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松岡俊三 衆議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

松岡俊三[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書


26期委員会出席TOP100
99位
26期委員会出席(無役)TOP50
49位
26期各種会議出席TOP25
16位
26期各種会議発言TOP25
15位
26期各種会議出席(無役)TOP25
13位
26期各種会議発言(非役職)TOP25
11位

このページでは松岡俊三衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。松岡俊三衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。

ページ更新日:2024/01/28
データ入手日:2023/12/26

委員会発言一覧

25期(1952/10/01〜)

第15回国会 運輸委員会 第5号(1952/12/02、25期、自由党)

○松岡(俊)委員 これはあるいは総合的に研究すべき問題かと思うのですが、海技専門学院が、終戦後ただちに神戸商船学校の施設を継承してできたのですが、その後になつて神戸商船大学ができ、大学というものが海員養成の上に十分な権威を持つものだと一般は思うであろうと思うのでありますけれども、それに航海訓練所が必要だということは別としまして、海技専門学院というものがどうしても必要なのかどうか。一方では十分に設備すべきものもできない。ちようど帯に短かし、たすきにどうというようなぐあいで、両方はんぱなものにできるようになつてもいけない。ほんとうに運輸省として、海員を養成する上についての欠陥を指摘して、こうせねば……

第15回国会 運輸委員会 第6号(1952/12/03、25期、自由党)

○松岡(俊)委員 今の質問に関連して……。今のような希望を持つておられるとすれば、その腹案を近いうちにこの委員会に内示する考えを持つておられるかどうか、これだけ伺つておきます。
【次の発言】 この会期中に間に合わせる考えがあるかどうか。

第15回国会 運輸委員会 第7号(1952/12/06、25期、自由党)

○松岡(俊)委員 私の質問は陸運行政その他のものに対する質疑でありますが、ここに幸いに木村政務次官が見えておられますから、私の言うところをよくお聞き取り願いたいと思います。木村君は岐阜県から出ていらつしやるので、かねて御承知であられましようが、私が十年かかつて日本の法律に初めて雪害問題を入れた。その当時においては北陸四県中ただ新潟県のみが呼応して東北六県だけで検討し、十年かかつてようやく雪害の二字が法律に入つた。これが今度積雪寒冷単作地帯云々というときには、木村君のところの知事さんなどは私と一緒にやつていた人だが、わざわざ出て来て、もしあ問題で岐阜県が閑却されるようであつたならば、君らは代議士……

第15回国会 運輸委員会 第8号(1952/12/08、25期、自由党)【議会役職】

○松岡(俊)委員長代理 楯君。
【次の発言】 本日はこれにて散会いたします。     午後零時五十八分散会

第15回国会 運輸委員会 第9号(1952/12/09、25期、自由党)

○松岡(俊)委員 大臣はお見えになりますか。
【次の発言】 私の質問は根本的な問題に関するのですが、運輸省には大臣が二人いるというようなぐあいにいわれ、最も実力のある木村君がおられるのですから、世の中のうわさのごとく、木村君にしつかりとお聞きを願つて、あるいは私の質問に、この場合御返事が得られないようなことがありましたならば、大臣と御相談の上に、後日御返答をお願いしておきたいと思います。  私はしばらくぶりで国会に参つたのでありまするが、われわれが鉄道の予定線路を往年決定したのでありますが、この鉄道予定線路が当時着々として進みつつあつた際に、不幸にして国難に直面して、蹉趺せざるを得なくなつたの……

第15回国会 運輸委員会 第11号(1952/12/11、25期、自由党)

○松岡(俊)委員 議事進行――。先日国鉄の営業局長は、自分はこの返事ができない、いずれ総裁からというそのときの御答弁でしたが、まだ何もない。委員長からしかるべく処置してもらいたい。

第15回国会 運輸委員会 第12号(1952/12/12、25期、自由党)

○松岡(俊)委員 先般、国鉄の性格の問題について木村政務次官にお尋ねいたしまして、この問題は大臣とよく相談の上御返事を承りたいということを申してあるのでございます。  もう一つは、山形県の問題であるが、あの小さな県において新潟、仙台、秋田の管理局が三つに分割してやつている。こういこうとでやれるかどうか、さしつかえないのかどうか。青森県には港湾があり、青函連絡があるから、あそこはあれでよろしい。秋田、岩手、宮城みなそれぞれ同様ですけれども、山形県だけがああいうぐあいになつていて、あれでやれるかどうかということをお尋ねしたところが、営業局長からは、それは自分が答弁できないから、総裁から御返事いたす……

第15回国会 運輸委員会 第20号(1953/02/24、25期、自由党)

○松岡(俊)委員 前議会で国鉄総裁にお尋ねした問題が、まだ御返事をいただいておりません。それは全国で一行政管内で鉄道局が三局に分轄されて七るところがあるかどうか。山形県は仙台、秋田、新潟に三分されて、今言われるように給与の上から言うても、ちよいちよい出て行かなければならぬようなぐあいになつている。あんなぐあいにしてよろしいかどうかという質問に対して、答弁をまだ総裁から得ておりません。その後の御調査、お考えはどのようになつておりますか。あのままでよろしいかどうか。ことにあの雪のひどいようなところで、あんな小さな局を分轄して、それでよろしいと思つていらつやるのですか。これは知事以下全県から熾烈なる……


26期(1953/04/19〜)

第16回国会 農林委員会 第4号(1953/06/17、26期、自由党)

○松岡委員 ただいまの御報告を承りまして、私どもその被害の激甚なるに実に驚いておるのでございますが、これに関連して要望したいのは、単に山形県内に起つた特殊なるかいがら虫の被害であります。これは当委員会の諸君の実害御視察後に起つた問題であります。私どもは他府県の養蚕家の方々は霜害のために非常にお気の毒だと思つて、これに反して山形県は何らの被害がないので喜んでおつたところでございましたが、突然として最上川及び松川沿岸に集団的に十四箇町村にかいがら虫の被害が起つたのであります。これがこのたびの調査には入つておりません。かような関係で、ある一村のごときは全村三百万貫の桑がことごとく収穫皆無であるという……

第16回国会 農林委員会 第5号(1953/06/18、26期、自由党)

○松岡委員 懇談会に移ります前に、蚕糸局長が見えておりますから、山形県の特殊なかいがら虫の被害について、本省では調査をせられたはずですが、もう帰つて来てその成案を得ましたかどうか。山形県としての被害の状況は、昨日申しましたが、その陳情も政府の方には参つておるはずでありますが、これについてどういう結果を得たか。なおこれに対してどういう措置をしようというお考えか。その点を明らかにしていただきたい。
【次の発言】 六月の中旬から下旬にただちに防除の方法が講ぜられなければ、また蔓延するおそれがある。この機会をとらえなければ、たいへんなことになる。その点は十分に御配慮いただいて、ただちにあれの防除の薬等……

第16回国会 農林委員会 第8号(1953/06/24、26期、自由党)

○松岡委員 私は議事進行について申し上げます。ただいままで議場の様子を謹聴いたしておりまするが、自然休会中に各委員諸君が各方面に出て被害を実査した結果によつて、これらの被害民を一時も早く安心せしむることが必要であるという上から、委員諸君のそのなされたるところが現われて、ただいま大臣がこの改正法案を出しておる。これが参議院に行つて一時も早く被害者を安心せしむることが、われわれ委員としてもなすべき当然のことだと思うのです。大臣が新たにかわられ、麦価の問題あるいは米価の問題の論議も当然必要ではあるけれども、これらの問題よりも先決的に、一時も早く被害民を安心せしむるようにすることが、委員としてもなすべ……

第16回国会 農林委員会 第10号(1953/06/26、26期、自由党)

○松岡(俊)委員 今果樹及び開拓のことが問題になつておりますが、政府はこの開拓のことについては、提出すべき予定法案の中に開拓者に関する金融関係の措置を考慮しているようでありますが、これはどんなふうになつているか。これと関連して考えらるべきものかどうか。今その予定になつているものはどういう進捗の程度にあるか。これを伺つて行つた方がただいまの御質問に対する適正な答弁にもなろうかと思うのであります。

第16回国会 農林委員会 第13号(1953/07/02、26期、自由党)

○松岡(俊)委員 関連してお尋ねしますが、山の方の関係は林野庁長官が最も関連が多いのであります。また農地局長もその通りであります。調達庁長官の方において、事務的に取扱つて政令の中に入れるものの中には、堤防、林道、農道、水田用諸施設、排水施設、防災施設、以下云々というように、陸の方に関係なく海の方に関係が多い。林野庁長官としては山菜、採草というものは最も関心を持つていらつしやるが、これに出ておらない。山村の者はほとんど山菜と採草によつて生きているということは、あなたのところではよくおわかりになつておると思うが、これに出ておらない。この点について、あなたは、所管内におるところの山村の者の生活を擁護……

第16回国会 農林委員会 第19号(1953/07/16、26期、自由党)

○松岡委員 議事進行について……。私議会のことはあまりよくわからぬのですが、発言に制限はないのですか。私は大臣に対する質問を前から保留しておるのですが、いつになつたら順番が来るのだかわからない。同じ人がいつでも発言しておるようなぐあいになつてもどうかと思うのです。これは時間に制限はないのですか。これは私は知らないからお聞きするのです。
【次の発言】 私は東北の国有林についてお尋ねいたしたいと思います。  先年私が、どうしてこう東北が貧乏だか警視庁に行つて調べてみると、ほとんど今日ありませんけれども、吉原、洲崎の遊廓に来る者はほとんど東北の者である。また青森県に行つてみると、乳幼児の死亡率がすこ……

第16回国会 農林委員会 第34号(1953/10/02、26期、自由党)

○松岡委員 私は先月上旬北海道を、同僚金子委員と視察いたしました。また去る二十八日から秋田、山形、福島をつぶさに視察して参つたのであります。この凶作の作柄の現状について、自分の直接見たところによつてお尋ね申し上げたい。またもう一つは、衆議院、参議院一団となつてつくつておりまする積寒法関係の議員連名の申合せがありまして、政府に申し入れた事項についてお尋ねいたしたいのであります。この二点についてお尋ねいたしますが、まず私の心配いたしますことは、ただいま統計部長からお話がございましたが、私の見るところでは、今回の凶作は異例である。従来とはなはだ趣を異にしておるところがある。福島県の浜通りのごときは、……

第16回国会 農林委員会 第35号(1953/10/03、26期、自由党)

○松岡委員 私は、この際冷害地帯の民心に対し安心を与えるに非常に効果のあることは、つなぎ資金についてただいま同僚諸君のお尋ねがございましたが、この額としては、どのくらいをとりあえず放出する考えであるか、これを御発表願えれば安心度が非常に強いと思います。これを私はお願いしたいと思います。
【次の発言】 そうじやなく、決して追究しませんから、とりあえずこのくらいを見ておるという大よそのところを御発表願うことが、民心に非常ないい影響があろうと思いますので、それを……。
【次の発言】 つなぎ資金として百億円を政府が出そうという決意のあることをはつきり今承りました。農民諸君はさぞ安心することであろうと私……

第16回国会 農林委員会 第36号(1953/10/16、26期、自由党)

○松岡委員 私はただいま各委員の御報告をつぶさに承りまして、実に感激いたしたものでございます。あるいは私の聞き漏らしかもしれませんが、内陸方面における御報告の中に、今回の冷害について最も深刻な打撃を受けておる者は開拓者であります。ただいま安藤君の御報告の中に、北海道のことが述べられておりますけれども、内陸方面における開拓者の実情をつぶさにごらんいただいたのかどうか。まことに短い期間の御調査でありますから、容易なことでないことは私はよく了承しておりますが、この点について、私は別個に、われわれ党員として、部長である山崎猛君と私は、開拓者の実情をつぶさに見たのであります。私は山形県を見ました。山崎猛……

第16回国会 農林委員会 第37号(1953/10/17、26期、自由党)

○松岡委員 私は昭和六年当時のことを回顧しまして、はたして寒流の調査が今日心配ないかどうか。初めて雪害問題が起りましたときに、親潮今の寒流の調査のために特に観測船をつくつたのである。この観測船によつてようやくその後の問題が順調に進んでおつたかのように承つておるのでございますが、ただいまお話を承りますれば、それほどに観測船の必要がないかのようにも思われるのでございます。今日、戦争以来オホーツク海方面の氷塊がどの辺まで来たときにはどうなるかということが、今の観測船によつてできておつたのではなかろうかと思うのでございます。それから戦争のためにオホーツク海方面の氷塊がどこまで行つているかということが観……

第16回国会 農林委員会 第42号(1953/10/28、26期、自由党)

○松岡委員 関連して。ただいま大臣の御説明によりますと、冷害地、三分作の被害の甚大な所には、万遺憾なく冷害を受けた者を助けるような御説明と承りましたが、この三分作の方面には遺憾なく必ずやれるというように承つてよろしゆうございますか。
【次の発言】 大臣の御信念、これに対して処置なされようとするただいまの言葉は、冷害地の人々が非常に関心を持つておることで、大臣の御信念のように参りますならば、さぞかし私は安心することと思うのです。私はこの前の昭和九年当時の冷害を親しく取扱つたものでありまして、その当時は山崎達之輔氏が大臣になつておつた。大阪方面に災害があつて、当時閣僚が二人もすぐに出かけておつた。……

第17回国会 水産委員会 第3号(1953/11/04、26期、自由党)

○松岡俊三君 私は井出農林委員長より農林委員会の代表的な意味で本会に出席するように要請されて参つた次第であります。農林委員会としては、アメリカ駐留軍のためにこうむる損害についてはかつて要請してあります。ただいまの御説明を承りますれば、将来起り得るような問題については相当に論議を闘わされるであろうと思います。しかし現在もすでにわかつておる問題は今の政令の中に入つておるという御説明でございましたが、その中に農林委員会として要請した「水源(水源林を含む。)若しくは自然排水路の除去、損壊、変更又はこれらの使用によりこれらの利用を阻害する行為」、この行為の問題についてでありますが、この点はどうなつたか。……

第17回国会 農林委員会 第5号(1953/11/03、26期、自由党)

○松岡委員 私は食糧庁長官にお尋ねしたいのであります。先ほど川俣君の人造米の権利借入れに関する質疑応答について、非常に感銘深く私はこれを聞き取つたのであります。今日のような食糧事情の窮迫の場合において、人造米を発明せられたという点に対しての国民の感謝は当然払うべきものであることは申すまでもありません。これと同時に、農民が常に下積みになつて犠牲を払つておるという点に対しても、今日まで私寡聞にしていまだ国家的に感謝をしておるということは聞かないのでありますが、米が統制になつてこんなふうになつております上から考えても、当然農民に対して何らか国家としてやらねばならぬことだと思うのであります。あたりまえ……

第18回国会 農林委員会 第2号(1953/12/02、26期、自由党)

○松岡委員 川俣君のお尋ねは、私はきわめて大切なことだと思つております。この融資の表を見まして、農林省はほんとうに認識があるのだかどうだかということを考えて、私自身何だかほんとうにいやになる。冷害の実相をほんとうにつかんでいらつしやるのかどうか。東北は冷害にしばしば侵されるので非常におびえておる。またこれがために実力がすこぶる薄い。こういう関係から金肥を手に入れることがむずかしい。かるがゆえに、増産の上から言うならば、金肥を十分に使えばよろしいのですけれども、これもなし得ないために堆肥を使う。たまたま本年の冷害は、この堆肥を使つて金肥を使わなかつたがためにあの程度でとどまつたという東北の実情を……

第18回国会 農林委員会 第3号(1953/12/08、26期、自由党)

○松岡委員 議事進行で……。私、先ほどから質問応答をよく承つておりますと、なんとなく世の中にはよくおどらされるものもあり、一等、二等、三等社長があるというようなぐあいのこともありがちなのです。本問題を先ほどから承りますると、竹内さん、なかなかよくおわかりになつていらつしやるようでもあるけれども、どうも質問と応答がぬかにくぎのようなところがちよいちよい私どもには感じられる。この点少しく無理なところがあるようにも解される。それですから、竹内さんがすべてこの交渉に当られて、腹の中に十分に入つていらつしやつてやつていらつしやることならば、これはそうもならないかとも思うのです。これは失礼でございますが、……

第19回国会 農林委員会 第13号(1954/02/19、26期、自由党)

○松岡委員 関連してお尋ねをいたします。前に私が、東北の国有林について詳細なる数字をあげて御質問を申し上げてあります。これに対しては国土計画の上に関連して、そうしてお答えするというように私は大臣の答弁を拝承している。本年、たしか七月かと思うのですが、臨時措置法が期限が到来する、これに対しては東北各県知事、及び新潟県知事は、強力にこれが延期を要望しているという状態である。私の、前の国会で詳細なる質問をした点に対しこの対策は、ただいま承らぬでもよろしゆうございます。大臣ととくと御相談の上に、今議会において明確なる御答弁をなされるようにお願いしておきます。

第19回国会 農林委員会 第14号(1954/02/24、26期、自由党)

○松岡委員 私は蚕糸関係でありませんが、資料要求についてお許しを得たいと思います。全国各営林局別の収入支出の予算明細、各営林局別の治山治水の予算明細、各営林局別の治山治水計画面積とその細分表、これがほしいのです。お願いいたしします。

第19回国会 農林委員会 第15号(1954/02/26、26期、自由党)

○松岡委員 ちよつとお尋ねいたします。ただいまのお話を承りまして、どうもたいへん心細くなつたのですが、あなた方が、自分らの仕事に常に外国に負けない努力をなさつていらつしやるという状況になつているけれども、残念ながら設備がない、金がない、こういうので実は承りたいと思つておつたのです。あなたがイタリアにおいでになり、ヨーロツパその他をごらんになつて、お帰りになつて硫安業会に御報告になつてから、何かがく然として一大反省をしたようなお話に承つたのでありますが、常から非常な御研究がなつてわれわれはここにいるんだ、決してイタリアに負けないのだ、しかしながら残念にも力がはなはだ及ばなかつた。彼らの考えている……

第19回国会 農林委員会 第24号(1954/03/31、26期、自由党)

○松岡委員 私は治山治水の予算がどうあんばいして出されたかということをまず承りたいと思います。
【次の発言】 政府の提案の説明を承りますれば、昨年の水害の激甚なる情勢にかんがみて、治山治水の計画を立てられた、こういうあんばいになつて、戦中戦後を通じての森林の濫伐過伐がその発生または拡大の誘因の一つとなつているということがうたわれておるのでございます。こういう意味から考えて、国家がほんとうに治山治水の計画を立てようとするためには、国家としての――むろん国家の一部でありまするけれども、何も特別会計の林野庁管内から金を捻出して、これに充てなければならぬとは思われない。三十二億の治山治水のこの予算がど……

第19回国会 農林委員会 第25号(1954/04/01、26期、自由党)

○松岡委員 私は足立君との質問応答によつて、特に外務当局に承りたい。あるいはこれは参事官、移民課長両君に対してはどうかと思う。けれどもこれは最も重要なことです。世の中には侍が急に商売をやつて、やれるようなことが往々ある。しかし今日の場合においては、どうしてもむだを排して能率を上げ、そして国家のためになさなければならぬという必死のときなんです。持分を何とかしたいなんという片鱗でもあつてはならないと思う。この意味から、外務省はこの点についてどうだつたかということを私はお聞きする。私は四十年前にアメリカに行き、三十年前にも行き、今回また行きました。アメリカに行きます前に持つていた私の考えを、先方に行……

第19回国会 農林委員会 第27号(1954/04/07、26期、自由党)

○松岡委員 どうもこの間からの質問がきようの応答できまつたように思う。さつきの中村君の分割というものができるのではないかと言われたことは、今の答弁ではつきり内容的にわかているように思いますが、いかがですか。
【次の発言】 まだ外務次官がこだわつているように思います。移民政策は外務省が一元的に政府における責任を負うのだという点を主張されるのはけつこうですけれども、さつきの足鹿君の言われた、ことに中村君の言われたように、今日の日本の移民は、農業移民ということでなければならぬことは、万人これを認めておる。何も床屋や洗濯屋その他のものはそれほどいらない、それですからもちはもち屋にまかしたらよいじやない……

第19回国会 農林委員会 第30号(1954/04/14、26期、自由党)

○松岡委員 林野庁長官にお尋ねをいたしますが、東北六県、新潟県、この七県のブロツク知事が会議を開いて、国有林野法が明年の三月三十一日まで延びたということに対しては、内報に接したとみえまして、すこぶる遺憾の意を表しているのであります。ぜひとも二年間延期してもらいたいという決議をしてその要請をしておつた。それが一年しか延びない。申すまでもないけれども、東北の方の人間はすこぶるのみ込みがおそいのであります。二十六年、二十七年にはほとんどこの問題については、出足がごらんの通りに遅れておる。そこのところに三年しか期限がない。それに加えて不作凶作等があつた。東北六県、新潟県の知事が、ぜひともこれを二年間さ……

第19回国会 農林委員会 第31号(1954/04/16、26期、自由党)

○松岡委員 これに関連して、戦争の疎開のために前橋営林局ができておる、国有林の面積あるいは行政区域の面積から言うても、福島県は百三十九万町歩の行政面積である、そのうち四十八万八千町歩の民有林がある、四十三万五千町歩が国有林である、これに反して群馬県は六十四万町歩の行政面積であつて、二十万千町歩が民有林であり、二十万町歩が国有林である、申すまでもなく東北管区が群馬県と新潟県の一部が入つて、北海道を除いたほかの全国有林のうち四割六分九厘を占めておる、そのうちの福島県の持つておる国有林がこれだけの公称面積である、これに反して青森、営林局管内は青森、岩手、宮城三県でありますが、宮城県は七十三万町歩の行……

第19回国会 農林委員会 第32号(1954/04/17、26期、自由党)

○松岡委員 今の芳賀委員のお尋ねに関連してのことでありますが、御答弁によつては私どもとして別個に考えなければならぬ問題がありますので、そのおつもりで御答弁を願いたいと思います。今の国有林野整備臨時措置法の期限が九箇月延長になつて、来年度の三月三十一日まででありますけれども、北海道、東北六県、新潟県の知事の現地における要望の最も主たる点は、国有林野整備の具体的な実施が遅れたこと、第二番目には市町村と部落との競願を調整して円満な進捗をはかる必要があること、第三番目には市町村の要望があまりにも満たされていないこと、この三つの点が延期の要望の重要な主張であります。過去においてどうしても二年間延期しても……

第19回国会 農林委員会 第48号(1954/05/21、26期、自由党)

○松岡委員 議事進行に関して……。提案者の説明は先般詳細をきわめております。またこれに対して足鹿君からは実に綿密なる御質問がいたされております。同一党内において、提案者の説明も聞かずして、そうして同一党内においての質問がほとんど同じのような状態になつておるということは、時間を節約する上からいうても、いかように考えられておるか、委員長のお考えを伺いたい。

第19回国会 農林委員会 第59号(1954/06/30、26期、自由党)

○松岡委員 本年の気象に関しては、昨年気象台当局が種々説明されましたときに、つまり昨年において、本年及び明年等についての気象観測その他について、はたして自信があるかどうかということを、確かに私から尋ねたのであります。そのときにはつきりと、こういう手不足があるというようなことを言うて来るだろうと、私は予想をしていたのでございましたが、さようなことなくして、自信があるかのように申されたのであります。本年の気象は、われわれは今日までの経過において、実に憂慮にたえないのであります。それで明日は、特に気象台の当局を委員長においてお呼びくださいまして、災害の事前において、われわれ委員会としてとるべき万全の……

第19回国会 農林委員会 第60号(1954/07/01、26期、自由党)

○松岡委員 昨年私は当局に非常な期待を持つて、これでは不十分だ、こういう点はこうなさなければならぬけれども、やれないのだという御不満があるであろうということを私は予想しておつたのであります。あるいは私の質問が、何か詰問的にでも誤解されたのじやないかと思つてはなはだ残念に思つたのであります。ただいま伊藤課長さんの御答弁で、八月は決定的になるというきわめて大切なお話を承りますれば、私らのはなはだ貧弱なる考えですけれども、日本で冷害についてほんとうに真剣に考えたのは、ずつと前に観測船が初めてできたときがそうなんであります。私が申し上げるように、雪害問題が出て初めて日本が観測船をこしらえるようになつた……

第19回国会 農林委員会 第62号(1954/07/23、26期、自由党)

○松岡委員 今年の冷害のことは昨年のときにすでにわかつている。また明年はさらにひどいのが来るということもわかつておる。これがために先般の委員会においては、特に私が要求申し上げて、そして委員会としては、気象台から係官が来られて気象関係をよくお話なされておる。これに立ち会われた農林当局としては、万事遺憾なくやつてくださるものと私は確信していた。この間九州、四国方面を旅行するに先立つて、これらの点については必ずやるものだと信じておつた。ところがただいまのお話を承りますると、大蔵省でどうだこうだというようなことがあるように――あるいは私の誤解、聞き違いかもしれませんけれども、まだそこにこだわりがあるよ……

第19回国会 農林委員会 第63号(1954/08/11、26期、自由党)

○松岡委員 ただいまの御報告を承つて、昨年と比較して顕著な感じを私は受けた次第であります。非常に御心労のことが察せられ、たいへん感激した次第でございます。それだけ一言ちよつと申し上げておきます。

第19回国会 農林委員会 第65号(1954/08/30、26期、自由党)

○松岡委員 足鹿君から恒久的な立法の考えを持つてどうだろうというお話でございましたが、いかにも私はごもつともなことと思います。実は一番最初に静岡県の清峯太郎君とともに国立公園の問題について、私が日光の国立公園、清君が富士山の国立公園、これを二人で考えて言い出したときに、国立公園とは何事だというわけで皆に笑われたのですが、何ぞはからんや、それが二つばかりの議会が過ぎますと、雨後のたけのこのごとく続出するようになつて今日の情勢になつた。それだけ日本にいい景色があることは頼もしいことでありますけれども、こういうあんばいに伝染する可能性があるのであります。また雪害問題は、私が八年間かかつて、気違いとい……

第19回国会 農林委員会 第67号(1954/09/01、26期、自由党)

○松岡委員 ただいま金子委員の御提案せられた決議案案文に対して賛成いたすものであります。必ず政府は善処せられんことを希望いたします。(拍手)

第19回国会 農林委員会 第75号(1954/10/19、26期、自由党)

○松岡委員 第十六に関係する気象の問題であります。実は気象学界には二つの議論があつて、北方の定点に関する深刻な争いがある。しかるに今度の洞爺丸の遭難事件以来、世論に動かされてややともすると、あるいはどこに行くかわからないという状態になつている。この点に関して、われわれ冷害を常に憂えるところの東北方面としては、予算の配分上に重大なる関心を持つている。ことにわずかに一つの県内において二つの測候所があるけれども、この二つの測候所が全然役に立たないところに、やや規模の大きい山林計画の畑地改良、土地改良をやろうとして、今年から着手しようとしておる。こういうあんばいで、もし農林省の計画の国営の畑地改良、土……

第19回国会 農林委員会 第77号(1954/10/21、26期、自由党)

○松岡委員 私は農業に対する気象の問題についてお尋ねいたしたいと思うのであります。洞爺丸の遭難事件によつて、全国民が気象の不備を指摘するかのごとく、全国の県会議長会においてもこの問題を取上げて、全国的に気象の方面の完璧を期したいという声が起つておる次第でございます。私どもかような遭難事件が起つたということに対しては、衷心から痛惜にたえない次第でありますが、私の聞くところによりますれば、この遭難事件によつて、どうしても北方に定点が必要であるということが叫ばれて、莫大なる予算をもつてこれに対応する施策をなそうとしておるやに聞いておるのであります。ところがこの北方定点は、洞爺丸の遭難があるとないにか……

第19回国会 農林委員会 第79号(1954/11/12、26期、自由党)

○松岡委員 ただいま佐藤災害小委員長の御報告の中にありました気象に関する問題でありますが、私はここに一つの案を持つておる次第でございます。この気象方面に関しては、気象台の予算二十四億ばかりありまして、これによつて本年は十分に東北方面の農林災害に関する気象を充実しようという計画になつておつたのでありますが、ときたまたま洞爺丸の沈没事件が出来し、世論によつて北法定点の新設をはかろうとする莫大なる予算が計上せられようとしておるのでありまして、もしこのために一昨年来四箇年計画によつて災害気象方面を充実しようとしておりました中央気象台の方針が万々一にもくずれるようなことがありましたならば、単作地帯として……

第19回国会 補助金等の臨時特例等に関する法律案特別委員会 第1号(1954/03/05、26期、自由党)

○松岡委員 これより会議を開きます。  私が年長者でありますので、委員長が選任されるまで、規則第百一条第三項により、委員長の職務を行います。  これより委員長の互選を行います。
【次の発言】 岡村君の動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議があるようでありますから、起立によつて採決いたします。ただいまの岡村君の動議に賛成の諸君の起立を求めます。
【次の発言】 起立多数。よつて葉梨新五郎君が委員長に御当選になりました。(拍手)  委員長葉梨新五郎君に本席を譲ります。


各種会議発言一覧

25期(1952/10/01〜)

第15回国会 水産委員会農林委員会連合審査会 第1号(1953/02/10、25期、自由党)

○松岡(俊)委員 ただいまの寺島君との間の応答を承りまして、実情を身にしみている私としましては、どうも感服しないところがたくさんある。私は参考人にお聞きしたいことと、当局にお尋ねしたいこととあります。  第一に参考人にお聞きしたいのであります。ただいま参考人が時間の関係上述べられなかつたのでありますが、由来東北人は、実に鈍重であきらめやすい人間で、自分の権利を主張するにまことになつていないものであります。私は雪害問題を十年かかつてようやく法律に入れたようなあんばいで、これをひつ下げたときには、まつたくこれは気違いだ、ばかだ、何もできるものじやないというようなことを言うほど、東北人は鈍重であきら……


26期(1953/04/19〜)

第16回国会 水産委員会農林委員会連合審査会 第1号(1953/06/25、26期、自由党)

○松岡(俊)委員 ただいま水田君、綱島君から関連質問として申されたことは、前回の委員会において、私が最も憂慮して指摘した一点であります。進駐軍から駐留軍に引続いておる。この法案によると前のものはほとんど全部片づいたかのようになつておるが、片づいてはおらない。初めて今回内灘の問題があれほど問題になりまするのは、われわれが講和発効後、独立国民となつて自由なる主張をなし得るからこれが言える。ところが進駐軍当時においては、鉄砲を構えてそこに一歩も入ることのできないような状態になつておつた。従つてほとんどみな言われるままに問題が解決されなけばならぬようなぐあいで、一つも国民としてのほんとうの主張をなし得……

第16回国会 農林委員会水産委員会連合審査会 第1号(1953/07/18、26期、自由党)

○松岡委員 ちよつと関連して……政務次官の御答弁の、この法案制定の当初の趣旨はわかるのでございますが、しかし実際問題として魚をとつて、いかをとつてほす。これまで入れるとどこまで大きくなるかわからぬという御懸念があるのではないかと思う。今の漁業の原始的なものと比べると、資力もありどこまで発展するかわからない、これを一緒にしたのでは、大小軽重均衡がとれないところにあるいは懸念を持つておられるのではないかと思う。しかしほんとうに漁民の実態を調べると、その加工の程度にもよりけりじやないかと思う。非常に大きな加工業者を云々ということと、漁民の保護の問題を混同するということは、あるいはどうか知りませんが、……

第16回国会 農林委員会造林及び治山治水に関する小委員会 第1号(1953/10/05、26期、自由党)

○松岡委員 この保安林の設定、まことにけつこうでありまするが、現在のものと、新たに指定地域になる増加の保安林の国有、民有を別にして、その配分の面積と地域が各県別にわかりますか。
【次の発言】 私は各県別の保安林を知りたい、この内容を詳細に知りたい。それから、ただいまもよく御説明がありましたが、森林伐採の合理性強化という問題がありますが、この中に「特に、奥地林の開発伐採に対しては、保全的搬出方式によると共に、該施設の維持を完うせしめる。」という問題がありますけれども、私の調べた昭和二十六年度の林野庁の国有林野特別会計決算を見れば、青森営林局管内には九十七万九千町歩の国有林があり、大阪営林局管内に……

第16回国会 農林委員会造林及び治山治水に関する小委員会 第2号(1953/10/21、26期、自由党)

○松岡委員 この前要求しましたが、全国山林大会においてもこの間非常な要望があつた、林道の問題に関する審査の上に最も必要な、県別の林道の施設をいかにすべきかという、今日の治山治水の基本対策を審議する上にづいて最も必要な資料がまだ出ておらぬようですが、委員長から御催促くださらぬですか。これは最も必要なことですが、いかようになつておりますか。
【次の発言】 ただいまのなるべく早くという答えでございますが、これは最も必要なことでございます。先ほど申し上げるように、治山治水の基本対策を審議する上について、各県別の林道の施策、これは私が言うのは、昭和三十六年度一二十七年度の決算に現われたところを見て、あま……

第19回国会 農林委員会蚕糸に関する小委員会 第8号(1954/10/22、26期、自由党)

○松岡委員 ただいまの局長の御答弁の中に、一一〇中と二二五中は当然入れなければならない。けれども六〇中の方は研究の要がある。その研究の要がある内容をもう少しお話願いたいと思います。
【次の発言】 私は別個の方面から所信を伺いたいと思います。  養蚕農家としましては、われわれは一生懸命でつくるけれども、先をどうしてくれるのだという心配を持つているものと思わなければならない。というのは、日に  進歩している化学繊維、この進出に対して、まだ  これは進出改良されるものと予想せねばならぬ。ところが生糸の方は、長く王者の地位にあつたものですからして、これはむろん安心もありますけれども、そういう点から、決……

第19回国会 農林委員会農業災害補償制度に関する小委員会 第1号(1953/12/15、26期、自由党)

○松岡委員 私は関連してお尋ねするのでありますが、大蔵省は従来から、農林省が認めたものも、なお大蔵省がそれに文句を言うのかどうであるのか。大蔵省は独自の立場によつて農林省の調べたところを、さらに再検討をしようというお考えなのかどうなのか。
【次の発言】 東北の方は、雪が降つて来るために、多収穫を当然予期されるものでも、その品種を選び得ない状態になつておるのであります。でありますから、十月十五日の作報の報告があのように出ておる。これと同様に再生産するための計画も、従つて早くせなければならぬ。こういう意味から、この共済の調べもいち早く済んでいる。すでに岩手県、山形県及び秋田県においては、この農林省……

第19回国会 農林委員会農林災害対策に関する小委員会 第4号(1954/10/29、26期、自由党)

○松岡委員 私は大蔵省当局、気象台関係及び総合開発の関係、農林当局、これらに対してお尋ねいたしたいと思います。加藤国務大臣には、特に関心を持つてお聞取りを願いたいと思います、先年の九州、関西方面の水害緊急対策のために、気象方面は最も大切なことだとして、四箇年継続事業で昭和二十八年から四箇年にわたつて気象方面の完成な期することになつておるのでありまして、そのうち、すでに関西方面は相当充実することになりました。昭和二十八年度、二十九年度において、四国、中国、九州、関東並びに東北において岩手一県、これだけが完成に近いありさまでありまして、これに続いて東北方面の冷害に対して施設をなそうという計画が四年……

第19回国会 農林委員会林業に関する小委員会 第5号(1954/04/15、26期、自由党)

○松岡委員 ただいま足鹿委員より開拓と林道のお話がありましたりで、私は自分の体験よりひとつ申し上げたい。東北の奥地開発が雪の中でもはたしてできるかどうか、だれが見てもそこは危険であつてできないう、に思われておつたのでありますが、私は東北の冬に十メートルも積る雪の中に、まる五年開拓者として入つた。前の中尾長官時代に、国有林を開放するということは、結局木を切つてしまつて、ほんとうの趣旨に沿わないようなことをやるからというようなことでおりましたが、私が朝鮮において植林に関係したことをよく知つておる上から、遂にこれを許すようになつて、そして七百町歩のあの山形県人高根村の奥の葉山の北の中腹を開発した。私……

第19回国会 農林委員会林業に関する小委員会 第6号(1954/05/29、26期、自由党)

○松岡委員 造林の促進に関連する問題でありますが、開拓と造林との矛盾がある一つの例を申し上げますれば、今までまるで植林しただけでそのままになつておつて、ことに奥地の雪のすこぶる多い所などは、実に乱雑きわまるような、手も何も入れておらなかつたがために、非常に荒廃――荒廃といつては何ですが、そのままになつておる国有林があります。そこに入植してこれを何とかりつぱなものにしたいものだという趣旨で、開拓の企画に沿うようなぐあいにすると同時に、その林州をほんとうに温存して行きたいという趣旨からこれをやろうという計画を立てて開拓する。それはその面積のうちの約八割をやらなければ、開拓したものとはならないと思い……

第19回国会 農林委員会林業に関する小委員会 第7号(1954/09/02、26期、自由党)

○松岡委員 長官にお尋ねいたしたいのですが、前国会とその前の国会で質問申し上げて善処方の御答弁をいただいた、東北の国有林の問題であります。ことに昨年の治山治水計画の予算が、林野庁特別会計の方から出ておるというような点を指摘して、種々お尋ねいたし、これに対しては善処していただくような御答弁も速記緑に載つております。申すまでもなく東北の国有林のおい立ちがはなはだゆがめられてできたことも、すでにお認めになつておられると思います。また非常な広面積を占めておることもはつきりしておる。そうして昨年の水害当時には、幸いにして東北方面は被害がはなはだ少くなつておつた。こういうことを彼此勘案いたしまして、ゆがめ……


※このページのデータは国会会議録検索システムで公開されている情報を元に作成しています。

ページ更新日:2024/01/28
データ入手日:2023/12/26

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