このページでは後藤義隆衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。後藤義隆衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。
※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。
○後藤委員 法務大臣並びに外務大臣にあわせて御質問でありますが、日本の警察で逮捕されなかつた、現在エビス・キヤンプにおりますシンクレア一等兵は、この引渡しを日本から要求したことがありましようか、どうでしようか、もし要求したといたしましたならば、その日時及び要求した人は何人か、そうして相手方のこれに対する返答をあわせて聞きたいのであります。それからただいまのこのシンクレア一等兵に対して将来起訴する考えがあるかどうか、日本で裁判をする考えがあるかどうか、それから吉田書簡の第三、第四に記載されております、相手国に犯人を引渡しました場合に、それから後にさらに日本でそれを裁判するのか、ただ引渡してその後……
○後藤委員 法務大臣にお伺いいたしますが、先ほど委員長より前回の委員会のその後における状態について法務大臣に報告を求められたのでありますが、日本側において逮捕されました二人については取調べを一応終つて、条件を付して相手方に引渡したということの先ほど報告がありました。これは大体了解したのでありますが、日本側に逮捕されなかつた、エビス・キャンプに逮捕されておつた被疑者は、日本の法務省から引渡しを求めたというふうに先日はお話があつたのでありますが、その点は引渡しをされたのかどうか。相手方が日本の要求に対して引渡しを実行したのかどうかということを伺いたい。もし相手がこれに対して引渡しに応じなかつたとい……
○後藤委員 先ほど法務大臣は一応事実をよく調査して後に善処するというお話でありましたが、大体、今までの猪俣委員のお話で、相手方は米軍であるというようなふうに察せられるわけでありますが、そういたしますと、行政協定の建前からいたしまして、相手方が軍人であつても軍属であつても、日本の裁判所としてはこれを処罰することができないことになつておりますから、私は、これに重点を置いて調べることは、お調べになつてもさしつかえはないが、しかしほとんど無意味ではないかと考えます。そこでこれは外務省が第一線に立つて、米国の方に対して、鹿地亘氏を今まで抑留しておつたかどうか、その間の待遇その他の点についてはどういうふう……
○後藤委員 承知しました。あなたが川崎におる時代に、給料を受取つたことがありますか。
【次の発言】 川崎で幾らもらつていましたか。
【次の発言】 鹿地は給料か何か……。
【次の発言】 あなたは給料をどこからもらうのですか。
【次の発言】 実際に給料を受取るのはどこで受取るのですか。
【次の発言】 茅ヶ崎に移つてからはだれからもらうのですか。
【次の発言】 個人ですか。
【次の発言】 それから鹿地は川崎でも茅ケ崎でも、給料は受取つたことはありませんか。
【次の発言】 それから鹿地の散髪はどうしておつたのですか。
【次の発言】 外部から理髪屋さんを連れて来るとかいうことは……。
○後藤委員 あなたはその病人のおる部屋の付近まで行つたことはあるのですか、病人のおるときに。
【次の発言】 どの付近……。
【次の発言】 病室のまわりというのは外ですか、それとも廊下かなんかですか。
【次の発言】 外というのは。
【次の発言】 そうすると、廊下なんかにいたことはないのですか。病人のおるところの廊下ですね。
【次の発言】 廊下にかぎがかけてあつたかどうかというのは知らぬですか。
【次の発言】 行かないからわからない……。それからそこに何かアメリカの兵隊がたずねて来たことがありますか、どうですか、あなたの勤めておつたところに。
○後藤委員 ちよつと国警長官にお尋ねします。本件は鹿地が不法監禁されたかどうかということが事件の本筋でありまして、途中からスパイかどうかというふうな問題で横道に入つて参つたわけでありますが、鹿地が不法監禁されたかどうかということで重要な関係がありますのは、岩崎邸に鹿地が行つておつたかどうか、それから川崎に行つておつたかどうか、あるいは茅ケ崎に行つておつたかどうか、それからまた代官山の方に行つておつたかどうか、何のためにだれのさしずによつてそこに行つておつたか、いつからいつまでの期間そこにおつたかというようなことを調査するのが必要なことだと思いますが、そういう点について調査は行われておりましよう……
○後藤委員 ちよつとこの機会に関連事項ですが、お尋ねいたしたいのは、最高裁判所に非常に民事並びに刑事の事件が係属しておるらしいのですが、現在最高裁判所の刑事事件で何件くらい、民事の事件で何件くらい係属しておるか、そうしてそれが長いのになると数年前から係属しておるというようなうわさも聞いておるのでありますが、そういうような状態にはたしてあるのかどうかというふうなことをお伺いしたいのであります。それからそういう事件に対して、今後現在の裁判官の数でもつてはたして処理ができ得るかどうか、一体どうしてこれを迅速に処理をして行くかというようなことについて伺いたいと思います。
○後藤委員 ごく簡単に伺います。代官山に七月下旬に来られてから、かなり長い間代官山におられたわけですが、その代官山におる間に入浴はなさつたのかどうか。
【次の発言】 入浴はやるのですね。
【次の発言】 散髪はどうですか。
【次の発言】 監視人の光田というのがやつてくれたわけですね。
【次の発言】 それは二世ですか。
【次の発言】 それから衣服はどうしましたか。これはもちろん代官山に来て後のことを聞いているのです。
【次の発言】 この通りといつて、しかしそれは夏でしよう。
【次の発言】 それからそういうふうな光田とか川田とか高橋とかに話す言葉は、日本語ですか、英語ですか。
○後藤委員 その点についてやはり宮崎の支部の関係ですが、宮崎の支部には、大分県のうちでもつて佐伯と臼杵の両地方裁判所支部が管轄になつております関係上、よほど考慮していただいて、もし宮崎を鹿児島に移管することになれば、将来それをどうするかという点についても特に御考慮願いたいと思つております。
○後藤委員 本法務委員会におきましてしばしば議論が繰返されたのですが、これは鹿地に対する不法監禁があつたかどうかということが問題であつて、鹿地の電波法違反があつたかどうかということは全然問題外でありますから、そこで鹿地が電波法違反として三橋と共同正犯であるか、あるいは幇助であるかというようなことはわかりませんが、もし正犯であつても、または幇助であつても、そういうものがあつたならば、この法務委員会がそれは関係なく別個の事件として御処理を願つてさしつかえないと私は思つております。この事件にはちつとも関係を持つ必要はないし、考慮の外に置いていただきたい、こういうふうに考えております。 それからこれ……
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