを願います。  ところで、地下鉄の監査の内部監査と会計検査院の検査とそのほかに運輸省自体はどういう根拠に基づいて現実にどういう監督指導をやっておるか。まあ公団ですと建設省なり公団の監理官がおる。東北開発株式会社ですと経済企画庁の中に監理官がおる。こういう工合になって一……

第43回国会 決算委員会 第10号(1963/03/12、29期、日本社会党)

○西村(力)委員 簡単にお尋ねをしますが、公庫の資本金は、本年度十億増出資されることになっておるわけでございますが、ことしの資金計画は一体どういう工合になっておるか、それをまず御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 この自己資金というのは、毎年大蔵省との折衝で何がしかの金という工合にきまるわけですが、ここ二、三年のところ、この自己資金の調達は最初の計画通りできておるかどうか。三十五年あたりからどういう状態になっておるか、御説明願います。
【次の発言】 いろいろな事情というのはどういうことなんですか。あなたの方では、こういう工合にきまると忠実にこれだけをしぼり出さなければならぬ。まあ償還を強……

第43回国会 決算委員会 第11号(1963/03/14、29期、日本社会党)

○西村(力)委員 大臣がいない間事務当局の関係で説明を願う点をお尋ねしておきます。  それは今次予備費の支出状況を見ますと、予備費使用額よりも不要額が大きく出ているという例があるのです。これについて一、二説明を願いたい。  この例をあげまするが、北海道開発庁の北海道開発事業工事事務費、これに五百九万五千円という予備費の支出があります。ところが年度末の不用額が一千八百七十九万五千九百八十四円となっておる。このことは申すまでもないのですが、予備費支出を請求し、それを認めた両方が検討不十分だと言えるではないか、こう思うのです。  それから外務省関係で、移住振興費に八百八十一万という予備費支出をやって……

第43回国会 決算委員会 第12号(1963/03/19、29期、日本社会党)

○西村(力)委員 前回の質問によって問題点というものをしぼってきたわけなんでありますが、一つはどうしてもやはり技術の水準を上げなければならない、こういう反省の点、それから二番目は監督陣を強化しなければならないということ、三番目は業者自体の自己監査というものを厳重にやらなければならぬ、大体その三点が出て参ったわけなんでありますが、その他、もっとこの問題点というものを私たちお互いに検討し合って、これを浮かび上がらせて、将来電電公社の仕事が直に公共性に立ち、しかも国費というものが有効に使用されるという場合に、建設的な立場で進めていかなければならぬ、かような観点から、また本日皆様方においでを願ったよう……

第43回国会 決算委員会 第13号(1963/03/22、29期、日本社会党)

○西村(力)委員 この間の決算委員会でもちょっと問題になったのでありますが、その繰り返しのようになりますが、今年度産米の消費地向け搬送というものが例年に見ない急ピッチで行なわれて、生産地の倉庫はからっぽになっておる。その輸送命令がきたために貨車回りができない状態のところで、倉庫から持ち出して駅の倉庫に一日、二日放置したとか、そんなところまでも出ておるのです。そのために生産地の農業協同組合というものが、倉庫料の収入というものが激減する。それで農協さんの方においてはそれはやめてもらいたい、どういう事情でそう急ピッチに送り出すのか、こういうことで交渉した。交渉してみると、食糧事務所の方では、それぞれ……

第43回国会 決算委員会 第14号(1963/03/27、29期、日本社会党)

○西村(力)委員 きょうは総理は年一回の恒例の御出席でありまして、ゆっくりと国の検査に関する総理の所信をただしたいのでありますが、私、災害対策委員会にすぐ出なければなりませんので、簡単にお尋ねをしたいと思います。  きょうも聞きますと、余裕時間が三十分程度だと、こういうことでありますが、まず私たちとして、決算に対する総理の考え方を、もう少し重要視をするように進めてもらわなければならぬのじゃないか、その現われが、われわれの議員の出席要求などに対しましては、年一回なんということじゃなく、随時出席をしてもらわなければならぬ。しかも、せっかくおいでになったときには、もっと余裕を持っておいで願いたいと思……

第43回国会 決算委員会 第17号(1963/05/16、29期、日本社会党)

○西村(力)委員 引き続き警察庁関係にお尋ねをいたしますが、この予備費八百九十七万円の支出、これは補助金のわけですが、これを出すにあたって地方財政交付金の措置はどういうぐあいになっておりますか。
【次の発言】 それぞれの措置というのはどういうことですか。詳しく……
【次の発言】 そんなことを聞いておるのじゃない。交付金の関係をどうしたのかということだ。
【次の発言】 自治省に措置方を依頼したということでありますが、それは具体的にどうなんだということを私は聞いているのです。措置方をお願いしてそれで万事オーケーというぐあいにはこの問題はいかぬと思います。

第43回国会 決算委員会 第18号(1963/05/21、29期、日本社会党)

○西村(力)委員 お二人の意見、これは理事会で論議さるべき議論です。当委員会での発言としては無用だと私は思います。そうして木村委員の発言で満鉄の場合に拍手を送ったということでありましたが、その前提は、そういう人が極端に感情的になったり、またそういうものをあげつらうマニアである場合においてはそういうこともあるでしょうが、しかし、議運において自分の首をかけてそういうことをあからさまにする、そういう場合もあり得るのだ。この二つの場合をはっきり認めてかからなければならないはずです。ですから初めからそういうぐあいにきめつけてかかるということはいけない。  そうしてまた荒舩委員の監督官庁の調査を中心とした……

第43回国会 決算委員会 第19号(1963/05/28、29期、日本社会党)

○西村(力)委員 前回もどなたかおいで願っていろいろただしたのでありますが、防衛施設庁の関係について最高責任者の林さんにお尋ねをしたいと思うのです。  まず第一点は、一体この予備費支出をしないで本予算に組み込む、あるいは補正予算として組み入れるというようなことは全然時間的に不可能であったのかどうか、こういう点であります。  板付の飛行場の予備費支出の問題については、この経過をたどってみますると、日米合同委員会の施設特別委員会における合意は三十五年の二月二十三日。それからこの件に関する閣議の決定が三十六年八月十八日、こういうことになっております。でありますから、これは三十六年八月十八日にさような……

第43回国会 決算委員会 第20号(1963/05/30、29期、日本社会党)

○西村(力)委員 いま議題になっておる予備費については、きょうで三日目であります。少し念入りに過ぎたような状態でありますので、きょうは簡単に要点だけ大臣の言明を聞きたい、こういうことでおいでを願ったわけなのであります。  一つは具体的な問題でありますが、板付飛行場の拡張に伴って、福岡市立の商業高等学校が移転をしなければならないことになっておる。ところが移転費の総額見積もりは二億五千万、それに対して防衛施設庁の予備費から支出した分は、見舞い金と称して一億五千万円、そうすると福岡市は差額一億円の負担ということになってまいるわけなのであります。その算定は、現在地において授業をやる場合において、防音装……

第43回国会 決算委員会 第21号(1963/06/04、29期、日本社会党)

○西村(力)委員 いまの話は勝澤君が今後やられるそうですが、私ちょっと関連して聞いておきたいのは、この東都起業株式会社なるものがいつできたのかということです。そのできた年月日によって、その会社の業績というものがどれだけ積み重ねておるかということですね。そういうふうな実体を十分に検討していただかなければ覚え書き交換というものはなされるべきではないと思うのです。
【次の発言】 そうすると、三十三年の四月二十一日の設立で覚え書き交換が十二月だとすれば、その間約八カ月、創業準備や何かありますから、仕事は何もしていない、こういうぐあいに言わざるを得ない。実績は何もない。この実績の何もない会社と覚え書き交……

第43回国会 決算委員会 第22号(1963/06/06、29期、日本社会党)

○西村(力)委員 高級公務員の私企業への転職の規制の問題をいろいろといま質疑がありましたが、ただ実際上、こういう人事院の判定に触れないにしても、所定の期間を過ぎるまで何らかの名目でその企業にタッチしておって、実質上人事院の裁定を経ないで就職したと同じ形になっておって、所定の期間を過ぎれば本来の姿に戻る、こういう例が相当あるだろう、そういう例については御調査があるかどうか。人事院はこの法の規定に基づいてそこまで監視をする権限というものを行使しなければならぬのじゃないか、これはたいへんむずかしいことであると思います。そしてまたへたをやるとしっぺい返しを食うというぐあいになるのではないかこう思うわけ……

第43回国会 決算委員会 第23号(1963/06/11、29期、日本社会党)

○西村(力)委員 沖繩の援助、これについての会計検査院の権能というものが及ぶという段階がそろそろきてもいいんじゃないか、こういうぐあいに私は思う。そうでないと、援助をやる、これは同胞であるから援助をやるのだ、簡単に言えば、アメリカがかってに――かってにと言っては悪いけれども、あそこを信託統治にしておって、その住民を守るべき責任がある、その一半を同胞であるという人情に訴えて日本に負担させているのだ、こう言われてもやむを得ない。彼らが果たすべき責任を果たしていないのだ、こういうことであると私は思う。そうするならば、やはり日本の金をつぎ込むということは沖繩住民の苦しみを幾ばくかでも削減するというこの……

第43回国会 決算委員会 第24号(1963/06/25、29期、日本社会党)

○西村(力)委員 この件については国会のいろいろな関係から延び延びになりまして、私自身も少し記憶が薄れた点もあります。また皆さん方にはいろいろ御迷惑をかけたと思っています。それで、中央競馬会の問題全体については、いずれあらためて本格的な審議をいたしたい、かように考えておりますが、きょうは芝の新橋の競馬会の所有地の問題について一応お尋ねをして明らかにしてまいりたい、こう思っておるわけなんでございます。  私も現地を見てまいりましたが、競馬会が新橋の烏森のああいうところに土地を買収して所有地としておるということがどういう目的であるのか、こういうことが私としてはちょっと理解できないのであります。あの……

第43回国会 決算委員会 第25号(1963/06/27、29期、日本社会党)

○西村(力)委員 どうも私もわからぬですがね。ここで公表、発表できないということは国内法の何に基づいて言っているのか。まずわれわれはお互い審議する場合には国内法に準拠してやるわけです。条約のどこに制限があるのか、それからGEにせよ、リットンにせよ、ヒューズにせよ、それと防衛庁が契約を結ぶのは、これは国と国の契約でなくて、向こうの民間会社と日本の国との契約だ、そういうことになると私契約だ、私契約をやることに対してこれを公表できないというようなことは、一体どういうことか、そういうぐあいにずっと詰めてまいりますと、商業道徳上やらなければいかぬ。ところがいままでの話を聞きますと、アメリカで秘密にしてい……

第43回国会 災害対策特別委員会 第3号(1963/02/08、29期、日本社会党)

○西村(力)委員 ちょっと関連して。今の通産省関係ではなく、その前の自治省関係の問題で、私不規則発言をしましたけれども、正式に一つ発言したいと思うのです。  翌年度繰越分から二十二億さいて雪害対策に回す、こういうことでございますが、この交付税を翌年度に繰り越すこと自体に問題がある。一体、二十二億さいて、あと残額繰越分は幾らになっておるのか。私どもは、交付税の性格からいいまして、それは全額当年度において使うべきである、しかもこういう緊急事態にあたっては、法的にも疑義のある繰り越しなんかやめて、全部豪雪対策にこれを入れるべきだ、こう主張したい。二十二億、これは相当の努力かもしれませんが、しかし、こ……

第43回国会 災害対策特別委員会 第8号(1963/03/01、29期、日本社会党)

○西村(力)委員 私の担当は文部省関係でありますので、その点に限ってお尋ねをいたしますが、文部省関係でこの前の懇談会で問題になりました点は、第一点は、罹災公立学校に対する災害復旧費国庫負担法の適用をはかれ、こういうことであります。この場合、全壊、半壊とかいろいろありまするが、そういう場合の適用はこれは当然あるし、また激甚災害地の指定になれば、それによってまたこの法律を上回った措置というものができるはずでありまするが、この法律の適用はどの程度。まで適用を考えておられるか。
【次の発言】 ところで、今話のあった小災害についてでありますが、これは激甚法でしたかによりますと、一学校ごと十万円以上の場合……

第43回国会 災害対策特別委員会 第9号(1963/03/02、29期、日本社会党)

○西村(力)委員 ちょっと関連して問題を提起したい、こう思うのであります。  実は労働省に答弁を求めてもちょっと無理かと思いますので、田村次官の私見でもけっこうですからお聞かせいただきたい。それから委員長には、はっきりした考えを出してもらいたいと思うのです。それは、労働金庫がこの災害にあたって、労働者の収入減、支出増あるいは住宅修理、そういう問題で相当貸し出しのワクを広げなければならぬ。しかも労働金庫の金利というのは、御承知の通り一般に高い。だから、これを下げて貸さないと実態に合わない、こういう事態にあるわけなんです。それで、会社とかあるいは中小商工業者に対しては、市中銀行の融資ワクを拡大し、……

第43回国会 災害対策特別委員会 第11号(1963/03/27、29期、日本社会党)

○西村(力)委員 関連。とにかく、鉄道がとまって、それが開通したときには、最初に汽車が通ったほど住民は喜んだ、こういうことになっておるのです。それほど喜んでおるのです。汽車がとまった、あるいは電車がとまったということは、住民に対する経済的な、あるいは心理的な影響というものは実に大きいのです。それで、国鉄においては、今後こういう事態にならないように対策を一歩前進させなければならぬですが、運輸省は、指導として、いつごろまでにそういう具体的な方策を国鉄側に立案させるか。運輸省の指導をその点についてどういう工合に考えておるか。私は、この前に、路線は機械力で、構内は人力でとか、あるいは人夫の単価が安い、……

第43回国会 商工委員会 第9号(1963/02/19、29期、日本社会党)

○西村(力)委員 この法律案を本日通すに賛成であるというわが党の立場を聞いて、今審議をずっと聞いておったのでありますが、とにかく過去四年間に、年間二十五件くらいのプラント輸出契約があって、総計六十件くらいになっておる。そのうち一件しかこの適用を受けたものがないということでありますが、しからば、その六一件ばかりの契約をしてプラント輸出をしたその一つ一つのケースの、ことにこの法律を適用しないでやり抜いたその原因は、どういうところにあるかということの検討、こういうことをはっきりしてもらわなければならぬのじゃないか。先ほど資料の持ち合わせがないということでございましたが、せっかくこういう法律をつくって……

第43回国会 商工委員会 第23号(1963/05/10、29期、日本社会党)

○西村(力)委員 廣瀬次官に警告したいと思うのですが、ことしの二月、三月にかけて、私の市で、Kという会社の石油ストーブの事故から火事があった。事故というのは、け倒したとかなんとかじゃない、自然にストーブ自体から発火した、こういう事態が起きておるのです。この件については、通産省のほうで消防庁と連係して、JISマークをつける、それからその会社の前の不良品については、新聞広告をもって回収をはかった、こういうことになっておりますけれども、その所有者は、この新聞広告を見ていない。それで平気で使っておったら、そういう事故にあった、こういうことであります。  そこで一つは、こういう火災とか消防上の問題を含む……

第43回国会 商工委員会 第40号(1963/07/04、29期、日本社会党)

○西村(力)委員 プロパンガス自動車の爆発の問題を見まして、これと今度の高圧ガス取締法との関係が具体的にどうなるかということを考えておるわけですが、今後自主的な検査になった場合、こういう事故が起きた場合には、一体責任の所在というものは、どういうことになるのか。今度の事故自体についても、それは責任がいろいろあるだろうと思うのですが、運輸省のほうでは強制検査の権限がない、その面からの責任はないということになりますれば、業者は、ただ乗客をいためたということで賠償責任を負う、これだけで済むものかどうか。そういうところは、この高圧ガス取締法というものができている限りにおいては、その面からの責任というもの……

第43回国会 文教委員会 第24号(1963/06/12、29期、日本社会党)

○西村(力)委員 おくれてまいりまして、小林委員がどういう質疑応答をなさったか聞いておりませんが、この問題、新聞で承知いたしまして、私と小林議員と三木議員、それから法務委員である坪野米男君の四人で北区の教育委員会に参りまして、教育長、指導主事と会って実情を聞いてまいりました。その後社会党の国会対策委員会においてこの問題を重視いたしまして、島上国会対策委員長と私が法務省の人権擁護局長にお会いして、この調査方を依頼してまいりました。その法務省の最終的な結論は御承知のとおりなわけでありますが、私は結論的に申し上げますと、この問題は、本住野なる校長さんが子供を売った事件である。私はそう思っておるのです……

第43回国会 法務委員会 第17号(1963/05/30、29期、日本社会党)

○西村(力)委員 関連して。私、この事件を知ったときに憤激を押えることができなかった。それは校長が子供を売ったと極言されてもやむを得ないのではないか。この問題について調査し、またあなたにもお会いして人権擁護活動の開始をお願いしたわけでございますが、こちらは選挙なんかあったりして国会の審議が延び延びになっておる限り、人権擁護局が適正なる勧告を出してくれたことに対しては敬意を表わしたいと思うわけなのです。ただこの勧告の出された基本が憲法違反である、学校教育法の精神、児童憲章の精神に違反する、こういうことはそのとおりでございますが、もう一点、これは学校長の権限の範囲という問題であります。子供の入学に……

第43回国会 予算委員会 第12号(1963/02/12、29期、日本社会党)

○西村(力)委員 最初に文部大臣を中心としてお尋ねをしたいと思いますが、池田内閣が人づくりというキャッチ・フレーズを掲げて、それを進めておりまするが、この問題については、本会議において、あるいは当委員会において論議されて参りました。 そこで明らかになりましたことは、大臣は、教育基本法では日本人はつくれない、これはおれの信念だ、かように申しております。池田総理は、野原委員の質問に答えて、あの一条の精神、すなわち教育基本法第一条の精神でありまするが、これは私は古今を通じて誤らないと申してはひどいかもしれませんが、とにかくりっぱな精神でありますと、こう答弁しております。この二つを対比してみますると、……


各種会議発言一覧

26期(1953/04/19〜)

第19回国会 大蔵委員会地方行政委員会連合審査会 第1号(1954/03/13、26期、日本社会党(左))

○西村(力)委員 議事進行について。重要な質疑応答をお聞きしておりまして、結局これは次官は次官であつて、大臣に出席してもらわなければかつこうがつかないと思う。地方自治体の将来をどうするかというような問題にも関係するし、また政治的に考えますと、入場税を国に吸い上げて、遊興飲食税をいろいろないきさつを通つて残したということに対する国民一般の受取り方は、遊興飲食税は、これは政治家が直接関連を持つている。早い話が大野国務大臣が何々の顧問であるとか、安藤国務大臣は何々の顧問であるとかいつて、そういう花町の顧問か何かになつている。あるいは中川というものがこのごろ新聞紙上をにぎわしている。待合の社長さんが何……

第19回国会 地方行政委員会建設委員会連合審査会 第1号(1954/03/15、26期、日本社会党(左))

○西村(力)委員 この揮発油譲与税の問題について、先ほどから建設委員会の方の発言をお聞きしておつたのでございますけれども、結局するところ、ことし一年限り、しかもそれが一兆円という名目を保つための政府の体面保持のための法律案である、こういう結論になつて来ておるのでございます。 建設委員会としてはさように一年限りなら了承するということで満足せられたようでございますけれども、私たちとしては、非常にだまかされたような気持がしてならないのであります。何がゆえに一箇年だけ七十九億地方に移さないと道路整備ができないのか、その理由の発見に苦しむ。この提案理由をいろいろ調べてみますと、国に置けば補助金獲得の弊害……

第19回国会 地方行政委員会公聴会 第1号(1954/03/16、26期、日本社会党(左))

○西村(力)委員 赤間さんの公述をお聞きしておりましたが、犬養法務大臣の提案理由説明を少し声を大にして再び聞くような気持がしたのでございます。今までいろいろ質問がございましたので、赤間さんに対する質問はやらないつもりでおつたのでございますが、全面的に政府が出しておる案に賛成だという立場、それから最後にただいまの門司さんの質問に答えまして、治安維持が最も緊急重大であるということを、声をより大にして叫ばれた点から、どうしても一つだけお聞きしなければならないという気持になつて来た。これは法案そのものにはあまり関係がございませんが、大阪府庁が不法に占拠をされた場合に、そばに国警隊長がおるにかかわらず、……

第19回国会 地方行政委員会公聴会 第2号(1954/03/17、26期、日本社会党(左))

○西村(力)委員 最も簡明にやりたいと思いますが、最後になりましたので、私の質問すること、考えることは大体同じで、ちよつとあぶれたかつこうでありますので、これ以上申し上げることもないと思うのですが、皇宮警察の問題について清水さんにちよつと伺いたいと思います。私は日本国の象徴である天皇御一家は、やはり警視庁が守護するのが東京都の誇りじやないかという考えを持つておるのでありますが、そうでなくて、国家警察という異例な措置ができておるものだから、このたびの二重橋事件においても、責任の所在が不明確だとか、あるいはその責任のなすり合い的な議論もなされて来るということになるのであります。私は警察が二つにわか……

第19回国会 地方行政委員会公聴会 第3号(1954/03/18、26期、日本社会党(左))

○西村(力)委員 お二方にお伺いしたいのですが、先ほどの御公述をお聞きしまして、どちらでも自治体の財政基礎をつくつて、自治体としての機能と姿とを確立して行きたいということは、これは間違いないのです。そうしますと、ただいま提案になつておる警察法案に対する賛成の態度と、そこに矛盾するところが出て来ないかということなんです。府県として警察を持つていますけれども、御承知のように公安委員の機能と職権というものは非常に弱体であつて、何らそこに確固たるものはない。隊長あるいは警視正以上を中央で任命する、こういうところまで承認せられる立場というものは、自治体というものの立場をはつきりみずから低くせられておるの……


27期(1955/02/27〜)

第22回国会 地方行政委員協議会 第2号(1955/10/14、27期、日本社会党(左))

○西村力弥君 大臣か、後藤財政部長にお聞きしたいと思うのですけれども、近ごろ全国の府県に資金運用部資金を首切りのために貸し付けている実情を承知しているのですが、前国会においては地方財政再建整備の関係法律案は流れてしまった、それで運用部資金を首切りに流用することは根拠を失ったのではないか、しかるにそういう貸付を行なっていることは、どうも私は少し納得ができないところがある。これは地方財政法の規定に反するのではないか、こういう考えを持っているわけなのですが、その点自治庁長官はどういうぐあいにお考えになっていらっしゃるかお尋ねしたい。
【次の発言】 各地方団体とも赤字で苦しんでいる。そういうときに財政……

第22回国会 農林水産委員協議会 第4号(1955/10/28、27期、日本社会党)

○西村力弥君 今年の米作は天候に恵まれて、だいぶ豊作見込みになっておるわけなんでございます。ところが、取り入れ期に入りまして、悪天候が続いておる状況なんでございます。これは全国的な状況かと思いますが、参考のために私の山形県の天候状況を申し上げますと、山形測候所の資料に基いて調査したのでございますが、九月一日以降、今月の二十五日まで雨の降らない日はわずかに十五日、五十五日間に十五日間雨が降らなかった。こういうことになっておるわけなんでございます。それで農民諸君は何とか早く政府に売り渡したいという意欲を持っておりながらも、どうしてもそれができずに非常に困る。かつまた収入の不足を非常に憂えておるわけ……

第24回国会 建設委員会法務委員会連合審査会 第1号(1956/04/18、27期、日本社会党)

○西村(力)委員 関連して。きょうはこれで次会に移ることになると思うのですが、私が伺わんとしたことについていろいろ今まで質問されましたけれども、どうしてもいろいろ不明な点がたくさんありますので、資料やらあるいは答弁の統一やらぜひお願いしなければならぬわけです。資料につきましては第十八条の第三項、これを起したという、このことを必要とする具体的の例にはどういうことがあったか。全然意見書を得ることができなかった例、あるいは意見書を得るに相当期間を要した例、それを一つ示していただきたい。  それから第二十一条も同様に意見を求めることができなかった例、あるいはそれが相当期間を要した例、こういう具体例があ……


28期(1958/05/22〜)

第30回国会 文教委員会公聴会 第1号(1958/10/29、28期、日本社会党)

○西村(力)委員 議事進行について。これは国会のいつもの例なんですが、公聴会となると議員の出席が非常に悪い。社会党は現在八名来ておりますけれども、自民党は三分の二の勢力を誇るのですから、その倍は来ていなければならぬ。いつもそういう工合にサボっておる。委員長は、お忙しいところ御苦労さまと公述人にあいさつを申し上げておりますが、御苦労さまというのは、みんなよく聞くということなんです。こういうものが伴わなければ御苦労さまと言ったかいがない。そして十分に聞いて、私たちの審議の参考にするというのが道であるし、礼である、こう思うのです。この点について、委員長は十分に速急に手配願わなければならぬ、こう思いま……

第31回国会 予算委員会第三分科会 第3号(1959/02/27、28期、日本社会党)

○西村(力)分科員 私はちょっととっぴなことをお聞きするようになるかもしれませんが、農林行政は農民が冬休めるようなことを基礎にしているかどうか、冬休んでもいいということを基礎にして考えているのかどうか、こういうことを大臣にお聞きしたい。
【次の発言】 そういうことを目ざしておられるようですが、なかなか到達されないどころか、ますます逆行しているではないか、こう私は思うのです。農村の実情なんか見ると、冬分休めば来年の春から働くのにからだが休まっていいということになるのですけれども、そうは参らぬという工合で、ことしなんかは例年になく出かせぎに出ております。しかもその出かせぎの口のよいところがなかなか……

第31回国会 予算委員会第二分科会 第4号(1959/02/28、28期、日本社会党)

○西村(力)分科員 まず第一に、先ほど岡委員が科学振興の問題を取り上げられましたので、それに関連したお尋ねを一ついたしたいと思います。  今年度予算を拝見いたしますと、理科設備の補助として五億円計上なさっていらっしゃいますが、少々でもその額がふえたことはけっこうだと思うのですけれども、実際この理科教育振興法に基く設備費補助費というものは、むしろ理科教育を阻害しているような事情が現実にある。それはどういうことかと言いますと、一つは学校のほしいものを買うという全面的にオープンのものではない。購入すべき品目にある程度の制限がある。これが第一。  第二番目は、この理科教育振興法に基いて購入した備品は、……

第32回国会 決算委員会閉会中審査小委員会 第3号(1959/08/12、28期、日本社会党)

○西村(力)小委員 失対事業関係の夏季手当、年末手当は、本質的にこれらの人々にもある程度お盆なりあるいは正月なりを祝ってもらおう、こういう考え方で出されておるのであります。これが生活保護に食い込んでいくというような検査の仕方は法律的にどうなっておるのか。なおまた、夏期手当四日にプラスして地方団体で何日か出した分、それも加えて生活保護の関係からマイナスになるのかどうか。この点は現実にそういう工合に行われている。結局、せっかくお盆手当という趣旨で出したものが、生活保護で差し引かれたために何ら意味をなさない。あるいは年末手当として出したものも意味をなさないということになってくる。これをつけたという意……

第34回国会 日米安全保障条約等特別委員会公聴会 第1号(1960/05/13、28期、日本社会党)

○西村(力)委員 資料要求をいたしたいと思います。黒いジェット機U2は、気象観測に従事しておる、なお、昨年の伊勢湾台風の場合においては、ことに重点的に気象観測をした、こういうことになっております。そうしますると、その気象観測の結果というものは、気象庁に当然通報になっているもの、こう思われるわけなのであります。それで、米軍の気象観測機のRB66、そういうような飛行機による気象のデータの通報ではなく、U2による気象の通報のデータを、全部というわけにも参りませんから、昨年藤沢に不時着をした九月二十四日、それ以前約一週間程度のU2から気象情報を、気象庁においてこの資料を整えられまして、御提出をお願い申……


29期(1960/11/20〜)

第38回国会 決算委員会国有財産の増減及び現況に関する調査小委員会 第1号(1961/02/03、29期、日本社会党)

○西村(力)小委員 上野さんの先ほどのお話で、仮処分も取り下げた、本訴も取り下げたというときの事情は、委員長も指摘されておりましたが、どうも不明なんですね。あなたの善意というか、形のものよりも人間に対する信用だというような問題、それだけではどうも了解ができない。それでお聞きしたいのは、その間に圧迫、脅迫的なものはなかったのかどうかということです。あなたがそういう措置をとらざるを得なくなったような事情がなかったのかということですが、その点はどうなんです。
【次の発言】 良島さんに聞きますが、二千万円受け取られたわけですね。二千万円を必要経費と算定されるのは、どういうところにあるのですか。五百万円……

第38回国会 決算委員会国有財産の増減及び現況に関する調査小委員会 第2号(1961/02/06、29期、日本社会党)

○西村(力)小委員 福山さんにお聞きしますが、大阪の財務局の鑑定のほかに、安田とか三和とか、そういう銀行の鑑定も依頼したとありますが、その鑑定書は出ておるのでしょうね。
【次の発言】 第二点は、最初数次にわたって延原氏と直接売買の交渉をやったが、拒否せられた。そのときに使いに行った人はどなたか。それがこういうどさくさのあったあと、管区長と所長が行ったら、今度は直接売買に応じた、こういうことになっておりますが、相当の男である延原氏が、そういうふうに態度が変わった、これはどういうことだろうかと思うのです。延原氏とすれば、それほど苦しいならば、それでは私が直接に売買の交渉に応じよう、そうして法務省の……

第38回国会 決算委員会国有財産の増減及び現況に関する調査小委員会 第4号(1961/02/28、29期、日本社会党)

○西村(力)小委員 それは気持はどうあろうとも、今の件は、やはり申告しなければ脱税になるのだとあなたはお考えになるかどうかということなんです。あなたの気持はどうあろうとも、そういう点に対する見識は相当おありだと思うのですが、そういう点はどうでしょう。
【次の発言】 これは日本人の通常ですが喜んで精一ぱい税金を納めようということは考えない。日本人の非常に情けないことなんです。これは政治が悪いからみんなそういうことになってしまったのだろうと思うのですが、ことにあなた方商売をなさっておる方々は、脱税とまでは言わないけれども、税金をしぼろうという考え方は、当然だろうと思うのです。それが発覚した場合には……

第38回国会 建設委員会地方行政委員会社会労働委員会農林水産委員会商工委員会連合審査会 第2号(1961/05/31、29期、日本社会党)

○西村(力)委員 おしまいごろになりましたので、簡単にお尋ねしたいと思うのです。水資源の逼迫した情勢は、日をきわめて宣伝されておりますが、日本の実態としては私は豊富の中の貧乏である、こう思っておるのです。それは、外国に比して降雨量が、アメリカに比しても倍以上もあるのですから、これはやはり豊富だろうと思う。それから、私たちは従来水というものはただだという観念はぬぐい切れない状態にあるわけなんです。ところが、その中に今貧乏の要素が加わってきて、こういうあわてた状態で、国会の会期末に促進法を出すというようなことになっているわけなんです。その豊富の中の貧乏というもののよってきたるゆえんというものは、水……

第38回国会 商工委員会社会労働委員会連合審査会 第1号(1961/03/29、29期、日本社会党)

○西村(力)委員 私は通産大臣にお尋ねしたいのですが、上清なり大辻なりの炭鉱に、終戦後園がどれだけの助力、助成をやってきておるか、それからこれまでその炭鉱の経理は相当黒字を見た場合もあるのだろうが、その経理関係は一体どうなっておるか。その黒字を見たときには配当なり何なりになっているだろうと思うのですが、そういう国の助力を得たり、あるいはいいときには黒字経営をずっとやってきておきながら、今このように人間を殺す。私はあの新聞を見て非常に憤りを感じ、今もってそれが消えない。この点に関してはやはり資料を一つ出してもらいたい。福岡の通産省の出張出先では十分にどれだけの助成、助力をしておるかということがわ……

第40回国会 予算委員会第三分科会 第3号(1962/02/21、29期、日本社会党)

○西村(力)分科員 私は、農村の出かせぎの問題について、それだけについてお尋ねしたいと思います。  近年農村の出かせぎが非常な数に上っておることについては、大臣も十分にお知りだろうと思うのですが、その状況について、どういう工合に事情を分析せられており、なおかつこれに対する対策を何らかお考えなのかどうか、事務当局や何かに指示をなすっておられるかどうか。こういう点がありましたら一つ……。
【次の発言】 言葉が足りませんでしたが、農村から季節的に県内あるいは他県、そういうところに出かせぎに出ておる、そういう事情についてです。
【次の発言】 そういう工合にして収入を得るということは決して悪いことじゃな……

第40回国会 予算委員会第四分科会 第2号(1962/02/20、29期、日本社会党)

○西村(力)分科員 私は、この住民が税金の非常に重いのに苦しみながら、そのほかに法令や何かによらざる税外負担、その非常に重い、しかもその重さは普通の税とも違いまして、所得、資産そういうものの比よりも戸数割的な割り方によってかけられている、そういう不均衡の重さ、そういうものを強く感じておるわけなんでありまして、この税外負担の実情はどういう工合になっておるか、また、それに対してこれを減少し解消していくというのが、自治省側の一つの方針であるだろうと思うのですが、それを今後どのように進めて参られるつもりか、こういう点についてお尋ねをして参りたいと思うのです。昨年十二月に自治省で出されました「住民の税外……


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ページ更新日:2024/01/28
データ入手日:2023/12/26

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