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吉田賢一 衆議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

吉田賢一[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書

委員会出席歴代TOP500(衆)
347位
委員会発言歴代TOP10(衆)
9位
委員会出席(幹部)歴代TOP500
134位
委員会出席(無役)歴代TOP1000
756位
委員会発言(議会)歴代TOP1000
660位
委員会発言(非役職)歴代TOP10
8位
各種会議発言歴代TOP250
164位
各種会議発言(議会)歴代TOP100
65位
各種会議発言(非役職)歴代TOP250
165位

25期委員会出席TOP100
52位
25期委員会発言TOP10
5位
25期委員会出席(幹部)TOP100
55位
25期委員会発言(非役職)TOP10
3位
26期委員会出席TOP50
27位
26期委員会発言TOP10
2位
26期委員会出席(幹部)TOP50
47位
26期委員会発言(非役職)TOP10
1位
26期各種会議発言(非役職)TOP25
22位
27期委員会出席TOP50
41位
27期委員会発言TOP10
1位
27期委員会出席(幹部)TOP50
24位
27期委員会発言(非役職)TOP10
1位
27期各種会議発言TOP25
20位
27期各種会議発言(議会)TOP10
6位
30期委員会出席TOP100
53位
30期委員会発言TOP50
20位
30期委員会出席(無役)TOP50
25位
30期委員会発言(非役職)TOP50
17位
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8位
31期委員会出席(幹部)TOP100
63位
31期委員会発言(議会)TOP50
34位
31期委員会発言(非役職)TOP10
7位
32期委員会発言TOP50
26位
32期委員会発言(非役職)TOP50
18位

このページでは吉田賢一衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。吉田賢一衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。

ページ更新日:2024/11/17
データ入手日:2024/10/20

委員会発言一覧

25期(1952/10/01〜)

第15回国会 決算委員会 第2号(1952/12/06、25期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 ちよつと資料のことですが、資料につきまして、散会までにこの二十五年度の「国の予算」、大蔵省の発行じやないようですけれども、あれは非常にまとまりがいいのでありまして、参考にしやすいのであります。それでできればそれを各委員に配付するように要求したいのであります。
【次の発言】 なお今石野委員、松本委員から御質問になりました点に関連しておりますので、これは適当な機会に適当な問題ないしは情勢等にあわせて委員長のおはからいで、会計検査院の今御質問になりましたような点に関する忌憚のない意見なり、事例なり、希望なり、そういつたものを一度聞くという秘密会でもお開き願うということを御考慮に入れ……

第15回国会 決算委員会 第3号(1952/12/08、25期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 ひとつお尋ねしてみたいのですが、私どもは日本の官吏の中で、いつの時代におきましても、裁判官が比較的国民の信頼と尊敬を失わないものであることを実は頼りにして来たのであります。従つて裁判所関係における不正行為等は一般の他の行政府に比較いたしまして少かるべきことは当然のことと思うのでありますが、昭和二十五年における財政処理しただ一件しか不正行為が出ておらぬというのではどうもいかがかと思いますのですが、法律上の不正にならずとも、やはり内部で問題になりましたようなことが相当あたつたのではないだろうか、といいますのは、事務官の素質は、私ども日常見聞しておりますところでは、もつともつと改善……

第15回国会 決算委員会 第4号(1952/12/10、25期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 私は最高裁判所当局の御答弁はあとでいただくことにいたしまして、その前にその質疑に入る準備といたしまして、なお前会に引続ま会計検査院当局に対しまして、裁判所関係における批難事項、これに関連しまして、少しくいろいろ華情を盟かにしてみたいと思うのであります。もちろんこの批難事項は昭和二十五年度一件ということになつておりますが、おそらくわれわれ常識から考えてみましても、批難事項とするに値いしなかつただろうけれども、幾多の事案が裁判所関係においても起つたであろうと思うのであります。それであるいは質問され、あるいは調査される等、いろいろ準備段階があつたろうと思いますけれども、それらの方面……

第15回国会 決算委員会 第5号(1952/12/15、25期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 前々回の委員会におきまして、裁判所関係の事項につき、会計検査院から三十件前後の質問を出したという説明がありましたので、子の質問の趣旨に沿うように、最高裁判所において資料を提出方を要求しておいたのですが、きようは出ましたか、まずお尋ねしておきます。
【次の発言】 最高裁判所の当局の方にお尋ねしたいのですが、会計検査院からあなたの方に質問照会したものが二十九件になつておりますが、この全体を通覧しますと、大体事件は庁舎もしくはその敷地、こういつた物件に関連する事実が大部分のようであります。裁判所は、国民から最も信頼と、公明性の高いものとして尊敬されておる官庁でありますが、二十五年度……

第15回国会 決算委員会 第6号(1952/12/17、25期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 これは三二号の問題ですが、検査院の方の計算は、特に非鉄金属のうち銅などはくず銅の計算という御説明なんですか。
【次の発言】 七月というと、これは朝鮮動乱の直後で、諸物価の暴騰の時期じやなかつたかと思うのです。従つてこういう種類の物件の需要が急激に旺盛化したときだろうと思うのですが、そういうときに急いで処分しなければならぬ、また銅のようなものはくず鉄に比べてもはるかに高く売れるものを随意契約で売らなければならぬ、そういう事情があつたのでしようか、どうなんでしようか。
【次の発言】 これはたいへん素朴な質問で恐れ入りますが、解除物件の所有権はどこにあるのですか。

第15回国会 決算委員会 第8号(1952/12/22、25期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 あとにまだ質問者も控えておりますし、大臣もお急ぎだから一点だけ私は大臣にお尋ねしておきたいと思う。私ども年来地方の自治の振興につきましては、ずいぶん心をつかつて来た一人でありますが、議論の結論は、やはり最近占領下のいろいろな政策によつて、台頭して来ました中央集権的た傾向を、根本から再検討して是正するということ以外に道がないだろうと思います。やはり自治精神の涵養だとか高揚だとか言つてみましたところが、財政の裏づけのないものは、これは単にお題目に終ります。そこで今この委員会が審査の対象にいたしております平衡交付金の問題に関連いたしてでありますが、地方制度調査会によつて今申したよう……

第15回国会 決算委員会 第10号(1953/02/09、25期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 まず資料としてですが、政府は昭和二十六年十二月に法務府民事局長から各法務局長及び地方法務局長に対して、地方財政委員会において定めた船舶に対する固定資産税の評価基準を参考として送付した。これは固定資産税の評価基準を参考とすべしというのみにとどまるのですか、何かもう少し統一的な従来の弊害を根本からなくするといつたような趣旨が含まれておるのでありましようか。手元に通牒があればお示しを願いたい。
【次の発言】 国民としましては税は安い方がよいのであります。でありまするので、本員もできるだけたくさんに取立てるというような、そういう趣旨で質問をするのではないのであります。ところでこの債権……

第15回国会 決算委員会 第11号(1953/02/11、25期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 会計検査院長にお尋ね申したいと思いますのは、私ども本委員会が会計検査院から二十五年度の決算報告を受取りまして、それに記載せられてありまする数字の報告が、あらゆる観点からいたしまして非常に巨大なのに実は驚いておる次第であります。あなたの方から出ておるこの概要説明によりますると、昭和二十五年度の一般会計、政府関係機関、特別会計も含んでおるものと思いますが、予算の不正執行あるいは不当支払い、過誤等々批難されました件数が千百十三件に上つております。そして裁判所初めその他各省の、最終的には批難決定には至つておりませんけれども、それに近い問題として指摘されましたのは、資料によりますと厖大……

第15回国会 決算委員会 第12号(1953/02/13、25期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 この土地をニユーエンパイヤモーター会社に貸す契約ができたときは、二十四年二月ですか、そう了解してよいですか。
【次の発言】 使用を許可して、使用料を徴収する契約ができたのも同時ですか。
【次の発言】 その当時のこの土地の管理当局はどこですか。
【次の発言】 そうすると、管理する委任を受けておるのは東京都であり、国有財産として管理する省は建設省、こういうことでよろしゆうございますか。
【次の発言】 そうしますと、大蔵省と建設省と都と三者の間で、使用の相手方あるいは使用条件の内容等は協議して決定した、こう聞いてよいのですか。

第15回国会 決算委員会 第13号(1953/02/16、25期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 私どもは一四二号事件についてその真相を明らかにするために、まず使用人であるニユー・エンパイヤ・モーター株式会社の社長の吉岡照義君によつて、使用するに至つた経緯、今日の状態、使用坪数、東京都との間における交渉の経緯等についての陳述を求めたいと思います。
【次の発言】 吉岡さん、ちよつと失礼ですけれども、時間の制限がありますので、なるべく今問題になつている辺を要点だけ述べてください。GHQの云々の辺はこの間聞いたよりも詳細過ぎるようなんですが、その辺をひとつ御配慮願います。
【次の発言】 時間の関係がありますので、要点につきまして向井大蔵大臣に御答弁を願いたいのです。これは決算報……

第15回国会 決算委員会 第14号(1953/02/18、25期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 大蔵省当局にお尋ねいたします。ここで問題になつているのは、引渡した日の直後に大幅の統制価格が引上げになつておる。その引上げになるときを待ち、あるいはまたその後統制は四月一日には解除になつておりますので、解除するときを待つて市価で売り渡しました場合、本件のくず鉄などの処分代金は三億二千三百余万円よけいに国庫の収入になる、こういうような重大な金額の相違が生ずるので、処分の方法がはたして適当であつたかどうか、値段をきめることについて適当な措置があつたかどうか、こういう点が論点であるように思われます。そこで今大蔵省当局の御説明によりますと、第一が価格改訂が大幅に引上げられる直前であつ……

第15回国会 決算委員会 第15号(1953/02/20、25期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 ちよつと聞き漏らしましたが、十二月二十一日付というのは、何年ですか。
【次の発言】 そうしますと、その契約をしたというのは、材料を二十四年の五月及び六月に給付して、製品の納入は二十五年の三月から十二月まで、そうして二十五年の十二月二十一日付で正式に契約した、こういう趣旨ですか。
【次の発言】 どうもよくわからぬ。そういうことは官庁の契約にあるもんですか。納入も済んでしまつて、その後の日付で契約するということはどういうことなんですか。もう少し説明をしていただきたい。
【次の発言】 こういう場合は、材料を給付したときは帳簿に記載し、あるいは伝票が受領され、あるいは受取つた受取りが……

第15回国会 決算委員会 第16号(1953/02/23、25期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 五三〇号について一、二お尋ねしておきたいのですが、これは北海道ほか二十四県に対する鼠族昆虫駆除実施費補助金の補助金超過五千二百七十八万余円が、いまだ精算されずに国庫へ返納されなかつたという事案でありますが、これは外二十四県とありますから、各府県に割当てますと少い金額かと思いますが、しかし厚生省全体の経理から考えてみますと、五千二百万円は集計してやはり相当大きな金額に上つておるのです。これが精算されず国庫に返納されておらぬというのですが、超過ということについては、ここ数年間わからずに経過したということになるのでしようか。ちよつと御説明を求めましよう。

第15回国会 決算委員会 第17号(1953/02/25、25期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 この五九七は説明がなかつたのですが、これは重点事項じやないのですか。
【次の発言】 五六八、架空名義による支払いの点でありますが、主として会計責任者及び監督者に対する責任の関係が重要であろうと思うのであります。従つてその他にも相当関連いたしておりますので、少しこの問題を掘り下げてみたいと思います。これは農林省におきましては、金額は九十二万円余りでありますので、大したものでないようでありますけれども、こういうことに至りました原因は、御説明もあり、またきようは資料をいただいておりますけれども、よつて来るところは、予算の会計法規、会計の規律というものをまつたく無視しておつたことに胚……

第15回国会 決算委員会 第18号(1953/02/27、25期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 これはやはり事務当局によつて事実の関係をできるだけ詳細に明らかにして、事柄をできるだけまとめて、その上大臣が答えるという方が、審議は適切に運ぶだろうと思います。
【次の発言】 呼んでおいていただきたい。
【次の発言】 ただいま食糧庁長官は、別段申し上げることはないということでありますけれども、説明書はしごく簡略でありますので、一応検査院説明員の今説明になつた事実の関係に対応する諸般の事実につき、各事項について説明を承りたい。
【次の発言】 今の六〇三号の問題ですが、これは相当な損害を国がこうむつたという結果になるのですか。

第15回国会 決算委員会 第19号(1953/03/04、25期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 林野局にお尋ねいたしますが、今の御説明の調査、企画、設備、建設、経営、そういうことについて、どこでどれほどの期間どういう調査研究をしたのか、また原料資材、生産過程における諸般の経費、あるいは損益は当初どういうふうな計算が出たのか、建設費は何ほどの計画であつたのか、企業的なこういう新しい企画でありますので、相当精細なものが準備されておつたと思うのですが、それは今御説明ができますか。
【次の発言】 このオガリツト製造工場の審査案件は、これは戦後物資不足の折から多数の、たとえば食糧についても、いものつるとか葉なんかを利用するとか、その他山の中へ入つて食糧をあさつた、ああいう当時から……

第15回国会 決算委員会 第20号(1953/03/06、25期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 六三八号の事件につきまして、政府委員の方にお尋ねしますが、電気試験所でこの種の物件を買うために六十三万円―これは大した額じやありませんが、そういう種類のものを二十四年度の予算にあらかじめ組んであつた、こういうことでございますね。
【次の発言】 購入の必要があるかないかということは、大体どこで認定することになるのですか。
【次の発言】 そうすると、電気試験所で独自にその必要があるかないかを認定して、その上で購入するに至つたという順序でありますか。
【次の発言】 そういつた場合に、数年後に使用するようになつたことは、これは別問題といたしまして、当時は不急物件に違いないということで……

第15回国会 決算委員会 第21号(1953/03/09、25期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 水産庁の説明員の方に伺いますが、この見舞金の額はどこで決定したのですか。
【次の発言】 財源は何になつておるのですか。
【次の発言】 特別補償費というのは一体何ですか。
【次の発言】 次に農林当局にお伺いいたしますが、見舞金を受ける最終の対象はどういう人なんですか。
【次の発言】 漁業者といいますと、漁船の所有者という意味なんですか、あるいは乗組みの従業員も含んでという意味なんですか。その辺は具体的にはどういうことになるのでしようか。
【次の発言】 人数は何人になるのですか。人数で計算する方がいいのですが、何人くらいになるのですか。

第15回国会 決算委員会 第22号(1953/03/11、25期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 なお少し御説明を願いたいと思いますのは六六〇号の案件でありますが、これは検査院においては、同港における船舶の利用状況から見ると、浚渫の必要がないように思うということになつておるのですが、実情といたしましては、見解の相違というような程度のものですか。どちらとでも言い得る程度のものなのでしようか。記録にとるのが目的であつたというようになつてしまうおそれもあると思うのですが、その辺について、検査院は浚渫の必要がむしろない状況だという御見解のようですが、もう少しその辺について御説明を願いましたらはつきりすると思うのです。
【次の発言】 今の点につきまして重ねて運輸省当局の御意見を伺い……

第15回国会 決算委員会 第23号(1953/03/13、25期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 六七五ないし六七六の、新規募集手当は、一回掛捨てによつて解約の場合にはことごとく返納しなければならぬという点につきまして、本員は、その妥当性がどうかという点を前の委員会において質疑をしておつたのであります。それで、そういう趣旨によりまして、これらの募集人は、専従者もありあるいは非専従者もあるようでありますが、大体通常の平均保険契約の金額がどれほどであるかということ、それから通常それらの募集に従事する職員は、一箇月の募集手当の所得その他給与がどれほどになるのかということ、それからもう一つ、一回掛捨て契約解除というものが、その原因がやむを得ざりし事情であるか、あるいは調査不十分で……

第15回国会 内閣委員会 第3号(1952/11/29、25期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 私も簡単に一点だけ御質問申し上げてみたいと思います。それは福島県がこの物件の御下賜を受けました上、どういうふうに使用する計画を持つているのであるか、いずれ何かと書類も提出されておることと思いますので、これをひとつこの際明らかにいたしまして、御下賜が議決されることになりましても、その趣旨を逸脱しないように厳重に明らかにしておきたいと思いますので、その辺おわかりの範囲を御説明願いたいと思います。
【次の発言】 格別具体的な計画はまだ示されておらないのですか。
【次の発言】 なおさきの富田さんの御質問に関連しますが、今の福島県の受入れのいろいろな計画と、それから山林等の今後の処分等……

第15回国会 内閣委員会 第4号(1952/12/03、25期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 前回の委員会におきまして、橋本委員から、審議会の経過について、委員の意見の模様を知り得るような資料の提出を要求されておりましたが、これはどうなりましようか。法律案ができるころまでには何かつくつて出し得るようなことを答えておられましたが、答申ができるまでの審議会の意見の概要とか、あるいは重要な資料とか、この建議の前提になつているような対象者の生活の状態だとか、そういつたようなものについて何か資料が集まつていると思うのですが、お出し願えませんか。
【次の発言】 資料をお出し願えるのでしたら、この問題を審議します上に、財政的な見地から見まして、大体この建議の趣旨が通りますと、国の一……

第15回国会 内閣委員会 第7号(1952/12/16、25期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 私は希望だけを述べておきたいと思いますが、よろしゆうございますか。
【次の発言】 それは外務省の方に対しまして、今後の運営につきましてぜひ御注意を願つておきたいのであります。御承知の通り私どもの郷里の近くでありまして、あすこの斡旋所は以前から海外渡航の根拠地になつておりまして、神戸が外国人の出入り、あるいは外に出る等の重要な港でありまする関係もあつて、移民を目当てにするいろいろな悪徳業者などが跋扈いたします。それで幾多の悲惨な悲劇まで生じまして、あるいは渡航することができず、犯罪を犯して監獄に行く人もでざ、そのために一家離散したような実情も従来は多々あつたのであります。戦後ま……

第15回国会 内閣委員会 第8号(1952/12/17、25期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 ちよつと議事進行についてお尋ねしたいのですが、北村委員もなお御調査になつて質問したいという御意向ですが、きようは質向を終つてしまうのですか。さらに質問を続行ずることになるのですか。その都合で私は質問の内容、範囲等について再考してみたいと思うのですが、どういうことになるのですか。
【次の発言】 さようでございますか。それでは私自身も、少し法律上の観点から用意したいものがありますので、きようの質問は留保させていただきたいと思います。――質問者もないようでありますから、せつかく長官が見えておりますししますので、私二、三尋ねさせていただきます。  私自身も実は外務委員会あるいは予算委……

第15回国会 内閣委員会 第9号(1952/12/18、25期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 念のため尋ねておきますが、給与法の改正については予算的措置は済んでおるのですか。

第15回国会 内閣委員会 第12号(1952/12/22、25期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 ごの法案の審議の取扱い方について発言を許していただきたい。今日の質疑はこの程度で打切つていただきまして、次に所管大臣によつて立法の理由とか趣旨とか根本の問題になつておる重大な点についてまず御説明を願つて、さつき御意見がありましたような、外部の重要な参考意見も聞いた上で質疑に入ることにいたしたいと思いますので、今日はこの程度で打切つていただくことにしたらいかがですか。
【次の発言】 私はこの請願は御採択になるように希望したいのでございます。ただ軍人恩給復活につきましては、一般の恩給制度の根本の問題、あるいは財政その他の関連におきまして、広く検討をする必要がありという意見が残つて……

第15回国会 内閣委員会 第14号(1953/02/04、25期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 政府委員の方にお尋ねしてみたいのですが、新憲法によりまして、皇族の範囲も非常に少く制定せられ、華族も全廃せられ、従つて国民の法律上の階級というものがなくなり、すべて平等に権利を得、義務を負担し得るということが大きな原則として打立てられた次第であります。しかるに、この栄典法案によりまするというと、七条に位が規定されてあります。国民を八つの階級にわけ、十六の等級にわけたような感じがいたされます。もちろん、この法案は人の国家または公共に対する著しい功労を表する表彰の法律でありますから、法律上国民に上下の区別をつける趣旨でないと思いますけれども、以上申したような憲法の大きな精神から考……

第15回国会 内閣委員会 第15号(1953/02/20、25期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 前回の審査の際に質疑をいたしましたが、その続きで一、二点尋ねたいのであります。  第一にこの位の問題ですが、わが国におきましては、新しい憲法以後は従来の皇族も多数皇族を離脱されております。それから華族なる称号も身分も一切なくしております。憲法のそういう国民の身分関係に関する根本的な考え方がかわつておるわけであります。これは御承知の通りであります。しかるにまた位を正一位から従八位まできめようとするのがこの法案の要綱であります。しかも政府委員の説明によりますと、従来の位はそのまま有効であり、現に位を持つている人はそのまま位の称号並びにこれに伴う礼遇があるようであります。これは憲法……

第15回国会 内閣委員会 第21号(1953/03/07、25期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 これは外務大臣にお尋ねするのが適当であるかと思つておりますが、委員長において適当におはからい願いますが、平和条約第十一条の戦犯者の関係、それから戦犯の遺族、戦犯というものを中心にして、外務省はいろいろ当該裁判国へ交渉なさつた事実があるそうであります。それでできるだけその経緯について本委員会で明らかにしてほしい、こう思つております。ぜひおとりはからい願いたいと思います。
【次の発言】 それからもう一つ、資料でありますが、さつき三橋政府委員がお述べになりました数字は、どうせ速記録にも載るのでありますけれども、資料として御配付願いますようにおとりはからいをお願いいたします。  それ……

第15回国会 内閣委員会 第22号(1953/03/09、25期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 法律の内容について少し伺いたいと思います。  若年停止の件でありますが、これは他の年金法、たとえば厚生年金保険法等に比較いたしてみましても、同法律によりますと、命がけで作業に従事する炭鉱夫などにおきましても、大体が五十五歳の者であります。特別の場合が五十歳なんであります。これに比較いたしましていま少しく若年停止の年齢を引上げることが妥当でないか。また一般のわれわれの日常生活の実例に徴してみましても、四十五歳と言いましたならば、まだ十分に働く能力を持つております。言いかえますると経済を獲得する力がいまだ喪失されてない年齢とわれわれ常識的に解するのであります。従つてこういう点から……


26期(1953/04/19〜)

第16回国会 決算委員会 第1号(1953/06/17、26期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 この機会に運営につきまして一応希望を申し上げておきたい点が一つございます。それは二十五年度の決算の審査に関連いたしまして、なお二十六年度の決算につきましても、ないしは二十七年の予算の執行の状況につきましても、関連事項におきましては、国会法百四条もあることでありますから、適宜審査事項を委員会で御決定願いまして、政府当局から資料の提出その他会計検査院等からそれに関する説明等をあわせてお願いいたしまして、今後の運営に資していただきたいと思うのであります。時間の許す限り、この点についてひとつあとで運営について御協議の際にお諮りを願つて、何分の御配慮を願いたいと思います。

第16回国会 決算委員会 第2号(1953/06/19、26期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 大臣にお伺いします。七〇二号の資金の管理に関する点ですが、貯金利子を元加組入れをせずに、二十六年の新しい郵便貯金特別会計及び郵政事業特別会計の取扱いに移しております。つまり二十五年の年度末の元加組入れをせずして二十六年に引継いだ、こういう関係になつておるようでありますが、これは特別会計の立場からいたしましても、当然古い貯金の利息は元本に組入れられて次の会計に送られる、こういうことになるのが会計上のりくつではないかと思うのですが、それをしなかつたのはどういうわけでありますか、はつきりしてもらいたいと思います。この問題は、こういう資金の管理について政府は相当厳重になさねばならぬと……

第16回国会 決算委員会 第3号(1953/06/22、26期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 私は電電公社が、電気通信省の二十五年度決算につきまして、いろいろ本委員会で答弁なさるその資格の問題について、一応総裁の御意見を伺つておきたいのです。  電気通信省時代には、特別会計で電気通信大臣が予算執行の責任を持つておりました。当然それは本委員会において質疑応答の責任もあるわけでありますが、ところで新たに法人の日本電信電話公社が設立されて、人格がかわり、目的と事業と構成員、職員などは引継いでおると思いますけれども、まつたく新しい人格になつておるわけであります。でありますので、従来の電気通信省のなしました予算執行についての責任関係――事実の説明はともかくとして、責任関係を当委……

第16回国会 決算委員会 第4号(1953/06/24、26期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 阪田政府委員にお尋ねします。この土地が公園の姿をなくしたのはいつでありますか。
【次の発言】 そうしますと、今のお答えによりますと、現在の使用者の会社が公園であつた原形をかえてしまつて現在の姿にした、こういうことになるわけであります。そうすると今阪田局長の御説明は、現実の姿が公園でないので、それで普通財産として処理をすることが適当であるということでありますが、現実の姿が公園でないということは、現実の姿を公園でなくしたのは一体何ゆえか、そういうことは適当であつたが、あるいは使用条件に反しておるのではないか、使用条件に反しておるのであればどうすべきか、こういつたもとの姿がかわつた……

第16回国会 決算委員会 第5号(1953/06/26、26期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 質疑に入ります前に調査の運営につきましておはかり願いたいのですが、きようの朝日新聞の記事によりますと、きよう調査いたしますニユーエンパイヤモーター株式会本社の当案件につきまして、自由党の同僚の山口喜久一郎代議士が相当深い疑獄的な関係があるといいますか、さような趣旨の新聞記載があるのであります。これははたしてそうで走るかいなやによりまして国会の名誉にも関する事項でありまた国会議員の名誉にも関する事項でありますので、事の真偽をただすということはそういう観点から必要なことと思われます。よつて同君を国会法、衆議院規則によりまして当委員会に証人として御喚問願いまして、同君のためにも、国……

第16回国会 決算委員会 第7号(1953/07/01、26期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 私どもがこの間ニユーエンパイヤモーターへ参りまして帳簿を見ました結果は、今のところ山口君に当委員会に出席を要求しない方が穏当じやないかという意見十持つております。ただ、今の天野委員の御主張のごとく、進んで第三者の方で山口君の身の上のことについて潔白であるとかないとかいうような意見をこの際お出しならずに、われわれとしては疑念があれば呼ぶ、そうでなければ呼ばぬでもよいじやないかという意向で行つたのでありますから、大体において今日終了するものとわれわれは思つておりますので、自然のおちつきで委員会におまかせになつておいた方がよろしいのじやないかと思いますがいかがでしよう。

第16回国会 決算委員会 第8号(1953/07/03、26期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 報告番号八三三ないし八六八につきましてお尋ねいたします。八四五号でありますが、これは比較的新しいのであります。私はこれと八三三号の最上川下流、東北地方建設局、これの昭和二十二年度から二十五年度まで金額におきましては二億六千三百数十万の捻出であります。金額におきましては非常に厖大なものなのでありますけれども、若干案件が日時を経過しておりますので、八四五号を中心に質疑したいと思います。この架空労力の費用を県から受入れて、これをさらに労力費として支出する、こういう関係になつておりますが、これをかような工事の実際の面から見まして、なぜこういうふうになつて来たのでしようか。どこにすきが……

第16回国会 決算委員会 第10号(1953/07/08、26期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 ただいま委員長から御報告になりました案件について、次の決議案文が理事会において作成されておりまするので、おはからいを願いたいと思います。ただいまその決議案文を朗読いたします。    東京都千代田区霞ヶ関三丁目所在国有地(元東京都公園用地)の管理に関する件 政府は、  ニユーエンパイア・モーター株式会社において使用許可期限経過後、なお、返還に応ぜず不当使用中の東京都千代田区霞ヶ関三丁目所在国有地千百三十六坪(元東京都公園用地)中六百五十坪につき、同会社の施設を撤去せしめ原状に回復の上、再び公園として公共の用に供し得るよう、具体策を樹て速かにこれが実現を期すべきである。   右決……

第16回国会 決算委員会 第11号(1953/07/10、26期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 先刻会計検査院から配付された資料でありますが、この資料によりますと、朝鮮向け石炭、金額にして合計三千二百八万四千余ドル、それから石炭以外の物資の輸出、これも金額にして三千五百六十七万余ドル、これを合計いたしますと六千七百七十万余ドル、それから輸入総括表でありますが、日本向け朝鮮からの輸入はのりその他でありまするが、これは九百八十三万余ドルとなつておりまするが、差引きしますると五千七百八十万余ドルになるのではないかと思います。ただいま通産省中野政府委員の御説明では差引き四千七百五万余ドルということになりまして、数字の食い違いがありまするが、これはどういうのですか。

第16回国会 決算委員会 第12号(1953/07/13、26期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 私どもはこの委員会におきまして、総理を呼びましたゆえんのものは、過日来から懸案になつております対米債権の真相、将来にわたる政府の方針あるいは現内閣の吉田首相の覚悟、そういつた問題につきまして重要な点をすみやかに解明する大きなかぎとなるものと思いますので、呼ぶことに同意したわけでありますので、今柴田委員からいろいろ強い要望がありましたごとくに、委員長におきましても何か適切な措置をとられまして、委員会の強い意向を首相に伝達していただきまして、最も早い時間に当委員会に出席するようしかるべき措置をとられることを要望いたします。

第16回国会 決算委員会 第13号(1953/07/15、26期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 ただいま柴田君がお述べになつたこの問題は、一昨日の委員会におきましてはかなり強硬な本委員会の決意として決定し、委員長にさらに強くその出席方を要望すべくきめたのであります。ところが今承るとこりによりますと、文通がしにくいとか何とか、秘書官を通じて出席できないとか、まことにこの委員会に対する私は軽視の現われでないかと思います。そういつたようなことでは、やはりこの重大な問題の審議の将来に、政府の誠意のある、またほんとうの内閣の所信を本委員会において表明するということについても、われわれの多くの疑念を抱かざるを得ないのであります。でありまするから、私どもはきようはひとつ総理の出席もな……

第16回国会 決算委員会 第14号(1953/07/17、26期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 議事進行についてでありますが、さつきの理事会の決定は、総理の出席を求めるのはきようにあらずして、来る二十日の午後一時当委員会の当部屋である。今の天野委員の御説明は理由がないと思います。
【次の発言】 今の問題の、文書で議長を通じて総理大臣の出席を求むる案件につきましては、これは前回の委員会において満場一致決議したことであり、従つて委員長はそのおとりはからいをなすべき順序になつておる。きよう出席にならないとすると、月曜日の午後一時に出席を求めるということについては、国会法の趣旨によつても、あえてここで決議をしなくてもよい事項に属するものと考えます。だから決をとる必要はない事項と……

第16回国会 決算委員会 第15号(1953/07/20、26期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 議事の運営につきましては、何とか今の委員長の最後の御発言の趣旨に沿うて、これによつて円満に進めることに何とか皆さんの御了承を願いたいと思います。
【次の発言】 まず緒方副総理にお尋ねしますが、御承知でありましようけれども、決算委員会は国の予算の跡始末を監査すべきような委員会でありますことは申すまでもないのでありますが、憲法第六十三条の後段によりますと、総理大臣並びに国務大臣は国会の答弁あるいは説明について求めがありますと出席せねばならぬという義務規定があるのであります。これは憲法学者の説明によつてみましても、やはり国会の審議権の尊重の趣旨に沿いまして、国会の権能の中の、また内……

第16回国会 決算委員会 第16号(1953/07/21、26期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 議事進行につきまして……。爾余の他の国鉄の問題について調査されんことを希望いたします。
【次の発言】 国鉄の総裁はきようは見えぬのですが、何かやむを得ぬ事情があるのでしようか。
【次の発言】 それでは副総裁にお伺いいたします。ただいま当院の運輸常任委員会において調査の対象になつておりまする例の八重州口における鉄道会館、鉄道ビルの問題についてお尋ねしたいのであります。これは副総裁より直接御答弁願いたい。この問題については、ただいまビルも建築中であります。そこでこれはどう経緯からあそこにビルを建築することになつたのか、あの土地はどこの何番地のどれほどの面積をどこから使用する権利を……

第16回国会 決算委員会 第17号(1953/07/22、26期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 つけ加えまして、鉄道関係のことですが、鉄道関係の方は、問題になつております土地の貸借についての契約書、その他関係書類を全部持参あるいは資料を写して、必要なもの適当なものを資料として提出すること、こういう趣旨をつけ加えて申し入れておいてほしいと思います。さようにおはからいを願います。
【次の発言】 今御出席になつている政府委員は、だれだれが見えておりますか。
【次の発言】 少しやつておきましよう。為替局長にお尋ねしますが、対米債権として司令部が昨年の四月十九日確認したと答弁がありました、例の四千七百余万ドルの債権の処理、管理の問題でありますが、外為会計に引継がれているという説明……

第16回国会 決算委員会 第18号(1953/07/23、26期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 国鉄の総裁並びに株式会社鉄道会館の会長、及び社長に伺いますが、まずただいま問題になつております八重洲口の本屋の建築に関する各般の問題、それからあすこに大きな鉄道ビルが新たに建設せられつつありますが、この建設の経緯あるいはその建設に関しまして各般の営業が伴つておるのでありますが、これらの事業、要するに当初国鉄が鉄道八十周年記念事業にふさわしいようなものを八重洲口に新しく建設したいということをめぐりまして、新たに鉄道会館に協力を求めたようでありまするが、その経緯をまず聞きたいのであります。いずれからどういうような申出があつたのか、それをまず鉄道の方から伺つて順次他の関係者から御答……

第16回国会 決算委員会 第19号(1953/07/24、26期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 私はガリオア、イロアの物資問題につきまして、できるだけ重複を避けまして、どうもはつきりしない点、及び関連事項について、まず伺つてみたいのであります。これはアメリカからの輸入物資でありますから、主管省は通産省であろうと思います。その際に、通産省がガリオア物資、従つてその勘定について、どういう性格のものであるかを決定する第一次的な官省であると思うのですが、その両者はいかがですか。
【次の発言】 私の第二に尋ねましたのはそういう事柄の概況じやなしに、主管省が元の商工省下の貿易庁、従つて今の通産省であるとするならば、ガリオア、イロアの性格を決定するのは、最終的には行政府としては総理大……

第16回国会 決算委員会 第20号(1953/07/28、26期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 天坊副総裁にお伺いいたします。まず国鉄から本委員会にあてて提出されておる資料でありますが、この資料は本来ならば一応説明を求めて、しかる後に質疑に入りたいのでありますが、しかし、時間の節約をはかりたいので、これは表題だけ読み上げまして、あなたの方の提出の資料と思いますから、さようであるならば、これは速記録にそのまま記載されるように、委員長からお諮りを願いたいのであります。  まず「東京駅八重洲口本屋建設について」という文書が出ております。これは国鉄の出した資料ですね。――それから営旅第一四五九号、昭和二十七年六月三十日付、加賀山之雄殿、日本国有鉄道総裁長崎惣之助より、「東京駅八……

第16回国会 決算委員会 第21号(1953/07/29、26期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 この間から問題になつております例の対米債権ですが、この対米債権は、現在外務大臣はアメリカ大使館との間に交渉中と承つております、本委員会においても答弁がありましたが、その点この債権を債権としてアメリカに対して主張しようといたしますると、昨年四月十九日付のマーケット少将の新聞声明により、当然にガリオア、イロアの問題との関連を考慮しなければならぬものと私は考えます。そうしますと、ガリオアの勘定は債務か贈与を受けたものか、もつと正確に言うならば、そのうちに何ほどが贈与を受けたものとなし得るか、何ほどが債務かということをここできめてかからねばなるまいと思います。同時にまたその債務である……

第16回国会 決算委員会 第22号(1953/07/30、26期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 二、三お尋ねいたします。あなたの工事事務所が主管されております工事は、このたびの鉄道会館に関する工事の全部にわたるのでありますか。
【次の発言】 工事が専門的な面になると、ちよつとわからないのですが、基礎的なもしくは重要な工事というものは、全部あなたの方でやられることになつておりますか。
【次の発言】 私がお尋ねしておるのは、もちろん株式会社鉄道会館と国鉄との間における関連において聞きます。ですから、ほかの地方とかほかの場所は、問わないのです。その意味で、八重洲口の本屋とか、あるいは高架下とか、連絡上屋とか、そういう辺を聞いているのですから、そのつもりで答えてください。

第16回国会 決算委員会 第23号(1953/07/31、26期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 私はきようは、従来しばしばの質疑応答によりまして大体の要点について明らかにされているものと思いますが、しかしなお重要な数個の問題につきましては質疑はあつたけれども、依然として解明しない点、あるいは当の責任の人がいないために答弁ができなかつた点などありますので、そういう問題につきまして重複を避けまして質疑したいと思います。従つてそういう趣旨でありますから、できるだけひとつ確信のあるところをお述べ願いたいと思います。  そこで、ついでですから、ただいま杉村君から質疑をしておりました点について、私からもなお疑いとなる点を明快にしてみたいと思うのであります。それは随意契約なるものは、……

第16回国会 決算委員会 第24号(1953/08/01、26期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 この際発言を許していただきまして、一言申し上げておきたいことがあります。  それは私どもが所属する社会党におきましては、昨日の本会議における会期延長の決定が無効であると確信いたしております。これは国会法その他の法律によりましても、また議院の慣例によりましても明らかに無効であるという結論を持つております。そこで無効の決議をなすべく手配をいたしておりまするし、かつそれにつきましても議運の方へもそれぞれの手配をいたしております。そこですでに無効であると信じておりますので、当委員会は会期のないときに該当いたしまするので、開かないように要請方を先刻の理事会において委員長まで申し出で、そ……

第16回国会 決算委員会 第25号(1953/08/03、26期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 私は大蔵大臣に伺いますが、もし大蔵大臣の問題についての答弁が、他の事務当局の方が適当とおぼしめす箇所がありましたならば、それはしかるべく願つてよいと思います。  対米債権が四千七百万ドルありということについては、これは総司令部の係官の確認もあり、また政府当局の答弁によりましても、われわれはその存在しておりますこと、ことにそれは商業上の債権であるという趣旨も了承するのであります。かつ外務大臣は、その債権のあることを前提といたしまして、昨年の六月ごろより、しばしばアメリカ大使館の方へ向つて交渉をし、あるいは別の方法をもちまして新木大使へ通知連絡もあつた、かような御説明を聞くのであ……

第16回国会 決算委員会 第26号(1953/08/04、26期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 国税庁は申すまでもなく国の歳入の最大の根幹である租税徴収の行政を行うところでありますので、従つて日本の財政上の歳入の面の最も重要な部門を受持つておる責任上、各般の会計経理等につきまして、格段の注意をして行くべき責任があることは申し上げるまでも、ございません。そこで私は十五国会の終りのころに資料を要求いたしましたが、会期の日時の関係上詳細のことはこの際求めないことにいたしますけれども、国税庁におきまして二十五、六、七年度におきまして、この種の批難を受けました職員の数及び不正として起訴されました職員の数、弁償その他の情状等によりまして、そこまで行かずに済ましましたところの職務違反……

第16回国会 決算委員会 第27号(1953/08/05、26期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 私は通産省当局に伺うことにいたします。前回の委員会におきまして若干触れておつたのですが、終戦後、特に二十四年三月末に至りますまでの貿易の関係につきまして、貿易資金特別会計を中心に、各般の関連しまする数字の関係、その性格等を明らかにしておきたいと思うのであります。  それでまず最初に、終戦後、平和条約の発効に至りまするまでの貿易資金特別会計及び貿易特別会計の帳じりともいうべき輸出入の勘定の概況だけでいいと思いますから、御説明願いたいと思います。
【次の発言】 そこでそのうちの昭和二十四年三月まで、すなわち例のガリオア、イロア勘定の基金のあるときでありますが、その現在における受払……

第16回国会 決算委員会 第28号(1953/08/06、26期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 前に副総理が見えましたときに、次の機会になるべく総理に御出席願うように申し上げておきましたが、きよう大体終了するという予定になつておりますので、その辺の御都合はどうなつたのでしようか。
【次の発言】 御説明によりまして、それではやむを得ませんから、副総理にお尋ねします。大体二点にわたりまして、政府の最後の、最高の所見を確かめておかなければならぬと考えるのであります。  この問題になりました朝鮮向け貿易による対米債権、今四千七百余万ドルといわれておりますが、これは、しばしば政府からも答弁があり、また議事録を読んでみましても、大体こういう点においては政府当局の意向が一致しておるよ……

第16回国会 決算委員会 第29号(1953/08/14、26期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 私に質疑を許されております。それが済んでからやつてください。  国有鉄道法による監理委員会の委員長の佐藤さんに少しお尋ねをしたいのでありますが、順序といたしまして、いつから御就任になりましたか。それからあなたは社会的なおもなお仕事として、帝銀の頭取をしておられますかいなや、この点をまず伺つておきます。
【次の発言】 この監理委員会は、定時にお開きになつておるのですか、あるいはそうでないのか。またこの議事録なんか御作成になりましたのか、どうか。昨年中何回くらいお聞きになりましたかどうか、その辺についてお答え願いたいと思います。

第16回国会 決算委員会 第30号(1953/08/21、26期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 私は前会に運輸大臣に質疑したいと思つておりましたところが、理由明らかならず、欠席になつた。関西の新聞によりますと、数日間あちらこちらへ旅行しておられる。いろいろな会合にも出席しておられることは新聞に伝えられております。しかるにきようの本委員会には、またからだの故障とかで出席せられない。われわれ委員会は、一昼夜の遠方に住所を持つておる人もきようは集まつておるのであります。それほど熱意を持つて出席しておるのに、まことに政府当局は誠意がないと認めざるを得ない。そこで政務次官は、かような運輸大臣にかわつてきようは出席しておられるらしいのであるが、今のような杉村委員に対するお答えの様子……

第16回国会 決算委員会 第31号(1953/09/04、26期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 ただいまの有田君の動議に対して私は反対の意見を述べたいのであります。  有田君のお述べになりました理由の重点は、本委員会が伏魔殿であるかのごとき印象を与えている。この疑惑を解くためにいろいろな手続をするまで調査を中止する、こういう趣旨でありまするが、本委員会が伏魔殿のごとき疑惑を与えておるということは何人も信じておりません。但しそれは一部にそういうような考えを持つておる人があるかもしれませんが、少くともわれわれは国鉄、従つてこのたびの鉄道会館問題をめぐりまして日本の国政の不明朗な分につきまして、当委員会が率先して実に目まぐるしいばかりの努力をすでに一箇月以上継続している。

第16回国会 決算委員会 第32号(1953/09/11、26期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 さきに杉村委員からこの程度で質疑は打切つてもらつてはどうかというような趣旨の動議が出されたのであります。本来ならそれを適当に処理しておかねばならぬ筋合いでありますが、事の経緯にかんがみまして、その後の舘林委員の継続質問あるいは自由党の大上君の質問等を拝聴いたしておつたのでありますが、大体は私もこの程度でよいのではないかという感じを持つたのであります。なお東洋経済新報の記事等につきまして、私自身といたしましても、ただいまの段階におきましては、今ここで質疑応答を大いに闘わそうというような気持は持つておりません。そこでこの程度にいたしまして、ひとつ杉村君の打切りの動議について採決そ……

第16回国会 決算委員会 第33号(1953/09/18、26期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 まず天坊さんにちよつと伺いますが、さきにあなた方のどなたかが、立花専務の国鉄の辞職が決定しましたのは、二十七年の六月末、こういうようにお答えになつたと聞いたのですが、さように了承していいですか。
【次の発言】 三月末の退職願い、六月天の決定じやなかつたですか、繰返すようですが。
【次の発言】 天坊さんに伺いたいのですが、土地、施設の貸付につきまして使用料算出に関する措置の問題で伺つてみたいと思います。これはあなたの方から提出した資料によりますると、資料によれば、国鉄構内営業規則を適用する、こういうことが明記してあるのですが、これは構内営業規則の適用であるのか、あるいは固定財産……

第16回国会 決算委員会 第34号(1953/10/16、26期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 長崎総裁には何も問題はありませんが、但し事の真相を明らかにいたしまして、最善の国鉄のあり方へいろいろと努力されたい、こういう気持を持つておりますので、従つて各般にわたります質問については、少しお聞き苦しい箇所もありますけれども、ひとつ率直にお述べ願いたいと存ずるのでございます。  私は第一に契約の関係について、なお二、三点伺わねばならぬのであります。第一には、当初の委員会におきまして、あなたの方の局長から、この契約は国鉄法第三条には違反しておりません、こういう趣旨の御答弁が実はあつたのであります。そこで私どもは、一応この鉄道会館の建設、経営、附帯事業のあらゆる有名店の経営とい……

第16回国会 決算委員会 第35号(1953/10/23、26期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 それでは阿部さんにお尋ね申し上げます。阿部眞之助さんは、この問題に対しまして健全な国民的輿論の代表者のお立場で御意見をお述べくださつたものと私どもは思いますので、そういう一般的な観察のお立場における各般の御意見につきまして、二、三具体的な問題を提供しつつ御意見を拝聴したいと思うのであります。  第一に伺いたいのですが、今回の事件について各般納得しがたい点があるというふうに御指摘になつております。特に戦後一般に責任感が薄くなつた点を非常に強調せられ、行政面における綱紀弛緩、こういう点を強調されておりましたが、この問題の具体的なこと、そして国鉄から出した資料、委員会の質問に対する……

第16回国会 昭和二十八年度一般会計暫定予算につき同意を求めるの件外六件特別委員会 第1号(1953/05/20、26期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 資料の提出方をお願いいたします。本暫定予算の執行の状況に関しまして歳入歳出ともに当該各省及び庁、政府関係機関などの大蔵省へ出しているはずの予算の科目に従つてなす歳出報告書、歳入報告書、及び本年四月末日現在まで、可能ならば五月十五日現在における右の書類のお取寄せ方をお願いいたしたいと思います。

第16回国会 昭和二十八年度一般会計暫定予算につき同意を求めるの件外六件特別委員会 第3号(1953/05/23、26期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 きようの議案は、これは憲法解釈の上から見ましても、あるいは新憲法運用の上から見ましても、国政の根本に触れるきわめて重大な問題を含んでおりまするので、私は総理にその所見をただす機会をあとに保留させていただきまして、その前提となる問題等について、きようは質疑をし、なおきようの質疑の内容によりましてさらに他の所管大臣にも時間の許す限り質疑を試みてみたい、こういうふうに考えておりますので、御了承願いたいと思います。  緊急集会によりまして、今提案になつておりまする暫定予算初め法律案が参議院によつて可決されております。そこで私がお尋ねしたい第一は、政府の提案になりましたこの予算案は、憲……

第16回国会 昭和二十八年度一般会計暫定予算につき同意を求めるの件外六件特別委員会 第4号(1953/05/25、26期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 私は、吉田総理に、主として憲法運用上の内閣の所信を、大略三点にわたつて質問したいと思うのであります。  近時の風潮として、ともすれば、日本国憲法は占領下に制定されたものであるから、これは改正しなくちやならぬというような風潮も生じております。しかしながら、これは、現に厳存する日本国憲法の建前からいたしましても、戒めねばならぬ一つの風潮と考えます。そこで、憲法の公布文を見ましても、吉田総理大臣は劈頭に署名しておられる。爾来何回か内閣を組織して来られた総理におきましては、この憲法を最も厳格に解釈し、またこれが運用の責めを負つて、最も慎重に運用して行かねばならぬ、こういう信念において……

第16回国会 昭和二十八年度一般会計暫定予算につき同意を求めるの件外六件特別委員会 第5号(1953/05/26、26期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 一点だけ関連して、佐藤長官でも、あるいは緒方国務大臣、大蔵大臣でも、どなたでもよろしゆうございますが、財政法三十条の暫定予算の規定について何らか改正の措置をとる必要があると思うのですが、その点についての所見はいかがですか。といいまするのは、先日来憲法違反論あるいは国会軽視論等がだんだんと論議されておりますのは、これは経過的に見ますと、政府が不信任案を可決せられた。そこでその後例の六十九条によりまして十日間の間に何らかのそれぞれの善後措置を講ずべき時間がともかくあつたわけであります。ところがそれをなすことなくして、即日解散の措置に出られて解散になつてしまつたので、国会機能は停止……

第16回国会 昭和二十八年度一般会計暫定予算につき同意を求めるの件外六件特別委員会 第6号(1953/05/27、26期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 私は、日本社会党を代表いたしまして、昭和二十八年度一般会計、同特別会計、同政府関係機関の各暫定予算案、並びにその他の四つの法律案に対しまして、賛否の意見を述べます。前者の三つの暫定予算に対しましては同意せず、残りの法律案に対しましては同意する。以下その理由を申し上げます。  まず不同意の案件についての理由を開陳いたします。  第一は、これは政府が、憲法五十四条第二項によつて、参議院の緊急集会を召集し、これに付議いたしたのでありまするが、これは国会召集権の濫用であります。重大な憲法違反であります。何ゆえならば、およそ憲法の同条第二項によりますると、国のため緊急必要なる事項につい……

第16回国会 郵政委員会 第2号(1953/06/17、26期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 簡単に伺いますが、他の同僚委員の質問についての関連事項でありまして、私本来の質疑は次会に譲らしていただきたいと思います。今の調停案を受諾する場合に三十五億七千万円を必要として、大体手元でまかなえる金額を内容別に御説明願いたいと思いますことが一つ。それからこれは事務当局でもいいのですが、手元でまかない得る金額があるということになれば、それは調停案に対して部分的に受諾することは、技術的、法律的に可能であるのかどうか。可能であるとするならば、受諾するという方向へも持つて行き得るのではないかと思います。まずこの二点につきまして少し説明してもらいたいと思います。

第16回国会 郵政委員会 第3号(1953/06/19、26期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 横川正市さんに伺います。過日この委員会で郵政大臣から、本調停案について政府の内部においては、この調停案を政府が受諾すると、他の一般公務員のベース・アツプの問題にも波及するおそれがあると述べられておるということを聞いたのであります。そこではたしてこの調停案は、今申したような他の一般公務員のベース・アツプに波及するというような事情があるのかないのかについて、あなた方側における所見を伺つておきたいと思います。
【次の発言】 政府部内におけるところの他に波及するとかなんとかいう、そういう具体的な理由、根拠というものをあなたはお聞きになつたことはないのですか。

第16回国会 郵政委員会 第5号(1953/06/22、26期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 私は日本社会党を代表いたしまして、改進党大高君の意見に賛成するものであります。  理由は多く述べませんが、この調停案は、調停案を作成した調停委員会の委員長の説明によりましても、また政府側の郵政大臣の説明によつても、あるいは全逓代表者の説明等によりましても、やはり頭打ちの是正である。郵政業務の特殊性に基くもののみを取上げられておるということを確認いたしますので、一日も早くこの調停が双方によつて受諾されることが、郵政事業全体の上にも非常に好結果をもたらすものであると考え、また財源等につきましても相当自信がある説明があつたようでありますから、私どもはさような各般の観点からいたしまし……

第16回国会 郵政委員会 第6号(1953/06/27、26期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 郵便法の一部を改正する法律案について御質問いたします。現在郵政省が小包郵便を扱いまして得ている総収入額は、年間幾らでありますか。この改正の結果はどのくらいの収入増になりますか。まずこの点について御説明を願います。
【次の発言】 何年度ですか。
【次の発言】 今御説明になりました提案厚田の一ページに「鉄道小荷物運賃との調整をはかる目的で、」ということが改正の理由になつておるようですが、鉄道運賃の値上げにつきましては、われわれは相当強力な反対をしておつたのでありますが、運賃調整ということはどういう趣旨になるのですか。この点について御説明願いたいと思います。

第16回国会 郵政委員会 第7号(1953/06/30、26期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 途中ですけれども、それは郵政全体の説明ですか、それとも保険局だけですか。
【次の発言】 保険局長に、これはちよつと幼稚な質問ですが承りたい。被害加入者の対策の分につきましては、郵便局の窓口で急速に貸付を実行されることはまことにけつこうなんだが、大体これはどのくらいの割合においてなし得るのですか。割合というのは払込み金額との割合ですが、それと総計はどのくらいになりましようか。その辺の数字を聞かしてもらいたいと思います。
【次の発言】 それでは既払い保険料に対して、最高どのくらいまで貸せるのですか。
【次の発言】 そうしますと、たとえば証拠物件、通帳とかそういうものを紛失した人が……

第16回国会 郵政委員会 第9号(1953/07/07、26期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 今の郵政事業一般について、ことに簡易生命保険業務について数点尋ねたいのですけれども、今最後に御説明になりました加入者、被保険者などの福利施設は、なるほど多いほどけつこうなことでありますが、根本の見方といたしましてこれは一体何のためにするのでしようか。大いに業績を上げるというためにするのか、加入者をふやすということの宣伝のためにするのか、宣伝が一つの目的になるのか、それが主になるのか、加入者の福祉ということのみを目的にしたのか、こういうことをなさるというのは根本的にどこに目的があるのか。
【次の発言】 その沿革については私はよく知らぬのですが、法律上の根拠でも、最初に立法的に措……

第16回国会 郵政委員会 第10号(1953/07/09、26期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 いろいろとお聞きしたい点がありますし、相当時間もとりますので、次の機会にしていただきたいと思います。

第16回国会 郵政委員会 第11号(1953/07/10、26期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 大臣にこの法律案の根本問題について、二、三ただしてみたいと思います。今同僚片島委員から御質疑になつておりましたのは、これはこの法律改正の眼目であり、根本に触れたものと私は思いますので、その面から国の方針を聞いてみたいと思うのです。郵務局長の御説明にもありましたことくに、今請負つておる日本郵便逓送株式会社というのが、その実力においても、また請負つておる仕事の量、範囲等におきましても、圧倒的な最大なものであろうと思いますし、前国会における質疑応答によつて見ても、この会社の仕事の量は、全体の会社の七割以上を占めておるかのような答弁があつたと記憶いたします。そこで私がお尋ねいたしたい……

第16回国会 郵政委員会 第13号(1953/07/16、26期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 ちよつとそれと関連して……。この調停案についてですが、これはなお調停中という趣旨で延伸の通知をしたらしいですが、そこでもし受諾するということであれば、四月一日ということが調停案の一内容をなすものと思われます。今政府側の方針としては、予算等の関係から六月一日ということに起点を置くらしいのだが、そうすると政府案の六月以降という趣旨で調停案受諾ということになるのでしようか。その点法律的の解釈、運用の問題かと思うのでありますが、調停委員会の慣例等も考えてみて、その点どうお考えになつておりますか。
【次の発言】 これは政務次官に伺つた方がいいと思いますが、省内において捻出せんとする財源……

第16回国会 郵政委員会 第14号(1953/07/17、26期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 二、三お尋ねしたいのですが、現地の問題をお尋ねしますから、政府委員の方――大臣、ちよつとあとで一、二点お尋ねいたします。  資料をいただきましたうちには、資料の四枚ですかには、専用自動車による集配用契約車輌数、こういうところに通常郵便物の取集用というのがあります。それからこれは契約書のひな型の文書らしいですが、郵便物の運送等と広く書いてありますが、これは大体どういう範囲のものが普通行われておるのでしようか。これは非常に幼稚な質問のようでありますけれども、そこでたとえば、引受けておる受託の業者が、例の町の赤いボツクスの中に手を入れて、郵便物を取出すというようなことも、なお行われ……

第16回国会 郵政委員会 第16号(1953/07/27、26期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 福島県下川崎郵便局は、昭和十五年四月二十一日開局いたし、同年九月電信事務開始、同十六年一月電話交換事務開始、同年四月電信配達事務開始、定員五名で現在に至つております。開局以来十三年二箇月、この間貯蓄の増強に、あるいは農村文化の発達に、著しい貢献をいたして参りました。最近は郵便物の輻湊に伴つて急を要する文書等もきわめて多くなり、郵便物のよりすみやかなる配達をこいねがう声が、村民一同の強力なる要望となつたのであります。ことに郵便物速達区域が全然皆無であるという本村においては、この感を深うするものであります。このときにあたり、下川崎郵便局を集配局として御昇格願い、一層社会福祉の増進……

第16回国会 郵政委員会 第22号(1953/10/07、26期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 私は公労法の適用職員と非適用職員との給与のアンバランスの解決の問題、これを中心にして二、三伺いたいのであります。つきましては昨日委員会におきまして、これに関する主として数字、財政経理面から来るいろいろな資料を要求申し上げたのですが、ほとんど出ておりません。やむを得ませんので、これは一応数字を固めておきまして大臣にお尋ねすることが順序と思いますので、御説明を願いたいのであります。  まず作目来問題になりました各地方におけるいわゆる公労法の非適用職員、そのうち給与のアン・バランスの問題対象となるべきものとする人員の数、あるいはその勤務の職別、そういつたものの概況を御説明願いたいの……

第17回国会 決算委員会 第2号(1953/11/02、26期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 ごく簡単に、一、二点だけ運輸大臣に伺つておきたいと思います。かねて問題になつておりましたので、あるいは大臣も当委員会においてお聞きになつたことと思いまするが、例の国鉄業務上の現金の扱いの問題につきまして一点御所見を伺つておきたいのであります。これは国鉄法の四十二条の但書によりまして、一般市中銀行にこれを預けようとする場合には、施行令の十七条によりまして――現在は二十五条になつておりまするが、運輸大臣の認可許可を得て、大蔵大臣に協議をした上で市中銀行に預け得る、こういうことになつておるのでございます。ところで長崎総裁などの御説明によりますると、そういう手続がまだ運んでないように……

第17回国会 決算委員会 第3号(1953/11/07、26期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 これは各般の事情もあることでありますので、なるべく早くということにしておいていただきたい。実は私どもは夏の継続調査のためにろくすつぽ選挙区にも行つておらぬのであります。こんな事情も実はありますので、農繁期でありますけれども、少し災害地を見て来たいというような個人的事情を持つておりますから、できますことならば少しだけ間を置いてもらいまして、そうして来月に入つたらすぐにかかるというぐあいにやつてもらつたらどうでしよう。そうして相当力を入れてやりましたら、だらだらやるよりも成績は上つて行くだろうと思います。その辺ひとつ委員の意向をごしんしやくの上、委員長にまかせたらどうですか。

第18回国会 決算委員会 第1号(1953/12/02、26期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 それでは資料も来ておりますが、なお速記録に明らかにしておかなければなりませんので、少しく御質疑いたします。  いわゆる黄変米が入りました年度は、年歴別にするといつからいつまでになり、また本会計年魔において現在に至るまで、年度別に何ほどをどこの国から賢い受けたか、この点についてお尋ねいたします。
【次の発言】 今御説明の資料は以前配付されたもののようでありますが、新しい臨時国会のことでもありますから、あらためてあなたから御説明を願いたい。
【次の発言】 それならばすぐ資料を作成して、時期別は質付の年月日、それを貯藏して売渡しをした年度が翌年度にまたがつておるものもあろうと思いま……

第18回国会 決算委員会 第2号(1953/12/04、26期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 大蔵当局にちよつとお尋ねしますが、二十六年度の国有財産増減に関しまして、郵政省の資産について、郵政省の出した二十六年度末の両年度貸借対照表によりますと、土地、立木竹、建物、工作物、機械器具船舶、特許権、著作権等三百十四億九千四百余万円であります。ところがこの国有財産増減及び現在額の計算書においては、五十五億八千八百余万円となつておりますから、この差額が二百六十億円ほどに達するのでありますがその理由、この数字はどういうふうに処理されたかいなか、それについて御説明を願いたい。
【次の発言】 その点説明によつて了承いたしました。

第18回国会 決算委員会 第3号(1953/12/07、26期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 黄変米によりまして国のこうむつた損害について伺います。損害の実額はこういうふな計算が正しいのではないかと思いますが、長官いかがですか。それは黄変米の混入しておる外米をビルマから買い受けた際に支払つた支払い代金に加うるに、輸入指定商社に支払つた購入あるいは輸入に関する諸般の運賃諸掛、加うるに内地で船側引渡しを受けました場合の陸揚げ輸送費、倉庫の保管料その他これに関する諸掛といつたようなものの総額から売却代命を差引いたものが国の実損になるのではないのですか。
【次の発言】 しかしながら決算専門員室から様式を示して記入していただいて、あなたの方から資料として提出したものによりますと……

第18回国会 決算委員会 第4号(1953/12/08、26期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 それでは井本刑事局長になお調査してもらつて、準備を整えた上であらためて来てもらう、これもけつこうでありますが、そこでその資料をいただく意味におきまして、もう少し聞いておきたいのですが、東洋醸造が政府から黄変米の買受けをした、あるいは東洋醸造にあらざる人が政府から買受けした、これはどつちになつておるのでしよう。
【次の発言】 いずれそれは東洋醸造もお調べになつたことと思いますので、東洋醸造が買受ました経費は何ほどで、どういう形式で、どこで何ほどを買つたか、その内容、経過は全部明らかであると思いますので、その辺もひとつ十分お調べを順いまして、ひとつ資料のつもりで何かと明らかに御説……

第18回国会 郵政委員会 第2号(1953/12/03、26期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 大臣に二、三点お尋ねしてみたいの、であります。二十八年度補正予算第二号の説明によりますと、第十一ページにおきまして、郵政事業特別会計といたしまして、仲裁裁定の一月からの実施、期末手当の増額等々の支出が書かれ、あるいは収入面のそれぞれが記載されまして、最後に、料金の改訂によらずして収支の均衡をはかつたわけである、こういうような御説明になつております。一方近く郵便料金のある種のものが値上げになるということが、大臣の談話等によりまして発表されておるのでありますが、郵便料金の値上げ問題につきまして、政府の御方計をひとつ明らかにしていただきたい。

第18回国会 郵政委員会 第4号(1953/12/05、26期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 大臣にきようの読売新聞並びに朝日新聞社の記事に関しまして、少しお尋ねしたいと思います。申すまでもなく当委員会におきましても、郵政従業員の待遇是正、改善問題につきましては、仲裁裁定その他をめぐりまして、ずいぶんと熱心に調査を進めて参つております。ところで今朝の読売新聞を見ますると、「公社、現業も一・二五」の大きな見出しで、十二月四日午後院内の自由党控室において、緒方副総理、佐藤自由党幹事長及び橋本自由党副幹事長と赤松衆議院労働委員長が会見して、三公社五現業の職員の年末手当について協議した結果、仲裁裁定を明年一月実施するが、年末手当を国家公務員並に一・二五箇月分とすることに話合い……

第19回国会 決算委員会 第1号(1953/12/11、26期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 刑事局長は前回の委員会に御出席になつておりましたので、東洋醸造に関する質疑の趣旨は御了承くださつておると思います。そこで伺いたいのですが、この東洋醸造は五百十三トンの黄変米横流し事件について取調べを受けたのですか。いずれ取調べられたのならば、大体調書ができておると思うのですが、関係なかつたということになつて起訴されておらないのかと思いますが、その辺はどういうことになつておりますか。
【次の発言】 東洋醸造が莫大な数量の黄変米を買い受けて、それを他人に売り渡した。売渡しを受けた者がさらに第一物産その他に流した。そこでまず東洋醸造から売渡しを受けた有働何がしというのは、農林大臣の……

第19回国会 決算委員会 第2号(1954/02/01、26期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 二、三大臣にお尋ねしたいのです。今の麻袋の件をまず一応補足的に伺つておきたいのです。麻袋につきまして、後に買つた五百万枚、昭和二十七年十二月に、いわゆる検査院の言葉をもつてすれば不急の麻袋を五百万枚買つたというこの案件でありますが、これについていろいろと御説明はあるのであります。ありますが、しかし最も好意的に解釈いたしましても、食糧庁において、古い麻袋の回収が非常に多量に順調に増加して参りまして、新麻袋は不要になつて来るというこの見通しが全然欠けておつた、少くともこの点はいなむことができないだろう、こう思うのであります。そこで不要の麻袋、古い麻袋を回収するということは、すでに……

第19回国会 決算委員会 第3号(1954/02/03、26期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 私はまず黄変米につきまして、いろいろと御質疑の漏れている問題につきましてお尋ねしたいと思います。  第一に、長官に伺います。昨年十二月十二日ごろ、トルコ米についてさらに五千トン黄変米が出たということが伝えられておりますが、それについて御説明願います。
【次の発言】 事故米とは、もう少し詳細にお述べ願つたらどうなるのですか。この五千トンの米はどうなつたというのです。
【次の発言】 さよういたしますると、今の御説明ではこの五千トンのトルコから輸入した米は事故米であつて、水ぬれ――それから何と何ということになつておりますか。そうじやなしに黄変米もしくは黄色粒であつたというのではない……

第19回国会 決算委員会 第4号(1954/02/05、26期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 法務大臣にお尋ねするのですが、あなたがここへ御出席になるのにつきまして、予備的知識として当委員会がいわゆる造船汚職事件を取上げておるというふうな御説明を、あるいはお聞きになつたかもしれません。しかし張る一日の当委員会で、私も資料の請求をいたしました。もうすでに二十六年度の決算の審議は付議されております。そこで運輸省、大蔵省並びに財政投資をしております金融機関、たとえば開発銀行などの予算の執行及び金融の状況について、国政調査のために、時間的には第六次計画造船、二十五年の十二月一日以降第九次まで、この範囲におきまして如上の事実について予算並びに決算が適正に行われているかいないかと……

第19回国会 決算委員会 第5号(1954/02/08、26期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 私はきようは私としまして残余の問題についてできるだけ重複を避け、同種問題を質疑する場合には、なお答弁において明瞭でなかつたので、重ねてこれを明らかにする趣旨におきまして質疑を続けたいと思います。  まず黄変米処分の問題であります。黄変米処分につきまして、食糧庁より本委員会に提出の資料、「黄変米の売渡後処理までの監督状況」こういうものによりますと、実需者に対して売却をした場合には、買い受けた者から誓約書をとつておるようでありますが、それによると指定した用途以外には流用をしないこと、また転売しない、こういう趣旨の誓約書を徴することになつておるのであります。これは実際において、この……

第19回国会 決算委員会 第6号(1954/02/10、26期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 一、二点伺います。第六次計画造船以後のことについて伺いたい。利子補給の対象になつておる船会社は多数に上るようでありますが、さきの御説明によりますと、海運界の景況の変動によつてかなり困難な立場に立つておつたような御説明もあつたのであります。ところで六次以後の計画造船について、これらの船会社は――できれば船会社の名前も述べていただきたいのですけれども、それは時間の関係上適当に願つてけつこうですが、これらの船会社は、自己資金をもつて計画造船の建造をなすことができなかつたかどうか。従つて、結局、借入金のみをもつて外国航路の船の建造が可能となつたわけであるのかどうか。自己資金が全然用い……

第19回国会 決算委員会 第7号(1954/02/12、26期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 ただいまの杉村委員のお尋ねになつたことに関連して、大臣にちよつと一点伺います。十六国会で大臣が率直に、例のエンバイヤの建物の撤去を実現するということの承認をなさつたことに、実はわれわれは満足したのでありますが、その後聞けば民事訴訟でやらんとしておるということで、またちよつと逆もどりしたかつこうになつたのであります。経緯を申し上げればそういうことです。それで大臣はその辺の御消息は詳しく御承知ないと思うのですが、民事訴訟をやりますと、裁判常識から考えて、おそらく五年、八年かかるだろう、こういつておるのであります。五年も八年もかかるということになつて来れば、やはり過去のいろいろな経……

第19回国会 決算委員会 第8号(1954/02/15、26期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 私はやはり当時の問題を論じて行くと、大臣の関係も生じて参りますし、なお幾多重大な問題が山積しておりまするので、委員長の意向を尊重するということにして、この黄変米、麻袋については、そういうふうにして、あの決議の趣旨は今後有効に生かして行きたいと思います。
【次の発言】 開発銀行の総裁に二、三伺います。あなたの方で造船融資をするのに際しまして、まず審査部でいろいろ審査して重役に報告するらしいという御説明を聞いたのでありまするが、融資を受けた船会社を政府提出資料によつて一覧してみますると、船、三井、飯野そういつたような大きな、どこから見ましても資力、信用力がありそうな、また戦後相当……

第19回国会 決算委員会 第9号(1954/02/17、26期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 私は質疑に入りまする前に、特に一つお諮りを騒いだい件があるのです。それは十六国会以来当委員会におきまして調査をいたしました例の鉄道会館の問題の跡始末と申しまするか、あれによつて発見いたしました外郭団体の整理縮小といつたようなことが、当委員会におきまして各委員の一致した意見になつたわけでありまして、この外郭団体については委員長において適当に処理していただくべき手はずになつておつたと記憶しております。そこで最近いわゆる造船疑獄なるものが世上伝えられ、目下問題になり、当委員会におきましてもそれぞれ国政調査の立場から調査を進めておるわけでありますが、このうち、たとえば日本通運の関係を……

第19回国会 決算委員会 第10号(1954/02/19、26期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 今山田君からいろいろと政界の重要な人の名前も出たのでありますが、この種の問題は、いま少しくいろいろな観点から質疑をいたしまして、結局におきまして理事会におきまして適当にはからう、こういうことにしていま少しく質疑をさしていただきたい、こう思いますので、さようにこの議事をお進めあらんことをお願いしたい。
【次の発言】 森脇さんに伺いますが、順序を追うて聞きたいと思います。  第一は、あなたが山下汽船の分として取りました手形その他の担保物の内容を御説明願いたい。
【次の発言】 開発銀行提出の当委員会の資料によりますと、第六次ないし第九次までの融資総額は三十二億円に達しておる。かなり……

第19回国会 決算委員会 第11号(1954/02/24、26期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 石井運輸大臣にお尋ねいたします。去る二月二十日の都下各新聞等によりますと、代議士佐竹晴記君の発表といたしまして、昨年の七月十日赤坂料亭の中川におきまして、山縣、石井、保利、一万田氏等々が会食をせられ、芸者がはべつたという趣旨が記載されてあるのであります。つきましては、あなたにおいてはさようなことがないとも考えますけれども、しかし目下いわゆる造船疑獄ととなえられて、融資割当等をめぐりまして幾多の刑事事件が頻発いたしておるのであります。かつあなたは当時外航船建造の割当については、政府の責任者としてきわめて重要なお立場にあられたのでありますので、当日、中川なる赤坂の待合ですか、料亭……

第19回国会 決算委員会 第12号(1954/03/01、26期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 議事進行。開発銀行の理事が船会社の造船資金の融資延滞分の説明で、船会社の名義の答弁ができないということはこれは実に不穏当な答弁であると思うのであります。秘密会を要求するような問題じやございません。現にわれわれ運輸大臣並びに開発銀行の総裁も、赤坂の借り主の何がし船会社の宴席に列したのじやないかということを名をあげて追究しているのであります。でありますから、さような事態にまで進みつつありますので、そういつた小さなことにこだわることなく、早く審査を進めるために、適当におつしやつた方がいいと思います。委員長、秘密会というようなことでなく、答弁させていただきたい。

第19回国会 決算委員会 第13号(1954/03/05、26期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 まず大蔵当局にお尋ねしたいのですが、国有財産関係を伺つてみます。国有財産のうち船舶関係につきまして、わが国の第一次ないし第四次までの計画造船は、申すまでもなく船舶公団関係の分であります。これはその後どうなつておるのかについて伺いたいのですが、船舶公団は船会社と共有しておつたはずであります。共有しておつた船舶は、当然国有財産法によつて国の所有財産とわれわれは考えるのでありますが、こういつた前提から、一次なし四次の船舶公団と船会社が共有しておる船並びに船会社名、トン数などを伺いたい。それはどのような内容になつて記載されておりましようか、これも伺つておきたい。

第19回国会 決算委員会 第14号(1954/03/08、26期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 大蔵大臣にお尋ね申し上げたいのであります。予備費の使用に間しましてまず伺いたいのですが、予備費は申すまでもなく予算の例外でございまして、国会におきまして使途をあらかじめ審議を受け議決するというので、白紙で政府にまかしてあるわけであります。ところが白紙でまかしてありますのだからというので、数額において巨額に組み、あるいは使い道におきまして財政法二十四条に規定しております、また憲法八十七条一項に規定しております条件に、適合しないようなことは厳に戒めねばならぬと思うのであります。そこで予備費を設定いたしますについて、政府といたしましては、どれほどの割合を予備費として設定することが適……

第19回国会 決算委員会 第15号(1954/03/10、26期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 質疑に入るに先立ちまして、本日は前会に引続きまして内閣の責任者の出席を得まして、相なるべくは求められておる案件の予備費の支出に関する承諾の件その他の審議を今日終了したしとわれわれは望んでおるのであります。つきましては、ぜひ委員長において総理もしくは副総理がすみやかに当委員会にきよう出席するようにおとりはからいのほどをお願い申し上げます。
【次の発言】 それでは内閣の当付託案件に対する基本方針の問題はあとでお尋ねするといたしまして、事務的な関係について大体私のお尋ねしたい点をきようは終ることにいたします。  まず大蔵当局にお伺いいたします。国有財産の増減に関しまして、先般の当委……

第19回国会 決算委員会 第16号(1954/03/12、26期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 内閣の責任者としての緒方副総理に予備費に関しまして二点質疑したいのであります。  まず第一点は、申し上げるまでもなく国会と予算の関係から観察いたしまして、国会の議決に基いて初めて内閣は予算の執行権があるわけであります。つまり財政処理の権限というものが、新しい憲法におきましては、常に国会の議決が先行することになつておる。これは旧憲法には明示されていなかつた規定であることは申し上げるまでもないのであります。従つて憲法八十三条という規定は、日本の憲法史の上におきましては、画期的な財政における国会中心主義の規定であることは学者の通説であります。そこでさようにいたしますと、国会開会中に……

第19回国会 決算委員会 第17号(1954/03/17、26期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 私は三十一ページの、「裁判所関係庁舎の整備について処置当を得ないもの」について、まず質疑したいと思います。この別表の各八つの建物でありますが、この建築物は、最近たとえば二十八年末でもう使用に至つておるのかいなや、その点をちよつと聞いておきたい。
【次の発言】 裁判所の庁舎等の建築については建築の基準あるいは具体的裁判所の建物の建築の規模、計画方針というものはこれはどこできめるのですか。あなたかきめるのか、どこかきめるのですか。
【次の発言】 そうしますと、こういうことに了承していいのですか。一般的な新営庁舎の新築方針というものは事務総局で案を立てて、最終決定は裁判官会議にかけ……

第19回国会 決算委員会 第18号(1954/03/19、26期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 私は四から一五まで、ページ三十三から三十五ページまでやりますが、一応総括して開発庁次官にお聞きいたします。あなたはこれらの批難された事項の原因が、北海道の特殊事情あるいは定員の不足あるいは各省の出先の関係がばらばらであつたということが原因のごとく御説明でありましたが、しかし検査院指摘の方の摘要欄のところを読んでみますと、番号四におきましては、末尾に「切込砂利八〇%が脱落している。」とあり、次の五のところにも、八〇%脱落、六に至つては九〇%規格以下のものが混入しておるということになつております。こういうことは行政上の機構の問題でもなければ定員の問題でもなければ、各省の出先のばら……

第19回国会 決算委員会 第19号(1954/03/22、26期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 関連です。ちよつと長官に伺いたいのですが、この問題は相当重要な性質を持つております。それで保安庁ないしは保安隊みずからの本来の仕事ではないと思います。しかしこれは一種の外郭団体です。なぜならば保安隊の要員の外に出た人がいろいろと便益を受けて仕事をするらしいということになれば、あるいは本来ならば保安庁が金を出してそういつた外郭団体をつくるということも予想されるべき関係にあります。こういうものが、今いろいろ伺つていると、保安庁のあらゆる予算の執行の請負などをなす利害の対象になつている多くの商事会社もしくはこれらの団体、協会、そういつた方面から資金を集めようとするということとは、こ……

第19回国会 決算委員会 第20号(1954/03/29、26期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 造船融資につきまして、特に財政資金の融資総額あるいは残高、元加金も含んだもの、そういつた数字につきまして、とかく新聞、雑誌等にいろいろな報道がありますので、はしなくも当委員会におきましても前会来いろいろその点について質問があつたのでありますが、資料が正確に出ず、きようまたいろいろな説明がありましたけれどもはつきりいたしません。やはりこの数字は基本的に相当明確にしておくことが必要であろうと思いますので、特に財政融資の面につきましては、きようは開銀も検査院も大蔵省もあるいは運輸省もみな見えておるのでありますから、可能な範囲においてきようの機会にできるだけ明確にしておきたいと思いま……

第19回国会 決算委員会 第21号(1954/04/01、26期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 今、農林省の農地局長のお話によると、二十六年度の三号分の工事については雪国で自然的障害があつて調査が十分できなかつたということになつている。そこで私は伺いたいんですが、これは前会から問題になつたのでありまして、一体北海道開発庁というものは何をするのか、これは開発庁に聞かなければいかぬのだが、この間政務次官の御説明によると、開発庁というのは、企画をします、調査をします、立案をします、実施は開発局がいたします、しかし仕事の指揮監督は私どもはいたしません。こういうことです。そうすると、その十分に調査をしなかつたというのは、開発庁に責任があると思うのだが、開発庁の御説明はどうですか。……

第19回国会 決算委員会 第22号(1954/04/02、26期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 早急にというのは、いつまでということを限定してもらつた方がいいと思います。横路氏はきよう中にということでありますが…
【次の発言】 私はきようはリベートの問題について刑事局長を中心に、できるだけ本委員会の審査の資料になる事柄を御説明願いたいと思うのであります。  申し上げるまでもなく、開発銀行が約八百億円に近いものを五次造船以降融資を実行しておりまするし、また数億円に近い市中融資も行われております。特に、復金、見返り資金、開発資金等貫しまして国家資金が流れておりまするその行方につきましては、当委員会は相当厳重にその行方を調べて行く責任を持つております。一面、今検察庁におきまし……

第19回国会 決算委員会 第23号(1954/04/07、26期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 今のですが、ある番号についてある委員が質疑をしてその番号の案件に各委員の関連質問が集中する、そういうこともよいと思いますけれども、その取上げた案件もさることながら、さらにほかにも重要な案件があるというふうに考えておる委員もあるわけであります。そうしますと、一つの番号事件について各委員から関連質問をずつとやつてしまいましたら、その事件で相当時間をとつてしまうと思います。それで私はやはりそこはお互いに適当に、一つのその事件にさらに関連質問をもつて集中的にやる方が適当だという意見を持つておるところは、そういうふうにその委員がし、またそれもそうだが、他にも重要な案件があると考えておる……

第19回国会 決算委員会 第24号(1954/04/09、26期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 少し一般的な税問題と、具体的な問題について、取上げて質疑したいと思うのであります。申すまでもなく、税問題は、実際生活の面におきましても、また私どもが地方において一般民策に接触した機会に話題に出るその話の分量から見ましても、また古く歴史的にも、地理的にも、あらゆる角度から考えまして、税問題は相当真剣に考えて行きませんと、及ぼすところの影響が実に私ども深大であると考えておるのであります。もちろん長官はそういう点はわれわれと違つて、専門的に十分お考えくださつておりますので、そういう意味においてどうぞ隔意なく御答弁願いたいと思うのであります。   そこでまず伺いたいのでありますが、検……

第19回国会 決算委員会 第26号(1954/04/16、26期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 その際に、今検査院第三局長の御説明によりますと、一昨年以来のずいぶんたくさんな補助金に対する批難事項については、特に政府に対して各省への申入れがあるようであります。そうしますと、これはやはり会計検査院としての申入れでありますので、検査院法に基いての非常に重大なできごとであります。検査院法に基いて会計検査院からの申入れがあつたというような事態にかんがみまして、やはり検査院長も来てもらいまして、そしてこの重大な補助金等をめぐつた批難事項の審議を一緒にやるようにしていただきたい、さように願いたいと思います。

第19回国会 決算委員会 第27号(1954/04/19、26期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 私はきようは二十六年度、七年度決算報告を通じまして、主として農林省の食管特別会計を除いた補助金の問題について質疑をしたいのであります。  検査報告によりますると、二十七年度の補助金の総額は相当多額に上つておりまして、いわゆる補助金あるいは国庫負担金などとして地方公共団体とか組合に交付した金の総額は、一般、特別会計を通じまして、地方財政平衡交付金を除いてなお二千二百四十八億余万円に上つております。二十六年度は同様にこれは千三百五十六億四千四百余万円に上つております。さらにそれをもし義務教育の国庫負担に関する交付金を総計いたしますると、これは六百五十億円であつたかと思いまするから……

第19回国会 決算委員会 第28号(1954/05/06、26期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 私は、前会に継続いたしまして、きようは主として昭和二十七年度決算報告の漁港施設、及びこれに関連いたしまして農林漁業資金融通特別会計、すなわち農林漁業金融公庫の融資問題の質疑を申し上げたいと思うのであります。これは前回からだんだん明らかになりつつありますごとくに、補助金を受けることにしてかかる各般の事業を営むに至りましたその経路、前後のいろいろないきさつを究明してみたいと思うのであります。そこで二十七年度決算報告の漁港施設として例示してあります案件を中心に、質疑を試みようと思うのであります。  まず検査院当局もしくは水産庁いずれでもけつこうでありますが、二百五ページの(1)、す……

第19回国会 決算委員会 第29号(1954/05/07、26期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 水産庁の事項について、きのうに引続いて質問いたしたいと思います。まず昭和二十七年度決算検査報告書の報告番号一四一二、一四三〇、一四三五、ページで行きますと、二百五十八ページと二百五十九ページであります。つまり代表的に取上げられておる、今申しましたページの一、二、三であります。きのう大体の事実の関係などは御説明をいただいたのでありますが、この不当事実について原因を明らかにしたいと思います。ついては、ここに取上げました福岡県の西角田村が、まつたく事業主体においては負担をしないのみならず、二百余万円の余剰金まで生じておつて、疎漏工事をして予算の目的をとかく達しておらぬというような認……

第19回国会 決算委員会 第30号(1954/05/14、26期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 ただいまの杉村君の御発言のお扱いにつきまして、予算委員会に資料が出ておるということでありましたら、さつそくお調べになりましてお取寄せになつて、そうして収拾していただきた、すみやかにやつていただきたい。それだけ申し上げておきます。そうして時間もだんだん進みますから、本論に入つていただきたい。
【次の発言】 私はきようは前会の水産庁関係漁港施設の問題の残余について質疑を行い、それから林野その他に入つて行きたいと思います。委員長、水産庁長官は見えておりますか。
【次の発言】 長官に対しては、この間漁港施設の補助金をめぐりまして、各般の不当工事がありまするので、これを中心といたしまし……

第19回国会 決算委員会 第31号(1954/05/19、26期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 その点につきましては、前会の多分終りのころだつたと思いますが、次会に食管関係を除いて爾余の農林関係は全部終了したい、大体こういうふうに申合せがなつておつたように思うのです。さような趣旨で前会は議事をお進めになつたように思いますので、きようは大体そういうふうになるものと私も予想しておりました。食管を除いて爾余の農林関係全部きよう大体終るというふうに思いますので、今の問題の点は一応きようは問題にせずともいいのじやないかと思いますが、柴田さん、どうでしよう。
【次の発言】 ちよつと大臣に一、二点別の問題を伺いたいのですが、二十七年には会計検査院の決算検査報告が出ず、二十六年には出て……

第19回国会 決算委員会 第32号(1954/05/21、26期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 農林中金の理事長に伺います。あなたの方は最大の農林金融中央機関でありますが、全体の貸付状況につきまして資料を要求しておつたのですけれども、それは昨年の三月末現在のものしか実は来ておらぬのであります。そこで最近の状況について伺つてみたいのでありますが、あなたの方の最も近いときの貸付の残額の現状及び農林漁業金融公庫の受託の貸付の残額の状況、この数字を御説明願いたいと思うのです。
【次の発言】 これはちよつと内部事情を調べればわかるのでありましようが、ちよつと知つておきたいのですけれども、あなたの方で農林漁業金融公庫の受託金を貸し付けます場合には、これはやはり短期に貸すことのみにな……

第19回国会 決算委員会 第33号(1954/05/24、26期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 イラクの外麦の問題についてなお二、三の点をはつきりしておきたいのであります。これは一つは法律問題であろうと思います。そこで政府が買主であり、売主が日綿実業株式会社外七社、こうなつております。そういたしますと、これは、国際的の慣例によりまして適当に検査さす、こういう契約条項があるということもわかりますが、しかし問題は法律的に危険負担は売主にあり、こういうふうに考えることが私は当然でないかと思います。政府が受渡しするのは着港でするはずであります。でありますから、着港で受渡ししますまでに発生いたしましたその損害は、荷積み以前に検査が行われておるにかかわらず、その後どういう原因のため……

第19回国会 決算委員会 第34号(1954/05/26、26期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 ただいま議題になりました二十七年度決算報告番号一五〇三号、二百八十八ページ、集荷奨励金の問題につきまして、前会に引続き質疑をいたしたいと存じます。  まずこのいわゆる集荷奨励金の性質を伺つてみたいのであります。これは予算の費目といたしましては、食糧管理特別会計の管理費に入つておりますが、それは一体どういう性格を持つたものでございましようか。つまり全販連その他の指定業者でございますか、特別指定業者への報奨というような意味にもなるのでしようか、あるいは手数料のような趣旨になるのでしようか、あるいは事務の実費弁償になるのだろうか、それとも一種のこれは補助的性格を持つたものであろうか……

第19回国会 決算委員会 第35号(1954/05/31、26期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 ただいまの杉村委員の資料要求の点ですが、これは全部同じならば一本でもいいかと思いますけれども、五社か八社がここに資料として名前が出ております。それで相なるべくは一緒にお出しになつた方がいいかと思いますので、同一の趣旨ならばその点は同一として省略してもいいと思いますが、さようにおとりはからいをお願いしたい。  私はきようは米の輸入につきまして少し伺いたいのでありますが、まず第一に二十八会計年度で米の輸入計画と実績を簡単にお願いいたします。それからついでに小麦と大麦をあわせてやつていただきたい。
【次の発言】 つきましては、今お述べになりました実績について、米、小麦、大麦、いずれ……

第19回国会 決算委員会 第36号(1954/06/02、26期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 現地調査の件はあとでひとつ理事会にお諮り願いまして御決定願いたいと思います。資料の点はそのままでけつこうです。
【次の発言】 前会に引続きまして、いわゆる病変米というか黄変菌のある米の問題につきましてお尋ねしたいと思います。きようは厚生省が大臣以下関係当局お見えの予定でありますけれども、前の食品課長でありますか、当該お係りの事務官に伺いますが、厚生省におきまして昭和二十八会計年度の輸入外米につき病変米といたしましてもしくは付着菌のある米といたしまして、不適格の指定を相当数量しておられる様子でありますが、この大体の数量とか状況についての御説明を願いたいと思います。

第19回国会 決算委員会 第38号(1954/08/09、26期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 議事進行について。これは重要な問題でありますから、十二時は若干過ぎておりますけれども、いましばらく質問させていただきたい。
【次の発言】 だんだんこの問答を伺つてみますると、政府においては新聞とか輿論が少し神経過敏に、誇大に事実を宣伝しているかのような御説明が基本的になつておるように思うのです。これは私はもつてのほかだと思いますので、以下御質問しますから、ひとつあなたの方も率直に端的に、なるべく簡明に述べてもらいたいのです。  第一は、黄変米の数量を非常に誤つて政府は把握しておる、この事実を指摘したいのであります。本年の五月末現在における六月上旬の本委員会に対する政府資料によ……

第19回国会 決算委員会 第39号(1954/08/10、26期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 厚生大臣に伺いたいのであります。まず食品衛生を管理なさる制度と行政運用上の問題について聞きたい。もちろん法律上は、行政組織法等によりまして、厚生大臣が輸入米の衛生主管庁の長官であるというふうに理解しておるのであります。そこでこの黄変米が輸入米の中にどれだけあつたかという問題を確認するのは、あなたの責任であるのか、あるいは農林大臣の責任であるのか、それはどちらなんでしようか、はつきりしていただきたい。
【次の発言】 私の尋ねておるのはそういう趣旨ではない。厚生大臣は、輸入米の中に黄変米が混入されておるやいなや、黄変米の数量はいかん、毒米であるやいなや、こういうことについて確認を……

第19回国会 決算委員会 第40号(1954/08/11、26期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 私は趣旨に賛成するのであります。その理由は、過日来農林大臣、厚生大臣、両所管庁の各政府委員等によりまして、問題の経緯あるいは両省間のいろいろないきさつを聴取したのでありますが、われわれの受けた印象では、農林省の首脳部、それから厚生省の首脳部の間に、この黄変米をめぐつて少くとも昨年の年末以来相当不一致の状態が深刻に纏綿したまま来ておつたように感ぜられるのであります。それでありますので、これは要するところ、もし両省間において、閣議等によつて統一の方針を当初に立てて、そしてすみやかに解決の道をとつておるならば、八万トンの滞貨に及ばずして私は解決の道があつたのじやないか、こう思います……

第19回国会 決算委員会 第41号(1954/08/12、26期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 法務大臣に伺いますが、あなたは誤解にあらずんば詭弁を弄しておられる。今問題になつておるのは、吉田総理が自由党の支部長会議におきまして、造船疑獄の捜査の事実は流言飛語である、こういうふうな発言があつた事実、それに対する法務大臣の所見及び処置を求めるというのが質疑の趣旨なんです。従つてあなたは将来私の人格を信頼してほしい、検察庁法十四条の発動をするようなことをしないとか、将来のことを聞くのではない。またあなたの抽象的な人柄を聞くのではない。具体的に政治家、行政の総理大臣としての立場にある吉田総理の言葉自体の政治的影響が非常に大きい。そのもとにあるあなたは法務大臣として――将来何十……

第19回国会 決算委員会 第42号(1954/08/16、26期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 まず外務大臣に伺います。時間が制限されておりますので、簡明に要点をお答え願いたい。  去年の十二月契約いたしまして、本年五月にフィリピンから食えない外米を二万トン農林省へ外務省が売渡しをあつせんしておる事実があるのであります。この事実は前会にここに出席いたしましたあなたの方の経済局長が、二万トンさような契約を取次いだことを認める、それは農林省から依頼を受けたんだ、こういう程度の御発言があつたのであります。その点簡単でよろしゆうございますから、要点、経緯を聞きたいのであります。
【次の発言】 ところが現実においては二万トンの契約をして六千六百トンを持ち運んで日本政府は受取つたが……

第19回国会 決算委員会 第43号(1954/08/23、26期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 刑事局長に伺います。国会で問題になりまして、政府の答弁によつて明らかになりましたのは、昨年の十一月三日以来本年七月末の黄変米の認定総量は十一万四千トンに上るのであります。それからそれのうち七月末現在の在庫量は八万一千余トンになるのであります。そこでその配給差額はすでに配給済みなんです。配給済みは申すまてもなくこれは人の胃袋に入つたのであります。そこで私があなたに聞かんとするのは、この黄変米は去年の七月から九月にかけましてすでに厚生省から白米のうちに黄変米菌あり、こういうような認定をいたしまして、通達ができておるのであります。そういたしますると、爾来農林省におきましては、黄変米……

第19回国会 決算委員会 第44号(1954/09/06、26期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 今鍛冶君の理事会を開くことの賛成意見が述べられたのでありまするが、お述べになつておるところを聞いておりますと、質問要旨を各党から持ち寄つて、そして異議のないところで質問要旨をきめて行こう、こういうようなことも理事会が諮りたいというような御趣旨でありますが、これはやはり私ども幾たびかのこの造船を中心といたしました融資の問題におきまして相当つつ込んだ、党の利害関係もあるような辺まで質疑が行くことは、これは常識上明らかでありますので、そういつたことに時間をとることはこの際一切省きまして、すみやかに議場にお諮り願つて、採決によつてその問題をきめられるよう、私も柴田君の動議にあわせてお……

第19回国会 決算委員会 第45号(1954/09/07、26期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 ちよつと動議を提出いたしたいのであります。すなわち、当日の証人でない証人は、他の証人を調べるとき、その席におらないこと。なお上司関係につきましては、小原法務大臣以下、制度上指揮監督の地位にある上司の関係にある者につきましては、これはやはり在席せしめないこと。この理由は、きようの証人並びにあすの証人その他につきまして、証人は最も公平に、かつ冷静に、この重大な問題に対しまして証言をせねばなりませんが、威圧を感ずるおそれが多分にあるというふうに考えられますので、さようにおきめ願いたいのであります。委員会の意思として御決定願いたいことと、委員長におきましてこれに対するおはからいを即刻……

第19回国会 決算委員会 第49号(1954/09/16、26期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 私は今大矢君から質疑されました事実はきわめて重大な質問を受け取りました。この飯野海運、つまり飯野海運社長俣野健輔氏は重大な商法違反によつて起訴されて公判中であります。法務大臣は本月六日当委員会に検事総長の証人喚問の日に列席されておりました。その翌日に部下の検事正の証人調べの日に、もし現に自分が指揮監督をしておる検事が立ち会わねばならぬその飯野海運社長の俣野健輔、その事務所か本店かを訪問したというようなことが真にありとするならばこれはたいへんなことであります。そこで(「うそだつたらなおたいへんだ」と呼ぶ者あり)待ちなさい。黙つて聞きなさい。そこでこういう手紙が参つております。「……

第19回国会 決算委員会 第50号(1954/09/17、26期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 今お述べになりました日程について少し事務的に伺つてみたいのであります。  まず第一に本月十五日の十時には本委員会に証人として吉田さんを喚問しているのであります。そこで十五日には不参であるという通知が当日参つた。聞けば事情はやはり臨時の閣議とかあるいは閣議決定事項の内奏とかいうことになつているが、すでに十三日の夜議長から手続ができたことも院内外で公知の事実であります。そこで十四日には通知を受取つているわけであります。そういうような場合には、臨時閣議もさることながらやはり国会の方が重要ではないかと思いますので、当然十五日には一応まず国会の喚問に応ずるということが必要でなかつたかと……

第19回国会 決算委員会 第51号(1954/09/18、26期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 私は簡単にただいまの動議に賛成の意を表したいのであります。  理由の第一点は、これは政治道徳的に考えてみましてぜひとも外遊をとりやめて、国会の要請にこの際応ずることが最も望ましいことであります。今日のこの疑獄問題は、おそらくは八千万同胞が手に汗を握りましてその真相のいかん、また総理がみずから疑惑を受けておるというような事実につきましては、進んで国会に出席してその潔白を表明すべきことを期待しておると思うのであります。しかるにこれをなすことなくして、いくたびか喚問の手続を繰返せしめていろいろと会合等に籍口しまして、外国に飛び去らんといたしますので、これは日本の民主政治確立の途上に……

第19回国会 決算委員会 第52号(1954/09/27、26期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 私は委員長の今の御説明についてこれを了承する分となお敷衍してわれわれの考えを述べておきたいと思うのであります。それは二十一日付の法務大臣の承認拒否についての回答書の問題でありますが、やはりこの回答書を通読してみますと、国政調査権の範囲につきまして、かなり独断的な意見が述べられております。また証人の証言拒否権の限界と国政調査権の関係につきましても、相当根拠の説明を欠いた独断がわれわれに見えるのであります。これらの問題はやはり将来の国会の国政調査権の行使の上におきましても、またやがて調べるだろうところの多数の証人の証言を求める範囲、あるいは拒否の妥当の有無といつたような問題に関連……

第19回国会 決算委員会 第53号(1954/10/11、26期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 先生方には長時間まことに相済まぬことであります。私は多数伺いたいのでありますけれども、時間も迫つておりまするので、できるだけ要点だけをお聞かせ願いたいと思います。  第一点は、いわゆる国の重大な利益に悪影響を及ぼすという問題であります。これは究極におきまして証言拒否の根拠になる、こういう御説明でございます。そこでこれにつきまして、刑訴学者としての両先生と憲法学者としての佐藤先生の定義的な御説明を簡単に願いたい。といいますのは、今佐藤先生は外交事例をおあげになりました。他の学者あるいは著書によりましても、大体例をお引きになつておると思うのですが、しかしながら刑事訴訟法の百四十四……

第19回国会 決算委員会 第56号(1954/11/16、26期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 今の田渕君の発言はきようの証人調べの目的である事項と直接関連のないことは明らかであります。またすでに宣誓が終つて証人尋問に入らんとする刹那でありますので、私はこれにかかわらず議事を進められんことを動議として提出いたします。
【次の発言】 河井証人にお尋ねいたします。造船融資の元締めは何といいましても開発銀行だつたと思います。そこで開発銀行は、船会社の調査はもちろん、造船関係のあらゆる事情の調査は当然しておるのでございますが、検察庁といたしましては、すでに開発銀行の融資の手順とか決定のいきさつとか、そういうものはお調べになりましたか。

第19回国会 決算委員会 第57号(1954/11/25、26期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 まず第一点は、ただいま問題になりました証言拒否の制限と、それから監督庁の承認の拒否の制限、この関連について伺わねばならぬのであります。今伺つていますと、議院証言法の第五条による職務上の秘密と、国家の重大な利益に悪影響を及ぼす場合の秘密とは、従つて内閣の声明を必要とする秘密の性質は違う、こういう御見解らしいのであります。それなら伺いたいのですが、証言法第五条第一項、監督庁である法務大臣が承認するかいなやの制限、限界、その限界はいずれによるのでしようか。つまり、あなたのおつしやる証言法第五条第二項の職務上の秘密という秘密の場合か、もしくは内閣が声明を出す場合の秘密の場合であるか、……

第19回国会 決算委員会 第58号(1954/11/29、26期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 官房長官に伺いますが、今馬場医師は、当分の間(約三日間)静養を要す。そこで当委員会には本日出頭はしておらぬし、出頭できない、こういう診断の結果の御発言なんです。あなたは明日の開会式もあるし、総理の議院における演説の予定もあるから、是が非でも出席しなければならぬという御見解でありましようし、そうきすべき御予定らしい。そういたしますと、この委員会はすでに前後三箇月ほどにもわたつて、吉田首相の出頭を要求いたしておりますので、そういう経緯から考えますと、やはりあなたもこの委員会にきようはぜひとも出るようなお手配を――なおあす出る、出さすべく御予定になつておるごとくですが、そういうよう……

第19回国会 内閣委員会 第44号(1954/10/04、26期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 私が尋ねようとしますることは、今問題になつておりまする反民主主義対策協議会の設置ということに関連しまして、調査室なりあるいは情報文化局なりあるいは公安調査庁との関連がどうなるのか、こういう点が明らかにしたいと思う一つの点なのであります。  それで調査室の方に伺いたいのでありますが、あなたの方の主管者は総理大臣かもしくは官房長官であろうと思うのであります。官房調査室でありますから、いずれかであろうと思います。あなたの方は、各省におきましてやはり反民主主義的活動に対する調査ができておつて、それの連絡調整にも当つており、なおまた独自の立場におきまして政府の重要な施策の情報の収集、従……

第19回国会 内閣委員会 第46号(1954/10/07、26期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 反民主主義活動対策協議会を政府は何ゆえ設置されるのであるか、目的についてまず伺つてみたいと思います。昨日公安調査庁の長官あるいはあなたの方の内閣の調査室の責任者、外務省の情報文化局長などのいろいろな説明を伺つておりますと、この協議会の対象をなすところの、主たる対象である共産主義勢力の、革命を目標とした思想的なる浸潤工作というようなものは、相当この面で調査されておるらしい。そこでさらにこれを内閣におきまして、新たに対策を立てるための協議会を設置する。これは一体どこに理由があるのだろうということをまず伺つてみたいと思います。

第19回国会 郵政委員会 第2号(1953/12/11、26期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 二、三御質疑を申し上げたいと思います。まず経理局長に伺いますが、このたびの仲裁裁定あるいは期末手当その他のベース・アップ等を含めまして、要するに給与改善によりまして、大体の数字としては郵政職員にはどのくらいの割合の給与が上昇したことになるのでしようか、そこをひとつ概略でけつこうですから、その率をお示し願いたいと思います。
【次の発言】 私が知りたいのは、このたびのたとえば仲裁裁定の完全実施にいたしましても、ないしは一月からの実施にいたしましても、その他の給与改善にいたしましても、結局は従業員、職員の生活の上にどういうふうに響くか、これがわれわれとしましては究極の関心事なのであ……

第19回国会 郵政委員会 第5号(1954/02/06、26期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 大臣にお尋ねしたいのですが、一般会計の予算編成の方針に基いて、かなり予算が緊縮されて編成されておるように思いますが、それにつきまして郵政特別会計といたしましては、昨年公労法適用者の給与是正の問題の解決、それから非適用者に対する同じようにでこぼこの是正をいたす問題、そういう面もどの程度に当委員会並びに国会で決議しました趣旨が実現の途上にあるか、実現したかははつきり存じませんが、そういう方面については、当時の特別会計における会計上の諸般の事情は、かなり郵政事業自体の経営の上に黒字を出すことが、その原資の相当な割合を占めておつたのじやないかと私記憶しておつたのでありますが、そういう……

第19回国会 郵政委員会 第7号(1954/02/13、26期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 私はこの機会に、政府において簡易生命保険、郵便年金の契約金の限度を引上げる意思があるかないかということをお聞きしたいのであります。ただこの問題は大蔵省の所見も明らかにする必要がありまするので、順次その方へ質疑を持つて行きたいと思います。つきまして、一般の簡易生命保険、郵便年金の特別会計並びに郵政特別会計の方面に関しまして、少しく最近の数字を明らかにしていただきたいと思うのであります。  まず郵政特別会計の二十八年度はまさに終ろうといたしますので、その損益の結末についての大体の見通し、二十七年度の結果従来の繰越しておりまする損益の数字、そういうものについて御説明を願いたいと思い……

第19回国会 郵政委員会 第8号(1954/02/17、26期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 簡易保険につきまして、過日の委員会における質疑の継続をいたしたいと存じます。政府からこれに関するいろいろの資料をいただいたのでありますが、なお質問に入るに先立ちまして、委員長にひとつお諮り願つておきたいことは、この政府からいただきました資料のうち一部のものは、答弁を省略していただく意味も含めまして、速記録に掲載ていただいた方が、あとで通覧するのに便利だろうと思いますから、お諮らいを願つておきたいと思います。それは簡易保険、民営保険年度別新契約状況なるもの、それから簡易保険、民営保険年度別現在契約状況なるもの、それから簡易保険、民営保険年度別事業費率比較なるもの、それから簡易保……

第19回国会 郵政委員会 第11号(1954/03/09、26期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 簡単に御質問いたしたいと思います。これは法律案が付託されます前に、国政調査をいたしまして政府当局との間に数回当委員会におきまして質疑を重ねて参つたのでございます。数額の最終額は多少議論がありましたけれども、しかし政府委員の大体の御意向は、やはり今大臣が御説明になりました現実の需給関係及び物価指数その他から推しまして、最低十五万円以上というのが大体の空気であつたと思います。十五万円にすることが妥当か二十万円にすることが妥当かということは、いろいろ精密な計算もいり、あるいは意見も立ち得ることと存ずるのでありますが、十三万円という何か端数にちよん切つたような考え方自体が、私は非常に……

第19回国会 郵政委員会 第13号(1954/03/13、26期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 私は郵便為替法の一部を改正する法律案につきまして一、二点をただしておきたいと思うのであります。  政府委員にお尋ね申しますが、今外国に対して、また外国から日本へ為替送金をするような場合、事実上はどのような手続をとつておりましようか。特にこの際お聞きしたい点は対アメリカ、対カナダ、対英国、この間におきましてどのような実情にありますか、この点をひとつはつきりさしておいていただきたいと思うのであります。
【次の発言】 大体おかりましたが、これは単に郵便局だけで、銀行を通じてアメリカなどからの日本への送金は相当あると思いますが、参考まででありますけれども、銀行、郵便局を総括いたしまし……

第19回国会 郵政委員会 第14号(1954/03/17、26期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 今御説明を伺いましたが、こういう所要経費の計算の仕方も一応考えられます。ただしかし私ども感じますることは、いかにも机上計算のような感じが実際いたしますのですが、さりとて何も私はこういうもののお考え方を根本的に否定するというのではございませんが、一応感じたところを述べてみますと、たとえば千円や千五百円とか、七千円というような少額の金を扱う人は、三万、十万扱うよりもはるかに高い金利が必要であるという事実の御認識を願いたい。こういうものは大蔵省の銀行局の調べ、社債の利率、そういつたものとはおよそ縁のない種類の金なんです。七千円の金を質屋で借りるとすれば何ぼいるかということを、ひとつ……

第19回国会 郵政委員会 第15号(1954/03/18、26期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 ただいま上程されました請願につきまして、紹介議員として、その請願の趣旨理由を御説明いたしまして、御採択あらんことをお願い申し上げたいのであります。これは神戸市の住宅地域街で新進都市である神戸市長田区丸山町二丁目に無集配特定局の設置をお願いしたいというのであります。  その理由といたしますものの第一は、この地区はいわゆる丸山地区と申しまして、鶯町その他十三箇町からなりまして、東西二・五キロ、南北三・五キロの広大な地域であり、北部に山を持つておりますので、いわゆる高級住宅地でありましたものが逐次人口が増加いたしまして、目下は環境が住宅地としまして非常に有望になり、現在この地域には……

第19回国会 郵政委員会 第16号(1954/03/19、26期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 私は日本社会党を代表いたしまして、この案につきまして賛成するものであります。  但し質疑応答の経過にかんがみまして、いろいろとこの案につきましては考うべき問題が残されておるのでございます。今、山花君並びに大高君もお述べになりました一点でありますが、料金等の引上げの点は、これは大衆負担の増加になるということにもかんがみまして、私どもは原則的には反対なのであります。この種のやはり特別会計における事業は、赤字になるという場合に、その赤字を解消するということは、可能な限りみずからの事業内容の検討に力を入れまして、それによつて赤字を克服して行くということが本来の建前であり、赤字が生ずる……

第19回国会 郵政委員会 第17号(1954/03/26、26期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 昨日、行政整理で減員する事項のうち、統計事務に従事する九百人を減員するようなふうにちよつと承つたのですが、これは聞き違いでありましようかどうですか、ちよつと確かめたい。聞き違いでないといたしましたならば、大体この統計事務というものは、無能な状態であればこんな役に立たぬものはなく、また有能な場合には、これほど貴重な尊重すべきものはないのでございまして、ことにこの郵政の各般の問題につきまして、統計的事務が非常に尊重されるべき業務関係が多いと私は思いますが、これはどういう理由によりまして減員をしなければならぬのでしようか、お尋ねしたいのです。

第19回国会 郵政委員会 第19号(1954/04/03、26期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 監察局長に伺いたいのであります。郵便法第九条にいう郵政省の取扱いにかかる信書の秘密ということはどういう趣旨なんでしようか。たとえば信書となつておりますから電話は含まないのかわかりませんけれども、関連しましてそれらにつきましても信書の秘密なるものの概念、何を目的としておるか、ひとつはつきりしておきたいと思います。
【次の発言】 私は信書ということは何かということから、ひとつ簡明にやつてもらいたいのです。刑法は刑法としまして、郵便法にいう信書、その秘密なるもの、それをひとつ具体的に御説明願いたいと思います。ほかの議題もあるようでありますから、お互いにできるだけ時間を節約して行きた……

第19回国会 郵政委員会 第20号(1954/04/16、26期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 遅刻いたしましたので、どういう質疑応答があつたのか、はつきりわからないのでありますが、今の御説明になつておりました企業官庁給与特例案というものが、これが出さるべく準備中と聞くのであります。そこできようはもう四月の十六日でありますが、出ればもちろんこれは相当重要な法案でもあるし、また企業官庁の範囲が相当広いし、いろいろと他の委員会との連合審査というような段階も経るのではないかと思います。そうしますと、衆議院を通り参議院を通るということに相当日がかかるのじやないかと思われますが、そういうことについて、来月の八日ごろには一応国会は終了するわけでありますが、それは間に合うのでしようか……

第19回国会 郵政委員会 第22号(1954/05/06、26期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 前回に提案理由の御説明がありましたときに、その点にお触れになつたかどうかちよつとはつきりしないですけれども、念のために聞いておきたいのですが、この法律によつて特別に処理なさろうとする対象である第一条の各郵便貯金、為替、振替貯金などを払いもどしなさろうというのは、貯金を預け入れるその際、また為替を振出しの請求をするその際、あるいは振替貯金をするときにあつた、そのおのおのの法律に基くことなるのでしようか。あるいはその特別措置法によつて処理することになるのでしようか。別言しますと、別にそれぞれ根拠法がありまして、処理する処理の仕方、数額のきめ方をこの法律によつてやるというのでしよう……

第19回国会 郵政委員会 第23号(1954/05/07、26期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 ただいまの局長の御説明になりました数字なり事例なり、そういつたものが何か文書があるでしようから、適当に御配付願い、そうして質疑の資料にするようおはからいを願います。
【次の発言】 私からも資料を要求しておきます。銀行が抽籤によつて何か預金を吸収するような方法を、電車とか、そういつたものに盛んに広告しているのを、われわれは旅行して見受けるのであります。そういう広告文の事例をできるだけ代表的なものを集めていただきたい。それから今文書で郵政省に申入れがあつたような問題について、相互銀行も含んで、銀行側においてそういう事例の有無、そういう事例があれば、ひとつそういうものをおまとめ願い……

第19回国会 郵政委員会 第24号(1954/05/08、26期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 私は日本社会党を代表しまして、本案の表決にあたりまして、一言所見を申し述べたいと思うのであります。それは問題は質疑応答によつて相当明確になつたのでございますが、今後も日本の財政運用上相当重視すべき点が明かになつておりますので、これに対して私は申し上げたいと思います。  第一点は、この法律案による以前に、すでに終戦以後千二百円を限度として将来支払いをするという、その原資として昭和二十三年に時の内閣が閣議決定によつて、三十二億円を郵便貯金その他を流用してこれに充当することを認めたという閣議決定であります。これはやは郵便貯金税金等の性質から見ましても、その場合には予算措置を講じるか……

第19回国会 郵政委員会 第25号(1954/05/29、26期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 私は国警長官に警察行政の根本的な御方針といいますか、そういう面について、ただいま議題となつている問題をめぐつて少し伺つてみたいと思います。やはりこういう点はひとつ前提に御了解を願つておかなければならぬと思いますが、国民は警察官の行動につきましては、少しでも行き過ぎがござございすと、警察官側においてはさほどに感じない場合でも、受ける国民の感じというものは非常に大きな場合がしばしばございます。従つて私どもは、警察官の行政上の行為というものは、原則的に厳に法律によつて制限せられる範囲内にとどまるべきであつて、いささかも積極的に逸脱するようなことは厳に戒めねばならぬものである、こうい……

第19回国会 郵政委員会 第29号(1954/09/04、26期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 今の佐藤君の御質問に関連しました点について、一、一まず伺つてみたいと思います。第一に臨時国会でなしに、第十九常会の終りました六月三日以降の国会の継続は有効か無効かという問題は、これはやはり日本の憲法の運用の根本に関する問題でありますので、やはり郵政大臣は閣員の一員でありますから、この点に対する所見はその立場において相当明確に表明せられることが、郵政委員会の運営の上におきましても最も必要な重要な根本問題であると考えております。それで問題の重点は、六月三日当日会期延長の手続が有効に成規に行われておつたかどうかということに帰するのであります。そうしますと大臣は議長によりまして、諸般……

第20回国会 決算委員会 第2号(1954/12/04、26期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 ただいまの柴田君の動議に賛成するものであります。  元来吉田総理に対する証人としての当委員会の喚問は、九月六日を第一回としましてすでに五回にわたるのであります。ことに吉田総理に対して証人として聞かねばならぬことは、ただにいわゆる造船融資に関する内閣の責任に帰する各般の事項のみならず、吉田証人みずからに対する疑惑がかかつておることは、当委員会のしばしばの質疑応答にも現われたのであります。これを明らかにするということは、ひとり内閣の責任を明らかにするだけではなく、国政調査の目的を達する意味において、国会の責任上これを糾明して行くということは最も必要なことであります。しかるにしばし……

第21回国会 内閣委員会 第4号(1955/01/24、26期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 今根本官房長官の御説明を聞いたのでありますが、これはやはり考え方の根本がわれわれと違うのでありまして、私どもといたしますれば、国会の委員会が出席を要求するようなときに、演説の準備をするから出席ができないというようなことでは、これは許すことができない。演説の準備があるからとか、からだがどうとか、あるいは党内の事情がどうのというようなことよりも、国会は優先すべきだと思います。本会議にしろ、あるいは各委員会にしろ、ことに当委員会におきましては所管事項でありますので、具体的に憲法改正その他の問題についても深く掘り下げることは当然のことでありますので、国会解散を間近に控えまして、この問……

第21回国会 郵政委員会 第1号(1954/12/13、26期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 ちよつと郵政大臣に、参議院もお急ぎだろうと思うが、きようは初めての、ことでありますので、ひとつもうしばらくいていただいて、なるべく簡略にしてあちらへ行つていただく、こういうふうにひとつお諮りを願いたいと思います。ごく簡単にしましよう。
【次の発言】 例の休暇の問題に関連いたしまして、政府の定員をめぐる根本の方針について、ひとつ大臣の新しい決意を承つておきたいと思います。かねてあなたも当委員会に御出席になつて、定員法の改正等のときに、郵政事業の渋滞を来すおそれがあるというようなことで、あらゆる角度からずいぶんと熱心に御尽力になつて来たのであります、そこでこのたびの問題になつてお……

第21回国会 郵政委員会 第3号(1955/01/22、26期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 紹介議員の稲富君が参っておりませんので、私からかわって請願の要旨の御説明を申し上げることにいたします。  本請願の要旨は、福岡県浮羽郡千年村は人口六千を有する郡内の大村でありまして、国税並びに保険金の納入あるいは恩給、扶助料の支払額など、郵便局の利用は少くありませんが、現在村内には簡易郵便局があるのみであって、多大の不便を感じております。特定郵便局の設置は村民年来の熱望となっておる次第のものであります。つきまして千年村に特定郵便局の設置をせられたいというのが請願の趣旨であります。
【次の発言】 私はこの際、第十九国会に一九八七号といたしまして、私が紹介議員となりまして特定郵便……


27期(1955/02/27〜)

第22回国会 運輸委員会 第8号(1955/05/12、27期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 詳細な調査が精密に行われまして、その結果、恒久対策あるいは責任の問題なども具体化するものと思いますが、今この重大なできごとのとっさの場におきまして、国民として知っておきたいと思います二、三の点について、一つ大臣の所見を伺っておきたいと思います。いろいろ資料によりましたり、気象の関係から見ましても、あるいは濃霧、海流の関係などから見ましても、その他総裁のきょうの御説明あるいは大臣の御説明などによって見ましても、船長の錯覚があったであろう、あるいは衝突予防法による適切なる措置が行われなかった、こういうような辺はやはり相当重視すべきことであろうと思うのであります。われわれしろうとか……

第22回国会 決算委員会 第2号(1955/03/28、27期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 議事進行。御説明中恐縮ですが、こういう程度の御説明ばかり聞いておったら説明だけで日が暮れますから、今の政府当局の弁明的な御説明は、やはり質疑があったらそれに対して重点的にお答えになったらいいんじゃないかと思います。資料なしに、だろう、だろうということばかりお述べになってもどうも一向われわれ頭に入りませんので、さようお取り計らい願えればけっこうです。
【次の発言】 私は昭和二十六年度の通商産業省の関係事務について質疑をいたします。  二百二十八ページ八三五号、物品の売渡代金の収納処置当を得ないもの、これは二十六年の四月から十月までの間に出光興産株式会社という油会社にB重油、軽油……

第22回国会 決算委員会 第3号(1955/03/29、27期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 お尋ねに入りまする前に、郵政当局からなお御説明をしておいていただきたいのでありますが、それは二十七年度の特別会計の予算、これは補正でありませんので、補正で若干増減があるかと思いますけれども、これによりますと、二九四ページの郵政省所管特別会計予算参照書のうち、需品費が百五十六万三千六百余万円になっております。そこで二十六年の数字は近似したものではないかと思うのでありますが、相当多量な需品が購入されているように思いますので、ただいま議題となりました需品との関連におきまして伺っておきたいのであります。  この用紙その他およそ需品と称せられるものはいろいろあると思いますけれども、この……

第22回国会 決算委員会 第4号(1955/03/31、27期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 順序は前後しますけれども、二十七年度決算報告三五七ページ、一六五三号、岩手県の前沢町の補助事業、これについてお伺いしたいのですが、二十六年度には直轄事業の多数の批難事項が出て、検査院の御説明によれば、二十七年度におきましては直轄事業の批難事項がほとんど跡を断って、補助事業一本に批難事項が集中されておるようであります。そこで国庫負担のこの種の事業につきましては、その工事の件数におきましても、また負担する予算の総量におきましても、あるいはまた国並びに地方における事業主体等におきましても、きわめて重大な関係にあるもののみであります。そこで私は一つ例をあげていろいろと検討して、御当局……

第22回国会 決算委員会 第5号(1955/05/07、27期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 大臣に質問する前に、検事総長はきょうは出頭されないのですか。今大臣の御説明の冒頭には、秘密事項に関しては大臣の許可が必要である、かようなことがありましたが、秘密でないことを質疑するかもわかりませんので、あらかじめ出頭された方が、審査の進行上都合がいいと思いますが、その点いかがです。
【次の発言】 結局検事総長はきょうは出頭されないことになりますか。委員長に御答弁を願います。
【次の発言】 それでは二、三法務大臣に伺いたいと思います。  昨年九月十八日付の告発、同十二月九日付の告発事実につきましては、不出頭の事実が今も御説明があったごとく、七回あったのであります。そういたします……

第22回国会 決算委員会 第6号(1955/05/09、27期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 質疑に入ります前に、少しく数字を明らかにしておきたいと思います。以下の数字を一つ御説明願います。私は資料で出してもらおうと思ったのだけれども、まだ届いておりませんので、詳しいことがわかりませんでしたら、概略でもいいと思います。そのおつもりでお答えを願います。  現在の都道府県別在庫の病変米の数。これが入国いたしました期間、最初はいつで最終はいつか。買付代金の総額、その他雑費を、要しておりますれば、これが総額。倉庫料概算、一カ月もしくは一カ年どれほど支払っておるか。それから菌の種類による数量別、なお都道府県別――これは大略でいいですから、あるいは関東地区というようにご説明願って……

第22回国会 決算委員会 第7号(1955/05/13、27期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 私はきょうは質疑をしないことにしておきたいと思います。それで資料を要求いたしますのと、若干御説明を加えていただきたいと思うのであります。その点を一つ申し上げます。  第一に、大蔵省当局に対して次の資料を至急提出されんことをおはからい願います。  一、一般会計及び特別会計につき昭和二十九年度予算より翌年度への繰り越し金見込み額、年度繰り越しの事項、繰り越しの事由別及び不用額、これは各省各庁に分けて御説明願いたい。なお付記として、事故及び不用額について、ごく一行でいいですから、その事由を書いておいていただきたいと思います。  二、昭和二十九年度歳計見込み剰余金、各省庁別について、……

第22回国会 決算委員会 第8号(1955/05/19、27期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 まず私は歳入決算の分につきまして、少しく国税庁の当局に伺ってみたいのであります。年々の歳入の八割は国民の租税でありますことは申すまでもありません。従って租税の徴収は非常に重要な行政事務であります。私どもは租税徴収の問題につきましては、常に苛斂誅求の点に深い関心を持って参っておりまするが、これと相反しまして、大口の滞納というものが最近顕著になってきておるのであります。そこで国税庁当局の御説明を伺いますが、現在千万円以上の大口滞納者の総数並びに大体の滞納総額、これは過年度分の総計といたしましてどのくらいになりますか、この御説明をまず伺いたいのです。

第22回国会 決算委員会 第9号(1955/05/24、27期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 私は日本社会党を代表いたしまして、この際一言所見を申し上げておきたいと思うのであります。  第一には、三十六、二十七年度決算報告書を通覧いたしまして、またこの二カ年間の決算報告書に関連いたしまして各般の国政調査を行ったのでございまするが、私ども最終的に感じまする重要な事柄といたしましては、第一にどうして毎年国の決算におきまして巨額の国庫剰余金が生ずるのであろうか、そういう点について今日も多大の不満を持ちましてこの数字をながめておる次第でございます。私はよって来たるところが財政、特にこの予算の立て方におきましてずいぶん莫大な繰り越し明許費を織り込んでおるという事実を指摘しないわ……

第22回国会 決算委員会 第10号(1955/05/31、27期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 二、三伺います。管財局長に伺いたい一点は、国の予算を政府が作成いたしまするについては、ただいまは国民の総所得などを一つの基準といたしまして、歳出あるいは国民の負担の計画などを立てておることは御承知の通りであります。そこで私どもは、国の財産がどのくらいあるのかということにつきましても、これはやはりできることならば相当明確にいたしまして、国民をして知らしむるということが必要なことではないか、こう思うのであります。もっともずいぶんと多岐にわたって膨大な数量になりまするので、技術的にただいま困難な幾多の事情はあるかと思いますけれども、一つこの際は考え方としてだけ伺っておきたいと思うの……

第22回国会 決算委員会 第11号(1955/06/02、27期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 いわゆる国有財産法による国有財産の現状についてなお一、二お尋ねしたいので彫ります。これは私ども重点的に考えまして、国の所有に属する旧軍用財産のうちおもなる不動産施設について、特にその管理の状況あるいは転用とか、売り払いとか、貸付等に関しまして一応の実情が知りたいのでありますが、しかし物件が広汎多岐にわたりますのと、また今申しましたような各内容あるいは利用の姿などは相当広汎にわたりますので、短時間の質疑応答ではとうてい尽すことができません。そこで私は総括的に原則論的な点をお尋ねすることにとどめたいと思います。また個々の問題につきましては別の機会に論及することができますので、さよ……

第22回国会 決算委員会 第12号(1955/06/04、27期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 まず管財局長に伺いますが、沈没しておりました「なし」の売買契約をいたしました昨年の六月二十一日当時でありますが、その当時はこの物体の法律上の性質はどういうものに属しておったのでありましょうか。これは船舶であるのですか、あるいはそうでないのか、その点はどういうことになっておりましょうか。
【次の発言】 そうしますと、沈没しておる船舶で、国有財産法によって国は売り払いした、こういうことになるのでございましょうか。
【次の発言】 一般に法律の概念では、たとえば商法の六百八十四条は商法上の船舶の定義をいたしまして、「本法二於テ船舶トハ商行為ヲ為ス目的ヲ以テ航海ノ用二供スルモノヲ謂フ」……

第22回国会 決算委員会 第13号(1955/06/07、27期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 ちょっと関連して。今質問の時間を十分に制約せよというお話でありましたが、やはり富士製鉄は買い主として、買い主の常務取締役として非常に重要な立場でありますので、もし時間が延びるようでしたら、延ばしてもいいと思うのです。
【次の発言】 今の問題ですが、どうも問いに対して答えておらぬ。そこで聞きますが、あなたはあなたの会社の代表取締役ですか。
【次の発言】 代表取締役でない者が、国の所有の軍艦を、よし沈船にしろ買い付けるという重大な契約をすることを、あなたは他人に委任するという権限もなかろうと思うのですが、その点はいかがですか。

第22回国会 決算委員会 第14号(1955/06/09、27期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 森岡前中国財務局長に伺いますが、あなたが財務局長をやめたのはいつですか。
【次の発言】 あなたは、北星などがこの軍艦を政府に売り込む話を知ったのは昨年の八、九月ごろかのように言っておりました。同僚委員からの質問に、昨年の七月の十日にすでに買い主の平郡漁業組合から防衛庁長官に軍艦として買い上げてもらいたい趣旨の具申書が出ておることを知らなかった、こういうことであります。ところがあなたの方は売買契約によってみましても、重要な国有財産の処理の跡始末でありまするので、この二十条によってみましても、用途指定期間、すなわち当初は四カ月でありますが、六月から四カ月の間はあなたの方には随時部……

第22回国会 決算委員会 第15号(1955/06/11、27期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 大蔵政務次官に伺います。第一点はこの国会に事後承諾を求められておる国庫債務負担行為を除きました自余の案件についてでありますが、その例をあげますれば、昭和二十八年度一般会計予備費使用総調書を見ますると、たとえば九ページの総理府所管の国家地方警察中央官職の予備費の問題であります。これはただに同警察中央官署の予備費のみならず、多数同種類のものがありますので、一例をとったにすぎませんか、その使用決定は昭和二十九年の三月三十一日に行われております。その他法務省の所管予備費の調書によりましても、赴任旅費の不足に必要な経費は昭和二十九年一月二十九日の閣議で決定であります。そこでこれは昨年の……

第22回国会 決算委員会 第16号(1955/06/14、27期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 主計局次長にちょっと事務的なことを承わっておきます。この間予備費使用総調書などの事後承諾を国会に求められたその時期が適当でないという問題につき質疑をいたしましたが、それについて確かめておきたいと思うのです。私の方で調査したところによりますと、昭和二十一年度第一予備費支出総計御書、これは昭和二十二年の十二月に開会せられた第二通常国会において、昭和二十一年の四月三十日に受理されております。以下調べたところを一応年月の数子だけを述べまして、これに対して何か御意見があれば伺ってみたいのです。同二十二年度予備費使用総調書は、第五特別国会におきまして二十四年の四月二日に、同二十三年度予備……

第22回国会 決算委員会 第17号(1955/06/16、27期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 大蔵大臣にお尋ねいたしますが、この予備費を国会に事後承諾を求むべく提出されておるのであります。申すまでもなく予備費はいまだ使用の目的が明らかになっておらず、いわば国会が行政府に白紙委任を与えたと同じような趣旨であると思います。従ってこれは憲法の第八十七条によりまして、特に予備費は第八十七条によりまして厳格な要件が規定されておることは、申し上げるまでもないのであります。こういうわけでありまするので、この予備費を国会に承諾をお求めになることは、その使途の内容が明確になっておらぬものを国会があらかじめ承認したという趣旨にもかんがみまして、特に内閣においては慎重を期してもらわねばなら……

第22回国会 決算委員会 第18号(1955/06/17、27期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 簡単に質疑をいたしたいと思います。まず一五一ページの海上保安庁の航路標識の台風被害に必要な経費につきましてお尋ねしたいのですが、これは三十年三月二十五日の閣議決定の事項になっております。もう年度を過ぎておりますが、年度内の仕事の運び方、その後の支出の状況などはどういうふうになっておるでしょうか。
【次の発言】 それでは、簡単ですから次の大蔵省関係の分をお尋ねいたします。一二一ページの租税還付加算金に必要な経費であります。これは租税の還付金につきまして、加算金が莫大に支出されておるのでございます。申すまでもなくこの加算金は、租税を納付者に還付するにつきまして、利子に相当する金と……

第22回国会 決算委員会 第19号(1955/06/21、27期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 本案件につきましては、国政上国有財産の取得喪失の問題といたしまして、また国の予算の執行並びに行政及び政治道徳上の問題といたしまして、本案件の内容、経緯、成り行き等につきましては、国民は多大の関心を持っておるものと考えられますので、委員長においては、本案件を適当の機会に本会議において報告せられるようお取り計らいあらんことをお願い申し上げたいのであります。
【次の発言】 平田長官に伺います。まず五千万以上の滞納の問題ですが、やはりこの問題は注目すべき観点であると思いまするので、国会といたしましてこれに対して適正な審査をすることが必要であると思うのであります。そこでこれは私らの調べ……

第22回国会 決算委員会 第20号(1955/06/23、27期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 まず国税庁長官に伺います。できるだけ簡単に伺いますから、一つ簡明にお答えを願うことにしたいと存じます。  第一点は、足立税務署のできごとでありまして、納付済の納税者に対して財産の差し押えを執行したという事件であります。この納税者の名前は檜山庄吾であります。この内容は資料が出ておりますので、要点だけを一つ御説明願いたい。
【次の発言】 ただいま御答弁がありましたけれども、速記録の上では、事実関係が明瞭になりませんと、何のために、何に対する御答弁であったかわかりませんので、どういう事実であったかということを概要御説明願いたい。

第22回国会 決算委員会 第21号(1955/06/24、27期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 まず百十三ページの報告番号一〇四、国有財産を巴冷蔵株式会社に売却しました案件でありますが、昨日の委員会におきまして御説明があったようでありますけれども、非常に重大な疑点がありますので伺ってみたいのであります。財務局長に伺いますが、あなたの方で昭和二十五年十二月に土地及び工作物を巴冷蔵株式会社に総計四百九十六万余円で売り渡しているのでございます。私どもの調査によりますと、これは築地の五丁目でありまして東京の中央に位する非常に経済的に重要な個所であります。ところがこれが二十五年の十二月に四百九十万円で売却せられて、二十六年の十一月には農林中金で二千万円の担保権を設定している。それ……

第22回国会 決算委員会 第22号(1955/06/28、27期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 本日は防衛庁の関係の主として検査院の批難事項を中心に質疑を進めてみたいと思います。   第一には報告番号二三、五六ページ、東京都世田谷区保安隊三宿施設A地区の建設の問題であります。それで伺いたいのですが、当該工事建設につきましての予算の内容、それからこの予算の執行者は建設省であるのか防衛庁、当時の保安庁であるのか、その点について伺っておきます。
【次の発言】 この予算は何年度の予算であるのか、これによりますと五一ページの劈頭には二十七年度の予算のごとく記載されてありまするが、さらに詳細御説明願いたい。
【次の発言】 ただいまの御説明によると、防衛庁予算でとって、それを建設省に……

第22回国会 決算委員会 第23号(1955/07/01、27期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 調達庁長官にお伺いします。二十八年度決算検査報告書の三三ページから四ページにわたりまして、調達庁の一般会計の説明がなされておるのでございまするが、この数字の趣旨はその通り相違ないのでありますか。
【次の発言】 全体の方です。
【次の発言】 そのうちの三四ページの第五行に「前期支出済額のうちには、提供の取決めがないまま駐留軍が使用している施設および区域に対し支払った借料三億八千三百余万円」支払っておる。提供の取り決めがないのに、三億八千万円の予算を出す予算的根拠は、どういう項目によることになっておりますか。長官は総括的な御答弁はできませんか。

第22回国会 決算委員会 第24号(1955/07/07、27期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 きようは今国会におきまして初めて文部省の審査に入るのですが、大臣はどういうわけで御出席にならないのですか。
【次の発言】 さようなさしつかえがありまするときは、やはりあらかじめ当委員会にお申し出を願いまして、適当な連絡のもとに審議をなるべく有効に進めたいと思うのであります。文部政務次官に伺いますが、二十八年度の義務教育費国庫負担金、これは概算払いを都道府県に対してしておるようであります。そこで精算は二十九年にするということになっておりますが、これについては教職員の給与費の支払いに該当しないむのがあるとか、こういうことも問題になっておる様子であります。しかも検査院の指摘するとこ……

第22回国会 決算委員会 第25号(1955/07/12、27期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 それでは最高裁判所当局にお伺いしますが、今御説明になりまし東京地裁八王子支部などの職員の不正領得事件につきまして、かかる案件の監督関係の法律上の規定はどれによるのでありましょうか。
【次の発言】 文部大臣に伺いたいのは二点ございます。第一点は補助金問題であります。昨日の東京の日刊紙によりますると、例の補助金適正化法案が次官会議で決定したらしいんです。きょうはその問題につきまして閣議も行われたやに聞いております。それで伺いたいのでありますが、今後の補助金の政策あるいは不正補助金に対する処理等をめぐりまして、非常に重要な法律案であると思うのであります。そこで閣議の構成の一人として……

第22回国会 決算委員会 第26号(1955/07/19、27期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 私は質疑いたします前に、農業共済再保険特別会計に関し、奈良県下の昭和二十八年度における農業共済保険事業の運営につき会計検査院において検査をせられておりますので、報告には載っておりませんけれども、その概況の御説明を承わりたいと思います。
【次の発言】 ただいま検査院の小峰局長の御説明に対して、農林省から奈良県の二十八年度の農業保険の運営の状況について御説明を願っておきます。
【次の発言】 御発言中ですが、私が伺います目的は、奈良県の十六組合の問題は、相当重要視しておりますので、全国的な一つの典型的な問題として考えております。そういう趣旨から、できるだけ重点をはずさぬように御説明……

第22回国会 決算委員会 第27号(1955/07/22、27期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 一応まず農林省の農林経済局長に伺いますが、政府の農業共済再保険の事業について二十八、九年度の決算上の数額をちょっと簡単にお述べ願いたいと思うのであります。それは歳入と歳出につきましてほとんど数字のみでいいと思いまするから、御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 それでは資料として御提出願うことにいたしまして、この点だけはおわかりかと思いまするから、伺えれば大へん仕合せですが、大体この二十八、九年度で決算上の不足金の金額は何ほどになっておりますか。
【次の発言】 この数額はやはり自後質疑応答いたします上において非常に重要な基礎的な資料であると思いまするので、でき得れば速記録……

第22回国会 決算委員会 第28号(1955/07/25、27期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 建設省所管の質問は次の機会に譲ることにいたしまして、この際建設省当局に資料を至急取りまとめて提出せられるように要求したいと思います。本日会計検査院当局から、昭和二十八年度決算報告に基きまして御説明のありました各事項、主として批難事項として代表的にあげられております事項につきまして、その事実の実情、その原因、経過、結果につきまして、詳細に文書によって御提出願いたいと存じます。とりわけ三〇七ページの和歌山県が直営で施行いたしました工事の問題、それから三一〇ページの松山市が施行いたしました工事、いずれも補助事業でありますが、これにつきましては特に詳細に御依頼をしたいと思います。

第22回国会 決算委員会 第29号(1955/07/26、27期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 あなたの共済組合は、組合員は何名でありますか。
【次の発言】 それからあなたの方の職員は何名、どういう職で、事務所はどこにありますか。
【次の発言】 協同組合の組合長と兼務でありますか、そうではありませんか。
【次の発言】 そこで昭和二十八年の農業共済事業の状況を伺いたいのでありますが、同年度における共済掛金の徴収の状況をお話し願いたい。
【次の発言】 共済掛金の徴収をせず、共済金を渡すときに差し引いたという御説明でありますが、共済掛金の徴収は毎年しておらなかったのでありますか。
【次の発言】 あなたの方の組合は、何年に創立いたしましたか。

第22回国会 決算委員会 第30号(1955/07/27、27期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 浜崎寛という人はきょうの参考人でありますが、この人は参考人と心やすいのですか。
【次の発言】 その浜崎が今の八幡荘という旅館に二百八十万円を当時貸し付けたということを、あなたは今お述べになっておりましたが、その金はやはり共済組合に連合会が支払うべき保険金のうちなんですか。それはどういうことなんですか。
【次の発言】 しかしながらやはり数百万円の金を、金融機関でなしに個人的にそう貯蔵するということは実例のないことであります。そういうことについて連合会の内部では連合会の再保険金を悪用されたというふうには観察はしておらなんでしょうか。

第22回国会 決算委員会 第31号(1955/07/29、27期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 奈良県の木谷食糧課長にお伺いします。御承知の通りにただいま奈良県下における農業共済組合並びに連合会における不当な会計経理につきまして、当委員会はその原因なりあるいは事情なりその後の経過を究明しつつあるのであります。そこであなたに第一に伺いたいのは、農業災害補償制度における県庁は、つまり知事それを代理する機関としてあなたであろうと思いますが、県下の農業共済保険事業に対してはどういう役割を持っておるのか。それを一つ簡単に御説明願いたい。
【次の発言】 県連合会に対しては。
【次の発言】 そうしますとあなたの方は単位組合に対しては指導監督をする、県連合会に対しては農林省が指導監督す……

第22回国会 決算委員会 第32号(1955/07/30、27期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 議事進行につきまして。検査院の批難事項に上っておりませんけれども、復興金融公庫、住宅金融公庫、中小企業金融公庫につきましては、これは少し資料として出していただきたいものがございまするので、この機会に申し上げておきたいと思います。それは二十八年度、二十九年度の財務諸表、貸付の状況をぜひお取り寄せ願いまして、今後審査をするかどうかにつきましては、よく資料を検討した上にしたい、こういうように思います。

第22回国会 社会労働委員会 第54号(1955/07/30、27期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 先生方に二、三お伺い申し上げたいと存じます。こちらはしろうとでありますから、一つそのおつもりで、わかりますようにお答えを願いたいと思います。  第一に伺いますのは、高橋先生ですが、黄変米が配給されておるという御説明がございまして、この要約した資料に分献六とか書いてございましたが、これはちょっと私聞き漏らしましたのですが、どのくらいのものがどこで配給されたものを検査されて、何ほど出たという御説明でございましたか。
【次の発言】 山内先生に伺いますが、サンプリングは非常に重要な問題と存じております。そこで、現在行われております方法は、各輸入しました港で、船の中で何袋かの何分の一か……

第22回国会 内閣委員会 第33号(1955/07/04、27期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 私は兵庫県の青野原旧演習場と称せられております土地につきまして、またその付近にありまする鶉野飛行場跡の問題につきまして、質疑をいたしたいと存ずるのであります。  この青野原と申しまするのは兵庫県の小野市、加西郡、加東郡にまたがっておりまして、広ぼう八百余町歩、明治の十四、五年ごろに元来民有の農耕地、あるいは薪炭林あるいは採草地でありましたものを、陸軍の軍馬の調練のために使用する目的で買い上げになったのであります。その買い上げになりました土地の中に、農業の灌漑用水の貯留池、ため池、溝渠などが三十ほどございます。すなわちこの池から水を利用いたしまする農家は千戸に達するのであります……

第22回国会 内閣委員会 第49号(1955/07/28、27期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 議事進行について、委員長にお尋ねしたいのでありますが、本日法務委員会の世耕委員長から、本法案について連合審査の申し入れを委員長に対してしたのでありますが、これに対して委員長はどういう措置をなされたか、まず明らかにしていただきたい。
【次の発言】 大体委員会が連合審査の申し入れを他の委員会にするという法律上の根拠は、衆議院規則六十条によるものと存じます。その六十条の規定によりますと「委員会は、審査又は調査のため必要があるときは、他の委員会と協議して、連合審査会を開くことができる。」そこでこの規定の趣旨を推していきますと、当委員会は法務委員会から連合審査の申し入れを受けたわけであ……

第22回国会 法務委員会 第4号(1955/04/01、27期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 私はこの機会に一点伺いますることと、あと資料の取り寄せを要求したいと思うのでありますが、それは午前中以来しきりに問題になっておりまする選挙事犯取調べをめぐっての人件の尊重ないしは人命の尊重の問題であります。このことは、別の角度から申しますると、一般の事件並びに選挙違反の事件について取締り、ないしは取調べの公正、適法を求めるという問題であろうと思うのであります。そこでその問題につきましては、これは申すまでもなく、やはり憲法並びにその他の法律あるいは道徳あらゆる角度からいたしまして、基本的人権その他の人権は尊重せられ、擁護せられなければならぬことはもちろんであります。また人命が尊……

第22回国会 法務委員会 第18号(1955/06/13、27期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 調達庁の長官がきょうは出席しておりませんが、長官でない人は調達庁全体の、政府の意思を代表して答弁ができるのですか、ちょっとそれを伺つておきます。
【次の発言】 それではさように運ばさせていただきます。  矯正保護局長に伺いますが、私が今質問せんとしますのは巣鴨の受刑者の問題であります。そこでこの受刑者につきまして、衆議院におきましてもしばしば本会議の決議もあり、またしばしば各委員会における決議もありまして、全国民の意思は一日も早く受刑者が完全に釈放せられんことを強く要請してやまぬのであります。こういうような事実がしばしば国会で繰り返されておるのでありまするが、いまだその実現に……

第22回国会 法務委員会 第28号(1955/06/27、27期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 私は小牧飛行場の拡張に関して、政府が拡張予定地の地域に立ち入り調査いたしました事実に関しまして、以下二、三の質疑をして、事情及び事実を明らかにしたいと思うのであります。まず伺いたいのでありまするが、これは事務当局でありまする名古屋の調達局長に伺いますが、記録上のこの内容を具体的に明らかにいたしますために伺いたいのですが、このたびの小牧飛行場の拡張の予定地域は、小牧市、春日井市、西春日井郡北里村、豊山村、楠村、この五カ市町村にわたるということになるのでありましょうか、そこをまず明らかにしておいていただきたい。
【次の発言】 そのうち北里村につきまして、いま少し具体的な字並びに面……

第22回国会 法務委員会 第37号(1955/07/16、27期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 主として法案につきまして二、三伺いたいと存じております。この第四条の周旋行為と第六条の行為の差異を伺いたいのであります。そこで説明書あるいはその他の御発言によりまして、この周旋行為というものが大体売春あっせんあるいは取り持ち役をする、こういう行為と解します。そこでこのような場合はいずれに該当いたしましょうか。例をもって申しますれば、場屋の中で業者もしくは行為者でない第三者が売春の契約を交渉し成立せしめるこの場合は、周旋行為に該当するのでしょうか、もしくは六条の売春をさせる契約に該当するのですか、この点いかがでありましょうか。

第22回国会 法務委員会 第39号(1955/07/19、27期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 私は要約して三点について法務大臣、文部大臣などに伺いたいのであります。  まず法務大臣に聞きますが、この間のあなたに対する私の質問に対し、あなた並びに厚生大臣がもっぱら売春問題対策協議会の決定に、鳩山内閣の態度としてはよる、こういう趣旨の御答弁があのたのであります。そこでこの協議会の決定案というものに非常に重きを置いておられる。私はあなたらが協議会の決定に籍口して責任を転嫁することは、まことに筋の通らぬ態度であると責めておったのであります。そこであなたに伺いたいのだが、この売春問題対策協議会におきまして大体成案を得まして、あなたもごらんになっておることと思うのであります。この……

第22回国会 法務委員会 第43号(1955/07/28、27期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 少しこの執行吏の職務執行上における綱紀の問題につきまして、最高裁の当該係に伺ってみたいのであります。  具体的な事例は地方におきましてしばしば起るのでございますから、全国的な統計などもお持ちのように存じておりますが、とかく長年の間いわゆる執達吏と言われておりました時代から、強制執行あるいは任意競売などをめぐりまして、物件の売却処分をするに当りまして談合などが行われ、執行吏と競落人との中間に暗躍する者が不当な利益を得まして、債務者に不当な損害をかけ、あるいはまた公正な職務をゆがめるという事例がずいぶんとあった次第でございます。このことにつきましてはこれは十分お取り締りになり、も……

第22回国会 予算委員会 第22号(1955/06/01、27期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 私は主として国の決算の立場から、数個の質疑を試みたいと思うのであります。  第一に伺いたいことは、軍艦「なし」の購入に関する予算措置の問題であります。一応事実を明確にするために、防衛長官から、昭和三十年度において海上自衛隊増強の一環として、沈んでおった軍艦「なし」を購入する計画を持っておりまするので、これに関する予算上購入費の出所、そういったものを中心にしまして一応の御説明を聞きたい。
【次の発言】 二十九年度の艦艇建造計画の一端になしていると言われるのだが、そうすると、二十九年に予算措置を論じた内容をなす、こういうふうに了解していいのですか。

第23回国会 決算委員会 第1号(1955/12/06、27期、日本社会党)

○吉田(賢)委員 私は大臣に御答弁いただきまする前に、数字をめぐりまして、黄変米の現状の御説明を事務当局に伺うことにしたいと思います。なお以下述べまする言葉のうちに、白色の病変米につきましても黄変米と申し上げると思いますから、そのつもりでお聞き取り願いたいと存じます。  第一、本年の五月、衆議院の決算委員会におきまして、農林大臣、厚生大臣の御出席を願い、在庫黄変米を中心にいたしまして、従来の黄変米の処置、経過、今後の対策、政府のお考えになっておる各般の問題点についての御意見、こういうものを伺ったのでございます。ところが当時は概数約十五万一千トンほど在庫しておったのでありますが、本日入手いたしま……

第23回国会 決算委員会 第2号(1955/12/09、27期、日本社会党)

○吉田(賢)委員 当局から新たに資料が出るようでありますが、資料が出ましてから少し聞きたいと思います。
【次の発言】 私は検査院の検査報告書に基きまして、工業技術院の批難事項について少し御質疑したいのであります。  第一は、報告番号一八八五、日本電解精錬株式会社の件、二五九ページ以下であります。そこで工業技術院の院長に伺いたいのでありますが、工業技術院の使命はまことに重大であることはわれわれはよくわかります。特に今後原子力の研究が具体化しつつある段階において工業技術院の補助関係というものは相当私どもは検討していきたいと思います。最初に伺っておきたいことは、工業技術院が工業上のいろいろな研究につ……

第23回国会 決算委員会 第3号(1955/12/13、27期、日本社会党)

○吉田(賢)委員 きょうは大臣が出られないのは、一体どういう理由でありますか。
【次の発言】 御承知と思いますけれども、前会から並びに今回の当委員会におきましては、厚生省の御答弁はもっとしっかりと出していただかなければ審議が進みにくい。それから農林大臣以下農林省当局の答弁にいたしましても、やはり厚生省の答弁が前提にならなければ答弁しにくい点が多々あるというので前会も多くの時間をむだにしてしまったわけであります。こういうようないきさつがありますので、もし黄変米が参議院で審議されるためにあちらへ行かれるならば、一応当委員会へお断りをしていただきたかったのであります。そういたしますと私どもももう少し……

第23回国会 決算委員会 第4号(1955/12/15、27期、日本社会党)

○吉田(賢)委員 通産省の開発業務課長ですかが見えておられますので、あなたに伺うのだが、通産大臣が、公益事業法に基いて水力発電の事業については大臣として府県知事に意見をすることになっておるようですね。そこで根本の建前を伺っておるのですが、 これは同趣旨を建設省の浅村河川局次長にも聞きますが、公益事業令によって発電所のダムを作る。それは非常に重要な国家的な事業に間違いありません。そこでその工事の結果、付近の土地を所有し、使用しておる個人もしくは団体が非常に損害を受けるということになりましたならば、やはり根本の建前といたしましては、土地の利害関係を持った者の権利、利益はどこまで保護せられるかという……

第23回国会 決算委員会 第5号(1955/12/16、27期、日本社会党)

○吉田(賢)委員 昨日の委員会の審議の経過について、一、二確かめてみたい点がございます。会計検査院は御出席になっておりますか。
【次の発言】 会計検査院当局に御質問申し上げます。ただいま問題になっております在庫病変米の数量は十二万九千三百七十一トンということであります。それにつきまして、昨日当委員会に、厚生大臣より同病変米の転用に関し、飲用アルコール原料として転用すること差しつかえなしという趣旨の回答が参っておるのでございます。つきましては、この在庫黄変米のおそらく大部分がイスランジア黄変米及びタイ国黄変米とイスランジア黄変米の混合物であろうと存じます。タイ国黄変米のみはごく少量であろうと考え……

第23回国会 文教委員会 第4号(1955/12/08、27期、日本社会党)

○吉田(賢)委員 ただいまの御質問につきまして関連事項を一、二伺ってみたいと存じます。  政府は地方財政赤字対策の一環として文教施設費の三十年度予算の一割を切り捨てるのではなくて、何か支払いができないものを取りのけるような御説明があったのでございますが、どうもはっきりいたしませんので伺いたいのです。  まず第一に聞きたいことは、金額の見込みは六億円ということでございますが、それを伺っておきたいと思います。
【次の発言】 それは施設費と申しますと、大体校舎その他のものかと存じますが、もう少し具体的に申しますとどういうことになるのでございましょうか。

第23回国会 法務委員会 第1号(1955/12/05、27期、日本社会党)

○吉田(賢)委員 関連して。今の櫻井君の最後の御質問並びに法務大臣の御答弁の点、すなわち、閉会中もしくは国会休会中の災害に対する臨時処理法の問題、これは非常に重大な問題だと思いますが、これはやはり、以前の憲法の緊急勅令のごとく、何か臨時の、それこそ臨時の政令のようなものでも出して、次に法律ができるまでの措置として何らかの手を打ち得るような、この法律の適用上の欠陥を補てんする意味におきまして、そのような方法が準備せらるべきだと思います。この法律は大へん急いでおりますので、一両日のうちに法律になってしまうのだろうと思いますが、それに間に合いますれば間に合うといたしまして、一つ政府の方で適当に御準備……

第23回国会 法務委員会 第7号(1955/12/16、27期、日本社会党)

○吉田(賢)委員 ただいまの問題に関連しまして、本来、この問題は非常に重大な政府と当委員会の約束でありますので、法務大臣その他の政府当局に伺いたかったのでありますけれども、ただいまのところ、今国会中に機会もなさそうでございますので、若干補充的にただいまの同僚の質問に関連して聞いておきたいと思うのであります。  法務省は、三十一年度に、いわゆる広い意味における売春対策とか、売春の禁止とか、そういう概念に入るべきもの、すなわち本年七月十九日に当委員会において決議されましたその趣旨に沿いまして、何らかの予算措置をとったかどうか、それを一つお尋ねしておきたい。

第24回国会 決算委員会 第2号(1956/01/10、27期、日本社会党)

○吉田(賢)委員 第一に伺いたいのは、物品購入の契約の方式についてであります。これは二八一ページに若干指摘されておるのであります。これによりますと、本省の資材部の二十八年度における物品購入、加工、印刷等の契約の総額が二十九億五百余万円に上っております。このうち九割五分に当る二十七億八千七百余万円が随意契約によっております。さらにそのうちの約六割二分すなわち十七億七千五百余万円は用紙、自転車、被服、皮ぐつ、洋がさなどの調達でありまして、これは予決令の九十六条の二十三号によって事実上特に必要なものとして随意契約によったもののようであります。しかしながらおよそ官庁会計のうち予算執行上物品経理上問題に……

第24回国会 決算委員会 第3号(1956/02/03、27期、日本社会党)

○吉田(賢)委員 私は本日は大蔵省、運輸省、郵政省当局に対しては一応質疑を保留しておきたいと思います。  そこで大蔵政務次官に御要望しておきますが、当委員会に対しましては、大蔵大臣が予算委員会に出席なさると同様に、大蔵大臣は会計検査院の決算報告書の全体につきましているんな御責任の関係もあるのでありますから、予算委員会の日程等もございますので、委員長は適当におはからい願って早い機会に大臣が当委員会へ出席せられるようにおはからいを願いたい。次官におきましても当委員会のこういつた希望の趣旨を十分にお伝え願いたいと思います。  まず資料の御要求をしておきます。  大蔵省からは昭和二十九年度決算の説明書……

第24回国会 決算委員会 第4号(1956/02/07、27期、日本社会党)

○吉田(賢)委員 両御報告事項につきましては質疑を次会に譲りまして、直ちに昭和二十八年度及び九年度の労働省関係につきまして、会計検査院、政府当局の説明を求め、質疑をなすように議事を進められんことを望みます。
【次の発言】 私は失業対策事業補助金の不当経理についてまず質問いたします。二十八年度決算報告書二九四ページ、報告番号二〇一七号福島県における失対事業の不当経理事項、それから二十九年度報告番号二〇五六、同二〇五九、二〇六四、三〇六ないし七ページであります。各事項につきまして順次伺ってみたいと思います。  政府当局に伺いますが、この福島県の失対事業は二十七年度でありまして、補助金基本額が二億九……

第24回国会 決算委員会 第5号(1956/02/09、27期、日本社会党)

○吉田(賢)委員 私は大臣の御都合も察しまして、二十八年度をあと回しにいたしまして、二十九年度にただちに入りたいと思います。そこでこれは専門的な問題になれば事務次官もおいでですから、その方から御答弁願ってもいいと思いますが、しかしこといやしくも国の行政の根本に影響するような点につきましては、一つ大臣が責任を持って御答弁を願いたい、こう思うのです。  そこで問題は昭和二十九年度検査報告書、報告番号二〇八四、三一八ページ、すなわち工事着工時期の見通しもないのに日本電電公社並びに鹿島建設その他の諸土建会社へ前払金総計六億九千二百余万円を不当支出したという案件であります。申すまでもなく建設省のこの予算……

第24回国会 決算委員会 第6号(1956/02/15、27期、日本社会党)

○吉田(賢)委員 まず資料を要求いたします。予備費使用を決定いたしました各省に対しまして、その支出状況をなるべく詳細に記載したものを至急当委員会に提出するようにお計らいを願います。  それから詳しい質問は資料が来てから行いますが、まず一点伺っておきます。大蔵省は前回二十八年度の予備費承諾の件を当委員会で審議いたしました際、当委員会は付帯決議をしておるんですが、それは御承知ですか。
【次の発言】 付帯決議の趣旨は十分に守ってもらっておると思いまするが、それらにつきまして御意見を伺っておきます。
【次の発言】 特に一点この際伺っておきますが、特別会計におきまして、食管会計で三百億円の予備費を使用い……

第24回国会 決算委員会 第7号(1956/02/17、27期、日本社会党)

○吉田(賢)委員 専売公社の方に伺いますが、まず二十七、二十八、二十九年度の納付金額の予算額と決算額並びに三十年度の予算額と納付金の見込額、これを一つ御説明願いたいと思います。
【次の発言】 それからあなたの方のいろいろな外郭団体があるようでありますが、これは一応おもな名前だけ言っていただいて、資料として本委員会に提出していただきたい。
【次の発言】 ただいまお述べになりましたのは、いずれも専売公社から補助金ないしはその他の名目で、予算上の金員が交付されている団体なんですか。
【次の発言】 そうしますと、その自余は二十八年、九年には同趣旨のもの、もしくは委託金ですか、そういったものを出しておっ……

第24回国会 決算委員会 第8号(1956/02/22、27期、日本社会党)

○吉田(賢)委員 きょうは与野党の立場を離れまして、日本の財政執行上現われまするあらゆる乱脈をともに憂うるという立場におきまして、総理の御所見を伺いたいのであります。私はあなたの御健康のことも考慮いたしまして、できるだけ簡単にお尋ねいたしまするから、あなたの方からはなるべく詳しお述べ下さったら大へんけっこうと思います。  第一に伺いたいことは、申し上げるまでもなくあなたは内閣の首長といたしまして国全体の行政の最高の責任機関の中心におられます。そこで一兆円をこえる年々の予算が決算に現われまして、やはり少くとも百億円をこえる批難金額が会計検査院で指摘されております。こういった面を当委員会で一々あげ……

第24回国会 決算委員会 第9号(1956/02/27、27期、日本社会党)

○吉田(賢)委員 私は本日は主として概括的な御質問を申し上げ、なお若干具体的な批難事項に触れてみたいと思います。  二十八年度検査報告の三三二ページの「連絡運輸収入および貨物後払運賃の回収状況について」、特に連絡運輸収入の滞納問題について伺ってみたい。これは報告書並びに提出された資料によりますと、三ヵ月未満のものないしは一年以上にわたる滞納期間で、二十八年度末には四億五千四百余万円、七年度には四億五千万円、二十九年度には五億八千二百万円、三十年度には、三十年十二月現在までで四億三千七百万円、こういう状況らしいのであります。これは滞納者はいずれも私鉄会社等でありますが、非常に膨大な滞納といわなけ……

第24回国会 決算委員会 第10号(1956/02/29、27期、日本社会党)

○吉田(賢)委員 電信電話公社が五カ年計画をお立てになって、二十八年以来いろいろな方面に御努力になっておるようであります。ついては検査院の御報告は、二十八、九年を通じまして、五カ年計画に伴って行われつつある工事事項に一つの重点があるように見受けられます。よって私は主としてこの際工事を中心に伺ってみたいと思うのであります。  第一に伺いたいことは、御説明によれば、昭和二十八年度を初年度といたしまして、電信電話拡充五カ年計画が推進せられておるようであります。ついては、これが所要資金の総額、それからその資金の部外資金の比率などについて、まず御説明願いたいと思いまする。

第24回国会 決算委員会 第11号(1956/03/05、27期、日本社会党)

○吉田(賢)委員 食糧庁の食管特別会計に関しましては、これは病変米の処理の案件につきまして、昨年十二月十六日当委員会の全会一致で相当重要な決議をいたしております。この経過については、できるだけ早く当委員会は農林、厚生両省から報告を受けるはずになっております。厚生省からはごく簡単な文書が提出されたのでございますが、農林省からは何も出ておりません。そこでこれは相当重要な問題でありますし、農林、厚生両省にまたがっておるのであるから、農林大林、厚生大臣両方出てもらわないと十分に質問がとげられないと思うので、今日は私はその点に触れず、この食管特別会計の実質的な質疑は、従って審査はすでに行われておりますか……

第24回国会 決算委員会 第12号(1956/03/07、27期、日本社会党)

○吉田(賢)委員 この大蔵省提出の総計算書、薄い方でありますが、それから検査院のこの報告にも、二ページの末尾に有価証券その他が六千五十四億円ということになっております。これの内容を一つ文書で出すようにしていただきたい、こういうように考えます。もちろんこれは国有財産法に規定したもののみであろうかと存じまするが、かねて当委員会で問題になっておりました国有船舶につきましては、やはりこれは普通財産として入っておるのかと思いますので、もし入っておればそれに関する資料、これだけ一つお出し願いたいと思います。
【次の発言】 国民金融公庫について一、二伺います。  国民金融公庫は、申し上げるまでもなく、国民金……

第24回国会 決算委員会 第13号(1956/03/09、27期、日本社会党)

○吉田(賢)委員 ただいまの田中君の御質問の呉の案件でありますが、これについてもう少しはっきりしたい点があるのでありますが、これは呉の調達局でありますか、特別調達局といいましたか、それが検査の対象になった役所であります。そこで調達局長ほか数名と会食なすったというあなたの御答弁でありますね。そこで調達局が検査の対象になっておる場合に、調達局長ほか数名で、一番おもな人が調達局長であるというのであれば、やはり相当穏当を欠くと思います。その点はどういうふうにお考えになったのでありましょうか。
【次の発言】 どうも私自身にこれについての資料がございませんので十分に伺えませんが、あなたの方の検査院といたし……

第24回国会 決算委員会 第14号(1956/03/12、27期、日本社会党)

○吉田(賢)委員 私は鉱業権者と関電との間に損害賠償請求権があるかどうかはよくわかりませんからそれに触れません。ただしかし、行政的に一、二伺っておきたいのであります。ただし電源開発促進法あるいは鉱業法とか河川法について、これらの関連が私には知識が不十分ですから、十分にお尋ねができないかわかりませんが、鉱山局長ないし政府当局に伺うことにいたします。その前にまず関電の社長の方に伺いますが、あなたの方は、この問題になっておりまする岐阜県の庄川のダムの建設資金は開発銀行の資金をお使いになっておるのですかどうですか、どのくらいお使いになっておるのですか。

第24回国会 決算委員会 第15号(1956/03/16、27期、日本社会党)

○吉田(賢)委員 昭和二十八年度一般会計歳入歳出決算、同年度特別会計歳入歳出決算及び同年度政府関係機関決算報告書(未確認となっていた既往年度分を含む)議決に関する動議、この内容につきましてはすでに各委員の方に配付されてありまするので、長文にわたりまするから、これを読むことを省略いたしまして、速記録に記載させていただきたいと思うのであります。  要するにその趣旨は、総計二千二百二十九件を不当と認めること、決算のうち前記以外の事項については異議がない。なお昭和二十九年度にわたる分がありまするので、これは昭和二十八年度決算報告書にはないのでありますけれども、この点につきましては、そのような趣旨によっ……

第24回国会 決算委員会 第16号(1956/03/20、27期、日本社会党)

○吉田(賢)委員 それではまず自治庁の分を御質疑申します。  第一に伺いたいことは、新潟県選挙区選出の参議院議員の補欠選挙に必要な経費、閣議決定は昭和三十年五月十三日、予備費使用額は二千二百八十九万二千円、こういうことになっております。これは支出済みが使用決定額よりも少いようで、残額があるようであります。そこで伺いますが、この経費の予備費使用の要求をせられた金額と年月日、使用の目的を御説明願います。
【次の発言】 予備費を要求した年月日と金額は……。
【次の発言】 何に使う目的で要求されましたか。
【次の発言】 そうです。
【次の発言】 それはいつ支出することが経費の趣旨であったか。

第24回国会 決算委員会 第18号(1956/03/28、27期、日本社会党)

○吉田(賢)委員 倉石さんにお尋ねするはずでありますけれども、少し事実の関係を明らかにするために、まず検査院当局にお伺い申しますが、三一ページの報告番号二の(ア)でありますが、このうちの工事費が七十三億九千万円を要して施設は完了しておる、ところが電話施設の維持費、使用料の分担等について解決をしておらなかった事実がある、こういうようなことが指摘されておるのでありますが、これはこまかいようでありますけれども、この案件が全体として政府の各省庁間における連絡不十分という指摘と照応いたしまして、それは一体どういうことをさすのでありますか、これをちょっと明らかにしておいていただきたいのであります。

第24回国会 決算委員会 第19号(1956/03/30、27期、日本社会党)

○吉田(賢)委員 自治庁関係につきましては、長官が少しおくれるようでありまするから、これはあと回しにいたしまして、法務省所管にまず移ることにいたします。  法務省のうち、まず衆議院議員総選挙及び地方選挙取締り費の不足補充に必要な経費でありまするが、総選挙のごときは、絶えず解散の可能性があるわけでありまするから、一般に予算は計上せられておるものと思いまするが、本予算の額とその必要な具体的理由を一つ簡明に御説明いただきたいのであります。なお他のたくさんの省の関係があと残っておりまするので、私もできるだけ言葉少くしますから、簡単に要領を得るように御答弁願いたいと思います。

第24回国会 決算委員会 第20号(1956/04/03、27期、日本社会党)

○吉田(賢)委員 川島さんに伺いたい要点は、実は昨年の五月に、ただいまの選挙制度調査会が発足する前に、今おあげになりました高橋、矢部、坂並び兼子選挙部長を総理大臣がイギリスへ選挙制度調査に派遣いたしまして、その事務一切をあなたの方でおとりになった、こういうふうに聞いております。つきましてはその旅費は全部予備費で支出し、予備費の承諾を今求められておりますので、本委員会においてこれを審議中でございます。このような事情であなたのお名前が出て参りまするので、一、二伺ってみたい、こういう次第になっております。  第一に伺いますが、当時自治庁の長官であられましたあなたが特にこの四名の方々をイギリスに派遣す……

第24回国会 決算委員会 第21号(1956/04/04、27期、日本社会党)

○吉田(賢)委員 ただいま議題になりました昭和三十年度一般会計並びに特別会計の予備費の使用についての承諾を求めるの件並びに国庫債務負担行為につきまして、同僚生田委員の御提案の趣旨に賛成の討論をいたしたいと存じます。  ただこの際申し上げておきたいことが二、三あるのであります。それは申し上げるまでもなく、予備費は一応支出の目的を定むることなくして、国会はこれを議決して、自後法定要件のありまする場合に、政府においてこれを支出することを認められた制度であって、憲法におきましての予算の原理の例外をなす制度であり、また国会におきましても、これが使用後の承諾をなすという手続を求められる制度であります。従っ……

第24回国会 決算委員会 第22号(1956/04/07、27期、日本社会党)

○吉田(賢)委員 前会検査院並びに防衛庁の政務次官から一般的及び各批難事項の御説明を聞いたのでありますが、ちょっと補充的に一点伺いたいことがあります。それは検査報告書の三六ページの物資の保管状況でありますが「現品が帳簿書類上の残高と一致しない」こういうふうに記載されております。供与物品関係が特に著しい状況のようでありますが、これについて何か検査院当局から御説明を補充していただいたらと思いますが、このような状況でありますので、もし適切な御説明が困難でありましたら次会でもよろしいのですが……。
【次の発言】 長官にお尋ねいたしますが、あなたの方では年度末等におきまして、所有もしくは使用しておる一切……

第24回国会 決算委員会 第23号(1956/04/09、27期、日本社会党)

○吉田(賢)委員 本日は需品の調達を中心にして少し伺ってみたいと思います。 経理局長にまず伺いますが、二十九年度、三十年度及び三十一年度三ヵ年にわたりまして調達実施本部関係の予算の総額、ただ上人件費を除いてよろしゅうございますから、それを一応御説明願います。
【次の発言】 一切の調達予算をお尋ねするのであります。本部の庁費じゃないのです。もっと正確に言うなら調達関係の予算です。人件費を除いたらいいのです。あなたの言っているのは庁費のことなんでしょう。
【次の発言】 予算はもうすでに国会を通過しておるのだからそれを御説明願いたい。
【次の発言】 今の調達本部で、調達実施本部関係の予算がつかまれて……

第24回国会 決算委員会 第24号(1956/04/11、27期、日本社会党)

○吉田(賢)委員 前会に引き続き報告番号一四の冬服購入の件を中心として質疑を進めます。  きょう陸上幕僚監部から御出席を願いましたのは、今議題になりました報告番号一四の冬服購入の件につきまして、これは陸上幕僚監部からの要請によって購入したという案件でありますのと、なお、内局並びに調達実施本部におきましては、この購入計画の実情を詳しく説明することができませなんだので、きょうは御出席をわずらわしたのであります。  そこで筒井幕僚長に伺います。第一にあなたの方の機構関係から伺ってみたいのですが、幕僚監部におきましては、装備品などの陸上自衛隊用というんですか、あなたの所管関係における調達計画については……

第24回国会 決算委員会 第25号(1956/04/13、27期、日本社会党)

○吉田(賢)委員 議事進行につきまして一応発言させて下さい、私が幕僚長をお呼び出し願いました理由は、前々会からだんだん質疑応答しておりまする通りに、装備局長だけでは全体の事実の関係が把握できないのであります。なるほど幕僚から通知は受けた、幕僚から要請があったというような御答弁はあるのでありますけれども、しかし検査院の報告書には、歴然とやはり幕僚監部からの要求によってかくかくの装備品を購入した、その購入の事実が不当であった、こういうことでありますので、果して適正な、妥当な購入の計画であったかどうかということは、やはりこれを要請した側に出てもらわなければはっきりいたさないのであります。こういう理由……

第24回国会 決算委員会 第26号(1956/04/17、27期、日本社会党)

○吉田(賢)委員 本日は、報告番号の一七、一八を主として質問したいと思います。  これについてはいずれも航空幕僚監部の要求によって調達せられておりまして、主たる事務や調達の実施計画が幕僚においてなされた関係もあるので、まず航空幕僚長の出席を要求いたしておりましたが、前会も出席なく、本日まだ御出席がありません。よって、やむを得ずいないままに進めていきたいと思いますが、事態を明らかにするために、ぜひ出席するようにお取り計らいを願いたいと思うのであります。  そこで、長官はまだ見えぬのですか。装備局もきゅうは課長しか見えておらぬ。これは一体どうしたことですか。では、経理局長が見えておりますね、この四……

第24回国会 決算委員会 第27号(1956/04/19、27期、日本社会党)

○吉田(賢)委員 政務次官に聞きますが、装備品などの中央調達と地方調達の区分はどこが決定するのですか。
【次の発言】 そうしますと品種により金額によって自動的に中央調達するか地方部隊が直接購入するかがきまるのですか。
【次の発言】 そうしますと省令ですか庁令ですかによって、決定せられておる基準はあるけれども、これは中央で調達するかいなやの場合に、物により金額によっては、幕僚監部がこれを決定する、こういうふうになっておるわけですか。
【次の発言】 その幕僚監部というのは、やはり陸幕の需要物資は陸幕の監部、海幕は海幕の監部、航空幕は航空幕の監部、こういうふうに常識上了解すべきだと思うのですが、中央……

第24回国会 決算委員会 第28号(1956/04/23、27期、日本社会党)

○吉田(賢)委員 前回の委員会で、防衛庁当局に本日の質疑事項について資料要求をして、手持ちの資料は直ちに提出するということになっておるのだが、まだ一向に届きませんが、どういうことになっておりますか。
【次の発言】 昭和三十年度の艦船建造計画のうちの雑船関係の御説明を願いたい。
【次の発言】 そうしますと、昭和三十年度のうちの高速救命艇一隻千八百三十万円、同上の主機二千五百万円についてでありますが、この高速救命艇一隻は、昭和三十一年三月二十三日に契約をして、墨田川造船へ引き渡し、完成が本年七月末日となっております。この主機関はパッカード二合ということになるようでありますが、これの入手関係について……

第24回国会 決算委員会 第29号(1956/04/27、27期、日本社会党)

○吉田(賢)委員 前会に引き続きまして二十九年度以来の造船計画のうち、高速度救命艇につきまして、古エンジンを防衛庁が購入いたしております案件について、引き続いて質疑を行いたいと存じます。  第一に装備局長に伺います。装備局長が答弁ができなければ、調達実施本部長でよろしい。防衛庁がこの種の古エンジンを買いまするときには、価格の評定はもちろんだが、物件の調査を十分にすると思いますが、その調査につきましてまず伺います。第一にパッーカード・エンジンについて、そのエンジンの製造せられたとき以後、その当時に至りまするまでの一切の経歴を調査したかどうか。

第24回国会 決算委員会 第30号(1956/04/30、27期、日本社会党)

○吉田(賢)委員 証人に伺いますが、伺ったことにつきまして要点を一つお述べ願いたい。  第一にこれをお買いになるときはどうするという目的でありましたか。
【次の発言】 そうしますと品物はもちろん性能とか機械の損傷があるとかないとか、そういったことについては十分御調査をなさったのでしょうね。
【次の発言】 私が伺いますのは、別にあなたに対して個人的な恩怨、悪意はないのですから、言葉がどうありましても一つどうか真実を述べていただきたい。もちろん真実を述べないと いう前提で聞くのではないのですよ。ただ、どうぞ真実を述べられたいとい うことを御希望申し上げておきたい。そこで、パッカード・マリン・エンジ……

第24回国会 決算委員会 第32号(1956/05/08、27期、日本社会党)

○吉田(賢)委員 杉山さんにお尋ねいたします。御承知の通りにここは宣誓してありますので、一つ間違わぬようにお述べ願いたいと思います。  あなたがこの問題になっておりますパッカード・エンジンを間組から保安庁の方に――今日は防衛庁でございますが、売り込むに至った経緯、これをおもに聞きたいので、ございます。そこでまず第一に伺うことは、このパッカード・エンジンは松庫商店から三万産業が買い受けて、さらに間組へ売り渡した、こういうように述べられておるのであります。あなたはまず最初にどの段階に関係をせられましたか。つまりあなたは松庫商店から買い取るときに、間組の立場で、代表せられたようにも聞くのであります。……

第24回国会 決算委員会 第33号(1956/05/12、27期、日本社会党)

○吉田(賢)委員 関連してちょっと伺いますが、あるいは私が中座しているときに他の委員から御質問済みかもわかりません。あなたは当時―当時というのは昭和二十七年の七月当時ですが、第一通商の機械部長であったのですね。
【次の発言】 そこであなたの部下に平某というのがありましたね。
【次の発言】 あなたの部下でしよう。
【次の発言】 それはいつごろからいつまでおったのですか。――大体でよろしい。記憶が思い出しにくければ、やめたのはいつですか。
【次の発言】 平というのは二世ですか。
【次の発言】 そこでやめる当時はやはり機械部におったのですね。

第24回国会 決算委員会 第34号(1956/05/14、27期、日本社会党)

○吉田(賢)委員 長沢さんにお尋ねいたしますが、あなたは昭和二十七年七月ごろあるいは同年末から翌年の夏ごろにかけまして、どういう職におられましたか。
【次の発言】 その後の職歴、現在の海上幕僚長までの職歴は――簡単でよろしゅうございますが……。
【次の発言】 あなたに伺いますことは、御承知の通りにかねて当委員会において問題になっております海幕が二十九年度の救命艇に搭載するパッカード・エンジンを購入いたしました以後の購入の関係、つまりパッカード・エンジンを海上保安庁、防衛庁に購入いたしました案件につきまして二、三伺いたいのでありますが、なおほかの参考人の方にも、随時これは並行的にお伺いする方が、……

第24回国会 決算委員会 第35号(1956/05/16、27期、日本社会党)

○吉田(賢)委員 関連して。中氏が全然金を受けたことがないということをあなたははっきりおっしゃるんだが、砂田重政氏に百万円の金を渡すという趣旨で、横浜で中氏が金を間組側から受け取った事実をあなたは覚えておらぬのですか。
【次の発言】 場所はどこです。
【次の発言】 だれに渡しました。
【次の発言】 今あなたの証言によれば、全然中氏が金を受け取っておらぬというのだが、あなたが百万円手交した。それは砂田氏に渡った金か存じませんけれども、ともかく中氏に渡した。あなたの御説明では、これは砂田氏に渡すという趣旨の金らしいのだが、先にあなたの言われたことは間違いで訂正なんですね。

第24回国会 決算委員会 第36号(1956/05/22、27期、日本社会党)

○吉田(賢)委員 ただいまの辻委員の御質問に関連しましてちょっと伺っておきます。さっき武内調本部長は、井上工業所社長の井上、社長の井上と言っておりましたが、あなたの方から提出された資料に上れば個人であります。個人の井上信貴男と違いますか。
【次の発言】 名前もわかっているでしょう。
【次の発言】 ただいまの御発言は、質疑応答ともに非常に重要な問題でございます。このくつの問題はかねてからいろんなうわさがあるので、この機会にやはり根本的にメスを入れて明らかにし、かついろいろと盲点になっているとをころ芟除しなければならぬと思います。かかる理由によりまして、井上工業所の代表者である井上信貴男、それから……

第24回国会 決算委員会 第37号(1956/05/25、27期、日本社会党)【議会役職】

○吉田(賢)委員長代理 松岡松平君。
【次の発言】 ただいま問題になっております詳細は事務当局からお聞き願うこととして、私は希望的な御質問を申し上げるのでありますが、電源開発と、これによって受ける住民あるいはその土地、建物の所有者の被害、これに伴う損害補償等の問題の解決は、今後電源開発事業を進める上におきまして重要な問題であることは、これは申し上げるまでもないと思います。従ってこれに対する各般の御方針もあることと存じまするが、実はここの委員会でも取り上げまして、今問題になっておる片掛部落の件につきましても、現地調査までしたのであります。そういうことでやっておりますので、やはり積極的に問題がどこ……

第24回国会 決算委員会 第38号(1956/05/28、27期、日本社会党)

○吉田(賢)委員 久保証人に伺いますが、あなたは契約第二課長として、井上工業所のくつの納入契約についてはかなり苦慮されたあとが証言で表われております。そこで私どもも幾多の事実は、あるいは郵便によって、あるいは人の口によってこれらの事情が訴えられておることもあなたに申し上げておきます。そこで、この井上氏が製品の納入検査等に当りまして、とかく他の業者が行なっておりまする手続よりも一そうスムーズに、あるいは簡略にして、あるいは非難されるべきものも非難を受けないようないろいろな手を行なったように思われます。そこで、それは私どもいろいろな事実を指摘してもいいのですが、そういうようなことから考えまして、一……

第24回国会 決算委員会 第40号(1956/06/01、27期、日本社会党)

○吉田(賢)委員 需品調達に関する小委員会の中間報告を申し上げます。  需品調達に関する小委員会は、去る五月二十六日各省各庁における事務担当者の出席を求め、開会しました。  まず調査方針を決定し、大蔵省当局並びに小峰会計検査院事務総局次長との間において質疑を行い、あわせて各省各庁の資料の提出を求めました。  需品の調達については一省一庁についての調達制度の問題、綱紀の問題等、現実の問題として防衛庁の中央調達の、調達実施本部の機能についても検討を要する事項があります。今国会の会期も余すところ少く、自然この小委員会は閉会中も続行して結論を得たいと考える次第でございます。何とぞしかるべくお取り計らい……

第24回国会 決算委員会 第41号(1956/06/02、27期、日本社会党)

○吉田(賢)委員 簡単に趣旨だけを朗読申し上げます。  国有財産不当処分取り消しに関する請願の件、さきに提出いたした首題の件につきまして、添付別紙の通りの補充書を提出することにいたします。なお先の請願書は、この際朗読を省略さしていただきますが、要するに大阪市内北区北錦町の一万七百余坪の土地と、都島地区におけるいわゆる延原観太郎所有地の一万九千余坪とをほとんど等価にて交換しました件について、これが取り消し方の請願でございます。つきましてはこの請願に補充の文書を提出いたしました次第です。要するにそれは両者の価格の評定が適切にあらずということがその理由になっておりましたので、なおこれを根拠づけるべく……

第24回国会 決算委員会 第43号(1956/08/23、27期、日本社会党)

○吉田(賢)委員 清井次官に先に伺ってみます。少し事務的なことを伺いたいのですが、多久島が団体事務費の事務を取り扱うに至ったのはいつでありますか。
【次の発言】 今事件の概要、経緯を御説明になりましたけれども、農林省としては二十五年にさかのぼってそれ以後のこの種の不正事実の有無については御調査になっておりますか。
【次の発言】 二十九年度よりも二十八年度が全国的に農業災害の多かった年であります。従って多久島の動機がどういうことになるか、最終的にはまだはっきりしておりませんけれども、二十八年度についても何らかの疑いを持って調査すべきであったと思うのですが、これは内部で何か調査機関でも設けて御調査……

第24回国会 決算委員会 第45号(1956/11/01、27期、日本社会党)

○吉田(賢)委員 永田年さんに二、三の角度から電源開発の事業である佐久間ダムの建設工事に関してお尋ねをいたしたいと存じます。  第一に、参考人の永田さんの立場を少しく明らかにしていただきたいのです。あなたの法律並びに定款上の現存の会社における地位、それから佐久問ダム建設事業における権限、それから政府出資並びに政府財政資金が会社に投融資せられておる金額を知っておるかどうか。御承知でないとするならば、副総裁でわかるかどうか、その点についてまずお伺いいたします。
【次の発言】 そこで主としてこの際伺いたいのは、電源開発の佐久間ダム工事に関しまして、とかく世上で問題視せられております間組との契約の関係……

第24回国会 決算委員会 第46号(1956/11/02、27期、日本社会党)

○吉田(賢)委員 主として黄変米についてお伺いいたします。多久島事件は保留しておきます。そこでまず事柄をきめておきたいと思いますが、この資料によれば現在の在庫米の数量が出ておりますが、これは昭和三十一年九月一日現在で十二万五千トン余りであります。そこでこれに対しまして倉庫料は月間どれほど支払っておりますか。過去の実績でいいのでありますが、会計検査院が来ておられるから、その方から一つ御説明を伺っておきたいと思います。
【次の発言】 数量の増減がありますが、それはどのくらいの間続いておりますか。たとえば過去一カ年間どのくらいになる、こういうふうな計算でもしておいてもらえば、大体推定ができます。

第24回国会 建設委員会 第21号(1956/04/04、27期、日本社会党)

○吉田(賢)委員 簡潔にお伺いいたしますので、簡潔に御答弁願いまして時間を節約したいと思います。  第一に伺いたい点は、本法案とさきに成立いたしました砂利採取法との関係についてであります。この場合第八条の一項一号、土石の採取について、この場合採取業者が採取しようとするときには、許可権者はどこになるのですか。一つ区別してお述べ願いたいと思います。
【次の発言】 はっきりいたしかねたのでありますが、そうすると砂利採取業者が海岸保全区域内において土石、砂利を採取せんとするときには、これは海岸管理者が許可権を持つ、こういうことになるわけですか。

第24回国会 法務委員会 第5号(1956/02/10、27期、日本社会党)

○吉田(賢)委員 黒田さんに一つだけ伺いますが、との勧告もしくは命令をする前にいろいろと義務履行状況等の調査をします。その際に、調査する人があるような東京の裁判所はともかく、いなかにおきましてはどういう人が具体的に当るというふうにお考えになりましょうか。
【次の発言】 私の伺う趣旨は、将来予算をとって調査官を設置するとか、あるいは調停委員会に非難があるか、そういうことをお尋ねするのじゃなくして、十五条の二によりますと、義務履行状況について事前調査をして勧告するということが規定されております。その事前調査をするのに実際はどういう人が当るとお考えになりますか。たとえば、書記官が当るとか、調停委員が……

第24回国会 法務委員会 第6号(1956/02/13、27期、日本社会党)

○吉田(賢)委員 ちょっと一、二伺ってみたいと思います。  法案十五条の三の命令の対象事項の範囲の問題でありますが、この際財産上の給付義務に限っておるようでございます。今佐竹委員からも御指摘になったのでありますが、幼児引き渡しの問題でございます。これはやはり、この法律が各般の調停制度の実現以来かなり実際上の需要に応ずる行政的な旬が拡大されてきたということを容認する以上は、私はやはり、その思想でいく以上は、十五条の三というところは、可能な範囲広げるのが原則でないか、こう思うのです。そこで、幼児引き渡しにつきまして、われわれが実際上の経験からしばしば困ることは、私自身も最近経験を持っておるのであり……

第24回国会 法務委員会 第7号(1956/02/14、27期、日本社会党)

○吉田(賢)委員 ちょっと一点だけお伺いしたいのですが、ただいま、家事審判制度の一つの方途といたしまして、行政的機能を高めていく方法として、職員の活動をもっと強化してはどうか、第二には、外郭団体の活動をもっとさせてはどうか、こういった趣旨のことをお述べになったと思いますが、何か具体的にお考えがございましたら、その点お示しを願いたいと思います。

第24回国会 法務委員会 第10号(1956/02/20、27期、日本社会党)

○吉田(賢)委員 関連して一点伺っておきたいと思います。裁判権の行使、裁判手続上におきましても、人の生命を害しもしくは危険ならしめるものは裁判権の範囲内でないと思われるのでありますが、こういう点はどうなんでございましょうか。今の場合に、死亡の可能性があるかないか、死亡の危険があるかないか、そういう点はだれが判断するのでしょうか。死亡の危険がかりにありといたしますれば、それは本人の承諾の有無にかかわらず、一般的に許されないことではないであろうか。憲法の根本的な精神から申しましても許されないことではないだろうか。かりに死亡に至らないといたしましても、重大な身体障害を毒物によって与えて、それを裁判の……

第24回国会 法務委員会 第14号(1956/03/05、27期、日本社会党)

○吉田(賢)委員 一、二点最高裁当局にお伺いいたしますが、この法案によりまして簡易裁判所の管轄区域が相当拡大もしくは縮小されておるようであります。そこで、これが裁判事務、地方行政事務の実施につきましてどういう影響があるか、第一点は予算の執行の面においてどういうような影響があるか、たとえば兵庫県の有馬郡の長尾村を廃止したため、三田簡裁から神戸の簡裁への管轄を移しております。そういたしますと、長尾村の裁判事務量は全部神戸の簡裁に移転することになりますが、その場合神戸簡裁の事務量の増大が予想され、三田の簡裁の事務量の減少が予想されますが、これに対する予算執行上の準備があらかじめなされておるかどうか、……

第24回国会 法務委員会 第15号(1956/03/07、27期、日本社会党)

○吉田(賢)委員 過日の委員会におきまして私は御質疑申し上げましたが、なお釈然としない点がありましたので、重ねてその御意向を伺うことにいたします。すなわち、この法律の実施に当って、管轄の区域が増減せられますので、従って各関係裁判所においてその事務量が増減することは、当局においてもすでに説明せられたところであります。かかる場合には、その当該裁判所において、または検察庁において、事務量増減に伴いまして人員並びに予算物資等事務の遂行上遺憾なきを期さなければならぬと思います。この点についての政府の御所信を重ねて伺っておきたいと思います。

第24回国会 法務委員会 第17号(1956/03/14、27期、日本社会党)

○吉田(賢)委員 議事進行について。目下内閣委員会で憲法調査会法案が審議されております。これは、一面から見ますると、法律の根本である日本国憲法に検討を加えるということが同調査会の主たる任務でありまするので、そのような法律の根本である憲法に検討を加えることを任務とする調査会法案は、これはあるいは当委員会が所管すべき事項ではないかと思うのであります。衆議院規則によりましてそれは内閣委員会所管なりということでありとするならば、やはり実質的には法務行政の根本に最も重要な関係を持ったものでございまするから、すみやかに当委員会は内閣委員会へ所定の手続を経て連合審査の申し入れをすることが必要であると考えるの……

第24回国会 法務委員会 第21号(1956/04/02、27期、日本社会党)

○吉田(賢)委員 なお本件は継続して御審議になるようでありまするから、私はこの機会にちょっと伺って、この次の機会に十分に伺うことにしたいと思います。  第一に、一般的な御方針を聞きたいのでありますが、検察庁で勾留されておる病人を尋問するのに、病気のいかんにかかわらず夜尋問するということは一般に許されているのですか。これをちょっと伺っておきたい。
【次の発言】 なるべく早く切り上げるようにということで、これは常識論としてはわかるのですが、何か、夜間に取り調べるようなときに、特に制限するとか、特に健康の診断をするとか、何らか特別の考慮をしなければならぬというふうにはなっておりませんか。これは、被疑……

第24回国会 法務委員会 第29号(1956/05/02、27期、日本社会党)

○吉田(賢)委員 私は、この法律ができましたら、その運用を誤まることなく適切を期する意味において、お尋ねをしたいと思うのであります。法務省におきましては、この法律ができました場合には、問題の災害基準と申しますか、どういう場合に政令を制定しようというふうにお考えになりましょうか。
【次の発言】 それから、私どもは借地借家人が罹災を受けた場合の保護、これが眼目になっておる法律のように思いますので、できるだけこういった人にこの法律が適切に行われて、その災害紛争関係が早く処理せられるよう希望してやまぬものでありまするが、この前例によりますると、たとえば長野県の場合にも、二十五年の五月十三日の災害で、そ……

第24回国会 法務委員会 第32号(1956/05/10、27期、日本社会党)

○吉田(賢)委員 二、三お尋ねいたします。社会党におきましても別案として売春防止の内容を盛った法律案を提案いたしまして、本委員会に併託されておる次第なのであります。そこで、私は、気がつきまする二、三の問題を指摘いたしまして、政府の御所見を伺ってみたいと思うのであります。  両法案を比較してみますると、政府案も社会党案も売春は社会悪だという根本的な考え方については一致しておるようでございます。これは立法の過程におきまして非常に大きな進歩であると考えております。そこで、昨年の七月十九日の例の二十二国会に提案された売春禁止法案が当委員会で表決せられました際、附帯決議が行われまして、その趣旨は、要する……

第24回国会 法務委員会 第34号(1956/05/12、27期、日本社会党)

○吉田(賢)委員 私は、日本社会党を代表いたしまして本法案に賛成をするものであります。(拍手)  われわれ日本社会党におきましては、さきに売春についてその防止、保安処分、保護更生対策など各般の内容を持った売春法案を本国会に提案いたしましたが、本日これが撤回の手続をし、御了承を得た次第でございます。よって、私どもは一応何ゆえに賛成するかの趣意を申し述べたいと存じます。  いろいろと性道徳の頽廃が論議されておりましたが、要するに、これは、政治の貧困と社会保障の欠陥が最大の原因であるという認識に立たなければなりません。これを忘れまして、いたずらに現在の性道徳の荒廃せることを嘆くということは、まことに……

第25回国会 決算委員会 第1号(1956/11/19、27期、日本社会党)

○吉田(賢)委員 大臣にはやむを得ぬ御所用があるらしいので、事務当局に質疑するとともに、大臣への質問を並行して行いたいと思います。  第一点は、刑務所における受刑者の健康管理の角度から質問したいのであります。今の京都刑務所のさく井を完了した井戸が飲料に適しないまま放置せられてあるという実情にもかんがみまして、これは全国の刑務所の健康管理の問題としても重視すべき案件と思いますので、このような角度からなお事実の関係について明らかにしたい二、三があるのであります。そこで経理部長もしくは矯正局長から、まず事実関係を簡潔に御答弁願いたいのであります。  検査院が批難いたしました京都刑務所においての昭和二……

第25回国会 決算委員会 第2号(1956/11/21、27期、日本社会党)

○吉田(賢)委員 しばしば当委員会におきまして問題に取り上げておったのでありますが、予算の使用状況につきまして、第一に決算上の繰越額がどういう趨勢になっておりますか、資料の限度でよろしいから、二十九年及びその後の状況を御説明願いたい。
【次の発言】 当委員会におきましても、個々の批難事項についていろいろと御質疑をしたり、御答弁をわずらわすことも大事でありますけれども、やはり一般の予算の使用状況の趨勢などを承わることは、これは非常に緊要なことでありますので、つど、大蔵当局にはその点は伺ってきたのであります。今その程度のお話しかできないのは遺憾ですが、それなら伺いますが、たとえば繰り越し明許の制度……

第25回国会 決算委員会 第3号(1956/11/22、27期、日本社会党)

○吉田(賢)委員 岡島さんにお尋ねいたしたいのであります。大体時間を予定いたしておりますので、私もできるだけ簡潔に伺いますから、あなたの方も簡潔に要点を御答弁願いたいと思います。  岡島さんは日綿実業株式会社の代表取締役、社長でありますか。
【次の発言】 あなたはいつごろからその地位におられますか。並びに日綿実業株式会社は、外国食糧の輸入商社としての資格を得られたのはいつからでありますか。
【次の発言】 戦後でよろしい。
【次の発言】 あなたの方は、昭和二十四年以来引き続いて毎年米の輸入をしてこられましたことは間違いないのですね。
【次の発言】 そこでもう一つ聞いておきたいことは、輸入食糧協議……

第25回国会 決算委員会 第4号(1956/11/28、27期、日本社会党)【議会役職】

○吉田(賢)委員長代理 ほかはありませんか――山田君。
【次の発言】 問いに対して答えてください。
【次の発言】 ちょっと聞いておきますが、さっき綿貫という人が、電柱で普通は三百円ほど賠償をもらうのを三万円もらった、そういう実例があると、言いましたね。それはどこでそういう事実がありましたか。
【次の発言】 それは場所はどこでということは……。
【次の発言】 私から言っておきますけれども、あなたは宣誓をされておる人ですから、全部そうだというような――そういう話を聞いたならそれでいいのですけれども、はっきりしなければはっきりしないと言っておいて下さい。間違いのないように……。

第25回国会 決算委員会 第5号(1956/11/30、27期、日本社会党)

○吉田(賢)委員 清瀬文部大臣にお伺いいたしますが、事務的な事項でおわかりにくい点はどうぞ事務当局より答弁をさせていただきたいと思います。  第一点は、批難事項の七六三、一〇六ページ、東京教育大学の附置光学研究所の問題、これを中心に伺ってみたいと思うのであります。申し上げるまでもなく、大学は一方におきましては教育の最高府でもございますし、他面におきましては重要なもしくは最も信頼すべき学術の研究所でございます。そこでこの種の附置研究所というものは、国立大学におきましても三十一年度予算を見ると三十六億五千三百万円に上っておりまして、その前年度、三十年度十二億余万円と比べますと、二十数億円も増加いた……

第25回国会 決算委員会 第6号(1956/12/04、27期、日本社会党)

○吉田(賢)委員 検査院の御説明を伺いましたが、一般的に二十九年度決算予算執行について検査院は大体どういう方針で検査せられたのですか、ちょっと具体的な方針を伺っておきたいのです。
【次の発言】 大臣、参議院がお急ぎのようでありますから、簡単にあなたに伺っておきます。なおきょうはあなたが御不在になるので、やむを得ずあすに譲りたいのですが、黄変米に関しても少し聞かなければいけませんのであすの午後にいたします。農林省の決算の調査をいたしますので、ぜひあしたは繰り合せてお出ましを願いたい、これは希望を申し上げておきます。  補助金の問題はずいぶんいろいろとたくさんありますが、御承知の通りに補助金につき……

第25回国会 決算委員会 第7号(1956/12/05、27期、日本社会党)

○吉田(賢)委員 御出席願いました方は松岡啓一さん、日綿実業株式会社常務取締役……。
【次の発言】 それから石橋鎮雄さん。日綿実業株式会社専務取締役……。
【次の発言】 前の委員会であなたの方の社長をお招きして、今回のあなたらが調べを受けなさった例の細田茂三郎氏に関連する各般の案件につきましていろいろと伺ってみたのでありますが、社長はあなた方が会社のこういった方面、つまり輸入米に関する事務とか、そういう方面について担当しておられる、こういうことでありましたので、きょうはお招きをしたわけであります。  そこできょうはできるだけ自由に言うてもらう希望から、ことさらに証人としなかったのであります。そ……

第25回国会 法務委員会 第5号(1956/12/12、27期、日本社会党)

○吉田(賢)委員 ちょっとお尋ねしますが、第九の保護司実費弁償金増額の件、この請願について、政府は三十年度予算の概算要求では請願の趣旨のような要求をしておるのかどうか、その予算要求の内容、それを御説明願いたい。
【次の発言】 それでは具体的の数字を資料として出していただきます。
【次の発言】 なお、その資料の参考に、前年度分と、それからその積算の内容について、できるだけ解しく書いて下さい。

第25回国会 法務委員会 第6号(1956/12/13、27期、日本社会党)

○吉田(賢)委員 ちょっと先に田中官房副長官に聞きます。私の聞きますのは売春に関する問題であります。  第一に伺っておきたいのは、昭和三十二年度の売春に関する各省庁の予算の概況をまず数字で御説明願いたい。
【次の発言】 内閣は、もちろん、この少額の予算でありますから、全額通すものと思いますが、これは格段の努力をお願いいたしておきます。  転じまして官房副長官に伺いますが、本年九月七日付売春対策審議会会長菅原通済名儀で、内閣総理大臣に対して、売春防止法の円滑な施行を期するための行政措置についての答申がなされております。申し上げるまでもなく、この保護更生施設は三十二年四月から実施されることになり、……

第26回国会 運輸委員会 第17号(1957/03/19、27期、日本社会党)

○吉田(賢)委員 運輸大臣にお尋ねします。今回の国鉄の一割三分の値上げをめぐりまして、これが国民生活に与える影響がどんなになるであろう、非常に深刻、甚大であるという危惧をもって、国民一般は注視いたしております。従ってこの国鉄運賃値上げによって起るであろうところの影響は、国会としてはあらゆる角度から十分に検討をしておかねばならぬ、こう思うのであります。  つきまして、あなたに明らかにしておいていただきたい点は、一般の民営その他公共企業体などが行なっておりますあらゆる輸送機関、運輸機関の運送料は、いろいろな理由も考慮して、必然に値上げの結果を招来するであろうと考えられるのであります。もしそうである……

第26回国会 決算委員会 第1号(1957/02/06、27期、日本社会党)

○吉田(賢)委員 さっきの小委員会の件はすでに決定しております。その点は別にあらためてここで議決する必要はないと思います。  それからあとの資料の点は、これは適当に十分に取ることに私も賛成したいと思います。なお、資料要求は委員長一任に決定しておりますから、言う必要はないのですけれども、政府関係機関の十億について、これの三十一年度予算執行の最近までの概況、でき得るならば一月末、一月末は困難かもしれないが、やむを得なければ十二月末でいい。十月末は少し古いですから、その点特に御注意願いまして、その執行の状況の文書を至急に出すように、一つお取り計らいを願いたいのであります。  それから、臨時税制調査会……

第26回国会 決算委員会 第2号(1957/02/07、27期、日本社会党)

○吉田(賢)委員 私はこの機会に会計検査院当局と大蔵省に対しまして昭和三十年度国並びに政府関係機関の決算等について総括的に二、三の点を御質問申したいと思うのであります。  今、国民は予算の審議と成立に大きな関心を持っておりますけれども、しかしながら反面において、予算がどんなに執行されたかという面につきまして、深い関心を持っておることは申し上げるまでもございません。そこで、最も重要な目標になりまするのは、会計検査院の検査報告書に指摘されました合計二千百八十五件、批難金額の概計が六十六億円、こういうことに集中いたしまして、心ある国民はその内容のいかんということに大きな関心を寄せておることは申し上げ……

第26回国会 決算委員会 第3号(1957/02/12、27期、日本社会党)

○吉田(賢)委員 大臣は新任早々でありますが、しかしあなたは何しろ農政通でありますので、一切の事情は大体一通りお聞きになると、核心はおつかみになれたことと思いますので、若干の時間を利用しまして、少しお尋ねしてみたいと思います。きょうは時間も相当たっておりますので、簡単にいたしまして、残余はさらに次の別の機会にしたいと思います。  御承知の通り三十年度の検査院の報告書を見てみますと、二千百八十五件が批難件数になっておるのです。そのうちで農林省関係は九二八から一九一六までありまして、約千件に上っております。五割近いものが農林省だけで占めておりますので、いかに膨大な案件であるかということはこれだけで……

第26回国会 決算委員会 第4号(1957/02/14、27期、日本社会党)

○吉田(賢)委員 ちょっと待って下さい。議事進行につきまして……。今御答弁がありましたけれども、批難事項全部につきまして御説明になると相当長時間になりますし、これはいずれも文書として出ておると思いますが、なお必要と思われる個所だけお述べ下さって、質問に応じて御答弁なすっていただいた方がわれわれも頭に入りやすいと思いますので、適当におはからいを願いたいと思います。
【次の発言】 国鉄の決算各般にわたりまして相当お尋ねする事項があるのでありまするが、本日は少しく将来の質問の資料の意味を含めまして、若干の質疑をいたしたいと思います。以下聞く第一点は、二十九年度、三十年度、おそらく三十一、三十二年度に……

第26回国会 決算委員会 第5号(1957/02/15、27期、日本社会党)

○吉田(賢)委員 検査院の中川局長にちょっと伺いますが、昭和三十年度の検査報告書には、他の多くの省は一般的に当該年度の決算の概要が記述されておりますので、不当事項を見るのに非常に便利なのでありますが、昨年は通産省関係はそれが記載せられて、本年は全くなく、頭から不当事項として幾つかの案件が指摘されておるのですが、やはり予算使用の状況、結果の概要は報告せられた方が適当であると思うんだが、いかがですか。
【次の発言】 まあよく御研究になった方がいいと思うのです。不当事項の内容にそれぞれの財政の結果が現われておるかもしれませんけれども、やはり一応は全体としてつかむことが非常に適当であろうと思うのです。……

第26回国会 決算委員会 第6号(1957/02/19、27期、日本社会党)

○吉田(賢)委員 資料を要求いたします。昭和三十年度一般会計予備費使用総調書(その2)、法務省関係、検察費の不足を補うために必要な経費、運輸省関係において、東京国際空港敷地借料に必要な経費、郵政省関係において、無線局検査に必要な経費、これに関する詳細な説明書。昭和三十一年度一般会計予備費各省各庁所管使用調書中、総理府関係のもので、南方同胞援護会の補助に必要な経費、同じく総理府関係において、警察庁関係の治安対策の強化に必要な経費、外務省関係において、日ソ交渉全権団派遣等に必要な経費、農業労務者の派米に必要な経費、大蔵省所管において、国連軍および在日米軍返還財産の維持管理に必要な経費、以上の説明書……

第26回国会 決算委員会 第7号(1957/02/21、27期、日本社会党)

○吉田(賢)委員 ちょっと関連してお伺いいたします。今お述べになりました飯野海運外五社、この五社が起訴されておる起訴事実としまして、何ほどのリベートを受け取ったか、これを一つ起訴事実によって数額を述べてもらいたい。大臣、おわかりですか。
【次の発言】 それではその点は検査院の重要な調査対象になろうと思いますので、おわかりになりましたら、起訴事実を通しましてリベートの総額を承わりたいと思います。
【次の発言】 この起訴は、概して言えば、背任、横領にしましても、リベートが問題になったとわれわれも了解しております。そこでリベートがかりに二億五千万円といたしますれば、これは当然国庫に返納すべき性質のも……

第26回国会 決算委員会 第8号(1957/02/26、27期、日本社会党)

○吉田(賢)委員 国会並びに当委員会におきましては、国鉄の主として決算、財政の審査をやって参りますうちに、はしなくも数年来いろいろと世の疑惑を、もしくはきつい批判を生むような問題が起って参りましたので、特に私どもは国鉄の財政の状況ないしはあり力、あるいはこれが粛正という面につきましては、最も重視してきておるのであります。特にただいまはいわゆる運賃値上げをめぐりまして国民の大きな関心の的になっております。のみならず国民の生活経済の上に与える影響も深刻であることは申し上げるまでもないと思います。そういうようないろいろな角度から私どもはこの委員会におきます任務としまして、できるだけ国鉄の財政の実情が……

第26回国会 決算委員会 第9号(1957/02/28、27期、日本社会党)

○吉田(賢)委員 まず中村法務大臣にお伺いいたします。本国会の重大案件として国鉄運賃値上げの問題がまさに登場する際におきまして、国鉄の財政面、国鉄の経理面、国鉄の膨大な固定資産の管理運用という問題等をめぐりまして、相当大きな社会的疑惑が深まりつつあることは御承知の通りと存じます。そこで私どもは当委員会におきましては国鉄に対する監督の権限と責任を持っておる運輸大臣に向って、この新聞紙上伝えられておりますほかの大きな汚職事件について、すみやかに真相を調査して当委員会に報告方を要請したのであります。ところが出て参りました報告書なるものは、いわく目下警察の取調べ中で明らかでありません、事実は判明しませ……

第26回国会 決算委員会 第10号(1957/03/01、27期、日本社会党)

○吉田(賢)委員 十河総裁に伺いたいのであります。あなたは当委員会にはまだ御出席はありませなんだけれども、数次にわたって国鉄の財政のあり方、とりわけ、広範な固定資産の管理運用の問題を中心にして、今究明を続けております。これはすでに御報告もお受けなさって御承知とも思いますけれども、世間が知りませなんだ幾多の不正な、もしくは不正を疑われるような暗い面が暴露して参っております。これが刑事的な犯罪事件になるかいなやは別といたしまして、少くとも公正な国鉄資産の管理運用という観点から見ますと、いろいろと疑惑を待たれる問題が続出いたしております。そこで先般来、あなたにかわって副総裁並びに運輸大臣、あるいは法……

第26回国会 決算委員会 第11号(1957/03/05、27期、日本社会党)

○吉田(賢)委員 なお明らかでないので二、三点伺ってみたいのですが、益子さんは、前歴として国鉄の最後は何をやっておられましたか。それから相良さん、大石さん、いずれもその点だけ一言に簡単に言って下さい。
【次の発言】 国鉄の関係を言って下さい。
【次の発言】 旅客課長でなかったのですか。
【次の発言】 そこで鉄友会の方にまず伺いまして、京浜デパートの方にお尋ねいたしますが、鉄友会が国鉄から高架下を借り受ける当時の代表者は益子さんの名義になっておりますが、やはり益子さんが中心に折衝なさったのでありますか。国鉄としてはおもにどなたとお話しになったのであろうか。その辺はどうなりますか。

第26回国会 決算委員会 第12号(1957/03/07、27期、日本社会党)

○吉田(賢)委員 東京都内の東鉄管内の高架下の不動産の管理の件について引き続きお尋ねいたします。  まず国鉄当局に伺いますが、国鉄が三十年の五月お調べになったところによりますと、有楽町駅ガード下に近接しておる個所で、明日新聞の前に該当いたしまするが、日本交通公社に使用を承認しておる十八平米並びに九百三―三平米があります。この土地の使用期限は三十年の三月ということになっておりまするが、その後の使用状況について御説明を願いたい。
【次の発言】 今説明者が入るからちょっと待ってくれということでございますから、委員長ちょっとお待ち願います。――ただいまの日本交通公社の関係のことにつきましては、説明員が……

第26回国会 決算委員会 第13号(1957/03/08、27期、日本社会党)

○吉田(賢)委員 それでは元東鉄管理局長潮江さんにお伺いいたします。問題は、新橋駅の高架下の鉄友会使用の土地、従って鉄友会と東京デパート、鉄友会と京浜百貨店との関係をめぐりましてあなたに伺うのであります。  国鉄提出の資料によりますと、昭和三十年十一月二日付で、あなたは東鉄管理局長として、鉄友会の代表相良取締役、それから京浜百貨店の代表取締役保前精一両君に対しまして、構内営業の使用承認書というものを発行しておられるのであります。相当著名になりました案件でありますから、これは御記憶ありましょうね。
【次の発言】 そこで承認書を交付せられた当時、このデパートの経営はどういう状態にあったかということ……

第26回国会 決算委員会 第14号(1957/03/12、27期、日本社会党)

○吉田(賢)委員 私はなお詳しくは質問を保留いたしまして、ごく簡単に一点だけ伺っておきます。  裁判所のこの種の不正事件がときどき報告せられますのと、いま一つは、二十七年から三十一年差で連続不正が行われておって発見がされなかったということ、こういう点につきまして、かつての当委員会におきまして私も、現金の受け渡しのごときは組織、記帳あるいは帳簿、伝票、そういうあたりに十分な改善をせられるように要望いたしまして、裁判所はこれを了承せられたかと思うのですが、あるいは私の記憶違いでこれは検察庁事件で法務大臣に対して申したかもわかりません。念のために聞きまするが、これはたとえば入金の伝票の制度を持つとか……

第26回国会 決算委員会 第15号(1957/03/15、27期、日本社会党)

○吉田(賢)委員 前会に引き続きましてC46輸送飛行機の部品購入の問題をめぐりまして質疑を続けたいと思います。装備局長に伺いますが、この問題になっておりまするC46機は、これはアメリカから供与を受けましたときは、いずれもD型でありましたのですか。それともA型でありましたのですか、その点はいかがですか。
【次の発言】 供与を受けた当初からD型でありましたのですか、その点はいかがです。
【次の発言】 そうしますと、A型をD型に改装したとか、そういう事実はないですね。
【次の発言】 前会に伺いました技術命令書でありますが、これはやはりわれわれしろうとの常識で考えますと、飛行機に添付されて日本に供与さ……

第26回国会 決算委員会 第16号(1957/03/26、27期、日本社会党)

○吉田(賢)委員 副総裁に伺いますが、やはり問題は、たとえば高架下の貸借が純然たる民法上の貸借関係であるかどうかということも一応は根本的に検討してみなければならぬと思うのであります。現に東京の簡裁で調停が行われた理由書を読んでみますると、普通の賃貸借の規定は適用すべきでない法律関係にある、こういうような見解を裁判所が述べておるのを私は見ております。これはやはりよって来たるところは、日本国有鉄道というものの法制上の性格、従ってその法律的行為、がどういう範疇に属するものであるか、こういうことに問題があるのではないか、これはやはり従業員のいろいろな問題が裁判所で取り扱われましたときにも、いろいろな見……

第26回国会 決算委員会 第17号(1957/03/28、27期、日本社会党)

○吉田(賢)委員 まず井本刑事局長にお伺いするのでありますが、莫大な国庫金を年々交付を受け、使用しておりまする都道府県の財政の監督は、まことに国家財政の監督の見地から見ましても重要な問題でなければなりません。しかるところ、当委員会におきましても東京の第一相互銀行の財政経理の問題に関しまして、かつて質疑をしておったのでございますが、がぜん数日来紙上伝うるところによりますと、福岡県の副知事らがこの第一相互銀行に対して公金をやみ融資したとか、導入屋を通じて導入したとか伝えられ、また多額の裏金利と申しますか、そういった不正不当な金利が収受せられたという疑いをもって逮捕状の執行をせられ、あるいは執行せら……

第26回国会 決算委員会 第18号(1957/03/29、27期、日本社会党)

○吉田(賢)委員 開発庁次長にお伺いいたします。予算実施の関係はあなたの方の所管でないかのように私は記憶しておるのでありまするが、予算を最初に作成いたしました責任の行政府として一言お尋ねしたいのであります。  会計検査院が僻地の北海道に出向いて、ごく一部の開発事業に伴う各般の工事状況を検査いたしております。特に代行工事並びに直轄工事におきまして多数の批難事実を指摘せられておるのであります。そこで一応あなたの立場からして、一般的にそのよって来たる原因、制度的にあるいはその他各般の条件等も勘案して、何ゆえにこういうような多数の批難事項が起りましたかにつきまして、御所見を承わりたいと思います。

第26回国会 決算委員会 第19号(1957/04/02、27期、日本社会党)

○吉田(賢)委員 ちょっと途中ですが、いろいろあなたの御意見を加えずに、やはり知った事実だけをなるべく要点だけ述べていただきたい。
【次の発言】 ちょっと途中ですが、やはりこちらで要求した事実を、なるべく要点をお述べ願いたい。あなたの方では参考になるだろうと思っていろいろなことをお述べになろうとするんだろうと思うけれども、ほかのことはまた聞くことにしますから……。県のやっている財政事情を全部お述べになったら一日やっても足らぬのですから、そのつもりでやって下さい。
【次の発言】 自治庁は電話で福岡県と連絡せられて調査したそうだが、一体だれと連絡したのですか、相手はだれですか。

第26回国会 決算委員会 第20号(1957/04/04、27期、日本社会党)

○吉田(賢)委員 小林財政部長は、山本調査官の報告を面接お受けになったのですか。
【次の発言】 そこで参考にまず聞いておきたい点があります。この昭和三十年度在任しておった監査委員の氏名、それからどういう職業の人であるか、それをちょっと御説明願います。
【次の発言】 山本調査官はだれに会って調査をしてきたのですか。
【次の発言】 そうすると、知事、総務部長、財政課長、出納関係の課長以外の職員というものにそれぞれ会っておりますか。監査委員には会っていないですか。
【次の発言】 そうすると、今の監査委員に会ったことは聞いていないが、それ以外の今お述べになった人々には、山本調査官は会っておるのですね。

第26回国会 決算委員会 第21号(1957/04/05、27期、日本社会党)

○吉田(賢)委員 地方財政につきまして、特に都一、道府県の現金の管理の問題は、国家地方を通じまして財政上及び財政監督上非常に重視すべき問題であります。特に福岡県におきまして公金が不当に管理せられたという問題が起っております際、これらの機会に問題点を明らかにすることは当委員会といたしましても最も重大なことであろうと考えるのであります。つきましては政府に伺い、御準備がないと思いますから、資料として仕出していただいてもよいのであります。ちょっとメモしていただく方が便利であります。  各都道府県につきまして、  一、歳計現金の管理方法、当該金庫、銀行名。  二、三十年度決算上の歳入額と、そのうち国庫よ……

第26回国会 決算委員会 第23号(1957/04/10、27期、日本社会党)

○吉田(賢)委員 裁判所の予備費使用状況について伺います。昭和三十年九月の二十二号台風の被害による裁判所の施設復旧に必要な経費を予備費から六百二十六万八千円を使用しておられるのであります。提出された資料によりますると、わずかな金額のようですけれども不用額が出ておりまするが、この食い違いはどういう事情に基いたのでございますか。いつごろこれは大体支出済みになっておりますか、この二点を一つはっきりしておきたいと思います。
【次の発言】 趣旨は了承いたしました。  裁判費の不足を補う経費として一億二千二百十四万五千円を使用しておられるのですが、これにつきましては三百十七万四千余円の不用額を生じておりま……

第26回国会 決算委員会 第24号(1957/04/11、27期、日本社会党)

○吉田(賢)委員 農林決算につきましては、毎年莫大な浪費があることと、三十年度におきましても検査院の批難総数の約五割が農林省関係になっておりまするので、このような事態にかんがみまして、われわれといたしましてはでき得る限りの究明を続けまして、すべての問題について事態を明らかにし、かくして農林財政の健全化を期していかねばならぬと信じておるのであります。  そこで第一に法務大臣に伺いたいのであります。農林省の予算は大半が補助金であります。申し上げるまでもないのでありますけれども、補助行政の農林予算に占める割合というものは非常に大きいのであります。またその費目種類にいたしましても、最も数多く、あいるは……

第26回国会 決算委員会 第25号(1957/04/12、27期、日本社会党)

○吉田(賢)委員 財政部長にちょっと聞きますが、あなたの方からいつでありましたか、昭和三十年度の都道府県の歳入総額及び国庫支出金に関する調というのが出ておりますが、これによりますと、福岡県の昭和三十年度決算は、二百六十五億五千三百余万円の歳入総額に対して、国庫支出金が九十六億一千九百余万円ということになっております。会計検査院の先般の御説明によりますと、歳入に対して国庫支出金の総計は百三十五億円ということであったのでありますが、どうしてこういう食い違いが出てきたのでありましようか。
【次の発言】 地方交付税の交付金は団庫支出金には綿密にいって該当しないのでありますか、するのであるか、これはどっ……

第26回国会 決算委員会 第26号(1957/04/16、27期、日本社会党)

○吉田(賢)委員 小沼証人にお尋ねしたいのでありますが、前の質問が相当時間をとりましたから、今度私がいろいろお尋ねします点につきましては、できる限り要点をお述べ願いたいと存じます。  第一に伺いたいのですが、あなたの全購連における専務のお立場、これはいろいろな御説明によって大体は明らかになったのでありますけれども、なお念のために御答弁願っておきたいのですが、専務はどのような仕事をなされ、またどのような権限を持ち、あるいは特に会計経理につきましてどういうような地位におられましたのか、この点について一つ再度はっきりしておいていただきたいと思います。

第26回国会 決算委員会 第27号(1957/04/18、27期、日本社会党)

○吉田(賢)委員 先に刑事局長に伺います。昨日福岡県の山本副知事、岩佐出納長その他向井定利あるいは第一相互の根橋武男などが起訴されたと聞くのでありますが、起訴したかしないかの事案、それから罪名等につきまして御報告願いたいと思います。
【次の発言】 山本調査官は見えておりますか。
【次の発言】 それでは政務次官に伺いますが、福岡の今回の事件につきまして山本調査官を派遣して、いろいろ調査をせられたことはすでに御報告を受けましたが、これは自治庁に対しましては調査報告書というものを格別出したのではないのか。あるいは先般当委員会に向って「福岡県における金庫銀行外の金融機関に対する歳計現金の預託状況」、こ……

第26回国会 決算委員会 第28号(1957/04/19、27期、日本社会党)

○吉田(賢)委員 大臣の御出席を実は二、三日来待っておったのでありますが、きょうはこまかい個々の問題はまた事務当局から詳しく伺うことにいたしまして、あなたに対しましては、相当の決意をもってこの事件に対処していただきたい、こういう点を特に要望しておきます。  全購連事件というものは、近来の農林行政における汚職、疑獄の事件といたしまして、ともかく全国民の環視の的になっております。幾多の事件がしばしば起ってはおりますけれども、たとえば前の多久島事件など、あれと比べまして、その質におきまして、与える影響におきまして、はるかに大きいものだと私は考えております。あなたの部下から、すでに課長補佐というきわめ……

第26回国会 決算委員会 第29号(1957/04/26、27期、日本社会党)

○吉田(賢)委員 農林省にお尋ねいなします。三十年度一般会計予備費使用総調書の二六ページに記載の農林本省につきまして農業施設災害復旧事業並びに農業施設災害関連事業に必要な経費、こういう見出しで、目として二千五百三十五万九千円、農業用施設災害復旧費となっておりますが、これはどこで何をしたのか、それを御説明を聞きたい。
【次の発言】 大体何ヵ所くらいでしょうか。
【次の発言】 きょうは資料を持ってきていないのですか。
【次の発言】 なるべく早く参議院に送りたいと思ってこちらも急いできておりますが、資料なしでは答弁ができないのですね。農道等を復旧した、こういうのですか。

第26回国会 決算委員会 第30号(1957/04/27、27期、日本社会党)

○吉田(賢)委員 渡部さんに伺います。お尋ねしますことにつきまして、どうぞできるだけ率直にお述べ願いたい。こちらは別に裁判所とか検察庁とかそういうところではございませんので、何もあなたの犯罪的なことを追及するという意味はごうもございません。だから、国政審査の一事項としていろいろな点を伺ってみたい、こういうのでありますから、どうぞ御協力下さる趣旨でぜひ一つ答弁をしていただきたいと思います。ただし、できるだけお尋ねする事項に簡単明瞭に答えていただいたらけっこうだと思います。  そこで、あなたは、この第一相互銀行の常務取締をしておられます以前には、別に官職、役人などの御経歴はなかったのですか。

第26回国会 決算委員会 第31号(1957/04/30、27期、日本社会党)

○吉田(賢)委員 ちょっと今の御答弁の前に非常に重大な発言がありましたので、関連して確かめておきたいと思います。  今あなたは花村四郎代議士が第一相互へ見えて立川工業の件よろしく頼むという御依頼があったということでありますが、それはいつのことですか、昭和三十年のことですか。
【次の発言】 そうしますと、三十年の春ごろ、法務大臣であった花村四郎さんが一人見えたのか、直江さんと二人で見えたのか、それはどうなんです。
【次の発言】 そうすると、三十年の春ごろ、前日に直江さんからあした花村さんに来てもらうという話があって、そうしてその翌日この第一相互の本社……。

第26回国会 決算委員会 第32号(1957/05/06、27期、日本社会党)

○吉田(賢)委員 過日の委員会におきまして東独カリ輸入の経緯について相当質疑応答があったのでありますけれども、なお明らかでない点もあると思いますので、少し東独カリ輸入問題交渉等の経過を聞いてみたいと思うのであります。  そこできょうは特に檜垣前肥料課長の御出席を求めておりましたので、一つお答えを願いたいと思います。檜垣さんが農林省の肥料課長に就任せられたのはいつからいつまででありまして、またその前職は何でありましたか、それをまずお伺いいたします。
【次の発言】 そこでまず御説明願いたいことは、あなたの御就任の前後、すなわち昭和二十九年ごろから三十年にかけてのカリの需給問題をめぐりまして、東独と……

第26回国会 決算委員会 第33号(1957/05/08、27期、日本社会党)

○吉田(賢)委員 食糧庁当局に砂糖の輸入を中心として少し事情を伺ってみたいのであります。  第一に、ここ一両年来、二十九、三十、三十一年と一応限定いたしまして、砂糖の輸入状況及び需給の状況、その概要を一つ御説明願いたいと思います。これは事務当局から適当に説明を願えばよろしいと思います。
【次の発言】 なおそのうち全購連が輸入割当を受けました数量を、二十九ないし三十一年度逐次御説明願いたい。
【次の発言】 ちょっとあとの御説明の二十九年度の二千三百五十三トン、これは割当にあらずして自力入手ですか、それはどういう趣旨なんでございますか。
【次の発言】 この年間の需給計画は農林大臣が策定なさることに……

第26回国会 決算委員会 第35号(1957/05/13、27期、日本社会党)

○吉田(賢)委員 あなたは、東独カリの輸入の問題が国会におきましても、またその他におきましても、社会的にも、非常に重大な問題になってきましたので、当時しさいな報告をときどきお受けになったかどうか、それは存じませんけれども、しかし会社の主宰者として、問題の経過、成り行き、金額、そういうような各般の点について報告とか協議とかあるいは質問とか何かされたのじゃないかと思いますが、そういうこともありませんか。
【次の発言】 穀肥部長が担当しておることは御説明になったのでありますけれども、しかし政治問題にもなり、あるいは全購連関係の刑事問題にもなり、多くの人が拘束せられあるいは起訴せられておるような事実が……

第26回国会 決算委員会 第36号(1957/05/14、27期、日本社会党)

○吉田(賢)委員 済みませんが、また経過は伺うことにして、解決したかどうかの……。
【次の発言】 私は要点だけずっと聞きますから、詳しい御説明はなるべく省略していただきたいと思います。  実は私はこの問題について昨年の十一月以来、今日あることを決算委員会のために少し憂慮しておったのであります。あのときにもっと詳しい御説明があれば、あるいは今日それがなかったかと思うのです。そこであなたにまず伺いたいのですが、一体これは告発があったのですが、告訴があったのですか。
【次の発言】 そうしますと、その十三名というのが村の利害関係の地元民の一部で、あなたがさっきおっしゃった反対派とかいうのに該当するので……

第26回国会 決算委員会 第37号(1957/05/15、27期、日本社会党)

○吉田(賢)委員 二、三点伺ってみたいのですが、あなたの方は輸入協議会が結成してから後にどれほどの数量のカリをもらいましたか。ちょっと具体的に年度別に言うて下さい。
【次の発言】 そうしますとあなたの方は、東独のカリを昭和二十七年度は五千トンくらい、漸次ふえて三十年度は一万三千トンくらいになった、この大体の数字は間違いありませんね。
【次の発言】 それは肥料年度ですか会計年度ですか暦年ですか。
【次の発言】 そうしますと、あなたの方は、過去の実績は八社のうち有数なお立場であった、たとえば日綿実業、岩井産業などに次いで優秀な実績を持っておられたのでございますね。

第26回国会 大蔵委員会 第3号(1957/02/13、27期、日本社会党)

○吉田(賢)委員 私は、きょう大蔵大臣並びに政府当局にお尋ねしたい問題は予算編成、つまり各省から出まする予算を検討、調整なさる職員にある大蔵大臣というお立場において、売春に関する予算を少し伺ってみたい、こう思うのであります。この問題は、予算委員会で適当な機会を得たいと思ったのでありますけれども、機会がないものでありますから、御了承を願いたいと思うのでありますが、これは、申し上げるまでもなく、鳩山内閣の時代に新しい日本を象徴する文化的立法といたしまして、衆参両院とも全会一致で通過しました、画期的な法律であることは申し上げるまでもございません。そこで、この法律の実施に伴いまする各般の施設、あるいは……

第26回国会 法務委員会 第5号(1957/02/19、27期、日本社会党)

○吉田(賢)委員 売春防止法につきまして若干政府当局に伺いたいのですが、田中官房副長官にお尋ねします。  本年四月一日から実施せられるべき売春防止法の第三章の関係についてであります。申し上げるまでもなく、この画期的な文化的な法律は、昨年当委員会で全会一致可決し、本会議並びに参議院におきましても全会一致可決いたしまして、世界の賞賛を博した法律であることは御承知の通りであります。もっとも、いわゆる「ざる法案」と言われて、幾多の欠陥を包蔵しておりまするけれども、いずれにしても、八十年来の売春問題について一つの解決へのめどが立法的に進められたということは、ともかくも慶賀すべきことであったのでございます……

第26回国会 法務委員会 第6号(1957/02/21、27期、日本社会党)

○吉田(賢)委員 私は、岸上士長、千頭三曹の死亡事件についていろいろな角度から質疑をいたしたいのでありまするが、これは防衛庁といたしましては長官以下各係官の御出席を必要といたしまするので、本日のところはごく簡単に一、二を伺って、次に留保さしていただきたいと思います。なお、今の加藤局長の御答弁、御説明がありました事実調査の結果及び暴行事件をあわせて事実関係の概要を一つ書面として当委員会の資料に出していただくと大へん便利だと思いますから、お取り計らいを願います。  加藤局長に伺いまするが、この両君の死亡の事件につきまして、その行軍をいたしました競技演習でありますか、これについては、要するに指揮監督……

第26回国会 法務委員会 第35号(1957/08/08、27期、日本社会党)

○吉田(賢)委員 ただいま古屋君の御質問に対しまして、どうも十分なお答えができておらぬと思いますので、私から関連しましてなお所信を明らかにしておいてもらいたいと思います。  問題の要点の一つは、最近の風潮ともいうべき官吏の汚職問題、とりわけそれが捜査当局、司法行政官におきまして行われるということになれば、根本は司法権の独立が危うくなります。これは申し上げるまでもありません。そこで、法務大臣にしても、あるいは国警担当の大臣にいたしましても、司法権の独立を前提にしてあなた方らの職責、職務は全うし得るのであります。ところが、現実にこのような司法権の独立を疑い得るような実に不祥な事件が起っておるのであ……

第26回国会 法務委員会 第37号(1957/10/14、27期、日本社会党)

○吉田(賢)委員 法務大臣に伺います。なお事務的な点につきましては適当に刑事局長をして答弁せしめられるようにせられてよろしいと思います。  委員長がただいま発言せられた点に関連するのでありますが、作目来全国的な新聞報道が、いわゆる売春汚職なるものを大々的に伝えております。ことにその渦中にあるのは光法務委員会であります。昭和三十年七月、例の売春禁止法が否決されましたあの前後以来、当法務委員会が疑惑の中に包まれておるのであります。ことに、同名とかあるいは何十名とか、あるいは与党とか野党、ないしは眞鍋儀十君の名前さえ新聞に明白に記載されてあるのであります。そこで、この問題につきまして、私はきわめて緊……

第26回国会 予算委員会 第12号(1957/03/04、27期、日本社会党)

○吉田(賢)委員 外務大臣に伺いますが、最近、日本とアメリカとの間の船舶貸借協定に基きまして、アメリカから新たに駆逐艦を日本に供与せられることになって、この事項が閣議決定を終え、目下双方の権利義務の関係等々について手続上の各般の折衝の最中と聞くのであります。果してそうであれば、日本はアメリカに対してどのような義務を負うものであろうか。この駆逐艦の供与の内容は、日本の造船所でアメリカの資金で調達するという方式らしいのですが、このような結果、日本の負うべき権利義務等についてどのような関係に立ち至るのであるか。もし閣議決定、がいまだないとするならば、その間の情報としてでも国民は知りたいと思いますので……

第26回国会 予算委員会 第21号(1957/04/22、27期、日本社会党)

○吉田(賢)委員 内閣が防衛庁所管としてアメリカから駆逐艦の調達受託契約を受けることになる問題について、第一に岸外務大臣に伺いたいのであります。この臨時受託調達特別会計法案という法律、これの末尾に附則として、防衛庁設置法の一部改正の趣旨が規定せられ、設置法の附則十九項を二十項とし、以下説明が記載せられ、結局MSA協定に基いて、政府が無償でアメリカから軍艦二隻を譲渡せられる、こういうた趣旨のもとにアメリカの負担において調達する、これらの軍艦の建造、これを同国政府に引き渡すことを目的として日本の政府との間に契約を結ぶ、こういう趣旨が記載せられておって、要するに受託調達の契約が日本の政府とアメリカの……

第26回国会 予算委員会 第22号(1957/04/23、27期、日本社会党)

○吉田(賢)委員 防衛庁長官に伺いますが、受託調達の契約は、主管大臣はどこになり、またどの省が交渉してきたのでありますか。
【次の発言】 どこの主管ですか。
【次の発言】 そうしますと、受託契約の交渉は、防衛庁の長官がこれを従来もなし、また今後もなす、こういうふうに了解したらいいのですね。
【次の発言】 大体この契約は、いつから、どこで交渉を開始せられたのでありますか。
【次の発言】 そこであなたの方の交渉の経過からかんがみまして、これは契約の当事者はだれになるのですか。
【次の発言】 もう少し正確には、日本では政府を代表した防衛庁長官でめり、先方国はアメリカの政府を代表した何省ということにな……

第26回国会 予算委員会 第24号(1957/04/26、27期、日本社会党)

○吉田(賢)委員 警察担当の大臣に伺います。先刻池田君から質問いたしました、きょうの朝日新聞の朝刊の記事の問題であります。これについてまず伺いたいのでありますが、申すまでもなく捜査は密行であることは言うまでもないことであります。そこで捜査段階において被疑者もしくは被疑者と疑われるような記事が出るという場合、これは捜査を取り締り、監督し指導する立場からいたしまして。どこの責任に帰するということになるのでありますか。特にこれが警察の段階におけるあなたのご意見を聞きたい。
【次の発言】 あなたも新聞記事をごらんになったと思うのだが、かなり具体的な経過、今後の進み方あるいは国会に席を置く人々の名前、あ……

第27回国会 決算委員会 第2号(1957/11/11、27期、日本社会党)

○吉田(賢)委員 私は社会党を代表いたしまして、昭和二十九年度一般会計歳入歳出決算、同特別会計歳入歳出決算、同国税収納金整理資金受払計算書、及び同年度政府関係機関決押書につきまして、これを承認せんとする意見を表明いたします。  ただこの二十九年度の検査院報告を中心といたしまして、政府並びに政府関係機関の予算執行のあとにかんがみますときに、私どもずいぶん幾多の問題があることを発見もし、また遺憾に思ってきたわけでございます。とりわけ同年度におきまして、一般的に公共事業費、特に補助金に関する点、食糧庁における各種外米買付の点、あるいは防衛庁におきまして、いわゆる中古ニンジンを初めといたしまして、幾多……

第27回国会 決算委員会 第3号(1957/11/12、27期、日本社会党)

○吉田(賢)委員 大臣がお急ぎのようでありますから、事務当局に伺うべき事項が相当あるのでありますけれども、順序を変更いたしまして、まず農林大臣にお伺いいたします。  御承知の通り、いわゆる黄変米は、国会で論議されることになりまして以来数年、それから在庫いたしましてすでに三年ほどになります。三十年の二月一日の食糧庁の報告によりますと、十五万一千九百六十九トン黄変米を在庫しているという資料が提出されております。そこで最近だんだんと処分売却されつつあるようでありますが、第一点として伺いたいことは、食うために外国から食糧として買い入れました米を、数年間売ることができなかったということは、一体何に原因す……

第27回国会 決算委員会 第4号(1957/11/13、27期、日本社会党)

○吉田(賢)委員 大体きょうは国税庁関係を中心に御審議を進めていただきたいことを希望申し上げておきたいと思うのであります。そこで一点伺っておきますが、報告番号の五八ページにしたら六八ページであります。これは要するに横浜の中税務所において、オデオン座という劇場の滞納が、ずいぶんとかさんでおるにかかわらず放任しておいたので、約千万円の徴収不能な状態に陥ったという案件であります。こういうことにつきまして、事情のいかんにかかわらず、相当詳細な報告がせられねばならぬにかかわらず、大蔵省から説明書として国会に提出したものによりますと、「入場税の徴収に当ってその処置当を得なかったことについては、まことに遺憾……

第27回国会 法務委員会 第1号(1957/11/02、27期、日本社会党)

○吉田(賢)委員 私は第一に包括的に二、三の点を伺うことにしたいと思います。  そこで、いわゆる売春汚職の追及の問題につきましては、ようやく世論もだんだん高まって参りました。しかし、一方におきまして新聞記者逮捕の事件なるものが突発いたしまして、いろいろな風説が流布せられまして、国会議員が登場してくると汚職はつぶれるのである、由来疑獄事件の検挙、捜査は、国会議員に波及する情勢が願事になってくるとつぶされるのである、過去の造船疑獄において見ても、あるいは先般の全購連事件等に見ましても、とかく途中において汚職、疑獄というものが腰折れになるということを国民はいたく憂慮いたしております。そこで、まず検事……

第27回国会 法務委員会 第3号(1957/11/08、27期、日本社会党)

○吉田(賢)委員 関連して……。  ちょっと今の件ですが、大事なことでありまするので、その時期の問題を繰り返して悪いようでありまするけれども、これはやはり相当問題点もあろうと思いますので、ほんとうに成案を得て来国会におきまして成立を希望しておられる場合には、劈頭提案するとかなんとかしなければ間に合わぬのじゃないだろうか。あるいは人いわく、出すにしても四月になってから出す、そういうことさえ言っておる者もあるのであります。まさかそういう不誠意なことはないと思うのでありますが、これはやはり法務大臣が主管庁でありますので、国会の劈頭ないしは一月中にでも提案をするという準備を進める御用意はありませんか。……

第27回国会 予算委員会 第4号(1957/11/07、27期、日本社会党)

○吉田(賢)委員 岸総理に主として綱紀の粛正問題についてお伺いいたします。私はあなたが総理大臣として汚職の追放を叫ばれたことには、敬意を表しております。ただ御承知と思いますけれども、汚職の追放とか政界の粛正とかいう問題は、まことに言うはやすくして行うはきわめて至雑なことであります。私は容易ならぬ重大な問題に取り組んでおられるものと思いますので、そのような御点から数個の具体的な問題を中心といたしまして、あなたにいろいろ伺うてみたいのであります。  第一に、あなたの根本的な御心境を一ぺん聞いておいてみたいのであります。といいますのは、今申しましたように、この汚職問題というもののよって来たるところは……

第28回国会 決算委員会 第2号(1957/12/26、27期、日本社会党)

○吉田(賢)委員 昨日来、都下の日刊新聞はもちろんのこと、全国の日刊新聞は一斉に、会計検査院に汚職ありとして、大きく報道しております。これは国民に近来にない激しい衝動を与えましたことには、間違いないと思います。憲法九十条が、国の財政の収支の決算について、会計検査院がこれを検査するということを明記し、また会計検査院法の第一条には「会計検査院は、内閣に対し独立の地位を有する。」この二つが根幹となりまして、政府に対して独立して、国の何兆億円の予算並びに政府関係機関その他一切の、財政投融資はもちろんのこと、あらゆる方面にわたりまして、国の財政の監督をする地位が約束せられております。この会計検査院が、新……

第28回国会 決算委員会 第3号(1958/01/13、27期、日本社会党)

○吉田(賢)委員 防衛庁長官に、昭和二十八年度の建艦計画のうち、「いなづま」「いかづち」の建造につきまして伺ってみたいのであります。  第一に伺いたいことは、あなたの方では、昨年の二十六国会におきましても、三十年度会計検査院の検査報告書のうちに防衛庁施設費七十億三千七百余万円の未確認数額が報告せられておって、国会中にしばしば検査院の責任者に回答の有無を質問したのですが、きておらなかった事実もあるのであります。つきましては、「いなづま」、「いかづち」の建造費もこのうちに含まれておるようにわれわれは承知いたしておりまして、この二つの船が、発注の時期も、それから船の大きさも、それから主汽罐の種類も、……

第28回国会 決算委員会 第4号(1958/01/22、27期、日本社会党)

○吉田(賢)委員 前会の資料要求に対しまして、乙型警備艦の「いなづま」についての製造原価に関する資料が参っております。そこで武内調本部長に伺いたいのですが、「いかづち」の製造会社に対しては、このような趣旨の製造原価に対する質疑――三井と製造原価が二億円も違っている理由、そういうことについて質問したのですか、どうですか。
【次の発言】 予定価格に近い川崎に対しては詳細な質疑をせず、安い原価で同一品質、性能の船ができた方に対しては厳重な質疑をする、これは少し合点がいかない。やるのならやるで、両方とも同趣旨もしくは詳細な質疑をして、そして何ゆえにこれが両者二億円も差額ができたかということは、公平に検……

第28回国会 決算委員会 第5号(1958/02/01、27期、日本社会党)

○吉田(賢)委員 私は、一点だけ伺っておきまして、質疑を猪俣委員のあとに保留したいと思います。  行政管理庁の監察業務は岸内閣におきまして汚職追放等の重要な声明のある折柄、国家の行政業務としてきわめて重視すべきものであることは言うまでもございません。そこで年々の予算及びその現況、決算の実情等を見てみますと、きわめて少額な予算が編成されておるように思うのであります。特に三十二年度の監察計画のごときは各官庁の煩雑、非能率な業務の簡素化を期し、能率化を促進するとともに、官界における綱紀粛正を強く要請せられておる折柄、執務体制の改善あるいは責任体制の確立、こういったことに特別な留意を払って監察計画を実……

第28回国会 決算委員会 第6号(1958/02/11、27期、日本社会党)

○吉田(賢)委員 参考人高田茂登男君に伺います。あなたは昨年の十月以来「不正者の天国」という表題の書物を著作して発行しておりますが、この内容はもちろんあなたはよく記憶しておりましょうね。
【次の発言】 二、三伺ってみたいのでありますが、その前にあなたは元行政管理庁の監察局の主査として勤務しておったが、現在は免職処分になっておると聞いておりますが、いつその処分が行われて、その後どういうふうにしておりますか、その処分の関係を簡単でいいから述べておいていただきたい。
【次の発言】 あなたは処分を受け、免職になったその理由を覚えておりますか。

第28回国会 決算委員会 第7号(1958/02/12、27期、日本社会党)

○吉田(賢)委員 ちょっと関連して、これは受ける感じでありますけれども、やはり行政管理庁が高田君によって相当きびしく批判された文章、これに対するあなたの方の反駁が答弁的な文章になっておるわけです。それで今のだんだんの説明を聞いておりますと、あなたの方としてはかりにも金時計が贈られた、十教万円の代価のものが贈られたという事件があったときに、返還されたかどうかにかかわりませず、これはきわめて重大な事件として相当な勧告もしくはその処置の成り行きを注視すること、場合によりましてはやはりあなたの方におきましても告発の手続をとるとかなんとか、そこまで手を打たなければこういう問題は跡を断たないということを一……

第28回国会 決算委員会 第8号(1958/02/18、27期、日本社会党)

○吉田(賢)委員 先般農林省より提出されたテンサイ糖工場建設資金融資につきまして、若干質疑することにいたします。御説明を願いたいと思うのですが、余剰農産物資金融資に関する特別会計の点につきまして、まず大蔵省の理財局当局より、三十年及び三十一年、三十二年にわたりまして、その財政投融資の資金計画、あるいは内容としての民間への供給の相手方等につきまして、一応の御説明を伺いたいと思います。
【次の発言】 貸付先の内容、それから実績などあわせて御説明願いたい。
【次の発言】 愛知用水とか農林漁業開発、それを区別して述べて下さい。
【次の発言】 お述べになったうちのテンサイ糖の融資六億円、漁港改築融資七億……

第28回国会 決算委員会 第9号(1958/02/25、27期、日本社会党)

○吉田(賢)委員 田中郵政大臣にちょっと伺います。あなたは現在新潟県の長岡鉄道の役員をしておられますか。
【次の発言】 役員はどういう役員ですか。取締役、会長、社長といろいろありますが……。
【次の発言】 そこで運輸大臣に伺いますが、運輸省設置法の第四条の三十四、三十四の二、三十六等によれば、「地方鉄道及び軌道を免許し、又は特許し、並びに地方鉄道及び軌道の業務に関し、許可し、又は認可すること。」等々、あるいは「地方鉄道及び軌道の係員の職制及び資格を定めること。」こういうことになっておりまして、運輸大臣は私鉄に対しまして相当な監督権、許可、認可権を持っておるのでありますが、かりにも大臣があなたの……

第28回国会 決算委員会 第10号(1958/03/04、27期、日本社会党)

○吉田(賢)委員 予備費につきましては、各省ごとに例年の通り詳細な内容等についての資料を一つお取り寄せを願いたいと思います。特にただいまの昭和三十一年度予備費使用総調書(その2)以下記載のもの。なお三十二年度一般会計予備費使用調書(その一)、この書物のうちの八十八ページ、「岸内閣総理大臣の東南アジア諸国訪問に必要な経費」、「岸内閣総理大臣のアメリカ合衆国訪問に必要な経費」、「岸内閣総理大臣の東南アジア、オーストラリア及びニュージーランド諸国訪問に必要な経費」、この費目につきまして詳細な資料をお取り寄せ願いたいと思います。
【次の発言】 今私の説明いたしました資料につきまして、一般的にはこの提出……

第28回国会 決算委員会 第11号(1958/03/05、27期、日本社会党)

○吉田(賢)委員 ちょっと議事進行につきまして発言を許していただきたいと思います。ただいま小川委員の発言の中に、原糖の割当を期待して五百万円をいずれへか献金をした、数回にわたって渡した。ところが一俵も割当がなかった、こういう御発言があって、何か小川委員に訴えてきておるようであります。これは私は、もし事実とするならば、大事な問題になるのではないかと思われます。それでお確かめ願っておきたいのだが、これはやはり相当政治性を持った――金を渡したということは相当政治性を持ったものか、単なる普通のブローカー等の関係なのか、ちょっとその点は小川委員によって、補足的に一つ御発言願っておいた方がいいだろうと思い……

第28回国会 決算委員会 第12号(1958/03/07、27期、日本社会党)

○吉田(賢)委員 ちょっとこの機会に資料だけ要求することにして、運輸大臣以下運輸省関係は質疑を次会に譲りたいと思います。  三十二年度の予算執行の状況につきまして、できるだけ最近の状況がわかるような資料をお出し願いたい。残余は、文書ですぐに提出しますから、次会までに整うようにお願いいたします。

第28回国会 決算委員会 第13号(1958/03/11、27期、日本社会党)

○吉田(賢)委員 立川参考人は財団法人立川研究所の理事長でありますか。
【次の発言】 立川研究所は何人ほどの人が従業して、一年の経費はどれほど要しておりますか。
【次の発言】 東京と京都に事務所がおありのようでありますが、東京には何人おり、京都には何人従業しておるのですか。
【次の発言】 二千万円の経費は大体大分けすると、どのくらいの金額が何に要しておりますか。
【次の発言】 二十一年から今日まででありますから、それは最近の計数であろうと思いますが、以前はずっと低かったのですね。その辺の数字を御説明願いたい。
【次の発言】 しかし終戦後昭和二十一年とか二年に、二千万円とか千万円とかいうのは、こ……

第28回国会 決算委員会 第14号(1958/03/12、27期、日本社会党)

○吉田(賢)委員 質問はあとでしたいと思いますが、ただいまの山本委員の御発言のうち、重要と思われまする点についてもう少し詳しく御発問があれば大へんけっこうなんです。たとえばきのうから周何がしが活躍しておることは大体見当がつくのでありますが、中島参考人は香港において死亡したということを聞いておる。山本委員は東京において他殺せられたということを聞いておる。しかもそれは東京都駒込の東京第一というアパート、こういうことでありますが、もうちょっとそこは何か具体的に住所をわかりませんか。東京駒込何町何番地、その辺がわかれば、少しわれわれの質問も……

第28回国会 決算委員会 第16号(1958/03/17、27期、日本社会党)

○吉田(賢)委員 勝間証人に伺いますが、過日当委員会において立川所長は、あなたを立川研究所の顧問だと言っておりましたが、今聞けば企画部長だという、その点はいかがですか。
【次の発言】 台湾の東方貿易行はいつからどういう関係で知ることになりましたか。
【次の発言】 立川所長の話によると、東方貿易行に対する虎木綿特許を受ける権利売買の契約一切は顧問の勝間敏雄君がやってくれております、こういうふうに言っておりますが、その通りでありますか。
【次の発言】 どういう手紙が三十年に東方から立川にきたのですか。
【次の発言】 結局立川所長が外遊しておったので、事実上東方貿易行に対する特許を受ける権利の売買は……

第28回国会 決算委員会 第17号(1958/03/18、27期、日本社会党)

○吉田(賢)委員 井上さんに伺いたいと思います。あなたは先年当委員会に御出席をわずらわしまして、何かと伺った経緯がございますが、その後あなたの方、つまり井上工業所は、防衛庁に相当数量のくつを納入せられておると聞き及んでおりますが、大体毎年どのくらいの数量を納入せられ、どのくらいの金額に達しておりますか。ここ二、三年来でよろしいから御説明を願いたい。
【次の発言】 過去三年間毎年二億円程度くつを納入なさった、それは他の業者と比べますと大体どのくらいの位置におられるのでしょうか。つまり第一位というのか、そうでないのか、それはいかがですか。

第28回国会 決算委員会 第18号(1958/03/19、27期、日本社会党)

○吉田(賢)委員 まず河野さんに伺いますが、あなたの在職しておられました大蔵事務次官当時の大蔵省の行政のあり方につきまして、大蔵大臣が大臣命で許可をする貿易に関する事項につきましては、事務次官は関与をなさるのでございますか、いかがでしょうか。
【次の発言】 価格三億六千万円以上の物資を外国から無為替輸入する案件については、委任事項であるなしにかかわらず、重要事項のように思われますが、その点を一つ伺いたい。
【次の発言】 すでにあなたも新聞ないしは別の方法で、この委員会におきまして過般来取り扱って調査しておりまする、最終的にはドミニカ糖一万トンの輸入に関する案件――当初におきましては京都の財団法……

第28回国会 決算委員会 第19号(1958/03/20、27期、日本社会党)

○吉田(賢)委員 まず大石さんに伺います。あなたの政務次官中のできごとで、何かと御迷惑だったらしいのでありますが、この委員会で表向にこういう名刺が出て参りました。これによりますと、衆議院第二議員会館、衆議院議員大石武一室と書いてある。電話も(五八)霞ケ関の一二一一、〇一三一、内線四二二四、松平守弘ということになっております。事実閉鎖されておった会館ではありましょうと思いますけれども、このような名刺があちらこちらに散乱するという事態になって、当委員会で証人がこれをお見せになった。持っておった方は久保田さんだと思いますが、そういうことになりますので、やはりこれを通じまして関係が相当重要であったので……

第28回国会 決算委員会 第20号(1958/03/28、27期、日本社会党)

○吉田(賢)委員 参考人の方々はすでにその職を去っておられますので、あるいはお忘れになっておる事項があるかと思いますけれども、当委員会において今取り上げられております問題は、財団法人立川研究所と台湾の東方貿易行との間で、台湾が、繊維の製造についての特許権譲渡の対価として、百万ドルの代金にかえて砂糖の給付をするという案件をめぐりまして、それから発展してドミニカ糖が日本に入港して参ったという案件になっております。かようなことで、皆さんの当時のお立場がそれぞれの主管長官あるいは次官、局長等々でおられましたので、そういう関係で御関与になった範囲につき数項の点をお伺いする、こういう次第なのであります。 ……

第28回国会 決算委員会 第21号(1958/03/29、27期、日本社会党)

○吉田(賢)委員 シュウカチンという中国人と初めてお会いになったのはいつですか。
【次の発言】 そうしますと許可が切れるのは三十年の十月二十三日が最終のように思いますが、そういうふうに政府の提出の資料にはなっておりますが……。
【次の発言】 周が東方貿易行の委任状を持ってきました。その契約書にあなたが御署名になったのはそのときですか、もっと後ですか。
【次の発言】 周が持ってきた契約書に署名をなさったのは、ただいま写しを見られたこの契約書とは違いますか。その書類を見せてもらえませんか。任意に提出なさったという書類ならいかがですか。見せていただけますか。読んでいただかなくても一覧すればわかります……

第28回国会 決算委員会 第23号(1958/04/08、27期、日本社会党)

○吉田(賢)委員 裁判所関係について質疑いたします。三十一年度一般会計予備費使用総調書(その2)、第四ページ、検察審査費の不足を補うために必要な経費五百六十五万円ということになっておりまするが、これは概要どういう種類の経費でありますか。
【次の発言】 検察審査会の事業の趣旨、目的、それから予算の管理の責任者、こういうことを簡単に述べておいてもらいましょう。
【次の発言】 この経費の管理は、どこでやるということでございますか。
【次の発言】 これは裁判所の経費ということになると、もっと具体的に申しますと、下級裁判所におきましては、具体的にこの経費はだれが、どの地位のどの職務の者が管理しております……

第28回国会 大蔵委員会 第33号(1958/04/15、27期、日本社会党)

○吉田(賢)委員 森脇さんにお尋ねしますが、あなたは、千葉銀行から銀座のレインボーへかなり多額の不当融資が行われておるという件につきまして、何かと御調査になったようでありまするが、まずそういう辺から、あなたが関与せられましたその端緒、経緯をお聞きしたいと思います。
【次の発言】 そこで、古荘氏は、千葉銀行の頭取でありますし、レインボーは、有名な借り主側の代表的なものと伝えられておりますが、そういう問題を通じまして、あなたは、いろいろ御調査になったようであります。ところが、おととしの秋ごろと記憶しますが、先年、千葉地検におきまして、千葉銀の不正貸出事件が不起訴処分にされたといって新聞に伝えられ、……

第28回国会 法務委員会 第6号(1958/02/20、27期、日本社会党)

○吉田(賢)委員 本日は時間がありませんのでごく簡単に二、三の点を伺うことにとどめて、残余は一切保留したいと思います。  きょう議題になっておりまする婦人補導院設置についての法律案並びにこの売春防止法の一部改正の法律案は、法律案は簡単でありますけれども、きわめて重大な社会的背景と根底を持っておるものと思っております。ことに昨年は御承知の通り国会におきまして数名の同僚がその犠牲者になったというような不祥な事件まで巻き起ったのでございます。あるいはまた、問題それ自身は、きょうの資料によれば、八万八千という従業婦人の更生の対策もあり、あるいは業者の転廃業の問題もあり、風紀衛生に対する各般の問題もあり……

第28回国会 法務委員会 第9号(1958/02/28、27期、日本社会党)

○吉田(賢)委員 最高裁の菰渕家庭局長に伺いますが、防止法の五条違反の少年、婦人を補導処分にするやいなやについて、これは裁判所が家庭裁判所でないことになっております。私どもは、この種の事件の扱いは、通常の刑事事件と異なって、なお少年保護事件のごとくにいろいろと社会的な事情がてんめんしておりまするし、また、本人の性格、身体、経済事情等、各般の事情から見まして、これは家庭裁判所において裁判し、また補導処分もなすべきだ、こういうふうに考えておったのでありまするが、この法律案には、家庭裁判所に付さない、普通の刑事裁判所で取り扱うことになっております。この点については、だんだんと御議論が当委員会でもあり……

第28回国会 法務委員会 第11号(1958/03/06、27期、日本社会党)

○吉田(賢)委員 私は二、三の点につきまして補足的に御質疑をしておきたいと思うのであります。  第一は、だんだん各委員からきょう御質問になりました調査官制度の問題をめぐって、法務省と最高裁の見解等が相当食い違っておる点につきましては、私はあくまでも白紙の態度で臨んでおります。従って、この委員会といたしましては、この際冷静に、白紙の立場に立ってこの問題は検討しておくべき価値がある、また必要のある事柄、であると、こう考えておるのであります。  そこで、私は、なおこれにつきまして一、二伺いたいことがあります。法務省におきましては、この補導処分の法律上の性質はどういうふうにお考えになっておるのでござい……

第28回国会 法務委員会 第13号(1958/03/13、27期、日本社会党)

○吉田(賢)委員 この際法務大臣に緊急にお尋ね申し上げ、かつ希望を申し上げたい事項があるのでございます。それは、ただいま当院の決算委員会で問題になっておりまする外国の原糖の輸入問題をめぐりまして、実は二万トンのドミニカの原糖が横浜に仮陸揚げをせられております期間に、それは三十年の十一月のことでありますが、これをめぐりまして商社あるいは外人ブローカーなどが利益を得べくずいぶんと活躍いたしました。そこで、そのうちの一人としまして、ある外商の代表者と称する中国人シュウカチン、四十六才ですか、これが活躍をいたしておりました。それが東京の北区中里町の第一東京アパートというところで三十一年の十二月三十日に……

第28回国会 法務委員会 第19号(1958/04/01、27期、日本社会党)

○吉田(賢)委員 だんだん時間が経過しましたので、今古屋委員から質問がありました事項について、若干の続きの点を補足的に質問いたしたいと思います。  労働組合運動と国の取締り権力のあり方の問題でありますが、この問題はきわめて根本的な問題でありますので、相当な議論をしなければなるまいと思いますけれども、そこまで入らないで、端的にまず法務大臣の御意見を伺っておきたいと思います。  やはり、法務行政の見地から考えましても、労働者の地位の向上とか、労働条件の改善等については、組合運動をできるだけ助長するという面がだんだん進んでいかないと、逆転し、あるいは逆行するようなことになりましたならば、これはやはり……

第28回国会 法務委員会 第20号(1958/04/02、27期、日本社会党)

○吉田(賢)委員 いわゆるあっせん収賄罪関係につきまして若干の質疑をいたしたいと思います。  第一に伺いたいのですが、この法律の目的をどこに置いておられるか。これはだんだん御説明がありましたので、それらを集約して私ども大体わかるのでありますけれども、なおいろいろな角度から考えますと、その点一そう明確にしておいていただきたいと思いますので、端的に、この立法の目的が何にあるかということを明白にしておいていただきたい。
【次の発言】 公務の公正を担保し、公務員の廉潔性を保持することがこの法案の目的であるとするならば、それは一切の公務員がみずからこれを保持することによって私は目的を達し得るのだと思いま……

第28回国会 法務委員会 第24号(1958/04/11、27期、日本社会党)

○吉田(賢)委員 この際私が本附帯決議案提出の趣旨を御説明いたします。  まず本決議案を朗読いたします。    附帯決議(案)   本改正案の実施にあたつては、政府は、検察権、警察権の濫用を厳に戒め、政治活動を阻害し或いは労働運動を抑圧することのないように留意し、なお、斡旋収賄罪については、将来所謂第三者供賄に関し、十分検討すべきである。   右決議する。  以上でございますが、この趣旨とするところについて簡単に御説明申し上げます。  この法律が実施せられますると、もし誤まって検察権並びに警察権が、正しいあらゆる国民の特に政治運動あるいは労働組合の運動に対しまして、これが弾圧の意図をもって臨も……


30期(1963/11/21〜)

第46回国会 決算委員会 第2号(1964/01/29、30期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 本日御説明になった政府並びに政府関係機関の各決算につきまして、資料要求を後日いたしたいと思いますので御了承願います。文書をもって出します。

第46回国会 決算委員会 第4号(1964/02/11、30期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 長官に苦情処理の問題で根本的なあり方を聞いてみたいと思います。これは、すでにあなたが昨年就任せられた壁頭の各行政監察局長の会議の際にも指摘せられましたごとく、行政相談の業務は、最近の行政民主化の面から見まして非常に国民が大きな期待を持っているわけであります。また同時に法律の根拠から見ましても、政府並びに政府関係機関その他公団、公社から事業団等に至るまで、およそ一切の政府関係の行政行為並びに地方公共団体の行政行為につきましても苦情を持ち込み得るような対象になっております。こういうようなきわめて広範な行政対象になっておりまする苦情問題でありますが、この問題につきましては、あなたの……

第46回国会 決算委員会 第5号(1964/02/13、30期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 そのつもりでなるべく簡単にやります。宮沢長官に東北開発株式会社の会計経理について一、二伺ってみたいと思います。なお、その前に、その前提といたしまして、会社の当事者並びに会計検査院から説明並びに所見を伺うことにします。これはごく簡単にします。  伊藤さんに伺います。あなたのほうで発表しておられます三十八年三月末現在の営業報告、財産目録によりますと、これは投融資といたしまして十八億二千一二百万円、内訳が他会社の株式の所有が九億五千七百余万円、関係会社に長期の貸し付けが八億二千八百万円ということになっておりますが、現在はなおふえておりますか。大体でいいのです。

第46回国会 決算委員会 第6号(1964/02/20、30期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 そこであなたに御希望申し上げますが、ひとつ大臣も端的に所見をお述べいただきまして、決算委員会の審議ではありますけれども、かなり建設的な関係においてお尋ねしたいと思います。私の伺いたいのは、最近の地方財政が相当実質上窮迫悪化しつつあるんじゃないかと見ております。ずいぶんとたくさんな国会に対する陳情団がございますけれども、こういった実情から推しましてもそれが想像せられます。若干資料が古いのですが、自治省が本年一月にお出しになった三十七年度の地方財政の概況によりますと、全国の市町村の赤字団体は四百四にのぼっております。三千四百六十のうち四百四が赤字団体であります。赤字団体の何に基因……

第46回国会 決算委員会 第7号(1964/02/27、30期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 大臣時間がないようでありますので、簡単に一問だけお尋ねをいたしたいと思います。  原子燃料公社の性格につきまして、この際根本的に検討なさるべき段階にきておるのではないだろうか。性格を検討するということは、同時に将来の方針にもつながってまいります。もちろん構造にもつながってくると思います。と申しますのは、政府から出しておる決算などを見ましても、過去一年間に、三十七年に一二十六億円余りの累計の欠損がずっと集積されてきております。この燃料公社法によりますと、出た欠損は、それぞれ繰り越していくというようなことが書かれておるのであります。そうしますとこれはそもそも企業としての会計の収入……

第46回国会 決算委員会 第8号(1964/03/03、30期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 関連して。いま押谷議員から、受刑者の給食の問題でだんだん御質問があったのでありますが、非常に大事な点に触れておると思いますので、若干私も関連してお尋ねしてみたいと思うのであります。  第一にそれをお尋ねする前提としましては、行刑の目的あるいはまだ受刑に至らぬ被告人として拘置所におります者、その他鑑別所とか少年院など、他の類似の場所に拘禁されております者、一括して申し上げてみたいと思うのですが、受刑者なり被拘禁者なりの健康を適当に保持するということは、受刑の重要な積極的な目的にすべきでないかということを思うのです。と申しますのは、やはり特別な犯罪の類型的な体質とか、その他の傾向……

第46回国会 決算委員会 第9号(1964/03/05、30期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 大臣にお尋ねいたします。  昨日も各日刊紙でごらんになったと思いますが、都内における高校生、中学生あるいは高校の中退生など十四歳から十八歳までの非行少年のグループが、日本刀を持って通学する生徒をおどし上げて金品を強奪するという事件が大々的に報道せられたのであります。そこでこの種の傾向は近時著しく増大しつつあるということはあまりにも顕著なことで、実に今日的な重要課題の最たるものではないかとさえ考えます。ところが、現実に小学校、中学校、高等学校の在学生徒でこの種非行青少年となっておりますのが、法務省の調査によりますと九十万をこえるのであります。約百万に達しておる。そこで文教行政の……

第46回国会 決算委員会 第10号(1964/03/10、30期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 大臣に、主として繊維産業の現状につきまして、御注意をもとにして御意見を伺ってみたいと思うのであります。  根本的に、たとえば検査院が指摘いたしました中小企業の近代化資金の運営のしかた、あるいはまた工場等の集団地造成についての資金の運営のしかた等、幾多の例が上がっておりますけれども、この種のものは、実は例年あとを断っておりません。そこで、よって来たるところを探求しますると、反復熟読、われわれ検討いたしました結果は、やはり中小企業に対する国の施策が根本的にこのようなものをなくす方向に打ち立っていくということが、一切の問題を片づけるのじゃないか。検査院が指摘しまして、政府がこれに向……

第46回国会 決算委員会 第11号(1964/03/17、30期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 ただいまの二千五百万円の委託費の支出の問題であります。これは支出を受け取ったのは単純な財団法人なんですね。そうなんですね、ちょっとそれを聞き落としましたから。
【次の発言】 そういたしますと、これは委託費として支払いをせられて、そうして財団の管理費に使用せられておる。これは単純な委託事務の報酬ですか。その点いかがですか。
【次の発言】 委託に伴う事務費ですか。――あることを委託いたしましたときには、委託者は相当額の報酬を支払うことがありますね。これは普通私人間においても、国家と私人との間においても同様であろうと思われます。この場合はある事務の委託をして、それに対する委託の報酬……

第46回国会 決算委員会 第13号(1964/03/26、30期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 ちょっと大臣に、時間もおありにならないようですから、簡単に伺ってみたいと思います。  実は蔬菜園芸をやっている小さな農家のために市場との関係について、特に市場法に基づくいわゆる中央卸売り市場ではなくして、法規に基づかない卸売り業者の集団である地方の市場について、何らかの保護もしくは指導、援助等をすることが必要ではないか。これがひいては蔬菜園芸が計画的に行なわれまして、豊作貧乏でキャベツをたんぼに捨ててしまったり大根を捨ててしまったり、スイカを捨ててしまったりすることのないようにすることになり、流通過程の問題といたしましては相当重要でないか、こう思うのでありますが、扱っておる数……

第46回国会 決算委員会 第14号(1964/04/01、30期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 畜産局長にえさの問題を少しお尋ねしたいのです。政府が輸入しておりますえさの総量は、これは三十七年、三十八年でよろしゅうございますけれども、概数はどのくらいになりますか。また三十九年度はどのくらいの計画でありますか。
【次の発言】 三十九年度におきまして、農林省の予算説明書によりますると、飼料の買い入れ、売り渡しの損失が三十六億円見込まれておるようでありますが、三十七年、八年の損益計算はどうなっておりますか。
【次の発言】 需給価格の安定のためにあるいは必要な操作上の損失かもわかりませんが、損失に至りました経緯を概要だけひとつ伺っておきたいと思います。

第46回国会 決算委員会 第15号(1964/04/02、30期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 私は大臣に二問だけお尋ねしますから、ひとつ簡明に、というよりも明快な御答弁を願いたいのであります。  一つは、非行少年の対策につきまして、政治行政の欠陥と申しますか、その辺を少し伺ってみたいと思います。と申しまするのは、たとえば三十九年度の非行少年の対策に関する各般の予算を見てみますると、やっと三百六十一億円があるようであります。このうちの二百六十二億円は厚生省所管になっております。厚生省で七割を占めているというのではないだろうか。そこでまた、一面このような関係官庁がこれで所管するのだろうと見てみますると、総理府以下、文部、厚生、労働、農林、建設、運輸、法務、警察庁等々にわた……

第46回国会 決算委員会 第16号(1964/04/07、30期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 大臣に一般的にお伺いしたいことがたくさんありますけれども、時間もないのと、きょうは予備費が主体になっておりますから、ちょっと限定いたしまして一、二伺うことにいたします。  予備費使用につきまして昨年四月三日に閣議決定がせられておりますが、これは二十九年の四月十六日になされて、それから三十三年、三十五年と四回目の改正のようでございます。この閣議決定のうちの二項の(4)、つまり、国会開会中における使用し得る特例でございます。予備費問題は特別な簡略な手続をもって予算の執行ができるようになっておりますが、かなりこまかいことに至りますまで正確に使用方針は規定せられておるものと考えており……

第46回国会 決算委員会 第17号(1964/04/10、30期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 航空行政について質問をしたいのですが、航空行政当局は一人も見えておりません。当委員会において十時以後この質疑があることは事前にわかっておったのでありますから、委員長におかれましても強く要請をしてもらいたいのであります。
【次の発言】 やむを得ませんから、さまつな点から少し聞いていきたいと思うのであります。  新東京空港の調査費といたしまして、昨年千万円の予算を組んで可決いたしておりますが、四百数十万円残っております。これはどういうわけですか。  それから三十九年度は一億円の予算が通過いたしておりますが、これの配分はあったんでしょうか。大体どういうような積算によっておるのでしょ……

第46回国会 決算委員会 第19号(1964/04/16、30期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 大臣に伺いたいのですが、郵便局は全国に普通局、特定局ずいぶんだくさんございますし、それから明治以来の歴史を持っております。それからもう一つは、零細な国民貯金を預かっております。さらに財政投融資のうちの資金運用部の資金は三十七年度のあなたの御報告によりましてもその五〇%を占めておる、ますます重要性を加える、こういうような数個の点から観察いたしまして、やはりまずくなっていけば、郵便局の窓口の預金というものは、しまいに他の金融機関に取られてしまうのじゃないか、実質的に取り上げられるのみならず、無用である、有害である、こういうような論さえ起こるのじゃないか、こういうことを実に懸念する……

第46回国会 決算委員会 第21号(1964/04/23、30期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 中小企業の労働力の不足対策につきましてお伺いいたしたいのでありますが、最近の技術革新ないしは経済の大きな変動等によりまして、中小企業労働力がだんだんと窮屈になり、求人戦とかいう名前のもとに、激しい労働情勢で困っているようです。そこで、職安のお仕事は非常に重大だと考えるのですが、大体求人並びに就職とかあるいは失業とか、そういう面はどういう数字になっておりましょうか、一応伺っておきたい。
【次の発言】 そこで、あなたのほうとしましては、若年の中卒等の場合、中高年層の場合、それから五十歳も過ぎたような場合、いずれも区別していろいろと施策をおやりになっておるものと思うのですが、第一、……

第46回国会 決算委員会 第22号(1964/05/07、30期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 大臣に伺いますが、超音速時代にすでに入ろうとしておる際でありますので、いわゆる新国際空港の問題はきわめて重大な課題であろうと考えます。あなたのほうで発表いたしました航空事情を書いた書物によりましても、英仏の超音速機開発の共同事業の状況といい、またパン・アメリカンがこれに対して大きな発注をした事情といい、あるいはアメリカ連邦航空局の諮問グループなどは、最終的にはマッハ・三・五のSSTをつくるべきであるというような、きめつけた勧告をしております。また、即刻マッハ・三、航続距離三千八百六十キロのものを開発せよ、こういったようなことの相当多額の予算を、ケネディ大統領におきましても国会……

第46回国会 決算委員会 第23号(1964/05/12、30期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 三十六年度の決算は本日上げる予定になっておりますので、一、二の点につきまして総理大臣にお伺いをしたいのであります。  第一には、年々会計検査院が指摘しまする国政上、予算執行上の不当事項は、三十年前後にはずいぶん膨大なものでありましたが、その後やや減り、最近ここ三、四年来またずっとふえてまいったのでございます。同時にまた不正事項も相当ございますし、とりわけ補助金などが相当な多量にのぼっております。政府機関の関係におきましてもまた公団がずいぶんたくさんできましたし、したがいまして、この様子をもって見ればさらに漸増の傾向をたどるのではないかというふうに実は考えております。窮極すると……

第46回国会 決算委員会 第24号(1964/05/26、30期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 大臣に伺いまするが、F104J購入等をめぐりまして、今後また新たな購入契約ができるやに伺っておりますが、そこで、いま世界の、特に民間飛行界を中心とします超音速機時代に入る。またその開発がなかなか盛んにアメリカあたりやヨーロッパあたりでも行なわれておるのでありますが、この種の購入しておる機の機能の面ですね、速度そのほかについてどういう性能になるのでしょうか、超音速機と比較いたしまして。
【次の発言】 ただ、航空機界の開発の作業というものは、かなり大じかけに官民の協力を通じてやっておるらしいのです。といたしますると、本年度の予算を見ましても、相当大きな購入費の予算が作成されました……

第46回国会 決算委員会 第25号(1964/06/02、30期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 ちょっとこういう点をお尋ね申し上げたいと思うのです。  戦後日本憲法が新たにできまして以来、一般にいわゆる民主化の風潮がだんだんと進行していくことを期待いたしまして、国民と皇室の関係が、昔は全く雲の上という感じが強うございましたのが、次第に人としての親しみを持ち得るという期待があったのが、近ごろまたそうでないふうになりつつあるのではないかという印象がどうも強いのであります。やはり最も尊敬すべき、もしくは最も親しむべき国民の皇室、こういう精神的なものを拡充していくということについて、何か積極的な考えがないものであるか、こういうふうに考えるのですが、これは私の観察が誤りであったら……

第46回国会 決算委員会 第26号(1964/06/04、30期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 まず第一点は、農林省の農林行政のあり方につきまして御質問を申し上げたいのであります。  なお、これは、時間の関係もありますので、私は質問の要点を申し上げますから、答弁をひとつ文書で出していただきまして、できますならば、この委員会において答弁があったものとして文書によって答弁を御掲載願いたいと思いますが、委員長においてしかるべくお取り計らいを願います。
【次の発言】 ではお尋ねいたしますが、行政管理庁が昨年の十月から十二月まで、農業構造の改善事業促進対策の運営状況について実地の調査をいたしました。その結果、全部で七項目にわたりまして相当辛らつな勧告をいたしております。これは行政……

第46回国会 決算委員会 第27号(1964/06/11、30期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 特別地域連絡局長に伺いたいのですが、小笠原群島ですね。これはあまり世界の注目は引いておりませんけれども、しかし日本人といたしましては、古い旧幕の時代からのなじみの深い名前の島々でもありますし、また太平洋の、横浜から遠くない地域に散在する群島でもありますし、そういった歴史的あるいは地理的にも非常に重要な関係にあると思うのであります。その小笠原群島について伺いたいのだが、これはいま日米平和条約の結果、沖繩と同様に施政権がアメリカにあるものと思われるのですが、そのあたり、もしくは施政権行使の実情、これはどうなんでありましようか、要点だけひとつ簡明に御答弁願いたい。またほかに私少し数……

第46回国会 決算委員会 第29号(1964/06/27、30期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 きょうは、決算委員会といたしましては、売血問題は二度目になります。世評とかく問題が拡大してまいりましたので、きわめて重大段階に来ていると思うのです。この際この問題に対処する政府の態度といたしまして、厚生大臣が見えておらぬということは、とんでもない、熱意がないあらわれではないかと思います。やはりあなただけで売血問題に対する行政的な厚生省の全体の意見は代表できないと思うのです。その辺についてひとつ薬務局長に伺ってみたい、こう思うのです。
【次の発言】 あなたはさっきから御答弁として、鋭意対策の考究中ということをおっしゃるのですが、一体何の対策、どういう方向でどういう内容でお考えに……

第46回国会 建設委員会 第4号(1964/02/14、30期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 公団の方にまず伺いたいのですが、どなたかお答え願いたいと思います。  首都高速道路公団のただいまの計画の実行に要する昨年及び今年の総資金量は概算幾らになりますか。
【次の発言】 お尋ねの前提として、若干明らかにしておきたいのですが、大体この事業に従事する人の概数はどのくらいでありますか。
【次の発言】 私は、法案の十九条の第五項につきまして伺いたいと思います。これを改正せられる直接の理由は何ですか。
【次の発言】 現行法の第十九条の五で、「監事は、公団の業務を監査する。」となっておるのを、今度は、「監事は、監査の結果に基づき、必要があると認めるときは、理事長又は理事長を通じて……

第46回国会 建設委員会 第5号(1964/02/19、30期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 前回に引き続きまして、住宅政策について、宅地造成について少しお尋ねをしたいのでありますが、政府におかれましては、四十五年度までの計画はともかくといたしまして、三十九年度の宅地造成につきまして、政府施策の分とそれからその他のものを合わせまして、かつ内容について、ちょっと数字の概要を御説明願いたい。
【次の発言】 そこで、三千万坪から千六百万坪を引きますと、千四百万坪ですね。千四百万坪は民間人が個人の力で取得する必要のある敷地、こういうことになるのですか。
【次の発言】 そこで問題なのですが、民間人が土地を取得します場合には、公共の事業主体のように法律を背景といたしまして、土地収……

第46回国会 建設委員会 第6号(1964/02/25、30期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 ちょっと関連しまして、一点伺っておきたいと思うのです。  首都高速道路公団などが必要として、収用ないしは買い受け、入手しまする土地におきまして、補償を支払う場合に、公共財産、国または地方公共団体の持っておる行政財産なども一年ごとに契約を更新する、その種の賃貸の土地につきまして、これを補償するということは、よほど警戒しないと問題が起こるだろうと思うのです。ですから、これはやはり一般に一年ごとに契約をするような土地の賃貸借に対しても、なお相当な使用権、借地権ありというような前提のもとに、これの補償でもするということの原則でもあるだろうか、どうだろうか。これは一般に対する影響も非常……

第46回国会 建設委員会 第8号(1964/02/28、30期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 私は大臣に少しく伺ってみたいのでありますが、建設行政全体といたしまして、また特にいま非常に力点を置いておられる道路整備の事業につきましては、この広壮な御計画は非常に頼もしいことなんでありますが、同時に、やはりこの問題はきめのこまかい施策が裏づけとなっていきませんと、幾多の弊害をかもすのではないか、こう思うのであります。そういう観点からいたしまして、山崎君の当初の質疑にやや類似するのでありますけれども、若干角度を変えまして伺ってみたいのであります。  一つは、最近の地方財政の実情でございます。地方財政がかなり悪化しておるのじゃないかというデータもないではございませんが、そういう……

第46回国会 建設委員会 第9号(1964/03/04、30期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 参議院も大事ですけれども、きょうは法案が上がりますので、簡単にいたしますから、ひとつしばらくおつき合い願います。
【次の発言】 何時に行くのですか。
【次の発言】 そうじゃない、あらかじめ言ってあります。
【次の発言】 だって、八分に時間を制限するということは、言論の暴圧ですよ。
【次の発言】 住宅公団の代表者に説明を聞きたいのでありますが、三十九年度の工業用地の開発の継続についてですが、ごく簡単に説明しておいてもらいたい。すぐ大臣に対する質問に入るのですから、簡単に言ってください。
【次の発言】 大臣に伺いますが、最近の中小企業の不況状況は相当深刻な様相を呈しております。現……

第46回国会 建設委員会 第10号(1964/03/06、30期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 ただいまの質疑応答によりまして、相当明らかになった面があるのですが、実は、もし実行不可能になりましたら、せっかくの当委員会における答弁がそごを来たす気がしますので、少し確かめておきたい点があるわけであります。  そこで、局長に伺いますが、住宅組合をつくりまして、この資金の融資を受けようとする者は、これは産業住宅資金融資法のどれに該当してこれを実行しますか。
【次の発言】 そうしますと、これは組合としては、事業者にもあらず、法人にもあらず、こういうふうに理解していいですね。
【次の発言】 次は、学校法人の場合ですが、学校法人はどの法律によってこれは運用するのですか。

第46回国会 建設委員会 第11号(1964/03/11、30期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 産労住宅の問題は、中小企業並びにこれに従事する労働者のためには、きわめて緊切な問題であります。そこで私は、この法律の趣旨をさらに生かして拡大するくらいな運営をすることがきわめて緊切でないか、こう思うのであります。そこでお尋ねしたいことは、事業者が産労住宅の融資を申し込む金額並びに申し込み数、及び貸し付けを実行する金額とその比率。いま一つ、住宅金融公庫法の第三章第十七条による、住宅組合法による一般の住宅金融を求める場合の申し込み数と貸し付け実行の比率並びに金額、これを、数字がありましたら、ひとつお示しを願っておきたい、こう思うのであります。両者の比較をしたいと思いますので……。

第46回国会 建設委員会 第16号(1964/03/27、30期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 公営住宅法によりますと、第一条に、住宅に困窮する低額所得者を対象にいたしまして、低廉な家賃で住宅を提供する、こういうことが劈頭にうたってありますので、私は、やはり公営住宅の計画はこの線に沿っていくことが一番大事であると考えるのであります。つきまして、以下二、三の御質問を申し上げたいと思います。  この低額所得者というのは、一体どのくらいなものをいうのであろうか、これをひとつ聞いておきたいのでありますが、法律並びに政令を通覧いたしますと、およその見当はつくのでありますけれども、大体政府が考えておられる低額所得者というのは、一口に言うとどういうことになるのでございましょうか。

第46回国会 建設委員会 第19号(1964/04/08、30期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 逐条審議の際に明らかにしておきたいと思ったのですが、さっき岡本君からの質問がありましたので、この機会にちょっとお尋ねをしておきますが、旧河川法の三条ですね、河川の所有関係については、本法から離脱しておりますね。これは施行法に移ったらしいのです。この重要な規定が本法から抜けましたのは、どういう理由によるのですか。
【次の発言】 施行法案の第四条によりますと「新法施行の際現に存する旧法第一条の河川若しくは同法第四条第一項」とありまして、最後に「同法第三条の規定により私権の目的となることを得ないものとされているものは、国に帰属する。」こういうことになっておるのでありまするから、この……

第46回国会 建設委員会 第23号(1964/04/22、30期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 田上先生にまず少しお伺いしたいのですが、新河川法によりますと、全文を通じまして総計五十二カ条にわたって、政令の字句があるのでごいざます。とりわけ重要なのは、第四条であろうかと思うのでございます。そこで河川の一級に指定されるか二級に指定されるかということは、これは国民のあらゆる基本的人権等にも影響する重要な事項の決定にかかわります。そこで、この数十カ条にわたる政令は一応別といたしましても、この第四条の政令に至りましては、重大な国民の権利義務に影響する字句が政令に委任されておる、そこに問題があるのではないかと思います。つきまして、憲法第七十三条第六号によりますると、法律が委任命令……

第46回国会 建設委員会 第24号(1964/04/23、30期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 大臣にお尋ねしたいのですが、実は事務当局とは質疑応答を重ねてまいったのですけれども、納得することができませんので、最終的に大臣の御意見を伺ってみたいのであります。  それは、この河川法案にはいろいろとたくさんな委任命令が記載されております。実はこの法案を通覧いたしてみますと、五十二カ条にわたりまして、政令の数が七十二出ております。元来この政令は、申し上げるまでもなく、七十三条の六号によりまして、新憲法が新たに委任命令を出し得るという規定を設けまして、内閣法の十一条によりまして、ただしこの政令には国民の権利を制限したり義務を課することができないということになっております。そこで……

第46回国会 建設委員会 第27号(1964/05/08、30期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 ちょっと一、二点だけ伺わせていただきます。  土地制度については、国有にしなければ土地問題の解決はできない、こういう基本的な態度、思想にお立ちになっておる、こういうことになりますか。
【次の発言】 いまは宅地の問題が非常に重大な生活並びに政治、経済の問題になっておることはもちろんでございますが、わが国におきましては、こんな狭い土地でございますので、農業問題におきましても、類似の問題が相当あるわけでございます。農地も宅地も山林もひっくるめて、究極においては、徐々にではあっても、国有化しなければ解決しない、こういうふうにお考えになっておる、こう理解していいですね。

第46回国会 建設委員会 第29号(1964/05/15、30期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 関連いたしましてちょっと一点だけ伺っておきますが、中国自動車道吹田―下関間、これは調査も相当進捗しておるように聞いておるのですが、着工期等、何か御説明いただければ、しておいてもらいたいと思うのです。ただしこのあたりは道路問題がいろいろと次から次へと起こってまいりますので、この自動車道には、大きなウエートを置いてみんな注目しているらしいので、この点を伺っておきたいと思います。

第46回国会 建設委員会 第30号(1964/05/20、30期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 大臣が退席せられたので、やむを得ませんから、事務当局から伺いたいのであります。  まず第一に、最近、数年間でいいですが、およそ公共用地の対象となるような地域、そういった対象土地の大体の地価の趨勢、簡単でよろしゅうございますから、述べていただきたい
【次の発言】 全体事業費の一五、六%が用地費、補償費、これは逆ではないですか。もしそのような率であるならば、この法律の改正理由として、非常に用地取得が困難だということが劈頭述べられておるわけでございまして、たとえば最近の公共事業に必要な用地の取得は、事業量の著しい増大に伴い種々の困難が生じておる、公共事業の用地取得難を打開し、またこ……

第46回国会 建設委員会 第32号(1964/05/27、30期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 よろしゅうございます。大臣、ひとつ簡明でよろしゅうございますから、お答え願います。  二点だけ伺いたいのですが、一つは、住宅問題、道路問題をめぐりまして、やはり土地の価格の問題がぶつかったままになっております。いろいろ考えられておると思うのですが、これに対する、ただいまの段階における大臣の地価高騰に対する施策として、どんな構想を持っておられるか。相当具体的なものが現在あるやいなや。あるいはまた、ある種の税制等の法律制度なりをやろうとしておられることがあるのかどうか。ともかく、これはあらゆる土地利用の政策に関連したきわめて重要な共通の問題でありますので、ひとつお伺いしておきたい……

第46回国会 建設委員会 第34号(1964/06/03、30期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 簡単に一、二点伺っておきたいと思います。  この法律案は、私ども非常に重大な目的と内容を持っておると考えまして、したがって、この御提案には賛意を表しておるものであります。  ところで、わが国におきまして奥地とか山間地と申しましても、御承知のとおり、農耕地は全体の大体一割三分でありまして、大部分が山間地と言っていいのでありますが、こういったところに適当なる道路が多くなかったということは、経済の原則からいたしまして、経済的に実際不利な条件を負わされておるという状態とも考えられる。そこで、そういうような諸条件から考えますと、奥地の設定ということも容易でないのじゃないかというふうに考……

第46回国会 建設委員会 第35号(1964/06/05、30期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 第一に地方自治の本旨と、この法律の施行の関係を伺ってみたいと思うのです。  その前に、この法律の母法であり、本法である近畿圏整備法とこの法律につきまして、たとえば近畿圏の場合でありますると、第一に母法の二条三項によりまして、既成都市区域が政令委任となっておるのであります。そこで既成都市とは何かとなれば、京都市、大阪市、神戸市と連接都市の区域内を指定する、こういうことになるのであります。このような重要な地方自治体の行政区域を政令で指定するということは、地方自治の本旨にもとるのではないか、こう思いますが、その点はいかがですか。まず第一に建設大臣から聞きたいと思いましたけれども、次……

第46回国会 建設委員会 第37号(1964/06/12、30期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 近畿圏整備開発法を中心にいたしまして、二、三質問したいと思うのです。  そこで、大体において案自体について伺っていきたいのですが、計画の事業といたしまして、第二章に規定されておりますが、工業団地造成の事業、第九条において、事業の施行者が、地方公共団体と住宅公団のみになっておりますが、これ以外のもの、たとえば最近大阪において宅地あるいは工業団地の造成、あるいは兵庫県におきましても、同一の目的で、それぞれその目的のもとに設立しておる公社があります。この公社は加えることのほうが事態に適応するように思うのだが、その点についてはいかがですか。

第46回国会 建設委員会 第38号(1964/06/17、30期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 ちょっと踏切と鉄道との関係を伺ってみたいのですけれども、特に私が指摘したいのは、私鉄の場合であります。  そこで、このような場合はどうなるのですか。第一、市町村道が私鉄を横切ってできております。それは国立病院等に通ずる重要な一つの道路であります。そこで、その私鉄では、無人踏切となっておる。危険であるので、比較的その道路の使用者が少ないというような現状の場合、もしこれを何らかの交差道路を設営するというときには、これは新設になるのですか、あるいは改築になるのですか、その点はどうなんですかね。
【次の発言】 その場合に、たとえばそれを市道といたします。市道の管理者の市役所と、それか……

第46回国会 建設委員会 第40号(1964/06/25、30期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 できるだけ簡単に、二、三点お伺いいたしたいと思います。  河野大臣に伺いたいんですが、相当論議されている点でございますけれども、宅地造成につきましては、申すまでもなく、相当問題点が多いようでございます。そこで根本的な方向といたしまして、私は公共の力による、計画による宅地造成に主力を置くべきか、あるいは民間の造成に重点を置くべきか、この辺が少し混乱しているのではないか。もっともいまの実情から見ますれば、いずれもがそれぞれ正常な造成事業を行ない得るように整備することが必要だということも考えられますけれども、しかしいずれにしましても、弊害なり問題点の多い時世でありまするから、相当太……

第46回国会 建設委員会 第42号(1964/08/11、30期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 私は、きょうは汚職粛正の問題は質疑しないことにしておったのですが、すでに委員会で発言になりました以上は、どうしても一言聞いておかなければならぬと思います。  これはやはり政治の根本に触れる重要なことでございますので、たとえば省内におきましても、おそらくはいろいろと議論が出ただろうと思います。国民が心配することは、そういったことが常識になっておるのじゃないだろうかということが一つと、それから、新聞は四日、五日と連続掲載いたしましたし、閣議でも首相の発言があったことだし、さらに全官庁に向かって通達も出されておる、こういうことを見ると、実際建設省というのは何だろうという大きな不安が……

第46回国会 災害対策特別委員会 第19号(1964/10/02、30期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 具体的な資料が十分整備されておりませんので、簡単に数個の点についてお伺いすることにいたします。  まず、農林省関係につきましてお伺いいたします。  大体私は、百姓だとか、あるいは沿岸漁業者というものは、自分の力で災害を復興したり復興したりすることのできないのが日本の実情であります。ので、こういった方面に対する、このような特殊な災害に対しましては、きめのこまかい行き届いた対策がなされなければなるまいと思うのであります。同時にまた、時期を失しますとそれがはね返る、生活、経営等への被害はさらに倍加するようなこともありますので、したがいまして、そのようなきわめて弱体な特殊な後進産業に……

第47回国会 決算委員会 第2号(1964/12/15、30期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 裁判官の定員不足の問題でございますが、裁判所で発表しております裁判官一人当たりの事件扱い数が、戦前と比べると断然激増しておるような状況にあります。これによりますと、昭和九年から十三年まで、それと昭和三十五年の比較をしておるようでありますが、高等裁判所におきましては、九年から十三年までは民刑事の一人当たり負担件数は五十三件。ところが三十五年になると百十一件になっておる。二倍以上であります。また既済の件数は同年度前者の場合五十七件、後者三十五年の場合は百五件、約これも倍。未済の件数は、前者、九年から十三年までが四十八件に、三十五年は八十九件、約倍。大体高裁の持ち事件が倍と見ていい……

第47回国会 決算委員会 第3号(1964/12/17、30期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 それでは要点だけを簡潔にお問いしますから、そのつもりで簡単に総理に御答弁願います。  第一点は、当初勝澤委員からも出ましたが、決算を軽視する傾向に対しましてひとつ明らかにしておきたいと思うのであります。大体決算は、三十七年度の決算をきょう上げるということになっておりますが、検査院の報告によって見ましても、歳入が四兆六千八百六十二億円、こういうことになっております。膨大なものがきょう上げられることになるわけです。そういうことでありますので、決算を軽視するという傾向はやはり国費乱費をほっておくという結果になり、政治の堕落になり、国民習性になるという悪循環になりますので、この点はや……

第48回国会 決算委員会 第1号(1965/02/01、30期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 関連してちょっと資料を要求しておきたいのですが、過去三年間に政府から日赤に対して交付いたしました金額、使途、それをひとつ資料として本委員会に提出願いたい。
【次の発言】 長時間お待たせしましたけれども、なるべく時間を簡単に済ませますから……。  総理府本府にお尋ねしたいのですが、褒賞品の製造経費の問題についてでありますが、これは勲章などであると思うのでございますが、これにつきまして、大体三十八年度にはどのような構想で、どのような予算を組んでおられたのか、それをまず伺っておきたいと思います。
【次の発言】 きょうは決算の予備費のことでありますから、基本的な問題についてはあまり触……

第48回国会 決算委員会 第2号(1965/02/04、30期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 理事長にちょっと伺いますが、あなたのほうの三十九年並びに四十年の工事建設費並びに公団の予算の総量はいま御答弁いただけますか。
【次の発言】 そこで、ただいま問題になっておりまする三宅坂の道路に関するいろんな刑事問題が起こったりなんかしておる問題でありますが、刑事問題は、すでに起訴されておりまするので、当院といたしましては中に入っていくべき筋ではございませんが、しかし、いずれにいたしましても、いま理事長の御説明のとおり、きわめて重要な使命、綱紀粛正の一つの対象になると思います。オリンピックで現場の工事が非常にせわしく、いわゆる突貫工事の繰り返し繰り返しなどが連続したようなことも……

第48回国会 決算委員会 第4号(1965/02/15、30期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 予定時間が相当経過しておるらしいので、川西社長に二、三根本的な点について伺っておきたいと思うのであります。  すでに御承知のとおりに、特に昨年の四十六国会におきましてこの血液問題が、いわゆる売血問題として非常に大きく浮かび上がりまして、いろいろな角度から検討せられましたが、そのような結果といたしまして多くの国民に、どうか売血がなくなって献血へ、こういうような願いがほうはいと起こったわけであります。それに加うるに、同八月の二十一日には閣議決定となりまして、御承知のとおりに日赤を一つの主体とする献血の事業が推進せられるという方針もきまりました。そこへ今回の、この委員会できょう例の……

第48回国会 決算委員会 第5号(1965/02/17、30期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 いま問題になりました臨時行政調査会の結論が昨年の九月下旬に政府に向かって答申せられた。これは近来にまれな非常に大きな期待もかけられたが、同時に国民が注目した現象でございます。そこでこの成り行きいかんということは、国会といたしましても最も大きな関心を持たねばならぬ案件でございます。そこで、去年できました行政改革本部、これは去年の夏、八月の閣議決定で行管の中に設置されたようでございますが、この行政改革本部におきましては、この答申が出るや直ちに相当な作業が開始されたと思うのです。これはいま長官からだんだんお話がございましたけれども、要約いたしまして、どのような方針で、どのような趣旨……

第48回国会 決算委員会 第7号(1965/02/25、30期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 ちょっと一点だけ。  さっきの田中委員の発言でありますが、やはり大堀副総裁並びに吉田総裁の一身上に関する重要な発言であります。またこれは国会の信義と名誉にかけましても、このようなことが公に発言せられました以上は、相当これは明らかにせねばならぬと思います。そこで、私は、やはり総裁、またこれを監督する通産大臣は、このような問題に対する重要な発言に対しては、相当御発言あってしかるべきであると思うのです。もしそうでなかったならばうやむやになってしまいます。たいへんな事態で、近来まれな事実が公にされたのでありますから、この点について委員長、しかるべくお取り計らい願います。

第48回国会 決算委員会 第14号(1965/03/16、30期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 まだ全然発言していないから、二点ばかり質問したいと思います。  いま藤井さんと倉地さんの関係につきましてお二人に聞きたかったのですが、つきましてはいわゆる「マスコミ」という新聞の「ナゾの政治献金五億円、九頭竜ダム入札に疑惑」、この新聞を中心に相当問題が展開されてきておるのです。それでお尋ねしたいのですが、この新聞はいつ御発行になりましたか。
【次の発言】 そういう意味じゃないのです。最初の創刊を聞いたのではなしに、これ自身を印刷、発行されたのはいつでありますか、こう聞くのです。いずれ昨年のことと思いますが……。見出しは「ナゾの政治献金五億円、九頭竜ダム入札に疑惑」、この記事の……

第48回国会 決算委員会 第15号(1965/03/18、30期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 時間がありませんから、簡単にしておきます。先に資料を要求しておきます。法務省人権擁護局に、この富士学校の差別事件につきまして、現在の時点で明らかになっておる範囲で、可能な限りその報告を資料として至急に出すようにお願いいたします。  それから人事局長にちょっと聞いておきたいのですが、いただきました申し立ての「事実並びに調査の結果」これによりますとあなたのほうの結論は、山北一尉の上申に対しまして差別事件は一応なしという判断をしておられるらしいのです。これは物的証拠というよりは、甲と乙との間のことばのやりとりということになっておりますので、したがいまして、これは神にあらざれば知りが……

第48回国会 決算委員会 第16号(1965/03/23、30期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 関連して。大臣がお急ぎでございますので、私は、青少年対策につきまして、文部省の立場をいろいろな角度から伺ってみたいのですが、きょうはそう深く入るわけにはいきませんので、ごくかいつまんで、二、三の点を伺ってみます。  申すまでもないことですけれども、最近青少年の非行問題がいよいよ社会的に市大になってまいりました。そして趨勢から見ましても、ますます数がふえてまいっております。集団化しつつありますし、年齢層もだんだん低下をしてまいっておりますし、ことに中学生あるいは高校生、こういった年齢に断然ふえてきつつあるという情勢であります。  そういうことでありまするが、しかしひるがえって考……

第48回国会 決算委員会 第17号(1965/03/25、30期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 東北開発株式会社に関連して、若干私も伺っておきたい、こう思います。  だんだんとこう質疑応答を伺っており、また検査院の報告書等によってみましても、大体この会社は三十八年度におきまして、十三億円の欠損を出しております。そしてその欠損の内容を見てみますと、事業別に、セメント事業では二億九千余万円、それから化工事業で二億八千余万円、ハードボード事業で二億一千余万円、土地造成事業等の関連聖業で二億余万円、亜炭事業で七千余万円、本社部門で二億五千余万円等、それぞれなすところすべて欠損ならざるはなしという事業の実情でございます。三十八年度における年度末の累計欠損は資本総額の九八・八%に当……

第48回国会 決算委員会 第20号(1965/04/06、30期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 山陽特殊鋼の問題がたまたま質疑されましたので、私も、戦後最大の倒産といわれるこの山陽特殊鋼の今回の事件が、社会的、経済的に与えた影響はきわめて甚大でございますので、このような角度に立ちまして二、三質問してみたいと思うのであります。  渡邊さんにまず伺ってみたいのですが、あなたは、山特の下請の事業の状態について相当御調査になったとただいま御答弁があったのでありまするが、実際これは、まあ予算、人員の関係もあって、調査、検査はなかなか思うようにいかぬということもわかるのでありますが、かりにもやはりいま申したような重大な社会的波紋を描いた事件でありますので、いわば力をあげて調査すべき……

第48回国会 決算委員会 第26号(1965/05/11、30期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 簡単に沿岸漁業の対策につきまして二、三伺っておきたいと思うのであります。  年々相当な予算を組んで最近沿岸漁業対策としましては、構造改善事業その他実施せられて、いろいろと御努力になっておるのでありますが、次の点についてはどういうふうにお考えになっておりますか。たとえば、瀬戸内漁業の場合、それからいわゆる新産都市地域、工業整備特別地域、これは二十道県にわたっておるのでありますが、御承知のとおりに、五十年を目ざしまして、総計六兆三千億円の投資をいたしまして、主として工業その他の開発の事業をそれぞれやるわけであります。その結果が相当な公害を伴うということは明白であります。たとえば四……

第48回国会 決算委員会 第27号(1965/05/13、30期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 大臣に一点だけ伺っておきたいと思います。  それはいわゆる第二空港の候補地の問題であります。この問題は、当委員会におきましても、綾部運輸大臣のときからしばしば論議されたのでございまして、すでに運輸大臣が非常に御熱心にこの問題の解決に努力しておられるとも聞いている。そこで昭和三十八年の十二月に航空審議会委員長から綾部運輸大臣にあてて、候補地もその他各般の条件が詳細に記載されたものが答申として出されております。当委員会におきましても、綾部運輸大臣はこの航空審議会の答申を尊重するという御趣旨の答弁がございました。でき得べくんば自分の在任中にでも何か決定を見たい、こういうような御答弁……

第48回国会 災害対策特別委員会 第4号(1965/03/17、30期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 ちょっと北川参事官に伺います。非常に素朴な質問でございますが、お許し願いたいと思います。一般問題でございまして、私には少し基本的な問題でないかと思われますが、伺っておきたいのであります。  去年の二十号台風、これは兵庫県の農村地帯には稲作被害がきわめて甚大でございました。ところで、御承知のとおりに、日本の農村には、古来の習慣といたしまして、たとえば道路あるいは河川などの災害時における復旧とかあるいは防災、そのようなためにかなりの人数が奉仕的に動員されております。これは一つの美風であろうと私らも考えておりまして、町村の財政能力から考えてみましても、このような美風がなくなるという……

第48回国会 災害対策特別委員会 第6号(1965/04/07、30期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 私は、本年三月十六日の兵庫県における雪害の状況、これに対する国の施策等につきまして若干伺いたいのでありますが、主として農業被害を中心に少し伺ってみようと存じます。  当日の兵庫県の被害で最も激烈でありましたのが林業被害なのでございます。林業被害は、大木が倒れましたり、あるいははまた、雪に埋もれて調査がなお未完了という地域も出ましたり、細いのは割れたり倒れたりする等、惨たんたる情景を呈しておるのを現地に私見たのでございます。そこで、まず林野庁に伺ってみたいのでございますが、この林木の被害、特に倒木いたしましたような場合に、これを切って索道で持ち出すというような作業やら、またそう……

第48回国会 商工委員会 第22号(1965/03/31、30期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 以下私は、二、三の点につきしまて伺いたいのは、兵庫県を中心としまして、輸出綿織物の典型的なものであるギンガム産業が非常な危機におちいっておりまするので、これをめぐって伺ってみたいのであります。御承知のとおりに兵庫県は輸出ギンガムの八割を生産いたしておるのでありまするが、全体が中小企業あるいは零細企業でございます。そこで最近の経済、社会の諸情報から深刻な人手不足におちいっておりますることと、企業の分散、ごく零細化しつつありますることと、こういった事情にありまするので、根本的にこれが対策を立てる必要があろう、こう考えるのであります。  そこで、まず第一点に伺いたいことは、中小企業……

第48回国会 地方行政委員会 第5号(1965/02/12、30期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 すでに何回も当委員会において審議が行なわれました案件であり、かつまた、あらゆる角度からいろいろな質疑が行なわれた様子でありますけれども、私自身は、今回初めて審議に参加いたしたような関係もありますので、あるいは重複するかとも思いますけれども、一部の重要と思われる点につきましてお尋ねしたいのであります。  一つは、この法律案の提案の説明書にも記載されておりますし、また御説明があったようでありますけれども、ほんとうのこの法律案のねらいとするところ、その眼目、核心とするところは、これは何なのでしょうか。
【次の発言】 地方行政庁が国の出先機関と連絡協調して円滑に行政を行なっていくとい……

第48回国会 地方行政委員会 第7号(1965/02/18、30期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 資料を要求しておきたい。  四日市市、倉敷市、並びにその他新産都市といたしましていろいろの事情があればそれも願いたいと思いますが、この二つの市につきまして、最近の日刑新聞は非常に経済開発に伴って経済が悪化しておる状況を伝えておる。これは全体の地方財政計画と新産都市並びに工業地域の開発との関連において重要だと思いますので、この二つの市を中心に類似の市があればあわせて財政の実態をきょう調べられる範囲でよろしいですから、早急に資料として提出を願いたい。

第48回国会 地方行政委員会 第12号(1965/03/04、30期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 急いで資料を御提出願いたいと思うのです。  地方財政につきまして、第一は昭和三十六、七、八年度各都道府県市町村の決算状況、その歳入歳出の伸びとその比率。それから次は赤字団体の数と団体名。次は右各年度の地財計画と決算の各比較及び歳出につきまして、消費的経費と投資的経費の比較とその内密。第二は、新産都市と工特地域の四十年度ないし五十年度間における施設整備事業の経費の地区内訳。第三は、同地域における国の財政的な投資計画の内容。昭和四十年度における国の予算に計上されたものの内容。さらに同地域における住宅建設についての予算単価の大体の推定。それから地価趨勢についてのここ数年来のその実情……

第48回国会 地方行政委員会 第13号(1965/03/05、30期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 ちょっと資料を要求しておきたいのですが、三十六、七、八年度の新産都市と工特地域の決算状況、これをひとつ出していただきたいと思います。

第48回国会 地方行政委員会 第14号(1965/03/09、30期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 だんだん時間が迫りましたので、きょうは少しばかり伺いまして、さらに引き続いて別の機会に、地方財政をいかに強化すべきか。こういう目標で御質疑を申し上げたい、こう思うのであります。  そこで、自治省の財政局長に聞きたいのですが、一般にいわれます地方財政が、都道府県並びに市町村を込めまして、次第に弾力性を失って、ずっと下部にいくと硬直性が強化しつつある、こういったことがそちこちに出てくるのであります。こういうような、地方財政が次第に悪化していくというような傾向は、これはまことに憂慮すべきことだと思うのですが、根本的に何が原因であるかということを事務当局としては十分に把握しておられる……

第48回国会 地方行政委員会 第18号(1965/03/18、30期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 私は現在及び将来の地方財政の状態に深い憂慮を持っておる一人でございまするので、かかる観点からいたしまして、自治大臣はどんな対策をお持ちであるか、どのような認識を前提として地方財政をお考えになっておるのか、こういう点を大臣に伺ってみたいと思うのであります。  昨年の九月でありましたか、自治省において発表せられました三十八年度決算あるいはその前年の三十七年度地方財政の決算の概況等から、問題点を拾ってみますると、第一に指摘したいことは、都道府県並びに市町村全体を見まするときに、三十七年に比べまして、地方団体の全般にわたり、歳入の伸びが非常に鈍化しておることが看取されます。一面また、……

第48回国会 地方行政委員会 第21号(1965/03/25、30期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 簡単に一点だけ伺っておきます。  地方において市町村の合併に伴い、もしくは市町村の平素の運営におきまして、部落財産がとかく問題になっておるところがあるようであります。明らかに財産区になっておるところは別に法律の規定もありまして明確になっておるのですが、そうではなしに、たとえば数名の個人名の登記がある財産で、自治体のすべての住民の考え方は、部落の共有の財産である、こういうようなものはどのような行政的指導をなさるのであるか、あるいはまたそういうものを一体だれが法律上の所有権の主体というふうに考えておられるのか、その辺が明確でないと思うのですが、財産処分に伴いまして地方においてはき……

第48回国会 法務委員会 第31号(1965/05/27、30期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 大臣は御病気のようでありますから、できるだけ簡単にお尋ねしますから、簡明率直にお答え願いたいと思います。  あなたの十四日の新聞記者への談話というものは、これはやはりいろいろな角度から見まして私は政界に大きな衝撃を与えておると思うのです。特にいま伺っておりますと、刑事局長には重要な点は事前にそのつどいろいろとお聞きになっておるらしい。刑事局長は、国会におきまして吹原問題についての問答においては、捜査中のゆえにということを理由に、事実並びに法務省の立場としての所見は一切述べないということになっております。したがいまして、私どもは検察庁が密行で十分に捜査を進めておるということに一……

第48回国会 予算委員会 第19号(1965/04/27、30期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 第一に、いま質問になりました、いわゆる吹原問題を御質疑をしてみたいと思うのであります。  この問題は、一面金融業務の非常にじみな問題でございまするが、同時にまた、社会的に与える影響、あるいはまた行政、政治全体にわたるいろいろな角度から思いますると、きわめて重大な問題であります。  そこで、まず大蔵大臣に伺いたいのでありまするが、先ほど来の御答弁によって聞いておりますると、あなたは三菱銀行から受けた報告をもとにして、この範囲以外に出ない。こういうことで終始答弁しておられるが、しかし大蔵省、大蔵大臣は、銀行に対しましては大きな監督権がございますことは申すまでもありません。申すまで……

第49回国会 決算委員会 第1号(1965/08/06、30期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 ちょっと一点だけ、ただいまのたばこ陸上回送事業につきまして、ぜひ伺っておかなければならぬのですが、いま聞けば、日通に事実上独占さしておるという。日通の組織、機構あるいは運送の設備能力等が、他社を断然引き離した完全したものを持っておる、これはよくわかるのです。しかしながら、いずれにいたしましても、専売事業というものが、一体これは本質から言うならば、税金の徴収の性格を持った事業であることは申すまでもありません。したがいまして、専売事業の年間収入というものは、たばこだけでも四十年度は四千七百億円をこえております。膨大な収入のある事業でありまするので、このような場合に回送費が、よしん……

第49回国会 災害対策特別委員会 第6号(1965/09/22、30期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 建設大臣兼災害対策本部長の瀬戸山さんにお尋ねいたします。  非常に広範な今回の台風並びに豪雨被害の状況が報告せられましたが、これらに対する財政措置も、あるいは対策の具体化も、結局現状調査が完了するということが先行するというふうに思いますが、そこで事実調査の係官を派遣され、並びにその調査が一応完了し、具体的対策の確実な資料が整うのは、大体いつの日程になるのでしょうか。
【次の発言】 十月の中旬にもし査定が終わりまして、それで予算措置にまで対策が具体化するのはいつごろの見通しになりますか。
【次の発言】 大体におきまして、いまの段階において建設省あるいは農林省その他においても、災……

第49回国会 災害対策特別委員会 第7号(1965/10/04、30期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 三班に分かれて災害地帯の調査並びに地元要望に対する調査、そういったものの結論が出ておりますのと、それからだんだんと各委員の質疑応答によりまして大綱その他出そろっておるようにも思いまするが、私はなお一、二の点につきまして伺ってみたいのであります。  一つは、まず食糧庁に伺いたいのでございます。  全国の酒米の産地、実は五十万俵の八割強は兵庫県に産しております。御承知と思いますけれども、これが大体酒屋の組織からそれぞれ注文的なものを受けまして計画的に生産をいたしております。この八割を産する兵庫県の酒米が、私の見たところによりますと、ほとんどまっ黒に変色をいたしております。これは生……

第50回国会 災害対策特別委員会 第2号(1965/11/05、30期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 災害地帯の防潮堤の建設計画の問題について、これは細田さんも聞かれてある程度御承知なんですが、実は瀬戸内の明石地区――明石地区といったら、何か陳情的になりますけれども、これはやはり防潮堤建設事業の基本につながる問題になりますので、ぜひ伺って御意見を聞いておきたいのですが、従来は六メートルですか、東部のほうは六メートルの高さでありましたが、六メートルでもやっとある程度防災の効果はあったらしい。しかし、それでも相当被害はございました。これを七メートルにしてはどうだろうか。といいますのは、西部にまだ相当な地域が残っておりますから、そういうことはどうだろうか。ただし、これは技術と経費の……

第51回国会 決算委員会 第4号(1966/02/17、30期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 実は、大臣、政務次官が来ておりませんので、経済協力の問題で、局長からきょう伺うことにとどめまして、都合によって、また別の機会を持ちまして、基本的な政策、方向などは大臣に伺うことにしたいと思います。  そこで、いわゆる経済協力に使っております経費は、これは概算しまして、ここ一両年来、目算でもいいからすぐ出ますか。
【次の発言】 これは、対象主要地域の国はどこですか。
【次の発言】 最近、この経済協力という問題は、特に先進諸国間においては、あらゆる角度から検討をせられました重要な国際問題となりつつあるのですが、このようなときに、日本が減っていくというのは、これはどういう理由ですか……

第51回国会 決算委員会 第5号(1966/02/22、30期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 職業訓練局長にちょっとお尋ねいたします。  経済情勢の変化に伴いまして、労働の需給関係などに相当異変を呈していることと思うのでありますが、こういうときにあたりまして、かねて施策もありまするが、一そう今後周密な、遺漏のないような行政施策を行なわれることを希望する趣旨において、少しお尋ねしたい、こう思うのであります。  第一点は、中高年齢層の職業訓練の問題でございます。中高年齢層は就職難、低学卒は大体において完全就職、それから大学卒などはやや就職難というのが、大体われわれの常識的な判断でございます。しかし中高年齢層は、家族をかかえた世帯の責任者が多いのでありまするので、この訓練に……

第51回国会 決算委員会 第6号(1966/03/03、30期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 ちょっとついでに一点だけ。  大蔵省が即答できなければ、お調べ願ってけっこうでありますが、検査院と両方のつながりでありますから……。  大蔵省におきましても、会計法によって、年次予算執行については検査をしておられる。検査院は検査院で、これまた常時検査をやっておられますが、この横の、検査の状況結果について、適当に連絡があることが能率をあげるゆえんではないかと思います。なお加うるに、行政管理庁の行政監査のほうとも御連絡になってしかるべきではないか、こういうふうに思いますが、これはやはり決算を早く促進する一助になるだろう、のみならず遺漏をなくすることになる。現実におきましては、われ……

第51回国会 決算委員会 第7号(1966/03/08、30期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 ちょっと簡単に、図書館の運営について少し伺ってみたいと思います。  申すまでもなく、図書館法によって、図書その他の資料の収集と国会議員の職務遂行に資することが使命であります。そこで、図書その他の資料の経費は、総計どのくらいの割合になっておりますか。
【次の発言】 三十九年の九千四百万円の歳出予算のうち、どのぐらいの割合ですか。
【次の発言】 それで不足を感じないですか。
【次の発言】 これは、単に図書の充実だけではなくして、さらにもう一点は、職員が広く世界の現在の科学、文化等の諸情勢に通暁するということも必要だろうし、また図書の出版の現実の状況の視察も必要であろうし、そういっ……

第51回国会 決算委員会 第9号(1966/03/17、30期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 長官にまず伺いたいのです。  近時、青少年問題が非常に重大な社会問題になっておりますし、全国のおかあさんの一番心を痛める問題ではないかと思っております。特に、青少年問題というものを、一体長官はどういうふうに把握なさっておられるのか。各省庁にわたりまして、ずいぶんいろんな施策が立案されて実施せられる。また膨大な予算がついておることももちろんでありますが、一体青少年問題のつかみ方を率直に、端的に申しますと、どういうふうに把握なさるのか、ひとつ所見を明らかにしておいていただきたいと思います。
【次の発言】 青少年局設置について、いろいろな理由が述べられておるようでありまするが、―い……

第51回国会 決算委員会 第10号(1966/03/18、30期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 議事進行。この点は、あなたのほうの御説明が尽くさぬから紛糾するおそれがある。何々のものは、数量は、どこにあるということは、よく調べなければかわらぬかもしれぬが、しかし究極、一切のものは、どことどことどこにあるということを、住所、保管者等を明確になさったら、それでいいと思う。その内容の、数量、それからまた種類、カラット、そういうことはまた別問題です。要するに全体がどことどことどことにあるということ、それを明らかになさったら、あなたのほうの答弁は済むわけです。もっとほかにあるということであるなら、御主張になりますから、それに対してひとつ十分問答してもらいたい。

第51回国会 決算委員会 第11号(1966/03/22、30期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 私は、少し方面を変えまして、法務省並びに最高裁に対して、非行少年問題を少し伺ってみたいと思います。  まず法務省当局に伺うのでありますけれども、あなたのほうの刑事局といたしまして、青少年課を設け、また各般の施設が矯正局管下にもあるわけでありますし、いろいろな角度から、きわめて重大視される非行少年問題について、相当施策は実行せられておると思っております。そこで、現状といたしましては、御承知のとおりに、次第に憂うべき傾向が顕著になっております。たとえば、白書によりましても、報告書によりましても、中央青少年問題協議会等の報告書等も参照しましても、どこから見ましても、非行少年の問題は……

第51回国会 決算委員会 第13号(1966/03/25、30期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 ちょっと、国有財産局長に二点だけ簡単に伺っておきます。国有財産問題、とりわけ不動産の場合、ただいま御説明のごとく、非常に問題が多い。おそらく、いま大蔵省においても、ないしは林野庁においても、自己の所管する国有財産の広さは知らないだろうというほどに、私はこれは問題点が多いだろうと思います。したがいまして、この国有財産のあるべき事実を確定するということは、非常に重大な事業であろうと思う。何十年かかってというのでは、これまた問題続出であります。なるべく早急にこれを確定するためには、やはり内閣において、強力な総合的な調査機関の設定という方法でいくよりほかない。国土地理院というのがある……

第51回国会 決算委員会 第14号(1966/03/29、30期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 だんだん時間が経過しましたので、できるだけ、私も要約してお尋ねしますから、お答えの皆さんも、ひとつ簡単明瞭に御答弁をお願いいたします。  第一点といたしまして、山田参考人に伺いたいのです。京都府の教育委員会の委員長、非常に重要な立場におられるように拝聴いたしておりましたが、あなたらの御理解、御認識では、一体、仏教における宗教活動とは何か、端的にひとつおっしゃっていただきたい。
【次の発言】 少しその点、具体的に例をあげていただけませんか。
【次の発言】 信者に対する宗教活動はよく理解しやすいのですが、信者以外の者に対する宗教活動となれば、富士山を対象として動くのも宗教活動にな……

第51回国会 決算委員会 第15号(1966/03/31、30期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 私も資料要求をしておきます。  開拓営農の振興対策につきまして、第一次、第二次の対策の具体的内容、なお、開拓営農の審議会の記録を、重複しない範囲におきまして、参考資料があるならば、添付せられるように。それから、開拓農業の具体的な実態を知り得る統計、それから政府資金並びに農林漁業金融公庫、その他の融資の内容につきまして、三十八年度以降の数字の統計、それから米以外の食糧輸入の状況、これは三十九年度並びに四十年度――四十年度はまだ決算はできていないかもわかりませんので、可能な範囲でいいと思います。これは輸出国並びに品種別、そしてなるべく価格等につきまして……。それから――その他はち……

第51回国会 決算委員会 第16号(1966/04/05、30期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 開発庁にお尋ねしたいのですが、北海道の総合開発計画は、第二期の計画が進められまして、今日まで来ておるようでありますが、その成果と今後の見通し、道央地区の新産都市計画との関連におきまして少し聞いておきたいと思います。 大体目標とせられたところは、近代的な鉱工業を誘致して、これを中心に北海道開発を進めるというのが主であるのであろうか、あるいはそうではないのか。その辺を、基本的に聞いてみたいと思います。時間の関係上、簡潔に願います。
【次の発言】 新産都市建設の基本的な目標として、特に重化学工業の基地を開発するということがかなり大きな目標になっておったということは、あなたのほうも、……

第51回国会 決算委員会 第18号(1966/04/12、30期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 二、三、藤山長官に伺ってみたいのですが、実はあなたに対する国民の期待は、やはり長い間、経済人として、経済界のベテランでありましたので、いわゆる政党人ではない持ち味がおありであります。そこで、いまの政党並びに政治、行政の全体にわたりまして、とかく合理性が乏しい、あるいはまた経済的な原価意識が一般に欠けているのではないか、こういうことが強く指摘されておるのが最近の傾向でございます。私どもは、経済企画庁という存在が、やはりそういう問題について真正面から取り組んでいく中核的な官庁である、というふうな認識を持っておるのです。  そこで伺ってみたいのでありますが、御承知のとおりに、臨時行……

第51回国会 決算委員会 第19号(1966/04/14、30期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 大臣に伺います。数字をあげる時間もありませんので、簡単に、要点だけお尋ねすることにいたします。  第一点は、開拓営農の今後の政策であります。これは、御承知のとおりに、満州の引き揚げ農民がありますし、あるいは戦争被害の都会人もありますし、全国で十二万余りといま称せられておりますが、これの第二次振興計画の期間が明年終わるように存じております。そうしますと、それで終わってしまうのであろうかどうか。さらに第三次といいますか、新振興計画を立てるおつもりであるかどうか。この点は、年次報告並びに本年度のなさんとする施策なるものを読んでみましたけれども、もう一つはっきり出てきません。どのよう……

第51回国会 決算委員会 第22号(1966/04/21、30期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 大臣に伺いたいのですが、行政白書を八月にお出しになることは、ちょっといま伺いましたが、非常に重大な課題でございまして、臨時行政調査会の結論も、その実現いかんは、行政白書が大きな推進力にあるいはなるかもしれぬ。そこで伺いたいのですが、大体、編集の方針としては、どういう方針をもっておやりになろうとするのか、まずその辺からお聞かせ願いたい。
【次の発言】 基本的な、抽象的な姿勢としてはわかるのですけれども、やはり内閣にいたしましても、国会にいたしましても、臨調の答申が出て一年半有余たなざらしになっておったことは御承知のとおりであります。よって来たる原因は、私は深くして大きなものがあ……

第51回国会 決算委員会 第23号(1966/04/27、30期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 三十九年度の予備費について、ちょっと一点伺っておきたいと思います。  運輸省所管の港湾事業の調整に必要な経費といたしまして、新産都市の建設の事業に伴って出されておる経費があります。三億五千五百余万円ということになっております。これは、もちろん財政法の予備費の規定に従って使用せられていると思いますが、予備費乱用になりましても、これは財政秩序を乱すもとになりますので、この点、経費の性格について、若干御説明を伺ってみたいと思いますが、資料がありましたら……。
【次の発言】 では、次に移ります。  きょうでありますか、大蔵大臣は、財政審議会に、予算制度について何か調査を依頼なさるらし……

第51回国会 決算委員会 第25号(1966/05/10、30期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 大臣が出られましたので、しかるべきどなたか、次官もしくは担当の局長から御答弁いただければけっこうです。青少年問題また非行少年問題、これを家庭からながめました面、あるいは児童福祉の面などから見まして、厚生省のお仕事はずいぶん大きいと思っております。そういうことで、まず児童福祉対策の観点から二、三伺うことにいたします。  第一点は、児童福祉対策といたしまして、家庭福祉が最も重要である、こういうふうに思っております。家庭には、御承知のとおりに、かぎっ子がありますし、欠損家庭もありますし、あるいはまた親子の関係のものの考え方のすれ違いもございますし、しつけの機能がだんだんと低下してお……

第51回国会 決算委員会 第28号(1966/06/06、30期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 総理に二、三点お伺いしますが、私もできるだけ簡潔に申し上げますから、よろしく簡単にお願い申し上げます。  財政の基本問題といたしまして、長期財政計画を策定すべきでないか、こう思うのですが、いま内閣といたしましては、長期経済政策を経済審議会に諮問しておいでになりますが、これと並行いたしまして、この公債政策財政主導型の経済下におきまして、あらゆる社会資本の充実等の重要緊急な財政需要が山積いたしておりますし、あるいは住宅、道路、港湾等に対しましても、数年間という一定の長い計画による行政計画を持っておりますので、これに対応するためには、どうしても財政の長期計画が必要でないかと思うので……

第51回国会 決算委員会 第29号(1966/06/07、30期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 電話拡充の長期計画に関連しまして伺いたいのですが、電信電話調査会の四十年九月出しました結論によりますと、この長期計画につきまして、建設資金が四十一年から七年まで五兆二百六十億円を要するようになっております。そこで、従来の累積赤字が昭和四十一年から七年までを推計してみますと、これは七千四百三十億円になります。それからさらにこの各種債務の償還の問題があります。これもまた七カ年間に七千百二十億円になっております。そこでこれらの関係で、所要資金の調達の問題が、結局今回の電話料の値上げということにもなってくるのではないかと、こう思うのであります。そこで私は思いますのに、この種の建設が、……

第51回国会 決算委員会 第31号(1966/06/21、30期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 この機会に移住国策について伺ってみたいと思います。これは私自身まだ十分なあれがございませんので、そのつもりでひとつお聞き願いたいと思います。  戦後の日本で、海外に進出するといいますか、移住するといいますか、派遣するといいますか、それは大体基本的には、行くべき人が職業等が変わっておるということは、大体御説明で見当がつくのですが、もっと根本的に、日本の国民が広く海外に進んでいく、こういうようなことについて、何かバックボーン的な国策の大本というか、目標というものがあるでしょうか、どうですか。これを聞くのは、たとえば明治、大正にかけましての移民の考え方は、やはり徳川の封鎖から解放さ……

第51回国会 決算委員会 第32号(1966/06/23、30期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 ちょっと関連しまして、総裁に一点。いまの問題ですけれども、実は食堂とか食堂車の問題、これは非常に重要なことでございます。まあ総裁はこまかいことのようにお考えになっておるかわからぬが、総裁みずからやはり乗って、食堂で食事をして、一番安いものから一番高いものまで、事実上やはり体験なさることが必要でございます。私は、昔、宝塚−大阪間の私鉄を始めた小林一三さん、あの方が、最初に大阪から宝塚までの小さな電車を走らしたときに、絶えず自分は立って、そうして運転手、車掌のサービスぶりを見て、それから会社に出勤して、きょうの様子についていろいろと批判をしたという話を聞いている。やはり総裁は、そ……

第51回国会 建設委員会 第20号(1966/04/20、30期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 ただいま議題となりました法案に関連いたしまして、瀬戸山建設大臣を中心に少し伺ってみたいと思います。  第一点は用地の問題でございます。瀬戸山建設大臣は特に土地、地価等につきましては深い造詣と卓越した見識を持っておられるのでありますが、昨年の十一月でありましたか、閣議で地価対策閣僚協議会の結論が出たと伝えられております。そこで、その建設大臣の意見は世上に流布されておりますが、これはわれわれとしましても非常に共感を覚える内容を持っておりまするので、きわめて重要な建設省の主管大臣であり、閣僚の一人といたしまして、この国土開発縦貫自動車道建設事業並びに膨大な道路整備の国策遂行に当たっ……

第51回国会 法務委員会 第30号(1966/04/22、30期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 簡明に、民社党を代表いたしまして、本法案に賛成の意見を申し述べます。  申すまでもなく、この法律案の要点は、一は株式の譲渡制限の復活二は額面株無額面株の交互変更可能の規定、三は、株式譲り渡しは株券の交付をもってなし得る譲渡方式の変更、四は、議決権不統一行使可能の規定を設けた、五は、新株発行の手続の規定、六は、新株引き受け権譲渡の道を開いた。さらに七は、転換社債の転換請求に際し、議決権行使の制限をなし得るものとした、以上七点でありまするが、要するにこの改正案は、いまの社会経済の大きな動きという観点からいたしますると、きわめて部分的の、さらに不十分な面はずいぶん起こっておると思う……

第51回国会 予算委員会 第16号(1966/02/17、30期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 私は、去る三十九年の九月に答申が出ました臨時行政調査会、これは略称して臨調と申しますが、臨調の答申を中心に政府並びに関係閣僚の御意見を伺うのでございますが、その前に、臨調の会長として二年半余にわたって、かつまた戦後最大の構成、規模をもって努力をせられた臨調の会長であった佐藤喜一郎さんが御出席になっておりまするので、佐藤さんによって臨調が答申をいたしました趣旨、内容、大体の目標、骨子、こういったところをひとつ率直に伺いたいのでございます。ただし時間の制約もあることでございまするから、でき得るだけひとつ要点だけをお述べいただきたいとお願いしたいのであります。どうぞひとつお願いいた……

第52回国会 決算委員会 第2号(1966/08/11、30期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 一点だけ、これは総務課長に伺います。  最初の、恐喝につきまして、被害者に対して、旧虎の門公園あとの国有地の払い下げの件について、国会で追及する、国会で追及するということを言って、それでおどして、手形の書きかえなどをさせた、こういうことでありますが、ひとつ伺っておきたいことは、国会で追及するということ、それが一体罪悪の告知になるのであるのであろうか、どうであろうか。国会は、決算委員会は、厳正に公正に条理を尽くして審査するところですから、国会で追及するということが、直ちに相手に威迫したような感じを与えるのでしょうか、どうですか。検察当局としては、こういう声明をなさっておるのです……

第52回国会 決算委員会 第3号(1966/10/17、30期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 私は愛知官房長官に伺います。  まず綱紀粛正の問題につきまして、押谷委員からもだんだん御質問がございまして、また他の委員からもそれぞれお触れになったことでございますが、いまの時点におきましては、政治問題としては最も重要な一つの課題でございます。そこで、実は綱紀粛正は、ただに一行政官の問題とか、あるいはある非違行為の現象の問題とか、そういうことじゃなしに、日本の国会と行政を含めまして、政治姿勢の根本に連なる問題でありまするから、これを正すということは、少なくとも国会に対しまして憲法上連帯の責任がある内閣の首班がみずから出て応答するということが、この際適当であります。伺えば、八月……

第52回国会 決算委員会 第4号(1966/10/18、30期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 簡明に二、三お尋ねしまして、残余は次回の質疑に保留したいと思います。  一点伺いたいことは、林野庁長官ですが、例の高槻の国有林の交換問題であります。これの相手方、交換の相手方のいわゆる農林開発興業会社の実態を、交換申請の当時、交換完了の当時までよく御調査にならなかったのがほんとうで、形式的にただ申請があり、対象物件の比較の程度にとどまったのじゃないかという疑いがあるのですが、それはどうですか。
【次の発言】 きわめて形式的な調査にすぎません。かりにも国有財産を管理しこれを処分するというような重要な契約の締結であります。したがいまして、その目的、それから何のために交換を求めてお……

第52回国会 決算委員会 第5号(1966/10/19、30期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 私は、綱紀粛正の観点から、一、二官房長官に伺いたいのであります。本来ならば、これはやはり防衛庁長官に伺うべき筋であります。また、その最高の統率指揮者である佐藤総理大臣に伺うべき筋でございますけれども、余儀ない実情でありますので、官房長官にお伺いいたします。  今回の上林山防衛庁長官の鹿児島県下における問題は、いろいろな角度から考えられますが、若干方面を変えまして、私は批判をしつつ御意見を伺いたいと思うのであります。  問題になりました個人、特に刑事被告人として保釈中の身分の人などを、自己の秘書として飛行機に乗せて帯同しておったというのも事実、手落ちのいかんにかかわらず、こうい……

第52回国会 予算委員会 第3号(1966/10/20、30期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 総理に御依頼しておきますが、時間が制約がありますので、ひとつ直截簡明に御答弁願います。  第一点は、荒舩運輸相の辞職理由は何です。
【次の発言】 閣僚の辞任ということはまことに重要な国事であります。したがいまして、この問題は相当重視してあなたもお考えになったと思いますが、その感想はいかがでございましたか。
【次の発言】 閣僚の任命は総理大臣の専権であることは申すまでもございません。もし不適材、不行跡等、理由があれば罷免の権限もございます。したがいまして、かりにも閣僚が辞職するという場合は、相当重要な事由がなければなるまいと、こう考えるのであります。  そこで伺うのは、一体総理……


31期(1967/01/29〜)

第55回国会 決算委員会 第2号(1967/03/16、31期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 早川労働大臣に、臨時行政調査会の意見のうち、労働省所管に関する事項、これについて、基本的なお考え方、態度、これを伺っておきたいのであります。  この問題は、すでに佐藤内閣におきましては、しばしば閣議の申し合わせもございます。また、一月二十九日の総選挙の自民党の公約にも明記されております。また、今月十四日の本会議における総理の施政演説の末尾にも、やはり臨調の答申を尊重する、こういう趣旨が明確にされておるのであります。言いかえますならば、佐藤内閣は一貫いたしまして、池田内閣同様に、この臨調の行政改革につきましては、尊重してこれを実行していくという態度は変わらぬのであります。これに……

第55回国会 決算委員会 第3号(1967/03/23、31期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 関連して。こういうことでまたしても時間を浪費することは、実に残念です。  そこで、委員会の運営は、理事会で、事前もしくは中途において、しばしば討議する機会もあるのですから、理事会本位に運営する、これは当然であるし、また慣行もそうなっておるはずであります。したがいまして、今後の運営につきましても、その点に重点を置かれることを特に希望しておきたい。その間のいきさつにつきましては、私も理事会におきまして、私の持っているのを赤線を引いてあなたにお返ししたわけです。したがいまして、それは撤回するというふうに実は了解をしたのであります。ただ手続として、速記録に載ったままになっておったらし……

第55回国会 決算委員会 第4号(1967/03/28、31期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 要点を、こちらも簡単に申しますから、警察庁長官も簡潔に御答弁願います。  一件は、交通安全の問題ですが、交通安全と児童保護の点であります。交通安全白書によりましても、児童の交通事故死は全死亡の三割から四割にもなっております。これはたいへんな、お母さん方の脅威であることは申し上げるまでもありません。この対策の一環といたしまして、児童福祉法の児童遊園あるいは都市公園法でしたか、省所管の児童公園、こういったものがございますが、この際に、全国的に非常に不備な児童遊園なり児童公園に積極的に踏み出していくということに、国家公安委員会、警察庁をあげまして、これは他省との関連もありますが、実……

第55回国会 決算委員会 第5号(1967/04/21、31期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 まず行管の長官に聞きます。時間の関係で、私も問いは簡単にしますから、答えもひとつ明確に、ごく要点だけを述べていただきたい。  去年の十月に、行政監理委員会から、いわゆる「行政改革の現状と課題」の白書と称するものが出ております。この白書につきましての実績、それまでの実績に対するあなたの評価、これをひとつ端的におっしゃってもらいたい。
【次の発言】 あなたは行管の長官ですけれども、同時に行政監理委員会の委員長です。委員長としてのあなたに伺うわけです。ですから、十分に実績があがっていないかどうか、そういう行なう側の答弁を求めているのじゃないのです。この白書が端的にいっているところに……

第55回国会 決算委員会 第6号(1967/05/11、31期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 政府の方に、財政投融資を主にしまして、公社公団の関係において若干お尋ねしたい。  まず第一は、四十二年度の財政投融資につきまして、原資として記載されておる数額が二兆三千八百八十四億、それからその参考の補足的な資金の費目といたしまして、「自己資金」というのがあります。この「自己資金等」というのは、おもなものは何でありましょうか。それから、その総計は何ほどになるのか、この点をひとつ御説明願いたいと思います。
【次の発言】 全体の数字を比較しますときに、自己資金の大体の割合が融資総額に比べてどのくらいになるか。それから、自己資金のうち国の予算等を通しまして受けたような金額はどれぐら……

第55回国会 決算委員会 第7号(1967/05/16、31期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 まず開発の総裁から一、二点簡単に伺うことにしたいと思います。  御承知のとおりに、日本の繊維産業は、平和産業としまして、明治以来の古い伝統を持っております。また紡績以外の織布加工というものは、これまた御承知のとおり非常に零細な、むしろ斜陽産業の位置に置かれておるわけであります。一種の典型的な中小企業の弱体企業であることは間違いないのであります。そこで今日、世界の情勢が、だんだんと低開発国の追い上げもありますし、あるいはまた先進国の設備近代化等も非常に進んでまいっておりますし、国内的にはとかくこれが進みませんし、対外貿易の関係ないしは国内経済、国民経済等の観点から見ましても、こ……

第55回国会 決算委員会 第8号(1967/05/18、31期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 行管の長官に伺いたいと思います。  臨調の答申によりましてだんだん論議が重ねられてまいりました、例の愛知用水公団の将来の問題でありますが、これは、当初の事業を完了したこと、さらに豊川用水の事業が本年度完了の見込み、その後水資源開発公団へ残務吸収、その他地方自治体へもなお一部の事務を吸収、こういうような一つの意見が出されておるのでございます。そこでこれは水資源開発公団自体にいたしましても、さらにその他の問題があるわけでございますので、まず大体の方向は、行管といたしましてはまだ最終的なものはおきめになっておりませんけれども、水資源公団へ残務吸収という考え方、さらに総合開発庁に水資……

第55回国会 決算委員会 第9号(1967/05/23、31期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 議車進行。いまの華山委員の質問並びに覚え書きの写しの提出方の要望ですね。これはあちらこちらと手続をむずかしくするようなことでもないように考えます。それでできれば五分間でも、ちょっとこのまま休憩して、そこでお話し合いになれば、すぐ結論を出し得ると思うのです。委員会を閉会して次の機会に出すというような、そこまで手数をとる必要もない文書のように思いますから、そういうふうにできませんか。どうですか。
【次の発言】 本省へ持って帰って相談せぬでもいいようなことだと思うのだが……。
【次の発言】 ちょっと、議事進行について。やはり問題は、その覚え書きなるものが公表できないもので、両国間の……

第55回国会 決算委員会 第10号(1967/05/25、31期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 綾部総裁に伺うのですが、鉄道建設公団が設立されました当時、たぶんあなたは運輸大臣でおありではなかったかと思うのですが、そうじゃなかったですか。鉄道建設公団は、これは国鉄で敷設すると、国鉄の性格、社会的な鉄道新線の使命等から見て困難であろうから、別個の公団をつくるということが、審議会の結論にも出ておるようでございますが、そこで鉄道建設公団はもっぱら建設事業をやるということにその目的と使命と業務がある。もっぱら鉄道新線をつくるということが、それがあなたのほうの団体の最大の使命で最終のもののように思うのですが、それは間違いないでしょうね。

第55回国会 決算委員会 第12号(1967/06/07、31期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 外務省所管の、インドの食糧危機に対する救援に必要な経費、インドネシアの食糧危機及び水害に対する救援に必要な経費、これと関連をいたしまするので、大臣、若干基本的な問題について伺っておきたい、こう思うのです。  わが国の平和政策とか、あるいは経済外交とか、基本国策に重要な関係のあるような予備費の使用の問題については、これは閣議を経るという手続をするのだろうか、あるいは、いまのような事項は閣議を必要としない、こういう経費に属するのでしょうか、その点はいかがなものでしょうか。
【次の発言】 閣議決定事項でありますると、私は続いて伺ってみたいのですが、たとえばインドに対する食糧危機救援……

第55回国会 決算委員会 第13号(1967/06/08、31期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 南社長に伺いたいのですが、北海道地下資源開発株式会社が、いわゆる公社公団の一つになりまして、ここで審査の対象になっておりますが、実は株式会社というのは珍しい存在でございます。いまのあなたの御発言等からうかがうところによりましても、やはり本質的に構造なり運営等について、たとえば資本等も仰せになっておりましたが、相当てこ入れをするというか、改革をするというか、何か手を加えていくべきだというような御意向があるらしいのです。  そこで、そういうことをばく然と頭に置きまして、私はまず第一に、法律によりますと、北海道地下資源開発株式会社という形はあくまでも妥当でない、株式会社というものを……

第55回国会 決算委員会 第14号(1967/06/13、31期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 まず検査院に伺います。  検査院から、例の臨時行政調査会の答申意見のうち、「予算・会計の改革に関する意見」、これにおきまして、相当広範に各事項にわたって意見を述べておられます。全部にはわたる時間もありませんし、大蔵省と重複する点はなるべく避けたいと思いますので、若干伺ってみます。  第一には、わが国の予算制度が戦前の財政制度、それが抜本的な改正をせられることなく、新憲法で引き継がれましたことは申し上げるまでもないのでございます。長い間の積み重ねた補完、補正などを経てきましたけれども、いまは制度自体に根本的な改革をせねばならぬ、こういったことが臨調の基本的な考え方だろうと存じて……

第55回国会 決算委員会 第15号(1967/06/14、31期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 私は、民主社会党を代表いたしまして、いま議題になりました案件について承諾をする理由を、若干述べておきたいと思うのであります。  当委員会におきましては、いま議題になりましたすべての予備費に関する審議が行なわれました。そこで問題になりました数個の点でございます。ベトナム救援の問題につきましては、これは南ベトナムに、四十一年度初頭約八十万の難民あり、これは四十二年まで継続いたしまして、約百七、八十万。さらに増加しておりまするが、これにつきまして、ベトナム大使館からの緊急援助の要請があって、結局これに対し七千二百余万円の難民救済援助の経費が予備費として支出された、こういう案件でござ……

第55回国会 決算委員会 第17号(1967/06/23、31期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 外務省関係につきまして、インドの食糧危機の救援の問題について、ちょっと一点お聞きしたい。  これは実は去年の二月に、ガンジー首相が、ケララ州の食糧事情が好転するまで、一日わずか六オンスである米の配給を私は辞退します、と言ってサインをしているのが、世界週報に出ております。この記事と写真を私見まして、人道的なある大きな政策上の打つ手が、何か知らぬ、アジアの問題について一つあるような感じが実はしたわけです。  そこで、一体インド問題というものは、二年連続の食糧危機、そうして若干の救援を行なわれておるようでございますが、思えば人口も約五億あるらしゅうございます。これは人口の比重から見……

第55回国会 決算委員会 第18号(1967/06/27、31期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 ちょっと大臣に一点伺いますが、私は主として幼児教育の問題につきまして伺ってみたいのであります。つきまして、第一は、憲法二十六条第一項によります教育を受ける権利というものは、幼稚園児童も対象になるのかどうか。幼稚園教育が入るのかどうか。その辺はどういうふうにお考えになりますか。
【次の発言】 これは非常に重要な根本になる問題を持っておると私は思います。もし憲法二十六条の規定が、法律の定めるところによってひとしく教育を受ける権利、これが幼稚園教育も入るといたしますと、それは幼稚園教育、児童教育について、さらに根本的に検討しなければならないのではないかとさえ実は考えるのであります。……

第55回国会 決算委員会 第19号(1967/06/29、31期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 時間の関係がありますので、簡単にしますから、大臣にひとつお尋ねをいたします。  少年法の改正の問題ですが、これはしばしば伝えられておりますが、近い将来、政府案として御提案になる御意思でありましょうか。現にこれは法務省と最高裁との間に、必ずしも重要な問題について一致しておらぬようにも思うのであります。この種の法案につきましては、司法内部におきまして、やはり相当論議も重ねて、慎重に扱っていくべきじゃないかとも私も考えるのです。そこで、御提案になるようなおつもり、用意があるのだろうか、この辺をまず伺っておきたいと思います。

第55回国会 決算委員会 第21号(1967/07/06、31期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 第一は、行政管理庁長官に、行政改革の全般的な推進につきまして、二、三の基本的な態度にわたる問題を伺ってみたいのであります。  長官がかなり御熱心にこの問題と取り組んでおられることはよくうかがえます。六月一日の本会議におきましての、私の臨調答申についての質問に対しましても、簡単でしたが、相当熱意のあるようにも見受けたのであります。しかし振り返ってみますると、過去におきまして、三十八年の八月に首都圏についての意見が出されまして、三十九年の臨調の答申が出ましてこのかただけをとって考えてみましても、なかなかに難航しておるという一語に尽きるのではないだろうか。現在の実情について考えてみ……

第55回国会 決算委員会 第22号(1967/07/11、31期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 大臣が見えておりませんので、次官に、かわってお尋ねしたいのですが、児童手当制度の問題を伺ってみたいのです。  そこで、まず伺いたい点は、同じ総理のもとにおきましては、大臣がかわりましても、やはり行政責任は一体であることはこれは申すまでもございません。そこで現厚生省の省としての御意見は、児童手当制度につきましては、前の鈴木厚生大臣時代のお考え方と変わりないのですか。
【次の発言】 この問題は、戦後二十二年、社会保障制度審議会の答申以来、幾たびかの、中央児童福祉審議会とか地方児童福祉審議会の各答申、人口問題審議会の決議、さらにまた、数次にわたる経済審議会の答申、こういったものが、……

第55回国会 決算委員会 第23号(1967/07/13、31期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 少年法の問題と法務行政の問題、二点についてきょうは伺ってみたいのであります。きょうは法務委員会があるらしく、法務省の首脳部が見えておりません。単純な事務的な問答で終わりますことは、少し根本的な問題があるのでありますから、非常に残念でありますが、民事局長、見えておらぬのです。  ちょっと少年非行の問題を伺いたいのですが、だれが適当でありますか、ひとつお答え願いたいのですが、一体この少年非行の趨勢は、法務省の統計なりあるいはまた少年法改正についてのいろいろな資料等によりまして見ても、かなり憂慮すべき傾向も一面見えるのでありますが、そこで、根本的に少年非行の原因を深く追及していくこ……

第55回国会 決算委員会 第24号(1967/07/18、31期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 ちょっと関係の方、時間の都合もありますので、私もできるだけ節約してものを言いますから、要点だけお答え願えばけっこうです。まだもう一人控えておりますから……。  外務省に先に聞きたいのですが、一般的に申しまして、海外移住政策というのがあるのかどうか。ありとすれば、その目標とか理念、要約してみればどういうことになるのですか。
【次の発言】 そうしますと、国民が自分で海外に移住発展したいという希望、欲望が発生したときに、これをとらえて、移住についてできるだけ政府として施策を行ないたい。きわめて消極的で、海外移住とか移住政策というものは、積極的にないわけでございますか。

第55回国会 決算委員会 第25号(1967/07/20、31期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 まず、主計局に、予算制度の問題につきまして伺いたいのであります。  予算制度につきましては、去る六月一日の本会議におきまして、大臣にもお尋ねしたのでありまするが、きょうは少し掘り下げて伺ってみたいと思うのであります。現行の予算制度をどう見るか、国会の立場からどうこれに向かって対処すべきか。特に私は国政の上から、行政を改革したり、あるいは国会審議を権威あらしむる意味におきまして、予算制度とその運用は非常に重要なものと考えますので、こういう見地から、予算制度の問題について少し掘り下げてみたい、こう思うのでございます。  そこで、例の去年の国会におきましても、いわゆる事業別予算制度……

第55回国会 商工委員会 第29号(1967/07/12、31期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 関連して少し御質問してみたいと思います。私もできるだけ簡潔にお尋ねするつもりであります。主として兵庫県の織布産業、とりわけ綿製品でギンガムを中心に全国で八割以上産しております西脇地域、ここが中心でございますが、遠州とともに日本の綿産地といたしましてこれは著名な業績を持ってきておるのであります。こういった織布業を中心にしてお尋ねしたいのです。  第一は、最近の情勢は五台―七台くらいでないと引き合わない。それから五十台以下が通常だ、百台以上になると全く採算がとれぬというのは常識化しつつある。こういうようなギンガム等の織布工場でございますので、これがずばっと構造改善のこの計画によっ……

第55回国会 文教委員会 第6号(1967/05/12、31期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 私はこの機会に、教育の基本的施策につきまして若干伺ってみたい、こう思うのであります。とりわけ昨年十月に答申されました中教審の後期中等教育の拡充整備、これを中心に少し伺ってみたい、こう思っておるのであります。  第一に、だんだん御説明の文章が出ておるようでありますが、文部大臣といたしましては、このような中央教育審議会の答申が出ましたゆえんのものは何であろうかという点を、ひとつ端的に御所信を明らかにしていただきたい。
【次の発言】 この答申はかなり大きな社会的反響も呼んだらしいのでございますが、やはり教育の制度に関する改革なるものは、相当重要な文教全体に影響することでございますの……

第55回国会 文教委員会 第7号(1967/05/17、31期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 第一点は、大学制度につきまして若干まず伺ってみたいのです。  ただいまの大学は、国立、公私立を問わず、入学生徒が専門の教育を受けることを非常に意気込んでいったにかかわらず、どうも高校の繰り返しのような感じがしてならぬという、そういう声も相当聞くのでございますが、これは軽視できない一つの大きな問題を持っておると思います。そこで、大学の教育の課程におきまして、教養課程と専門課程の振り分け並びにその実施の教授の実情というものに相当再検討をせねばならぬ問題があるのではないか、こう思いますのですが、これらにつきまして、まず一般的に大臣の御所見を伺っておきたい。

第55回国会 文教委員会 第17号(1967/06/28、31期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 ちょっと簡単に伺ってみたいのですが、コウノトリの保護の問題であります。御承知のとおり、兵庫県の但馬豊岡市の周辺に七羽のコウノトリが住んでおりまして、これは昭和三十七年に特別天然記念物に指定されたようであります。これは兵庫県の前の知事の坂本というのが信念的にこれの保護に当たりまして、言うならば、全県的な支援のもとに保護に当たってきたという歴史を持っておるのでございます。  そこで、最近この四月から五月に産卵いたしました四つの卵をふ卵器に入れてふ化をはかりましたが、発育がとまってしまったので非常に驚きまして、善後策はどうかということにつきましても教育委員会等いろいろな方面から検討……

第55回国会 文教委員会 第19号(1967/07/05、31期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 日本字術振興会法案につきまして、基本的な問題点と具体的な運営面と、画面にわたって若干伺ってみたいと思うのであります。  第一点は、まず政府におかれましては、現下の学術振興問題の重要性にかんがみまして、根本的な学術振興に関する基本施策をひとつお述べ願いたい。
【次の発言】 第二点は、すでにしばしばお述べにもなり、また冒頭に本案提出の理由として大臣から御説明もあったのでございますけれども、やはり数年間、少し何か紆余曲折の経過をたどったようなあとが見えるのであります。たとえば財団法人日本学術振興会の概要という書物の報告について見ましても、三十三年以来四十一年にわたりまして、いずれも……

第56回国会 決算委員会 第2号(1967/09/11、31期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 まず第一に松平行政管理庁長官にお伺いいたします。  伺いたい問題は、行政監理委員会が去る八月三十一日付で、例の特殊法人の改革に関する意見を、委員長であるあなたに答申をいたしておりますが、これについて少し伺ってみたいと思います。  そこで、伺う前に、長官は行管の長官であると同時に行政監理委員会の委員長でもあられます。一人で二役を兼務しておられますので、そういう関係もありますから、立場は混淆するようでありますけれども、可能な限り要点だけはひとつ御説明願って、詳しく個々につきましてはまた別の機会に逐次掘り下げていくようにしたい、こういうふうに考えております。  第一に伺うのは、監理……

第56回国会 決算委員会 第4号(1967/10/13、31期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 きょうはひとつ倉石農林大臣を中心に、少ししろうとの農村談義をやってみたいと思います。  農業基本法ができまして以来、農林省の重要施策のバックボーンは農業構造改善事業の推進にある、どうもそういうような感じがいたします。最も重要なことに違いございませんが、反面非常に大きな、むしろ見落とされたような問題点は、農村における福祉対策の貧困でないか。将来福祉国家を目ざす限りは、農村における福祉対策というものは相当重視しなければならぬと思いますが、構造改善は経済開発でございます。生活とかあるいは地域とか社会開発的な面は、その一つの重点はやはり福祉対策にあるのじゃないだろうか。とりわけ農村に……

第56回国会 決算委員会 第5号(1967/11/10、31期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 水産庁の漁政部長に伺いますが、来国会に海上交通法案が提出されるということを承っておりますが、これは特に沿岸漁業の関係上相当重視すべき法案と見ております。つきまして、海上安全審議会において過日答申も出されております。これには農林省も参画されたはずでございます。そこであなたの承知しておられる範囲でこの法案が来国会に出る見込みかどうか、まずその見通しだけ聞いておきたい。
【次の発言】 それでは順序としまして、海上保安庁の井上次長が見えておりますので、来通常国会に海上交通法案を提出する予定になっておると聞いておりますが、大体のねらい、理由、骨子だけ、こまかいことは要りませんから、ひと……

第56回国会 決算委員会 第6号(1967/11/21、31期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 ちょっと簡単に伺います。実は大臣に種々伺ってみたい問題はあったのですけれども、きょうは出席がありませんので、補足的な意味におきまして若干伺いたいと思います。  第一点は、次官に聞きます。当委員会におきましても国政――国の財政の運用と行政改革の問題は最も重要な関連があるのでして、しばしば取り上げてまいったのであります。そこで、過般、総理がアメリカへ出発前の今月の十日の閣議発言を端緒といたしまして、各省の一局削減問題が課題になりました。本日午前の閣議で、閣議としては決定を見たはずであります。あるいは、これは最終的には例の閣僚協議会に付すべき案件かと思いますけれども、この一局削減に……

第56回国会 文教委員会 第5号(1967/11/10、31期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 私は、町に埋もれ去るおそれのあるもので重要な科学研究の成果につきまして、大臣と大学学術局長に二、三質問してみたいと思うのであります。  まず基本的に、文部省の科学研究の補助金、この補助金については日本学術会議の答申のうち「配分基本方針」というものがございますが、このうちに「研究成果刊行費」という費目があるようであります。一は「学術定期刊行物」、二は「学術図書」、三は「二次刊行物」、こういう規定をいたしております。二の「学術図書」によりますと、「学術的価値、市販性等を十分に検討して、補助がなくては刊行の困難なものを選定するものとし、特に次に掲げるものについては優先的に考慮する。……

第57回国会 決算委員会 第1号(1967/12/07、31期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 椎名通産大臣に二、三の重要な点について伺っておきたいと思います。  五十五国会におきまして菅野通産大臣のときに、会期末期に成立いたしました繊維工業の構造改善の特別措置法、これは膨大な予算並びに政府資金も投入されますし、日本の中小企業の中核的な部類に属する繊維産業への構造改善対策でございまして、長年の懸案でもございまするし、ずいぶんと多量な研究調査をした結果の答申に基づきましてこの改善事業が発足するということになったのでございます。言うならば、通産省といたしましても最近の重要な業績の一つになりつつあるわけでございます。  そこでこの際に、やはり大臣も御就任間もないことでございま……

第57回国会 決算委員会 第3号(1967/12/13、31期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 ちょっと総裁にお願いしておきますが、時間がだんだん切迫しましたので、私もできるだけ簡明にやりますから、ひとつ簡単明瞭直截にお答え願います。  きょうは、現在の国鉄財政の実態、これに対する方策、五十五国会におきましても若干触れたのでございますけれども、きょうは少し掘り下げてみたい、こう思うのです。  申し上げるまでもなく、私のこの質疑の根拠は、大体あなたがすでに御承知でありまする監査委員会の報告書をもとにしております。私は、国鉄の財政につきましては、国鉄のこの監査委員会の調査の結論というものは相当権威を持って見るべきでないか、こう思っております。  そこで、国鉄は、四十年決算に……

第57回国会 決算委員会 第5号(1967/12/15、31期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 いまのあり方をほめて笑ってする問答にならぬかもしれませんが、どうぞあしからず。  科学技術行政の重要なことはだんだん認識されてきておると思うのですが、これにつきまして、一つは、それならば基礎的な研究調査についてもっと充実して財政、予算の措置を講じねばならぬという問題、それから文部、通産とかその他に分かれておりまする基礎的な科学研究の機関というものをもっと総合されなければならぬというように考えます。そういういろいろな問題があると思います。一体技術庁は、こういう基礎調査についての総合調整をするというような、そういうことが主たる任務の官庁なんでしょうか。その点どうなんですか。

第57回国会 決算委員会 第6号(1967/12/19、31期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 第一点は基本的な一般問題になりますので、大臣によく建設省のお考え方を伺っておきたいのでありますけれども、やむを得ませんので、しかるべき御答弁をきょうのところ願いたいと思います。  公共事業費が一般会計の予算のうちに占める比率が相当大きいものでございますのは御承知のとおりでありまして、昨年四十二年度のごときは約二〇%に相当いたしております。そしてその内容は道路、住宅、治山治水、港湾、空港などほとんどが建設省予算ということになるわけでございます。ところで、最近の経済の諸情勢あるいは物価高のこういった事情から、来年度の予算要求は相当長期計画の予算要求の増が見込まるべきじゃないかと思……

第57回国会 決算委員会 第7号(1967/12/20、31期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 いま吉川委員もだんだんお聞きになりましたが、最近の雇用問題は次第に逼迫してまいっておりますので、私もそのような逼迫のうち重点と思われる数項について労働省の方に伺ってみたいと思うのであります。  最初に、ほんのアウトラインでいいですから、概況につきまして、労働力需給の状況と特に労働省が重点と考えられておる問題点、あるいは需給状況で次第に逼迫の度合いが高くなりつつあるような面、そういうような点につきまして、人口構成とか、年齢層とか、地域層とかあるいは職域とか、そういうものを含めて、ごく要点だけでよろしゅうございますから、まず明らかにしておいてもらいたい。

第57回国会 決算委員会 第8号(1967/12/21、31期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 第一点に伺いたいのでありますが、来年度予算編成をめぐりまして、国の財政の硬直化は顕著な事実でございまして、これをめぐりまして来年の財政計画、したがって、予算の作成、政策の決定などがされていくべきでないか、こう考えるのですが、まず、この国の財政の硬直化が市町村財政に与えている影響はやはり相当重大であろう、こう思うのであります。市町村財政もおそらくはいろいろな意味におきまして財政は圧迫され、あるいは財源の弾力性も失い等々するんでないかと思うのでありますが、この市町村財政の状況につきまして、国の財政の硬直化がどのように影響しておるのであろうか、来年度への予算をめぐって、この際どう想……

第58回国会 決算委員会 第3号(1968/03/26、31期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 大臣御病欠で副長官がおいでになりまするから、総理府における基本的なお考え方をまず二、三伺っておきたいと思います。  第一点は、過日衆議院に提案せられました行政改革の推進に伴いまして、いわゆる行政機構簡素化の一環として総理府は青少年局を廃止する、こういう案が提案せられておるのであります。これにつきまして、この青少年局は昭和四十一年四月一日日本の青少年問題解決のために大きく国民の期待を受けられてクローズアップした局でございます。またこれはその後もかなり活動して、その実績をあげつつあったように考えるのです。ところが、最近行政機構簡素化のまずやり玉に上がっておるのでございます。行政機……

第58回国会 決算委員会 第4号(1968/03/28、31期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 会計検査院当局に質問するにあたりまして、一言申し上げておきたいのでありますが、決算重視は当委員会が何回も繰り返し在来主張してきたことでございますし、また、その重視すべきことの重要性は言うまでもございません。つきまして、私は検査院の職務の実態、職責の重要性にかんがみまして、やはり院を代表いたしました検査院長に重要事項はぜひ伺っておくことが、決算の審査の完全を期する上において最も重要な根本問題と思いまするので、きようもし参議院の都合で出席が困難でございましたら、なお、重要点について質疑を留保しておきたいと思いますので、御了承願います。

第58回国会 決算委員会 第5号(1968/04/02、31期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 前回の当委員会におきまして、事務的にお尋ねしたい問題点を取り上げまして、事務総長からだんだんと御答弁をいただいたのでありますが、きょうはその締めくくりといたしまして、二、三院長に伺っておきたいと思います。  私は根本的に、会計検査院法の第一条の会計検査院は行政から独立するという規定は、これは非常に重要な意義が含まれておる、こう思います。これは前提になるわけです。立法の由来はおそらく憲法の九十条からくるのであって、国の収支の決算を見るということは、執行する行政府に独立の立場を堅持するのでないと完全に行なえない。もしくは国の財政が国民の総意によって、衆議院に優先して議決せられ、国……

第58回国会 決算委員会 第7号(1968/04/09、31期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 科学技術はしろうとですけれども、長官はお急ぎですから、簡単に基礎的な問題をまず伺っておきたいと思います。  最近科学技術の問題が政治上、社会経済上非常に大きくクローズアップしてまいった次第でございます。一体科学技術庁の所掌対象は、これは一口に言うならば、科学と技術というものを対象にするのか、自然科学というようなことに限定をするのか、あるいはまた人文科学のみは除くという規定もあるらしいのですが、その辺の概念は、大きく線を引くと対象はどういうふうになるのでしょうね。
【次の発言】 最近、社会、経済の発達に伴いまして、たとえば海水の汚濁による公害とかあるいは農薬の流出による公害とか……

第58回国会 決算委員会 第9号(1968/04/18、31期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 きょうはひとつ総裁にずばりと伺ってみたいと思います。  第三長期計画が完成しますのは昭和四十六年度。その当時における国鉄の負債の総額はどれほどになりましょう。またそのころには一年間どのくらいの支払うべき利子負担があるか。またそのころ赤字は解消する見込みかどうか、その三点について、簡単に事務の方でもよろしゅうございます。
【次の発言】 四十六年度における累積する赤字の数字、それから支払い利子の年間の額、それから赤字の解消といいますか、四十六年現在として収支はどういう状態に改善されておるか、この三点について。
【次の発言】 ちょっと事務の方に伺いますが、そうしますと本年、来年と、……

第58回国会 決算委員会 第11号(1968/04/23、31期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 ちょっと予定外でありますけれども、せっかく主計局の次長が見えておりますので、劈頭にごく簡単に一点だけ伺っておきたい。なおこの問題につきましては、また正式にあらためまして詳しく伺う機会を別に持ちたい、こう思っております。  先年来大蔵省におきましてもだんだん御研究になり、またことしはアメリカまで事務官を派遣せられて御調査になり、あるいは財政審議会にもおかけになるとか聞きました、例の予算制度のPPBSの問題でございます。これにつきましてPPBSの導入と厚生省の予算の関連点でちょっと伺ってみたいと思います。  厚生省予算には、別にこれからあとで聞くのですが、たとえば児童の養護施設が……

第58回国会 決算委員会 第13号(1968/05/06、31期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 四十一年度の予備費、四十二年度の予備費、前者その2、後者その1、並びにこれに関連する事項について質問いたします。  予備費使用の目的が、数額的に見ますると、一つは自然の災害対策の予備費が大きい、各省庁にわたっております。それからいま一つは、食管会計による予備費、数額的にはこう大別し得るようであります。したがいまして、私はこの二点を中心に伺ってみたいのであります。  まず、災害対策の予備費に関しまして、前提といたしまして、昭和三十七年ごろから数年間にわたる災害国日本の台風、豪雨、地震その他の自然災害によって、わが国は年間どれほど物的並びに人的の被害を受けておるであろうか。簡単で……

第58回国会 決算委員会 第15号(1968/05/09、31期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 私は民主社会党を代表いたしまして、昭和四十一年度一般会計予備費使用総調書その2、その他各付託案件につきまして、強く改善要求の意見を付しまして、これを承諾する討論を行ないたいと存じます。  まず第一に、私は比較的できるだけ純粋な、財政運用の見地から議論を進めてみたいと思うのであります。  第一は、ただいま上程になっております予備費の承諾を求める案件につきましては、四十一年度は一般会計におきまして百六十億余円、特別会計におきまして、弾力条項その他郵政省所管の特別の業績、賞与に関する経費を合算いたしますると、三千三十三億余円になり、四十二年度におきましては、一般会計の分は二百八十八……

第58回国会 決算委員会 第16号(1968/05/13、31期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 大臣が見えたら大臣になお締めくくりを尋ねたいと思いますが、繊維局長来ているんですか。――繊維局長にこの際伺っておきたい二、三の点があるのです。これは現内閣の一つの重要施策になっておる織布業の構造改善の伸展につきまして相当重要な段階に来ておりますので、二、三の点をぜひ伺っておかねばならぬ、こう思うのであります。  一つは、この構造改善は、織布の場合は申すまでもなく優秀な超自動織機の取り入れによりまして生産性を高めるということが一つの骨子でございまするが、最近ヨーロッパからたとえばフランスのグローセー式なども入ってまいり、日本におきましても、北陸の津田駒とかあるいは北陸機械などの……

第58回国会 決算委員会 第17号(1968/05/21、31期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 第一に、運輸省の基本的な輸送施策を聞きたいのですが、ほんとうを言うなら、あなたの省を代表する人がいなければお答えにならぬかもしれませんけれども、それはそれなりでひとつ答えてください。不足があれば適当な機会にやるよりほかないと思うのです。  今日の日本経済の成長度の高いことは御承知のとおりでありますが、実際のメーカーにおける生産改革ないしは技術革新、合理化というものはすばらしい進歩をしております。非常な勢いをもって進みつつあります。ところで輸送関係というのが、われわれしろうとから考えてみましても、とかく全体の経営、それからおのおのの利害、それから能力、そういうものがばらばらでな……

第59回国会 決算委員会 第2号(1968/08/10、31期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 第一点は、繊維産業の構造改善問題をめぐりまして、それを中小企業問題の角度からとらえて、若干通産省並びに企業庁当局にお伺いしてみたいと思います。  昨年来実施されております繊維の構造改善は、近来における中小企業並びに国際貿易等の観点からいたしましても重要な施策と考えております。そこで、この問題をめぐりまして、やはり日本の中小企業のあり方、中小企業というものの持っておる宿命的な弱点、こういうものがはしなくもあらわれておるのではないだろうか。これは、ひいてはやはり国民経済の上にも重大な影響を与えると思いますので、若干まず基本的な面について伺ってみたいのであります。  第一は、現在の……

第59回国会 決算委員会 第3号(1968/09/17、31期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 できますればひとつ簡明にお答えいただきたいと思います。  構造改善事業に伴いまして、先般ちょっと見せていただいた岡山県の実情などにつきまして若干伺ってみたいのでありますが、勝英地区ですか、勝田郡勝央町ですが、ここの国営の開拓パイロット事業を見せてもらったわけでございます。この種のパイロット事業は、最近の農村の過疎現象に対する一つのきめ手になるかどうかという期待も持たれておるようであります。同時にまた、なかなか机上設計が多くて容易にうまくいかないというようなこともいわれますが、勝英地区におきましては全く労力が流出するし、だんだんと近代化がおくれてくるし、離村離農というような現象……

第59回国会 決算委員会 第4号(1968/09/18、31期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 西村農林大臣にお伺いしたいのでありますが、多岐にわたりますので、若干の問題をピックアップいたしまして、あまり深入りしないような問い方になると思います。時間の関係もありますので、どうかひとつずばっと御自信のあるところを簡明にお答えいただきたいのであります。  本年七月十三日に農林省議におきまして、大臣として「総合農政の展開について」という新発想を御説示になっております。これは非常に重大な課題でございますので、各方面にかなり大きな期待も持たれ、意見も出ているようでございます。これにつきまして逐次伺ってみようかと思うのであります。  第一に伺いたいのは、日本農政に対する農林大臣の基……

第59回国会 決算委員会 第5号(1968/09/30、31期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 時間が相当超過しておりますので、できるだけ簡単にしますから、しかるべく要点だけをお述べいただきたいと思います。  きょう大臣に伺いたい点は、これは日本農政の根本につながる問題でありますので、ぜひ御答弁をいただいておきたいのであります。  総合農政の推進の重要な一環といたしまして、生活の向上などもございまするが、大臣、私は根本的にこう考えるのですが、どんなものでございましょうか。やはりいまの農村の基幹的な労働力というものはどんどん他へ流出してまいります。あなたのほうでお出しになっておりまする報告書によってみましても、次第に婦人に依存する、老齢化する、こういう傾向が非常に顕著でご……

第59回国会 決算委員会 第6号(1968/10/01、31期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 あとで大臣に労働不足等の労働対策について基本的な点を伺うことにして、まずその前提になる資料的な意味も含めまして若干事務当局から明らかにしておいていただきたい点があります。  第一点は職業訓練の制度と運営の問題であります。これは職安局長と思います。職業訓練が現在のごとき技術労務者の不足時代、あるいはまた中高年齢のだぶつきその他需給関係あるいはまた技術開発、職域の変化等から見まして、その重要であることはもちろんでございます。したがって本年の七月二十九日でありましたか、中央職業訓練審議会の答申にもございましたが、今後の職業訓練のあり方についてかなり詳細な答申が出ております。これも一……

第59回国会 決算委員会 第8号(1968/10/18、31期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 第一点は地価問題とその対策について少し伺いたいのです。  ここ十年余りの、特に市街地の地価の高騰の状況は、これはあらゆる方面の経済建設活動に大きな影響を与えておることは申すまでもありません。ことに日本不動産研究所の発表によりますと、昭和三十年から四十三年三月までの間には、全国の市街地の地価は九・九倍になっております。その間の卸売り物価指数は一・〇九倍にすぎません。こういう次第でありますので、特にこの大都市周辺の地価の顕著な値上がりは、さまざまな問題を生んでおることはもちろんであります。そういうことでございまするので、この趨勢を具体的に是正もしくは食いとめる手はないのだろうか、……

第59回国会 決算委員会 第10号(1968/11/07、31期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 第一点は食管会計の問題です。これはいまの現状からしますると、食糧の自給国策ないしは生産対策などにも増しまして食管会計の財政への重圧がだんだん大きくなってくる情勢にあります。しかし一面におきまして、やはり生産者の生産意欲を喪失しないということは日本の農業政策の基本態度であります。他面におきまして、消費者の立場からしますと、食糧の需給の安定と価格の不安のないようにするというこの面がまたきわめて重大であります。それらを含めましての財政、会計の立場からする財政的な問題、しかも連年続く最近の赤字につきまして相当大きな決意が要ると思うのであります。それで少し伺ってみたいのであります。  ……

第59回国会 決算委員会 第12号(1968/11/20、31期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 増田大臣にお伺い申したいのですが、防衛各般の問題につきましては、少し初歩的な質問で恐縮ですけれども、御答弁のほどをお願い申し上げます。  第一に伺いたいことは、憲法並びに条約、法律等によりまして、その原則とか制約などがせられておりますし、また幾多の国会論議等におきまして、国会なり政府の意思も明瞭になった点がだんだんございます。つきましては、これら一切を背景といたしましての基本的なわが国の平和と安全保障に対する防衛のその趣旨と限界、それから防衛庁のこれに対する防衛任務、こういうものにつきまして、ひとつ簡明に大臣の御所信を伺っておきたいのであります。

第59回国会 決算委員会 第13号(1968/12/04、31期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 まず第一に大臣に伺いたいのでありますが、昭和四十四年度の国の予算編成に際会いたしまして、国の財政と地方財政との関連が相当大きな課題になっておるらしいのでございますが、私自身がこういう関係は弱いので、少ししろうと論くさいことになりますけれどもひとつ御了承いただきまして、数個の点から伺ってみたいと思うのでございます。  第一は、昨年、四十三年度の予算期にあたりましては、国の財政の硬直化が大きく表へ出まして、これを中心にずいぶんと財政論議がせられたようでございます。そこで財政硬直は完全に解消したという議論はまだないようでございますが、この財政硬直の原因は一体何であるかということにつ……

第60回国会 運輸委員会 第2号(1968/12/20、31期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 私は、国鉄の運営と社会開発ないしは経済国策、この関連におきまして、いわゆる赤字路線廃止の問題を中心に若干御質問いたします。時間がございませんので、ひとつ端的に御答弁をお願い申します。  兵庫県におきまして三木、北条、鍛冶屋の三線は赤字路線として廃止の意見書が出ておるようであります。これを中心といたしまして、兵庫県政全般、その地域における社会開発、産業開発、ないしは経済政策の運営との間に相当大きな矛盾が生じてくるのであります。かかる意味におきまして、どうしてもこれは明確にして、そして廃止線からはずすということが、これは地域住民のためにも国策運営のためにも最も適当である、こういう……

第60回国会 決算委員会 第2号(1968/12/19、31期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 長年の懸案でございますが、依然としてあとを断たない、減少の傾向が非常に弱いのは、少年非行の趨勢でございます。  そこで、まず事務的に法務省が掌握いたしておりまする犯罪ないしは触法なども含めまして、少年非行の趨勢の概要、特色について事務的にひとつ御説明願いたいと思います。時間の関係で要点一だけ簡単に……。
【次の発言】 そこで、特色と見るべきものですね、それは何か指摘されますかどうか。その点はいかがですか。――それでは、たとえば、大体どういう動機が多いんだろうか。習性がありやいなや。あるいは学生とか生徒。あるいは有職無職の関係はどうだろう。家庭環境はどうだろう。地域環境いかん。……

第61回国会 決算委員会 第2号(1969/02/13、31期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 最初にちょっと伺ってみたいと思いますが、電電公社の第四次五カ年計画の大体の構想はどうなっておりましょうか。一番の問題とされておるところは何に置かれているのでしょうか。それをちょっと簡単に……。
【次の発言】 電話につきまして住宅用の電話、それから事業用の電話等々いろいろあるようでございますが、最近の住宅の発展状況は公団とかあるいは集団的な住宅区域がかなり発展してまいりましたのですが、これは電話の実需給の実態等思い合わせますと、生活を集団的にしておられるのですからもっと集団的な何かもう少し便利な方法はないものであろうか。一々引いて電話番号を持っていることは、これは生活上便利でも……

第61回国会 決算委員会 第3号(1969/02/18、31期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 少し物価のしろうと談義をしてみたいと思います。  すでに質疑応答があったのですけれども、話の前提にするために、簡単でよろしゅうございますから、事務当局のほうから最近数カ年間の国内の消費者物価、特に生鮮食料の上昇の趨勢を要点だけ述べてください。  なお、それにつけ加えて住宅費が物価の範疇に入り得るなら、これもつけ加えておいてもらって、なければ、後日資料で出してもらいたい。
【次の発言】 次は家計中に占めます食料費の割合ですね。エンゲル係数といっておりますが、これの大体の数字、これは毎年企画庁で発表されておりますが、日本の情勢と一つだけアメリカを比較してもらいまして、ずばっと最後……

第61回国会 決算委員会 第6号(1969/03/17、31期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 きょうは佐藤総理に、少し私自身もえりを正して、綱紀粛正一本にしぼりましてお尋ね申し上げたい。  最近、通産その他本省、それから地方自治体ないしは教育関係等におきまして、あまりにも頻発する綱紀紊乱、汚職事件、これが世評のひんしゅくを買っております。したがいまして、ごうごうたる非難が官庁に向かって生じ、また国民は、さきにおっしゃったとおりに政治不信へつながる重大な傾向すら見えるのであります。  そこで伺いますが、端的に申せば一体汚職の原因は何であろうか。何が汚職、綱紀紊乱をする最大の原因であるのか。この原因を、ひとつ端的に総理の所見を伺っておきます。

第61回国会 決算委員会 第9号(1969/04/15、31期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 いま議題となりました四十二年度並びに四十三年度の予備費の使用のあとを点検いたしてみますると、大部分が災害復旧に伴うもの、その次は食管会計の関係等が金額的には大きな部分を占めております。そこで、この災害復旧の関係におきまして、自然災害を中心として、運輸省関係、気象庁の方あるいは大蔵省の方面に若干伺ってみたいのであります。  時間の関係もありますので、気象庁の方の御説明にわたるかと思いますが、わが国の自然災害につきまして、被害の実態を、物的被害、人的被害について最近の統計を、ごくあらましでよろしゅうございますから数字だけお示しを願っておきたい。気象庁が適当かと思いますが、あるいは……

第61回国会 決算委員会 第11号(1969/04/22、31期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 細見審議官にお伺いいたしますが、わが国の経済の現状と今後数年間の見通しについては、大蔵大臣も予算で何かと答弁しておられるようでありますが、あなたのほうでは、大蔵省の統一見解としては大体どういう見通しでありますか。
【次の発言】 財政のいわば元締めであり、予算作成の主管庁としての大蔵省でありますので、その財源あるいは財政の需要といった面からは、日本経済の将来の見通しにつきましては経済企画庁もさることながら大蔵省自身が責任をもちまして相当確固たる方針を立てておかなければなるまいと思う。特に八月に入ると昭和四十五年度の予算に取りかからねばならぬ非常に重要な段階になるわけでありますの……

第61回国会 決算委員会 第13号(1969/05/08、31期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 最初に大蔵省に、やや事務的になりますが、少し伺っておきたいのであります。  一つは、国有財産管理の問題でございまして、これは二、三年前の当委員会におきましても指摘したその後の経過の問題になるわけですが、東京都内の国有不動産の管理の問題です。  一つは例の日比谷公園であります。これは十五万六千余平米もありますし、台帳価格も約四十億円なのでございまするが、この問題はたぶん三十九年か四十年に会計検査院が検査報告で指摘した事実でございまするが、その後の経過、最近の具体的な措置、これを伺いたいのです。  なお、同種類でありまする芝公園の敷地の問題です。これはまあ十万平米に足りないかと思……

第61回国会 決算委員会 第14号(1969/05/15、31期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 第一点、検査院長に伺います。  検査院から毎年予算執行の検査報告が国会に提出されます。これは、当委員会におきまして主として審査の対象になっておるわけでございます。私どもは、予算案が本会議を通じ予算委員会を通じまして全議員の注視のもとに審査されてまいります、それと比べまして、本会議の論議の場で十分に審議のやりとりができないということ、それを遺憾に思っておったのであります。つきましては、検査院の検査報告の趣旨内容等が本会議で審査されることに最近なったのを機会に、院長みずから本会議に出席して答弁する機会があることが適当であろうというふうにかねて考えておったのでありますが、どうもこれ……

第61回国会 決算委員会 第17号(1969/06/10、31期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 大臣の御出席がありませんので、厚生省の締めくくり質疑は次の機会にさせていただきたいと思っております。  若干伺ってみたいのです。  第一は、先ほど問答がありました、例の看護職員の不足対策の問題です。現状は一体絶対数不足ということであるのか、あるいはまた条件によっては自給完全なところないしは過剰なところありというのか、あるいは医療看護に支障を来たす程度に不足しておるのか、その辺はどういうふうになっておるのでございますか。
【次の発言】 特殊な目的を持ってする医療機関、たとえば宗教的な団体による病院とかあるいはまた現在の国、公共団体の財政によらざる私的の病院、そういったところで、……

第61回国会 決算委員会 第19号(1969/06/17、31期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 第一に総務長官にお伺いいたしますが、例の本年三月十四日付の特命通達をお出しになった綱紀粛正とその対策の問題であります。これは四月末までに各省庁とも報告することになっておりましたが、これの大体のねらいと、そして報告の結果等につきまして、こまかい点は事務当局から伺いますが、ねらいと大体得られた報告の結果、これについてまず伺っておきたい。
【次の発言】 特に国家公務員の綱紀紊乱、汚職の続発というような件は、やはり全国民に対する影響がなかなか重大であるということを考えさせられます。一体それは何が最も大きな原因であるかということをこの機会に深く追及していく必要があるのではないだろうか。……

第61回国会 決算委員会 第20号(1969/06/19、31期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 長官に一点だけ伺いたいのです。二点まで時間があるかどうかわかりませんが、この間の結論です。  綱紀粛正につきましては、基本的に考慮すべき重要なものがある。この基盤となり背景となっておりまする行政改革、それから行政改革に伴います公務員制度のあり方並びに財政の改革、これがやはり相当改革もしくは整理されていくということが綱紀粛正の基盤になるんではないか、その辺を筋道を通して考慮していくということになれば、綱紀粛正の効果は非常にあがってくるんじゃないか、こう思います。その点につきましては、すでに臨調の答申もあって年久しいのであります。総理大臣からもしばしばこの推進には積極的姿勢を示す……

第61回国会 決算委員会 第25号(1969/07/10、31期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 去る七月四日に総理府所管の海洋科学技術審議会の答申が佐藤総理になされました。これは四面環海のわが国といたしましては、現在及び将来にわたってきわめて重大な示唆ないしは問題を持った答申でございます。そこできょうは政府出席の関係もあるので私はぐっと問題を限定いたしまして、主として答申の第三項の「海中栽培実験漁場による栽培漁業技術の開発」という項目を中心に政府の所見を伺いたいのであります。  そこでその前提として二、三の問題を指摘いたしまして御意見を拝聴します。海洋開発が具体的に政策日程にのぼるようになるのはこれは各省庁に分かれていくかと思いますが、やや具体的な施設、政策の目標はきま……

第61回国会 決算委員会 第28号(1969/07/31、31期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 海難救助体制につきまして、例のいつでしたか、ぼりばあ丸が沈没いたしましたあのころから、たいへんどうも海難救助体制ということが、特に海上交通に従事する船員等におきましては非常に重大化しているらしい。 とりわけわが国におきましての海上交通、海運というものが、四面環海の日本でありますから、特別大きな注目を引いたことはもちろんでございましょう。そこで日本の場合はずいぶんとたくさんな海難があるようでございます。年間の海難総数は大小とりまぜて日本船だけで二千七、八百ぱいくらいになるかと思います。それから死者も千四、五百名になるのじゃないかと思います。そこであの際にも、救難の飛行機などの到……

第61回国会 決算委員会 第30号(1969/08/28、31期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 きょうは大臣は余儀なき用務のために出席できないようでありますので、事務当局に行管の扱う各般の行政改革について事務的な点を伺います。ただし、時間もないことでありますから、できるだけ簡単明瞭に問答を続けたいと思いますから、ひとつそのつもりでお願いいたします。  まず第一点は、最近、本年八月二十日に決定を見ました行政監理委員会の行政改革の緊急課題に関する決定意見の問題であります。これにつきましては、去る七月十一日に閣議決定があって、政府の行政改革三カ年計画が決定され、また八月の六日にはすでに自民党内部でも行政改革の試案なるものが、前の管理庁長官の木村君が委員長として決定し、社会に発……

第61回国会 決算委員会 第31号(1969/11/10、31期、民社党)

○吉田(賢)委員 食品衛生の見地から、主として食品の添加物を中心にして質問を行なってみたいと思うのでありますけれども、御承知の通りに、戦後の経済の成長に伴いまして、特に最近国民の食生活が非常に多様化してまいっておることは顕著な事実であります。米食中心がパン等の粉食にだんだん変更されてまいりまして、牛乳は主食なり、こういうような民間の常識さえできております。一方、また考えますと、わが国の経済政策が従来とかく生産偏重でございまして、最近に至りまして、消費者保護の見地から消費経済政策をもっと重視しなければいかぬ、こういう世論がかなり高まっておることは、これも明らかなことであります。ごく最近に至りまし……

第61回国会 予算委員会 第18号(1969/03/04、31期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 総理に第一問、行政面革を伺いたいのであります。  いまの世代の移りかわり、激しい技術革新の時代に、また幾多の大きな変化が内外ともに起こりつつあるときに、行政改革の問題はきわめて重要な、根本的な課題でないか、こう考えております。  あなたも過去におきまして、私も記録を閲覧しますると、本会議の所信表明においてすでに六回繰り返して、行政改革を推進することをお述べになっております。これは非常に重大な御発言と考えます。いま、行政改革につきまして一体どのような御決意をお持ちになっておりましょうか。まず伺っておきたい。
【次の発言】 これはやはり根本的に行政改革というものが、いまも総理の一……


32期(1969/12/27〜)

第63回国会 決算委員会 第2号(1970/02/20、32期、民社党)

○吉田(賢)委員 第一に、行政管理庁当局に二、三お伺いしたいのであります。  行政管理庁は、申すまでもなくわが国の行政の公正、真に国民福祉に貢献し得る、奉仕し得る体制を常に目ざして何かと業務を行なう重要な官庁であります。こういう意味におきまして、実施官庁でないまでも相当重視すべき立場だと思うのであります。そこで、すでに第六年目を迎えました臨調の答申等を全面的に実現するような努力についても、これまた行政管理庁の持っておる役割りはかなり大きいと思います。つきまして、私はそういうような観点から二、三伺いたいのであります。  第一は、本年度行政改革を、一体何を目標にしてなさろうとしておるのか、この点を……

第63回国会 決算委員会 第3号(1970/02/24、32期、民社党)

○吉田(賢)委員 まず、経済企画庁にお尋ねしたいのであります。きょうは大臣も見えておりませんが、経済企画庁は、佐藤新大臣の経済演説中にも、物価問題の緊急重要性を力説しておりましたので、きわめて大きな課題として取り組んでおいでになる、こういう認識のもとに若干伺ってみたいのであります。ただし、きょうは申し合わせで時間も相当少ないようでありますから、ひとつ直蔵簡明に、急所、要点をぱっとお述べいただいて、またあらためまして総括的に庁全体の御意向を大臣から伺う機会を持ちたいと、こう思いますから、そのつもりでひとつ御答弁をお願いいたします。  第一に聞きたいことは、物価問題はすでに三十五年ごろから政治日程……

第63回国会 決算委員会 第4号(1970/02/26、32期、民社党)

○吉田(賢)委員 まず、郵政省、電電公社にちょっと伺います。時間を相当制約しておりますので、すみませんが、簡単明瞭にお答えを願いたいと思います。  郵政事業につきましては、幾多の解決せねばならぬ問題が滞積しているらしいのでございますが、こういうことを背景といたしまして、郵政審議会におきましては、いわゆる公社案を世上に発表いたしております。その公社案につきまして、大体のあなたのほうのかまえ、もしくは、いまの段階において公社案を受けるかいなや、あるいは、どういう点に問題があるからまだ審議を延ばしていくのかどうか、これをごく簡単でよろしゅのございますから、いまの段階、いまの時点における公社案に対する……

第63回国会 決算委員会 第5号(1970/03/03、32期、民社党)

○吉田(賢)委員 先に自治省関係に伺いたいので、労働省、すみませんが、しばらくお待ちくださるようお願いいたします。  一昨年七月、自治省が中心となりまして、全国の知事会あるいは全国の都道府県議長会、全国の市長会、その他多数の関係方面と協力一致いたしまして、百二にわたる自治省管内の行政簡素化を目標にいたしましたアンケート調査をおやりになっております。これは自治省といたしまして画期的な一つの行政改革の積極姿勢でございましたので、各方面から相当注目されたのでございます。そこで、これは約三百七十にわたる書面回答を求め、あるいは、ずいぶんたくさんな実地調査などもいたしまして、集約いたしまして結論づけて、……

第63回国会 決算委員会 第6号(1970/03/05、32期、民社党)

○吉田(賢)委員 根本建設大臣にいろいろと伺いたい問題があるのですけれども、時間の関係等もありますので、一、二重要と思われる点についてお伺いします。  一つは、新しい七〇年代に入る高度成長下における国民の幾多の欲求のうち、特に住宅問題は非常に重要だと思います。あなたも新任のごあいさつで、土地、住宅につきまして特に力を入れていくということをお約束願っておるし、自民党の公約もあり、かねての政府の公約もありますので、相当推進されるものと思いますが、そこで、根本的にはまず土地対策がもとになると思いますので、国土建設についての根本的なお考え方をちょっと、最も重要と思われることを簡単にまず述べていただきた……

第63回国会 決算委員会 第7号(1970/03/10、32期、民社党)

○吉田(賢)委員 大臣が見えましたら締めくくりをお願いすることにして、事務的に二、三の点を見えるまでお尋ねしてみたいと思います。  繊維の対米輸出規制の問題につきまして、昨年からだんだんアメリカよりの申し出もあって交渉が重ねられておるようでございますけれども、第一次的交渉は外務省ですか、通産省ですか。
【次の発言】 アメリカから一次的に申し出のありましたのは、いつ、要旨、どのようなことで、どこへでありますか。
【次の発言】 昨年の十二月に出しました最初の具体的案の内容ですね。詳しくは要りませんが、要旨はどのようなものですか。
【次の発言】 その規制をしてもらいたいという理由は、何と明示しており……

第63回国会 決算委員会 第8号(1970/03/20、32期、民社党)

○吉田(賢)委員 私は、第一点は酪農問題を中心に伺いたいのであります。  ただいまの日本の経済の成長が、申すまでもなく、自由主義国第二位になりました。また、国民の所得におきましても、一人当たりの水準はだんだんと上がってまいりました。これは、企画庁の四十四年度版の経済白書について見ましても、わが国民の資質と活力をもっていたしますれば、一人当たりの国民所得の水準は一流先進国水準に達すること、時間の問題なりと言っております。一般の経済の専門家、財政家の見通し等によって見ましても、昭和五十五年、いまから十年後の一九八〇年にはGNPがアメリカに接近すること、かつ、国民一人の所得水準がヨーロッパ並みに達す……

第63回国会 決算委員会 第10号(1970/03/26、32期、民社党)

○吉田(賢)委員 政府側が、私の質問に対し希望する答弁者が出席困難な事情らしいので、御答弁がいただけないかと思うのですが、念のためにちょっと伺っておきたいと思います。  予備費につきまして国会の承諾を得るという行政行為は、大蔵大臣にあらずして、内閣総理大臣なんですね。その点、いかがです。財政法三十六条三項。
【次の発言】 したがいまして、大蔵大臣にあらずして、内閣総理大臣ですね。
【次の発言】 そうですね。――としますると、同条文には、次の常会で当然承諾を受けねばならぬという義務規定があるのです。大体、多くの場合に、この義務規定をこのようなところに入れることは、相当厳重な制限を加えておるという……

第63回国会 決算委員会 第11号(1970/04/02、32期、民社党)

○吉田(賢)委員 主として余剰米処理に関しまして伺ってみたいのであります。根本的な食糧政策、あるいはまた食管制度、食管会計の一般的な問題については、また別の機会にすることにいたしまして、きょうは問題点をずっと制約いたします。  そこで、まず最初といたしまして、ことしの三月末の政府保管の在庫量はどれほどになるわけでございましょうか。
【次の発言】 古古米と称しますのは、これは二度つゆを越した場合と聞いておりますが、それでいいのですか。そういうつかみ方でいいのですね。
【次の発言】 米にカビのつく最も大きな機会、原因は何でございますか。技術屋さんからでも言うてください。

第63回国会 決算委員会 第12号(1970/04/09、32期、民社党)

○吉田(賢)委員 長官にお尋ねします。時間がありませんので、あなたのほうもひとつ簡単に御答弁願います。私のほうもそういたしますから、どうぞお願いします。  きょうは予備費の審査でありまして、四十二年の予備費、四十三年にまたがる予備費であります。一般会計の予備費は、御承知のとおり災害予備費が大部分でございます。そこで、災害予備費というのは、概して災害の救済、復旧事業というのがおもであります。消防庁は最も重要な関係にあるわけであります。  そこで伺いたいのでありまするが、ここ何年かのうちに関東の南部地方におきまして大震災があるだろう、こういうような答申が消防審議会のほうから消防庁長官にあてて先月二……

第63回国会 決算委員会 第13号(1970/04/13、32期、民社党)

○吉田(賢)委員 第一に大蔵大臣に伺いたいのです。ちょっと時間がございませんので、簡単な要点だけ言いますから、そのおつもりで、よろしくお願いします。  かねて伺っておりましたが、行財政制度の改革につきまして、これはほんとうに改革を実行するにあらざれば、日本の財政の運営はだんだんと問題が多くなって、なかなか困難になるおそれなしといたしません。そういうようなことを思いまするので、ましてや、この政策の実行について事を欠いてくるということが多々あると思います。要は、前提といたしまして、行政改革を勇断をもってこの際実行するにしくはない。さしあたって大蔵省といたしまして重要なことは、予算制度の改革であるこ……

第63回国会 決算委員会 第14号(1970/04/24、32期、民社党)

○吉田(賢)委員 長官、おそくなって済みません。できるだけ簡単にしますから、できるだけ要点だけお述べいただくことにします。  例の消費者物価問題でありますが、企画庁はまさに物価庁でございますし、あなたの就任の演説なり、あるいは国会の施政演説の際における発言なり、あるいは各委員会等におけるあなたの発言も、物価安定は相当重視しておられることは一貫しておるのであります。  そこで伺いますが、この二十二日、物価対策閣僚協議会におきまして決定を見たようでございます十六の項目でございますね。これは内容、趣旨は、昨年の九月九日の閣僚協議会における了解事項に基づいて、そして各省が検討した結果持ち寄ったもののよ……

第63回国会 決算委員会 第15号(1970/05/07、32期、民社党)

○吉田(賢)委員 大蔵大臣、時間があまりありませんで、二十分しかございませんので、ひとつ秒読みでやるよりしょうがないので、簡潔にしますから、ひとつよろしくお願いします。  第一点は、実は行政改革のうちの例の予算会計制度の問題でございます。もう何回もあなたと問答いたしておりますので、大体何を問うのかということは御了承と思いますけれども、私は幾ら考えましても、国民の要請する、また、内外の重要な諸策の実施にあたりましては、やはり根本になる財政の制度、秩序、計画というものがほんとうにこれに合うようにきちんとしていかねばいかぬ。このための道順といたしまして、やはり予算の制度、その執行、その効果、そういう……

第63回国会 決算委員会 第16号(1970/05/12、32期、民社党)

○吉田(賢)委員 まず、専売公社総裁に伺いますが、最近の物価上昇、特に消費者物価の上昇が、国民生活並びに公社、公団の事業あるいはその他の財政に与えておる影響は相当重大だと思うのです。  そこで私はあなたに伺いたいのは、専売公社といたしまして、企業経営について一段と物価上昇は影響しておるんじゃないかと思うんです。これによりまして、塩専売事業あるいは、たばこの専売益金にも大きな影響を来たしておるのではないか、こう思うのです。したがって、専売公社の収納益金というものは相当赤字累増となるおそれがあるんじゃないか、その辺の内容をきょうはよく聞かしおいてもらいます。また、こういうことを起点といたしまして、……

第63回国会 決算委員会 第17号(1970/05/19、32期、民社党)

○吉田(賢)委員 わが国は薬がはんらんしまして、病気はますますふえていく、どうもそういう感じがいたします。これは国民保健の見地から見ましても、また日本の医薬行政の見地から見ましても、これは現在、将来にわたりまして非常に重大な課題である、こう考えるのであります。  そこで、特に大衆薬を中心にして伺ってみたいのでございまするが、医師が医薬として用いるというのは、専門的立場でありまするから、かなり次元の違った問題があるようでありますが、大衆薬となりますと、これはやはり国民大衆と薬の関係です。なぜこんなに薬がはんらんするのだろうか、こう考えますと、二面において、どうも――たとえば新聞、雑誌、テレビ等を……

第63回国会 決算委員会 第18号(1970/06/10、32期、民社党)

○吉田(賢)委員 円切り上げの問題を少し伺ってみたいと思います。適当にしかるべく御答弁をいただきます。  いまわが国におきましてもまた外国におきましても、日本の円を切り上げるという論議が相当行なわれているよろでございます。また、これを予想いたしまして、有力商社もしかるべくその用意までしたことが伝わっております。一体、この円切り上げ論の理由、論拠というものは何でございますか、それを一応御説明願いたい。
【次の発言】 ところで、一方におきまして、たとえばわが国の国内におきましての物価の問題などもずいぶんと議論があり、方策の提案はされますけれども、一向に効果はあがってこない。世界インフレのうちに日本……

第63回国会 決算委員会 第20号(1970/08/10、32期、民社党)

○吉田(賢)委員 大臣に伺いますが、いま連年豊作らしく伝えられます。ことしも豊作らしい。そうすると四年連続の豊作で、空前の豊作です。したがって過剰米は滞積していくと思うのです。これの集約いたしました総計算からくる財政負担は、総計どのくらいになるのだろうか。それからもう一つは、例の汚染米がはしなくも問題になってまいりまして、有毒カビ、カドミウムその他の有毒汚染米問題で世論は重大化してまいっておりますので、こういう辺から、米の処分をめぐりまして、無償で投棄、廃棄しなければならぬものが生ずるのではないだろうか。この汚染米を飼料にするとすれば、人体に有毒のものは、家畜、牛、豚、鶏にも有害ではないか、し……

第63回国会 決算委員会 第21号(1970/09/10、32期、民社党)

○吉田(賢)委員 関連しましてひとつ。  事務総長御承知のとおり、いま日本におきましては、行政府並びにわれわれの国会もあわせまして、とにかく批判、反省をせなければならぬ問題がたくさんございます。しかし、もし、たとえば司法部におきまして、司法部がわいろをとって裁判をするということになりましたならば、これはもう国が混乱しちゃうんです。そういうことをあわせて考えますと、この際に検査院の立場――憲法並びに院法によって規定せられておる検査院の立場を厳粛に反省するということにして、いかにして綱紀粛正を全うするかということに異常な決意をなさるべきときでないだろうかと思われます。当委員会におきましても、幾たび……

第63回国会 決算委員会 第22号(1970/10/13、32期、民社党)

○吉田(賢)委員 時間がありませんので、院長に一問だけお尋ねします。  院長に申し上げてみたいのですが、いま問題になっております東京都の区役所の職員から検査院の検査に出た職員がいろんな供応を受けたという事実につきましては、院の立場からは最高度の厳正な態度をもってこの事案に処する必要があると私は思います。あなたは、給与がどうの待遇がどうのということでたいへん感謝のような発言もされましたが、これは全く次元が違います。なるほど……(田中(武)委員「ちょっと待ってくれ、そんなことを言うなら討論させてもらいたい」と呼ぶ)ちょっと待ってください。あなたが部下を愛しなさること、それからまた、その問題について……

第63回国会 決算委員会 第23号(1970/11/16、32期、民社党)

○吉田(賢)委員 国鉄の総裁から伺いたいのでありますが、国鉄の現状は、財政的見地から考察するだけでも、その膨大な構造、運営等の実態にかんがみまして、実はわれわれしろうとが取り組むことは容易ではございません。したがいまして、私はきょうのところ十分な資料を持っておりませんので、ほんの基礎的な点を思いつくままに二、三伺うことにきょうはとどめたいと思います。また別の機会を見まして、できるだけ詳細な御説明を聞き、疑問もただしていきたいと思います。  そこで第一は、例の四十四年度の決算につきまして、これは前回もちょっと明らかにしたのでございますが、これが、あれこれと計算いたしますと、大体千三百十六億円の欠……

第64回国会 決算委員会 第2号(1970/12/16、32期、民社党)

○吉田(賢)委員 大臣にお尋ねするんですが、郵務事業の諸問題につきましては、すでに先年来あらゆる機会に各方面において論議せられて、政府におきましてもだんだんと審議会その他におきまして研究、検討を重ねてきておられるものと、こう思うのでございますが、やはり依然として国民はこの事業の現在と将来性がどうなるんであろうかということについて、多大の関心を持っておるわけでございます。もちろん、これは一つは、全国民におけるサービス事業であるという面もありますが、反面におきまして、最近の物価高騰の影響もそれぞれとありまして、郵便料値上げというような問題にまで発展してまいっておりますので、が然、ここにまた新しい角……

第65回国会 決算委員会 第1号(1971/02/02、32期、民社党)

○吉田(賢)委員 会計検査のあり方について少し伺ってみたいのであります。  検査報告書が国会に毎年提出されます。かなりいろいろとこまかいことまで御調査になっておりまするが、帰するところ、一口に申しますると、検査報告は、予算の執行につきまして、大体当、不当、違法なりしやいなや、こういうようなことがものさしのように考えられます。そこで、むしろ国民が求めておりまする予算の執行のあり方というのは、国民のために予算の目的が達成せられたか、国民の福祉につながる効果があったのか、こういったかなり積極的な意欲を持って予算の執行を見守っておる。これにこたえるのが、また国会における決算の一つの任務だろう、こう思う……

第65回国会 決算委員会 第2号(1971/02/05、32期、民社党)

○吉田(賢)委員 労働省に先にお願いします。  一点は、中小企業の労働需給の関係でありますが、最近の経済の少しいびつな状態、不景気のかげりもあるような状態になっておりまするので、内外の経済情勢諸般から考えまして、中小企業の労働需要並びに供給対策というものはかなりの変動を生ずるのじゃないだろうか、こういうふうに感じております。つきましては、ことしのこの方面に対する需給対策の要項はどういうことが重点になっているのだろうか、まずそれを伺っておきたいのです。
【次の発言】 労働力需給を円滑にするという問題の一面としまして、労働者側の能力が自在に各方面で発揮し得るような、そういう手を打つ必要があるんじゃ……

第65回国会 決算委員会 第3号(1971/02/09、32期、民社党)

○吉田(賢)委員 では、文部省を先に済ませます。  去年の一月に、例のヨーロッパのOECDの教育委員会の教育調査団がいろいろな日本の教育の実態に対する報告をしておるのでございますが、そのうちで、一つは、大学等、高等教育などへの入学の準備という実情が、個人個人の生徒の学力、能力をつくるというよりも、むしろ入学試験にパスするという技術を修得するということに重点が置かれておるということをいみじくも指摘しておったようであります。もちろんこの点は、つとに国内におきましても問題化してきた点でありまするが、そこで、このような指摘があり、国内でもすでに問題になっておるのでありますが、文部省といたしましては、初……

第65回国会 決算委員会 第4号(1971/02/12、32期、民社党)

○吉田(賢)委員 お昼を過ぎておりまして気の毒ですが、しばらくごしんぼう、おつき合い願います。  先に経済企画庁に伺いたいと思います。あなたのほうの経済研究所の内部の例のシステム分析調査室の業績を中心にして伺いたいのであります。  例のPPBSの調査研究につきましては、現在どんな作業が行なわれまして、具体的に実績と申しまするか、どのような成果をあげつつあるか、ちょっと概要を御説明いただきたいと思います。
【次の発言】 研究所の主任研究官が見えていますね、その方から具体的に御説明願ったほうがいいだろうと思います。
【次の発言】 いまのシステム分析の努力は多といたしますが、一つは、年間に三百万円な……

第65回国会 決算委員会 第8号(1971/02/25、32期、民社党)

○吉田(賢)委員 大蔵省当局に伺います。  まず、四十四年度特別会計予備費使用総調書(その2)であります。大蔵省の貴金属特別会計、四十四年度予備費の予算額は十二億六千九百余万円でありますが、これは大体の購入の対象は何でございます。
【次の発言】 金地金は何に使用する金地金でありましょうか。その概要を、種々の製品の品別などを御説明願いたい。
【次の発言】 近ごろ郵便事業のダイレクトメールに貴金属製品の販売展などがよくあるのでございます。そういった一般の庶民を対象にして、貴金属がか在り金属地金にしてある製品ができて、それが最近の消費ブームに乗って、好みにのってずいぶんと多面的に使われている面がある……

第65回国会 決算委員会 第9号(1971/03/02、32期、民社党)

○吉田(賢)委員 きょうは四十四年度の一般会計予備費使用調書(その2)と、同じく特別会計(その2)並びに同じく四十五年度の(その1)と(その1)につきまして若干伺いたいのであります。ただし、きょうは予備費の問題について最終の結論を得にくいので、一応諸般の角度から結論への準備段階として伺っておきたい、こう思うのであります。  それでは、湊副長官見えましたね。――特に一般会計の予備費の使用調書を見てみますると、これは給与関係、退職金の不足を補う給与関係など、要するに人件費ですね。それ以外のものは、大部分は災害復旧の必要経費と見てよいのでございます。しからば、本来の当然増の人件費は別といたしまして、……

第65回国会 決算委員会 第10号(1971/03/04、32期、民社党)

○吉田(賢)委員 過日、いわゆる天下り人事と言っておりますが、「営利企業への就職の承認に関する年次報告書」が配付されました。これを中心にいたしまして、公務員制度の基盤まで掘り下げて伺っておきたい、こう思います。  まず第一点は、この百九十三名の営利企業への就職の承認報告でありますが、相当多数が高級技術者であります。人事院総裁といたしましては、高級技術者がこのように多数退職して、それぞれ営利企業に流出していくという事実に対して、これの原因は何であるというふうにおつかみになっておりますか、この点をひとつ明確にしておいてもらいたい。長い御説明は要りません。

第65回国会 決算委員会 第14号(1971/05/10、32期、民社党)

○吉田(賢)委員 第一に、企画庁長官に伺います。時間の関係がありますので、簡潔に要点だけお願いします。  去る一月二十二日、当院の本会議におきましてあなたは経済演説をせられました。そのうちの大きな柱といたしまして物価問題をお扱いになっております。これは佐藤総理以下、この内閣がしばしば約束をいたしました重要政策であることは間違いございません。  そこで、当日のお述べになりました内容等によって見ましても、とりわけ生鮮食料品については抜本対策を立てねばならぬ、長期安定的生産体制、流通機構の改善等にわたりまして、あるいは公共料金の抑制方針、消費者米価、農地、地価、競争制限の緩和、また輸入政策の重要性を……

第65回国会 予算委員会 第13号(1971/02/16、32期、民社党)

○吉田(賢)委員 第一点は、綱紀の粛正につきまして内閣の御所見を伺いたいのであります。  そこで、きょうは諸般の事情から総理がお出になっておらぬ。官房長官は副総理格として総理の御意向と大体同様であると、御答弁の趣旨を理解しておいてよろしゅうございましょうね。――御同意のようでありまするので、次のようなことを伺ってみたいのであります。  私が綱紀粛正を論じまするゆえんのものは、わが国の政治、行政の全体を通覧いたしまして、その姿勢を正して、そして国民にこたえ、報いることについて、いまほど切実に反省が要請されておるときはないのではないであろうか。ずいぶんと経済国力はあるといわれながらも、問題は山積で……

第66回国会 決算委員会 第3号(1971/09/30、32期、民社党)

○吉田(賢)委員 運輸大臣に伺いたいと思いますが、時間がありませんので、端的に伺います。  いままさに過日来全国の交通安全週間として、相当な国民の熱意をもってこの問題と取り組んでおります。とりわけことしは、児童と老人の交通被害をなくしようということがねらいらしいのでありますが、交通戦争といわれる今日、被害者の重大な分野を占めておりまする児童の問題を見のがすわけにはまいらぬのでございます。  そこで、伺いたいのでございますけれども、総理府の報告によりますと、ことし五月現在におきまして交通遺児と称する児童が六万三百六十六人ございます。この問題でありますが、これはやはりその身になってみないと、その深……

第66回国会 決算委員会 第4号(1971/10/13、32期、民社党)

○吉田(賢)委員 時間がなくなりましたので、やむを得ませず、ごく二、三の点だけ簡単に伺いまして、残余は全部別の機会に保留しておきたいと思います。  そこで、建設行政一般につきましての基本姿勢の問題、これは主として財政運用の観点からするのでありますが、大臣にちょっと一、二点伺いたいと思います。  申すまでもなく、今年から引き続きまして国民福祉を重点に置きます施策が大きくクローズアップしてまいりますし、建設行政もその例外ではありません。したがいまして、公共投資は大きなウェートを占めるものではないだろうか、こう考えておるのであります。  ところで、公共投資はとかく国民の間には、一つのある物、一つの事……

第67回国会 決算委員会 第2号(1971/11/05、32期、民社党)

○吉田(賢)委員 過日の千葉県下における住宅公団の建設諸般の視察の結論として、私はこういう感じを一つ持っておるのであります。  あのような亀裂、雨漏り等がよって起こる原因につきましては、一つは、当初の名前を出した建設業者が直営をしたのかどうか。実施業者と名義業者とが分かれておるのではないか。二段、三段の下請、下請ということがあったのではないか。もしありとしまするならば、やはり当初の契約者に対しましてはかなり厳格な態度で臨まねばなりますまい。のみならず、みずから行なわずに下請を他の業者にさすような場合には、全責任を第一業者が負わねばならぬ。そして、それは同時に住宅公団がその責任を負っていく、この……

第67回国会 決算委員会 第4号(1971/12/10、32期、民社党)

○吉田(賢)委員 きょうは大臣、教育の基本的なあり方、特に初等教育とか、あるいはさかのぼりまして、いかに将来よりよい政治をつくるべきかというあたりから出発してみたい、こう思うのであります。  私は、教育制度というものは、明治以来だんだん大きな変遷があったようでございますけれども、このあたりでもう一ぺん、言うならば最近いわれている社会事情の激変の過程におきまして、生涯教育も叫ばれているおりからでもございますので、もう一ぺんやはり教育のあらゆる面を総点検するというぐらいの姿勢が必要ではないだろうか。もちろん中教審などにおきましてだんだんと専門家の研究もありますけれども、それはそれといたしまして、や……

第67回国会 決算委員会 第5号(1971/12/21、32期、民社党)

○吉田(賢)委員 それでは、主として大臣に伺いたいのです。時間の関係がございますので、また別の機会を持ちまして、ひとつ大臣から詳細に伺うようなことにいたしまして、大まかな点、言うなれば厚生大臣としてのわが国の福祉国策に対する姿勢という根本的な面を少し伺っておきたい、こう思います。  そこで、まず一般的にちょっと聞いておきたいのでありますが、申すまでもないことでありますけれども、来年、昭和四十七年こそはまさに福祉国策がぐっと前進されるべきであろうということを国民は期待しております。世論は特に、高度経済成長もさることながら、その一つの反省、批判等々から進んでまいりまして、福祉国策にかなりの力点を置……

第67回国会 決算委員会 第6号(1971/12/22、32期、民社党)

○吉田(賢)委員 いま委員長の御発言もございましたが、この発言は非常に大切な問題を指摘いたしておるのでございまして、実は過日も、ある経済界のしかるべき人と私、ドル・ショックの問題についていろいろと伺ったり何かしておったのですが、その方いわく、吉田先生、あなた国会で何をやっておられますか、こういうことでございましたので、私は、決算委員会をやっております。決算委員会をやっておられますかと開き直られましてね。それは大切な委員会ですな、この一言でございました。ほかの問題もいろいろとあったので、深く問答を重ねることなしに終わったのでございますけれども、温厚な経済人で国会のあり方をじっと見ておる方が、決算……

第68回国会 決算委員会 第1号(1971/12/29、32期、民社党)

○吉田(賢)委員 申し上げるまでもなく、わが国は高度成長至上主義から、福祉国家建設への大きな転換を目ざしまして新しく発足しようといたしております。この際、福祉国家の中核をなすべき国民の健康を保全するということは、きわめて重大な政治課題でもあり、また行政の使命であろうと考えるのであります。こういう角度から考えまして、わが国における血液事業、これは高く評価すべき重要な課題であると存じます。すでに三十九年の八月に、閣議決定におきまして、献血を中心としました血液事業の推進について重要な決定が行なわれまして、全国的にもかなり大きな関心をわかし、自来相当この事業が進展しているはずであります。ところが、反面……

第68回国会 決算委員会 第2号(1972/03/10、32期、民社党)

○吉田(賢)委員 大臣のお時間のこともありまするので、劈頭にお尋ねいたします。基本線を伺うつもりでありまするから、そのつもりで、要点をひとつお聞かせいただきたいのでございます。  第一点は、日本の酪農経営の成立の条件なのですが、酪農経営は、これはしろうと観察でございまするけれども、奥深く掘り下げてまいりますると、非常に重大な一つの産業でもあり、農業でもあり、また国策につながると思うのです。と申しまするのは、たとえば福祉国家と申しましても、国民の健康管理、公衆衛生、いかにして体質のりっぱな豊かな国民をつくるかということが福祉国家の一つの柱になると思うんですね。私はしろうとですけれども、牛乳の持っ……

第68回国会 決算委員会 第3号(1972/04/04、32期、民社党)

○吉田(賢)委員 大臣、直截簡明に願います、簡単にしますから。  私はいまの蓮見事務官の問題は、一つは外務省における綱紀問題と思います。もう一つは、われわれも国会に議席を持ちまして、国会は行政を監督すべき憲法上の責任もあります。こういう意味におきまして、外務省の機密漏洩事件が国会で論議されたということは非常に遺憾なことであります。そこで、この原因は何か。やはりさっきから言われておりますように綱紀が弛緩しておるんじゃないか。総点検をせなければいかぬのじゃないか。どこか姿勢をしゃんとすべきものがなければいけないのじゃないか。それとも外部の力が非常に強いのか、あるいは機密漏洩するような何か関係がある……

第68回国会 決算委員会 第4号(1972/04/06、32期、民社党)

○吉田(賢)委員 総理府に対しまして、綱紀粛正問題を若干伺ってみたいと思うのであります。  先般来、衆参両院におきまして、例の沖繩返還に伴う対米交渉の過程における秘密文書漏洩の問題が大きくクローズアップせられております。これはやはり国の行政官庁における綱紀粛正の問題といたしまして相当重視しなければならぬと思うのであります。  そこで伺いたいのでありまするが、総理府は四十四年の三月十四日付で、総務長官通達として各省庁に、綱紀粛正についてという文書をお出しになっておる。これは、当時すでに幾多の職務上の綱紀を疑われる事件がありましたのでお出しになったのであります。幾つもの例があったのでございまするが……

第68回国会 決算委員会 第7号(1972/04/18、32期、民社党)

○吉田(賢)委員 第一点、郵政事業特別会計につきまして尋ねたいのでおりますが、これは会計経理の方面からひとつ御答弁願います。例を四十六年度にとりますが、その後改善されたかどうかをつけ加えて御答弁願います。  郵政事業のうち、特に郵便事業を中心として考えたいのでありますが、これはきょうは一括して申しましょう。特別会計といたしまして郵便事業は相当大きなウエートを占めておると思うのですが、これは収支関係、歳入と歳出のバランス、大体赤字になっていくのであろうか、あるいはそうでないのかの辺につきまして第一点まず伺っておきたいのですが、どこか答弁できますか。

第68回国会 決算委員会 第8号(1972/04/20、32期、民社党)

○吉田(賢)委員 私は余儀ない交通事故のために遅刻しましたので、関係政府委員その他が出席をしておられましたが、時刻経過の結果、やむを得ず本日は資料要求にとどめておきたいと思います。  通産省関係につきましてまずお願いしておきたいのでありますが、委員長しかるべくお計らいを願いたいと思います。  昨年のドル・ショック以来の日本の産業経済につきまして、とりわけ繊維産業につきましては、ニクソン・ショック以来のきっかけとなり、また日本の経済の今後にも大きな影響を与える産業でございまするので、以下二、三につきまして資料をあらためて政府からお取り寄せ願いたいのであります。  新しく独占法の改正案も出ておるわ……

第68回国会 決算委員会 第9号(1972/04/25、32期、民社党)

○吉田(賢)委員 水田さんにいろいろと伺いたいことがあるのですけれども、きょうはほかの委員会並びに当委員会の時間制約で、時間がございませんので、予備費に関しまして一点だけ伺っておきたいのであります。  四十五年度の一般会計の予備費が千百億円計上されていたようでありますが、同年の八月八日現在におきましては、この予備費の残が千億円ございました。ところが当時予備費の使用につきましはいろんな需要が山積しておったらしいのでありますが、まだそこまで使うに至らず、そこで、千億円残っておりました。一方、人事院勧告による公務員の給与改定の必要に迫られました。当時この財源が千八百八十五億円要るらしゅうございました……

第68回国会 決算委員会 第10号(1972/05/11、32期、民社党)

○吉田(賢)委員 総理、残念でありますけれども、簡単に要点だけ伺いますから、例によってあなたの直截簡明な御答弁をひとつお願いいたします。  昨年の臨時国会におきましても、本年の通常国会におきましても、佐藤内閣の所信表明といたしまして、従来の経済成長一本やりを大きく転換いたしまして、福祉社会実現に向かって進んでいこうとする姿勢が明らかになったのであります。そこでこれは論ずれば際限ないのでありますけれども、ちょっと一、二点伺っておきたい。たとえばドイツに国籍のある有名なレプケ教授は、人の不幸、たとえば廃疾、病人、老人などの不幸を救うのは、自己の責任、自己の能力であくまでもやり得るならば理想的だ、国……

第68回国会 決算委員会 第13号(1972/05/25、32期、民社党)

○吉田(賢)委員 私は、沿岸漁業の現在のあり方もしくは将来の振興、これを妨害する各般の要素、こういったものを中心といたしまして、最近のもろもろの諸問題を伺ってみたい、こう思うたのでございますけれども、きょうは他の委員会の関係上、水産庁次長しか見えておりませんので、完全にこれらの諸問題に対する御答弁をいただけないと思いますので、きょうは概要を数点だけ伺って、今後の機会に残したいと思いますから、御了承願っておきます。  一つは、今月の二十二日に、環境庁が主唱いたしまして、瀬戸内海関係の十一府県、それから政令都市の六市、これらの協力のもとに、地点といたしましては七百十六地点並びに一級、二級の河川が百……

第68回国会 決算委員会 第15号(1972/06/06、32期、民社党)

○吉田(賢)委員 水田さんにひとつ率直にお伺いしたいのでありますが、今回の、大蔵大臣としての水田さんへのお尋ねは、きょうが終わりかもしれませんけれども、行政は一貫性のものでございますので、そのようなかまえでどうぞひとつ、以下幾つかの質問に対しましてお答えを願いたいのであります。  六十三国会、六十五国会並びに今国会を通じまして、本会議における大蔵大臣の福田さん、あなたの数回にわたる財政演説を通じてみますると、いずれの場合におきましても、重点施策といたしまして、社会福祉の充実、社会保障の問題は非常に大きく取り上げられてきたのであります。そこで、特に今日は、ドル・ショック、円切り上げ等をきっかけと……

第68回国会 法務委員会 第8号(1972/03/21、32期、民社党)

○吉田(賢)委員 すでに他の議員諸君からだんだんと御質疑があった後でありまするし、それに私、参加しておりませんので内容をよく存じませんので、いまこれから質問せんとすることは、すでに質疑応答相済みの面があるかもわかりません。重複の失礼をお許しいただきまして、できるだけ要点をしぼりましてお尋ねしたいと存じます。  まず、前提は、この法律をつくろうという趣旨、目的、理由でありますが、たとえば爆発物取締罰則その他の刑事法がすでにあるわけでありまするが、どういう必要性とかあるいはまた緊急性等々に基づくのであるか。何か社会的ないろいろな事態、現象がこのような立法措置へ急遽持っていくようになったのではなかろ……

第68回国会 法務委員会 第10号(1972/03/24、32期、民社党)

○吉田(賢)委員 それじゃ一、二点伺ってみたいと思うのです。  本法案と現行法の爆発物取締罰則、これとの関係でございます。爆発物取締罰則の適用につきましては、御承知のとおり最高裁におきまして三十一年六月、大法廷における判決がございまして、「爆発物とは、」として定義的にこれは認定をいたしております。「理化学上の爆発現象を惹起するような不安定な平衡状態において、薬品その他の資材が結合せる物体であって、その爆発作用そのものによって公共の安全をみだし又は人の身体財産を害するに足る破壊力を有するものを指称する」こういう認定を大法廷がしました。自来裁判の実例は原則的にこの認定によって行なわれているらしいの……

第68回国会 法務委員会 第13号(1972/04/11、32期、民社党)

○吉田(賢)委員 ちょっと法務省の刑事局長に伺いたいのですが、この法案の第一条の火炎びんと、それから最高裁大法廷以下の判例のあります爆発物の区別が、幾らひねくって考えてみましてもはっきりしない。結局、字句としましては、最高裁の大法廷におきましても、爆発物というのは、「理化学上の爆発現象を惹起するような不安定な平衡状態において、薬品その他の資材が結合せる物体であって、その爆発作用そのものによって公共の安全をみだし又は人の身体財産を害するに足る破壊力を有するもの」こういうふうになっております。一体理化学上の爆発現象というようなこと、ビールびんにガソリンを入れて引火する場合に、その引火するときにマッ……

第69回国会 決算委員会 第2号(1972/08/10、32期、民社党)

○吉田(賢)委員 大臣に、国鉄問題の基本的な課題につきまして大体三点にしぼってお伺いをしたいと思います。ひとつ所信を端的に御表明願いたいと思うのであります。  第一点は、この財政再建の基本対策につきまして大臣はどうお考えになっておるであろうか。これをお尋ねするゆえんのものは、しばしば当委員会におきましても国鉄財政の再建は重大な課題として質疑応答がありました。また、累積赤字も依然として解消はしておりませんし、ことに多額の長期負債を持っておりますること、四十六年度におきましては三兆円をこえるようであります。金利、利払いだけでも、四十五年度には千五百二十二億円をこえております。こういう状態でございま……

第69回国会 決算委員会 第4号(1972/10/11、32期、民社党)

○吉田(賢)委員 第一に、交通遺児に関して総理府、文部省並びに警察庁に対しまして若干質疑をいたします。  近来の交通事故の激しい状況にかんがみまして、特に最近目立って悲惨な事実として交通遺児の問題が大きくクローズアップしてまいりました。交通遺児につきましては、すでに総理府においても詳細にその影響下にある遺児並びに家庭の生活の状況等お調べになってはおりますが、しかし、まだまだこの問題は掘り下げていくべき多大の分野を残しておる大きな社会的課題であると考えております。  つきましては、交通遺児の一応の数字はこちらも持っておりますけれども、数字的な最近の概況、それをまずひとつ簡単に説明していただきたい……


各種会議発言一覧

25期(1952/10/01〜)

第15回国会 内閣委員会厚生委員会連合審査会公聴会 第1号(1953/03/11、25期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 私は簡単に末高教授に今の憲法論についてお教えを請いたいと思います。御意見を伺いますと、恩給法の一部改正の法律案につきまして、これは旧軍人への受給権の復活と見るので、違憲の立法である、こういう御趣旨のようであり、そして軍人たる身分地位に対して与えられたものであり、軍人たるものは憲法上存在しない、従つて現在新しい制度の創設と見ねばならぬというような御主張のようであつたのであります。ところで一方、旧軍人には同情をする、これは社会保障制度によつて保護をすること、なお予算が必要ならどんどん組んだらいいではないかという御意見もつけ加わつていたようであります。そういたしますと、たとえば後段……


26期(1953/04/19〜)

第16回国会 外務委員会郵政委員会連合審査会 第1号(1953/06/18、26期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 私は以下二点につきまして、政府の所見をただしたいと思います。この配布されました万国郵便条約という資料によつて見ますると、最後の署名国の箇所には、まだ署名していない国といたしまして、ドイツ、それからサウデイ・アラビア王国それからジヨルダン・ハシエミツト王国、リビア、イエメン、以上の国が載つております。そこで、日本はもちろん署名しておりまするが、日本とこれらの国々との郵便物の交換については、どういうふうになさることになつておりますか、まずこれを伺つてみたいと思います。
【次の発言】 事実上署名しない国あるいは未批准国との間に郵便の交換ができておるとすれば、これは条約に根拠のない郵……

第17回国会 労働委員会人事委員会運輸委員会郵政委員会電気通信委員会連合審査会公聴会 第2号(1953/11/28、26期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 ちよつと一つ伺いたいのですが、すでに法律の質疑応答が相当ありましたので、これはもう解明済みかもわかりませんが、その点はお許し願いたいと思います。  この十六条の一項の解釈の問題でありますが、前段によると「公共企業体等の予算上文は資金上、不可能な資金の支出を内容とずるいかなる協定も、政府を拘束するものではない。」この支出の可能不可能の問題が「予算上又は資金上」ということになつております。予算上と限定しておらぬ、資金上にもかかる。一体資金上とは何か。この企業体等の当時の財政経理等の状況がこれをきめるのであるかどうか。一体資金上とは何か、こういう点であります。予算上というのは、大体……

第19回国会 内閣委員会郵政委員会電気通信委員会連合審査会 第1号(1954/03/25、26期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 郵政当局にまず伺い出たいのでありますが、地方をまわつてみますと、各郵便局の各般の事務が相当輻湊いたしておりまして、定員外の雇われ人として事務をとつておる者が相当あるように見受けますが、これはどのくらいの数に上つておりますか。またどの業務にそのような者が配置されておるのか、まずこれを伺いたいと思います。
【次の発言】 今お述べになりましたものは、これはもちろん全国の数字を私は伺つたのでありますが、大阪管内だけでも千名を越えているようにも聞き及ぶのであります。もちろん具体的に確認をしているわけではないのでありますが、何らかの形におきまして定員外の従業員が相当あるように思うのであり……

第19回国会 予算委員会第一分科会 第1号(1954/02/25、26期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 私は資料のお取寄せを願いたいと思います。この機会に申し上げておきたいと思いますので、お許し願いたいと思います。
【次の発言】 昭和二十八年度の予算の執行の状況を知りたいために、以下の資料をお取寄せ願いたいと思います。国会、裁判所、会計検査院、内閣、総理府経済審議庁を除きます。法務省、大蔵省――大蔵省に対しましては、ただいま二十九年度の予算に関する御説明がありましたので、他の所管の特別会計、それから政府関係機関等につきまして、昭和二十九年一月末現在、もし一月末現在が困難でありましたら、昭和二十八年十二月末現在における収入の総額、支出の総額、但しこれはおもな経費について、経費いか……

第19回国会 予算委員会第一分科会 第2号(1954/02/26、26期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 主として大蔵大臣にお尋ねしたいのですが、きようは大蔵大臣とひざをつき合して懇談するという気持で質疑いたしますから、問題がかりに多少深刻でありましても、どうぞそのおつもりで御答弁願いたいと思います。  私は大体おもに二つの点を尋ねてみたいと思います。これはいずれもが今の財政監督の面であります。最近例の造船融資問題等をめぐりまして、いろいろと国の大事な予算の行方というものが論議されておりますが、これはともかくといたしまして、予算の論議の次の段階といたしまして、予算の執行の面についてあらゆる角度から補強工作というのじやなしに、根本的に考え直すというくらいにまで考えを深めて行きまして……

第19回国会 予算委員会第三分科会 第1号(1954/02/25、26期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 私も農林省関係について資料をお願い申し上げておきます。砂糖について輸入関係、消費関係及びこれの外貨割当等に関する各般の資料、それから災害復旧事業の補助金の問題につきまして、査定は完了して仕事はできたが、補助金はまだ交付せられていらぬといつたものがあれば、全国的に数字と箇所、金額、年度をお示し願いたい。それから私あとでまた文書をもつて要求することにいたしますから、御了承願います。
【次の発言】 これは通産省の方から、第一に、最近の綿花、繊維類、化繊を含みまして羊毛などの輸出入の状況、その趨勢、価格、相手国との関係、そういうことを詳細に知り得る資料、それからなお二、右に関連いたし……

第19回国会 予算委員会第三分科会 第3号(1954/02/27、26期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 私は大臣に災害復旧の事業に対する国庫補助の扱い方と、それからその事業の結果、地方において非常に不当な財政的困難な立場に陥つておるものが相当あるだろうという推定で、御方針を聞いてみたいのです。私この間二、三の県を歩きましたときに、ある村へ参りましたら、その村におきましては二百万円の事業経費をもつて井堰の災害復旧の事業を完成いたしました。ところが荏苒、すでに一つは一年と一箇月、その他のものも一年以上、二年たつておるものも数箇所あつたのでありますが、これらのものが京都、大阪、奈良あたりでなお相当残つておるように思うのであります。ところでそういうような場合には事業主の村ないしは部落と……


27期(1955/02/27〜)

第22回国会 内閣委員会決算委員会連合審査会 第1号(1955/05/27、27期、日本社会党(右))

○吉田(賢)委員 二、三お伺いしてみたいと思いますが、ただいま御質問になっておりました少しでも早く検査報告書が国会にくること、そういう点だったろうと思うのであります。これはやはり財政法とかその他の会計法規などの関連もあることでありますけれども、私どもも国会の国の決算なりあるいは会計検査院の検査報告書を審査いたしますときに常に感じますることは、実に事件が古いことであります。何しろ昭和二十九年度の検査報告書は暦年の三十一年にならなければ事実上国会は審査にかかれませんので、こういうようなことでありますから当の行政責任者もその地位におらぬのが大部分であり、また事件が古いので興味がない、あるいは審査の結……

第24回国会 外務委員会内閣委員会法務委員会連合審査会 第2号(1956/07/13、27期、日本社会党)

○吉田(賢)委員 ちょっと二、三点伺ってみたいのであります。沖繩の同胞に対しては、終戦と同時に日本の法律は適用されない状態になったとおっしゃっておったようでありますが、しかし国際法の一般観念からいたしますと、占領しました領土における他国の国民の法律的処遇というものは、従前受けておった、その国民の所属国の憲法並びに法律によって享有しておった権利その他の利益を奪わない、棄損しない、そういうことが原則でないかと思うのでございますが、その点につきましては、これは国際法の原則からすればどういうことにお考えになっておりましょうか。
【次の発言】 私の聞きたかったことは、たとえば統治権を譲渡いたしましたよう……

第24回国会 決算委員会国有財産に関する小委員会 第1号(1956/05/15、27期、日本社会党)

○吉田賢一君 正示さんにちょっと伺いたいのですが、これは私には詳しい事情がわかっておりませんので、質問は適切でないかわからぬので、お含み願って御答弁を願いたいと思うが、都内の、汐留川あるいは京橋、数寄屋橋などのある、いわゆる外堀ですね、あすこの河川は現在東京高速道路会社等の関係で工事が進められておるようでございますが、あの外堀は国有財産であったのでありますか、もしくは国有財産であるのでございましょうか。その辺をおわかりでありましたら一つ御説明願いたいのであります。
【次の発言】 そうしますと、埋め立てを実施いたしますると所有権は都に移るわけですか。これは法律はどういうふうになっておりますか。法……

第24回国会 決算委員会国有財産に関する小委員会 第3号(1956/05/29、27期、日本社会党)

○吉田(賢)小委員 ただいま議題になっております大阪拘置所の敷地交換問題につきましては、一面から見ますと国有財産と私有地の交換の適否の問題でございますが、同時に他面から見ますと、大阪拘置所の移転の適否の問題であろうと存じます。そこでこの二点に分けまして少しく伺ってみたいのでございます。  土地の交換につきまして、つまり国有地である大阪市北区北錦町一番地の一、ないしは二番地その他合計一万一千九十二坪二一、それと延原観太郎所有にかかる都島の土地一万九千百七十六坪七二、これとの等価の交換の問題でございます。つきましては価格の算定につきまして当局は種々手を尽しておられるようでございますが、一番重要な資……

第24回国会 決算委員会需品調達に関する小委員会 第1号(1956/05/26、27期、日本社会党)【議会役職】

○吉田小委員長 これより決算委員会の需品調達に関する小委員会を開会いたします,  この際ちょっとごあいさつを申し上げておきます。不肖吉田、需品調達の小委員会の小委員長に選ばれました。この委員会は、申し上げるまでもなく政府並びに国鉄を除いた二公社、裁判所及び国会等の需品につきまして、その調達の状況等を決算委員会の角度から検討したいというのが眼目でございます。どうぞそういう趣旨を御了解願いまして、何とぞ御協力のほどよろしくお願いを申し上げます。  それではまず小委員会におきまする調査の方針につきまして御協議を願うことにいたします。ここに私が用意いたし悲した腹案がございまするので、一応これを読み上げ……

第24回国会 決算委員会需品調達に関する小委員会 第2号(1956/07/13、27期、日本社会党)【議会役職】

○吉田小委員長 それではこれより決算委員会の需品調達に関する小委員会を開きます。  需品調達状況につきまして調査を進めます。本日は、ただいま十時半でありまするので、十二時半までに一応終ることに予定をいたしております。  なお、最初に大蔵省、会計検査院、行政管理庁の順序で一応概括的な御説明を願うことにいたしまして、その上で御質疑をしていただいて、なお資料の要求などもしていただくことにしたいと存じます。  それではまず大蔵省の中尾法規課長――ちょっと御説明の前に申し上げますが、御準備になった都合もあろうと思いますけれども、この委員会の目的に合うように一つ御説明を願いたいと思います。大体その目的は前……

第24回国会 決算委員会日本国有鉄道の経理に関する小委員会 第1号(1956/05/23、27期、日本社会党)

○吉田賢一君 なかなか今の結論は言うことは簡単だけれども、容易ならぬことです。ことに国鉄は、私どもは国鉄会館を中心に少し調べたが、これは世界一の特殊の企業体です。それからまたあのようないろいろな経過をたどってきた企業体にメスを入れようとしましたら、これは大へんな事業です。ですから私思うのに、あまり大きな欲を最初は出さずに――もし最後に何か出たらそれはけっこうですけれども、最初は出さずに、私は一応今日の国鉄の経営のあり方とか、そういうものをやはり国鉄当局から二、三人呼んで具体的に聞きまして、そうして必要とする資料をおのおの委員から申し出たものを出させまして、そこで大体何を調査しようかという目標を……

第24回国会 決算委員会日本国有鉄道の経理に関する小委員会 第2号(1956/05/25、27期、日本社会党)

○吉田(賢)小委員 これはやはり一応気のついたことを委員からそれぞれ発問いたしまして、その上でまた改めて何を総括的な御説明を願うならしていただく、気のついたことだけ簡単に今後の進め方の参考になる程度にちょっと聞いたらどうか、こう思います。
【次の発言】 資料をいただきましたが、なお最近の役職員関係の資料、それから外郭団体につきまして参考になる資料をお気づきのところ適当にお計らい願って御配付していただきたい。  それでは私の例の鉄道会館の問題について少し聞いておきたいと思う。これも本格的のお尋ねは追ってのことにしたいと思います。この問題の要点は、一つはやはり国鉄の所有地を鉄道会館に貸しておられる……

第24回国会 建設委員会法務委員会連合審査会 第1号(1956/04/18、27期、日本社会党)

○吉田(賢)委員 直接本法案について一、二伺ってみたいのであります。この法律案の提案理由説明書によりますと、各般の土地収用手続すなわち土地収用法の運用の簡略化をはからんとせられる意図が明確であります。そこで伺いますのは、申すまでもなく土地収用法は、一面におきましては公益事業に必要なる土地の収用を主目的とした規定であり、同時に他面におきましてはその土地の所有者、その他の使用権利者等の地位を十分に確保せられなければならぬ、この両者の関係がありますので、特にわれらといたしましては、所有権が基本的人権のうち重要なものであることは申すまでもございません、従って所有権に対し何らかの制限規定がなされようとす……

第24回国会 内閣委員会法務委員会連合審査会 第1号(1956/02/09、27期、日本社会党)

○吉田(賢)委員 田中政府委員に伺います。内閣において売春問題対策の協議会なるものが設置せられ、各省のそれぞれの担当者がときどき協議をしている、こういうことを聞くのですが、それは事実でありますか。ありとすれば、いつごろからか、目下どういうふうにその協議は進行しておるか、それをまず聞きたい。
【次の発言】 十数回にわたって慎重審議、法案の作成その他の作業をしておられることは、まことに多といたします。大体どういう構想、どういう方向で、どういう点が論議の焦点になっておりましょうか。あまり詳しくは要りませんから、大体の御構想、方向、問題点、そういうことだけ概略の御説明を願います。

第24回国会 法務委員会閉会中審査小委員会 第8号(1956/10/13、27期、日本社会党)

○吉田(賢)小委員 一昨日の社会、自民両党の質疑のあと、今回の砂川問題の最も重要な所管大臣である船田中君に対する質疑が残されまして、本日に至ったわけであります。当日も船田君は何か公務差しつかえということが情報として伝えられておりましたけれども、十分事実が明らかになっておりません。そこで、本日再び船田中君の出席を要求いたしまして、午後三時に開会ということになったのであります。ごらんの通りの砂川の実情でありまして、この事態は、政治的にも、また内外のあらゆる外交、国際的の影響にも、また国会運営の面から見ましても、法務委員会といたしまして最も重大な問題に直面しておる際であります。測量を中心といたしまし……

第24回国会 予算委員会第一分科会 第2号(1956/02/21、27期、日本社会党)

○吉田(賢)分科員 昭和三十一年度の防衛庁関係の予算の内容、その実行の関係等につきまして、少し質疑をいたしてみたいと存じます。  第一に伺いたいことは、昭和三十一年度における繰り越し明許費は総額何ほどになりますか。――委員長、答弁を求める政府委員などは、なるべく長官にしたいと思いますけれども、長官が見えるまでは、適当にそちらから名ざしたり、もしくは政府委員の方にお願いしていただきたいと思います。
【次の発言】 それから昭和三十年度一般会計の海上施設費のうちの艦船建造費の総計、これは、現在何ほど支出しておりますか。
【次の発言】 私の伺ったのは、ただいまあなたのお述べになった昭和三十年度の予算額……

第25回国会 決算委員会需品調達に関する小委員会 第1号(1956/12/03、27期、日本社会党)【議会役職】

○吉田小委員長 それでは需品調達に関する小委員会を開会いたします。  本日は大蔵省、専売公社並びに厚生省国立病院特別会計、以上の三つにつきまして、その需品調達の状況の調査を進めます。  まず専売公社につきまして、その調達状況の調査を進めたいと思います。  なおこの機会に御協議的に申し上げたいのですが、需品というのは必ずしも財政用語ではないかと思いますが、いわゆる需品の範囲につきましては、希望として、たとえば器具とか備品とか消耗品とか被服とか、あるいは印刷関係のみならず施設関係の原材料等に至るまで、できれば一つ御説明願いたいのであります。従って資本的に支出されたものも、あるいは印刷局ならば企業的……

第26回国会 法務委員会公聴会 第3号(1957/04/11、27期、日本社会党)

○吉田(賢)委員 私は、今後お尋ねする資料として、ちょっと気づきましたことを尋ねてみたいのですが、石田さんにお伺いいたしたい。  最高裁における事件の堆積の解決あるいは裁判官の負担の過重の問題を解決することは、あなたのお述べになりましたように、一つはやはり一審裁判所の充実ということが重点と思われます。あらゆる角度からあらゆる方法を講じて解決をするという考え方が一面必要でないかと思われます。その一つの現われとして、この改正案になって現われたものでないかと思うのであります。それならば、一審の充実問題につきましてどうすればいいかという対策の最後にお述べになりました裁判官の待遇の問題であります。私は、……

第26回国会 法務委員会閉会中審査小委員会 第2号(1957/07/03、27期、日本社会党)

○吉田(賢)小委員 松岡、田中両君に、また必要があれば上林君にもお尋ねしてみたいと思います。今両君のお述べになりましたことは、これは国会の権威の立場から見て、また司法権の独立あるいは法務行政の観点から見まして、きわめて重大視すべき案件と考えます。ことに、事実の関係がもし疑われるようなことがありといたしましたならば、これまたまことにわれわれとしては重大視しなければならぬし、あるいはまた、一面、今お述べになったように、人権じゅうりんの事実があったといたしましたならば、これまた国会としましてはゆゆしき大事として扱っていかなければならぬと思います。そこで、この件につきましては、決算委員会におきまして、……


30期(1963/11/21〜)

第46回国会 建設委員会農林水産委員会連合審査会 第1号(1964/05/15、30期、民主社会党)

○吉田(賢)委員 佐藤先生に一点だけ伺います。  いまの公共用地の特別措置法の二条の改正の件であります。政令委任の点でありますが、これは当委員会におきまして、先般河川法改正にあたりましても、たまたま問題になった点でありますが、これは結局先生におかれましても、そういうことを政令にゆだねることは違憲であるというところまでお考えになるのでしょうか、やや疑問だということなのでしょうか。その辺はどんなものでしょうか。
【次の発言】 註解日本国憲法、これは田中、兼子、團藤、このような諸氏の編集でございますが、これの五七〇ページに述べているところによりましても、憲法二十九条の説明といたしまして、やはり相当の……

第48回国会 地方行政委員会風俗営業等に関する調査小委員会 第1号(1965/06/02、30期、民主社会党)

○吉田(賢)小委員 ちょっと一点だけ。非行少年と風俗営業の関係ですが、これはすぐに御答弁いただかなくても資料として出していただいてもよろしゅうございます。要するに風俗営業と少年非行の契機、つまり少年が非行におちいる契機と風俗営業の関係、これをひとつ明確にしたいと思うのです。全国的な傾向と数を明らかにしてみたいと思うのです。  第二点は、風俗営業と少年福祉被害、つまり逆の場合ですね、少年福祉被害の原因について特に重視すべき条件、たとえば外部的な原因が非常に大なのか、あるいは本人、家庭、その他の原因を重視すべきか、こういう点なんです。  何でこんなことを聞くかというと、最近は昨年と比べてさらに少年……

第48回国会 予算委員会第一分科会 第3号(1965/02/24、30期、民主社会党)

○吉田(賢)分科員 これから御質問をしたい問題は二つございますので、時間の関係もありまするから、できるだけ要点をお述べいただくように、よろしくお願いいたします。  一つは、昨年の暮れ、十二月二十二日に東京都の葛飾区葛飾郵便局内に起こりました暴行傷害の問題でございます。暴行傷害は毎日のごとく新聞も伝えておりまするし、またほとんど数知れぬほど起こっておるのでありますけれども、しかし、郵便局内という重要な公務の場所におきまして、公務員が暴行傷害を、しかも同僚の公務員に集団的にこれを加えたということは、これはいろいろな見地から見て、見のがすことのできない重要性を持っておると思うのであります。そこで、刑……


31期(1967/01/29〜)

第58回国会 予算委員会第五分科会 第4号(1968/03/15、31期、民主社会党)

○吉田(賢)分科員 私は海上交通と漁労の安全の関係について若干お伺いいたします。時間もありませんので、ひとつ簡潔にお願いいたします。  第一、海上交通法案は、この国会で出す予定でありますかどうか。その辺の見通しについて大体説明していただきたい。
【次の発言】 会期もだんだんと進行しておりますが、本国会に成立を目途として出すのならば、いつごろお出しになる目算ですか。
【次の発言】 事務の方でいいのですが、大体、この法案のねらい、それから範囲と申しますか、その辺の概況だけでよろしい、内容には触れぬでよろしいですが、お願いします。
【次の発言】 現行の海上衝突予防法、港則法並びに政令である特定水域航……

第58回国会 予算委員会第三分科会 第1号(1968/03/12、31期、民主社会党)

○吉田(賢)分科員 私は、献血につきまして少しく大臣並びに政府当局の各位に伺ってみたいのであります。  これは申し上げるまでもなく、人間の血を採血しまして、そして病気その他医学的にこれを利用するというのでありまするので、いろいろな角度から考えまして、きわめて公共性に富んだ重要な課題であると信じております。そこで、昭和三十八年に、採血につきまして日赤に相当大きな権限を付与しまして、そして日赤は全国的に採血センターをつくったようでございますが、そういうような経緯にかんがみまして、この際一段とその事業を促進し、また充実していくという時期に来ておる、こう考えます。  つきましては、私は、根本的に献血事……

第58回国会 予算委員会第三分科会 第3号(1968/03/14、31期、民主社会党)

○吉田(賢)分科員 私は、主としましてわが国の現在の労働事情にかんがみ、特に若年労働が不足し、中高年齢以上が過剰になりつつある現状、かつまた特に労働不足の企業が、中小企業にだんだんとしわ寄せしてきたという現状、この点非常に重要と考えますので、労働不足対策というような角度から若干伺ってみたいとこう思うのであります。  これにつきまして、昨年十二月に労働省において発表されました雇用の現状見通しにも、相当適切な数字があげられておりまするし、また最近労働不足に対する対策というものを出されておりまして、これらはわれわれも傾聴すべき幾多の示唆に富んでおりますので、これを中心にして若干伺ってみることにいたし……

第58回国会 予算委員会第三分科会 第4号(1968/03/15、31期、民主社会党)

○吉田(賢)分科員 時間が非常に制約されておりますので、できるだけ私も要点を尽くして問うてみたいと思うのです。どうぞそのつもりで簡潔にお願いいたします。  私は主としまして、地方財政の硬直の現状、同時に行政も硬直しておる、こういう認識に立ちまして、その打開はどうすればいいのか、そこに論点をしぼって聞きたい、こう思うのであります。  赤澤大臣も地方財政の硬直はとくとお認めになっておられますが、端的に申しまして、硬直とは何ぞや、これをひとつ御説明願っておきたいと思います。
【次の発言】 幾ら簡単にといっても、弾力性を失います、義務費が増額しておりますというのが硬直だというのでは、少しこれは内容が貧……

第58回国会 予算委員会第四分科会 第1号(1968/03/12、31期、民主社会党)

○吉田(賢)分科員 できるだけ簡潔に伺いますから、ひとつよろしくお願いいたします。しろうとの談義でありまして、格別深く掘り下げたものではございませんが、大臣にしかるべくお願い申し上げたいと思います。  大臣、私はこういうふうなことを考えるのです。あなたは長く在任されますならば、ぜひひとつそういう心がまえでやっていただきたいと思いますが、やはり農政というようなものは、特にきめのこまかい手が打たれるということが大事ではなかろうかと思われます。したがいまして、以下二、三点伺うことは、考え方によりましたならば、小さい問題のようでございますけれども、しかし、小さい問題のようで一般的に重要性のあるというこ……

第58回国会 予算委員会第四分科会 第3号(1968/03/14、31期、民主社会党)

○吉田(賢)分科員 通産大臣その他に対しまして、少ししろうとの通産談義をお聞き願いたい、こう思うのです。  第一点は、例のアメリカの輸入課徴金問題についてであります。政府は本年度の輸出の伸び率を大体前年の一五%と見込んでおる、あるいは対米輸出については二〇%ほどの伸びを考えておられるようにも推測いたしますが、そこで、この対米貿易が非常に重要なことはいまさら私が申すまでもございません。六六年の統計を見てみますると、総輸出量の三〇%に当たりますし、また一月から十一月までに三十億ドルに該当する輸出があります。ことに労働集約財の軽工業品が非常に多いようでございますのと、それからもう一つは繊維、雑貨など……

第61回国会 予算委員会第四分科会 第4号(1969/02/27、31期、民主社会党)

○吉田(賢)分科員 すでに第三年目に入らんとする繊維工業構造改善事業の問題につきまして、二、三伺ってみたいのであります。  第一点は、繊維工業構造改善事業につきまして、昭和四十四年度の予算関係、これの概要だけを御説明願いたい。
【次の発言】 逐次伺ってまいりますが、構造改善事業の進捗状況につきまして、現在問題になっている点で重要なことを幾つかあげて言っていただきたい。
【次の発言】 いま御指摘になりました点、いずれも私どもも非常に大事な問題を取り上げておいでになると思うのであります。  大臣、あなたは専門家でありまするが、繊維構造改善の対象としましての業種、とりわけ零細な中小企業以下の織布工場……


32期(1969/12/27〜)

第65回国会 予算委員会第四分科会 第6号(1971/02/25、32期、民社党)

○吉田(賢)分科員 ちょっと大臣にお願いしておきますが、時間が非常に制約されておりますので、できるだけ私も簡単に申しますから、ひとつ要点だけきちっと御答弁願いますように、よろしくお願いいたします。  私の伺いたいのは、対米繊維規制の例の問題につきまして、これに伴いまする国内繊維業界への具体的な深刻な影響の実相を踏まえまして若干お尋ねしたい、こういうことなんであります。  まず第一には、その前提といたしまして、対米繊維問題につきましてこの間、今月二十二日ですか、ミルズ下院歳入委員長が声明いたしまして、何か日米間において協定ができないようなときには日本の規制案に同調するかのような新聞の記事が伝わっ……


※このページのデータは国会会議録検索システムで公開されている情報を元に作成しています。

ページ更新日:2024/11/17
データ入手日:2024/10/20

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