国会議員白書トップ衆議院議員下川儀太郎>委員会発言一覧(全期間)

下川儀太郎 衆議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

下川儀太郎[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書


25期委員会出席(幹部)TOP100
85位

このページでは下川儀太郎衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。下川儀太郎衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。

ページ更新日:2024/11/17
データ入手日:2024/10/20

委員会発言一覧

25期(1952/10/01〜)

第15回国会 経済安定委員会 第5号(1952/12/06、25期、日本社会党(左))

○下川委員 経済政策の基本方針についてプリントをいただいたのですが、もう少し数字やあるいはパーセンテージの裏づけられたものをほしいと思います。ということは、われわれ一年生議員でございますので、研究あるいは調査その他についていろいろとさしつかえを生ずるので、この点特にお願いいたしたいと思います。同時に、先ほど前田君から中共問題が述べられというけれども、この基本方針の中の「東南アジア等との国際的経済提携を強化し、」この中にやはり中共貿易は強く打出して行くべきではないか、かように考えております。ということは、先ほど大臣が痛しかゆしの中共問題に関する答弁をなさいましたけれども、今後の基本的な経済政策の……

第15回国会 経済安定委員会 第6号(1952/12/09、25期、日本社会党(左))

○下川委員 今後の電源開発の審議にあたりまして非常に参考になると思いますので、昨日建設委員会でちよつと問題になりました只見川の水利権の問題につきまして、そのいきさつを具体的にお話し願いたいと思います。問題は、東京電力の持つておる既得権の問題なのですが、これが抹殺されて、その当時存置されていた公益委を省いて、閣議において天くだり式に東北電力に許可になつた。これが目下係争中のようでございますが、その点に関して参考までにひとつ御説明願いたいと思います。
【次の発言】 本流案、分流案の問題は別として、この水利権が変更された問題は、これはいろいろ早期電源開発の問題に関連することもあろうと思いますけれども……

第15回国会 経済安定委員会 第7号(1952/12/11、25期、日本社会党(左))

○下川委員 前回保留しておりました只見川の水利権の問題に関しまして建設大臣に二、三質問いたしたいと思います。この前建設省の事務当局に聞きますと、従来持つておつた只見川の水利権が東京電燈となり、東京電力となり、それが東北電力に変更されたについて大体四つの理由をあげております。第一は準備態勢が整つていること。それから第二には東北電力が好意的であつたという点。第三は地理的に見て旧東京電力の人々も東北電力におるから調査その他が非常によくなつておるという点。それから第四は下流に東北電力の既設発電所があるから、総合的に開発に非常に都合がよいというような点。この四つの点のうちで、下流に既設発電所が東北電力に……

第15回国会 経済安定委員会 第21号(1953/03/14、25期、日本社会党(左))

○下川委員 大分質問者が多岐にわたつて質問されたと思いますが、簡単にお伺いします。この改正案の作成については、現実の実害が生じてつくられたと思うのでございますが、貿易カルテルに関連して、貿易方面において、こういうカルテル結成までに持つて行かなければならぬという、その実害の状況について具体的にお伺いしたいと思います。現在の独禁法がどの程度に改正しなければならなかつたか、そういう実害の点について貿易の例をとつて御説明願いたいのであります。
【次の発言】 どうも具体的な説明がはなはだおぼろげで納得が行きませんけれども、これを機械類などに例をとつてみると、どんな具体的な問題がございますか。


26期(1953/04/19〜)

第16回国会 通商産業委員会 第14号(1953/07/08、26期、日本社会党(左))

○下川委員 この際九州の水害対策に関連しまして、緊急を要する件がございますので、とりあえず中間報告として、石炭小委員会の協議の模様を御説明申し上げます。  石炭小委員会は、去る六月二十六日第一回を開催し、まず運営方針について協議いたしました結果、さしあたり第一次西日本炭鉱地帯の水害につきまして調査することとなりましたが、引続き第三次大水害の勃発を見るに至りましたため、もつぱらこの方面の調査に全力を傾注することとなりました。被害の状況等につきましては、早々の際いまだ必ずしも正確を保しがたいものがないではありません。しかしながら伊藤、田中両委員の現地視察報告、政府当局の説明、業界参考人の陳述等によ……

第16回国会 通商産業委員会 第18号(1953/07/16、26期、日本社会党(左))

○下川委員 ただいま伊藤委員から強い要望がございましたが、私も同感でございます。ところで先般わが党の加藤委員から、九州の水害に関連して、中部並びに関西地方の業者が盂蘭盆を控えて弱つておる、その被害も非常に甚大でございます。たとえば小さい静岡市の例をとつてみますと、約八千万円の被害高であります。それに対しまして大臣は、そのとき十二分に関連産業の被害に対しましては考慮するということを言われておりますが、どのような考慮が具体的に払われたか、その点ひとつお伺いしたいと思います。
【次の発言】 この前の石炭小委員会の報告並びに文書をもつてすでに委員長の方から差出しておるので十二分に大臣はそれは御承知のこ……

第16回国会 通商産業委員会 第22号(1953/07/22、26期、日本社会党(左))

○下川委員 石炭小委員会の国政調査に関する第二回中間報告を申し上げます。  すでに御承知のごとく、去る八日本委員会におきまして西日本水害に関連する石炭小委員会の中間報告を申しましたが、本問題は一刻を争う焦眉の急でありますので、その具体的措置について強く当局に要望いたしたことは、皆さんの御承知のことと存じます。  すなわち石炭水害対策並びに関連産業への緊急対策として、一が資金対策、二が復金債の特別措置、三が生活資金対策、四が免税措置、五が輸送対策、六が坑木対策、七が鉱害復旧対策、八が電力対策、九が復旧資材対策の九項目と、水害に関連する中部、関西の中小企業の救済並びに水害を悪用する企業者の労基法違……

第16回国会 通商産業委員会 第24号(1953/07/24、26期、日本社会党(左))

○下川委員 大分時間がおそくなりましたので、簡単に二、三質問を申し上げたいと思います。  先ほどの川上君の質問を聞いておりますと、あなた方の答弁の中でいろいろ苛酷な制約を業者が受けている。しかも労働者側も非常に悪い条件で働かされているということを聞いておりますが、そこに問題があると思う。苛酷な条件で、しかも出血取引がされているにもかかわらず、法的な保護を求めても、その生産を上げようとしている。そうなると、あなた方の本質的なものがこうした苛酷な条件でしかも出血取引であると言われているけれども、その内容は相当の利益があるから、そういう苛酷な条件にも一応屈服して、労働者を低賃金に縛りつける、あるいは……

第16回国会 通商産業委員会 第31号(1953/08/06、26期、日本社会党(左))

○下川委員 本小委員会はさきに中間報告を行つた水害復旧対策に関する国政調査の一段落を待つて、当初の予定通り石炭鉱業の合理化その他に関する諸般の問題についてしさいに検討した結果、次のごとき施策を政府に要望すべきであるとの結論に達しました。一、長期エネルギー総合対策の確立、石炭鉱業は地下資源産業の特性として生産の弾力性に乏しく需要の変動に対して供給を即座に対応させることは不可能であるから、今後石炭鉱業の経営を安定せしめつつ合理化を促進するためには、長期的なエネルギー需給総合対策を早急に確立して、将来における石炭鉱業の規模とそのあり方に一定の指針を示すことが必要である。この場合国内資源の有効利用と国……

第16回国会 文部委員会 第16号(1953/07/22、26期、日本社会党(左))

○下川委員 文部委員会の問題ではないというようなことを言つておりますけれども、これは明らかに文部委員会の問題として取上げていただきたいと思います。
【次の発言】 先ほどから政府委員の答弁を聞いておりますると、何もかも知らない、知らないです。しかしそれが一学者の行適ぎた行為によつて、地方自治が混乱に陥つている、もう一つは、地方の中小企業が圧迫されている、この二つの問題が、いわゆる学者の行過ぎた行為によつてなされたことならば、一応この文部委員会において、その学者の身分、いわゆる大学の教授の身分から問題を展開して行かなければならぬと思います。それで、まずもう一度お聞きしたいことは、大学の教授が、たと……

第18回国会 内閣委員会 第1号(1953/12/04、26期、日本社会党(左))

○下川委員 塚田長官にお伺いいたしますが、きのうの予算委員会においても問題になつておつたようでありますが、大体一割程度人員整理をなさる、その一割程度の数字によつてどの程度の経費が節約できるのか、それをまずお聞きしたいと思います。
【次の発言】 大体わかりましたけれども、人員整理のよしあしは別といたしましても、わずかに百二十億、この問題は能率増進とかあるいはまたいろいろな面から、仕事の面から行革をやるというように聞いておりまするが、その内容がどうも人員整理いわゆる首切りが非常に対象になつているように考えておるのですが、私はむしろ、塚田さんは行政管理庁の長官をしておられるので、わずか百二十億という……

第18回国会 内閣委員会 第2号(1953/12/05、26期、日本社会党(左))

○下川委員 簡単に質問申し上げます。地方公務員と国家公務員の給与の調整の問題でありますが、これはどのように調整されますか。その点をちよつと御説明願いたいと思います。
【次の発言】 もう一点、新聞によりますと自由党に行革案が出されておる。それを本内閣委員会に報告されておりますか、その点を伺いたい。
【次の発言】 自由党にだけ案を出されたという点にはいろいろ解釈があるのですが、もしよろしかつたらこの際その案の内容を御説明願いたいと思うのです。
【次の発言】 輪郭だけでよろしいのですが、大体大まかな方針だけでも伺いたい。
【次の発言】 ただいまお話がございましたが、自治団体と地方機関の問題でございま……

第19回国会 外務委員会 第24号(1954/03/24、26期、日本社会党(左))

○下川儀太郎君 先ほど来ビキニの被害の問題で質疑が行われましたが、政府はこの直接被害者に対して、あるいは家族に対して十分なる補償をするというようなことをいろいろ言われて、これは当然のことでありますが、ただ私は間接的な、いわゆる経済的な被害者に対して、どのような補償をするか、その点をお聞きしたい、御承知の通り、現地の焼津はまぐろあるいはカン詰等々によつてほとんど市が成り立つており、市内にカン詰業者あるいは製造業者あるいは漁民その他の人々が、これによつて生活しておる。これらがこのビキニ被害によつて現在は非常な衰退を来しておる。その中にはたくさんの未亡人がおる、いわゆるまぐろをカンに詰めて行商をして……

第19回国会 内閣委員会 第1号(1953/12/11、26期、日本社会党(左))

○下川委員 同僚議員の稻村順造氏は、われわれ社会党の代議士会にも出ておりませんので、何か不祥なことがあつたのか、あるいはそうしたことは今までなかつた人でございますので、おそらく不慮の何かあつたと思います。その点一応明快になつた後に、詳細な御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 保安庁法の改正が、いろいろと各方面で論議されておりますが、この際木村長官に、保安庁法の改正についての方針あるいは政府の考えるところを御説明願いたいと思います。
【次の発言】 ちようど休会になりまするので、その問われわれは十分検討したいと思います。あなたが今検討しておるいろいろな問題がある思いますが、その点を簡略でよろ……

第19回国会 内閣委員会 第2号(1953/12/17、26期、日本社会党(左))

○下川委員 まずお聞きいたしたいことは、先ほど来保安隊の不祥事件が次次と指摘されております。しかし長官としては、単に部下に対する処罰だけでなくて、どうして隊員諸君がそういう結果を生んだか、その根本理由を追究しなければならぬ。第一に、部下がそういう不祥事件を起す、それは個人個人の性格にもよるでありましようが、一番大きな問題は環境である。その次は、いわゆる思想のよりどころであると私は考えております。環境という点におきましては、あなた方が常に自負しておられるように、いわゆる国軍の礎といわれ、しかも厳として規律で合宿しておられる。そうすると環境的には何ら不純なものはないはずです。それではどこに環境から……

第19回国会 内閣委員会 第3号(1953/12/23、26期、日本社会党(左))

○下川委員 前回の内閣委員会におきまして練馬の事件が追及された際に、制服の指導者並びに増原次長から遺憾の意を表された。同時にその際に今後は愛情を持つて部下たちに接するということを申し述べた。ところがそういう愛情を持つてこれから指導すると言われた人々の中から、また指導部の中にこうしたいわゆる疑惑を持たれた人物が出て来た、こうなつて来るとわれわれははたしてだれを信頼していいかわからなくなつて来る。これはおそらく私ばかりでなくて、全国民がひとしく感じておることであろうと私は考える。しかも一体愛情とはどういうことを言つているのか、甘つちよろい言葉でもつて隊員をなだめるとか、あるいはさとすとかいうことで……

第19回国会 内閣委員会 第4号(1953/12/24、26期、日本社会党(左))

○下川委員 先般の新聞紙上によりますと、塚田長官が警察制度の改革についていろいろ発表されおりました。その中で自治体警察並びに国家警察を含めて約三万人程度の整理をやるということを発表されております。同時にそれに対して犬養法務大臣が非常に反対の意見を述べておるということが伝えられておりますが、私たちはやはり現在の社会情勢、いわゆる生活から来るもの、あるいは思想から来るもの、あるいは駐留軍の行き過ぎた、日本人蔑視したいろいろの暴行事件が起つておる、そういう諸般の情勢を考えてみたら、人員整理どころじやないので、もつと充実しなければならない。いわゆる侵略に備える保安隊という形よりも、国内治安というものが……

第19回国会 内閣委員会 第5号(1953/12/25、26期、日本社会党(左))

○下川委員 まだ最終的なプランでないようですから、いずれ検討して質問を申し上げますが、ただここで一言お聞きしておきたいことは、いわゆる能率化、あるいは簡素化と言つておられる。しかし現実的にどうしてもはずされない、あるいはまた整理することによつて社会的な影響、あるいは治安的な、あるいは保安的な、そういう影響を及ぼした場合は、そういうわく外からはずすかどうか、これをひとつ明確に聞いておきたいと思います。
【次の発言】 その点に関してはいずれあらためて質問申し上げますが、別個にいわゆる行政長官として先般お聞きしておきました監察の問題でありますが、この問題についてまだ的確な答弁を聞いておりません。一つ……

第19回国会 内閣委員会 第6号(1954/02/24、26期、日本社会党(左))

○下川委員 ただいま塚田長官の報告を受けますと、何ら中間報告になつておらない、それほどまでに行つていないように思われますけれども、この私の手元に、これは労働組合関係からいただいた案のプリントのものですが、これによりますと人員整理についていろいろと明細に書かれております。そうして部局にも関連したいろいろな問題を目下折衝しておるということを聞いておる。しかもこの労働組合関係からもらつた書類の中では、人員整理に関する閣議決定、昭和二十九年一月十五日の日が書いてある、こういうものが労働組合関係にはもうすでに持たれておる。しかもこれが折衝中であるということを聞いておる。結局内閣委員会にはこれを報告してお……

第19回国会 内閣委員会 第7号(1954/02/25、26期、日本社会党(左))

○下川委員 昨年の暮れ、監察部に保安庁の監察を依頼したのですが、さきごろ中間報告が参つております。それによりますと、はなはだ簡単な報告でありますが、かような報告が来ております。一が繰越金を調整のための調達面の無理が見られる。第二は、仕様書を業者につくらせている関係上劣悪品が非常に多い。三は納期が非常に長いこと。四は前渡し金を業者に渡す件。五が調達品の点検が不十分である。六は調達組織が米式であるからはなはだ複雑である。七は食糧以外は地方調達にしていないが、従つて中央調達が地方の需要に適合しない点が見られる。こういう七点にわたつて報告がなされております。そこで第一点の、繰越金が多い、そのために消化……

第19回国会 内閣委員会 第11号(1954/03/18、26期、日本社会党(左))

○下川委員 せつかくいい法案が現実化されようとするのに、あまりお説教が多いように考えます。(「当然だ」と呼ぶ者あり)当然のように思えまするが、それは表面の事象だけをとらえておつて、その根本を追究しておらない。もちろん労働組合が経済闘争やいろいろな政治闘争をするでしよう。その場合その根本はどこにあるか。労働組合側としてもいろいろな反省のこともあるかもしれない。しかし政治の貧困で、結局大砲かパターか、こういう大きな問題まで投げかけられておるときに、組合それ自身も、そういう経済闘争をするということ、その掲示上のいろいろな問題については議論があるでしようが、一応の反省が必要になつて来る、だから向うを責……

第19回国会 内閣委員会 第13号(1954/03/22、26期、日本社会党(左))

○下川委員 関連して。ただいま水道に対して厚生省と建設省の両省にまたがつての問題がございましたが、これは厚生関係の委員も強く厚生省がやるべきだということを主張しております。世界各国の情勢を見て参りましても、やはり衛生、厚生担当が水道をやつておるのであります。建設省関係は工事関係にとらわれて、勢い厚生省にはみ出して来るということが強くいわれておる。従いまして両省にまたがるこうした問題は、厚生省にやるべきだということが強く主張されておる。この点を十分検討されまして、厚生関係の委員とも御相談くだすつて、水道関係――われわれの生活に重要な関係を持つ衛生関係において、建設省の工事関係を強く排除して、あく……

第19回国会 内閣委員会 第15号(1954/03/24、26期、日本社会党(左))

○下川委員 先ほど来の質疑を聞いておると、文部行政がほとんど学校行政だけにとらわれておるように聞えます。おそらく文部当局も御承知かもしれませんが、文部行政は単に学校行政だけではない。いわゆる一般文化行政もこの中に入つておるはずです。しかしこの表を見ると、たとえば日本芸術院あるいは国立近代美術館、この二つだけが表に現われていて、一体文化行政はどんなことをやつておるのか、その点が明確にされていない。どの程度にやつておるのか、それをひとつ御答弁願いたいと思います。
【次の発言】 それが社会的にはほとんど反映されておらないのであります。御承知の通り、外国あたりの文部行政を見て参りますと、たとえば映画、……

第19回国会 内閣委員会 第16号(1954/03/25、26期、日本社会党(左))

○下川委員 先ほど高瀬君から、今度の整理は天引き整理の疑いが多いという話がありました。ところであなたの御答弁によると、どうも政府の指令で協力しなければならない、しかも減らされた員数でも十分努力すればできるというふうにお答えを聞いております。しかしきのうも建設省に対して私質問を申し上げたのですが、どうも今度の整理が下部組織の実情をよく調査しておらない、同時に下部組織の人々と十分相談しておらない、かように私考えるのです。たとえば今度の整理によつて、大蔵省関係の、特にわれわれ地方に住む人間に関連のある税務署関係の整理を考えてみましても、これは非常にあなた方のずすんな調査である、非常に下部組織との相談……

第19回国会 内閣委員会 第20号(1954/04/06、26期、日本社会党(左))

○下川委員 先ほど来から大久保元海上保安庁長官と木村長官との日露戦争を思わすような質疑応答がありまして、はなはだ愉快に聞いたのであります。ところでこの質疑中に、自衛隊の指導理念の問題が出て参りました。しかもその答弁には、やはり木村長官の戦陣訓のごときいろいろな話もございましたが、その中で国民の信頼あるいは自衛隊員の自覚ということが主張されました。はなはだけつこうなことであります。これはひとり自衛隊員のみならず、国民の生活上最も指標となるべき言葉であります。ただ私は国民の信頼感を自衛隊が得る、あるいはまた自衛隊自身が自覚して国民の信頼にこたえるということはわかりますが、これはひとり自衛隊員のみに……

第19回国会 内閣委員会 第21号(1954/04/07、26期、日本社会党(左))【議会役職】

○下川委員長代理 これより開会いたします。  委員長が所用のため、理事であります私が委員長の職務を行います。  本日は昨日に引続きまして、防衛庁設置法案及び自衛隊法案の両案を一括議題といたし、質疑を続行いたします。中村高一君。
【次の発言】 江藤夏雄君。
【次の発言】 江藤君に申し上げます。まだ来ておりませんそうですから、答弁はあとにまわしてください。
【次の発言】 本日はこの程度にいたし、次会は明日午後一時より開会いたします。  本日はこれにて散会いたします。     午後三時五十一分散会

第19回国会 内閣委員会 第22号(1954/04/09、26期、日本社会党(左))【議会役職】

○下川委員長代理 これにて散会いたし、次会は明日午後一時より開会いたします。     午後四時七分散会

第19回国会 内閣委員会 第26号(1954/04/19、26期、日本社会党(左))

○下川委員 きようは私の当番ではありませんけれども、せつかく長官がおいでになつたので、長官に二、三、今度の法案に関連して質問いたします。実は先般保安庁の方から保安庁の直轄工事に関する資料をいただきました。その資料を一瞥いたしますとはなはだふかしぎな箇所が多いのであります。それに関連して若干質問申し上げたいと思います。  この保安庁の直轄工事は約二十二億ばかりありますが、この工事の内容を見てみますと、年度末に早急に発注したという箇所がずいぶんあるのであります。はなはだしきは三月三十一日に施工してその目に竣工しておるというようなのがずいぶんございます。これはまことにふしぎなことで、この内容を見て参……

第19回国会 内閣委員会 第27号(1954/04/20、26期、日本社会党(左))

○下川委員 昨日、質問申し上げました保安庁の直轄工事についての疑問点につきまして、当局の答弁を求めます。
【次の発言】 それではあとにまわします。
【次の発言】 昨日保留になりました保安庁の直轄工事につきましてもう一度質問いたします。  最初、きのうお尋ねしたのは、保安庁の直轄工事が百万円以上のが相当あります。総額約二十二億ほどありますが、これは建設省の設置法三条のうちの二十六号の中で、いろいろとこの工事について規定せられております。それらによりますと、「国費の支弁に属する建物の営繕」それは郵政事業特別会計及び簡易生命保険及び郵便年金特別会計に属する現業関係の建物、あるいは受刑者を使用して実施……

第19回国会 内閣委員会 第28号(1954/04/27、26期、日本社会党(左))【議会役職】

○下川委員長代理 午前の会議はこの程度にいたし、午後一時半まで休憩いたします。     午後零時三十一分休憩

第19回国会 内閣委員会 第31号(1954/05/06、26期、日本社会党(左))

○下川委員 今日までの論争を聞いていますと、最初の論争よりかなり飛躍して来ていることが明らかになつております。その一つは自衛隊の性格。これは最初木村長官に質問したときに、自衛隊は軍隊ではない、あるいは警察ではないと言つている。それならば何だといつたら、これは曖昧模糊としてはつきりしない。ところが去る四月二十八日の本委員会において木村長官は明らかに、これは私見ではあるけれども、軍隊だと言つている。これは明確に担当大臣がはつきりと言明されている。  第二の防衛の限界について。これは最初は侵略国を迎え撃つという立場に立つての防衛的な意見だ。ところがそれが飛躍して最後には、直接侵略が来なくとも、侵略的……

第19回国会 内閣委員会 第38号(1954/05/25、26期、日本社会党(左))【議会役職】

○下川委員長代理 これより会議を開きます。  委員長が所用のため、理事である私が委員長の職務を行います。  この際お諮りいたします。理事大村清一君が去る十九日委員を辞任され、理事が一名欠員となつておりましたが、同君は再び委員に選任されましたので、同君を理事に指名いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議がなければ同君を理事に指名いたします。  それでは先日に引続きまして、保安隊及び警備隊に関する件、国防会議の構成に関する件について質疑を続行いたします。質疑の通告がありますので、これを許します。辻政信君。
【次の発言】 辻委員に申し上げますが、申合せの時間が参りましたか……

第19回国会 内閣委員会 第42号(1954/09/29、26期、日本社会党(左))

○下川委員 ただいま中村君から質問がございましたけれども、私は今度の災害の根本をなしているのはやはり予報の問題じやないかと思います。ということは、おそらく洞爺丸のあの遭難も、予報が的確であつたならば避けられたのではないかという感を強くするのであります。きのう、きようあたりの新聞にも気象事務の拡充ということが非常に取上げられておる。それから昨日の参議院の運輸委員会におきましても、やはり気象事務の拡充という問題が決議されておる。これを考えてみますと、当時の予報がはたして的確であつたかどうか、同時にその連絡がスムーズに行われておつたかどうか、これが非常にポイントになつて来ると思います。もちろん直接的……

第19回国会 内閣委員会 第46号(1954/10/07、26期、日本社会党(左))

○下川委員 前会から各委員によつて、反民主主義対策協議会の質疑が出されております。その中で私は、この反民主主義対策協議会の性格というものが、答弁によりますると、まだはなはだあいまいのように考えております。基本的には反共対策あるいはフアツシヨに対する対策、これが中心のように思つておりますが、しかし往々にしてこの反民主主義という名において、あらゆる純粋な民主的な活動あるいはまた国民的な活動が弾圧される、あるいは圧迫される。そういうことをしばしば私たちは経験しておりますので、この際反民主主義の性格、いわゆる定義と、同時にまたその限界について明確にひとつ御指示願いたいと思います。

第20回国会 内閣委員会 第3号(1954/12/06、26期、日本社会党(左))

○下川委員 社会党左派を代表しまして簡単に討論をします。  自衛隊法の一部改正につきましては、御承知の通り、わが党は党の性格の上から平和憲法擁護あるいは再軍備反対を主張しております。従つてこの管区の問題、あるいはまた一枚の看板を塗りかえるにいたしましても、すべてが反対でございます。われわれは今日のあらゆる面から徴してみましても、こうした自衛隊の存置それ自体に対しても常に反対を主張して参りました。従いまして、たといその予算が先般の国会において通りましても、現実的な面におきましては、こういう改正によつてあらゆる面がその要素を帯びて来る、あるいはこうした自衛隊の存置それ自体におきまして、われわれの今……

第21回国会 内閣委員会 第1号(1954/12/16、26期、日本社会党(左))

○下川委員 新しい防衛庁長官が参りましたので、一応お祝いを申し上げておきます。なお今度の鳩山内閣がいろいろと新聞紙上において防衛問題あるいはまた外交問題、あるいは内政の問題等々におきまして意見を発表しておる。しかし大村長官はなつたばかりで、その構想あるいはその答弁についていろいろと研究中であるということはよく承知しておりますけれども、ただ現在の自衛隊の性格、あるいはまたあなたの今後やろうとする防衛問題、この防衛問題は従来の国会において議決されたすべてのものを見ても、あるいはその性格を見ても、ほとんどがアメリカの援助なしにはでき得ない情勢になつておる。MSAの四協定、あるいはまた日米安全保障条約……

第21回国会 内閣委員会 第2号(1954/12/17、26期、日本社会党(左))

○下川委員 ただいま委員長からお話がありました調達庁の行政整理に関する問題であります。この問題につきまして、この陳情書を見て参りますると、かつて一万一千五百六十七名、この人数が、現実的には三千七百四十八名になつております。しかるに最近その業務の縮小によつて約三百三十二名が減員されるということが明確になつております。現在調達庁の所管が防衛庁に移つたということを聞いております。あるいは近く移るということを聞いております。従いましてこの三百三十二名の労働者諸君を一体どのように処理されるのか。そのままにたなざらしされるのか。あるいは失業群の中にほうり出されるのか。あるいはまた防衛庁がこれを受取り、何と……


27期(1955/02/27〜)

第22回国会 内閣委員会 第2号(1955/03/26、27期、日本社会党(左))

○下川委員 ごあいさつ早々失礼ですが、今度の三十年度予算に関する大体の輪廓を一つ御説明願いたいと思います。これは着任早々、約一週間余りですが、大体の構想はもうできていると思いますから、この際われわれの研究に資したいと思いますので、内容がおわかりでしたらば、御説明をお願いします。
【次の発言】 それならば長官のいわゆる構想をお伺いしたいと思います。予算の面、数字の面についてはいろいろ今後の折衝もございましょうが、しかし三十年度におきましてどの程度に増強するのか、あるいはまた現在あなた方の方でいろいろと調整し、あるいは折衝しておられる数字の面は大体どの程度か。これは大体おわかりと思いますが、それだ……

第22回国会 内閣委員会 第4号(1955/03/31、27期、日本社会党(左))

○下川委員 本来は調達庁の長官とそれから防衛庁の長官並びに外務省関係の方々に出会ってお聞きしたいのですが、問題はアメリカ駐留軍の空軍の使用について主としてお伺いしたいと思います。  御承知の通り、先般埼玉県入間郡にジェット機が一機墜落いたしまして、相当の人命その他の被害を受けておりますが、その点の解決はどうなっておりますか。先にそれを一つお伺いしたいと思います。
【次の発言】 従来はどの程度に支払われておるのですか。
【次の発言】 それではお聞きしますが、行政協定以後従来までのジェット機その他空中事故による件数、人員の殺傷の数、人家の被害、それから補償額その他が大体おわかりでございましょうか。

第22回国会 内閣委員会 第23号(1955/06/16、27期、日本社会党(左))

○下川委員 先ほど来江崎君の質問に種々総理が答弁されておりますが、われわれ社会党は全く今までの答弁では納得がいきません。御承知の通り、われわれは前の第十九国会におきまして全面的に防衛二法案には反対しておる。しかもその当時は、先ほど江崎君が指摘されておる通りに、鳩山総理もやはり違憲論の立場に立って反対されたように私は聞いておる。これに対する答弁がいろいろございましたが、しかし私たちは先ほど来あなたの答弁を聞いておると、国防会議に関連する重大な問題、一つは自衛隊の性格、二つはいわゆる自衛の問題、この二つがあいまいもこになっておる。この二つの問題の明確な解決がなければ国防会議の必要はないと私は断定す……

第22回国会 内閣委員会 第29号(1955/06/28、27期、日本社会党(左))

○下川委員 先ほど来高橋議員の話を聞いていると、やはり約束という言葉が非常に強く押し出されている。それから先般の本会議における答弁を聞いても、やはり国の約束である。そうすると、今度の修正あるいは軍人恩給を復活するということは、国の約束ということが非常に前提になっている。これはもっといわゆる法理論の問題で話を持ち出してくればわれわれも理論的に納得いくけれども、単に抽象論で、約束とかいうような言葉を表面に出すということは、僕は非常に不可解だと思う。約束ということになると、これは昔からの、いわゆる旧憲法時代において政府の約束されたことが今日履行されておらない、それが今度は世論がいろいろな立場で起って……

第22回国会 内閣委員会 第34号(1955/07/05、27期、日本社会党(左))

○下川委員 ただいままでの質疑応答を聞いておりますと、はなはだ明確でございません。先般も江崎委員から防衛六カ年計画に関連しての質疑がなされましたが、今茜ケ久保君の聞いておることは、これはいつ撤退するのか、いつまで自衛隊を増強するのか。これが今日では従属的な軍隊なんだ。ところが従来から政府は、日本は日本人の手によっての防衛をするんだということを口々に言っておる。しかし現実的にはこれはもう奴隷的な、従属的な、軍隊に間違いない。それは日本人自身がいわゆる日本人の軍隊によって取り締られるのではなくて、向うの駐留軍の手によって常に取り締られておる。全くわれわれは濶歩することができない。そういう状態におけ……

第22回国会 内閣委員会 第41号(1955/07/15、27期、日本社会党(左))

○下川委員 きょうは重光外相の出席を求めて、自衛隊三法に対して、いろいろな外交に関する問題を聞く予定でありましたが、予算委員会に取られておりますので、主として自衛隊三法の法案の内容に触れた点を若干質問して、重光外相に対する質問は月曜日に私譲りたいと思います。だいぶ自由党諸君の熱戦で、社会党はこの法案に対してはいまだそう発言しておりませんが、多少ダブる点もあると思いますが、防衛庁長官は、いつもと違ってきょうは穏やかに私の方は質問いたしますので、明確に御答弁をお願いしたいと思います。  この防衛三法につきまして、大橋武夫君からもいろいろと質問されておりますが、自衛隊の陸海空の約二万七千有余人の増強……

第22回国会 内閣委員会 第42号(1955/07/18、27期、日本社会党(左))

○下川委員 重光外相は時間が非常にないそうでありますから、なるべく簡単に要約して質問いたします。御承知の通り今まで内閣委員会は、自衛隊三法あるいは防衛六カ年計画等々に対しまして激しい論争をやって参りましみけれども、しょせんこれは外務大臣の出席を求めて――防衛関係は結局のところアメリカとの関係が非常に重点的になっております。従いまして防衛計画を立てるにしろ、あるいは現実的な自衛隊の三法の問題にしろ、おそらくアメリカとの折衝の結果がそのような形となって現われてきたのだろうと刊は思うのであります。そこで今度の自衛隊の増強、あるいはまた防衛六カ年計画、あるいは防衛分担金の削減の問題等々に関しまして、外……

第22回国会 内閣委員会 第47号(1955/07/26、27期、日本社会党(左))

○下川委員 ただいま田原君から質問をいたしておりますが、どうも大蔵大臣のただいまの答弁は何か自由党の修正案と政府原案と食い違いがあるように思いますので、もう一度一つ御答弁を願いたいと思います。
【次の発言】 修正案が出ていると聞いたと申しますが、それはすでに目下修正案を審議中であります。ですから聞いたという言葉だけの問題でなくして、すでに楽屋裏で取引しているという前提の答弁のようにただいま一応受け取れました。今後の答弁は十分注意していただきたい。  時間がありませんから簡単に申し上げますが、先ほども田原君からいろいと言われましたが、この国防会議の主要の役割を演ずるのがあなたでございます。御承知……

第24回国会 内閣委員会 第3号(1956/02/09、27期、日本社会党)

○下川委員 だいぶ、船山防衛庁長官はいじめられたようでございますが、ただいま西村君が武断政治に物言わせるなというようなことを言っているけれども、私たちの日から見ると、これは武断政治以上のことを船田長官はやっておられる。それは事態が非常に重大な問題でございまして、質問が量後になりましたが、本来ならばこれは緊急質問をして、しかも船田防衛庁長官の不信任案を出さなければならぬというような重大な意図をはらんでおる質問でございます。これは言うまでもなく、今日労働組合が、新聞ではいわゆる春季闘争と称しておりますが、生活権擁護のために、あるいは賃上げ闘争をやろうとしておる。そのときにきのうの東京新聞、その他の……

第26回国会 内閣委員会 第8号(1957/02/20、27期、日本社会党)

○下川委員 私の質問しようとする問題は、昨年九月東富士演習場においてアメリカ兵の農夫に対する殺人未遂事件に関することでありますが、その件の調査方をお願いしたので、その報告をまずお聞きしたいと思います。
【次の発言】 そこでまずはっきりさしておかなければならぬことは、これが単なる事故ではない、殺意から生じたいわゆる殺人未遂事件ということであります。私も現地に行きまして、被害者である御本人の根上さんと会って、いろいろと聞いて参りました。すると、そのときの状態というものが、これは相馬ケ原の事件と全く同一でございます。しかも本人がたまを拾いに行った、そこで一発食らったのであります。逃げようとしてその前……

第26回国会 内閣委員会 第18号(1957/03/15、27期、日本社会党)

○下川委員 時間がありませんので、簡単に質問いたします。岸総理は六月アメリカにいらっしゃるそうでありまするが、この主たる目的は何でございましょうか。
【次の発言】 もちろん拝聴すべきこともあるでございましょうが、当然防衛問題が主となると思います。従いまして、こちら側からそういう意見を並べなくても、向う側から必ず日米の共同防衛の建前からいろんな条件が付されてくると思います。たとえば自衛隊の増強とか、原子兵器の持ち込み、そういう問題が必ず出てくると思う。そういう際に際して岸総理はどういう態度をとられるか。それを行く前に国民の前に十分意見の開陳をしてほしいと思います。

第26回国会 内閣委員会 第46号(1957/10/08、27期、日本社会党)

○下川委員 最初にお伺いしたいことは、昨年の九月七日静岡県の東富士演習場において米軍のトルジェク一等兵に根上きぬえさんがねらい撃ちされた、この事件に関しましては本委員会においてやはり本年の二月二十日にわれわれは追究申し上げた。それによるといろいろと調査中である、もしそれが事実とするならば善処する、そういう御答弁がありました。その後依然として報告はございません。その経過をまず報告願いたいと思います。
【次の発言】 九月四日の朝日新聞に横須賀米軍司令部の発表として、トルジェク一等兵は昭和三十一年十月軍法会議において無罪になっておる。しかし、本事件は単なる執行猶予、あるいはまた補償によって云々さるべ……


各種会議発言一覧

25期(1952/10/01〜)

第15回国会 経済安定委員会通商産業委員会連合審査会 第1号(1952/12/19、25期、日本社会党(左))

○下川委員 先ほど栗田君から詳細な質問がありましたので、なるべく簡単に申し上げますが、ただいま今澄君が申し上げた通り、本問題はやはり先般の電力再編成のずさんきわまる処置と、同時にまた電力行政に何々の側近派とか、あるいはまた政党のボスどもが暗躍する、その結果の現われが今日の問題を生じたように私は考えます。同時に最初松永先生がおつしやられた通り、われわれにとつては一会社の水利権、あるいは一会社の調査事項等々が問題ではないのであります。いわゆる高度の立場に立つて日本の産業の開発の面に即して、いわゆる地域的な電力の需給状態を十分にらみ合せて、その線に沿つて電力行政をやつて行く。ところがたまたま今度の問……


26期(1953/04/19〜)

第17回国会 内閣委員会行政機構に関する小委員会 第1号(1953/11/13、26期、日本社会党(左))

○下川委員 「第一行政事務の整理」の中で、「(1)占領管理下に始められた施策であつて独立後のわが国情又は国力に適わしくないと認められるもの(産業、労働、厚生及び文化行政等にその例が多い。)は、これを是正する。」と書いてあります。その例が多いということの具体的な説明を願いたいと思います。
【次の発言】 しかしこういう答申が出て来ると、いろいろな形で政府の意向をやはり強化する場合もあると思うのです。たとえば労働の面とかあるいは文化行政とか、こういうようなことになると、非常にわれわれ見るべきものがないという観点に立ちますし、それからあなた方の産業というのはどういう点をさしているのですか。

第19回国会 内閣委員会公聴会 第1号(1954/04/13、26期、日本社会党(左))

○下川委員 野村さんに二、三お伺いします。先ほど野村さんは、アメリカ軍が安心して撤退するのには十年かかるということをおつしやつた。そうするとその根拠をひとつお伺いしたいのです。というのは、よく木村長官が、みずからの手でみずからを守るということをおつしやつております。みずからの手でみずからを守る、現在はアメリカの協力なくして守れないけれども、やがてはそういう軍隊をつくる、そういう軍備をするということを言外に現わしておる。従つて野村さんの言う十年後の日本がどういう軍備をしようとするのか、あるいはどういう想定のもとに十年後は安心してアメリカ軍が撤退できるというのか、その根拠をひとつお教え願いたいと思……

第19回国会 内閣委員会公聴会 第2号(1954/04/14、26期、日本社会党(左))

○下川委員 二点ほど簡単にお伺いしておきます。  はなはだ常識的のことでありますが、防衛の限界について御説明願いたいのであります。ということは、これは非常に論議の中心にもなつておりますけれども、たとえば敵が攻撃して来るのを迎え撃つという場合、あるいはまたその防衛の場合、かつて日本には攻撃は最大の防備だという言葉すらあるくらいで、そういう場合敵の攻撃して来る情勢を察知して、敵の拠点を空襲するとか、あるいはまた攻撃をこちらから加えるというような場合も、考え方によるとこれは防衛にもなり得る。そういう点に対する御見解はどのようですか、それをお伺いいたします。  もう一点は、今日問題になつておる自衛隊の……


※このページのデータは国会会議録検索システムで公開されている情報を元に作成しています。

ページ更新日:2024/11/17
データ入手日:2024/10/20

下川儀太郎[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書



当サイト運営者の新刊
荻上チキ編著『選挙との対話』(青弓社)

【内容紹介】「あなたにとって選挙とは?」「政治参加の手段?」「民主主義の根幹?」、それとも「行っても/行かなくても変わらないもの…?」科学的な分析に加え、杉並区長へのインタビューやお互いの話を聴き合いながら思索を深める哲学対話から、選挙を、そして政治をより身近にたぐり寄せるためのさまざまなヒントをちりばめた、すべての世代に向けた選挙の新しい入門書。
当サイト運営者の既刊
菅原琢『データ分析読解の技術』(中公新書ラクレ756)

【内容紹介】「データ分析ブーム」がもたらしたのは、怪しい“分析らしきもの”と、それに基づいた誤解や偏見……。本書では、「問題」「解説」を通して、データ分析の失敗例を紹介しながら、データを正しく読み解くための実践的な視点や方法、また、思考に役立つ基礎的な知識やコツを紹介していく。誤った分析をしないため、騙されないための、基本的・実践的な読解と思考の方法とは――。